アスカ「シンジの察しが良すぎる」【エヴァ】

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1 : ◆tr.t4dJfuU [sage saga]:2020/05/24(日) 11:23:38.63 ID:3K2uHWd20
ここに載せるのは初めてやから、なんかまずったら教えてくれるとありがたいで

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1590287018
2 : ◆tr.t4dJfuU [sage saga]:2020/05/24(日) 11:24:42.93 ID:3K2uHWd20
アスカ(最近シンジの様子が変だ)

シンジ「あ、ただいまアスカ。先帰ってたんだ」

アスカ「うん、ちょっとね」

アスカ(普段いる分にはこの変化はわからないだろう)

アスカ(しかし、この男ほんのちょっとした瞬間に)

アスカ(…喉が渇いたなぁ)

シンジ「あれ、アスカ喉乾いてる?プァンタ出すよ」

アスカ「あ、ありがと」
3 : ◆tr.t4dJfuU [sage saga]:2020/05/24(日) 11:26:16.41 ID:3K2uHWd20
アスカ(このように何となく思ったことを以心伝心しているかのように汲み取ってくれる)

アスカ(正直不可解すぎる)

アスカ(でも、悪い気はしない)

シンジ「はい、グレープ」コトッ

アスカ「悪いわね、頼んでもないのになんで分かるのよ」クイッ

シンジ「んー、これだけ一緒に住んでれば何となく分かるようになってくるかな?」クイッ

アスカ(シンジにはこちらの考えを読んでいるような素振りはない)

アスカ(この私が嘘をついていることを見破れないなんて、シンクロ率を一桁に落とすくらいありえないこと)
4 : ◆tr.t4dJfuU [sage saga]:2020/05/24(日) 11:27:56.28 ID:3K2uHWd20
シンジ「そうだ、今日の夕飯はジャーマンポテトを作ろうと思うんだけど、ドイツだとどんな風なの?」

アスカ「そんなに日本のとかわんないわよ。ジャガイモが皮付きかそうでないかくらい」

シンジ「へぇ、皮付きでやるんだ」

アスカ「食感にメリハリがついて美味しいのよ」

シンジ「それ気になるな、今日はそうしよう。あ、そろそろ冷えてきたね。窓閉めようか」ガラガラ

アスカ「ええ、ありがと」

アスカ(最早、こちらが深く思わなくても深層心理中の感覚さえ理解している)
5 : ◆tr.t4dJfuU [sage saga]:2020/05/24(日) 11:28:43.89 ID:3K2uHWd20
アスカ(つい先日まであんなに鈍感な朴念仁だったのに)

アスカ(今や私が気がつかない私の事まで気にしてくれる)

アスカ「………」

アスカ「悪くないわね」ボソッ

シンジ「何が悪くないの?」

アスカ「シンジには関係ない。夕飯作って」

シンジ「はいはい。今日の味噌汁はワカメと豆腐だよ。アスカ好きでしょ?」

アスカ「楽しみにしといてあげる」

アスカ(……悪くはないわ)

アスカ(でも、一体どうして急に…?)

シンジ「フンフンフフーン」コトコト
6 : ◆tr.t4dJfuU [sage saga]:2020/05/24(日) 11:31:18.46 ID:3K2uHWd20
………翌日、in学校

トウジ「アカン!数学の宿題やるの忘れとった!」

ケンスケ「手の甲に書いておいて忘れるのはもうどうしようもないね」

トウジ「そないなこと言わんでさ、見せてよ」

ケンスケ「かと言って俺もそんなに今回のはよく出来てないし…」

シンジ「おはよう」スタスタ

アスカ「まーた鈴原は課題忘れてるのね」トコトコ

ケンスケ「おはよう碇、式波」

トウジ「ハン!オノレに何言われても何も思わへんからな」
7 : ◆tr.t4dJfuU [sage saga]:2020/05/24(日) 11:32:48.63 ID:3K2uHWd20
シンジ「はい、トウジ」スッ

ケンスケ「へ?」

トウジ「数学のノート…センセ、なんでワシが数学の宿題やってへんのわかったねん」

シンジ「え?まぁ、なんとなくかな。朝から焦るってことは午前中の宿題だし、その中で宿題あったのは数学と理科だろ?」

シンジ「その中でトウジが忘れそうな方って言ったら数学しかないかなって」

ケンスケ「碇、凄く察しがいいな」

シンジ「僕も最近そう思うんだよね」

トウジ「ちょっと納得いかんが、ホンマに感謝しかへん」フカブカー

シンジ「先生に没収はされないでよね」

アスカ「………」
8 : ◆tr.t4dJfuU [sage saga]:2020/05/24(日) 11:35:13.33 ID:3K2uHWd20
アスカ(このように、察しがいいのは私に対してだけじゃない)

アスカ(文字通り誰に対しても察しがいいのだ)

アスカ(今日も登校中に見た目ではわからない具合に道に迷っていた人にシンジから道を教えていた)

アスカ(シンジは前から人は良かったけど、ここまで察しがいい人間ではお世辞にもなかった)

ヒカリ「おはよー!」

アスカ「…なんか気に入らないわね」

ヒカリ「ん…?あ、アスカ?」

アスカ「ん、んーん、考え事。おはよ、ヒカリ」

ヒカリ「困ってるなら、なんでも相談してね?」

アスカ「ありがと、ヒカリー」ギュー

ヒカリ「わっ!」ギュー

シンジ「本当に2人って仲良いよね」

ケンスケ「俺たちもあそこまでではないけど、似たようなもんだろ」
9 : ◆tr.t4dJfuU [sage saga]:2020/05/24(日) 11:36:38.70 ID:3K2uHWd20
アスカ「ちょっと相田!私たちの関係を3バカと同じにしないでよ!」

トウジ「なんやとぉ!?」

シンジ「まぁまぁ、落ち着いてトウジ」

ケンスケ「どうどう」

トウジ「ワシャ馬か!」

綾波「…おはよう、碇君」テコテコ

シンジ「おはよう綾波。…あれ、綾波髪切った?」

アスカ「っ!?」

ケンスケ「え、そうかな?変わらないように見えるけど」

トウジ「見えるも何も、変わっとらんやん?」

綾波「…切ったわ。前髪と襟足を、3ミリほど」

ヒカリ「本当に?」

ケンスケ「よく気付いたな」

シンジ「普段とは違う感じがしたからね」

アスカ「………」

アスカ(やっぱりおかしい)
10 : ◆tr.t4dJfuU [saga]:2020/05/24(日) 11:42:34.45 ID:3K2uHWd20
………inネルフ 本部

アスカ「…というわけなのよ」

リツコ「…………」

アスカ「ちょっとリツコ、聞いてる?」

リツコ「え、ええ、ちょっと考え事を」

アスカ「急にそんな変化、普通するかしら」

リツコ「思春期の少年の経験は私にはないから分かりかねるわ」

アスカ「まさかリツコ…シンジに変なもの飲ませてないでしょうね?」

リツコ「まさか」

アスカ「本当に?」

リツコ「神に誓って」

アスカ「………ならいいけど」
11 : ◆tr.t4dJfuU [sage saga]:2020/05/24(日) 11:44:14.80 ID:3K2uHWd20
書き始め早々飯落ちするで
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/24(日) 12:00:16.59 ID:68r0YLUF0
テメーの自分語りはいらんから黙々と書けや
エセ関西弁も滑ってんだよカス
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