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【安価】アライさん「みんなにイタズラするのだ!」フェネック「付き合うよ〜」

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807 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/28(月) 13:18:04.48 ID:Dx/zsFAyO
安価もコンマもいい感じに繋がりましたね
808 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/28(月) 18:38:00.83 ID:zTUMoB+L0
どもどもありがとうなのだ。
以前リクエストされた各階の解説を書いておくのだ。

ゲーセン階…プレイした筐体に魂を吸い取られる。第三者が刺激を与えると正気に戻れる。ガチおじはゲームに興味がなかったので無事生還。

ニセ博士階…化物が奥に封印されている階。知人の声をコピーして自分のところまで誘導してくる。ターゲットの記憶を読み取れるが、うっかりコピー元が知らないはずの情報まで喋っちゃうことも。

なんもない階…正確には「マンション内の誰かと出会える階」。怪異とはエンカウントしないので安心。

ぐちゃぐちゃ階…一見フレンズで賑わう楽しい遊園地だが、その全てが獲物をおびき寄せるためのエサ。音楽が鳴り止んだ瞬間ぐちゃぐちゃ君がやってくる。後日ハンタートリオが討伐したため、現在は空き階に。

夢階…足を踏み入れた生物は例外なく眠りに落ちてしまう。心地いい夢の中から永遠に目覚めなくなるので要注意。オオカワウソのように一定時間ごとに電流が流れるスタンガンを装着しよう。

花畑階…綺麗なお花畑が広がる階。じごくちほーへと繋がるドアが東西南北にひとつずつ存在する。騒動の後は博士と助手のお昼寝スポットになった。

博士と助手の家…二人が暮らしている家。留守にしていることが多い。

ヒグマの家…ハンターの拠点。キンシコウとリカオンがファミレスでバイト、ヒグマが家事全般を担当。博士たちもカレーをたかりにやってくるぞ。

ライガーの家…草食ちゃんとの愛の巣。肉食ちゃんによる激しいアプローチがたびたび行われる。ゆうべはお楽しみでしたね…。
809 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/29(火) 02:08:18.18 ID:tGaQJxMl0
肉食ちゃんによる激しいアプローチ(R18G)
810 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/01(木) 00:02:53.72 ID:HwFx93Fl0
ミナミコアリクイ「待て待てぇ!」

マレーバク「きゃ〜」

ミナミコアリクイ「逃さないぞぉ!」

マレーバク「やだやだ〜!」

ブラックジャガー「ふふふ」

ブラックジャガー(今日も平和だ…そして可愛い…)



ミナミコアリクイ「ばいばいブラックジャガー!」

マレーバク「また明日ね〜」

ブラックジャガー「あぁ、またな」

ブラックジャガー「…さて、トレーニングに行くか」

ギンギツネ「あら?ブラックジャガーじゃない」

キタキツネ「久しぶりだね」

ブラックジャガー「狐コンビ。こんなところで珍しいな?」

キタキツネ「野暮用ってやつだよ」

ブラックジャガー「そうか」

ギンギツネ「ねぇブラックジャガー、ちょっと聞きたいんだけど…」

ギンギツネ「“ブラックジャガーパーク”はいつ完成するのかしら?」
811 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/01(木) 00:04:23.26 ID:HwFx93Fl0
ブラックジャガー「?」

ブラックジャガー(ぶら…?)

ギンギツネ「私もう待ち切れなくって!」

キタキツネ「ボクもすっごく楽しみなんだ。ちゃんとゲームも置いてあるよね?」

ギンギツネ「ゲームはブラックジャガーパークに行かなくても温泉にあるでしょ」

キタキツネ「新しいやつやりたいんだもん。ブラックジャガーパークにならきっと楽しいのがたくさんあるよ」

ギンギツネ「あなたって子はそればっかり…いくらブラックジャガーパークでもゲームはないわよ」

ブラックジャガー「お、おい?そのブラ」

ギンギツネ「ブラックジャガーパークがどうかしたの?」

キタキツネ「ブラックジャガーからも言ってあげてよ。ブラックジャガーパークにゲームあるよね?」

ブラックジャガー「えぇ…?」

ブラックジャガー(さっきからなんなんだ、ブラックジャガーパークって…)
812 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/01(木) 00:04:52.10 ID:HwFx93Fl0
ブラックジャガー「お、オレはそんなの知らないぞ!ブラックジャガーパークなんて聞いたこともない」

ギンギツネ「………」

キタキツネ「………」

「「あははははは!」」

ブラックジャガー「!?」

ギンギツネ「ふふふ…そうよね、まだオープンしてないから秘密だもんね!ごめんなさい私ったら…」

キタキツネ「ブラックジャガーも知らないフリしなきゃいけないから大変だよね」

ブラックジャガー「」

ギンギツネ「じゃ、私たちはこれで」

キタキツネ「がんばってね。完成したら絶対行くから」

「「ばいばーい!」」

ブラックジャガー「………」ポカ-ン

ブラックジャガー「ど、どういうことなんだ…」

ブラックジャガー「からかわれただけか?いやそれにしては…ふむ…」

ヘラジカ「ブラックジャガー!」

ブラックジャガー「おわっ!?」ビクッ
813 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/01(木) 00:05:27.12 ID:HwFx93Fl0
ブラックジャガー「いきなりデカい声を出すな!驚くだろ!」

ヘラジカ「む、すまない。つい気になってしまったものでな」

ブラックジャガー「まったく…こないだの妹の話なら」

ヘラジカ「ブラックジャガーパークについて!」

ブラックジャガー「…は?」

ヘラジカ「いったいどんなパークなんだ?強いフレンズたちも集まるのか!?」ズイッ

ブラックジャガー「わっ!ち、近いぞヘラジカ!」

ヘラジカ「早くみんなと勝負したいなぁ!」

ヘラジカ「いつ完成するんだ?明日か?それとも明後日か!?」キラキラ

ブラックジャガー「うっ!」ゾクッ

ブラックジャガー「そ…」

ブラックジャガー「そんなものはないっ!」ダッ

ヘラジカ「あっ!?ま、待てブラックジャガー!」

ヘラジカ「せめてオープン日を教えてくれぇ!」
814 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/01(木) 00:06:00.76 ID:HwFx93Fl0
ブラックジャガー「はぁはぁ…」

ブラックジャガー「な、なんなんだブラックジャガーパークって…全然わからんぞ…」

ハクトウワシ「ブラックジャガー!」

ブラックジャガー「おひょっ!?」

ハクトウワシ「変な声…どうしたのよ、顔色悪いわよ?」

ブラックジャガー「なんだハクトウワシか…」

ブラックジャガー「いや、なんでもないんだ。なんでもな…」

ハクトウワシ「そう?それにしては元気がなさそうに見えるけど」

ハクトウワシ「悩みがあるならこのキャプテンハクトウワシに相談してみなさい!」ド-ン

ブラックジャガー「………」

ブラックジャガー(たしかにこいつは頼りになる奴だが…どうする?相談してみるか?)

ハクトウワシ「なによ、さてはお礼のことを気にしてるわね?」

ブラックジャガー「いや、そういうわけじゃ」

ハクトウワシ「ノープロブレム!」

ハクトウワシ「今回はブラックジャガーパークのチケットで勘弁してあげるわ!」

ブラックジャガー「」
815 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/01(木) 00:07:22.20 ID:HwFx93Fl0
ブラックジャガー「う、うわぁあああ!!」ダッ

ハクトウワシ「あっ、ちょっと!ブラックジャガー!?」


カタカケ「ブラックジャガーパークたのしみだな♪」

カンザシ「もうできてるのか?ハヤくアソびたいんだが」

ドール「探検隊のみんなで行きたいですね先生!」

ミーアキャット「仕方ありませんわね。なにせブラックジャガーパークですもの」

ライオン「ヘラジカ見なかった?」

ジェーン「ブラックジャガーパークの竣工式はぜひ私たちに歌わせてください!」

イワビー「ロックに決めてやるから安心しな!」

かばん「サーバルちゃん、いっしょにお昼寝しよっか?」

サーバル「わーい!するするー!」
816 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/01(木) 00:08:06.49 ID:HwFx93Fl0
ブラックジャガー「」フラフラ

ブラックジャガー(ど、どこへ行ってもブラックジャガーパークの話ばかり…)

ブラックジャガー(もう限界だ….)バタリ

ミナミコアリクイ「あっ!ブラックジャガー!」

マレーバク「大丈夫!?倒れてるよぉ!?」

ブラックジャガー「………」

ブラックジャガー「て、天使や…」ポロポロ

ミナミコアリクイ「今度は泣いてるー!?」

マレーバク「な、泣かないでぇ!」


ブラックジャガー「ふぅ〜」ツヤツヤ

ブラックジャガー「ふたりのおかげで回復できたぞ、ありがとう!」

ミナミコアリクイ「………」

マレーバク「………」

ブラックジャガー「ん?どうかしたのか?」

マレーバク「あのね、ブラックジャガーさん」

ミナミコアリクイ「ついてきて欲しいところがあるんだ」

ブラックジャガー「?」
817 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/01(木) 00:08:36.92 ID:HwFx93Fl0
ブラックジャガー「結構歩いたな…」

マレーバク「ここだよぉ」

ブラックジャガー「!」

ブラックジャガー「こ、これは!」


ビーバー「よいしょっと」ドサッ

ビーバー「あっ!ブラックジャガーさん!」

プレーリー「今ちょうどできたところでありますよ!」


ブラックジャガー「でかい公園…?」

ミナミコアリクイ「ブラックジャガーパークっていうんだ」

ブラックジャガー「!?」ビクッ

マレーバク「あぅ、こ、怖がらせてごめんねぇ?」

ミナミコアリクイ「ほんとは私たちとブラックジャガーの遊び場が欲しかっただけなんだ…」

マレーバク「アライさんたちが協力してくれたけど、どうせならブラックジャガーさんにドッキリしかけるんだーって」

ミナミコアリクイ「止められなくてごめんなさい!謝罪のポーズぅ!」ビシッ

マレーバク「ごめんなさい!」ペコッ
818 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/01(木) 00:10:43.04 ID:HwFx93Fl0
アライさん「さて、そろそろ様子を見に行くのだ」ヒョコッ

フェネック「ブラックジャガー驚いてるかなぁ?」ヒョコッ

「うぉおおおおおお!!」

アライさん「のだぁ!?」

フェネック「ん〜?」


ブラックジャガー「オレのために!遊び場をッッ……!」

ブラックジャガー「ありがとぉおお!!」ギュウウウ

ミナミコアリクイ「どわぁあ!」

マレーバク「ぶ、ブラックジャガーさん、怒ってないの?」

ブラックジャガー「怒るもんかっ!」

ブラックジャガー「ここでいっぱい遊ぼう!みんなも呼ぼう!」

マレーバク「!」

ミナミコアリクイ「ふぇ…」

ブラックジャガー「ふたりともオレの最高の友達だぁ!」ナデナデワシワシ

マレーバク「うひゃ!く、くすぐったいよぉブラックジャガーさんっ!」

ミナミコアリクイ「気持ちは嬉しいけど!こ、抗議のポーズぅ!」ビシッ
819 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/01(木) 00:11:13.66 ID:HwFx93Fl0
アライさん「なんかいい感じになってるのだ」

フェネック「やってみるもんだねぇアライさーん」

ビーバー「作った甲斐があったっすねぇ」ニコニコ

プレーリー「でありますな!」

この後みんなでめちゃくちゃ遊んだ…。
直下に次のターゲット(既出でも可)
その下にイタズラの内容安価
820 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/10/01(木) 00:13:25.76 ID:lQjQzSCn0
アライさん
821 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/01(木) 00:22:21.99 ID:tgJdP1hy0
汚れものを次々に目の前にお出ししてアライグマの本能を延々刺激し続ける
822 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/01(木) 13:08:41.66 ID:ljjqyWWvO
ちょうどブラックジャガーパークから一周年という
823 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/04(日) 21:53:58.94 ID:LHLgRBCS0
アライさん「アはアライさんのア〜♪」

アライさん「ラはアライさんのラ〜♪」

アライさん「イはアライさんのイ〜♪」

フェネック「アライさん、ご機嫌なところ悪いんだけどー」

アライさん「フェネック、どうかしたのか?」

フェネック「ちょっと見てほしいものがあるんだよねー」

アライさん「見てほしいもの?」

アライさん「なんだか気になるのだ…アライさんに見せてみるのだ!」

フェネック「これなんだけどさー」スッ

アライさん「!」

アライさん「これは?」

フェネック「昨日プレーリーが着てた毛皮だよー」

アライさん「プレーリーが…」

フェネック「ブラックジャガーパークの工事をしてたから、泥だらけになっちゃったみたい」

アライさん「そ、そうなのか」ソワソワ

フェネック「ねぇアライさん」

フェネック「なにか感じることはないかなー?」
824 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/04(日) 21:54:29.53 ID:LHLgRBCS0
アライさん「感じること…?」ウズウズ

アライさん「…な、ないのだ。ただのばっちぃ毛皮なのだ」

フェネック「ほんとにそうかなぁ?」ジ-ッ

アライさん「のだ?」

フェネック「アライさん、なんかソワソワしてない?」

アライさん「な、」

アライさん「ないったらないのだ!」プイッ

フェネック「そっか〜」

フェネック「ではこちらはどうでしょー?」スッ

アライさん「!?」

フェネック「これ、かばんさんから預かったカバンと帽子なんだけどさー」

フェネック「海でサーバルといっぱい遊んだから砂まみれになっちゃってるんだよねー」サラサラ

フェネック「ねぇアライさん、どう思うー?」チラッ

アライさん「……………」スリスリスリスリスリ

アライさん「…はっ!?」
825 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/04(日) 21:54:55.42 ID:LHLgRBCS0
フェネック「アライさーん?高速で手をこすり合わせてどうしたのー?」

アライさん「こ、これは!」

フェネック「まるでなにかを我慢してるみたいだねー?」

アライさん「ぐぬぬ…!」

アライさん「さっきからなんなのだフェネック!アライさんをからかっちゃダメなのだ!」

フェネック「ふふ、ごめんごめーん」

アライさん「まったく!」プンプン

アライさん「こんなことしてないで、つぎのイタズラのターゲットを探すのだ!」

フェネック「はーいよっと」

アライさん「行くのだ!」ダッ
826 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/04(日) 21:55:30.12 ID:LHLgRBCS0
アライさん「うーん、なかなか見つからないのだ」キョロキョロ

フェネック(そろそろ仕上げだね〜)

アライさん「フェネック、そっちはなにか見つけたか?」

フェネック「いやー全然」

アライさん「そうか…」

フェネック(今だっ)

フェネック「あ〜れ〜」ツルッ

アライさん「!?」

ベシャッ

アライさん「フェネックぅ!?」

フェネック「いてて、転んじゃったなぁ」

アライさん「だ、大丈夫か?怪我してないか?」

フェネック「うん、平気だよー。ここ地面がぬかるんでて柔らかいからさー」

アライさん「それは良かったのだ…」ホッ

フェネック「でもー…」

フェネック「毛皮はこんなに汚れちゃった♪」ドロ

アライさん「!!」
827 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/04(日) 21:55:59.17 ID:LHLgRBCS0
フェネック「すっかりドロドロになっちゃったよー」

アライさん「あ……あ……」プルプル

フェネック「これどーしようかなー」

アライさん「ううううぅ!」ピクピク

フェネック「ねー、アライさん?」チラッ

アライさん「ふぇ、」

アライさん「フェネックぅ!!」ガバッ

フェネック「わぁ」

アライさん「もう我慢できないのだ…」

アライさん「ついにやっちゃうのだ!」
828 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/04(日) 21:56:26.39 ID:LHLgRBCS0
フルル「なんか声が聞こえたよ〜?」ガサッ

マーゲイ「こっちからですねぇ。なんでしょう?」ヒョコッ


アライさん「フェネック早く脱ぐのだ!脱ぐのだ!」グイグイ

フェネック「積極的だねアライさん」

アライさん「アライさんを誘ったのはフェネックなのだ!」グイグイ

フェネック「ふふっ、そうだったねぇ」

アライさん「ふーっ!ふーっ!」

アライさん「フェネック(の服の汚れ)を見てると興奮してきたのだ…!」ハァハァ

アライさん「さっさと脱ぐのだ!」ガシッ

フェネック「乱暴にしちゃダメだよーアライさーん」

アライさん「アライさん早く(洗濯)シたいのだ!もう我慢できないのだ!」

フェネック「落ち着いてってばー」


マーゲイ「」

フルル「わぁ、アライグマとフェネックだ〜」
829 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/04(日) 21:56:56.65 ID:LHLgRBCS0
フルル「なにしてるんだろ?楽しそう〜」

マーゲイ(あの子たち、こんなところで…!もうちょっと場所選びなさいよ!)ドキドキ

フルル「声かけてみようよ」

マーゲイ「だ、ダメですっ!」

フルル「え〜?」

マーゲイ「ここはふたりっきりにしてあげましょう!」

フルル「ん〜?でもアライグマとフェネックに会うの、久しぶりだし…」

マーゲイ「…フルルさん、帰ってじゃぱりまん食べませんか?」

フルル「じゃぱりまん?」

フルル「食べる食べるー!」

マーゲイ「では!手を繋いでいっしょに帰りましょう!」ギュッ

フルル「帰る帰るー♪」

マーゲイ(危なかったわ…)ホッ

マーゲイ(それにしても、とんでもないもの見ちゃったわね)ゴクリ
830 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/04(日) 21:57:48.22 ID:LHLgRBCS0
――――――――――
―――――――
―――――

アライさん「よぉーし!これでもうピッカピカなのだ!」

アライさん「プレーリーの毛皮と、かばんさんのカバンと帽子も洗っておいたのだ!」

フェネック「どもどもありがとーアライさーん」

プレーリー「恩に着るであります!」

かばん「ありがとうございます!」

アライさん「礼には及ばないのだ!」

かばん「あんなに汚れてたのにすっかり元通りだなんて…アライグマさん凄いですっ」

プレーリー「汚れが跡形もないでありますなぁ」

アライさん「アライさんにかかればちょちょいのちょいなのだ!」

フェネック「久しぶりにアライさんの本気を見ちゃったのさー」

アライさん(みんなに褒められてうれしいのだ!)

アライさん(これからはジャパリパーク中の汚れをピッカピカにしてやるのだ!)

アライさん(これはアライさん伝説の幕開けに過ぎないのだ!)

アライさん「ふぅーはっはっは!」

フェネック(アライさんが楽しそうでよかった)

フェネック(イタズラ成功だねぇ)クスッ

直下にPPPがイタズラを仕掛けるフレンズ(既出でも可)
831 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/04(日) 22:01:47.51 ID:aeaTiyXpo
ジャパリ団
だめならかばんちゃん
832 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/04(日) 22:10:17.98 ID:LHLgRBCS0
ダメじゃないのだ!
やっちゃうのだ!
833 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/04(日) 22:10:30.37 ID:dJhkCK5Vo
やったぜ。
834 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/05(月) 00:06:43.57 ID:nkhc7I4Vo
やっほぉぉぉぉぉぉぉう!ありがとね!
835 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/09(金) 00:13:47.35 ID:ruZyPDyg0
ブラックバック「帰ってきた…帰ってきたぞっ!」

ブラックバック「我ら闇のフレンズ【ジャパリ団】!たった今深淵より舞い戻った!」

ブラックバック「闇は何度でも蘇るのだ!フゥーハハハ!!」

タスマニアデビル「ブラックバック機嫌いいなぁ」

オーストラリアデビル「もう出番ないかと思ってたから嬉しいみたい」

ブラックバック「さぁわが両翼よ!前進するぞ!今日こそパークの支配構造を…」

「そこまでよ!ジャパリ団!」

ブラックバック「ッ!」

タスマニアデビル「誰だぁ!?」

オーストリアデビル(ハクトウワシちゃんかな)

ブラックバック「こ、この声…」

ブラックバック「まさか!?」

オーストラリアデビル「どうしたの?ブラックバックちゃん」

ブラックバック「いや…そんなハズは…」

ブラックバック「こんなところに彼女たちがいるわけ…」

オーストラリアデビル「?」

タスマニアデビル「どこにいんだ!?姿をあらわせぇ!」
836 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/09(金) 00:14:31.28 ID:ruZyPDyg0
「よくぞ聞いてくれたわね!私たちは」

イワビー「ここにいるぜぇ!」ピョーン

「あ、こら!イワビー!」

フルル「あの子が目に付けてるの、かっこいいね〜」

ジェーン「あれは眼帯っていうみたいですよ」

コウテイ「見えづらくないのだろうか?」

「ちょ、ちょっと!打ち合わせ通りにしなさいよあなたたち!」

イワビー「あんな長い前口上おぼえらんねーよ!」

フルル「プリンセスも早くおいでよ〜」

「……」

プリンセス「せっかくセリフ考えたのに」トコトコ

コウテイ「まぁまぁ」

ジェーン「それはまたどこかで披露しましょう」

イワビー「つーわけで!オレたちが!」

フルル「PPPだよ〜」

オーストラリアデビル「ぺ、PPP!?」

タスマニアデビル「あのアイドルの?」
837 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/09(金) 00:15:20.46 ID:ruZyPDyg0
ブラックバック「ふおおおおおおおおおおおおお!!?」

ブラックバック「ほ、ほ、本物か!?本物なのかっ!!?」

ジェーン「もちろんですよ!」

イワビー「むしろニセモンとかいるのか?」

ブラックバック「ひぃいいい!」

ブラックバック「ど、ど、どうしよ!どうしよう!?」ガタガタ

オーストラリアデビル「ブラックバックちゃんが大変なことに!」

タスマニアデビル「やいPPP!オレたちになんの用だ!」

フルル「えっとね、フルルたちは〜…」

フルル「なにしにきたんだっけ?」

コウテイ「ジャパリ団と勝負しに来たんだろう」

フルル「あ、そうだった」

ジェーン「忘れちゃだめですよ」

プリンセス「あなたたち、ジャパリパークを混沌に陥れようとしてるらしいじゃない!」

プリンセス「混沌って何なのかよくわかんないけど…そんなの私たちPPPが許さないわ!」

プリンセス「ファンのみんなを守るのもアイドルの仕事なのよ!」ビシッ

イワビー「っていう設定でお前らと遊びたいんだってさ」

プリンセス「設定とか言わない!」
838 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/09(金) 00:16:12.86 ID:ruZyPDyg0
タスマニアデビル「なんだとぅ!?勝負なら受けて立つぞこのやろー!」

オーストラリアデビル「ぶ、ブラックバックちゃん、どうする?」

ブラックバック「くっくっく…そういうことか」

ブラックバック「我ら悪と叛逆の使徒に刃向かおうというわけだな?」

ブラックバック「面白い!汝らの正義、見せてみよッ!」

タスマニアデビル「おぉー!ブラックバックかっけぇー!」

ジェーン「でも私たちと頑なに目を合わせてくれませんね?」

コウテイ「顔もかなり赤くなってるみたいだが…」

オーストラリアデビル「この子、PPPの大ファンだから緊張しちゃってるんだと思う」

タスマニアデビル「お前らの歌とダンスも全部おぼえてるんだぞ!すげーだろ!」

イワビー「ま、マジかよ!?」

フルル「すご〜い!」

プリンセス「そんな熱いファンだったなんて…アイドル冥利に尽きるわね!」

ブラックバック「や、やめてくれ…そんなかわいい顔を我に向けないでくれぇ…」ドキドキ

オーストラリアデビル「ブラックバックちゃん!気を確かに!」

タスマニアデビル「気持ちで負けちゃダメだぞ〜!」

ブラックバック「あ、あぁ…」ドキドキ

コウテイ(なんか勝てそうな気がしてきたな)

839 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/09(金) 00:17:46.09 ID:ruZyPDyg0
オーストラリアデビル「それで、勝負ってどうやるの?」

マーゲイ「ここにある箱の中からくじを引いて!」シュバッ

タスマニアデビル「おわっ!誰だお前!」

ブラックバック「あなたはマネージャーのマーゲイさん!」

ブラックバック「いつもお疲れ様です」ペコリ

マーゲイ「あ、どうも…」ペコリ

プリンセス「マーゲイとは普通にしゃべれるのね」

イワビー「同じファン同士ってのもあるんじゃねーか?」

フルル「おともだちできてよかったねマーゲイ」

マーゲイ(解釈違いがないといいのですが…)

直下レスに勝負の内容
840 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/09(金) 00:19:42.13 ID:d5Sn3wW/o
ロシアンジャパリまん対決
841 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/10(土) 00:14:52.86 ID:Utb7RXHb0
マーゲイ「ロシアンジャパリまん対決〜!」

オーストラリアデビル「ろしあん…?」

タスマニアデビル「ってなんだ?」

マーゲイ「まずジャパリまんを6個用意します」スッ

フルル「ふわぁ〜!」キラキラ

イワビー「食うなよ…食うなよ…」

マーゲイ「これをジャパリ団の3人とPPPから選ばれた3人がそれぞれ1個ずつ食べます」

ブラックバック「それではただの食事会ではないか?」

マーゲイ「ところがどっこい!」

マーゲイ「この中にひとつだけ、めちゃくちゃ辛いジャパリまんが入ってます!」

プリンセス「!?」

マーゲイ「そのめちゃくちゃ辛いジャパリまん…通称ハズレまんを引き当てたチームの負けですっ!」

コウテイ「なるほどな」

ジェーン「運試しってことですね!」

タスマニアデビル「なぁ、匂いを嗅いで選んじゃダメか?」

マーゲイ「ダ〜メ!ジャパリまんになにかするのは反則よ!」

タスマニアデビル「ちぇ〜っ」
842 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/10(土) 00:15:32.75 ID:Utb7RXHb0
ブラックバック「案ずるなタスマニアデビル。瘴気を纏いし我らに負けはない!」

オーストラリアデビル「辛いのは苦手なんだけどね…当たらないといいなぁ」

プリンセス「私たちの中から3人選ぶんだっけ。誰か食べたい子いる?」

フルル「はいはいはーい!」

ジェーン「一人は決定ですね」

イワビー「オレも行くぜ。どんだけ辛いのか気になるからよ!」

コウテイ「じ、じゃあ私も」

プリンセス「コウテイも?辛いの大丈夫なの?」

コウテイ「…こういうのにはリーダーが参加しないとな」

プリンセス「ふーん」



マーゲイ「では皆さん!食べてみてください!」

ブラックバック「往くぞッ」パクッ

タスマニアデビル「おりゃっ!」ムシャッ

オーストラリアデビル「えいっ」ハムッ

フルル「じゃぱりまん〜♪」モグモグ

イワビー「お前はほんとウマそうに食うよなぁ」パクパク

コウテイ「ふむ……」モシャモシャ
843 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/10(土) 00:16:25.50 ID:Utb7RXHb0
フルル「お〜いし〜!」

イワビー「なんだよ普通の味かよ〜!ウマいからいいけどさ!」

マーゲイ「フルルさんとイワビーさんは無事ですね!」

ジェーン「お相手の方はどうでしょうか?」

ブラックバック「美味だな」

タスマニアデビル「オレのもうまいぞ!」

オーストラリアデビル「よかった…普通のやつだ…」ホッ

マーゲイ「ジャパリ団3人も無事のようです!」

プリンセス「と、いうことは…」

コウテイ「んぐおおおおおおおおおぉっ!!!」ゴロンゴロン

マーゲイ「こ、コウテイさん!?」
844 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/10(土) 00:17:33.97 ID:Utb7RXHb0
コウテイ「」チーン

プリンセス「だ、大丈夫?」

コウテイ「………死ぬかと思った」

プリンセス「なんで参加したのよ」

コウテイ「こう、なんというか…つい困難な生き方を選んでしまうというか…」

ジェーン「コウテイさん、生まれ故郷まで200キロ歩きますもんね」

イワビー「100日絶食したりするしな」

コウテイ「あぁ、私はいつもそんな感じだ…」

コウテイ「今回は激辛まんに当たったらどうしようというドキドキに抗えなかったんだ…」

プリンセス「」

フルル「そういうの、マゾっていうんだよね〜」

イワビー「…プリンセス」ポン

プリンセス「へっ?」

イワビー「がんばれよ!」

プリンセス「な、なにが…?」
845 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/10(土) 00:18:28.93 ID:Utb7RXHb0
ブラックバック「フゥーハハハハ!初戦は我らの大勝利だ!」

タスマニアデビル「いぇーい!見たかこのやろーっ!」

オーストラリアデビル「コウテイちゃん大丈夫かな…」

プリンセス「くっ!次は負けないんだから!」

ジェーン「マーゲイ、次もジャパリ団が勝ったらどうなるんですか?」

マーゲイ「3本勝負なのでそのまま終了ですね…」

イワビー「げっ!それだけは避けないとなぁ」

フルル「だいじょうぶ、だいじょうぶ」

ブラックバック「フッ、何度やっても同じことさ。汝らはこのまま負ける運命にある…」

ブラックバック「なにせ我らは!」

タスマニアデビル「闇より出でし、闇を糾う!」

オーストラリアデビル「ジャパリ団…だよぉ」

イワビー「好き勝手言いやがって!」

プリンセス「マーゲイ!次のくじを引いて!」

マーゲイ「は、はい!」

直下レスに勝負の内容
846 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/10(土) 00:26:27.38 ID:FiIVER770
フレンズしりとり
847 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/10(土) 00:27:29.18 ID:eB1Byk5WO
通りすがりのフレンズを口説いて落とした方の勝ち
848 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/11(日) 18:28:46.13 ID:ClxjDXcH0
マーゲイ「フレンズしりとりです!」

ブラックバック「名前から察するに…フレンズの名前縛りのしりとりと言ったところか」

マーゲイ「その通りです!これも3対3で行います!」

プリンセス「意外と難しそうね」

フルル「またフルルがやるー!」

イワビー「オレはしりとり弱いからやめとくぜ」

プリンセス「じゃあコウテイ…は死んでるから、あとは私とジェーンね」

ジェーン「がんばりますっ」

ブラックバック「誰が来ようとも我らの進撃を止めることは不可能」

タスマニアデビル「ぜってー負けないぞ!」

オーストラリアデビル「できればこのまま勝っちゃいたいよね」



マーゲイ「それでは『しりとり』の『り』からスタートで!」

タスマニアデビル「オレから言ってもいいか?」

ブラックバック「構わんとも」

タスマニアデビル「よっしゃー!それじゃ行くぜ!」

オーストラリアデビル(タスマニアデビルちゃん、よっぽど自信あるのかな?)

タスマニアデビル「り…り…」

タスマニアデビル「リカオン!」
849 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/11(日) 18:29:25.30 ID:ClxjDXcH0
ブラックバック「えっ」

オーストラリアデビル「あっ」

タスマニアデビル「さぁ!次は『ん』だぜ!」

タスマニアデビル「…ありゃ?『ん』って…」

タスマニアデビル「うぉわあああああ!?負けてるぅー!?」

ブラックバック「お、落ち着くのだ我が盟友よ!」

オーストラリアデビル「あの…やり直しってできるのかな…?」

マーゲイ「仕方ないわね。今回だけよ?」

ジェーン「いきなりビックリしちゃいました」

フルル「タスマニアちゃんしりとり苦手なのかなぁ?」

タスマニアデビル「なっ!?そ、そんなことないぞ!しりとりくらいできらぁ!」

マーゲイ「じゃあ仕切り直しますね」

マーゲイ「改めて、『り』から!」

タスマニアデビル「えっと、えっと、リカオ…は駄目だから…」

タスマニアデビル「り、リャマ!」

ブラックバック「よくやった!盟友!」

オーストラリアデビル「頑張ったね!」

タスマニアデビル「へへっ!」
850 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/11(日) 18:30:15.28 ID:ClxjDXcH0
プリンセス「マーゲイ」

マーゲイ「あぁっ!プリンセスさんが名前をっ!うぇへへへへ…」

プリンセス「マレーバクに変更で」

マーゲイ「」

オーストラリアデビル「クロトキ…」

ジェーン「キンシコウ」

ブラックバック「ウィルドビースト」

フルル「ってだぁれ?」

ブラックバック「オグロヌーの別称だな」

フルル「ふぇ〜、知らなかった!ブラックバックって物知りなんだねぇ」

ブラックバック「…どうも」

オーストラリアデビル「ブラックバックちゃんまた赤くなってる」

タスマニアデビル「かわいくても今は敵だぞ!」

ブラックバック「わ、わかっているさ」

マーゲイ「さぁ今のところ順調に回っています!勝つのはどちらかー!?」
851 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/11(日) 18:31:06.23 ID:ClxjDXcH0
ジェーン「アライグマ」

ブラックバック「マイルカ」

フルル「カピバラ〜」

タスマニアデビル「よし来た!オレに任せろぉ!」

ブラックバック「ゆけ、タスマニアデビル!」

タスマニアデビル「ラで始まるフレンズって言ったらもちろん…」

タスマニアデビル「ライオンだぁ!!」

マーゲイ「はい!!しゅーりょー!!」

タスマニアデビル「えっ?……あっ」

マーゲイ「二回戦はPPPの勝ち!」

タスマニアデビル「……」プルプル

オーストラリアデビル「た、タスマニアデビルちゃん…」

タスマニアデビル「ぎゃおおおぉー!!またオレのせいでぇー!!」

タスマニアデビル「びぇえええええん!!」

ブラックバック「だ、大丈夫だタスマニアデビル!気にするな!」

オーストラリアデビル「そうだよっ!ミスは誰にでもあるよ!」

タスマニアデビル「うわぁああああん!!」ドバババ
852 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/11(日) 18:32:21.09 ID:ClxjDXcH0
マーゲイ「やりましたねぇ皆さん!これで一勝一敗ですよ!」

プリンセス「そ、それは嬉しいんだけど…」チラッ

ジェーン「なんだか、その…」チラッ

タスマニアデビル「ひっく…ひっく…」グスグス

オーストラリアデビル「よしよ〜し、だいじょーぶだいじょーぶ」ナデナデ

ブラックバック「い、いい子いい子〜」ヨシヨシ

プリ&ジェ「「喜びにくい……」」

イワビー「つっても勝負だからなぁ。仕方ねーよ」

コウテイ「うむ、このまま勝たせてもらおう」

フルル「畳みかけちゃえ〜」

プリンセス「あなたたち意外と容赦ないわね…」

ブラックバック「クッ、追い詰められたか」

オーストラリアデビル「次で決着だね?」

タスマニアデビル「……」ゴシゴシ

タスマニアデビル「ぜってー負けないかんな!」

直下レスに勝負の内容(ラスト)
853 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/11(日) 18:35:59.04 ID:ZnkaAB1wo
>>847
854 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/13(火) 23:24:38.21 ID:uvTtY8OR0
マーゲイ「最終戦はナンパ対決です!」

プリンセス「!?」

マーゲイ「ルールは簡単!『通りすがりのフレンズを口説いて落とした方の勝ち』!」

コウテイ「これはなかなか…」

イワビー「ロックなのが来たぜ!」

ジェーン「ドオキドキしますね」

プリンセス「あ、アイドルがやっていい企画なの…?」

イワビー「なんだよプリンセス、自信ないのか〜?」

プリンセス「そういう問題じゃなくて!」

マーゲイ「今回は各チームから一人ずつ選出してください」

ジェーン「一人だけですか…誰にします?」

フルル「フルルはもういいや〜」

イワビー「お前は出突っ張りだったもんな」

ジェーン「それじゃ、フルルさん以外でじゃんけんしましょうか」

イワビー「いいなそれ!負けたやつがやるってことで!」

プリンセス「くっ、このスリルたまらないな…」ゾクゾク

ジェーン「自重してください」

プリンセス(まぁ…みんな楽しそうだし、いっか)

プリンセス(どうせ私には当たらないし)
855 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/13(火) 23:25:52.13 ID:uvTtY8OR0
ブラックバック「ほう、ナンパときたか。容易いな」

オーストラリアデビル「ブラックバックちゃん自信あるの?」

ブラックバック「当然さ。なにせ我は、闇より来たりし黙示録の体現者…人心掌握など赤子の手をひねる様なもの!」

タスマニアデビル「スゲー自信だ!なに言ってるかわかんねーけど!」

オーストラリアデビル「じゃあ任せちゃおうかな…」

ブラックバック「承ったぞ。必ずや標的を闇の世界に堕としてみせよう!」

タスマニアデビル「オレもやりてーけどナンパとかやったことないなぁ。友達作るのは得意なんだけどなぁ」

オーストラリアデビル「!…ともだち」

ブラックバック「フハハハハ!血が滾るッ!」

タスマニアデビル「頑張れよ〜!」

オーストラリアデビル「ねぇ、ブラックバックちゃん?」

ブラックバック「どうかしたか盟友よ」

オーストラリアデビル「ちょっと相談があるんだけど…」
856 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/13(火) 23:26:36.63 ID:uvTtY8OR0
マーゲイ「さぁ始まりました最終戦!まずはPPPチームからです!」

イワビー「行ってこぉい!」バシッ

コウテイ「む、無理はするなよ?」

プリンセス「うぅ…なんで私が…」

イワビー「そりゃお前ジャンケンに負けたからだよ」

コウテイ「一発で決まってしまったからな」

ジェーン「大丈夫です!プリンセスさんなら絶対うまくいきます!」

フルル「がんばれ〜」モグモグ

プリンセス「あ、あんたたち他人事だと思って!」

マーゲイ「なんと!PPP代表はプリンセスさんのようです!恥ずかしそうなお顔がめちゃくそ可愛いですねっ!たまりません!!」ハァハァ

ブラックバック((わかる))

プリンセス(うちのマネージャーもうダメかも…)

トコトコ…

プリンセス(って、ほんとに誰か来ちゃったじゃない!)

プリンセス(あーもう!こうなったら仕方ないわ!)

プリンセス(ナンパでもなんでもやってやるわよ!)

直下レスにPPPとジャパリ団以外のフレンズ指名
857 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/13(火) 23:31:42.03 ID:uvTtY8OR0
>>854でなぜかプリンセスがドMに覚醒してますがコウテイの誤りなのです。
安価下なのです。
858 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/13(火) 23:34:19.61 ID:wiN6uGtIo
エゾヒグマ〜ん
859 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/13(火) 23:37:31.46 ID:dFNIHw9hO
いきなりマゾになるプリンセス…
キャラを奪われるコウテイ…
860 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/18(日) 23:55:09.97 ID:23zTSttZ0
プリンセス「ねぇちょっと、そこのフレンズさん?」

エゾヒグマ「むっ?どうしたどうした、オレになにか…」

エゾヒグマ「ってキミは!?」

プリンセス「?」

エゾヒグマ「PPPのプリンセスじゃないか!!」

プリンセス「そ、そうだけど…」

エゾヒグマ「うおおお!!すごいなぁ!すごいなぁ!」

エゾヒグマ「オレ、ファンなんだ!こないだのライブにも行ったぞ!」

プリンセス「本当?それは嬉しいわね」

エゾヒグマ「いやぁ素晴らしかった!キミたちは本当にでっかいアイドルだ!」

プリンセス「でっかい…?どちらかというと小柄じゃないかしら」

エゾヒグマ「でっかいっていうのは身体だけじゃないんだ!心の大きさを表す言葉でもあるんだ!」

エゾヒグマ「あんなにたくさんのフレンズを魅了できるキミたちは、間違いなくでっかいフレンズさ!オレが保証する!」

プリンセス「ふふ、そんなに褒めても何も出ないわよ」

エゾヒグマ「…そうだ!」

エゾヒグマ「今日の『でっかいもの品評会』にはキミを出品しよう!」ガシィ

プリンセス「えっ?」
861 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/18(日) 23:56:07.71 ID:23zTSttZ0
エゾヒグマ「さぁおいで!」ズルズル

プリンセス「ちょちょ、ちょっと!出品ってなによ!」

エゾヒグマ「カムチャッカとコディアック、きっと喜ぶぞ〜!」ズルズル

プリンセス「って話聞いてないし!」

プリンセス「タッケテー!誰かタッケテー!」

マーゲイ「あわわわ…ナンパどころかお持ち帰りされちゃってますぅ!」

コウテイ「ま、待て!」

エゾヒグマ「ん?」

コウテイ「その子を離すんだ!」

プリンセス「コウテイ!」

エゾヒグマ「…わかった」

コウテイ「!」

エゾヒグマ「キミも出品しよう!」ヒョイ

コウテイ「うわぁ!?」

エゾヒグマ「いやぁ今回は大量だなぁ〜!」ズルズル

コウテイ「た、助けてぇ〜!」

プリンセス「えぇ…」
862 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/18(日) 23:57:19.44 ID:23zTSttZ0
イワビー「ふたりとも連れ去られちまったぞ!?」

ジェーン「いい子そうなのできっと大丈夫でしょう」

イワビー「そ、そうかな…」

フルル「マーゲイ、これって勝敗はどうなるのー?」

マーゲイ「とりあえずナンパが失敗したので、PPPチームの勝ちは消えましたね…」

イワビー「げげーっ!」

ジェーン「あらら」

フルル「そっか〜」

ブラックバック「フッ、どうやら我らの勝利が決したようだな」

タスマニアデビル「よっしゃー!大勝利ぃ〜!」

オーストラリアデビル「なんだかあっけなかったね…」

イワビー「勝ったのに残念そうだな?」

オーストラリアデビル「うん。実はブラックバックちゃんに代わってもらって、私がナンパしようと思ってたんだぁ」

オーストラリアデビル「お友達を作る練習になるかと思って…えへへ」

イワビー「練習?んなことしなくても大丈夫だって!」

ジェーン「そうですよ!」

フルル「今日のフルルたちみたいに、一緒に遊んだらそれだけで友達なんだよ〜」

オーストラリアデビル「そっか…そうだよね」
863 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/18(日) 23:58:05.34 ID:23zTSttZ0
タスマニアデビル「なぁなぁ!次は何して遊ぶんだ!?」

ブラックバック「約束の時は来た。いざ喝采せよ、世界の終焉に…」

タスマニアデビル「え?なんて?」

オーストラリアデビル「もう遅いからそろそろ帰ろうだって」

タスマニアデビル「えぇ〜!オレもっといっぱい遊びたいぃ!」

ジェーン「きっとまた会えますよ。そのとき遊びましょう?」

イワビー「ぜってーリベンジしてやるからな!」

フルル「楽しかったよ〜!ありがとう!」

ブラックバック「フン…汝らがそこまで言うのであれば、我らジャパリ団いつでも挑戦を受けてやろう」

タスマニアデビル「とか言って、ブラックバックも会いたいくせに!」

ブラックバック「……否定はしない」

オーストラリアデビル「ブラックバックちゃん、結局PPPのみんなと目を合わせられなかったね…」

ジェーン「照れちゃって可愛いですね?」

フルル「ねぇねぇ、にらめっこしようよ〜!」ギュッ

ブラックバック「はぅっ!?」ビクッ

フルル「……」ジィ~

ブラックバック「ひぃい…!」
864 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/18(日) 23:59:30.17 ID:23zTSttZ0
ブラックバック「そ、」

ブラックバック「そんなつぶらな目で見ないでくれぇえ!」ダッ

タスマニアデビル「あっ!逃げたぁ!」

イワビー「足はえーなおい!?」

ジェーン「何も逃げなくたっていいのに…」

フルル「フルルの勝ち〜」ドヤ

オーストラリアデビル「恥ずかしがりなところも可愛いなぁ」

イワビー「…ん?」

イワビー「な〜んか忘れてるような気が…」

イワビー「ま、いっか!」

直下にアライさんとフェネックがイタズラを仕掛けるフレンズ(既出でも可)
865 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/19(月) 00:05:31.82 ID:IHdMgmivo
クジャク
866 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/19(月) 01:24:15.07 ID:QNxhHm01O
確かにコウテイはでっかいよね
何とは言わないけどね
867 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/22(木) 23:57:21.35 ID:YJLW3aNs0
遅れてすまないのだ。時間の都合で今回は>>805のオマケを投下するのだ。
>>865の安価は明日更新するのだ。
868 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/22(木) 23:57:50.02 ID:YJLW3aNs0
じごくちほー

コツメカワウソ「ジャガー、行っちゃったね」

キンシコウ「無事に帰れるといいですね」

ツチノコ「あいつなら大丈夫だろ。ちょっとやそっとじゃ死なねぇよ」

博士「さて、ジャガーを見送ったところで…お前たち」

ライガー「ん〜?」

ヒグマ「なんだよ、改まって」

リカオン「ちょっとくらい感傷に浸らせてくださいよ…」

助手「大事なことを忘れているのです」

草食ちゃん「大事なこと?なんでしょう…?」

地図「家のカギちゃんと閉めたか?」

マスク「ガスの元栓は?」

ボトル「水道の蛇口は?」

草食ちゃん「それはたぶん大丈夫です」

ライガー「行ってきますのチューは?」

草食ちゃん「それも大丈夫…」

草食ちゃん「ってこら!そんな習慣ないでしょ!?」

ライガー「んふふふ」
869 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/22(木) 23:58:16.33 ID:YJLW3aNs0
助手「真面目に聞いてほしいのですが?」ギロ

草食ちゃん「ご、ごめんなさいっ!」

ライガー「めんごめんご」

助手「まったくお前たちときたら」

スナネコ「それで、ボクたちが何を忘れてるんですか〜?」

ツチノコ「もったいぶらずに早く言えっつーの!」」

博士「では言いましょう」

博士「お前たち、何を対価にしてここから帰るつもりなのですか?」

ヒグマ「あ?」

キンシコウ「えっ?」

リカオン「ほぇ?」


「「「……………」」」

870 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/22(木) 23:58:58.19 ID:YJLW3aNs0
ライガー「あ〜、言われてみれば考えてなかったねぇ」

ヒグマ「ジャガーたちの救出で頭がいっぱいだったからな…」

リカオン「あ、そうだ!ジャガーさんみたいにマンションの記憶を捧げるのはどうですか?」

助手「あれは別の世界からやってきたジャガーだからこそできた芸当なのです」

博士「我々が同じことをすれば、マンションにまつわる記憶全てを失ったままあそこに放り出されてしまうのですよ」

リカオン「!?」

助手「何の知識もない状態であの危険極まりないマンション内をうろつくことになりますが…それでもいいのですか?」

リカオン「ひぃええ…!」

博士「手足のどれかを差し出せば記憶を保ったまま確実に帰れるでしょうが、まぁなるべく避けたい手段ですね」

助手「手はカレーを食べるとき、足は探索するとき不便なのです」

キンシコウ「私たちハンターとしても欠損はちょっと」

ツチノコ「オメーらじゃなくても嫌に決まってんダロッ!」

草食ちゃん「じゃ、じゃあどうしたら…」

マスク「なぁ博士!対価を捧げる以外にもういっこ方法なかったか?」

博士「…『フレンズ一体分のサンドスターを消費して亀裂を生じさせる』ですね」

助手「この方法ならみんみに対価を払わずとも全員元の世界へ帰れます…サンドスター消費の犠牲になった1名を除いてですが」
871 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/22(木) 23:59:30.77 ID:YJLW3aNs0
博士(やはりこの方法は論外…誰かを犠牲に生き延びるなんてごめんですし、そもそも犠牲になりたがる者などいるはずがない)

助手(死体すら残らないので例の複製階も使えませんからね…まぁあんなところ、それこそ死んでも使いたくはありませんが)

ボトル「ヨシ!決まりだな!」

地図「あぁ!」

マスク「異議ナシ!」

博士「…さっきから騒がしいのですよ。三人で何を話しているのですか?」

ボトル「名案がある!」

マスク「これでここから出られるぞ!」

地図「よかったなお前ら!」

助手「名案?」

博士「一応聞いておきますか。期待はしてませんけど」

マスク「簡単なことだ!」

地図「私たち三人のうちの誰かを!」

ボトル「サンドスター消費の生贄にすりゃいい!」

博士「……は?」
872 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/23(金) 00:00:08.08 ID:MEATrBFO0
リカオン「いやいやいやいや…」

キンシコウ「な、なにを言ってるんですか」

ヒグマ「本気なのか?」

マスク「もちろんだ!」

地図「私たちは同一個体だからな!」

ボトル「一人失ったところでノーダメージ!また複製すればいい!」

草食ちゃん「だ、駄目ですよ!もっと誰も犠牲にならない方法を考えましょう!」

ボトル「い〜や駄目だね!」

マスク「これは決定事項だ!」

地図「誰が生贄になるかはじゃんけんで決めるぞ!スリル抜群!」

「「「ハハハハハハハ!!!」」」

ツチノコ「頭イカれてんのかこいつらぁ!?」

スナネコ「個性的な方たちですねぇ。怖くないんですか〜?」

地図「そんなことより帰って探索!」

ボトル「早く行きたい!」

マスク「辛抱たまらん!」

草食ちゃん「そ、そんな…」
873 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/23(金) 00:00:51.14 ID:MEATrBFO0
マスク「構わないよな!博士!助手!」

博士「………」

助手「………」

ヒグマ「お、おい。どうするんだ?」

博士「…好きにさせるといいのです」

リカオン「うぇえ!?」

助手「こいつらは言い出すと絶対に聞かないのです。特に、自分たちの『たのしー』に関しては狂気的なまでのこだわりを持っています」

博士「このまま否定し続けると敵対する恐れがあるのです。ここにきての仲間割れは文字通り命取り…いつまた化け物たちに襲われるかわかりませんからね」

助手「利害も一致していることですし、彼女らの提案に乗った方が安全でしょう」

キンシコウ「っ」

ツチノコ「マ、マジで言ってんのかよ…」

ライガー「んふふふ、危ない子たちだねぇ。草食ちゃんも気を付けようねぇ」ナデナデ

草食ちゃん「ううぅ…どうしてこんなことに…」
874 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/23(金) 00:01:30.36 ID:MEATrBFO0
マスク「というわけで」

マスク「生贄決定チキチキじゃんけん大会開催いぃぃぃ!!!」

地図「イェエエエエエイ!!」

ボトル「待ってましたあああぁ!!」

マスク「行くぞッ!!さいしょはグー!!じゃーんけーん」

「「「ポンッ!!!」」」

ボトル「あーいこーで」

「「「しょッ!!!」」」

地図「あーいこーで」

「「「しょッ!!!」」」

マスク「あーいこーで」

「「「しょッ!!!」」」

ボトル「あーいこーで」

「「「しょッ!!!」」」

地図「あーいこーで」

「「「しょッ!!!」」」

マスク「あーいこーで」

「「「しょッ!!!」」」

ボトル「あーいこーで」
875 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/23(金) 00:02:09.58 ID:MEATrBFO0
――――――――――
―――――――
―――――

博士「開いたのです」

助手「あれが空間の亀裂なのです。あそこに飛び込めば帰れるのです」

ボトル「退路確保!」

地図「確保!」

リカオン「かつてこんなにも嬉しくない帰り方があっただろうか…って感じですね」

ヒグマ「犠牲はなるべく出さないつもりでいたんだがな」

スナネコ「マスクさんに感謝ですね〜」

ツチノコ「もうどうでもいいぜぇ…早く帰りたい…」

ライガー「草食ちゃん歩ける?」

草食ちゃん「うん、なんとかね」

キンシコウ「さぁ、コツメちゃんも帰りましょう」

コツメカワウソ「………」

キンシコウ「…ジャガーさんのこと、心配してるんですよね」

コツメカワウソ「………」

キンシコウ「大丈夫です。パークのジャガーさんも、マンションのジャガーさんも、二人とも絶対に無事です。だから…」

キンシコウ「コツメちゃんはいつもみたいに、たくさんたのしーことして笑顔になりましょう?」

コツメカワウソ「………」

コツメカワウソ「……」グシグシ

コツメカワウソ「…うん」
876 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/23(金) 00:03:05.33 ID:MEATrBFO0
「………ソ」


「……ウソ!」


「カワウソ!!」


コツメカワウソ「っ!!」パチッ

ジャガー「大丈夫!?なにかあったの!?」

コツメカワウソ「…ジャガー」

コツメカワウソ「ここは?」

ジャガー「私たちのお部屋だよ?ほら、この前引っ越してきたマンションさ」

コツメカワウソ「…」

ジャガー「買い物から帰ったら君が倒れててびっくりしたよ…」

ジャガー「いったいどうしたんだい?」

コツメカワウソ「ねぇジャガー」

ジャガー「?」

コツメカワウソ「かばんって知ってる?」

ジャガー「かばん…って、あの背負うやつかい?」

コツメカワウソ「…うん。ジャガーだね。私の知ってるジャガーだね」

ジャガー「??」
877 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/23(金) 00:04:14.81 ID:MEATrBFO0
コツメカワウソ「よかった…無事だったんだね…」ポロポロ

ジャガー「!?」

ジャガー「ほ、本当に大丈夫かい!?どこか痛むんじゃ」

コツメカワウソ「とーう!!」ピョーン

ジャガー「ぐぇえ!」ドサッ

コツメカワウソ「このやろぉー!!心配させやがってぇー!!」グリグリグリ

ジャガー「いたたたたた!!いたい!いたいよカワウソ!っていうかそれ私のセリフだよね!?」

コツメカワウソ「もう絶対離さないからなぁー!!」ギュウウウ

ジャガー「いててて」

ジャガー「…なぁカワウソ、なにかあったんだろ?」

コツメカワウソ「!」

ジャガー「聞かせてくれないかな」

コツメカワウソ「…わかった」

コツメカワウソ「でも、覚悟しといたほうがいいよ!ジャガーきっとビックリしちゃうから!」

ジャガー「ははは、お手柔らかにしてほしいなぁ。いったいどんなお話なんだい?」

コツメカワウソ「ジャガーにすっごく似てて、でも全然違う」

コツメカワウソ「あたらしいおともだちのお話!」

マンション編おわり
878 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/23(金) 00:10:32.79 ID:qvZ7xlLCo
あらマンからここまでお話作り上げるのすっごーい!
879 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/23(金) 09:56:45.90 ID:D56R6kZoo
いい話だがオオカワウソはまじで狂っとる
880 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/23(金) 17:22:45.65 ID:DrYDBtLxO
ライガー「んふふふ、危ない子たちだねぇ。草食ちゃんも気を付けようねぇ」
お前が一番危ないわ!
881 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/23(金) 18:04:56.00 ID:uOjwBPUlo
肉食ちゃんは草食ちゃんとの関係に深入りしたり草食ちゃんを傷付けたりしなければ優しかったから……
882 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/24(土) 01:05:10.49 ID:+hCO4G2P0
ジャパリカフェ

クジャク「ん〜、香ばしい匂い…やっぱりカフェの紅茶は最高です!」

アルパカ「そう言ってもらえるとうれしぃねぇうれしぃねぇ」

トキ「ふふふ…また仲間が増えてうれしいわ」

ショウジョウトキ「とくにトリ系の友達がいっぱいできたわね」

トキ「ショウジョウトキ、クロトキ、フウチョウコンビ、クジャク…たしかにそうね」

ショウジョウトキ「それから博士と助手も!」

クジャク「」ビクッ

トキ「?」

アルパカ「クジャクちゃんどしたのぉ?なんかビクッてなったよぉ?」

クジャク「…いいえ。なんでもありませんよ?」ニコッ

ショウジョウトキ「ほんと?なんか無理してるっぽいんですけど」

クジャク「だ、大丈夫ですから!」

トキ「ならいいけど…」

アルパカ(おなか空いてるのかなぁ?)

ショウジョウトキ「そういえば最近あいつら見ないわね」

クジャク「あいつら、ってどなたですか?」

ショウジョウトキ「クジャクは会ったことないんだっけ?あのイタズラばっかりしてるトラブルメーカーの…」
883 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/24(土) 01:06:01.06 ID:+hCO4G2P0
ガラッ

アライさん「アライさん参上ォ!!」

フェネック「フェネックもいるよ〜」

クジャク「!」

ショウジョウトキ「噂をすればなんとやらね…」

アルパカ「いらっしゃぁい!」

アライさん「久しぶりのカフェなのだ!」

フェネック「ここんとこ忙しかったからねぇ」

トキ「こんにちはアライグマ、フェネック。さっそく私のうたを聴かないかしら?」

アライさん「それは大変魅力的な申し出なのだ!しかし…」

フェネック「今日は別件で来たのさー」

アルパカ「別件?」

ショウジョウトキ「ってなによ」

フェネック「そーれーはー…」チラッ

クジャク「?」

アライさん「………」ジーッ

クジャク「えっ?私ですか?」

アライさん「そうなのだ!」

フェネック「私たち、クジャクさんと仲良くなりに来たのさ〜」
884 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/24(土) 01:06:51.30 ID:+hCO4G2P0
クジャク「まぁ!私と仲良くなんて…それは嬉しいですね!」

クジャク「わざわざありがとうございます」ペコリ

アライさん「これはこれは!」ペコリ

フェネック「ご丁寧にどうも」ペコリ

ショウジョウトキ「えぇ〜?なんか怪しいんですけど!?」

アルパカ「まぁまぁショウジョウトキちゃん」

トキ「ここは仲間同士の邂逅を見守りましょう」

ショウジョウトキ「あんたたち警戒心なさすぎ…」

アライさん「クジャクと親睦を深めるために、我々ちょっとしたゲームを用意したのだ!」

フェネック「お〜い、ここに運んできて〜」

アラビアオリックス「よいしょ、よいしょ」

オーロックス「よいしょっと。ったく、オレらは運送屋じゃねーっつの!城の門番なんだぞ!」

アライさん「ご苦労なのだ!」

フェネック「これ報酬のジャパリコインね〜」チャリン

オーロック「うおっ!?こ、こんなにもらえんのか!」

フェネック「ロバのパン屋でおいしいものでも買うといいよ〜」

オーロックス「へへへ、お手伝いもやってみるもんだな」

アラビアオリックス「お前にプライドはないのか…」
885 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/24(土) 01:07:36.71 ID:+hCO4G2P0
ショウジョウトキ「な、なによこのデカい箱」

アライさん「名付けて!『箱の中身はなんだろな』ゲームなのだ!」

フェネック「ルールは名前そのままだよ〜。そこの穴に手を入れて、中に入ってるものを当ててみてね〜」

クジャク「これを私が?」

アライさん「そうなのだ!」

クジャク「私のためにこんな大きなものまで…なんて優しい方たちなんでしょう!」

クジャク「ぜひやらせていただきます!」

フェネック「ふふ、そうこなくっちゃね」

アルパカ「ひゅわ〜!それにしてもおっきぃねぇ!おっきぃねぇ!」

トキ「なにが入ってるのかしらね」

ショウジョウトキ(ぜったいロクなもんじゃないわ…)

クジャク「では!さっそく!」ズボッ

クジャク「………」サワサワ

アライさん「どんな感じなのだ?」

クジャク「う〜ん、なんだかとってもフサフサしてますね。撫でごこち抜群です」

フェネック「もうちょっと触ってみなよ〜」

クジャク「わかりました!」
886 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/24(土) 01:08:32.38 ID:+hCO4G2P0
クジャク「………」ナデナデ

クジャク「…!」ピクッ

アライさん「どうしたのだ?」

クジャク「今、動きました!」

フェネック「クジャクさんの手がくすぐったかったのかもね〜」

クジャク「い、生きているんですか!?」

フェネック「おっと口が滑っちゃったなぁ」

アライさん「こらこらフェネック!なるべくノーヒントで行くのだ!」

フェネック「ごめんねアライさーん」

クジャク「むむむ…」ナデナデ

クジャク「生きているってことはフレンズさんですよね?」ワシャワシャ

クジャク「このフサフサした感じは羽、つまりトリ系のフレンズさん…?」コチョコチョ

クジャク「ひゃっ!?ま、また動きました!」

フェネック「ふふふ」ニヤニヤ

アライさん「…ターイムアーップ!!」

クジャク「!」

フェネック「さぁクジャクさん、答えをどうぞ〜」
887 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/24(土) 01:09:04.99 ID:+hCO4G2P0
クジャク「う〜ん」

クジャク(トリ系のフレンズで、なんだか小柄な感じもしましたが…)

クジャク(わざわざ私のために用意したくらいですから、きっと私の知ってる子ですよね?そうなると…)

クジャク「わかりました!アリツカゲラさんです!」

アライさん「ブッブー!」

フェネック「ハズレなのさ〜」

クジャク「あらら…残念です」

フェネック「正解は〜」

アライさん「このふたりなのだぁ!」バッ

クジャク(いったい誰なんでしょう)ワクワク


博士「どうも、コノハです」

助手「ミミちゃんです」


クジャク「きゃあああああああああ!?」
888 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/24(土) 01:09:50.26 ID:+hCO4G2P0
博士「狭い箱の中は疲れるのです」

助手「肩が凝るのです」

クジャク「あわわわわわ…!」

アライさん「博士と助手!ご苦労なのだ!」

フェネック「感想はどうかな〜?」

博士「あらぬところをたくさん触られたのです」

助手「とてもいやらしい手つきだったのです。あれは完全にセクハラなのです」

クジャク「!?」

フェネック「おやおや、それはいけないねぇ」

アライさん「とんだスケベクジャクなのだ!」

博士「えぇ、まったくもってけしからんのです」ジロッ

助手「これは仕返しが必要なのです」ジロッ

クジャク「ひぃ!?」ビクッ

博士「というわけで…」

助手「そのきれいな羽をチョイチョイさせるのです!」バッ

クジャク「いやぁあああ!!チョイチョイはいやぁあああ!!」ダッ

博士「待つのです」

助手「逃がさないのです」
889 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/24(土) 01:10:30.75 ID:+hCO4G2P0
アルパカ「クジャクちゃん、博士と助手が苦手なのぉ?」

トキ「どうしてなのかしら」

アライさん「その昔あのふたりに羽を毟られたことがあるらしいのだ」

フェネック「なんでも、クジャクの羽の魔よけ効果を調べたかったんだとか」

アルパカ「ほぇ〜!そんなことがあったんだねぇ!知らなかったよぉ!」

トキ「本当に魔よけの効果があったら素敵ね」

ショウジョウトキ「感心してる場合じゃないんですけど!?」

博士「待つのです」

助手「何本か拝借するだけなのです。先っちょだけなのです」

クジャク「そういってたくさん取るくせにぃ!もういやぁあ!!」

ガラッ

カバ「ふぅ。ダイエットのために山登りしてみたけど、結構キツいわねぇ」

アルパカ「あ、いらっしゃぁい!」

クジャク「誰か助けてええええ!!」

博士「ちょっとだけなのです」

助手「すぐ終わるのです」

クジャク「来ないでぇえええ!!」

カバ「な、なにごと…?」
890 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/24(土) 01:11:34.04 ID:+hCO4G2P0
アライさん「クッソ痛いのだぁ〜!」

フェネック「ぶたれちゃったねぇ」

博士「ぐぅう…!こ、この私の頭にゲンコツを…!」

助手「賢くなくなったらどうしてくれるのですか!」

カバ「だまらっしゃい」

アルパカ「よしよーしクジャクちゃん、パンケーキできたから食べようねぇ?」

トキ「これとってもおいしいのよ」

クジャク「はい…ありがとうございます…」

ショウジョウトキ「そこの悪ガキどものことはもう忘れましょう?ね?」

博士(わ、悪ガキ!?)ガビーン

アライさん「くっ!今日のところはこのへんにしといてやるのだ!」

フェネック「お邪魔しました〜」

助手「仕方がないですね…ほら博士、行きますよ」

博士「うぅ…こいつらのアホないたずらに乗ったのが間違いだったのです…」シクシク

アルパカ「また来てねぇ〜」

ショウジョウトキ「いや出禁レベルでしょ…」
891 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/24(土) 01:12:33.18 ID:+hCO4G2P0
アライさん「いたたた…ひどい目に遭ったのだ」

フェネック「相変わらずカバのお仕置きは痛いねぇ」

助手「とんだ馬鹿力だったのです」

博士「あいつが来るなんて聞いてないのです」

フェネック「まぁまぁ、こういうアクシデントは付き物なのさ〜」

アライさん「これくらいでくじけてたらイタズラなんてできないのだ!」

助手「それもそうですね」

助手「博士、もう少し協力してみましょう」

博士「えぇ…本気で言っているのですか?」

助手「どうせとしょかんにこもっていても暇なのです。これもフィールドワークだと思ってやってみるのです」

博士「…助手がそう言うなら」

フェネック「次はどんな子に仕掛けよっか?」

アライさん「そこを通りかかったフレンズにやってみるのだ!」

助手「それはいいですね」

博士(ミミちゃんが意外なほどノリノリなのです)

直下にこの悪ガキどもがイタズラを仕掛けるフレンズ(既出、複数でも可)
892 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/24(土) 11:42:58.08 ID:/7R4Ws+W0
サーかばコンビ
893 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/29(木) 00:54:22.26 ID:y9ViBOq90
サーバル「かばんばばんばんばん〜♪かばんばばんばんばん〜♪」

かばん「サーバルちゃん、それなんのお歌?」

サーバル「ふっふーん!これはね、かばんちゃんのお歌だよっ!」

かばん「ボクのかぁ」

サーバル「うん!」

かばん「えへへ、なんだか嬉しいね」

サーバル「歌ってて気持ちいいからみんなにも広めちゃおうと思って!」

かばん「そ、それはちょっと恥ずかしいかも…」

サーバル「えー?なんでなんでー?」

かばん「みんなにたくさん名前を歌われるのはくすぐったいっていうか…」

かばん「できればサーバルちゃんにだけ歌ってほしいなぁって」

サーバル「うみゃ〜…かばんちゃんがそう言うならしょーがないね!」

サーバル「私がみんなの分までいっぱい歌っちゃうよ!」

かばん「ありがとう、サーバルちゃん」ニコッ

サーバル「うみゃ!?」ドッキーン

かばん「?」

サーバル「今のかばんちゃん、とってもかわいかったよ!」

サーバル「それこそ食べちゃいたいくらい!」

かばん「ふぇえ!?」

ボス「サーバル、食べちゃダメダヨ」
894 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/29(木) 00:55:15.14 ID:y9ViBOq90
サーバル「あっ!いつものかばんちゃんもすっごくかわいいよ!?」

サーバル「でもねでもね!なんかさっきの笑ったお顔を見てたら、胸がドキッってしたの!」

サーバル「これってなんでかな!?かばんちゃん知ってる?」

かばん「えーと、な、なんだろうね…あはは」

サーバル「…かばんちゃん、なにか隠してるでしょ?」ジトーッ

かばん「えっ」

サーバル「いじわるしないで教えてよ〜!」ギューッ

かばん「ひゃあ!」

サーバル「ふっふっふーん!もう捕まえちゃったもんね!」

かばん「た、食べないでぇ!」

サーバル「もー!だから食べないってば!」プンプン

サーバル(…えっ!?)

サーバル(かばんちゃんに抱き着いたら、もっとドキドキしてきちゃった!?)

かばん「あ、あの、サーバルちゃん」

サーバル(なんでだろう?これ以上ドキドキするとどうなっちゃうのかな!?)

かばん「いろんなところが当たって…その…」

サーバル(かばんちゃんが教えてくれないなら、自分でやってみるしかないよね!)

サーバル「かばんちゃん!これからもっと強く抱きしめてみるね!」

かばん「!?」
895 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/29(木) 00:56:08.87 ID:y9ViBOq90
サーバル「いっくよ〜!」

かばん「あわわわわ!ま、待ってくださーい!」

ガサッ

アライさん「うぉおおお!待つのだフェネックぅ!」

フェネック「捕まえてみなよアライさーん」

サーバル「わぁ!?」ビクッ

かばん「あ、アライグマさん!フェネックさん!」

アライさん「むっ!そこにいらっしゃるのはかばんさん!」

フェネック「ついでにサーバルもいるねぇ」

サーバル「ついでじゃないよっ!」プンプン

かばん「おふたりはどうしてここに?」

アライさん「ただの偶然なのだ!アライさんたちは狩りごっこしてただけなのだ!」

フェネック「そしたらたまたまかばんさんたちに出会ってしまったのさ〜」

かばん「たまたまだったんですね、なるほど」

かばん(助かった…)

サーバル「うみゃみゃ…」

アライさん「サーバルはなんだか残念そうなのだ。なにか邪魔してしまったのか?」

サーバル「えっ!そ、そんなことないよ!?」

サーバル「…そうだ!私も狩りごっこまぜてよ!」

アライさん「お安い御用なのだ!」

サーバル「よーし!負けないんだから!」

フェネック「ふふふふ…」
896 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/29(木) 00:57:06.41 ID:y9ViBOq90
アライさん「ふへぇ〜!たくさん遊んでつかれたのだ!」

フェネック「それじゃ〜私たちはこのへんで〜」

サーバル「ふたりともまたね〜!」

かばん「サーバルちゃんは本当に狩りごっこが好きなんだね」

サーバル「得意だからね!さばんなじゃカバ以外に負けたことないんだよ!」

かばん「はぇ〜、すごいなぁ。ノロマなボクじゃ考えられないや…」

サーバル「なに言ってるの!かばんちゃんだってすっごいんだよ!」

サーバル「私だけじゃいろんなちほーの子たちとこんなに仲良くなれなかったもん!」

サーバル「私がかけっこ得意なのと同じように、かばんちゃんはみんなと仲良くなるのが得意なフレンズなんだよ!」

かばん「サーバルちゃん…」

サーバル「あ、そうだ」

サーバル「私、かけっこと同じくらい得意なことあるよ!」

かばん「え?なにかな?」

サーバル「えいっ」ペロッ

かばん「…」

かばん「へっ!?」

サーバル「うみゃ!うみゃ!」ペロペロ

かばん「ふわわわぁ!?さ、サーバルちゃん!なにを!?」

サーバル「これはね、毛づくろいだよっ!」
897 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/29(木) 00:57:58.24 ID:y9ViBOq90
かばん「毛づくろい…?」

サーバル「そう!舌を使って、毛並みをキレイにするの!」

サーバル「こーやって!」ペロン

かばん「ひゃんっ!」ビクッ

サーバル「かばんちゃん、さっきから変な声出してどうしたの?」

サーバル「もしかして…私の毛づくろいって下手くそなのかな!?」

かばん「そ、そうじゃないけどぉ…」

サーバル「なーんだ!それならよかった!」

かばん(よくないよぅサーバルちゃん…)

サーバル「今度はかばんちゃんに私を毛づくろいしてほしいな!」

かばん「ぼ、ボクが…?」

サーバル「うん!かばんちゃんの舌で!」

かばん「ボクの…舌で……」ドキドキ

サーバル「い、イヤだったらごめんね?無理しなくてもいいよ?」

かばん「…わかった」

かばん「やってみるよ」

サーバル「!」
898 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/29(木) 00:58:48.73 ID:y9ViBOq90
サーバル「うみゃ…」ジーッ

かばん「……」ドキドキ

かばん「…じゃあ、いくね?」ドキドキ

サーバル「うん!」

かばん(おちついて…れいせいに…ていねいに…)ドキドキ

サーバル(まだかなぁ♪まだかなぁ♪)

かばん(あとちょっと、あとちょっとで…!)ドキドキ

博士「かばん」

助手「なにしているのですか」

かばん「わぁーっ!!」ズコッ

サーバル「博士と助手!?なにしてるのー!?」

博士「とくに何というわけでもないのです」

助手「お散歩していたら、怪しいことをしているお前たちに出くわしたのです」

サーバル「あやしくないよっ!」プンプン

かばん「あうぅ…びっくりしたぁ」

博士「かばん、次としょかんに来たときはカレーを作ってほしいのです」

助手「ヒグマのもいい感じですが、やはりお前の味付けがベストなのです」

かばん「あはは、わかりました。また今度お邪魔しますね」
899 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/29(木) 00:59:32.98 ID:y9ViBOq90
サーバル「もー!アライグマたちも博士たちも!なんでいきなり出てくるのー!」

かばん「怒ってもしょうがないよサーバルちゃん」

サーバル「うぅー…だってぇ」

サーバル「すっごくちょうどいいところで出てくるんだもん…なんだか邪魔されてるみたい…」ショボン

かばん「…ねぇサーバルちゃん」

サーバル「?」

かばん「確か、この近くにどうくつがあったよね」

サーバル「うん。それがどうかしたの?」

かばん「そこなら誰も通りかかったりしないと思うから…」

かばん「毛づくろいの続き、しよっか?」

サーバル「!!」

サーバル「す……」

サーバル「するぅーー!!」ギュムーッ

かばん「もがぁ!?」

サーバル「行こ行こ!いっぱい毛づくろいしよ!」グイグイ
900 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/29(木) 01:00:22.95 ID:y9ViBOq90
かばん「じゃあ改めまして」

サーバル「うん!」

かばん「い、いくよ…!」

かばん「えいっ!」ペロッ

サーバル「んっ」

かばん「えいっ!えいっ!」ペロッペロッ

サーバル「そうそう!いい感じだよかばんちゃん!」

かばん「っ」ペロペロ

サーバル「初めてなのにじょうずだね!やっぱりかばんちゃんはすごいや!」

かばん「〜っ」ペロッ

サーバル「あはは!そこはくすぐったいよかばんちゃん!」

かばん(だ、だめだ…なんだか変な気分に…)ボーッ

サーバル「かばんちゃん?どうしたの?」

かばん(…あ)

かばん(サーバルちゃんの指、さっき狩りごっこしたからかな。汚れてる)

かばん(きれいにしないと)スッ

サーバル「うみゃ?手がどうかしたの?」

かばん「ん…」ハムッ

サーバル「っ!?」
901 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/29(木) 01:01:38.70 ID:y9ViBOq90
かばん「」チュウチュウ

サーバル「か、かばんちゃん…!」

サーバル(なにこれ…!さっきとおんなじ!)

サーバル(すっごくドキドキするよぉ!?)ゾクゾク

かばん「ぷはっ…さーばるちゃん」

サーバル「!」

かばん「もっときれいにしてほしいところ、ある?」

サーバル「うみゃっ!?」ドキン

サーバル「それじゃあ、えっとね、えっとね…!」

「おいアライグマ、もっとそっち詰めるのです」

「博士があっち行くのだ!」

「ふたりとも静かにするのです。見つかってしまうのです」

「押し合っちゃだめだよ〜」

「あっ」

「うわっ!」

ドテッ

サーバル&かばん「!!?」
902 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/29(木) 01:02:49.10 ID:y9ViBOq90
博士「いたたた…アライグマよくもやってくれましたね」

アライさん「博士が先に押してきたのだ!」

フェネック「もー、だから言ったのにー」

助手「そもそも突入するのが遅いとあれほど…」

かばん「み、みなさん!?どうしてこんなところに!?」

アライさん「ひとことで説明するならイタズラなのだ!」

博士「『かばんとサーバルがいい感じの雰囲気になるたび邪魔したらどうなるか』という実験なのです」

かばん「えぇえ!?」

フェネック「バレちゃったから失敗だけどね〜」

助手「それにしてもお前たちイチャつき過ぎなのです。

かばん「そ、そんな!さっきのも全部見られてたなんて…!」

フェネック「かばんさーん、なかなかやるねぇ。このぉ」

助手「あれ以上ヒートアップしたら板が変わってしまうのです」

かばん「う、うぅうううぅ………///」

サーバル「うみゃみゃみゃ〜!もう怒ったよ〜!」

サーバル「自慢のツメでやっつけちゃうんだから!!」シャキン

アライさん「げげーっ!」

フェネック「こりゃー本格的に怒らせてしまったようだねー」

助手「逃げるのです」

博士「お、置いていかないでミミちゃん!私も逃げるのです!」

サーバル「こらぁ〜!!待てぇ!!」ダッ
903 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/29(木) 01:07:35.20 ID:y9ViBOq90
かばん「ら、ラッキーさん…ボク今すっごく恥ずかしいです…」

ボス「次カラは、ロッジやバスの中でやったほうがいいカモネ」

ボス「もしくハビーバーとプレーリーに、専用の小屋を建ててモラウのはどうカナ」

かばん「そ、それはちょっと!遠慮しときます!」

ボス「…ワカッタヨ。なんにセヨ、無理はしないデネ」

かばん「はい…」

サーバル「待ぁあてぇえ!!」

アライさん「ちょっ!ヤバいのだ!捕まっちゃうのだ!」

フェネック「命がけのおいかけっこだねぇ♪」

博士「助手、我々はもう帰りましょうか」

助手「そうですね博士。ぼちぼち楽しめました」

アライさん「飛んで逃げるのはずるいのだぁ!アライさんたちも乗せてけぇ!」ガシッ

博士「どわっ!?」

フェネック「逃がさないよ〜」ギューッ

助手「や、やめるのです!追いつかれるのです!」

サーバル「八つ裂きにしちゃうんだからー!!」

博士「いやぁあ!」

助手「だ、誰か助けるのです!」

かばん「…楽しそうだからいっか」

ボス「ソウダネ」

直下にジャイアントパイセンにイタズラを仕掛けるフレンズ(既出、複数でも可)
904 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/29(木) 01:18:08.78 ID:bZbTJi7g0
ゆりえっちほーの波動を感じる

仕掛人か…敢えてやりそうにないプリンセス
905 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/29(木) 01:39:07.67 ID:CoEkM/kWo
あまーい!
906 :以下、VIPにかわりましてVIP警察がお送りします [sage]:2020/10/29(木) 03:07:40.80 ID:afBoP3h30
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