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まどマギ ほむら「悪魔になった私はこの先どうなるのかしら」
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1 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/04/05(金) 20:00:49.12 ID:S7m2BeXW0
涼しげな朝 、私はいつものように歩きながら
緑の多い並木道を通り、学び舎へと向かっていた。
学び舎に着き、教室に入ると、
鹿目まどか。まどかが私に挨拶して話しかけてきた。
「おはよう、ほむらちゃん」
「おはよう、まどか。今日は良い天気ね」
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1554462048
2 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/04/05(金) 20:06:16.32 ID:S7m2BeXW0
「今日も一日がんばりましょう」
「うん。よろしくね、ほむらちゃん」
まどかと話をしていると、佐倉杏子が私に話しかける。
「よっ。暁美ほむら。鹿目まどか」
同じクラスで生活する佐倉杏子は、 朝、いつも私に挨拶し、
挨拶すると、もう一人私に挨拶する。
「おっはよ」
美樹さやかも、気さくに話しかけて来て、
まどかと話をしていると、いつも2人して集まるのだった。
3 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/04/05(金) 20:08:17.84 ID:S7m2BeXW0
「なぁ。今日のサッカー、チーム戦やるらしいな」
佐倉杏子が机に腰掛けると、美樹さやかもそれに同調する。
「体育のこと? 楽しみだよね」
まどかは少し心配そうな顔をする。
「私は…大丈夫かな。サッカーとか運動はあまり得意じゃないから」
「大丈夫だって。私が一緒のチームでやるからさ」
美樹さやかが、『にこにこ』と笑うと、ありがとう、とまどかは言った。
4 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/04/05(金) 20:10:45.00 ID:S7m2BeXW0
ここは私が世界を再編して出来たもので、
まどかはアメリカから帰ってきた、帰国子女として、
学校に転入してきたことになっていた。
どうしてかは分からないけれど、
私がまどかと話をするようになってから、
美樹さやかも佐倉杏子も、集まって話をするようになった。
まどかが転校生であり、
暖かく迎えようとする気持ちと、
一緒にお話ししようとする気持ち。
言わば、友達のようにいつしかなったのだった。
5 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/04/05(金) 20:12:53.06 ID:S7m2BeXW0
先生が教室に入ってきて、輪もとけて、
皆が席につき始めるなか、私はまどかに聞いた。
「まどか。転入して来てからの、学校生活にはもう慣れた?」
まどかは少し考えるように上の空を見ると、
「うん。」と、にこっとするのだった。
「もう慣れたよ。こうして生活できるのも、ほむらちゃん達のおかげだね」
「そう。それは良かったわ
それじゃあ今日も一日よろしくね」
そう言って、私もまどかも、それぞれの席に向かう。
6 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/04/05(金) 20:15:15.47 ID:S7m2BeXW0
この学び舎には、巴マミもいるけれど、
巴マミは年代が違うので、同じクラスではなく、違うクラスで生活している。
でも、巴マミもなぜか、放課後の帰り道に、
どことなく知り合ったように話をするようになり、
いつも一緒に話をするわけではないけれど、
クラス外では、昼休みなどに5人で集まったりもするようになった。
7 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/04/05(金) 20:17:31.15 ID:S7m2BeXW0
体育の時間になり、まどか達と一緒に運動場へと向かう途中、
巴マミに会った。
巴マミは、私達に気がつくと、手を上げて言った。
「おはよう。あなたたち」
美樹さやかが応える。
「おはよー」
「あら。あなた達、これから体育の授業なの?」
「そうさ。今日はサッカーのチーム戦をやるからな」
そう言って、佐倉杏子も話に加わると、
まぁ、楽しそうね。と、巴マミは笑う
8 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/04/05(金) 20:21:44.50 ID:S7m2BeXW0
美樹さやかが言った。
「今日、昼休み、私達と一緒にお弁当食べませんか?」
「いいわね。それじゃあ、あなた達、昼休みにまた会いましょう」
巴マミは、私達に手を振ると、授業があるだろう方向へと歩いていく。
美樹さやかが気がついたように学び舎にある時計を見る
「おっと、私たちも行かないとね」
「そうだな」
と、佐倉杏子も小走りになり始め
「ああっ」
と、まどかも早歩きになる。
私もそれについて運動場へと向かった。
9 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/04/05(金) 20:34:04.65 ID:S7m2BeXW0
そうこうしているうちに、サッカーの試合は始まっていた。
美樹さやかがまどかにボールを蹴る
「いくよ、まどか」
まどかは、あたふたとしながら、ボールを受け取る
「まどか、こっちだ」
佐倉杏子が呼びかけると、まどかは佐倉杏子にボールを蹴った
「えいっ」
「ナsageイスパスだ!」
佐倉杏子は受け取ったボールを、ゴール前まで蹴り進める
私は、その様子を後ろから見ていた
10 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/04/05(金) 20:35:51.71 ID:S7m2BeXW0
>>9
ミス処理
11 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/04/05(金) 20:36:29.24 ID:S7m2BeXW0
そうこうしているうちに、サッカーの試合は始まっていた。
美樹さやかがまどかにボールを蹴る
「いくよ、まどか」
まどかは、あたふたとしながら、ボールを受け取る
「まどか、こっちだ」
佐倉杏子が呼びかけると、まどかは佐倉杏子にボールを蹴った
「えいっ」
「ナイスパスだ!」
佐倉杏子は受け取ったボールを、ゴール前まで蹴り進める
私は、その様子を後ろから見ていた
12 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/04/05(金) 20:45:57.02 ID:S7m2BeXW0
「ほむらちゃん、ボール来たよ!」
「えっ?」
まどかの呼ぶ声で、私は、はっとする。
佐倉杏子が手を振っている姿が見えた。
「すまねぇ、ほむら。もう一度こっちにボールくれ」
私は、慣れない仕草で、ボールを蹴り始める。
すると、とあるクラスメートが、私の前に走ってきた。
「暁美ほむらちゃんね。行かせないよ!」
「わっ」
クラスメートにボールを取られそうになり、
私は必死で、近くに居たまどかに、ボールを蹴った。
「まどか、お願い!」
13 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/04/05(金) 20:51:04.76 ID:S7m2BeXW0
「わっ」
ボールは無事に、まどかに渡り、
美樹さやかが高い声で呼んだ。
「まどかー。こっち!」
「いくよ!」
まどかが蹴ったボールを、美樹さやかは受け取り、
美樹さやかは、華麗にゴールへとシュートを打った。
14 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/04/05(金) 21:01:05.95 ID:S7m2BeXW0
ピッピーーーッ!
ゴールのホイッスルが鳴り、
みんな、「やったー!」と言った。
「ナイスシュートだったよ、さやかちゃん」
「やったな、さやか」
「えっへへ。みんなありがと」
まどかがふと私を見る。
「ほむらちゃんも、ナイスパスだったよ」
「えっ そ、そう?」
私もそれとなく輪の中へと走っていった。
15 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/04/05(金) 21:13:55.36 ID:S7m2BeXW0
体育の授業も終わり、昼休みをむかえ、
私達は、巴マミと一緒に食事をとるため、屋上へと向かっていた。
屋上に着くと、先に来ていた巴マミが、気がついて、私達を見る。
「おつかれさま。サッカーどうだった?」
巴マミの呼びかけに、佐倉杏子が応える。
「うん。私は楽しかったよ」
美樹さやかも、『にこにこ』と笑いながら返事をする。
「私も。今度はマミさんも一緒にサッカーしましょう」
「まあ、いいわね」
さあっ、お弁当を食べましょう、と、座りながら、巴マミは言う。
16 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/04/14(日) 00:04:29.83 ID:HpN6msZIo
はよ
17 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/04/15(月) 22:13:59.72 ID:62yo3lcY0
「今日のお弁当は…卵焼きにお野菜に、ハンバーグ!
改めて見るとワクワクするわ」
巴マミが『にこにこ』と見る弁当の中身を見て、
美樹さやかはびっくりした顔をする。
「うわぁ。マミさん、豪華じゃないですか。
いいなぁ、私もお昼にハンバーグ食べたい」
「うふっ。昨日は腕をふるって作ったから、楽しみにしてたの。
今日、一緒に食べるって知ってたら、あなた達の分も作っても良かったんだけど」
「本当ですか!?…というか、マミさん。
お弁当、自分で作ってるんですか?」
「ええ、そうよ」、と、巴マミは言った。
「私、一人暮らしだから」
ああ、そうだったわね。
と、私は一人で頷いた。
私が改ざんした世界ではまだ、
巴マミが一人暮らしだったことを、皆、知らなかったのね。
そのとき、まどかがそっと、私の弁当の中身を覗いた。
「ほむらちゃんのお弁当…何だかきっちりと整ってるね。
健康のことを考えてるというか」
「そう…?」
これも、私が作ったんだけど。
美樹さやかが高らかに言った。
「おっと、今日は皆、お弁当を見せ合う日ですか?」
「それはいいかもね。良かったら、私のハンバーグ分けてあげる」
18 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/04/15(月) 22:30:53.15 ID:62yo3lcY0
「それはいいかも」
と、まどかも同調し、皆で輪を囲むことになった。
佐倉杏子が言った。
「しっかし、一人暮らしなんて。
何でまた、そんな生活してるんだ?」
「それは、まぁ自分を鍛えるため、というか…いろいろね。
一人で生活するのは大変だけど、偶にこうして、自分のやりたいことをできるから、悪くもないわよ」
「あなた達と、こうして一緒にいたら、寂しくもないし」
と、巴マミは言う。
美樹さやかが、少し申し訳なさそうに言った。
「私は、家族と一緒に生活してるから、
あんまり、一人暮らしのこととか考えたことなかったかな。
さっきは、勝手に、お弁当の見せ合いとか言って、よかったですか?」
「構わないわよ」
と、巴マミは言う。
「こうして賑やかで居ると、楽しいから。
あなた達も、せっかくだからお弁当を分け合いましょう。
そうね、佐倉さんは、どんなお弁当を持ってきたのかしら」
「あ?…あたしは…りんご、だけだよ」
「まぁ、なんですって?」
巴マミは手で口を押さえた。
19 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/04/15(月) 23:15:53.40 ID:62yo3lcY0
読んでる人が居たことに驚き。
新スレ立てて書き直してるので、一応ここに載せときます。
レス15以降が更新内容になります。
↓↓↓
まどマギ ほむら「悪魔になった私は、この先どうなるのかしら」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1555335605/
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