高森藍子「夕美ちゃんと私の秘密」

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1 : ◆6X9N3xfEM. [sage saga]:2018/07/24(火) 20:10:15.43 ID:20KASOLLO
※デレマス
フライングですが藍子ちゃん誕生日記念SSです。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1532430615
2 : ◆6X9N3xfEM. [sage saga]:2018/07/24(火) 20:12:12.15 ID:20KASOLLO
モバP「えー、そういうわけでうちの事務所に新しい仲間が加わることになりました」

一同「わーい!」

パチパチパチパチ

モバP「まだ新設のプロダクションで所属アイドルも少ないですが皆で仲良くやって盛り上げていきましょう」

一同「はーい!」

パチパチパチ

みちる「はいっ、プロデューサー!質問があります」

モバP「なんだ、みちる?」

みちる「その新しいアイドルの子はチョココロネ派ですか、それともメロンパン派ですか」

モバP「どっちにしてもパンかよっ!そんな派閥争い初めて聞いたぞ!」

みちる「なるほど、あんパン派ですか。渋いですね」

モバP「聞いてねーな、こいつ。まあ、どちらかと言えば洋食の方が好きそうではあるな」

春菜「はいっ、プロデューサーさんっ!」

モバP「なんだ春菜?」

春菜「その子は眼鏡を掛けていますか?」

モバP「あー、うん。なんかそう言われる気がした。残念ながら眼鏡は掛けてないぞ」

春菜「なるほど。この世にまた一人、眼鏡の魅力に気付いてしまう少女が誕生するんですねっ!」

夕美「ふふっ、春菜ちゃんポジティブだねっ」

モバP「あー、夕美」

夕美「なあに、プロデューサーさん?」

モバP「詳しく聞いたわけじゃないけど、その子は花は好きだと思うぞ」

夕美「本当に?わぁ、お友達になれたら嬉しいなぁ」
3 : ◆6X9N3xfEM. [sage saga]:2018/07/24(火) 20:13:24.85 ID:20KASOLLO
モバP「それじゃあ詳しくはまた明日にでも紹介するから。今日はみちると春菜が俺と一緒に販促キャンペーンの仕事で、夕美はレッスンに…」

prrrrrrrrrrr

ちひろ「はい、シンデレラプロダクションでございます。あっ、トレーナーさん、はい、はい、…そうなんですか。分かりました、お大事に」

モバP「ちひろさん、どうかしましたか?」

ちひろ「プロデューサーさん、トレーナーさんなんですけどお母さんが風邪をひいたので病院に連れて行くそうなんです。それで今日のレッスンは午後からにして欲しい、との事です」

モバP「そういう事情なら仕方ないですね。じゃあ夕美は」

夕美「うん、それなら午後までこの事務所で時間潰しておくね」

ちひろ「あっ、それなら夕美ちゃん悪いんだけどお留守番お願いできますか?」

夕美「うん、大丈夫だよ」

ちひろ「ありがとうございます、郵便局に行かなきゃいけない用事があるんです。1時間くらいで戻りますから」

モバP「それじゃあ夕美、頼んだぞ」

夕美「はーい、みんないってらっしゃーい」
4 : ◆6X9N3xfEM. [sage saga]:2018/07/24(火) 20:14:29.20 ID:20KASOLLO
夕美「さてと…一人っきりだとこの部屋もけっこう広く感じるね。そうだ、事務所の中にあるお花を日の当たる窓辺に置いてあげようっと」

夕美「うん、ゼラニウムは今日も綺麗に咲いているねっ!」

夕美「あっ、ビオラに新しい芽が出てきてる。こっちも綺麗に咲くといいなあ」

トントン

夕美「うーん、カンパニュラはちょっと育ちが遅いかな?肥料を追加しておこうかな。えーと、確かここにアンプルが…あっ、これこれ」

「…ません…」

夕美「ほーら、パニュラちゃんご飯あげるからねー、いっぱい栄養つけて早く元気になってね♪」

「あのー、すみませんっ!」

夕美「うわっ!は、はいハイッ!」

「あっ、ごめんなさい、ここってシンデレラプロダクションですよね…芸能事務所の」

夕美「は、ハイ。そ、そう、そうですよ」

「良かったぁ…エレベーター降りたら目の前に鉢植えのお花が並んでいるから間違えちゃったかと思いました、ふふっ」

夕美「あ、ごめんね。この時間はここが一番陽当たりが良いんだ」

「そうなんですか、どれも綺麗に咲いてますね。これは全部あなたが育てているんですか」

夕美「うん、私は毎日事務所に来るわけじゃないから水やりとかはプロデューサーさんやちひろさんにお願いする事もあるけどね」

「あっ、これニリンソウですよね。花がちっちゃくて可愛いなあ、これ鉢植えでも育てられるんですね」

夕美「うん、もしかして野生のを見たことがあるの?」

「はい、森にお散歩に出かけた時に…ちょっと待ってて下さいね、確かその時の写真が…ああ、ありました。これです」

夕美「わあ、綺麗…」

「あんまり広い範囲じゃなかったんですけど、ちんまりと水辺に集まっていたんですよ。そうそう、この時なんですけど…」
5 : ◆6X9N3xfEM. [sage saga]:2018/07/24(火) 20:15:43.15 ID:20KASOLLO
ちひろ「ふう、郵便局がけっこう混んでましたね。夕美ちゃん一人で大丈夫だったかしら」

ガチャ

ちひろ「ただいまー、夕美ちゃんプリン買ってきたから一緒に食べま…」

「それで逃げ出したウサギを捕まえるのに皆で輪になってジリジリ追い詰めて行ったんですよ」

夕美「うんうん、それで?」

「それが、あと一歩っていう所でウサギがピョーンって飛び跳ねて自分を捕まえようとしていたオジサンの腕を蹴飛ばすと、その反動で後ろから迫っていたお兄さんの頭を飛び越えて」

ちひろ「あのー、夕美ちゃん?」

トントン

夕美「あっ、ちひろさん。お帰りなさい、意外と早かったね…ってもうこんな時間!?」

「あ、ごめんなさい。すっかり話し込んじゃいましたね」

ちひろ「夕美ちゃん、そちらの方はどなたですか、お友達?」

「あっ、すっかり忘れてましたっ!私、ここのプロデューサーさんにスカウトされて」

ちひろ「藍子ちゃん?あなたが高森藍子ちゃんなの?」

藍子「はい、今日からお世話になります高森藍子です」

夕美「あっ、あなたが今日から来るっていう新しい子だったんだ」

藍子「はい。自己紹介が遅れちゃいましたね、えへへ」

夕美「じゃあ私もあらためてご挨拶っ、新人アイドルの相葉夕美だよ、って…」

藍子「うふふっ」

夕美「ふふっ♪」

ちひろ「もう二人とも、名前も知らないのに時間を忘れるくらいおしゃべりしてたんですか?」

夕美「だって、ねっ、藍子ちゃん」

藍子「なんだか初めから息が合ってましたよね、夕美ちゃん」

ちひろ「もう二人でイチャイチャしちゃって。そんな事より夕美ちゃん、そろそろ支度しないと午後のレッスンに遅れますよ」

夕美「あっ、いけない。それじゃあお花を元の位置へ戻さないとっ!」

藍子「あっ、私も手伝います」

ちひろ「藍子ちゃんはそれが終わったらこちらへ来てください。書類手続の説明をしますから」

藍子「はいっ」
6 : ◆6X9N3xfEM. [sage saga]:2018/07/24(火) 20:17:29.79 ID:20KASOLLO
藍子「はぁ、ようやく終わりましたぁ」

夕美「ふふっ、お疲れ様。初めてのレッスンの感想はどう?」

藍子「だめだめでしたぁ、演技レッスンって難しいんですね」

夕美「藍子ちゃんも人前でキャラ演じたり猫被ったりしなさそうだものね」

藍子「そうなんですよ。私、アイドルのレッスンってもっと楽しいものだと思ってました。なんだか朝から浮かれてて、うぅ…お恥ずかしい」

夕美「でも笑顔は上手に出来てるって褒められてたじゃない」

藍子「笑い顔だけですよ、他の感情は全然出来ませんでした」

夕美「怒りの演技って言われて藍子ちゃん戸惑ってたよね」

藍子「そうなんですよ。普段、怒ったり悲しんだりすることありませんから」

夕美「いいじゃない、毎日楽しい事ばかりで」

藍子「からかわないでくださいよぉ、私みたいに能天気な女の子はアイドル向いてないのかなぁ」

夕美「大丈夫だよ、私も最初の頃は苦戦していたから」

藍子「そうなんですか?今日のレッスンでは夕美ちゃん上手に演技できてましたけど?」

夕美「うん、それはね、ちょっとしたコツを掴んだんだ」

藍子「コツってどういうやり方なんですか?」

夕美「あのね、表情のイメージに近いお花を思い浮かべるの。切ない気持になる時はアネモネ!とか、可愛い表情はチューリップ!みたいにね」

藍子「なるほど、それなら自分の中に無い感情でも表現できますね。お花を使うなんてさすが夕美ちゃんです!」

夕美「もう、そんなにたいした事じゃ無いんだから」

藍子「じゃあ私も今度からお花を思い浮かべて…って、あれ?」

夕美「どうしたの?」

藍子「アネモネってどんなお花でしたっけ?」

夕美「ふふっ、それじゃあ藍子ちゃんには演技のお勉強より先にお花のお勉強をしてもらおうかな」

藍子「えー、アイドルになるにはお花にも詳しくないといけないんですかぁ?」

夕美「ううん、これは私の趣味。私の好きな物を藍子ちゃんにも好きになってもらえたら嬉しいから、ね」
7 : ◆6X9N3xfEM. [sage saga]:2018/07/24(火) 20:18:18.88 ID:20KASOLLO
藍子「あ、夕美ちゃん。待っていてくれたんですか?」

夕美「うん、一緒に帰ろうと思って。藍子ちゃんの方は今日のレッスン、どうだったかな?」

藍子「前回よりは上手く出来たんですけれど、トレーナーさんには表情が作り物っぽいって言われちゃいました。気持ちがこもってないのが見透かされちゃったみたいです」

夕美「うんうん、藍子ちゃんも順調につまづいているみたいだね」

藍子「もう、からかわないでくださいよ」

夕美「あははっ、それじゃあ帰ろうか」

藍子「はい。あっ、夕美ちゃん、この後なにか予定はありますか?」

夕美「えっ、今日はもう事務所に戻る用事はないから、駅に行ってそのままお家に帰るだけだけど」

藍子「それじゃあ一緒にお散歩しながら帰りませんか?」

夕美「うん、いいけど何処まで行くの?この辺りには公園とかなかったと思うけど」

藍子「いいんですよ、気の向くままにブラブラと歩いてみましょう」
8 : ◆6X9N3xfEM. [sage saga]:2018/07/24(火) 20:19:53.66 ID:20KASOLLO
テクテクテク…

夕美「へえ、表通りと違って落ち着いて静かな感じの商店街だね」

藍子「ねっ、ひとつ路を入っただけでもずいぶん印象が変わるでしょ」

夕美「藍子ちゃんはこっちの方に来たことはあるの?」

藍子「私も初めてですよ、でも任せてください。お散歩は得意ですから」

夕美「ふふっ、なにそれ、藍子ちゃんのお散歩は趣味じゃなくて特技なのかな?」

藍子「そうかもしれませんね。他にこれといって取り柄もないですし」

夕美「私の特技は…お花に詳しい、かな?でもそんなのアイドルとしては役にたたないかな?」

藍子「そんな事ないと思いますけど…じゃあ、夕美ちゃん。あの花壇に咲いているお花の名前、分かりますか?」

夕美「シャクヤクでしょ、ボタン科だよ」

藍子「じゃあ花言葉は?」

夕美「うーん、はじらいとか謙遜だね」

藍子「じゃああっちのお花は?」

夕美「ボロニア・ピナータだね、花言葉は芳香とか心が和むとかだよ」

藍子「凄いですよ夕美ちゃん!これは立派な特技ですっ!」

夕美「えっ、そうかな?お花が好きなだけだよ」

藍子「私はお散歩していてお花を見ても、可愛いなあ、とか、きれいだな、くらいしか感じなかったんです。でも夕美ちゃんとお散歩するとお花の事がいっぱい知れてとっても楽しいです」

夕美「そうかな、そんなに言われるとなんだか照れちゃうな」

藍子「ううん、これは私も負けていられませんね。待ってて下さい、夕美ちゃん。特技、お散歩の実力をいま披露しますから」

夕美「えっ、藍子ちゃん?どこ行くの?」

藍子「むむむ、こっちです、この路地からナチュラルで…癒やしの…オーガニックな気配を感じます」

夕美「オーガニックな気配って何!?」

藍子「喩えるなら森です。森があるみたいな雰囲気です」

夕美「こんな街中に森があるの!?」

藍子「分かりません、けど行ってみましょう」

夕美「えっ、あッ、ちょっと藍子ちゃぁん、待ってぇ」
9 : ◆6X9N3xfEM. [sage saga]:2018/07/24(火) 20:20:58.49 ID:20KASOLLO
夕美「まさか本当にオーガニックの喫茶店があるとはね」

藍子「はい、自分でもびっくりしちゃいました」

夕美「さすが特技お散歩だね」

藍子「もうからかわないでくださいよ」

夕美「あははっ、それにしても可愛い雰囲気のお店だね」

藍子「はい、街中にあるのに観葉植物や小物が気持ちよく配置されていて、本当に自然の森の中に居るみたいです」

夕美「メニューもいろいろあるね、藍子ちゃんは何にするの?」

藍子「そうですね、レッスンしたしお散歩もしたから、おやつにスイーツを頂いちゃいましょうか」

夕美「それなら…このハーブティーとパンケーキのセットなんてどうかな?」

藍子「いいですねっ。それじゃあ私はミックスベリーのパンケーキにしますね」

夕美「私は…あっ、本場オーストラリアのリコッタチーズを使ったパンケーキだって、これにしようかな?」

藍子「じゃあ注文しちゃいますね、すみませーん」
10 : ◆6X9N3xfEM. [sage saga]:2018/07/24(火) 20:22:12.11 ID:20KASOLLO
店員「こちら、ミックスベリーのパンケーキです」

藍子「わあ、とっても可愛い。パンケーキの上に赤や紫のベリーが添えられて華やかに彩っていますよ」

夕美「お皿の縁にもブルーベリーやラズベリーが並べられて上からソースがかけられているんだね」

藍子「ベリーの大きさが不揃いですけどそれが自然な感じですよね」

店員「こちらがリコッタチーズのパンケーキです」

夕美「こっちはずいぶん黄色いんだね、チーズが入っているからかな?」

店員「ご注文の品は以上で揃いましたか?それではごゆっくりお過ごしください」

藍子・夕美「いただきまーす!」

パクッ

藍子「わぁ、パンケーキがしっとりモチモチでベリーの酸味がとってもよく合って美味しいです」

夕美「こっちのはふわっっっふわっっっっのとろとろ〜でね、パンケーキ自体にはそんなに甘みがないんだけどそれがメープルシロップとよく合うんだよ」

チラッ

チラッ

藍子「えへへ…」

夕美「ふふっ、藍子ちゃん、こっちのを一口食べてみる?」

藍子「うふふ、ありがとうございます、それじゃあ夕美ちゃんにもお返しです」

パクッ

藍子「んんっ、おいし〜、今度このお店に来たらこっちを頼もうかなぁ」

夕美「んっ、ん〜、ブルーベリーがお口の中でプチュって弾けて中から出てきたおつゆがパンケーキの生地に絶妙にマッチするね」
11 : ◆6X9N3xfEM. [sage saga]:2018/07/24(火) 20:22:55.88 ID:20KASOLLO
夕美「はぁ、美味しかったね」

藍子「結局どっちも半分こして食べちゃいましたね」

夕美「うん、こんないいお店があるなんて知らなかったよ。そうだ、ネットで調べて…あっ、あった。ランチもやってるみたいだね。今日は終わってる時間だったけど…あ、あれ」

藍子「どうかしましたか?」

夕美「このお店、レッスンしていたスタジオから歩いて5分くらいみたいだよ」

藍子「そうなんですか?」

夕美「ほら、地図だとこことここ。けっこう歩いたけどグルって廻って来たみたいだね」

藍子「じゃあ今度レッスンに来たときは一緒にここでお昼しませんか?」

夕美「うん、いいね、また来ようよ!あっ藍子ちゃん、このお店の事、二人だけの秘密にしない?」

藍子「えっ、別にかまいませんけど……そうですね、今日の夕美ちゃんとのお散歩の思い出のお店、ですからね」

夕美「うん、他の人に教えたら駄目だよ。もちろんプロデューサーさんにもね」
12 : ◆6X9N3xfEM. [sage saga]:2018/07/24(火) 20:24:48.13 ID:20KASOLLO
夕美「おはようございますっ!」

ちひろ「あ、夕美ちゃん。おはようございます。あれ、今日はレッスンとか予定入ってましたっけ?」

夕美「ううん、予定は特にないんだけど。ねえちひろさん、パソコン借りてもいいかな?」

ちひろ「はい、今ならプロデューサーさんが外回りに出てますから大丈夫ですよ」

夕美「ありがとう。それじゃあ使わせてもらうね」

ちひろ「何か調べものですか?」

夕美「あのね、スマホで撮った写真をプリントしたいんだ」

ちひろ「珍しいですね、旅行にでも行ったんですか?」

夕美「ううん、家のお庭や近所に咲いているお花を藍子ちゃんに見せてあげようと思ってね。スマホでも良いんだけどやっぱり藍子ちゃんみたいに写真にしようかなって思ったんだよ」

ちひろ「あ、それはいいですね。本当に夕美ちゃんは藍子ちゃんと仲良しなんですね」

夕美「うんっ!あのね、ちひろさん、私って藍子ちゃんが来るまではこの事務所で一番後輩だったでしょ」

ちひろ「そうですね、とはいっても出来て半年くらいですからみんなそんなにキャリアに違いはありませんけど、気にしてたんですか?」

夕美「うん、春菜ちゃんやみちるちゃんはどんどんお仕事してるのに私だけレッスンばっかりだったから、ちょっとね。二人とも凄い個性を持ってるから、私みたいな取り柄のない子がアイドルできるかちょっと不安だったんだ」
13 : ◆6X9N3xfEM. [sage saga]:2018/07/24(火) 20:26:17.43 ID:20KASOLLO
ちひろ「夕美ちゃんもお花の事を良く知ってるじゃないですか」

夕美「うーん。あのねちひろさん、私ね、大人の女の人ってみんなお花が好きで育て方とか詳しいって思ってたんだよ。お母さんとかボランティアで一緒にお花植えてる人とか私なんかよりいっぱい知ってるから」

ちひろ「夕美ちゃんはそういう人たちに囲まれて育ってきたんですね、お花が好きだってだけでは個性として弱いって思ってたんですか?」

夕美「うん、だから藍子ちゃんが私がお花に詳しいのを特技だって褒めてくれた時はとっても嬉しかったんだよ。藍子ちゃんみたいな可愛くておしゃれな女の人が私の事を認めてくれたんだって」

ちひろ「それで藍子ちゃんに花の話をよくしてるんですね」

夕美「うん、藍子ちゃんはね、私の話をとっても熱心に聞いてくれるから私もいろいろ調べていっぱい喋っちゃうんだ」

ちひろ「そうですね、私も藍子ちゃんと一緒に居るとなんだか癒されるような気がしますよ」

夕美「そうだよねっ!あ、プリント終わったみたいだね。それじゃあちひろさんありがとう。私はこれで行くね」

ちひろ「ああ、夕美ちゃん。もう帰るんですか?」

夕美「ううん、今日は藍子ちゃんがレッスンしているでしょ。これから迎えに行って一緒にお茶してからお散歩するんだ」

ちひろ「はーい、いってらっしゃい」

パタン

ちひろ「ふふ、本当に仲がいいんですね」
14 : ◆6X9N3xfEM. [sage saga]:2018/07/24(火) 20:27:45.82 ID:20KASOLLO
藍子「あっ、夕美ちゃん。先に来てたんですね」

夕美「うん、ちょっと早く着いたから先にお茶だけ頼んでたんだ。今日のレッスンはどうだった?」

藍子「もう疲れました。出来るまでトレーナーさんに何度もやりなおしさせられちゃって」

夕美「あははっ、大変だね。あれっ、藍子ちゃんその荷物はどうしたの?」

藍子「あっ、これですか?学校の教科書なんです。もうすぐ試験なので移動や待ってる時間にちょっと勉強しようと思って」

夕美「藍子ちゃんの学校はもうテストなんだ、早いんだね」

藍子「そうですか、だいたいこの時期だと思いますけど。進学して初めてのテストなんでちょっと不安なんです」

夕美「そうだよね、今までの試験とは全然違うし。そう言えば藍子ちゃんって何学部なの?」

藍子「学部…?えーと普通科ですけど?」

夕美「普通科って…」

藍子「えっ、ちょっと待ってください…もしかして夕美ちゃん…」

夕美「藍子ちゃんって…」

藍子「大学生だったんですかっ?」
夕美「高校生だったのっ?」

藍子・夕美(同学年ぐらいだと思ってた…)

藍子「そう言えば…」

夕美「初対面から意気投合したから」

藍子「お互いのプロフィールとか」

夕美「全然確認してなかったね」

藍子「気づいたら仲良くなってましたから」
15 : ◆6X9N3xfEM. [sage saga]:2018/07/24(火) 20:30:19.10 ID:20KASOLLO
夕美「えっ、じゃあ藍子ちゃんの年齢は…」

藍子「7月生まれなんで今度の誕生日で16歳です。夕美、ちゃんは?」

夕美「私は4月生まれだから今は19歳だよ、事務所のプロフィールは入った時のままだけど…」

藍子「そうだったんですね…」

夕美「あっ、でも、ほら、2・3歳差とか、あまり関係ないよね」

藍子「そ、そうですよね…夕美さん」

夕美「ちょっと待ってっ!なんで今『さん付け』で呼んだのっ!」

藍子「え、えーとやっぱり年上ですし…」

夕美「この前は年上の春菜ちゃんにも『ちゃん付け』で呼んでたでしょっ!」

藍子「えっ、春菜ちゃんは高校生ですし…ほら、やっぱり大学生だと大人って感じするじゃないですか」

夕美「別にかまわないよ、今まで通りにいこっ、ねっ」

藍子「そ、そうですね。夕美……ちゃん」

夕美「もう、なんかぎこち無いよ!」

藍子「ごめんなさい、無意識に出ちゃうんです。やっぱり3歳差はちょっと大きいかなって思っちゃうんですよ、あはは」

夕美「むぅ」

藍子「そ、そのうち慣れるとおもうんですけどしばらくはさん付けしちゃうかも…」
16 : ◆6X9N3xfEM. [sage saga]:2018/07/24(火) 20:31:09.67 ID:20KASOLLO
夕美「じゃ、じゃあ…藍子ちゃんが私の事をさん付けで呼ぶなら…私は藍子ちゃんの事を『高森さん』って呼ぶから」

藍子「えっ!?」

夕美「藍子ちゃんがよそよそしくするなら、もうここのパンケーキ半分こしてあげないもん。一口しかあげないもん」

藍子「あ、あのですね、夕美さん」

夕美「一緒にお散歩していても途中で見つけたお花の花言葉とか教えてあげないもんっ!」

藍子(一緒にお散歩はするんですね)

夕美「やだやだ、せっかく仲良くなれたのにそんな年上扱いで距離置いたりされるのは嫌なの!年齢差とか先輩とか後輩とか関係ないのっ!全部無しでお友達がいいのっ!」

藍子「ふふっ、うふふふ」

夕美「もう、なんで笑うの!」

藍子「あっ、ごめんなさい。ふふっ、なんだか夕美ちゃん見てるとちっちゃな子が駄々をこねてるみたいで可愛らしくって、つい」

夕美「もう、そんなこと言って!私の方がお姉さんなんだからっ!」

藍子「それじゃあ、敬意を込めて夕美さんって呼びましょうか」

夕美「…それは、駄目…藍子ちゃんの前なら子供でいいもん」

藍子「分かりました、これからも夕美ちゃんって呼びますね。でも、その代わり…」
17 : ◆6X9N3xfEM. [sage saga]:2018/07/24(火) 20:33:13.13 ID:20KASOLLO
---------------------------------------
藍子「そろそろ終わりの時間が近付いて来ました。お名残惜しいですがゲストの夕美さん、一言挨拶をどうぞ」

夕美「今日はゲストに呼んでもらえてとっても楽しかったよ。まだまだお花についてお話したい事がたくさんあるからまた呼んで欲しいな」

藍子「私も夕美さんとラジオでおしゃべり出来てとっても楽しかったです。それでは高森藍子のゆるふわタイム今週はここまでです。来週もまた聞いて下さいねっ、ばいばーい」
---------------------------------------

スタッフ「はいOKでーす。お疲れさまっしたー」

藍子「お疲れ様です」

夕美「お疲れさま、今日はありがとう。ゲストに呼んで貰えて嬉しかったよ」

藍子「こちらこそありがとうございます。夕美さん、この後の予定はありますか」

夕美「ううん、特にないけど」

藍子「それじゃあ、この局の近くにこの前見つけたカフェがあるんで一緒に行きませんか」

夕美「うん、いいね。じゃあ下のロビーで待ってるからね」
18 : ◆6X9N3xfEM. [sage saga]:2018/07/24(火) 20:34:00.04 ID:20KASOLLO
藍子「このお店ですよ、放送局の近くなのにマスコミの人とか芸能関係の人とかほとんどいないんです」

夕美「毎度のことながらこういうお店を藍子ちゃんよく見つけられるよね」

藍子「お散歩してると自然と目に入って来るんですよ。ここはミルクティーが美味しいんですけど、夕美さんは何にしますか?」

夕美「あ、もう、また」

藍子「?」

夕美「ほら、高森さん」

藍子「あ、ごめんなさい。夕美ちゃんは何を飲みますか」

夕美「うーん、お仕事の後でリラックスしたいからカモミールにしようかな」

藍子「それじゃあ私はアールグレイにしましょうか」

夕美「食べ物も美味しそうだね、でもお昼はちょっと遅めだったし…」
19 : ◆6X9N3xfEM. [sage saga]:2018/07/24(火) 20:36:28.30 ID:20KASOLLO
夕美「うん、いい香り…カップもお洒落だねっ!」

藍子「結局スコーンも頼んじゃいましたね」

夕美「いいじゃない、二人で半分こするんだから」

藍子「そうですね。ふふっ」

夕美「ねえ藍子ちゃん」

藍子「ん、なんですか」

夕美「どうして『二人きりの時だけちゃん付け』にするって決めたの?さっきみたいにお仕事の時は分かるけど、事務所でも他に人が居たらさん付けだよね」

藍子「うーん、そうですね。トクベツ、だからですかね」

夕美「特別?」

藍子「はい。アイドルのお仕事は楽しいですし、ファンの皆さんに応援されるととっても嬉しいですし、プロデューサーさんや事務所のみんなのことは大好きなんですけど」

夕美「うん」

藍子「夕美ちゃんとこうしてのんびりお喋りしている時間は、私にとってかけがえの無い大切なひとときなんです。だからいつもとは違うトクベツな呼び方をしたいな、なんて思うんですよ」
20 : ◆6X9N3xfEM. [sage saga]:2018/07/24(火) 20:43:52.77 ID:20KASOLLO
以上で終わりです。

最後まで読んで頂いてありがとうございました。

上条春菜 4月10日生 18歳 高校生
相葉夕美 4月15日生 18歳 大学1年生
高森藍子 7月25日生 16歳 高校1年生

こまけぇこたぁいいんだよ!!(AA略

それでは依頼出してきます。

あいゆみバンザイ
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/24(火) 20:47:00.31 ID:8PNgDnIDO


アインフェリアのパッションは両方好き



あと誕生日なら

城ヶ崎莉嘉
7月30日生まれ12歳中1

橘ありす
7月31日生まれ12歳小6


はもっと……おや、玄関に苺のシールが(ry
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