LippsP「美嘉が来れなくなった」

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1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/30(日) 23:46:21.76 ID:2W3OJ3FM0
〜事務所にて〜


P「今日はLippsでの仕事だったんだが、美嘉が来れなくなった」

奏「唐突ね、プロデューサー。美嘉、どうしたんですか?」

志希「あたしたちの突っ込みに疲れちゃったとか?」

フレデリカ「え?もしかして美嘉ちゃんに見捨てられたの、あたしたち?」

周子「いっつも振り回してたからね〜」

P「いやいや、違うんだ。スケジュールが重複しているのに今朝気付いてな、今日はセクシーギャルズの仕事が先に入っていたから、先約を優先してもらったんだ」

フレデリカ「よかった!あたしたち、美嘉ちゃんに見捨てられたわけじゃなかったんだー!」

P(というか振り回してる自覚はあったのか、とは言わない)

志希「『プロデューサー……もう疲れたよ、アタシ……』」

周子「『いっつもあの4人に振り回されてたからな……無理もない。今日はゆっくり休め』」

志希「『ありがとうプロデューサー……大好き(ボソッ』」

奏「そこ、小芝居はほどほどにね。それじゃプロデューサー、今日のお仕事は延期かしら?」

P「それも考えたんだが、せっかく集まってもらったしなぁ。ということで、美嘉の代打を連れてきた」

奏「代打?美嘉の代わりなんて、他の子に務まるかしら?」

P「まあお前達ならうまくやれるだろ。頼むぞ、奏」

奏「都合のいいことばっかり言って、もう……。で、誰なの?代打って」

P「ああ。入ってきていいぞー」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1598798781
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/30(日) 23:49:31.30 ID:2W3OJ3FM0
ガチャ

颯「は、はじめまして!久川颯といいます!今日はよ、よろしくお願いします!」

凪「はじめまして、はーちゃんの保護者兼マスコットとして同行しました久川凪です」

フレデリカ「わ、今噂の双子アイドルちゃんだー!」

志希「テレビで見たことあるー!」

周子「そりゃ当たり前でしょーよ」

奏「ずいぶんかわいい代打さんね。今日はよろしくね」

颯「は、はい!よろしくお願いします!」

凪「ウチのはーちゃんをよろしくお願いします。こちら、凪の名刺です」

志希「あはは、プロデューサーみたーい!」

P(俺ってこういう風に見えてるのかな……)
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/30(日) 23:51:34.82 ID:2W3OJ3FM0
フレデリカ「ところで、マスコットってなに?」

凪「よくぞ聞いてくれました。マスコットとはグーグル先生曰く『幸運をもたらすお守り。身近に置いて大切にする人形、また団体・催し物のシンボルとするもの』とされています。凪ははーちゃんに幸運をもたらす存在、ということですねわかります」

志希「うーん、あたしたちにとってのマスコットはそれこそ美嘉ちゃんかなー」

周子「そうだねー。美嘉ちゃんのおかげであたしたち好き勝手できてるみたいなところあるし」

颯(すご、本当にテレビで見てたLippsのみんなだー。美嘉ちゃんはいないけど、やっぱりみんな美人だなー)

奏「はいはい、雑談はそこまで。改めて、はじめまして、二人とも。Lippsリーダーの速水奏よ」

フレデリカ「Lippsリーダーの宮本フレデリカだよー☆」

志希「Lippsリーダーの一ノ瀬志希だよーん」

周子「Lippsリーダーの塩見周子でーす」

颯「全員リーダーなの!?」

凪「なるほど、全員がリーダーでありオンリーワンであると。では、美嘉さんは?」

4人「「「「突っ込み役」」」」

颯「ハモった…」

凪「美嘉さんは元々特別なオンリーワン……と」

P(美嘉……苦労かけるな……」
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/30(日) 23:55:56.51 ID:2W3OJ3FM0
P「それじゃ奏、あとはよろしく頼む。颯、あまり気負わずにな」

奏「わかったわよ。この子の面倒、見ればいいんでしょ?」

颯「ありがとうプロデューサーちゃん!はー、頑張るね!」

凪「凪も頑張りますので安心してください、プロデューサー」

P「よし。じゃ、帰るぞ凪ー」

凪「えっ」

P「えっ、じゃない。今日は颯一人の仕事だって言ったのに勝手についてきたんだろ」ズルズル

凪「いえ、だから凪ははーちゃんの保護者兼マスコットとしてですね」ズルズル

P「はいはい、お姉ちゃんの邪魔しないように帰ろうなー」ガチャ

凪「ちょっと待ってくださいプロデューサー、今の言葉は聞き捨てなりませ」バタン
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/30(日) 23:59:33.95 ID:2W3OJ3FM0
颯「よーし、頑張るぞー!ところで、今日ってなんのお仕事なんですか?」

奏「Lipps Radioっていうラジオ番組の収録よ」

フレデリカ「はーちゃん、美嘉ちゃんのモノマネどーぞ!」

颯「え、あ、えーと、『今日も張り切っていくよー★』……ど、どうですか?」

周子「テレが隠しきれてない気がするんよー」

志希「美嘉ちゃんはもっとハキハキ喋るよねー?」

奏「颯、プロデューサーは美嘉の代打って言っていたけど、そういうのは気にしないであなた自身の魅力を魅せてくれると嬉しいわ」

颯「はー自身の魅力……わ、わかりました!やってみます!」

奏「よろしい。フレデリカ、志希、周子。あんまり颯ちゃんをからかわないの」

3人「「「はーい」」」

颯(やっぱり奏さんがリーダーなのかな)


その後、ラジオ収録は滞りなく行われたそうな。
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/31(月) 00:01:46.58 ID:T6ucH48S0
続く……?

思いついたときにちょくちょく美嘉の代打ネタを書こうかと思います
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/31(月) 11:40:15.94 ID:frot/IgBO
おつ
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/31(月) 16:59:15.85 ID:Nw8sKYtmo
はよ
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/04(金) 23:34:25.48 ID:RxO12m5m0
〜またある日・事務所にて〜


P「お前達に非常に言いにくいお知らせがある」

フレデリカ「なになに〜、プロデューサー?」

志希「ついにあたしたち解散とか?」

周子「悲しいけど、わたしたち、普通の女の子に戻ります!」

P「いや、そこまで大ごとじゃないからね?冗談でもそういうこと言うのやめて?」

奏「察しはついてるわよプロデューサー。今日も美嘉が来れないとか、そんなところでしょう?」

P「さすが奏は察しがいいな」

奏「さすがもなにも、この場にいないの美嘉だけじゃないの。で、今日はどういう理由で来れないの?」

フレデリカ「わかった!今度こそあたしたち見捨てられたんだー!」

志希「そんな……美嘉ちゃん、信じてたのに……」
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/04(金) 23:35:40.43 ID:RxO12m5m0
P「違う違う、今日はファミリアツインとの仕事が重複してたのに気付かなくてな。以前と同じく、先約を優先してもらった結果だ」

奏「スケジュール管理どうなってるのよ……」

フレデリカ「よかったー!見捨てられたんじゃないんだー!」

志希「あたしは美嘉ちゃんのこと信じてたよ!」

周子「『プロデューサー……ごめんね、わがままばっかり言って』」

フレデリカ「『いいんだよ美嘉、あいつらと一緒に仕事するの大変だもんな。こっちはなんとかしておくから、ゆっくり休め』」

周子「『ありがとうプロデューサー……愛してる(ボソッ』」

P「担当アイドルとそういう関係になっちゃったら俺もうここにいられなくなるからね?それも冗談でもやめて?」

奏「じゃあ、今日はどうするの?延期?それとも前回同様代打?」

P「話が早くて助かる。今回も代打を連れてきてるんだ。入ってきていいぞー」
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/04(金) 23:37:05.94 ID:RxO12m5m0
シーン

周子「……入ってこないね?」

志希「もしかして、今回の代打はプロデューサー本人だったりしてー?」

フレデリカ「わお、歌って踊れるプロデューサーって斬新ー!」

P「あれ?おかしいな。おーい、入ってこーい」

シーン

奏「……本当に来ているの?」

志希「やっぱりプロデューサーが代打だー!一緒にガンバろー!」

フレデリカ「なにかあっても大丈夫!あたしたちがしっかりフォローするから☆」

P「ちょっ、入ってきてー!このままじゃ俺がやることになるー!」

シーン

フレデリカ「大丈夫だよプロデューサー、不安なのはみんな一緒だから☆」

周子「そうと決まれば仕事場へ急げー!」

P「ええい、ちょっと待ってろ!」

ガチャバタン
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/04(金) 23:39:03.76 ID:RxO12m5m0
P「りあむ!入ってこいって言ったら入ってこい!」

りあむ「む、無理無理無理だって!ぼくに美嘉ちゃんの代理なんて務まりっこないって!カリスマJKだよ!?」

P「お前が入ってこなかったせいで危うく俺がアイドルデビューさせられるところだったんだぞ!」

りあむ「それでいいよもうー!高校なんてもうとっくに卒業したあとだし!美嘉ちゃんみたいなカリスマ持ち合わせてないし!」

P「誰もお前にカリスマなんて求めてない!美嘉の代わりとは言ったが、俺だってお前に務まるなんて思ってないからな!」

りあむ「ひどっ!?ぼくを笑いものにするために連れてきたんだー!絶対そうだー!やむ!」

P「ここで尻込みするんならなんで最初はOKしたんだよ!」

りあむ「それはプロデューサーサマがLippsのみんなと一緒に仕事だって言うからでしょ!?美嘉ちゃんの代わりだなんて一言も言ってなかったよー!」

P「あれ、そうだったか?」

りあむ「そうだよー!知ってたら来なかったよー!」

P「はぁ、やれやれ……いいか、りあむ」

りあむ「なんだよぅ……」

P「お前がアイドルになった理由はなんだ?」

りあむ「人生の一発逆転!ちやほやされたい!目立ちたい!」

P「即答だとか内容があれだとかはこの際どうでもいいや。今回美嘉の代理で来たとなれば、相当目立つだろうなぁ」

りあむ「む……」

P「Lippsってすごい人気だからなー。ぶっちゃけ、Lipps人気にあやかりたいと思ったのも承諾した動機だろ?」

りあむ「うぐっ……」

P「ほら、断る理由がどこにある?」

りあむ「プロデューサーサマ……ぼく、やるよ!美嘉ちゃんみたいなカリスマになる!よ!」

P(チョロすぎてたまに不安になる)
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