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【エスコン7】シュローデル「貴方がミハイ・ア・シラージですか?」
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1 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/04/24(水) 08:34:52.56 ID:3mXjJJvcO
ミハイ「そうだが?」
シュローデル「私はEASAのシュローデルと申します。」
ミハイ「そうか、君がか、話は聞いている」
シュローデル「伝説のエースパイロットに出会えて光栄です。
ミスターシラージ。」
ミハイ「やめたまえ、そういうのは。私のことはミハイでいい。」
シュローデル「…わかりました。今後ともよろしく、ミハイ。」
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1556062492
2 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/04/24(水) 09:23:12.67 ID:3mXjJJvcO
イオネラ「お爺様!」
シュローデル「?」
ミハイ「ああすまない、私の孫娘だ。」
イオネラ「イオネラ・ア・シラージです。」
アルマ「アルマ・ア・シラージです。」
シュローデル「よろしく。」
イオネラ「それで…この人が…///」
シュローデル「?」
ミハイ「そうだ。」
ミハイ「私の躰を隅々まで弄くり回すのが彼だ…///」
アルマ「///」
シュローデル「言い方」
3 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/04/24(水) 21:49:14.55 ID:yO4Vcum20
シュローデル(彼はシラージの世継ぎだった。)
シュローデル(しかし共和制を求める運動やエルジアの国土拡張により彼の国は消えた。)
シュローデル(エルジアは彼と彼の一族を王族に準じるものに扱おうとしたが)
シュローデル(彼は一平民として徴兵される道を選んだ。)
シュローデル(そして彼の名は)
シュローデル「ミハイ・ドゥミトル・マルガレータ・コルネリウ・レオポルド・コシミズ・ブランカ・カロル・オルガ・イオン・イグナチウス・イツカ・ラファエル・マリア・サチコ・ニケタス・アルシャンジュ・シラージ」
4 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/04/25(木) 11:39:25.18 ID:I4d4snV20
ハーマン「ブブーッ!!!!」
ヘルマン「また間違えてる!!!!」
シーモア「貴様それでも科学者か!数式は覚えられても人名は覚えられないってか!!?」
シュローデル「ぬうぅ…」
ヴィト「そんなことでは、ミハイの躰を弄り回すことは許されないぞ!!!!」
シュローデル「言い方。」
5 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/04/25(木) 18:31:07.50 ID:h2ZWShWA0
〜次の日〜
シュローデル「では身体検査をします。」
ミハイ「や、優しくたのむよ…///」
シュローデル(何故顔を赤くするんだ…)
シュローデル「…」
シュローデル(すごい…同じ年齢の人間と比べて筋肉が柔軟で頑強だ…」
ミハイ「…」
シュローデル「すごい…」
ミハイ「ええっ…///」
6 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/04/26(金) 07:58:28.48 ID:ltn0Dx9JO
ミハイ「…」
ヴィト「お疲れ様ですミハイ!」
シーモア「どうでした?」
アルマ「どんなことされたの?」
イオネラ「具体的に!」
ミハイ「な、なんかその…前哨戦みたいな…」
ヘルマン「前哨戦だと!?」
ハーマン「奴はじっくりとやるタイプなのか!?」
シュローデル「君達ちょっと座りなさい。正座で。」
7 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/04/26(金) 19:25:45.45 ID:dZOEaV/KO
〜数日後〜
シュローデル(誤解を解くためにみんなを正座させて説明してから数日…)
シュローデル(誤解が解けたとはいいがたい…)
シュローデル(まあそれはどうにかするとして、無人機だ。)
シュローデル(ミハイのデータを入れた無人機は、想定以上の成果をみせた。)
シュローデル(このまま研究を続けて…)
「お姉様のばか!!!!」
シュローデル「!?」
8 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/04/27(土) 07:18:59.02 ID:bjaorOpIO
シュローデル「どうしたのですか?」
ハーマン「いや…それが」
アルマ「なんでこのぬいぐるみがダメなの!?」
ボコられグマのボコ「」
イオネラ「そんな満身創痍のクマなんか持ち歩いたら「何あの子、病んでるの?怖っ」ってなるじゃない!」
アルマ「ひどい!ボコはボコボコにされても何度でも立ち上がるんだよ!」
ミハイ「い、いいじゃないかイオネラ、アルマがいいって言ってるんだから…」
ヴィト「そ、そうですよイオネラお嬢様、そのクマもかわいいと思いますよ」
シーモア「不屈、不屈の闘志の表れですよ」
シュローデル(すごいオロオロしてる…)
9 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/04/28(日) 19:06:53.38 ID:q3JuxnMSO
イオネラ「こっちのほうがいいでしょう!」
ぴにゃこら太「」
アルマ「そんなやばい実験で変色したような生物なんていや!」
イオネラ「確かにドクターシュローデルがやらかしたような生物だけどかわいいじゃない!」
ヘルマン「そ、そうですよ、かわいいじゃないですかアルマお嬢様…」
ハーマン「ポジティブ、ポジティブですよ。」
シュローデル(こっちもか…)
10 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/05/06(月) 06:17:46.46 ID:xEk0rs+HO
ミハイ「しゅ、シュローデル君、君も何か言いたまえ!」
シュローデル「何故私を…」
アルマ「ドクター!ボコのほうがいいよね?」
イオネラ「ぴにゃこら太のほうがいいですよね?」
シュローデル「ええ…」
シュローデル(今、私を見ているのは)
シュローデル(自分の推しているキャラが上だと目で訴えている姉妹と)
シュローデル(普段からは想像できないほどに戸惑い、オロオロしている凄腕のパイロット達だった。)
シュローデル「…だ」
シュローデル「妥協して無難なテディベアにしては?」
みなさん「!!!!」
シュローデル(なんとかなりそうだ。)
11 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/05/12(日) 07:49:05.30 ID:1WO8V6F0O
〜数日後〜
シュローデル(無人機の被撃墜率が上がっていると聞いたミハイは)
シュローデル(僚機を連れて飛び立っていった。)
シュローデル(そして先ほど戻って来た。)
ミハイ「ハァ…ハァ…」
イオネラ「お爺様!大丈夫!?」
アルマ「ハイこれ、酸素!」
シュローデル(やはり肉体年齢があらわになっている…)
ミハイ(孫娘たちが私のことを心配してくれている…)
ミハイ(尊い…すき…)
12 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/05/13(月) 02:49:04.15 ID:QcSAP2MDO
おじいちゃん…
13 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/05/18(土) 20:32:21.12 ID:LnAHgG6/0
シュローデル(ミハイの孫娘たちはひっそりとおとなしく、だが、ひそやかに咲く貴族の気品を漂わせていた。)
シュローデル(私は自分の目が時おり姉妹のほうに移ろってしまうことを禁じ得ない)
イオネラ(あの人、こんどはアルマをいやらしい目で…)
シュローデル(おそらく誤解されている…)
ミハイ「だが国とは何だ、君達は空から国境線を見たことがあるのかね。」
ヴィト「私の国では、もう故国の言葉を喋れません。」
シーモア「祖父母の言い回しがわからないのです。首をかしげると、悲しそうな顔をする。」
ミハイ(こいつら酒くせぇな)
ヴィト(こいつら酒くせぇな)
シーモア(こいつら酒くせぇな)
アルマ(みんな酒くさい…)
14 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/05/19(日) 06:02:43.94 ID:egx5/+jpO
〜次の日〜
シュローデル(施設が、華やかな雰囲気に包まれる。)
シュローデル(今日はミハイの孫娘の学友である、エルジア国王の娘の、ローザ王女が訪れた。)
犬「ワン!!ワン!!」
シュローデル(王女と共に来たゴールデンレトリーバーの犬も、嬉しそうだ。)
ローザ王女「こら!落ち着きなさいjpg!おすわり!」
シュローデル(あの犬、jpgって名前なのか…)
ミハイ(王女と同じギブソンタックで紅茶飲みながら格言言う子…名前なんて言ったっけ…エルジアで大炎上したやつ)
15 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/05/20(月) 07:16:45.38 ID:23oa5jBHO
シュローデル(ある日、ミハイの孫娘は歪んだ瞳で私を見た。)
シュローデル(まだ私の祖父を苦しめるのか、と)
イオネラ(この人はどれだけお爺様の身体を…!)
イオネラ(いや、待ちなさいよイオネラ、日本の腐女子系同人誌サークルに大金を払ってこのことを書いてもらってイベントで出せばバカ売れするのでは?)
シュローデル(何故だろう、彼女もろくなこと考えてない気がする。)
16 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/05/20(月) 07:53:26.51 ID:23oa5jBHO
シュローデル(新型のスーツが出来上がった。)
シュローデル(スーツを着たミハイは、機体に乗り込み、飛び立って行った。)
シュローデル(その時、私は理解した。)
シュローデル(何故彼氏が、国だとか、地上のありとあらゆるものに興味がないのか)
シュローデル(それは、彼が、この大空の王なのだと)
〜その後〜
空を見上げるミハイ(高槻やよいちゃんかわいいよな…金銭的に支援したい…)
17 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/05/20(月) 18:05:23.26 ID:23oa5jBHO
〜なんやかんやでエルジア混乱中〜
AI戦闘機「」
カウント「おい!なんで撃ってくるんだ!やめろ!」
シュローデル「…これは」
シュローデル「この戦闘機はAI制御で、どうやら君達を敵だと認識したようだ…」
カウント「なんだと!?」
シュローデル「欲が足りないのか…」
アルマ「よ、欲!?」
イオネラ「貴方こんな状況でいきなり何言ってるんですか!?」
イオネラ「相手は!?お爺様?アルマ?私?」
イオネラ「それとも…あの三本線のパイロット!!?」
トリガー「!?」
シュローデル「違う!そういう意味ではない!胸ぐらを掴むんじゃない!」
トリガー「あ、あの輸送機を撃ち落としても…」
ロングキャスター「落ち着けトリガー」
18 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/05/21(火) 07:35:09.73 ID:hyEnoWH10
〜無人機生産工場〜
シュローデル「このデータをインストールすれば…」
イオネラ「!!」
シュローデル「!?」
イオネラ、看守から銃を奪う
タイラー島からやってきたみなさん「!!」
パンパンパンパンパンパンパンパンパンパン!!!!
エイブリル(すごい撃ってる…)
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