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【艦これ】龍驤「足りなかったもの」その7【安価】

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1 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/08(土) 18:09:32.48 ID:RJsTsKS7O
とりあえず立てておきます

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1559984972
2 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/08(土) 18:11:17.10 ID:RJsTsKS7O
前スレ

【艦これ】龍驤「足りなかったもの」その6【安価】
http://ex14.vip2ch.com/i/read/news4ssnip/1558774810/
3 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/08(土) 19:31:41.10 ID:3tNVrjQa0
主な登場人物の簡易まとめ

駆逐艦
・暁 ・雷 ・電 ・響
・清霜
・霞
・黒潮 ・不知火 ・陽炎
・卯月 (弥生)
・朝霜
・叢雲
・皐月
・潮
・朝雲 ・山雲
・初雪
・村雨 ・白露・春雨
× S朝潮 自殺

軽巡
・夕張
・神通
・龍田 ・天龍
・多摩 ・北上 ・大井 ・球磨
・由良

重巡
・加古
・羽黒 ・那智
・愛宕

潜水艦
・伊401
・伊168
・伊8
・伊58
・呂500
・伊19 ・伊26
・伊13 ・伊14

戦艦
・金剛
・ガングート
・榛名
・アイオワ

空母
・雲龍 ・葛城
・加賀
・瑞鶴 ・翔鶴
・隼鷹
・飛鷹
・千歳
・ガンビアベイ
・龍驤

その他
・提督
・秋津洲
・明石
・駆逐棲姫
・レ級
・潜水棲姫
・漣(重巡棲姫)
・駆逐水鬼(中身は時雨)
・ 潜水新棲姫 記憶を受け継いだ別個体が活動中。オリジナルは死亡


その他登場人物は過去スレなどをご覧下さい
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/08(土) 19:38:51.08 ID:TMXZe7VDO
ついに後4スレか…
5 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/08(土) 19:45:27.23 ID:3tNVrjQa0
ーー


提督「支援艦隊も日替わりで来てくれることになって助かっている」


漣「ご主人様の為ですから!使える人脈は全て使いますぞ!」


龍驤「大本営からの支援はまだかかるそうや。暫く頼らせてもらうで」


漣「どうぞどうぞ!吹雪達も支援が来るまでいくらでも手伝うと言ってくれました」


提督「本当に助かる……」


龍驤「下手したら鎮守府の危機や。ほんまに危ない所やったんや」


漣「うちから空母を取るとえらいことになるとよ〜す分かりましたねぇ…」
6 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/08(土) 19:59:25.60 ID:3tNVrjQa0
龍驤「知り合いの吹雪や叢雲らの支援は主力級が来てくれるんやんな?」


漣「その通りです!それが数日間ぶっ続けならオーケーは出ませんでしたが、日替わりですのでどうぞとなりました!」


提督「ありがとう漣。おかげでなんとか乗り切れそうだ」


漣「いえいえ〜もっと褒めてください!」


龍驤「大本営から艦載機の支援来るまで褒めまくったるわ!」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/08(土) 20:01:59.59 ID:TMXZe7VDO
歓迎を兼ねて支援艦隊と交流する中、あれが絶倫提督…本物見ちゃった…本当にすごそう…と珍しいもの見るかのように提督が話題にされる
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/08(土) 20:04:57.89 ID:7xLAUa0uO
艦載機の燃料が潤沢に確保出来ないため碌に訓練も出来ないと愚痴る葛城
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/08(土) 20:05:39.23 ID:OeTPbG60o
支援に来てくれた艦娘を集めて感謝の挨拶をする提督
10 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/08(土) 20:12:27.81 ID:3tNVrjQa0
ーー

葛城「もう…燃料が無いせいでロクな訓練もできないだなんて!」


葛城「基礎体力は毎朝ランニングしてるし、筋トレだって欠かさずやってるわ!」


葛城「下手に筋肉を付けすぎるとよくないって加賀さんに教えてもらったし…」


葛城「うぅ〜〜!私は何をすれば良いのよ!」


葛城「……こんな事言ってても虚しいから何かしないと。秘書艦の仕事を覚えるのは向いてないって言われちゃったしなぁ」


葛城「うーん……どうしよう…」
11 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/08(土) 20:15:27.12 ID:3tNVrjQa0
アイオワ「……」


葛城「あれはアイオワさん?支援の子達が来たからやっと休めるとは聞いてたけど…」


アイオワ「……」


葛城「なんだかフラフラしてるわ、体調が悪いのかしら?それなら千歳さんの所に運んであげた方がいいわね」


アイオワ「……」スタスタ


葛城「あれ、急に普通に歩き始めた……ちょっと気になるなぁ…」


アイオワ「……」


葛城「なんだか表情も暗いし……コッソリ後をつけてみようかしら」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/08(土) 20:21:01.89 ID:TMXZe7VDO
疲れが溜まってるけどそれは見せられない
戦艦が弱いところを見せるとハッピーじゃないわと独白してるアイオワに
自分の経験から無理をしたらだめですと突撃する葛城
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/08(土) 20:29:21.22 ID:qvP7aZG5o
>>12

霞と千歳のところに連れて行く
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/08(土) 20:38:03.01 ID:9uYjpPASO
諸々が重なった不安から再び麻薬に手を出してしまっていた
15 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/08(土) 20:48:13.41 ID:3tNVrjQa0
ーーアイオワの部屋


アイオワ『こんなに連続で出撃したのは初めてね……流石に疲れが溜まってきたわ…』


アイオワ『だけどそれは見せられない。戦艦が弱いところを見せるのはハッピーじゃない』


アイオワ『でもお風呂に入るだけじゃ疲れは取れない。誤魔化せないところまできてしまったのよ…』


アイオワ『…………一回だけ』


アイオワ『あと一回だけならアンハッピーにはならない……』


アイオワ『そう…そうよ、私は止められた。だから後一回だけ……』


アイオワ『ヘロインは疲れも取れて心も癒してくれる。州によっては合法になるって聞いたわ』


アイオワ『だから私のやろうとしてることは間違いない……』
16 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/08(土) 20:51:14.13 ID:3tNVrjQa0
葛城「あの…アイオワさん?」ガチャ


アイオワ「!!」


葛城「ずっと英語で喋ってたんで何を言ってたか分かりませんけど…疲れてるんですよね?」


葛城「そういう時は無理しないで休めばいいんですよ。支援も来てくれることになりましたから、数日くらい休んだって平気です」


葛城「提督に言えば休ませてもらえますよ。ここがそういう鎮守府なのは知ってますよね?」


葛城「私も似たような経験があるので……無理はダメですからねアイオワさん」


アイオワ「安価」


下1〜3高コンマ アイオワの台詞や行動などを
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/08(土) 20:54:33.08 ID:OeTPbG60o
きっと神が葛城を通じて止めて下さった…おお主よお許し下さい…(英語)
葛城ポカーン
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/08(土) 20:55:52.56 ID:qvP7aZG5o
>>17の後
サンキュー葛城、すこし休ませてもらうようにするわ
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/08(土) 20:57:37.23 ID:kGkZnAk9O
自分の考えてたことを恥じるアイオワ
葛城に抱きついてアンハッピーになるところだった、ありがとうと伝える
20 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/08(土) 21:02:56.65 ID:3tNVrjQa0
アイオワ『きっと神が葛城を通じて止めて下さったのね……あぁ主よお許し下さい……』


葛城「は…え……?英語全く分からないんだけど…」


アイオワ「…サンキュー葛城。ミーは少し休ませてまらうわ」


葛城「あ、うん……」


アイオワ「ベリーサンキューね。ありがとう」


葛城「よくわかんないけど、感謝されて悪い気はしないわ。提督には私から伝えといてあげるからゆっくり休んで!」


アイオワ「ハァイ……」
21 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/08(土) 21:05:58.04 ID:3tNVrjQa0
ーー


アイオワ「そうよ、こんなアンハッピーなものがあるからいけないの」


アイオワ「靴底に仕込んで持ってきてしまったこのヘロイン。これが無ければいいの」


アイオワ「これはもうミーには必要ない。だから処分しても問題ない」


アイオワ「こうやって水道に捨てるのも躊躇うはずが無い……」


ジャーーー


アイオワ「……」


ジャーーー


アイオワ「……捨てるのよアイオワ。ヘロインとは永遠にサヨウナラ」


ジャーーー


アイオワ「……」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/08(土) 21:10:10.12 ID:7xLAUa0uO
躊躇うもそのままポイッ
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/08(土) 21:10:13.59 ID:kGkZnAk9O
なんとかヘロインを捨ててトイレ?を出る
ちょうど長門と会って私も休みをもらったんだ風呂でも行こうと話しかけてきて
間違いじゃなかったと再認識
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/08(土) 21:11:10.46 ID:b9Xho1UC0
しばらくヘロインを捨てるのを躊躇っていたが
偶然通りかかった葛城との接触で、これまた偶然にもヘロインが手元から落ちて流れて行く
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/08(土) 21:11:38.13 ID:xfbcx1mR0
ティーブレイクにふけっていても無性に
ヘロイン吸いたくなってたまらぬアイオワ
26 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/08(土) 21:17:11.91 ID:3tNVrjQa0
アイオワ「……!!」パッ


ジャーーー


アイオワ「あ…あ、ぁ……ぁぁぁぁ………流れて…いった…」


アイオワ「……違う…これで良かったの…」


アイオワ「ミーはもう…あんな思いはしたくない……アンハッピーなのはこれで終わり!」


アイオワ「ミーは間違ってない!これが正しいのよ!」
27 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/08(土) 21:22:56.96 ID:3tNVrjQa0
ーー


アイオワ「……」


長門 アイオワか


アイオワ「長門…」


長門 私も休みをもらったんだ。一緒に風呂でも行かないか?


アイオワ「……」


長門 日本語が読めないのか?困ったな……


アイオワ「いいえ…分かるわよ」


長門 そうか


アイオワ「長門……一緒に行きましょう」


長門 アイオワ、良かったな


アイオワ「ン…?」


長門 何があったか知らないが、一つ何かを乗り越えたような


長門 吹っ切れたような。スッキリとしたような顔をしている


アイオワ「…ミーの選択が間違ってなかったって事が分かったのよ」


長門 そうか、それは良い事だな


アイオワ「ミーはもうドラッグには手を染めない。そうすればハッピーな毎日が待ってる!」
28 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/08(土) 21:25:26.57 ID:3tNVrjQa0
ーー

憲兵「ぐ……」


北上「だから無理しないでって。座ってるだけでも激痛でしょ?」


憲兵「俺が門番をしなければ…」


北上「あたしがなんとかしといてあげるから。憲兵は休憩してなって」


憲兵「……」


北上「無理して悪化とか一番嫌だからね?更にメンヘラ化してやるから」


憲兵「それは厄介だな……」
29 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/08(土) 21:29:53.54 ID:3tNVrjQa0
「すいません失礼します」


北上「あ〜新しい医務室関係の人でしょ。入って入って」


憲兵「お前…適当に……」


北上「いちいち確認してたら負担でしょ?今は医務室関係と支援艦隊の子達がうじゃうじゃ出入りしてるんだから、何も危険性は無いって」


憲兵「だがな……」


北上「だから憲兵は休憩しててって…なんで分かってくれないのさ…」


憲兵「う……」


北上「なんなの……もっと痛め付けたら言うこと聞くの…それとも……」ぶつぶつ


憲兵「こうなった北上は面倒だ…」
30 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/08(土) 21:32:21.80 ID:3tNVrjQa0
「……愛宕」


「やっと君に会えるんだね」


「君への想いを伝えたいだけなのに…ストーカーだなんて酷いよね」


「でも君は分かってくれるよね?僕の事が好きだって頭の中で言ってくれてるもんね」


「塀の中でもずっと聞こえてたよ」


「早く会いたいなぁ愛宕……」
31 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/08(土) 21:38:37.09 ID:3tNVrjQa0
「どこに居るのか…なんてことは言わないよ。僕達は引かれ合う運命だから」


「愛宕…この世界は僕達にとっては不都合だ。二人だけの世界に行こう」


「今日のこの日をどれだけ待ち望んだことか。愛宕も待っててくれたんだよね」


「今会いに行くからね…愛宕……」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/08(土) 21:40:42.13 ID:qvP7aZG5o
愛宕、食堂で那智と食事中
33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/06/08(土) 21:41:58.83 ID:jILYA3FDO
愛宕の部屋に辿り着くストーカー、しかし愛宕は出撃中で不在だった
34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/08(土) 21:43:15.62 ID:rxc4HY9u0
長期の遠征でちょうど愛宕は居なかった せめて顔のチェックだけでもと譲らない憲兵を支えつつ探し回る二人 見つけて顔を見るなりそいつを捕まえろ北上っと叫ぶ憲兵
35 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/08(土) 21:56:00.72 ID:RJsTsKS7O
ーー愛宕の部屋


「これだけ部屋がある中で君の部屋を探し当てるなんて。やっぱり僕の思いは本物なんだ」


「でも肝心の愛宕が居ない……どうしちゃったのかな?」


「君は几帳面だから全部記録を残してあるよね。出撃に関するメモか何かは……」ゴソゴソ


「あった、これによると君は今凄く忙しいみたいだね」


「働き過ぎは良くないよ?嫌々やらされてるなら僕が提督を片付けてあげるからね」


「その辺も含めてやっぱり話たいな。心が通じ合ってても言葉に出さないといけない時もあるからね」
36 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/08(土) 21:58:01.22 ID:RJsTsKS7O
「メモによると帰ってくるまでまだ暫く時間があるみたいだ。じゃあここで待ってようかな」


「いきなり姿を見せるのはびっくりしちゃうかもしれないから、ベッドの下で待ってよう」ゴソゴソ


「最愛の僕がベッドの下から出てきたら…喜んでくれるだろうな」


「君の嬉しそうな顔が思い浮かぶよ」


「早く帰ってきてくれないかな…」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/08(土) 22:01:03.39 ID:xfbcx1mR0
ベッドの下の薄い本を読もうとして、
提督見つけて幻滅する愛宕だった
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/08(土) 22:03:06.71 ID:kGkZnAk9O
北上が千歳に薬をもらいに行くとさっきの人がいないと気づく
千歳に聞くと今日は医務関係での人が来る予定はないと言われる

憲兵はなにか引っかかるので深く考えてると顔を思い出して北上に連絡する
39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/08(土) 22:05:17.67 ID:5a7uMB2Q0
高ぶって自慰しだすストーカー
40 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/08(土) 22:13:58.56 ID:RJsTsKS7O
ーー

北上「千歳さん……薬ちょうだい…」


千歳「かなり調子が悪そうね。大丈夫?」


北上「大丈夫じゃないから…薬……」


千歳「はいはい、すぐ用意するから待ってて」


北上「……あれ…」


千歳「どうしたの?」


北上「今日…医務室の工事は…… ?」


千歳「工務店さんが休みだから工事は無いわよ?」


北上「え……でもさっき…工事の人が…」


千歳「何か確認しに来たのかしら?工事に必要な下見とか?」
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/08(土) 22:14:41.67 ID:IpMnWa160
憲兵自分を撃った相手なのに気づいて無いのか…
42 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/08(土) 22:17:02.40 ID:RJsTsKS7O
ピピピピピ…


北上「電話……この距離なのに…?」


北上「はい…なんなのさ…」


憲兵『北上、何か引っかかったんで考えていたんだが、思い出したぞ』


北上「何をさ……」


憲兵『工事関係者だと思っていた男だ。あれは愛宕のストーカーじゃないのか?』


北上「…………」


北上「……いぃっ!!」


憲兵『俺の記憶違いかもしれない。北上は確認してないか?』


北上「した…思い出した……あの男はそうだ!!」
43 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/08(土) 22:19:39.60 ID:RJsTsKS7O
憲兵『顔の印象が変わっていたんですぐには気付かなかったが…やはりそうか』


北上「前に憲兵を撃った時はあそこまで痩せて無かった!刑務所の中で痩せたんだ!!」


千歳「愛宕は今どこにいるの!?」


北上「出撃から帰ってきて……部屋に居る…」


千歳「もしそこにストーカーが待ち構えたら……」


憲兵『急いで愛宕の部屋に向かってくれ。頼む』


北上「冗談じゃないってぇ……!!」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
44 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/06/08(土) 22:22:34.86 ID:7xLAUa0uO
愛宕の部屋は陵辱の限りを尽くされた後があり攫われた後だった
45 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/08(土) 22:23:04.00 ID:zlEMvIEtO
通りすがりにいる艦娘に声をかけながら愛宕の部屋へ
愛宕は部屋の前で那智と話してる
46 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/08(土) 22:23:21.77 ID:ze5AngDX0
足許のものを蹴飛ばしながら後ずさる愛宕、ニタニタしながらゆっくり詰め寄るストーカー
47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/08(土) 22:24:08.11 ID:OeTPbG60o
人質に取られている愛宕
動くと愛宕を刺すぞと
48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/08(土) 22:25:31.39 ID:IpMnWa160
那智「貴様…何をしている…?まさか愛宕のストーカーなのか?」
49 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/08(土) 22:38:00.80 ID:RJsTsKS7O
ーー

北上「愛宕はどこ!?」


皐月「さっき部屋に戻って行ってたよ?」


千歳「愛宕を見なかった!?」


神通「愛宕さんなら…部屋の方向に…」


北上「間違いなく部屋まで戻ってる…!」


千歳「急ぎましょう!まだ間に合うかもしれないわ!」
50 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/08(土) 22:41:54.64 ID:RJsTsKS7O
北上「…居た、愛宕!!」


愛宕「そんなに急ぎの用でもあるの?」


那智「貴様ら、廊下は走るな」


千歳「早く部屋の前から離れて!」


愛宕「どうして?何かあるの?」


北上「愛宕のストーカーがこの鎮守府に入ってきたの!!」


愛宕「ひぎっ!!」


那智「それは本当か?憲兵は何をしていたんだ」


北上「ごめん、それはあたしが悪くて……」


千歳「とにかく今は部屋に入らないで。ここじゃなくてもどこかに潜んでいる可能性があるから」


那智「執念深い奴だな…」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
51 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/08(土) 22:46:08.53 ID:OeTPbG60o
那智「そばにいるし危険な事にはさせない、だから奴とはっきり決別をつげたらどうだ?」
52 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/08(土) 22:50:02.20 ID:KWBmt6xl0
部屋以外を捜索してみる鎮守府のメンバー、愛宕は弱って那智への未練を零す
53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/08(土) 22:52:29.19 ID:qvP7aZG5o
神通や皐月を呼んで愛宕の部屋に突入
愛宕は那智と一緒に提督のところへ
54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/08(土) 22:54:19.61 ID:0YCeeRXSO
まるゆに連絡、まるゆ来てから由良と突撃
55 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/08(土) 23:00:25.70 ID:a96YlnG50
ガタッ


愛宕「ひっ!!部屋の中から音が!!」


千歳「やっぱりこの中に居たわね」


那智「愛宕、会ってやるのはどうだ」


北上「何言ってんのさ!」


那智「私が側に居るし危険な事にはならない。だから奴とはっきり決別をつげたらどうだ?」


千歳「那智が居たとしても危険よ。何をしてくるか分からないわ」
56 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/08(土) 23:01:30.16 ID:qvP7aZG5o
ストーカーにやったら一番あかんやつやん…
57 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/08(土) 23:01:47.81 ID:a96YlnG50
愛宕「…やるわ」


北上「本気!?」


愛宕「那智が居てくれるなら…怖くない」


那智「ここで決着を付けなければ一生つきまとう。それは避けたい」


千歳「…危険だと思ったらすぐ止めるわよ」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
58 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/08(土) 23:03:25.73 ID:olg3s6BI0
何処にいるかまではわからないため、扉を開け、廊下から部屋の中へ語りかける愛宕
59 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/08(土) 23:04:52.46 ID:qvP7aZG5o
>>58

ストーカーは自分の世界に浸ってて話が通じない
60 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/08(土) 23:06:07.06 ID:nzz1xtuR0
平手打ちとゴミを見るような目で男を見る
男「あの艦娘は君は僕に好意を持ってるって言ったのに…」
61 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/08(土) 23:06:18.92 ID:KWBmt6xl0
>>59
62 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/08(土) 23:20:37.32 ID:a96YlnG50
ガチャ…ギィィィ


愛宕「提督……中に入るのが怖いから…廊下から言わせてもらうわね…」


愛宕「そう…怖いの……提督が…」


愛宕「私は提督の事は好きでもなんでもない…むしろ嫌いなの…」


愛宕「お願い…もう私に近付かないで……」


愛宕「私は提督のものにはならない……」
63 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/08(土) 23:23:12.84 ID:a96YlnG50
愛宕「提督の事を好きだって言った覚えもない……誤解させてしまったのならごめんなさい…」


愛宕「提督…私を自由にして……!」


那智「聞こえたかストーカー。愛宕はお前の事は好きでもなんでもない」


那智「今すぐに立ち去るなら陸の警察は呼ばないでやる。ただし抵抗すれば命の保証はない」


千歳「ちょっと…」


那智「警告はしたぞ、ストーカー男め」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
64 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/08(土) 23:26:18.96 ID:qvP7aZG5o
ありもしない愛宕との日々を喋りだすストーカー
もう手遅れだと部屋に閉じ込めて窓側に見張りもつけて警察を呼ぶ
65 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/08(土) 23:29:30.56 ID:rxc4HY9u0
突然飛び出してきたストーカーは愛宕を押し倒した後馬乗りになって自分の首を掻っ切る
自分の血を愛宕にかけながら愛をささやきつつ力尽きる
66 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/06/08(土) 23:31:50.63 ID:jILYA3FDO
反応が無い、見ると窓が開いていた
なにやら争った形跡があるがストーカーの姿は無かった
67 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/08(土) 23:31:57.81 ID:OeTPbG60o
























支離滅裂興奮した声で吠えながらとびかかってくるストーカー
68 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/08(土) 23:32:43.94 ID:OeTPbG60o
ごめんなさい書き込み変になった
69 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/08(土) 23:37:57.75 ID:a96YlnG50
「……あの日々は嘘だったのかい?」モゾモゾ


愛宕「ひっ!!」


那智「ベッドの下に居たのか…」


「僕と朝まで愛を語り合ったじゃないか。君が僕を愛しているのは知っているんだよ」


「その綺麗な髪を撫でながら……」


千歳「…ダメね。彼は妄想と現実が分からなくなってる」


北上「後は警察にお任せ…まるゆ警部補の出番だね」
70 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/08(土) 23:40:24.70 ID:a96YlnG50
愛宕「……」ガタガタ


那智「大丈夫だ愛宕、ここには私や提督がいる。もう心配しなくていい」


愛宕「那智……今日は貴女の部屋で寝かせてくれない?」


那智「あんな奴が居た部屋では寝れないだろう。いつでも来ればいい」


愛宕「ありがとう……」


那智「…ストーカーの何をが楽しいか分からない。相手を苦しめるだけの最低な行為じゃないか」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
71 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/08(土) 23:44:18.83 ID:zlEMvIEtO
元提督が連れて行かれた夜、那智に縋りつかないと眠れない愛宕
72 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/08(土) 23:50:20.43 ID:rxc4HY9u0
ある日寝ていると凄まじい悪寒とともに跳ね起きる愛宕
後日愛宕が悪寒を感じたと同じ時間にストーカーが獄中で自殺したらしいことを聞かされ顔が青くなる
73 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/08(土) 23:50:36.23 ID:nzz1xtuR0
>>71
74 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/09(日) 00:02:25.46 ID:0xQ/NsJp0
ーー夜


那智「ストーカーはまるゆが連れて行った。もう安心していいんだぞ」


愛宕「……」ギュッ


那智「私に抱き付いて心が休まるならいくらでもそうしていればいい」


愛宕「那智……!!」ギュゥゥゥ


那智「…貴様も苦労したな。悪いことをした訳ではなかっただろうに」
75 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/09(日) 00:10:04.76 ID:0xQ/NsJp0
那智「これが不知火や陽炎ならこうなっても文句は言えない。だが愛宕は違う」


那智「勝手に好きになられた挙句付け回される。愛宕の何が悪かった?」


那智「まさかこの鎮守府が原因か?ここにいる奴らは何かしら問題や因果を持っている」


那智「愛宕はここの奴らに関わってしまったからこんな目に?」


那智「ただのストーカーならこうはならなかった。命の危機にまでなることは…」


那智「助け合う、補い合うといっても限界がある。提督はそれを分かっているのか…?」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
76 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/09(日) 00:11:09.48 ID:HFW23AQT0
>>72
77 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/09(日) 00:12:23.72 ID:Gu5iBiqmo
愛宕
那智と一緒にいると落ち着くけどまた那智への思いが湧き上がってくるようになる
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