伊織「やよいのパーおじさん」

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1 : ◆0eT/mKPbWs [sage saga]:2018/07/17(火) 16:45:52.42 ID:6z8FIPvD0
・アイマス

ゴルフをする

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1531813552
2 : ◆0eT/mKPbWs [sage saga]:2018/07/17(火) 16:47:29.41 ID:6z8FIPvD0
――予約――

伊織「今日も疲れたわね。なんだかソロの活動も増えてきているみたい」

ガチャ

真美「うぉー、ヒデキ! そこだー」

亜美「ナイスバーディだYO!」

伊織「何見てるのよ。ってゴルフの中継ね」

真美「いやー、さすがヒデキだね」

亜美「ねー、いおりーん。今度ゴルフ行こうよ」

伊織「別に行かないわよ。プロの試合を見てそれは短絡的すぎるでしょ」

3 : ◆0eT/mKPbWs [sage saga]:2018/07/17(火) 16:48:11.49 ID:6z8FIPvD0

亜美「ちぇ、いいもん。千早お姉ちゃん、今度ゴルフ行こうよ」

千早「ええ、いいわよ」

伊織「千早がゴルフをするなんて、意外だわ」

千早「そうかしら? 765だと皆しているからそこまで意外でもないと思うけれど」

伊織「初耳なんだけどそれ」

真美「何言ってるのさ、いおりん。この前みんなでコンペやったじゃん」

亜美「そうだよ。もう忘れたの?」

伊織「本気で言ってるの?」

亜美「ま、いっか。おーい、やよいっち。今度ゴルフ行こうよー」

やよい「わー、誘ってくれてありがとう。楽しみですー」

4 : ◆0eT/mKPbWs [sage saga]:2018/07/17(火) 16:48:44.90 ID:6z8FIPvD0

伊織「待ちなさい」

真美「どうしたのさ」

伊織「やよいが行くのになんで私が行かないのよ」

亜美「行かないって言ったのはいおりんじゃん」

伊織「う、そうだったわね」

真美「まあまあ亜美くん。その日は私はお仕事が入っているからね。キミと千早お姉ちゃんとやよいっちと伊織くんでちょうど4バッグじゃないか」

亜美「ほほう、さすが真美ですな。お忙しい」

真美「いやー、人気者はつらいね」

「「あっはっはっは」」

5 : ◆0eT/mKPbWs [sage saga]:2018/07/17(火) 16:49:32.45 ID:6z8FIPvD0

真美「そういうわけでいおりん。予約は頼んだよ」

伊織「なんで私が」

亜美「持つ者の義務っしょ。会員権持ってるんでしょ」

伊織「まあ持ってるけど」

真美「そうだよ、いおりん。noblesse obligeだYO!」

伊織「なんでそこだけ流暢なのよ!」

千早「水瀬さん、お願いしていいかしら」

伊織「仕方ないわね。私の名前で予約しておくから時間に遅れないでよね」

やよい「ありがとう、伊織ちゃん」

伊織「ふん、このくらい当然よ」

――――――
――――
――
6 : ◆0eT/mKPbWs [sage saga]:2018/07/18(水) 15:57:10.19 ID:xksMz+fa0
――当日―――

伊織「みんなちゃんと来てるかしら」

フロント「いらっしゃいませ。おはようございます。水瀬様、ご無沙汰しております」

伊織「お久しぶりね。他のみんなはチェックインしているかしら」

フロント「皆様お揃いです」

伊織「私が一番最後? 予想外だわ」

フロント「スタートは定刻通りです。いってらっしゃいませ」

伊織「さて、着替えてから少し練習をして。パッティングレンジ(練習グリーン)に行けばみんないるかしら」

7 : ◆0eT/mKPbWs [sage saga]:2018/07/18(水) 15:57:38.48 ID:xksMz+fa0
――ドライビングレンジ(打ちっぱなし練習場)――

久しぶりだけどなんとかなるでしょ。まずは1W(ドライバー)からっと」

パコーン

ドロー軌道(右打ちの場合、緩やかな左曲がりの球筋)を描き、キャリー(ノーバウンド)で190y付近へ。

伊織「あら、いきなり思い通りに飛ばせたわ。考えてみれば鬼軍曹のおかげで基礎体力も上がってるか」

8 : ◆0eT/mKPbWs [sage saga]:2018/07/18(水) 15:59:10.54 ID:xksMz+fa0

残りのクラブを5W、8I、7I、1W、3W、4UT、PWの順で流していく※1。

※1
【数字】W: ウッド。飛距離重視のクラブ。数字が小さいほど弾道が低い。
【数字】I: アイアン。方向性重視のクラブ。数字が小さいほど弾道が低い。
【数字】UT: ユーティリティ。ウッドとアイアンの中間のような性能。
PW: ピッチングウェッジ。アイアンの中で一番数字が大きいクラブ。10I。

伊織「さてAW※2の距離合わせは3球でいいかしら」

※2
AW: アプローチウェッジ。グリーン周りからカップに接近させるために使用することが多い。短い距離で正確さを求めるためのクラブ。

9 : ◆0eT/mKPbWs [sage saga]:2018/07/18(水) 15:59:37.91 ID:xksMz+fa0

伊織はAWでスリークォーター、ハーフ、クォーターでのスイング距離を確認した※3。

スリークォーター:通常のフルスイングに対して3/4のスイング。
ハーフ :通常のフルスイングに対して1/2のスイング。
クォーター :通常のフルスイングに対して1/4のスイング。

10 : ◆0eT/mKPbWs [sage saga]:2018/07/18(水) 16:00:44.47 ID:xksMz+fa0

伊織「なんだか全体的に飛ぶようになったわね。次はPT※4を3球やっておきましょう」

※4
PT:パター。グリーン上でカップインを目指してボールを転がすためのクラブ。

PTでハーフスイングをしてフェアウェイでどのくらい転がるか確認する。

伊織「結構転がったわ。このゴルフ場の管理が行き届いているのか、私の体力が向上したからなのか。さぁ、残りの球でバンカー練習ね」

11 : ◆0eT/mKPbWs [sage saga]:2018/07/18(水) 16:01:11.81 ID:xksMz+fa0

SWでエクスプロージョンを3球、PWでカットロブを3球試す※5。

SW: サンドウェッジ。主にバンカーからの脱出に使用するクラブ。
エクスプロージョン:バンカーから脱出するときの技術。SWをボールではなく手前の砂にたたきつけて、砂がはじける勢いでボールを飛ばす。
カットロブ:ここではポール・ラニアンが定義するカットロブとする。ボールを上にあげるための技術。バンカーでは砂が固いときに利用することがある。

伊織「軽くてふわふわした砂だこと。珊瑚砂って綺麗よね。そろそろパッティンググリーンに行きましょう」
――――――
――――
――



12 : ◆0eT/mKPbWs [sage saga]:2018/07/18(水) 16:01:43.43 ID:xksMz+fa0
――パッティンググリーン――

亜美「あっ、いおりーん」

千早「おはよう、水瀬さん」

伊織「はい、おはよう。みんな早いわね」

亜美「いおりんはバッチリ決まってますなー」

伊織は上がピンク下が白のキュロットスカートで、アイドルに似つかわしい恰好だった。

伊織「あんたもね」

亜美は上がレモン下が白のスカートだった。

亜美「んっふっふー。今日はかき氷のレモンなんだ」

伊織「そんなイメージなの!?」

千早「ぷっ」

亜美「ジョ→ダンだよ」

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