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【艦これ】龍驤「足りなかったもの」その7【安価】

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212 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/10(月) 19:46:55.47 ID:G9DwUXFK0
ーー


漣「街への支援艦隊、編成終わりました」


提督「そうか、なら直ぐに出発してくれ」


漣「了解です。旗艦はガングートさんでよろしいですよね?」


提督「ガングートならボランティアの件で顔が知れている。孫さんの知り合いも多いはずだ」


漣「我が鎮守府の医務室建設はストップしてもらいました。優先度を考えれば街の復興が先ですからね」


提督「港を中心に被害が出てしまった。俺達の仲間じゃなくとも艦娘が被害を出したことは事実だ」


漣「同じ艦娘が責任を取るということです。奴が壊したものは我々が直します」
213 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/10(月) 19:49:34.63 ID:G9DwUXFK0
提督「俺達が直せるのは物だけだ。想いや気持ちは治せない」


漣「ここの街の皆さんは我々の事を分かってくれています。しかし今回の件で亀裂が入るかもしれません」


提督「なんとしてもそれは避けたい。できることは全力で手伝おう」


漣「もちろんです。漣も秘書艦の仕事に目処が立ち次第支援に向かいます」


提督「…頼む」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
214 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/10(月) 19:52:35.07 ID:2H4hVukyO
艦娘が来てすこし身構えるけどがんちゃんが見えるとほっとする街の人達
215 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/10(月) 19:55:10.86 ID:V3OyW18Xo
詳しい話(あの艦娘はなんだったのか)を聞きたがる人もいるが話せる事も少ないのでやきもきする一行
216 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/10(月) 19:55:21.58 ID:pm+0pspB0
↑+かわいらしさが評判になる電だった
217 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/10(月) 20:08:07.97 ID:G9DwUXFK0
ーー

「おうガンちゃん、ここを襲ったのは艦娘なんだよな?」


ガングート「そうだ」


「艦娘ってのはどっかの鎮守府に所属してるんじゃないのか?」


ガングート「ほとんどの場合はそうだ。だが今回のように例外もある」


「よくわかんねぇな…」


「俺らでいう密漁みたいなもんか?」


ガングート「表現としては近いな。それ以上は話せない」


「禁則事項って奴か?」


ガングート「そういうことだ」
218 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/10(月) 20:11:08.24 ID:V3OyW18Xo
気さくなガンちゃん呼びあぁ^〜
219 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/10(月) 20:17:33.82 ID:G9DwUXFK0
ガングート「上から黙っていろと言われただけなら教えてやるさ。今回のは事情が違う」


「ガンちゃんが言い淀むって事は相当なんだな」


「これからもこういう事があるかもしれないって事か?」


ガングート「そうならないように全力を尽くす。ここには私の夫と子が居るんだ」


「そりゃそうだけどよ、街の方はそれで納得するかね?」


「俺達漁師はガンちゃん達の事はよーく知ってるよ。でも鎮守府と全く関係ない連中はそこまで知ってるかどうか…」


ガングート「観艦式や祭りには参加しているぞ」


「こういう時怖いのは外に出ない連中だぜ。事件を切り取ってそれが事実だと思い込むんだよ」


「提督さんによーく伝えといてくれるかい?」


ガングート「勿論だ、提督もその辺は敏感だからな」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
220 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/10(月) 20:24:59.04 ID:wMHEmjaeO
グラーフの能力は怪我の治療ではなく先送りだった事が判明、過去に治療を受けた者たちの傷跡が一気に開いて行く
221 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/10(月) 20:28:32.46 ID:hhGkBz8x0
大本営からの対応指示を受けたり街からの支援要請の対応をする提督達
222 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/10(月) 20:28:32.61 ID:2H4hVukyO
再建が必要な被害箇所を確認していく
223 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/10(月) 20:30:18.68 ID:K9KDaAr4o
>>220
無理やり悪い方に持っていこうとして展開無視しすぎでしょ
それで取ってもスルーされるよどうせ
224 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/10(月) 20:35:07.98 ID:G9DwUXFK0
「さて…そろそろ仕事に戻るか」


「ガンちゃんも調べることがあるんだろ?」


ガングート「被害を受けた建物の確認や損害度合いを調べるんだ」


「一軒一軒やるんだろ?時間かかるぜぇ〜」


「だから鎮守府の艦娘が出てきてんだろ?」


ガングート「私達でもできることは多い。少しでも民間の負担を減らしたい」


「あの暴れてた奴もガンちゃんと同じような艦娘だったら良かったのになぁ」
225 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/10(月) 20:41:14.14 ID:G9DwUXFK0
「港自体はそこまでの被害は無いからさ、次は街の方を見に行ってあげなよ」


ガングート「そうさせてもらう」


「孫さんは大丈夫なんだよな?」


ガングート「孫の酒蔵は港からは離れている。暴れた艦娘は街の中心部には来ていない」


「なら安心だな」


ガングート「昨日から忙しくて孫との部屋には帰っていないが、今日は帰れるはずだ」


「子どもはどうしてんだい?」


ガングート「鎮守府で見てもらっている。あそこは嫌でも手伝ってくれるからな」
226 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/10(月) 20:44:56.17 ID:G9DwUXFK0
「おぉーい!ガングートさんは居るかい!?」


ガングート「そろそろ行こうとしていた所だ。今行く」


「早く病院に行った方がいい!」


ガングート「病院?そっちに被害が出たのか?」


「違うって!孫さんが病院に運ばれてたんだよ!」


ガングート「な……に…?」


「どういうことだよ?孫さんは酒蔵に居たんじゃないのか?」


「それが港の市場に買い物に来てたらしくて…そこで子どもを庇ったとかなんとかで…」


ガングート「あ……あぁぁ…………」フラッ


「ガンちゃんしっかりしろ!」


「こうなりゃ俺達が送っていくしかないぜ!」


「車なら俺が出す!任せとけ!」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
227 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/10(月) 20:46:50.46 ID:V3OyW18Xo
孫、しばらく車椅子生活に
228 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/10(月) 20:47:09.42 ID:pm+0pspB0
どうもかなりの重傷らしくICUにいた孫だった
229 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/10(月) 20:47:10.36 ID:Ffo7lXjgo
腕や足の骨を折って長期の入院になる孫
230 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/10(月) 20:47:44.54 ID:/wk+lDYa0
病院までの最短ルートはガレキで塞がれている箇所もあり
孫の容態も分からず移動の車中で不安を募らせ過ぎて半狂乱になるガングート
231 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/10(月) 20:53:00.38 ID:x6xZrHstO
ID:pm+0pspB0
今日の変改行
232 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/10(月) 20:58:35.71 ID:G9DwUXFK0
ーー病院


孫「すいませんガングートさん…暫く車椅子のお世話になりそうです…」


ガングート「お…お前ぇぇぇ……私がどれだけ心配したか…」


孫「ごめんなさい…咄嗟に体が動いてしまったんです」


ガングート「う……うぅぅ………お前は……子の親だろう……」


孫「本当に…そうですよね……」


ガングート「人助けは立派だが……ぐずっ………それで貴様が死んだらぁ…!」


孫「…はい、その通りです」


ガングート「う……うぅ…………!」
233 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/10(月) 20:58:41.19 ID:wMHEmjaeO
どこがおかしいっていうの?
掠り傷で済まなかったから荒らしとでも?
234 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/10(月) 21:04:04.23 ID:G9DwUXFK0
孫「…僕が助けたのは男の子と女の子なんです。二人は兄妹だったと思います」


孫「逃げ遅れたあの子達を見たら…僕の子どもの事を思い出したんです」


ガングート「ぐす……」


孫「今回は自分ができないことをしようとしてしまいました。庇わなくても一緒に逃げるとか、どこかに隠れるのが正解でしたね」


孫「次にこういう事があった時はそうします。なので今回は…これで許してくれませんか?」


ガングート「安価」


下1〜3高コンマ ガングートの台詞や行動などを
235 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/10(月) 21:07:17.79 ID:2H4hVukyO
最初から許しているに決まっているだろう馬鹿者がっ!もう危険な目には私が会わせないと抱きしめる
236 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/10(月) 21:13:26.29 ID:hhGkBz8x0
(涙声で)治るまで、許さんからな
237 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/10(月) 21:13:35.82 ID:pm+0pspB0
優しすぎるな、あんたって……
238 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/10(月) 21:18:49.34 ID:G9DwUXFK0
ガングート「優し過ぎるんだ貴様は……!!」


孫「うん…ごめんね」


ガングート「覚悟しろ……嫌という程面倒見てやる…!」


孫「それは嬉しい……かな」


ガングート「なんだとぉ……!」


孫「ガングートさん…最近忙しかったですよね……?」


ガングート「あ…ぅ……」


孫「会えないのが寂しかったので…これでガングートさんと…いっぱいお話しできる…だなんて……」
239 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/10(月) 21:22:32.51 ID:G9DwUXFK0
ガングート「なぁ孫……私が側に居ないと寂しいか…?」


孫「…少しだけ」


ガングート「私はな……ごるしこふがちゃんと一人前の艦娘として…私の持つ全てを教えた後……艦娘を辞めるつもりだったんだ…」


ガングート「だがな……お前の側に居たいのは私もなんだ…」


ガングート「お前が望むのなら…私は今すぐにでも艦娘を辞める………お前の妻として…一生添い遂げる……」


ガングート「私が必要なら…そう言ってくれ……」


孫「安価」


下1〜3高コンマ 孫の台詞や行動などを
240 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/10(月) 21:27:46.27 ID:wMHEmjaeO
今の彼らには貴方が必要です。それは全てが片付いた後でも遅くはありません
241 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/10(月) 21:28:50.09 ID:V3OyW18Xo
嬉しいですでも、ごるしこふのことはガングートさんが自分で決めたんでしょう?
大丈夫、こう見えて僕だってやる時はやりますっ
242 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/10(月) 21:29:17.59 ID:2H4hVukyO
本音を飲み込みつつ
>>240
243 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/10(月) 21:30:08.10 ID:hhGkBz8x0
今はまだ鎮守府の皆さんからガングートさんを取り上げるなんてできません
244 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/10(月) 21:44:52.04 ID:G9DwUXFK0
孫「……今の鎮守府には貴女が必要です。全て片付いた後でも遅くはありませんよ」


ガングート「孫ぉ……」


孫「僕は戦っているガングートさんは好きですよ。凛々しくって強くて……」


ガングート「うぅ…ぅぅぅぅ……」


孫(本音を言えばガングートさんは僕の側に居て欲しいです。でもガングートさんは戦艦の艦娘です、提督さんの迷惑になってしまいます)


孫(提督さんは艦娘をぞんざいに扱う人ではありません。あの鎮守府に所属している間はガングートさんも安全ですよね)
245 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/10(月) 21:49:56.48 ID:G9DwUXFK0
孫「…ガングートさん、そろそろ戻らないといけないんじゃないですか?」


ガングート「嫌だ……孫の側に居る…」


孫「提督さんに心配をかけてしまいますよ。それに調査の最中だったんですよね?」


ガングート「んぅ……」


孫「僕は大丈夫です。だからガングートさんは戻っていて下さい」


ガングート「また…来るからな……」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
246 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/06/10(月) 21:52:30.11 ID:uKvTAq8DO
漣達も復興作業に合流
そこで献花をしている列を見付ける
247 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/10(月) 21:52:32.62 ID:V3OyW18Xo
孫が庇った兄妹が家族でお礼に来る
248 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/10(月) 21:52:41.61 ID:NRwOhkEh0
死んだ雪風から出た幸運のおかげで被害自体をあまり出ずに済んだ
249 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/10(月) 22:10:03.11 ID:G9DwUXFK0
コンコン


孫「あれ?誰ですか?」


ガングート「う……」ぐしっ


「こんにちは!」


「お兄ちゃん怪我は大丈夫!?」


孫「君達はあの時助けた兄妹…」


「足、痛いの?」


孫「少しね…」


「大丈夫?痛いの飛んでいけする?」


孫「お医者さんに治してもらったからもう平気だよ」
250 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/10(月) 22:14:39.96 ID:G9DwUXFK0
「あ…お姉さんも怪我しちゃったの?」


ガングート「この顔は別の怪我だ」


「痛くない?」


ガングート「痛くは無いさ」


「ほんと?よかったぁ」


孫「君達に怪我が無くて良かったよ」


「そうだった!助けてくれたお礼を言いに来たんだった!」


「お兄さん、助けてくれてありがとう!」


孫「どういたしまして」


「お姉さんもお礼言いにきたの?」


ガングート「私は違う。その…」


孫「このお姉さんはね、僕の奥さんなんだ」


「オクサン?」


「凄〜い!二人は夫婦なんだね!」


孫「そうなるよね、ガングートさん」


ガングート「そうだな」
251 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/10(月) 22:17:21.60 ID:G9DwUXFK0
「ほんとだ、指輪してる!」


孫「子どもも居るんだよ。しかも君達と同じで男の子の女の子なんだ」


「凄い凄〜い!」


「お兄さんの子どもはここに居ないの?」


孫「奥さんの所にいるんだよ」


「ふーんそっか」


「またお見舞い来るからね!お兄さん!」


孫「いつでもおいで、待ってるよ」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
252 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/10(月) 22:24:54.07 ID:Ffo7lXjgo
グラーフが子供の両親からあの動画のグラーフさんですよねって話しかけられる
かなり昔の話だが思った以上に知られてるのだなと答えると、知らない人はいないですよと言われる
253 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/10(月) 22:28:19.14 ID:hhGkBz8x0
ごるしこふを伴って来た響
254 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/10(月) 22:29:36.38 ID:2H4hVukyO
>>252
ここから家族ぐるみの付き合いになる

グラーフじゃねえじゃなくてガングートの間違いだよね?
255 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/10(月) 22:31:11.67 ID:Ffo7lXjgo
ガングートです…
256 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/10(月) 22:44:39.46 ID:G9DwUXFK0
「こら、病院で走ったらダメじゃないか」


「だって〜早くお礼が言いたかったんだもん」


「すいませんこの子が…って貴女は確か艦娘のガングートさん?」


ガングート「私の事を知っているのか?」


「あれですよね、危険が危ない…」


ガングート「んぐっ!!」


孫「あぁ…あの動画とニュースはこの街では有名ですもんね」


ガングート「早く忘れろ……!」


「何を言うんですか、ガングートさんは体を張ってこの街を守ってくれたんですよ」


「簡単には忘れられません」


ガングート「ぐ…むむ……」
257 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/10(月) 22:47:13.33 ID:G9DwUXFK0
「お母さん!お姉さんは孫さんの奥さんなんだって!」


「本当に?」


「そういえば指輪を付けてますね」


「子どももいるんだって!僕達と同じで男の子と女の子!」


「艦娘が…出産……?」


ガングート「その辺の話は長くなるぞ」


「あの…掻い摘んでで良いので聞かせてくれませんか?」


ガングート「これも何かの縁というやつだろう。いいな孫?」


孫「もちろんです」
258 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/10(月) 22:50:36.32 ID:G9DwUXFK0
ーー

漣「……で、その家族としっぽり話してたんでこんなに遅くなったんですな」


ガングート「そういうことだ」


漣「いやほんと…何もなくて良かったんですが、できるだけ連絡下さいね?こっちは孫さんが病院に運ばれてたってとこしか知らなかったんすよ」


ガングート「…すまない」


漣「まさか孫さんに何かあったんじゃないかと心配してた所でしたが…足を怪我しただけならまだ良かったですね」


ガングート「不幸中の幸いだ」


漣「それは街の被害もですね。これだけ建物に被害が出ても犠牲者はゼロでした」


ガングート「…良かった」


漣「危篤の人が何人か居たんですが、全員助かったそうですよ。いや〜良かったっすね」
259 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/10(月) 22:51:19.70 ID:V3OyW18Xo
おぉ…五月雨ちゃんとは絶望的だったけどついにがんちゃんにママ友がっ…?
260 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/10(月) 22:53:07.31 ID:G9DwUXFK0
漣「被害状況もある程度分かりました。これにて任務は完了です」


ガングート「今日の所はこれくらいか」


漣「ですです。復興はとりあえず置いといて、報告が先になります」


ガングート「港の方は目立った損傷は無かった。すぐにでも漁を再開できるそうだ」


漣「それは良かったですな。さぁ早く鎮守府に帰りましょう!」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
261 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/06/10(月) 22:55:10.47 ID:uKvTAq8DO
精神世界での活動に慣れている漣に富士さんが自分を手伝ってくれないかと頼んでくる
やり方を変えて艦娘を救う方法を模索している様子
でも自分だけだといつも敵対的な反応ばかりで上手くいかないと落ち込んでいる
262 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/10(月) 22:57:26.62 ID:V3OyW18Xo
大本営が住民説明会を提督がメインでするようにだってさ
厄介事押し付けやがってと憤る秘書艦達に慣れてるし知らない広報官がやるよりいいだろうとなだめる提督
263 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/10(月) 23:00:16.13 ID:Ffo7lXjgo
>>262
264 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/10(月) 23:13:42.34 ID:G9DwUXFK0
ーー

漣「脱走艦雪風が起こした事件の住民説明会を提督がするようにだって……厄介事押し付けやがってあのクソ野朗共」


提督「街の人達相手なら慣れている。下手にあがる事も無い」


漣「漣が言いたいことはそういうことじゃねぇんですよ!厄介事は押し付ける癖に未だに艦載機を寄越しやがらないんですよ!!」


提督「大本営の支援が遅いのは今に始まったことじゃないだろう」


漣「ほんっと頭きてんすよ。龍驤ネキの浮気見つけた時よりも怒ってますよ、えぇ」


提督「……」


漣「あぁ〜〜イライラする!ご主人様はこんなに頑張ってるのに!!」
265 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/10(月) 23:16:33.71 ID:G9DwUXFK0
潜水新棲姫「そういう時はワタシが居るじゃないか」


漣「はぁ〜〜癒される…」ダキッ


潜水新棲姫「即堕ち二コマという奴だな」


提督「説明会は俺と龍驤で行こう。暫くの間執務室を頼めるか?」


漣「了解です!漣のこの子にお任せ下さい!」


潜水新棲姫「ワタシも仕事していいんだな?」


提督「書類仕事は基本漣に任せてくれ」


潜水新棲姫「わかった、そうしよう」


漣「ヘルプはいつでも駆けつけますんで、好きなだけ連絡してきて下さいね〜」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
266 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/10(月) 23:23:01.68 ID:2H4hVukyO
建物の被害に付いては大本営が保証することを説明
その後は襲撃した艦娘(雪風)についての質問が主に出るが大本営が撃破済みとしか説明が許可されていない
267 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/10(月) 23:34:55.95 ID:kBjW82+30
風評被害によって色々と危険な人物だと思われているためこのままでは開催したとしてもまともな説明会にはなるまい 故に比較的市民からの指示がある私も共に行こうとガングートが一緒に行く事に
268 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/10(月) 23:36:02.98 ID:hhGkBz8x0
雪風の事は調査中と言う様に通達があった
説明が苦しくなる
269 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/10(月) 23:41:45.76 ID:G9DwUXFK0
ーー市民会館


提督「…という訳でありまして、建物の被害については大本営が保証します」


龍驤「建物以外にも壊れたものがあれば保証します」


「この街を襲撃した犯人はどうなりましたか?」


龍驤「それは…あの……調査中で…」


「捕まっていないんですか?」


龍驤「せやからあの…調査中……」


提督「……」


龍驤(司令官…これ以上は苦しいで…)


提督(…分かった、俺がなんとかしよう)
270 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/10(月) 23:45:29.48 ID:G9DwUXFK0
提督「…申し訳ありません。襲撃犯の情報は出せません」


「それは艦娘を庇っているからですか?」


提督「皆さんを守るためです、分かっていただけませんか?」


「守れなかったからこんな被害が出てるんじゃないんですか?」


提督「更なる被害を出さないようにです」


「更なる被害というのは…」


龍驤(雪風は組織の艦娘で…なんて言われへんもんな。なんとか納得してもらうしかないで……)


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
271 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/10(月) 23:53:10.98 ID:2H4hVukyO
なんとか場を収めて戻った後日、センセーショナルに信濃が襲撃犯を撃破したことが報道される
大本営の狙いは艦娘が襲った事を隠すというより信濃という護り手を広く周知させることだった
272 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/06/10(月) 23:55:49.95 ID:uKvTAq8DO
提督
少なくとも犯人は二度と現れる事はありません、それは保証します具体的にどうなったかは…
そこで言葉を切ると住民はなんとなく察して黙り混む
別の誰かがじゃあもう安全なんですね?安心していいんですね?との言葉にははっきり頷く提督
273 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/11(火) 00:03:49.92 ID:jfPW/xdzo
>>272
から
>>271
274 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/11(火) 00:17:54.35 ID:1YLDPOz10
ーー

龍驤「司令官…見てみぃよこれ」


提督「新たる護り手、市民の為に着任す…」


龍驤「大本営はこれが狙いやったんやな。雪風がやったって事実を隠したいんや無くて、信濃をアピールしたかったんや」


提督「その為に俺達は使われたのか…」


龍驤「…司令官のやってることは立派やで。分かってくれへん人がおるのはしゃーないよ」


龍驤「多くの人に色んな事は言われると思う。でもウチは何があってもキミの味方やから」


提督「…………龍驤」


龍驤「こんなんで挫けんと頑張ってな?お願いやで」


提督「分かっている…さ」


ーー
275 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/11(火) 00:19:18.84 ID:1YLDPOz10
漁師さん達は外伝の方からお借りしました


コメントなどあればお願いします
276 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/11(火) 00:33:08.18 ID:UiqdEAAgo
おつでした
漁師さんズ外伝産?!自然に溶け込んでてあーこの人達前出てきてたよなってナチュラルに読んでたわ書いた人ナイス
ごるしこふちゃんが喋ってるシーンはよはよ
提督…下が理解あるからまだマシだけど中間管理職ってやっぱり辛いよなあ…(平並感)
277 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/11(火) 01:59:54.91 ID:khorALna0
乙でした。
今回の大本営発表は政治回しが上手い感じで好き。
大本営のイメージアップと、大和に代わる信濃という護国の象徴を国民にアピールするナイス安価。
足り鎮は見事に踏み台にされたけど、普段から住民イメージ良くしといて助かった…。
278 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/11(火) 19:45:27.27 ID:1YLDPOz10
ーー

菊月「大本営はいよいよお前をお披露目したな」


信濃「私が出れば艦娘のイメージも良くなって、大和という汚点を払拭できる」


菊月「それに新しい試みとして艤装の換装だ。空母と戦艦を行き来できるんだろう」


信濃「私専用にドックが必要になるけど、空母と戦艦を出撃ごとに切り替えられるのは大きいわね」


菊月「そのドックがあるのは大本営だけ。他の鎮守府では扱えない…これが大本営の発表だ。だが実際はそうでは無いな?」


信濃「戦闘中の換装も可能よ。空母で艦載機を全発艦後、戦艦に切り替えて主砲斉射…なんて」


菊月「まさに夢のような艦娘だ」
279 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/11(火) 19:46:23.89 ID:UiqdEAAgo
おうゲームにも実装はよ
280 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/11(火) 19:49:37.80 ID:1YLDPOz10
信濃「信濃としての艤装は海上に浮かぶだけのもの。ゼロ状態とも呼べるわ」


菊月「そこから空母や戦艦の艤装を装着する訳か。だから換装も容易になる」


信濃「それに加えて私には新型の艤装、荷電粒子砲もある」


菊月「お前のようなのが量産されれば、これまでの艦娘は必要無くなるな」


信濃「そうでしょうね…」


菊月「信濃、お前は何の為に戦う。お前が撃つ気だった元帥は死んだぞ」


信濃「……」


菊月「元帥が居なくなっても戦争は終わらない。むしろ加速している」
281 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/11(火) 19:53:21.17 ID:1YLDPOz10
信濃「その答えを探す為に貴女に協力するのよ」


菊月「私は一人の人間を取り戻したいだけだぞ」


信濃「芯の通った理由だと思うわ。元帥を殺す為に生きていた私からすれば羨ましい限りよ」


菊月「私の特務艦になった以上はしっかりと働いてもらうぞ」


信濃「そのつもりよ。この力は好きに使って」


菊月「お前の力と影響力…全て使わせてもらうぞ」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
282 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/11(火) 19:55:31.43 ID:Y+yuJgyF0
「うちの宝だ」なんてんで
提督からも頼られる信濃
283 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/11(火) 19:56:41.00 ID:JsOpBkPbO
若葉、菊月、信濃での会話
284 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/06/11(火) 20:00:35.14 ID:myDpP79DO
その頃若葉
大和や雪風はともかく老幹部や私は自分の為に戦っていた訳じゃなかった
あのままロシアに私達の技術を渡してしまっていいのかと考える
285 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/11(火) 20:00:35.90 ID:xjh8YhC9o
取り戻したい人について根掘り葉掘り聞く信濃
286 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/11(火) 20:09:55.48 ID:1YLDPOz10
信濃「この若葉は組織の艦娘だったのよね」


菊月「コイツから組織の情報はある程度聞き出した。だがもう組織は崩壊、吸収された」


若葉「あれはもうロシアのものだ。傀儡の技術も含めてな」


信濃「ロシアは何がしたいというの?」


若葉「傀儡を使って戦争を仕掛けるつもりか、もしくは抑止力として使うか」


菊月「ロシアから仕掛けるとは考えられないだろう」


信濃「そうとは限らないわよ。深海棲艦の脅威が無くなれば海路は確保できて軍艦が出れる」
287 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/11(火) 20:15:58.01 ID:1YLDPOz10
若葉「向こうの気候を考えれば文句の言わない人員代わりと考えても良さそうだ」


菊月「…とにかく組織としての形は消えた。残党も殆ど居ないんだな?」


若葉「使える研究員達は船に乗っていた。残党が居たとしても役立たずだ」


信濃「それで、これから荒潮を迎えに行くのね」


菊月「荒潮は船に乗る直前で逃げたらしいんだが、それから連絡が取れていない」


若葉「傀儡を使って追いかけたそうだが、結局船には乗せられなかったらしい」


信濃「まだ逃げているなら早く見つけてあげましょう」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
288 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/11(火) 20:20:25.99 ID:p8wa+zpko
ロシアに地理的に近い鎮守府の一部の艦娘(本当は傀儡)が不審な行動を取り始めたとの怪情報が流れる
289 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/11(火) 20:21:16.37 ID:w2i2Zow7O
今日の糞改行
ID:Y+yuJgyF0
290 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/11(火) 20:21:16.84 ID:jfPW/xdzo
逃げる途中転がり込んた孤児院で食事を作ってる荒潮
291 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/11(火) 20:21:52.76 ID:UiqdEAAgo
信濃「千里眼的な能力を持った子はいないの?」
菊月「居たんだがな…」
292 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/11(火) 20:30:32.62 ID:1YLDPOz10
ーー


漣「幌筵の辺りで変な動きですか?」


忍者吹雪「そこの鎮守府の一部の艦娘がおかしな動きをしてるって情報が入ってきたの」


漣「それってロシアが関係してんすかねぇ。あそこからちょっと行ったらもうロシアですもんね」


忍者吹雪「何をやってるんだろう…」


漣「ひょっとしてロシアに寝返るとか」


忍者吹雪「ありえな……くないんだよね」


漣「そうだとしたら非常に良くないっすね。なんとかできないもんか…」


忍者吹雪「下手に関わるとこっちがやられちゃうよ」


漣「忍びでも無理っすか…」
293 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/11(火) 20:35:15.71 ID:1YLDPOz10
忍者吹雪「そういえばここにはヴェールヌイさんが居るんだよね?」


漣「向こうから来た方のっすね。でも彼女は政治関係の事しか知りませんよ」


忍者吹雪「そっかぁ……」


漣「彼女は知ってることを全て話してくれましたが、そんな情報は聞いてないっすよ」


忍者吹雪「ここが巻き込まれないように注意してるしかないんだね」


漣「それが一番の予防策でしょうな」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
294 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/06/11(火) 20:37:40.91 ID:myDpP79DO
鳳翔さんの姿が見えないと隼鷹に相談される提督
店に行ってみると書き置きが残されていてそこにはいつか私が言った言葉をお忘れですか?との一文が
295 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/11(火) 20:44:02.05 ID:Q/4KdJLYO
夕立が軍人からロシアの傀儡生産計画を聞く
まずは国内の危険作業や警備の労働力として、その後は輸出も予定して主要産業化を目指すらしい
296 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/11(火) 20:47:12.20 ID:jfPW/xdzo
>>290
297 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/11(火) 20:57:48.35 ID:1YLDPOz10
ーー

隼鷹「あたしこの前鳳翔さんのお店に行ったんだけどさ、店がやってなかったんだよ」


隼鷹「空いてるはずなのにおかしいなって思ったらさ、入り口に書き置きがあったんだよ」


隼鷹「いつか私が言った事をお忘れですか?……これって提督に向けてのメッセージだよなぁ…」


提督「……」


隼鷹「なぁ…鳳翔さんと何があったんだよぉ……」


提督「…思想の違いという事だ。それ以上言える事はない」


隼鷹「うぇ……」
298 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/11(火) 21:02:22.11 ID:1YLDPOz10
提督「伊8と伊168はこちらに帰ってきた。鳳翔さんとは繋がりが切れて……丁度良かったのかもしれない」


隼鷹「提督…それでいいのかよ…」


提督「良くは無い。だが俺の考えがあるように鳳翔さんにも考えがあるんだ」


隼鷹「……」


提督「説得できるならしていた。だが鳳翔さんも考えを変えない人なんだ」


提督「願わくば鳳翔さんとは繋がりを持ち続けたかった。俺達の近くで意見を言ってくれる貴重な人だった」


提督「だが…我慢の限界だったんだろう。それがこうなったんだ」


隼鷹「提督のやってる事ってよぉ…正しいんだよな?」


提督「それは分からない」


隼鷹「んぇ…」
299 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/11(火) 21:02:50.88 ID:TeWvBq3L0
話がブツ切りになる微妙安価だなあ……>>1なら繋げそうで怖いが
300 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/11(火) 21:05:50.56 ID:1YLDPOz10
提督「正しいかどうかを決めるのは俺じゃない。それだけは間違えてはいけない」


隼鷹「でもよ…」


提督「俺は龍驤とこの鎮守府の艦娘を守るために提督をやっているんだ。正義の味方だなんて思った事はない」


隼鷹「……」


提督「足りないものは補い合えばいいと思っていたんだが……那智のように疑問を持つ艦娘も居る。身内にいるんだから周りに疑問を持たれても仕方ない」


提督「一度…皆に聞く必要があるな。名前は聞かずにこの鎮守府をどう思っているのか……」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
301 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/11(火) 21:06:42.74 ID:jfPW/xdzo
逃げる途中転がり込んた孤児院で食事を作ってる荒潮
そこにほっしょさんも暫く前からいた
302 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/11(火) 21:20:17.97 ID:RfnuziCuO
足りない子たちへのフォローはとても充実しているのは確かだが 足りていない部分が無い子へのフォローははっきり言って無いに等しいのが気になるとの意見がちらほら
303 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/11(火) 21:20:50.96 ID:Q/4KdJLYO
アンケートの結果ではみんな鎮守府にいることで何かしらの形で救われてきたので根本の考えに反対する娘はいない
その代わりこうすればもっと良くなるのではという提案が書いてある
304 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/11(火) 21:23:13.75 ID:jfPW/xdzo
足りないものかないのって葛城と那智だけだっけ?
葛城は暴走しちゃった件もあってだいぶフォローされてたけど
305 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/11(火) 21:25:44.00 ID:Q/4KdJLYO
那智も強くなるために特訓したら皐月がマッサージしてたりとお互いのフォローはしてるはずなんだけどな
設備的な意味なんだろうか?
306 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/11(火) 21:26:25.59 ID:79bW6VL6O
あときよしーとか金剛とか多摩とかか?
307 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/11(火) 21:28:51.09 ID:UiqdEAAgo
異動させられたのなら加賀もかな
308 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/11(火) 21:33:22.04 ID:1YLDPOz10
ーー

漣「匿名のアンケートの結果は思った通りになりましたな」


龍驤「足りない子たちへのフォローは素晴らしいって。でも足りていない部分が無い子へのフォローは無いに等しい…」


漣「多摩さんや翔鶴さん達他、足りものが無い人は居ますよね」


提督「……そう…か」


龍驤「加賀もそうやで…瑞鶴を助けてくれるだけや無くて皆んなを助けてくれとる……それやのに加賀に何かをしてやった事は…無い……」


漣「漣はこうなると思ってましたよ。葛城さんや那智さんに対して何もしてこなかったのも大きいですな」


提督「……」
309 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/11(火) 21:38:40.00 ID:jfPW/xdzo
フォローが無いって足りない子達向けの医療体制を利用させなかったとか?そんなことはないはずだしフォローが無いってことになるんだろ
加賀には擬似結婚式を準備したし、葛城も暴走しかけて大変になるところを何とか思い直させたし
翔鶴は…うん…まあ
310 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/11(火) 21:41:47.50 ID:1YLDPOz10
龍驤「鳳翔が言うてた事はこういう事なんかな……こんなん…那智らへのイジメ…」


漣「その言葉を口にしてはいけません。絶対にです」


提督「……そうか」


漣「ご主人様、こうなる事は分かっていたんですよね?まさかここに居る皆なら分かってくれるとか甘っちょろいことは言いませんよね?」


提督「……」


漣「足りないものが無い人。つまり健常者にはここは暮らしにくいんですよ」


漣「皆さんいい人だからある程度は分かってくれますよ。しかし一度はこう思ったはずです『なんで私がこんな事』って」


漣「自分はどこも悪くないのに手伝ったり…たまの休みを誰かの絶叫で邪魔されたり」


漣「この世にはお人好しは居ないんですよ」


提督「……」
311 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/11(火) 21:51:13.98 ID:1YLDPOz10
漣「ご主人様」


漣「足りないものが無い人達の異動を進言します」


提督「……」


漣「ここに居てくれるならそれで構いません。ですが数名は喜ぶのでは無いでしょうか?」


漣「表立って異動を勧めるのでは無く、極秘に本人だけに知らせるべきです」


漣「ご主人様がやりたくないのなら漣がやります」


提督「…いや、俺がやろう」


漣「出すぎた真似をしてすいませんでした」


龍驤「ええよ…うん……分かってるから…」


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