まる子、デスゲームをするの巻

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73 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/17(火) 00:16:06.07 ID:s1lDruBQ0
乙。山根が…
74 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/17(火) 20:29:42.53 ID:iI14tk0D0
山田と山田かの区別が付きにくいので山田かは以後かよ子と表示します



杉山「避けろっっっ!!」

かよ子「あっ...血...♪」

はまじ「痛って...!!」

かよ子「なんだ...浜崎くんの血か...」

かよ子「まだ杉山くんの血見てないよ...ねぇ、見せてよ...」

杉山「俺の血を見れば満足するのか...?このふたりは見逃してくれるのか...?」

かよ子「いやー...そういうの萎えちゃうから...私は必死に生きようと頑張る杉山くんを無残に殺したいんだから...」

はまじ「く...狂ってやがる...」

丸尾「ズバリ...道を踏み間違えたでしょう」

杉山「っぶね...」

かよ子「あぁぁ...かすった...このレーザーポンコツかな...」

と言っている間に杉山はかよ子の腕を掴み、両腕を後ろに回させ取り押さえる

杉山「...うし...っ...動くんじゃねぇぞ」

はまじ「よし...山田のレーザー銃をコピーした...下手な動きをしたら撃つぜ」

かよ子「あー...あああー...動けないなぁ...♪殺したいなぁ...」

杉山「丸尾、洞窟ん中にあった縄持ってきてるか?」

丸尾「ズバリ!洞窟の中にあったものは全部持ってきたでしょう!」

そう言うとかよ子の腕を縛ろうとした瞬間、縛る際に両腕が一瞬自由になったかよ子は丸尾のの肩に注射を打つ

丸尾「うわあああああっっ!」

『つかいかた。人に注射器を刺し、ウイルスを打ち込むと臓器や骨が口や耳から出てきちゃう病気にすることができるよ。刺す場所はどこでもいいよ。レア度星5』
75 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/17(火) 20:30:13.49 ID:iI14tk0D0
丸尾の体の形が一瞬歪むと口から大量の血と共に臓器を吐き出してしまう

丸尾「か......あ...さま...」バタッ

『丸尾、死亡!死亡!お疲れ様でした。』

はまじ「くっそぉぉっ!」

やけくそになって撃ったはまじのレーザービームは見事かよ子の注射器ごと右手を貫き注射器を壊すことに成功する。

かよ子「痛ったぁ...っ...♪血...血...あは...っ...」

かよ子(どうしよ...浜崎くん邪魔だなぁ...)

かよ子「えいっ」

はまじ「あっ...!?」

かよ子ははまじにレーザーを放つが、はまじもそれに対抗しレーザーを放ち相殺する

はまじ「あっぶねぇ...油断も隙もねぇよ...」

.........

笹山「待っ...ああああっっ!!」

藤木「あれ、人差し指ちょっと捻っただけでちぎれちゃった...爪を剥ぐって難しいね」

藤木「うるさいな、他の誰かに気づかれたらどうするのさ」バキッ

藤木「あ...中指は上手く剥げた...」

......

山田「......あーっ!もっと殺りたいじょー!」

山田「野口が戻ってきたら殺しちゃおっかなー...」

山田「もうそろそろ行ってから2時間経つじょー。ここに来た瞬間オイラのマシンガンでグッチャグチャにしてやるじょー!決まったじょー!」


76 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/17(火) 20:30:46.45 ID:iI14tk0D0
......

野口「クックック...あんたの行動は全部分かるんだよ...。山田がその気ならとうとう私も動く時が来たね...」

野口祖父「山田くんはあなどれんぞい。気をつけてな」

野口「えびすの刀...消すんじゃなかったね」

野口祖父「まぁこの戦車とお前の箒があれば壊されることはない。」

野口「クックック...右手の人差し指に付けてる指輪さえ奪えば私の勝ちだよ...」

野口「さて、もう2時間経つ。行ってくるよ」

野口祖父「おう、テレビで見てるぞ」


......


大野「オラアアアッ!!」

大野がボールを蹴り、その先には

かよ子「わっ...!!大野くん...」

ボールはターゲットに命中し、かよ子は木に叩きつけられる

杉山「来てくれると信じてたぜ...大野」

大野「遅れて悪ぃな...」

大野はふと視線を下にすると

大野「......っ!丸尾......」

とし子「キャッ...丸尾くん...」

杉山「はまじ...銃、貸してくれねぇか。あと少し下がっててくれ...」

はまじ「お...おう。俺よりお前が持ってる方がいいな...」
77 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/17(火) 20:31:12.95 ID:iI14tk0D0
杉山「危なくなったらこのリモコンであの洞窟に移動してくれ。」

大野「うし...説得するつもりだったが山田はやばそうだな...止めるぞ、杉山」

かよ子「クラスのイケメン2人に囲まれるなんて私人気者かも...♪」

だが、決着は意外と早くついてしまう...

かよ子は大野に向けてビームを撃ち、杉山はそれを銃で応戦する

大野「オラアアアッッッ!」

その隙に大野の蹴ったボールがかよ子の足に命中する

かよ子「わっ...」

かよ子がバランスを崩し、倒れそうになった瞬間 杉山はその隙を待ってたかのようにレーザーを放出させる

放たれたレーザーはかよ子の足を見事撃ち抜き、転倒させることに成功した

しかし...

大野「......なっ......ゴフッ...」

杉山「大野おおおおっ!!」

かよ子はどさくさに紛れ大野の胸を撃ち抜いた。

大野「ちっ......糞...これは...助から...ねぇな...」

杉山「大野...ふざけんじゃねぇ...死ぬな!!」

大野「油断したぜ......まさか...来た瞬間やられちまうとはな...情ねぇぜ」

杉山「クソ...クソ...はまじ...包帯だっ!」

大野「無駄だ...多分...心臓を撃ち抜かれた...もうあと30秒も生きれねぇよ...」

杉山「諦めんなよ...っ...!」

大野「あー...もっと...サッカーしたかったぜ......杉...山...俺の武器......サッカーボール...使ってくれ...サッカー選手になる夢......叶えてくれよな」

『大野、死亡!死亡!お疲れ様でした。』

杉山「.........あぁ。任せろ...」

杉山「はまじ...大野と丸尾を埋めてやろう...あと...この銃返すぜ、ありがとよ」

はまじ「おう.....山田はどうすんだ?」
78 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/17(火) 20:32:31.55 ID:iI14tk0D0
......

『大野、死亡!死亡!お疲れ様でした。』

長山「は?...何死んでんだよあいつ...。僕が殺すって決めてたのに...」

長山「ふざけんな...チッ...」

長山「...早いな...気づけばもう昼前か...」

......


山田「アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ、楽しいじょー!もっと闘いたいじょ!」

野口「全く...核爆弾ももろともしない戦車なんて当てにならないね...箒を奪われちゃあ意味無いじゃないか...」

野口(戦い始めて1時間弱...全くこいつの体力は落ちてないね)

野口は義手に付属されていたボウガンで先に猛毒が塗られている矢を放ち、山田の胸に命中する

野口「死んでる間に指輪を取れればいいんだけど...」

野口は山田に触れようとした瞬間、奪われた箒を振り回す

山田「あははは、この指輪が欲しいのかい?あーげなーいじょー!」

野口「こいつ...生き返る速度が半端じゃない...そして...生き返れば生き返るほど動きが速く...強くなってる気がするね...」

山田「マシンガンでズタズタにするじょー!」

野口「来た...マシンガンにはマシンガンだね」

野口は義手のボタンを押すと形が山田の持っているマシンガンと似たような形になり、そこから弾丸の雨を降らせる

山田「その手かっこいいじょー!ほしいじょー」

野口(アホみたいに近づいてきたね...手榴弾で...)

山田の口に手榴弾を放り込み、野口の目の前で爆発する

野口「肩に2発食らった...クックックッ...」

山田「指輪あげないじょーーー!」

野口(殺せるのは殺せるけど...箒...厄介だね)
79 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/17(火) 20:33:09.28 ID:iI14tk0D0
山田「あはははははは!」

野口「クックック...」

山田「楽しいじょー!戦いはこうじゃないとダメだじょー!」

野口「そうだね...山田...こんな楽しいのは初めてだよ...クックック...」

野口は義手の形状を変化させ、大きな刀に変わるとそれを振りかざそうとした瞬間

山田「腕もらいっ!」

箒により野口の義手は消滅してしまう

野口「なっ...まさか...こんなに速いとはね...」

野口(もう隠し武器がない...箒を奪われることがまず私の誤算...こいつの強さを侮ったことが敗因だね...)

野口(思えばほなみさんのカメラで石化した山田を壊して生き返らせた私の甘さがこの状況を起こした...自分で導いた運命だ...私は運命に従うよ。)

野口はマシンガンによって全身に穴が空いてしまう。

野口(まぁ...最後に抵抗するけどね)

『野口、死亡!死亡!お疲れ様でした。』

野口の死亡が伝えられた瞬間、野口の死体が光だし、大きな爆発を起こす
それは、以前のバズーカを軽く超える威力だった。

山田「あははははははははっ!あはははははははははは???あはははははははははは、あは♪」

山田はあの爆発からも生き返るが、箒やマシンガンは失ってしまう。そして

『つ...た。こ.........輪......ると......っと......に......る......指......壊.........。......6』

『つかいかた。この指輪をつけると、ずっと不死身になることが出来るよ。指輪は壊れないし、回数制限とかもないけど、死ぬ度に知能、記憶力が低くなって最終的には精神的に死ぬことになるよ。レア度星6』
80 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/17(火) 20:33:55.29 ID:iI14tk0D0
.....

『ピンポンパンポーン。コジコジが、午後12時をお知らせするよ。』

『言ってなかったけど、制限時間はもう24時間もないよ。』

『あと、20時間後、つまりゲーム開始から丁度4日経った朝8時にゲームは終了するよ。』

『現在の生存者ー。さくら、笹山、長谷川、藤木、三沢、小倉、沢井、坂口、内田、土橋、杉山、長山、小杉、ほなみ、内藤、城ヶ崎、杉浦、山田、山田、山根、浜崎の21人。結構多いよね。クラスに何人いるんだよってなるね。こうなると1時間に1人死ぬペースが好ましいよ。』

『ずっと隠れてる君も、積極的にみんなを止めようと頑張ってる君も、暴走している君も、20時間以内には決着がつく。さぁ、ゲームも終盤。楽しもうね』

......

山根「ヒャヒャヒャヒャヒャ...」

内藤「...アイツ...山根か?」

杉浦「多分...よし...」

内藤「俺は左から行く...お前は右からな...」

内藤「.........よし...今だっ!」

山根「???...ジャマダナ」

内藤「まっ...」グチャッ

杉浦「内藤く...あぐっっ!」ビチャッ

内藤はアイテムのサーベルを山根に突き刺すが、皮膚が固くてサーベルの刃は簡単に折れてしまいそのまま反撃を喰らい2人とも死んでしまう

『内藤、杉浦、死亡!死亡!残り19人。』
81 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/17(火) 20:35:18.25 ID:iI14tk0D0
......

まる子「腕時計の放送が終わった途端2人も......駄目だ...生き残れる気がしないよ...」

まる子「死んだ時に残り19人ってカウント制になったのもプレイヤーを不安にさせるための手口っぽいね...」

城ヶ崎「こっちに行ってみましょう、あっ!」

まる子「...あっ...」

たまえ「まる...ちゃん...」

まる子「たまちゃーーーん!!」

たまえ「まるちゃああん!!」

まる子「やっと...やっと会えたよぉ...っ!」

たまえ「うれしいっ...!うれしいよぉ...」

長山「あー...折角1人のさくらを殺そうとしたのに...3人になっちゃった...なぁ、小杉」

小杉「......」

まる子「長山くん...小杉も...」

長山「まぁ、今の僕達に勝てるやつはいないよ...行け」


......


はまじ「いいのか杉山...山田を逃がして...」

杉山「ああ...俺の目的は殺すことじゃねぇ...この戦いを止める事だからな。」

とし子「でももう...何をしても無駄なんじゃ...」

杉山「いや...俺は諦めない、きっと大野も同じこと言うと思うぜ」

.........

かよ子「杉山くん...見逃してくれた...私の事好きなのかな...♪」

かよ子「おっ...」

藤木「...山田」

笹山「...かよ子ちゃん...っ...たす......けて...」

かよ子「笹山さん血まみれ...羨ましい...私も杉山くんにこんな事やりたい...」

藤木(まずい...山田...血まみれだ...戦ってきたのか...?これは笹山さんを盾にして逃げよう)
82 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/07/17(火) 20:37:05.49 ID:iI14tk0D0
今日はここまでですー
物語もとうとう終盤に入ってきました。
誰が生き残るのか全く見当がつかないですね〜
83 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/17(火) 20:41:53.30 ID:jPOHHoQ1o
乙です
野口さんがあっさり過ぎる悲しい
84 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/17(火) 23:35:08.87 ID:92ouT9UFo


共闘とか考えず山田が完全復活する前に指輪奪えば良かったな
85 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/18(水) 20:54:58.17 ID:q2AXH1N10
スレタイだけの出落ちかと思ったら完成度高い
86 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/24(火) 04:07:31.29 ID:GzW2L0KAO
待ってる
87 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/25(水) 20:20:50.58 ID:c7LENhvb0
長山「...GO」

長山の合図で小杉が猛スピードでまる子達に殴りかかると、奇跡的にまる子達は回避し地面に大きな穴が出来上がる

まる子「あ...危なかった...」

たまえ「小杉...長山くんも...様子がおかしいよ...」

長山「おっしいな...」

城ヶ崎「うぅ....逃げなきゃ...」

小杉「グルルルル......」

小杉が今度は外すまいと、まる子に目標を定め殴りかかる

城ヶ崎「さくらさんっ!危ない...!!」

城ヶ崎が緑のビンを投げ、小杉の右腕を溶かす

小杉「☆☆☆☆☆☆☆☆☆!!??」

長山「へぇ」

まる子「あぶなかった...ありがとう城ヶ崎さん...」

小杉「ウアエオエウオオエエア!?アアウウエイイイ」

小杉は右腕を失ったことに対し怒りを感じたのか、奇声を発しながら飛びかかる

城ヶ崎「速...間に合わ...」

小杉の左拳が城ヶ崎に直撃するその瞬間

88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/25(水) 20:21:16.61 ID:c7LENhvb0
山根「グルオアアアアアア!!」

まる子達の背後から、普段の山根の面影もない化物が現れる

まる子「あれ...何...?」

山根から発されるえげつない殺気に、危機感を覚えたのか小杉は目標を変え山根に飛びかかる

山根「...ギャハハハハハ!!!」グチュ

山根は躊躇なく飛びかかってきた小杉の顔面を殴り、小杉の頭部は消え去り脳や目玉が周りに飛び散る

城ヶ崎「きゃああっ!!」

山根「ヒャヒャヒャヒャヒャ...ギャハハハハハHAHAHA!!!」

『小杉、死亡!死亡!残り18人。』

長山「は...嘘だろ嘘だろ嘘だろ...誰だよあいつ...なんなんだあいつ...」

山根は小杉の脳を食べながら、まる子達を何故か通り過ぎ長山に向かって歩みを進める

長山「あ...うあああっ...死ぬ...来るんじゃ...」

長山の目の前で足を止めると、ビンタをするかのように長山の体を叩き、長山の体は簡単に森の奥に吹き飛ばされる

長山「...うおああああああああああっっ!!????右手があああ...っ!右足があああっ!」

長山は一命を取り留めていたが、山根に吹き飛ばされた部分は消え去り大量の血を吹き出している

長山「...逃げ...無理...アイテムも落とした...あぁああ」

まる子「あの怪物、長山が飛んでった方に向かっていったよ!今のうちに逃げよう!」

城ヶ崎「そ...そうね。」
89 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/25(水) 20:21:45.39 ID:c7LENhvb0
山根「ケケケケ...」

長山「来た...うあああっ、待っ...助けてくれええっ!ね?話し合おうっ!」

長山「君もクラスの誰かだろ?ホラホラ、これまで一緒に仲良くやってきたじゃないか。そ...そうだ、共に生き残ろうじゃないか。君の力の僕の頭脳があればあのコジコジとかいう変なやつも倒せるだろうし」

長山「右手と右足は無くなったけどもちろん許すさ!でも包帯が必要だね。さっきの君の攻撃で落としちゃったみたいだ。一緒に探してみな......」

長山の必死の命乞いも意味がなく長山の体は今度こそバラバラになった

『長山、死亡!死亡!残り17人』

......

かよ子「あは...っ、今は藤木くんで我慢しよっと...♪」ビュンッ

藤木「うわっ...!!危なかった...なんだあの銃」

かよ子「......」

藤木「...死にたくないぞ...っっ、笹山さん、囮になってくれっ!」

藤木は笹山を盾にして逃亡する

笹山「えっ...!?藤木く...」

かよ子「あー...女の子を盾にして逃げるなんて中々のクズだね...」

笹山「痛い...よぅ...」

かよ子「笹山さん...血まみれ...可哀想だね...楽にしてあげよっか...」

笹山「......」コクリ

かよ子「女の子だもんね、痛くしないであげるよー♪」

......

『笹山、死亡!死亡!残り16人。』

城ヶ崎「嘘...笹山さん...」

まる子「うぅ...あんなにいい子がなんで...」

......

藤木「あはーっ!笹山さん死んじゃった...ちょっと悲しいなぁ」

藤木「でもでも1人しか生き残れないし...僕の命優先だねー。」
90 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/25(水) 20:24:26.91 ID:c7LENhvb0
山田「アハハハハハハだじょだじょだじょー!アハハハハ!」

内田「山田...!??ヒッ...来ないで...!いやああああっっ!!」

山田「アハハハハハハっ!アハハ、あはははだじょー!!」

山田の右腕は内田にアイテムであろう傘を使わせる暇も与えず簡単に心臓を貫き

山田「アハッ」

山田はまだ辛うじて息があるのかビクビクと痙攣する内田のポケットを探ると説明書が出てくる

『つかいかた。傘の持ち手にあるボタンを押すと、傘の先が開いて銃になるよ。傘を開けば、布の部分でどんな攻撃も防げるよ。でも防御には限界があるよ。布の色が赤に変わったら防御の限界だから4時間ほど休ませてあげようね。ちなみに閉じている状態だと剣並の殺傷能力のある武器になるよ。レア度星3』

山田「アハハハ、アハハハハハハ!!」

生きているか死んでいるか分からない内田に傘を向け、持ち手のボタンを押し銃を乱射する

『内田、死亡!死亡!残り15人』



.........



はまじ「また会えたな...ケン太」

ケン太「おうおう...あれぇ?丸尾はどうしたんだっけ...」

とし子「長谷川くん...分かってるのに...酷い」

ケン太「あぁっ!そっかあぁ死んだんだったなぁ?かわいそー」

杉山「コイツ...」

狐「ふむ、雑談はそこら辺にしてリベンジマッチと行こうかぁ?」

はまじ「うるあああああっっ!!」

はまじは引き金を引くと銃は姿を変えお札に変化する

はまじ「出て来やがれっ!」

するとお札から、似たような形の狐が出現する

狐2「君かなぁぁ??僕を召喚したのはぁぁ」

はまじ「そうだっ!あっちにいるお前に似てるやつを倒してくれ!」

狐「ほぅ、確かに似てるが...品性が無いね」

狐2「なぁぁんか良くわかんないけど殺せばいいんだよねぇぇ」

杉山「よし...狐には狐...ケン太...話し合おう」
91 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/25(水) 20:24:54.00 ID:c7LENhvb0
ケン太「はっはー、話し合うって何を話すっていうんだ?話し合って仲間作ったところでどうする?明日までに1人にならなきゃ全滅だ。」

ケン太「それともお前はこのままみんなで仲良くして最後にみんなで手を繋いで死亡ENDでもするつもりか?無理だね」

杉山「俺は誰も殺しなくないんだよ...」

ケン太「偽善者が...なら俺が殺してやるっての」

杉山「死にたくもねぇよ...どうすりゃいいんだ...」

ケン太「ここでお前ら3人が死んでくれれば他の奴が生き残る可能性が上がるんだぜ?」

狐「やはり私の方が1枚上手だったな」バンッ

狐2「ぎゃああぁぁああ」グシャッ

はまじ「俺の狐が...負けた...こんなの勝てるわけねぇよ...」

ケン太「当たり前だ。たった3匹のアリが恐竜に勝てると思ったのか?」

ケン太「さぁ、好きに暴れろ狐」

狐「了解」

とし子「消えた...??きゃああっっ」

狐は一瞬ではまじたちの背後に移動し、とし子の体を手刀で切り裂く

杉山「土橋いいいいっっ!クッソ...話し合う気はねぇんだな...しょうがねぇ...」

杉山は大野のサッカーボールを蹴り狐の顔面に命中させる

狐「ほぉ...いい攻撃だ」

はまじ「......!これって...もしかすると」

はまじは何かを思いつくと自分のアイテムを弄り始め、するとはまじのアイテムは瞬く間にかよ子の持っていたレーザー銃に変化する
92 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/25(水) 20:25:51.82 ID:c7LENhvb0
はまじ「やっぱり...オラァッ!」

はまじ(これは...過去にコピーしたアイテムを何度でも使えるようになるんだ...)

はまじはレーザービームを放ち狐の右目に命中させる

狐「うおおおっっ!!人間風情があぁぁ」

杉山「コイツ...攻撃とスピードは半端ねぇけど...防御はそこそこだぜ...!」

今度はレーザー銃からケン太のお札に変え、狐をもう一度出現させる

はまじ「ひるんでる今の隙だっ!やっちまえ!」

狐2「あいよー」

はまじの出現させた狐は自分の尾で、ケン太の狐の体を切り裂く

狐「この私が...負けるかあああっ!」

狐は杉山を狙うが、杉山はそれをサッカーで鍛えた反射神経ですべて避け

杉山「今だ!」

杉山の合図で、はまじの狐は見事もう一匹の狐の頭を潰し動かなくさせることに成功した

ケン太「何...!!こんなあっさり...」

杉山「後はお前だ...悪いが土橋の敵だ」

はまじ「...杉山..お前が手を汚すこたぁねぇよ...」

はまじ「狐、ケン太をなるべく苦しまずに一瞬で殺してやってくれ」

狐2「はぁぁい」

ケン太「な...そんな...馬鹿な...ここまで生き残ったのに...」

はまじ「あの世で大野とサッカーでもしとけ...」

はまじの狐がケン太の胸を貫いたその瞬間、ケン太の狐がまだ消滅しておらず、はまじの頭を吹き飛ばしてしまう

はまじ「......あ」

ケン太「は...っは...ざま...み...ろ...」

杉山「はまじいいいいいい!!!」

『土橋、浜崎、長谷川、死亡!死亡!残り12人』

ケン太達の死亡が伝えられた瞬間、両方の狐も消滅する

杉山「そんな...クソ...はまじ...」
93 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/25(水) 20:26:43.03 ID:c7LENhvb0
......


たまえ「とし子ちゃん...」

まる子「はまじ...うぅ...」

城ヶ崎「どう...する...?」

まる子「もうこんなのどうしようもないよ...」

まる子「私達も別れた方がいいんじゃないの...かな」

たまえ「...!そんな事言わないでよ...」

城ヶ崎「...でもこのまま私たち3人だけが生き残ったらどうするの...?」

たまえ「それは......嫌だよ...殺し合いなんて...」


......


藤木「よーし、ここの隙間にいればしばらくは逃げれるぞ...これで『隠れ家を探そう』はクリアだ...さて...次のお題は...」

『残り5人まで生き残ろう!報酬は???』

藤木「残り5人...大丈夫かなぁ...」


......

小島「...行くよ!とりゃあっ!」

小島が戦っている相手は...

山根「ルェアアアアアア!!!」ブンッ

小島「よし...避けれる...えいっ!」

小島が投げたのは5つのクナイだ。

『つかいかた。このクナイは物体を刺すと自動的に超大爆発するよ。何度でもクナイは再生するから投げたい放題だよ。自分には爆発の衝撃は喰らわないよ。10本付属 レア度星4』

クナイが山根の右腕に刺さると、爆発が起きとてつもない衝撃に周りの大木は消し飛ぶ

山根「.........」

山根は右半身が木っ端微塵になるが、痛がる様子は見せず

山根「クハハハハハ、キャッキャッ」

自分の失った右半身を見てなぜか大笑いし、その後何事も無かったかのように再生してしまう

小島「うっそ...強...」

小島はもう一度5本のクナイを山根の頭めがけて投げるが今度は避けられてしまい、山根の背後で爆発が起こる
94 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/25(水) 20:27:24.70 ID:c7LENhvb0
沢井「小島さん!!大丈夫!?!」

小島の背後から沢井が助けに現れ

小島「良かった...やっと誰かに会えた...」

沢井「私も......ところでこいつ...誰なの...?」

小島「分かんない...クラスの誰かだとは思うんだけど...」

沢井「私たちを狙ってくるなら...仕方ないよね...」

小島「沢井さんの武器は?」

『自分に敵意を見せる相手が2m以内にいた時、近づいた瞬間磁石のsとsを引っつけた時のように相手が吹き飛ぶよ。ちなみにこれは箱を開けた瞬間からずっと発動しているよ レア度星4』

小島「敵意を見せる相手を寄せ付けない...か、いいな」

山根「グアアアアアア!!!」

山根が沢井に近づくと能力が発動し、山根は吹き飛ばされ後ろの木に激突する

山根「グルルルルル...」

山根が立ち上がろうとした瞬間3本のクナイが胸を突き刺す

沢井「案外大したことないかも...」

山根「ンガルアアアアアオオアアアアアアアアアアアアアオアアアアアア!!!!!!!!!!」

山根は何度もダメージを喰らい、腹を立てたのか左腕を鎖、右腕を鎌に似た刃物に変化させる。

小島「え...キャアッ!」

鎖を伸ばすと小島は捕まってしまい、何度も振り回され地面に激突を繰り返す

小島「いだ...い...ぃ」

小島が痛みに悶えていると右腕の刃物で首を掻き切る

沢井「うそ...小島さん......こんなの...無理...」

山根は目標を変え、沢井に襲いかかり、敵を寄せ付けない能力も無理矢理ぶち破り沢井の心臓を貫いてしまう

沢井「いや......だ...」

『ピーヒャラピーヒャラ』

『沢井、小島、死亡!死亡!残り10人!』
95 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/25(水) 20:27:50.60 ID:c7LENhvb0
......

三沢「あと...十人!?うそ...だろ...」

三沢「ここまで来たら意地でも生き残ってやる...」


......


坂口「よし...あと10人...いける...帰れる...このまま...」


......


かよ子「あー...杉山くんまだ生きてくれてる...嬉しい...血...早くみたい...」


【そしてそのまま死者が出ず時刻は午後18時】

『リーンリンランランソーセージ』

『最後のご飯です。味わって食べようね...二度と食べれないかもしれないから。』

城ヶ崎「嫌な事言うわね...」

まる子「最後...か...嫌だな...」

......


『アララカタブラツルリンコー!』

『コジコジだよ。あと制限時間は14時間。結構死んだね。今の生存者は、さくら、ほなみ、城ヶ崎、坂口、山田、山田、山根、三沢、藤木、杉山の10人。まだ1人も殺していないチキンもいれば殺しまくってる人もいるよ。チキン達はどうやって生きようとしてるんだろうね。』

『14時間後には、生き残った1人と仲良くお話したいな。何十人もの屍を超えて生き残った感想とかね。』

『残り半日を切ろうとしている今でも仲間だとか言って一緒に行動している人はどうなんだろうね。最後には裏切って殺すつもりなのかな?』

『じゃあ、午前0時になったらまた生存者報告しに来るよ。それまでに決着つけてもいいよ。じゃあね』
96 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/07/25(水) 20:28:46.33 ID:c7LENhvb0
今日はここまでです。忙しくてちょっと休んでました〜。
まだ誰生き残らせるかあんまり決めてない...
97 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/26(木) 22:27:19.42 ID:lbheemKi0
おつ更新うれしい
98 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/09(木) 09:43:16.68 ID:dSfftgWK0
まだですか?
99 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/08/28(火) 10:21:23.03 ID:NsmrBvM30
とうとうまる子が死んでしまった…
ご冥福をお祈りします
100 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/29(水) 03:24:23.67 ID:VilVba5xo
更新が止まったのってまさか………
101 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/10/17(水) 21:25:36.26 ID:Rf29lzmt0
お久しぶりです。色々ありましたが近々更新します
102 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/10/17(水) 21:31:44.92 ID:FDd3l9tZo
待ってた。もう少しだから完結頑張って
103 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/10/18(木) 21:57:45.69 ID:kVIpDDwn0
【午後20時 ゲーム終了まで残り12時間】

山根「ガァァッ!」ブンッ

まる子「たまちゃん!!」

たまえ「キャア…ッ!!」ドタッ

山根「グルルル…」

城ヶ崎「二人とも…!大丈夫!?」

まる子「何とか…」

突然3人の元に姿を現した山根は、まる子や城ヶ崎の身長の3倍ほどある大きな右腕を振り下ろし襲いかかってきたのであった

城ヶ崎「コイツ…前に長山くんと戦った時にいた化物…」

たまえ「私たちと会った時より大きくなってるような…」

まる子「ここに居るってことはクラスの誰かなんだよね…私たちのこと分からないのかな…」

山根「グオオオオオ!!!」

城ヶ崎「緑色の瓶…でっ!」

山根がもう一度相手を仕留めようと左腕を振りかぶると、城ヶ崎が投げた緑色の瓶『かかった部位がドロドロに溶ける毒』が山根の左腕に命中し

山根「グオォッ…!?ガゥルルル…!」

みるみる山根の左腕は原型を保つことが出来ずドロドロに溶けていき

城ヶ崎「よし…効いたわ…!今のうちに逃げましょ…!」

たまえ「うん!行こうまるちゃん!」

山根「ガアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」

山根は雄叫びを上げると左肩が光り、溶けて無くなった左腕を再生させる

まる子「元に戻った!?どうすんのさあんなの…!」

たまえ「また私たちを狙ってきたら、今度は私のカメラであのモンスターの動きを止めるから…!」

山根「…グルルルルルルル」

まる子「あれ?…追ってこないね」

城ヶ崎「他の誰かを見つけたのかしら…」

山根は大きな口を開いて逃げる3人の姿をじっと見ているだけで

たまえ「…?」

たまえ(もしかして…)

たまえは昔見た怪獣映画を思い出す。
主役の怪獣が口から吐き出した破壊光線により街が木っ端微塵になるあの場面を…
104 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/10/18(木) 21:58:44.31 ID:kVIpDDwn0
山根「……」ギュウウウウウン

山根の口の周りにエネルギーが集まり、球のようなものを作り出し、どんどんその球は大きくなっていき

たまえ(2人は逃げるのに必死で気づいてない…あれを食らったら皆死んじゃう…あれを止めれるのは私だけ…)

たまえ「ふー…」

まる子「たまちゃん?」

たまえ「……まるちゃん…白い方のチョーク貸して…?」

まる子「え?…あ…うん…いいよ、何に使うの…?」

たまえはまる子からチョークを受け取ると、少し穴の空いている地面に円を描きまる子と城ヶ崎を円の中に入れる

たまえ「はいっ、チョークありがと、まるちゃん。」

まる子「う…うん…。ねぇ…たまちゃん…?何するつもりなの…??」

たまえ「ここなら少し衝撃が防げるよね…。あの威力をこんな小さな円で耐えられるのか少し心配だけど…大丈夫。まるちゃんは私が守るから…!」

まる子「た…たまちゃん!?どういう事!?説明してよ!!」

たまえ「説明してる暇はないの!お願いだから…何があってもここから動かないでね…?」

まる子「も…もしかしてあの怪物の所に…?や…やめなよ!たまちゃんも一緒に円に入ろうよ! 」

たまえ「このままじゃ、あの怪物は私たち3人の所に光線を…ビームを撃っちゃうんだよ…あんなのまともに受けたらいくら攻撃を防ぐ円だって言っても信用できないから…私がなるべく円に被害が来ないように囮になる……あ、私のカメラも渡しておくね…」

まる子「やだよ…死なないでよたまちゃん…」

たまえ「大丈夫…まるちゃんなら生き残れるよ…。だって…まるちゃんだもん…」

まる子「たまちゃんも一緒じゃないと生き残っても意味ないよ!」

たまえ「これからもまるちゃんにはいっぱい楽しいことを作って、幸せになって欲しいから…」

たまえ「…またね、まるちゃん。」ダッ

まる子「あああっ!!そんな…待ってよたまちゃん……行かないで…」ガクッ
105 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/10/18(木) 21:59:18.49 ID:kVIpDDwn0
たまえ(うぅ…こんな私と仲良くしてくれてありがとう…どうか神様…まるちゃん…城ヶ崎さんも…生き残れますように…)

たまえはそんなことを思いながら山根の前に立ち

たまえ「や…やい化物!こっちだよ〜!!」

山根「ウウウガァァッ!」

たまえ(よしっ!こっちを向いてくれた…円とは反対方向だから…大丈夫…大丈夫…)

たまえ(お父さん…お母さん…まるちゃん…今までホントにありがとう……またいつか…会いたいな…)

そして、無慈悲にも山根から禍々しい色をした光線が放たれる。すると大きな音とともに光が弾け、大きな爆発が起こる

まる子「そ…んな…た…たまちゃあああああん!!!」

たまえの策略通り円の中のまる子たちは爆風により吹き飛ばされてしまうが、円の外に出ることはなく無傷で助かることが出来た。

『ほなみ、死亡!死亡!お疲れ様でした。残り……9人』

城ヶ崎「ほなみさん…」

まる子「ああああ…たま…ちゃん…」

周りを焼け野原にした山根は満足そうに笑うとどこかに行ってしまい

まる子「たまちゃんがいなくちゃ…もう…生きてる意味なんてないよ…」グスッ

城ヶ崎「だ…ダメよ!なんの為にほなみさんが囮になったか分かってるの!?さくらさんに…生きて欲しかったからでしょ!!」

まる子「ひぐっ……そう…だよね」

城ヶ崎「ここにずっといると他の誰かがくるかもしれないから…とりあえず離れましょ…?立てる…?」

まる子「うん…私は…たまちゃんの分まで生き残るよ…」

城ヶ崎「残り9人…その中にあの化物を止められる人がいるのかしら…」

まる子「私がアイツを倒すよ…」

城ヶ崎「え…ええ!?このチョークで何ができるっていうの…?」

まる子「大丈夫…私ならできる…」
106 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/10/18(木) 21:59:56.87 ID:kVIpDDwn0
【午後23時 ゲーム終了まで残り9時間】
………

かよ子「あの爆発…何だったんだろうな〜…あんなのに巻き込まれたら確実に死にそうだから近づかないようにしよっと…」

かよ子「いつになったら会えるんだろうなぁ…♪杉山くん……あれ?誰かいる…だぁれ?」

坂口「…山田…??」

かよ子「あ〜…えっと…坂口くん…だっけ?」

かよ子「私のこのレーザー銃だけじゃ心細かったから丁度良かったよ〜♪」


…………


藤木「残り5人までに生き残る…だろ…?行ける行ける…」ザッ

藤木「……嘘だろ…?」

山根「…グルフフフフフ」

藤木「な…なんだよこの化け物…一体誰なんだよ…!敵の能力を探れる能力…確かあったよな…?発動!!」

藤木は腕時計をいじり、これまで色々な条件を満たし手に入れた能力の1つを発動させる

藤木「や…山根…!!??こ…これが!!??」

山根「ゴォォォォォ!!!!!!」

藤木「うわああああああああああ!!!!」

山根は右腕から大きな鎌を具現化させそれを振り下ろす

藤木「…『攻撃全反射』発動!!」

藤木の体に鎌が直撃すると鎌は何故か破壊され粉々になる

藤木「はっ!!」

笹山のアイテムであった手袋をつけ山根の右足に触れると足は爆散し、初めて山根は地に倒れる。

藤木(い…意外と行ける…!ちまちまミッションをやってて良かった〜…まだまだ使える能力があるし…勝てるぞ…!!)

藤木(いざとなったらあの手もあるし…生き残れる…!!)


…………

城ヶ崎「ホントにこの作戦で行くの…?」

まる子「うん…実験は成功したしね…何とかなるよ」

城ヶ崎「じゃあ時間もないし…早くあの化け物を探さないと…」

まる子「そうだね…休んでる暇なんかないよ…」
107 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/10/18(木) 22:00:26.14 ID:kVIpDDwn0
藤木「うわあああああっっ!」

山根「グオアアアアアアアッッッ!!!!!!!」ブンッ

藤木「ぎゃあああっっ!!」

藤木「な…なんだよ!僕の能力全く役に立たないじゃないか!! 」

最初の方は藤木が山根相手に善戦していたが、どんどん山根は攻撃に対応し始め 今まさに藤木に反撃している所であった

藤木「これじゃあ殺され……」

藤木は言葉を言い終える前に山根に殴りつけられ宙に舞う、さらにその後バレーでスパイクを打つかのように藤木の体を叩き一瞬で森の奥まで吹き飛ばす。

藤木「いてて…うわぁぁぁっ!???お腹に穴があああっ!!」

藤木「このままじゃ死んじゃう…こうなったらあの手を使うしかないな…」

山根「ゲヘヘヘヘヘヘヘ…」ズン…ズン…

藤木「も…もうここまで来たの!?わあああっっ!!」

………


『藤木、死亡!死亡!お疲れ様でした。残り8人!!』

かよ子「あっ、藤木くん死んじゃったんだ…まぁいいや…それより〜…」

坂口「腕が…ァ…腕がねぇよぉぉっ!!」

かよ子「いやぁ、坂口くんのアイテム強いね…♪♪もうちょっとで殺される所だったよ…」

『つかいかた。リモコンを向けた物の動きを15秒間操作することができるよ。レア度星5』

かよ子「使い方次第では誰でも殺すことが出来るもんね…♪♪」

かよ子「多分初めて使うから操作の仕方分からなかったんだろうなぁ…全然使いこなせてなかったもん…」

坂口「や…やめろ…リモコン返せ…!!来るな…来るなぁぁっ!!」

かよ子「このリモコンを向けて…?えいっ」

『GAME START!!!』

かよ子が坂口から奪ったリモコンのSTARTボタンを押すとスタートの合図と愉快なbgmが流れ出す

坂口「か…体が…動かねぇぇ!!」

かよ子「え〜っと…操作難しいなぁ…」

坂口「首が勝手に回る…!!やめろ…やめろぉぉ!!」

かよ子「凄い!面白いくらい首が変な方向に向いてる〜♪」

坂口「お願いだぁあああっ…頼む…助け…」

ゴキンッ

何かが折れるような大きなと共に坂口は倒れる

『GAME CLEAR!』

かよ子「やった…!楽しい!これで色々杉山くんと遊べるなぁ…♪」
108 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/10/18(木) 22:30:56.58 ID:kVIpDDwn0
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109 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/10/18(木) 22:32:35.70 ID:kVIpDDwn0
【午前0時 ゲーム終了まで残り8時間】

コジコジ『やっほ〜、久しぶりのコジコジだよ。とうとう最終日だね。残りの8時間どう有意義に過ごすかは君たち次第だよ。今の生存者は、さくら、城ヶ崎、山田、山田、山根、三沢…杉山の7人だよ。誰が生き残っても面白い結末になりそうだね…僕はずっとずっと君たちの戦いを見ているから…最後まで頑張ってね。』


………

【さくら家】

友蔵「あと7人…たまちゃんもとうとう死んでしまった…どうかまる子は生き残ってくれい…」

ひろし「あの山根ってやつは許せねぇな…あんなに人をぶち殺しやがって…」

こたけ「でも山根くんは1度まる子を守ってくれたんだよ…今はただまる子が生き残ってくれることを祈るしかないねぇ…」

…………

【今から2日ほど前】

その場には関口とまる子、山根の3人が対峙していた。

山根「さぁ、早く逃げて!」

??まる子「うぅ...山根...ありがとう...!じゃあこの剣だけでも持ってておくれ...」 ??

山根「ありがとう、後で必ずいくよ。」 ??

まる子(必ず来ておくれよ...山根!)ダッ ??

関口「...ふっ、かっこいいなぁ山根。」 ??

山根(初日に飲んだ僕のアイテム...薬よ...働いてくれ...なんの効果は知らないけど...)

山根「うおおおお!!」ブンッ

関口「おっと、こいつでもくらえっ!」

まる子から貰った剣で立ち向かうが関口に簡単に避けられてしまい、関口の蹴りを喰らう

関口「カッコつけた割には弱いなぁ、山根?まださくらも遠い所に行ってないだろうし…すぐに二人とも殺してやる!!」

山根「…」ドクン…ッ!!! ドクン…

関口(!!??何だこの殺気…山根から…!?)

山根「グチャグチャニ……コロシテヤル……」

関口「なんかやべぇっ!早めに殺しておかないと!」

山根「グオオオオオオオオオオ!!!!」

山根はどんどん形状を変化させ、あの恐ろしい怪物の姿になると関口を跡形もなく潰してしまう。

…………

まる子「山根…まだ生きてるんだね…」

城ヶ崎「確か関口に襲われちゃってはぐれちゃったんだっけ…」

まる子「その関口は死んじゃってるし…もしかしてあの怪物…山根ってことはないよね…?」

城ヶ崎「あの化け物…が?」
110 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/18(木) 22:33:16.64 ID:kVIpDDwn0
今日はここまでです。久しぶりに書いたのでグダグダですがお許しください
111 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/10/20(土) 23:10:11.18 ID:emqBYKc90
まる子「山根のやつ、アイテムは謎の薬って言ってたけど…説明書を読まずに飲んじゃったからどんな能力か分からないらしいし…可能性はあるよ…」

城ヶ崎「あの山根が…」

まる子「山根には悪いけどあたしゃ山根を殺すよ…!たまちゃんの仇だからね…!!」

城ヶ崎「あの作戦で上手くいくといいけど…」

山根「…グオオオオオオオオオオ!!!!」

森の奥から憎き怪物の雄叫びが聞こえ

まる子「!!…いいタイミングで来たね…」

城ヶ崎「じゃ…じゃあ作戦通りに行きましょう…!」

城ヶ崎「私がさくらさんの所にあの怪物を連れてくるから…あとはうまく成功するかどうかね…」

まる子「うん…死なないでおくれよ…」

城ヶ崎(あの怪物さえ仕留めれば…)

城ヶ崎「……!!!??」

城ヶ崎が山根のすぐ傍に近づいた瞬間、山根の体が宙を舞い

城ヶ崎「な…何が起きたの…!?」

山田「あははははははははは!!」

城ヶ崎「や…山田…!」

山田「あははは…あはははは!」

山田は城ヶ崎と目が合うと、片手で大木を引きちぎりそれを城ヶ崎に投げつける

城ヶ崎「きゃあっっ!!!」

城ヶ崎は咄嗟にしゃがみこみ奇跡的に回避する

城ヶ崎「や…山田まであんな超パワーだなんて…」

山根「ウゴアアアアアア!!!!!!」

するとダメージを受けたことに苛立ちを覚えた山根が山田の顔面をいとも簡単に潰すと、満足そうにニヤニヤと笑い

山田「あはははは…あはっ効かないじょぉぉ!」

山根「…!!ウガゴォォォォ!!!」

城ヶ崎「い…1回作戦を立て直さなきゃ…」

………


まる子「山田があの怪物と互角に戦ってるなんて…こりゃ両方が力尽きて倒れるのを待つしかないね」

城ヶ崎「でも…山田はさっき死んだのに…生き返ったのよ…不死身…なのかしら」

まる子「でも…これはさっきの怪物を倒す作戦で二人とも一気に倒すチャンスかも知れないね…」

まる子『作戦はこう、私の白いチョークで円を書けばその円の中では攻撃もアイテムも使えなくなる。だから山田達が戦っている間にアイツらの周りに円を書いて円の中に閉じ込めることが出来れば山田は不死身じゃなくなるし、あの怪物の正体もわかるってわけ。』

112 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/10/20(土) 23:11:03.35 ID:emqBYKc90
まる子は2人が戦っている近くにいき、その2人を取り囲めるような大きな円を書きはじめる

まる子(あいつらが戦いに夢中になっていれば私たちには気づかないはずだから…どうにかなるね…!)

山田「あはははは!!」グシャッ

山根「ンガアアアアア…!!!!!!!」

城ヶ崎(あの怪物が押されている…山田があんなに強いなんて…)

???「おい」

城ヶ崎「…!!??」ビクッ

三沢「俺だ、三沢だ。」

城ヶ崎「待っ…お願いだから今は殺さないで…」

三沢「別に殺すつもりはねぇよ…今はな」

三沢「ずっとあの岩山からお前達を見ていたが…さくらのやつ、何をするつもりだ?」

城ヶ崎「いま、あの化け物と山田が戦っている間にさくらさんのアイテムの能力でアイツらを無効化させるのよ」

三沢「??…どういう事だ?」

城ヶ崎「だから… 」


……


三沢「なるほどな…円の中に閉じこめる…か。」

三沢「でも円に閉じこめてもその後どうやって2人を殺すんだ?円の中じゃ攻撃ができないんだろ…?」

城ヶ崎「…!そうね…!肝心なことを忘れてたわ…」
113 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/10/20(土) 23:11:51.29 ID:emqBYKc90
山田「あはははは!」

山田が怪物の腹に大きな穴を開ける

山根「ガアアアアッッッ!!」

山田「あはーはは…」

山根「……ッッゴアアアアアアアア!!!!!」

山根が大きな雄叫びをあげると体がどんどん赤く染まり、そしてオーラが山根の右手に集まり
その拳を山田に叩き込む

すると大きな衝撃がその場にいた全員を襲い、城ヶ崎と三沢は後ろの木に叩きつけられる

城ヶ崎「痛…」

三沢「痛ってぇぇ…なんだよ…クソが…」

先程山田が立っていた場所には底が見えない大きな穴が空いており

山根「ハァ……ハァ……」

山根「!!?」

山田「あ………はは」

山根の懇親の一撃は、これまで何度も生き返り精神を狂わせた山田を何も動くことが出来ない廃人状態にさせる

城ヶ崎「山田もあの怪物も体力の限界なのね…」

三沢「山田は不死身のはずだが…あいつも死にかけてるように見えるな… 今なら俺らでも殺れんじゃねぇか…?」

山根がもう動くことも出来ない山田をまた殺そうと腕を振り上げたその瞬間、2人を取り囲む円が現れる

山根「…!!!???」

山田「…」

円に取り囲まれた山根の体はどんどん小さくなり、4日前までの山根の姿に戻る

まる子「…山根……」

山根「さ……くら……?僕は……何を……関口くんは…?」

まる子「アンタ…やっぱり何も覚えてないんだね…」


………


山根「僕は…そんな事を……嘘だろ…」

城ヶ崎「…山田はもうピクリとも動いていないわ…死亡報告が無いのならまだ生きてはいるのね…」

山根「さくら……僕を早く殺してくれ…さくらからほなみを奪ってしまって…もう1秒でも早く…」

三沢「ほなみのカメラで石に出来るんだろ…?石にしたあと壊せば痛みなく殺せるんじゃねぇのか…」
114 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/10/20(土) 23:12:27.07 ID:emqBYKc90
【午前2時 ゲーム終了まで残り6時間】

まる子「とりあえず円の外に出よう…まだ生きてるかよ子ちゃんと杉山くんにも会いたいし…誰が生き残るか相談しよ…?」

城ヶ崎「そうね…山田はどうする…?」

まる子「山田ももう楽にさせてあげようよ…」

三沢「指輪を外さなきゃまた生きかえっちまうしな…指輪は捨てて…俺が円の外まで連れてくぜ」

山根「……うぅ…」

まる子たちが円の外に出た瞬間

パァン!!!

という銃声とともに山田の頭が弾け飛ぶ

『山田、死亡!死亡!残り6人!!』

三沢「な…山田…!!?」

城ヶ崎「キャァッッ!」

城ヶ崎の足が撃ち抜かれその場にくずれおちる

まる子「だ…誰…!!?」

藤木「うまく狙えたぞ…あと4人だ…」

三沢「藤木!!?てめぇ死んだはずじゃ…」

藤木「いやぁ…役に立つね…『死んだという誤報を流すことが出来る能力』これで自由に動くことが出来るからね…」
115 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/10/20(土) 23:12:58.83 ID:emqBYKc90
山根「僕が藤木を止めるよ…!せめてもの罪滅ぼしだ…その間に逃げてくれ…」

そう言うと山根はまた怪物の姿に変わり

まる子(うぅ…止めたいけど…何か複雑な気持ちだよ…)

山根「理性があるうちに……早く…」

まる子「……!!」

三沢「そんな弱々しい体じゃ安心出来ねぇな…俺も手伝うぜ」

山根「三沢くん……」

藤木「今の僕は完璧で最強さ…誰にもかないやしないよ…」

まる子「城ヶ崎さん…歩ける?…行こう…」

三沢「行くぜ山根…」

山根「……うん…」


………


かよ子「やぁっと…見つけた〜♪♪」

杉山「山田……」

かよ子「待った甲斐があったよ…♪」

杉山「お前だけは止めなきゃ行けねぇみたいだな…」

かよ子「いっぱい遊んであげるからね…!」


………

三沢「うおおおっ!!」

三沢の持っているステッキから雷が放たれる
すると藤木はそれをいとも容易く躱してしまう

藤木「えいっ」パンッ!!

三沢「…ぐぁあああっ!!腕が…!」

藤木「あはは…」

山根「おおおおおおお!」

藤木「前にあった時より全然弱いね…『攻撃全反射』発動!」

三沢がもう一度放った雷は藤木の能力により反射され山根を貫く

山根「っ!!」

藤木「はははは!もう1ダメージも僕に与えることは出来ないのさ…」

藤木「……!?」

山根「グオアアアアアアアッッッ!!!!!!!」

山根は藤木を強く握ると、山田を仕留めた時のように体が赤くなる

山根「君もろとも自爆してやる…君を殺せばもう敵意を持つやつはいないはずだ…」

藤木(うわああああ…!防御魔法、反射魔法はもう使い切っちゃったあああ!)

藤木「ま…まってくれ!!話し合おうよ…!ねぇねぇねぇぇ!!」
116 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/10/20(土) 23:13:25.94 ID:emqBYKc90
山根「君はつくづく卑怯な奴だな…そんなこと通じるわけないだろ…」

藤木「うわぁああああっ死にたくない!やだああああ!!」

キュイイイイイイイイン

山根「三沢くん…君も巻き添えになるかもしれないから…できるだけ離れてくれ…!」

山根「あと3秒だ…3…2…」

藤木「あああああああ!」

山根「1……」

山根のカウントダウンが終わると赤い体が光だし、大きな爆発を起こす

三沢「うあああっっ!!」


………



『山根、死亡!死亡!藤木くんが生きていたのでよって残り6人』


かよ子「えへへ…あぁぁ…杉山くんの血…美味しい……」

杉山のアイテムは全て破壊され、横腹を撃ち抜かれており

かよ子「いつ死んでくれるかワクワクするね…♪」ベキッ

杉山「ぐわあああああ!」


………


三沢「山根の死亡報告だけってことは…あいつは…」

三沢がそう呟いた途端、胸が貫かれる

藤木「ワープ能力がまだあったのを思い出したよ…発動できてよかった…」

三沢「く…っそ……ああああああ!!」

三沢が最後に抗おうとステッキから電気を流し藤木に浴びせる

藤木「ああああああ!???!」

藤木「ハァ…ハァ…やばい…危なかった…もう少し浴びてたら死ぬ所だった…」

三沢「へ…へへ…」

藤木「何を笑って…ああああ!!僕の腕時計が壊れてる!!?」

三沢「ざま…みろ…」バタッ

『三沢、死亡!死亡!残り5人』
117 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/20(土) 23:14:01.86 ID:emqBYKc90
今日はここまでです
明日おそらく完結します
118 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/10/21(日) 17:11:15.92 ID:WzAVx8Lc0
面白い
119 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/07(水) 09:49:21.09 ID:6Qcunh+n0
続きまだ?
120 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/01/07(月) 15:26:40.91 ID:QXxmFllK0
藤木「糞…どうしよう…腕時計が無ければなんにも出来ないじゃないかぁ!!」

藤木がそう言いながら何かないかとポケットを探ると…

藤木「…ククク…僕は天才だ…笹山さんのアイテムだった手袋があるじゃないか…」

藤木「残りの生存者で危険なのはもういない!!僕の勝ちだっ!」

藤木(おっと…あれは…?)


………


杉山(俺は…こんな所で死んじまうのか…?)

杉山(大野との約束はどうなるってんだ…あと生存者は5人…山田さえ止めればどうにかなるんじゃねぇのか…!?)

かよ子「えへへ…まだ死なないでね杉山くん…♪」

かよ子が杉山の傷口をまじまじと見つめて

杉山(俺は…生きる…!生きてサッカー選手になってやるんだ…!!けど…どうすれば…)

杉山(…!!)

杉山はかよ子の右足に怪我をしているのを見つける

杉山(あれって…大野が死んだ時に俺が銃で撃ち抜いた場所じゃ…多分…俺を探すのに夢中で包帯も巻いてねぇんだな…)

かよ子「そろそろ思い切って脳みそを撃っちゃおっかなぁ…」

杉山(!!やべぇ…迷ってる暇はねぇ!)

杉山は横たわりながらかよ子の右足を蹴り飛ばす

かよ子「…痛っっ!!」

蹴りは見事命中してかよ子はレーザー銃を手から離してしまい、杉山はその隙を見逃さず痛みに耐えながらも銃をキャッチする

かよ子「うーわ…終わった…最悪…」

杉山「ハァ…ハァ…これで終わりにしようぜ…山田…」

かよ子「あーあ…まぁ…杉山くんになら…いっか…」

杉山「あの世でお前が殺したやつに…しっかり謝ってこいよ…」

杉山は銃の引き金を引き、かよ子の心臓を貫いて
121 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/01/07(月) 15:27:19.00 ID:QXxmFllK0
かよ子(私…まだ意思あるんだ…杉山くん…どこ行くんだろ……あっ…杉山くん…後ろ…)

杉山「終わった…よし…まだ立てる…早く生きてる奴らに会いにいかねぇと…」

杉山が立ち上がった瞬間背後から誰かに肩を叩かれると

杉山「おお、藤木…」

パァンッ!!!

手袋の効果により、杉山の肩が破裂してしまう

藤木「よし…これで山田も杉山も死んだ…あとはさくらと城ヶ崎だけだ…」

杉山(ヘマした…クソ…マジ……か……)

『山田、杉山、死亡!死亡!残り3人!!』


………

【午前4時半 ゲーム終了まで残り3時間半】

まる子「あと3人ってことは…もう藤木しかいない…よね」

城ヶ崎「ええ…どうするのさくらさん…」

まる子「あたしの白いチョークはさっきの山根と山田を止めた時に使い切っちゃったんだよ…」

城ヶ崎「…!藤木がどういうアイテムを使ってくるのかよく分からないから気をつけないと…」

ガサッ

まる子「!!!!」

藤木「…やぁ」
122 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/01/07(月) 15:28:00.77 ID:QXxmFllK0
藤木「さて、もう朝日が昇る…そろそろこの戦いも終わらせようよ」

まる子「…そうだね…あんただけはどうにかしないとね…」

まる子は赤チョークで地面に剣を描いて出現させる

藤木「…?剣を出した所で君ごときが僕を斬れるのかい?」

城ヶ崎「はぁっ!!」

城ヶ崎が緑色の瓶を投げつけるが、藤木は簡単に避けてしまう

藤木「地面がドロドロに…危ないな…」

まる子「わああああっ!」

藤木「今の僕は最強だ…!」

まる子が剣を振り下ろすがそれを藤木は片手で受け止め、手袋により剣を破裂させる

まる子「うわぁ…」

藤木「喰らえ…!!」

藤木はレーザー銃でまる子の腹を撃つ

まる子「痛い…血が…出てるよ…」

城ヶ崎「さくらさん…!!?ど…どうすれば…」

城ヶ崎がまる子に気を取られている隙に、藤木は城ヶ崎の赤い瓶を奪い取って二人目掛けて投げつけて

城ヶ崎(赤い瓶…猛毒ガス…!!)

城ヶ崎「ゲホッ…ゴホッ…ぅあ…」

まる子「…っ!!!?ゴホッ…」

藤木「ははははは!!僕の!!勝ちだ!!!」

城ヶ崎(瓶に付いてたこのガスマスクで………さくらさんに……)

城ヶ崎は力を振り絞り、瓶に付属していたガスマスクをまる子に被せて

まる子「城ヶ崎さん…!!あんた自分に使わなきゃ…!!」

城ヶ崎「さくらさん…は…ゲホッ…ほなみさんの為にも生き……なきゃ…」

城ヶ崎はそう言うと事切れてしまったのか動かなくなり
123 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/01/07(月) 15:28:36.98 ID:QXxmFllK0
藤木「さぁ!コジコジとか言うやつ出てこい!!」

藤木は既に2人はもう死んだと思って背を向けており…

まる子(ガスが晴れた…城ヶ崎さん…せっかくここまで一緒に生き残れたのに…)

まる子(城ヶ崎さんには悪いけど…あたしゃもうフラフラで動けないよ…)

まる子(でも…藤木だけは殺さなきゃ…)

まる子の足元には、藤木に破裂させられて先が折れてしまった剣がありそれを手に持って

まる子(藤木…あんただけは生きてちゃ行けないよ…)

ザクッ

藤木「…え?…さ…くら??」ゴフッ

藤木の胸にはしっかりと剣が突き刺さって

藤木「そ…んな…僕が…あああ…」

まる子(たまちゃん…山根…城ヶ崎さん…お母さん…おじいちゃん…皆…ごめん…)

まる子(私もここまで…だよ…)バタンッ

藤木「く…そ…こんなあっさりと…僕が…」



……

『藤木、さくら、死亡!死亡!残り…0人だね。結局生存者0かぁ…面白くないね』

『でも…このクラスのメンバーは面白かったね、時を戻して…もう1回やってみる価値もあるね…』

『そうと決まれば…もう一度だね。』



後半へ続く……
124 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/01/07(月) 15:29:23.04 ID:QXxmFllK0
一応これで完結です。
最後は駆け足で行ってしまいグダグダですみません。
ここまで読んでくれた方ありがとうございました。
125 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/07(月) 17:44:45.20 ID:KTc1pnGfO
完走乙!
最後駆け足でちょっと残念だったけど面白かったよ!
126 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/07(月) 18:43:19.78 ID:goBbNepvo
乙。面白かったわ
127 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/01/07(月) 19:48:54.82 ID:QXxmFllK0
>>125
>>126
ありがとうございます!
確かにこれはあっけない終わり方でしたね…反省
128 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/07(月) 19:54:39.31 ID:69drZen4o
駆け足だとは思わなかったけど、打ち切りっぽいかな
結局コジコジはなんでこんなこと始めたのかとか、二回戦はどうなったのかとか色々気になる
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