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【シャニマス×ダンロン】にちか「それは違くないですかー!?」【安価進行】 Part.2

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782 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/03/16(水) 22:47:34.27 ID:LKjkRvJQ0

冬優子「……ああ、そういうこと。あんたたちも見たことぐらいあんでしょ、『優先座席付近では携帯電話の電源はお切りいただくか、マナーモードに設定の上通話はお控えください』っての」

果穂「はい! あります! おじいさんおばあさんに席をゆずると、ちょうど目の前にそれが書いてある紙がまどにはってあります!」

夏葉「立派な心がけね、果穂。同じコミュニティに住まうもの同士、全員が快く過ごせる環境を自分から作っていきましょう」

ルカ「じゃあ道徳の授業ついでに一つ。小学生、どうして携帯の電源を切る必要があるんだと思う?」

果穂「えっと……公共の場で音がでちゃうとうるさいから……ですか?」

ルカ「まあそれもあるだろうが、年寄連中がたまに心臓に着けているペースメーカーってのは携帯などの端末の電波の影響を受けやすいんだよ」

ルカ「心臓の拍動を維持するための機械、それが狂っちまったら大ごとだろ? だから取り扱いには細心の注意が必要なんだ」

果穂「わかりました……ありがとうございます!」

あさひ「夏葉さんもそれと同じことなんっすね。ペースメーカーで命をつなぎとめている状態で、ドローンの操作なんてしちゃったら何が起きるのかもわからない。そんなリスクを踏むとは思えないっす」

冬優子「わざわざそんな命がけのリスクを冒すくらいなら、見立て殺人を取りやめそうなものよね」




恋鐘「あれ……でも、そいやったら残るのは……美琴だけばい?」




美琴「……!」
783 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/03/16(水) 22:49:35.33 ID:LKjkRvJQ0
>>781
ご指摘ありがとうございます、かなり大きなミスですね…!
以後指定の際には「+【ガムテープ】」の表記をつけさせていただきます

-------------------------------------------------

(……クソッ、やっぱりそうなっちまうか)

(あの時アリバイがなく、しかもドローンの存在を知っていた条件付き)

(美琴以上に犯人の有力候補になる人物はいねえ……)

ルカ「美琴……違うんだよな……?」


美琴「……」


ルカ「おい、美琴……!!」




美琴「……ルカ」



美琴「……信じて、くれる?」




ルカ「……!」

ルカ「ああ、当たり前だ……てめェが人を殺すわきゃねえって……私が一番誰よりも分かってるんだからな……!」

(状況は最悪だと言ってもいい、アリバイ・殺害方法の両方が美琴がクロである証拠となっている)

(これを覆すには……美琴には犯行が不可能だった証拠を用意するしかねえ)

(何か……ないのか? そんな、一発で状況を変えてしまうような証拠は……)
784 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/03/16(水) 22:51:08.85 ID:LKjkRvJQ0
-------------------------------------------------

【ノンストップ議論開始!】

発言力:♡×3
集中力:☆×3

コトダマ
‣【割れたガラス窓】
‣【入場者特典】
‣【モノミの処置】
‣【モノクマファイル3】
‣【冬優子の証言】


果穂「夏葉さんはペースメーカーをつけていたのでドローンのそうさができません!」

夏葉「ドローンの存在を事前に知っていた人間で犯人足りうる候補はあとは美琴だけ」

夏葉「……どうなのかしら、美琴。あなたの考えを聞かせてちょうだい」

美琴「私はやってないと言っておくね」

美琴「事件の時も【会議室で自主トレーニングをしていた】から」

冬優子「自主トレをやっている風に装い、隙を見て【窓から病院を出る】」

冬優子「そしてモーテルに行き結華を連れ出し、駐車場で【ドローンを使い殺害】」

冬優子「病院に戻ったらタイミングを見計らって愛依を殺害、【窓を割って脱出】」

冬優子「そのまま身をくらませば見立て殺人成立よ」

恋鐘「結華が今さっき死んだように思わせることがこいで可能になるばい!」

智代子「映画の内容に準えた残酷な【連続殺人に見せかけた】んだね!」


【正しいコトダマで矛盾する発言を論破しろ!】


1.発言する(コトダマと撃ち込む先の発言を併せて指定安価)
2.集中力を使う(ロンパ候補の発言の数が減る)
3.アイテムを使用する
【ヒーリングタルト】×1
【プロデュース手帳】×1

↓1
785 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/16(水) 22:55:00.48 ID:b7lIcg1v0
連続殺人に見せかけた→入場者特典
786 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/03/16(水) 22:58:39.61 ID:LKjkRvJQ0

ルカ「それは違うぞ!」論破!

【BREAK!】

ルカ「いや……待ってくれ。美琴は犯人じゃない……犯人にはなりえないんだよ」

智代子「ルカちゃん、気持ちはわかるけど……感情論だけじゃ裁判は勝てないんだよ」

ルカ「違うんだって、ちゃんとした根拠ならあるんだ。今回の事件においても私は美琴と一緒に捜査をしたんだけどよ。その際に見立てに使われたモノクマの映画も確かめたんだ」

ルカ「さっきモノクマはチケットの販売は自動販売に任せているし、モノクマも誰が見たか見ていないかは知らないって言ってただろ?」

夏葉「ええ、それだから映画を見たか否かでは犯人の絞り込みは不可能だという話になったのよね?」

ルカ「ああ、確かに……見ていないことをこの場で証明するのは不可能だ。だけどよ、『見た』ことを証明するのは簡単だ」

恋鐘「見たことを証明する……? それってつまり、自分が犯人だと証明するってことと同じたい?」

ルカ「あの自動販売機でチケットを買うには電子生徒手帳をかざす必要があるんだけどな、どうやら機械はそのログは残しているらしい。その人間が機械に電子生徒手帳をかざした回数に応じて、違った来場者特典がもらえるんだと」

冬優子「なるほど、その来場者特典があれば映画を見たことを証明するのは簡単ね」

ルカ「私と美琴は捜査時間に一緒に映画を見て、その足でここまで来たから……まだその来場者特典のシールを持ってる。見てみろよ」


『おめでとう! キミは伝説への第【1】歩を踏み出した!
 モノタロウステッカー獲得まであと4回』


智代子「ホントだ……これ以上なくわざとらしく【1】が強調されてるよ!」

冬優子「犬の格好したモノクマ……鳴き声のワンとかけてるわけね、しょうもない」

787 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/03/16(水) 22:59:40.69 ID:LKjkRvJQ0

ルカ「これと同じもの……浅倉透、お前も持ってんじゃねーのか?」

透「あー、うん。今は持ってないけどさ、あるよ。最初に映画見た時にもらったやつ」

あさひ「最初に映画を見ると、このステッカーがもらえる……」

あさひ「そっか、それなら美琴さんのもここで見せてもらえばいいんだ!」

夏葉「もしそれがルカのステッカーと一緒なら……美琴は捜査時間に初めて映画を見たことが証明される。そうなれば……見立て殺人を行ったクロにはなりえないわ!」

冬優子「ど、どうなのよ! はやく見せなさいよ!」

美琴「……すごいね、ルカ。こんなステッカー一枚で証明できちゃうんだ」


『おめでとう! キミは伝説への第【1】歩を踏み出した!
 モノタロウステッカー獲得まであと4回』


雛菜「これ……一回目の来場者特典ですね〜?」

智代子「ってことは……美琴さんもクロじゃないんだね……!?」

美琴「これで分かってもらえたかな」

(よし……証明できた……! ハッ、美琴がクロなわきゃねえんだ……当たり前だ!)

788 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/03/16(水) 23:01:37.53 ID:LKjkRvJQ0

冬優子「でも……そうなると、逆に困るわね」

冬優子「犯人候補になりうるのは、ドローンの存在を事前に知っていた放クラとルカ、緋田美琴の五人のみ。でも、そのいずれにも犯行は不可能と来たわ」

あさひ「絶対的なアリバイがあるルカさんと果穂ちゃん、犯人に不利な証言をした智代子ちゃん、物理的にドローンが操縦できない夏葉さん、映画を操作時間に初めて見た美琴さん」

あさひ「う〜ん、智代子ちゃんならまだ犯人になりえそうな気もするっすけど……」

智代子「わ、わたしにここにきてまた疑いがかかるの!?」

(いや……甘党女は違うだろう。あそこで複数体のドローンを見たって言う嘘に乗じる理由が犯人ならまず無い)

(誰かほかにドローンの存在を知っている人間がいたのか? でも、探索始まってすぐにドローンは小金持ちに回収されたわけだし……)

(……ダメだ! この状況、どうやっても覆らねーぞ……!)

透「……なんか、この前の事件を思い出すよね」

雛菜「透先輩〜?」

透「この前はさ、トラップで死んじゃったじゃん。千雪さん」

恋鐘「摩美々が橋にボウガンばしかけてたばってん、でも今回はトラップじゃ犯行は行えなかろうもん。前とは別物ばい」

789 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/03/16(水) 23:03:08.54 ID:LKjkRvJQ0

(……トラップ、か)

(確かに前回の事件では田中摩美々はアリバイを確保したまま犯行に及んだ)

(自分がその場にいずとも命を奪える方法で、私たちの目を欺いたんだ)

(……今回の事件では三峰結華の死亡したタイミングを見立て殺人に隠して誤認させるというトリックが使われている)


(……)


(………………)


(もしかして、これって……そういう狙いなのか?)


(だとすれば、それをやる意味がある人間って……)


ルカ「……そ、そんなこと……あり得るのか……?」

美琴「ルカ、どうしたの? もしかして……何か気づいた?」

ルカ「……三峰結華はドローンを使って、事件が起こる前に転落死。頭の正面から落下させることで撲殺に見せかけた」

ルカ「それは見立て殺人を成り立たせるための方法だったわけだが……犯人はどうしてそこまでして見立てを成立させたかったんだろうな」

790 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/03/16(水) 23:04:15.08 ID:LKjkRvJQ0

智代子「見立てを成立させたかった理由……」

夏葉「それは先ほど一度話し合わなかったかしら? 結華の死因を誤認させることこそが目的で……」

ルカ「じゃあ、その誤認は何のためだ?」

夏葉「え……」

ルカ「リアルタイムにその場で殺されたと思わせるため、つまりは犯行のタイミングの誤認でもあったわけだろ。そうなると、確実に利益を得る人間がいるんだ」

ルカ「あの事件が起きたその瞬間に、確実なアリバイを持っている人間はその段階で容疑者から外される……そういうロジックだ」

透「確かに、そもそも疑わないか。事件があったタイミング、誰かと一緒にいたら」

ルカ「そして、今回の犯人はドローンの存在を知っていた人間に限られる。そうなると……一人、怪しい人間が浮上するんだよ」

あさひ「……」

ルカ「……いや、流石に私も違うとは思うんだが……このアリバイの確保の論理なら、行動にも説明がつくんだ」

ルカ「なあ……お前なのか……? 今回のクロってのは……」

-------------------------------------------------

【クロを指摘しろ!】

↓1
791 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2022/03/16(水) 23:05:46.92 ID:DF/+6ICz0
【小宮果穂】
792 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/03/16(水) 23:07:35.08 ID:LKjkRvJQ0

ルカ「……!」

【解!】

ルカ「……私自身がアリバイの証人なんだよ。実際、自分の目で姿を確認したし、自分の耳でその声も確認した。会話も成立していたし、録画なんかでもない」

ルカ「でもよ、アリバイ以外の条件ならお前は満たすことができるんだよ……【小学生】」

果穂「え……?! あ、あたし……ですか……!?」

夏葉「と、突然なんてことを言い出すのルカ!? あなた、自分で言っている意味が分かっているの?!」

ルカ「もちろんだ……自分がどれだけバカなことを言っているのかは理解してる。でもよ、あのタイミングで確固たるアリバイを持っていて、ドローンの存在を事前に知っていたのは私かこいつだけ」

ルカ「そして、私が事件前にあの映画を見ていないことはこのステッカーが証明済み。そうなると、三峰結華の死亡のタイミングをずらすことで得するのはこいつだけになるんだよ」

智代子「ま、待って! 確かに結華ちゃんの死亡のタイミングをずらすと果穂はアリバイのおかげで、その一件は容疑を逃れられるかもしれないけど……」

智代子「愛依ちゃんはどうなの? 愛依ちゃんは通話している最中に首を裂かれて死んじゃったんだよ!?」

(ここまで来たらもう止まれない……)

(頭に思い浮かんだ、悍ましい一連の犯行を口にしてみるしかない……)

(たとえその先に待っているのが希望か絶望か、見えていなくとも……!)

ルカ「和泉愛依の殺害についてだが……」

-------------------------------------------------

・トラップを使って殺害された
・和泉愛依も事前に命を落としていた
・自殺だった
・他の人間の協力があった

【正しい選択肢を選べ!】

↓1
793 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/16(水) 23:09:51.87 ID:SZLjXS/U0
提督「嫌われスイッチ?」明石「はいっ」
http://hayabusa3.open2ch.net/test/read.cgi/news4viptasu/1427368381/
提督「嫌われスイッチだと?」夕張「そうです!」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1428849410/
魔剣転生というスレの作者ですが、断筆する事に致しました。
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1602503948/

外野の反応に負けてエタった先人たち
彼らの冥福を祈りつつ我々は二の舞を演じない様に注意しよう
794 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/16(水) 23:09:59.85 ID:obOQsrIkO
トラップを使って殺害
795 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/03/16(水) 23:13:11.89 ID:LKjkRvJQ0

発言力:♡×3→♡×2

(違う……あいつの死体は私も確認したが、首の裂き方からしてあれは人の手がかかったものだ)

(トラップで殺害をするってのは少し考えづらいな)

(もし、小学生が本当に犯人なら……アリバイを確保する意味ってのは……)

-------------------------------------------------

・和泉愛依も事前に命を落としていた
・自殺だった
・他の人間の協力があった

【正しい選択肢を選べ!】

↓1
796 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/16(水) 23:14:40.35 ID:b7lIcg1v0
和泉愛依も事前に命を落としていた
797 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/03/16(水) 23:15:53.89 ID:LKjkRvJQ0

ルカ「これだ!」

【解!】

ルカ「……三峰結華の死亡のタイミングをずらしてアリバイを確保するって言うのなら、連続殺人全体でアリバイを確保しておく必要がある」

ルカ「そうなると……和泉愛依が死んだのも、あのガラスが割れたタイミングじゃないのかもしれない」

冬優子「そ、それ本気!? ふゆだってガラスの窓が割られる音は聞いてんのよ!?」

ルカ「ああ、【窓が割れる音】は、な。和泉愛依が殺される音じゃあない」

美琴「もしもその段階ですでに彼女が命を落としていれば……テレビ通話を繋いでいたとしても果穂ちゃんのアリバイは意味を持たなくなる……?」

夏葉「ちょっと待ちなさい……! そんないい加減な主張、通すわけにはいかないわよ!」

夏葉「ガラスの窓が割れる音、ということは犯人が逃走を行った音と同義でしょう? だとすれば、その瞬間にアリバイがある果穂は犯人にはなりえないわよ!」

智代子「そうだよ! その音はルカちゃんもしっかり聞いたんだよね!?」

ルカ「……そ、それはそうだけどよ」

果穂「あの……あたし、ちがいます! 犯人なんかじゃないです……! 愛依さんと結華さんをころしてなんかいません!」

夏葉「大丈夫よ果穂、安心して。私たちがすべてをかけてあなたを守り抜くわ」

智代子「うん、果穂が犯人なんて冗談でも許せない……ルカちゃん、覚悟はいい!?」

(……チッ、そりゃそうだよな。どう考えても連中はあの小学生側に傾く)

(私も今自分の歩いているこの道が正しいのかは自信が持てない……半信半疑だ)

(でも、だとしても……生き残るために必要なことに妥協をしちゃならねえ!)

(真実を追い求めるための歩みは何があっても止めるな……!)
798 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/03/16(水) 23:17:35.72 ID:LKjkRvJQ0
-------------------------------------------------
【ノンストップ議論開始!】

発言力:♡×2
集中力:☆×3.5

コトダマ
‣【窓ガラスの破片】
‣【智代子の証言】
‣【結華のメガネ】
‣【割れたガラス窓】
‣【冬優子の証言】


果穂「あたしは犯人なんかじゃないです……!」

果穂「二人をころすなんて……そんなのできっこないです……!」

冬優子「この子はふゆと一緒に事件発生時に【ルカと通話をしていた】」

冬優子「窓ガラスが割れた時にも、そばにいたわよ」

夏葉「窓ガラスを割るには【現場にいる必要がある】わ」

夏葉「ひとりでに窓ガラスが割れたとでも主張するつもりなのかしら」

智代子「その音は【ルカちゃん自身も聞いた】んだよね?」

冬優子「ルカどころかふゆも通話越しに聞いたのよ……間違いなくあの瞬間に割れたものよ」

智代子「果穂が人殺しなんて、どう考えてもあり得ないよ!」


【正しいコトダマで矛盾する発言を論破しろ!】


1.発言する(コトダマと撃ち込む先の発言を併せて指定安価)
2.集中力を使う(ロンパ候補の発言の数が減る)
3.アイテムを使用する
【ヒーリングタルト】×1
【プロデュース手帳】×1

↓1
799 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/16(水) 23:22:01.04 ID:b7lIcg1v0
現場にいる必要がある→割れたガラス窓
800 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/03/16(水) 23:26:06.01 ID:LKjkRvJQ0

発言力:♡×2→♡×1

夏葉「ええ、そのガラス窓を見てもらえばわかる通りよ。そこに一切の細工などされていないでしょう?」

夏葉「あの音をあなた自身も聞いている以上は、現場で窓ガラスを割らなくてはいけないの!」

(チッ……間違ったか)

(現場にいずともガラスの窓を割る方法……今までの議論にそのヒントはなかったか……?)

-------------------------------------------------
【ノンストップ議論開始!】

発言力:♡×1
集中力:☆×3.5

コトダマ
‣【窓ガラスの破片】
‣【智代子の証言】
‣【結華のメガネ】
‣【割れたガラス窓】
‣【冬優子の証言】


果穂「あたしは犯人なんかじゃないです……!」

果穂「二人をころすなんて……そんなのできっこないです……!」

冬優子「この子はふゆと一緒に事件発生時に【ルカと通話をしていた】」

冬優子「窓ガラスが割れた時にも、そばにいたわよ」

夏葉「窓ガラスを割るには【現場にいる必要がある】わ」

夏葉「ひとりでに窓ガラスが割れたとでも主張するつもりなのかしら」

智代子「その音は【ルカちゃん自身も聞いた】んだよね?」

冬優子「ルカどころかふゆも通話越しに聞いたのよ……間違いなくあの瞬間に割れたものよ」

智代子「果穂が人殺しなんて、どう考えてもあり得ないよ!」


【正しいコトダマで矛盾する発言を論破しろ!】


1.発言する(コトダマと撃ち込む先の発言を併せて指定安価)
2.集中力を使う(ロンパ候補の発言の数が減る)
3.アイテムを使用する
【ヒーリングタルト】×1
【プロデュース手帳】×1

↓1
801 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2022/03/16(水) 23:26:56.93 ID:DF/+6ICz0
3 ヒーリングタルト
802 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/16(水) 23:27:48.72 ID:jJMPUsbR0
2
803 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/03/16(水) 23:29:29.53 ID:LKjkRvJQ0

【ヒーリングタルトを頬張った!】

【少々甘ったるいが、案外悪くない……!】

【発言力が2回復した!】

発言力:♡×1→♡×3

-------------------------------------------------
【ノンストップ議論開始!】

発言力:♡×3
集中力:☆×3.5

コトダマ
‣【窓ガラスの破片】
‣【智代子の証言】
‣【結華のメガネ】
‣【割れたガラス窓】
‣【冬優子の証言】


果穂「あたしは犯人なんかじゃないです……!」

果穂「二人をころすなんて……そんなのできっこないです……!」

冬優子「この子はふゆと一緒に事件発生時に【ルカと通話をしていた】」

冬優子「窓ガラスが割れた時にも、そばにいたわよ」

夏葉「窓ガラスを割るには【現場にいる必要がある】わ」

夏葉「ひとりでに窓ガラスが割れたとでも主張するつもりなのかしら」

智代子「その音は【ルカちゃん自身も聞いた】んだよね?」

冬優子「ルカどころかふゆも通話越しに聞いたのよ……間違いなくあの瞬間に割れたものよ」

智代子「果穂が人殺しなんて、どう考えてもあり得ないよ!」


【正しいコトダマで矛盾する発言を論破しろ!】


1.発言する(コトダマと撃ち込む先の発言を併せて指定安価)
2.集中力を使う(ロンパ候補の発言の数が減る)
3.アイテムを使用する
【ヒーリングタルト】×1
【プロデュース手帳】×1

↓1
804 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/16(水) 23:30:06.34 ID:b7lIcg1v0
現場にいる必要がある→智代子の証言
805 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/03/16(水) 23:32:25.90 ID:LKjkRvJQ0

ルカ「それは違うぞ!」論破!

【BREAK!】

ルカ「なるほどな……確かに私自身が聞いたあの音は否定のしようもない出来事だ。実際、現場の窓ガラスは割られていたわけだしな」

恋鐘「夜風がどんどん入って来とったから、現場も妙に冷たかったけんよう覚えとるばい……」

透「めっちゃ寒い日の朝、池に氷が張ってさ。そこに石投げこんだらバリバリに割れるんだよね」

透「あんな感じの割れ方だった」

雛菜「あ、懐かしい〜! 大体透先輩びしゃびしゃになって、円香先輩が不機嫌になるんだよね〜〜〜〜!」

夏葉「実際通話越しに冬優子が聞いたほどなんだもの、相当な音の大きさだったんでしょうね」

冬優子「ええ……音質はそこまでいい通話ではなかったけど、何かが割れたって言うのは感覚ですぐにわかったわよ」

ルカ「ああ、その音自体を否定するつもりは私もない。でもよ……現場にいずに窓ガラスを割る方法なら、あるかもしれねえ」

夏葉「……そ、そんなの認められないわ。ただのハッタリでしょう!?」

ルカ「ついさっきの話を思い出してみろよ。犯人は……ドローンを使って三峰結華を殺害したんだぜ」

智代子「そ、それが何?! ドローンが一体何に……」


智代子「……えっ!?」


ルカ「気づいたか……ドローンは言うまでもなく遠隔操作が可能なんだよ。それこそ現場にいずして、ドローンを浮上させ、窓ガラスに突っ込ませるなんて訳もないと思うぜ!」
806 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/03/16(水) 23:33:13.65 ID:LKjkRvJQ0





あさひ「それは違うっすよ」





ルカ「なっ……中学生、また邪魔するつもりか……!?」

あさひ「ルカさん、流石にそれは無理があるっす。ドローンは確かに遠隔操作ができるかもしれないっすけど、現場を一切見ないで操作して窓ガラスを割るなんて普通出来ないっす」

夏葉「そ、それはそうね……」

あさひ「それに、そんな窓ガラスを割るような突っ込み方をすればドローンも壊れちゃうっす。現場に壊れたドローンは落ちてなかったっすよね?」

ルカ「ぐっ……そ、それは……」

冬優子「……ちなみに、ふゆは果穂ちゃんの隣にいたわけだけど……特に不審な動きは何もしてなかったわ」

冬優子「それこそリモコン操作なんかまったくね」

果穂「ふゆさん……ありがとうございます!」

冬優子「……果穂ちゃん、別にふゆは味方じゃない。ただ真実にたどり着くためにルカの推理の粗を指摘しただけよ」

(だが確かにこいつらの言う通りだ……)

(ドローンを使って割る方法は障害がいくつもある……でも、これ以外に自然とガラス窓が割れるような方法なんて……)

807 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/03/16(水) 23:34:08.86 ID:LKjkRvJQ0

美琴「その場にいずにガラスの窓を割るなんて、やっぱり出来ないのかな……」

ルカ「あ、諦めんな……何か、何か方法があるはずだ……!」

恋鐘「ねえ、ルカ。流石にうちも果穂が犯人になることはあり得んと思うばい……だって、果穂はうちらん中でも一番幼かやけん、二人も殺せるわけなかよ」

雛菜「身長は他の人ともそんなに変わんないですけど〜、中身はまだまだ小学生ですしね〜」

(そんなことは私だってわかってる……わかってる、けど……)

(なんなんだ、この胸のざわつきは……小学生、あいつを見ているとなんだか胸の辺りが妙な感覚になんだよ……!)

美琴「……ルカ、落ち着いて」

ルカ「美琴……?」

美琴「私は、ルカの味方だから。ルカの推理を信じてる」

美琴「だって、ルカはさっきも私のことを守ってくれたでしょ?」

(……!)

(……そうだ、私は一人じゃない。傍には、私のことを信じてついてきてくれる存在がいる)

(怖がることはねえ、不安に感じることはねえ……考えろ、考えるんだ!)

夏葉「ガラスの窓をその場にいずに割ることなんて不可能!」

智代子「ガラスの窓が割れる音はルカちゃんも聞いた!」

果穂「あたし……なにもわからないです、なにも……!」
808 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/03/16(水) 23:35:35.48 ID:LKjkRvJQ0
-------------------------------------------------

【ノンストップ議論開始!】

発言力:♡×3
集中力:☆×4

コトダマ
‣【窓ガラスの破片】
‣【絶望病】
‣【割れたガラス窓】
‣【モノクマの映画】
‣【割れた花瓶】


あさひ「ガラスの窓をその場にいないで割るのはかなり難しいと思うっす」

あさひ「現場には大した証拠も残ってなかったっすからね」

冬優子「果穂ちゃんはドローンを操作するような【素振りはしてなかった】わよ」

冬優子「さすがにそんなことがあればふゆが気づいた」

夏葉「通話中に窓ガラスを割ることなんて不可能」

夏葉「【窓ガラスが割れる音を三人が聞いている】以上はアリバイのある果穂は無実よ」

智代子「あの音はすごく大きかったから【病院中のみんなが聞いてた】よ!」

智代子「なんならわたしが証人になるからね!」

美琴「……ルカ、私は味方だから」

美琴「進む先が見えなくたって……止まらなくていいの」


【正しいコトダマで矛盾する発言を論破しろ!】


1.発言する(コトダマと撃ち込む先の発言を併せて指定安価)
2.集中力を使う(ロンパ候補の発言の数が減る)
3.アイテムを使用する
【ヒーリングタルト】×1
【プロデュース手帳】×1

↓1
809 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2022/03/16(水) 23:37:00.09 ID:DF/+6ICz0
【窓ガラスが割れる音を三人が聞いている】→【割れた花瓶】
810 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2022/03/16(水) 23:37:22.25 ID:BPyR8RRj0
【窓ガラスが割れる音を三人が聞いている】に【割れた花瓶】?
811 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/16(水) 23:38:03.94 ID:lUFtfG970
タルト使ったから選択肢から消さなくちゃダメじゃない?
812 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/03/16(水) 23:40:45.84 ID:LKjkRvJQ0

正答が出たところで少し早いですが本日はここまで。
ガムテープの件、完全に見落としていました。申し訳ないです…

次回更新は3/17(木)、22時ごろから。学級裁判の最後まで行くと思います。
それではお疲れさまでした、またよろしくお願いします。


813 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/03/16(水) 23:41:34.44 ID:LKjkRvJQ0
>>811
ホントですね! 思考停止コピペしてました…以後気をつけます
814 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/03/17(木) 22:00:37.12 ID:ztf/P3ZF0

ルカ「それは違うぞ!」論破!

【BREAK!】

ルカ「お前らの言う通りだ……証拠も残さずにガラスの窓をその場にいないで割ることなんか不可能だ」

夏葉「漸くわかってもらえたようね、ガラスの窓が割れる音、重要なその証言がある限り果穂は犯人になりえないのよ」

ルカ「……でも、ガラスの窓じゃないものを割るんならどうだ?」

夏葉「な、何を言っているの……? あなたが現場を最初に確認したんでしょ?! だったらちゃんと見ているはずよ、現場の窓ガラスは確かに割られていた!」

ルカ「ああ、割られてたな。いつそれが割られたのかはわからねーけど」

智代子「そ、そんなまさか……ルカちゃんは二人の殺人だけじゃなく、窓ガラスが割られていたのも、時間がずれていたっていうつもりなの?!」

智代子「そんなのおかしいよ! だって、三人は通話中に何かが割れる音を聞いたんでしょ? それだったら、窓が割れたタイミングはそこでしかありえない……」

ルカ「私たちが聞いたのは何かが割れる音であって、ガラス窓が割れる音じゃねーんだ。現場で真っ先に目につく、割れていた物が窓だったから勝手にそう誤解しただけのこと」

ルカ「あの場所で何かが割れる音を鳴らすことさえできれば勝手に私たちは窓ガラスが割れた音だと誤認するんだよ」

ルカ「そこで犯人が利用したのが窓脇にあった花瓶だ。どこから持ち込んだのかは分かんねーが、これは被害者の和泉愛依の私物でよ。死ぬ前の日に、ゲッカビジンっつー綺麗な花を見せてくれた」

815 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/03/17(木) 22:01:37.83 ID:ztf/P3ZF0



≪ルカ「だからお前はどこからこんなの持ってきてんだよ!」

透「おー、なんか咲いてんじゃん。めっちゃ」

愛依「こちらのお花はゲッカビジンと言いますの、ほんの一夜のみにその花を咲かせる姿から、その花言葉は『儚い美しさ』……今こうしてお二方と見れたこと、恐悦至極に存じますわ」≫


ルカ「でも、その花瓶が事件現場では割られていた。最初はてっきり犯人と争った時にぶつかって落ちたのかとでも思ってたけど……よくよく考えればあいつは抵抗なんかしちゃいねー、する暇もなかった」

ルカ「なら、一体いつ割られたんだろうな」

夏葉「それがテレビ通話の時だったと言いたいわけね。でもさっきも言った通りよ、現場にいずして割ることなんて不可能。いくら割られたものが別だったと主張しても、結局アリバイがある果穂の無実は揺るがないわ!」

あさひ「それは違うっすよ、夏葉さん」

夏葉「あさひ……?!」

あさひ「あれは、ガラスの窓を割るには現場にいる必要があるって話だったっす。花瓶になると話は別っす。だって大きさも形も全然違うじゃないっすか」

ルカ「ああ、こいつの言う通りだ。窓ガラスじゃなくて花瓶なら……きっとその場にいずとも割る方法がある。そのための手掛かりだってあるんだからな」

智代子「て、手掛かり……?」

(まだそのやり方の全貌は見えちゃいないが……花瓶の近くにあったあれはその方法の一端を示しているはずだ!)

-------------------------------------------------

【正しいコトダマを選べ!】

>>643 >>644 +【ガムテープ】

↓1
816 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2022/03/17(木) 22:03:07.18 ID:IZqyH9nl0
ビニール片
817 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/03/17(木) 22:06:07.45 ID:ztf/P3ZF0

ルカ「これだ!」

【解!】

ルカ「花瓶の近くに落ちていたビニール。これが何かしらの関係をしているとみていいんじゃないか?」

雛菜「なんですかそれ〜?」

美琴「何かが破けた切れ端……そんな風に見えるね」

恋鐘「ポリ袋かなんかやろうか〜? なんか見覚えがあるような気もするたい……」

夏葉「そ、そんなビニール……ただのゴミか何かでしょう?」

ルカ「花瓶の中に入ってた水で濡れてんだぞ? 少なくとも割れた時に近くにあったもの……何かしらの関係性はありそうに思えるがな」

透「これ使って、勝手に花瓶が割れるトリック作ったの?」

智代子「勝手に花瓶が割れるなんて……そんなこと、あり得ないよ」

あさひ「もしも犯人が花瓶で割れる音を偽装するトリックを行ったのなら、その為の道具は病室にあるものを利用した可能性が高いと思うっす」

あさひ「事件の後に、異物が見つかったらそこで足がつく可能性があるっすからね」

(病室にあってもおかしくなく、ひとりでに花瓶を割ることができるものか……)

(……あと少し、あと少しで思いつきそうだ……!)

(考えろ……ここが大事なポイントだ、これを指摘出来れば活路が開けるはずだ……!)
818 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/17(木) 22:06:16.10 ID:1oLSFz9cO
ビニール片
819 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/03/17(木) 22:08:08.19 ID:ztf/P3ZF0
-------------------------------------------------

【ひらめきアナグラム開始!】

発言力:♡×3
集中力:☆×4.5


『のょいひれうことうのう』


【正しい順番に並べ替えろ!】


1.解答する
2.集中力を使う(一部文字が正しい位置に移動する)

↓1
820 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2022/03/17(木) 22:18:52.49 ID:IZqyH9nl0
2
821 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/03/17(木) 22:22:58.63 ID:ztf/P3ZF0

【集中力:☆×4.5→3.5】

【集中力を使用しました】

【一部文字が正答位置に移動し、アナグラムがしやすくなります!】

-------------------------------------------------

【ひらめきアナグラム開始!】

発言力:♡×3
集中力:☆×3.5


【れい】のょうこ【ひ】と【うのう】


【正しい順番に並べ替えろ!】


1.解答する
2.集中力を使う(一部文字が正しい位置に移動する)

↓1
822 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2022/03/17(木) 22:27:03.76 ID:IZqyH9nl0
れいとうこのひょうのう
823 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/17(木) 22:27:08.07 ID:0a0XQg51O
れいとうこのひょうのう
824 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/03/17(木) 22:28:45.44 ID:ztf/P3ZF0

ルカ「そうか、わかったぞ!」

【COMPLETE!】

ルカ「ひとりでに花瓶が割れる……つまり、犯人がそのトリックを仕掛けてから時間差で花瓶が割れる仕組み、ということだ」

ルカ「時間が経つと性質が変わるもの……ぱっと思いつくものはなんだ、美琴」

美琴「えっと……氷、かな? レッスン場に持ち込んでも、ちょっと忘れてるうちに溶けちゃってることがよくあるから」

冬優子「そうね……水は固体、液体、気体とその性質を変化させる……だけど、それがどうしたの?」

ルカ「今回の事件があった現場は病院だ。病院で氷と言えば、真っ先に思い付くものが無いか?」

透「あー、あれだ。おでこに載せる奴」

ルカ「ご名答。犯人は病室の中にある冷凍庫、そこで冷やしてた【氷嚢】を使ったんだ」

ルカ「花瓶を机の縁、そこに半分ぐらいのっけた状態で安定させる。そこから側面に添わせるようにして氷嚢を積んでいくんだ」

ルカ「放っておいても安定する形を見つけられれば準備完了。後はそのまま部屋を出れば勝手に進行する。中に入っていた氷嚢はゆっくり、ゆっくりと溶けていき、その中の氷も徐々に水へと変わる」

ルカ「そうなると氷嚢の形自体が変わってしまう。立体パズルのように組み合わさっていた氷も液体となることで花瓶の底面にまんべんなく広がっていく、そうなるとさっきまで安定していたバランスも一気に崩れることになる」

ルカ「そこで机から落下、その衝撃で花瓶は砕け散り、その破片で氷嚢も破けちまうって寸法だ。これなら現場にいずとも花瓶を割ることもできるし、更に不自然な証拠を残すこともない」

夏葉「なっ……そ、そんな……そんなの……」
825 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/03/17(木) 22:29:35.70 ID:ztf/P3ZF0

ルカ「実際に検証をしたわけじゃないからどれぐらいの精度で出来るのかはわからないが、そう難しい話じゃないと思うぜ。それこそ、小学校の理科の授業で習う範囲のお話だしな」

果穂「……ル、ルカさん……!」

智代子「ち、ちが……ちがう……そんなの、果穂はやってない……!」

ルカ「そこまで仕込んでしまえば後は簡単な話だ。モーテルに戻って早々に冬優子と合流すればいい。要は花瓶が割れた瞬間のアリバイさえあればいいんだからな。別にテレビ通話を繋ぐことまでは必要ない」

冬優子「で、でも果穂ちゃんの部屋を訪問したのはふゆの方よ……?」

美琴「……それこそ、冬優子ちゃんが来なかったら自分から『不安だから』って部屋を尋ねればいいんじゃないかな」

ルカ「アリバイの確保自体はそう難しい話じゃねえ。最年少のこいつは常に目にかけてもらえる立場にあったわけだしな」

ルカ「花瓶が割れてその音に誰かが気づいて現場に駆け付ければそれでOK。後は今この瞬間に起きた連続殺人だって誤解した私たちがアリバイのあるこいつを勝手に犯人候補から弾く」

ルカ「そこまで見越した時間差トリックだったんだよ!」




【果穂「ピンチの時ほど、ヒーローは強くなるんです!」】反論!




826 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/03/17(木) 22:31:26.00 ID:ztf/P3ZF0

ルカ「……あ?」

果穂「……ルカさん、分かってもらえないなら。あたしもたたかいます、あたしはやってないって……ルカさんにあたしの言葉で分かってもらいます」

果穂「ヒーローは何度でも立ち上がるんです! あきらめない限り、ヒーローはぜったい、ぜったいに……負けません!」

-------------------------------------------------

【反論ショーダウン開始!】

発言力:♡×3
集中力:☆×3.5

コトノハ
‣【割れた花瓶】
‣【ガムテープ】
‣【智代子の証言】
‣【モノクマの映画】
‣【割れたガラス窓】


果穂「花びんの中に氷を入れておけば」

果穂「時間がたって勝手に割れちゃう」

果穂「それなら確かに、病室にいなくても音を鳴らすことはできるかもしれません!」

果穂「でも、ルカさんのすい理にはち命的なムジュンがあります!」

果穂「このムジュンがある限り、ルカさんのすい理は成立しません!」

◆◇◆◇◆◇◆◇

【発展!】

ルカ「ガキがいっちょ前に生意気な口叩きやがって……!」

ルカ「私の推理に矛盾がある? それなら指摘してみやがれ!」

◆◇◆◇◆◇◆◇

果穂「ルカさんのすい理だと、事件の前にすでに窓は割れてたんですよね!」

果穂「でも、窓を割った時の音はどうするんですか?!」

果穂「窓を割ると【すっごくすっごく大きな音が鳴ります】!」

果穂「でも、そんなに大きな音を事件の前に誰か聞きましたか!?」

果穂「事件の前に割ってたなら、ぜったいに聞いていた人がいるはずです!」

果穂「花びんはきっと、【事件が起きた時に窓が割れるのと同時に割れた】んじゃないでしょうか!?」


【矛盾する発言を正しいコトノハでコンマ50以上で論破しろ!】


1.発言する(コトダマと撃ち込む先の発言を併せて指定安価)
2.集中力を使う(コトダマの数が減る)
3.アイテムを使用する
【プロデュース手帳】×1

↓1
827 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2022/03/17(木) 22:35:01.64 ID:IZqyH9nl0
【すっごくすっごく大きな音が鳴ります】→【ガムテープ】
828 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/03/17(木) 22:36:22.42 ID:ztf/P3ZF0

ルカ「その矛盾、斬らせてもらうぞ!」BREAK!

【BREAK!】

ルカ「ガラスの窓は割れると必ずでけぇ音が鳴る、ガキにしては鋭い着眼点じゃねえか」

果穂「はい……だから、事件の前に割れていたならその音を聞いた人が一人はいるはずで……」

ルカ「だけどよ、ガラスが割れた時にどうして音が鳴るのか知ってるか?」

あさひ「確か、ガラスが【割れる】音自体は大したことないんっすよね。割れた後に破片同士がぶつかるから大きな音になるって前図書館で読んだっす」

冬優子「あんた余計な知識ばっか身に着けるわね……」

透「ドラマでもあるよね。バーナーで窓溶かして割るみたいな。あれもめっちゃ静か」

雛菜「そっか〜、一部を溶かしてるんだから破片がぶつかることもないもんね〜」

ルカ「その通りだ。ガラスを割ったとしても、その破片同士がぶつかり合うことさえ防げば大した音にはならねえ」

ルカ「しかもそれって、簡単に防げちまうんだ。要は割れた後に破片が宙を舞うより先にキャッチするものがあればいいんだからな」

あさひ「あ、もしかして茂みに丸めてあったガムテープっすか?」

ルカ「ああ、ガラスを割る前に一面にガムテープを張っておいて、その状態で割ればいい。多少の音はなるかもしれねえが、ガムテープの粘着性に囚われた破片はぶつかって音を立てるようなこともねえ。リスクは回避できるはずだぜ」

829 :セリフ直後のBREAK!は論破!の間違いです ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/03/17(木) 22:37:29.66 ID:ztf/P3ZF0

果穂「そ、そんな……! で、でもあたし……そんなの知りませんでした!」

夏葉「そ、そうよ! そんな込み入った話、果穂はまだ知らないわ!」

ルカ「この中学生でも図書館の本で簡単に知れることだ、そんな弱い理由で否定はさせられないぜ」

智代子「ううっ……! そ、そんな……!」

果穂「夏葉さん……ちょこ先輩……あたし、あたし……本当に、やってないのに……」

(クソ……小学生を問い詰めるのは流石にこっちもしんどいもんがあるが……)

(証拠と証拠が線で繋がり始めた……方向性は間違ってないはずだ、この推理も正しい……!)

夏葉「ルカ、あなたの推理は確かに成立しうるだけの妥当性のあるものかもしれない……だけれど、証拠が全くと言っていいほどないわ」

ルカ「あ……?」

智代子「な、夏葉ちゃん……」

830 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/03/17(木) 22:38:32.85 ID:ztf/P3ZF0

夏葉「私たちはここを退くわけにはいかないの。果穂は私たちにとっての希望、心の支え、そして生きる理由と言っても過言ではない」

夏葉「推測の域を出ない話で糾弾されるほど不愉快なことはないわ」

ルカ「てめェ……やっぱり一歩も譲る気はねえんだな」

夏葉「当たり前よ、今も私のはらわたは煮えくり返っているもの」

夏葉「果穂がそんなトリックを仕掛けた根拠なんてどこにも残っていない……そんなの、ただのいいがかりなのよ!」

(結局こうなるか……こいつらを黙らせるには、証拠を提示するほかない)

(でも、そんな証拠があったならもっと早くに提示している……)


(……いや、待て……今証拠がないなら……今から見つけ出せばいい)


(今私たちが議論してきた中に、犯人に繋がる証拠が隠れている可能性はないか……?)


(考えろ、考えるんだ……あと一歩のところまで、見えているんだ……!)

831 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/03/17(木) 22:39:40.01 ID:ztf/P3ZF0
-------------------------------------------------

【ロジカルダイブ開始!】

Q1.事件当時ルカたちが聞いた音は何が割れる音?
A.ガラスの窓 B.花瓶


Q2.ガラスの窓はいつ割られた?
A.事件が起きる前 B.ルカたちが音を聞いたとき


Q3.死体発見時、窓の破片はどうなっていた?
A.ガムテープにくっついていた B.そのまま散らばっていた C.片付けられていた


【正しい道筋を選んで推理を組み立てろ!】

↓1
832 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2022/03/17(木) 22:45:13.19 ID:62+2afsJ0
bab
833 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/03/17(木) 22:47:41.49 ID:ztf/P3ZF0

【BAB】

ルカ「推理はつながった!」

【COMPLETE!】

(そうだ……音を消して窓を割るためにガムテープを使ったはずだが……そのガムテープは茂みに丸めて捨てられていた)

(そうなると……犯人は窓を割った後に破片をガムテープから剥がす作業を行ったはずだ)

(そんなの……素手でやったんなら、まともにできるはずがない……)

(見えて来たぞ……犯人に繋がる証拠ってやつが……!)


夏葉「ルカ、覚悟はいいかしら」


夏葉「あなたの告発、私としては到底許すことができないの。この命に代えても……私は果穂を守って見せる」


夏葉「証拠もない言いがかりをつけたこと、一生後悔してもらうわよ!」


834 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/03/17(木) 22:48:32.93 ID:ztf/P3ZF0
-------------------------------------------------

【パニックトークアクション開始!】


夏葉「詭弁が過ぎるわよ」【防御力40】
夏葉「鍛え方が足りないんじゃないかしら」【防御力45】
夏葉「果穂は私が守る」 【防御力50】
夏葉「私が守護らなければ……」 【防御力55】
夏葉「控えなさい!」【防御力60】


【盾の防御力をコンマで削り切れ!】


↓1〜5
835 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/17(木) 22:49:09.64 ID:cV9ugKFp0
836 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2022/03/17(木) 22:49:32.09 ID:NgVTPzJe0
837 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2022/03/17(木) 22:49:56.62 ID:62+2afsJ0
うおー
838 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/17(木) 22:50:06.00 ID:cV9ugKFp0
839 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/17(木) 22:50:07.02 ID:xqR92Qau0
840 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2022/03/17(木) 22:50:36.98 ID:IZqyH9nl0
てやーん
841 :00は100換算です ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/03/17(木) 22:53:57.19 ID:ztf/P3ZF0
発言力:♡×3→♡×2

(チッ……想いの力は強い、ってか……!?)

(あと少し、崩しきるぞ……!)

-------------------------------------------------

【パニックトークアクション開始!】


夏葉「詭弁が過ぎるわよ」【BREAK!】
夏葉「鍛え方が足りないんじゃないかしら」【残り防御力36】
夏葉「果穂は私が守る」 【BREAK!】
夏葉「私が守護らなければ……」 【BREAK!】
夏葉「控えなさい!」【残り防御力58】


【盾の防御力をコンマで削り切れ!】


↓1〜2
842 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2022/03/17(木) 22:55:25.70 ID:IZqyH9nl0
ててやーん
843 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2022/03/17(木) 22:56:03.32 ID:cV9ugKFp0
おら
844 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/03/17(木) 22:58:09.53 ID:ztf/P3ZF0

発言力:♡×2→♡×1

(こいつ……まだ粘るか……!)

(いいぜ、どこまでも付き合ってやるよ……それが真実への最短経路だ……!)

-------------------------------------------------

【パニックトークアクション開始!】


夏葉「詭弁が過ぎるわよ」【BREAK!】
夏葉「鍛え方が足りないんじゃないかしら」【BREAK!】
夏葉「果穂は私が守る」 【BREAK!】
夏葉「私が守護らなければ……」 【BREAK!】
夏葉「控えなさい!」【残り防御力26】


【盾の防御力をコンマで削り切れ!】


↓1
845 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/17(木) 22:59:11.80 ID:cV9ugKFp0
846 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/03/17(木) 23:00:07.19 ID:ztf/P3ZF0
-------------------------------------------------

【ALL BREAK!】

ルカ「証拠が欲しいならくれてやる!」


【夏葉「証拠もナシに告発するなんて許せないわ!」】


ひらの/傷/手の/切り


【正しい順番に並び替えて、コンマ値60以上でとどめをさせ!】

↓1
847 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2022/03/17(木) 23:01:05.27 ID:62+2afsJ0
手のひらの切り傷
848 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/17(木) 23:01:14.08 ID:1q1VQQRY0
手のひらの切り傷
849 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/03/17(木) 23:03:53.80 ID:ztf/P3ZF0

【コンマ判定27】

【発言力がゼロになりました】

【クリア後報酬が半減しました】

【コンテニューを行うため発言力が最大まで回復します】


夏葉「そんな太刀筋で私を切れると思っているなら筋違いね」

夏葉「もっと全力でぶつかって来なさい、ルカ!」


【夏葉「証拠もナシに告発するなんて許せないわ!」】


ひらの/傷/手の/切り


【正しい順番に並び替えて、コンマ値60以上でとどめをさせ!】

↓1
850 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/17(木) 23:04:28.81 ID:cV9ugKFp0
手のひらの切り傷
851 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/03/17(木) 23:05:49.09 ID:ztf/P3ZF0

ルカ「これで終わりだ!」

【BREAK!】

ルカ「これまでの推理をたどると……犯人は事前に病室の窓を割っていたことになる。音をたてないように、事前にガムテープを窓一面に張り付けてからな」

ルカ「だけどよ、そんな状態で窓を割ると当然そのガムテープに破片が付着しちまうわな」

美琴「うん……でも、それは犯人の狙い通り……ガムテープにくっつかないと音が鳴っちゃうから」

ルカ「でも、そんな状態の破片が現場に残っていたらどうだ?」

恋鐘「ん〜? ルカは今この瞬間に事件が起きたと思って現場に駆け付けたとやろ〜? そいで窓の方に寄って、犯人の逃げた先ば見よって……」

恋鐘「そこにガムテープについたガラスの破片が落ちとる……」

冬優子「……相当に怪しむわね。窓を割って逃走するような犯人が、わざわざガムテープを張り付けた意味をその場で考えるはずよ」

ルカ「そうなんだ、連続殺人がその場で起こったと思わせるにはガムテープについた破片なんてのはノイズ以外の何物でもない」

ルカ「それこそ音が鳴らないようにガムテープを貼るという手段を知っていた場合には最悪だ。今の何かが割れた音は、もしかして窓じゃないんじゃないかというところまで行きつかれる可能性がある」

透「その瞬間に計画がおじゃんになるかもだ」

雛菜「でも、現場のガラスの破片って……ガムテープにくっついてなかったよね〜?」

夏葉「……まさか」

ルカ「ああ、犯人が剥がしたんだろうな。一つ一つ、丁寧に」

果穂「……は、はがした」

852 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/03/17(木) 23:06:49.28 ID:ztf/P3ZF0

ルカ「まあ全部が全部剥がさずとも、回収して処分するって言う方法もある。ただ、『病室の中から外へ逃げた犯人』を演出するには病室の外に散らばった破片は不可欠、それなりの数はばらまく必要があった」

ルカ「だけど、ガムテープにくっついたガラスの破片を剥がすなんてそう簡単なことじゃない。力の入れ方もそうだが……何より、ガラスの破片は鋭利なものだからな」

あさひ「下手に剥がそうとしたら、手が切れちゃうっす」

ルカ「ああ、軍手なんかをつけたのかもしれねえが、それでも傷を防ぐことは難しいと思うぜ。なんせあの数だからな」

ルカ「なあ、小学生……お前、その手のひらを見せちゃくれねえか」

果穂「……あ、あたしの……手のひら……」

夏葉「ダメよ果穂、そんなものに応じる必要はないわ!」

ルカ「何を焦ってんだよ、簡単な話じゃねえか。今ここで手のひらを開いて、小学生の若さゆえのぴちぴちの皺ひとつない手のひらを見せれば全部解決する話だ」

果穂「あ、あた……あたし……は……」

智代子「果穂……ダメ……ダメだよ……そんな……そんな……!」

ルカ「開けてみろよ! 今ここで!」

ルカ「それでてめェが無実かどうか、はっきりするってんだ!」
853 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/03/17(木) 23:07:43.37 ID:ztf/P3ZF0


果穂「……」

果穂「…………」

果穂「……………………」

果穂「………………………………フフッ」



(……あ?)







果穂?「フフッ、フハッ、ハーーーーーーーーーーッハッハッハッ! さすが、さすがだな、ジャスティス戦士たち!」


果穂?「よもやここまで私を追いつめるとは思わなかったぞ! 流石はジャスティスの名をかんする者だな!」


ルカ「……は?」
854 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/03/17(木) 23:09:45.09 ID:ztf/P3ZF0

果穂?「クククッ、ジャスティスの名を冠する者はこうでなくてはな! それでこそ私もたたかいがいがあるというものだ!」

夏葉「か、果穂……? どうしたの、落ち着きなさい……?」

果穂?「ジャスティスグリーン、キミはよくやってくれた……我が裏・ジャスティス計画に大いにこうけんしてくれたよ」

ルカ「と、突然何を言い出したんだ……? こ、こいつ頭おかしくなっちまったのか……?」



果穂?「それはごあいさつだな、私は魔界暗黒大王様が配下の一柱……【ジャスティスブラック】だぞ」



モノクマ「出たァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜! ジャスティスブラックがついに登場だ〜〜〜〜〜〜〜〜!!」


モノミ「な、何が起きてるんでちゅか……?! 小宮さんに、あんた、何をしたんでちゅか!?」

果穂?「かつて私はキミたちととともにジャスティスの名のもとに正義を追い求めた……だが、いく多のたたかいの中でせつなのきょう気に身をひたすよろこびを知った」

果穂?「キミたちジャスティスファイブのライバルが、私……ジャスティスブラックではないか!」


突然饒舌にまくしたて始めた小宮果穂のその様子は、私がこの島で見てきた姿とは180度逆と言ってもいいものだった。
活発な笑顔、溌溂とした様子はそのまま裏返り、どす黒い何かが滲み出るような光を失った瞳、
そして彼女のエネルギッシュなパワーはそのままその暗黒面に堕ちたようで、口から発する言葉一つ一つに妙な重みを帯びていた。
聞いているだけで、私たちの心に闇を落としていくような、そんな不気味な迫力だ。
動揺するばかりの私たちを気に留めることもなく、小宮果穂は続けた。

855 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/03/17(木) 23:10:40.81 ID:ztf/P3ZF0

果穂?「ククッ、今回は私の勝ちのようだな。ジャスティスピンクにジャスティススカイブルーは私の手でほうむってやった!」

果穂?「残るジャスティス戦士は9人か……クククッ、魔王様がこの世をすべるまで、あと少しといったところか!」

ルカ「ま、待てよ……今のって、【自白】か……?」

夏葉「そ、そんな……嘘よ、嘘よね、果穂!?」

智代子「二人を葬っただなんて……違う、違うんだよね?!」

果穂?「私もかつてはジャスティスの名をかんしたもの……だが、今この身に流れるのは魔王様へのちゅう義心のみ。魔王軍とジャスティス戦士が相対した時、何が起きるかはわかりきっているだろう」


つらつらと荒唐無稽な自白を彼女はつづけた。
そこに並べたてられている動機のようなものは、まるで小児向けアニメのシナリオのようでまるで現実味がない。
そんなフィクションに塗れた動機を堂々と語るその姿が、異様なものに映った。
それもそのはず。こいつは、本気でそれを主張している。
自分の口から出てくるその言葉に何の疑問も持っていない。
この現実と地続きのものとして、実効力のあるものとして信じ切っているのである。

856 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/03/17(木) 23:11:38.02 ID:ztf/P3ZF0

果穂?「二人はなかなか手ごわかった……だが、この魔王軍のさんぼうとしての頭のうをフルか働させればすきを突くことなどぞう作もない!」

果穂?「ジャスティスピンクには味方だとしんじこませて窓から部屋にあがりこみ、後ろを向いているうちにジャスティン・ダーク・ソードでげきは!」

果穂?「ジャスティススカイブルーは部屋をたずね、出てきたところを連れ出して……薬をのませてやった」

果穂?「そしてねむっているうちにジャスティン・ダーク・フォールでノックアウト」

果穂?「全部キミのすい理通りだよ、ジャスティスディープブラック」

ルカ「それ、私の事か……?」

モノミ「あ、あわわ……小宮さんにいったい何が……あれじゃ、ヒーローごっこの悪役みたいでちゅ……」

(……あ?)

(ヒーローごっこの……悪役……?)

果穂?「ハーーッハッハッハッ! ゆかいゆかい、たたかいは楽しいなあ、ジャスティス戦士よ!」

智代子「か、果穂はどうしちゃったの……果穂が何言ってるのか、全然わかんないよ……」

雛菜「まるで別人ですね〜……?」

(……間違いない、小宮果穂……こいつは……)
857 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/03/17(木) 23:12:26.64 ID:ztf/P3ZF0





ルカ「絶望病に、感染してやがる……」




858 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/03/17(木) 23:14:23.99 ID:ztf/P3ZF0
◆◇◆◇◆◇◆◇


____それは突然の事だった。


夜の定期通信も終えて、あさひの相手もし終えて、やっと迎えた落ち着ける時間。
シャワーを浴びて美容ケアをして、やっとの思いでベッドに辿り着く。
コテージのベッドより少しだけ固めのマットレスは、よく体が弾んだ。
一体どうしたことだろうか。
知らず知らずのうちに変な島に送り込まれただけでなく、そこから仲間内でのコロシアイを要求され、果てには未知の病の感染拡大と来た。
流石のふゆでもメンタルに来るものがある。

「……はぁぁぁぁぁ」

色んなものをため込んで重たくなった肺の空気をゆっくりと吐き出して、それからようやく寝床に着く。
明日になったらまた定期通信を行って、あさひの面倒を見て、食事を用意して……その繰り返し。
繰り返しで終わればいいが、それこそふゆたちだって病魔に侵されないとは限らない。
先が見えないどころか、先に待つ闇がこちらへこちらへと手を伸ばしてきているような、そんな薄気味悪い感覚を覚えながら、必死に瞼を下ろした。
この島に来てからというものの、まともに朝まで寝れた覚えがない。
寝ていてもその途中でふと目を覚まし、閉塞感のようなものを感じて身を捩る。
モーテルに来てからも、それは同じだった。



でも、今晩ふゆの目を覚まさせたのはもっと別の物だった。


859 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/03/17(木) 23:15:33.21 ID:ztf/P3ZF0



ガチャ! ガチャガチャガチャ! ガチャ……ガチャガチャガチャ!



「……は? 何?」

深夜に部屋に響く荒々しい音。その音の鳴る方を見ると、部屋の入口。
そのドアノブが何者かによって何度も何度も動かされているのが目に入った。
来客だろうか、いやそんなはずはない。
普通の客ならインターホンを鳴らすはずだし、そもそも今はこんな深夜の時間帯。
まともな神経をしていれば訪問なんてしてこない。

「……ひっ」

思わずその場にへたり込んだ。
この部屋のドアにはのぞき窓もない。
何者かの突然の訪問に慄いてその顛末を見届ける以外のことは出来るはずもなかった。
860 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/03/17(木) 23:16:57.26 ID:ztf/P3ZF0

数十秒ほどドアの向こうの主はドアが開けないか試したかと思うと、ドアノブを捻る手はぱたりと止まった。
もうあきらめていったのだろうか、そう思っても心臓がずっとバクバクとうるさい。
この島に来て、ふゆたちに課せられた命題がずっと頭に浮かんでいた。

『誰かを殺してこの島を出ろ』

もしかして、ふゆを標的にした誰かが……?
そんな不吉な考えがずっと拭えず、数十分間体勢を崩すことも忘れて浅い呼吸をしていた。

しばらくして、ある程度冷静になった時に気づいた。
もしかして、犯人はふゆを狙い撃ちにしたのではなく、モーテルに住んでいる人間を無差別に狙っているのではないか。
ふゆの部屋はしっかりと戸締りをしていたからすぐに諦めたけど、他の部屋はどうかわからない。
特にあさひなんかは、そこらへんもルーズそうだ。

ふゆは慌てて立ち上がり、ドアノブを握った。



……でも、すぐには動けなかった。
もし、犯人がドアの前でふゆのことを待っていたら?
そんな不意打ちに会えばひとたまりもない。
でも、こうしている間にも他の部屋で誰かが襲われていたら?
モーテルにはまだ高校生にもならない幼い子が二人もいる、彼女たちはふゆなんかよりよっぽど危険な立場だ。

でも……でも……

そんな逡巡をどれだけしたのかはわからないが、『すぐに』扉を開けることはできず、いくらかの時間を要した。
861 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/03/17(木) 23:18:20.75 ID:ztf/P3ZF0

扉を開けてみても、人気はない。薄明りに照らされる闇をじっくり目を凝らしてみても、何も動く者はない。
ひとまず、この場は大丈夫のようだ。

まずインターホンを鳴らしたのはあさひの部屋。
こいつのことだから、そう簡単にくたばりはしないだろうけど、一応不安は不安だ。

しかし、しばらく待ってみても応答がない。
寝ているのだろうか? いや、それにしてもまるで気配を感じない。
主を失った部屋の特有の冷たさがドアの下からふゆの足首を掴んだ。

「……結華、果穂ちゃん!」

慌てて後の二つの部屋のインターホンも鳴らした。
違う、そんなの、絶対に違う。
ふゆの脳裏をよぎった考えを否定してくれる人を求めて、とにかく必死だった。
深夜の突然の訪問に腹を立てるぐらいでいい、ふゆに安心できる日常をよこしてほしい。
ボタンを押す指は震えてすらいた。

ガチャ…

顔を上げると、モーテルの扉の一つが開いていた。
ふゆがインターホンを鳴らした部屋の一つ……それは果穂ちゃんの部屋だった。
862 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/03/17(木) 23:19:54.00 ID:ztf/P3ZF0

「ふ、ふゆさん……ですか……?」
「か、果穂ちゃん!」

飛びつくようにしてふゆは果穂ちゃんの部屋に押し入った。

「だ、大丈夫!? なにもされてない!?」

肩を掴んでガクガクと揺さぶる。
ふゆと同じ背丈のその体は、小刻みに震えていた。
ふゆの視界の中で、そのくりんとした瞳が潤んでいく。
彼女もまた、恐怖に打ち震えていたのだ。

「ふゆさん……ふゆさん……さっき、あたしの部屋を……誰かが!」

果穂ちゃんの話はふゆの体験とそっくりそのまま同じだった。
ベッドで眠っていたところ、突然部屋にドアノブを捻る音が響き、それが数十秒続いた。
何もかが自分の命を狙っていると思い、そこから動けなかったという。

「こわかったよね……果穂ちゃん」
「ふゆさん……あれは、なんだったんですか……?」
「ふゆにもわからない……でも、果穂ちゃんが無事でよかった」

しかし、やはりふゆの不吉な考えは当たっていたようだ。
犯人はふゆだけでなく、モーテルの人間を一通り訪問している。
そうなると、あさひと結華の下でも同じことがきっと起きているはずだ。

863 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/03/17(木) 23:20:46.43 ID:ztf/P3ZF0

「あさひさんと結華さんは……だいじょうぶなんですか?」
「……わからない。さっきもインターホンを鳴らしたけどまるで応答がないの」
「そ、そんな……!」

こんな深夜に行方をくらますなんてただ事ではない。
もしかして、犯人に部屋から連れ出されているのかもしれない。
だとすれば、事が起きる前にどうにか二人を見つけ出さないと……そう考えに至るまで時間はかからず、ふゆはすぐに立ち上がった。
果穂ちゃんという存在を前にして、年上ゆえの自負が蘇ったのかもしれない。
さっきまで不安と恐怖で震えていた手は、怒りと焦燥の震えに変わっていた。

「あ、まってください! ふゆさん!」
「果穂ちゃん……?」
「やみくもにさがしてもダメだと思います……病院の人に、協力してもらいませんか!?」

確かにそれはそうだ。
そもそも、この島にいるのはモーテルと病院に泊まっている人間ですべて。
なら、あの犯人もその中にいる。
ともすれば、病院側の協力を得られれば二人を見つけ出し、救い出すこともできるかもしれない。
ふゆは焦るばかりでそんな単純なこともすっかり忘れてしまっていた。

「わかった、果穂ちゃんも一緒に来てくれる? ここに一人でいたら危ないから」
「は、はいっ! おねがいします!」

ここに一人で置いておくわけにはいかない。
ふゆは果穂ちゃんの震えるその手をとって、ライブハウスに向けて走り出した。
864 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/03/17(木) 23:22:34.31 ID:ztf/P3ZF0



……でも、この時に気づいておけばよかったのかもしれない。






深夜の来訪者に対して、怯えていたその手は……なんだか妙に【熱かった】。





865 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/03/17(木) 23:23:38.53 ID:ztf/P3ZF0
◆◇◆◇◆◇◆◇


モノクマ「月岡さんの【標準語病】、有栖川さんの【ぐうたら病】、和泉さんの【お嬢様病】、市川さんの【ネガティブ病】」

モノクマ「そして」

モノクマ「小宮さんの【悪の怪人病】……これが絶望病パンデミックの全貌だったんだよ!」

ルカ「悪の怪人だぁ……?」

智代子「元々はジャスティスファイブの仲間だった、12人目のジャスティス戦士『ジャスティスブラック』。戦いの途中で悪の組織の思想に感化され、敵となって再登場する」

智代子「果穂はその怪人にきっとなりきってるんだと思う……」

冬優子「ちょ、ちょっと待ちなさいよ……それじゃ、あいつは……自分を悪の怪人だと思い込んで、二人を殺したっていうわけ……?」

冬優子「そんなの、そんなの……どうしろって言うのよ……あいつらの仇は、あんな異常者だって言うの……?!」


『異常者』、そんな言葉をあの小学生を形容するために使う日が来るなんて思いもしなかった。
だが、今のあいつはどこから見ようが理解できない存在だ。
物語の中の存在だと自分自身のことを錯覚し、そのキャラクターの行動原理に従って他人をその手にかける。
あいつはもう、私たちの知る『小宮果穂』なんかじゃない。
866 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/03/17(木) 23:24:44.97 ID:ztf/P3ZF0

夏葉「果穂……あなた、誰よりも輝く、誰よりも強くて優しい……そんなヒーローになるんじゃなかったの……?!」

果穂?「フフッ……私はもうジャスティスの道には戻らない……この命、この身はすべて悪にささげるのだ!」

ルカ「……もういい」

ルカ「てめェが犯人だってのはもうイヤになるほど、全員が理解した。お前に投票して、全部おしまいだ」

果穂?「……おしまい?」

果穂?「何を言っているんだ、ジャスティスディープブラック」

果穂?「さてはキミはヒーローアニメを見てこなかったんだな? どんなヒーローアニメでも守られるおやくそくをしらないのかな?」

ルカ「お約束、だと……?」

果穂?「てきが第二形たいになってから、たたかいは本番なのだーーーーーっ!!」




【果穂?「負けないぞ、ジャスティスファイブ!」】反論!




867 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/03/17(木) 23:26:31.89 ID:ztf/P3ZF0

ルカ「なっ……てめェ、なんのつもりだよ!?」

果穂?「ハーーーーーーーーーーッハッハッハッ! 言った通りだよ、たたかいはここからが本番だ。キミにも付き合ってもらうぞ!」

ルカ「バカ言ってんじゃねー……てめェは自白もしてる、証拠もある。これ以上何の議論が必要だってんだ!」

果穂?「まさかキミはあのすい理で本当にあっていると思っているのか?」

ルカ「はぁ……? お前も認めたじゃねーか」

果穂?「笑止、笑止、笑止! キミのすい理ははじめっから大間ちがいなのだ!」

ルカ「んだと……!?」

果穂?「さあ、正義と悪……どちらか強いのか勝負だ!」

(こいつの言ってることは支離滅裂でもう滅茶苦茶だ……)

(こうなったら、なんとかしてねじ伏せて黙らせる……!)

-------------------------------------------------
【反論ショーダウン開始!】

発言力:♡×5
集中力:☆×4

コトノハ
‣【果穂の証言】
‣【智代子の証言】
‣【絶望病】
‣【結華のメガネ】
‣【モノクマの映画】


果穂?「なかなかやるじゃないか、ジャスティスファイブ!」

果穂?「まさか私に変身をさせるまで追いつめるとはな……」

果穂?「だが甘い! 悪はこんなことではほろばない!」

果穂?「ピンチの時ほどヒーローはつよくなる……」

果穂?「かつて私に流れていたジャスティスの波動が私をこの局面でさらにつよくする!」

果穂?「さあ、キミたちに倒せるかな?!」

◆◇◆◇◆◇◆◇

【発展!】

ルカ「さっきから何を言ってやがる……」

ルカ「お前が二人を殺した犯人なんだろ……!?」

◆◇◆◇◆◇◆◇

果穂?「ざんねんだが、私に二人はころせない」

果穂?「ドローンのそんざいを確かに私は知っていた」

果穂?「だけど、そのドローンをどうやって使うというんだ?」

果穂?「ドローンはジャスティスグリーンが回しゅうしていたはずだ」

果穂?「彼女の部屋にドローンがあるかぎり、【私につかうことはできない】!」

果穂?「ハーーーーーーーーーーッハッハッハッ!」


【矛盾する発言を正しいコトノハでコンマ50以上で論破しろ!】


1.発言する(コトノハと斬りつける先の発言を併せて指定安価)
2.集中力を使う(コトノハの数が減る)
3.アイテムを使う
【プロデュース手帳】×1

↓1
868 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2022/03/17(木) 23:29:01.52 ID:IZqyH9nl0
【私につかうことはできない】→【絶望病】
869 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/03/17(木) 23:31:00.73 ID:ztf/P3ZF0

ルカ「その矛盾、斬らせてもらう!」論破!

【BREAK!】

ルカ「ドローンを回収したのは小金持ち。確かにドローンはアイツの部屋に収納されているはずだ」

ルカ「だけど、てめェがそれを使うのには、なんの支障もなかったと思うぞ」

果穂?「クックックッ、なかなか言うじゃないか」

果穂?「じゃあ聞こうか、いったいわたしがどうやって彼女の部屋のドローンを使うというんだい?」

ルカ「どうするもこうするもねえ、ただ部屋から盗み出せばいいだけの話だ」

雛菜「え〜〜〜〜!? 盗み出すって、そんなにコテージのセキュリティってザルなの〜〜〜〜〜!?」

モノクマ「もう、失礼しちゃうな! コテージの扉の鍵はそれぞれに配った鍵とボク以外では開け閉めできない仕様だよ! ピッキング防止加工までしてるんだから、盗みに入るなんて不可能だよ!」

あさひ「じゃあ鍵さえあれば、部屋に入れるんっすね!」

夏葉「……鍵、ですって」


夏葉「……」



夏葉「……な、ないわ……私の部屋の鍵が、どこにもないわ!」

870 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/03/17(木) 23:32:11.44 ID:ztf/P3ZF0

ルカ「こいつをはじめとした入院患者は入院中ずっと病人用の服を着ていた。今この場で来ている服とは別だな」

ルカ「つまりその段階で持っていた所持品は、本人とは離れた場所での管理になる。確か病室の入り口あたりの籠に入れてたんだっけか?」

冬優子「確かに……監視の目も緩んだ位置にあったかもしれない」

ルカ「別にそこから抜き出さなくとも……もっと早い段階なら怪しまれる心配もなく抜き取ることができただろうけどな、多分こっちのタイミングで抜き取ったんだろ」

智代子「もしかしてそれって、夏葉ちゃんたちが病院に搬送されるタイミング……?!」

ルカ「こいつがその時にもう絶望病にかかっていたんだとしたら、あのすべての始まりの朝……レストランで盗みを働いていた可能性は高いな」

夏葉「果穂……あなた……」

果穂?「クククッ……やるじゃないかジャスティスディープブラック」



果穂?「ジャスティスグリーンの部屋の鍵はこれだよ」



夏葉「……そ、そん……な……」

果穂?「あのときはジャスティスファイブもみんなあせっていたようだからね、すきをつくことはかん単だったよ」
871 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/03/17(木) 23:33:17.73 ID:ztf/P3ZF0

智代子「か、果穂……あの時、すごく真剣に夏葉ちゃんを介抱してたよね……? その時から……ずっと、こんなことを考えてたの……?」

果穂?「……」

果穂?「ククククッ、どうだ、私のさくりゃくも見事なものだろう!」

美琴「……この子、悪びれる様子もないね」

冬優子「マジでどうなってんのよ……!」

ルカ「まあいい、これでますますお前への疑いは揺るがぬものとなった……もうこれ以上文句はないな?」

果穂?「文句……だと?」

果穂?「ハーーーーーーーーーーッハッハッハッ! 文句はないが……勝利せん言ならさせてもらおうか!」

ルカ「こ、この期に及んで諦めねえのか……?」

智代子「もう……やめてよ……誰の目に見ても、果穂が犯人なのは明らかなんだよ……?」

智代子「これ以上、もう……滅茶苦茶なことしないでよ……!」

果穂?「そんなことで私に勝てると思うなよ、ジャスティスファイブ!」

果穂?「光ある所にかならず影がある! キミたちがいるかぎり、悪は栄えつづけるのだーーーーーーーっ!!!」




【果穂?「受けてみろ! ジャスティン・ダーク・ソード!」】反論!




872 :これが最後の安価です ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/03/17(木) 23:35:12.00 ID:ztf/P3ZF0

果穂?「たのしい……たのしいな、ジャスティスファイブ!」

果穂?「ひさしぶりだ……こんなに全力でたたかったのは!」

ルカ「お前……マジでいい加減にしろよ、どこまで往生際が悪いんだよ」

果穂?「ハハハハッ! おうじょうぎわが悪いのもこれまた悪の美学!」

果穂?「最後の最後まで、私は戦い抜く! 覚ごしろ!」

(……付き合いきれねえな)

(……終わらせてやる、ここで……この裁判のすべてを!)

-------------------------------------------------

【反論ショーダウン開始!】

発言力:♡×5
集中力:☆×4.5

コトノハ
‣【モノクマファイル3】
‣【冬優子の証言】
‣【ガムテープ】
‣【窓ガラスの破片】
‣【青い繊維】


果穂?「私はまだあきらめないさ……この命、この身のすべては悪のはんえいのため!」

果穂?「ジャスティスファイブは宿てき、ここで私がたおさなくてはならない」

果穂?「クククッ、戦いのよろこびできずがうずくな……」

果穂?「目を見開いてみるがいい……これこそが私の手にきざまれた、たたかいの古きずだ!」

果穂?「このきずのうずきを、戦いのゆえつで満たしてくれよ……ジャスティスファイブ!」

◆◇◆◇◆◇◆◇

【発展!】

ルカ「お前……その手のひらの切り傷……!?」

ルカ「どう考えても……窓ガラスの破片をガムテープから引っぺがすときのやつだろ……!?」

ルカ「お前……何がしたいんだよ……!」

◆◇◆◇◆◇◆◇

果穂?「クククッ、何をかんちがいしているのか知らないが……」

果穂?「このきずは事件とは無関係だ」

果穂?「事件が起きる【ずっとずっと前からあったきず】でね」

果穂?「たまたま手のひらにできていただけの切りきずなんだよ」

果穂?「これだけでクロだなんて、みとめられない!」

果穂?「私の勝ちだ、ジャスティスファイブ!」


【矛盾する発言を正しいコトノハでコンマ60以上で論破しろ!】


1.発言する(コトノハと斬りつける先の発言を併せて指定安価)
2.集中力を使う(コトノハの数が減る)
3.アイテムを使う
【プロデュース手帳】×1

↓1

873 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/17(木) 23:36:23.29 ID:cV9ugKFp0
ずっとずっと前からあったきず→冬優子の証言
874 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/03/17(木) 23:38:43.37 ID:ztf/P3ZF0

【コンマ判定 29】

発言力:♡×5→♡×4

果穂?「ハハハハッ! そうだ、その調子だ!」

果穂?「もっと私を楽しませてくれよ! 地ごくの底まで、たたかいつづけようじゃないか!」

(クソッ……切れ味が足りねえか……!)

(一息に終わらせてやる……!)

-------------------------------------------------

【反論ショーダウン開始!】

発言力:♡×4
集中力:☆×4.5

コトノハ
‣【モノクマファイル3】
‣【冬優子の証言】
‣【ガムテープ】
‣【窓ガラスの破片】
‣【青い繊維】


果穂?「私はまだあきらめないさ……この命、この身のすべては悪のはんえいのため!」

果穂?「ジャスティスファイブは宿てき、ここで私がたおさなくてはならない」

果穂?「クククッ、戦いのよろこびできずがうずくな……」

果穂?「目を見開いてみるがいい……これこそが私の手にきざまれた、たたかいの古きずだ!」

果穂?「このきずのうずきを、戦いのゆえつで満たしてくれよ……ジャスティスファイブ!」

◆◇◆◇◆◇◆◇

【発展!】

ルカ「お前……その手のひらの切り傷……!?」

ルカ「どう考えても……窓ガラスの破片をガムテープから引っぺがすときのやつだろ……!?」

ルカ「お前……何がしたいんだよ……!」

◆◇◆◇◆◇◆◇

果穂?「クククッ、何をかんちがいしているのか知らないが……」

果穂?「このきずは事件とは無関係だ」

果穂?「事件が起きる【ずっとずっと前からあったきず】でね」

果穂?「たまたま手のひらにできていただけの切りきずなんだよ」

果穂?「これだけでクロだなんて、みとめられない!」

果穂?「私の勝ちだ、ジャスティスファイブ!」


【矛盾する発言を正しいコトノハでコンマ60以上で論破しろ!】


1.発言する(コトノハと斬りつける先の発言を併せて指定安価)
2.集中力を使う(コトノハの数が減る)
3.アイテムを使う
【プロデュース手帳】×1

↓1
875 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2022/03/17(木) 23:39:54.07 ID:IZqyH9nl0
3
876 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/17(木) 23:40:39.20 ID:cV9ugKFp0
ずっとずっと前からあったきず→冬優子の証言
877 :お疲れさまでした! ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/03/17(木) 23:42:43.46 ID:ztf/P3ZF0

【プロデュース手帳を使用しました】

【彼がアイドルたちと紡いできた日々が蘇る……】

【過去の記憶は裏切らない、確かな思い出の数々が行くべき道を指し示してくれた……!】

-------------------------------------------------

ルカ「いい加減終わりにするぞ!」論破!

【BREAK!】

ルカ「もう……諦めてくれ、もう戦いにもなっちゃいねえんだ……」

ルカ「お前のその手のひらの傷が事件よりももっと前からついていた、そんな主張は通らねえんだよ……」

果穂?「……なんだって?」

ルカ「お前は昨夜の定期通信の方にはいなかったから、私たちがこのことを知ってるとは思わなかったか? モーテル組は昨日、昼間は海に行って水遊びをしたらしいじゃねーか」

冬優子「……! そうね、あさひにせがまれて……結華と果穂ちゃんも一緒に行ったわ」

ルカ「そんな大層な切り傷を拵えて海になんか行ったらどうなるか、ガキの頭でも理解できんだろ」

恋鐘「傷口に文字通り塩を塗り込むようなもんばい……想像を絶する痛みを味わうことになるとよ!」

美琴「我慢したところで周りの人が気付きそうだもんね、そんな傷」

ルカ「お前がその水遊びを平気な顔してやりきったという事実。そして今お前の手のひらにそんな切り傷があるという証拠。組み合わせて考えれば結論はただ一つ」

ルカ「お前が事件の偽装工作で作った切り傷しかあり得ねえんだよ!」

878 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/03/17(木) 23:43:32.46 ID:ztf/P3ZF0

もはや矛盾ともいえないレベルの話だ。
この場にいる誰もが分かり切っているようなことを、わざわざ嘘をついてまで誤魔化そうとする。
もはや戦局は誰の目に見ても明らかなはずだ。

……それでも、こいつは譲ろうとはしない。


果穂?「今のは、今のは効いたぞ……ジャスティスディープブラック!」

ルカ「いい加減諦めろ……もはやお前の主張は成立しちゃいない……結果はもう見えてるだろ……!」

果穂?「言ったはずだよ……光りある所に必ず影あり、キミたちがジャスティスをさけび続ける限り、私もその前に立ちふさがりつづけるのだ!」

美琴「……ルカ」

ルカ「……ああ、分かってる。こいつはもう、ここまで来たら戻れなくなっちまってる。もう自分でもどうしようもないんだろ」


ルカ「だったら、無理やりにでも終わらせてやるさ。事件の全部を今ここでこいつにぶつけて……黙らせてやる」


ルカ「覚悟しな、悪の怪人……カミサマがお前に裁きをくらわしてやるよ」


879 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/03/17(木) 23:45:20.46 ID:ztf/P3ZF0
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【クライマックス推理開始!】

【act.1】

ルカ「この事件はモノクマの仕掛けた動機、絶望病が全ての元凶だ。この病気は極度の高熱を起こし、それと同時に感染者の性格を魔反対に裏返したような言動を引き起こさせるという特徴がある。感染したのは長崎女、小金持ち、被害者の和泉愛依、能天気女……そして今回の犯人だ。口を開けば方言だった長崎女は標準語しか話さなくなり、ストイックだった小金持ちは怠惰な振る舞いになった。ギャルの裏返しがそうなのかは知らねえが……被害者の和泉愛依はお嬢様みたいになっちまった。能天気女はなんかネガティブ通り越して陰鬱だったな。だが、性格の転換で一番デカかったのが、今回の犯人だ。常日頃ヒーローに憧れていたあいつがなっちまったのはその真逆、悪の怪人だったんだよ」


ルカ「しかもその発症タイミングは全員同時。ただ、私たちは今回の犯人の症状には気づかなかった。というのもあいつ自身が潜伏する方法をとったからだ。さっきから口にしてるキャラクター像からしても、そういう役回りの怪人なんだろうな。私はまるで知らねえが……随分と厄介なことをしてくれたものだ。他の連中と一緒に介抱しているような素振りを見せつつ、あいつは小金持ちからコテージの鍵を抜き取っていた」


ルカ「というのもこれはコテージに回収していたドローンを利用するため。ドローンの存在は中学生に悪用されるのを避けるために情報を伏せた上、小金持ちが回収していたんだ。その秘匿性も相まって私たちの誤解を導いたんだな」


ルカ「モノクマから絶望病が感染症であることを聞いた私たちは隔離を行うことを決意。第3の島は病院とモーテルがあってどっちも宿泊可能らしいからな。泊まり込みで看病することになったんだ。でもこのチーム分けがまずかった。私たちの中で最も年齢の低い犯人に自由に行動させるチャンスを与えちまったんだ」

880 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/03/17(木) 23:46:19.67 ID:ztf/P3ZF0

【act.2】

ルカ「事件が起きたのは騒動が始まって3日目の深夜のこと。入院した連中が眠るのを見届けて、私たちもほとんどが眠っていた時のことだった。おそらく、犯人は日中にある程度仕込みは済ませておいたんだろうな。中学生がよくわからない看板とやらに騙されて深夜に部屋を留守にしていたり、三峰結華が来訪をそのまま受け入れ駐車場まで素直にでていったり、そういう工作ができたのも今回の犯人だからこそだろうな」


ルカ「まず三峰結華を適当な理由で連れ出し、病院前の駐車場まで行って意識を奪う。ドラッグストアの昏睡薬でも使えばそう難しい話じゃないはずだ。意識を失った体をライブハウスから持ってきたブルーシートに横たえた犯人は、その四隅のわっかをドローンのフックにかける。ドローン一台だととても人の身体なんて持ち上げられやしないが、四台も使えば話は別。重さは分散してゆっくりとでも浮上する」


ルカ「だが、犯人の誤算はこの時のドローンを甘党女に目撃されてしまったこと。まさかこんな深夜に起きている奴なんていないと思ってたんだろうな。起きていたとしてもそいつは看病中、病室の方にいたんじゃその明かりにも気づかないっていうのもある」


ルカ「そして、ある程度の高さまで行ったらビニールシートから滑り落とすようにして、頭から落下させる。この落ち方にしたのにも理由がある。それは、この連続殺人をモノクマの映画を利用した見立て殺人に演出するためだ。見立て殺人にすることによって、殺害の順序・起きたタイミングを勝手に目撃者が誤解することを図るトリックだったんだよ」


ルカ「頭から落下した三峰結華は顔の正面から強く打ち付けてそのまま死亡。全身のあちこちもその衝撃で打撲痕のような跡が残った。ちなみに、犯人はこの落下の時にはメガネは外していたみたいだな。落下の途中で外れたり、部屋にレンズの破片が飛び散ることを嫌ったんだろうな」

881 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/03/17(木) 23:47:17.07 ID:ztf/P3ZF0

【act.3】

ルカ「次のターゲットを狙うために、玄関からは入らず、病室に回り込んで被害者の和泉愛依の部屋を訪れた。絶望病の患者は冷静な判断能力を失っていた、訪問があればすんなり受け入れたと思うぜ。そうじゃなくとも犯人は可愛い可愛い最年少なんだからな」


ルカ「部屋に上がり込んだ犯人は隙を見て和泉愛依の首元を裂いて殺害。恐ろしい連続殺人がここに始まった。犯人は殺害を時間をかけて別々に行ったわけだが、それをリアルタイムで起きたように他の人間に思わせるという方法をとった。その瞬間のアリバイがあれば容疑者から簡単に外れることができるからな」


ルカ「そのための偽装工作、最初の一手はガラス窓だ。ガムテープを一面に貼り付けた上で窓を割った。ガムテープにくっついていた窓からは破片が散らばることもなく音も立たない。現に病院にいたはずの私たちは誰も気付かなかったわけだしな」


ルカ「だが、破片が飛び散らないのはメリットでもありデメリットだ。ガムテープにくっついた破片なんてのは不自然極まりない、他のやつがその意図に気づいたらトリックの全てもおじゃんだ。だから犯人は一つ一つ、丁寧にテープから外していった。『今この瞬間に部屋の内側から外側へ窓を割って逃げだした』犯人像を崩すわけにはいかないからな。でも、ガラスの破片を全部外すなんて真似、いくら慎重にやったって必ずどこかで手を切っちまう。実際、今回の犯人の手のひらにもその傷跡はしっかり残っていた。まさに捨て身の作戦だったみたいだな」


ルカ「続いて、音のトリックの仕掛けを作る。花瓶が時間差で落下してアリバイを確保するためだな。犯人が使ったのは病室にあった冷凍庫、その氷嚢だ。花瓶の壁に沿わせるように氷嚢を内部に敷き詰めて、あとは机の端でバランスを安定させる。時間が経てば中の氷が溶けて液体になり、バランスを崩して落下する寸法だ。まあ小学校の理科の知識でできちまうトリックだ、あいつが犯人でも問題なかったろうぜ」


ルカ「そこまで仕込みが終われば準備はOK。割っておいた窓から逃げ出して、何食わぬ顔してモーテルへと戻っていった」

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