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【モバマス安価】幸子「Pさんに構ってあげます!」2ndSeason

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297 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/06/16(火) 22:02:10.11 ID:Ht9loDgx0
幸子「(自作アクセサリーをプレゼントしましょう!)」

幸子「....」

幸子「(でもPさんってアクセサリーをつけているイメージはありませんね)」

幸子「(いつもスーツですし....)」

幸子「(というか、男性へプレゼントするアクセサリーってどういうものがいいんでしょうか)」

プレゼントするアクセサリーの種類 >>298
298 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/16(火) 22:03:31.92 ID:YIr/ZcF4o
呪いのネックレス
299 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/06/16(火) 22:04:55.44 ID:Ht9loDgx0
呪いのアクセサリーはつい最近やっているので、ただのネックレスにさせてもらいます
申し訳ありません
300 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/16(火) 22:08:10.05 ID:4SHiPMqB0
またちっひに怒られて終わりじゃワンパだからまあ残当
301 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/06/16(火) 22:08:29.64 ID:Ht9loDgx0
幸子「....」

幸子「(よくわかりませんしもうネックレスでいいですね)」

幸子「(ところで)」

幸子「(ボクは自作アクセサリーなんて作ったことがないんですが)」

幸子「(どうしたものでしょうかねぇ....)」

幸子「(誰か教えてくれる人はいないでしょうか....)」

誰に頼る? >>302
(さすがに全く同じ展開になりかねないので、関ちゃんはNGでお願いします)
(本当に申し訳ありません)
302 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/16(火) 22:08:42.18 ID:03u/Bs+X0
桃華
303 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/16(火) 22:08:49.40 ID:Ufwr/qqDO
ネクタイピン
304 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/16(火) 22:08:59.65 ID:LBa70vmBo
麗奈
305 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/16(火) 22:17:15.35 ID:m/V1w05to
ってことはアクセサリーになにか効果つけるような安価も却下かを注意しとこう
306 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/06/16(火) 22:26:42.70 ID:Ht9loDgx0
幸子「桃華さん!」

桃華「?」

桃華「突然どうされましたの?」

幸子「たまたまこのタイミングで事務所へやって来た桃華さんを見込んで」

幸子「頼みたいことがあります!」

桃華「それはただの偶然というのでは」

幸子「運命、そう言ってください!」

桃華「まぁ♪」
307 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/06/16(火) 22:27:11.24 ID:Ht9loDgx0
幸子「桃華さんは、自分でアクセサリーを作ったことはありますか?」

桃華「わたくし、そのような経験はありませんわ....」

幸子「ですよね....」

幸子「....」

幸子「どうしましょう?」

桃華「どうしましょうと言われても....」

桃華「とにかく作ってみるしかないのでは?」

幸子「さすが桃華さん」
308 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/06/16(火) 22:27:39.77 ID:Ht9loDgx0
幸子「正確な作り方は知りませんが」

幸子「ネックレスなら勘で何とかなりそうな気がしませんか?」

桃華「勘....」

桃華「勘かはわかりませんけど」

桃華「ネックレスなら紐状のものがあれば形になるのではありませんか?」

桃華「首元を彩るメインの装飾になるものがあればもっと良いかもしれません」

幸子「なるほど....」

幸子「適当にその辺を漁ってみますか!」

桃華「漁る....?」
309 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/06/16(火) 22:28:06.02 ID:Ht9loDgx0
桃華「これから材料を買いに行くのではないんですか?」

幸子「それもありといえばありかもしれません....」

幸子「しかし!」

幸子「外は暑いので却下です!」

桃華「そうですか....」

事務所に転がっていた紐状の物 >>310
事務所に転がっていた飾りになりそうな物 >>312
310 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/16(火) 22:28:38.91 ID:ndL8oVLeo
肉を切るのに良さそうな細いピアノ線
311 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/16(火) 22:29:21.63 ID:t+hPPBuy0
紐ならほつれたりあむの服
物なら奏のサメ映画のDVD
312 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/16(火) 22:29:29.25 ID:sv/TLMnko
(千夜の両親と使わなかった千夜のパーツから作られた遺骨)ダイヤモンド
313 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/16(火) 22:29:44.56 ID:4SHiPMqB0
桃(腐りかけ)
314 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/16(火) 22:33:37.12 ID:Ufwr/qqDO
何を作る気かよ

せめて芳乃の法螺貝にしとけ
315 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/16(火) 22:35:39.22 ID:kqIQ9d9H0
細い紐にダイヤモンドってよくあるネックレスじゃ?
後はダイヤをはめ込む台座がほしいところ
316 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/06/16(火) 22:38:43.32 ID:Ht9loDgx0
幸子「これなんてどうでしょう?」

桃華「それは?」

幸子「おそらく、ピアノ線です」

桃華「ピアノ線....」

桃華「それってアクセサリーの材料として使われますの?」

幸子「うーんどうでしょう」
317 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/06/16(火) 22:39:44.63 ID:Ht9loDgx0
幸子「ピアノ線は強度が高く、反発力が強いんです」

幸子「主な用途はコンクリートの補強やベッドのスプリングみたいですね」

桃華「全く適していないじゃありませんか!」

幸子「でも、紐状のものがほかに見当たらないんですよ」

桃華「見当たらないなら買いに行きましょう!?」

桃華「わたくしが車を呼びますから!」

幸子「....」
318 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/16(火) 22:40:10.76 ID:daX3JxY1o
イヤリングなんかでちょっとしたワイヤーがほしいときには使われるんだっけ?
319 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/06/16(火) 22:40:13.63 ID:Ht9loDgx0
幸子「ありがとうございます....」

幸子「でも、ボクにもプライドというものがあります....!」

桃華「何のプライドですの!?」

幸子「あ、これ、装飾になりそうですよ」

桃華「次に行くんですね....」
320 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/06/16(火) 22:40:45.82 ID:Ht9loDgx0
桃華「ってまぁ!」

桃華「これ、ダイヤモンドではなくて?」

幸子「えぇっ!?」

幸子「本棚の奥の隙間に落ちてたやつですよ!?」

桃華「いいえ間違いありませんわ」

桃華「これの数百倍の大きさのものを家で見たことがあります」

幸子「桃華さんが言うと説得力がありますね....」

桃華「ピアノ線を使うのはあまり気が進みませんが....」

桃華「これならなんとか形になるかもしれません!」

幸子「お嬢様のお墨付きもらいました!」
321 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/16(火) 22:47:15.88 ID:Ufwr/qqDO
ピアノ線というと、戦車を行動不能にさせたあれか
322 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/06/16(火) 22:47:39.95 ID:Ht9loDgx0
幸子「とりあえずピアノ線をこう、曲げ、曲げ、曲げ....」

幸子「硬い!」

桃華「どう見てもネックレスに使うような素材ではありませんわ....」

幸子「ピアノ線は炭素鋼で出来ていますからこれだけ硬いんでしょうね....」

桃華「どうしますの?」

桃華「ネックレスなんですから、首にかけられるような丸い形にならないといけませんのよ?」

幸子「ちょっと工具セット持ってきます」

幸子「ペンチやらなんやらで少しずつ曲げていけば、丸くなるかもしれません!」

323 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/06/16(火) 22:51:39.41 ID:Ht9loDgx0
幸子「ハァ....ハァ....」

幸子「なんとか....丸くなりました....」

桃華「お疲れ様ですわ....」

幸子「やはり、急カーブは無理でしたね....」

桃華「....」

桃華「あの、幸子さん」

幸子「はい?」

桃華「言いづらいのですけど....」
324 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/06/16(火) 22:52:12.21 ID:Ht9loDgx0
桃華「これはもう、ネックレスというよりフラフープに近いのでは....?」

幸子「....」

幸子「確かに、普通のネックレスと比べると」

幸子「少々大きいのかもしれません....」

桃華「少々....?」

桃華「10倍以上の差が少々ですの....?」

幸子「でも」

幸子「首にかければ」

幸子「これは立派なネックレスになります!」

桃華「暴論が過ぎますわ」
325 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/06/16(火) 22:54:54.80 ID:Ht9loDgx0
幸子「あとはこのダイヤモンドを取り付け....」

幸子「るのに台座が要りますね」

桃華「今度こそ買いに

幸子「いいのがありました!」

桃華「....」

ネックレスの台座になりそうなもの >>326
326 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/16(火) 22:55:16.12 ID:03u/Bs+X0
手裏剣
327 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/16(火) 22:59:27.86 ID:SvdUmDJGo
暗器感マシマシ、というかダイヤに釣られた奴を刻むトラップのように…
328 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/06/16(火) 23:02:27.91 ID:Ht9loDgx0
幸子「これです!」

桃華「手裏剣じゃありませんか!」

幸子「この真ん中の穴にダイヤをはめ込んで、アロンアルファでくっつけます!」

桃華「接着剤ですの!?」

桃華「ダイヤに対する冒涜ですわ!」
329 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/06/16(火) 23:04:35.23 ID:Ht9loDgx0
幸子「あとはこの手裏剣とピアノ線、そしてピアノ線の端同士をくっつけなければいけないので」

幸子「ちょっと知り合いの金属加工業者のところに行ってきます!」

桃華「あれだけ外に出るのを拒んでおいて!?」

幸子「それとこれとは話が別じゃないですか」

桃華「わたくしにはその違いがよくわかりませんわ....」

幸子「じゃ、すぐ戻りまーす」

桃華「はぁ....お気をつけて」
330 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/06/16(火) 23:08:29.69 ID:Ht9loDgx0
幸子「溶接してもらってきました〜」

桃華「早かったですわね」

幸子「懇意にさせてもらっているところなので」

桃華「アイドルの交友関係とは思えませんわ....」

幸子「ロケのインタビューで知り合ったんです」

桃華「金属加工業の方にインタビューするロケ....」

幸子「桃華さんとは路線が違いますから!」

桃華「な、なるほど....」
331 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/06/16(火) 23:13:42.01 ID:Ht9loDgx0
P「....」カタカタ

幸子「Pさんっ!」

P「どうした?」

幸子「今日は、Pさんにプレゼントを持ってきました!」

P「えぇ?」

P「俺別に今日は誕生日じゃないぞ?」

幸子「プレゼントは特別な日だけじゃないと嫌ですか?」

P「や、そんなことはない」

P「幸子から貰えるなら、何でもいいしいつでもいい!」

幸子「そう言ってくれると思いました!」
332 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/06/16(火) 23:14:11.29 ID:Ht9loDgx0
幸子「どうぞ!」グイッ

P「おぉデカい....」

P「....」ジー

P「えーっと....これは....?」

幸子「ネックレスです!」

P「ネックレス....てあの?」

幸子「もちろん!」

P「これは凄いな....」

P「美術館に置いてある近代芸術のような迫力がある....」

幸子「そうでしょうそうでしょう!」
333 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/06/16(火) 23:15:57.91 ID:Ht9loDgx0
幸子「ほらここ、見てください!」

P「ん、随分綺麗な装飾だな」

幸子「ダイヤモンドです!」フフーン

P「ダイヤモンド!?」

P「お前、こんなのにダイヤを使ったのか!?」

幸子「事務所に落ちていたのでいいかなと」

P「いやいやよくないだろ....」

幸子「持ち主が見つかったら台座から外して返してあげてくださいね」

P「そんなもん俺に渡すな....」
334 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/06/16(火) 23:17:16.67 ID:Ht9loDgx0
幸子「ちなみになんですが」

幸子「これ、なんと!」

幸子「ボクの自作です!」

P「だろうな(凄いじゃないか!)」

幸子「えへへ、Pさんへの想いを込めてつくりました////」

P「幸子....」

幸子「ボクがかけてあげてもいいですか?」

P「あぁ、頼む」

幸子「はいっ!」
335 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/06/16(火) 23:19:33.78 ID:Ht9loDgx0
スッ

P「....」

幸子「....どうですか?」

P「うん、ギリギリ先っぽが床につかない長さで素晴らしい!」

P「メインのダイヤも顔や胸元からかなり離れたところにあるが」

P「近すぎると逆に眩しくて目がつぶれるからこれでいい」

P「暇なときはフラフープとしても使えそうだ」

P「ありがとう幸子、大切にするよ」

幸子「....喜んでもらえて嬉しいです////」
336 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/06/16(火) 23:30:20.31 ID:Ht9loDgx0
幸子「....」

幸子「////」

P「幸子?なんか顔赤いぞ?」

幸子「!」

幸子「じゃ、じゃあボクはこれでっ!」ピュー

P「?」

P「突然どうしたんだアイツ?」
337 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/06/16(火) 23:30:49.45 ID:Ht9loDgx0
千夜「お前」

P「うぉ千夜!?」

千夜「なぜお前がそれを持っているんですか」

P「これ?」

P「これは幸子がプレゼントしてくれた自作のネックレスだよ」

P「いいだろ〜」

千夜「....」
338 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/06/16(火) 23:31:49.23 ID:Ht9loDgx0
千夜「覚悟はできているんでしょうね」シュパッ

P「覚悟?」ブシャー

千夜「首を失う覚悟ですよ」フキフキ

P「なるほど....」ボトリ

P「Necklace....」ニヤリ

千夜「いえ」

千夜「Lose neckです」

22日目に続く
339 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/06/16(火) 23:32:16.94 ID:Ht9loDgx0
本日はここまでとさせていただきます
明日の夜に再開します
340 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/17(水) 01:40:51.71 ID:3oFJMyS/o
乙ー
341 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/17(水) 03:32:59.72 ID:kDXZB03X0
乙でした
そしてPはNeck lessにw
342 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/06/17(水) 22:43:06.40 ID:gfXyeXUW0
書く時間が取れないため、本日はお休みにします
申し訳ありません
明日の夜に再開します
343 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/17(水) 22:44:29.80 ID:wOnJeh8io
了解
344 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/17(水) 23:14:07.55 ID:kDXZB03X0
承知
345 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/17(水) 23:16:07.05 ID:LY2a0fRW0
御意
346 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/17(水) 23:27:45.53 ID:qFof2LEno
合点
347 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/18(木) 00:46:41.24 ID:UevwBihlo
諾了
348 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/06/18(木) 21:58:41.40 ID:EXN/e5R+0
幸子「....」

幸子「....」チラ

P「....」カタカタ

P「....」カタカタ

幸子「....」

幸子「(昨日のネックレス、喜んでもらえてよかったです!)」

幸子「(今日も張り切っていきましょう!)」

何をする? >>349
349 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/18(木) 21:59:03.33 ID:LpK/XnEn0
ハンバーグをごちそうする
350 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/06/18(木) 22:08:05.94 ID:EXN/e5R+0
幸子「(ハンバーグをご馳走してあげましょう!)」

幸子「....」

幸子「(数多の経験を積んできたボクにとって)」

幸子「(Pさんに料理を振る舞うのなんて慣れたものです!)」

幸子「(....このあたりで、実力を確かめておきたいところです!)」

幸子「(なので今回は)」
351 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/06/18(木) 22:08:44.50 ID:EXN/e5R+0
幸子「1人で作ってみます!」

幸子「材料は....」

幸子「合い挽きひき肉、玉ねぎ、卵、パン粉、ニンニク....」

幸子「こんなところでしょうか」

幸子「....」

幸子「何か物足りない気がしますねぇ」

幸子「せっかくなので、幸子流アレンジでもしてみましょうか!」

ちょい足し >>352
352 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/18(木) 22:09:09.80 ID:o/oePDCTo
幸子の外ハネ
353 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/06/18(木) 22:13:28.03 ID:EXN/e5R+0
幸子「....」

幸子「料理に大切なのは、愛情である....」

幸子「そんなことをよく聞きます....」

幸子「ボクの持てる全力の愛情を料理に込めるには....」

幸子「....」

幸子「....これでしょう!」パキッ

幸子「....」パキッ
354 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/06/18(木) 22:14:01.73 ID:EXN/e5R+0
幸子「ボクはカワイイを常に放出していますが」

幸子「それでは、体内で生成されるカワイイを全て消費することはできません」

幸子「ですから、余ったカワイイはこの外ハネに貯めていて」

幸子「必要な時に必要な分だけ使えるようになっています」

幸子「つまりこの外ハネは」

幸子「ボクの中で最もカワイイ濃度が高い!」

幸子「そんなものを入れたハンバーグは一体どうなってしまうのか....」

幸子「考えただけで....」ブルッ

幸子「震えてしまいます....!」
355 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/06/18(木) 22:15:57.37 ID:EXN/e5R+0
幸子「さて、それでは作っていきましょう!」

幸子「....」

幸子「今回は実力を試したいので」

幸子「レシピはなし!これでいきます!」

幸子「....えーっと、ハンバーグを作るには」

幸子「最初に....」

ハンバーグの手順@ >>356
356 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/18(木) 22:16:27.46 ID:30wrmePlo
ひき肉を炒める
357 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/18(木) 22:16:29.00 ID:2sY0hMJd0
ひき肉をそのまま焼く
358 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/18(木) 22:17:00.11 ID:30wrmePlo
何で被るんや
359 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/18(木) 22:18:26.89 ID:2sY0hMJd0
ほぼ同じで草
まともなハンバーグ作らせる気は毛頭ないらしい
360 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/06/18(木) 22:19:37.61 ID:EXN/e5R+0
幸子「....」

幸子「とりあえず、生肉のままではまずいので」

幸子「ひき肉を炒めましょうか!」

幸子「まずフライパンをよく熱して」カチッ

幸子「サラダ油を入れましょう!」タラーッ

幸子「油が全体になじんだらひき肉を入れて」ドバッ

幸子「炒めます!」ジャッ

ハンバーグの手順A >>361
361 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/18(木) 22:20:46.44 ID:sctKD2lGo
玉ねぎの皮を剥いて丸のまま入れる
362 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/18(木) 22:21:41.06 ID:o/oePDCTo
ワイルドハンバーグ(白目)
363 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/06/18(木) 22:23:30.66 ID:EXN/e5R+0
幸子「次は....」

幸子「玉ねぎ、玉ねぎをどうにかしないといけませんね!」

幸子「....皮を剥いて」ムキ

幸子「....」ムキ

幸子「綺麗に剥けました!」ピカーン

幸子「これを....」

幸子「丸々使いましょう!」

幸子「あ、でもそのままひき肉と炒めたら中心まで火が通りませんねぇ」

幸子「一度電子レンジでチンしてから投入しましょう!」

ハンバーグの手順B >>364
364 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/18(木) 22:24:47.44 ID:9RWE2DsZo
全部の材料をまとめてうえきちゃんに食べさせる
365 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/06/18(木) 22:26:15.63 ID:EXN/e5R+0
うえきちゃんに食べさせるとPの分がなくなってしまうので再安価にします
申し訳ありません
再安価 >>366
366 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/18(木) 22:27:04.63 ID:fHF5O3sbo
怪しい機械に入れる
367 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/18(木) 22:27:49.42 ID:fHF5O3sbo
うえきちゃん(調理器具)じゃなかったか
368 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/06/18(木) 22:32:31.75 ID:EXN/e5R+0
幸子「次はどうしましょうか....」チラ

幸子「!」

幸子「なんですかこの怪しい機械は!」

幸子「....」

幸子「キッチンにあるということは調理器具ですよね....」

幸子「....」

幸子「思い切って、炒めたひき肉と玉ねぎを入れてみましょう!」

幸子「ぽいぽい」

幸子「スイッチオン!」ポチッ

どうなる? >>368
369 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/18(木) 22:33:03.25 ID:LpK/XnEn0
蘭子行きつけの店っぽいハンバーグになる
370 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/06/18(木) 22:33:06.64 ID:EXN/e5R+0
訂正 >>370
371 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/18(木) 22:33:23.64 ID:2sY0hMJd0
ビーフストロガノフが完成
372 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/06/18(木) 22:37:08.98 ID:EXN/e5R+0
プシューッ

幸子「!?」

幸子「圧力鍋の圧力を解放した時のような音がしました!」

幸子「うわっ、物凄い蒸気です!」

幸子「ボクのハンバーグ(未完成)はどうなってしまったんでしょう!」

パカッ

幸子「っ....」ゴクリ
373 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/06/18(木) 22:42:59.06 ID:EXN/e5R+0
【蘭子行きつけの店っぽいハンバーグ】」

幸子「!?」

幸子「こ、これは....」

幸子「ハンバーグ!?」

幸子「入れる前は明らかにハンバーグからは遠かったのに」

幸子「なぜか完全なハンバーグになって出てきました!?」

幸子「短時間しかいれていないのに、なぜかデミグラスソースでしっかりと煮込まれていて」

幸子「上にはトロトロのチーズがたっぷりと!」

幸子「これは....凄く美味しそうです....」ジュルリ
374 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/06/18(木) 22:43:48.29 ID:EXN/e5R+0
幸子「あ、そういえば」

幸子「ボクの外ハネ、収穫したまま忘れていました」

幸子「これは....」

幸子「ハンバーグの付け合わせといえば」

幸子「ニンジンのグラッセ!」

幸子「ニンジンではなく外ハネを使ったグラッセにしましょう!」
375 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/06/18(木) 22:47:05.81 ID:EXN/e5R+0
幸子「まずは外ハネを食べやすい大きさに切って....」ストン

幸子「面取りをします....」ショリ

幸子「そしたらお鍋に外ハネとお水、バターとお砂糖を入れて....」カチッ

幸子「火にかけていきましょう!」
376 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/06/18(木) 22:47:53.33 ID:EXN/e5R+0
グツグツ

幸子「沸騰してきましたね」

幸子「火を弱火にして....」カチカチ

幸子「ゆっくりと煮込んでいきます....!」
377 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/06/18(木) 22:49:31.17 ID:EXN/e5R+0
幸子「そろそろいいでしょうか?」チラ

幸子「....」ヒョイ

幸子「....」パクッ

幸子「....」モグモグ

幸子「....うんうん、うんうんうん」

幸子「いい具合です!」

幸子「そうしたら最後は」

幸子「グラッセに重要なアレを出すために....」カチッ

ボッ

幸子「強火で一気に!」
378 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/06/18(木) 22:50:58.75 ID:EXN/e5R+0
幸子「出てきましたよ....!」

幸子「この照りこそがグラッセの魅力....!」

幸子「ハンバーグの横に添えるだけで」

幸子「その鮮やかな色と美しい照りが」

幸子「何倍にも美味しそうにしてくれるんです!」

幸子「あとは盛り付けをして....」
379 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/06/18(木) 22:54:40.88 ID:EXN/e5R+0
P「....」カタカタ

フワァ

P「....ん?」

P「やたらと美味そうな香がするな」

幸子「正解です」

P「突然現れるな幸子」

幸子「今日のお昼は」スッ

幸子「ハンバーグです!」ババーン

P「!!!」
380 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/06/18(木) 22:55:07.65 ID:EXN/e5R+0
P「お前、また作ってくれたのか?」

幸子「ええ、今回はボク1人で作ってみました」

P「1人で!そりゃすげえ」

P「現状に満足せず、どんどん上を目指していく幸子の姿勢」

P「好きだな」

幸子「そ、そんなことはいいですからっ....////」

幸子「さあ、温かいうちに食べてください!」

P「いただきます!」
381 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/06/18(木) 22:56:02.14 ID:EXN/e5R+0
P「....」パクッ

P「....」モニュ

P「....」モニュ

P「....」

P「....」ゴクン

幸子「....」ジー

P「....」

P「めちゃうま」

幸子「!!!」パァッ
382 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/06/18(木) 23:06:05.22 ID:EXN/e5R+0
P「これは、粗挽きの挽肉が使われているな」

P「食感が豊かだが、決して固くはなく」

P「むしろ、長時間煮込んでいるおかげで」

P「口の中で噛むと、一斉に踊りだす....」

P「デミグラスソースも味わい深い....」

P「市販品とは全く違う、一朝一夕ではとても出せない味だ」

P「おそらく十数時間....いや、数日は煮込んだんじゃないか?」

P「牛すじに鶏ガラ、あと玉ねぎにセロリあたりか....」

P「それらを赤ワインとトマトピューレでじっくり、じっくり....」

P「微かにブーケガルニも感じる....」
383 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/06/18(木) 23:06:45.82 ID:EXN/e5R+0
P「上にかかっているチーズソースもいい....」

P「軸はカマンベールとチェダーか....」

P「生クリームで伸ばして、ニンニクも入っているな....」

P「ん、これは....」パク

P「....」モグモグ

P「....」ゴクン

P「....カワイイ」

幸子「!」
384 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/06/18(木) 23:09:33.97 ID:EXN/e5R+0
P「味覚というのは甘味、酸味、塩味、苦味、うま味と言われている」

P「だがこれは、それらのどれにも属さない」

P「俺だけじゃない」

P「おそらくどんなに著名な料理評論家が味を形容しようとも」

P「カワイイ、これしか出てこないだろう」

P「パッと見じゃ、ただの野菜のグラッセにしかみえないが」

P「狙い通りに意表を突かれたな....」クスリ

P「まさか新たな味覚を創造するとは....」
385 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/06/18(木) 23:11:37.93 ID:EXN/e5R+0
P「....驚いたよ、幸子」

P「まさかここまでレベルの高いものを出してくるとは」

P「正直、これは家庭料理の域を超えている」

P「手放しで褒めることしかできないな、俺には」フフッ

幸子「....ありがとうございます」ペコ

幸子「(なんだかボクの身に覚えのない材料や工程や評価ですが....)」

幸子「(これもボクのカワイさが成せる技ということですかね!)」フフーン

23日目に続く
386 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/06/18(木) 23:12:16.20 ID:EXN/e5R+0
本日はここまでとさせていただきます
明日の夜に再開します
387 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/18(木) 23:26:16.49 ID:o/oePDCTo
おつおつー
388 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/19(金) 01:12:43.94 ID:MKlcM028o
乙ー
389 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/19(金) 02:17:05.47 ID:yslQkrQDO
オチはなく普通に着地したな
390 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/06/19(金) 23:16:34.81 ID:7cmZCJdp0
本当に申し訳ありません、本日も時間が取れないため休みます
明日の夜に再開します
391 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/19(金) 23:18:19.14 ID:xINQYBWPo
あいあい
392 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/06/20(土) 21:54:21.49 ID:btKNJk9l0
幸子「....」

幸子「....」チラ

P「....」カタカタ

P「....」カタカタ

幸子「....」

幸子「(今日はどう構いましょうか....)」

何をする? >>393
393 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/20(土) 21:54:40.66 ID:5R1GYbUd0
あの3人に和の心を教える
394 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/06/20(土) 22:09:27.78 ID:btKNJk9l0
幸子「皆さん!」ババーン

りん子「....」ジー

幸子ギア「....」

アゲハ「はーい」

幸子「お久しぶりです!幸子です!」

アゲハ「知ってる」

幸子「最近調子はどうですか?」

アゲハ「うーん....」
395 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/06/20(土) 22:09:57.73 ID:btKNJk9l0
アゲハ「まあ、3人ともつい最近まで素人....」

アゲハ「というか、2人に至っては社会常識すらまだまだって感じだから」

アゲハ「アイドルに近づいたって気はしないかなー」

幸子「やはりそうですか」

幸子「しかし、それで何の問題もありません!」

幸子「事務所側も、皆さんには光るものを感じているようなので」

幸子「じっくり、ゆっくり、そして確実に!」

幸子「成長していってくれればいいんです!」

アゲハ「うん!私もリーダーとして頑張るよ!」

りん子「お〜!」

幸子ギア「オー!」

幸子「!」
396 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/06/20(土) 22:10:27.22 ID:btKNJk9l0
幸子「また操れる文字が増えたんですね!」

アゲハ「そうなの!」

幸子ギアが新たに操れるようになった平仮名@ >>397
幸子ギアが新たに操れるようになった平仮名A >>398
幸子ギアが新たに操れるようになった平仮名B >>399
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