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プリキュア作るぞ【安価有】

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645 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/07/13(木) 21:33:02.43 ID:lD8cEh2oo
雪菜「うわぁ、なかなかドロドロしてきましたねぇ……」

透「枕営業……ってなに?」

雪菜「え……」

透「なんで枕? 投げるの?」

雪菜「あぇ、と……」

透「雪菜?」

雪菜「ソ、ソウデスヨー。枕投ゲノコトデスヨー」メソラシ-

透「やっぱりそうなんだ。でもこれって告白の特訓でしょ? 枕投げで特訓になるの?」

雪菜「あ、足腰とか……」

透「告白断るのに必要?」

雪菜「ひ、必要ですよたぶん……」アセアセ

透「そう……? 雪菜はやったことある?」

雪菜「うぇ!? ななななななないですよ!!」

透「そうなんだ。私もない」

雪菜「な、なんだかほっとしました……枕投げの話ですよねこれ……」

透「やってみたいなぁ、枕営業」

雪菜「枕投げの話ですよねこれ!?」
646 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/07/13(木) 21:42:30.62 ID:lD8cEh2oo
透「そうだけど? 何をそんなに狼狽えてるの?」

雪菜「だ、だって……」

透「?」

雪菜「あ、ほ、ほら見てくださいっ! いつもの超展開始まってますよ!」

透「……?」

朱「まさかあの鍵が超高出力宙間時空圧縮電磁砲の制御キーだったなんて……!」

桜野「朱……」

朱「社長の声!? そんなはずないっ! 社長はもう死んだはずなのにっ!」

桜野「お前がこれを聞いている時、私はもうこの世にいないだろう……」

雪菜「おー、録音だったんですね」

透「なにをどうしたらこういう展開になるの……」

朱「社長! あなたの意志はあたしが継ぎます!」

桜野「あり、ザザッ……と、ぅ……ザザザッ……あか……ザ-」ブツンッ

朱「泣いてる暇なんかないっ! 照準用意! 超電磁惑星融滅波動砲発射っ!!!」

雪菜「さっきと名前変わってますね」

透「口から出まかせ言ってるから分かんなくなる」

桜野「しゅいんしゅいんしゅいん……きらっ! びぃぃぃぃっ! ずがぁあんどかどっかぁぁぁんっ!!! こうして宇宙は救われたー」

朱「……」

桜野「……」

桜野・朱「「ふぅ……」」

透「やりきった顔してるけど目的変わってるからね?」
647 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/07/13(木) 21:49:01.68 ID:lD8cEh2oo
雪菜「あの、今のって……」

桜野「悪徳社長に枕営業を持ちかけられたトップモデルによる」

朱「宇宙救済ファンタジー」

雪菜「なんて?」

透「ねぇ雪菜、結局枕営業って……」

雪菜「さーてそういう感じなら私もやってみよっかなー」フラ-

透「雪菜?」

雪菜「桜野さーん、透さんが寂しくてしおしおになっちゃってるのでほにゃほにゃにしてあげてくださーい」

桜野「一大事だっ!!!」シュバッ

透「雪菜っ!?」

雪菜「朱さーん、今度は私の番ですー」

朱「はーい」
648 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/07/13(木) 21:56:46.82 ID:lD8cEh2oo
夜の街(という妄想)

雪菜「今日、楽しかったですね」

朱「そう言ってもらえて嬉しいわ」

雪菜「ねぇ、朱さん……」キュ

朱「な、なに……?」ドキッ

雪菜「私、疲れちゃいました」

朱「そ、そう? じゃあどこかで休憩……」

雪菜「あのホテルにしませんか?」

朱「え……」

雪菜「……」ギュゥ

朱「も、もう、あたしのことからかってるでしょ? そんなこと言ったら何されちゃうか分かんないんだからね?」

雪菜「……いいですよ」ボソッ

朱「え……?」

雪菜「……」グイッ

朱「……!」

雪菜「朱さんになら、何をされてもいいですよ?」ボソッ

朱「ゆ、雪菜ちゃ……」

雪菜「何が起きても私は受け入れますので……」

朱「ぁ……ぁ……!」
649 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/07/13(木) 22:04:42.22 ID:lD8cEh2oo
透「桜野桜野」クイクイ

桜野「んぅ?」

透「なんでホテル?」

桜野「それはほら……あれだよ。枕投げするんだよ」

透「あぁ、枕営業ね」

桜野「んんんん!?!??」

透「さっき雪菜に教えてもらったの。なにか間違ってる?」

桜野「あー……」

透「桜野?」

桜野「ソウダヨー枕投ゲノコトダヨー」メソラシ-

透「やっぱりそうなのね。桜野はやったことある?」

桜野「ナ、ナイヨー」アセアセ

透「私もないんだけどね、やってみたくて……」

桜野「ぉ、ぉぉぉ……」

透「桜野も一緒に、する?」

桜野「まっ、ちょっと待ってっ……」

朱「ほぁっ……ほぁっ……雪菜ちゃっ……きれいだよぉ……ぐへ」

雪菜「私……妄想の中で何されちゃってるんでしょう……」

桜野「雪菜ちゃん雪菜ちゃん!」チョイチョイ

雪菜「? なんですか?」パタパタ
650 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/07/13(木) 22:06:35.30 ID:qCEJQLk+o
透ちゃん青春を戦いに費やしたから…
651 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/07/13(木) 22:18:12.66 ID:lD8cEh2oo
桜野「こ、これは……」

雪菜「えっと……」

透「……?」キョトン

朱「なになに?」

桜野「わたしたちはとんでもないクリーチャーを生み出してしまったかもしれない」

雪菜「最終兵器です。どうぞ」

透「朱……私、枕営業したい!」

朱「はっ!? え、はっ!??」

透「枕、しよ?」

朱「はぅあっ!?」

透「桜野と雪菜がね、朱に相談すればさせてけれるって」

朱「え、いや!? えっ!!?」

透「私やったことなくてね、1回やってみたかったの!」

朱「やややってみたい!? だ、ダメよそんなの!!!」

透「な、なんで……みんなやってるのに……」

朱「みんな!? みんなって!?」

透「みんなはみんなだよ。クラスの子とかもきっと」

朱「そんな身近に!?」

透「そういえば桜野と雪菜はやったことないって……」

朱「そ、そうよね。よかった……」ホッ

透「だからみんなでやらない?」

朱「みんなでっ!?!??」

透「きっと楽しい」

朱「そんなの楽しんじゃダメ!!!」

透「なんでそんなに反対するの? 私たちくらいの年齢なら、やった事ない方が珍しいんじゃ……」

朱「そうなの!? あたしが知らないだけっ!?」

透「きっとそうだよ。みんなやってるって」

朱「そんな……いつどこで……!」

透「修学旅行とか?」

朱「修学旅行!? お土産代を工面するの!? それくらいお母さんに貰わなきゃ……!」

透「お母さんに話したらやっちゃダメって」

朱「そりゃそうなるわよ!? っていうか話したの!?」

透「体調崩すかもしれないからダメだって」

朱「そこなの!? そういう人もいるかもしれないけど最初に心配するとこそこなの!?」

透「だからこっそりやろうと思って。先生にバレないようにやるのも醍醐味だし」

朱「そんなスリリングな楽しみ方求めないで!?」
652 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/07/13(木) 22:25:46.54 ID:lD8cEh2oo
朱「ぜぇぜぇ……!」

透「朱、さっきから何言ってるの?」

朱「透ちゃんこそ何言ってるの! 枕営業なんてそんな危ないこと!」

透「いくらなんでも大げさ。枕投げくらいでそんなムキに……」

朱「え?」

透「ん?」

朱「……」

透「……」

桜野「……」ソソ…

雪菜「……」クサ…

透・朱「「ん?」」チラッ

桜野・雪菜「「あ」」
653 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/07/13(木) 22:30:47.10 ID:lD8cEh2oo
朱「そうだったの。じゃあ今度みんなでお泊まり会しましょうか」

透「う、うん……!」

朱「あ、でももう枕営業なんて言っちゃダメよ?」

透「わ、分かってるっ……そういう意味だとか……知らなかっただけだし……」

朱「ふふっ、そうね」

桜野「……」

透「桜野、手が止まってる」

桜野「ふぇぇ……」ナデナデ

雪菜「あ、あのー……朱さん? ちょっと緩めてもらえたり……」

朱「だーめ」ギュ-

雪菜「で、ですよねー……あは、は……」
654 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/07/13(木) 22:47:10.85 ID:lD8cEh2oo
朱「ともかく、みんなありがとね。おかげでちゃんと断れそう」

透「あれで?」

雪菜「全敗に見えましたけど」

桜野「何を根拠に……」

朱「だってあたしには可愛い彼女が3人もいるんだものね!」

透「は?」

朱「みんなとの純愛を壊すわけにはいかない! だからあたし、ちゃんと断る!」

桜野「いつの間にか3人揃って彼女に……」

雪菜「3人も侍らせてる時点で純愛とは呼べないんじゃ……」

朱「細かいことは気にしちゃダメよ!」

透「ぜんぜん細かくないから」

朱「というわけでさっそく! 週末みんなでデートをしましょう!」

透「え、なんかやだ……」

朱「そんなっ!?」

雪菜「私も簡単に目移りする人はちょっと……」

朱「ふぐっ……!」ガクッ

朱「うっ、えぇぇぇ……!」

朱「久々のオフなのぉぉぉ……みんなと遊びたかっただけなのよぉぉぉ……!!!」ドワァァァ

透「はぁ……そういうことなら先に言ってよ」

朱「えぅ……?」

雪菜「そうですよ。普通に誘ってくれるなら嬉しいです」

朱「透ちゃん……! 雪菜ちゃんっ……!」
655 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/07/13(木) 22:50:06.07 ID:jIEbekUJo
ライガ「楽しそうだな私も混ぜてもらおうかw」
656 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/07/13(木) 22:52:21.75 ID:lD8cEh2oo
朱「一緒に遊んでくれるのね!」

透「まぁ、うん」

雪菜「はい!」

朱「桜野ちゃんも!」

桜野「あ、わたしはちょっと」

朱「へ……?」ピシッ

桜野「その……先約がありまして……」テレテレ

朱「あ、そ、そう……なら仕方ないわね……あは、あはは……」サラサラ

雪菜「あぁ、朱さんがショックのあまり砂に……」

透「拝んどこ」ナムナム

雪菜「ですね」ナムナム

桜野「じゃあわたしも」ナムナム

透「桜野、ほんとに来れない?」

桜野「うん、さっきも言ったけど先約があるの。ごめんね」

透「謝ることじゃないけど……そっか。ちょっと残念」

桜野「楽しんできてね」

透「……うん」
657 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/07/13(木) 22:58:02.44 ID:lD8cEh2oo
先進むと中途半端になりそうなんでいったん区切る
あと明日からまたちょっと更新できないかもしれない 出来ても変則だったりめっちゃ短かったりすると思う 正直俺にもどうなるかわからん
とりあえずお疲れ様でした
658 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/07/13(木) 23:08:22.51 ID:6pGln8KRo

プリキュアにありがちなこと
楽しい時間過ごしてたらたまたま近くにいる敵の犯行現場目撃しちゃう
お料理が急に不味くなるとか
659 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/07/16(日) 09:30:55.65 ID:X4ya9GoHo
週末

桜野「……」ソワソワ

桜野「……」キョロキョロ

桜野「……」サッサッ

桜野「……」チョイチョイ

桜野「ふー……」

桜野「ふぅ……ふぅ……」トントン

桜野「大丈夫……大丈夫……」ボソボソ

桜野「女の子同士でもっ……変じゃっ、ないっ……」

桜野「よしっ……!」

コスモス「おーい!」

桜野「!」

コスモス「岸波ちゃーん!」フリフリ

桜野「桜井さん!」パァッ
660 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/07/16(日) 09:39:14.35 ID:X4ya9GoHo
コスモス「ごめんね遅くなって。待った?」

桜野「んん、今来たとこ」

コスモス「そかそか」

桜野「ふふっ」

コスモス「おうおう? なーに笑ってんだよー」

桜野「な、なんでもなんでも」

コスモス「大人しく吐け! さもなくばもちもちの刑だぁ〜!」ムニュッ

桜野「うにゅ……ひゃめ……!」

コスモス「んー落ち着く」モチモチ

桜野「ひとのほっぺれおひふくなぁ〜」
661 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/07/16(日) 09:48:30.41 ID:X4ya9GoHo
コスモス「それでそれで、なんで笑ってたのかにゃ? なんか変だった?」

桜野「そ、そうじゃなくて、なんかさっきのやりとり……こ、恋人みたいだなぁって……」

コスモス「恋人?」

桜野「なんかほんとに、その……デート、みたいな……?」

コスモス「デートみたい、ねぇ」

桜野「ご、ごめんね変なこと言っ……」

コスモス「わたしはそのつもりで来たけど?」

桜野「へ?」

コスモス「いこっ!」ギュッ

桜野「う、うんっ!」
662 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2023/07/17(月) 18:51:52.28 ID:rBr5ExBp0
この幸せをぶち壊す何かがそろそろ
663 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/07/17(月) 23:54:50.41 ID:QPrNJMxro
ドSなお兄さんもよう見とる……
664 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/07/17(月) 23:59:52.21 ID:vBhKj04E0
透ちゃんの曇らせや過去はノリノリで描いてるように見えましたねえ
665 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/07/18(火) 00:00:01.31 ID:vLNikZnIo
コスモス「ねぇねぇ」

桜野「なぁに?」

コスモス「さっきの帽子やっぱり買った方がよかったって」

桜野「あー、あれねぇ」

コスモス「すっごく似合ってたもん」

桜野「でもほらお値段が……」

コスモス「わたしも出すのに」

桜野「それはさすがに」

コスモス「んー、そっか。可愛かったのになぁ。残念」

桜野「またの機会にということで何卒……」

コスモス「そっかぁ……んー」ノビ-

桜野「猫っぽい……」

コスモス「ふぃ……ちょっと疲れちゃったかも」

桜野「いっぱい歩いたもんね。休憩しよっか」

コスモス「そだねぇ……」

コスモス「んー……お?」

コスモス「岸波ちゃん岸波ちゃん」クイクイ

桜野「んぅ?」

コスモス「イチゴとバナナどっちが好き?」

桜野「え、イチゴ?」

コスモス「おそろいだぁー!」グイ-

桜野「え、え、なに!?」
666 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/07/18(火) 00:05:10.43 ID:vLNikZnIo
桜野「あぁ、クレープ屋さん」

コスモス「うんうん」

桜野「ちょっと前にお昼食べた気がするけど……」

コスモス「別腹です」

桜野「ですです」

コスモス「デザートに甘いもの食べた気がするけど……」

桜野「別腹です」

コスモス「ですです」
667 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/07/18(火) 00:18:39.61 ID:vLNikZnIo
コスモス「岸波ちゃんイチゴクリームね。わたしチョコバナナにするから一口ちょーだい?」

桜野「うん」

コスモス「じゃあ注文はそれで……お?」

桜野「ん? なにか面白いものでもあった?」

コスモス「カップル割引お願いしまーす」

桜野「かっぷるわりびき……?」

コスモス「本当ですよー。ほら恋人つなぎ」ギュッ

桜野「こいびとつなぎ……?」ニギニギ

桜野「……?」

桜野「はっ!?///」
668 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/07/18(火) 00:38:08.39 ID:vLNikZnIo
桜野「ほんとに割引適用されるとは……」

コスモス「好き好き同士だからね!」

桜野「て、店員さん変な目で見てたし……あとすっごいニヤニヤしてたし……」

コスモス「わたしたちの甘いアバンチュールが伝わってしまったのです。間違いありません」

桜野「アバン……?」

コスモス「アバンチュール? 意味は知らないけど、なんかラブラブみたいなやつじゃないの?」

桜野「でもなんかつよそーだよ?」

コスモス「つよそーならぶらぶ?」

桜野「なんじゃそりゃ」

コスモス「わからんちゃー」

桜野「らんちゃー?」

コスモス「いえす、らんちゃー。どっかぁん」

桜野「つよそー」

コスモス「やったー」

桜野「……」

コスモス「……」

桜野「なんの話だっけ?」

コスモス「わすれたー」
669 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/07/18(火) 12:30:39.47 ID:kIRu7WozO
コスモス「イチゴどお? おいし?」

桜野「うん、おいし」モグモグ

コスモス「いただきっ!」パクッ

桜野「あ、勝手に食べたな〜」

コスモス「んっふぇっふぇ♪」モグモグ

桜野「もう……あ、ふふっ」

コスモス「えぅ? なんかついてう?」

桜野「ついてる。クリームが」

コスモス「どっちっぺ?」

桜野「こっちっぺ」スッ

コスモス「うにっ」

桜野「ほらとれた」

コスモス「おー、クリームがコスモスちゃんぷにぷにほっぺから岸波ちゃんひとさしゆびゆびに。ちょっとお話を聞いてみましょう。移住の感想は?」

桜野「おっと両手が。ポッケにティッシュ入ってるから、悪いんだけど取って……」

コスモス「お? 岸波ちゃん、今抵抗できない系?」

桜野「しまった。わたしのイチゴクリームが絶滅の危機に……!」

コスモス「ふっふっふっ。覚悟はできているな?」

桜野「ど、どうか命だけは……!」

コスモス「いただきまぁす。はみゅっ」パクッ

桜野「!?」ビクッ
670 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/07/18(火) 23:09:27.77 ID:vLNikZnIo
コスモス「んっ、ちゅっ……あむっ……」ハムハム

桜野「ちょ、なんっ!? なんでそっ……なんでゆびっ!?///」

コスモス「んーみゃっ、んむっ……んんっ、ちゅ……」

桜野「ゆ、ゆびっ……かえしてっ……!///」

コスモス「あくっ、はむ、ん……はぷ」カミカミ

桜野「噛むなぁ!///」

コスモス「んぅ、ちゅ……んんー……ぷぁえ」チュポッ

桜野「う、ぁぅぅ……///」

コスモス「ふぃ……」フキフキ

桜野「うわぁ……でろでろ……」

コスモス「ごちそうさまでした」テチッ
671 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/07/18(火) 23:22:04.25 ID:vLNikZnIo
桜野「わたしのゆびゆびが……」

コスモス「もったいなくてついっ」テヘッ

桜野「く、食いしん坊さんめ……太っちゃうんだからね?」

コスモス「それはいやかも?」

桜野「気を抜いたらあっという間にまんまるに……」

コスモス「なんと恐ろしい……岸波ちゃん食べてー」

桜野「チョコバナナ?」

コスモス「違いますお肉です。あげるー」

桜野「あげるってどうやって?」

コスモス「こう……かぷっと? そんでちゅーって」

桜野「吸血鬼っぽい」

コスモス「そうそう吸血鬼。でも血じゃなくてお肉。吸お肉鬼」

桜野「きゅうおにくき……?」
672 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/07/18(火) 23:34:05.08 ID:vLNikZnIo
コスモス「そうです。体型に悩む女の子のもとに現れて、お肉をちゅーちゅーしてくれる心優しき怪異なのです」

桜野「そんなものが」

コスモス「あなたがそうです」

桜野「なんということでしょう」

コスモス「ぜひぜひわたしのお肉もらってやってください」ペコリ

桜野「え、お肉はいらない」

コスモス「そんなこと言わずに。わたしのお肉、きっとあまあまでおいしいですよ?」

桜野「その自信はどこから」

コスモス「だってほら、わたし甘いの好きだし」

桜野「あまあま好きだとお肉もあまあまに……?」

コスモス「そうなのです。嘘だと思わばご賞味あれ」

桜野「へ?」

コスモス「さっそく一口どーぞ?」

桜野「え、え……!?」

コスモス「ほれほれー、遠慮なくかぷっと」

桜野「えぁっ……いやっ……!」

コスモス「おすすめかぷかぷポイントはねぇ……やっぱり首んとこ? きっとあまあま濃いめですよ?」

桜野「え、えとっ! あのっ……!」

コスモス「どぞー」ニコ-

桜野「………………遠慮しときます」

コスモス「そう? かぷかぷしたくなったらいつでも言ってね? お肉は余ってますゆえ」

桜野「う、うん……」
673 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/07/18(火) 23:46:40.74 ID:vLNikZnIo
桜野「と、ところで、さっきわたしのゆびゆびをかぷかぷしてたのは、吸お肉鬼的行動だったんでしょうか……?」

コスモス「あれ? あれは……味見?」

桜野「し、下調べされてる……ちなみに結果は?」

コスモス「うーん……あんまりわたし好みのお味ではありませんでした」

桜野「えっ……」

桜野「そ、そう……」

桜野「そうなんだ……」ショボ…

コスモス「意外とビターというか、大人のお味がしました。わたしはもっとあまあまの方が好き」

桜野「ビター……」

コスモス「おっとなー」

桜野「で、でもっ! 今はそうでも、一緒にいればだんだんあまあま味になっていくんじゃないかなって……思うんですけど……」

コスモス「熟成的な?」

桜野「わかんないけど……わたしきっと、あなた好みの味になるから……がんばるから……」

コスモス「そかそか。じゃあこれからは会うたびに、味見かみかみしないとね」

桜野「うぇっ!? あ、そ、そか……そうなっちゃうんだ……」

コスモス「やだ?」

桜野「……やだじゃない」

コスモス「じゃあそのつもりでー」

桜野「う、ん……///」

コスモス「わたしのことも噛んでいいからね。そんでお肉をちゅーっと」

桜野「そ、それは……」

コスモス「二の腕あたりもおすすめです。はむはむするとんまんまです」

桜野「気が向いたら……」

コスモス「ん♪」ニコッ
674 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/07/18(火) 23:49:43.41 ID:s6WoGtI+0
なんだこの子達…
675 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/07/18(火) 23:53:49.89 ID:vLNikZnIo
コスモス「さてさーて、次どこいく?」

桜野「どこでも」

コスモス「お? それはあれですか? 君と一緒にいられるならどこでもいいぜ! みたいなやつですか?」

桜野「……やつです///」

コスモス「かぁいいねぇ♪」ナデナデ

桜野「うぅ……!///」

コスモス「うーんどこ連れてっちゃおっかなぁ……」

ポツポツ

桜野「ん……雨……?」

ザァァァ

コスモス「わわっ! 急につよっ!?」

桜野「た、大変っ! どっか屋根あるとこ!」

コスモス「あっちー!」タタタッ
676 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/07/19(水) 00:03:42.93 ID:nRvSdS4Xo
ザァァァ

桜野「あぁ、急に降ってきちゃったねぇ」ポタポタ

コスモス「天気予報だと晴れだったのに」ポタポタ

桜野「びしょびしょになっちゃった」

コスモス「わたしもー」

桜野「へくしゅっ」

コスモス「くしゃみ可愛い……でもどうしよ。このままじゃ風邪ひいちゃう」

桜野「だ、だいじょぶ……へくしゅっ」

コスモス「んー」

桜野「すー……ふぅ……」カタカタ

コスモス「うちくる?」

桜野「へ? くしゅっ」

コスモス「早くしないとだ」

桜野「うぇ? え!?」

コスモス「ここからなら近いから」

桜野「いやあのっ! うちってうち? 桜井さんのっ?」

コスモス「うん、ご招待。どうかな?」

桜野「でもでも心の準備とか!?」

コスモス「今からしてたら風邪引いちゃうよ?」

桜野「で、でも……!」

コスモス「一緒ならどこでもいいんでしょ?」

桜野「そ、そうは言ったけど……」

コスモス「遠慮しないで?」

桜野「遠慮っていうか……」

コスモス「岸波ちゃん、いこ?」

桜野「! えぁ、の……」

桜野「……」

桜野「……」コクッ
677 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/07/19(水) 00:12:20.87 ID:nRvSdS4Xo
コスモス「いらっしゃーい」

桜野「来てしまった来てしまった来てしまった……」ブツブツ

コスモス「早くお風呂入らなきゃ」

桜野「う、うん。もちろんお先に……」

コスモス「え、一緒に入ろうよ」

桜野「一緒!?」

コスモス「待ってる間に風邪引いちゃうかも」

桜野「で、でも、一緒なんて……」

コスモス「女の子同士なんだしいいじゃん?」

桜野「でも、でも……それは……」

コスモス「ダメなの?」

桜野「ダメっていうか……」

桜野「その……あれ、だから……」ギュッ

桜野「きっと……びっくり、させちゃうから……」ギュゥ

コスモス「?」
678 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/07/19(水) 00:22:42.82 ID:nRvSdS4Xo
桜野「そ、そういえばご両親は!」

コスモス「両親?」

桜野「そうそう、お父さまとお母さま!」

コスモス「お父さん……お母さん……」

桜野「お仕事中? 週末だしお家にいたりする?」

コスモス「……」

桜野「お風呂借りちゃうし、できれば挨拶とか……」

コスモス「親、いないんだ」

桜野「へっ!? そ、それってどういう……」

コスモス「死んじゃった」ニヘッ

桜野「………………え?」

桜野「……え」

桜野「……ちが、わた、し……そんな……」

コスモス「ねぇ」クイ

桜野「ぁ」

コスモス「お風呂、一緒に入ろ?」
679 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/07/19(水) 00:23:33.20 ID:nRvSdS4Xo
ここまで
680 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/07/19(水) 00:25:28.98 ID:sQQdVS4q0

なんか親いなさそうな子ばっかだな
681 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/07/19(水) 01:24:11.52 ID:8YHfslfGo
おつ
土曜深夜25時的な雰囲気になってきてない?
ワクワク
682 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/07/21(金) 22:36:39.18 ID:XunUYB6ao
朱「……やっぱりあれ……だし……」

透「……うん……あの色なら……」

雪菜「おまたせしましたー……なに話してるんです?」

透「あ、雪菜おかえり」

朱「さっき見たお洋服、桜野ちゃんに似合いそうだなって話してたの」

雪菜「あーさっきの。確かに桜野さんが着たら可愛いと思います」

透「……桜野、今ごろ何してるかな」

朱「なにか約束があるみたいだったわね」

雪菜「なんだか嬉しそうでしたし、きっと楽しいことをしているにちがいありません」

朱「そうね。こっちも負けていられないわ」

透「競走じゃないんだから」

雪菜「でもでも、やっぱりちょっと寂しいじゃないですか」

透「それはまぁ」

朱「だからあたしたちも、もっと楽しいことしましょう!」

雪菜「しましょー!」

透「意気込んでるとこ悪いけど……」

ザァァァ

透「すっごい雨降ってるよ?」

雪菜「お、ぉぉぉ……」

朱「天気予報では1日晴れだったのにぃ……」
683 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/07/21(金) 22:48:37.46 ID:XunUYB6ao
透「これからどうする?」

雪菜「そのへんで傘とか買います?」

朱「そうねぇ。でもあんまり大きくは動けないわよねぇ」

雪菜「うーん……」

朱「透ちゃんは何かしたいこととかある?」

透「え、急に聞かれても……」

ガサッ

透「!」ピクッ

雪菜「どうしたんですか?」

透「……きた」

朱「!」

雪菜「!」

朱「きたってまさか……!」

雪菜「ど、どこにっ……!?」キョロキョロ

透「分からないっ……こんなに人が多いところじゃ、シアと話すわけにもいかないし……!」



安価下
@ このまま警戒を続ける
A 人の少ないところまで移動する
684 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/07/21(金) 22:51:52.58 ID:nuHhIY9to
685 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/07/21(金) 22:58:19.64 ID:XunUYB6ao
透「と、とにかく下手に動かず警戒を……」

雪菜「透さん!」

透「!」

女性「な、なにあれ……!」

男性「水がっ!」

朱「あれって……!」

透「っ! まずいっ!!! 逃げっ」

ドッパァァァンッ!!!
ザバババッ!!!
ガシャガッシャァァァンッ!!!
686 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/07/21(金) 23:08:35.64 ID:XunUYB6ao
ピチャ ピチャ

ツナミ「お?」

ツナミ「しまった。やりすぎました」

ツナミ「結構死んでますね、これ。願わせることもできずもったいない」

ツナミ「まぁいいです。今日の本命は別にありますし……」

ツナミ「さて」

ツナミ「プリキュアの方ー? いませんかー? キュアクリアちゃーん?」

ツナミ「………………」シ-ン

ツナミ「返事無しですか。もしかしてさっきので死んでたり?」

ツナミ「別にそれでもいいですけど、それならそれで確認しないと。死体とか落ちてないかな……?」

ピチャチャチャッ

ツナミ「……?」
687 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/07/21(金) 23:09:33.66 ID:XunUYB6ao
やべさっきの択で以降のギャグパ完全消滅したかもしれんやっべ
688 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/07/21(金) 23:12:00.92 ID:nuHhIY9to
間一髪で変身してもツナミの攻撃防げる攻撃誰も持ってないか
689 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/07/21(金) 23:20:10.51 ID:XunUYB6ao
ザァァァ
バシャバシャバシャ

透「はぁっはぁっ……!」タタタッ

朱「はっ、はっ……!」タタッ

透「朱、雪菜! 怪我は無い!?」

朱「怪我は大丈夫……けど……!」

雪菜「はっ、は……ぅ、あぁっ……!」カタカタブルブル

朱「雪菜ちゃん……!」ギュッ

透「……っ」ギリッ

透「シア!」

シア「狙いはこちらですわね。かなり近づいてきてますわ!」

透「くっ……!」

雪菜「っ! うっ、ああぅっ……!!」ガクガク

朱「お、応戦するしか……!」

透「今は体勢を……!」

雪菜「っ!」ゾクッ

ツナミ「ここにいましたか」

透「!」

朱「!?」

ザッパァァァンッ!!!
690 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/07/21(金) 23:33:12.17 ID:XunUYB6ao
ザパパパッ
ビチャビチャビチャ
ザザ…

透「うぐっ……!」

朱「くっ……!」

雪菜「けふっ、けほっ……!」

ツナミ「プリキュアの皆さん、また会いましたね」

ツナミ「お?」

ツナミ「3人ですか。肝心の子はいないんですね。残念です」

透「ツナ、ミ……!」

ツナミ「あ、キュアクリアさんじゃないですか。聞きましたよ、お友達ができたらしいですね。おめでとうございまーす」パチパチ

透「……っ!」キッ

ツナミ「まぁどうせすぐいなくなるでしょうけど。いえ、今度は貴方の方が先かもしれませんが」

透「もうなにもっ、奪わせないっ……!」

ツナミ「あ、そうですか、頑張ってください。それよりそっちの子……」チラッ

雪菜「……!」ビクッ

ツナミ「貴方は初めましてですよね?」

雪菜「ぅ、あ……!」カタカタ

ツナミ「キュアクリスタルさん、で合ってます? 噂の小動物ちゃん。カサイさんが話してましたよ」

雪菜「っ、ぅ……っ!」

ツナミ「しかし困りました。私、貴方は殺せないんですよね。カサイさんが、あの小動物は俺が殺すーって意気込んでまして。暑苦しいったらありゃしない」

雪菜「ふっ、ぅ……ぁ……!」

ツナミ「あ、でも貴方の首を手土産にすれば、カサイさんの鼻っつらへし折れますね。それもいいかもしれません」

雪菜「っ! やっ、ぃ、やっ……!」フルフル

ツナミ「そんなに怖がらないでくださいよ。気分次第ですから」
691 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/07/21(金) 23:43:26.30 ID:XunUYB6ao
ツナミ「それで貴方、キュアブーケさん」

朱「はぁはぁ……」グタッ

ツナミ「以前お会いした時はまんまとしてやられましたからね。私、あの時ちょっと怒られたんですよ」

朱「あ、カバン……」

ツナミ「積年ってほどでもないですけど、そこそこ恨んでるので鬱憤を晴らしても……」

朱「手紙……濡れちゃ……」ググッ

ツナミ「お?」

ツナミ「ふふっ」ニヤッ

ツナミ「いいもの持ってますねぇ」

朱「……!」

朱「まさか……!」

朱「ま、待ってっ……それはっ……!」

ツナミ「それちょっと」スッ

朱「やめ、てっ……!」

ツナミ「お借りしますね」バシュッ

朱「だめぇっ!!!」

ブワッ
モコモコモコモ
ググッ…

ヤクサイン「ヤクサァァァイ!!!」

朱「!」

朱「う、そ……」

朱「そんなっ……そんなぁっ……!」
692 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/07/21(金) 23:45:42.60 ID:bFgeNCqDo
朱さんいつも自分の物ヤクサインにされる
693 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/07/21(金) 23:55:11.80 ID:XunUYB6ao
朱「ぁ……あぁ……!」

雪菜「ふ、ぅぅ……! ぅぅ……!」カタカタ

透「朱っ……! 雪菜っ……!」

ヤクサイン「ヤ-ク-…」ググッ

朱「……ぁ」

透「っ……!」

透「ふぅ、ふぅ……ぅあああああっ!」バッ

透「プリキュア・カミングシーズン!」

キラキラキラ
ビュオオオッ!
フワッ

クリア「全てを透き通らせてあげる、キュアクリア!」

ヤクサイン「サァァァイ!」ブォンッ

クリア「はあっ!」ダッ

ドゴォンッ!!!

クリア「くっ、ぅ……!」グググッ

朱「あ、ぁ……あた、し……!」

クリア「朱! とにかく今は変身を!」

朱「!」

朱「う、うんっ!」

朱「プリキュア・カミングシーズン!」

キラキラキラ
ビュオオオッ!
フワッ

ブーケ「美しい花よ。あたしに力を貸して。キュアブーケ!」

ツナミ「ふふっ、それで? 戦えますか?」

ブーケ「……っ」キッ



安価下
@ ヤクサインを攻撃
A ツナミを攻撃
694 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/07/21(金) 23:58:17.04 ID:yxxRS2YCo
695 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/07/21(金) 23:59:55.35 ID:XunUYB6ao
>>692
それが朱さんの役割なのです
696 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/07/22(土) 00:11:26.79 ID:cuguKBMXo
ブーケ「だぁぁぁっ!」ダッ

ツナミ「お?」

ブーケ「たぁっ!!!」

ツナミ「おっと」サッ

ブーケ「はっ!」ブンッ

ガッ

ブーケ「くっ……!」ググッ

ツナミ「なるほど、こっちを狙いますか」

ブーケ「あのヤクサインを元に戻して!」

ツナミ「そんなこと言われましても、やり方知りませんし」

ブーケ「ふざけないでっ!!!」

ツナミ「ふざけてなんかないんですけどね」

ブーケ「……っ!」ギリッ

ツナミ「そんなに悩むことないと思いますけど。倒せばいいじゃないですか。あの時の花と同じように」

ブーケ「あの時とは……違うっ!」ブンッ

ツナミ「……」サッ

ブーケ「はぁはぁ……!」

ブーケ「……あの花はあたしの花だった。あたしには看取る責任があった。だから戦えた!」

ブーケ「でも今は、あれは違うの! あの手紙には気持ちがこもってる。でもその気持ちはあたしのじゃないのっ!」

ブーケ「あの手紙をいちばん大事に思ってるのは、きっとあたしじゃないからっ……!」

ブーケ「もし傷つけてしまえば、込められた気持ちまで傷つけることになる……!」

ブーケ「だから傷つけられない。傷つけるわけにはいかないのっ!!!」ダッ

ブーケ「はぁぁぁっ!!!」

ドカァンッ!!!
697 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/07/22(土) 00:19:09.05 ID:cuguKBMXo
ツナミ「へー」シュタッ

ブーケ「くぅっ……!」

ツナミ「じゃあどうします? このまま好きに暴れさせますか? 私はそれでも構いませんけど」

ブーケ「……!」

ヤクサイン「ヤクサァァァイ!」ドガッ

クリア「うぐっ、ぐぐっ……!」ガガガッ

ブーケ「ど、どうすれば……!」

クリア「ツナミを倒せば元に戻るかもしれないっ!!」

ブーケ「!」

ツナミ「お?」

ヤクサイン「ヤクサァァァイ!」

クリア「うくっ! つ、ツナミもヤクサインと同じ闇の存在っ! 倒せばリセットが起きるはず!」ガッ

ツナミ「ふむふむ」

クリア「そうなればっ、ぐぅっ! そうなればこの手紙もっ……元に戻るかもしれないっ!!」ガガガッ

ヤクサイン「ヤクサァァァイ!」ブォンッ!

クリア「はあっ!!」

ドガァンッ!
698 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/07/22(土) 00:22:00.04 ID:MWF1+m7fo
スマホあれば桜野ちゃんにも連絡取れるのに…
699 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/07/22(土) 00:23:26.72 ID:cuguKBMXo
ツナミ「へぇ、考えましたね。たしかに可能性はあるでしょうね」

ブーケ「……」スッ

ツナミ「やる気ですか?」

ブーケ「それしかないなら」

ツナミ「もし間違ってたら? 私を倒しても手紙が元に戻らなかったらどうします?」

ブーケ「倒してから考える」

ツナミ「いい答えですね。かっこいいですよ。でも……」

ブーケ「……」キッ

ツナミ「それもこれも私に勝てたらの話です。勝てますか、私に」

ブーケ「勝つ!」ダッ

ツナミ「ふふっ」
700 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/07/22(土) 00:27:02.17 ID:cuguKBMXo
ここまで
ギャクパご臨終微レ存
でもそういうパートの細かいとこで雪菜に頼りっきりだったから何とかしなきゃと思ってたのでちょうど良かったかもしれない
どっちにしろ遅かれ早かれ

あと次回更新で悩んでるとこあるので謎の安価を
このレスから10分以内についたレスのコンマ合計300以下でセリフ1個不採用にします
よろしくお願いします
701 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/07/22(土) 00:29:02.55 ID:z4Z7V5XQo
どういうことだ?
702 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/07/22(土) 00:30:12.03 ID:yYyFNyC20
い、意味がよくわからない
703 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/07/22(土) 00:31:43.68 ID:cuguKBMXo
入れるべきかどうか悩んでるセリフがあるんです
決めかねているので安価でなんとしてしまおうというやつです
別名責任転嫁
704 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/07/22(土) 00:34:33.92 ID:yYyFNyC2o
なんのセリフ採用不採用にするか知らんし…
705 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/07/22(土) 00:35:09.60 ID:pJ2f6F/t0
うーん
意味がわからないね
706 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/07/22(土) 00:36:08.53 ID:CH1roCKr0
なんの台詞だよ…
707 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/07/22(土) 00:36:45.60 ID:3YdOCOBio
とりあえず
708 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/07/22(土) 00:37:05.57 ID:wRObVFjXo
709 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/07/22(土) 00:41:05.66 ID:cuguKBMXo
323かな?
何にしても300超えてしまったので悩んでたセリフ放り込むことにします
ちなみにコスモスさんのセリフです
どれがそれなのか明示すべきか否か
とりあえず今日はここまで
お疲れ様でした
710 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/07/22(土) 00:49:33.78 ID:I92mQXpFo
おつおつー
711 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/07/22(土) 22:59:34.95 ID:cuguKBMXo
ザァァァ

桜野「……」ボ-

桜野「……」

桜野「……」

「桜野ー」

桜野「!」ピクッ

桜野「なーにー?」

「服乾いたよー」

桜野「ありがとー」

パタパタ

コスモス「雨どお?」ヒョコッ

桜野「まだ止まなさそう」

コスモス「じゃあもうちょっとだけ一緒にいられるね」

桜野「うん」
712 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/07/22(土) 23:11:39.00 ID:cuguKBMXo
ザァァァ

コスモス「なに見てるの?」

桜野「なんだろ……雨?」

コスモス「楽しい?」

桜野「まあまあ」

コスモス「わたしも見ゆ」

桜野「ん……」

コスモス「……」ジ-

桜野「……」

コスモス「……」マジマジ

桜野「え、見るってわたしを?」

コスモス「? そうだよ?」キョトン

桜野「楽しい?」

コスモス「我慢できなくなってくる」

桜野「なにを?」

コスモス「がお」ガバッ

桜野「おっと……」ダキッ

コスモス「むふー♪」ギュ-

桜野「抱きつく時は言ってね」

コスモス「だきつく」

桜野「抱きつく前に言ってね」
713 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/07/22(土) 23:22:51.02 ID:cuguKBMXo
コスモス「んっふふー」スリスリ

桜野「こういうのって、肩を寄せ合ったりするものじゃない?」

コスモス「このわたしがその程度で満足するとでも?」

桜野「すごい説得力だ……」

コスモス「なでれ」グリグリ

桜野「はーい」ナデナデ

コスモス「うにゃー♪」ゴロゴロ

桜野「でっかい猫ちゃん……」ナデナデ

コスモス「すー……はー……」クンカクンカ

桜野「か、嗅がれるのはちょっと恥ずかしい……」

コスモス「桜野からわたしとおんなじ匂いするー」

桜野「そりゃするよ。シャンプーとか同じだし」

コスモス「わたしのパジャマ着てるしねー」

桜野「服濡れちゃったからねー」
714 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/07/22(土) 23:34:55.24 ID:cuguKBMXo
コスモス「んふふっ。なんかねー、すっごくいい感じ」

桜野「いい感じ?」

コスモス「なんていうの? マーキング? みたいな?」

桜野「やっぱり猫ちゃんだったか」

コスモス「ぬっふっふっ、もっと匂いつけちゃおー♪」スリスリ

桜野「うぁっ、ちょ……」

コスモス「桜野はわたしのものだー♪」グリグリ

桜野「う、うんっ……」ギュッ

コスモス「ぅけぷっ」

桜野「あ、ごめん。力入れすぎた」

コスモス「んん、だいじょぶ。もっと強くしてもいいよ」

桜野「苦しいでしょ?」

コスモス「ちょっと苦しいくらいが好きなの」

桜野「苦しいのが……?」

コスモス「変かな?」

桜野「ちょっとね」
715 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/07/22(土) 23:43:47.29 ID:cuguKBMXo
コスモス「でもお行儀いいだけじゃ満足できないもん。桜野ももっとわがまましていーよ?」

桜野「わがまま……やり方わかんないや」

コスモス「それならわたしにお任せ。天下無双のおねだりじょーずなのだ」

桜野「うん」

コスモス「強めに抱きしめて。ぎゅって、ぎゅーって」

桜野「……うん」ギュッ

コスモス「ふへっ、強めにぎゅーされるとほぁぁってなりゅ」

コスモス「おんなじ匂いで、おんなじあったかさで、おんなじやわらかさで、きっと鼓動の速さまでおんなじで」

コスモス「隙間もないくらいぴったりくっついてると、どこまでが自分でどこからが桜野か分かんなくなる」

コスモス「でもそれが……」

桜野「いい感じ?」

コスモス「ん♪」
716 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/07/22(土) 23:53:00.16 ID:cuguKBMXo
コスモス「ふぁ……」

桜野「……」

桜野「……」

桜野「……コスモス」

コスモス「なぁに……?」

桜野「さっきの話、聞いてもいい?」

コスモス「さっきの?」

桜野「コスモスのお父さんとお母さんのこと」

コスモス「……!」

桜野「無理にとは……」

コスモス「………………事故だったの」

桜野「……」

コスモス「でも、でもね……!」

コスモス「……」

コスモス「…………わかんないんだ」

桜野「わかんない?」

コスモス「結構最近のことのはずなの。なのにちゃんと思い出せないの。なんでかな」

コスモス「それより前のことは思い出せる。後のことも。でもその時のことだけ思い出せないの。記憶にぽっかり穴が空いたみたい」

桜野「記憶に、穴……」

コスモス「警察の人にはいろいろ説明されたよ。土砂崩れに巻き込まれたとか、不運な事故だったとかって。でも……違うの」

桜野「違う?」

コスモス「わかんないよ。わかんないんだけど、思い出そうとすると怖くなるの。何か恐ろしいものに出会ったような、何かに襲われたような、そんな気がして……」

桜野「それって……」

コスモス「なにかわかる……?」

桜野「…………ごめん」

コスモス「そっか……」
717 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/07/23(日) 00:03:04.68 ID:yGbxLmeWo
コスモス「わたし、ひどい子だよね。お父さんとお母さん、死んじゃったのに、その時のこと何も思い出せない……」

桜野「そんなことない。そんなことないよ……」

コスモス「何も思い出せないのに怖いんだ。何が怖いかもわかんないけど、すごく怖い……」

桜野「コスモス……」ナデナデ

コスモス「ぁ、桜野……」

桜野「わたしに出来ることならなんでもする。出来ないことも精一杯頑張る。だからなんでも言ってね」

コスモス「……ありがと」

桜野「……」ナデナデ

コスモス「じゃあさっそく、おねだりしちゃおっかな……」

桜野「うん……」

コスモス「……桜野、わたしね」

桜野「うん……」

コスモス「……また、寂しくなっちゃったかも」

桜野「……」ギュッ

コスモス「んっ……」

ドサッ

桜野「!」

コスモス「……?」
718 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/07/23(日) 00:11:28.34 ID:yGbxLmeWo
桜野「なに? なにか落ちた?」

コスモス「桜野のカバン。机から」

桜野「!」

コスモス「そんな落ちそうなとこ置いてたっけ?」

桜野「まさか……」

コスモス「?」

桜野「ちょ、ちょっとごめんね」

コスモス「う、うん」

桜野「……」ガサゴソ

シキ「っ! っ、っ……!!」バタバタ

桜野「!」

コスモス「だいじょぶ?」

桜野「……コスモス」

コスモス「なに?」

桜野「ごめん、わたし行かなきゃ!」

コスモス「へ?」

桜野「服! 乾いてるって言ってたよね!」

コスモス「う、うんっ……!」
719 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/07/23(日) 00:14:02.46 ID:Mx4h5+vxo
プリキュアでよくある敵が現れたらアラーム鳴らしてくれる道具ないんだなそういえば
720 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/07/23(日) 00:22:12.20 ID:yGbxLmeWo
コスモス「ほんとに行っちゃうの……?」

桜野「ごめんね、どうしても行かなきゃいけないの」

コスモス「まだ雨降ってるよ……?」

桜野「それでも、どうしてもなの」

コスモス「そっか……」ショボ…

桜野「また会えるから、ね?」

コスモス「うん……」

桜野「じゃあね」ガチャ

コスモス「桜野っ!」

桜野「ん?」

コスモス「わたし、あの……」

コスモス「あの……」

コスモス「わたし、何かダメだった……?」

桜野「……ううん、ダメじゃない。コスモスはなにも悪くないよ」

コスモス「ほんと……?」

桜野「ほんとにほんと。ただ、わたしには絶対やらなきゃならないことがある。だから今日は」

コスモス「……わかった」

桜野「ごめんね」

コスモス「また遊ぼうね……?」

桜野「うん」

コスモス「絶対だよ……?」

桜野「うん」

コスモス「あ、そうだ。傘、これ使って。わたしのお気に入り」

桜野「いいの?」

コスモス「うん。でも返してくれなきゃやだからね……?」

桜野「絶対返しにくる。ありがと」
721 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/07/23(日) 00:30:41.03 ID:yGbxLmeWo
ザァァァ

桜野「じゃあね、コスモス」

コスモス「ん、気をつけてね」フリフリ

桜野「うんっ!」タタタッ

コスモス「……」フリフリ



桜野「……」パチャチャチャッ

桜野(コスモスが出会ったっていう恐ろしいもの、抜け落ちた記憶)

桜野(コスモスの両親を殺したのは……)

桜野「……っ」ギリッ

桜野「シキっ!」

シキ「あっちなのです!」

桜野「……!」パチャチャチャッ
722 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/07/23(日) 00:31:44.11 ID:yGbxLmeWo
ここまで
723 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/07/23(日) 00:32:36.82 ID:JT096taqo

さて犯人は誰か
724 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/07/23(日) 00:33:58.78 ID:n90UPPPg0

ツナミさん出てくる話の時はいつも殺意込めてるな桜野
725 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/07/24(月) 23:49:59.96 ID:cAtcyNygo
ブーケ「はぁぁぁっ!!!」

ダァンッ!!

ツナミ「うーん」シュタッ

ブーケ「ぜぇぜぇ……!」

ツナミ「勢い込んでたわりには大したことないですね。それではいつまで経っても私に勝てませんよ?」

ブーケ「くっ……!」

ツナミ「それどころか……」

ヤクサイン「ヤクサァァァイ!!」バゴォンッ

クリア「うぁっ!」ドゴッ

ブーケ「クリアっ!」

クリア「けほっけほっ……私は、大丈夫……!」フラフラ

ツナミ「あちらの方が先に限界を迎えそうですね」

ブーケ「うぅっ……!」

ツナミ「あーあー、待てど暮らせどお友達は敵を倒せず、かといって大切なお手紙だからヤクサインを攻撃することもできず、されるがままどんどん傷ついていく。キュアクリアちゃんかーわいそ」ニヤニヤ

ブーケ「クリア……!」

ツナミ「どうします? このままじゃ……」

ブーケ「はぁっ……はぁっ……!」

ブーケ「くっ……うああああああっ!!!」

ブーケ「プリキュア・ガーデンシュート!」ブワッ

ツナミ「はぁ、そう来ますか……」

ブーケ「いっけぇっ……!!!」バッ

ズダダダダッ!!

ツナミ「焦ってどうなる話でもありませんよ?」スッ

ザバババァァァンッ!
バシュバシュバシュ…

ブーケ「飲み込まれたっ!? そんな……!」

ザザザザザッ!

ブーケ「うぐっ……!」

ツナミ「逃げ場なんてありません」

ブーケ「くぅぅぅっ……!」

ツナミ「……1人目」スッ
726 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/07/24(月) 23:57:11.22 ID:cAtcyNygo
サクラ「だぁぁぁぁぁあああああっ!!!」

ヒュンッ!

ツナミ「!」ピクッ

ドガァァァンッ!!!

ツナミ「……!」ボヒュンッ

ツナミ「……っ」タタンッ

ツナミ「ちぃっ……!」ズザザザッ

ブーケ「今の……!」

ツナミ「急になんです……」

サクラ「らぁっ!!!」キュインッ

ツナミ「!?」サッ

ドガァッ!!!

ツナミ「うぐっ……!?」ズザザッ

サクラ「ふー……」パキパキ

ツナミ「貴方は……!」

サクラ「風が鳴き……花弁が踊る春の花……」

ブーケ「あぁっ……!」

サクラ「キュアサクラ」キッ

ブーケ「サクラっ!」
727 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/07/25(火) 23:07:08.28 ID:3g/e41sko
サクラ「ブーケ、大丈夫ですか?」

ブーケ「うん、助かったわ」

サクラ「よかった……」

サクラ「!」

サクラ「雪菜ちゃん!」タタッ

雪菜「はっ……はっ……」

サクラ「雪菜ちゃん、大丈夫? 怪我してない?」

雪菜「っ……っ!」コクコク

サクラ「…………戦える?」

雪菜「っ! わたっ、わ、たしっ……!」

サクラ「ごめん……下手に動かずじっとしててね」

雪菜「……っ」コクッ
728 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/07/25(火) 23:16:40.29 ID:3g/e41sko
ヤクサイン「ヤクサァァァイ!」

クリア「くっ!」

ドゴンッ!

クリア「ふーっ……!」ズザザッ

サクラ「クリア……」シャッ

ヤクサイン「ヤッ!?」

サクラ「だぁぁぁっ!!!」ギュオッ

ヤクサイン「クッ…!」

クリア「待って!」

サクラ「!」ピタッ

ヤクサイン「ヤクサァァァイ!」ブォンッ

サクラ「……!」クルッ

ヤクサイン「ヤクッ!?」

サクラ「っと……」タタンッ

サクラ「なんで!」シュタッ

ブーケ「そのヤクサインが憑依してるのは、あの時の手紙なの!」

サクラ「!」

クリア「でもツナミを倒せばもとに戻るかもしれない!」

サクラ「……そういうこと」

ツナミ「そういうことです」
729 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/07/25(火) 23:18:53.28 ID:a6sM0tsqo
怖いくらい冷静だぞサクラ
730 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/07/25(火) 23:25:37.55 ID:3g/e41sko
サクラ「……」キッ

ツナミ「おー怖い怖い。あなた、いつかの成り損ないちゃんですね? キュアサクラさん、ですか。実は私、あなたにお会いしたかったんです」

サクラ「わたしもあなたに会いたかったよ」

ツナミ「へぇ、奇遇ですね。あ、もしかして、前会った時ぼこぼこにしたこと根に持ってます?」

サクラ「そんなことはどうでもいい」

サクラ「許せないことがいっぱいある。クリアに酷いことしたこと、ブーケのお花をヤクサインにしたこと、今度は手紙まで」

サクラ「それに……」ギュッ

サクラ「あの子の仇も」ボソッ

ツナミ「?」

サクラ「はっ!!!」ギュンッ

ツナミ「っ!?」

ドガァッ!!

ツナミ「今なんと……?」グググッ

サクラ「聞いたってどうせ何にも分かんないんだ。だから!」バキッ

ツナミ「うくっ……!」ズザッ

サクラ「ぜんぶ倒せばそれが答え」キッ

ツナミ「……やはり違いますね」
731 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/07/25(火) 23:36:28.04 ID:3g/e41sko
サクラ「違う……?」

ツナミ「あの御方はそんな目をしませんから」

サクラ「なんの話?」

ツナミ「本日の私の目的ですよ」

ツナミ「我らが皇帝、サイカ様がおっしゃるんです。貴方、キュアサクラはご自身に似ていると」

サクラ「わたしが皇帝に?」

ツナミ「しかし私はそれがどうしても腑に落ちない。貴方の一体どこが、サイカ様に似ているというのか」

サクラ「……」

ツナミ「ですから今日は、それを確かめさせていただこうかと思いまして」

サクラ「…………いいよ」パキッ

ギュンッ!!

ツナミ「っ!」

サクラ「試してみればっ!」ググッ

ツナミ「……っ」クイッ

サクラ「!」

ザバァンッ!!!

サクラ「うっ、くっ……!」ザバババッ

サクラ「んんんぅ……!」

サクラ「らぁっ!」ドパンッ
732 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/07/25(火) 23:44:44.39 ID:3g/e41sko
ヤクサイン「ヤクサァァァイ!」

クリア「うぐぐっ……っ!」ガガガッ

ブーケ「クリア!」

クリア「私は大丈夫! それより早くツナミを!」

ブーケ「うんっ……!」タタッ

サクラ「だぁっ!」ダンッ

ツナミ「はっ!」サバッ

サクラ「うくっ!」ザザザッ

ブーケ「はぁぁぁっ!」ヒュッ

ツナミ「ふっ!」ザバァッ

ブーケ「んんぅっ……!」ザザッ

ツナミ「はぁっ!」サバァンッ!

サクラ「うっ……!」

ブーケ「うぁっ……!?」

ツナミ「ふふっ」

ブーケ「はぁはぁ……攻撃が通らない……!」

サクラ「水じゃま!」

ツナミ「この程度ですか。そんな攻撃、私には届きませんよ」

サクラ「……っ」ギリッ

ツナミ「1人増えたところで何も変わりません。全部飲み込んでしまえばそれで終わりです」バッ

ザバザバァァァンッ!!!

ブーケ「……っ」

サクラ「くぅっ……!」ジリッ

ブーケ「……サクラ」

サクラ「なんです……」

ブーケ「……」ジッ

サクラ「!」

サクラ「わかりましたっ」ニコッ
733 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/07/25(火) 23:47:32.08 ID:UmXfzcuFo
水でガードか
サクラも桜で同じことできるかな
734 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/07/25(火) 23:57:19.44 ID:3g/e41sko
サクラ「いきますっ……!」グググッ

ツナミ「何をしても無駄です!」ババッ

ザババァァァッ!!!

サクラ「はっ!!!」バヒュンッ

ブーケ「プリキュア・ガーデンシュートッ!!!」ブワワッ!

ツナミ「またそれですか」

ブーケ「はぁぁぁあああああっ!!!」バッ

ズダダダダッ!
パシュパシュパシュン…

ブーケ「はぁはぁ……」

ツナミ「だから効かないって言ってるじゃ……」

ブーケ「……セレクティブ」

ツナミ「は?」

ブーケ「……インパチェンス・ノリタンジェレ!」

ツナミ「なにを……」

パァンッ!

ツナミ「!」

パァンッ! パァンッ! パァンッ!

ツナミ「花が……! 爆発したっ……!?」

ブーケ「もっと!」

パァンッパパァンッパンパンパパパパパッ!!!!!

ツナミ「くっ、こんなっ……!」

ブーケ「吹っ飛べっ!!!」

ドッパァァァンッ!!!
ザァァァッ!

ツナミ「うぐっ!」

ブーケ「サクラっ!!!」

バシュンッ!

サクラ「うおりゃぁぁぁあああああっ!!!」ギュインッ

ツナミ「っ!??」

ドゴォッ!!!

ツナミ「あっ、がはっ……!!」

サクラ「っっっらぁああっ!!!」バキィッ!

ヒュンッ
ドゴォォォンッ!!!

サクラ「ふぃぃ……やぁーっと当たったぁ!」グッ
735 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/07/25(火) 23:59:21.38 ID:3g/e41sko
朱さんは徹甲榴弾を覚えた
平然と派生技使ってるけど器用そうだからね うん
というわけで本日ここまで
技は安価募集の方がよかったかもしれない
まだ出せてない技もありますが 派生技等案があれば書いていただけるとしれっと採用するかもしれません
お疲れ様でした
736 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/07/26(水) 00:01:35.15 ID:jKAlUg4ro

技は常に募集中にでもしといて良さそうなのあったら採用してく感じで良いな
737 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/07/26(水) 00:05:59.76 ID:lKhtz2A40
キュアクリア

ディメンジョンマント
いつも魚を出すあのマントの中へと相手の攻撃を吸い込む

みたいな?
738 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/07/26(水) 00:15:18.91 ID:c4w2b4Kbo
サクラとクリスタルの合体技

桜製冷波手裏剣(おうせいれいはしゅりけん)
超巨大で桜の花びらをまとった冷波手裏剣
準備に時間がかかる
いつも以上の大きなエネルギーを扱うため普段片手でやってる手裏剣作る作業を分担する
クリスタルが片手からエネルギーを放出
形を形成し回転させるためにもう片方の手を高速でシュシュシュシュッ!!的な感じで色んな角度からエネルギーに何度も押し当てる
同じようにサクラもクリスタルの出したエネルギーに何度も両手を押し当てて桜吹雪の力を付与する

絵面はぶっちゃけ風遁螺旋手裏剣
739 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/07/26(水) 00:26:18.73 ID:UoDtfL/Fo
>>737
そんな感じそんな感じ大変良きです
採用できるかは流れと私の腕次第
現状防御技乏しいので出しやすそう



余談ですが 朱さんが使ってた「インパチェンス・ノリタンジェレ」はホウセンカの仲間キツリフネ(学名:Impatiens noli-tangere)が元ネタ ホウセンカ同様、果実が熟すと破裂します 英名はTouch me not (触れるな)
「セレクティブ」は品種改良の英訳 selective breeding より
740 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/07/26(水) 00:30:48.37 ID:pZr2uddGo
キュアサクラ

桜人(さくらびと)
桜吹雪で人型のデコイを作る
いわゆる変わり身の術
741 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/07/26(水) 00:31:52.62 ID:UoDtfL/Fo
>>738
これ見て大事なことを思い出した

桜野と朱さんの合体技募集します
2つ3つ出るまで
よろしくお願いします
742 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/07/26(水) 00:38:55.46 ID:ZqSwQP1xo
サクラ ブーケ 合体技
押し花
敵の足元からはブーケが出した花、頭上からはサクラの桜吹雪がものすごい質量で現れて挟んで押し潰す
743 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/07/26(水) 00:48:02.07 ID:jKAlUg4ro
桜野 朱合体技
ブロッサムフルバースト
色んな花がいっぱい宙に浮かんでて、太陽のエネルギーをチャージして光線を連続掃射
744 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/07/26(水) 01:00:29.39 ID:F83v8LZK0
キュアサクラ
桜雲(おううん)
桜吹雪に乗って飛行する
仲間も乗せれるけど重い程負担も大きい
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