【ミリマスSS】静香「えっ?陸くんに彼女ができた?」

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1 : ◆uYNNmHkuwIgM [saga sage]:2019/02/14(木) 23:22:30.65 ID:bMt1ueoY0

キャラ崩壊開放です!!



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2 : ◆uYNNmHkuwIgM [sage saga]:2019/02/14(木) 23:26:03.52 ID:bMt1ueoY0

志保「彼女なんて言ってないでしょ!単にりっくんがバレンタインデーにチョコを貰ったって言っただけ!」

静香「はぁ、なんだ。志保の動揺っぷりを見てると、陸くんに彼女でもできたのかと思ったわ」

志保「どどどどどど動揺?私が?何バカなこと言ってるの?」

静香「志保、陸くんが大好きなことがバレないように、人前では『陸』って呼ぶでしょう?動揺しすぎて素が出てるわよ」

志保「はぁ!?りっくんのことなんて、全然好きじゃないんだからね!?」

静香「うっわ...何そのツンデレのテンプレ言葉...」

志保「それに、仮に、そう仮に、万が一、いえ無量大数が一、りっくんに彼女ができたとしても、そんなことで動揺するほど私のメンタルは弱くないわ!!!!!」

静香「そっか、わかったわ。じゃあ、その手に持ってるコーヒーカップを机に置いて。手が震えすぎてて、中身をほとんど机の上にぶちまけてるわ」

志保「わたわたわたわたわたわたしのせいじゃない!!!!!!」

静香「はいはーい、そうね。わかったからほら志保ちゃん、机にカップおきまちょーねー」

志保「うわぁぁぁぁぁぁぁん!!!静香が!!!私を!!!バカにする!!!!!!」


3 : ◆uYNNmHkuwIgM [saga sage]:2019/02/14(木) 23:27:32.52 ID:bMt1ueoY0

静香「で、陸くんにチョコをあげたのはどんな子なの?」

志保「こいつよ」

静香「こいつって...というか、スマホに画像まであるのね...」

志保「この泥棒猫、サッカーでゴール決めてるかわいかっこいいりっくんの写真を撮ってたら写り込んできたの!!」

静香「いや、別に向こうは『陸くんと同じ写真に写りたい!』って意図はなかったと思うけど...。あら、綺麗な子じゃない。陸くんにぴっt」

志保「キサマイマナニヲイオウトシテイル」

静香「いや...なんでもないわ...」

志保「こんな掛け算も出来なさそうな女がりっくんと釣り合うわけなんてないのよ!!!フフフフ絶対に許さない!!!!」

静香「いや、5歳児なんだからできなくて当たり前でしょうに...」

4 : ◆uYNNmHkuwIgM [saga sage]:2019/02/14(木) 23:28:49.92 ID:bMt1ueoY0
>>1
警報でした
5 : ◆uYNNmHkuwIgM [saga sage]:2019/02/14(木) 23:30:27.73 ID:bMt1ueoY0

静香「まぁ、陸くんすっごく可愛いから、同い年の女の子は放ってはおかないわよね」

志保「は?すっごく可愛い?そんなわけないでしょ?」

静香「はいはい、ツンデレツンデレ」

志保「めちゃんこウルトラスーパーハイパー可愛いに決まってるじゃない!!!!」

静香「...精神年齢が陸くんと同じくらいになってるわよ...」

志保「それより静香あなたりっくんのことすっごく可愛いって...まさかりっくんを狙ってないでしょうね!?」

静香「狙うわけないでしょ!!!いくつ歳が離れてると思ってるのよ!!」

志保「はぁ...安心したわ。たとえ静香といえどアイドルだもの...顔面をぐちゃぐちゃにするのは憚られるから...」

静香「お願いだから将来逮捕とかされないでね...」

6 : ◆uYNNmHkuwIgM [saga sage]:2019/02/14(木) 23:32:17.00 ID:bMt1ueoY0

静香「でも、陸くんもその女の子のこと好きだったらどうするの?」

志保「ふっ、笑わせないで。まだ乳もぺったんこの女をりっくんが好きになるわけないじゃない」

静香「多分『あんな子供陸くんは相手にしない』ってこと言いたいんだと思うけど、その言い方だと陸くんがスケベみたいに聞こえるわよ」

志保「りっくんがスケベ!?!?!?貴様!!!ウチの天使に向かってそのような言葉を!!!!許さんぞ!!!!」

静香「あーもぅ!!!話が進まないからそのモードやめて!!!!」

志保「ウィ」

静香「はぁ...。いい?陸くんはまだ5歳だからまだまだ先の話だけど、志保の将来が心配だから言っておくわ。」

志保「...何よ?」

7 : ◆uYNNmHkuwIgM [sage saga]:2019/02/14(木) 23:34:56.23 ID:bMt1ueoY0

静香「あなたが陸くんのことを大事に大事にしててもね、陸くんには陸くんの考えや望みがあるわ」

静香「それは、あなたが陸くんに求めるものとは違うかもしれない。その時に、きっと諍いが起きると思う」

静香「あなたの方がたくさん人生を生きてるもの。自分の方が正しいことを言ってると思うかもしれないし、実際に正しいのかもしれない」

静香「だけどね、話は聞いてあげてね。頭ごなしに否定せずに、きちんと考えや望みを受け止めてあげて」

志保「静香あなた......ふんっ!そんなことあなたに言われなくてもわかってるわよ!」

静香「ふふっ、なら良かった」

8 : ◆uYNNmHkuwIgM [sage saga]:2019/02/14(木) 23:36:44.39 ID:bMt1ueoY0

志保「でも女の話は別じゃぁぁぁぁぁぁぁぁいい!!!!!」

静香「あぁ...いい話で終わらそうとしたのに...」

志保「りっくんは女に免疫がないのよ!!変な女にコロッと騙されたらどうするの!?」

静香「いや、あの歳で免疫がある方が怖いけどね」

静香「じゃあ逆に聞くけど、どんな女の子なら鬼小姑は許すの?」

志保「誰が鬼小姑よ!!そうね、多くは望まないわ。まずは、礼儀作法がきちんとしている子がいいわね。できるなら、たくさん習い事をして教養を身につけている子がいいわ」

志保「でも、自分で稼ぐことのできる一芸というかスキルは欲しいわね。共に自立して支え合える関係が良いから」

志保「あと、色んなことに対する好奇心というかチャレンジ精神は欲しいわね。最初は下手でも、練習して家事を覚えてくれるような頑張り屋の子がいいわ」

静香「なんだか盛りだくさんね...」

志保「あと...」

静香「どうしたの口ごもって?」

志保「新しい家族になることだし、姉である私を慕ってくれる子が...いいかな...」

静香「ふふっ、志保も可愛らしいところがあるじゃない」

志保「なによ!そのどうしようもない娘の成長を実感した母の目は!やめなさい!」

9 : ◆uYNNmHkuwIgM [sage saga]:2019/02/14(木) 23:38:41.55 ID:bMt1ueoY0

静香「でもよかったわね。その条件にぴったりの子がいるじゃない」

志保「婚活サイトじゃないんだからそんな簡単には...」

静香「はい、ヒットした1件はこちらです!」

星梨花「こんにちは、箱崎星梨花です!」

志保「星梨花!?」

星梨花「えっと、静香さん。検索とかヒットとか婚活とか何なのでしょうか?」

志保「なっ、なんでもないわよ!」

静香「星梨花あのね、ゴニョゴニョゴニョ」


10 : ◆uYNNmHkuwIgM [saga sage]:2019/02/14(木) 23:40:33.59 ID:bMt1ueoY0

星梨花「そうだったんですね。その...カノジョとかまだ私には早いです...陸くんもまだ小さいですし...」

静香「星梨花ったら、耳まで真っ赤になっちゃって、ふふっ可愛い」

志保「...」

静香「あら、志保さっきまでの元気はどこに行ったの?お姉ちゃんは認めないわーって、また怒るかと思った」

志保「ぐぬぬ...確かに星梨花はずるいわ...ぐぬぬ...」

静香「ふふふ、星梨花の可愛さの前では小姑モードは封印されたようね。でも志保覚えておいて」

志保「誰が小姑モードよ!それで、何を覚えておけというの!?」

静香「星梨花は嫁にあげないわ!絶対に!静香お姉ちゃんが許しません!!」

星梨花「静香お姉ちゃん?」

志保「はぁ?」

静香「だってこんな愛くるしい星梨花よ!妖精の擬人化のような清らかさと愛おしさを持った星梨花よ!誰か1人の人間のお嫁さんになるなんて人類の損失だわ!!!!」

星梨花「あの、私人間じゃないのでしょうか?」

志保「星梨花、耳を塞いでおいた方がいいわ。静香はちょっとテンションが上がって、トランス状態になってるだけだから」

11 : ◆uYNNmHkuwIgM [sage saga]:2019/02/14(木) 23:42:04.89 ID:bMt1ueoY0

静香「星梨花は私が認めた男以外は認めない!絶対に!!絶対にだ!!!!」

志保「はぁ...さっきまでの私ってこんな感じだったの...流石に反省するわ...」

静香「なに突然冷静になってるのよ!こっちは大事な話してるのよ!」

志保「落ち着きなさい静香!あなたはっきり言って危険よ!ネット掲示板で小姑がウザいって相談されるレベルよ!」

静香「志保だってさっきまで危険だったじゃない!?りっくんに近づく女を軒並みなぎ倒すバーサーカーみたいだったのに!」

志保「誰がバーサーカーよ!!私はあなたよりも節度をわきまえて女をなぎ倒すわ!!」

静香「結局なぎ倒すんじゃない!!」

志保「静香こそ星梨花のそばに仁王立ちして鼻息で近づく男全員吹き飛ばしそうだわ!阿修羅静香に改名した方がいいんじゃない!?」

静香「誰が鬼神よ!?失礼ね!狂戦士のくせに!」

志保「阿修羅!!」

静香「バーサーカー!!」

星梨花「2人とも喧嘩はダメです!!!ソファーの上に正座してください!!!」

志保「...」

静香「...」

12 : ◆uYNNmHkuwIgM [saga sage]:2019/02/14(木) 23:43:59.95 ID:bMt1ueoY0


星梨花「お話の始まりは、陸くんがチョコレートを貰った相手が気になるからですよね?」

志保「えぇ、そうなるわね」

静香「はい、そうです」

星梨花「だったら、陸くんに直接相手の女の子をどう思っているのか聞いてみるのがいいんじゃないでしょうか?」

静香「そこに気づくとは天才ね!星梨花!」

志保「私たちヒートアップしすぎたわ」

静香「もともとヒートアップしてたのは志保だけのような...」

星梨花「では、週末に陸くんを事務所に連れてきてもらえますか?そこでお話を聞きましょう」

志保「今週末の予定は...仕事もレッスンもお休みね。わかったわ」

静香「そこで白黒決着つけましょう」

星梨花「はい解決ですね、それでは正座をやめていいです」

静香「ワン!」

志保「はぁ...静香お姉ちゃんはすっかり飼いならされてるのね...」

13 : ◆uYNNmHkuwIgM [sage saga]:2019/02/14(木) 23:45:40.36 ID:bMt1ueoY0

###############
週末 765プロシアター
###############

麗花「わぁーりっくーん!ようこそー!」

陸「こんにちはああああああああああああああああ」

茜「ちょちょちょ!?麗花ちゃん!りっくんをぐるぐるしながら空飛ぶのなし!!!人間の常識を保ったままお出迎えしよ!!!ね!?!?」

麗花「わーい?わーい?」

陸「あばばばばばばばばばばば」

志保「あばばばばばばばばばばば」

茜「あぁ!?りっくんの顔が大変なことになってるよ!!ほらしほりんも泡吹いて倒れてるからさ、止めよう麗花ちゃん、ね?ね?茜ちゃんのプリンあげるからさ」

麗花「冷蔵庫にあったの茜ちゃんのだったの?ありがとう、ごちそうさまでした?」

茜「にゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!また勝手に食べたの....」



14 : ◆uYNNmHkuwIgM [saga sage]:2019/02/14(木) 23:48:04.42 ID:bMt1ueoY0

このみ「あら、陸くんじゃない。こんにちは、ようこそシアターへ」

陸「このみちゃん、こんにちは」

このみ「ぐぬぬぬぬ、だからこのみお姉さんは志保お姉ちゃんよりもとーってもお姉さんなんだって言ってるでしょ。ほら陸くん、このみお姉さんよ」

陸「りおおねえさん、こんにちは」

莉緒「あらー、りっくん挨拶できて偉いわね。こんにちはのぎゅー」

陸「わぁ」

志保「ちょっと!!莉緒さん陸の教育に悪いのでハグは禁止です!!」

莉緒「えー、ハグは愛情たっぷりの子に育つために大事なのよ」

志保「それは家族からのハグです!!大人のお姉さんからのハグじゃありません!!」

陸「ふぁぁ」

このみ「あら、顔が真っ赤ね。おませさんなのかしら」

莉緒「照れてくれて嬉しいわ。そうだりっくん!お姉さんのカレシにならない?」

志保「おいやめろ!!!!!!!!!!!!!」

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