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【安価】アライさん「みんなにイタズラするのだ!」フェネック「付き合うよ〜」

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641 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/31(月) 01:35:29.72 ID:qgqrLidso
ちゃんと肉食ちゃんの話し方してたわすまん…
>>640
了解ですありがとう
642 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/31(月) 08:44:07.97 ID:qtKOtvDYo
この怪異だらけのマンションでもブレない博士と助手
素敵です
643 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/31(月) 18:34:40.79 ID:ct8kvF1b0
ヒグマの部屋

博士「ヒグマ、来てやったのです」

助手「カレーを作るのです」

ヒグマ「ま〜たお前らか!よく飽きないなぁ」

博士「美味しいものを食べてこその人生なのです!」ドヤッ

助手「特にヒグマのカレーは我々好みの味つけなのです」

ヒグマ「…今回の報酬は?」

博士「ここ最近探索した10階分の情報でどうでしょう」

助手「それぞれの危険度と対策法を我々なりに分析してあります」

ヒグマ「よし」

ヒグマ「それじゃ、材料買ってくるか〜」

博士「いってらっしゃいなのです」

助手「気をつけていくのですよ」

ヒグマ「はいはい、ちゃんと留守番してろよ」

博士「当然なのです」

助手「我々は賢いので」
644 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/31(月) 18:36:43.75 ID:ct8kvF1b0
ガチャ バタン

博士「それにしても…火を恐れないフレンズが近隣にいて助かりましたね、助手」

助手「ええ全くです博士。おかげで美味しく料理を味わうことができます」

博士「ヒトに頼むという手もありますが、このマンションにはヒトの入居者がほとんどいないのです」

助手「ヒゲモジャのオッサンならうろついてましたよ。オオカワウソ曰く、彼は有益な情報を持っているとのことです」

博士「あれは外部からの探索者なのです。危害を加えてくるわけではありませんが、ある種の狂人として扱うべきでしょう」

助手「なるほど。必要以上に馴れ合わない方がよさそうですね」

博士「あのオッサンの情報に頼って探索するなど、我々なんの面白味もないのです」

助手「自らの手で切り拓いてこそのマンション探索…ですよね、博士」

博士「その通りです助手」

ピンポ-ン

「ヒーグーマー!」

博士「むっ?」

助手「誰か来ましたね」
645 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/31(月) 18:37:11.72 ID:ct8kvF1b0
コツメカワウソ「博士と助手ひさしぶりー!映画館で会ったとき以来だねー!」

ジャガー「やっと本物に会えた…」

博士「カワウソとジャガー、我々になにか用ですか?」

助手「我々はこれから魅惑のカレータイムなのです。邪魔をしたら怒りますよ」

コツメカワウソ「またカレー食べてるのー!?こりゃーヒグマも大変だー!」

ジャガー「こっちでもカレー好きなんだね」

博士「…こっちでも?」

助手「なにか引っかかる言い方ですね」

ジャガー「いやぁそのことなんだけどさ」

コツメカワウソ「ジャガーから大事な相談があるんだよー!」

博士「ほう」

助手「なんですか?言ってみるのです」

ジャガー「うん、実は…」
646 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/31(月) 18:38:34.37 ID:ct8kvF1b0
博士「なるほど」

助手「ジャパリパークから来た、ですか」

ジャガー「そうなんだよ…突然すぎて、もう何が何だかわからないんだ」

コツメカワウソ「すっごーいよね!?ジャガーなのにジャガーじゃないなんて!」

博士「………」ジ-ッ

助手「………」ジ-ッ

ジャガー「め、めっちゃ見られてる!」

コツメカワウソ「ほんとだよー!信じてよー!」

博士「…どうやら嘘は吐いていないようですね」

助手「そもそも…カワウソだけならともかく、ジャガーまでこんなくだらない嘘を吐くとは思えません」

博士「それもそうですね。迂闊でした」

コツメカワウソ「こらー!私だって吐かないぞー!」

ジャガー「信じてくれるんだね?」

博士「えぇ、信じましょう」

助手「お前が帰る方法をいっしょに考えてやるのです」

コツメカワウソ「わーい!博士たちがいればサイキョーだー!」

ジャガー「ありがとう…本当に助かるよ!」

博士「礼には及びません。我々は長なので」

助手「長なので」
647 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/31(月) 18:39:52.75 ID:ct8kvF1b0
ガチャッ

リカオン「はぅ〜、疲れたぁ〜」

ヒグマ「ん?なんだよ、人数増えてるじゃん」

キンシコウ「珍しいお客さんですね」

コツメカワウソ「みんなおかえりー!」

ジャガー「おっ、こっちでもこの3人なんだね」

助手「ヒグマ、今日はたくさん買ってきましたね」

ヒグマ「毎回お前らがおかわりしまくるからな」

博士「キンシコウとリカオンもアルバイトご苦労なのです」

キンシコウ「ふふ、ありがとうございます」

コツメカワウソ「ごくろーなのでーす!」ピョン

リカオン「ぐえっ!ちょっ、今疲れてるから!」

コツメカワウソ「そーれー!」ワシワシ

リカオン「オーダーきついってば!後にしてぇ!」

キンシコウ「コツメちゃんとジャガーさんも来てたんですね。なにか用ですか?」

ジャガー「えーと、どこから話せばいいのか」

博士「長くなるのです」

助手「みんなでカレーを食べながらにするのです」
648 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/31(月) 18:42:04.75 ID:ct8kvF1b0
リカオン「ほ、本当なんですか?それ…」

ヒグマ「このトチ狂ったマンションなら、何が起こってもおかしくないな」

キンシコウ「違う世界から来た…フレンズ…?」

助手「お前たちは何か知りませんか?」

博士「我々いっしょに考えるとは言ったものの、正直今のところ見当もつかないのです」

ヒグマ「私たちも協力してやりたいのは山々なんだが…」

リカオン「全然わかりませんね」

キンシコウ「………」

ジャガー「そうだよなぁ…」

コツメカワウソ「キンシコウ、どったのー?」

キンシコウ「…私、知ってるかもしれません」

リカオン「えっ!?」

ヒグマ「本当か!」

キンシコウ「確信は持てないんですけど…」

コツメカワウソ「なになにー!?」

ジャガー「どんな情報でもいいんだ。教えてくれないか?」

キンシコウ「あるフレンズから同じような話を聞いたことがあるんです」

キンシコウ「こことは違う、別の世界へ行ける階があるって」

博士「いきなり核心に迫りましたね」

助手「我々の立つ瀬がないのです…」

ジャガー「そのフレンズの名前は?」

>>649にジャガー、コツメ、博士、助手、ヒグマ、キンシコウ、リカオン、かばん以外でフレンズ指定(アライさんマンションのオリキャラも可)
649 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/31(月) 18:45:58.96 ID:8PlxxIJp0
ティラノサウルス
650 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/31(月) 20:33:42.39 ID:OqpOmoY8O
ツチノコ
651 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/31(月) 20:41:41.39 ID:qtKOtvDYo
てぃ、ティラノサウルス?!
652 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/01(火) 00:10:50.83 ID:Ks1JPqG/0
キンシコウ「ティラノサウルスさんです」

博士「!?」

助手「なっ……」

ジャガー「うーん、聞いたことない名前だなぁ」

ヒグマ「どんな動物だったんだ、その…ティラミスサウルス?とかいうのは」

キンシコウ「大柄な体躯、鋭いキバ、筋肉質な脚…とにかく強そうな子でしたね」

キンシコウ「マンションのパトロール中にたまたま出会ったんですが、思ったより気さくな方で、結構話し込んじゃいました」

リカオン(キンシコウさんって肝座ってるよなぁ…)

キンシコウ「そのとき言ってたんです。『オレはここではない、違う世界から送られて来たんだ』と」

コツメカワウソ「なにそれなにそれ!?気になるなー!」

ジャガー「…少なくとも、行ってみる価値はありそうだね」

ヒグマ「どこの階にいたか覚えてるか?」

キンシコウ「えーと、待ってくださいね」ガサゴソ

助手「は、はかせ!どうしましょう!」

博士「おおおお落ちおちおち着くのですす」
653 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/01(火) 00:11:29.39 ID:Ks1JPqG/0
キンシコウ「ありました!ここに書いてるはずです!」グチャア

ヒグマ「お、おう…」

リカオン「ぐっちゃぐちゃですね」

キンシコウ「ず、ずいぶん前にメモしたので…」

博士「しかも違う番号が複数並んでます」

助手「きっと他の階の情報もここにメモしてしまったのでしょう」

コツメカワウソ「きゃはは!どれかわかんなーい!」

キンシコウ「うぅ、お役に立てなくてすみません…」ションボリ

ジャガー「いやいやそんな!顔を上げてくれ!」

ヒグマ「でも、これじゃ振り出しだな」

リカオン「まさか書いてある階全部に行くわけにもいきませんからね…」

ジャガー「え…?」

ジャガー「私は行くよ?」
654 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/01(火) 00:12:45.38 ID:Ks1JPqG/0
キンシコウ「!?」

リカオン「いやいやいや…危険すぎますって!」

ヒグマ「やめておけ。勇敢と無謀は違うぞ」

ジャガー「んー、みんなの心配はありがたいけど…私は行くよ」

ジャガー「少しでも手がかりがあるなら試さないわけにはいかない」

博士「探索者である我々はともかく…ここに来たばかりのお前がここまで命を張るとは思いませんでした」

助手「なぜそうまでするのです?」

ジャガー「私は絶対じゃんぐるに帰るって決めてる。ただそれだけのことだよ」

助手「…そうですか」

コツメカワウソ「ジャガー…」

ジャガー「私があっちに戻れたら、今度はカワウソが知ってるジャガーもこのマンションに戻ってこれるかもしれない」

コツメカワウソ「!」

ジャガー「私がんばるから…待っててよカワウソ」ポン

コツメカワウソ「っ……」
655 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/01(火) 00:13:22.42 ID:Ks1JPqG/0
コツメカワウソ「わ…」

コツメカワウソ「私も行く!」

ジャガー「へ?」

コツメカワウソ「私もジャガーに付いてく!」

ジャガー「おいおい…危ないぞ?」

コツメカワウソ「ジャガーだけに任せてらんないよ!ぜったいぜったい私も行くー!」

ジャガー「ん…」

コツメカワウソ「行くーーー!!」

ジャガー(まいったな…カワウソがこのモードに入ると絶対に折れないぞ…)

キンシコウ「……私もおともします」

ジャガー「!」

キンシコウ「元はと言えば、私の杜撰な管理のせい…責任を持ってあなた達を守ります」

コツメカワウソ「キンシコーウ!」ピョ-ン

キンシコウ「きゃっ!?」

コツメカワウソ「いっしょにがんばろーね!」ギュ-ッ

キンシコウ「は、はい…!でもちょっと苦しいですコツメちゃん!」
656 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/01(火) 00:14:28.65 ID:Ks1JPqG/0
博士「…しかたがないですね」

助手「我々も協力しましょう」

ヒグマ「お前らまで…」

博士「先ほども言いましたが、我々は元より探索者。未知の領域へ行くことに恐怖はありません」

助手「どうせ乗り掛かった船なのです。趣味に利用させてもらいましょう」

リカオン「わ、私たちも…」

ヒグマ「ダメだ」

リカオン「!」

ヒグマ「パトロールのための人員を残しておく必要がある。ハンター全員が出払うわけにはいかない」

リカオン「っ……」

キンシコウ「ヒグマさん、リカオン、大丈夫です。私ちゃんと帰ってきますから」

リカオン「き、キンシコウさん……」

ヒグマ「…絶対だぞ」

ジャガー「みんな…すまん。巻き込んでしまって、本当にすまん…!」

コツメカワウソ「ジャガー!謝らないでよー!」

博士「我々は趣味ですし、キンシコウは元々そういう仕事です。気にする必要ないですよ」

助手「みんなもっとエンジョイすればいいのです。楽しんでこその探索なのです」

リカオン(カレーの食べ過ぎで頭のネジが外れたのかな…)
657 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/01(火) 00:16:34.02 ID:Ks1JPqG/0
博士「では、二手に分かれましょう。メモに書いてある階は6つ」

助手「私と博士、ジャガーとカワウソとキンシコウの2チームがそれぞれ3つずつ階を探索しましょう」

博士「ティラノサウルスに会えても会えなくても、探索が終わったらヒグマの部屋に再集合するのです」

助手「終わってなくても命の危険を感じたらすぐに戻ってくるのです」

コツメカワウソ「はーい!」

キンシコウ「がんばらないと…!」

ジャガー「やるしかないね」

直下コンマでこの階の脅威度判定
高ければ高いほど危険
00なら無事ティラノサウルスに遭遇
658 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/01(火) 00:40:55.07 ID:rH3tGlKeo
ハハハ!
ハハハ!
ハハハ!
659 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/01(火) 01:08:47.00 ID:Fep/dpyco
くそマンション
俺らならいいよ、くそ[ピザ]やし
なんでこのこらに課題だすんや
660 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/01(火) 17:33:55.27 ID:y++4PScyO
>>659
おめぇが00出してどうすんだ勿体ない
661 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/02(水) 00:07:40.64 ID:18BcxgmR0
チ-ン…

ジャガー「着いたね」

キンシコウ「では、これを投げ込みましょう」

コツメカワウソ「なにこれー!?」

ジャガー「中にネズミが入ってる…」

キンシコウ「そのものズバリ!ネズミさんボトルです」

キンシコウ「これをこうやって…」ポイッ

コロコロ…

シ-ン

キンシコウ「…反応無しですね」

キンシコウ「次は私が降りてみます」

ジャガー「はぇ〜、用意周到なんだなぁ」

コツメカワウソ「キンシコウすごーい!」

キンシコウ「教えてくれたのはオオカワウソさんですけどね」

キンシコウ「というか、あなた達今までどうしてたんですか?」

コツメカワウソ「ふつーにそのまま降りてた!」

ジャガー「ボタンもよく確認せずに押してたよ…」

キンシコウ「ヒェッ…」
662 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/02(水) 00:08:15.75 ID:18BcxgmR0
キンシコウ「……」スタスタ 

キンシコウ「ひとまず問題なさそうですね」

キンシコウ「降りても大丈夫ですよ!」

コツメカワウソ「わーい!」ピョン

ジャガー「ここはどういう階なんだろう。何も見当たらないから全然わからん」

コツメカワウソ「きっとおさんぽするための階だよー!」

キンシコウ「だといいんですが…」

「おいお前ら」

ジャガー「うわっ!」

コツメカワウソ「だれー!?」

キンシコウ「…」スチャ

ツチノコ「ヴァッ!?か、構えるなよ!怪しいもんじゃねえよ!」

スナネコ「いきなり声をかけたらそうなりますよ〜」

ツチノコ「うるせーな!悪かったよ!」

ジャガー「き、キミたちは!」

コツメカワウソ「ジャガー?知り合い?」
663 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/02(水) 00:09:27.96 ID:18BcxgmR0
ジャガー「うん。って言ってもパークの方だけどね」

ツチノコ「あ"ぁ?パークぅ?」

キンシコウ「あなた達も探索者ですか?」

スナネコ「はい。ボク達、メ◯カリで高く売れそうなものを探してるんです」

ツチノコ「オレは知的好奇心を満たすためだっ!いっしょにすんな!」

スナネコ「とか言って、ツチノコも拾った謎コインを集めてるくせに〜」

ツチノコ「あれは貴重な歴史的資料だ!勝手に売ったらゆるさないかんな!」

コツメカワウソ「ふたりとも仲良いんだねー!パークでもこんな感じだったのー?」

ジャガー「ほとんど同じだよ。むしろ…パークのほうがなかよしかも?」

スナネコ「ボク達なかよしなんですって。嬉しいですねツチノコ」

ツチノコ「ぜんっぜんうれしくねーっ!」

ツチノコ「…っていうかお前らぁ!この階はハズレだぞ!なーんも残ってねえ!」

スナネコ「誰もいないし、何もなかったですね〜。もともと何かがあったところかもしれませんが…今はからっぽです」

ツチノコ「ったく無駄足だったぜ。コインのひとつでも落ちてりゃまだよかったのによ」

コツメカワウソ「そっか〜…」

ジャガー「じゃあティラノサウルスもいないんだね」

キンシコウ「危険な階じゃなかっただけ良しとしましょう」

スナネコ「せっかく会えたので、情報交換しませんか?」

キンシコウ「いいですよ。探索者の方の情報は、こちらとしてもありがたいです」
664 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/02(水) 00:10:41.64 ID:18BcxgmR0
スナネコ「…なるほどぉ、パークからやってきたんですね」

ツチノコ「………」

ジャガー「そうなんだ。ツチノコとスナネコはなにか知らないかい?」

スナネコ「う〜ん、ボクは何も」

ツチノコ「なぁ…探してるのはティラノサウルスって言ったか?」

ジャガー「そうだよ?身体が大きくて牙が鋭い強そうなフレンズらしい」

ツチノコ(…オレが聞いた限りじゃ、あいつならもう…)

ジャガー「?」

ツチノコ「…いや、なんでもねえよ」

ツチノコ(不確定な情報を与えても混乱するだけだからな)

スナネコ「ボクたちこの階に住んでるので、なにかあったら来てくださいね」ピラッ

ツチノコ「あ"っ!まーたお前は個人情報を勝手に!」

スナネコ「別にいいじゃないですか。減るもんじゃないし」

ツチノコ「プライバシーってもんがあるだろぉー!ここはオレの部屋なんだぞー!」

ジャガー「ありがとう!受け取っておくよ」

コツメカワウソ「今度あそびにいこーっと!」

キンシコウ「私もお邪魔していいですか?」

スナネコ「賑やかになりそうですね〜」

ツチノコ「あああああ!オレのパーソナルスペースがぁ!」
665 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/02(水) 00:13:43.08 ID:18BcxgmR0
スナネコ「それじゃボクたちはこれで」

ツチノコ「けっ!せいぜい生き残れよっ!チクショー!」

ガコン…

ゴゴゴ…

コツメカワウソ「お友だちが増えたねー!」

キンシコウ「情報も貰えましたし、探索も悪いことばかりじゃないですね」

ジャガー「ツチノコとスナネコまでマンションにいるとはなぁ。他の奴らもいるんだろうか」

さばくコンビがお友だちになりました(ルート分岐に関係)
直下コンマで次の階の脅威度判定
高ければ高いほど危険
ゾロ目ならティラノサウルスと遭遇
666 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/02(水) 00:15:49.46 ID:PPuMD6beo
はい
667 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/02(水) 00:33:43.63 ID:QdY+2849o
今の所50超えてない
やはりコツメカワウソもラック振り…
668 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/02(水) 00:42:56.29 ID:PPuMD6beo
あのものすごいでかい捕まったら死ぬまでオモチャにされる人形部屋もあるのかな
669 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/02(水) 01:04:40.85 ID:18BcxgmR0
安価把握なのだ。
ちなみに90以上はタダではすまないのだ。

>>668
原作階は全て存在しているのだ。
あけて君さんも元気に徘徊してるのだ。
670 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/03(木) 00:17:23.91 ID:fD91ToNL0
博士「ここは普通の居住階のようですね助手」

助手「そうですね博士。少し期待外れです」

博士「まぁそんなこともあります。気長に探索しましょう。ティラノがここに住んでいないか聞き込みますよ」

助手「はい…」

博士「…なにやら浮かない様子ですね。そんなにガッカリしましたか?」

助手「いえ、そのことではないんですが…ジャガーの安否が気になります」

博士「ほう?」

助手「キンシコウがいるとはいえ、まだ右も左もわからない彼女がこの地獄で生き残れるのでしょうか」

助手「カワウソといっしょにあっさりやられてしまうのでは?」

博士「ふふ、助手は優しいですね」

博士「私はあまり心配していませんよ」

助手「なにか根拠があるのですか?」

博士「根拠というほど明確なものではありませんが…」

博士「彼女からは野性を感じるのです」

助手「それは当然でしょう。我々と違って、ジャガーはパークからやってきたのですから」

博士「野性とはすなわち生まれ持った獣の本能、ヒト社会に浸かりきった我々が失ってしまった粗野な性質…」

博士「まともではないこの場所で生き残るためには、まともではない能力が必要になります」

博士「もしかしたらあの子にはその適性があるのかもしれませんよ」

助手「……よくわかりません」

博士「わからなくてふくれてるミミちゃんも可愛いですね」

助手「うるさいですコノハちゃん」
671 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/03(木) 00:18:17.83 ID:fD91ToNL0
〜〜〜♪ 〜〜〜♪ 〜〜〜♪

キンシコウ「エレベーターをバールで固定して…」ガシッ

キンシコウ「………」スタスタ

キンシコウ「ここもひとまず問題なさそうですね」

ジャガー「キンシコウ、次からは私が先に降りるよ…キミにばっかり負担させるわけにはいかない」

キンシコウ「そういうわけにはいきません」

ジャガー「でも…」

キンシコウ「護衛対象を真っ先に降りさせるなんてハンター失格です。これは私自身の矜恃にもかかわるので、譲れません」

ジャガー「……ごめんな」

コツメカワウソ「ごめんねキンシコウ〜…」

キンシコウ「コツメちゃんも気にしないでください」ナデナデ

〜〜〜♪ 〜〜〜♪ 〜〜〜♪

キンシコウ「…それにしても、さっきとは打って変わって賑やかな階ですね」

ジャガー「あぁ、これは確か…ゆうえんち?ってやつか」

コツメカワウソ「ジャガー、遊園地知ってるのー!?」

ジャガー「パークにあったからね。でも、こんなにたくさんの乗り物を見るのは初めてだなぁ」

ジャガー「魔法みたいだ…」

コツメカワウソ「あははは!ジャガーのお目目がキラキラしてるよー!」

キンシコウ「遊びたいのはやまやまですが、まずはティラノさんを探してからですね」

ジャガー&コツメ「はーい!」
672 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/03(木) 00:19:14.01 ID:fD91ToNL0
〜〜〜♪ 〜〜〜♪ 〜〜〜♪

ジャガー「ここ、ずいぶんたくさんのフレンズが来てるんだね。どの乗り物も行列ができちゃってる」スタスタ

コツメカワウソ「遊園地はたーのしーからねー!私も大好きだよー!」スタスタ

キンシコウ「ティラノさんが特徴的な方でよかったです。これだけのフレンズだかりから見つけるのは大変ですから…」スタスタ

〜〜〜♪ 〜〜〜♪ 〜〜〜♪

ジャガー「さっきから聞こえるこの音楽もいい感じだねぇ。陽気な気分になれるよ」

キンシコウ「そうですね。油断はいけませんが、心躍ります」

コツメカワウソ「もうウッキウキだよー!遊園地さいこー!」ルンルン

〜〜〜♪ 〜〜〜♪ 〜〜〜♪

コツメカワウソ「ジャガーあれ乗ろー!ジェットコースター!」

ジャガー「こらこら、それはティラノを探してから…ってあんなの乗るの!?すごく怖そうだけど!?」

キンシコウ「観覧車…ヒグマさんとリカオンと乗りたいなぁ。今度いっしょに来よう」
673 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/03(木) 00:19:43.24 ID:fD91ToNL0
〜〜〜♪ 〜〜〜♪ 〜〜〜♪

キンシコウ「わー!見てくださいあれ!」

コツメカワウソ「すっごーい!パレードだぁー!」

ジャガー「まるでPPPのライブみたいだね」

〜〜〜♪ 〜〜〜♪

コツメカワウソ「フレンズが多くてよく見えないよー!」ピョンピョン

キンシコウ「コツメちゃん、肩車しよっか?」

コツメカワウソ「するするー!」

ジャガー「良かったなぁカワウソ」

〜〜〜♪ 〜〜〜♪

キンシコウ「はいどーぞ!」

コツメカワウソ「たかいぞー!よく見えるぞー!」

ジャガー「あはは、落っこちるなよー」

〜〜〜♪

ジャガー「………ん?」
674 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/03(木) 00:20:56.42 ID:fD91ToNL0
ゾクッ

ジャガー「っ!?」

ジャガー(なんだ……この感覚……?)

ジャガー(ひどく懐かしいような…それでいて身の毛がよだつような…)

〜〜〜♪

ジャガー(もしかしてフレンズになる前の記憶か…?なんでそんなもんが今更…)

ジャガー(…気のせいか?)

コツメカワウソ「あははは!こっちに手振ってるよー!」ブンブン

キンシコウ「もーコツメちゃん、あんまり暴れたら落ちちゃいますよー!」

コツメカワウソ「だいじょーぶだいじょーぶ!キンシコウも手振ろうよー!」

キンシコウ「しょうがないなぁ」

〜〜♪

ジャガー「〜〜っ」ゾクゾク 

ジャガー(違う!気のせいなんかじゃない!)
675 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/03(木) 00:22:46.85 ID:fD91ToNL0
〜〜♪

ジャガー「カワウソ、キンシコウっ…」

コツメカワウソ「たーのしー!」

キンシコウ「きゃー!私にも手振ってくれたー!」

ジャガー「帰るぞっ!」ガシッ

コツメカワウソ「わーっ!?」

キンシコウ「きゃっ」

〜♪

ジャガー「っ!!」

ジャガー「うおおおお!!」ダダダ

キンシコウ「じ、ジャガーさん!?」

コツメカワウソ「わわわわわ!はやいいいい!」

〜♪

ジャガー(間に合えっ!)ダダダ

〜…

ジャガー(間に合えぇっ!!)ダダダ
676 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/03(木) 00:23:24.85 ID:fD91ToNL0
ジャガー「どらぁ!!」ブンッ

キンシコウ「あうっ」ドサッ

コツメカワウソ「ひゃあ!」スッテン

ジャガー「着いたっ!!」ダンッ

………


ぐちゃっ
677 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/03(木) 00:24:29.57 ID:fD91ToNL0
ジャガー「!」

キンシコウ「きゃぁっ!?」

コツメカワウソ「あ……あ…」

コツメカワウソ「なに…あれ…」

ジャガー「っ…」


ぐちゃ…

ぐちゃ…ぐちゃ…

ぐちゃ…ぐちゃ…ぐちゃ…

コツメカワウソ「たべてる…」

キンシコウ「コツメちゃん見ちゃダメっ!」

ジャガー「…あぶなかった」

ジャガー「乗り物も…たくさんいたフレンズも…みんなエサだったんだな…」

ジャガー「たぶんあの音楽も…」

キンシコウ「じ、ジャガーさん…」

ジャガー「!」

キンシコウ「私、私っ…あなたがいなかったら…!」

ジャガー「大丈夫だよキンシコウ」ギュッ

キンシコウ「っ」

ジャガー「いっしょに生きて帰ろう」

直下コンマで次の階の脅威度判定
高ければ高いほど危険
偶数コンマでティラノサウルスと遭遇
678 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/03(木) 00:25:09.85 ID:zKxc8nILo
そろそろ会いたい
679 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/03(木) 00:25:40.80 ID:zKxc8nILo
あっヤバい
680 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/03(木) 00:42:50.24 ID:CQ8ZJODvo
くそマンションまじ滅びろ
覚えておけそとから燃やしたらァ
681 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/03(木) 07:16:23.18 ID:z+LypOQOO
ぐちゃぐちゃ遊園地で46なら85とかどうなるんだ
682 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/06(日) 00:13:59.79 ID:7sQOBfrj0
博士『探索が終わったらヒグマの部屋に再集合するのです』

助手『終わってなくても命の危険を感じたらすぐに戻ってくるのです』


ジャガー「キンシコウ、ヒグマの部屋に戻らなくても大丈夫?」

キンシコウ「はい……少し取り乱しましたが、もう平気です」

キンシコウ「いつでも戦えます」

ジャガー「…無理しないでね」

コツメカワウソ「そーいうジャガーはどうなのー?」

ジャガー「私も平気だよ。カワウソは?」

コツメカワウソ「げんきいっぱい!」ピョン

ジャガー「はは、頼もしいや」

キンシコウ「次の階でひとまず探索が終わりますね」

コツメカワウソ「ティラノいるかな?会えるかな?」

ジャガー「だといいんだけど…博士たちの方がもう見つけてたりしてね」
683 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/06(日) 00:15:06.50 ID:7sQOBfrj0
チ-ン…

キンシコウ「ネズミさんボトルに反応ありません」

ジャガー「真っ暗だなぁ…得体が知れない階だ」

コツメカワウソ「先が全然見えないや!」

キンシコウ「とりあえず降りてみますね」

ジャガー「ありがとう…気をつけて」

キンシコウ「では」スタッ


スゥ…


ジャガー「!?」
684 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/06(日) 00:16:25.36 ID:7sQOBfrj0
コツメカワウソ「えっ?キンシコウ、消えちゃった!?」

ジャガー「キンシコウ!!大丈夫か!?」

シ-ン

コツメカワウソ「どこ行っちゃったのー!?」

ジャガー「っ……!」

ジャガー「カワウソ!」

コツメカワウソ「えっ!?」

ジャガー「私が今からキンシコウを探しに行くから、エレベーターで待ってて!」

ジャガー「そうだな…10分経っても戻らなかったら、ヒグマの部屋に帰ってみんなに状況を話してほしい」

ジャガー「ひとりで怖いかもしれないけど…キミにしか頼めないんだ。お願いできるかな?」

コツメカワウソ「…わかった!」

コツメカワウソ「絶対帰ってきてね!ジャガー!」

ジャガー「もちろん!」
685 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/06(日) 00:17:20.63 ID:7sQOBfrj0
ジャガー「それじゃ行ってくる!」

ジャガー(無事でいてくれよ、キンシコウ!)ダッ





ジャガー「…ん?」

サーバル「ジャガー、急に止まってどうしたの?」

かばん「大丈夫ですか?」

ジャガー「え?」

コツメカワウソ「ジャガーはさっきまでお昼寝してたから、まだ寝ぼけてるんだよー!」

サーバル「なーんだ!そうだったんだ!」

かばん「サーバルちゃんみたいだね」

サーバル「うみゃ!?私はそんなことないよ〜!」

コツメカワウソ「わーいわーい!サーバルもねぼすけだー!」

サーバル「なんだと〜!」

コツメカワウソ「きゃははは!」

ジャガー「………」ポカン
686 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/06(日) 00:18:13.11 ID:7sQOBfrj0
かばん「合流地点はここらへんだったね」ドサッ

コツメカワウソ「やっと着いたー!」

サーバル「もうすっかりお腹空いちゃったよー!」

ジャガー「な、なぁかばん?私たち、何してたんだっけ?」

かばん「えっ!ジャガーさん、本当に大丈夫ですか…?」

サーバル「具合でも悪いのかな?無理しちゃダメだよ〜!」

ジャガー「えーと、具合は悪くないんだけど…」

コツメカワウソ「私たち、ピクニックしてたんだよー!」

ジャガー「ぴくにっく…?」

サーバル「うん!みんなで歩いてご飯食べるんだって!」

コツメカワウソ「じゃんぐるは広いから歩き放題だよねー!」

かばん「ジャガーさんが考えてくれたんですよ?」

ジャガー「私が?」

ジャガー(そう…だったかな)
687 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/06(日) 00:18:45.52 ID:7sQOBfrj0
アライさん「おーい!」

フェネック「やっと合流できたねー」

ミナミコアリクイ「歩き回ってもうヘトヘトだよぉ」

ブラックジャガー「アライさんが好き勝手動くからだぞ」

アライさん「めんぼくないのだ…」

マレーバク「まぁまぁ」

サーバル「へーきへーき!そんなこともあるよ!」

コツメカワウソ「はやくごはん食べよー♪」

かばん「今用意しますね」ガサゴソ

ジャガー(あぁ、そっか)

ジャガー(パークに戻って来たんだ)

ジャガー「よかった…」グスッ

コツメカワウソ「ふぇ!?ジャガーどうしたのー!?」

ブラックジャガー「な、泣いてるのか?妹よ」

アライさん「なにか悩みがあるのか?アライさんに相談してみるのだ!」
688 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/06(日) 00:19:39.59 ID:7sQOBfrj0
コツメカワウソ「これおいしーねー!」

かばん「おにぎりっていうみたいです。中にはそれぞれ違う具が入ってるんですよ?」

コツメカワウソ「私のはコンブだー!」

サーバル「おかかだったよ!やったね!」

アライさん「しゅっぱいのだ…」

ブラックジャガー「顔がシワシワになってるぞ!?」

フェネック「うめぼしだったみたいだねぇ」

ジャガー「ごはん…おいしそう…」ジュルリ

かばん「ジャガーさんも食べてみてください!」

ジャガー「いいの?」

かばん「もちろんですよ!」

ミナミコアリクイ「はやくいっしょに食べよーよ!」

マレーバク「あとはジャガーちゃんだけだよぉ?」

ジャガー「わ、わかった!」
689 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/06(日) 00:20:14.60 ID:7sQOBfrj0
ジャガー「それじゃ…」

ジャガー「いただきます!」



バチィ!!
690 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/06(日) 00:21:19.10 ID:7sQOBfrj0
ジャガー「うぉわ!?」ビクン

「ハハハハハ!!」
「覚醒!」
「覚醒!」

ジャガー「ぐ……」ビリビリ

ジャガー(なんだ!?身体が痺れて…)

「こいつも確保!」
「確保!」ガシッ
「確保!」ガシッ

ヒョイッ

ジャガー「うわっ!」

「撤退!」ダダダ
「撤退!」ダダダ
「ハハハハ!」ダダダ
691 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/06(日) 00:24:52.92 ID:7sQOBfrj0
「エレベーター到着!」
「到着!」
「とりあえず帰還!」ポチポチ

コツメカワウソ「ジャガー!!」

ジャガー「あ…れ…?」

ジャガー「カワウソ…」

コツメカワウソ「無事でよかったぁ!」ギュ-ッ

ジャガー「………」

キンシコウ「うぅ…」グッタリ

ジャガー「あ……」

ジャガー「キンシコウも……」

コツメカワウソ「オオカワウソ!助けてくれてありがとう!」

マスク「ハハハ、気にするな!」

地図「同じカワウソのよしみだからな!」

ボトル「しかしまたえげつない階引いたな!」

マスク「あのまま寝てたら夢から出られなくなってた!」

ボトル「私たちも危なかったからな!」

地図「幻覚対策のスタンガン様様だ!」

ジャガー「オオカワウソ…?」

ジャガー(なんで3人もいるんだろう)

マスク「それに!」

地図「そいつの話に興味がある!」

ボトル「知ってること話してもらうぞ!」

ジャガー「お、おう…?」
692 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/06(日) 00:26:28.62 ID:7sQOBfrj0
――――――――――
―――――――
―――――

マスク「ハハハ!なんだそれ!」

地図「信じがたい!」

ボトル「バカみてぇだ!」

コツメカワウソ「もー!ほんとだってばー!」

ジャガー「嘘じゃない。信じてくれ」

マスク「あぁ、信じるぞ!」

地図「だってそっちのほうが!」

ボトル「おもしろい!」

「「「ハハハハハハ!!」」」

コツメカワウソ「なーんだ!よかったぁ!」

ジャガー(中身はコツメとあんまり変わらないんだな…)

ジャガー「なぁオオカワウソ、こっちからも聞いていいかい?」

地図「なんだ?」

マスク「言ってみろ!」

ボトル「知ってる範囲で答えてやる!」

ジャガー「えーと、じゃあ…」

>>693に聞きたいこと
693 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/06(日) 00:33:29.66 ID:OZ+qAQI/0
このマンションは本当にこの世のものなのか
694 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/06(日) 00:34:47.42 ID:PTdwa/n3o
攻略ガチ勢オオカワウソズ来たぁ!
695 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/06(日) 23:50:11.43 ID:7sQOBfrj0
ジャガー「このマンション、本当にこの世のものなのか?」

地図「ん?それはどういう意味だ?」

ジャガー「例えばさ……」

ジャガー「実のところ私はもう死んでいて、あの世に送り込まれちゃってる…とか」

ボトル「ハハハ!何を言うかと思えば!」

マスク「安心しろ!ここはちゃんとこの世に存在するマンションだぞ!」

地図「あの世で毎月家賃を払うなんて聞いたことない!」

「「「ハハハハ!!」」」

ジャガー「そうなのか?」

コツメカワウソ「ジャガー!私も死んでないよ!生きてるよー!」

コツメカワウソ「ほら!あったかいでしょー!」プニプニ

ジャガー「…そっか。そうだよな」

コツメカワウソ「キンシコウもー!」グイッ

キンシコウ「んんぅ…」

ジャガー「ま、まだ横にしといてあげよう?」
696 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/06(日) 23:50:38.43 ID:7sQOBfrj0
マスク「ところでお前ら、ティラノサウルスを探してるんだってな?」

ボトル「元の世界に帰る手がかりだとか!」

コツメカワウソ「そーなの!さっき探索したんだけど見つからなくってさー!」

ジャガー「博士たちの方が見つけてるかもしれないけどね」

地図「それはないな!」

マスク「ありえん!」

ボトル「賭けてもいいぞ!」

ジャガー「えっ?」

コツメカワウソ「どうしてー?」

地図「なんでって?」

ボトル「そりゃ決まってる!」

マスク「もう死んでるからだ!」
697 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/06(日) 23:51:04.39 ID:7sQOBfrj0
コツメカワウソ「えぇーー!?」

ジャガー「死んでるって…ティラノが!?」

地図「そんなに不思議か?」

ボトル「ここならよくあることだぞ!」

マスク「お前だってさっき死にかけたはずだ!」

ジャガー「っ…!」

コツメカワウソ「どーしよ!どーしよ!?」

マスク「と言っても、あいつの死に方は少し特殊だったがな!」

地図「元いた世界に帰ろうとして、“みんみ”に願いを捧げちまったんだ!」

ジャガー「!」

ジャガー「元いた世界…?」

コツメカワウソ「みんみ?」
698 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/06(日) 23:51:44.04 ID:7sQOBfrj0
地図「ある階にいる神サマみたいなもんだ!」

マスク「そいつには願いを叶える力があってな!」

ボトル「ティラノはその力を使って元の世界に帰ろうとしたんだ!」

コツメカワウソ「そんな階があったんだ!知らなかったー!」

ジャガー「それで、なんでティラノは死んじゃったの?」

マスク「対価を払いきれなかったのさ!」

コツメカワウソ「たいか?」

地図「タダで願いを叶えられるわけじゃない。それ相応のものを差し出さなきゃならないんだ!」

ボトル「手足の一本か二本か…具体的な内容は知らないが、あいつはみんみに身体を捧げて帰ろうとした!」

地図「しかしそれでも、願いに対して対価が 小さすぎた!」

マスク「願いは成し遂げられず!あいつはバラバラになって亜空間へ消えて行った!」

コツメカワウソ「あわわわ!」

ジャガー「そ、そんな…」
699 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/06(日) 23:53:09.35 ID:7sQOBfrj0
マスク「ま、私たちは現場を見たわけじゃないがな!」

ボトル「詳しく知りたきゃライガーのヤツに聞きゃいい!」

地図「エレベーターまで付き添ってたのはあいつだからな!」

ジャガー「ライガー?」

コツメカワウソ「その子はどこにいるのー?」

ボトル「博士と助手の隣に住んでるはずだ!」

マスク「ちっこい草食動物のフレンズといっしょにいるぞ!」

地図「すげー体格差だよな!うっかり食っちまったりしないのかね!」

「「「ハハハハ!!」」」

ジャガー「博士と助手の隣って…」

コツメカワウソ「博士たちの行き先を教えてくれたあの子だね!」
700 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/06(日) 23:54:34.18 ID:7sQOBfrj0
ボトル「ほらよ!」ピラッ

ジャガー「!」

ボトル「私たちの拠点がある階だ!」

地図「なんかわかったらこの階に来ればいい!私たちがいないときでも、待機カワウソはいるはずだ!」

マスク「余裕があれば協力してやる!」

ジャガー「ありがとう!なんてお礼を言えばいいか…!」

コツメカワウソ「オオカワウソさんきゅー!!」ギュ-ッ

ボトル「ハハハ!よせよせ!」

地図「お前もこのマンションを楽しめよ!コツメの!」

マスク「こんなにたーのしー遊び場所、他にないからな!」

コツメカワウソ「うん!わかったー!」

「「「ハハハハハハハハ!!!」」」

コツメカワウソ「きゃはははは!」

ジャガー「は、ははは…」
701 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/06(日) 23:55:36.87 ID:7sQOBfrj0
ヒグマの部屋

助手「やはりそうでしたか」

ジャガー「博士たちのほうはどうだった?」

博士「こちらはティラノが住んでいた居住階を発見しました」

コツメカワウソ「やっぱり!そっちが当たりだったかー!」

助手「ですが部屋には誰もおらず」

博士「あの様子だと、それなりに長い時間放置されていたはずです」

ジャガー「オオカワウソズの情報は間違いなさそうだね」

コツメカワウソ「ふっふーん!同じカワウソとしてほこりたかいよー!」ドヤッ

博士(それにしても…“神サマがいる階”と来ましたか…)

博士(いったいどれほどの対価を捧げれば元の世界へ帰してくれるのでしょう?)

博士(現段階では危険すぎて試すことはできませんね)

助手「博士?どうかしましたか?」

博士「なんでもありませんよ助手」

ヒグマ「それで、これからどうするんだ?」

リカオン「人手が必要なら協力しますよ!」

ジャガー「それなら…」

どうする?>>702
702 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/07(月) 00:31:13.51 ID:7O/voFwTo
他の方法を探したい、力を貸してくれないか
703 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/07(月) 00:53:18.66 ID:wdaKT5kBO
ツライさんのしっぽだけで帰れたフェネック豪運すぎる
704 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/07(月) 13:36:42.54 ID:D6pwWurwO
獣神サンダーライガーも参戦か胸熱
705 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/08(火) 23:21:48.60 ID:NPrdd+IK0
ジャガー「他の方法を探したい、力を貸してくれないか?」

ヒグマ「わかった。協力しよう」

リカオン「オーダー了解です!」

博士「我々もこれまでに探索した階から情報を集めてみるのです」

コツメカワウソ「みんな優しいなー!」

助手「別に、ただの暇つぶしなのです。ジャガーがどうなろうと知ったこっちゃないのです」

ジャガー「それでも嬉しいよ。みんなありがとう」

博士「くふふ…嘘はいけませんね助手?」

助手「なんのことですか」

博士「私はちゃんと覚えているのですよ?」

博士「『ジャガーの安否が気になりますぅ』と、涙ながらに訴える助手の姿を!」

助手「んなっ!」

助手「な、涙ぐんでなどないのです!博士こそウソつきなのです!」

博士「では発言自体は否定しないと」

助手「!?」
706 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/08(火) 23:22:36.80 ID:NPrdd+IK0
助手「ぐぬぬ…!」

ジャガー「助手は優しいなぁ」ナデナデ

コツメカワウソ「えらいぞー!じょしゅー!」ナデナデ

助手「こら!子ども扱いはやめるです!」

リカオン「あの、キンシコウさんが休んでるのでもうちょい静かに…」

ジャガー「はっ!そうだった!」

コツメカワウソ「ごめんなさーい!」

ヒグマ「…とりあえず、私たちは近隣住民に聞き込みするぞ。めぼしい情報は全て記録するんだ」

リカオン「はい!」

ジャガー(そう言えばこっちのみんなは文字が書けるんだな…なんか不思議な感じだ)

コツメカワウソ「えーと、じゃあ私たちは…」

ヒグマ「お前たちは部屋に帰って休むんだ」

ジャガー「えっ?でも」

博士「いいから休むのです」

助手「探索はHPを著しく消費するのです。これからに備えて回復しておくのです」

ジャガー(ひっとぽいんと??)

コツメカワウソ「うん、わかった!今日はサヨナラするね!」
707 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/08(火) 23:24:11.64 ID:NPrdd+IK0
コツメカワウソ「おやすみー!」ブンブン

ジャガー「明日の夜また来るよ」

リカオン「は〜い」

ヒグマ「気をつけて帰れよー」


チ-ン…

コツメカワウソ「今日はいろんなことがあって疲れたねージャガー!」

ジャガー「何度も死にかけたからね…」グッタリ

ジャガー「カワウソが無事でほんとによかった」

コツメカワウソ「それはジャガーが守ってくれたからだよっ!」

ジャガー「それを言うならカワウソもだろ?私ひとりじゃどうにもならなかったよ」

コツメカワウソ「えへへー」

ジャガー「キンシコウにも感謝しなきゃね」

ジャガー「おうちに何かあるの?」

コツメカワウソ「いっぱいあるよ!

ジャガー「いいなぁ、私もなにか選んで…」

ジャガー「あれ?」

コツメカワウソ「お部屋の前に誰かいるー!」

ジャガー「誰だろう?」

ジャガーマンションも終盤です。
>>708にジャガー、コツメ、博士、助手、ヒグマ、キンシコウ、リカオン、かばん以外のフレンズ指定
708 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/08(火) 23:25:40.65 ID:NPrdd+IK0
セリフが抜けてるのだ!

ジャガー「キンシコウにも感謝しなきゃね」

コツメカワウソ「明日お礼にお菓子持っていこ!」

ジャガー「おうちになにかあるの?」

安価直下なのだ!
709 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/08(火) 23:31:06.51 ID:Ra6lf2Qf0
異質オオカワウソ
710 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/09(水) 00:14:38.58 ID:APXinu5Ko
撤退!
撤退!
撤退!
711 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/09(水) 14:39:31.53 ID:KBe7yAk2O
異質ちゃんって喋れるのかな
712 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/09(水) 23:56:23.01 ID:Ja3K7fmL0
各階の解説が見たいな
713 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/11(金) 23:56:57.29 ID:od7PmmS70
異質オオカワウソ「………」

コツメカワウソ「オオカワウソじゃーん!」

ジャガー「どうしたんだろう」

異質オオカワウソ「………」

コツメカワウソ「なにしてるの?また探索してるの?」

異質オオカワウソ「………」

コツメカワウソ「ねぇってばー!無視しないでよー!」ツンツン

異質オオカワウソ「………」

ジャガー「待ってカワウソ!」

コツメカワウソ「んー?」

ジャガー「なにか様子がおかしいよ…」

異質オオカワウソ「………」ポタポタ

コツメカワウソ「わーっ!?血!?血が出てるよオオカワウソ!!」

ジャガー「さっきまでの間に何があったんだ!?」

異質オオカワウソ「………」チョイチョイ

コツメカワウソ「え…?」

ジャガー「ドアを指差してる……?」

コツメカワウソ「私たちになにか用があるの?」

異質オオカワウソ「………」コクリ

コツメカワウソ「とりあえず!中で手当てしよ!」ガチャッ

ジャガー「大丈夫か?自分で歩けるか?」

異質オオカワウソ「………」スタスタ
714 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/11(金) 23:57:46.43 ID:od7PmmS70
コツメカワウソ「えーと、きゅーきゅーセットは…」ガサゴソ

ジャガー「オオカワウソ、いっしょにいた二人はどこへ行ったんだい?もう部屋に帰ったの?」

異質オオカワウソ「………」

ジャガー「そんなに血が出るまで無理しちゃだめだよ…死んじゃったらどうするんだ」

異質オオカワウソ「………」

ジャガー(ず、ずいぶん静かだな?さっきはあんなにお喋りだったのに)

コツメカワウソ「包帯と消毒液あったよー!」

コツメカワウソ「オオカワウソ!傷口見せて!」

異質オオカワウソ「………」フルフル

コツメカワウソ「え?でも…」

異質オオカワウソ「………」スッ

異質オオカワウソ「………」ポイッ

ジャガー「これは…」

コツメカワウソ「紙?なにか書いてるね!」

異質オオカワウソ「………」ツンツン

ジャガー「読めってことかな」

コツメカワウソ「どれどれー?」
715 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/11(金) 23:58:25.79 ID:od7PmmS70
異 世 界 転  移 階

Д 12-13-B-9←→→→ Г

B-B-Ж 14-14-14-14-14 Б

96EB↑↓

コツメカワウソ「いせかい…てんい?」

ジャガー「これは?どうやら階の番号みたいだけど」

異質オオカワウソ「………」ポチポチ

スゥ……

ジャガー「わっ!?」

コツメカワウソ「消えちゃった!?」



オオカワウソ待機部屋

テレビ<た、たべないでくださーい!

待機「ハハハ…」

ボトル「がはぁっ!」ガチャッ

待機「おっ?帰還か!」

ボトル「はぁ、はぁ…!」

ボトル「損失2!異質野郎に遭遇!」

待機「ま〜たアイツか!」

ボトル「立ち話してるところを待ち伏せされてた!」

待機「なにっ!盗み聞きとは狡猾なやつ!」
716 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/12(土) 00:02:55.34 ID:Qr37AsJ10
コツメカワウソ「これ、ジャガーのために調べてくれたんじゃないかな?」

ジャガー「きっとそうだ…あいつ、あんな怪我してまで…」

コツメカワウソ「あの子たちにもお礼しなきゃね!」

ジャガー「うん。ふたりでお菓子差し入れに行こっか」

コツメカワウソ「さんせーい!」

ジャガー「はぁ、こっちに来てからみんなに助けられっぱなしだなぁ」

コツメカワウソ「ねぇジャガー!明日になったらここに書いてる階に行ってみる?」

ジャガー「んー…そうしたいところだけど、少し調べてから行ったほうがいいかも」

コツメカワウソ「しらべる?」

ジャガー「オオカワウソが嘘をつくとは思えないけど、階の番号を間違えてる可能性はあるからね。危険を避けるためにもなるべく情報を集めておこうと思うんだ」

ジャガー「物知りなフレンズならここに書いてる階を既に知ってるかもしれない」

コツメカワウソ「なるほどー!」

コツメカワウソ「でもなんだか意外だね?」

ジャガー「そうかな」

コツメカワウソ「ヒグマの家にいたときのジャガーなら、すぐにでも行くー!って言い出しそうだから!」

ジャガー「あはは、そうかもね」

ジャガー(私ひとりならそれでも良いけど…もうカワウソを危険な目に遭わせたくないからね)

直下にフレンズ指定、情報を集めに行きます。
1博士と助手
2ツチノコとスナネコ
3ライガー(肉食ちゃん)
717 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/12(土) 00:14:28.02 ID:gkjmMDrFo
3
718 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/12(土) 04:39:15.92 ID:Qr37AsJ10
安価把握なのだ。

>>712
後でまとめて解説するのだ!
719 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/09/12(土) 04:43:50.16 ID:Dq7anlufo
イシカワちゃんはオオカワウソズ絶対殺すマンなだけで他のフレンズには敵意ないどころか良くしてくれる……?
720 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/13(日) 23:50:17.69 ID:xNsNEvWI0
翌日

ライガー「よく来たねぇ。入って入ってぇ」

コツメカワウソ「お邪魔しまーす!」

ジャガー(ライガー…オオカワウソ曰く、ティラノの最期を見届けたフレンズ)

ジャガー(なにか知っているかもしれない)

コツメカワウソ「わー!かわいいお部屋だねー!」

ライガー「んふふ、ありがとぉ。いっしょに住んでる子の趣味なんだぁ」

ジャガー「小さな草食動物の子だっけ」

コツメカワウソ「今日はいないのかな?」

ライガー「バイトに行ってるからねぇ。また今度遊んであげてね?」

コツメカワウソ「わかったー!」

ジャガー(ライガーとその子と思わしきフレンズが写ってる写真がいくつも飾ってある)

ジャガー(とっても仲が良いんだろうな…微笑ましいや)

ライガー「それで、聞きたいことってなにかなぁ?」

ジャガー「異世界へ帰る方法について知りたいんだ」

ライガー「んぇ?異世界?」
721 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/13(日) 23:51:07.10 ID:xNsNEvWI0
ジャガー「というわけなんだ」

ライガー「いろいろ大変だったんだねぇ…」

コツメカワウソ「それでね、昨日オオカワウソがこの紙をくれたんだけど…」ガサッ 

ライガー「ん〜?どれどれ」

ライガー「……!」

ジャガー「ここに書いてる階について何か知らないかな」

ライガー「………」

ジャガー「ちょっとした情報でも助かるんだ。頼む!」

コツメカワウソ「おねがーい!」

ライガー「…んふふ」

ライガー「そっかぁ。キミもあの子と同じなんだね」

ジャガー「あの子ってティラノのことか?」

ライガー「そだよ〜。数少ないお友だちだったんだけどねぇ」

ライガー「私があの階を紹介したから死んじゃったんだぁ」

ジャガー(あの階…みんみ階か)
722 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/13(日) 23:52:12.79 ID:xNsNEvWI0
ライガー「“願いが叶う”って触れ込みだったからもしかしたって思ったんだけど…危ない階だったみたい」

ライガー「なんか変なのもいっぱいいて、そいつら蹴散らすので手一杯でさ。気づいた時にはあの子がバラバラになって消えていった」

コツメカワウソ「あわわ……」

ジャガー「その…なんて言ったらいいか」

ライガー「んふふ、気ぃ使わなくていいよぉ。もう傷心は癒えてるからねぇ」

ライガー「それよりさ…ジャガーちゃんは本当にいいのかなぁ?」

ジャガー「何がだい?」

ライガー「ここに書いてる階に行ったらティラノみたいに死んじゃうかもしれないよ?」

ジャガー「!」

ライガー「すぐに死んじゃえたらまだマシな方で…もっと残酷な目に遭うかもしれない」

ライガー「それでも危険を冒して探索しに行くの?」

ジャガー「………」

ライガー「ここはパークよりずっと食べ物も娯楽もあるし、エレベーターの使い方さえ間違えなきゃ快適に暮らせるよぉ?」

ライガー「私もいっしょに住んでる子と毎日楽しく遊んでるしさぁ。このままコツメちゃんと仲良く暮らすほうが賢明なんじゃない?」

ジャガー「…それでも」

ジャガー「私はじゃんぐるの…みんなのところに帰らないとダメなんだ。どんなに危険でも」
723 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/13(日) 23:53:00.17 ID:xNsNEvWI0
ライガー「んふふふ…そっかそっかぁ。説得失敗だねぇ」

ジャガー「ごめんな」

コツメカワウソ「ジャガーの意思は固いからね!」

ライガー「それじゃ私の知ってる情報をあげよっか…この『96EB↑↓』には行っちゃダメだよぉ」

ジャガー「危ない階なの?」

ライガー「違う世界には行けるけど、フレンズの形を保てなくなるみたい」

コツメカワウソ「えー!?なにそれなにそれー!?」

ライガー「まぁ、要はセルリアンに食べられた後と同じ状態だねぇ。記憶を失って動物に戻っちゃうんだって」

ジャガー「そ、そんな階が混じってたのか…」

コツメカワウソ「あぶなかったー!」

ライガー「他二つの階は知らないけど…くれぐれも気をつけてねぇ。んふふ」
724 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/13(日) 23:55:33.07 ID:xNsNEvWI0
ジャガー「協力ありがとう!」ペコリ

コツメカワウソ「せんきゅ〜!」フリフリ

ライガー「あいよ〜」

ガチャ バタン



コツメカワウソ「ライガー良い子だったね!ジャガーの心配までしてくれてさ!」

ジャガー「優しい子だったね。いっしょに暮らしてる子にも会ってみたいな」

コツメカワウソ「今度また遊びに行かなくっちゃ!」 

ジャガー「…それにしても、ライガーの部屋にいたらお腹空いてきちゃったなぁ」

コツメカワウソ「あれ?そーなの?」

ジャガー「うん。奥の部屋からかな?かなり新鮮なお肉の匂いがしたんだ。たぶん料理のために買ってあるんだろうね」

コツメカワウソ「えーっ!?ジャガーすっごーい!私ぜんぜん気がつかなかったよ!」

ジャガー「匂いを消すためのスプレーをたくさん振ってあったみたい。あれは嗅覚が鋭い野生動物じゃなきゃわからないよ」

コツメカワウソ「そっかー…私たちに気使わなくていいのにね。匂いくらいどうってことないのに!」

ジャガー「そういう気遣いも優しいよね」

コツメカワウソ「ねー!」

直下に番号指定、情報集めラスト。
1博士と助手
2ツチノコとスナネコ
3ハンタートリオ
725 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/13(日) 23:59:15.59 ID:IEV/EdyCo
3
726 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/13(日) 23:59:19.54 ID:cPSY4cIQo
1
727 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/14(月) 11:37:41.35 ID:awfN0R+3O
ライガーはなんでセルリアンの存在知ってたんだろうマンションの世界でもセルリアンは存在してるの?
新鮮な肉ってのも怖いな
728 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/14(月) 12:21:53.26 ID:kKnHwTbyO
今のライガーの意識も元々は異世界のパーク産で、戻るつもりだったけど増やす階見つけちゃった→草食ちゃんと狩りごっこ(ガチ)し放題やんけやったぜ。
という感じで今に至るなんて妄想
729 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/14(月) 13:08:48.79 ID:jDJ2lHsJO
ここはパークよりずっと食べ物も娯楽も〜のくだりとかそれっぽいよね
730 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/14(月) 21:48:00.61 ID:u1zqZb4O0
新鮮なお肉(草食ちゃん)
731 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/17(木) 23:59:51.81 ID:T1eMYJGG0
コツメカワウソ「というわけで!」

ジャガー「この二つの階について知らないかい?」

キンシコウ「うーん…私は知りませんね」

ヒグマ「私もだ。聞き込みをしたが有益な情報は得られなかった」

コツメカワウソ「そっかぁ」

ジャガー「やっぱり簡単にはいかないね」

コツメカワウソ「…ところでキンシコウ?もう元気になったの?」

キンシコウ「はい、ひと晩寝たらすっかり回復しましたよ」

コツメカワウソ「わーい!よかったぁ!」

キンシコウ「ご心配おかけしました」ナデナデ

コツメカワウソ「またどこかで遊ぼーね!これお見舞いのお菓子!」

キンシコウ「わ〜!ありがとうございます!」

ヒグマ「ずいぶん懐いてるな」

ジャガー「遊園地の階で仲良くはしゃいでたからねぇ」

ヒグマ「…遊園地か」

ジャガー「ヒグマも遊びたいの?」

ヒグマ「え?いや…そんなことは…」
732 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/18(金) 00:00:40.05 ID:bWMadfW50
リカオン「ただいま帰りましたぁ」ガチャ

キンシコウ「おかえりなさいリカオン」

ヒグマ「そっちの聞き込みはどうだった?収穫あったか?」

リカオン「…あるにはありましたけど」

ヒグマ「おっ?」

ジャガー「ど、どんな?」

コツメカワウソ「聞きたい聞きたーい!」

リカオン「ちょっ!期待しないでくださいよ!ハズレ階の情報ですから!」

キンシコウ「ハズレ階?」

リカオン「ええ、なんでもこの階では好きな世界へ行くことができるとのことですが…」

リカオン「時代を選べないみたいなんです」

ジャガー「時代を選べない…?」

リカオン「例えばジャガーさんならパークへ帰ることができるけど、それはジャガーさんがいた時代じゃないかもしれない…」

キンシコウ「遥か大昔やずっと先の未来に飛ばされちゃう危険性もあるってことですね?」

リカオン「そういうことです」

ジャガー「また恐ろしい階が…」

コツメカワウソ「イヤなタイムスリップだねー!きゃはは!」
733 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/18(金) 00:01:28.80 ID:bWMadfW50
ヒグマ「その階の番号、記録してあるか?」

リカオン「はい。えっと…『B-B-Ж 14-14-14-14-14 Б』ですね」

ジャガー「!」

コツメカワウソ「それなんか見たことあるー!」

ヒグマ「…紙に書いてあるな。当たりか」ガサッ

キンシコウ「ハズレと言った方がいい気もします」

リカオン「…?どうかしたんですか」

ヒグマ「手がかりがひとつ潰れた」

キンシコウ「残った階もダメだったらまた振り出しですね」

リカオン「な、なんだか申し訳ないです…」

ジャガー「…そんなことないよ。ありがとうリカオン」

コツメカワウソ「ご協力かんしゃ〜!」ムギュ-ッ

リカオン「もがっ!?もががが…!」

ヒグマ「残りは博士たちに聞いてみるといい」

キンシコウ「あの子たちの方がマンションの知識は豊富ですからね」
734 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/18(金) 00:04:41.91 ID:bWMadfW50
博士「なるほど」

助手「それでやってきたわけですか」

ジャガー「あぁ」

コツメカワウソ「この階のこと知らなーい?」

博士「知らないのです」

助手「皆目見当もつかないのです」

ジャガー「早っ!」

コツメカワウソ「もうちょっと粘ってよー!」

博士「知らないものは知らないのです」

助手「この番号の並びはこれまで見たこともないのです」

ジャガー「そうなのか…」

コツメカワウソ「んー、じゃあこれからどうすればいいんだろ?」

ジャガー(ライガー、ハンター、博士と助手…みんなが知らなかったとなると、もうこの階の情報は集まらないかもしれない)

ジャガー(どうする?ひとりで行ってみるか?)

博士「ジャガー、お前の考えはお見通しなのです」

助手「どうせ『ひとりで行ってみようか』などと考えているのでしょう?」

ジャガー「!?」ビクッ
735 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/18(金) 00:07:55.34 ID:bWMadfW50
博士「どうやら図星のようですね、助手」

助手「カマをかけてみるものですね、博士」

ジャガー「あはは…バレちゃったかぁ」

コツメカワウソ「ジャガー!そんなの危ないよー!」

ジャガー「でも…よくわからない階にカワウソを連れて行くのは、もう…」

コツメカワウソ「やだやだやだ!絶対ついて行くったら行くの!」

コツメカワウソ「ジャガーひとりでは行かせないよっ!」

ジャガー「困ったな」

博士「我々も行くのです」

ジャガー「えっ!?」

コツメカワウソ「博士たちも?」

博士「未知の階の情報を知ってしまったからには行くしかないのです。それが探索者なのです」

助手「お前が嫌と言っても無理やりついて行くのです。これは我々の生き甲斐なのです」

ジャガー「ふ、ふたりとも…」

コツメカワウソ「…ジャガー」

ジャガー「!」

コツメカワウソ「私たちを信じて」

ジャガー「………」

ジャガー「わかった。いっしょに行こう」

コツメカワウソ「やったぁ!」

博士「当然なのです」

助手「せいぜい足手まといにならないよう頑張るのです」

直下にフレンズ指定(ジャガー以外なら誰でも)
736 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/18(金) 00:14:46.62 ID:bWhnsgtmo
草食ちゃん
737 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/18(金) 00:16:04.25 ID:APNM0HdW0
コツメ達じゃないってことは同行者でもないし何の安価だよこえーなオイ
738 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/18(金) 08:22:30.37 ID:dXeZa8NgO
今んとこ3つのうち2つヤバイ階なんですが…
イシカワちゃんなにしてくれとんねん!
739 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/21(月) 23:42:06.30 ID:DfSkQZka0
チ-ン…

博士「着いたのです」

助手「どんな階なのでしょうか。ワクワクしますね博士」

博士「気持ちはわかりますが、落ち着くのです助手。いつも通り警戒を怠らないように」

ジャガー「………」ゴクリ

コツメカワウソ「ジャガー?きんちょーしてるの?」

ジャガー「うん。もしここもハズレだったらって思うと、ちょっとだけね…。危険な階かもしれないし」

コツメカワウソ「心配しなくてもだいじょーぶ!お菓子いっぱい持ってきたから!」

博士「まさか…そのリュック全部お菓子なのですか?」

コツメカワウソ「おふこーす!」

博士「や、役に立つものを持ってこいと言ったはずなのです!」

コツメカワウソ「えー!?お菓子は役に立つよー!非常食ってやつだよー!」

博士「はぁ…まったくお前という奴は…」

ジャガー「ふふっ、カワウソらしいや」

コツメカワウソ「えっへん!」

助手「ネズミボトルに反応ありません」

博士「では我々が降りてみるのです」
740 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/21(月) 23:42:56.85 ID:DfSkQZka0
博士「問題ありませんね」

助手「ジャガーとカワウソも降りてくるのです」

コツメカワウソ「はーい!」ピョン

ジャガー「しかしこれは…なんというか」

助手「ずいぶんとメルヘンな場所ですね」

博士「見渡す限り花しかありません」

コツメカワウソ「お花畑だね!キレイだなぁー!」

ジャガー「コレどこまで続いてるんだ?果てが見えないぞ」

助手「とりあえず歩いてみますか。なにか見つかるかもしれません」

博士「助手、我々のどちらかをこのエレベーター前に待機させたほうが良いかと」

助手「!」

博士「全員でまとまって動くのは危険なのです」

助手「…それもそうですね。どうやって決めますか?」

博士「ここは公平にジャンケンで決めましょう」

助手「わかりました」

博士「それでは」

助手「ええ」

じゃんけん…ポンッ!
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