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望月聖「台風の夜、心臓の音」
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◆ty.IaxZULXr/
[saga]:2020/09/20(日) 22:24:08.14 ID:8MIOg9Ye0
6 体育会系のユニットメンバー募集中(洋子)
CGプロ女子寮・談話室
洋子「総員集合!」
ネネ「はいっ」
ほたる「はい……」
聖「はい……揃いました」
ほたる「なんで……部活みたいに?」
洋子「それはなんとなく。ネネちゃん、雨戸はオッケー?」
ネネ「はいっ。全部の部屋に、玄関も」
ほたる「昔のままの頑丈そうな雨戸でした……これなら平気です」
洋子「聖ちゃん、電源のブレーカーはどうかな?」
聖「洋子さんと一緒に共同スペース以外は切りました……」
ネネ「しおりに書いてあった、火事防止のためですね」
洋子「クーラー切ると暑いから、今日は談話室で過ごしてね」
ほたる「はい……タオルケットも持ってきました」
洋子「ここで台風情報のチェック!」
ネネ「後数時間で直撃ですっ」
洋子「そんな気はしてた。ほたるちゃん、食料は」
ほたる「ごめんなさい……さっき作り直した麦茶しかありませんでした」
洋子「やっぱり、非常食を食べようか。ネネちゃん、水は大丈夫?」
ネネ「停電しちゃうと水道が使えないかもしれないので、ペットボトルに水を入れました」
聖「お風呂も水を抜いてないから……使えます」
洋子「それじゃ、防災グッズを出して!」
ほたる「はい……リュックが2つありました」
ネネ「それと、これが」
洋子「お助けボックス・バイ・PaP、自由に使っていいよ……何が入ってるんだろう?」
ネネ「色々な日用品が入ってました」
洋子「必要なら使わせてもらおう」
ほたる「えっと……防災グッズの確認を……」
洋子「思い出した。その前に」
ほたる「その前に……?」
洋子「聖ちゃん、りあむちゃんに電話してみて。家にいるみたいだから」
聖「独り……寮で一緒の方がいいかな」
洋子「移動するのは危ないから辞めよう、本人は来たそうだけど」
聖「わかりました……電話します」
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