【安価】ラーメン鎮守府

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68 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/09/04(水) 23:35:18.37 ID:RahmCzz8O
>>67
場所はそう変わってないですね。店名は変わりました。
69 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/04(水) 23:40:50.11 ID:o9/WFBnA0
>>68
回答感謝です
この冬にでも久しぶりに伺いますかね…市ヶ谷だとテキサスステーキなんかも行きたくなります
70 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/09/06(金) 09:09:18.08 ID:FA5MC1w0O
総本家、日曜に試験営業だそうです。取り急ぎ。
71 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/09/08(日) 21:20:06.62 ID:tjsaDx68O
私用で行けませんでしたが、11時前に締め切ったそうです……
9時前で80人待ち……((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
72 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/09/09(月) 11:22:19.25 ID:X5CvR9ljO





第2話 濃くて熱くて硬いのがお好き






73 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/09/09(月) 11:36:45.71 ID:X5CvR9ljO
「うげえ……何じゃこりゃ」

鎮守府に着くなり、俺は唖然とした。

「……酷いでちねこれは」

台風一過、横須賀第5鎮守府の現状は惨々たるものだった。訓練場には枝が散乱し、ガラスもいくつか割れている。伊達に史上最強の台風じゃなかったわけだ。
前日夜まで何もなかったもんだから甘く見ていた。一応風が止むまで艦娘には待機を命じていたが、来てみりゃこの有り様。宿舎は大丈夫だろうか。

「とりま、片付けから入らにゃあかんな。破損部の修理のため、上にも連絡しねえと」

「そうなるでちね。これを機に建て替え申請したらどうでちか?」

この鎮守府の建屋は古い。元は確かどっかの偉いさんの別荘だったらしくそれなりの趣はあるが、木造で空調の効きは良くない。
いつの間にうちは横須賀でも結構な大所帯になっている。増築で誤魔化してきたが、この本庁舎もそろそろ潮時か。

「だなあ。……てことは、防衛省に出向かなきゃいけねえか。明日にでも行くかねえ」

「了解でち。ついでに、店にも予算が下りればいいけど」

「俺の趣味でやってることだからなあ……特例で副業許可してもらってるだけでも、ありがてえと思うべきだろうが」

俺は溜め息をついた。その時、ドアをノックする音が聞こえた。

「おう、入れ」

※安価下3まで艦娘募集、コンマが最も高いものを採用
74 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/09/09(月) 11:39:52.79 ID:ejW4nX/E0
川内
75 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/09(月) 11:44:01.93 ID:EMOJSCdnO
浜風
76 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/09(月) 11:51:16.12 ID:kMH6if3Do
ジョンストン
77 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/09(月) 11:51:43.01 ID:XIgPoegW0
あきつ丸
78 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/09/09(月) 12:03:47.42 ID:l60M9wRXO
※浜風はどちらの浜風か

3の倍数 防衛省の浜風
それ以外 鎮守府の浜風
79 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/09(月) 12:05:05.98 ID:Pp7tE9Ff0
80 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/09/09(月) 12:33:46.43 ID:l60M9wRXO
「失礼します」

「うおっ!!?……って何だ、『うちの』か」

入ってきたのは浜風だ。片目が隠れるほど長い前髪に、16歳としては相当な巨乳。典型的な「浜風」の特徴、だが。
俺はこいつを別の「浜風」とよく間違える。防衛省本省直属の精鋭にして、元新聞記者。うちの青葉の先輩でもある「浜風」がそれだ。
今は防衛省の広報担当をやっている。その関係上顔を会わせることも多く、どうしても一瞬判別に迷う。

同じ名前の艦娘は、大体顔が似ていることが多い。しかしこの2人は特に似ている。血縁関係がないのが驚きだ。

「また防衛省の方と間違えましたか、提督」

「いや、ちょうど防衛省に行くって話をしてたんでな。そっちの用件は」

「宿舎に倒木が。幸い、怪我人はいませんでしたがご相談に」

「あちゃあ、やっぱ被害があったか。そっちの修繕も合わせて申請しないとだな」

ゴーヤが頷く。

「でち。急ぎでやった方がいいでちね」

「……しゃあねえな、明日にでも行くとするかね。浜風、確か駆逐艦寮の今月の寮長はお前だったな。被害状況をまとめてくれ、明日提出する」

「はい。……提督、明日私も同行していいですか」

「ん?何でまた」

浜風の表情は晴れない。

「実は……昨日食べれなかったんです」

「何を?」

「総本家の復活初日です……不覚でした、磯風のように前泊して朝4時から並んでいればっ……!!」

唇を噛み、目には涙が浮かんでいる。……あ、そうだったよ。こいつも総本家信者だったわ……。

「あー……11時過ぎには売り切れだったらしいな……」

「この浜風一生の不覚ですっ……!!そこで、代わりに何か、美味しいラーメンを、と。
市ヶ谷は美味しい店が多いと聞いてます。提督なら、総本家とまではいかずとも美味しい所をご存じかと」

「ああ、そういう……。ゴーヤ、いいか?」

「構わないでち。でもどこがいいでちかね?ドゥエ・イタリアン?斑鳩?庄のもあるでち」

「んー、悪くはねえが……総本家信者相手にそのセレクションは上品過ぎるな。もっと濃いのじゃないと満足しねえだろ。
となると……あそこだな。そこそこ防衛省からも近いし」

俺の頭にあるラーメン屋が浮かんだ。店名は変わったが、味は変わらず旨い。ここなら満足するだろう。

01〜50 通常進行
51〜75 話は聞かせてもらったよ
76〜95 話は聞かせてもらったであります
96〜00 上の2人両方
81 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/09(月) 12:35:16.42 ID:qsC+sCxDO
はい
82 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/09/09(月) 12:37:44.22 ID:l60M9wRXO
一旦切ります。

なお、昨日一番早かったのは4時20分だったらしいです。
83 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/09/21(土) 10:15:39.56 ID:PoG2u/6BO
#

「……手配が付き次第、現地の視察を。その上で見積もりを出しますので」

「しゃあねえな。千葉の方の被害が酷いから、そっちの対応が優先だもんな。
こっちからもできることはねえか?」

宿舎の改修には少しかかってしまうらしい。被害が甚大な千葉南部の支援のため、こっちには手が回りにくいとのことだ。

「そうですね、ボランティアで艦娘が来れば実務的にも士気的にも大きいと思います。
それについては、後ほど担当を」

若い制服組がくいっと眼鏡の位置を直した。

「浜風、悪ぃな。しばらく不便をかけることになりそうだ」

「仕方ないです。苦しいのは私たちだけではないですから」

「ボランティアの選定は、戻ってからでちね。馬力のある戦艦か、空母か……重巡もありでちか」

「まあ、そんなとこか。連中なら、喜んで志願するだろ」

部屋を出て、復興支援の担当部署に向かう。部署の前は制服組で溢れていた。
艦娘もちらちらいる。もうボランティアに動いている鎮守府もあるらしい。

01〜30 担当は普通の男性
31〜65 担当は「浜風」
66〜80 担当は龍驤
81〜00 自由安価
84 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/21(土) 10:23:25.94 ID:U3ujWcK5o
ほい
85 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/21(土) 10:24:38.76 ID:U3ujWcK5o
安価いいのなら響
86 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/09/21(土) 10:35:22.08 ID:PoG2u/6BO
※自由安価です。安価下3まででコンマが最も大きいもの
※知り合い設定になります。所属は防衛省直属です。

>>85
響だとすると特殊設定になりますね。
87 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/21(土) 10:41:04.62 ID:vq6IFNpo0
鳥海
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/21(土) 10:42:13.97 ID:W9UOtQY/0
あきつ丸
89 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/21(土) 10:46:54.04 ID:O/Dwo541o
秋津洲
90 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/09/21(土) 11:26:50.56 ID:PoG2u/6BO
※あきつ丸のため特殊設定です(あきつ丸は元々陸自出身という設定)

「ちょっとここで待っててくれ。終わる頃にはちょうど腹も減るだろ」

受け付けには長蛇の列ができている。人数が多いからか、ブースがいくつかあるようだ。

「次の人、いいでありますよー」

……ん?この口調は……

「失礼しま……あ」

「所属を……あ」

入るなり固まった。やる気なさげに机に肘を付いた、色白で巨乳の美女。典型的なあきつ丸だが……この不真面目さは。

「……おま、何でここにいるんだ」

「人手が足りんのでありますよ。で、元の職場に駆り出されたということであります」

口をとがらせてあきつ丸が言う。こいつは、うちのあきつ丸だ。
元第一空挺団の猛者だが、そのやる気のなさは人後に落ちない。趣味は人をからかうことと飲酒。
響と組ませたら何が起こるか分からないということで、極力2人の接点は持たせてないようにしているが……悲しいことにこの2人、仲がすこぶる良い。

「上司に連絡もなしか」

「連絡したら止めるでありましょう?」

……何か隠してやがんな。普通なら、防衛省から俺に派遣依頼の連絡があるはずだ。それもなしにこいつがここにいるということは……。

「……響に弱み握られたか」

ビクッとあきつ丸が固まった。脂汗がだらだらと流れている。

うちの響は、ただの「響」ではない。本名、北別府響。北別府防衛大臣の一人娘にして、うちの治外法権だ。
つまり、その立場を利用して強権を発動できる立場ということでもある。特に元陸自のあきつ丸には、色々モノを言える立場っちゃ立場だが。

※響が握った弱みは?3票先取

1 ギャンブルで借金を作った
2 男関連でどうしても響の助力が必要になった
3 問題行為を揉み消してもらった
4 自由安価

※自由安価歓迎です

91 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/21(土) 11:33:54.09 ID:W9UOtQY/0
3
92 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/21(土) 11:36:47.74 ID:rQbftIkOo
2
93 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/21(土) 11:37:00.41 ID:32leU6yso
2
94 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/21(土) 11:54:26.19 ID:9Obed7zxO
2
95 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/09/22(日) 23:05:14.32 ID:iZ7Fk21UO
「あー……今それを言わなきゃダメでありますかね」

あきつ丸の目が珍しく泳いでいる。これは余程の弱みと見た。

「……男絡みか」

ビクッと彼女が反応した。まあ、そのぐらいだろうな。

うちのあきつ丸は豪傑扱いされてはいるが、男性に対する免疫はまるでない。
というより、普通に接している分には問題はないが、「恋愛対象と意識した瞬間」にフリーズするらしい。
元陸自の艦娘の一人でうちの恋バナ好き四天王の一角、蒼龍による情報だ。

「あはは……参ったでありますねぇ……。
ちょっと、うちの新人憲兵君の住所と家族構成と現状の恋愛状況について……」

「あー、山本のことか。ああいうのが好きなのか、お前」

色白の顔が一気に真っ赤になる。こんな側面あったんかよ。

山本は神奈川県警からの出向だ。童顔だが筋肉質の身体で、非情に素直だ。憲兵長にも可愛がられている。
奴を見る翔鶴の目がかなりアレだったわけだが……あきつ丸も同じ年下属性とは思わなかった。

「……でそのために響の権力を使ったと。てかそんなのを入手してどうするつもりだよ」

「そっ、それは……特定の交際者がいなければ、と、遠くから見守ろうと……」

「怖えーよ。夜道でお前の白い顔見たら幽霊か何かだと思うわ。
てか同僚をストーカー化する手助けをしようとしてるとか……どういう考えだよあの馬鹿」

※50以上で響登場
96 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/22(日) 23:07:27.95 ID:hWD+ypAmo
でろー
97 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/22(日) 23:07:28.79 ID:+rxYNdlWO
はい
98 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/09/23(月) 00:19:53.55 ID:b8FetRpuO
「愉しい以外に何かあるのかい」

後から急に声がした。あきつ丸は固まっている。

「ひ、響殿……何故ここに」

振り向くとスーツ姿の響が、いつも通りの無表情で立っていた。
普段と違い、こうしてみると年相応には……うん、見えない。

「お父様の手伝いだけど。私だって一応防衛省の人間なんだ、いても不思議ではないだろう」

「初耳だぞ」と言いかけたが俺はそれを飲み込んだ。こいつに常識を適用する方がおかしい。
そもそもが飛び級でプリンストンを卒業した天才児だ。大卒扱いで防衛省にいて、かつその事実を俺に隠すことなぞ造作もない。

俺は溜め息をついた。

「……本当にあきつ丸をからかうためか」

「そんなわけあるわけないじゃないか。親友を思うが故の行動だよ。
親友に恋人ができれば、それはそれは嬉しいことじゃないか」

白々しいな。というか、最初の発言と既に矛盾しているわけだが。

「はぁ……まあいいわ。俺は疲れた。とりあえず申請はちゃんと通してくれ、飯食って帰るわ」

「……せっかくですから、自分もご一緒してよろしいでありますか?昼休みですし」

「私も行こう。腹が大分すいた」

時計を見るともうこんな時間だ。断る理由もない、か。
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