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長谷川千雨「鳴護アリサ、って知ってるか?」(再・改)1(ネギま!×とある禁書)
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7 :
ちさめンデュ
◆nkKJ/9pPTs
[saga]:2022/01/26(水) 02:02:12.94 ID:PRrtfKOz0
「場所は、どこですか?」
「科学の学園都市だ」
千雨の言葉に、刹那と小太郎が顔を見合わせた。
「おかしい」
刹那が呟く。
「科学の学園都市がどういう場所だか、長谷川さんはご存じですよね?」
「まあ、表に出てる程度の事はな。
街ぐるみで最先端科学を研究してる実質的な独立国家」
「科学覇権主義、と言ってもいいですね。
今や、世界の科学技術そのものがあの都市のお下がりも同然。
それでいて、物理的にも法的にも厳重に閉ざされたブラックボックス」
聡美が言った。
「インターネットも、少なくとも科学の学園都市側からの発信は
何重にも検閲されています、想像を絶する技術で。
簡単に言えば、向こう側の人間でも害の無い限り支障はありません。
しかし、単純な単語検索を初めとして、
把握される流出情報の質や悪意のレベルに合わせて、エラーを偽装した差し止めから逆探知まで
直ちに対応出来るシステムになっている、と、
これが当たらずとも遠からじな実情であると私は把握しています。
加えて、そもそもソフトもハードも何世代も先に行っていますから、
基本的なものはとにかく、サブ的なものは、
向こうではそれが普通でもそんなものをうっかりこちら側に送られたら」
「ああ、まるっきり解読不能、下手すりゃ開いた途端に冷凍庫、何回か引っ掛かったよ」
聡美の言葉に千雨が応じた。
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