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【安価コンマ】貴方は世界を巡るようです

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565 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/02(木) 00:05:09.85 ID:5nFgBaf20
566 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/02(木) 00:05:16.41 ID:VAE3NZrao
3
567 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/02(木) 00:05:28.86 ID:kcvBcXmDO
4
568 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/04/02(木) 00:11:34.35 ID:EV8yLsq+0
「…………」

ワイズ「……ん?」

王城の門のところにある花壇をじーっと見つめている……人間がいた。

少し近づいて男か女か判断しようとするが、どっちの性なのかがよく分からない。

「何の用ですか」

ワイズ「うおっ! す、すみません!」

「いえ、そんなに驚かなくても……ほぉ、ハーピーの男の子ですか」

ワイズ「……?」

城をマジマジと見ていたはずなのに、初対面の人にマジマジと身体を見られてしまった。


【好感度】
01   親の仇が如く
02〜10 大っ嫌い
11〜30 良い印象は無し
31〜50 知り合い
51〜70 かなり好印象
71〜99 友人
100  親友

コンマ下2
569 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/02(木) 00:12:04.38 ID:kcvBcXmDO
はい
570 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/02(木) 00:12:06.84 ID:5nFgBaf20
571 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/04/02(木) 00:23:55.16 ID:EV8yLsq+0
ローア84「ハーピーで男の子とは珍しい」

ローア「これは失礼しました。えー…………自分はローアと言います」

少し考え事をした後、その人は普通に名乗った。

ワイズ「ど、どうも。僕はワイズって言います!」

ローア「そうですか、ワイズ君ですか……いやすみませんね。ハーピーの性別は大体が女性だと思っていたもので、男の子のハーピーを見て、つい興味深々と」

申し訳なさそうに頭を下げる姿に、少し驚く。

ワイズ「別に気にしてませんから! 頭上げてください!」

ローア「そう貴方が言うなら。で。ワイズ君はどうして王城の前まで? 今更珍しいものとも思えませんけど」

ワイズ「えっと、散歩……って言ったら、もう散歩なんだけど。僕最近この国に来たから、しっかりとお城を見ておこうかなぁ、って?」

ローア「ああ成程、観光ですか。ええ」

ワイズ「ま、まぁ。観光……かな?」

何話す?

安価下2までの内容
572 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/02(木) 00:26:23.11 ID:uhfTCcvVO
あなたはここで何を?
573 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/02(木) 00:26:33.32 ID:VAE3NZrao
性別うんぬんといえば貴方の性別が気になります
574 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/04/02(木) 00:39:08.34 ID:EV8yLsq+0
あなたはここで何を?

ワイズ「じゃあ、あなたはここで何を? 花壇をじーっと見てるだけ、ってことはないんだろうけど」

ローア「む、そうですね……実は自分、この王城で働いていまして」

ワイズ「……き、騎士?」

ローア「いえ自分にそんな武力が求められる職業は出来ませんから。国のデータをまとめたり集めたり、そんな裏方の仕事をやっています」

ワイズ「へぇー、そういう仕事もあるんだ」

ローア「で、そんな仕事をずっとやっていたら……朝になっていて」

ワイズ「……あ」

ローア「色々と疲れてしまって、だから一回外の空気を吸おうと外に出たら、たまたま花壇に目がいって、ぼーっと」

ワイズ「お、お疲れ様です! お疲れ様です!」

ローア「ふふ、ありがとうございます。今日もこれから頑張りますよ」
575 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/04/02(木) 00:46:57.46 ID:EV8yLsq+0
性別うんぬんといえば貴方の性別が気になります

ワイズ「そう言えば、その訊きにくいんですけど……ローアさん」

ローア「はい?」

ワイズ「あなたの性別が気になるんですけど……ど、どっちなんですか?」

ローア「ああ、よく訊かれますよその手の質問は。じゃワイズ君、自分はどっちに見えますか?」

ワイズ「……え」

ローア「男性か、女性か。どっちだと思いますか自分は?」

どっちだと思う?
1 だ、男性!
2 女性!
3 ……どっちでもないと見た!

安価下2
576 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/02(木) 00:48:07.19 ID:COx1X95zO
3!!!!!!
577 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/02(木) 00:48:45.02 ID:kcvBcXmDO
1
578 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/02(木) 00:48:47.79 ID:VAE3NZrao
2
579 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/04/02(木) 01:02:21.62 ID:EV8yLsq+0
ワイズ「だ、男性?」

ローア「……ふむ、ふむふむふむ。えー……じゃあワイズは俺のことを男性だって思うんだな?」

ワイズ「――――!?」

ローア「じゃあ、正解発表を――ど、どうした? 距離取って」

ワイズ「ろ、ローアが男になった……!」

ローア「……へ?」

ワイズ「な、なんか仕草が男になった! なんかこう、さっきまで大丈夫だったのに全部男になったぁ!」

ローア「ちょ、ちょっとワイズ君。ほら、自分はこの通りですから! 気のせい! 男じゃありませんから! そんな自分を怖がらないでください!」

ワイズ「……あ、あれ? さっきは男性だったのに、今は――ど、どっちだ? あ、あれぇ!?」

ローア「もう自分の性別は神のみぞ知るということで……あー、怖かった」


好感度が3上がりました(87)
580 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/04/02(木) 01:15:16.69 ID:EV8yLsq+0
ローア「まさか気が付くなんて……中々大物?」

ワイズ「ん、何か言った?」

ローア「いえいえ、何も何も……では、自分はそろそろ仕事に戻りますので」

そう言い残して、ローアは庭の方に行ってしまった。

ワイズ「……?」

何故庭に行ったんだろうと、不思議に思うが。あまり深く詮索しない方が良いだろう。

……時刻はまだ全然、午前中だ。

何する?
1 誰かに会いに行こう
2 城の中に入ろうとしてみよう
3 何処かに出かけよう
4 アルバイト
5 その他(自由安価)

安価下3
581 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/02(木) 01:16:06.99 ID:VAE3NZrao
2
582 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/02(木) 01:16:30.67 ID:IDLpjUEs0
5今のうちに宿探そう?
583 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/02(木) 01:16:34.07 ID:fCcatqWlO
2
584 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/04/02(木) 01:27:45.14 ID:EV8yLsq+0
ワイズ「さて」

王城の正門を見る。

しっかりとした鎧を見に包んだ騎士二人が、正門を護っている。

ワイズ「……あそこを、超えれるかぁ?」

ワイズ「いや、全速力で駆けたら抜けれるだろうけど……いや、シャレにならないな」

両手足に手錠をかけられたあの感触を思い出す。

ワイズ「……んー」

どうする?
1 正門から通ってみる
2 裏道を探してみる
3 全速力で! 前しか見ねぇ!
4 諦めとこう

安価下2
585 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/02(木) 01:29:28.48 ID:IDLpjUEs0
586 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/02(木) 01:32:29.95 ID:uhfTCcvVO
1
587 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/04/02(木) 01:34:04.79 ID:EV8yLsq+0
ワイズ「正面から通るとして……」

1 こう、さり気なく通ってみる! 為せば成る!
2 人間でも異種族でもまずは話し合いだよね!

安価直下
588 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/02(木) 01:34:58.46 ID:IDLpjUEs0
589 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/02(木) 01:36:49.25 ID:uhfTCcvVO
2
590 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/04/02(木) 01:38:25.10 ID:EV8yLsq+0
ワイズ「あの、すみませーん!」

「むっ、どうしたハーピーよ。この城に何か用か?」

ワイズ「実は――」

話術判定

72以下で成功

コンマ直下
591 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/02(木) 01:38:41.49 ID:JxpHnxYzO
せいこう
592 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/04/02(木) 01:49:10.00 ID:EV8yLsq+0
「成程成程、お姉さんに忘れ物を届けに来たと。ならばさっさと行って渡してくるがいい」

ワイズ「分かりました! ほんと、ありがとうございます!」

そう言い残して、ワイズは小走りに城の中に入っていった。

「……なぁ、あの子供。何も持ってなかったと思うんだが」

「いやぁいい少年だ! わざわざ忘れ物を届けに来るだなんて! 将来は立派な騎士になるだろうな!」

「いやまず、城の関係者にハーピーは居ないと」

「うおぉおおおおお! 俺の妹にも、あんな風に素直だった時期があったと思うと! 涙が溢れて溢れて……! うぉおおおおおお!」

「……もうなんでもいいか」
593 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/04/02(木) 01:51:40.21 ID:EV8yLsq+0
では、今日はこれで終わりにしたいと思います。

お疲れ様でした。

コンマで0以外を出せば勝ちです。負ければアベルです。頑張りましょう。
594 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/02(木) 01:52:19.48 ID:fkTdB/fo0
595 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/02(木) 01:53:11.20 ID:IDLpjUEs0
乙でした
アベルもうF.O.Eやんけ
596 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/02(木) 01:55:54.31 ID:VAE3NZrao
乙乙お尋ね者カウントダウンが進んでいる気がする
597 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/04/02(木) 02:00:19.04 ID:EV8yLsq+0
ワイズ『Qアベルにぎゃふんと言わせたいです。どうすればいいですか』

ベルフェ『Aアベルより強い人間になりましょう』
598 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/02(木) 02:03:50.39 ID:IDLpjUEs0
組織に所属するだの実力を身に着けるだの、なんかほしいよな
神の身体を集めるという目的に対して頼れるものがないからふわふわしてる
599 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/04/02(木) 21:42:56.31 ID:EV8yLsq+0
こんばんは、22時半ほどからやっていきたいと思います。
600 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/04/02(木) 22:30:45.06 ID:EV8yLsq+0
ワイズ「よーっし」

あの騎士がちょろかったのか知らないが、王城の中に入ることが出来た。

ワイズ「……あれ、でもこれ。バレたら普通にアウトじゃ」

ワイズ「…………」

ふと、窓越しに空を見る。

雲一つない青空だった。

ワイズ「まぁ、まぁ、まぁ。バレなきゃセーフ!」

誰に会った?
1〜3 大臣
4〜6 機械
7〜8 王子
9 王様
0 異種族絶対殺すマン

コンマ下3
601 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/02(木) 22:32:09.37 ID:VAE3NZrao
602 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/02(木) 22:39:09.02 ID:tL28OXEnO
こんま
603 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/02(木) 22:40:21.33 ID:1hzlUzyp0
a
604 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/02(木) 22:47:59.87 ID:IDLpjUEs0
コンマは下1でよくないか
605 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/04/02(木) 22:49:52.61 ID:EV8yLsq+0
コンマ3

「あーもう、なんであいつは毎回毎回――」

ワイズ「ん?」

王城のデカい廊下をすたすた歩いていると、通り過ぎた扉から女性の声が聞こえてきた。

特に何の部屋かは書かれていなかったが、ドアが少し豪華だったので結構なお偉いさんの部屋なのかもしれない。

ワイズ「……もしかしたら」

こう、良い感じに接触出来て。王と謁見とか出来る機会が訪れるかもしれない。

ワイズ「失礼しまーす」

そんな甘い考えの元、ワイズはその部屋を開ける。

「っ!? だ、誰!?」

【好感度】
01   親の仇が如く
02〜10 大っ嫌い
11〜30 良い印象は無し
31〜50 知り合い
51〜70 かなり好印象
71〜99 友人
100  親友

コンマ直下

怪しい-10
606 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/02(木) 22:50:21.58 ID:TligzR8r0
607 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/04/02(木) 23:03:53.23 ID:EV8yLsq+0
フレア48「……ああ、昨日の」

ワイズ「あ、すみません! ノックもしないでいきなり入ってきてしまって!」

「……こほん。いや、大丈夫だ……先ほどは少し取り乱してしまったが」

軽く咳払いをして、調子を取り戻したのか。彼女は凛々しい顔をしてこちらをまっすぐと見つめている。

……目の下には、大きなクマがついていた。

「それで、何のようだろうか? 国防大臣直々に訪ねて来るなんてよっぽどのことだと思うが……手短にお願いしたい」

ワイズ「あ、僕ワイズって言います……その、お名前を訊いてもいいですか?」

フレア「…………フレア・フォン・シュレイダー。この王国の国防大臣を受け持っている。まぁ、この国を守ることに対する責任者と覚えていてくれ」

ふむ、それにしてもワイズ。ワイズか……。

フレア「確か、昨日一日だけ牢屋に入っていた少年と同じ名前だな。それ関係か?」

ワイズ「ん、んー……そうですね」

何話す?

安価直下

608 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/02(木) 23:07:59.90 ID:VAE3NZrao
疲れているのですか?そのクマ
609 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/02(木) 23:09:16.51 ID:IDLpjUEs0
ここで働かせてください!
610 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/04/02(木) 23:24:17.29 ID:EV8yLsq+0
疲れているのですか?そのクマ

ワイズ「ところでなんですけど……疲れているんですか? そのクマ」

フレア「ん、ああ。これは申し訳ない姿を見られてしまったな」

ははは……と、力なく笑っている。

フレア「いや、ここのところ仕事が続いていてしっかりと眠れていないのだよ。七時間ぐっすりと眠れればすっきりするのだが……」

ワイズ「だが?」

フレア「……提出される書類不備に、他の貴族からの雑言。伸し掛かる重責、ストレス……」

ワイズ「ん?」

国防大臣の眼のハイライトがだんだんとなくなっていく。

フレア「他の国からくる犯罪者たち、七聖剣以外の騎士たちの衰退……そもそも七聖剣の騎士たちも余計な仕事を……」

ワイズ「ふ、フレアさーん! フレアさーん!?」

フレア「はっ! …………失礼、また取り乱してしまった。これじゃあいけないな、本当に」

ワイズ「しっかり休んだ方が良いんじゃ……」

フレア「いや、私は国の為に頑張らないといけないのでな。大臣として、その責務は果たさないといけない」


フレアの好感度が2上がった(50)
611 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/04/02(木) 23:30:56.27 ID:EV8yLsq+0
フレア「で、結局のところ何故私のところに?」

ワイズ「う」

変なことを言うと何か疑われてしまうのではないかと思い、とっさに目のクマの話をしたが。流石にそこまで楽にはいかなかった。

ワイズ「え、えーっと。ですね」

フレア「……」

疑いの視線を、こちらに向けてくる。

……ちょっと、不味いかもしれない。

コンマ4以上でちょっといいかな

コンマ直下
612 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/02(木) 23:31:51.60 ID:kcvBcXmDO
はい
613 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/02(木) 23:31:54.14 ID:OxKAOW0Uo
614 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/04/02(木) 23:40:44.82 ID:EV8yLsq+0
コンマ0 失敗

フレア「そういえばあいつの仕業と言うことで詳しく調べなかったが……ふむ。ええとワイズ君?」

ワイズ「は、はい?」

フレア「身分証を少し貸してくれないかい? 別に盗ったりするわけでもないし、そんな長い時間借りるわけでもないんだが」

ワイズ「み、身分証ですか?」

ポケットの中にあるその小さなカードの存在が、今になっては大きく感じる。

……重くも感じる。

フレア「まさか、失くしたり。そもそも持っていない。なんてことはないだろう?」

ワイズ「そ、そんな訳ないじゃないですか」

フレア「だったら、貸してくれるね?」

ワイズ「……」

どうする?
1 貸す
2 貸さない

安価下2
615 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/02(木) 23:42:04.09 ID:OxKAOW0Uo
2
616 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/02(木) 23:43:44.42 ID:IDLpjUEs0
1
617 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/04/02(木) 23:55:11.60 ID:EV8yLsq+0
ワイズ「ど、どうぞ」

ここで渡さないのも疑われると思い、ワイズは恐る恐るフレアに近づいて。ポケットの身分証を手渡す。

フレア「うむ、結構」

そして、フレアは手慣れたようにその身分証を何かの機械にスキャンした。

フレア「……失礼、あまり機械を見られると困るので。離れてくれないか」

ワイズ「あ、はい」

もう変に口答えをするのも怖いので、素直に距離を取る。

フレア「…………」

小さい機械を見て、次に机の上にある箱状の機械に眼をやる。

……はぁ、と。小さくフレアはため息をついた。

フレア「ふむ、成程成程。大変結構」

ワイズ「そ、そうですか?」

フレア「では、身分証を返すからこっちに来てくれないか」

小さく手招きを、している。

やばい七人グループの一員ほどのヤバさは感じないが、ほんのりを恐怖を感じる。

……いや、自分が緊張しているから。そう思うのかもしれない。

どうする?
1 近づいて、身分証を受け取る
2 そっちから来てください

安価下2
618 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/02(木) 23:56:54.34 ID:TligzR8r0
1
619 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/02(木) 23:56:57.75 ID:9tWZYXHiO
1
620 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/02(木) 23:56:58.32 ID:kcvBcXmDO
2
621 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/04/03(金) 00:01:24.97 ID:xUW9kkG60
ワイズ「わ、分かりました」

ゆっくりとフレアが座る机に近づいていく。

フレア「それじゃあはい、悪かったないきなり借りたりなんてして」

机の上にある身分証をパッとつかみ取る。

そして、そのままポケットの中に身分証を入れて――。

回避判定

コンマ95以下で成功

不意打ち+30

コンマ直下
622 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/03(金) 00:01:49.72 ID:3lPBPTll0
623 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/03(金) 00:03:17.73 ID:fb7QA45P0
ほんっま
624 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/03(金) 00:09:31.93 ID:f7AXzM3Z0
まーたコンマ結果にすぐ煽りだすゴミが湧いてる
つーか>>604だったらこういう結果も予測できずに我儘言ってた馬鹿野郎になるが
625 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/03(金) 00:10:32.80 ID:fb7QA45P0
えっいやコンマ運相変わらず悪いなおいってニュアンスだったんだけど・・・
626 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/04/03(金) 00:11:57.05 ID:xUW9kkG60
72+30=102 失敗


ワイズ「――――ぐぎゃっ!?」

突然、脇腹に何かを押し付けられたと思ったら。そこからバチバチと強い電流のようなものを流される。

崩れるように、倒れてしまう。

フレア「ん、あの悪魔の知り合いだというからこの程度の不意打ちは避けられるものと思っていたが。やってみるものだな」

ワイズ「ぐ、ぐぅ……」

フレアの手を見ると、何かリモコンのようなものが握られていた。

小さな金属の突起物が二つ見える。

フレア「護身用にと雪国から取り寄せたが、中々だな……スタンガン。とか言ったか」

ワイズ「ど、どうして……」

フレア「それはまた後で訊こう。恨むのなら、あの悪魔と知り合いだったことを恨むのだな」

国防大臣はしゃがみ込んで、えいとスタンガンをワイズの首に押し当てる。

ワイズ「――――」

その一撃で、ワイズの意識は暗闇の中に持っていかれた。

フレア「…………」
627 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/03(金) 00:11:58.53 ID:Wdzb9WQjO
>>624はスレに存在しない非実在青少年と戦っているのです
628 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/04/03(金) 00:13:16.92 ID:xUW9kkG60
――――――――――――――――

――――――――

――――

――

629 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/04/03(金) 00:17:22.01 ID:xUW9kkG60
ワイズ「はっ!」

目を覚ます。

ワイズ「いや、ビックリした……てか、まだビリビリするんだけど……」

首筋に違和感を感じ、そこに手を触れようとするが。

上手く触れない。

ワイズ「ん?」

何か、これと同じ流れを昨日もした気がする。

自分の手首を見る。手錠だ。

足首も見る。うーん、手錠だ。

……軽く辺りを見渡してみる。おおう、鉄格子がある。

ワイズ「……………」

牢屋だった。

豚箱だった。

ワイズ「う、うわぁあああああああああああああああああああっ!?」

叫び声が、牢屋に響き渡る。
630 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/04/03(金) 00:19:50.78 ID:xUW9kkG60
はーい、じゃあ今日はこれで終わりにしたいと思います。皆さんお疲れ様でした!

ぶっちゃけ二回も豚箱に行くと思わなんだ。

一応言っときますが、コンマや安価に文句言ったりしないで下さいね。楽しくやろうぜ、楽しく。
631 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/03(金) 00:19:55.33 ID:FA/GCUeKo
籠の中の鳥はいついつでやる
632 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/03(金) 00:21:28.25 ID:fb7QA45P0
633 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/03(金) 00:22:21.40 ID:Hv9mjCMko
これは神の身体怪盗フラグ
634 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/03(金) 00:22:23.26 ID:vt4v/9qr0
635 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/03(金) 00:25:02.96 ID:wjJshvEX0

イザナミだ
636 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/03(金) 00:32:14.38 ID:xHju443FO
誰と知りあいとかまでも出るのか
637 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/03(金) 00:38:29.70 ID:fb7QA45P0
>>119で『管理』と『秩序』を強調してるあたり、国の大臣に牢屋に放り込まれた以上、場合によってはこの国は後回しにして国外逃亡した方がいいまである
638 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/03(金) 01:02:11.76 ID:4Lp5yFcFo
おつ
コンマ神様……あのですねちょーっとワイズくんに厳しすぎません…?
639 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/03(金) 01:04:52.21 ID:+TYX4888O
?「どうせ死なんしええやろ」
640 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/03(金) 05:20:45.57 ID:Nt6nuF+GO
宿屋にさえいまだに泊まれてない件
わあいこんな異世界はじめてだあ!
641 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/03(金) 07:34:41.32 ID:Hv9mjCMko
脱獄→神の身体奪取→国外逃亡→お尋ね者これだな
642 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/04/03(金) 19:38:47.63 ID:xUW9kkG60
こんばんは、今日は21時ほどからやっていきたいと思います。

どうせ死なないからってコンマ神がワイズ君虐めてる……。

宿屋に関しては難易度下げてもよかったなと反省してます。
643 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/04/03(金) 19:42:26.35 ID:CszZNkOXo
今から下げてもいいのよ?
644 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/04/03(金) 20:59:58.97 ID:xUW9kkG60
>>643
もうなんやかんや宿屋には泊まらないんじゃないかとか思ってたり。王国で泊まれるかなこれ。


ワイズ「…………」

暫く叫び続けていたが、別にこの状況を打開する何かが起こるわけでは無かった。

何も起こらなかったし、叫び続けて喉が痛くなった。

結果的にマイナスだ。

ワイズ「あーあー……何だよぅ、何だよぅ。いきなりビリビリとか酷いだろぉ……」

牢屋の隅で蹲りながら、ぶつぶつぼやく。

ワイズ「僕が何をしたっていうんだよぉ――ああ、不法侵入か」

……運が悪いとか文句を言う前に、自業自得なのかもしれないと僕は思いました。まる。

コンマ0でえんじぇう

コンマ直下
645 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/03(金) 21:00:31.00 ID:EZFxmOKp0
646 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/03(金) 21:00:52.95 ID:fb7QA45P0
ワイズにも非がないとは言い切れないのがなぁ
647 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/03(金) 21:03:00.94 ID:w0VWrPoPO
00か、えんじょうとどうなる?
648 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/03(金) 21:03:35.07 ID:wjJshvEX0
天使キター!
649 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/03(金) 21:04:21.75 ID:4Lp5yFcFo
コンマ神「しゃーない、ちょっとサービスや」
650 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/04/03(金) 21:09:56.32 ID:xUW9kkG60
コンマ0 成功……?


ワイズ「てか、この牢屋には他に誰かいないのかな……」

足の手錠のせいで上手く鉄格子の外の様子を確認することができないが、とりあえず人の気配はなかった。

ワイズ「まさか、僕だけが極悪人ってわけじゃないと思うけど――――」

「一つ、そこにシリアスあれば」

ワイズ「んあっ!?」

なんかいきなり脳みそに声が聞こえてきた。

「二つ、壊して見せよう。天使道……ああいや、ここはショコラ道とかもっと自分の名前を使ってアッピールした方が印象に残るのでは」

ワイズ「っ!?」

脳みそから聞こえてきた声が後ろに移動したので、振り返ると。彼女は当たり前に様にそこに立っていた。

長い金髪に白いワンピース、意思を持つようにぴょこぴょこ動くアホ毛。

そして、

「と、言うわけで! 色々訊きたいことはあると思うけどまずは好感度判定行ってみよう!」

――天使の輪っかが頭に浮かんでいる。そんな少女だった。

【好感度】
01   親の仇が如く
02〜10 大っ嫌い
11〜30 良い印象は無し
31〜50 知り合い
51〜70 かなり好印象
71〜99 友人
100  親友

コンマ直下
651 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/03(金) 21:10:20.30 ID:fb7QA45P0
こい
652 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/04/03(金) 21:13:20.49 ID:xUW9kkG60
ショコラ「30、30かぁ……んー。高くもないし低くもない、いや低い数値っていえば低い数値なんだけど」

顎に手を当てて、またぶつぶつと何か言っている。

ワイズ「あ、あの」

ショコラ「いやこれは別に結果に文句を言っているわけじゃなくて。ショコラの好感度にしてはなんか微妙だなぁ、っていうあれなだけで、そんな気にしないでね?」

ショコラ「というわけでもっかい! カモンカモン!」

【好感度】
01   親の仇が如く
02〜10 大っ嫌い
11〜30 良い印象は無し
31〜50 知り合い
51〜70 かなり好印象
71〜99 友人
100  親友

コンマ直下
653 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/03(金) 21:13:50.53 ID:wjJshvEX0
へい!
654 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/04/03(金) 21:21:48.64 ID:xUW9kkG60
ショコラ「…………」

微妙だ。と言わんばかりの表情を見せている。

軽くため息をついて。その天使の少女は指をパチンと鳴らした。
655 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/04/03(金) 21:22:24.84 ID:xUW9kkG60
ショコラ100「仲よくしよーね!」


ショコラ「よぉし、これで良し!」

ワイズ「ん、ん……ん?」

なんか絶対にやっちゃいけないことを目の前の天使はやった気がする。

こう、何だろう。何がとは言えないけど、やらかしやがった気がする。すっごい怒られる気がする。

ショコラ「おっと、ショコラに心を読む力はないんだから自分の中で会話しないでよ! 言葉っていうのは、口にしなきゃ伝わらないんだからねっ!」

ワイズ「は、はぁ……」

ショコラ「と、ここで自己紹介! ショコラはシリアスを破壊し、シリアスを破壊する。そんな天使! あ、ワイズ君のことは大体知ってるから、気にしないでね?」

ワイズ「…………」

ショコラ「可愛くて珍しいハーピーの男の子が二回も豚箱にぶち込まれてしょぼくれてる……そんなちょっぴりシリアスムードをビビビと感じ取り! ショコラは参上した!」

ワイズ「そ、そうなんだ」

もう深く考えるのはやめよう。

ショコラ「さぁ! お話をしよう! ちなみに! 真面目な話を振られて真面目に返すと思うなよ!」

だ、そうだ。


何話す?

安価直下
656 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/03(金) 21:24:06.01 ID:wjJshvEX0
天使さん力が欲しいです
657 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/03(金) 21:24:11.77 ID:SKwDrKYDO
どうすればこの不幸体質治せるかな?
658 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/04/03(金) 21:39:58.51 ID:xUW9kkG60
天使さん力が欲しいです

ワイズ「え、えっと。天使さん?」

ショコラ「はい、っはーい! 何でございましょうかワイズ殿!」

ワイズ「ぼ、僕は力が欲しいです……」

ショコラ「ほう? ほうほうほう……くっくっく、そうか。貴様もついに力を求めるようになったか……」

ワイズ「?」

ショコラ「ショコラ様の力を使えばワイズにとんでもないチート能力を授けることも容易い……! さぁ、選ぶがよい!」

ショコラ「フェニックスの羽の効果がなくなる代わりに必ずナデポが成功する力か、睡眠をとらない限り体中から媚薬と同じ成分のフェロモンが発生する力か……」

ワイズ「まてまてまてまて」

ショコラ「……?」

ワイズ「いや、絶対だめだよ! その力は……いや本当にダメだよ!?」

ショコラ「なに!? 男の子とはハーレムを好むものではないのか!? ハーレムのために、世界を滅ぼすこともできる生物じゃないのか!?」

ワイズ「何をどう思ったらそうなるの!? こう、新しいスキルとか! 不幸体質を消すとか!」

ショコラ「それは私の力を大きく超えている……」

ワイズ「嘘でしょ!?」

ショコラ「まじまじ! あ、目からお茶が噴き出す力とか」

ワイズ「いよいよ訳が分からないよ!」
659 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/03(金) 21:44:02.69 ID:Nt6nuF+GO
手から唐翌揚げが出せる能力を所望する
660 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/04/03(金) 21:46:18.48 ID:xUW9kkG60
ショコラ「おっと、そろそろ時間だ。どうだ? シリアスは無くなったか?」

ワイズ「……鉄格子を開けるくらいできないの?」

ショコラ「マジレスすると出来るんだけど。やったらもっと立場が危うくなるぜ」

ワイズ「うぐっ」

そりゃそうだった。

ショコラ「んじゃ、ショコラはこの辺りで。また今度シリアスが来たらお会いしましょう……と言っても、やりすぎるとガチで上に怒られるから暫くは来ないかもねー」

ワイズ「……上?」

ショコラ「ネクストショコラズヒーント! 殺せないなら殺せるようになるまで殺せばいいじゃない!」

ワイズ「んあっ!?」

最後の最後にとても不安になる一言を残して、シリアスブレイカーショコラは居なくなってしまった」

ワイズ「…………え」

……ヒントの内容が怖すぎる。シャレにならない。
661 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/04/03(金) 21:53:56.59 ID:xUW9kkG60
さて、嵐のような彼女とギャーギャー騒いでしまったからか。妙に静かなのが気になってくる。

ワイズ「……な、なんか寂しいんだけど」

まさかこれが彼女の力なのか!?

……いや、そんなわけない。

ワイズ「……はぁ、僕はいつまでこうしてればいいんだろう」

ベルフェ「死ぬまでじゃねー?」

ワイズ「うわぁああああああああああああああああああっ!?」

音も気配もなく、鉄格子の向こう側にベルフェが居た!

天使の次は悪魔! もうなんかどっちも怖い! 何もかもが怖い!
662 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/04/03(金) 22:03:14.92 ID:xUW9kkG60
ワイズ「は、は? な、何でここにいるの?」

ベルフェ「んー? 何でここにいると思う?」

鉄格子の向こうから、ベルフェはにやにやとこちらを見つめている。

ワイズ「わ、分かんない」

ベルフェ「お前を笑いに来たって言ったら、泣く?」

ワイズ「……泣く」

ガチ泣きすると思う。

ベルフェ「あーっはっはっは! そうかそうか! まぁこんな状況にもなって笑われたら泣きもするか!」

ワイズ「な、なんだよぉ! 笑ったんならもう帰ってよぉ!」

ベルフェ「あ?」

ワイズ「…………何でもないです」
663 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/04/03(金) 22:10:02.29 ID:xUW9kkG60
ベルフェ「じゃ、笑ったついでにちょっと質問しちゃおっかなー?」

ワイズ「質問?」

ベルフェ「ん。ワイズって、私のことどう思ってる?」

……。

…………。

………………――――。

ワイズ「へっ!?」

ベルフェ「ほれほれ言ってみ? 私以外誰もいないんだから、ね?」

ワイズ「え、えーっと……」

何だ? この悪魔は何を訊こうとしているんだ?

下手なこと言ったら殺されると思うし、つまらないこと言っても殺されると思うし……! な、なにを言えばいいんだ!

ベルフェ「早く早く! 別に殺さないから! あっ、殺せないから!」

ワイズ「……は、はい」


自分のことを一回殺した悪魔を、どう思いますか。

自由安価下3までの中で気に入ったものを採用。
664 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/03(金) 22:11:43.31 ID:4Lp5yFcFo
それでも泊めてくれたし優しいと思う

(媚、媚を売るんだ)
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