ヤンキー「異世界転生だァ?」

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1 : ◆e.SQKdgQgc :2019/06/03(月) 00:45:13.27 ID:nU/mhJQkO

ヤンキー「っべーな、マジかよ」ゲラゲラ
取り巻き「マジマジwwwwww」
取り巻き「やっくんホントだってー!」

いつもと同じ仲間。
いつもと同じ会話。
いつもと同じ日常。
いつからか、俺はそんな毎日に飽きていた。

ヤンキー「...けっ」スパー

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1559490313
2 : ◆e.SQKdgQgc :2019/06/03(月) 00:46:10.79 ID:nU/mhJQkO
ヤンキー(いっそ死んじまったら...どうなるかな)スタスタ

ヤンキー「はあ、一回死んでみるってのもアリだよなァ」ゲラゲラ

そんな冗談を一人口に出し、虚しく笑う。

ヤンキー「...」
ヤンキー「つまんね」スタスタ
3 : ◆e.SQKdgQgc :2019/06/03(月) 00:46:41.77 ID:nU/mhJQkO
帰り道の交差点。
交通量も多く、事故が多発している。
そういや先月もここでどっかの坊主が跳ねられたよな...と、考えていると。
ふと、道路の真ん中を歩く少女を見つける。

ヤンキー「...!?」

目測だが歳にして7、8歳ほどか。
青の信号が点滅し、赤に変わろうとしているのにまだモタモタと歩いている。

ヤンキー(なにやってんだあのガキ...)スッ
4 : ◆e.SQKdgQgc :2019/06/03(月) 00:47:15.74 ID:nU/mhJQkO
いつもなら放っておいて帰るのだが、この日はなんだか心が不安定でいたので、ふと「ちょっと手伝ってやるか」と足が少女へと向かった。

それがいけなかった。

ヤンキー「オラ、嬢ちゃん。アブねぇから早く...」

プゥオオオオオオオオオッッ!!!!!!

ヤンキー「っ!?」ビクゥッ
ヤンキー(トラック!?まだ信号青ンなってねぇだろ!?)
5 : ◆e.SQKdgQgc :2019/06/03(月) 00:47:46.48 ID:nU/mhJQkO
ヤンキー「っべ、逃げろ、ガキ...!」バシイッ

咄嗟に少女を突き飛ばす。
その数瞬後に強烈な衝撃が自分の身体を襲い、そして大きく空中へと飛ばされた。

回転する視界から見える風景。
歪に曲がった自分の右腕。
交差点の向こう側から何かを叫ぶ数人の人。
呆然とした少女の顔。
徐々に近付く硬いアスファルト。
6 : ◆e.SQKdgQgc :2019/06/03(月) 00:49:04.20 ID:nU/mhJQkO
ヤンキー(まさかホントに死ぬってこたァ無ぇ...訳、ねぇか)ゴシャアッ

アスファルトに頭から着地。
スピードを緩めないトラックが既に瀕死の自分に追い討ちをかけようと迫り来る。

ヤンキー(...あ、アイツにまだ金返してねーや)グシャッ

ふとどうでも良い事が頭に浮かんだと同時に、トラックのタイヤが俺の頭を踏み潰した。


_____
___
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7 : ◆e.SQKdgQgc :2019/06/03(月) 00:50:35.60 ID:nU/mhJQkO
____

天使「ふーんふふーん!今日は楽しい時空旅行!」ピョンピョン

私は天使!
ふわふわドッキリな天界に勤める、ちょっと乙女な女の子!
165年9ヶ月18日連勤を終えて、待ちに待った51年3ヶ月6連休!
しっかりリフレッシュするために、時空旅行の途中なのです!

天使「楽しいのでーす!いえーい!」スッタカスッタカ

まずは手始めにすっごいワーカーホリックな日本って国がある時空に来て、働いてる人間どもを尻目に5年ほど遊びまくるのです!

天使(それにしてもこの姿で来たのは失敗だったかなぁ、ちょっと幼すぎたな)フム
8 : ◆e.SQKdgQgc :2019/06/03(月) 00:52:46.80 ID:nU/mhJQkO
天使達は皆、自分の見た目年齢?を、ある程度自由に操作できるのです!
じゃないと天界がしわがれたババアばっかりになっちゃって、途端に地獄に早変わりしちゃいますからね!

天使「でも、いくら若い方が楽しめる国って聞いてても...こんなに小さくなっちゃったら駄目ね」

天使「明日からは...うーん、そう!あそこの建物からワラワラ出てきてる子供くらいの見た目にしとこうかな」ワクワク

いつでも何処でも可愛くいられる!
あとは運命のヒトでも見つかればなーっ...!
9 : ◆e.SQKdgQgc :2019/06/03(月) 00:53:42.15 ID:nU/mhJQkO
そんなプリティでオチャメな楽しい考え事をしてると、ふと男の子に声をかけられちゃいました!
ヤダヤダ、ナンパ!?
でもでも、天使と人間の恋なんて...!
禁断なのに、ドキドキしちゃうっ!

ヤンキー「オラ、嬢ちゃん...アブねぇから早く...」グイッ
天使「きゃっ!!」

やだ、結構ゴーイン...!
せっかくの休暇だし、ちょっとくらい男の子楽しむのもアリだよね〜?

なーんて思ってたら、横から下品で大きいな音が...
10 : ◆e.SQKdgQgc :2019/06/03(月) 00:54:09.17 ID:nU/mhJQkO

天使(あれは...トラック、て言うんだっけ?わざわざ突っ込んでくるなんて死にたいのかしら)ニコニコ

せっかくラブストーリーが始まるってのに邪魔するなんて!天使ちゃんに蹴られて死んじゃえ!って思って蹴り飛ばしてあげようとしたんだけど...

ヤンキー「っべ、逃げろ、ガキ...!」ゴギャッ

天使「ちょっ」ストンッ
11 : ◆e.SQKdgQgc :2019/06/03(月) 00:54:54.69 ID:nU/mhJQkO
天使「...」

ゴシャアッ
グシャッ

キャアアアアーーーッ!!

天使「やっべ...え、私のせい............?」

男の子が車に轢かれて死んじゃいました。

天使「と......とりあえずセンパイに言わなきゃ...」ハァ
12 : ◆e.SQKdgQgc :2019/06/03(月) 00:55:31.17 ID:nU/mhJQkO
_____

ヤンキー「...」

ヤンキー「.......こ...こ...は?」

目を開けると、そこは真っ白な空間だった。
ふわふわと身体が浮くような感覚、ぼうっとしたままの頭...

ヤンキー(死んだ...ん、だよな?)

戸惑いながらも、仰向けになっていた自らの身体を起こしてみると、遠くから声が聞こえることに気づいた。

ヤンキー「...?」
13 : ◆e.SQKdgQgc :2019/06/03(月) 00:56:13.29 ID:nU/mhJQkO
大天使「ったく何やってんのよアンタは!馬鹿じゃないの!?」

天使「だからちゃんと謝ったじゃないですかセンパイぃ...!」

金髪の、同い年か少し上ほどの女性が小さな少女に激しく怒って...

ヤンキー(まて、あのちっこいの...!)

見覚えのある顔。
よく見れば、自分が死ぬ直前に見た顔だ。

ヤンキー(まさか死んじまったのか...?アイツも...)ハァ
14 : ◆e.SQKdgQgc :2019/06/03(月) 00:56:56.44 ID:nU/mhJQkO
大天使「だからはしゃぎすぎんなって言ったのに!!はぁホント...馬鹿!」

天使「だって久しぶりの休みですよ〜!?羽目外さずして何が休みですか!?そんなんだから昇格できないんですよ!!!!」

大天使「ぶっ[ピーーー]どワレ」グイッ
天使「ぐえっ...」

大天使「はぁもう、これバレたら女神様になんて言われるか...!」ワナワナ

天使「どうせ私達死ぬこたぁねぇんですし、女神のババアがどうとか良いじゃんすか」ケラケラ
大天使「アンタ堕天してじゃないの?」
15 : ◆e.SQKdgQgc [saga]:2019/06/03(月) 00:57:55.30 ID:nU/mhJQkO
ヤンキー「おい、お前ら...」ヌッ

天使「あっ...」
大天使「目覚めましたか...ヤンキーさん」

ヤンキー「...!?」
ヤンキー(なんで俺の名前を...)

大天使「ああ、落ち着いて下さい。私は大天使...そしてここは天界、まあ死後の国ですね」

ヤンキー「死後...」

自分が死んだという事実を改めて確認する。
だが、不思議と暗い感情は沸かなかった。
16 : ◆e.SQKdgQgc [saga]:2019/06/03(月) 01:00:18.52 ID:nU/mhJQkO
大天使「主に天界の管理を任されています、以後よろしくお願いします」ペコッ

天使「部下の天使でーす」ヒラヒラ

ヤンキー「天使...」

大天使「さて...ヤンキーさん、この度は私の部下の不手際で本来まだ迎えるべきでなかった死を迎えさせてしまい...非常に.....申し訳ありませんでした....!!」ドゲザー

ヤンキー「いや...その、ンなことどうでも良いわ。別に生きててもつまんなかったしよ」
17 : ◆e.SQKdgQgc [saga]:2019/06/03(月) 01:00:59.44 ID:nU/mhJQkO
天使「えっ!!じゃあもう解決じゃん!ほら先輩、どうでもいいですって!!」ピョンピョン
大天使「馬鹿っ!」ボカッ

大天使「ヤンキーさんが良くとも、私の気が収まりません...どうか、お詫びとして............『異世界転生』など如何でしょうか?」

ヤンキー「...異世界転生だァ?」

大天使「ええ、はい...本当はすぐにでも元の世界で生き返らせてあげたいのですが、色々と不都合がございまして...ならばせめてと、出来るだけ良い環境の世界で第二の人生を歩んでいただきたく...!」
18 : ◆e.SQKdgQgc [saga]:2019/06/03(月) 01:01:32.31 ID:nU/mhJQkO
ヤンキー「ふぅん、どーでも良いけどよぉ......」

少し考える。
『てんせい』と言うのが何なのかはよく分からないが
どうせ生き返っても、同じような世界ならまた退屈をするだけだ。

ヤンキー「どうせなら、退屈しねぇ場所にしてくれよ」

大天使「退屈、しない場所...ですか」

ヤンキー「おう」
19 : ◆e.SQKdgQgc [saga]:2019/06/03(月) 01:02:10.22 ID:nU/mhJQkO
天使「あっ!それなら『アレ』あるじゃないですか!センパイ!」グイッ

大天使「はぁ?アレって...まさか」
天使「そう、センパイが処理に困ってたアレですよ!!」

ヤンキー「...?」
ヤンキー「なんでも良いからよぉ、さっさと決めてくれよ」

何やら決めあぐねているようだが、こっちにとってはどうでも良い。
ただ待たされるだけというのは退屈だ。
20 : ◆e.SQKdgQgc [saga]:2019/06/03(月) 01:02:46.14 ID:nU/mhJQkO
大天使「でも、アソコは...!」

天使「センパイか私の加護つけときゃ早々死ぬこたぁないでしょ!うまく行けば『処理』済みますし...ハイ!決まり!ヤンキーさぁーんっ!!」
大天使「ちょっ...」

ヤンキー「なんだ?」

天使「ヤンキーさん、退屈しない世界が良いって言ってましたよね!それならぴったりの場所があるんです!!全てが新鮮!スリルとアクションの世界です!!そこにしましょう、そうしましょう!ね!?」グイグイ

ヤンキー「何でも良いから揺らすなや...」カクンカクン
21 : ◆e.SQKdgQgc [saga]:2019/06/03(月) 01:04:59.63 ID:nU/mhJQkO
天使「ほらぁ!センパイ!『良い』って言いましたよ!あとは加護つけて転生点せるだけです!!」ピョンピョン

大天使「はぁ、もう...」

大天使(でもホントにうまく行ったら仕事も捗るし女神様にも叱られずに済むかも...)ゴクリ

大天使(ううっ、でも此方の不手際で迷惑を被った方に...でも......せ、背に腹はかえられませんよね、しょうがない...ですよね)

大天使「分かりました、準備にとりかかります...」ニコッ
22 : ◆e.SQKdgQgc [saga]:2019/06/03(月) 01:06:24.97 ID:nU/mhJQkO
天使「ところで君、なんか能力?とか欲しくないです?」

ヤンキー「はァ?」

天使「今から転生する世界は君が居たとこに比べて...魔法だったり武器だったりが必須なちょっと危険な所だから...ちょっとした能力持ってったほうが困らないと思うんですよ!」

天使「>>23>>24みたいな、役に立つ能力!持ってった方が良いですよ!ね!!」
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/03(月) 01:37:57.92 ID:AnrGICM70
やる気を力に変える文字通り「元気があれば何でもできる」能力
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/03(月) 02:18:59.75 ID:naOWuF6NO
女の子にやけにモテる能力
25 : ◆e.SQKdgQgc [saga]:2019/06/03(月) 13:59:08.12 ID:hM7dQHcRO
ヤンキー「やる気...?モテ...?ンだソレ...?」

天使「たとえばぁ、すっごい元気で『よっしゃやるぞぉ!』って時あるでしょ?でも実力は追い付かない!!そんな時にやる気を糧にして自分の力に変えてくれるっていうトンでも能力なのです!!」ニッコリ

天使「あともう1つ!単純に女の子にモテモテになっちゃうだけなんですけどね...やっぱ好感度って大事でしょう!これさえあれば交友関係で困ることもありませんし、意中の相手との関係もグングン...勿論天使にも使えますよ...!」チラッチラッ

ヤンキー(やる気を...?なんだかムズかしそうだが、便利ってのはわかったな)フム
26 : ◆e.SQKdgQgc [saga]:2019/06/03(月) 13:59:53.98 ID:hM7dQHcRO
天使「とにかく!この二つの能力つけといてあげますから!!」チョイチョイッ

ヤンキー「うおっ...」フワァ

天使「これで安心ですね」ニッコリ

天使「あ、あと...私とセンパイ、どっちの方が好きですぅ?」

ヤンキー「>>27
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/06/03(月) 14:09:16.68 ID:iQbjcqaUO
先輩 お前は嫌いだ
28 : ◆e.SQKdgQgc [saga]:2019/06/03(月) 14:28:26.84 ID:hM7dQHcRO
天使「なっ...!!」ワナワナ

ヤンキー「大体俺はロリコンじゃアねんだよ」フンッ

天使「ふーんっ、もういいです!所詮見た目でしか選んでないんですよ貴方はっ!」プンスカ

ヤンキー(性格もなぁ...)

大天使「あら!そういえばまだ加護をかけていませんでしたね!」クルッ
天使「けっ...」

大天使「忘れる所でした、大天使の加護を貴方に授けましょう...せめてものお詫びです、さあ此方へ」クイッ

ヤンキー「...?」
29 : ◆e.SQKdgQgc [saga]:2019/06/03(月) 14:32:19.79 ID:hM7dQHcRO
ヤンキー「加護ォ?」

大天使「ええ。こちらの不手際で転生させるのです、加護くらいつけなければ申し訳が立ちません....目を瞑って下さい」スッ
ヤンキー「お、おう...」

チュッ

ヤンキー「!」

大天使「神性のある存在の接吻を受け入れる事で加護が成立します。これで貴方は『大天使の加護』の恩賜を受けることができますよ」ニコッ
天使「ぜぇーっんぜん役に立ちませんけどねェ」ヘッ
30 : ◆e.SQKdgQgc [saga]:2019/06/03(月) 14:36:18.55 ID:hM7dQHcRO
天使「それじゃ、さっさとあの魔法陣の中入っちゃってください...」グイグイ

ヤンキー「解ったから押すなや...」ストッ

大天使「それでは転生の儀を始めます...!!」ファゴオオオオ...

_______
____
__
_
31 : ◆e.SQKdgQgc [saga]:2019/06/03(月) 14:37:46.34 ID:hM7dQHcRO
ヤンキー レベル:1
筋力:15 体力:21
技量:9 敏捷:17
知識:5 魔力:3 
耐久:13 生命:22
精神:30 幸運:6
スキル
大天使の加護(全ステータス常時25%上昇・カリスマ性上昇率+100%)
32 :今更だがスレタイに安価つけんの忘れたごめんね [saga]:2019/06/03(月) 14:38:53.02 ID:hM7dQHcRO
_
___
______

ヤンキー「......んが」ガサッ

目を開けると、青い空。
爽やかな風が吹き抜け、耳元で草がさわさわと揺らいでいる。

ヤンキー「...ここは......」ムクッ

どうやら広大な草原、のど真ん中のようだ。
辺りを見回しても草の緑と空の青しか見当たらない。

ヤンキー(いきなりこんなとこに行かせるか、普通...?)

ヤンキー(俺は...異世界転生ってやつ、したんだったよな。と言うことはここは元の世界とか違うって事になるが...)

どうしたものか。
>>33
33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/03(月) 14:46:03.15 ID:AnrGICM70
先輩に呼び掛けてここどこか聞く
34 : ◆e.SQKdgQgc [saga]:2019/06/03(月) 14:55:31.79 ID:hM7dQHcRO
ヤンキー「っおおぉいっ!!」

ヤンキー(何処だよ、クソッ...おい!返事くらいしろってんだよ...!!)キィィンッ

先程まで居た大天使に呼び掛けたい。
頭に手を当て、遠い何処かに呼び掛けるように集中する。
が...

ヤンキー(...ダメか、どうにか届いてるような感じはするんだが...)

何かに阻害されているような嫌なノイズ音が頭に広がるだけで、天使達の声は聞こえてこない。

ヤンキー「無責任だっつぅンだよ」ハァ
35 : ◆e.SQKdgQgc [saga]:2019/06/03(月) 14:58:17.82 ID:hM7dQHcRO
再度呼び掛けを試してみるも、やはり応じない。
場所が悪いのだろうか?
草原に放り出された為に、何をどうすれば良いとの事も何もわからない。

ヤンキー(とりあえず周りを歩き回ってみたけど、なんかの骨が落ちてたりするだけで他はなんもねぇな)

ヤンキー「クソッ、どうしろってんだ...?」

延々と続く青と緑に嫌気が差してきた頃、はるか後方から耳をつんざく様な何かの雄叫びが聞こえた。

ヤンキー「....っ!?」ビクウゥ

ヤンキー(何だ、今のは...!?)チラッ

咄嗟に背後を確認する。
すると。
36 : ◆e.SQKdgQgc [saga]:2019/06/03(月) 14:59:08.78 ID:hM7dQHcRO
後方の空から黒い影。
なにか、翼を生やした大きな生物が此方へと飛んでくるのが見えた

ヤンキー「ンだぁ、アレ...!?」ギョッ

明らかに危険な生物。
逃げるか、挑むか...
どちらにしても、死の予感はひしひしと感じている。

ヤンキー(ここは...!)

>>37
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