エンド・オブ・ジャパンのようです

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118 : ◆vVnRDWXUNzh3 [sage saga]:2022/12/29(木) 23:10:10.66 ID:doNy4j2F0
K.I.Aリストの5枚目、最後のページに書かれる名前。オーストラリア海軍の潜水艦【Farncomb】の“元”乗組員達の箇所から数行の空白を経て記されるそれらは全て、横に所属鎮守府と“艦級”が添えられている。

グレートバリアリーフの“海軍”鎮守府から派遣され、護衛についていた【Key West】と共に消息を絶った伊-400以下潜水艦隊5名。

タウイタウイ泊地から棲姫の進路上に投入され、敵の猛烈な艦砲射撃により全滅した加古、川内以下2個水雷戦隊12名。

………そして、今なお続々と東南アジア各地の“海軍”や海上自衛隊所属鎮守府から動員・派遣されてくる、艦娘の“増援”艦隊。

敷波、綾波、Z1、春雨、摩耶……日本の【特派府】や泊地であれ“海軍”鎮守府であれ、艦種も所属も練度も関係ない。吹雪と大淀などはもう2隻ずつ沈んでいる。

締めて、計23隻。前述した第一次防衛線の損害と併せて、実に7個艦隊近くが“轟沈”した。

(……たった一日、たった数時間で艦娘にここまでの損害が出るというのは、正直信じ難い数字だ。それも、“海軍”と日本所属の艦娘から)

例の【異常甲殻類】出現に際しては襲撃を受けた鎮守府関係者と共に艦娘も50人前後が“行方不明”となり、ベルリンの一件では米独仏の3ヶ国で“轟沈”が合計1000を超えると推測される。特に後者と比較すれば、一見その数字は特筆すべきものではないように見えるかもしれない。

だが、上記の2例はどちらも全く予期せぬ形で発生した奇襲攻撃による極めてイレギュラーなものであり、一概に単純比較できるものではない。現にオペレーション・オリョールやイツクシマ作戦、リスボン沖事変等近年で発生した大規模海戦においては、中大破艦こそ相応の数が出ているものの艦娘の轟沈は記録されていない。
鬼・姫級も多数確認された第二次マレー沖海戦でさえ、公式には“消息不明”扱いとなった【幻影】陽炎以外は全ての投入艦隊が生還している。

つまり、深海棲艦と“正面切っての艦隊戦”が行われた際に艦娘側で轟沈者が出ることは、皆無ではないにしろ本来なら極めて稀なケースだ。1つの戦場でここまで多数の轟沈が起きたとなれば、それは決して“軽微な損害”と割り切って良いものではない。

(*^○^*)「何が絶望的ってさ、ここまでの状況でも僕らにとっては“途轍もなくマシ”ってところなんだよね」
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