真・恋姫夢想【凡将伝Re】5

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402 :一ノ瀬 ◆lAEnHrAlo. [saga]:2023/10/16(月) 20:21:30.30 ID:Ev8kVMSl0
真名。それはこの世界においてその人の存在を示すモノ。
真名。それはこの世界において許しなく口にすると問答無用で殺されても文句を言えないモノ。
真名。それを奪われるということは人としての尊厳、それを奪われると同じ。いやそれ以上に重いことである。

「全く……前代未聞ですよ」
「空前絶後でしょねー。真名を奪い、名を奪い、字をすら奪う。いっそ死を賜った方がましなんでしょうが……。楽には死なせないとしても、です。流石の風もドン引きなのですよ〜」

苛烈、と言っていいだろうと郭嘉は思う。法を司る曹操に諮ることもなく独断で下したその決定は、紀霊の此度の蜀と名乗る不逞の賊軍に対する憤りを内包しているに違いない。

「にしても、姓名どころか真名まで奪うとは……。そのような暴挙……!」

焚書、肉刑すら可愛く思えるほどのことである。

「州牧代理を自己都合で殺し、その罪を糾弾されると開きなおる。
 あげく、自らが皇帝を僭称する。いや、これは首謀者ではなくともその量刑、死ですら生ぬるいでしょう。
 二郎さんの裁定、割と妥当じゃないかなと風は思うのですよ〜」

くふふ、と笑う程立に郭嘉は柳眉を逆立てる。

「にしても、あまりと言えばあまり。これから、かつて関羽と呼ばれていたモノは生涯その尊厳、誇り。それらを全否定されることになります。いっそ死を賜る方が温情というものでしょう」

郭嘉はこれで名門の生まれである。その、実家のコネ(人脈、しがらみ)が煩わしくて名を偽り放浪するくらいのお転婆――紀霊談――ではあったのだが。いや、だからこそ紀霊の裁定には思うところは少なくない。
そのような無体、董卓にだってしたことはなかったのだ。
403 :一ノ瀬 ◆lAEnHrAlo. [saga]:2023/10/16(月) 20:21:55.82 ID:Ev8kVMSl0
「――あ」

――すとん、と胸に落ちた。

「そですね。稟ちゃん、二郎さんはとっても優しくて、甘いお方なのですよ」

程立の声に郭嘉は頷く。項垂れる。
一体、自分はあの青年のお気楽な笑顔の裏にある葛藤をどれだけ斟酌できていたのかと。

「ほんと、賈駆さんは愛されてたと思うのですよね〜」

賈駆。そして董卓一派。

「……なるほど。畏れ多くも禁裏を血に濡らしての宦官誅殺が市井にまで知れ渡っていること。魔王なぞという悪名が広がる。いかにも不自然です」

――ひどいものに至っては劉協や皇甫嵩を誅殺したのだという言説まで流布している。その紀霊の悪名に隠れて意外なほどに董卓一派については気にする者は少ないのだ。

「悪名を以て悪名を制す。そして彼女らはその死を以て将兵を救い、満足して死んでいったというわけですか。
 ――全く、度し難い」

思えば、風説の制御こそが彼の最も得意とする手法。そしてその傍には張勲という情報処理のエキスパートがいるのだ。手足となる張家がいるのだ。いたのだ。
つまりそういうことだろう。

「本当に。度し難い」

もや、と何か不愉快なものが棟にこみ上げてくる。

「くふふ。清廉な英雄については星ちゃんが受け継いでくれましたからね。
 まあ、それについて星ちゃんも色々と思う所があったみたいですが〜」

「風、貴女は!」

郭嘉が語気を荒げるもどこ吹く風。

「さて、そろそろ参りましょか〜?」

そう。軍師二人と天下無双。奇しくも荒野を彷徨っていた三人とその拾い主。その四人で今後の方策が話し合われるのだ。それは北伐の始末だけでなく、中華全土の行方すら左右するであろう。

「天下の差配思うが儘。宿願が叶ってよかったですね?」

茶化す程立をうるさいとばかりに一つこづく。

「おお、ひどいひどい。卑しくも軍師ならば口舌にて掣肘を加えるべきと思うのですが〜」

「言ってなさい。まあ、私たちのやるべきことは決まっていますが」

此度の戦で晒した不様。それをあの青年の責とさせるわけにはいかない。それは二人に共通した認識である。

「……あの方はまだ漢朝に必要なのですから」

常のように淡々と呟く郭嘉。程立はくふふ、と笑みを漏らすのみであった。

「郭嘉、程立参上いたしました」

淡々とした声で述べる
どっかりとふんぞりかえる紀霊に軍師二人が恭しく頭を下げる。
そして郭嘉は不快気に鼻を鳴らし、程立はくふふ、とほくそ笑む。
二人の視線は好意的とはけして言えず、その人物を貫く。即ち、かつて関羽と呼ばれていた存在を、だ。
何故この場に彼女がいるのか、などという問いを郭嘉は発しない。この北伐の始末。それに必要な材料であるからだろうと見当をつける。そして、その、姓も名も、字も真名も奪われた哀れな存在の悄然とした有様に僅かに憐憫を覚える。

紀霊とは何者か。そう問われれば郭嘉は迷いなく答えるであろう。「人たらし」であると。

敵も味方も、彼に接すれば老若男女を問わずに彼を好ましく思ってしまうのだ。そう、政敵――かつての何進や今の曹操――であっても、だ。更には彼の魅力に籠絡される人物の多いことよ――無論自分を含めてだが――と郭嘉は内心苦笑する。

そうだ。紀霊の、なんとも言えない魅力をもってすれば彼女を籠絡することも――時間を要しただろうが――可能だったはずだ。
そして、そんな紀霊。彼が全力で心を折りに行けばどうなる。それはつまり、ご覧の有様というやつである。

「ぽきり、といっちゃったみたいですね〜」

くふふ、と笑う親友にどこか空恐ろしいものを感じながらも郭嘉は辛うじて鉄面皮を保つ。

「二人ともよく来てくれた。これから、この北伐の始末をつけようと思う。ああ、この字伏せは気にしない方向で」

見れば涼しい顔をして趙雲は紀霊の傍――字伏と紀霊の中間――に立っている。おかしな気を起こしても趙雲ならば指一本触れさせないであろう。まずはそこに安心し、郭嘉は気を引き締める。戦争というものは始めるよりも終わらせる方がずっと難しい。その終着点をどうするか。それがこの場で決められるのだからして。
404 :一ノ瀬 ◆lAEnHrAlo. [saga]:2023/10/16(月) 20:38:02.96 ID:Ev8kVMSl0
本日ここまですー
感想とかくだしあー

次回最終回
凡将伝の終りよ
405 :一ノ瀬 ◆lAEnHrAlo. [saga]:2023/10/16(月) 21:03:15.56 ID:Ev8kVMSl0
次回俺はやりきったぞ案件すお
ふざけんな俺はやったぜ

改訂とか、リライトは普通途中で下車する定説じゃん
俺はやったぜ
やりきったぜ

という感じで次回待て待って褒めてめっちゃ褒めて
406 :一ノ瀬 ◆lAEnHrAlo. [saga]:2023/10/16(月) 21:12:07.52 ID:Ev8kVMSl0
さて、洛陽への凱旋は盛大に果たされた。そりゃもう盛大であった。俺に関しては華佗のおかげで輿に乗ってという無様を晒さずに済んだことも大きい。なんとか騎乗して面目をほどこすことが出来た。五体満足というやつである。
まあ、今回の北伐では主役は星だしな!事前の風説の流布もばっちしである。そう、常山の昇り竜はついに国士無双となったのだ……。いや、立派になって……と本人に言ってやったら何とも言えない顔をした後、盛大につねられた。解せぬ。

まあ、そんなこんなでひと段落したと思った?残念。これからが本番!戦後についての綱引きが今始まるのだ……。いや、引き合うのは麗羽様と俺なのだけんども。

「改めてお疲れ様でした。二郎さん。
 見事北伐を果たされ、蜀と自称し、匈奴と野合する不埒な者どもを完膚なきまでに討ち果たす。
 まさに偉業。衛青や霍去病に並ぶ武勲と言っていいでしょう」

あ、はい。そういうことになってますね。その実は割とアレな感じなのですが。

「その武勲比類なし、と言う点ではあの華琳さんも同意しています。ええ。
 さて、一体全体どういう褒賞を与えれば征夷大将軍は満足してくれるのでしょうかね」

くすくす、と心底可笑しげに笑う麗羽様。実に可憐である。可愛い。
贔屓目なしにスペシャル美人さんだなあとぼんやり思う。

「ええと、それは置いといてですね。人事案についてご相談をば」

人事案件については司徒である俺の管轄なのだ。征夷大将軍という地位よりもある意味重い地位。
人事。つまり漢朝を左右する地位。
……ルーチンワークをしていないというのは、触れてはいけない。

「司徒に劉璋さんですか。権官ではなく正式な任官とするのですね。まあ、実質司徒府を仕切っていたのは劉璋さんですしね……。
 ええ。問題ないでしょう。三公の要となる地位。その血筋、人品。そして能力において彼女以上に相応しい方はいらっしゃないでしょうね」

うむ。司徒府を実質切り盛りしていたのは劉璋ちゃんだからな!
正式な任官。何の問題もない。何の問題もない!重要なことだから二回言ってみました!

「太尉には、夏候惇さんですか」

「ええ。白蓮はまあ、地固めということですね。此度の北伐、その責任の一端我にありとばかりに太尉の地位を辞する意向を内々に打診してきました。
まあ、白蓮ならば北方の最前線で匈奴の脅威については防ぐでしょうし。
そして次の太尉。名門夏候家。血筋の良さは折り紙つき。人品卑しからず、あれほどに竹を割ったような、そのですね。ええと。そう!汚職とかそこいらへんに縁のない人物もこのご時世においては珍しい!」

嗚呼、汚職まみれのどろどろであった宦官。その、間接的な縁者であるということを指摘されたらどうしよう!と割とヒヤヒヤしていたのだが。

「ええ、二郎さんが推挙するのですもの。そのように致しましょう」

素通り……、だと……。
こ、この信頼が重い……。

「えと。司空には引き続き華琳で。んでもって執金吾は星を充てようかと。
 それで、以上です」

「華琳さんならば妥当ですわね。それに執金吾、治安を司るのですもの。天下無双の趙子龍に、補佐として泣く子も黙る張遼が就くのでしょう?
 流石は二郎さんですわ。文句のない人事です」
407 :一ノ瀬 ◆lAEnHrAlo. [saga]:2023/10/16(月) 21:12:35.45 ID:Ev8kVMSl0
おーっほっほとご満悦な麗羽様に俺が委縮してしまう。し、信頼がものっそい重い!
まあ、稟ちゃんさんや風と話し合って、現実的な布陣にしたし問題ないな!
ほむ、と安堵の息を吐き出した俺に麗羽様は。

「ですが、一点だけ。
 ――二郎さん。貴方の名前がありませんわ」

その問いに、躊躇わずに応える。
 
「――ええ。俺は、隠居しますから」

そう、そうなのだ。俺は隠居するのだ。しちゃうのだ。

「……何故、と聞いてもよろしいですか?」

「征夷大将軍として武功をあげました。あげてしまいました。
――大将軍たる麗羽様と俺の間に隙間風を吹かそうという輩が湧いてでるでしょう。袁家の外も、内も。
 いや、それに踊らされるつもりはないですが、楔の打ち所はない方がいいです」

俺を貶める。或いは持ち上げる。どちらにしても、麗羽様への攻撃材料となりうる。俺はこれ以上表舞台にいるべきではないのだ。

「あらあら。それだけではないでしょうに」

溜息を一つ。そして、おかしげに。
くすくすと笑みを漏らす麗羽様。どうも、お見通しのようで。

「あー。あれですよ。働きたくないでござる。絶対に働きたくないでござる!」

割と本気で。

「やっぱり!どうせ本音はそんなことだと思ってましたわ。
 ずっとおっしゃってましたものね。事あるごとに、隠居したいって。
 ほんと、今にして分かりました。あれは韜晦や冗談とかの類ではなく、本音でしたのね」

くすくす、と可笑しげに麗羽様は。

「漢朝の、袁家の威信。二郎さん。貴方は本当に凄いことを果たしたのですわ。その自覚ないようですけれども。
 黄巾の乱、董卓の変。そして此度の北伐。
 気づいてらして?いずれも二郎さんがいたから、些事と言っていいくらいに収められたのですわ」

「いやいやいやいやいや。
 俺なんぞは不様を晒すばっかりで」

「あらあら。謙遜というのは時に美徳にならないというのは二郎さんから教えられたと記憶しているのですわよ?
 ――冷静に、二郎さんが果たした役割というもの。
 淡々と、具体的に書面で、実に分かり易くいただきましたわ。
 誰から、ですか?
 沮授さんと張紘さんですわ。まあ、その書面の内容を理解して、ぞっとしましたわ。
 ああ、もしも。
もしもですわよ?
 二郎さんがいなかったらどんなことになってたろうか、って」

俺がいなかったら……。
史実通りに袁家は滅亡したろう。更にその知識を得ていた蜀がどう動いたかとか考えたくもない。

「ですから。二郎さんに報いなければいけないのです。
 でも、でも。わたくしは、知ってますの」

きゅ、と抱きついてくる麗羽様を、ぎゅ、と抱きしめる。

「ええ、二郎さんの功績は比類ないモノ。だから、報いるには無茶を通して道理をうっちゃるのがいいのでしょうね。
 ――ええ、おかしなことですけどね。二郎さん。
 貴方の武勲、武功。それを加味して、貴方の隠居を、認めます」

泣き出しそうな麗羽様。双眸に金剛石よりも美しいものを蓄えているのを見て、抱きしめる腕に力を込める。

 くすり、と笑みを漏らした麗羽様がぐすり、と声を湿らせる。

「ほんとは!前線なんて出てほしくなくって!
 いつだって、二郎さんが儚くなってしまったらどうしようって……。
 武家の棟梁たる袁家の筆頭武官!それでなくっても二郎さんは事もなげに前線に立つのですもの。
 紀家の家風、鉄則たる指揮官先頭。その意味を知っています。知っているからこそ……。いえ、知っていても……」

そして、だ。
嗚咽混じりに麗羽様は俺に縋り付いて、ぐしゃぐしゃな顔で、笑う。

「だから、ほっとしているのですわ。
 もう、あのように、二郎さん。
 貴方のことを思って身を削られることがなくなるというのは」

ちゅ、と唇を重ね、麗羽様はその華奢な身を震わせる。
408 :一ノ瀬 ◆lAEnHrAlo. [saga]:2023/10/16(月) 21:13:03.36 ID:Ev8kVMSl0
「きっとこれはいけないことなのでしょうね。漢朝のためを思えば、二郎さんを隠居させるなんて、ありえませんわ。
 でも、わたくしは。それでいいって、ほっとしていますの。
 もう、これ以上二郎さんが傷つかないって思うと、それだけで……」

ぐす、とぐずりながら麗羽様が再び、ちゅ、と口づけてくれる。
ぼろぼろに崩れた化粧、体裁。それでも。いや、それだからこそ、麗羽様が、この上なく愛しい。
「――愛してます。麗羽様。だから、やはり隠居します」

「馬鹿!お馬鹿さんですわ!わたくしは、漢朝の大将軍ですのよ!
 私が命じればいかなる栄耀栄華も思いのままなのに!思いのままなのに!
 ……分かっています。二郎さん。分かっています。
 ええ、分かっていますとも……。富貴、名誉、栄耀栄華。あらゆる欲と俗に囲まれてなお、それに心を動かさない。それがどんなにすごいことかって、分かっています。そうじゃない人をたくさん。そりゃあたくさん目の当たりにしてきましたから。だから、二郎さんがどれだけ恰好よくって、素敵だったか。
 そんな、二郎さんがいるから、その背中を見て頑張ってこれました。 
そして、お慕い申し上げていますわ。ずっと。ずっと……。
 麗羽は、二郎さんをお慕い申し上げておりますの……」

愛して、いますと耳元で囁いて、ころころと、笑い、泣く。

俺は麗羽様を抱きしめながら、思う。きっとこの人を幸せにしなくては、と。それがどういうものか分からないけれども。

そして、更に思うのだ。俺の知ってる三国志とはかなり違う着地点。
それで、俺の大切な人たちは、だ。多分――俺のいい加減な知識にある三国志よりも幸せになったんじゃないかな、と思う。

まあ、あれだ。

俺はこれで全力を尽くしたから、な。やりきった感はあるのだ。

でもきっと、これからも色々と厄介なことはあるんだろうと思う。
だけども、紡がれた物語はそのまま次世代へと受け継がれて、きっと俺の出番なんてなく。それでも絶えず紡がれていくだろう。

――蒼天は、死なず。

言ってみればそれだけのことだったのかもしれない。
逆に、その一言にどれだけの意味が含まれているのか。

まあ、そこいらへんは後世の歴史家が評価することだろうし、ましてや本来の歴史との比較なんて誰もできない。

――ちょっとぐだぐだと語り過ぎたかもしらん。

よし。俺が語る、俺の物語に一旦区切りを付けるとしよう。

これは、特に何の才能もない。名もない凡人が、それでも必死に足掻いた物語である。
それ以上でも、それ以下でもない。

――面白くなき世を面白く
     南皮のことも夢のまた夢――

真・恋姫無双【凡将伝】〜ハッピーエンド「袁家の種馬」〜

409 :一ノ瀬 ◆lAEnHrAlo. [saga]:2023/10/16(月) 21:13:29.08 ID:Ev8kVMSl0
つまりそういうことです。
俺はやったぜ
410 :一ノ瀬 ◆lAEnHrAlo. [saga]:2023/10/16(月) 21:14:33.14 ID:Ev8kVMSl0
兆fんnssきょ
411 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/16(月) 22:40:21.47 ID:YXipk/XeO
乙したーーーーー!!!!

種馬って事はえっちな事しまくり酒飲みまくりの人生ボーナスモード突入、って事!!?
412 :青ペン [sage saga]:2023/10/17(火) 03:32:37.11 ID:He8d+vNho
>>408
完結乙ーい
最後は…そうさな。
【天下泰平為して凡人は愛しき人に寄り添う】
としようか。
413 :赤ペン [sage]:2023/10/17(火) 14:15:22.06 ID:L37sVwTw0
乙でしたー
>>401
>>しかし玉璽は孫家が手にするというのは久々に三国志というものを思い起こさせる。 覇王的存在が【玉璽は孫家が手にするは必定よ】とか言うならありそう
○しかし玉璽を孫家が手にするというのは久々に三国志というものを思い起こさせる。 今更渡されても袁家にとってはさほど重要ではなさそう…漢王朝としては傷で恥だからありがたいだろうけど
>>可笑しげにくすくすと笑う蓮華はその笑み悪戯ぽく変質させて俺の耳元で囁く。  小悪魔彼女風から小悪魔策士風に?
○可笑しげにくすくすと笑う蓮華はその笑みを悪戯ぽく変質させて俺の耳元で囁く。 むしろ今までが悪戯っぽくてここで蠱惑的というか傾国(策略)の微笑に変化してそう
>>「ああ、そこらへんの計算は赤楽さん――徐庶が本名と最近知って白目を剥いた――でしょねー」 途中の文も喋ってるのか

>>とは俺のメイン軍師の言である。
○「ああ、そこらへんの計算は赤楽さんでしょうねー」

○とは俺のメイン軍師の言である、なお赤楽の本名が徐庶と最近知って白目を剥いた。 どういう経緯というか誰から教えてもらったんだろうな…別に隠しはしないだろうけどわざわざ教えるほどでもないし
>>402-403
>>370-371,384 の内容と重複してます
>>406
>>まあ、そんなこんなでひと段落したと思った? 一区切りと混同しやすいんですよね
○まあ、そんなこんなで一段落したと思った?  一段落(いちだんらく)と書きます
>>そして能力において彼女以上に相応しい方はいらっしゃないでしょうね」  劉璋はわしが育てた。ってどや顔していいぞ二郎ちゃん
○そして能力において彼女以上に相応しい方はいらっしゃらないでしょうね」 今までその三公の要の地位についていた二郎ちゃん…
>>408
>>きっとこの人を幸せにしなくては、と。 女としての幸せと母としての幸せとママ友としての幸せを教えてあげなくては(使命感
○必ずこの人を幸せにしなくては、と。  もしくは【きっとこの人を幸せにする為に自分は転生したのだろう。】とか?【きっと】は仮定なので【きっとこの人を幸せにしないと後悔する】みたいな未来方向でも良いですが
>>――面白くなき世を面白く     高杉さんからパク・・・リスペクトした?
○――面白きこともなき世を面白く 上の言い方だとつまらない世界を楽しい世界にしてやるぜ!みたいな…

>>麗羽は、二郎さんをお慕い申し上げておりますの……」 ここで一人称名前になるの可愛い
改めて完結乙です
後は主要登場人物がその後どうなったかと何人子供産んだかを書けば終わりですね(オイ
7歳までは仏の子(死亡率が高い)からして一番上が7歳になるまでは毎年お腹膨らませないと、色々あって人口減って国力低下しただろうし産めよ増やせよ地に満ちよ
414 :一ノ瀬 ◆lAEnHrAlo. [saga]:2023/10/17(火) 21:28:51.78 ID:kSlKazJn0
>>411
どもです!

>種馬って事はえっちな事しまくり酒飲みまくりの人生ボーナスモード突入、って事!!?
そうなります。そうなるはずなんです。
本来というか当初の予定では鬱エンドになるんだろうなって思っていたのですが(旧作含め)。
旧作での肉体的欠損もなく、無事乗り切ることができたようです。
それもこれも外史の観測者の介入のおかげでしたねー
今作についてはどうやらメイン軍師の貢献が大きいみたいでした。
まさか君だけ並行世界を観測していたとは・・・w

>>412
どもです!

>完結乙ーい
とりあえずの達成感で山の神様にも報告してきましたw


>【天下泰平為して凡人は愛しき人に寄り添う】
よきよき

>>413
赤ペン先生ありがとうございます!
なんとかやりきりました。おつきあい下さいましてありがとうございました!
あっちへの投下するにあたって本当に助かりました。

>後は主要登場人物がその後どうなったかと何人子供産んだかを書けば終わりですね(オイ
エピローグってやつですね
今作ではどうしようか迷い中です
まあぼちぼちやってきますかね

旧作と違うの稟ちゃんさんと劉璋ちゃんくらいかな・・・?
ここから一番大変なの劉璋ちゃんなのは変わらないんですけどねw
はおーが覇王になってそれと対抗しないといけないっていう地獄w

隠居後の諸国漫遊に一緒にいるのは今作でも凪と風と愛沙になるかな・・・?
って感じです。
415 :一ノ瀬 ◆lAEnHrAlo. [saga]:2023/10/18(水) 20:57:23.41 ID:GtEEB/Ky0
あー、漫遊記には蒲公英もいますね
そして生き別れの家族と再会を果たすのじゃ多分
416 :一ノ瀬 ◆lAEnHrAlo. [saga]:2023/10/23(月) 22:09:40.65 ID:RcMSOr5o0
あっちにやってこっちでエピローグかな
そして次回作にとりかかろう

またイチからの頑張りだなって
量産力をまた出さねばというのと、発表媒体どすかな
417 :青ペン [sage saga]:2023/11/01(水) 14:50:04.52 ID:rhTnNDo+o
>>416
ちょっとだけ引っ掛かったので

>天下無双の趙子龍に、補佐として泣く子も黙る張遼が就くのでしょう?

趙子龍って字使ってるから、張遼のところも張文遠って揃えた方がいいかもー。
418 :一ノ瀬 ◆lAEnHrAlo. [saga]:2023/11/02(木) 22:01:01.62 ID:Clz+CkW00
>>417
把握
指摘サンクス
419 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2023/11/19(日) 21:12:40.30 ID:ZX34xbuc0
なろうの更新があったので、こちらに来てみましたが、やはり完結されていたのですね
お疲れ様でした
420 :一ノ瀬 ◆lAEnHrAlo. [saga]:2023/11/19(日) 21:26:23.28 ID:ODwNrYxU0
>>419
どもです!
ありがとうございます!
頑張りました(断言)

まあ、エピローグやるかどうかで迷ってますがw
次回作に行きたい気持ちもあります
421 :一ノ瀬 ◆lAEnHrAlo. [saga]:2023/11/19(日) 21:27:04.14 ID:ODwNrYxU0
あと、こちらの投下を推敲していますので
できたら、なろうで読んでほしいかなって(pvも欲しいし)
422 :赤ペン [sage]:2023/11/21(火) 17:47:05.90 ID:v65+o91b0
某異世界転生物のアニメで主人公が【秘密のシークレット】って言ってそれを聞いて現地民が【それだと意味が重複してる】と突っ込んだんだが
あの世界の言語ってどうなってるんだろうか
423 :一ノ瀬 ◆lAEnHrAlo. [saga]:2023/11/21(火) 21:54:35.07 ID:iA3UVESY0
>>422
日本語、じゃねえかなあw
主人公の知能次第だとは思うのですけんども

なお某アニメに心当たりないのでご紹介くだしあー
424 :赤ペン [sage]:2023/11/21(火) 23:01:22.96 ID:v65+o91b0
陰の実力者になりたくて です
なろう連載ものよ
425 :一ノ瀬 ◆lAEnHrAlo. [saga]:2023/11/22(水) 05:46:38.63 ID:BYTZrKY00
ほむ。
題名は知ってる。未チェック作品でした。
ご紹介ありがとうございます!
426 :一ノ瀬 ◆lAEnHrAlo. [saga]:2023/12/28(木) 20:30:08.18 ID:VcsElGjF0
おわったーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!
予約投稿完了
完結しましたありがとうございます!

長かったわー


つぎなにやろうかなっと
427 :赤ペン [sage]:2023/12/29(金) 08:55:47.47 ID:pv4g41Q+0
完結おめでとうございます
>>西涼に馬家気炎を挙げ 大徳は都に走る
大徳はいずこに?(ってこれ3年以上前にも聞いたようだ)
428 :青ペン [sage saga]:2023/12/31(日) 17:22:17.35 ID:1+6isEB2o
あっちの感想欄でも指摘はいってるが、コピペミスしてるっぽいぜ?
429 :一ノ瀬 ◆lAEnHrAlo. [saga]:2024/01/02(火) 21:25:06.60 ID:R1CcSdP00
ご指摘感謝

あっちで後日談とか人物紹介やっていきます
こんな時だ

被災地にいるかもしれない読者の気晴らしになれば幸いってことで
やりますやります
430 :一ノ瀬 ◆lAEnHrAlo. [saga]:2024/01/03(水) 14:55:19.39 ID:H9gTxXju0
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エピローグとか閑話とかあっちで始めました
速さ重視のことですのでこちらでは投下しないと思います
こんな時だからこそコンテンツをやりますやります

在庫なくなったら新作をこちらでやるかもしれません
次回作にも向かいたいとかなんとか
431 :赤ペン [sage]:2024/01/03(水) 18:19:54.81 ID:yP4ORU+60
あけましておめでとうございます
何故すずかちゃん!?
432 :一ノ瀬 ◆lAEnHrAlo. [saga]:2024/01/03(水) 19:08:28.30 ID:H9gTxXju0
>>431
某スレで見て、いいなーこれと思っただけで他意はありません。

もしくは淫魔として次の作品で使うかもしれません。
でも淫魔扱いはよくないっすよね
433 :一ノ瀬 ◆lAEnHrAlo. [saga]:2024/01/03(水) 19:09:20.02 ID:H9gTxXju0
ザコ処女淫魔とかいいなって
(単なる嗜好)
434 :赤ペン [sage]:2024/01/03(水) 20:24:12.48 ID:yP4ORU+60
多分見てるのは同じスレですね…妹にもペットにした女にも先を越されて小間使いですら一応は処女ではないのに1人で処女
まあ処女ではあっても乙女とは言えないんですが…残念ながら筆がのらなかったそうですが
435 :一ノ瀬 ◆lAEnHrAlo. [saga]:2024/01/03(水) 20:29:17.64 ID:H9gTxXju0
>>434
そこですわよね

いやあ、残念ですが毎回キャラ付けの角度がやべーなーと思ってます
いや、参考にならんわあんなの天才じゃんよ
模倣もできひん
キャラは自分に根付かんと動かないからね、仕方ないね

なお凡将伝で一番勝手に動いたのは……

やっぱ麗羽様なのよ
逆にきちんと動いてくれたのは……
誰だろう
イメージできているのに、名前が出力できない うっ頭が(マジ)

皆様は読んでてどうでしょ
きちんと踊ってる子とアドリブかましてるなーって子

参考にしたいので、是非とも
436 :赤ペン [sage]:2024/01/03(水) 22:44:37.42 ID:yP4ORU+60
文醜顔良とか良い意味でしっかり自分の立ち位置の中で動いていた感
後は飛燕さんとかも
逆にはっちゃけてると言えば…某鉄面皮とか、トンねえとか
437 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/05/25(土) 15:59:08.29 ID:I76UykQ/0
二郎も有名だろ…と思ったけど有名なのは美化200%くらいなんだっけ
まあどっちにしろ美少女3人は目立つが
438 :一ノ瀬 ◆lAEnHrAlo. [saga]:2024/05/27(月) 22:24:42.14 ID:bwpFYd3i0
>>436

>文醜顔良とか良い意味でしっかり自分の立ち位置の中で動いていた感
ほむ、ありがとうございます!
ここはかなり力を入れていたのでヨッシャ感あります

>後は飛燕さんとかも
ここはキャラが飛び跳ねた案件ですね
いや、AAネタとの親和性があったのかもしれません

>某鉄面皮とか、トンねえとか
鉄面皮と言えば韓浩か張?君か
韓浩はとりあえず出しとくかのキャラでした
まさか地味様の副官となって好き放題やるとはw
カリスマピチビーム絶対防御を持ってたというのは偶然です

張?君は闇落ちしなくてよかったねと思いました

d姉は楽しそうだなーと思ってました
まあ、他の恋姫作品でもd姉がそこまでヒロイン的ムーブする作品ないしよかろうと
ヒロイン・・・?
悪友兼セフレ兼血統保持という都合の良いヒロインでは・・・?
いや、扱いづらいか

>>437
二郎ちゃんは誰だあの金持ち程度かな?
放浪しても。
ただしお付きの人員、君たちは容色がすげーってなりますね

うーん、やはりお付きが目立つ越後のちりめん問屋の隠居的ムーブが一番ですね!!!1
439 :赤ペン [sage]:2024/05/28(火) 08:46:48.07 ID:L0V4RGdx0
まさか4か月前に書き込みにレスが入るとは
トン姉はエッチの時は全力で楽しむし、ピロートークも甘々な事というかどう気持ちよかったか言ってくれそう
翌日華琳様とそれを出汁にしたプレイしてそう
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