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京太郎の奇妙な冒険 健夜「第4章……終焉の時!!」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/06(日) 16:32:38.27 ID:K0gru4Ku0
―あらすじ―

小鍛治健夜は世界の支配者になるという野望を実現すべく、5人の眷属を従えて暗躍していた。

彼女ら「幽波紋の雀士」は麻雀における[オカルト]を超越した力、『スタンド』を以て着実に眷属を増やし、世界をその手中に収めようとしていた。

しかし、幽波紋の雀士・大沼秋一郎の予言能力により、この世にもう一人の幽波紋の雀士が誕生せんとしていることを知る。

「幽なる超新星爆発の時、今こそ来たれり。開闢せし『宇宙』に邪悪な幽波紋の雀士たるはやがて飲まれん。あな『世界』、天照大神の御身さえ得ましかば…」

新たな幽波紋の雀士の誕生……小鍛治健夜とその眷属である三尋木咏、瑞原はやり、戒能良子、野依理沙らの間に、戦慄が走った。

予言は更に続く。

「弱小なる雀士、幽なる花弁に滴る純情を介して、目覚めん」

「幽なる花弁」……1つの可能性に思い至った小鍛治健夜は、刺客を差し向ける…!

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1546759958
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佐久間まゆ「犬系彼女を目指しますよぉ」 @ 2024/04/24(水) 22:44:08.58 ID:gulbWFtS0
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全レスする(´;ω;`)part56 ばばあ化気味 @ 2024/04/24(水) 20:10:08.44 ID:eOA82Cc3o
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君が望む永遠〜Latest Edition〜 @ 2024/04/24(水) 00:17:25.03 ID:IOyaeVgN0
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笑えるな 君のせいだ @ 2024/04/23(火) 19:59:42.67 ID:pUs63Qd+0
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【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part10 @ 2024/04/23(火) 17:32:44.44 ID:ScfdjHEC0
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トーチャーさん「超A級スナイパーが魔王様を狙ってる?」〈ゴルゴ13inひめごう〉 @ 2024/04/23(火) 00:13:09.65 ID:NAWvVgn00
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【安価】貴方は女子小学生に転生するようです @ 2024/04/22(月) 21:13:39.04 ID:ghfRO9bho
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ハルヒ「綱島アンカー」梓「2号線」【コンマ判定新鉄・関東】 @ 2024/04/22(月) 06:56:06.00 ID:hV886QI5O
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2 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/06(日) 16:50:15.68 ID:K0gru4Ku0
〜ここまでの冒険〜

[0日目(2018/10/16)]
小鍛治健夜、大沼の『予言』を聞き刺客を差し向ける。
須賀京太郎、幽波紋『宇宙』に目覚める。
その後、藤田靖子を倒し、正気に戻す。
宮永咲と幽波紋の雀士を討つ旅に出ることを決める。


[1〜10日目まで(2018/10/17〜10/26)]

長野に滞在。清澄、龍門渕、鶴賀で幽波紋の雀士に関する警鐘を発する。天江衣が旅の仲間に加わる。


[1日の移動を挟み、12〜21日目まで(2018/10/27〜11/6)]

大阪に滞在。千里山で警鐘を発し、野依理沙の手に落ちた姫松高校を奪還する。
薄墨初美から救援要請を受ける。


[22〜24日目まで(2018/11/5〜11/7)]

神戸で野依理沙を討つ。その後三晩は怪我の療養で寝込む。照に差し向けられた大星淡を仲間に引き入れる。


[1日の移動を挟み、26日〜35日目まで(2018/11/8〜11/18)]

移動中に波紋雀士小瀬川白望と出会い、旅の仲間に加入する。
霧島神境に滞在。
襲撃してきた大沼秋一郎と戒能良子を返り討つ。神代家当主は討たれ、神代小蒔が旅の仲間に加入する。


[1日の移動を挟み、37〜99日目まで(2018/11/19〜1/20)]

阿知賀に滞在。
到着後隠れていた幽波紋の雀士・赤土晴絵に試される形で戦い、その後柱の一族・宮永照と戦う。
負傷した京太郎は3日間生死の境を彷徨う。
その後、波紋の修行を続け、赤土晴絵並の波紋力を習得。
襲撃してきた瑞原はやりを倒す。
その後も波紋の修行に励み、遂に赤土晴絵を凌ぐ波紋力を身につける。
赤土晴絵が幽波紋の雀士として初めて仲間に加わる。。


[1日の移動を挟み、101〜109日目まで(2018/1/22〜2/4)]

宮守に滞在。
宮守女子の波紋雀士たちと熊倉トシの協力のもと、三尋木咏を撃破するも、熊倉は戦死。
熊倉の最後の波紋で京太郎は究極の波紋力を手にする。
宮永照が真の目的を明らかにし、仲間に加わる。


[110日目(現在)(2018/2/5)]

清澄を発って100日目。
小鍛治健夜との決戦に向かう。
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/01/06(日) 16:51:17.08 ID:+yUg9zxR0
今までの過去スレも貼ってください
4 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/06(日) 17:35:56.71 ID:K0gru4Ku0
【麻雀の基礎ステータスについて】

攻撃力値・防御力値・速度値・精神力値・天運値の5つがあり、この5つを基に麻雀力が算出される。

攻撃力値・防御力値・速度値は練習等によりそれぞれの経験値を獲得することで上昇する。

ケガなどによって下がってしまうこともある。

○麻雀力は以下の計算式で算出する。

麻雀力=(攻撃力+防御力+速度+精神力)/4+天運/2

○攻撃力値は、打点を左右する。攻撃値のランクで、点数計算表を決定する。

○防御力値は、放銃者を決める際に重要となる。高ければ放銃しにくく、低ければ放銃しやすい。

○速度値は、高い者が和了しやすくなる。卓でトップの速度を誇る者は和了判定値+20,2番目の者は+10される。

○精神力値は、精神力の指標。対局中0になると対局が続行不可能となる。
 精神力値が0になった幽波紋の雀士はスタンドを召喚していられなくなる。

○天運値は、総合的な麻雀力に最も大きく影響する。


[麻雀力のランク付け]

 G   F    E    D    C    B    A    S   SS
   
〜25  〜50  〜75  〜100  〜135  〜170  〜190  〜225  〜275


[基本能力のランク付け]

  G   F   E    D   C   B   A    S    SS
   
〜15  〜30  〜45  〜60  〜75  〜90 〜100  〜149   〜174


[基礎ステータスを1上昇させるのに必要な経験値]

         必要経験値
 能力値
G(0〜15).      3
F(16〜30).      7
E(31〜45)      10
D(46〜60)      15
C(61〜75)      20
B(76〜90)      25
A(91〜100).     35
S(101〜150)..    45
5 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/06(日) 17:36:22.73 ID:K0gru4Ku0
【対局の進行について】


1 【親決め】

能力提示のレスのコンマを比較し、高い順から東南西北となる。


2 【和了判定】

それぞれの対局者分のコンマ判定を行う。

麻雀力 + 和了判定コンマ +速度値補正= 和了判定値 

和了判定値が対局者の中でトップの人の和了りとなり、

素の和了判定コンマの一桁が1,3,5,7ならツモ和了り、2,4,6,8,9,0はロン和了りとなる。


3 【放銃判定】

和了がロン和了りの場合行う。ツモ和了りの場合はスキップする。

和了判定値+防御力値 = 放銃判定値 とする。

和了者を除く3人の対局者のうち、最も放銃判定値の低い者が放銃する。


4 【打点判定】

打点コンマの判定を行う。

打点判定後、点数の移動が行われ、次の局の和了判定へと移行する。

打点コンマ + スキルなどによる打点コンマ補正= 打点判定値 とする。

点数計算表と打点判定値を照らし合わせて打点を決定する。

点数計算表は、攻撃力値のランクに応じて変化する。


5 【ダメージ計算】

幽波紋の雀士が和了した場合、点数を失った他家はスタンド和了攻撃を受ける。

そのダメージは失った点数1000点につき1ポイントとなり、精神力が削られる。

失った精神力は、対局終了後に時間経過とともに回復していく。
6 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/06(日) 17:36:49.20 ID:K0gru4Ku0
【特殊コンマについて】

素の和了コンマが22,44,66,88のうちいずれかだった場合、
その局、点数計算表は七対子版を使う。(スキルの効果等で別の点数計算表を用いることもできる。)
子は3900・5200・7700、親は5800・7700・11600が2・3・4翻に書き換えられ、役満の条件が変わる。

素の和了判定コンマが99ならば天和・地和、00ならば人和を和了る。
人和の時の放銃者は、和了者以外の3人のうち防御値が最も低い者となる。
また、人和は倍満として扱う。


【その他】

・スキルの効果やスタンド和了攻撃等で精神力値が0になった場合、対局は続行不可能となり、代打ちがいなければ、敗北となる。
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/01/06(日) 17:56:07.75 ID:+yUg9zxR0
京太郎の奇妙な冒険【咲-Saki-安価】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1543138724/

須賀京太郎の奇妙な冒険 咲「第2章だよ!」【咲-Saki-安価】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1544344937/

京太郎の奇妙な冒険 衣「第3章だ!」 【咲-Saki-安価】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1545440739/
8 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/06(日) 20:04:29.08 ID:K0gru4Ku0
>>7
あ、ありがとうございます

それでは再開していこうと思います
9 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/06(日) 20:11:42.19 ID:K0gru4Ku0

そして……京太郎が長野を発って99日目の夜が来た……!

その時京太郎は、照と共に行動をし、以前会話をした高台にいた


京太郎「ここでいいんですか?」

照「うん……」

照「喩えるなら、延々と滑空をし続けるようなものだから」

照「障害物のない高台から始めた方がいい」

京太郎「なるほどね……」

京太郎「よし……[生命磁気の波紋]!!」 ジジジジジ…


京太郎は身体の微弱な磁気を波紋力によって強め、散らばっている木の葉を集積させて固めた!


京太郎「うん、これで乗れます」 ヒョイッ


そして巨大な木の葉のボードに飛び乗った
10 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/06(日) 20:14:31.12 ID:K0gru4Ku0

照「最初に風に乗るまでは、私につかまっていて」

京太郎「はい」 ギュッ

照「じゃあ……行こうか」


ビュオオオオオオオオオオオオオオ!!!!


照が言い終えるや否や、突風が吹き荒れる!!

そしてその風に乗って、京太郎の乗った木の葉のボードが流されてゆくッ!!


照「じゃあ……離していいよ」

京太郎「はい!」 パッ
11 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/06(日) 20:18:37.45 ID:K0gru4Ku0

京太郎「オオ〜、すっげえや!」

京太郎「まるで孫悟空の筋斗雲みてえだ!!」

照「……確かに」 フフッ


照は自らの起こした風に身を任せ、京太郎は波紋磁気で作った木の葉のボードに乗って風に流されて南下する!

それが今回の移動手段だったッ!!


京太郎「しかし、レジェ…晴絵がいれば、車で行けたんだけどなあ」

照「そうだね……」

照「けど、空路で行けば渋滞なんてないし、路面の凍結や障害物に悩まされることもない」

照「京ちゃんと私だけの道だからね」

京太郎「ま……それもそうですけど」
12 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/06(日) 20:22:02.34 ID:K0gru4Ku0

なぜ、阿知賀のレジェンドにして幽波紋・波紋を使いこなす歴戦の雀士・赤土晴絵がいないのか?

晴絵のみならず、いつもの京太郎一行がいないのもなぜか?

話は1時間前に遡るッ!



晴絵「なっ、なにィ〜〜〜〜〜!!???」

晴絵「つ、ついてこなくていいだってェ!?」

晴絵「今、そう言ったのかッ!?宮永照!!」

照「……はい」
13 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/06(日) 20:26:29.20 ID:K0gru4Ku0

晴絵「な、なぜ……」

晴絵「私だって……小鍛治健夜とは切っても切れない因縁があるッ!!」

晴絵「運命の輪を動かし始めてしまったのは、他ならないこの私だ!」

晴絵「なのに、決戦の場に向かわず……こちらでぬくぬくしているなんて、納得がいかないねッ!!」

晴絵「私が足手まといだと言うなら……確かに、実力では二人に遥かに劣ることは認めるよ」

晴絵「けど……それでも何か力になれることはあるはずッ!!」

京太郎「落ち着いてくれよ、レジェ……晴絵」

晴絵「京太郎……お前まで、同じ意見なのか?」

京太郎「ああ……だが、話を最後まで聞いてほしい」

京太郎「何も岩手でぬくぬくとコタツの中で丸くなっていろと言うんじゃあないんだ」
14 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/06(日) 20:32:17.96 ID:K0gru4Ku0

晴絵「と……言うと?」

照「赤土さん……貴女には、「天照大神の御身」を宿す3人の警護にあたっていただきたいんです」

晴絵「……なるほどね」

晴絵「最終決戦にあたって、衣・淡・小蒔をみすみす連れて行くのは、まるで冬眠中のヒグマの穴倉に鮭を担いでいくようなもの……」

晴絵「と、なれば……置いていくしかないが」

晴絵「もしも、小鍛治健夜が吸血鬼の残存部隊を差し向けてきたとなると……それを守る人間が必要か」

京太郎「そういうことだ……れ…晴絵」

京太郎「『宇宙』たる俺が小鍛治健夜と戦い、照さんが暗殺を狙う以上……あいつらを守れるのはアンタしかいねえ」

晴絵「そういうことなら……仕方ないな」
15 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/06(日) 20:39:23.71 ID:K0gru4Ku0

晴絵「しかし、どこで守りに就こう……」

晴絵「この岩手に留まったままでもよいものかなぁ」

京太郎「考えたんだが、みんなには霧島神境に行ってもらおうと思ってる」

晴絵「霧島神境?」

晴絵「これから鹿児島まで行けってか?」

京太郎「いや、違う」

京太郎「霧島神境には、世界中のどの山からも入れるんだ」

晴絵「??」

京太郎「今いるこの世界とは別の世界にあるとか……とにかくそんな感じだそうだぜ」

京太郎「で、世界中のどの山からも神境には入ることができると……」

晴絵「すまない……よく意味が分からないんだが」

京太郎「ああ、俺も完全に理解してるわけじゃない」

照「ここからだと、北に聳える早池峰山から入れるはず」
16 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/06(日) 20:45:08.41 ID:K0gru4Ku0

晴絵「ど、どうやって入るんだ???」

京太郎「うーん、何と言えばいいか……俺も好きなように行き来できるわけじゃないからなぁ」

京太郎「まぁ、小蒔さんがいるから何とかなるだろう」

京太郎「あの人の生まれ育った場所だし、ここは任せてみてくれ」

晴絵「あ、ああ……分かった」

京太郎「霧島神境なら、吸血鬼ごときが入ってこれる場所じゃあない」

京太郎「神代のおっさんが亡くなった今、結界かなんかが脆弱になったのか、以前ほど堅固じゃないらしいが」

京太郎「小鍛治健夜本人でもない限り、あそこに立ち入ることはできないだろうぜ」

晴絵「ふぅん……なら、私が霧島神境についていく必要はないんじゃないか?」

照「安全装置は二重に仕掛けるのが基本……」

照「いずれか一方だけでは、不安が残ります」

晴絵「……そうか」

晴絵「まぁ……分かったよ。お前たちの言うことにも納得できる」
17 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/06(日) 20:47:40.57 ID:K0gru4Ku0

晴絵「悔しいが……私はここから先は警護に徹するとするよ」

晴絵「小鍛治健夜をブッ倒すオイシイ役目は、二人にお任せだ!」 ガシッ


晴絵は、京太郎と照…二人の肩をしっかりと掴んで激励した


晴絵「二人とも……頼んだよ!!」

晴絵「小鍛治健夜を……倒してくれ!!」

京太郎「……はい!!」

照「……任せてください」
18 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/06(日) 20:51:42.52 ID:K0gru4Ku0

そして…


京太郎「咲…俺たちは、今から小鍛治健夜との決戦に臨む」

照「咲は「天照大神の御身」を宿す者ではないけれど……念のために神境入りしてもらう」

咲「うん……分かったよ」

京太郎「顔が暗いぜ、咲!」

京太郎「明日になりゃ、ようやく小鍛治健夜をブッ倒して何もかもスッキリ終わって、気持ちよーく解放されるってのによ!」

照「咲……不安がることはない」

照「神境には、赤土さんに加えて宮守女子の波紋雀士たちもついていってくれる……」

京太郎「ああ!さっき、照さんと2人でみんなの家を回ってお願いしてきたんだぜ(姉帯さんを宥めた後)」

咲「そうじゃないの……」
19 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/06(日) 20:56:41.00 ID:K0gru4Ku0

咲「二人が……無事に帰ってこれるかなって思うと……」

照「……咲」

京太郎「……なーに言ってんだよ!」 グリグリ

咲「いたた!いたいよ、京ちゃん!」

咲「もう……何するの!」

京太郎「おバカな咲ちゃんがまーたまた不安がってるから喝を入れてやったんだぜ」

京太郎「俺たちは絶対に勝って帰ってくる……だから心配するんじゃねえ」

咲「京ちゃん……」

京太郎「どうだ、元気になったか?俺の言葉が一番安心できるんだろ?」 フフッ

咲「も、もう!///」

咲「……でも、その通りだよ」

咲「信じてるね……二人が勝って帰ってきてくれるのを」

照「……必ず、勝つよ。咲」

京太郎「そういうことだから……楽しみにしてな!」

咲「……うん!」
20 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/06(日) 21:53:54.88 ID:K0gru4Ku0

事の顛末は斯くあった……

京太郎と照は涙を呑んだ晴絵の想いを乗せ!咲の信頼を乗せ!旅の仲間たちと宮守女子の期待を乗せ!

一路小鍛治健夜の館に向かって風に吹かれたッ!!
21 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/06(日) 21:56:36.10 ID:K0gru4Ku0
そして……

数時間の時が過ぎ……遂に京太郎と照は辿り着いた……!!!

宿敵・小鍛治健夜の待つ館へと……!!!



                                              __
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  |_|     ̄|    |_|   :|_|_」.⊥...⊥⊥ 」_ :|└ └ ¨ ̄ |j州i州T ̄:|淵洲 ̄:: :: |  |::::::::::|
 匚...]    :|          |           :|  _   -ー|i|¨|州|i|__|淵淵====┤  ├━=┥
      匚..| iZZZZZi  :|ニニニ二二二二i |二ニ-─t=T |i|=|州|i| ̄ |淵淵::::::::::: |  |::::::::::|
 匚...]    | il|  |______|   | |‐|  |┬| |┬|  | |─|:|ー|::||i|_,|州|i|__|淵淵──┘  └─‐┘
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22 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/06(日) 21:59:12.54 ID:K0gru4Ku0

京太郎「……ここが、俺のずっと目指していた場所……!!」

京太郎「小鍛治健夜の根城か…!!!」

照「うん……!」

京太郎「ケッ……プロ雀士ってのは金持ってていいねーッ」

京太郎「こんな豪邸に住みやがってよォ〜」

京太郎「もっと禍々しい雰囲気でも醸し出してんのかと思ったけどよ、成金のニオイしかしねーぜ」

京太郎「あーくっせェ〜」

照「……それは」
23 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/06(日) 22:01:33.33 ID:K0gru4Ku0

照「……」

京太郎「……?どうしたんです、照さん」

照「……確かに、京ちゃんの言う通りかもしれない」

京太郎「え……?成金のニオイってやつ?いや、そいつは冗談で言ったんですよ!冗談!」

照「違う……そっちじゃなくて……」

照「禍々しい雰囲気、の方……」

京太郎「?」

京太郎「まぁ、そういうイメージは持ってましたけど……案外普通でしたね」

照「……違う……」

京太郎「え?」
24 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/06(日) 22:04:58.02 ID:K0gru4Ku0

照「以前は……つい、数日前に訪れた時までは……京ちゃんの言う通りだった……」

照「館の外からでも感じ取れる禍々しい妖気……!」

照「近づいただけでも中てられてしまいそうな恐ろしい狂気が渦巻いていたのに……!!」

京太郎「なに……?」

京太郎「どういうことです……?」

照「……確かめてみよう」



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〈 /: :: :: :: /〈 〈 l: :/// //////      }: :: :: }ハ: :: : }  \: ::}
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   八     / ,、==ミヘ:::::::\   //  //  ,,:::'''// ,,,,,...::::''''ヽ\      ///
    ∨   / /  /⌒\〉:::::///  / /,,:::''' /,,,,,...::::''''     }})     //
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    {V/ / ‖ /       //  ,'  / ,,:::''    / /  〉 ,,,,,...:: ''''' // ///
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     「 \        /{ {  :::  {  ///  /  Λ           ,、-…、   `ー-  ,、r-、
    {   \     / {  {     {  ///  /  / \       //   /   γ 冖, / { /
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25 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/06(日) 22:07:19.51 ID:K0gru4Ku0

宮永照は、あろうことか健夜の館に向かって神砂嵐を放った!!



     r-ァ
   __j .L__        _ _
    |┌-   ┐{   _j   }_j }_j
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  ヽー-、         >.、::::::::::ヽ{:::::::::i.:|./     \__,.、-‐ー、._ └'  :'、=∋メ'"..-‐'"; ‐/
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京太郎「な……何をしてるんだッ!!照さんッ!!」
26 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/06(日) 22:08:44.20 ID:K0gru4Ku0

京太郎「そんなことしたらッ!!暗殺なんてできやしないッ!!」

京太郎「小鍛治健夜に照さんの寝返りを感づかれてしまうじゃあないかッ!!!」

照「あの人が……ここにいるのならね……!」

京太郎「え……??」



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        /::::: -‐/ ̄ ̄ ̄/ ̄\  \}  }\     \   } ∨ /   ∧ ,  ′ /{ }\   | \   l|  \
      / /  /      /     y'⌒ヽ\人::/\    \_}/ ,/ ̄ / ∧   ∨,√|   \_}  \__}   \
   _ -‐    /   -‐       /  /../ / ̄ ̄ ̄\    ∨  }  ′/ ∧  | ∨ l|   }i
-‐         //           {  ,.../  {       \   |  |  |  / i|   |  l ll|   |li
、        /           \/l  l...|  |          ∨ |  |  |                   ii|    i|
 丶     ,′    >‐-      八 ll...|  |___        |   l|  |  |l    ill|   |  l ll|   |lli    ii|    i|
   \    | -‐      {.:.:ト---≠ ┴ァ‐- {/ ̄  ‐-  __|   l|  |  |li                      ii|
    \   |          ∨∧\{/∨:/ f´}/)        -=ニ   |  |lli  illl|   |  l              iii|
\    \ |        _∨∧彡クj://)-} /ヽ.            ̄}  |llli  illll|   |  l ll|   |lli    ll|    i|
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. \.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:< ̄ ̄  _/.:.:.:/l__//>--  \             ,  l| )ノ   l| |,/  l i    リ^i\   } /^}/}
    ̄\.:.:.:.::.:.:.:.:.:.:.:.:.`ー‐‐.:.:.:.:.:/,/ ̄ ̄\ト、 }   \         ′リ    l| |′ l |       \从,/   | /
      \.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./ ,/       ̄ `ー-  _〉                 リリ   リ′             }′
.       | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  |  |                           '′
.       |.:              |  |
      〈/〉-‐=ニ二ニ=-- _,,| ∧
       }ニ=-  ̄ ̄ ̄ -=ニ=- _〉
       〈  }           ̄「\
27 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/06(日) 22:10:15.09 ID:K0gru4Ku0
         _,,==ヘ,-=''ヘ     ,ヘ_       ._
         |i   .j}  .{l    //  `=^ヽ-、  / 7          _     ,ヘ
       _/ヽ,   {-┐_」j   //      `^У `フ-ァ        /\   ./  \ ,ヘ      ,ヘ、
     /        j」   _`=-ミ、  _   ィ  /´ /    _r-┐  .j  ヽヘ_7   //  \   ∠、 `=ミ_ ,ヘ、
    r'    _ _,_   .ハ _  . } ̄| ,、 ̄ .L  7__フ _/    .〈  j┌く        //   /7、    \_ .7 」\
    |  _ ノ ` .}  」| .ij`ー'  ./ヽ、_/   /_,-与 .┌ーヘ_j └/ /`ヾ-'^j   └'ア  //  〉./\_   .7 { 7  /
    l r' ^ /´   `ヽ'ーァ,ヘ \    .「く  ,=、 jl   ./j _L ] _/  /  r-┐  _//  7   `ー='´  ト┴v'
    レ´_,=''"´   __,,,_〉 ./ / Vヘj_,ィ_/、 \フ ∠,\/ { ._j ├イ´ ./´  {  {   | 7  /´ `ーv-=ミ_/\__
    | ̄  _,==≦ミ、__   ̄        __ ̄> ._j  ,ヘl | .j l  7   / .`7 く ア.{  /\  /ゝ_  \  } .,ヘ、
    j/\/   /   .└ァ        く `´/| .}   く、_L_j .|__}  `ヽ´   ./  j く  \{  \/ /   >ー'´  \
   /V /^レ-ァ /     /  __,ヘ    .`ー´_j .{  /\/ >    /\    `ー=´ /カ ,ヘ〉\   く/ヽ, /  _/ ̄
  ./  く_/ /-ア   _r'  _/  .」 ./7   j ij`7`ー{_l`´    /  \      .く_j^´/\ //\ ..{ /\\_ノ
  .\  / / / ̄j'T7'  __r''   r'^  / .L /\{{ . く、`ーァ_/\   .ハ \__/  ./\     \ \ / /'く__/
  ../rァ .〉イ_ノ_/ヾ_j/┌┘   /  / / / ./-ァ ィ  く´__/  / .j  _,,/  /    /{ /`7、` ̄\   ┌-┐
  _/./j .`T´∠ └ァ j   _/∠ ̄^ ∠_/ / /ヘ `ヘ  _,、_/`´ ./  |  __/  __/`__/  ̄ く7`ヽ、\   }  .}
../  ]「  」 ./ .r'´  \_j     ̄7 ,、レ7./  .}  ∨` ,_/ヽ'´    `二´  _ノ イ` /´ー=┐ ,ヘ_\ \ |_リ _,ヘ
..ヽ__」〉  { |/|_j           .j j./ {_^´_,=ヘ、 レ' ./\     /´ \_/ /´  └==ヘ、{ // /  \ \  /  〉
   `ー´ /  7 ./\      { .{ 〉  .{ ヽ-'^く く、 /  \    `ー-´\∠_  /\__/ /ヽ}_/ ..| ̄j \//  /
        ̄>レ' _/      `=´`7/     .j  _}\__  `7  _  ┌''´`  _|  〉     }┌-ー┤_|  /  /
       /   j            ´      \/`   `ヽ´_/ \ \/ ̄´   `ー==´ └ー┐{  <>\_/
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                                  \   / ̄´                  ̄   \__/
                                    \/



京太郎「ううっ!!」


流石の京太郎もやはり[神砂嵐]の威力にはビビった!

自分を一度瀕死に追いやったその技の威力を目の当たりにして、照が味方で良かったと心から思ったッ!!
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/01/06(日) 22:11:22.86 ID:+yUg9zxR0
原作でも館に入らずに昼間に館に火をつければいいのにと思った
29 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/06(日) 22:14:19.73 ID:K0gru4Ku0

神砂嵐!

その恐ろしい破壊力により、一瞬にして健夜の館は廃墟と化したッ!!!




                       A        / 〉 }[ }
                   ,′}          ′ /}[ /\
                     /i i八       ′' / A/}___{
                      ,′/ iハ     . :/ /i/i//^^7
                  、/^ヽi i}     , / /ィiアヽ i{
                 //\/⌒ヽ    / ィiア^^ヽ Y\
                ′_ノ(/__/7   〈iア^> ´^ヽ V V^^}      __
             _A   V^v/^7 i /   / ィi(_〉i i iハ V V,,}_______/i7}
            /7 }   } i/i / /    i//¨){\i i iハ V V}_/^77 /¨}
   __          ′ ,   八//、`   /´ ./iノ ィi)i i i {^ V V__//i/⌒}
  /7{         {/{ i iL  ′{//   < _,/〉 / Vi i i i V iV V7/  A
  ,' / ′      ノ__Y^^} {,,,/i/     .\/イ⌒ヽ Vi i i i V iV ∨i / / }
  i/ {__    /j j^Y^\} ^7       }\j:i:i:i:i:ハ Vi i i i V iV ∨ / /        __
  ^^7⌒>   ,′ ^{\\ \ ′        }i i \:i〈 ハ Vi i i i V iV Vi /      __}.:{
  i /i/{  _/__/ /\ \\ノi\         八i i i i\V \vi i i i V iV V/       /:/.:.{
  | j ∧/7__7 /\ \_\\ `、       ^7}h、i i i i >、i i >i i i i V iV {      ,:./.:.:∧
  | ji/ jV i 7 /\__i>、 >ハハ__j}      ^⌒)hi/i// j \ i iV i〉{        {∧ /.:.:i
  | .八,ノ〈 !iレ'、丶` _,.ィi{7//ア        ^⌒i>イ、  /{ i \ Vヽ〉     .{./V,;,;L_
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  /\i_/ィi{^アi i i i7^~    /{      { .:.:〉       ]__} { { | | | i ′    八.://\ .|L _
  i i i 7_/i アi i i i i/      ′::       八/        \ { { | |_|_|/      /.://\.:.:.:Y.:.:.i
  i i /7ア-‐…‐-ミ     .:.:.:.{‐i     iV       /\ 〉〉〉〉/     ∧/イ/.:./ヾヽ/^〉 _|i
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  i i /i i i VY.:..://i/i//i/丶 ///i i/ ./i//⌒} /i//  / /7 / 7 i7 /  /⌒7ヽ} -‐…ァi V^^~~`
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  i j j j j j j i/i / ィi   |~~^7i i /⌒7 j{i{⌒\ :ハ/  /i/VV\_iハ   V^ヽ,  >i iYi i i i \|>´>、
  i j j j j j/i / /i i:l   |~^7i i/  .// 八i\ \〈 i/イ\ j i〉  V>ハ   V^iハイ i i i 〉i i i i i/\\
30 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/06(日) 22:17:31.96 ID:K0gru4Ku0

照「……やっぱり」

京太郎「こ……これは……どういうつもりなんですか?」

照「……っ!!」


照の表情に、明らかな焦りの色が浮かぶッ!!


京太郎「まさか……まさかッ!!」


煙を上げるだけで……声が上がるのすら聞こえない廃墟……!!

焦燥の表情を浮かべる照……!!

京太郎も……恐ろしい真実に気付いてしまうッ!!


京太郎「まさか……小鍛治健夜は、ここにはいないって言うのかァーーーーーーーーーッ!!!!!?????」
31 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/06(日) 22:22:25.22 ID:K0gru4Ku0

照「あ……あの人どころか……配下の吸血鬼の死骸すら出てこない……」

照「こ……これは……まずいことになった……」

京太郎「ど……どうしてなんだ……!?」

京太郎「なぜ、小鍛治健夜が……この館にいないんですかッ!?」

京太郎「数日前までは、いたんでしょう!?ここにッ!!!」

照「わ……わからない……!!」 ガクガク

照「ど、どうして……」

京太郎「くっ!!」

京太郎「ど……どこに行ったって言うんだ……?!」

京太郎「照さん!!答えを教えてくれーーーーッ!!!」

京太郎「柱の一族の頭脳で考えてくださいよーーーーーーーーーッ!!!!」

照「っ……」 ハァ… ハァ…
32 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/06(日) 22:29:35.52 ID:K0gru4Ku0

京太郎が館に乗り込み!正面切っての戦闘を挑む!

そして照は暗殺の好機を窺う!

この作戦は第一段階で頓挫してしまったッ!!

小鍛治健夜その人が、館にいなかったというファクターによってッ!!!



京太郎(まずい……!!考えろ、考えろ……!!)

京太郎(小鍛治健夜はどこに消えたのか…!?)

京太郎(この館を去ったことには何か理由があるはずだ……!!)

京太郎(俺の襲撃を読んでいたから……!?)

京太郎(考えてみればあり得ない話じゃない……全ての眷属が倒され、照さんまでも帰ってこない、となると……)

京太郎(奴自ら打って出るというのはない話じゃない……)

照(けれども……風のプロテクターを纏わずして、昼間行動ができるはずはない……)

照(夜陰に紛れて岩手に向かった……?3日前から……?)

照(そんなはずはない……私が向かった直後に自ら足を運ぶなんてことはない)

照(けど、夜間しか行動ができないということを考えれば、数日前から移動を開始しないとあの人に不利……)

照(そんなリスクを犯すはずがない……そのようなリスクテイカーなら、最初期の段階から京ちゃんを討ちに直々に出陣するはず……)
33 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/06(日) 22:36:58.46 ID:K0gru4Ku0

そして二人は……!

照は、柱の一族の優れた知能を以て……!

京太郎は、焦りながらも生粋のクールさを保ちながら考え……!

答えを導き出した……!


京太郎「雀卓だ……!」

照「瓦礫の山の中に……雀卓が1つ埋もれている……!」

京太郎「小鍛治健夜は、自分の体表面と雀卓の一部をワームホールで接続する「オカルト」を持っている……ッ!」

照「今までは……考えもしなかったけれど……」

照「もしその「オカルト」が……遠く離れた雀卓に対しても、有効なら……!!」

京太郎「あり得ない話じゃあない……!!今までの奴の生涯で……普通の人間のふりをして暮らす上で、1度も昼間に外出しないなんてことができただろうか……?!」

京太郎「いいやッ!!それはない!!絶対に……昼間に別の建物に移動しなければいけない場面があったハズ……!!」
34 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/06(日) 22:39:51.13 ID:K0gru4Ku0

照「けど、茨城から遠く離れた岩手までそんなことが可能なの……?!」

京太郎「……乗り換えていけば、可能だッ!!」

照「!」

京太郎「雀卓なんて各家庭にあるし、地方によっちゃあ歩道にさえ置いてある……!!」

京太郎「その雀卓を、乗り換えて、乗り換えて、乗り換えていけば……!!」

京太郎「世界のどこにだって……行けるッ!!!」

照「……問題は」

照「本当に……あの人は、岩手に向かったのか…?ということ……」

京太郎「……!」

照「あの人は……柱の一族の中でも最高の知能を持つ天才……!!」

照「こちらの考えなど……疾うに読み切られていても……おかしくはない……ッ!!」

照「守るべき「天照大神の御身」を隠すとき……京ちゃんはどこに隠そうとするのか…」

照「そのくらいは……読まれているッ!!!」

京太郎「っ!!」

京太郎「皆が……危ないッ!!!!」
35 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/06(日) 22:47:27.41 ID:K0gru4Ku0

その頃、霧島神境では……

赤土晴絵の引率の下、宮永咲に加えて、天江衣・大星淡・神代小蒔の3人……「天照大神の御身」を宿す者たちと

小瀬川白望・鹿倉胡桃・姉帯豊音・エイスリン=ウィッシュアート・臼沢塞の5人の波紋雀士たちが入境し、各々好きなように時間を潰していた……


小蒔「ただいま帰りましたー!」

霞「小蒔ちゃん、おかえりなさい」

初美「姫様ー!よくぞご無事でー!」


豊音「わー!久しぶりに来たよー!」

エイスリン「カイスイヨク!」

塞「確かに、常夏なのかなんなのかわかんないけど、気温的にできそうだね」

胡桃「須賀くんたちが頑張ってるときに遊んでる場合じゃないでしょ!」 ビシッ
36 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/06(日) 22:50:48.47 ID:K0gru4Ku0

咲(読書……)

咲(しようにも……落ち着かないなぁ……) ソワソワ

淡「サキー!また泳ぎに行こうよー!」

衣「しかし、きょうたろーとテルが戦に臨んでいるという時にあそぶのは如何なものか」

淡「大丈夫!ヨユーで勝って帰ってくるから!」 キラキラ


晴絵「……」 フゥ


晴絵はというと、退屈そうなまなざしで何と言うこともなく、雀卓を見つめていた
37 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/06(日) 22:55:22.45 ID:K0gru4Ku0

晴絵(小鍛治健夜……リベンジしたかった気持ちはあるなぁ)

晴絵(結局、ここまで来て……私は戦力外通告ってのも悔しいしさ……)

晴絵(せめて……ちょっとくらい……京太郎の役に立ちたかったんだけどなァ……)

晴絵(今だって、みんなを守るっていう大事な役目を務めてるし……今まで、京太郎にいろんなことを教えてあげられたから)

晴絵(役立たず、ってわけじゃないんだけどさ……)

晴絵(やっぱ、私も一人の雀士として矢面に立って助けになりたかったっていうか…) ハァ

晴絵(私が狂わせてしまった皆の人生……その尻拭いを全部京太郎と宮永照にさせてるだけで後味が悪いっていうか…)

晴絵(尻の拭き方を教えてあげただけじゃ、やることやったとは言えないような感じがするんだよなァ……) 
38 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/06(日) 23:11:44.81 ID:K0gru4Ku0

ブルーな気持ちで雀卓を眺める晴絵……

その顔までもが!今この瞬間、真っ青に染まることになるッ!!


ニュニュッ


晴絵「えっ?」

晴絵(髪の毛……?雀卓から出てきた……のか?)

晴絵(小蒔や永水女子が普段使ってるから……挟まってた……?)


ニュニュニュッ


晴絵「!!」

晴絵「い、いや……違うッ!!」

晴絵「こ、これは……挟まっていた髪の毛なんかじゃあないッ!!!」


ニュニュニュニュッ


晴絵「う、あ、あ……!!」 ガクガク

晴絵「あ、頭が……出てきたッ……!」 ガクガクガク

晴絵「そ、そんな……!!まさか……!!!」 ガクガクガク
39 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/06(日) 23:13:46.57 ID:K0gru4Ku0

雀卓から出てきた頭は……髪がだらりと垂れ下がり……その顔までは見えなかった……

だが……!!

赤土晴絵は知っていた……!!

この女は……幽霊でもなんでもなく……!!




洲洲洲洲洲洲洲洲洲≧====彡'/洲洲洲洲洲洲洲;/;;;;;;;ヾミ≧====彡'ノ|i|;;|iト洲洲洲洲洲洲洲洲洲洲
洲洲洲洲洲洲洲洲;/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; /洲洲洲洲洲洲洲;/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; |i|;;|i|'洲洲洲洲洲洲洲洲洲洲
洲洲洲洲洲洲洲洲ハヾ−=三/洲洲洲洲洲洲洲/;;;;rヽ`ー== =ニ彡|i|;;|i|;ヽi洲洲洲洲洲洲洲洲洲
洲洲洲洲洲洲洲;;/;;;;!     /洲洲洲洲洲洲洲/;;;;;ノ          ̄   |i|;;|i|;;;;;}洲洲洲洲洲洲洲洲洲
洲洲洲洲洲洲洲/;;rく     /洲洲洲洲洲洲洲/;;;;;/             |i|;;|i|ヘ}洲洲洲洲洲洲洲洲洲
洲洲洲洲洲洲洲{斤ミ、   /洲洲洲洲洲洲;/;;;;;;/                |i|;;|i|ィォ}洲洲洲洲洲洲洲洲洲
洲洲洲ト、洲洲洲ト、| |ヾミ、/洲/j洲洲洲洲/;;;;;;;;/             |ilィ|i| | }洲洲洲洲洲洲洲洲洲      ……ふふっ
洲洲洲|ノ}洲洲洲 !ヽ!、 |^|洲j ノ洲洲イ洲ヘ;;;;;;;;;;/                 /´|i| |il_」ノ洲洲洲洲洲洲洲洲洲
洲洲洲|;;;|洲洲洲ヽ! | ヽ|洲 j洲洲/ノ洲 ヽ/             / ,|ilィ|i|ノ /洲洲洲洲洲洲洲洲洲
洲洲洲|;;;|洲洲洲;;;;;{`ヽ._l |洲ト}洲;;//洲/\    /         トイ リj,|i|イ洲/|洲洲洲洲洲洲洲洲
洲洲洲|;;;|洲洲洲;;ト:;、   |i/_|ノ洲//洲/  ヽ-- '´      __ r-vヘノ| !ノ リ ノ洲{ |洲洲洲洲洲洲洲洲
洲∧洲|;;;|洲洲洲V \  |′|洲//洲/Υヽヘ r‐、 ∧ 厂V X ノ_,/ `´   {{/ ノイ /|洲洲洲∧洲洲洲洲
洲{;;;ヽi||;;;|洲洲洲、     !  洲勹洲1__!  i X  ゙′/  ノ_ノイ ノ     j} /' /;;;|洲洲洲{;;;}洲/|洲洲
洲|;;;; ヽ!;;;|洲洲洲;;ヽ     |洲ヘ.i/´| ト-+ __!_,+-イ‐'Υ } //      j|/ ,イ;;;;;|洲洲洲|;;洲/;;;!洲洲
洲|;;;;;;;;;;;;;;|洲洲洲;;;;; \     |洲 ^ヽヘヽ !  |  / ノ /_/イ       j| /;;;;;;;;;|洲洲洲| ノイ´ !洲/
ヽi|;;;;;;;;;;;;;;|洲洲洲;;;;;;;;;;;;∨  洲|     `^ーーー'^ ´ ̄             }| /;;;;;;;;;;;|洲∧洲|′   !i/′
;;;;リ;;;;;;;;;;;;;;|洲洲洲;;;;;;;;;;;;;;∨  洲|                         }レ;;;;;;;;;;;;」洲′}洲
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´ ̄ ̄ ̄`洲′゙洲\;;;;;;;;;;;;;∨.洲                          /;;;;;;/ /洲,′ 洲
      }/  洲  `ヽ;;;;;;;;;\jリ                     /;;;;/  ノ洲/   洲





晴絵「こ……小鍛治……健夜……ッ!!!」 ガクガクガクガクガク
40 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/06(日) 23:16:47.56 ID:K0gru4Ku0

その女……雀卓から出てきた女……

晴絵が運命の輪を動かしてしまい……京太郎その他の人間の人生を狂わせてしまう元凶となった女……

小鍛治健夜は……身体をよじって雀卓から出てきたッ!!


ニュニュニュニュニュニュッ


健夜「う……ふぅ」



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         |:.:.:.:|:.:.|_________,ノ.}      __  |:.:.:|:.:.:.:.:.|
         |:.:.:.:|:.:.|           イ{r'::::}ヽ |:.:.:|:.:.:.:.:.|     あぁ……疲れた
         |:.:.:.:|:.:.| ≠==ー        ̄ ̄  |:.:.:|:.:.:.:.:.|
         |:.:.:.:|:.:.|:.        ,        u |:.:.:|:.:.:.:.:.|
         |:.:.:.:|:.:.|ハ            ,    イ : |:.:.:.:.:.|
         |:.:.:.:|:.:.|:.:ヽ     ー ─'^´  /:.|:.:.:|:.:.:.:.:.|
         |:.:|: |:.:.|:.:.:个.. _         ィ:.:.:.:.:|:.:.:|:.:.:.:.:.|
         |:.:|: |:.:.|:.:.:.:|:.:.:.:|`:.T ー--‐  ハ:.:.:.:.|:.:.:|:.:.:.:.:.|
         |:.:|八: |:.:.:.:|:.:.:.:|:.: :}      {:.l:.:.:.:.|:.:.:|:.:.:.:.:.|
         l/¨ヽ:!⌒7ー──'        ー─‐|:.:/ー-..:|
          /   (}  {   ー-    -──' |/ {)    \




晴絵「あ、あ……」 ガクガクガク
41 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/06(日) 23:19:29.57 ID:K0gru4Ku0

健夜「昔から、苦手なんだよね……この移動方法は」

健夜「狭いワームホールの中を関節をすべて外して通り抜けなきゃいけないからね」

健夜「肩が凝っちゃうよ…まったく」 ゴキッゴキッ

晴絵「な、な……なんで……」 ガクガクガク

健夜「ふぅ……さて」


                 /:::::::::::::/:::::::::::::::: /::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::ハ
             ,::::::::::::::::::::::::::::::::::://|/ア::::/|/|::::::|::::::::::::.
             ,::::::::::::::::::::::::::::::::::/-―- 、 ̄   |/И:::::::::|
            ,:::::::::::::::::::| :::::::::::/               И/ ::|
            ,:::::::::::::::: __| ::::::::: |斗午トミ      `ヽ |:::::::|
           ,::::::::::::: /⌒| :::::::: イ!ノ:::}゚|      __  / ::::::|
              .:::::::::::::::{  |:::::::::: 代__ン      ア午ミ .:゙! ::::: |
           .::::::::::::::: \_」::::::::::::|          {ノ:リ イ゙:::| :::::::|
              .::::::::::::::::::i::::: |::::::::::::| 、::、     . ゞ゚ /::::::| :::::::|     久しぶりだね……赤土さん
           .:::::::::::::::::::i::::: |::::::::::::|         、::、.::::::::::| :::::::|
             .:::::i:::::::::::: i::::: |::::::::::::|    ー ‐     .:::::::::::::| :::::::|
         /::::::i:::::::::::: i::::: |::::::::::::|\      イ:::::::::::::::::| :::::::|
          :::/|::i:::::::::::: i:::::_|::::::::::::|   >‐=七チ:::: i::::::::::::::::::| :::::::|
         |:::i人i ::::::::__jン^|::::::::::::| / ::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
         |斗sヤ¨´    ∨\八 \:/__/|/|::::::::::::::/:::::::::::j
        /⌒\》  ー------   -― 《下<_;;/::;/|/::::/|/
       ,     ∨》             ∨》  ∨ 厶イ , 、
       {        ∨》              ∨》       く\\
       ,       ∨》               レ》|  |   /⌒二¨¨\
      ∧      |∨》                レ》|  | /     ヽ、\〉
42 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/06(日) 23:29:11.28 ID:K0gru4Ku0

晴絵「そんな……そんな、バカな……」 ガクガクガクガク

健夜「あれ?驚いてるみたいだね……」

健夜「何を驚くことがあるのかな……?」

健夜「野依理沙…大沼秋一郎…戒能良子…瑞原はやり…三尋木咏…」

健夜「私の幽波紋の眷属は全員が須賀京太郎に屈してしまった……」

健夜「そして今、宮永照さえも帰ってこない……今度こそは、やられちゃったのかな?」

健夜「優秀な右腕だったのにね……唯一の同胞がやられてしまって、悲しいなぁ……」

健夜「でもね、赤土さん……」

健夜「頂点に立つ者は……常にひとり!」 ゴッ

健夜「眷属が役に立たないッ!ていうなら……自分で全てを終わらせるまでだよ……」
43 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/06(日) 23:33:05.06 ID:K0gru4Ku0


健夜「さ……赤土さん」

健夜「案内してくれるかな……?」

晴絵「あ……案内……?」 ガクガクガクガク

健夜「そう、案内……」

健夜「須賀京太郎がこの霧島神境に「天照大神の御身」を宿す者を隠すことは読んでいたよ…」

健夜「世界のどこよりも安全な場所だろうからね……なにせ私たちの普段いる世界とは別の時空にあるんだから」

健夜「彼が今ここにいれば、完璧な作戦だと褒めてあげたいところだよ…」

健夜「神代家の当主が無様に死にさらして……防御が完全じゃなくなってるって点に目を瞑ればねッ!!」
44 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/06(日) 23:36:37.68 ID:K0gru4Ku0

健夜「さぁ……早く彼女らを読んでよ」

健夜「宮永照の血は予め採取してある……あとは残りの3人の血を吸うだけで、究極生物になれるんだ……」

健夜「なに……簡単なことじゃない……」

健夜「あなたがちょいと声を出して呼びかければいいんだよ…「天江衣、大星淡、神代小蒔、ちょっとこっちに来ておくれ」……ってね」

晴絵「う、う……!!」 ガクガクガク

健夜「さぁ……早くッ!!」 ゴッ


晴絵「こ……衣ッ!!淡ッ!!小蒔ッ!!」


衣・淡・小蒔「!」

衣「この声は……」

淡「ハルエ?」

小蒔「どうしたんでしょう、奥の間の方から声が聞こえましたが……」
45 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/06(日) 23:39:06.86 ID:K0gru4Ku0

健夜「さ……後は、こっちに来るように言うだけだよ…」

健夜「簡単、簡単……」

健夜「ね、呼んでみて……」

晴絵「う……うぅッ!!!」


晴絵「逃げろーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!」

晴絵「小鍛治健夜が襲来してきたッ!!!」

晴絵「3人以外のみんなも、すぐに身を隠すんだッ!!!!!!」



健夜「……どうしてこう、ムシケラっていうのは頭が悪いのかなぁ」
46 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/06(日) 23:46:59.25 ID:K0gru4Ku0

健夜「自分よりも圧倒的に上位の存在の周囲を……無謀にも鬱陶しく飛び回って、殺されたがるんだよね……」

健夜「蛮勇、っていうんだよ……そーゆーのを……」

晴絵「……違うねッ!!」

健夜「ん……?」

晴絵「虫けらが自分より強くて賢い人間に立ち向かうのは、確かに無謀な蛮勇かもしれない……」

晴絵「けど……私は、「人間」だッ!!」

晴絵「小鍛治健夜……お前に対して、今私は心の底からビビっているよ…怖くて仕方がない…」

晴絵「本当に、今にも還暦のババアのようにチビってしまいそうだ……」

健夜「ふふっ、それで?」

晴絵「でも私は……人間は、この「恐れ」を知っているッ!!」

晴絵「「勇気」とは「怖さ」を知ることッ!「恐怖」を我が物とすることだッ!」

晴絵「人間讃歌は「勇気」の讃歌ッ!! 人間のすばらしさは勇気のすばらしさ!!」

晴絵「「勇気」を知らない虫けらと一緒にしてもらっちゃあ困るねッ!!!」

健夜「ふん……分からない人だね、あなたは……」
47 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/06(日) 23:51:39.50 ID:K0gru4Ku0

健夜「どのみち、自分より偉大な生物に踏みつぶされるってことに変わりはないのに……」

健夜「……まぁいいよ」

健夜「あなたを殺すのは最初から決めていたこと……」

健夜「そろそろ……我が運命の輪を回し始めた道化師に引導を渡す頃合いってことなんだろうね」

晴絵「上等だよ…!!」

晴絵「こっちも、お前と戦えないと思ってヤキモキしてたところだ……」

晴絵「念願叶ったりで、ホントにハッピーさ……!」

晴絵「さぁ……決着をつけよう!!」

晴絵「10年前からの因縁に……!!」

健夜「その悲劇は……あなたの死で幕を下ろすんだよ……」 ゴッ
48 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/06(日) 23:53:01.01 ID:K0gru4Ku0
赤土晴絵

【基礎ステータス】:S S S S S

麻雀力:Mighty(328↑)

攻撃力:S(115↑) 防御力:S(119↑) 速度:S(118↑) 精神力:S(140) 天運:S(110)

【麻雀能力】
『 リアライズド・レジェンド
   実現した伝説  』(スタンド)
破壊力:A スピード:B 射程距離:D 持続力:C 精密動作性:B 成長性:D

対局中の直観的なイメージを具現化する能力がある。
配牌を見た時に瞬間的に浮かぶ和了形のイメージに8巡以内に最短で辿り着くように山牌が組まれる。
この効力は対局者全員に適用されるが、最高手をイメージしようが最速手をイメージしようが、
その形に向かって最速になるので、通常の雀士は両面待ちを最優先にし、嵌張・辺張・シャボ待ちを劣後にする嫌いがあるので、
最高手をイメージする訓練を積んでいないと効果を活用できない。
創造力で劣る雀士や発想の転換が不得手な者ほど不利になる。

・[幽波紋]:麻雀力が80+精神力値の半分の値上昇する。
・[コース・オブ・レジェンド]:毎局発動する。
├ 全ての対局者は和了判定前に打点判定を行う。
├ 『実現した伝説』の秘密に気付き、その上で最高手をイメージする柔軟な発想力に長けた者は、最低打点は満貫となる。
└ スタンド和了攻撃により他家に与えるダメージは通常の2.5倍となる。
・幽波紋の雀士によるスタンド和了攻撃以外で精神力値が0になることはない。


【強化波紋法】(波紋)
特殊な呼吸法により、体を流れる血液の流れをコントロールして血液に波紋を起こし、
「波紋」=生命エネルギー=太陽エネルギーを生み出す。その性質は電気に似ている。
波紋はある種のエネルギーである為に末端からしか本来は放出できず、その性質上、拳や蹴り技に纏わせて使用する。
他家の放銃時に雀卓を通じて和了牌とそれに触れている指に波紋を流し込むことでの攻撃も可能。
ツモ和了した時は、雀卓の点棒ケースに波紋を流し込み、点棒を払わせる際に威力は落ちるが波紋を流し込める。
一般の波紋雀士と比較すると、更に強力な波紋を練ることができる。

・攻撃力・防御力・速度値が各ステータスの元々の7分の1の値上昇する。
・[波紋疾走]:和了時に波紋攻撃を繰り出す事が可能になる。
├ ロン和了の場合、放銃者の精神力値を通常の1.5倍削り取る。
└ ツモ和了の場合、失点した他家の精神力値を通常の1.2倍削り取る。
[波紋疾走]によるダメージ倍加は、太陽の光を苦手とする生物に効果がある。
49 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/06(日) 23:54:01.38 ID:K0gru4Ku0
小鍛治健夜

【基礎ステータス】:SS SS SS SS M

麻雀力:Invincibility(415↑)

攻撃力:SS(150) 防御力:SS(150) 速度:SS(150) 精神力:SS(150) 天運:M(200)

【麻雀能力】

【位相支配】(オカルト・任意発動)
卓上に存在するものと自分の体表面をワームホールで繋げることができる。
これにより、壁牌全てを先んじて盲牌することができる。
また、自摸時には本来の自摸牌と下家の次の自摸牌の何れを引くことも可能となる。

・和了判定を2回行うことができる。


《光の流法》(モード)

???

・波紋の雀士による波紋和了攻撃以外の他者の攻撃で精神力値が0になることはない。


『  ザ・ワールド
    世界  』(スタンド)
破壊力:A スピード:A 射程距離:C 持続力:A 精密動作性:B 成長性:B

???

・幽波紋の雀士によるスタンド和了攻撃以外で精神力値が0になることはない。
50 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/06(日) 23:54:48.25 ID:K0gru4Ku0
『  ザ・ワールド
    世界  』の補正により、健夜の自動和了

打点コンマ↓1
51 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/06(日) 23:56:07.33 ID:mlsAc6FuO
流石ラスボス
52 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/06(日) 23:57:05.66 ID:aNasZgol0
しかもコンマぁ…
53 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/06(日) 23:57:22.13 ID:K0gru4Ku0
【点数計算表】:SSランク版


打点判定値    点数   子         親

01〜02       1000 300・500    1500・500オール
03〜09       2000 500・1000   2900・1300オール
10〜16       3900 1000・2000   5800・2000オール
17〜23       5200 1300・2600   7700・2600オール
24〜32       7700 2000・3900   11600・3900オール
33〜50   満貫 8000 2000・4000  12000・4000オール
51〜66   跳満 12000 3000・6000  18000・6000オール
67〜80   倍満 16000 4000・8000  24000・8000オール
81〜91 三倍満  24000 6000・12000 36000・12000オール
92〜  数え役満 32000 8000・16000 48000・16000オール

素の打点コンマ

11,33,55,77 倍満  16000 4000・8000  24000・8000オール

22,44,66,88 三倍満 24000 6000・12000 36000・12000オール

00,99    役満  32000 8000・16000 48000・16000オール



打点コンマ33より、倍満ツモ
54 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 00:03:04.90 ID:t60xVgiK0

〜1巡目〜


健夜の第一ツモは何事もなく終了し、打一筒


晴絵(よし……配牌2向聴だったから……最高にいい手だと言えるッ!) カシッ

晴絵(これで一向聴だ……!次で聴牌……!!) タンッ

健夜「……」 カシッ

健夜「ツモ。8000オール」 パタッ

晴絵「なにッ!?!」

晴絵(私のリアライズド・レジェンドの効力を受けて……最速で和了るにしても!!)

晴絵(あまりにも……あまりにも早すぎるッ!!)

晴絵(奴は配牌一向聴だったって言うのか……ッ!!??)
55 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 00:09:33.40 ID:t60xVgiK0

健夜「ふふ……10年前を思い出すね……」

健夜「あの時も、こうして……あなたのはらわたを切り刻んだんだっけ?」

晴絵「え……?」 ブシャアアアアアアア

晴絵「っ!!!」


その時……晴絵の腹部には、刃が突き立てられていたッ!!

晴絵はそのことにすら気づけず……腹部から無残に血を噴き出すッ!!!


晴絵「うっ、うわぁあああああああああああ!!!!」 バッ


晴絵は咄嗟に後退し、腹部が切り刻まれる前に刃を無理やりに引き抜くッ!!


晴絵「う、ぐぅぅぅぅ……!!!」

健夜「あーぁ……無理やり抜いても、回転するエッジでだいぶ内臓が切れちゃうんだけどね……」

健夜「まぁ、お腹の中を掻き回されるよりはマシだったかな?」
56 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 00:12:45.31 ID:t60xVgiK0

晴絵「が……かはっ!!」


尋常でないダメージを急所に受けた晴絵は、たまらず血を吐き出してしまう!!


晴絵「そ、そんな……!!」

晴絵(な……何も見えなかった……!!)

晴絵(いつ攻撃されたのかも分からず……!!いつの間にか……刃が突き立てられていたッ!!)

              モード
健夜「ふふっ……私の流法……[輝彩滑刀]はよく切れるでしょ?」

                                      ____
                                    / // \
                                    f┴┴┴<⌒}
                         \__,ノ廴ハ,_   人二二二ニ彡}
                     jしU( 〕     しィ'〈/⌒\\二彡{
                 _〕廴ノ   V} 厂 ̄\_ ト-トtッj ァrテァミ彡イーーー'⌒ヽ
               ー=ヲ  __,xく「冂 {      }   | /´  / ノ}ソァ'⌒ヽ ノ
             __,∠二二 {^  \}L {      ,イ| -、  // イ/ / i {
              j{_  / \    }L \   ,イi l|ト、_ノ_/_人    // }
              _}レ' / i'´  \  }L  ヽ/{ l | jr一f´二二ノ{ __//,ノ
               _,ノ  {_j___  i ノ ( ̄ ̄\リj{ /ノ}二二フ ̄___/三{_/}__,人_j{
            '⌒つ∠ ̄ ̄ ̄\│リ  ̄ ̄\  ̄ ̄ ̄\____彡'´  ___ \ノ
                 /  j'´ ̄ ̄\}|/ r― 、_  ̄ ̄ ̄}     ̄ ̄   / ̄ ̄\   }し'
              {'⌒ r'´ ̄ ̄\}  乂__  ̄ ̄ ̄         / /│      ヽ  }〔__,
              廴 人____   } ト----=ミ=ー―┐___//    {      }  リ^
                  ヽ_{____  \ | ノ_       / ̄ ̄ ̄  | / / ̄ ̄\  ,人ノ  _
 :.:.:.:.:.::.:.:.:.:.          /     \ V {   \___/____,ノ{ {// ̄ ̄ ̄\{  )  /⌒ヽ
:.:.゚+。 ィ ;。+゜       / ̄ ̄ ̄ ̄\V  ̄\___ ̄j二二j厂   j∨  _______  |___r‐く   ノ
ー*:. i { :.:.:.:        // ̄ ̄\___}'⌒ヽ_____/ ノニ( ̄ ___,ノV{/      \} ヽ j} r'
:.:.:.:. } { :.:.:.:.:      {    /'"´ ̄\\____  辷三三ァ'´ ̄ ノ {______/|  /  |
:.:.:.: 〕 〔 :.:;∵゜    /⌒´  i        \ ̄ ̄ ̄\__/  __,ィi〔\|______/j_/   ノ
:.:.:.: 〕 {_ .:.:.:.:     \_,  \       ヽ } ̄ ̄}\  __/  \ \______/ ̄\/
:;∵゜ }  〔_ .:.:.:.:.:     寸     丶      ∨___ノ__/\   {    \ \____/       \
:.:.:.:.: 〕  {__ ,。o+゚:.:     \    ノ`ヽ     ∨___/ヽ  \      丶_______}___
:.:.:.:.:. }  〔__ :.:.:.:.:.:.     \ i         \ \ ̄ ̄ }    \     \              \
:.,。o+゜乂   〔__ ,oS゜:.:.:.   {`ソ / / _\    \ \____ヽ    ヽ     \          / ̄ ̄⌒
 :.:.:.:.: `ミ   [_ :.:.:.:.:;*´.:.:.: / /} {.` ー┐ ̄ヽ   \ \_\   \       \___/___/⌒ヽ___
  ::.:.:.:.:.  `メ   (__ :.:.:.:.:.:./ /:.:} {.:.:.:.:.:.:}  ノ     \\____}    \              ̄ ̄廴ノ__ノ
     ;oS゚:. }__   `廴__Y⌒ヽ;ノ { .:.:.:.:j  i'⌒ヽ      \__,ノ      \        ____/__)
     :.:.:.:.:.: '⌒ヽ      乂 ノ (__ )_/ ___}__/\     人 \       \____/    / (__)
        .:。*゚.:.:.:. >z_        ―一ァ  _,ノ{      \ \             \    { `(__)
         :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.≧ァー--  ,,___z≦  人    }  ヽ          厂\ }  ̄ ̄|
             :.:.。&゚.:.:.:.:.:.:.:ノ.:.:.:.:.:.:.:      /  ∨ ノ ノ i | |⌒ヽ       N ̄   /     |
              ゜ .:.:.:.:.:.:.:.:/.:.:.:.:.:       /二二廴__|___|_|__{   i     {     /      ノ\
                      iト、        /二二二二{ ̄ ̄ ̄   |   厂    /、___/   }
                   }≧====== 彡ニ二二二/          |  /      /        /

 ヽ| /r―‐┐  __ノ     __   r―┐ ___          __ _l_,   __ __|__
. __l__ ‐┼‐  l | ノ__,ノ  __  _l__匚|_    |   |        __  ノ_ヽ  __ _|_
.  l | l三|三l  ┼ __,ノ  │| 匚] |  ノ  |  r┬ 、    l  | |│   │/
 ,ノ レ ー┼─ /|ヽ __,ノ __,ノ  ノー|  /  亅  ∨ ノ  __ノ ノ│|__l __ノ/___\
57 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 00:18:54.34 ID:t60xVgiK0


晴絵(だ……だが……分かったことも……あるぞッ) カハッ

晴絵(あの刃は腕から生えている……間違いなくあれは、柱の一族固有の力……)

晴絵(ただの刃じゃない……!刃が輝いて見えるのは、恐らく……刀身の表面でサメの歯のような極小のトゲが高速で動き回ることによる光の乱反射……!)

晴絵(だから突き立てられた刃を抜くだけでも相当な傷を負ってしまった……!!!)

晴絵(そして攻撃を受けたのは……雀卓の縁からだ……!!)

晴絵(小鍛治健夜は、あの刃と雀卓の縁をワームホールで繋げて攻撃を仕掛けてきたんだ……!!)

晴絵(だが、柱の一族の力と天照大神の加護たる「オカルト」は相反する存在のはず……!どうして同時に使用ができるんだ……?!)
58 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 00:26:19.42 ID:t60xVgiK0

健夜「ふふ……なんで[輝彩滑刀]と「位相支配」が同時に使えるのか分からないって顔してるね……」

健夜「旧敵のよしみで、教えてあげるよ……うだうだ考えてる間に死なれてもつまらないからね」

健夜「「位相支配」はその性質上……ワームホールを繋げたまま解除できる」

晴絵「な、に……」

健夜「だってそうでしょ……ワームホールの中に私の腕があるのに、「オカルト」を解除しちゃったら、私の腕はどこに行くの?」

健夜「だから、「位相支配」を解除した後に[光の流法]を発動すればいい。それだけのことだよ」

健夜「はい、答え合わせは終わり。一本場に行こうよ」

晴絵「ぐ、う……」 ボタボタ…

健夜「出血がひどいね……波紋で痛みを和らげてても、失血死してしまうんじゃない?」

晴絵「余計な、お世話だ……」

健夜「あはは……そっかそっか」

健夜「思い出してみれば、10年前は『世界』の拳でお腹に穴を開けてから[輝彩滑刀]でズタズタにしたんだっけ?」

健夜「今のじゃちょっと足りなかったね」



                     ,.   -────-
                    /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`丶
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                 ′: : :i:.:.:./|:.:.:./{ハ: :./ |:.:/\:.:./ハ:.:.:|:.:.:.:.:.i
              i:.:.:.:.: :|:.:/ :l:.:./   ∨ レ'  ∨  }Y:.:.:.:.:.|
              |:.:|.:.:.:.W  V                |:.:.:.:.:.|
              |:.:|.:.:.:.|   ___,.   、____  |:.:.:.:.:.|
              |:.:|.:.:.:.| ´                ` |:.:.:.:.:.|   だから……次は同じ目に遭わせてあげるね
              |:.:|.:.:.:.| ,斗ぅ芋ミ      斗ぅ芋ミ  |:.:.:.:.:.|
              |:.:|.:.:.:.| {. 乂辷ソ::::::::::::::::::乂辷ソ .} |:.:.:.:.:.|
              |:.:|.:.:.:.|ハ   :::::::::::::::::::::::::::::    ハ|:.:.:.:.:.|
              |:.:|.:.:.:.lヽ{        '         }ノ|:.:.:.:.:.|
              |:.:|.:.:.:.|:.人     __       人 |:.:.:.|: |
              |:.:|.:.:.:.l: :|:.:|:...    ̄ ̄    イ:l:.: :|:.:.:.|: |
              |八:.:.:.ト、|:.:|:.:.r‐}` ー--‐  {‐ァ: |:.|: : |:.:.:.|: |
                \l:_:|-‐'{厂         ア}ー- .:_:|:.: 八|
             _ ,. <     |        |    ノ/=ー-、
              〈           |        |            〉
             ∧           ヽ       /           ∧




晴絵「っ……!!」 ボタボタ…


晴絵に8×4=32ダメージ!!
59 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 00:26:52.77 ID:t60xVgiK0

東一局一本場 親 健夜


『  ザ・ワールド
    世界  』の補正により、健夜の自動和了

打点コンマ↓1
60 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/07(月) 00:31:16.51 ID:ze0Hhn+tO
61 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/07(月) 00:34:28.92 ID:ze0Hhn+tO
ネイルでフリーザの攻撃に耐え続けるイベントを思い出すな
しかし耐えきれるかこれ
62 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 00:36:43.51 ID:t60xVgiK0
【点数計算表】:Sランク版


打点判定値    点数   子         親

01〜02       1000 300・500    1500・500オール
03〜11       2000 500・1000   2900・1300オール
12〜20       3900 1000・2000   5800・2000オール
21〜29       5200 1300・2600   7700・2600オール
30〜38       7700 2000・3900   11600・3900オール
39〜58   満貫 8000 2000・4000  12000・4000オール
59〜72   跳満 12000 3000・6000  18000・6000オール
73〜84   倍満 16000 4000・8000  24000・8000オール
85〜94 三倍満  24000 6000・12000 36000・12000オール
95〜  数え役満 32000 8000・16000 48000・16000オール

素の打点コンマ

11,33,55,77 倍満  16000 4000・8000  24000・8000オール

22,44,66,88 三倍満 24000 6000・12000 36000・12000オール

00,99    役満  32000 8000・16000 48000・16000オール



打点コンマ51により満貫直撃

しかし、『  ザ・ワールド
        世界  』の補正により打点2ランクアップして倍満直撃
63 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 00:37:29.06 ID:t60xVgiK0
間違えました


【点数計算表】:SSランク版


打点判定値    点数   子         親

01〜02       1000 300・500    1500・500オール
03〜09       2000 500・1000   2900・1300オール
10〜16       3900 1000・2000   5800・2000オール
17〜23       5200 1300・2600   7700・2600オール
24〜32       7700 2000・3900   11600・3900オール
33〜50   満貫 8000 2000・4000  12000・4000オール
51〜66   跳満 12000 3000・6000  18000・6000オール
67〜80   倍満 16000 4000・8000  24000・8000オール
81〜91 三倍満  24000 6000・12000 36000・12000オール
92〜  数え役満 32000 8000・16000 48000・16000オール

素の打点コンマ

11,33,55,77 倍満  16000 4000・8000  24000・8000オール

22,44,66,88 三倍満 24000 6000・12000 36000・12000オール

00,99    役満  32000 8000・16000 48000・16000オール


打点コンマ51により跳満直撃

しかし、『  ザ・ワールド
        世界  』の補正により打点2ランクアップして三倍満直撃
64 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 00:41:13.40 ID:t60xVgiK0

ある時、天才が生まれた。


天才は静かに暮らしていた……。昼は陰に潜み、夜は健やかに眠った……。



しかしある時…!

一石を投じられた水面のように……天才に波紋が走った!!



天才は生まれて初めての不快感を覚えた……。



天才は決意した。自分を脅かす全ての存在をこの世界から消し去ろうと……。

自分こそが快に満ちた『世界』になろうと……。

その瞬間、天才は『世界』と成った。



その時から、世界は『世界』に侵食され始めた……。
65 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 00:46:00.65 ID:t60xVgiK0

東一局 一本場

ドラ表示牌:4索


健夜の第一ツモは、何事もなく打、九索で終了した

続く晴絵のツモ……!


晴絵「……」 カシッ

二三四萬 ABCDE筒 2357索 西 ツモ:5(赤)索


晴絵(よし……ッ!!)

晴絵(お手本のような三色手……!!しかも配牌一向聴ときた!!)

晴絵(私がイメージするのは……メンタンピン三色ドラドラ赤1!倍満手だッ!!)

晴絵(次の自摸で聴牌!その次で和了するッ!!)
66 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 00:50:22.12 ID:t60xVgiK0

しかし……その次の巡、異変が起こるッ!!


晴絵「……!?」 カシッ


二三四萬 ABCDE筒 2355(赤)7索 ツモ:北


晴絵(有効牌じゃ……ない)

晴絵(な……何故だ……?!)

晴絵(私の『実現した伝説』は直観的なイメージを具現化するスタンド……!!)

晴絵(私が配牌を見た時に浮かんだ和了形……メンタンピン三色ドラドラ赤1に最速で辿り着くように山牌が組まれているハズなのに……ッ!!)

晴絵(何故……無駄ヅモが……!?」)

晴絵(ま……まさか……)

健夜「……」 ゴゴゴゴゴゴ
67 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 00:51:55.77 ID:t60xVgiK0
                   ザ・ワールド
晴絵(これが……小鍛治健夜の『世界』……!!?)



          ____  ___ _  _   _ _ _  _   _ _
         ̄|「 ||_l|l二 |l / l| /∩||L》 ||  |「ヽ U´))| |
          || .|| ̄l|l_ |レ l|/ |U」|「lL|l_|L,ノ /___|_|
.       x ── v ── x           x ── v ── x
    // ̄ ̄∨ ̄ ̄\\.        // ̄//∨/三三ミ\
.    / ./    ,. ´ ̄ ̄\  Vハ.       / ./  _人二ノミミしミミVハ
    | l   ,ィ{  庄o)ハ /`ー‐Vハ.     | l/ ̄___j'芟`ト‐く))ミVハ
   | |.,ィ'双{ ノ厂彡' ヒ二フl |.    │ | /{__ノ〈_   ヾ=爪ミミl |
   ヽ ヽkス{ // ///   / ./     ヽ ヽヽ_ノ F‐ , ィli|リノ/ ./
     \\_|_/ /____//.         \\ニ彡二三三彡'./
      ヽ----、V x‐tf‐'   '⌒ヽ.  ,ィァァz、ヽ-rt--、V x―一'
            ∨  《Z{'⌒ーz___ノ ////Xl }‐r《ノ  ∨
.          ,. ─-、 《Z{、 ////ハ| l l l l lリr《ノ
         /    \《Z〈l/////| | l l |/r《ノ / ̄ ̄ヽ
          l    /⌒ .}、/`lTフ'个フニ|人ノ  乂ノ   |
         人   乂_,ノ/  `l{.ftッVtラ l/__ハ _    /!
         / \__ l   ,ハ|、___,|/´ `|/  __//
          \   /   l   /|X\___/    |{   )   ̄|
         | ̄f   ) ./| / l`ヽX「レZ    | `Y´ '⌒}│
         |  `二  / .| ,'  ハ_r〈__尺  ∧_人__,ノ |
        }二二/.{  l i  ∧ ミV |    ∧  |ニ二二{
.         }二二! ハ | |   |/   \.   ∧/二二二{
        ヽ二 / ,ノ Vハ   !     )   ハ二二二ノ
           (ニ/   r≪Vハ  │   /〈≫ュ   |二二ノ
          |  r≪ノ /Vハ  l    /  <≫ュ |二フ
           / r≪ノ /  ヽ\|  /   / <≫ュ
         _/r≪ノ  /___\| |__,ノレ'   `<≫ュ
.       x‐─┴V ── x__r ト、_r/___x‐──V┴ ─ x
    //「「「「∨「「ファ\\  リ== =l{´  // ̄ΤY ̄ ̄\\
.    / ./三ミー┴ヘ三彡'  Vハl ̄\/ ̄l/ ./ (ヽ「`r┴‐、   Vハ
   | l 三ミ=Lf= }三彡ー‐Vハ、     ,| l   \У tゅ、\__ Vハ
   | | 三ミヘ人__,ノ三ミ   l │\  /.| |  / V⌒ヽ___フ l |
   ヽ ヽ彡'/7ハl「ミミ     / ./   ∨  ヽ ヽ/  // ̄    / ./
     \\/_/_lLミ   __//        \\__/.  ___//
      ヽ----、V x―一'               ヽ----、V x―一'
           ∨                        ∨
68 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 00:59:03.13 ID:t60xVgiK0

晴絵(そ……そんな)

晴絵(一体どうして……無駄ヅモを引いてしまったんだッ!?)

晴絵(『世界』の能力の正体はなんなんだ……ッ!?)


晴絵は、引いてしまった不要牌の北をそのまま切る……

そして健夜はその北を……


健夜「カン」

晴絵「!!」

健夜「おっと……その前に、確認しておかなくっちゃあね」

健夜「新ドラは即乗りでやるけど……いいかな?」

晴絵「……!!」 ワナワナ

晴絵(ま……まさか……乗せる……つもりなのか……ッ!?)
69 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 01:03:10.70 ID:t60xVgiK0

晴絵(ま、まて……しかも……)

晴絵(これはつまり……嶺上開花で和了るという宣言なのか……?!)

健夜「返事がないね……死人に口なし、ってとこかな?」

健夜「既にあなたは、死んでるも同然なんだから……聞かなくてよかったね」 カシッ

晴絵「な……!!」

健夜「ホンチャンダブ東嶺上ツモ……新ドラ4枚乗って、ドラ6」

健夜「三倍満……36300」

晴絵「!!!」
70 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 01:06:33.63 ID:t60xVgiK0

晴絵(こ……これは……ヤバいッ!!)

晴絵(先手を打たないと……!!)

晴絵「うおおおおおお!!!リアライズド・レジェンドッ!!!」




                                         ,、、_
                      _...  ------  、、、、..,,_//_」⌒
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                              / j{ ヽ..:..斗匕 ヽ } ::..        .::} .V〉
                               〈  ∨/..// /   vI  ::..     ::  }::}ミk、
                  >''"~ ̄ ̄~"''<    ィiハ マh、/´ ̄   }}ih.ゝ:.. ::...  .::   /://// \.へ、
               >''^ .....::::::::.....       \///八 ..::《 ..:   ///:.ヽ::.\.. ..::   /:///,:::..  :: }Nx、、
        _ィi〔⌒冖冖冖冖¬ミ :::...     ∨// /心、ヽ ::  イ//>ヽ \:.ヽ..:/ ノ:ノ////,:::.. .::ノ////〕iト、
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                                     \.\::.../~/"''寸k 乂x.,__丿ノ
                                       ∨ヘ..{:::j{........}!トー-‐'^~ ̄!
                                        `マ=彳......へ!jハ \///{
                                         {\/,`j{::::ヽヽ!  \/
                                      Wニニ={:::....}//}
                                         ∨=--r=-'//j
                                        `マ:::\::::ノ
                                           ̄
71 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 01:14:10.96 ID:t60xVgiK0

健夜「ふふ……無駄な足掻きを」

健夜「知るがいいよ…」

   ザ・ワールド
健夜「『世界』の真の能力は……まさに!」

健夜「「世界を支配する」能力だということを!」


   ザ・ワールド
健夜「『世界』!!」


                                                 ,ィ‐、.
                               ____                / |  )
                        </ ̄/_,z‐┴=ミ、 / >     ノf´}ィ
                          / ̄ ̄ ̄ ̄ , -┴==-、   /      >  i/  / {
                     /      ___,∠===-ミ、   ヽ/          > . i
                   ,x<      / /       \ /              >
.      ___Y'⌒ヽ≧=─<   ',  _,ィ⌒ノ´ ̄  ̄`゙ 、 / /              /__
.   /  人_ノ      j\ │/⌒V´        \/                  /-‐==ミx
      /{ x─ 、___/  }. ! ヽ 人______ /    ,               / /  _  ト、
        {l|l{   }     \ノ__ノ-‐┴{   ̄ ̄¨゙ヽ / /!            /  /V´ ̄  `ヽ} ハ
        | |l乂__ノ        } |      乂   , ′ / ./│           イ   / }!__   ト、}
        | | , '⌒ヽ=─---く,ノ_    i  \ /_ /  /{         / '   ハ  '´ ̄ ̄`ヽ } }\
   l\ 寸八   ,ノ     ノ}  `¨¨¨|    「 ̄ ′ / ト、 |   _,   ´ /  /⌒}/      V ,ノ_}__
   |  ',  \ `f⌒ヽ─‐ァ' ./     ト、  l  /  { .乂!厂 ̄     ノ   ノ⌒ソ       ノ'´   \\
.   ヽ '、  ヽ乂__ノ__//\      l   ー=/_  |  /   ,x攵__7フ¨´ ,イ⌒jノ─-、  ,,‘´
...     ̄\_____,∠__>ー---ト、_.l ,′ ゙ヽ|∨ /      イ}ノーf/     / / ̄ ̄|
                   r─‐x   人  l i⌒ヽ  | rー、―‐一 7´/  l  /_ / /    /
               _,ノi⌒ ̄ ̄/ 弋二ト l     {⌒ト、    /__/  j/ ̄`V  '  i   /     ノ
                ,xく`ヽj     / /    \ 寸   人_ノ¨¨¨ ̄   , イ    | / x≪二二二≫x '
           /ハ }レ-ヘ  /|/      「 ̄\___/   ̄ `ヽ /   \ __レ< _ -‐===- 、  \
           ‘ー'´    }_,イ,ノ     /   │   \___/} / ̄ ̄/   ./        \ ‘,
                    \\        ,ィf´ ̄匸 _\   {  ∨ .//   /  <\-=‐-/>  ハ ∧
                    \>ー---<  \____\_」!____|/--、  ,   ,′  /Y´ A `Yf   '. | ハ
                                      /    V   |   l{ l{ (O) } }   i |  ',
                                        {      i  /',  人乂_ __,ノ,ノ   ; |  ノ
                                           \___,ノ'´ ̄`ヽ </ ` ー--\>   / j/
                                          |    l     i \         / /
                                          |    ト、     ,ノ__ `’<二二>'’ ./
                                           乂___ノ  `T ´   ヽ       / ̄ ̄ ̄
                                            |   |       }'´  `ヽ /
                                              ‘ー‐ヘ、  _ノ      }/
                                                   ̄  乂___,ノ
72 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 01:21:29.99 ID:t60xVgiK0

晴絵「!」

晴絵「この姿が、お前のスタ―――――」




健夜「……」 スクッ


健夜は立ち上がり……微動だにしないリアライズド・レジェンドを回り込んで、晴絵の正面に立った

           ザ・ワールド
健夜「これが……『世界』だよ」

健夜「もっとも……「時間の止まっている」あなたには見えもせず感じもしないだろうけどね……」
73 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 01:23:57.79 ID:t60xVgiK0

健夜「さて……そろそろ幕引きといこうか……」

健夜「死ねィ!赤土晴絵ッ!!」





                ,,、 -''/
             イ  /,r ''了 / 了
               /  /,/  // ,/,r、-  _,,,、 -ー ―
           /   /:/  // _/'. /レ '' "  ,、   /
              イ  / / __/: l/ /   z- "/  /
             |.  / //__,   /,、-''"  /  /
.           |  レ '''"  /      ,,、-'  /
.            |    ,、-ーー'   ,、-'' "   ,,、z
          |  r'       l"   ,、- '
           |  |       / ,、 ''"
            |  |        //
            /  |       /√
         |  /
         |/
                                                    ャ――z
                                                        /  /
                                              lー ''''" ̄ ̄"    ̄ ̄`'、
                                                ∠,,、 -z    ,r――― ''"
                                            、 '"´,、ィ   /
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                                        | ,、 '´    /  /      `',,、- ''" ,,,/
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                                              //       /  __/
                                                   ∠  /
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                                                    | /
                                                    |/




ザ・ワールドの拳は……またしても!10年前と全く同じように!晴絵の腹を貫いたッ!!!
74 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 01:30:11.22 ID:t60xVgiK0

健夜「あなたは自分が死んだことにさえ気づいていない」

健夜「何が起こったのかもわかるはずがない……」

健夜「これはオマケだよ」 ギランッ

健夜「輝彩滑刀でハラワタをかき混ぜ……あの時と同じようにしてあげよう」 グジュジュッ

健夜「さて……こんなところか」



……するとッ!!





           |\                      _  l'''l          /:l
           |:::::| /:::7 /:::7   |;;,,.      /;,   | ,|::|_,、  ,_   ,、|:::L
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晴絵は遥か腹部に風穴を開けたまま……遥か後方へと吹っ飛んでいったッ!!!



晴絵に(30+36.6)×4=267ダメージ!!
75 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 01:40:50.03 ID:t60xVgiK0

ドガガガガガガガッ


いくつもの襖を突き破って晴絵が吹っ飛ばされた先は、晴絵の呼びかけを聞いて身を隠した咲が潜んでいる部屋だった


咲「え……?!」

咲「あ……赤土さんッ!!」

晴絵「……」

晴絵(い……いったい……何が起こったんだ…)

晴絵(やられてしまったのか…う…動けない……)
76 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 01:48:27.56 ID:t60xVgiK0

咲「あ……赤土さん!赤土さん!しっかりッ!!」

晴絵「……」

晴絵(ダメだ……声も出ない……)

晴絵(指は…かろうじて……動かせるか…?) ピクッ

咲「! 赤土さん、まだ生きてる……!!しっかりしてください!!」

晴絵(……そうか、いつも持ち歩いてるこの本……小説版『Vertical Limit』のおかげで、ほんのわずかばかり……衝撃が緩和されたのかな……)

晴絵(穏乃のヤツ、大好きだったな……この本……)

晴絵(阿知賀のみんなは何をしてるのかな……)

晴絵(まだこの時間じゃ、みんな眠ってるかな……)

晴絵(玄は早起きして旅館の手伝いを頑張ってるかもなぁ……宥のやつは、寒くて布団から出るのを拒んでそうだ……)

晴絵(穏乃は早起きしても登る山が吹っ飛ばされたせいで遊びに行けなくて、イライラしてたりして……)

晴絵(憧や灼はまだ寝てそうだな……)

晴絵(みんな……ごめん……)

晴絵(生きて帰れそうにはない……)

晴絵(熊倉さんも、すみません……長生きして幸せになれって言われたばかりなのに……)

77 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 01:55:12.17 ID:t60xVgiK0

赤土晴絵が最後に思うこと……

それは阿知賀にいる教え子や天国にいる恩人の事ではなかった

彼女らのことを深く思ってはいたが最後に浮かんだ「奇妙な疑問」の前に頭から吹っ飛んだ


晴絵(私がリアライズド・レジェンドの効力を発揮しているにもかかわらず、無駄ヅモを引かされた時……)

晴絵(奴のザ・ワールドは他者のスタンドを無効化するスタンドか何かかと思った……)

晴絵(しかし……それだけだと、新ドラがモロ乗りすることを分かっていたあの素振りや……)

晴絵(攻撃を受けたことにすら気づけなかったことの説明がつかない……)

晴絵(前者の2つは……もしかすると、私と同じように壁牌に細工を仕掛けたということなのかもしれない……)

晴絵(だが……どうやって……?)

晴絵(私のスタンドの効力を上回りつつ、新ドラさえも載せる……それじゃあちぐはぐすぎる……)

晴絵(結果だけ見てそんなちぐはぐなスタンドだと考えるのは間違い……何か共通点があるハズ……)
78 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 02:06:03.73 ID:t60xVgiK0

晴絵(最後の1つ……気づかれずに攻撃を仕掛けるというところに何かヒントがあるかもしれない……)

晴絵(もし……私に気づかれずに、山に細工をしていたとすれば……)

晴絵(前者2つだって説明がつく……)

晴絵(しかし……真剣に対局していた私の目をかいくぐって、イカサマを仕込むなんてことが可能だろうか……)

晴絵(一瞬の時さえも目を離さなかったのに……)

晴絵(私でさえ気づけないような超スピードで仕掛けたのか……?いや、そんなはずはない……ユニバースの刃を振り下ろす速度でさえ、そこまでの速さじゃない……)

晴絵(それに……私くらい訓練を積んだ波紋雀士はそういない……攻撃を受ければ、すぐさま反応をして波紋を流し込むことだってできるはずなのに……)

晴絵(まるで、感覚が止められたかのようだ……)

晴絵(……止める……)

晴絵(感覚を、止める……)

晴絵(何の感覚を……?)

晴絵(……時間の感覚を……?)

晴絵(時間の感覚を……奪われた……?)

晴絵(「時」を……奪われた…………?)
79 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 02:08:44.87 ID:t60xVgiK0
           /:、
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         /:i:i:i/  Λ
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                                       V/     /:i/^'' ┘   /:i:i:i:i:、
                                              ∨     /:i:i/^' ┘
                                                      └ '



晴絵(わ……)

晴絵(わかった……ぞ……)

晴絵(な……なんてことだ……)

晴絵(それしか考えられない……)

晴絵(「時間」だ……)

晴絵(やつは……他人の「時間」を奪える……支配できるんだ……)

晴絵(時を止められるんだ……!)
80 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 02:14:55.49 ID:t60xVgiK0

咲「赤土さん!赤土さん!」

咲「う、うぅ……ど、どうすれば……」

晴絵(つ……伝えなくてはこのことをッ!)

晴絵(この恐ろしい事実をなんとかして……なんとかして咲に伝えなくては……っ)

晴絵(このままだと……京太郎が負けてしまう……)


晴絵は震える手で懐にしまってあった本……『Vertical Limit』をなんとか取り出した…

小説版『Vertical Limit』は夥しい量の血と肉片に汚れ、ザ・ワールドの拳が掠ったであろう凹んでいる跡もつけられていた


咲「あ……赤土さん……?これは……」
81 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 02:21:44.98 ID:t60xVgiK0

晴絵「こ……れ、を……」

晴絵「きょう、たろう……に……」

咲「この本を……京ちゃんに……?」

咲(赤土さん……?いったい……何の意味が……!?)

晴絵「わ……たしの……リアライズ……レジェンド、は」

晴絵「イメージを……具現…化……する……能……力……」

晴絵(これが精いっぱいだ……)

晴絵(咲……受け取ってくれ……)

晴絵(伝わって……くれ……) ス…


        リアライズド・レジェンド
本に重なった『実現した伝説』の手が消えると同時に……晴絵は動かなくなった
82 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 02:25:09.67 ID:t60xVgiK0

咲「赤土……さん……」


健夜「うーん、ようやく因縁が切れたかな?」 スタスタ


咲「!」

健夜「その本……赤土さんが胸に携えていたんだね」

健夜「だからあの攻撃だけじゃ即死しなかったんだ……ちょっとなまっちょろかったかな?」

咲「こ、小鍛治……健夜……」 ガクガク

咲(あ……足が……足が、震えて……!!)

咲(京ちゃんに、この本を渡しに行かなきゃいけないのに……!)

咲(う、動かない……よ…!!) ガクガクガク
83 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 02:28:03.13 ID:t60xVgiK0

健夜「私のザ・ワールドの拳が掠った後があるね……」

健夜「赤土さんが命を懸けて伝えたかったのって、もしかして私のスタンドが接近パワー型ってことだけかな?」

健夜「だとしたら、哀れだね……そんなの簡単にわかることなのに」

咲(ち……違う……)

咲(赤土さんはきっと、何かもっと大切なことに気づいたんだよ…!)

咲(だから、最期の力を振り絞って、リアライズド・レジェンドを使って、何かを伝えようとしたんだ……)

健夜「ふふ……宮永咲」

健夜「あなたは、読書家なんだってね……お姉さんから聞いているよ」
84 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 02:36:33.03 ID:t60xVgiK0

健夜「せっかく赤土さんが死の間際にプレゼントしてくれた本だ……大事に読むといいよ」

健夜「あの世で……じっくりとね!」 ゴッ

咲「っ!!」 ガクガクガク


霞「させないわっ!!」 チャキッ

初美「や、やってやるですよー!」 ガクガク

春「よ、容赦は……しない……」 ガクガク

巴「ろ、六女仙の……意地を見せます!」 ガクガク


健夜「プッ……薙刀ァ〜〜??」

健夜「そんな武器で私と戦えるつもりなのかな……?」

霞「た……ただの薙刀じゃないわ……」 ガクガク

霞「天照大神の加護を受け……清められた薙刀よ!」 ガクガク
85 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 02:38:11.36 ID:t60xVgiK0


初美「は、波紋を帯びてるようなものだから、斬られたらひとたまりもないのですよー!」 ガクガク

健夜「ふふ……膝が笑ってるよ…」

霞「っ!」 ガクガク

健夜「まるで終戦直前の挺身隊みたいな悲惨さがあるね……」

健夜「ま……面白いものを見せてくれたし、先にこっちと遊んであげようかな」

霞「み……宮永さん!逃げて!!」

咲「!」

咲「石戸さん……みなさん……ありがとうございますっ!!」 タタタタッ

健夜「……ふん、どうせ大したことは理解出来ちゃあいないし……いいかな」

健夜「さ……生臭巫女さんたち、ちょっと遊んであげるよ」 ゴッ
86 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 13:59:53.91 ID:t60xVgiK0
その頃、京太郎と照は……

風に乗って北上し、筑波山を目指していたッ!!


ビュオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!



京太郎「奴が……小鍛治健夜が本当に、本当に霧島神境への侵入に成功しているとすればッ!!」

京太郎「こいつはヤバい……!ヤバすぎる事態だッ!!!」

照「「天照大神の御身」を宿す3人の血を石仮面に吸わせ……私の血も含めて、完全に「天照大神の御身」を手に入れているかもしれない……!」

照「そうなれば……もう……ッ!」

京太郎「いや!!」

京太郎「神境には晴絵がいる……!晴絵なら、小鍛治健夜を食い止めてくれているはずだッ!!俺は信じるッ!!!」
87 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 14:02:56.83 ID:t60xVgiK0

シュタッ


照「着いたッ!筑波山にッ!」

照「京ちゃん……ここからどうやって入るの」

京太郎「……小蒔さん含め、永水のみんなに電話をしているが、一向に出やしねえ……!」 ピッ

京太郎「恐らく……マナーモードにしているんだ……!」

京太郎「何か……着信音を鳴らしてはいけないような……そんな事態に陥っているから……!!」

照「すると……やはり……!」

京太郎「っ……」

照「……京ちゃん……!」

照「どうにかして……神境に入らないと……!!」

京太郎「……俺に考えがある」 ジャキン


京太郎はユニバースを出して剣を構えた!
88 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 14:05:55.28 ID:t60xVgiK0

照「京ちゃん……?いったい何を……」

京太郎「以前……異世界に行く方法ってのを見せてもらったことがある」

京太郎「俺のユニバースは小宇宙を創造することができるスタンド……」

京太郎「この山域でなら……それを応用できるかもしれない」

照「……?」

京太郎「今、この山と神境は……同じ位相にあるはずなんだ……!」

京太郎「ただ、出入り口が閉じられているというだけ……」

京太郎「ならば……俺がゲートを創り出すッ!!」 


ブンッ!!

京太郎はユニバースの刃を虚空に向かって振り下ろしたッ!!
89 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 14:11:22.51 ID:t60xVgiK0

空間に……穴が開いたッ!!!



                  ,竓-‐ … ‐- よ
                   >也゙iク'i:i:i:i:i:i:i:i:i:,l|ツ". 〕iトk
               ,xく...   i/i:i:i:i:i:i:i:i:,l|'   ,ィ幺ニ ミメ、.
          ,乙. ム     iii:i:i:i:i:i:i:i:l||   ,ィ幺>"..... ※
          冶_゙マム    |i:i:i:i:i:i:i:l||'  / / ,,-''" ̄__.N
        /i:i:i:i:i:i_゙ム   |i:i:i:i:i:i:ii|   /" /,,-‐'' ̄i:i:i:i:i:i:i:
.        厶i:i:i:i:i:i:i:i:`マl,   ',i:i:i:i:i:i:|i /./ ´i:i:i:i:i:i:i:__i:i:iハ
.       たi:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i゙、   ゙、i:i:i:i:il. /./i:i:i_,,-‐''ニ三三三三三ツ
.        #.,,,_i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ヽ  \i:i:il l/ ,-''      ___`....ヤ
.      @i:i:i:i`守ミュ、i:i:i:i:i:i:i:丶、     -‐''' ̄ ̄''‐-=ニ=-、.... i
.      !゙ミニュ、__ `ヾュ、_ ,,-‐      ̄`丶、i:i:i:i:i:i:i:i:i:ヾ三ヽ.g
.        キ.. ゙゙''‐=三二ニ=-─'''"" ./l. ', `ヽi:i:i:i:i丶、\i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:瓦
..     抓i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i_,ィ//i:i:i|   ヽi:i:i:i:i:iマ ムi:i:i:i:i:i:i:i:i彑
       ムi:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:/ニニ/i:i:i:i:l|     ゙、i:i:i:i:i゙マニli:i:i:i:i:i:i:iハ
       ∧....‐-=,,,,___ _,ィ≦ジ"i:i:i,ィl|'    ,l|li:i:i:i:i:i'lニl,i:i:i:i:i:i,勹
         寸.....-=ニ三>"i:i:i:i:i:i,ィ≦l    /|lli:i:i:i:i:i:マムi:i:i,4
          \... ̄i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:,ィク /    /l||li:i:i:i:i:i:i:゙マl 在
            今xi:i:i:i:i:i:i:i:i:,ィク  ノ    // l|li:i:i:i:i:i:i:x令
                尖ト 〔゙≦/_,,/     {l{ '|l . 〕 ≪
                〕iト=ェL」__」Lニ=牝刋





京太郎「やったぜ……繋がったッ!!」

照「……こんなことができるなんて……」
90 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 14:15:18.19 ID:t60xVgiK0

京太郎「小宇宙を創り出す能力……元々別の世界があるところでなら、もしやと思ったが……やってみれば、できるもんだな!」

照「……ザ・ユニバースの能力には果てはないの?」

京太郎「さあな……果てとやらに行ってみなくちゃ分かんねぇ」

京太郎「だが……「できて当然と思うことで何だってできる」」

照「?」

京太郎「俺の師匠の言葉さ……勿論、男を女に変えるだとか、スタンドと全く関係のないムチャクチャなことは論外だけどよ」

京太郎「さて……行こうぜ!!その師匠も、助けに行かなくちゃあなんねえ!!」

照「……うん!!」


二人は、京太郎の開いたゲートへと飛び込んだッ!!
91 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 14:19:01.59 ID:t60xVgiK0

―霧島神境―


シュタッ


京太郎「よしっ!見覚えのあるこの神社……やはり霧島神境だッ!!」

照「……京ちゃん」

京太郎「……ああ」

京太郎「ビンビンに感じるぜ……ドス黒い悪の妖気ってヤツをよォ〜」

京太郎「小鍛治健夜は……間違いなく入境に成功しているッ!!」

京太郎「すぐさま……倒しに行かなくっちゃあなッ!!」

照「……待って、屋敷の方から誰かが走ってくる……!」

京太郎「!」
92 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 14:22:14.14 ID:t60xVgiK0

照「……あの姿は……!」



              _,. : ―: . . _
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        |:|: :从 Vリ u  イ雫ミ}/}: /、: : : { ` }
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      ' |/ 人 u  _     , -</イ_____     はぁ……はぁ……!!
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         ,:     / ,:.:.:.:|:.:.:\        〉' 〉 }__/  ,
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                            }
                       }__ l:、
                          「r-、:V:::}
                     /---v':::/〉
                      ,:::::::::::/:::,r'
                    ,:、__/::::/
                   乂___/








京太郎「咲ッ!!」
93 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 14:26:00.20 ID:t60xVgiK0

咲「!!」

咲「京ちゃん、おねえちゃん!!」 ゼェゼェ

咲「き……来てくれたんだ……」 ジワッ

京太郎「咲…!小鍛治健夜が、侵入してきたんだなッ!!?」

咲「う、うん……」 ゴシゴシ

照「……状況はどうなってるの?」

咲「あ……赤土さんが……やられて……」

京太郎「は……晴絵が……ッ!!?」

咲「み…みんなを逃がして隠れさせるために……一人で、小鍛治健夜と戦って……」

咲「たぶん……3分もしないうちに……私が隠れてた部屋に吹き飛ばされてきて……」

咲「お腹に、穴が開いて……!」

京太郎「っ……!!」 ワナワナ

京太郎「やっ、ヤロ〜〜〜……ッ!!小鍛治健夜ァ〜〜……!!!」 ワナワナワナ
94 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 14:30:40.57 ID:t60xVgiK0

京太郎「こ……殺してやるッ!!」 

京太郎「死刑だッ!!八つ裂きにしてやるッ!!」 ダッ

咲「ま、待って!」

京太郎「さ、咲……止めるな……!!お、おれはヤツを許せん……!!」 ワナワナ

咲「違うの!赤土さんが、最期に私に手渡して……京ちゃんに渡してほしいっていうものが!」

京太郎・照「!」

咲「この本、なんだけど……」 スッ


咲はスカートのポケットから、血に塗れた1冊の本を取り出した。

その血は紛れもなく、赤土晴絵その人の血であると京太郎には分かってしまった……。

なぜなら、京太郎にはその本に見覚えがあったからだ……


京太郎(これは……いつか晴絵の自宅に呼ばれた時に聞いた映画……ナントカとかいう山岳映画の小説版だ……!)

京太郎「う……晴絵……」

京太郎「ほ……本当に……や、やられてしまったのか…ッ」
95 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 14:36:04.07 ID:t60xVgiK0

照「京ちゃん……本を」

照「赤土さんが最期に渡そうとした本……何かの意味が込められているに違いない」

京太郎「!」

照「ただオススメの本を渡すだけに終わるというのは……この状況では考え難い」

京太郎「……それもそうですね」

照「咲……ちょっと見せて」


照は咲から本を受け取り、手に取って注視した。


照「……この拳のかすり傷から察するに、あの人のスタンドは近距離パワー型……」

照「そして、こびりついている肉片……この組織は恐らく小腸の一部……」

照「細かく刻まれていることから、鋭い何かに引き裂かれた……」

照「きっとあの人の流法……[輝彩滑刀]……」

京太郎「奴は……小鍛治健夜は、スタンドと本人による二段攻撃を仕掛けてくるということか」
96 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 14:38:53.37 ID:t60xVgiK0

照「けど……それだけなら、戦ってみればすぐに分かるハズ……」

照「そのためだけに本を渡したとは考え難い……」

照「……」 


照は本の細部までじっくりと調べた……速読を図り、内容まで全て把握した。


照「内容は何ということのない山岳アドベンチャーもの……特に細工がされているようにも思えない」

照「まさか、本当にそれだけのために……?」

京太郎「……いや、それはない……」

京太郎「晴絵は普段はふざけているところもあるが、こんな状況で無意味なことをするとは思えない」
97 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 14:41:55.00 ID:t60xVgiK0

京太郎「俺にちょっと、貸してみてくれ……」

照「うん……」


照が京太郎に本を手渡すと……


京太郎「!」 バチバチバチッ


京太郎に波紋が走ったッ!!


京太郎「あっ、あぁぁ……!!」

京太郎「こ、この波紋は……!!間違いなく……晴絵の波紋だッ!」

照「!」

咲「私やおねえちゃんが触れた時には何も起こらなかったのに……京ちゃんが触った途端、波紋が流れるなんて!」

京太郎「は……晴絵は俺の波紋の波長を誰よりもよく知っている……!」

京太郎「俺の身体に触れ、体内の波紋エネルギーを感知した時に波紋が流れる……!!そういう仕掛けだったんだ……!!」

98 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 15:04:53.03 ID:t60xVgiK0
照「!」

照「京ちゃん……!背表紙に、文字が……!!」

京太郎「!!」


波紋が流れたその本……『Vertical Limit』の背表紙には、くっきりと文字が浮かび上がっていたッ!

.___.
|    |
|  V |
|  e .|
|  r  |
|  t  |
|  i  .|
|  c .|
|  a .|
|  l  .|
|    |
|  L.1.|
|  i.―|
| .m t|
|t→∞|
|  i  .|
|  t  |
|    |
. ̄. ̄



京太郎「こ……これはッ!?」
99 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 15:10:37.93 ID:t60xVgiK0

京太郎「タイトルとは別の文字が……!」

咲「1/t……t→∞……?」

照「……」

照「これは……恐らく、あの人のスタンドの秘密について表しているんじゃないかな……」

京太郎「!」

京太郎「まさか、晴絵……あいつは、小鍛治健夜と戦って、『世界』の正体に気が付いて……?!」

照「そして……京ちゃんにメッセージを残した……」

京太郎「…リアライズド・レジェンドによって脳内のイメージを具現化して刻み付け……波紋で炙らないと文字が浮かび上がらないように細工したんだ……!」

照「万が一……あの人の手に本が渡った時、スタンドの秘密を記していれば、あの人は絶対に京ちゃんに渡さないようにする……それを警戒して……!」

京太郎「晴絵……ッ!!」 グッ
100 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 15:13:50.26 ID:t60xVgiK0

京太郎「しかし……この文字列は、いったいどういう意味なんだ……?」

京太郎「1/t……t→∞……」

照「……!」

照「これは……極限だよ」

京太郎「えっ?」

照「その文字単体で考えるんじゃあなくて……表題の一部「Limit」と組み合わせて考えるんだ……」

京太郎「!」

京太郎「なるほど……!」

京太郎「[m]と[i]の間に[t→∞]が挿入されているのは、それを意味するためか……!!」
101 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 15:20:48.62 ID:t60xVgiK0

照「するとこの式は……lim[t→∞]1/t」

照「答えはtが0に収束するということ……」

京太郎「……小鍛治健夜のスタンドは……何かをゼロに収束させるスタンド……?」

咲「いったい、何を……?」

京太郎「……分からない……」

京太郎「摩擦……?圧力……?速度……?熱量……?波……?」

京太郎「一体、何をゼロにするんだ……?」

照「……収束するものが、自然数の[n]でもなく、[x]でもないことに意味がある気がする……」

京太郎「確かに……なぜ、わざわざ[t]を用いたんだ……?」

京太郎「晴絵が[t]を用いて立式した理由……」
102 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 15:28:01.19 ID:t60xVgiK0
咲「……何かの頭文字とか?」

京太郎・照「!」

京太郎「そうだ……それかもしれないッ!!」

京太郎「何かの頭文字、[t]……いったい何の[t]なんだッ!!?」

京太郎「tonne(質量)……tesla(磁束密度)……」

京太郎「time(時間)……」

京太郎・照「……!!」



    .__ l]l]   .__ l]l]   .__ l]l]   .__ l]l]   .__ l]l]   .__ l]l]   .__ l]l]   .__ l]l]   .__ l]l]   .__ l]l]   .__ l]l]   .__ l]l]   .__ l]l]
   │|___  │|___  │|___  │|___  │|___  │|___  │|___  │|___  │|___  │|___  │|___  │|___  │|___
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京太郎「時間を……ゼロに収束させる…………?」

京太郎「時間を……止める……………………?」
103 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 15:34:15.48 ID:t60xVgiK0

咲「あ、あぁ……ッ!!」

照「まさか……ッ!そ…そんなことが……!!」

              ザ・ワールド
京太郎「小鍛治健夜の『世界』の正体というのはッ!時を止める能力だったのかッ!」

京太郎「わ…分かったぜ晴絵ッ!おまえの命を振り絞ったメッセージ!確かに受け取ったぞッ!!」

照「ま……待って」

照「他の[t]である可能性はないのかな……?質量や、磁束密度……」

京太郎「いや……いくら晴絵の『実現した伝説』が最速の和了での決着をつけるスタンドといえど、ものの3分でやられてしまうというのは……」

京太郎「晴絵が時間を奪われてしまった……ッ!そう考えるしか理由が思い当たらねえッ!!」

照「……」
104 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 15:37:15.37 ID:t60xVgiK0

照「もし……」

照「あの人が本当に……時間を停止できるのならば」

照「暗殺は非常に困難……」

京太郎「……それでも、俺はやるぜ……!」

照「……私も」

京太郎「え……?」

照「暗殺の可能性までが……0になったわけじゃない」

照「念のために……茨城まで運んできてくれるように連絡した「駒」がある……」

京太郎「「駒」……?」
105 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 15:40:27.42 ID:t60xVgiK0

照「京ちゃんは……先に行って、あの人と戦っていて」

照「私は……一旦、神境の外に出て……また戻ってくる」

京太郎「……」

照「言っておくけど……私は臆病になって逃げるんじゃあないからね」

照「あの人を……小鍛治健夜を、倒すために……!最善の手を打つだけ……!!」

京太郎「フッ……そんなこと、言われなくても分かってますよ」

京太郎「分かりました……小蒔さんか誰かに言って、神境と筑波山を繋ぐゲートを開きっぱなしにしておくように頼んでおきます」

照「……ありがとう」

照「健闘を……祈るよ。お互いに、ね」

京太郎「……ええ!!」
106 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 15:44:52.66 ID:t60xVgiK0

その頃……霧島神境の屋敷では……


健夜「……ふぅ。他愛もないなぁ」

霞「う、うぅ……」 ピクピク


小鍛治健夜が、手足をへし折られて動けない石戸霞の上に腰かけていたッ!


健夜「あなたたち、霧島神境の巫女にはまだ聞きたいこともある……だから殺さないでおいてあげるんだよ」

健夜「天照大神に関する話だとか、色々ね……」

初美「は、話しませんよー……そ、そんなことは……決して……」 ピクピク

健夜「ふふっ、イヤでも話させるよ」

健夜「だって、知りたいじゃない……自分がボディを奪う相手のことについては……詳しくね」
107 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 15:56:52.73 ID:t60xVgiK0

健夜「それにしても気になるのは……「天照大神の御身」を宿す3人がどこに隠れているのかと……あの、宮永咲の行方かなぁ」

健夜「須賀京太郎には合流できたのかな?」

健夜「だとしたら、さぞガッカリしてることだろうなぁ……」

健夜「お師匠サマの赤土晴絵がハラワタぶちまけて死んだっていうのに……スタンドの形態と光の流法についてしか知ることができなかったっていうんだからね……」


京太郎「そんなことはねーぜッ」


健夜「!」

健夜「おまえは……!!」




                     ー=ミ、_>-‐…‐ミ
                      xi〔.        弋_
                    ,.イ             `、
                    /     |`ヽ、..    |                  ___
                     ノイ..  |. |.. /ヽ . |. |⌒\.. _        /     ``丶、
                      厶イ../\|   ィ炒i.从ノ/.´ ̄: : : :`ヽ     {: : . . .      `                               キー
                        从.   \   l/ /       __,xく     ヽ: : : : : :.          \    晴絵の遺産は……お前を倒すための鍵だったッ!!
                      __>ヘ.. ,_',.。+''"    ,.。o≦⌒: : :\     \: : : : : : .       \
                     /:::: ̄`/  /  。o<_ : : : : : : : :  ̄ ̄``丶、/\: : : : :.        ヽ
                     {::::::::::::/  /  /   _ ̄``丶、: : : : : : :: :: :: \:::::ヽ: : : :.          }
                     八:_:_:::/ /  /,. '´ ̄       } : : : : : : : : : \::::::::::`、: :/.        /
                   /,イ///ミく__/ /  。o≦⌒__  ̄ヽ: : : : : : : : : \::::::::::::∨: : ..     /
              _,.。o≦⌒ {//// /ヘー<_,.。s个x ̄ ̄       \ : : : : : : : \:::::::::::} : : : :    ハ
           ,、+'“ /. : : ::::////{/ニニoニニニニニ\ー─--=ニ _ `: : : : : : : \:::::::::l : : : :    /  ',
        ,、+''“  / . : : : ::::////ハニニニニニニニニニヽ、     ⌒ヽ : : : : : : : \:_彡: : : :    ,     }
       /     / . . : : : :::::ム////∧ニニニoニニニニニニ`ヽ、     、:\ : : : : : \: : : : :   /    /
      / /  ,: . .: : : : : : ::{//////i∧ニニニニニニニニニニトミtx    :.、 :..\ : : : : \: : :  /.    /.:
    ,  /   / : : : : : : : : :ノ/////ノ厂Yニニoニニニニニニ/.∨///≧s。.,_:.、: : \: : : : ー=彡    /. . : :
   ./ . :     /  : : : : : : : :,イ//////,イ//ニニニニニニニニニ/   寸/////ム: :. \: : \: : : . .   . . : : : : : : :
  / /    :  : : : : : : : /////// ´::|/ニニoニニニニニニ/     寸////ム: :.::\: : ミ=-: :ー=彡: : : : : : : :
    :     {   : : : : : : :{////∨ ::/ニニニニニニニニニf⌒\   {///////\ : :.\: : ⌒>s。.,_ : : : : : : :
  {  :. : : : : : : : : : : : ::{/(__)__//ニニニニoニニニニニニニ〈  γヽ  寸/////^\: : `ヽ、/      ̄”''
  、 : :.、 : : : : : : : :::::::::::::| ̄ ̄| ̄Vニニニニ/\ニニニニニ.|\ 弋ノ_ヽ  '///  / `ヽ、: /
   \: : \: : : : : : : ::::::::| | | | |  |ニニニ/    \ニニニ二マ `Y´ ̄ |  }/  / \,
    \: : :`ヽ、: : : : ::::::| | | | |  /   _,.。s个s。        /ニム | | | | |  弌/      ヽ
      `ヽ、: : ``丶、:::| | | | | /  ,.イニニニニミs。     /二ニY | | | |.    ム    /
          ``〜、、: |_|_|_|_|_/イニニニニニニニニミ=くニニ二ム_|_|_|_|.    }  __/
              ̄ ̄  /.二二二二二二二二二二二二.二ム,.       . ̄
                      /二二二二二二二二二二二 二二二.ム
                 /二二二二二二-ァ=弋二二二二二二二ム
                  /二二二二二二ア´   \二二二二二二ニヘ
                   /二二二二二ア         \二二二二二二ム






健夜「須賀……京太郎ッ!!」
108 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/07(月) 15:58:40.82 ID:1gU06Spz0
いいねえ
109 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 16:00:24.74 ID:t60xVgiK0

京太郎「会いたかったぜ……小鍛治健夜ッ」

京太郎「お前を倒す……そのために俺は、100日間も旅を続けてきたんだからな」

健夜「ふふ……長旅ご苦労さま」

京太郎「ようやく終点だ……!あとは、お前を葬って帰るだけッ!!」

健夜「ムリムリムリムリ……」

健夜「おまえの帰るところは長野じゃないよ…」

健夜「あそこで無様に転がってる……赤土晴絵のいるところだからね」

京太郎「!」
110 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 16:06:14.85 ID:t60xVgiK0

京太郎「晴絵……ッ!」 タタタッ


京太郎は……腹部に風穴を開けて、無残に流血を続ける晴絵に駆け寄った。


晴絵「」 ダラダラ…

京太郎「っ……。こんな、悲惨な姿にされちまって……!」

京太郎「俺は……アンタのことを、唯一の仲間の幽波紋の雀士として……師匠として……慕ってたっていうのによォ……」

京太郎「晴絵……っ」


そして、晴絵の亡骸を抱き上げると……!


京太郎「!」

京太郎「これは……!!」

京太郎「か…かすかだが……!心拍があるッ!!呼吸があるッ!!」

健夜・咲「!」

京太郎「まだ生きているッ!!晴絵は死んじゃあいないッ!!!」

健夜「なに……?」


そう…!

京太郎が抱き上げたのは、無残な亡骸ではなかった!

酷い重体で瀕死に陥ってはいるものの……まだ生きている、京太郎のために戦った赤土晴絵だったッ!!!

111 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 16:09:55.77 ID:t60xVgiK0

京太郎「そうか……!」

京太郎「熊倉さんの時と違って、晴絵は呼吸器にダメージを受けているわけじゃない……!」

京太郎「肺も気道も、無事……!」

京太郎「だから意識を失っていても……無意識の波紋の呼吸で、生き永らえているんだッ!!」

咲「そ…そうだったんだ!!」

咲「良かった……!もしかしたら、助かるかもしれないよっ!!」

健夜「ないない……それはないね」

健夜「全く……10年前から思っていたけど、本当に波紋ってのは厄介な代物だね……」

健夜「そいつと須賀京太郎、あとは生き残っている波紋雀士の残党を皆殺しにして、不愉快な歴史に終止符を打つとしようかな」

京太郎「やってみな……。やれるもんならな……!」

健夜「ふふ、やるよ。やれるからね」
112 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 16:13:31.32 ID:t60xVgiK0

京太郎「咲……宮守のみんなと協力して、晴絵を本殿まで運んで応急手当と治療をしておいてくれ」

咲「う、うん!」

京太郎「そこに倒れている永水のみんなも、まだ息があるようだ……彼女たちも頼む!」

咲「わ、分かった……呼んでくるよ!」 タタタッ

京太郎「そういうわけだ……テメーがきたねえケツに敷いてる霞さんを返しな」

健夜「ん?ああ、これのこと?」

健夜「いいよ。別に、いらないから」 ドゲシィッ

霞「ううぐっ!!」


健夜は満身創痍の霞を蹴り飛ばして、京太郎に寄越した!


京太郎「……てめえ」 ブチッ
113 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 16:21:58.69 ID:t60xVgiK0

京太郎「本当に……てめえには、ムカッ腹がたってしょうがねえ……」

京太郎「てめえとやり合うことをずっと夢見てたが……尚のこと怒りが爆発しそうだぜ」

健夜「あはは、怖い怖い……」

健夜「でも、やるなら折角だし拝殿の方にでも行こうよ…」

健夜「ここには汚い瀕死の赤土さんや永水の子たちが牛の糞のように転がってるし、これから救護活動を行うってなら、わちゃわちゃしてて念願の対局にも集中できないでしょ」

京太郎「尤もらしいことを言って、「天照大神の御身」を宿す3人がいる本殿に少しでも近づこうとしても、その手には乗らねえぜ」

健夜「あはは、そんなんじゃないよ〜」

健夜「これは善意から言ってるんだよ」
114 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 16:24:37.08 ID:t60xVgiK0

健夜「それに、神前試合みたいで面白いと思わない?」

健夜「これから全ての頂点に君臨して神となる私のための儀式、ってところかな」

京太郎「あまりほざくんじゃねえ……小鍛治健夜ッ!」

健夜「ま……私が行けば、ついてこざるを得ないよね」

   ザ・ワールド
健夜「『世界』!!」

京太郎「!」



         ┌r:、r:、                            _ _
         r-ヽ>‐}_|             ____               l|:|'/
        ̄{-‐…ri              ___}: .   |           /`}レ'1
            \_ン          〃/ ヽ  ;}              {_/__>′
          〈ミ彡':\_     __  ゞ(\ ト、Y/       __.  <ヾノ´
.            ∨: : : . 〉 ┌/.:/⌒\':.{:トl ヽ.イ_\.  -  /¨ヽ  .:/
              }_: :/.:} ̄:ヽ‐ヽ/⌒ヽーく`゚-V⌒ヽ: ::.. `く::. ∨/
           \x=≠ァ : : .:}  :\.:⌒Y :ヽ:. ∨⌒}\:ヽ/x>¨'′
            く_>く: :.、 ノ:: 八 V⌒}. . :〉: .}‐-/‐'⌒ ー┘
                      ̄¨T´  ト、l:二} 个:/ニ/
                      ヽ  lミ∨∧:-{‐{-{
                       Τ⌒∨∧:Τヽヘ
                     \:. .:ヽニヽ}rxヘ}r- 、
                     /⌒>ニ二 >ー'-<\∧
                        /ヘ У ヽ ヽ{乂 /ヽ:∨
                        {__/.:: . }: :}:L:: フ : :} .:ヽ
                    / .: . : /∨⌒ト-彡: ::  :.
                        // .:: .: :/ :/  {:. : :: : : . :.
                     '/ .: ./.:/   \: : :  \}
                  _}j .:/7. :イ         \: : . :}ヘ
                   ◎ミ/〈. :/           `◎<「{丿
                ィ¨{/¨ ーy′         i<__ /¨{
                   / ノ :∧__/           ∨ }: : :|
                   rく ://: /             ヽ:∧: :′
              ′ .: ::/               }: :', :、
             / .: :/                     八: }xヘ
            / . : :/                〈乂◎レく
           厶:/7: /                      `ーく_彡:\
            /\>:x/                     `<ノ__>
         /、\/                          ̄
.        /ヘヽ∨
        ∨_.::/
.         ̄
115 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 16:27:08.60 ID:t60xVgiK0

ブゥーン……チッチッチッチッ…


健夜「……さて」

健夜「さっき、赤土さんの遺産は私を倒すキーだとかほざいてたけど……」

健夜「まさか……ザ・ワールドの秘密に気付けたのかな?」

健夜「試してみよう……」

健夜「フンッ!!」 ズボッ


健夜は屋敷の床を殴り、床下の土までえぐるドデカイ穴を開けたッ!!
116 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 16:35:45.63 ID:t60xVgiK0

健夜「ここを掘って進み……拝殿まで行くとしようか」

健夜「もし……須賀京太郎が私を先回りして拝殿に辿り着いているようなことがあれば……」

健夜「私が時を止めてここを去ったということに即座に気づけたと考えるのが自然だろうからね」

健夜「何が起こったのかわからず、ただその場で戸惑っているだけだというなら、さっきのはただのハッタリだろうし……」


ズボッ ザザザザザザッ


健夜はザ・ワールドで土を掘り進んだッ!宣言した拝殿へと向かって!!


健夜「さて……時は動き出す」


ブゥーン……


京太郎「!」

京太郎「いない……!時を止めたのかッ!?」

京太郎「チ……穴を掘って向かいやがったな……?言った通りの、拝殿か…?」

京太郎「腹ただしいヤローだ……ッ!」 タッタッタッタッタッタッタッ
117 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 16:45:15.23 ID:t60xVgiK0

ザザザザザッ ボフッ


健夜「ふぅー……」


土を掘って拝殿に辿り着いた健夜が顔を上げると……そこには!


京太郎「地面を掘って来たにしてはお早い到着じゃねーか……小鍛治健夜」

健夜「ふふ……」

健夜「なるほど……。赤土さんってば、本当に犬死にしたわけじゃあなかったんだね……」

京太郎「だから、そうだと言って―――」


ブゥーン……チッチッチッチッ
118 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 16:57:18.36 ID:t60xVgiK0

京太郎「!」


京太郎が気付いた時には、本殿は闇の中だったッ!


健夜「ふふ……簾と幕を下ろさせてもらったよ」

健夜「普段の宮永照のように、完全に柱の一族としての血を解除するってのが私は苦手でね……上位生物としてのポリシーに反するんだ」

健夜「ごくごく短時間ならともかく……この常昼の霧島神境で対局をするにあたって、日が差し込み続けているんじゃあ、金属に変化して身を守らざるを得ないからね」

京太郎「……勝手にしな」

健夜「そう怒らなくても、篝火を点ければいいじゃない」 ボッ

健夜「ほらね、明るくなったでしょう?」

京太郎「てめえの舐めくさった喋り方も……柱の一族だかなんだか知らねえが、女のくせに筋肉質な外見も……便所のネズミのションベンとゲロを煮込んだシチューより腐り切った性根も……」

京太郎「俺たちの人生を狂わせた罪も……世界を手中に入れようっていう下卑た野望も……」

京太郎「全部に腹が立つッ!!」

京太郎「生かしちゃあおけねえ……!絶対……絶対になッ!!!」

健夜「それは私も同じ……」

健夜「予言の男……『宇宙』の須賀京太郎……」

健夜「『世界』に呑み込まれて……惨めったらしく死んでもらうッ!!」 ポチッ



健夜は雀卓のボタンを押し、サイコロを回し始めた!!もう後戻りはできないッ!!!

今ここに……最後の戦いが始まるッ!!!
119 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 16:58:04.69 ID:t60xVgiK0
須賀京太郎

【基礎ステータス】:M S S I S

麻雀力:Invincibility(450)

攻撃力:Mighty(180↑) 防御力:S(149↑) 速度:S(130↑) 精神力:Invincibility(220) 天運:S(141)

【麻雀能力】
『 ザ・ユニバース
   宇宙  』(スタンド)
破壊力:A スピード:A 射程距離:C 持続力:A 精密動作性:A 成長性:C

・自分がスタンド和了攻撃で相手を斬り付けてダメージを与える際に、
 相手の精神力の一部と和了エネルギー・波紋エネルギーを混ぜ合って増幅させ、[超新星波紋爆発]を起こし、小宇宙を創造できる。
・創造した小宇宙内にブラックホールを生成し、物体を[事象の地平面]の彼方へ転移させることができる。
・[超新星波紋爆発]によって生じた[超新星残骸](スタンドパワーや和了エネルギーの残滓)を残留している波紋を操作することで光速の10%で弾き出すことができる。
・物理的な攻撃を受けた時、接触時の和了エネルギーを利用して自らの体表面に小宇宙を創造し、ダメージを小宇宙内に逸らして緩和する事ができる。

・[幽波紋]:麻雀力が100+精神力値の半分の値上昇する。
・[超新星波紋爆発]:自分の和了時に引き起こす。
├ スタンド和了攻撃により他家に与えるダメージは4倍になる。
└ ブラックホールを内包する小宇宙を1つ創造する。
・[宇宙転換]:物理的なスタンド攻撃を受けた時に発動できる。
└ 体表面にブラックホールを内包する小宇宙を創造し、ダメージを5分の1に軽減する。
・[事象の地平面]:他家が和了する場合若しくは自分が放銃する場合に発動できる。
├ 他家の和了牌を宇宙の彼方へ飛ばし、和了を無効にする。
├ 自分の自摸牌を宇宙の彼方へ飛ばし、放銃を無効にする。
├ 発動に際して精神力を5だけ消耗する。
└ 創造した小宇宙の個数分の回数しか発動できない。
・[超新星残骸]:和了判定前に発動できる。
├ 対局中に引き起こした[超新星波紋爆発]による累計ダメージ分、和了判定値を上昇する。
├ 自分の精神力値を50以上消耗する事ができる。その場合は消耗した値だけ第一の効果による上昇値に加算する。
├ この局自分が和了する場合、ロン和了となる。
├ この局自分が和了する場合、打点は最低でも跳満となる。
└ 第一の効果で参照する累計ダメージは、[超新星残骸]を発動する度にリセットされる。
・幽波紋の雀士によるスタンド和了攻撃以外で精神力値が0になることはない。


【究極波紋法】(波紋)
特殊な呼吸法により、体を流れる血液の流れをコントロールして血液に波紋を起こし、
「波紋」=生命エネルギー=太陽エネルギーを生み出す。その性質は電気に似ている。
波紋はある種のエネルギーである為に末端からしか本来は放出できず、その性質上、拳や蹴り技に纏わせて使用する。
他家の放銃時に雀卓を通じて和了牌とそれに触れている指に波紋を流し込む事での攻撃も可能。
ツモ和了した時は、雀卓の点棒ケースに波紋を流し込み、点棒を払わせる際に威力は落ちるが波紋を流し込める。
歴代の波紋雀士と比較しても抜きんでて強力な、空前絶後の最強の波紋を練る事ができる。
その威力は太陽の光を苦手とする生物のみならず、その他の生物の身体にも危険な程である。

・攻撃力・防御力・速度値が各ステータスの元々の5分の1の値上昇する。
・[波紋疾走]:和了時に波紋攻撃を繰り出す事が可能になる。
└[超新星爆発]を [超新星波紋爆発]へと強化できる。


【アーチスト】(自動発動)
常に打点コンマ+18


【守備職人】(自動発動)
防御値+20
自分が放銃する時、和了者の攻撃値に−15して打点判定を行う。
120 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 17:01:14.15 ID:t60xVgiK0
小鍛治健夜

【基礎ステータス】:SS SS SS SS M

麻雀力:Invincibility(415↑)

攻撃力:SS(150) 防御力:SS(150) 速度:SS(150) 精神力:SS(150) 天運:M(200)

【麻雀能力】

【位相支配】(オカルト・任意発動)
卓上に存在するものと自分の体表面をワームホールで繋げることができる。
これにより、壁牌全てを先んじて盲牌することができる。
また、自摸時には本来の自摸牌と下家の次の自摸牌の何れを引くことも可能となる。

・和了判定を2回行うことができる。


《光の流法》(モード)
自身の腕や脚から高速回転する機構の刃を生やすことができる。刃の表面には鋭いエッジが揃っており、
高速回転する際に一本一本が複雑な光の反射をするため、刃自体が光を発しているかのように見える。

柱の一族の力を発動するには、天照大神の加護であるオカルトの発動を停止しなくてはならない。
ただし、【位相支配】はその性質上、和了時に解除すれば良いだけなので、《光の流法》の発動は妨げられない。

・[輝彩滑刀]:スタンド和了攻撃後に傷口を斬り付けることで、スタンド和了攻撃によるダメージを4倍にする。
・波紋の雀士による波紋和了攻撃以外の他者の攻撃で精神力値が0になることはない。


『  ザ・ワールド
    世界  』(スタンド)
破壊力:A スピード:A 射程距離:C 持続力:A 精密動作性:B 成長性:B

自分以外の全てに流れる時間を停止することができる。
止まった時の中では体感で5秒間だけ行動することが可能。
時が止まっている間は、物理法則は自分の精神の認識に左右される。
【位相支配】により、停止した時の中で効率的に行動できる。
山牌を全て知っているのでスリカエに要する時間は1枚につき1秒で済み、
雀卓と自分の身体をワームホールで繋げることで攻撃に際して要する時間を短縮でき、
新ドラ表示牌を意のままに変更することで、槓ドラをモロ乗りさせることができる。

・[幽波紋]:麻雀力が90+精神力値の半分の値上昇する。
・[時の支配]:発動時、以下の効果を5つまで選択できる。効果は累積する。
├ 手牌と山牌を1秒につき1枚入れ替える。和了判定値+30
├ 他家1人を選択し、1秒につき1回だけ対象を攻撃し、精神力値に30ダメージを与える。
├ 新ドラ表示牌を1秒につき1枚だけ変更できる。和了時、打点は2ランクアップする。
└ 止まった時の中を動けない者に、攻撃を受けない。
・幽波紋の雀士によるスタンド和了攻撃以外で精神力値が0になることはない。
121 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 17:07:02.27 ID:t60xVgiK0
東一局零本場 和了判定

それぞれの対局者分のコンマ判定を行う。

麻雀力 + 和了判定コンマ +速度値補正= 和了判定値 

和了判定値が対局者の中でトップの人の和了りとなり、

素の和了判定コンマの一桁が1,3,5,7ならツモ和了り、2,4,6,8,0はロン和了りとなる。




速度値補正っていうのは、>>4で書いてある「○速度値は、高い者が和了しやすくなる。卓でトップの速度を誇る者は和了判定値+20,2番目の者は+10される。」のことです。

対局全体の流れは>>5を参照してください。


親は京太郎です。

この局健夜は『世界』による補正を発動しません。




↓1 京太郎の和了コンマ

↓2 健夜の和了コンマ
122 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 17:23:07.68 ID:t60xVgiK0
ミスです

この時間だしあんま人いないのかな?それともコンマとりづらいかな……



東一局零本場 和了判定

それぞれの対局者分のコンマ判定を行う。

麻雀力 + 和了判定コンマ +速度値補正= 和了判定値 

和了判定値が対局者の中でトップの人の和了りとなり、

素の和了判定コンマの一桁が1,3,5,7ならツモ和了り、2,4,6,8,0はロン和了りとなる。




速度値補正っていうのは、>>4で書いてある「○速度値は、高い者が和了しやすくなる。卓でトップの速度を誇る者は和了判定値+20,2番目の者は+10される。」のことです。

対局全体の流れは>>5を参照してください。


親は京太郎です。

この局健夜は『世界』による補正を発動しません。




↓1 京太郎の和了コンマ

↓2 健夜の和了コンマ

↓3 健夜の和了コンマその2
123 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/07(月) 17:24:31.16 ID:bNg68PS4O
a
124 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/07(月) 17:24:32.83 ID:Wcp0oJ/o0
125 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/07(月) 17:26:53.25 ID:Wcp0oJ/o0
126 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 17:28:42.90 ID:t60xVgiK0
東一局 零本場 親 京太郎

    
        麻雀力 + 和了コンマ + 速度値補正 = 和了判定値 + 和了判定値補正 =

東:京太郎  450  +   16     +   10     =    476    +            =

南:スコヤ   415  +   83     +   20     =    518    +            =


【ステータス】

京太郎:麻雀力:Invincibility(450) 攻撃力:Mighty(180↑) 防御力:S(149↑) 速度:S(130↑) 精神力:Invincibility(220) 天運:S(141)

小鍛治健夜:麻雀力:Invincibility(415↑) 攻撃力:SS(150) 防御力:SS(150) 速度:SS(150) 精神力:SS(150) 天運:M(200)


【幽波紋・スキル等】

京太郎:『 ザ・ユニバース
         宇宙   』(スタンド)の[幽波紋]で、麻雀力+210
     [小宇宙のストック:0]
     [[超新星波紋爆発]による累計ダメージ:0]

     【究極波紋法】(波紋)により攻撃力値+30 防御力値+22 速度値+22

     【アーチスト】(自動発動)の効果で常に打点コンマ+18

     【守備職人】(自動発動)の効果で防御値+20
      自分が放銃する時、和了者の攻撃値に−15して打点判定を行う。


小鍛治健夜:『  ザ・ワールド
            世界  』(スタンド)の[幽波紋]で、麻雀力+165
       ・[時の支配]:発動時、以下の効果を5つまで選択できる。効果は累積する。
        ├ 手牌と山牌を1秒につき1枚入れ替える。和了判定値+30
        ├ 他家1人を選択し、1秒につき1回だけ対象を攻撃し、精神力値に30ダメージを与える。
        ├ 新ドラ表示牌を1秒につき1枚だけ変更できる。和了時、打点は2ランクアップする。
        └ 止まった時の中を動けない者に、攻撃を受けない。

        《光の流法》(モード)

       ・[輝彩滑刀]:スタンド和了攻撃によるダメージを4倍にする。

        【位相支配】(オカルト・任意発動)
       ・和了判定を2回行うことができる。




健夜のツモ和了 打点コンマ↓1
127 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/07(月) 17:29:12.17 ID:Wcp0oJ/o0
128 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 17:30:26.68 ID:t60xVgiK0
【点数計算表】:SSランク版


打点判定値    点数   子         親

01〜02       1000 300・500    1500・500オール
03〜09       2000 500・1000   2900・1300オール
10〜16       3900 1000・2000   5800・2000オール
17〜23       5200 1300・2600   7700・2600オール
24〜32       7700 2000・3900   11600・3900オール
33〜50   満貫 8000 2000・4000  12000・4000オール
51〜66   跳満 12000 3000・6000  18000・6000オール
67〜80   倍満 16000 4000・8000  24000・8000オール
81〜91 三倍満  24000 6000・12000 36000・12000オール
92〜  数え役満 32000 8000・16000 48000・16000オール

素の打点コンマ

11,33,55,77 倍満  16000 4000・8000  24000・8000オール

22,44,66,88 三倍満 24000 6000・12000 36000・12000オール

00,99    役満  32000 8000・16000 48000・16000オール



コンマ17より、1300・2600
129 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 17:39:57.48 ID:t60xVgiK0
東一局零本場 親 京太郎



健夜「ふふ……逃げないとは勇敢だねぇ、須賀京太郎」

健夜「せっかく師匠の赤土さんが!私のザ・ワールドの正体を!試験終了のチャイムが鳴る前まで問題を解いている受験生のような!必死こいた気分で教えてくれたというのに!」

京太郎「逃げたらテメェをブチのめせないんでな……」

健夜「ほほぉ〜……なら、お望み通り対局といこうか!」

健夜「もうサイコロは回り配牌も済んだ……後戻りはできないッ!!」

健夜「おまえの旅の終点は地獄ッ!その地獄行きの列車に乗り込んでしまったんだからねェ!」 スッ


健夜が第一自摸のために手を伸ばしたその時!


ガキィン!!


京太郎「……」

健夜「……何のつもり?」


京太郎はユニバースの刃を健夜目がけて振り下ろし……健夜はザ・ワールドの拳で剣の横っ面を殴り弾いたッ!!
130 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 17:46:03.25 ID:t60xVgiK0

京太郎「この勝負は何でもアリの命を懸けた戦いだ……」

京太郎「ルールを破ってイカサマを働いたときに五月蠅く怒鳴る審判もなにもいねぇ」

京太郎「もっとも……お前は【位相支配】のワームホールツモをどこでだろうと惜しげもなく使うだろうがな」

京太郎「俺も……全力でお前を妨害しにいくぜ」

健夜「へぇ……面白いね、そういうの」 タンッ

京太郎「……俺のツモ番だ」 スッ

健夜「ふふっ……」




                                                                   ______
                                                          ____      , r=彳Τ  Τ   ハ
                                                          二三イ ̄`ヾ`〒´  |  ! |    >ヘ  |!
                                                     二三′|  / 乂  \ \>=彡  ー′
                                                         二三‐(__)ケ大  >'´ ̄
               -‐=ミ、                                       二三   //   Y
                / /⌒\\ ___                                  二三   /     ,′
              {∧      \}} ¨Y}                             二三 //     /
            {  `>‐=≦ `<リ∧ ̄ ̄ ̄ |                    二三<  //      /
              Y  {     ヽ__/         |                    二三     Y ハ     /
.             /⌒ヾ/´ ̄rェェ/   :.    !                 二三-‐===‐ { {       ′
            ∧   ,/≦¨礼{{入    :.   ,゜              二三   > ⌒ヽ} }
.           /  `¨/´ ̄/´ / ハ ト   ∧            二三  /   {  ノ ノ   /
           /⌒ヽ /     { {  |\ r〉 ∨ }             二三 { >─ヘ. ( (  イ {
         ∧   /   {    \、l r_ヽ/_} ∧           二三 ̄ ̄`ヽ/⌒ー< ノ 八
           /  `¨./  ___}__ \    ヾr劣/´} 「 ノ      斗‐===<      {  /    Y
.          /   ,ムク′  厂 ̄\  }ノノ  }_レ' }    /          >─  人       }
       {   _/  {    /     / `Y   | }_/}  /            /      {  〉 〉  ,′
.        丶/ { , イ二二{二¨ヽ /   }  / }, イ=ァ<                  / /  /
          〈  ハ/      / \\ / `Y /_ ィ⌒ヽ  ヽ                    ー=彡
        〈 Y /   }   /     \〉'   |___ ,ノ  厂 ̄}     /二)r=ミ、   /
        ∧}_}  /   {       } }  人 个ーヘ \ 人   厂}  /⌒ヾ〈_)_/
          {  }人      ハ      ノムイ  } /⌒!   /   / /   { (τ)} 八)
         Y { ヘ      ⌒ー─≪   // r' | ̄    八    乂_彡'  /
.           \ヾ} Y´   \    \彡 人 ヽ 八     /二二¨ヽ   /
131 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 17:54:34.51 ID:t60xVgiK0

ダグアッ!!


京太郎「!」 グラッ


ザ・ワールドの回し蹴りがユニバースの踝にヒットするッ!!

京太郎は刃で受け流そうと試みたが間に合わなかったッ!!


健夜「フン……ノロいノロい……」

健夜「ザ・ワールドは最強のスタンド……」

健夜「時間を止めずとて……おまえのザ・ユニバースよりもスピードもパワーも上なんだよ」

京太郎「……俺のユニバースと同じタイプのスタンドだな」

京太郎「遠距離には行けないが……パワーとスピードが群を抜いている」

健夜「違うね……ザ・ユニバースが始まりのスタンドなら……ザ・ワールドは終わりのスタンド」

健夜「開闢した『宇宙』は……『世界』によって支配され、終わりを迎える!」

健夜「だから私の方が上なんだ……」

健夜「ザ・ワールドのスタンドパワーがユニバースよりもどれくらい上か…ちょいと試してみたかったけど……」

健夜「ま……試すほどでもなかったみたいだね」

京太郎「試すっていうのは……キズにもならねえ、撫でるだけのことを言うのか?」

健夜「ん……?」
132 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 17:59:52.60 ID:t60xVgiK0

京太郎「晴絵に買ってもらったちょっとばかしお高いソックスは破れたがな……」

健夜「はぁ……」

健夜「どうして師弟揃って負けず嫌いなのかな……」

健夜「くだらない挑発に乗ってあげて……もう少しだけ試してあげよっか」

健夜「フン!フン!フン!フン!」

京太郎「ダラララララララララララ!!!!」


ザ・ユニバースの剣とザ・ワールドの拳が!! 激しく火花を上げてぶつかり合うッ!!

その傍らで!

京太郎と健夜は牌をツモり、少しでも早く和了ろうと競るッ!!
133 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 18:06:47.82 ID:t60xVgiK0

京太郎「ダラァッ!!」

健夜「!」 ピシッ


ユニバースの刀身がザ・ワールドの頬を掠め、健夜の頬にも切り傷が浮かぶッ!


健夜「チ……!スタンドを通じて波紋を流しているな?京太郎ッ!!」 クワッ

健夜「波紋などというカエルのションベンよりも下劣なゲロを……この健夜の頬にぶっ掛けるとはッ!!」

京太郎「フン……やっと本性現したな」

京太郎「さっきまでの気色悪くて甘ったるい猫なで声の代わりに、口汚ねえ罵声が飛び出してきやがったぜ」
134 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 18:11:30.31 ID:t60xVgiK0

健夜「このゲロ太郎がッ!!」 バキイッ

京太郎「っ!」 


ザ・ワールドの拳がユニバースの顔面を叩きつけ、京太郎も歯で口内を切ってしまう!


京太郎「……ペッ!」

健夜「フン……ツモだ!1300・2600!!」

京太郎「!」




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  彡リヽヽ彡〔ミ彡〈ミミヽ/彡ミ〔ミミ〈 〈ミミミ彡ヾ          v´,_j __
  |川川爪 ~゛ヾ〔《《(ミ(彡彡(彡リ~`<ミミミミ彡三ヽ.   __ λ .I.i ,_j
  l|川川リ/    ヾミΧ彡ク⌒~,ィヒ彡ミミミミ彡ミミミミヽ;:::::::::.ヽ_..l  j.!  !
  1リリリ/      /:::: ̄彡彡《三ミ彡彡ミミ∧彡ミミミミヾ:;ミ:;:;:;::::.l .ヘ  j-ミ、__,,
  ヾ川|      /:;:;:;彡彡ミ〈《((彡三ミミ∧ミ/ 》ミ∧ミミミ彡),:彡;:;:;|  .ヾ λ .i::::::::::.ヽ__
   ヾリ     〈::彡彡彡ミミ/ヾミミ彡/三ミミミy彡三ニヾ彡〉ヽ,:彡:;j   ヽ丶!ヽ彡彡:;:;:;:;:;:;`:.......、 .,.,.,.、
           );;彡彡彡〉》ミミミミ////ニミミミ彡ニテミミ〉)ミ/ミミヽ,.ミ/        !:、彡彡彡:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:ヽ
         /;;;;彡彡ミミ彡《彡ミ,ミ》》》〉≡〇◯〇彡,リイlノミミミン         |彡彡彡彡ミミミミミミミミミヾ
        /ミミ彡彡彡彡::iリ川λ〈《(ヾミ,,,,._ ;:.;; xッ'ラir'''j''""~´         |彡ミミミミミ彡彡ミミミミミミノ
      /ミミミミミミ三彡彡:;:.リ川ヽ∨ベ革>' ::i"`"゛.::iゝ==──=ニ,__,>===-ム,,ヾミミ彡ミγ⌒ミミミミミリ/
     (彡彡彡三彡三彡ミ:,.爪川リ>ヘ    :: ::. .::::::::(,_゚)〈 ミミリ川ミ(,x=マ二ニヽ) 、ヾミ||リ  `ヾ彡ミ〈
      '彡川ハ川川ミミミ彡,.|川川(,_゚)、  、ー='  .::∧(,_゚) ヽ、ミリミ'|ζ~ )) .《ζ|  `ヽ、リ|、     ヾゝ
     /川川小ミミミ川川彡,|川小(_゚)||\  ゛ニニ.´:/i:.キ^○イ;;;;;`ヽ-|`==彡'ミ 》 _|::.、   ヽ、           光の流法……[輝彩滑刀]!!
     /小リ川川ミミミミミミミ...,i川彡◯リ/ll;;,,丶、__;;,/ l;:. l!;,ヾミヽ、;;;;;;|x=ミ、 《ζ|::::::`...、   \
    〈川川川川ミミミミ::;/三ミヾ_,彡ィ"ミ丶,,``'≡===ー亠'''ハ;;;;;;;`ヽ!ζ~ ))  》 :|_::::::::::...ヽ   ヽ
     ヾリ川川川ミミ::〈三三ミリl〃;;;;三ミ;;;;ヾニ≡-ー-=ニ三彡ハ''''';;,,|ミニニ彡__《ζ|~\,:::::::::::..\  丶
       リ小川川ミミ:::ヾミミミ小、,;;;;;;;;;ミミ;;;;;;;\;;;;;;;;;;::::=ニ彡//  (二ニ-―-ニ三) ̄::::::::::::::::::::\  ヽ
       (リ小川川ミミミ'∧リミ川ヽ ̄`ヾ、ミ;;;ヽ;ヽ;;;;;;;ニ=、ン..   /       ! ̄`丶、:::::::::::::::..ヽ 丶
        \リ川川爪゛ミ 乂;iミ川`ミ=、\ミ;;;;;!;ハ     `ヽ::.  /   ヽ    |    ヽ、ヽ.::::::::::::::.ヽ ヽ
          )川リ川リヘ//⌒ヾミミ川》〉\》,;;;;;l;;|      ヽ:/     ヾ:   |     ヽ.. \::::::::::丶 丶
         /川小川川/,/     ヾ川リノ,;;;;;;;ヾ;;;;l;;;;|       /      !::.   |     .ベ  \:::::::丶 丶
      =≡彡川川川/;/       〉川l' ̄ ̄''''''-=!,      /       i::  |      ヘ    ヽ:::::ヘ ヘ
     /彡彡彡川リ彡/´        ヽ川       \    /        !::  |        ヘ    ヽ::::::! ヤ
    /彡彡彡≡'""" i          ∧リ        \ /          i:: ,L_,__      ヘ   .∧:::::i  l
    //      ー=≡|           ゛ ''-=,,,,_     ∨          !:: 乂_" `丶、,=-ー-ミ、  ∧:::::i  l
   |l/          ∧、_               ̄""'''' /          !::  |(⌒ヽ、 .ヾ,ミ))≧.,ヽ  ヤ::::i  !
               ヽ、"''ー-=,,    "''ー=,,_      i'          (⌒X⌒ヽ、 ヽ  ヾヽ≧ ∧ ..1::::i  l
                ` 、_         "''ー-=               ヽ  ヽ、 ヽ、   .ヤ.i=≡=i   1::::|  !
                   \                         | ヽ、 \  `   ノ /≪,,/  ..|::::1 l
                     `= ,_                       丶、ヽ、 ゛  _,,イ_,イニイ    .|::::1 l
                        """""                    >-,,=-''^'=''"        l::::i l
                                                                |:::| l
                                                               .|::1 !
                                                              . !::l ハ
                                                               l::l /
                                                               レ
135 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 18:13:45.28 ID:t60xVgiK0

健夜「ヌウン!!!」




          _,,,....-::::,,..-;:'
     _, -=''""""    =--、,、`,"+`ゞ,;:
     _,.-'^ "              ̄=.、".
     -'^               \`,`,;⌒`;・",;+
   >                    ミ`+,;:;"・ヽ` `
  :"  ._=__            ヽゞ,:;*ヾ"`丶 ┼
 /  彡  .       -ミ、         ミ   `,;:"
 /〆"           \       `i       丶
                 丶      |i     +   +
                  ミ     .ミ
                  |     |l    /  +
                   .i|    |i      ´
                   .i|    |i  ゞ
                  i|    |i  ´`  +
                 j|    ,/  '  /
                 .i|   ,/;:";:|;,/×
                i|   ,/";:`, 、 丶
                i|  ,/`,;:ノ`,
               .j|  /;`,;:+
               / ./+``
              ././  ,'
            /"`;丶
           / `,
          '
       /




京太郎「ぐっ!!」
136 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 18:18:08.68 ID:t60xVgiK0

ブシュッ!!


健夜の[輝彩滑刀]をユニバースの刃で受け切ろうとしたが間に合わず、京太郎は自らの肘に煌めく刃を受けてしまうッ!!


京太郎「ちぃ……ッ」 

健夜「ぬ……?」

健夜「[輝彩滑刀]の通りが浅いな……!キチンと命中したはずだが……」

京太郎「フ……柱の一族の割にはオツムが足りねえみてえだな……」

京太郎「何の策もナシに肘で斬撃を受けるか?フツー」

健夜「……!」

健夜「なんだ……?その暗黒空間はッ!!」


健夜は京太郎の肘があるはずの部分に存在する漆黒の闇に戸惑いを覚えたッ!
137 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 18:25:02.72 ID:t60xVgiK0

京太郎「輝彩滑刀のエッジ……その1本が触れたその瞬間!」

京太郎「俺はてめーの和了エネルギーを利用して肘の部分に小宇宙を創り出した……」

京太郎「お前の刃の軌道はどこかも良く分からねえ別の宇宙の中を通ってただけだぜ」

健夜「……!!」


京太郎に2.6×4÷5=2ダメージ!

・[輝彩滑刀]:スタンド和了攻撃後に傷口を斬り付けることで、スタンド和了攻撃によるダメージを4倍にする。

・[宇宙転換]:物理的なスタンド攻撃を受けた時に発動できる。
└ 体表面にブラックホールを内包する小宇宙を創造し、ダメージを5分の1に軽減する。



健夜「よく分かった……私のザ・ワールドの方がパワー・スピード・精密さ共に上をいっているが、やはりお前は予言の男……危険だッ!!」

健夜「このまま生かしておいてはどう成長するか分からない……!」

健夜「一気にトドメを刺してくれるッ!!」
138 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 18:28:21.45 ID:t60xVgiK0
東二局零本場 和了判定

それぞれの対局者分のコンマ判定を行う。

麻雀力 + 和了判定コンマ +速度値補正= 和了判定値 

和了判定値が対局者の中でトップの人の和了りとなり、

素の和了判定コンマの一桁が1,3,5,7ならツモ和了り、2,4,6,8,0はロン和了りとなる。




速度値補正っていうのは、>>4で書いてある「○速度値は、高い者が和了しやすくなる。卓でトップの速度を誇る者は和了判定値+20,2番目の者は+10される。」のことです。

対局全体の流れは>>5を参照してください。


親は健夜です。

この局健夜は『世界』による補正を以下のように使用します。

・和了判定値+30×1
・精神力値に30ダメージ×1
・打点2ランクアップ×2
・止まった時の中を動けない者に、攻撃を受けない。


↓1 京太郎の和了コンマ

↓2 健夜の和了コンマ

↓3 健夜の和了コンマその2
139 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/07(月) 18:28:49.95 ID:Wcp0oJ/o0
140 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/01/07(月) 18:29:00.37 ID:5iXzFdd40
141 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/07(月) 18:29:20.09 ID:Wcp0oJ/o0
142 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 18:31:38.43 ID:t60xVgiK0
東二局 零本場 親 健夜

    
        麻雀力 + 和了コンマ + 速度値補正 = 和了判定値 + 和了判定値補正 =

南:京太郎  449  +   95     +   10     =    554    +            =

東:スコヤ   415  +   37     +   20     =    472    +    30       = 502


【ステータス】

京太郎:麻雀力:Invincibility(449↑) 攻撃力:Mighty(180↑) 防御力:S(149↑) 速度:S(130↑) 精神力:Invincibility(218) 天運:S(141)

小鍛治健夜:麻雀力:Invincibility(415↑) 攻撃力:SS(150) 防御力:SS(150) 速度:SS(150) 精神力:SS(150) 天運:M(200)


【幽波紋・スキル等】

京太郎:『 ザ・ユニバース
         宇宙   』(スタンド)の[幽波紋]で、麻雀力+219
     [小宇宙のストック:0]
     [[超新星波紋爆発]による累計ダメージ:0]

     【究極波紋法】(波紋)により攻撃力値+30 防御力値+22 速度値+22

     【アーチスト】(自動発動)の効果で常に打点コンマ+18

     【守備職人】(自動発動)の効果で防御値+20
      自分が放銃する時、和了者の攻撃値に−15して打点判定を行う。


小鍛治健夜:『  ザ・ワールド
            世界  』(スタンド)の[幽波紋]で、麻雀力+165
       ・[時の支配]:発動時、以下の効果を5つまで選択できる。効果は累積する。
        ├ 手牌と山牌を1秒につき1枚入れ替える。和了判定値+30
        ├ 他家1人を選択し、1秒につき1回だけ対象を攻撃し、精神力値に30ダメージを与える。
        ├ 新ドラ表示牌を1秒につき1枚だけ変更できる。和了時、打点は2ランクアップする。
        └ 止まった時の中を動けない者に、攻撃を受けない。

        《光の流法》(モード)

       ・[輝彩滑刀]:スタンド和了攻撃によるダメージを4倍にする。

        【位相支配】(オカルト・任意発動)
       ・和了判定を2回行うことができる。


京太郎のツモ和了 打点コンマ↓1
143 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/07(月) 18:31:55.79 ID:Wcp0oJ/o0
144 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 18:34:19.39 ID:t60xVgiK0
【点数計算表】:SSランク版


打点判定値    点数   子         親

01〜02       1000 300・500    1500・500オール
03〜09       2000 500・1000   2900・1300オール
10〜16       3900 1000・2000   5800・2000オール
17〜23       5200 1300・2600   7700・2600オール
24〜32       7700 2000・3900   11600・3900オール
33〜50   満貫 8000 2000・4000  12000・4000オール
51〜66   跳満 12000 3000・6000  18000・6000オール
67〜80   倍満 16000 4000・8000  24000・8000オール
81〜91 三倍満  24000 6000・12000 36000・12000オール
92〜  数え役満 32000 8000・16000 48000・16000オール

素の打点コンマ

11,33,55,77 倍満  16000 4000・8000  24000・8000オール

22,44,66,88 三倍満 24000 6000・12000 36000・12000オール

00,99    役満  32000 8000・16000 48000・16000オール



打点コンマ79+18=97より、数え役満
145 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 18:38:38.31 ID:t60xVgiK0
東二局零本場 親 健夜


健夜「大沼が誕生すると予言した『宇宙』だけはッ!手加減せずに殺すと決めていたッ!!」

健夜「トドメを刺すのはやはりザ・ワールドの真の能力!!」

京太郎「させるかァッ!!」


京太郎はユニバースの剣を健夜に向かって突き立てようとするッ!!


   ザ・ワールド
健夜「『世界』!!時よ止まれィィッ!!!!」



ブゥーン……チッチッチッチッ
146 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 18:46:23.38 ID:t60xVgiK0


健夜「……フフ」

健夜「物事には始まりがあれば終わりがある……」

健夜「宇宙もいずれは萎んで消滅するという終焉の時が来るそうだ……」

健夜「京太郎……ザ・ユニバースが開闢のスタンドなら、私のザ・ワールドは終焉のスタンド」

京太郎「……」

健夜「フフ……聞こえちゃあいないか……」

健夜「まずは……和了態勢を整えるとしようか」

健夜「波紋雀士の生命力というのは非常に厄介だ……肺を潰したところで、残存する波紋エネルギーで最後の悪足掻きをするかもしれない」

健夜「この健夜に恐怖というものはないが……リスクは犯したくない」

健夜「もし……もし、悪足掻きでツモられでもした時……[超新星爆発]如きは時を止めて避けられないものではないが」

健夜「ザ・ユニバースの和了エネルギーを爆発的に増幅させる厄介な能力で何かしらの裏を掻いてくるかもしれない」
147 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 18:50:49.65 ID:t60xVgiK0

健夜「と……なればだ」

健夜「本来の麻雀においても圧倒し、和了の準備を整えたところで!」

健夜「こいつのドテッ腹に風穴をブチ開けてやるのが上策!」

健夜「この健夜にスキはないッ!!」

健夜「まずは手牌の組み換えだ……私は指先と卓上の牌をワームホールで繋げて全て盲牌済み……全ての牌は把握してある」

健夜「手牌の九索を戻して、ここにある七萬とすり替え……」 ピタッ

健夜「!」

健夜「こいつ……雀卓に波紋を流しているな……ッ!?」

京太郎「……」

健夜「危ない危ない……迂闊に触れてしまうところだった」
148 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/01/07(月) 18:54:48.77 ID:5iXzFdd40
麻雀やる必要あるんですかね
149 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 19:02:33.93 ID:t60xVgiK0

健夜「赤土晴絵程度の波紋なら、時が止まっている間に触れても何ら影響はないが……」

健夜「この京太郎という男は赤土晴絵を遥かに凌ぐ波紋雀士だ……」

健夜「時が止まっている間に身体に触れてくっついた波紋が、時が動き出すと同時に身体に流れ込んでくる可能性もある……!」

健夜「チ……抜け目のない奴めッ!!」

京太郎「……」

健夜「1秒経過……仕方がない、効率は落ちるが波紋を受け流しながらすり替えを行うとしよう」

健夜「この……対波紋マフラーを使ってッ!!」 サァーッ
150 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 19:10:37.37 ID:t60xVgiK0

健夜「このマフラーは東南アジアに生息するサティポロジア・ビートルのほんのちょっぴりの腸の筋を3万匹分集めて編んだもの……」

健夜「波紋の伝導率は100%……アースの役割を果たしてくれるッ!」

健夜「これで目当ての牌の周囲を取り囲めば……雀卓よりも抵抗の低いマフラーに波紋は散るッ!!」

健夜「一牌一牌に同じ作業を繰り返すのは骨が折れるし……このために一牌のすり替えに一秒はかかることになってしまう……」

健夜「赤土晴絵の時よりは時間のかかる非効率なスリカエ戦術となってしまうが……京太郎よりも早い和了りを確定させることが、ユニバースを封じての堅実な勝利への道ッ!!」

健夜「とりあえずはこの七萬をすり替えよう……これで私は2回の槓が可能になる」

健夜手牌

一二七九萬 FFF筒 23333索 9索out F筒in


健夜「あとは……新ドラ表示牌を2牌変更して……」 スッ スッ

健夜「これで……4秒経過」 
151 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 19:15:39.12 ID:t60xVgiK0

健夜「さて……私が時を止めていられるのは残り1秒」

健夜「止まった時の中で1秒というのもおかしいが……とにかく1秒は止めていられるのだ……」

健夜「京太郎……1秒で何発のパンチを叩き込めるものかな……?」

京太郎「……」

健夜「ラッシュを仕掛けてもいいが……ここは確実に身体を貫く一撃を加えたい……」

健夜「渾身のパンチ一発……!」

健夜「これだけで十分だッ!お前を葬るのにはなッ!!」

健夜「さて……赤土晴絵の下に行くがいい……!京太郎ォーーーーーーッ!!!!」 ブオン


ザ・ワールドが拳を振り上げたその時……!!


京太郎「……」 ピクッ


健夜「!!」 ピタッ
152 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 19:18:41.08 ID:t60xVgiK0

健夜「な……」

京太郎「……」 ピククッ

健夜「何ィッ!!!???」 バッ


京太郎の腕が微かに揺れるのを目の当たりにした健夜は、驚いて後方に退避するッ!!


健夜「い、今動いたぞッ!!」

健夜「こ、こいつ……バカな!!」

京太郎「……」

健夜「こいつの腕が……動いたぞ!!」

健夜「ま、まさか……」

健夜「まさか……!」
153 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 19:25:56.07 ID:t60xVgiK0

健夜「まさかァ……同じッ!?」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

京太郎「……俺のユニバースと同じタイプのスタンドだな」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


健夜(我がザ・ワールドと京太郎のザ・ユニバースが……終焉と開闢という真逆の概念を司るスタンドにもかかわらず……)

健夜(同じ接近パワー型で、高速で精密な動きができるというのは……)

健夜(山を反対方向のルートから同時に登っても……行きつく頂上が同じであるようにッ!!)

健夜(スタンドを究め、頂点に達すれば……同じ性質に行きつくということなのかッ!!!???)

京太郎「……」 ピククッ

健夜「くっ……」

健夜「こいつゥ……見えているのか?それとも意識せず手を動かせただけなのか?」

健夜「……チッ、時間切れだ……」


ブゥーン……
154 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 19:29:35.41 ID:t60xVgiK0

京太郎「ダラァ!」 ブンッ

京太郎「!」


動き出した時の中で、ユニバースの刃は虚空を切った!


京太郎「……フン」

健夜「見えて……いるのか?」

京太郎「……」

健夜「見えているのかと聞いているのだ!京太郎ォ!!」

京太郎「さあな……何のことだ?分からないな……小鍛治健夜」

健夜「っ……」

155 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 19:39:19.70 ID:t60xVgiK0

健夜「いいだろう!どっちでもよかろうッ!」 カシッ タァン

京太郎「……」 カシッ タァン


再び、和了を競ってツモの応酬が始まるッ!


健夜「時の止まった世界で……見えていようと見えていまいとッ!」 カシッ タァン

京太郎「……」 カシッ タァン

健夜「我がザ・ワールドと同じように動けるのなら……動けるところを見せてもらおうではないかッ!」 カシッ タァン


健夜(そう……スタンドのパワーを初めて体験したのは……10年前のことだ)
156 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 19:45:05.19 ID:t60xVgiK0

健夜(10年前のインターハイ……団体戦の2回戦先鋒戦の時……)

健夜(あの忌々しい赤土晴絵が……私に跳満を直撃させてきたと同時に、波紋を流し込んできたッ!!)

健夜(和了時に波紋を流し込んで他家に衝撃を与えたり、ショック症状を引き起こしたりするのは赤土晴絵に限らず波紋雀士の常習戦術だったが……)

健夜(この私に対しては、他の人間どもに喰らわせるのとはワケが違った……!)

健夜(地獄の釜で茹でられるかのような苦しみが全身を襲い、吐き気がした……!)

健夜(身体が溶けながら後方へ吹っ飛び、照明が割れた……)

健夜(その時……何もかもが制止したように見えることから始まった……)
157 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 19:50:16.59 ID:t60xVgiK0

健夜(最初は幻覚だと思った……)

健夜(訓練されたボクサーや事故に遭った人間には、一瞬が何秒にも何分にも感じられるという……あれだと思った)

健夜(だが……赤土晴絵に対する憎しみと殺意に燃える私の身体から何かが飛び出るのが見えた……!)

   ザ・ワールド
健夜(『世界』だった……!)

健夜(ザ・ワールドは……静止している空間を……飛び散る照明の破片を回り込んで……身体全体で動くことができた)

健夜(そして……ガラス片をつまんだ……!)



                                                                    ,,<
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               /`ヽ     , '´  `ヽ                   r┴ 、            /  「`ー‐'{ハ.   /
               /    }     {.     }               ノー'⌒ヽ         /   ト-===ヘ}__/
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.            { \_人  ノ、     ̄                乂  ノノ           /    `ー‐く_,ノ}
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      Y´   ヽ|    {│    .}                      `ヽ      ´__/  ̄ ̄`ヽl_ | ̄
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158 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 20:00:48.61 ID:t60xVgiK0

健夜(幻覚では……ない!)

健夜(そう気付いた私は、すぐさま赤土晴絵の腹部をザ・ワールドの拳で貫き、輝彩滑刀でズタズタに引き裂いた)

健夜(この間、ほんの1秒だったと思う……)

健夜(そして数年後……プロ入りしてから出会った大沼は私に言った)


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大沼「健夜様!貴女様は必ず時を支配できる!」

大沼「もっともっと静止した時の中を動けると思いなされ!」

大沼「空気を吸って吐くことのように!HBの鉛筆を指でベギッとへし折ることと同じように!できて当然と思うことでございまする……!!」

大沼「大切なのは認識することにございます!できて当然と思う、精神力なんですぞ……!!」

大沼「貴女様はこの世の帝王!時を支配して当然でございまするゥゥ!!カカカカカカッ!!!」

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健夜(最初は予言者を名乗る胡散臭い男だと思ったが……スタンド使いであると分かると、利用してやろうという気持ちが芽生えた……!)

159 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 20:03:04.88 ID:t60xVgiK0

健夜(そしてある日……時の歯車がザ・ワールドとガッシリと噛み合ったのを実感した……!)



                                          {  ̄ ヽ   /⌒ヽ
                               /⌒ヽ   Υ   〉   し}  :,
                                 Υ  :{  ∧}   :|     ノ  }   /⌒)
                                 ∧  ,入_{-{_  /〉,.ィ"    //⌒ノ  /
                                  /乂 二 -_人-二-/_-_{   / >'"   /
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                              人-_- ̄>-===- ...._乂 ノγ⌒ヽイ_〉
                             ___  | \ (          ヽ-_乂_ ノ'"
                    ,斗-=ミ <二ニ|_∧  `>-...._      ノ   /〉_rニ=- _   _
.              _    ,斗-〈:≧=┐ニ>''"///〉     -_ ̄ ̄_-_   //~''<ニ<_>''"ニ\
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               |i:     |ニ二二二コニ∧/////(==ヘ >‐--======-‐<)=)/_////ニニ_r‐――‐ヨ
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160 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 20:07:37.00 ID:t60xVgiK0

健夜(暗闇に光が差し込むような……実に晴れ晴れとした気分だった……!)

健夜「この健夜はッ!!全てのスタンド使いや全ての生物をブッチギリで超越したのだッ!!」

京太郎「……」 カシッ タンッ

健夜「そして今では5秒とだんだん時を長く止めていられるッ!!」 カシッ タンッ

京太郎「……」 カシッ タンッ

健夜「京太郎ォ!!貴様のパワーがどの程度のものか、とくと拝見してやろうッ!!!」 カシッ タンッ

京太郎「……」 カシッ




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爨f;; ::,         c :: ::;爨m;, ::         r=Tヽ   レ'\:.:.:.乂人/∨ヽ__rf¨´く
g;;:k      ,;爨a';,. .  ::;; ;:;,     /ヽ \\   ヘ/       ∧__ ,. ' ̄
             ;;爨 ;m .;;   /   \. \\         / ∧
   , .;,m;.         ;爨a.;;.::; :,  /      }   ∨ヽ         》
    ,;爨;,.               m爨;.{           {.,.   ∨r=======ァ′
         .,;m′  ..;;m;. ;;;:::: ::; {\       /    マ7 ̄⌒¨¨⌒ “
        a.; m爨順m   ;;;:: ::人. \   /      ./
     mtm; ::;; g爨`    /  \ ヽ/       {{
   ,;;爨~;,.  ;;:: ::;; ::チm;;,        / ̄           ∧
  .,;mチm;;,.. ; :;:::;合f/     /             / \
 ;爨m;, ;::  :;爨;;: :, /     ∧               /./
m爨; m爨;..;'a爨;.      ≠´ .圦\.          / /ヽ
  m爨 ;;::: :;;::: '    /   ./ \  ̄ ̄ ̄ ̄  /   ,'\
 mチm::,,;;;爨;./     /     ./      ̄ ̄ ̄ ̄ ̄         \
161 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 20:11:38.29 ID:t60xVgiK0

ブゥーン……チッチッチッチッ


健夜「……」 ツカツカ


健夜は静止した時の中で立ち上がり、京太郎の横へと歩いていった


京太郎「……」 ピククッ

健夜「!」

健夜「……」 スッ


健夜は手を京太郎の腕の近くにかざした……


京太郎「……」 ピククッ

健夜「……フ……フフフ」

健夜「フフフフフフ……ムハハハハホヘハハハハハ!!!!」
162 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 20:16:40.11 ID:t60xVgiK0

健夜「ハーハハハハハハハハハハ!!!」 ピッ

健夜「ハハハハハハ!!」 ヒョイッ

京太郎「……」 ピククッ

ピタッ!

京太郎「……」


健夜は腕のブレスレットに付いている磁石を取ると、京太郎の学ランのボタンに付着している磁石目がけて放った!

2つの磁石がくっついた時、京太郎の腕の揺れは止まった……


健夜「磁石を付けていたな……?」

健夜「ちぇっ……東一局のパワー比べの時か…」

健夜「財布か手帳の留め金からとった磁石のようだが……」

健夜「フ……まんまと騙されたよ……やはり智慧の働くヤツだ……」
163 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 20:26:32.13 ID:t60xVgiK0

健夜「しかし!」

健夜「こんなイカサマのトリックは……貴様のスタンドが時の中を動けぬという証明!!」

健夜「寿命がほんの少しだけ伸びたに過ぎぬわーーーーーーッ!!!!」

健夜「手牌の方は……」

健夜「!」


京太郎手牌

11123455(赤)588899索  ドラ表示牌:7索


健夜「清一色三暗刻ドラ3赤1のツモ……!!」

健夜「こいつ……時間停止の直前のツモで数え役満を和了っていたのか…ッ!!」

健夜「や……やはり危険すぎる……!!」

健夜「ここで始末しておかなければならないッ!!」
164 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 20:29:32.75 ID:t60xVgiK0
健夜「今度こそッ!!死ねィ!!!京太郎ォ!!!」



                       _∠      \  Y         
                     /   ̄~゙`ヽ、   i  iゝ、/~二)  _, =
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               _ト_ノ :!;;:: ::|  ヽ<⌒ :::::/  /::..  ...::::ノ   ヽ〈
              / V  ::l:::.  :!_//⌒ヾ/  i::::::::::::::::∠_    )
              i ./ l;::... !::::  ::/=、::/   |:::::::::/    ゞ、 /
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              ( `i、:`ー-=,,__X;;;;;/     /∠_//:::::::\ ̄i`ー、
               \!:`ー、;;;;/      ッ‐::ヘ: i/ ./:::::::::::::::\/  `i、
                `ー‐'´      ∠:::  __i/  ./:::::::::   \  .|ヽ.
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                       /i:::  //    /:::         \  ト、
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    _./::::.... ̄ ゙'''ー、;;;;:::... /" ̄ ;;;;|  /ヽ:::::ヽ;;;;;;;;;;;=へ   ヽ   ....i..:::::::::l::::::..|:::ト
   / /―┐ :-‐" ̄   ゙'ー=-   ;;;;ゞ´ ::::\::::><   \  ..ヽ::::::/_,,=夫=〈_,| |
   .l iニニ.i;| ..             .;;;;;\  :::::::V   ヽ   i...::::::::〉二--= ̄ ヾ::ヘ:イ
   ! ノ    :::.::::.....          :::;;;;;;;;;;ヽ :::/ !    ヘ....:::;;〉-='´:::::      ヽ|ノ
   Li    ..::   ::..      .....:::::;;;;;;;;;;;;;;;;〉イ  \_ ...::::::!"∠~  :::::.        .!
    \:::::::::::     ::::.... ......::::::::::::;;;;;;;;;;;;;;;/ ヽ    `ーr´/;;;;;::::ヽ:::::::....      /
     /゙ー=、;;;;;;....   /::     ;;;;;;;;;;;;;;;;;|   \__....::://;;;;;;  /  :::::.....   /ヽ
    /    ...::::>、_;;;;;<:::....   ,,;;;シ'''''''''''':ト-、,,_ `ー〈;;;i;;;;;;;;::  /    :::::::::::::::/  |
    X~フ ..::;;/\ ヽ \;;;;;;;;;;;;;;;;;ミ    ::\  `ー::〈;;;!;;;;;;;;::::..(      ::::::::/::  |
     .X_,,=ベ\ヽ`i `i i ソ   ヽ⊆三三三ー、ニ二;;;ゝ、;;:::::  ヽ、__...:::::::/:::::..../
     ヽ、ヘ ヘ ヘ ヘ ソ ̄ ̄                  `ー、_,,, ....:::::::::: ...:::::;イ
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                                    \;;;;;;;;;;;;;;≫―=<
                                   / ̄..::    ̄丶  ヽ.
                                  /  ;;;;;::::      \  ノ
                                  / /:: ヽ       ::<
                                 / | .::   !      ..:: \
                                 ヘ / .:::::...  i     ..:::/..:::ノ
                                  i::...   /    ...::://
                                  ノ::: ::../  ...:::::::::::/
                                 ./ _/ニヽ、    /
                                 i/__ー、\\::::/
                            ,, =<´  ̄>ー、_ヽ、`ヽ、シ
                        ィ=/ ̄,,,,,,,,,>ー'___  `ー、v"
                       / ::《二_/ i( ( ヽヾヽ  V
                      / ::::/  ./、_ ..::.ヾ、ミー=ゞヽ .l
165 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 20:36:11.98 ID:t60xVgiK0


ヽ                 }l
 ヽ                  }l
  .ヽ              }l
   .ヽ                 }l
    ヽ             ヽ
     \             ヽ
      .\                 ヽ
.          \              ヽ
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              \              \
             \              \
                 `'-,             \
                `'-、            \
                  `'-、           \
                    `'-、           \
                         `'-、           \
                        `'-、          \
                           `''-,,       \
                             `''-..、     `'-、
                                    ゙''-、、    .`''-、
                                       ゙''ー..、   `''-、
                                      `゙'ー、,、  . ゙''-、,
                                             `''ー..,,,  .`'-、、
                                              `'''ー ,,_ `'‐.
                                                     `'''‐




その瞬間……京太郎の肘が曲がり……

その腕と重なったユニバースの腕…!そして携えた剣が!!同じ軌道を辿ったッ!!




健夜「む!!!」
166 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 20:37:46.75 ID:t60xVgiK0
                  rー-、
                 ノ;;;;;;;;;j           jv
               /;;;;;;;;彡'  ,,,イ    ,,ィ   |弋
                  /;;;;;;;;ノ彡=彡;;/    v;;;;i   |;;;;|
         /7;;;;;7 ムイ/;;;;;;;;;;;;;/      |;;;;;{    j;;;;|ニ=ー一;;;;ァ
         /;;;;;;;;/;;;;;;7 Y;;;;;;;;;;;;r一'     |;;;;;| -=f;;;;;;;;;;;;;;;;;;≦
.        /;;;;;;;;;;;;;;;;;/  レ´ ̄        j;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;≧='⌒
       /;;;ムーァ;;;;/           -一ニ†;;;;;r''''¨´|;;;;|
.      /7  /;;;;/        ー=彡;;;;;≧=t;;;;|    |;;;;i
      /7  /;;;;/              ⌒    |;;;;|   |;;;j
     ./イ  /;;;/                |;;;リ   };;;i
        /;;;;/                 レ'    l;;;!
       .//                          |リ
      /'                             |!
       /                          |




そして剣はッ!!ザ・ワールドの腹を深々と貫いたッ!!!



健夜「なっ……なにィーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!」
167 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 20:42:54.37 ID:t60xVgiK0

健夜「こ…こいつ……本当は……動ける……!!」

健夜「やはり……動けるんだ……ッ!!」


健夜は腹部から猛烈な勢いで血を噴射しながら驚愕に震えるッ!!


健夜「じ…磁石は動けると見せかけるためではなく……動けないと思わせて……私を……十分引き付けるための……トリックッ!!」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

大沼「時を止めて当然と思うことにございまする!!」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


健夜「こ……こともあろうに……」

健夜「赤土晴絵の弟子が……我が止まった時の世界に入門してくるとは……ッ!!」



ブゥーン…
168 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 20:45:05.23 ID:t60xVgiK0

京太郎「ツモ……」

京太郎「さっきお前が役まで確認していてくれたな……」

京太郎「清一色三暗刻ドラ3赤1の面前ツモ……数え役満、8000・16000だッ!!!」

京太郎「ユニバーァスッ!!!!」

                ,、
          //  |亅
       / /   | |. /l
       / / /1 ||| |
      .7 / | | | l |/ ,-‐─¬
      / /   l | |ノ  `"7T7/  l\_____                         __
      / /    l |     // レ    ヽ_____ \                / \   / /
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             / / 《 ィッ}/  / ̄ ̄ / | i /  /: : : : :/_           | | |\: \: \
    へ       }イ《  /イ 〕_ /'    /| i ≠'  / : : : : : //   /   __彡'V:.| ハ : \: :ヽ
   /  |      / イ // _〔 _{ へ  { / / ,/: : : : : : :,:/    /'     ̄/  : :.,  {: : : : i /
   i|  |        '/ |'  7^∨∨/ , </  /  ̄ ̄\: : //   /       /   ':./   } : : :/: :
   ||  ,     {      / \∨ し'  /  / / ̄ ̄ \〈―=彡 __/    /  /: /   ' /: : /
   ヽ /∧        /  /> ---イ  / /   / ̄ \ ,/    \     /: :,   / /:/
    ∨ ∧  「 ̄ ̄    }\'   へ|  ' /'   / ///ヽ ∨      ヽ / : /   /:/
.     ∨ ∧  ' \     ' | i ノ  } { |    ' /⌒  /    _/  }: : :/   /: :/
       、'∧  〉_\ /v' 人,//'|  人   | /   ), イ二/ ̄:.:/  ' /    ノ 彡'
        V'∧/ / // \_/ イ人 \\  i'  ≠≦/|// : : : /   /    ―≠
     へ/∨ < __,/-‐… /≧=-  >―\/<⌒ / / : //   /       i:/
    へ i ノ/  __V_  / > ̄ ̄ \ ( /イ ̄ ̄彡 / / /   /        /
  /\ i | Y /V ∧ | / /7/ ――  >イ 人 / /_/   /   /       ,
  ,   Y,ソ  | /  V ∧∨ヽ/  ' /  /    / ,  /イ     '  /     /  
  i  し  / /}'   、''∧  ∨イ   / /' ̄ ̄ /  / /゙|     :i       /:/  
   、〈    イ    V'∧  |⌒〉  / / ノ/ // / |   / |  /  /: :./   |
   \ へノ `r-   〉 ∧  イY / ノ /彡   //_,///,|  i/, ∠,/: : : /
     \ __ /    |i  〉 | 〉 ,/ , /  //―,/ // |  |//: : : : : /
.        ̄\    j  /  / /  /' /  /' /_ノ ////|  |イ : : : : /
         `     /  / 〉| 〈  V_// |/|//////ハ  V: r-=彡
            ``丶、,//' 、  ∨ ^Yi/// ///////_  i: |
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             / 〈/ / ハ 〈 |/,i////∧///ヽ   |: |i
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169 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 20:47:08.27 ID:t60xVgiK0

京太郎「ずっとこの時を待っていたぜ……」

京太郎「テメーに……波紋をブチかますこの時をよォ!!」

京太郎「[超新星波紋爆発]!!!!!!」



                    |l|lil|l     |l|川l|lY|l|l|l|l{
                    |l| l|     |l|  l||   l|
                    |l| l|     |l|  l||   l|
                |l||l|川リ  |l川|l|l|l|l|l|l|l  l||   l|
                |l|            |l|  l||   l|            || || ||
                |l|  l|l|l|l|l|l|l|l|l|川  |l|l|l|川|l|l|ll|l|               || ..|| ||
                |l|川リ        リ   l||                         || .|| .||
         __...|l|         l|  l||.. ̄ ̄ ̄ ̄....|l|l|l|l.  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄―――|| ||__
  _―― ̄ ̄ .|| ||.         |l  l||         |l |l|                      || || ̄ ̄――_
_ ̄       .|| ||             j|  l||     |l|l|l|l|l| ||l|l川|{     |l|l|l|l{|l|l|l|{.      || ||       ̄
  ―_    .|| ||           jl| jリ       |l|       l|     |l  l|  l| }|l|l|l|l|....|| ||   _― ̄
      ―||||              jll jl|      川l|l} |l|  l|l|川       l|  l|  l| |l  |l|..... |||―
.         |||.              l||l|l|         jリ |ll|  l|       リ川l|リ川l| j{  jリ    |||
      |||                        jリ l|l l|  l|                 jリ jツ       |||
      |||                          l||l|lリ {l|l|l|l|             j川{.         |||
     ||||           .゛      、  ′     、 " .     ,  ′  .   ´ ,   、 |||
...    |||  .`  .  、 ´ ,  ′ . 、 " .   ´ ,   .   i   、. .`  ゛.   i ,  . . " .、. |||
...    ||| , 、   " .    i    ´   .   ii      .゛.. ii||..     i i   、 ´ ii  ..  " .li   .|||
     ||| .|i  ´   i ' ||  ii   ii | iilll||ii | i     .ill|!!i l   ...|ll iii i   i l|l. |li   li||li |il||||
      ||il||li .|i ii||il lil|| ||lili  ||ii l|il| |llii||| li|iii|lli || ..iil|||lll.|ll   llll||illli  iiil|iii|||l|i |l|l!liil||lll.|l||
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170 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 20:52:20.11 ID:t60xVgiK0


           / i}  ,ノ7 ., イ/¨”7   __,.ィ /}     _ィ'’}レ'”{
          } /  イ / / ,〃 / , ィノ /,イ {  ,ィ'”{_ノ__,,   {       _,ィ'¨ヽ,
         ,’ レ'"} /./ .〃 /ィ'” '” ,ィ7  / / r'”" 7 ,':”       ⌒¨ V , -━=ァ
        _ノ /  ,’,; //}/ } {  /; '”   } /   / /        __,, -='”_,,イ⌒
          7 ,:'  ;' /      |!/  ,〃     }!   //           / ,, ィ'"”
          / /  / ,’        !   /         /'           /ィ"
        //   / ,:"
      ´   / |i
         / /
         {/





健夜「MUUUUUUUUUUUUUUUUUUU!!!!!!!」




念願の[超新星波紋爆発]炸裂ッ!!!!

晴絵から教わった波紋を!晴絵の意志を受け継いで編み込んだ波紋をッ!!

遂に小鍛治健夜に流し込むことに成功したッ!!!!!

健夜に16×4=64ダメージ!!



・[超新星波紋爆発]:自分の和了時に引き起こす。
├ スタンド和了攻撃により他家に与えるダメージは4倍になる。
└ ブラックホールを内包する小宇宙を1つ創造する。
171 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 20:59:15.97 ID:t60xVgiK0

京太郎「やれやれ……!」

京太郎「やっと……晴絵の味わった痛みを返してやることができたってところか……」

京太郎「この瞬間を110日間も待ち望んでいただけあって、胸のすくような思いがすると言いたいところだが……」

京太郎(動かせたのは……肘だけだッ!!)

京太郎(さっき攻撃を受けて……小宇宙を創造した、この肘の部位だけ……ッ!!)

京太郎(自分でもまだ……何故肘だけが動かせるのかはわからねぇ……!!)

京太郎(完全に楽勝ムード……ってわけにはいかねーようだぜ……)

健夜「ヌ……グ、ォォォォォォオオオオオ!!!!」 ユラ…


腹部に強烈な波紋の爆発を受けたにもかかわらず……小鍛治健夜は立ち上がるッ!!


京太郎「どうやら……頭を完全にぶっ飛ばさねえと死なねえみてえだな……」

健夜「フン……!!」
172 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 21:03:46.32 ID:t60xVgiK0
東三局零本場 和了判定

それぞれの対局者分のコンマ判定を行う。

麻雀力 + 和了判定コンマ +速度値補正= 和了判定値 

和了判定値が対局者の中でトップの人の和了りとなり、

素の和了判定コンマの一桁が1,3,5,7ならツモ和了り、2,4,6,8,0はロン和了りとなる。




速度値補正っていうのは、>>4で書いてある「○速度値は、高い者が和了しやすくなる。卓でトップの速度を誇る者は和了判定値+20,2番目の者は+10される。」のことです。

対局全体の流れは>>5を参照してください。


親は京太郎です。

この局健夜は『世界』による補正を以下のように使用します。

・和了判定値+30×3
・精神力値に30ダメージ×2
・打点2ランクアップ×0


↓1 京太郎の和了コンマ

↓2 健夜の和了コンマ

↓3 健夜の和了コンマその2
173 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/07(月) 21:04:00.98 ID:Wcp0oJ/o0
174 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/07(月) 21:07:01.90 ID:iby7ilKuo
175 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/07(月) 21:08:19.54 ID:U/H2W2iw0
176 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 21:10:03.03 ID:t60xVgiK0
東三局 零本場 親 京太郎

    
        麻雀力 + 和了コンマ + 速度値補正 = 和了判定値 + 和了判定値補正 =

東:京太郎  449  +   98     +   10     =    557    +            =

南:スコヤ   383  +   90     +   20     =    493    +    90       = 583


【ステータス】

京太郎:麻雀力:Invincibility(449↑) 攻撃力:Mighty(180↑) 防御力:S(149↑) 速度:S(130↑) 精神力:Invincibility(218↓) 天運:S(141)

小鍛治健夜:麻雀力:Mighty(383↑) 攻撃力:SS(150) 防御力:SS(150) 速度:SS(150) 精神力:B(86↓) 天運:M(200)


【幽波紋・スキル等】

京太郎:『 ザ・ユニバース
         宇宙   』(スタンド)の[幽波紋]で、麻雀力+219
     [小宇宙のストック:1]
     [[超新星波紋爆発]による累計ダメージ:64]

     【究極波紋法】(波紋)により攻撃力値+30 防御力値+22 速度値+22

     【アーチスト】(自動発動)の効果で常に打点コンマ+18

     【守備職人】(自動発動)の効果で防御値+20
      自分が放銃する時、和了者の攻撃値に−15して打点判定を行う。


小鍛治健夜:『  ザ・ワールド
            世界  』(スタンド)の[幽波紋]で、麻雀力+133
       ・[時の支配]:発動時、以下の効果を5つまで選択できる。効果は累積する。
        ├ 手牌と山牌を1秒につき1枚入れ替える。和了判定値+30
        ├ 他家1人を選択し、1秒につき1回だけ対象を攻撃し、精神力値に30ダメージを与える。
        ├ 新ドラ表示牌を1秒につき1枚だけ変更できる。和了時、打点は2ランクアップする。
        └ 止まった時の中を動けない者に、攻撃を受けない。

        《光の流法》(モード)

       ・[輝彩滑刀]:スタンド和了攻撃によるダメージを4倍にする。

        【位相支配】(オカルト・任意発動)
       ・和了判定を2回行うことができる。


健夜のロン和了です。
177 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 21:10:37.25 ID:t60xVgiK0
・[事象の地平面]:他家が和了する場合若しくは自分が放銃する場合に発動できる。
├ 他家の和了牌を宇宙の彼方へ飛ばし、和了を無効にする。
├ 自分の自摸牌を宇宙の彼方へ飛ばし、放銃を無効にする。
├ 発動に際して精神力を5だけ消耗する。
└ 創造した小宇宙の個数分の回数しか発動できない。


効果を使用しますか?

安価↓1
178 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/07(月) 21:11:10.53 ID:Wcp0oJ/o0
しない
179 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/07(月) 21:11:28.51 ID:bcWjOVmO0
使います
180 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 21:12:08.79 ID:t60xVgiK0
健夜の打点コンマ↓1
181 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/07(月) 21:12:16.68 ID:Wcp0oJ/o0
182 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 21:13:56.76 ID:t60xVgiK0
【点数計算表】:SSランク版


打点判定値    点数   子         親

01〜02       1000 300・500    1500・500オール
03〜09       2000 500・1000   2900・1300オール
10〜16       3900 1000・2000   5800・2000オール
17〜23       5200 1300・2600   7700・2600オール
24〜32       7700 2000・3900   11600・3900オール
33〜50   満貫 8000 2000・4000  12000・4000オール
51〜66   跳満 12000 3000・6000  18000・6000オール
67〜80   倍満 16000 4000・8000  24000・8000オール
81〜91 三倍満  24000 6000・12000 36000・12000オール
92〜  数え役満 32000 8000・16000 48000・16000オール

素の打点コンマ

11,33,55,77 倍満  16000 4000・8000  24000・8000オール

22,44,66,88 三倍満 24000 6000・12000 36000・12000オール

00,99    役満  32000 8000・16000 48000・16000オール


コンマ68より、倍満
183 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 21:19:51.11 ID:t60xVgiK0
東三局零本場 親 京太郎


ブゥーン……


京太郎「!」

京太郎(消えたッ!また時間を止めたのかッ!!) キョロキョロ


健夜「あれ……意外だなァ、京太郎……」

健夜「目で追ってくるかと思ったのだが……」

京太郎「!」


健夜は京太郎の背後に立っていたッ!
184 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 21:25:26.95 ID:t60xVgiK0

健夜「時の止まった世界で……ハッキリこの健夜の動きが見える……というわけじゃないらしいねェ、京太郎!!」

京太郎「……」

健夜「だが……この健夜に忌々しい波紋の一撃を加えたことは事実……」

健夜「あれは偶然なんかじゃなく……この健夜が傍に近づいていたことを認識していたからこそできたこと……」

健夜「赤土晴絵は大したお手柄だったよなァ……」

健夜「赤土晴絵が我がザ・ワールドの能力の謎を解いたおかげで……お前は止まった時の中で動くことを認識し……我が世界に入門することができた」
185 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 21:29:50.79 ID:t60xVgiK0

健夜「そこでこの健夜は考える……」

健夜「お前は果たしてどの程度止まった時の中で動けるのかと……」

健夜「2秒か?3秒か?ひょっとすると私と同じ5秒は動けるのに動けないフリをしているのか?」

健夜「動かせるのは全身か?それとも両腕だけか?もしかするとその右腕だけか?……とね」

京太郎「……」

健夜「フハハハハ……どうなんだ?」

京太郎(……まずいぜ……)

京太郎(俺が動かせるのは……この右肘だけ……!)

京太郎(もしかすると他の部位も小宇宙を創り出せれば動かせるのかもしれないが……)

京太郎(今は……肘を動かすのがやっとだ)
186 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 21:45:36.72 ID:t60xVgiK0

健夜「何秒動けるのかは……もう少し様子を見てみなくては分からない」

健夜「しかし……私が思うに多分……その右肘しか動かせない」

京太郎(……!!)

健夜「私のこの腹に残存しているのと同じ奇妙な小宇宙……!!」

健夜「東一局に右肘で輝彩滑刀を防御した時からずっと、お前の肘に残り続けているな……?」

健夜「さっき私の腹に刃を突き立てた時も、右肘を曲げての攻撃だった……」

健夜「腕の軌道は肘の屈折に伴う自然な軌道……肩を動かして軌道を変える様子などは見えなかったッ!!」

健夜「静止した時の中を肘だけ動かせたのには……その小宇宙に何か大きなヒントがある……違うかな?」

京太郎(こいつ……さっきの一撃だけで、そこまで……!!)

京太郎(やはり……天才というのは伊達じゃないのか…ッ!!)
187 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 21:57:07.31 ID:t60xVgiK0

健夜「京太郎……お前は、他家の和了牌を創造した小宇宙の中のブラックホール…その表面…事象の地平面の内側に吹き飛ばすという、厄介な技を使うらしいなァ?」

京太郎「……」

健夜「私はそこに答えがあると思うのだよ……」

健夜「事象の地平面上では時の流れはザ・ワールドなくして止まっているという……」

健夜「そして事象の地平面を通り過ぎたブラックホールの内部では通常通りに時は流れている……」

健夜「お前の右肘は……ブラックホールを内包する小宇宙の中にある!」

健夜「つまり……肘の中には、時が止まってもいれば動いてもいる……そんな奇妙な空間があるということだろう?」

京太郎「……!!」

健夜「事象の地平面そのものの外側の部分では時間は停止し……面そのものの内側の部分では時間は流れるッ!!」

健夜「だから肘の中でもごく一部だが……動かせる箇所があり、それが関節か何かで……」

健夜「それはつまりスタンドの肘関節も動かせるということになる……」

健夜「お前の脳はおろか、脊髄すらも時の停止を認識できてはいないが……スタンドに脳も脊髄も関係ない」

健夜「だから……私が近づいたときに、ユニバースは反射的に攻撃を仕掛けられた……!!」

健夜「そう推理しているが……どうかな?当たっているんじゃあないかッ?!」

京太郎「……」

京太郎(こいつがご講釈を垂れてくれたおかげで、肘だけが動かせる理由が分かったが……)
188 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 22:05:13.76 ID:t60xVgiK0

京太郎(他ならぬこの女……!小鍛治健夜に俺のスタンドの秘密を理解されてしまったことで……少々ヤバいことになりそうだぜ)

健夜「だが……仮に肘だけしか停止した時の中で動けないにしても……」

健夜「止まった時の世界に曲がりなりにも入門してきたおまえを侮るのは……賢い者のすることではない」

健夜「まだ……!私の方が圧倒的に有利だとしても……だ!!」

健夜「ザ・ユニバースの力を持ったおまえに和了らせることが、どれほどの危険を伴うのかもよく分かったところだ……」

健夜「そこで京太郎ォ!!」

健夜「貴様が肘を動かせようと関係のない処刑を思いついたッ!!」 ズシン

京太郎「!!」


健夜は雀卓に備え付けてある予備の麻雀ケースを取り出したッ!!
189 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 22:11:53.90 ID:t60xVgiK0

京太郎「っ……!!」

健夜「青ざめたな……!このケースに入っている牌を見て……恐ろしい結末が自分に待ち受けていることに気づいたようだな!!」

京太郎(ヤロウ……!!なんてことを思いつくんだ……!!)

京太郎(たかが麻雀牌といえども……柱の一族の強靭な肩力で投げ込まれたらどうなる……ッ!!)

京太郎(チャップマンからビーンボールを投げ込まれ続けるよりも、ずっと危ねえんじゃねえのか……ッ!!?)

京太郎(こいつは……ヤバいぜ……ッ!!) ダッ


京太郎はユニバースの脚力で飛び上がり、空中に退避しようと試みるッ!!
190 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 22:14:18.26 ID:t60xVgiK0

しかし……!


健夜「ハァッ……!逃れることはできんッ!!」

   ザ・ワールド
健夜「『世界』!!!」



                                  | ̄¨¨''‐- ,,__
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             ァ< ̄//  ≠''"  __  ヽ   / ハ . ',ゞヽ  ヽ'  _,/', ノ
             /  ,イ / /.   ,ィ''"     `ヽ / l::l ヽ、`¨`! / ,ィゞ彡<
.            /  /{ ,ィ=ミ.  /          マ. ヘ:',  ヽ  /   ̄_/" ̄¨''‐ミ
          /  / /::::::::::::::ヾ ヽ ,ィ " ̄ ̄ `ヽ)  ',}  _ ヽ_, イ /人ヽ , ─ 、ヽ
           /   /  {/´ ̄`ヽ ヽV.           ヽ  ヘ _ `こニ゙ ,イ / ヽヽ    `ヽ
.          /  ,'/ ̄>=ァ''"⌒≧',>───、===、 )  ( `⌒Y′/   ヘゝ-''" ̄  、ヽ
       / ⌒ア´_,,,,,,,,,/ l /´/ -==ミ   / `''< ̄¨''、ヽ__,イ  /    ヘV      `ヽ
         |   /ィ´.   | {| ,イ / , - 、`ヾヽ{___/  } ',    ヽ、   ァ─--ミ ヘゝ_ ==ミ、  Y
        |  /′  /   ', V ', Y´{   ヽヾ_´ `{  /─゙,    ゝイ      ヽ ア´   `ヾ、
       /  |.   |    ', | ', ゝ‐}/ ⌒ }´ ̄` ゝ‐'   ',     ',        ', `、     ヽ
.      /.   |  l く',     ヽ  } ( ヽ、__ノ____ノ     ',.       ',        ', ゝ==ミ、、  ハ
       {    |.  ', ヘゝ   ', / >く      ヽノ___ノ      ',        ', {     ヽ. }
      > 、 ヘ  ',  ヘ >、__ゝ-(___)==──=イ      ヽ.     ',        }. 乂_   }ノ
         ヽハ  ',  >====彡 (⌒ヽ__...,イ.       }!.     l        } / ̄"'' 、、 /ヽ
.           ヘ ',  \     _ >彡ヘ   ゝ _____彡′     ノ       ,' l       Y   \
         へ ',   >─''"    /  ゝ、/ `¨¨¨¨¨´  Y __ ,イイ  ゝ、    / ゝ=、    ノ.     ヽ
            |::::::::::ヽ__/     ,イハゝ、  ノ|',        /.     }    ヽ-=イ/   "''、_/      ',
          |::::::::::::::::: ̄::::≦´  ヘ ',    |へ.____ ,ィl      ノ     マ /     /: : :.        ',
         ¨''‐- 、:::::::::::::::,イニ=- ゝミ、.  |         ノゝ─‐<=-、 __ /イ ヾ、、  /.: : :. :. :.       l
              ¨ヘ¨  -=ニ  ', ヾ  マ`''──''" }     ::|:   `::/ (.     >'.: : : : : : : : : : : :. :.  }






ブゥーン……チッチッチッチッ
191 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 22:17:39.66 ID:t60xVgiK0

健夜「5秒前!!」 ブンッ





`'''ー ,,,、  !                `'‐、,.`'-、     `-     /|  !.!l   l゙ / / ,,へ
     . `'''.!                'ー..,,.`''-.. \         /  | l.ゝ  ,"././ /    \
       │            _,   `''ー..,`''‐ .`''-゙'=i、  /     .l .l.∵ .".. ./       \
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   . _,,,,.. -;;ニニ`-ー'二ニ--‐''''゙゙,゙.. -‐'''゙,゙.   ,,, ‐'"゛ ,..-'",/ ,,‐    .、.! .| .i .、  \.`   |
二`-‐'''"゙´  .,i''''"゙´         : '"´.,.. -''"゛    ´  ‐゛ ,./ .,    / ′!  ! .l|、  .\  | .゛'.‐
            !            ‘ \             /     ./   ." .| "L   \ | .:、 .
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゙~         |                  /\        / .,i",   /             l. l. ヽ `  .`
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    _.. -''.゛   |               ,/    ,,.,ノ\ / / / ./   /            l "
. -'''″        |          _/゛    ./../   `   " ./ //              _l
           |     /'"     ,./ ./          / ' -──'''''¨¨ ̄ ̄ ̄
            |   ,,,/゛      / ./             ′     |     .i   l,
               |/           / ./                  |   .,i      .l   .l
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      ._/゛            /  ∠___           ___..ノ   |       .!       ヽ
    ,..r'"             /    .,ノ     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄          !      : : |       ヽ





静止した時の中を健夜の投げた牌が走り……京太郎の眼前に散らばって停止するッ!!
192 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 22:22:11.02 ID:t60xVgiK0

健夜「私の手元から飛来して拡散した麻雀牌の剛速球……」

健夜「いくらお前のユニバースでも……右腕と剣を合わせたリーチの届かぬところまでは弾けまい!!」

健夜「4秒前!!」 ブンッ


今度は京太郎の斜め前方・左側から牌を投げ込むッ!!

そして京太郎の眼前で停止ッ!!


健夜「ハハハハハハ!!」

健夜「136牌もの牌を……どれほどユニバースが速く動けるといっても、時間が動き出してからでは全てを叩き落とすことはできなかろう!!」
193 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 22:27:04.01 ID:t60xVgiK0

健夜「あと3秒……!」

健夜「私は手牌のすり替えに移らせてもらおう……おまえに和了られることは一番避けたいのでな……!」


そう言って健夜はサティポロジア・ビートルの腸の繊維から縫い上げたマフラーで山の目当ての牌を囲み、手牌とすり替え始めた!


京太郎「……」 グンッ


ガキン!! ガキン!!


京太郎の右肘が曲がり、ユニバースの刃で届く範囲の牌を全て薙ぎ払うッ!!
194 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 22:30:36.04 ID:t60xVgiK0

健夜「あと2秒……!!」

健夜「フフフ……!そこだけでいいのか?弾く牌は……!!」

健夜「やはり動けるのは右肘だけということが証明されたな……!!」

健夜「残り1秒……!!!」

京太郎「……」

健夜「……ゼロ」


ブゥーン……




`'''ー ,,,、  !                `'‐、,.`'-、     `-     /|  !.!l   l゙ / / ,,へ
     . `'''.!                'ー..,,.`''-.. \         /  | l.ゝ  ,"././ /    \
       │            _,   `''ー..,`''‐ .`''-゙'=i、  /     .l .l.∵ .".. ./       \
          |              - ..,,,゙゙'''ー ,,            /       ! −    /         \
,,,,___     `゙゙''''― ..、,i―- ..,,,,_. `゙''''ー-        ゝ、,  .、  、 .、 .!.丶  ./ ./  .,-    . _..-'
'''¬ー`-`-ニニニ';;';;ー-.-   l      : ~¨''''―- ..,,        `'-、\、ヽ l .!  ,/,./ . / ,/_..-'"゛
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                 |      ` ̄二二,,,,,,                      ″
________ . _  |          ;;;;ー                   ,_ ゙̄"'''''―x
--ー‐ー‐ ―‐¬'' ''''''' ''" ~ L._,,,,..   -ー''''"゙´ _,,                      ,_`゙"'‐  |
               __,,.... .;;;;,,ッ.―‐_,,,.. -‐;;./ ´    _,.. -''',゙./ ゛         i .i     ..,゙"   |
   . _,,,,.. -;;ニニ`-ー'二ニ--‐''''゙゙,゙.. -‐'''゙,゙.   ,,, ‐'"゛ ,..-'",/ ,,‐    .、.! .| .i .、  \.`   |
二`-‐'''"゙´  .,i''''"゙´         : '"´.,.. -''"゛    ´  ‐゛ ,./ .,    / ′!  ! .l|、  .\  | .゛'.‐
            !            ‘ \             /     ./   ." .| "L   \ | .:、 .
 _._..ぃー''"´.  l               \          / .,i    /     │  .l 'l, .、 .'、, `'-,丶
゙~         |                  /\        / .,i",   /             l. l. ヽ `  .`
           |              /    \    / ./ ./ .,. /              l. ..l,  ゙'
    _.. -''.゛   |               ,/    ,,.,ノ\ / / / ./   /            l "
. -'''″        |          _/゛    ./../   `   " ./ //              _l
           |     /'"     ,./ ./          / ' -──'''''¨¨ ̄ ̄ ̄
            |   ,,,/゛      / ./             ′     |     .i   l,
               |/           / ./                  |   .,i      .l   .l
           ,/゛         ,/ ./                    !   !       .!   ゝ------
      ._/゛            /  ∠___           ___..ノ   |       .!       ヽ
    ,..r'"             /    .,ノ     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄          !      : : |       ヽ





動き出した時の流れに伴って……健夜の投牌攻撃が京太郎を左方から襲うッ!!!
195 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 22:34:24.38 ID:t60xVgiK0

京太郎「っ!!」

京太郎「ダララララララララララララララララ!!!!!」


身体が自由になった京太郎は、懸命に牌を薙ぎ払い、弾き飛ばそうと試みるッ!!

しかしッ!!


ドシュ!! ドシュ!! ドシュ!! ドシュ!! ドシュ!!


京太郎「ぐぶッ!!」


全部で5牌……!!時速300km/hで投げ込まれた牌が京太郎の左胸!左肩!左脚に直撃してしまうッ!!!
196 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 22:37:56.71 ID:t60xVgiK0

健夜「終わったな……ダメ押しにもう1牌」

健夜「ホラ……お前の次のツモ牌だッ!!」 ブンッ


京太郎「っ!!」


ガキン!! ドシュッ


健夜が投げた京太郎の次自摸をユニバースは弾くが……弾かれた牌は京太郎のこめかみに激突するッ!!!


京太郎「ぐあっ……!!」 ドサッ


そしてそのまま、京太郎は床に墜落してしまうッ!!
197 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 22:40:07.63 ID:t60xVgiK0

健夜「ついでにその牌は私の当たり牌だ……ロン」

健夜「倍満……16000!!」

京太郎「う、ぐ……!!」

   ザ・ワールド
健夜「『世界』!!!いけィッ!!!」



  ト、_/=''''´` ̄\/_|ヽ          i>  ヽ
  i/ /    -'''´ フ入] \         ',    |
  ,'  li  r'     /- r'´|`i  \       /.i  ./
  トvイ=-'´`_    Y`ヽ_.V   .\     ./ イ、 .ノ
../ ̄_ >、_ ヽ、_ァt'´ヽ/ ハ',   ,  .ヽ、  /   |/
/  /´ ´    ` ´  `''ー ト 、 ヽtァー、 `''|   /i、_
  '´         ハ     ヽ::\` ̄  ,' >ー./斗入
          / `ト, -'' ´ ̄\_|`'>、_// ノr_i_Vノ
          ノ   Y      ノ`ト、<ァ人イ
         /   i     イ 人-/ィ-'´
ヽ      ノ   / ト---- イ彡 -/イ
/   __,,< t' '´`''イ、__イ´ ノ / i/
_  ノ   ノ `''t `i、 _ ./ ノ i r´ソYニニミ、
≧>-、_/`ヽ  `ート--' 人   /X>ト  ̄`ヽ'ー──- 、
ニ]     ヽ ト、r   ├--'´ノ、 r''´''´ i i_ ,'´    ヽ、   ̄ヽ、
 ̄      | |ゞ、てユ-、エ_/` \_/ / ̄ュ       ヽ ー- \_
   __ノト、テ-ァ、ニニー---''´ヽ r' ̄_/ ',           r-t-\,-、
 / _, --''´ニ><__\_   | /    ,'          、_// ] )
/ /  / rー''´ ̄ ̄\  ̄`'''-、ー、_ /_ / ̄ヽ         ̄ノ イ
. /  //イ''´ ヽ ) ) ] |    ヽ)ヽ   ̄ヽー-<ニ-、___, -'''´`´
/  / / /(_ )  ノノ ノ ノ ,, - 、 > `i   `ー、'' ̄ ̄
  / / /    イiイ / / /    YV/ヽ、     \
198 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 22:45:43.08 ID:t60xVgiK0

健夜「おっと……!迂闊に関節部なんかを攻撃してしまっては、その部位が止まった時の世界に入門してしまうんだったな……」

健夜「ならば……足の裏を蹴飛ばしてやるッ!!」


ベギイッ!! ボギイッ!!


ザ・ワールドは京太郎の両足の裏を蹴り飛ばすッ!!

ザ・ワールドが右足を蹴れば健夜が右足を斬り、左足を蹴れば健夜が左足を斬るッ!!!


京太郎「ぐおッ!!」


京太郎は接触の瞬間に小宇宙を創造し、衝撃を緩和するも……それでも足の骨が砕かれて吹っ飛び、壁に激突してしまうッ!!!


京太郎に(60+16)×4÷5=61ダメージ!!
199 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 22:48:00.00 ID:t60xVgiK0
                ┏━━┓         ヽ
                ┃    ┃      ┏━┓ /  、  メ
                ┃    ┃      ┃  ┃ |   _ス´ /
                ┃    ┃┏━┓┃  ┃ | ./ .∨
                ┃    ┃┃  ┃┃  ┃ r'´l.  f´ヽ./
                ┃    ┃┃  ┃┗━┛/彡廴ノ /  }
                ┃    ┗┛  ┗┓\y'   Д´ ̄\/ ̄
                ┃            ┃  ヽ  ノ" ヾ、/  》  |
                ┃  ┏━━━━┛〉、_/\クri  l}  /  ィ|´
                ┃  ┃|     f`<´ ヘ_/{lii从ヽ/゙ゝ=、/i/|
                ┃  ┃>-‐ァ7ヘ、\{_}//「lli>ヤ´ソミミ'ヘ/l|
                ┃  ┃‐‐--{_lj /\/_\V/∠l」>i「llli7/∧,|
                ┗━┛ _ {`ヽ{_//´ /X〕ミ:》''´〈〉ヾk'〈/ヾ''|
                   l  |/ 7}\l__>‐゙/く_>r' l〉ミ〉二ヾi}ー-'|lli_,ィ'"´
                   l  K ,//, 「`Y}三./ _l_ソ_}ツヘ__{\八___|lliノヽ
                    l  |^ヾ'  L// __幺:::`:::::く../\/i´ ゙̄ヽ|´   \
                 、i l  | ̄二ニ=r―‐く大^ニァ' }/7/〈{     ,| :
.        ==  ̄ ̄ ̄  ――_―― ̄___ ̄―/{_{\/\/ /i|  /   ┏━┓
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                  `ト、Y´ ̄ ̄} ̄[三,/:::.`ヽ=ァヘ{ニ<   ヽ| l     ┃  ┃
                   \ l|`ト、ロ /, /l }/.:::rr=く_[/_7{_\,>、_ , ,┏━┓┃  ┃
                   ヽ|  l\' / /::::/こl」」くi_/ 」   \ ヽ ┃  ┃┃  ┃
                     \ l __/ ,[ ̄j7i| l|_j「┏━┓ ヾi ┃  ┃┗━┛
                        { ヽ;ン'^ヾ个 l|  | lli┃  ┗━━┛  ┃
                  /ヽ    ` 'く j l//^ヽ!┏━┛          ┏┛
                  V/        、{ i  /^┃      ┏━┓  ┃
                        ロ  \ィ!i| ┗━┓  ┃  ┃  ┃
                              \|  i{ l┃  ┃  ┃  ┃
                          [l    \,l| l┃  ┃\┃  ┃
                           /7        \;i┃  ┃  ┃  ┃ |、
                        `′         ┃  ┃  ┗━┛、|i \
                             <>    ┗━┛、     |iヽ




京太郎「ぐ……!!あぁぁ……!!!」

健夜「ハハハハハ!!いい光景だッ!!実に気持ちがいいッ!!!」
200 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 22:52:04.75 ID:t60xVgiK0

京太郎「ぐ……!!うぅぅ……!!!」

健夜「ハハハ!!よかったなァ、京太郎ッ!!」

健夜「これで静止した時の中でも足の裏は使えるッ!!」

健夜「歩くことができるんじゃあないかねッ!?」

京太郎「ぐ……」

健夜「おっと……その怪我では逃げ回ることはできないし……そもそも脚の関節が動かないなら意味を成さなそうだなァ!!」

京太郎「チ……!!」

京太郎(この痛みは波紋で和らげるとして……いよいよ状況がまずくなってきたぜ)

京太郎(奴が飛び道具で攻撃してくるってなら……俺もそれに対抗するしかないのか…!?)

京太郎(三尋木咏にさえ使わなかった奥の手の奥の手……[超新星残骸]を……使う時が来たのか…ッ!!?)
201 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 22:56:53.96 ID:t60xVgiK0
東四局零本場 和了判定

それぞれの対局者分のコンマ判定を行う。

麻雀力 + 和了判定コンマ +速度値補正= 和了判定値 

和了判定値が対局者の中でトップの人の和了りとなり、

素の和了判定コンマの一桁が1,3,5,7ならツモ和了り、2,4,6,8,0はロン和了りとなる。




速度値補正っていうのは、>>4で書いてある「○速度値は、高い者が和了しやすくなる。卓でトップの速度を誇る者は和了判定値+20,2番目の者は+10される。」のことです。

対局全体の流れは>>5を参照してください。


親は健夜です。

この局健夜は『世界』による補正を以下のように使用します。

・和了判定値+30×2
・精神力値に30ダメージ×3
・打点2ランクアップ×0


↓1 京太郎の和了コンマ

↓2 健夜の和了コンマ

↓3 健夜の和了コンマその2

↓4 [超新星残骸]を使用しますか?使用する場合には、第二の効果で精神力を50以上消耗するかどうかも書いてください。(する場合は消耗する数値、しない場合はしないと書いてください)



・[超新星残骸]:和了判定前に発動できる。
├ 対局中に引き起こした[超新星波紋爆発]による累計ダメージ分、和了判定値を上昇する。
├ 自分の精神力値を50以上消耗する事ができる。その場合は消耗した値だけ第一の効果による上昇値に加算する。
├ この局自分が和了する場合、ロン和了となる。
├ この局自分が和了する場合、打点は最低でも跳満となる。
└ 第一の効果で参照する累計ダメージは、[超新星残骸]を発動する度にリセットされる。
202 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/07(月) 23:01:23.53 ID:ze0Hhn+tO
はい
203 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/07(月) 23:02:39.94 ID:1y0i3MhA0
勝てるんかこれ
204 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/07(月) 23:04:01.56 ID:pUG1I5Ba0
(アカン)
205 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 23:21:53.92 ID:t60xVgiK0
このコンマなら、京太郎が[超新星残骸]を発動して精神力値50消耗すれば和了確定です(小声)

超新星残骸を発動するかどうかをコンマ判定の後にした>>1のミスなんですけど……一応聞いておきます

↓1 しますか?
206 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/07(月) 23:24:23.82 ID:U/H2W2iw0
する
207 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 23:26:22.24 ID:t60xVgiK0
東四局 零本場 親 健夜

    
        麻雀力 + 和了コンマ + 速度値補正 = 和了判定値 + 和了判定値補正 =

南:京太郎  419  +   53     +   10     =    482    +   114       = 596

東:スコヤ   383  +   94     +   20     =    497    +    60       = 557


【ステータス】

京太郎:麻雀力:Invincibility(419↑) 攻撃力:Mighty(180↑) 防御力:S(149↑) 速度:S(130↑) 精神力:SS(157↓) 天運:S(141)

小鍛治健夜:麻雀力:Mighty(383↑) 攻撃力:SS(150) 防御力:SS(150) 速度:SS(150) 精神力:B(86↓) 天運:M(200)


【幽波紋・スキル等】

京太郎:『 ザ・ユニバース
         宇宙   』(スタンド)の[幽波紋]で、麻雀力+179
     [小宇宙のストック:1]
     [[超新星波紋爆発]による累計ダメージ:64]

     【究極波紋法】(波紋)により攻撃力値+30 防御力値+22 速度値+22

     【アーチスト】(自動発動)の効果で常に打点コンマ+18

     【守備職人】(自動発動)の効果で防御値+20
      自分が放銃する時、和了者の攻撃値に−15して打点判定を行う。


小鍛治健夜:『  ザ・ワールド
            世界  』(スタンド)の[幽波紋]で、麻雀力+133
       ・[時の支配]:発動時、以下の効果を5つまで選択できる。効果は累積する。
        ├ 手牌と山牌を1秒につき1枚入れ替える。和了判定値+30
        ├ 他家1人を選択し、1秒につき1回だけ対象を攻撃し、精神力値に30ダメージを与える。
        ├ 新ドラ表示牌を1秒につき1枚だけ変更できる。和了時、打点は2ランクアップする。
        └ 止まった時の中を動けない者に、攻撃を受けない。

        《光の流法》(モード)

       ・[輝彩滑刀]:スタンド和了攻撃によるダメージを4倍にする。

        【位相支配】(オカルト・任意発動)
       ・和了判定を2回行うことができる。




京太郎のロン和了 打点コンマ↓1
208 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/07(月) 23:29:32.51 ID:Wcp0oJ/o0
209 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 23:31:08.08 ID:t60xVgiK0
【点数計算表】:SSランク版


打点判定値    点数   子         親

01〜02       1000 300・500    1500・500オール
03〜09       2000 500・1000   2900・1300オール
10〜16       3900 1000・2000   5800・2000オール
17〜23       5200 1300・2600   7700・2600オール
24〜32       7700 2000・3900   11600・3900オール
33〜50   満貫 8000 2000・4000  12000・4000オール
51〜66   跳満 12000 3000・6000  18000・6000オール
67〜80   倍満 16000 4000・8000  24000・8000オール
81〜91 三倍満  24000 6000・12000 36000・12000オール
92〜  数え役満 32000 8000・16000 48000・16000オール

素の打点コンマ

11,33,55,77 倍満  16000 4000・8000  24000・8000オール

22,44,66,88 三倍満 24000 6000・12000 36000・12000オール

00,99    役満  32000 8000・16000 48000・16000オール


コンマ51+18=69より倍満16000
210 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 23:35:19.65 ID:t60xVgiK0
東四局零本場 親 小鍛治健夜


京太郎「……」

健夜「おいおい……お前のツモ番だぞ…京太郎」

健夜「いつまでそうやって壁にめり込んでいるつもりなんだ……?」

京太郎「……」

健夜「……」

健夜(最後のダメ押しの一投は弾き返されたかと思ったが……結局跳弾は京太郎の頭に命中した……)

健夜(まさか……あれで絶命したか…?)
211 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 23:40:17.55 ID:t60xVgiK0

健夜「遂にくたばったか…?京太郎……」

健夜「もしそうだとしたら……正直心の底から安心できる……」

健夜「10年ぶりに……実に10年ぶりに!」

健夜「何の憂いもなく……健やかな夜を眠れそうだ……」

健夜「まさか……我が止まった時の中に…赤土晴絵の弟子が入ってくるとは思わなかった……」

健夜「思うに……自動車という機械は便利なものだが……誰も彼も乗るから道路が混雑してしまう」

健夜「止まった時の中はひとり!この健夜だけだ……」

京太郎「……」
212 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 23:48:19.22 ID:t60xVgiK0

京太郎(やれやれだぜ……あんな数の麻雀牌を雨あられのようにしこたま投げやがって……)

京太郎(こんなことなら、飛び道具を警戒して龍門渕家から防弾チョッキでも借りておくんだったぜ……)

京太郎(このまま死んだふりをしてやり過ごし……様子を見に来たヤツの脳天をブッ刺すチャンスを窺うとするか…)

京太郎(何とかして脳に波紋を流し込まないと……奴は死なねえ……)

健夜「……」 ツカツカ…

京太郎(よし……そのまま……そのまま来い……!!)

健夜「……」 ピタッ

京太郎(!……どうした、なぜ止まる…!そのまま真っすぐ歩いてこい…!小鍛治健夜……!!)

健夜「念には念を入れておくとするか…」

健夜「波紋雀士の生命力は常人の比ではないからな……」

健夜「死んだふりをして、騙しているかもしれん……」

京太郎(っ……!)

健夜「完全なるトドメを……刺す」
213 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 23:50:48.28 ID:t60xVgiK0

京太郎(マズい……!!)

京太郎(もう一度……あの投牌攻撃を受けたら、今度こそ本当に殺されちまう……ッ!!)

健夜「こいつで……首を切断してな……!!」 ジャキン


         /三三三三三}         、
        ,ム三三三ニ三ニ:{         ', :、
        {三三三三三三ムr‐ミ_.      ', ハ
        辷三三三三ニ/    i      ∨ ',
         `}三三ニ≫'"´     |       i:  i
         .}三::/  ____    ',      |   i
         .{斗′ /     `ヽ 〉       |  |
          マ /        ∨      _j.  i
          ∨          }     f乙、}  .|
           ′        (二ニニニニ^ o }  }
          {           }  //}爪:〉  .′
           .',        ({ニ=彡"´ .{圦{  /
           i          リ´    ノ:刈 /
           |       r=、________,.ィ´ぅy' ./
           |       ゞ√ ̄ ̄´{爻′/
           |        /、    ノ::/ /
           ′     ,. ≧=ミ:.、f少' ., '
          /      /   ):じ′,/
         ./      〈__,x=彡夕 /
         ., ′       辷ニ斗'´イ
      /       f}  >'"´
   >'"´       廴 _ノ´
 . /        r''¨¨´
  { | /        .|
  ノ .!′/ ,    .}
.く__ノ、_/ / / ノ
     `''‐く_..イ



京太郎「!!」
214 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 23:53:23.76 ID:t60xVgiK0

京太郎(よし……ッ!!)

京太郎(輝彩滑刀で首を斬りに接近してくるなら……まだチャンスはあるッ!!)

健夜「最後のトドメだ……京太郎ォ!!」 ツカ…ツカ…

京太郎(よし…!よし…!)

京太郎(ガッツポーズしたい気分だッ!!)

京太郎(そのまま……そのまま来いッ!!)

健夜「……」 ピタッ

健夜「いや……待てよ」

京太郎(な……なにッ)

京太郎(止まるんじゃねえ…!なぜ止まりやがる……ッ!!)
215 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/07(月) 23:56:01.98 ID:t60xVgiK0

健夜「もう少し……慎重になってもいいか」

京太郎(っ……!)

健夜「奴の……呼吸音は?」

京太郎「……!」

京太郎(呼吸を……止めなければ……!!)

健夜「……」

京太郎「……」

健夜「……聞こえない……」
216 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 00:00:43.86 ID:A/cztil20

健夜「では……心臓の鼓動音は?」

京太郎「……!!」


健夜は床に這い、じっと耳を床につけ……脈拍の有無を確認するために耳をそばだてた!!


京太郎(っ……!!マズイ……ユニバース!!)


京太郎はユニバースの手だけを体内に出現させ……心臓を転移したッ!!

東二局で健夜の腹部に創造した小宇宙の中へと……!!


健夜「……」

京太郎(ぐ……!こいつはキツいぜ……!このまま意識を失うと……マジに逝っちまう……ッ!!)
217 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 00:05:33.00 ID:A/cztil20

京太郎(笑い話にもならねえ……!このままてめえのスタンドで心臓を消して……死んじまったら……!)

京太郎(野依理沙との戦いでもやったことだが……!まさか2度も同じ苦痛を味わうハメになるとは……!)

京太郎(こんなに意識が飛びそうな中で……間違ってもブラックホールの中に心臓が吸い込まれねえようにしないといけないっつーのは……キツすぎるぜ……!!)

健夜「……うーん……」

京太郎「……」

健夜「心臓は停止している……奴は完全に死んでいる」

健夜「生きているかもしれないと思ったのは……杞憂だったか」 ツカ…ツカ…

健夜「念のために首を刎ねて……確実なる安心という形にしておくか…」 ツカ…ツカ…

京太郎「……!」

健夜「なァ…!京太郎……!!」 ジャキン
218 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 00:09:46.72 ID:A/cztil20

京太郎(今だ……ッ!)


京太郎は心臓をあるべき場所に再転移して戻し、体内に出現させたユニバースの手で心臓を繰り返し握り、脈を蘇生するッ!!

死にかけた身体に、再び血流が流れてゆくッ!!


健夜「いや……だがまだだ」

健夜「本当に、念入れた念に更に念を入れるような形で……もう1度投牌攻撃を繰り出しておくか!」 ズシン


健夜は再び、予備の麻雀牌の入ったケースを取り出した!!


京太郎(本当に……疑り深いヤローだぜ……!!)
219 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 00:20:15.87 ID:A/cztil20

京太郎(だがな……この距離からならッ!!)


健夜「最終確認だッ!!」

健夜「生きているなら、避けて見せろッ!!京太郎ォ!!!」 ブンッ


京太郎([超新星残骸]でこいつをここまで吹っ飛ばして……ユニバースのリーチ圏内に引き入れることができるんだぜッ!!!)



京太郎「おおおッ!![超新星残骸]ッ!!」


京太郎はユニバースの切っ先を健夜に向けて居直るッ!!



健夜「なにィーーーーーーーーーッ!!!!生きていたのかッ!!??京太郎ォォ!!!!!」
220 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 00:21:10.36 ID:A/cztil20

京太郎「目の前の俺より……自分の後ろを気にした方がいいんじゃねえのかッ?!」

健夜「ハッ!!背後から、何かッ!?」 クルッ



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       ./ ゙'--‐'゛ .r‐i    i!,.. "  ,./            _..、   ,/'、.. '"  ゛       !''''"      .,..
      ./       .゙''"._..=@._   ヘ, -         _/  ` ̄    __   .i ̄ ̄ ̄| ._,,、      /
  ./ .`″  .,i――‐. ../゛ . / く'"  / _.    ..ヽ_ ‐″_____/゛.,i`゙> !   ./ ./ /  /   ./.,./
  !  .|゙ ゙̄/゙ . ‐ ._..!..―‐"   ./ ッ‐    . /     /    ./  .!  .,/ .,! .! .'''"./  ゙゙゙´   フ". '"
  .!  .l/'ゝ ./ /  .〉...--、   .,ゝ      ./     /    '"/‐_ノ.,.'´_ニ./ '-  ゙̄´       /   .,゛
 l  ./  .._ノ / `゙/./  /  /  `   .,,、./    / ̄ ̄\「 ̄<″.,i l   、 ,、,!  / ̄\   !';;> ,
 .ヽ ., ̄| /.l / ;,゙] `゙"./ ,、ヾ    l    ./   .゛   !  ..l ."ノ    ゙″.! .i′ ._,,./   ./´ .-
  ゙!,゙‐'- ./ -_‐゙ _-'''"゛  ,、     l゙   ./        ,i `^" ./ ゛ !    .゙l-ケ'; .`゙´  .,..-'´ ゙..
221 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 00:21:46.76 ID:A/cztil20

健夜「なッ……なにィィィーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!」



小鍛治健夜の背後に迫るモノッ!!

それはッ!!

[超新星波紋爆発]によって生じたスタンドパワーや和了エネルギーの残滓ッ!!!

空中に舞っていたそれは……!残留している波紋を操作することで健夜の背中に襲い掛かるッ!!!
222 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 00:25:22.36 ID:A/cztil20

健夜「ザ・ワール――」


京太郎「マヌケ…!そいつは光速の10%……30000km/sで飛んできてるんだぜ」

京太郎「間に合いやしねえよ」



                       _  /し'/
                .,r'⌒''"´;;;;;j /;;;;;;;/                  /|
               ./;;;;;;;;;;;;;;;;;;,く(;;;;;;;;;{                 /;| ,!;;;;i
              /;;;;;;;;;;;;;;;;;イ;;;;l|;;;;;;;/             ,,.rァ .l;;;;;l .l/
             ./;;;;//;;;;/ l;;;;l|;;;;;_」   ./;;l゙  ,,、r'´;;;/  .l;/             /|
            /;;/ /;;;;/ l;;;;;lレ′    |;;;;;;l_,.r''´;;;;;;;;;/              /;| ,!;;;;i
             ."′/;;;;;ヽ レ´      .|;;;;;;;;;,.、r'!;;;;;;/             ,,.rァ .l;;;;;l .l/
              ./;;;;ハ;;;;ヽ、     ./;;;;;;l゙  l;;;;;/   ../;;l゙  ,,、r'´;;;/  .l;/
             ./;;;;/  ヽ;;;;;{   ...././!;;;;;l!   .l゙/     |;;;;;;l_,.r''´;;;;;;;;;/
             .l;;;;/   ヽ-'   r'´;;;/ .|;;;;;|          |;;;;;;;;;,.、r'!;;;;;;/
             .レ′          |;;;;;/  |;;;;;|        ./;;;;;;l゙  l;;;;;/
                          レ'   |;;;;/       ././!;;;;;l!   .l゙/
                              |./      .r'´;;;/ .|;;;;;|
                               |;;;;;/  |;;;;;|
                                レ'   |;;;;/
                                    |./




ザ・ワールド発動による時間停止も間に合わずッ!!

幾多の超新星残骸が健夜の身体を貫くッ!!!



健夜「ドアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!!」
223 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 00:27:59.92 ID:A/cztil20

そして健夜が吹き飛ばされた先には……!!




                            , 、。s≦ニニム
                           ノ /ニニニニニニ}
                    _,  ´ ̄\__ .イニニニニ/
                    > ´ イ⌒',   `ヽニニニ{
              _ - ´       |    ハニニム
                 _>   ' ,/  、 } , : | ハニニニニニ=--              やれやれ……!
                  /⌒/ | | _/| ∨ / l|  |}ニニニニニニニニニ=-
                /   { |゙ト、| / /}ィリ|n  |ニニニニニニニニニニニニニニ=-zzzzzx       首を長くして……待っていたぜ……!!
                   ̄ィ , 从沁∨'/炒 } リ ハ!ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ≫     
                   { /从  ,     ム从ニニニニニニニニニニニニニニニニ{ニニニニニニニヽ
                     /\ -‐ イ「ニニニニニニニニニニニア¨¨¨¨ ̄⌒寸ニニニニニニニニ\
                       `ヾ. ≧≦ /ニニニニニニニニニニニ,'        寸ニニニニニニ,=ミニヽ
                     {_ヽ /ニニニニニニニニニニニ,'            ヾニニイ/`Yニニム
                   _      `寸ニニニニニニニニニニア            lア゙ { 〈〉'〈ニニニ}
                  `寸≧s。    ィニニニニニニニニニニ{           _-" ::::',:::`¨´ー‐=ニ}
                      /ニニニニ=-,=ニニニニニニニニニニニニ{        __, イ ヽ:::::::ヽ:::::::ゝ┐ }!
                  マニイ´ヾニニニニニニニニニニニニニニニ〉         乂___.イ‐ヽ=-⌒ヽ:::::::{´. /
                 //////}ニニニニニニニニニニニニニニム                    ‘,:::ゝ' ',
                 _,,ィ///////>ニニニア//-==ニニニニニニム                 〈::::/ /
              /////////////ア///////////.寸ニニニ{                   /]ゝィ
              ,イ/////////////ア///////////////寸ニi〉                {__/
.          ,イ/////////////>'////////////////}ニア゙
.         /////////////ア´ {{////////////////ニア
.         ,イ////////ニ=-     寸////////////イ¨´
      ,イ///////イ´         マ/////////ア´
.     /ゞ===イ´           マ/////アイ
      ム:::::::::::::::::}              {:::::::::::::リ
   く::::::::::::/¨¨´.               {:::::::::::/
    ¨¨¨                     ゞ─'゙





224 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 00:35:34.94 ID:A/cztil20
京太郎「ユニバァーーーーーースッ!!!!!!」


             __      __   _      __
        /::ヽ.   「::::l /}  /:::/ /´::::/     /´::::> ,.-.、_        __,,..、
       〈:::::::ハ  |:::::j '´   |:::::/ /:::::::/./!   /:::::/ /:::::/      /::::::::j__
        ';:::::::l l/ _    l::::i /:::::::://:::/  /:::::/ /::::://::7   ,:'::::::::/::::::〉    __
         V:::::l /::::}.   l:::::!ヽ一' l/   /::::::< └-' 〈_:/  /::::://:::::::/,.ヘ.  /:::::/
         V:::レ::::::::r'  .l:::::l       /:::;へ::::\      /:::::<  ー-'<:://::::::://:ヽ
           .';:::::::::/   ;:::::└‐:::ァ    ∨  丶;::::>.    ,'::::;ヘ::丶、  ´ /::::::::/':::::::/
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                  / /〕 '" /  /: : : : : : : :/:./ /  /: : |: : -―…・・・ \: : : : :\
                '  / _ / _ /: : : : : : /:./___/   ': : : |: : : : : : : : : :.:\ \: : : : :\
               / /' /  ̄ ̄ 乂_彡彳'": ---/  /: : : :√  ̄ >-=ミ : : \ \: :〈⌒ヽ
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             / / 《 ィッ}/  / ̄ ̄ / | i /  /: : : : :/_           | | |\: \: \
    へ       }イ《  /イ 〕_ /'    /| i ≠'  / : : : : : //   /   __彡'V:.| ハ : \: :ヽ
   /  |      / イ // _〔 _{ へ  { / / ,/: : : : : : :,:/    /'     ̄/  : :.,  {: : : : i /
   i|  |        '/ |'  7^∨∨/ , </  /  ̄ ̄\: : //   /       /   ':./   } : : :/: :
   ||  ,     {      / \∨ し'  /  / / ̄ ̄ \〈―=彡 __/    /  /: /   ' /: : /
   ヽ /∧        /  /> ---イ  / /   / ̄ \ ,/    \     /: :,   / /:/
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        V'∧/ / // \_/ イ人 \\  i'  ≠≦/|// : : : /   /    ―≠
     へ/∨ < __,/-‐… /≧=-  >―\/<⌒ / / : //   /       i:/
    へ i ノ/  __V_  / > ̄ ̄ \ ( /イ ̄ ̄彡 / / /   /        /
  /\ i | Y /V ∧ | / /7/ ――  >イ 人 / /_/   /   /       ,
  ,   Y,ソ  | /  V ∧∨ヽ/  ' /  /    / ,  /イ     '  /     /  
  i  し  / /}'   、''∧  ∨イ   / /' ̄ ̄ /  / /゙|     :i       /:/  
   、〈    イ    V'∧  |⌒〉  / / ノ/ // / |   / |  /  /: :./   |
   \ へノ `r-   〉 ∧  イY / ノ /彡   //_,///,|  i/, ∠,/: : : /
     \ __ /    |i  〉 | 〉 ,/ , /  //―,/ // |  |//: : : : : /
.        ̄\    j  /  / /  /' /  /' /_ノ ////|  |イ : : : : /
         `     /  / 〉| 〈  V_// |/|//////ハ  V: r-=彡
            ``丶、,//' 、  ∨ ^Yi/// ///////_  i: |
              / 〈\/ \ 乂ノ7// ////゙<⌒ヽ  |: |
             / 〈/ / ハ 〈 |/,i////∧///ヽ   |: |i
          __/  〉  / /  ヽ\〉/// |// : V///∧ :.八
        __/// /  \    「_V/ | // : : : V///∧   \


京太郎「ダラァッ!!」

健夜「時よ止まれッ!!!」
                                                                       ザ・ワールド
京太郎「苦労したんだ……時を止めてもこのまま腕を振りぬかせてもらうぜッ!!!小鍛治健夜ッ!!!」   健夜「『世界』ォォォ!!!」   
225 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 00:38:25.43 ID:A/cztil20
ブゥーン……チッチッチッチッ



        ./i!
      /:::|             イ/
     ./ ::::|     ノγ´:::::::/
     イ::::::::|   .r::彡 ‖:::::::/
   f:::::::::::::::|  ノ::::/ ‖:::::./          /ヽ
   i!:::::::::::::.| i!i:::::i! .‖::γ  rx _____  /::::/
    ル:::::::::::..| i!i:::::i! ‖::ノ  /::::: ̄:::::::/ ./::::/
   ヾ::::::::::::::| i!i:::::リ ζ    /:::::::::≠=  /:::::i   ∧_....:::::ア
    i!.:::::::::::| i!::::/      ./::::≠ __   /:::::::| ./:::::::::::ζ ..:/
    :i!:::::::::::| ル'   // /  /::::/ .:イ::::::::ノ />¨シ::: 彡イ
     i!:::::::::.|   /::::/ ,r:イ::::./ /:::::::::::::::|  r ≦:::::≠¨´
     :i!:::::::::| /:::::::/ ‖::γ´  /===彡'  i!:::::::/
      i!::::::::::::::::::::彡' ‖::/               ル ´
      :i!:::::::.γ´    .ル'
     i!:::::::.|
     :i!:::::::|
      i!:::::::!
      i!:::::::::}
      i!:::::::/
      i!::::/
      i!::メ
    ,/       ...、   \          !./    ./ ./   /  /    /     ._ / ゙,..-'"        l
  /           {, \,   .\        //   ./ ノ゛  /  ./    /   .,/,゙/               l
.∠,_          `'-,.l    \      l !   .,i^/   ./  ./       / /
_,__゙゙''''ー-..,,_      \      \     !/  ./ /   /   /     / /
    ´`"'ー ,,,゙''-、、         ヽ   // ././   /   ./  _/´./.゛ '.''.¬- ..,,_    ._,, ー''"゛._.. -''″
        .、  `''ーミー..、       ヽ  !.l゙ ./ /   ./   ./ ,/゛ ./            _,ニ=ニ,,_ ._..-'"゛
          /      .`'- \ ,,      l .| !,iゞ ,i′ ./   .メ'" .,..-''゙       ._.. -''″   .,..-'"゙''ー ,,,
       l     _   `'-、 ゙゙'゙‐''-  ll゙l/ ./  ,i′   .,/゛     ._..-‐″     ., /        `'''ー ..
       /     .\/      \   .\'"   ! /    /     ._..-'"゛         ,/゛           ____,
      /            、    `'、      ゾ   /      .'"         _,,,,,xニ-―¬''''''"゙゙゙゙ ̄ ̄ ̄ ̄
____l_______l____/          .i______________________
     │           !
''''¬―ー'ト--.---------_,l__                             ー--........,,,,_、
     !          │  ̄ ゙゙̄,゙./                ______            ̄''''― ..,,_.
     .!    _、         !    / ´                \       ゙̄”`-二"''''''''''¬――---__二
     ! .,..-'´        !   ./イ         r─つ    \.     `''-、   `'''ー..,,,
    ._|‐"              l   /      . 、  |  .″.l   i 、.\       . \      `'''-..,、
  _/│       .,、     .,/,i'     /  l   .\.  .l .,iヘレヽ ヽ, `'-     . \       `''-、、
-"  .!      : ‐゛    . / ゙./     /   ヽ .,―‐=、 .゙ ″   .゙へ,゛、       \   .`'-、   `''-..、
    l             /  /     ./     .l. l     `'-  、    ` \         \   `'-、
   .l      _. . /   ./     ./      .l│       ..l.     ヽヽ         \    . \
   l  ,,  / /   ./      ./ .ヽ     ! !        ..l     ヽヽ             \     \
   ,.!‐゛   ` ./    /      /   .ヽ    .}.!       .、  .l.     ヽ.l,      、、   .\
  '´.|    /     ./      ./ ,、.,  ヽ   ,!.|   ヽ   / '‐ l      ヽ.l   .\   `'-、  \
  │  /     ./      / / ./   .ヽ  .!.l    ヽ  ..l   l      l..l.   .ヽ,    \   .\
   | /      /      / : ゙        ヽ .!}     、  l   .l     、 ...l,ヽ          `' _,, ノぐ
  .レ"   .,.  ./       /              ヽ:!|      `'-、、   .l   .l .ヽ l, l      ._.. -''″ \. `
../.|    ./   /       ./ 、    \.      l(,      、  `'‐、, │   l.    l l.  ...-'"       .\.
"  |      /       ./   ヽ    `'-     \     `'-、  `' !、   ゝ   .l l
226 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 00:42:59.66 ID:A/cztil20

健夜「な……なんだと……ォッ」

健夜「まさ……かァ……ッ!!」

ユニバース「ダラアアアアアアッ!!!!」


ビチャアアアアアッ!!!


剣は健夜の頭部を切り裂きッ!!!左脳!脳幹!脳漿をブチまけたッ!!!!!!



健夜「DUOOOOOOOOOOOOOOOOOOO!!!!!!!!」


頭をスライスされた健夜は反動で今度は反対方向に吹っ飛ばされてゆくッ!!!!
227 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 00:44:42.80 ID:A/cztil20
    l .`t'  \_/            li,  .l,             |     .l _∧\ .ゝ --′ ./<  ,iン/
-<_〉  \./ 'ミ.     ..、         l.l. .!             }      ∨/__人     l__>´/
\¨\  / ._/゙'ニニニ、,  'ヒ、  、. 'L    |.゙l、l             !       .`'''-..、  ゙l     ./ .,,‐ン_
___Y ̄|\.∨´  .i!、/ヘ/`ヽ ゙\ ゙/i、.l'、    ! ヽl             ! .、        `''-″  . / ./ ./へ__`'ー
 \ヘ!  `'.\ 《 `'-<_|  .ヽ.\. l l'.l.\  ! .゙l         l/|                 ,/ ./_人/ 心
-‐ ∨  __  |゙┘\   ´ .'-、 /:.ヾ゙,  `- l             ` /、.,ィ      ./゙| ̄'ー、./ / . l.ヽ`¨¨ッ.,/
 ∨  Yゞ}  .l ./゙.l  /    |:.:.:.:.:}゙″  .゙'ユ           /.!ノ/  ,ンl' / \}/__} /|\ | リ、 ̄Y
. /   .l./   !く,7\|.../:.(     |:.:.:/                    ,l!゙./ / />ュイ/ ̄._..ゞ./ ∧ ゙'.l, | ¨ ̄¨¨
'ゝミ¬ ..,_    ふ、..゙/:.:./ー┐  j/ /}                  ゛ .レ",,/イ\_}/ン'''ン'   ∨ ∧/ .r'"
.  `'-..、`''ー ..,.r―:.':.:.:.:.:.:.:.└ァ   }:.:.:j                    〃   ._ミ~゙ / ,,, ‐ ∨ /,ノ゛
     `''-...∠:.:.:.:.:/ ̄/:.:.:.:./___ j/                         : '".,,;;ニ;;/!'" __ l.〃-‐==ニニ二三
   'マニ¬-- /:.:.:./  /:.:.:.:./:.:.:.:./                           /:.:〉...ー''''"_,, ‐'″
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-'"Y¨¨イ''" |>-'===.,...<:.:./                            /:.:/    \/..゙{ヘ、__>-}
.--ー¨¨コ    .. -`-''/:.:.:.:/                        //         /\  _./
\_>‐´r-ニl   _../:.:./                         /         /::.:.:.:.:.:>     _
 ̄  __|へ_/.,,x=゙..゙//                                 rー<:.:.:.:.:.:.:.:/     ,/ハー、
   /\ l ̄        /           ,ノ .,イ            ''i ミ、.       |.:.:.:.:.:.:.:.:.:>´゙、   . /\ィへ.,,-
.  l メ_|        /     .,=@   ,-ア / │       ,.  ..!.`-,`'-、..... |:.:.:.:.> ´゙,, --ミ;;、 '冫 .¬―./
   マイ/  .,フl ゙̄Y   .,..-'゙./    ,/,/./   .! /!     . lヽ |     .`'-,゙'t. ̄    マ''ー- ..,,゙''λゞz_,ミ Y
.   ゙‐'  /心.!乂!  r'"  ./   . /  iツ゛   .! ./ !     :ll,.l ヽ l      .`' !iミ'-、  \_  /  .ト――''' ̄
        乂\./、 lr'"   /   /   ./     ,! / .l .、    ! l|, ゙'レ       . \ ゙'‐ / /゙l―''\  /7ニニ
___   ,/._ l_l. ,ブ   ./ . ,/          l l  l .i!|    ,! ゙ll,            /\.l|ゞ!    \ Y}/へ
 \`' !./ ゛ 廴ソ゛   彡/            !,! │l゙.!    .l  ゝ           { ¬ニニニ/\__    \\三




健夜「UGAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!!!」


踏みとどまる力すらなく、健夜は壁に激突ッ!!!!
228 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 00:48:58.36 ID:A/cztil20

京太郎「やっとこさ……やっとこさ奴の脳天にブチこんでやったぜ……!!」

京太郎(だが……直前まで呼吸を止めていたために、波紋をほとんど流せていない……!)

京太郎(今ので奴がくたばるとは思えねえ……!!)

京太郎(このまま手作りして、超新星波紋爆発でトドメを刺すッ!!) カシッ タンッ


健夜「あぁァァぁ…………」 ブシュウウウウ

健夜「あぁァァァァぁァあぁァぁぁぁ……」 ブシュウウウウウ

健夜「こぉぉォォォ……ろォォぉぉ……すゥゥゥゥ……!!!!」 ブシュウウウウウウ


健夜は怨嗟の声を上げて脳から血を撒き散らしながら、牌を手に取るッ!!
229 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 00:55:23.21 ID:A/cztil20

健夜「ぶわッ!?」 ポロッ


しかし、転んで牌を落としてしまうッ!!


健夜「な、なんだいったい……!!あ……あぁぁァァしぃィィぃぃにぃぃィィぃぃ……!!脚に力が入らんンンんん……!!!」

健夜「立ち上がれない……ッ!!」 ズルッ

健夜「ず…頭痛がする!吐き気もだ……ッ!!」

健夜「なんてことだ……この健夜が……!!気分が悪いだとォォぉぉォぉぉぉォぉォォ……!!!」

健夜「頭を破壊されて……立つことができないだとォぉぉぉぉォ……ッ!!!」

健夜(クッソォ……!!今はとりあえず何とかしなくては……ッ!!)

健夜「だ…だのに……!!あ…頭が回らンんンンン……ッ!!!!」

京太郎「当然だ……脳が破壊されたんだからな……」
230 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 01:04:05.39 ID:Qk8BFpTt0

京太郎「敗者を鞭打つようで少し心が痛むが……いや、全然痛まねえか」

京太郎「貴様のせいで何人もの仲間が人生を狂わされてきた……関係のない人だってたくさん死んでいる」

京太郎「だから全然痛まねえ……!」

京太郎「貴様が落とした牌で……遠慮なく和了らせてもらうぜ…ッ」

健夜「クゥゥぅぅゥゥぅゥ…ソォォぉぉォ…ガぁぁァァぁぁぁぁァぁキィィぃぃィィぃィィィぃぃィィ……ッ!!!!!!」

京太郎「ロンだ……倍満、16000……!」

京太郎「そしてこれが……ファイナルアタックだッッ!!」

京太郎「[超新星波紋爆発]ッ!!!!!!」






  \                          _, - ― … − - 、_                  /
    丶                    ,.:: '´:: ::::::   ____    :::::: ¨丶_          , '
     丶              /:::::_ -−' ´ ̄      ̄ 'ー 、 ::::::: ヽ     , '
        丶          /::_;; -'−―== ------ ―−- ゝ- -−'- 、_
          _,. -−:::' ::: ̄ ̄:::::::: :: 二三三二二二:::.___三二 :::::::::::::: ¨'−-、__
      ,.:::'´::::::  丶_:::, -- ー−'´ ̄: : : : : : : : : : : : : : : ̄ ̄´¨丶- 、::::::::::  :::: ::::::::::::::::  ̄::丶
   , イ::::::::, -‐'´/:. :. :. :. :., '´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ': ; ̄´¨¨:.丶、 ̄ヽ:: :::::i
  /:::;:: ィ´{   ,.:':. :. :. :. :, :': : : : : :                        : : : : : :丶:. :. :. :. :. ヽ  ¨ヽ::ヘ
 /::i  ´丶´` − -_:. ; ':_:_ :-:−― - -  _                     : : : : : : 丶:. :. :. :. :. ヽ / 丶:}
 丶::.、   _,  -− '´ ̄-―   ̄                            : : : : : : ヽ:. :. :._:. ノ '´ /
    ¨丶,r'´ ̄:. ; ': : :                                  ー --  _ : : : : ヽ:._;: -ー:t '´
      /:. :. :. :./: :                 _   _     _               ̄冖¬=-、_:. :.',-‐'
   /:. :. :. :./: :                                            :丶!
  」:. :. :. :./: :                                             : !
  /:. :. :. :./: :                                             : ! !
  l::. :. :. :./: :                                             : ! !
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231 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 01:06:39.21 ID:Qk8BFpTt0

健夜「WUUUUUUUUUUUUUUUUU!!!!!!!」


健夜は[超新星波紋爆発]を満身創痍の身体に受けッ!!

拝殿を突き破って遥か後方に吹き飛ばされてゆくッ!!!


健夜に16×4=64ダメージ!!


京太郎「終わりだ……そのまま太陽の光を拝みながら死にな」
232 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 01:12:16.79 ID:Qk8BFpTt0

健夜「BUGAAAAAAAAAAAAAAA!!!!!」 ジュウウウウウウ


太陽の光を浴びながら吹き飛ぶ健夜の身体は、既に溶け始めていたッ!!


京太郎「これでようやく……狂った運命も元通りになるってワケか……!」

健夜「なぁァァァぁぁぁァぁぁにをブァカなことをほざいているッ!!!!!」

京太郎「!」

健夜「かかったな京太郎ォォぉぉォォぉォォォぉォォォォ!!!!これが我が逃走経路だアアああああアあアアアあアアあアアアああああアア!!!!」

健夜「貴様はこの健夜との知恵比べに負けたのだァァァぁぁァァァぁァァァぁぁぁァァァぁぁぁぁァァ!!!!!!」

京太郎「正真正銘の脳無しが何をほざいて――――」



            ,.  ´ ̄ ̄ `  、__
          /   ,      / /⌒Y
         /    /    ,:       | ̄\
        .:'    '  /__/   ,      |   \__
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     /イ ,.. 、イ /}/⌒ヽ、/´   // /   、   、
       { { Y /   Vオ {从 /-}/-、  }  、 \
       | |  {/       ∨ィ=、}/  ,  |、 }  ̄
       / 乂   u      ::::::: Vソ' ,l ∧l |
        /イ , 八   ,...、    '   /ムイ,'∧ |     っ!!!!!
      /\ /  、 〈- 、\__     ム/ /   \
>----イ///\   .  `  ー '  イ/从
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/> ´   --、 ∨ム  //////////////}
     ´¨¨ヽ\〉 ∧///,イ/////////// |
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その時京太郎は恐ろしい未来予想図を思い描いてしまうッ!!!
233 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 01:16:57.03 ID:Qk8BFpTt0

京太郎は健夜の吹き飛ばされる先がどこであるのか容易に想像がついた……!

なにせ10日間も生活していた場所なのだ……!

建物内部の間取りは完璧とは言わずとも、建物の配置くらいは記憶しているッ!


京太郎「この先には……まさかッ!!!」


健夜「無駄無駄ァァ!!」

健夜「最後の力を振り絞ってェぇぇェェェぇェッ!!!ザ・ワールドォッ!!!!!」

健夜「時よ止まれぇぇェェェぇぇぇェェぇぇぇィッ!!!!!」

京太郎「しまっ――――」


ブゥーン……チッチッチッチッ
234 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 01:22:36.42 ID:Qk8BFpTt0

ブゥーン……


京太郎「こいつは……ヤバいッ!!!」 ダダダダダダダダダ


京太郎が本殿に駆け付けた時……そこにはッ!!!


衣・淡・小蒔「」 ドクドクドク…

豊音「あ、あぁぁ……」

咲「そ…そんな……ッ」


血を流しながら倒れている天江衣・大星淡・神代小蒔…「天照大神の御身」を宿す3人……

瀕死の赤土晴絵とそれを看病する宮守女子の仲間、宮永咲……

そして……!!


健夜「……」 


身体が溶けながら太陽に向き直る小鍛治健夜がいた……ッ!!

血に塗れた石仮面を被りながら……ッ!!!
235 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 01:29:06.57 ID:Qk8BFpTt0

その石仮面の骨針が深々と健夜の頭に突き刺さっていることから……

京太郎は……考え得る最悪の事態に陥ったことを察する……ッ!!!


京太郎「あぁぁぁ……ッ!!!」

京太郎「小鍛治……健夜……ッ!!!!」

咲「まさか……まさか……こんな……ッ!!」

白望「小鍛治健夜が……3人の血を……手に入れてしまうなんて……」

霞「あぁ……天照大神よ…」




三二≡=‐≡二三二≡=‐=≡二三二≡=‐     ;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:凵^/ソ
       |いヽ丶 丶                    ;:;:;:;:;:;:;:;://  /
     |l+ `                          ;:;:;:;://    ´ '勹
    小           \  ゚  o 。| 。   /  。/ /        ´ イ
   ト`             ○  。 ゚  |゜ O / o  / 。゜          ´┐
 个           ゜   。 \ ニニ=- ‐ -=ニ /゚  。   O             令
 T              ゚  \    |l|w/L ,r_/ /  ゚  。 ゜           ケ
才              。 ゜  \\{w└ ¨ ´ / `、  。o   ゜            う
せ           __。___l \´     彡x  l―O――――           弌
= - 三 ≡ = - 三 ≡ = -  o 。  l- >  ; ’  ∠   l゚  。 ゚- = ≡ 三 - = ≡ 三 - =
ニ             ゚ 。 O  ゙/      }|   /  O  ゜               _〉
及            ゜  。   //´ヾ,  r、r‐|^`/ \ 。 ゜              」
 チ               O ゜。 ニ//  }´=≦  ゚ 。 o              _そ
 彡                o / 。゜ |   o ゜    \              J
  テ             //                            、l|
    L           //;:;:;:;:;:                       、ヾ
      レ        //;:;:;:;:.;:.;:.                   、 + ル
           ソ//;:;:;:;:;:;:.;:.;:.;:.    ‐=≡二三二≡=‐=≡二三二≡‐=≡二三





京太郎「おォォォ……ッ!!!」
236 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 01:30:46.39 ID:Qk8BFpTt0

                       _ァ{フj光j{ヒ__
                      _r'彡'_ =rt= rn}
                  人ノノ〈_〉─f「|ノミ、__
                   __ノ彡'ノノしト'^ソ「{ミミミミト、
             巛《{´彡'ノ圧三三ヨトミミミミハ
              )ソイf/    `i´   \\_{{     …………。
             {{/ {/ト、___,. ⊥ .,___,ハ}リ ヽ
             ノj{__ j「ヽ.__ノ"´ ̄`゙ヽ._ノl{_ ,ノ}
            {从}  | / /´ ̄i ̄ヽ ノ / i |l{
                V}{ i 人 ー{ -‐ 十‐ }  /  /jリ
             }リハヽ_ノヽ. ト---jー‐i /ヽノリ^ヽ
              (f  「l i__} b、___{___,dノ) | l{
                { l /ヽノノー‐一'__},ハ. j
               レ' /::/::::∠二\:ヽi__l_,
             /   /:::::/::::::::::/ヽ--く
             /  _, ' |::::/ ヽ:::::::/    l  \
.           , '  ノ  |:::i  }::::/  i´__j   ∧
          /__   ;'´ ヾ! / ̄| ´ ヽ {   __ ∧
          ノ´/   /   `7   '.  ノ`ヽ/   ハ
   _   / ヽ{ ヽ /    /    ヽ    ヽ__  i |
  (_ \/   l   i  __/      \、__,ノ ,. -─< ̄ ̄\
     `/ ̄ ̄\  /              `ヽ. 〈     \/⌒¨´
   _____{_   /{ , ′                V´\___,人__
   レ'⌒ヽ \/ ll |/                   | / /  / ̄ \
  /二コ  \jヽ厂                     \∧__/  〈二二{_
.        /∨                   |/ヽ\     \
     /\/                    ヽ/ ̄ ヽ  〈二二{_
    /   ノ                          ∨   ∧       \





白望「う……動かない……」

霞「もしかすると……太陽の光に耐え切れず……死んだ可能性も……!!」
237 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 01:36:06.25 ID:Qk8BFpTt0

そして健夜の……被っていた石仮面がボロボロと崩れ落ちた!


                     ∧
                    ,′',
                三ミ、;   |彡リ/|トn、__,
         \_トミミミ|\j川  |ノノ/ .lリノノ彡へ、
        _∠\ミミミ|  川|、__ノ/〈__ノ////{ i ∧
.       // ̄`ヽハミ`"´ミY⌒Y////彡'ノ,ノ ノ}
      | {    / /  __/⌒{  j'⌒ヽ、三r'く  ; ト、
.        V∧  / / ̄__人__ノ`¨´ヽ__,人_\ ヽ /│
.       \` ー' / ̄     八〉       \i/j |、
     __,ィ彡ヽ-彳"´二゙゙'''ーく  ,ソ''゙゙"二´ ̄  〈_{_/ノハ   ,ィ
   ,ィ巛{,ノ__三 ノ^ r‐rt::テ─ミ } |  r‐ rt::テラ'"__|ト川州ト=彡'
.   {{{{ V´  _≧=ァ‐、 ̄´r‐レ'i | 〈} ハ ̄。//|/´ヽ/|}|
   ヽl/ <____ノ\厂\Y ノーヘ  /{ 〉// / ̄\/│|       …………。
.   /〈   ー‐‐ | /`}、/} `〈n | n〉 U/_/}! ,\  ,ハ /ll|
.   //∧     ,゚ l〈_,人l/ ゚ `ー´ ’//{  ヽ/  |\リノリl|
  ////\ `   。| {     ,. ー一 、〈 │ _,!  |__//刈|、   ,.ィニfミトv,、
  ////厂l\__,_ Vノ_  '´ ̄ ̄ ̄ヽト、|  }  |ヽ///リrf辷彡イ三ミj川lトN
  //// ̄/|\ ヽ/__/| ー= ¨ ̄`ー 'l |  i・。/| ハ彡'ソノ刈ミミソミミトj}川川j}l|
  ///////|  `ト、__ハ_ノ|        / / ̄/゚∨│_,|彡イリ{⌒ソj}}jリノj川川川l!
  ///////| : ヽ / } |    __/ / ノ /-く|⌒ト、州{ト、ト、j}}lハ{fノノノノノリリ
  /////「ト!  , |  |ー'、____/: : : :ヽ/_____/ /;|  {‘jリリハj}} ノノj八{f/////
  ////∧V\_   |/  \ : : : : : : : : : /弋__/j。/ //ハトミリ{巛{{{{f//f´
  //////`///`Τ     \___> ´     〈 / ///jハjリリ川 }j}川(_    __
  //////////__ノ__レ=ニ二三三三二ニ≧=、    l ̄////j}{ {巛{トミミミ三辷彡ニミ
  ////// ̄__/二二二二二ニニ二三三二ニ=-、│/////j{|lト巛トミミミ三三彡=ミソ
  ////,ノ//-‐=ニニ二三三三三三三三三三ニ=-、///{  `ヽミ三彡'⌒ヾ゙´




初美「い…生きてますよー!」

霞「う…うろたえるんじゃあないわっ!六女仙はうろたえないッ!」
238 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 01:41:23.87 ID:Qk8BFpTt0

霞「究極の生物なんて……バ…バカな……!」

胡桃「か…完全な生物になんてなれるわけがッ!!」


健夜「……」 ジュウウウウ…


胡桃「ほ、ほら!見て!奴の腕をッ!」

胡桃「波紋の傷の煙がまだどんどん吹き上げて身体の方を上っていくよ!」

胡桃「波紋でどんどん溶けていく!ヤツは須賀くんに付けられた波紋傷が回復しちゃいないし、何も変わってない!」

京太郎「そ…そうじゃない…!あれは、回復していく肌が煙を上げているんだ……!」

胡桃「え……」

239 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 01:47:57.07 ID:Qk8BFpTt0

胡桃「そ…そんなわけないよっ!」

胡桃「今、奴に気を取られている間に太陽が雲に隠れちゃったから……そう見えるだけで」

胡桃「太陽が出てきたら、すぐに……!!」

京太郎「……っ」

京太郎(違う…!俺だってそう思いたいが……きっとそうじゃない……!)

京太郎(奴はもう……「天照大神の御身」を手に入れたんだ……!)

京太郎(究極の生命体に……なってしまったんだ……!)


健夜「……」 ジーッ

リス「」 モグモグ


健夜は、本殿の神木を登るリスをじっと見ていた……
240 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 01:50:53.56 ID:Qk8BFpTt0

春「な…何を見ているの……?あいつは……」

塞「た……倒れる前に虚ろに空を眺めてる……とか…?」

咲「ち…ちがうッ!あれを見て!あ…あれをーッ!!」

健夜「……」 モコモコ…モコ…

京太郎「な…なんだァッ!?」

健夜「……」 モコモコ…

リス「」 ピョンッ スリスリ

健夜「……」


なんと…健夜の右手がリスに変化し…肩に飛び乗って頬ずりを始めたのだったッ!!


241 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 01:53:59.03 ID:Qk8BFpTt0

そのリスは神木に上り、元居たリスと仲睦まじげな様子を見せるッ!


霞「幻覚……?」

霞「小鍛治健夜の手が、リスになった……」

エイスリン「デ、デモ……チョット カワイイ……」

京太郎「!」

京太郎「気を付けろーッ!!なんかそのリスやばいぞッ!!」


健夜のリス「」 ムシャムシャムシャムシャッ

リス「ギャッ」


なんと、リスがリスを食べ始めたのだッ!!!
242 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 01:56:35.24 ID:Qk8BFpTt0

豊音「うわーーーーーー!!!」

霞「きゃあああああああ!!!!」


健夜のリス「」 ギロッ

健夜のリス「」 ガブリッ

胡桃「うわああああぁッ!?」

健夜のリス「」 ピョン

健夜「……」


健夜の手が変化したリスは胡桃の肉を齧り取り、健夜の右手首に飛び乗った!
243 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 01:59:13.86 ID:Qk8BFpTt0

豊音「だ、大丈夫ー?!」

胡桃「う、う……!!り、リスが人を襲うなんて……!!聞いたことない……!!」 ボタボタ…


健夜「……」 ボンッ

京太郎「!」

咲「今度は、リスが花に……!」

健夜「……」 ボンッ

霞「今度は、アゲハチョウ……!?」



   (⌒ 、    .. . ... :. .:.:.:.: .: .... ..:.:.:.:..       .:.:.:.. ..  .. .... .:.:.:...
 (     ヽ⌒ヽ 、            /   / .. .:.:.:..: .:.:.:.. ....:.:...
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          `ヽ         /  |´            , へ
  , ⌒ヽ . .. :. .:.:.:.: .: .... .:.:.:. . |___/    / . ... ..   |   |  .. .... .. .:.:.:.
 (    '               /       ./       ヽノ
  ゝ     `ヽ          / .... .:.:.:.:.:... / .:.:.:..:.:. ..   | . ......  .. .
(⌒         ... .... . /... :. .:.:. ..     /         |
        .:.:.... .... /         /  .... .:.:.:. . ..  | ... :. .:.:.:.: .: ....
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.. ..... .. ..:.:.:.. ..:.:.:.:.:.:... ......  .. .... ..                 i
         /       (⌒ 、   .. .... ..  .:.:.:..: .:.:...  , ⌒ヽ . :. .:.:...
  . .. .... .. .:.:.:..: .:.. ... (     ヽ⌒ヽ 、         (      Y⌒ ヽ




初美「あっ!!」

健夜「ムウ!」
244 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 02:01:07.88 ID:Qk8BFpTt0

霞「や……やった!日が出てきたわ!」

白望「小鍛治健夜は太陽に弱い!これで……」



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          ゙i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/⌒ヽ_丿
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         /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ
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      , '´;;;;;;;;;;;;;/ ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ \;;;;;;;;;;;;;;;,,,
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  ,,,;;;;;;;;;;;;;;゙i     /);;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ      `─´
. `-´ヽ/`'´     |(_;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;)
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                ',  ;;;;\;;;;,,-‐'´/
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                ',`-;;;|;;;,,,,,;;;;'
               ',;;;;;.|;;;;;;;;;;;;|




京太郎「ああ……」

咲「こ…小鍛治健夜が……た…太陽を背にして……」
245 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 02:07:37.43 ID:Qk8BFpTt0
霞「た…太陽の光の中に……な…なんてこと……」

巴「あァ……た…大変なことに……!」

初美「こ…これは絶対に…まずいですよー……!」

春「究極の生命とは…あらゆる生物の…全ての能力を身につけ全ての生命を兼ねる…!」

霞「そしてあの…!美しい…!なんという輝き…!」

巴「今まで見た何よりも美しい……」

             、 、 、  、 、、
健夜「あの太陽を…ついに…ついに……克服したぞ!」


霞「や…やつは無敵になったわ……!」

霞「弱点はヤツにはない!おそらく波紋ももうヤツには効かない!」

霞「不老不死!不死身!誰にも倒せない!」
246 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 02:09:33.00 ID:Qk8BFpTt0
  アルティミット・シイング
霞「究極の生命体スコヤの誕生よッーーーーーーーっ」




                                ) |}川川レ彡'ノノノノ}l}|l|
                         |       f´,ィ{ j川ノノノ/f三彡'ノノノリ
                     j!        }Vl{レイ////彡'ニ彡'彡'彡
                      |l|│   }hしjトY{《{レ/{f{/{《《{レ'三三彡'
                    ノl}トN、_,ノ八{fトミミV/j/八{{V/ノ彡'三彡′
.                ー‐-==z=彡イ}川川/jfNトト∧{{{l,イノノノ}トVイ彡'≧=彡
                 ` ミY{{ノノノ八{{《|_∨___∨_|f/八l{ノリjト=三彡彡
                     八{《《《辷ミvf≦介介トN/ノjリ})》ソ{///≦彡
             _,z=≠ミソノ≦三ミミ}}r‐cC(_)O州ト≠彡'}l|fr'///∠
.              彡'⌒゙ ミトNニ二三三ノ厂__  _j川{ト、三zノノノ}lレ彡'三
                   `辷圭三三イ{ rtぅミソ | rtテラ三三彡ノノノノ≦ミ
                      _,z彡≦三,小  ̄  凡 又《{ミ三三三彡'⌒ヾ 
               _,ノィ{《《《{{´ ̄{⌒i r‐、____, ヾミト=三ミミトNミミミ    フン!
.             '⌒j}リ´}巛{jリ  人__| 乂_ヽ__,ノ  }トミNトト}}j川川川}
.      __,z=≠ニ三三彡' 八《   oOノ| l\ ー==‐ ,イ(__)トN{辷ミミミトz
      {f´           /  }リ    {{{|   ヽ---vif  ○ヾ川Nト}j川川l
.       ノ         {   ノ    八| j__`ー'__O  }トトトNリノノノリ}
    /         _∠____r≦三三三三三三ミ、 人}リ厶<{L{_l
             ////三三ノ 三三三三三三三ニ≧y///////ノ人
             /////三三三{三三三三三三三三三/////三三三
              _ノ/////   `ヽ三三二ニニィ´      ///// ̄ ̄`’<
.         ///////     /´            /////
           ,゚//////      /                /// / .:      ,:'⌒ヽ
.          i//////      /          //// / {::.    ..::::}  :
            {//// {ヽ.,______ {、_______________,.。 ´: : {///}  i:::::.... .::::;ノ   }
          人{ { { {!: : : : : : :l : : : : : : : : : : : : : : : : |{ { ノ-‐=ミ、::::::::ノ  ,.:'
.         { i\ヽレ'´ ̄ ̄} ̄ ̄ ̄ ̄`’<: : : : ;jレ'     };r'^ヽ./,...ノノ
.         |   Y     i             };。 ゚´        ,ノ      ̄_/リ
         _|__{_  {       l          / .:      /      /リノノ
.      // /⌒/≧o。._ __ 二ニニ,____{ ...:::::.   __,ノ      ////ィ
      /  {l {_/ / /   /          ゙̄ヽ::::::../'⌒ヽ_,.:'´/イf{l{l{l{l
.    |  l{  ̄  /__/ / /            、 У      j_/彡'リリノノノノ
      |  乂___   ̄ / /ヽ.__  __         }/    ,  /: ://f{////{(((
     |   ノ }__`’<_{ l      `゙  .,__,ノ ,. '"´ /: ://^Y{l{l{l{ j川j}
.     \'⌒ヽクノフ  乂{___              ___/: : : :{   Vリノ八{{lリ
.       `弋二ィ    l  `’< ー-- 。.,_   //: : : : : : :|    }/{i{《{巛
       | :.    i:.  人.   / `’<__`ヽ  /f´ ̄  `lr'^)ヽヽリj)}jリ
       | ::    |:.    \ {: : : : : ヽ: : : :. ̄ ̄_.:i     r'^Y}リノ} l{{《《{
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         `ト==ー‐厂∨//∧/////////////|       l
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         。o≦ ̄    {  /\/////////////ノ     /     .:      {
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    _/ /./ヽ_____,ノ .:      : : : : : : : : /    .:/      {      |
. __//`ノ´i./ヽ/  / .:       : : :: : : : : ,′    ,:       :      |
‘ー‐/`//ト-r'  /  .:       : : : : : : : :i      i       `:.,_    ,
    し'_{  し' /   .:        : : : : : : : |     :.             /
247 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 02:14:46.90 ID:Qk8BFpTt0

豊音「わ…私のせいだー……」

豊音「私が、神代さんたちを守れなかったからー……」 ポロポロ

塞「と…トヨネだけのせいじゃない……」

エイスリン「アイツ…ツヨスギタ……!」

胡桃「ふ、吹っ飛んできたと思ったら、次の瞬間にはもう3人はやられてたんだもん……!」

白望「な…なにも…なにも……できなかった……」

初美「も…もうあいつを倒す術はないんですかー?!」

巴「わ…私たち人間は、あいつの食料になって滅びるだけなんですかッ!?」

京太郎「……」

京太郎「いや……それはねえな」
248 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 02:23:31.56 ID:Qk8BFpTt0

京太郎「究極生物だろうがなんだろうが……関係ねえ……」

京太郎「俺は小鍛治健夜を倒す……そのためにここまで来たんだぜッ!!」

京太郎「背負った仲間の想い……無下にできるものかッ!!」

健夜「フン……」

健夜「10年前……私を最強のスタンド……『世界』に目覚めさせたのは赤土晴絵……!」

健夜「そしてわざわざここまで私を逃がしてくれたのはァ……その弟子、須賀京太郎ォ……!」

健夜「波紋雀士というのは我が運命の路上に転がる犬のクソのように邪魔なもんだったが……!」

健夜「最後の最後は……!この健夜に利用される宿命だったようだ……!!」

健夜「ハ…ハハハ…!ハハハハハハハハハ!!!」

京太郎「衣ちゃん…!淡…!小蒔さん…!」

京太郎(血を奪われただけなら……まだ死んじゃあいないはずだッ!!)

京太郎(しかし……波紋雀士じゃない3人はそこまでタフじゃあない……ッ)

京太郎(俺が……すぐに決着をつけなくてはッ!!) ダンッ

健夜「フフ……最終ラウンドだ」
249 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 02:24:42.41 ID:Qk8BFpTt0
アルティミット・シイング
究極生命体 スコヤ

【基礎ステータス】:M M M M M M

麻雀力:Ultimate(500)

攻撃力:M(200) 防御力:M(200) 速度:M(200) 精神力:M(200) 天運:M(200)

【麻雀能力】

〔超生物スコヤ―神となった女〕
ひとつ 無敵なり!
ふたつ 決して老いたりせず!
みっつ 決して死ぬことはない!
よっつ あらゆる生物の能力を兼ね備え
しかも その能力を上回る!
そして その形はギリシアの彫刻のように美しさを基本形とする。
骨格:一度細胞レベルまで分解した後、様々な生物の形へ変形・構成可能。
握力:900kg/cm2
ジャンプ力:18m
視力:天体望遠鏡並
聴力:蝙蝠からクジラの鳴き声まで全てを聞き分けられる。
触角:熱や空気の動きを探知できる。
知能:IQ400
筋肉:どんな傷も短時間で修復できる。つまり、短時間で変身可能。
好物:吸血鬼と化した人間。(飲まず食わずでも1年は生活可能)
睡眠:必要なし。
SEX:必要なし。下等な生物ほど、子供の数は多い。死の危険が大きいからだ。
   したがって、完全なる生物に子孫や仲間はいらない。頂点は常にひとり。



【位相支配】(オカルト・任意発動)
卓上に存在するものと自分の体表面をワームホールで繋げることができる。
これにより、壁牌全てを先んじて盲牌することができる。
また、自摸時には本来の自摸牌と下家の次の自摸牌の何れを引くことも可能となる。

・和了判定を2回行うことができる。


《光の流法》(モード)
自身の腕や脚から高速回転する機構の刃を生やすことができる。刃の表面には鋭いエッジが揃っており、
高速回転する際に一本一本が複雑な光の反射をするため、刃自体が光を発しているかのように見える。

柱の一族の力を発動するには、天照大神の加護であるオカルトの発動を停止しなくてはならない。
ただし、【位相支配】はその性質上、和了時に解除すれば良いだけなので、《光の流法》の発動は妨げられない。

・[輝彩滑刀]:スタンド和了攻撃後に傷口を斬り付けることで、スタンド和了攻撃によるダメージを4倍にする。
・波紋の雀士による波紋和了攻撃以外の他者の攻撃で精神力値が0になることはない。


『  ザ・ワールド
    世界  』(スタンド)
破壊力:A スピード:A 射程距離:C 持続力:A 精密動作性:B 成長性:B

時間の流れを停止することができる。
止まった時の中では体感で9秒間だけ行動することが可能。
時が止まっている間は、物理法則は自分の精神の認識に左右される。
【位相支配】により、停止した時の中で効率的に行動できる。
山牌を全て知っているのでスリカエに要する時間は1枚につき1秒で済み、
雀卓と自分の身体をワームホールで繋げることで攻撃に際して要する時間を短縮でき、
新ドラ表示牌を意のままに変更することで、槓ドラをモロ乗りさせることができる。

・[幽波紋]:麻雀力が100+精神力値の半分の値上昇する。
・[時の支配]:発動時、以下の効果を9つまで選択できる。効果は累積する。
├ 手牌と山牌を1秒につき1枚入れ替える。和了判定値+30
├ 他家1人を選択し、1秒につき1回だけ対象を攻撃し、精神力値に30ダメージを与える。
├ 新ドラ表示牌を1秒につき1枚だけ変更できる。和了時、打点は2ランクアップする。
└ 止まった時の中を動けない者に、攻撃を受けない。
・幽波紋の雀士によるスタンド和了攻撃以外で精神力値が0になることはない。
250 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 02:30:10.71 ID:Qk8BFpTt0
南一局 零本場 親 京太郎

    
        麻雀力 + 和了コンマ + 速度値補正 = 和了判定値 + 和了判定値補正 =

東:京太郎  394  +   ―     +   10     =    ―     +            = 

南:スコヤ   500  +   ―     +   20     =    ―     +            = 


【ステータス】

京太郎:麻雀力:Mighty(394↑) 攻撃力:Mighty(180↑) 防御力:S(149↑) 速度:S(130↑) 精神力:S(107↓) 天運:S(141)

超生物スコヤ:麻雀力:Ultimate(500) 攻撃力:M(200) 防御力:M(200) 速度:M(200) 精神力:M(200) 天運:M(200)


【幽波紋・スキル等】

京太郎:『 ザ・ユニバース
         宇宙   』(スタンド)の[幽波紋]で、麻雀力+154
     [小宇宙のストック:2]
     [[超新星波紋爆発]による累計ダメージ:64]

     【究極波紋法】(波紋)により攻撃力値+30 防御力値+22 速度値+22

     【アーチスト】(自動発動)の効果で常に打点コンマ+18

     【守備職人】(自動発動)の効果で防御値+20
      自分が放銃する時、和了者の攻撃値に−15して打点判定を行う。


超生物スコヤ:『  ザ・ワールド
             世界  』(スタンド)の[幽波紋]で、麻雀力+200
         ・[時の支配]:発動時、以下の効果を9つまで選択できる。効果は累積する。
         ├ 手牌と山牌を1秒につき1枚入れ替える。和了判定値+30
         ├ 他家1人を選択し、1秒につき1回だけ対象を攻撃し、精神力値に30ダメージを与える。
         ├ 新ドラ表示牌を1秒につき1枚だけ変更できる。和了時、打点は2ランクアップする。
         └ 止まった時の中を動けない者に、攻撃を受けない。

         《光の流法》(モード)

        ・[輝彩滑刀]:スタンド和了攻撃によるダメージを4倍にする。

         【位相支配】(オカルト・任意発動)
        ・和了判定を2回行うことができる。



スコヤの自動和了 打点コンマ↓1
251 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/08(火) 05:35:27.67 ID:oieznC42O
はい
252 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/01/08(火) 06:08:18.40 ID:7IH6WgqG0
こっからはイベントか
253 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/08(火) 10:16:56.14 ID:pglV3SDA0
テルーがポルナレフになると思ったら本来のタイミング過ぎちゃってる件
OVA版の「なっさけねえなあ」みたいな改変ならば格好良いので是非見たいが
254 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/08(火) 10:19:02.49 ID:VKKqZDdu0
255 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 11:21:20.42 ID:Qk8BFpTt0
【点数計算表】:Mランク版


打点判定値   点数   子         親

01〜28   満貫 8000 2000・4000   12000・4000オール
29〜61   跳満 12000 3000・6000   18000・6000オール
62〜89   倍満 16000 4000・8000   24000・8000オール
90〜96 三倍満 24000 6000・12000  36000・12000オール
97〜  数え役満 32000 8000・16000  48000・16000オール

素の打点コンマ

11,33,55   倍満 16000 4000・8000  24000・8000オール

22,44,66  三倍満 24000 6000・12000  36000・12000オール

00,77,88,99 役満 32000 8000・16000  48000・16000オール
256 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 11:22:03.88 ID:Qk8BFpTt0
ミス


【点数計算表】:Mランク版


打点判定値   点数   子         親

01〜28   満貫 8000 2000・4000   12000・4000オール
29〜61   跳満 12000 3000・6000   18000・6000オール
62〜89   倍満 16000 4000・8000   24000・8000オール
90〜96 三倍満 24000 6000・12000  36000・12000オール
97〜  数え役満 32000 8000・16000  48000・16000オール

素の打点コンマ

11,33,55   倍満 16000 4000・8000  24000・8000オール

22,44,66  三倍満 24000 6000・12000  36000・12000オール

00,77,88,99 役満 32000 8000・16000  48000・16000オール



コンマ67より、倍満16000です
257 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 11:26:28.91 ID:Qk8BFpTt0
南一局 零本場 親 京太郎



\\// Y=ニニニニニニニニ∨   ∧ニニニニニ/⌒丶/  ./  { }ニ}ー-、    /  {}}   厂 ̄ ̄ ̄⌒ヽ__
=ニ∨/   }ニニニニニニ厂 ̄    〈  }==ニニ/⌒7  ー=彡  }.//}______厂 ̄}   {}} /      O ,ィ彡'´
ニ∨/  .ノ==ニニニ/  }ニ:Y  }  }==厂   ,.   -────-  /ニニニ}__/    {}}ニニニニニニ⌒ヽ___
ー=彡'"´ニニニニ/   人ニ{   ノ/⌒´  /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`丶/  ⌒ヽ  {}}ニニニニニニマ
ー'=ニニニニニ/   /  ヽ=ニニニニヽ /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\/⌒⌒ヽ         〉ー=彡⌒´
ニニニニニニ/   /    ノ===ニニニ/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ      ̄`ヽ     {ニニニニニニニニ
==ニニ\    /     ⌒ヽニニニニ/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.          \   \ニニニニニニ
=ニニニ/    ′         }=ニニ/:.:.:.:.:.:.:.: :/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,イ : }:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.        }     Y⌒ ̄ ̄`ヽ
ニニ/\     γ⌒ヽ__rく==ニ′: : :i:.:.:./|:.:.:./{ハ: :./ |:.:/\:.:./ハ:.:.:|:.:.:.:.:.i        }     }      }
ニ/ー-  ⌒7 ̄}      /{.   i:.:.:.:.: :|:.:/ :l:.:./   ∨ レ'  ∨  }Y:.:.:.:.:.|       Y      /       /
ニニニニニ/⌒ /      /   } 〃|:.:|.:.:.:.W  V                |:.:.:.:.:.|   / ̄ ̄⌒)    /     /
ニニニニニ}           ⌒)/  {{ |:.:|.:.:.:.|   ___,.   、____  |:.:.:.:.:.|____/,ィ彡'´  Y⌒ヽ/   /==ニ     不死身…!不老不死…!
ニニー=彡 ヽ_ _  O       |:.:|.:.:.:.| ´                ` |:.:.:.:.:.|:ニ/  /   /       /==ニニニ
ニニニニ\      >`¨´       |:.:|.:.:.:.| ,斗ぅ芋ミ      斗ぅ芋ミ  |:.:.:.:.:.| {__/   ./⌒ヽ     /ニニニニニニニ
ニニニニ厂⌒ヽ/\}  ,ィ彡'⌒    |:.:|.:.:.:.| {. 乂辷ソ::::::::::::::::::乂辷ソ .} |:.:.:.:.:.|  /    /==ニニニ\/    / ̄ ̄ ̄
:ニニニ/⌒)      \/     〃  |:.:|.:.:.:.|ハ   :::::::::::::::::::::::::::::    ハ|:.:.:.:.:.| ./    /ニニニニニニニ〉    /
=ニ/   _}ヽ   ー=彡'´    |:.:|.:.:.:.lヽ{        '         }ノ|:.:.:.:.:.| | __/===ニニニニ/⌒\/
/   __)   }          |:.:|.:.:.:.|:.人     __       人 |:.:.:.|: | | |=====ニニニ/O  Y
  /  / \/  ___________}\ |:.:|.:.:.:.l: :|:.:|:...    ̄ ̄    イ:l:.: :|:.:.:.|: | | |===ニニニ/ `¨´ /|
/ニニニ〉    Y  {ニニニニニニニニY.|八:.:.:.ト、|:.:|:.:.r‐}` ー--‐  {‐ァ: |:.|: : |:.:.:.|: | ∨ニニニニ/     / :|
\===/     |   〉ニニニニニニニニ   \l:_:|-‐'{厂         ア}ー- .:_:|:.: 八|===ニニ/       /  ヽ___/
  \/    /  /====ニニニニニ_ ,. <     |        |    ノ/=ー-、ニニ〈    〃   /ニニニニニニニニニニ
   `¨´ ̄ ̄`ヽ====ニニニニニ〈           |        |            〉/\_//   {ニニニニニニニニニニニ
⌒ヽ ー───ニニニニニニニニニ∧           ヽ       /           ∧    { {____/ニニニニニニニニニニニ
258 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 11:27:47.89 ID:Qk8BFpTt0

                                  | ̄¨¨''‐- ,,__
                                     |.|        ̄¨'''''─--、
                                      | |                  ,'
                                  |. |.               ,'
                                     l                   ,'
                               ,ィ'|  ',.             /
                               ,イ‐、/.  ',          /
                             /⌒∨.  ! ヘ            /
                              ',⌒ィハ  ノ  \      ,イハ
                 __,ィ'" ̄ ̄≧ミ、    ゞ、{__l  lト、.  ヽ  , '" /-.}
             ァ< ̄//  ≠''"  __  ヽ   / ハ . ',ゞヽ  ヽ'  _,/', ノ
             /  ,イ / /.   ,ィ''"     `ヽ / l::l ヽ、`¨`! / ,ィゞ彡<
.            /  /{ ,ィ=ミ.  /          マ. ヘ:',  ヽ  /   ̄_/" ̄¨''‐ミ        スタンドパワー…!
          /  / /::::::::::::::ヾ ヽ ,ィ " ̄ ̄ `ヽ)  ',}  _ ヽ_, イ /人ヽ , ─ 、ヽ
           /   /  {/´ ̄`ヽ ヽV.           ヽ  ヘ _ `こニ゙ ,イ / ヽヽ    `ヽ
.          /  ,'/ ̄>=ァ''"⌒≧',>───、===、 )  ( `⌒Y′/   ヘゝ-''" ̄  、ヽ
       / ⌒ア´_,,,,,,,,,/ l /´/ -==ミ   / `''< ̄¨''、ヽ__,イ  /    ヘV      `ヽ
         |   /ィ´.   | {| ,イ / , - 、`ヾヽ{___/  } ',    ヽ、   ァ─--ミ ヘゝ_ ==ミ、  Y
        |  /′  /   ', V ', Y´{   ヽヾ_´ `{  /─゙,    ゝイ      ヽ ア´   `ヾ、
       /  |.   |    ', | ', ゝ‐}/ ⌒ }´ ̄` ゝ‐'   ',     ',        ', `、     ヽ
.      /.   |  l く',     ヽ  } ( ヽ、__ノ____ノ     ',.       ',        ', ゝ==ミ、、  ハ
       {    |.  ', ヘゝ   ', / >く      ヽノ___ノ      ',        ', {     ヽ. }
      > 、 ヘ  ',  ヘ >、__ゝ-(___)==──=イ      ヽ.     ',        }. 乂_   }ノ
         ヽハ  ',  >====彡 (⌒ヽ__...,イ.       }!.     l        } / ̄"'' 、、 /ヽ
.           ヘ ',  \     _ >彡ヘ   ゝ _____彡′     ノ       ,' l       Y   \
         へ ',   >─''"    /  ゝ、/ `¨¨¨¨¨´  Y __ ,イイ  ゝ、    / ゝ=、    ノ.     ヽ
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              ¨ヘ¨  -=ニ  ', ヾ  マ`''──''" }     ::|:   `::/ (.     >'.: : : : : : : : : : : :. :.  }
259 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 11:33:54.36 ID:Qk8BFpTt0
                   -=彡'´ヾ、::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::{ ヘ:::|:: |:::::::::// ,' / //:::::::::::::<_,,/
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                                  `ヽ===ニニ='"ハミィミ、、ミ:::;;;ノィz/ .}イ:::彡             この健夜は…!
                  ,, --‐‐- 、、__                 ヽ}.ヾ`´イ..Yヾ"::. ,|::::::ミ  { {/彡__ィハィ
             , ィ"" ̄     ,, ,, >.、             〇)_) ;; 〃 .;;; :ィヽ ノ >彡彡>'';;´   \彡ハ   この世の全てを手に入れ…!
           /   ,,!!!!ィ'!!||l !!!!|| |||!!!!!ヾr`ヽ、.   ソ ノ    ___|ヘ::..Yミ三イ:} .//:::/::::::....,;;      ;ヘ彡 
           / iiiiii!|ll|"!!             "`\ ヘ {  ハ リ/..-、::::::{ .\ヽ===', /:::::∨ ::::::::,';:::.....      ;; Yミ    全ての生物の頂点すらも突破し……神となったッ!!!!
         /  ii|||!!!        ハ ゚         ) {{、ミミ从::/..::::::::::::`>、ヘ ミニ /::::::/   ::;;;:::::::::::::::.........::::... }彡
       /  .::::{          Y  〈〉 ゚      ( {:::::::::::::::::|..:::::::::::::::>、:::::>='/:∧::{   .::;;;::::::   :::::   :: }ミ
         { ...:::::丿          ___,,,、___-=ニヽ<::::::>'" ̄``===ィ===-'"´/::::::::{:ハ  ::::::;;::::....  ..:;;:    : .ノミ
       ノ :::::::::ミ            ___,, ィ==三ミ彡::::/     :/       {:::::::::',:::ヘ, ::::::;;:::::::::::::::;;:::::::.. ..;: /ミ
      { .::::::::ミ  i      〈〉 ゚  _____,,/`∨///      :/       、、,Y::::::::::::/ :::::;;;:::::::::::;;;;:::::::::;;: Y::彡
      .{  .:::::::ヽイヽ             二二{ミミ={;;:/'"´.     :/         ヾ、:::::/ ,;.''´ :::::::;;;;;:::::::   }::::彡
       }.〈〉.;;:::、 i!Yヽ     。   ィ'" ̄ ̄`l>:::::/     .:/          .:::/ ,;"    ::;;; :::::::   }}/"´
     ,ノ:;;:::;;::  :: .ノノ ヘ  <>    i!      ィ´ノ::. `{....    .::{..        ...:::::/;  .;"     ,;;;;      }'ミ
/\-彡r'' >=;;;;;''  Y:::: ヽ  ゚     l>    /::   ∨:::::::::::::::ヘ:::::___:::::::::::::::::::::::::::/;  ;'     ;;;;;;      /``
 Yィ´ :::__ノ ::::::::__  ヽ、   \_  ゚ ゚    .∠     Yァ---=彡"´  ̄ ̄ヾミミ::/;   ;'    ,,;;;;;;......:::::::::: /
ヾ}  r‐ィ-、_,,,>、>,  }    ヽヽ___,,、、__  /::      ヽ|   .;;::::::     :;; ``{;;   ;::............::;;"':;;;::::::  ./
 | .ノ | .{、    Y ノ;;:     YY    `ヽ;;      ..ミ|   ..;;;;;;:::::::::::.. .;;: ::::::{;   ;:::::::::::::;;;;....;;::::::::::::::/ミ
 `ヽ_) \_)    .ゝイ  ::  . ノ.ノ      Y     ......ヘ .:::::::;;::::::::::::::::::;;;::::::::::::::{;;   ;;``:::::;;;;;;;;;``:::  ./ミ




健夜「もう波紋雀士などどうでもいいーッ!」

健夜「『予言』の呪いからも解き放たれたッ!!!」

健夜「「天照大神の御身」を身につけ、神となったこの健夜がッ!!!」

健夜「取るに足らぬ人間どもも…!他の全ての生物も…!支配してやるぞ……ッ!!!」

健夜「『世界』が「世界」そのものとなったのだッ!!!」

260 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 11:46:58.43 ID:Qk8BFpTt0

京太郎「思いあがるなよ…小鍛治健夜ッ!!」

京太郎「霞さんッ!!この弓矢を借りるぜッ!!」

霞「え、ええ」


京太郎は本殿に備え付けてあった、神事に用いる梓弓を手に取った!


京太郎「この矢に油を塗って……波紋を流すッ!!」 バチバチバチッ




                                         \    、
                                        __\   \
                                             \      \\
                        _  - /`ヽ´-<⌒.       \     \      \)、
                      ,  ´..  /    、  ヽ         \    \      \
                  /      / ../ | ヽ   \.         \    ヽ        \
                     '      |  / |_,/l_イ| \  \_.       \  \}       ヽ ヽ
                       }     {  | _}/ヽ 从、 |` ̄ ̄       \           ) }
                    ,'        | ヘkト{、从}          \ー'             \/,
                     /イ    {⌒Y    、\{.             _〉               { __
                     、ト   乂_  u     ノ `. __        ⌒>               /
                    }∧ /从    - '.个ァ////`ヽ_..  ⌒>'´       _ _         ニ=-      受けてみなッ!!波紋が疾走するこの矢をッ!!
          x‐=ミー‐=ニ⌒ヽ个ァ  _   / ././///// 厶=‐ ,:; '⌒ヽ__ _ __ / _, 「_)           ‐-_
         \ ////////////// 'く_ i   ̄ノ.///厶=-‐       //////}}/{ } ノJ┤         <
      r―一>‐=ニ二)//\)ノ人_)_二ニ=-‐            :;:, ///////}}_ _乂_ノフ        (⌒
    ∠////// \: : .     _ __ _                     -------´              \ヽ
.    ∠ニニ>-‐-- _,)  >x /    )          __,,.   --―=====―- ,              \
   {////////////// { { .i:..    ノ   ―=ニ二三/////\            //}/             }\
.   〉/////////////..{ { :|::..   /  ニ=-__彡//(_)/////// ヽ.        /  /}           }
.  //∧////////////,  ー―一  __{////////////////////ヽ          /            /
   /  ` ̄ ̄ ̄/  /       (_////////////(_)///////// ヽ          /〃/        ′
          /  / 〃⌒^7 /∨////////////////////////\.       〃//       ,{
         /   ,/ 〃'⌒^//   ∨////////////(_)///////////\.       // /        {
             厶イ           〉.////////////::\//////////./         /,       ,^
           /.            ////////////./三三\////////>- - _ _ _ _ _./--}      /____
          /            〈.//////////// 三三三 \/////三三三三三三三/    /三三三`>
.       /               \./////////三三三三三\//三三三三三三.../    /三三三三三三\
    /                  `ー=./////三三三三三三三三三三三三三/       /三三三三三三三
                        }三三三三三三三.i三}三三三三三三三       /三三三三三三三三
                           /三三三三三三三 .|--──  --―一….-/      /ー--  一\三三三三
                       /三三三三三三三三|            /      /       \\三三三

261 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 11:56:49.85 ID:Qk8BFpTt0

健夜「フン!矢一本で戦局が好転するとでも思ったのか?」


豊音「ぼ、ぼっちじゃないよー!」 グググ…


健夜「!」

胡桃「わ…私たちも……できるだけのことを……しなくちゃっ!!」 グググ…

エイスリン「イッセイコウゲキ!」 グググ…

塞「も、もし……通用しないとしても……やれるだけのことをせずに終わっちゃあ、熊倉監督に顔向けできないッ!!」 グググ…

白望「持てる全ての波紋力を……出し切るッ!!」 グググ…

京太郎「……いくぜッ!!」

     アローオーバードライブ
京太郎「[光陰波紋疾走]ッ!!」 



        ,,,,__      ゙゙゙̄¨″'"~¨゙~゙゙゙゙゙゙゙゙´ ゙̄ ̄゛ ―-:::::  ._,―''"''"、
 ._.. ー'¬ー-.. ―-、;:;:;:;:;::             --'''''''''''''゙冖    ::::::::::  .ー'''''''''''''''''  :   :;:;:;:;:;:: ´゛  `''''―--.  ..
=xii_,_        i.ー冖'ー..,,,,,  `'ー、、  ゙'-、     .\        !.|:  / / / .〃  ,r゙/
    `゙"'`-=t;;ii ..,,_.  `-.>゙,゙''/ ,,_゙'''ー.  ."    `'-、    ヽ.      .!./  .;"/./ . /   / ."  . /
_、         `゙''''´゙''ii,,;;`゙,,,.゙゙''ー二ー ..,,.丶      `'=i、   \     !./ . "., ./   :'   ,/゛
`゙''“'┴- ..,,,,,_                  `''ー二ー..,,,      `ゝ    ゙'.    −  :   .゛    '"   ._...
.''''''―-- ......,,,,_i〃."ー.‐‐ .y. ....,,,,_        `''''ニニッr_へ .,,,          .丶           ._..-'"゛
`^''''''¬―-- ..i、 ̄二'ニニl゙ ., , 、  . ̄"'''―- ..,,,,_  .゙'ゞ';;フt./           :               _,, -‐
            "ヽ‐-.-v゙l-'             `゙゙"''―-.ミ',..,                     _.. -''゙゙_,,,..
                                                        ´   ゛
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--ー‐ー‐ ―‐¬'' ''''''' '''"  `                              jl-
               __,,.... .;;;;,,ッ-一゛''                      ll
   . _,,,,.. -;;ニニ`-ー'''"゙´                 ,,,r'"|            iリ
二`-‐'''"゙´                         _..- .l゙.,..-',゙メ..,,,、       ″     、       .゙.'.‐
       . _.....‐                 _..-'"゛ .,..-'゙y‐゙_,.. -'"                ミ(.l. l      :  ..
 _._..ぃー''"´                ,.. ‐'″  .,..-'゙. / .`'./              ,    ゙!.l,゙tヽ        .ヽ
゙~               _..-'"゛   ._ / .,/゛  ./              |      .l .l.ヽ       `
             _,, ‐'"    , / ,..‐"   ./       .'       |      .l,..l,ヽ
            ,..-'"゛    ._ / . _/゛   /   ,丶  , /         |       l, .l ヽ
      ._..-'"゙,/]   , /  .,/゛    ./   ./  ././          .l        .l, ヽ l  .
  ._..-'"゛ . /   .,! _ir'"  ,/゛    ./    /    / "   :       .|     .'、  ゙L..l,.ヽ  ''、
-'"゛   ./    .'″ ゙l. /      . /     /    ,i'゙               ,!      .l  .,,ハ、" ト、 ヽ
    ./   .,-   , /       /      /    ./               !      .!  ヽ ゙'ゞ |.ヽ
   ./    く .  .ヽ.    ./      /    : '゙               |       .!  .\_.ノ  l
  ,,,l゙        _..-'"  ./      /     :                   !       |       .ヽ
-'" .ゝ .......... ー''"゛   /       /     :                  !      : : |       ゙‐




波紋弓隊による一斉射撃が健夜を襲うッ!!

宮守女子は全ての波紋力を籠め!京太郎は疲弊しながらもなんとか編み込んだ波紋を流し!

健夜に一矢報いんとするッ!!!
262 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 11:58:05.44 ID:Qk8BFpTt0


しかし……ッ!!



                           /:{                 |.      /レィ  ,  ト、   /⌒⌒ヽ      /
                 ‐=ニ: ̄ヽ-{:::И/レノィ   _____ |     |::|::{ ̄:::ヽ}::レ__  | は ・ )    /
                /_) _,ノ:::::::::::::::::::::::::::::ノレ,  /        |    ヽソ::ノ  r一':::/::::ミ、\__ _/    /
          __x‐‐/、./ ト、)::::::::ハ:∧ハ:::::::::::::::::V        |  <:::::/::ノ:/M::ーミ::::::::::ヒ,__ j/   ./
.        ,.ィ´/  /  | /:::::::::::〈__〈_〈_ノ::::::::::::::::::}  も ・   .|  、_ ヽ::、::::N。o。,ハ::;ハ::::::::::、::\.  ./
        /       ヽ'`i:下、(_(__(_)ヽ::::::::::::::::::|  ん ・   |   `7::∧≧x r_tッ' rノ::::::::::::\::} ./
.       /__       , /.l:|Ftッ ノ_リハ:::::::::::::::::l  ?    |  _/::/ 8ヘ  lレ  /|::::::::::::::::::iリ /
       l´        ///:::N `/  r‐tッラヽ::;ヘ::::::\    ___|. / ̄/ ̄∧ー=-/l ト、::::::::::::/ /
.      , /,.      l ////::(__,| 〈‐ァ     '"ィリ,|:::::::::::)/ ̄::::::| /  /─、  ー ' /__ \:::/ /
     ///     /´' '/:::::::(__!r=、  / /⌒ヾ:::::::::::/::\:::::::: |_____________
    '/      /,.  l::::::/::::::| `ー   _ ィ⌒jノ|:::::l:|:|:|:::::ト、::ヽ/      /::::::::/::::::::::::/::::/:::/ノ:/
    /    /  //  ヽ::l::::::::>- <  _`_´__ハ::::l:l:l:l::::ハ. /  l:| l:::l |:::::::/:::::::::::::/:::/::::/::::/  //
    ,'   , '   // _ l::l ̄ |__//-─ ─-\:l::l::::/    |:! ヽ:ソ:::::ヽ::::::::::::::::::::::::/::::/  //
.   /  /  ̄`///  \_:::::::::::/   _, -- 、   /       .ヽニ::::::;ハ__トハイ:::::::::l | l :/ニ彡'
  /  /     //, -─‐--==ニ´   /      /        ヽ.__,ノ::Vr 、゚゚゚ヽ l | l |川l|
   l/       l/ - ‐-- ..__   , "      ./        .__> ´/l `/ =/│| | | ||
    |       l          ゙̄'´    /      ./  }:::〉 ̄l:::│f‐7 ,ィ      ノ、
   人,   , , ,///、       __         /       /   /:/   \::ヽ-</、    _∧. |\
  ,////, , /////  ヽ __, '´ `ヽ    / 、_人_人_  | / /:「     ヽ.,_/ ` ー ァ'´  | |  |
 /, ///// ' ' ' ⌒ヽ __    /\___ノ       (  ∨ V ヽ     / |l/    / l 、_ノ { 人
. '/ ' '// ' , ,___、___)   ̄ ̄    は・       (__, }  \ `ー‐--{__|l|l   / ハ|li  {  ノ   _>
          \          だ     も・        ( .|    | ヽ--─ ./   /  '!|  |_/ '⌒ノ
           )       と    ん・        (_, ヽ.__  ハ l  {_ ̄|   /    i ノ    /
           }       ォ     し・         / ./  ̄ ∧  { ノ N      /'´     /
           、ノ        l     っ・      /  .{ i  /、_|、/   |li、   ,ィi|     ./
            │        ッ    そ・      .(__/∧/ ̄ /___/< ゝーく二フ\ ./
           }        ! !    う・        .//   /  \  ヽ===\{  ∨
           )                      /    ./ヽ ヽ /\ ̄ ̄/ヽ\ 人
           /ク⌒V´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`Y⌒W´ ̄`Yヽ「   / \ \lノヽ.__ヽニ´  |ノjハ \
                                 /     / l〕 [ ̄ ̄] 〔|ノ  \ |
                                     /ヽ       /  .|   ___   |     ヽ{
                                        /|.   |〕 〔    〕 |〕
                                        / 、|  〔ト、 ____   |
                                     /   | |\ У        ̄\
263 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 12:04:00.22 ID:Qk8BFpTt0
                                        _ /7/7               _,,,-=彡三彡丿
≧<,       √7√| .__       __,,√|,ヘ      (ヽ、     .| / レ' 〈/            _,,,=彡彡三二彡ソ
≡ミ,,ミミト、,,=___} .l,,ニニ,{ j       / /レ''ム/     /7!7、`''/二ニ´.二ニコ,_≠         _,,,=彡彡三二二彡ニ/
ミヾ;;;;;;ミミ/__,,,,=-┐r―-<~   ,ィ―-┘二,,/    √j jメレ゙ .ヾ ,-ォ.| .|iーi/;/       _,,,-=彡彡ニ二二ニニ三彡ソ
ミ,,,,\ニ/´ミrー7;;.| |;;「゙}  ヾ、 レ=ー''''1 |√}   _| .L=ーX7  ヤ| /.| .j| |ヾ\/ミェィ彡彡彡三三二二二彡彡彡ソ
三ヾミΞミミ/ ./;;;;;| |;;;| |ト、  }キ √/ .| j | .|/三-ォ┌ー'/ ! j  |`'1.レ' !〆 ヘ≡彡彡彡彡三三二ニ二ニ三匕彡メ
ミ\;;;;゙\;/ ./三;;| |;;;;| |ミメ、リ.j. ! ..|ミ|/ミレ' ̄/7. | .|.|~||;;;/||i ,, ,,,| .|    ///彡彡ミ三彡三三二二三彡"/
  .ヾミ,,;;;;\j=、,,,,l_,|ミ;;レ゙ミミ/;/ |/ 〃ミ||||l / .j レ'.|,_|.l ヤ||||||lll|| |l,  rx |iiil彡彡彡ミ三三三三三二三丿
   ( 二'''=-二ミ\ミ三ミミミj リ  ,,___,,,_||||l/! ヾミミミ\X|iiiil|| !||l  | .}ハlll1|li;,彡彡三三二二二≡ノ
    Y二三ニニ≡(三ニミミミヘ!  /"''''''ヾミミミミミ≡ミ三x''(゙]i~j/,./||! / |ヤiリ彡彡彡二二二二ニ二ノ
     ゝ二二ニ彡彡弋ニミミヘ!       \ミミミミミ三ゝn>、lii/≠リ,,ィ / 川リ彡彡彡三二二二二丿      くだらんなァ〜〜〜〜!!!
     〉三三二彡彡彡ミミヾヽj       ~ミミミ彡彡W,ュ、ヘ'≡='''" ,ノツX彡彡彡二二二二ニメ
    γ二≡三三≦彡彡ミミヾミヽ=≡三三杉彳'''il||||||∧トィ/三彡二七"メ彡彡彡三二二二三シ         貴様らのなまっちょろい波紋ッ!!!!
    ∧=,,二≡彡彡≡三ミミミヾミ三≡ニミ/............j!''''~~~ ̄ "二三三三彡彡杉三彡三ニ三≡メ    
       ゞ三三彡匕彡彡彡彡彡彡三ミ ゙゙゙゙゙゙゙゙j!`゙゙゙゙'''iiillll||||ミミ彡彡彡彡彡三三三三三ミソ            そんなもの…神と化したこの健夜にとっては!!
       ""χ彡三三≦彡彡彡彡彡二 〃;;;;;;j!;;;;, 丶,,;;, ミミ杉彡彡彡ミミミ三三三三ミノ
          "''=彡彡彡三彡彡ルリ川ハ ;;;;;;;j!;;;;;;;  `" `'''ニ小爪小ミミミミミ三三ニミ)                  風に吹かれるタンポポの綿毛同然よッ!!
            "て彡彡ミ,〆⌒`ヽ、川リ ;;;;;;;j;;;;;;;;;   !:._ノ{川川川爪小ミミミミミミニソ
              ~~''(彡《ベ⌒ヽ、\,,|_;;;;xェ=、;;  ./~ .リ川川川川爪ミ二三ミミ/
                乂彡ミ`ヽ--\_,,ン'´_. 》-=、  ヘ川川川川爪ミ三Ξメ
                   "''≡匕 リ.,ソ ̄~ ソ×⌒メ、  '"ヾノ`~`~~"``~~
                    __,,=-ー''" {  /     .!
              -< 〆"~  :::::::::....::ヽΖ :: "":::::::/
              `ヽ/ェ,_  ::::::   ::::/  ::::    i'
                ,〈、  ヽ::: :::.  ,,xi   :::. :: ソ
              Χヽヽ<´i>'''''''~〆 ̄"''=-=<、
                ヽヽ/   __/_   /,/七Γ




健夜はその両の腕を大鷲の翼へと変形するッ!!!
264 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 12:07:32.92 ID:Qk8BFpTt0

健夜「時を止めずとも!その程度の攻撃は赤子の手をボキボキにへし折るように跳ね返してくれるわッ!!!」

健夜「フンッ!!」


健夜は羽をナイフのように打ち出すッ!!

羽はアルマジロの甲羅のように硬質化し!表面に光る油で矢を滑らせ方向をずらすッ!

当然防御だけが目的ではなくあくまで攻撃のための硬質化なのだ…!



..___, .、 `''ー ,,,, ゝ  l    `''-..、  `'-、     人 \ l .'、.!     | |./   .〃 .rシ 〃  .,ノ./
     .|     `   .| `''ー ..,、  ゙゙'-、、  `'-、 `Y´  \゙''-./     .l |:  /l゙.〃 .〃  ,r゙/
.`'''ー- ..,,,,゙.... xi;;imニ"''^゙゙´     `'''ー.  ."    `'-、    ヽ.      .!./  .;".|゙/ ./  / .'   /
_、     *  `゙''''´゙''ii,,;;.,,,、  __j!__  : !ヽ、 .`'=i、   .\     .!∵ .".. ./   "   /
`゙''“'┴- ..,,,,,_               ̄|! ̄      `''′ .゙ヘ   `'.    −  :   .゛   ._,,..ィニ.  _...
,,,,___     . ゙゙゙̄''''''―- ....,,,_、                       _.      丶     . / ...-.,i彡‐″.,.
'''¬ー`-`-ニニニ';;';;ー-.- 、...,,., ,.,,......二ニ==;;- ....,,_       +   `'ミ>、        ./ ,..‐'彡'´    ''"゙
   _j|_      ´`.""'   ゙''ー ..,,,'''ー..゙_;;, .  ̄''''―-....,,.、     `゛        ゙‐''"゛
    ̄|! ̄               `゙゙゙´                     i
_,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,、_,,..、、   ._                      _,,,,_.        __人__     *   、     .....、
--ー‐ー人 ‐''''"''''''''“ "'"  `     ...        ,,, -''゙´ッ--_./      `Y´        -亠
     `Y´       __,,.... .;;;;,,ッ-一゛''+ _j|_ `'''''''''''''"゙´ ,..-"   _,,   !                .
   . _,,,,.. -;;ニニ`-ー'''"゙´          ̄|! ̄      _..-'"    ./ /      人
二`-‐'''"゙´             _,,,.. -''ツ       . _..-'"      ./ /      `Y´         +  ゙.'.‐
       . _.....-,―''''''"゙゙゙゙゙´    /      ,..-'" ,r'"フ      ″              ‐    . , _,
 _._..ぃー''"´._/゛ .. -'''゙"  /   ./    ,..-'" _.. l彡./          : ., へ、       .l   │  ̄´`'
゙~    .r'"          ゛,/  ._..-'"  . /                 ,/ ゝ│       ...l   |,
    ./  .".'''''    ._,, -'″.,..-'"  . /                '  ./   i'  .!  十     ヽ  .ヽ '、,.゛
  ./      " _..-'"゛ ._..-'"   ,/゛           ,丶  , /   / 1 /  │           ヽ  .\ ヽ
  _二''''''''''''''''''''″ ,..-'"    ,, ‐゛             /   ,/、゛   ! /  !  .!          ヽ  .、ヽ
‐'″   i    . _..-'"    .,/゛   _j|_   ,i彡.、 / ゛    l "  ,,. l     .    ヽ  '、゙'‐
    __人__..-'"     .,..‐"        ̄|! ̄ .-'"゛  .!/‐     l '‐ ゛ ,i'}      /  .,,,、  .ヽ  ヽ
   ,..`Y´,,,,.... --┐"           / .、    .l        l  / l      .l  .|゛ `''-、ヽ
...-彡'''゙/!       .!             /  ./    │        .`゙″  .,!       | .l  .ヽ ..l l
'"  .,;;,゙...   /   .,!   +    /   ./   .,.. /                !       | .l   !  .lヽ
-''゙´    /   .l       /   /  .'i  ″ /              !      : : | .l  ! '、 ! ゝ
265 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 12:11:34.38 ID:Qk8BFpTt0


京太郎「くッ!!」 ガキン ガキン

白望「ッ!!!!」

胡桃「うわあああああッ!!!」

塞「きゃあああああああッ!!!」


京太郎は羽の攻撃をユニバースの刃で弾いて受け流すが、自分を守るのに精いっぱいであった!

宮守女子一同は成す術もなく羽の反撃を受けてしまうッ!!
266 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 12:17:27.75 ID:Qk8BFpTt0
           |\                      _  l'''l          /:l
           |:::::| /:::7 /:::7   |;;,,.      /;,   | ,|::|_,、  ,_   ,、|:::L
           |:::::| `''´ `''´  |;;,,. ヽ;;l      ソ/;,  |::;――-;::/ ,.、_|::/_ |/7:/
           l:::::|___    ヽ;;l    _、-''7 ソ  ヽl   /,;/ /:;.―-;::::/  ,!/
           |::::::::::::::::::./   ___、-'''゙´:::,、-゙、;:::::''7    ∠-' `´   /::/
           |:::::| ̄ ̄     |:::::::::::;;、-''´  _ニコ::!―i        / ´
           |:::::|         |;;、-''´     |,,;;;,、-''''゙゙´
           |:::/




エイスリン「ア…アツイッ!!」

豊音「い、いたいよー!!」


宮守女子たちの羽が刺さった部位は、なんと溶け始めていたッ!!


胡桃「う…うがァァァァ!!」

白望「こ…この衝撃は……!」

塞「と…溶けるッ!そ…そんなバカな…!羽が突き刺さった腕が溶けるこの効果はッ!!」

    、 、、 、     、 、  、 、、、    、、 、 、、 、 、 、、、
健夜「そおうだッ!!「波紋」だよォッ!!このマヌケどもがァァーーーーーーッ!!」
267 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 12:21:36.92 ID:Qk8BFpTt0

健夜「太陽を克服したこの健夜にできないと思ったのかッ!このウスノロめがァ!!」

健夜「しかもその効果から見るときさまらの数百倍の強さの「波紋」を練ることができるッ!」

京太郎「な、なに…!」


人間とて強い直射日光を浴びれば火傷で皮膚が水膨れになる

普通の人が宮守女子の波紋をうければ痺れてせいぜい気を失うぐらいのものだろう

しかし宮守女子が受けたのはその数百倍!

肉体が液体化しはじめ、さらに気化しはじめた―――!

268 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 12:31:02.90 ID:Qk8BFpTt0

健夜「どうだ?自分たちが散々吸血鬼どもに浴びせてきた波紋をうけた気分は?」

胡桃「ぎぃやぁあぁぁぁあぁあぁ!!!」

塞「きゃあああぁああぁあ!!!うわぁああぁあああぁ!!!」

健夜「んん〜〜実にナイスな返事だ」

京太郎「……だが、これはお前にとっても同じこと!」

健夜「なに……?」

京太郎「確かに柱の一族の弱点を克服し…今までのようには波紋が効かなくなったかもしれない…!」

京太郎「だが…俺の波紋は、みんなよりもずっと強いぜ…!」

京太郎「晴絵の下で修業し…熊倉さんの力を受け継いだ俺の波紋は…究極の高みに達しているッ!!」

京太郎「あくまでもお前が俺に追い付いた……それだけのことなのさッ!!」

京太郎「俺の波紋で、お前を溶かして殺すことは十分に可能ッ!!」

健夜「フフ……ならばやってみせろ」

健夜「もし…私の驚異的な再生能力でも追い付かないほどに連続的に強力な波紋を流し込み続けられると言うのならなァ〜〜〜〜〜!!」
269 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 12:39:19.88 ID:Qk8BFpTt0

健夜「全ての幽波紋の眷属を倒し…一度はこの健夜までも窮地に追い込んだお前にスキは与えんッ!!」


ガブウッ!! ガブッ!! ガブッ!!


京太郎「なっ、なんだァ!!腕に何か……!!」


                    _,,.  -――- 、
                ,.xX”   /   ,ニ、  ,こニ=、
        r――- 、 ,xXxXx   /    ((゚:))  /,xW厶
        |: :-―: :/XxX      |     ー' / j〃 .;.:-‐.:.〉
       ノ : -‐/ Xx       |  |     し' .:.:/.:.:.:.:./
       /: ://           |  |i . ..::.:.:.:丶-'.:.:.:.:.:/
        〈: : : :/        // i| .:ヾミ、 _ ノ.:.:.:.:/:/
         〉:.:/       // .:八:.:.:.:.:.:.` ̄´.:.:./.:jノ
        {: :/     ,    .:.:.:/.:.:/丶---.:.:.:./.:./
        ヽ{     /  .:.:.:./ヽ/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/
        |      /  .:://, /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/
        {    '  ∠∠ / /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/
       )三:、   /   :.:.:.:.:.∨.:.:.:.:.:.:.:./
         ヽ /   /フファーァァナ'´
     。    )、   / ノ // 厶'ノ
        _//.:`7T( ̄ 。   o
        丶---、 : |i:.ヽ  。
    。    o  \l.: :}  o
          。    ヽノ



京太郎「し…信じらんねーーーーーッ!!!」 ブシャアアアアア

京太郎「ピ…ピラニアかーーーーッ!!」


そう!!3匹のピラニアが京太郎の右腕に噛みついていたッ!!
270 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 12:42:39.03 ID:Qk8BFpTt0

京太郎「ハッ!」

京太郎「さっき俺が弾きとばした羽を変身させたのかッ!!」

健夜「そうだッ!!だがこれだけではまだ足りん!!」

健夜「お前の手癖の悪い腕を完全に封じておくために……もうワンステップ踏んでおくぞッ!!!」


ニュルニュルニュルッ!!


京太郎「!!」


                      _,,.-‐''" ̄"''ヽ
                          /::: : : : : : . .  :i
                        /.:::: : : : : : : :  }
                   /.:::.:.: :.::::::::.: : :   !
                   ,.-/r,,.テ. : : :::::::.: : :   !
                   !ノ.:.:.Y    ヽ: : : :  /
                    /.: .:: ::. :. :. : ミr-‐'''"´
              ,.:'´ .: : :: :: :. .;,: : :::ヽ、
               /;;:;:.: :.::: : .:: : :. .: : :  :"''-,,_
            /,;.,;,/ヘy:: : ::;,::: . . : : : : : : : "ヽ
  ィ''ー-=―――”;;:rjソ;;;;;;oi::  : :::::::.::. : : : : : :    _ i
  ! イ⌒"'-ー 、五rツ';;;;;;;;O从: :. :.r‐、:::. : :,;;;::: : : i';;;;|
  ヘ ∨^ ̄三ミ''ー''rtO;;9;;ノ<ri:. : 3;)ソ:.:.:..  }ヘ: : : : !;;;l
    )( .:r之こ;:;:;:;:;:;_98O○oヾ、:: i!';;;ヽノ:. | ): : ノ;;;;!
  //! !、  `"''フ;;:.:;;;.:;::.;.:O_,=!::.:. };;::;;|@;;: ! i': : /|;;;;i
  ((  ! 1    /.:;:;;:;;:;;_,-'て:.:.:.:_,ノ|:. /、; 八: : i'  };|
  `" ! i!     !;;:;;:;;::(  {: :( /   |:: l}   / i ヘ::ヘ  !;;!
     ノノ     ヽ;;::::.\ ゝ、ヽ、 {;: {q ,'::::i  \\i;:i
   (r'        "''-ニ二ヾ i / 人,,,_二テ=ー、} ノ'!;!
    )       r''"ヽ、  ヽヽi::i'    _,rfニ彡イ/ ii
            )   ー=ニ,,人!  ,rシ''´    .|!__丿
                     V (_ノ⌒ ⌒ヽJ



京太郎「タ…タコの脚だッ!!」



宮守女子の身体に突き刺さった羽がタコに変形し、伸びた脚が京太郎の腕に絡みつくッ!!!
271 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 12:47:23.90 ID:Qk8BFpTt0

健夜「もうこれでお前のヤンチャな右腕もッ!!自由がきかんというわけだッ!!」

京太郎「ぐ…!!くっそォォォォォォォ!!!!!!」

健夜「遠慮なく和了らせてもらうぞッ!!あの厄介な[超新星波紋爆発]を封じるためにもなッ!!!」

   ザ・ワールド
健夜「『世界』!!!止まれィッ!!!時よォォォォォォッ!!!!」




                 /               /__
              -/: .       /  :/ : : ヽ
               /⌒/: : : .    /   ./ : : : : |      --
          __/ ̄`:/: : : :    ´    /:Τ\:┴ 、/   : . \
         / /―-:/,. -‐          .:: ̄\-\⌒\:  : : : . \     ____
          _/∨   :〃       j     /ヽ∠二.\-ヽ__\_: : : : . \ /⌒ヽ_:>く>x、
      /: {: :|`ー-:′  ,.ィZア   /⌒l:: :| : : :x<:}ーl___〉__)\:.: :/_乂_ノ:/:  ヽ\\
     //⌒V|、_:l  /¨二>‐┐しく \|.:/―- |ー|―――-`::く//⌒ヽヽL乂_ノ>xヽ\
.     l/     ヾ:. └r_<¨´ /:.:.:/_>:く`:.<工工工`ノ     . -‐く∠. _ . : :/⌒ヽヽ::{   Y
.     ′  : .  ∨¨/>‐;`′厶イ: : :\ ヽ/―‐-.:/       /-ミ_:/¨⌒ヽY/    .:〉ニミ、__ノ>
.   ィ八   :j: : : `八__ノ⌒ヽ:\: : : : : ヽ:/  . : /-‐     {⌒>‐{   //、    . ::/   ヽヽ{
.  { {ヽ.二ニ=―‐― ` \ : : .:{:、  ̄¨ ̄/  ̄ `/::..............::::::人  :乂__彡': \_.:/   /⌒ー=ニ
  l|__>三ア}        \: .ヽ ⌒¨¨` {   : ::{ : : : : : : :/ X>-  : : ::ヽ _::人、_.:/   :/
  `¨¨¨¨⌒′           ー\   | ̄ ̄¨| : : : : : /::... /     \_ノ {\`:ー―くヽ __/
                    ヽー-∨_彡:、: . .:/ : : /        ...: :::\` ー―-` -イ
                         ィ}\__\ . : ::>‐{: : : {       .:: : : : : : :`:ー―‐</
                  /. : :ノ\(⌒ー 、ー―- \: ::.      .:: : : : : : : : : : : : : : : /
                  . : : /二ヽ:/\  」_ 二ニ =-\ヽ:..........::: : : : : : : : : : : : : : :.:/
                    /. : /: : : : :.:{⌒ヽ>―ミヽ  : :/¨{ : : : : : : : : : : : : : : : : : :/
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ブゥーン……チッチッチッチッ
272 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 12:53:24.56 ID:Qk8BFpTt0

健夜「フン……さっき喰らった[超新星波紋爆発]でサティポロジア・ビートルのマフラーは粉微塵に燃やし尽くされてしまったが」

健夜「もはやお前が左手で雀卓を触りながら流し続けているその波紋が意味を成さない以上……必要ないというわけだ」

京太郎「……」

健夜「残念だったなァ、京太郎ォ!!」 カチャカチャ

健夜「こうやって私が雀卓に触りながら牌のすり替えを続けていても……」 カチャカチャ

健夜「時が動き出したときに私に付着して流れる波紋などダメージを与えるには微量すぎるッ!!」 カチャカチャ

健夜「5秒経過ッ!!」

健夜「まだまだ時を止めていられるぞ…!京太郎ォォ!!」
273 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 13:03:42.99 ID:Qk8BFpTt0

健夜「どれ…!お前がその右腕のピラニアとタコの触手を何とかする前に、お前の手もすり替えておくか…!」

京太郎「……」 ブンッ ブンッ


京太郎は無意識で腕を振り回し、噛みついて離れないピラニアと絡み付いているタコの触手を雀卓に叩きつけて逃れようとしていた!


健夜「京太郎の手は……ムムゥッ!!」


京太郎手牌

一一七八九萬 FH筒 113789索


健夜「こいつ……!あの状況でまだ諦めずにこんな高い手を作り上げていたのか…!!しかも一向聴まで達しているッ!!」

健夜「やはり侮れんヤツだ……!この手をズタボロにして時が動き出しても絶対に和了れんようにしてやる…!」 カチャカチャ

健夜「あの[超新星波紋爆発]を喰らうのはもうこりごりなんでな…!いくら究極生命体の再生力があるとはいえ、なにか付け入られるスキが生まれてしまうかもしれん…!」 カチャカチャ

健夜「よし…!これで完璧だ…!」


京太郎手牌

一五八八九萬 BCE筒 45557索


健夜「9秒経過……!時は動き出す!!」


ブゥーン……
274 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 13:09:18.00 ID:Qk8BFpTt0

京太郎「!」

京太郎(俺の手牌が……カスみたいな牌姿に変貌しているッ!!)

京太郎(時を止められている間に……俺の手牌までスリカエやがるとはッ!!)

京太郎「くっ!」 カシッ

健夜「ツモったな京太郎ォ!!それが私の和了り牌になるように手牌を構築済みなのだッ!!」

健夜「すかさず攻撃だッ!!」


                                      , -、
         ・,                         rく .:}`ヽ
              ({              ┌──v_f⌒゙=イヽ ヾj  ハ
              \i :       f^Y^|    j `ヽ,-、'´ ,イノ{  {__)ヽ
         {ヽ, i\ } }     __ _〉'´V|    /|/ ヽ)`Yノ   ゝ-く  }
  ' ・.    \ヾ、 V乂V_/`´ヾ`〉 >、/ト、/j /)ヾ/Y ̄       〉={
     ・ ,   \:/.:.:.:.:.:.:><レi__う/ヽ.ト -=i/ ノ :}  ノ       く (_i)
;,  (()    と⌒ヽ }::.:.:.:. /.:.:.:.:.:./.:`ヽ/人ラ´イ.:.:.:.::/            ̄
         ヽYj::rr-、::::::::::::::/.:.:/.:.::ハ/ }___j:. ノ
 :,   ・ ・ …-=イ::<ノ/〈ヾ::::::::::::::::::::::/:ノヽ-──<{_
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| ̄ ̄/ /7/7          Yヽ_厶{ }:{           `ヽ{i.:./⌒}
|  / / ///            〈 /   ヽ!            乂 イヽ,
l  / 〈_//ノ    イ       ∨                     └イ ヽ
|  \__    / |__    /| /¨7                    }  ',
|      〉   {     ヽ-イ !|__/r‐┐                 乂__}
ヽ  } ̄ヽ/     レ' ̄ ̄ヽ_  l   └-/
 } |   lココ/〉        〈  !      |7  ___
 |/    _//         } {   <二 二〉 ア/
       ̄     ___/ /    /|/   }/  <二7    ()
              {____/               /二二>  /7
275 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/08(火) 13:11:42.29 ID:pglV3SDA0
文字や絵面で見ると
せっこいことしてんなあすこやん
原作のDIOも時止め中に割とお茶目なことやってたけどさ
276 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 13:12:14.67 ID:Qk8BFpTt0

京太郎「ぐはッ!!」 ポロッ


京太郎は防御する間もなく、腹部にザ・ワールドの殴打を受けてしまうッ!!

そのダメージでツモってきた牌は手から零れ落ちるッ!!


健夜「ハハハ!!その牌でロォンッッ!!倍満16000の膝蹴りで追撃してくれるわァッ!!」



               r=‐- 、_
               〈xヘ__〃.  `ー .
                ‘¨ ⌒\: .  >‐ \
                 ヽ: / -x=く
          / \    -<三ニ=ミ|∧
.         /   `マ¨/⌒ーミ/⌒\lフ
        /   / :|__{_{  .:、__ノ. \
          |  イ   { ))  >x:.\: : .  \
          | ィ=ァ. イ彡'}  .::| /⌒\: .  ノ
        ヒ= 厶イヽ/  __|_、__ノ. \´
        `´   ∨イΤ :. | l\: : .  \
            /{ :| l :} !__| ノ:\: .  ノ
.            ∧:ヽ x< ̄\  ∨ノ `¨´
              ∨/{ | .:   :. 〈/:-}<二\
           /. :>‐-  _ノ:///八//`r}
           /  .:   } ∧.彡イ |: \_ノノ
             .: |   j  />\/: .  :.\
       xく/ 彡-く\ノ |{_,、 ヽ : .   :. ヽ
  _   〈ヘレ"    ヽ }\|ヽ: l |  \:. : . :.  :.
 r';/⌒ヽ了}| :.   厂}  :|l /}⌒¨     \\ヘ }ヽ
. <)乂__丿{┴―一'‐<_:}_:彡'           \>⌒)ヘ:、
  ゞ-‐ ⌒                     ((_/ ;∧〉
                            Yヽ〉:∧
                                \ : . ∧
                                 \:. ∧
                                   }:. \
                                  | . :「l__〉
                                  `¨く彡ヘ
                                       |-‐∧
                                       ∨-‐}
                                    \/
277 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 13:15:05.60 ID:Qk8BFpTt0

が…!京太郎はその膝蹴りを……!!




  /    '   |   ',         :}∧∨',ヽ, /  V |   | ' /: : :ヾv  v
 '     :|   ',    ,         }  ! V / :|  V |   |{ ,: : / } ヽ v
'    / !   :{ハ   ハ ∧       } V| /{ V |_,  v!   |      }  ヽ
    '  :,   ' ,   ' ∨∧     ' ,}イ' _j{≫!7:f心刈 V       / {l 、|斗 ―――
   /  ,∧  ∧ー=ミ{__ ヽ ',    j{⌒'| 7/j' j'うゝ:ア |  '  '      ' :{l ヽ! `ヽ
   ,'  / ∧  ∧:、 {`~^ ー--  /: : j ^    ≫'’     V'    _ノ  {l  |   V          おおぉぉォォォォッッ!!!!!
/ ,'  /  j{∧  ∧ヽ{ ,ィァ=v云|  ': : : i|   ~´       '   「:\ } {l      ,ヽ
  ,' ./:| / v∧  {ヾ八{  ヽぅ! /: : :  U           し  :!: : : V:V      , \
  ! ./ | /  ヾ∧  ,、\: `: : : :|/: : : :、               }: : : : : '        ,
  |/  :| '     )ヽ , \ヽ: : : :': : : : ノ!                八: : : :'       ,
     '    } / / ヽ   丶: :.} !: : : `: .、       _      ': : : : : '        ,
        j/ ,       \し: : : : : : :.   _,.  '"      /: : : : : '           ,
           ,          ヽ.,: : : : : :冖、 _      ,イ{: : : : :/           !
           、         > .,: : : : : : (     /: U : : :./          |
          | ヽ           / :≧s。.,:ヽ  _ ./\: : : : {「 \           |





健夜「!!」



                                /|
                                / | ,!  !
                              .l  l  ! /
                        /!     ,,.rァ .l ,l .lr'
                 / l゙  ,,、r'´ /  l゙/
                  |  l_,.r''´   /
                  |    ,.、r'!  /
                   ,,l   ,,r'’  l  /
               ./   .l゙    l ./
                / ./!  l!    l゙/
            r'´  ./ .|  |
            |   ./  |  |
            | ./   |  |
            レ'     | /
                  |./
                                _,,.rァ
                                r''´! ./゙ /
                        /| .| ,l / ./
                           |  | |/./ . /
                        .| ./  ./ ./
                          l/   / ./
                                ;'_/





頭突きで受けるッ!!
278 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 13:21:08.03 ID:Qk8BFpTt0

健夜「な…なにィィィ〜〜〜〜!!!???」

京太郎「が…!がは……ッ!!」


京太郎は接触時に額に小宇宙を創造して防御ッ!攻撃を宇宙内に流して衝撃を緩和するッ!!

しかしそれでもッ!!頭部という急所に倍満の膝蹴りの衝撃は通ったッ!!

接触時のみとはいえ、脳に伝わった衝撃は計り知れないッ!!!

京太郎に(60+16)×4÷5=61ダメージッ!!!



健夜「フン…!バカタレがッ!」

健夜「一番守るべき頭部で攻撃を受けに来るとは……この健夜を前にして気でも狂ったかッ!!」

京太郎「いいや…そうでもないぜ……!」

健夜「なに……ッ?」

279 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 13:27:17.04 ID:Qk8BFpTt0

京太郎「これで俺の頭部も……時の止まった世界の中で機能する……ッ!!」

健夜「!」

京太郎「ようやくだ……!遅すぎるということはない……!」

京太郎「てめーを時の止まった世界で倒すには……まずは意識から入門しなくっちゃあなあッ!!!!」

健夜「フン…!」

健夜「だからなんだと言うのだ……」

健夜「ピラニアとタコを削ぎ落して右腕の自由が利くようになり……そしてお前の脳も我が止まった時の世界に入門を果たしたと言っても……」

健夜「それ以外の部位が動けぬ以上……お前の圧倒的不利に変わりはないのだッ!!」

健夜「今の衝撃で脳震盪でも起こしたか…?フラフラじゃあないか〜ッ!!」

健夜「そのザマで時の止まった世界に入ってきたところで、私を倒すなど夢のまた夢ッ!!!両方の脇腹が痛いわァーーーーーーーーーーッッ!!!」

京太郎「ぐ……!!」 フラッ
280 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 13:36:27.64 ID:Qk8BFpTt0

健夜「さァて……フラフラで右も左も分からない京太郎……お前の目を覚まさせてやるとするか…」

京太郎「な…なにをするつもりだ…!」


健夜はふらつく京太郎を尻目に、本殿の床に寝かせられている瀕死の晴絵の下へ歩み寄った!

そして何をするかと思えば……腕で抱きかかえたではないかッ!!


京太郎「き、きさま…健夜…な、なにを……!!」

健夜「フフ…」

                                              /;;;;;|
                        ,x=ー――==-、          /`!;;;;;;|
    __,,,,,,_.    〃 (_r"゙="ンハu、ヾ /      ウ  〈         _/  /;;;/
  /"     ~`L_ ,ζ;;f;/レ'./ッ;;;;;し., 〈     ウ .ィ  /     _,, -≦   /./
  〉 ウ ウ  √,,,ニj_,X´;C0o";;;;;;,,;;ι'|   ウ ィ ン  )  _,, -≦     /,;;'==,
.. λ ィ  ィ  .|~;;,=、リ ゙6〉/ _乙;;;;;;;;;;;;;;;;;;{   ィ ン  _,, -≦      _,,=ー<ニ∠´''´;.〉
  .〈 ン ン ノ;;(_)ィ゙l , 《 ゙年トy'");;;;;;;;_>  ン_,, -≦      ,.x=壬=''" ̄  ノ;/
  .,,=≧ー-ー土;;;__.....,,!ゞ_ー /'イ;;;;;;;;_;;;;`≧"      rv''r、/      _x,=千イ
 f.ノ⌒"`'''"/,ィ≦ヨヾ=チ,.◯=エニ干"      // Y'1..|. l |_,,=- ''弋ェ三_'-、
. { .)  // /ノ彡三ヨミ三/´ /´    =====(( _,,..| ゙| ゙| ゙!|      ,=、三、
. ヾヽ. l | ./!llr'´   `ゞ;/  f       ./_>=、" ≠゙ .) ) )ノ | |   /. フ  !
  》)  .j|||l':::.    /.)=、 !     ..:::〈メ  ...::Υ / :::/  .//   |.  フ |
..イ"  /ヽ{|::::::. / /./) |   ..::::::::::::ヤ .;;;;,  リiー=イ       ≦  フ |
    / f:::`、;;;;:/'' " //,..、|:::::::::::::::::::::::::.i ;;;;;Ζ |ミ(三)|        `ー―イ
   { :::::::::::ヽy././ .ヤ´+匕 !::::



健夜「フフフ…ウィンウィンウィン」

京太郎「!!」 ブチッ

健夜「世界に一本しかない波紋雀士でできたギターだ…!いい音色を奏でるだろう?」

京太郎「すッ……スコヤァ〜〜〜ー!!!!」

京太郎「き…きさま……どこまでも腐り切ってやがるッ!!!!」
281 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 13:43:02.75 ID:Qk8BFpTt0

京太郎「す…スコヤッ!!てめーの根性はッ!!畑に捨てられカビが生えてハエもたからねーカボチャみてえに腐りきってやがるぜーーーーッ!!!!!!」

健夜「フフ……おっと、どうやらこのギター、弦が切れてメチャクチャになっているようだな」

京太郎「!」

健夜「さて……どうしたものかなァ〜〜〜」

京太郎「な…なにをする気だ…!や…やめろ…!これ以上何もするんじゃあない……!!」

健夜「フフ……私はなァ」

健夜「10年前に屈辱を与えてくれたこの赤土晴絵と……先ほど私をメタメタにしてくれた貴様に!!これ以上ない苦痛と絶望と雪辱を塗ったくってやりたくてたまらないのだよッ!!!」 ズボッ


健夜はあろうことか晴絵の包帯がまかれている腹部に手を突っ込みッ!!

包帯の下では剥き出しになっている腸をひきずり出したッ!!


京太郎「……!!!!」 プッツーン
282 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 13:48:26.35 ID:Qk8BFpTt0

健夜「さて……こいつはどうしてくれようか?」

健夜「ソーセージにするか…さっきマフラーを爆散されたからマフラーの代わりに首に巻くか…」 シュル


健夜は晴絵から引きずり出した腸を首に巻いたッ!!


健夜「う〜ん、どうも着け心地が良くない……」

健夜「生で食べてしまおうかなァ〜〜〜〜レロレロレロレロ」

京太郎「……」 ワナワナ…

健夜「フフ…怒れ怒れ…!私はお前の怒りに歪む顔がもっと見たいのだ…!レロレロレロ……」


京太郎「や……ヤローーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!」


激高した京太郎が健夜に襲い掛かろうとしたその時ッ!!

京太郎には晴絵の身体から煙のようなものが立ち上っていくのが見えたッ!!


京太郎「!」

京太郎(あ……あれは……ッ!?)
283 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 13:56:35.86 ID:Qk8BFpTt0

晴絵『……』 スーッ


京太郎「は…晴絵……?」

晴絵『京太郎……何があっても、冷静さを失うな……!』

晴絵『焦っていても、怒っていても、燃える氷のようにクールなのがお前の強みだ……』

京太郎「晴絵の…魂…なのか…?これは……」

晴絵『私が小鍛治健夜のスタンドの謎を解き……咲がお前に伝えた……』

晴絵『永水女子のみんなは咲が逃げるのを助けた……』

晴絵『宮守のみんなも私の命を長らえさせるために努力してくれた……』

晴絵『お前一人ではどうにもならなかったかもしれない……』

晴絵『みんながいたから……ここまで辿り着けたんだ……京太郎……』

京太郎「は……晴絵……」


284 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 14:04:29.41 ID:Qk8BFpTt0

晴絵『京太郎……まだ仲間を信じるんだ……』

晴絵『宮永照の姿は見えないが……きっと為すべきことを為すために動いているはずだ……』

晴絵『お前ひとりだけの力で完全生物と化した健夜を倒そうと思うな……』

晴絵『宮永照に期待を懸けろ……お前は一人じゃない……』

晴絵『100日間の旅の中で……お前は本当によく戦ってきた……素晴らしく成長している……』

晴絵『お前のユニバースにできないことはない…!できると思えば何でもできる…!』

晴絵『できて当然と思う精神力が大事なんだ……』

京太郎「晴絵……」

晴絵『京太郎……お前と会えて本当によかったと思うよ…』

晴絵『70日ばかりの付き合いだったが……実に楽しかった……』

晴絵『いろんなことがあった……』

晴絵『まったく……本当に楽しかった……70日間だったよ…』


スゥーーーーーーーーーーーッ


そう言い残して……晴絵の魂は天に消えていった……。
285 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 14:07:43.82 ID:Qk8BFpTt0

京太郎「っ……」

京太郎「幻…覚……か…?」


健夜「おい!!」

健夜「どこを見ている?京太郎ォォ!!」 ムシャムシャ

京太郎「!」


健夜は首に巻いた晴絵の腸を…汚らしく貪っていたッ!!!



健夜「フフ…もったいないんで……美味しくいただくことにしたぞ……!!」 ムシャムシャムシャ

京太郎「ヤ……ヤロォォォォォォォォォッ!!!!!」
286 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 14:39:42.46 ID:Qk8BFpTt0

健夜「フフフフフフ……!ハハハハハハハ……!!」

健夜「フハハハハハハハハハハ!!」

京太郎「……」 ダッ!


京太郎は考えるよりも先に、健夜に向かって走り出していた!


京太郎(晴絵は決して冷静さを失うなと言った……)

京太郎(しかしな…!それは無理ってもんだ……!!)

京太郎「こんなことを見せられて……頭にこねえヤツはいねえッ!!!」
287 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 14:41:28.74 ID:Qk8BFpTt0


健夜「フフフ……!」

健夜「来るか、京太郎ォ……!」


健夜は晴絵を床に投げ捨て、京太郎を迎え撃とうとするッ!!!


京太郎「スコヤァッ!!!!」


京太郎と健夜!!二人の拳が交わろうとしたその時ッ!





        {{  ヽ.:.:.:.:.|人 } .:.:.  '    .:.:.:.  }:}, イ.:.:.:.:| | .:.:.:. /   もう……単細胞のバカになるのはあの人だけでいいのにねっ☆
         ヾ.  } .:.:.:| .:.:.込、   ( ̄ )    イ/:|.:.|.:.:.:. | |.:.:.: /
              | .:.:.:|.:.:.:.:./.:.:`> . __   イ‐/、:|.:.|.:.:.:. | |.:.:./
              |.:.:.:/ .:..:/.:.:.:.:.ハ ‘┴─/ /`ヽ .:|.:.:.:. |人:.{
            ノ .:/ 厂二ニ=┘}  }.........{  {   }‐く二二「}\、
            /: / .:辷ニ=7 人__丿......人__廴ノ { てYV〉 \ 、_, イ
    ー==彡'  /:/ {_,7 /........................ , ┘  {__)....ヽ   `ー一'′
          /:〈...../    \.....Y....../     `ヽフ........〉





健夜・京太郎「!」
288 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 14:47:37.51 ID:Qk8BFpTt0

京太郎「あ……あのスタンドはッ!!」




                               __,ィァ..,─、
                                  X:::/ ./::::::」,.-、
                               /:::::〉 レ'´ ー'     ,勹
                                f::::::レ<´|.    _」:::::二>
                          ,イ _」::::::::_;>‐'   /´:::::_:::「    ,._
                            /::'<:::_::::::Г __      レ'./:/|:::|    r'::ノ r'ヽ
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.      , へ、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ヽ: :: :  : :: ::/.゙,人 、ゝ: :   : :(ノ}
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   i: : : : :i .l : : : l: : : l: : : i/ ヾ    `      /:/,!: :!_  |...:l ` :/   /...: : : : /
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.   ', : : : l-‐‐ヽ l ヽ ',: : :l      `ヽ {::::::;レ' _,,.. l: :.!   .|   /:::::::::〈   / ヽ  (:' V⌒ ,'
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        ',::::::::::::::∨      ((,イ: :  :: :V)   /_,,.-‐ - 、        ((,イ: :  ,' ノし': :ヽ
            ',::::::::: ,' `ー--- 、 .ゝ: :   : :(ノ}   ./       ヽ       、ゝ: :  ((,イ: :  :: :V)
.           ∧:::: ,' ::::::::::::::::::::ヽ.ヽ: :: :  : :: :/− ´                  ヽ: :: : 、ゝ: :   : :(
         /  '.: { ::::::::::::::::::::::::: Yゝ;:; :;从;ノ                   ゝ;:; :;ヽ: :: :  : :: :/
                        ゝ.     __ , へ             /  ゝ;:; :;从;ノ
                           `..=.. ̄     .ゝ、          ノ
289 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 14:51:23.09 ID:Qk8BFpTt0


            /              __
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               /廴/ .:.:.:.∧.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\.:.:.: ト、_,ノ ⌒ヽ
              / .:{ / .:.:.:.:/⌒  :.:.\.:.:.:.:.:.:.:ヽ.:.\  ト-イ.:\
          / イ人{.:.|.:.:.: |   \:.:.:.\.:.:.:.:.:.:|.:.:.:|`¨´ У.:.::.:.:.
            /// .:.:ハ`|人≫=ミ、  `¨≫=ミ、 .:!.:.: |.:.:.:.| i.:.:.:.:.:.:.|
        ///.:.:.:.:.:.|.:l: 〉{ んハ     ん ハ Y}-、l.:.:.: | |.:.:.:.:.:.:.|      やっほー☆
        〃 { .:.:.:.:.:.|.:| ハ 弋rソ    弋_rソ :|:|ん} .:.: | |.:.:.:.:.:.:.!
        {{  ヽ.:.:.:.:.|人 } .:.:.  '    .:.:.:.  }:}, イ.:.:.:.:| | .:.:.:. /
         ヾ.  } .:.:.:| .:.:.込、   ( ̄ )    イ/:|.:.|.:.:.:. | |.:.:.: /         /
              | .:.:.:|.:.:.:.:./.:.:`> . __   イ‐/、:|.:.|.:.:.:. | |.:.:./     ∧_/
              |.:.:.:/ .:..:/.:.:.:.:.ハ ‘┴─/ /`ヽ .:|.:.:.:. |人:.{   <  〈
            ノ .:/ 厂二ニ=┘}  }.........{  {   }‐く二二「}\、    {/ ̄
            /: / .:辷ニ=7 人__丿......人__廴ノ { てYV〉 \ 、_, イ
    ー==彡'  /:/ {_,7 /........................ , ┘  {__)....ヽ   `ー一'′
          /:〈...../    \.....Y....../     `ヽフ........〉





京太郎「み……瑞原はやりとバカ・トランスッ!!」

健夜「な……なにィィィィィ!?!?」
290 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 14:54:56.86 ID:Qk8BFpTt0

健夜「はやり貴様ァッ!!ここに何の用だッ!!!」

はやり「はやや〜!健夜様、この状況で私が登場してくることの意味がわからないのかなっ☆」

健夜「なにィ?!」

健夜「!」


             `゙'''ー ..,_         `゙''ー ,,,>.._,.. ,,,.゙"     .''-、    ヽ   .l   .!  r ̄ 、/    /
            - ..,,_"''― ..,,,_、 ゛..,,,_           `゙'''`-..,゛ rー      `'-、   .ヽ  . l  | │ 、,〃  //
           、 .`゙゙'''〜      `゙゙''''― ..,,,_.     {   ミ      `'-、 \ ...l  ′ .i!iレ゛  ,/..彡
               `゙゙゙'"  __  r'"⌒'- ..,,.    ´゙"''―`''' ー= .`゙''ー ,,、  `'-.\ ′   ″ /   //
'-、,      . _,゙,゙ ゙̄""         !   .`゙'ミ 、 .¬―--   ___
  `゙"────'               ゙'-- ―¬           ____
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄                     : ー ..,,_.
            ,, -――ー- .              /  .゙│ : ー''''"゙,゙.. ー'''',゙./             、,    .`゙'''ー
          /        ゙̄二ニ--、   : _,,,.. -ー''''  ゙ー- .″ .‐''"´ ,.. -''″           、  \
       .l゙         二ニ-- ‘´    _,,.. -ー     _..-‐'″ .,..ー _/     .i′ ! .l,   、 \
       .l             'ニ―' ._,,.. -‐'''"゛     ,,, -'"゛.,..  ,/´ /    ,   .l゙  | ヽヽ ヽ  `-、
... --ー'''^゙´ .ヽ          _;;jjl″       ._,,, ._..-''"゛._.. ‐'´ ., / .../    ../    . l  ! .! .ヽヽ ヽ  .`'-,
        . ゙'ー ..,,..  .'“´       ,,‐'"  .''彡….‐'″ ,/゛ . ,/     ./   .,  !  ,!  !  .ヽ ヽ ヽ
   ._,,,.. -‐''"                _,, ‐l゙   ._ /   ,..-'´  _、./   / /   /   .!  │ .!  ..l, .ヽ .゛
''''"´                 ,,, -''"  ._.ゝ__ r'"  .,..‐″  .,..-"// /  /    /   l   │  l   . l, .ヽ  \
             ,,, -''″  _..-'"゛    ,/゛   ., ‐l゙   / .'" . /    /    ! │ !  . !   ..l .ヽ \
         _,, -'"゛   ._..-'"゛     .,..-'゛   . ,/  `--゛../   ./    ./    ." 、 ′│  !     .ヽ ヽ\
     ._..-‐'″   ._..-'"゛      .,..‐" ,..‐ ,. ."   .,,-  ./  ./     ./  !  ,il ll !  |    .'i    ヽ  \
. _,, -'"゛    _.. ‐'″         ,..-'゛.,..‐″./ /   /  ./  /   .、 ./  /  /  ゙.! |   i l.l 、  .ヽ  ヽ
     ._..-'"゛        _/´., ‐'´   " / .,,‐   /   / .,i / ,i ./   l    廴__ノ  |  ! !..l !、    ヽ
 ._.. ‐'″        ,..-'´  ./       ゛ .,i'゙,./  ./   / ./ .゙./,i/  /  /   i   .!  .|   ゙!.l   l,
'"           _. _/゛    l           ,ノン ./   ./  !    .;l′ .i′  !   .l   .|  l   /    ヽ
  _.. -''"゙_..-'″  .,..      .l           〃゛     ./   ヽ__./   ./   /   .}   :!   `--"
.''″ ,..-'´   ,..-'" .,,  : ,/ .ヽ、     ,./      ,ノ゛      ./    l   !   ,!   !    .l  lL 、
      ...-'″ . /  -"    .、゙''―ー''゙゛./    /      .r  ,i",ノ .l゙   !   .!   .|  i i l l ! .l
        ,/゛ /    .,/     . /     ./    , ‐ ,i′./ ./ .,″  /    l   │ .l .! ゝ .ゝ l、
          ´  ./    ./      /    /    ,/  ./  / ./ / .、  /   │   .|  | ."     "ヽ
           //  ./      /    . /   : ,/"      ゛/ ./ l .i . l    |    l .l         !
        /  ,/         /     ./   : /           " / / .! l    ,!    | .|        /




はやりの突然の出現に驚愕している健夜を、熱湯の弾が襲うッ!!!
291 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 14:57:21.30 ID:Qk8BFpTt0

健夜「ムゥン!!」 バシャアアアッ


健夜は難なく輝彩滑刀でそれらを弾くが……!


健夜「あ、熱いッ!!」 ジュウウウウウ

健夜「この攻撃は……まさかッ!!!」



                     -―-  _
              /⌒:::::::::::::::::::::::::::::::::::.......
              /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
             /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\::::::::::ヽ
           /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\:::::::::::::::::::::::::::、
        /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::、
          /:::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ:::\::::::::::::::、
       /:::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::い:::::::、
       ./:::/::::::::::::::::::::::::::::::::|::::::::::\:::::\::::::::::::}:::::::::l::::l::::::::、
     /:::/:::::::::::::::::::::::::::::l::::|:::::::::::::::|\:::::\::::::l::::::::::}::::l:::::::::
     .// j::::::::::::::::::j::::::::/|:::|\:::::::::::、 /\\j;;;l::::::;:::::l:::::l:::!        やれやれだねぃ……
   /   l::::::|:::::::::::|::::::; |:::|_\::::::∨ ,,,xf亡T:}::::::::::::|:::::}::}
         |:::::::::::::::::::l::::::{ |:::|-ヽ `^ ̄  八沙リ |:j:::/:::::::|:::::::j
         |:::::::l:::l::::::::l:::{:|斧:::芯ミ       `'''´ j//::::::::::|::::::j             なんとか間に合った……ってトコか
        |::::::::l::l:::::::::l:::::人l:::|沙          ノ/:::::::::::::l:::从
       |::::::λ::::::::人:::\|::|    .::、     /::::::::::::::::j/::|:\
          !:::::::∧::::::::::::\:::l::|__    ,,..ノ  /:::::::::::::::::/:::::|:::::::\
         }:::::-‐ヘ::::::::::::::/  /{_ ̄   /:::::::::::::/::::::::|:::::::::::::\
        ノ:/o(※ヘ:::::/  / /\  ̄/::::::::::::::イ::::::::::::::j:::::::::::::::::::\
       /::/o(※)o/ ./ /:::::::::::::\/:::::;;x<:::::::}::::::::::::::ハ"⌒ヽ:::::::::::\
    /::::::/(※)o/ ./ /ヽー ----Fミシ//o(※)j::::::::::::/o(※)oヘ:::::::::::::::\
   r―-<,※)/ / /Y::::い(※)ヘ////o(※)oj::::::::::/(※)o(※∧:::::::::::::::::
  /o(※)o(\. / /l(※l:::::::::l※)/:::∧//)o(※)o八:::::/o(※)o(※)o\:::::::::::::
  /o(※)o(※)\/)o(※)弋::::::|o./:::‖)Vo(※)o//::::::::;o(※)o(※)o(※)\:::::::
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o(※)o(※)o(※)o(※\(※)|o(|::::{:::::::八o(※)o/o(|:/{:::::{※ヽ(※)o(※)o(※)oY
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::/o(※)o(※)o(※)o(※)o(※)o(※)Y"⌒゙Yo(※)o(※从(※/o(※)o(※)o(※)o
{o(※)o(※)o(※)o(※)o(※)o(※)o({:┤ ト}(※)o(※)o(※)/o(※)o(※)o(※)o(
::V(※)o(※)o(※)o(※)o(※)o(}o(※ |:::| |::|-=ニニニニニニニ/o(※)o(※)o(※)o(※
::::Vo(※)o(※)o(※)o(※)o(※ノ>=ニ|;;;| |;;|ニニニニニニニニ/o(※)o(※)o(※)o(※)
::::::V(※)o(※)o(※)o(※)o(※{ニニニニ|x―ミ|ニニニニニr-――--o(※)o(※)o(※)o
::::::::l※)o(※)o(※)o(※)o(※){>'"~~|   j;';';';';';';'ノo(※)o(※)o(※)o(※)o(※)
:::::::::}(※)o(※)o(※)o(※)o(※}';';';';';';'V⌒V;';';';';/o(※)o(※)o(※)o(※)o(※)o(
::::::/j(※)o(※)o(※)o(※)o(※j;';';';';';';';|   |'"⌒o(※)o(※)o(※)o(※)o(※)o(※)
/o(※)o(※)o(※)o(※)o(※)l';';';';';';';'|   |o(※)o(※)o(※)o(※)o(※)o(※)o(※
292 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/08(火) 15:00:42.02 ID:W0JZEbTd0
これは熱い!
293 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 15:06:34.79 ID:Qk8BFpTt0

瑞原はやりに続いて姿を現したのは……三尋木咏ッ!!!



健夜「咏ァァァァ……!!!」

健夜「この私に……何の真似だァ……ッ!!!」

健夜「お前たち……背信行為も甚だしいぞッ!!!」

咏「私と瑞原だけじゃないぜぃ」

健夜「ナ゛ニ゛ィッ!!!」




    ,"...................../               ',
    i........................}  `,              i
    l........................7  .}      ',       ,'
    l....彡^ヽ....../  "       ゝ  /  /
    !.イ   ヾ`"` ≦===-- __ ,イ)  /   !
    l,`,   ノ    < ̄`ッァ-ゞ... イ   >、__ノ
    l...ヽ     ヽ    '''"  `  }'iッ->/
    l......ゝ__    ';,         l`-"7      健夜様……暴君の支配は三日天下とさせていただきます……
    "/`` l    !    /    !  /
    /   l      /   -   ', ./
    /    ヽ    ,イ      '',’"/
   /     \  "   ====っ'' イ
==-イ       \    " ̄` /
ニシ          ヾ....ミ..........イ
       ;;;     /ヾ:::::::::::/
       .;;;    イ"^`ゞソ ミュ
\      ;;;  / /    }! `,ニミ,,____
;:;:;:\     ;;;   〈    ィ7 `,ニニヽニミュ,,,


                  -- ―-  ,,
            ,, ''"           "' 、
           ´                 ヽ
        /                    ヽ
       ,                  ヽ    ハ  ',
       /     / / !          ',    , ハ
       / /    ./ / /|        |!    ',    '   !   
     l' /{     ,' ,イ/__!__      !__  |   |     あなたの治世はノーウェイ……
     | { .!     !./ ̄  !|      j ヾ ̄ |    |  | 、
     /ヾ    {___|/   lヽ    /!/__   __|    |  |、 \
     ' /\    >_二ニ x,,\ _/  z ニ二__<   | ,' \ ヽ
   .//   |\\! {////}      {////イ !    |/     \ヽ
  〃     |   l ヽヘソ      ヽヘソ !     !      ヽヽ
  /        !    |',      '        |     |       ヽ}
        |    八      _       /!   /
        |   / .>     !_ヽ    イ|  /
        | |レ   / ,>     ィ'"|_ `.!//
        |/  ./-''" / | ¨:::   |ハ !\\
               , イ ヽl_  _,,/  ヽ  ` ゙
              イ   ,ハ_ヘ     }<
         > '"  {   /////〉    l   ゙ <
      > ''"      l  / {//// \  j       ゙ <




   (⌒)_              _(⌒)
  (⌒  )   -‐…‐-    (  ⌒)
   `¨ヽヽ/ .::::::::::::::::::::::::::.`  〃`¨´
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    /.:::::::::::〃  | :::::::::::::::::::::::::::::::::::.
    .′.::::::::/  │:::::::i:ト、:::::::::::::i:::::: i
   .:::::::::::::/     |:::::::::i:| i::| ::::: |:::::::|
   |:i:::::::::: ≧ト廴ト、::: 仏斗匕、 :}:::::::|
   {:| ::|:::::|乍≧ミ  `¨ィ≦斤|`′:: |    ということ!
   ゞ ::|:::::|: 辷ソ      辷ソ |:: |::::: |
   |::::| ::::. ハ//  ,   ハハ/, ::: |::::: |
   |::::| :::::ハ     __r     .イ:::::|::::: |
   |::::| ::::i::::> .   `  イ::::|:::: |::::: |
   |::::| ::::|:::::::r‐| ≧≦ |‐、 |:::: |::::: |
   |::::|i :::{/ {人     人} .':::::,′:::|
   |::::j|::八!   \\.// /.::/ニ‐ ::l
  -≦八廴≧   \/ ≦彡'|ニニニニ`ヽ
 ニニニニニ二|/二\|/ニニ\!ニニニニニ=
294 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 15:18:39.37 ID:Qk8BFpTt0

咏に引き続いてぞろぞろと背後から現れたのは……大沼秋一郎、戒能良子、野依理沙ッ!!


京太郎「……!!」

健夜「お前たち……これはいったい何の冗談だ?」

健夜「この健夜がつまらんジョークを好まないことは知っているだろう……」

大沼「恐れながら健夜様……貴女様に引導を渡しに参りました」

健夜「この私に心服していたお前たちが……いったいなぜ心変わりをするというのだ?」

健夜「今ならまだ……一時の気の迷いだということにして済ませてやっても良いが……」

理沙「本気!」 プンスコ

良子「私たちはチルアウトしました…」

295 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 15:22:53.73 ID:Qk8BFpTt0

はやり「ここにいるのはみんな……須賀くんの正義の光に照らされた者たちっ!」

大沼「思い出したのです……自分の良心が……何に従うべきであるか警鐘を鳴らしているのを……!」

良子「京太郎ボーイに敗北したことで…ジャスティスのマインドを……私たちは取り戻した」

咏「超生物だろうが時の支配者だろうが……今…ここにある『正義の心』に比べればちっぽけな力なんだよねぃ」

咏「私たちが思い出した……アンタに支配されてる間、ずっと忘れていた……」

咏「確実にここにある……今…確かにここにある『心』に比べればねぃッ!!」

健夜「……!!!」


ここに!小鍛治健夜の幽波紋の眷属が集結したッ!!!

かつての主君に刃を向けるという形でッ!!!

京太郎の正義に基づく力ッ!!その光に中てられた闇の眷属たちは!!光を求めてここに集ったのだッ!!!!
296 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 15:28:46.55 ID:Qk8BFpTt0

咏「須賀京太郎!」

京太郎「!」

咏「あの人が究極生命体と化したことは……大沼の『予言』で聞いているッ!」

咏「超生物がどんくらい強いのかはわっかんねー……見当もつかんし」

咏「ただ、私たちは……お前の見せた強大な正義の力についていくぜぃ!」

京太郎「ああ……!!」


京太郎は、胸をうたれた…!

自分が、大切な人たちのために戦ってきたことが報われ、かつて敵だった者たちの心にまで還元されたことに感動したッ!
297 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 15:31:43.86 ID:Qk8BFpTt0

咏「ボケっとすんなよ!須賀京太郎も、小鍛治健夜もッ!!」 

   ヘル・エッジ・ロード
咏「『地獄の釜淵』ッ!!」

健夜「ムウッ!!!」 ピキピキ…

健夜「つ…冷たいッ!!」 パキピキ…

健夜「輝彩滑刀が……凍り始めているッ!!!」

咏「さっきぶっ掛けた熱湯弾を零下272度まで冷やしてんのさ」

健夜「おっ、おのれェェェェェェッ!!!!!」
298 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 15:39:04.92 ID:Qk8BFpTt0

はやり「こっちも忘れてもらっちゃ困るなぁ〜☆」

      バカ・トランス
はやり「『単細胞変換』!」



        / : : : - |: : : : |
.       / : / : ハ : : : }
     {: /: : : : し斗 イ
     V : : / : |   |: .、
       ∨:/ : : : |   |: : :>‐=ミ
      ∨: : : :|   |≦. . __ .∠. .,                       .,:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:,.
.       ∨: : :|   |: : : : : : : : : :{                       :;:;:;:;:;:;:;:;:;:.:;:..;:.:..:;:.:;:;:;:;:;:;:;:;:;:
          丶: : :|   |-= : :_:_: : : : ',                  ,:;:;:;:;:;:;:;:;:.:.:.:.:.. .:. .:. .:. ..:.:.:.:.:;:;:;:;:;:;:;:;:
.   { ゝ __  >|   | メ ! /  < :\                 :;:;:;:;:;:;:.:.:.:.:.:... .. .. . . .. .. .. ...:.:.:.:.:.:;:;:;:;:;:;:
  乂         |   | う }イ  |l   厂             :;:;:;:;:;:.:.:.:.:.:.:... ..         .. ...:.:.:.:.:.:.:;:;:;:;:;:
    > --== /:|   l:.、 _'| 八 /             :;:;:;:;:;:.:.:.:.. ..               .. ..:.:.:.:;:;:;:;:;
ー=ニ´ ___ ノ{:::|   :、∧´j/_        ,。s≦/      :;:;:;:;                     . ..:.:.:.:;:;:;:;:
         人∧__ノ: ∧≧s。ヽ-- 、‐/:::::::::/…―‐厂:::::::::::::::r一 、___x‐‐ ´ ̄ ヽ        :.:.:;:;:
   ,   ‐=ニ / /\::::::::::::∧:::::::::( ):::´:::ヽ:::∠ ... _/:::::::::::__/、_tニニニ}} γ⌒ }          :.:.:;:;:
.  /   __  イ /   ' ヽ:::::、:::::::ー=V:∧=ミ:::/!      ~´             ^¨^ゝ _ノ        :.:.:.:;:;:;:;:
 //´    /   /、 W::::>-::'::::V:∧-「ヽノ          :;:;:;:;:;:.:.:.:.. ..               .. ..:.:.:.:;:;:;:;:;
 '⌒ヽ  /`丶_/  ー′',:::::::::::::::::__V::ハ:j          :;:;:;:;:;:.:.:.:.:.:.:... ..         .. ...:.:.:.:.:.:.:;:;:;:;:;:
     ∨             〉:::::::::::::\:::::::「             :;:;:;:;:;:;:.:.:.:.:.:... .. .. . . .. .. .. ...:.:.:.:.:.:;:;:;:;:;:;:
               厂 ̄ 三二∨::′               ,:;:;:;:;:;:;:;:;:.:.:.:.:.. .:. .:. .:. ..:.:.:.:.:;:;:;:;:;:;:;:;:
                 厶 <    |::::∨、               :;:;:;:;:;:;:;:;:;:.:;:..;:.:..:;:.:;:;:;:;:;:;:;:;:;:
      __ マニ=―=≦     / /|:::::|ハ                  :;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:
       \     。s≦   / //|:::::| } ',
        。s≦     。s≦ / ,′从:::厂j /
.      \   厂`丶__/    /:::/  ′
.         ̄   /     /   厂
             /   /,′  /
.         /   / ´    /
299 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 15:44:52.31 ID:Qk8BFpTt0

健夜「フンッ!!マヌケがァァァぁぁあァァァぁぁァァァ!!!!!!」

健夜「貴様のしょぼっくれたスタンドなどォォォォォオォ!!時を止めてどうにでもなるのだァアアァァァアアァァ!!!」

はやり「でも、もう感情変換は既に完了してるよっ☆」

健夜「なにィィィィィィィィィィイイイィイィィイイィ!!?????」

健夜「戯言をほざくなァァアァァァアァアァァアッ!!!!」

はやり「今のモーションはただポーズを決めただけ☆」

はやり「その証拠にホラ!怒りがどうしようもないくらい抑えられなくなってるんじゃないかなっ☆」

健夜「!!!」

健夜「こぉぉォぉぉォォろォォぉぉしてェェェぇェやるゥゥぅぅゥゥゥぅゥッッッ!!!!」

京太郎「瑞原はやり…!てめーのスタンドをショボいって言ったこと、訂正するぜ……!!」

京太郎「すげえ…!会話している間に、既に感情の単純変換を始めていたんだなッ!!」

はやり「感心してないで、早くあの人を倒してよ〜☆」

京太郎「あ……ああ!!」
300 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 15:49:55.90 ID:Qk8BFpTt0

大沼「須賀……!」

京太郎「大沼……」

         フィードバック・フロム・ザ・フューチャー       
大沼「対局中、できる限り『予言』で予言をフィードバックできるよう伝え、援護する!」

        ソロモン
良子「私も『悪魔憑き』で天江衣の【一向聴地獄】を模倣してアシストします!」

     シャドウ・オブ・サイレンス
理沙「もう、『沈黙の影』はあの人の声帯に入り込んでる!」 プンスコ

京太郎「お前たちも……!」

大沼「須賀……分かっているとは思うが、ワシらがここまで来たのは直接的には「あの人」の導きじゃ」

京太郎「!」

大沼「これ以上は言わん……(超生物の聴力で聞き取られる恐れがあるのでな……)」

京太郎「……分かったぜ」
301 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 15:57:10.71 ID:Qk8BFpTt0

京太郎(照さんだ……!)

京太郎(照さんが幽波紋の雀士たちをここまで連れてきてくれたんだ……!)

京太郎(きっと照さんは、どこかで暗殺のチャンスを狙っているに違いない……!)

京太郎(ここまでお膳立てしてくれたんだ……)

京太郎(今度は俺が……照さんの暗殺の舞台を整えておく番だぜッ!!)

京太郎(さっき拝殿で戦っていた時の和了エネルギーは、まだ俺の波紋を帯びて空中を舞っているはずだ……)

京太郎(再び……[超新星残骸]を使えるッ!!)

京太郎(こいつらと力を合わせれば……時を止める超生物にだって、対抗できるッ!!)




〇晴絵に対する冒涜への怒りから、京太郎の精神力値が一時的に150上昇しました!

       シャドウ・オブ・サイレンス
〇野依理沙の『沈黙の影』で健夜は毎局精神力値に20ダメージ

           ソロモン
〇戒能良子の『悪魔憑き』による【一向聴地獄】で健夜の和了コンマ×0.7

    フィードバック・フロム・ザ・フューチャー
〇大沼秋一郎の『予言』で京太郎の和了判定値補正+75

           バカ・トランス
〇瑞原はやりの『単細胞変換』で健夜の[幽波紋]補正は半分になります。

          ヘル・エッジ・ロード
〇三尋木咏の『地獄の釜淵』で健夜の速度値−60
302 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 16:02:06.91 ID:Qk8BFpTt0
南二局零本場 和了判定

それぞれの対局者分のコンマ判定を行う。

麻雀力 + 和了判定コンマ +速度値補正= 和了判定値 

和了判定値が対局者の中でトップの人の和了りとなり、

素の和了判定コンマの一桁が1,3,5,7ならツモ和了り、2,4,6,8,0はロン和了りとなる。




速度値補正っていうのは、>>4で書いてある「○速度値は、高い者が和了しやすくなる。卓でトップの速度を誇る者は和了判定値+20,2番目の者は+10される。」のことです。

対局全体の流れは>>5を参照してください。


親は健夜です。

この局健夜は『世界』による補正を以下のように使用します。

・和了判定値+30×7
・精神力値に30ダメージ×2
・打点2ランクアップ×0


↓1 京太郎は[超新星残骸]を使用します。第二の効果で消耗する精神力の値を決めてください。(50以上)

↓2 京太郎の和了コンマ

↓3 健夜の和了コンマ

↓4 健夜の和了コンマその2



・[超新星残骸]:和了判定前に発動できる。
├ 対局中に引き起こした[超新星波紋爆発]による累計ダメージ分、和了判定値を上昇する。
├ 自分の精神力値を50以上消耗する事ができる。その場合は消耗した値だけ第一の効果による上昇値に加算する。
├ この局自分が和了する場合、ロン和了となる。
├ この局自分が和了する場合、打点は最低でも跳満となる。
└ 第一の効果で参照する累計ダメージは、[超新星残骸]を発動する度にリセットされる。




この和了判定と次の和了判定で全てが終わる……はずです
303 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/08(火) 16:48:11.36 ID:hroRssfb0
使う 50
304 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/08(火) 16:48:42.86 ID:hroRssfb0
305 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/08(火) 16:49:20.58 ID:hroRssfb0
306 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/08(火) 16:49:55.25 ID:hroRssfb0
307 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/08(火) 16:53:33.36 ID:7IH6WgqG0
308 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 18:20:04.43 ID:Qk8BFpTt0
南二局 零本場 親 究極生命体スコヤ

    
        麻雀力 + 和了コンマ + 速度値補正 = 和了判定値 + 和了判定値補正 =

南:京太郎  479  +   86     +   10     =    575    +  189        =  764

東:スコヤ   385  + 58×0.7≒40 +   20     =    445    +  210        = 655


【ステータス】

京太郎:麻雀力:Invincibility(479↑) 攻撃力:Mighty(180↑) 防御力:S(149↑) 速度:S(130↑) 精神力:Ultimate(257↑) 天運:S(141)

超生物スコヤ:麻雀力:Mighty(385↓) 攻撃力:M(200) 防御力:M(200) 速度:S(140↓) 精神力:M(200) 天運:M(200)


【幽波紋・スキル等】

京太郎:『 ザ・ユニバース
         宇宙   』(スタンド)の[幽波紋]で、麻雀力+229
     [小宇宙のストック:2]
     [[超新星波紋爆発]による累計ダメージ:64]

     【究極波紋法】(波紋)により攻撃力値+30 防御力値+22 速度値+22

     【アーチスト】(自動発動)の効果で常に打点コンマ+18

     【守備職人】(自動発動)の効果で防御値+20
      自分が放銃する時、和了者の攻撃値に−15して打点判定を行う。

      大沼秋一郎の『予言』で和了判定値補正+75

      瑞原はやりの『単細胞変換』で健夜の[幽波紋]補正は半分になる。

      戒能良子の『悪魔憑き』による【一向聴地獄】で健夜の和了コンマ×0.7

      三尋木咏の『地獄の釜淵』で健夜の速度値−60

      野依理沙の『沈黙の影』で健夜は毎局精神力値に20ダメージ


超生物スコヤ:『  ザ・ワールド
             世界  』(スタンド)の[幽波紋]で、麻雀力+200÷2=+100
         ・[時の支配]:発動時、以下の効果を9つまで選択できる。効果は累積する。
         ├ 手牌と山牌を1秒につき1枚入れ替える。和了判定値+30
         ├ 他家1人を選択し、1秒につき1回だけ対象を攻撃し、精神力値に30ダメージを与える。
         ├ 新ドラ表示牌を1秒につき1枚だけ変更できる。和了時、打点は2ランクアップする。
         └ 止まった時の中を動けない者に、攻撃を受けない。

         《光の流法》(モード)

        ・[輝彩滑刀]:スタンド和了攻撃によるダメージを4倍にする。

         【位相支配】(オカルト・任意発動)
        ・和了判定を2回行うことができる。



京太郎のロン和了!打点コンマ↓1
309 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/08(火) 18:24:36.28 ID:ZdoTFjFq0
トドメ
310 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 18:28:04.99 ID:Qk8BFpTt0
【点数計算表】:SSランク版


打点判定値    点数   子         親

01〜02       1000 300・500    1500・500オール
03〜09       2000 500・1000   2900・1300オール
10〜16       3900 1000・2000   5800・2000オール
17〜23       5200 1300・2600   7700・2600オール
24〜32       7700 2000・3900   11600・3900オール
33〜50   満貫 8000 2000・4000  12000・4000オール
51〜66   跳満 12000 3000・6000  18000・6000オール
67〜80   倍満 16000 4000・8000  24000・8000オール
81〜91 三倍満  24000 6000・12000 36000・12000オール
92〜  数え役満 32000 8000・16000 48000・16000オール

素の打点コンマ

11,33,55,77 倍満  16000 4000・8000  24000・8000オール

22,44,66,88 三倍満 24000 6000・12000 36000・12000オール

00,99    役満  32000 8000・16000 48000・16000オール



コンマ28より7700ですが、[超新星残骸]の効果で跳満
311 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/01/08(火) 18:29:47.39 ID:7IH6WgqG0
京太郎の現在の攻撃翌力はMランクのはずじゃ
312 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 18:36:43.48 ID:Qk8BFpTt0
南二局 零本場 親 スコヤ


健夜「NUOHHHHHHHHHHHHHH!!!!!」

健夜「強者に付き従うことしかできないクソカスの分際でッ!!!!」

健夜「この健夜に目をかけてもらった恩を忘れおってェェぇぇぇェェェぇェッ!!!!!」

健夜「死刑だッッ!!!京太郎よりも先にッ!!お前たちを八つ裂きにしてくれるわッ!!!」

大沼「……!」 キィィィィィン

大沼『須賀…!あの方はこれより14秒後にザ・ワールドを発動する!15秒後には、ワシ、野依、戒能、瑞原、三尋木の全員がやられておるッ!!!』

京太郎「!」


大沼は健夜には聞こえないようにスタンド越しに京太郎に話しかけ、恐ろしい『予言』の未来を伝えたッ!!!


大沼『これより14秒以内にお主は聴牌し、時の止まった世界であの方を迎撃する手筈を整えねばならないッ!!!』

京太郎「なっ、なにィ〜〜〜!!」
313 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 18:37:50.72 ID:Qk8BFpTt0
>>311
あ……間違えました
どっちみち跳満なので許してください!
314 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 18:46:53.42 ID:Qk8BFpTt0

京太郎「そ…そいつはムチャってもんだぜ……と、言いたいところだが」

京太郎「次に大沼…アンタは「ムチャでもムリでもやるしかないわッ!このタワケが!」と言う」

大沼『ムチャでもムリでもやるしかないわッ!このタワケが!……ハッ!!』

京太郎「そうだ…!その通りさ…この旅は無理なことばかりしてきた旅だった…」

京太郎「無理だとか無駄だとか言う言葉は聞き飽きたし……俺たちには関係ねえ」

京太郎「14秒と言ったな……それだけあれば十分だ」

京太郎「止まった時の中で奴を迎え撃つ準備はできるし、聴牌もできるッ!!」 カシッ タンッ

大沼『おお……できるのかッ!』

京太郎「今の俺に……無駄ヅモはないと思ってもらっていい」 カシッ タンッ

大沼『カカカ…!頼もしいわい……!』

大沼『任せたぞ……須賀!!』

京太郎「ああ……てめーの『予言』……きっちり未来にフィードバックさせてもらうぜ」 カシッ タンッ

京太郎(これで……聴牌ッ!!)
315 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 18:55:11.42 ID:Qk8BFpTt0

そして……14秒が経過ッ!!


健夜「よォしッ!!聴牌だッ!!!」 カシッ タァン

健夜「これで私が下等なゲロカスどもをブチのめしている最中に京太郎!貴様が和了れるということもないッ!!」

咏「……来るぜッ!!なるべく遠くに逃げろッ!!」

はやり「はや〜!」

良子「一向聴地獄で……少しは足止めできましたかね?どうやらここまでのようですが……」

健夜「無駄だ!!逃がしはせんッ!!!」

   ザ・ワールド
健夜「『世界』!!!!!時よォッ!!!!止まれェェェェェィィィッ!!!!」




                            r────‐┐
                            |          |
                                 | ,ィttx  ,ィtx|
                              /ヾソY_} {_Yヾヘ
                               ,'ミ/ ,ィ─‐‐ミ、 )ニ)
                     , -''゙ ̄ ヽ、乂V::..   ..:::}ゝ,イ , ─ミ
                    //> ァ''"´ ̄`ヽ:::、 } { :::V´ ̄ ̄ 、`ヽヽ
                    |〈   |       | `¨¨¨´. |      | \',ノ
                    , =- ヘ 〉´.|       |.     |.       |\ 〉
               /,ィ''" ̄ ',ヘ__|        |\__./|.       |  /== 、
              //:::::     ',/. |.      |  `Y´ .|.       |ヽ/   `ヾ'、
              ‖:::::.....    ハ〉‐|.       |.   ||  |      | /:     ::ヘ',
              /ア⌒> 、...::::::ハ/ |.       |.   ||  |      |/::::::......:::>=、:}}
                /'   ‖ `YV ',〉.l.       l.   ||   |       |≠::::::/ ヾ  ヽ
               , 乂 イ    八: : ',. |.       |  ||.  |.     |イ  ア!    ',、   ',
            /! /   |.  / ', : : ', -=====-''   ||   `-====-'':: : :/ ‘, ..::::⌒ヾ. ',
.       / ̄7イ/ /   .:人:::ノ  ∧: : :',、__ノ|::. / || \.:|、____ノ| : :/   ヘ::::::::{   ',:::',
      〈::::::/≠}...人.::::,イ ,イ.    ‘,:::'(    )|イ   ||.   |(.    )|::,イ    \ ゝ ハ::::',__
       ,∨ミ\ \ニ=- イ       >、廴二_.)|  ..::||::.... |(二二)':イ       }ヽ. V __ィ'::,=ミ、
.        {  i──< ::::,イ            ハ___ノ!:::::::::::||:::::::|(__):ハ     人  ,イ::::(⌒:::::::)
      |夂_V / ...::::Y:::〉        /:::〈   )´  ::||::  |(__〉:....',      {ニニ乂::ゝ、:::/




ブゥーン……チッチッチッチッ
316 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 18:58:16.48 ID:Qk8BFpTt0

健夜「フ、フフ……」

健夜「さて……裏切り者には死を……ッ!!!」

健夜「処刑の時間だッ!!!」

健夜「まずは理沙……貴様からだ」

健夜「貴様のゲロ以下の下衆なスタンドが私の喉に入り込んでいて、さっきから喋ると痛くて仕方がないんでな……」

健夜「死ねィッ!!」


                 _
                 / / \
                rー/ /   ヽ
.       /⌒ヽ _r‐x. \>x.  ト,:〉
.       |`¨// /二ヽ/  :i |::{`V
.       |. :イ⌒ヽ -‐∨ i | ∧レ'、.__  __ _
      x―-- 、-‐ヘ二ニ/⌒ヘ、:ハ⌒',  ヽ┐ :}    ーrr‐- 、
    /:┐ ⌒ ー⌒l:i-く\__.ハ }-‐}< Y_j_   -‐' ヒ:くヽj}
.   /ヽ: .:|  「¨{  . : |」ィ'ー-=ニン l―厂¨´        ` ¨'′
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.  ヽ>―` ゝ-<∨_}=__{_丿7^爪./
          Τ>ミx|_}-{‐lrヘ
            八{: . Y二}Τ}-}
              ヽ___{--{_jヲ┐
               ト..エエエ/ {_//ヽ__
               λ:/.:〃ニ(〇)=ニ}:: .\
              .::八 {∨/爪\/  : .\
                {. : ` イ` ーrく : : .  丶\
              ノハ . : :/    \: .  \: .  ヽ.xヘ、
         /ヽ<ノヽ/     ` ー- : .`. ◎:|:.\\
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     {__  /フ                        、 ノ八:、
    /`ーヽ>′                    く   ヽ:.
     {`ー/                         ヽ. : . :.
    `¨                          : :  l \
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                                ヽ:◎:イ7>rー-イ/}
                                     |___|' /__|_j__レ/
                                 ‘ー一'⌒¨¨¨¨´
317 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 19:02:46.31 ID:Qk8BFpTt0

理沙「……」


理沙は腹部を貫かれたッ!!

しかし止まった時の中では血は流れ出ず、理沙は自分がやられたことにさえ気づけていないッ!!


健夜「フン……1秒経過」

健夜「次は大沼……貴様だ」

大沼「……」

健夜「貴様の『予言』は味方としては心強かったし……私の勢力を拡大する上での功績も大きかったが」

健夜「最後に……身の振り方を間違えたなッ!!!」


ズボッ!!


大沼もまた、その腹部をザ・ワールドの拳に貫かれてしまうッ!!



健夜「ハハハ……!自らの死までは『予言』していなかったのかァ!?大沼ァッ!!」

健夜「これで……2秒経過」
318 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 19:06:38.80 ID:Qk8BFpTt0

健夜「次は良子……お前だ」

健夜「この私のオカルト……【位相支配】まで与えてやって、刺客として送り込んだのに……」

健夜「結局京太郎の奴を倒せずに終わるどころか……懐柔されて裏切るとはなッ!!!」

健夜「とんだ期待外れもいいところだ……この若輩がッ!!!」




                                            , ‐ァ= 、
                                      _.r―‐=ニ二:「l¨{`ーくjj}
                                _ /:/⌒:.⌒ヽ . :>┘⌒¨´
                             .  ´/⌒:. .乂_ノヽ }/
                           /  . : 乂_ノ.::>::l  ̄ ̄ ̄|、
                              { . : :/ ̄>く/⌒l:.     'lハ
                            ` ー/-ミ/  -‐ヽ((| \  / |∧
                               {.:xァ:ヽ_. -‐ ',`:. ェxYxァ八 〉
                            / / : ∧: -― :.i∧`士7}:-‐〉
                               〈>ァ⌒:.∧__ -:}`¨`<:フ j-‐ノ
                           / }: :.ヽ_}: {--―{  .}:. _ノ./
                            {_//   ヽ|、_ ノ>'─r ´
                              _r/ //7  八>‐く:x=ニ三┐
                             / 八〈〈_{ /:爪__ノフ――:{\
                         / xヘ./ ̄「> \_ユ二二フ /ハ
                         {__,/.::::: . : `|ミ((^^)ー<:\/__ノ
                        /  . : .: : : :八(⌒⌒).:/ .:  :.ヽ
                          / .: . : .: : :/:/  \_xく¨.: : :  : :.
                          // . : .: : /. ′       \:\  :l :i
                      // .;、 ://            ヽ   「l_|_
                  ___ ,.、◎_/:/. : : ′           て:」┴'
               xく   / }下ミメ.:/
        ィ=x___ /  ≧彡 ./::|ィニミー}
       </◎__彡'´. : : : >ァ_:l/__ノ
   / \ヽ\_ . :> " ̄¨¨¨´
  /`ーくヽ>'⌒ー<
  | . :/´
  `¨


良子に対する健夜の失望、そしてその怒りは大きかったッ!!

怒りに比例するかのようにザ・ワールドは良子の横っ面を2度も殴りつけ、腹を突き破って蹴飛ばしたッ!!!



健夜「3秒経過……」
319 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 19:13:32.92 ID:Qk8BFpTt0

健夜「次ははやりィ……貴様だッ!!!」

はやり「……」

健夜「気色の悪いスタンドをしおって……おかげでさっきから時間停止が不安定だ……!」

健夜「究極生物になった直後は9秒停止できたのに、今はお前のせいで6秒と持ちそうにない……!」

健夜「とりあえずお前を殺し……6秒経過したところで時間停止を解除!一呼吸おいてからまたザ・ワールドを発動するとするか…」

健夜「まずは……死ねィッ!!!」




                           ____
               __            /⌒ヽ   . : ヽ____
      ,r;―,ヘ __ . -< . ::⌒>‐ヘ、   乂__ノ . ::/⌒ヽ : : : : ヽ
.     (|{二し^)ミ. . . : : : : : }.:/ . {:::>‐|¨ ̄ ̄ ̄:|ミx乂__ノ   . : : : ノ
.     (|{二ニ) 〉}},ニ=- : :.:/⌒ヽ_7ヽ:l:.     '|-く\>―‐-、<
     ゞー一′  ̄ ̄ ̄¨ 、 /ー/ .:|\  イ:|:⌒¨/  ̄¨\∧::}
                     \j :{` ー-|上xYzァ:|ノ /:{  ̄¨ ヽ/ヽ\
                     \|`ー八`ト↓イ ハ/:/:¨ ̄¨. : :'⌒\ヽ
                      {ー-::∧{〔__〕j∧{.:{ ̄¨  ー:{.:  : :ヽ __
                      ∨‐-ヘ:ヽ(^^)'__彡{ー-  __:|:   . : /¨¨  ミメ  -‐:  、
                      ∨、__:';:. ¨ :{  :| ___ . :人: ._:/、      /   : :xヘ\
                        \‐-\_ ::.、 :|、__.:{.::/::∧\: : . r―rォ=ァ…く : ヽ〉:/
                          `¨¨¨`ー‐rへ∨__l:/.::八:ヽ.::::ーl二(_〉:{{ @}、. : /
                           / rヘ \_ノ彡'./__}.:'⌒:.`r‐(_〉乂ツノ¨
                             { ∨ヽ`ニニ彡イ.:⌒´ __.::|  ̄¨¨¨ ̄
                            l  ∨^ヽフ才  . : : : /\ヽ
                                  .: `/´ .   . : : :/―-ミ}
                               _ ∨ / :/  .: : : :/{ -―/
                           〈/\/. :/  . ::/: :/八_彡′
                              \/ .: . :/ : : / . : : :ヽ
                                . ′ .:/  . : /. : : ノ∨
                           /  /7  . : : /:>ヘニ/
                             ,.イ:(^^)/ . : : : :/   `



瑞原はやりもまた、腹部を貫かれて蹴飛ばされる!!

オマケの戯れとして、バカ・トランスも同様の仕打ちを受けてしまうッ!!!



健夜「4秒……」

健夜「フン……怒り以外の感情が湧いてきた……『単細胞変換』の効力が切れたか」
320 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 19:19:50.47 ID:Qk8BFpTt0

健夜「次は咏……お前だ」

健夜「お前は左腕として期待と信頼を懸けていたというのに……最後には私の手で始末しなければいけないとはなァ」

健夜「残念だよ…!全くなァ!」

咏「……」

健夜「……ム!」

健夜「こいつ……怒りに我を忘れていたせいでこの健夜の視力でも気が付かなかったが……全身の水分を絶対零度付近まで冷やして凍らせて防御しているな?」

健夜「だが……」




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    γ'X`ヽ、         \       :::::... /
   / />-y´>、      ..::::>、          ..:: /
-―''´、/i   i  ヽ >、 :::..      iゝ、      /
    Vi   |   l  フ\     K(::入    /    このザ・ワールドのパワーの前では……貧弱貧弱ゥ!!
   t──-´`ー´`''´  |\     \/  ./
 .....::::、     |        |.  \    ´  ./
    \  ノ:\     `   \     /
  :::......::. \//::::::\   i   -=-、ヽ、/
        ヽ:::::::::::.\  |  ヽ て´
:::...:.       \:::::...:.::\\   /┐
/ /  r────‐\/ ̄\\i ./
| |  \       \   \_/
321 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 19:22:00.86 ID:Qk8BFpTt0
    。: .゚:. 。* o・・ 。: .゚     ∵ ゚∵:  o・:゚゚              _,,_
    。o .゚ :.   。         /ヽ       :゚。 ゚ ・o゚ ・         /i,,/i、
   。 ゚: .゚ ・  。 *  //i  /i、 ヽ/   i\  ∴ 。o .゚ :.    ,-. .ィ''└'"
  :゚。 ゚ ・o゚ ・ 。:  / //  /  `i、    i、\ ∴ 。o .゚ :.   ,l゙ ,i´ ヽ.ヽ
   。 o・    :゚゚ /  N/  〉    i、    i、 \゚ ・ 。: .゚:. 。丿丿   ヽ ゙l
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    。゚: ゚∴.   \ `W   i  `-√|    i\_/ |。 :゚。 ゚ ・o゚ ・            ,l |
        ・ 。:.   `--'   \  .〉 | .i\‐-' /  |    。 o・    :       ,! L.-ヾ
 ゚ ・   。゚ ・ 。    /\    \|/  \i`‐-'  /∴ 。 o・ :゚゚ 。       ,.-'´  _, - '_
∵ ゚∵:  o・:゚゚     |\ /i         `-√`-'    。゚: ゚∴         |_,.- '´| L-'´_|
     。゚:゚ ∴     |  `i |    /\/`‐-'`i           ・ 。: _       ,.-'´  ,.-'"
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゚ ・ 。: .゚:. 。*    |/`    |  >-'i´  √`-,     。゚:゚ ∴           |,i   / r´
 ∴ 。o .゚ :.   .         | /  |   |  |   。: .゚:.。 o            く/Ll
o・ 。 ゚: .゚ ・  。 /`i´|     | /`W'-'   '| ./ _゚ ・ 。: .゚:.        __     _
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咏の身体はッ!一振りの拳で粉々に打ち砕かれてしまうッ!!!


健夜「フ……フフハハハハハハハハ!!!!!」

健夜「裏切り者全員に死刑を執行してやったぞッ!!」

健夜「5秒経過……!!」
322 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 19:26:00.47 ID:Qk8BFpTt0

京太郎「……おい!」

健夜「!!」

京太郎「頭に血が上り過ぎてよォ〜……忘れちゃいけないこの俺の存在まで忘れちまってたんじゃあねえのかッ!!?」

健夜「……なるほど……迂闊だったな……」

健夜「そうだった…!」

健夜「貴様の意識も既に……この止まった時の世界に入門してきているのだったなァ……京太郎ォォ!!」

京太郎「フン……そんな大事なことまで頭から吹っ飛んじまってるとはな」

京太郎「瑞原はやりのバカ・トランス……流石と言うべきか」
323 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 19:34:21.03 ID:Qk8BFpTt0

健夜「だが……瑞原はやりを殺したことでッ!!私のスタンドパワーも戻ったッ!!」

健夜「まだまだパワーを感じるゥッ!!」

健夜「あと1秒で時間停止を解除しなくてはいけないかと思っていたが……どうやらまだまだ時を止めていられるぞォッ!!京太郎ォォ!!!」

京太郎「……」

健夜「裏切り者に死の鉄槌を下しッ!!」

健夜「お前の下に垂れてきた蜘蛛の糸もプチンと切れてしまったなァ〜〜〜〜!!!」

健夜「ンッン〜♪実に清々しい気分だ!歌でもひとつ歌いたいようないぃ〜い気分だッ!!!」

健夜「感情が豊かってのはいいなァ、京太郎ォォ!!」

健夜「6秒経過ッ!!」
324 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 19:44:22.85 ID:Qk8BFpTt0

京太郎「……!」

健夜「おっと……!驚いた顔をしているなァ!!京太郎ォォ!!」

健夜「そうだよなァ〜……南一局の時は意識がまだ止まった時の中に入門してなかったもんなァ〜」

京太郎「お前…!5秒ほどしか……時を止めていられないんじゃ……!!」

健夜「違うねッ!!超生物と成りて……!!究極の力を手にした私はッ!!!」

健夜「5秒どころか……9秒は時を止めていられるのだッ!!」

京太郎「……」

健夜「さァ!!あと3秒残っているッ!!」

健夜「まずはこの局の和了を確定してッ!!その後お前の関節部位以外のどこかテキトーなところをスタンドで攻撃してやるッ!!」

健夜「乳首なんかはどうだッ!?男の乳首ってのは本当に無意味に存在だそうだからなァァァァ!!!!」

健夜「止まった時の世界に入門されても何にも恐ろしくないからなァッ!!!」

京太郎「……小鍛治健夜!」

京太郎「テメーは俺の意識が止まった時の中でハッキリしているという事実を……舐めすぎたなッ!!」

健夜「なにィ……?」
325 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 19:50:30.58 ID:Qk8BFpTt0

健夜「どういう意味だ……?」

京太郎「周りをよォ〜く見てみるんだな……部下の裏切りしか見えてなかった哀れな上司さんよォ」

健夜「!!!」



ほんの微小な物体が空中に舞っているだけだが……究極生命体たる健夜の視力では見えたッ!!!

冷静さを取り戻した健夜が見たもの……!

それは……四方八方を取り囲む超新星残骸……!!!!



                           、._
                        ー-、..,,_``''ー-、..,、._
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  `       `    ` kij `:、          `   `     `
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        ii`ヽ..;.;.;.;.;;.;..;.;.;;.;;.;.;;.;.;.;.;li  .;"   `      |;:;:;:;:;:;:;:| :       `
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   `          ヽ;;...;.;.;;.;l" .:'l                  ,. ‐'''""´   `
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            ~``''''"´ `          ,,,‐'"  `      `
            `'、..,、._..,,,      `  ,.‐.''´
  `   `    `''ー-、..,,,i;:;:;j:、   ,.‐''"´`      `            `    ` ,
         `        :'  ‐''"´
326 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/01/08(火) 19:55:29.67 ID:7IH6WgqG0
一秒間にどれだけ喋るんだよ
327 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 19:59:41.48 ID:Qk8BFpTt0

健夜「ま……マズいッ!!」

京太郎「あと3秒後……時が動き出したその瞬間」

京太郎「テメーがどこに逃げようと……俺はそこに向けて30000km/hで[超新星残骸]を飛ばすぜ……!」

京太郎「意識があり……静止した時の中で起きることが認識できる以上…!テメーの逃げ道はしっかりと分かるんだからよォ〜ッ!!!!」

京太郎「さぁ……どこに逃げるッ!!」

京太郎「東か?南か?西か?北か?それとも空高くに逃げるのかッ?!」

健夜「っ……!!!この健夜を侮るなよッ!!!」

健夜「答えは……下だァァーーーーーーーーーーーーーーッッ!!!!!」

京太郎「!」


         /7/丁
    / ̄///厶イ
   // ./
  }// /
   /  V
  ./ ハ ∨
  |./  \V
           |YT
    /7/ ̄|レレ
    ./  /} l
   |__/__/ /
      ムイ ./
     / /
    ./イ「Y7
    __/ |レレ
  ./ /} |
  |_/__//
   ム /
    |/
    ∧∧
  ./7イV∨
  |_/7 /
   7 /
   レ'




健夜はその両腕を螻蛄の前脚に変化させ、猛スピードで地面を掘りぬいていったッ!!!
328 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 20:00:55.75 ID:Qk8BFpTt0

本殿の床には!

霧島神境の地面の遥か下まで続く……ドデカイ穴がブチ開けられたッ!!!



      .ヽ  ...l .l       ,!   \   l三L  .r|    iゞ   .!  ./  ./ i′       ,./     ., -'''″
-、、     ヽ  " ヽ.      !     \  .!三l /│  ./    │ ./   ./ /       ./  _,、,/
  `''-..、   .!'、、  .\    /         ヽ.,!三三三} ,i、/     l‐l゙  ,ノン゛      ,,/,..-‐' /
、    `''、, .l  \   ヽ  │           l゙三三三| / . l′   ./ .! シ´       ./    /
. ゙''-、    .\.l   .`'-、.ヽ. !        /.三三三|/  .l    ,l lン゛      . /    /
   `''-、.   ..゙!、     ゙ゝゝ         /三三三三 !、  l   ./ | ."     . /     ./        ... -ー''',゙
      . l    ヽ      ト、、    /三三三三三 l. !!  ./ ;;l゙     .,,./       ./      , / _..-'"´
       .l    ヽ    ..l三゙''-、__/三三三三三三 ∨} / 三|   .,ン/'゙    .,/;∨  ー―ー'、,..-'″
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     ,/゛ .`./     /     ./       / .!     .!   ヽ       .ヽ      ヽ  .|'-
329 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 20:06:08.63 ID:Qk8BFpTt0

京太郎(しまった……ッ!!)

京太郎(3秒もあればヤツは、地中のかなり奥深くまで逃げ込んでしまうッ!!!)

京太郎(それでは流石の超新星残骸の威力も、大幅に削られてしまって意味を成さないッ!!)



―地中―


健夜「7秒経過……!」 ズダダダダダダダダダダダダダダダダ

健夜「8秒経過……!」 ズダダダダダダダダダダダダダダダダ

健夜「9秒経過……!」 ズダダダダダダダダダダダダダダダダ

健夜「ククク…!意識さえ止まった時の中に入門してくれば……後は超新星残骸でなんとかなると思ったのだろうが……計算が外れたなァ〜〜〜!!!!」
330 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 20:09:52.34 ID:Qk8BFpTt0

健夜「9秒…!時を止めていられるのは今は9秒が限界のようだ……!」

健夜「そして時は動き出す……!!」


ブゥーン……


時が動き出すと同時に、京太郎が密かに移動させてきた超新星残骸も動き始めるッ!!

しかし標的を失ってしまった今、已む無く地面に突き刺す他なかったッ!!



                                  _..-'    _..-'"゛     _..-''"
                              -'"   .'" ._..-'"゛     ._ / ´           , ‐ ._... ._..-‐
                        ,..-   .-'"  _,,,,, ‐'"       ./        、  ._... _、  _..-'"゛
                      _,   .,.. ‐'く..-'"..″            ,..r'"       . ‐'´  ‘  .,゙..-ー'″   _..-'
              , 、 _/゛ ゙'"゛        ,..y    _..-'"             ,,-..-'゙''''″  ,, ->  ,,ノ゛  ‐
         ,  ,..-'"  .´    ..-''''',  .iニ>     , / ., ._.       /ヽ '"    =ニ′ ゙"゛  .''> _..-'
        / `゙´  _.. --、__ '―ー'゛          <、          ,./ , --、_ x=ー ″ _/´.,.
      ./''"  .,r'"゛ _..".r   `'‐.、  く....‐゙     /           /゛  l__∠. へ、l二ノ . /   '"
     /    .ノ  .‐" /___,, -'",`';         _ /  "       | ./ .,l_/  /   i″  .‐"
    .,i'"  .,, - ̄ ̄/´  、./   .... ''./     ./  ‐'"            ヽ,`゙''"ーく..ア" , ー/._、
    ,!  ./   - .' /  . -'" /ー_-''!゙     .,〉 .''"            `ー ___-'"
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   .!   .l ¬''‐   ,ニ-ー ̄ ̄ー/   /             _ / _..-'"
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          _. .-'"  .´ .`.,,, ._..-''ー'"  . /           ,..- _. / ‘  '"゛ _..-'"  ._.. ―j   / .,..-
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  ./ .`″  .,i――‐. ../゛ . / く'"  / _.    ..ヽ_ ‐″_____/゛.,i`゙> !   ./ ./ /  /   ./.,./
  !  .|゙ ゙̄/゙ . ‐ ._..!..―‐"   ./ ッ‐    . /     /    ./  .!  .,/ .,! .! .'''"./  ゙゙゙´   フ". '"
  .!  .l/'ゝ ./ /  .〉...--、   .,ゝ      ./     /    '"/‐_ノ.,.'´_ニ./ '-  ゙̄´       /   .,゛
 l  ./  .._ノ / `゙/./  /  /  `   .,,、./    / ̄ ̄\「 ̄<″.,i l   、 ,、,!  / ̄\   !';;> ,
 .ヽ ., ̄| /.l / ;,゙] `゙"./ ,、ヾ    l    ./   .゛   !  ..l ."ノ    ゙″.! .i′ ._,,./   ./´ .-
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331 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 20:12:21.63 ID:Qk8BFpTt0

―地上―


京太郎「っ……!!」

京太郎「クソォッ!!」 ダン

京太郎(虎の子の超新星残骸が……無駄打ちに終わってしまったッ!!)

                           、 、、
京太郎(あれ以上滞空させていては波紋がとんでしまうから已む無く地面にブチ当てたが……ヤツには恐らく当たってねえッ!!!!)
332 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 20:14:38.88 ID:Qk8BFpTt0

―地中―


ドドドドドドドドドドドドド!!!!!


隕石が地面に直撃したかのような凄まじい音が地中にも鳴り響くッ!!!


健夜「フフ……どうやら、仕方なく地面に向かって超新星残骸を撃ったらしいなァ……京太郎ォォ!!」

健夜「しかし……この健夜の被弾はゼロだッ!!」

健夜「この地中深くまで飛んできた残骸は1つもないッ!!!」
333 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 20:21:36.28 ID:Qk8BFpTt0

健夜「この健夜をこの地中まで追跡してこれたのなら良かったがなァ……」

健夜「ただの人間に過ぎない京太郎に……わずか3秒の時間でこの地下30メートルの地点にまで到達する力はないから不可能な話だが……」

健夜「フフフ……そろそろ奴に最後のトドメを刺しに戻ってやるとするか…!」

健夜「誰にも看取ってもらえない…!たった一人の……孤独な死をプレゼントしてやるッ!!!」

健夜「もはや……奴には、1人の仲間も残されちゃあいないのだからなッ!!!!!」




          /: : : : : : : : : : : : : : : \
          ,.' : : : : : : : : : : : : : : : : : : : \
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.       /: : ヽ:ヽ 、:::Χ::::::、::::. : :!¨ヽ:::::: : : : : : : : 、:ヽ
      /: : : ::\、:. /`ΧV::',::::::::「  }:.:.:.:. : : : : : : ::\\
.      . : : /: : :::ヽ/ヽ代J}ヽN::::::!) /::.:.:.::.:.: : : : : : : : ヽ
     /: ; イ: ハ: : ::::\__ `'   V:! 「:::::!:::::!::::::ヽ: ヽ: : }ヽ}
      // |/ .V: ::::::〉 `      リ .|::::/!::::ハ:::::} ハ } \! ヽ      ……ここにいるッ
.    /   |  V: :::ト、  ,_ァ   / ´ ̄¨|::√}::::厂 }!、 j
           V::/ `i:r- 、 j  .::. !/`、|:/    >、
.              V   j!  }::「!  :::l /  /\       `>、
                 j:ハ l ::::l     ::ヽ     ::...  ≧x
                   /y ::::!      ::::::〉、    :::>:::7/
                      /=l  :::    ,_...::::::/::::} /´ V:::/
                     〃 {      /=≦ム://'    ∨
                _ ,小   `ー―.v´  >'"¨∨/
             x:´ : : :/::ハ     ::::Lヘ´    'i
          /: : : : /::/ ,    ::::::::::::,     ,
.          /: : : : ;イ: ::::/ く `    ::::::::::,      ,
         l: : ::/ |: :::/   }`      ::::::::}       !
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         l :/   l:/   /     :. ::::::::::::::,       !
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                  〃  :::::::::::::::::::::::::::,’     {





健夜「ッ!!!!!?????」
334 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/01/08(火) 20:23:10.53 ID:7IH6WgqG0
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
335 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 20:29:47.77 ID:Qk8BFpTt0

健夜「な…!なぜ……ッ!!!!????」

健夜「宮永照ッ!!!!なぜお前がここにいるのだッ!!!!!」

照「貴女を討ち滅ぼすため……!」 キュルキュルキュルキュルキュルキュル

健夜「な……!!」

照「全ては私の読んでいた通りに進んだ……!」 キュルキュルキュルキュルキュルキュル

照「いや……進めてくれた……!京ちゃんがね……!!」 キュルキュルキュルキュルキュルキュル

健夜「ず…ずっと…!この私を欺いて……ッ!??!?」

照「そう…!この時のために……ずっとッ!!」 キュルキュルキュルキュルキュルキュル

         モード
照「風の最終流法……渾楔颯の準備は既に完了している……!!」 キュルキュルキュルキュルキュルキュル

健夜「!!」
336 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 20:39:12.54 ID:Qk8BFpTt0

照「………」 キュルキュルキュルキュルキュルキュル

健夜「最終流法……!?ま…まさか…!」


見れば、地中だというのに照の周囲には広い個室のような空間が出来上がり、その中を吹き荒ぶ風は照の胸の管に吸い込まれてゆくッ!!


健夜(み…宮永照の最終流法……渾楔颯!)

健夜(姿を透明にするとき使う管から逆に膨大な量の風を取り込み肺の中で超圧縮させる……!)

健夜(そして角の先端部にあるカミソリのような極限に狭い隙間から超高圧で吹き出す……言わば「烈風のメス」!!)

健夜(しかし!風の高速圧縮に伴う摩擦や熱はいくら柱の一族の強靭な肉体と言えど……!!)

健夜「やめろ!宮永照ッ!!それだけはやめるのだッ!!」

健夜「産みの親を殺すほど私を信奉していたではないかッ!!正気に戻れッ!!!お前自身もただではすまんぞッ!!!」

照「こうやって…暗殺の可能性を1%も考慮しないほど信用されるために……ずっと堪えていたッ!!!」
337 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/01/08(火) 20:40:55.97 ID:7IH6WgqG0
あの髪型は武器なのか
338 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 20:43:01.37 ID:Qk8BFpTt0
照「それを今……全て解き放つッ!!」

健夜(マズい…!本気だッ!!)

健夜(時が動き出して間もない…!ザ・ワールドはもう1呼吸置かないと使えんッ!!!!)




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    {{   '"´   -=‐、、 ノミx  \  ///へへ\,,,,,, ノ  >しイしィ         ///
   八     / ,、==ミヘ:::::::\   //  //  ,,:::'''// ,,,,,...::::''''ヽ\       ///
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339 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 20:47:09.89 ID:Qk8BFpTt0
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健夜「NWUYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY!!!!!!!」
340 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 20:58:19.16 ID:Qk8BFpTt0

照の決死の最終流法、渾楔颯ッ!!!

宮永姉妹に共通する角状の髪型が柱の一族の触角として変化したそれから放たれる烈風のメス!!

烈風の剣は健夜の口内を貫通して脳天まで突き抜けたッ!!!



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                                                        ∨     /:i:i/^' ┘
                                                                └ '
     ./ /   ./  ./ /   ./   ./                            
   ././   ./  ./ /   ./   ./
  ,/./   ./  ././  ./   ./                              、
./ ./   ./  ./ /   ./   ./                          _/ /
/   /  ././  ./   /                           ..'". /
   ./  ././  ./   ./                           / /
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  ,/   /                     ,,、.r'"ニ..~' ,//'i./                     /./
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   /                    r'"'''''ヘi .|. l゙  `'‐.,-ン゛ .'i.广                     / ,/   .
 ./              _,,,,,ir'"゙゙゙'''-ミ¨゙''‐ミ、゙'′ .,-ン'′./、-'"                  / /    ./
‐゛            _ l゛ 、,,,゙'  : -、゛    ., ツ'./ .: '|ル                     / /   /
 ...-. 、..,,,,、 _.. --....,,゙.''"゙'‐ ' ._.`‐   `-  ,, |./   ゙`v.,./ l!                   / /    ./
...,,,,._,   / : −-....,,,,_` \    、`''-. ゙' ,./'" ヽ  ゙ト、.l  ./                  / ,/   /    ./
    .``'''ー-,,,     .`゙''-,,゙'-  .`'-  ,,;; \ 、   l. ' |,               / ,/   /    ././
ヽー ,, ,,,、   .`    ヽ...、 ./、,   ,ir!′  ヽ. l   : .! .l                / ,/   /    ././
    .`''.`''ー、、      `'' llミ′,r″ .\  .! . l  >‐ .|              / ./   /    /./   /
 .―ヽ..,,,  `''- \        ゙'.'″ .ヽ  .ヽ │ !  .: . /          / ,/   /    ././   ./
      ゙''-、 .`ll|lx \       .\  ヽ ム, ''゛ 丿 ,/           / /    ./    ././   ./  /
 `''-、=@  \ ゙ヽ  ヽ \    ヽ  ! .゙/h、'´ .″            / /    ./    ././   ./  /
    ゙' | \   .\ \  .ヽ. ..ヽ.   ゙‐ .l l "              / ./   /    /./   /  ,/   .、
     `ル゙''x,,  .\ .\  .\ ゙li、  .、 .' l              / ./   /    /./   /  ,/   .,,‐./
、      `‐ .`.li、 ヽ ヽ  ` li、 ゙ミ、  .ヽ .|         / /    ./    ././   ./  /    ,,‐/ ,,
. \         \    ヽ  .゙.l‐ ゙lヽ  l. ゛       / /    ./    ././   ./  /    ,,‐/ ./
  `-         ヽ,   ヽ  ヽ ...l.ヽ ..l,      ./ ./   /    /./   /  ,/   .,,‐/ ./
341 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 21:04:22.43 ID:Qk8BFpTt0

健夜「GYAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!!!!!」

健夜「く……今だッ!!!」

照「!!」

照「無駄……!口から入って頭まで突き抜けた渾楔颯から逃れるには、頭を上下左右いずれかに動かす必要がある……!」

照「時を止めても……!脳組織は必ずグチャグチャに破壊されるッ!!!」

健夜「黙れぇぇェェぇええェぇぇェェェぇッッ!!!」

   ザ・ワールド
健夜「『世界』!!!!!止まれェぇぇェェぇぇぇェィィぃィッ!!!!時よォォぉぉォォぉォオォぉオオォぉぉぉォオッッ!!!!」




ブゥーン……チッチッチッチッ
342 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 21:13:30.99 ID:Qk8BFpTt0

健夜「……ハァ…!ハァ…!ハァ…!」

健夜「ぐ……」 グイッ


健夜は左方向に頭を動かして渾楔颯の刃を頭から抜こうと試みたが……


健夜「ぐッ!!」 グチュッ

健夜「み、宮永照の言った通りだ……!!う…右脳がメチャクチャに刻まれてしまうッ!!!」 ピタッ

健夜「お…おのれ……!時が止まっているというのにどうして風の刃が鋭いのだ……ッ!!!」

健夜「こ…後方に移動して風のメスの頂点まで達すれば引き抜けるには引き抜けるが……!」

健夜「9秒という時間の中で、これ以上脳組織を破壊されないように慎重に後方に引き下がっていくというのは至難の業だ…!」

健夜「この風の刃が今どのくらいの長さにまで伸長しているのかもわからん……!」

健夜「途中で時が動き出してしまっては、この女が頭をほんのちょっぴり動かすだけでも脳がグチャグチャにミックスされてしまうッ!!」

健夜「クッ……クソッタレめぇぇ〜〜!!唯一の同胞の私を…う…裏切りおってェ〜〜ッ!!!」

照「……」
343 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 21:17:34.26 ID:Qk8BFpTt0

健夜「……!」

健夜「そうだ……たった1つだけ……逃れる方法があったぞッ!!」

健夜「上でも下でも左でも右でも後ろでもない……ッ!」

健夜「「前」に逃れるのだッ!!!」


そう…! あろうことか健夜は喉奥から脳天までを貫いている渾楔颯の風の刃を引き抜くために…!照に向かって前進したッ!!

自らの脳組織をこれ以上傷つけないように慎重になりながら……!!!
344 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 21:19:41.35 ID:Qk8BFpTt0

健夜は頭に渾楔颯が刺さったまま、照の頭まで数十センチのところまで迫ったッ!!



健夜「フフフ…!そしてッ!!!」


健夜「貴様の角を……砕くッ!!!」




                 /               /__
              -/: .       /  :/ : : ヽ
               /⌒/: : : .    /   ./ : : : : |      --
          __/ ̄`:/: : : :    ´    /:Τ\:┴ 、/   : . \
         / /―-:/,. -‐          .:: ̄\-\⌒\:  : : : . \     ____
          _/∨   :〃       j     /ヽ∠二.\-ヽ__\_: : : : . \ /⌒ヽ_:>く>x、
      /: {: :|`ー-:′  ,.ィZア   /⌒l:: :| : : :x<:}ーl___〉__)\:.: :/_乂_ノ:/:  ヽ\\
     //⌒V|、_:l  /¨二>‐┐しく \|.:/―- |ー|―――-`::く//⌒ヽヽL乂_ノ>xヽ\
.     l/     ヾ:. └r_<¨´ /:.:.:/_>:く`:.<工工工`ノ     . -‐く∠. _ . : :/⌒ヽヽ::{   Y
.     ′  : .  ∨¨/>‐;`′厶イ: : :\ ヽ/―‐-.:/       /-ミ_:/¨⌒ヽY/    .:〉ニミ、__ノ>
.   ィ八   :j: : : `八__ノ⌒ヽ:\: : : : : ヽ:/  . : /-‐     {⌒>‐{   //、    . ::/   ヽヽ{
.  { {ヽ.二ニ=―‐― ` \ : : .:{:、  ̄¨ ̄/  ̄ `/::..............::::::人  :乂__彡': \_.:/   /⌒ー=ニ
  l|__>三ア}        \: .ヽ ⌒¨¨` {   : ::{ : : : : : : :/ X>-  : : ::ヽ _::人、_.:/   :/
  `¨¨¨¨⌒′           ー\   | ̄ ̄¨| : : : : : /::... /     \_ノ {\`:ー―くヽ __/
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                         ィ}\__\ . : ::>‐{: : : {       .:: : : : : : :`:ー―‐</
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345 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 21:24:05.84 ID:Qk8BFpTt0
          イ      / ̄ヽ| ̄ ヽ  /|  |\
         / /     .l   /.|   } | |  |/|ヽ
       /  /   /| |  / |  /  | ムイl   |ノ
      ./  /    |. | |/   |/  /   j
      7 /     .|. |       /   /
      / /     .|. |      /  /} l//
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                         ムイ    .| |  |  | l//ヽ
                        /       .lイ  .|/  ./ /
                                      /__/





ザ・ワールドの拳はッ!!!照の角を強く打ち付けッ!!!粉々にへし折ったッ!!!!


健夜「フハハハハハハ!!!!」

健夜「これで時が動き出した瞬間にはッ!!!風は圧縮されずに拡散してしまうッ!!!」

健夜「渾楔颯は完全に封じられたのだッ!!!」

健夜「クク……そしてこのあたりで……9秒経過ッ!!!」

健夜「時は動き出す…!」


ブゥーン……
346 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 21:34:04.78 ID:Qk8BFpTt0

照「……っ!!」

健夜「フハハハハハハハハ!!!!」


健夜の喉奥から脳天にかけて突き刺さっていた渾楔颯の剣は、文字通り風穴を開けて通り抜けてゆき……!

へし折られた照の角からは、圧縮されていない風がボウボウと虚しく吹き出るのみだった……!


健夜「何ヶ月もの間…!この私を欺き…!」

健夜「実の親さえ殺して信用を勝ち取り…!」

健夜「最終流法さえ用いて……文字通り身を削って暗殺を仕掛けるとは……見事だ…!宮永照ッ!!!」

健夜「しかし…!!アテが外れたなァ〜〜〜〜〜〜ッ!!!!」

照「っ……」

健夜「発想の枠組みからして違うのだよッ!!この私は!!!」
347 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 21:36:51.24 ID:Qk8BFpTt0

健夜「渾楔颯は完全に封じたッ!!」

健夜「残念だったなァ〜〜〜!!!体をズタボロにしてまで仕掛けた大技が封じられ…!」

健夜「この暗殺のために信用を得ようと殺した親や親族の死も無駄になったわけだッ!!!」

照「……」

照「次にあなたは「そもそも自分より強くて賢い存在に暗殺を仕掛ける自体無駄なのだ」…と言う」  健夜「そもそも自分より強くて賢い存在に暗殺を仕掛ける事態無駄なのだッ!!」

健夜「ハッ!!」
348 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 21:40:02.08 ID:Qk8BFpTt0

照「忘れないでほしい……私の流法は渾楔颯だけじゃない」

健夜「!!」

照「貴女は気づいていなかったね……」

照「渾楔颯を受けて私の角に近づくために……私に近寄り過ぎているんじゃあないの……?」

健夜「しま……ッ!!」

照「もう遅い……ッ!!」 キュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュル



                __
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. / :: ::/: :/: :./: :: :: : : /: :: :: :: :: :: :: :: ://Λ: /Λ: j: ::\\         闘技………!!
/:: / /:::/:/‖: :: :: :: /: :: ::/: :: ::/〉///'}/: :: :}/: :: :: :: :::\
: /  /: : : : : ‖: // /:: ::/::: :::/// xえリ´: :: :: :: :: :\: :: : : : :\           神砂嵐………!!!!!!
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〈 /: :: :: :: /〈 〈 l: :/// //////      }: :: :: }ハ: :: : }  \: ::}
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 { {: :: :/{: :: ::l: :: :: :{Λ          /}///   }: /   //                /
  乂: :::/ 八: :\\: ::\>x、、   ' ´/__     j/
     >''"\ \>ミ、_::::::::::::::::::7 ̄¨\  \__       r‐、                /
.    /    ,/   \  ̄\ ::::/へ‐-、 }  ‖\       /| |  ,へ
   /     /  -‐=…ミ、、 \     /   ‖   〉    / Lノヘ/ /ヘ         /
    {{   '"´   -=‐、、 ノミx  \  ///へへ\,,,,,, ノ  >しイしィ        ///
   八     / ,、==ミヘ:::::::\   //  //  ,,:::'''// ,,,,,...::::''''ヽ\      ///
    ∨   / /  /⌒\〉:::::///  / /,,:::''' /,,,,,...::::''''     }})     //
.    / / /.‖ /     \//,' // /  ,,: '' /  /-、      ,,,:://     //
    {V/ / ‖ /       //  ,'  / ,,:::''    / /  〉 ,,,,,...:: ''''' // ///
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     「 \        /{ {  :::  {  ///  /  Λ           ,、-…、   `ー-  ,、r-、
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    ∨      /  |!  {      ///  /  /…''" \      / `  /   //  //   /
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      ∨/イニ{   {   \\   { { {  乂::::::/://Λ、    /_ /   /   _/
349 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 21:42:10.40 ID:Qk8BFpTt0
左腕を関節ごと右回転!!

右腕を肘の関節ごと左回転!!

拳が一瞬巨大に見えるほどの回転圧力の前には!ここまで連続で時間を停止している健夜には何もできなかったッ!!

     r-ァ
   __j .L__        _ _
    |┌-   ┐{   _j   }_j }_j
   .┘   斤  / 7rt_     _ rー-a。        ,/
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       _.}广 ./ /  .Y',  .//  rー-a。  //  匕>'´}/  >-.┐
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                        ____//_} {___   .}!    }i7 匕>'´}/
                      f´    /└┐┌_/         .}!   アf
                      {__./     .}__j              レ’
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  :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::::::::::└-L_ !  | ,ィ ハ:::::::::::::
    :.:.:.:.:.:.:::::::::::::::::::::::::T`'"´::し′!::::::::::::
       :.:.:.:.:::::::::::::::::::::゙、.:.:.:.:.:.:.:.:.:!:::::::::
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                .:.:.:.:.:.. i   /     __,ゝ,       _,,..-‐''""´ ̄ ̄``゙ ゙ヽ
               ..:::.:.::    i  /     / / \ _,....-‐''"_,..-‐_''"´ ̄ ̄ ̄二二二\
              .:.:.:.:.:    .i /   / /  -=、-ァ''":.:.:.:.:/  ノ)‐''"-:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:::::::::::ヽ
           .....::::::::::      V // /     /:.:.:.:.:.:.:.:.:! /_;/:.:.:.:_;.:.-―:.::.:.::::::::::::::゙、
           ....:::::::::::         ノ'′/ /       /:.:/:.:.:.:/'"//ィ彡:._.:-―-、_:.:.:.:.:.:..:::::::::::::i
     ..........::::::::::::         /  / //      /:.//:.:.:/      ''"´∠:X;エ二._.:.:.::::.::::::::::::|
................::::::::::::::          / /!.//     _.イ;/-i:.:./ /         i. (三}'} ナー-、`.:.:.:.::::::::::::|
                /  /::::| i:.{    ,.ィ´ |   |/ /       .::.  _//_,.:-―:.:.:.:::::::::::::::|
               /::\   |::::::| |.:|   / i  j:    i    r.、  ::::::. -‐;i二7.;.:.:. ..:.:.:::::::::::/
             (:::::::::::::ヽ  !:::::::、|:.! /   、      :、     | |   :::: ∠..-‐/:.:.:./:.:.:::/
  ヽー-、         >.、::::::::::ヽ{:::::::::i.:|./     \__,.、-‐ー、._ └'  :'、=∋メ'"..-‐'"; ‐/
    \:`ー-..、_    /  `ー-、_::\:::、V    _,...-‐''"´       `>ー---――∠:.:_;.:-イ  :/
      \:::::::::::\ ;イ      \:::>(_!-rf'"´              //7:.;.ィ.:.:.:.:.:.:.:/.:.:.:/ :/
       \:::::::::::::メ|        i、イ::\、-、ー-、_    _,:=ヒ ∠ノ /:.:.:.:./:::::/::/ /
350 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 21:44:36.23 ID:Qk8BFpTt0
その二つの拳の間に生じる真空状態の圧倒的破壊空間はまさに歯車的砂嵐の小宇宙!!!!

角を折るために接近していた健夜は逃れられないッ!!!

ここまで読み切っていた照の戦術の勝利であったッ!!!



            ,.、  〈^ヽ┐       _       _       _        _       _
          <  \ \j┘    /ヽ、| /    /ヽ、| /   /ヽ、| /    /ヽ、| /   /ヽ、| /
            ヽ.  └-‐┐     |__  コ  |__  コ  |__  コ  |__  コ  |__  コ
             |  __ |      /  |     /  |      /  |     /  |      /  |
             |   |   `     <_/|_ゝ   <_/|_ゝ  <_/|_ゝ   <_/|_ゝ  <_/|_ゝ
            /__,ゝ
         ____\    \:::::::::::::::::{    \
      __>::::::::::::::::::..     \::::::::::::::.    \             }\
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       \::::::::::::::::::::::::::::::::::::::..   \:::::l \     \   \ヽ/⌒7  ′ ′  ,         |      li\
        /::::: -‐/ ̄ ̄ ̄/ ̄\  \}  }\     \   } ∨ /   ∧ ,  ′ /{ }\   | \   l|  \
      / /  /      /     y'⌒ヽ\人::/\    \_}/ ,/ ̄ / ∧   ∨,√|   \_}  \__}   \
   _ -‐    /   -‐       /  /../ / ̄ ̄ ̄\    ∨  }  ′/ ∧  | ∨ l|   }i
-‐         //           {  ,.../  {       \   |  |  |  / i|   |  l ll|   |li
、        /           \/l  l...|  |          ∨ |  |  |                   ii|    i|
 丶     ,′    >‐-      八 ll...|  |___        |   l|  |  |l    ill|   |  l ll|   |lli    ii|    i|
   \    | -‐      {.:.:ト---≠ ┴ァ‐- {/ ̄  ‐-  __|   l|  |  |li                      ii|
    \   |          ∨∧\{/∨:/ f´}/)        -=ニ   |  |lli  illl|   |  l              iii|
\    \ |        _∨∧彡クj://)-} /ヽ.            ̄}  |llli  illll|   |  l ll|   |lli    ll|    i|
.:.:.:\_____|______/.:.:.:/i⌒}/,〈 ´~ (/ 〉           ,  |lllli illlll|   |  l ll|   ii|lli    ii| ll|| i|
、.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/ /:\  \   `~´{_              ′ lll|い√ ̄} | ∧ l「` -=i|ll|     ii| ill| /
. \.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:< ̄ ̄  _/.:.:.:/l__//>--  \             ,  l| )ノ   l| |,/  l i    リ^i\   } /^}/}
    ̄\.:.:.:.::.:.:.:.:.:.:.:.:.`ー‐‐.:.:.:.:.:/,/ ̄ ̄\ト、 }   \         ′リ    l| |′ l |       \从,/   | /
      \.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./ ,/       ̄ `ー-  _〉                 リリ   リ′             }′
.       | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  |  |                           '′
.       |.:              |  |
      〈/〉-‐=ニ二ニ=-- _,,| ∧
       }ニ=-  ̄ ̄ ̄ -=ニ=- _〉
       〈  }           ̄「\






健夜「ぐ……!!!!!」
351 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 21:49:43.23 ID:Qk8BFpTt0
         _,,==ヘ,-=''ヘ     ,ヘ_       ._
         |i   .j}  .{l    //  `=^ヽ-、  / 7          _     ,ヘ
       _/ヽ,   {-┐_」j   //      `^У `フ-ァ        /\   ./  \ ,ヘ      ,ヘ、
     /        j」   _`=-ミ、  _   ィ  /´ /    _r-┐  .j  ヽヘ_7   //  \   ∠、 `=ミ_ ,ヘ、
    r'    _ _,_   .ハ _  . } ̄| ,、 ̄ .L  7__フ _/    .〈  j┌く        //   /7、    \_ .7 」\
    |  _ ノ ` .}  」| .ij`ー'  ./ヽ、_/   /_,-与 .┌ーヘ_j └/ /`ヾ-'^j   └'ア  //  〉./\_   .7 { 7  /
    l r' ^ /´   `ヽ'ーァ,ヘ \    .「く  ,=、 jl   ./j _L ] _/  /  r-┐  _//  7   `ー='´  ト┴v'
    レ´_,=''"´   __,,,_〉 ./ / Vヘj_,ィ_/、 \フ ∠,\/ { ._j ├イ´ ./´  {  {   | 7  /´ `ーv-=ミ_/\__
    | ̄  _,==≦ミ、__   ̄        __ ̄> ._j  ,ヘl | .j l  7   / .`7 く ア.{  /\  /ゝ_  \  } .,ヘ、
    j/\/   /   .└ァ        く `´/| .}   く、_L_j .|__}  `ヽ´   ./  j く  \{  \/ /   >ー'´  \
   /V /^レ-ァ /     /  __,ヘ    .`ー´_j .{  /\/ >    /\    `ー=´ /カ ,ヘ〉\   く/ヽ, /  _/ ̄
  ./  く_/ /-ア   _r'  _/  .」 ./7   j ij`7`ー{_l`´    /  \      .く_j^´/\ //\ ..{ /\\_ノ
  .\  / / / ̄j'T7'  __r''   r'^  / .L /\{{ . く、`ーァ_/\   .ハ \__/  ./\     \ \ / /'く__/
  ../rァ .〉イ_ノ_/ヾ_j/┌┘   /  / / / ./-ァ ィ  く´__/  / .j  _,,/  /    /{ /`7、` ̄\   ┌-┐
  _/./j .`T´∠ └ァ j   _/∠ ̄^ ∠_/ / /ヘ `ヘ  _,、_/`´ ./  |  __/  __/`__/  ̄ く7`ヽ、\   }  .}
../  ]「  」 ./ .r'´  \_j     ̄7 ,、レ7./  .}  ∨` ,_/ヽ'´    `二´  _ノ イ` /´ー=┐ ,ヘ_\ \ |_リ _,ヘ
..ヽ__」〉  { |/|_j           .j j./ {_^´_,=ヘ、 レ' ./\     /´ \_/ /´  └==ヘ、{ // /  \ \  /  〉
   `ー´ /  7 ./\      { .{ 〉  .{ ヽ-'^く く、 /  \    `ー-´\∠_  /\__/ /ヽ}_/ ..| ̄j \//  /
        ̄>レ' _/      `=´`7/     .j  _}\__  `7  _  ┌''´`  _|  〉     }┌-ー┤_|  /  /
       /   j            ´      \/`   `ヽ´_/ \ \/ ̄´   `ー==´ └ー┐{  <>\_/
       \_/´                       _/´ ̄   .イ               く ̄´/  r-=ヘ
                                  \   / ̄´                  ̄   \__/
                                    \/




健夜「GYAOHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHH!!!!!!!!」



この破壊は流石の究極生命体・スコヤも堪らなかったッ!!

まるでミキサーにかけられたオレンジのように肉体が絞られ破壊されてゆくッ!!!

小鍛治健夜が如何に優れた知能と戦闘能力を備えていると言えども!!宮永照はそれを上回る戦闘の天才だったッ!!それだけのことッ!!!!
352 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 21:53:52.05 ID:Qk8BFpTt0
       /7  /し'7
      / /  /  /
    /  ./yx(   {
   /   / イ l|  /
 /   /  l l|  _」
 λ   │ l  lレ′    .rー-t_
  λ  │ レ、ゝ  __,、 │  /
  λ  |____ │ .廴丿   ̄ ̄及
   λ      │|    _.,z-≠ミ  乃
   λ      │|    /    /  / ,r‐r‐z
    λ  斗ヤ´│  /     /  / l / ノ
    λ λ    .`⌒´     /  /  | ル'´/乃
     λ λ          /  /  ."  ./ /
      `⌒χ        'Υノ      i /
                         .レ′
             i'"彡─,
            ,.イ //ニ二、       _,.-,=-
           ,| ,; r=- -=,'  ,.ィ==",/´
          ,.、い, T'" ノ,、 ヽ/彡}´  i|
        ,イ´ ミ r,.ノ-="ハi  ,i_,.-"ヽ, ./!_    ,i
      ,i'"ノ ,r-、/.i、 i : ) ̄|! イir'"´, `'/`ヾ,//
     r'" / ̄_ハ r-il,   ! r、i,K ,.ο-,`‐_二|}
     //i ̄r'"  ミ|i、 .|\,.、_,./彡|!_,.il=-,i=、`ノ ̄`ヽ、
    .// | |,.r==、ミ.i|ヾ|ヾ=- 彡彡i|ノ/i( (ノ |YヾY , .i
   //  | .Y _,.-、y=ii -ィ Y /彡T=,、i|ミ  i |i Y,i| _,iヽヽ
   .| |,.r'"´/i ̄`|"i ハ〓 /Y'"ヽ|il⌒ヾi|_,|   |  |ノ!  iヽ
   .} ̄\/  |,.r─!i二i|ニ|  i/Oiヽ ヾ! i|i ./ /)| 三ノr, リ |
   | r=、  ヽ_,.ノi` i |_ト,  il、\=   "y'"/,、 i,.i、 ir'
    Y   \  | _i,.|!、 il/ |  i ヽ,    .|  / |ト-|i `/
   |゙     |_,.)i|⌒i|ヽ   | |_ _ィ、,.=-イ   ヽ, `|" i)
   ヽ__ノ  ヽ、  ̄ヽi、_,.i  |i .| .Y  / ̄`ヽ、r、i /'"
    / ̄ ̄    |    | | i、ノヾ、/-r"    /  ヽ
   rノ。o  ヾ   |    |‐'´ _i,.iイ | \__ノ |   ト、
  /         \=-=K=-、ヽ/  ,.‐'"i__,.il‐'"|i  /i)|
 ヾi,ハ,.--ヽ    i_/ .Y  \il/ iヾ  i / ─ _ | ノ⌒|
   `'    i_     ,、|   | | }─ilTr.i|   _,r-、/'"
        |i、 ,.i   \_,.i-'"i /'" ̄`──'"ヽ| ̄´
        ヾ‐'!   i|⌒\  ハ|_
          \_i|    \/ノ |





今度の神砂嵐は以前京太郎に向けて放った時とは違って、完全に焦点がピッタリと合っていたッ!!!

肉体が異常な形に捩じ切られ破壊し尽された健夜は、地上へ向けて吹き飛ばされてゆくッ!!!!



照「この程度では死なない…!それは同じ体を持つ私が一番よく知っているッ!!」 ダッ


そして照も健夜を追うッ!!風に乗って地上へと駆けるッ!!!
353 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 21:58:40.64 ID:Qk8BFpTt0

―霧島神境・地上―


京太郎「!」



超新星残骸を無駄打ちしてしまい、頭を抱えていた京太郎が目にしたのは……!



健夜「UGYYYYYYYYYYYYYYYYY!!!!!」 ドウウウウウウッ

照「ふんッ!!」 ビュオオオオオオオ



ズタボロに捩じ切れた身体で吹き飛ばされてくる健夜と……待ち望んでいた照が風に乗って上昇してくる姿であったッ!!



京太郎「照さんッ!!!」
354 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 22:02:56.08 ID:Qk8BFpTt0

照「京ちゃんッ!!この人はまだ死んじゃあいないッ!!」

照「超新星波紋爆発を浴びせてトドメをッ!!」 ドシュウッ

健夜「VAAAAAAAAA!!!!」


照は健夜をサッカーボールのように雀卓に向かって蹴飛ばし、京太郎へとパスを回したッ!!!


ガッシャアアアアアアアン!!!!


健夜は雀卓に激突し、手牌が飛び散るッ!!!


京太郎「照さん……貴女を信じてよかった……!」

京太郎「貴女が味方で本当によかった……!」

京太郎「そのパスのおかげで……ゴールが見えたッ!!」

京太郎「飛び散ったその五萬でロンッ!!16000ッ!!!!」
355 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 22:03:25.83 ID:Qk8BFpTt0
訂正……跳満でした



照「京ちゃんッ!!この人はまだ死んじゃあいないッ!!」

照「超新星波紋爆発を浴びせてトドメをッ!!」 ドシュウッ

健夜「VAAAAAAAAA!!!!」


照は健夜をサッカーボールのように雀卓に向かって蹴飛ばし、京太郎へとパスを回したッ!!!


ガッシャアアアアアアアン!!!!


健夜は雀卓に激突し、手牌が飛び散るッ!!!


京太郎「照さん……貴女を信じてよかった……!」

京太郎「貴女が味方で本当によかった……!」

京太郎「そのパスのおかげで……ゴールが見えたッ!!」

京太郎「飛び散ったその五萬でロンッ!!12000ッ!!!!」
356 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 22:05:54.82 ID:Qk8BFpTt0

京太郎「照さんが繋いでくれたからこその一撃ッ!!!いくぜッ!!!!」

京太郎「ユニバァーーーーーーーーーーーーッッス!!!!!」

                ,、
          //  |亅
       / /   | |. /l
       / / /1 ||| |
      .7 / | | | l |/ ,-‐─¬
      / /   l | |ノ  `"7T7/  l\_____                         __
      / /    l |     // レ    ヽ_____ \                / \   / /
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     /_/     レV゙                  \ヽ_______        __/ /
                                 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄´  / ̄ ̄__/
                                             ̄ ̄ ̄
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                '  / _ / _ /: : : : : : /:./___/   ': : : |: : : : : : : : : :.:\ \: : : : :\
               / /' /  ̄ ̄ 乂_彡彳'": ---/  /: : : :√  ̄ >-=ミ : : \ \: :〈⌒ヽ
                    / {/  /  //__/: : :/ ___ /  / : : : ,'≠ /    \: \: \ \{
              /' / ノ{  / / / ∠彡<__/    '  / : : : ///      \: \: \ \
               {/ /'/《 >/  /: : : /_ 〕 _/   ': : : :.:/⌒´         \: \: \
             / / 《 ィッ}/  / ̄ ̄ / | i /  /: : : : :/_           | | |\: \: \
    へ       }イ《  /イ 〕_ /'    /| i ≠'  / : : : : : //   /   __彡'V:.| ハ : \: :ヽ
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  ,   Y,ソ  | /  V ∧∨ヽ/  ' /  /    / ,  /イ     '  /     /  
  i  し  / /}'   、''∧  ∨イ   / /' ̄ ̄ /  / /゙|     :i       /:/  
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   \ へノ `r-   〉 ∧  イY / ノ /彡   //_,///,|  i/, ∠,/: : : /
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357 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 22:11:03.02 ID:Qk8BFpTt0

京太郎「照さんの力なくしては和了ることはできなかった……!」

京太郎「ありがとう…!照さん…!」

京太郎「この究極生命体とやらに……俺の波紋が通用するかどうか……試す機会をくれてよォッ!!!」

京太郎「おおおおおおおッッ!!![超新星波紋爆発]ッッ!!!!!!」



                    |l|lil|l     |l|川l|lY|l|l|l|l{
                    |l| l|     |l|  l||   l|
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                |l||l|川リ  |l川|l|l|l|l|l|l|l  l||   l|
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                |l|  l|l|l|l|l|l|l|l|l|川  |l|l|l|川|l|l|ll|l|               || ..|| ||
                |l|川リ        リ   l||                         || .|| .||
         __...|l|         l|  l||.. ̄ ̄ ̄ ̄....|l|l|l|l.  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄―――|| ||__
  _―― ̄ ̄ .|| ||.         |l  l||         |l |l|                      || || ̄ ̄――_
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  ―_    .|| ||           jl| jリ       |l|       l|     |l  l|  l| }|l|l|l|l|....|| ||   _― ̄
      ―||||              jll jl|      川l|l} |l|  l|l|川       l|  l|  l| |l  |l|..... |||―
.         |||.              l||l|l|         jリ |ll|  l|       リ川l|リ川l| j{  jリ    |||
      |||                        jリ l|l l|  l|                 jリ jツ       |||
      |||                          l||l|lリ {l|l|l|l|             j川{.         |||
     ||||           .゛      、  ′     、 " .     ,  ′  .   ´ ,   、 |||
...    |||  .`  .  、 ´ ,  ′ . 、 " .   ´ ,   .   i   、. .`  ゛.   i ,  . . " .、. |||
...    ||| , 、   " .    i    ´   .   ii      .゛.. ii||..     i i   、 ´ ii  ..  " .li   .|||
     ||| .|i  ´   i ' ||  ii   ii | iilll||ii | i     .ill|!!i l   ...|ll iii i   i l|l. |li   li||li |il||||
      ||il||li .|i ii||il lil|| ||lili  ||ii l|il| |llii||| li|iii|lli || ..iil|||lll.|ll   llll||illli  iiil|iii|||l|i |l|l!liil||lll.|l||
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358 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 22:18:59.13 ID:Qk8BFpTt0
               _  l'''l         _  l'''l     /:l
   |;;,,.      /;,   | ,|::|_,、  ,_   ,| ,|::|_,、 ,、|:::L
  |;;,,. ヽ;;l      ソ/;,  |::;――-;::/ ,.、_|::/_  |::;――-;::/ |/7:/   
   ヽ;;l    _、-''7 ソ  ヽl   /,;/ /:;.―-;::::/ ヽl   /,;/    !/
  ___、-'''゙´:::,、-゙、;:::::''7    ∠-'  `´   /::/    ∠-'
  |:::::::::::;;、-''´  _ニコ::!―i         / ´
  |;;、-''´     |,,;;;,、-''''゙゙´





健夜「KUAHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHH!!!!!!」

京太郎・照「!!」

健夜「この健夜がッ!!!??太陽を克服したこの健夜がッ!!!???」

健夜「GYAOHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHH!!!!!!」

健夜「熱いッ!!!身体がッ!!!溶けるゥゥゥゥゥゥゥウッ!!!!」


波紋爆発!!

京太郎の渾身の一撃は、超生物・健夜の身体を溶かし始めていたッ!!!!



京太郎「やったッ!!俺の波紋が通ったッ!!!」
359 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 22:23:48.75 ID:Qk8BFpTt0

照「ごめん…京ちゃん……」 バタッ

京太郎「! 照さんッ!!」

京太郎「な……何を謝ることがあるんですか……!!こんなに身体から血が噴き出して…ボロボロになってまでヤツを追い込んでくれたというのに!」

照「本当は……あの人を道連れに私も死ぬつもりだった……それがベストだったのに」

京太郎「!」

京太郎「だからあの時……あんなことを……!」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


照「京ちゃん……こんな私だけど、一つだけお願いしたいことがある」

照「私の心を、ずっと京ちゃんの光が照らし続けていたように……」

照「私も、京ちゃんの心の中に在りたいの……」

照「隅っこでもいい……宇宙に煌めく星々の1つに過ぎなくたっていい……」

照「だから、京ちゃんも……私のことを忘れないで」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
360 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 22:27:16.96 ID:Qk8BFpTt0

照「暗殺は失敗した……脳を完全に破壊することはできなかった……」

照「その可能性も考慮していたから……善後策としての神砂嵐での攻撃に切り替えた……」

照「けど……あの人はまだ……死んではいない……」

照「それは私の……責任……かはっ!!」 ボタボタ…

京太郎「照さんッ!!」

京太郎「後のことは……俺に任せてください」

照「京……ちゃん……」

京太郎「貴女が奴との道連れになっていなくてホッとしています……」
361 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 22:35:36.62 ID:Qk8BFpTt0

健夜「フン……!マヌケが……ッ!!」

京太郎・照「!!」

健夜「フフ……!まったく……酷い怪我を負ってしまった……!」

健夜「肉は抉れ…骨は砕かれ…両脚が千切れたというのに波紋傷のせいで再生が追い付かん……!」

健夜「だが……!生きているッ!!」

健夜「この小鍛治健夜は……生きているぞォォォォッ!!京太郎ォォォォッ!!!」

健夜「そこのマヌケな宮永照が……渾楔颯で自らの身体を削りながらも攻撃し……!」

健夜「内側からボロボロになった身体でなお!最後の力を振り絞るように神砂嵐を放ったというのに……私は生きているッ!!死んでいないッ!!!」

健夜「結局のところ……やはりスケールが違うのだ」

健夜「所詮宮永照は……柱の一族にも…人間にもなり切れぬ、矮小な存在よ!」

健夜「その程度のちっぽけな虫けらではッ!!この究極生命体・スコヤは倒せぬッ!!!」




/        | 从   |            \ ∨/        ,  /        それはちと違うんじゃあねえか……?
       _∨∧ :.             ` \           ,:_ノ> 、_
 ,  <//////{/{{`∧         、              /  }}//////> 、
´//////////// l| ,∧             _    ∧  ||///////////>
/////////////从 {   、         _  ィ -vノ    ' } /'/////////////
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/////////////|//∧  :. \               / / /'////}/////////////




健夜「なに……?」
362 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 22:46:39.14 ID:Qk8BFpTt0

京太郎「照さんには……『勇気』があったッ!!」

京太郎「待ち受ける死を知りながらも……その『恐怖』を克服する『勇気』がッ!!」

京太郎「強大な敵に対して無策の特攻を仕掛ける蛮勇ではなく……」

京太郎「持てる全てを出し尽くして……命すらも賭して戦う『勇気』がなッ!!」

照「京ちゃん……」

京太郎「小鍛治健夜……お前がいくら優れた生物だと言ってもお前は『勇気』を知らないッ!!」

健夜「ム……」

京太郎「『勇気』のすばらしさこそ『人間』のすばらしさ!!」

京太郎「照さんの体は人間でなくとも……心は紛れもなく勇敢な『人間』だッ!!!!!」

照「京…ちゃん……」 ポロポロ…

京太郎「不老不死の力に溺れ……『勇気』を知らない小鍛治健夜ッ!!」

京太郎「テメーの方がよっぽど虫けらに近いッ!!そう思うねッ!!!」

健夜「……フン……」

健夜「師弟揃って同じことをほざきおる……」

京太郎「へっ、そうかい」

京太郎「晴絵もきっと……同じことを思ってるだろーよッ!」
363 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 22:56:12.17 ID:Qk8BFpTt0
照「きょう……ちゃ……」 グスッ

照「あり……がと……」 ガクッ

京太郎「……照さん」

健夜「気を失ったか…目覚めた時には京太郎…お前の死体を見て絶望することになるが」

健夜「殺されるその瞬間……!ショッキングなそのシーンを見なくて済むだけ幸運だなァ……!!」

京太郎「……小鍛治健夜ッ!」

健夜「あ〜ん……?」

京太郎「テメーが地中に潜ってうだうだしている間に……」



               /⌒ _>、/⌒ Y¨¨¨  、
             /´> ´   ,    }      \
             , ´    /     :    、   ヽ
            /     /  '      |  |   ∨    :.
          ー‐イ' /  /  | | l     }  | |  |     .
                / '   ' / |{ |    / /| }  l  |    | 
           // / { |-+-|、  | ,-}/-}/- /  }    {     俺は……
             / ,..イ , 从,ィ=从{ l / ィ=tミ}イ/ /_   从          ザ・ワールド
            ̄´  |∧  {  Vリ ∨'   Vり /' /- }  / }          『世界』の完全な攻略法を思いついたぜ……!!!
               / 从ム   ,      ム,イ-、/l ,
                  :.            r ' /|/
                 八   __ _,    / /
                     、         イ Y
                    \___  イ   |ヽ
                   「 、 |    r <///|
                   |/}_」    |//(_)//|_
               , <///〈      ,」////イ////> 、
          r--- <////////∧   /////////////////> 、_
         //////////////〈/ }---{///////////////////////ハ
          {//|////////////Y   |////////////////////////}
          |//|//////////////|  /////////////////////////l|
          |//|//////////////{__/////=====///イ///////|
364 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 23:01:10.62 ID:Qk8BFpTt0

健夜「な・に?」

      ザ・ワールド
健夜「我が『世界』の……完・全・な・攻・略・法・だ・とォォォォォォ〜〜〜〜?????」

京太郎「ああ……そうさ」

健夜「ハァン!!」

健夜「ハッタリをかますのも大概にしておくんだな……京太郎ォォォォッ!!!!」

京太郎「いいや……本気だぜ」

京太郎「だがその方法には……ちと難点があってな…実行に移すのを躊躇っていた」

京太郎「だが……照さんの見せてくれた『勇気』!!」

京太郎「それを見て俺も……一発かましてやろうって気になったぜ……!!」

健夜「……フン!!」

健夜「ならば……やってみせろ……!」

健夜「本当に……できるものならなァァァァァァァァッ!!!!!!」
365 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 23:04:03.76 ID:Qk8BFpTt0

[超新星波紋爆発]により、健夜に12×4=48ダメージ!!

[渾楔颯](完全な効果は発揮できず)により、健夜に50ダメージ!!

[神砂嵐]により、健夜に100ダメージ!!


健夜の精神力:M(200)→G(2↓)


・[渾楔颯]:任意のタイミングで発動できる。
├ 標的の精神力値に100ダメージを与える。
└ 発動した場合、この局の終了時に自分の精神力値は0になる。
366 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 23:17:50.13 ID:Qk8BFpTt0
南三局 零本場 親 京太郎


健夜「京太郎ォォ……!」

健夜(もし…!仮に…!貴様が我がザ・ワールドの攻略法を思いついていたとすれば……!)

健夜(いや…!あれがただのハッタリに過ぎず……ザ・ワールドを攻略できないとしてもだ……!)

健夜(もう1度……[超新星波紋爆発]の一撃を喰らうのは非常にまずい……ッ!!)

健夜(究極生物と成ってもなお……!奴の波紋はこの私に効く……ッ!)

健夜(いや……完全生物となったからこそ……奴の波紋力が侮れんということがより一層分かったッ!!)

健夜(次に超新星波紋爆発を受ければ……私は再生が追い付く間もなく消し飛ばされてしまうかもしれん……!)

健夜(そこで私は……奴が何をしてこようと!奴を封じる手を思いついたッ!!)

健夜「お前には……対局に参加させんッ!!」

京太郎「なにッ?!」
367 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 23:19:49.36 ID:Qk8BFpTt0
      ザ・ワールド
健夜「我が『世界』で……!貴様を羽交い絞めにしてくれるッ!!!」


                       _∠      \  Y           _ |
                     /   ̄~゙`ヽ、   i  iゝ、/~二)  _, =-'´~:::::ヽ!
                    / ̄ ̄ ̄ ヽ、  \  | |/ / .,-‐/ヾ::::)=-‐<
                    _>--、._   ヽ、  ) ノ .!. / /::::(__.,,-‐<
                 /⌒入  ≫::~\  i .ノ//ー( / ̄ ̄    )
                 i /:=〈ミY..::::::.. `ヽノ'´~  /⌒:ヽ     / /
                / Y:/  | |   i:::  ヘ   /    ::i    / /
                i  i;!::: ::|::..ヘ__丿 ....:::::〕  .i    .::::i   | /
               _ト_ノ :!;;:: ::|  ヽ<⌒ :::::/  /::..  ...::::ノ   ヽ〈
              / V  ::l:::.  :!_//⌒ヾ/  i::::::::::::::::∠_    )
              i ./ l;::... !::::  ::/=、::/   |:::::::::/    ゞ、 /
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                `ー‐'´      ∠:::  __i/  ./:::::::::   \  .|ヽ.
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                  _,,,-=ベ|   | ./  ~ヽっ,// ̄::: |   .|   Y
                 /    ,,!-.iヽ.|∠__.,,,,;;;;;;;/   :::: .!::::::.../ ._|__
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    _./::::.... ̄ ゙'''ー、;;;;:::... /" ̄ ;;;;|  /ヽ:::::ヽ;;;;;;;;;;;=へ   ヽ   ....i..:::::::::l::::::..|:::ト
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   .l iニニ.i;| ..             .;;;;;\  :::::::V   ヽ   i...::::::::〉二--= ̄ ヾ::ヘ:イ
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    X~フ ..::;;/\ ヽ \;;;;;;;;;;;;;;;;;ミ    ::\  `ー::〈;;;!;;;;;;;;::::..(      ::::::::/::  |
     .X_,,=ベ\ヽ`i `i i ソ   ヽ⊆三三三ー、ニ二;;;ゝ、;;:::::  ヽ、__...:::::::/:::::..../
     ヽ、ヘ ヘ ヘ ヘ ソ ̄ ̄                  `ー、_,,, ....:::::::::: ...:::::;イ
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                                  /  ;;;;;::::      \  ノ
                                  / /:: ヽ       ::<
                                 / | .::   !      ..:: \
                                 ヘ / .:::::...  i     ..:::/..:::ノ
                                  i::...   /    ...::://
                                  ノ::: ::../  ...:::::::::::/
                                 ./ _/ニヽ、:::::::::::::::/
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                            ,, =<´  ̄>ー、_ヽ、`ヽ、シ
                        ィ=/ ̄,,,,,,,,,>ー'___  `ー、v"
                       / ::《二_/ i( ( ヽヾヽ  V
368 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 23:22:12.03 ID:Qk8BFpTt0

ガシイッ!!

ザ・ワールドは京太郎の背後に回り込み、ガッシリと羽交い絞めにして京太郎を動けなくしたッ!!


京太郎「なっ、なにィッ!!」

京太郎「だがパワー比べで俺のユニバースは負けねえッ!!」

京太郎「ユニバース!!!」


                ,、
          //  |亅
       / /   | |. /l
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      .7 / | | | l |/ ,-‐─¬
      / /   l | |ノ  `"7T7/  l\_____                         __
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     /_/     レV゙                  \ヽ_______        __/ /
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             / / 《 ィッ}/  / ̄ ̄ / | i /  /: : : : :/_           | | |\: \: \
    へ       }イ《  /イ 〕_ /'    /| i ≠'  / : : : : : //   /   __彡'V:.| ハ : \: :ヽ
   /  |      / イ // _〔 _{ へ  { / / ,/: : : : : : :,:/    /'     ̄/  : :.,  {: : : : i /
   i|  |        '/ |'  7^∨∨/ , </  /  ̄ ̄\: : //   /       /   ':./   } : : :/: :
   ||  ,     {      / \∨ し'  /  / / ̄ ̄ \〈―=彡 __/    /  /: /   ' /: : /
   ヽ /∧        /  /> ---イ  / /   / ̄ \ ,/    \     /: :,   / /:/
    ∨ ∧  「 ̄ ̄    }\'   へ|  ' /'   / ///ヽ ∨      ヽ / : /   /:/
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       、'∧  〉_\ /v' 人,//'|  人   | /   ), イ二/ ̄:.:/  ' /    ノ 彡'
        V'∧/ / // \_/ イ人 \\  i'  ≠≦/|// : : : /   /    ―≠
     へ/∨ < __,/-‐… /≧=-  >―\/<⌒ / / : //   /       i:/
    へ i ノ/  __V_  / > ̄ ̄ \ ( /イ ̄ ̄彡 / / /   /        /
  /\ i | Y /V ∧ | / /7/ ――  >イ 人 / /_/   /   /       ,
  ,   Y,ソ  | /  V ∧∨ヽ/  ' /  /    / ,  /イ     '  /     /  
  i  し  / /}'   、''∧  ∨イ   / /' ̄ ̄ /  / /゙|     :i       /:/  
   、〈    イ    V'∧  |⌒〉  / / ノ/ // / |   / |  /  /: :./   |
   \ へノ `r-   〉 ∧  イY / ノ /彡   //_,///,|  i/, ∠,/: : : /
     \ __ /    |i  〉 | 〉 ,/ , /  //―,/ // |  |//: : : : : /
.        ̄\    j  /  / /  /' /  /' /_ノ ////|  |イ : : : : /
         `     /  / 〉| 〈  V_// |/|//////ハ  V: r-=彡
            ``丶、,//' 、  ∨ ^Yi/// ///////_  i: |
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             / 〈/ / ハ 〈 |/,i////∧///ヽ   |: |i
          __/  〉  / /  ヽ\〉/// |// : V///∧ :.八
        __/// /  \    「_V/ | // : : : V///∧   \
369 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 23:25:51.43 ID:Qk8BFpTt0

京太郎「俺の背中に組み付いている今!お前のザ・ワールドは動かねえ的みたいなもんだぜッ!!」

健夜「フン……そんなことは分かっている」

健夜「この程度でお前の動きが封じられるなら……ハナからそうしているわッ!!」


健夜「勝利への第2フェイズだッ!!」


京太郎「!」


京太郎は視界に映る影から、何かが近づいてきていることに気づいたッ!!!


京太郎「こ…この影はッ!?」

健夜「シャチだァァァァァァァアァァァアッ!!!!!」


              、
              l:::!
              l:::l
              |:::!
              j:::|
               |::::l
              ノ -` ─ - 、
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        ,  ´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::_::::::- '´
      r '´::::::::::::::::::::::::::::::_:::. − ´
      `── -  ''  ´
370 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 23:30:18.51 ID:Qk8BFpTt0

京太郎「なっ、なにィィィィィッ!!!???」


そう!健夜は切断された自らの左脚をシャチに変えて京太郎に襲い掛からせた!


京太郎「う……!の、呑み込まれるッ!!??」


健夜の左脚が変身したシャチはあんぐりと口を開け、京太郎をユニバースとザ・ワールドごと呑み込んだッ!!

大型のシャチは体長7メートルにも達し、人を飲み込むことなど容易いのだッ!!


健夜「ハーハハハハハ!!!」

健夜「これで動けまいッ!!!」
371 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 23:32:36.06 ID:Qk8BFpTt0

京太郎「ぐっ!!」

京太郎「だが、こんなシャチの腹など掻っ切って外に出ればッ!!」


健夜「甘ァいッ!!」

健夜「勝利への第3フェイズッ!!」


京太郎「!」 グラッ


京太郎は、自分を飲み込んだシャチがグラリと揺れたのを感じた!

そしてそのままシャチは、どこかを転がっているッ!!
372 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 23:39:04.31 ID:Qk8BFpTt0

京太郎「なッ、なんだッ!?!?何が起きているッ!!」 ゴロゴロゴロ


京太郎はザ・ワールドに羽交い絞めにされたまま、シャチの腹の中を転げまわっていたッ!!


京太郎「な…何が起きているッ!?」

健夜「フ……フフフッ!!」

健夜「クジラだッ!!!!」

京太郎「?!」




.     )ヽ、
     (;;;;;;;;;、
_ィ'''";;;;;;;;;;y;;;; ̄`;;ヽ,,、
`ー―‐'''"  ~`ヾ、:;;;;;;;;;;;;`;;ヽ、jヽ
.          ヾ、'';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;~`ヽ..__
           `、''';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;~`;;=-.、
             ヾ'''';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;~;;`ヽー-,,、
              ` ヾ、';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;'""""'';;;;;;;;;;ィ--、`ー‥、
                 ` ヾ、''''"" 、ア=tヾ≡";;;;;;y,,…∵∴,>
                   `ー‐-三/:::: }三≡ツ""´´ ̄`‐'´
.                       〉:;;; ハ;;: 'i
                       |,,:;;;::} 、;;. }
                       }'';;:/  };;ノ
                       じ'   ~


健夜「我が右脚をッ!!クジラに変えて貴様ごとシャチを飲み込ませたのだッ!!!」

京太郎「な…なにィィィィィィッ!!!」
373 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/08(火) 23:45:55.50 ID:Qk8BFpTt0

健夜「これで私は……時を止めずとも、スリカエで和了り放題と言うわけだ!」

健夜「もっとも今の状況で迂闊にスタンド和了攻撃をしてしまうと……要らぬ部位まで止まった時の世界に入門されてしまう可能性がある……」

健夜「あくまでも現状の和了は和了エネルギーによる肉体の再生が目的……!」

健夜「ツモッ!!すり替えで地和を構築ッ!!」

京太郎「な……!き…きたねえぞッ!!」

健夜「汚い〜?」

健夜「この健夜の目的はあくまでもこの世界を支配することッ!!」

健夜「正々堂々戦う戦士でもロマンチストでもなんでもないのだ……」

健夜「どんな手を使おうが……最終的に……」


_,..(((((////彡>川//彡ミ
彡三ミミヽ川///////彡三ミ、  
巛巛,r‐-,_川川川//彡ミリリ  
))))ゞニイ○i'⌒i─_'',.フミ/リリ  
彡彡: : :l `゙´i`''´ ̄ ////川  
彡!\ : :l : : ノ: ノ;.:-'"i川川川
川代't、 l川::( _」..-‐ニヾ川リ   勝てばよかろうなのだァァァァッ!!
川|| `'`゙ヺ7三::∠'三'ブ゙巛リ    
川ll|  ///'´ ):::....    川ヽ    
川 || レ |    : : :   ヾミヽ   
川,.-! ヾ゙_フ         rヾミヽ
--!;::::! r-_-_-_-;ノ   _!::::ヾミヽ  
:::::))'''! (''ー‐'''/   i゙::::::ヾ''''´ヾリ 
ゞ‐'゙川| 「""゙´   ,..ゞニノ  /彡 
川川川i、ゞ   _,.-'´,.. --- 、 _ヾヾ  
`'ー-、、_ノ二ニ´´ ̄二二二ニ_巛  
374 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/09(水) 00:05:32.37 ID:It1MTkEP0
南四局 零本場 親 スコヤ


京太郎「ぐ……ッ!!」

京太郎「ダラアアアッ!!!」


京太郎はザ・ワールドに羽交い絞めにされながらも、自分を飲み込んでいるシャチの腹を掻っ捌いたッ!!!


健夜「ム!シャチを殺ったな……?京太郎ォォォオォッ!!」

健夜「だがもう遅いッ!!既に私は4牌ほどすり替え終わったところだァァッ!!!」 カチャカチャカチャカチャ
375 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/09(水) 00:06:46.58 ID:It1MTkEP0

健夜「まだすり替えるぞッ!!次は天和だッ!!!」 カチャカチャカチャカチャ 

京太郎「ヤロォォォォオォオオオッ!!!!」

京太郎「ユニバースッ!!!」

京太郎「ダララララララララララララララララララララララ!!!!!!!」



                        / /::ヽ.   「::::l /}  /:::/ /´::::/     /´::::> ,.-.、_        __,,..、   !
                   /  . 〈:::::::ハ  |:::::j '´   |:::::/ /:::::::/./!   /:::::/ /:::::/      /::::::::j__   │
                     /  /  ';:::::::l l/ _    l::::i /:::::::://:::/  /:::::/ /::::://::7   ,:'::::::::/::::::〉    __
     ._.._,,,,......................,,.  /    /    V:::::l /::::}.   l:::::!ヽ一' l/   /::::::< └-' 〈_:/  /::::://:::::::/,.ヘ.  /:::::/
  ,,;;=!“´          /    ./      V:::レ::::::::r'  .l:::::l       /:::;へ::::\      /:::::<  ー-'<:://::::::://:ヽ
. ,r/゛               /     !.       ';:::::::::/   ;:::::└‐:::ァ    ∨  丶;::::>.    ,'::::;ヘ::丶、  ´ /::::::::/':::::::/
./.l                /    ! .       ';::::〈     !::::;_:::::::/          `     レ'   `¨   /:::::::< ヽ;;/::::>
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     _,,, -ー''''''^゙゙゙´厂 ̄ ̄´丁゙゙''''''―- ..,,_   `''-、.       .!       /               /    ,i′
 _,,r‐(″           |      .l        `'''ー ..,、 `'-、     |      /            /    /
'´  l ヽ        |      . l              `''-、, \    .|      /            /    ,i′
   .ヽ .ヽ       .|       .l                 `'-,\. ,!     /               /   . /
    .ヽ  ヽ.      !       ly‐´                `'、"/     /           /   /
     ヽ  ヽ..,..-‐'  !           l                 !    /               /  ./    _..-''
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   .,..;;/'"ヽ   .ヽ.  l         ヽ               l    /           _iシ‐“´
 ., ;;r'"   .ヽ   ゙'v''゙.l         ヽ                ,l゙   ./      _,,, -‐'"゛
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     ./   l        \     .\        ゙'(、  ,i′      . /            /
    .i′  .!             \     \.       `'-/       /          ,./
    ./   !               \     . \        `'-、  . ,/         /
    l    |                 \,     . \        `'ッ‐゛         /
   .゛   ゛                  ゛       ゛      ´              ゛
376 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/09(水) 00:07:57.77 ID:It1MTkEP0

京太郎「ダラァッ!!!」




                                     |!
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377 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/09(水) 00:09:55.97 ID:It1MTkEP0

目にも止まらぬ猛スピードの斬撃でッ!!

京太郎は自分を飲み込んでいるクジラの腹を掻っ切ったッ!!

しかしッ!!!


京太郎「……ッ!!??」



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京太郎を待ち受けていたのは……変わらぬ暗黒の世界だったッ!!!
378 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/09(水) 00:13:16.00 ID:It1MTkEP0

京太郎「なッ……なにィッ!!」


健夜「ム!京太郎ォォ!!第一のクジラをも斬り殺して脱出したようだなッ!!」


京太郎「第一…だと?」

健夜「ハハハハハハハ!!!!」


健夜は未だにクジラの腹の中にいる京太郎を嘲笑うッ!!


健夜「そう……クジラは2匹いたのだッ!!」

健夜「この健夜の角を変化させてなァァァァッ!!!!」

京太郎「なんだと……ッ!!」
379 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/09(水) 00:16:33.17 ID:It1MTkEP0

健夜「だが気付いたところでもう遅いッ!!」

健夜「ツモッ!!すり替えの天和だッ!!」


京太郎「こ…この野郎……ッ!!スコヤ……ッ!!!」


京太郎は第二のクジラの中で怒りに打ち震えた……。


健夜「ハハハハハハ!!地和からの天和だッ!!!」

健夜「今の2回の役満和了でだいぶスタンドパワーが回復したぞ……!京太郎ォォッ!!!」

健夜「今なら……11秒は時を止めていられそうだッ!!!」


京太郎「イカサマの天和・地和がそんなに嬉しいかよ…!!」 ワナワナ
380 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/09(水) 00:26:21.65 ID:It1MTkEP0

健夜「フン!イカサマだろうが関係はないッ!!」

健夜「和了すれば和了エネルギーが発生し……スタンドのパワーに還元されるッ!!!」

健夜「これを利用している…!ただそれだけのこと……!」

健夜「その過程などはどうでも良かろうッ!!!」

京太郎「……!!」 ワナワナ…

健夜「残念だなァ……連荘してしまうというのは……!!」

健夜「次は人和を和了り……天・地・人を名実ともに支配したことを実感したかったのだがなァ……!!」

健夜「この対局では人和を役満扱いにしようと思っていたが……それも無駄な考えに終わるようだ」

健夜「なぜなら……ッ!!」

健夜「これで……我がスタンドパワーも回復し……!」

健夜「お前と私を隔てる障壁がクジラの壁1枚になったところで……!!」

健夜「クジラ越しにスタンド和了攻撃を繰り出して……お前に勝利を収めることができるからだ……!!」

健夜「流石のお前も……クジラを挟んでは衝撃が伝わるのみで……我がザ・ワールドの和了エネルギーを小宇宙には変換できまい……!」 ニヤリ

京太郎「……」

健夜「さァッ!!これが本当に本当のファイナルラウンドだッ!!!!!京太郎ォォォォッ!!!!!」
381 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/09(水) 00:30:21.97 ID:It1MTkEP0
南四局一本場 親 スコヤ


これが本当の本当に最後の和了判定になります。

京太郎は[超新星残骸]を精神力値を全て消耗して発動します。

健夜はザ・ワールドの和了判定値+30の補正を11秒分発動します。


コンマ抜きの和了判定値は、京太郎が744 健夜が735 となっています。

健夜の2回の和了コンマ判定のうち、いずれかのコンマで10以上上回られてしまうと負けです。(小宇宙のストックは3あるので、3回までならやり直しのチャンスあり)
382 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/09(水) 00:31:42.85 ID:It1MTkEP0
南四局一本場 和了判定

それぞれの対局者分のコンマ判定を行う。

麻雀力 + 和了判定コンマ +速度値補正= 和了判定値 

和了判定値が対局者の中でトップの人の和了りとなり、

素の和了判定コンマの一桁が1,3,5,7ならツモ和了り、2,4,6,8,0はロン和了りとなる。




速度値補正っていうのは、>>4で書いてある「○速度値は、高い者が和了しやすくなる。卓でトップの速度を誇る者は和了判定値+20,2番目の者は+10される。」のことです。

対局全体の流れは>>5を参照してください。


親は健夜です。

この局健夜は『世界』による補正を以下のように使用します。

・和了判定値+30×11


↓1 京太郎の和了コンマ

↓2 健夜の和了コンマ

↓3 健夜の和了コンマその2
383 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/09(水) 00:32:30.97 ID:mzxYKPw2o
へい
384 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/09(水) 00:35:55.23 ID:zobYHXIqO
あい
385 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/09(水) 00:37:50.98 ID:N4YbADkCO
勝った!第三部完!
386 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/09(水) 00:41:31.30 ID:It1MTkEP0
南四局 一本場 親 究極生命体スコヤ

    
        麻雀力 + 和了コンマ + 速度値補正 = 和了判定値 + 和了判定値補正 =

南:京太郎  479  +   97     +   10     =    586    +  255        = 841

東:スコヤ   385  +   98     +   20     =    503    +  330        = 833


【ステータス】

京太郎:麻雀力:Invincibility(441↑) 攻撃力:Mighty(180↑) 防御力:S(149↑) 速度:S(130↑) 精神力:Invincibility(207↓) 天運:S(141)

超生物スコヤ:麻雀力:Mighty(352↓) 攻撃力:M(200) 防御力:M(200) 速度:M(200) 精神力:G(2↓) 天運:M(200)


【幽波紋・スキル等】

京太郎:『 ザ・ユニバース
         宇宙   』(スタンド)の[幽波紋]で、麻雀力+204
     [小宇宙のストック:3]
     [[超新星波紋爆発]による累計ダメージ:48]

     【究極波紋法】(波紋)により攻撃力値+30 防御力値+22 速度値+22

     【アーチスト】(自動発動)の効果で常に打点コンマ+18

     【守備職人】(自動発動)の効果で防御値+20
      自分が放銃する時、和了者の攻撃値に−15して打点判定を行う。



超生物スコヤ:『  ザ・ワールド
             世界  』(スタンド)の[幽波紋]で、麻雀力+101
         ・[時の支配]:発動時、以下の効果を9つまで選択できる。効果は累積する。
         ├ 手牌と山牌を1秒につき1枚入れ替える。和了判定値+30
         ├ 他家1人を選択し、1秒につき1回だけ対象を攻撃し、精神力値に30ダメージを与える。
         ├ 新ドラ表示牌を1秒につき1枚だけ変更できる。和了時、打点は2ランクアップする。
         └ 止まった時の中を動けない者に、攻撃を受けない。

         《光の流法》(モード)

        ・[輝彩滑刀]:スタンド和了攻撃によるダメージを4倍にする。

         【位相支配】(オカルト・任意発動)
        ・和了判定を2回行うことができる。








激烈な死闘を制したのは……京太郎でしたッ!!!!!!
387 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/09(水) 00:47:09.94 ID:zobYHXIqO
アラフォーに勝った!
388 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/09(水) 03:02:40.56 ID:It1MTkEP0
南四局一本場 親 究極生命体スコヤ


この時京太郎は……静かな怒りに燃えていたッ!!

晴絵に対する冒涜的な振る舞い…!仲間たちに対する利己的な攻撃…!

寝返った幽波紋の雀士たちの正義の心を踏み躙る不正義の横行…!

「何でもアリ」の戦いとはいえ京太郎を無視した傍から見ると滑稽で卑怯極まりない地和・天和…!それを許してしまった自らの無力…!

小鍛治健夜に対する怒りに京太郎は燃え上がり…!しかしそれでも晴絵の評したように氷の冷静さを保っていた…!



京太郎(今…クジラの腹の中にいてヤツの顔が見えないことに幸運さえ感じるぜ…!)

京太郎(既にプッツンきてる俺の理性のタガが……ヤツの面を拝んだ瞬間に弾け飛んじまいそうだからよ…!)

京太郎(これから為そうとしていることを為すために……冷静で緻密なスタンドコントロールは不可欠…!)

京太郎(晴絵の言いつけ通りに『冷静さ』を保ち…!照さんのくれた『勇気』で…!この戦いに決着を付ける……ッ!!)



京太郎はそこで考えるのをやめた…。


小鍛治健夜が何を策していようと…!小鍛治健夜の止まった時の中で右腕と意識しか動かせない京太郎をどんな方法で攻撃してこようと…!

                 ザ・ユニバース
咲が目覚めさせてくれたこの『宇宙』をブチかますだけだッ!!!
389 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/09(水) 03:15:55.52 ID:It1MTkEP0

健夜「京太郎ォォォ……!!お前はさっきからブチギレているが……ッ!!」

健夜「怒りというなら……この私の方がずっと激しく…!そして高尚に怒っているわッ!!!」

健夜「なぜならッ!!所詮お前の怒りなど下等生物の神経伝達細胞のはたらきの1つに過ぎぬッ!!」

健夜「しかしッ!!神と成ったこの私の怒りは……最早運命の怒りが頂点に達したも同然ッ!!」

健夜「貴様の数々の涜神的な振舞いッ!!神の裁きを下さねばならぬッ!!!許されざる所業ッッ!!!」

健夜「スタンドのパワーを全開だァァァァッッ!!」



健夜は京太郎を羽交い絞めにしていたザ・ワールドを外に戻し、自らの角から創り上げたクジラの腹部に対峙させるッ!!



健夜「クジラの肉壁から出る間も与えずッ!!最後の攻撃だァァァァッ!!!!」

健夜「正真正銘ッ!!最後の時間停止だッ!!!!」

健夜「これより静止時間11秒以内にッ!!お前を動くことすらできない状態に追いやりッ!!天和を和了って片を付けるッッ!!!」

   ザ・ワールド
健夜「『世界』!!!!!」





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             ァ< ̄//  ≠''"  __  ヽ   / ハ . ',ゞヽ  ヽ'  _,/', ノ
             /  ,イ / /.   ,ィ''"     `ヽ / l::l ヽ、`¨`! / ,ィゞ彡<
.            /  /{ ,ィ=ミ.  /          マ. ヘ:',  ヽ  /   ̄_/" ̄¨''‐ミ
          /  / /::::::::::::::ヾ ヽ ,ィ " ̄ ̄ `ヽ)  ',}  _ ヽ_, イ /人ヽ , ─ 、ヽ
           /   /  {/´ ̄`ヽ ヽV.           ヽ  ヘ _ `こニ゙ ,イ / ヽヽ    `ヽ
.          /  ,'/ ̄>=ァ''"⌒≧',>───、===、 )  ( `⌒Y′/   ヘゝ-''" ̄  、ヽ
       / ⌒ア´_,,,,,,,,,/ l /´/ -==ミ   / `''< ̄¨''、ヽ__,イ  /    ヘV      `ヽ
         |   /ィ´.   | {| ,イ / , - 、`ヾヽ{___/  } ',    ヽ、   ァ─--ミ ヘゝ_ ==ミ、  Y
        |  /′  /   ', V ', Y´{   ヽヾ_´ `{  /─゙,    ゝイ      ヽ ア´   `ヾ、
       /  |.   |    ', | ', ゝ‐}/ ⌒ }´ ̄` ゝ‐'   ',     ',        ', `、     ヽ
.      /.   |  l く',     ヽ  } ( ヽ、__ノ____ノ     ',.       ',        ', ゝ==ミ、、  ハ
       {    |.  ', ヘゝ   ', / >く      ヽノ___ノ      ',        ', {     ヽ. }
      > 、 ヘ  ',  ヘ >、__ゝ-(___)==──=イ      ヽ.     ',        }. 乂_   }ノ
         ヽハ  ',  >====彡 (⌒ヽ__...,イ.       }!.     l        } / ̄"'' 、、 /ヽ
.           ヘ ',  \     _ >彡ヘ   ゝ _____彡′     ノ       ,' l       Y   \
         へ ',   >─''"    /  ゝ、/ `¨¨¨¨¨´  Y __ ,イイ  ゝ、    / ゝ=、    ノ.     ヽ
            |::::::::::ヽ__/     ,イハゝ、  ノ|',        /.     }    ヽ-=イ/   "''、_/      ',
          |::::::::::::::::: ̄::::≦´  ヘ ',    |へ.____ ,ィl      ノ     マ /     /: : :.        ',
         ¨''‐- 、:::::::::::::::,イニ=- ゝミ、.  |         ノゝ─‐<=-、 __ /イ ヾ、、  /.: : :. :. :.       l
              ¨ヘ¨  -=ニ  ', ヾ  マ`''──''" }     ::|:   `::/ (.     >'.: : : : : : : : : : : :. :.  }






ブゥゥーン……チッチッチッチッチッチッ
390 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/09(水) 03:23:21.77 ID:It1MTkEP0
京太郎「!」

京太郎(時が……止まったッ!!)

京太郎(攻撃が……来るッ!!)


健夜「フッフフフフフフ……」

健夜「1秒経過…!」

健夜「右腕しか動かせぬのだろう…?京太郎ォォォォォ……!!!」

健夜「捻り潰してやるぞ……!!」

   ザ・ユニバース                                 ザ・ワールド
健夜「『宇宙』を塗りつぶしてやる……!世界を支配する……我が……『世界』で……!!!」



  \               \             }  `、、 \   Y  ヽ      \i:≧s。 __
_: : \                             /   ∨\ `、  j|   }}       〉{ ⌒\{
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: :⌒≧s。: \                        /        ∨/: \....j|⌒ア   >=彡⌒`〜、、_ノ
: : : : : : : : \:\                       /       ∨/:./:\{/  /
: : : : : : : : : : ヽ: \                       /           ∨/: : : .Y  /
: : : : : : : : : : : }: : } \                 /       _ノ{ ∨/: :.:.:}/
: : : : : : : : : : : } : :}  )≧s。 _          /       ィハ:::ア  V/: : :}⌒〉
: : : : : : : : : ./ノ: }__丶  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ `、      /vノ:/   》: : ノ:. :|                       ゆくぞッ!!!!!
____  ィ(://    \             `、   ィ_ ィ(  ../{\⌒ヽ}、
: : : : : : : :ィ(/          \             `、  {´     ./ V: 〉: ノ:.
≧=‐=≦/           \      __   `、       ./  V〈⌒: :{                 
 ──==ニ二 _         \─‐‐ 乂ノ:::/⌒ヽ `、乂  ./    ∨: ::.              _ r-=<⌒ア ⌒\
: /: : : : : : : : : /⌒≧s。      \ ゞ -=≦    \ `、  /⌒ヽ  }: :〉イ            /(。s≦⌒≧s。__ r‐ミ
: : : : : : : : : : /: : : : : : : : : : ≧s。    \            \`、./v: : ∧ } /           。s≦ ノ      _-
: : : : : : : : /: : : : : : : : : : : : : : : /: ≧s。`⌒  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄⌒く:::ノ: : :.}{ |(        、丶`         _-       
: : : : : : /: : : : : : : : : : : : : : : /: : : : : : : : : ≧s。\    \:`¨¨´: : ノノ         ´          _-
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391 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/09(水) 03:25:07.93 ID:It1MTkEP0
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士トl士   {.  ..};;;;;;;;;|  └ 〃∧ ゝ.:::::/::: "''''''j,.. .|  ´ _,,,/ハ  彡、.......`ヽ';::::::/  /ゝ彡__,,
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士トl士..  八=-イ{ |`イヽ.  ‐=ニ゚イ`_,ゞ∨./  }ヽ/´′°_三´ ̄`Z ニ -ヾ 三 三 ̄彡z   ̄
..' ' ``.   .ノ V. }/弋ゝ≧ー、‐‐ '、ノ゙イ}ミx..ノ !  _ニ 三'"_____ ニ ニニ⌒ ヾ廴,,,三 __彡 ニ二
..馬太    八 /∨_..  弋ー'\_丶_二ヘノ ヽ ハ 三 ̄三 ̄ヾ 三  ニ}}ー:: 三 = 三´ _彡 三
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士トl士.     /::_;>-z==zー- 、:_::::/:: / .: ニ==x z='"三Z_ 三三/ニ/ ̄∨ニ、 三_z三 ニ三
..' ' ``.     ゝ7 '' / "  / ''   /~`ヽ、 ..::_ニ'二、ゞ___z廴z=='' / /ニ/  / ゝz三ニ´ _ 三
..馬太    / /  ./   /_z=ニ二=ーニ=ゞ"三 ′_j 三 ̄三ー / /ニ/, -ァ⌒i   _   ̄二三
..,___.   ..(.∧ 、ヾ、ヽ三廴ゞ 三_,,,,,ゝ三`ヽ三 ,z ニ 廴zくー' / /=≠ //==二 ̄三_  三
士トl士.    /三ヾ`ヽ 三{`ゞ゙⌒ヾ  ノ》ゞヾ 三廴j゙ 三   三/ /_,,-┐三   三-‐‐ニ_  三
..' ' ``.  .てゝ三::.....  》z7゙`ヾ廴_三廴,ノ`ー∠丶 二ニニ二二/  ´ _,,,,⊥ ,ニ~ニ´ 三 _,x三  _
..馬太.  ./ヽ三三三三A (`ヽヾ《 = 三 _z' 三z  ̄  三  ./  /三三_ム=、ゝ__ニ`ヾ 三 三




クジラの肉壁越しにザ・ワールドの全力のラッシュが始まるッ!!!
392 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/09(水) 03:28:50.81 ID:It1MTkEP0
                        / /::ヽ.   「::::l /}  /:::/ /´::::/     /´::::> ,.-.、_        __,,..、   !
                   /  . 〈:::::::ハ  |:::::j '´   |:::::/ /:::::::/./!   /:::::/ /:::::/      /::::::::j__   │
                     /  /  ';:::::::l l/ _    l::::i /:::::::://:::/  /:::::/ /::::://::7   ,:'::::::::/::::::〉    __
     ._.._,,,,......................,,.  /    /    V:::::l /::::}.   l:::::!ヽ一' l/   /::::::< └-' 〈_:/  /::::://:::::::/,.ヘ.  /:::::/
  ,,;;=!“´          /    ./      V:::レ::::::::r'  .l:::::l       /:::;へ::::\      /:::::<  ー-'<:://::::::://:ヽ
. ,r/゛               /     !.       ';:::::::::/   ;:::::└‐:::ァ    ∨  丶;::::>.    ,'::::;ヘ::丶、  ´ /::::::::/':::::::/
./.l                /    ! .       ';::::〈     !::::;_:::::::/          `     レ'   `¨   /:::::::< ヽ;;/::::>
,! | _,,,.. -―''''''''''''¬―┴ ....,,,_.l       ヽ::::〉    |::/  ̄                        /::::;::::::::\ ヽ'
' ̄                  `.          V     U                             〈:::/ \/
                            `'''ー、、             |        l            /
     _,,, -ー''''''^゙゙゙´厂 ̄ ̄´丁゙゙''''''―- ..,,_   `''-、.       .!       /               /    ,i′
 _,,r‐(″           |      .l        `'''ー ..,、 `'-、     |      /            /    /
'´  l ヽ        |      . l              `''-、, \    .|      /            /    ,i′
   .ヽ .ヽ       .|       .l                 `'-,\. ,!     /               /   . /
    .ヽ  ヽ.      !       ly‐´                `'、"/     /           /   /
     ヽ  ヽ..,..-‐'  !           l                 !    /               /  ./    _..-''
      ゙L  \   .!        ヽ                !    ./            /  / ,.. -'"゛
   .,..;;/'"ヽ   .ヽ.  l         ヽ               l    /           _iシ‐“´
 ., ;;r'"   .ヽ   ゙'v''゙.l         ヽ                ,l゙   ./      _,,, -‐'"゛
.'/       ヽ    .゙'ヽ.l         ヽ            /   ./,,.. -‐'''"´                   _..
"            /、    ゙'ゝ            ヽ       . _,,,.. ┴'''"´                      _,,i./ '"
.、、       / . ,iヽ.    \.        .__L,,.. -ー'''"゛                       _,,,.. -‐''" /
  ゙゙''ー- ....,,,,,,i,゙,,,,i___;;i,,,,,,,,,......ニv--ー¬''^ ̄゛                       _,,,,,,ir‐‐'''"´     /
''-..,,、                              __,,,,,,......--ーー''''"゙´  /         /
   `゙゙''''ァ―┬ ..................,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,....,,....  --―¬''''!ミ゙゙゙了  ./         ,./          /
     ./   l        \     .\        ゙'(、  ,i′      . /            /
    .i′  .!             \     \.       `'-/       /          ,./
    ./   !               \     . \        `'-、  . ,/         /
    l    |                 \,     . \        `'ッ‐゛         /
   .゛   ゛                  ゛       ゛      ´              ゛




京太郎「ダァラララララララララララララララララララララララララララララッッッッッ!!!!!!!」



京太郎も負けじとザ・ユニバースで応戦するッ!!!

宇宙を開闢する剣でッ!!内壁越しのザ・ワールドを倒せば未来が開かんとばかりにッ!!懸命な斬撃の嵐を浴びせるッ!!!
393 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/09(水) 03:33:39.45 ID:It1MTkEP0

健夜「無ゥ駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ッッッッッ!!!!!!!」

京太郎「ダァラララララララララララララララララララララララララララララララララララララララッッッッッ!!!!!!!」



激烈なラッシュの応酬でクジラの肉壁はみるみるうちに削れていくッ!!!

しかし京太郎を出すまいとする健夜がエネルギーを注ぎ続けッ!!壁は破れないッ!!!

只々二人のダメージが蓄積していくのみッ!!!!



健夜「2秒経過ッ!!3秒経過ッ!!!」

健夜「やはり右腕でしか応戦してこない様子を見るとッ!!我が『世界』を攻略する方法を思いついたというのはハッタリだったようだなッ!!!!」
394 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/09(水) 03:37:07.67 ID:It1MTkEP0

健夜「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ッッッッッ!!!!!!!」

京太郎「ダラララララララララララララララララララララララララララララララララララララララッッッッッ!!!!!!!」




         l  .:            _..-‐'      ...-.‐''.″                 '.        l
         "  .‐  .,〃    .,..-'"゛   ,..、- '"゛                        ‐         |
            "   ゙, ,ノ゙/  ._..-'"   .,,, ー'"゛           ",                     l          |
       .‐ _'i     .〈rlr'"  _..-'"゛             |.ヽ  .|!               ′        i
        . _ゝ゛       ,..-'"                 ! . l  .l゙|   ._,, -−''.'''''''''".''丶ヽ.!         !
      '`-、        彡=┘                ′ .l .,! !,/´            !           |
       .'“゙7       ./                 '!ッ、 l  ゙'‐ ゛               .....|        ,i
      ./ ._         l               _..__. ,,,,,, ._ヾ'″             ,/″  !        l!
     ,/ ./.彡i,i.    l.  ., .、 .−'.'.'.`゛´                      /      |        ′
   / ./  .j″ l     .゙l,゙´                                /     ._ !           |
  ../ . /    !_ -''丶    .ヽ .........-.‥‐.¬'''丶- ..、                   "丶''.'._./ ´ !           l
..." ,./  ,,, -'"´    ′     .ヽ      uii_-----┴                   , /    .,!        l
 .,i彡'"´   _ . -'''" '、     .ヽ            ̄"'''';;r               ,゙ニ+    |        "
./   _,..-‐'″      .l       ヽ        ,..-'" ._,,                 /ヶ     ‐       i′
. / '″          ..l       ヽ    .,..-',゙.. -'''ジ″                  l     「       l
               ″       .ヽ .i=゙‐'^゛ ._∠―''T                  l    │         /
                l           \           r                 l   l       /
                   ヽ        ヽ.      /       .i、i、      .=R  /         / 、
                 ヽ         \   /       / ′| ゙ \      |ヽ .ヽ/      /.,.〃
                    ヽ         ゙'、./      ./  .! l   \.,,   l .l.ュ.l      /"./ _,,
                  ヽ          \     ,/    l!     ゙'!,゙'-、 l `゙        /''ン"
_.‥‐-ヽ、、......、           ヽ          ヽ,  /                l,  `'″         ゙”.'''"″
  ´."."'ヽ‐‐--...´,゙゙,,゙._"_∵¬'.ー‐―ー .--- --- ......... .゙く............................ 、.---‐ー.┘
                  ´ ̄ ゙´.^".''("'''''' '''''' ―.ー‐.--..-.v..... .............. .................. .,,         ッ‐t..'''.'''"`゙`
                        ,/'、              \.         ., 彡ii=@   .il!、ラl  \
                       /   .ヽ            \         r''"/ /    /、 l!    \
                     /     ,/'、,               \        /    ./   ゙''∴    .\
                /     ,/゛   .\             ゙'-、     ./    /      ゙'-、    `



健夜「3秒経過ッ!4秒経過ッ!」

健夜「やはり直接的に皮膚にスタンド攻撃の接触を受けないと小宇宙は創造できんらしいなッ!!!京太郎ォォォッッ!!!!」
395 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/09(水) 03:42:42.68 ID:It1MTkEP0
                 |i`''ー 、 _______ , - ''´i|
       ___ . . .    |',                 ,' |      _
    , - '' ´     ヽ, .    | ',                ,' |    r''´  `'' - 、
. /          ノハ. .  | ',               ,'  |   人        `''- 、
{      _ -'''´  ', . __|  ',              ,'  |_ /  `''ー 、_       ヽ,
.ト―――'''´     _ -''` ̄ |  .',             ,'  ├─ヘ、     `''ー- ___ イ
. V         /,,-―― ┤  \          ./....  ├── ゝ、          V
 V       / ̄      |    `ヽ、     ,/´       |     ̄`ヽ、       V
  V     /.           |   、    \  /     ,   i        \     V
  V    /        /´i  ヽ     Y      _ /  人         ヽ   V       右腕だけでの反撃ではッ!!ぬるいぞッ!!京太郎ォォォッ!!!
   V  ./  _ r-'' ̄ ̄T   ト、 弋ゥ- 、 、 | ,  , - ィフ´  イ  `''T---- 、 _    ',  V
   V / /´      |   | i 、 ヽゞイ>| | K'´ゝ-ソ /| |   |     `ヽ、 |、 V
    V/,'´          |.    | | \  ̄  i | i  ̄ , イ  | .|   |        ヽil`''ヽ、_
_ ,-七´/         .|    | ',  i .\  `.|´ /´  i / . |   |         ヽ    >
<__||           |     ', ', |   ヽ、|,/     | ノ .ノ    .|          V''´ ̄
    |          ├、_  ', '、ヽ -=-、,,-=-    l/ /    .||           |
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    | /       |        `ヽ \::::::/  /´        |      `ヽ、 .|
    V         |          \ `-´ /           |         Vi




                  /し'7
            /´刀 ./  /
           ./ .yく(   {
          / _イ l|  /     /`l
          ./ / l l|  _」      l  |刀
          / / l  lレ′  _   l  |レ'
       ../  ヽ レ、ゝィ.__.. //-‐''´ヾ=,'
         / ハ ヽ、 /     __  /
      / /  ヽ  { l  ,r''7゙/ ./ /
        l /   ヽ-' {/ / / ./ /
        レ′       l /  l / ィ.__.. -‐z
               レ′ .レ゙/     _ /
                   .l  ,r''7゙// ,'
                   {/ / ∠ノ
                     / /,r‐r‐z
                     l. / l / ノ
                    .レ′| ル/乃
                       ." / /
                       / /
                       .i /
                       .レ′




肉壁越しとはいえ、防ぎきれなかったザ・ワールドの殴打がユニバースの顔を打ちッ!京太郎は奥歯が折れて血が噴き出すッ!!



京太郎「ぬうううぅぅッッ!!!!!」 ブシャッ
396 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/09(水) 03:47:20.66 ID:It1MTkEP0

健夜「5秒経過!6秒経過!」

健夜「貧弱貧弱ゥ!!!」

健夜「まだまだこんなものじゃないぞッ!!!京太郎ォォォッ!!!!」


                 ___
                 /ニニ}
                   {ニニ/     rヘ __
                  }ニ/    /ニ//ニ〉
                  /_/    /ニ//ニ/
                    /_/    /ニ//ニ/
               /_〈    〈ニ/〈ニ/
                 /ニニ\
             /_/^\ニ\__
                /ニ{   \ニ}
           〈ニ/     ¨¨

               __
           _/7  /ニ}ニ〉
           }ニ{ /ニ/ニ'
         __ -=ニニ{_//
       〈ニ=-7/ ¨7/
          // _//
           〈/ 〈_/

             __
            〈ニ{
            _}ニ} _ ‐┐
         __ -=ニニニ=- ̄ ‐‐┐
        {ニ=- _}ニニニ=-  ̄
          r‐=ニ/}ニ{ ̄
          └‐¨  〈ニ〉
               }ニ{
              }ニ{
             ∨

        ,ヘ __
         〈ニニ7 /'
          ̄ //
         「ニ/
           ̄

     __r‐ァ,ヘ
    }/ }///
        /





ユニバースの刃を拳でいなしていたザ・ワールドの拳にヒビが入りッ!!!

健夜の右拳もパックリと割れて血が飛び出すッ!!!




健夜「NUUUッ!!!」 バリィッ ブシャアアアッ
397 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/09(水) 03:52:48.12 ID:It1MTkEP0

健夜「ぐ…ッ!7秒経過!」

健夜「京太郎ォォォォォッッ!!!!超新星残骸を刃に纏わせて攻撃しているなッ!!!!」




        /⌒ゞ
        /〃⌒                                                 ⌒ヽヾミ
       ,i| i!  /⌒.、                                                  , -─'i, | i! |i
        ,lli!  | |⌒`\                                            /   ,i! i! 〃
        ';,, l'i, 'i,    l i!|                                     |i!   l ,,//7ノ
  ,r''"⌒ヾ     ゝ\\ ノ ,li li                                       |l !、(二,,∠ /.   ,-‐=-、
  / 〃⌒      >` 、__/ 〃                                       ミミ彡.         "⌒ヾ ミ
 i| i、                                                                '⌒ヾ ,i |i
 ,i|  i、                                                         /  ̄ ヽ i! i| |i
  i!、  丶〃´ ̄ `\                                                   ´    ,i i! ,i|,/
   `;丶\.     ', il 'i,.         ,,''⌒`ヽ,、                ,´,,r'´,,、'⌒'ヽ,                 l     / ,i!:'
    l  'i、ヽ      i|'! 'l         ,´⌒ヾ゙ヾヽ             ,〃/〃,r'⌒`ヾ.           //〃   /,/ ,;
       'h、  ,、,,ノ i!  'i!            ,i'll,i i!i               i!il! i,l',l'i,               ,i  |i `─'' /  /
     \   `‐,、 ,,_,ノ  〃..     , '⌒ヽ  i!i li li          il l i!i  /'⌒`' 、      i|  |iゝ─''"-─ ´
          . ̄ `ヾミ三彡.     ,  -─゙、'゙li! .i!i i i,|          ,il i i!i. ,l'〃,、゙─-  、.    ゝ ヽ
                   /     i!l i  !i !i il,.             , li i i!  .,i! i'r     \    `゛ミ゙''=‐'
                 ,.´      i! i, ,i'i! i,li'             'il,i   .'i, ,i〃.     `、
                     l        / ,i!:'                    ':,,  'i,' i,'.       l
                 ,i' li  l      ,i'" ,/  .,                 l... 'i, 'i、、.      l  il 'i,
                i,l' !'i,i' 〃',    / ,/  /                       、..... 'i、 、`    /  'i,i'! 'l,i
            ,|!i il il, l i!、゙ー '" ,r'´   /                    \.... 'h、 `-,、,,ノ ,i! ,li li i!|
            ,!i i'l, !i!l 'lゝ,,_,,,、-''´‐-‐ ´                        ` ー-..゙`-,、,,_,,,ノ ,l' l!i! ,l'i i!
            ,゙、.!、!、!、゙i!、                                          〃ノノノ〃
                `゛ミ゙''ミ三ニ=‐'                                  `ヾミニ三彡'"彡"'
                                                     ヾー-_-三_'ノ'




健夜「止まった時の中ではチリにしか過ぎん超新星残骸を纏いッ!!ユニバースの剣撃の威力を増そうとはよく考えたものだがッッッ!!!!」
398 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/09(水) 03:55:39.44 ID:It1MTkEP0

健夜「無駄無駄ァッ!!!」

健夜「無駄なんだよッッ!!!京太郎ォォォォォッッ!!!!」



                   _、 -‐…‐- .,    、 …   ¨¨ ̄ヽ
       __、-―气    /⌒\ _、 -―</ '⌒ ヽ     }
     -=二_(   ll    /    / ア^\  {     }    ノ    _
  (  ){(   _、_}ト、___{   /   /   \乂     メ   -- ミ ̄   ヽ
   )  ―---ノノ ハ   {  ,〈   /      `''ー  -- ァ
  ( ) {(    )) } }    /  __,/            /{       }     }
..  Y   ――彳//   /   { /          /ニ圦   __,ノ   ノ
   ( ){ __,ノノ//   {    (Λ        / />''゛⌒    \ <
    ( )  _))<   Λ_//  ',       /  / ヾ    \   }  \
      ̄ ̄    \,_ {  ̄7/ )、 ‘,   -‐'゛  /ハ }      ノノ-=ミメ  }
                `{   「/,{ ぅk/    ,}  /_ノ ノ ヽ_/⌒\     \ハ      あの驚異のスピード無くしてはッ!!!!
              八___,ノ{Λ / ^や'" /ー=彡  /             V
               {  {  | r ___  - '"´{      //      }            ちょっとやそっと和了エネルギーや波紋を纏わせたところでチリの山同然ッ!!!
              八  ∨ | r-^ノ /イ / `''〜  彡八__     {     }
              \{ 乂ア'"´ ̄ {         /      ̄ ̄\     }:、
                     >―ミ、     乂      イ{乂_          / \
              / ̄ ̄> ミ、  \   { ` -=彡}{          ⌒\  /Λ ⌒\
.          {     /     }「 '〜 \八      }{          _ヽ/   ∨   `、
              >=.{    ノ      \\     }{>=‐--‐==<´      ∨   `、
          /   >…ミ=彡>'''´⌒ミ  \`¨¨¨´}{    \   \     ∨   `、
            {   {   } / 〈 \_   \--へ⌒\ >''"´ ̄ ̄ ̄ ̄~^''ミ   ___ノ
           X_ヽ___ノノ        / 〉   「ニニハ   \            \  }
           {  ̄{   }  { <( C ) } } 「ニニニ}  }  \            \
          \__乂  ノ  〈 /      ゙ 「ニニニ}  }
              { ̄ア¨゙'く \   ̄\ 〉ノ  ,:ニニニ/ /         ¨¨¨ミ
            \{   }  `'ー---‐彡  イニニニ/ /       /       \
              `¨¨´=-      彡ヘニニ/ /         {            }
399 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/09(水) 04:00:30.01 ID:It1MTkEP0

健夜「積もったところで吹けば飛ぶカスに過ぎぬわーーーーーーーーーッ!!!!!」

健夜「逆に京太郎ッ!!!私が天和・地和の和了エネルギーを解放せずに保持したままということを忘れるなッ!!!!」


京太郎「!!」


ザ・ワールドのラッシュが次第に重くなってゆくのを京太郎は感じたッ!!!

健夜は溜め込んでいた和了エネルギーを拳に籠め始めたのだッ!!!
400 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/09(水) 04:03:43.66 ID:It1MTkEP0
健夜「WRYYYYYYYYYYYY!!!!!!」

健夜「役満2回和了のエネルギーを全開放だッ!!!!!」

                       _∠      \  Y 
                     /   ̄~゙`ヽ、   i  iゝ、/~二)  _,
                    / ̄ ̄ ̄ ヽ、  \  | |/ / .,-‐/ヾ
                    _>--、._   ヽ、  ) ノ .!. / /::::(__.,,-‐<
                 /⌒入  ≫::~\  i .ノ//ー( / ̄ ̄    )
                 i /:=〈ミY..::::::.. `ヽノ'´~  /⌒:ヽ     / /
                / Y:/  | |   i:::  ヘ   /    ::i    / /
                i  i;!::: ::|::..ヘ__丿 ....:::::〕  .i    .::::i   | /
               _ト_ノ :!;;:: ::|  ヽ<⌒ :::::/  /::..  ...::::ノ   ヽ〈
              / V  ::l:::.  :!_//⌒ヾ/  i::::::::::::::::∠_    )
              i ./ l;::... !::::  ::/=、::/   |:::::::::/    ゞ、 /
              Y:|: !;::. `ー=./  ..::/    i::::::/  /\_ Y
              ( `i、:`ー-=,,__X;;;;;/     /∠_//:::::::\ ̄i`ー、
               \!:`ー、;;;;/      ッ‐::ヘ: i/ ./:::::::::::::::\/  `i、
                `ー‐'´      ∠:::  __i/  ./:::::::::   \  .|ヽ.
                         /::ヾ∠i/   /::::::      \/  ヽ
                       /i:::  //    /:::         \  ト、
                      /::: !  //   /::          .,,=->::! i
                      /i:::  ゙、/ ∧    /::::     __,, -‐''´:::/V:::;;ヘ
                     /::\_/| ! i   /;;;;;;;;,,=-‐''´  ..:::::/`-〈`V::i
                     /:: //| ヘr|  /      ...:::::/ヘ.  ヾ ∨
                     |\/./  |  ヽ! /      ...:::::/i7ミョl.   !-'      ブッ潰れよォォォォォォォォォッッッッ!!!!!!!
                     |::: |./  |   /ッ=、___,//)_)ノ ゙ミ| \ノ
                  _,,,-=ベ|   | ./  ~ヽっ,// ̄::: |   .|   Y
                 /    ,,!-.iヽ.|∠__.,,,,;;;;;;;/   :::: .!::::::.../ ._|__
               ,/...::. ...  i⌒i△_.!    //:::  ;:  ::::/:: ;;=< ̄   ヽ
             ィ‐'::   ::....   !__ノノ___,, =<__∠;;='´.;;=-<"  ヽ、   ヘ
       _   /::::::::...  ::..  ._|   {::::(;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;Z=<   ヽ    i...  | |
    _./::::.... ̄ ゙'''ー、;;;;:::... /" ̄ ;;;;|  /ヽ:::::ヽ;;;;;;;;;;;=へ   ヽ   ....i..:::::::::l::::::..|:::ト
   / /―┐ :-‐" ̄   ゙'ー=-   ;;;;ゞ´ ::::\::::><   \  ..ヽ::::::/_,,=夫=〈_,| |
   .l iニニ.i;| ..             .;;;;;\  :::::::V   ヽ   i...::::::::〉二--= ̄ ヾ::ヘ:イ
   ! ノ    :::.::::.....          :::;;;;;;;;;;ヽ :::/ !    ヘ....:::;;〉-='´:::::      ヽ|ノ
   Li    ..::   ::..      .....:::::;;;;;;;;;;;;;;;;〉イ  \_ ...::::::!"∠~  :::::.        .!
    \:::::::::::     ::::.... ......::::::::::::;;;;;;;;;;;;;;;/ ヽ    `ーr´/;;;;;::::ヽ:::::::....      /
     /゙ー=、;;;;;;....   /::     ;;;;;;;;;;;;;;;;;|   \__....::://;;;;;;  /  :::::.....   /ヽ
    /    ...::::>、_;;;;;<:::....   ,,;;;シ'''''''''''':ト-、,,_ `ー〈;;;i;;;;;;;;::  /    :::::::::::::::/  |
    X~フ ..::;;/\ ヽ \;;;;;;;;;;;;;;;;;ミ    ::\  `ー::〈;;;!;;;;;;;;::::..(      ::::::::/::  |
     .X_,,=ベ\ヽ`i `i i ソ   ヽ⊆三三三ー、ニ二;;;ゝ、;;:::::  ヽ、__...:::::::/:::::..../
     ヽ、ヘ ヘ ヘ ヘ ソ ̄ ̄                  `ー、_,,, ....:::::::::: ...:::::;イ
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                                  /  ;;;;;::::      \  ノ
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                                 / | .::   !      ..:: \
                                 ヘ / .:::::...  i     ..:::/..:::ノ
                                  i::...   /    ...::://
                                  ノ::: ::../  ...:::::::::::/
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                                 i/__ー、\\::::/
                            ,, =<´  ̄>ー、_ヽ、`ヽ、シ
                        ィ=/ ̄,,,,,,,,,>ー'___  `ー、v"
                       / ::《二_/ i( ( ヽヾヽ  V
401 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/09(水) 04:07:07.27 ID:It1MTkEP0
    l .`t'  \_/            li,  .l,             |     .l _∧\ .ゝ --′ ./<  ,iン/
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.  l メ_|        /     .,=@   ,-ア / │       ,.  ..!.`-,`'-、..... |:.:.:.:.> ´゙,, --ミ;;、 '冫 .¬―./
   マイ/  .,フl ゙̄Y   .,..-'゙./    ,/,/./   .! /!     . lヽ |     .`'-,゙'t. ̄    マ''ー- ..,,゙''λゞz_,ミ Y
.   ゙‐'  /心.!乂!  r'"  ./   . /  iツ゛   .! ./ !     :ll,.l ヽ l      .`' !iミ'-、  \_  /  .ト――''' ̄
        乂\./、 lr'"   /   /   ./     ,! / .l .、    ! l|, ゙'レ       . \ ゙'‐ / /゙l―''\  /7ニニ
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 \`' !./ ゛ 廴ソ゛   彡/            !,! │l゙.!    .l  ゝ           { ¬ニニニ/\__    \\三





天和・地和の和了エネルギーを一滴残らず注ぎ込んだザ・ワールドの渾身の一撃を受けてッ!!!

遂に!究極生命体のエネルギーを注ぎ続けて維持していたクジラの肉壁にも穴が開いたッ!!!!
402 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/09(水) 04:15:50.72 ID:It1MTkEP0
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風穴を開けられたクジラのどてっ腹は、摩擦で肉が溶けて煙が立ち込めていた!


健夜「8秒経過…9秒経過…」

健夜「時が止まっていて煙が晴れんから京太郎がどうなったかも確認できんな……」

健夜「奴は止まった時の中を歩けないのだから吹ッ飛ばされたら反撃に出ることもできんし……」

健夜「思うに…恐らくだが今の一撃で全身の骨が砕けて四肢がぶッ飛んでいるはず……」

健夜「反撃など…そもそもの話…出来ようもないか…」
403 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/09(水) 04:32:27.09 ID:It1MTkEP0

健夜「フフフ…!ハハハハハハハ!!」

健夜「これで何者もこの健夜を超える者はいないことが証明されたァ……!」

健夜「愚かなる人間どもよ…!無力なる生物どもよ…!この健夜の暗黒の支配の到来に震えるがいいぞ…!!」

健夜「これで…!!この私の思うがままの…理想の『世界』を創造してゆく試みが始まるのだ……!!」


健夜「さて…!残り2秒…!」 バサッ

健夜「配牌を始め……南一局をスタートするとしよう」 バサバサバサ



切断された両脚をシャチと第一のクジラに変えているために歩けない健夜は、翼をはばたかせて雀卓に舞い戻った!



健夜「ここでもう1度天和を和了って和了エネルギーを補給しておくのは念のためだ…!」 カチャカチャ

健夜「この戦いでは何度も圧倒的有利な状況を覆されて辛酸を嘗めさせられた……」 カチャカチャ

健夜「もしかすると達磨のような状態になってもまだ息があるかもしれぬ……!」 カチャカチャ

健夜「台所のゴキブリのように忌々しくしぶとい虫けらだからなァ……!ヤツは……!!」 カチャカチャ

健夜「10秒経過…!」

健夜「そして配牌は完成した……!」


健夜手牌

一九萬@H筒19索東南西北白發中
404 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/09(水) 04:37:22.56 ID:It1MTkEP0

健夜「国士無双十三面待ち…!」

健夜「この世に2人といない最強にして無敵の存在たるこの私の夜明けに相応しい牌姿だ……!」

健夜「11秒経過…!」

健夜「時は動き出す……!」

健夜「後は第一ツモとして仕込んだ白を引いて和了りとするか…!!」



健夜は山に手を伸ばそうとした…!全ての終わりの始まりを告げる天和を和了らんとして…!

しかし…!



健夜「……」 グググ…

健夜「………?」 グググ…
405 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/09(水) 04:47:27.93 ID:It1MTkEP0

健夜「な…なんだ……?」 グググ…

健夜「か…身体の動きが……に…鈍いぞ……!」 グググ…


キュゥーーーーン…


健夜(ち…違う…!) グググ…

健夜(動きが鈍いのではない…!) グググ…

健夜(う…動けん……!!ば…バカな…!!) グググ…

健夜(全く身体が…動かん……!!) グググ…




             ___/ ̄ ̄\_
         ,  ´        <⌒
        ,:'            `ヽ、
       ,                \_
                      \ } ̄´
        '              ,  \
      / ,          |/} ∧ }`ー`
       {∧          「ノ|/}/イ       ……スコヤッ!!
      '  、       | /`/ } '
         } ∧     /イ   /
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健夜「!!!!!!!」
406 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/09(水) 04:50:18.56 ID:It1MTkEP0

京太郎「11秒経過だぜ……動ける時間はそこまでのようだな」




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407 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/09(水) 04:53:38.37 ID:It1MTkEP0
ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニミ、               }ニニニニニニニ(__ノニニ
ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ           }ニニニニニニニニニニニ(⌒
ニニニ/ニニニニニニニニニニニニニニニニニ          _八ニニニニニニニニニニニ\
ニニ//ニニニニニニニニニニニニニニニニニニ         {ニ/⌒\ニニニニニニニニニニ\
ニ/ /ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ                   }ニニニニニニニニニニ}
=/ /ニニニニニニニニニニニニニニニニニニ八__              ノニニニニニニニニニニ/
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= ‖ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ=-        ∨ニニニニニニニニニ乂_
ニ{ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ          ∨ニニニニニニニニニニ}
ニニニニニニニニニニニニγ ⌒ヽニニニニニニニニニニ         ∨ニニニニニニニニニニ}
ニ ニニニニニニニニニニニ{    }ニニニニニニニニニ八          ∨ニニニニニニニニニリ
ニニ人ニニニニニニニニニニ乂  ,ノニニニニニニ( ⌒\ニニ\           \ニニニニニニニニ/
ニ/  \ニニニニニニニニニニニニニニ⌒\..__. (    \ニニ\          "'' ニニニニニニ{
      \ニニニニニニニニニニニニ{, -ミ }ニニ(     }ニニ            )ニニニニニニ
       \ニニ( )ニニニニニニニニ;7 ソヘニニニハ    }ニニニ〉           {ニニニニニニ
          )ニニニニニニニニニ/⌒/ニ/ ''"⌒\ニ|   }ニニ/           |ニニニ(  )ニ
         /ニニニニニニニニ{. /ニ/   /  ̄ ヽ,._ノニニ{              |ニニニニニニ
        {ニニニニニニ{⌒ヽニ.〈ニニ\_∠ィ    、.{ニニニニニ             |ニニニニニニ{
    /⌒)  ヽニニニニニニ{  }ニ \ニニ 从i∧Nリソ、、.ニニニ/          ノニニニニニニ{     俺が時を止めた……!!!
.   /ニ{    \{⌒ヽニ八 ノニニ{ `寸ニニヽ イニニ\ ニ(           {ニニニニニニニ{
   /ニニニ(⌒  \  )ニニニ/⌒   ,.寸ニニVニニニニニ| ニニ>          }ニニニニ( )ニ|       7秒の時点でな…!そして脱出できた…
  {ニニニニ\     __      __ノニ∨ニ{Oニニニニ=..ニ/  {h、         ノニニニニニニニ
   }ニニニニニ-   〈ニニニ=- -=ニニニ./ニニ}ニニニニΛニ、  ノニ}      「ニニニニニニニノ
 しノニニニニニニ\  \ニニニニニニ.../ニニニ{O二ニ{ ∨ニ、..'ニニ}     __ノニニニニニ(  ){
 }ニ|⌒\ニニニニニ\  )ニニニニニ. /二ニ= 人,_ニΛ ∨ニ、 ニ人__ノニニニニニニニニニ}
 }ニニ|   )ニニニニニニ) {ニニニニ../斗=ニニ互fニニムニ\,∨ニ、 ニニニニニニニニニニニニニノ
 }ニノ   {ニニニニニ(  -=ニ ,、r=ニニニニニニマニニムニニ∨ニ、.ニニニニニニニニニニニ厂
 }=(    \ニニニニニニニニ.{ニニニニ斗rセ癶ニマニニムニニ}ニニ} ニニニニニニニニニニ/
ノニニ=-__  `¨¨ ニニニニニ. `¨¨´"'〜≠ニノ  \マニニム  j--{    .-ニニニニニニニ
ニニニニニ=- __)ニニニニ=-        ̄       マニニム イ,、メ、   ..-ニニニニニニ
\ニニニニニニニニニニニ                    〈ニニニ}   ヽ`    -ニニニニニニノ
_)ニニニニニニニニニニニニ=-                 /  リ      -ニニニニニノ⌒
ニニニニニニニニニニニニニニニニ=- _        .`¨¨´   -ニニニニニ-
ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ=―
408 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/09(水) 04:59:31.57 ID:It1MTkEP0
    __,.ィ ̄ ̄`ヽ/ヽ__
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  {/.'   ,| ,.|-}/-{ | / ,ィチ斧ミ }/ }  |    .
  /  イ/{ : ! ィ斧从}/   Vzソ ノ /イ ,:
<__  ´// 从{ Vソ /         / イ- 、  | 
     {'{  { ,    '           /' ⌒ }  |    やれやれだぜ…!!
      从Y              /.: ノ  |
       叭   v_ ̄ヽ      ,rー'   从
         、           イj   / /
            :.          < |'  /}/
            、__   ´    } イ从/
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健夜は動けなかった!元より動けはしないのだが、身体を動かそうとすることさえできなかった!!

IQ400の究極生命体の頭脳を以てしても、状況を把握することができなかったのだッ!!!!
409 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/09(水) 05:14:49.99 ID:It1MTkEP0
                ,,、 -''/
             イ  /,r ''了 / 了
               /  /,/  // ,/
           /   /:/  // _/
              イ  / / __/: l/
             |.  / //__,
.           |  レ '''"  /
.            |    ,、-ーー'
          |  r'
           |  |
            |  |                    ___,-、 _, ---- 、
            /  |.                 ,   ´     /  `  < ⌒\
         |  /.                /        |    :.   `ヽ、
         |/.                 /     / /   l|    V     `   、
                             .'     / , { { | |     | 、   、_ \_
          /:::::ヘ                |     | | | |∧| {   :  ハ  V  、\  ̄´
.         |:::::::::ヘ                 | | {メ、_{ 从  | , |-‐'´ |  、 \`
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            |:::::::::::::ヘ.          /イ{ { r 从 { Vソ ;;;;;;;∨';;Vソ/イ |∧}         これからッ!
          |::::::::::::::ヘ            ∨乂レハソ::´:::::::::::::::::::::::::::`:::|/ j' リ
          ヤ::::::::::::::ヘ.           }∧ ー:.         `:::::::::ムl/            てめーを殺るのに! 
、            ヽ::::::::::::::::\.         /  、 八.     ,-‐‐┐ .人   
::::\         \::::::::::::::::\.          }イ/|\.   '、二ニ' /               1秒もかからねーぜッ!
:::::::::\         \::::::::::::::::\         「<l|  `  .__/_
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ヽ::::::::::::::::::`:゙''-、,_   _,,..-‐'::、::::::::::::::::::ヽ、ヽ-┴≦、[二]/l}    |、}l∧_                   /゙ '' 、
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健夜(京ォ……京太郎ォォォォォォォォォ……!!!!!!)
410 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/09(水) 05:36:58.70 ID:It1MTkEP0

健夜「バカな…!時を止めただと……!?」

健夜「私が……7秒しか動いていない時点で……!!」

京太郎「どんな気分だ…?スコヤ……」

京太郎「お前が支配していた時を……逆に支配し返されるってのは……」

健夜「な…なぜ…!」

健夜「なぜそんなことが…!可能なのだ……!!」

健夜「ザ・ワールドの天和・地和のエネルギーを籠めた拳を受けて小宇宙を創り出したわけでもないんだろう……?!」

京太郎「ああ…当たってすらいねえからな…」

健夜「だ…だったらなぜ…ッ!?」

京太郎「知りたいのか…?まぁ…そうだろうな……」
411 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/09(水) 05:43:36.38 ID:It1MTkEP0

京太郎「……そうだな……」

京太郎「お前を殺すのを後回しにして…話してやっても構わない……」

京太郎「冥途に持ってく現世の土産話にも困らんだろうしな…!」

京太郎「それに…俺一人で辿り着いた答えじゃないからな…。晴絵や照さんがいなくては為せなかったことだ……」


ヴン…


健夜「!」
                 、、
京太郎「どうせ……時間は無限にあるんだ…」

京太郎「ゆっくりと…話してやるよ…」


健夜が気が付いた時には、京太郎は雀卓に腰掛けて牌を触っていたッ!!

健夜の究極生物の動体視力ですら動きを追うことができなかったッ!!!
412 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/09(水) 05:53:18.17 ID:It1MTkEP0

健夜「しゅ…瞬間移動ッ!!」

京太郎「ちと違うな……」

京太郎「さっきいた座標から今いる座標にノータイムでワープしたわけではないから……厳密に言えばよくイメージされる瞬間移動ではない」

京太郎「ま…極限まで究められた超スピードは瞬間移動も同然、ってことだな……」

健夜「ど…どういうことなのだ…!!話がまるで見えん……!!」

京太郎「フン……こいつは、お前自身が述べたことがヒントになっているんだぜ……」

健夜「なに……ッ?!」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


健夜「事象の地平面上では時の流れはザ・ワールドなくして止まっているという……」

健夜「そして事象の地平面を通り過ぎたブラックホールの内部では通常通りに時は流れている……」

健夜「お前の右肘は……ブラックホールを内包する小宇宙の中にある!」

健夜「つまり……肘の中には、時が止まってもいれば動いてもいる……そんな奇妙な空間があるということだろう?」

健夜「事象の地平面そのものの外側の部分では時間は停止し……面そのものの内側の部分では時間は流れるッ!!」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



京太郎「俺がやったのはお前の説明した事柄を応用・発展させただけだ……」
413 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/09(水) 06:10:08.55 ID:It1MTkEP0
京太郎「事象の地平面そのものの外側の部分では時間は停止し、面そのものの内側の部分では時間は流れる……」

京太郎「事象の地平面自体は時が止まってもいれば動いてもいる…そんな奇妙な場所だ」

京太郎「俺はこの性質を利用しようと思った……」

京太郎「お前の最後の時間停止が始まると同時に……俺は自分の額と肘…それぞれに創造した小宇宙を…肩に向けて移動させた」

京太郎「別に移動させる場所はどこでも良かったんだが……腕が動かなくなったら困るからな。肩関節を目がけて動かした」

京太郎「二つの小宇宙の中に存在するブラックホールの中心点を…それぞれ肩から等距離になるように注意深く保ちながらな……」

健夜(こいつ……あのラッシュの応酬の中で……そんなことを……ッ!?)

京太郎「2つのブラックホールは近づくにつれてお互いを飲み込み始め…消滅して小さくなっていくが……」

京太郎「肩の目的地点とブラックホールの中心点間2つを等距離に保っている以上……ブラックホールの中心点が重なる瞬間がある!」

京太郎「その一瞬だけ…ブラックホールは質量が限りなく0に近い状態となる」

                            、
京太郎「そいつは言うなれば……事象の地平点とでもいうべき存在!」

健夜「……!!」
414 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/09(水) 06:23:04.21 ID:It1MTkEP0
京太郎「俺はこれを狙っていたが……ある種の賭けだったぜ」

京太郎「消滅したようなものだが……それでもまだその一瞬だけ確かに存在する事象の地平点を捉えることができるのか…」

京太郎「結果としては……賭けに勝ったわけだ」

京太郎「ザ・ユニバースは……事象の地平点をハッキリと捉えたッ!!」

京太郎「そしてその瞬間……ほんの瞬間の出来事だが……」

京太郎「ユニバースの刃で事象の地平点を限りなく薄く延ばした…!焼く前のクッキーよりも薄くな……!」

京太郎「そして厚さが限りなく0に近い面に薄く延ばしたそいつを……更に薄く切って、無数の事象の地平面をミルフィーユのように重ね……ッ!」

京太郎「俺の身体を構成する原子全てが事象の地平面そのものの外側と内側に同時に存在する状態にした……ッ!!」

                   、
京太郎「言わば、事象の地平層を俺の全身に浸透させたのさ……!」

京太郎「そうすることで…ザ・ワールドの影響なくしても…俺は止まった時の中に居て…!その中で俺の時は動き続ける……ッッ!!!」


健夜「バ…バカなッ!!」

健夜「そ…そんなことが…!!わずか7秒の間にできるはずが……!!!」

京太郎「7秒……?」

京太郎「違うな……俺にはもっと長い長い時間のように感じたね……!」

健夜「なにィィ……ッ!?」
415 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/09(水) 06:39:58.19 ID:It1MTkEP0
                     ザ・ワールド
京太郎「小鍛治健夜……!お前の『世界』は自分以外の全てに流れる時間を0に収束させる…lim[time→∞]1/timeのスタンド…!」

           ザ・ユニバース
京太郎「そして俺の『宇宙』は……俺に流れる時間だけを無限大に発散させた…!」

健夜「!!!」

健夜(自分の時だけを無限大に発散……だとッ!?)

健夜(つまり…lim[time→∞]time!!)

京太郎「だから俺は……事象の地平面を身体に浸透させていくうちに、段々とお前の動きがスローに見えるようになっていった……!」

京太郎「俺に流れる時間が無限大に近づけば近づくほど……俺以外に流れる全ての時間は相対的に0に近づいていくからな……ッ!」

健夜「……!!」


健夜は、京太郎と戦っている最中に感じた自分の直観を思い出していたッ!!


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


健夜(我がザ・ワールドと京太郎のザ・ユニバースが……終焉と開闢という真逆の概念を司るスタンドにもかかわらず……)

健夜(同じ接近パワー型で、高速で精密な動きができるというのは……)

健夜(山を反対方向のルートから同時に登っても……行きつく頂上が同じであるようにッ!!)

健夜(スタンドを究め、頂点に達すれば……同じ性質に行きつくということなのかッ!!!???)


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


健夜(わ…私の直観は間違っていなかった……ッ!!)

        ザ・ユニバース  ザ・ワールド
健夜(こいつの『宇宙』は私の『世界』と真逆の方法…!lim[time→∞]1/timeに対する、lim[time→∞]timeというルートを辿って……!!)

健夜(自分以外の時を止めるという……同じ頂点に辿り着きやがった……ッ!!)

健夜(私が自分以外の時間を直接的にゼロに収束させるのに対して……!)

健夜(自分の時間だけを無限大に発散して、自分以外の時間を相対的に限りなく0に近づけるという方法をとって……ッ!!)
416 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/09(水) 06:51:37.32 ID:It1MTkEP0
           ザ・ユニバース  ザ・ワールド
京太郎「しかし……『宇宙』と……『世界』が同格と言っても……俺の方が長く時間を止めていられるようだ…!」

京太郎「こんなにペラペラペラペラとしゃべくってもまだ……ッ!時間を止めていられそうなんでな……ッ!!」

健夜「ッ!!!」

健夜(か…考えてみれば当然のこと…!)

      ザ・ワールド
健夜(私の『世界』は自分以外の全ての時間に対して効力を及ぼすのだからスタンドパワーの消耗が激しい……!!)

                 ザ・ユニバース
健夜(それに対して……奴の『宇宙』は……直接的には自分の時間だけにしか干渉しない……!)

健夜(スタンドパワーの燃費の違いは明らか……ッ!!)

京太郎「ま…俺の方が発動の手間はかかるがな……」

京太郎「車で言うなら……ザ・ワールドがエンジンの調子は良いものの燃費が悪くてすぐに止まっちまう自動車で……」

                          、、、
京太郎「俺のザ・ユニバースはエンジンのかかりが悪く…整備の手間を要するものの……1度走り出したらどこまでも突っ走っていける車ってトコかな……」
417 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/09(水) 07:02:06.41 ID:It1MTkEP0

京太郎「全くもってこいつは癖の強い車だぜ……」

京太郎「少しでもスタンドコントロールが乱れれば、事象の地平層が身体からズレて…俺の時間は無限大じゃなくなる」

京太郎「そして第三者の視点を想定すれば……俺のザ・ユニバースはものの1秒もしないうちにその効果が切れちまう……」

京太郎「例えばあの時計の秒針が……ほんの1ミリでも動いた時には、俺の支配する時は終わりを告げるだろう」

京太郎「第三者にとっての一秒後には……事象の地平層も消失しちまってるだろうからな……」

京太郎「だが…俺にその一秒後というやつは……永遠に来ねえッ!!」

京太郎「なぜならその一秒は……俺にとっては無限大の時間だからだッ!!」

健夜「ッ……」

京太郎「今…こうやってお前に話しかけるのにも…随分と苦労しているんだぜ」

京太郎「お前にも聞こえるように……ものすごくゆっくりと……話しているんだからな」

健夜「ぐ……!!」

京太郎「ま…止まった時の世界に先だって入門しているお前に対しては他の相手に対して話しかけるよりは楽だろうがな…」

京太郎「なにせ…止まった時の世界を認識できない者には話しかけても何の反応もありゃしねえ……」
418 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/09(水) 07:08:37.09 ID:It1MTkEP0

ヴン……


健夜「!」


ヴン……


京太郎「今…俺が何をしてきたか分かったか…?」

健夜「ッ!!」


健夜には分からなかったッ!!ただ、京太郎が一瞬だけ消えて瞬きもしないうちにまた眼前に出現したように見えたッ!!


京太郎「宮守女子のみんなと「天照大神の御身」を宿していた3人の治療を済ませ……晴絵の腹部にお前の腸を代わりに置いてきたんだが……分からなかったか?」

健夜「な……なにィィィィィィィッッッ!!!」


そう!!健夜が気づいた時には、風穴が開けられた腹部に…本来あるハズの腸がなかったッ!!

奪われていたッ!!気づきもしないうちに……永遠の時間の中を悠々と動き回る京太郎にッ!!!
419 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/09(水) 07:09:04.79 ID:5HQ2MfnBO
>>383が大手柄な一方で
>>385の一歩間違えれば大戦犯感が凄まじい
慢心駄目絶対
420 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/09(水) 07:23:28.31 ID:It1MTkEP0
京太郎「ちょいと普通に動くだけでこんなもんだ……お前には俺の動きが全く認識できなくなる…」

              ザ・ユニバース
京太郎「これがッ!俺の『宇宙』が辿り着いた……「世界」を開闢する力ッ!!ビギニング・オブ・ザ・ワールドだッ!!!」

                                ザ・ワールド
京太郎「「世界」を終わらせることしかできないお前の『世界』では到達できない境地……!」

健夜「ぐ…ぬゥゥゥッ!!!」


                        ザ・ワールド
京太郎「晴絵が命を懸けて伝えてくれた『世界』の正体と…教え諭してくれた冷静さの必要性ッ!!」

京太郎「知らなければ……思いつきもしなかったぜ……こんな方法はよ…!」

京太郎「それだけじゃない……このビギニング・オブ・ザ・ワールドには重大なリスクが伴う…」

京太郎「それは……スタンドコントロールを少しでも誤れば……」

京太郎「俺の身体に浸透している事象の地平層…無数の微小なブラックホールによって、俺自身の肉体が消滅しかねないということ…!」

京太郎「だが…!」

京太郎「人ならぬ身の照さんが身を以て照らしてくれた人間の勇気ッ!!」

京太郎「それが俺を突き動かしてくれたッ!!!」

京太郎「みんなの助け無しには……ここまで来れなかったぜッ!!!」

京太郎「小鍛治健夜……お前には一人でもいるか…?」

京太郎「自分を高みに誘ってくれる……大切な仲間ってやつがよォッ!!!」

健夜「……ッッ!!!」

京太郎「どうやら……一人としていねーようだな…」
421 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/09(水) 07:28:06.32 ID:It1MTkEP0

ヴン……


健夜「!」


ヴン……


京太郎「そんなお前に……人間の力の結晶を見せてやる」

京太郎「お前が配牌を済ませているようだから……俺も配牌を終わらせてきたよ」

京太郎「お前は……人和は役満として取り扱うつもりだと言ったなッ!!」

健夜「き…京太郎ォォ!!貴様、まさか……!!」

京太郎「そう…!そのまさかだ……」

京太郎「宣言するぜッ!!小鍛治健夜ッ!!」

京太郎「俺は人の和……人和を和了ってお前を殺すッ!!!」

健夜「ぬゥゥゥゥゥッッ……!!!」
422 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/09(水) 07:32:26.96 ID:It1MTkEP0

ヴン……


健夜「……!!」



気が付いた時には、健夜の手には一つの牌が握らされていたッ!!!



京太郎「取ってきてやったぜ……お前の第一ツモの白だ」

京太郎「お前の和了り牌がその白であるように……俺の和了牌もまたその白」

健夜「ッッ!!!」

健夜(せ……宣言してやりたいッ!!天和ツモの発声をしてやりたいッ!!)

健夜(だ…だが…!)

健夜(う…動けないのだ……!この手に握った白を雀卓に置いて、和了宣言をするという……ただそれだけのことができないのだ……ッ!!) ワナワナ…
423 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/09(水) 07:39:53.81 ID:It1MTkEP0

健夜「ハァ…!ハァ…!ハァ…!」 ワナワナ…



健夜は事此処に至って、逆転の芽が芽生えようもない完全な劣勢に立たされたことに深い絶望と屈辱を感じ始めていたッ!!

これは健夜の今までの勝利のみで飾られてきた人生で初めての事だった!!



京太郎「てめーに対する慈悲の気持ちは全くねえ……」

京太郎「仲間の一人もいないことは自業自得としか言えねえし……」

京太郎「このままその手中の白を叩き落として人和を和了ってお前を殺しても…全然可哀そうだとは思わねえ」

健夜「ハァ…!ハァ…!」 ワナワナ…

京太郎「しかし…このままてめえを嬲って始末するってやり方は……俺自身の心に後味の良くねえものを残すぜ」
424 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/09(水) 07:43:47.29 ID:It1MTkEP0

ヴン……


京太郎「ほらよ…」

健夜「!!!」


京太郎が永遠の時の中のほんの一瞬の間に取ってきて健夜の眼前に落としたもの…

それは、健夜の両脚が変身したシャチとクジラが惨たらしく死んだのち、また健夜の脚の形へと戻ったものだった!!


健夜「な……なんの真似を……ブゴォッ!!!」


健夜が問いかけることすら許さず、京太郎は健夜の顔面を殴り付けたッ!!
425 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/09(水) 07:50:39.68 ID:It1MTkEP0

京太郎「今のパンチを通して……お前の全身に事象の地平層を浸透させた」

健夜「!!」

健夜「う……動けるッ?!!」 ニギニギ

健夜「う…動けるぞッ!!!」 ニギニギニギ


健夜は信じられないというような表情で掌を握っては開き、握っては開き、自らの身体の自由が利くようになったことを確かめるッ!


京太郎「てめーを俺が開闢した「世界」に入門させてやったんだ……」

健夜「……!!」

京太郎「そこに転がってる脚がくっついて再生するのに何秒かかる……?」

京太郎「2秒か…?3秒か…?」

健夜「ハァ…!ハァ…!」

京太郎「治ったと同時にてめーにザ・ユニバースの刃を叩き込むッ!!かかってきなッ!!!」

健夜「ぐ……ッ!!」 ワナワナ…

京太郎「西部劇のガンマン風に言うと……」

京太郎「「ぬきな!どっちが素早いか試してみようぜ」というやつだぜ……」
426 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/09(水) 07:57:51.90 ID:It1MTkEP0

健夜(こ……虚仮にしやがってェェ……ッ!!) ギロッ

京太郎「……」 ギロリ

健夜(しかし…!しかし京太郎ォォ……!!)

健夜(この土壇場に来て…!やはりお前は人間だァッ!!)

健夜「フ……フフフフフフフ……!」

健夜(ごく短い時の流れでしか生きない…!人間の考え方をするゥ…ッ!!)

健夜(後味の良くないものを残すとか…人生に悔いを残さないだとか…)

健夜(便ッ所のネズミのクソにも匹敵する…!そのくだらないものの考えが命取りよ……ッ!!)

健夜「フ…フフフフフフ!!」

健夜(この健夜にそれはない……ッ!!あるのはたった一つのシンプルな思想だけだ……ッ!!)

健夜(たったひとつ……ッ!!)

健夜(勝利して支配するッ!!それだけよ…!それだけが満足感よ…!!)
427 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/09(水) 08:04:35.81 ID:It1MTkEP0

健夜「過程や……方法なぞ……!」


_,..(((((////彡>川//彡ミ
彡三ミミヽ川///////彡三ミ、  
巛巛,r‐-,_川川川//彡ミリリ  
))))ゞニイ○i'⌒i─_'',.フミ/リリ  
彡彡: : :l `゙´i`''´ ̄ ////川  
彡!\ : :l : : ノ: ノ;.:-'"i川川川
川代't、 l川::( _」..-‐ニヾ川リ   どうでもよいのだーーーーーーーァッ!!
川|| `'`゙ヺ7三::∠'三'ブ゙巛リ    
川ll|  ///'´ ):::....    川ヽ    
川 || レ |    : : :   ヾミヽ   
川,.-! ヾ゙_フ         rヾミヽ
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川川川i、ゞ   _,.-'´,.. --- 、 _ヾヾ  
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428 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/09(水) 08:08:17.30 ID:It1MTkEP0

京太郎「ぬううッ!!」


健夜は京太郎の持ってきた両脚を蝙蝠に変身させッ!!!

顔に覆い被さらせて視界を奪ったッ!!!


健夜「どうだッ!このコウモリの目隠しはッ!!勝ったッ!死ねィッ!」


                                                                                       ____
                                                                          ____     ―z'´ ̄} ̄ ̄| ̄ ̄ { ̄{\
                                                                               _フ´ ̄ ̄\  ―z'´ |  i{    |     {  | {ハ
                                                                        _ァ' }}   /ー‐r'´   |   |   \   \V  }
                                                                          _]  }}'⌒V   l{    \  \   \/ ̄)__リ
                                                                         _]_ノ,ノ  }    \_  \__ >  ̄
                                                                           _] 人_,ノ/ ̄\   \_/
                                                                        _二   / / ̄ \_/
             ___                                                           _二   / /
           /二二\\                                                    _二  / /
          /// ̄ ̄\\__r―r‐o                                             _二 ヽ/ /
.         { // \_  \  }i}ト-'’ ()                                           ___二  / /
          ヽ{  \_   ̄`ヽ}__リ}_  / ___/ ̄ ̄|                          ___フ´______/
              {`ヽ   `V´ ̄ ̄\   \__八          |                       _フ´       / /
           \_}/  /  ___)___/ }_          |                         _フ´           / /
              |   { /   /´  /   }_      |                      __フ  ____   |  {
             / ̄ ̄∨   /∠)]])/       }_       |                     ]   / ̄ ̄ ̄\ ヽ
           {      }ー―〈 {'⌒廴ハ        }_     /                    _] =ァ'     |     ̄} |
           人__// ̄ ̄ `┴┴∧       }_   ∧                       ] 7         |     / |
.            /       // ̄/    / /  ト、  }\  } /  i                   _] ]    r―‐┴‐、  |  |
        / ̄ ̄\ /   / ̄`ヽ | {  l \ヽ圦 ∨  }                         / ̄ ̄ ̄ ̄\ / ̄\__i_/
.        /{      j/   /{      |_∧ |  _\_/    ハ                 /          /  /  \
       | 乂___,ノ__/ } \     \ (ヽ__ヲ \__/   }          -――一 ´            i   /      ヽ
.       j      /    ノ    \   i }  ヽ(,ノ/ /  |     ハ        /             ___/{  {      |
       j     / _/ ̄ ̄ ̄/ ̄ ̄\{_____},ノ /  |__/ }      /         _ -‐   ̄         |   \
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        j   __/     i{    /         |   ヽ    {____ イ___/        /                  / /    /
..     j  / {    i{ ̄ ̄ {   ̄ \__/    ト  厂   ノ ̄/\          /                |  {   /
     〈_/  {   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\/\     | ∨_/}___l{   \     /                    /^ー―一
       |  }レ'´          / ̄ ̄\ ヽ   /  |__/} ̄\  ̄ ̄ ヽ        ィ( ̄)__        /
       ∧  j/ ̄ ̄)     /      ヽ }/   |__/}   }}       i     /Y´   ̄  (_)    /
        | \j}   /     /        ∨l     /|\_/|___,ノ ̄ ̄\ |     / /    ===   }_/
        |   |   {     {          j}   /l |  ノ___|  \     ヽ|   /,ノ   {{  ハ  }} (__)
        ト、_|   i      }          j} /   |/ { rヽ   |    /   |      {{ ((_) }}  (__)
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429 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/09(水) 08:13:34.53 ID:It1MTkEP0

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                                  `ヽ===ニニ='"ハミィミ、、ミ:::;;;ノィz/ .}イ:::彡            そしてこの健夜自身も!!!
                  ,, --‐‐- 、、__                 ヽ}.ヾ`´イ..Yヾ"::. ,|::::::ミ  { {/彡__ィハィ
             , ィ"" ̄     ,, ,, >.、             〇)_) ;; 〃 .;;; :ィヽ ノ >彡彡>'';;´   \彡ハ   究極生命体の力を持っていることを忘れるなッ!!!
           /   ,,!!!!ィ'!!||l !!!!|| |||!!!!!ヾr`ヽ、.   ソ ノ    ___|ヘ::..Yミ三イ:} .//:::/::::::....,;;      ;ヘ彡
           / iiiiii!|ll|"!!             "`\ ヘ {  ハ リ/..-、::::::{ .\ヽ===', /:::::∨ ::::::::,';:::.....      ;; Yミ
         /  ii|||!!!        ハ ゚         ) {{、ミミ从::/..::::::::::::`>、ヘ ミニ /::::::/   ::;;;:::::::::::::::.........::::... }彡
       /  .::::{          Y  〈〉 ゚      ( {:::::::::::::::::|..:::::::::::::::>、:::::>='/:∧::{   .::;;;::::::   :::::   :: }ミ
         { ...:::::丿          ___,,,、___-=ニヽ<::::::>'" ̄``===ィ===-'"´/::::::::{:ハ  ::::::;;::::....  ..:;;:    : .ノミ
       ノ :::::::::ミ            ___,, ィ==三ミ彡::::/     :/       {:::::::::',:::ヘ, ::::::;;:::::::::::::::;;:::::::.. ..;: /ミ
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      .{  .:::::::ヽイヽ             二二{ミミ={;;:/'"´.     :/         ヾ、:::::/ ,;.''´ :::::::;;;;;:::::::   }::::彡
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     ,ノ:;;:::;;::  :: .ノノ ヘ  <>    i!      ィ´ノ::. `{....    .::{..        ...:::::/;  .;"     ,;;;;      }'ミ
/\-彡r'' >=;;;;;''  Y:::: ヽ  ゚     l>    /::   ∨:::::::::::::::ヘ:::::___:::::::::::::::::::::::::::/;  ;'     ;;;;;;      /``
 Yィ´ :::__ノ ::::::::__  ヽ、   \_  ゚ ゚    .∠     Yァ---=彡"´  ̄ ̄ヾミミ::/;   ;'    ,,;;;;;;......:::::::::: /
ヾ}  r‐ィ-、_,,,>、>,  }    ヽヽ___,,、、__  /::      ヽ|   .;;::::::     :;; ``{;;   ;::............::;;"':;;;::::::  ./
 | .ノ | .{、    Y ノ;;:     YY    `ヽ;;      ..ミ|   ..;;;;;;:::::::::::.. .;;: ::::::{;   ;:::::::::::::;;;;....;;::::::::::::::/ミ
 `ヽ_) \_)    .ゝイ  ::  . ノ.ノ      Y     ......ヘ .:::::::;;::::::::::::::::::;;;::::::::::::::{;;   ;;``:::::;;;;;;;;;``:::  ./ミ

430 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/09(水) 08:14:47.74 ID:It1MTkEP0


健夜「二段攻撃だァーーーーーーーーーーーーーッ!!!!」



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  ̄ ̄-----‐-__        ` ̄‐=三三=‐‐
            ̄--‐=___         ̄¨--‐-___ ̄¨ ー==z__
                  ̄ー=、___           ̄¨---、____ ̄ミ≧、__
                      ``ー=、__           `=ミ  `\≧、_
                         ``ー=__           `\_   `℃≧x_
                             `\、_          \、_   `\ヽ
                                \、_          \、_   \
                                  `\           \  \
                                    \           \  \
                                     \            〉、   \
                                      \            `刈   \
                                       ∨          ∨   \
                                           |             }h、
                                         |           ∨
                                        }            ∨
                                        /             }!     }!
                                       //              |    ||!
                                      /             |州|    | |!、
                                     /              |  {|    | ||i
                                    /              |  マ   || |||
                                  /               :r 、|  ‘,  |_州i
                                 /                rj{ ヽ  ||   ||| |i
                               /´                 | ′    |  || | ||
                             ,/                  |      |||   | }!|
                          _/´                 ,、   ||        i|||     }!
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健夜は卑怯な蝙蝠の奇襲により京太郎の視界を奪ったうえでッ!!!

ザ・ワールドの膝蹴りと自らの輝彩滑刀による連携攻撃を仕掛けるッ!!!!
431 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/09(水) 08:17:32.32 ID:It1MTkEP0

京太郎「ドゥァラァッッ!!!!!!!」



         __           __   _       __
         /::ヽ.   「::::l /}  /:::/ /´::::/     /´::::> ,.-.、_        __,,..、
         〈:::::::ハ  |:::::j '´   |:::::/ /:::::::/./!   /:::::/ /:::::/      /::::::::j__
         ';:::::::l l/ _    l::::i /:::::::://:::/  /:::::/ /::::://::7   ,:'::::::::/::::::〉    __
          V:::::l /::::}.   l:::::!ヽ一' l/   /::::::< └-' 〈_:/  /::::://:::::::/,.ヘ.  /:::::/
          V:::レ::::::::r'  .l:::::l       /:::;へ::::\      /:::::<  ー-'<:://::::::://:ヽ
            .';:::::::::/   ;:::::└‐:::ァ    ∨  丶;::::>.    ,'::::;ヘ::丶、  ´ /::::::::/':::::::/
            .';::::〈     !::::;_:::::::/          `     レ'   `¨   /:::::::< ヽ;;/::::>
            ヽ::::〉    |::/  ̄                        /::::;::::::::\ ヽ'
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               / /' /  ̄ ̄ 乂_彡彳'": ---/  /: : : :√  ̄ >-=ミ : : \ \: :〈⌒ヽ
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               {/ /'/《 >/  /: : : /_ 〕 _/   ': : : :.:/⌒´         \: \: \
             / / 《 ィッ}/  / ̄ ̄ / | i /  /: : : : :/_           | | |\: \: \
    へ       }イ《  /イ 〕_ /'    /| i ≠'  / : : : : : //   /   __彡'V:.| ハ : \: :ヽ
   /  |      / イ // _〔 _{ へ  { / / ,/: : : : : : :,:/    /'     ̄/  : :.,  {: : : : i /
   i|  |        '/ |'  7^∨∨/ , </  /  ̄ ̄\: : //   /       /   ':./   } : : :/: :
   ||  ,     {      / \∨ し'  /  / / ̄ ̄ \〈―=彡 __/    /  /: /   ' /: : /
   ヽ /∧        /  /> ---イ  / /   / ̄ \ ,/    \     /: :,   / /:/
    ∨ ∧  「 ̄ ̄    }\'   へ|  ' /'   / ///ヽ ∨      ヽ / : /   /:/
.     ∨ ∧  ' \     ' | i ノ  } { |    ' /⌒  /    _/  }: : :/   /: :/
       、'∧  〉_\ /v' 人,//'|  人   | /   ), イ二/ ̄:.:/  ' /    ノ 彡'
        V'∧/ / // \_/ イ人 \\  i'  ≠≦/|// : : : /   /    ―≠
     へ/∨ < __,/-‐… /≧=-  >―\/<⌒ / / : //   /       i:/
    へ i ノ/  __V_  / > ̄ ̄ \ ( /イ ̄ ̄彡 / / /   /        /
  /\ i | Y /V ∧ | / /7/ ――  >イ 人 / /_/   /   /       ,
  ,   Y,ソ  | /  V ∧∨ヽ/  ' /  /    / ,  /イ     '  /     /  
  i  し  / /}'   、''∧  ∨イ   / /' ̄ ̄ /  / /゙|     :i       /:/  
   、〈    イ    V'∧  |⌒〉  / / ノ/ // / |   / |  /  /: :./   |
   \ へノ `r-   〉 ∧  イY / ノ /彡   //_,///,|  i/, ∠,/: : : /
     \ __ /    |i  〉 | 〉 ,/ , /  //―,/ // |  |//: : : : : /
.        ̄\    j  /  / /  /' /  /' /_ノ ////|  |イ : : : : /
         `     /  / 〉| 〈  V_// |/|//////ハ  V: r-=彡
            ``丶、,//' 、  ∨ ^Yi/// ///////_  i: |
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        __/// /  \    「_V/ | // : : : V///∧   \
432 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/09(水) 08:20:25.22 ID:It1MTkEP0
                  /´   ム -イ;‐ァ
                ,!      〃 /
                    /      ィ! |l i¨7
             /     ;'´ i  l| | |
             l  /|   !: !  |L/| !〉
                  |./  l   |! l  |  .|__|     /`l
                     |   l! |  |     ,、   l  |/ 〉
                   !  |l' |  |     ,l |  l  |レ'
                   |  |! .|/     ,! L.-ヾi=,'
                    |/      _,.-'´  _, - '_´
                        |_,.- '´| L-'´_|
                          ,.-'´  ,.-'"
                         |,.- '´| |      /|
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                                 く/レ         / /
                                     ,____,. - '´ /
                                    /____,/


               ゙゙'-、 .L             ,=@                    /   |     ,i'゙ ./
                  ヽ l         / .ヽ       人       ,/゛   ,!    /./
                l, ゙l,        /  ..l      ! /    .,/゛     l   .,/ノ゛
   _                l,│       ゙l,  /"      .〃   ,r'"       ,!  .,〃
   \ ''ー ,,_           l,.!           } .l゙   .,rl      / :!       ,./  .〃
.    \   .`''ー ..,_      !ゝ   、   l:,r′  / l     /  .|      //  ./
       \     `゙''‐i,,、       !\.  ″  ./ │ .,イ ./    !   . /  /          ,, v
        \      .`'ミゝ、_    .l   ̄\  /  .゙‐'゛ ,ゞ    .! .,/   ,/   .,,イ    .//
            ゙''xi- ......,,,__ .\.`''-..、 |    ¨ ̄   . /     ,/"     /   / そ
              `''-、.  . ゙゙゙゙̄'''-、 ”ゞ、、       /      /      /  ./__て
              `''-、,     `'-、、`''-、、  ./      ./     //´ /        ,,っ,
 ̄ ゙゙゙̄''''''''―-- ..,,,,,_,    .`'-、、     `'ー..、.`''ッ′    /     ./    .l      ,/  .,l´
              `゙゙''''ーr‐''"゙''-、.     `''./      ./     ./    : /    _... ! . /
               _,,./     ゙''-..、  /      ./      ./    廴/ '゙/´   ゞ゛
            ー'''''“''';;> .,..-¬''''i   `''./      /      ,/ 、       廴__イ
            ,/'"゛ . /     ,i′  ./      . /      ./、,  `''-..、  .,―――-!
              /    ./    〃⌒¨/      ./      /   ゙゙'-、、 `''-、]
        ,,;;彡_   /        /       /      /      `''-..、  `'ー..、
      ,..-″    ゙'゙        /       ./      / `''-、、      `''-、,  `''-..、
    . /                  /       ./      ./     !`'-、、      .`'‐、、  .`''-..、
  . /                    /       ./       /`l,   .!   `''-、.       `'-..、  .`''ー..、
./            _z--Y  /       /       /   !   廴       `''-、、      `'-、、  `''-..、
           / . ,,/  /       ./       /   )_  ∧         ゙''-、,       .`''-、,   .`''
          / /   . /       ./       ./       .l ./   \        `''-、,       .`''-、、
         ,//    ./        /       ./        l/    \          `'-、,       `"
        ,i!'゛    . /        ,i′     ./         !      .\              `''-、
       ゛     ./        ./       /            ′         ヽ             `'-、、
             /        ./       ./             y            ヽ              `'-、
              /        /       ./           |.l          ヽ,





健夜自身から繰り出される輝彩滑刀はユニバースの刃で受けるッ!!!!
433 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/09(水) 08:22:46.78 ID:It1MTkEP0

健夜「ムゥッ!!!輝彩滑刀は防がれたかッ!!!」

健夜「だが!胴体がガラ空きだぞッ!!京太郎ォォォォォ!!!!」

京太郎「ッッ!!!」


輝彩滑刀は受け切ったもののッ!!!

ザ・ワールドの全てを懸けた膝蹴りが京太郎の胴を貫かんと襲うッ!!!
434 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/09(水) 08:24:01.94 ID:It1MTkEP0

が……!!



                            , 、。s≦ニニム
                           ノ /ニニニニニニ}
                    _,  ´ ̄\__ .イニニニニ/
                    > ´ イ⌒',   `ヽニニニ{
              _ - ´       |    ハニニム
                 _>   ' ,/  、 } , : | ハニニニニニ=--
                  /⌒/ | | _/| ∨ / l|  |}ニニニニニニニニニ=-
                /   { |゙ト、| / /}ィリ|n  |ニニニニニニニニニニニニニニ=-zzzzzx
                   ̄ィ , 从沁∨'/炒 } リ ハ!ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ≫
                   { /从  ,     ム从ニニニニニニニニニニニニニニニニ{ニニニニニニニヽ
                     /\ -‐ イ「ニニニニニニニニニニニア¨¨¨¨ ̄⌒寸ニニニニニニニニ\
                       `ヾ. ≧≦ /ニニニニニニニニニニニ,'        寸ニニニニニニ,=ミニヽ
                     {_ヽ /ニニニニニニニニニニニ,'            ヾニニイ/`Yニニム
                   _      `寸ニニニニニニニニニニア            lア゙ { 〈〉'〈ニニニ}
                  `寸≧s。    ィニニニニニニニニニニ{           _-" ::::',:::`¨´ー‐=ニ}
                      /ニニニニ=-,=ニニニニニニニニニニニニ{        __, イ ヽ:::::::ヽ:::::::ゝ┐ }!
                  マニイ´ヾニニニニニニニニニニニニニニニ〉         乂___.イ‐ヽ=-⌒ヽ:::::::{´. /
                 //////}ニニニニニニニニニニニニニニム                    ‘,:::ゝ' ',
                 _,,ィ///////>ニニニア//-==ニニニニニニム                 〈::::/ /
              /////////////ア///////////.寸ニニニ{                   /]ゝィ
              ,イ/////////////ア///////////////寸ニi〉                {__/
.          ,イ/////////////>'////////////////}ニア゙
.         /////////////ア´ {{////////////////ニア
.         ,イ////////ニ=-     寸////////////イ¨´
      ,イ///////イ´         マ/////////ア´
.     /ゞ===イ´           マ/////アイ
      ム:::::::::::::::::}              {:::::::::::::リ
   く::::::::::::/¨¨´.               {:::::::::::/
    ¨¨¨                     ゞ─'゙




健夜「!!!」
435 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/09(水) 08:28:59.25 ID:It1MTkEP0

京太郎「オラァッ!!!!!」




                           /⌒i
                      _,,..、 .|  / ,..-、            /`l _
                        l   l | /´ l,、_ノ         l  |/ 〉
                       |  i' '´_,,、    . ,-、,-‐'''"\ l  |レ'
                     |  し''´ 」    . l  ._‐t  .|  ヾ'
                     |  ,,.-''´      ヽ┘ l  /
                     | .|                ! .!
                     l、_ノ         、  __/  l
                                  | ̄  __,!
                                 └-...‐''゙ .
                             / /                 /}                /
                        / /          }      //             /
.         / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ / /               ト     //   /      /
       /                 / /              | \ノ/   /し(    /
.     /                  / /          j|___r‐┴‐< (_/    {___
   / _______    / /            ノ |///ハ__,ノ)/ ̄ ̄)\(/////\_
  / /               \ | /         \  _」 |'⌒i/ー――く{__////\/////\
  /                 ヽ| |         }∨ | |__ノ|//{/{__,ノ}/ ̄ ̄ヽ////////// ̄ ̄\//
        ___       | |         j厶/ (__,ノ// {_ノ{__//////////////////
  / ̄ ̄ ̄=ニ二二ニ= ___   | {__        / _ハ///\/  {//////{/// /////////////////
              =ニ二‐ /   l       {「 ̄ ノ/////\{/ /し' |ハ////////////////////
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       / ̄ ̄ ̄ ̄\  \___/  /  /   ノ\///\//////////    ̄ ̄`ヽ//////////
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      |           \   ̄〉    / /        ̄                    \/////
      |                 \ /  / ̄  /                            }/////
  \ \                 /  i    ´                             \///
    }   ヽ           ト----- ´






健夜「な゛に゛ィ゛ィ゛ィ゛ィ゛ィ゛ッッ!!!????」



この土壇場に来て京太郎ッ!!!なんとスタンドの…ザ・ワールドの膝蹴りを拳で受けるッ!!!!
436 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/09(水) 08:31:37.51 ID:It1MTkEP0

京太郎「……ッ!!!」 ブシュッ



言うまでもなくッ!!生身の人間とスタンドのパワーは段違いッ!!それも接近パワー型のザ・ワールドなら尚の事ッ!!!

当然!!京太郎の拳は割れ、血が噴き出すッ!!!



健夜「……」 ニヤリ



健夜も勝利を確信して思わず笑みが零れるッ!!
437 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/09(水) 08:35:50.87 ID:It1MTkEP0
が……しかし……ッ!!!!



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        ! l       ._..=@       /__/    ,..-、                 /  ,/
         l .!   _.. ‐''´._..ノ         /l   l _..-'" _..ノト、               / ,,┤
         ! し-''". _.. ‐'″          / .l,..-'" _..-'"゛ !| .__-、       ./ ,/ l
       !_.. -'"                 // _..-'"     __ l__l \_    / /   l
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          !            |   ./      ヽ`ぃ-l゙.!'" /         /
`'ー..、       .|、              |  ./       l.! l.l .,! /           /
、   ゙゙'-、、    .l'-             ! /        〃 ゙'ミ .ヽ             ,!
 ゙''-..,、  `''-..、 / !          /l゙        ||  .ヽ .ヽ           /
    `゙'ー ..,, .`''" .\         l .l           !|   ヽ  ヽ       ./
        `゙'ー 、  .\         ! /         !l、.    l  .ヽ     /             ,/
            `、.   \     ! .l゙            !|ニニ=_ .ヽ  ヽ    /           /
             ヽ,   .\  / l            |.!    `゙''ヽ  .ヽ  ./        /
               \   `ゞ ,!          !.!      ヽ  ヽ〃      /
                 \    ,!             | l      ヽ  /      /
                   \  |           ! !       ヽ \    /
                       `''!、             }.l       ヽ  ヽ  /
                          \.        .! .!        l  `'ッ′
                         \       l l           l   く




健夜「な……!!!」



あろうことか…!!生身の人間の拳を受け……!!

スタンド…ザ・ワールドの膝に……ヒビが入るッ!!!!!
438 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/09(水) 08:41:57.96 ID:It1MTkEP0

  /    '   |   ',         :}∧∨',ヽ, /  V |   | ' /: : :ヾv  v
 '     :|   ',    ,         }  ! V / :|  V |   |{ ,: : / } ヽ v
'    / !   :{ハ   ハ ∧       } V| /{ V |_,  v!   |      }  ヽ
    '  :,   ' ,   ' ∨∧     ' ,}イ' _j{≫!7:f心刈 V       / {l 、|斗 ―――   オーバードライブ
   /  ,∧  ∧ー=ミ{__ ヽ ',    j{⌒'| 7/j' j'うゝ:ア |  '  '      ' :{l ヽ! `ヽ      波紋疾走が…………通ったッッッ!!!!!
   ,'  / ∧  ∧:、 {`~^ ー--  /: : j ^    ≫'’     V'    _ノ  {l  |   V
/ ,'  /  j{∧  ∧ヽ{ ,ィァ=v云|  ': : : i|   ~´       '   「:\ } {l      ,ヽ
  ,' ./:| / v∧  {ヾ八{  ヽぅ! /: : :  U           し  :!: : : V:V      , \
  ! ./ | /  ヾ∧  ,、\: `: : : :|/: : : :、               }: : : : : '        ,
  |/  :| '     )ヽ , \ヽ: : : :': : : : ノ!                八: : : :'       ,
     '    } / / ヽ   丶: :.} !: : : `: .、       _      ': : : : : '        ,
        j/ ,       \し: : : : : : :.   _,.  '"      /: : : : : '           ,
           ,          ヽ.,: : : : : :冖、 _      ,イ{: : : : :/           !
           、         > .,: : : : : : (     /: U : : :./          |
          | ヽ           / :≧s。.,:ヽ  _ ./\: : : : {「 \           |





そうッ!!!!

京太郎はッ!!!自分だけの時の中でッ!!!!練れるだけの波紋を練って蓄えていたッ!!!!!

それを今全てッ!!!!ザ・ワールドの膝に一点集中で流し込んだのだッ!!!!!!



健夜「BAAAAAOHHHHHHHHHH!!!!!!」


健夜は堪らず力が抜けるッ!!!!
439 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/09(水) 08:44:47.35 ID:It1MTkEP0
                   ,.ィ
            ,,,     r< / /1                         __二二二 ...__
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    イ`    ./  /i、 j   〃 _/              '´ _ェ=-'''"√7_... -ォ   ィ      `  '' .._〃 ゙∠>
   └    ./ ,イ   | l   !| /    〆7     /,,. ''"   __,,,,メ "__/   / 〉.  _,ィ        _,,,,、
    ,;   ./.  ;,   1|   」j/ x1 /| / /    X. "  /~ ̄_..ニ. √_.. ャ ./ / / /      <、  \
    ,;   ./.   ;,    !l ./  r' l l  |./ /.   〃    / _..イ´_,../ ''´,,/ / ./  / l´    __二二,×、 ヽ、
   ,;   /     ;,   W   .!  l l  !/ /   /    ///´_,,┐./´  Ζ.,イ !  /_ォ ! /'二==――'´  ヽ―
   ,;   /      ;,  ハ   l  j l// /         ∠=''"  j |   / ._// l /´ .| / ''"          //
  ,;   /       ;,  ハ  .| リ  ././               レ'   // メ/   /         /!/〆 /
 ./   /        ;,  ハ   レ´  l/                      l/              /   /
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 .l /               《./
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ここにッ!!!!ユニバースと鎬を削っていた輝彩滑刀も砕け折れたッ!!!!



健夜「AH…AH…ABAVWWWW……」 ポロッ



健夜が大切に手に握りこんでいた白も……もはや保持する力さえなかったッ!!!!
440 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/09(水) 08:52:32.43 ID:It1MTkEP0
その白く美しく……人間のすばらしさを象徴するかのような白を……!

人の和の力を証明するためのパズルの最後のピースとなる白を……京太郎が見逃すはずなかったッ!!!



                     ー=ミ、_>-‐…‐ミ
                      xi〔.        弋_
                    ,.イ             `、
                    /     |`ヽ、..    |                  ___
                     ノイ..  |. |.. /ヽ . |. |⌒\.. _        /     ``丶、
                      厶イ../\|   ィ炒i.从ノ/.´ ̄: : : :`ヽ     {: : . . .      `                              
                        从.   \   l/ /       __,xく     ヽ: : : : : :.          \    
                      __>ヘ.. ,_',.。+''"    ,.。o≦⌒: : :\     \: : : : : : .       \         ロン……!!
                     /:::: ̄`/  /  。o<_ : : : : : : : :  ̄ ̄``丶、/\: : : : :.        ヽ
                     {::::::::::::/  /  /   _ ̄``丶、: : : : : : :: :: :: \:::::ヽ: : : :.          }        人和字一色大四喜四暗刻単騎…
                     八:_:_:::/ /  /,. '´ ̄       } : : : : : : : : : \::::::::::`、: :/.        /         
                   /,イ///ミく__/ /  。o≦⌒__  ̄ヽ: : : : : : : : : \::::::::::::∨: : ..     /         六倍役満……192000ッッ!!!!!
              _,.。o≦⌒ {//// /ヘー<_,.。s个x ̄ ̄       \ : : : : : : : \:::::::::::} : : : :    ハ
           ,、+'“ /. : : ::::////{/ニニoニニニニニ\ー─--=ニ _ `: : : : : : : \:::::::::l : : : :    /  ',
        ,、+''“  / . : : : ::::////ハニニニニニニニニニヽ、     ⌒ヽ : : : : : : : \:_彡: : : :    ,     }
       /     / . . : : : :::::ム////∧ニニニoニニニニニニ`ヽ、     、:\ : : : : : \: : : : :   /    /
      / /  ,: . .: : : : : : ::{//////i∧ニニニニニニニニニニトミtx    :.、 :..\ : : : : \: : :  /.    /.:
    ,  /   / : : : : : : : : :ノ/////ノ厂Yニニoニニニニニニ/.∨///≧s。.,_:.、: : \: : : : ー=彡    /. . : :
   ./ . :     /  : : : : : : : :,イ//////,イ//ニニニニニニニニニ/   寸/////ム: :. \: : \: : : . .   . . : : : : : : :
  / /    :  : : : : : : : /////// ´::|/ニニoニニニニニニ/     寸////ム: :.::\: : ミ=-: :ー=彡: : : : : : : :
    :     {   : : : : : : :{////∨ ::/ニニニニニニニニニf⌒\   {///////\ : :.\: : ⌒>s。.,_ : : : : : : :
  {  :. : : : : : : : : : : : ::{/(__)__//ニニニニoニニニニニニニ〈  γヽ  寸/////^\: : `ヽ、/      ̄”''
  、 : :.、 : : : : : : : :::::::::::::| ̄ ̄| ̄Vニニニニ/\ニニニニニ.|\ 弋ノ_ヽ  '///  / `ヽ、: /
   \: : \: : : : : : : ::::::::| | | | |  |ニニニ/    \ニニニ二マ `Y´ ̄ |  }/  / \,
    \: : :`ヽ、: : : : ::::::| | | | |  /   _,.。s个s。        /ニム | | | | |  弌/      ヽ
      `ヽ、: : ``丶、:::| | | | | /  ,.イニニニニミs。     /二ニY | | | |.    ム    /
          ``〜、、: |_|_|_|_|_/イニニニニニニニニミ=くニニ二ム_|_|_|_|.    }  __/
              ̄ ̄  /.二二二二二二二二二二二二.二ム,.       . ̄
                      /二二二二二二二二二二二 二二二.ム
                 /二二二二二二-ァ=弋二二二二二二二ム
                  /二二二二二二ア´   \二二二二二二ニヘ
                   /二二二二二ア         \二二二二二二ム


       ┌─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┐ ┌─┐
       │  │  │  │  │  │  │  │  │  │  │  │  │  │ │  │
       │東│東│東│南│南│南│西│西│西│北│北│北│  │ │  │
       └─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┘ └─┘
441 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/09(水) 09:03:04.84 ID:It1MTkEP0
京太郎「これが最後の波紋ッ!!」

京太郎「大宇宙を創造する超新星波紋爆発だッ!!!」

京太郎「未来という無限の宇宙をなッ!!!!」



                ,,、 -''/
             イ  /,r ''了 / 了
               /  /,/  // ,/
           /   /:/  // _/
              イ  / / __/: l/
             |.  / //__,
.           |  レ '''"  /
.            |    ,、-ーー'
          |  r'
           |  |
            |  |                    ___,-、 _, ---- 、
            /  |.                 ,   ´     /  `  < ⌒\
         |  /.                /        |    :.   `ヽ、
         |/.                 /     / /   l|    V     `   、
                             .'     / , { { | |     | 、   、_ \_
          /:::::ヘ                |     | | | |∧| {   :  ハ  V  、\  ̄´
.         |:::::::::ヘ                 | | {メ、_{ 从  | , |-‐'´ |  、 \`
.         |:::::::::::ヘ.            ' | ,..- | | | ,ィtォ=ミ∧ |,ィtォ、} / |l ハ\_、        
            |:::::::::::::ヘ.          /イ{ { r 从 { Vソ ;;;;;;;∨';;Vソ/イ |∧}         
          |::::::::::::::ヘ            ∨乂レハソ::´:::::::::::::::::::::::::::`:::|/ j' リ         この波紋は……ッ!!!!
          ヤ::::::::::::::ヘ.           }∧ ー:.         `:::::::::ムl/             
、            ヽ::::::::::::::::\.         /  、 八.     ,-‐‐┐ .人               未来を開闢するビッグバンだッッッ!!!!!!!
::::\         \::::::::::::::::\.          }イ/|\.   '、二ニ' /               
:::::::::\         \::::::::::::::::\         「<l|  `  .__/_
:::::::::::::::\         \::::::::::::::::``丶.,、_    |////>、     | 「/|
ヽ::::::::::::::::::`:゙''-、,_   _,,..-‐'::、::::::::::::::::::ヽ、ヽ-┴≦、[二]/l}    |、}l∧_                   /゙ '' 、
 ヽ、,_::::::::::::::::::::::`゙''ー-、::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`'、\/////////\   |/////≧=-              /_  / ,、-'"/
    ゙''ー-、,:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\\////////|___j\//////////≧=、            `',,、- ''" ,,,/
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442 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/09(水) 09:12:22.70 ID:It1MTkEP0
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              : : :‐//7               ̄ …‐‐‐…  ̄                `       V/, : :
           : :‐=//7       _    -- ‐‐ ―…・・・・・・・・・…― ‐‐ --    _              V/, : : : . .
        : : : : ‐=/ i/     /                              \              \'/,‐ : : : : : :
      .: : : : : : :_/  : :      _‐                                    ‐_             \'=‐ : : : : : : : :






健夜「WKAKAKAAHHHHHHHHHHHHHH!!!!!!!」



                    アルティミット・シイング
かつてない眩さの光が邪悪の化身・究極生命体スコヤを貫くッ!!!!!

正義の光!絆の光!真実の光!未来の光!人間の光!

須賀京太郎が創造した全ての光が一体となってッ!!悪を包み込むッ!!!!!
443 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/09(水) 09:23:11.66 ID:It1MTkEP0
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                    淡:戀戀鑾鬱鬱鑾戀戀:淡
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'      ゜       。   ゚:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;゚:;:;:;:;:;:゜:;:;:;:;:;:+          ゜       。  '   ゜
  ゜     ゚



健夜「ぬゥぅゥぅぅぅゥウゥゥゥぅぅゥゥあァァぁぁァァァぁぁぁぁァァぁァアァぁぁぁァにィィぃぃぃぃィィぃィぃィィィイィぃぃぃィィぃぃィイィッッッッ!!!!!!???????」

健夜「この健夜がァぁぁァアぁァァア…………ッッ!!!!!」

健夜「この健夜がァァァぁぁぁあぁァァあああぁあァぁァァァぁぁあぁァァぁァァぁぁァアぁァァアァァァァアァアアァァァァァァァァァぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ……」



そしてッ!!全ての光と共にッ!!

小鍛治健夜は青白い炎と燃え上がって……ッ!!ブラックホールの闇に消えていったッッ!!!!!!!
444 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/09(水) 09:38:27.66 ID:It1MTkEP0

京太郎「仲間がいたから……俺はこの瞬間を迎えることができた……」

                、、 、 、、 、
京太郎「てめーの敗因はたったひとつだぜ……スコヤ…」

      、 、、 、 、、
京太郎「たったひとつのシンプルな答えだ……」


京太郎「『てめーはおれを怒らせた』」


          





| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| 
|.                         |  
|.  小鍛治健夜……...       | 
|   ザ・ワールド.              l 
|    『世界』...               l 
|   ―――完全敗北…死亡    |  
|______________|  
445 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/09(水) 09:45:00.60 ID:It1MTkEP0

京太郎「だが……どうやら」

京太郎「俺の方も……限界のようだぜ……」 フラッ

京太郎「くっ……」 バタッ


京太郎は緊張の糸が切れたかのように…!背負っていた重荷を突然取り上げられて身軽になったことに戸惑うかのように…!

その場に倒れ伏した…!!


京太郎「そして時は動き出す……」


ブゥーン……


京太郎(だが……俺の身体は……もう……)



京太郎は……無数の事象の地平面に吸い込まれて滅びゆく自らの身体に目を向けることなく……意識を失った……。
446 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/09(水) 09:48:33.92 ID:It1MTkEP0

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


京太郎「……」 ムクッ

京太郎「……?」

京太郎「俺の身体は……無事だ」

京太郎「ここは…霧島神境か」 キョロキョロ

京太郎「小鍛治健夜を倒した後……あのまま倒れてしまっていたのか」
447 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/09(水) 09:50:17.20 ID:It1MTkEP0


京太郎「誰か、起こしてくれてもよさそうなもんだが……やれやれだぜ」 パッパッ


京太郎が立ち上がり、制服の砂埃を払っていると……背後に誰かいることに気が付いた!


京太郎「……!誰だッ!?」 サッ


京太郎は素早く身を翻し、背後の気配に向き合ったッ!


京太郎「……?」

京太郎「本当に……誰だ?」

???「……」


そこには……女がいたッ!!
448 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/09(水) 09:53:56.15 ID:It1MTkEP0

???「……」

京太郎「……」


神御衣を羽織り…みづらを結って勾玉を髪に差す女を…京太郎は今まで会った誰よりも美しいと思った……。

思いがけず、見とれてしまった……。

神々しいという言葉では言い尽くせないと感じた……。


京太郎「……ハッ!」

京太郎(いかんいかん……見とれている場合じゃあないぜ)

京太郎「その恰好……神代家の神職の者か?」

???「……」


女は答えなかった……。
449 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/09(水) 09:57:07.16 ID:It1MTkEP0

京太郎「フン……何も答える義理はないってか」

京太郎「まぁいいぜ……じゃあな」

???「何処へ?」

京太郎「!」


京太郎が背を向けて立ち去ろうとしたとき、女は初めて声を発した!

琴が奏でる音色のように透き通った美しい声だった……。


京太郎「いずこへ……って……。帰るんだよ」

???「何処へ?」

京太郎「それは……場所まで考えてたわけじゃねえが……」
450 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/09(水) 09:58:43.97 ID:It1MTkEP0

京太郎「……」

京太郎「そうだな……みんなのいるところだ」

京太郎「みんなの下へ……帰るんだ」

???「……然様か」


女は少し残念そうな顔をして……それだけを口にした……。



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
451 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/09(水) 10:01:18.95 ID:It1MTkEP0

京太郎「!!」 ガバッ

咲「あ……京ちゃんっ!!」

京太郎「……咲」





               __,. : : : ¨¨¨¨: : : . 、
             ,. :´: : : : : : : : : : : : : : :`ヽ、
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            .': : :/: : :,: : /: :/: /: : : : : :.|: : 、: : :ヽ
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         |: : : |: : :|:|_l,.ムイ}:/从: { }/ }`ヽ: : ,: \: :.
         |: : : {: : :^{从ィ笊ミ、 ∨ ,ィ笊ミ/}: /: : | \}
         |: : :∧: : | { ん::刈     ん:刈ムイ : : |      よかったぁ〜……目を覚ましたんだね……
         |: : :{ \:、 r弋こソ    弋zソcl:.|、: :|
            从: : 、 '  乂ノ:.:.:.    '   :.:.: |/ \:}
          Y、: ー: .、    ___     人  `
            乢: : :|  . (__,.---- 、_) イ
             从 :|  >  __.  ´
                  Y      |、
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452 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/09(水) 10:05:56.81 ID:It1MTkEP0

京太郎「……ここは……」

咲「龍門渕家の医師団の救護室だよ!」

京太郎「今は……いつだ?」

咲「いつって……2月5日だよ?」

京太郎「2月5日……」

京太郎「小鍛治健夜は……?」

咲「あ……」

京太郎「ん……・?」

京太郎(おいおい……まさかさっきまでのは夢ってオチじゃあねえだろうなァ?!)

咲「小鍛治健夜は……」

京太郎「ああ……」 ゴクリ

咲「小鍛治健夜は……京ちゃんが倒したんだよ!!もう〜、何言ってるの!」

京太郎「」 ホッ
453 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/09(水) 10:11:02.74 ID:It1MTkEP0

咲「わたし、あの人が完全生物になったところまでは覚えてるんだけど……」

咲「そこから先は、あんまりよくわからないんだよ〜」

京太郎「マヌケめ……気絶でもしてたのかァ?」

咲「うぅ……宮守の人たちと京ちゃんが一緒に弓矢を放った辺りまでは記憶があるんだけどなぁ……」

京太郎「!」

京太郎「そうだ……皆はッ?!」

咲「みんな……?」

京太郎「ああ皆だッ!!宮守のみんなも、衣ちゃん、淡、小蒔さんも、永水のみんなも、照さんも、晴絵も!あと…幽波紋の雀士たちも!」

咲「あ……宮守女子の人たちと衣ちゃん、淡ちゃん、小蒔さんは無事だよ!なんか、誰かが救護してくれてたみたい!」

京太郎(あ……そうだ、俺がやったんだ……時を止めている間に)
454 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/09(水) 10:16:51.26 ID:It1MTkEP0

咲「永水女子のみんなは、私と同じで気を失ってたみたいだけど……みんな無事で、今は霧島神境のお片付けをしてるみたい」

京太郎「」 ホッ

咲「幽波紋の雀士たちは……三尋木プロ以外の4人がなぜか、霧島神境に侵入してきてたんだけど……」

咲「4人とも……死んじゃったみたい」

京太郎「!」

京太郎「三尋木咏は……?」

咲「ううん。来てなかったみたいだよ」

京太郎「……」

京太郎(違う……小鍛治健夜に殺されたが、死体が見つからないだけだ……)

京太郎(恐らく……亡骸も残らないくらい木っ端微塵にされたんだろう……)

京太郎「……」

京太郎(奴らは死んで当然の悪行を積み重ねてきたが……最後には改心した……)

京太郎(これから罪を償って生きていくという道が開けていたのに……)

京太郎(そう思うと……少し、やりきれない気分が残る……)
455 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/09(水) 10:20:27.68 ID:It1MTkEP0

京太郎「……照さんは?」

咲「おねえちゃんは……体中がボロボロで発見されたんだけど……」

咲「今は、柱の一族の再生能力でちょっとずつ治ってきてるみたい。意識は戻らないんだけどね……」

京太郎「そうか……直に目を覚ますさ」

咲「うん……」

京太郎「……で……晴絵は?」

咲「赤土さんは……」 グスッ

京太郎「……!」


京太郎は……咲の潤む瞳から……何かを察した……!
456 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/09(水) 10:27:22.21 ID:It1MTkEP0

咲「酷い出血で……お腹の中の内臓が引きずり出されてて……」

咲「手術もして、輸血もして……さっきまでは人工呼吸器で息もしてたんだけど……」

咲「ついさっき……心臓が止まって……もう……」 グスッ

京太郎「……!!!」

京太郎「は…晴絵……!!」

咲「京ちゃんが目を覚まして、嬉しかったけど……赤土さんのことを思い出すと……」 グスッ

京太郎「咲……」

京太郎「晴絵の亡骸は……どこだ」

咲「……」


咲は静かに……京太郎の横のベッドに目をやった……。
457 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/09(水) 10:29:09.89 ID:It1MTkEP0
     |: ヽ: : : : : : ヽ: : : : : : : : : : : : : : : : \
     |: : 入: : : : : : :\: : : : : : : : : : : : : : : : \
     |:/: :ヽ: : : : : : : :\: : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ
     j: : : : : ヽ: : : : : : : : ゝ: : : : : : : : : : : : : : : : :i
    /: /: : : : : 入: : : : : : : : : ゝ-: : : : : : : : : : : : : :i
    /:/: : : : : :/: : :`ー: : : : : : : : : :`:.ー: : : : : : : : : :i
    i: i: : : : : : i: :!: : : : :! ̄!`ーー 、: : : : :` - 、: : : !i
    !: !: : : : : Y: !: : : : : !  !: : : : : : j >-、: : : :\: :i !
    Y:!: : : : : :l: :!"i ̄i`!` .!: ;;: __;;;!j"  j: : ̄ゝ: : : ヾ,,、
    リ: : : : :/: : !     "      "   ̄ ^j: \: : \ヽ
    {: : : :.イ: :/ヾ ,,___,,,     ,,,___,, jィ: /!ヾ: :!ヾ}
     !: : ! {: : i  !   ̄         ̄   /i/ 〉: }: :.}
     !: : ! !: : :\;        '        j ノ: :!:ハ: :.!
     i: : ! ヾj:\: i               /: :./ イ .i: :!
     ヾ:i{    ゞ:\    `  " _,,,≦7ス"   j: :!
      ヾ    / <ヾ__ >- ー ''''"   |    |   i/
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      __,,j              {    ト- 、
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  / i           ` ー-- -- ― t'''"          /ヽ
 / !                  ○ }           / .}




晴絵の亡骸は……まるで眠っているかのように穏やかな顔をしていた……。

全てを見届けて……満足して死んでいった人間の顔だった……。



京太郎「……まだだ」

咲「え……・?」
458 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/09(水) 10:34:11.36 ID:It1MTkEP0

京太郎「晴絵が死んだのはついさっきと言ったな……心臓が止まってしまって動かなくなったと!」

咲「う、うん」

京太郎「ならちょうどいいぜ……この旅の中で、何回俺が止まった心臓を動かしたと思っているッ!!」

京太郎「もう慣れっこだぜッ!!」


京太郎はユニバースの腕で晴絵の身体をすり抜けて心臓を掴んだッ!!


グワシ グワシ グワシ グワシ


京太郎「咲ッ!!人工呼吸器を着けろッ!!」

咲「え?えっ??」 アタフタ

京太郎「早くッ!!」

咲「う、うん!!」 カチャッ

京太郎「バカ!お前が着けるんじゃなくて晴絵に着けるんだよォーーーーーッ!!!!」

咲「あ、そ、そっち??」 テヘヘ

咲「わ、わかったよっ!」 カチャッ


咲は京太郎に言われるがまま、晴絵に人工呼吸器を装着した!
459 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/09(水) 10:37:07.92 ID:It1MTkEP0
グワシ グワシ グワシ


京太郎「これで……何とかなるハズ……!」


ドクン ドクン


咲「!」

咲「し、心拍音が!」


ピッ ピッ ピッ ピッ


咲「の、脳波も!!」

京太郎「「できて当然と思うことで何だってできる」」

京太郎「晴絵の奴……俺にこの言葉を教えといて良かったな〜〜ァ」
460 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/09(水) 10:39:14.78 ID:It1MTkEP0

晴絵「……」 カッ!

咲「あ……め、目があいたよっ!!」

晴絵「……」

咲「し……信じられないっ!生き返ったっ!」

京太郎「晴絵……」

晴絵「……」 サスッ

晴絵「……」 ニヤリ


晴絵は自らの腹部を撫でると……ニヤリと笑った!
461 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/09(水) 10:41:46.23 ID:It1MTkEP0

晴絵「フッフッフッフ……」

京太郎「晴絵……?」

晴絵「フッフッフ……マヌケめッ!!京太郎ォォォォッ!!!」

京太郎「や…やろう!!まさかッ!!」

晴絵「少し前に本も出ていたが……生物が腸で考えるというのは本当らしいな……!」

晴絵「貴様が私の腸を赤土晴絵に移してくれたおかげで……蘇ったぞッ!!!」

咲「えっ!?」

京太郎「……!!」
462 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/09(水) 10:50:27.02 ID:It1MTkEP0

京太郎「てめえッ!!」


京太郎はユニバースを出して刃を振り下ろそうとしたッ!!」


晴絵「わっ!ま…待てっ!京太郎!」

晴絵「ウソウソ!ウソだよーん!!冗談だよ冗談!!」

京太郎「……」

晴絵「わ…悪かった!少しふざけただけだよ!!」

晴絵「赤土晴絵1992年6月22日生まれ!職業は教師で阿知賀女子麻雀部顧問!趣味は麻雀!」

京太郎「得意料理は?」

晴絵「阿知賀麻雀部伝統の特製カレー!」

京太郎「一番好きな映画は?」

晴絵「アメリカの山岳映画『Vertical Limit』!監督はマーティン・キャンベルで主人公ピーター・ギャレットを務める主演はクリス・オドネル!」

京太郎「やれやれ…どうやら本物のようだ……こんなどうでもいいこと知ってるのはアンタだけだ」

晴絵「アハハ!まぁね!」

京太郎「そのくだらねえ映画に入れ込んでたおかげで救われたワケだが……冗談にしてはタチが悪すぎるぜ」
463 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/09(水) 10:53:59.15 ID:It1MTkEP0

京太郎「腸で物を考える……究極生命体ならやりかねねえ」

京太郎「念のため、やっぱり腸をぶっこ抜いておくか」 ギラン

晴絵「ひっ!!勘弁してくれ〜〜!!」

晴絵「もうあんな惨いことされるのはコリゴリだッ!!」

京太郎「……意識を失ってた間のことを覚えているのか」

晴絵「あ、ああ……」

京太郎「するってえと……魂みたいなもんになって俺と話したことも?」

晴絵「覚えてるさ!あたしの助言で勝てたんだろ?」 ドヤ

晴絵「阿知賀に帰ったらみんなに言いふらさなくっちゃあな!私が小鍛治健夜にトドメを刺したようなもんだってさ!」

京太郎「……このウザさ、やはり本物だぜ」
464 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/09(水) 10:57:38.64 ID:It1MTkEP0

京太郎「ところで咲……なんで俺はこいつの死体の横で寝かされてたんだ?」

咲「あ……それは」

咲「京ちゃんも……死んじゃってたと思われてたからで……」

京太郎「なにぃ?」

咲「まるで外傷がなかったのに……心臓も脳も止まってたから、小鍛治健夜を倒してスタンドパワーを使いつくして死んじゃったってみんな思ってたんだ……」

京太郎「そういえば……妙だな」


京太郎は自分の身体をじっくりと観察してみた


京太郎「最後にブラックホールで全身が崩壊するどころか……小鍛治健夜に付けられたキズひとつ残ってねえ」

咲「えぇ?よく考えてみれば……不思議だね」
465 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/09(水) 10:58:31.14 ID:EeseX7kA0
花京院とジョセフの最期を兼務したレジェンド
もはやヒュンケルクラスの不死身と化したな
466 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/09(水) 11:00:56.64 ID:It1MTkEP0

咲「あ、きっと神様が助けてくれたんだよ!」

京太郎「なにっ?」

咲「京ちゃんがよく頑張ったから、ご褒美ってことで!」

京太郎「……」

京太郎「起きる前……夢を見ていた」

咲「夢?」

京太郎「ああ……。妙な夢でな……俺は霧島神境にいるんだが……そこには俺以外、ゲロマブの女ひとりしかいねえんだ」

咲「え……そんなにかわいかったの?」

京太郎「ああ……美しかったぜ……神々しかった」

京太郎「俺が帰ろうとしたら、「何処に?」って聞かれるだけだったんだが……「みんなの下に帰る」って答えたら、目が覚めたんだ」

咲「ふぅん……」
467 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/09(水) 11:04:55.90 ID:It1MTkEP0

咲「もしかしたら、その女の人って、天照大神だったのかも!」

京太郎「なにっ?」

咲「ほら!だって、場所は霧島神境だったんでしょ?」

咲「だから天照大神がいてもおかしくないし……」

咲「京ちゃんが小鍛治健夜を倒して「御身」を奪い返してくれたから、「ありがとう」って言いたかったのかも!」

京太郎「……」

京太郎「あり得ねえような話だが……魂なんつーものを見ちまった後では、なんも言えねーな」

京太郎「ま…こっちはただの夢だけどよ」

京太郎「それにしても……美しかったなァ」

京太郎「今まで会った女の中で一番きれいだった……」

咲「む……そんなに?」

京太郎「ああ……そんなに、だ」
468 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/09(水) 11:13:34.85 ID:It1MTkEP0

京太郎「マジにタイプの女だったぜ……どストライクだった」

京太郎「でも……ちょっとばかし、誰かに似てた気がするんだよな」

咲「誰かって?」

京太郎「うーん……誰だろうなァ」

咲「もしかして……わたし?」 ワクワク

京太郎「うーん……」




安価↓1〜 京太郎が夢で逢ったのと似ていると思う人物を選んでください 先に3票集まった好感度MAXの子(好感度100以上110未満の子は4票)で決定されます。


好感度MAXの候補:宮永咲、宮永照、天江衣、大星淡、神代小蒔、小瀬川白望、愛宕洋榎、愛宕絹恵、石戸霞、新子憧、姉帯豊音

好感度100以上110未満の候補:福路美穂子、高鴨穏乃、松実玄、赤土晴絵


抜け・漏れがあったらすみません

あと愛人になるかどうかの判定は嫁が決まってからやります
469 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/09(水) 11:18:54.37 ID:hRV0XYmrO


小蒔さんよりこっちとくっついてほしい
470 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/09(水) 12:26:03.95 ID:HX9jYy+rO


ヒロインとしてもさいつよなんだよなぁ……
471 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/09(水) 12:32:22.42 ID:dyo06IGQO
472 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/09(水) 12:49:54.00 ID:EeseX7kA0
まあ照さんで
セーブしての分岐があっても良いのよ
473 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/09(水) 12:56:51.55 ID:EeseX7kA0
00引いたんで何かボーナスいただけませんかね(チラッチラッ
474 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/09(水) 13:09:42.38 ID:nNt481Oj0
>>473
お前コンマ運と欲望ダダ漏れだな
IDがヤバい
475 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/09(水) 13:54:09.62 ID:It1MTkEP0
>>473
2連続ゾロ目に加えて「えぇSEX」ですか……どうすればよいのだろう

とりあえずは愛人判定 ゾロ目が出ればそのキャラは愛人化


↓1 宮永咲

↓2 天江衣

↓3 大星淡

↓4 神代小蒔

↓5 小瀬川白望

↓6 愛宕洋榎

↓7 愛宕絹恵

↓8 石戸霞

↓9 新子憧

↓10 姉帯豊音

↓11 福路美穂子

↓12 高鴨穏乃

↓13 松実玄

↓14 赤土晴絵
476 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/09(水) 13:57:41.20 ID:CiqmxA2Q0
477 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/09(水) 13:57:56.09 ID:HX9jYy+rO
478 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/09(水) 14:13:24.54 ID:EeseX7kA0
そうそうゾロなんて出ないからなあ
479 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/09(水) 14:14:58.28 ID:nNt481Oj0
あんまこの京ちゃんに愛人ってのもイメージが…うーん
480 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/09(水) 14:26:02.08 ID:hRV0XYmrO
481 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/09(水) 14:39:50.43 ID:dk6ES3ofo
ううむ
482 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/09(水) 14:55:01.94 ID:QciHOPLZO
ゾロ目は1/10やから一人位か?
483 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/09(水) 15:12:41.00 ID:EeseX7kA0
はやりんのスタンドには
五部ナレフみたいにテルーか愛人(出れば)かカピー辺りと波長合って取り憑くのも有りかも
484 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/09(水) 15:14:15.35 ID:EeseX7kA0
>>469さん見てるか
俺成し遂げたぜ
485 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/09(水) 15:39:04.47 ID:hRV0XYmrO
>>484
ありがとう
486 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/09(水) 15:59:58.21 ID:HX9jYy+rO
メゲるわ
487 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/09(水) 16:43:07.02 ID:ggSwz1E8O
ほい
488 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/09(水) 16:45:10.14 ID:nNt481Oj0
>>482の言う通りになりそうやね
489 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/09(水) 16:48:57.75 ID:EeseX7kA0
>>475
ゾロやらIDやらの便宜が可能ならば豊音かシロを愛人にしてほしい

照:界さん、霞:小蒔パパンがそれぞれの身内で死んでるし
宮守もトシさん死んじゃってるから誰かパートナーになるのが丁度良いと思うの
490 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/01/09(水) 16:55:42.09 ID:G6NTTsvu0
照に似てるってことは咲にも似てるってことでは
491 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/01/09(水) 17:00:54.97 ID:G6NTTsvu0
貧乳の照と巨乳の霞でバランスが良い
492 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/01/09(水) 17:21:17.71 ID:It1MTkEP0
出先なので鳥ナシですが>>1です

では、安価↓1〜で私が帰宅するまでに最も多く選択された子を追加の愛人ということにします
安価は1人1回でお願いします
10じくらいには帰宅できると思います
ついでに健夜戦の感想とかいただけると嬉しいなあ!
エンディング構想してて別に愛人が複数人いても問題なさそうだと思ったので、気分次第では増やそうかな、なんて思ったりして
493 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/01/09(水) 17:40:07.84 ID:It1MTkEP0
あ、そうだ…
一応私が本人であるという証明に、さすがにトリップは教えられないので、>>1しか知らないことを書いておくと、Mランク版の点数計算表は考えてなかったのでクロチャーのドラゴンロード版の点数計算表を流用しました
帰ってからそれ貼り付けて証明します!
494 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/09(水) 18:00:08.71 ID:JfFQVoL80
咲さん
495 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/09(水) 18:12:02.83 ID:3lPGM8hZ0
>>1
IDが変わってないから分かるでー

愛人はコンマで決まった霞さんだけで良いかな
正義や勇気を謳っていたこの京太郎が愛人を作るのは違和感が…

健夜戦はパロディ色が強くて全体的にイベント戦な感じが強かったかな
麻雀じゃなくても良いのではと思ってしまった
かつての敵がラストバトルで駆けつけるのは良かったけど皆死んでしまったのは悲しいな…レジェンゴぉ……

楽しめました!!
496 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/09(水) 18:38:09.50 ID:EeseX7kA0
シロで
愛人て言い方だから違和感あるかもだが、王道的なストーリーに照らし合わせれば正義の為に隣で一緒に戦い続けるパートナーってことだしね

健夜戦は三部と二部に作者がオリジナル展開どう加えるのか楽しみに見ていました
王道ってやっぱり良いよね
497 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/09(水) 18:49:02.60 ID:dCyAcrg5O
豊音
胸のバランスと>>489の意見が一理あるので
シロは前世でほぼ愛人だったし

すこやんの登場はガチでビビった
電気消して寝られませんでした
498 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/09(水) 18:52:04.61 ID:HX9jYy+rO
咲さん

界さん死んでるし、照と京ちゃんがくっついたら咲さんがひとりぼっちになってしまう……
499 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/09(水) 19:09:55.39 ID:5HQ2MfnBO
投下乙
最終決戦で倒した大人組が味方サイドで共闘は予想外で楽しめた
生死はエピローグで触れるだろうけど死んじゃったならば
5部ラストみたいな別れのシーンを入れてほしい

照と霞はくっつくの確定なんだっけ
豊音にはやりの残留思念の残ったスタンドが宿ったとかアリじゃね
このままだと明るい娘がいないから京太郎苦労しそうだし
500 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/09(水) 19:27:52.44 ID:nNt481Oj0
セ○クスの人のせいで候補が咲さんと宮守に絞られてる感

1000ボーナス始め絡み多かった白望で

健夜戦は内容よりもまずジョジョと咲のAAの豊富さに改めて驚かされた

あと二次ではトシさんと並んで師匠ポジが多そうな大沼が完全な敵役だったのが新鮮だったなあ
ハルちゃん色々恵まれ過ぎでしょう
501 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/09(水) 19:43:27.20 ID:dyo06IGQO
咲さんで

すこやん戦も面白かった
かつての敵との共闘は、王道ゆえに盛り上がるね
502 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/09(水) 19:49:39.28 ID:R4u2KpWfo
咲さんで まあ始まりから終わりまでね
503 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/09(水) 19:52:56.92 ID:J5VKg96xO
豊姉で
504 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/09(水) 20:23:41.28 ID:yBNahmM6O
悩むけど咲さんかな…
ぼっちはかわいそうだよー

プロ勢全滅は想定外だったけど禊を果たしたと思えばまあ納得
すこやん邪悪すぎて笑えた
505 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/09(水) 20:34:09.23 ID:aEL/4AtL0
豊音
最後でフラグ建てたんだから何か欲しいわー
506 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/09(水) 20:57:46.03 ID:CiqmxA2Q0
シロ
507 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/09(水) 20:59:38.05 ID:TIVo/HA3O
豊姉
508 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/01/09(水) 21:37:13.67 ID:G6NTTsvu0
咲で

咲のおかげでスタンドが目覚めたんだしな姉妹一緒に幸せになればいい
ただ宮永姉妹だと胸が無いけどその分は霞さんがいるからバランスがいい
両親はいないけど生き残った家族一緒に暮らせるからね
前作でかわいそうだったし、今回は幸せになってほしい

京太郎の宇宙とすこやんの世界だと勝負は決まってたよな、宇宙の方がスケールがデカい

前作
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1470736331/
509 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/09(水) 21:58:14.38 ID:5h8Mc1PdO
豊姉

正直、咲はあまり好きじゃない
510 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/09(水) 22:16:55.34 ID:fuZW3zw1o


勝手に内臓をすこやんのにされたレジェンド可哀想
というか腸やらが究極生物のもので大丈夫なのか……?
511 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/10(木) 00:50:42.57 ID:Pv28x17e0
咲ちゃん

霞さんいるから釣り合い取れるな
512 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/10(木) 08:10:57.19 ID:1URtiMsy0
咲 8

シロ 3

豊音 5


ですかね?なんか結構つかれてて正確に数えられないんですけど、とりあえず全員にします!


感想ありがとうございます!VS健夜は原作の流れをリスペクトしつつちょっと改変も入れて、、

2部と3部の合わせ技で究極生命体+ザ・ワールドをスタープラチナではないスタンドでどう倒すかなーと色々考えたので、

(ザ・ワールドの時間停止は他人の時間を0にするという解釈とか、だから逆に自分の時間を無限大に発散すれば対抗できるとか、波紋の活用とか、敵だったプロ集結とか照の活躍とか)

評価してもらえるのは嬉しいです!正直今までSS書いてて一番力入れましたし一番の出来になったかなと思います

色々感想いただくうちに次回作の構想も膨らんできました


今日は忙しいので正直続き書けるか分からないです。今週中に書き切ろうとは思ってます
513 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/10(木) 08:30:31.96 ID:Pv28x17e0
三人全員かやったぜ
514 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/10(木) 08:57:05.92 ID:uErdHTfcO
乙です
昨晩大変だったみたいで インフル流行り始めてますし体調優先で

IDアレな人が大暴れしたせいで結構規模の大きいエンディングになりそうやね
照「私との単独ENDの筈だったのに…」
515 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/10(木) 09:16:39.19 ID:iNNyo/MaO
照単独エンドもすればいいんじゃない?
516 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/10(木) 09:39:25.68 ID:Zx86/T8jO
照咲ならまあ宮永家エンドってことでおさまりはいいが、霞さん・シロ・豊音まで居るってのはなぁ……
もう好感度MAXヒロイン全員面倒見てやれよと
517 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/10(木) 09:47:53.40 ID:jFL17Uy5o
照単独ENDはそれはそれで見たいけど
もうそこは>>1に任せるわ
我儘言ってもしゃーないし
518 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/10(木) 09:49:36.33 ID:jPCbEgMi0
自分はそもそも参加できなかったんでどうしようもなかったぜww
519 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/10(木) 10:04:02.94 ID:1URtiMsy0
愛人っていう言葉が悪かったですね……

正義や勇気を謳う京太郎が愛人を作るイメージが……というのも納得ですし

そもそも昨日になってちゃんと結末を考えたんですけれど、「好意がある程度望んだ形で報われる人」ってことにします

だから霞「今日は私の番よ♪」 シロ「明日は私……」 豊音「わたしもわたしもー!」 咲「おねえちゃんごめんね」 照「チクショウ」 とかいう酒池肉林のハーレムとかいう感じにはしません

照が唯一の嫁ということで、いうなれば照の単独ENDに付随して幸せになれるというような感じでいきます

例えば愛宕姉妹とかだと、「京太郎と付き合いたい!」という望みなので叶えることはできないんですが、

何人かの方が言ってるようにシロや豊音は熊倉トシを喪っていて、霞も(小蒔もだけど)神代家当主を喪っていて、咲も両親を喪ってるので、

その痛みを癒しつつある程度好意に報いをもたらすような形でいこうかなーと考えてます!
520 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/10(木) 10:12:01.01 ID:1URtiMsy0
あと、次回作に繋がるエンディングにしようと思ってるんですけど、みなさんはどんな感じの次回作がいいのかなーってちょっと気になったり


A 裏では今作の設定を引き継ぎつつ(今作の続編ということで)、新規の方が普通に参加できるような、王道京太郎安価スレ

B 殺人欲求とそれを隠密に可能にするスタンドを持ちながらも、頑張って常人になりきろうとするサイコパス傾向のある京太郎

C その他


そもそも咲は好きだけどジョジョ知らないからこのスレ読むのやめようって人もいるかもだし、そういう人も引き入れつつ昔のようなワイワイ活気ある安価スレやりたいなーとかも考えてます

上に挙げたもの以外でもこんなストーリーがいい!というのがあれば書いていただけると参考にしたいと思います!
521 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/10(木) 10:17:19.37 ID:1URtiMsy0
あ、あとこれは単純にエンディングとか次回作書くうえで参考にしたいんですけど、

ジョジョから流用した設定とか最終決戦でのユニバースの能力とかでこれはおかしいだろ!ってとことか矛盾してるところとかあれば、ご指摘いただけるとありがたいです!
522 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/10(木) 10:26:37.11 ID:jPCbEgMi0
一番なら麻雀民族みたいなスレがまたみたいですねww
AやBもどれも面白そうなのでどれでも嬉しいですけど
523 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/10(木) 12:09:14.00 ID:ecsd+zfdo
Bで
524 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/10(木) 14:05:48.56 ID:Zx86/T8jO
Bの『須賀京太郎は静かに暮らしたい』で

……となると、同僚ポジは高久田君になるのかな?
525 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/10(木) 14:57:09.70 ID:4xkDnNYOO
B
できれば主要キャラのロストは控えてほしいが
京太郎が魔王になるか浄化されるかの流れは興味ある
526 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/10(木) 15:28:55.84 ID:mldW291A0
>>516
安価やコンマでいけば本来エンディングの対象は照と霞だからね

最終決戦は敢えて突っ込むならば豪邸いきなり一撃廃墟はヒドいと思いました
ただ3部も腹心の筈のヴァニラが館を滅茶苦茶にしてたしあまり変わらんか
ポルナレフ乱入のパートカットはちょっと残念

ちょっと気になるのは各イベント戦でレジェンドや京太郎が粘った(すこやんが低コンマ出した)らどうなったかについて
描写が長引くだけだったのか何か展開が変わったのか
527 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/10(木) 15:32:19.18 ID:mldW291A0
新作はBで
速報落ちてからエタっちゃったみたいだけど
某ゲームのパロディな京太郎安価も連載していく中で住人増えてってたみたいだし
あまり新規の人を意識する必要は無いような(ぶっちゃけ速報自体あまり人が……ゲフンゲフン)
528 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/10(木) 15:49:17.85 ID:mldW291A0
>>526
自己レス
ポルナレフは大人組→テルーの流れが割と近いか(不意打ちから脳へのダメージとか
サーセン
529 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/10(木) 16:36:14.16 ID:Pv28x17e0
ワンパンマンのジェノスも敵のアジト消し飛ばしてたな
530 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/01/10(木) 22:21:07.47 ID:1URtiMsy0
あーでも殺人鬼の京太郎よりは麻雀民族の頃のアホな感じのノリの方がいいかもなあ…どうしよう
531 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/10(木) 22:28:28.70 ID:PNmRZk/W0
Aで

いつか新作やるならどうせなら福山潤キャラつながりキャラで行かない?とか思ったりする
そうなるとジャンプの主人公作品繋がりで「武装錬金(武藤カズキ)」「ぬらりひょんの孫(奴良リクオ)」あたりが候補かな?(暗殺教室はあれなので)
532 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/10(木) 22:40:12.97 ID:iRrJvD4C0
我が儘な意見かもだがBでも実際に殺人はしていてほしくないなあ
感情移入できない

一応犯罪者や悪人を見抜いて……とかならば何とか
533 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/11(金) 00:35:45.95 ID:zc55Vn1uO
僕は王道を征くAで
534 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/11(金) 07:02:12.06 ID:lUnL/9Xk0
感情移入しやすい主人公像ってのを考えると、やっぱり王道の正義の人になるのかなぁ……



咲「京ちゃん……!どうして……!!」


                    ___
              __  /⌒ヽ   . `'´ ̄ 丶
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             _, ----`       .∨        .∧                              植物の心のような人生を…そんな平穏な生活こそ俺の目標だったのにな…
          /´             |        .∧
.      / ____    /  l|      .|          ∧                             「闘争」は俺の目指す「平穏な人生」とは相反するからキライだ……
.     .///    /   |      .|         ∧            -=ニ二≧=-
      -= ./  /   //  ,∧     ./             ∧        -=ニ二二二二ニニニニ=-      だが……「正体」を知った者とは戦わざるを得ないッ!キラークイーン!!
.      / イ / // : l  |     .'./,  |l  i      圦    -=ニ二二二二二二二二二二二二ニ=-
.       ..'/  ' ' /-|-{ {  |  / .|/ /, |l  从人    |iミ、/二二二二二二二二二二二二二二二二二ニ=-
        }'  / |Y { 从  '  ,..||// |l /  } }  |iニヽニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ=-
.         // イ | l{   { ∨/ .イ 笏 厂W    ノ l |i二|ニニニニニニニニニニニ.ー――=ニ二二二二二二二ニ=-
          { / レ}从八笏/イ     ̄      ,r ´ 圦/ニニ′ニニニニニニニ 二二二二二二二ー―――――――、ニ=-、
         '′       ` !              }  /ニニニ/ニニニニニニニ 二二二二二二二二二二二二二二二二二.二}
                  く             ′ /ニニニ/二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二ニニ|
                 {ニ`ヽ ___, ィ   / ../ニニニ/二二二二二ニ.二二二二二-=≦´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`}二二二二二二二|
                ∨ニニ\     /-、 〈ニニニ/二二二二ニニニニ -=≦ニニニニ∧.          二二二二二二 二′
                ∨二二\_ イ三三}__ \ニ.〈ニニニ二二二二二二二二二二二∧       二二二二二.二二/
                \二二/三三三〈  `  '\ ヽ二二二二二二二二二二二二二∧       二二二二二二二/
                  {二{〈三三三三∨      /\\二二二二二二二二二二二二∧      二二二ニニニ二/
                  ヽニ'_∨三三三ニVー、   \ \\二二二二二二二二二 二二二≧==/ニ二二二二ニ二/
                    }二 _V三三三ニ.V、 ̄ {  }   \\二二二二二二.二二 .ニ二二二/ニニニニニ.ニニ/}
                   l二二V三三三ニヽ\  \/    \\ニニニニニニニニニニ二二/ニニニニニニニ/=|
                       \二∨三三三=丶     \.     \\二二二二二二二ニニニ/ニニニニニニニ/ニ/



ってのも、場面場面で考えれば面白そうなんですけど、長編安価スレとしてやっていくには致命的なような感じがあるし……
535 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/11(金) 07:06:59.99 ID:lUnL/9Xk0
                ,,、 -''/
             イ  /,r ''了 / 了
               /  /,/  // ,/
           /   /:/  // _/
              イ  / / __/: l/
             |.  / //__,
.           |  レ '''"  /
.            |    ,、-ーー'
          |  r'
           |  |
            |  |                    ___,-、 _, ---- 、
            /  |.                 ,   ´     /  `  < ⌒\
         |  /.                /        |    :.   `ヽ、
         |/.                 /     / /   l|    V     `   、
                             .'     / , { { | |     | 、   、_ \_
          /:::::ヘ                |     | | | |∧| {   :  ハ  V  、\  ̄´
.         |:::::::::ヘ                 | | {メ、_{ 从  | , |-‐'´ |  、 \`
.         |:::::::::::ヘ.            ' | ,..- | | | ,ィtォ=ミ∧ |,ィtォ、} / |l ハ\_、        
            |:::::::::::::ヘ.          /イ{ { r 从 { Vソ ;;;;;;;∨';;Vソ/イ |∧}         これからッ!
          |::::::::::::::ヘ            ∨乂レハソ::´:::::::::::::::::::::::::::`:::|/ j' リ
          ヤ::::::::::::::ヘ.           }∧ ー:.         `:::::::::ムl/            てめーを殺るのに! 
、            ヽ::::::::::::::::\.         /  、 八.     ,-‐‐┐ .人   
::::\         \::::::::::::::::\.          }イ/|\.   '、二ニ' /               1秒もかからねーぜッ!
:::::::::\         \::::::::::::::::\         「<l|  `  .__/_
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ヽ::::::::::::::::::`:゙''-、,_   _,,..-‐'::、::::::::::::::::::ヽ、ヽ-┴≦、[二]/l}    |、}l∧_                   /゙ '' 、
 ヽ、,_::::::::::::::::::::::`゙''ー-、::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`'、\/////////\   |/////≧=-              /_  / ,、-'"/
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健夜(京ォ……京太郎ォォォォォォォォォ……!!!!!!)


ってな具合に、悪人を追い詰める方が書いてる方としてもカタルシスあるし、善人の方が恋愛要素含める上でも都合がいいような感じがします

咲キャラのきれいな「手」を追い求めるために女の子を誑かしていくというのも面白そうではありますけどね

照と結ばれるところまでは書けたんで投下していきます
536 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/11(金) 07:07:35.77 ID:lUnL/9Xk0

京太郎「ああ……そうだ」

京太郎「思えば……照さんに似てたなァ」

咲「え!」パァァァ

咲「それじゃあ、私にも似てるってこと??」

京太郎「いや……」

京太郎「まぁ……なんつーか……顔は確かにそうなんだが……」

京太郎「醸し出してる雰囲気ってヤツがよォ……」

京太郎「神々しかったが…しかし…照さんとそっくりなんだ」

咲「……?」

京太郎「案外、マジに天照大神と会っちまったのかもなァ」

京太郎「「御身」を宿す照さんなら天照大神と雰囲気が似てるのも納得がいく……」

京太郎「そして…衣ちゃんでも、淡でも、小蒔さんでもなく……」

京太郎「誰よりも眩く……太陽のように輝いている照さんなら……尚のことな」

咲「そう……」シュン
537 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/11(金) 07:08:04.82 ID:lUnL/9Xk0

京太郎「……急に…照さんの顔が見たくてたまらなくなってきやがったぜ」

京太郎「照さんは今…どこにいるんだ?」

咲「え、あ……部屋を出て左に進んで、突き当りをまっすぐ進んだところで右から2番目にある部屋にいるけど……」

京太郎「そうかい、ありがとよ!」 ダッ


そう言うと京太郎は、気持ちが逸って居ても立っても居られないというような様子で部屋を飛び出していった!


咲「……やっぱり、京ちゃんの心の中心にいるのはおねえちゃんかぁ……」

咲「かなわないなぁ……昔からずっと……おねえちゃんには……」 グスッ
538 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/11(金) 07:08:35.56 ID:lUnL/9Xk0
京太郎「ここかッ!」 タッタッタッタッ

京太郎「照さんッ!!」 バンッ


京太郎は照の病室に駆けつくと、逸る気持ちを抑えられずにドアを開けたッ!!

そこには……!



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           V | /::ノi!:/!:::::ノソ }ノ
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     ,...-‐'"            `ー- 、
   r=、´                   `ir、
  /\ヽ、                     ||.ト、
 ハ   | |:|                    ||.| |
. i ゙、  | |:|                   ||.|/!
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539 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/11(金) 07:09:03.49 ID:lUnL/9Xk0
     , ´   /  .' / .'  '        | l  | l |  |
   /    / '   |  | | l|  |    l | ,  } l |  |
 _/    イ /   l|  |_,∧_{  :.   ,-|-}-/、 ,  |  {
  ̄ ´   / /    {  |、{ l∧  {、   | }/イ/},イ /  l_、
      {〃   r∧ |ィ斧ミ从 、Y , イ斧ミ、 } /l|  l、
      /    /{ 从{、 Vzリ  \Y/ Vzり /イ } /      照さん……!
       /   //从 l∧\       ,\        | /イ/
     /  イ'  {/l∧ ∧      、        ,イ/j'
    ̄ ̄        ー∧         _,     从
               ヽ 、    ` ¨  ̄   ィ }/
                 ∧ \       / |/>
                  {(从_|     --  ´ 「/// |
                  |/ ̄}}          |////|
            _,.:<|///||          l/////>..,_
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意識を取り戻した……照の姿があった!
540 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/11(金) 07:09:32.96 ID:lUnL/9Xk0

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         ′: : :.::::::::::::,'::i:::::::::::::/':y::::::/.//_`ト::::::::::::::::|.゙,::::::::, :゙: : 、
       ' : :.i :.:::::::.::::::i:ハ::::::::::/ i:,'i:〆´ミ:入._. `|::::::::::/|::,' i::i:::::::. :i: : ゙、
        ,' : : i .:.:::::::.:::::{::::、::::::′{| ゙ 少::::::ヾゞ|:::::/. |/`ト从::::. :i : : ゙、
.      ' : : i:::::::::::::, ´- `ヾ、::i    杙:::::cリ i/  ./ `|/ |:::::i:::i.   ヘ
.     '.: : .:i::::::::::::i   ` v丶    弋:::ソ      ァ气、./::::リ/、: : : ヘ
      ' : .::i:::::::::::::::、                   iフ;;j リ/i/.  \ : ヘ
      / : :::i::::::::::::::::::\ __               弋ノ /::. :.i     \゙、
     / : ::::i::::::::::::::::::::::::::::::ト               丶   /::: : :i       `    京ちゃん……
    ,' i: ::::i::::::::::::::::::::::::i:::::/                  /::::: : :i
.   i ハ.:::::i::::::::::::::::::::::::l:::/          ⊂ア     /::::::: : :i
.    i:' .ゞ::lヾ::::i::::::::::::::i::y.    \           /::::::::: : :i
   ヾ  ゞi ヾ:|ヾ::::::::::|::i       丶 _   ., イ::::ハ:::::::: : :i
.       ス ヾ ヾ:::::::i ゞ         /::::::: ̄::::::::::::::i/:ハ::::: :|:,
_ -‐ ''"´     \゙、 ゞ、 、.    /::::::::::::::::::/::::::/:/ .゙:::: :レ
  ̄ =‐- ,,_             \.   {、ヾヽ::::/i:::::/:/   ゙:: :|
      \ヾ:..、         \ ヽ 丶.ヽ \i:::;/.    ゙、|
          ゙、 \:゙:::..、         \ ‐‐ - ヾ \
           ゙、 \::::::::.、       \   ゙、  \






京太郎「照さん……目ェ覚ましてたんなら、すぐに会いに来てくれよ…!」

京太郎「待ちきれずに……俺の方から来ちまったじゃあねえか……ッ!!」

照「……ごめん……」
541 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/11(金) 07:10:01.50 ID:lUnL/9Xk0

照「意識が戻ったとき……自分が生きているのに驚いて……」

照「すぐに……戦いが終わったのは分かったけれど……」

照「もし…全てを終わらせたあの人が……私を再び眷属にしようと連れ去ったんじゃないか……なんて考えると怖くて……」

照「外に出て……京ちゃんの無事を確認するのが怖くて……」

照「ここから出る勇気を出せなかった……」

照「けど…京ちゃんを見てすぐにわかったよ…!」

照「あの人に…小鍛治健夜に……勝ったんだね…!京ちゃん……!!」

京太郎「……へっ!」
542 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/11(金) 07:10:30.58 ID:lUnL/9Xk0
京太郎「『勇気』の人らしからぬビビり様じゃねえか……」

京太郎「ああ……!!そうさ!勝ったんだぜッ!!俺はッ!!小鍛治健夜にッ!!!」



言い終えると京太郎は、たまらず照を背後から抱きしめたッ!!



         /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ト、.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ.:.:.:.:.:\.:.:.:`、/人
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     .//.:/.:.:.:..:.:.:.l:.:.::八.:.:.:.:.| ´  ∨ }.:ハ.:.:.:|.:.:.:.:.|:.:.:.:.丶
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    ./.:.i{.:. |.:.:.:.:|:.:.:.|      \  " 乂ソ |.:./.:.:.:ハ.:.:.:.:.:.:.:.:.>、
  .  / .:八:.:{.:.:.:.:ト.:i:.| 斗=气      ´ "" }/ }/ |!.:.:.:.:.:.:.丶   >、
   .:.:.:.:.:.:.:.:.イ.:.:i|::乂〃 Уソ      ///       リ.:.:.:.:.:.:.:.:|       ヽ
  ./.:.  '" /"|i:.:.リ.:.:.:ハ ´""  ′         __/::}.:.:.:.:.:|:.:.|        i    !!……京ちゃん………
  ´    /  |i:/.:.:.:.:.:::::::.///          /:::::i|::/.:.:.:.:.i|.:.:| /     |
     /  /.:.:.:.:.:.:.:.:.:込、    ´ '      イ:::::::リ/.:.:.:.:.:八:i|ヽ       |
     /  i:.:.:.:.:.:|.:.:.:.:.:|:::::::.....       /|::::::/.:.:.:./  :リ }!      ',
    〈   |.:.:.:.:.:.ト.:.:.:.:.|:::::::::::::>.、_     |:::::/.:.:./   ′イ       i
    /  八.:.:.:|.:| \:|:::::::::|i::_, く}        ト/.:/、   / !        |
    /    \{──<´ ̄  \\>- ''''" ̄i/ ̄ \\ー--{!       |
   /   、 / ヾ_,,-tュ>- ''''"             ヽヽ{  ィ''"
   /    ゝィi/ / i ! !                 } } j/- ,,_        |
  /  _,,ィ7 /  /  j ! !          ィ-t-''ゝ ィう/     \    j
  i /  / /  "  " / !         ィ7'i ! ヾ⌒! l`ー、     ヽ   {
  / /   {        ./       /'{.j l l  V' ヽ   \、      `,
. / /    ';,        /     _,,/  .!        }    \、     i
. { i     j     /   ,-'''"     ヽ       /            |
. ヽ     ,;'     / _,, - "         ヽ     .i                 j
  ヽ    /     .i''"              ヽ     {          _,,,/
   \___,;'       !                ヽ    ヽ     ィT" ̄
543 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/11(金) 07:10:58.85 ID:lUnL/9Xk0
京太郎「照さん……アンタのおかげだッ!!」

京太郎「ヤツが究極生命体と化して窮地に陥った俺を……幽波紋の雀士たちを連れてきて救ってくれて……」

京太郎「地下に逃げられて再びピンチが訪れた俺に……波紋をブチ込むチャンスをくれたのは照さん……アンタだぜッ!!」

京太郎「おかげで、その間にザ・ワールドを攻略する方法まで思いつけた……」

京太郎「紛れもなく、照さん……アンタが勝利の立役者だよッ!!」

照「……そんなことは」

照「結局…暗殺にも失敗したし……」

照「どうやったのかはわからないけど……ザ・ワールドを攻略する方法を考えて実行に移したのも京ちゃん……」

照「私は、ほんの少しだけそれをアシストしたに過ぎないよ…」

京太郎「そんなことはねえ……」
544 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/11(金) 07:11:44.01 ID:lUnL/9Xk0
京太郎「ザ・ワールドを攻略する手立て……それはほんのちょっぴりでもスタンドコントロールを誤れば俺の身を滅ぼす諸刃の剣だった……」

京太郎「流石に俺にも躊躇いが生じた……」

京太郎「「できそう」ではあるが……本当に「やれる」のか……」

京太郎「この俺に為せる業なのか……他の手はないのか……」

京太郎「そう考えると……奴が地下に潜っている間……俺は闇の中に放り出されたかのように臆病になっちまっていた……」

京太郎「だが…暗闇に差し込む陽の光のように…俺を照らしてくれたのは……他の誰もない…照さんだ……!!」

照「京ちゃん……」

京太郎「身を削って紡ぎだすような決死の攻撃で……あの小鍛治健夜に一泡吹かせてやったんだろう……?」

京太郎「アンタがそんな『勇気』を見せてくれたのに……俺が尻込みしてるわけにはいかねーじゃねえか……ッ!!!」

京太郎「アンタがくれた『勇気』で…っ!俺は「できる」と思えたッ!!」

京太郎「「できる」「やれる」と思ったからこそ、俺はヤツをブッ倒すことができたんだぜッ!!照さん!!」

照「……私は……」
545 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/11(金) 07:12:16.04 ID:lUnL/9Xk0

照「私は……許されざる悪行…償っても償いきれない非道な邪悪をはたらいた罪人だから……」

照「最初からずっと……自分の死を以てあの人を打倒すると決めていた……」

照「京ちゃんと会って……仲間として受け入れてもらって……気持ちは揺らいだけど……」

照「それでもやっぱり……あの人を道連れにするしか……この「世界」に対する償いはできないと思った……」

照「それだけだよ…」

京太郎「俺はアンタが何と言って自らを卑下しようと……アンタに対する尊敬の念は消せないぜ……!」

京太郎「自滅必至のファイナルアタックをかますという悲壮な覚悟…!」

京太郎「俺はリスペクトせずにはいられない…!」
546 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/11(金) 07:12:46.16 ID:lUnL/9Xk0

京太郎「そもそも……照さん、アンタはずっと一人で戦ってきたんだろ……?」

京太郎「「世界」の狂った運命を正すために……!」

京太郎「ずっと孤独に運命の輪を回し続けてきた……!」

京太郎「俺が『宇宙』に目覚めるように裏で手を引いて、狡猾で疑り深い小鍛治健夜を欺くために自分の心を押し殺して戦い抜いた……!」

京太郎「イカれた運命に立ち向かう『勇気』を以て!滅びゆく世界を救うために!俺を導いてくれたッ!!」

京太郎「俺が受け継いだ『勇気』の陽だまりは、照さんじゃなきゃもたらせないものだったッ!!」

京太郎「眩しすぎる太陽ってのは、自分の輝きに気付けないのかもしれねえけどよ……」

京太郎「俺の「宇宙」で一番輝いてるのは、その太陽なんだぜッ!!!」

京太郎「その輝きに魅せられてここまで辿り着けた……!」

京太郎「俺にとっては罪の黒点なんかちっぽけすぎる……!」

京太郎「照さんの光が眩しすぎて……ちっとも目に入らねーぜッ!!!」

照「京ちゃん……」 ウルッ
547 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/11(金) 07:13:42.69 ID:lUnL/9Xk0
京太郎「それでも罪の意識が消えないと言うなら……これから償っていこう」

京太郎「俺はアンタの隣で、いつまでも助け続けるぜ…!」

照「でも…!私の犯した大罪は償いきれるものではないし……」

照「何より……こんな私が京ちゃんと共に歩むことはできない……」

京太郎「臆病になるな……!」

京太郎「アンタが何と言おうと、俺はその輝きに心奪われたまま進むだけだぜ……」

京太郎「罪悪感に苛まれて苦しいというのなら……」


                     /イ         /    V ヽ、    `
                  ,  ´/          |   \
                    _/  '   '    ,:      |    \
                  ̄ ̄/  /   //     }       |
                     /    /    〃     /   |    |
               /      {   /.'       ∧  }    |
               /_, ィ   ∧ /_ |       / V ∧
                 / /  / ∧{tォミ、  ,  /   | '  、
                   / イ  / /| 弐_ V | /   __}/   _ヽ
                     | / , :  ー':, ∨/   イ乎(_ ヽV |      俺は……照さんの罪も何もかもをひっくるめて包み込む…
                    ∨ {/ '   / /      Vzソ   V}
                    {   、                 リ        あなたの「宇宙」でありたい……!!
                         ∧   `
                        、
                         ∧ `
                         |l∧      ̄         <
                          「´∧           ´
                        .:'//>--==≦ゞ
                      ////////\        /
                       /////// /   ∧
                        {/////〈/{   / |      //,
                       ∧//// ∨、  ,   }   ,://
                       {// ∧// ∨V{  |  「 ̄/´///
                     ///,'/ ∨/ ∨V〉 ' r/ |//////
                       /// {///∨/ ∨{  r,/ ///////
                     {///|////////V__/ ////////
                    rく///|//////r=ミ// イ////////
                     //////}//////  }}////////////
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             //////////|////r=ミ、/////////////
548 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/11(金) 07:14:12.19 ID:lUnL/9Xk0
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.  /:::::::/.i::i::::::i::::::::::i:::::::i::::i:::i:::i::::::::i:::::::::::::::::::::::::::i::::::i:::::i::::::i      京ちゃん……!
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.//    ヾi:::::i:::::::i:i:i:::::i:i:::i::|:::::i::::::::i'::::::i::::::::::::::::::′i:::::/:::::i
.´     少:::::::',:::::l:i::i:::::i:゙、ト:|::::ヘ:::::::i:'::::|:゙::::::::::::/i::/i::/::::::::i\
    /  |::::::::::、:ハ ヾ:i  、.i   ヘ::::i::',::i ゙、:::::/ iノ. i/::::i:::::i  \
  /   |::::::::::ハ. ヾ ゞ. ||   ,丶i ゙:j  ヘ/ / 厶::::ハ:::i    丶
 ∧ヾ   |:::::::/    ヽ.、.|j  ._ ヾ.,    イ   /::/i::::′      ゝ_
../ ∧ヽ.  |::::/.      i > _  ̄ . r  ./.  // i:/         /.:/i_
.i  ∧ヽ  |:/       丶    ̄    /  /  レ         /.:// ヽ
549 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/11(金) 07:14:40.02 ID:lUnL/9Xk0
     , ´   /  .' / .'  '        | l  | l |  |
   /    / '   |  | | l|  |    l | ,  } l |  |
 _/    イ /   l|  |_,∧_{  :.   ,-|-}-/、 ,  |  {
  ̄ ´   / /    {  |、{ l∧  {、   | }/イ/},イ /  l_、
      {〃   r∧ |ィ斧ミ从 、Y , イ斧ミ、 } /l|  l、
      /    /{ 从{、 Vzリ  \Y/ Vzり /イ } /
       /   //从 l∧\       ,\        | /イ/     照さん……愛している…!
     /  イ'  {/l∧ ∧      、        ,イ/j'
    ̄ ̄        ー∧         _,     从        これからずっと……俺と一緒にいてくれ…
               ヽ 、    ` ¨  ̄   ィ }/
                 ∧ \       / |/>
                  {(从_|     --  ´ 「/// |
                  |/ ̄}}          |////|
            _,.:<|///||          l/////>..,_
     _,.. -=<///// \//}         ,r-///////////>=-..,_
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550 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/11(金) 07:15:08.30 ID:lUnL/9Xk0

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   /          / .   /::.:::::    .:::;:イ :/:.::::::::::::::::!   !
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      /.:::::::::::::::::;ヘ! ァ"7::::::::iヾ     '´,;-ァ=!::;ィ、 /::::::::/::: : !       
     /;:イ::::::::::::::::{ヽ|.'{  b::::::::!      h::::レ:::i>'::::::::/イ:: : !、
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   .!/ !/:::::::::/:::::ヽ i   , , ,   ,     , , , i:::::::/ /:::::: : : iヽヽ
   / /::::::::::/:::::::::::゙、_|              |:|:::/_ノ:::::::::. : : ゙、 \ヽ
    /:::::://::::::::::::::;ハ     _  _     !:i:::、::::::、::::::::. : : :i  ヽ!
  ∠./‐' /:::::::::::/   > 、      ̄    /v、::ヽ:::丶:::::::.. : :!
       /::/::::/ _,ノ:::::::::` r 、     ,  イ、/  ' !::::/\::::.、: :!
     /::/;/  `ヽ、__;ィ:|:ー-`〒´-‐:':´::|    レ'  ヽ;ハノ
    //        _,..-'´:|::::::::::::||:::::::::::::::::!丶,、
        _,... -―'::´:::| :::::::::::::::::::::||:::::::::::::::::::::::::|:`ー-、
551 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/11(金) 07:17:41.24 ID:dUdcbilK0
( ;∀;) イイハナシダナー
552 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/11(金) 07:19:06.90 ID:lUnL/9Xk0

ふたりはついに結ばれた……!

絶望の運命に『勇気』を以て立ち向かい続けた照……。

希望の光として『勇気』を受け継ぎ運命に勝った京太郎……。

人間のすばらしさを誰よりも体現しているふたりが惹かれ合うことは必然だったのかもしれない……。
553 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/11(金) 07:27:29.38 ID:lUnL/9Xk0

と、言うわけで照と京太郎は結ばれました!おめでたいです!

照って名前からしてヒロイン力が高すぎると思います

太陽をモチーフにした設定を色々と扱うこのスレでは特に……

world=universeとして、同義でありながら拮抗するスタンドとして、『世界』の健夜を倒す運命にある京太郎のスタンドを『宇宙』にしたんですけど、

そことも上手くマッチしてたなーと感じます

今までの作品では照は悪役だったり負けヒロインだったりで報われなかったのでようやく照をヒロインとして書けて>>1的にも満足な結果です


以降は、「好意がある程度望んだ形で報われる人」たちの話や幽波紋の雀士たちのエピローグ、今作のエンディングなどを書いて終わりになります



        . :´: : : : : : : : : : : : : : : : :` 、     イ
      /: : : : : : : : : / : : : : : : : : : : : : .    ニlニ
     /: : : : : : : : : : ,イ: : : : : : : : : : : : : ∧     |
    /: : : :/: : : | l: : :/ | : : : : |!: : |: :|: : : : : :,    イ
    ̄ ̄ ̄| : : : N: :/__:| : : : : ト、__|: :|: : :|: : :′
       i| : : : | ∨ 八:ト、: : | N: リ: : :|l : : |
.        八: : { l  ____ ` \| ___|/ | : 八: : |l
      /:リ \N '~⌒``     ´⌒``〕/ ;__: :八     それではまた!
.     /:/: : : :ハ """"  '  """" '// /: 〔、: :、
    .: /:__: : : :圦 lヽ  r    ┐  // /: : /): :\
    /: l l\\: : : :| .!     ノ  .:'_/ 厶 "/: ト、: :ヽ
    .'  |八 :\\__| .!>  __ . イ´ 、__フ‐<ヽ.: :| \:|
.     .′ V.rヽ _|___       |   /_〔 ̄ | V    〕
        //.へ`ー-:.、Υ   八      l  |
        |{/´ ̄〕    !、___/ヽ    /' \
.         八   '′   l    /  ∧  〈 、   \
      /   \    .'.  /   /_   ∨´   \
     / -‐== /   ∧  / /   :_   :./⌒ヽ. >
    \............./    =- V / -‐=':._    ∨ヽ__/
      Υ⌒/    .′.:〔二〕´     :._    V´/
      |ニ/    :   ∧〔\    八    ∨
      |_V      .! :/ N'  \    个:、_/


554 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/11(金) 07:27:33.25 ID:tfUIF00nO
イイネ

キラークイーンやるならば京ちゃんを二重人格か
正義と悪が同一人物だけど別人みたいにするか
綺麗な手首に固執する点も含めるならばいっそ
R的な要素を増やすか……難しいですね
555 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/11(金) 07:29:58.57 ID:dUdcbilK0
とりあえず前回と今回はジャンプ系なんだから次も吉良京太郎じゃなくてもジャンプ系の作品が元ネタでやってほしいな
556 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/11(金) 07:35:18.12 ID:asnf0cVW0
いっそポップに
557 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/11(金) 07:40:49.49 ID:gP1IQC6A0
原作と相性良いのはジャンプだとぬーべーかな
ダイ(というかファンタジー系)は別板で丁度クライマックスな作品があるんだよね

エピローグも期待
しかし改めて前作の宮永姉妹の扱いひっでえwwwwww
558 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/11(金) 07:42:04.56 ID:lUnL/9Xk0
>>554
なるほど……考えていたエンディングと合わせて、いいことを思いつきました!

ありがとうございます、参考にさせていただきます!!
559 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/01/11(金) 18:35:57.33 ID:kgYmDTg60
敵スタンド使いの話もやるのか
560 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/13(日) 01:53:55.08 ID:AYGeaQFI0

その時京太郎は……照を後ろに乗せたバイクをトバしていたッ!!

目的地は定まっている!それは……悪の帝王、小鍛治健夜の館の址ッ!!

まだ邪悪の化身が死の闇に消失してから20時間と経過していないのだが……京太郎は夜の闇の中、バイクを走らせた!

と、いうのも……「直ちに小鍛治邸を調査してほしい」という龍門渕家の要請があったからである……。


ブゥーン……ブンブンブンブン…


京太郎「龍門渕家の根回しによって警察の捜査もまだ入っていないし、野次馬根性盛んな記者や市民の侵入も食い止められているが……」

京太郎「明日の朝刊が出回った後じゃあ、小鍛治邸の突然の崩壊は日本中の関心の的になっちまうぜッ!」

京太郎「加えて小鍛治健夜の行方も知れないって言うんじゃあよォ〜」

京太郎「いくら龍門渕家と言っても押し寄せるマスコミどもを食い止められねーぜっ」

京太郎「そこまでして必死に隠しちまうと、怪しいニオイがプンプンしてたまんねーだろうしなッ!!」

照「京ちゃん……ごめん」

照「私が神砂嵐であの人の館を破壊してしまったばっかりに……」

京太郎「いいや、あの状況なら即断即決がベストだったからいいんですよ」

京太郎「うだうだと館の中でヤツを探し回ってたんじゃ、俺たちが神境に到着した時にはもっと状況が悪化していただろうしなァ〜……」
561 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/13(日) 01:54:33.78 ID:AYGeaQFI0

京太郎「それよりも、照さん……」

京太郎「初デートがこんなデートらしからぬものになっちまうことに俺は申し訳なさを感じるぜ……」

照「それはいいの……」

照「私は京ちゃんと一緒にいられるなら、いつどこにいたって幸せだから……」

京太郎「照さん……」 キュン

照「京ちゃん…私の顔を見るより、ちゃんと前見て運転しなきゃ」

京太郎「うおっと!そ、そうですね……あぶねえあぶねえ」
562 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/13(日) 01:55:01.64 ID:AYGeaQFI0
ブゥーン ブンブンブン……


京太郎「それにしても長野から茨城は遠いな……」

京太郎「こんなことを依頼するなら龍門渕さんもわざわざ俺たちを長野まで運んでくれなくてもよかったのに」

照「戦後にすぐさま霧島神境から運び出してくれたんだから文句を言うものじゃないよ」

京太郎「まあ、それはそうなんですけどね」

照「今からでも風の移動に切り替える?」

京太郎「いや……彼女と二ケツするのやってみたかったし、このままでいいです」

照「そう……私もこっちの方がいい」

京太郎「ヘヘ……」
563 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/13(日) 01:55:36.32 ID:AYGeaQFI0

京太郎「……ところで、照さんが神境を出て、南二局に俺とスコヤの戦いに参戦するまで、ものの10分もかかってなかったような気がするんですけど……」

照「今までで一番の速さで風を吹かせて、長野まで飛んでいったからね」

照「その後は幽波紋の眷属を回収して、近くの山から入境した」

京太郎「ふぅん……幽波紋の眷属たちはかつての主君に刃を向けることに、ノータイムで同意したんですか?」

照「……そういえば」

照「そうなんだけど……考えてみれば不思議だね」

照「まるで最初から自分たちがあの人を倒す手助けをする覚悟ができているかのようだった……」
564 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/13(日) 01:56:25.24 ID:AYGeaQFI0
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



―昨日……龍門渕邸―



大沼「!」 キィィィィィィン

大沼「おい、戒能……今、とんでもない未来が視えたぞ……!」

良子「ミスター大沼、今日もまた日課の『予言』ですか?」

良子「どうせ私たちにはボーリングな監禁ライフしか待っていないのですから、大人しくしていればいいのに」

大沼「どうやらそれも終わりのようだ…!」

大沼「1時間後……宮永照が我々の下に来るッ!!」

良子「!」

良子「それは……救出に来るということですか?」

大沼「いや……どうも違うようじゃ……」

大沼「「小鍛治健夜を討つために協力してほしい」」

大沼「奴は未来の中でそう言いおった……!」

良子「!」

良子「彼女は健夜様をビトレイしたのですか?」

大沼「……その発言から察するに、そうとしか思えんな……」
565 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/13(日) 01:57:07.12 ID:AYGeaQFI0
良子「ホーリーファック……信じられませんね」

大沼「じゃが『予言』の告げる未来は絶対……誤りはないぞ」

良子「……ミス野依、あなたはどう思いますか?」

理沙「……」

大沼「おい、無音室から解放されて声帯も再生してもらったのだから返事くらいせんか!」

理沙「わ、わたしは……」

良子「ミスター、彼女はシャイなのです」

良子「監禁後、輪をかけて大人しくなりましたがね……サイレンスが半永久的に続く恐怖に屈したというところですか」

良子「だからこそ監視の目も甘くなったわけですが……」

理沙「う、うぅ」
566 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/13(日) 01:57:42.38 ID:AYGeaQFI0
ガチャッ

その時、監房のドアが開いて瑞原はやりと三尋木咏が帰ってきた


咏「ふぃ〜、疲れた疲れた」

はやり「今日の作業もキツかったね〜☆」

良子「お疲れ様です、二人とも」

咏「お前ら三人とも義手・義足だからって社会奉仕作業を免除されるのはズルいと思うんだよねぃ」

はやり「私は仕方ないと思うけどな〜」

はやり「私と三尋木さんの生活態度はいいから監房から出すにも警戒がいらないけど、大沼さんなんかは反抗的だしねっ☆」

大沼「余計なお世話じゃ……この若造どもが……」

咏「態度が良い方が働かされるってのも皮肉だねぃ」
567 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/13(日) 01:58:27.56 ID:AYGeaQFI0
大沼「フン……然様なことよりも、よっぽど大事な『予言』を視たぞ……1時間後に宮永照がここに来るらしい」

はやり「えっ!照ちゃんが〜?!」

咏「何の用でだよ」

咏「まさか敗者の私たちを処刑しようってのかい?」

大沼「いいや……ワシらに健夜様に反逆する手助けを求めに来るらしい」

はやり「!」

咏「へぇ……意外だねぃ」

咏「どういう事情か全然わかんねーが、健夜様を裏切ったわけだ」

はやり「両親を殺すほど健夜様に心酔してると思ってたのに……なんでだろう?」

良子「もしや、トゥデイにでも健夜様とのラストバトルがあるのでは?」

良子「宮永照を屈服、寝返らせたのは間違いなく京太郎ボーイでしょうけど……彼に協力させようというパーパスかも」

咏「あり得るねぃ、知らんけど」

大沼「確かに……あの宮永照を心変わりさせるのは、幼馴染だという須賀の仕業としか思えんな……」

はやり「……問題は、私たちがそれに協力するかしないか、じゃないかなっ?」

一同「!」
568 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/13(日) 01:59:14.07 ID:AYGeaQFI0

大沼「それは論ずるまでもないことじゃ……ワシは四肢をもがれた恨みもあるし、何よりも健夜様に刃を向けることなど……」

咏「……私はいいんじゃねーかと思うけどねぃ」

大沼「なにィ?!三尋木、貴様……健夜様に対する忠誠心を失ったかッ!?」

咏「いや、考えてみ」

咏「なんで私らは須賀京太郎に負けた?」

咏「内部で権力抗争をしてたから戦力を逐次投入しちまって各個撃破されたのがマズかったからか?」

咏「アイツのスタンドパワーが単純に私らを上回ってたからか?」

咏「私はそういうことじゃないと思うんだよねぃ」

大沼「なら、なんだと言うのだ……」

咏「須賀京太郎は……アイツは、自分のためだけに戦ってたわけじゃねー」

咏「アイツは私らの魔の手にかかって食い潰されそうになる仲間の人生を救うために戦ってた」

咏「アイツは正しいことの「白」のなかにいた……」

咏「私らは「黒」……私らと健夜様の野望のために、私利私欲のために暴れていた……」

咏「アイツが持ってる「人の心」を捨てて……昔持っていたはずの、いつの間にか失くしちまってた「良心」をかなぐり捨ててさ……」

咏「スタンドは精神の力……」

咏「人間じゃねー健夜様ならともかく……」

咏「人間のくせに人間の心を捨てた私らには…人間として戦うアイツは……ハナっから敵う相手じゃなかったんじゃねーの?知らんけど」

大沼「っ……!!」
569 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/13(日) 01:59:41.81 ID:AYGeaQFI0
理沙「な…納得っ!」プンスコ

大沼「野依、貴様まで何を……!」

理沙「す、須賀くんは……私たちを…こ…殺さなかった!」プンスコ

理沙「す、健夜様のスタンドの秘密を聞き出すためだったとは思う……け、けど…ひ、人としての情けも感じた!」プンスコ

理沙「そ、それに…こ、応えるなら……い、今しかない!」プンスコ

良子「し、しかし……私たちが今更健夜様を裏切ったところで、敵うはずもないし……犯したギルティが帳消しになるわけでもないのでは……」

大沼「それもそうじゃ……!」

大沼「瑞原……貴様の意見を聞こうッ!」

はやり「……私は」

はやり「私は、健夜様を裏切って……須賀くんの助けになりたい、かなっ☆」

大沼「!」
570 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/13(日) 02:00:12.69 ID:AYGeaQFI0
はやり「須賀くんは私に……スタンドの悪用じゃない……平和的に利用する道を示してくれたし……」

はやり「もし私たちが正しいことの「白」に帰ろうとするのなら……」

はやり「たとえ、薄汚れた「グレー」にしかなれないとしても……」

はやり「須賀くんの見せてくれた「人間の光」に近づこうとすること……それだけでも意味があると思う!」

はやり「闇から抜け出して、私たちが「人間」に戻れる……真人間に更生できるキッカケになるんじゃないかなっ!!」

良子「……私もアグリーします」

大沼「戒能、お前まで!」

良子「健夜様の「オカルト」を『悪魔憑き』で模倣してから……私のマインドは底知れない恐怖にコントロールされました……」

良子「リベリオンを起こそうなどとは到底思えませんでした……」

良子「しかし……私たちに対して京太郎ボーイが見せた正義の光……」

良子「神代家当主を殺されたことによる義憤…健夜様を倒し自分たちの人生を取り戻そうとする決意…」

良子「その正義の光を目指せば……私のマインドも、再びクリーンになれる時が来るかもしれません」

大沼「ぬぅ……!」
571 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/13(日) 02:01:03.79 ID:AYGeaQFI0
大沼「そこまで言うのなら……「視てみよう」ではないかッ!」 キィィィィィン

咏「ちょ、未来を「確定」させんのはやめろってーの!」 バキッ


『予言』を発動しようとした大沼を、咏は殴り飛ばして阻止した!


大沼「ぐふっ!!!と、年寄りを労わらんかッ!!」

咏「せっかく話し合ってんのに、未来を視て結末を「確定」させるんじゃあ意味ねーし」

大沼「フン……しかし……今一瞬じゃが見えたぞ……」

大沼「1時間5分後の未来で……ワシらは究極生命体と化した健夜様の下にいた……!!」

一同「!」

大沼「宮永照の協力要請を受け入れたのか…それとも一旦了承する「フリ」をして健夜様の下に馳せ参じ……再び須賀に対して牙を向いたのか」

大沼「そこまでは分からなんだが……1つだけ分かったことがあるッ!」

大沼「ワシらは得意げで……満足げな表情をしておったッ!」

大沼「あれは健夜様に支配され……邪悪を為して心を満たされている者の顔ではない……」

大沼「お前たちの言う……正しいことの「白」にいた顔じゃッ!!」

一同「……!!」

咏「じゃあ……決まりだねぃ」
572 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/13(日) 02:01:34.78 ID:AYGeaQFI0

大沼「フン……あのクソガキに手を貸すというのは気にくわんが……」

大沼「『予言』をフィードバックすると……どうやらワシらが人間としての喜びを再び手にするにはこの道しかないらしい……」

良子「京太郎ボーイに味方してサポートし……」

はやり「健夜様を裏切って……」

理沙「倒す!」プンスコ

咏「私らが「人間の心」を取り戻すためにも……正義の味方の仲間入りするしかねーなッ!!!」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
573 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/13(日) 02:02:37.15 ID:AYGeaQFI0


キランッ



京太郎・照「!」



バイクで駆ける京太郎と照の目には……夜空を駆ける五つの流星が見えたッ!!



照「流れ星……」

京太郎「キレイなもんだな……」

京太郎(野依理沙…大沼秋一郎…戒能良子…瑞原はやり…三尋木咏…)

京太郎「幽波紋の眷属どもは、ヘドが出そうになるくれえには邪悪な奴らだったが……」

京太郎「最期には……あの流れ星くらい綺麗に輝いていたように思えるぜ……」



京太郎は星に願いを懸けた……。

願わくば…あの5人が安らかに眠らんことを……と…。

幽波紋の眷属「だった」5人に対する感謝と尊敬の念を込めて………。
574 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/13(日) 02:16:01.70 ID:AYGeaQFI0

以上が幽波紋の眷属たちのエピローグです。

実は、安価で全員殺した場合は彼女らが助けに来てくれないので健夜戦の難易度が上がり、

一人でも殺して残りの幽波紋の雀士を生かしておいた場合、生き残りが健夜を助けて健夜戦の難易度が跳ね上がるという設定になっていました

女プロは命を助けても大沼は殺すとか、そういう可能性も考えてたんですが、住民の皆さんの英断で何とかなりましたね!

健夜戦は

@1局目はザ・ワールドの効力を発動せずに真っ向から勝負

A京太郎が初めて攻撃を受けた時に止まった時の世界に身体の一部だけ入門

B健夜の精神力値が20を切ったら究極生命体に覚醒して1局自動和了

C照の暗殺による精神力値150減少

というイベントと、最後には時を止めて倒すというのは元から考えてたんですが、それ以外の展開は割と行き当たりばったりでやってました

だからこそ、各局の描写を考えながら書くのに時間かかっちゃったんですけど

晴絵は自動敗北でしたが、すこやんがずっと低コンマだったら、早めに京太郎が止まった時の世界に完全入門してたと思います

割と原作3部の流れに沿えたのは>>1的には良かったんですけどね!書いてて楽しかったし
575 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/13(日) 10:26:19.71 ID:2G4c4ViX0
576 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/13(日) 11:10:13.98 ID:ht+6G8kY0
乙です
大沼は言わばブービートラップみたいな役割だったわけね

イッチ……やりおるぞっ!
577 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/13(日) 11:55:05.10 ID:lqylBGyA0
やっぱり殺してたらやばかったんだな
578 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/13(日) 13:18:04.05 ID:AYGeaQFI0
1時間後……

法定最高速度を無視して駆けた京太郎と照はようやく小鍛治邸址に辿り着いた!

崩壊した小鍛治邸の周辺には深夜だというのに数人の野次馬や記者が龍門渕家の警備員と揉み合っていた!



京太郎「やれやれ……メンドくさそうなことになってやがるぜ」

警備員A「あ、須賀さんですね!お待ちしていました!」

京太郎「ああ……ちょっと大変かもしれませんが、俺たちが探索している間は持ちこたえてください」

警備員A[は、はい!」

京太郎「いこう、照さん」

照「うん」



京太郎と照はバリケードを突破し、小鍛治邸址に入ってゆく



野次馬「おい、なんであいつらだけ入れて俺たちは入れねーんだー!入れろーッ!!」グ゙イグイ

警備員B「おのれーッ!いいから外に出ていろー!そして帰れッ!!」グイグイ

記者A「おい、今入っていったのってインハイチャンプの宮永照じゃないか?」

記者B「隣にいた男は誰だ?!」

警備員C「いいからお前たちは帰って適当な記事でも書いてろ!!」 グイグイ



京太郎「やれやれ……大変そうだな」

京太郎「とっとと終わらせて俺たちも帰りましょう」

照「そうだね……」
579 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/13(日) 13:19:48.75 ID:AYGeaQFI0
小鍛治邸址に侵入した京太郎は……まず、漂う死臭に圧倒的不快感を覚えたッ!



京太郎「げ……なんだここはッ!臭すぎるッ!ゲロ以下のニオイがプンプンするぜーッ!!」

照「あの人は食料にした吸血鬼の遺骸の食べ残しをその辺にほったらかしにしたりするから……ほら」

京太郎「うぅッ!指だ……指だけ何本も散らばってるッ!!」

京太郎「うわっ、腕や足も転がってるぞ……」

照「おそらく……霧島神境に侵入する前に、館を守備する吸血鬼兵を全員食べようとしたのかな……」

照「何人かは途中で満腹になって食い散らかすだけ食い散らかしてそのままにしたみたい……」

京太郎「な……白骨化してる死体もいくつかある……!」

照「それは、あの人の両親やら歯向かったプロ雀士やらの亡骸だけど……多すぎて、どれが誰のものか見当もつかない」

京太郎「ちぃ……さっさと調べ終えて、こんなとこオサラバしようぜ!」

京太郎「何を調べればいいのかわかんねーがよォ〜……」

照「それがちょっと面倒だね……」
580 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/13(日) 13:20:30.72 ID:AYGeaQFI0
小鍛治邸址に二人が侵入してから早1時間……夜は既に白み始めていた!



照「まずい……朝になってこれ以上の人が集まる前に、早く退散しなきゃ」

京太郎「ああ……けど、特に目ぼしいものなんて見つかりませんよ」

京太郎「どう集めたんだか分からん金銀財宝に高価そうな芸術品、美術品……本棚にある本はキリスト教関係のものばっか」

京太郎「何を考えてたんだかよくわからねー奴だな、スコヤは……」

京太郎「!」



その時京太郎は、明るくなってきた小鍛治邸で……崩壊した本棚の中に1冊のノートを見つけた!



京太郎「なんだ……?このノートは……日記……?」



京太郎は何気なくその1冊のノートを手に取り、読み始めた……。



京太郎「……!!」

京太郎(『『天国』へ行く方法の研究』……!?)


京太郎「…………」


ボムッ!!

京太郎はユニバースの刃でノートを切り裂き、爆発を起こして消し飛ばしたッ!!
581 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/13(日) 13:20:59.96 ID:AYGeaQFI0
照「……?」

照「京ちゃん、今のは?」

京太郎「……いや……」

京太郎「腸だかなんだかしらねーが気持ち悪すぎる肉片が挟まってたから思わず燃やしちまっただけです」

京太郎「……帰りましょう!どうやらここには大したものはなさそうです!」

照「……そっか」

照「わかった……そうしようか」



二人は小鍛治邸址を後にした……。

その日の朝刊では「小鍛治邸の謎の崩落」と「小鍛治健夜の失踪」、「宮永照の謎の来訪」について取沙汰され、国民的な関心を引き起こしたが、

警察と協力した龍門渕家の手によって館が捜査され、完全に取り壊されると、様々な陰謀論や都市伝説が生まれただけで、

時の経過とともにこの事件は忘れ去られていった……。
582 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/13(日) 13:44:27.27 ID:AYGeaQFI0
その後京太郎は、100日ぶりに清澄へと戻り……

春休みまで1か月ばかりの、久々の学校生活を送った

両親や友人からの激しい追及には「旅打ちに出ていただけ」と答え、多くは語らなかった


プルルルルルルルル


照「もしもし、京ちゃん?」

京太郎『照さん、こんばんは!』

京太郎『ドラフト会議見ましたよ!12雀団競合ドラ1とは、流石ですね!』

照「うん……私としては、京ちゃんと咲のいる長野に戻りたかったから、龍門渕インペリアルルーラーズに入りたかったんだけど……」

照「結局、仙台シャイニングオイスターズになっちゃって……残念」

京太郎『ハハハ、んなこと言っても照さんなら風に乗っていつでも会いに来れるでしょう』

照「まあ、そうなんだけど……」

照「京ちゃんの方は、最近どう?旅に出ていた間の補習とか大変なんじゃない?」

京太郎『ホントにそうなんですよ……110日間のツケが回ってきてるというか……補習やら課題やらで毎日大忙しで、照さんと電話する時間さえなかなかとれねー』

照「それは……ご愁傷様。世界を救ったヒーローの偉業なんて、世の中の人は知りもしないのが常だから……頑張ってとしか言えない」

京太郎『ええ、頑張りはしますけどね……』
583 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/13(日) 13:44:56.02 ID:AYGeaQFI0

京太郎『問題なのは、旅に出てた間に告白を受けて保留してる子に対して、何の返事もしていないということ』

照「……あまり詳しく聞いてなかったけど、やっぱり色々あったんだ……」

京太郎『うっ!まぁ、色々と、ね……ハハハ』

照「京ちゃんなら女の子に好かれるのも納得だけど……早くケリをつけてね」

京太郎『分かってますよォ!春休みに入って自由が利くようになったら、旅の最中に立ち寄ったとこを歴訪して、断りをいれにいくつもりです!』

照「直接会って返事するなんて、律儀だね……」

照「でも、それで変に期待させちゃったりとかするかもしれないから、気を付けて」

京太郎『う……まぁ、それでもLINEやら電話やらで済ませるよりは、誠実に対応できるかな、とは思うんで』

京太郎『そういうわけで、まだ明日までにやらなきゃいけない課題が山積みなんで、切りますね!』

照「うん……おやすみなさい」

京太郎『はい、おやすみっす!』

照「……」

京太郎『……?』


584 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/13(日) 13:45:59.24 ID:AYGeaQFI0

京太郎『切らないんすか?』

照「……」

京太郎『……あぁ、なるほど』

京太郎『そういうことね……気が利かなくてすみません』

京太郎『愛してますよ、照さん』

照『……私も、愛してる。京ちゃん』

京太郎『ヘヘっ……じゃあ、今度こそおやすみなさい!』

照『うん……ありがとうね、京ちゃん』

京太郎「いえいえ!それじゃ!』 ピッ





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585 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/13(日) 13:49:50.39 ID:AYGeaQFI0

照「うぅ……辛い」 ゴロゴロ

照「幸せだけど……もっとずっと一緒にいたいのに……」 ゴロゴロ

照「全然LINEも返してくれないし、電話できるのも週に1回だけなんて……」 ゴロゴロ

照「しかも、なんで春から仙台なんかに……」 ゴロゴロゴロ

照「長野に帰りたかったのに……」 ゴロゴロゴロ



                 〜〜    〜〜
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         } /::::::::::::::::::|::::: / | ::|:::::::ト- ::|--∨\ ::::::::::::::::| {
       { /::::::::::::::::::/|::::::|ノ|:八 ::::| _..斗-=ミ\| ::::::::::|::::|
      /::::::::::::::| :: /-匕-=ミ\|\|  〃⌒゙ヾY :::::::: |::::|  }
        ̄ ̄ |::::::|::イ /〃⌒ヾ     {{    }} }|/| ::::::|::::|  {      さみしいよ……京ちゃん……
      {  |:: 八ハ{ {{   }}     ゞ==(⌒) | :: /:::::|
       } |/|::: {. ハ (⌒)==''         ///  |/}:::::|
            |:::: ヽ_| ///              __,ノ :::::|  }
.          { |:::::::::八     _.. ‐〜‐-、   イ:::::::::::::::|  {
.          } |::::::::::::个 .._ (_,,.. ‐〜〜' イヘ::::::::::::::::::|
           レヘ::::::::::::::::::::::_≧=一ァ  〔/⌒T:iT7ス::::/
            ∨\::/r ̄ ̄ ̄7____/    / ∧/  }
               {  ∧    |   /    /   / ∧ {
                } / {\/⌒)_∠__/|    / ∧
              /  ゙T{  二(__ `ヽ        _ヽ
            /   ∨ハ.  {_  /     \/  _〉
.            { /\ _ |  ノ   _) 人._     |_/|/ }
              } \_____,|/  /i:i\     ̄ ̄`ヽ  j  {
             ∨ /   /|i: ハ:i:\            |
              /     /:i:i:i:ハ:i:i:i:i:丶 ... ______丿
               〈      i:i:i:i/   :i:i:i:i:i|    |    }
              、___/:i:i:i:i/    Y:i/    |   {
586 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/13(日) 13:51:06.51 ID:lqylBGyA0
かわいい
587 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/13(日) 13:55:13.70 ID:AYGeaQFI0
       ( ⌒ )
     γ⌒   ⌒ヽ
     ゝ      ノ   ポッポー
       | l |
         ,. :--‐──‐- 、
       ,.:´: : : : : : : : : : : : :.\
     ,.': : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ
      / : ;': : :' : :;'.:./: :|: : : : : : : : .
.     i :.:.i: : :i:.:/i:.:/: : :ト、: : ト、; : : : ヘ
    i : : !.: :l:/ 八: : :| \| |i: : : : .ヘ
    i i : !: :.ノ ●  \|  ● リ:l:.l  ̄
    i,,∨|:.:.! ノ( 、_ ,    ソ/i/       早く一緒に住みたいッ!!!!
   (´  i ヘ!:| ⌒ | /    ノ!:/′
    ``゙''ー、.ヾ>ー-`´-- <イ/
          }.  \i=// ,/ ヘ
        ノ    襾.  ノ、.__ノ
       〉、____,! `ー'    ペシッ!!
        〉ー、i!____i!__,,ゝ |l!il|
        (、,,,/     !__,,,! ,,、___,,、、,,,___,、、 て
        `ー'      `ー' ヾ_;,;,;,;,へ、,;,;,;,ソ て
              )          て
              ゝ⌒ ヘ/⌒ヽて




菫「おい照、頼むから家では静かにしてくれッ!!」

照「あ……ご、ごめん」

菫「まったく……お母さまが失踪してしまって家賃が払えないというから、契約金が入るまでここに置いてやるという約束だったが……」

菫「彼氏に会えないからと言って癇癪を起こすなよ……家の者もいつも驚かされてるんだ」

照「き…気を付ける」 シュン

菫「床を転げまわって暴れてる暇があるなら、花嫁修業でもしたらどうだ?料理も作れないんじゃ彼氏さんに幻滅されるぞ」

照「!!」

照「さすが菫……人の弱みを射抜くような鋭い視点を持ってる」

照「さっそく料理の練習しなきゃ……手伝って」

菫「はいはい……」 ハァ
588 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/13(日) 14:14:54.00 ID:AYGeaQFI0
春休みに突入し……1週間ほどの集中的な補修期間を終えた京太郎は……

長野で天江衣、大阪で愛宕姉妹、鹿児島で神代小蒔・石戸霞、阿知賀で新子憧、東京で大星淡と、自らに想いを寄せてくれた女性に会いに行き、

宮永照との交際を始めたので、丁重に断りたい旨を伝えて回った……。(「別に彼女2人いてもいーじゃん!」と言った大星淡は照が捻じ伏せた)

そして、最後には宮守を訪れ……姉帯豊音と小瀬川白望に「宮守には移住しない」と伝えにやってきたのだが……。


―姉帯邸―


京太郎「……と、いうわけなんで……」

京太郎「俺がこっちに移り住むのは無理です……照さんも、嫌がると思いますし」

京太郎「すみません……」



      //ア    /  / イ   :ト、    \      \        \   \
.     // /     /  /  |    | \    \      \       \   \
.      /′i    /  /i   |    │  \      `ヽ      `ー- 、      Y⌒ヽ}
     {  |  ,:イ   :ハ`¨´`T´   |  、  \ト、  ヽ `ー- 、    \_   }
         |  | |  ト、ハ≫=zzz、   !   `¨´`¨´`¨´`¨´   |  |\    ヽ`ヽノ\
.      人  | |  |  代 {  __} \|    ィ=- ..,,__\ト、 j │ \    }     \
         \! 〉、 !  :. 乂_フ     ´下¨¨“_卞ゝ  jイ  ノ    ヽ  ノ      i    …………。
           /  ヽ ハ             弋  `フ ノ  j/`ヽ    j/       |
.           / /   / :.    ,      `¨¨´        ノ      ト、   ト、  }
         i  |  i :从                       /  ト、   | ヽ.  ; } /
         l 人  ト、  ト、    _          rー-イ  イ ! \ !   } / j/
         ∨  \! ∨V .>   `       イ {ス人jヽノ jノ    jノ  j/
               , ´∠ニニ>、 _ ... イ   /  \
                  / /ニニニニニ7   λ    /    /入
              /  {ニニニニニ7/「八.  /     //二\




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         ‘::::::::::::|:::::::|::::::::|    --  /:::::::::/  --     l::::!:::!
      { ‘::::::::::|:::::∧::::::| ァ=≠≡ミ /::::::/  ァ=≠ミx 小 !:::!      うぅ〜……。
      {   |::::::::|::::′∨::癶''^~)  /:::/       (^~ヾ::::|:::|
           |::::::::|::′ ∨|  }/゚  /::/    ′     ゚~「:::: |:::| }
           |::::::::|:{\___‘:|  i   l::/           l:::::::|:::| }
..     ノ  |::::::::|:|:::::|:::::八 °   l:′〜^ー〜‐    ,..::l:::::::|:::|
      〃   |::::::::|:|:::::|:::::::::l>。.._ /        ,... イ:::|:l:::::::|:::| }
    /   ,ノ::::::: |:|:::::|:::::::::l::::::|:::::}≧=- ┬‐=≦:::し:::::::::|:l:::::::|:::| }
..     /:::::::::::斗=ミ|:::::::::|::乂二二二ニニ=-----┬-‐=ミ:::::::|:::| }
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589 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/13(日) 14:22:41.68 ID:AYGeaQFI0

白望「それはダルい……」

豊音「やだよー!寂しいよ〜!!」 ポロポロ…

京太郎「……」

京太郎(身を切られるような思いだぜ……)

京太郎(直接的に「好き」とは言われちゃあいないが、何となく二人が俺に好意を寄せているのは分かっている……!)

京太郎(宮守のみんなとは最後まで共に戦った仲だし……熊倉さんを喪って悲しみが募っているこの人たちに冷徹な断りを入れるというのは酷だが……こうする他ないんだ)

京太郎「ま、まぁ……照さんが仙台の雀団に入る都合上、それなりに会いに来れる機会はあると思いますし」

京太郎「ここは申し訳ないが……それで堪えてもらえると……」

白望「はぁ……」 ダルッ

豊音「うぅ〜……」 ポロポロ

京太郎「そ、そうだ!折角ですし、一緒に写真でも撮りましょう!」

590 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/13(日) 14:24:56.83 ID:AYGeaQFI0

豊音「写真……?」 グスッ

京太郎「ええ……離れていても俺たちは仲間ですし、お互いに寂しいけれども、繋がりを形に残しておけば少しは痛みも和らぐかな……と」

白望「……まぁ、いいけど」

豊音「うん……そうだねー……」

豊音「ちょっとでも須賀くんを思い出せるようなものがある方が、ありがたいかなーって……」

京太郎「じゃあ、撮りましょう!」

京太郎「二人とも、俺のそばに寄って……」

白望「ん……」 ムギュッ

豊音「うんー……」 ダキッ

京太郎「ちょ、二人とも!くっつきすぎですよ!自撮りしづらいッ!!」

白望「いいでしょ……これくらいは」

京太郎「はぁ……じゃあ、撮りますよ」

京太郎「はい、チーズ!」


パシャッ
591 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/13(日) 14:28:15.18 ID:AYGeaQFI0

京太郎「撮れました!」

京太郎「後でLINEで送りますけど、念のため撮れ具合を今確認しときましょうか」

白望「うん……見せて」

京太郎「はい、これです」

豊音「うんー……ブレてないし、いいんじゃないかなー……って」

豊音「?!」

京太郎「どうしました?」

白望「え……なにこれ」

京太郎「??」
592 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/13(日) 14:31:17.55 ID:AYGeaQFI0

豊音「こ、こ、こ、これ……」 ブルブル

京太郎「何です、変なものでも写ってました?」


京太郎は二人に差しだしたスマホを手に取り、写真を眺めたッ!!

するとッ!!!


京太郎「なッ!!なにィーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!??????」

京太郎「くッ!!へ、部屋の隅でッ!!!熊倉さんがッ!!!恨めしそうな顔で写真に写っているッ!!!!」

白望「し、心霊写真……?」

豊音「く、熊倉さんがそこにー……?」 チラッ


豊音は写真では熊倉トシの座っている部屋の隅を恐る恐る見たが……そこにはなにもなかった


豊音「ひええーーー!!写真にだけ熊倉さんが写ってるよーーー!!」

京太郎「こ、こいつはヤバいッ!!!超弩級の心霊現象じゃあねーかッ!!!!」
593 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/13(日) 14:37:31.86 ID:AYGeaQFI0

京太郎「おっ、俺はもう帰らせてもらうぜッ!!」

京太郎「お邪魔しましたーッ!!」 ガチャッ


京太郎はドアを開いてスタコラと退散しようとしたのだが……


ドガッ!!


京太郎「ぐあっ!?」


まるで見えない壁に阻まれているかのように、部屋からは出られずにいたッ!!!


京太郎「なッ、なにィィィィィィィィィッッ???!!!で、出れねえッ!!!なんでだかしらねーが部屋の外に出られねえッ!!!!」


プルルルルルルルルルルルルル


京太郎・豊音・白望「!!」

白望「で、電話……」

京太郎「だ、誰からだ……?」

豊音「ど、どうするー?で、出てみるー?」

京太郎「いや、この状況でかかってくる電話って……なんかヤバそうじゃないですか……?」
594 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/13(日) 14:43:44.58 ID:AYGeaQFI0

白望「ど…どうするの……放置……?」

京太郎「そ、そうしましょう……とりあえず鳴りやむのを待つ……それしかねえ……!」


受話器『早く電話に出ないかいッ!!』


一同「?!」

受話器『鳴らしてるんだよッ!!このウスノロ!!』 ビュンッ

京太郎「へぶっ?!」


突然声を発しだした受話器は飛び上がり、京太郎の顔面向かって飛来して直撃したッ!!


京太郎「ゆ、幽霊と化した熊倉さん……!現実の物体に干渉できるのか…!!?」

トシ『ケケケ……京太郎、あんたはこの家から帰さないよ…!』

京太郎「な、なにッ?!」

白望「京太郎、見て……!」

豊音「写真の中の熊倉さんが、受話器をもってるよー!」

京太郎「なんだってェッ?!!?」
595 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/13(日) 14:49:54.67 ID:AYGeaQFI0

京太郎「しゃ、写真の中で動き……写真の中から電話してるっていうのか…!」


ズオン!!


その時、受話器が再び空中に浮きあがり、京太郎目がけて飛んできたッ!!


京太郎「へっ!!二度も同じ手がこの俺に通用するかよーッ!!ババアーーーッ!!!」 ザンッ


京太郎はユニバースの刃で受話器を切り落としたが、その真っ二つになった受話器はそのまま京太郎の頭に直撃したッ!!


京太郎「うげっ!!」

京太郎「つ…通用してるよ〜〜ッ!?さ…さっきからすげえいいコントロールすんじゃねえかッ!!この幽霊ラーメンババア!!」

白望「違う……コントロールじゃない……」

白望「攻撃しているのは「写真」の中……!熊倉監督は写真の中で京太郎に受話器をぶつけたんだ……!」

豊音「熊倉監督は、写真の中の須賀くんを攻撃したってことー?!!」

京太郎「な…なんてことだッ!!」
596 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/13(日) 14:56:44.02 ID:AYGeaQFI0

トシ『私は死の直前……アンタに全ての波紋を流し込んで死ぬその瞬間に……スタンド能力に目覚めたんだよッ!!』

京太郎「なっ、なにィィ〜〜〜〜〜」

トシ『『アトム・ハート・ババァ』!!写真の中で私が取った行動を現実世界に与える能力だよッ!!』

トシ『写真の枠内はさながら結界のごとく変化しており、物理的に脱出することもできないッ!!』

京太郎「ぐ……それならッ!!」

京太郎「さっき撮ったこの写真を消去してッ!!気の毒だがババア!!てめーを消し去ってやるぜッ!!」

トシ『おっと!待ちな京太郎……気が早いねぇ、アンタは……』

トシ『言ってなかったけどねぇ……写真に対する攻撃は、写真の中に写った人物に直接返ってくるんだよッ!!』

トシ『つまり……写真を消去すれば、アンタだけじゃなく……白望も豊音も消し飛ぶッ!!』

京太郎「な…なんだとォォォ〜〜〜〜〜〜〜!!!???」

白望「えぇ……?!」

豊音「そ、そんなー!!」
597 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/13(日) 15:01:58.11 ID:ht+6G8kY0
せめて『アトム・ハート・アントorカントク』辺りにしてあげてください(切実)
598 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/13(日) 15:02:58.23 ID:AYGeaQFI0

京太郎「バ…バカなッ!!それじゃあ対策のしようがないッ!!」

白望「!!」

豊音「須賀くん!!写真の中の熊倉監督が、包丁を持ち出してるよー!!」

京太郎「なにッ!!??」

トシ『ケケケ…!京太郎……!!アンタが私の言うことを聞かないのなら……これをアンタにブッ刺してブチ殺すよッ!!』

京太郎「な…なんだとッ!?」

京太郎「な、なにが目的なんだッ!!熊倉さんッ!!」

トシ『ケッケッケ……!私の要求はただ1つ……!』

トシ『死にたくなければ……宮守に移住して、この家で豊音と住むんだねぇ!京太郎ォォォ!!!』

京太郎「……はぁっ?!」

豊音「く、熊倉さん??」

白望「そ、そのために……スタンド攻撃を?」

トシ『ケケケ……!そりゃそうさね……!』
599 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/13(日) 15:09:50.91 ID:AYGeaQFI0

トシ『私が一番可愛いのはアンタたち宮守の教え子……!』

トシ『その教え子が京太郎に宮守に移住してほしいと願うなら、それを叶えてやるのが教師心ってもんさッ!!』

京太郎「な、何を言ってやがる……!!俺は照さんと交際してるから、そんなのはムリだっつーの!!」

トシ『ケェッ!!何が無理なんだいッ!!京太郎ォォ!!』

トシ『何も二人と結婚してやれと言うわけじゃないんだッ!!二人が寂しくないように、仲良く暮らせと言うだけさね!!』

京太郎「そ、それも無理だッ!!照さんが嫌がるに決まってるッ!!」

トシ『ケェ〜〜!!何が宮永照だッ!!』

トシ『アンタは私から受け継いだ最期の波紋で究極の高みに達し、小鍛治健夜を倒せたっていうのに、その恩を忘れたのかいッ!!』

京太郎「お、恩着せがましいぜッ!!ババア!!」

京太郎「確かにその通りだし、アンタのおかげでスコヤのヤローに勝てたってのは間違いじゃあねえが、それは照さんも同じッ!!』

京太郎「照さんがいなけりゃ、俺はヤツに勝てなかったぜッ!!」

トシ『ごちゃごちゃとうるさいねぇ……この包丁を心臓にブスリと刺されたいかい?!』 ギランッ

京太郎「うっ……!!や、やめろ!!」
600 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/13(日) 15:17:13.96 ID:AYGeaQFI0

京太郎「ふ、二人ともッ!!この狂った幽霊ババアになんか言ってやってくれッ!!」

豊音「えっ」

白望「……」



                     _,, -- ,,_
                 _-ニニニニニト、  ./}
              _-ニニニニニニム_ヽ/_}_
                  ニニニ_,, -=ニニニニニニニニ-_
                ニ_,,-ニ>::::::: ̄::::';::: ̄`ヽニニニニ
           _-ニニマ´!ヽ::::::::::::::::::::::',::::::::::::マニ=''
.           _ニニマ::| :::|´ ` 、:::ー-:::::ゝ:::::::::::.
          ニニニ|::::ハ:::|,x彡 `ー-- ゝ:';::::::::::::.
          ー---{/:::::vヽ::゚::   _  .、イ::: ';::::::::::::.      そ、そうだね〜……
                 /:::::::::ゝ''ー ┴ <ト、 :::::';::::::::::::.
              /:::::::::::::;>-,-く`¨Tヽ/{ニ;7ヽ;::::::::::.     須賀くんに危害を加えちゃうのは、ダメだと思うなー……
           /:::::::::::::::{ニニ〈ニニヽ/ 介 {;<ニム::::::::::
              /::::::::::::::::: Zニ`Lニニヽ :. Wニニ}:::::::::l     い、一緒に住むのは全然いいんだけど〜〜〜……
          /:::::::::::::::::::::::ヽヽニニム`ヾ、:. レニ!ニ!::::::: !  
           ,::::::::::::::::::::::::::::: マ;ヽニニムニヘ/ニ}ニ|:::::::::|
          ,:::::::::::::::::::::::::::::::: }ニニマニムニ}ニW;ニ|::::::: |
           l::::::::::::::::::::::::: ,..イニニ;マニム;}ニWニ|::::::: |
           |:::::::::::::::::,..イ_ニニニニニマニム;Wニニ!::::::::|
          |:::::::::::::,イニニ`Yニニママニム'ニニ!:::::: !
.           |:::::::::ム;ニニ:ニ寸ニマニニマ´ニム¨¨ニ7::l
           l::::::ムニニニ:ニニヽ'ニニ;〈oニニムニ/::リ
.          ::::ムニニニニ:ニニ:ニニニニマニニ〉'/
           v;ニニニニニ:ニニニ:ニニニニマ/ ヽ、
          ムニニニニ:ニニニ.ニニニニト,_ユノ
         ムニニニニニ:ニニニ.ニニニニ`ヤー'
.          ムニニニニニ:ニニニニ_.ニニニニム
        ,イニニニニニニ.ニニニニ_.ニニニム
        /ニ:ニニニニニニニ_.ニニニニ-.ニニニム
     /ニニ:ニニニニニニニ_.ニニニニニ-_.ニニ;ム
.    〈ニニ:ニニニニニニニニ.ニニニニニニ-_.ニニ;〉
     `マ.ニニニニニニニニニ_.ニニニニニニ-./
       ーニニニニニニニニニニニニ>.:. ´
          `¨¨¨ー-:.:.:.:.:.::T ¨¨¨¨¨¨';.:.:.:.:.:l
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                    ト、イ´:ヽ     f⌒ソ}
                  [ニニ彡!   /ニニリ
                     ゝ-='”    マ三;ノ
601 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/13(日) 15:22:03.67 ID:AYGeaQFI0
                   -- 、    __
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        ⌒ ー-- /  ∠ __//   八     } |    }  \   \     私も……京太郎を攻撃するのは良くないと思う……
             / /   ー--- つ / }     |Λ | _,.|   \ \_
              // ⌒'''ー=ニ二´  /  |  |  x〜''~_|  } ト-\⌒ヽ   けど……冷静に考えて……
              /   7=- _二つ__,.z〜^~ |  j xセ''7^Y  /    \
         /     ノ /   | _,,厶z=ミ|八|  ノへ..ノ // ヽ   }      この状況を打開するには宮守に移住するしかないなら……
.        /          乂_ 八 癶し.ノ^   |/       |     }j∨
       /    //―-- .,_``ヽ\          '    八 / / //       そうせざるを得ないんじゃない……?
       /    Λ  ハ  { い`` ┘        _    イ//}/
.    /    / \{ \ ト\\  \ト     ´  /               京太郎の心情を考えるとダルいけど……
.\ /      / _、-ニ二ニ=―-ノ/ ̄"^''' `ト  xく
  \     / /ニニニニニ>―\\       > 、\_              本当に無念だとは思うし、本当に可哀そうだけど、仕方のないこと……
    |\  j 二二二二 /     \:\      /^Vヘ: :ヽー、
    |::::|  | ニニニニ/⌒\__    \ \   /\\ ∨:\ \          いや、本当に可哀そうだとは思ってる……ダルいけど……
    |::::|   | |ニニ/>、      ̄\ .:::Λ : \/\__\\〉: : :\__\
    |::::|   ! |ニ>''"   \         / ∨ : : : : : : ̄><^ヽ:_ :``〜、
    |::::|  7''"          \           ∨: : : : : : : : : : :| \_ ̄\::::\
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: : / へ.゙、 :丶ヾヽ<´{::::i` ヽ! 1!|:/| :!ノ゙、リ  
: :ヽ    \ : :!丶   ̄     Vイ:ハ |\:i     (ダメだこいつら……自分たちにとって利益があると分かった途端、立場を曖昧にし始めたぞ……)
.: : 丶    \゙、        `> リ  `
ヽ: : :`┬ 、  ヾ          /
  i: ;ィノ    U     ,....-ィ /
,,:‐レリ    _       ̄ /
゛=!_    \ `ー-、_  _/
::::::゛== 、 \   / ̄ヽ、
::::::::::::::::::::::゛===-、    >
602 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/13(日) 15:23:45.79 ID:lqylBGyA0
誰だってそーする俺だってそーする
603 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/13(日) 15:30:21.21 ID:AYGeaQFI0

豊音「うんー……しょうがないよね〜……」 クネクネ

京太郎(姉帯さんはなんか喜びを隠しきれない様子で腰をくねらせてるし)

白望「聡明な京太郎ならわかると思う対処できないスタンド攻撃を受けているなら命を守るために相手の条件を泣く泣く飲まなければならないこともある」 ペラペラ

京太郎(シロさんはいつになく饒舌だし)

トシ『ケケケ……!どうするんだい……?京太郎ォォォ……!!!』

京太郎「ぐぅ……!!」

京太郎(な…なんてことだ……!照さんに負けて以来の、初の敗北……!!)

京太郎(スタンド使いに負けるのは、これが初めて……!!)

京太郎(し、信じらんねえ……こんなことになるとは……)

京太郎(だ…だが……俺にも、熊倉さんをみすみす死なせてしまった負い目がある……)

京太郎(こ…ここは……従うしかないのか…)

京太郎「わ…わかりました……条件を飲みます」

豊音「ほ、ほんとー!?」 パァァァ

白望「あー良かった京太郎の命が助かって良かった可哀そうだけどこうするしかなかった」

豊音「そ、そうだねー!残念だけど、これしか道はないんだもんねー!」 ウキウキ

トシ『ケケケ……言っておくけど、この場を逃れるための方便だったら承知しないよ…!』

トシ『これから先……アンタが写る写真全てに憑いて回るからねぇ……!逃がしやしないよ…!』

京太郎「ぐ……!分かりましたよォ!」
604 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/13(日) 15:43:15.82 ID:AYGeaQFI0

京太郎「い、一応……照さんに電話をかけて承諾を得ようと思います」 プルル

照『もしもし、京ちゃん?』

豊音「はやっ!」

白望「ワンコールで出るとは……」

京太郎「あ、照さん……すいません、今ちょっとスタンド攻撃を受けていまして……」

照『?! どこにいるの?!すぐに助けに行く!!』

京太郎「あ、いや……助けがいるってわけじゃないんですけど……ちょっと照さんの了承を得たいことがあって……」

照『??? どういうこと?』

京太郎「いや、そのですね……俺が宮守に移住して、宮守女子の姉帯さんの家で暮らすことを許してほしいんですけど……」

照『は……?意味が分からない』

京太郎「デスヨネー」

京太郎「詳しく説明するんで、ちょっと聞いてくださいよォ〜」


京太郎はことのあらましを照に語った……。
605 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/13(日) 15:53:44.37 ID:AYGeaQFI0

京太郎「……と、いうわけなんです」

照『……話は分かった』

照『けど、京ちゃんが他の女の家で暮らすなんてあり得ない。到底認められない』

京太郎「う……」

トシ『けどねぇ、宮永照!さもなくば京太郎はここで死ぬんだよッ!!』

照『……既にこの世を去った老婆の怨念が相手とは、厄介だね……』 ギリッ

トシ『なんか言ったかい?!えぇッ??!』

照『く……』

照『やむを得ない……条件付きで、京ちゃんの移住を認めることにする』

京太郎「!」

トシ『フン……で、なんだい?その条件ってのは』

照『まず……私もその家に住むこと。雀団の寮に入ろうと思ってたけど、それをやめて京ちゃんと一緒に住む。宮守から仙台なら通勤可能な距離だし』

照『そして2つ目の条件は、この移住は2年間の限定的なものにすること。京ちゃんの大学進学や将来の就職の邪魔をするというのは、絶対に許せないから』

トシ『フン……まあいいさね』

トシ『私だって、なにも京太郎の人生を永久的に縛り付けようってわけじゃない……しばらくの間、豊音と白望に寄り添っていてほしいだけだからねぇ』

照『じゃあ、決まり。私は引っ越しの準備をするから、切るね』

京太郎「あ、はい……すみません、照さん」

照『仕方ない……それに、曲がりなりにも一緒に住めるというのなら許容できるから……それじゃあね』

京太郎「はい……」 ピッ
606 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/13(日) 16:00:34.96 ID:AYGeaQFI0

京太郎「と、いうわけで……不本意ですが、こっちに移り住むことになりましたんで」

京太郎「まぁ、俺が高校卒業するまでの2年間……よろしくおねがいします」 ペコッ



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    /      /       /|       |        ',      ',      ヽ
  γ/     /        /  .!        | \ヽ\   ',        ,      ヽ
  ./_    __/ /    /   _ !        | _  ヽヽ ヽ  ,         '      、 \
      ̄   〃    /〜 ´`´ ',      |´`  ヽ〜 、 .!     ! ',\    ヽ\、
      / !/ {  〃          !     !    ヾ  ヽ|      |ヽ   ヽ、   }
       /  , ./ ! _ ≧==== ヽ! \  _|=====≦   ||l   | | |    ヽ, /
    ./      、{ ! ̄{::::o::::::}          {:::::o::::::::} ミ、| l    ' 〃      ',      ん……ダルいけど……よろしく……
   /     〃  |  弋::::::::ノ        弋::::::::::::ノ  〃 |  /  \       '
        //   .!                     /  ムイ    \    |
   !,'!   /, '     .|   ' '     '       ' '           ヽ      、ヾ |
   |!%  /,'  ,'    |                        {   、     ', ,/
    % |!'  !   '                       / .|       !
          l   ヽ       ,-‐-‐--,             ノ   ヽ    |
         ,!    ヽ       ̄ ̄          ィ--    |  ヾ  | |
          丶  {   |  、             イ  /l    '  | | / '
           \!  !  !     _   < |/! /   !   イ  / }/ /
               ヾ _|  |           ! V   ムイ
         ._        ヘ--!    ----―‐、
       /  <三三ニ>'" ', !  /|      ヽ--==ニ> ̄ ̄`ヽ
     /   /三三>'"    V /  |      /三三三"      ヽ






京太郎「全然ダルそうに見えませんけどね」

京太郎「姉帯さんに至っては思い切り喜んでるし」

トシ『ケケケ……これで大団円だねぇ』

京太郎「どこがだよ!!」



こうして、京太郎は宮守に2年間の間移住することとなった……。
607 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/13(日) 16:10:35.88 ID:nhSEnHCvo
チームが仙台だった時点でそんな気はしたが…ババァはひどいw
608 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/13(日) 16:11:23.62 ID:lp9mrgssO
2部のストレイツォといい、味方ポジからの豹変は波紋使いのサガなのか……
609 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/13(日) 16:15:22.53 ID:AYGeaQFI0

―清澄高校麻雀部部室―



京太郎「……そういうわけなんで、俺は宮守に引っ越すことになりました!」

京太郎「みんな、1年間ありがとう……と言っても、100日くらいはいなかったが……」

京太郎「みんなのことは、忘れないぜッ!!」

優希「じぇじぇ〜……信じられないじょ……」

和「寂しくなりますね……」

まこ「この前久しぶりに打ったとき…全く歯が立たんくて、よう成長したもんだと感心したのに……これからの活躍を見届けられんとはのう」

久「清澄から初の男子インハイチャンプが出ると思って楽しみに思ってたのにね……」

咲「う、うぅ……」 ポロポロ


                  ____
              ,. : :´: : : : : : : : : :` : : 、
           , : ´: : : : : : : : : : : : : : : : : : \
           /: : : : : : :,: : : : : : : : : : 、: : : : : : .
         /: : : : : : : :/: : : : : : : : : : : ヽ: : : : : ::ヽ
       :': : : : : /: /: /: :|: : : |: : : : : : : : ∨: : : : : .
        ' : : : : : ': :/: :.| : ||: |: :|: |: : :| : : : : V: : : : : :
     /: : :,.:: :|:_:|__|:_ノ| : ||: |、|: |: : :|: | : : : | : : : : : |
      /: ィ/|: : |: :|从:{∧: :|}/|:ゝ、_:/:.:| : : : | : : : : : |    やだよぉ……
       l' |: : :V:,イて雫ミ:{ 从{/:_イ: :/|: : : :, : : : : l: |
        |: : ,:从{cVり \  イて雫V}: : :/-、: : /}/
        |: :ハ: { ""  ,     Vzりつ': :/ }) }: /
        |/  }:人          ムイ- く:/
          '      ヽ::っ     イ: :/{∨
                `   . __ .  ´  |/}'
                 /}    /⌒\
               /.../  /..................\



京太郎「咲……」
610 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/13(日) 16:19:52.38 ID:AYGeaQFI0

咲「京ちゃんがいなくなっちゃうなんてそんなの嫌……!」 ポロポロ

咲「お父さんが死んじゃって、おねえちゃんも宮守で京ちゃんと一緒に暮らすっていうのに……」 ポロポロ

咲「私だけ、京ちゃんのいない清澄で一人暮らしだなんて……そんなの嫌っ!!」 ポロポロ

京太郎「俺だって寂しいぜ……」

京太郎「咲、長期休みのときとかはよォ、お前に会いに長野まで戻ってきたりするつもりだぜ」

咲「それだけじゃ全然寂しいよっ!!」 ポロポロ

咲「……決めたっ!!」


 /::::::::::::::`ー-、      \ ! i:::|:::::::::::::::|::|:::::|:::::::::| |:::::::::::|:::::::|:::::::::f/ ,.イ
/:.::::::::::::::::::::::::::::::::`ー-、     \ー=、、:.:.:.::|:::!:.:.:!::.:.:.:| |::::::.:.::!:::::::|:__,ノ/ ::::|
......................|...........!..........i.`iー-、   ヽ...:` \::|!::|:::::|!::::::| |:|r==ラ´ /::...........|
.................... |..|....i....|..._|_!_!__::::\  ゙、.:.:.:::` ヽ、:::::|゙、::::! /':::/!/ /:.:.:.::::|:::::::::|
..........:::::::::::|::|:.:.:|:.:..i:.:.:.:|:.i ゙、:::::| 、ヽ   ゙、:.:.::::::| ヾv'ィニニ! L__ノ /:/:.:.:.:.:.:i:::::::|::|
-‐'"´ ̄|:::|::!:.:.:|:.:.:i、.:.:i_ゝィ≠=ミヽ、  ヾ==ェ' ,.ィ´ ̄ヽヽ ヾ、/:.:.:.:.:.:ノ::::::i:::|   _
     |::::|:ハ:.:.:i.:.:.!|\//..:::::::::::.丶  \、\_/ / /__;::ノ ム  -‐'⌒ー--、__,.-'∠
      |::.:.リ;,ヽ:.i:.:.:.:レ/ ┐::::::::;: }    ー-、( ュ、   /: } i . r‐'"´ ̄`ー--、  ̄    私も、宮守に転校するっ!!!
      !:.:.:.:.:.:.::\、:.:ヾ、 、ヽ、;;;ンノ   ...........、ヽ !.... V.ン ノ/ /:.:.:.:ノ::/::/ リ  `ー
.     |.:.:.:.:.:.,.个ヽi`iヾ .ゝ---'"......:::::::::::::::::::....、 ゝ-==-'ン ノ/:::::;イ::/::/
    |:.:.:.:.:/ |ハi、 |  /////       ,    `》/ー''"´ /::/ノ/!ノ
    |、:/    ヽー!               《/     イ'"´/ソ
     V      ヽハ        -‐ ‐-  /l|     /::::/
                \            《/  ,..イ::/
                `iー-、         |》.イ:::/レ′
                 |ハ:| `ー-、   _,..-‐'"i|::|/
                       |    ` ̄    《




一同「?!?!」
611 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/13(日) 16:23:26.09 ID:ht+6G8kY0
>>608
ま、まあトシさんは私利私欲ではなく
あくまで宮守の二人の幸せを第一に願っての行動やし……

しかしトシさんが矢を持ったら写真が燃えたりしない限り最強の『スカウト』が登場しちゃうやんけ
612 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/13(日) 16:28:24.43 ID:AYGeaQFI0

和「さ、咲さん……な、何を」

咲「ごめんね和ちゃん……でも、そうしないと耐えられないの……」

優希「じぇじぇ〜?!咲ちゃんまで遠くに行っちゃうのか?!」

咲「優希ちゃんも、ごめん……でも私、今までずっと一緒にいた京ちゃんと離れ離れになるなんて考えられないの」

久「これは……大幅な戦力ダウンになるわね」

まこ「それに加えて、二人も部員がいなくなるとは……寂しさよりも驚きの方が大きいわ!」

咲「部長たちも、すみません……」

久「いや〜、私はどうせ今年で卒業してお別れになるわけだし、全然いいのよ」

まこ「わしは新部長として色んな面でも残念に思うが……咲の意思が大事じゃけえ、尊重するけえの」

咲「ありがとうございます!」

咲「そういうことだから、いいよね!京ちゃん!!」

京太郎「あ、ああ……」

京太郎「まぁ、あの家無駄にデカいし……いいとは思うけど」



     /::.:.:.:.:!:.:.:.|.:.:.:.:.:|: : ::| : : : :|: : | | .i: : | | i:. :.:.:.:.i:.:.:.:.|
.    / : : : :i: : : |: : : | ! : ::| i: : :.:|::|::::::i i::::|::|::|::::::::::::i:::::::|
   / : : : : |: : : :!:.:.:.:ト、ヽ:.;!、i: :.:.:|::|、゙、'i´|:フiナi:|::::::::::::|:::::::|
   / : .:.:.:i:.:|:.:.:.:.:ヾ、:.'i´ヾ.::|!ヾ、:::゙、ヽハハヽハノ |ハ::::::::::|:::::::|
.  /.:.:.:.;ィ'|:.:.:i:.:.:.:.::i ヽ:|  ヽ!  ヽ::ゝ  `'  リ |::::::i:ノヽ:::|
 彡 '´ リ i:.:.ヽ:.::.:.:゙、 ヽ___       ;==─-ソ::::::/ /:::!
      ヽ|:.:.ヾ:.、::ヽ≠'´ ̄`     ;;;;;;;;;;;; ノノ:ノ /;イノ     やったあ!!
         ソ:.:.:::/::ヾー-;;;;;;;;;  ,     """ /ノ.;:‐'::/
       i.;イ:::;ハ、::゙、 """    ___      /:::::/
       ソ レ  ` ヾヽ    ヽ´  ノ   ィ´::/リ
              ` 、__    ̄  , ' |!;/
                 _"_〕ー--‐'    |__
                /:.::/:|       |:/\





京太郎(やっぱ……姉妹揃って強引なところあるよな……)

京太郎(まぁ、俺も咲と離れたくないし……いいんだけどさ)




その後、京太郎が咲も宮守に転校し、姉帯家に引っ越そうとしている旨を伝えると、

照は快諾、白望は「どっちでもいい」、写真の中のトシは「約束が違う」と難色を示すという、三者三様の反応があったが、

豊音の「みんなで一緒に住む方が楽しいよー!」という鶴の一声で咲の移住も決定した……。
613 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/13(日) 16:34:27.80 ID:AYGeaQFI0
京太郎と咲が宮守に移住してからの2年間……

二人は地元の共学高校に転校し、咲は2年連続でインターハイチャンプに輝くという活躍を見せたのだが……

京太郎はというと、麻雀部にもその他の何の部活にも入らず、ただひたすらに勉学に励んでいた


―姉帯家―


咲「ただいまー」

白望「ん……おかえり」 カタカタ

京太郎「おかえり、咲」 カリカリカリカリ



姉帯家では、部活帰りの咲を在宅ワークに徹する白望と勉強をしている京太郎が迎えるのが常であった
614 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/13(日) 16:37:43.13 ID:AYGeaQFI0

咲「京ちゃん、今日も放課後ずっと勉強してたの?」

京太郎「ああ、まぁな」 カリカリカリカリ

咲「白望さんは、今日も家でお仕事ですか?」

白望「うん……」

白望「外に通勤するのダルいし、家にいれば帰ってきた京太郎と長く一緒にいられるからね……」

咲「ずるいなぁ」

咲「そんなことおねえちゃんが聞いたら、すっごく怒りますよ」

白望「それはダルい」


ガチャッ


< ただいまー!


咲「あ、噂をすれば豊音さんとおねえちゃんが帰ってきた!」



そして、プロ雀士としての仕事を終えた豊音と照を3人が迎えるのもまた毎日のことだった
615 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/13(日) 16:47:15.63 ID:AYGeaQFI0

豊音「疲れたよー!」

咲「お疲れ様です、豊音さん!」

咲「今日も部活の時に対局見てましたけど、大活躍でしたね!」

豊音「えへへー!でも、照さんには敵わないよー」

白望「二人がいる限り、オイスターズの黄金時代はずっと続きそう……」

照「それより京ちゃんは……」

京太郎「あ、照さん。おかえりなさい」 カリカリカリカリ

照「京ちゃん、根を詰めて勉強するのもいいけど、あまり無理しすぎないようにね」

京太郎「そういうわけにもいきませんよ」 カリカリカリカリ

京太郎「この須賀京太郎には夢がある!」

京太郎「MITに進学して、博士号を取り……ゆくゆくは宇宙飛行士として知識を活かして活躍するというね」

京太郎「頭の回転は速い方だと自負していますが……それでもメチャ勉強しなきゃいけないのは分かっている」 カリカリカリカリカリ

照「さすが京ちゃん……慢心しないところも、素敵」 キュン

咲「でも、もったいないとも思うなぁ……京ちゃんが麻雀を続けてたなら、インハイチャンプなんて簡単になれそうだし、プロに入っても世界ランク1位なんて軽々とれそうなのに」

京太郎「簡単に叶えられる夢なんて夢じゃないだろ」 カリカリカリカリ

京太郎「それに麻雀の頂点はスコヤを倒して極めたからな……お前たちとたまに遊びでやるくらいがちょうどいいのさ」 カリカリカリカリ

豊音「そういうものなのかなー」

白望「ま、やりたいようにさせればいいと思う……」
616 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/13(日) 16:56:31.13 ID:AYGeaQFI0

2年後……マサチューセッツ工科大学への合格を決めた京太郎は、9月の入学までの期間、日本での最後の時間を悠々自適に過ごしていた

そんな京太郎に、神代家から訪問の要請が届く……。


―霧島神境―



京太郎「うわー、久しぶりに来たなぁ。霧島神境」

京太郎(でも、所々ボロいというか……俺とスコヤの戦いでぶっ壊れた本殿とか、まだ修繕中っぽいぞ……?)

巴「あ、須賀くん……来てくれたんですね……」 ゲッソリ

京太郎「うわ、巴さん!お、お久しぶりですけど……どうしたんですか?体調でも悪いカンジですか?」

巴「えぇ……ちょっと色々ありまして……」 ゲッソリ

巴「奥の間で霞さんがお話があるそうなので……案内しますね……」

京太郎「は、はい……」

京太郎「あれ、他の六女仙の方とか小蒔さんは?」

巴「みんな外で仕事してます……姫様は、地元の名士に寄進をお願いしにいっていていません……」

京太郎「は、はぁ……」

京太郎(なんだ……?なにやら大変な事情がありそうだぞ……)
617 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/13(日) 16:59:27.89 ID:AYGeaQFI0

―奥の間―


巴「こちらです……」

霞「いらっしゃい……京太郎くん」

霞「よく来てくれたわね……本当に感謝するわ」

京太郎「あ、いえ……」

京太郎(霞さん……なんか痩せた?)

京太郎(心なしかおもちが縮んでる気がするぜ……)

巴「そ、それでは私は失礼します……もう28時間寝ていないので、倒れそうです……」

京太郎「え、えぇっ?!そ、それは……ゆ、ゆっくり休んでください」

巴「はい……すみません……」


そう言って巴は今にも倒れそうなほどにフラフラしながら床の間に消えていった
618 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/13(日) 17:42:07.79 ID:AYGeaQFI0

京太郎「あの……霞さん」

京太郎「なんか、巴さんの様子とか見ると……なんかヤバそうな事情があるんじゃないかと感じたんですけど」

京太郎「もしかして、今回呼ばれたのと何か関係が……?」

霞「……そうなのよ」 ゲッソリ

霞「実は今……霧島神境は深刻な財政難に陥っているの……」

京太郎「財政難……?」

霞「ええ……」

霞「神社の神事に必要な資金どころか、小鍛治健夜によって破壊し尽くされた社殿を再建する費用さえ賄えない……」

霞「六女仙はみな、いくつもの仕事を兼業し、姫様に至っては地元の有力者たちに頭を下げて回っては融通をお願いするという毎日……」

霞「それでも経済的に破綻していて、どうしようもない状態に陥っているの……」

京太郎「な、なんだって……」
619 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/13(日) 17:50:33.35 ID:AYGeaQFI0

京太郎「ど…どうしてそんなことに……」

霞「それは……神代家の当主不在が原因よ…」

京太郎「!」

霞「神代家当主が殺害されて以降……霧島神境を治める神代家の当主の座はずっと空席のまま……」

霞「以来、神代家は氏子集団の求心力を急速に失っていったわ……」

霞「後継者として白羽の矢が立った分家の当主たちも本家の嫡流ではないから相応しくないとして氏子総代会での就任議決を拒否されてしまって……」

霞「完全に、神社の経営が立ち行かなくなり……神代家は滅亡の憂き目にあるの……」

京太郎「そ、そんなことになっていたとは……」

京太郎「し…しかし……金を貸してほしいって話なら、もちろんできる限り協力はしますが……あまり力になれないと思います……」

京太郎「MITに進学するための費用だって、照さんに出してもらったり、熊倉さんの遺産をいくらか分けてもらったり、龍門渕から奨学金を借りて賄っている状況だし……」

霞「お金のことじゃないの……京太郎くんにお願いしたいのはね……」

京太郎「……?」

京太郎「だったら……何のお願いですか??」



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::l:::::l:::l::l l: /l:::/  :|::/ ,x≦斧⌒|:::::::::::::|   京太郎くんには……私との間に子を成してもらいたいの……。
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京太郎「な……なにィィィィィィィィィィィィィィィィィッッ????!!!!」
620 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/13(日) 17:57:18.55 ID:AYGeaQFI0

京太郎「か、霞さんと子作りするだってェ?!」

霞「京太郎くんとの間に男児を成して……暫定的な当主の座に据えようと思うの」

霞「京太郎くんが世界を救った事は、氏子集団の誰もが知るところ……」

京太郎「そうなんですか?!」

霞「ええ……『神託』で告げられたもの……氏子もみな信じたわ」

霞「そんな京太郎くんと私との間にできた子供なら、「繋ぎ」の当主としてならば氏子も納得する……」

霞「そして男児が成長してからは、小蒔ちゃんと結婚させて子を成し、正式に嫡流の当主として後を継がせる……」

霞「そういった明確なビジョンがあるだけでも、氏子集団の印象と態度はガラリと変わるわ」

京太郎「ま、待ってください!!」

京太郎「俺は、照さんとも「そういうこと」はまだなんですよ?!」

京太郎「か、霞さんとの間に子供を作るなんて……!!」

霞「無理を押してお願いするわ……」



霞は京太郎に向き合い、深々と頭を下げた……。



霞「私に……京太郎くんの子供を産ませてください……!!」





京太郎「……」
621 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/13(日) 18:01:59.57 ID:AYGeaQFI0

京太郎「俺は……霞さんとの間に肉体関係をもつことはできない」

京太郎「貞節は守る……。照さんを裏切るようなことは、誰の頼みであってもできねーぜ」

霞「……そうよね」

霞「ごめんなさい……無理を言ってしまって……」

京太郎「だが……霧島神境の破壊や神代のおっさんの死には……俺にも責任がある」

京太郎「食い止められたものだったかもしれない……今となっては、既に遅いが……」

京太郎「だから……霞さんとの間に子供は作ろう」

霞「!」

京太郎「俺は……俺の精子を提供するぜッ!!!」

京太郎「そして人工授精させて、霞さんが産むといい……」

霞「京太郎くん……!」

京太郎「これなら、浮気にはならねーだろう」

霞「ありがとう……」
622 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/13(日) 18:05:39.54 ID:AYGeaQFI0

京太郎「神道の人間が処女懐胎するってのも妙な話だが……これしか手はねーぜ」

霞「……京太郎くん」

霞「私からは……感謝の意を述べることしかできないわ……」

霞「ありがとう……神代家を救ってくれて、本当にありがとう……」

京太郎「……」

京太郎「1つ引っかかるのは……生まれた子供のことです」

京太郎「形式的には私生児として生まれ……ずっと父親無しで育つってえのは、あまりにも不憫すぎる……」

霞「……そうね」

霞「けど、それは……仕方のないことで……」

京太郎「いいや、曲がりなりにも自分のガキをそんな理不尽な目には合わせたくねえ……」

霞「でも、それじゃあ……いったい、どうするの……?」

京太郎「……」
623 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/13(日) 18:11:46.62 ID:AYGeaQFI0

京太郎「生まれてくる子供には……俺が父親である旨をちゃんと告げてください」

京太郎「養育費だって支援するし……子供にも俺は会いに行く!」

霞「京太郎くん……」

京太郎「これは浮気なのかどうか……グレーゾーンではあるが……」


                ,. --- 、        ____
                  /,  ´ ̄ ̄` '⌒´     \
           、_/_/⌒ヽ , /            ヽ
            ,---、  / //    :       ヽ :.
           ,  / ̄-/ /' {   | |       | :
          / __   ̄,./ /-' l| l | |___ l |    |
            .:' /   ,イ _| | |ア__l { { | / }`| |    |    子供が生まれたら……週に1回は会いに行きます……
       /       ,:´ | { | l\{从 ∨ィ斧ミ、 |    |
    /\'´        /{  | 从{__,. \∨Vソ }イ ト、 ∧{    自分の息子のことも気になるし……母親の霞さんのことも気掛かりなんで……
    ////\ r---  ´八 !∧  ̄   ,:  :.:.:  }/ノ/ リ
.   ///////\      \}∧         u 八/
  //////////〉        込、  __    ,.: /
  ///////// /          }>、   ` イ |从
 ,'//////// /   _      /--、l ` ̄ :,   |--、
.///////// /  イ/////\   {////}   /  「///|
'//////// /´// {////////ー '|////|   ,   |///l|
///////////// |l///////////ヽ// \    |////> 、
////////{/////{!/////////////////}--- /////////> 、




霞「……!!」

京太郎「いつ子供を授かるかはわかんねーっすけど……渡米してからでも、会いに来ることはできる」

京太郎「なにせ、霧島神境は世界中のどの山からでも入れるって言うんだからな……」

京太郎「ケンブリッジから会いに来ますよ……二人の顔を見にね」
624 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/13(日) 18:17:00.84 ID:AYGeaQFI0

京太郎「シングルマザーと夫婦の中間みたいにはなっちまうし……」

京太郎「決して、愛し合った夫婦の下に生まれる子供ではないけれど……」

京太郎「母親のことを父親が大切に思っている……」

京太郎「それを知った上で、子供にはすくすくと成長してほしいものだからな……」

霞「京太郎くん……」

霞「あなたは本当に……素晴らしい人だと思うわ……」

霞「あなたと知り合えて、本当に良かった……」


            >:::::::::::::::::::::: <
           /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::..
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      /  /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ::::::::::.
      / ./:::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::、:::::::∨::::::':.
       :':::::::::::/::::::: /::::::: |i!:::::::|ヘ:::::::::';::::::::::!
       |:::::::::: '::::::::::',!::::::::| |:::::!:!,_':::::::: |:::::::::|
       |::::::::::|!:|:::::!| '::';::: | |:::/:'  !:!::::,'::::::::::!
       |:::::::: |ヽヽ:{|'' ∨::| }://''‐ .|}!:/!::::::::::|
        !::::::ト .,イ笊ミ     笊示ミ, .|:::::::::,'|   あなたの子を授かれる私は……本当に幸せ者だわ……
        ',:::::|ヾヘ弋メ     ゝシノ/:イ::::, |
        :,:::|ヽ  ' '   '      ,'/:::/,' ,
         ', |::ム           ./::::/:, /
         ',|:::::;ミo。  `  ´   イ::::/::::!/
         |',::::: |:::/ ミo.。 。o ´ヽ|:::/::::||
         ', .,:::::|/ ∧     / ||:,::::: ||
        > :',}:::::|  ∧   ./   |:|::::: |` .<
     >  / rzミ',   \//   :!|:::::l:| |  .ヽ
    r  ,  / /:::|´ヘ   \/   /:||:::::|:| |ヽ   ',
    ;  ヽ / |/::::/  ヽ  /   / ';:::: ∨ | }.  / ,
       ヽ /::::/    ヽ.....  /  \:::::\ /  ヽ
   .,   /:/    /   /     ` :、::\  ヽ ,
   :!>::::::/    /    /        ヽ::::ヽ  :l
 >::::::::::/    /    /            \::ヽ :!
. l: :r七千    ./    /               ':,::∨
:ム:::{ /     /    /                 ': | ,
 ∧',,     ./    /                  '/ ,
  ヽ!    /    /                  i!  .
  | :}    :|    /                   ,   :∨
 :  .∧   :|    :|    ./ヽ             ./    ∨
 | /  ヽ.  ',:  ゛'' ',  .イ__ミ z .、       ,イ::|    | ヽ
: } :| \  ≧――≦ ミ――――<≧― ≦  '::::ハ
625 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/13(日) 18:22:15.40 ID:AYGeaQFI0

京太郎「……2年前にあなたからの告白を断ってから……」

京太郎「俺は……少しでもその気持ちに報いることができないか、と考えていた……」

京太郎「照さんを不幸にしない形で、ね……」

京太郎「それが叶えられたようで……俺も嬉しいです」

霞「本当に……ありがとうね」

霞「早速、みんなに知らせることにするわ!」

京太郎「ハハハ……」

京太郎(しかし……自分で言いだしたことだが……精子提供ってどうやってやるんだろう……?)

京太郎(まぁ……龍門渕家に頼ればなんとかなるか…)



霞からの知らせを受けた六女仙と神代小蒔は喜びに沸いた!

氏子集団も困惑したものの、霞により詳細な後継者計画を聞かされると、

氏子総代会では「石戸霞と須賀京太郎の息子を暫定的な神代家当主に据える」旨が全会一致で可決された……。

京太郎は龍門渕家を通して精子を提供し、霞は妊活を始めたのだった……。
626 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/13(日) 18:33:43.10 ID:AYGeaQFI0
その晩……


―姉帯家・寝室―



京太郎「……と、いうことになったんですよ」



     / ;: :: .:::::::::::::.:::::::::::::.:. :: :::.
    /..: i: .:i:::::i::::::::::::;:::}i:::::}:i::::. i:::.
   /.:: :: :i: :::i::ーi!;:!:: :::i!::}´:::}i:!:: ;::i:: !
 /.: :: :::ノ!:: :ハ:: i!:iヽ::::iリ-‐ノi:}:: :::i:: :i
  ̄  ̄  ヽ!::!i弐゙ ヽ:}佗弐 ノ.::/.: :::i   …………???
       i::::i弋ツ   弋ツ/ノリ.: i:: iハ
       i:::;::        ''イ;;::/i:::}i
       i:/i:i:::::.. _ っ ,,イ  !冫ー = - 、 _
       '  iハ::ハ-‐‐'' ∧  /  ///  ヽ
             ハ i!   !チ=ミ/   ///,    i
         ノ  iヽ   ! /  ノ/ /     冫
        〈 ヽ iヾヽ ∨イィ.::/〈     /
            }  ヾ ! ヾー只ー ‐''  {===ソ
         '===i!  /.:ハ::.     i二二ソ
         i _ ∧ {:;:i !::.    ゙!   !ハ
         i  ̄ {  ソ:::i i::.ヽ ::. ハ  i/ハ
         i   i  i::::リ ヽ:::} /   ソ /  ヽ



京太郎「事後承諾になっちゃって、申し訳ないんですけど……これって浮気じゃないですよね……?」

照「……ごめん……どういうこと……?」

京太郎「えーっと……だから……霞さんが人工授精するために、俺の精子を提供するってことです」




     /: : : /.: :/: : ::j: :| ト :|.     |: : : :|: :|   _i: :∧: :|i: :
   /: : : : /.: : :|: : : :i: :| |.:/ `ヽ  |: : : |i: :|  '´ |:/  V .|::
  /: : : : : : !: : : :i: : : :|ヾ| , ィ, ニ、ヾ、 .|: : :八/ ,=ヾ,ニ、ヾ、 |::
/: : : : : : : : |.: : :八: : :| 〃 /少iハ ヾ|/ ミ、 /少L心 ヾ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|: : : : |:\{ !  {斗ニ刀:::::::::::::::::::::::::::{斗ニj
.       i: : : : |:::::::ハ  气l∪iリ:::::::::::::::::::::::::::气l∪ikリ       ……?!
.       l: : : : |:::::::i l{',、 乂Zソ          乂ZZソ
       |: : : : |:::::::j         ,
        |: : : : |:::::::{
        |: : : : |::::::::ヽ      ,ィ⌒ー'⌒ヽ.
        |: : : /|: |:::::::::::> .   `−⌒ ⌒'‐′      . <
       |: : / 乂|:∧:::| 、::::≧=   ___   <---
627 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/13(日) 18:34:34.69 ID:2G4c4ViX0
てるかわ
628 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/13(日) 18:34:51.79 ID:AYGeaQFI0


照「……」

京太郎「……照さん…?」

照「…………い」

京太郎「え……?」

照「ずるい……」

京太郎「ず、ずるい??」



                 〜〜    〜〜
                   -―――-    〜
              〜 .....::::::::::::::::::::::::::::::::.::::::::::::`丶
            /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\  }
            } .:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::. {
           { /::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.
           .:::::::::::::::::::::::::::│::::::::::|\:::|\::::|:::::::::::::::::::::::. }
         } /::::::::::::::::::|::::: / | ::|:::::::ト- ::|--∨\ ::::::::::::::::| {
       { /::::::::::::::::::/|::::::|ノ|:八 ::::| _..斗-=ミ\| ::::::::::|::::|
      /::::::::::::::| :: /-匕-=ミ\|\|  〃⌒゙ヾY :::::::: |::::|  }
        ̄ ̄ |::::::|::イ /〃⌒ヾ     {{    }} }|/| ::::::|::::|  {
      {  |:: 八ハ{ {{   }}     ゞ==(⌒) | :: /:::::|      ずるいよ〜……!!京ちゃん……!!!
       } |/|::: {. ハ (⌒)==''         ///  |/}:::::|
            |:::: ヽ_| ///              __,ノ :::::|  }
.          { |:::::::::八     _.. ‐〜‐-、   イ:::::::::::::::|  {
.          } |::::::::::::个 .._ (_,,.. ‐〜〜' イヘ::::::::::::::::::|
           レヘ::::::::::::::::::::::_≧=一ァ  〔/⌒T:iT7ス::::/
            ∨\::/r ̄ ̄ ̄7____/    / ∧/  }
               {  ∧    |   /    /   / ∧ {
                } / {\/⌒)_∠__/|    / ∧
              /  ゙T{  二(__ `ヽ        _ヽ
            /   ∨ハ.  {_  /     \/  _〉
.            { /\ _ |  ノ   _) 人._     |_/|/ }
              } \_____,|/  /i:i\     ̄ ̄`ヽ  j  {
             ∨ /   /|i: ハ:i:\            |
              /     /:i:i:i:ハ:i:i:i:i:丶 ... ______丿
               〈      i:i:i:i/   :i:i:i:i:i|    |    }
              、___/:i:i:i:i/    Y:i/    |   {
629 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/13(日) 18:38:58.21 ID:AYGeaQFI0

京太郎「ず、ずるい??」



               ,. :--‐─‐- 、
            ,.:´: : : : : : : : : : : :\
           ,.': : : : : : : : : : : : : : : :ヽ
          / : ;': : :' : :;'.:./: :|: : : : : : : .         ずるいずるいずるいッ!!!
          i :.:.i: : :i:.:/i:.:/: : :|: : ト、; : : : ヘ    
          i : : !.: :l:/ 八: : :|\| |i: : : : .ヘ
          i i : !: :.ノ ●  \| ● リ:l:.l  ̄     _  /
          i:∨|:i:..! ノ( 、_ ,   i/i/       .∧ ∧―= ̄ `ヽ, _
         レヘレi:.l、 ⌒ | /   /iノ!/   ∵. ・(   〈__ >  ゛ 、_
            /ヽ>ー-`´--<.イリ  三_) ̄=_、  (/ , ´ノ \
            ,'==ミ}  \i=// /  三_)=―_ ;,  / / /
             i  γ ヽ 襾  {    _  三_) =;,/ / ,'   ←京太郎
           `ー-,〉ー´___> 三_)   ̄  /  /|  |
             く / _ノ i i ヾ .>          !、_/ /   〉
            /´ ノ``ー-ーヘ"´ヽ              |_/
             {:;;;;ソ      }:;;;;;i
            `ー'′     `ー''′




京太郎「ごはァァァァァァァッッ!!!!」 ズシャアアアアアアアア


柱の一族のパワーを誇る照に殴打された京太郎は、吹っ飛ばされて壁に激突したッ!!


京太郎「ぐ、ぐうぅぅ……」

京太郎(な、内臓が破裂してそうだ……!こ、この痛みは波紋で和らげるとして……)

京太郎「て、照さん……ず、ずるいって……どういうことですか?」



           :_,.  -─……─-  :
       :
      .:´........................................................\:
   :/.......................|........ト、..............................ヽ:
 : /....................| |...i|........| \...........|....|............
:/.........../ .....|.._|_八......|   \__....|............i:
: ̄ ̄ ̄|...|....| [   \|    \|....|............|:
      :|...|....|┬─┬    ┬─┬ |............|:    だって……私ともまだ「そういうこと」してないのに……
      : |...ト..| 乂:::ノ     乂:::ノっ|............|:
    :i|...|....|                 |............|:
     :||...|..人     , _       人.......l..|:
      八Λ.....>      _   .   <......../|/
      \|\_,ノ⌒ 〈___/ ⌒>‐-ミ:
      ;/ ̄ |:\ ∧ /  /:::::/  \;
       :/   |:::::::\ ∨_/:::::::::/   ハ:
      :/     \:::::::Χフ:::::::::/
     /        ̄/:Τ:< ̄        ',;
     ;\   |    〈::::∧:::〉       |  /:
630 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/13(日) 18:46:27.35 ID:AYGeaQFI0

京太郎「ハァ…!ハァ…!」

京太郎「と、とりあえず……ポッキーでも食べて落ち着いてください……!」



       _. . . . :´:  ̄ ̄ ̄ ̄: `: : : . 、
   ,. : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : .
  /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : `: .、
 ': : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :\
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :\
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: : : /: : : :/: : : : : : : : / : : : : : : /: : /: : ,: : : : : : : : : : :.∧
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:.': : : :/ : : : : : : /,'⌒|: : : : : /|: /:イ /: ,\: /: : /: |: : l: :|: : : .
:|: : : :|: : : : : : : :{ { ∧: : 从{ {/ 「¨≧、  }:/: : :, : /: : .': :}_: : : \
:|: : : :|: : : : : : : :乂__)∧: :|       /r' Y〃: /: /: : /: :/ ` ー '
:|: : : :|: : : : : : : /     Y    〈ソ  /イ /:イ: : :/ }/
:|: : : :|: : : : : : :,′    \        乂 /: : イ /
:|: : :八: : : : :|: {                ノ'/            ん……。
:|: : : : :l : : : 从|   、             /   ぱ
从 : : ∧: : :| }'    \       ,ィ-く       く
{ \:.{ \:j     ∧、`: .     イ¨´ゝ \ ,rー---- 、
  | \  \   / ノ }: : /:7´: :/    `\乂_   \
  | ̄ ̄\  --/  ` <:∧:{     ( ̄ ̄`ヽゝ、  `ー--
  |     \ /       `<      `T¨¨¨¨ヽ `
  |      /             >- 、   乂二二フ
  |   , -/       ,. <>´/⌒,ム    乂__フ   __
  |   /      ,. <> ´ イ     マム          ` ̄´
  |_/     ,. <>´> ´:.:.:/     マム
 ィ介ヽー― ´> ´イ:.:.:.:.:.:./        ∨}





照「でも、落ち着いてなんていられない……」 ポリポリ

照「私と「そういうこと」がまだなのに、子供を作るなんて……」 ポリポリ

京太郎「だ、だからこそ……性交渉は避けたッ!!」

京太郎「照さん以外の女と交わることは、如何なる理由があっても裏切りに値すると思い……身体の関係は持たないと決めたんだッ!!!」

照「で、でも……私と「そういうこと」する前に他の女性と子供を作ろうとしてるのは事実……」 グスン ポリポリ

京太郎「うっ……だって、照さんが「そういうこと」は結婚してからって言うから……」



           -‐──‐-
       . ´          `ヽ、
      /
     /                 ,
   / /   /|    ト、        ′
 ∠._/   / i|    i \      〕
    〔  |/ 八〔\ .'   \   /       もう事情は変わった
.     |∧ :| ┯:┯  V ┯:┯∧ /   j
    ' ∧|  乂ノ     乂ノ   ∨、   |
.     /:X         ""  ノ   |
    /::::入_           _  < / /| /
  /\ /∧ノ  へ ̄ ̄/  \リイ/ / 〔′
   ̄\\  r‐'   \/  //\ /
     \ヽーヽ └─ー/─'  \
      丶ー|   〉 〈   |  〈
           |  .〈∧/    !__/
           |        | |




京太郎「??」
631 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/13(日) 18:47:46.30 ID:AYGeaQFI0
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            ,.:':.:,':.:.:.:.:./:.:.:.:.:.i :.:.:.:.:.:.:./ i:.:.:.:.:.:.:.:., マ:.:.:.:.:.:.:.:.i:.:.:.:.:.:.:.:.',:.:.:.:.:.:.:..',:.:.:.:.:.:.:i
         ,.:':.:.:.,':.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:i.:.:.:.:.:.:./   !:.:.:.:.:.:.:.:., マ:.:.:.:.:.:.:i;.:.:.:.:.:.:.:.:.',:.:.:.:.:.:.:.i:.:.:.:.:.:.:.i
.        ,.:'.:.:.:.:.,':.:.:.:.,':.:.:.:.:.:.:.:.i:.:.:.:.:.:/   i:.:.:.:.:.:.:.:.:.,  マ.:.:.:.:.:i マ:.:.:.:.:.:.:.i:.:.:.:.:.:.:.i:.:.:.:.:.:.:.:!
       ,.:':.:.:.:.:.:.,':.:.:.:.:i!:.:.:.:.:.:.:.:.i- ―:!― --', 、:.:.:.:.:.:.:,  マj.I斗-マ..―..-i:.:.:.:.:.:.:.i:.:.:.:.:.:.:.:i
    ,.:':.:.:.:.:.:.:.:,':.:.:.:.:.:i!:.:.:.:.:.:.:.:.i:.::/ i:!    ',:.:.:.:.:.:.:.:.,  ´マ:.:i  マ:.:!:.:.:i:.:.:.:.:.:.:.i:.:.:.:.:.:.:.:i
.   ,.:'.:.:.:.:.:.:.:.:.:,'.:.:.:.:.:.,'i!.:.:.:.:.:.:.:.:i:/ ,i!____   ',:、:.:.:.:.:.:,   マi____マ!マ:.i.:.:.:.:.:.:.:i .:.:.:.:.:.:.:!     京ちゃん……今夜、私を……抱いて
. ,.:'.:.:.:.:.:> ´ ,'.:.:.:.:.:.:.iili!:.:.:.:.:.:.: ,ィf'´ん::::ハ`ヽ ',:.ヽ,:.:.:.:.:,  '´ ん::::ハ`ヽ',i:.:.:.:.:.:.:.!:.:.:.:.:.:.:.:i
,.:'> ´     ,'.:.:.:.:.:.:.:.ilili!:.:.:.:.:.:.:.:.i  i::::::::::::i    ',:.:.i\:.:.:    !::::::::::::!  i!:.:.:.:.:.:,'i:.:.:.:.:.:.:.:.i
.         ,'.:.:.i:.:.:.:.:.:ililiト、:.:.:.:.:.:.:.i 乂___ツ     ヽ!  ヽi   乂___ツ  ,':.:.:.:.:/!li:.:.:.:.:.:.:.:.i
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      ,':.:.:./i:.:.:.:.:.:ililililil', \:.:.i                     /:.:.:.:/ /ili!:.:.:.:.:.:i:.:.i
      ,'.:.:./ i:.:.:.:.:.ilil{ilililiヽ、 ヽi                        /:.:./ ィilil,'!:.:.:.:.:.:.!:.:!
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    ,'.:/     !:.:.:.:.ilil}ilil>´    /  ヽ       |il|      /}   V/   ` !:.:.:.:./ .!.:!
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      ,. <  ',:.:.:i     /      { .  \. |il|   /   /}     .V/  .i/   .リ    `ヽ,
        i}`ヽ、  ヽ;i      /        {    \!.i__/   / }     V/        , ゝ ´ }
       {   \      /         {V/   ./i_!V/    / }      .V/        /     }
      {      ,     /           { V/  /:::::::::V/  /  .}       V/     , '       }
.       {     V/  /         /{ V//{::::::::::::iV//   }、       V/   /        }
       {       V ./        / {  V ヽ::::::/. V   .} ',         V/ /      /








         /  / /   /  {   }  \ ヽ    V  V
     _ ,.斗   // /  ./!  / !  :}  } ' ヽ V',     ,  ,
       ̄ ̄ / / /  //_j_ ,' | |、 :}  ' :| ,V斗=ミ{  ,   ,
          / /  ' ,'  ィ^~v{≧x、,ヽ,' /、ィ'"_j/ } /「  j  |
       /' /   !/|  /{ 斗-ミヽ ∨ / }/ア乏メヽレ } }レ
        ,     | :| ハノ‖んr'j  V / V'  Vrソ 》 :} 八-、 '
      / >'/  ハ { :, ` ー≦' /' ヽ      ̄  /イ{/ヘ Yハ{
     / '"  ‖ / ',从_}:       〈|         } !     ‖ ヽ      !!!
            7/  ヽ '                  し    /’
          /’    ` _、       _      {ーイ/
                   、    f−――'ヽ    人レ'^
                   \  L∠二二ソ  /|/
                  レ}h。         /r rー==ミ、
                 r「\__'}个 --- <  | |ニニニヾ
                 |:|    }         | |ニ{3-B}ニ!        __
                 |:|    }         / L!ニニニニ{   _,. 斗r≦ニニ=-ヽ
                 人:.、___」    ___/__/ニニニニニ7    ‖ニ/ニニニ=-,
     , ‐ --、斗r≦ニ斗r'ニ7 ノ、   |ニニニニニニニニ/     .‖ニ'ニニニニ=-,
    /ニニニニニニくニニニ/\ __ ,!ニニニニニニニニ,    ‖/ニニニニニニ=-,
   ,-=ニニ/ニニニニニニニ\ニム      jニニニニニニニニ,    ‖'ニニニニニニ=-
   /ニニニ{ニニニニニニニ∧ニム     /ニニニニニニニニ,    ‖ニニニニニニニ!
632 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/13(日) 18:50:16.36 ID:AYGeaQFI0

京太郎「い……いいんですかッ?!」

京太郎「ずっと我慢してきたんだ……照さんがいいと言うなら……俺はッ!!」

照「うん……京ちゃんなら、いいよ…///」

京太郎「照さん……ッ!!」

照「あ……でも」

照「咲や豊音、白望たちが起きちゃうかも……」

照「そう考えると……やっぱり……」

京太郎「……ぬゥッ!!!」

京太郎「仕方ない……「あれ」をやるしかなさそうだな……」

照「「あれ」……?」
633 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/13(日) 18:59:50.07 ID:AYGeaQFI0

京太郎「スコヤとの戦い以来……コッソリ特訓はしていたんです」

照「??」

京太郎「まぁ……聞くよりも体感した方が早いでしょう……やってみますよ」




                         _,. -┬ fニト、
                       r'´ 、r | | ,.L |
                       |   (_ノ j {. '、
                       |    }‐イ-上 〉
                       |    ノ´     /
                     「      r─ '´
                      _,. - '´ ̄`丶l、
                      i_,. - '´ ̄`丶、 i
                   i_,. - '´ ̄`丶 i
                      i        Y
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                  i        i
                i        i
                   i        i          
                i        i              
                    i           i    
                 i          i   
                    i         i    
                    i         ,.ト、  
                   i    _,. - '´ /             ,.  ´ ̄ ̄ `  、__
                 i   /     イ            /   ,      / /⌒Y
               i                   /    /    ,:       | ̄\
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                   i        i        /  /  /≠ ‐-、/\/ /   .'   '    {` ̄
                i        i       /イ ,. 、イ/}/ 弌=tミ、 /´   // /   、 、
                   i         i         { { Y./  `.弋tう{   /-| /-、 } 、 \
                      i         i.         | | _ レ       ̄`从 /ィ=レ }/ , | 、 }  ̄
                    i       ハ      .,. '´ /.        __  ∨セヲハ´∧l |
                  i           iヽ   /   ハ      /  ヽ '  jムイ ,'∧ |
                      i        l  ヽ. {.     i  ヽ    {`ヽ /  ム/ /   \
                   i           j    }`ヽ     |   ヽ  ` - '  ,. ´/从         ザ・ユニバース!!!
                     .         /   i  ヽ.   |____\  ,.__´___ -――‐'フ
                    '.          j     ヽ L. -一 ¨`千―‐ァ       /       ビギニング・オブ・ザ・ワールドッ!!!!
                      V           /               ,. '´    _,./   
                        ∨    /                 ,. く    -=ニ____    
                       ∨   /              ,. '´   ∨        ,.   ´    
                     i ̄´                 i      ∨    /
                    i                  i         ∨   /\
                        i                     i       ∨ /   \
                     .                   i \        ∨       ヽ
                        V                  i  ヽ、       V    i ハ
                      ヽ                 i     ヾ 、    ∨   |/ i
                       ` 、            i       ヽ`丶、 ∨   l   !
                           \            i         ヽ.  ``∨   '.  |
                           \       i         \   ∨  i ノ
                                  ヽ.      /               ヽ | ハ
                                 ∨    /              ヽl ノ
                                /   /        ,.  '´        {ヾ.
                                  〈 /}      ,. '´             '. ハ
                            _,. イ  j    ,. '´               ',  `丶、_
                     __ -‐  ´      く ,. '´                     ',      ̄  ‐- 、_
             _,. -―   ̄               r'´                   ',            ` - 、_






ブゥーン……チッチッチッチッチッ キュゥゥゥーーーン……
634 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/13(日) 19:07:11.36 ID:AYGeaQFI0

京太郎「……照さん、入門してきな」 スッ


京太郎は照の髪の毛をそっと撫でた……


照「……はっ」

照「京ちゃん……いったい、何をするつもり?」

京太郎「もうやってるぜ……時計を見てみな」

照「時計……?」

照「!」

照「時計の針が……止まってる……!!」

照「京ちゃん、これは……?!」

京太郎「lim[time→∞]time……俺の時間だけを無限大に発散させ、相対的に他の全ての時間を0にした」

京太郎「俺が時を止めた……!」

照「京ちゃん、これが……あの人を倒した……!」

京太郎「そう…!ザ・ユニバースが辿り着いた境地さ……!!」
635 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/13(日) 19:12:26.41 ID:AYGeaQFI0

京太郎「奴を倒したときは……」

京太郎「スタンド攻撃を受けた際に創り出した2つ小宇宙内部のブラックホールから事象の地平点を作り……そっから事象の地平層を全身に浸透させるという方法をとったが」

京太郎「スコヤ戦以来、どうにか使い勝手が良くならないもんかと試行錯誤していたんだ……」

京太郎「色々試しているうちに……自分のスタンドパワーを利用して、体内に小宇宙を創れるようになった」

京太郎「それで時を止めてるってわけさ」

京太郎「照さんが止まった時の世界に入門しているのは、俺が照さんの身体にも事象の地平層を浸透させているからだ」

京太郎「これで、誰の邪魔も入らない……二人だけの無限大の時間だぜ」 バッ

照「あっ……」


京太郎は、照を押し倒した……!!
636 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/13(日) 19:22:01.37 ID:AYGeaQFI0

京太郎「さぁ、照さん……!!」

照「京ちゃん……!」

京太郎「愛して……うっ!!」

照「?!」

照「ど、どうしたの?!」

京太郎「いや……時間を無限大に発散させたのはいいんだが……」

京太郎「麻雀中じゃないから、和了エネルギーの補給もできないし……スタンドパワーの消耗が激しくて、事象の地平層を維持できそうにねえ」

京太郎「もってあと1分……!時を止めていられるのは……!!」

照「……もう」 フフッ

照「スタンドなんか使わないで……大人しくホテルにいこ」

京太郎「ハハ……そうですね」

京太郎「とりあえずこの静止時間1分以内に家を抜け出しましょうか」

京太郎「それなら他のみんなに俺たちが出かけるのも気づかれやしない……」

照「……うん」

京太郎「今夜は寝かせねーぜ……ッ!!照さん!!」 ダキッ




         /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ト、.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ.:.:.:.:.:\.:.:.:`、/人
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     .//.:/.:.:.:..:.:.:.l:.:.::八.:.:.:.:.| ´  ∨ }.:ハ.:.:.:|.:.:.:.:.|:.:.:.:.丶
     /.:′|.:.:.:.:|.:.:.:|'⌒  \.:.{    ,.斗==ミ|.:.:.}:.:.:.:.:|.:.:.:.:.:.:.          ……うん❤
    ./.:.i{.:. |.:.:.:.:|:.:.:.|      \  " 乂ソ |.:./.:.:.:ハ.:.:.:.:.:.:.:.:.>、
  .  / .:八:.:{.:.:.:.:ト.:i:.| 斗=气      ´ "" }/ }/ |!.:.:.:.:.:.:.丶   >、
   .:.:.:.:.:.:.:.:.イ.:.:i|::乂〃 Уソ      ///       リ.:.:.:.:.:.:.:.:|       ヽ
  ./.:.  '" /"|i:.:.リ.:.:.:ハ ´""  ′         __/::}.:.:.:.:.:|:.:.|        i
  ´    /  |i:/.:.:.:.:.:::::::.///          /:::::i|::/.:.:.:.:.i|.:.:| /     |      
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    /    \{──<´ ̄  \\>- ''''" ̄i/ ̄ \\ー--{!       |
   /   、 / ヾ_,,-tュ>- ''''"             ヽヽ{  ィ''"
   /    ゝィi/ / i ! !                 } } j/- ,,_        |
  /  _,,ィ7 /  /  j ! !          ィ-t-''ゝ ィう/     \    j
  i /  / /  "  " / !         ィ7'i ! ヾ⌒! l`ー、     ヽ   {
  / /   {        ./       /'{.j l l  V' ヽ   \、      `,
. / /    ';,        /     _,,/  .!        }    \、     i
. { i     j     /   ,-'''"     ヽ       /            |
. ヽ     ,;'     / _,, - "         ヽ     .i                 j
  ヽ    /     .i''"              ヽ     {          _,,,/
   \___,;'       !                ヽ    ヽ     ィT" ̄
637 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/13(日) 19:26:11.96 ID:AYGeaQFI0

翌朝……


咲「ふぁ〜……」 ムニャムニャ

咲「みんな、おはよう……」 ゴシゴシ

豊音「おはよー!」 モグモグ

白望「おはよう……」


目覚めた咲が食卓に向かうと、既に朝食を取り始めている豊音と料理をしている白望の姿があった


咲「あれ…?京ちゃんとおねえちゃんはどこ行ったんですか?」

豊音「照さんからはLINEでもう出勤したって連絡があったよー!」

咲「え……早いなぁ、おねえちゃん」

豊音「なんでも、若手の人に特訓してほしいってお願いされたんだってー!」

白望「照さんも十分若手だと思うけど……」

咲「ふぅん……」
638 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/13(日) 19:30:31.59 ID:AYGeaQFI0

咲「京ちゃんは?」

白望「京太郎は、早朝の散歩に行ってるらしい……」

咲「京ちゃん、ホント散歩好きだなぁ……」


ガチャッ

< た、ただいまー……


咲「あ、京ちゃんが帰ってきたみたいですね!」

咲「おかえり、京ちゃん!」 トテトテ

京太郎「あ、ああ……ただいま」 ゲッソリ

咲「?」

咲「京ちゃん、すっごく疲れてるように見えるけど……」

京太郎「あ、ああ……散歩から切り替えてランニングしてたのさ……」

京太郎「なかなかヘビーな運動だったぜ……」

咲「朝ごはんの前にお風呂入る?」

京太郎「いや……いいや……寝る」 トテトテ

咲「……?」

咲(今、京ちゃんから石鹸のニオイがしたような……?)

咲(ま、いっか)


京太郎「やれやれ……」

京太郎(学生のうちに子供ができねーように……気を付けないとな……)
639 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/13(日) 19:50:40.65 ID:AYGeaQFI0
その後京太郎は渡米……マサチューセッツ工科大学に進学し、同輩中の次席という優秀な成績で卒業

卒業後は修士・博士課程を修め、「素粒子の発生と麻雀における和了エネルギーの関係性」という論文が評価されてPh.D.を授与される

そうしてようやく……晴れて日本へと凱旋帰国し、照と結婚するという運びになった……



―成田空港―



京太郎「やれやれ……やっと日本に帰ってこれたぜ」

京太郎「ようやく一人前の男として照さんと結婚できるってえわけだ……」 カラカラカラ


京太郎はスーツケースを引きながら、自分を待っている人たちの下へと歩みを進める


咲「京ちゃーん!」 フリフリ

豊音「こっちだよー!」 フリフリ

京太郎「!」

白望「長旅、ダルかったでしょ……お疲れ様」

京太郎「ええ……皆に会うのが待ち遠しくて、飛行機の中で眠れませんでしたよ」

京太郎「ただいま、みんな……」

京太郎「ただいま、照さん!!」



          _、‐''゛: : : : : : : : : : : : ニ=-、
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      |:i|: : : : :|: : : |: : : : :|i: : : : :|: :|: :ノ : : ',: : : :‘,
      |:i|: : : : :|: : : |: : : : 八i: : : :|: 匕从: : :.',.: : : :|
      |:i|i: : : : |: : : |斗屮宀Y|: /レ'ィ升ァ : : |',\: | 
      |:i|li:. : : : : : : :Vィ旡坏^レ'   ヒソ ノ} : : |:.', \         おかえり……京ちゃん
    /ヽ込、: : :\: : ^丈zり     `""| : : | : ',
   r'´ // ノ¬_\: ``〜-ゝ""      从イノ: |:.|
  /777レし'ア/人: \ー‐トL     ‐ イ: : : : :/|ノ
  {//\//レレ〔|i:i:i}i:|i:、 : : ト、 ≧=‐- く: : : :|: : |
  {////\/ノ |i:i:i:|i:ト辷: 从    |: :/: ∧: |从|
  |/////Υ 从/¨'||//\`''ー   |=く辷、∨
  ∨ ///ハ   (//八\ /\   、  寸/ヽ
  }'/////{   {//////\ /\     V八}
  V////∧   }////////\//〕h、   }//\
   V////∧__ノ/////∧//////////~''<///ヽ
    ∨////∧ /////∧ /////////////////ハ
    ∨'////∧////∧/////////////)//////}
    ∨/////∧///\ /////////////丶///
      V//////}//}  ∨//////////////////
      ∨////ノ/レ'  ∨/////////////////
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               ハ///////////////∧
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       _ ィ////|////////////////// ,ィ' /ノ
      |///////|/////////////////|ノ し1{
      〈////////////////////////////り∧
      ト、/////////\//////////////////∧
640 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/13(日) 19:57:55.23 ID:AYGeaQFI0
そして、結婚式前夜……!



            ,. : : : ̄ ̄ ̄ ̄: : : : .、
            /: : : : : : : : : : : : : : : : : :`ー: イ
           ': : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :<´
         .': : : : : : : : : : : : : : : |: : : ,: : :、: : :
         /: : : : : : : : : : : : : : : :{: : :ハ: |:|: : {:|
        .' : : : : : : : : : |: : : : : : :W:{´ 从}: : :\
        |: : : : : : : : : : {: : : : : : :|ィ斧ミ  Y:{ー'
        |: : : : : : : : : : :Y: : : :从 マソ  乂_〉    
          ,: : : : : : : : : :r \∧: : \     }    …………。
         |: : : : : : : : : 乂 `    ̄      /
         Y:∧: : : : : : : : ー 、      ´,
        从{  、: : ,: : : : :从 > ..___/
              ∨ `ヽ: : {     ,
                __}Y    {
           / ̄一-- ̄ \  |`ヽ
          /  ,..:::―- 、 \ \ ∨}∧
        /   /::::::::::\:::\ \ \'/ }
         {   /:::::::::::::::::::、:::::` 、   ヽY
        、  ,:::::::::::::::::::::::::}:::::::::::::..、  〉
            Y::::::::::::::::::::::::::|:::::::::::::::r<_{:、
            {::::::::::::::::::::::::::::|:::::::::::::::| |::::::::}
            |::::::::::::::::::::::::::::|:::::::::::::::| |::::::::|
          ` T¨¨ヽ、:::::::_」::::::::::::::{__}::::::,
            |     ̄| ::::::::::::::::::::::::::::::|
            |      | ::::::::::::::::::::::::::::::|





京太郎「おーい、咲!」

咲「!」
641 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/13(日) 20:00:17.24 ID:AYGeaQFI0

咲「京ちゃ……京太郎博士!」

京太郎「おいおい、お前まで急に博士呼ばわりすんなよ。気色わりーぜ」

咲「あはは、ごめんごめん」

京太郎「何してんだよ、ベランダで……風邪ひくぜ」

咲「ちょっと、夜風に当たってたんだ……」

京太郎「ふぅん……」



           ,. : : : ¨¨¨: : : .、
          /: : : : : : : : : : : : `: 、
         ,:': : : : : : : : : :,: : : : : : : : .、
          /: : : : : : : : :/: : : : : : : : : `:、
         ': : : : : : : : :/: : : : : : : : : : : : : :.
       /イ: : : : : : :./: : : : : : : :/: /: : }: : .
       | |: : : : :_:_:/:,: : :/: -/-、'}: :/: : :.|
       { {: : : :/-、{イ : / ,ィ斧ミ' /: ,' :/ : |
       八 : : 、  |: /{ 〈ソ /: イ: / \{
           }: :イ八 }/  :.:.   ( {:/イ   `    京ちゃん……結婚、おめでとう……
      r―く_/    、   、_ ノ `
     _/ --- 、`ヽ、 /_>--  ´
   「  / ̄::`ヽ Y、ヽ-、
   | /l::::::::::::::::::∨ヽ}` { ∧
   | イ::|::::::::::::::::::::∨ \〉' }
   | ハ::Y::::::::::::::::::∨、_{  ∧
   Y|::::::、::::::____〉::|!:l「:::::::.
    `'|:::::::{:∧    ' :::|!:∧_:〉
     |::::::::: ̄:.    Y!:{:::} |'
     |::::::::::::::::::.    マ::::::| |




京太郎「ああ……ありがとうよ」
642 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/13(日) 20:05:17.62 ID:AYGeaQFI0

咲「……」

京太郎「おめでとうって言う割には、あんまり浮かねー顔してるように見えんぜ」

咲「……ちょっとね……寂しいの」

京太郎「寂しい?」

咲「せっかく、京ちゃんがアメリカから帰ってきてくれて、嬉しいんだけど……」

咲「これで……京ちゃんは、完全におねえちゃんの旦那さんになっちゃうんだな、って思ったら……」

咲(……私はまだ、京ちゃんのことが……)

咲(いや……これは、言っちゃだめだよね……)

咲「私は、これから一人ぼっちになっちゃうなーって!」

咲「大学を卒業して、ドラフトで龍門渕インペリアルルーラーズの指名を受けたから……長野に戻るわけだし」

咲「今度こそ、寂しい一人暮らしかぁ、って思うと……ちょっとね!」

京太郎「咲……」
643 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/13(日) 20:07:48.89 ID:AYGeaQFI0
          _____
       ... : ´: : : : : : : : : : `: : : ..
     /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : 、
    /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :\: : 丶
  / : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : \: : :\
.  ′: : : : : : : : : : :|.: : : : : : : : : :.|: : : : : :ヽー'⌒
  |: : : : : i: : : : : i: :l: : : : :i: : : : : :l\ : : : : |
  |: : : : : |: : : : : |:∧: |: :.:l: : : : :.i:l⌒ヽ.: : :.|  
  |: : : : : |: : : : : |匕Y: /ト、: : /从   |: : : |   えへへ、でも大丈夫!
  |: : : : 八: : : :.i:|:{   V ノ ∨ ,ィ   |: : : |
.  : : : : : : ヽ: : 从   _      ≠⌒ Y:/}   もう私も大人だし、このくらいは平気だよ〜
  \: : :{⌒\:.{  r==ミ    , ::::::::::Y
    乂: \r'     :::::::::::        uノ
     丶、:_ー‐、   r‐ ー'  フ /
        _ヘr─ァ、ー ┬ 、 ≦-─、
      /⌒ヽ\     \   }    ノ}\



京太郎「……」 フッ

咲「な、なんで笑うの?」

京太郎「マヌケが……!てめーの考えてることなんざ、俺は手に取るように分かるんだぜ」

咲「!」

644 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/13(日) 20:12:06.28 ID:AYGeaQFI0

京太郎「咲……お前の気持ちはよくわかってる」

京太郎「だが、お前もよくわかってくれてるように……全部の望みを叶えてやることはできねーぜ」

咲「う……うん」

咲「そんなの、知ってるよ…」

京太郎「だがな……」




     , ´   /  .' / .'  '        | l  | l |  |
   /    / '   |  | | l|  |    l | ,  } l |  |
 _/    イ /   l|  |_,∧_{  :.   ,-|-}-/、 ,  |  {
  ̄ ´   / /    {  |、{ l∧  {、   | }/イ/},イ /  l_、
      {〃   r∧ |ィ斧ミ从 、Y , イ斧ミ、 } /l|  l、
      /    /{ 从{、 Vzリ  \Y/ Vzり /イ } /     俺たちはもう……「家族」だッ!!
       /   //从 l∧\       ,\        | /イ/
     /  イ'  {/l∧ ∧      、        ,イ/j'
    ̄ ̄        ー∧         _,     从
               ヽ 、    ` ¨  ̄   ィ }/
                 ∧ \       / |/>
                  {(从_|     --  ´ 「/// |
                  |/ ̄}}          |////|
            _,.:<|///||          l/////>..,_
     _,.. -=<///// \//}         ,r-///////////>=-..,_
  <//////////////////∧-- 、    {//////////////////>




咲「!」

京太郎「お前を一人にして、寂しがらせるなんてことはしねーぜッ!!」

咲「で、でも……」
645 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/13(日) 20:18:12.59 ID:AYGeaQFI0

京太郎「心配すんな……」

京太郎「結婚してから、俺たち夫婦は……清澄に家を建てて住むつもりだ」

京太郎「「家族」なんだから、一緒に暮らそうぜ、咲!」

咲「え……!」

咲「で、でもおねえちゃんは仙台だし……」

京太郎「いや……今オフに照さんはFA権を行使してインペリアルルーラーズに移籍する」

咲「!」

京太郎「豊音さんも同じくFAで龍門渕に移籍して……シロさんも清澄で転職するらしい」

京太郎「なんだかしらねーがあの人らもついてくるんだとさ……新婚生活のおジャマ虫だぜ、まったくよ」

咲「……!!」

京太郎「そういうわけだから、咲……」



                     /イ         /    V ヽ、    `
                  ,  ´/          |   \
                    _/  '   '    ,:      |    \
                  ̄ ̄/  /   //     }       |
                     /    /    〃     /   |    |
               /      {   /.'       ∧  }    |
               /_, ィ   ∧ /_ |       / V ∧
                 / /  / ∧{tォミ、  ,  /   | '  、          お前は、これからもひとりじゃない……
                   / イ  / /| 弐_ V | /   __}/   _ヽ
                     | / , :  ー':, ∨/   イ乎(_ ヽV |          ずっと、一緒だぜ……!!「家族」なんだからなッ!!
                    ∨ {/ '   / /      Vzソ   V}          
                    {   、                 リ
                         ∧   `                          
                        、                              
                         ∧ `
                         |l∧      ̄         <
                          「´∧           ´
                        .:'//>--==≦ゞ
                      ////////\        /
                       /////// /   ∧
                        {/////〈/{   / |      //,
                       ∧//// ∨、  ,   }   ,://
                       {// ∧// ∨V{  |  「 ̄/´///
                     ///,'/ ∨/ ∨V〉 ' r/ |//////
                       /// {///∨/ ∨{  r,/ ///////
                     {///|////////V__/ ////////
                    rく///|//////r=ミ// イ////////
                     //////}//////  }}////////////
                     .'//////|/////乂__ノ'////////////
                    ////////}///// ////////////////
             //////////|////r=ミ、/////////////
646 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/13(日) 20:22:43.87 ID:AYGeaQFI0

     /::.:.:.:.:!:.:.:.|.:.:.:.:.:|: : ::| : : : :|: : | | .i: : | | i:. :.:.:.:.i:.:.:.:.|
.    / : : : :i: : : |: : : | ! : ::| i: : :.:|::|::::::i i::::|::|::|::::::::::::i:::::::|
   / : : : : |: : : :!:.:.:.:ト、ヽ:.;!、i: :.:.:|::|、゙、'i´|:フiナi:|::::::::::::|:::::::|
   / : .:.:.:i:.:|:.:.:.:.:ヾ、:.'i´ヾ.::|!ヾ、:::゙、ヽハハヽハノ |ハ::::::::::|:::::::|
.  /.:.:.:.;ィ'|:.:.:i:.:.:.:.::i ヽ:|  ヽ!  ヽ::ゝ  `'  リ |::::::i:ノヽ:::|
 彡 '´ リ i:.:.ヽ:.::.:.:゙、 ヽ___       ;==─-ソ::::::/ /:::!      ……ありがと、京ちゃん!
      ヽ|:.:.ヾ:.、::ヽ≠'´ ̄`     ;;;;;;;;;;;; ノノ:ノ /;イノ
         ソ:.:.:::/::ヾー-;;;;;;;;;  ,     """ /ノ.;:‐'::/
       i.;イ:::;ハ、::゙、 """    ___      /:::::/
       ソ レ  ` ヾヽ    ヽ´  ノ   ィ´::/リ
              ` 、__    ̄  , ' |!;/
                 _"_〕ー--‐'    |__
                /:.::/:|       |:/\





京太郎「……へへっ」

咲「でも、これで京ちゃんが義理の兄……お義兄ちゃんかぁ」

京太郎「うげっ!気持ち悪いから、そんな呼び方はやめろよ?」

咲「なっ!気持ち悪いって、なにさ〜!!」

京太郎「ハハハ……でも、いつかはお前もいい人を見つけて結婚したりすんのかな?」

咲「……う〜ん……」

咲「あんまり……想像できないかも」

京太郎「……アラフォー未婚ババアになってから、俺と照さんの子供に手出したりすんなよ?」




      / : : : : : : |i : : : |i : : : : : :|i : : :|i :| : : : :| : : : : : : : : : : :∧
     . : : : : : : : : : |i : : | |i: :|: : :|: :|i : : :|i :| : : : :| : : : : : : : : : : : : :.
     /: : : : : : : |: : : |i : : |_||__|_:|ノ|i: : : |\,.___: :ト、 : : : : :|: : : : :.
.    /: : : : : : : : |: : : |/´l.八_|: : :| |i : : :||八: : : :|/|/\ヽ: :i: :| : : : : :.
   /: : : : : : : : : |: : : |ヽ:斗====ミ|.八: : : |  斗====ミ、 X: i|: : : : : :i
.  / : : : :__|: : :i|: : : |〃 ,イ斧心 ′ \: |    笊i心.  ヾ | : リ: : : : : :|
  ´ ̄ ̄   il : :八: : :|″ ._)::::::hi}    ヽ   ._)::::::h}   |: /: : :/ : : |    しっ、しないよっ!!そんなことっ!!
       |i: : : |r\|   乂___ツ         乂___ツ  . |/: : :/: : : :j
       |i : : :|l`ハ  `ー       ,      ─‐ :' /: : ,イ: : :|: ,
       |i ,: :∧    """"               """"  厶イ'/:|i /|/
       l/|: : :人__                     ,__/: ル' '′
         { |: 八: : 从        ー─         /: : /'′
        |/  \: : \    /´        ヽ     ,イ: /
        '     \ ト、: ,   _,   ─   ノ   , : : /
                 ヽ \:>         _ <: /
                     ヽ: : 〕   ─   〔: :/l: /
647 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/13(日) 20:25:54.17 ID:AYGeaQFI0
            _,.......---............_
         ,. : ´: : : : : : : : : : : : : :` : : . 、
         /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :\
        . : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ
      ': : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : .
     /: : : / : : : : : : : : : : : |: : : :ヽ: : : : : : : : : : :'
    .': : : /: : : : : :/: : : :/: :.| : : : : |: : : : : : : :、: : :.'.
    |: : : |: : : : : /: : : ,イ: : ,:|: : : : :ハ: : :l: :|: : : :V: : '.
    |: : : |: : : : 、|__/_}__/Nノ: : N、|_}_,:|: : : : | : : :'.
    |: : :ハ: |: : : ハ: / /:イ  }: :/:/ }: ∧:/: : : : ト、}: :.|
    {: : {-从: : :{/ ̄ テ雫ミ/イ /イ }イ雫}: : /:/:| リ\}
    八:{、:、__ \:lヽ  Vり         ヒり/:イ:/: :|     ……たぶん
      `\}、: 、    /:/:/:/:/:/:/:/:/ ム:/:人: :{
     , --r--,\ ,-- 、_____  人: /  \〉
      /  |::| |::::::>  ____ソイ⌒∨
    {   ,::, {::::::::::::∧-,  r/:::::://|   }
    |   \、\::::::::::∨- /:::::://:/
    |     { 、、\:::::::∨/::::://:∧    |
    |     | \__>、_}'__>´/}   |
    |     |    `ー=-r-- ´ ,:   |




京太郎「たぶんってなんだァ!?たぶんって!!!」

咲「いや、京ちゃんの子供ならアリかな〜って……ちょっと考えちゃったり考えなかったり?」

京太郎「や、ヤベえ……こいつはヤバいぜッ!!」

京太郎「やっぱ、別居しとく?」

咲「わー!しないしない!絶対手を出したりしないよっ!!」

京太郎「ハハハ、冗談だぜ」

咲「もう……」

京太郎「元はと言えばお前が変なこと言ったからだけどな」

咲「ふふっ、それはそうだね」
648 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/13(日) 20:35:43.77 ID:AYGeaQFI0
そして、京太郎と照はめでたく結婚!!

咲と豊音、白望を加えた奇妙な新婚生活がスタートした……!!


―須賀邸―


京太郎「もうこんな時間か……」

京太郎「そろそろいかねーと、電車の時間に間に合わねー……大事な宇宙飛行士選抜試験に遅れちまうぜ」

豊音「京太郎くん!頑張ってねー!」

白望「応援してる……」

咲「京ちゃんなら、絶対大丈夫だよ!」

京太郎「ああ!みんな、ありがとよ」

照「京ちゃん……」

京太郎「照さん……」

照「いってきますの、ちゅーは?」

京太郎「忘れてませんよ」 チュッ

照「ん……」

照「いってらっしゃい……京ちゃんなら難なく受かる」

京太郎「ああ、照さんがそう言ってくれるならきっとそうだろうな」

京太郎「いってきます!」
649 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/13(日) 20:40:13.28 ID:AYGeaQFI0

時には、二人は衝突することもあった……



―霧島神境―


照「……」 トテトテ

京太郎「霞さーん、霞太郎の様子見に来ましたー」 ガララッ



                            ,,   ¨ ̄ ̄ ̄¨: : : .
                           /  . . .: .: .:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:..`ヽ
                       〃  . .: .: .:.:.:.:.:.:.:.:.: ∧:.:.:.:.:.:.:.:.:.
                           /乂__ .:/ .:/{ :.:.:.:.: / i.:.:.}:.:.:.:.:.:.:.
                      .′´ ̄ ...:.:.:-i┼ '.:.:. i` ┼:-:.:.:i:.:.:.::
                        i { . .: ..:.:.:ト{:. :{_{ :.:.:. ト{ _j;从イ.:}:.:.:.:|
                        { { . .: ..:.:.:{ x==ミ、:.:.{ x==ミ }イ:.:.:. |
                       乂从人代 辷リ `⌒  辷リ 刈:.:.:. |     あら……京太郎くんに、照さん?
                        |.:.:.:.:.ハ .:.:.:.:.  '   .:.:.:.. ハ:.:.:.:.l
                        |.:.:.:.:゙圦    こ丶   .ム':.:.: i|
                           i|.:.:.:.:.:.:.:|ゝ.       イ .:.:.:.:. 八
                         八:.:.:.:.:.:.j:.::ノ .≧=≦. {.:.|:.:.:.:.: /
                         -─\__;/≪     八:|:.:.:.:./─-、
                         /    /:7 --、    , - - !:.: /    \
       ,                〃彡ヘ  `ヽ ′  .j{:.:.{.      、
                  /    乂7               乂_`ヽ     \
                  '     ./                    \      、
    .  .           , '    》ソ′                    `寸.     \__
.    .. .          /     ´                        ヽ    ィi〔::::廴_
    ..        _, /__   .´                        .イ::::::≫''´     \
    ..      /::::::/⌒  ≧乂_ _ ,    、            ,   、 _}-=彡イ       \  /
    .     _}:::∠ -==≦ ___   〕iトr';-:::._ _.   } .{      :::-/   ィ′彡 ====ミ   V
    .   /  /   // {てノ`''≪__ \:::::::\ ノ  、     ∠二二 (_ノ厂      Y }
    .   \ .i  /  {   、 _ノ ノ/} ` ¬===ミ ≫==才{ 、\ ー‐  /          }' /
    .     .Y    .人__\    /厶斗 /` ー─==彡'  \    .イー──   ==彡イ
    .     / V    |:::::::::/ / 「 ̄.. -‐─/    ≫=彳  __/ ̄ ̄{    l::::::::::/ /\
    .      {   |   j::::: / イ 厂| ̄|::::::::└──≪___ノー─‐个:::::|\   │:::::/ /   ヽ
    .     \      :/イ /  i |!:}::::::::::::\==::・::==::・::==/:::::::::}::::/   \  W:/ /|   !
    .      }ヽ   /   イ   i |!:{:::::::::::::::::≫…tt……≪:::::::::::::} ∧.   ゝ  イ /|    /
  / ̄ ̄/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄









            _,...---、_,.、
           / : /: : / : : ヽー-、
            /. : :, !: iハ!/メ、.i | \
            イ : :{ ヽN  'i:!/!人iヽi
         _1: : :i(    _ 丶:\
        /   `Yリヽ   '、_)'´!`ー`
      /:::..     |  ,. _/             ?!?!?!?!?!?!?!?!?
.      /.::、::    ト、ィ'
      / ::::::|::    !;-!
    /  ::::|::     ! ヽ、        ,:-‐クヽ
    /    ::!::..   ⊥__!_      /  ..:ノ)
   /     |::::..         ̄`''''''' ′..::::::::::ノ
.  /:     |::::.....      ..............:::_,:::-‐'′
 /::      `ー‐┬---r―'''''''"" ̄__
./__       /!   i      / iu-゙、
/----、\   ::::/ |::  ⊥ __,...-‐'.i...:ヒノ
 ̄ ̄`ー`ー`ー-、/ |::.         _,.-‐'"
650 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/13(日) 20:42:44.48 ID:AYGeaQFI0

京太郎「かっかっかっかっかっかっ、霞さん?!?!」 ジーーーーーーーーーッ

霞「あら、ごめんなさい……ちょうどお乳をあげようとしているところだったの」

霞「今日は、照さんも一緒なのね」

照「京ちゃんの子供だし、顔を見ておきたいというような気持ちがあったから……」


         /.::/.: :,'.: :: ;:;イ:: :: ::i:: :: :: :: :: :: :: ::ヽ
.        /.::/.: :: i:: :: ::i/i:: :: ::i!iハ:: :: ::i:: :: :: :: ::::.
.       /.: /.: :: :/.: :: :i.:::i!:: :: :i i:ハ:: :: i!:: :: :: :: ::::.
       /.: /.: :: ::i!:: :: ::!::::i!:: :: iィ!厂ヽ:: :ii:::i:: :: i:: :::.
     .:::.: ::!i:: :: i:i:!:: :i::!::::.ハ:: ::i:::ヽ茫弐::ゝ:!:: :: :i:: :i::.
    .:::::.: :::i!i:: ::イ:i:i:: ii::!::::::: ヽ::!゛゛:::.-・゙'ヽ!i!ヾ:: ::!:: :. :.     けど京ちゃん……いつまで霞さんの胸を見てるの?
.   .:::: ::: イ !:: :/i:!ハ:: ハi::   ' ヽ      i/i:!:: :!:: :::. :.
   .:::::/  !/!:::!::i:ハヽヽ            /'i::!:i:::i:i:: ::. :.
       /.::ヽi:: !':: ::ヽ     , ‐ -    /.: :i:: ::!ハ:!:: :::. :.
     /.: :: :: .: :: :: :: ::>    ´     ,イ:: /.: :::i:: :!i:: :::  :.
    / .: :: /.: :: /.: :/.: ::>     / !:/.: :: ::i:: ::i!:: ::   ::
  / .: ::イ.: :: ::/.: :: :/.: :/ ヤ  `     / ヽ:: :: :i:: :::i:: ::  .:
 /   .::: /.: :: :/.: :: ::/.::ノ 乂 }     /iヽ } `ヽ:: :: }:: .: .::
/  .::  /イ:: :/.::;; -゙ ニ  ヘ } ヽ   .: :: :::}   ヽ;;_ノ.::
  .::  { !ィ 二         ヘ   ヽ  .: :: :;;}      ニー._
  .::   / ヽ ヤ:.         ヘー-、  .: ::':: :}     〃/ ヽ
     /   ヽヤ:.         ヘ _ - ‐ 、::}     〃/  .ハ
.    /    ィ  ヽヤ::.        ヘ    :: }     〃/     ヽ




京太郎「はっ!!!!」
651 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/13(日) 20:44:26.56 ID:AYGeaQFI0

        /. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . \
.       / . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .ヘ
.         / .::: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ::: : i
       / .::::: .:/ . /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :\ .::::::: i
.     /  :::::/ .:::::/: : .::::..::::::::: : : :::::::::::::::::. :. : : . : ヽ:::::::. i
     ′  ./ .:::::/ .::::::/::::::::::: : :::::::::::::::::::::::::::::. : ::::. ハ:::::: i
     ′:. / ::::/ :::::::/:::::::::/ : ::::::::::::::::::::::::::::::::::, :::::::: i::::: |
.    /:::::::: ′.:::/:::::::::/:::::::::/:从:::::::::::::::::::::::::::::::::::::. . ...i:::::.i
   /::::::::::′:::::′  .′:::/:i:::i::i::::::::::::::::::::::::::    ...::::::::|::: :|     私というものがありながら……
.  /::::::::::::i::i::::::i:::::::::.i  从:: i::i  ::::  .::::::::::::::::::::::::::i:::::i::::::i
.  /:::::::/.i::i::::::i::::::::::i:::::::i::::i:::i:::i::::::::i:::::::::::::::::::::::::::i::::::i:::::i::::::i
 /:::/  |::i:::::i:::::::::i:i::::::i:i::i:::i::::i::::::::l:::::::::::::::::::::::::::l:::::i::::::l:::::i
.//    ヾi:::::i:::::::i:i:i:::::i:i:::i::|:::::i::::::::i'::::::i::::::::::::::::::′i:::::/:::::i
.´     少:::::::',:::::l:i::i:::::i:゙、ト:|::::ヘ:::::::i:'::::|:゙::::::::::::/i::/i::/::::::::i\
    /  |::::::::::、:ハ ヾ:i  、.i   ヘ::::i::',::i ゙、:::::/ iノ. i/::::i:::::i  \
  /   |::::::::::ハ ヾ ゞ.    ,丶i ゙:j  ヘ/ / 厶::::ハ:::i    丶
 ∧ヾ   |:::::::/    ヽ.、   ._ ヾ.,    イ   /::/i::::′      ゝ_
../ ∧ヽ.  |::::/.      i > _  ̄ . r  ./.  // i:/         /.:/i_
.i  ∧ヽ  |:/       丶    ̄    /  /  レ         /.:// ヽ




京太郎「ち、違うんだッ!!!」

京太郎「こ、これには「ワケ」があるッ!!!」




           . :´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ` 、
         . : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ,
        ,: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ,
.       /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :′
.        /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ,
       /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ′
.       ∧: : :.i.: : : : : | : : : : i|: : : : : : : : :.:|: : : 、 : : : : : : : i
     /_\ |: : :.|: : | : : : : i|: : : : : : : : :.:|: :| :ハ: l : : |i : |
    ./: : :,イ: :'|: : :.|: :_|_: : : : il: : : : : :ト、: :.:| }/_, ∨: : :|i : |
   /: :/' |: :l|: : :.|_l: |__ x、八.: : : : :| \} '",,_ i´) : :|i : |     へぇ………聞くだけなら聞いてあげる…
  .//   |: 八: : | 乂_弋ツ>\: : :|<弋ツ.ノ .:::∧: リ.: :|
  ′    |: : : \|:ハ::::::: ̄:::::::::::: \{:::::::: ̄´:::::::/: ::∨: : |
        |l: : : : : : λ       ,        ハ: : : : : : :|
        i|: : : : : : :込、   __   __,.   ,イ: ! : : :、 : :|
       __|: : : : : : : : :|__,.    ー‐ ´  ./|:|: : : : : ハ: :|
-‐= '      |: : :.l| : : : : | .::/>       . イ.>|: : |: : :/ ‐ :|
          |l : :八: : : : |.:::′          /:::::|: /|: :/_   '}
        八:/  \: : |:::|-- 、     --/ .:::::|:/ |:/
               \|:::ト-========イ    }' .ノ'
652 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/13(日) 20:48:14.49 ID:AYGeaQFI0

照「早く……言いなよ……」 キュルキュル

              、、 、 、、 、
京太郎「その「ワケ」はたったひとつだぜ……照さん…」
      、 、、 、 、、
京太郎「たったひとつのシンプルな答えだ……」

照「それは、なに……?」



   /  /     |  ハ       |  | i 、 ヽ  \     \_
.   i  /     |  | |       |  | |、 i  ゙、 、 \_     _>
   |  i   | i  |  | |       |  ハ ハ _i!_ i   \ ヽ` ̄ ̄
   |  |   |+--|、_|! |   | i! ,/.ィ'|"i´ ハ  | i  ヾ 、 ヽ
   |  |   |.|ヽ |、_|王!ー  |./i .;"´/=、!/ | ! |   \ 、i      人
.   !. r|   i.|、!,,ィ'":::._iミi!  |/ /彳:::: r:!ヽ,| ,イ | 、_   \      `Y´
.   | |^!.  N 《 _、o;;;;i_ 丶、/ / ┴゜‐'"´ !イ | λ i` ー--ヽ        『おもちはおれを狂わせた』
    ! | i、i、 ゙、  ` ̄ ̄   メ(        /^|イ `、|
   ノi \ヾi:.、、         i!      i ノリ   `
    |  ヽ__i                 |イ|/
    ヽ i、  i    ____....,     |/
      ヽ!、  i\   `ー-- ―'´  /、!
       i !i 、 \     ̄´  /!/       人
         |ハ,i、! 、 \      / ./.|       `Y´
         ト、! ゙、  `ー---'′ /|V




照「…………」





                __
         ,、、、: :: :: :: :: :: :: :: :: ::⌒〜、
       /: :: :: :: :: :: :>-、: :''" ̄: :: :: :: ``〜、、
.      /: :: :: :: :: ::/: :: :: :: }: :: ::\: :: :: :\: :: :: :``〜、、
     /:: :: ::://: :: :: :: :: : }: :: :: :: \Y: :: ::\: :: :: :: :: :: :/
    /: : : : /: :: :: :: :: :: :::/: :: :: :: :: :::}: :: :: :: ヘ   ¨¨´
   /:: :: :::/: :: :: :: :: :: :: //: :: :: :: :: :: ::}ハ: :: ::}: :\
  /:: :: :: //: :: :: :: :: : : : /: :: :: :: :: :: :: :: }Λ: :: }: :: :}\
. / :: ::/: :/: :./: :: :: : : /: :: :: :: :: :: :: :: ://Λ: /Λ: j: ::\\         闘技………!!
/:: / /:::/:/‖: :: :: :: /: :: ::/: :: ::/〉///'}/: :: :}/: :: :: :: :::\
: /  /: : : : : ‖: // /:: ::/::: :::/// xえリ´: :: :: :: :: :\: :: : : : :\           神砂嵐………!!!!!!
/  /: :: :: :: : l{/l:: ::/:::/'/: :////Λ`ー'゙ |: :: :\: :: ::ハ \: :: :: :
〈 /: :: :: :: /〈 〈 l: :/// //////      }: :: :: }ハ: :: : }  \: ::}
 ‖ /: :: :/: Λ l: :: :: /: /`¨¨¨¨´  ´   /: ::://  : : }   ): :/
 { {: :: :/{: :: ::l: :: :: :{Λ          /}///   }: /   //                /
  乂: :::/ 八: :\\: ::\>x、、   ' ´/__     j/
     >''"\ \>ミ、_::::::::::::::::::7 ̄¨\  \__       r‐、                /
.    /    ,/   \  ̄\ ::::/へ‐-、 }  ‖\       /| |  ,へ
   /     /  -‐=…ミ、、 \     /   ‖   〉    / Lノヘ/ /ヘ         /
    {{   '"´   -=‐、、 ノミx  \  ///へへ\,,,,,, ノ  >しイしィ        ///
   八     / ,、==ミヘ:::::::\   //  //  ,,:::'''// ,,,,,...::::''''ヽ\      ///
    ∨   / /  /⌒\〉:::::///  / /,,:::''' /,,,,,...::::''''     }})     //
.    / / /.‖ /     \//,' // /  ,,: '' /  /-、      ,,,:://     //
    {V/ / ‖ /       //  ,'  / ,,:::''    / /  〉 ,,,,,...:: ''''' // ///
    / \{.‖/       ///  ,'   / ,,:::''   / / /   /―---、 //////
   {   乂 {\   ‖/     ,,::::''   / /,/ /   /     \―--、        〈 \
    \   `¨¨ \ ‖‖   ,,:::'' /  //    ノ   {          \    /  /
     「 \        /{ {  :::  {  ///  /  Λ           ,、-…、   `ー-  ,、r-、
    {   \     / {  {     {  ///  /  / \       //   /   γ 冖, / { /
    ∨      /  |!  {      ///  /  /…''" \      / `  /   //  //   /
.     ∨    //  {  乂、          {:::::::::::::::/ヘ  /   /   / `¨/イ   /
      ∨/イニ{   {   \\   { { {  乂::::::/://Λ、    /_ /   /   _/
653 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/13(日) 20:49:52.49 ID:AYGeaQFI0
     r-ァ
   __j .L__        _ _
    |┌-   ┐{   _j   }_j }_j
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                        ____//_} {___   .}!    }i7 匕>'´}/
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:.:.:.:...   :::::::::::::::::::::::__,::‐---‐-、::::::::::::::::::::::
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 ::.:.:.:.:.:.:.:.::::::::::::::::::i  !  |   |  |ヽ:::::::::::::::
  :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::::::::::└-L_ !  | ,ィ ハ:::::::::::::
    :.:.:.:.:.:.:::::::::::::::::::::::::T`'"´::し′!::::::::::::
       :.:.:.:.:::::::::::::::::::::゙、.:.:.:.:.:.:.:.:.:!:::::::::
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                〈 // ::./:.:.:  :.:.|
                ヽ /:::::::::  ::::::\
                 Y :.:.:.:.:.:   /   i
                  !、_!:.:.     /   \
                 .:.:.:.:.゙、    //   ヽ
                .:.:.:.:.:.. i   /     __,ゝ,       _,,..-‐''""´ ̄ ̄``゙ ゙ヽ
               ..:::.:.::    i  /     / / \ _,....-‐''"_,..-‐_''"´ ̄ ̄ ̄二二二\
              .:.:.:.:.:    .i /   / /  -=、-ァ''":.:.:.:.:/  ノ)‐''"-:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:::::::::::ヽ
           .....::::::::::      V // /     /:.:.:.:.:.:.:.:.:! /_;/:.:.:.:_;.:.-―:.::.:.::::::::::::::゙、
           ....:::::::::::         ノ'′/ /       /:.:/:.:.:.:/'"//ィ彡:._.:-―-、_:.:.:.:.:.:..:::::::::::::i
     ..........::::::::::::         /  / //      /:.//:.:.:/      ''"´∠:X;エ二._.:.:.::::.::::::::::::|
................::::::::::::::          / /!.//     _.イ;/-i:.:./ /         i. (三}'} ナー-、`.:.:.:.::::::::::::|
                /  /::::| i:.{    ,.ィ´ |   |/ /       .::.  _//_,.:-―:.:.:.:::::::::::::::|
               /::\   |::::::| |.:|   / i  j:    i    r.、  ::::::. -‐;i二7.;.:.:. ..:.:.:::::::::::/     許さないッッ!!!!
             (:::::::::::::ヽ  !:::::::、|:.! /   、      :、     | |   :::: ∠..-‐/:.:.:./:.:.:::/
  ヽー-、         >.、::::::::::ヽ{:::::::::i.:|./     \__,.、-‐ー、._ └'  :'、=∋メ'"..-‐'"; ‐/
    \:`ー-..、_    /  `ー-、_::\:::、V    _,...-‐''"´       `>ー---――∠:.:_;.:-イ  :/
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       \:::::::::::::メ|        i、イ::\、-、ー-、_    _,:=ヒ ∠ノ /:.:.:.:./:::::/::/ /







         /  / /   /  {   }  \ ヽ    V  V
     _ ,.斗   // /  ./!  / !  :}  } ' ヽ V',     ,  ,
       ̄ ̄ / / /  //_j_ ,' | |、 :}  ' :| ,V斗=ミ{  ,   ,
          / /  ' ,'  ィ^~v{≧x、,ヽ,' /、ィ'"_j/ } /「  j  |
       /' /   !/|  /{ 斗-ミヽ ∨ / }/ア乏メヽレ } }レ
        ,     | :| ハノ‖んr'j  V / V'  Vrソ 》 :} 八-、 '
      / >'/  ハ { :, ` ー≦' /' ヽ      ̄  /イ{/ヘ Yハ{      うわーーーーーーーッ!!!!!許してェーーーーーーッ!!!!!!
     / '"  ‖ / ',从_}:       〈|         } !     ‖ ヽ
            7/  ヽ '                  し    /’
          /’    ` _、       _      {ーイ/
                   、    f−――'ヽ    人レ'^
                   \  L∠二二ソ  /|/
                  レ}h。         /r rー==ミ、
                 r「\__'}个 --- <  | |ニニニヾ
                 |:|    }         | |ニ{1-B}ニ!        __
                 |:|    }         / L!ニニニニ{   _,. 斗r≦ニニ=-ヽ
                 人:.、___」    ___/__/ニニニニニ7    ‖ニ/ニニニ=-,
     , ‐ --、斗r≦ニ斗r'ニ7 ノ、   |ニニニニニニニニ/     .‖ニ'ニニニニ=-,
    /ニニニニニニくニニニ/\ __ ,!ニニニニニニニニ,    ‖/ニニニニニニ=-,
   ,-=ニニ/ニニニニニニニ\ニム      jニニニニニニニニ,    ‖'ニニニニニニ=-
   /ニニニ{ニニニニニニニ∧ニム     /ニニニニニニニニ,    ‖ニニニニニニニ!
654 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/13(日) 20:50:39.06 ID:AYGeaQFI0
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、        /           \/l  l...|  |          ∨ |  |  |                   ii|    i|
 丶     ,′    >‐-      八 ll...|  |___        |   l|  |  |l    ill|   |  l ll|   |lli    ii|    i|     許さないからッッ!!!!
   \    | -‐      {.:.:ト---≠ ┴ァ‐- {/ ̄  ‐-  __|   l|  |  |li                      ii|
    \   |          ∨∧\{/∨:/ f´}/)        -=ニ   |  |lli  illl|   |  l              iii|
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      \.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./ ,/       ̄ `ー-  _〉                 リリ   リ′             }′
.       | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  |  |                           '′
.       |.:              |  |
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       }ニ=-  ̄ ̄ ̄ -=ニ=- _〉
       〈  }           ̄「\
655 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/13(日) 20:53:33.09 ID:AYGeaQFI0


         _,,==ヘ,-=''ヘ     ,ヘ_       ._
         |i   .j}  .{l    //  `=^ヽ-、  / 7          _     ,ヘ
       _/ヽ,   {-┐_」j   //      `^У `フ-ァ        /\   ./  \ ,ヘ      ,ヘ、
     /        j」   _`=-ミ、  _   ィ  /´ /    _r-┐  .j  ヽヘ_7   //  \   ∠、 `=ミ_ ,ヘ、
    r'    _ _,_   .ハ _  . } ̄| ,、 ̄ .L  7__フ _/    .〈  j┌く        //   /7、    \_ .7 」\
    |  _ ノ ` .}  」| .ij`ー'  ./ヽ、_/   /_,-与 .┌ーヘ_j └/ /`ヾ-'^j   └'ア  //  〉./\_   .7 { 7  /
    l r' ^ /´   `ヽ'ーァ,ヘ \    .「く  ,=、 jl   ./j _L ] _/  /  r-┐  _//  7   `ー='´  ト┴v'
    レ´_,=''"´   __,,,_〉 ./ / Vヘj_,ィ_/、 \フ ∠,\/ { ._j ├イ´ ./´  {  {   | 7  /´ `ーv-=ミ_/\__
    | ̄  _,==≦ミ、__   ̄        __ ̄> ._j  ,ヘl | .j l  7   / .`7 く ア.{  /\  /ゝ_  \  } .,ヘ、
    j/\/   /   .└ァ        く `´/| .}   く、_L_j .|__}  `ヽ´   ./  j く  \{  \/ /   >ー'´  \
   /V /^レ-ァ /     /  __,ヘ    .`ー´_j .{  /\/ >    /\    `ー=´ /カ ,ヘ〉\   く/ヽ, /  _/ ̄
  ./  く_/ /-ア   _r'  _/  .」 ./7   j ij`7`ー{_l`´    /  \      .く_j^´/\ //\ ..{ /\\_ノ
  .\  / / / ̄j'T7'  __r''   r'^  / .L /\{{ . く、`ーァ_/\   .ハ \__/  ./\     \ \ / /'く__/
  ../rァ .〉イ_ノ_/ヾ_j/┌┘   /  / / / ./-ァ ィ  く´__/  / .j  _,,/  /    /{ /`7、` ̄\   ┌-┐
  _/./j .`T´∠ └ァ j   _/∠ ̄^ ∠_/ / /ヘ `ヘ  _,、_/`´ ./  |  __/  __/`__/  ̄ く7`ヽ、\   }  .}
../  ]「  」 ./ .r'´  \_j     ̄7 ,、レ7./  .}  ∨` ,_/ヽ'´    `二´  _ノ イ` /´ー=┐ ,ヘ_\ \ |_リ _,ヘ
..ヽ__」〉  { |/|_j           .j j./ {_^´_,=ヘ、 レ' ./\     /´ \_/ /´  └==ヘ、{ // /  \ \  /  〉
   `ー´ /  7 ./\      { .{ 〉  .{ ヽ-'^く く、 /  \    `ー-´\∠_  /\__/ /ヽ}_/ ..| ̄j \//  /
        ̄>レ' _/      `=´`7/     .j  _}\__  `7  _  ┌''´`  _|  〉     }┌-ー┤_|  /  /
       /   j            ´      \/`   `ヽ´_/ \ \/ ̄´   `ー==´ └ー┐{  <>\_/
       \_/´                       _/´ ̄   .イ               く ̄´/  r-=ヘ
                                  \   / ̄´                  ̄   \__/
                                    \/





京太郎「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!」



霞太郎「ゥ……ビェェェェェェェン!!!!!」

霞「あらあら、霞太郎が泣いちゃったわ」

霞「よしよし」 ユサユサ



このように、宮永照改め、須賀照のかかあ天下で……

京太郎は犬も食わない夫婦喧嘩の末に痛めつけられることがしばしばあった!
656 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/13(日) 21:01:12.76 ID:AYGeaQFI0
しかし同時に……

よく助け合いよく支え合う、互いにとって最高のパートナーであることも事実だった!



―清澄の住宅街―


文堂「こ…これは夢だ……」

文堂「この私が追い詰められてしまうなんて……きっと夢なんだ……」

京太郎「やれやれ……」

京太郎「やっとこさ突き止めてやったぜ……文堂星夏!」

京太郎「この平和な清澄の町で何年も何年も連続殺人に励んでたとはよォ……おったまげたが、同時にプッツンしそうだぜ……」

照「京ちゃん……気を付けて。追い込んだとしても、まだ何をするか分からない」

文堂「ぐぅぅ……!!」
657 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/13(日) 21:07:57.75 ID:AYGeaQFI0

文堂「み……宮永照……」

照「私は須賀照」

文堂「お…お願いです……その綺麗な手に……頬ずりさせてください……」


文堂は這いつくばりながら、少しずつ照に近づいていく!


照「……?!」

京太郎「な、なに言ってんだてめー……」

文堂「あなたの「手」……とてもなめらかな関節と皮膚をしていそうだ……白くってカワイイ指だ……」

照「……」

文堂「私は子供の頃……レオナルド・ダ・ビンチの「モナリザ」ってありますよね……あの絵…画集で見た時ですね……」

文堂「あの「モナリザ」がヒザのところで組んでいる「手」……あれ……初めて見た時……」

文堂「なんていうか……その……下品なんですが……フフ……」

文堂「潮吹き……しちゃいましてね……」

文堂「「手」のとこだけ切り抜いてしばらく……部屋に飾ってました……」

文堂「あなたのも……切り抜きたい……」
658 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/13(日) 21:15:25.27 ID:AYGeaQFI0

京太郎「殺人が趣味のブタ野郎が!俺の嫁に手を出そうとするんじゃねーッ!!!」 ダダダダッ


京太郎は文堂に向かって駆けるッ!!


文堂「来るか!京太郎……」

文堂「『バイツァ・ダスト』はおまえに出会いたくない一心で発現した能力だ!近づいてこいっ!時を止めてみろ!何秒止められる?」

文堂「この私をもっと追い詰めるがいい!その限界の「ギリギリさ」が再びきっと!!『バイツァ・ダスト』を発現させるのだ!!」

池田「京太郎!!時を止めろ!!『キラークイーン』の「スイッチ」を押させるなッ!!」

京太郎(ここからじゃ少し遠すぎる……!小宇宙を創造してビギニング・オブ・ザ・ワールドを発動する前に「スイッチ」を押されてしまう可能性がある……!)

文堂「いいや!限界だッ!!押すねッ!!」
659 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/13(日) 21:27:35.09 ID:AYGeaQFI0


文堂「今だッ!!」


ガシィッ!!


その時、文堂の右手の親指を何かが掴んだッ!!


文堂「なにぃッ!?」


それは、照が自ら切断した右手だったッ!!


照「そんなに私の手が欲しいなら、ちょっとだけ触らせてあげる……」

照「次の瞬間、あなたは死んでいるけど……」


文堂「な……」

文堂「このクソカスどもがァーーーーーーーッ!!!!」




                ,,、 -''/
             イ  /,r ''了 / 了
               /  /,/  // ,/
           /   /:/  // _/
              イ  / / __/: l/
             |.  / //__,
.           |  レ '''"  /
.            |    ,、-ーー'
          |  r'
           |  |
            |  |                    ___,-、 _, ---- 、
            /  |.                 ,   ´     /  `  < ⌒\
         |  /.                /        |    :.   `ヽ、
         |/.                 /     / /   l|    V     `   、
                             .'     / , { { | |     | 、   、_ \_
          /:::::ヘ                |     | | | |∧| {   :  ハ  V  、\  ̄´
.         |:::::::::ヘ                 | | {メ、_{ 从  | , |-‐'´ |  、 \`
.         |:::::::::::ヘ.            ' | ,..- | | | ,ィtォ=ミ∧ |,ィtォ、} / |l ハ\_、        
            |:::::::::::::ヘ.          /イ{ { r 从 { Vソ ;;;;;;;∨';;Vソ/イ |∧}         ザ・ユニバース・ビギニング・オブ・ザ・ワールド!!!
          |::::::::::::::ヘ            ∨乂レハソ::´:::::::::::::::::::::::::::`:::|/ j' リ         
          ヤ::::::::::::::ヘ.           }∧ ー:.         `:::::::::ムl/             
、            ヽ::::::::::::::::\.         /  、 八.     ,-‐‐┐ .人               
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_,,..-‐''    /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::,---、,_ノ             l     \:::::::/  .|  |.         |/







ブゥーン……チッチッチッチッチッ キュゥゥゥーーーン……
660 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/13(日) 21:30:25.63 ID:AYGeaQFI0

京太郎「照さん……」

照「……」

京太郎「自らの手を切断して文堂の手を掴ませ、動きを止めるとは……」

京太郎「本当に頼もしい嫁さんだ……あなたと結婚して本当によかったと思っているよ…」

京太郎「そして……やれやれ」

京太郎「間に合ったぜ」

京太郎「ダラララララララララララララララララララララララララララララッッッッッ!!!!!!!」



                        / /::ヽ.   「::::l /}  /:::/ /´::::/     /´::::> ,.-.、_        __,,..、   !
                   /  . 〈:::::::ハ  |:::::j '´   |:::::/ /:::::::/./!   /:::::/ /:::::/      /::::::::j__   │
                     /  /  ';:::::::l l/ _    l::::i /:::::::://:::/  /:::::/ /::::://::7   ,:'::::::::/::::::〉    __
     ._.._,,,,......................,,.  /    /    V:::::l /::::}.   l:::::!ヽ一' l/   /::::::< └-' 〈_:/  /::::://:::::::/,.ヘ.  /:::::/
  ,,;;=!“´          /    ./      V:::レ::::::::r'  .l:::::l       /:::;へ::::\      /:::::<  ー-'<:://::::::://:ヽ
. ,r/゛               /     !.       ';:::::::::/   ;:::::└‐:::ァ    ∨  丶;::::>.    ,'::::;ヘ::丶、  ´ /::::::::/':::::::/
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     _,,, -ー''''''^゙゙゙´厂 ̄ ̄´丁゙゙''''''―- ..,,_   `''-、.       .!       /               /    ,i′
 _,,r‐(″           |      .l        `'''ー ..,、 `'-、     |      /            /    /
'´  l ヽ        |      . l              `''-、, \    .|      /            /    ,i′
   .ヽ .ヽ       .|       .l                 `'-,\. ,!     /               /   . /
    .ヽ  ヽ.      !       ly‐´                `'、"/     /           /   /
     ヽ  ヽ..,..-‐'  !           l                 !    /               /  ./    _..-''
      ゙L  \   .!        ヽ                !    ./            /  / ,.. -'"゛
   .,..;;/'"ヽ   .ヽ.  l         ヽ               l    /           _iシ‐“´
 ., ;;r'"   .ヽ   ゙'v''゙.l         ヽ                ,l゙   ./      _,,, -‐'"゛
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661 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/13(日) 21:34:29.77 ID:AYGeaQFI0

京太郎「時は動き出す」


ブゥーン……


文堂「?!」 ブシャアアアアアアアアアアッ


時間が止まっている間に全身を切り刻まれた文堂は、わけもわからないままに血を噴き出して死んでゆくッ!!!



京太郎「はい、照さん。あなたの手です」 スッ

照「ありがとう……京ちゃん」

京太郎「まったく……早いとこ再生してくださいよ」

京太郎「自分で自分の手を切り落とすとは……身重なんだから、無茶しないでくださいよ」

照「うん……」 トクン

照「でも、新しい命のためにも……来月宇宙に飛び立つ京ちゃんのためにも、何とかしたかった」

京太郎「ま……確かに、助かりましたよ」

京太郎「ありがとう、照さん」

照「どういたしまして……」
662 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/13(日) 21:40:25.77 ID:AYGeaQFI0
2年後……


―須賀邸―


プルルルルルルルルルル


京太郎「もしもし、龍門渕さん?」

京太郎「えっ、小鍛治健夜の娘が見つかった?!」

京太郎「しかもまこさんがヤクザのボスになってて、麻薬売買に手を染めてるだって?!」

京太郎「そんでもってスコヤの娘がまこさんの組を乗っ取ろうとしてるから調査してほしいだって?!」

京太郎「いやですよ……ようやく宇宙から帰ってきて、娘の京(みやこ)と一緒に過ごせてるっていうのに……」

京太郎「レジェ…晴絵に頼んでくださいよ!あの人、独身貴族でどうせヒマだと思いますし!」

京太郎「それじゃ!」 ピッ

照「京ちゃん、どうしたの?」

京太郎「いや……ちょいと面倒ごとを頼まれたんで、晴絵に押し付けただけですよ」
663 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/13(日) 21:45:15.35 ID:AYGeaQFI0

京太郎「そ・ん・な・こ・と・よ・り〜〜〜〜〜……」

京「あぶ、あぶ」 ヨチヨチ

京太郎「京〜〜〜!!かわいいでちゅね〜〜〜〜!!!!」

京太郎「パパが抱っこしてあげまちゅからね〜!!」 ヒョイッ

京「う〜〜〜!!」 キャッキャッ

照「ふふ……京も喜んでるみたい」

京太郎「ああ〜〜、娘ってのは本当に可愛いぜ……!!」

京太郎「こいつぁ母親似の美人に育つぞーーーーー!!」

照「京ちゃんったら……」

咲「京ちゃん、子供ができたら絶対親バカになると思ったけど……」

白望「その通りだった……」

豊音「京太郎くーん!私にも京ちゃん抱っこさせてー!」

京太郎「ダメだッ!!京は俺の娘だッ!!!指一本触れさせねえぜッ!!!」

豊音「ケチー!」

京「ばぶぁー!!」 キャッキャッ



宇宙飛行士になるという夢も叶え……照との間に娘も授かり……

京太郎の奇妙な人生も幸せの絶頂を迎えていた……。
664 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/13(日) 21:53:55.60 ID:ht+6G8kY0
娘の京ちゃんに続く息子の垓くんが生まれるまでは幸せでいて(小並感)
665 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/13(日) 21:55:27.36 ID:Ccrvjjfo0
六部どうなるんだろ(白目)
666 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/13(日) 21:55:27.86 ID:AYGeaQFI0
そして11年後……

京太郎も既に41歳となり、龍門渕家が開発した宇宙船の船長を任されるまでになっていた!



―宇宙船内―


通信士「!」

通信士「船長!地球からの通信が入っております!緊急のようです!」

京太郎「繋げ」

通信士「はっ!」

透華『京太郎博士、ごきげんよう』

京太郎「龍門渕さん……どうしたって言うんです?」

京太郎「燃料はまだ十分……火星まで行って帰ってくるのに不足はないですよ」

透華『今回の宇宙航海に関わることではありませんの……博士のプライベートに関することですわ』

京太郎「なにっ!どういう意味です?」
667 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/13(日) 22:01:43.19 ID:AYGeaQFI0

京太郎「通信をわたしの部屋の内線に繋げてくれ」

通信士「はっ!」


京太郎(俺のプライベートに関する緊急の連絡……いったい何があったというんだ?) ツカツカツカ


ウイーン ガチャン


京太郎「龍門渕さん、わたしです。船長室に移動しました……もう他の誰かに聞かれることはありません」

透華『わかりましたわ……お話というのは、娘さんの京さんのことですの』

京太郎「京……?わたしの娘に何かあったと言うんですか?」

透華『それが……殺人の容疑で逮捕されましたわ』

京太郎「!!?」

京太郎「ウソだッ!!俺の娘は人殺しなんかしねーぜッッ!!!」 ドンッ

透華『京太郎博士、落ち着いてくださいまし……』

京太郎「はっ……申し訳ありません、娘のことと聞いて気が動転してしまいました」

透華『心中はお察ししますわ……けれども、嘘ではありませんの』

京太郎「そんな……そんなバカな……」

668 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/13(日) 22:09:48.10 ID:AYGeaQFI0

透華『わたくしどもも無罪を勝ち取れるように尽力しているのですけれども……』

透華『どうやら、証拠が揃いすぎていて……流石の龍門渕家の影響力を以てしても、懲役は免れないと思いますわ』

京太郎「……本人は?」

京太郎「わたしの娘、本人は……何と言っているのです?」

透華『……無実だ、と一貫して主張し続けているようですわ』

京太郎「ならば……わたしはそれを信じます」

透華『……そうおっしゃると思いましたわ』

透華『そこで……京太郎博士。貴方を今回の任務から解きますわ』

京太郎「!」

透華『副船長に船長権限を移行し、貴方は小型宇宙船に乗って速やかに地球に帰っていらっしゃい』

京太郎「……ありがとうございます!」

透華『しかし……貴方が地球に帰り着くころには、既に京さんは刑務所の中かと思われますわ……』

京太郎「……構いません」

京太郎「わたしは娘を……脱獄を手伝ってでも、救いますので」

透華『この通信は記録されているということをお忘れなく……』

透華『……尤も、申し訳ありませんが……電波障害で今のは何も聞こえませんでしたわ』

京太郎「龍門渕さん……本当にありがとうございます」

透華『お気になさらず……それでは失礼いたしますわ』 ピッ


京太郎「……」

京太郎(京……俺はお前が救い出す……!!!)
669 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/13(日) 22:11:12.55 ID:lqylBGyA0
俺はお前が救い出す?
670 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/13(日) 22:13:22.13 ID:AYGeaQFI0
間違えた……恥ずかしい
671 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/13(日) 22:13:49.13 ID:AYGeaQFI0
透華『わたくしどもも無罪を勝ち取れるように尽力しているのですけれども……』

透華『どうやら、証拠が揃いすぎていて……流石の龍門渕家の影響力を以てしても、懲役は免れないと思いますわ』

京太郎「……本人は?」

京太郎「わたしの娘、本人は……何と言っているのです?」

透華『……無実だ、と一貫して主張し続けているようですわ』

京太郎「ならば……わたしはそれを信じます」

透華『……そうおっしゃると思いましたわ』

透華『そこで……京太郎博士。貴方を今回の任務から解きますわ』

京太郎「!」

透華『副船長に船長権限を移行し、貴方は小型宇宙船に乗って速やかに地球に帰っていらっしゃい』

京太郎「……ありがとうございます!」

透華『しかし……貴方が地球に帰り着くころには、既に京さんは刑務所の中かと思われますわ……』

京太郎「……構いません」

京太郎「わたしは娘を……脱獄を手伝ってでも、救いますので」

透華『この通信は記録されているということをお忘れなく……』

透華『……尤も、申し訳ありませんが……電波障害で今のは何も聞こえませんでしたわ』

京太郎「龍門渕さん……本当にありがとうございます」

透華『お気になさらず……それでは失礼いたしますわ』 ピッ


京太郎「……」

京太郎(京……お前は俺が救い出す……!!!)
672 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/13(日) 22:36:08.88 ID:AYGeaQFI0
ちょっと休憩します
673 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/14(月) 01:04:05.39 ID:M8fLUoRCO
長時間投下激しく乙です
674 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/14(月) 06:55:54.93 ID:Hl5Ay0Qh0
乙です
675 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/14(月) 10:52:43.40 ID:c4tPc48U0
地球に帰還した京太郎はすぐさま娘・須賀京の起こした殺人事件について調査を始めた。

結果、京は小鍛治健夜を未だに信奉するアナウンサー、福与恒子により無実の罪を着せられたことが判明する。

しかし……京にその旨を伝え、法律を無視して脱獄を助けに行った京太郎は、福与恒子を裏から操る「黒幕」によって、

スタンド『宇宙』と記憶の「DISC」を奪われ、仮死状態に陥ってしまう。

京の決死の奮闘で「DISC」の奪還には成功するが、「黒幕」:シスター・ユキコは京太郎の記憶の「DISC」から、

小鍛治健夜が研究していた「『天国』へ行く方法」を入手してしまった……。

京太郎は単身ケープ・カナベラルに向かい、シスター・ユキコの計画を阻止しようと試みるのだが……

京太郎の41年間に亘る奇妙な冒険にも……刻一刻と終わりの時が近づいていた……。
676 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/14(月) 10:53:15.75 ID:c4tPc48U0
―ケープ・カナベラル―


京太郎「やれやれ……」

京太郎「娘を嵌めて、俺を誘い出し……俺の記憶の「DISC」を奪い取った女……」

京太郎「シスター・ユキコ……!!」


                      -‐ ━━ ‐-
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   |′  |: |: : :.|Lノ ̄ 人          \]/        人.:. |
   l    八从 : | |    |:.l〕iト  ___    [[      /lノ|:. 八
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.             |    |/--  `       ‘, _〕  |





京太郎「まさかスコヤのヤロウにこんな「お友達」がいたとはな……」

京太郎「仲間の一人もいないはぐれものだとばかり思っていたから……油断していたぜ」
677 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/14(月) 10:53:43.61 ID:c4tPc48U0
京太郎(25年前……小鍛治健夜の館の址で見つけた『『天国』へ行く方法の研究』……)


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――



『天国』へ行く方法



< 第1節 >
必要なものは 『わたしのスタンド』である
『ザ・ワールド』
我がスタンドの先にあるものこそが 人間がさらに先に進むべき道なのである


< 第2節 >
必要なものは 信頼できる友である
彼は欲望をコントロールできる人間でなくてはならない
権力欲や名誉欲 金欲・色欲のない人間で
彼は人の法よりも 神の法を尊ぶ人間でなくてはならない
いつかそのような者に このDIOが出会えるだろうか?


< 第3節 >
必要なものは 『極罪を犯した36名以上の魂』である
罪人の魂には 強い力(パワー)があるからである


< 第4節 >
必要なものは 『14の言葉』である

「らせん階段」 「カブト虫」 「廃墟の街」 「イチジクのタルト」 「カブト虫」
「ドロローサへの道」 「カブト虫」 「特異点」 「ジョット」 「天使(エンジェル)」
「紫陽花」 「カブト虫」 「特異点」 「秘密の皇帝」

わたし自身を忘れないように
この言葉をわたしのスタンドそのものに 傷として刻みつけておこう


< 第5節 >
必要なものは 『勇気』である
わたしはスタンドを一度捨て去る『勇気』を持たなければならない
朽ちていくわたしのスタンドは 36の罪人の魂を集めて吸収
そこから『新しいもの』を生み出すであろう

「生まれたもの」は目醒める
信頼できる友が発する 14の言葉に知性を示して…
『友』はわたしを信頼し わたしは『友』になる


< 第6節 >
最後に必要なものは 場所である
北緯28度24分 西経80度36分へ行き……
次の「新月」の時を待て……
それが『天国の時』であろう……



―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
678 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/14(月) 10:56:44.27 ID:c4tPc48U0

京太郎(直感的に危険だと思った……)

京太郎(誰の目にも触れないように、俺の中で留めておこうと思い、照さんにさえも伝えなかった……)

京太郎(しかし……スコヤと俺の因縁は、25年経った今でも続いていた……!)

京太郎(スコヤの遺志を歪んだ形で受け継ぐこの女……シスター・ユキコの暗躍という形で……!)


ユキコ「須賀京太郎……真実に辿り着くのが遅すぎたようですね」

ユキコ「「天国の時」は来ました……「重力」のパワーが完成したのです」

ユキコ「既に私のスタンドは『C-MOON』ではありません……」

ユキコ「この『メイド・イン・ヘブン』が……!全ての生物を「天国」に導くのです……!!」


.           八  /}
         /: ∧ ///x‐‐ .    /
.         |\:i //7/.: : : : ヽ //   /
        八:ハ :|{爪{:{、__彡/://ィ//
       xく.:\レ{{:.|八Vニニ彡}//..:厶イ/
.     /..::∧::/八J==竺三示:/.:/...: /
.   / :}ミ{{ ::{彡ヘ乂__ ..ニ≠イ/ /_彡-‐=ニ二>
  /:: / 八.ノ} :./::\<二ニ彡':彡'⌒¨¨ニ=-<
. /: / /  ∨}://⌒ヽ¨¨:/==ニ二.. _ー―┘
/彡 / ,...,...ミ:{{乂__丿:く\¨¨ニ=‐--r┘.xく工.ヽ
‐=ァー-ィて)ヽミメ=彡く⌒ヽソ/し'⌒Yハxく/   |┤
:/廴.../{_ノ○ニ} \<ニミ   { ..: (...)) }:/     |┤
{__乂_О‐/ ∧ マ¨ヽY.....Y´.::.......彡':/    |┤
  ト  {{  ̄  |{∧/rヘ}}>―}'⌒V  ∨    /V
  |{:::::::ニ=ミ厂{{.::::}Y⌒Y.}x八: 〈  :/..:\   /V
  ` =ミrくニ=ヘ_人:.._丿、⌒>ミx :..ハ  ヽ.::V
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    /=ミ: : :  〃)||:: :.八: :.` ー彡ミ∨ '⌒ミ:.
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  |{:Y{...::ノ/:.x<< :V八 .: :   :/ミ=-┘      i
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          ∨...:ノ:::ハ
          {:_:_し  }
          乂__彡
679 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/14(月) 10:57:30.25 ID:c4tPc48U0
書き間違えがありました……DIOのままじゃん!
680 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/14(月) 10:58:04.48 ID:c4tPc48U0
京太郎(25年前……小鍛治健夜の館の址で見つけた『『天国』へ行く方法の研究』……)


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――



『天国』へ行く方法



< 第1節 >
必要なものは 『わたしのスタンド』である
『ザ・ワールド』
我がスタンドの先にあるものこそが 人間がさらに先に進むべき道なのである


< 第2節 >
必要なものは 信頼できる友である
彼女は欲望をコントロールできる人間でなくてはならない
権力欲や名誉欲 金欲・色欲のない人間で
彼女は人の法よりも 神の法を尊ぶ人間でなくてはならない
いつかそのような者に このスコヤが出会えるだろうか?


< 第3節 >
必要なものは 『極罪を犯した36名以上の魂』である
罪人の魂には 強い力(パワー)があるからである


< 第4節 >
必要なものは 『14の言葉』である

「らせん階段」 「カブト虫」 「廃墟の街」 「イチジクのタルト」 「カブト虫」
「ドロローサへの道」 「カブト虫」 「特異点」 「ジョット」 「天使(エンジェル)」
「紫陽花」 「カブト虫」 「特異点」 「秘密の皇帝」

わたし自身を忘れないように
この言葉をわたしのスタンドそのものに 傷として刻みつけておこう


< 第5節 >
必要なものは 『勇気』である
わたしはスタンドを一度捨て去る『勇気』を持たなければならない
朽ちていくわたしのスタンドは 36の罪人の魂を集めて吸収
そこから『新しいもの』を生み出すであろう

「生まれたもの」は目醒める
信頼できる友が発する 14の言葉に知性を示して…
『友』はわたしを信頼し わたしは『友』になる


< 第6節 >
最後に必要なものは 場所である
北緯28度24分 西経80度36分へ行き……
次の「新月」の時を待て……
それが『天国の時』であろう……



―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
681 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/14(月) 10:58:38.83 ID:c4tPc48U0
京太郎(直感的に危険だと思った……)

京太郎(誰の目にも触れないように、俺の中で留めておこうと思い、照さんにさえも伝えなかった……)

京太郎(しかし……スコヤと俺の因縁は、25年経った今でも続いていた……!)

京太郎(スコヤの遺志を歪んだ形で受け継ぐこの女……シスター・ユキコの暗躍という形で……!)


ユキコ「須賀京太郎……真実に辿り着くのが遅すぎたようですね」

ユキコ「「天国の時」は来ました……「重力」のパワーが完成したのです」

ユキコ「既に私のスタンドは『C-MOON』ではありません……」

ユキコ「この『メイド・イン・ヘブン』が……!全ての生物を「天国」に導くのです……!!」


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682 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/14(月) 10:59:09.84 ID:c4tPc48U0
ユキコ「時は「加速」し……まもなくこの宇宙は終焉を迎えるでしょう」

ユキコ「そうして一巡した「新しい宇宙」の中では……「運命」も同じように繰り返されます」

ユキコ「人の出会いとは「重力」であり、出会うべくして出会うものだからです……」

ユキコ「細かい出来事は違っても運命は決して変えられない……!」

ユキコ「そして人類は未来の全てを体験して次の世界へ到着します」

ユキコ「たとえば5年後の未来何が起こるか?人類全員がそれを知っている……」

ユキコ「「加速した時」の旅で自分がいつ事故に遭い病気になりいつ寿命が尽きるのか…全てを体験して一巡後の世界にゆくからです」

ユキコ「人といつ出会い別れるのか?戦争がいつ起こり時代がいつ変わるのか?」

ユキコ「自分が誰に恋し誰を憎むのか?自分はいつどんな子を産み子はどんな成長をするのか?」

ユキコ「誰が犯罪を犯し誰が発明や芸術を生むのか?」

ユキコ「頭脳や肉体でなく精神がそれを体験して知っているのです……!」
683 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/14(月) 11:00:09.81 ID:c4tPc48U0
ユキコ「そしてそれこそが「幸福」なのです……!!」

ユキコ「独りではなく全員が未来を「覚悟」できるからです……!「覚悟した者」は「幸福」なのです……!!」

ユキコ「変えることのできない悪い出来事の未来を知ることは「絶望」と思うでしょうが……逆です……!」

ユキコ「明日「死ぬ」と分かっていても「覚悟」があるから幸福なのです……!」

ユキコ「「覚悟」は「絶望」を吹き飛ばすからですッ!!」

ユキコ「人類はこれで変わる!」

ユキコ「これこそが私の求めたもの!『メイド・イン・ヘブン』!!」


京太郎「……やれやれだぜ」

京太郎「スコヤのヤロウはこんなイカレシスターに「天国へ行く方法」を伝えたかったのかねぇ……」

京太郎(恐らく、自他ともに認める邪悪の化身たるヤツの目指した「天国」と自らを悪だと気付いていないこいつの目指す「天国」は違うんだろーがよォ)
684 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/14(月) 11:00:45.81 ID:c4tPc48U0
京太郎「はっきり言うぜ……シスター・ユキコッ!!」

京太郎「てめーの目指す「天国」は決して全人類が幸福になれるところなんかじゃあねえ……」

京太郎「真逆だッ!!行きつくところは「地獄」さッ!!」

京太郎「そしてわたしは……俺は、そんな運命になんかさせねー……!」

ユキコ「元より須賀京太郎……貴方だけは「天国」に連れてゆくつもりはありません」

ユキコ「宇宙が一巡する前に死亡した者は、新しい宇宙では別の人物で代替される……」

ユキコ「私とスコヤの目指す「天国」に……あなたの『宇宙』は要らないッ!!」

京太郎「そーかい……」

京太郎「なら……ブッ壊してやるぜ!「天国の時」なんてもんはよォ〜〜〜!!」

京太郎「新しい「未来」は俺が開闢するッ!!!」
685 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/14(月) 11:01:48.65 ID:c4tPc48U0
須賀京太郎(41歳)

【基礎ステータス】:I M SS U SS

麻雀力:Ultimate(500)

攻撃力:Invincibility(210↑) 防御力:Mighty(180↑) 速度:SS(160↑) 精神力:Ultimate(250) 天運:SS(150)

【麻雀能力】
『 ザ・ユニバース
   宇宙  』(スタンド)
破壊力:A スピード:A 射程距離:C 持続力:A 精密動作性:A 成長性:完成

・自分がスタンド和了攻撃で相手を斬り付けてダメージを与える際に、
 相手の精神力の一部と和了エネルギー・波紋エネルギーを混ぜ合って増幅させ、[超新星波紋爆発]を起こし、小宇宙を創造できる。
・創造した小宇宙内にブラックホールを生成し、物体を[事象の地平面]の彼方へ転移させることができる。
・[超新星波紋爆発]によって生じた[超新星残骸](スタンドパワーや和了エネルギーの残滓)を残留している波紋を操作することで光速の10%で弾き出すことができる。
・物理的な攻撃を受けた時、接触時の和了エネルギーを利用して自らの体表面に小宇宙を創造し、ダメージを小宇宙内に逸らして緩和する事ができる。
・自分に流れている時間を無限大に発散(lim[time→∞]time=∞)し、自分以外の全てに流れる時間を相対的に限りなく0に近くすることができる。
 原理としては、まず創造した小宇宙内に生成したブラックホール同士を飲み込ませ合い、質量が限りなく0に近いブラックホールを作る。
 そのブラックホールを厚さが限りなく0に近い層にして全身に浸透させる。
 結果、身体を構成する原子全てが事象の地平面そのものと内側に同時に存在する状態になる。
 すると、止まった時の中で自分の時間は動き続けるので、永遠の時間の中にいることになる。
 事象の地平層を絶えず維持する必要があるので、尋常でないスタンドパワーを要し、体感で1分程度しか使用できない。
 必要なスタンドパワーは別のエネルギー(和了エネルギーや手牌エネルギー等)で代替することもできる。

・[幽波紋]:麻雀力が100+精神力値の半分の値上昇する。
・[超新星波紋爆発]:自分の和了時に引き起こす。
├ スタンド和了攻撃により他家に与えるダメージは5倍になる。
└ ブラックホールを内包する小宇宙を1つ創造する。
・[宇宙転換]:物理的なスタンド攻撃を受けた時に発動できる。
└ 体表面にブラックホールを内包する小宇宙を創造し、ダメージを6分の1に軽減する。
・[事象の地平面]:他家が和了する場合若しくは自分が放銃する場合に発動できる。
├ 他家の和了牌を宇宙の彼方へ飛ばし、和了を無効にする。
├ 自分の自摸牌を宇宙の彼方へ飛ばし、放銃を無効にする。
├ 発動に際して精神力を3だけ消耗する。
└ 創造した小宇宙の個数分の回数しか発動できない。
・[超新星残骸]:和了判定前に発動できる。
├ 対局中に引き起こした[超新星波紋爆発]による累計ダメージ分、和了判定値を上昇する。
├ 自分の精神力値を30以上消耗する事ができる。その場合は消耗した値だけ第一の効果による上昇値に加算する。
├ この局自分が和了する場合、ロン和了となる。
├ この局自分が和了する場合、打点は最低でも倍満となる。
└ 第一の効果で参照する累計ダメージは、[超新星残骸]を発動する度にリセットされる。
・[Beginning Of The World]:精神力値を70消耗して発動できる。
├ 六倍役満を和了する。
├ 和了り方とロン和了の場合の放銃者を自由に決定できる。
├ スタンド和了攻撃により他家に与えるダメージは5倍になる。
├ 和了コンマが00・77・99の何れかである場合には、精神力値の消耗を0にして発動できる。
└ 止まった時の中を動けない者に、攻撃を受けない。
・幽波紋の雀士によるスタンド和了攻撃以外で精神力値が0になることはない。


【究極波紋法】(波紋)
特殊な呼吸法により、体を流れる血液の流れをコントロールして血液に波紋を起こし、
「波紋」=生命エネルギー=太陽エネルギーを生み出す。その性質は電気に似ている。
波紋はある種のエネルギーである為に末端からしか本来は放出できず、その性質上、拳や蹴り技に纏わせて使用する。
他家の放銃時に雀卓を通じて和了牌とそれに触れている指に波紋を流し込む事での攻撃も可能。
ツモ和了した時は、雀卓の点棒ケースに波紋を流し込み、点棒を払わせる際に威力は落ちるが波紋を流し込める。
歴代の波紋雀士と比較しても抜きんでて強力な、空前絶後の最強の波紋を練る事ができる。
その威力は太陽の光を苦手とする生物のみならず、その他の生物の身体にも危険な程である。

・攻撃力・防御力・速度値が各ステータスの元々の5分の1の値上昇する。
・[波紋疾走]:和了時に波紋攻撃を繰り出す事が可能になる。
└[超新星爆発]を [超新星波紋爆発]へと強化できる。


【アーチスト】(自動発動)
常に打点コンマ+18


【守備職人】(自動発動)
防御値+20
自分が放銃する時、和了者の攻撃値に−15して打点判定を行う。
686 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/14(月) 11:02:38.04 ID:c4tPc48U0
シスター・ユキコ
  
     
【基礎ステータス】

麻雀力:Invincibility(400)

攻撃:C(69) 防御:C(65) 速度:C(64)精神力:Mighty(200) 天運:Mighty(200)

【麻雀スキル】

『メイド・イン・ヘブン』(スタンド)
破壊力:B スピード:無限大 射程距離:C 持続力:A 精密動作性:C 成長性:A

この世の時間を際限なく加速させる。
メイド・イン・ヘブンによって加速された世界では、人間や生き物以外の全ての物体・現象は、
加速された時間と同様に時を経るが、生物だけはそれについていく事が出来ない。
スタンドの本体であるシスター・ユキコだけは例外で、加速された時間についていく事が出来る。
最終的に世界は一巡し、全ての生物に未来で自分に何が起きるかを体験させ、
一巡後の世界ではその体験した出来事を生物自身が予感するようになる。


・[幽波紋]:麻雀力が100+精神力値の半分の値上昇する。
・[天国の時]:全世界の全ての時間を加速させる。


【ライトロード・ツモ】(任意発動)
和了判定前に発動する事ができる。
・和了判定値+150
・攻撃値+40
・この局自分が和了する場合、ツモ和了となり、最低打点は跳満となる。
・【ライトロード・ツモ】により確定したロン和了は、スキルの効果によって無効にする事はできない。
【ライトロード・ツモ】は一日に一度しか発動する事ができない。
687 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/14(月) 11:03:28.81 ID:c4tPc48U0
コンマ判定↓1〜↓5 (和了判定ではありません)
688 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/14(月) 11:06:57.45 ID:JOOJhmPGo
はい
689 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/14(月) 11:33:23.20 ID:9dvz32Soo
690 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/14(月) 11:38:48.90 ID:iBV0V6z70
不穏
691 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/14(月) 11:44:38.74 ID:UucWpC//o
アカンわこれ
692 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/14(月) 11:53:10.45 ID:iBV0V6z70
まあ6部って全体も含めてそういう作品やし…
つか熟女なユキってスタイル維持できてれば色気ヤバそう
693 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/14(月) 12:58:31.64 ID:UucWpC//o
京太郎が41歳ってことは11歳年上のレジェンドは52なのか
トシさんみたいになってるのか、はたまたリサリサ先生みたいに全く老いてないのか……
694 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/14(月) 13:05:18.43 ID:c4tPc48U0
>>688
首に星型の痣がありそうなコンマしてますね


それはさておき、コンマ判定の結果は……

同じコンマが2つありますね……!!
695 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/14(月) 13:05:57.13 ID:c4tPc48U0

ユキコ「貴方の『宇宙』も今…!終焉を迎えるのです……!!」


シュンッ!!


京太郎「ザ・ユニバース・ビギニング・オブ・ザ・ワールド!!」


ブゥーン……チッチッチッチッチッ キュゥーーーーン


京太郎(空中に退避しようと……止まった時の中で逃れることはできねえぜ……) クッ


京太郎は上に飛び上がったシスターの位置を確認しようと空を見上げたが……!


京太郎「!!」

京太郎「い、いないッ!!」

京太郎(た、確かに飛び上がったのを見たはずなのに……!)

京太郎(俺が認識するよりも高速で移動していたと言うのか…?!)

京太郎「くっ……!」 キョロキョロ

京太郎(1秒経過だ……!)

京太郎(どこに逃げようと……!これより静止時間1分以内に……奴を見つけ出し、ザ・ユニバースをブチかますッ!!) キョロキョロ
696 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/14(月) 13:06:26.34 ID:c4tPc48U0

京太郎(2秒経過……!)

京太郎(前方には……いない!)

京太郎(3秒経過……!) クルッ

京太郎(左方向にも……いない!)

京太郎(4秒経過……!) クルッ

京太郎(右方向にも……いない!)

京太郎(5秒経過……!) クルッ

京太郎「!!」

京太郎(なッ……なにィッッ!!)

京太郎(「ヤシの木」……!!)


そう…!シスター・ユキコとメイド・イン・ヘブンは!京太郎の遥か100メートル後方まで移動し……!

風にたなびくヤシの木に掴まっていたッ!!
697 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/14(月) 13:07:29.53 ID:c4tPc48U0
京太郎(まさか…!一瞬であんなところまでの移動を……?!)

京太郎(木の弾力を利用して…!バネのように飛んでくるつもりか……!!)

京太郎「!!」 ユラッ


            ,.  ´ ̄ ̄ `  、__
          /   ,      / /⌒Y
         /    /    ,:       | ̄\
        .:'    '  /__/   ,      |   \__
       /    /  ///\/ /   .'   '    {` ̄
     /イ ,.. 、イ /}/⌒ヽ、/´   // /   、   、
       { { Y /   Vオ {从 /-}/-、  }  、 \
       | |  {/       ∨ィ=、}/  ,  |、 }  ̄
       / 乂   u      ::::::: Vソ' ,l ∧l |
        /イ , 八   ,...、    '   /ムイ,'∧ |    な…なぜだッ!?
      /\ /  、 〈- 、\__     ム/ /   \
>----イ///\   .  `  ー '  イ/从
////////\///    、   .  ´
//////////\{    /`¨¨ 、
////////////>、  {、     〉
/////////////(_)}   ∨、_,イ/\
///////////////`¨¨¨|/\////\
//////_,. --- 、//|    |///\////>--、
/> ´   --、 ∨ム  //////////////}
     ´¨¨ヽ\〉 ∧///,イ/////////// |
        - \///{/イ//r- 、///////∧



京太郎(スタンドパワーの消耗が異常に激しいッ!!事象の地平層をこれ以上維持できそうにない……ッッ!!)

京太郎(限界だ…!時は動き出す……!!)


ブゥーン……
698 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/14(月) 13:07:58.43 ID:c4tPc48U0
京太郎「!」


風にたなびくヤシの木には……既にシスターの姿はないッ!!


シュンッ!!


京太郎「!」

京太郎「ダララララララララララララララララララララララ!!!!!!!」


背後に気配を感じた京太郎は、振り向きざまに刹那の連撃を打ち出すッ!!


                        / /::ヽ.   「::::l /}  /:::/ /´::::/     /´::::> ,.-.、_        __,,..、   !
                   /  . 〈:::::::ハ  |:::::j '´   |:::::/ /:::::::/./!   /:::::/ /:::::/      /::::::::j__   │
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  ,,;;=!“´          /    ./      V:::レ::::::::r'  .l:::::l       /:::;へ::::\      /:::::<  ー-'<:://::::::://:ヽ
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 _,,r‐(″           |      .l        `'''ー ..,、 `'-、     |      /            /    /
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   .ヽ .ヽ       .|       .l                 `'-,\. ,!     /               /   . /
    .ヽ  ヽ.      !       ly‐´                `'、"/     /           /   /
     ヽ  ヽ..,..-‐'  !           l                 !    /               /  ./    _..-''
      ゙L  \   .!        ヽ                !    ./            /  / ,.. -'"゛
   .,..;;/'"ヽ   .ヽ.  l         ヽ               l    /           _iシ‐“´
 ., ;;r'"   .ヽ   ゙'v''゙.l         ヽ                ,l゙   ./      _,,, -‐'"゛
.'/       ヽ    .゙'ヽ.l         ヽ            /   ./,,.. -‐'''"´                   _..
"            /、    ゙'ゝ            ヽ       . _,,,.. ┴'''"´                      _,,i./ '"
.、、       / . ,iヽ.    \.        .__L,,.. -ー'''"゛                       _,,,.. -‐''" /
  ゙゙''ー- ....,,,,,,i,゙,,,,i___;;i,,,,,,,,,......ニv--ー¬''^ ̄゛                       _,,,,,,ir‐‐'''"´     /
''-..,,、                              __,,,,,,......--ーー''''"゙´  /         /
   `゙゙''''ァ―┬ ..................,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,....,,....  --―¬''''!ミ゙゙゙了  ./         ,./          /
     ./   l        \     .\        ゙'(、  ,i′      . /            /
    .i′  .!             \     \.       `'-/       /          ,./
    ./   !               \     . \        `'-、  . ,/         /
    l    |                 \,     . \        `'ッ‐゛         /
   .゛   ゛                  ゛       ゛      ´              ゛
699 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/14(月) 13:08:26.27 ID:c4tPc48U0
しかし……!!



         ____    ,1
        {:::::::::::::::::::| /|/::| _,.-:::'7
             ̄ ̄7::/ |:/∨ _,二コ::{二_
           /::/     {::::::::::::r‐''´  ,、./|
              }::/        ̄|:::|    〈::| {::| /|
             ´            レ'    二 -‐'::ノ
                             \::::::/
                               ̄



京太郎「……!!」


シスターの影が背後に移動していると気付いた瞬間には……!!

既にッ!!頸動脈ごと喉を掻っ切られていたッ!!!


京太郎(バ…!バカな……!!)

京太郎(俺のザ・ユニバースが……!追いつけない速さ……だと……ッ)
700 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/14(月) 13:09:05.35 ID:c4tPc48U0
ユキコ「貴方は究極生命体と化したスコヤを葬り去るほどの波紋の使い手と聞いています」

ユキコ「余計な真似ができないように、まずは呼吸を阻止することにしましたよ」

京太郎(ユニバースのスピードすらも超える速さ……?!)

京太郎(そ…そんなことが……!)

ユキコ「『時は加速しています』」

ユキコ「もはや貴方の感覚で追いつける速さではないのです」

京太郎「……!!」 チラッ


京太郎は朦朧とし始める意識の中で、時計に目をやった!


京太郎「!!」


時計の針は!まるでブッ壊れてしまっているかのように……グルグルと回っていたッ!!


京太郎(『全ての時の加速』……!!)

京太郎(ドンドン速くなる時の流れ……ッ!!)

京太郎(俺の身体の時さえも加速しているのなら……納得はいくッ!!)

京太郎(体内の代謝も加速し……それに俺の精神がついていけていないと言うのならッ!!)

京太郎(スタンドパワーの消耗を異常に速く感じ、時を止めていられる時間が短くなっていることにも説明がつくッ!!)
701 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/14(月) 13:09:36.96 ID:c4tPc48U0
京太郎(もう呼吸はできない……!だがッ!!) ダッ

ユキコ「!」


京太郎はユニバースの脚で地面を蹴り、跳躍!!

海の方向へ向かって身体を吹っ飛ばしたッ!!



京太郎(体内に残留している波紋でダメージをカバーするッ!!) ザバァッ

京太郎(ヤツは必ず追ってくる……!残された時間でヤツを仕留めるしかないッ!!)

京太郎(攻撃される瞬間……微かにだがシスターの影は見えた!)

京太郎(超スピードで移動する新幹線の動きが見えないということはない……!)

京太郎(観察するというのは……見るんじゃあなくて「観る」ことだ…!聞くんじゃあなくて「聴く」ことだ…!)

京太郎(全神経を集中させて……奴の動きを捉えるッ!!)
702 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/14(月) 13:10:30.70 ID:c4tPc48U0

京太郎(周囲が「水」ならば……「しぶき」で奴の動きが捉えやすくなるはずッ!!) チラッ


しかし…!

着水した京太郎が水面に目をやると……!!


京太郎「!!」

京太郎(なッ……なにィィィィィィッッ!!!)

京太郎(押し寄せたり引いたりする波の動きが速すぎる……ッ!!これではヤツの移動が分からないッ!!)

京太郎(そ…それに……!!なんだ、あの雲の動きは……?!)

京太郎(ロケットみたいに速く移動していくッ!!しかも東の空が明るいぞッ?!)

京太郎(太陽が凄い速さで昇ってくるッ!!)
703 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/14(月) 13:11:05.28 ID:c4tPc48U0

京太郎「ぐ……!」 チラッ


京太郎が目をやった時計の針は、先ほどよりも速く…!目まぐるしい速度で回転していたッ!!


京太郎(や…やはり……!)

京太郎(指数関数的に時が加速している……ッッ!!)

京太郎(これでは5秒どころか3秒も時を止めていられないんじゃあないのかッ!!?)

京太郎(もう…!本当に残された時間は限られてきた……ッ!!チャンスが減ってゆくのが分かる……ッ!!)

京太郎(いくら俺の精神の時間を無限大に発散していると言っても……このままではいずれ、全ての時間に追い付かれる時がくるッ!!)

京太郎(そうなれば時は止まらない……ッ!!ヤツを倒すチャンスは0になってしまう……ッ!!)
704 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/14(月) 13:11:45.04 ID:c4tPc48U0
京太郎(ヤ……ヤツはどこから来るッ!!??)


キランッ


京太郎「!」


その時京太郎には、激しく飛沫を上げる海面の中でも、一際海水に対する光の反射が激しい箇所を見つけたッ!!


京太郎(60メートル先ッ!!あそこだッ!!)

京太郎「ザ・ユニバース!!ビギニング・オブ・ザ・ワールドッ!!」


ブゥーン……チッチッチッチッチ キュゥゥーーーーーーン


体内の波紋力も底を尽きかけている中で……!!

京太郎はシスターの姿をなんとか捉え……時間を停止したッ!!
705 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/14(月) 13:12:23.79 ID:c4tPc48U0

京太郎「!!」

京太郎「な…なにィィィィィィィィッッッ!!!!!」






ユキコ「……」







しかし…!!早すぎたッ!!

シスター・ユキコの身体は、京太郎から15メートルは離れた地点で停止していたッ!!



京太郎(しまったッ!!時間停止のタイミングを誤ったッ!!)
706 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/14(月) 13:12:51.47 ID:c4tPc48U0

京太郎(しかも、やはり3秒ほどしか時を止めていられそうにないッ!!)

京太郎(3秒ではあんなに離れた場所にいるヤツを攻撃することはできねえッ!!!) ジャブジャブ

京太郎(一旦距離をとって再びチャンスを窺うしかないッ!!!) ジャブジャブ


京太郎はユニバースで水を掻き、懸命に泳いだッ!!

3秒間で15メートルは進んだッ!!


京太郎(そして時は動き出す……!!)


ブゥーン……
707 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/14(月) 13:13:28.67 ID:c4tPc48U0

京太郎「!」


だが…!京太郎が眼前に見たのは……!




               ______                                        _, ォ┐
           . '"      -=ミ: 、                          __ _, ‐ァi「 /ツ
            ,:'     i   、 \  \k.、    ,..._                 _,  -‐f广   紗イ'″
         厶fアi   h  ハ'vト.\\\\ {i〔rヽ      _,  -‐ "´      ,.‘(ォx、,.ィ沁(_
        (ツん)l 小T\_|x妝ト心v')ふ ゙:,`:,_ _j   , '"´          ,、 "     ``'⌒'┘
        /沁i :圦lx妝ト   tり ォ \り  } \\:i        _,.、 '′
         i   リV代tり  ' "从v:´\,. --xふ,!   '‐‐,ァ…‐-ミ         無駄です……!時は『加速している』のですから……!!
         n/リ心、\" ‘'_.イi:j込;ァ'´    } i圦   /     `丶、
         ‘(, : : : i:i `':-孑¨‘='″-ミ     }  :小   /  x:、      `  、
.          /: : : : i:i:ァ‐-'_x:‐‐‐‐- 、\xッ弌t¨¨¨从: /     :)i:、        丶、
         /:, rrrrv: {    {      ,ァ`´v辻__,. ィ冬ト7      lヽ`' ‐-   _     丶.,
        ':./沁ッ,、¨'対  i 'v    ,:'    } ]「` Vj__,フ      | `、     ``'  、,  _xt_ 、,
        / 厶i:i:ラ式ー'V  沁,‘<ノ,'ア   ノ     _ 7      U   ,         `'t_jトり  ¨,れ ‐-ッォ
     , ,_彡'仆ii:/ i:i]  ゙, n介o。],___,. ィi’      ` '       ;    i          ¨゙ヽ ____i派_,,xシ’
   /`  ,   , /;'´i州   V!: : : i: : : : :ニ=-,     ,ク         ;    }            `'‐t少~~¨´
.  /'   /  / ′:゙:メ分、 人 : i:i : : : : : :ト圦    ッ圦       ,人  ,ノi
  ''   '  .' i小   :i 「´ :トi: i:i : i:i: : :i小公、  火xい        ' い辷ゾ
.  {!   !  i { l   :lU :! '、゙i : i:iぃ,v八`'弌kj沁r、ノ      },(
  \  v,トミ、 { Vi、   ! '.〈八 \ ぃ,ヽ\: \__沁X        ,.仆r'
    `  ゙ー `¨´ヽ \{ 丶' \_, ` み__ `¨¨´jリi ≧=‐‐‐=≦ッ⌒
                            `¨^ー'ー'ー'¨~´





悠々と海面に浮かぶシスター・ユキコの姿だったッ!!



京太郎(バ…バカなッ!!)

京太郎(時間が動き出してから、0.5秒も経過しないうちに……30メートルも泳いできたというのかッ!!??)
708 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/14(月) 13:14:11.45 ID:c4tPc48U0

ユキコ「終わりです」

ユキコ「スコヤの『世界』が「世界」を飲み込むのを防ぎ…新しい「宇宙」を開闢した『宇宙』は……滅びるのです」



シュンッ!!



瞬間、シスターは姿を消したッ!!

京太郎にはほんのわずかに飛び上がる姿が見えただけだった……ッ!!



京太郎(やられる……ッ!!)



そう思った……!!
709 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/14(月) 13:15:04.67 ID:c4tPc48U0
しかし……!!




         _,,==ヘ,-=''ヘ     ,ヘ_       ._
         |i   .j}  .{l    //  `=^ヽ-、  / 7          _     ,ヘ
       _/ヽ,   {-┐_」j   //      `^У `フ-ァ        /\   ./  \ ,ヘ      ,ヘ、
     /        j」   _`=-ミ、  _   ィ  /´ /    _r-┐  .j  ヽヘ_7   //  \   ∠、 `=ミ_ ,ヘ、
    r'    _ _,_   .ハ _  . } ̄| ,、 ̄ .L  7__フ _/    .〈  j┌く        //   /7、    \_ .7 」\
    |  _ ノ ` .}  」| .ij`ー'  ./ヽ、_/   /_,-与 .┌ーヘ_j └/ /`ヾ-'^j   └'ア  //  〉./\_   .7 { 7  /
    l r' ^ /´   `ヽ'ーァ,ヘ \    .「く  ,=、 jl   ./j _L ] _/  /  r-┐  _//  7   `ー='´  ト┴v'
    レ´_,=''"´   __,,,_〉 ./ / Vヘj_,ィ_/、 \フ ∠,\/ { ._j ├イ´ ./´  {  {   | 7  /´ `ーv-=ミ_/\__
    | ̄  _,==≦ミ、__   ̄        __ ̄> ._j  ,ヘl | .j l  7   / .`7 く ア.{  /\  /ゝ_  \  } .,ヘ、
    j/\/   /   .└ァ        く `´/| .}   く、_L_j .|__}  `ヽ´   ./  j く  \{  \/ /   >ー'´  \
   /V /^レ-ァ /     /  __,ヘ    .`ー´_j .{  /\/ >    /\    `ー=´ /カ ,ヘ〉\   く/ヽ, /  _/ ̄
  ./  く_/ /-ア   _r'  _/  .」 ./7   j ij`7`ー{_l`´    /  \      .く_j^´/\ //\ ..{ /\\_ノ
  .\  / / / ̄j'T7'  __r''   r'^  / .L /\{{ . く、`ーァ_/\   .ハ \__/  ./\     \ \ / /'く__/
  ../rァ .〉イ_ノ_/ヾ_j/┌┘   /  / / / ./-ァ ィ  く´__/  / .j  _,,/  /    /{ /`7、` ̄\   ┌-┐
  _/./j .`T´∠ └ァ j   _/∠ ̄^ ∠_/ / /ヘ `ヘ  _,、_/`´ ./  |  __/  __/`__/  ̄ く7`ヽ、\   }  .}
../  ]「  」 ./ .r'´  \_j     ̄7 ,、レ7./  .}  ∨` ,_/ヽ'´    `二´  _ノ イ` /´ー=┐ ,ヘ_\ \ |_リ _,ヘ
..ヽ__」〉  { |/|_j           .j j./ {_^´_,=ヘ、 レ' ./\     /´ \_/ /´  └==ヘ、{ // /  \ \  /  〉
   `ー´ /  7 ./\      { .{ 〉  .{ ヽ-'^く く、 /  \    `ー-´\∠_  /\__/ /ヽ}_/ ..| ̄j \//  /
        ̄>レ' _/      `=´`7/     .j  _}\__  `7  _  ┌''´`  _|  〉     }┌-ー┤_|  /  /
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                                    \/





ユキコ「KUAHHHHHHHHHHHHHHHH!!!!!」 ザッバァーン



京太郎「!!」


京太郎が目にしたのは、身体がグチャグチャになって海面に突き落とされたシスターの姿だったッ!!!
710 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/14(月) 13:15:54.47 ID:c4tPc48U0
京太郎「こ、この破壊はッ!!!」






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     「 \        /{ {  :::  {  ///  /  Λ           ,、-…、   `ー-  ,、r-、
    {   \     / {  {     {  ///  /  / \       //   /   γ 冖, / { /
    ∨      /  |!  {      ///  /  /…''" \      / `  /   //  //   /
.     ∨    //  {  乂、          {:::::::::::::::/ヘ  /   /   / `¨/イ   /
      ∨/イニ{   {   \\   { { {  乂::::::/://Λ、    /_ /   /   _/
711 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/14(月) 13:17:44.63 ID:c4tPc48U0


                ,.-、__
             , ´   ヽ、
           /    _ムノ
          . '   , ¨´       _,  ´ ̄\__
          /   /           _> ´ /⌒、   -、__
                   _ - ´          |    ヽヽ
        /    /        _>   ' ,  / 、 } , : |  ∨
        .'    ,        /⌒/ | | _/从| ∨ / l|_,|  | :.
         /     /           /   { |/ \_| / /}ィ´|/|  | :
      /      ,      _/  ィ , 从ィ芯ォ∨'/ ,ィ芯ォ }  /  |
      ,       /        ̄´  { / l {     /     ム /-、 :.    て……照さんッ!!!
       {       、             Y | |   '         /' } } ∧
      、     ` 、_         }/从  ,. ----,     _,ノ /
        \     \}\       /   、 ∨  ノ   人/ }/
         \     / /¨¨¨ヽ         \  ̄   イ |-、/
          \  ,:  /    | `ヽ、___/ | |`¨¨´ / / \
           {\/ /      |      /  Y   /「\   /ー  __
            、/ /     :     / /⌒ 〉    /   \/       }\
            \'            {/    ∧  「´            /   .
                 \      |       、 } /          l /    ヽ
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                      |         |l           ,:  ,  /   ∨       / ̄ヽ
                      |         |l            { / / :.      、   「⌒ヽ ̄ }
                      |         |。           |∨/_∧     、_,.乂`¨Y´,.-〉
                      |         |l         、     |  ̄    、    ´      `イ
                      |         |l        \   |       \       /´
                     ,         |l          \ |        `  _ /





照「京から話は聞いた……」

照「「私を家に帰して、お父さんが一人で戦おうとしてる」って」

照「夫婦なのに、水くさいよ…京ちゃん」

京太郎「照さん……!!」

京太郎「やっぱりアンタは……最高の嫁だぜッ!!!」
712 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/14(月) 13:33:03.40 ID:c4tPc48U0

ユキコ「く……ッッ!!うぅぅぅぅぅぅぅッッ!!!!」 ザバッ


京太郎(そうか…!照さんの[神砂嵐]は2つの風の間に生ずる圧倒的な破壊空間の攻撃……!!!)

京太郎(いくら照さんの感覚が「時の加速」に追い付いていないとしても……!!)

京太郎([神砂嵐]の発生は時の加速に従ってヤツを襲う……ッ!!)

京太郎(いくらシスターの精神だけが加速した時に追いつけるとしてもッ!!)

京太郎(俺や照さんの動きがスローに見えるとしてもッ!!)

京太郎(不意打ちで放たれた神砂嵐を…!シスターの感覚で言う、通常の速さで迫りくる破壊空間を避けることはできないッ!!!)
713 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/14(月) 13:33:30.12 ID:c4tPc48U0

ユキコ「おのれぇぇェェぇぇェぇぇッッッ!!!神の御意志を遂行せんとするこの私に……ッッ!!!よくも〜〜〜ォォォォォッッ!!!!」

照「京ちゃん……」 ジャブッ

照「あの人は目で追うのがやっとなくらい速く動いていたから…照準がピッタリ合っていたわけじゃない……致命傷にはなってない……」

京太郎「ええ……分かっています」

京太郎「『時の加速』が全然止まっちゃあいないからな……」


その時…!

空を昇る太陽はもはや円の形をしておらず…!帯を引いて線となり、目まぐるしく日の出・日の入りを始めていたッ!!

月日が凄まじい速さで移り変わり、気候すら変わってきていたッ!!!
714 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/14(月) 13:43:22.89 ID:c4tPc48U0

ユキコ「あと少し…!あと少しでこの宇宙は終わり、「世界」が「一巡」するんです……!!」 ボタボタ…

ユキコ「次の「世界」に須賀京太郎ッ!!須賀照ッ!!貴方たちは到達させないッ!!」 ボタボタ…

ユキコ「「天国」に相応しくない下劣でちっぽけな存在だッ!!貴様らはッ!!」 ボタボタ…

京太郎「やれやれ…!」

京太郎「頼まれてもそんな「天国」なんか行きたくはねー……」

京太郎「刺し違えてでもてめーの言う「天国」は阻止するつもりだったが……気が変わったぜ」

京太郎「俺が死ねば、「一巡」した「世界」では別の変チクリンな誰かに代替されるってのも気にくわねーしよッ」

京太郎「たとえ「世界」が「一巡」しても…!!俺はこのサイコーの嫁と結ばれてッ!!カワイイ娘をもうけたいんでなーーーーッ!!!!」

ユキコ「無理無理無理無理無理無理ッ!!!!」

ユキコ「貴様はここで死にッ!!!全ての生物は「運命」を「覚悟」できる「天国」に到達するんですッ!!!」

ユキコ「『メイド・イン・ヘブン』ッッッ!!!!」

     _ ,...、  .,i‐- .、                              _,,,..、
     li゙"" `.i /   .l      .,..--、 .,,..---‐''''''‐-‐-- ..,,,  ._..-''''"´ ./   _,,,........................、
....,_   . l´   '、!,,..l.  |  .__ ./ . i'""            `''-、  .,..'彡-'''"´´: : : :   _.. -''''"
   \ .│    ! ゝ " .l゙ .` ! │                \.       : _.. -'"
    .ヽ     l  ",/ ̄`.l  l  l :                   \    ,..-'"´
      .l    ! ./´│ .l  ヽ .ヽ .ヽ: : : :        : : : ,,,,,_,: : : : : ヽ '"         _..r'"´
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  `'、   .l./ .i" .l  .l. l.`'- ,, \ .`'-ヽ: : : : : : : : : : . l       \_,ll ._..-'"´: :   _,, -'"
    ヽ   .|" ,!ヽ \ l .l--....,,`"~'''、. `'-、, : : : : : : : . !            l    . _.. ‐'"
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715 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/14(月) 13:56:50.48 ID:c4tPc48U0

ユキコ「神の御命において退けますッッッ!!!!!」

ユキコ「須賀京太郎ッ!!貴方を葬るッ!!!」

ユキコ「「覚悟」しなさいッ!!「覚悟」は「幸福」ですよッ!!須賀京太郎ッ!!!」

京太郎「ヘッ……やなこったね…!」

ユキコ「ウリイイイヤアアアーーーーーーーッッッッ!!!!!」

ユキコ「我が大いなる目的の前で須賀京太郎ォォォ!!!崩れ落ちる自分の貧弱さを思い知れェェェェェェッッッッッ!!!!!!」

照「京ちゃんっっ!!」


『メイド・イン・ヘブン』の右腕がッ!!照にすら見えない程の加速を遂げてッッ!!!京太郎の頭部を襲うッッッ!!!!






                ,,、 -''/
             イ  /,r ''了 / 了
               /  /,/  // ,/
           /   /:/  // _/
              イ  / / __/: l/
             |.  / //__,
.           |  レ '''"  /
.            |    ,、-ーー'
          |  r'
           |  |
            |  |                    ___,-、 _, ---- 、
            /  |.                 ,   ´     /  `  < ⌒\
         |  /.                /        |    :.   `ヽ、
         |/.                 /     / /   l|    V     `   、
                             .'     / , { { | |     | 、   、_ \_
          /:::::ヘ                |     | | | |∧| {   :  ハ  V  、\  ̄´
.         |:::::::::ヘ                 | | {メ、_{ 从  | , |-‐'´ |  、 \`
.         |:::::::::::ヘ.            ' | ,..- | | | ,ィtォ=ミ∧ |,ィtォ、} / |l ハ\_、     ザ・ユニバースッッ!!!   
            |:::::::::::::ヘ.          /イ{ { r 从 { Vソ ;;;;;;;∨';;Vソ/イ |∧}         
          |::::::::::::::ヘ            ∨乂レハソ::´:::::::::::::::::::::::::::`:::|/ j' リ         
          ヤ::::::::::::::ヘ.           }∧ ー:.         `:::::::::ムl/             ビギニング・オブ・ザ・フューチャーッッッ!!!!!
、            ヽ::::::::::::::::\.         /  、 八.     ,-‐‐┐ .人               
::::\         \::::::::::::::::\.          }イ/__,-‐┐'、二ニ' /               
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716 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/14(月) 14:00:51.28 ID:c4tPc48U0

ユキコ「無理無理無理無理無理無理ッッ!!!!」

ユキコ「この『加速した時』の中ではッッ!!!貴様はコンマ1秒も時を止めていられないッッッ!!!」

照「京ちゃん!!」

京太郎「……」


京太郎はザ・ユニバースの能力を発動したにもかかわらず、1ミリも動けていなかったッ!!!!


ユキコ「無理ィッッッ!!!!!」




                              7 ´ Y      .| ̄ ̄ ̄ ̄|
                         7   {_.,     ..|       /
                jI斗z      7     / / ̄ ̄} |
   ____          j!  {    r'ヾ j   / /.    / . |    /       _,/
  寸¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨{!    r'’  .人 7’  ∨   {/    {  |   . ’__      / /
   `ヽ      し'ィ   {!    入!     |      ./|   〔 ..|./|    |.   / /
    _j        ',  Y     |   ∧   / /  /  .|/. .|_/  / /
     \        ',  ∨     |  / |  {   .〉   |           |  !
      \       ',  |    〉'’   |_/   }   |__         //
       \     ヽ ∨  /      jし   }.../ /      //
         ゚.     ゚.∨.゙/    /  {  _j/ /      //
            ゚.     ゚.∨    /   广/ ./|  _   /,__'
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             .∨          ./     } _{_///}  _   _ 〔_
              ∨        /      _j   {/ /.  }ノ´ } {/ __ ___  ___
                 ∨       {        }.  ./ /       . }. /  //// /..レ'’
                 ゚.    ゚.      〕. ./ /      .}/  /'’ /'’/.レ'’
                ゚.    ゚.      〕7. /              /レ'’
                   ゚.    〉       }′              /'’
                    ヽ   {      }!'’
                   ⌒寸{





そして成す術もなく……京太郎の頭部は破壊されたッッッッッ!!!!!
717 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/14(月) 14:10:03.24 ID:c4tPc48U0

粉砕された頭蓋骨ッ!!!噴き出す脳漿ッ!!!撒き散らされる左脳、右脳、脳幹ッッッ!!!!!

これら全てが京太郎の「死」をッ!!!情け容赦なく照に突き付けるッッッ!!!!!



照「きょ……!!!」

照「京ちゃああああああああんッッッ!!!!」


ユキコ「これだけでは足りませんねッッッ!!!!」
718 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/14(月) 14:11:02.09 ID:c4tPc48U0

ユキコ「完全なミンチにッッ!!!ゴミだかゲロだかカスなのかも分からないほど無様な「死」を叩きつけてやりますッッ!!!!」

ユキコ「無ゥ理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理ィィィィィィッッッ!!!!!!!!」


     __       __       __       __
      /ム―7 [][] /ム―7 [][] /ム―7 [][] /ム―7 [][]
.    //ニ7/    //ニ7/.   //ニ7/    //ニ7/
    /' ̄7/.    /' ̄7/.    /' ̄7/.    /' ̄7/
      //       //       //       //
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                                           /' ̄7/.    /' ̄7/.    /' ̄7/.    /' ̄7/
                                             //       //       //       //
          \\\           \   |i   / /(/        |    i        / /
           \\\         \ \    // /(/       |i /|    |    / /
            \\       \\)          / ---    |i / i||  人 // /
_                \\    ____)     ,, ''    ニニ==--- i||      /   ///
ニニ=-- __           \   --==ニニ   . : ...,'’: .   、ニ==--- 人        //
    ニニ=-- __        \    //          (\\ \     ,       (___ __
ニ=-      ニニ=-- __    \    ///   丶  \丶 \(\)   , ;: ..`: .      二二ニニ==-----
   ̄ ニ=--      ニニ=-- __丶  / / / |i | \  丶\ -=ニ    ,,゙    二二ニニニニ===---
         =-- __    丶  \\//  i|   丶  \ /)  /         (  ̄ ̄
 ̄ 二ニ==-- __      =-\ \   }i     \ \人_|i  / /) /)       \\
              ̄ \ \\\ノ从_// \)      /(/ // / /^7       \\
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                        / / )   / \)     .|| i|il|i|i||i||i |i|i //        \   \\ i| //   /
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                  // /       /)   i|l |i|i  |   |    /=--/ |i |i 丶    \      (__
                  // /         //    |i  |i        、\ / i|: | / \/-=   .;‘:..  =---
               / /          //    /|   i|   ! !ilil\\(\\\  /   //-=  ,, : :.  ニ=--
                                /  /  / i|   i|  || |  |i\\ 丶  ,     /(/ /       \
                         ∧  ////     ||i ||i |  |il\\-=ニ : ; .,   ニニ=---/       \
                     / Y     \__}  /  /     i|| li |   |i 丶 /      ( ̄  /// |  i| \(\
                        /)  ∧ /..i    /       i|| . '.:..|   |ili // /|i |i \ \ / /  i|  i|    \
                        /⌒/  }/⌒|^\/      |||Y^Y'|   |il  //  i|i |i  \\\      |
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                    ____)      =--/         i||   |i     i|i|i    \)\\   !  / /
                     ̄ ̄)    ,:  ( ̄/        |i i||i   ||     |il|      \
719 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/14(月) 14:20:42.36 ID:c4tPc48U0

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   |;;,,.      /;,   | ,|::|_,、  ,_   ,| ,|::|_,、 ,、|:::L
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        }  、  #        (    )     _z‐ヘトz_  〔  (    ノ         )∧  '/(
         /   \、   \   (__   ノ`Y    _>ニニニニニニく   ) ,ノ  '/(         〔'/  /   ,)
       {\丶 、 \    \ 、 `⌒) ,ノ !i_,=ヘ,イニrーヘ^ー=ミ、r' ) '/   ̄´_)    ,ノ ̄`>〃ゝ'~
       厂〜'´ ̄ヽ ヾミ、_  \ r' `´)| #_ノ孑″  {〕゙ .,.ィ ′(ヽ.'/    _丿    (x=‐f¬;'(          ,ノヘ⌒ーく⌒
 ___  ヽ‐'      ( `゙<゙ ̄`┐  廴  (/ _j/^´)" √ィ′´ ̄ `゙ `ヽ -=(__      `ー'⌒) 彡ぅ_,ィ⌒ー〜'´三彡 ∧ァ=- ≦
´  )             } ゙≧ ._ ̄´ー=−`^/'´ #. ィく)ィァ⌒゙オ /ィ斗〜、 ヽ \_   ̄,ゝ     (_彡"´/, __,斗イ‐=彡"  }{´  ゙ヾ
   乂        ,ノ _`ミ=- ニ=- t/}⊆ヽ≦=‐ ''´ __/Уj:ニ: : : 7ヽVヘ.  \∠..____  '⌒ヽ`ー='⌒ヽ.く´  彡    Y/ ゙̄
   〈        (_/ `ー〜、`≧=巛ゝ'゙ ,,.,斗<´ ><: :´: :`: : : :'〃: : :ヾY`~-=ニ三√   (,        (_. _ニ=‐' 八{ _.≦
    ゙⌒)           _´ヽ.._ミ=- ̄ =-/: :ィ: : : :\:_:_;_: ノ: : : !l|:l} ___ _,ゝ'´         ,.≦ミ=‐'⌒ ‐=彡 γ⌒`ー
-、   ん'⌒ヽ    (´ ̄`´.二=-γ⌒Y  ̄ ∠: fー、: : : :>-‐ォ∧:`: : : : :/  ̄ ゙̄≧ぇ._____,ィ乂_ノ´/"´ ̄ 二ニ=-=彡 fィ=、ー
  ヽ     rー-、_,ノ´二ニ=-   ,ノ  く   〈゙廴:キ: :V;/ # '/: : :ヽ: : :/r==ゝ、-=ミ ` ̄     -‐=彡´_  _ ...ノ_,r'′ `ニ
..、_ ,)     〕Ξニ=-      (   ノ`⌒) 寸:キ: : \'/  /: :_:_: : :/\`゙ー=く>    − __ -‐=ニ ¨  ̄ ¨ ニ=‐-,ノ ̄ミニ=-
'´ `{     ‘ヽ._ ‐=‐=≡=‐  _,.ろ    (    Y: :r',ゝvゝ /:´: : ::ヽ'`\ 、   -=ニ ー=Ξ_   ̄三ニ=-、=‐ ‐=彡У 、゙... __
,y  ,ゝ、_,    `⌒ーっニ=彡 _(_      `ー〜ノィУィ=、Y: :ヽ:_ノ〉:、_ 丶 \、ヽ −=_ ̄   __,ゝ'´   )Ξ>−< /⌒ヽ._’
" _ノ     ⊆´ ̄`≦  ,. ´/  ̄)'⌒Y´ ̄ _,t<ミ斗三ノ`ヽ:〈√: :、: : :廴__ ヾ\ \  ̄二,ノ´      `ー/"  _,.ノノ  ,..`´
、_)   _,ィ(⌒´ ̄ _ . ‐=彡/. # : ,//  「;ィ≦ニ/^´ |   | \: : :/,⌒  } ) j⌒ヽ._,ゝ'´ ̄        ((   (
_,....ノ`≦、 ゝヽ<., '   /     /,  '/ `¨¨¨¨′/ i|  |!  `V^)" r'´γ゙′ .           #:# `   ゙ヽ   ´




『メイド・イン・ヘブン』の両腕、両前脚を存分に駆使した神業的な連撃は……!

京太郎の全身を破壊し尽くすのみならず……周囲の海水を全て蒸発させ切って、海底だった場所に京太郎を叩きつけた……ッ!!



                〃 /:: :: :: :: :: :/:: :: :: :: :: :: ::ヽ :: :: :: :: :: ,
                 , :: ::/:: :: :: //:/ :: :: :: /:: :: :: :: :: :: :: :: :: ,  }
               〃 / :: /:: :: : / / :: :: :: :: / |: :: :: l :: :: |:: :: :: | {
               /:: :: i :: :: /|\|::|:: :: :: :/ :|: |: :: !:: :: :|:: :: :: |
                 |:: :: ::|:i:: ::i r灼トミ_:: :: : ト--|八:: :|:: :: リ : : : i| {
                 └─┤\爪 Vツ\|\|斗灼ァミ j:: ::厶 : :: :|i }
                    リ:: :: ::ト 、、        Vツ 从 ∧ }: :: |i    あ……あぁ……あぁああぁぁあぁぁあぁ………!!!
                    / : :: :i:|    '    、、、厶イ_/..:: ::|i
                / ::|:: :: ::ゝ     ___    u/:::i ::i :: ::|i
                  /: /:| : /:: ::::丶  ´‐‐`  イ ::::::::i ::i:: ::|i
                    /: / /::/|__;;;;;ノ7´>‐=≦ |乂::::::::::i ::i:: ::|
                 /: // ̄  /´ │  \__/ |「>‐=ミ:::::|
             / :/∧    /   |\   /∧ j |   \ ハ八




照にも分かってしまった……!!!

京太郎の肉体は完全に破壊されたのだと……!!!

とても生存していられるような状態ではないと……!!!!
720 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/14(月) 14:22:24.29 ID:c4tPc48U0

              _____
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        /ハノ_j;x=ミ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:r=x?。
.        .:.:.:.:.:.(__少/:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:辷,,):i,
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       i.:.,:.:.:.:.:. ´:.:イ「ソ:/|.:.:.i  |:.:ハi:.:.i. vi .:`.
       l/;´.:.:.:゙.:./斗や「i|.:.:.|  い八:.i.:.: | .:.:.:,
      /,ノ:.:.ii:i.:.; .斗=ミ八 :.| x扞_:、i.:.|. :.:.:i
      ;'.:.:.:.ノ|:i.:〃 )しハ     )しハ 小:.:|i:i.:.i|
      i.:.:.:.:.:.i|: :i| 乂xツ     ゝツ i.|.:.:八ハリ
      {/:.:i八i:i込、 ''   `     人|:.:.:.:.:|             ……やったッッ!!!!
.       /.:.:.:.:.:. `|八介; .  ´゙  イ|.i.:.|/.:.:.i|
      /.:.:.:.:.:.:.:.:.:l彡iY^ニ≧tr<-=ミx:ー=ミj八
.     /.:x:ヤ''T:i^~ /∧ ニZj圦 'v 丶\: .  ⌒ヽ_
    / ノ′  | i   '/∧  厂`'ト. 〉  \\i.   i「¨:iトミ ____
    / i: .  i.| i    /∧ノ\,人´∧  `'心, 、リ :i|     ~"'丶、.,,__,. --ミ
  ( , i|: .  i:| i 辻j-.   'v八  `ヽ‘,    ヤ辷ンッェ]L,_            _,.二つ
  :/:)x八: . 圦__--  __   \);,  ヤi    、,_;.:.:.^ぃ  `~""  ´~^"^丶、__`つ
 /ii′   \ :/二ニ=‐-ミメ、 \  .り    /   \:.`:ヽ
 :八       :,′      `' 、  v/ |  / '    ` ;ヽ:.:.、
 .:.L≧=ー彡イ:          \ V | ' /      Vハ\
 i人   .:.:.i{ : : .             ヽ:|:.レ ,:′      }.i:ノ,   _
 / `':=ァ.:.:.:iヤ : : : . .       . : :i|少゙: : . .  . . : : 圦i:’  `
    ∧:.:i|込 : : : : : . . . . . . . : : : 八 : : : : : : : : : : : ,:仏ハ:i}  :i
    ∧(:.八i.:}i:,、: : : : : : : : : : : /: :,)iッ,___________,. イ 〕「i.:!リ  :i
   人乂ト、`r:リ{≧=‐----‐=彡  .:ノi:.:.:ノ八vノ:.i.リ アi.:.:,:′ ,:
.  ,:'^,.、xァう''i{圦: :^:、:ー:‐: '^ : : : : : : : たシ__彡シ __彡' '′ /
 / /  /´ : 八: :\: :\ : : : : : : : : : ; イ)




ユキコ「どこかで見ていますか……ッ!?スコヤッ!!!」

ユキコ「私がやったのです!!!須賀京太郎を、完全に葬り去ったのです!!!!」
721 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/14(月) 14:25:52.13 ID:c4tPc48U0

ユキコ「満を持して「天国の時」を迎えられます……!!!」

ユキコ「やりました……!!!私とスコヤの勝利なのです……!!!」

ユキコ「神の御意志が実現される時が来るのですよッッ!!!!」


照「そ…そんな……」

照「きょ…京ちゃんが……死ぬわけが……!!!」


ユキコ「ハァン……そういえば此処にもうひとり、ちっぽけで「天国」に相応しくない下劣な存在がいましたね」

ユキコ「最後に貴女を葬って、フィナーレとしましょう!!」

ユキコ「そして全生物は「天国」に到達するのですッッ!!!!」





『……そいつはどうかな?』




ユキコ・照「!!!」
722 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/14(月) 14:30:17.92 ID:c4tPc48U0

『照さんの言う通りだぜ……俺が死ぬわけねえ』

『そしてお前の大好きな「天国」も完成しねえ……』



照「きょ…京ちゃんッ?!」

ユキコ「そ…そんなバカなッ!?」

ユキコ「な…なぜ声が聞こえるんですかッ?!完全に肉体を破壊したというのにッッ!!!」



『やれやれ……俺の身体より、ちったぁ自分の身を心配した方がいいんじゃあねえかッ?』



ユキコ「!!」

ユキコ「 な゛ッ……な゛に゛ィ゛ィ゛ィ゛ィ゛ィ゛ッ!!!????」 ブシャアアアアアアアッ



シスター・ユキコは…!噴き出す血にさえ気づいていなかったのだが……!!!

彼女の左胸には……ポッカリと穴が開いていたッッ!!!!

完全に心臓を貫く形でッッ!!!
723 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/14(月) 14:32:15.09 ID:c4tPc48U0

ユキコ「なッッ!!!!なぜですッッッッ!!!!」

ユキコ「どうしてこんなことにッッッッッッッ!!!!!!??????」



『あの時俺は時間を停止したんじゃあなく……』

『ユニバースによる最後の攻撃を繰り出していたッッッ!!!!!』



         __           __   _       __
         /::ヽ.   「::::l /}  /:::/ /´::::/     /´::::> ,.-.、_        __,,..、
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          V:::::l /::::}.   l:::::!ヽ一' l/   /::::::< └-' 〈_:/  /::::://:::::::/,.ヘ.  /:::::/
          V:::レ::::::::r'  .l:::::l       /:::;へ::::\      /:::::<  ー-'<:://::::::://:ヽ
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       、'∧  〉_\ /v' 人,//'|  人   | /   ), イ二/ ̄:.:/  ' /    ノ 彡'
        V'∧/ / // \_/ イ人 \\  i'  ≠≦/|// : : : /   /    ―≠
     へ/∨ < __,/-‐… /≧=-  >―\/<⌒ / / : //   /       i:/
    へ i ノ/  __V_  / > ̄ ̄ \ ( /イ ̄ ̄彡 / / /   /        /
  /\ i | Y /V ∧ | / /7/ ――  >イ 人 / /_/   /   /       ,
  ,   Y,ソ  | /  V ∧∨ヽ/  ' /  /    / ,  /イ     '  /     /  
  i  し  / /}'   、''∧  ∨イ   / /' ̄ ̄ /  / /゙|     :i       /:/  
   、〈    イ    V'∧  |⌒〉  / / ノ/ // / |   / |  /  /: :./   |
   \ へノ `r-   〉 ∧  イY / ノ /彡   //_,///,|  i/, ∠,/: : : /
     \ __ /    |i  〉 | 〉 ,/ , /  //―,/ // |  |//: : : : : /
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             / 〈/ / ハ 〈 |/,i////∧///ヽ   |: |i
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724 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/14(月) 14:38:44.69 ID:c4tPc48U0

『俺の全身の時間を無限大に発散するんじゃあなく……』

『俺の精神とユニバースの刃だけにスタンドパワーを集中させ……ッ!』

『光速でユニバースの剣身を飛ばしたッ!!!スコヤにさえ使ったことのない最後の切り札だったぜッッ!!!」


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725 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/14(月) 14:43:45.53 ID:c4tPc48U0

ユキコ「な…!!そ、そんな…!!そんなコトが……ッッ!!!」 ビチャビチャッ


『そして俺の精神はユニバースの刀身に宿り、遥か彼方に飛んでいってるトコだッッ!!!』

『てめーが楽しそうに殴り壊してたのは、魂のない俺の抜け殻さッ!!!』


ユキコ「うッ!!がぁあぁぁあぁあ……!!!!!」 ビチャビチャビチャッ



シスター・ユキコは自分の心臓が破壊されたことに気付いた途端、血と吐瀉物とが綯交ぜになったものをブチ撒けたッ!!!!



『やれやれ…!』

『もう少しで宇宙が「一巡」するんだったなッ?「一足先に」いかせてもらうぜッ!!!!』


ユキコ「!!!」
726 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/14(月) 14:48:16.79 ID:c4tPc48U0

ユキコ「や…やめなさい……!!「天国」は貴様のようなゲロカスが辿り着いていい場所じゃあないのです……ッッ!!」


『安心しな……』

『世界が「一巡」しても……その前にお前が死ねば……そこは「天国」じゃねーさッ!!』


ユキコ「!!」


『「宇宙」の終焉と「新しい宇宙」の開闢は止めらんねーかもしんねえが……』

『てめーが死んで『メイド・イン・ヘブン』が辿り着けなければ、そこは「天国」にならないッッ!!!』


ユキコ「あぁあぁぁぁあぁぁぁぁ……!!!!」

ユキコ「神よ……!!!」
727 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/14(月) 14:51:32.63 ID:c4tPc48U0

『照さん……貴女と結婚出来て、本当に幸せだったと思っているよ…』


照「京ちゃん……」


『「1巡」した世界でも……きっとまた巡り会おうッ!!』



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 、 、
『またなッ!!』
728 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/14(月) 14:59:54.92 ID:c4tPc48U0

ユキコ「み…宮永照ゥゥゥゥゥゥウゥウッ!!!」 ビチャビチャ ボタボタ…

照「私は…須賀照」

ユキコ「た…助けてください…!!私の命を救ってくださいィィィィィィ!!!!」  ビチャビチャ ボタボタ…

照「……」

ユキコ「私が到達した私の能力は「神」の御意志なのですッ!!「神」が望んだ能力なのですッ!!」

ユキコ「私が死んだら人類の運命は変わってしまいますよッ!!」

ユキコ「きっと違う未来になりますッ!!誰も「運命」を「覚悟」できない「不幸」な人生を送ることになりますッ!!」  ビチャビチャ ボタボタ…

ユキコ「私がここまでやってきたことが無意味になります!!人々は時の旅で見た「運命」を視なくなりますッ!!」

ユキコ「「覚悟」を知ることができなくなるんですッ!!」  ビチャビチャ ボタボタ…

ユキコ「「覚悟こそ幸福」ということを思い出してくださいッッ!!」

ユキコ「ここで私は死ぬわけにはいかないんですゥゥゥゥゥゥゥゥゥッッ!!!!」  ビチャビチャ ボタボタ…


照「わからないの……?」



             ,. . : : : : :  ̄ ̄ ̄: : : : . . .、
           ,. : ´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : `: . 、
          /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :\
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       /: : ,: : : ,: : : : : : : : \ : : \ : : : \: : : :\: : : : : :.
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      ,: : :':|: : : :|: : : : : {: : : : : : :| \イ:l´\: : |: : : , :|: : : : : : .
      /: : :|:|: : : :|: : : :_,∧: : :| : : {  \},.ィtr‐、: : /}/: : : : : : :|    あなたは「運命」に負けた……!
     ′: : |:{: : : :{:´「´: | 从:{\: :\ ィ雹(_心 イ: /⌒Y: : : |: : |
     ': : : : 从: : :∧:{ 从{   \` ー` 乂こソ |:/ )  } : : : : : |    「正義の道」を歩む事こそ「運命」……!!
   /: : . :イ: : :\: :{ ,イ¨雹芯            /' ,..-_ノ: : : :|: : |
   ,': :/ |: : : : :从\:. 乂zリ               /: |: |: : : : :|: : |
  ー ´   : : : : : : |: : ∧     '           ム: |: |: : : : :|: : |
       ,: : : : : |: : {:∧        _ ,     イ |: : |: |: : : : :|l : |
       Y: : : :|: : |: :个:..          <   |: : |: |: : : : 从: !
        ∨ : : ∨ |: : {: : : : : :≧=-r ´   /⌒|:/: : : :/ Y
         \: : :\}: : \: ヽ : / ∧  _,/   /'/: : ,.く
          \: } \>:,.イ /⌒\/     ,.- /:/、  \
            \   //  ,'  /    / /イ- 、 \ ∧
              /,イ   / /    //´     \ \∧
               _/// / ̄/     /,.イ/         ∨ } ∧
         「{  / ,:.:/ / /   _,/:.://         }/∧ .
       _ | | { /{:.{ / ´ ̄ ̄:.:.:.:.://          ,′ ∧ }
       / Y| | W ィ介、:.:.:.:.:.:.:.:.:.イ /          /////∧〉
     r ¨´ 、 Y V:.://:.:.} ̄ ̄   /           {//// /
   「´ ヽ  ヽ}|) {:./ {:.:.:.|     乂          ´∨_/
729 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/14(月) 15:02:21.86 ID:c4tPc48U0

ユキコ「やめろォォォォォォォォ知った風な口をきいてんじゃあないぞオオオオオオオオオオオオオオオ」

照「……」 ブンッ



                 rー-、
                ノ;;;;;;;;;j
              /;;;;;;;;彡'  ,,,イ
                 /;;;;;;;;ノ彡=彡;;/
        /7;;;;;7 ムイ/;;;;;;;;;;;;;/    /ム
        /;;;;;;;;/;;;;;;7 Y;;;;;;;;;;;;r一'    /;;;;;; >
.       /;;;;;;;;;;;;;;;;;/  レ´ ̄    /;;;> '
      /;;;ムーァ;;;;/        /;;;;;;}
.     /7  /;;;;/       /イ;;;;;;|    <;;;≧
     /7  /;;;;/       /  .|;;;;;; 斗<;;;;;;>       _
    ./イ  /;;;/    _     <;;;;;;;;;>  ´    _、   x≪;;;.!
       /;;;;/    {;;;;;;;;≦;;> /;;;; /       〈;. ', /:!,ヘ;;/
      .//           /;;;; /        ',:.:´:./ ;/,.'
     /'            /;;;/         ノ;;;;f´ .r'´,'
      /            / '           /;,イ!:.i.  !ノ
                           /;;:,イ i;;:',
                            i;;:.,イ  ヘ/
                           X




ユキコ「………………ぁ」

ユキコ「」

照「……終わった」



宮永照が振り下ろした拳により……シスター・ユキコは完全に命を落としたッ!!!!
730 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/14(月) 15:09:25.55 ID:c4tPc48U0
照「京ちゃん……」

照「世界は……一巡するんだね……」

照「また……どこかで……」


その時…!

京太郎の精神を載せたユニバースの刀身は……!

光の速さで突き進み…!!

地を裂き…!海を割り…!天を揺るがし…!
                               ∧
                                 //∧   .、ヘ
                            ∨/∧/'//∧
                                ∨///>v'/∧
                            ////∧ ∨/∧
                           <'//∨/∧ ∨/∧     __
                            W  ∨/∧ ∨/∧ 【l}【l} }i|
                                    ∨/∧ ∨>'゙     }リ
                                  ∨>'’ W
                                    W
                       l : : : : : : : : : : : : : : : : : : :| |: : : : : : : : : : : : : : : : : : : l
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     ‐二_                   ′ \\   l :| |: l   //  ',                  _二‐
      ‐二_                     {    \\_i_| |_i_//    }                   _二‐
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        ‐二_               ゚。       }    {         。                  _二‐
         二‐ _                 ゚。     / __ \     、゚               _ ‐二
           ̄二‐ _.              `:、 //    \\ 、:`           _ ‐二 ̄
                 ̄二‐ _            /, <::      ::>、\            _ ‐二 ̄
               ̄二‐ _       //   `¨ 冖冖 ¨゛  \\     _ ‐二 ̄
                   ̄二‐ _  /                \ _ ‐二 ̄
                       ̄/ニ=‐   _           _   ‐=ニ\ ̄
                            ‐=ニ ̄二ニ=―=ニ二 ̄ニ=‐
                               ̄   ̄

北緯35度1分 東経135度46分の地点で……消えたッ!!!!!
731 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/14(月) 15:13:12.21 ID:c4tPc48U0
そして「世界」は「一巡」する――――――――――――!!!!!





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732 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/14(月) 15:20:46.96 ID:c4tPc48U0

「一巡」した世界の2003年2月2日……

長野県内のある病院で、一人の男児が産声を上げた……。




赤ん坊「オギャァ…オギャァ…」

父「やったな、お前!元気な男の子じゃあないかッ!!」

母「でも、元気というには泣き声が控えめね……」

父「確かに……。赤ん坊だというのに、どことなく表情にも影があるし……」

父「名前はもう考えたかい?」

母「まだ決めかねてるの……吉太郎とか、影太郎とか、色々候補はあるんだけど……」

父「ふぅむ……なら、陰のある子だから影太郎というんじゃ不吉だし……私の「吉」の字をとって、「吉影」というのはどうだろう?」

母「あら…!素敵な名前……」
733 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/14(月) 15:23:33.15 ID:c4tPc48U0

母「!」


その時、男児の母には一筋の光が猛烈な速度で差し込んできたように見えたッ!!!

その光は男児を照らすのではなく……男児の中に消えていったように思えたッッ!!!



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                                                                └ '
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        ___,,,,,,......--ー¬'''゙゙ ̄´                               __,,,illllll゙゙゙´  .,,,illll゙″
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iiiiiiiiillllllllllllllllllllllllllllllll!!!!!!!!!!!!!゙゙゙゙゙゙ ̄                          ,,,iii!!゙″           /
llllll!!!!!!!!゙゙゙゙゙゙ ̄゛                                  ,,,iill!!゙゛             /
                                         ,,iiil!!゙゙"           /     ,    ‐
                                        ,,iill!!゙,〆              /     .,/   i′
                                   ,,iilllllll!l゙゛           /     ./    /
                                    ,,iilllll!!゙゙゛               /      ./    /
                                   ,,iilllll!゙´              /      /    ./
                              ,,iillll!!゙´.  ..;:           . /      ./     /
                             ,,iilllll!!゙丶 ....;            /       ./     l
                              _,iilllll!゙゙丶....;.;              /       /     /
                            ,,iillllll!!゙゙´;;;.;.;;;;: -゛        /       ./     ./
                           ,,iillllll!!゙丶;;;;;;.;;;;: /          /        ./      /
                      ,,iilllll!!゙゙_./ ;;;;;;;.; /             /        /      l
                    ,,iiillll!!ll,iilll゙´;;;;;;.; /             /           /      /
                  ,,,iillllllllllll!!゙´.;;;;;;.; ,./             /         ./       l
                ,,,iillllllllllllllllllll,i+;;;. ./          /         /       /
              ,,,iilllllllllllllllllllll!!゙´;;. ./             /          /       ./
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734 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/14(月) 15:26:12.76 ID:c4tPc48U0

母「あなた、今のって……?」

父「ん?」

母「今、窓の外から光が入ってきて……この子に当たって、入っていったように見えたわ……!!」

父「何を馬鹿な……産後疲れが出ているんじゃあないのかい?」

母「いえ、そんなはずは……」

母「……」


母親は、しばらく窓の外を眺めた……。


母(あれは、京の方角……)

母「……あなた、決めたわ……この子の名前」

父「おっ、吉影にするかい?」

母「いいえ……」

母「この子の名は……」





「京太郎にしましょう」
735 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/14(月) 15:29:35.72 ID:c4tPc48U0
                                 ,.ー-‐.、
                               ヽ、   ヽ  __
                               /,..-ニ‐- '"_,..)
       _,.‐-、                      ' ´/  , _ 、´
        ' 、 .ノ                    ,. ''" ,. -‐/ _  ̄\
       r   ヽ                , ',. -一' ./..'/     .}
        !    l               / ,. '′  ,..,.  ,/    ./
.       !     !                / /    {  \ヽ      i'
       l      !              ー'´        `´\ ヽヽ   !
      └! .i! .!┘   _   _             ,.'⌒   `,. l   !  ー"ヽ  ヽ
        l !l .!    .l l  //.           ! ゝ-‐'´ /l  .!  `ー-、   }
       l .l ! l    .| |//          __. \  /  }  .}    ヽ/
        l .! l .!    l  、 ヽ   、-、 ,.-, ,' r‐、ヽ   `ヽヽ  j  ノ
    __r' 」 l、゙、__| |ヽ ヽ_ヽ.∨ /__.ゝ ー’ノ___ ゙、`'   / ___
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄〉 ./ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ }   ./  ̄ ̄ ̄
                        / ./.              ヽノ
                          ̄




『須賀京太郎の奇妙な冒険 第一部 ユニバーサルクルセイダース』 完
736 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/14(月) 15:33:24.38 ID:5iSHvD6o0
これが次回に続くのか
737 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/01/14(月) 15:42:41.31 ID:c4tPc48U0
と、いうわけで第一部完!!

最後のコンマ判定は、

90以上が出れば晴絵達が助けに来て、ゾロ目が出ればスコヤが復活して、

同じ数字が2つ出れば照が助けに来て、同じ数字が3つ出れば照・京母子が助けに来て、

全部10以下の数字だったら、ユキコは倒せるけど京太郎の精神は一巡後の世界に辿り着けないという感じにするつもりでした。

照が助けに来ることになったときは、これは嫁だわーと感心しました

1か月以上メチャ頑張ってやってきたので完結にこぎつけられて良かったです!

ひとえに住民の皆さん方のおかげです!「面白い」とか「期待してます」とか、色々具体的に感想述べてくれたりするだけで、全然モチベが違います!

やる気出して完結出来て良かったですホントに!

次回作は2月のアタマくらいから始めるつもりなんですが、このスレは速報の現状的に残り続けると思うので、

感想とか色々ありがたいお言葉いただけたらなーと思います!(もちろん批判や要望も糧にします)

いやー、本当にありがとうございました!他にも咲スレが盛り上がってくれたら嬉しいですねー

ちょくちょくこのスレ覗きに来たり、次回作の予告したりするとは思いますが、一旦終了ということで!



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し '   r<´  |ll:    | : : : : : : /. : : : : : :.`Y´. : : : ヽ
   } └ .─ ┴‐─ ┴,. : ://: : : : / : : : : :!: : : : : _人_
、 .斗 ‐‐─ァ── <:./: :/: /: /: : /: : : : :.:/:i: : : : :.`Y´
 > ´  ̄ フ./: : :/: : :.// :./_:/_:/:_: /. : : : : :/:/: : :! : : : ∧
___..斗< /: : :/i: : : :{: : /: /: /: : /`ヽ. :./:/: :i: :.! : : :/:∧
.       /: : /´:!: :.:从: :芹竿ミx.:|: : :./:/:`メ: :.! : :/:/:.∧
     /: : /!/ |: : : |人{弋 _メckj /:/:/. :ム:リ :/:/: /:.∧
.    /: : /人.N: : : |  ⌒ ー ''     「笊ckくj /:/:./: /:.∧
    /: : //: : ヽ!: : :.| """"        辷..ソXl|: : :/: /: /:.∧    それではまた!
.   /: : //__人_:j: : : |        ,   """ノリルイ⌒ `ヽ/:.∧
  /: : //: :.`Y´.|: : : ト、    、_       /. :i: :.:|      `マ}
ー/: : //: _人_: :.j: : :.:|:.|\     ー '     . イ. :人_ |    i
∨`X「ー`Y´─.! : : |:.|.  \    .  イ: :.!:.`Y´. ! ___ 人 ___
 \ \       !: : ::l:.|     ̄「:i: : : : :j: :.:|: : :l: :.:l   `Y´
   \ \    从: :.j:.|      |N\: : :l: : :!: :.リ:.:.リ    l
      ト、\   人: l:.|      } jト、 \j : リ: :/: :/
     | .\ \   ヽ j\ _ _j ハハ  ` <': :./
     |:::\\ \     \   ⌒ } i    `<}ト、
     |: :: :::\\ \      \   .N      // ト、
738 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/14(月) 15:48:53.13 ID:iBV0V6z70
乙ですー
一応コンマ判定に90があったんだけどテルーの助けが優先されたのかしら
739 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/14(月) 15:53:49.36 ID:UucWpC//o
優先順位的に照京母娘救援>照単独救援>レジェンド達救援って感じなのでは?
まぁこの段階でレジェンド達が駆け付けたとして活躍出来るとは思えんが……
740 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/14(月) 15:57:49.13 ID:iBV0V6z70
まあコンマの確率から考えても>>739さんの言う通りっぽいわね
最終決戦に味方が多く集まるのも正直見たかったが
741 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/01/14(月) 16:13:46.61 ID:c4tPc48U0
>>739
まあそんな感じですかね
これに限らず、色々コンマが光る場面が多くて面白かったです
正直自分の書いた今までの作品の中で1番良い出来になった気がするなー
742 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/14(月) 16:21:25.46 ID:iBV0V6z70
ちょっと思ったのが文堂さんよりも津山さんや吉留さんの方が吉良には向いていた気が
前者はコレクターという共通点あるし
後者はプッチ=ユキを見るとボス格は美人で統一も面白そう
中でも目立たないが可愛いみはるんなんか吉良の性質に適役と思った次第

ぼく卑猥なIDだった人
次回作もぜひ安価に参加させてもらおうと決意
743 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/14(月) 16:44:21.02 ID:9dvz32Soo
744 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/16(水) 10:44:27.70 ID:Yd2qwrWU0

面白かったよ
745 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/02/07(木) 19:27:49.47 ID:MkYdrU280
>>1です。
以前予告していた続編をそろそろやろうかなーと考えているんですが、ステータス決めとか学校決めとかって新スレ立ててからやった方がいいんでしょうか?
そもそもこのスレで告知しても周知されるのかどうかわかんないんですけども
746 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/02/07(木) 19:39:25.91 ID:l3+tlaVDO
ステータス決めとかはおさまりそうならこのスレでいいと思うよ
747 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/02/08(金) 08:56:25.96 ID:01nor2IK0
あっ、でもスタンドとかも決めたいしやっぱり新スレ建てることにします……
748 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/03/10(日) 16:23:11.89 ID:AtMe0zl50

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           、 .`゙゙'''〜      `゙゙''''― ..,,,_.     {   ミ      `'-、 \ ...l  ′ .i!iレ゛  ,/..彡
               `゙゙゙'"  __  r'"⌒'- ..,,.    ´゙"''―`''' ー= .`゙''ー ,,、  `'-.\ ′   ″ /   //
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          /        ゙̄二ニ--、   : _,,,.. -ー''''  ゙ー- .″ .‐''"´ ,.. -''″           、  \
       .l゙         二ニ-- ‘´    _,,.. -ー     _..-‐'″ .,..ー _/     .i′ ! .l,   、 \
       .l             'ニ―' ._,,.. -‐'''"゛     ,,, -'"゛.,..  ,/´ /    ,   .l゙  | ヽヽ ヽ  `-、
... --ー'''^゙´ .ヽ          _;;jjl″       ._,,, ._..-''"゛._.. ‐'´ ., / .../    ../    . l  ! .! .ヽヽ ヽ  .`'-,
        . ゙'ー ..,,..  .'“´       ,,‐'"  .''彡….‐'″ ,/゛ . ,/     ./   .,  !  ,!  !  .ヽ ヽ ヽ
   ._,,,.. -‐''"                _,, ‐l゙   ._ /   ,..-'´  _、./   / /   /   .!  │ .!  ..l, .ヽ .゛
''''"´                 ,,, -''"  ._.ゝ__ r'"  .,..‐″  .,..-"// /  /    /   l   │  l   . l, .ヽ  \
             ,,, -''″  _..-'"゛    ,/゛   ., ‐l゙   / .'" . /    /    ! │ !  . !   ..l .ヽ \
         _,, -'"゛   ._..-'"゛     .,..-'゛   . ,/  `--゛../   ./    ./    ." 、 ′│  !     .ヽ ヽ\
     ._..-‐'″   ._..-'"゛      .,..‐" ,..‐ ,. ."   .,,-  ./  ./     ./  !  ,il ll !  |    .'i    ヽ  \
. _,, -'"゛    _.. ‐'″         ,..-'゛.,..‐″./ /   /  ./  /   .、 ./  /  /  ゙.! |   i l.l 、  .ヽ  ヽ
     ._..-'"゛        _/´., ‐'´   " / .,,‐   /   / .,i / ,i ./   l    廴__ノ  |  ! !..l !、    ヽ
 ._.. ‐'″        ,..-'´  ./       ゛ .,i'゙,./  ./   / ./ .゙./,i/  /  /   i   .!  .|   ゙!.l   l,
'"           _. _/゛    l           ,ノン ./   ./  !    .;l′ .i′  !   .l   .|  l   /    ヽ
  _.. -''"゙_..-'″  .,..      .l           〃゛     ./   ヽ__./   ./   /   .}   :!   `--"
.''″ ,..-'´   ,..-'" .,,  : ,/ .ヽ、     ,./      ,ノ゛      ./    l   !   ,!   !    .l  lL 、
      ...-'″ . /  -"    .、゙''―ー''゙゛./    /      .r  ,i",ノ .l゙   !   .!   .|  i i l l ! .l
        ,/゛ /    .,/     . /     ./    , ‐ ,i′./ ./ .,″  /    l   │ .l .! ゝ .ゝ l、
          ´  ./    ./      /    /    ,/  ./  / ./ / .、  /   │   .|  | ."     "ヽ
           //  ./      /    . /   : ,/"      ゛/ ./ l .i . l    |    l .l         !
        /  ,/         /     ./   : /           " / / .! l    ,!    | .|        /




京太郎「!!」

京太郎(な、何か飛んでくるッ!!)



咏の[熱湯弾]:命中率40%

01〜40 命中

41〜00 当たらない


コンマ↓1 
749 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/03/10(日) 16:23:38.19 ID:AtMe0zl50
間違えた
750 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/03/10(日) 20:03:26.88 ID:AtMe0zl50

京太郎「WRYEAAAAAAAAAAA!!!!!!」

京太郎「ちっぽけなクソガキが……!!身の程を知れッ!!」



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          、.l!i{   }-、,,   、シ.⌒ヽ、__∧   .l丿  .ば   .ば   ば
            、シ⌒゙ト→′ ヾ,,   ニl、_,イ   ヘ  ∠        ば   ば
         八 _ ハ     `l、_ ,,.f、  ヾ   ヽ.__,ィ\__.      ば    .ば
      ミ/⌒.、   \   .ノノ .杉!:ヽ、_,>ー'´: : :L__/ヽ,  ,__、 ,、_    _  ,ゝ
    _ニ/__  .人    `ァt'/  ,〉 ト、ヾ、_: : : _厂,イ|: :/  .|/./ `′ ∨⌒ヾ、V ´
  / .Ξ}  `<  `ヾ、__/: !  ,.イ  | LY´ ̄ ̄`7/ !f´|.     /     ./.ヽ._ノ7‐-、
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.手   Ξト ̄  ` ̄フ: :_|ミ.      l |        ', | 〈   ト、_  /    ./丶.ノ/Ξ
豸     彡|、 `ー一'´: :,ノ:/      V       _} ! \_,∠: : :`^ヾ、_  /   ,イ ミ
斗    彳l、`ー一 '´-':/_      {「::i!;ヽ ,ィ;;i!:7 |./ |: : ヾ_ : : : : :`:ヾ、_.//ミ
.汁      !`liTl!爪l|/ニ≧ヽ,\リヘ l ゞ=''゙; ;ゞ='',' ト、_ .ヽ:   ,.イ´ ̄`ヽ: : : /ヾ
彡!      〃 / ⌒ヽ、_   `ヽヘ.\'ム ',     ,' i!./  ` >‐.'"´  .l     八:/ヾ
. 亥      /{  .丿 \⌒ヽソ ./ l.ハ  ‐=-   i!/  ミ/       `>ー'‐、ヘ`゛
   `ー‐卅_/シ⌒ヽ,´     ヘ彡 〉ハ .i.ヽ;::ヽ __,ィ ,r'f  .ミ|   _., -‐'´|     |∧
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  、 ./ _シ⌒く´    `ヾ、/ミ_j. .Y. __`.ー一 '´ ノ.__∨ 三|      _ /. ̄ \ニ! ヘ二
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. 三!. ーr' ⌒〈  `.ー-、_ノ〈.|.  、シ´ヘ _ノ←<く__     l | l´      ヽ、__/ミ : lミ .ムΞ
 ニ| ニ|  .人      / ハ∨ ミ!    ./   .l彡ヽ   .ノ:/ ∨.     __./  ̄.\: : :l.ミ  ハ _
  手.彡{`"´  ヾ___./ /.:| `,.イ     ./ヽ=ィ⌒ヾ、\/: :/ .ハ`ー‐.'´ {    |ミ: |`゙ : :ヘミ
  豸 彳`ー.、__   .}.'´ ,イ./: :.|    ./    ト、_ノ‐-、〈´ .f: :ヘ.      \_ノミ: :ノミ. : : :!ミ
.   亥  川 !li`廾´  / /  : ヽ、 ./    /   イ.   `lニ.l: : : ヽt一廾'"^~´: :/ヾ、. : : :|ミ
    ´ `ゝ、: : : : : : . ./.ニl     〈    ./    ./.ヽニノニ ヽ: : : : ` ー---ィヾ´    : : /ミ、
    〃   `卅─爪  彡` ー‐.、_ノ`ヾ、_/     /   ./、    \: : :      `゙   ./ミ、
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