【安価・コンマ】傭兵として生きる part2

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19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/29(金) 21:40:04.63 ID:yNMcOUbE0
はい
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/29(金) 22:04:04.98 ID:2I80ysOK0
飯田 コンマ04負傷した
アリス コンマ90倒した
シモーヌ コンマ63倒した

先駆者「入るぞ」

ガチャ

先駆者「何だこいつらっ!?」

アリス「静かにしてよ」サッ

扉のすぐ横に潜んでいたアリスが素早く喉にナイフを突き刺した。

先駆者「ゴボッ...」バタッ

先駆者「クソッ!」バッ

残る1人は部屋の奥に立っていた飯田目掛けてタックルした。

飯田「グアッ!」ゴトン!

先駆者「死ねっ!」ブオン

飯田に馬乗りになった兵士がナイフを取り出して飯田を刺殺しようとしたが、背後からシモーヌに胸を一突きされた。

アリス「大丈夫?」

飯田「少し腰を強く打ったが...まあ、何とかなる」

ガイル「むう...部屋が汚れた...」

シモーヌ「そんな事どうでもいいでしょ」

飯田「それでこれからどうするんだ?」

ガイル「ああ。脱出ポッドを確保しよう。それがあれば地球まで脱出できる」

飯田「分かった」

アリス「ちょっと待ってよ。それより先にイーゴリを片付けるべきじゃない?本来の目的はそっちでしょ?」

飯田「ああ...」

↓3まで多数決
1先に脱出ポッドを確保する
2先にイーゴリを片付ける
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/29(金) 22:06:48.96 ID:5qt1rq/x0
2
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/29(金) 22:28:28.96 ID:yNMcOUbE0
2
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/29(金) 23:02:20.41 ID:2I80ysOK0
2先にイーゴリを片付ける

飯田「先にイーゴリだ」

ガイル「...どのみちここから逃げるにはお前達の助けが必要なんだ、文句はない。イーゴリなら恐らく第3実験室にいるはずだ」

シモーヌ「実験室でイーゴリは何してるの?研究者なの?」

ガイル「というよりは研究に出資してる側だな」

飯田「素性はどうでもいい。問題は先駆者に与しているという事だ。さあ始末しにいくぞ」

「「了解」」

ガイル「ちょっと待ってくれ。ほら、これをやる」

ガイルは丁寧に折りたたまれた衣服と、マスクを渡してきた。

飯田「これは...?」

ガイル「第3実験室に行くには宇宙空間に出る必要がある。その為に必要な宇宙服とマスクだ」

シモーヌ「これが宇宙服?ペラペラじゃない」

ガイル「それだけ先駆者の技術は優れてるんだ。それとこれも。万一宇宙服やマスクが破損したときのためのリペアツールだ。使う時が来ないことを願う。それと救急キットも3つ用意しておいた」

飯田「それでどうやって第3実験室に行くんだ?」

ガイル「まずは居住区からドックへ向かう。こっちだ」

飯田「分かった、先導してくれ」

アリス「ちょっと待って。晃司、さっきの傷治療しとかないでいいの?」

飯田「む...治療キットはあと4つか...」

↓3まで多数決
1治療する
2治療しない
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/30(土) 00:06:10.84 ID:IH+SYOxo0
1
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/30(土) 20:33:13.78 ID:unPr6Za1o
1
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/02(月) 15:50:34.20 ID:UCMUrS250
1 光学迷彩ダンボール
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/12/02(月) 21:12:12.94 ID:Qx+BdU2c0
1治療する

飯田「なら、お言葉に甘えて治療するとしよう」

ギュッ

飯田「よし。それじゃあドックへ行こう」

↓1
00〜30 見つかった
31〜50 怪しまれた
51〜99 気づかれなかった
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/02(月) 21:13:41.56 ID:Fz4TZ1uT0
g
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/12/02(月) 22:15:46.96 ID:Qx+BdU2c0
コンマ56 気づかれなかった

先駆者「今日はイーゴリさんがかなりご機嫌だぜ...」

先駆者「何でだ?」

先駆者「ようやく実験が成功したらしい」

先駆者「ほう...ならようやく作戦開始か?」

先駆者「多分な。...そろそろ仕事に戻ろう、また隊長にどやされるからな」

スタスタスタ

飯田「奴らは行ったか...それで、ドックに着いたが今度はどこに行くんだ?」

ガイル「通路Fを通ってセクター2に行く。そしたらすぐ第3実験室だ」

飯田「よし」

アリス「ところでイーゴリが担当してる実験て何なの?」

ガイル「ある特定の音波によって人の行動を操る兵器のテストだよ」

シモーヌ「それ...多分私が噂で聞いた新兵器のことね...まさか実在したなんて」

アリス「それで奴らはそれで何をするつもりなのかしら。作戦がどうとか言ってたけど」

ガイル「そこまでは俺も知らない」

飯田「イーゴリに直接聞けば良いだけの話だ。行くぞ」

↓1
00〜30 見つかった
31〜50 怪しまれた
51〜99 気づかれなかった
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/02(月) 22:30:15.90 ID:zXkrtr6K0
てい
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/12/02(月) 22:58:22.24 ID:Qx+BdU2c0
コンマ90 気づかれなかった

セクター2

飯田「ところで俺たちをここに案内してくれた、協力者の女性だが、彼女はマリーを知っていたが知り合いか?」

ガイル「ああ...元妻だよ」

アリス「妻がいたのね...意外だわ」

ガイル「一体どんなイメージを俺に持ってるんだ?」

シモーヌ「ということは彼女も先駆者なの?」

ガイル「ああ。だが信頼はできる」

飯田「...そうか。なぜ離婚を?」

ガイル「別に...俺は良き夫だったかもしれないが、良き父親ではなかったということだな。さあ、そこの扉の向こうが第3実験室だ」

飯田「分かった。2人とも装備を確認しろ」

ガチャコ

シモーヌ「準備OKよ」

アリス「いつでも大丈夫」

飯田「行くぞ...」

↓1
00〜20 こちらの存在に気づかれていた
21〜70 実験に夢中だった
71〜99 ちょうど兵士が何人か出払っていた
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/02(月) 23:00:21.41 ID:HU6MFSpgo
33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/02(月) 23:00:26.52 ID:Fz4TZ1uT0
s
34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/12/03(火) 00:05:09.18 ID:YCCwoTJ/0
コンマ41 実験に夢中だった

ガチャ

イーゴリ「素晴らしィ!」

扉を開けると部屋の中央に、モニターを見ながら大声で笑っている男がいた。

周囲には先駆者の兵士がいたが、誰も侵入者が居るなどとは思っておらず一様にガラスの向こうの実験室を眺めていた。

飯田「あいつがイーゴリか?」

ガイル「ああ、あの鼻につく話し方に笑い声、間違いない。それでどうするんだ?」

飯田「勿論始末する」

ガイル「俺は...どうすれば良い?」

飯田「離れずに付いててくれ。下手に別れるより良いはずだ」

ガイル「分かった」

飯田「まずは手早く周りの護衛から片付けよう」

「「了解」」

残り5人
↓1飯田
00〜20 負傷した
21〜30 警報を鳴らされた
31〜40 ハンドガンで倒した
41〜90 ナイフで倒した
91〜99 2人倒した

↓2アリス
00〜20 負傷した
21〜30 警報を鳴らされた
31〜40 ハンドガンで倒した
41〜90 ナイフで倒した
91〜99 2人倒した

↓3シモーヌ
00〜20 負傷した
21〜30 警報を鳴らされた
31〜40 ハンドガンで倒した
41〜90 ナイフで倒した
91〜99 2人倒した
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/03(火) 00:05:30.20 ID:ZdXQy28O0
a
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/03(火) 00:21:13.00 ID:ZdXQy28O0
b
37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/03(火) 00:21:33.08 ID:cmMD8jbs0
z
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/03(火) 01:03:19.98 ID:ZdXQy28O0
お、おお…
39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/12/03(火) 19:12:47.45 ID:Ff72do97O
飯田 コンマ20 負傷した
アリス コンマ00 ゾロ目ボーナスで負傷回避
シモーヌ コンマ08 負傷した

飯田「準備はいいな?行くぞ...」

3人はそれぞれ三方向に分かれ、見張りを始末しようとした。だが...

イーゴリ「どうやら鼠が入り込んでいたようだな...侵入者だ!背後に気を付けろ!」

先駆者「!!」クルッ

シモーヌ「ちっ!」

それぞれ突然の出来事だった上、先駆者達はイーグル隊と同等、あるいはそれ以上の兵士達であるが故に飯田とシモーヌは反撃を喰らってしまった。

飯田「クソッタレ...!」

アリス「2人とも大丈夫?!」

アリスは持ち前のCPUをフル回転させ先駆者の攻撃を受け流していた。だが状況は包囲されており芳しくない。

飯田「何故バレたんだ...!」 

ガイル「ここに特別なセキュリティーは無かったはずだが...もしかしたら俺の知らないものがあったのかもしれない」

イーゴリ「諸君の話は聞いているよ。我々の計画を阻もうとしてるらしいな?大方グレイと連絡が取れなくなったのも諸君が関係しているのだろう?」

イーゴリが話している間にも兵士たちが次第に詰めてきている。

ガイル「大丈夫なのか?!」

飯田「ああ、これぐらい何度も乗り越えてきた」

先程受けた傷を確認しながら、敵の位置を確認する。

イーゴリ「何にせよここでジ・エンド、だ。さあ、さっさと殺せ」

「「「はっ!」」」

救急キット3
残り5人
↓1飯田 マガジン10個 手榴弾1個
00〜20負傷した(死亡判定)
21〜60外した
61〜80倒した(マガジン1つ消費)
81〜90倒した(マガジン半分消費)
91〜992人倒した
又は治療する

↓2アリス マガジン9個 手榴弾1個
00〜20負傷した
21〜40外した
41〜70倒した(マガジン1つ消費)
71〜90倒した(マガジン半分消費)
91〜992人倒した

↓3シモーヌ 15発 手榴弾1個
00〜20負傷した(死亡判定)
21〜60外した
61〜80倒した
81〜902人倒した
91〜991発で2人倒した
又は治療する
40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/03(火) 19:14:23.44 ID:ZdXQy28O0
治療する
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/03(火) 19:34:15.95 ID:rIAHFJT+0
シモーヌなら治療
42 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/03(火) 19:57:02.84 ID:kmliISqCo
治療
43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/12/03(火) 20:55:48.27 ID:YCCwoTJ/0
飯田 治療
アリス コンマ95 2人倒した
シモーヌ 治療

先駆者「死ねっ!」

ズガガガン!

飯田「っ...!」

兵士たちの制圧射撃に対して、怪我を負っている飯田とシモーヌは釘付けにされていた。唯一動けるのはアリス、だがまずは彼女の目の前にいる兵士を何とかする必要がある。

先駆者「ちっ、しぶとい!」ズガン!

アリス「包囲されてる状況で出ていけば蜂の巣ね...ここはじっくり待って...」

タンタン!

チュン!

先駆者「そっちから来ないからこっちから行ってやる...前進する、援護を!」

先駆者「了解!」ズガガン!

味方の制圧射撃を受け、兵士がアリスの隠れている遮蔽物へと近づいてくる。

先駆者「そこだ!」サッ!

その瞬間アリスは飛び出し、兵士の体勢を崩し後ろから羽交い締めにした。

アリス「貰ったわ」

そのまま兵士の腰のホルスターから拳銃を奪い、制圧射撃してきていた兵士の頭を撃ち抜き、続けて盾にしていた兵士のこめかみに銃口を合わせ引き金を引いた。

ドサッ

アリス「よし、今なら...私が援護するから今のうちに2人とも手当てをして!」

「「了解!」」

残り3人
救急キット1
↓1飯田 マガジン10個 手榴弾1個
00〜20負傷した
21〜40外した
41〜70倒した(マガジン1つ消費)
71〜90倒した(マガジン半分消費)
91〜992人倒した

↓2アリス マガジン8個 手榴弾1個
00〜20負傷した
21〜40外した
41〜70倒した(マガジン1つ消費)
71〜90倒した(マガジン半分消費)
91〜992人倒した

↓3シモーヌ 15発 手榴弾1個
00〜20負傷した
21〜40外した
41〜70倒した
71〜902人倒した
91〜991発で2人倒した

44 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/03(火) 21:12:51.44 ID:ZdXQy28O0
a
45 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/03(火) 21:30:37.12 ID:rIAHFJT+0
はい
46 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/03(火) 21:48:00.42 ID:ZdXQy28O0
a
47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/12/06(金) 19:22:33.76 ID:j5KRJSAOO
飯田 コンマ44 ゾロ目ボーナスでマガジン半分消費
アリス コンマ12 負傷した
シモーヌ コンマ42 倒した

飯田「よし!」

ズガガン!

カキ-ン!

先駆者「リロード!援護を!」

先駆者「了解!」チャキ

飯田「させるかぁっ!」タタタン!

ビスビスッ!

銃弾は正確に命中し、兵士は膝から崩れ落ちた。

アリス「2人とも治療は終わったみたいね...後は2人...あれ、1人いない?しまった!」

先駆者「死ね、クズども!」

アリスが2人の援護に集中している間に、密かに兵士が1人回り込んでいた。互いに射撃したタイミングはほぼ同時だったが僅かに兵士の方が早かった。

そのわずかな差によってアリスは怪我を負い弾を外してしまった。

先駆者「世界平和のために死ぬんだな」ガチャコ

ダァン!

先駆者「な...ぜ」バタリ

アリス「きっとシモーヌね...」

彼女の方を伺うと、ガッツポーズをしている姿が見えた。

アリス「そんなことしてると貴女も撃たれるわよ」

アリスは微笑しながら呟いた。

イーゴリ「ええい、何をしている!ノロマなグズどもっ!俺が使ってやってるっていうのに!増援はまだか!」

先駆者「それが扉がロックされてるようでして...」

イーゴリ「何だとォ!?」

イーゴリの怒りが高まっているのが目に取れる。

飯田「いい判断だ、ガイル」

ガイルが近くの制御版をいじり、部屋の扉をロックしていた。

ガイル「俺だって死ぬわけにはいかないからな。生きてマリーに会わなければ」

飯田「だな...」

残り1人
救急キット1
↓1飯田 マガジン9.5個 手榴弾1個
00〜20負傷した
21〜40外した
41〜70倒した(マガジン1つ消費)
71〜90倒した(マガジン半分消費)
91〜992人倒した

↓2アリス マガジン8個 手榴弾1個
00〜20負傷した(死亡判定)
21〜60外した
61〜80倒した(マガジン1つ消費)
81〜90倒した(マガジン半分消費)
91〜992人倒した
又は治療する

↓3シモーヌ 14発 手榴弾1個
00〜20負傷した
21〜40外した
41〜70倒した
71〜902人倒した
91〜991発で2人倒した
48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/06(金) 19:33:11.98 ID:CXkiHVHq0
a
49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/06(金) 19:44:36.08 ID:XO+1EFrI0
s
50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/06(金) 19:57:57.78 ID:+eGvelDx0
g?
51 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/12/06(金) 20:45:45.76 ID:LIwZ4W4o0
飯田 コンマ98 倒した

飯田「今なら奴を狙い撃てる...!」

飯田の銃口がイーゴリの頭を捉えた。

イーゴリ「むっ...」

だが彼は本能的な勘で身の危険を察知した。

ガシッ

先駆者「ちょ、何してるんですか?!離して下さいよ!」

イーゴリ「いいから黙ってろ」

イーゴリは兵士の脇腹を殴り、無理やり黙らせた。

飯田「ちっ!盾にしたか...まあいい」

タタタタン

先駆者「ガハッ...」バタッ

イーゴリ「役立たずどもめ...!こうなったら!」

イーゴリは中央のコントロールパネルをいじり始めた。

飯田「何をする気だ...?とにかく早く殺した方がいいな。2人ともやれっ!」

「「了解!」」

3人の銃口が一斉にイーゴリを狙った。

だがその時。

キィ-ン!

イーゴリ「よし!これで何とかなるか!」

ガイル「まずい!耳を塞げ!」

だが既にガイルの声は3人には届いていなかった。

↓1飯田
00〜20 自我を失った
21〜30 混乱中
31〜99 自我を保った

↓2アリス
00〜20 自我を失った
21〜40 混乱中
41〜99 自我を保った

↓3シモーヌ
00〜20 自我を失った
21〜40 混乱中
41〜99 自我を保った
52 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/06(金) 20:54:55.95 ID:CXkiHVHq0
おっと・・・
53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/06(金) 21:08:15.91 ID:cQol8hoc0
はい
54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/06(金) 21:17:05.36 ID:CXkiHVHq0
s
55 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/12/06(金) 22:10:50.95 ID:LIwZ4W4o0
飯田 コンマ95 自我を保った
アリス コンマ91 自我を保った
シモーヌ コンマ36 混乱中

飯田「ぐっ...!ハァ、何なんだ」

ガイル「例の兵器だ!あの音波を聴くと操られるぞ!」

飯田「何故...俺は無事だったんだ?」

ガイル「まだあの兵器は完成していない。音波の調整が完璧じゃないんだ。ほら、この耳栓をつけろ。これで心配いらない」

ガイルは特殊な耳栓を飯田に渡すと、アリスにも投げ渡した。

シモーヌ「グゥアアッ!」

シモーヌは両手で頭を押さえうめき苦しんでいる。

飯田「おいっ!」

飯田はシモーヌのもとへと駆け出そうとしたが、ガイルに止められた。

ガイル「待て!無理に音波を遮ると脳味噌が逝かれて廃人になるぞ!自力で耐えるか、1度洗脳された後に刺激を与えるかじゃなきゃダメだ」

飯田「むう...」

ダァン!ダァン!

イーゴリ「諸君が何の目的でここに来たのか知らないが、自分たちのしていることをよく考えた方がいいぞ!お前達は幸福な世界の実現を遠ざけてるんだ!」

飯田「どの口が...」

イーゴリ 3/3
救急キット1
↓1飯田 マガジン9個 手榴弾1個
00〜20負傷した
21〜40外した
41〜70倒した(マガジン1つ消費)
71〜90倒した(マガジン半分消費)
91〜992人倒した

↓2アリス マガジン8個 手榴弾1個
00〜20負傷した(死亡判定)
21〜60外した
61〜80倒した(マガジン1つ消費)
81〜90倒した(マガジン半分消費)
91〜992人倒した
又は治療する

↓3シモーヌ
00〜20 自我を失った
21〜40 混乱中
41〜99 自我を保った

56 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/06(金) 22:14:28.09 ID:CXkiHVHq0
a
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/06(金) 22:39:15.55 ID:XO+1EFrI0
d
58 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/06(金) 23:07:23.68 ID:cQol8hoc0
はい
59 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/12/10(火) 20:10:37.80 ID:7yBMcrpPO
飯田 コンマ09 負傷した
アリス コンマ55 ゾロ目ボーナスで倒した
シモーヌ コンマ68 自我を保った

シモーヌ「うっ...はぁ、頭が痛い...」

飯田「これをつけるんだ!」

ガイルから貰った耳栓をシモーヌに投げ渡した。

イーゴリ「そこかぁっ!」

ズガン!ズガン!

飯田「っと!」

ガイルの銃撃を受け飯田は素早く棚の裏に隠れた。

イーゴリ「馬鹿め...!」ニヤッ

ズガン!

ガキン!

弾は確かに棚に当たったはずだった。にも関わらず飯田は太腿に激痛を感じた。

飯田「っ...!何故だ...」

棚をよく見てみると弾が貫通した痕が確認できる。

飯田「ちっ、徹甲弾か...おい!気をつけろ、奴は徹甲弾を使ってるぞ!」

イーゴリ「気づくのが遅いんだよ馬鹿どもが!」

いい気になっているイーゴリを死角からアリスが狙っていた。

アリス「あいつ戦闘に関しては完全な素人ね...」

バァン!

銃弾はイーゴリの胸に命中し、そのまま崩れ落ちた。

イーゴリ「クソッ...」ムクッ

だが程なくして何事もなかったかのように立ち上がった。

アリス「そんな事だろうとは思ったけど、防弾ベストは着てるみたいね」

イーゴリ 2/3
救急キット1
↓1飯田 マガジン9個 手榴弾1個
00〜20負傷した(死亡判定)
21〜60外した
61〜80倒した(マガジン1つ消費)
81〜90倒した(マガジン半分消費)
91〜992人倒した
又は治療する

↓2アリス マガジン7個 手榴弾1個
00〜20負傷した(死亡判定)
21〜60外した
61〜80倒した(マガジン1つ消費)
81〜90倒した(マガジン半分消費)
91〜992人倒した
又は治療する

↓3シモーヌ 14発 手榴弾1個
00〜20負傷した
21〜40外した
41〜70倒した
71〜902人倒した
91〜991発で2人倒した
60 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/10(火) 20:11:49.04 ID:WmYFUeZz0
a
61 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/10(火) 22:09:39.66 ID:MEC/qYH50
はい
62 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/11(水) 00:41:52.68 ID:kMsG7T6b0
a
63 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/11(水) 00:42:28.33 ID:kMsG7T6b0
倒したがヤベェな、流石に難易度も上がってくるか
64 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/12/11(水) 19:14:55.02 ID:6KZgo61n0
飯田 コンマ04 死亡判定
アリス コンマ66 ゾロ目ボーナスでマガジン半分消費
シモーヌ コンマ68 倒した

飯田「しぶとい奴め...」パン!

弾はイーゴリの頭を掠めた。恐怖で額に冷や汗を浮かべながらもイーゴリは飯田に狙いをつけた。

イーゴリ「ええい!」カチッ

ズガァン!

イーゴリが発射した瞬間、弾丸から目眩しも兼ねた焔が撒き散らされた。

飯田「焼夷弾?!」

視界を奪われながらも飯田は火のついた棚から離れようとしたが、イーゴリは見逃さなかった。

アリス「隊長!」ダァン!

イーゴリは脚に弾を喰らい、痛みで意識を失いかけたがなんとか持ち直し、飯田の心臓に狙いをつけた。

イーゴリ「死ねっ!」ズガァン!

飯田「ぐっ!」フラッ

シモーヌ「よくもぉっ!」ダァン!

イーゴリ「グハァッ!」ドサッ

イーゴリの左腕は血飛沫をあげながら宙へと舞い、彼はそのまま仰向けに倒れた。

ガイル「おい、大丈夫か?!」

↓1
00〜10死亡
11〜30一命は取り留めたものの戦闘には参加できず
31以上軽傷だった

65 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/11(水) 19:21:02.61 ID:2vJ2Dk8n0
はい
66 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/12/11(水) 20:00:46.34 ID:6KZgo61n0
コンマ61 軽傷だった

飯田「大丈夫...かすっただけだ」

イーゴリ「うう...」

コンソールの前で呻いているイーゴリの元へ、シモーヌとアリスが駆け寄った。

飯田「俺も行かないと...」

ガイル「分かった。先に行ってくれ、救急キットが無いか探してくる」

そう言うとガイルは部屋中の棚や机を物色し始めた。

↓1
00〜30 2個見つけた
31〜70 3個見つけた
71〜99 4個見つけた
67 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/11(水) 20:03:50.80 ID:kMsG7T6b0
a
68 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/12/15(日) 19:26:31.29 ID:3Qvd3eSW0
コンマ80 4個見つけた

ガイル「おい、こんなに見つけたぞ。今のうちに手当てした方がいいんじゃないか?」

シモーヌ「そうよ、こいつは私が見ておくから」

シモーヌは銃口でイーゴリを指した。

イーゴリは苦痛に顔を歪ませながら、飯田達を睨んでいる。

イーゴリ「無能なクズども...!俺に従う事でしか価値を発揮できないノロマのくせに!」

飯田「よくこの状況でそんな口が利けるな。まあいい、それより質問だ。創世記計画とは何だ?新兵器で何をするつもりだ」

イーゴリはしばらく俯いてから答え始めた。

イーゴリ「ふん、まあいい。冥土の土産に教えてやるよ」

飯田「冥土の土産?...使い方を間違えてるぞ」

イーゴリ「そうか?創世記計画は、今よりもより平和な世界を創造する計画だ」

飯田「またそれか...」

アリス「何の罪もない人々を無理やり連れ去り、実験台にする事で得られる平和があるとでも?」

イーゴリ「罪のない人間などいない...我々が誘拐したのは麻薬の栽培人や生活の為に子供を売り飛ばすようなクズどもだ。まあ、ごく稀だが本当に罪のない人間も居たが...世界に貢献できるんだ、良い話だろ?」

シモーヌ「どうしようもないゴミね」

アリス「罪人だからといって不当に殺して良いはずがない」

イーゴリ「お前らこそ説教できる立場か?金のために人を殺しておきながら」

アリス「それはっ...」
69 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/12/15(日) 19:27:40.89 ID:3Qvd3eSW0
飯田「倫理的な問答はまたの機会にしてくれ。それより具体的な計画は?」

イーゴリ「それは...教えるわけないだろ?だが新兵器の輸送場所は教えてやる」

ガイル「待て、あの兵器はまだ完成していない筈だぞ」

イーゴリ「たかが一研究者にプロジェクトの全容を教えているわけないだろ。お前とは違う研究チームが実用化まで漕ぎ着けたんだよ」

ガイル「そんな...!」

飯田「いいから肝心の場所を教えろ」

イーゴリ「西部アメリカ同盟、ニューロサンゼルス」

飯田「たしかあそこは今軍部の独裁に反対するレジスタンスがテロ活動を相次いで行なっている危険地域のはずだが...」

シモーヌ「そこで具体的に何をするの、言いなさい」

シモーヌは銃口をイーゴリのこめかみに当て、引鉄に指をかけた。

イーゴリ「悪いがこれ以上は教えられないなァ」

ガイル「そろそろドアロックが外れる、行かないと。こいつはどうするんだ?」

飯田は大きく息を吐き出し、イーゴリに目を合わせ質問した。

飯田「お前は何故、先駆者に?」

イーゴリ「...」

イーゴリは遠くを見つめた。その眼は現在ではなく過去を見ているようである。
70 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/12/15(日) 19:29:25.67 ID:3Qvd3eSW0
雄大な草原が広がる湖の畔に、全体が白色で統一された大邸宅が建っていた。

1人の少年がパタパタと玄関へ駆け、忙しなくドアを開けて大声で叫んだ。

少年「ママー!パパー!ほら見て、お友達にお手紙もらったよ!」

少年が自慢げに手紙を掲げる様子を、母親は優しい表情で眺めている。

母「あら、良かったわね。誰から頂いたの?」

少年「んーとね...」

少年が封を開けて母親に差出人の名前を見せようとしていた時、父親がやってきた。少年から手紙を取り上げ読み始めた。

父「どれどれ...」

一通り目を通すと父親は大きなため息をついた。

父「駄目だな、こいつは格が低い。付き合うに値せんよ」

冷たい声でそう言い放つと、父親は手紙を引き裂きゴミ箱に捨てた。

父親「前から言っているだろ。この世界には支配する者とされる者がいる。支配する者にはそれなりの責任が伴う。自分でろくに考えることもできない馬鹿どもが自滅してしまわないように支配し、幸せに暮らさせる義務がある。そして我が一族は代々支配する側だ。被支配者は我々の良き隣人ではあるが友人ではない。それを肝に銘じろ」

そう冷たく言い放つと父親は廊下の奥へと消えていった。

少年「ううっ...グスッ...」

少年の瞳から大きな涙が溢れ出た。

母親は少年を抱きしめて、耳元で優しく話しかけた。

母「大丈夫よ...お父様もあなたのことを思って言ってるの。あまり悪く思わないであげてね...」

少年「うん...」

母「さあ、部屋に戻りなさい。またご飯になったら呼ぶからね」

少年は手で涙を拭いながら自室へと向かった。
71 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/12/15(日) 19:31:17.38 ID:3Qvd3eSW0
その日の夜、少年はベッドで父親に言われたことを反芻していた。

コンコン

母「入るね」ガチャ

少年「どうしたの?」

母「これ見て、ジャジャーン!」

母親は後ろ手に持っていた手紙を取り出した。

少年「えっ?!でも、これ?!」

手紙をよく見るとテープで千切れたかけらを繋ぎ合わせていた。

母「結構大変だったけど、頑張ったの」

少年「ありがとう、ママ!」

少年は思わずベッドから飛び上がりそうになったが、母親に落ち着くよう制止された。

母「お父様は厳しいところがあるけど...でも、私だけは絶対にあなたの味方よ」

少年「ママ...」

母「さあ、もう夜も深いわ。寝なさい」

少年「うん!おやすみなさい」

だがその日を境に母は姿を消した。

1週間が過ぎた頃、少年は父に母の事を尋ねようとした。少年は薄々母がどうなっているか気づいていた。だが尋ねずにはいられなかった。

少年「その、パパ...ママは?」

父「...まあ早いに越した事は無いか。こい、こっちだ」

父親は少年を連れて地下室へと向かった。辺りには重い空気が漂っている。

地下室の扉を開くと小さい部屋の中央に椅子があり、そこに母親が縛られていた。

母「あなた...」

少年「ママ!?どうしてここに?!」

父「分からないか?その女はお前の優しさにつけ込んでお前を支配しようとしていたんだぞ」

少年「し、支配?何の話ですか!」

父「まあ、そこは重要じゃない。大事なのはそれをいかに克服するかだ。...この年齢では流石に厳しいか...だが...」

少年「パパ?」

父親は椅子の横に立ち、手招きをした。少年は誘われるがまま近づいた。

父「さあ、これを握れ」

父親は懐からナイフを取り出した。

少年「え...?」

父「さあ」ガシッ

父親は戸惑う少年の手を掴み、無理やりナイフを持たせた。そして刃先を母親の胸に当てた。
72 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/12/15(日) 19:32:09.77 ID:3Qvd3eSW0
少年「な、何を...」

父「ゆっくりと押し込むんだ」

少年「い、嫌だ!」

父親は有無を言わさずナイフを押し込ませた。

母「うっ!ゲホッ!」

母親の胸から血が流れ出した。

少年「嘘だァァァァァ!!」

叫ぶ少年の耳元で父親が何か言っていたが今の少年には何も聞こえていなかった。

母「大丈夫よ...私の話を聞いて...」

だが母親の話は聞き逃さなかった。否、聞き逃せるはずがなかった。

母「落ち着いてよく聞いて...大丈夫、あなたはきっと世界の人々を...幸せにできる素晴らしい人物に...なるわ。だから泣かないで...愛しいイーゴリ...」

母は震える手で少年の頬に触れると、そのまま絶命した。

父「聞いたか?母の願いは、つまり、支配する側の人間でいろ、という事だ。分かったな?」

イーゴリ「はい...」

少年は虚な目で返事をした。父への怒りもあったがそれよりも恐怖が上回った。何よりとてつもない喪失感に襲われていた。

父「後々我が一族の所属している組織の話もしてやる。世界平和を唯一実現できる組織だ...行くぞ」

父親が去った後も少年は部屋に残り続けた。母の手を握り、泣きながら。
73 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/12/15(日) 19:32:41.21 ID:3Qvd3eSW0
現在

イーゴリ「その理由を諸君に話す義理はない」

飯田「ちっ...最後に確認だな」

飯田はイーゴリの四肢を注意深く観察した。

飯田「あった。右脚...ということは輸送部隊か。それにこの鳩のマークが刻まれたドッグタグ。やはり幹部だったか」

イーゴリ「ふっ...ああ」

ガイル「おい!もう行かないと!」

飯田「ああ...」

↓3まで多数決
1トドメを刺す
2トドメを刺さない
74 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/15(日) 19:38:00.49 ID:Sg1tZ6Zh0
1
75 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/15(日) 19:38:03.13 ID:stTV1cZl0
2
76 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/16(月) 12:49:00.72 ID:3aX7wHeB0
77 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/12/17(火) 19:17:40.59 ID:msXh2BPqO
2 トドメを刺さない

飯田「ここから出よう。ガイル、脱出ポッドまで案内してくれ」

ガイル「OK、こっちだ」

シモーヌ 「ちょっと、あいつにトドメを刺さなくていいの?」

飯田「ああ。どのみちあの傷じゃ直に死ぬ」

イーゴリは出血多量で意識が朦朧としていた。

イーゴリ「ククク...ありがたい、これで私の役目も果たせる」

イーゴリが呟くと同時に、施設内に甲高い警報音が響き渡った。

『緊急シークエンス開始。まもなく当施設は放棄されます。全人員は直ちにマニュアル通りに行動して下さい』

アリス「これって不味いんじゃ...」

ガイル「ああ!放棄、つまり自爆だ!急ごう!」

イーゴリ「無駄なことだ...諸君はここで死ぬ運命なのだよ...」

痛みに耐えながら囁くイーゴリを後目に、彼らは実験室を後にした。

残り5ターン
残り10人
救急キット3
↓1飯田 マガジン9個 手榴弾1個
00〜20負傷した
21〜40外した
41〜70倒した(マガジン1つ消費)
71〜90倒した(マガジン半分消費)
91〜992人倒した

↓2アリス マガジン6.5個 手榴弾1個
00〜20負傷した
21〜40外した
41〜70倒した(マガジン1つ消費)
71〜90倒した(マガジン半分消費)
91〜992人倒した

↓3シモーヌ 13発 手榴弾1個
00〜20負傷した
21〜40外した
41〜70倒した
71〜902人倒した
91〜991発で2人倒した
78 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/17(火) 19:38:50.31 ID:UljGSjiG0
はい
79 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/17(火) 19:54:55.49 ID:5ojmGODko
手榴弾使う
80 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/17(火) 21:39:25.97 ID:7mfl/M7V0
a
81 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/12/17(火) 23:58:37.89 ID:j46KjvfU0
飯田 コンマ31 外した
アリス コンマ49 2人倒した
シモーヌ コンマ97 1発で2人倒した

ウ-!ウ-!

先駆者「居たぞぉ!奴らを脱出ポッドまで行かせるな!」

廊下の角から兵士が数人姿を現した。

飯田「ちっ!突破するぞ!」

先駆者「世界平和の為に死ねぇっ!」ズガガガン!

チュン!

ガイル「うおっ!」

飯田「下がってろ!2人とも任せたぞ!」

「「了解」」

飯田が素早く制圧射撃を行うとすぐさまアリスがグレネードを投擲した。

先駆者「まずい、逃げろぉ!」

ドッ-ン!

先駆者「うおっ!」フラッ

ドスン!

先駆者「重たい...早く退いてくれ!」ジタバタ

先駆者「す、すまない」

シモーヌ 「カモが2匹...」ダァン!

爆風の勢いで飛ばされ重なった2人の兵士を、シモーヌは見逃さず1発で仕留めた。

飯田「良し!次はこっちでいいんだな?」

ガイル「ああ、そのまま真っ直ぐだ!」

アリス「爆発までの猶予は?」

ガイル「大丈夫、まだ間に合う!」

先駆者「こっちだ!」

背後から兵士達の足音が聞こえてきた。

飯田「早く移動するぞ!」

残り4ターン
残り6人
救急キット3
↓1飯田 マガジン8個 手榴弾1個
00〜20負傷した
21〜40外した
41〜70倒した(マガジン1つ消費)
71〜90倒した(マガジン半分消費)
91〜992人倒した

↓2アリス マガジン6.5個 手榴弾0個
00〜20負傷した
21〜40外した
41〜70倒した(マガジン1つ消費)
71〜90倒した(マガジン半分消費)
91〜992人倒した

↓3シモーヌ 12発 手榴弾1個
00〜20負傷した
21〜40外した
41〜70倒した
71〜902人倒した
91〜991発で2人倒した
82 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/18(水) 00:05:50.36 ID:MF16CJSi0
83 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/18(水) 00:20:05.90 ID:ToHBVF/Xo
怨!怨!怨!
84 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/18(水) 00:29:22.10 ID:38TwlLaXO
手榴弾投げようここで惜しんでても仕方ない
85 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/12/20(金) 19:17:20.17 ID:wgTyoCPqO
飯田 コンマ36 外した
アリス コンマ90 マガジン半分消費
シモーヌ コンマ10 外した

ガイル「格納庫に着いたぞ!見ろ、あそこだ!」

ガイルが指を指した方向には脱出ポッドが複数並んでおり、兵士が順番に乗り込んでいた。

飯田「奴らを片付けないと!」

脱出ポッドへと向かおうとした矢先に、先ほど自分たちがやってきた通路から敵の援軍がやってきた。

先駆者「絶対に逃すな!」ジャキ!

ズガガガン!

シモーヌ 「っこの!」カチン

ポイッ

先駆者「グレネード!」

兵士は投げられたグレネードに素早く反応し、遠くへ蹴り飛ばした。

ド-ン!

先駆者「全員無事だな?!」

ボンッ!

機械の爆発音と同時に、施設内から突然重力がなくなった。

ガイル「重力制御装置が壊れたんだ!」

飯田「くそっ!狙いがつけられん!」ズガガン!

アリス「手すりか何かに掴まらないと反動で滅茶苦茶にブレるわよ!」ズガガン!

先駆者「ぐはぁっ!」フラッ

兵士の死体は地面に倒れ込むことなく宙へと浮かんでいった。

残り3ターン
残り5人
救急キット3
↓1飯田 マガジン7個 手榴弾1個
00〜20負傷した
21〜40外した
41〜70倒した(マガジン1つ消費)
71〜90倒した(マガジン半分消費)
91〜992人倒した

↓2アリス マガジン6個 手榴弾0個
00〜20負傷した
21〜40外した
41〜70倒した(マガジン1つ消費)
71〜90倒した(マガジン半分消費)
91〜992人倒した

↓3シモーヌ 12発 手榴弾0個
00〜20負傷した
21〜40外した
41〜70倒した
71〜902人倒した
91〜991発で2人倒した

86 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/20(金) 19:20:31.29 ID:shwdK1lj0
c
87 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/20(金) 19:22:12.27 ID:K2lG5AgO0
a
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/20(金) 19:35:24.58 ID:r/jpyJl2O
89 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/12/20(金) 19:54:53.99 ID:wgTyoCPqO
飯田 コンマ29 外した
アリス コンマ27 外した
シモーヌ コンマ58 倒した

先駆者「重力はまだ戻らないのか?!」

先駆者「すいません、全員手が一杯で!」

先駆者「ちっ!まあいい、奴等は無重力空間には慣れていないはずだ」

兵士は部下に命令を下し、重力がないことを逆手に取り四方八方に散らばらせてイーグル隊を撹乱しようとした。

アリス「ちょこまかと...!」タタタン!

飯田「シモーヌ、そっちに追い込む!」ズガガン!

チュチュン!

先駆者「クソッ!」

飯田の放った銃弾に追われるようにして兵士はシモーヌの狩場へと追い込まれた。

シモーヌ「外しはしない...」ダァン!

先駆者「グガッ!」フラッ

残り2ターン
残り4人
救急キット3
↓1飯田 マガジン6個 手榴弾1個
00〜20負傷した
21〜40外した
41〜70倒した(マガジン1つ消費)
71〜90倒した(マガジン半分消費)
91〜992人倒した

↓2アリス マガジン5個 手榴弾0個
00〜20負傷した
21〜40外した
41〜70倒した(マガジン1つ消費)
71〜90倒した(マガジン半分消費)
91〜992人倒した

↓3シモーヌ 11発 手榴弾0個
00〜20負傷した
21〜40外した
41〜70倒した
71〜902人倒した
91〜991発で2人倒した
90 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/20(金) 19:56:29.48 ID:0lgJ84/xo
手榴弾
91 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/20(金) 19:59:48.46 ID:K2lG5AgO0
a
92 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/20(金) 20:40:16.13 ID:shwdK1lj0
s
93 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/12/20(金) 21:18:13.71 ID:tspfjSbi0
飯田 コンマ48 2人倒した
アリス コンマ46 倒した
シモーヌ コンマ13 負傷した

ズガガン!

先駆者「うっ...」

飯田に撃たれた兵士は弾丸をばら撒きながら倒れた。

カキン!

プシュ-!

先駆者「嘘だろ...」

兵士は僅かな一瞬、地球に残してきた家族の事を思い返した後、流れ弾の当たった燃料ボンベの爆発に巻き込まれた。

タタタン!

先駆者「グアアッ!!」ドサッ

アリス「良し!」

ゴゴゴ...

アリス「ちょっと、今の音不味いんじゃない?」

ガイル「ああ!建物の自爆がもう始まってるぞ!」

シモーヌ 「そんな事言って焦らせないでよ...」ズガァン!

チュン!

先駆者「っ、スナイパーを殺らないと!」

シモーヌ 「外しちゃったじゃない」

先駆者「くそがっ!」ズガガン!

キンッ!

シモーヌ 「なっ...跳弾!?」ズキッ

残り1ターン
残り1人
救急キット3
↓1飯田 マガジン6個 手榴弾0個
00〜20負傷した
21〜40外した
41〜70倒した(マガジン1つ消費)
71〜90倒した(マガジン半分消費)
91〜992人倒した

↓2アリス マガジン4個 手榴弾0個
00〜20負傷した
21〜40外した
41〜70倒した(マガジン1つ消費)
71〜90倒した(マガジン半分消費)
91〜992人倒した

↓3シモーヌ 11発 手榴弾0個
00〜20負傷した(死亡判定)
21〜60外した
61〜80倒した
81〜902人倒した
91〜991発で2人倒した
又は治療する


94 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/20(金) 21:29:10.92 ID:shwdK1lj0
a
95 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/20(金) 22:15:01.80 ID:K2lG5AgO0
もう倒したか
96 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/12/20(金) 22:34:22.81 ID:tspfjSbi0
飯田 コンマ92 2人倒した

飯田「これで最後だ!」バババン!

先駆者「ガハァッ!」バタッ

ガイル「間に合ったな!ギリギリだ...さあ早く乗れ!」

ガイルが脱出ポッドのコントロールパネルを操作し、ロックを解除した。

ドッ-ン!!

遠方から施設の爆発音が聞こえてきた。

飯田「行くぞ!」

飯田の一声で全員が無事脱出ポッドに乗り込んだ。

ドッ-ン!

ドカン!ボカン!

シモーヌ 「爆発が目の前まできてるわよ!」

ガイル「間に合えっ...」

ガコンッ

ドカ-ン!

後数秒でも遅れていたら巻き込まれていたが、何とか間一髪でポッドが射出された。

ガイル「はぁ...やったぞ...」

ガイルの一言で全員がほっ、とため息をつき肩の力を抜いた。

飯田「それで...この後は?」

ガイル「あー、タクラマカン砂漠に着陸する予定だ」

アリス「それ大丈夫なの?」

ガイル「ああ。元妻が迎えに来る」

シモーヌ 「他の脱出した先駆者と鉢合わせになるんじゃない?」

ガイル「それも安心しろ。他の奴らは規定通りの場所に着陸する。そこにタクラマカン砂漠は含まれてない。さあ、着くまでしばらく時間がある。休んでおいたらどうだ?」

飯田「なら言葉に甘えて...」

ガイルを含めイーグル隊は束の間の休息を取ることにした。


秘密のコンマ判定↓1
00〜30 ???
31〜90 ???
91〜99 ???

今日はここまで。
97 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/20(金) 22:42:49.49 ID:shwdK1lj0
98 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/21(土) 10:43:20.11 ID:rnHKAXJY0
99 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/12/23(月) 19:39:53.95 ID:jmnSwFIrO
シャングリラ基地

マリー「お父さーん!」

基地に入るとロビーで待っていたマリーが笑顔でガイル目掛けて走ってきた。

ガイル「おっとと」

マリーはしばらく父親に抱きついた後、イーグル隊へ丁寧な言葉遣いでお礼を述べた。

飯田「俺たちも収穫があったからな、そう礼を言われることでもない」

マリー「たとえそうでも...本当にありがとうございます」

ガイル「さあ、向こうでちょっと待ってなさい」

マリー「はーい」

父親に促されマリーは待合室へ向かった。

ガイル「改めて礼を言おう、ありがとう」

飯田「まあ、な。それよりこれからどうするんだ」

ガイル「元妻が潜伏場所を用意してくれるらしいから暫くそこで娘と大人しくしているよ」

飯田「ヨリを戻すのか?」

ガイル「それは無理だろう。彼女と俺には決定的な差がある。だが...少なくともマリーを悲しませる事はないさ」

飯田「そうか...さあ、早く行ったほうがいいぞ。ここにも奴らのスパイが居ないとは限らない」

ガイル「ああ。ろくに礼もできずにすまない。また落ち着いたら連絡するよ。そうしないとマリーがうるさいだろうからな」

イーグル隊はガイルと握手を交わし、2人を見送った。

シモーヌ 「それで...私達はどうするの?」

飯田「ニューロサンゼルス...そこが次の手掛かりだな」

アリス「あいつの言った事を信用するの?まあ、信用するしかないのは分かるけどさ」

飯田「確かに信憑性は薄い。だが実際ニューロサンゼルスはかなり混乱している上に、超大国やPMC間の思惑も複雑に絡んでいる場所だ。事を起こすにはうってつけだろう」

シモーヌ 「それじゃあひとまず次の目的地はニューロサンゼルスね。今後の方針も決まったことだし私は休むわ」
100 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/12/23(月) 19:41:30.87 ID:jmnSwFIrO
シモーヌが一足先に部屋へと戻ろうとした時、ちょうどミラーが横を通りかかった。

ミラー「おや、イーグル隊の皆さん。休暇はどうでしたか?」

飯田「お陰様で気分転換できました」

ミラー「そうですかそうですか。おそらく直ぐに任務ですからその心づもりで。...そういえば」

飯田「何でしょう」

ミラー「こんな噂を聞いたんですよ。何でも月面で大規模な爆発が確認されたとか。まあ、どこの宇宙機関も言及してないので根も葉もないデマだとは思いますけどね」

飯田「そうですか...世間ではくだらない噂が流行するものですからね」

ミラー「...そうですよね。ああ、飯田君。前に言ったご家族の件、知りたかったらいつでも歓迎するからね。では」

スタスタ

シモーヌ 「...まさか奴らの一員?」

飯田「どうだかな。さあ今日はこれで解散しよう」



数日後 東南アジア 某国

イーグル隊はクロウ隊とともに兵員輸送車に揺られていた。そしてオウルレギオンの車列の横ではカリギュラセキュリティが同じように車列を組んでいた。

飯田「これが局長が以前言っていたカリギュラセキュリティとの共同作戦か...」

オウルレギオン兵「まさかあいつらと仕事をすることになるとはなあ。あの守銭奴どもが分け前を半分にするような真似をするとは思わなかったぜ」

オウルレギオン兵「全くだ。ターゲットは確か...コ=ホン・ギャングだったか。だがどうしてギャング何かを?」

オウルレギオン兵「何でもここらで商売の邪魔をされたから、その復讐らしい」

オウルレギオン兵「なるほど、メンツの問題か。ま、今回は直ぐ終わりそうな任務だな。たかだかギャング相手にPMC2社だからな」

兵士達が今回の作戦について話している中、アリスが耳打ちしてきた。

アリス「これって...明らかに私たちの行動が関係してるわよね?」

飯田「だろうな」

シモーヌ 「体のいい口封じってとこかしら」

飯田「絶対にカリギュラセキュリティやギャングにあの時いたのが俺たちだったと悟られるなよ」

「「了解」」

↓1
00〜20 アクシデント
21〜80 特に何事もなし
81〜99 手掛かり発見
101 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/23(月) 19:43:26.27 ID:FsB2Hnn10
はい
102 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/12/23(月) 20:54:14.42 ID:BGiWaWrT0
コンマ27 特に何事もなし

ギャング「た、たのむ...」

ダァン!

カリギュラセキュリティ兵「ハハハハ!」

オウルレギオン兵「おい...」

コ=ホン・ギャングは隠れ家を襲撃され、なす術もなく壊滅。たかだか一ギャングと世界を股にかけるPMCとでは戦力の差は歴然だった。

飯田「特に何事もなかったな」

焼け野原と化したギャングのアジトを、生存者が居ないか捜索しながら飯田が呟いた。

アリス「任務、とも呼べるほどのものでも無かったわね」

シモーヌ 「どちらかというと虐殺かな」

捜索を続ける3人の前方でカリギュラセキュリティの兵士が話していた。

エルリック「いやあ、今日も相変わらずの暴れっぷりだったな!えぇ!」

カルロス「やっぱ上から蹂躙すんのが最高だわ!」

ブラウン「あまりに下品な振る舞いはやめていただきたいものですがね」

カルロス「さ〜て今日は戦果もあげた事だしアリーラのとこでも行ってこようかなー」

エルリック「タマを潰されるのがオチだ!やめとけ!ギャハハハ!」

ブラウン「おや」

兵士の1人がイーグル隊に気づいた。
103 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/12/23(月) 20:55:36.65 ID:BGiWaWrT0
ブラウン「これはこれはイーグル隊の皆さん。エルネキア以来ですね」

飯田「ああ」

エルリック「んー?...あー、あん時の。後もう少しでお前らを殺せたんだがなぁ〜。ま、今は味方だ」

カルロス「誰だよそいつら。まあ、いいや。それよりエルリック、あの話の続きは?」

エルリック「そうそう!それで扉を開けたら女とガキが居やがってよ。んで、ククッ、助けてやるからって言って爆弾だらけの小屋に連れてったらよ」

エルリックは下卑た笑いを浮かべながら続きを話した。

エルリック「ありがとうございますっ!、って言って小屋に入ってよ、プププ!そのまま爆死しやがった!」

カルロス「マジかよそれ!笑えるなぁ!」

シモーヌ 「っ!」ギュッ!

シモーヌの目に怒りの炎が宿り、拳を握り締めたのが見えた。

飯田(このままだと殴りかかりそうだ。はやくこの場を離れよう...)

オウルレギオン兵「おーいイーグル隊。指揮官が呼んでたぞ」

飯田「分かった。行くぞ」

シモーヌ 「...そうね」

イーグル隊は笑い声を上げるエルリックとカルロスから離れた。

シモーヌ 「ごめんなさい。母の事を思い出して...」

飯田「大丈夫だ」

アリス「アイツらとだけは2度仕事をしたくないわね」

飯田「ああ。じゃあ行こう」

イーグル隊はそのまま指揮官に報告を行い任務を終えた。

↓3まで多数決 残り3回
1シモーヌと話をする(9)
2アリスと話をする(8)
3ミラーと話す(7)
4ウォルターと話す(7 1/3)
5外出する(他社の傭兵)
104 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/23(月) 21:53:44.60 ID:+UCQYTc9O
2
105 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/23(月) 22:24:11.41 ID:BHaEnoGv0
2
106 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/12/27(金) 20:05:47.80 ID:TJj6rfvv0
2 アリス
シャングリラ基地 共用スペース

任務の疲れを癒そうと2人の兵士が酒を飲みながら共用スペースでテレビを見ている。

オウルレギオン兵「はぁ〜」

オウルレギオン兵「どうしたんだ?」

オウルレギオン兵「いや、任務で酷い目にあってな...」

オウルレギオン兵「ってのも...」

兵士が苦労話を始めようとした時、テレビの番組がニュースに切り替わった。

『速報です、先程国際連盟はPMC抑制に関する声明が合意された事を発表しました』

オウルレギオン兵「なんだぁ?」

オウルレギオン兵「おい、お前は何か知ってるか?」

2人の兵士と同じように飯田もアリスと共用スペースで酒を嗜みながらくつろいでいた。

飯田「いや。アリスは?」

アリス「別にwikipediaじゃ無いんだから、何でも知ってるわけないわよ」

飯田「ハハ、だな」

『これに関しアメリカ大統領のルーク・アダムズは、長年全世界において混乱の種を撒き続けてきたPMCのこれ以上の拡大を防ぐのは当然の帰結であると述べました』

オウルレギオン兵「おいおい冗談だろ?俺たちがお前達の軍隊代わりに戦争してやったり、警察の代わりに治安維持をしてやってるんだろうが」

オウルレギオン兵「そもそも雇ってるのは向こう側だしな」

『この声明に拘束力はないもののPMC産業に大きな影響をもたらすことが予想されます。これに対しPMC評議会は、我々は世界の為に奉仕してきた身でありこの様な不当な扱いは容認できないとの声明を発表しました』

オウルレギオン兵「全くだ!」

オウルレギオン兵「でも大丈夫かよ、突然クビとかになったりしねえよな?」

オウルレギオン兵「そんな直ぐには影響も出ないだろ、安心しろって」
107 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/12/27(金) 20:06:38.37 ID:TJj6rfvv0
『続いてのニュースです。先月からフランスのパリで行われているアンドロイド人権団体のデモに関してです。先日デモ参加者を反アンドロイド派の市民が襲撃したことで市民間の対立は激化し、パリは混乱の一途を辿っています』

オウルレギオン兵「へ〜、アンドロイドの人権問題ね」

オウルレギオン兵「どうなんだろうな。所詮ただの機械だろ?それに人権を認めろってのはな...」

一瞬アリスの眉が動くのが見えた。

飯田「大丈夫か、アリス?」

アリス「...え、ええ。ああいう事を言われるのは慣れてるわ」

飯田「フッ、この前のアリスみたいにまたすぐキレるんじゃないかと思ったぞ」

アリス「そんなわけないでしょ。私は節度あるアンドロイドよ」

アリスは冷静を保ち、再びグラスに酒を注いだ。

オウルレギオン兵「ま、正直な話、アンドロイドに心があるなんて思ってる奴はただのイカれ野郎だろ」

オウルレギオン兵「まあ...」

アリス「...ふう」ガタッ

飯田「まさか...殴りに行くんじゃないよな?」

アリス「ちょっと説教するだけよ」

飯田(...あの目は確実に殴りに行く目だな)

↓3まで多数決
1 アリスを止める
2 アリスを止めない
108 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/27(金) 20:11:03.73 ID:BMc1jKiJo
1
109 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/27(金) 20:51:27.38 ID:5QUuIUaU0
2 これも感情ではないだろうか
110 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/28(土) 07:58:36.87 ID:w18jm+bAo
2
111 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/01(水) 00:07:19.11 ID:hrO/w6Em0
あけましておめでとうございます
112 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/01(水) 19:53:18.02 ID:unViXeRO0
明けましておめでとうございます。今年ものんびり頑張ります。
2 アリスを止めない

飯田(まあ、たまには感情のまま動くのもいいだろ)

アリスはテレビに釘付けになっている2人の兵士たちに背後から近づいた。

そしてテーブルに置いてあった酒瓶を手に取り、

バシャア!

オウルレギオン兵「ぶはあっ!?」

オウルレギオン兵「おいっ、大丈夫か?!」

オウルレギオン兵「あ、ああ。おい!何だよ!」ガシッ!

兵士は酒を滴らせながらアリスに掴みかかった。

アリス「ごめんなさいね。でも友達にアンドロイドがいる身としてはさっきの発言は聞き逃すことができなくて」

オウルレギオン兵「っ!だからってテメェ!」ブオン!

兵士はアリスの顔面目掛けてパンチを繰り出した。だがアリスは軽々かわし、そのまま兵士を投げた。

オウルレギオン兵「ちっ!このっ...!」サッ

兵士は懐からナイフを取り出した。

オウルレギオン兵「お、おい。やめとけって」

飯田(そろそろ止めた方がいいな)
113 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/01(水) 19:54:27.14 ID:unViXeRO0
飯田「待ってくれ。ここはどうか怒りを収めてくれないか?彼女も少し疲れてるんだ。とはいえ、すまない」

オウルレギオン兵「あん!?」ギロッ

ナイフを持った兵士は飯田を睨みつけた。

オウルレギオン兵「...お前は」

兵士は暫く飯田とアリスを交互に睨みつけ、ナイフをしまった。

オウルレギオン兵「イーグル隊には以前の任務で世話になった。だから今回は引いてやる。...部下のしつけはしっかりしとけよ」

飯田「ああ。悪かった」

オウルレギオン兵「ちっ。行くぞ」

オウルレギオン兵「あ、ああ。止めてくれて助かったよ。じゃあな」

2人の兵士はそのまま去っていった。

飯田「アリス、これきりにしておけよ」

アリス「ええ...」

アリスは妙に暗い表情をしていた。

飯田「どうした?」

アリス「いえ...あんな風に怒りをぶつけておきながら、自分はアンドロイドである事を明かしてないなんて...それこそ自分で自分を否定しているような気がしてね」

飯田「ま、そう気に病むことはない」

アリス「...そうね。それよりありがと。本当なら止めるべきだったのに、好きにさせてくれて」

飯田「抱えすぎは良くない、たまには爆発させないとな。...次からは違う形でそうするべきだが」

アリス「ええ。じゃあ私達も行きましょう」

アリス 好感度2上昇 8→8 2/3

↓3まで多数決 残り2回
1シモーヌと話をする(9)
2アリスと話をする(8 2/3)
3ミラーと話す(7)
4ウォルターと話す(7 1/3)
5外出する(他社の傭兵)
114 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/01(水) 20:26:59.13 ID:lKmnqAxQ0
4
115 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/02(木) 06:19:26.71 ID:jrx9pZHX0
4
116 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/07(火) 19:55:16.39 ID:LKABz+XMO
4 ウォルター

時は遡り、コ=ホン・ギャング殲滅作戦にて。

ウォルター「っし!行くぜー!!」

飯田「おいっ、待て!」

飯田の制止も聞かず、ウォルターは物陰から飛び出し敵の懐へ飛び込んだ。

ギャング「なっ!」

ウォルター「遅いね〜」ズガン!

ドサッ

ギャング「何だこいつ!」

ギャング「弾があたらねえぞ!」

ウォルターは泥臭くなりがちな肉弾戦とは異なり、舞を踊っているかのような優雅さを感じさせる動きでギャングを翻弄していた。

ギャング「たった1人に...あり得ねえだろうがよぉ!!」

ウォルター「そういう事も、あるものさ〜」ダァン

ギャング「がっ...!」バタッ

結局ウォルターはたった一人で4人を制圧した。

飯田「おい、頼むから突っ走るのはやめてくれ」

ウォルター「まあまあ〜。生きてるじゃん?」

飯田「俺が援護してたからな...」

ウォルター「それも込みだよ」

飯田「はあ...」

ウォルター「じゃ、俺行くね〜」

飯田「おいっ、どこに...くそっ。報告を押し付けられたか...」
117 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/07(火) 19:56:13.38 ID:LKABz+XMO
飯田が報告を終えた後、ウォルターを探していると茂みの奥から声が聞こえてきた。

飯田(あれはウォルターと...ブラウンとエルリックといた男、カルロスだったか...)

カルロス「久しぶりだなぁ〜?」

ウォルター「か、カルロス...」

カルロス「いつ以来だ?」

ウォルター「どうでもいいだろ。さっさと帰れ」

カルロス「仕事仲間に酷いねぇ。いつもの能天気はどうしたよ、え?まあいい。それよりさ、お前の秘密、知っちゃったんだよね」ニヤァ

ウォルター「な...!」

カルロス「仲間にバラされたくなけりゃ、分かるだろ?小遣いくれよ〜」

ウォルター「...」

カルロス「分かった!じゃあ、お前の好きなコイントスで決めよう。俺が勝ったら金を渡す、お前が勝ったら俺は黙る」

ウォルター「いいだろう、表だ」

カルロス「良し」

カルロスは懐からコインを取り出し、指で空へ弾いた。

パシッ

カルロス「残念、裏だ」ニッ

ウォルター「ちっ!」

飯田「おい」

2人は同時に、物陰から現れた飯田へ視線を移した。

飯田「こんな所で何やってるんだ?それよりそこのお前、アリーラとかいう軍医が呼んでたぞ」

↓1
00〜40 信じなかった
41〜99 信じた
118 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/07(火) 20:02:56.72 ID:hvx5klcR0
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