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【艦これ】艦娘「ショタ提督に好かれたい」照月「その35!」【安価】

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869 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/02(日) 00:24:58.44 ID:qozMNIb8O
頑張れ
870 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/02(日) 00:30:02.92 ID:BQZbKcVKO
あぁ、ついに本当の終わりを迎えてしまったか・・・
結局由良も漣もたけぞうもビス子以外のドイツ組もリベンジ果たせずか
871 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/02/02(日) 00:42:08.32 ID:3rB89tpJ0
名取「無事に有終の美を飾りました!」

グレカーレ「ギリギリで滑り込めて良かったぁ〜!」

朝風「最初で最後のチャンスだったんだけど……残念ね」

U-511「……ビスマルク姉さん以外、ドイツ艦はまともな戦績を残せなかった……はぁ……」つPS4コントローラ ピコピコ

ショタ提督「………」

ショタ提督(この楽屋ネタもこれで最後、か……)


こうして、これまでの謎が解き明かされた50周目……最後の周が幕を下ろしました。
いつもなら艦娘安価&ショタ提督の設定安価へ移るところですが、最終回ということで……このまま"終了"します。
残りはエピローグを全力で描くのみです。出来る限り早く完成させますので、それまでお待ちいただけると幸いです。

次回作の大まかな内容・方針は決まりましたが、細かな調整をどうするか悩んでいます。
いずれにしても先にエピローグですが、もしかするとアンケートor意見を募集することになるかもしれません。

それではまた次回の更新でお会いしましょう。
872 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/02(日) 00:55:15.57 ID:GNGjlaU/0
乙でした。グレカーレ執念のゴールおめでとう
612で一度だけコンマ取れたけどあれなかったら失恋してたのは名取のほうだったかも…
と勝手に感慨に浸ってみる
873 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/02(日) 01:02:33.79 ID:VaqZSktCo
おつおつ
ああ、本当に終わってしまうのか…最後までよろしくお願いします
874 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/02(日) 10:51:35.76 ID:lNXTiVoxO
愉悦部とか名乗る寂しい奴の思惑が叶ってなくてホッとした
875 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/02(日) 10:57:10.38 ID:Yis4ukmA0
意味もなく不幸なキャラが生まれて完全終了とか
後味悪くなるだけだからなあ

ただそういう奴らが必死にグレを妨害したからこそ
逆にこういう結果になったとも考えられそう
876 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/02(日) 13:20:46.03 ID:7WDp/WClO
今回の周は単なる失恋じゃなくて設定的に美味しい展開になりそうだったからねえ
ぶっちゃけ見てみたかった
877 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/02(日) 13:37:20.60 ID:dvUR3m7E0
番外編作る余力があれば
グレカーレ失恋のifルートも見てみたい
878 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/02(日) 15:56:24.60 ID:KJGSnlTDO
48週目の漣も失恋したからこそいい感じに輝いてたしな
失恋グレカーレがどうなるかは確かに見てみたかったかも
879 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/04(火) 02:26:06.19 ID:fKbA1idSO
失恋に限らず>>1がちゃんと設定とか展開考えて書いてくれてるから読んでて面白いんだよな
今週はもちろん36週目とか40週目も凄い好きだわ。ビス子ら全滅√の小ネタも鬱になるけど好き
ところで今週提督ってどんくらい強いんだろ?神(の片割れ)だしいい線いきそう
880 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/14(金) 18:10:40.90 ID:cUwB9KX/0
そういやこの女自分が生まれるきっかけになった42週目提督のことはどう思ってるんだろうか50週目提督と同じくらい憎んでいるのか
881 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/19(水) 06:52:50.44 ID:T3ExHdlX0
執念でゴール決めたグレちゃんも凄いけど
失恋も出番0もないのに小ネタだけで強烈な印象を残したNTRが最後の最後で正妻の座ゲットってのも凄いと思うの
しかも前世から提督と結ばれてたとか最後の週らしい設定もらえてるし
882 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/19(水) 20:50:48.52 ID:FZ7pydgYO
ぶっちゃけ最後の周も失恋からの深海棲艦化して正妻グレちゃんから提督寝取ろうとする方が名取もといNTRっぽくはあったよねww
883 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/02/22(土) 21:14:14.82 ID:RedBhERD0
お待たせしてすみませんでした!23:00〜0:00頃、エピローグを投下予定です。
884 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/02/22(土) 23:41:14.92 ID:RedBhERD0
それでは最後のエピローグ……投下します。
885 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/02/22(土) 23:42:38.18 ID:RedBhERD0
――50周目鎮守府前・波止場


ザザー… ザザー…

ショタ提督「………」

名取「……どう?」

ショタ提督「……やっぱり、"僕"や深海棲艦達の脅威が……どんどん強くなってきている」

グレカーレ「それって、やっぱり……」

ショタ提督「……うん。このままだと、近い内に……」

グレカーレ「……っ」ゾクッ

ショタ提督「……大丈夫」ギュッ

グレカーレ「……!」

ショタ提督「今度は必ず、グレを守るから……もう、あんな思いは……2度とさせないから」

グレカーレ「50周目、提督……」

ショタ提督「それだけじゃない。アサカゼやユー、他の艦娘達……この世界に住む人々……そして……」クルッ

名取「……!」

ショタ提督「ナトリ……」

ショタ提督(僕達の"絆"の力で……"僕"の暴走を食い止めるんだ……!)

名取(……うん。でも、それ以上にね……?)

ショタ提督「……?」

名取(もう、貴方を1人ぼっちにはさせない……必ず……!)

ショタ提督「……!」

グレカーレ(……私だって)

ショタ提督「あ……」

グレカーレ(ナトリだけじゃない。私だって……貴方のことを、守るから……!前世で助けられた分、今度は私が……!)

名取(……そう、だね。グレ、2人で一緒に50周目提督を守ろう……!)

グレカーレ(うんっ!)

ショタ提督「………」ギュッ

ショタ提督(感じる……2人の想いと、気持ちが……僕の身体に、伝わってゆく……この"絆"さえあれば、僕は……!)
886 : ◆0I2Ir6M9cc [!red_res saga]:2020/02/22(土) 23:45:33.06 ID:RedBhERD0






























――――――――なら、その絆とやらを私が盛大にブッ壊してやらないとねぇ!!





























887 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/02/22(土) 23:48:18.51 ID:RedBhERD0
ショタ提督「ッ!」ゾクッ

名取「……っ!」ゾクッ

グレカーレ「っ……い、今の声……」

グレカーレ(この前まで、私の心に聞こえてきた……悍ましい声と、同じ……!)

ショタ提督「……"僕"だ」

名取「………」

グレカーレ「え……?」

ショタ提督「今の、声……絶望と、悪意と、憎悪……人が抱く黒い感情を全て注ぎ込んだかのような、恐ろしい声は……間違いなく……」

名取「……まさか」

グレカーレ「じゃ、じゃあ……あの時の声の正体って……」





ズゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ!





ショタ提督「っ!?」

名取「じ、地震!?」

グレカーレ「あわわわっ!?た、立っていられないよ!?」

ショタ提督「………」

ショタ提督(いや、これは地震ではない……!地面が揺れるというより、大地そのものを切り裂くような……このとてつもない力は……!)

名取「……っ、み、見て!」

ショタ提督「……!」

グレカーレ「ヒッ!?な、何これ……!?」

ショタ提督(海が……大海原が、全て赤黒く染まっている……!?それだけではない。綺麗だった青空が、真っ黒な雲に覆われて……雷まで……!)

朝風「し、司令官!皆……キャッ!?だ、大丈夫……って海が真っ赤になってる!?」

U-511「す、凄い地震……!でも、良かった……皆、もう安全な外に……えっ、う、海が……!」

ショタ提督「朝風ちゃん、ゆーちゃん……!」

名取「それに、他の艦娘の皆さんまで……!」

グレカーレ「だ、ダメっ!今ここに来たら……早く鎮守府の中に……!」

朝風「え?でも、結構大きな地震だったし……」

U-511「建物の中、物がいっぱい落ちてて……」
888 : ◆0I2Ir6M9cc [!red_res saga]:2020/02/22(土) 23:54:59.50 ID:RedBhERD0
ズオオオオオォォォォォ……ッ!

ショタ提督「……っ!」

名取「……!」

グレカーレ「……っ!?」

朝風「え……な、何、あれ……」

U-511「う、海に……大きな、穴が……!」

ショタ提督(……遅かったか。記憶が蘇っていないアサカゼとユーは、出来れば巻き込みたくなかったけれど……)

ショタ提督(この状況では、僕達で守るしかない……!ナトリ、グレ……!)チラッ

名取(うん、分かってる……!)コクッ

グレカーレ(絶対に、何とかしないとね……!)コクッ

ズズズズズズズズ……ッ!

ショタ提督(……この世のものとは思えないほどの、憎悪を感じる……!)

名取(私達を襲った時よりも、殺意に満ち溢れていて……!)

グレカーレ(こ、怖い……だけど、ここで逃げたら……50周目提督とナトリを、守れない……!)

朝風「ちょ、ちょっと!?一体どうなってるの!?」

U-511「……!?」オロオロ

ショタ提督「………」

ショタ提督(アサカゼにユー、それに多くの艦娘達が慌てている……だけど、事情を話す猶予は……無さそうだ)

ショタ提督(僕はまだ、全盛期の力を取り戻せていない……だけど、覚悟は既に決まっている……やるしか、ない……!)

ショタ提督(そうでなければ、本当に……人類が、否、世界が滅亡してしまう……!)

名取(……うんっ!)

グレカーレ(わ、私も……!)





――――――――久しぶりねぇ。直接、顔を合わせるのは……何百年振りかしら?





ショタ提督「………」

名取「……!」

グレカーレ「……っ」

ショタ提督(来る……ッ!)グッ…!
889 : ◆0I2Ir6M9cc [!red_res saga]:2020/02/22(土) 23:57:40.11 ID:RedBhERD0






























「あはっ……あはははははははははっ!とうとうこの日がやって来たわ!今度こそ……今度こそ!何もかも滅茶苦茶にしてやるッ!!」ズゴゴゴゴゴゴゴッ…!





























890 : ◆0I2Ir6M9cc [!red_res saga]:2020/02/23(日) 00:00:37.58 ID:aTT//Qy30
朝風「えっ!?し、深海棲艦!?」

U-511「で、でも、艤装を背負ってない……それに、浮いてる……!?」

「深海棲艦?あんな駒と一緒にしないでくれる!?」ギロッ!

朝風「ヒッ……!?」ビクッ

U-511「っ!?」ビクッ

ショタ提督「……やめろ。朝風ちゃんとゆーちゃんを怖がらせるな」

「誰に向かって指図してるのかしら?」ギラッ

ショタ提督「………」

「お前を消す為……何が何でも、お前だけは消してやる為に……この数百年間、真っ暗な海底でゴミ共の悪意を回収してきた……!」

ショタ提督「……そのせいで、何の罪も無い人々を不幸な目に遭ってしまった。お前のしたことは、決して許されることではない」

「うるさいッ!!」

ショタ提督「………」

「お前に何が分かるというの!?この糞みたいな連中と呑気に暮らしてきたお前に、私の何が分かるっていうのよッ!!」

ショタ提督「……お前がどんなに辛い思いをしてきたかは、全て把握している。だからといって、人を不幸に陥れて良いはずが……」

「綺麗事ほざいてんじゃねえよッ!!」

ショタ提督「………」

「把握!?ふざけてるの!?たかが記憶を共有した程度で、私がどれほどの悪意、欲望、憎悪をぶつけられてきたか……分かるはずないだろうがッ!!」

「人間なんてどいつもこいつもゴミばっかりなんだよ!こんな奴ら、いなくなった方が良いに決まってるッ!!」

名取「………」

グレカーレ「………」

名取(ダメ、話が通じない……)

グレカーレ(とてもじゃないけど、話し合いで解決は……無理だよね。元々、そんな可能性は期待してなかったけど……)

ショタ提督「……どうしても、分かってもらえないのか」

「その台詞、そのままお前に返してやるよ!お前が存在することが……私の全てを否定してるんだよ!絶対……絶対に殺してやるッ!!」カッ…!

ショタ提督「……っ!」バッ

ショタ提督(くる……!)
891 : ◆0I2Ir6M9cc [!red_res saga]:2020/02/23(日) 00:03:37.40 ID:aTT//Qy30
「おーい!」

ショタ提督「……!」

「……ん?」チラッ

名取(えっ……この声って……)クルッ

グレカーレ(う、嘘……どうして……!)クルッ







歴代提督&歴代ヒロイン「大丈夫(か)ー!?」タタタッ…!

見守る会「急に海が真っ赤になっちゃったんだけど!?」ザバァッ







ショタ提督(しまった!騒ぎに巻き込まない為に、皆には黙っていたのに……!このような事態では、疑問を抱いて当然だ……!)

ショタ提督(それだけではない……僕には分かる。皆、危険は承知で……僕達を心配して来てくれたことが……!)

ショタ提督(何故なら、皆からの気持ちが……全て、伝わってくるから……!)

1周目提督「凄く大きな地震が起こったと思ったら、海と空が暗くなって……」

鈴谷(1周目)「幸い津波は来ないみたいだから、様子を見に来たんだけど……」

「………」ゴゴゴゴゴゴゴゴッ…!

49周目提督「ヒッ……!?」

村雨(49周目)「て、提督!?大丈夫!?」

49周目提督(こ、このお姉さんから……凄く、怖い力を感じる……!)

7周目提督「……ん?誰だこの姉ちゃん?深海棲艦?」

白露(7周目)「いや、だけど艤装を付けてないし……それに浮いてる!?」

38周目提督「……どうやら、ただの災害という訳ではなさそうだね」

皐月(38周目)「うん、多分……」

「……へぇ。たかが人1人の為に総出でお越しだなんて、どいつもこいつも友情ごっこ……本ッ当に!馬鹿みたいね!」ギロリッ

33周目提督「……友情ごっこ?」

山雲(33周目)「突然何を……」
892 : ◆0I2Ir6M9cc [!red_res saga]:2020/02/23(日) 00:06:03.45 ID:aTT//Qy30
ショタ提督「……皆。急いでここから逃げて」

6周目提督「どうして?」キョトン

名取「ここにいたら危険なんです!」

榛名(6周目)「危険……?」

グレカーレ「お願いだから逃げて!早くっ!」

吹雪(27周目)「いきなりそんなこと言われても……」

「……あははっ。馬鹿はどれだけ集まっても馬鹿みたいだけど、ここにいる奴らは全員……私の糧に出来そうね」

ショタ提督「……っ!そんなこと、させない……!」

27周目提督「………」

27周目提督(……50周目提督達の様子、尋常じゃないな。これは何か重大なことが……悪い。少しだけ調べさせてもらう……)カッ

27周目提督「……な、何だって!?嘘だろ!?」

吹雪(27周目)「し、司令官!?どうしたんですか!?」

27周目提督「こ、こいつは……この女は、深海棲艦の生みの親だ!それだけじゃない!今までずっと人類を不幸に叩き落してきた張本人だ!」

7周目提督「ど、どういうことだよそれ!?」

27周目提督「たった今アカシックレコードで調べたんだよ!こいつがいたから深海棲艦が生まれて、人類はずっと戦争する羽目になったんだ!」

白露(7周目)「う、嘘……!?」

ヲ級(見守る会・以下全員)「えっ、じゃあこの女の子が……!?」

レ級「確かに見た目はそっくりだけど……」

27周目提督「そしてそこにいる50周目提督こそが吹雪姉ちゃん……艦娘達と妖精の生みの親だ!」

26周目提督「……マジ?」

27周目提督「こんな状況で冗談なんて言うか!深海棲艦から人類を守る為に、50周目提督が姉ちゃん達を生み出したんだよ!」

嵐(26周目)「じゃ、じゃあ……50周目提督、いや、50周目提督さんが……俺達の、親ということに……!?」チラッ

ショタ提督「………」

27周目提督「そして極め付けは……42周目提督ッ!!」ガシッ

42周目提督「グッ!?な、何すんだよ!?」

27周目提督「お前は何てことしてくれたんだよ!?お前のせいで人類は……いや、世界は破滅の危機を迎えてるんだぞ!?」

歴代提督&歴代ヒロイン「!?」
893 : ◆0I2Ir6M9cc [!red_res saga]:2020/02/23(日) 00:12:32.56 ID:aTT//Qy30
42周目提督「あー、そ、それって……俺が天地創造される前に大暴れしたせい?」

20周目提督「て、天地創造……!?」

五月雨(20周目)(既に理解が追い付かないんですけど……!?)

27周目提督「それ以外にあるかッ!!大体お前ならあいつに見覚えあるだろ!?」

42周目提督「………」チラッ

「………」ギロリ

27周目提督「黙ってないで何か言え!!」

42周目提督「……い、いや〜、まさか当時はこいつがラスボスになるとは思わなくってさ〜。正直スマンカッタ★」ペコリンコ★

歴代提督(一部除く)&歴代ヒロイン(一部除く)「スマンカッタで済むかあああああああああああああああああああああああああッ!!」ズイィィッ!

42周目提督「ひいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいッ!?」

2周目提督「お前のせいでとんでもないことになってるじゃないか!?」

朝潮(2周目)「ちょっとどうするんですかコレ!?いかにも強そうでヤバそうじゃないですか!?」

瑞鶴(2周目)「しかも私達が普段から戦ってた深海棲艦の正体がこいつ!?どう見てもオーラだけで全生命を滅ぼす勢いなんだけど!?」

11周目提督「こいつのくだらない発明品でさえ精々俺達が煤だらけになる程度だったのに、それ以上にヤバい存在を生み出すなよ!!」

夕張(11周目)「そうですよ!私のくだらない発明品が……くだらない発明!?」ガビーン!

42周目提督「し、しぃましぇえええええええええええええええええええん!!」

潮(42周目)「この度はうちの馬鹿提督がご迷惑をおかけして申し訳ございませんでしたッ!!」ドゲザァッ!

羽黒(42周目)「何とかこのアホでマヌケでどうしようもない司令官さんに責任取らせますので何卒お許しをッ!!」ドゲザァッ!

ショタ提督「……大丈夫」

歴代提督&歴代ヒロイン「……!」

名取「"彼女"は私達が何とかするから……!」ザッ

グレカーレ「皆は危ないから早く非難して……!」ザッ

27周目提督(名取姉ちゃん、グレカーレ姉ちゃん……いや、確か前世の記憶を受け継いだ別人なんだっけか……?)
894 : ◆0I2Ir6M9cc [!red_res saga]:2020/02/23(日) 00:17:33.72 ID:aTT//Qy30
「私がこんなチャンスを逃すとでも?」サッ

42周目提督「へ!?俺いきなり狙われてんの!?しかもラスボスに!?」

「当然でしょッ!!誰のせいでこうなったと思ってるのッ!?お前のせいで……お前のせいで私はあああああああああああああああああッ!!」

42周目提督「うるせーよ!そんなこと言ったらお前が"欠片"とかいう変なモンばら撒いたから俺がギャグ補正持ちになったんだろうが!!」

42周目提督(つっても後付け設定だけどな!42周目終了時点では作者はこんな設定思いついてさえいなかったみたいだけど!)

潮「卵が先か鶏が先かなんて不毛な言い合いしてる場合ですか!?」

ショタ提督「いけない!早く僕の後ろに……!」

42周目提督「ハッ!ラスボスだか深海棲艦の生みの親だか知らねーけど、喧嘩売ってるなら買うぜ!やってやろうじゃねーかああああああああああッ!!」バッ

27周目提督「やめろ馬鹿!そいつは……!」

羽黒「ダメです司令官さん!いくら死んでも地獄で大暴れして生き返るゾンビのような司令官さんでも無謀過ぎです!!」

42周目提督「馬鹿野郎!ギャグ時空の登場人物が負ける訳――」

潮羽黒(それ死亡フラグ!!)

「……雑魚が」カッ

42周目提督「――へ?」

42周目提督(あ、あれ?体から力が抜けて……)

「死ねぇッ!!」ズバァンッ!

42周目提督「あがぁ……ッ!?」

潮羽黒「提督(司令官さん)ーーーーーーーーッ!?」

ショタ提督「くっ……!」カッ

ショタ提督(42周目提督から、凄まじい速度で生気が失われていく……そうはさせない……!)

42周目提督「」ポウッ…

潮「提督っ!しっかりして下さい!タチの悪い冗談はやめて下さいよ!?」

羽黒「司令官さん!まさか本当に死んじゃったんですか!?」

27周目提督(嘘、だろ……!?あの42周目提督が、負けた……!?なす術も無く……!?)

42周目提督「ゴホッ……勝手に殺すんじゃ、ねえよ……っぐ……」

潮羽黒「よ、良かった……!」

(……また邪魔したわね)ギラッ

ショタ提督("僕"の思い通りにはさせない……!)
895 : ◆0I2Ir6M9cc [!red_res saga]:2020/02/23(日) 00:21:42.13 ID:aTT//Qy30
42周目提督「ど、どうして……ヤバ過ぎるギャグ補正持ちの俺が、こんなシリアス展開みたいな負け方……」ヨロヨロ

名取「無理に立ち上がらないで!」

グレカーレ「50周目提督が咄嗟に助けてくれたとはいえ、君の体はボロボロなんだから!」

「馬ッ鹿じゃないの!?お前が持っていたその力は、元は私の力なのよ!それを吸収して取り返すなんて容易いに決まってるじゃない!」

「他の奴なら私の力で簡単にぶっ倒せたでしょうけど、同じ力が私に通用するとでも?ハッ!これだから人間は……」

42周目提督「そ、そういうことかよ……畜生……!」

42周目提督(体中が割れそうに痛ぇ……!気を抜くとマジで死ぬぞこれ……!)

「あははっ!こいつから"欠片"を取り返したお陰で、さっきよりも膨大な力が手に入った!これでより一層楽に世界をブッ潰せる……!」

ショタ提督「………」

21周目提督「や、やめてよ!これ以上僕の友達を傷付けるというなら……許さないよ!」ザッ

39周目提督「そうでござる!今こそ拙者が身に付けた忍術を活かす時でござるに!」ザッ

瑞鳳(21周目)「待って提督!」

朝雲(39周目)「多分……いや、間違いなくそいつは一筋縄ではいかないわ!」

夕立(39周目)「危ないからこっちに戻って!」

21周目提督「だ、だけど……」

「……本っ当に何にも知らないのね、お前達。愚か過ぎて反吐が出るわ」

39周目提督「……どういう意味でござる」

「私がどうしてここまで強大な力を取り戻せたか分かる?お前達を散々利用したからよ!」

歴代提督&歴代ヒロイン「……!?」

ショタ提督「やめろ!それ以上言うな!」カッ…!

「ハッ!その程度の力が効くとでも?」ズバァンッ!

ショタ提督「くっ……!」

ショタ提督("僕"は皆をわざと怒らせたり絶望させることを言って、悪意を更に吸収しようとしている……止めなければならないのに、僕の力がほとんど通用しない……!)

「そこの糞餓鬼。お前、どうして着任寸前で大怪我したか分かる?」

3周目提督「……ぼ、僕のことですか?」

「えぇそうよ。どうしようもないほど知能の足りない餓鬼にも分かりやすく説明してあげる。私が生み出した駒……深海棲艦に、お前に怪我させるよう誘導したのよ!」

3周目提督「っ!?」

島風(3周目)「う、嘘……どうしてそんなことしたの!?」

「決まってるでしょ?まだ幼い餓鬼が頭に怪我をして脳障害でも負えば、そこから得られる絶望は計り知れないもの!」

3周目提督「……っ」

如月(3周目)「そ、そんな理由で司令官を……!」プルプル

(そう……もっとキレろ。もっと憎しみを込めろ……その負の感情は、全て私の糧となるのだから……そうとも知らずこいつらは……あはっ!)
896 : ◆0I2Ir6M9cc [!red_res saga]:2020/02/23(日) 00:26:57.60 ID:aTT//Qy30
「それだけじゃないわよぉ?人類なんてみ〜んな度し難い馬鹿ばっかり!ちょっと精神に干渉してやれば、どいつもこいつも憎しみのままに行動する!」

「あれは傑作だったわね〜!人類同士の醜い戦争が始まって、最終的に原子爆弾とかいう笑っちゃうくらい面白い殺戮兵器が作られたもの!」

9周目提督「……!」

9周目提督(ま、まさか……!)

「それがあろうことか、お前の鎮守府の真上に落ちるんだもの!全てを見通す目で眺めてたけど、死んだことにさえ気づかず唖然としてたお前は傑作だったわぁ!」

9周目提督「………」

龍驤(9周目)「お、お前……お前が司令官を殺したんか……!?」

「はぁ?私はただ原爆が落ちた事実を言っただけよ?ま、原爆を落とした人間を辿っていけば、どこかで私が干渉した人間の1人や2人、いや、軽く数百人はいると思うけどねぇ?」

9周目提督「……っ」

15周目提督「……そういうことじゃったか」

「ん?お前は……あぁ!あの時の餓鬼じゃない!どう?不老不死になれて良かったでしょ?」

15周目提督「………」

天津風(15周目)「……っ!?」

天津風(えっ!?じゃあ、提督が不老不死になったのって……こいつが……!?)

「自分だけが長生きして、周りの人間は次々に死んでいく……ゴミに相応しい末路じゃない!」

天津風(15周目)「……貴女、自分が何をしたか分かってるの!?」

「誰に向かってモノを言っているのかしら?私が不死身にしなきゃ、こいつは死んでたのよ?」

天津風「うっ……で、でも!」

「私がいなければお前はこいつと出会うことさえ無かった。まさか、その残念な頭じゃこの程度のことも理解出来ないのかしら?」

天津風「……っ!」ギリッ

「後はそうねぇ……ガラクタ共の心を弄ってやったこともあるわね。お陰でただでさえ無能な奴が、あちこちの鎮守府に流され続けた時は思わずニヤけちゃったわ」

23周目提督「……っ」ピクッ

舞風(23周目)「ま、まさか……提督がどこへ行っても皆に受け入れられなかったのって……」

「ガラクタ共にちょっと干渉するだけで人は簡単に絶望する!本当に人間ってゴミばっかりなのよね!あまりに弱々しくて呆れ果てたものよ。まぁ、そこのガラクタと"あいつ"に邪魔されたけど」

ショタ提督「………」

23周目提督「………」

舞風「こ、こいつ……!」

(そうよ!もっと憎しみや憎悪を抱け!そして私の糧になりなさい!)
897 : ◆0I2Ir6M9cc [!red_res saga]:2020/02/23(日) 00:29:00.06 ID:aTT//Qy30
「他にも海軍の人間に干渉して、ゴミの中でも特に酷いゴミが特定の鎮守府に着任するようにしたけど、まさかガラクタ共からも絶望が得られるなんてね!」

43周目提督「……!」

愛宕(43周目)「そ、それって……」

加賀(43周目)「……貴女の仕業、ということ?」ギロッ

「そうだけど?でも良いところでそこの餓鬼に邪魔されたのよね。上手くいけばガラクタ全員が深海棲艦になって大暴れするところだったのに……余計なことしやがって」ギロッ

43周目提督「………」

愛宕「貴女……ッ!」ギロッ

加賀「……っ」ギリッ

「だけど流石にあの時は驚いたわね。駒の分際で餓鬼1人さえ洗脳出来ないだなんて!何の為に両親殺したと思ってるのかしら!」

31周目提督「……っ!」

31周目提督(まさか……!)

「死に際の絶望した顔も傑作だったけど、息子はガラクタ共に真実を伝えられるし……本当にあの駒共は無能ね。ま、絶望はそこそこ手に入ったから良いけど」

31周目提督「……ッ!!」

阿賀野(31周目)「あ、アンタ……アンタが黒幕だったの!?提督の両親を殺した……真の黒幕だったなんて……!」

鬼怒(31周目)「酷い……酷過ぎるよ!提督が何をしたっていうの!?そんな目的の為に提督の両親を殺したの!?」

「当たり前じゃない。ゴミとガラクタが何をほざいてるの?むしろこの世から無駄を省いてやったんだから感謝して欲しいくらいよ」

31周目提督「……殺す。殺してやる……絶対に、殺してやる……殺してやるううううぅぅぅぅッ!」つ銃 バンバンッ!

「ハッ!そんな玩具で私を倒せるとでも!?つうかさぁ……ゴミの分際で私に手を出すんじゃねえよッ!!」ズバァンッ!

31周目提督「あぐっ!?」

阿賀野鬼怒「提督(さん)ッ!!」

ショタ提督(いけない!また……!)カッ

31周目提督「あっ……ぐっ……!」ポウッ…

31周目提督(い、痛い……痛いよ……でも、お父さんとお母さんは……もっと、痛かったんだ……辛かったんだ……ッ!)ガクガク

(そうよ……もっと、もっとよ……!もっとキレなさい!惨めに怒りを露わにしなさい……!)
898 : ◆0I2Ir6M9cc [!red_res saga]:2020/02/23(日) 00:29:59.69 ID:aTT//Qy30
「でも、そんな中でも有益な行動を取った奴もいる。お前とお前とかね」

30周目提督「………」

36周目提督「………」

49周目提督「……っ」ビクッ

「次元移動に転生……どれも因果に歪みを生じるものばかり。お陰でその歪みを糧にすることが出来たわ」

「だからお前達は楽に殺してあげる。ゴミに情けをかけてやるのよ?感謝しなさい」

30周目提督「そ、そんな……じゃあ、僕がこの世界に来たことそのものが……!」

49周目提督「この世界の滅亡を招いてしまったってことでしゅか……!?」

ヴェールヌイ(30周目)「違う!司令官のせいじゃない!こいつが……!」

村雨「そうよ!提督は悪くないわ!だから責任を感じなくて良いの!」

36周目提督「……まさか、転生前に大和姉さん達に辛い思いをさせたのも……」

「もちろん私の仕業。お前が絶望して自殺してくれた時点で十分だったけど、まさか転生するなんてね……良い働きっぷりしてくれたじゃない」

36周目提督「……っ!」ギリッ

大和(36周目)「全部、貴女が招いたことだったんですね……!」ギロッ

「へぇ?ガラクタの分際で私にキレてるの?だったら攻撃してみなさいよ!どうせ効かないけどね!ほら!ほらほらぁ!」

大和「……っ」

(悔しそうね?でも私の方がお前達ガラクタなんかよりよっぽど辛かった!その程度のことで絶望する貧弱な奴が喚くからお前達はガラクタに過ぎないんだよ!!)
899 : ◆0I2Ir6M9cc [!red_res saga]:2020/02/23(日) 00:30:50.54 ID:aTT//Qy30
「他にもタイムマシンによる過去改変!これがまたかなり因果に歪みを生じさせるのよね〜!」

16周目提督「っ!?ま、待ってよ!僕が生まれた未来は平和そのものなんだ!世界が滅亡するなんて……!」

「やっぱり馬鹿ね。お前……いや、お前を含む幾多の未来人が過去を変えたり転生した結果、私がこんなに早く覚醒する結果になったのよ?」

「こればかりはお前達の自業自得ね。大人しく私に滅ぼされなさい!それこそが正しい歴史になるのだから!」

16周目提督「そんな……!」

磯風(16周目)「……すまない、司令。未来の私達のせいで……!」

16周目提督「っ、そ、そんなことないよ!あの時の磯風お姉ちゃん達は、本当に辛そうだった……!だから、過去を変えたいと思う気持ちは間違ってない……!」

(そうやって心にも無い慰めばかり……裏ではどうせお互いを責めてるんでしょう?ゴミ共はいつだってそうなのよ!汚らわしい!)

「おまけにこいつに至っては、時間移動と次元移動の両方を同時にやったんだものね。自分の行いがどれほど因果を歪ませたか自覚してるの?」

8周目提督「………」

浜風(8周目)「……出鱈目を言うのはやめて下さい」ギロッ

曙(8周目)「提督は、やっとの思いでこの世界に来たのに……それなのに……!」ギロッ

衣笠(8周目)「提督が世界滅亡の原因!?ふざけないでよ!そんな訳……!」ギロッ

「そうやって事実から目を背けたければ勝手にしなさい。ま、後で私が直々に殺してあげるけど」

8周目提督(……これは、罰なのか……今でこそ明石も夕張も助け出したが、俺1人が別世界に逃げ出したことの……罰……)

浜風「提督、こんな奴の言葉を真に受けないで!貴方は何も悪くないんです!」

曙「浜風の言う通りよ!提督が思い詰める必要は無いわ!」

「そうやって現実逃避する気?現に私がこうやって復活してるのに?どうせお前達は滅ぶ運命なんだから、偽りの慰めの言葉なんて無駄よ無駄!」

衣笠「偽りなんかじゃない!いい加減変なことを言うな!!」

(そうそう!もっとキレろ!そしてもっと絶望しろ!その全てが私へと注がれてゆく!これよ!これを待っていたのよ!!)
900 : ◆0I2Ir6M9cc [!red_res saga]:2020/02/23(日) 00:33:08.70 ID:aTT//Qy30
ショタ提督「いい加減にしろ……!」カッ…!

「だから効かないって言ってるでしょうがッ!!」ズバァンッ!

ショタ提督「……っ!」

ショタ提督(こちらが力を行使しようとしても、片手であしらわれてしまう……!)

「お前も私も多くの"欠片"をばら撒いてしまったみたいだけど、お前のような雑魚とは違う……私はもう全盛期の力を超えているんだから!」

12周目提督「か、欠片?さっきから何を言って……」

「はぁ?まだ気づいてない訳?ちょっと考えたら分かることでしょうが。ただの人間風情が得体のしれない力を急に使えるようになると思う?」

秋月(12周目)「……司令が持つ幸運が、その欠片とやらの力とでも言いたいんですか」

「むしろ私が言わないと理解出来ないなんて馬鹿にも程があるわね!」

28周目提督「……27周目提督君。この女の子が言ってることは本当なの?」

27周目提督「……あぁ。13周目提督や28周目提督のような、特殊な力を使える人間は……間違いなく50周目提督とこいつの欠片を宿している」

酒匂(28周目)「それで司令はプラズマを生み出せるように……!」

電(28周目)「他の提督の皆さんが凄い力を使えるようになったのも納得したのです……!」

49周目提督(そ、そうか!それで皆さんから時々、温かい力や怖い力を感じて……!)

「特にお前は傑作だったわ!私の欠片を取り込んで、その力で周りのゴミ共を不幸にしていく様は!」

12周目提督「……っ!」

秋月「な、何を言って……!」

「お前のお陰であちこちから絶望を回収出来た!礼は言わないけど、後で楽に殺してあげる!あははははっ!」

12周目提督「僕の、せいで……」

秋月「あんな奴の言うことなんかに耳を貸しちゃダメです!司令の周りにいた、心無い人が悪いんですから……!」

「だけど……お前はどういうことよ!」

45周目提督「ヒッ!?」ビクッ

巻雲(45周目)「!?」

「まんまと"あいつ"の欠片に浄化されやがって!!ふざけんじゃねえよ!!何が『表を守る』だ!私の欠片の分際で……!」

45周目提督「――」カッ

裏45周目提督「……お前のことなんか知らねえよ。俺は生まれた時から表の為に生きると決めたんだ。分かったらこれ以上表をビビらせるんじゃねえ!」

巻雲「……そうですよ!司令官様は……どちらの司令官様も、貴女のような歪んだ人じゃありません!」

「ゴミとガラクタの分際で口答えしてんじゃねえッ!!」
901 : ◆0I2Ir6M9cc [!red_res saga]:2020/02/23(日) 00:35:06.63 ID:aTT//Qy30
「はぁはぁ……だけど、そんな私の欠片でも上手く使いこなしてる奴もいるから分からないわよね」チラッ

42周目提督「……何でこっち見るんだよ」

「私の力の欠片が次世代へ受け継がれることで、ここまで培養されたなんてね……お前だけよ?私の欠片をモノにしたのは。人間の分際で少しはやるじゃない」

42周目提督「ほ、褒められてもちっとも嬉しくねぇ……!」

潮「大体、その力のせいで私達は酷い目に遭ったんですよ!」

羽黒「そうですよ!どれだけ多くの犠牲者が出たか……!」

「あぁ、こいつ何度も世界滅亡させてたものね。その度にこいつらが元に戻してたのは癪に障ったけど」チラッ

27周目提督「………」

「だけど、今度はそうはいかないわよ。全世界が再起不能に陥るまで、徹底的に破壊しつくしてやるもの!!」

ショタ提督「そうはさせない……!」カッ…!

名取(50周目提督……!)ギュッ

グレカーレ(私達の力も……!)ギュッ

27周目提督「お前の好きにさせてたまるかよ……!」カッ…!

吹雪「司令官……!」

「うっ、流石は全能の欠片持ち……"こいつ"と手を組まれると少し煩わしいわね。だけど今の私は全盛期を超えた存在……その程度の力なんてこうしてやるッ!!」ズバァッ!

ショタ提督「くっ……!」

名取(だ、ダメ……!)

グレカーレ(やっぱり、効いてない……!)

27周目提督(くぁっ!?こ、こいつ……俺の超能力に抗っているのか……!?)

「いくら全能と言えど所詮は欠片!今の私の力に敵うと本気で思ってるの!?余計な真似をするなら、まずはお前から殺してやろうか……!」ズォォォッ!

27周目提督「がはっ……!?」

27周目提督(頭の中に、凄まじい悪意と憎悪が流れ込んで来る……!こいつ、俺の超能力……いや、欠片を奪う気か……!?糞ッ!そうはさせるかよ……っ!)パァッ!

吹雪「そ、そんな……司令官が押されてるなんて……!」

42周目提督「ゴホッ……お、俺でさえ敵わなかった、27周目提督が……読者の間で散々『歴代最強』とか言われてたあいつが、苦戦……こいつ、どんだけ強いんだよ……!?」
902 : ◆0I2Ir6M9cc [!red_res saga]:2020/02/23(日) 00:37:30.12 ID:aTT//Qy30
ショタ提督「……っ!」パァッ…!

ショタ提督(これは相性の問題……本来、27周目提督は文字通り"全知全能"の欠片を宿している。他の存在であれば、容易く追い払うことが出来たはずだ……)

ショタ提督(だけど、相手は僕から分裂し、災厄を招く存在と化した"僕"……いくら全能と言えど、欠片程度の力では……"僕"の、絶望を司る強大な力の前には……!)

ショタ提督(……それでも、勝機が無い訳ではない。僕と彼が力を行使すれば、"僕"も相応に力を消耗する……このまま"僕"を妨害すれば、いずれチャンスが……!)

ズドォンッ!

「……あん?」チラッ

ショタ提督「……!」チラッ

見守る会「………」

「……おい。今……何をした?」

ヲ級「……決まってるでしょ」

レ級「世界を破滅するだけじゃなく、提督君達を虐めるなんて……!」

カ級「……私達が、許すと思う?」

「……黙れ。"失敗作"共が」

見守る会「っ!?」

「お前達、一体誰が生み出してやったと思ってるんだ?誰のお陰でこうして活動出来るようになったと思ってるんだ?」

見守る会「………」

「何とか言えよ!まんまと"こいつ"の欠片で悪意を浄化されやがって!あろうことかゴミとガラクタ共側につくだと!?ふざけた真似もいい加減にしろッ!!」

「お前達はゴミ共に絶望を振り撒く存在だろうがッ!!それが何だ!?争いが嫌い!?人間と結婚して餓鬼を生むだと!?殺されたいのかてめえらはッ!!」

見守る会「……うるさい」

「何だと!?」

ヲ級「私達は……好きでお前から生み出された訳じゃない……!」

レ級「訳も分からず戦わされて、戦争は嫌だと言えば迫害されて……!」

カ級「……おかしいのは、お前の方。私達はむしろ、狂った状況から抜け出すことが出来た……数少ない深海棲艦……!」

見守る会「お前のような奴に、罪の無い人々を殺める兵器と扱われるなんて……死んでもお断りだッ!!」

「……失敗作の癖に生みの親に歯向かうのね。だったらお望み通り殺してやるよッ!!」ズバァッ!

見守る会「……っ!」

27周目提督「させないって言ってるだろ……っ!」カッ

ショタ提督「もう、やめるんだ……!」カッ

「糞ッ!邪魔すんじゃねえッ!!」

見守る会(50周目提督君、27周目提督君……!)
903 : ◆0I2Ir6M9cc [!red_res saga]:2020/02/23(日) 00:39:02.91 ID:aTT//Qy30
(畜生ッ!このままじゃ埒が明かない!まずは1番厄介な"こいつ"を潰して……いや、待てよ?)

("こいつ"も元は私……つまり、私の半分の力を持っているということよね……)

(だとしたら、"こいつ"を取り込んでしまえば……優しさだとか、善意だとか、反吐が出るけど……無いよりはマシか)

(今の私なら、"こいつ"の力も絶望で染め上げて……自分の力として扱えるはず……!ついでに、後ろにいる奴らの魂も……!)

「……!」キッ

ショタ提督「………」

ショタ提督(こっちを向いた……?何をする気だ……?)

「……まずは"お前"から消してやる」スッ…

ショタ提督「……ッ!?」

ショタ提督(あの構えは……まずい!"あの時"と同じ……僕達を取り込むつもりなのか……!?)

ショタ提督「……!」チラッ

名取「……っ!」

グレカーレ「……っ!」

ショタ提督(ナトリとグレは僕の腕を掴んでいる……僕と共鳴し、力を送り込んでくれている……)

ショタ提督(だけど、"僕"は本気だ……!力の消耗を気にせず、僕達を取り込もうとしている……!)

ショタ提督「………」チラッ

「はぁ……っ!」ズオオオオォォォォッ…!

ショタ提督(ダメだ!僕の力では、"僕"の攻撃を防ぎ切れない……!このままでは、僕達諸共"僕"に……!)

ショタ提督「……っ」グッ…

ショタ提督(……約束、したんだ。僕は……今度こそ、ナトリを……ナトリ達を、守るって……!)

ショタ提督(もう、あんな思いを……させるものか……!ナトリ達は、必ず……守ってみせる……ッ!)

「くらえッ!!」ズバァァァァンッ!!

ショタ提督「……くっ!」ズバッ!

名取「きゃっ!?」バタッ

グレカーレ「ひゃっ!?」バタッ

名取グレカーレ(ご、50周目提督に……弾き飛ばされた……!?)

「……!」

朝風「名取さん!」

U-511「グレカーレ、ちゃん……!?」

ショタ提督(……これで良い。この距離なら、2人に"僕"の攻撃は当たらな――)
904 : ◆0I2Ir6M9cc [!red_res saga]:2020/02/23(日) 00:40:29.61 ID:aTT//Qy30
バシュウウウウゥゥゥゥンッ!!

ショタ提督「――うああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!?」

「……チッ」

名取「……え?」

グレカーレ「う、嘘……」

27周目提督「……ッ!」ギリッ…!

42周目提督「ま、マジ……かよ……」

朝風「し、司令が……」

U-511「あ、あの女の子が放った……黒い、炎に飲み込まれて……」

「後ろのゴミ共を庇うなんて、また気持ち悪い真似を……まぁ良いわ。私の最大の目的はこいつだったし」

ショタ提督「うっ……っぐ、ぁぁぁぁぁぁああああああッ!?」ズォォォォォッ!!

「無駄な抵抗はやめろッ!さっさと私の糧になれッ!!」カッ…!

ショタ提督「が、はぁっ……!ナト、リ……グ、レ……皆……ぁ、ぅ……」ズォォォォ…!

名取「あ……そ、そんな……!」ガクガク

グレカーレ「や、やだ……やだぁ……!」ガクガク










ショタ提督「………」ズズズ… シュンッ…

「やっと飲み込めたか。ったく、足掻きやがって……」

名取グレカーレ「ご、50周目提督ーーーーーーーーーーッ!!」










「ウゲェッ!やっぱり気持ち悪い……だけど、やっぱり元は"私"か……あはっ、あはははははははははっ!さっきよりも力が漲ってくるわぁッ!!」

「このまま私の悪意で"こいつ"の力の性質を上書きすれば、私は更なる存在へ……そう!正に全知全能の神へと舞い戻るのよッ!!」

27周目提督「く、糞ッ……!今すぐ50周目提督を元に戻せ……っ!」カッ…!

「無駄だと言ってるでしょう?お前のようなゴミの力なんざ、雑魚中の雑魚なのよッ!!」ズォォォッ!

27周目提督「ぐああぁぁッ!?」

27周目提督(あ、頭が……いや、体中が焼ける……ッ!超能力の力に抗うどころか、自分の物にしようと……侵食してきてるのか……ッ!!)ガクガク

吹雪「し、司令官っ!」

27周目提督(だけど……あいつの中には、50周目提督がいるんだ……!絶対に、助けないと……!でないと、吹雪姉ちゃん達も危ない……!)パァ…ッ!
905 : ◆0I2Ir6M9cc [!red_res saga]:2020/02/23(日) 00:43:40.09 ID:aTT//Qy30
「さて、そろそろこの世界と人類、いや、全生命体を破滅に……あん?」

27周目提督「させないって、言ってるだろ……ッ!」

「しつこいな……下手に全能の力があるのは厄介ね。お前の欠片も取り込んでやろうかしら」ズォォォッ!

27周目提督「があああああああッ!?」

27周目提督(頭が、絶望で染まる……!今すぐ諦めて、死を選べという思考で埋め尽くされて……!くっそぉッ!ここで負けてたまるか……ッ!!)

吹雪「ああっ!し、司令官が……司令官がぁ……っ!」ガクガク

42周目提督「やめ、ろ……!そんなことしたら、お前まで……!」

27周目提督「だからって、諦める訳には……っぐぅ!いかない、だろ……!」

名取「あ……ぁ……」ポロポロ

グレカーレ「う……ぁぅ……」ポロポロ

朝風「名取さん!グレカーレ!」

U-511「し、しっかり……!」

3周目提督(……そうです!鎮守府に戻って、明石さんと夕張さんが開発したひみつ道具を……!)

「無駄よ」

3周目提督「っ!?」ビクッ

「流石にアレを使われたら私でもひとたまりもないもの。予め全部破壊しておいたわ。さっきの地震でね!」

3周目提督「そんな……!」

30周目提督(どうする……!?皆を僕が住んでいた世界へ避難させれば、とりあえず助けることは出来るはず……でも、それだと50周目提督さんやこの世界が……!)

16周目提督(こうなったら、タイムマシンで過去の50周目提督さん達にこのことを伝えに……だけど、そんなことをすれば因果の歪みを大きくしちゃう……!)

21周目提督「……考えていても仕方ないよ!とにかく、皆で50周目提督さんや27周目提督君達を助けなきゃ!」

歴代提督&歴代ヒロイン&見守る会「……っ!」コクッ

21周目提督「50周目提督さんを返せーっ!」バッ

9周目提督(せめて憑依することが出来れば……!)ビュッ!

マッチョ提督(18周目提督)「こ、この体なら……!」パシュッ! バッ!

24周目提督(争いは気が進みません……ですが今はそんなことを考えている場合ではありませんっ!)つ超重力砲 ズバババッ!

31周目提督「……くっ!」つ銃 バンバンッ!

33周目提督「……!」バッ!

39周目提督「……火遁の術ッ!」カッ!

「……雑魚が」ズバァッ!

マッチョ(18)・21・24・31・39周目提督「うわあああああああああああッ!?」

33周目提督「ぐっ……!」

33周目提督(痛みはないけど、凄まじい衝撃が……この女の人の、力のせいか……!)

9周目提督(くっ……やっぱりダメか……!それに皆が……!)

歴代提督&歴代ヒロイン&見守る会「皆ッ!!」

27周目提督(ま、不味い!何とか治癒能力を……!)ポウッ…!
906 : ◆0I2Ir6M9cc [!red_res saga]:2020/02/23(日) 00:46:09.09 ID:aTT//Qy30
春雨(18周目)「よくも……よくも司令官をっ!」ズドドドッ!

響(18周目)「……許さないよ」ズドドドッ!

葛城(18周目)「絶対に……やっつけてやるっ!」パシュパシュパシュッ!

瑞鳳「例え攻撃が効かなかったとしても……!」パシュパシュパシュッ!

不知火(24周目)「黙ってやられるほど、私達は弱くありません……っ!」ズドドドッ!

阿賀野「また提督さんに怪我させるなんて……!」ズドドドドッ!

鬼怒「絶対に許さない……!」ズドドドドッ!

山雲「司令さんを傷付けるなら……許しませんからぁ〜っ!」ズドドドッ!

朝雲「例え忍術が無くたって……!」ズドドドッ!

夕立「私達だって、強いんだから……!」ズドドドッ!

歴代ヒロイン「世界滅亡なんて……させない……!」ズドドドドドッ!!パシュパシュパシュッ!!

見守る会「よくも提督君達を……くらえッ!!」ズドドドドドッ!!パシュパシュパシュッ!!

ズガアアアアァァァァンッ!!

「……ハッ。その程度?ゴミとガラクタと失敗作じゃこれが限界か……どいつもこいつも目障りなんだよッ!!」ズバァッ!

歴代ヒロイン&見守る会「きゃあああああああああああああああッ!?」

27周目提督(み、皆……ッ!もう1回、治癒能力を……っぐ!頭が割れる……糞っ!これくらい……!)ポウッ…!

42周目提督(畜生……!ギャグ補正さえ取られてなければ、俺が滅茶苦茶に潰してやるのに……ッ!)

5周目提督「だ、ダメだ……どの攻撃も全く効いてない……!」

27周目提督「はぁっ、はぁっ……!そいつには、俺達の攻撃は……一切、通用しない……!唯一勝てる可能性があるのは、50周目提督だけ……だったんだ……ッ!」

球磨(5周目)「じゃあ、球磨達じゃ勝てないってこと……!?」

間宮(5周目)「そんな……!」

多摩(5周目)「やっぱり、50周目提督さんがいないと……」

14周目提督「でも、50周目提督はあいつに飲み込まれて……!」

翔鶴(14周目)「じゃあ、打つ手無しということですか……!?」
907 : ◆0I2Ir6M9cc [!red_res saga]:2020/02/23(日) 00:48:04.57 ID:aTT//Qy30
27周目提督「くっそぉ……ッ!」カッ…!

「っぐ、雑魚の分際で生意気な……だったら更に力を取り込むまでよッ!!」バッ!

27周目提督(っ!?ま、不味い!50周目提督だけじゃなく、俺達まで吸収する気か!?)

「おオオおおォおオおおオオオォおぉォおォぉおォォォオぉッ!!」ズゴゴゴゴッ…!

ザバザバザバァッ…!

全員「ッ!?」ビクッ

深海棲艦「………」フワッ…

4周目提督「……!」

川内(4周目)「し、深海……棲艦……!?それも、大勢の……!」

13周目提督「いや、でも……何だか様子がおかしいような……」

青葉(13周目)「全員、目が虚ろです……!」

17周目提督「……っ!あ、あれ……!」スッ…

北上(17周目)「どうしたの!?向こうに何か……っ!?」

妙高(17周目)「そ、そんな……!どうして彼女達が……!?」







舞風(2周目)「………」ハイライトオフ(※以下・全員)

朧(4周目)「………」

朝雲(6周目)「………」

加古(14周目)「………」

武蔵(15周目)「………」

金剛(16周目)「………」

大和(17周目)「………」

三日月(17周目)「………」

由良(20周目)「………」

那珂(21周目)「………」

鬼怒(23周目)「………」

Z3(24周目)「………」

足柄(28周目)「………」

加賀(29周目)「………」

ポーラ(30周目)「………」

神通(38周目)「………」

龍田(40周目)「………」

速吸(42周目)「えっ、ちょっ、これどうなってるんですか!?身体が浮かんでるんですけど!?」ジタバタ

由良(43周目)「………」

浜波(45周目)「………」

漣(48周目)「………」







47周目提督「どうして、舞風ちゃん達が……!?」

浜波(47周目)「ほ、他の鎮守府の私まで……一体、どうして……!?」
908 : ◆0I2Ir6M9cc [!red_res saga]:2020/02/23(日) 00:50:02.82 ID:aTT//Qy30
「さぁ、よこしさない……私に更なる絶望の力を……ッ!」バッ!

深海棲艦「………」シュルルルル…ッ!

失恋組「………」シュルルルル…ッ!

速吸「ひゃああああっ!?す、吸い込まれますううううぅぅぅぅ……」シュルルルル…ッ!

22周目提督(み、皆や深海棲艦達が……取り込まれていく……!?)

「あはっ、あははっ。アヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャッ!そうよ!どんどん胸の奥がドス黒い感情で支配されていくわぁッ!!」ズォォォォォッ!!

暁(25周目)「く、狂ってる……!何よ、コイツ……!司令官、絶対に私から離れないでね!?」

25周目提督「……うん」ギュッ

大鳳(22周目)(一体、彼女達に何を……!)

リベッチオ(22周目)(あいつの身体が……さっきより赤黒くなっていって……!)

照月(22周目)(深海棲艦だけならまだしも、どうして舞風ちゃん達まで……!?)

29周目提督「うっ……!?な、何だ、このとてつもなく気分が悪くなる瘴気は……!?」

長門(29周目)「……ッ!?て、提督!あれを……!」スッ

29周目提督「……なっ!?」

29周目提督(しゅ、周囲の植物が枯れて……真っ黒に染まっている……!?)

(これよ……これよこれよこれよッ!!あぁ伝わるわ!胸がきしんでいくわぁッ!!そうよ!そうよねぇ!今も苦しんでるわよねぇッ!!)

(好きな男が他の女とくっ付いて、自分はただ指を咥えて見てるだけ……愛なんてゴミ同然だけど、嫉妬という気持ちだけは理解出来るッ!!)

(これこそ私が求めていたもの!嫉妬!憎悪!殺意!あぁっ、素晴らしい!素晴らしいわぁっ!これこそ愚かなゴミ……いえガラクタ共が考えそうなことよ!!)

(辛いわよね!?苦しいわよね!?自分の気持ちが決して実らないなら、生きている意味なんてないわよねぇ!?何もかもが無意味で無価値よねぇ!?)

(だったらその願い、私が代わりに叶えてあげる!!お前達の代わりに私がこの世界を滅茶苦茶にブッ壊してやるからッ!!)

「手始めにあそこから破壊してやろうかしら!"あいつ"の思い出の場所なんでしょう……だったら盛大にブチ壊してやらないとねッ!!」スッ…

27周目提督「や、やめろ……!」

「黙れッ!!ゴミの分際で私に指図するなぁッ!!」ズバァンッ!!

ズガアアアアアアァァァァァァンッ!!

名取「……っ!」ポロポロ

グレカーレ「ぁ……」ポロポロ

朝風「嘘っ……私達の鎮守府が……」

U-511「一撃で、ボロボロに朽ち果てて……」

27周目提督(糞ッ……!すまん、皆……!俺の力が足りないばかりに……ッ!)

「アヒャヒャヒャヒャヒャヒャッ!そう!その顔よ!もっと見せて!そのゴミに相応しい悲しくて辛くてたまらない顔をもっと見せなさいよぉッ!!」
909 : ◆0I2Ir6M9cc [!red_res saga]:2020/02/23(日) 00:51:47.35 ID:aTT//Qy30
34周目提督「……っ」ガクガク

朧(34周目)(提督……)ギュッ

大井(35周目)(このままじゃ提督が……最悪、私が犠牲になってでも提督だけは逃がさないと……!)

35周目提督「も、もう……無理、だよ……」ガクガク

大井「……っ!?」

6周目提督「こ、怖いよぉ……榛名お姉ちゃん、助けてよぉ……!」ガクガク

榛名「……っ」ズキッ

4周目提督「こ、このまま……僕達、死んじゃうの……?」ガクガク

川内「そんなことないよ!私が助けるから……!」

17周目提督「ぐすっ……嫌……死にたくないよぉ……!」ポロポロ

32周目提督「や、やだよ!何でこんなことになっちゃったの!?うわぁぁぁんっ!」ポロポロ

三隈(32周目)「て、提督!落ち着いて……大丈夫、大丈夫ですから……!」ギュッ

38周目提督(……ここまで、なのか……!)ギリッ…!

皐月(38周目)(司令官……)

44周目提督(……現状を打開出来る確率は0.001%未満。全員生存は絶望的と言えるでしょう……どうして……ようやく感情を理解し、鹿島様と結ばれることが出来たというのに……!)グッ…!

鹿島(44周目)(……自分が悔しい。大好きな人が絶望しているのに、何もしてあげられないなんて……!)

46周目提督(ど、どうすればいいの……!?どうなっちゃうの……!?)オロオロ

26周目提督(……潔く諦めた方が良いか、これは)

(そうよ!もっと狼狽えなさい!絶望しなさい!お前達が希望を失えば失うほど、それが全て私の力となる……!)

名取「うっ……うぅっ……!」ポロポロ

グレカーレ「あぁっ……!」ポロポロ

名取(嫌っ!嫌ぁっ!折角再会出来たのに……今度こそ、貴方を1人にしないって……約束したのに……!)ポロポロ

グレカーレ(私達のせいで……50周目提督が、あいつに……!私達のせいで、また……離れ離れになっちゃう……!)ポロポロ

名取「………」ズォォ…

グレカーレ「………」ズォォ…

40周目提督(……っ!?名取姉さんと、グレカーレ姉さんが……)

ビスマルク(40周目)(深海棲艦に、なっていってる……!?)

木曾(40周目)(そうか……!50周目提督を失ったことに絶望して……!)

(あはっ!あまりの絶望でこいつら2人の魂が"あいつ"の欠片ごと真っ黒に染まろうとしてるのね!だったら好都合よ!さっきは失敗したけど、今度こそこいつらも取り込んでやる!)
910 : ◆0I2Ir6M9cc [!red_res saga]:2020/02/23(日) 00:53:46.54 ID:aTT//Qy30
「アヒャヒャヒャヒャッ!お前達のせいで"あいつ"は死んだのよ!!」

名取「……ッ!」ポロポロ

グレカーレ「……!」ポロポロ

「お前達がずーっと"あいつ"に引っ付いてたから、"あいつ"はお前達のようなガラクタを守る為に自らが犠牲になった!」

「"あの時"の私なら、その行為そのものを信じられなかったでしょうけど……考えが変わったわ。そんな愚かで無様だからこそ、私は"あいつ"を取り込むことが出来た!」

「馬鹿も扱い方によっては役立つわね!ま、私がやろうとしていることは"あいつ"の気持ち悪い思想と正反対だけど!」

名取「………」ポロポロ ズォォォ…ッ!

グレカーレ「………」ポロポロ ズォォォ…ッ!

「黙っていても全部分かるわよ!お前達からこれでもかと言う程に絶望と闇を感じる!その証拠に見なさい!お前達は私が生み出した深海棲艦になろうとしている!!」

名取「………」ポロポロ ズォォォ…ッ!

グレカーレ「………」ポロポロ ズォォォ…ッ!

レ級「名取!グレカーレ!希望を失っちゃダメ!」

ヲ級「1度あの姿になってしまったら……もう、元に戻れない……!」

「失敗作は黙ってろッ!!」

見守る会「……っ!」

「"あいつ"はとっくに私が取り込んだ!消滅した!もう2度とお前達のようなゴミ共の前に姿を現したりなんかしないッ!!」

名取「ッ!!」

グレカーレ「………」

「何てったってお前達が"あいつ"を殺したんだから!そう!お前達のせいで"あいつ"は死んだのだからッ!!」

名取「………」ズォォォォォッ…!

グレカーレ「………」ズォォォォォッ…!

朝風(な、名取さんとグレカーレの姿が……!)

U-511(半分以上、深海棲艦に……!)

名取「………」ズォォォォォッ…!

グレカーレ「………」ズォォォォォッ…!

(……これだけ刺激すれば良いか。魂もほぼ真っ黒だし……さて、お前達の絶望……糧にさせてもらう……!)スッ…
911 : ◆0I2Ir6M9cc [!red_res saga]:2020/02/23(日) 00:55:17.92 ID:aTT//Qy30




















名取(そう……だよ……私のせいで、50周目提督は……"彼女"に……)



グレカーレ(何の役にも立たない癖して、50周目提督の傍にいたから……)



名取(あははっ、私……馬鹿、だヨネ……自分デ約束してオイテ、それで50周目提督を死なせちゃうナンテ……)



グレカーレ(こんな馬鹿で最低な私ナンテ、今すぐニデモ……消えちゃった方ガ良いヨネ……)



名取(50周目提督……ゴメンナサイ……約束、守レナクテ……ゴメンナサイ……)



グレカーレ(謝ッテ許サレルコトジャナイケド……ゴメンナサイ……)



名取(イッソ、コノママ絶望シテ……深海棲艦ニデモ、何デモナッテ……)



グレカーレ(ソノママ、私達モ死ンジャッタラ……)



名取(50周目提督ニ……貴方ニ……)



グレカーレ(会エル、ノカナ……)



















912 : ◆0I2Ir6M9cc [!red_res saga]:2020/02/23(日) 00:57:04.15 ID:aTT//Qy30




















ショタ提督『諦め……ないで……ナトリ、グレ……っ!』


名取「……っ!?」


グレカーレ「えっ……!?」





1周目提督「諦めちゃダメだよ、皆っ!」


歴代提督「ッ!!」





神風(48周目)「皆、諦めちゃダメっ!」


歴代ヒロイン&見守る会「……っ!?」



















913 :すみません!文字色を間違えました! ◆0I2Ir6M9cc [!美鳥_res saga]:2020/02/23(日) 00:58:13.66 ID:aTT//Qy30




















ショタ提督『諦め……ないで……ナトリ、グレ……っ!』


名取「……っ!?」


グレカーレ「えっ……!?」





1周目提督「諦めちゃダメだよ、皆っ!」


歴代提督「ッ!!」





神風(48周目)「皆、諦めちゃダメっ!」


歴代ヒロイン&見守る会「……っ!?」



















914 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/02/23(日) 00:59:40.28 ID:aTT//Qy30
――


名取「今、50周目提督の声が……!」

グレカーレ「うん!確かに聞こえた……!」

朝風(う、嘘!?何も聞こえなかったけど……だけど……)

U-511(何となく、admiralが……傍にいる、気がする……)

「はぁ?今更何寝言言ってんの?"あいつ"は確かに私が……」

ショタ提督『……僕は、まだ……ここにいる……!』

「ッ!?う、嘘!?何で……何でまだ消えてないんだよ!?お前は確かに私が……!」

ショタ提督『僕とナトリ、グレとは……強い"絆"で結ばれているんだ……!』

ショタ提督『2人が生きてくれている限り……僕は、負けない……絶対に……!』

「……糞ッ!!でも今のお前に何が出来る!?仮に消滅していなかったとしても、私に取り込まれて身動きさえ取れない癖にッ!!」

ショタ提督『……確かに、僕の力は些細なものかもしれない。だけど……』

ショタ提督『こうして、最愛の人に……絆で繋がる人に、声を届けることは出来る……ッ!』

名取「――!」

グレカーレ「――!」

「……ハッ!それがどうしたというの!?たかが声を出せたところで、それが何に……なッ!?」

名取「………」キラキラ…!

グレカーレ「………」キラキラ…!

名取(あぁ、50周目提督……良かった……!生きてくれていて……!)キラキラ…!

グレカーレ(本当に、良かったよぉ……!50周目提督がいてくれるだけで、私達は……まだ、戦える……!)

名取グレカーレ(絶望なんかに、支配されたりしない……ッ!!)パァァ…ッ!

(どうして!?さっきまで深海棲艦になりかけていたのに!?"あいつ"の声を聞いただけで、元の姿に戻った……!?それどころか、魂が真っ白に輝いて……!?)

名取(……感じる。胸の奥から、温かい力が溢れ出してくるのが……!)

グレカーレ(さっきまで絶望していたのが嘘みたい……力が漲ってくる……!)

(やめろ……やめろやめろやめろッ!!この状況で希望だなんて抱いているのか!?やめろッ!!気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪いいいいいいいいいいッ!!)


――
915 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/02/23(日) 01:01:28.64 ID:aTT//Qy30
――


1周目提督「まだ何もかもが終わった訳じゃないよ!ほら、僕も皆も生きてるでしょ!諦めるのは早いよ!」

37周目提督「そうだぞ!1しゅうめていとくの言うとーりだ!さいごまであきらめないやつが勝つんだよ!父ちゃんと母ちゃんがそう言ってた!」ニパッ

41周目提督(……1周目提督君、37周目提督君)

19周目提督「おう!俺はまだ世界中のエロ本を読破してないし、世界中のおっぱい大きな姉ちゃんと出会えてないんだ!こんなところで死ねるかってんだ!!」フンス!

38周目提督(……君はいつもそればかりだね。だけど、確かに……僕もまだ、世界のムキムキの男の人と出会えていない……19周目提督君の言う通りだよ……!)

27周目提督「俺は……絶対に、諦めない……!最後の瞬間まで、抗ってやる……ッ!吹雪姉ちゃんや、世界を守る為に……ッ!!」カッ…!

21周目提督「27周目提督、君……っく、そうだよ……僕だって、まだ……やれるんだ……!」ヨロヨロ

42周目提督「この野郎!俺のギャグ補正返せぇーっ!小ネタならまだしも本編しかも最終回で全滅ENDとか、そんな誰得鬱展開なんざ誰も望んでねえんだよッ!!」ヨロヨロ

33周目提督(元はと言えば君がまいた種と言えなくも無いけれど……でも、確かに伝わったよ。君の諦めの悪さと、どんな逆境でも突き進む不屈の心が……!)


――


神風「私は約束したもの!うんと長生きして、司令官に沢山思い出話してあげるって!だからこんなところで死ぬ訳にはいかないわ!」

松輪(41周目)(神風さん……)

那智(46周目)「そうだぞ!私はまだ後100年は生きて提督のあんな姿やこんな姿を激写したりあんなこと(意味深)やこんなこと(意味深)をするんだ!こんな訳の分からん奴に邪魔されてたまるかぁッ!!」

龍驤「こ、こんな状況でも君はブレへんな……なんか追い詰められてるのがアホらしくなってきたわ」

愛宕「私はまだ、提督へ恩返しが出来ていないわ……!」

加賀「人生をかけて、与えてくれたものを返すと決めた以上……ここで死んではいられません!」

阿賀野(……そう。そうよ……私だって、これから提督さんを支えるって決めたのに……!)

鬼怒(提督には、もう……私達しか、残されていない……もし私達が死んじゃったら、提督を悲しませちゃう……!)

潮「提督の言う通りです!最後の最後で鬱ENDだなんて!そんなことしたら読者がドン引きしちゃうじゃないですか!」

羽黒「最後だからこそパァーッと明るく締めて終わらないといけません!鬱は小ネタだけで十分なんです!」

山風(37周目)(潮も羽黒さんも、相変わらず何言ってるか分からないけど……提督の言う通り、諦めなければ……きっと、道は開ける……!)

大和「この世界は……この未来は、提督が死に物狂いで掴んでくれたんです……!その幸せな結末を壊すというのなら、私は最後まで抗います……!提督の為に……!」

大鳳「大和さんと同意見です。約50年も待ち続けて、ようやく提督が目を覚ましてくれたというのに……!」

リベッチオ「こんな奴に提督が殺されちゃうの!?そんなの認めない……絶対に認めないんだから……!」

照月「今度はもう、提督を危ない目に遭わせはしない……!死ぬ気で守ってみせるんだから……!」

鈴谷(……そうよ。弱気になってちゃダメ……!この状況で提督を守れるのは、私しかいないんだから……!)

ヲ級(……あんな奴から生み出されたなんて、考えるだけでも……身の毛がよだつ……!)チラッ

レ級(その通り!だったらさ、ここで『よくも私達を苦しめたな!』って一泡吹かせてやりたいと思わない?)チラッ

カ級(……同感。私達だけじゃない。あいつは、提督君達を苦しめようとしている……!)コクッ

見守る会(ショタ提督を見守る会として……あいつは、あいつだけは……絶対に許さない……!)キッ
916 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/02/23(日) 01:05:53.62 ID:aTT//Qy30
ショタ提督『……!』

ショタ提督(皆から、希望を抱く想いが……"僕"に立ち向かおうとする、強い想いが伝わる……!)

「うぅっ!ぐぅっ……!」

(こ、"こいつ"……!内側から私の支配に抗おうとしてるのか……!?畜生ッ!そうはさせるかぁッ!!)

「お前は大人しく私の糧になれぇッ!!」ズォォォッ!

ショタ提督『っぐ……!負ける、ものか……!』

名取「50周目提督っ!」

27周目提督「はぁっ、はぁっ……!いい加減に、しろ……ッ!」カッ…!

「黙れッ!!お前諸共ブッ殺してやるッ!!」ズォォォッ!

27周目提督「あがぁぁぁぁッ!?かはっ、うああああッ!?」ガクガク

グレカーレ「27周目提督……!」

「希望なんて何の意味も無いんだよ!!今からそれを証明してやるッ!!」ズォォォォォッ!!

ショタ提督『くっ、かはっ……絶対に、負けない……ッ!!』

27周目提督「俺、だって……こんな奴なんか、に……ガハッ!吹雪、姉ちゃん達を……傷付け、させるかよ……っぐぅ!!」プルプル

名取「……っ!」ギュッ

名取(何とかしなきゃ……!何か、方法があるはず……!もしかして、私達の想いの力が足りないの……!?)

名取「っ!」キッ

朝風「ヒッ!?な、名取さん!?」

名取「お願い!今すぐ『私達は助かる!絶対に助かる!』って、強く願って!」

U-511「ど、どういうこと……?」

名取「いいから早くぅッ!!」

朝風U-511「は、はいぃぃっ!?」

朝風(わ、私達は助かる……絶対に助かる……!)

U-511(名取さん、凄い剣幕……じゃなくて、私達は……きっと、助かる……っ!)

ショタ提督(さっきよりも、力が伝わってくる……!これなら……!)

「あああああッ!やめろッ!余計なことをするなあああああああッ!!」ズォォォォッ!!

ショタ提督『うぐっ……!』

名取「……っ!」

名取(まだ、まだ足りないの……!?どうすれば、どうすれば良いの……!?お願いっ!誰か……誰でも良いから、50周目提督に……力を貸して……ッ!)カッ…!

ショタ提督『……!』

ショタ提督(ナトリから、力が放たれた……!?だけど、僕に対してではない……ッ!そうか!この力の行く先は……!)

「さっきから余計なことばかりしやがって!もう吸収なんてどうでもいい!お前からぶっ殺してやるうううううううッ!!」ズバァンッ!!

名取「……!」

グレカーレ「ナトリ……!」

ショタ提督『ナトリ……逃げて……ッ!!』
917 : ◆0I2Ir6M9cc [!美鳥_res saga]:2020/02/23(日) 01:09:46.46 ID:aTT//Qy30






























――――――そうはさせない……!





























918 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/02/23(日) 01:12:28.82 ID:aTT//Qy30
バシュンッ!!

「なっ……!?」

名取「……え?」

グレカーレ「い、今……何が、起こったの……!?」

ショタ提督『……っ!』

ショタ提督(……そうか。"彼ら"が……今の力を受け取った、"彼ら"が……ナトリを、守ってくれたのか……!)

歴代提督「……っ、あ、あれは……!」スッ

歴代ヒロイン「……ッ!?」

見守る会「……嘘っ!?そんな馬鹿な……!?」



48周目提督(幽体・以下全員)『良かった……間に合って……!』フワフワ…

2周目父『強い想いの力に引かれてやって来てみれば……』フワフワ…

浜風(名取の寝取り)『まさか、こんなことになっていたなんて……!』フワフワ…

曙(名取の寝取り)『ったく!何余計なことしてくれてるのよ!?折角提督が新しい世界で幸せに暮らせるところだったのに!』フワフワ…

衣笠(名取の寝取り)『本当にね!こうして助けに来て正解だったよ!』フワフワ…

伊58(名取の寝取り)『ゴーヤ達が来たからには、もう大丈夫でち!』フワフワ…

10周目母『提督っ!大丈夫だった!?』フワフワ…

10周目父『あの時は死んでしまったけど、今度は……息子を、提督を守る……!』フワフワ…

12周目母『提督の将来を奪おうというなら、私が許さない……!』フワフワ…

14周目父『ようやく息子が真っ当な道へ進んでくれた矢先にこれか……!』フワフワ…

15周目父『だが、こうして我々が来たからには……』フワフワ…

15周目母『あぁ!絶対に守ってやるさ!』フワフワ…

旧提督『そうか、こいつが深海棲艦を生み出したのか……!安心しろ15周目提督!あの時とは違って、今度は必ず守るからな!』フワフワ…

22周目父『息子は50年間生死の境目で苦しみ続けて、ようやく目を覚ましたんだぞ!?』フワフワ…

22周目母『その命を殺めようとするなら、私達が全力で守らないと……!』フワフワ…

23周目母『安心して、提督……貴方は必ず、私が守るから……!』フワフワ…

31周目父『深海棲艦……いや、その元凶か?とにかく、また提督に辛い思いをさせようとしてるのか……!』フワフワ…

31周目母『あの時は守れなかったけど、今度こそ……提督、貴方を守ってみせる……!』フワフワ…

妻『提督君……大丈夫。貴方と大井さん達は……私が絶対に守るからね……!』フワフワ…



神風「し、司令……官……!?」

1周目提督「お、お祖父ちゃん!?お祖父ちゃんなの!?」

鈴谷「て、提督が2人……!?どういうこと……!?」

2周目提督「親父……!?」

8周目提督「まさか、沈んでしまった浜風達……なのか……!?」

10周目提督「えっ……お父さんとお母さん、なの……!?」

12周目提督「お母、さん……なの……!?」

14周目提督「親父……親父なのか……!?」

15周目提督「父上、母上!?それに旧提督……!?」

22周目提督「嘘……本当に、お父さんとお母さんなの……!?」

23周目提督「……母さん、なのか……!?」

31周目提督「お、お父……さん……?お母、さん……!?」

35周目提督「妻ちゃん!?妻ちゃんなの!?えっ、嘘!?妻ちゃん!?」
919 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/02/23(日) 01:14:40.17 ID:aTT//Qy30
「お、お前達は……!?どうしてここに現れた!?死んだはずでしょうが!?」

48周目提督『そこにいる名取さんの強い想いの力で、一時的に現世に引き寄せられたんだ』

48周目提督『"大切な人を救いたい"……その願いを叶えるべく、僕達はここにいる……!』

「……チィッ!たかが幽霊如き、私の力の前には無力に決まってるッ!!」ズバァンッ!!

名取「あっ、危ない……!」

浜風(名取の寝取り)『大丈夫です。私達は貴女の想いのエネルギーを沢山受け取りました……ですから……はっ!』ブンッ!

バシュンッ!!

「なッ!?」

ショタ提督『……!』

27周目提督「い、今のは……!」プルプル

旧提督『こんなちっぽけな力、片手で振り払えるぜ!』

雷(19周目)「す、凄い……50周目提督さんがあれだけ苦戦していたのに……!」

リットリオ(19周目)「あっさり跳ね返すなんて……!」

42周目提督(うっそだろお前……あっダメだ、まだ草を生やすだけの体力が戻ってない……)ヨロヨロ

「う、嘘……そんな……ッ!!」

48周目提督『皆さん!急いで50周目提督さん"達"を救出します!力を貸して下さい!』

衣笠(名取の寝取り)『もちろん!』

妻『その為に来たもの!』

15周目母『ようし!全員でかかれええええぇぇぇぇッ!!』ビュンッ!

幽霊達『おおーっ!』ビュンッ!

「お、おい!?何をする気だ!?やめっ、やめろ!来るな!来るなああああああああああッ!!」

幽霊達『……っ!』バシュンバシュンバシュンッ!

「あああああああああああああああああッ!?」

名取「ゆ、幽霊さん達が……!?」

グレカーレ「"あいつ"の中に入って行っちゃった……!?」
920 : ◆0I2Ir6M9cc [!red_res saga]:2020/02/23(日) 01:16:01.67 ID:aTT//Qy30
――"彼女"の中


ショタ提督「っぐ……!」

ショタ提督(先程より、支配が強まってきている……!何とか、ここから逃げ出さなければ……!)

ショタ提督「……!」チラッ

失恋組「………」ユラユラ…

速吸「ちょっと何なんですかここ!?真っ暗で気味悪いんですけど!?早く出して下さいよ!?」ジタバタ

ショタ提督(僕と一緒に取り込まれてしまった人達の体力も、既に限界だ……!このままでは、いずれ"僕"に取り込まれて消滅してしまう……!」

『……おーい!』

ショタ提督「……!」クルッ

ショタ提督(この声は……!)

48周目提督『大丈夫ですかー!?』

ショタ提督「……48周目、提督……それに、他の皆も……!」

48周目提督『ご無事でしたか!貴方を助けに来ました!早くここから脱出しましょう!』

31周目父『貴方はそちらの娘を頼みます!君は向こうの娘を頼む!』

15周目父『……承知した』

14周目父『分かった!』

速吸「あっ!ゴーヤちゃん!こっちこっち!」

伊58(名取の寝取り)『……速吸さんだけ妙に元気だね』

速吸「いや〜、よく分からない内にここに吸い込まれて……とにかく、助けに来てくれてありがとう!」

48周目提督『……皆さん、救出する方々の手を握りましたか?』

幽霊達『………』コクリ

48周目提督『分かりました。では、今度は50周目提督さん達を連れて外に出ましょう!行きますっ!』ビュンッ!

ショタ提督「……っ!」ギュッ

幽霊達『……っ!』ビュンッ!

速吸「あわわわっ!?ちょっと速過ぎませんか!?」

曙(名取の寝取り)「これくらいのスピードじゃないと"あいつ"の絶望から抜け出せないのよ!我慢しなさい!』

速吸「そんなこと言われても!?腕が!?腕が抜けちゃいますううううぅぅぅぅっ!?」
921 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/02/23(日) 01:17:09.93 ID:aTT//Qy30
「やめろっ!?私の中で暴れるなッ!!やめろって言ってるだろうがッ!?」ジタバタ

27周目提督「……っ!」

27周目提督(身体にかかる負荷が軽くなった!?そうか、50周目提督達が……!)

名取「……っ」ギュッ

グレカーレ「……っ」ギュッ

名取(50周目提督……!)

グレカーレ(お願い、無事でいて……!)

「ガハッ!?く、糞っ!?やめろおおおおおおおおおおおおおおおおッ!!」カッ…!

ズバアアアアァァァァンッ!!

全員「ッ!?」

48周目提督『おまたせ、名取さん……!』

12周目母『全員、無事に連れ出すことが出来ました……!』

名取「……!」

グレカーレ「……!」

ショタ提督「……ナトリ、グレ!それに、皆……!」

名取「50周目提督……っ!」ダッ

グレカーレ「……50周目提督っ!」ダッ

朝風「司令官……!」

U-511「admiral……!」

ショタ提督「……ありがとう。ナトリとグレ、それに皆がいてくれたお陰だよ」ギュッ

名取「ぐすっ……約束、したでしょ……?今度はずっと一緒だって……今度は貴方を守るからって……!」ギュッ ウルウル

グレカーレ「私も……良かったぁ……本当に良かったよぉ……50周目提督が無事で……!」ギュッ ウルウル

23周目母『救出した人はここに……!』スッ…

失恋組「………」

歴代提督&歴代ヒロイン&見守る会(皆……良かった、無事で……!)

伊58(名取の寝取り)『こっちも救出完了でち!』グイッ

速吸「あだっ!?」

42周目提督「……何やってんだお前」

速吸「それはこっちの台詞ですよ!鎮守府で地震の後片付けをしていたら、急に変な場所に吸い込まれて……ところで提督さん、随分とボロボロですけど何かあったんですか?」キョトン

潮「………」

羽黒「………」

速吸「えぇっ!?どうしてそんな憐れむような視線を向けるんですか!?」
922 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/02/23(日) 01:18:59.29 ID:aTT//Qy30
「はぁはぁ……糞ッ!!よくもやりやがったな!!もう1度取り込んで……!」

旧提督『させると思うか?』バッ

幽霊達『………』バッ

「……チィッ!!」

(こいつらがゴミやガラクタ共の前に立ちはだかるせいで吸収が出来ない!この期に及んで私の邪魔をしやがってぇ……ッ!!)ギリギリ

(……まぁ良い。今ので力の一部を失ったとはいえ、まだまだ全盛期並みの力がある。それにこいつらから絶望を吸収出来ないなら……!)ビュンッ!

歴代提督&歴代ヒロイン&見守る会「なっ!?」

ショタ提督「……!」

名取「……っ!」

グレカーレ「あっ……!」

幽霊達『……!』

(この有り余るパワーを利用して、地球の全生命体から負のエネルギーを吸収すれば良い!そして集めた力で、世界を終わらせてやる……ッ!!)

朝風「あ、あいつ……飛び去って行ったの……?」

48周目提督『……いや、違う。"彼女"は宇宙へ向かい、地球に住む全ての生き物から負の感情による力を吸収しようとしている』

U-511「で、でもっ、さっき力がいっぱい集まったって……」

ショタ提督「……恐らくダメ押しのつもりだ。この世を確実に破壊する為に、過剰な程のエネルギーを……!」

白露「だったら早く追いかけないと……!」

ショタ提督「………」

ショタ提督(先程"僕"に取り込まれてしまったせいで、絶望の支配に抗う為に……多くの力を消費してしまった)

ショタ提督(今の僕では、例え"僕"を追いかけることが出来たとしても……恐らく、かなり苦戦を強いられるだろう……)

ショタ提督(だけど、やるしかない……!僕が動かなければ、遅かれ早かれ……この世界が消滅してしまう……!)グッ…!

名取(50周目提督……)

グレカーレ(さっき"あいつ"に取り込まれたせいで……)

48周目提督『………』チラッ

48周目提督(50周目提督さん……さっき助けた時に感じたけど、やっぱり力が……だったら……!)

48周目提督『……皆さん!50周目提督さんに温かい気持ちを送って下さい!』

全員「……え?」

ショタ提督「……!」

名取「……!」

グレカーレ「……!」
923 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/02/23(日) 01:19:59.56 ID:aTT//Qy30
11周目提督「あ、温かい力……?」

夕張「どういうこと……?」

27周目提督「……そう、か……そういう、ことか……!」ヨロヨロ

吹雪「何か分かったんですか!?」

42周目提督「決まってんだろ……50周目提督に、俺達の善意をぶち込むんだよ……!」ヨロヨロ

潮「善意……?」

羽黒「もっと分かりやすく説明して下さい!」

ショタ提督「……今の僕は、生き物が持つ温かい気持ち、優しさ、思いやり……善意を司る存在なんだ」

名取「なので、皆さんの温かい気持ち……特に、誰かを愛する気持ちが……!」

グレカーレ「50周目提督の、最高のエネルギー源になるの……!」

36周目提督(誰かを、愛する気持ち……)チラッ

大和「………」ギュッ

ショタ提督「……お願い。僕に……皆の気持ちを分け与えて下さい。世界を守る為に……皆を、守る為に……!」

名取(……50周目提督が受け取った力は、私達と共鳴して……全てが伝わる)

グレカーレ(つまり、単純計算で3倍の力になる……これならきっと、いや、絶対何とかなるはず……!)

37周目提督「どーゆーこと?」キョトン

山風「えっと……提督、私のこと……結婚したくらい、好き……よね……?」

37周目提督「おう!」

山風「その気持ちを、強く考えて……50周目提督さんに、伝える感じ……かな……?」

37周目提督「んー、なんとなくわかった!つまり山風姉ちゃん大すきだー!ってことを50しゅうめていとくに言えばいいんだな!」

山風「……うんっ」

歴代提督「………」チラッ

歴代ヒロイン&見守る会「………」コクリ
924 : ◆0I2Ir6M9cc [!美鳥_res saga]:2020/02/23(日) 01:21:19.17 ID:aTT//Qy30
1周目提督(……僕は鈴谷お姉ちゃんが好き!大好きっ!)

鈴谷(私は提督が好き……!何があっても守ろうと思うくらいに、大好き……!)

2周目提督(……朝潮、瑞鶴。好きだ……!)

朝潮(大好きです司令官!)

瑞鶴(具体的にはコスプレさせて色々な写真を撮影したいくらいに!)

3周目提督(島風ちゃん、如月ちゃん……大好きです……!)

島風(提督……大好きっ!)

如月(し、司令官……好き……うぅ、こんな時に恥ずかしがってる場合じゃないのに……///)

4周目提督(せ、川内さん……だ、大好き……ですっ……!)

川内(大丈夫。何があっても、提督は……最愛の人は、私が守るから……!)

5周目提督(球磨も間宮さんも多摩も全員大好きだー!)

球磨(提督……大好きクマ!)

間宮(ふふっ……提督、愛してますっ)

多摩(提督……大好きにゃ!)

6周目提督(は、榛名お姉ちゃん……大好き……!だから、お願い……僕のこと、守って……!)ギュッ

榛名(……誰であろうと、私が愛する提督を……傷つけません!)

7周目提督(いつも長門姉ちゃんから守ってくれる白露姉ちゃん……好きだ!これからも一緒にいてくれ!いやマジで!)

白露(提督には私がついてないと危ないもんね……主に長門さん関係で。これからも、大好きな人を守ってあげないとね!)

8周目提督(……浜風、曙、衣笠。お前達はいつも俺を支えてくれたな……だからこそ、はっきり言える。俺は3人を愛している……!)

浜風(提督……愛しています)

曙(私達を助けようと、時と次元を超えて来てくれたのよ?誰だって好きになるに決まってるじゃない!)

衣笠(提督、大好きっ!これからも、ず〜っと衣笠さん達と一緒だからね!)

9周目提督(……龍驤お姉ちゃん。既に命を失った僕の傍にいてくれてありがとう……大好きだよ)

龍驤(幽霊?亡霊?そんなん関係あらへん!ウチは司令官が好きなんや!それだけは何があっても変わらへんで!)

10周目提督(……シオイお姉ちゃん、大好き……!)

伊401(昔は弟として見てたけど……今は違う。私は、1人の男の子として……提督のことが、好き……!)



ショタ提督「………」ギュッ

ショタ提督(……感じる)
925 : ◆0I2Ir6M9cc [!美鳥_res saga]:2020/02/23(日) 01:22:17.43 ID:aTT//Qy30
11周目提督(いつもいつも変な発明品ばかり作るけど……まぁ、その、うん……好きだよ。夕張のことは)

夕張(私が何度も発明品で失敗して、その度に怒られちゃうけど……何だかんだで許して、一緒に笑い合ってくれる……そんな提督のことが、大好き……!)

12周目提督(秋月お姉ちゃんは、僕の希望になってくれた人……僕が、初めて……好きになった人……!)

秋月(今まで散々盗撮やコスプレしてきちゃったけど……これも全て愛があるからこそ!それだけでなく、隣で支えると決めたから……!)

13周目提督(青葉お姉ちゃんのこと、大好きだよ!ずっとお世話してあげたいと思うくらいに!)

青葉(私はもう、司令官無しでは生きられません……あれほどの包容力に包まれれば、好きにならない訳ないじゃないですか……!)

14周目提督(最初はボコボコにされた記憶しかないけど、それでも……俺を更生させてくれたんだ。好きに決まってるだろ……!)

翔鶴(かつての過去と罪を背負いながらも、前を向いて進む提督……そんな貴方だからこそ、好きになったのかもしれません……)ギュッ

15周目提督(……不老の道を選んでまで、ワシの隣に居続けてくれることを約束してくれたのじゃ。愛していない訳がなかろう……!)

天津風(私は提督のことを愛している。もう、貴方を孤独に取り残したりしない……これからは永遠に、私が傍にいるから……!)

16周目提督(……大好きだよ、磯風お姉ちゃん)

磯風(司令は時を超えてまで、私達を救いに来てくれた……それだけでなく、私の悩みまで解消してくれたんだ……好きになって当然だろう……!)

17周目提督(……き、北上さんと妙高さんのこと……大好き……///)

北上(こんな状況で愛の再確認とはね〜……それなら直球で言うのみ!愛してるよ、提督……!)

妙高(私の気持ちは、あの時から変わっていません……提督、お慕いしています……!)

18周目提督(春雨お姉ちゃんも、響お姉ちゃんも、葛城お姉ちゃんも……皆、大好き……!)

春雨(どんな姿の司令官でも、いついかなる時でも!私の愛は変わりません!)フンス

響(……春雨ほどにレベルの高い変態ではないけど、司令官……愛してるよ)

葛城(春雨ちゃんほどの変態にはついていけないけど……提督、好き……!)

19周目提督(例えおっぱいが無くても雷姉ちゃんのことは好きだ!そして当然、おっぱい揉ませてくれるリットリオ姉ちゃんも大好きだ!)

雷(おっぱいばかりに夢中になっちゃうのが玉に瑕だけど、それでも私は司令官のことが好き!)

リットリオ(よく私の胸に夢中になるのよね……でも、そんなところが可愛いというか……いつの間にか、好きになっちゃってたっけ……ふふっ)

20周目提督(……きっと、僕が女性で唯一……愛することが出来る人間だと思う。僕を女性不信から、救い出してくれたから……!)

五月雨(提督、安心して下さい。何があっても、私が貴方のことを愛する気持ちは変わりませんから!)



ショタ提督「………」

ショタ提督(皆、お互いのことを愛し合う気持ちが……)
926 : ◆0I2Ir6M9cc [!美鳥_res saga]:2020/02/23(日) 01:23:54.02 ID:aTT//Qy30
21周目提督(……瑞鳳お姉ちゃん、大好きだよ!)

瑞鳳(強くて、可愛くて、優しくて……私は、そんな提督のことが……大好き……!)

22周目提督(大鳳姉さん、リベッチオ姉さん、照月姉さんは……僕の目覚めを、50年近く待っていてくれた、姉さん達……好きに決まってる。大好きに決まってるよ……!)

大鳳(50年間待ち続けて、目が覚めた後に自分の気持ちを自覚して……その気持ちは今も変わりません。提督、愛しています……!)

リベッチオ(もう提督さんから離れられない!それくらい大好き……!)

照月(ずっとずっと、待ち続けたんだもん……!これ以上無いくらい、好きでたまらない……!)

23周目提督(舞風はいつだって、失敗ばかりの俺を支えてくれた……そんな彼女を、俺は愛している。心の底から……!)

舞風(いつも一生懸命で、失敗してもめげずに前を向いて……そんな提督だから、私は……好きになっちゃったんだよ……!)

24周目提督(異星からやって来た私を優しく出迎えて下さった、不知火さん……この気持ちに嘘はつけません。不知火さん、お慕い申しています……!)

不知火(相手が宇宙人であろうと関係ありません。私は司令……貴方のことが、好きです……!)

25周目提督(……暁お姉ちゃん。好き……!)

暁(いつも私達の為に頑張ってくれて、何か失敗しても自分を責めて……この子は私が見ていないとダメ。好きになったからには、ずっと見守るんだから……!)

26周目提督(こんな僕のことも受け入れてくれたんだ……この先、僕は嵐以外の人を好きにならないし、嵐以外の人からは相手にもされないだろうな……)

嵐(確かに司令は色々とめんどくさがりでだらしないけど、それでも好きになっちまったもんは仕方ないだろ!誰かを好きになるのに理由なんていらないんだ!)

27周目提督(っぐ……!意識を保て、俺……50周目提督に、伝えるんだ……!俺は、吹雪姉ちゃんのことが……好きだ。あまり口に出すことはないけど、大好き……なんだ……!)

吹雪(何でも出来ちゃうほど凄い子なのに、恥ずかしがり屋さんで……それでいて、今も私達の為に頑張ってくれた……そんな司令官だからこそ、私は好きになっちゃったんです……!)

28周目提督(兄さんがいない時、いつも傍で励ましてくれた……酒匂お姉ちゃんと、電ちゃん……いつの間にか、好きになっていて……その気持ちは、今も変わらない……!)

酒匂(お義兄さん想いで、寂しくても一生懸命頑張ってくれる……だから私は、司令を支えるって決めたの……恋人として……!)

電(司令官さんの似顔絵、今も大切に飾っているんですよ?だって、大好きな人の絵だから……!)

29周目提督(……弟がいない寂しさを感じていた時、長門はいつも隣にいてくれた。だからこそ俺は……彼女を、好きになったんだ)

長門(提督……安心して欲しい。今でこそ弟さんと再会を果たせたが、私はいつだって……貴方の傍にいる。恋人として、貴方の隣に……!)

30周目提督(別世界からやって来た僕に優しくしてくれた、ヴェールヌイお姉ちゃん……えへへっ、大好きっ!)

ヴェールヌイ(司令官が別の世界の住人だったとしても、私には関係ない……司令官だからこそ、私は……好きになったんだ……!)



ショタ提督「………」

ショタ提督(僕に注がれてゆくのを……!)
927 : ◆0I2Ir6M9cc [!美鳥_res saga]:2020/02/23(日) 01:25:31.00 ID:aTT//Qy30
31周目提督(あんなの酷い態度を取ってしまった、僕のことを受け入れてくれた……阿賀野さんと、鬼怒さん……僕は、決めたんだ……2人と、一緒に生きていくって……!)

阿賀野(提督さんは、深海棲艦達に騙されて……親まで失ってしまった。それでも、現実を受け入れて……前に進もうとしている。その強さに、私はいつしか惹かれちゃって……!)

鬼怒(もう提督をあんな目には遭わせない!大丈夫、私と阿賀野ちゃんで提督を守るからね!それも艦娘としてじゃなく、恋人として!)

32周目提督(三隈姉さんは、いつも俺のことをもみくちゃにしてくるけど……でも、昔から好きだったお姉ちゃんなんだ……!)

三隈(愚問ですわ!10年前からずっと、私は提督のことが大好きですもの……!)

33周目提督(……好きだよ、山雲ちゃん)

山雲(司令さんはいつもマイペースで、時々変なことをしちゃいますけど……冷静で、私のことを第一に考えてくれて……だから私は、司令さんのことが……好きになっちゃいました……!)

34周目提督(お、朧お姉ちゃん……大、好き……!)

朧(物静かで、あまり口数が多くない提督だけど……それでも、私達の為に一生懸命頑張ってくれた。そんな提督だからこそ、私は……好きになった……!)

35周目提督(妻ちゃんがいなくなって、絶望していた僕を……救い上げてくれた、大井さん……だから僕は、大井さんを……愛することに、決めたんだ……!)

大井(私では妻さんの代わりにはなれません。だからこそ、新しい妻として……提督を支えていくと、決めたんです)

36周目提督(前世という突拍子もない話を信じてくれて、ずっと支えてくれた……大和姉さん。愛してるよ……世界中の誰よりも……!)

大和(提督は自分の人生全てをかけて、私達を救おうと必死になってくれました……そんな人のことを、好きにならないはずありません……!)

37周目提督(山風ねえちゃーん!だいすきだー!大人になったらけっこんしようなー!)

山風(お馬鹿だけど、素直で朗らかで……どんな時も前を向いて突き進む……そんな提督だからかな?いつの間にか、好きになっちゃってた……!)

38周目提督(皐月ちゃんは、僕の唯一の例外。他の女性の方々には一切の恋愛感情が湧かないけど、皐月ちゃんだけは……好きになっちゃったんだ……!)

皐月(ちょ、ちょっと特殊な趣味の司令官だけど……それを除けば、優しくて仕事も出来て……うん、趣味なんて関係ないよね!僕、やっぱり司令官のことが……好き……!)

39周目提督(父上と母上の言いつけ通り……拙者は、愛する者を……朝雲殿と夕立殿を、守ってみせるでござる……!)

朝雲(忍術が使えて、ちょっと珍しい喋り方の子だけど……凄く良い子で、思いやりがある司令だからこそ……いつの間にか、惹かれちゃってたのかも……!)

夕立(忍術を悪用しようとせず、私達の役に立つ使い方をしてくれて……こんなに優しい子、好きになるに決まってるよ!)

40周目提督(……最初は仲間だから助けようとした。けど、今は違う……この世界に戻って、2人に告白されて……分かったんだ。僕は、ビスマルク姉さんと木曾姉さんのことが好きなんだって……!)

ビスマルク(命がけで私達を救いに来てくれたのよ!?これで好きにならない方がどうかしてるわ!)

木曾(こんな良い男、他にいないだろ……!自分の為に命を懸けてくれる奴なんだぞ?惚れない訳無いだろ……!)



ショタ提督「……!」ポウッ…

ショタ提督(力が漲ってくる……!)

名取「………」ギュッ

グレカーレ「………」ギュッ

名取グレカーレ(50周目提督と共鳴して、私達にも……皆の"絆"の力が伝わってくる……!)
928 : ◆0I2Ir6M9cc [!美鳥_res saga]:2020/02/23(日) 01:26:26.26 ID:aTT//Qy30
41周目提督(いつも僕の料理を笑顔で食べてくれる……松輪ちゃん。僕が初めて好きになった人……!)

松輪(いつも美味しいご飯を作ってくれる司令……胃袋、掴まれちゃいました……!)

42周目提督(こんな状況で皆の想いを〜って子供向けアニメかっ!でもやるしかないんだよな!?あー、コホン。俺は潮姉ちゃんと羽黒姉ちゃんのことが好k)

潮羽黒(やめて下さい気持ち悪い!あくまでも監視役と何度言えば分かるんですか!)

42周目提督(……こんな時くらい真面目にやれよお前ら)

潮羽黒(提督〈司令官さん〉にだけは言われたくありません。でもまぁ、こんな日常も悪くないかもとは思ってますよ。ほんの少しだけ)

42周目提督(ツンデレですね分かりm)

潮羽黒(はい次いきましょう次)

42周目提督(……畜生。俺がギャグ補正無くなってるからって調子に乗りやがって……あぁダメだ。まだ身体に力が入らねぇ……)

43周目提督(……愛宕さんと加賀さんは、最初に僕を信頼してくれた。僕の役目は艦娘達を救うことだけど……その中でも、愛宕さんと加賀さん……2人のことは、特に……!)

愛宕(提督……貴方は私達を、絶望の奥底から救い上げてくれました。恋人だとか、奥さんだとか……そんな贅沢は言いません……!)

加賀(私達は、貴方に助けられた身として……貴方がくれたものを、一生をかけて返していきます……必ず……!)

44周目提督(鹿島様は、私に"感情"がどういうものかを教えて下さいました。そのお陰で、自覚出来ました……私は、アンドロイドでありながら……鹿島様に対し、恋愛感情を抱いていたことを……!)

鹿島(ロボットだとか、そんなことは関係ありません!私は提督さんのことが好き!それ以上でもそれ以下でもありません!)

45周目提督(ま、巻雲お姉ちゃん……好き、です……!)

裏45周目提督『表が心から信頼した、数少ない相手なんだ……俺も表と同じくらい、信頼している……!』

巻雲(口数は少ないけど一生懸命な表の司令官様も、少し辛辣だけど表の司令官様の為に一生懸命な裏の司令官様も……どちらの司令官様も、大好きです……!)

那智(うおおおおおおお提督きゅん愛してるぞおおおおおおおスーハースーハークンカクンカジュルジュルッ!!)ペロペロ

46周目提督(な、那智さん……頬を舐めないで……もうっ、えへへ……僕も、那智さんのこと……好き……!)

47周目提督(……僕が嫁ちゃんに苦しめられている時、いつも隣で支えてくれた……浜波ちゃん。すぐにでも結婚したいくらいに……愛しているんだ……!)

浜波(司令はずっと、あの女に苦しめられてきた。だから私が、司令を癒さなきゃ……いずれ新しい、妻として……!)

神風(……司令官。貴方が亡くなってからも、私も気持ちは……変わったことがありません。司令官……愛してる。世界中の誰よりも……!)ギュッ

49周目提督(え、えっとっ!む、村雨お姉さんのこと、大好きっ!だって、異世界から来た僕に、優しくしてくれたから……!)

村雨(たま〜に魔法で失敗しちゃうけど、舌足らずで可愛い提督……やっぱり大好き!長門さんじゃないけど、頬擦りしたくなっちゃうくらい……!)

見守る会(幼い男の子を愛する気持ちは誰にも負けない!争いなんて馬鹿がやること!愛こそ世界を平和にするのっ!)



ショタ提督「……っ!」パァッ…!

ショタ提督(胸の奥が、温かい……力強く、それでいて優しい……"善意"で満ち溢れてゆく……!)

名取(50周目提督の身体が……凄く、輝いてる……いや、50周目提督だけじゃない……!)パァッ…!

グレカーレ(私達の身体も……魂も、輝いて……!)パァッ…!
929 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/02/23(日) 01:29:31.48 ID:aTT//Qy30
ショタ提督「………」キラキラ…

名取「………」キラキラ…

グレカーレ「………」キラキラ…

歴代提督「す、凄い……!」

歴代ヒロイン「50周目提督(君)達の身体が……!」

見守る会「眩しいくらいに……煌めいてる……!」

ショタ提督「…………ありがとう。確かに受け取ったよ……皆の、想いを……強い"絆"を……!」

ショタ提督(これなら、"僕"と互角に戦える……!今の僕は、全盛期の頃と同じ力を……!)

名取「………」チラッ

グレカーレ「………」コクッ

名取「……50周目提督」

ショタ提督「……?」

グレカーレ「あの時、ナトリの魂を取り込んだみたいに……私達のことを、もう1度……貴方の中に取り込んで?」

ショタ提督「……!」

名取「"彼女"は今も、ありとあらゆる絶望の力を吸収しようとしているはず……」

グレカーレ「それに対抗するには、互角程度じゃダメ……それを遥かに上回るくらいの力じゃないと……!」

ショタ提督「だけど、それは……」

名取「……"信じて"」

ショタ提督「――!」

グレカーレ「私達を、信じて……!それに、例え力が十分だったとしても……貴方1人だけを、行かせたくない……!」ギュッ

名取「貴方を愛する者として……どんな時でも、一緒にいたいの……!」ギュッ

ショタ提督「………」

ショタ提督(ナトリ、グレ……あぁ、感じる……2人が僕に抱いてくれている、強い想いを……深い"絆"を……!)
930 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/02/23(日) 01:30:59.13 ID:aTT//Qy30
48周目提督『……僕達もいるよ』

ショタ提督「……!」

浜風(名取の寝取り)『幽霊となった私達も、50周目提督さんに憑依すれば……』

2周目父『……君に力を貸し与えることが出来るはずだ』

12周目母『何より、大事な息子に危害を加えようとする"彼女"のことを……』

14周目父『懲らしめてやろうと思ってな』

妻『提督君を助ける為……どうか私にも、お手伝いをさせて下さい……!』

9周目提督「そういうことなら僕も憑依するよ。同じ幽霊だから、50周目提督さんの助けになれると思う」

ショタ提督「………」

名取「………」ギュッ

グレカーレ「………」ギュッ

ショタ提督(皆……)

ショタ提督「……恐らく、かなり……いや、とてつもなく危険を伴う。だけど……答えは変わらないみたいだね」

名取「………」コクリ

グレカーレ「………」コクリ

9周目提督「………」コクリ

幽霊達『………』コクリ

ショタ提督「……分かった。それなら……よろしくお願いします」

48周目提督『……皆さん!一斉に50周目提督さんに憑依を!』ビュンッ!

幽霊達『了解!』ビュンッ!

9周目提督「ようし!」ビュンッ!

シュルルルルル…ッ!

ショタ提督「うっ……!」

ショタ提督(あぁっ……!さっきよりも、身体の奥へ……"絆"の力が、染み渡ってゆく……増幅してゆく……!)
931 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/02/23(日) 01:33:24.61 ID:aTT//Qy30
名取「……次は私達の番だね」

グレカーレ「……うんっ」

ショタ提督「……本当に、良いんだね?」

名取「………」コクリ

グレカーレ「………」コクリ

ショタ提督「………」

ショタ提督(言葉にせずとも、共鳴で伝わる……ナトリもグレも、覚悟を決めて……!)

ショタ提督「……はっ!」カッ…!

名取「あっ……!」パァッ…!

グレカーレ「うっ……!」パァッ…!

朝風「……!?」

U-511「……!?」

朝風(な、名取さんとグレカーレの身体が……!)

U-511(真っ白になって、admiralの身体に……光となって、入り込んで……!)

名取「………」シュパァ…ッ!

グレカーレ「………」シュパァ…ッ!

名取(あぁ、この感覚……懐かしいなぁ……"あの時"も、こうして……50周目提督の中に、入っていって……!)

グレカーレ(これが、ナトリが"あの時"経験した……温かい光で包まれて、安心する……!)

ショタ提督「………」パシュンッ…!

ショタ提督「……ッ!!」パァァァ…ッ!

歴代提督(うっ……眩しい……!)

歴代ヒロイン(50周目提督〈君〉が、さっきの何十倍も光り輝いて……だけど……!)

見守る会(この光……凄く、安心する……心が、優しさで満ち溢れていく……!)

ショタ提督「……っ」ギュッ

ショタ提督(僕の"存在"全てが、ナトリとグレとの"絆"で……"善意"で、埋め尽くされた……!)

ショタ提督(皆の、大切な人を思う気持ちが……身体全てで感じ取れる。今の僕は……)

ショタ提督「……ッ!」ビュンッ!

ショタ提督(全盛期の力を、遥かに超えた……文字通り、人の"善意"の化身と言える存在だ……!)

27周目提督(……頼む、50周目提督……!)

42周目提督(俺達ではどうしようもない、あの"性悪女"を……)

歴代提督&歴代ヒロイン&見守る会(絶対に、止めて〈くれ〉〈下さい〉……っ!)ギュッ
932 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/02/23(日) 01:34:46.81 ID:aTT//Qy30
――宇宙空間


ショタ提督「………」ヒュゴォォォォ…ッ!

ショタ提督(地面が……海が、地球が……瞬く間に小さくなってゆく。早く"僕"を止めなければ……!)

名取『……50周目提督』

ショタ提督「……!」

グレカーレ『どうして、"肉体ごと"取り込んだの?てっきり、魂だけだと思ってたけど……』

ショタ提督「………」

ショタ提督(魂だけを取り込むより、肉体ごと取り込んだ方が……その人の存在が安定するから……)

名取『………』

グレカーレ『………』

ショタ提督(……というのは、実は建前なんだ。本当は……さっき、ナトリとグレが僕に言ってくれた気持ちと同じ)

ショタ提督(僕も……ナトリやグレと、ずっと……一緒にいたかったから……!)

名取『……ふふっ、分かってたよ?』

グレカーレ『こうして取り込まれた時点で、50周目提督の気持ちは全部筒抜けだもん!』

ショタ提督(……そう、だね。うん、その通り……僕も、ナトリとグレが抱いている気持ちが……全て、伝わって来る……!)

名取『……絶対に、勝たないと』

グレカーレ『世界を守って……この世界で、50周目提督と……一緒に過ごしたいから……!』

ショタ提督(……もちろんだよ。僕はナトリやグレ、そして……皆の"希望"を背負っている。必ず、"僕"を止めないと……!)

名取『……いたよ!あそこ!』

ショタ提督「……!」







「くんぬぅ……ッ!!」ズォォォ…ッ!

(あいつを……地球を、宇宙を、全てを壊せるだけの"絶望"を……ッ!!)







グレカーレ『あいつ、何やって……』

ショタ提督(……地球の全生命体から、負の感情を吸い取っている。一刻も早く止めないと……!)

ショタ提督(このままでは、"僕"は本当に全てを破壊してしまう……!そんなこと、僕がさせない……!)

ショタ提督("僕"が犯そうとする過ちは、僕の手で食い止めなければ……!)
933 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/02/23(日) 01:35:50.99 ID:aTT//Qy30
ショタ提督「……そこまでだ、"僕"ッ!!」

「ッ!?」バッ

ショタ提督「………」キラキラ…

「ど、どうして……お前、どうやってここに来た!?さっきまでもお前はもっと雑魚だっただろ!?宇宙まで追いかけて来るだけの力なんて……!」

ショタ提督「……皆のお陰だ」

「……!?」

ショタ提督「皆が、僕に……託してくれたんだ。優しさ、愛、思いやり……そして、"絆"……」

ショタ提督「"希望"を抱く"想い"を、僕に……注いでくれたお陰だ……!」

名取『あなたのような、絶望で支配された力なんかとは……訳が違う……!』

グレカーレ『世界の滅亡なんて……私達が、許さない……ッ!』

「……絆?まだ、そんなこと言ってるのか……いい加減にしろッ!!どうして私の邪魔をするんだッ!!」

ショタ提督「……分からないのか?同じ"僕"同士だろう?」

「お前こそ"私"の気持ちなんて分からない癖にッ!!もう良い!これで全て終わりにしてやるッ!!」バッ

ショタ提督「……!」

(まだ全生命体から絶望を完全に吸収出来ていない……だけど、こいつと世界をブッ壊すには……十分過ぎる力……ッ!!)ズォォォォォッ!!

ショタ提督「そうはさせない……!」バッ

ショタ提督(皆、お願い……!僕に、力を……力を、貸して……ッ!!)

名取『もちろん!』パァッ…!

グレカーレ『言われなくても!』パァッ…!

「……ッ!?」

(あのガラクタ共……光の姿で、あいつの傍に現れて……艤装を向けた!?ハッ!!所詮はゴミとガラクタ!!私に敵うはずが無いッ!!)

「地球ごと……いや、この世界ごと消し去ってやるッ!!死ねえええええええええええええええええええッ!!」ズバァァァァンッ!!

ショタ提督「世界は……ナトリやグレ、皆は……僕が守る……守ってみせるっ!でやああああああああああああああああああああッ!!」パシュゥゥゥゥンッ!!

名取『敵艦、見ゆ……当たってえええええええええええええええええええッ!!』パシュゥゥゥゥンッ!!

グレカーレ『ぶっ放せ!Fuocoーーーーーーーーーーーーーッ!!』パシュゥゥゥゥンッ!!
934 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/02/23(日) 01:38:11.92 ID:aTT//Qy30
バシュウウウウウウウウウウッ!!

ショタ提督「っく……!」

「ぐぅっ……!」

ショタ提督(お互いが放った力が……衝突して……!)

(だけど、"あの時"のように……今度は、分裂なんて……するかぁ……ッ!!)

名取(ま、眩しい……!)

グレカーレ(50周目提督と"あいつ"の力がぶつかって、光の大爆発みたいな閃光が……!)

ショタ提督「……っ!」ググッ…!

ショタ提督("僕"の"絶望"の力が……これほどに、強大だったなんて……!)

「くっそぉ……っ!」ググッ…!

(こいつの力、予想以上に強い……!だけど、こんなところで負けてたまるかぁっ!絶対殺すッ!!)

ショタ提督「……!」

ショタ提督("僕"の力から、伝わる……"僕"が取り込んだであろう、絶望で埋め尽くされた"想い"を……!)

ショタ提督(どの想いも憎悪と悪意で満ち溢れていて、油断すると……僕まで、飲み込まれてしまう……っ!)

ショタ提督(……だけど、そんなことにはならない)

名取『うぅっ……!』

グレカーレ『くぅっ……!』

ショタ提督(僕には、ナトリとグレがいる。この世で1番愛している……2人が、傍にいてくれている!)

ショタ提督(2人がいてくれれば、僕は……絶望や悪意に、負けやしない……!)

ショタ提督(それだけではない……48周目提督を始めとする、僕に"希望"を託してくれた人々の想いも背負っているんだ……!)

ショタ提督(だから、僕は……必ず、食い止めてみせる……!"僕"を、"浄化"してみせる……ッ!!)カッ…!

ズゴゴゴ…ッ!

「ッ!?」

(わ、私が押されてる……!?どうして!?どうしてどうしてどうしてッ!?)
935 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/02/23(日) 01:39:15.16 ID:aTT//Qy30
「……ば、馬鹿じゃないのかッ!!どうしてお前はあんなゴミ共の為にそこまでするのよッ!!」

ショタ提督「……!」

「いや、ゴミに限った話じゃない!生物なんて、どいつもこいつも殺意と憎悪を振り撒くだけの存在だろうがッ!!」

「あんな奴らがこの世に存在して良いはずが無いッ!!だから私の手で終わらせようとしているだけなのにッ!!」

ショタ提督「……そんな訳、ないだろう……っ!」

「はぁッ!?」

ショタ提督「確かに、心無い人間も存在する……だけど、優しさと愛に満ち溢れた人だって……いるんだ……!」

「そんなの幻想よ!まやかしよッ!!現に私は奴らに散々酷い目に遭わされたッ!!それでもお前は生物の心を綺麗とほざくのかッ!?」

「あいつらは醜いことばかり考えているクズでゴミばっかりなのよッ!!そんな奴らを守るだなんて……気持ち悪い!気持ち悪いッ!!」

名取『……だとしたら、貴女も同じじゃないですか……!』

「なッ!?」

グレカーレ『そうよ!お前だって、自分勝手な理由で私達に攻撃してるじゃない!』

「黙れ!黙れ黙れ黙れぇッ!!お前らのようなゴミなんかに私の気持ちが分かってたまるかッ!!」

ショタ提督「……確かに、"僕"は不幸だったかもしれない。だけど"僕"はそれを理由にして、自分の身勝手な理屈を正しいと決め付け、人々を利用し……罪の無い人々や生物を殺めてしまった」

ショタ提督「それは決して、許されることじゃない……!だから僕が責任を持って、"僕"を浄化する!これ以上、"僕"の好きにはさせない……ッ!!」

「黙れって言ってるだろうがッ!!死ねっ!死ね死ね死ねええええええええええええええええええッ!!」カッ…!

ズゴゴゴ…ッ!

ショタ提督「……っ!」

名取『"彼女"の力が……!』

グレカーレ『さっきより強くなって……!』

ショタ提督(……だけど)

名取(私達は……!)

グレカーレ(負けない……っ!)
936 : ◆0I2Ir6M9cc [!美鳥_res saga]:2020/02/23(日) 01:40:35.80 ID:aTT//Qy30
ショタ提督「……憎しみからは、破滅しか生まれない。不幸の連鎖しか起こらない……!」

名取『そんな想いで世界を全て破壊するなんて……絶対に、間違ってる……!』

グレカーレ『優しさ、思いやり、友情、愛……人々の温かい気持ち、"善意"こそが……明るい未来を作っていく……!』

「っぐ……!?」

(な、何で……何でなのよッ!?どうして私が押されてるのッ!?これだけ憎しみを込めて攻撃してるのにッ!!)

ショタ提督「……もう、良いんだよ。これ以上……絶望に支配されるのは、やめるんだ……!」

「……ッ!!」

ショタ提督「同じ"僕"だから……せめて、僕の手で……"僕"を絶望から解放する。浄化する……!」

「くっ、あぁっ……!」

ショタ提督「だから……どうか安らかに、眠って欲しい……"もう1人の僕"……ッ!」カッ…!

名取グレカーレ『いっけええええええええええええええええええええええッ!!』カッ…!

バシュウウウウウウウウウウウウンッ!!

「うぐっ!?あっ、ああああああああああああああああああああああああああああああああッ!?」











(身体中が、生温い光で覆い尽くされていく……!)

(気持ち悪い!気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪いッ!私から憎しみを奪うなッ!私の心に入り込んでくるなッ!)

(私から……全てを憎み、恨む気持ちを……奪って、いくなぁ……!)

(あ、ぁ……)

(………)

(……心が、生温い……いや、生温かい……誤魔化すのはやめた。温かい"気持ち"で……包まれていく……)

(今まで、殺意ばかりに囚われていた心が……嘘のように、軽くなっていく……)

(人が抱く、思いやり……優しさ、愛情……私が知らなかった、いや、認めようとしなかった……"善意"が、注がれていく……)

(あぁ……私、馬鹿だなぁ……最初に、この気持ちに触れることが出来ていれば……こんな優しい想いに包まれていれば……)

(醜い感情……絶望や憎悪に、我を忘れることなんて……なかったかも、しれないのになぁ……)

(悔しい……あぁ、悔しいな……"もう1人の私"は、この想いを注がれてきたのだから……)

(あぁ、羨ましいなぁ……だけど、今更後悔しても……遅い。私は、このまま……)

(……"もう1人の私"が持つ、"善意"に浄化されて……消えてしまうのだから――――――











スゥッ…

名取『……消えた』

グレカーレ『跡形も無く……』

名取『それに……一瞬だけ、笑顔だったような……』

グレカーレ『さっきまで、あんなに悍ましい形相だったのに……』

ショタ提督「………」

ショタ提督(……さようなら、"もう1人の僕"。どうか、安らかに……)
937 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/02/23(日) 01:43:56.15 ID:aTT//Qy30
――地上・50周目鎮守府波止場


失恋組(速吸を除く)「………」

カ級「……大丈夫。気を失ってるだけみたい」

16周目提督「良かったぁ……」ホッ

磯風(万が一瀕死だったらどうしようかと思ったぞ……)

五月雨「……50周目提督さん達、戻って来ませんね」

20周目提督「うん……無事だと良いけど……」

1周目提督「……見て!」スッ

鈴谷「……っ!?」

鈴谷(さっきまで赤黒かった空が、どんどん晴れ渡って……!海も綺麗に……!それだけじゃない!破壊された50周目鎮守府も、元通りに……!)

27周目提督「……そうか。やったんだな……」フラフラ…

吹雪「司令官!無理しちゃダメです!」

42周目提督「あぁ……50周目提督、あいつをぶっ飛ばしたみたいだな……」フラフラ…

潮「……全滅ENDは回避出来たってことでしょうか」

羽黒「恐らく……」

49周目提督「で、でもっ、50周目提督さん達が戻って来ましぇん……」オロオロ

村雨(まさか、同士討ちになっちゃったんじゃ……)

龍驤「………」

龍驤(司令官、大丈夫かな……いやいやっ!好きな人を信じられへんようじゃアカンやろ!司令官は大丈夫や!絶対に!)

37周目提督「……あぁっ!おい!アレ見てアレ!」スッ

山風「え……?あっ……!」

歴代提督&歴代ヒロイン&見守る会「……!」







ショタ提督「………」キラキラ…

名取「………」キラキラ…

グレカーレ「………」キラキラ…







歴代提督「50周目提督(さん)!」

歴代ヒロイン「名取(さん)(ちゃん)!」

見守る会「グレカーレも!」

ショタ提督達「………」スタッ…

19周目提督「あいつはどうなったんだ!?」

ショタ提督「……大丈夫。僕が"浄化"したから」

雷「それって……勝ったって、こと……よね……?」

名取「……うん」

グレカーレ「かなり強敵だったけど、3人でしっかり倒してきたよ」

リットリオ「……や」

全員「やったあああああああああああああああああああああああああああッ!!」
938 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/02/23(日) 01:45:29.03 ID:aTT//Qy30
ショタ提督「……んっ」パァッ…

48周目提督『……よいしょ』シュポンッ

神風「司令官っ!」

1周目提督「お祖父ちゃん!」

9周目提督「ただいま〜!」

龍驤「司令官!心配したんやで!」

幽霊達『……!』シュポンッ

33周目提督「……良かった。これで全員無事に揃ったみたいだね」

山雲「はい……!」

44周目提督「しかし、あの絶望的な状況を覆してしまうとは……やはり確率は参考程度と考えた方が良いかもしれません」

鹿島「そう、ですね……だけど、今回は50周目提督さん達が起こした奇跡としか言いようがありません。一歩間違えれば、本当に全滅していたかもしれませんし……」

6周目提督「良かったぁ……!うぅっ、怖かったよぉ……!」

榛名「………」ナデナデ

37周目提督「なっ!言っただろ?最後まであきらめないやつがかつんだって!」ニパッ

山風「……うん。提督の言う通り……」ニコッ

ショタ提督「………」

名取「………」

グレカーレ「………」

ヲ級「……どうしたの?」

レ級「さっきから、あまり嬉しくなさそうだけど……」

ショタ提督「………」スッ…

全員「ッ!?」

全員(ど、土下座!?どうして……)
939 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/02/23(日) 01:46:50.38 ID:aTT//Qy30
ショタ提督「……ごめんなさい。僕のせいで……」

38周目提督「どうして貴方が謝るんですか?」

ショタ提督「僕が浄化した"僕"も……元々は、僕と同一の存在。だから、今回の騒ぎは……いや、それだけじゃない……」

ショタ提督「今まで、君達を不幸にしてしまった原因も……人類と深海棲艦が争うことになってしまった原因も、僕にあるんだ……」

皐月「いや、それは違うでしょ!27周目提督君から事情は聞いたけど、確かにあいつと50周目提督さんは元は同じ存在……なんだっけ?」

皐月「でもそれは向こうが勝手に暴走しただけでしょ?50周目提督さんは何も悪くないよ!」

ショタ提督「だけど……」

名取「………」ダキッ

グレカーレ「………」ダキッ

ショタ提督「あっ……」

名取「50周目提督のせいじゃないよ。皐月ちゃんの言う通り、"彼女"が心無い人間のせいで我を忘れただけで、貴方には何の罪も無い」

グレカーレ「そうだよ!むしろ50周目提督は私達から"あいつ"を守る為に……前世でも今も、必死に頑張ってくれたじゃない!貴方を責める人なんて、この場にいないよ!」

ショタ提督「……ナトリ、グレ」

27周目提督「第一、50周目提督が分裂する原因を作ったのはコイツだしな」

42周目提督「いやほんとマジすんません」ポリポリ

潮「申し訳ございません!うちのどうしようもないアンポンタンのせいで!」ドゲザァッ!

羽黒「私達がついていながらこんなことに!このスットコドッコイのせいで!」ドゲザァッ!

42周目提督「そこまで言うか……」

速吸「残念でもないし当然ですね」

42周目提督「畜生味方がいねぇ!!」ガクッ
940 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/02/23(日) 01:47:51.52 ID:aTT//Qy30
名取「………」

グレカーレ「………」

名取グレカーレ(だけど、50周目提督が険しい顔つきの理由は……それだけじゃない)チラッ

神風「司令官っ!ほら、この子が1周目提督!貴方と私の孫よ!可愛いでしょう?」

1周目提督「えへへ〜♪」

48周目提督『……うん。ずっと、見ていたからね。神風ちゃんはもちろん、1周目父やかみかぜ……そして、1周目提督のことも……』ナデナデ

1周目提督「ん〜♪」

鈴谷(本当に瓜二つ……事情を知らないと、提督が2人いるとしか思えない……さっき私も混乱しちゃったし)

神風「それにしても、また司令官と会えるなんて……あぁ、夢みたい……!」

48周目提督『………』

神風「……司令官?」

48周目提督『………』スゥッ…

神風「っ!?」

1周目提督「あ、あれ?お祖父ちゃんの身体が……消えて……」

ショタ提督「……っ」

名取「………」

グレカーレ「………」

48周目提督『……ごめんね?僕達はあくまでも名取さんの想いの力で一時的に呼び出されただけだから、役目を終えれば……あの世へ戻らないといけない」

神風「そ、そんな……!折角会えたのに……!」

48周目提督『………』

神風「……っ」ジワッ

48周目提督『……神風ちゃん』

神風「……どうしても、逝かなきゃダメなの?」ポロポロ

48周目提督『………』コクリ
941 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/02/23(日) 01:49:24.87 ID:aTT//Qy30
神風「……分かった、わ……無理を言って、ごめんなさい……」ポロポロ

48周目提督『……そんなこと、ないよ。僕だって、本当は……神風ちゃん達の傍に、いたいから……』

1周目提督「お祖父ちゃん……」

48周目提督『1周目提督……大きくなったね。しかも、僕と同じ……提督になってくれるなんて』ナデナデ

1周目提督「んっ……うん。お父さんやお母さんと一緒に、沢山勉強して……頑張って、提督になったんだ……」

48周目提督『うん、知ってる。ずっと、見てたから……鈴谷さんとお付き合いすることになったのも、ね?』チラッ

鈴谷「……!」

神風「1周目父も、かみかぜも……凄く、立派になって……先輩提督さんも、元帥として……頑張って……」ポロポロ

神風「私、も……ぐすっ……今でも、艦娘として……頑張って……えぐっ……」ポロポロ

48周目提督『……っ』ダキッ

神風「あ……っ」ポロポロ

48周目提督『ごめんね……1人残して、先に死んじゃって……本当に、ごめんね……!』ジワッ

神風「司令、官……」ポロポロ

48周目提督『だけど、死んでしまった後も……ずっと、見てたから……神風のことも、1周目父やかみかぜのことも……1周目提督や、先輩のことも……!』ポロポロ

48周目提督『神風ちゃんが歩んで来た人生を……ずっと、見てきたから……!』ポロポロ

神風「……うん、うんっ……!」ポロポロ

1周目提督「……っ」ジワッ…

48周目提督『……鈴谷さん』ポロポロ

鈴谷「……はい」

48周目提督『孫を……1周目提督を、よろしくお願いします……どうか、幸せにしてあげて下さい……!』ポロポロ

鈴谷「……もちろんです。約束します!」

48周目提督『……1周目提督』ポロポロ

1周目提督「……うん」ウルウル

48周目提督『提督として頑張る姿……ずっと、見てきたよ?これからも、無理をせずに……鈴谷さんや、おばあちゃんと……仲良く過ごしてね?」ナデナデ

1周目提督「……うんっ、お祖父ちゃん……!」ポロポロ
942 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/02/23(日) 01:50:06.37 ID:aTT//Qy30
48周目提督『……神風ちゃん』スゥッ…

神風「あっ……!」ポロポロ

神風(司令官の姿が、ますます薄く……!)

48周目提督『本当は……伝えたいことが、沢山あるけど……もう、逝かないといけないから……これだけ、言うね……?』ポロポロ

神風「……うん」ポロポロ

48周目提督『僕は、今も……神風ちゃんのことを、愛してる。ずっと……ずぅっと……!』ポロポロ

神風「……私もっ!司令官のことを忘れた日なんて……1日も、ない……!例え離れ離れになっても、私の気持ちは変わらない……!」ポロポロ

神風「司令官……好き。大好き……世界で1番、愛してる……!」ポロポロ

48周目提督『………』スゥッ…

神風「……!」ポロポロ

神風(首から下が、消えて……)

48周目提督『ありがとう……そう言ってもらえただけで、僕は……世界一の、幸せ者だよ……』ポロポロ

神風「……私、も……!」ポロポロ

48周目提督『これからも……ずっと、見守ってるからね……!』ポロポロ

スゥッ…

1周目提督「あっ……」

鈴谷(提督のお祖父さん……消えちゃった……)

神風「……うぅっ、あっ……司令、官……しれぇかんっ……ぐしゅっ、えぐっ……!」ポロポロ

1周目提督「……お祖父ちゃん……ぐすっ……」ポロポロ

鈴谷「……っ」ウルッ

神風(……司令官。もう1度、私の前に現れてくれて……ありがとう……!また、会えなくなっちゃうのは寂しいけど……)ポロポロ

神風("ずっと愛してる"……この言葉を貰えただけで、私は……頑張れるから……!)ポロポロ

神風(だから、天国で待っててね……!思い出話、沢山してあげるからね……!)ポロポロ
943 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/02/23(日) 01:50:59.29 ID:aTT//Qy30
2周目提督「……親父」

2周目父『立派になったな……その調子で、朝潮達と頑張れよ……!』スゥッ…

2周目提督「……あぁ、約束する。親父の意志は、必ず継いでみせる……!」

朝潮瑞鶴(お義父さん……!)

――

浜風(名取の寝取り)『提督、この世界では幸せになって下さいね……?』スゥッ…

曙(名取の寝取り)『提督を頼んだわよ、この世界の私……!』スゥッ…

曙「……えぇ、任せて」

衣笠(名取の寝取り)『天国から見守ってるからね……!』スゥッ…

伊58(名取の寝取り)『すぐにこっちへ来ちゃダメでちよ!』スゥッ…

8周目提督「……ありがとう。皆……もう1度、会いに来てくれて……本当に、ありがとうな……!」ポロポロ

浜風(沈んでしまった私達の分は、必ず……!)

衣笠(私達が、幸せにしてみせるからね……!)

――

10周目父『提督だけを残して死んでしまって、ごめん……本当に、ごめんな……!』スゥッ…

10周目母『シオイちゃん……提督のこと、よろしくお願いします……!』スゥッ…

10周目提督「お父さん、お母さん……!」ポロポロ

伊401「……もちろんです。任せて下さい!」

――

12周目母『お父さんが迷惑をかけてごめんなさい……!でも、今頃は地獄で苦しんでると思うわ』

12周目母『秋月ちゃん……私の分まで、提督の愛情を注いであげて下さい……!』スゥッ…

12周目提督「お母さん……」ポロポロ

秋月「……はい、お任せ下さい!」
944 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/02/23(日) 01:51:37.25 ID:aTT//Qy30
――

14周目父『悪かった……俺が早くに死んじまったせいで、お前や母さんに迷惑かけて……』

14周目提督「親父、俺の方こそ……あんな情けない姿を見せちまって……」

14周目父『だが、もう立ち直ったんだろう?そこにいる翔鶴さんのお陰で……』

翔鶴「………」

14周目提督「……あぁ。こいつのお陰で、俺は……」

14周目父『翔鶴さん……息子を頼む。俺の分まで……』スゥッ…

翔鶴「……はい。もちろんです!」

――

15周目提督「父上、母上……旧提督……!」ジワッ…

15周目父『……すまなかった。お前だけを残して逝ってしまって』

15周目母『私も……出来れば、ずっと傍にいてやりたいけど……』

旧提督『どうやら、あの世へ戻らないといけないようだ……』

15周目提督「そんな……折角、会えたのに……!オラ、ずっと……ずっと、父上達にもう1度会いたいと思ってたのに……!』ポロポロ

15周目父『男がそんなことで泣くんじゃない。お前にはもう、守るべき女がいるだろう』

15周目提督「……!」

天津風「………」

15周目母『あんた……この時代では、そういう発言を時代錯誤って言うんだよ。でも、そこにいる女の子を守ってやれというのは同感だね』

旧提督『俺では成し遂げられなかった分を……お前に託す。どうか、新しい15周目鎮守府を……栄えさせて欲しい』

15周目提督「……分かった。分かったよ……父上、母上……そして、旧提督……オラ、頑張るから……ずっと、頑張るから……!」ポロポロ

15周目父『……その言葉を聞いて安心したぞ』スゥッ…

15周目母『あんたのことは、いつまでも見守ってるからね……』スゥッ…

旧提督『天津風……だったか?15周目提督のことを、頼んだぞ……!』スゥッ…

15周目提督「ぐすっ……うぅっ……!」ポロポロ

天津風「………」ギュッ

天津風(当然じゃない。私はもう、提督とは……永遠に一緒にいることを、選んだもの……!)
945 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/02/23(日) 01:52:29.51 ID:aTT//Qy30
――

22周目母『……ごめんね、提督』

22周目父『後3年耐えていれば……目を覚ました提督と、対面することが出来たのに……』

22周目提督「……お父さん、お母さん」ジワッ

22周目父『大鳳さん、リベッチオちゃん、照月ちゃん……どうか、提督のことを……よろしくお願いします……!』スゥッ…

22周目母『提督が孤独を感じないよう……傍に、いてあげて下さい……!』スゥッ…

22周目提督「……っ」ポロポロ

大鳳「……分かっています」

リベッチオ「あの時から……手紙を貰った時から、ずっとそのつもりです……!」

照月「安心して下さい、お義父さん、お義母さん……提督のことは、絶対に1人にしませんから……!」

――

23周目母『……立派になったわね、提督』

23周目提督「母さん……」

23周目母『ごめんなさい……貴方に、母親として……傍にいてあげられなくて……』

23周目母『舞風ちゃん……提督のこと、よろしくお願いします……!』スゥッ…

舞風「……もちろんです!私がずっと提督の傍にいますから!」

――

31周目父『……ごめんな。あの時、父さん達が奴らに殺されていなければ……!』

31周目母『提督に、こんな辛い思いをさせずに済んだかもしれないのに……!』

31周目提督「……お父さん、お母さん」ジワッ…

31周目父『阿賀野さん、鬼怒さん……提督を奴らから救ってくれて、ありがとう……本当に、ありがとう……!』

31周目母『もし、貴女達が助けてくれなければ……この子はきっと、深海棲艦達に……!』

阿賀野「………」

鬼怒「………」

31周目父母『どうか、これからも……この子を、お願いします……!提督、天国から……見守ってるからね……!』スゥッ…

31周目提督「……っ」ポロポロ

阿賀野「……もちろんです」

鬼怒「提督は……この子のことは、私達が……絶対に、守ります……!」
946 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/02/23(日) 01:53:42.01 ID:aTT//Qy30
――

35周目提督「妻、ちゃん……」ポロポロ

妻『ごめんね……こうして現実で再会出来たのに、また……貴方の傍を、離れることになっちゃって……』ジワッ…

35周目提督「何で……折角、会えたのに……!また、会えたのに……っ!」ポロポロ

大井「………」

妻『私だって、本当は……離れたくないよ……ずっと、提督君の傍にいたいよ……!』ポロポロ

妻『だけど、それは無理なの……!今だって、身体がどんどん消えていって……あの世へ、戻されちゃうから……』ポロポロ

35周目提督「ぐしゅっ……ひっく……!」ポロポロ

妻『……大井さん』ポロポロ

大井「……はい」

妻『あの時、夢の中でも言ったけど……もう1度、言うね?どうか、提督君のことを……よろしくお願いします……!』ポロポロ

妻『私が出来なかった分まで、提督君のことを……幸せに、してあげて下さい……!』ポロポロ

大井「……言われなくても、そのつもりです。貴女の代わりにはなれませんけど……新しい妻として、提督を……ずっと、支えていきますから……!」

妻『……良かった。提督君……いつまでも、見守ってるからね……!』スゥッ…

35周目提督「あっ……うっ、うぅっ……!妻ちゃん……妻ちゃぁん……!うあぁぁっ……!」ポロポロ

大井「………」ギュッ

大井(安心して下さい、妻さん。今度は私が、提督を守っていきますから……そして、いずれは……提督と一緒に、貴女へ会いに行きますから……!)



ショタ提督「………」

ショタ提督(これは、本当に奇跡なんだ……ナトリが"僕を救いたい"と、心から願ってくれたお陰で……)

ショタ提督(既にあの世へ旅立った人の魂を、一時的とはいえ……現世に呼び戻すことが、出来たのだから……)

名取「……っ」ギュッ

名取(再会を果たし、再び別れなければならないことに……皆、涙を流しているけれど……)

グレカーレ「………」ギュッ

グレカーレ(同時に、確かに感じる……あの世へ逝ってしまった人と、生き続ける人の間に……確かな"愛"が、"絆"があることを……)
947 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/02/23(日) 01:55:06.85 ID:aTT//Qy30
47周目提督「……?あれは……」スッ…

浜波「……?」チラッ

キラキラ… キラキラ…

浜波「雪……?いや、でも……それにしては、凄く輝いているような……」

ショタ提督「……"欠片"」

全員「……!」

名取「………」

グレカーレ「………」

ショタ提督「あれは、僕と"もう1人の僕"からばら撒かれた……力の"欠片"」

名取「私達がさっき、死ぬ気で"彼女"とぶつかり合って……その時に、また……以前のように、散らばっちゃって……」

42周目提督「結局そうなるのかよ……んんっ!?」シュポンッ…!

42周目提督「おっ……おぉっ!急に身体が軽くなったぞ!これは正しく俺のギャグ補正の力!よっしゃあっ!俺にギャグ補正が返って来たぜ!」ガッツポ

潮羽黒「……は?」

ショタ提督「……彼に、先程まで持っていた……"もう1人の僕"に吸収された力が、再び……宿ったんだ」

潮羽黒「嘘でしょ!?じゃあ私達はまたあの騒ぎに巻き込まれることになるんですか!?」

42周目提督「そもそも俺からギャグ補正を抜き取ったら1周目提督と同じ無個性主人公になるだろうが!そんなの安価取ってくれた読者に申し訳無いだろ!?」

潮羽黒「被害受けるこっちの身にもなって下さいッ!!」

速吸「あ、あはは……」

ショタ提督(……欠片の加護を受け取ったのは、彼だけじゃない)チラッ

吹雪「し、司令官……!身体の傷が……!」

27周目提督「……いつの間にか、治ってる……?」キラキラ…

21周目提督「僕達の傷も……!」キラキラ…

見守る会「それに、枯れた植物も元通りに……!」

名取(50周目提督の"欠片"や、この子によって浄化された"彼女"の"欠片"が降り注ぐことで……)

グレカーレ(傷付いた人達の身体や心を癒し……心身共に、元気に満ち溢れる状態に……)
948 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/02/23(日) 01:56:08.60 ID:aTT//Qy30
ショタ提督「……だけど、全てを完全に浄化出来た訳ではない」

全員「……!」

ショタ提督「"もう1人の僕"そのものは浄化することが出来たけれど……絶望があまりに強大過ぎて、浄化しきれなかった"欠片"も存在しているんだ」

名取「恐らく、その欠片から……再び、深海棲艦が生まれてしまいます」

見守る会「……貴方の力で、もう1度浄化出来ないの?」

ショタ提督「……ごめんなさい。さっき、"もう1人の僕"を浄化する時に……この身に宿った力の大半を使ってしまって……」

ショタ提督「今の僕は、自分の姿を具現化し……この世に存在させ続けることだけで、精一杯なんだ……」

全員「………」

グレカーレ「だけど、その"欠片"も多かれ少なかれ浄化されてるはずだから……奴らの強さや脅威は、かなりマシになってるはず」

名取「それだけではありません。もしかすると、私達が戦わずとも……お互いに話し合って、和解することも出来るかもしれません」

全員「……!」

ショタ提督「……お願いします。皆……これからも、どうか……"もう1人の僕"が残してしまった、深海棲艦から……人類を守る為に……」

1周目提督「……もちろんだよ!」

ショタ提督「……!」

29周目提督「俺達は海の平和を守る為に提督になったからな」

36周目提督「それだけではありません。大和姉さん達、艦娘の心の支えとしても……僕達がいなければなりませんから」

長門「私達も提督達と同意見だ。50周目提督……こうして貴方から生み出されたからには、最後までその使命を果たす」

大和「そんなに自分を責めないで下さい。貴方が私達を生み出してくれたお陰で……私は36周目提督という、最愛の人と出会うことが出来たのですから」

ヲ級「それに、貴方がいてくれたお陰で……私達も、絶望に呑まれることは無かった」

レ級「理由も無く人類と争うのはおかしいって気付くことが出来たからね!」

カ級「……ありがとうございます、50周目提督……さん……」

ショタ提督「………」

ショタ提督(皆……)
949 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/02/23(日) 01:56:57.88 ID:aTT//Qy30
名取「そして、もう1つだけ……お願いがあるんです」

全員「……?」

名取「さっき、幽霊の皆さんが言っていましたけど……50周目提督の力の源は、人々の"善意"……"温かい気持ち"なんです」

グレカーレ「だからね?これからも、好きな人とはめいっぱいイチャイチャして欲しいの!」

全員「……!」

グレカーレ「そうすれば、50周目提督が皆の愛を分けて貰って……力を蓄えることが出来るから!」

那智「だとしたらウチは大丈夫だ!いついかなる時でも提督とラブラブチュッチュしているからな!」スリスリスリスリ

46周目提督「んっ……那智さん、くすぐったい……♪」

見守る会「私達も常に幼い男の子への愛で満ち溢れているから大丈夫!///」ハァハァ

名取「……それなら良かったです」ニコッ

グレカーレ「これなら大丈夫だよね?50周目提督」

ショタ提督「……うん。人々が愛し合ってくれれば……僕にも、その"絆"が伝わって……より一層、人々を幸せに導くことが出来る……!」

ショタ提督(僕は、皆からの"善意"を分け与えてもらいながら……これからも、人々の幸せを守る者として……活動を、続けていく……)

名取「……でも」ギュッ

グレカーレ「それだけじゃないよ?」ギュッ

ショタ提督「……!」

名取「私達だって……私だって、貴方のことを……愛しているからね?」

グレカーレ「何せ前世からの繋がりだもん!他の皆に負けないくらい……ナトリに負けないくらい、愛してるっ!」

ショタ提督「……ナトリ、グレ」

名取「……50周目提督」

グレカーレ「50周目提督っ!」
950 : ◆0I2Ir6M9cc [!美鳥_res saga]:2020/02/23(日) 01:58:37.70 ID:aTT//Qy30






























「……今度は離さない。未来永劫、ずっと……一緒だからね?」


「私もっ!50周目提督、絶対に離れないからね!」


「……もちろんだよ。僕も、ナトリやグレのことを……愛しているから。これからもずっと……一緒に、いよう……!」


――僕(私)達は……永遠に、魂に刻まれた"絆"で……繋がっている。それは、どれほどの時が経とうと……永遠に……!





























名取・グレカーレ HAPPY END!
951 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/02/23(日) 01:59:55.46 ID:aTT//Qy30















「――――こうして、50周目提督は名取やグレカーレと共に、不滅の愛を誓いながら……永遠に一緒だったとさ。めでたしめでたし」

「わぁ……!すっごく面白かったよ!お父さん!」

「あはは……そう言ってもらえると、話した甲斐があったよ」

「他の皆も、人々と深海棲艦が仲良く出来る世界を目指す為に頑張り続けるんだよね?」

「そうだよ。だからこそ、今のように……味方になってくれた深海棲艦が、少しずつ増えてきているんだ」

「うんっ!この前のニュースでもそう言ってた!でもこの話って、昔話なんだよね?じゃあ、お父さんが実際に体験したこと?」

「そうだよ。あの時は大変だったなぁ……本当に、世界の危機だったからね」

「だけど、私が今……ここにいるってことは、何とかなったんだよね?」

「うん。皆で力を合わせたお陰でね?」

「……ねぇねぇお父さん。その後のこと、もっと詳しく聞きたい!」

「え〜?でも、もう夜も遅いし……」

「お願い〜!」

「どうしようかな……」




「……あれ?2人共、まだ寝てなかったの?」

「あっ、お母さん!」

「それがね?この子にあの時……世界が終わりそうだった時のことを話したら、寝付くどころか逆に興奮しちゃって……」

「あらあら……でも、私もその話……聞いてみたいかも」

「えぇっ!?」

「じゃあさ!2人でお父さんの話、たっくさん聞こうよ!」

「ふふっ、それ……良いかも♪」

「やれやれ……これじゃ皆で夜更かしすることになっちゃうなぁ」

「たまには良いじゃない。ね?」

「うんうんっ!」

「……そうだね。たまには仕方ないか。よし、それじゃ……どこから話そうかな?えっと……まずは――――」














952 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/02/23(日) 02:01:05.31 ID:aTT//Qy30






























「こんにちは!今日から――周目鎮守府で活動することになった……――周目提督ですっ!」



――――あの事件から――年後、新しく着任した……あの子の話をしようかな?





























953 : ◆0I2Ir6M9cc [!美鳥_res saga]:2020/02/23(日) 02:02:07.36 ID:aTT//Qy30





*・゜゜・*:.。. .。.:*・゜゜・*:.。. .。.:*・゜     *・゜゜・*:.。. .。.:*・゜゜・*:.。. .。.:*・゜





















――――Fin.





















*・゜゜・*:.。. .。.:*・゜゜・*:.。. .。.:*・゜     *・゜゜・*:.。. .。.:*・゜゜・*:.。. .。.:*・゜




954 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/02/23(日) 02:03:50.59 ID:aTT//Qy30
ついに……ついに完結致しました。5年間応援して下さった皆様には、本当に感謝しきれません!
最後なので書きたい要素を詰め込み、歴代提督&歴代ヒロインを全員登場させたら……案の定、人数と文量がとんでもないことになってしまいました。まさかの70レスとは……!
非常に長い上に、やや駆け足気味の展開・描写になってしまい申し訳ございません。

ちなみにグレカーレが失恋していた場合、"彼女"が失恋組と共にグレカーレを取り込んでしまいます。
その後、"彼女"の姿がグレカーレに変化し、提督や名取にグレカーレの絶望を言い放つことで、提督達を徹底的に追い詰めるという展開になっていました。

これにて『ショタ提督に好かれたい』は終了です。最後までお付き合いいただき、本当にありがとうございました!
次回作についてですが、1度は考えつくもお蔵入りになっていた『学園もの』にする予定です。スレタイは今のところは『提督「安価とコンマで学校生活」』にする予定です。
システム等はこのスレをほぼ流用する予定です。ただ、進行形式は多かれ少なかれ変更するかもしれません。
ただ、バランス調整や進行をどうするかはまだ決めかねていますので、しばらくお時間をいただくことになるかもしれません。

それでは……ここまで読んでいただき、本当にありがとうございました!よろしければ次回作でお会いしましょう!
955 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/23(日) 02:10:42.12 ID:EVXlPB9jO
超乙!
新作にも期待
956 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/23(日) 02:14:11.50 ID:Gjaai1IMo
ありがとうございました!!
やりきりましたね…!
五年…この物語と共に居れて本当に良かったですっ
お疲れ様でした!
957 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/23(日) 02:35:06.52 ID:7060LUCIO
ラストに相応しい最凶のラスボスだったな・・・本当に乙!
まさか27週目提督とか42週目提督がガチ苦戦するとは思わなかったゾ
しかも48週目提督とか妻ちゃんも登場するし、マジでこのssの集大成ですげえ見応えあったわ!
この5年ずっと楽しませてもらった!次回作も期待してる!
958 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/23(日) 09:47:02.19 ID:x1pxJiizO

一周目から追ってたこのスレもとうとう完結したか
感慨深いな
959 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/23(日) 11:00:18.81 ID:T0qqhuTo0
超乙ですありがとうございました!
案の定速吸だけなんか別枠扱いでなんか逆に他の失恋組からの評価が気になってきた
960 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/23(日) 21:28:06.98 ID:WKg5sYTr0
途中から参加したんだけど
長かったような短かったような
楽しい時間をありがとうございました
次回作も期待しております
961 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/24(月) 05:17:48.71 ID:z225/XJpO
乙。ずっと読んできただけに終わって淋しい
46周目で吹き出したり8周目で涙腺にきたり
>>1はシリアスもギャグも上手いからどの周も面白かった
誰か言ってたけど某野球バラエティー並の密度というかカオスさというか
新作ではどんな感じのストーリーになるか楽しみ
962 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/24(月) 23:32:33.44 ID:Rv0ONity0

しかし42周目の安価とった時はここまでやらかすとは思わなかったんだよなあ
963 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/24(月) 23:55:09.91 ID:hLHgW5EZ0
このスレの二大戦犯小ネタNTRと42週目提督
何が凄いってNTRは8週目提督がタイムリープするのに繋がってるし42週目提督はラスボス•深海棲艦誕生に繋がった事
964 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/26(水) 02:36:31.95 ID:aj+XhqaN0
このラスボスにとって「出番無し」は不幸のうちにはいらなかったんですね
965 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/04(土) 00:05:58.95 ID:cgrGzbLR0
誰もwikiを更新しないので簡易的にですが記述しました
もしよろしければ加筆誰か宜しくお願いします
966 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/04(土) 00:41:17.54 ID:IgNRwacdo
お疲れ様でした
967 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/30(金) 15:03:24.14 ID:fEnslebS0
5年…かなり続きましたね
968 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/06(日) 19:53:38.23 ID:66wCw3u20
お疲れ様でした、
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