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【モバマス】乃々「異世界とか……むーりぃー……」【安価あり】

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445 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/10(日) 22:22:32.53 ID:wELllVIH0
攻撃
446 :【クエスト中】戦闘中:スケルトン×1 [saga]:2019/11/10(日) 22:53:33.13 ID:ee6s9pC10
珠美「珠美は乃々ちゃんと共に勝負を決します!」


≪若葉はアイテム『ヒーリング薬(中)』を自分に使った≫


若葉「回復!」ゴクゴクゴク

乃々(飲むんですねそれ……)


≪若葉はHP23回復した!≫
若葉 HP:36


若葉「ふぅ、だいぶ回復できたよ!」

乃々「よかったです……」


≪乃々のターン≫
乃々はスケルトンに手のひらを向けて風の魔法を唱えた!


乃々「これが最後の魔法……ウィンド!」バシュウッ

スケルトン「!!!」


≪スケルトンへのダメージ:29≫
スケルトン HP:10


若葉「かなり効いたみたい!」

珠美「これはいけますよ!」


≪珠美のターン≫
珠美はスケルトンの胴体に鋭い一撃を叩き込む! 竹男が唸りをあげる!


珠美「てやあぁぁぁっ!」スパァンッ

スケルトン「……ッ!」


≪スケルトンへのダメージ:18≫
スケルトン HP:0

≪スケルトンは倒れた≫

447 :【クエスト中】戦闘後イベント [saga]:2019/11/10(日) 23:50:31.84 ID:ee6s9pC10
乃々「わ、ちょうど倒せましたね……」

珠美「回復にあてられてよかったですね!」

若葉「だねっ。2人とも助かったよ! ありがとう〜!」

珠美「いえいえ、助け合いは当然のことですよ。若葉殿も珠美にヒールを使ってくれましたし」

乃々「……」

若葉「乃々ちゃん、何を見てるの?」

乃々「え……」

珠美「シシラヌらしき草花がありましたか?」

乃々「ち、違うんです……」

乃々(ぼんやりと分かってきました……これは……。お2人に伝えたほうがいいですね)

乃々「……実はさっきから、悪寒がしていて……この先に行くのはやめたほうがいいと、直感で感じていたんです……。その正体が分かってきました……」

若葉「ええ!? な、なんで言ってくれなかったの!?」

乃々「私の気のせいかもしれませんし、秘密にしておこうと……。でも、今確信しました……この先に何かがいます……」

珠美「何かとは、鬼ですか」

乃々「おそらく。強い気配を感じます……ここからそう遠くありません……」

若葉・珠美「……」

乃々「行きます……よね……?」

若葉「もちろん! まだシシラヌを見つけてないし」

珠美「どれほど強い魔物がいようと、手に入れるまで帰ることなどできませんよ」

乃々「うう……で、ですよね……。じゃあ、覚悟して行きましょう……」

若葉・珠美「……」ゴクリ


≪乃々たちは経験値を獲得:250EXP≫

≪乃々はレベルアップした!≫


名前:乃々
種族&性別:ビースト♀
称号:ビースト
HP:90/90(+1)=95
攻撃:17(+1)=18
防御:23(+2)=25
命中:10(+1)=11
敏捷:20(+2)=22
知力:9(+2)=11
精神:13(+3)=16


乃々(レベルアップ……少しでも強くなっておいたほうがいいので、助かります……)
448 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/11(月) 00:11:36.98 ID:adVM9anDO
ボス戦アリですかー…
449 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/11(月) 00:12:56.01 ID:r+f1cuMA0
全回復状態で行けるそうだから、そこはね
450 :【クエスト中】クエスト再開 若葉LN:5 珠美LN:0 [saga]:2019/11/11(月) 00:22:18.59 ID:I3l9oqe+0


◇◇◇◇◇◇


若葉「ねえ」

乃々・珠美「?」

若葉「ふと思ったんだけど、シシラヌってどんな形なの?」

乃々「えっと、待ってください……」シュイン クイウクイ

乃々「この中にあるデータによると……『見れば分かるよ♪』と書いてあります……」

若葉「見れば分かる!? 見たこともないのに!?」

珠美「見たことがなくても、一目見ればシシラヌだと分かる、ということでしょうか」

乃々「よく分かりませんね……」

乃々(さすが志希さんというか……)

若葉「この洞窟を探索してから見つけてきた草花は、みんな知ってるものだったし……知らないのがあればそれがシシラヌってことかな」

乃々「ですね……とにかく知らない花を見つければいいんです……」

珠美「そう考えれば分かりやすいです! 目を凝らしてよーく探しますよ!」

乃々「……」

乃々(気配がどんどん近くに……もうすぐ鬼と対面するとなると、歩くのが嫌になってきます……)

若葉「あ!」

珠美「どうしました?」

若葉「見てこれ、月水晶じゃない?」

珠美「おー! 生で見るのは初めてです!」

乃々「……どういったものなんですか……?」

若葉「魔素をたっぷり含んだ魔石って呼ばれてる石の一種なの。これを上手く加工すると、自分の魔力を増幅させる道具が作れるとか」

乃々「す、すごい……」

珠美「ただ加工がとても難しくて、少しでも間違えると魔素が逃げてしまうんです。なので大抵は置物として扱われることが多いです」

乃々「そうなんですか……綺麗ですしね……」

若葉「乃々ちゃん欲しい? よかったらあげるけど」

乃々「えっ……い、いえ……若葉さんが見つけたものですし、若葉さんが持っていてください……」

珠美「珠美もそれがいいと思います!」

若葉「本当? いいの?」

乃々「どうぞ……」

若葉「えへへ、ありがとう♪ バッグに入れておこうっと」ガサゴソ
451 :【クエスト中】若葉LN:5 珠美LN:0 [saga]:2019/11/11(月) 00:59:06.15 ID:I3l9oqe+0


◇◇◇◇◇◇


珠美「乃々ちゃん。珠美も鬼らしき魔物の気配を感じ取れるようになってきました」

若葉「私も」

乃々「近づくにつれて、どんどん強まってきてるので……ここまで来るとハッキリしてますね……」

珠美「ハッキリ分かりますね。うーん、しかしこれは」

若葉「思ったより……」

若葉・珠美「!」

若葉「珠美ちゃん。もしかして考えてること一緒?」

珠美「たぶん同じですね」

乃々「え? な、何ですか?」

若葉「思ったほどじゃないかも」

乃々「……思ったほどじゃない……?」

珠美「この魔物、そんなに強くはないかと。いや、もちろん強力な気配ではありますし、近づけばこれ以上のものかもしれませんけど」

若葉「じいさまが苦戦するほどかなぁって」

乃々「でも私にとっては、おぞましくて悪寒がするほどで……それって、考えすぎだということですか……?」

若葉「どうだろう。少なくともこのくらいの力の魔物なら、じいさまは倒せるんじゃないかな」

珠美「じいさまの力は嫌というほど知ってますからね」

乃々「……」

珠美「しかし! 珠美たちではどうか分かりません!」

若葉「うん! 勝てるかどうか分からない魔物なことに変わりはないね! 頑張れば勝機はあるよ!」

珠美「勝機が見えたのは喜ばしいことですね!」

乃々「……ですね……」

乃々(ほっとしたような、そうでないような……それほど強い魔物でないのなら、この悪寒は何なんでしょうか……)

乃々(……実際に見て、確かめるしかないですよね……)
452 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/11(月) 01:06:39.81 ID:N+rVoPA9O
他にも何かいるのか…?
453 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/11(月) 01:07:06.73 ID:I3l9oqe+0
今日はここまでで、協力ありがとうございます
明日にボス戦できればいいなと思います
もし乃々たちがゲームオーバーすることがあれば、その時にゲームオーバー後の説明をします
454 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/11(月) 01:12:18.41 ID:I3l9oqe+0
それとヴァリサ担当Pの方、ボイス実装おめでとうございます
455 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/11(月) 02:34:43.43 ID:Ff0JVaBMo
>>454
マジか!知らなかった!ヒーハー!
456 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/11(月) 02:50:57.55 ID:M4wWe43DO
>455
昨日の2200配信開始のAmazonプライムで先行したアニメね
457 :【クエスト中】戦闘開始 [saga]:2019/11/11(月) 21:53:04.82 ID:I3l9oqe+0


◇◇◇◇◇◇


若葉「あれ? あそこにあるのって……」

乃々「宝箱ですね……」

珠美「何が入ってるんでしょうか! 開けてみましょう!」タタタタッ

ミミック「ガウッ!!」

珠美「わあ!?」ビクッ

ミミック「ガウガウガウッ!!」

若葉「魔物だったの!?」

珠美「あ、危うく噛みつかれるところでした」

乃々(まるで犬のようです)

若葉「襲ってくるよ! 気をつけて!」


≪ミミック×1があらわれた!≫


名前:ミミック
属性:土
種族:ミミック
称号:宝箱兼番犬
HP:100
攻撃:25
防御:1
命中:20
敏捷:1
知力:25
精神:1

VS

名前:乃々
種族&性別:ビースト♀
称号:ビースト
HP:95/95
攻撃:18
防御:25
命中:11
敏捷:22
知力:11
精神:16
運勢:ふつー

≪四元素の相性≫
水 → 火 → 風 → 土 → 水

≪乃々の行動≫
【攻撃】【防御/かばう】【魔法:残り0回】【スキル】【アイテム】

〜使える魔法〜
ファイア・ウィンド・ストーン・ウォーター(それぞれ固定ダメージ10)

〜アイテム〜
ヒーリング薬(小)×2


↓1 乃々の行動は? (攻撃対象:ミミック)
458 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/11(月) 22:08:09.12 ID:M4wWe43DO
Attack!
459 :【クエスト中】戦闘中:ミミック×1 [saga]:2019/11/11(月) 22:13:17.67 ID:I3l9oqe+0
乃々「魔法は使えないですし、攻撃で……」


名前:若葉
種族&性別:ドワーフ♀
称号:ドワーフ
HP:36/38
攻撃:16
防御:19
命中:12
敏捷:13
知力:15
精神:5
運勢:いい

≪若葉の行動≫
【攻撃】【防御/かばう】【魔法:残り1回】【スキル】【アイテム】

〜使える魔法〜
ストーン(固定ダメ10)・ヒール(味方1人のHPを20%回復)・ディスペル(状態異常を治す)

〜アイテム〜
ヒーリング薬(中)×1


↓1 若葉の行動は? (攻撃対象:ミミック)
460 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/11(月) 22:14:33.75 ID:r+f1cuMA0
攻撃
461 :【クエスト中】戦闘中:ミミック×1 [saga]:2019/11/11(月) 22:18:56.18 ID:I3l9oqe+0
若葉「いくよ〜」グルグル


名前:珠美
種族&性別:ドワーフ♀
称号:ドワーフ
HP:86/103
攻撃:23
防御:11
命中:10
敏捷:7
知力:14
精神:8
運:いい

≪珠美の行動≫
【攻撃】【防御/かばう】【魔法:残り3回】【スキル】【アイテム】

〜使える魔法〜
ストーン(固定ダメ10)

〜アイテム〜
ウィンドの魔法陣×1、ウォーターの魔法陣×1 


↓1 珠美の行動は? (攻撃対象:ミミック)
462 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/11(月) 22:24:17.60 ID:tP3r/yZko
攻撃
463 :【クエスト中】戦闘中:ミミック×1 [saga]:2019/11/11(月) 22:48:52.71 ID:I3l9oqe+0
珠美「魔物と見抜けぬとは未熟な証拠。修行に励まねば」


≪乃々のターン≫
乃々は跳ねるミミックの後ろに回り込むとチョップを喰らわせる!


乃々「たあっ」ドスッ

ミミック「ガウッ!?」


≪ミミックへのダメージ:17≫
ミミック HP:83


若葉「はぁぁぁぁ!」


≪若葉のターン≫
若葉は腕をぐるぐる回し、ミミックを正面から攻撃! 右ストレートが決まる!


若葉「えいっ!」バキッ

ミミック「ギャウンッ!」


≪ミミックへのダメージ:15≫
ミミック HP:68


珠美「珠美の番ですね!」


≪珠美のターン≫
珠美は竹男でミミックを斬りつける! 


珠美「てやあっ!」ズバッ

ミミック「ガウウッ!!」


≪ミミックへのダメージ:22≫
ミミック HP:46


ミミック「ガウウウッ……!!」


≪ミミックのターン≫
ミミックは乃々に狙いを定めタックルを仕掛ける! クリティカルヒット!


ミミック「ガウガウッ!!」ドガッ

乃々「うっ……!」


≪乃々へのダメージ:12≫
乃々 HP:83
464 :【クエスト中】戦闘中:ミミック×1 [saga]:2019/11/11(月) 22:53:05.57 ID:I3l9oqe+0
珠美「乃々ちゃん、大丈夫ですか!」

乃々「はい……ミミックの角が、みぞおちの部分に当たっただけです……」

若葉「それ結構辛いやつ!」

乃々「でも、もう平気です……」

乃々(ビーストの体は本当に丈夫ですね)

ミミック「ガウウウ……」

乃々(相手のHPは半分も削れました。次で決められますね)


名前:乃々
種族&性別:ビースト♀
称号:ビースト
HP:95/95
攻撃:18
防御:25
命中:11
敏捷:22
知力:11
精神:16
運勢:ふつー

≪乃々の行動≫
【攻撃】【防御/かばう】【魔法:残り0回】【スキル】【アイテム】

〜使える魔法〜
ファイア・ウィンド・ストーン・ウォーター(それぞれ固定ダメージ10)

〜アイテム〜
ヒーリング薬(小)×2


↓1 乃々の行動は? (攻撃対象:ミミック)
465 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/11(月) 22:54:02.05 ID:tP3r/yZko
攻撃
466 :【クエスト中】戦闘中:ミミック×1 [saga]:2019/11/11(月) 22:56:20.35 ID:I3l9oqe+0
乃々(攻撃するしかないですね……)


名前:若葉
種族&性別:ドワーフ♀
称号:ドワーフ
HP:36/38
攻撃:16
防御:19
命中:12
敏捷:13
知力:15
精神:5
運勢:いい

≪若葉の行動≫
【攻撃】【防御/かばう】【魔法:残り1回】【スキル】【アイテム】

〜使える魔法〜
ストーン(固定ダメ10)・ヒール(味方1人のHPを20%回復)・ディスペル(状態異常を治す)

〜アイテム〜
ヒーリング薬(中)×1


↓1 若葉の行動は? (攻撃対象:ミミック)
467 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/11(月) 22:56:42.94 ID:R2nTwgL4O
攻撃
468 :【クエスト中】戦闘中:ミミック×1 [saga]:2019/11/11(月) 23:00:25.29 ID:I3l9oqe+0
若葉「もう一回、ぐるぐるパンチを!」グルグル

乃々(ぐるぐるすると力が溜まるんでしょうか……)


名前:珠美
種族&性別:ドワーフ♀
称号:ドワーフ
HP:86/103
攻撃:23
防御:11
命中:10
敏捷:7
知力:14
精神:8
運:いい

≪珠美の行動≫
【攻撃】【防御/かばう】【魔法:残り3回】【スキル】【アイテム】

〜使える魔法〜
ストーン(固定ダメ10)

〜アイテム〜
ウィンドの魔法陣×1、ウォーターの魔法陣×1 


↓1 珠美の行動は? (攻撃対象:ミミック)
469 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/11(月) 23:10:43.50 ID:r+f1cuMA0
攻撃

お…乃々クリティカル返しか?
470 :【クエスト中】戦闘中:ミミック×1 [saga]:2019/11/11(月) 23:24:12.85 ID:I3l9oqe+0
珠美「竹男に気持ちを乗せて!」


≪乃々のターン≫
乃々はミミックに急接近すると、その勢いで体当たりを喰らわせた! クリティカルヒット!


乃々「やあっ」ドンッ

ミミック「ガヴッ!?」


≪ミミックへのダメージ:26≫
ミミック HP:20


珠美「おお、ミミックのダメージが大きいようです! やり返しましたね乃々ちゃん!」

乃々「はは……た、たまたまですけど……」

若葉「私も続くよ!」


≪若葉のターン≫
若葉はひるむミミックに突っ込み、ぐるぐる回していた腕の勢いでアッパーを仕掛ける!


若葉「はあっ!」ドカッ

ミミック「!!」


≪ミミックへのダメージ:15≫
ミミック HP:5


若葉「珠美ちゃん、任せたよ!」

珠美「任されました!」


≪珠美のターン≫
珠美は竹男を振りかぶりながらミミックの元へ向かう! そして勢いよく振り下ろす!


珠美「たぁぁぁぁぁっ!」ズバァンッ

ミミック「ガヴヴ……ッ!!」


≪ミミックへのダメージ:22≫
ミミック HP:0

≪ミミックは倒れた≫

471 :【クエスト中】戦闘後イベント [saga]:2019/11/11(月) 23:48:24.94 ID:I3l9oqe+0
珠美「よしっ!」

若葉「ナイス珠美ちゃん!」

乃々(……倒したら、普通の宝箱になった……?)

乃々「あの……どうしますか、あれ……」

珠美「おお、普通の宝箱になってますね」

若葉「開けてみよう!」

乃々「だ、大丈夫なんですか……? 実はまだ倒せてなくて、襲ってくるかも……」

珠美「可能性としてはありえますけど」

若葉「へーきへーき! 私が開けてみるよ!」

乃々「あ、若葉さんっ」

ガチャ

若葉「ね? 何事もなく開いたでしょ?」

乃々「ですね……よかった……」

若葉「わー! 見て見て、ゴールドが入ってるよ!」

珠美「なんと!」

乃々「まさしく宝箱ですね……」

若葉「この洞窟から出たら、みんなで分配しよう!」


≪乃々たちは経験値を獲得:400EXP≫

≪若葉、珠美はレベルアップした!≫


名前:若葉
種族&性別:ドワーフ♀
称号:ドワーフ
HP:36/38(+11)=47/49
攻撃:16(+3)=19
防御:19(+2)=21
命中:12
敏捷:13(+1)=14
知力:15(+1)=16
精神:5(+2)=7

名前:珠美
種族&性別:ドワーフ♀
称号:ドワーフ
HP:86/103(+5)=91/108
攻撃:23(+3)=26
防御:11(+3)=14
命中:10
敏捷:7(+3)=10
知力:14(+1)=15
精神:8(+1)1=9


乃々(レベルアップ……もう鬼のいる場所に到着なので、少しでも強くなれたのは嬉しいです……)

乃々(……すぐそこ、なんですよね……緊張と恐怖で心臓が……)ドキドキ
472 :【クエスト終了】 [saga]:2019/11/12(火) 00:11:37.16 ID:I2x5kQl40


◇◇◇◇◇◇


≪乃々たちは経験値を獲得:400EXP≫

≪乃々はレベルアップした!≫


名前:乃々
種族&性別:ビースト♀
称号:ビースト
HP:83/95(+4)=87/99
攻撃:18(+1)=19
防御:25(+2)=27
命中:11(+1)=12
敏捷:22(+2)=24
知力:11(+2)=13
精神:16(+3)=19


乃々(クエスト終了の経験値がもらえて、私もレベルアップ……ラッキーです)

若葉「わあ、すごい綺麗な湧き水!」

珠美「透き通っていますね」

若葉「乃々ちゃん、こっち来て! ほら!」

乃々「……本当ですね……キラキラ輝いて見えます……」

珠美「ちょっと飲んでみましょう」

乃々「え、飲むんですか」

珠美「喉がからからに乾いてますから。いただきます!」ゴクッ

珠美「!!」

乃々「珠美さん……!?」

若葉「どうしたの!?」

珠美「……美味しい。美味しいですこの水! 一口飲んだだけで疲れが癒されるようです!」

乃々「よ、よかった……てっきり具合が悪くなったのかと……」

珠美「むしろ逆ですよ! 2人も飲んでみてください!」

乃々「はい……」ゴクッ

若葉「どれどれ」ゴクッ

乃々・若葉「!!」

珠美「でしょう?」

若葉「うん、すごく美味しい!」

乃々「力が湧き出てきます……!」
473 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/12(火) 00:28:12.32 ID:I2x5kQl40


≪乃々たちは全てのステータスが全回復した≫


乃々「!」

乃々(この水、そんな効果が……飲んでよかったです……)

珠美「ところで……この先どう進めばいいんでしょうか」

若葉「そうだね。道がないよね」

乃々「行き止まりですね……あるのはこの湧き水だけ……」

珠美「すぐそこに気配があるのは分かるんですけどね」

乃々「……ちょっと、探知してみます……」

若葉「そんなことできるの?」

乃々「やったことないですけど、神経を研ぎ澄ませばあるいは……」

乃々「……あっちです」

珠美「探知が早いっ」

若葉「あっちって、行き止まり……あっ! よく見たら小さな穴がある!」

珠美「すごいですね乃々ちゃん!」

乃々「えへへ……」

若葉「岩の影に隠れてたから分からなかったよ。通れるかな?」

乃々「私たちなら、たぶん……閊(つか)えるものもないですし……」

若葉・珠美「……」

若葉「そ、そうだね。私たちならいけそう」

珠美「珠美はまだ成長期ですし……そのうちつかえるものが出てくるはず……」ブツブツ

乃々「?」

若葉「えっと、誰からいく?」

乃々「私からで……どうせ入らなければいけませんし……。お先に失礼します……」モゾモゾ

若葉「気をつけてね!」

乃々(……岩による突起もなくて、通りやすいトンネルですね……10mくらい先に光が……)モゾモゾ

若葉「乃々ちゃん、どう? 通れそう?」

乃々「楽に行けます」

若葉「よかった! じゃあ珠美ちゃん、私たちも行こっか」

珠美「は、はい」
474 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/12(火) 00:54:24.82 ID:I2x5kQl40


◇◇◇◇◇◇


若葉「わー、すごーい」

珠美「辺り一面コケだらけ。ピンクの天然ライトがすごいですね」

乃々(……ここ、かなり広い……少し前に通った場所よりもずっと……自然にできた空間なんでしょうか……)


???「……ほしい……」

乃々・若葉・珠美「!!」


???「はぁ……はぁ……ほしい……」

珠美「な、なんですかこの声は」

若葉「見て! 真ん中に誰か倒れてる!」

乃々「人、ですか……?」

???「はぁ……はぁ……はぁ……!」

珠美「いえ、違います。この気配は……」

若葉「私たちが感じ取ってた気配だよ!」

珠美「ということは、あれが!」

???「ほしい!!」

乃々・若葉・珠美「!?」ビクッ

???「ほしい……! ほしい……! ほしい……!」

乃々(ゆ、ゆっくり立ち上がって……こっちに……!)

珠美「ほしいって……な、何がほしいんですか?」

???「男よ!!」

珠美「へ?」

???「ああ、ほしい……男がほしい……アナタたち、男……?」

若葉「お、女ですけど」

???「なんで!? なんで女なの!?」

若葉「と言われましても……」

乃々「!?」

乃々(近くに来たのでようやく分かりました……この顔、美波さん……!?)
475 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/12(火) 01:00:53.77 ID:b2LiQB8K0
ピンクの光に男を欲しがる美波ってそれだけでR板案件やんけ!
476 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/12(火) 01:02:08.94 ID:t5jLnw74o
ここもでもセックスさんでした
477 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/12(火) 01:13:30.26 ID:YY0YgI1bO
サキュバスかな?
478 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/12(火) 01:21:05.37 ID:I2x5kQl40
ちひろ『美波ちゃんではありませんよ』

乃々(ちひろさん、違うんですか? どう見ても……)

ちひろ『美波さんは別の種族として存在してるので』

乃々(じゃあなぜ顔がそっくりなんですか)

ちひろ『独断と偏見で似せました。彼女はサキュバスですから』

乃々(サキュバス……)

サキュバス「ねえっ! 男はどこにいるの!?」ズダダダッ

ガシッ

乃々「ひいぃぃぃっ!?」

若葉「乃々ちゃんから離れて!!」ブンッ

ササッ

若葉(躱された!)

サキュバス「なんでよ……なんで男がいないのよ! もう30年もここに閉じ込められて以来、一度も男を食べてないのよ!」

サキュバス「あのドワーフ、良い思いさせてあげると提案した私にこんな酷い仕打ちを! ここから出たら一番に見つけて生気を搾り取ってやる!」

珠美「若葉さん、ひょっとしてこの魔物は」ヒソヒソ

若葉「うん。悪魔の恰好といい言ってることといい、間違いなくサキュバスだね」ヒソヒソ

珠美「……じいさまの勝てない魔物、ですか……」

若葉「ま、まあ複雑な事情があったんだよ。帰ったら聞いてみよう?」

サキュバス「帰れると思わないことね」

乃々・若葉・珠美「!!」

サキュバス「ふふ……うふふふっ……男がほしい……でも男はいない……いるのは女だけ……」

サキュバス「そう、女はいるのよ……男がいないなら、この際……」


サキュバス「女でもいいわ」

乃々・若葉・珠美「!?!?」ゾクゾクッ


珠美「お……女でもいいとは、どういうことでしょう……」

若葉「……そのままの意味じゃないかな……」

乃々(こ、これです! この悪寒! 私が感じ取った悪寒の正体は……サキュバスに狙われることによる身の危険……!)プルプル

サキュバス「うふふふ♪ さあ、おいで? 怖いことしないから」

若葉「まま、待って! あなたはサキュバスでしょう!? 女は標的じゃないはず!」

サキュバス「どうでもいいのよ。その気になれば女とでも楽しめるわ」

珠美「ダメです若葉殿! このサキュバス飢えすぎて壊れてます!」
479 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/12(火) 01:24:23.68 ID:I2x5kQl40
ボス戦終わるまでやりたかったのですが、夜遅いので今日はここまでで
安価協力ありがとうございます
480 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/12(火) 06:30:07.74 ID:dEkkCEAA0
おつん

サキュバスとなると魔法も要警戒か
481 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/12(火) 19:17:52.85 ID:gLdt8LweO

レベルドレインとかしてこないだろうな…
482 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/12(火) 21:01:04.31 ID:9aB8ndgnO
負けたらヤバいな
483 :【ボス戦】サキュバス 戦闘開始 [saga]:2019/11/12(火) 21:53:54.55 ID:I2x5kQl40
サキュバス「早くこっちに来なさい! まとめて可愛がってあげるから!」

乃々「断固拒否します……!」プルプル

若葉「乃々ちゃん、珠美ちゃん、こうなったら倒すしかないよ!」

珠美「そうですね! て、貞操を守るためにも!」

乃々「ぜ、全力で戦いますけどぉっ!!」


≪サキュバス×1があらわれた!≫


名前:サキュバス
属性:水
種族:サキュバス
称号:壊れた淫魔
HP:200
攻撃:30
防御:10
命中:15
敏捷:20
知力:30
精神:15

VS

名前:乃々
種族&性別:ビースト♀
称号:ビースト
HP:95/95
攻撃:18
防御:25
命中:11
敏捷:22
知力:11
精神:16
運勢:ふつー

≪四元素の相性≫
水 → 火 → 風 → 土 → 水

≪乃々の行動≫
【攻撃】【防御/かばう】【魔法:残り3回】【スキル】【アイテム】

〜使える魔法〜
ファイア・ウィンド・ストーン・ウォーター(それぞれ固定ダメージ10)

〜アイテム〜
ヒーリング薬(小)×2


↓1 乃々の行動は? (攻撃対象:サキュバス)
484 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/12(火) 21:55:23.92 ID:VLBJBQ55O
すとん
485 :【ボス戦】戦闘中:サキュバス [saga]:2019/11/12(火) 21:59:58.65 ID:I2x5kQl40
乃々「水属性……ということは、土の魔法が弱点。ストーンを唱えます」


名前:若葉
種族&性別:ドワーフ♀
称号:ドワーフ
HP:49/49
攻撃:19
防御:21
命中:12
敏捷:14
知力:16
精神:7
運勢:いい

≪若葉の行動≫
【攻撃】【防御/かばう】【魔法:残り3回】【スキル】【アイテム】

〜使える魔法〜
ストーン(固定ダメ10)・ヒール(味方1人のHPを20%回復)・ディスペル(状態異常を治す)

〜アイテム〜
ヒーリング薬(中)×1


↓1 若葉の行動は? (攻撃対象:サキュバス)
486 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/12(火) 22:02:54.60 ID:gLdt8LweO
ストーン
487 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/12(火) 22:03:33.00 ID:dEkkCEAA0
スキル
488 :【ボス戦】戦闘中:サキュバス [saga]:2019/11/12(火) 22:06:51.70 ID:I2x5kQl40
珠美「私もストーンの準備を!」


名前:珠美
種族&性別:ドワーフ♀
称号:ドワーフ
HP:108/108
攻撃:26
防御:14
命中:10
敏捷:10
知力:15
精神:9
運:いい

≪珠美の行動≫
【攻撃】【防御/かばう】【魔法:残り3回】【スキル】【アイテム】

〜使える魔法〜
ストーン(固定ダメ10)

〜アイテム〜
ウィンドの魔法陣×1、ウォーターの魔法陣×1 


↓1 珠美の行動は? (攻撃対象:サキュバス)
489 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/12(火) 22:07:49.64 ID:I2x5kQl40
>>488
すみません、若葉のセリフが珠美になってました
490 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/12(火) 22:07:57.36 ID:dEkkCEAA0
スキル
攻撃最大振り(30だっけ?)
491 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/12(火) 22:19:56.14 ID:MjHVf3ePO
…魅了スキルとか使ってきたらヤバくね?
492 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/12(火) 22:20:35.41 ID:kU7/bXqvo
若葉は分身しときたいね
493 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/12(火) 22:21:59.56 ID:dEkkCEAA0
デスルーラありの仕様とあれば
ドワーフペアは1ターンめにスキル使わない選択肢ないと思うけど
494 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/12(火) 22:22:35.01 ID:b2LiQB8K0
言うて初ダンジョンのボスとかチュートリアルの延長線上みたいなもんだからヘーキヘーキ
495 :【ボス戦】戦闘中:サキュバス [saga]:2019/11/12(火) 22:37:31.13 ID:I2x5kQl40
珠美「こういう時こそスキルを使います! しばしお待ちを!」

乃々「分かりました……」


≪乃々のターン≫
乃々は両手をサキュバスに向けて、土の魔法を唱えた!


乃々「ストーン!」ドドドドドッ

サキュバス「んっ」


≪サキュバスへのダメージ:16≫
サキュバス HP:184


サキュバス「へえ、アナタビーストなのに土の魔法が使えるのね。どんな体なのか興味があるわ」ジュルリ

乃々「ひっ!」

サキュバス「ふふふ……でも今、私が狙うのは」


≪サキュバスのターン≫
サキュバスは胸の谷間から鞭を取り出すと、若葉に急接近して攻撃する!


サキュバス「それっ!」ビシバシッ

若葉「きゃあっ!?」


≪若葉へのダメージ:9≫
若葉 HP:40


サキュバス「なかなか頑丈な体ね」

若葉「くっ……鞭を隠し持ってたなんて……」


≪若葉のターン≫
若葉はサキュバスを目で捉えると、すぐさまストーンを放った!


若葉「ストーン!」ドドドドドッ

サキュバス「あっ」


≪サキュバスへのダメージ:24≫
サキュバス HP:160


サキュバス「はぁ……はぁ……さすがドワーフ、土の魔法に長けてるだけある……」

若葉(攻撃を喰らうたびに色っぽい声を出すのはわざとなの?)

珠美「2人とも、準備が整いました!」


≪珠美のターン≫
珠美はスキル『珠美は成長期ですぞ!』を発動!


珠美「珠美は成長期ですぞー!!」シュインシュインシュイン

乃々「身長が縮んだ……」

珠美「そのかわり、パワーはとてつもないですよ!」


≪珠美の身長が30p縮んだ≫

≪攻撃力が30アップ≫


乃々「す、すごい」

サキュバス「……ちょっとヤバそうね」

珠美「ふふふ、珠美の力とくとご覧あれ」

若葉(あの力使うと、7歳くらいの時の珠美ちゃんを思い出して和むんだよね)
496 :【ボス戦】戦闘中:サキュバス [saga]:2019/11/12(火) 22:57:37.78 ID:I2x5kQl40
サキュバス「まあいいわ。サキュバスの魅力に気づかせることができれば……ふふっ」

乃々(鞭以外にも何か隠してそうですけど……出される前になんとかしたいですね……)


名前:乃々
種族&性別:ビースト♀
称号:ビースト
HP:95/95
攻撃:18
防御:25
命中:11
敏捷:22
知力:11
精神:16
運勢:ふつー

≪乃々の行動≫
【攻撃】【防御/かばう】【魔法:残り2回】【スキル】【アイテム】

〜使える魔法〜
ファイア・ウィンド・ストーン・ウォーター(それぞれ固定ダメージ10)

〜アイテム〜
ヒーリング薬(小)×2


↓1 乃々の行動は? (攻撃対象:サキュバス)
497 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/12(火) 22:59:39.36 ID:VLBJBQ55O
すとん
498 :【ボス戦】戦闘中:サキュバス [saga]:2019/11/12(火) 23:01:52.09 ID:I2x5kQl40
乃々「ストーン攻めでいきます……」


名前:若葉
種族&性別:ドワーフ♀
称号:ドワーフ
HP:49/49
攻撃:19
防御:21
命中:12
敏捷:14
知力:16
精神:7
運勢:いい

≪若葉の行動≫
【攻撃】【防御/かばう】【魔法:残り2回】【スキル】【アイテム】

〜使える魔法〜
ストーン(固定ダメ10)・ヒール(味方1人のHPを20%回復)・ディスペル(状態異常を治す)

〜アイテム〜
ヒーリング薬(中)×1


↓1 若葉の行動は? (攻撃対象:サキュバス)
499 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/12(火) 23:02:28.28 ID:kU7/bXqvo
スキルで分身
500 :【ボス戦】戦闘中:サキュバス [saga]:2019/11/12(火) 23:05:17.58 ID:I2x5kQl40
若葉「私もとっておきを使おうかな。むむむ〜……!」


名前:珠美
種族&性別:ドワーフ♀
称号:ドワーフ
身長:145(-30)=115p
HP:108/108
攻撃:26(+30)=56
防御:14
命中:10
敏捷:10
知力:15
精神:9
運:いい

≪珠美の行動≫
【攻撃】【防御/かばう】【魔法:残り3回】【スキル(使用中)】【アイテム】

〜使える魔法〜
ストーン(固定ダメ10)

〜アイテム〜
ウィンドの魔法陣×1、ウォーターの魔法陣×1 


↓1 珠美の行動は? (攻撃対象:サキュバス)
501 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/12(火) 23:08:34.43 ID:EzOeccECO
攻撃
502 :【ボス戦】戦闘中:サキュバス [saga]:2019/11/12(火) 23:33:02.31 ID:I2x5kQl40
珠美「サキュバス、覚悟……!」グググ…


≪乃々のターン≫
乃々はサキュバスに向けて引き続きストーンの魔法を放つ!


乃々「ストーン!」ドドドドドッ

サキュバス「ひゃっ」


≪サキュバスへのダメージ:16≫
サキュバス HP:144


サキュバス「ふふふ……いい。いいわ」

乃々(何がいいんですか)

若葉(ダメージ本当にあるのか分からない反応……)


≪サキュバスのターン≫
サキュバスは乃々の眼前まで来ると、首に噛みついた! 吸引魔法・ドレイン!


サキュバス「いただきまーす♪」

乃々「え?」

サキュバス「かぷっ」チューチュー

乃々「いやあぁぁぁぁぁっ!?」


≪乃々へのダメージ:34≫
乃々 HP:61

≪サキュバスは与えたダメージの半分、HP17回復≫
サキュバス:161


サキュバス「うふっ、ごちそうさまでした♪」

若葉「今のはドレイン! サキュバスの得意魔法!」

乃々「あばばば……も、もうダメです……」

珠美「乃々ちゃんしっかり! まだ負けてませんよ!」


≪若葉のターン≫
若葉はスキル『ふえるマンドラゴラ』を発動!


若葉「厄介な魔法……でもこの力で! はあっ!」ポンッ

若葉(分身A)「登場!」シュタッ

珠美「おお、若葉殿の分身! これは頼もしい!」

サキュバス「あら? うふふ、可愛がる相手が増えたわね」

若葉(分身A)「!?」ビクッ

若葉「怯えないで私の分身! 一緒にサキュバスを倒そう!」
503 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/12(火) 23:40:36.39 ID:dEkkCEAA0
机の出番か…
504 :【ボス戦】戦闘中:サキュバス [saga]:2019/11/12(火) 23:42:27.93 ID:I2x5kQl40


≪珠美のターン≫
珠美はサキュバスの背後をとると、力任せに殴りつける!


珠美「油断は禁物ですよ」

サキュバス「!? しまった……」

珠美「はあああ!」ドゴォッ

サキュバス「ぐうっ!?」


≪サキュバスへのダメージ:46≫
サキュバス HP:115


乃々「すごい威力……サキュバスがふっ飛ばされました……」

珠美「乃々ちゃん、復活したんですね!」

乃々「は、はい……感触を思い出して、まだ背筋がぞくぞくしてますけど……」

若葉「それにしても、今の攻撃はかなり効いたんじゃない? サキュバスの声、色っぽくなかったし! 余裕がなかったんだよ!」

サキュバス「ええ、そうね」

乃々・若葉・珠美「!」

サキュバス「今のは効いたわ、すごく……。これはお仕置きが必要ね」

乃々「そ、そんな……今のでまだ倒れないんですか……!」

珠美「大丈夫ですよ! この調子で攻撃していけば、必ず勝てます!」

若葉「そうだね! 気持ちを切らさずに頑張ろう!」


名前:乃々
種族&性別:ビースト♀
称号:ビースト
HP:95/95
攻撃:18
防御:25
命中:11
敏捷:22
知力:11
精神:16
運勢:ふつー

≪乃々の行動≫
【攻撃】【防御/かばう】【魔法:残り2回】【スキル】【アイテム】

〜使える魔法〜
ファイア・ウィンド・ストーン・ウォーター(それぞれ固定ダメージ10)

〜アイテム〜
ヒーリング薬(小)×2


↓1 乃々の行動は? (攻撃対象:サキュバス)
505 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/12(火) 23:44:20.14 ID:b2LiQB8K0
ぼのののステ前のターンのまんまやね
ここはストーン連発かな
506 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/12(火) 23:45:45.02 ID:dEkkCEAA0
>>504
コピペまちがっとるー

まだ大丈夫そうなんで、ストーン
507 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/12(火) 23:48:58.59 ID:I2x5kQl40
>>504
乃々のHP減ってないミスです、すみません
508 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/12(火) 23:49:43.98 ID:I2x5kQl40
あと魔法使用回数も一回ですね…
509 :【ボス戦】戦闘中:サキュバス [saga]:2019/11/12(火) 23:53:27.85 ID:I2x5kQl40
※乃々のステータス修正※

名前:乃々
種族&性別:ビースト♀
称号:ビースト
HP:61/95
攻撃:18
防御:25
命中:11
敏捷:22
知力:11
精神:16
運勢:ふつー

≪乃々の行動≫
【攻撃】【防御/かばう】【魔法:残り1回】【スキル】【アイテム】

〜使える魔法〜
ファイア・ウィンド・ストーン・ウォーター(それぞれ固定ダメージ10)

〜アイテム〜
ヒーリング薬(小)×2


乃々「しつこくストーンです……!」


名前:若葉
種族&性別:ドワーフ♀
称号:ドワーフ
HP:40/49
攻撃:19
防御:21
命中:12
敏捷:14
知力:16
精神:7
運勢:いい

≪若葉の行動≫
【攻撃】【防御/かばう】【魔法:残り2回】【スキル(使用中)】【アイテム】

〜使える魔法〜
ストーン(固定ダメ10)・ヒール(味方1人のHPを20%回復)・ディスペル(状態異常を治す)

〜アイテム〜
ヒーリング薬(中)×1


↓1 若葉の行動は? (攻撃対象:サキュバス)
510 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/12(火) 23:54:34.59 ID:kU7/bXqvo
ストーン
511 :【ボス戦】戦闘中:サキュバス [saga]:2019/11/12(火) 23:59:05.55 ID:I2x5kQl40
若葉(分身A)「うぬぬ〜……!」

若葉「分身がさらに分身を生み出してる間に、私はストーンで攻撃を!」


名前:珠美
種族&性別:ドワーフ♀
称号:ドワーフ
身長:145(-30)=115p
HP:108/108
攻撃:26(+30)=56
防御:14
命中:10
敏捷:10
知力:15
精神:9
運:いい

≪珠美の行動≫
【攻撃】【防御/かばう】【魔法:残り3回】【スキル(使用中)】【アイテム】

〜使える魔法〜
ストーン(固定ダメ10)

〜アイテム〜
ウィンドの魔法陣×1、ウォーターの魔法陣×1 


↓1 珠美の行動は? (攻撃対象:サキュバス)
512 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/13(水) 00:01:16.03 ID:mI5EOMdhO
攻撃
513 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/13(水) 00:03:38.06 ID:2oi6cMfA0
珠美殿ナイスクリティカル!
514 :【ボス戦】戦闘中:サキュバス [saga]:2019/11/13(水) 00:33:07.88 ID:JFaQVqBf0
珠美「もう一発いきますよ……!」グググ…


≪乃々のターン≫
乃々はサキュバスに狙いを定めてストーンの魔法を放った!


乃々「ストーン!」ドドドドドッ

サキュバス「あんっ」


≪サキュバスへのダメージ:16≫
サキュバス HP:99


乃々(ちょっとずつかもしれませんけど、塵も積もれば山となる、です)

サキュバス「はぁ……はぁ……!」


≪サキュバスのターン≫
サキュバスはスキル『誘惑』を発動! 若葉に誘惑を仕掛ける!


乃々(誘惑……!?)

サキュバス「うふふ♪ アナタ、若葉ちゃんって言ったっけ?」

若葉「これでも大人です!」

サキュバス「なんでもいいわ。これ受け取って」

チュッ

若葉「!!」トゥンク…

乃々(さ、サキュバスが投げキッスしたら、ハートが飛んでいって……若葉さんに……?)

珠美「しまった! 今のはサキュバスの力! 投げキッスに当たった相手をチャーム状態にしてしまうんです!」

乃々「チャーム状態とは……」

珠美「魅了されてしまうんですよ! 若葉殿はサキュバスの虜になってしまったんです!」

ちひろ『珠美ちゃんの言うように、チャーム状態になった味方、または敵は、しばらくチャームをかけた主の言うことを聞いて仲間を攻撃してしまいます。気をつけてくださいね。説明は以上です』

乃々(ちひろさん……一瞬で説明を終わらせるとは……)


≪チャームについて≫
チャーム状態になった仲間がいた場合、普段通りに行動安価を出します。
その安価の一桁目が1〜7なら安価どおりの行動をとり、8〜0(10)ならランダムで行動を決めて味方に攻撃・魔法を使います。
チャームを治すにはディスペルを使うか、5ターンで自然治癒します。


※若葉の精神がサキュバスの命中を上回っているので、判定は行わずに状態異常になります。
515 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/13(水) 00:35:52.27 ID:JFaQVqBf0
>>514
一番下の説明、逆ですね
サキュバスの命中が若葉の精神を上回っているので、判定は行いません
ミスが多いですね
516 :【ボス戦】戦闘中:サキュバス [sage]:2019/11/13(水) 00:42:15.44 ID:JFaQVqBf0
若葉「うぐぐ……」

乃々(若葉さんの目がハートに!?)

乃々「だ、大丈夫ですか?」

若葉「なんとか……」

若葉(分身A)「はっ!」ポンッ

若葉(分身B)「ほっ」シュタッ

乃々(分身は大丈夫なんでしょうか)

ちひろ『いえ、本体が状態異常なら分身もですよ』

乃々(増えながらもチャーム状態……こっちに攻撃が来たら恐ろしい……)

珠美「若葉殿! サキュバスに負けてはダメです! 攻撃しましょう!」

若葉「そうだね……す、ストーンを……!」


↓1 行動安価を出す前にチャームになったのでコンマ判定 一桁目が1〜7ならストーン、8〜0なら味方攻撃
517 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/13(水) 00:43:38.07 ID:TrKksYL3O
ほい
518 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/13(水) 00:44:40.18 ID:lVY3t2TwO
ギリ
519 :【ボス戦】戦闘中:サキュバス [saga]:2019/11/13(水) 01:03:38.25 ID:JFaQVqBf0


≪若葉のターン≫


サキュバス「若葉ちゃん、私を助けて♡」ウィンク

若葉「ううう……! す……ストーン!」ドドドドドッ

サキュバス「!?」


≪サキュバスへのダメージ:24≫
サキュバス HP:75


サキュバス「ぐうっ……そ、そんなバカな! 私のチャームを乗り越えるなんて!」

乃々「すごいです若葉さん……!」

珠美「鋼の精神力ですなぁ!」

若葉「はぁ、はぁ……さ……サキュバスお姉様ぁ……♡」

乃々「若葉さん!?」

若葉「はっ! ご、ごめん……私は大丈夫だから、珠美ちゃんお願い!」

珠美「はい! 決めてきます!」


≪珠美のターン≫
珠美は渾身の力を込めて、サキュバスへと突き進む! 拳を振り上げて強烈な一撃! クリティカルヒット!


珠美「たあぁぁぁぁぁっ!!」ドゴォッ

サキュバス「きゃああああっ!?」


≪サキュバスへのダメージ:74≫
サキュバス HP:1


サキュバス「こ、こんなこと……!」

乃々(これもすごい威力……!)

珠美「どうですか! 今のは手応えがありましたよ!」

サキュバス「くぅっ……!」

乃々「……珠美さん……竹男は使わないんですか……?」

珠美「攻撃力に全力をそそぐと、上手く扱えなくて壊れてしまうんですよ」

若葉「の、乃々ちゃん、珠美ちゃん……あと一息だよ……サキュバスを倒そう……」

珠美「若葉殿、苦しそうですね……」
520 :【ボス戦】戦闘中:サキュバス [saga]:2019/11/13(水) 01:05:18.94 ID:JFaQVqBf0
若葉「うん……サキュバスを見ると、胸がときめいて……! ああ、お姉様……♡」

珠美「いけません!」

若葉「はっ! と、とにかくそういうことだから、早く倒さないと……マズイの……!」

乃々「分かりました……次で決めましょう……!」


名前:乃々
種族&性別:ビースト♀
称号:ビースト
HP:61/95
攻撃:18
防御:25
命中:11
敏捷:22
知力:11
精神:16
運勢:ふつー

≪乃々の行動≫
【攻撃】【防御/かばう】【魔法:残り0回】【スキル】【アイテム】

〜使える魔法〜
ファイア・ウィンド・ストーン・ウォーター(それぞれ固定ダメージ10)

〜アイテム〜
ヒーリング薬(小)×2


↓1 乃々の行動は? (攻撃対象:サキュバス)
521 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/13(水) 01:06:26.98 ID:TmPZq1Pgo
攻撃
522 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/13(水) 01:50:16.24 ID:JFaQVqBf0
途中ですが今日はここまでで、安価協力ありがとうございます

次から別の場所に行くんですが、若葉と珠美を連れて行くかどうか悩んでます
この後も他の種族と仲間になるので、あまり多いと動かすのが大変だし、バトルも全員参加するわけにはいかないし、と思う反面
せっかく特技やステータスなど色々決めたので、離脱するのはもったいないとも考えていて
今後について何か意見をいただけたら幸いです
523 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/13(水) 01:59:29.19 ID:cceuAEZ00
・増えすぎた人員は酒場か馬車で待機
・チャプター毎に解散、今後どこかで再会したら一時的に共闘

思いつくのはこの辺ですねー
後者の場合離脱中も乃々と同ペースでレベルアップしている感じで
524 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/13(水) 02:30:57.78 ID:JFaQVqBf0
>>523
酒場か馬車で待機いいですね
他のアイドルは情報収集要員みたいにすると話の幅も広がりそうです

チャプター毎に解散というのもいいですね
実は乃々の他にもゲームに取り込まれてくるアイドルが2人いるので、乃々を含めた3人を基本にして
今まで仲間になったアイドルは後にまた合流、という感じにすれば動かしやすいかも

貴重な意見ありがとうございます、この2つを軸に考えてみます
525 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/13(水) 03:16:13.14 ID:yLvs1mLDO
最悪召喚魔法とかであいかと

フローラルなPassion「いけ!有香ちゃん、100万パワーよ!」

空手なCute「チェストォォォォ!!」



みたいな
526 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/13(水) 06:30:47.82 ID:2oi6cMfA0
おつおつ

バトルパーティが増え続ける訳にはいかないだろうから
仲間が加わっていけば選出式にならざるを得ないよなぁ
527 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/13(水) 07:46:22.58 ID:JFaQVqBf0
>>525
召喚魔法とかも面白そうですね
各アイドルにお助けスキルみたいなの設定して、バトルに参加してない時に発動できるみたいな

>>526
そうなると偏りが出てきそうですね
なるべく出番を平等にしたいので、前のクエストに出たアイドルは今回お休みとか
コンマ一桁が1ならこのアイドル、と条件を作れば分け隔てなくできるかも?
528 :【ボス戦】戦闘後イベント [saga]:2019/11/13(水) 22:33:35.66 ID:JFaQVqBf0
乃々「やるくぼです……」


≪乃々のターン≫
乃々はひるむサキュバスに駆け寄り、頭にチョップを喰らわせる!


乃々「ちょっぷっ!」

サキュバス「あうっ」


≪サキュバスへのダメージ:8≫
サキュバス HP:0

≪サキュバスは倒れた≫


若葉「あっ、チャームが解けた!」

珠美「珠美たち、やったんですね! サキュバスを倒したんですね!」

サキュバス「……」

乃々「本当に倒せたんでしょうか……」

珠美「若葉殿のチャームが解けたのが何よりの証拠ですよ!」

乃々「……そうですね……」

珠美「いやぁ、チャームを使われた時は冷や冷やしました。若葉殿の精神力には感服です」

若葉「あはは……チャームにかかった時点ですごくはないと思うけど……」

乃々「!」

乃々「若葉さん、珠美さん……奥のほうを見てください……」

珠美「奥のほう?」

若葉「……白い光が見える」

乃々「地上と繋がってるんでしょうか」

珠美「行ってみましょう!」


≪乃々たちは経験値を獲得:700EXP≫


乃々(結構もらえた……割にはレベルアップしないんですね……)

若葉「乃々ちゃん、早く早く!」

乃々「はい……今行きます……」
529 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/13(水) 23:13:06.57 ID:JFaQVqBf0


◇◇◇◇◇◇


乃々「こ……これは……!」

若葉「白く光ってたのは、地上と繋がってるからじゃなくて」

珠美「この花たちが輝いていたからなんですね」

乃々「お2人とも、この花を見たことは……?」

若葉「ないよ」

珠美「図鑑にも載ってないですね」

乃々「載ってないんですか……」

珠美「はい、どこにも。ちなみにナンデモナオールという名前の花は載っていたのですが、写真や説明などの資料が全く無くて……『謎に包まれている』とだけ」

乃々(なぜ志希さんはそんなことを……知ってるはずなのに……)

若葉「ねえ、これ全部シシラヌなのかな?」

珠美「そうであって欲しいです」

乃々「……どうしますか……?」

珠美「どうするって、採取しましょうよ! それが珠美たちの目的ですし!」

乃々「もちろんそうするつもりですけど、普通にやっていいんでしょうか……特殊な摘み取り方とかあったりして……」

若葉「ありえる話だけど、もしそうなら志希さんが最初に説明してくれるはずだよ」

乃々「……」

珠美「考えるよりも行動に移しましょう! まず1本だけ、普通に採取してみるのは?」

乃々「ですね……情報が無い以上は、普通にやるしかないです……」

若葉「じゃ、目に留まったこの一本を摘むね」スッ

珠美「お願いします」

乃々(……よく見ると、百合の花に似てますね……現実にある花を参考にしてるんでしょうか……)

若葉「……」ドキドキ

プチッ

乃々・若葉・珠美「……」

若葉「取れた、よね?」

乃々「はい……取れたと思います……」

珠美「何が成功なのか分かりませんね。光ったままですし、これでいいかと」

乃々「良しとするしかありません……私も1本採取して、このシルバースティックに登録します……」

若葉「珠美ちゃん、私たちも2本くらい採取しよう」

珠美「分かりました!」
530 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/13(水) 23:38:24.10 ID:JFaQVqBf0
乃々(でも、本当にこれでいいなら……シシラヌはなぜ伝説化されたんでしょう……採取するの、そう難しくはないはず。長老さんが洞窟への出入りを禁止したせい……?)プチッ

乃々(……あれ……これ、どうやって登録するんですか……)

シュンッ

乃々「!?」

乃々(シルバースティックの前に花を近づけたら、吸い込まれました……! ひょっとして……)シュイン クイクイ

乃々(……登録されてる……ナンデモナオールの項目に、今採取した花が……!)

乃々(つまり、これでいいということですよね。よかった)


◇◇◇◇◇◇


若葉「ただいまー!」

芳乃「お帰りなさいませー。皆さま、ご無事ですかー?」

珠美「無事ですよ! それより芳乃殿、シシラヌゲットしました! バッグの中に入ってます!」

芳乃「おおー、それはすごいことでしてー。鬼とは遭遇しなかったのですかー?」

乃々・若葉・珠美「……」

芳乃「?」

若葉「そ、それについては後で話すよ!」

乃々「今は一刻も早く、長老さんにシシラヌを渡したいんですけど……」

芳乃「そうですねー。じじさまのお家へ参りましょうー」


◇◇◇◇◇◇


芳乃「じじさまー、お客人でしてー」ガチャ

今西長老「ん? ああ、若葉と珠美、それに乃々君か……またお見舞いに来てくれたのかな。ありがとう」ニコッ

乃々「はい……ええっと……ち、長老さん、お話が……」

今西長老「話?」

若葉「じいさま、怒らないでくださいね」

珠美「こ、これをぜひ、じいさまに」スッ

今西長老「!!」

今西長老「これは、シシラヌ……!? お前たち、あの洞窟に入ったのか!?」

若葉「ごめんなさいっ! あれだけダメって言われたのに!」

珠美「じいさまを助けたい一心だったんです!」

乃々「……ごめんなさい……」

今西長老「……」

芳乃「じじさま、魔封じの札はわたくしが解除しましたー。わたくしもじじさまの身を案じておりますゆえー」

今西「……そうか……入ってしまったんだな……」
531 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/14(木) 00:38:23.56 ID:+HeV+P5Yo
寝落ちかな?
おつでした
532 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/14(木) 00:54:05.85 ID:A+mJJiN/0
珠美「本当にごめんなさいっ!」

今西長老「いや、入ってしまったものは仕方ない。芳乃、すまんが席を外してくれるか?」

芳乃「なぜですかー?」

今西長老「3人と話がしたいんだ。その間に、このシシラヌで茶を作って欲しい。湯を沸かした中に花を入れるだけでいい」

芳乃「もしや、シシラヌの薬ですかー」

今西長老「そうだ。それを飲めばワシの熱も下がるだろう。頼めるかな?」

芳乃「お任せくださいー。皆さま、ごゆっくりー」

パタン

今西長老「……」

乃々・若葉・珠美「……」

今西長老「鬼とは遭遇したか?」

乃々「はい」

今西長老「だろうな……」

若葉「じ、じいさま……その……どういうことなんですか? 私たちが見た鬼は……」

今西長老「サキュバスだろう」

珠美「そうです。じいさまの力なら勝てる魔物のはず。なのにどうして『恐ろしい鬼』などと」

今西長老「ワシにとっては恐ろしい鬼なんだよ」

若葉「それってどういう」

今西長老「話すしかないようだな……。昔話をしよう。あれは30年くらい前、ドワーフの街に魔物の大群が攻めてきた時だった」

今西部長「ワシはドワーフ一の猛者として頼られ、他のドワーフたちを率いて戦っていた。リーダーとして仲間に声をかけて鼓舞し、迫りくる魔物たちをものともせず蹴散らし、大群を押し返していた」

今西長老「勢いは完全にドワーフ族。このままいけば街の安全は約束されていると思った……その時だ、奴らが現れたのは」

今西長老「サキュバスだ。あろうことか、サキュバスが何十、何百と押し寄せてきた。ドワーフ族の男たちは目を奪われたが、すぐに切り替えて倒し始めた。街の安全がかかっているんだ、欲望になど負けていられない」

今西長老「だが……ワシは違った。ワシは……ワシは……」

乃々「……欲に負けた……?」

今西長老「いや、違う。ワシは……女がひどく苦手だったんだ。どう接していいか分からず、ろくに話もできず、ちょっとの露出でも目のやり場に困ってしまう。究極の奥手だよ」

今西長老「だから、あんなに露出の高い恰好で誘惑してこられたら、太刀打ちなどできるはずがなかった。思春期の男のようにサキュバスから目を逸らし、他の魔物を見つけては戦った」

今西長老「しかし、そのうち相手がサキュバスだけとなってしまった。ワシはどうしていいか分からず固まっていた。すると、そんなワシを標的にしたサキュバスが1人寄って来た」

今西長老「そのサキュバスはワシのような男が好みだったらしくてな。しつこく誘惑を仕掛けてきたよ。他のドワーフは手が離せなかったので自分で何とかするしかない」

今西長老「そこで克服して一撃喰らわせられればよかったのだが、ワシの選択は……逃げることだった」

今西長老「サキュバスは逃げてもついて来た。やがてあの洞窟の前まで来ると、ワシはあることを閃いた。『ここに閉じ込めよう』と」

若葉・珠美「……」

今西長老「女と話すのが何年ぶりで、ワシは緊張して何度も噛みながら、なんとかサキュバスを洞窟へと誘導し、魔封じの札で封印することに成功した」

今西長老「サキュバスは怒っていた。『ここから出たらお前を搾りつくしてやる』と、なんとも恐ろしいことを……」

今西長老「その言葉が忘れられず、それ以来ワシはそこに近づかなかった。ドワーフの皆にも『絶対に入るな』と釘を刺した。『恐ろしい鬼がいるから』と話も盛ってな」

今西長老「まあ先ほど言ったように、ワシにとっては恐ろしい鬼なんだが……」
533 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/14(木) 00:56:39.53 ID:A+mJJiN/0
>>531
少し寝ていました
少ないですが今日の更新はここまでにします
534 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/14(木) 21:05:51.19 ID:bziO0k0A0
一段落したら新展開か…

始まりの町に戻るのかな?
535 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/14(木) 22:56:17.89 ID:A+mJJiN/0
すみません遅れました、始めていきます
536 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/14(木) 23:35:57.55 ID:A+mJJiN/0
若葉「じいさま、それならそうと言ってくれれば」

今西長老「言えんよ。あのドワーフ族一の猛者が、そんな程度の理由で洞窟の立ち入りを禁じたなどと知れたら笑い者になる」

珠美「少なくとも珠美たちは笑いません」

今西長老「!」

若葉「誰にだって苦手なものはありますし、苦手なものは苦手なんだから仕方ないですよ!」

乃々「はい……苦手から逃げたくなる気持ち、すごく分かります……」

今西長老「……お前たち……」

珠美「今は大丈夫なんですよね?」

今西長老「あ、ああ。少しずつ克服して、婆さんと出会って、今ではこうして普通に話せるよ」

若葉「何よりです!」

今西長老「……本当に笑わないのか?」

珠美「笑いません! 街のみんなに真実を伝えても、きっと……」

今西長老「いや、それはやめてくれ」

若葉「気にしすぎですよ。みんな『なんだ、そういうことだったのか』って笑って流してくれると思います。あっ、笑ってというのはバカにしてということじゃなくて!」

今西長老「そうじゃないんだ。真実を話したら、なら洞窟に行っても平気だという者が出てくるかもしれん。それが危険なんだ」

乃々「どういうことですか……?」

今西長老「あの洞窟の地中からは少しずつ魔素が漏れ出ている。長い間封印していたから、その魔素が溜まりに溜まって魔物を狂暴にしてしまっているだろう」

若葉「確かに、私たちが出会った魔物は全て気が立ってました」

珠美「逃げずに向かってきましたね」

今西長老「恐らくだが、お前たちが戦った魔物は、狂暴な魔物のほんの一握りにすぎん。シシラヌが生えていた場所のその先に、下へと降りていくような道がある」

今西長老「そこには、もっと強くて恐ろしい魔物がいるだろう」

珠美「な、なんと……!」

乃々「じゃあもしかしたら、私たちはその魔物と遭遇していた可能性が……」

今西長老「ある。危険なところであることに変わりない」

若葉「そうなんだ……」
537 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/14(木) 23:44:25.61 ID:bziO0k0A0
再探訪フラグってやつか
538 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/15(金) 00:03:18.68 ID:3IBWqJgG0
最初のダンジョンにやべえ裏ダンジョンがある設定いいよね
539 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/15(金) 00:58:47.27 ID:3KD/79L00
珠美「じいさまが引き止めてくださったのは、過去を隠したかったからではないんですね」

今西長老「い、いや……恥ずかしい話、隠したかったというのもある。ただお前たちを危険に晒したくなかったのが主な理由だ」

若葉「ふふっ、やっぱりじいさまは優しいです!」

今西長老「本当に無事でよかったよ。魔素がたっぷり充満している今だからこそ、シシラヌも入手できたし」

乃々「え……シシラヌって、魔素が充満してないと取れないんですか……?」

今西長老「そうだよ。ワシが子供の頃は今以上に魔素が漏れ出ていて、シシラヌがたくさん生えていたんだが」

乃々(なるほど……だから入手困難なんですね……)

ガチャ

芳乃「じじさま、シシラヌ茶ができましたよー」

今西長老「おお、ありがとう」

珠美「これでじいさまの熱は下がるんですね」

今西長老「3人のおかげだよ。感謝してもしきれない」

若葉「私たちがやりたくてやったことですから!」

珠美「シシラヌの効果はどれほどで現れるのですか?」

今西長老「半日はかかる。熱が下がっても、ぎっくり腰と骨折で動けないんだがね」ハハ…

珠美「ぎっくり腰と骨折は、シシラヌでは治らないんですか?」

今西長老「シシラヌで治るのは病気だけなんだ。骨折などの怪我は治らない」

若葉「治ればいいのに〜」

乃々「……あの……お聞きしたいことがあるんですけど……」

今西長老「ワシに?」

乃々「はい、入手が難しい草花の情報を知りたいんです……知識と経験が豊富な長老さんにお聞きしたいです……」

乃々(このシルバースティックには、登録されてない草花の情報は名前以外、何も書いてないですし……話を聞くしか……)

今西長老「ふむ、入手が難しい草花か。噂はいくつか耳にしたことがある。食べると不老不死になる草花とか、砂漠の中心に一輪だけ生えている草花とか」

乃々(そんな草花もあるんですか……)

今西長老「ただ、それらは所詮噂でしかない。入手は困難だが確実にこの世に存在する草花なら、3つほど知ってるよ」

乃々「ぜひ教えてください」

今西長老「1つ目は、ドラゴンが食べるという草花だ。絶壁が数多くそびえ立っているドラゴンの住み家に生えているらしい」

今西長老「2つ目は、海の底に生えている草花。にわかには信じがたいが存在するようだ」

乃々(志希さんが言っていた草花ですね……)

今西長老「そして3つ目は、美女の前でしか花が咲かない草花。これはある富豪が興味本位で入手したらしく、どうにかして花を咲かせるため日夜美女を集っているとか」
540 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/15(金) 01:45:57.21 ID:3KD/79L00
乃々「そんな花があるんですか……」

若葉「美女の前でしか咲かないなんて面白いね〜」

珠美「珠美はドラゴンが食べる草花に興味があります!」

若葉「珠美ちゃん、ドラゴンと戦ってみたいだけでしょ」

珠美「バレましたか」

若葉「何にしても、3つとも手に入れるため旅することになるけど」

今西長老「ん? お前たち、ひょっとして乃々君について行くのか?」

珠美「はい! シシラヌの恩を返すため、乃々ちゃんと共に!」

若葉「ダメですか?」

今西長老「いやいや、とんでもない。力を貸してあげないさい」

珠美「やったー!」

若葉「ということだから、乃々ちゃん、改めてよろしくね!」

乃々「は、はい……よろしくお願いします……!」

芳乃「若葉さん、珠美さん、お知らせしたいことがありましてー」

若葉「お知らせ?」

芳乃「実は今度の奉納祭、踊り神子の役にお2人とも抜擢されたのですー」

若葉・珠美「ええ!?」

乃々「奉納祭……? 踊り神子……?」

芳乃「ドワーフの街では年に2回、土地神様に感謝の気持ちをお伝えするお祭りがあるのですー」

芳乃「そのお祭りでは舞を踊る、踊り神子という重要な役割がありましてー。今回は若葉さんと珠美さんが選ばれたのですよー」

珠美「……役を他のドワーフに、ということはできませんよね」

若葉「光栄な役だもん、やっちゃいけないよ」

乃々「……えっと……お祭りは、どのくらいの期間やるんですか……?」

芳乃「明日から1週間ほどの準備期間を経て、さらにお祭りが3日間ですねー」

乃々「つまり若葉さんと珠美さんは……お祭りのために1週間とちょっとの間、街から出られない……というわけですね……」

今西長老「出られないということはないが、踊りの稽古や祭りの準備をしなければならないからね」

芳乃「旅をするのは厳しいですねー」

乃々「そ、そうですか……」

若葉「乃々ちゃん……ごめんなさいっ!」ペコリ

珠美「申し訳ない!」ペコリ

乃々「い、いえそんな! 大切な行事ですから仕方ありません」

若葉「1週間くらい待ってもらう……っていうのは無理だよね」

乃々「無理ではないですけど……」

乃々(なるべく早く草花収集に行きたいです……でも、若葉さんと珠美さんみたいな頼れる仲間がいれば、道のりは楽になりますし……)
541 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/15(金) 01:48:50.99 ID:3KD/79L00
少ないですが今日はここまでで
明日には安価を出せるところまでいきます
542 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/15(金) 17:23:24.83 ID:3KD/79L00
すみません、更新は明日の土曜昼ごろになります
543 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/15(金) 17:50:00.90 ID:7T8Nq6QA0
おつおつ

無理するこたーない
544 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/16(土) 22:41:23.63 ID:DwZeZBEH0
爆睡してしまった
遅い時間ですが始めます
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