【安価とコンマの】創作論破【ダンガンロンパ】

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169 :物書きさん ◆gbN..qgXoI [saga]:2023/08/24(木) 21:22:38.82 ID:ONdMC/8W0
秋目「あのぉ...」

ボクが言葉を紡ぐ前にその人は僕の前にすごい速さで移動してきて
そして全身を嘗め回すように見てこういった

弾正「んもう!!お洋服が身の丈にあってなぁぁいん!!」

秋目「え?」

弾正「ぶっかぶかじゃない!!ぶっかぶか!!なによ!!やぁぁ!!もうや!!」

僕のぶかぶかの制服を見てこの人は嘆いているらしい
...というよりこの人は何なんだろう。この状況下で何を言っているんだろう
服の大きさなんて関係あるのかな...

弾正「あらやだ。あまりにもおブスなFashionを見てしまってついつい取り乱してしまったわ」

弾正「ご機嫌用。アタシは超高校級のデザイナー!DANJOのメインデザイナーこと弾正鼓五郎よん」

              【超高校級のデザイナー】
                弾正 鼓五郎 

弾正「あ。下の名前は気にしないで、今はキャシーって名乗っているの。だからキャシーちゃんって呼んでちょうだいね」

秋目「は...はぁ」

弾正「ほら言ってみて?キャシィ!ほら!!キャシー!!!きゃしーちゃぁん!!」

結局この後期の住むまで僕はあの人にキャシーといわされ続けた
弾正さん...。なんだか不思議な人というより不思議な生き物...だな
なんかそのうち人間とか食べそうだ...


3外国人っぽい少しチャラそうな男
5きっちりとした清潔感のある好青年
6さらし姿に学ランを羽織った眼帯の少し近寄りがたい女
7和服に身を包んだ糸目の男
8凛とした出で立ちの木刀を持った女
9一人隅でタバコをふかしているジャージ姿の男
10しゃがんだ体制で手を地面についてようなカエル体勢の少女
11先ほど話しかけてきた白衣の男
12スタイル抜群の腕組をした期の強そうな女
13銀髪に赤い目が特徴的な学ラン姿の男
14辺りをしきりにきょろきょろ見回している落ち着きのない女
15スク水にパーカーを羽織ったスレンダーな女

下1
170 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/24(木) 21:22:46.27 ID:IKZdQuBDO
14
171 :物書きさん ◆gbN..qgXoI [saga]:2023/08/24(木) 21:34:42.50 ID:ONdMC/8W0
秋目「すいません。自己紹介とかいいですか、話聞いときたくて...」

秋名「ひぃいいっ!?あ。秋名詩音です。え...えと...えと」


        【超高校級の幸運】
         秋名 詩音

僕が声をかけると秋名さんはまるで怪物でも見たかのように後ずさって観葉植物の裏に隠れてしまった
...僕ってそんなに怖いかな?

秋目「あのー...僕何かしましたか?」

秋名「気にしないでください。ほんと!私が怖がってるだけなんで!いやもう人間って愚かだから!」

秋名「ち...ちが。あ!愚か!私が愚か!!!君は愚かとかではなくて!!」

秋名「あ。けどね!君が人間じゃないって言ってるわけでもなくて!!愚かじゃない方の人間!!!」

観葉植物の裏からそんな声が聞こえてくる。何を話したいのかはなんとなくわかるけど、人と接するのが苦手みたい
今も僕は観葉植物と話しているような形になっているわけだし...

秋名「ご!!!ご!!!ごめんなさい!!!!」

そう叫んで次はカウンターの裏に行ってしまった
あんまり追いかけない方が良いかな...


3外国人っぽい少しチャラそうな男
5きっちりとした清潔感のある好青年
6さらし姿に学ランを羽織った眼帯の少し近寄りがたい女
7和服に身を包んだ糸目の男
8凛とした出で立ちの木刀を持った女
9一人隅でタバコをふかしているジャージ姿の男
10しゃがんだ体制で手を地面についてようなカエル体勢の少女
11先ほど話しかけてきた白衣の男
12スタイル抜群の腕組をした期の強そうな女
13銀髪に赤い目が特徴的な学ラン姿の男
15スク水にパーカーを羽織ったスレンダーな女

下2
172 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/24(木) 21:35:38.32 ID:wL7ff4+sO
5
173 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/24(木) 21:40:37.22 ID:65noru4NO
秋名ちゃんいいキャラしてるな
5
174 :物書きさん ◆gbN..qgXoI [saga]:2023/08/24(木) 21:41:47.87 ID:ONdMC/8W0
相田「やあ。ちょっといいかな」

僕が声をかけようと迷っていたら向こうから視線に気づいたのか手を振りながらこっちに来てくれた
なんだかすごく普通そうで今から安心している僕がいる

相田「僕は相田。相田探。ゴシップ記者をやってるんだけど、少し取材をしてもいいかな?」

         超高校級のゴシップ記者
            相田 探

相田「君は一人で入ってきたみたいだけど、どこで目が覚めたの?」

秋目「僕はここを出た少し先の噴水の近くで、周りに光がついてるところがここしかなかったからここに」

相田「なるほど、ちなみに僕はこのホテルにつながってるランドリーで目が覚めたんだ」

相田「質問攻めになって悪いけど、何か怪しい人物とか、こういったことになる心当たりはあるかな?」

秋目「怪しい人物は特に...希望ヶ峰学園に入学ってところまでは覚えてるんですけど...」

相田「なるほど。トリガーはそこかぁ…。いやね、皆希望ヶ峰学園に来ようとしたところで記憶がないんだ」

秋目「みんな気が付いたらここにってことですか?」

相田「みたいだね。ありがとう、これでまた話の整合性を取ることができたよ、また何かあったらいつでも教えてくれると助かるな」

そういって軽く会釈をして相田さんはメモを取るためにエントランスのソファに腰かけに行った
あまり人が得意でない僕でもこういう風に接することができたのはうれしいな
でもみんな記憶がないってSF小説の中の話みたいだ...、いったいどういうことなんだろう

3外国人っぽい少しチャラそうな男
6さらし姿に学ランを羽織った眼帯の少し近寄りがたい女
7和服に身を包んだ糸目の男
8凛とした出で立ちの木刀を持った女
9一人隅でタバコをふかしているジャージ姿の男
10しゃがんだ体制で手を地面についてようなカエル体勢の少女
11先ほど話しかけてきた白衣の男
12スタイル抜群の腕組をした期の強そうな女
13銀髪に赤い目が特徴的な学ラン姿の男
15スク水にパーカーを羽織ったスレンダーな女

下2
175 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/24(木) 21:42:59.56 ID:wL7ff4+sO
1
176 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/24(木) 21:43:23.42 ID:lOHTalHU0
7
177 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/24(木) 21:43:25.14 ID:wL7ff4+sO
3だった
178 :物書きさん ◆gbN..qgXoI [saga]:2023/08/24(木) 21:47:34.65 ID:ONdMC/8W0
小早川

小早川「偉く緊張しているね。少年」

秋目「どうしてもこの状況なので…それに怖いですから」

小早川「まあまあ、一期一会、生きてるんだぁ、そんなに怯えなさんな」

誰に話しかけようか迷っていると後ろからやさしい声が聞こえてきた
振り向くとそこにいたのはのんびりとした雰囲気の着物の男の人がいて、僕の肩にそっと手を置いた

小早川「僕の名前は小早川。鑑定士だよ。君は?」

             超高校級の鑑定士  
               小早川 喝人

秋目「秋目漱石です。えっと」

小早川「無理に話そうとしなくてもいいさ、自分のペースでゆっくりね」

そういってもらえてすごく安心した僕がいた
なんていうんだろう、さっきの白衣の人にも感じたけど、ゆったりとしたこの感じ

秋目「あ。よろしくお願い…します」

なんでかわからないけど不格好ながらも挨拶はできた。
自分のペースで頑張って話せるようになろう

3外国人っぽい少しチャラそうな男
6さらし姿に学ランを羽織った眼帯の少し近寄りがたい女
8凛とした出で立ちの木刀を持った女
9一人隅でタバコをふかしているジャージ姿の男
10しゃがんだ体制で手を地面についてようなカエル体勢の少女
11先ほど話しかけてきた白衣の男
12スタイル抜群の腕組をした期の強そうな女
13銀髪に赤い目が特徴的な学ラン姿の男
15スク水にパーカーを羽織ったスレンダーな女

下2
179 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/24(木) 21:47:57.28 ID:wL7ff4+sO
6
180 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/24(木) 21:48:19.24 ID:sep5UcEgO
15
181 :物書きさん ◆gbN..qgXoI [saga]:2023/08/24(木) 21:54:46.66 ID:ONdMC/8W0
秋目「すいません!自己紹介とかお話とか...」

勇気を出して話しかけてみたけどやっぱり怖くて声が上ずってしまったし。途中から声も小さくなってしまった
あんまりよくない話しかけ方だったな。
この人が見た目通り怖い人じゃないといいんだけど

瀬川「あら?どうされました?坊ちゃん」

瀬川「あら。まあ。そんな縮こまってしまってまあ、大丈夫ですよ?自己紹介でしたね」

あ。何だ予想に反してなんて言ってしまうと失礼だけど普通の―――

瀬川「性は瀬川!!名は繭!!掘り師を生業とし!!人の肌に一華咲かせ!!六道の辻まで刻んで見せます!!」

               超高校級の掘り師
                 瀬川 繭

―――――全然違ってた。

瀬川「少しばかり省略してしまいましたがァ。私はこういうものです」

秋目「あ…僕は秋目漱石...図書委員で」

瀬川「あらあら、そうなんですか。ご丁寧にどうもありがとうございます」

瀬川「どうされましたか?そんな面食らったような顔をして?」

急にあんな声量で名乗りを始められたらびっくりするよ...なんて言えるはずもなく
なんだか普通だと思って多分衝撃もすごくて...

胸がまだバクバクしてるよ...

3外国人っぽい少しチャラそうな男
8凛とした出で立ちの木刀を持った女
9一人隅でタバコをふかしているジャージ姿の男
10しゃがんだ体制で手を地面についてようなカエル体勢の少女
11先ほど話しかけてきた白衣の男
12スタイル抜群の腕組をした気の強そうな女
13銀髪に赤い目が特徴的な学ラン姿の男
15スク水にパーカーを羽織ったスレンダーな女

下1
182 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/24(木) 21:56:12.12 ID:wL7ff4+sO
8
183 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/24(木) 21:56:33.09 ID:9pM0i7TD0
3
184 :物書きさん ◆gbN..qgXoI [saga]:2023/08/24(木) 22:02:11.35 ID:ONdMC/8W0
秋目「あの、もしかしてこの状況について―――」

花吹雪「否」

木刀を持っていて強そうな人だから話しかけるのが怖かった
けど話しかけたら数秒で会話が終わってしまった...
いや、これはよくないぞ、さすがに僕もこんな短く会話を終わらせらるのは嫌だぞ

秋目「自己紹介とか...」

花吹雪「花吹雪涼。武士」

      超高校級の武士
       花吹雪 涼

秋目「好きなものとか...」

花吹雪「…チョコチップクッキー」

あ。意外だ、外郎とか羊羹とか来ると思ったのにすごい意外だ
というよりこんな凛とした顔で言われるとなんだか少しだけ面白いな...

秋目「好きな犬種は?」

花吹雪「マルチーズ」

って。ダメダメ、こんなことしてる暇じゃないんだよ僕は。
この状況を何とか把握して脱しないといけないんだから!

3外国人っぽい少しチャラそうな男
9一人隅でタバコをふかしているジャージ姿の男
10しゃがんだ体制で手を地面についてようなカエル体勢の少女
11先ほど話しかけてきた白衣の男
12スタイル抜群の腕組をした気の強そうな女
13銀髪に赤い目が特徴的な学ラン姿の男
15スク水にパーカーを羽織ったスレンダーな女

下1
185 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/24(木) 22:04:25.32 ID:wL7ff4+sO
3
186 :物書きさん ◆gbN..qgXoI [saga]:2023/08/24(木) 22:09:12.39 ID:ONdMC/8W0
アニキン「どぅーも!!アニキンTVエヴリバディ!!ってなわけで新たな迷子君にお話を聞いてみたいと思いまーす!」

             【超高校級の動画配信者】
               アニキン・グローバル

急にがっと肩を組まれて、目の前にスマホのモニターが現れた
横にはどこかで見たことのあるような男の人がいて僕を差し置いて流暢にしゃべっている

アニキン「ってなわーけーで。どうよ?この状況。なーんかしってたりする??しねー?」

秋目「え...いや。わから...ないです」

僕がわからないっていうとオーバーにリアクションをしてスマホの録画ボタンを起用に押した
どうやら録画は終わったらしい、いったい何だったんだろう...
いや。そもそもこういうのって僕の許可がいるんじゃないの??
..
アニキン「ふぅ。お疲れお疲れ、とりあえず後の画は適当にまたとったやつ使うわ」

秋目「え?いや。えっと...」

アニキン「ん?あー。サイン?それともグッズ?わりーけどグッズは持ってねえんだわ」

秋目「そのこの状況なんで…カメラとかそういうのでとるのは...」

アニキン「ん?タレント??事務所通さないとってこと??」

秋目「そうじゃないんですけど…」

ダメだこの人の言っていることの半分以上が理解できないし、僕の言葉も理解されてない
見た目も立ち振る舞いもお菓子な人ばかりのところに宮に連れてこられて僕はやってけるのかな...
なんだかもっともっと不安になってきたよ...

9一人隅でタバコをふかしているジャージ姿の男
10しゃがんだ体制で手を地面についてようなカエル体勢の少女
11先ほど話しかけてきた白衣の男
12スタイル抜群の腕組をした気の強そうな女
13銀髪に赤い目が特徴的な学ラン姿の男
15スク水にパーカーを羽織ったスレンダーな女

下1
187 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/24(木) 22:10:02.67 ID:yZg+QXmaO
9
188 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/24(木) 22:11:27.87 ID:65noru4NO
11
189 :物書きさん ◆gbN..qgXoI [saga]:2023/08/24(木) 22:12:01.95 ID:ONdMC/8W0
秋目「あのー!すいませんちょっと話を!」

東郷「わりーな、今ちょっと休憩してんだ、かわいい姉ちゃんならまだしも、お前さんじゃあなあ」

そういうと男はたばこの煙を僕に吐き出してきた。
というよりこの年で喫煙って法律上絶対にダメだったはずだ...この人は悪い人かもしれない…

秋目「ゴホッ!」

東郷「ふぃーっ...ま。名前くらいは教えてやんよ、東郷だ」

                超高校級のスナイパー
                  東郷 仁

煙を深く吐き出して僕にかけたと思えば、また煙草を口にやっている
とてつもなく甘ったるい匂いだ...

秋目「あ。僕は―――」

東郷「んあ?良い良い。男の情報なんざぁ興味ねえぜ」

秋目「え...えぇ...」

東郷「ほら、行った行った」

そういって東郷さんは僕を軽く追い返してしまった。
...なんだかとっつきにくい人だったな......

10しゃがんだ体制で手を地面についてようなカエル体勢の少女
11先ほど話しかけてきた白衣の男
12スタイル抜群の腕組をした気の強そうな女
13銀髪に赤い目が特徴的な学ラン姿の男
15スク水にパーカーを羽織ったスレンダーな女

下1
190 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/24(木) 22:12:25.67 ID:sep5UcEgO
10
191 :物書きさん ◆gbN..qgXoI [saga]:2023/08/24(木) 22:14:29.67 ID:ONdMC/8W0
秋目「どうしたの?なにやってるの?」

僕が次に話しかけたのは僕よりも小さい女の子
というより僕より年下なんじゃないかって思えるくらいに幼い

エメ「あ?なんだお前。エメは立ってるだけだぞ」

秋目「でも地面に手をついてるし、体調でも悪いのかなって...」

エメ「…あ。あー...そっかそうだ。普通のニンゲンはこうだったよな!でもこれ疲れるから嫌いなんだ」

そういってピシッと気を付けの体制になってるけど、どこかふらふらしている
この子はいったい何者なんだろう...?

エメ「エメはエメ!!ママとパパはチーターなんだ」


           超高校級の野生児
             エメ・ラルド

秋目「えっと...僕は秋目漱石っていうんだ」

エメ「秋目か!よろしくな!怖い獣が出たら追っ払ってやるからな!」

秋目「出ることないと思うけど…ありがとう?」

ご両親がチーター...って何だったんだろう?
もしかしてスゴク足が速い...とかかな?

なんだか不思議な子だったけど悪い子ではなさそうだな


11先ほど話しかけてきた白衣の男
12スタイル抜群の腕組をした気の強そうな女
13銀髪に赤い目が特徴的な学ラン姿の男
15スク水にパーカーを羽織ったスレンダーな女

下1
192 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/24(木) 22:16:00.64 ID:yZg+QXmaO
15
193 :物書きさん ◆gbN..qgXoI [saga]:2023/08/24(木) 22:17:08.01 ID:ONdMC/8W0
水野「はい。お水」

僕がいろんな人に話しかけて回っていると後ろから紙コップに入った水を差しだされた
丁度のどが渇いてたから助かるけど誰だろう

水野「こんにちは。私は水野海。ダイバーだよ」

           超高校級のダイバー
            水野 ウミ

水野「どう?ある程度皆のことがどんな人かわかった?」

秋目「変わった人が多いなぁって」

水野「ははは。まあそうだよね、って私もこんな格好だからその一人に入っちゃうか」

秋目「いや、でも水野さんはまだ話してて変じゃなくて...」

水野「変わった人多いもんね。私もさっきはびっくりしたよ、私も自分では変わってると思ってたからさ」

秋目「あはは。ほかに比べるとってやつですか?」

水野「まさにそれだよ。本当世の中って海みたいに深いもんだね」

スゴクまともな雑談ができた気がする
普通の人っていうのもちゃんといるんだなって認識できてよかった

少しは気が楽になった…かな?

11先ほど話しかけてきた白衣の男
12スタイル抜群の腕組をした気の強そうな女
13銀髪に赤い目が特徴的な学ラン姿の男

下1
194 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2023/08/24(木) 22:19:48.83 ID:sep5UcEgO
11
195 :物書きさん ◆gbN..qgXoI [saga]:2023/08/24(木) 22:20:28.35 ID:ONdMC/8W0
片桐「どう?ちょっとは落ち着いたかな?」

さっき僕に最初に話しかけてくれた男の人だ
なんだか声も雰囲気もとても心地よくてなぜだか心許してしまう

片桐「さっき自己紹介がまだだったなと思ってね」

片桐「私の名前は片桐空。催眠術師、催眠術って言っても怪しいものじゃないから警戒しないでね」

            超高校級の催眠術師
             片桐 空

秋目「あ。さっきはありがとうございました、おかげで何となく落ち着けてきて」

秋目「それに不思議な人たちばかりだけど、なんとなく状況もわかってきて」

片桐「そっかそっか、それはよかったよ。でも完全に安心しきるのはだめだよ、何が起こるかなんてみんなわからないんだから」

秋目「…あ。はい!」

片桐「また困ったことがあったら教えてね。私でよければ力になるからさ」

そういって白衣を翻して奥に行ってしまった
なんだか同年代とは思えないくらい大人な人だな...僕もあんな風になれたらな...なんて

12スタイル抜群の腕組をした気の強そうな女
13銀髪に赤い目が特徴的な学ラン姿の男

下1
196 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/24(木) 22:21:06.83 ID:yZg+QXmaO
12
197 :物書きさん ◆gbN..qgXoI [saga]:2023/08/24(木) 22:21:56.15 ID:ONdMC/8W0
秋目「すいません。お話しいいですか?」

丸子「ダメよ」

ダメか。そうだよね、こんな状況じゃ話したくない人もいるよね
僕が少し無神経すぎたかな。

秋目「そうですか、ごめんなさいありがとうございました」

丸子「…って!待ちなさいよ!引き下がるんじゃないわよ!食いついてきなさいよ!」

秋目「え…えぇ...」

丸子「んっ。んんっ。まあ、そこまで話を聞きたいのなら自己紹介位ならして差し上げてもよろしくってよ?」

秋目「あ。えっと大丈夫です...」

丸子「聞きなさいよ!!!お願いしますでしょ!!!そこは!」

秋目「えぇ...」

丸子「ショコラティエ。丸子凛。チョコレートの魔術師とは私のことですわ」

             超高校級のショコラティエ
               丸子 凛

秋目「へぇ...」

丸子「リアクションが薄いわね!もっと驚きなさいよ!!馬鹿みたいに!!!どっひゃーとか言いなさいよ!!」

秋目「ど...どっひゃー?」

丸子「それでいいのよ!」

なんだか元気な人だな...気難しそうだ...
多分僕のお姉ちゃんとかとなら気が合ったんだろうなってタイプだ...
198 :物書きさん ◆gbN..qgXoI [saga]:2023/08/24(木) 22:22:27.02 ID:ONdMC/8W0
名草「な。なんか食いもんもってね?」

秋目「…え?」

腕についてる南京錠をじゃらじゃらさせながら話しかけてきたのは銀髪の男の人だった
なんだかどことなく遊んでそうな雰囲気がある

秋目「いや、今こう言う状況で…食べ物とか、それにここがどこかすらも...」

名草「あー?まあ死ぬときは死ぬっしょ!死にたくねーけど」

秋目「えっと。今僕はみんなに話を聞いてて...食べ物とかは持ってないんだけど…」

名草「んあ?あー。なら俺に話聞いても無駄だぞ、なーんも覚えてねえもん」

           超高校級の???
             名草 魅音

秋目「ここにいる前は?」

名草「んにゃ?知らねー。あ。生まれてたってのは確かだわな」

秋目「自分の才能は?」

名草「なんだそれ?悪魔の実とか術式とかか?ジャンプの読みすぎだぜ?」

...こんな人もいるんだ、何にも覚えてないってむしろ不思議だな......
もしかしてこの人だけここに連れてこられるときに何かされたとかなのかな?

けど今そんな様子はないし...。なんだかお気楽そうだしそれでいいのかな?
199 :物書きさん ◆gbN..qgXoI [saga]:2023/08/24(木) 22:24:32.47 ID:ONdMC/8W0
今日はここまでで

才能詐称者隠匿者黒幕についてはもうすでに決まっています
が、どの章で誰がクロになるかシロになるかはまだ大雑把にしか決まってないので皆様の安価次第で無限に変わる内容にはなっています
結末に関しても同上安価の内容で変わっていく次第でございます

本日はお付き合いありがとうございました
200 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/24(木) 22:26:16.67 ID:yZg+QXmaO

相田くん強キャラだな
201 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/24(木) 22:33:31.27 ID:lOHTalHU0
乙です
202 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2023/08/25(金) 15:39:37.04 ID:N3DMjdsLO
これでエメさんが才能偽ってたら演技力やばいな
203 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/25(金) 15:52:46.31 ID:MiVSGVe0O
海ちゃんは長生きしなさそう
204 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2023/08/25(金) 17:34:57.17 ID:OicyVwG+O
正直ギャルが冷静すぎないかって言うのと催眠術師がなんか噛んでるだろってのはある
205 :物書きさん ◆gbN..qgXoI [saga]:2023/08/25(金) 18:55:39.76 ID:oUsMYyGl0
PROLOGUEだけ終わらせておきたいので投下しても?
206 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2023/08/25(金) 19:05:21.88 ID:FMUT821JO
いいよ
207 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/25(金) 19:05:24.29 ID:x9FWkjEJ0
どうぞ
208 :物書きさん ◆gbN..qgXoI [saga]:2023/08/25(金) 19:06:37.16 ID:oUsMYyGl0
――――ピーンポーン

パーンポーン―――――――


一通り僕がみんなのことを把握し終わったくらいにホテル内にチャイムが鳴り響いた
ホテルのチャイムっていうよりかは学校のチャイムみたいな


???「あーあーあー」

???「聞こえる?聞こえるね」

秋名「誰!!!?」

シーナ「悪魔です!!悪魔!!!チェンソーを持ってきてください!!!」

エメ「…悪魔じゃねーぞ。なんだありゃ」

そういってエメさんが指さした方向にいたのは熊?
半身が白でもう半身が黒色のなんだかとっても奇妙な配色の熊の人形?

モノクマ「オマエラ落ち着いて。僕はあくまでも不審者でもないよ!クマだよ!」

エメ「クマァ?狸の間違いだろ!!!そんな太った熊はジャングルで見たことねえぞ!!」

モノクマ「ボクは熊は熊でもジャングル育ちじゃないの!コンクリートジャングル育ちの熊なの!!」

モノクマ「だからこんなにみんなに愛されるような愛されラブリーフォルムになったのです!」

シーナ「熊…悪魔…怠惰の悪魔ですね!!!私たちを堕落させようとしてもそうはいきません!!」

シーナ「リラックマもといちいかわもとい堕落の象徴である悪魔!!!」

シーナ「この先祖代々から伝わってる聖なる大幣で悪しき魂を――――」

弾正「ひゃだ!その見た目で大幣!?十字切りなさいよ!!」

モノクマ「ボクは大幣でも十字架でも払えないんだけども―――」
209 :物書きさん ◆gbN..qgXoI [saga]:2023/08/25(金) 19:07:14.04 ID:oUsMYyGl0
モノクマ「まあ、自己紹介するとボクは希望ヶ峰学園の学園長なのです」

名草「わかんねー」

小早川「つまりは僕たちがこの状況にいる理由を知っていると?そういうことかな?」

相田「ということなのであればぜひ説明してほしいな、この状況を」

海野「まあまあみんなそんな矢継ぎ早に、まだ目的だってわかってないんだし、ほんとにこのクマ君がしってるの?」

モノクマ「知ってるとも!!その理由をボクは説明しに出てきたんだから!!」

そういってモノクマ?とかいうクマの人形は赤く目を光らせた
やっぱり生き物じゃない、機械なんだってわかるような眩くて怪しい色で僕たちを見回して
そしてもったいぶるようにこう続けた

モノクマ「まあけどやっぱり説明しても理解できるかなーってボクはおもうんだよね」

モノクマ「心の準備とかいらない?いらない?」

花吹雪「早くしてくれないか?」

モノクマ「…んまあじゃあ一度しか言わないからよーく聞いてね」

モノクマ「本当に一度だけだからね―――」

花吹雪さんに急かされてモノクマは信じられないことを口にした
この場にいた誰もがきっと予想できないような最悪でいきなりであり得ないことを
210 :物書きさん ◆gbN..qgXoI [saga]:2023/08/25(金) 19:07:49.24 ID:oUsMYyGl0















モノクマ「コロシアイ学園生活です!」
211 :物書きさん ◆gbN..qgXoI [saga]:2023/08/25(金) 19:08:17.03 ID:oUsMYyGl0













――――――――――シュンッ

―――――――――――――――――パァンッ
212 :物書きさん ◆gbN..qgXoI [saga]:2023/08/25(金) 19:08:48.06 ID:oUsMYyGl0
秋目「!?!?」

東郷「!?」

ありえない言葉がマイク越しに伝えられたその瞬間だった
モノクマの額にあたる部分にまるで生えてきたかのように包丁が突き立っていたのは

東郷「あー。誰だ?」

シーナ「きっと天罰です!大幣からの聖なるパワーが悪しきものに包丁を―――」

秋名「ひいいっ!!!」

名草「やっべ!やっべ!マジで死んだんか??いやてか生きてたんか??」

桜吹雪「…誰のものかはわからなぬ殺気……」

東郷「俺のこと見んなっての。銃なんて持ってねえし構えてねえだろ」

エメ「エメでもないぞ!!」

今井「うわ...やばすぎでしょ」

――――――――ドサッ



モノクマ「あー。完全にカメラの死角からやられちゃうなんて。もう!失礼だよ!!」


動かなくなったモノクマの上に天井から音を立ててモノクマと何かが降ってきた
その何かが何なのか、理解するには時間がかかるくらい僕には見慣れないもので
そして理解した人たちから順にどよめきが起こった
213 :物書きさん ◆gbN..qgXoI [saga]:2023/08/25(金) 19:09:40.15 ID:oUsMYyGl0
秋名「いやああああ!!!!」

海野「!?」

片桐「っ...!」

まじまじと見てようやく僕も理解した。
モノクマが倒れたものクマの上に落として今自分の足場にしているもの
それが人骨だということを、頭蓋骨が何を言うわけでもなく僕たちのを方をじっと見ていることを

モノクマ「次ボクに暴力を働いたらこうだよ!!どんな方法でも割り出してこうするからね!!」


そしてそんなどよめきを切り裂くかのようにまず最初に口を開いたのは丸子さんだった


丸子「…私にこんなことをしてどうなるかわかっていますの!?」

瀬川「そうでございますよ?日本の法律でこんなことは許されませんわ」

モノクマ「まあ。もうその国は終わってるから別に関係ないんだけど」

丸子「何を言っていますの?日本が滅ぶなんて馬鹿なことないでしょう!」

モノクマ「うぷぷ。それはまあここから出てのお楽しみってことで」

今井「あー。ちなみにここから出る系ってのは?何したらいい系なわけ?」

モノクマ「お!いい質問です!!!」

モノクマ「それがボクがさっき言ったコロシアイ生活!なんだよね」

コロシアイ生活?そんなデスゲームパニック小説みたいなことが現実に?
いやいやいや、そんなのはフィクションだけの話で、現実の話なんかじゃない
でもこの状況だからこそ不安になっている僕もいた。
214 :物書きさん ◆gbN..qgXoI [saga]:2023/08/25(金) 19:10:15.02 ID:oUsMYyGl0
モノクマ「やっぱあんな事故があったわけじゃん?だから希望ヶ峰としては!どんな状況としても生き残れる強い希望が欲しいわけ」

あんな事故。おそらくそれは僕たちがここに来る原因となって事故の話なんだろう
けどだからと言ってコロシアイ?狂ってる...。それしか言葉が出てこない
そんな蟲毒みたいなことを本気でしようなんてありえない

モノクマ「まあこれは学園長としての建前なんだけどね。うぷぷ」

相田「つまり本気で僕たちを殺しあわせようと?」

モノクマ「まあそういうことだよねー」

モノクマ「現にボクはこうやって超高校級の探偵君をバランスのために馬謖を切る思いでこうしたわけだし」

相田「バランス?」

今井「いやガチコロなんだったら普通は武士とかスナイパーぢゃね?」

東郷「勘弁してくれよ。俺ァ銃がなきゃただの気のいい兄ちゃんだぜ?」

桜吹雪「是。刀が無ければ気のいいお姉ちゃんである」

モノクマ「まあまあそれはゆくゆく話すとして」

モノクマ「一気に説明してもオマエラわかんないでしょしょ?」

秋名「恨まないでください!!!!」

モノクマ「ほら。もう現に秋名さんはクッションで人を殺そうとしてるわけだし」
215 :物書きさん ◆gbN..qgXoI [saga]:2023/08/25(金) 19:11:20.48 ID:oUsMYyGl0
弾正「やだもう!ちょっと痛い痛い!埃が立つでしょ」

秋名「母親の仇!!」

弾正「やだ......お母さん死んじゃったの?」

秋名「54歳!存命です!!!」

丸子「死んでないじゃないですの!!!!」

とりあえず弾正さんが秋名さんを羽交い絞めにして
海野さんが落ち着かせようとお水を飲ませている

モノクマ「とりあえずオマエラは今日からここでコロシアイ生活をのびのび楽しんで行ってもらいます」

モノクマ「ルールとか細かいことは今から配る電子生徒手帳に記載があるからきちんと読んでおくようにね」

エメ「ガルルルルル」

モノクマ「はいはい威嚇しないよ。ボクはもう手帳渡して帰るから」

モノクマ「じゃ。バイナラー」

そういってモノクマはカウンターの上に長方形のタブレットのようなものを人数分置いて床に現れた穴に消えていった
コロシアイ生活?こんな状況でそんなフィクションみたいなことを?

...いくら考えてもあり得ないよ




―――――――――――――――――ってこの時の僕はまだ思っていた
216 :物書きさん ◆gbN..qgXoI [saga]:2023/08/25(金) 19:12:48.54 ID:oUsMYyGl0








【PROLOGUE】

カンゲイ!絶望ゴーストタウン!!【完】



生存人数16名



   


                




                       
217 :物書きさん ◆gbN..qgXoI [saga]:2023/08/25(金) 19:13:34.18 ID:oUsMYyGl0

PROLOGUEはここまでです
一章や探索片はまた九時くらいから開始しようかと

それまではお好きにお使いくださいませ
218 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2023/08/25(金) 19:27:15.63 ID:wO2p+d/IO
迫真の存命宣言に笑ってしまった
てか早速モノクマが一撃で仕留められたのはなに?
219 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/25(金) 20:11:26.39 ID:MiVSGVe0O
水野ちゃんが海野ちゃんにw
220 :物書きさん ◆gbN..qgXoI [saga]:2023/08/25(金) 20:12:36.61 ID:oUsMYyGl0
誤植申し訳ないです
221 :物書きさん ◆gbN..qgXoI [saga]:2023/08/25(金) 21:41:57.69 ID:oUsMYyGl0


投下しても?
222 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2023/08/25(金) 21:43:58.08 ID:YvGRb1rRO
います
223 :物書きさん ◆gbN..qgXoI [saga]:2023/08/25(金) 21:44:33.95 ID:oUsMYyGl0

モノクマがいなくなってから僕たちは言われたとおりにおずおずと夫々カウンターの上の電子手帳を手に取った
名前などは何も書いていない橙色の端末は見た目以上に最新鋭らしく、起動と同時にインカメラが起動して僕の顔を読み取った

<ーーーーーーーーーーーー>
  超高校級の図書委員
    秋目 漱石
<ーーーーーーーーーーーー>

どうやら生体認証がついているらしく、事前の僕の顔は登録されていたみたいだった

さすがは希望ヶ峰学園だな、なんて思いたいけど。今は状況が状況だから素直に喜べない
他の人たちも生徒手帳の機能に驚いてはいるみたいだけどそれを表に出そうとはしてないみたいだ

さっきまで慌てふためいていた秋目さんですらこの世の終わりみたいな顔で生徒手帳を見つめている

本当に大変なことに巻き込まれてしまったんだな。僕たちは。
224 :物書きさん ◆gbN..qgXoI [saga]:2023/08/25(金) 21:45:04.23 ID:oUsMYyGl0









【Chapter1】

絶望満漢全席 (非)日常編
225 :物書きさん ◆gbN..qgXoI [saga]:2023/08/25(金) 21:45:32.46 ID:oUsMYyGl0
片桐「さて。これからどうしようか」

今井「どーするもこーするも、手帳読み込むとわかっけど何も今は動けなくね」

口火を切ったのはこの二人だった。
二人はすでに手帳を読み進めているらしくこの生活に放りだされてしまったことを何とか飲み込んだらしい

水野「動けないって?」

シーナ「MAPのことですかね?行ける場所はここを含めて今は4か所みたいです...」

東郷「それもそうだがなぁ」

相田「んー。それ以上は急に言ってしまうと混乱する人もいるだろうし...ね?」

東郷「んあ?あー...あいよ」

秋名「もうやだぁ...帰りたい...」

秋名「殺そうとしたって無駄ですからね!!!私は強いんです!!他をあたってください!!」

秋名「柔道700万色帯!書道神級!ハーバード卒なんですから!!!!」

弾正「何よその目にやさしくない帯は。そんなイカ釣り漁船みたいな帯があってたまるもんですか」

数名を除いてなんとかみんなが平静を取り戻した...ううん。取り繕っている中
重く湿った生ぬるい空気の重さだけがこの広場に充満していた

やっぱりこれは夢なんかじゃないんだな
226 :物書きさん ◆gbN..qgXoI [saga]:2023/08/25(金) 21:46:06.70 ID:oUsMYyGl0
水野「とりあえず外の空気でも吸いに行かない?」

エメ「エメも行きたいぞ!!もしかしたら外に出れるかもしれないからな!!」

瀬川「そうでございますね。何か探索することで手がかりを得ることくらいはできるかも...」

名草「じっとしてんのもよー。退屈だしよー。腹も減っちまったし、なんかここにいてもって感じだよなー」

皆がぞろぞろと動き始める。
水を飲んだりソファで寝転がったり電子生徒手帳の機能を確かめたり

小早川「でもこんな状況だ、単独行動をとるのは危ないんじゃないかい?」

片桐「確かにそうだね。探索するにしても効率的にグループに分かれた方が良いかもしれない」

水野「そうだね、ここにずっといても何か解決するわけでもなさそうだし」

皆のことをじっと見ているだけの僕だけど、どうやら今から生徒手帳を片手にみんなで探索に行くみたいだ
僕も少し落ち着いてきたし、なんだか不謹慎だけどこの状況に少し興味も沸いてきた
だってこんなフィクションでしかありえないことが今身に起きているなんて。言ってしまえば悪いけど少しだけ―――

今井「なーに考え込んでんの?落ち込むなって」

秋名「父の仇!!!!」

今井「はいはい。お父さん生きてるっしょ」

そんなことを考えてたら後ろから秋名さんにクッションで叩かれてしまった
今から探索するんだったら怖くない人たちと一緒が良いな...

【一緒に探索する人を3名】※安価が被った場合はランダムで選出します
下3
227 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/25(金) 21:46:28.30 ID:YvGRb1rRO
小早川
228 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/25(金) 21:47:06.08 ID:MiVSGVe0O
魅音
229 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/25(金) 21:48:50.15 ID:R8gpTSWXO
秋名
230 :物書きさん ◆gbN..qgXoI [saga]:2023/08/25(金) 21:57:11.19 ID:oUsMYyGl0
小早川「とりあえず秋目少年。僕たちと一緒に行こうか」

名草「なんかテキトーに来ちまったけど、よろしくなー」

秋名「いや!!やめて!乱暴しないで!!!名草君のエッチ!!!」

誰と行こうか、だれのグループに入ろうかを考えてたら小早川さんに声をかけられた
そのあとに名草君と、なぜか名草君に連れられる形で秋名さんが
僕たちはこの四人らしいけど、正直小早川さん以外はちょっと不安だ...

小早川「とりあえず片桐君たちが分けて探索するってことだから、どこに行くかだけ最初に決めておこっか」

秋名「男三人...女一人...密閉された空間...何する気ですか!!!!!」

秋名「飢えた獣のような目で!!!そんないやらしいことを考えて!!!」

名草「今は性欲っつうより眠てえし食いてーな」

小早川「ごめんね。僕も秋目嬢より玄関の中華風の大きな壺のほうがそそられるかな。だから安心しておくれよ」

秋目「…ごめんなさい」

秋名「ひぃんっ」

なんだか少し可哀そうだけど、それよりも調べる場所を決めないとな

【調べる場所】
1:ホテル
2」レストラン
3:ランドリー
4:ゴミ捨て場

【探索する場所】
下2
231 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2023/08/25(金) 21:58:08.24 ID:YvGRb1rRO
1
232 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/25(金) 21:59:22.39 ID:PyZ3WVlJO
2
233 :物書きさん ◆gbN..qgXoI [saga]:2023/08/25(金) 22:08:57.90 ID:oUsMYyGl0
小早川「名草少年もお腹が減っているみたいだし、僕たちはレストランから回ることにしたよ」

名草「おー!いいじゃん。なんかうめーもんとかあるかな。北京ダックとか」

秋目「北京ダックはないんじゃないかな...作るの大変らしいし。冷めるとまずいらしいし」

秋名「今私を見ましたね!?北京ダックを見るような目で!!」

小早川「どういう目だろうかそれは」

名草「脂ぎってつやつやしててギトギトってことじゃねーの?しらねーけど」

秋目「でもそんなに秋名さんは太っていないと思うけど…」

秋名「デブって言いたいんですか!!デブじゃないです!平均体重少し下です!!」

秋名「それにおっぱいも大きいから体重の半分はおっぱいで!!XXXDカップくらいあります!!!」

名草「なんか変形するロボットのおもちゃみてーだなそれな」

秋目「それにそのカップ数だと自重で歩けないよ...」

秋名「あー!!いま人のことホルスタインって言いました!!!言いましたよ!!聞きました!?」

秋名「私の乳からミルクを絞るだけ絞ってかすかすのミイラにして殺す気なんですね!?」

小早川「...人間の母乳は確かに血液だから強制的に搾乳すると貧血になるのだろうか.....」

秋目「どうなんでしょう。母乳に変換するまでのプロセスをどう経ていくかにもよるかと思います」

名草「なんかわかんねー話してんなー。けど。ドンマイな!ホル子!」

秋名「親指立てないでください!!!あとホル子って何ですかぁ!!!」

秋名「ちゃんと名前で呼んでください!!!秋名です!秋名!詩音!!!」
234 :物書きさん ◆gbN..qgXoI [saga]:2023/08/25(金) 22:17:19.07 ID:oUsMYyGl0
【レストラン 満腹楼】


レストランは外から入る入り口と、ホテル内の廊下から入る入り口の二種類あるみたいで
僕たちは外からレストランに入った。

中の内装はホテルと同じく中華風で、豪華なシャンデリアや中華風の屏風が置いてある

名草「しーちゃんさー。これ食う?」

秋名「なんですか!しーちゃんって!!あと何食べてるんですか!!」

名草「いや。名前で呼べっていうからよー」

どうもこの街っていうかこの場所自体はホテルやここを見る限り中華をイメージして作られているみたいだ

小早川「しーちゃんは少しは落ち着いたかい?」

秋名「だからなんでしーちゃん呼びなんですかぁ!」

秋名「あと名草君!そのチキンレッグみたいなのもう一本ください」

秋目「...餌付けされてる...?」

ある程度の調理用品や見たことのない食材までここには幅広く取りそろえられてるみたいだ
レトルトのパウチなんかもあるし、当面は餓死なんて心配はなさそうだな

名草「秋目も食うかー?」

ちなみにだけど名草君が食べてたチキンレッグと謎のぶよぶよ見たいなお肉が入ったものはとてもおいしかった
...後で豚にならないといいけど。なんてね

【調べる場所】
1:ホテル
3:ランドリー
4:ゴミ捨て場

【探索する場所】
下2
235 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/25(金) 22:17:56.50 ID:PyZ3WVlJO
詩音ちゃんネガティブすぎて好感度上がるとヤンデレ属性つきそう
罪木ちゃんみたいに
236 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/25(金) 22:19:05.08 ID:x9FWkjEJ0
237 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/25(金) 22:19:05.51 ID:YvGRb1rRO
1
238 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/25(金) 22:22:05.64 ID:YvGRb1rRO
しーちゃん可愛いな
239 :物書きさん ◆gbN..qgXoI [saga]:2023/08/25(金) 22:30:12.50 ID:oUsMYyGl0
【ランドリーゾーン】

ランドリーもさっきのレストランと同様ホテル内の廊下から入る入り口と外からの入り口二種類あるみたいで
僕たちはレストランを出てそのまま向かいのランドリーに入った。

乾燥機とか洗濯機とか奥には洗剤とか衣類品の薬剤を保管している小さな倉庫みたいなのがあるみたいだ

秋名「...名草君。それちょっとください」

名草「やだよ、じゃあオメーのそれも一個よこせよ」

秋名「唐揚げ1とゴマ団子1では価値が違うから嫌ですゴマ団子2で手を打ちます」

僕たちがせっせと探索を進めてる間、この二人はずっとランドリー内のソファに座ってレストランから持ってきた食べ物を食べている
いやまあ落ち着いてくれてる分には良いんだけど…
名草んはちょっと手伝ってくれてもいいんじゃないかな...なんて

小早川「ふんふん。乾燥機も洗濯機も最新のものみたいだね。それに洗剤もアレルギー対応のものから匂いのないものまでそろってる」

小早川「レストランもあるし、物騒なことしなくてもここでのんびり暮らしていけそうだ」

秋目「物騒なこと...ですか」

小早川「まあ、僕は平和主義者で聞き役が得意な一般人さ。そんな重たい顔しないでおくれよ秋目少年」

小早川「それに何もまだ事が起こったわけでもあるまいし、そんな重たい顔をしててもつらいだけだよ」

小早川さんが僕の肩にポンポンと手を置いてくれた
なんだかやっぱりこの人は片桐さんとかと同じで安心できるな

秋名「わかりましたゴマ団子1.5で手を打ちます」

名草「わーったよ!ほら!」

秋名「食べかけじゃないですか!!!!」

ちなみにこの後さすがにはしゃぎすぎだよとこの二人は小早川さんに釘を刺されてました。

【調べる場所】
1:ホテル
4:ゴミ捨て場

【探索する場所】
下2
240 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/25(金) 22:30:30.91 ID:+PDYATpzO
4
241 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/25(金) 22:31:40.34 ID:tjqGuuSeO
1
242 :物書きさん ◆gbN..qgXoI [saga]:2023/08/25(金) 22:44:14.76 ID:oUsMYyGl0
【ホテル 紺豚楼】

ホテルからつながっている場所は一通り調べ終わったので僕たちは一度元のエントランスに戻ってきた
どうもエントランスドアから見て右手がレストランにつながる廊下、左手がランドリーにつながる廊下みたいだ

秋目「僕たちの部屋はどこなんでしょう?」

小早川「地図的にこの階段を上って右が男子左が女子みたいだね」

エントランスの受付のサイドの階段から自分たちの部屋へアクセスできるみたいで、このホテルに来るのがこんな状況じゃなかったらななんて思ってしまう。

秋名「私の部屋は女子フロアの2階回の一番奥みたいですね」

名草「あー。4人ずつで階が分かれてんだなー。階段上りたくねーなー」

小早川「名草君は男子フロアの一階みたいだよ」

秋名「お風呂とかはどこにあるんですかね…」

秋名「...今私がお風呂っていう単語を言って反応しましたね?」

名草「だってオメー汗臭えもん」

秋名「な!?」

小早川「確かに。あんな話あった後だからね…嫌な汗もかくだろう」

秋名「今この人私の脇からスパイシーな鉛筆のにおいがするって言いましたよ!?」

秋目「そこまでは言ってない...かな?汗のにおいがするよってだけで」

名草「なんか俺も洗ってねー犬みてーなにおいするな...」

とりあえず僕もそんな匂いがしてたら嫌だしこの後は自分の部屋でシャワーでも浴びよう…
さすがに今はホテルの大浴場って気分にはなれないし...
243 :物書きさん ◆gbN..qgXoI [saga]:2023/08/25(金) 22:52:14.17 ID:oUsMYyGl0
【ゴミ捨て場】

最後僕たちは唯一外からしかアクセスできないゴミ捨て場に来た。
ゴミ捨て場って言っても、ちょっとした倉庫も兼ねているみたいでこまごまとした工具とか雑多なものが所々に立てかけてある

小早川「ここにめぼしいものはないかな」

秋名「あの焼却炉で死体を焼くんですね…」

名草「マシュマロとか焼きてーよな」

秋目「なんか二人って仲良さそうで全然真逆のこと言うよね...」

秋名「一緒にしないでください!!私はこんな図太い犬みたいな人とは違います!!」

名草「そうだぞ!オメーこんな陰気なヒスパニック女と一緒にすんじゃねー!!」

小早川「こらこら、秋目少年。わざわざ火を焚かないでくれるかい?」

ふと思ったことを口にしたら小早川さんに釘を刺されてしまった
けどやっぱりこの二人は真逆の様で似てるな...。
でもこのことでまた小競り合いをされたら困るしこれは胸にとどめておかなきゃ

秋名「なんか不愉快なんでお腹減ってきました!」

名草「奇遇じゃねーかー。俺もだぜ」

小早川「あー。二人とも。もう少し見てからレストランに寄ってあげるから勝手に動くのは止してくれるかい?」

なんだかもう完全に小早川さんがお父さんみたいになっているな...

秋目「...お疲れ様です」

小早川「ん?秋目少年何か言ったかい?」

秋目「いえ。何でもないです...」
244 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/25(金) 22:55:33.70 ID:+PDYATpzO
まぁ名前がそっくりだしね
245 :物書きさん ◆gbN..qgXoI [saga]:2023/08/25(金) 23:09:00.97 ID:oUsMYyGl0
【ホテル 紺豚楼】

片桐「特にみんなのグループ変わったことはなかったかな?」

水野「私たちのところは特に。出口は無くて封鎖されてるってことくらいだね」

弾正「一応ここよりすこーし奥に行けたけど四方八方シャッターが閉まっててぜーんぜんダメ」

小早川「僕たちも同じ感じだね、特に気になることはないかな」

各グループの代表みたいな人たちが自主的に何があったかを報告しあってる。
皆も、というより僕もだけど、最初よりかなり落ち着いてきて、なんだかあんなことが無ければ修学旅行みたいな気持ちだったかもしれない

今井「とりま、寝ねえ?」

東郷「んまあ、やることもねえし、解散でもいいんじゃねえか」

電子生徒手帳の時間を見ると夕方すぎくらいの時間になっていた
確かにもう日も落ちてくるだろうし、外をうろうろするのはよくないかもしれないな

水野「これからみんなで共同生活ってことだしさ、安否確認も兼ねて毎朝レストランに集まるってのはどう?」

今井「んー。時間によりけりー」

エメ「エメはいいぞ!!」

秋目「いいんじゃないかな。こんな状況だし、少しでも情報交換できれば」

相田「僕も賛成だよ。せっかく超高校級が16人もいるんだし、3人寄ればどころの話じゃないだろうからね」

片桐「共同生活っていうことなら役割分担もしないとね。みんなもう少しだけ付き合ってくれるかい?」
246 :物書きさん ◆gbN..qgXoI [saga]:2023/08/25(金) 23:09:58.82 ID:oUsMYyGl0
片桐さんの呼びかけで朝のごはん当番やゴミ捨て当番に洗濯当番
共同生活をする上での最低限の役割分担みたいなものが決められていった

水野「何かこれが嫌だなとかこうしたらいいなーって思う子いたら教えて」

今井「特にないかもでーす」

東郷「...こんな状況なのにのんきだねぇ」

弾正「いいじゃなぁい。こういう状況だからこ・そ・よぉん」

エメ「なんでオマエは男なのに女みたいな喋り方なんだ?カタツムリなのか?」


今井「ちょ!!!」


弾正「あら?なぁに???」


丸子「ごめんなさい?もしかすると私が咳をしてしまって聞こえなかったのかもしれませんわね」

東郷「とんでもねー爆弾さらっと投げてくんな...」

今日はすることもある程度終わったみたいだしこのまま部屋に帰ろうかな...
なんだかこの空間にいるととんでもない流れ弾食らっちゃいそうだし...

けどまだ時間的に跳ねるには早いし...どうしようかな?

【就寝か誰かと交流するか】※交流する場合は対象を一人指定
下2
247 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/25(金) 23:11:26.18 ID:r2+NDCppO
丸子
248 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/25(金) 23:12:31.57 ID:NRlqjkLbO
水野
249 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2023/08/25(金) 23:14:03.16 ID:bQsz/naQO
不覚にもエメさんがぶっ込んでて笑った
250 :物書きさん ◆gbN..qgXoI [saga]:2023/08/25(金) 23:26:00.53 ID:oUsMYyGl0
秋目「水野さん。お疲れ様」

まだ時間もあったし、さっきのお水のお礼に僕はレストランから持ってきていたチョコバーを水野さんに渡しに行った
色々指揮も取ってて疲れてるだろうし

水野「おー。気が利く!ありがと」

秋目「ううん。さっきはお水ありがとう、水野さんは疲れてない?」

水野「んー。疲れてないっていうとウソになるけど、ちょっとだけワクワクしてるかな」

チョコバーを食べながらボクに向かってそんなこと言って笑う水野さん
この状況なのにそんな風に言えるのは強いな
僕は落ち着いてきたとはいえこの状況を呑み込めてすらいないのに

秋目「ワクワク?」

水野「なんかさぁ。ほら、こんなのって普通はあり得ないじゃん?」

水野「未知っていうか、初めてって言うか」

水野「なんだろ、おかしなこと言ってるなーとは思うけどさ。あはは」

ソファに腰掛けながらも水野さんは最初あった時と変わらない顔でそんなことを話している

水野「ごめんね、ちょっと引いた?」

【安価】
1:引いた
2:引いてない
3:自由発言(発言内容指定)

下2
251 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/25(金) 23:29:55.18 ID:Hf2NHC0T0
2
252 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/25(金) 23:32:50.58 ID:r2+NDCppO
3
引かないけれど、僕は状況が飲み込めなくて不安だって伝える
253 :物書きさん ◆gbN..qgXoI [saga]:2023/08/25(金) 23:40:42.20 ID:oUsMYyGl0
秋目「引いたりはしないけど。僕は状況が飲み込めなくて不安...だよ」

水野「ふふっ。そっかそっか、けどそーだよね。分かる」

渡したチョコバーを一気に口に放り込んで水野さんは僕のことをじっと見つめてきた
そしてゆっくりと手を伸ばしてきた方と思うと僕の頭に軽く手を置いてぽんぽんと手を揺らした

水野「けどだいじょーぶだって。いつ死ぬかわかんないのはふつーに生きててもそうでしょ」

水野「それに、秋目君は私より賢そうだしさ、多分こんな状況でもなんとかする方法を見つけれそうじゃん」

水野「って。あはは。励ましになった?なってない??昔っから私こういうの上手くなくてさー」

恥ずかしそうに笑ってソファから立つと水野さんはそそくさと水を汲みに行った

水野「まあけど。何がとは言わないけどさ、困ったときは話してみてよ。話位なら聞くし」

水野「それに私はコロシアイなんて乗るつもりないしさ、安心してくれて大丈夫だからさ」

秋目「ありがとう...ございます」

なんだか初対面の人にぶつけるような話じゃなかったなって思うけど
水野さんは水野さんなりにそれを受け止めて精いっぱい返してくれたんだなっていうのが伝わった。
僕も少しはこの生活で前向きになっていかないとな

【水野の好感度が10上がった】
254 :物書きさん ◆gbN..qgXoI [saga]:2023/08/25(金) 23:45:50.34 ID:oUsMYyGl0
水野さんと話した後は僕は初めて自分の部屋に踏み入った。
男子フロア二階の一番手前が僕の部屋らしく、部屋にはトイレやシャワーが備え付けられている
僕が図書委員だからか部屋には備え付けの本棚があって、そこにはいろんな種類の本が収められていた

秋目「...コロシアイかぁ」

僕しかいない部屋。
監視カメラが付いた実験室みたいな部屋でこれからの生活のことを考えてみる。

僕が人を殺すなんて考えられないし、僕が殺されるなんてことも想像つかない


秋目「前向きになんないとな。少しは」

水野さんの言葉をふと思い出してみる。
そうだ、僕は運動ができないから少しは頭を回してここから出る方法を見つけないと
それにいつまでもくよくよしてても状況が変わるわけじゃないし...


秋目「ってだめだ。」

ぐるぐる考えているとやっぱりまだ不安が襲ってきて後ろ向きになってしまいそうになる

とりあえず今日は生徒手帳を確認してシャワーを浴びてゆっくり寝よう。
明日からは共同生活が始まるんだし。遅刻なんてしたくないしな。
255 :物書きさん ◆gbN..qgXoI [saga]:2023/08/25(金) 23:50:40.96 ID:oUsMYyGl0
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
1 生徒達はこの街内だけで共同生活を行いましょう。 共同生活の期限はありません。

2 夜10時から朝7時までを”夜時間”とします。 夜時間は立ち入り禁止区域があるので、注意しましょう。

3 就寝はホテルに設けられた個室でのみ可能です。 他の場所での故意の就寝は居眠りと見なし罰します。

4 街について調べるのは自由です。 特に行動に制限は課せられません。

5 学園長ことモノクマへの暴力を禁じます。 監視カメラなどの街のものを破壊するを禁じます。

6 仲間の誰かを殺したクロは“卒業”となりますが、自分がクロだと他の生徒に知られてはいけません。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

原則として、以上を遵守しましょう
なお、校則は順次増えていく場合があります。
―――――――――――――――――――――――――


電子生徒手帳の項目は一通り目を通して校則も読んでは見たけど。
どうもこの6番の項目がこの生活の肝の部分になるのかな、ただ殺すだけだと力の強い人が暴れたら終わりだもんね...

昔こんな本をどこかで読んだ気もするけど...どんな作品だっけ


秋目「…今日は疲れたなぁ」

これから始まるこの生活のことと、書いてある校則のこと。
外に出る方法。皆がこのルールに従わなくていい方法


そんなことを考えているうちに眠気がやってきて僕に最初の日は終わった――――――
256 :物書きさん ◆gbN..qgXoI [saga]:2023/08/25(金) 23:51:27.92 ID:oUsMYyGl0
本日はここまで。お付き合いいただきありがとうございました


明日も更新予定なのでまた更新前に確認取りますね
どうぞお楽しみに
257 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/25(金) 23:52:30.06 ID:TwJ1yqdDO

海ちゃんの退場オーラがやばい
258 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/25(金) 23:55:44.01 ID:NRlqjkLbO

幸運と???という対の関係
似た者同士と明言されてる
魅音と詩音
魅音くんとしーちゃんは何かあるのか。ただのなかよしコンビなのか
259 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/26(土) 00:09:17.44 ID:WZW8zI9UO
水野ちゃんのヒロイン力が尋常じゃない
しーちゃんみーくんコンビも確立して今日のメンツはキャラが立ってたな
小早川くんの疲労が限界突破だったけれど
260 :物書きさん ◆gbN..qgXoI [saga]:2023/08/26(土) 00:22:42.54 ID:sRuwabZS0
https://imgur.com/a/kYcZArI

簡易マップです
お納めください
261 :物書きさん ◆gbN..qgXoI [saga]:2023/08/26(土) 00:44:18.85 ID:sRuwabZS0
各個室の部屋割りですが


女子フロア
1F(廊下側から)
桜吹雪 瀬川 エメ 今井
2F(階段側から)
丸子 シーナ 水野 秋名

男子フロア
1F(廊下側から)
名草 小早川 アニキン 相田
2F(階段側から)
秋目 弾正 東郷 片桐


各2Fの階段側の突き当りに女子フロアと男子フロアを行き来する廊下があります
なので秋目が部屋を出て左を少し進むと女子ベアへのドアがある感じですね

マップ造り力尽きてしまい文字での説明申し訳ないです
262 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2023/08/26(土) 00:51:06.87 ID:J2h3EqQtO
これ殺し屋と拷問官誰なんだろう
俺は大穴で水野ちゃんが殺し屋か拷問官だと予想

名草は知らね。探偵はなんか最初に骨になって出てきてたし
プログラマーあたりと予想
263 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2023/08/26(土) 00:52:07.99 ID:J2h3EqQtO
MAPお疲れ様です
264 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/26(土) 01:07:49.86 ID:AZcdI+M8O
魅音くんは最初に提示されたどれにも当てはまらない何かだと思う
殺し屋は強そうな相田くんか得体の知れないエメさんあたりじゃないかな?
拷問は花吹雪さんだと思う
265 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/26(土) 01:10:25.55 ID:AZcdI+M8O
探偵は主人公のことじゃないかな?学級裁判で才能が開花するみたいな
プログラマーは
動画配信者のアニキンだと予想
266 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/26(土) 01:11:46.53 ID:rnQBwCIsO
主人公になった人に探偵の肩書がつくとかありそう
267 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2023/08/26(土) 01:14:07.41 ID:kv+ZG6VmO
ん?モノクマ最初にぶっ刺したの誰だ???
多分殺し屋とかそこらへんだとおもうけど
268 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/26(土) 01:17:05.07 ID:AZcdI+M8O
殺し屋か拷問官のどっちかだと思う
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