グズマ「何が島巡りだ!カントー地方だ!」

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1 : ◆YNS0qIRC9I :2019/01/25(金) 14:19:45.46 ID:vk+QY9CzO
undefined

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2 : ◆YNS0qIRC9I :2019/01/25(金) 14:21:59.93 ID:vk+QY9CzO

メレメレ島

グズマ「やるじゃねぇかジジイ…」

ハラ「まだまだオマエに負ける程年老いてはおりませんぞグズマ」

ハラ「(とは言ってもお互いポケモンは一匹ずつ…わしのハリテヤマもそろそろ限界が…早く決めなければ…!)」

グズマ「行くぞグソクムシャ!つるぎの…

ハラ「(不味い…!ここで『剣の舞』なぞさせてしまっては…!)ハリテヤマ…!『バレットパン…

グズマ「『ふいうち』だ!」

ハラ「なっ…!?」

グソクムシャ「グルォォ!!!」ガンッ!

ハリテヤマ「ハリテッ…!」

バタッ

審判「ハリテヤマ戦闘不能!よってチャレンジャーグズマの勝ち!」
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/01/25(金) 14:22:02.08 ID:BXuNa6+w0
なんかあるぞ
4 : ◆YNS0qIRC9I :2019/01/25(金) 14:23:56.82 ID:vk+QY9CzO

バッドボーイ「おぉー!流石グズマさん!」

バッドガール「しまキングを倒しちゃった!これでキャプテンになるのは確定事項っすよ!」

グズマ「どうだジジイ…『島巡り』も終わった!本気のオマエにも勝った!これでオレをキャプテンに…!」

ハラ「…」

グズマ「勿体ぶるんじゃねぇよ!さっさと…

ハラ「なりませんぞ」

グズマ「…は?」

ハラ「わしはオマエをキャプテンとは認めませんぞ」

グズマ「…!ふざけるな!ちゃんとテメェに勝っただろうが!」

ハラ「キャプテンとは島巡りをする者の大きな壁に、時には支えになる立場、とてもじゃないが今のお前には任せられませんぞ」

グズマ「テメェ…!負けたからって…!」

ハラ「さっきの戦い方もそうですぞ、最後の『ふいうち』はなんですかな?」

グズマ「あの技はああやって使うのが一番強ぇだろうが」

ハラ「あんな反則スレスレの『ふいうち』を島巡りを行なっている子供達にも打つのですかな?」

グズマ「当たり前だろ…あのタイミングで『ふいうち』を当てれるのはグソクムシャとの特訓のおかげ…

ハラ「キャプテンのバトルは気品も大事、そしてグズマよ、一番お主をキャプテンとして認めることができないのは…」



ハラ「カプ殿がお主がキャプテンになることを拒むからですぞ」


グズマ「…!」

ハラ「だからグズマよ…もう一度わしの下で…」

グズマ「もういい…」

ハラ「グズマ…?」

グズマ「もういいって言ってんだよ!島巡りも!キャプテンも!」

スタスタスタスタ とグズマ その場を去る

バッドボーイ「グズマさんっ!」



グズマ「(ふざけんな…!オレは強いのに…!オレのポケモン達はこんなに強いのにどうして誰も認めてくれない…!)」



時系列はグズマが島巡りをしていた時です。(だから若い)

サンムーンとは話が繋がりません

ポケモンの鳴き声適当

SS処女作
5 : ◆YNS0qIRC9I :2019/01/25(金) 14:34:23.16 ID:vk+QY9CzO

海辺

グズマ「…」

バシュン! とグズマのモンスターボールが開く

グソクムシャ「グソク…」

グズマ「なんだボールから出てきたのか」

グソクムシャ「グソク!グソク!ムシャ!」アタフタアタフタ

グズマ「…ハハッ、なんだよ、慰めようとしてくれてんのか?」

グソクムシャ「グソク…」ションボリとしている

グズマ「馬鹿野郎!なんでオマエが落ち込む!オマエは何も悪くねえだろ!オマエのお陰で今回の勝負も勝てたんだろうが!」

?「ハハッ、相変わらず仲が良いね」

グズマ「…!オマエはククイ…!」

ククイ「バッドボーイの子達から聞いたよ、ハラさんにバトルで…

グソクムシャ「グルォォ!!!」

ククイ「グハッ!」グソクムシャに吹っ飛ばされる

ククイ「これは前にもまして強烈だな…また一つ勉強になったよ」

グズマ「ポケモンの技くらって喜んでるのなんてテメェくらいだぞ、コイツにはテメェと会ったら『であいがしら』打つように教育してんだ」

ククイ「それは血気盛んなこと…しかし今の『であいがしら』で確信したよグズマ君!」イテテ

グズマ「あ?」

ククイ「君がハラさんに勝ったのは本当だそうね!キャプテンになるんだろ?」

グズマ「…なれねえよ」

ククイ「どうして?」


グズマ「ジジイが…そしてこの島で一番偉いカプ様がオレのことを認めないのだとよ!」



6 : ◆akrJA.dFs. :2019/01/25(金) 14:46:30.09 ID:vk+QY9CzO

グズマ「オレのポケモン達は強いのに!カプがオレを認めないってだけでキャプテンになれねぇ!何が島巡りだ!何がキャプテンだ!ふざけんじゃねぇ!」

ククイ「グズマ君…」

グズマ「ククイ…なんでオマエはキャプテンにならなかったんだよ、カプに認められている証拠のZリングも持っている…ジジイもオマエのことを気に入っている…なのにどうして」

ククイ「それはだね…4つだ!」

グズマ「は?4つ?」

ククイ「まず1つめはボクはポケモン博士になりたいんだ!」

グズマ「ポケモン博士…?オマエがか?」

ククイ「あぁ!そのために2つめはポケモンの研究!そしてポケモンの技の研究をしたいんだ!」

グズマ「全部一緒みたいなもんじゃねぇか、4つだ!なんて誇張してんじゃねぇよ」

ククイ「ハハッ!相変わらず痛いところを突くねグズマ君!」

グズマ「で、4つめはなんだよ、可愛い嫁さんがほしいとかか?」

ククイ「それもいいな、5つに増やそうかな」

グズマ「オイ!増やしてんじゃねぇぞ!」

ククイ「冗談じゃないか!ちゃんとあるよ」

ククイ「誰にもまだ言ってないんだ、だからグズマ君とボクだけの秘密にしてくれよ?」

ククイ「4つめは…



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー






7 : ◆akrJA.dFs. :2019/01/25(金) 14:59:01.76 ID:vk+QY9CzO

グズマ「おいおい…マジで言ってんのかよ…そんなこと出来るわけが…」

ククイ「ハハッ!そんなことやってみないとわからないぜ!」

グズマ「前からおかしい奴だと思ってたがやっぱイかれてんなオマエ…」

ククイ「前向きに捉えておくよ」

グズマ「オマエの馬鹿げた話を聞いたら少し気持ちが楽になった」スクッと立ち上がる

ククイ「? 帰るのかい?」

グズマ「喉が渇いた、ポケセンに行くんだよ」

ククイ「そうかい、じゃあねグズマ君」

グズマ「ああ、じゃあな」振り返ってスタスタと歩き始める

グズマ「…」振り返る

グズマ「おいククイ!」

ククイ「? どうしたんだい?」


グズマ「叶うといいな、4つめ」

ーーーーーーーーーーーーーーー

ポケモンセンター

バッドボーイ「遅いっすねグズマさん…」

バッドガール「そりゃキャプテンになれなかったんだもん…ウチだって今日グズマさんがキャプテンになれるもんだと思ってたのに…」

カフェのおばちゃん「グズマちゃん、良い子で強いのにねぇ…どうしてキャプテンになれないのかしらね…」

バッドボーイ「クソォ!今日はヤケ飲みだ!おばちゃん!ブラック一つ!」

バッドガール「アンタがヤケになってどうすんのよ、それにアンタブラック飲めないでしょ」

ガンッ!と誰かがバッドガールの椅子を蹴る

バッドガール「…!ちょっとなんなのさ!」

エリートトレーナー「ここのカフェスペースは『強いポケモントレーナー』が休息のために使う場所だ!お前らみたいな『島巡りも終わらなかった奴ら』が使っていい場所じゃねぇんだよ!』

8 : ◆akrJA.dFs. :2019/01/25(金) 15:09:35.72 ID:vk+QY9CzO

バッドボーイ「ふざけんな!ポケモンセンターは皆のためにあるだろうが!」

エリートトレーナー「うるせぇよ!」ガンッ!

バッドボーイ 突き飛ばされる

バッドボーイ「ガッ!」

バッドガール「バッドボーイ…!お前…!」

エリートトレーナー「なんだよ、文句があるならポケモンバトルで白黒ハッキリつけようや!」

バッドガール「…!それは…」

エリートトレーナー「ハハハッ!だよな!テメェらみたいなゴミ屑じゃ俺様に敵うわけがないよなぃ!?テメェらなんざアローラにいらねぇんだよ!見ていてムカつくんだよ!」

バッドガール「なんで…」

バッドガール「なんで島巡りが終わらないとダメなのさ!どうしてそれだけでワタシ達はいつも冷たい目で見られないといけないのさ!」泣き崩れる

コロコロとバッドガールのモンスターボールが転がる

バッドガール「(あ、ワタシのズバットが)」

エリートトレーナー「ンなもん決まってんだろ」足を上げる

バッドガール「ちょっとアンタ!何しようと…!!」


エリートトレーナー「お前とお前のポケモンが弱いからだよ!!!」足を振り下ろす

バッドガール「いやああああああああああ!!!!!!」

ガンッ!!!!!!!!

バッドガール「そんな…ワタシの…ワタシの大事なズバットが…」

コロコロと以前とモンスターボールが転がってる

バッドガール「あれ…大丈夫…アイツは…」

エリートトレーナー「テメェ…!また俺様の邪魔をしやがって…!!!」

バッドガール「あっ…!!!!」





グズマ「テメェ…オレのダチに何してんだ」





9 : ◆akrJA.dFs. :2019/01/25(金) 15:16:09.05 ID:vk+QY9CzO

バッドガール「グズマさん!」

グズマ「オイ、そいつ気絶してんじゃねぇか、病院連れて行ってやれ」

バッドガール「は、はい!」

バッドガール「ええと、バッドボーイのモンスターボールは…」ガサゴソ

ポチッ

ゴーリキー「ゴォォ!」

バッドガール「ゴーちゃん!バッドボーイがヤバイの!だから病院連れて行くの手伝って!」

ゴーリキー「リキィィ!!」頷き、バッドボーイを担ぐ

バッドガールとボーイ、ポケモンセンターから出て行く

グズマ「すまねぇなおばちゃん、騒がしくしちまった。とりあえずエネココア一つ」

エリートトレーナー「おいグズマ!何俺様を無視している!よくも殴ってくれたな!」

グズマ「おお…今日も美味そうだ」

エリートトレーナー「おい聞いているのか!」

グズマ「聞いてたさ」

グズマ「文句があるならポケモンバトルで…ってさっき言ってたなテメェ」

エリートトレーナー「…!あぁ!そうだ!それがどうした!」

グズマ「表出ろ、叩きのめしてやる」
10 : ◆akrJA.dFs. :2019/01/25(金) 15:29:01.86 ID:vk+QY9CzO

それから少しして

エリートトレーナー「(どうして…どうしてだ…!コイツの対策用に手持ちは炎タイプで固めたのに…!)」

グズマ「カイロス『インファイト』」

カイロス「ロス!!」

ダダダダダダダ!

ギャロップ「」

エリートトレーナー「クソッ!役立たずめ!どうして勝てないんだ…!」ゴージャスボールを投げつける

グズマ「おうおう、タイプ相性が良ければ勝てると思ってるなんて流石『エリートトレーナー』様だな」

エリートトレーナー「ッ…!テメェ…!」

グズマ「前のギャラドスはどうしたんだよ、どうせ勝てないからって逃したんだろ」スタスタと

エリートトレーナー「なんだよ!そんなの俺の勝手だろ!」

グズマ「そうだな」ギャロップの前で止まる

エリートトレーナー「?」

グズマ「だからオレも勝手にさせてもらう」 ギャロップにすごい傷薬を

ギャロップ ムクリと立ち上がる

ギャロップ「コーン!」スリスリとグズマに頬をすする

エリートトレーナー「おい!ソイツは敵だぞ!何懐いて!」

ギャロップ「…!」ギラッ!

エリートトレーナー「ヒィ!」

グズマ「ハハッ、自分のポケモンに嫌われてやんの」

グズマ「で、バトルに勝ってさっきの落とし前をつけるわけだが…」投げたゴージャスボールの前に

エリートトレーナー「おいテメェ何を…」

グズマ「よく覚えとけ」



グズマ「破壊という言葉が人間の形をしているのがこのオレ様だ!!」ガンッッ!!!!!


11 : ◆akrJA.dFs. :2019/01/25(金) 15:38:10.43 ID:vk+QY9CzO

エリートトレーナー「あぁ!俺のゴージャスボールが…!」

グズマ「ポケモンじゃなくてボールの心配かよ、つくづく屑な野郎だな」

グズマ「おいギャロップ」

ギャロップ「コーン?」首を傾げる

グズマ「テメェの帰る場所は無くなった、どうだ?俺たちのとこへ来ないか?仲の良い女が炎ポケモン持ってるからよ、大事にしてくれると思うぜ」

エリートトレーナー「馬鹿か!さっきまで俺のポケモンだったんだぞ!ゲットもせず言うことを聞くわけが…!」

ギャロップ「コーンコーン!」嬉しそうに跳ね上がる

エリートトレーナー「なっ…!?」

ギャロップ「コーン!」しゃがむ

グズマ「お、乗れってか、よいしょっと」

エリートトレーナー「馬鹿が!炎を纏ってるギャロップに乗れるわけ…

グズマ「あ?何がだよ」スンナリと乗ってる

エリートトレーナー「はぁ!?どうして!?」

グズマ「馬鹿はテメェだ、ギャロップは懐いた奴が乗る時にはギャロップの炎は熱くなくなるんだよ」

エリートトレーナー「そんな俺が乗ろうとした時は…」

グズマ「つまりそういうことだろ」

ダッダッダッとギャロップに乗りその場を去る
12 : ◆akrJA.dFs. [sage]:2019/01/25(金) 15:38:58.17 ID:vk+QY9CzO
とりあえずこの辺で
導入が長くてカントー地方のカの字も出ませんがもう少しお待ちを
13 : ◆akrJA.dFs. :2019/01/25(金) 15:51:04.78 ID:vk+QY9CzO
>>8
エリートトレーナー「ハハハッ!だよな!テメェらみたいなゴミ屑じゃ俺様に敵うわけがないよなぃ!?テメェらなんざアローラにいらねぇんだよ!見ていてムカつくんだよ!」

エリートトレーナー「ハハハッ!だよな!テメェらみたいなゴミ屑じゃ俺様に敵うわけがないよなぁ!?お前らなんざアローラにいらねぇんだよ!見ていてムカつくんだよ!」

>>11
グズマ「馬鹿はテメェだ、ギャロップは懐いた奴が乗る時にはギャロップの炎は熱くなくなるんだよ」

グズマ「馬鹿はテメェだ、ギャロップは懐いた奴が乗る時には炎は熱くなくなるんだよ」

訂正です。
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/01/25(金) 21:10:12.82 ID:BXuNa6+w0
なんかあるぞ
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/01/25(金) 21:12:24.70 ID:BXuNa6+w0
てか島巡りの理不尽さがやばい
16 : ◆akrJA.dFs. :2019/01/25(金) 21:51:39.47 ID:YQGY8A8t0

プルメリ「ん?」

ダッダッダッ!

グズマ「よう!お前も来てたのかプルメリ」

プルメリ「バッドボーイが怪我したからって聞いたからね、ところでそのギャロップどうしたんだい?」

グズマ「アイツら虐めた奴から奪ってきたんだよ」

プルメリ「そのわりには…」ジー…

ギャロップ「コーン!」走れて満足そう

プルメリ「随分仲よさそうだけどね」

グズマ「お前エンニュート持ってんだろ?だから炎タイプのコイツ気にいるかと」

プルメリ「あのね、あたいが好むのはどくポケモンであってそんな高尚なポケモンはあたいには似合わないよ」

ギャロップ「コーン!?」ガーン!

グズマ「なっ…!?」ガーン!

プルメリ「アンタらおんなじ顔するんじゃないよ…アンタが使えば…って使うわけないか、ポケモンライドとして使ったらどうだい?」

グズマ「ひでんわざが禁止されてる島だぞ、ポケモンライドに認定されてるポケモン以外に乗って移動してたらブタ箱行きだ」

プルメリ「アンタ今ギャロップに乗ってたじゃん」

グズマ「…」

17 : ◆akrJA.dFs. :2019/01/25(金) 22:04:39.89 ID:YQGY8A8t0

グズマ「さぁて!バッドボーイの野郎大丈夫かなぁ!」

プルメリ「(話逸らしたな…)」

ウィーン

病院のドアが開く

バッドボーイ「イテテ…ヤベェな、姉貴とグズマさんに迷惑かけちまったよ、ありがとなバッドガール、それにゴーリキー」

ゴーリキー「リキィィ!!!」喜んでる

バッドガール「どういたしまして!って姉さんとグズマさん!とギャロップ!?どうしたんスカそれ!」

バッドボーイ「ホントだギャロップだスゲェ!あ、姉貴とグズマさん!わざわざ見舞いありがとっス!」

プルメリ「大人気だねアンタ」

ギャロップ「コーン!」嬉しそう

グズマ「あのカストレーナーはキチンと教育はしてやった、その落とし前がコイツ…

バッドボーイ「おぉ!見た目に反して結構プニプニしてる!」

バッドガール「見て見て!こんな熱そうなのに全然炎熱くないや!どうなってんの!?アハハハ!」

ギャロップ「コーン!コーン!」?を二人になすりつける

バッドボーイ「カッコカワイイ!」

バッドガール「なにこの子、チョーカワイイんですけど!」

ガヤガヤガヤガヤ

グズマ「聞いちゃいねぇ…フッ、まぁいいか」

スタスタとその場を離れる

プルメリ「ちょっと待ちなよ」付いてくる

グズマ「なんだよ」

プルメリ「アンタ、これからどうするんだい?キャプテンに認められなかったんだろ?」

グズマ「…どうもこうもねぇよ」

プルメリ「あたいは気に入らないよ、島巡りもアンタを認めないこの島も…元はと言えばアンタが島のお偉い方に嫌われてるのはあたいらのせいじゃないか!」

グズマ「んなことねぇよ」

プルメリ「そんなことある!あの時だって!」
18 : ◆akrJA.dFs. :2019/01/25(金) 22:25:41.79 ID:YQGY8A8t0

少し前

プルメリ『……』

クスクス…あの娘島巡り終わらなかったんだって?

家の都合で、だとか 嘘だって丸わかりなのにね

あの見た目でそんな家族想いの子じゃないって一目瞭然なのにね

プルメリ『うるせぇ!オマエら!』

ヒッ!

逃げろ逃げろ落ちこぼれのDQNが怒ったぞ!

プルメリ『(なんだよコイツら、あたいが島巡りを中断したら目の色変えて…それにあたいが島巡りを中断したのは母さんの容態が悪くなったからだ、それを見た目で判断して…アンタらの方がよっぽど質が悪い!)』

プルメリ『(クソッ!島巡りがそんなに大切なのかよ…)』

グズマ『おいそこのお前強そうだな、相手になってくれよ』

プルメリ『! へぇ、よく臆せずあたいにバトル申し込んでくるね、気に入ったよ』

グズマ『ポケモンバトルしてて臆しててたまるかよ』

プルメリ『ちょうどムシャクシャしてたところだ!叩き潰してあげるよ!』

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

エンニュート『』バタリ

プルメリ『エンニュート!?』

グズマ『お疲れさんアメモース』バシュン!

アメモースをモンスターボールに戻す

プルメリ『クソッ…』バシュンとエンニュートを戻す

プルメリ『…えよ』

グズマ『あ?』

プルメリ『笑えよ!弱いあたいを!島巡りが終わらなかったあたいを!クソッ!クソッ!クソォ!!!!』

グズマ『おいおい、どうしたんだよ』

プルメリ『皆、皆!あたいを嫌な目で見やがる!腫れ物のように!まるで人間扱いされていないように!そこにあたいがいないような扱いを受ける!島巡りが終わらなかっただけで』

グズマ『島巡りが終わってる終わらなかったなんて関係ねぇだろ』

プルメリ『嘘つけ!同情なんて…』

プルメリ『…!(コイツの目…違う、他の奴らと…)』

グズマ『そんなことどうでも良いだろ、証拠にオマエのエンニュート強かったぜ、アメモースが『ハイドロポンプ』をよく当ててくれたおかげで勝てただけだ』

プルメリ『…そうかい』

グズマ『それじゃバトルも終わったし行こうぜ』

プルメリ『どこに?』

グズマ『あ?決まってんだろ、ポケモンセンターにだよ。オマエのエンニュートも回復してやらねえといけねえだろ』
19 : ◆akrJA.dFs. :2019/01/25(金) 22:49:49.47 ID:YQGY8A8t0

ポケモンセンター

ジョーイ『それではポケモンが回復した次第また声をおかけしますね!』

グズマ『まぁ一服しようや、エネココア二つ』

プルメリ『え、悪いよ奢ってもらうなんて』

グズマ『何言ってんだ、負けたオマエ持ちに決まってんだろ』

プルメリ『…(嫌な奴…)』

グズマ『冗談だよ、ほら飲め』

プルメリ『あたいポケセンのカフェ使うの初めてだよ』

グズマ『あ?どうして?勿体ねえな』

プルメリ『何か後ろ指立てられているようで嫌なんだよ、「島巡りも終わってないくせに!」って』

グズマ『なんだそれ、どうでもいいだろ周りなんて』

グズマ『自分を卑下してネガティヴになっちまってポケモンバトルが弱くなったらそれこそポケモン達が可哀想だろ』

プルメリ『…!』

プルメリ『アンタ良い奴だね…』

グズマ『当たり前だろ、見た目から滲み出てんだろうが』

プルメリ『ハハッ!よく言うよ!それに…』

プルメリ『こんなに美味しいもん飲んだのは初めてだ』涙ツー
20 : ◆akrJA.dFs. :2019/01/25(金) 23:01:38.19 ID:YQGY8A8t0

プルメリ「あの時のアンタには感謝してるよ、おかげであたいも今じゃエネココア信者だ」

グズマ「エネココアは美味いからな」

プルメリ「でもそうやってあたいみたいな、あの子達のような島のはぐれ者の面倒を見てアンタも島の皆から嫌われたじゃないか」

グズマ「…」

プルメリ「あたいらを助けるために時には暴力だって!どうしてそんなことするんだい!そんなことしてなかったら今頃アンタはキャプテンにだって…!」

グズマ「ムカつくんだよ」

グズマ「島巡りに固執してるオマエらもアイツらも全部全部!」

プルメリ「グズマ…」

グズマ「関係ねえだろうが!島巡りが終わっていなかろうがポケモントレーナーはポケモントレーナーだ!ポケモンに対する態度を島巡りという尺で測られているのが気に食わねえ!」

グズマ「それにオレはお前らとつるむ前からバトルに品がないって嫌われてたからよ、どうせキャプテンにはなれなかっただろうよ」

プルメリ「そんなことは…!」

グズマ「それにオレはお前らとダチになったことに一ミリたりとも後悔していねぇよ」

グズマ「お前のおかげで状態異常対策ができたしバッドボーイのかくとうポケモンとの特訓でジジイに勝つこともできた、バッドガールのひこうタイプとバトルしてたおかげでオレのポケモンのすばやさも随分上がった」

プルメリ「…どうしてアンタはそこまであたいらを…」

グズマ「ンなもん決まってんだろ」

グズマ「『島巡りが終わってない奴は落ちこぼれ』が間違ってると思うからだよ、そんな考えはこのオレ様がぶっ潰してやる」
21 : ◆akrJA.dFs. :2019/01/25(金) 23:24:00.65 ID:YQGY8A8t0

プルメリ「じゃあどうだい!『団』でも作ろうよグズマ!」

グズマ「団?なんだそりゃ」

プルメリ「あたいらみたいなはぐれ者集めて組織するのさ!そして島巡りなんて悪しき風習をぶっ潰してやるのさ!」

グズマ「ハハッ、中々面白いこと考えるじゃねぇか」

プルメリ「そうだな…名前は『スカル団』なんてどうだい?」

グズマ「チンピラ集団みたいだな、まぁオレらもチンピラみたいなもんか」

プルメリ「いいんだよ名前なんて適当で!幹部はあたいでボスはグズマな!」

グズマ「おい、勝手にオレをボスにすんじゃねぇよ!」

プルメリ「いいじゃないか!島の連中がアンタをキャプテンに認めないならあたいらが認めてやる!ボスとしてさ!」

グズマ「ハハッ…まぁ考えといてやるよ」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

帰り道

グズマ「スカル団でオレがボス…それも悪くねぇな…ん?」

グズマ「(なんだあのオッさん?島の人間か?それと…)」

?「マシブッ!」ポージングを取る

?「不味い…!手持ちが全て瀕死に…!」

ガシッと男を抱える

グズマ「(なんだあのポケモン!?いやポケモンなのか…!?それにあの『歪んだ穴』は!?いや…!今はどうでもいい!)」

?「このままではウルトラホールに…!妻よ子供よすまな…

アメモース!エアスラッシュ!

男を掴んでいる手にヒット

?「マシブッ!!」思わず手を離す

グズマ「ヘッ!随分痛そうだなぁ!見た目からしてテメェも『むしポケモン』だろうからエアスラッシュは効果抜群だろうよ!」

?「助かったよ…!ところで君は…!?」

グズマ「そんなことどうでもいいだろうが!まずはコイツについて教えてやがれ!」

?「コイツのコードネームはUB02 EXPANSION!見ての通りその膨大な筋肉が奴の特徴だ!」

グズマ「筋肉…ならかくとうタイプとの複合の可能性が高いな…それに…」

?「マシブッ!マシブッ!」ポージングを決め気合を入れている



グズマ「『むしポケモン』ならオレ様がお前をゲットしてやる!」



22 : ◆akrJA.dFs. :2019/01/25(金) 23:43:39.09 ID:YQGY8A8t0

?「君!奴を捕まえるつもりかい!?」

グズマ「当たり前だ!ポケモンならゲットするだろうが!それに…」

?「マシブッ!マシブッ!マシブッ!」

グズマ「アイツ苦しそうだ、まるで外から力を注ぎ込まれて力を制御できないように見える、ボールに入れてやれば少しは落ち着くかもしれねえだろ」

?「(奴が纏っているオーラ…ウルトラホールを通った影響か…)」

?「君!だったらこれを使ってくれ!」シュン!とボールを投げる

グズマ「あ?なんだこの青いボールは」受け取る

?「それは奴らウルトラビーストを捕まえる専用のボールだ!彼らは普通のモンスターボールでは捕獲できない!」

グズマ「ウルトラビースト…?まぁいいありがたく受け取っておくぜ、行くぞアメモース!もう一度『エアスラッシュ』だ!」

アメモース「モース!」?へ急接近

グズマ「奴がむしとかくとうの複合タイプならひこう技の『エアスラッシュ』は効果は抜群!これで…!」

?「マブシッ!」再びポージングを決める

グズマ「またポージングを…いや違う!これは『ビルドアップ』か!?」

キィィィン!アメモース 跳ね返される

グズマ「アメモース!(まさか逆にアメモースを跳ね返すなんて…!バケモンかよ…!)」

グズマ「(だったら一度距離を取って『れいとうビーム』で…!)アメモース!一度距離を…!

?「マシブッ!」アメモースを掴む

アメモース「アメッ!」

グズマ「アメモース!」

?「マブシッ!」そのまま地面へたたきつける

ガァァァァァァン!!!

アメモース「モース…」ひんし

グズマ「オレのアメモースが一撃で…戻れアメモース!」バシュン!

?「マブシッ!マブシッ!」さらにオーラが強く



グズマ「なんだコイツ…まさかポケモンを倒すごとに強くなんのか!?」



23 : ◆akrJA.dFs. :2019/01/25(金) 23:54:44.76 ID:YQGY8A8t0

グズマ「いけっ!アリアドス!」

アリアドス「アリア!」

?「マシブッ!」攻撃してくる

グズマ「アリアドス!『こうそくいどう』で避けろ!」

アリアドス「アリア!」シュン!

グズマ「(今の奴の攻撃に当たるのはマズイ!だからこの勝負すばやさで制す!)」

グズマ「アリアドス!後ろへ回り込んで『ヘドロばくだん』だ!」

アリアドス「ドスッ!」

ドンッ!!!

?「マブシーーーーーー!!!!!」

グズマ「おうおう随分痛そうじゃねぇか!アリアドス!『いとをはく』で奴の動きを止めろ!」

シュッ!シュッ!シュッ!と糸を出す

?「マブシッ!マブシッ!マブシッ!」必死に糸を解こうとする

グズマ「ハハッ!テメェみたいな野郎はそういう技嫌いだろうよ!いくぜ!モンスターボール(ウルトラボール)!」

バシュン!

コロン…コロン…コロン…カチッ


グズマ「よし、これで筋肉野郎確保と…」

24 : ◆akrJA.dFs. :2019/01/26(土) 00:12:28.04 ID:eMlLOylY0
undefined
25 : ◆akrJA.dFs. :2019/01/26(土) 00:13:31.30 ID:eMlLOylY0

?「スゴイ…僅か二体でヤツを捕獲するなんて…」

グズマ「おっさんがオレの前にやられてなきゃアイツが『とくせい』でこうげきが上がることなくアメモース一体で倒せたんだよ」げんきのかたまりでアメモースを治療しながら

アメモース「モース!」元気になった

グズマ「よしよし元気になったか、ほらよ二人ともご褒美のポケマメだ」

アメモース「モースモース!」むしゃむしゃ

アリアドス「ドスドス!」むしゃむしゃ

?「本当に助かったよ、君にはなんてお礼を言えばいいか…」

グズマ「礼ならいい、とっととコイツについて教えてくれ」
26 : ◆akrJA.dFs. :2019/01/26(土) 00:14:23.63 ID:eMlLOylY0

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

事情を聞きました

グズマ「おいおい別世界なんて嘘だろ…?」

?「君も見ただろ?『ウルトラホール』を、あれが別世界とこの世界を繋ぐ穴なんだ」

グズマ「じゃあ筋肉野郎は別世界のポケモンだっていうのか?」

?「おそらくそうだろうがわからない…ポケモンと同じ技を使うことから私はポケモンだと判断しているが…」

グズマ「だったらウルトラビーストだとかコードネームなんかで呼んで差別しなくていいじゃねぇか」

バシュンとウルトラボールを開ける

?「マブシ!」ポージング

グズマ「おぉ、オーラも消えて元気そうじゃねぇか」

?「マブシ!」嬉しそうに色々なポージングを決める

グズマ「ハハッ!お前面白い奴だな!ええと…名前がないと呼びづらいな、そうだな…」

グズマ「『マッシブーン』!お前の名前は今日からマッシブーンだ!」

マッシブーン「マブシ?マブシ!」さらに嬉しそうにポージング

グズマ「ハハッ!気に入ったか!」

?「スゴイな、君は…我々が恐れていたウルトラビーストとこうも早く打ち解けるとは」

?「初めはウルトラホールを無理矢理こじ開け捕獲し研究しようと思っていたが君たちを見ているとその気も失せたよ」

グズマ「いいのかコイツもらっちまって?」

?「ああ、元々君が捕まえたポケモンだしね。私はもっと違う方法でウルトラホールを研究することにしたよ」

グズマ「そうかい、じゃあ最後にボールもらった礼に名前だけ聞いておいてやるよ」


モーン「私の名前はモーン、君は命の恩人だ。何かあれば連絡してくれ、私ができることなら何でも力になるよ」


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