【アイマス】千早「蘇える金狼」【コンマ・安価有り】

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5 : ◆ssoeFE9sjAA9 [sage saga]:2019/12/01(日) 23:55:29.81 ID:XHqf3qlQ0
>>3
あります。全てのアイマスの作品は一応誰かは出します

聡美「次の方。どうぞ・・・」

ガチャッ

「失礼します」

聡美「えっと・・・名前は・・・紺野くんね」

「はい・・・紺野です」

聡美「16歳・・・若い。なんでこの西園寺プロダクションに来たの?」

紺野「えっと・・・・アイドル業界に興味があったんです」

紺野「今の時代はアイドル戦国時代。様々なアイドルが誕生しては消えていく・・・・」

紺野「そんなアイドル達とともに一時代を築けたらいいなぁって」

紺野「思って応募しました」

聡美「ふーん・・・・」

琴歌「ではどんなアイドルなら一緒にやっていけると思いますか?」

紺野「えっ・・・」

琴歌「誰でも良いです。どんな今いるアイドルでも昔のアイドルでも」

紺野「えっと・・・・えーっと」

聡美(もしかして、アイドルの事全然知らない?)

紺野「・・・・・うーん」

↓コンマレス
1〜20 答えられない 21〜30 小早川瑞樹 31〜40 よっくん 41〜50 近藤聡美
51〜60 日高舞 61〜70 東郷時麗華 71〜80 如月千早 81〜90 伊吹翼 91〜100 八宮めぐる
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/02(月) 06:47:23.32 ID:vb0bY/tFO
7 : ◆ssoeFE9sjAA9 [sage saga]:2019/12/03(火) 22:02:31.71 ID:JZ54nwRN0
紺野「よっくん・・・」

聡美「よっくん?もしかして西園寺プロダクションに昔居た」

恵「分かりますぅ〜よっくんって凄く魅力的なんですよねぇ〜」

恵「菊地真くんとか後追いの系列は居ますけどぉ〜彼女には遠く及びませんよねぇ〜」

紺野「そう。あの菊地真なんて全然大したことない」

聡美「その菊地真はどこのプロダクション所属でしょう?」

紺野「えっ・・・」

聡美(やっぱり全然知らない・・・)

聡美(まさかこの程度も知らず、うちに来たの?)

紺野「えっと・・・・えーっと」

↓コンマレス
1〜20 答えられない 21〜40 765プロ 41〜60 こだまプロ 61〜80 913プロ 81〜100 961プロ
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/04(水) 00:52:45.10 ID:TRQrE/Sdo
9 : ◆ssoeFE9sjAA9 [sage saga]:2019/12/04(水) 22:49:49.34 ID:Dm8+gdYA0
紺野「わかりません」

恵「・・・・・・」

聡美「・・・・・・」

琴歌「まぁ・・・そうですね。うふふ」

聡美(さすがのお嬢様でも声が出ないか・・・・菊地真の所属している事務所も言えずに来るなんてね)

聡美「それでは次の質問は・・・・」

・・・・・・・

聡美「終わった終わった・・・」

琴歌「お疲れ様です」

恵「私もいっぱい相手の話を聞いて疲れたですぅ〜」

恵「TwitterとInstagramの更新しなきゃ〜」

聡美「まぁ・・・・最終的に決めるのはお嬢様ですから。ちゃんと決めてくださいね」

琴歌「なんとか一週間以内に決めます」

聡美「頑張って・・・・それじゃあ私は引き上げるから」



10 : ◆ssoeFE9sjAA9 [sage saga]:2019/12/04(水) 22:59:42.02 ID:Dm8+gdYA0
居酒屋

カランカランッ

?「遅かったわね。10分遅刻よ」

聡美「ごめん、玲子。仕事で遅れてしまって」

尾崎玲子「珍しいわね。聡美が仕事に熱中するなんて・・・・」

玲子「仕事なんていつも17時に帰るって言っていたのに」

聡美「色々あってね・・・・面倒なのよ」

彼女は尾崎玲子。フリーのプロデューサー・・・・いや今は876プロにいるんだっけ?

玲子「それじゃあ一杯目は何にする?」

聡美「ビールで・・・」

私にとって彼女は古くからの付き合いであり、今でも続いている
11 : ◆ssoeFE9sjAA9 [sage saga]:2019/12/04(水) 23:08:20.33 ID:Dm8+gdYA0
・・・・・・・

聡美「アンタのところのアイドル。水谷絵理・・・また曲がヒットしているみたいね」

玲子「彼女は才能が凄い・・・もっともっと売れる」

聡美「そうなの・・・玲子は昔からそういう才能はあったから」

玲子「・・・・・・」

玲子「私よりも聡美の方がある」

聡美「いや、私なんて」

玲子「一体今は何しているの?まさかまだアルバイトとか」

聡美「・・・・そんな感じ」

玲子「もう30近いのよ。そろそろ本格的に将来を見据えて」

玲子「876プロに来ない?」

聡美「876プロに・・・・」

玲子「あそこには日高舞の娘も居て・・・結構面白いの」

玲子「聡美なら絶対気に入ると思うわ」

聡美「アイドルからはもう関わりたくないのよね〜」

玲子「・・・・・・」
12 : ◆ssoeFE9sjAA9 [sage saga]:2019/12/04(水) 23:15:33.05 ID:Dm8+gdYA0
玲子「・・・・・五十嵐社長」

聡美「!!!!!」

玲子「最近聞いたんだけど死んだみたいよ」

聡美「・・・・・」

玲子「聡美が恨んでいるあの社長もこの世にはいない・・・・」

玲子「だからこそ・・・・前を向いて・・・・」

聡美「無理よ・・・壊れたものは2度と戻らない」

聡美「私にはあの時のようにはなれない」

聡美「例え憎き相手が消えようが・・・・」

聡美「私は永遠に恨み続ける」

玲子「聡美・・・・」
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/05(木) 11:32:38.68 ID:ZPoGMBw2O
どうでも良いけど蘇るの誤植は意図的なものなのか
14 : ◆ssoeFE9sjAA9 [sage saga]:2019/12/07(土) 18:36:02.18 ID:kCCqqG5w0
1週間後

ジリリリリリリリリリリ

ジリリリリリリリリリリ

ジリリリリリリリリリリ

紺野「うるさいよ・・・・今日は土曜日・・・・」

ジリリリリリリリリリリ

ジリリリリリリリリリリ

紺野「うぁぁぁぁぁぁ、もぅ」

バンッ

「起きてください・・・休みの日だからって寝坊助はダメです」

紺野「寝かせてくれ・・・もう一時間」

「ダメです!!!」

ユサユサ

紺野「・・・・・・」

紺野「分かったよ・・・起きる」
15 : ◆ssoeFE9sjAA9 [sage saga]:2019/12/07(土) 19:02:26.32 ID:kCCqqG5w0
リビング

「いただきます!!!!」

紺野「いただきます」

紺野「・・・・」

今日の朝食はトーストにベーコン・・・そしてスクランブルエッグ・・・・オレンジジュース

紺野「嬉しい・・・これほどまでに洋が揃っている」

「あまり好きではありません。日本人なら・・・・ご飯に納豆・・・・そして味噌汁に漬物だと思うのですが」

紺野「そうか?古い考えだと思うけど」

「いえ、毒されているだけです!!!」

紺野「あんまり大声を出したらまた怒られるよ」

ガチャッ

?「・・・そんなに日本食が食べたければ勝手に作ればいい」

「えっ・・・」

紺野「あっ・・・」

?「2度と食べるな」

ガシッ

「待ってください・・・なにも」

?「食べるな!!!」

「・・・・・そんなぁ」

紺野(可哀そうと思っていいのか?自業自得と思っていいのか?)

16 : ◆ssoeFE9sjAA9 [sage saga]:2019/12/07(土) 19:36:15.91 ID:kCCqqG5w0
・・・・・

紺野「ごちそうさま」

?「郵便物がそういえば届いていましたよ」

?「西園寺琴歌と書かれていましたけど・・・・どなたですか?」

紺野「えっと・・・バイトの面接先のお偉いさん」

?「バイトの合否判定の通知って事ね」

紺野「・・・・・」ドキッドキッ

ビリビリ

紺野「・・・・・・・合格」

紺野「やった!!!!合格した」

?「・・・・・・おめでとう」

?「色々これから大変だと思うけど、頑張って」

紺野「うん!!!」
17 : ◆ssoeFE9sjAA9 [sage saga]:2019/12/08(日) 01:21:25.97 ID:DKVrfxJI0
図書館

紺野「休みの日に行くとするなら、図書館は鉄板だな」

紺野「午前中はここに居よう」

紺野「しかし・・・受かったのは良いけど。アイドルの事全然知らない」

紺野「うーん。不安になるけど・・・・まぁ、なんとかなるか」

紺野「・・・・・・」

紺野「今は忘れて、本を読むことに集中しよう」

読む本
↓コンマレス
1〜20 冒険もの 21〜40 歴史もの 41〜60 探偵もの 61〜80 エッセイ 81〜100 日常系
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/08(日) 05:39:06.03 ID:k+exkjkHO
!?
19 : ◆ssoeFE9sjAA9 [sage saga]:2019/12/08(日) 14:14:33.31 ID:KsCYO9LCO
紺野「ここは冒険ものでも読むか・・・」

・・・・・・・

紺野「この辺の本は読んだからなぁ・・・新しいのは・・・・」

紺野「えっ・・・伝説の小説『カタハネ』がある」

群像劇の名作小説であり、冒険をしながら真実に迫っていくという・・・・何度も映像化や舞台化もしている

紺野「しかし、小説はあまり出回っていなくて・・・」

紺野「図書館に置いているなんてラッキーかもしれない」

紺野「これを読もう・・・・」

ドンッ

?「キャッ」

紺野「あ・・・・ごめん」

紺野「大丈夫?」

?「平気です。すみません。こちらこそ・・・・」

?「それよりもその・・・・小説」

紺野「カタハネの事か?」

?「あの・・・・借りるのですよね?」

紺野「そのつもりだけど。もしかして君もこれを?」

?「・・・・・」コクッ
20 : ◆ssoeFE9sjAA9 [sage saga]:2019/12/08(日) 22:03:10.69 ID:DKVrfxJI0
紺野「・・・・・別に今すぐ読みたいってわけではない」

紺野「先に借りても良い」

?「本当ですか!!」

紺野「ああ。それに小説は読んではないが、映像化は何回も見た」

紺野「特に、音無琴美版のアンジェリカの演技は最高とまで思う」

?「・・・・・・確かにあの人の演技は素晴らしい」

紺野「音無琴美がこの映画の後に早死したのは残念だ」

紺野「もっと生きていれば大御所の大女優になれたのに」

?「子孫の方が継いでくれると私は信じています」

紺野「音無琴美に子供、良い年齢だしな・・・そろそろ舞台に出て来てもいいはずなのに」

紺野「もしかしたら、そっちの道には行かなかったのかもな」



21 : ◆ssoeFE9sjAA9 [sage saga]:2019/12/09(月) 22:03:37.18 ID:lSobjhcs0
・・・・・・

結局読もうとした本はあの子に譲り、別の本を読むことにした

紺野「・・・・・アイドルの本でも読むか」

ここ50年のアイドルの歴史

50年前

スクールアイドル全盛期時代

いわゆる芸能プロダクションを介さず一般高校の生徒を集めて結成されたアイドルの事をスクールアイドルと呼んだ。
つまり芸能人ではなく、ご当地アイドルのような存在が当時のブームであり、主流であった

代表的なアイドル
■μ's
スクールアイドルの代名詞と呼べる人気アイドルグループ
活動時期は1年間のみであったが様々な伝説が残り・・・今でも語り継がれている
■A-RISE
こちらも人気のスクールアイドルグループ。メンバーのほとんどは高校卒業後も芸能界事務所にも入り長年活躍する
■Aqours
スクールアイドル中期に登場した。沼津のアイドルグループ
あの小原グループの会長も在籍していた。
■Saint_Snow
北海道の姉妹ユニットのスクールアイドル。実力や人気は高かったが無冠で終わった
■虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会
後期に登場したスクールアイドル。他とは違い個々でソロ活動を行う異色の存在を放った
■ピッチ・カート
数々の不正やトラブルを起こし、スクールアイドル時代を終わらせた

この時代を題材にした作品
『ラブライブ!』
『ラブライブ!サンシャイン』
『えみつんは最高のリーダー』
『スクールアイドルの全て』
『山頂アタック物語』

紺野「スクールアイドルって言うのが流行った時代があったんだな。へぇー」
22 : ◆ssoeFE9sjAA9 [sage saga]:2019/12/09(月) 22:40:23.91 ID:lSobjhcs0
40年前

バンドアイドル時代

この時代はアイドルの主戦場はバンド活動となる。その為数々のバンドアイドルグループが流行した

代表的なアイドル
■放課後ティータイム
バンドアイドルの先駆け。全国であずにゃんブームを巻き起こす。
■にゅーろん☆くりぃむそふと
奇抜なメンバーで活動を行う。息の長いグループ
■Poppin'Party
王道的なメンバーで構成されたこの時代の中心的なバンドアイドルグループ
■Glitter*Green
Poppin'Partyの先輩アイドルバンドグループ
■CHiSPA
メンバーの入れ替わりが激しいが、人気は保っていた怪物グループ
■Roselia
クールな印象が目立つグループ。しかし本人たちは意外にもお茶目
■Afterglow
放課後ティータイムの後継グループ。
■ハロー、ハッピーワールド!
DJのミッシェルは長年謎に包まれた存在であった。
■Pastel*Palettes
商業バンドとして人気は高かったが、それを良しとしないアンチも一定数いた
■Myself ; Yourself
男女混合のアイドルバンドグループ。様々なネタがあり、コアな人気があった
■Girls Dead Monster
メンバー全員が早死にしたため、三大幻のバンドと呼ばれている
■第二文芸部
三大幻のバンドの1つ。こちらもメンバーが早死にしたため活動期間は短い
■CaS
三大幻バンドの1つ。存在すら架空だと思われていたが近年の映像の発掘により、存在が確定した

この時代を題材にした作品
『けいおん!』
『ガールフレンド(仮)』
『バンドリシリーズ』
『エンジェルビーツ』
『フラグクラッシャー、フラグ一級建築士兄貴』
『キラ☆キラ』
『私が天使のなった理由』
23 : ◆ssoeFE9sjAA9 [sage saga]:2019/12/11(水) 20:36:06.03 ID:z4XBGDQ20
30年前

この時代はアイドルの冬の時代と呼ばれ代表的なアイドルも少ない

しかし、この時代には後の765プロ社長の高木、961プロ社長の黒井が共同でプロダクションを切り盛りしたり
美城グループの専務であり、手腕を振るう美城敦子がアイドルをしたり、現在もアイドル界で活躍する人たちも現れ始める

代表的なアイドル
■美城敦子 シンデレラプロダクション(現346プロダクション)所属
アイドルというよりはプロデューサー寄りだった。現在でも346プロでアイドル達をプロデュースしている。
■金田百合子 新アイドル先駆け → 461プロダクション → 913プロダクション → 919プロダクション → 774プロダクション所属
給料を高く出してくれる事務所へ移籍を繰り返すアイドル。現在はゴールドプロダクションの社長
■神長瑠衣 919プロダクション所属
「ストレートラブ!」で一世風靡したアイドル。今でも人気は高い。
■歌田音 新アイドル先駆け → 461プロダクション
ラジオのDJとして有名な彼女もかつてはアイドルをしていた。
■音無琴美 461プロダクション所属
短命で時代を駆け抜けたこの時代ナンバー1アイドル。彼女の死がきっかけで高木と黒井は別々の道を歩むことになる

この時代を題材にした作品
【961プロと765プロの歴史】
【美城がゆく】
【時は金なり】
24 : ◆ssoeFE9sjAA9 [sage saga]:2019/12/11(水) 21:05:01.72 ID:z4XBGDQ20
20年前

この時代からアイドルが次々と大量に出現し、アイドル戦国時代へと突入する
様々な個性を持ったアイドルおり、現在でも活躍する人物もいる。

代表的なアイドル
■日高舞 913プロダクション所属
活動期間3年間でありながら全ての曲がミリオンヒットする化け物アイドル
近年も復活して世間を騒がせた。娘もアイドルで876プロの日高愛
■柊志乃 913プロダクション → 346プロダクション → バッカスプロダクション所属
実力は高かったが、未成年飲酒を繰り返しその度に自粛していた為、売れるのが遅れた
■高橋礼子 763プロダクション → 346プロダクション → フリーランス
幼少の頃から大人の色気を出して、同世代とは変わったアイドル
■川島瑞樹 346プロダクション → 961プロダクション
346プロダクションの顔と言えば最近まで彼女だった。世代交代した後は961プロダクションへ移籍
■神山満月 961プロダクション所属
余命1年をアイドル活動に費やした伝説のアイドル。彼女の死がアイドル戦国時代へと少女達を駆り立てた

この時代を題材にした作品
【満月をさがして】
【961プロの野望】
【アイドル戦国時代の幕開け】
25 : ◆ssoeFE9sjAA9 [sage saga]:2019/12/11(水) 21:29:32.69 ID:z4XBGDQ20
10年前

様々なアイドルが出現する中で天下を取ったのが346プロダクション
この時代には沢山のアイドルがいるが紹介したくてもしきれないため、数名だけ選出する

代表的なアイドル
■和久井留美 346プロダクション → 919プロダクション所属
趣味が仕事の仕事人間。不器用なアイドル
■三船美優 346プロダクション → こだまプロダクション所属
落ち着いている雰囲気で天然売りのアイドル
■高垣楓 346プロダクション所属
346プロダクションで現在もトップのアイドル。この時代で売れたアイドルで唯一の346プロに残る
■服部瞳子 346プロダクション → 913プロダクション所属
346プロダクション時代はあまり売れなかったが、移籍してブレイクした
■高峰のあ 346プロダクション → 961プロダクション所属
346プロダクションのアイドル達を大量移籍する原因を作った悪女。
■七海るちあ 太陽プロダクション所属
全国の少女たちに希望の歌を届ける
■櫻見枝絵留 プリンセスプロダクション所属
ドイツからの帰国子女。熱狂的なファンがいたが結婚して早々引退
■夏海里伽子 ファミーユプロダクション所属
有望なアイドル株であったが事故で引退
■花鳥玲愛 フリーランス
人の3倍活動するアイドル。早々にアイドル業を引退している

この時代を題材にした作品
【346プロの栄光】
【太陽の国を目指す者】
【アイドル火災】
26 : ◆ssoeFE9sjAA9 [sage saga]:2019/12/14(土) 20:43:10.77 ID:naWQdGmf0
現在のアイドル

現在のアイドルは765プロがまだまだ成長すると考えらる。
しかし、961プロや361プロも負けてはいない

現在の代表アイドル

■如月千早 765プロダクション所属
一時期はスキャンダルがあり休業もしていたが無事復活した。
■星井美希 765プロダクション所属
実力があり、765プロダクションを引っ張る存在
■四条貴音 765プロダクション所属
ミステリアスな雰囲気でファンを虜にする面妖アイドル
■高山紗代子 765プロダクション所属
妥協や慢心をゆるさないアイドル。765プロのメンバーとは亀裂があると噂がある
■福田のり子 765プロダクション所属
アグレッシブなアイドル。765プロを抜け出して世界へ行くと噂もされている。
■伊吹翼 765プロダクション所属
765プロダクションに突如合われた新鋭。次々と賞を取り、今後が期待される
■獅子原玲音 961プロダクション所属
オーバーランクアイドル。765プロでも現在の彼女に勝てるアイドルは居ない。
■黒井詩花 961プロダクション所属
黒井社長の娘。961プロダクションの悪いイメージも彼女の活躍に期待
■日高愛 876プロダクション所属
あの日高舞の娘。確実にキャリアを積んでいる
■水谷絵理 876プロダクション所属
引きこもりの女の子だったが、876プロの手腕により売れるアイドルに変身した。
■ひかり&つばめ&のぞみ こだまプロダクション所属
通称新幹少女。こだまプロダクションの稼ぎ頭
■桜井夢子 フリーランス → 913プロダクション所属
かつてはフリーランスで活躍していたが今は913プロダクションに属している
■サイネリア フリーランス
ネットで活躍するアイドル。水谷絵理とはたまにコンビを組む
■東豪寺麗華 東郷寺プロダクション所属
東郷寺グループの令嬢。実力は高く人気も高い
■三条ともみ 東郷寺プロダクション所属
東郷寺プロダクションで活躍するアイドル。
■朝比奈りん 東郷寺プロダクション所属
東郷寺プロダクションで活躍するアイドル
■レッドショルダー 東郷寺プロダクション所属
東郷寺プロダクションの新鋭コンビ。
■佐野美心 DNAプロダクション → 東郷寺プロダクション所属
弱小のDNAプロダクションを救った救世主。しかし、東郷寺プロダクションに吸収される
■雪月花 花鳥風月プロダクション → 東郷寺プロダクション所属
かつてはコネなどを使ってやりたい放題のアイドルユニットであった。
東郷寺プロダクションで大人しくなり、方向転換した。
■桑山千雪 283プロダクション所属
新設の283プロダクションで売れ始めているアイドル
27 : ◆ssoeFE9sjAA9 [sage saga]:2019/12/14(土) 22:25:43.48 ID:naWQdGmf0
紺野「・・・・・・」

聡美「へぇー、アイドルの本を読んでるのね」

紺野「あっ・・・近藤聡美さん」

聡美「受かったから勉強しているの気?」

紺野「・・・・・暇つぶしですよ。休みの日に図書館にはよく行きます」

紺野「それにお金もかからないし・・・色々と知識も付いて便利」

聡美「ふーん・・・・今は若者の活字離れが進んでいるというのに」

紺野「車輪の上に居る人間にはそうかも知れないけど・・・自分は違う。」

聡美「・・・・・・」

聡美「それで読んでみて、一番印象に残ったアイドルは?」

28 : ◆ssoeFE9sjAA9 [sage saga]:2019/12/14(土) 23:44:16.54 ID:naWQdGmf0
紺野「うーん。選ぶならこの人かな」

紺野「如月千早」

聡美「如月千早・・・・765プロダクションの」

紺野「なんていうか、この人には惹かれるものがある」

紺野「曲を聞いてみたい・・・って思ってしまった」

紺野「彼女の代表曲って?」

聡美「蒼い鳥」

紺野「蒼い鳥・・・・・昼からCDショップに行ってみます」

聡美「今彼女は人気だから売り切れているかもね」

聡美「ネットで購入した方が早いわよ」

紺野「いや・・・今日はネット出来る日じゃないから」

聡美「ネット出来る日?」

紺野「家族で使う日を決めているんです。」

聡美「だったら、使える人に頼んでみれば・・・」

紺野「いや・・・今日は頼みにくい人で」

聡美「・・・・だったら私の家に来る?蒼い鳥くらいあるけど」

紺野「えっ・・・・」

聡美「どうする?」

紺野「・・・・・・・」

↓コンマレス
1〜50 家に行く 51〜100 行かない



29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/18(水) 22:10:21.61 ID:MU27GnFFO
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/18(水) 22:30:16.48 ID:L6IYzrHUO
みりあがいるし
こっちではバカ城みりあとでも名乗っとけ
31 :バカ城 ◆Q7mJf.GjJKSH [sage saga]:2019/12/18(水) 23:46:17.38 ID:3xqSQ2Yo0
紺野「いや・・・今日はそういう気分じゃないです」

聡美「そう・・・」

紺野「それじゃあ・・・また。」

聡美「・・・・・」

聡美(しかし、どうしてこの子をあのお嬢様は選んだのか・・・)

聡美(これからの西園寺プロダクションに必要な人材だと思っているのか)

聡美(時間もあるようだし・・・・観察してみようかしら)

紺野「・・・・・・?」
32 : ◆ssoeFE9sjAA9 [sage saga]:2019/12/18(水) 23:55:07.85 ID:3xqSQ2Yo0
公園

紺野「・・・・・・」

聡美「酷い・・・花火のゴミが沢山ある」

紺野「ここではよく、夜中に花火大会をする連中がいるんです」

紺野「後片づけもせずに帰る・・・」

サッ

聡美「掃除・・・」

聡美「もしかしていつも掃除している?」

紺野「まさか・・・自分はそんな善人者ではない」

紺野「ただの暇つぶし・・・」

紺野「よいしょっ」

聡美「・・・・・」

紺野「ここにもゴミ発見・・・」

紺野「ここにもあった」

聡美(本当にただの暇つぶし・・・ボラティア精神のある子なのかしら?)

33 : ◆ssoeFE9sjAA9 [sage saga]:2019/12/19(木) 00:03:45.05 ID:9IAwg6cS0
訂正

聡美(本当にただの暇つぶし・・・それともボラティア精神のある子なのかしら?)

30分後

紺野「だいぷ片付いた・・・」

紺野「聡美さんは暇なのですか?」

聡美「別に暇ってわけじゃないけど・・・・なんとなく気になって」

紺野「ふーん・・・・」

聡美「貴方こそ、休みの日なんだから友達と遊んだりしないの?」

聡美「私が10代の頃はずっと友達と遊んでいたわよ」

紺野「・・・・人は孤独だ。いくら群れようとも最後は1人死ぬ」

紺野「だったら今のうちに一人でも生きていけるように・・・」

聡美「友達がいない言い訳ね」

紺野「!!!!!」

聡美「交わりがあるからこそ人なの、孤独では人は育たない・・・生きていけない」

紺野「だったら友達をください。30人くらい」

聡美「自分で作るものよ・・・」
34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/19(木) 08:11:05.32 ID:/mU2heVZO
アイマスはここじゃツェストビィエンがいるから
どれだけ頑張ってもあれの二番煎じ以下にしかならない
35 : ◆ssoeFE9sjAA9 [sage saga]:2019/12/23(月) 22:18:21.35 ID:19Svy46B0
・・・・・・

スーパー

紺野「うん・・・ここの店はキャベツともやしが安い」

聡美「価格調査?まるで主婦ね」

紺野「・・・・・」

紺野「なんだこのもやしは・・・300円もする」

聡美「これは765プロのタイアップ商品ね」

紺野「高槻やよい家のもやしパーティー・・・・こんなものを買う奴がいるのか?」

オタクA「おっ・・・・まだ売っているでこざる」

オタクB「これを5つ買えば、765プロのグッズが貰えるんだ」

オタクC「ハァハァ・・・・やよいたん♪」

紺野「・・・・・」

紺野「なるほど、上級国民には売れているのか」

聡美「上級国民じゃないわよ。ただのアイドルファン」
36 : ◆ssoeFE9sjAA9 [sage saga]:2019/12/23(月) 22:24:48.09 ID:19Svy46B0
紺野「いくらアイドルファンとはいえ」

紺野「あんな量も少ない、価格も高いもやしを買うのか」

聡美「5つ買えばグッズを貰える」

紺野「・・・・なっ」

紺野「だとしても」

聡美「765プロのブランドは凄いって事よ。多少の悪い製品でも売れる」

紺野「・・・・・」

紺野「最低だな。西園寺プロダクションはそんな汚い商売をしちゃだめだよ」

紺野「絶対に・・・」

聡美(アイドル界なんて汚い商売は当たり前なのよ・・・ピュアな少年君)



37 : ◆ssoeFE9sjAA9 [sage saga]:2019/12/27(金) 10:52:34.45 ID:ZPtY6eEY0
店員「タイムセール。今ならもやしを10袋買うとなんと2袋の値段を割り引くよ」

店員「さらに30袋なら10袋の値段を引く」

紺野「うぉぉぉぉ、お得だ。大量に買うぞ。30袋買う」

聡美「もやしを30袋も買って良いの?」

紺野「安いんだから買うに決まっている」

紺野「この波に乗らねば」

聡美「・・・・・」

・・・・・・・・

店員「ありがとうごさいました」

紺野「♪〜」

紺野「今日はもやし祭りだ」

聡美「それだけ使うは大変よ」

紺野「大丈夫、大丈夫」

紺野「これくらいすぐに消費しますよ」

?「あっ・・・・」

紺野「珠美・・・さん」

脇山珠美「こんなところで偶然会うなんて」

紺野「今日は学校に行っているはずでは」

珠美「剣道の練習は終了したのが早かったんです」

珠美「だから買い物もこんなにたくさん」

珠美「もやしも買いました!!!!」




38 : ◆ssoeFE9sjAA9 [sage saga]:2019/12/27(金) 11:09:15.01 ID:ZPtY6eEY0
紺野「もやし・・・まずい。もしかして30袋買った?」

珠美「安かったんです。当然買います!!!!」

紺野「二人合わせて60袋・・・・うわぁ」

聡美「この人は貴方の恋人?」

珠美「//////」

珠美「なっ・・//なっ・・・////」

紺野「・・・・・」

紺野「ねぇ聡美さん。今夜家に来て夕飯を食べていかないですか?」

聡美「夕飯・・・別に良いけど」

紺野「よしっ、これで少しはもやしを消費できる」






39 : ◆ssoeFE9sjAA9 [sage saga]:2019/12/27(金) 12:07:33.32 ID:ZPtY6eEY0
・・・・・・

聡美「なかなか大きな家ね。金持ちなの」

紺野「まさか・・・贅沢な暮らしなんて出来ない」

ガチヤッ

珠美「ただいま帰りました!!!!」

紺野「相葉さんと・・・水本さん・・・・そして岡崎さんと早坂・・・」

紺野「結構な人が帰ってきているな」

相葉夕美「おかえりなさい」

水本ゆかり「えっと・・・凄い量のもやしですね」

岡崎泰葉「おそらく・・・タイムセールでたくさん買ったのでしょう」

早坂美鈴「これだから単細胞人間は・・・・安物買いの銭失いって言葉を知らないのか?」

聡美「凄い・・・ハーレムじゃない。みんな貴方の彼女?」

紺野「この人たちは居候の人間です。身寄りのない彼女達を引き取った」

夕美「初めまして、相葉夕美と言います。よろしくお願いします」ペコリッ

聡美(なんだ・・・全員と愛人関係を結んでいるのかと思った)


40 : ◆ssoeFE9sjAA9 [sage saga]:2019/12/28(土) 15:53:29.83 ID:AHWoJM0o0
ゆかり「水本ゆかりです・・・」

泰葉「岡崎泰葉です」

美鈴「・・・・・早坂美鈴だ」

美鈴「そこのオバサンは彼女か?」

聡美「オバサンって・・・まだ私は20代よ」

美鈴「ウチからしたらババアだ!!!」

紺野「こらっ、何を言っている」

珠美「そうですよ・・・・年上の人になんて事を言うのですか!!!!」

紺野「この人は彼女ではない。バイト先の上司だ」

珠美「そ、そっちですか・・・・」

紺野「あっ・・・・ババア呼ばわりは良くない」

紺野「ちゃんと謝れ」

美鈴「事実を言っただけだ」

夕美「ごめんなさい・・・失礼な事を言ってしまって」

聡美「気にしていない・・・無礼な餓鬼に腹を立てるほど・・・未熟では無いわ」

聡美「私の娘だったらこんなこと言ったらぶん殴るけど」

紺野(絶対気にしているな・・・)

41 : ◆ssoeFE9sjAA9 [sage saga]:2019/12/28(土) 20:10:28.99 ID:AHWoJM0o0
台所

聡美「この家では何人の人が暮らしているの?」

紺野「最大は12人。全員が揃うことは無いけどね」

聡美「・・・・・・」

紺野「・・・・・・」

紺野「早坂美鈴の事は自分からも謝ります」

聡美「彼女は教育がなっていない今時の子ね」

紺野「・・・・・ずっと施設で暮らしていたみたいです」

紺野「そして施設でいじめられて、居場所も無かった」

紺野「典型的な車輪の下の人間だ」

聡美「・・・・・」

紺野「さっ・・・パーッと行きますか。」

紺野「もやしパーティを・・・・」

42 : ◆ssoeFE9sjAA9 [sage saga]:2019/12/29(日) 13:16:51.78 ID:irxuvGPB0
もやし料理の王道と言えば、1つしかない

ホットブートでもやしを焼いて・・・食べる。

ジュワァァァァァァ

珠美「いい音がします!!!!」

夕美「うん」

美鈴「もやし60袋を消費するなら・・・・1人、8.6袋・・・・・」

泰葉「無理に食べなくても、数日に分けて食べれば」

ゆかり「もやしが少し痛んできています・・・今日中に消費しないと危ないかもしれない」

美鈴「まったく・・・」

珠美「珠美はお腹がかなり空いていますのでたくさん食べられます」

ゆかり「私はダイエット中なので・・・・よろしくお願いします」

夕美「私もお昼沢山食べたから・・・・」

珠美「心配いりません!!!」

紺野「流石武道っ娘。頑張ってください」

聡美「君は食べないの?」

紺野「あんまり大食いってキャラじゃないので」

紺野「応援する側に回る」
43 : ◆ssoeFE9sjAA9 [sage saga]:2019/12/29(日) 13:31:44.81 ID:irxuvGPB0
ジュワァァァァァァ

紺野「そろそろ、焼けてきた」

紺野「特製のたれをかけるよ」

ジュワァァァァァァァァァァァァァァァァァ

泰葉「良い匂い」

夕美「うん・・・・美味しそう」

紺野「どうぞ、召し上がれ!!!!!」

珠美「いただきまーす」

パクッ

美鈴「・・・・・・」

パクッ

ゆかり「頂きます」

パクッ

聡美「なにこれ・・・・甘っ」

紺野「隠し味に蜂蜜を入れてみました」

聡美「は、蜂蜜!!!」

美鈴「馬鹿・・・こんなもの食えるか!!!!」

夕美「うーん・・・・ちょっと甘すぎるかな」
44 : ◆ssoeFE9sjAA9 [sage saga]:2019/12/29(日) 13:42:12.50 ID:irxuvGPB0
美鈴「冗談じゃない・・・ウチはもういらん!!!!」

美鈴「あとはオマエが処理しろ」

ガシッ

紺野「おい。抜け駆けは禁止だ。全員で処理する」

紺野「完食するまでここから出られない・・・・全部食うんだ」

美鈴「ふ、ふざけるな!!!!」

泰葉「残したら怒られちゃいますよ」

夕美「そうだね・・・絶対に残すことは出来ない」

美鈴「くっ・・・・・」

聡美「・・・・・」

地獄の夕食が始まった

45 : ◆ssoeFE9sjAA9 [sage saga]:2019/12/29(日) 23:38:36.46 ID:irxuvGPB0
ジュワァァァァァァ

聡美「甘っ・・・」ムシャムシャ

美鈴「・・・・くっ」パクパク

泰葉「・・・・」モグモグッ

珠美「うーん・・・・」モグモグッ

紺野「みんな。味を変えてみたタレを用意したよ」

聡美「・・・・今度は大丈夫なの?」

紺野「ああ、食べてみてください」

夕美「じゃあ貰うね」

夕美「・・・・・たれをつけて」

パクッ

夕美「うげっ・・・・味があってないよ。余計に味が悪い」

紺野「蜂蜜の配分を変えてみたけど。ダメか・・・・」

聡美「料理下手?それともわざと?」

泰葉「前までは普通に料理を作っていたのですけど、学校のとある先輩の影響で変な遊び癖を覚えてしまって・・・・」

ゆかり「・・・・・・」

紺野「・・・・・」パクッ

紺野「本当だ・・・・まずっ」



46 : ◆ssoeFE9sjAA9 [sage saga]:2019/12/30(月) 00:32:19.48 ID:Hyap3wgg0
珠美「気合です。どんな味だろうと・・・気合で食べればなんとかなります」

珠美「はぁぁぁぁぁぁぁ」

パクッパクッパクッ

紺野「頑張れ・・・・珠美さん。いっぱい食べて消費するんだ」

美鈴「オマエも食え・・・全然食べてないだろ」

紺野「食べてるよ・・・ほらっ」パクッ

聡美「全然食べてないわよ・・・私も見ていたけど」

紺野「・・・・・・」

ゆかり「女の子に処理を任せるなんて、情けないです」

ガチャッ

?「ご飯の香りがするっちゃ」

紺野「おお、援軍が来た。」

聡美「この子も居候の1人?」

聡美(幼い子が来たけど・・・)

紺野「首藤葵・・・6人いる居候の最後の1人」

首藤葵「うちの名前は首藤葵。よろしくねっ♪」
47 : ◆ssoeFE9sjAA9 [sage saga]:2019/12/30(月) 01:14:17.48 ID:Hyap3wgg0
聡美「私の名前は、近藤聡美・・・よろしく。」

紺野「聡美さんは自分のバイト先の上司」

葵「ああ、西園寺プロダクションね」

夕美「それで・・・他のみんなは?」

葵「今日は向こうで泊まるみたいやけん」

ゆかり「最近・・・体調が悪かったですからね」

泰葉「・・・・」

美玲「そんなことはどうでも良いから、早く晩御飯を食べろ」

美玲「今日中に処理しないといけないんだよ。誰かさんのせいでな!!!!!」

葵「お腹空いている・・・・」

葵「もやし炒めだっちゃ・・・あたしは大好物なんよ」

紺野「沢山あるよ」

葵「頂きまーす」

葵「・・・・・」パクッ



48 : ◆ssoeFE9sjAA9 [sage saga]:2019/12/30(月) 12:17:22.20 ID:Hyap3wgg0
葵「甘い・・・味付けが濃いけんね・・・もう少し味付けを変えれば」

葵「ちょっと待ってて」

聡美「・・・・・」

紺野「聡美さん・・・・彼女は滅茶苦茶料理上手いですよ」

紺野「ここから料理を再生する。」ドヤッ

聡美「何誇っているのよ。もとはと言えば貴方が変な味付けをするから悪いのに」

数分後

葵「みんなお待たせっちゃ♪」

葵「これでなんとかなるけんね」

ジュワァァァァァァ

美玲「・・・・・・」

パクッ

美玲「美味しい・・・」

泰葉「うん・・・この味ならご飯が進みそう」

聡美「本当ね。これは凄い。あんな甘い料理からよく持ち直した」

葵「♪」


49 : ◆ssoeFE9sjAA9 [sage saga]:2019/12/30(月) 23:52:09.88 ID:Hyap3wgg0
・・・・・・・

珠美「もうお腹いっぱいで食べられません」

紺野「60袋なんとか消費できた」

紺野「みんな、悪かった。安いからと言って買い過ぎるのは良くない」

美玲「ふん、次からは気を付けろよ」

泰葉「遊ぶのもほどほどにして欲しいですね」

夕美「さぁ、片付けしよっ♪」

ゆかり「手伝います・・・・」

聡美(さっきからなんだか・・・気になることがある)

聡美(違和感?それとも・・・・)

紺野「聡美さん」

聡美「どうしたの?」

紺野「今日はありがとうごさいました。西園寺プロダクションでも頑張るつもりなので・・・よろしくお願いします」

聡美「期待はしていない。だけど来るからにはそれなりに頑張ってね」

紺野「はい!!!!!」

美玲「期待されていないのに喜んでいるぞこのバカ」

葵「つっこんじゃあいけんよ」
50 : ◆ssoeFE9sjAA9 [sage saga]:2019/12/31(火) 01:53:58.00 ID:S73cv2AV0
病院

?「・・・・・どうしてこの時間に呼んだのです?」

★「忙しかったかな?でも大切な話があるから・・・・」

★「フフフ、ねぇアイドルしてデビューする気はない」

?「断ります。なんで私がアイドル界に・・・」

?「話題提供づくり。それとも・・・・」

★「如月千早ちゃんのあの事件をあのままで終わらせて良いのかと思う」

?「・・・・・・はっ?」

?「その名前を口にしないでください」

?「もう関係ないし、語りたくもない」

★「悔しいと思わない?のうのうと暮らしているのよ彼女は」

?「・・・・・・」

?「それは・・・・・」

★「私に任せて、如月千早ちゃんを見返そうよ」
51 : ◆ssoeFE9sjAA9 [sage saga]:2019/12/31(火) 13:56:52.19 ID:S73cv2AV0
★「・・・・・フフフ。アイドル界も・・・」

・・・・・

・・・・

・・・

・・



原作『THE IDOLM@STER』

出演

●紺野
この物語の主人公
西園寺プロダクションで働く

●小太刀凪
もう一人の主人公
西園寺プロダクションで働く

〇近藤聡美
西園寺プロダクションのプロデューサー

〇西園寺琴歌
西園寺プロダクションの社長

○田崎恵
西園寺プロダクションの事務員

○小早川紗枝
西園寺プロダクションでかつて活躍したアイドルの妹
52 : ◆ssoeFE9sjAA9 [sage saga]:2019/12/31(火) 13:59:03.94 ID:S73cv2AV0
〇天海春香

〇如月千早

〇萩原雪歩

〇四条貴音

〇我那覇響

〇星井美希

〇高槻やよい

〇双海真美

〇双海亜美

〇三浦あずさ

〇水瀬伊織

〇秋月律子

〇音無小鳥

〇赤羽P

〇高木順二朗
53 : ◆ssoeFE9sjAA9 [sage saga]:2019/12/31(火) 13:59:33.59 ID:S73cv2AV0
〇日高愛

〇水谷絵理

〇岡本まなみ

〇石川実

〇尾崎玲子

〇サイネリア

〇桜井夢子

〇日高舞
54 : ◆ssoeFE9sjAA9 [sage saga]:2019/12/31(火) 14:00:02.98 ID:S73cv2AV0
〇島村卯月

〇渋谷凛

〇本田未央

〇赤城ミリア

〇アナスタシア

〇緒方智絵里

〇神崎蘭子

〇城ケ崎莉嘉

〇多田李衣菜

〇新田美波

〇双葉杏

〇前川みく

〇三村かな子

〇諸星きらり

〇高垣楓

〇千川ちひろ

〇美城敦子
55 : ◆ssoeFE9sjAA9 [sage saga]:2019/12/31(火) 14:00:38.09 ID:S73cv2AV0
〇玲音

〇黒井詩花

〇高峰のあ

〇川島瑞樹

〇楪いのり

〇ひかり

〇こだま

〇つばめ

〇東郷寺麗華

〇三条ともみ

〇朝比奈りん

〇佐野美心

〇レッドショルダー

〇雪

〇月

〇花
56 : ◆ssoeFE9sjAA9 [sage saga]:2019/12/31(火) 14:01:04.84 ID:S73cv2AV0
◎相葉夕美

◎岡崎泰葉

◎脇山珠美

◎水本ゆかり

◎早坂美玲

◎首藤葵

◎紺野雪菜

◎紺野藍子

◎紺野悠貴

◎レオン
57 : ◆ssoeFE9sjAA9 [sage saga]:2019/12/31(火) 14:01:41.47 ID:S73cv2AV0
◎一ノ瀬志希

◎島村むつみ

◎三好紗南

◎成宮由愛

◎中野有香

◎日野茜

◎二宮飛鳥

◎冴島清美

◎土屋亜子

◎浜口あやめ

登場作品
『THE IDOLM@STER』
『THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS』
『THE IDOLM@STER MILLION LIVE!』
『THE IDOLM@STER SHINY COLORS』
『THE IDOLM@STER SideM』
『ギルティ・クラウン』
『大図書館の羊飼い』
『五等分の花嫁』
『ソード・アート・オンライン』
『手垢濡れの天使』
58 : ◆ssoeFE9sjAA9 [sage saga]:2019/12/31(火) 14:02:46.66 ID:S73cv2AV0
■結城晴

■結城明日奈

■中野一花

■中野二乃

■中野三玖

■中野四葉

■中野五月

■中野六海

■榊原夏来

■榊原里美

■榊原日菜子

■如月嶺衣奈
59 : ◆ssoeFE9sjAA9 [sage saga]:2019/12/31(火) 23:04:15.67 ID:S73cv2AV0
ジリリリリリリリリリリ

ジリリリリリリリリリリ

ジリリリリリリリリリリ

紺野「zzzzzzzzzzzzz」

ジリリリリリリリリリリ

美玲「うるさいぞ!!!!さっさと起きろ!!!」

紺野「・・・・・・・・ん」

美玲「日曜日なのに・・・朝早くから時計をセットするな!!!!」

紺野「・・・・よしっ」

紺野「朝だ・・・また今日も一日」

60 : ◆ssoeFE9sjAA9 [sage saga]:2019/12/31(火) 23:29:36.58 ID:S73cv2AV0
・・・・・・・・

ニュースキャスター「本日の特集は913プロダクション」

ニュースキャスター「輝くアイドルの歴史の中でも、もっとも謎に包まれている」

ニュースキャスター「ゲストは現在アイドルの・・・桜井夢子さんに来ていただいています」

桜井夢子「913プロダクションの桜井夢子です」

ピッ

紺野「なにするんだ。テレビのチャンネルを変えて」

珠美「この時間は皇室番組と決まっています」

夕美「そうだね・・・いつもその放送を見ているし」

紺野「しかしだよ。たまには別の番組を見るという選択をだな」

珠美「いりません!!!!」

夕美「うーん・・・・」

紺野「・・・・・」

紺野「あぁ、もう分かったよ。もういい」



61 : ◆ssoeFE9sjAA9 [sage saga]:2019/12/31(火) 23:41:37.90 ID:S73cv2AV0
こいつらには頭の選択肢が少ない

いつも通りの行動をしていてもたまには遊ぶというのが大切なのに

紺野「・・・・」パクパクッ

紺野「・・・・」ムシャムシャ

紺野「・・・・」ゴクンッ

紺野「ごちそうさま」

紺野「今日は帰るのが遅くなるかもしれないから・・・・」

夕美「遅くなるの」

珠美「そうなのですか・・・晩御飯はどうします?」

紺野「いらない。それじゃあ」

バタンッ

紺野「・・・・・・西園寺プロダクション」
62 : ◆ssoeFE9sjAA9 [sage saga]:2020/01/01(水) 00:00:24.62 ID:7GHNbmgs0
今日から西園寺プロダクションのバイトとしての人生が始まる

正直アイドル事務所のバイトなんて、どんなことをするのか分からないけど

新しい自分の道として・・・・悪くない一歩だ

事務所

紺野「・・・・・」ドキドキッ

?「ねぇ・・・・君ってこの事務所の人?」

紺野「今日から入るバイトだよ・・・だからこの事務所の人と言っていいのか」

?「バイトかぁ・・・・実はあたしもそうなのよ」

小太刀凪「小太刀凪、よろしくね」

紺野「紺野だ。よろしく」

凪「ねぇ、何をするかって聞いてる?」

紺野「いいや、全然知らない」

紺野「それにまず。どんなアイドルが所属しているのかも知らない」

凪「そうね・・・あたしもホームページみたけど書いてなかったし」






63 : ◆ssoeFE9sjAA9 [sage saga]:2020/01/01(水) 21:35:02.50 ID:7GHNbmgs0
ガチヤッ

聡美「あらっ、早いのね。もう来てるなんて」

紺野「おはようごさいます」

凪「・・・・・おはようごさいます」

聡美「しかし、よく事務所に入れたわね。閉まっていなかったの?」

紺野「開いてましたよ。もしかして勝手に入るのはダメだったかな」

聡美「開いていた・・・・」

聡美「恵ね・・・・あの子たまに事務所を閉めないから」

ガチャッ

恵「ごめんなさいですぅ〜、遅れてしまいましたぁ〜」

聡美「恵、最後帰る時事務所閉めた?」

恵「覚えてないですぅ〜」

聡美「貴方ねぇ・・・・この間も閉め忘れて空き巣に入ったじゃない」

恵「ああ、そうでしたぁ〜」

聡美「・・・・・・ハァ」

凪(大丈夫なの?この事務所)
64 : ◆ssoeFE9sjAA9 [sage saga]:2020/01/01(水) 22:22:36.63 ID:7GHNbmgs0
ガチャッ

琴歌「すみません。遅れました」

聡美「これでお嬢様も来たことですし、全員集合ね」

琴歌「はい・・・・」

琴歌「それでは新生西園寺プロダクションとしての活動を始めたいと思います」

パチッパチッパチッパチッ

琴歌「さて・・・・まずは西園寺プロダクションについてお話ししよう思います」

琴歌「西園寺プロダクションは当時社長。つまり私の母が興しました」

琴歌「かなりの勢いがあり、アイドル業界でも注目されていました」

聡美「しかし、五年前の飛行機事故で当時の主な西園寺プロダクションの全員が死に・・・西園寺財閥の重役や社長本人も死んだ」

聡美「今では没落している」

紺野「・・・・・悲惨な話ですね」

琴歌「私はもう一度。アイドル界を復活させたいと思っています」

琴歌「みなさんには是非その一員となって頑張ってほしいのです」
65 : ◆ssoeFE9sjAA9 [sage saga]:2020/01/01(水) 22:37:02.60 ID:7GHNbmgs0
凪「・・・・・・」

凪「それであたし達は実際に何をすればいいの?」

凪「所属のアイドルだってまだ知らないのに」

琴歌「所属アイドルはいません」

凪「・・・・・・はっ?」

恵「本当の事ですぅ・・・今はまだ一人もいない状況なのですぅ〜」

紺野「・・・・・」

聡美「そこで、今から仕事についてだけど・・・まずは」

聡美「アイドルを集める事、1人ノルマ最低2人」

凪「・・・・嘘。アイドルを自前調達するって事?」

琴歌「はい♪」

紺野「えぇ・・・・」

聡美「あと集められなかったら給料にも影響するから」

恵「それって私もですかぁ〜」

聡美「当たり前よ」

恵「えぇ〜」
66 : ◆ssoeFE9sjAA9 [sage saga]:2020/01/01(水) 23:41:16.13 ID:7GHNbmgs0
・・・・・・

凪「ハァ・・・ノルマ2人」

凪「絶対給料にも影響する」

紺野「あてはある?」

凪「ないわ。もうどうしようか悩んでいる」

凪「そっちは?」

紺野「ありよりはべりいまそかり」

紺野「なんなら凪さんの分までノルマ達成できるくらいある」

凪「マジ!!!!」

紺野「卍」

紺野「早速行ってみる?」

凪「お願いしていいの」

紺野「ああ、その代わり報酬は高いぜ」

67 : ◆ssoeFE9sjAA9 [sage saga]:2020/01/02(木) 00:24:29.05 ID:OIA5Xh0E0
自宅

美玲「また新しい人を連れてきたぞ。コイツ」

夕美「モテモテだね♪」

ゆかり「・・・・・巨乳」

泰葉「・・・・まさか恋人」

珠美「青春ですね!!!!アツアツです!!!」

葵「素直に祝福するっちゃ」

凪「へぇー、女を侍らせているんだ」

紺野「・・・・・・言っておくが恋人ではない」

紺野「小太刀凪という、同じバイト仲間」

紺野「単刀直入に聞く、この中でアイドルになりたい人はいるか?」

紺野「未経験大歓迎。誰でもオーケー」
68 : ◆ssoeFE9sjAA9 [sage saga]:2020/01/02(木) 00:46:17.95 ID:OIA5Xh0E0
泰葉「・・・・・・お断りします」

ゆかり「私も興味は無い・・・・です」

珠美「剣道以外眼中なし」

美玲「誰がするか!!!」

葵「今は創作料理の勉強に凝っているけん・・・・ごめん」

紺野「・・・・・・」

凪「アンタ。人望ないわね」

紺野「夕美さんだ・・・・夕美さんなら」

夕美「学業優先かな・・・」

紺野「」

凪「・・・・・・」
69 : ◆ssoeFE9sjAA9 [sage saga]:2020/01/02(木) 01:20:12.24 ID:OIA5Xh0E0
・・・・・・

凪「どうするのよ?あてはもうない?」

紺野「・・・・・・ない」

凪「そう・・・・」

凪「やっぱり他人に頼るのは良くないかぁ。ありがとう」

紺野「自分もどうするか1から考え直さないと」

紺野(まさか誰一人としてアイドルになろうとしなかったのは誤算だ)

紺野(絶対に似合っていると思うんだけどなぁ)

紺野(こうなればあの人にも声を掛けてみるか?)


↓コンマレス

1〜50 今日は諦める 51〜100 もう1か所あてのある場所へ行く
70 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/01/02(木) 18:50:05.13 ID:2MZN7TuqO
71 : ◆ssoeFE9sjAA9 [sage saga]:2020/01/02(木) 19:25:54.65 ID:OIA5Xh0E0
紺野「今日はやめよう」

凪「・・・・・・」

凪「ねぇ。この後暇?」

紺野「ああ、暇だけど」

凪「ちょっと買い物に付き合ってくれない?沢山買いたいものがあるのよねぇ」

紺野「別にいいけど」

凪「よしっ、奴隷ゲット!!!」

紺野「えっ・・・」

凪「いや、何でもないわよ。さぁ行きましょ」

紺野「?」

この時はまだ知りもしなかった。地獄の荷物運びが待ち受けていることを・・・
72 : ◆ssoeFE9sjAA9 [saga]:2020/01/02(木) 19:41:36.24 ID:OIA5Xh0E0
・・・・・・・

天海春香「もう・・・・千早ちゃん。遅いですよ」

如月千早「ごめんなさい。ちょっと支度に遅れて・・・」

春香「さぁ、いっぱい服を買おう♪」

始まりは1週間前だった

・・・・・・

765プロダクション

春香「えーっ!!!!千早ちゃん私服7着しか持ってないの?」

千早「そうだけど」

菊地真「僕も初めて聞いた時は驚いて・・・・」

双海真美「天下のアイドルなのにそれはないっしょっ」

高槻やよい「うっうー、私でも倍はありますよ」

水瀬伊織「よく今まで生きてきたわね千早」

千早「なんJのスレッドを見ても5着とか4着の人もいるし・・・・別に・・・・」

四条貴音「はて・・・・なんじぇいとは何ですか?」

我那覇響「とにかく・・・・アイドルなんだからもっと持っておいた方が良いぞ」

千早「・・・・・?」

秋月律子「確かにこれは大問題ね。アイドルとしての自覚がない・・・」

律子「今度の休み、最低でも10着は買う事!!!!」

千早「別にそんなに要らない」

赤羽根P「アイドルなんだぞ。それではいけない」

・・・・・・・・

春香(結局千早ちゃんは納得していなかったけど、頑張ってなんとか10着を買わせて見せます)

73 : ◆ssoeFE9sjAA9 [saga]:2020/01/02(木) 21:23:44.74 ID:OIA5Xh0E0
・・・・・・

千早「ジャージ・・・・・これを10着買えば」

春香「もしかして私服をジャージにするつもり?」

千早「そうだけど」

春香「ダメだって・・・・もっとオシャレな服を選ばないと」

千早「なんJ民に聞いたら、ジャージがコスパが良いって聞いたわ」

春香「この前もそうだけど。なんJで何?」

千早「えっ・・・春香知らないの?」

春香「・・・・・うん」

千早「そういう冗談はやめてクレメンス」

春香「クレメンス?」

千早「・・・・・・・」

74 : ◆ssoeFE9sjAA9 [saga]:2020/01/02(木) 21:59:17.02 ID:OIA5Xh0E0
凪「どう・・・・これ似合ってる?」

紺野「似合っていると思うけど・・・・」

紺野「・・・・・・・」

紺野(凶悪すぎる。この人・・・あの胸は・・・)

凪「じゃあこの服も買う」

紺野「いっぱい買うな・・・」

凪「実は先週引っ越したばかりなんだよね〜」

凪「服とかも全然ないから、いっぱい買う必要があるわけ」

凪「荷物運びよろしく」

紺野「はいはい・・・」

紺野「まだ時間掛かるだろ。終わったら呼んで」

凪「うん・・・分かった」

紺野「どっかで時間潰すから」

75 : ◆ssoeFE9sjAA9 [saga]:2020/01/02(木) 23:36:26.93 ID:OIA5Xh0E0
紺野「時間を潰すなら・・・」

紺野「本屋でも見るか・・・・」

紺野「・・・・・」

紺野「おっ、週刊少女百合の最新号がある」

紺野「・・・・・おお」

紺野「これは尊い・・・魔法少女の漫画・・まど×さや」

千早「まど×さや何てありえない・・・ここは普通にまど×ほむよ」

紺野「まど×ほむなんて(ヾノ・∀・`)ナイナイ」

紺野「あんなのは陰キャの願望だよ。現実は陽キャはまど×さや」

千早「まど×ほむは尊いのよ。あんな男狂いの助六は論外」

紺野「助六!!!!それは禁句だぞ」

千早「スケベのろくでなし、じゃない」

紺野「なっ・・・・なんて人だ。純愛を理解できないなんて」

千早「冗談じゃない・・・あんな子は」

女の子「あっ、如月千早だ」

男の子「本当だ、765プロの如月千早」

千早「しまった・・・・」

千早(春香から逃げる為に本屋に来たのは良いが、今度はみんなにバレてしまった)









76 : ◆ssoeFE9sjAA9 [saga]:2020/01/02(木) 23:44:53.77 ID:OIA5Xh0E0
ザワザワ

紺野「凄い人が集まってきたぞ」

千早「えっと・・・えっと・・・」オロオロ

女の子「サインお願いします」

男の子「握手てくれ」

オタク「千早たん・・・・・(*´Д`)ハァハァ」

おっさん「おい、グッズくれや」

百合オバサン「千早さん・・・地球温暖化についてホテルで語り合いましょ」

ザワザワ

千早「・・・・・」

紺野(有名人か?なら・・・・少し助けてやるか)

紺野「あっ!!!あんなところに伝説のアイドルが!!!」

男の子「えっ」

女の子「どこどこ」

おっさん「いねぇじゃねぇか」

オタク「あれ・・・・千早たんも居なくなっている」

77 : ◆ssoeFE9sjAA9 [saga]:2020/01/03(金) 00:01:25.76 ID:V0gcziu30
・・・・・・・・・

千早「ハァハァ・・・・」

紺野「運動不足だ・・・もっと鍛えないと・・・ハァハァ」

紺野「ここまでくれば自由だ。あとは見つからないように頑張って」

千早「・・・・ありがとう」

紺野「例には及ばず。その代わり誰かを助けてあげてください」

紺野「・・・・誰かを助けて・・・その誰かもまた誰かを助ける・・・」

紺野「幸せの輪ができて、みんなが笑顔でニコニコ」

紺野「幸せスパイラルだ」

千早「・・・・」

千早(この子。頭が・・・・)

紺野「それじゃあ・・・また・・・・・」

タッタッタッタッタ



78 : ◆ssoeFE9sjAA9 [saga]:2020/01/03(金) 19:51:14.58 ID:V0gcziu30
・・・・・・・

凪「そろそろ。呼ぶか・・・電話番号は・・・」

ピッポパッポッピッ

プルルルルルルプルルルルルルル

「はい・・・・」

凪「今買い物が終わったから、来てくれない」

凪「場所は・・・・」

「・・・・・・・」

春香「千早ちゃーん」

春香「どこ?どこ行ったの?」

79 : ◆ssoeFE9sjAA9 [saga]:2020/01/03(金) 20:44:13.65 ID:V0gcziu30
完全に迷子になった

紺野「くそっ・・・どこだ。」

紺野「・・・・・・」

紺野「このショッピングモール広すぎる。どこがどこだが」

紺野(誰かに聞いた方が良いな)

紺野「そこの人。ちょっと訪ねたいことがあるんです」

?「えっ・・・」

紺野「場所です。女性の服がある場所ってどこですか?」

?「色々あります・・・」

紺野「じゃあ全部言って欲しい。どことどこと・・・・」

?「えっ・・・・」

紺野「こっちはちよっと急いでいるんです。早急にお願いします」

?「・・・・・・」

ガシッ

〇「おい・・・・お前、何している?」

紺野「何って、何もしてないよ」

〇「人様の妹に手を出して・・・そういう言い訳は良くないな」

ボコッ

紺野「うごっ・・・・」

紺野(コイツ・・・殴ってきた)

80 : ◆ssoeFE9sjAA9 [saga]:2020/01/04(土) 00:38:14.35 ID:L/npDl0G0
紺野「・・・・・おっ・・・・」

バタンッ

・・・・・・

・・・・・

・・・・

・・・・

紺野「・・・・・・ここは」

〇「気が付いたか・・・」

紺野「あれ・・・・」

〇「悪かったな。さっきは殴ってしまって」

〇「だが、気安く妹に近づくからこうなったことは覚えておけ」

紺野「さっきの人、妹さんだったのか」

〇「ああ・・・汚らわしい奴には触れて欲しくない」

△「そんなことを言うのはあまりにも可哀想だろ、夏来」

夏来「旬、世の中にはどんな屑がいるか分からない・・・」

旬「大丈夫だって、見た目的にも健全そうじゃないか」

旬「ごめんね。友達がいきなり殴ってしまって」

旬「僕の名前は冬美旬」

旬「そしてこっちが・・・」

夏来「榊原夏来だ・・・・」

紺野「どうも。紺野です」ペコリッ
81 : ◆ssoeFE9sjAA9 [saga]:2020/01/04(土) 21:19:39.67 ID:L/npDl0G0
旬「ん・・・・」

旬「・・・・・・」ジー

旬「どこかで見たことあるような・・・・」

紺野「世の中には似た人間が3人いるって聞きます」

紺野「自分は会うのは初めてですよ」

旬「そうだね・・・・勘違いかもしれない」

旬「お詫びと入っては何だけど・・・・ジュースを奢るよ」

紺野「・・・・・ほんとぉ?」

旬「安いお詫びだと思うけど・・・・」

紺野「ならエナジードリンクを・・・・一本200円の奴」

夏来(一番高いのを選んだな)

旬「分かった・・・」
82 : ◆ssoeFE9sjAA9 [saga]:2020/01/04(土) 21:54:17.31 ID:L/npDl0G0
・・・・・・・

旬「それじゃあ・・・」

夏来「・・・・・今後は紛らわしい真似をしないように」

紺野「・・・・・」ノシッ

紺野「・・・・・フフ」

紺野「エナジードリンク。いただきまーす」

プシュッ

紺野「・・・・・」ゴクッゴクッ

紺野「ぷはぁぁ」

紺野「人の金で飲むドリンクは旨い」

紺野「・・・・・」ゴクッゴクッ

紺野「うめぇぇぇぇ」

凪「なにエナジードリンクを飲んでいるのかな〜?」

紺野「・・・あっ」

紺野(すっかり)

凪「アンタが教えてもらった携帯番号に電話しても本人が出ないし」

紺野「嘘・・・携帯番号間違えた?」

?「その為に私が来た」

紺野「あっ・・・」


83 : ◆ssoeFE9sjAA9 [saga]:2020/01/04(土) 22:07:47.39 ID:L/npDl0G0
紺野雪菜・・・・自分の姉であり。家の実権を握っている

雪菜「女性との約束を果たさず、エナジードリンクを飲む」

紺野「それは・・・・」

雪菜「・・・・・財布を出しなさい」

紺野「えっ・・・」

雪菜「いいから出しなさい」

紺野「は、はい」

雪菜「5,000円か・・・」

雪菜「うちの弟がご迷惑を掛けました。これで許してください」

凪「5,000円貰っていいの?」

雪菜「はい、迷惑料です」

雪菜「弟もそれを喜んでいます。そうですね?」

紺野「はい・・・・貰って欲しいです」

雪菜「それと荷物も運ぶこと」

凪「沢山買ったから、いっぱいある」

紺野「はい・・・・」
84 : ◆ssoeFE9sjAA9 [saga]:2020/01/04(土) 23:52:37.97 ID:L/npDl0G0
紺野(重たい・・・・どんだけ買い物したんだ)

雪菜「男なんだから、それくらい持ちなさい」

凪「でも手伝っていただきありがとうごさいます」

雪菜「いいの、こんな出来損ないの弟。こき使ってこその存在する」

紺野「う・・・・」

凪「ははは・・・」

凪(凄いハッキリ言う人だ・・・こわっ)

紺野「・・・・・藍子と悠貴は?」

雪菜「あの二人なら生きている。今回ものうのうと生き延びた」

雪菜「ハッキリ言って次はダメかも知れない・・・・・来年には死んでいるかも」

紺野「・・・・そっか」

凪「・・・・・その二人も家族?」

紺野「妹の紺野藍子と紺野悠貴。二人とも体が弱くな・・・病弱で最近は・・・ダメみたい」

雪菜「・・・・・昔からどれだけ苦労してきたか。きっと恩を返さないまま死ぬ迷惑な妹」

凪(いくらなんでも恐ろしい会話ね)



85 : ◆ssoeFE9sjAA9 [saga]:2020/01/05(日) 15:19:22.64 ID:8JiiOnR50
雪菜「そして問題は・・・あの居候のゴミ共」

雪菜「どうするか・・・・・」

紺野「・・・・・」

凪(アイドルの事についてだけど・・・・この人を誘ってみようかしら)

凪「紺野雪菜さん。1つお話があるんだけど・・・」

雪菜「はい」

凪「今西園寺プロダクションはアイドルを集めているんだけど」

凪「もしよかったら、アイドルに興味ないかなぁーって」

紺野「な・・・・な・・・・」

紺野「無茶だ。姉さんはアイドルが大大題嫌いなのに」

紺野「絶対オーケーなんて言わない」

凪「言ってみなくちゃ分からないでしょ?」

86 : ◆ssoeFE9sjAA9 [saga]:2020/01/05(日) 16:04:31.03 ID:8JiiOnR50
雪菜「・・・・・・」

雪菜「残念だが私はアイドルというものがとても・・・・嫌いだ」

雪菜「下品な女が媚びを売る世界だと認識している。」

雪菜「地上最低のショウだ」

凪「・・・・・・」

紺野「・・・・・」

雪菜「だが・・・別の子を紹介しよう。」

凪「ほ、本当!!!!」

紺野「嘘・・・・」

雪菜「明日の・・・そう・・・18時くらいに待ち合わせをしよう」

凪「ありがとうごさいます」

紺野(嘘・・・・まさか協力してくれるなんて)

紺野(だったら自分も姉さんに言えば)

紺野「あの・・・・」

87 : ◆ssoeFE9sjAA9 [saga]:2020/01/05(日) 16:17:39.08 ID:8JiiOnR50
雪菜「今、考えたでしょ?」

雪菜「自分も頼み込んだから、なんとかしてくれると」

紺野「うっ・・・」

雪菜「嫌よ。だって愚かな弟を甘やかせばもっと愚かに堕落する」

雪菜「ただでさえ家の恥なのに・・・・」

紺野「・・・・・」

凪「まっ・・・・私の件が落着したら手伝ってあげるから」

凪「落ち込まない・・・落ち込まない」

88 : ◆ssoeFE9sjAA9 [saga]:2020/01/05(日) 16:34:44.15 ID:8JiiOnR50
・・・・・・・

次の日

ジリリリリリリリリリリ

ジリリリリリリリリリリ

紺野「zzzzzzzz」

ガチャッ

泰葉「起きてください」

紺野「ん・・・・」

泰葉「朝です・・・・学校に行く時間です」

紺野「そっか、学校か」

紺野(アイドルを勧誘するなら学校が一番良い)


89 : ◆ssoeFE9sjAA9 [saga]:2020/01/05(日) 17:16:43.66 ID:8JiiOnR50
リビング

夕美「・・・・・」ポロポロ

ゆかり「・・・・・・」ポロポロ

紺野「2人が泣いている」

泰葉「今朝起きたら、雪菜様にお叱りを受けて・・・」

泰葉「おそらくはお花の件とフルートの件です」

紺野「ははは、またか」

お花をまた飾っていたから怒られて
朝からフルートの練習でうるさいから怒られたのだろう

紺野(この家は姉さんが支配しているからな)
90 : ◆ssoeFE9sjAA9 [saga]:2020/01/05(日) 22:10:28.78 ID:8JiiOnR50
紺野「そんなに泣くことは無い。今日はいい天気だし・・・」

紺野「怒られたって・・・・次に生かせば」

ゆかり「・・・・・」ポロポロ

ゆかり「フルートを没収されました」

夕美「お花・・・・全部捨てられた」ポロポロ

紺野「自分だって5000円無くなった」

紺野「だが生きている。ほらこの通り・・・」

紺野「元気出して前を向こう!!!!」

ゆかり「・・・・・」ポロポロ

夕美「・・・・・」ポロポロ

泰葉「あんまり能天気な発言は逆効果です。私がなんとかしておきますので・・・・気にしないでください」

紺野「・・・・・」

別に能天気な発言を言ったわけではない
泣いたって意味がない・・・終わった事なんだし、もう取り戻せない
だったら切り替えて生きていくしかない
91 : ◆ssoeFE9sjAA9 [saga]:2020/01/05(日) 23:02:25.75 ID:8JiiOnR50
・・・・・・

学校

キーンコーンカーンコーン

紺野「2時間目は音楽か・・・移動しないと」

凪「ねぇ・・・理科室ってどこ?」

紺野「理科室は3階の・・・・」

紺野「って。一緒の学校だったなのか」

凪「今日転校してきたの・・・・よろしくね」

紺野「よろしく・・・」

凪「それよりもこの学校って、結構ガラが悪いのね」

凪「さっきユスリの現場を目撃したけど」

紺野「ゆすり!!!!」

紺野「特徴は・・・」

凪「赤い髪のサイドテール」

紺野「あいつか・・・またか・・・・」
92 : ◆ssoeFE9sjAA9 [saga]:2020/01/05(日) 23:58:34.89 ID:8JiiOnR50
?「・・・・・・」

紺野「五十嵐響子」

五十嵐響子「どうしたの?」

紺野「どうしたのじゃない」

紺野「お前またゆすられているのか?」

響子「えへへ・・・・」

紺野「ええへじゃない!!!!!」

紺野「そんな負け犬になってどうする。学生のうちからそうだと社会からも負け続ける」

響子「私・・・そんなに強くないし・・・・相手はカースト上位の子だし」

紺野「と言っても学校内だけの話だ。」

紺野「先生に言って止めさせる」

響子「待って・・・それはダメ」

紺野「でも」

響子「ちゃんと言うから先生には内緒で」

紺野「・・・・・・」
93 : ◆ssoeFE9sjAA9 [saga]:2020/01/06(月) 11:24:50.58 ID:ZDKp4Kvp0
五十嵐響子

この学校で自分が唯一友達だと思う人

鳥取から上京してきたらしいけど、いじめを受けていて
ヘラヘラしてて学校のスクールカーストでは底辺に居る

紺野(どうせ、今回も有耶無耶にするつもりだろうが・・・・)

キーンコーンカーンコーン

響子「あっ、もう授業が始まっちゃう」

紺野「ああ、そうだな」

紺野(そうだ。五十嵐響子をアイドルに誘うか)

紺野(ルックスも悪くない・・・むしろいい方だ)

紺野(アイドル活動で有名になり、周りにいじめっ子から守ってもらうのも手だな)

紺野(放課後、聞いてみるか)
94 : ◆ssoeFE9sjAA9 [saga]:2020/01/06(月) 12:05:07.42 ID:ZDKp4Kvp0
相馬先生「今日の音楽はみなさんで歌いましょう」

相馬先生「曲は、音無琴美の空」

紺野(・・・・・・良い選曲だ)

音無琴美・・・アイドルだけではなく、音楽界の・・・芸能界の最高傑作

早死にした彼女の存在はとてもおしい・・・今生きていたなら、大御所として芸能界を・・・・

空になりたい 自由な空へ 翼なくて翔べるから 素敵ね

空になりたい 好きな空へ 雲で夢描けるから

始まりはどこになるの?お終いはどこになるの?

上を見て あなたに聞いてみたら

始まりとお終いなんて 繋がって巡るモノ

大事なのはやめない事と諦めない事

春は花をいっぱい咲かせよう 夏は光いっぱい輝こう

奇跡じゃなくて 運じゃなくて 自分をもっと信じるの

秋は夜を目一杯乗り越え 冬は雪を目一杯抱きしめ

笑っていいよ 泣いていいよ だって巡ってまた春は来るから

紺野「津軽レインぼぉぉォォォォォ」


95 : ◆ssoeFE9sjAA9 [saga]:2020/01/06(月) 12:14:39.36 ID:ZDKp4Kvp0
765プロダクション

春香「ただいまぁ〜、やっと仕事終わった」

小鳥「お疲れ様です。春香ちゃん」

小鳥「お茶とお菓子」

春香「ありがとうごさいます」

小鳥「そういえば、昨日はどうだったの?千早ちゃんとのデートは・・・・」

小鳥「やっぱり最後はホテルに連れ込んで・・・あんなことやこんな事・・・グフフフ」

春香「そんなことしてませんよ!!!!」

貴音「服は買ったのですか?」

春香「ううん、千早ちゃん途中で逃げちゃった」

貴音「敵前逃亡は重罪・・・・・あとで罰を与えねば」

小鳥「よっぽど嫌だったんだ」

春香「千早ちゃんの私服が増えるか・・・・小鳥さんが結婚するか・・・どちらが早いか」

小鳥「ピヨッ!!!!」

春香「千早ちゃんの件が終わったら次は小鳥さんの旦那さん探しですよ!!!」
96 : ◆ssoeFE9sjAA9 [saga]:2020/01/06(月) 12:28:34.91 ID:ZDKp4Kvp0
プルルルルルルプルルルルルルル

小鳥「あっ・・・携帯電話だ」

小鳥「ちょっと席を外します」

春香「あっ・・・逃げた」

バタンッ

ピッ

小鳥「もしもし・・・」

小鳥「・・・・・・」

小鳥「そう・・・・熱が下がったのね」

小鳥「お母さん。今日は帰るの遅いから・・・・」

小鳥「ごめんね」

ピッ

小鳥「ふぅ・・・・・」

小鳥「私って独身じゃあ・・・無いんだけどね」

小鳥「フフフ」
97 : ◆ssoeFE9sjAA9 [saga]:2020/01/07(火) 23:02:49.84 ID:uHFxHjmT0
・・・・・・・

キーンコーンカーンコーン

凪「やっとお昼ね・・・」

凪(購買部でお昼ご飯を買いに行きたいところだけど・・・)

凪(あいつの事が気になる。昨日の5,000円でお昼代が無いはず)

凪(弁当を持っていれば話は別だけど)

凪「様子をみてあげよう」

・・・・・

武道場

?「はぁぁぁぁぁぁぁ」

シュバッッ

?「やぁぁぁ」

シュバッバッ

?「ハァハァ・・・・」

紺野「どうですか?効果のほどは・・・・」

?「全然効果ない・・・普段と変わらない」

紺野「失敗か・・・」

凪「ここに居たんだ。探したわよ」

紺野「小太刀さん。どうしたんだ」

凪「昨日の5,000円で、昼食代が無いと思って探していたの」

凪「もしかして弁当持ってたりする?」

紺野「心配ご無用。お昼なら・・・ある」

凪「そう・・・だったら心配して損した。昼食買っていこ」
98 : ◆ssoeFE9sjAA9 [saga]:2020/01/07(火) 23:11:41.60 ID:uHFxHjmT0
紺野「今の時間はもう売り切れていて、変えないと思うよ」

凪「・・・・えっ」

?「購買は人気ですからね」

?「押忍。あたしの名前は三年生の中野有香と申します」

凪「今日から転校してきた。小太刀凪・・・」

中野有香「諦めて・・・・放課後まで我慢するしかない」

紺野「いや・・・・大丈夫。昼ご飯ならその辺にある」

凪「どういうこと?」

紺野「ちょっと待っててください。調達してきますから」

・・・・・・・

10分後

紺野「たくさん取れた」

凪「それってバッタ・・・・」

紺野「そう、バッタです。美味しいよ」

ボリボリボリボリッ

凪「・・・・・」

有香「・・・・・」


99 : ◆ssoeFE9sjAA9 [saga]:2020/01/07(火) 23:45:45.49 ID:uHFxHjmT0
紺野「どうぞ・・・・」

凪「食べられるわけないでしょ!!!!!」

有香「押忍・・・・随分とワイルドな方ですね」

紺野「美味しいのに・・・」

ボリボリボリボリッ

ムシャムシャ

凪「・・・・・」

凪(一般人の感覚からズレている。絶対に普通じゃない)

有香「・・・・・」


100 : ◆ssoeFE9sjAA9 [saga]:2020/01/11(土) 19:42:43.86 ID:BuGXjDS70
凪「我慢するしかないのね・・・」

紺野「バッタを食えばいいじゃん」

凪「それは嫌」

有香「良かったら、サンドイッチ・・・・手作りですが食べますか?」

凪「えっ・・・いいの?」

有香「作り過ぎたんで、大丈夫」

紺野「・・・・・」

凪「ありがとうごさいます」

有香「・・・・・・」

有香「押忍。今後の学校生活を願って頑張ってください・・・転校生さん!!!!」

バタンッ

凪「・・・・・」

凪「私が転校生って何で知っているの?」

紺野「さぁ」

紺野「でも・・・あの人はちょっと変わっている人だ」

凪「変わっている?」

紺野「あんまり近づかない方が良い。危険すぎる」

凪「でもアンタは・・・・仲良くしてたけど」

紺野「自分は実験のデータを取る為に頼まれただけだ」

凪「実験のデータ?」

紺野「部活なんだよ・・・」







101 : ◆ssoeFE9sjAA9 [saga]:2020/01/11(土) 20:16:47.90 ID:BuGXjDS70
放課後

理科室

ガラガラガラッ

紺野「・・・・・」

紺野「ダメだった。【疲れない薬】は・・・」

?「ダメだったか。次はもっと調合を変えてみたのを用意した」

紺野「一ノ瀬先輩。またデータを取りに・・・・」

一ノ瀬志希・・・・科学部の先輩であり、変な薬を作る事を生きがいとする

一ノ瀬志希「うん。今度の相手はもう決めているから」

紺野「・・・・はいはい」

102 : ◆ssoeFE9sjAA9 [saga]:2020/01/11(土) 23:49:20.71 ID:BuGXjDS70
教室

千早「うーん・・・・困った」

765プロダクションで打線を組んだ

1右 北沢志保
2中 四条貴音
3左 伊吹翼
4三 萩原雪歩
5一 高山紗代子
6捕 島原エレナ
7DH 矢吹可奈
8二 三浦あずさ
9遊 望月杏奈
投 如月千早

千早「なんj民ならこの打線で満足してくれるか・・・・」

千早「もう少しネタを入れるべきか」

♪〜

千早「春香からlineが来た」

千早「・・・・・今日の放課後買い物に行く」

千早「また服を買いに・・・・冗談じゃないわ」

千早「今日は体調が悪いから・・・休むと・・・」

カチカチカチッ

千早「スマホは便利ね。」

紺野「打線って野球でもするんですか?」

千早「!!!!!!!」

103 : ◆ssoeFE9sjAA9 [saga]:2020/01/12(日) 15:27:50.05 ID:bAAXTA8U0
千早「貴方・・・昨日の」

千早(まさか同じ学校の生徒だったなんて)

紺野「・・・・・」

紺野(765プロダクションの如月千早)

紺野(あの人気・・・765プロ故)

紺野(これから西園寺プロダクションとして活動するなら、倒さなければならない存在)

紺野「お願いごとが一つあります」

千早「お願い事・・・?」

紺野「薬の実験です。一ノ瀬志希先輩を知っているでしょ」

千早「ええ、変な実験をしている部活をしているのは知っているけど」

千早「部員は彼女だけのはず」

紺野「・・・・・色々と事情があって」

千早(彼女は変な薬を作っては、生徒に実験させる。まさか自分に当たるとは)


104 : ◆ssoeFE9sjAA9 [saga]:2020/01/12(日) 16:44:19.54 ID:bAAXTA8U0
千早「別に薬の実験になっても良いけど」

千早「失敗して、変な事にはならない?」

紺野「いや・・・今までの実験で、なにか変な事になった・・・・ことは無い」

紺野「あの先輩もそこまで馬鹿じゃない。ちゃんとそこは弁えている」

千早「そう・・・」

紺野「用意した薬は2つです。」

紺野「疲れない薬と罪を告白する薬」

紺野「どっちか一つを飲んでほしいのです」

千早「・・・・・・」

千早(疲れない薬・・・飲んだら疲れずに済む?)

千早(それよりも、もう一つの薬・・・・罪を告白する薬)

千早(罪を告白する・・・気になる。私の罪とは)

千早「罪を告白する薬を飲んでみるわ」

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