藤野清志「すみません! ほんと、すみません!!」緑川花「もうやだ……」

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1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/02/02(日) 22:57:22.69 ID:Q6UuxfHDO
2011年。4月18日。晴れのち土砂降り。
裏生徒会、書記。緑川花。
その日、私はあの男と出会った。

藤野清志。通称、キヨシ。
第一印象は冴えない男だった。
私立八光学園に入学してきた男子生徒の中では、あまり特徴がなく、地味な印象を受けた。

私は女子風呂を覗くという蛮行を犯した男子への懲罰として四つ葉のクローバー集めを命じたのだが、その間、自前のタンポポ茶を飲んだ。

よもやそのオリジナルブレンドの紅茶に利尿作用があるとは思わず、催した私は限界ギリギリの状態で雑木林に駆け込んでおしっこをした。

ドサッ!

半分くらい出したところで突然、目の前に人が降ってきて、それがなんとキヨシだったのだ。

私は泣いた。
お股を見られたことより尿道口から迸るおしっこを目撃されたことが、恥ずかしかった。
おまけに外で。だからキヨシに口止めした。

「い、言わないでええぇっ!?」

我ながら情けない声だったと思う。
それでも裏生徒会の副会長である白木芽衣子に外でおしっこをしていたことを隠したかった。

キヨシは芽衣子ちゃんに何も言わなかった。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1580651842
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/02/02(日) 23:00:32.92 ID:Q6UuxfHDO
4月14日。晴れのちにわか雨。

私は先日の野外放尿目撃事件から立ち直った。
というか、危機感が羞恥を上回ったのである。
口止めしたとはいえキヨシがその約束を守る確信はなく、奴の言動を監視する必要があった。

だから私は付きっきりでキヨシの荒地開墾作業を監視していた。そして、好機が訪れた。

「すみません。トイレに行ってきます」
「私も行く」

作業中に用を足しに行く彼について行った。
放尿を見られた私は、不公平を感じていた。
彼の放尿という弱み見ることでそのことを私が黙っている代わりにキヨシの口を封じることが出来ると考えたのだ。我ながら名案だと思う。

それに男の子のおしっこがどんな風に出てくるのかについて興味があったことは、否めない。

「花さん! 近いですって!」
「近くでちゃんと見せなさいよ!」
「これじゃあ出るものも出ませんって!」

間近でキヨシの先っちょからおしっこが迸るのを今か今かと待ち構えていた私だったのだが。

「あっ」

ちょろろろろろろろろろろろろろろろろんっ!

色々あって、私はキヨシのおしっこを頭から浴びて、汚された。汚い。私は汚れてしまった。

「花! どうした!?」
「芽衣子ちゃん……私、汚れちゃった」
「花ああああああああああっ!?!!」

キヨシのおしっこは臭くて、しょっぱかった。
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