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『超高校級の』日向「安価とコンマで依頼を解決する」『相談窓口』

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686 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/26(土) 22:32:30.10 ID:fxLkemd+0
>>685 いえ、自分もどうしようか困っていたので助かります。

日向「使い古されたメガネ、3回脱皮した蛇の尻尾、イン・ビドロ・ローズか……」

使い古されたメガネは骨董屋。イン・ビドロ・ローズはモノモノマシーンから入手出来る(もしくは誰かから借りる)として、3回脱皮した蛇の尻尾かぁ……。持っていそうな奴に心当たりはあるが、素直に譲ってくれるだろうか……。

ソニア「これが出来るかどうかで自分に魔術の才能があるかないかが分るという初心者向けの魔術書……是非とも試してみたいのです!!」

目を輝かせるソニアに対し「……まぁこれならさっきのよりはマシか」と安請け合いしてしまった俺がいた。……その後、どんな悲劇に見舞われるとも予想せずに。

使い古されたメガネとイン・ビドロ・ローズは判定無視として、3回脱皮した蛇の尻尾の入手法

@田中の元へ行く
Aペットショップに行く
B動物園に行く
Cその他

↓2
687 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/26(土) 22:35:45.28 ID:ZDxXSWurO
688 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/26(土) 22:41:13.48 ID:J7tcZM+00
1
689 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/26(土) 22:53:56.90 ID:fxLkemd+0
……まぁここは同期の中でも一番持っていそうな奴に声を掛けるべきだろう。ソニアが居れば貸してくれる可能性は倍増だ。
俺とソニアは連れ添って超高校級の飼育委員の研究教室へ向かう。ノックしてドアを開けると、中には予想通り超高校級の飼育委員「田中眼蛇夢」がいた。

日向「よお、田中」

ソニア「こんにちは、田中さん」

田中「む、特異点と雌猫か……この禁じられた魔の領域に一体何の用があって足を踏み入れた?」

相変わらずの厨二言語だが、俺ならギリギリ翻訳できる。「自分の研究教室に何か用か?」と言っているのだろう。

日向「あー……実は民俗学における魔術書って奴を借りてな」

田中「な、なに!? 魔術書だと!? ……ククク……なるほどな。貴様らもとうとう禁じられた魔の領域へと手を伸ばそうと言う訳か!!」

予想通り「魔術書」という単語に大きく食いついてきた田中。ここまでは良い。ここまでは。

日向「で、その魔術に使う道具として「3回脱皮した蛇の尻尾」が必要なんだが……お前、持ってないか?

田中「↓1」

01〜30 残念だがそんな都合良く持ってはいない。
31〜60 自分は持っていないが。近くのペットショップにそろそろ3回目の脱皮をしそうな蛇が居る事を知っている。
61〜90 都合良く持っている。
91〜00 たった今三回目の脱皮をした蛇を持っている。
690 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/26(土) 22:55:40.27 ID:7G6B1Q6IO
691 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/26(土) 23:05:25.29 ID:fxLkemd+0
田中「ふははははは! 目の付け所は素晴らしいが残念だったな特異点よ! 「3回進化した蛇神の尻尾」などこの俺様とて都合良く持ってはいないわ!」

日向「そ、そうか……」

嫌にテンションが高い田中に、俺は若干気圧されながら言った。しかし困ったな……。田中で持ってないとすれば本格的にペットショップを回るか、動物園に行くか、もしくは他に持っていそうな人物を探すしかない。

さて、どうする?

↓2(これまでに得た友情コマンドを思いだしてみてください。一人だけ、一発でこの状況を打破出来る人物が居ます)
692 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/26(土) 23:06:59.67 ID:7G6B1Q6IO
ksk
693 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/26(土) 23:07:13.31 ID:EQod2a6g0
さげ
694 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/26(土) 23:08:00.87 ID:EpA6BXA70
塩に聞こう
695 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/26(土) 23:25:02.59 ID:fxLkemd+0
……そうだ、いるじゃないか。たった一人だけ、この状況を打破出来そうな人物が!

田中「ま、まぁなんだ……どうしてもと言うのならば俺様も協力してやらん事もn「サンキュー田中! 思い当たる節がもう一つあったからそっち回ってみる!! 行こう、ソニア!!」「合点承知です! 田中さん、ありがとうございました!!」……」

いるじゃないか。そもそもの話し、ソニアにこの胡散臭い(俺視点)魔術書を渡した張本人が!!


〜超高校級の民俗学者の研究教室〜

真宮寺「やぁ。遅かったネ、ソニア先輩……と、日向先輩も居るんだネ」

そいつは、まるで自分達が来る事を最初から分っていたかのようにそう言った。

日向「真宮寺……」

真宮寺「なんで分ったかって? そりゃそうさ。僕がソニア先輩に魔術書を渡した途端教室を飛び出して行っちゃったんだもの。使い方や必要な道具が分らなくてこの教室に戻ってくると確信していたヨ。……日向先輩まで付いてくるとは予想外だったけどネ」

真宮寺の研究教室の机の上には既に魔方陣が描かれてて、その中にイン・ビトロ・ローズや使い古されたメガネ。そして3回脱皮したであろう蛇の尻尾が定位置に並べられている。ソニアはそれを見て「おおおおお!」と感動したような感心したような声を出していた。

真宮寺「折角だ。日向先輩も見ていく……いや、やっていくと良いよ。ククク……大丈夫。危険な事は何も無い、初歩の初歩の魔術だからサ」

実に面白そうな声で真宮寺は言う。こいつがそこまで言うからには魔術自体に危険はないんだろうが……

@自分が一番最初にやる
Aソニアが一番最初にやる
B真宮寺に一番最初にやらせる
↓1
696 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/26(土) 23:25:24.82 ID:7G6B1Q6IO
2
697 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/26(土) 23:27:57.34 ID:EpA6BXA70
1
698 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/26(土) 23:32:06.90 ID:fxLkemd+0
ソニア「ふふ! ではこのソニア・ネヴァーマインド。早速透視魔術を行使させて頂きます!!」

日向「あ、おい!」

ソニアは俺が止める間もなく席に着くと、魔方陣の中心にバッ! と右手を差し出した。「そのまま暫く待っていてネ」という真宮寺の言う通り、ソニアは集中しながら魔方陣の中心を見つめる。すると……
↓1

01〜50 何も無し。
51〜80 パンツ一丁の日向が見えるようになった
81〜00 この世の男性全てがパンツ一丁で見えるようになった。
699 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/26(土) 23:33:35.56 ID:EpA6BXA70
スケスケだぜ
700 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/26(土) 23:36:36.31 ID:fxLkemd+0
ソニアが大変な事になってしまったところで、今日はここまで。果たしてソニアは(パンツ一丁の)日向を直視できるのでしょうか。
701 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/26(土) 23:38:28.40 ID:EpA6BXA70
おつ
702 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/27(日) 21:19:31.04 ID:2QXsrosS0
では本日も始めて行きます。
703 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/27(日) 21:20:59.20 ID:2QXsrosS0
ソニア「……何も起こる気配はありませんね」

魔方陣の中心から右手を外し、あからさまに残念そうに呟くソニア。初歩の初歩の魔術すら使えなかったと言う事が相当ショックだったんだろうか。

日向「……そ、そうか。残念だったな」

ソニア「ええ……・本当に……!?」

ソニアが俺の方を見たとき、表情に劇的な変化が合った事を俺は見逃さなかった。

日向「お、おいどうした?」

ソニア「ひ、日向さん!? その姿は一体……!?///」

若干だが顔を紅くしたソニアが狼狽えるようにそう言う。「その姿」と言われても俺の外見上で大きく変わった部分はどこも無い(筈)だ。ソニアの身に一体何が……。

真宮寺「ククク……日向先輩。悪いんだけど、少しの間だけ席を外してて貰えるかナ?」

日向「あ、ああ。別に構わないけど……」

ニヤリと笑った真宮寺に促され、一旦研究教室を出て行く俺。……時間にして十分も経たない内に「入ってきて良いヨ」との声が聞えてきて、俺は教室内に戻る。
その瞬間、俺の方をチラリと見るソニアはやはり顔を紅くしていたし、真宮寺は相変わらず愉快そうな笑顔を浮かべたままだった。

真宮寺「説明は一通り終わったよ。さぁ、次は日向先輩のばんサ。魔方陣の中心に右手をかざしてみてくれないかナ?」

日向「い、いや。俺は魔術なんて別に……「ひ、日向さん!」お、おう!?」

俺の言葉に突如として大声でソニアが割り込んでくる。

ソニア「ぶ、武士の情け……いえ、恥の道連れという奴です! どうか! どうか日向さんもやってみては下さいませんか!!?」

日向「……ま、まぁソニアがそう言うなら……」

やはり言葉遣いが合っているようで合っていないソニアに懇願され、俺は魔方陣の中心に右手をかざす。すると……


↓2

01〜30 下着姿のソニアが見えるようになる。
31〜60 パンツ一丁のソニアが見えるようになる。
61〜90 全裸のソニアが見えるようになる。
91〜00 これから合う年頃の若い女性全てが全裸で見えるようになる。
704 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/27(日) 21:21:49.64 ID:E0ddc5IQ0
さげ
705 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/27(日) 21:23:22.61 ID:eVo6qRdX0
日向の今後はいかに!
706 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/27(日) 21:23:29.98 ID:Ikl0d968O
707 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/27(日) 21:23:32.88 ID:dNqwzu4Eo
ピキーン!
708 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/27(日) 21:53:27.25 ID:2QXsrosS0
日向「……やっぱり俺も何も起こる気配なんてないぞ?」

そう言って魔方陣から右手を外す俺。すると真宮寺が「ククク……」と嫌な笑みを浮かべながら「ソニア先輩の方を見てご覧」と言ってきた。何の事なのかも分らず、俺は横で待機しているソニアの方を見て──

「──は?}

文字通り、絶句した。そこには衣類は勿論、下着すら纏っていない、生まれたままの姿のソニアが恥ずかしそうな表情で立っていたからだ。
……なんて綺麗な肌なのだろう。そこらの読者モデルなんかよりよっぽど綺麗な肌色で、その綺麗で形の良い豊満な胸と乳首が二つ、俺を魅了するかのようにそこにあった。
脚もスラッとしていてとても美しく、女の子にとって一番大事な部分には彼女の髪の色と同じ下の毛が……


「う、うわぁああああああああああああああああ!!」

俺は大声を上げて全力でソニアから目を逸らす。ソニアは「ひ、日向さん?」と顔を紅くしつつも不思議そうに尋ねてくるが、最早それどころではない。
未だに「ククク……!」と実に愉快そうな笑みを浮かべている真宮寺に掴みかかるように「おい、真宮寺! どういうことか説明して貰うぞ!!」と怒鳴り散らしていた。

「まぁまぁ、そんなに怒らないでヨ。言ったでしょ? これは「透視」の魔術だって。……幸いにも二人とも魔術の才能が少しはあったみたいだから術の効果が発揮された、ただそれだけじゃないか」

「透視」の魔術の効果でソニアの服と下着が透けて見えているって言うのか? いや、それはおかしい。

「だったら何でお前の服は透けて見えないんだよ!?」

「透視」の魔術が本当に出来る様になっているというなら、目の前に居る真宮寺の服も透けて見えなくてはおかしいはずだ。

「ククク……二人とも魔術書……この場合は説明書かな? をちゃーんと読まなかったみたいだね。ダメだなァ、そんな危険な真似をしたら」

真宮寺は少しも悪びれる様子も無く、状況を説明する。

「これは間違い無く「透視」の魔術さ。ただし、透けて見えるのは「自分が気になっている異性の服と下着のみ」それも「相手が術者に心を許していればいるほど効果が高くなる」……そんな術なんだヨ」

「ふ、ふざけるな! 聞いてないぞそんな事!!」

「そりゃあ聞かれなかったからネ。あ、ソニア先輩には術の使用後にちゃーんと説明はしたヨ? 彼女も言ってたでしょ? 「恥の道連れ」だって」

まるでどこぞの詐欺紛いの白い害獣の様な理屈で真宮寺は言う。……ってん? ちょっと待て、と言う事はソニアのあの反応は……

日向「あ、あのさ……ソニア」

ソニア「ひゃ、ひゃい! なななんでしょうか日向さん!」

日向「お前、もしかして俺の裸を……」

ソニア「みみみ見てません! その……パンツ一丁の男らしい姿ではありましたけど//////」

なんてことだ、俺は知らないうちにソニアにセクハラをしていたっていうのか!?

ソニア「……ってあら? つ、つまりも、もしかして……!!」

真宮寺「「俺の裸」という事は、逆に言えば日向先輩には全裸のソニアさんが……グボハァ!!?」

俺は自分でも気付かない内に、問答無用で真宮寺を殴り飛ばしていた。こいつ、なんて魔術を使わせやがるんだ! こんなの魔術は魔術でもエロ魔術じゃないか!!

ソニア「////////////」

ソニアは顔を真っ赤にしていて何も喋らない。かくいう俺も、息を荒げるばかりでどうすれば良いのか見当も付かない。

ソニア「え、ええっと……真宮時さん? それでなんですが、この魔術の効力はいつまで続くんですか?」

そうだ、それを最優先で確かめなければ学園内を出歩く事すら出来ないじゃないか!

真宮寺「↓2」

01〜30 大体30分かナ
31〜60 一時間もあれば解けるヨ
61〜90 一日はこのままだネ
91〜00 え? ちゃんと解呪の準備をしないと一生このままだヨ?
709 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/27(日) 21:54:49.92 ID:Ikl0d968O
した
710 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/27(日) 21:58:16.56 ID:ZcNrh7DmO
711 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/27(日) 22:14:14.52 ID:2QXsrosS0
真宮寺「そうだね……大体一時間もあれば効果は消えるヨ」

それを聞いて、俺は心の底から安堵した。もし一日中だとか一週間だとか言われた場合、なんとしてでも女子を視界に入れない方法を考えねばならなかった。

ソニア「そ、そうですか……なら安心ですね!!」

ソニアは(そちらを見てないので表情は分らないが)喜び勇んだ声でそう言った。ソニアとしてもパンツ一丁の俺の姿なんて早々見たい物なんかじゃないだろう。

ソニア「…………」

……なぜか身体中をジロジロと見られている気がするのが気になるが。

真宮寺「それじゃ、僕は少し用事があるからこれで失礼するよ」

日向「は、はぁ!?」

アッサリとした顔で研究教室を出て行くという真宮寺に、俺は声を上げる。

真宮寺「第三者の僕がいても気まずくなるだけでしょ? 積もる話もあるだろうしネ。お詫びと言っちゃあなんだけど、後はお若いお二人でごゆっくりどうぞ……ククク……!」

余計なお世話だこの野郎。心の中で全力でそう罵りながら、俺は真宮寺の背中を睨み付けた。

ソニア「あ、あの……日向さん」

それから長い沈黙が続いて暫くの後、ソニアが声を出した。「な、なんだ」と緊張した面持ちで答える。

ソニア「えっと……その……ご、ご覧になってしまったのですよね、私の……//////」

恥ずかしそうな声色でそういうソニアに、俺は「……すまない」と小さな声で謝罪する事しか出来なかった。

ソニア「べ、別に良いのです! これは言わばMeから出た錆!! 日向さんは寧ろ私の相談事に巻き込まれた被害者と言えます!! それで、その……」

何やらモジモジと身体を揺すりながら、小さな声でソニアは言った。

ソニア「ど、どうでしたでしょうか……私のはだ……す、素の姿は!?」

日向「ぶふぅぅううううう!?」

俺が言うのもなんだがこいつ、何て事を聞いてくるんだ!? 不可抗力とは言え仮にも裸を見られたんだぞ!? 何でそんな恥ずかしい事が聞けるんだよ!?

ソニア「えええ、遠慮する事はありません! 正直に答えやがりなさい日向創!!」

日向「↓2」
712 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/27(日) 22:16:36.15 ID:E0ddc5IQ0
さげ
713 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/27(日) 22:17:44.78 ID:tKZtxq4E0
正直見惚れた
714 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/27(日) 22:18:00.60 ID:nGpYaqf4O
なかなかだったよ(七海ほどではないがな)
715 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/27(日) 22:19:53.68 ID:eVo6qRdX0
俺のクラスの女子からよくラッキースケベな展開に何回か会ったけど、凄くキレイだと思った。エロ関係なく。
716 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/27(日) 22:28:42.65 ID:2QXsrosS0
日向「…………」

その質問に対して長い間沈黙を守っていた俺だが、その沈黙が耐えられなくなり、とうとう口を開いた。

日向「……正直見惚れたよ。……その、凄く綺麗だった。本当にだ」

脳裏に焼き付いてしまったソニアの裸を煩悩が思い浮かべる。美しい肌、綺麗な脚、素晴らしい胸。……何をどう取っても最高だった。左右田が長年夢中になり続けていたのも分からないでも無い話しだ。
まるで本当に、女神か何かの顕界にすら見えたのだから。

ソニアは「そ、そうですか……」と顔を更に紅くしながら俯いた。……再び沈黙が続き、そして気がついたときには既に一時間が経過していたらしく、ソニアの方を向いてもちゃんと下着と服は見えていた。

日向「……一時間、経ったみたいだな」

ソニア「え、ええ! そうですね!! その……い、一旦日向さんの研究教室に帰りましょうか!!」

日向「お、おう。そうだな」

会話もぎこちないまま、俺達は真宮寺の研究教室を出て俺の研究教室へと向かう。向かっていたのだが……

↓1 高コンマほどエロいハプニング。
717 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/27(日) 22:29:48.46 ID:eVo6qRdX0
オーレ
718 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/27(日) 22:51:46.61 ID:2QXsrosS0
それは、俺の研究教室へと向かう際、階段で起きた出来事だった。

ソニア「キャッ!」

日向「ソニア!!」

先の事が原因で半ばボーッとしていたのかソニアが足を滑らせ、俺の方に背中から落ちてきたのだ。彼女の後ろを歩いていた俺は、慌てず騒がずソニアをお姫様抱っこの形でシッカリと受け止める。

日向「おい、大丈夫か!?」」

ソニア「…………え、ええ! ありがとうございます///」

再び顔を紅くしたソニアを踊り場で降ろし、俺達はようやく超高校級の相談窓口の研究教室へと辿り着いたのだった。


〜〜〜〜〜〜〜〜


日向「……」

ソニア「……」

戻って来たは良いのだが、やはり気まずい。不可抗力とは言え、ソニアはパンツ一丁の俺を。俺はソニアの生まれたままの姿を見てしまったのだから気まずくなるのも当然だろう。

日向・ソニア「「あ、あの」」

話を切り出そうとした声が被る。「「ど、どうぞ……」」話しを譲り合う声も被る。どうしたら良いのか分らなくなってしまった俺達に、救世主という名の女子が現われた。

七海「やっほー。もう結構時間経ったけど相談事は終わった?」

ガラガラと教室のドアを開けて、七海が入って来たのだ。最初こそ「ビクウゥ!!?」と肩をふるわせた俺達だが、彼女が入って来てくれた事で流れが大きく変わった。

日向「あ、ああ! 丁度依頼を達成したところだ!! な、ソニア!!」

ソニア「え、ええ! 私からの無茶苦茶な依頼をキチンと叶えて貰いました!! ……日向さんにはお見苦しい物をお見せしてしまい申し訳ございませんでした」

日向「いや、そんな事は……!!」

俺が強めに否定すると、ソニアは「じゃ、じゃあその……」と小声で、俺だけに聞えるように

「……もう一回、見たいですか?」と聞いて来た。「んな……!」とリアクションをするが、再び俺の中の煩悩が彼女の生まれたままの姿を思い浮かべてしまい、少しの間何も言えなくなってしまう。
暫く間を置いて「の、ノーコメントで」と返すのが精一杯な俺に、ソニアは「冗談ですよ」とふふっと微笑みながら言った。

ソニア「それでは私はこの辺でお暇させて貰いますね! 日向さん、本日はご協力本当にありがとうございました! オタッッシャでー!!」

そう言って研究教室を出てくソニアを見て、俺はようやっと安堵の溜息を付いた。今日は本当に精神的に疲れた……。

七海「……ねぇ日向くん。もしかしてソニアさんと何かあった?」

七海がジーッ……とこちらを見ながらそう言ってきた。「べべべ、別に何も!?」と挙動不審に返す俺に「ふーん……」と暫くの間七海から怪しげな視線を向けられ続けたのだった。


Questクリア! ソニアとの絆が深まりました。

ソニアはこれと言った特化能力はありませんが、その権限や発言で、場を納めたり、普通は入れない場所に入れるようになったりします。
また、希望ヶ峰学園の上層部ともパイプがあるため、そこに協力を願いたい時は彼女の力を借りると良いでしょう。
719 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/27(日) 22:59:55.87 ID:2QXsrosS0
日向「……なぁ七海」

七海「何かな日向くん」

日向「前から疑問だったんだけどさ。どうしてファンタジーRPG系の勇者や主人公は他の家の棚を漁って道具を奪ったりしても何も言われないんだ?」

七海「それは古来からの「お約束」ってやつだよ日向くん。考えるんじゃない、感じるんだ。……まぁ某迷宮ゲームみたいに泥棒したらその時点で手配書を作られて店長やその仲間達にフルボッコにされるRPGもあるけどね」

日向「トイレに落ちてたアップルグミを当然の様に食べるのもちょっとなぁ……」

七海「そこは制作スタッフの遊び心……って奴だと思うよ?」

コンコン!

七海「むむむ、どうやら依頼の気配ですよ勇者様」

日向「俺は個人なら兎も角世界を救うような真似をする気はないぞ? ……どうぞー!!」


「失礼する」」↓2
720 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/27(日) 23:01:17.08 ID:tKZtxq4E0
十神
721 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/27(日) 23:01:20.09 ID:E0ddc5IQ0
722 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/27(日) 23:13:38.73 ID:2QXsrosS0
星「失礼させて貰うぜ。超高校級の相談窓口の研究教室……ってのはここで合ってるかい?」

日向「えっと……」

七海「星竜馬くんだよね。79期生の」

そうだった。こいつの名前は星竜馬。今年は行ってきた79期生の中でも特に特殊な経歴を持つ……所謂犯罪者で、才能は「超高校級のテニス選手」。ひときわ目立つ、低身長の割にはその身に溢れる渋さがあふれ出てるっぽい奴だ。
将来を約束されたテニス選手だったが、特注の鋼鉄製テニスボールでマフィアたちの頭を撃ち抜き殺害。組織を壊滅させ、死刑囚となった。……という話しを聞いた事がある。

希望ヶ峰学園と司法裁判所及び刑務所の取引により、三年間の間だけ、この希望ヶ峰学園で過ごす事を許された……学校全体で見てもかなり特殊な経歴を持つ奴だ。

星「ここでは生徒の悩みや相談なら何でも聞いて、解決する手伝いをしてくれるって聞いたが……それは本当か?」

日向「あ、ああ。100%解決出来るって保証は出来ないけど、俺に出来る事なら全力で手伝わせて貰うよ」

七海「うん、じゃあ私はいつものように外に行ってるね」

七海が出て行き、星と二人っきりになった俺。早速とばかりに来客用のソファーに着席を促そうとするが、その前に星の口が動いた。

星「率直に言わせて貰うぜ。↓2を手伝って貰いてぇんだ」
723 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/27(日) 23:14:37.82 ID:PNPOO4Aoo
ふみ
724 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2023/08/27(日) 23:15:28.71 ID:o8a0FkTl0
捨て猫の飼い主探し
725 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/27(日) 23:16:33.97 ID:tKZtxq4E0
東条を1日休ませたい
726 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/27(日) 23:32:49.64 ID:2QXsrosS0
日向「捨て猫の飼い主捜し、か……」

星「ああ。学園の近くの公園でダンボール箱の中に蹲ってるのを見つけてな……ってどうした? なんでそんな和やかな顔をしてるんだ、アンタ」

その依頼を聞いたとき、俺の顔は自然と綻んでいた。何故だろう。これまでの依頼が突拍子もなければ難易度が高い上に滅茶苦茶な依頼ばかりだったからだろうか。

これだよこれ! 学校の相談教室に来るのは普通はこういう依頼なんだよ!! デートを見張って欲しいはまだ兎も角、4又疑惑の苗木とか、ゾンビが出る廃村の探索とか、動物属性付与薬によるミニバイオハザードとか、殺人鬼の捜索(これは断わったけど)とかじゃなくて、こういう如何にも学校の生徒が抱えてる悩みを俺は待っていたんだよ!!

日向「なんでもないぞ! さぁ、さっそくその捨て猫の飼い主捜しを手伝おうじゃないか!!」

星「お、おう……(やる気があるのは結構なんだが……一体なんなんだ、このテンションの高さは……)」

日向「で、その肝心の捨て猫ってのはどこに居るんだ?」

星「俺の研究教室にいる。取りあえず捨て猫は病院に連れてって検査を受けさせるのが第一だって位は俺も知ってるから、もう病院には連れていった。幸い、特にこれと言った異常は無かった。餌も子猫専用のをやってるから問題は無い筈だ」

こちらの欲しい情報を余す事なく説明してくれる星。なら俺がやるべき事は本格的に飼い主を探す事位なんだが……せめてどんな猫なのかくらいは把握しておかないとな。じゃないと張り紙を出したり、ネットの里親募集掲示板に貼り付ける事も出来ない。

日向「じゃあその捨て猫の所に案内して貰えるか?」

星「ああ」

そうして俺は星と共に星の研究教室……超高校級のテニスプレイヤーの研究教室へと足を運ぶ事になった。

〜〜〜〜〜〜

星「あんまり物が無くてあれなんだが……どうぞ入ってくれ」

日向「おう、お邪魔しまーす」

↓1 研究教室にいた子猫の数

01〜30 一匹
31〜60 二匹
61〜90 三匹
91〜00 六匹

本日はここまで。ようやくまともな依頼がやって来た事で、日向くんのテンションは爆上がりしております。
727 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/27(日) 23:34:40.42 ID:tKZtxq4E0
728 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/28(月) 21:02:10.90 ID:WmNhPrty0
それでは本日も始めて行きます。
729 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/28(月) 21:03:36.95 ID:WmNhPrty0
星の研究教室の隅っこ。小さなダンボールの中に、その二匹の子猫はいた。生後何ヶ月も経っていないのかまだまだ小さく、何かを求めてミャーミャーと鳴いている。

星「ったく、昨日疲れて眠りこけるまで散々テニスボールで遊んでやったってのに、元気なもんだ。……そこは人の子供も猫の子供も一緒か……そらよ」

そう言って、星はダンボール箱の中に玩具用のテニスボールを落とす。降って湧いてきた玩具に本能が刺激されたのか、二匹の子猫は早速テニスボールで遊び始めた。

日向「……可愛いな」

星「ああ、そうだな。だが俺じゃあこいつらの最期まで面倒を見てやれねぇ。……そもそも俺には他人の命を預かる資格なんざねぇ。早い内に良い里親って奴を探してやりてぇんだが……アンタ、心当たりはねぇか?」

日向「↓2」

@田中に相談してみる。
A子猫の写真を撮って張り紙を出してみる。
Bネットの里親募集掲示板に依頼を出してみる。
Cその他安価
730 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/28(月) 21:06:07.54 ID:QSr9cQwRO
1
731 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/28(月) 21:06:24.27 ID:dSL/f6oB0
732 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/28(月) 21:16:22.59 ID:WmNhPrty0
日向「悪いけど、俺にも心当たりはないな。子猫の写真を撮って張り紙を出してみるのが一番手っ取り早いんじゃないか? 里親募集掲示板は……早いし確実だけど当たり外れが多いって聞くしな」

星「……まぁそうだな。地道にやるしかねぇか」

そうして俺達は遊んでいる子猫二匹の姿の写真をスマフォで撮り、それを貼り付けた里親募集ペーパーを作成。学園に設置された掲示板や近くの商店街なんかの外灯に貼り付けて、里親候補がやって来るのを待った。そして、一週間後……

↓1
01〜30 まだ一人も希望者が来ていない
31〜60 一人だが、学園外部から希望者が出た。
61〜90 二人、学園外部から希望者が来てくれた。
91〜00 里親になりたいという人が沢山来た!……と言うか来すぎだ!!
733 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/28(月) 21:21:48.76 ID:QSr9cQwRO
ほい
734 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/28(月) 21:31:35.73 ID:WmNhPrty0
日向「喜べ星! 里親になりたいって人が丁度二人来てくれたぞ!!」

星「……おう、そうか」

星の研究教室に入り、俺は吉報を告げる。こちらを振り向いた星はさして興味がないように、されどどことなく嬉しそうに眠っている二匹の子猫を撫で続けていた。

星「あとはそいつらと対面して、預けても良い奴かどうか確かめるだけだな」

日向「わざわざ面接までするのか?」

星「ああ。まだガキのこいつらをちゃんと責任持って幸せにしてくれる奴かどうか位は確かめるさ。……それが一時的とは言え、小さな命を拾った奴の義務って奴だ」

日向「星……」

俺は星のその姿勢に一つの感心を覚えた。田中でもきっと似たような事を言うだろうが、こいつは飼育委員でもなければ過度の動物好きという訳でも無い。まだ16歳の男子高校生だ。
現在の希望ヶ峰学園で一番達観している生徒……という噂は伊達ではなかった様だ。

星「さてと、それじゃあ里親になりたいって言ってきてくれた奴らの所に行ってみるか」

日向「……ああ!」

ゾロ目以外でまともな人物↓1↓2
735 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/28(月) 22:01:32.41 ID:Whj5E3lgO
736 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/28(月) 22:02:08.06 ID:dSL/f6oB0
737 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/28(月) 22:52:45.68 ID:WmNhPrty0
すみません、ちょっと雉撃ちに行ってました。

母親「よかったわねー。良い子が見つかって」

子供「うん! お兄ちゃん、ありがとう!!」

星「……ああ。……幸せにしてやんな」

女性「はい! ああ、可愛いなぁ……私、昔から子猫を飼うのが夢で。でも家はペット禁止で……最近ようやく一人暮らしを始めて、そろそろ子猫飼いたいなーって思ってた所だったんです!!」

星「……そりゃあ良かった。大事にしてやってくれ」

来てくれた二組は、両方まともそうな人物だった。一人は子供連れの母親。もう一人が最近一人暮らしを始めたという大学生だ。
両者ともペットを飼うのはこれが始めてと言う事で、若干不安はあるが、少なくとも虐待したりするような人物達ではなさそうと言う事で、二匹の子猫を任せる事にした。

子猫「ミャーオ!」

子供に抱かれた子猫が、名残惜しそうに星の方に小さな手を伸ばす。星はそれを見て「ふっ」と笑うと

星「あばよ」

と子猫たちに背を向けた。その背中からはホンの少しばかりの哀愁が漂っているように、俺は見えた。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


星「ふぅ……これで肩の荷が下りたってもんだ」

星は俺の方を見ながら清々したように話す。

星「アンタにも苦労を掛けたな。感謝してるぜ」

日向「そんな……俺はポスターの制作を手伝っただけだ。子猫の里親を見つけたいって頑張ったのは星だろう」

そうだ、俺がやった事なんて精々そのぐらいの事なのだ。今までの依頼がぶっ飛びすぎていただけで、本来「超高校級の相談窓口」が出来る事なんてこういう些細な事に限られている。
そう言うと、星はふっ、と笑って

星「何言ってんだ。一人より二人、三人より四人……って理屈じゃねぇが、アンタが居てくれて心強かったぜ。…‥改めて言わせてくれ、ありがとよ」

星の渋くてクールなボイスが俺に向けられる。それに当てられたのか「……又のご依頼を」と、俺らしくもないクールな感じで締めくくったのだっった。


Quest6 クリア!!

星との友情が深まりました。コマンドで「星に協力を依頼する」が判定なしで出来る様になりました。

星はこれと言った特殊能力を持ちませんが、いつもクールで冷静な判断が出来るので、捜査や調査に行き詰まったときに相談すると、なにかヒントを授けてくれるかもしれません。
738 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/28(月) 23:00:58.37 ID:WmNhPrty0
日向「……なぁ七海」

七海「なにかな日向くん」

日向「ほら、日本三大ホラゲってあるだろ?」

七海「ぜ○・バイ○ハザード・サ○レンの事だね。それがどうかした?」

日向「いや、その三作品が抜きん出て面白いのは俺も思うけどさ。じゃあ他の日本○○ゲームがあまり話題にならないのはなんでなんだ?」

七海「うーん、難しい質問だね。RPGにアクションに、他にも色々ジャンルがあるけれど、まず第一に「どのジャンルにも名作が多くて搾りきれない」って言うのがあるかな」

日向「世代事に「これが一番!」ってゲームも違うからって事か」

七海「うん。だからこそなんだけど、日本三大ホラゲに入っているその三作品は本当に凄いんだよ。ホラーが苦手じゃなければ是非一度プレイしてみてほしいな」

コンコン!

日向「っと、依頼人か? はーい、どうぞ!!」

↓2「失礼します」
739 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/28(月) 23:01:58.92 ID:dSL/f6oB0
山田
740 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/28(月) 23:02:32.30 ID:qGXtMCNHo
残姉
741 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/28(月) 23:02:39.13 ID:F7maPsx5O
つむぎ
742 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/28(月) 23:16:38.10 ID:WmNhPrty0
戦刃「失礼します……ここが最近噂の「何でも相談教室」であってるのかな?」

七海「あ、戦刃さんだ」

やって来たのは俺達の後輩、78期生の一人である「戦刃むくろ」プロの傭兵集団“フェンリル”に所属していた過去を持ち、非常に高い戦闘能力を有するが、それ以上に注目すべきは「あの」江ノ島盾子の姉であると言う事だ。
その実、頭の中は「如何にして盾子ちゃんの役に立つか」という事で溢れていると言われている……が、苗木に妙に惹かれていたり、行動の多くが「残念」だったりと、愛嬌のある部分もある。

日向「「何でも相談教室」って……小学校じゃないんだからせめて「相談窓口」って言ってくれないか?」

戦刃「ああ、うん。……ごめんね」

七海「それじゃあ日向くん。私はいつものように席を外してるね」

七海が教室を出て行き、戦刃と俺の二人っきりになった教室。取りあえず来客用のソファーに着席を促して、早速だが依頼内容を聞く事にした」

日向「ここは「超高校級の相談窓口の研究教室」……その名の通り、生徒からの依頼や相談なら何でも聞いて、それが解決出来るように手助けするけど、100%解決出来るとは限らない。それに、依頼者のみに危険が及んだりする依頼の場合、協力を断わる事もある。……それでも良いなら、どうか相談事を話してみてくれ」

戦刃は暫く沈黙を保った後、ゆっくりと口を開いた。

戦刃「うん。実は↓2」
743 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/28(月) 23:18:12.48 ID:L4JbP93vO
744 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/28(月) 23:18:59.38 ID:dSL/f6oB0
研究教室の掃除手伝って
745 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/28(月) 23:26:46.49 ID:WmNhPrty0
戦刃「……実はね、研究教室の掃除を手伝って欲しいんだ」

日向「掃除の手伝い?」

戦刃「うん。最近忙しくて、ロクに皆の事を磨いたり整備したり出来てあげられてないから……お願い出来るかな?」

俺は少々迷った。何故か。「この先の展開」が予想出来てしまっていたからだ。普通ならば「おう、掃除の手伝いくらい安いもんだ」と気軽に引き受けただろうが、相手は超高校の軍人である「戦刃むくろ」で、彼女の研究教室は当然「超高校級の軍人の研究教室」だ。
当然「ヤバイ物」が大量に置いてあるのは予想出来るし、少しでも扱いを間違えれば危ない物なんかもある事が容易に想像出来る。部屋の掃除だけならまだしも、そんな物の整備や調製を俺なんかが出来るのだろうか……。

……まぁどんな状態になってしまっているのか、一先ず俺は彼女の研究教室に案内して貰う事にした。

戦刃「……散らかってるけど、どうぞ」

日向「お、おう。お邪魔するよ」

↓2部屋の様子(高コンマほど汚い)残姉補正+20
746 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/28(月) 23:27:30.78 ID:dSL/f6oB0
さげ
747 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/28(月) 23:28:09.90 ID:/2Lttw8j0
オイル
748 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/28(月) 23:28:10.39 ID:Whj5E3lgO
749 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/28(月) 23:39:43.37 ID:WmNhPrty0
90+20=110 絶望的な汚部屋

日向「……おい、なんだよこれ」

俺は顔をピクピクとひくつかせながらそう言った。「酷い」とか「大惨事」なんてもんじゃない。それこそ「絶望的な部屋」と言っても過言じゃないほどに、部屋の中が汚れていたからだ。
床にはありとあらゆるゴミや、それを纏めた袋が大量に錯乱し、壁には何の液かも分らないドロッとした液体が滴り落ちていて、足の踏み場すら無い。

戦刃の研究教室は、テレビの特集で見るような所謂「ゴミ屋敷」と化してしまっていたのだ。

戦刃「……なにって、私の研究教室だけど」

日向「そんな事は分ってんだよ! 何でこんな大惨事になっちまってるんだって聞いてんだよ!?」

俺は左右田の如くツッコミを入れる。一日二日じゃこんな絶望的な部屋になる訳が無い。一体何日片付けや掃除をさぼればこんな部屋になっちまうって言うんだ!?

戦刃「↓1」

01〜30 ちょっと外国(戦地)からの依頼のお仕事で忙しくて……
51〜60 やろうやろうとは思ってたんだけど、結局手に付かなくて……
61〜90 盾子ちゃんが軍人ならこれぐらい普通普通って……
91〜00 え、え!? 流石にこんなに汚れてなかったよ、なにこれ!?
750 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2023/08/28(月) 23:40:01.76 ID:Gsl6E7910
らあ
751 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/28(月) 23:48:31.41 ID:WmNhPrty0
戦刃「え? でも盾子ちゃんが「忙しい軍人ならこれ位普通普通」って……」

日向「江ノ島ぁああああああああ!!」

俺は彼女の姉の名を叫んだ。幾ら忙しい軍人でもこれが「普通の部屋」であってたまるかぁ!!?
つーか良く見たら戦刃が読まないであろうティーンズ雑誌や化粧類なんかも錯乱してる事から鑑みるに、江ノ島自身、この部屋をゴミ置き場として使用していた可能性が高くなってきた。

俺は盛大に溜息を付いた後「……分ったよ、協力する」と依頼を受ける事にした。
この絶望的な部屋を前に俺がやるべき事は……

↓2
@掃除用具や、その他役に立ちそうな物を調達する
A取りあえず湯灌錯乱しているゴミを片付けて脚の置き場を確保する。
B助っ人を呼んでくる
Cその他

本日はここまで。腹痛は、忘れた頃に、やってくる。
752 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2023/08/28(月) 23:50:35.24 ID:Gsl6E7910
753 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/28(月) 23:51:40.63 ID:/2Lttw8j0
3 とりあえず東条を呼ぶ
754 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/29(火) 21:09:13.33 ID:Y2EgiCXg0
では本日も始めて行きます。
755 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/29(火) 21:10:47.80 ID:Y2EgiCXg0
日向(そうだ! こんな時こそ「あいつ」の力を借りるべきじゃないか!!)

俺は戦刃にその場で待機するように告げると、すぐに79期生の超高校級のメイドの研究教室……しいては東条の元を尋ねる。どれだけ絶望的な汚部屋だってアイツの力を借りればきっとすぐに……!!

〜超高校級のメイドの研究教室〜

日向「……って訳なんだ。頼む、力を貸してくれないか?」

東条「↓2」

01〜30 ごめんなさい、今丁度依頼がたて込んでて……少なくとも今日は手伝えそうにないの。
31〜60 ごめんなさい、今丁度別の依頼を受けてしまって……それが終わったら行かせて貰うわね。
61〜90 ごめんなさい、ちょっと今手が放せないの。でも大掃除用の掃除用具や便利なグッズなら沢山あるから自由に持って行って構わないわ。それが終わったら行かせて貰うわね。
91〜00 了解したわ。超高校級のメイドの力を見せてあげましょう。
756 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/29(火) 21:11:37.14 ID:PxwGHTHi0
さげ
757 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/29(火) 21:12:03.17 ID:BUszhXCKO
758 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/29(火) 21:22:49.85 ID:Y2EgiCXg0
東条「ごめんなさい、今丁度依頼がたて込んでて……少なくとも今日は手伝えそうにないの」

まさかの展開だった。こんな事を言うのはどうかと思うが、登場の力を借りる事が出来れば百人力だと軽率に考えていたのだ。肝心の「東条が忙しくて来る事が出来ない」という展開をすっかり忘れてしまっていた。

日向「そ、そうか……。いや、こっちこそ無理を言って悪かった」

東条「本当にごめんなさいね。……今こなすべき依頼を全て完了したら私も手伝わせて貰うから、それまでは頑張って」

別に謝らなくても良いのに東条はペコリと俺に頭を下げる。……それはそれとして困った、東条の力を借りられないとなると俺がするべきは……

↓1

@掃除用具や、その他役に立ちそうな物を調達する
A取りあえず湯灌錯乱しているゴミを片付けて脚の置き場を確保する。
B助っ人(東条以外)を呼んでくる。
Cその他
759 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/29(火) 21:23:59.06 ID:BUszhXCKO
1
760 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/29(火) 21:36:41.85 ID:Y2EgiCXg0
……取りあえず倉庫に行って掃除用具や、その他役に立ちそうな物を調達しよう。あれだけ散らかった部屋を掃除するのだ。箒にちり取り、バケツに雑巾だけじゃ足りる訳が無い。もっと強力な洗剤やカビ落し用の専用のスポンジを借りてこないと。

俺は倉庫に向かい、取りあえず役に立ちそうな物を片っ端から籠に入れると、戦刃の元に戻った。

戦刃「あ、お帰り日向くん……どうだった?」

日向「ダメだ。東条は依頼がたて込んでて、少なくとも今日は手伝えないらしい。……俺達だけで何とかしないと」

戦刃「そう……残念だったね」

とは言った物のこの汚部屋だ。一日二日、いや三日掛けても終わるかどうか……。取りあえず床に散乱しているゴミをガラ袋に片っ端から入れて片付けて、脚の置き場だけでも確保しないと……。

掃除の成果 日向↓1 戦刃↓2(残念補正−20) 高コンマほど成果有り。
761 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/29(火) 21:37:59.76 ID:jprBR3d+0
意外と名人かも?
762 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/29(火) 21:38:38.74 ID:PxwGHTHi0
763 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/29(火) 21:51:05.18 ID:Y2EgiCXg0
日向76+戦刃54=130 脚の置き場くらいは確保できたようだ。


日向「ふぅ……取りあえずは自由に移動できるようにはなった、かな」

掃除を始めてから約二時間後。俺は袖で汗を拭いながらそう言う。お菓子の袋や何の破片かも分らない鉄屑。それから雑誌に化粧品類に食べかけのレーションなど、ありとあらゆるゴミが錯乱していた床が、ある程度見えるようになってきた。……だが時折

戦刃「あ、日向くん。それ、火薬を入れた袋だから普通のゴミ袋に入れちゃダメ」などとんでもないゴミ(?)まで錯乱していたため、取りあえず戦刃に掃除する場所を指示して貰い、危なそうな所は戦刃が自分で片付けるといった方式をとってようやくここまで来れたのだ。

日向「さてと、じゃあ取りあえずこの山のみたいになったガラ袋を焼却炉に入れてこないと……」

戦刃「あ、じゃあ日向くんお願い出来るかな? 私はその間に危なそうな物を撤去しちゃうから」

日向「ああ、分った」

俺は戦刃の頼みを二つ返事で受け入れると。ガラ袋を持てるだけ持って一階にある焼却炉へと赴く。

???「あれ、日向くんじゃない」↓2
764 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/29(火) 21:52:36.76 ID:PxwGHTHi0
なぎと
765 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/29(火) 21:52:55.55 ID:yuUBJLBvO
猫丸
766 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/29(火) 21:56:27.30 ID:jprBR3d+0
GO GOって言いたいのかって言うゾロ目
767 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/29(火) 22:12:18.52 ID:Y2EgiCXg0
5555のスペシャルクリティカルの為、様々なボーナスが尽きます。

猫丸「なんじゃ、どうした? そんな重たそうなガラ袋を二つも持ちおって」

日向「弐大!」

弐大猫丸

眉毛が稲光のようになっているのが特徴の77期生……俺の同期だ。無名不良高のラグビー部や、廃部寸前の野球部を全国優勝まで導いた経歴を持ち、スイカ割りすらトレーニングとして捉えるマネージャー脳。ストレートに下品な発言をしてしまうなどデリカシーには欠ける面もあるが、外見も性格も頼りがいのある偉丈夫。だが外見に反して胃腸が弱くトイレにこもりがちな面もある。

日向「もしかして今日ってお前が……」

弐大「ああ、焼却炉の管理当番じゃ。別にここを離れられん訳ではないが……どうした、なにかあったんか?」

俺は簡潔に弐大に今起こっている事を伝えると、弐大は大きく頼もしく頷いて。

弐大「それならワシにも手伝わせてくれ。細かい作業はちと苦手じゃが……片付いたガラ袋を運んだり、ゴミを纏める事ぐらいは出来るじゃろう」

日向「本当か!? 助かる!!」

思わぬ所で仲間が手に入った事に歓喜しながら、俺は戦刃の待つ超高校級の軍人の研究教室に戻った。

戦刃「お帰り日向くん……ってあれ? 弐大くん?」

日向「喜べ戦刃。事情を話したら弐大が手伝ってくれるってさ」

弐大「部屋の片付けも立派なトレーニングじゃからのぉ。と、いうか部屋がキチンと片付いてないとまともなトレーニングが出来ん。この弐大猫丸。これもトレーニングの一つと考えて二人のマネージャーをしてやる事にしたわい!」

これで更に片付けが楽になるぞ! さぁ、さっさと残りの床のゴミを片付けてしまおう!!

日向↓1 戦刃↓2(残念補正−20)弐大↓3 高コンマほど成果有り
768 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/29(火) 22:14:11.64 ID:fObQQJ8C0
はい
769 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/29(火) 22:15:36.26 ID:jprBR3d+0
転けた
770 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/29(火) 22:23:14.19 ID:PxwGHTHi0
771 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/29(火) 22:36:29.42 ID:Y2EgiCXg0
64+6+19=89 まぁまぁ片付いた方だ。

日向「…………」

何故だろう。弐大という助っ人が来た上、作業は着実に進んでいるはずなのに、以前よりもそれが大幅に遅く感じる。大部分が片付いてきたと言うのもあるだろうが、戦刃がガラ袋に足を取られて転けて折角片付けた場所が更に散らかったり、弐大が急に「クソじゃあああああああああああ!!」と言ってトイレに行ってしまった事も要因の一つだろう。

日向「……まぁ、掃除なんて地味で時間が掛る作業だって最初から分ってたけどさ」

俺は溜息を付きながらそう言った。このレベルの汚部屋をあまり時間をかけずにピカピカに出来る奴なんてそれこそ超高校級のメイドの東条ぐらいだろう。さて、大分床が片付いてきたところで次は壁や棚だ。壁の汚れはまだ兎も角、棚には案の定銃やマシンガン、手榴弾などの危険物が設置してあって、超高校級の軍人である戦刃じゃないと手が付けられない。

日向「戦刃、棚の掃除を任せて良いか? あっちは俺と弐大じゃどうしようも無さそうだぞ」

戦刃「うん、分った」

弐大「そんじゃあワシはパンパンに詰まったガラ袋を焼却炉に入れてくるかのぉ」

そうして手分けして作業をする事になった俺達。もう夕方も近いが、果たして今日中にどこまで作業が進むのだろうか……。

日向↓1 戦刃↓2(残念補正−20)弐大↓3(ガラ袋を捨てに行っているため、補正−20)
772 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/29(火) 22:38:53.20 ID:fObQQJ8C0
せい
773 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/29(火) 22:40:07.26 ID:jprBR3d+0
盾子ちゃん、ゴミを持って来ないで。
774 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/29(火) 22:42:42.91 ID:F+rYsB/no
775 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/29(火) 22:53:32.53 ID:Y2EgiCXg0
20+6+71=97 まぁまぁ片付いた方だ。

日向「おい、なんなんだこのベターッてしたヘドロみたいなの!! クレンザーとメラニンスポンジを使っても全然落ちないんだけど!?」

俺は壁に張り付いた汚れを必死に擦りながら叫ぶ。少しずつ、本当に少しずつ汚れは落ちているのだが、その速度が半端じゃなく遅い。一体何なんだこの汚れは。何をどうしたらこんな厄介な汚れが壁に張り付くんだ!?

戦刃「……あ、この子、弾丸のリロードを忘れてる。えっと予備の弾は……」

戦刃に関してはもう掃除どころでは無い。棚にある重火器の整備(しかもトロい)で精一杯で、掃除のその字も熟せてはいない。唯一ガラ袋を捨てに行きまくり、箒や雑巾を使って部屋の床を徹底的に掃除しだした弐大が唯一作業を大きく進めていた。

そして……↓1

01〜30 帰宅時間のチャイムが鳴ったので帰る。
31〜60 職員室に届け出を出してもう少し作業を続ける。
61〜90 今日はもう終りにして、明日の為に助っ人を探す。
91〜00 なんか江ノ島が俺達がいない隙を突いてゴミを置いていったんだが……
776 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/29(火) 22:56:11.43 ID:F+rYsB/no
ピキーン!
777 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/29(火) 23:01:54.07 ID:Y2EgiCXg0
日向(……せめて今日中に床の掃除ぐらいは完璧に終わらせておきたいな)

そう考えた俺は、弐大と戦刃にその場を任せ、職員室に居残り用の書類を提出しに行った。幸い作業はすぐに終わり、俺達三人は夜まで教室で作業を続けられる事になった。
明日には東条が(恐らく)来てくれるはず。彼女の負担を減らすためにも、少しでも作業を進めなければ……。

日向↓1 戦刃↓2(残念補正−20)弐大↓3
778 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2023/08/29(火) 23:02:14.56 ID:v/34bu2cO
779 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/29(火) 23:02:48.24 ID:PxwGHTHi0
780 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/29(火) 23:03:56.98 ID:jprBR3d+0
王馬君、何でごみ袋に詰め込まれてるの?
781 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/29(火) 23:23:44.06 ID:Y2EgiCXg0
56+4+98=158 床は(殆ど)完璧に綺麗になった!!

日向「ふぅ……まぁ、こんなもんだろう」

俺は一息つくために、買ってきた(勿論二人の分も買った)スポーツドリンクをゴクゴクと飲む。戦刃にしか出来ない作業はそのまま彼女に任せるしかなく、結果としてやはり殆ど進まなかったのだが、俺と弐大が出来うる限りの作業をした結果、床は見違えるほど綺麗になった!!

弐大「うむ! やはり部屋が綺麗になっていく様子というのは気持ちがええのぉ!! ワシも久しぶりに変わったトレーニングが出来て満足じゃわい!」

戦刃「うん。でも私、殆ど役に立たなかった……ゴメンね……」

しょぼくれる戦刃に何て声を掛けたら良いのか分らないでいると、弐大が突然「喝!」と大声で叫んだ。ビクッと戦刃の肩が震える。

弐大「気持ちで負けるな! お主はお主が出来る事をお主なりに頑張っとっただけじゃ。そもそもワシも日向も危なくて出来ん作業を一人で頑張っていたじゃろうが」

日向「……そうだぞ戦刃。お前以外の誰が重火器の整備なんて物を出来るっていうんだよ。俺達じゃ絶対無理……と言うか危なくて嫌だったぞ」

戦刃「弐大くん……日向くん……ありがとう」

戦刃がボソッと、しかし確かにお礼を言う。その嬉しそうな言葉が聞けたなら、俺達も頑張った甲斐があったってもんだ。

弐大「しかし、明日はワシは用事があって手伝えんからのぉ……。そうじゃ! 二人ともそこにうつ伏せになれ! 「アレ」をやって疲れを取っちゃるわい!!」

その言葉に俺は「ギクッ」と顔を顰め、戦刃は何の事だか分らず「?」マークを頭の上に浮かべていた。

日向「に、弐大? 俺はそこまで疲れてないから、できれば戦刃の方を中心にやって貰いたいなーなんて……」

弐大「なぁに遠慮するな! 明日も作業の続きをやるんじゃろう? 疲れが残ってたら作業に支障が出るやもしれんからのぉ!!」

そう言って弐大は半ば無理矢理俺達を床にうつ伏せに寝転ばせた。戦刃は終始「アレ」って何? という表情を浮かべていたが、こうなってはもう遅い。すぐにでも正体が分るだろう。

弐大「では行くぞ……どりゃあああああああああ!!」

アーッ!
ンアーッ!!

大分綺麗になった超高校級の軍人の研究教室に、俺と戦刃の喘ぎ声が暫くの間響き続けた。
782 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/29(火) 23:30:51.61 ID:Y2EgiCXg0

〜翌日の放課後〜

日向「おっす」

戦刃「日向くん……今日もよろしくね」

俺と戦刃は、約束通り研究教室の前に集まった。今日は壁と棚の掃除、後は出来たら細かい部分の作業を完了させてしまいたい。約束通り東条が来てくれればそれこそ百人力なのだが、依頼が立て続けに続いていると言っていた以上、そこまで期待は出来ない。

日向「さてと、それじゃあ早速俺は壁の掃除。戦刃は昨日の続きで重火器が入った棚の掃除を頼む」

戦刃「うん、任せて」

俺達はグイッと腕まくりをして、やる気に満ちた目で作業に取りかかった。

日向↓1 戦刃↓2(残念補正−20)(ゾロ目で東条が来てくれる)

本日はここまで。それにしても残姉が補正込みとは言え一桁大連発しまくるのはホント草。
783 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/29(火) 23:31:24.99 ID:fObQQJ8C0
784 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/29(火) 23:31:38.28 ID:PxwGHTHi0
おつ
785 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/29(火) 23:33:53.45 ID:F+rYsB/no
妹様がネガティブ教育したせいだな!
乙!
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