モバP「エイプリルフールだし、アイドル達にクッキーをあげようと思う」

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1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/04/02(火) 01:21:48.37 ID:tb/Zsa0c0

本田未央にクッキーをあげようと思う。

俺は最初、そう思って、事務所を訪ねた。

だが、

「あーー!」

クッキーを持ってくるのを忘れたのだ。

どうしよう!これでは、クッキーをあげられない。

「どうしたんですか?」

そんなとき、島村卯月が俺に話しかけてきた。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1554135707
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/04/02(火) 01:24:53.96 ID:tb/Zsa0c0
「あー、クッキーを本田未央にあげようと思ったんだが、忘れてしまってな」

「それなら作りましょう!」

それはいいな

島村卯月の提案で、俺はクッキーを作ることにした。

3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/04/02(火) 01:31:01.62 ID:tb/Zsa0c0
「未央ちゃんにクッキー作るのは構いませんけど、私の分は無いんですか?」

「なにっ」

島村卯月の少し怒ったような顔に、俺はそうだ、と言いなおした。

「ああ、そうだな。卯月の分も作ろう」

「はいっ!」

そうして、作っていると、誰かが横から、ひょいと顔を覗かせる
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/04/02(火) 01:37:33.90 ID:tb/Zsa0c0
「なにしてんの?」

渋谷凛だった。

おお、結構人が集まってきたな

俺はクッキーを作ることに、ワクワクし始める

「凛もクッキーつくらないか。凛の分もあるぞ」

「いいけど」

渋谷凛は髪をさっと払った

「でも、何でクッキー作ってるの。なんか珍しいから気になった」

「ああ、それはだな、アイドル達にクッキーをあげようと思ってな」

「プロデューサーさん、クッキーを持ってくるのわすれちゃったんだって」

島村卯月が横から、からかうように口を挟み、

「なるほど」

と、渋谷凛は頷いた。
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/04/02(火) 01:47:06.67 ID:tb/Zsa0c0
「せっかくだし、クッキーつくる経験があってもいいかもね」

「お、いいな、凛。じゃあ作ろうか」

器具を用意し、卵を割ってかき混ぜていると、

島村卯月がふと考える仕草をしながら言った。

「どうせなら、食事会のようなものにしてもいいですね」

なるほど、それはいいかもな

「それなら、ジュースとかも用意しないと」

凛もノリノリのようだったので、俺は聞いた。

「たとえば、どんなジュースがいいか?」

「うーん」

渋谷凛は少し考えて言う

「特に、飲めれば何でもいいけど」

そう言う渋谷凛に、俺は、この際アイドル達のことを、いろいろと聞いてみようと思った。
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/04/02(火) 02:06:39.34 ID:tb/Zsa0c0
「凛は野菜ジュースとかは好きか?」

「野菜ジュースですか。まあ、好きだけど」

「ええー、野菜ジュースですか。プロデューサーさん、こういうときは炭酸ジュースがいいです」

島村卯月が少し物足りなさそうに言う

そうだなあ、食事会といったらそうだよな

「じゃあ、炭酸にするか?」

すると、渋谷凛が少し小声で言った。

「私は…野菜ジュースでもいいけど」

渋谷凛は続ける

「炭酸でも、野菜でも、プロデューサーが良いと思うなら、それで…」

「凛ちゃん?」

島村卯月が、少しキョトンとした顔をする

「プロデューサーがクッキーを作るんだから、プロデューサーに選んでもらおうよ」

俺は頷いた。

「わかった。確かに、クッキーを作るのは俺だな。俺が選んで買ってくるよ」

俺は事務所を出て、スーパーへ向かった。
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/04/02(火) 02:09:10.82 ID:tb/Zsa0c0
スーパーで、野菜ジュースを見ながら俺は思った。

せっかくの食事会だから、パッと炭酸を飲みたいアイドルもいるだろう

たまには、それくらいはいいんじゃないか。

俺は炭酸ジュースを買うと共に、野菜ジュースも買った。
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/04/02(火) 02:14:47.35 ID:tb/Zsa0c0
事務所に戻ってクッキーを作り終えた俺達は、本田未央が事務所に来て、食事会が始まると同時に、

プシュッと炭酸ジュースの蓋をあける。

「乾杯だー!」

そう言って、乾杯するなか、俺は渋谷凛に聞いた。

「凛は野菜ジュースは飲むか。一応買ってきたんだが」

渋谷凛は少し驚いたような顔をしながらも、頷いた。

「ちゃんと聞いててくれたんだね。ありがとう」
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/04/02(火) 02:15:48.86 ID:tb/Zsa0c0
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/04/02(火) 18:17:41.80 ID:RWgpxGHvO
???
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