最上静香の「う」_四杯目_

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2 : ◆kBqQfBrAQE [saga]:2019/08/30(金) 21:33:10.18 ID:SegpilIM0

「いい店、見つけたんだ。折角だし、昼飯にどうかな」

 プロデューサーにそう提案されたのは、最上静香がレッスンを終え、片付けをしていたときのことだった。

 ライブも近い、それだけにダンスレッスンにも気合いが入る。ゆえに激しくカロリーを消費し、腹の虫がすっかり目覚めていた静香は、二つ返事で行くと答えた。

 店というのは、うどん屋である。プロデューサーも静香もはっきりと示すことなく、静香は彼がうどんを食べに行こうと提案したことを理解し、プロデューサーは彼女がその店をうどん屋であると認めたことを理解する。うどんの以心伝心と称した方がよいだろう。

 彼が提案した昼食がうどんであるということも、静香が迷うことなく好意的に受け入れた理由であった。

 静香はうどんをこよなく愛する、十四歳の少女である。

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