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男「僕の生徒は亜人だらけ」ロウェナ「おねーさんを称える三回目!」

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824 :亜人好き ◆HQmKQahCZs [saga]:2019/01/24(木) 20:34:52.52 ID:uv7Ne1m+0
くしゃりと潰された燃えカスは煤となって風に乗りどこかへ飛んで行った。

それを見送るリリさんに表情はなく、何を思っているのかもわからない。

遠くからはベルスタシアさんがプライヤ君を追いかける声が聞こえる。あちらは楽しそうだ。

こちらの静寂はその対比でより寂しく感じて僕は線香花火に火をつけた。

男「リリさんもやろうよ」

リリ「貴方様がそう望むのであれば」

リリさんに線香花火を手渡す。

リリさんはそれに火をつけるとぱちぱち弾ける線香花火を瞬きをしながら見ていた。

紫水晶のような瞳が線香花火に光でかすかに輝いている。

どこか芸術品のような美しさが今のリリさんにはあった。

男「線香花火、最後まで落ちなかったら願いが叶うんだってさ」

どこかで聞いた話。たしか聞いたのは………

ぽとり

僕の線香花火は風にあおられすぐに地面へと落ちた。

望む願いもなかったがすぐに落ちるのはなんか悔しい。

でもそれが実に僕らしい。

リリ「………」

ぱち、ぱち

火花が徐々に少なくなる。

そしてリリさんの線香花火はついに落ちることなく消えた。

男「リリさんは何を願ったの?」

リリ「………私に願いができますように。テケはそう祈りました」

火の消えた線香花火。

リリさんの願いを持って行ってくれたのだろうか。

神様は困るだろうな。そんな前代未聞の願いなんて

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