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【艦これ】龍驤「足りないもの、その後」その7【安価】

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780 : ◆X87gBrHVzk [sage saga]:2021/02/13(土) 19:42:32.47 ID:mQfajGqT0
響(今戻っても司令官たちに迷惑をかけてしまうだけ。皆んなのことだから私を元気付けようとはしてくれるけど…)


響(もう私は戦えない)


響(守るべきはずの人間を殺そうとしてしまった)


響(艦娘でいる資格はもう私には無い……)


響(解体……か)


響(強制解体じゃなければ艦娘じゃなくなるだけで死にはしない…)


響(艦娘としての私はここまでのようだね…)


響(司令官に…ちゃんと話そう……話さないと先に進まないから…)


下2 この後の展開やその他起こったことなど
781 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/13(土) 19:57:40.80 ID:/AKLWyiDO
電話で提督と話す響
私、艦娘を辞めようと思う
な…!?と最初は驚く提督だったがまずは話を聞く
艦娘として変に力があるから過激な思考になってしまう
無力な一人の人間としてあの事件に向き合ってみたいのだと
782 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/13(土) 20:03:15.29 ID:LUA2yugso
>>781
783 : ◆X87gBrHVzk [sage saga]:2021/02/13(土) 20:14:17.98 ID:mQfajGqT0
ーー


響「司令官……私は艦娘を辞めようと思うんだ…」


提督『な……!?』


響「勘違いしないで欲しいんだけど、司令官は悪くないよ……」


提督『響は大切な仲間だ、理由も聞かずに解体はできない』


響「うん…理由を話すよ……慰霊碑に行って女の子に会ったんだ……それで……」


……



響「こんなことを考えてしまうのは…艦娘として変に力があるからなんだよ……」


響「艦娘としてじゃなく…無力な存在して、あの事件に向き合ってみたいんだ…」


提督『響の言いたいことは…よくわかった』
784 : ◆X87gBrHVzk [sage saga]:2021/02/13(土) 20:18:42.37 ID:mQfajGqT0
提督『俺だけじゃなく電達とも話して欲しい』


響「もちろんだよ、ちゃんと全て話す」


提督『提督として響が居なくなってしまうのは寂しい。だが個人的なことを言うのなら、響の意見を尊重したい』


響「司令官ならそう言うと思っていたよ」


提督『電達と話しても意見が変わらないのなら…解体を許可しよう』


響「ねぇ司令官、私が解体になったら司令官の評価は下がってしまうのかい?」


提督『それは言わない。そんなつまらないことで響や皆んなの考えを潰したくないからな』


響「司令官は本当に…優しいね」


下2 この後の展開やその他起こったことなど

785 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/13(土) 20:46:23.60 ID:pk/OQM70o
いったん解体されればもう艦娘には戻れないので会って話し合いたいと暁
786 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/13(土) 20:47:01.17 ID:uppVDYqtO
みんな一緒に戦えなくなるのは寂しいけど艦娘でなくなっても響は響だって
あと暁はでも力があるから守れるものがあったことも忘れないでと
787 : ◆X87gBrHVzk [sage saga]:2021/02/13(土) 20:57:27.80 ID:mQfajGqT0
ーー


電『みんな一緒に戦えなくなるのは寂しいのです。でも艦娘でなくなっても響ちゃんは響ちゃんなのです!』


雷『第六駆逐隊で話し合いが少なくなったのは私のせいなのよね…テレビとか鎮守府の外に出る仕事が多かったから…』


響「雷はなにも悪くないよ。そのまま翔鶴さんと頑張って」


暁『私は響を止めたりしない。けど忘れちゃいけないことはあるわよ』


暁『貴女は力があるからこそ守れるものがあったのよ』


響「うん……その通りだ」


暁『私達でよければ何度だって話を聞くわよ』


電『なのです!』


雷『貴女は一人じゃないのよ!』


響「ありがとう……皆んなと話して良かった…」
788 : ◆X87gBrHVzk [sage saga]:2021/02/13(土) 21:01:09.68 ID:mQfajGqT0
菊月提督「考えは変わらないんだな」


響「このままだと私は人を殺していた…もう無理なんだ」


多摩「諦めるのは早くないか?」


響「早いだろうしまだ全ての策を試したわけじゃない、けどそれらを試している最中に、最悪の事態が起きない保証がない」


菊月「勝手にしろ」


響「うん…勝手にする。私は……艦娘を辞めるよ」


菊月提督「なら横須賀に戻るしかないな」


多摩「響……」


響「ここの皆んなにも…お世話に……なりました…」


下2 この後の展開やその他起こったことなど
789 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/13(土) 21:14:26.03 ID:/AKLWyiDO
手続きや上の受理などで多少の時間は必要だと菊月提督
そんな折りに由良が迎えに来た
提督は心配性だけど貴女もそれだけの事をした
まずは顔を見せて安心させてあげなさいと
790 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/13(土) 21:18:50.73 ID:LUA2yugso
>>789
791 : ◆X87gBrHVzk [sage saga]:2021/02/13(土) 21:24:11.64 ID:mQfajGqT0
菊月提督「横須賀に帰ってもすぐに解体という訳にはいかない。手続きや書類の受理などで多少の時間は必要になる」


菊月提督「その間も考えておけ。その上で解体が最善だと思うのなら好きにすればいい」


響「ありがとう…」


シュバッ


多摩「んにゃっ!?」


菊月「由良か」


由良「迎え」


響「わざわざありがとう…すぐに用意をするから少し待ってて」


由良「分かった」
792 : ◆X87gBrHVzk [sage saga]:2021/02/13(土) 21:28:45.90 ID:mQfajGqT0
ーー


由良「話は聞いた」


響「……」


由良「提督は心配し過ぎ」


由良「だけど貴女はそれだけの事をした」


響「そうだね…無断で飛び出して、挙げ句の果てに帰らないだなんて……」


由良「まずは安心させてあげて」


響「その通りだ……早く司令官の所に帰ろう…」


下2 この後の展開やその他起こったことなど
793 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/13(土) 21:48:18.09 ID:pk/OQM70o
一方の横須賀には幼女提督が来ている
ここにこの響がいるはずといって何処から調べたのか超詳しいプロフィールを出してくる
794 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/13(土) 22:05:43.09 ID:uppVDYqtO
暖かく迎えつつあえて必要以上には聞き出さない提督
接し方も腫れ物のようには扱わずごく自然に
響自身がどうするのかが重要だから
795 : ◆X87gBrHVzk [sage saga]:2021/02/13(土) 22:15:35.61 ID:I3+9/hiNO
ーー横須賀鎮守府


響「心配かけて…ごめんなさい」


提督「こうやって無事に帰ってきてくれたならそれでいい」


龍驤「疲れたやろうからゆっくり休んどき」


響「……」


提督「菊月提督からも聞いただろうが、解体の書類を出したからといってすぐに受理はされない」


龍驤「書類、渡しとくわな」スッ


響「…ここで書くよ」


提督「そうか……」


響「菊月提督には書類が受理されるまでの時間で、よく考えろって言われたよ」


龍驤「その通りと違うかな、響の大事なことなんやじっくり考えたらええよ」
796 : ◆X87gBrHVzk [sage saga]:2021/02/13(土) 22:18:51.60 ID:I3+9/hiNO
ーー響の部屋



響「……」


コンコン


響「…鍵は開いてるよ」


雷「響」ガチャッ


電「響ちゃんの部屋でお泊まりなのです!」


暁「安心して、貴女の嫌がるようなことは話さないから」


雷「その代わり夜更かしして一晩中お話しましょ!」


電「今日は寝かさないのです!」


響「…楽しい夜になりそうだね」


下2 この後の展開やその他起こったことなど
797 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/13(土) 22:22:40.93 ID:/AKLWyiDO
久しぶりに夜通しお喋りしたその翌朝

司令官、あの女記者さんの連絡先を教えてほしい
私はもう戦えないけど何かの形で皆の力にはなりたいと思ってるんだ
それにあの事件で私がまだ知らない事がもしあるのならジャーナリストは調べるのにうってつけだし
そういう道に進んでみようと
798 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/13(土) 22:30:31.59 ID:LUA2yugso
>>797
799 : ◆X87gBrHVzk [sage saga]:2021/02/13(土) 22:52:50.87 ID:yoBvEh7t0
ーー翌朝、執務室


提督「随分と眠そうだが大丈夫か?」


響「一晩中暁たちと話していたから寝不足さ。でも問題ないよ」


龍驤「ほんで、何の話があるんかな?」


響「司令官、あの女記者さんの連絡先を教えて欲しいんだ」


提督「女記者……」


響「艦娘を辞めたとしても何らかの形で皆の力にはなりたいと思ってるんだ」


龍驤「そこまで考えてたん…」


響「それにジャーナリストになれば、あの事件で私がまだ知らない事を追えるかもしれない」


提督「艦娘を辞めて…その道に進んでみたいんだな」


響「これが私の答えになりそうだよ」
800 : ◆X87gBrHVzk [sage saga]:2021/02/13(土) 22:56:42.10 ID:yoBvEh7t0
ーー


龍驤「女記者、なんて言うやろな」


提督「歓迎はしてくれそうな気はするが…」


龍驤「響に連絡先は教えたし、後は本人が決めることやね」


提督「強制解体や辞めざるを得ない状況では無く、響は自分で選んだことなんだ」


龍驤(心が折れたって言うてるのは、辞めざるを得ない状況とも言えるけど…黙っとくのがええわな)


提督「新しい道を全力で応援するのが提督としての仕事…か」


龍驤「そうやで、ちゃんと響を最後まで支えたらなあかんな」


下2 この後の展開やその他起こったことなど
801 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/13(土) 23:33:16.18 ID:pk/OQM70o
地震大丈夫ですか…?
802 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/13(土) 23:33:35.59 ID:oaW7eeSxO
女記者は大歓迎
アシスタントほしかったって
803 : ◆X87gBrHVzk [sage saga]:2021/02/13(土) 23:51:14.51 ID:yoBvEh7t0
中断します

ちょっとやばいみたい
804 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/13(土) 23:52:16.37 ID:oaW7eeSxO
今日は無理せず
リアルを大切にしてください
805 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/13(土) 23:52:49.29 ID:pk/OQM70o
了解しました
お気をつけて
身を守ってください

響大丈夫よね……
806 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/14(日) 00:01:58.05 ID:ZPltDJ0DO
お疲れ様です
皆さんも火の元などお気を付けて
きつい…まだ手が震えてる
807 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/14(日) 00:05:10.62 ID:r+3YsGcwo
かなり長い揺れだったな
808 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/14(日) 00:15:25.58 ID:ijYQT2Tl0
今日はとある区切りまでいけそうかと思っていたなかで、この地震です

八島が邪魔したとかじゃないですよね…
809 : ◆X87gBrHVzk [saga]:2021/02/14(日) 19:19:00.65 ID:ijYQT2Tl0
今日はやっても大丈夫そうでしょうか?
810 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/14(日) 19:29:40.10 ID:MjK8triIo
とりあえず参加できます
811 : ◆X87gBrHVzk [saga]:2021/02/14(日) 20:13:46.18 ID:ijYQT2Tl0
昨日の今日では厳しそうですね
また余裕のあるときにした方が良さそうですね
812 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/14(日) 20:38:32.30 ID:MjK8triIo
了解しました
皆様もお気を付け下さい…
813 : ◆X87gBrHVzk [saga]:2021/02/15(月) 19:26:36.37 ID:hnGrWQBY0
今日はどうでしょうか?
814 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/15(月) 19:57:40.64 ID:FydWWzTjO
ちょっと微妙かもです
815 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/15(月) 19:58:36.63 ID:/I9jtLNro
こちらいけます
816 : ◆X87gBrHVzk [sage saga]:2021/02/15(月) 20:48:32.29 ID:hnGrWQBY0
リアル優先でいきましょう
今日は無しです
817 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/15(月) 20:58:52.70 ID:/I9jtLNro
わかりました
余震も警戒しなければなのでお気を付け下さい
818 : ◆X87gBrHVzk [saga]:2021/02/16(火) 19:36:44.54 ID:dBeDZmLg0
居ますでしょうか
819 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/16(火) 19:51:08.18 ID:5pmHIKzQO
一応いけます
820 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/16(火) 19:58:38.70 ID:2EcUPYJko
いますー
821 : ◆X87gBrHVzk [saga]:2021/02/16(火) 20:05:54.80 ID:dBeDZmLg0
やってみます
やっぱり無理そうなら途中でやめます
822 : ◆X87gBrHVzk [sage saga]:2021/02/16(火) 20:17:48.54 ID:dBeDZmLg0
ーー


白雪「例の艦娘の正体が分かったんですか?」


幼女提督「アレは横須賀のヴェールヌイだ」


白雪「まさか横須賀鎮守府が絡んでいたとは意外ですね」


幼女提督「そうとは言い切れない。奴の所属を辿っていった結果横須賀にたどり着いたんだ」


白雪「ですが横須賀鎮守府がなにも事情を知らないとは思えません」


幼女提督「…確かにな」


白雪「これはチャンスかもしれませんよ」


幼女提督「そんなことは分かってるんだよ、あとは奴を追い詰めるだけだ」
823 : ◆X87gBrHVzk [sage saga]:2021/02/16(火) 20:22:01.48 ID:dBeDZmLg0
白雪「なにか考えがあるんですね」


幼女提督「お前らにも働いてもらうからな」


白雪「もちろんです、司令官の指示に従いますが…司令官はどうするんですか?」


幼女提督「単独で潜入する」


白雪「無名の鎮守府ならともかく相手は横須賀ですよ?」


幼女提督「この容姿で警戒する奴は居ない。最悪迷子として補導されるだけだ」


白雪「忍び込むにもセキュリティーはどうするんですか?」


幼女提督「いくらでもやりようはある。お前は自分のやるべきことをやれ」


白雪「…分かりました」


下2 この後の展開やその他起こったことなど
824 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/16(火) 20:26:04.83 ID:zXOzUmxjO
その時中枢さんに某ニュータイプ的な稲妻走る
これは幼女が接近している!?いや、違う!!
825 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/16(火) 20:26:04.87 ID:AfhC3pQDO
白雪回想
幼女提督は何を目的としているのかその作戦会議の内容など
826 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/16(火) 20:27:01.73 ID:2EcUPYJko
横須賀のツテを探す白雪、蒼龍の後輩にたどり着く
あって話を聞く事に

827 : ◆X87gBrHVzk [sage saga]:2021/02/16(火) 20:38:42.27 ID:dBeDZmLg0
ーー


幼女提督『あのヴェールヌイはカルト教団の関係者に間違いない。慰霊碑を荒らしてたってことは信者だった可能性もある』


幼女提督『恨みがあるなら好都合だ、奴をこちらに引き入れる』


幼女提督『カルト教団のあった町ごと全滅したことになってるがそれは嘘だ。教祖は生き延びている』


幼女提督『まずはヴェールヌイから教祖の居場所を知らないか問いただす。知っていればどんな手を使ってでも聞き出す』


幼女提督『知らなければそれでいい。奴の存在は私にとって重要なのには変わりない』


幼女提督『お前は作戦通りに動け、私も同時に潜入を進める。私とお前のどちからは成功するはずだ』


幼女提督『もしお前が捕まっても絶対に吐くな。吐くくらいなら死を選べ』
828 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/16(火) 20:42:05.94 ID:2EcUPYJko
(コイツもやっべー奴やん…)
829 : ◆X87gBrHVzk [sage saga]:2021/02/16(火) 20:43:29.32 ID:dBeDZmLg0
ーー


白雪「司令官は教祖という人物を使ってなにをしたいんでしょうか…」


白雪「ある程度は予想できますけど…でもそんな単純な人じゃないような気もします」


白雪「そもそも幼女提督はまだ子どもなのにあんな指揮が出来るなんて…性格が悪いのも気になります」


白雪「エナジードリンクをがぶ飲みしながら徹夜で作戦計画を練るだなんて、絶対に子どもがやることじゃないですよ」


白雪「でも…私の司令官は幼女提督なんです。文句は言いません」


白雪「死ぬ気で作戦を成功させます…」


下2 この後の展開やその他起こったことなど
830 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/16(火) 20:51:53.40 ID:zXOzUmxjO
横須賀に簡単に侵入できるわけないだろ!
ただでさえ色々あって警戒してて子供が生まれてそら更に警備も厳重よ
831 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/16(火) 21:12:13.38 ID:2EcUPYJko
>>830
攻めあぐねている幼女提督は鎮守府から出てきた女記者さんを発見、足がかりにできないかと接近する
832 : ◆X87gBrHVzk [sage saga]:2021/02/16(火) 21:20:02.76 ID:dBeDZmLg0
ーー横須賀鎮守府


幼女提督「……やべぇ。ここまでセキュリティガチガチだとは思わなかった」


幼女提督「ボールが入ったとでも言い訳できるかと思ったけど無理だ…これはマズイ」


幼女提督「白雪の方が成功するかは半々だ、あいつに任せてもいいがこちらも何か動いておきたい」


幼女提督「なにか無いか……部外者や外出する艦娘が出てくるまで待つか…」


「……」


幼女提督「お……?誰か出てきたな」


「……」


幼女提督「許可書を返しているのか…?ならアイツは部外者か。これはチャンスか……よし」
833 : ◆X87gBrHVzk [sage saga]:2021/02/16(火) 21:22:45.88 ID:dBeDZmLg0
女記者「さて…」


幼女提督「ねぇお姉さん」


女記者「あらどうしたのお嬢さん?」


幼女提督「お姉さんはここの人?」


女記者「ここ?私は鎮守府とは関係ないわ」


幼女提督「じゃあなんでここから出てきたの?」


女記者「私は記者…そう、本を書いてるの」


幼女提督「絵本〜?」


女記者「その本じゃないわ、大人が読む文字ばっかりの本なのよ」


幼女提督(記者か…なにか聞ける可能性はあるな)


下2 この後の展開やその他起こったことなど
834 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/16(火) 21:27:45.24 ID:33b30eqko
女記者、どこかで見たことがある気がして幼女提督をジロジロみる
835 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/16(火) 21:28:32.96 ID:zXOzUmxjO
もちろん元深海棲艦の女記者さんそんな簡単には情報は漏らさない
壁に耳あり障子に目あり
>>834
836 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/16(火) 21:29:16.69 ID:AfhC3pQDO
あくまで幼女を貫き通して話を聞き出そうとする幼女提督
そこはプロの女記者、口を滑らせたりはしない
ここには貴女みたいな小さい子を拐って食べちゃう怖い顔人間とか白い女とか居るから近付かない方がいいわよ〜と冗談めかして脅かす
837 : ◆X87gBrHVzk [sage saga]:2021/02/16(火) 21:33:53.63 ID:dBeDZmLg0
幼女提督「お姉さんはなにをしてたの〜?」


女記者「お仕事よ」


幼女提督「どんなお仕事?」


女記者「大人の話し合いってとこかしら」


幼女提督「もっとわかりやすく教えて欲しいな」


女記者「ごめんなさいね例え子どもでも、話の内容は言えないわ」


幼女提督(チッ、クソブスが)


女記者「……」


幼女提督(ジロジロ見てるんじゃねぇよクソババァ)


女記者「貴女……」
838 : ◆X87gBrHVzk [sage saga]:2021/02/16(火) 21:40:39.97 ID:dBeDZmLg0
女記者「ひょっとして××鎮守府の子?」


幼女提督「!」ビクッ


女記者「やっぱり、よく似てるわねぇ」


幼女提督「だ…だれそれぇ?」


女記者「確かあそこはかなり高齢の方が提督だったわよね。それと同じ名前のお孫さんが居たとか」


幼女提督「……」


女記者「それが貴女なのね、提督は元気かしら?貴女がここに居るってことはもしかして横須賀提督に会いに来たの?」


幼女提督「……」


女記者「あら…気を損ねちゃったかしら?この辺りは公園も無いから遊びところはないわよ〜」


幼女提督「……」ギリッ


下2 この後の展開やその他起こったことなど
839 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/16(火) 21:51:03.63 ID:AfhC3pQDO
怪しまれる前に素直に聞いてひとまず退散する幼女提督
練り直す必要があるな…まあ横須賀の鎮守府だから厳重なのは当たり前か
一方>>826
840 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/16(火) 22:04:13.03 ID:A8twVWBjo
とまあ、なんてジャブをかましといて流石に海軍方面を取材してる記者さんが各鎮守府のトップの人事について知らないわけもなく
841 : ◆X87gBrHVzk [sage saga]:2021/02/16(火) 22:14:24.15 ID:dBeDZmLg0
幼女提督「……」


女記者「どこに行くの?」


幼女提督「お姉さんの話つまんないから帰る」


女記者「どこに帰るの?」


幼女提督「お姉さんには関係ないでしょ」


女記者「関係ない……そうね、確かにそうかもしれないわね。でも関係あるのよ」


幼女提督「よくわかんない」


女記者「懐かしいわね、あの辺りの海って変な海流が多くて苦労したのよ」


幼女提督「…?」


女記者「ふふふ…」


幼女提督(なんだよコイツ気持ち悪いな)


女記者「貴女…私の目を見てくれない?」ズズズッ


幼女提督「なぁ…っ!?」


女記者「私はね、元深海棲艦なのよ」
842 : ◆X87gBrHVzk [sage saga]:2021/02/16(火) 22:20:23.60 ID:dBeDZmLg0
女記者「私は戦うのが好きじゃなかった。だからあそこの鎮守府と戦ったことはない」


女記者「けど仲間の話は何度も聞いた、提督の手法は素晴らしいものだったみたいね」


女記者「けどある日を境に指揮は大きく変わったみたいね。丁寧で理にかなった戦略ではなく力で押すような強引な指揮になった」


女記者「おかしいと思ったけど提督の名前は変わっていなかった」


女記者「提督の『名前』は変わっていなかった」


幼女提督「……」


女記者「運が悪かったわね、私に見つからなければこうはならなかったわよ」


女記者「さて…詳しく話してもらおうかしら?」


下2 この後の展開やその他起こったことなど
843 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/16(火) 22:24:59.09 ID:5uf7S+eb0
それにしても面白い話よね……忽然と姿を消した提督、誰も調べなかった失踪事件、直後に滅んだ怪しい教団、突然現れた幼女の提督……あら、そういえば貴女、消えた提督に目元がそっくりねぇ?
844 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/16(火) 22:28:33.93 ID:AfhC3pQDO
話す事など何も無いな
それとも私を誘拐するか[ピーーー]か?
あそこにカメラがあるな、そこにも
不利なのはお前の方だ
845 : ◆X87gBrHVzk [sage saga]:2021/02/16(火) 22:36:10.34 ID:dBeDZmLg0
幼女提督「話す事なんて何も無いんだよ」


女記者「あるに決まってるでしょ。提督は生きているの?」


幼女提督「答える必要がない。どうしても聞きたいのなら私を誘拐するか?」


女記者「……」


幼女提督「そうだな、ここにもあそこにも監視カメラがある。分かったか?不利なのはお前なんだよ」


幼女提督「言え、この鎮守府でなにをしていた」


女記者「これは…想定外ね……」
846 : ◆X87gBrHVzk [sage saga]:2021/02/16(火) 22:44:12.74 ID:dBeDZmLg0
ーー


白雪「ヴェールヌイが二人居る?」


天城「そうだ…って言っても横須賀に居る方は響扱いだけどな」


白雪「姿はヴェールヌイなんですよね?」


天城「色々と事情があるんだよ」


白雪(まさか二人居るなんて…こんなこと想定していません)


天城「っていうかお前は本当に蒼龍の鎮守府の後輩なのか?」


白雪「…はい。近々先輩がこちらの鎮守府に移籍すると聞いていて、偶々この近くに来たので挨拶に寄ったんです」


天城「ほぉ…律儀な奴だな」


白雪「蒼龍先輩は鎮守府のエースでしたから」


白雪(蒼龍さん周辺の下調べは完璧。あとはうまく誘導できれば…)


下2 この後の展開やその他起こったことなど
847 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/16(火) 23:16:23.80 ID:AfhC3pQDO
上手く響に接触出来たとしてそれからどうしよう…
提督みたいに脅したりしたくない…というかそういうのよくわからない白雪
それでも任務なんだから頑張ろうと内心気合いを入れる

天城も真面目そうで実際真面目な白雪に悪い印象は無いようだった
848 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/16(火) 23:20:03.96 ID:2EcUPYJko
>>847
849 : ◆X87gBrHVzk [sage saga]:2021/02/16(火) 23:28:11.29 ID:dBeDZmLg0
白雪(上手くヴェールヌイ……響に接触出来たとしてそれからどうしよう…)


白雪(司令官みたいに脅したりしたくないですし……そもそも私には無理ですよ…)


白雪(それでも任務だから、頑張ろう……)


天城(やっぱ蒼龍のとこの艦娘は普通みたいだな。問題があるのは蒼龍だけか)


天城(蒼龍が出世や地位に拘るのは地方出身だからっていうのと、周りの奴らが全員弱かったから…)


天城(それを男に見抜かれて鎮守府を抜け出して…か。こりゃ蒼龍の対応は面倒だな)


天城(性格が面倒な奴は横須賀では無理だ、提督も遠慮せずにさっさと移籍させれば良かったんだよ)
850 : ◆X87gBrHVzk [sage saga]:2021/02/16(火) 23:31:05.70 ID:dBeDZmLg0
白雪「……あの」


天城「なんだ?」


白雪「横須賀鎮守府にも寄っていきたいんですけどアポは取れますか?」


天城「なんで天城がやらなきゃいけないんだよ」


白雪「蒼龍さんを驚かせたいんです。私が連絡すれば本人に伝わってしまいますよね?」


天城「…なるほどな。分かった、提督に個人的に知らせといてやる」


白雪「ありがとうございます」


白雪(これで横須賀に入れる…あとはそこの響が司令官が探している響か確認して、その後は……考えましょう)


下2 この後の展開やその他起こったことなど
851 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/16(火) 23:34:13.30 ID:zXOzUmxjO
監視カメラ越しに記者さんと幼女提督を見てる面々
あれ怪しいですよねぇ…
怪しいよなぁ…
あーてすてす記者さん忘れ物があるので中に戻ってきてもらえますか?
852 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/16(火) 23:40:32.98 ID:A8twVWBjo
>>851
幼女提督が離れるすれ違いざまに白雪がIN
まずは提督のとこに通されると丁度ポーラもいて
蒼龍の後輩と説明されると、あの干物鎮守府には私の知る限り白雪はいませんでしたね〜
853 : ◆X87gBrHVzk [sage saga]:2021/02/16(火) 23:47:24.22 ID:dBeDZmLg0
ーー横須賀鎮守府


漣「あれ怪しいですよねぇ…」


龍驤「怪しいよなぁ…」


漣「女記者さんの忘れ物を見つけたんで、カメラでまだ近くに居るか確認してたんですけど…」


龍驤「女の子と話してるにしては雰囲気がおかしい。何かあったんと違うか」


漣「これは助け船を出すのがベターでしょうな。マイクのスイッチをポチッとな」


漣『あーてすてす…裏口に居る女記者さん、忘れ物があるので中に戻ってきてもらえますか?』


龍驤「…………放送を聞いて女の子は逃げたで」


漣「逃げたということは後ろめたいことがあるから。女記者さんからじっくり話を聞きましょう」
854 : ◆X87gBrHVzk [sage saga]:2021/02/16(火) 23:51:46.94 ID:dBeDZmLg0
ーー執務室


提督「天城から話は聞いた。わざわざ蒼龍に会いに来てくれたんだな」


白雪「はい。貴女が秘書艦代理さんですね」


ポーラ「いえ〜違いますよ〜」


提督「ポーラはたまたま執務室に来ていただけだ。本来の秘書艦代理は席を外している」


ポーラ「提督〜彼女はなにをしにここに来たんですか?」


提督「蒼龍の後輩らしい。今度天城の鎮守府に移籍になる関係で挨拶を…」


ポーラ「おかしいですね〜」


提督「なにがだ?」


ポーラ「あの干物鎮守府には〜私の知る限り白雪はいませんでしたね〜」
855 : ◆X87gBrHVzk [sage saga]:2021/02/16(火) 23:56:59.57 ID:dBeDZmLg0
提督「新しく所属したんじゃないのか?」


白雪「そうですよ、私は蒼龍先輩がここに来る直前に配属されました」


ポーラ「そうですか〜?」


白雪「……」


ガチャッ


龍驤「ん、お客さん?悪いけどちょっと邪魔させてな」


漣「ご主人様ちょいと緊急事態です。女記者さんが謎の幼女とトラブってました」


提督「謎の幼女…?」


白雪「…………」


漣「追い払うことには成功しましたが少し厄介なことになりそうです、ご主人様も女記者さんの所に来て下さい」


提督「…すまない、君の話はまた後にしよう」


白雪「……はい、わかりました」


下2 この後の展開やその他起こったことなど
856 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/17(水) 00:05:08.51 ID:3q2PUhmDO
私はどうしたらいいですか?
と律儀に提督に聞く白雪
ああ…まあ自由にしてもらって構わない
迷うといけないからポーラに案内を頼む提督
ここは俺でもたまに迷うからなと冗談ともつかない冗談
857 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/17(水) 00:10:18.57 ID:+zDyEIhDO
>>856
案内しながら
ポーラは蒼龍さんが横須賀に配属した後であの鎮守府の婚活してたので〜わかってます〜
提督は優しいので〜それを無下にしないでくださいね〜
858 : ◆X87gBrHVzk [sage saga]:2021/02/17(水) 00:16:48.33 ID:TQUpxpbi0
白雪「提督さん、私はどうしたらいいでしょうか?」


提督「蒼龍に会いに行くなら…ポーラ、案内を頼めるか?」


ポーラ「お任せください〜」


提督「俺でもたまに迷うくらいだからな、ポーラに案内してもらった方が良いだろう」


漣「ご主人様!!」


提督「わかってるすぐに向かう」


龍驤「なんも用意できやんくてごめんやで、また後でゆっくり話そな!」


白雪「…はい」
859 : ◆X87gBrHVzk [sage saga]:2021/02/17(水) 00:26:17.83 ID:TQUpxpbi0
ーー


ポーラ「ふんふふ〜ん」


白雪「蒼龍さんはこっちの方に居るんですか?」


ポーラ「今は〜出口に向かってます〜」


白雪「…え?」


ポーラ「蒼龍さんが横須賀に配属した後で〜干物鎮守府の婚活をしてたんですよ〜」


白雪「ええ知ってます、皆さん張り切って…」


ポーラ「所属艦娘全員の〜婚活ですよ〜」


白雪「…私は長期遠征で……」


ポーラ「出撃記録は全てチェックしましたよ〜」


白雪「……」


ポーラ「本来なら捕まえて独房行きですけど〜提督は優しいのでそれを無下にしないでくださいね〜」


白雪「…警告ということですか」


ポーラ「やけになって暴れてもいいですけど〜多分無理だと思いますよ〜」


シュパッ


白雪「床にクナイが……ここには忍が居るんですね」


ポーラ「貴女が艤装を使う前に〜細切れになってると思いますよ〜」


白雪「……今日のところは帰ります」


ポーラ「もう二度と来ないで下さいね〜」


ーー
860 : ◆X87gBrHVzk [sage saga]:2021/02/17(水) 00:26:51.94 ID:TQUpxpbi0
今日はここまでです
861 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/17(水) 00:30:58.91 ID:3q2PUhmDO
お疲れ様でした
追い返されちゃったかあ
まあそれで蒼龍に会ったらおしまいだから逆に助かったんだろうけど
響に幼女が会うか白雪が会うかでもまた違うのかな
幼女提督も何だか行き当たりばったりだし
軍施設に子供がフラフラ入れるわけが…
862 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/17(水) 00:35:10.59 ID:h0HJV0DLo
お疲れ様でした
記者さん…曲者っ!友好関係築けてて良かったわ!
幼女提督と響は会わせないべきか会わせた方がいいのかわからぬ…とりあえず白雪だけ怒られることはなさそうだろうけど
863 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/17(水) 00:36:41.93 ID:RIyih96Co
幼女提督のことって大本営は認知してるんだろうか
あの騒動の後で流石に鎮守府の提督に誰がなってるとか管理してないわけないし別人になってて気づかないわけもないだろうし
864 : ◆X87gBrHVzk [saga]:2021/02/18(木) 19:13:38.71 ID:sftonbCH0
土曜日が怪しいので今日更新しておきます
865 : ◆X87gBrHVzk [sage saga]:2021/02/18(木) 19:29:47.87 ID:sftonbCH0
ーー


漣「蒼龍さんの後輩だと言っていた白雪は嘘をついてこの鎮守府に乗り込んだ」


龍驤「女記者は小さい女の子に恫喝された…」


漣「一見両者は関係なさそうに思えますが、同時に起こっていたことを考えるとなにかあると考えたくなります」


龍驤「白雪の目的が知りたかったけど、下手なことをされるとまずかったから追い返して正解やな」


漣「さすがはポーラさんというところですな」


龍驤「追い詰めた挙句暴れるとか、最悪自爆される可能性もあった。追い返すのがベストやったやろ」
866 : ◆X87gBrHVzk [sage saga]:2021/02/18(木) 19:36:22.79 ID:sftonbCH0
天城『悪ぃ……白雪を簡単に信用し過ぎた』


漣「天城さんは悪くありません、敵が一枚上手だったと切り替えていきましょう」


龍驤「被害は出てないし気にしやんでもええ。でも次に似たようなことがあったら頼むで」


天城『ほんとに悪かった…』


漣「敵の目的が分からないこの状況では対策は難しいかもしれません。しかし警戒を怠らなければ大丈夫でしょう」


龍驤「次は無いと思いたいんやけどな…」


下2 この後の展開やその他起こったことなど
867 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/18(木) 19:42:58.43 ID:3VtsdZNOo
まずは幼女と白雪について関わりがあったか鎮守府内の艦娘に聞き取りする
868 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/18(木) 19:43:45.06 ID:1JJw4ciDO
幼女提督サイド
どうやら警戒させてしまったようで潜入は無理だと白雪から報告を受ける
別の方法を考えるか…と幼女提督
869 : ◆X87gBrHVzk [sage saga]:2021/02/18(木) 19:54:23.43 ID:sftonbCH0
ーー


白雪「すいません潜入に失敗しました…」


幼女提督「こっちもしくじった。こりゃ向こうに警戒だけさせた無駄足だったな」


白雪「どうしますか司令官?」


幼女提督「別の手を使う。横須賀まで来てそう簡単に諦める気はないからな」


白雪「でもどうやって……」


幼女提督「やりようはいくらでもあるからな」
870 : ◆X87gBrHVzk [sage saga]:2021/02/18(木) 20:00:16.72 ID:sftonbCH0
ーー横須賀鎮守府、近海


幼女提督「ここまで離れれば偵察機も飛んでこないな」


白雪「本当にやるんですか?」


幼女提督「ああ、私が酸素ボンベを背負って海から横須賀に潜入する」


白雪「無茶ですよ…」


幼女提督「お前が同じことをやればソナーや索敵に引っかかるが、私なら見つかることはない」


幼女提督「海底近くギリギリまで潜って近付く。ソナーに引っかかっても魚としか思わない」


白雪「危険だと思ったらすぐに引き返して下さいね…」


幼女提督「多少のリスクは背負うが引き際は分かっている、心配するな」


下2 この後の展開やその他起こったことなど
871 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/18(木) 20:07:35.36 ID:3VtsdZNOo
鎮守府の海の底で遊んでいる北方姉妹と見守る港湾と、見守る(意味深)の中枢さん
872 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/18(木) 20:11:52.31 ID:+aS1hnZvO
幼女提督が〜海の底で〜潜水新棲姫(横須賀)と潜水棲姫(足りないもの鎮守府)に〜であった〜

一方で横須賀への侵入ということで幹部さんに提督が報告するとこの子は君と同じ提督だよって
873 : ◆X87gBrHVzk [sage saga]:2021/02/18(木) 20:25:07.11 ID:sftonbCH0
ーー海底


幼女提督(よしよし…予想通りだ。流石の横須賀でもここまでのことは考えていないだろう)


幼女提督(潜水艦娘を使われる想定はしていても人間の少女がこうするとは思わない)


幼女提督(甘いんだよ横須賀、ここまでする奴が目と鼻の先に居るんだぜ?)


幼女提督(後悔するのはヴェールヌイを拐われた後でゆっくりしてな…)


潜水棲姫(やっぱりあれって人だよね)


潜水新棲姫(お前からの連絡を受けて潜ってみたが、これは間違なく人間だ)


潜水棲姫(凄く小さいしゆっくり進んでるみたいだけど、もしかして子ども?なんでこんな所でスキューバなんてしてるんだろ)


潜水新棲姫(子ども……もしかして漣が言っていた奴か?)


潜水棲姫(なにか心当たりがあるの?)


潜水新棲姫(ある。あるからコイツは回収して提督の所に持っていく)ガシッ


幼女提督「!!!!????」
874 : ◆X87gBrHVzk [sage saga]:2021/02/18(木) 20:29:21.72 ID:sftonbCH0
ーー横須賀鎮守府


幹部「鎮守府に不審者が潜入しようとしてした、しかもそれが女の子とはね…」


提督「潜水新棲姫達が捕まえてきてくれたんですが、黙秘を続けています」


幹部「乱暴するわけにはいかないが、鎮守府への侵入を無かったことにはできないね」


提督「女記者を脅していた同一人物の可能性が高いです。それと幹部さんなら何か知っているかとも思ったんですが…」


幹部「心当たりは無いがとにかく会ってみよう」


提督「…この部屋で監視しています」


幹部「わかった、どれ……」ガチャッ


下2 部屋の様子や状況など
875 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/18(木) 20:34:12.61 ID:BM5Jx7E8o
サラシに仕込んだ自爆装置を見せつけながら交渉に望む顔している
876 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/18(木) 20:36:50.43 ID:8RCRshV0o
幼女を見て
うーん…また君かぁ…と幹部さん
強引なのはいつも成功すると限らないんだよって
877 : ◆X87gBrHVzk [sage saga]:2021/02/18(木) 20:45:30.06 ID:sftonbCH0
ーー


幼女提督「……」


潜水新棲姫「喋ろうとする様子はないぞ」


提督「…そうか」


幹部「うーん……」


提督「幹部さん?」


幹部「すまないね提督君、この子は知った顔だったよ…」


提督「え…?」


潜水新棲姫「とうとう人間の少女にも手を出したのか」


幹部「人聞きの悪いことはやめて欲しい。そもそも私はクキ君を娶っただけでロリコンではないんだ」


潜水新棲姫「言い訳、おつ」


提督「…すいません漣の影響かと思います」
878 : ◆X87gBrHVzk [sage saga]:2021/02/18(木) 20:48:32.36 ID:sftonbCH0
幹部「彼女はある鎮守府の自称提督なんだ」


提督「提督…」


潜水新棲姫「自称提督とはどういうことだ」


幹部「大本営は彼女を提督とは認めていない。鎮守府を不法に指揮している状態だね」


潜水新棲姫「なぜ捕まえないんだ、子どもとはいえ現行犯で捕まえられるだろう」


幹部「厄介な事情があるんだよ……はぁ…」


提督「幹部さんがここまで困っているのは珍しい…」


潜水新棲姫「余程の事情があるんだろう」
879 : ◆X87gBrHVzk [sage saga]:2021/02/18(木) 20:57:16.15 ID:sftonbCH0
幹部「本来の提督とこの少女の名前が同じなんだ」


潜水新棲姫「年齢から考えてコイツはその提督の孫かひ孫だな」


幹部「そして、少し前に本来の提督が亡くなってしまった。年齢が年齢だけに急死は仕方ないことだった」


幹部「こちらとしては急いで後任の提督を用意しようとしていた所…彼女こそが正式な提督だと一方的な通知があったんだ」


提督「なりすまし…?」


幹部「それならまだ良かった。彼女達は書類に細工を施していたから厄介なんだ」


幹部「いつの間に仕込んでいたのか…鎮守府を移籍するにあたって提督君も書いたはずの辞令、その年齢の10の位が消されていたんだ」


潜水新棲姫「その提督がもし89歳なら、書類から8が消されていたのか」


幹部「この書類にある通り幼女提督こそが提督だと…全く、強引で困っているんだ」


潜水新棲姫「毎回強引な手が通用すると思っていたのか、中身は年齢相当の子どものようだな」


幼女提督「……」


下2 この後の展開やその他起こったことなど
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