【ゆるゆり】結衣「イマジナリー」

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1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/14(土) 17:38:20.21 ID:Tr3X7Zex0











結衣「京子、ほら頑張れ。あと少しだから」

京子「ちょ、ちょっと待って結衣、少し休もうよー」



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2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/14(土) 17:39:35.93 ID:Tr3X7Zex0









結衣「あと少し進んだらな?だから、ほら頑張れ」

京子「わかったよ、ふぅー・・・」

3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/14(土) 17:42:05.82 ID:Tr3X7Zex0


結衣(・・・今、京子と私は二人で、徒歩で県境に向かっている)

結衣(通り過ぎる街は、ビルの壁や道路に破壊のあとがあったり、車がひっくり返ってたりして・・・)

結衣(まるで、暴動か何かがあった後みたいだ)

4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/14(土) 17:43:37.69 ID:Tr3X7Zex0


結衣(周りを見渡す限り、人の気配はなし。人どころか、何の気配もなくって・・・)

結衣(・・・昨日、私の家に泊まった幼馴染の京子と二人そろって寝坊して)

結衣(朝、目が覚めたら。世界は、激変していた・・・)

5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/14(土) 17:44:41.61 ID:Tr3X7Zex0

〜回想〜

(通学路)


結衣「京子、ほら急げ遅刻するぞ!」

京子「ま、待ってよ結衣ー、もうどうせ遅刻確定じゃんよー」


京子「だから、遅刻ついでにゆっくりコンビニに寄ってから行こう!」

結衣「寝坊したやつの言う事とは思えん」

6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/14(土) 17:45:45.17 ID:Tr3X7Zex0


京子「えー、だって私朝ごはん食べてないしー」

結衣「それはお前が悪い。30分も寝坊するんだから」

京子「それは結衣もでしょー?」


京子「・・・って、あれ?コンビニが電気消えてる。やってないの?珍しいー」

結衣「良かった、これで寄らなくってもいいな?ほら行くぞ」

京子「う、うん・・・」

7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/14(土) 17:47:02.02 ID:Tr3X7Zex0


京子「ねぇ、ちょっと結衣。私気付いたんだけどさ。様子がおかしくない?周りの」

結衣「ん?様子?」

京子「さっきから車が1台も通らないんだけど」

結衣「そう言えば・・・」

8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/14(土) 17:48:17.68 ID:Tr3X7Zex0


京子「それに、ぜんぜん人を見かけない気がしてさ。ここに来る途中見かけた?誰か一人でも」

結衣「いや、誰も・・・」

京子「・・・」

結衣「・・・」

9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/14(土) 17:49:45.30 ID:Tr3X7Zex0


結衣「と、とにかく急ごう。学校に着いたらきっとみんな居て」

京子「・・・あ!もしかして」

結衣「ん?何?」

京子「私たち、今日は日曜日なのをうっかり勘違いしてたりしてー」

結衣「んなわけないだろ・・・」


結衣「とにかく、行くぞほら」

京子「あ、待ってよ結衣ー」













10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/14(土) 17:51:53.77 ID:Tr3X7Zex0


結衣(・・・それから、学校に着いたけれど。学校にも誰一人居なくて)

結衣(生徒の誰一人・・・。先生さえも、誰も)

結衣(私たちは、ごらく部の部室に向かった。もしかしてあかりか、ちなつちゃんでも居ないかと思って)

11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/14(土) 17:53:43.35 ID:Tr3X7Zex0


結衣(けど・・・やっぱりというか部室には誰も居なかった)

結衣(けれど、机の上にルーズリーフが1枚あって)

結衣(それには、慌ただしく書かれた様子のある・・・たぶん、あかりの字でたった一言)

結衣(『東京へ』と・・・)

12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/14(土) 17:58:30.10 ID:Tr3X7Zex0


結衣(私たちは、状況が掴めないままとりあえず県境を目指す事にした)

結衣(私たちの寝てる間に、何かがあって。それでみんな東京まで避難したのかも知れない)

結衣(電気は止まっているらしく、電車がホームに止まりっぱなしで。そして携帯も電波が通じなくて・・・)

13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/14(土) 18:00:15.59 ID:Tr3X7Zex0













結衣「・・・さーてそろそろ暗くなってきたし、今日はこの町で休むか」

京子「ちょ、ちょっと結衣、どんだけ歩かなきゃなんないのー?県境までって」

結衣「んー、多分このペースだと・・・あと2日くらい?」

京子「ふ、2日もー?もう、車で一気にビューンって・・・」

結衣「私たち免許ないだろ」

14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/14(土) 18:02:03.60 ID:Tr3X7Zex0


結衣「それに・・・。電気も止まっちゃってるみたいだし。だから、電車も・・・」

京子「うん。スマホ使えないもんね。電波も止まっちゃってて」

結衣「大丈夫、県境を超えたらきっと電気とか通っててさ」

京子「・・・ねぇ、結衣」


京子「一体、何が起こったんだろ?」

結衣「・・・」

京子「私たちが寝てる間に、一体何が・・・?」

結衣「・・・」

15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/14(土) 18:04:08.45 ID:Tr3X7Zex0


結衣「・・・さぁ、わからん」

京子「みんな、無事でどっかに居るんだよね・・・?」

結衣「大丈夫だって。部室に書き置きがあったろ?あかりの字でさ」

京子「そうだよね・・・」


結衣「それに、歩いてる内に救助とか来るかも知れないし」

京子「・・・うん」

結衣「今はとにかく県境目指して進むしかないよ」

京子「うん。そだね・・・」

16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/14(土) 18:07:30.92 ID:Tr3X7Zex0








ザザ......ウ...ロソ......テ.........ザザ...






17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/14(土) 18:11:12.89 ID:Tr3X7Zex0


結衣「・・・よし、この倉庫ドアが開いてる。今日はここで寝るか。
   毛布に使えそうな布は・・・」

京子「ねぇ結衣」

結衣「ん?どうした京子」

京子「何でわざわざ建物の中で寝るの?」

結衣「そりゃあ、外は誰かうろついてるかも知れないだろ」

18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/14(土) 18:13:42.93 ID:Tr3X7Zex0


京子「誰も来ないってー。今まで誰も見かけてないじゃん。だれ一人」

結衣「一応念のためだよ、念のため」

京子「外で寝たらきっと気持ちいいぞー?空いっぱいに星が広がってさ」

結衣「まったく、お前はどうしてそうのん気な・・・」

19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/14(土) 18:15:47.33 ID:Tr3X7Zex0


結衣「いいから寝るぞ。明日も歩くんだから」

京子「結衣はまだ寝ないの?」

結衣「ん?ああ、私は少し起きて見張りをしとくから」

京子「結衣は心配性だねー。そんなんじゃ将来ハゲるよ?」

結衣「いいから寝ろ」


京子「そんじゃ、お先にー。結衣もあんま無理しないでねー」

結衣「ああ、わかったよ」

20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/14(土) 18:18:13.79 ID:Tr3X7Zex0











京子「スゥ・・・」

結衣(・・・京子が、眠ってから約1時間)

21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/14(土) 18:20:53.41 ID:Tr3X7Zex0


京子「・・・う、ううっ」

結衣「・・・」


結衣(京子は、うなされてる・・・)

結衣(怖い夢でも見てるんだろう。そうだよな、急にこんな事になって)

結衣(そして・・・。京子がうなされ始めると同時に)

22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/14(土) 18:21:47.25 ID:Tr3X7Zex0


結衣(『影』が、あたりをうろつき始める・・・)




影「ウ・・・ウ・・・」

影「アア・・・アー・・・」

影「オオ・・・」

23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/14(土) 18:23:07.84 ID:Tr3X7Zex0


結衣(人の形をした黒い影に、目の部分だけが赤く光ってて)

結衣(あまり視力は良くないらしい。だから、こうしてじっとしてれば私たちに気づかないで・・・?)




ネズミ「チュウ」


影「オ?・・・」

影「ウ・・・ウ」

24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/14(土) 18:23:53.22 ID:Tr3X7Zex0


影「ウウーッ・・・」

ネズミ「チュウーッ!」

影「ア・・・アアー・・・」

影「オオ・・・」

25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/14(土) 18:24:35.17 ID:Tr3X7Zex0


「ウー・・・」ガツガツ…

「ア・・・ア・・・」



結衣(・・・)

26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/14(土) 18:26:30.16 ID:Tr3X7Zex0

ズシーン… ズシーン…



結衣(建物の外は・・・。大きな何かが徘徊しているような音が聞こえる)

結衣(窓の外に、人型の『影』とは別の、巨大な象の足みたいのが時々チラッと見えたりするし)

結衣(きっと、建物の中の方が、いくらか安全なんだろう・・・)

27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/14(土) 18:27:42.42 ID:Tr3X7Zex0


結衣(・・・『影』は、明け方近くなると消える。この影は・・・もしかして)

結衣(今、京子が見ている夢と関係があるのかも知れない)

結衣(もしかしておととい、私たちが寝ている間に町じゅうにこれが現れ・・・?)

28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/14(土) 18:29:04.32 ID:Tr3X7Zex0


結衣(・・・京子は、昔から想像力が旺盛だった)

結衣(想像力の強い子は、想像の友達を作ってそれと遊んだりする事があるらしいけど)

結衣(京子の場合、その想像力とか、心の中のイメージが・・・)

29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/14(土) 18:30:18.31 ID:Tr3X7Zex0


結衣(現実に、現れるようになったのかも知れない)

京子「うう・・・」



影「ウウ・・・ウ・・・」

影「ア・・・アア・・・」

影「オオー・・・」

30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/14(土) 18:32:34.57 ID:Tr3X7Zex0


影「アアー・・・?」

結衣(ひっ・・・!)

結衣(だ・・・大丈夫、大丈夫・・・声を立てないで、じっとしてれば見つかりは・・・)

31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/14(土) 18:33:38.01 ID:Tr3X7Zex0


結衣(・・・頼むっ、消えて、早く消えてっ・・・!)

京子「うっ・・・」



影「アアー・・・」

影「ウ・・・ウ・・・」

影「オ・・・オオ・・・」











32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/15(日) 16:51:37.81 ID:xS+dP+6p0












「・・・結衣、結衣!」

結衣「ん・・・?」

33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/15(日) 16:52:41.06 ID:xS+dP+6p0


京子「もう朝だよ?出発すんぞー」

結衣「あ・・・ああ、朝・・・」

京子「結衣、目の下にクマが出来てるよー?昨日ちゃんと寝た?」

結衣「あ、うん。寝たよ」

34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/15(日) 16:55:56.55 ID:xS+dP+6p0


京子「もしかして、ずっと見張りしてたの?もう、いいとこで切り上げて寝なよー」

結衣「うん・・・」

京子「さーて、それじゃっ!今日も一日はりきって歩きますかー!」

結衣「はぁ、お前は朝イチだけは元気なんだから・・・」













35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/15(日) 16:57:41.75 ID:xS+dP+6p0











京子「んー、このパンんめぇ!」

結衣「あのな。いくらコンビニが無人だからって持ち出し過ぎだろこれじゃ」

京子「えー?別にいいじゃん。お金だって置いてきたしさ。それにお腹空いてるしー」

結衣「私は何だか悪い事でもしたような気がする・・・」

36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/15(日) 16:58:47.04 ID:xS+dP+6p0


京子「それにしても、こんな田舎の方まで来るのなんて久々だねー周り田んぼしかないや」

結衣「あー、そうかも。遠足の時くらいか小学校の時の」

京子「ちなつちゃんとあかりとか、綾乃達も一緒なら最高だったろうなー。みんなでピクニックー」

結衣「はぁ・・・お前はどうしてそう遊びに来たみたいに。今はどんな事態かちゃんと」

37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/15(日) 16:59:48.94 ID:xS+dP+6p0


京子「・・・。私だってさ」

結衣「ん?」

京子「私だって不安なんだ」

結衣「京子?」

38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/15(日) 17:01:01.16 ID:xS+dP+6p0


京子「ここまで、誰一人見かけないし。テレビもネットも見れないから、何が起きてるのかわからないし」

結衣「京子・・・」

京子「もしかして・・・このおかしな事が起こってるのって、この辺だけじゃなくって・・・」

結衣「・・・」

39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/15(日) 17:03:30.53 ID:xS+dP+6p0


京子「それに・・・。最近、何だか怖い夢を見るんだ。目が覚めるとよく思い出せないけど」

結衣「夢?」

京子「うん。まっ暗で・・・。けど何か怖いものが追いかけてくるみたいな感覚がして・・・」

結衣「・・・」

40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/15(日) 17:05:32.50 ID:xS+dP+6p0

ズ…


京子「私は必死に逃げようとするんだけど・・・足が動かなくて・・・怖くて・・・」

結衣「・・・?」

結衣(今、京子の後ろに何かが・・・?)

41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/15(日) 17:07:02.13 ID:xS+dP+6p0

ズズ…


京子「そのうち・・・。それが・・・どんどん近づいてきて・・・」

結衣(『影』!?ま、まさか・・・京子、目が覚めてても?)

42 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/15(日) 17:09:32.84 ID:xS+dP+6p0


結衣「きょ、京子」

京子「ん?」

結衣「だ・・・大丈夫、大丈夫だって。こんな状況だもの、怖い夢くらい見て当たり前だろ?」

結衣「きっと、県境越えたら全部が良くなるって。だからそうクヨクヨするなよ。頑張ろうな?」

京子「結衣・・・」

43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/15(日) 17:11:02.97 ID:xS+dP+6p0

スウ…


京子「・・・うん。そうだよね。確かに落ち込んでたって仕方ないもんね」

京子「ありがとね結衣。何だか元気になったよ」

結衣(京子の後ろに一瞬表れたあの黒い影が、消えて行く・・・)

結衣(やっぱりあの『影』は、京子の心の嫌なイメージが形になったもの?)

44 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/15(日) 17:12:25.12 ID:xS+dP+6p0


結衣(もし・・・京子が絶望に満たされて。心の中が嫌なイメージで一杯になってしまったら)

結衣(昼間でも、あの影がそこら中に現れて・・・?)

結衣(だとしたら・・・。少し、急いだ方がいいのかも知れない・・・)














45 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/22(日) 20:24:33.12 ID:lzYrR1+70


京子「はぁー、今日は疲れたぁーもうヘトヘトー」

結衣「ほんとに、京子は夕方近くなると急にへたれるんだから・・・」

京子「だって、当たり前でしょー?一日中歩きっぱなしだし。山だから坂道だしさ」

結衣「まぁ、そりゃそうだけど」

46 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/22(日) 20:26:07.07 ID:lzYrR1+70


京子「それにしても、いいとこあったじゃん。こんな山の中にポツンとホテルー」

結衣「ああ、何とかたどり着けて良かった。距離あったけど」

京子「もう、今日は野宿かと思ったよ。休もうって言っても結衣がせかすんだからさー」

結衣「けど、頑張って良かったろ?」

47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/22(日) 20:26:50.34 ID:lzYrR1+70


京子「うん、そだね。屋内プールもあったしさ。うーん、水浴び気持ち良かったー」

結衣「それに、結構距離も稼いだし。これだと明日の午前中には県境に着くな」

京子「よーし、それじゃ今日は油断して思いっきり夜更かししよう!」

結衣「いや早く寝ろよ」

48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/22(日) 20:27:50.50 ID:lzYrR1+70







ザ......コ...ロソ......ネ...サ......ザザ...




49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/22(日) 20:28:30.01 ID:lzYrR1+70


京子「ちぇー。まぁ、確かに電気来てないからテレビも見れないしー」

結衣「そうそう。起きてたって何もする事ないし」

京子「結衣は、また見張り?もう、誰も来ないってこんなとこー」

結衣「まぁ、一応念のため・・・」

50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/22(日) 20:30:57.74 ID:lzYrR1+70


京子「それじゃ、お休みねー。結衣も早く寝なよー」

結衣「ああ、わかった」

京子「・・・ねぇ、結衣」

結衣「ん?」

京子「一緒に寝る?」

結衣「いいから早く寝ろ」












51 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/22(日) 20:33:12.44 ID:lzYrR1+70


結衣(・・・)

京子「うっ、うう・・・」



影「ア・・・」

影「オオ・・・」

影「ウー・・・」

52 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/22(日) 20:34:57.22 ID:lzYrR1+70


結衣(京子が眠ると・・・相変わらず、『影』が現れて)

結衣(この影は・・・やっぱり、京子の心の中の投影。だって)

結衣(この中に混じって・・・綾乃や、千歳にそっくりの影を・・・)

53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/22(日) 20:35:49.42 ID:lzYrR1+70


結衣(見た気がするもの・・・)

京子「う・・・」



影「ウウー・・・」

影「アー・・・」

影「オ・・・オ・・・」












54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/22(日) 20:38:10.69 ID:lzYrR1+70











京子「さ、坂道きっつー、ふぅー・・・」

結衣「ほら頑張れ、この坂を超えたらもう県境だから」

55 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/22(日) 20:39:17.32 ID:lzYrR1+70


京子「ふぅ、何で、県の境目って山の中とかなのさ−」

結衣「さぁ・・・」

京子「結衣ん家の前が県境だったら良かったのに」

結衣「何でだよ」

56 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/22(日) 20:44:08.38 ID:lzYrR1+70


京子「そしたらさ、結衣ん家に遊びに行くだけで隣の県に行ったことに」

結衣「喋ってないで行くぞ。ここ超えたら、誰か居ないか探し・・・?」

京子「あ・・・」

結衣「・・・」

57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/22(日) 20:52:04.53 ID:lzYrR1+70


京子「・・・」

結衣「・・・」

京子「ねぇ。これって、絶対変だよ」

58 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/22(日) 20:55:24.89 ID:lzYrR1+70


京子「何で・・・」


京子「何で、道路が途切れてて、こんな断崖絶壁になってるの・・・?」

結衣「・・・」

59 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/22(日) 21:16:14.77 ID:lzYrR1+70


京子「あ、あははー・・・。これ、向こうがわまで何百メートルあるんだろうねー?」

結衣「・・・」

京子「ゲームだったらさ、ビューンってひとっ飛びで行けるかもねー、あははー・・・」

結衣「京子」

京子「空を飛ぶ魔法、発動!なんてねー、あははー・・・」

結衣「京子、そんな事言ってる場合じゃないって。これからどこか迂回できる所を探し」

60 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/22(日) 21:46:19.72 ID:lzYrR1+70


京子「・・・。無理だよ」

結衣「京子?」

京子「きっと・・・どこまで行ったって、この断崖がずっと続いてるんだ」

結衣「いや、そんな事・・・」

61 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/22(日) 21:49:53.29 ID:lzYrR1+70

ズ…


京子「おかしいもの。こんなのって、普通じゃないよ」

結衣(『影』・・・?ま、まずい!)

62 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/22(日) 21:59:00.40 ID:lzYrR1+70







゙ザ......キョ......コ...ロソ......オ...ネ......イ.........ザザ...




63 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/22(日) 22:00:16.39 ID:lzYrR1+70

ズズ…


京子「・・・きっと、世界中こうなんだ」

結衣「きょ、京子、大丈夫、大丈夫だから」

64 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/22(日) 22:14:29.35 ID:lzYrR1+70

ズズ…

「ウ・・・」「ア・・・」


京子「きっと世界中探したって・・・どこにも誰も居なくて・・・!」

結衣「きょ・・・」



結衣「京子っ!」ダキ

京子「ゆ・・・」

65 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/22(日) 22:16:55.41 ID:lzYrR1+70


結衣「京子。大丈夫。大丈夫だから・・・」

京子「結衣・・・」

結衣「私が・・・必ず京子を安全な場所まで連れてってやるから」

京子「・・・」

66 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/22(日) 22:28:01.51 ID:lzYrR1+70


結衣「例え、世界中巡る事になったって・・・私は、ずっと京子のそばにいる」

京子「結衣・・・」

結衣「だから、京子。安心して?」

京子「・・・」

67 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/22(日) 22:29:15.26 ID:lzYrR1+70

スゥ…


京子「うん・・・」

結衣(『影』が、消えていく・・・。京子が安心したから?良かった・・・)

京子「・・・」

結衣「・・・」

68 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/22(日) 22:31:14.02 ID:lzYrR1+70

バタバタバタバタ.…


京子「ん?」

結衣「この音・・・」

京子「・・・結衣見て、ヘリだ、ヘリが飛んでる!おーいこっちこっちー!やった結衣、助かったぞー!」

結衣「そ、そうか・・・ヘリか・・・」

69 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/22(日) 22:33:09.49 ID:lzYrR1+70

バタバタバタバタ…


あかり「京子ちゃん!」

ちなつ「京子センパーイ!」

70 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/22(日) 22:58:07.22 ID:lzYrR1+70


京子「あかり・・・ちなつちゃん・・・結衣ほら見て、あかりとちなつちゃんだ!」

結衣「あ、ああ」

京子「おーい、あかりー!ちなつちゃーん!」

結衣「良かった・・・」

71 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/22(日) 22:59:02.41 ID:lzYrR1+70



あかり「京子ちゃん!」

ちなつ「京子センパイ!」

京子「あかりー!ちなつちゃーん!」


72 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/22(日) 23:00:10.47 ID:lzYrR1+70


あかり「良かった・・・京子ちゃん、無事で・・・」

ちなつ「おととい、夜中に急に緊急サイレンが鳴って・・・みんな一斉に県外に避難したんですよ?」

京子「そ、そうだったんだ・・・私と結衣、ぐっすり寝てて気がつかなかったんだな」


あかり「けど、京子ちゃんと結衣ちゃんの姿が見えなくて・・・あかり、書置きするのが精一杯で」

ちなつ「それで、無理言って捜索隊に加えて貰ったんです」

京子「そりゃあ迷惑かけたね二人ともー。なー結衣?」

73 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/22(日) 23:01:09.87 ID:lzYrR1+70


あかり「え・・・?」

ちなつ「結衣・・・センパイ?」

京子「ん?どうしたの?」


あかり「京子ちゃん・・・一人しか居ないよ?」

京子「え?」

74 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/22(日) 23:04:42.64 ID:lzYrR1+70


あかり「結衣ちゃん、まだ見つかってなくて・・・京子ちゃんと一緒じゃなかったんだ」

ちなつ「うっ、うっ、結衣センパイ・・・」

あかり「ちなつちゃん・・・」

京子「え・・・」


京子「結衣・・・?」

75 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/22(日) 23:06:38.82 ID:lzYrR1+70


結衣「・・・」



結衣「・・・」サラ...

京子「え!?」

76 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/22(日) 23:08:26.55 ID:lzYrR1+70


京子「結衣・・・体が、崩れ・・・どうし・・・」

結衣「京子が・・・もう大丈夫みたいだから・・・」


結衣「私は・・・ここで消えるね・・・」サラ...サラ...

京子「消える!?結衣、どうして!?」

77 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/22(日) 23:11:32.50 ID:lzYrR1+70


結衣「だって・・・京子も・・・気付いてるだろ?これ、全部・・・」



結衣「京子の・・・想像だって・・・」サラ...サラ...

京子「結衣・・・」

78 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/22(日) 23:16:00.79 ID:lzYrR1+70


結衣「大丈夫・・・明日・・・普通に学校とか・・・ごらく部で・・・会え・・・」サラ...サラ...

京子「結衣、やだ、消えちゃやだ、結衣!」

フッ

京子「ゆ・・・」

79 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/22(日) 23:27:12.35 ID:lzYrR1+70


京子「結衣・・・」




京子「結衣いぃーーーーーーっ!」




―――――――――

――――――

―――
――


80 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/22(日) 23:29:18.22 ID:lzYrR1+70

(京子の部屋)

<キョウコー? ソロソロ,オフロハイッテネナサーイ? キョウコー?



京子「うっうっ・・・」ボロボロ




81 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/22(日) 23:29:55.95 ID:lzYrR1+70

(結衣の家)

ピンポンピンポンピンポンピンポン


結衣「な、何だ?」


82 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/22(日) 23:31:11.32 ID:lzYrR1+70

ガチャ

京子「結衣いぃぃーーーーっ!」ダキ

結衣「何だぁ!?」


終わり

83 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/22(日) 23:32:12.92 ID:lzYrR1+70


京子「・・・そんでね、最後結衣が消えじゃっ・・・うえっ・・・」

結衣「いいから落ち着いて話せ」


本当に終わり

84 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/22(日) 23:33:02.62 ID:lzYrR1+70
以上でした
読んでくれた方ありがとうございました
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