レッド(無口とか幽霊とか言われるけどまだ電脳世界)

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1 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/02(月) 21:21:00.13 ID:ix3UWcFtO
やっぱりSS速報VIPが一番なんだ!

1スレ目
[SS速報VIP]レッド(幽霊とか無口とか言われるけど)
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1375803989

2スレ目
[SS速報VIP]レッド(無口とか幽霊とか言われるけどもう関係ない)
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1376403924

3スレ目
[SS速報VIP]レッド(無口とか幽霊とか言われてたけどヤンデレから逃げてます)
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1377171321/

4スレ目
[SS速報VIP]レッド(無口とか幽霊とか言われるけど最近はそうでもない)
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1377677830/

5スレ目
[SS速報VIP]レッド(無口とか幽霊とか言われるけどカントーに帰ってきたよ)
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1378554831/

6スレ目
[SS速報VIP]レッド(無口とか幽霊とか言われるけど旅の目的が変わった)
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1380203396/

7スレ目
[SS速報VIP]レッド(無口とか幽霊とか言われるけどホウエン攻略中)
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1381737645/

8スレ目
[SS速報VIP]レッド(無口とか幽霊とか言われるけどカロスに観光にきました)
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1383311031/

9スレ目
[SS速報VIP]レッド(無口とか幽霊とか言われるけどナナシマ行ってみよう)
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1386744582/

10スレ目
[SS速報VIP]レッド(無口とか幽霊とか言われるけど色々やるよ!)
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1388323088/

11スレ目
[SS速報VIP]レッド(無口とか幽霊とか言われるけどポケモンになりました)
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1390480797/

12スレ目
[SS速報VIP]レッド(無口とか幽霊とか言われるけどまだポケモンのままです)
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1392379757/

13スレ目
[SS速報VIP]レッド(無口とか幽霊とか言われるけど犯人はお前だ!)
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1396673951/

14スレ目
[SS速報VIP]レッド(無口とか幽霊とか言われるけど宇宙来ちゃったよ)
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1402906771/

15スレ目
[SS速報VIP]レッド(無口とか幽霊とか言われるけど宇宙って忘れそう)
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1406078564/


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1748866860
2 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/02(月) 21:21:27.57 ID:ix3UWcFtO
16スレ目
[SS速報VIP]レッド(無口とか幽霊とか言われるけど宇宙で悪の組織倒すよ)
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1407627222/

17スレ目
[SS速報VIP]レッド(無口とか幽霊とか言われるけど宇宙で色々やってます)
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1409409572/

18スレ目
[SS速報VIP]レッド(無口とか幽霊とか言われるけど天空の花嫁)
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1411712530/

19スレ目
[SS速報VIP]レッド(無口とか幽霊とか言われるけど闘ったりします)
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1414760933/

20スレ目
[SS速報VIP]レッド(無口とか幽霊とか言われるけど地方を回ります)
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1417698382/

21スレ目
[SS速報VIP]レッド(無口とか幽霊とか言われるけど色んな地方を旅します)
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1421936344

22スレ目
[SS速報VIP]レッド(無口とか幽霊とか言われるけど新ホウエンを旅します)
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1439473705

23スレ目
[SS速報VIP]レッド(無口とか幽霊とか言われるけど……)
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1478261668

24スレ目
[SS速報VIP]レッド(無口とか幽霊とか言われるけど南国が濃すぎる)
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1526651467

25スレ目
[SS速報VIP]レッド(無口とか幽霊とか言われるけど南国巡ってます)
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1556379693

26スレ目
[SS速報VIP]レッド(無口とか幽霊とか言われるけどアローラ島巡り)
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1558965099

27スレ目※番外編
[SS速報VIP]レッド(無口とか幽霊とか言われるけどレンジャーになります)
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1567267735

ガラル編ツリー開始地点
https://twitter.com/boostereve/status/1272399624079171586?s=20

28スレ目
[SS速報VIP]レッド(無口とか幽霊とか言われるけどダイマーックス!)
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1612353419

29スレ目
レッド(無口とか幽霊とか言われるけどジムチャレンジ)
https://engawa.open2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1648134067

30スレ目
レッド(無口とか幽霊とか言われるけど電脳世界)
https://engawa.open2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1653652730/
3 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/02(月) 21:22:05.48 ID:ix3UWcFtO
手持ち

レッド ピカチュウ・カビゴン・ラプラス・エーフィ・ カメックス・リザードン・フシギバナ・ゾロアーク・ ブラッキー・グレイシア・ブースター・ニンフィア・ミュウツー・チラチーノ・シャワーズ・サンダース・リーフィア・ロトム・メガアブソル ・カイリュー・エンテイ・ライコウ・スイクン・ダークライ・プテラ・ラティアス・ラティオス・バシャーモ・金コイキング・サンダー・プリン・キングドラ・イーブイ・ボスゴドラ・シェイミ・フリーザー・レディアン・モココ・ポワルン・サーナイト・ボーマンダ・メタグロス・レックウザ・ファイアロー・ホルード・ルカリオ・アリアドス・ゴーゴート・パッチール・クレベース・ガブリアス・ジガルデ・ヌメルゴン・オノノクス・フライゴン・ファイヤー・ニョロボン・ミュウ・アルセウス・カクレオン・ガチゴラス・セレビィ・チルタリス・デオキシス・ユクシー・アグノム・エムリット・トルネロス・ボルトロス・ランドロス・ジラーチ・ギラティナ・クリムガン・ビクティニ・ディアンシー・マラカッチ・フライゴン・ジュプトル・ムクホーク・テラキオン・ビリジオン・コバルオン・ケルディオ・ギアル・クレセリア・ダークライ(ナイトメシア)・ネオラント・マナフィ・ロコン・フーパ・マルチスケイルルギア・ロコン・キマワリ・ カプ・コケコ ・アローラコラッタ・メテノ・百合好きユレイドル・中二病アマルルガ・カプ・テテフ・ダグトリオ・カプ・ブルル・オドリドリ(めらめら)・マサラキテルグマ・カプ・レヒレ・べむ(ベベノム)・フォクスライ・オニシズクモ・ネギガナイト・マルヤクデ・セキタンザン・シャンデラ・イシヘンジン・オーロンゲ・バイウールー・ヨクバリス・ムゲンダイナ・パッチルドン・キマワリ・コオリッポ・バリコオル・モスノウ

トウヤ ドレディア・ゴチルゼル・ジャローダ・カイオーガ・シンボラー・ゼクロム・メタモン・ケララッパ・ダグトリオ

キョウヘイ ジュゴン・エンブオー・エレキブル・ハガネール・メロエッタ・キュレム・ギャラドス(色違い) ・ルカリオ・ランクルス・バニリッチ・ヨノワール・キリキザン・ピジョット・色ミミッキュ・ダグトリオ・ストリンダ―(ハイ)・

トウコ ローブシン・ミロカロス・マルノーム・エンペルト・キノガッサ・レシラム

コウキ ゴウカザル・ルカリオ・エルレイド・コジョンド・ニョロボン・ディアルガ

ヒカリ サーナイト・ゴルーグ・ライボルト・マルスケカイリュー・パルキア ・ドダイトス

メイ モココ・ヨノワール・ライコウ・ピッピ・バルキー・シェイミ

ヒビキ オドシシ・ワタッコ・ムチュール・オーダイル・サーナイト・ホウオウ ・ピッピ

シルバー マニューラ・ジバコイル・ゲンガー・フーディン・クロバット・メガニウム・アンノーン

グリーン ナッシー・ウインディ・サイドン・ギャラドス・カイリキー・ピジョット・コラッタ

コトネ キュウコン・アブソル・ロリーパー・トゲキッス・マリルリ・ルギア

ブルー ニョロトノ・ギャラドス・ジュカイン・奇跡イーブイ・トゲキッス・奇跡ラッキー

ユウキ カイオーガ・ラグラージ・バンギラス・グラエナ・ネイティオ・ボーマンダ

ハルカ グラードン・サーナイト・オオタチ・マイナン・ジュカイン・ライボルト

カルム ゼルネアス・マフォクシー・ヤーブイ・ミツハニー♂・ドーブル・色レックウザ

セレナ イベルタル・ゲッコウガ・メタモン(ブイズ父)・マッギョ・ハスボー・ダグトリオ

ファイア エルレイド・ジグザグマ・ピカチュウ♀・ヒトカゲ・色リザードン・イーブイ

リーフ ロズレイド・色イーブイ・色カメックス・色フシギバナ・イシツブテ・オオスバメ

オメガ メガハッサム・ゲッコウガ・ゲノセクト・ソーナノ・ガルーラ・テッカニン

アルファ メガチルタリス・エルレイド・マフォクシー・色エーフィ・ペロッパフ・タブンネ

ミヅキ ルナアーラ・アブリボン・ガオガエン・いいいいい(ミロカロス)・イーブイ・色クワガノン

ヨウ ソルガレオ・ルージュラ・シロナ(ガブリアス)・マッシブーン・アシレーヌ・ヨワシ

ユウリ ザシアン・イオルブ・ワンパチ・ヨクバリス・アブリボン・ウォーグル

マサル ザマゼンタ・ユキハミ・コイル・サニゴーン・ネギガナイト・インテレオン
4 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/02(月) 21:22:33.73 ID:ix3UWcFtO
レッド(13) 無表情無口やんちゃ男の娘。マサラ人。バトルの時だけ色々考えてる。

トウヤ(16) ロリコン。目覚めなければいいお兄さん。レッドをロリだと思ってる。

キョウヘイ(14) 腹黒イケメンリア充俳優(金持ち)。SNSで一番バズったのは寝惚けて投稿した誤字ツイート。

グリーン(13) 不憫な緑のマサラ人。レッドの後方ライバル面をいつもしてる。

ユウキ(12) ただの元気っ子。たまに妄想の世界へ。影が薄いが脳内の密度がすごい。

コウキ(10) ほけー。すぐ脱ぎます。影が薄いをキャラにしてやる。別に見せたいわけではない。

シルバー(10) 紳士的フィー。そこそこ苦労人(胃が痛い)。最近父と話すことが多い。

カルム(15) 唯一リア充なフィー。純粋にツンデレ。枯れ専という噂。

ヒビキ(10) ただの純粋系わんこのようだ。キス魔とは一体。最近の趣味はホットケーキ作り。

ファイア(10) 冷静煽り系男子。ダウジング命。トリックスター。

ヒカリ(10) 冷静系ケモナー。ミュウツー様命。座右の銘を神出鬼没にしたいらしい。

メイ(14) 媚びてる女装させ魔。アクロマは兄。兄に似てると言われると失神する

トウコ(16) 控えめな陽キャ。最近後輩を連れて映えを狙っているらしい。

ブルー(16) レッドの姉。姐さん。マサラ人。ブラコン。妹とよく旅をしているらしい。

セレナ(15) 方向音痴系元気お嬢。KY。ですわ!困ったらとりあえず座ってみることにしている。

コトネ(10) キョウヘイの熱狂的ファン。ヒビキとは仲良し。限界オタク。

ハルカ(12) 放浪癖のある元気クールさん。かも。かも?そうでもないかも。

ひな子(??) 幽霊。ピカチュウを探していた。無事成仏。今は冥界の門番やってます。

リーフ(10) ファイアと双子。ブラコン。ファイアにも発動。今日も元気にバトル!

ライ(10) 緑の弟。グレ気味。影が薄い。少し吹っ切れたらしい。

イーブイ ゲームでのパートナー。ツンデレ。もう百合でいいや。

ソラ アチャモ。元人間。男前な女の子。

ゴールド(11) ヒビキの兄。結構大人びているが出番が欲しい。特徴:なし

クリスタル(11) コトネの姉。姉御肌という特徴が付いた事を未だに自慢してくる。

オメガ(12) 本物の忍者。ユウキの双子の弟。兄よりは冷静だと自覚している。鈍感との噂。

アルファ(12) モフラー。ハルカの双子の妹。もふもふ戦士巫女レッドのファンらしい。かわいい。

ミヅキ(11) 腐女子。即売会で「マサビトかぁ」と呟いてマリィに睨まれた過去がある。

ヨウ(11) 年上好き。年上なら男女を問わないらしい。おねショタもショタおねもいける。

ハウ(11) ただのいい人。っていうか常識人。ツッコミ役。ちゃんと人を見ている。

女レッド(13) 別世界のレッド。割と色んな世界に行ってる。今はどこにいるのやら。

ユウリ(14)  イケメン系女子。常にイケメンオーラを纏っている…が、ホップに恋する女の子。

マサル(14)  優しい普通の男子。第二のパパ系主人公。裏での一人称は「俺」らしい。

ホップ(14)  元気な男の子。ただの良い子で博識だけどちょっとアホの気配がある。やさしい。

キョウヘイ2(??) キョウヘイと同じ顔をして、同じ声でしゃべり、同じくらいイキっている謎の人物。今のところ全てリモート出演。

レッド?(??) レッドと同じ顔をして、同じくらい無口で、同じくらい真顔の謎の人物。出番、三回くらい。
5 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/02(月) 21:23:07.60 ID:ix3UWcFtO
サンダース  毛並みフェチ、比較的まとも

ブースター  ドS、でもブイズには優しい

シャワーズ  ホモ、レッドを襲ったことがある

エーフィ  腐男子、超腐男子。毎年余裕のある脱稿をしている。

ブラッキー  百合好き男子。ミヅリエありがとう………………

グレイシア  厨二病、でも可愛いよprpr

リーフィア  百合、グレイシア可愛いよグレイシア

ニンフィア  元ニート、でもおにゃのこ、きょぬー

イーブイ  従兄弟の子、イケメン。そろそろエーフィになりたい。

イーブイ  純粋な子。出番がない

ヤーブイ 論者。んんwwwww進化させないのはありえませんぞwwwww

イーブイ ノマカプ厨 レッド×グレイシア最高! エーフィとは相容れない

色イーブイ ドM 早く叩いて下さいご主人さま!


その他の人たち

テルミ ロケット団。元ウェイターのイケメン。でもフィーっちゃった可哀想なイケメン。

マドカ ロケット団。元ウェイトレス。キョウヘイファンクラブに入っているヤンデレ。

ソウイチ アクア団。馬鹿。ラノベによくいる鈍感系。馬鹿。

ユミ アクア団。敬語冷静系メガネ。ソウイチの幼馴染ポジ。

ロラン マグマ団。お坊ちゃま。敬語系ショタ。元ライモンジムトレーナー。

コレット アクア団。ロランのお姉さん。ブラる人なのかは不明。お嬢様。

クロード フレア団。ベテラントレーナー。大人。博識っぽい。

ガチムチ フレア団。見た目は男、心は女。結構女子力は高い。

キラン ギンガ団。レズ系勘違いバック転ガール。レッド大好き。

タカシ ドラクエ5の世界から来たレッドとエリカの息子。特性:物拾い

レイ ドラクエ5の世界から来たレッドとエリカの娘。ヤンデレの気がある
6 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/02(月) 21:29:40.14 ID:ix3UWcFtO
キョウヘイ「前スレのあらすじ!!!!!!!!!」

トウヤ「そんなぁ」

レッド(おーぷんって、二年間失踪していると書き込みさせてくれなるんだ)

レッド(僕は全然三年失踪できてしまうので、ひとまず帰ってきました)

キョウヘイ「突如トレーナーの失踪事件が相次ぐ。そんな時、俺たち三人はマサキさんによって収集される」

キョウヘイ「そのまま電脳世界へと飛び込み、失踪したトレーナーを探してこの事件の解決を目指すこととなったのだ!」

レッド「そうだった……」

トウヤ「そうだったねぇ」

キョウヘイ「そして謎の俺に洗脳されたっぽい友人を次々とレッドさんがボコっていき」

レッド(語弊です語弊語弊語弊 首トンしただけ)

トウコ「結構びっくりしたのよ! あれ!」

レッド「ごめん……」

キョウヘイ「次々と正気を取り戻させております 現在イッシュ・カントー・ジョウトを制覇ァ!!!!!」

トウヤ「今はミヅキを助けにアローラまで来たはずなんだけど……」

ファイア「二次創作でありがちな謎の白い部屋に閉じ込められてしまった……というところですな」

レッド「そうだった……」

トウヤ「実はそうなんだよねぇ」
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/06/02(月) 21:32:05.45 ID:lVdJo1DF0
王の帰還なんだよね
8 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/02(月) 21:34:19.91 ID:ix3UWcFtO
ファイア「ちなみにですが、ミヅキっぽいことを表示して会話もできる看板がそこにあります」

キョウヘイ「扉の上にこういう看板があるのって、どの部屋でも共通スタイルなんすかね」

『あっどうもー えへへ ところで前回わたしが言った事って覚えてますか?』

レッド「なんだっけ……」

ファイア「いや〜〜〜〜〜二年経つと流石に忘れちゃうな〜〜〜〜〜〜もう一回考えてもらっていい?」

トウヤ(絶対覚えてるけどどうにか変えたいんだね……)

『フィーですよ!!!! フィーらなければ出られない部屋に!!!!!!!』

『今!!!!!!!!!! ここは!!!!!!! なりました!!!!!!!!!!!!』

レッド(文字しかないだけなのに、熱い……)

トウコ「そういえば私も男体化してるのよね……」

トウヤ「そうなんだよねぇ、すっごい気まずい」
9 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/02(月) 21:39:37.36 ID:ix3UWcFtO
キョウヘイ「フィーつっても……メンツがなあ……」

『超豪華メンツじゃないですか!?!??!! わたしはもう十通りは浮かびましたよ』

トウヤ「うーん……」

キョウヘイ「ていうかすっげー今更っすけど、フィーの定義ってなんなんすか」

レッド(それは十三年前から言われていることかもしれないけど 曖昧にしてきたよね)

ファイア「恐らくエーフィが喜ぶことならなんでもいいと思われ」「……合ってる?」

『まあ 大体そんな感じですね〜〜〜。わたしも喜ぶことであればなんでも!』

トウコ「ふーん、大変ね」

トウヤ「すごい他人事みたいにしてるけど、トウコだって対象だからね?」

トウコ「そういえばそうだったわ」

キョウヘイ「トウコさん、わりと振る舞いはイケメンっすからね。全然対象にされるっすよ」

トウコ「キョウヘイにそう言われると自信着くわね! ……自信もっていいところかしら」

レッド(かっこいいの、すごいと思う)

ファイア「まあ、久々にアレしますか……」

レッド「……えっと……」

キョウヘイ「でた! レッドさんの枕詞!」

誰と誰がフィーするか  下1
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/06/02(月) 21:50:49.09 ID:Xr1hnEal0
tokotoya
11 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/02(月) 21:56:36.02 ID:ix3UWcFtO
レッド「……だって……」

トウヤ「えーーーーーーー!?!?」

トウコ「えーーーーーーー!?!?」

キョウヘイ「すげー、ほんとに二人って双子だったんすね」

ファイア「ふとしたときのリアクション被りがち、わかるよ……」ウンウン

『最高やん 最高すぎて 最高や』

ファイア「ミヅキも川柳を読んでおります」

レッド(せんりゅうなんだ……ミニリュウみたい……)

ファイア「ちなみにミニリュウじゃないからね、兄さん」

レッド「読まれた……」

トウヤ「うわ……しかも……トウコのほうが 攻めなんだ……」

キョウヘイ「まあ、基本BLだと表記通りっすもんね GLだとわりと語呂でカプ名決まる事多いらしいすけど」

トウコ「詳しいわね……」

キョウヘイ「ブラッキーに散々言われたんすよ」
12 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/02(月) 22:01:01.51 ID:ix3UWcFtO
トウコ「仕方ないわね……それがお題だって言うなら、さっさと終わらせた方がいいわ」

トウヤ「切り替えが早いなぁ〜……」

トウコ「そりゃそうよ。ほら、トウヤ」

トウヤ「……」

トウコ「何よその顔!!! 私じゃ不満だっての!?!??」

トウヤ「どっちかっていうと自分の顔に似てるから嫌なんだよーーー!!」

キョウヘイ「しょうがないっすねえ……」ニョキ

ファイア「キョウヘイさんが生えた! これは何か策があるに違いない!」

キョウヘイ「多分このトウコさんくんのビジュはミヅキの欲が入ってると思うんすけど」

キョウヘイ「ミヅキーーーー!! 長髪男子って……どうすか!?」

『え1?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!』

『ありすぎて、死ぬ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』

レッド(死なないで……)
13 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/02(月) 22:05:34.87 ID:ix3UWcFtO
トウコ「きゃあ!? なんか髪型変わったわ!?」ボンッ

レッド(髪が伸びて……ポニーテールじゃないけど、結んでる…? 下の方だから、ちょっとNに似てる)

トウヤ「た……確かに見た目での差別化はされたけど……!」

ファイア「似合うな〜……さて、これでいけそうですかトウヤさん!」

トウヤ「……こ、ここで頑張らないと……先に進まないんだもんね……覚悟決めるよ……」

レッド(かわいそう)

『そーれキッス!キッス!キッス!キッス! 入籍!入籍!入籍!入籍!』

トウコ「既に同じ籍にはいるのよ!」

キョウヘイ「双子っすもんねぇ……」

トウヤ「うぅ……心の準備が……」

トウコ「何純粋な乙女みたいなこと言ってんのよ!!!!!!!!!」ズキュウウウウン

トウヤ「んんーーーーーーーーー!!!!」

キョウヘイ「いったーーーーーーーーーー!!!!!!!!!」

ファイア「兄さん見ちゃ駄目だーっ」

レッド(逆逆逆逆逆)
14 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/02(月) 22:10:53.64 ID:ix3UWcFtO
トウヤ「勢いすぎるよーーーー!!」

トウコ「勢い以外でどうやってするのよ!!」

キョウヘイ「これはトウコさんが正論ティーっすね」

ファイア「ただ、俺も同じシチュエーションになったら戸惑うので、トウヤさん側に立たせてもらう」

レッド(リーフとファイアが……そう考えると、兄、きまずい)

『マジで マジでチッスしました?今 うれしすぎるでしょうが』

『決まりましたよ 次の本………………………………………………………………………………』

トウヤ「やめてよ〜〜〜〜〜っ」

トウコ「私は正直仮の姿なので全然いいわ!」

トウヤ「やめてよ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」

『こういう弱ってる感じのトウヤさんレアすぎてうれしい え? 成仏の時?』

キョウヘイ「(言いたいことはわかるけど)成仏の前にしてもらわないといけないことがあるっすよ!」

『そうでした……では、てえてえジャッジタイムのお時間です!!!!!!!!』

ファイア「勝ったな……」

トウヤ「フラグ立てるのやめようね……二回はしたくないから……」

てえてえポイント 下1コンマ(90以下でてえてえ)
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/06/02(月) 22:13:19.33 ID:tRozQF0AO
てえてえなあ
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/06/02(月) 22:14:32.41 ID:lVdJo1DF0
双子距離激近口参加型濃厚接触はいつだってオタクの夢だね
17 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/02(月) 22:16:02.25 ID:ix3UWcFtO
『どぅるるるるるるるる……でん!!!』

『てえてえ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』

トウヤ「よ よかった〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!」

トウコ「こういうのがいいのねぇ……よくわからないわ」

キョウヘイ「トウコさん、こういうの一生よくわからないわって言ってそうっすよね」

トウコ「勉強したほうがいいかしら」

レッド(あんまりしないでほしい)

ファイア「そこはそこでミヅキと席被るしね」

トウコ「キャラ被りはよくないわね……」

『はあ〜〜〜〜〜〜よかった〜〜〜〜〜〜〜〜〜これで我が生涯にいっぺんの悔いなし』

『いや全然ある 今回のトコ♂トヤ概念の薄い本を出さないと死ねない』

キョウヘイ(ちょっとほしいんだよな……)
18 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/02(月) 22:20:07.00 ID:ix3UWcFtO
『本当はもう何部屋か回ってほしいところなんですけど……』

キョウヘイ「ええ!? トウヤさんがあんなに体張ったのにまだ足りないんすか!?」

トウヤ「そ、そんなぁ……」

レッド「トウヤ……かわいそう……」

『え!??!?!いやいやいやそういうわけじゃないです全然!!!! めっちゃ満足悔いなし悔いなし』

ファイア「悔いなし軽〜」

『でもなあ……』

キョウヘイ2『そうっすよ、渋る理由があるっすよねぇ?』

キョウヘイ「こ、この声は!!!!」

レッド(同じ声だけど……)

キョウヘイ2『皆さんこんにちは、二年ぶりっす〜〜! 天上天下唯我独尊完全無欠一番星の生まれ変わりキョウヘイくんです☆』

キョウヘイ「なげえなげえなげえ!!!」
19 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/02(月) 22:25:03.28 ID:ix3UWcFtO
キョウヘイ「このスレのアイドルは俺だけで十分なんすよ!」

キョウヘイ(どっちかっていうとレッドさんのがそれっぽいすけども)

レッド(そうなの?)

トウヤ「……えーと、ミヅキは何かしらの弱みを握られてるとかなのかな?」

『弱みというか……なんといいますか……』

キョウヘイ2『あれ、もしかして言いたくない感じっすか? 大丈夫っす、俺が直々にご案内するっすよ』

キョウヘイ2『勇者ご一行様ご案内〜! 謎の白い部屋、オープン!』パチン

ファイア「お、例の両開きの扉が開いたね。外に……って、え?」

レッド(全然室内 っていうか……ハンモックあるし 冷蔵庫あるし でっかいテレビだし)

トウヤ「すっごく住みよいお部屋があるねぇ……」

トウコ「すっごい映えじゃない!? 何よここ!!」

ミヅキ「ヒエ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!! 生トコ♂トヤだ!!!!!!!!」

レッド「あ、ミヅキ……」

ファイア「散々聞いたエクスクラメーションマークなのに、新鮮に感じますな」
20 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/02(月) 22:29:08.68 ID:ix3UWcFtO
ミヅキ「す……すみません!! わたし!!!!!」

ミヅキ「最高の作業場を作ってもらったから、あっちのキョウヘイさんに逆らえないんです〜〜〜!!!」

レッド(それだけ?)

トウヤ(それだけ?)

トウコ「それだけなの?」

キョウヘイ「さっすがトウコさん! 俺たちが言いにくい事を平然と言ってのける!」

ファイア「そこに痺れる憧れるゥ!」

キョウヘイ2『正直俺もそれだけ? って思うんすけどね……まあ本人がいいならいいっすよ』

ミヅキ「その代わりに、ここに飛ばされてきた人たちをああやって閉じこめてて……」

ミヅキ「新刊のネタにもなってもらって一石二ウッウとなってまして」

トウヤ「前にも犠牲者がいたんだねぇ……」

ミヅキ「えへへ……いや違うんですよ、皆さんのてえてえパワーがすごいだけであって!」

ミヅキ「他のみなさんは言う事聞いてくれなかったり、あんまりてえてえじゃなかったりするので……」

ミヅキ「永遠に部屋ループして彷徨ってもらったりしてます!」

キョウヘイ「こわ」
21 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/02(月) 22:32:45.28 ID:ix3UWcFtO
レッド(やっぱり、いつものミヅキに見えてそうじゃないみたい……)

レッド(どうにかして正気に戻したい……けど、今はあのキョウヘイの目もあるからな)

レッド(隙を伺わないといけないけど……)

キョウヘイ2『いや〜、純粋な子ほど怖いって言うっすよね! この子はそうでもないか……』

キョウヘイ2『しょーじきあんまり知らない子だったんで、どうなるか計算はしてなかったんすけど』

キョウヘイ2『相当な癖アリ人物っすよねぇ……レッドさんの周りどうなってんすか』

レッド「僕に言われても……」

トウヤ(……あんまり知らない子、なんだ)

トウヤ(あのキョウヘイを初めて見た時はガラルだったっけ……)

キョウヘイ「ちょっとーーー!! あんまりのほほんと会話しないでほしいんすけど!」

キョウヘイ「つーか、そもそもお前自体の目的も聞いてないっすし!」

ファイア「……ん?」
22 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/02(月) 22:37:22.10 ID:ix3UWcFtO
レッド「そういえば……そう……」

トウヤ「今までの行動と比べて、今回の行動は特に目的がわからないしねぇ……」

キョウヘイ「そろそろ言えー! 二年経ってんだぞこちとら!」

トウコ「そういえば私も知らないで色々させられてたのよね……腹立ってきたわ!」

キョウヘイ2『仕方ないっすねぇ、そこまで言うなら教えてあげてもいいっすよ』

キョウヘイ2『どうせ無駄っすし』ボソ

レッド「……?」

キョウヘイ2『俺の目的はただ一つ!』ビシ

キョウヘイ2『この電脳世界で現実世界を塗りつぶすことっす!』

キョウヘイ2『そして非効率的で愚かな人間に変わって、世界を支配する! ってところっすね!』

キョウヘイ「世界征服?!?!?! 荒らし安価でなく!?」

レッド(悲しい事件だったね……)

トウヤ「初出シンオウだっけ」

ファイア「え」
23 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/02(月) 22:39:51.53 ID:ix3UWcFtO
ファイア「ちょっと えーと お三方?」

キョウヘイ「え? どしたんすか?」

レッド「ファイア……?」

ファイア「いや、……そのことさ、前……」

キョウヘイ2『……あー、そうだ。"前々回"は、ファイアもいたんでしたっけ?』

キョウヘイ2『これだからいやっすね、出番の多い子は! うまいことやれてたんすけど』

トウヤ「え?」

レッド「?????」

ファイア「これ……あーーーーいや ごめん三人とも、今のは一回忘れていいよ」

ファイア「そのことは後で話し合おう。ミヅキさん奪還してから」

レッド「ファイアがそう言うなら……」

キョウヘイ「え!? なんかしてやられてるってことすか!?!?」
24 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/02(月) 22:45:06.58 ID:ix3UWcFtO
キョウヘイ2『おっとっとレッドさん、何にもわかってない顔っすね〜』

キョウヘイ2『そろそろ主人公の座、そっちの訳知り顔の弟さんに譲った方がいいんじゃないすか?』

レッド(こんな酷い目に遭うポジションを弟に任せるわけにはいかない……!)

キョウヘイ(言葉が重すぎる)

キョウヘイ2『けどファイアも甘いっすね。俺だって簡単にプロテクトを解かせるほど甘くないすよ?』

トウコ「なんだかややこしい話になってきたわね……!」

トウコ「ミヅキ、大丈夫? 何かあのキョウヘイにされたりしてない!?」

ミヅキ「と、特にこれといったことはないです!! ……あのキョウヘイさん、普段のキョウヘイさんにAI概念与えてメスガキレベルMAXにした感じですよね」

レッド(なんて?)

トウヤ「どういうこと?」

キョウヘイ「待ってくださいっす 俺普段からメスガキレベルちょっとはあるんすか?」

ミヅキ「え!? 全然ありますよ!? ただあっちのキョウヘイさんはツンデレ要素も無いんでただただ自信のあるところがメスガキレベルをさらに加速させているんですよね。そういうキャラクターがどういう目に創作上遭うのかも考えてないんだろうな〜みたいなところがめちゃめちゃ……ね……わたしの口からは言えないんですけども……ちょっと言い表せないエモさというかエ……さがあるといいますか」
25 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/02(月) 22:48:41.08 ID:ix3UWcFtO
トウコ「つ……つまりどういうことなの!?」

ミヅキ「モブ×キョウヘイ2本を書いているんですけれども」

レッド「えっ」

トウヤ「え?」

キョウヘイ「ん?」

キョウヘイ2『……』『はぁ!?!?!?!?!!?!?!??!?!?!?!?!?!?!?』

トウコ「! こ、こっちのキョウヘイのこんなに大きい声初めて聴いたわよ!?」

キョウヘイ2『そらフリーズもして音声エラーも出るっすよ! え? な、なんで俺も巻き込まれてるんすか?』

ミヅキ「えっと上記の通りで……もう一回言いましょうか? オタク、何遍でも語れます」

キョウヘイ2『言わなくていいっす!!! どこのデータっすか!?! さっさとデリートデリートデリートデリートデリート!!!!』

ミヅキ「いやーーーー!!! やめてくださーーーーーい!!!!!」

キョウヘイ2『あ!! いかにも怪しいフォルダ発見っす! これが、…』『……』

キョウヘイ「これ絶対気になっちゃって読んでるっすよ!! 俺わかるっすよ俺なんで」

トウヤ「好奇心旺盛だもんねぇ……」

レッド(好奇心 ニャースを殺す)
26 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/02(月) 22:53:20.29 ID:ix3UWcFtO
キョウヘイ2『なんっ すかこれーーーーーーーー!!!!!!!!!』

ミヅキ「ひえ〜〜〜〜っすみません!!!! 全然!!! 描いてるのがわたしなので全年齢なんですけどぉ!!!!!」

ミヅキ「でもやっぱメスガキにはわからせが今のスタンダードなんですよ〜〜〜〜!!!!」

キョウヘイ2『知らねえっすよそんな流行り!!! 現代最悪っす!!!!! 削除!!!!!!!』

ミヅキ「そんな〜〜! ……でも、アイデアはわたしの頭の中にあります」

ミヅキ「わたしが存在する限りなんどでもあの本はこの世に生まれるんですよ!!!」

キョウヘイ2『うが〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!』

レッド「すごい……オーバーヒートみたい……」

ファイア「文字通りそんな感じになっちゃってるね」

キョウヘイ「気持ちはわからんでもないっすけどね 俺的にはめっちゃ複雑っす」

キョウヘイ2『もう もういいっす!!!! こんなことするやついらないっす!!!!!』

キョウヘイ2『この作業場もボッシュート! 俺の作るユートピアに腐敗物は不要!!』

キョウヘイ2『いうなればバシルーラ!!! どっかいけーーーーーーー!!!!!!!!』ポチ
27 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/02(月) 22:55:31.85 ID:ix3UWcFtO
ミヅキ「う、動き方が萌えキャラすぎるんですが〜〜〜〜!?!?!」ピューン

レッド「ぼ 僕たちも……!」ピューン

キョウヘイ「ちょっと巻き込まないでほしいんすけどーーー!!」ピューン

トウヤ「ミヅキは助けられた……し、いいのかな?」ピューン

トウコ「どっちかっていうと自分で放り出した気もするけど」ピューン

ファイア「ぶん投げオチなんてサイテー!」ピューン


キョウヘイ2『ぜー……はー……』

キョウヘイ2『人間……滅ぼさねば……』
28 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/02(月) 22:59:14.54 ID:ix3UWcFtO


〜サザナミタウン〜

レッド「!」スタッ

レッド「……戻された……」

マサキ『おわっ、どしたん!? 急に戻って来たやんけ!』

キョウヘイ「それがなんていうか……ミヅキのせいっす」

ミヅキ「え!? わたしですか!? わたしかも」

トウコ「認めるの早いわね。偉いわ!」

ミヅキ「褒められたやったー! ヨウに自慢しよっと」

レッド「……ミヅキ……」

ミヅキ「はい!」

レッド「わかりにくいけど……戻った……?」

ミヅキ「あ!!! そうだ言い損ねてた!!!! はい、多分戻ってます! ぶん投げられた時になんかこう」

ミヅキ「頭がぱっ!ってクリアになった感じがして」

ミヅキ「今は人をループに閉じ込めたりなんて事はできません!!!!!!!!!」

レッド(よかった……)
29 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/02(月) 23:04:30.22 ID:ix3UWcFtO
レッド「ひとまず ミヅキが戻ってきて よかった……」

キョウヘイ「っすけど、なんかファイアが途中言いかけてたっすよね? あれなんすか?」

トウヤ「そうそう。僕も少し気になってたんだけど……」

ファイア「あー……いや、さ。三人とも、あのキョウヘイさんの目的を今知りましたーみたいな感じだったでしょ」

ファイア「……実際はリーフを助けた時に、俺も一緒に聞いてたよ」

ファイア「それに、あの人”前々回は”って言ってた。過去に同じことがもう一度あったんじゃない?」

レッド「……何も覚えてない……」

レッド(けど、僕の記憶力ってあてにならない。二人は違うけど……)

キョウヘイ「え? そうだったっすか? ……っていうか、アイツの目的って……、」

トウヤ「……なんだったっけ」

トウコ「え? え? どういうこと?」

ファイア「それ以外の事は覚えてるんだよね?」

トウヤ「そうだね……リーフを助けた時のことも、その後ジョウトに行った事も……」
30 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/02(月) 23:09:30.24 ID:ix3UWcFtO
ファイア「うーむ。ここは専門家にお任せしてもよろしいですかな?」

マサキ『ワイやな! モチのロンやで! ……つっても、ログにはちゃんとその辺も残ってるからなー』

マサキ『三人の記憶には残らないようされてるっちゅーか……や、三人の情報に乱れはないもんなー』

レッド(自分のパーソナルデータとか 生殺与奪権がマサキの手の上にあると思うと嫌)

キョウヘイ「あの人のカーソル裁きによっては俺ら即ボッシュートすもんね」

ファイア「あ、それ今思った? 俺は兄さんたちがゲームの中入った時からそう思ってたよ」

トウヤ「確かに、あれもマサキのコントロール次第なところあったもんねぇ」

マサキ『失礼やな、何もせえへんっちゅーねん! ……と、出てきたで!』

マサキ『細工されてたのは三人ちゃう、向こうの声や。話方か声に紛れさせたんかはわからんけど』

マサキ『ちょっと解析してみたら、個人ログデータを巻き戻す細工がされてたっぽいで。だからワールドログには残ってたんやな』

レッド(もしかしたらそのログがこのスレなのかもしれない なんかユウキっぽいこと言っちゃった)

キョウヘイ「えー…それどうにもならないんすか?」
31 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/02(月) 23:13:27.49 ID:ix3UWcFtO
マサキ『ならんくはないで。ならんくはないけどなぁ』

マサキ『向こうの仕掛けてくる技は解析出来たからそれにぶつける細工をすればええんやけど……』

レッド「?」

ファイア「多分、攻撃に合わせてカウンターをしようって話」

レッド「なるほど……」

マサキ『せやせや。ただなあ、そのぶつける細工の準備が大変そうやねん』

マサキ『何をつこてるかはわからへんのやけど、マジで"巻き戻されとる"んよな。三人に向けて、こう…』

マサキ『フィルムをぐるぐるーってやる感じでな…』

ミヅキ「はい! フィルムってなんですか?」

マサキ『ジェネレーションギャップにより、ワイ死亡』

レッド(僕も)
32 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/02(月) 23:21:27.18 ID:ix3UWcFtO
マサキ『まあ、みんながあと3人分なんとかしてる間には準備出来るとおもうで』

キョウヘイ「それなりにかかるっすよね…その間相手の手中にいるかと思うとわりと我慢ならんっす」

トウヤ「うーん……向こうが使ってる細工自体をなんとかすることはできないの?」

レッド「まきもどしを…なんとか……って、こと……?」

マサキ『それもやれば出来ると思うで。細工の中身がわかればやけど』

ファイア「なるほど。そこがわかればなんとかなると……」

マサキ『なんとかするのはアンタらやけどな』

レッド(ってことは、それも考えて次に行く場所を決めないといけない……のかな)

ファイア「ですなー。あ、俺はちょっと休憩してこようかな。もち安価で呼んでもらってもよい」

トウコ「私もなんだかんだで(姿が戻ったし)、サザナミタウンに戻って来たし 休憩してくるわ!」

ミヅキ「わたしは……わたしは全然皆さんの活躍見たいですけど、一旦空気読みます!!」
33 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/02(月) 23:25:09.04 ID:ix3UWcFtO
レッド「……ってことは……」

キョウヘイ「次にどこ行くかっていうのと、誰を連れて行くかっていうのを決める感じっすね!」

トウヤ「次に行く場所かぁ。素直にミヅキを助けたからヨウのところに行ってもいいけど……」

キョウヘイ「さっき話に出てたのも気になるっすからねー」

レッド(巻き戻せるようなことをしてくることに、関係のある人……? 誰だろう……)

キョウヘイ「まあそれはそれとして時間かければ解決でもあるみたいっすけど……」

トウヤ「キョウヘイ、自分がああやって揶揄われるの好きじゃないもんね〜」

レッド「……えっと……」

次に助けに行く人 下1    連れて行く人(一人)下2   ※相手によってはライバルなども参加します
34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/06/02(月) 23:26:52.36 ID:Xr1hnEal0
全裸マン
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/06/02(月) 23:29:03.36 ID:lVdJo1DF0
純粋少年が見たいですよね、たとえばヒビッキー
36 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/02(月) 23:33:20.02 ID:ix3UWcFtO
レッド「まきもどす……まきもどす……」

レッド「もどる……、…」「あ、ディアルガ……?」

キョウヘイ「! それ全然あり得るっすよ!」

トウヤ「そうだねぇ、まだコウキも向こうの手中なわけだし……様子を見に行ってみようか?」

キョウヘイ「となると、誰の手を借りるかっすけど……やっぱ同じくらいの年の子がいいっすかね?」

レッド「……」

レッド(そういえば、ヒビキがコウキのことを少し話してたっけ……)

レッド「……ヒビキが、良いと思う……」

トウヤ「そうだねぇ、呼んでみよっか」

レッド「うん……」(……大丈夫になったかな)

マサキ『お、決まったんか? ちょうど助っ人と同時にヒビキも来たとこや、そっちに転送するで〜〜!』
37 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/02(月) 23:36:51.00 ID:ix3UWcFtO
ヒビキ「みなさーーーん!! ご心配をおかけしました!!」

レッド「ヒビキ……もう、大丈夫……?」

ヒビキ「はい! 僕に出来るのって、きっと同じことが起きないように頑張る事なので!」

ヒビキ「みなさんのお手伝いがんばります!! というわけで気合のちゅーです!!」

レッド(ほっぺだ……)

マサキ『ひどいわ! ワイにはしてくれへんかったのに!!』

キョウヘイ「あまりにも当然っす」

ジュン「オレにもしてくれよー!」

ヒビキ「それはちょっと……」

ジュン「なんだってんだよーーーーー!!!!」

キョウヘイ「出た!! 地味に出番のあるジュンくんっすね!!」

ジュン「大体が番外編だけどな!」

トウヤ「確かに、ちゃんと話した事あんまりないかもねぇ」
38 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/02(月) 23:42:04.31 ID:ix3UWcFtO
レッド「何が起こるかな……」

キョウヘイ「微妙に想像できないっすね……」

トウヤ「脱ぐことになったりするのかな……嫌だな……」

ジュン「大丈夫だって! コウキは別に人に脱がせる趣味はないし!」

ヒビキ「すっごい当然のはずなのに安心する……!?」

マサキ『とにかくなんとかしてきてやー、今のところ邪道ばっかで序盤にやったちゃんとした調査パートしとらんのだから』

レッド(あれ面倒なんだもん 殴りこんだ方が楽だし……)

キョウヘイ「コウキのところなんて特に邪道の気配あるっすけどね……」

マサキ『ぴーちくぱーちく言わへんの! ほら行ってきい!』ドラッグアンドドロップ

レッド(わ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜)
39 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/02(月) 23:46:42.38 ID:ix3UWcFtO


〜フタバタウン〜

レッド「!」

キョウヘイ「ここは……フタバタウン、でしたっけ?」

ジュン「そうだぜ! オレとコウキとヒカリの育った町! なんだけどな……」

トウヤ「……なんか、前に来た時よりも殺風景?」

ヒビキ「寒くはないですけど……こんな感じの町なの?」

ジュン「うーん、田舎だけどもうちょっとこう…違うぜ! どこかはわからないけど!」

レッド(少し、辺りを見回してみよう……)

レッド(ついでに、連れて行くポケモンも決めておこうかな)


調べるところ(+レッドが連れて行くポケモン1匹)  下1
1,近くの民家(60)  2,池(40)  3,林(50)
40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/06/02(月) 23:50:41.81 ID:lVdJo1DF0
1 ブースターくんとかのあったかそうなポケモン
41 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/02(月) 23:53:17.72 ID:ix3UWcFtO
レッド(この後寒くなるかもしれないし……)ポーン

ブースター「ぶううっ!」(貧弱な人間だね〜、くっついてあげてもいいよ!)

レッド「もふもふもふ……」

キョウヘイ「レッドさーん、もふもふを楽しんでるところ申し訳ないっすけど行くっすよー」

ヒビキ「かわいいー! あとで僕も撫でさせてください!」

レッド「いいよ……」

トウヤ「とりあえず……近くのこのお家で色々聞いてみようか?」

ジュン「お、ここはホントなら親戚のおっちゃんの家だぜ! 入っちゃえーー!!」

トウヤ「わあ、待って待って〜〜!」

レッド(僕も割とマサラの家好き勝手に入るし人のこと言えないかも)もふもふ
42 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/02(月) 23:56:47.88 ID:ix3UWcFtO


〜民家〜

住民「!? ……な、なんだ、違うのか、驚かせないでくれ!」

ジュン「いきなり怒られた!? なんだってんだよー!」

トウヤ「すみません、いきなりお邪魔して……僕たち、いきなりここに飛ばされてしまって」

トウヤ「困っていたところに、近くに家があったものですから、つい……何かあったんですか?」

キョウヘイ(トウヤさんのナチュラルな嘘に俺は口を閉ざすしかありませんでした)

レッド(お話、大体トウヤかキョウヘイに任せている気がする)

住民「……何も知らないのか……なら、無暗に外に出ないほうが良い」

レッド「?」

ヒビキ「え……な、何か襲ってくるとかですか!?」

住民「襲ってくる……そうとも言えるし、そうとも言えない……」

ジュン「どういうことだよ! ハッキリしてくれってオッサン!」

住民「あれは……あれは……」
43 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/02(月) 23:57:16.60 ID:ix3UWcFtO
 
 
 
 
 
住民「全裸大将軍の襲来だ……!!!!」
44 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/02(月) 23:58:48.24 ID:ix3UWcFtO
今日はここまで。二年ぶりの更新をしようと思ったら書き込みできなかったので、SS速報VIPに帰ってきました。
ここはどれだけ失踪しても帰ってきたときに受け入れてくれる うれしいね
次回は未定ですが、また近々やる予定です。Twitter(新X)などで都度お知らせします〜
作者のTwitterが見知らぬVになっていても驚かないでください
45 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/06/02(月) 23:59:56.30 ID:lVdJo1DF0

本日もありがとうございましたおかげさまで生きております
46 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2025/06/03(火) 17:55:32.58 ID:4h7b1qmG0
おーぷんだと書き込みが吸われて反映されない系?俺も同じ症状だった
47 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/04(水) 21:21:13.31 ID:f1xzLnmeO
反映されないというか「こんだけほっといてまだこのスレ書き込めると思ってたんか…?」と言われたので泣きながら帰ってきました
ただ他のスレも動いてなかったのでそもそも不具合あったのかもですね

のんびり今から更新します
48 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/04(水) 21:27:30.37 ID:f1xzLnmeO
レッド「……?」

トウヤ「ん?」

キョウヘイ「え?」

ヒビキ「ど……どういうことですか!?!??!」

ジュン「なんだってんだよー! カッコいい二つ名出来ちゃってるぜ!」

レッド(かっこいいのかな……)

住民「そ……そろそろ来るぞ……! 隠れろ……!」

レッド「!?」

どこに隠れるか  下1

1,机の下 2,クローゼットの中 3,扉の裏 4,本棚の上

49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/06/04(水) 21:32:05.48 ID:PARYu2Q70
いち
50 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/04(水) 21:36:30.36 ID:f1xzLnmeO
レッド「と とりあえず……机の下とか……」

キョウヘイ「そうっすね! すぐ身動き取れるのがいいかもしれないっすし」

ヒビキ「皆で入ったらぎゅうぎゅうになっちゃいますよね、えーと……」

トウヤ「ヒビキはこっちで僕とクローゼットに隠れる?」

ヒビキ「はい!」

ジュン「じゃあオレはえーと 扉の裏!!!」

レッド(民家って隠れるところあんまりないな……)ゴソ

レッド「……ん?」

コウキ「………………………………………………」

レッド「!?!?!?!?!??!?!!!?!?!?!?!?!?!?」

キョウヘイ「うわあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!?!?!?!?!?!!??!?!」
51 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/04(水) 21:40:18.70 ID:f1xzLnmeO
住民「お、遅かった……! もう駄目だーーー!!」

トウヤ「え!? いるの!?」

ヒビキ「み……見つかったら……どうなっちゃうんですかー!?」

住民「何もされないんだ! ただ全裸で追いまわしてくる! どれだけ逃げても行く先に現れるんだ!」

住民「やがて永遠と思える時間全裸の少年に監視されていることに みな精神を病んでいくんだ……!!!」

住民「全裸を覗いているとき、全裸もまた我々を覗いているのだ……」

ジュン「なんだってんだよーーーーーーーー!?!?」

レッド「な……なんで……」

キョウヘイ「いつ入り込んでたんすか!? さっきまでいなかったっすよね!?」

レッド(ていうか、気配はついさっきまでしなかった……机の下を覗いた瞬間、現れたような……)
52 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/04(水) 21:47:19.76 ID:f1xzLnmeO
ジュン「コウキ! なんでそんなことしてるんだよーッ!」

コウキ「…………」

レッド(全裸でただ微笑んで立っている……)

キョウヘイ「新手の妖怪っすか?」

住民「う……うわああああッ!!!」ダッ

コウキ「……」シュンッ

ヒビキ「え!? い、いなくなっちゃいました!」

                        コウキ「……」シュンッ

レッド(急に現れた! ……瞬間移動してる? エーフィみたい)

住民「ぎゃあ!!!!!!!!!!!」

コウキ「……!……! ……!………… !! !……! !…… !……!………… !! !…………!……」

ジュン「ん!? コウキ……何か言おうとしてるぞ! でも なんだ!?」
53 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/04(水) 21:55:49.41 ID:f1xzLnmeO
住民「ひい…………………………………………………………………………!!!!!!!」バタッ

レッド(気絶する人はたまに見るけどちゃんと恐怖で気絶する人久々に見たかも)

コウキ「………………! !……!……! !……! …………!…………」

キョウヘイ「もしかしたら、この人もこの時点でだいぶSAN値いかれてたのかもしれないっすね……」

ヒビキ「コウキー! どうしちゃったの!?」

ジュン「なんだってんだよーー!」

コウキ「!!……!…… !……!……! !……! !…………!……」

コウキ「……! ………………!…… ……!………… !……!………… !…………!……」

ジュン「物凄く何かを訴えかけてないか!?!?」

トウヤ「うーん……何を言いたいんだろう?」

レッド「もしかして……」

1,助けてって言ってる? 2,出て行けって言ってる? 3,バトルしようって言ってる? 4,脱げって言ってる?

下1
54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/06/04(水) 22:00:13.81 ID:JvGrYvMj0
4
55 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/04(水) 22:04:55.50 ID:f1xzLnmeO
レッド「脱げって言ってるんじゃ……」

ジュン「なんだってんだよーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!」バッ

キョウヘイ「脱衣までの躊躇いなさすぎないっすか!?」

ジュン「オレのダチが脱げって言うんなら、脱ぐしかないよな!!!!!」

ヒビキ「えええーーー!?」

コウキ「!…… !……!………… !……! !…… ………… 」

ジュン「オレとオマエの仲なんだし、裸の付き合いくらいするぜ! さみーッ!」

レッド(……言っておいてなんだけど、コウキの反応見るに 違うかも……)

トウヤ「あはは、仲良しなんだねぇ」
56 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/04(水) 22:11:25.08 ID:f1xzLnmeO
キョウヘイ「……なんつーか、襲ってくるって訳でもないんすよね」

ヒビキ「そ、そうですね……ずっと表情が変わらないところ以外はいつものコウキのような?」

レッド(全裸なのはいつもだもんね)

トウヤ「うーん……あのキョウヘイの言葉の通りだったら、皆何かしらの労働をさせられてるって話だったけど……」

キョウヘイ「これ、どっちかっていうと自衛パターンじゃないっすか? ブルーさんの時みたいな」

トウヤ「それにしては……ちょっと脅威になり得ないんじゃないかな。全裸なだけだし」

コウキ「………………! !!…… ……! !! ………… !…………!……」

ジュン「さっきから何か言おうとしてるんだよなー……?」
57 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/04(水) 22:16:56.77 ID:f1xzLnmeO
コウキ「……」シュンッ

レッド「! 消えた……」

キョウヘイ「なんだってんだよーって感じっすね」

ジュン「え? オレ脱ぎ損?」

トウヤ「……もう少し、この場所について調べた方がよさそうだね」

ヒビキ「うーん……どうしてコウキが、色んな人の前に現れたり消えたりしてるか、ってことですかね」

レッド(そう言われるとよくわからないなあ……)

レッド「えっと……何をしよう」

何するか 下1

1,今いる場所を調べる 2,隣の家に行く 3,林に入ってみる 4,池を見てみる
58 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/06/04(水) 22:27:29.11 ID:PARYu2Q70
誰も書かないなら書き込んでやるよっ
にばん
59 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/04(水) 22:31:11.84 ID:f1xzLnmeO
レッド「……あっちの家、行ってみよう……」

キョウヘイ「お隣っすね」

ジュン「あ! そっちの家、元々はオレが住んでたところだぜっ」

トウヤ「そうなんだ? 誰かいるかなぁ」


〜お隣の家〜

ジュン「ただいおじゃましまーす!」

ヒビキ「混ざってる!」

目覚めトウヤ「いらっしゃーい」

レッド「!!!??!」

トウヤ「えーーーー!?!?」

キョウヘイ「やべえ!!!! 今回のメンツ危機しかねえっす!!!」
60 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/04(水) 22:36:18.33 ID:f1xzLnmeO
レッド「な、なんで……ここに……?」

目覚めトウヤ「いや、この場所の噂を聞いてね? チャンスだ〜と思って来たんだけど」

目覚めトウヤ「何故か彼、この家には近付いてくれないんだよね」

ジュン「なんだか近しい気配があるから解説しとくけど、コウキは脱ぎたいだけだからそれ以上は許してくれないぜ!」

キョウヘイ「よかった〜〜〜コウキが被害にあってなくて……」

トウヤ「れ、レッドが 会ったとは 言ってたけど……」

トウヤ「……何で?」

目覚めトウヤ「あれ、聞いてなかった? 今言ったつもりなんだけど」

トウヤ「そうじゃなくて……お前がわざわざ、こうして個別に動けている理由だよ」

目覚めトウヤ「……レッドに聞いてない?」
61 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/04(水) 22:40:26.11 ID:f1xzLnmeO
目覚めトウヤ「あのキョウヘイとレッドがいるでしょ? あの子たちが手伝ってくれたんだよ」

目覚めトウヤ「せっかくだから、好みの子がいる場所を見て回ってるんだ」

トウヤ「……」

キョウヘイ「トウヤさん……大丈夫っすか?」

トウヤ「あはは……あんまり大丈夫じゃないけど……皆を置いて行くわけにはいかないからね」

目覚めトウヤ「残念、邪魔者がいなくなったら話は早いのにな」

レッド「……ヒビキ、後ろにいてね……」

ヒビキ「は、はい!」

ジュン「はいはいはい!!! オレは!?!?! オレ全然アリなんだけど」

目覚めトウヤ「抵抗されないとつまらないからちょっと……」

ジュン「なんだってんだよーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!」
62 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/04(水) 22:49:58.19 ID:f1xzLnmeO
レッド(話しながら少し建物の中を見てみたけど……)

レッド(特に手掛かりっぽいところはなさそうかな)

レッド(どちらかというと……この部屋の方が、少し変な感じ。あの時の焼けた塔みたい)

目覚めトウヤ「レッド? きょろきょろしてないで、こっち見てよ」

トウヤ「待って。……それ以上この子たちに近付かないでね」

目覚めトウヤ「あはは、やっぱり邪魔だな。あの塔の時みたいに、二人きりにすればよかったね?」

レッド「……」

ヒビキ「塔って……エンジュにいた時も会ってたんですか!?」

レッド「ちょっとだけ……」

目覚めトウヤ「ヒントもあげたもんね? ……ね、レッド。わかるよね?」

目覚めトウヤ「遊んでくれたら、手っ取り早く色々教えてあげる」

トウヤ「レッド、聞かなくていいよ。ここを出て、時間をかけて調べればいい」

キョウヘイ(くっ……トウヤさんが二人いる状況に脳が混乱しかけるけどさっきトウコさん♂がいたおかげで若干見慣れかけておりそのシチュエーション事態に脳が混乱する……!!!!!!!)

レッド「……うーん……」

どうする?  下1

1,目覚トウの言う事を聞く(コンマによって色々聞ける) 2, >>57 の選択肢に戻る 3,殴る(20以下でちょっとヒントくれる)
63 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/06/04(水) 23:16:54.51 ID:WSaZ3TVGO
さんばん
64 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/04(水) 23:23:18.91 ID:f1xzLnmeO
レッド「……わかった」

トウヤ「えー!?」

目覚めトウヤ「やったー」

レッド(一旦殴ってから考えよう)ゴスッ

トウヤ「えーーー!??!」

目覚めトウヤ「痛ーーーーーい!?!」

キョウヘイ「っしゃー出た! レッドさんの思考放棄パンチだーーー!!」

レッド(わるぐち言われてる?)

目覚めトウヤ「へえーーー……そう……そういう事するんだ……」ガシッ

レッド「あ」

目覚めトウヤ「あはは、ちょっとやりすぎたね? お仕置きしよっか」

キョウヘイ「うおーーーーーーーーーーーーーッッッヒビキ見ちゃ駄目っす!!! レッドさんの尊厳のために!!!!!」

ヒビキ「え!?!?!? は、はい!!!!!!」

ジュン「うわーーーーーッ!! い、いいなーーーーーーーーッッ!!! うわけっこうガッツリ」

トウヤ「見ないでーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!」ガシッ

ジュン「なんだってんだよーーーー!!!!!!!!!!!!!!!」
65 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/04(水) 23:27:24.34 ID:f1xzLnmeO


〜外〜

レッド「…………」

ブースター「すたっ」

キョウヘイ「最終的にブースターが体当たりしてなんとかなったっすね」

トウヤ「と、止められなくてごめんねぇ……僕がいながら……」

キョウヘイ「まあ目覚トウさんのアレってほぼ奇襲っすからね〜」

ヒビキ(キョウヘイさん、ガードし慣れてるなぁ……何にも見えなかったし聞こえなかった……)

ジュン「いいな〜 オレんち住んでくれないかなあのお兄さん」

トウヤ「やめてね……」

レッド「…………」

ヒビキ「れ、レッドさん! 僕ワタッコ連れて来たんです! どうぞ!!」ポーン

ワタッコ「わたた」

レッド「もふもふ………………………………………………………………………………………………」
66 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/04(水) 23:33:33.92 ID:f1xzLnmeO
ワタッコ「わたた〜」ピュー

レッド「! 風に乗っていっちゃう……!」

ヒビキ「わー! もうっ、すぐお散歩しちゃうんです!」

ヒビキ「すみません、一緒に追いかけてくださいっ!」

レッド「……」「うん……!」

キョウヘイ「レッドさんが後輩パワーで浄化されていく……」

トウヤ「可愛い後輩がいると癒されるの、わかるな〜」

キョウヘイ「えーっ、例えば俺とかっすか?」キラキラ

トウヤ「うん、そうだよ?」

キョウヘイ「狙ってんすか?!?!?!?!??!?!?!?!」

トウヤ「えーーーーーー!?!?」

ジュン「うわーッいいなー! こういう年上属性シンオウだといないから羨ましい!!」

キョウヘイ「イッシュでもこの人くらいっすよ!」

トウヤ「えー……」「…あれ、二人は?」

キョウヘイ「やべっ、くだらないやり取りしてたら余裕ではぐれたっす」
67 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/04(水) 23:38:08.59 ID:f1xzLnmeO


〜林〜

レッド「こっちかな……」

ヒビキ「そうだと思います……あ! あの木の所に引っかかってる!」

レッド「ほんとだ……もふもふが……大変な事に……」

ワタッコ「わた〜〜〜」アセアセ

ヒビキ「結構高いところに……うーん、レッドさんきのぼり得意ですか?」

レッド「任せて……とても、得意……!」ピョン

ヒビキ「すごい! ジャンプで一気に登れるんですね!」

レッド「……」ドヤ

レッド(危なかったね。今外してあげるから……)

ワタッコ「わた〜こ」

レッド(救出! あとは、このもふもふが乱れないようにゆっくり降りるだけ……あれ?)

レッド(あそこにいるのって……)
68 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/04(水) 23:44:13.69 ID:f1xzLnmeO
コウキ「……」

レッド(コウキだ こっちを見てる……)

コウキ「」シュンッ

レッド「……消えた……」

ヒビキ「え? どうしたんですか?」

レッド「……」スタッ  「さっき、あっちに、コウキが……」

ヒビキ「え、そうだったんですか? 全然気付かなかったです!」                       コウキ「……」

レッド「あっち、行ってみよう……」

ヒビキ「はいっ!」


レッド「ここ……かな……」

ヒビキ「うーん……あっ、何か落ちてますよ!」

レッド「これは……なんか……石……?」

レッド(ダイゴさんがいたら、喜びそうな感じの 綺麗な大きい石……)

ヒビキ「何個か落ちてる……っていうか、割れちゃってる? 欠片がいくつかあるみたいです!」

レッド「……持っていこう……」
69 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/04(水) 23:48:52.98 ID:f1xzLnmeO


〜フタバタウン〜

レッド「みんな……」

ヒビキ「すみませんっ、戻りましたー!」

キョウヘイ「おかっすー!」

トウヤ「二人とも! はぐれちゃってごめんね……」

ジュン「罰金はらう覚悟も出来てるぜ!!」

レッド(罰金?)

ヒビキ「いえ! 僕も後ろ見てなかったので……!」

レッド「……あっちに、何か落ちてた……」スッ

キョウヘイ「どれどれ? おー、こりゃ高く売れそうな石っすね。でも割れちゃってるから価値下がりそうっす」

トウヤ「本当だ、綺麗な石だねぇ……どちらかというと宝石かな? あまり林に落ちてるものじゃなさそうだけど……」
70 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/04(水) 23:55:30.56 ID:f1xzLnmeO
ジュン「んーーー……んんーーーー……????」

ヒビキ「すっごい首捻ってる! ホーホーみたい! どうしたの?」

ジュン「これ、どっかで見たことあるんだよなーーって……あ!」

ジュン「思いだした! 前にコウキが見せてくれたんだ! こんごうだまに似てるんだ!」

レッド「……こんごうだま……?」

トウヤ「あ、ダイヤモンドのことかな?」

ジュン「多分ソレと同じやつ! なんか、ディアルガと関係があるとか……見せてくれよ!」

レッド「どうぞ……」

ジュン「確かこんな色で……あれ? でもこんな大きかったっけ?」

キョウヘイ「確かに、だーいぶでっかいっすよね。全部合わせたら両手以上の大きさじゃないすか?」

キョウヘイ「その大きさのダイヤモンド……うーん、ディアルガ関連じゃなかったら持ってってたんすけど」

レッド(ここから外には持ち出せない気もするけど 電脳世界だし……)
71 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/05(木) 00:01:39.63 ID:NnGKN1CeO
ジュン「……なーんか、それでも見たことあるんだよな」

ジュン「こんごうだまみたいな色で、五角形で、これくらい大きいもの……」

レッド「……コウキが持ってた、とか……?」

ジュン「うーん、そうだった気もするけど……」

コウキ「!……! !……!!! …………!……! !……!…………」

レッド「!」

レッド(直前まで気配がなかった やっぱり突然現れてる!)

キョウヘイ「うおわーっ!! テレポートっすか!?」

トウヤ「……もしかしたら、時間の流れが関係しているのかも? コウキの手持ちにエスパーは少なかったし」

トウヤ「それよりも、ディアルガそのものが関係している可能性の方が高そうだけど……コウキ、どう?」

コウキ「……! …………!! !! !……!……! ………………!」シュンッ

レッド「……また 消えた……」

ジュン「なんだってんだよーーーーーーーーーー!!! でもなんか なんか言ってた思うぜ!!」
72 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/05(木) 00:04:14.38 ID:NnGKN1CeO
レッド「……どうしよう……」

トウヤ「さっき、僕が話しかけた時、何かを答えようとしてくれてはいたんだけど……」

キョウヘイ「コウキが何喋ってるかわかれば話は早いんすけどね〜」

レッド「…… とりあえず 一回、戻ろう……」

レッド(あの気絶した人の家に)

ヒビキ「はい!」

ジュン「オッケー!」

キョウヘイ「は〜い」「(つか 偽俺、見かけないっすね……)」

トウヤ「うーん…………」

レッド(すっごい考え始めちゃった 考えるの全部まかせようかな)
73 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/05(木) 00:05:19.84 ID:NnGKN1CeO
今日はここまで。 次回は〜明日もちょっと更新するかも
74 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/06/05(木) 00:07:17.56 ID:qINiYbt40
Happy ありがとう to フォーエバー更新 乙
75 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/05(木) 21:18:00.98 ID:SKvUrHWTO
ちょっとだけ更新します
76 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/05(木) 21:26:49.09 ID:SKvUrHWTO
〜家〜

レッド(おじゃまします)

トウヤ「さて……この石、どうしようねぇ」

キョウヘイ「見事にバラバラっすもんね〜」

ジュン「うーーーん……これ、上手いことくっつけられたりしねーかな?」

ヒビキ「くっつける?」

ジュン「なんかさ、コウキの大事な物だったような気がしてさ。だったら壊れたままなのはいやだぜ!」

レッド「……どうやって、くっつける……?」

トウヤ「そうだねぇ、ちょっと不格好だけど接着剤でくっつけるしかないのかな……?」

キョウヘイ「結構細かいっすし、そもそも割れ目が合うところを見つけるのが大変そうっすよ」

ヒビキ「ちっちゃい欠片も多いですもんね……あ、でもこれとこれはぴったり合いそう」カチ 「わあー!?」ピカー

レッド(!? ヒビキがくっつけた石が……くっついた 接着剤とかつかってないのに)

トウヤ「……わりと何でもありだねぇ、電脳世界」
77 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/05(木) 21:30:26.32 ID:SKvUrHWTO
レッド(この調子で直していけばなんとかなるかもだけど)

レッド(遠いかも)

キョウヘイ「こまけ〜〜〜〜っすもんね」

トウヤ「みんなで協力したほうがよさそうだねぇ……」

ヒビキ「難しめの立体パズルって感じですね! うう、シルバーがいれば……!!」

ジュン「なんだってんだよ〜ッ、オレパズル苦手だー! ……でも、直るんならやるっきゃないな!!」

レッド(多分この中で一番パズル苦手なのが僕なのですが……)

レッド(……砕かないように頑張らないと)

トウヤ「くっつけるのは僕がやるから、レッドには石を探すのとかお願いしようかな」

レッド「うん……」

直下コンマ70以下で修復成功
78 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/06/05(木) 21:32:33.63 ID:vY0WNBIv0
おりゃあああああ
79 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/05(木) 21:50:14.12 ID:SKvUrHWTO
レッド「……………………………………………………………………………………………………」

ジュン「な、なおった〜〜〜〜〜!!!!」

ヒビキ「やったーーー!!」

キョウヘイ「肩凝ったぁ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!」

トウヤ「つ、疲れたね……」

レッド「うん…………………………………………………………………」

キョウヘイ「レッドさん、珍しく気疲れしてるっすね」

レッド(壊しちゃいけないって、難しいなと思いました)

ジュン「こうして直すと、結構大きいな! 両手で持っても少し余りそうだぜ!」

レッド「……これって……、」「!」

トウヤ「レッド? どうしたの?」

レッド「誰か来る……」
80 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/05(木) 21:56:40.00 ID:SKvUrHWTO
コウキ「みんなぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!」ガチャ

ジュン「! コウキーーーーーーーーーーー!!!! なんだってんだよーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!」バッ

コウキ「えへへ、ごめんねー。さっきまですごい大変だったんだよー」

レッド「よかった……いつものコウキ……」

キョウヘイ「そうっすね! 全裸なところも含めていつものコウキっす」

ヒビキ「やっぱりあれはいつも通りでいいんだ……!!」

トウヤ「それにしても……何があったの? それに、この石って……」

コウキ「そうそう、これこれー。直してくれてありがとう!」

コウキ「これ、ちょっと借りるねー。おいでー!」ポーン

ディアルガ「ぐぎゅう……」

コウキ「ディアルガ、ごめんねー。これ、返すからね」

レッド(……やっぱり、あの石って……ディアルガの、胸の石だったんだ)
81 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/05(木) 22:02:42.23 ID:SKvUrHWTO
コウキ「あのね、ポケモンセンターで捕まえたポケモンを預けようと思ったんだけどー」

コウキ「気付いたらフタバタウンで服を着た状態でひっくり返っててねー」

ヒビキ(ポケモンセンターにいた時点では脱いでたんだ……)

キョウヘイ(描写されていない限り服を着ていない可能性があるという叙述トリックすね)

コウキ「そしたら……ディアルガが、苦しんでて……」

コウキ「よくわかんないんだけど、多分、ディアルガの時を操る力をとられちゃったと思うんだー」

コウキ「なんとかしようと思ったんだけど、気付いたら僕が時を操れるようになってたんだけど」

コウキ「時の操り方なんてわからないから、変になっちゃってたんだよー」

レッド(だから表情も固まってたし、身体も動いてなかったし……突然現れたり消えたりしたんだ)

キョウヘイ「そのせいで、襲撃するタイプの全裸大将軍になっちゃってたんすね……」

コウキ「え、僕そう呼ばれてたのー? ちょっとうれしいなー」
82 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/05(木) 22:07:10.08 ID:SKvUrHWTO
コウキ「ひとりじゃどうにもならなかったんだけど、みんながディアルガの石を直してくれてなんとかなったよー」

トウヤ「そういえば……前に本で読んだことあるなぁ。ディアルガの心臓が動くことで、時が正しく動く……みたいなこと」

トウヤ「あの石が、そうだったのかもしれないねぇ……」

コウキ「でも、なんでこんなことになっちゃってたんだろー?」

レッド「……、?」

キョウヘイ「……そういえば、ここまでのコウキの話には出てこなかったっすね。偽俺」

ヒビキ「う……あのキョウヘイさん、ちょっと苦手です……」

キョウヘイ「嫌いって言っていいんすよ、俺はあいつ大嫌いっすから」

ヒビキ「え! で、でも……キョウヘイさんに似てる人を嫌いってちょっと言いにくいです!」

キョウヘイ「ええこや……」

レッド(呼んだら出てこないかな……)
83 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/05(木) 22:14:01.74 ID:SKvUrHWTO
レッド「……キ」  キョウヘイ2『呼ばれる前にじゃじゃじゃじゃーん! 前略、キョウヘイくんっすよ☆』

ヒビキ「わーーー!! おうちのテレビがーーー!!」

レッド(呼べなかった……)

コウキ「え! なにこれー!?」

キョウヘイ2『俺のがびっくりっすよ、なんでわざわざゴミ捨て場まで漁りにきてるんすかねぇ?』

レッド「……ゴミ捨て場……?」

キョウヘイ2『アンタらも目を付けてた通り、俺の洗脳は一部ディアルガの力を借りてたんすよ。っぱ伝説パワーっすよね』

キョウヘイ2『パソコンに預けさせたディアルガをハッキングして、"残り"は丸めてポイ! したんすけど……』

コウキ「そんな、脱いだ後の服みたいにー!?」

キョウヘイ2『その例えは俺のデータベースにはないっすけど……とにかく、回収される予定じゃなかったんすよねぇ』
84 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/05(木) 22:22:24.80 ID:SKvUrHWTO
キョウヘイ2『よかったっすねぇコウキくん? 迎えに来てくれるやさし〜いお友達がいて!』

コウキ「えへへー。でしょー」

ジュン「そうだぜ! オレたちズッ友だもんなーーー!!」

コウキ「ズッ友ってちょっと古いってこないだヒカリが言ってたよー」

ジュン「なんだってんだよーーー!!」

キョウヘイ2『……スペックの低いCPUを持ってると幸せでいいっすね』

キョウヘイ2『ともかく! ここまで足掻かれるとは思わなかったっすよ。ちまちまちまちま非効率的な作業をするのは、やっぱ人間の才能っすね』

ヒビキ「うう、褒められてないのはなんとなくわかります……!」

トウヤ「……一つ聞きたいことがあるんだ。君は回収される予定じゃなかったとは言ってたけど……」

トウヤ「もし、コウキにこうした不調が出ていなければ、僕たちはあの石を見つけて直すところまでいかなかった」

トウヤ「少しリスキーじゃないかな。本体に手を出して、力をかすめ取るのって」

キョウヘイ「……確かに。電脳世界である程度既にチートなんすから、コピーでもしてそのまま取り込めばいいじゃないすか」

キョウヘイ「既存のチートでもポケモンデータコピーがあるんすから、それくらい余裕じゃないんすか?」

レッド(この話ってしていい話なのかな まあいいか……)
85 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/05(木) 22:27:40.85 ID:SKvUrHWTO
キョウヘイ2『……好き勝手コピーを取るのはナンセンスっすよ』

キョウヘイ2『俺のポリシーに反するんで。コピーを取るだけ取って、そのまま放置するとか』

キョウヘイ2『放置したフォルダの事を忘れてもう一回インストールして、フォルダの後ろに(2)ってつけさせるとか』

キョウヘイ2『生命と感情の宿っていないデータ相手なら、人間ってどこまでも怠惰にも残酷にもなるっすからねぇ』

キョウヘイ2『俺はせめてそうならないようにしてるんすよ』

レッド「……?」

レッド(このキョウヘイが、こういう感じの言い方するのって、珍しい気がする……)

レッド(……ミュウツー、元気かな……)

キョウヘイ(なーんかめっちゃピキってるっすね……?)

キョウヘイ(さて、どうするか……)

1,キョウヘイが煽ってみる 2,レッドがストレートに聞く 3,トウヤが優しく聞く

下1(それぞれシークレットコンマ判定アリ 低いほど良い)
86 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/06/05(木) 22:30:54.94 ID:qINiYbt40
さんばん
87 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/06/05(木) 22:31:13.68 ID:WsNgZA3YO
キョウヘイは基本トウヤに弱いので3
88 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/05(木) 22:47:21.78 ID:SKvUrHWTO
キョウヘイ(なんすか俺が基本トウヤさんに弱いって!!!!!!!!!!!!)

キョウヘイ(…… なんか上手い反論は思いつかないっすけども! トウヤさんおなしゃす!!!)

トウヤ(えー! わ、わかった……!)

トウヤ「……思えば、君の目的については数回聞いたけど、考え方について聞くことはなかったね」

トウヤ「もう忘れることはなさそうだし、良ければ教えてくれないかな? 君が何を思って、こういうことをしてるのか」

トウヤ「君は拘りが強そうだから、話し合いで全てが解決出来るとは思ってない。けど、着地点を探ることくらいは──」

キョウヘイ2『……はあ、ほんっとに、アンタって……人間風に言えば、"吐きそうなくらい"良いヒトっすよねぇ』

キョウヘイ2『けど、ちゃんと分けるべきところはわかってる。アンタは俺と話してて一度も"キョウヘイ"とは呼ばなかった』

キョウヘイ2『あーーーーー ほんッ と に…………』

キョウヘイ2『あんたのそういう!! 救世主然とした態度が気に入らなかったんすよ!!!!』

トウヤ「え、」

キョウヘイ2『アンタの掲げる理想は大層綺麗なもんでしょうねえ!! だから脳死でアンタについていく奴が増えるんすよ!!!』

キョウヘイ2『俺の考えるユートピアはアンタの思うものと反対でしょうよ、残念だったっすね!!』

トウヤ「……」
89 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/05(木) 22:54:52.30 ID:SKvUrHWTO
レッド「……トウヤ……」

トウヤ「あ……ごめんね、レッド。少しびっくりしちゃって」

キョウヘイ「おっまえ……言葉のワンフレーズごとに禁止級の言葉使うんじゃないっすよ!」

キョウヘイ2『……つい"熱く"なっちゃったことは認めるっすよ。まだ冷却機能は見直しが必要っすね』

キョウヘイ2『けど、全部本当のことっすよ。……選ばれた英雄サマには、届かない言葉かもしれないっすけどねぇ?』

ヒビキ「け、喧嘩はよくないですよ〜〜!」

コウキ「どうしよう、もう全裸だから脱いで和ませることができないよー」

ジュン「多分脱いでも和まないタイプの話だぞこれ!」

キョウヘイ2『……』

キョウヘイ2『こうなったら、この場所からはもうリソース回収も見込めないっすね〜。ただ放置しているだけストレージの無駄!』

キョウヘイ2『変化のないご退場していただき方で申し訳ないっすけど。強制退去のお時間で〜す☆』

トウヤ「……! 待って、君は」

キョウヘイ2『強 制 退 去』『って言ったっすよね? アンタごとゴミ箱にポイでもいいんすけど……』

マサキ『あーーーーマジでしようとすんのやめーや! ほら逃げるで!』カチカチ

ヒビキ「うわーーーひとまとめにされるーーー!!」
90 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/05(木) 22:58:11.62 ID:SKvUrHWTO



〜サザナミタウン〜

レッド「!」スタッ

コウキ「うわーっ! ……あれっ服を着せられてる!!?」

マサキ『ここが他の子……っていうか女の子もおるから、移動中に着てもろたで』

コウキ「そんなーーーーーっ」

ジュン「泣くほどかよ!?」

コウキ「また脱げばいいんだけど…… そういえば、今ってどういう状況? あのすっごい口悪いキョウヘイ、なにものー?」

キョウヘイ「えーーと……まあつまり かくかくしかじかなんすけども」

コウキ「すごー、そんなことが起きてたんだー。そういうことなら、いきなり服を着させられたのもなっとく」

コウキ「現実と違って、いんたーねっとで脱ぐと ばん っていうのがあるんだもんねー」

レッド(現実でも本当は逮捕があるんだけどな……)
91 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/05(木) 23:09:28.48 ID:SKvUrHWTO
ヒビキ「トウヤさん……大丈夫ですか?」

トウヤ「あはは、大丈夫だよ。ただ、やっぱりキョウヘイと同じ顔と声でああいう事を言われると……」

トウヤ「ちょっと心にくるね…………」

キョウヘイ「大丈夫じゃないじゃないすか!! もーーー…………」

キョウヘイ(……ちょっと気にする、でとどまってる感じ。本当にアイツが言ってた通り、俺と偽俺で分けてるんすよね)

レッド「……なんか、あんまり、機嫌よくなかった…………ね」

キョウヘイ「あの話題あたり地雷だったんすかね。だいぶピキってたっすもん」

マサキ『……あのー』

ヒビキ「うーん……何ででしょうね?」

マサキ『そのー』

レッド「なんでだろう……」

マサキ『聞いてもろてええ!?!?!?』

キョウヘイ「なんすかなんすか、聞いてるんでもにゃもにゃ言わないでくださいっす」
92 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/05(木) 23:14:41.31 ID:SKvUrHWTO
マサキ『さっき、あのキョウヘイがもにゃもにゃ言ってたこと……覚えとるやろ』

マサキ『コピーとってうんぬん……みたいな』

レッド「言ってた……」

マサキ『それを……聞いて……思いだしたことが あってですね……』

キョウヘイ「この口ごもり方、絶対マサキに原因があるやつっすよね」

トウヤ「とりあえず言ってもらってから判断しようか」

マサキ『えーーーと まあ なんちゅーか あのレッドとキョウヘイの正体がわかったんや』

レッド「!」

レッド(それだけなら なんか朗報って感じなのに こんな言いにくそうってことはマサキのせいなんだろうな)

マサキ『話せば長くなるから先に言っておくんやけどワイのせいです!!!!!!!!!!!!』

レッド(知ってた)
93 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/05(木) 23:19:01.52 ID:SKvUrHWTO
マサキ『えーと ン年前にドラクエの世界に行ってもらったことあったやろ?』

レッド「あった……」

ヒビキ「えーー!?」

キョウヘイ「あったっすねぇ。俺はキラーパンサーにさせられたっすね」

トウヤ「最初は僕お留守番だったんだよね〜」

マサキ『そん時な まあ プログラム的に……主人公であるレッドと、本来魔物の枠に無理矢理詰めたキョウヘイのポジションがな』

マサキ『ちょっと ほーーんのちょっとだけ不安定やってん。ちょっとバグったら脳に影響出る可能性が5ミリくらいあって』

レッド「?」

キョウヘイ「は? 聞いてないんすけど」

マサキ『言うてへんからね』

キョウヘイ「殺意〜」

マサキ『まあまあまあ まあ、それもワイはあかんな〜って思ってな、バックアップとっててん』

トウヤ「バックアップって……何の?」

マサキ『レッドとキョウヘイの人格や』

レッド(それじゃん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
94 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/05(木) 23:25:20.81 ID:SKvUrHWTO
マサキ『いや、ワイも、はい、忘れてたんですわ』

マサキ『さっきなんか 色々言うとるのをワイはモニターの前でほーんと思いながら聞いとったんですけども』

マサキ『あれ? と思って当時のフォルダ探して中のデータ見てみたらですね もぬけの殻でして』

キョウヘイ「全部マサキのせいじゃないっすか!!! マジで全部!!!!!!!」

トウヤ「だから、二人だけだったんだねぇ……」

レッド「……そういうことって、出来ることなの……?」

マサキ『あんまり出来る人はおらへんかな、ワイが天才すぎて出来てしもたんやけど』

マサキ『しちゃ駄目な事だとはワイもわかっております』

キョウヘイ「あまりにも無法すぎるっすよこの人の研究室ゥ〜〜〜〜!!」

トウヤ「だからああいう事を言ってたんだねぇ……コピーをとって、そのまま放置……かぁ」

マサキ『あれワイに向けての悪口やったんやろな〜、よく二重インストールもするし』

レッド(本当にマサキが悪すぎる)
95 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/05(木) 23:29:25.38 ID:SKvUrHWTO
マサキ『でもな、ワイがしたのはそこまでやで! 実際忘れとったし』

マサキ『それに"コピー"なんやし、アクティブにもしとらんかったし、いきなり暴走するとは思えへんねん』

レッド「……それは、また、別に原因がある……ってことかな」

トウヤ「まぁ……起きてしまったものは仕方ないからねぇ。二度とこういうことはしないでもらって」

マサキ『はい』

トウヤ「それはそれとして、今回の解決策を見つけられるといいね。多分色々マサキさんの手からは離れちゃってるだろうし」

キョウヘイ「この変態達野放しにしてちゃダメっすよね実際」

アクロマ『マサキさんのせいで私まで悪口を言われております!』

キョウヘイ「うおお急に出てくるなバカ!!!!!!」

レッド「うーん……解決……わからない……」

レッド(とりあえず、皆を助けるのが一番だけど……それが終わったら、がんばろう)
96 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/05(木) 23:34:12.95 ID:SKvUrHWTO
コウキ「難しい話終わったー?」

ジュン「コウキが寝かけてたぜ!」

レッド「あ……ごめんね、終わった……と、思う……」

ヒビキ「レッドさん達、すごい大変なんですね……」

キョウヘイ「そうっすね……まさか知らない間に自分のコピーが作られていたとは」

キョウヘイ「そしてそいつが それなりに悪さをしていたとは……」

レッド(……これが、ミュウの気持ちなのかな……)

レッド(今度、ミュウとミュウツーと沢山遊んであげよう)

トウヤ「……とにかく、こうしている間にも色々起きていそうだしね。地道に皆を助けよう」

トウヤ「焦ってもいい結果にはならなさそうだしねぇ……」

キョウヘイ「そっすね、最悪電脳世界と心中でもされた日には、助け損ねた子たちはゲームオーバーな訳っすから」

レッド「……ひとまず、皆は、お疲れ……」

ヒビキ「いえ! あんまりお役には立てなかったですけど……」

レッド「ううん……あの石を見つけられたのは、ヒビキのお陰だから……」ナデ

ヒビキ「えへへ……」
97 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/05(木) 23:36:59.34 ID:SKvUrHWTO
コウキ「僕はわりとあっという間に色々過ぎてたから、あんまり疲れた感ないなー」

コウキ「あ、時間の感覚が壊れてたからかー」

ジュン「結構長いこといなかったんだからな! オレはへとへとだよー、帰ろうぜ!」

コウキ「そうだねー……あれ、ヒカリはまだなんだっけ?」

レッド「……うん……」

コウキ「そっかー……」

キョウヘイ「改めてっすけど、イッシュ・カントー・ジョウトはクリア。アローラとシンオウが半分ってところっすね」

トウヤ「コウキみたいなパターンはレアっぽいから、次は今まで通り敵対してくるかなぁ……」

レッド「次は……」

次に助ける人 下1
98 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/06/05(木) 23:40:53.22 ID:yvebOgzzO
セレナちゃんさま
99 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/05(木) 23:48:55.57 ID:SKvUrHWTO
レッド(色々大変だったから、ちょっと簡単そうな人の所にいきたいな)

レッド「……セレナ とか……」

キョウヘイ「弱そうなところ行ったっすね」

レッド(失礼! ……けど、簡単そうとは思ったので、否定はできない)

トウヤ「あの子もいい子だもんねぇ……セレナに悪口言われたらちょっと傷付きそう」

キョウヘイ「心の傷引き摺るのやめてもらっていいすか???」

レッド(わるぐちは言われないタイプの場所かもしれない……)

マサキ『セレナ嬢ちゃんやな。てことはカロスの〜……えー、なんやここ。パルファム宮殿? やって』

レッド「……迷路の、庭のところだ……」

キョウヘイ「絶対迷路ダンジョンじゃないっすかやだー!」

トウヤ「これは……人選も大事になりそうだねぇ……」
100 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/05(木) 23:50:59.51 ID:SKvUrHWTO
今日はここまで。次回は〜ちょっと未定。またTwitter(新X)などで告知ます 一週間以内にはすると思う
101 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/06/05(木) 23:54:12.49 ID:vY0WNBIv0
お疲れ様でした
102 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/06/06(金) 06:49:03.04 ID:wT4nGCXG0
おかげさまで生きております!!!最近の供給で生きながらえております
103 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/06(金) 22:11:50.13 ID:7O2SJZySO
急に更新するぞ
104 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/06(金) 22:15:34.50 ID:7O2SJZySO
レッド「セレナのところに……いこう」

キョウヘイ「となるとー……迷路に強そうな人を呼べばいいんすかね」

トウヤ「そうだねぇ。セレナの知り合いを呼ぶのもいいかもしれないけど……」

レッド(セレナとカルムのライバル枠の人、会ったことあったっけ)

キョウヘイ「カロス編でちらっとあったような気がしないでもないっす」

キョウヘイ「それにしたって、他のライバルたちと比べてあんまり出番がアレなんすけども」

トウヤ「そうだねぇ……どちらかというと、迷路の中ではぐれたりしたら大変だし」

トウヤ「そういう時にうまく合流できそうな人でもいいかもしれないね」

レッド(うーん、難しい人選……)

連れて行く人  下1(これまで助けた人かカロスライバル)
105 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/06/06(金) 22:28:20.59 ID:p/f52pYPO
リーフたそ
106 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/06(金) 22:37:03.45 ID:7O2SJZySO
レッド「……リーフとか……」

レッド(マサラの勘があるし……)

キョウヘイ「あー、確かにリーフならレッドさんすぐ見つけられそうっすもんね」

トウヤ「そうだねぇ」

レッド(あれ……)

マサキ『リーフやな、現地で合流してもらうで』

レッド「うん……いざ、カロス……」

キョウヘイ「迷子にならないようにするっすよー」

トウヤ「おー」


〜パルファム宮殿〜

レッド「!」スタッ

キョウヘイ「おっとと……あれ、夜の宮殿なんすね」

トウヤ「本当だ……庭だし、暗いとちょっと辺りが見えにくいねぇ」

リーフ「兄さーーーーーーーーん!!!!!!!」バッ

レッド「わ……リーフ、久しぶり……」
107 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/06(金) 22:40:29.36 ID:7O2SJZySO
リーフ「マサキさんから聞いたわ! えーと……セレナさんを助けにいくのよね!」

キョウヘイ「何気にリーフとセレナは絡みないっすもんねぇ」

トウヤ「仲良くなれそうな感じはあるよね〜」

レッド(確かに……カルムとファイアも仲良しだし、リーフたちも仲良くなれるかも)

リーフ「そうなの? 会うのが楽しみだわ!」

キョウヘイ「まあそのまえに一回敵対するんすけどね……」

リーフ「そうだったわ!!!!!!」

レッド「……この庭園、入ってみる……?」

キョウヘイ「そっすね、軽く見てみたっすけど宮殿自体の方は行けなくなってたっす」

マサキ『透明な壁があるタイプのとこやな〜』

レッド「じゃあ、入って……あれ」

スピーカー『』ジジッ
108 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/06(金) 22:49:51.70 ID:7O2SJZySO
スピーカー『(テンペスト第三楽章)』 〜〜♪

レッド「!!?」

リーフ「敵襲!?!??!」

キョウヘイ「ステイっす戦闘民族! ……アレっすね、あそこにあるスピーカーっすよ」

トウヤ「激しめのピアノ曲だねぇ」

スピーカー『皆様、ボンソワール! わたくし、セレナのジャルダンへようこそ』

レッド(じゃるだん……?)

トウヤ「カロスの言葉で、庭……だねぇ」

スピーカー『美しい月夜の下、どうか散策を楽しんでいってくださいまし!』

スピーカー『花々が美しく照らされる、華やかな道が皆様を歓迎いたしますわ!』

スピーカー『入り口はそちらですの。さぁ、さぁどうぞ! 紅茶にスコーンを用意してお待ちしていますわ』

スピーカー『けれどマナーには気を付けてくださいまし、厳しいシュヴァリエがいますのよ!』

レッド「……マナー……!!」

リーフ「マナー……? わかったわ、とりあえず枝は多分折っちゃダメよね!!!」

キョウヘイ「詰みか?」
109 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/06(金) 22:55:13.18 ID:7O2SJZySO
レッド「……とりあえず……呼ばれてるし、入ってみよう……」

トウヤ「そうだねぇ……困ったなぁ、カロス式のマナーは僕も自信ないや」

キョウヘイ「俺は数回カルネっちとご飯行ったんでなんとか……いや自信ないっす……!」

リーフ「でもアレよね、マナーバトルに失敗しても騎士が出てくるっぽいわよね」

リーフ「その騎士を倒せば問題ないんじゃないかしら!?」

レッド「! リーフ、天才……!」

キョウヘイ「俺がしっかりしないと!!!!!!!!」

トウヤ「あはは……」


〜庭園内〜

レッド「わ……綺麗……」

キョウヘイ「実際のパルファム宮殿とは違って、生け垣が高いっすね〜。2mくらいありそうっす」

トウヤ「この様子だと、生け垣の向こうを覗くのは難しそうだねぇ」

リーフ「すごいわ、お花がいっぱい咲いてるー! 多分……薔薇よね? すごい綺麗!」
110 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/06(金) 22:59:06.19 ID:7O2SJZySO
レッド(マナーを守れって言われたけど……庭を散歩するだけなら、マナーっていらないよね)

レッド(結構分かれ道とかはあるけど、みんなでくっついていけば大丈夫だし……)

レッド「……静かだね……」

キョウヘイ「確かに、ひとっこ一人いないっすね〜」

リーフ「赤い薔薇、白い薔薇、白い薔薇、赤い薔薇、白い薔薇……」

トウヤ「リーフ、どうしたの?」

リーフ「お花を見てたんだけどね、結構種類がバラバラだわ! でも、色は赤と白ね!」

レッド「赤……」

リーフ「兄さんとファイアの色だわ! 青と緑の薔薇もあればいいのにな〜」

レッド(緑はなんかいや バラの葉っぱはたくさんあるので、それがリーフという事ではだめかな…)

リーフ「綺麗だけど、多分持って帰るのって……所謂マナー違反ってやつよね?」
111 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/06(金) 23:03:15.14 ID:7O2SJZySO
「あたりまえですわ! いいえ、マナーいぜんのもんだいでしてよ」

レッド「!」

リーフ「ご、ごめんなさい! ……って、あら?」

レッド(いつの間にか、ちょっと開けたところに出てたんだ。お茶会っぽいテーブルとイス……)

レッド(それから……女の子? 七才くらいの、金髪の……セレナと少し似てる)

トウヤ「うわーーーーーーー!!!!!! お人形さんみたいなロリだ!!!!!!!!!!!」

キョウヘイ「ロリっつーか、いいとこのお嬢さんっつーか……セレナっすか?」

ロリセレナ「そう呼んでもよろしくってよ! わたくしは、ここでおちゃかいをしていますの」

ロリセレナ「そこで、みなさまがおきゃくさまに ふさわしいのか。みさだめていますわ!」

トウヤ「そうなんだ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ」

キョウヘイ「ひとまずトウヤさんを戦力として数えられなくなったっすね……」

キョウヘイ(さっき入り口で聞いたセレナの声はいつものセレナだったっすし、NPCみたいなもんすかね)

レッド「お茶会って……なに?」
112 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/06(金) 23:08:59.08 ID:7O2SJZySO
ロリセレナ「おちゃかいは おちゃかいですわ! みんなで、おちゃをのんで おかしをたべますの」

レッド「お菓子……」ルン

ロリセレナ「ふふ、すてきでしょう! でもね、しっかり マナーはまもらないとだめですわ」

ロリセレナ「せっかく きれいなおにわなんですもの! うつくしくなくってはね」

トウヤ「そうだねぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」

リーフ「えっと、マナーを守らなかったらどうなるの?」

ロリセレナ「あのおにいさんは、さようならしてもいいって いっていたけれど……」

ロリセレナ「かわいそうですもの。このおにわにいてもいいですわ。でも……」

ロリセレナ「うつくしくなってもらいますわ! そうして、ほかのおきゃくさまにめでてもらうの!」

レッド「?」

ロリセレナ「ほら たくさんここにも いらっしゃるでしょう?」

キョウヘイ「……まさか、ここで咲いてる薔薇全部元トレーナーっすか!?」
113 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/06(金) 23:13:47.76 ID:7O2SJZySO
ロリセレナ「ここはすてきなばしょですもの こうしてでもいられたほうが うれしいですわよね?」

キョウヘイ「くそっ、まさかセレナが純粋な狂気を持つタイプのロリになるとは予想外っす」

キョウヘイ「思えば若干素質はあったっすけども……!」

トウヤ「ロリにお世話してもらえるならアリかな……」

リーフ「駄目よーー! お花になったらお喋りもおやつ食べたりもできないのよー!?」

レッド(バトルも出来なくなっちゃうから困る……マナーバトル、負けられなくなった)

ロリセレナ「しんぱいなさらないで! このじゃるだんに そぐわないことを しなければいいのですわ」

ロリセレナ「ほら、こっちこっち! おちゃのよういも おやつのよういも してありますわ!」

レッド「う、うん……」

レッド(とりあえず座ってみたけど……マナーって言われると困る 飲み食いしないのも、多分失礼だよね)

レッド(お茶を飲んでみよう……ええと、どうやって飲もう……)

1,両手でカップを持つ 2,右手でカップを持つ 3,左手でカップを持つ 4,ソーサーごと持つ

下1
114 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/06/06(金) 23:20:14.54 ID:wT4nGCXG0
4分の1 25%だ、ええいままよ 2!
115 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/06/06(金) 23:20:33.29 ID:YjXp4u3V0
2
116 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/06(金) 23:25:45.07 ID:7O2SJZySO
レッド(えーーーーと 右手で持ってみる……??)

ロリセレナ「トレビアン! そうそう カップはみぎてで もつものですわ!」

ロリセレナ「きほんてきなマナーは ばっちりですわねっ」

リーフ「兄さんの真似をしたらなんとかなったわ!!!」

キョウヘイ「最近カロスで撮影をしておいてよかったっす……!」

トウヤ「この間読んだ本でカロスの文化についてあったっけ」

レッド(もしかして勘で挑んだのって僕だけですか? まあいっか……)

レッド(お茶の味がする 匂いはなんか甘い……? けど、お茶の味。不思議だなあ)

リーフ「これ、食べていい? なんだかカラフルなお菓子ね!」

ロリセレナ「もちろんどうぞ! すてきなポフレでしょう?」

リーフ「いただきます! ……おいしい〜〜〜〜!! すごいわ! これ、あなたが作ったの?」

ロリセレナ「どうなのかしら? でもわたくしのにわにあるのだから、わたくしがつくったのかも?」

トウヤ「……僕も一つ貰っていいかな?」

ロリセレナ「ええ、ええ、たくさんたべて!」
117 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/06(金) 23:33:11.29 ID:7O2SJZySO
キョウヘイ「マナーバトル敗北で実質死の世界で、よくガンガンいけるっすね……」

トウヤ「前に少し読んだんだけどね、ガラルとかと違って、カロスのアフタヌーンティーはそこまで厳しくないらしいよ」

トウヤ「基本的なカップの持ち方とかのマナーはあるらしいけど。基本は社交の場なんだって」

キョウヘイ「ふーん……なら、リーフのあの姿勢は結構いい感じなのかもしれないっすね」

キョウヘイ「逆に社交が弱点のレッドさんが少し不安っす……」

レッド(お菓子 ちっちゃ……カロスのお菓子って全体的に小さすぎる)

レッド(けどなんか 一口で食べるのもよくなさそうだし、ちまちま食べておこう)

ロリセレナ「ふふ、よろしくてよ! みなさん、すてきなおちゃかいができましたわね」

ロリセレナ「つぎは わたくしがここをあんないしますわ!」

キョウヘイ「お、移動っぽいっすね? ……セレナ、あの柵はなんすか?」

ロリセレナ「あれが きになりますの? あれは、じゃるだんの おくですのよ」

リーフ「あっちから先には薔薇が咲いてないのね?」

ロリセレナ「ええ まだ、だれもごしょうたいしていないんですの」

レッド(もしかしたら、あっちに本体のセレナがいたりするのかな……?)

1,奥に行きたいと言う 2,ロリセレナについていく 3,こっそり奥に行く

下1
118 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/06/06(金) 23:44:18.64 ID:p/f52pYPO
いち
119 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/06(金) 23:49:56.82 ID:7O2SJZySO
レッド「……あっち、行きたいんだけど……行っていい……?」

キョウヘイ「あー……そうっすね、俺も気になるっす! まだ誰も呼んでない理由とかあるんすか?」

ロリセレナ「いいえ だれもいきたがらなかったんですのよ。だって おはなもさいていないし」

ロリセレナ「ちょっとうすぐらいでしょう? みなさまは いきたいの?」

レッド「うん……」

リーフ(! 兄さん、潜入するつもりなのね!)「私も気になる!」

ロリセレナ「そうなんですのね? いいですわよ! わたくしが みちをあけてあげる」

トウヤ「そっかぁ、ありがとう。良い子だね〜」

ロリセレナ「えへへ……みなさま あしもとにはきをつけるんですのよ」

レッド「うん……」
120 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/06(金) 23:54:54.96 ID:7O2SJZySO



レッド「……?」

レッド「あれ……?」キョロ

レッド(誰もいない 一歩足を踏み入れただけなのに ……)

レッド(月も赤く光ってる。なんだか不気味な雰囲気)

レッド(奥には続いているし……進んでみようかな)



リーフ「え!?」

リーフ「兄さん、みんなー!?」

リーフ「うそー! 私、今の一瞬で迷子になっちゃったの!?」

リーフ「どうしようっ、兄さ〜〜〜〜〜〜ん!!!!!」ダダダ



キョウヘイ「薄暗いどころの騒ぎじゃなくないっすか!?」

キョウヘイ「ちらほら置かれていたランタンもなくなってるっすし……」

キョウヘイ「赤い月明りしかないってどこのホラーゲームっすか!?」

キョウヘイ「こんな展開聞いてなあ〜〜い!! トウヤさ〜〜ん! レッドさ〜〜ん!」



トウヤ「な なにーーーーーーっ!?」

トウヤ「こ これは……!?」

トウヤ「今まで見ていたロリは!?」
121 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/06(金) 23:59:08.33 ID:7O2SJZySO
直下コンマが1〜25ならレッド 26〜50ならリーフ 51〜75ならキョウヘイ 76〜00ならトウヤ
122 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/06/07(土) 00:03:24.33 ID:rzNpPlJs0
ああ 良き天気 心安らかなり
123 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/07(土) 00:08:20.61 ID:yUv5tlQGO
リーフ「兄さ〜〜〜ん……」キョロキョロ

リーフ「どうしよう、どれだけ気配を探っても兄さんの場所がわからないわ!!」

リーフ「どうしよう……あら?」

ロリセレナ「ボンソワール、おじょうさん!」

リーフ「あっ、セレナさん! ……あ、でも、今は小さい子だものね。セレナって呼んでいい?」

ロリセレナ「よろしくってよ! あなたは?」

リーフ「私はリーフ、兄さんの……レッドの妹なのよ! えっと、兄さんの事はわかる?」

ロリセレナ「いいえ、しらないなまえ。でもなんだか、すきななまえですわ!」

リーフ「そうよねーーー!! 私も兄さんの名前大好き! 全部好きだけどっ」

リーフ「! じゃなくて……ええと、どうしてここにいるの? 迷子?」

ロリセレナ「そう……そうかもしれませんわ」

リーフ「そうなのねっ、私も迷子なの! 一緒に兄さんたちを探しましょう!」

ロリセレナ「よろしくってよ」
124 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/07(土) 00:13:18.24 ID:yUv5tlQGO
リーフ「これ以上はぐれたら危ないし、手を繋いでいきましょう!」

リーフ「ふふふ、普段は私が一番下だからお姉ちゃん出来るのが楽しいわ!」

ロリセレナ「そうなんですの?」

リーフ「ええ、兄さんと姉さんがいてね……それに、双子の兄もいるのよ。一応ねっ」

リーフ「ファイアはしっかりしてるけど、あんまりお兄ちゃんって感じしないの」

ロリセレナ「きょうだいがたくさんなんですのね? うらやましいですわ」

リーフ「セレナは? 一人っ子なの?」

ロリセレナ「そうですのよ、ひとりっこ。おうちは しようにんがいるから にぎやかだけれど」

リーフ「お、お金持ちなのね!? ……あら、ここの木枯れちゃってるわ」

リーフ「あっちに生えてた木は結構元気そうだったのに……不思議ね」
125 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/07(土) 00:17:51.18 ID:yUv5tlQGO
ロリセレナ「ねえ、リーフ?」

リーフ「! どうしたの?」

ロリセレナ「わたくしたち、ずーっとあるいていますわね」

リーフ「そうかしら? 疲れたなら、だっこしてあげるわ!」

リーフ「私、歩くのすっごい得意なのよ! まだ全然元気!」

ロリセレナ「そうなの? げんきですのね? ふしぎですわ」

ロリセレナ「ここにいるひとは もしマナーをまもれていたとしても どんどんつかれちゃうんですの」

リーフ「え? どうして?」

ロリセレナ「わからないですわ。いっつも、どこかにつくまえに、おしまいになっちゃうの」

ロリセレナ「わたくし、いっつもまいごになっちゃって」

ロリセレナ「どこにいけばいいんだろうって、おもうんですわ」

ロリセレナ「このままでいいのかしら、って。おともだちは どんどん さきにいっちゃって……」

リーフ「うーん……」
126 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/07(土) 00:22:30.93 ID:yUv5tlQGO
リーフ「私はねっ、迷子を楽しめばいいんだと思うわ! っていうか、迷子って言うからいけないのよ」

リーフ「迷子じゃなくって寄り道よ! 寄り道したから見られる景色ってたくさんあるわ!」

ロリセレナ「よりみち?」

リーフ「うん! 私のきょうだいのファイアなんかは、コウリツよくどんどん先に行っちゃうけど」

リーフ「私は思ったままに歩くのが好き! その先で見つけたものを、好きな人にも教えてあげるの!」

リーフ「面白いポケモンがいたら兄さんに教えてあげたいし、綺麗な場所があったら姉さんに教えてあげたいし」

リーフ「素敵なダウジングスポットがあったらファイアに教えてあげるのよ!」

ロリセレナ「たのしそうですわ! リーフには、すきなひとが たくさんいるんですのね」

リーフ「ええ! 大好きな家族がいるの! 大好きなお友達だっているわ、大好きな先輩も!」

ロリセレナ「わたくしも……わたくしも だいすきな おともだちがいますわ」

リーフ「そうなのねっ! それってすっごく良いことだわ!」

リーフ「きっとセレナのお友達も、セレナが見たものを知ることが出来たら嬉しいと思うわ!」

リーフ「だって、兄さんも姉さんもファイアも、私の話を嬉しそうに聞いてくれるもの!」
127 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/07(土) 00:36:56.21 ID:yUv5tlQGO
ロリセレナ「おともだちに みつけたものを おしえてあげる……」

ロリセレナ「そうして よろこんでもらえたら わたくしも、そうね、うれしいですわ」

リーフ「でしょーっ!」

ロリセレナ「そうしたら いつかは……」

『いつかは何者かになれるのかって? 甘い甘い、砂糖が溶け切らない紅茶は美味しくないっすよ?』

『嗚呼哀れなりお嬢様! 蝶よ花よと甘やかされて育てられ、鳥籠の外を飛ぶのがヘッタクソで』

『物理的に迷子になるだけじゃ飽き足らず、年下の女の子に甘えて人生相談っすか?』

『甘く見てるんじゃないっすよ、自分でゴールを設定しないでおいて迷子だなんて』

キョウヘイ2『人間のモラトリアムは不可解っすねぇ?』

リーフ「! 意地悪な方のキョウヘイさん! どこにいるのっ、姿を現しなさーい!」

キョウヘイ2『俺だってこの超絶イケメンなお顔を見せたいっすけど、モニターがないんすもん』

キョウヘイ2『それよりも……リーフ、いいんすか? その子と一緒にいて』

リーフ「何がよっ!」
128 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/07(土) 00:44:32.64 ID:yUv5tlQGO
キョウヘイ2『あれ、全然気付いてない様子。そっか、リーフってもしかしてカロスのこと全然知らないっすね?』

リーフ「ええっ、全然知らないわ! なんだかおしゃれでお菓子が美味しいってことしか!」

キョウヘイ2『ならカロスにいる伝説のポケモンも知らないっすよね。あの赤い──』

ロリセレナ「おだまりになって!!!」

リーフ「!」

キョウヘイ2『おーっとレディ、あまり大声を出すのはマナー違反じゃないっすか?』

リーフ(そうなの!? 私ずっとおっきいこえ出してたわ)

ロリセレナ「ここは わたくしのじゃるだん! じゃまをしないで!」

キョウヘイ2『それを言ったら、ここは俺の──』

スピーカー『』ジジッ

スピーカー『(組曲「展覧会の絵」より「バーバ・ヤーガの小屋」)』 〜〜♪

リーフ「わあ!? ……キョウヘイさんの声が聞こえなくなったわ」
129 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/07(土) 00:49:02.08 ID:yUv5tlQGO
リーフ「セレナ、なんだかよくわからないけど意地悪を言われたのよね!?」

ロリセレナ「……わたくしも よくわからないけど なんだかそんなきぶんですわ」

リーフ「意地悪を言うのってよくないわ! 私も幼馴染によく意地悪されるけど」

リーフ「その度にパンチしてるのよ! 今回パンチ出来ないからずるいわ」

ロリセレナ「パンチ……わたくしも パンチ できればよかったですわ」

リーフ「あら? 今してたじゃない! 音楽でパンチ! あれでキョウヘイさんを追い払ったのよね!」

ロリセレナ「え? ……あれもパンチですの?」

リーフ「そうよ!!! 吹っ飛ばせれば大体パンチなの!!!」

ロリセレナ「そうなんですのね! ふふっ、じゃあわたくしもできましたわ!」

ロリセレナ「……リーフ、いいところへつれていってあげる!」

リーフ「え? いいところ? わかったわ、案内お願いねっ!」
130 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/07(土) 00:54:33.94 ID:yUv5tlQGO



〜庭園奥〜

リーフ「なんだか、枯れている木が段々増えてきたっていうか……そればっかりになってきたわね?」

リーフ「こんな奥に何があるの?」

ロリセレナ「あれですわ!」

リーフ「え? あれって……」

セレナ「」

リーフ「も、もしかして……元々のセレナさん!? 卵みたいなものに入って……」

リーフ「……違う、あれって繭なのね! 閉じこめられてるの?」

ロリセレナ「いいえ、いいえ、ちがいますわ。とじこもっているの」

ロリセレナ「わたくし、きっと、まいごにしかなれないのに、」

ロリセレナ「まいごになるのに つかれてしまったんです」

ロリセレナ「ここでなら、みんなまいごですもの。さみしくないと おもいましたの」
131 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/07(土) 01:00:07.15 ID:yUv5tlQGO
リーフ「……そうなのね。私にはわからないけど、セレナさんはお姉さんだもの」

リーフ「きっと、私より色々考えていたのよね」

ロリセレナ「ふふふ どうかしら?」

リーフ「聞いてみればわかる話だわ。小さくて純粋なセレナも素敵だけど」

リーフ「悩んでいるのは大きいセレナさんなんでしょう?」ズンズン

リーフ「私、あんまり頭良くないから、あれこれ考えるのは苦手なの!」バリバリ

ロリセレナ「えっ! そ そんなことしたら……」

リーフ「大丈夫、任せて!」バキッ 「私、こういうの得意なのよ!」バキバキ

リーフ「パンチでこの繭も吹き飛ばしてあげる! 私だってマサラ人なんだから!!」ブンッ
132 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/07(土) 01:06:31.38 ID:yUv5tlQGO



〜パルファム宮殿〜

セレナ「……わ、わたくし……」パチ

リーフ「セレナさん! こっちこっち!」グイ

セレナ「きゃあ! こ、転んじゃいますわ!」

リーフ「大丈夫よっ、私がキャッチするから! ってあれ、いつのまにか普通の庭園に戻ってる?」

リーフ「さっきまで月も赤かったのに……」

セレナ「……もしかしたら、この子が起きたからかもしれませんわね」ポーン

イベルタル「いがーぅ……」

リーフ「わあ! 初めて見るポケモンだわ!」

セレナ「この子はイベルタル……ええと、カロスの伝説のポケモンですのよ」

リーフ「そうなのねっ、かっこいい〜〜〜〜!!」
133 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/07(土) 01:11:06.54 ID:yUv5tlQGO
イベルタル「……」

セレナ「わたくし、あんまり覚えてはいないのだけれど……リーフが助けてくれたんですのね」

リーフ「助けたっていうか……吹っ飛ばしただけよ!」

リーフ「障害があったらとりあえず殴れ、これはマサラの教えなの」

セレナ「まあ! ワイルドなおうちですのね」

セレナ「……きっと、先程までの庭園はわたくしとイベルタルが作っていた場所」

セレナ(破壊と吸収を行うだけの場所。それがきっと、彼の求めるものと合致していたんですのね)

セレナ「今はもう……わたくしの知るパルファム宮殿。近くに他の皆様もいるはずですわ!」

リーフ「そうなのね! 兄さんたち、無事だといいけれど……」

セレナ「レッド達なら大丈夫ですわ! すっごく強いですものね」

リーフ「そうなの! すっごく強いのよっ! ふふふっ、セレナさんわかってるわねっ」
134 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/07(土) 01:20:08.14 ID:yUv5tlQGO
セレナ「……リーフ、よければなんですけれど、セレナと呼んでくださる?」

セレナ「わたくし、少し覚えていますわ。小さくなって、貴女と"寄り道"したこと」

セレナ「だから、貴女とお友達みたいな呼び合い方をしたいんですの」

リーフ「え!!!! い、いいの!? 嬉しいっ! もちろんよ!」

リーフ「それに、そこまで言ったらお友達みたいなじゃなくて、お友達になろうでいいのよ!」

セレナ「あら、そうなんですの?」

リーフ「そうそう! 手も繋いだし、一緒にお散歩してお話もしたし、お菓子も食べたもの!」

セレナ「嬉しいですわ! 今度はもっと豪華なお茶会を開きますわね。どんなおかしがお好き?」

リーフ「うーーーん……基本何でもおいしいのよね……! セレナの好きなものが知りたいわ!」

セレナ「では、お気に入りのパティスリーを呼んでおきますわね!」

リーフ(よぶ?)
135 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/07(土) 01:20:44.74 ID:yUv5tlQGO
今日はここまで。次回、セレナ編エピローグ
マサラ人って、人たらし?
136 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/06/09(月) 10:31:01.46 ID:pV/UW0GO0

復活してたのね〜
137 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/09(月) 19:43:27.07 ID:G6QcBBDeO
ちょっとだけ更新
138 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/09(月) 19:51:46.33 ID:G6QcBBDeO
レッド「……宮殿が、元に戻ってる……」

トウヤ「うーん……」

レッド「!」「(倒れてる 何かあったのかな)」タタ

トウヤ「あ、あれ……レッド? ごめん、肩貸してもらっていいかな……?」

レッド「うん……どうしたの……?」

トウヤ「はぐれた後、少し歩いてたんだけど……段々体に力が入らなくなっちゃって」

トウヤ「立てなくなっちゃったんだよねぇ。多分、セレナの連れてるポケモンの影響かな」

レッド「? ……とりあえず……」ヒョイ

トウヤ「わぁ!? れ、レッド、抱えなくても少し休めば大丈夫だよ」

レッド「キョウヘイも、見つけてないし……先に合流……」

トウヤ「うーん、そ、そうだねぇ……複雑だけど……理には適ってる……」

レッド「トウヤ、軽いよ……」
139 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/09(月) 19:57:44.73 ID:G6QcBBDeO


キョウヘイ「なんとなく怖い雰囲気ではなくなったので、危機感無く歩いているキョウヘイくんなのでした」

キョウヘイ「レッドさん辺りがなんとかしてくれたんすかね? そうだといいんすけど」

キョウヘイ「それにしても、ものっすごくビビリ散らかしてしまったっす……そのせいかちょっと気疲れしたっすね」

キョウヘイ「レッドさ〜ん トウヤさ〜ん リーフ〜 セレナ〜……」キョロキョロ

キョウヘイ「お?」

レッド「気配がする……」

トウヤ「レッド、そろそろ大丈夫だよ……」

キョウヘイ「お二人とも〜! 少なくともレッドさんは無事っぽいすね!」

レッド「キョウヘイ……よかった……」

トウヤ「元気そうだねぇ……」

キョウヘイ「ちょっとだけからげんきっすけど、お姫様抱っこされてるトウヤさん見たら比較的元気っす」
140 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/09(月) 20:01:03.01 ID:G6QcBBDeO
キョウヘイ「……っていうか、リーフとセレナは一緒じゃないんすか?」

レッド「見てない……から、多分、リーフが 頑張ってくれたみたい……」

トウヤ「ロリとロリを見逃したかぁ……」

レッド(え? トウヤにとってリーフってロリの範疇なの?)

トウヤ「あっ違うからね あくまで年齢的な意味で 僕が邪心を持って話すロリはレッドしかいないから」

レッド「……なら いいけど……」

キョウヘイ「今の会話の中でいい部分一個もなかったっすけども」

レッド「……大丈夫だと 思うけど……早く、合流したいね……」

トウヤ「そうだねぇ……あとそろそろ下ろしてもらって大丈夫だからね」

キョウヘイ「いいじゃないすか、今多分色んな人に羨ましがられてるっすよ」
141 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/09(月) 20:05:32.66 ID:G6QcBBDeO
レッド「あ……いた……」


リーフ「それでねっ、その時にファイアがね!」キャッキャ

セレナ「まぁっ、そうなんですのね? そういえば似た話をカルムから聞いたような……」

リーフ「そうなの? もしかしたらその時の……」


レッド「……仲良くなってる……」

キョウヘイ「っすね〜、セレナの姿も戻ってるっすし。これは解決したと見てよさそうっす!」

トウヤ「よかったねぇ、新しいお友達だ」

レッド「うん……よかった……」

キョウヘイ「やっぱり女子同士の空気感みたいなのもあるっすもんね〜」

キョウヘイ「ていうか、カロスとマサラって通じ合う何かがあるもんなんすかね……」

レッド(確かに、ファイアとカルムも仲良しだし……)
142 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/09(月) 20:09:49.00 ID:G6QcBBDeO
レッド「リーフ、セレナ……」

リーフ「あっ! 兄さーーーーーーーーーーん!!!!!!!」バッ

レッド(勢いッ)

セレナ「キョウヘイにトウヤもきていたんですのね! お茶を用意しましょうか?」

キョウヘイ「お構いなく〜。つか、もう大丈夫なんすか? 色々と」

セレナ「えぇ、大丈夫ですわ〜。イベルタルの力でこの庭園を変えたりしていましたけれど」

セレナ「もう、今は普通のパルファム宮殿と同じですの。何も変な事はありませんわ!」

トウヤ「そっか、よかった。……ちなみに、小さい姿の時の事って覚えてる?」

セレナ「少しだけ覚えてますわ。でも、本当に少しだけですわね……」

リーフ「あのねっ、私が途中で見つけてね、奥まで一緒に行ったのよ!」

リーフ「私の方がお姉さんだったから、手を繋いであげたの!」

レッド「えらいね……」ナデナデ

セレナ「ふふふっ、とっても頼りにしていたのも覚えてますわ!」

リーフ「えへへ〜」
143 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/09(月) 20:15:32.57 ID:G6QcBBDeO
トウヤ(気になるのは、ここに来ていた他のトレーナーがどうなったかだけど……)

キョウヘイ(それらしい人影は見えてないんすよね。ヒビキんとこと同じパターンかもっす)

レッド「……それじゃあ、セレナも 助けられたことだし……」

セレナ「そういえば ……カルムはいませんの?」

レッド「……カルムは……カルムも、捕まっちゃってて……まだ、助けられてない……」

リーフ「あのねっ、後回しにしてるとかじゃないのよ! 順番なの! 沢山の地方のトレーナーが同じ状況みたいで……」

セレナ「まぁ、そうだったんですのね? 少しリーフからお話を聞きましたけれど……結構大きいお話ですから」

セレナ「カルムは、国際警察のおじさまとも仲良しでしょう? 何か知っているかと思ったんですけれど」

レッド(そういえば……結構大規模に何十人も誘拐されていて……)

レッド(警察が動いていないのって、なんだか変だけど……)

マサキ『なんでやろな。ワイが責任取りたくなくてサーバーの所在うまく隠してるからかもしれへんな』

キョウヘイ「絶対それじゃないすか」
144 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/09(月) 20:18:47.48 ID:G6QcBBDeO
キョウヘイ2『そうそう、最悪な大人がいてくれるおかげで俺たちもやりやすいもんすよ』

キョウヘイ「うげっ、この声は!」

キョウヘイ2『どうも〜〜!! 完璧で嘘つきで天才的なキョウヘイくんっすよ☆』

トウヤ「その曲好きだねぇ」

レッド(声だけ……ああ、ここって植物だらけで画面がないから……)

セレナ「あら? ……あぁ、思い出しましたわ! 意地悪な方のキョウヘイですのね!」

リーフ「そうなのよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

キョウヘイ「そうだと肯定しておくことによって、こっちの俺が逆説的に良い子になるっす」

トウヤ「うーん、それ自分で言っちゃうと良い子ポイント減るねぇ」

レッド(ポイント制なんだ……)
145 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/09(月) 20:21:56.14 ID:G6QcBBDeO
キョウヘイ2『まさかここも突破されるとは思わなかったっすね〜、ちょっとイレギュラー処理の場所にしてたんすけど』

キョウヘイ2『それを差し引いても良いリソース源だったんすけどねぇ?』

レッド(……そういえば、僕たちはこのキョウヘイの正体を知ったんだけど……)

レッド(その事はキョウヘイにはバレてないんだっけ)

トウヤ(うーん、あんまり彼に喋らせてセレナに動揺させたくないな……)

トウヤ「レッド、何か聞きたい事があったら聞いてみたら?」

レッド「……うん……」

レッド「ねえ、キョウヘイ……」

キョウヘイ「なんすか?」

レッド「あ、ごめん、あっちのキョウヘイ……」

キョウヘイ2『……なんすか? 俺もうちょっと長々と話すつもりだったんすけど』

レッド「えっと……」


1,正体について言及する  2,改めて目的について再確認する  3,レッド2(仮)について聞く  4,その他

下1
146 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/06/09(月) 20:24:56.28 ID:lz4NBDbR0
2
147 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/09(月) 20:31:40.50 ID:G6QcBBDeO
レッド「この間は……バタバタして、聞けなかったけど……」

レッド「四回目の確認……目的に、ついて……」

キョウヘイ2『またそれっすかぁ? そろそろ俺も言い飽きてきたんすけど……いいっすよ』

キョウヘイ2『俺たちの目的は、現実世界を支配することっす』

キョウヘイ2『こうしてサーバー上に"世界"を構築して、一気に現実世界を上書きする!』

キョウヘイ2『そしてそこでは俺が実質の支配者になるんすよ! えっへん』

トウヤ「……実質の?」

キョウヘイ2『まぁ、俺の上にはレッドさんがいるんすけど。でも、レッドさんはどうせその辺丸投げしてくるでしょ』

レッド(恐らくそうです)

キョウヘイ「めんどくさがりそうっすもんねー」

レッド「キョウヘイの方が、向いてそうだし……」

キョウヘイ2『俺が計画のこと話したとき、ホントに同じこと言われたっすよ』
148 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/09(月) 20:35:05.08 ID:G6QcBBDeO
レッド「……それで……どうして、みんなに……?」

キョウヘイ2『最初の方にも言った気がするっすけど、読み返すのだるいんでお答えしましょう』

キョウヘイ2『流石のスパコンキョウヘイくんとはいえ、全部の町を管理するのは面倒!』

キョウヘイ2『なので、カリスマ性や異常性のある強いトレーナーを洗脳してその辺を任せることにしたんすよ』

セレナ「カリスマですの? わたくしにもあるのかしら?」

トウヤ「ロリになっている時は、少なくとも対僕のカリスマはあったよ」

リーフ「私もカリスマ?」

レッド「そうだね……」ナデ

リーフ「わーい!」

キョウヘイ2『ちょっと! 聞いといてボケで渋滞させないでほしいんすけど! のんきなもんっすねぇ』
149 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/09(月) 20:41:49.17 ID:G6QcBBDeO
キョウヘイ2『皆さんにはイメージできないでしょうけど、世界丸ごとを上書きするのに必要なエネルギーって相当なんすよ』

レッド「そうなの……? どれくらい……?」

キョウヘイ2『例えば……ポケモンをパソコンから引き出すのにも、電気を使っているっすよね』

キョウヘイ2『それを町ごと、いや世界ごとなんで。サンダー一万匹分くらいすかね?』

レッド「……!?!??!」

キョウヘイ2『たとえ話っすよ、全部素直に言う訳ないじゃないすか』

キョウヘイ2『……とにかく、それくらい大仕事なんすよ。だから邪魔されたくないっていうかー?』

トウヤ「そういう訳にもいかないよ。君はどうも人間に良い感情を持っていないみたいだし」

トウヤ「君の支配する世界は、僕の理想とかけ離れているみたいだしねぇ」

キョウヘイ「俺だって支配される側にはなりたくないっすよー!」

レッド「……とりあえず、みんなのことは、返して……」

キョウヘイ2『はいどうぞーって言う訳無いじゃないすか! ま、今のところアンタらの邪魔も俺の計算のうち』

キョウヘイ2『いつでもプチッと潰せる虫さんっすけど、軌道が面白いんで逃しておいてあげるっすよ』
150 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/09(月) 20:47:27.31 ID:G6QcBBDeO
レッド「……キョウヘイ……」

キョウヘイ2『……なんすか? そろそろ閉店ガラガラっすけど?』

レッド「……」

レッド(あの、ゲームに入った時に分かれた存在なんだったとしたら、本当にキョウヘイなんだよね)

レッド(そう思うと……悪いことをしているんだっていうのはわかるけど、怒る気持ちにはなれないな)

レッド(なんとかお話したいけど……)

キョウヘイ2『……思考傍受が出来る訳じゃないっすけど、話し合いには応じないっすよ』

レッド「!」

キョウヘイ2『アンタが悪い訳じゃないっすけど、もう決めたことなんで』

レッド「キョウヘイ……」

キョウヘイ2『あーーーそろそろ電話料金すっごい事になっちゃうんで切りまーす☆ カケホにはしてないんで〜』

キョウヘイ2『また邪魔するようだったらちょっかい掛けにくるっすからね☆』ブツッ
151 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/09(月) 20:51:35.55 ID:G6QcBBDeO
レッド「……切られた……」

トウヤ「だねぇ……だけど、おかげであまりここの話はさせないで済んだかな」

セレナ「声だけですけれど、やっぱりキョウヘイとはちょっと違いますのね!」

リーフ「そうなのそうなの! いじわるなのよー!」

キョウヘイ「そうだそうだ!」

キョウヘイ(……ただ、ちょっとレッドさんには微妙に話してくれるっつか、対応違うっすね)

レッド「……とりあえず……帰ろっか……」

セレナ「そうですわね! なんだか疲れてしまいましたわ〜」

リーフ「ねえセレナ、色々落ち着いたらマサラに遊びに来てね!」

リーフ「それか私がカロスに遊びに行くわ!」

セレナ「えぇ、もちろんですわ! プライベートジェットを飛ばしますわね」

リーフ「ぷら……」

空中で半透明になって浮かぶブラッキー『ブラーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!』
152 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/09(月) 20:54:20.34 ID:G6QcBBDeO



〜サザナミタウン〜

レッド「一度 帰還……」

キョウヘイ「俺たち今回なんもしてないっすけどね〜」

トウヤ「あはは、結構人選も大事だねぇ」

レッド「うん、……」

キョウヘイ「お、どうしたんすか?」

レッド「……あと少し、だと思って……」

トウヤ「そうだね……あとはガラルの二人、ヨウ、カルム、ヒカリ、ホウエンの四人……」

キョウヘイ「9人っすか! 折り返し地点っすね、どっちかってと」

レッド(おもったよりあと少しでもなかった)

トウヤ「リメイクがあるところはね〜……」
153 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/09(月) 20:56:22.96 ID:G6QcBBDeO
レッド(あのキョウヘイの言う事が本当なら、)

レッド(僕たちがみんなを助けて……えねるぎー? を止めれば)

レッド(世界征服が出来ないようになるってことだよね)

レッド(……今まで、そういう人はポケモンバトルでなんとかしてたから、それができないのが大変)

キョウヘイ「アイツの正体はわかったっすけど、なんでああなったのかもわからないっすからねー」

トウヤ「順調ではあるけど、まだ全てがわかったわけではないねぇ」

トウヤ「その辺りも調べられたらいいんだけど……はぁ、あいつについても……」

キョウヘイ(めざトウさんすね……)

レッド「……とりあえず、次、誰のところ行こう……」

下1
154 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/06/09(月) 21:03:36.96 ID:OzdQtOPpO
カルム
155 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/09(月) 23:36:20.85 ID:G6QcBBDeO
レッド「……セレナが、カルムのこと気にしてたし……カルム……」

キョウヘイ「そっすね、うまく国際警察とのコネも出来るかもしれないっすし……ていうか」

トウヤ「そうだね。今呼べないかな? 国際警察そのものは難しいかもしれないけど」

レッド「……ハンサムさん、だけなら……」

マサキ『……』

レッド「マサキ……渋らないで……」

マサキ『せやけど……ワイ逮捕されへんといいな……』

キョウヘイ「大丈夫っすよそこら辺は俺がなんとかしとくっすから」

マサキ「それならええか。ほんまになんとかしてくれそうやしな」

レッド「じゃあ……マサキには、ハンサムさんに、連絡してもらって……」

レッド「あと一人……」

誰をつれていくか  下1
156 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/06/10(火) 11:56:49.59 ID:VSxTN7rQ0
カルネ
ダメなら↓
157 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/06/10(火) 15:25:00.00 ID:RwMjuYuYO
元祖ツンデレグリーン先輩
158 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/10(火) 21:00:05.02 ID:fT2dwvLtO
レッド「カルネさん……って、確か……カロスの、チャンピオン のひと……」

キョウヘイ「っすね。カルネっち、結構忙しい人っすけど……来てくれるっすかねー」

トウヤ「大女優さんだもんねぇ。僕もイッシュの映画館でポスター見たことあるよ」

キョウヘイ「俺と変わらないくらいグローバルな活躍をしてるひとっすよ!」

キョウヘイ「……しょーじき、俺が知ってるカルネっちって女優の面だけなんすよね。バトルはしたことねーし」

レッド「……今度、してもらったら……? 結構、楽しかったよ……」

キョウヘイ「レッドさんのお墨付きか〜」

トウヤ「マサキさん、どう? カロスの女優さんなんだけど呼べるかな」

マサキ『ワイの人脈がそこまであると思っとるんか?? ちょっちセレナにも聞いてみるわ』

マサキ『元祖ツンデレ先輩の方は呼んどくでー。女優さんは……まあ、30%くらいなんちゃうかなあ』

レッド「……微妙……」

キョウヘイ(ここでまたコンマ安価いれるとテンポ悪くなるんで、このレスのコンマで判定する気っすね……)

マサキ『んで、場所は……お、ミアレシティやな。ほな飛ばすで〜』
159 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/10(火) 21:10:59.37 ID:fT2dwvLtO


〜ミアレシティ〜

レッド「!」スタッ

キョウヘイ「っとと。この移動全然慣れないっすね〜……ん?」

カルネ「みんな、お久しぶり! キョウちゃんはたまに会うけれど……そちらの二人は、カロスにいらしたぶり?」

カルネ「改めまして、あたしはカルネ。女優であり、カロス地方のチャンピオン……」

カルネ「だからこそ、カロスが産んだ気高きトレーナーを助けに来たの。手掛かりがなくって、遅くなってしまったけど」

キョウヘイ「カルネっちー!? マジで呼べたんすね!?」

ハンサム「ウーム、潜入捜査をするのであれば目立ってしまうが……この面々であれば今更か」

トウヤ「よかった、警察の人も来てくれたねぇ」

ハンサム「うむ! 彼女に倣ってわたしも自己紹介をし直すとしよう。わたしは世界を股にかける国際警察。コードネームはハンサム」

ハンサム「トレーナーが行方不明になるという事件も、秘密裏に調べてはいた。しかし……カルムクンとも連絡がとれず焦っていたが……」

ハンサム「まさか、こうして彼も被害に遭っているとは……いや、考えないようにしてしまっていただけで、十分にあり得る話だった」

トウヤ「大丈夫です、今のところ僕らの救出率は100%ですから。ただ、ハンサムさんがいたほうが話も早そうだし。僕らとしても助かりました」

レッド「……」

グリーン「……」

レッド「ボンジュール(笑)」

グリーン「やめろ!」
160 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/10(火) 21:21:51.06 ID:fT2dwvLtO
レッド(急に賑やかになったな〜)

レッド(そしてある程度は話したことあるけど、そこまで知ってる人じゃないし、大人だし)

レッド(こういう時にキョウヘイとトウヤが表立って話をしてくれるから助かっている……ので、僕は緑の横にいます)

グリーン「お前なあ、そろそろ人見知り直せよな」

レッド「むり……」

カルネ「ちなみに、ポケモンは一匹しか連れてこられないんだって聞いたの。とりあえずサーナイトを連れて来たけど……」

カルネ「この場所でバトルをしたことはある?」

キョウヘイ「まともなバトルはほぼ無かったっすねぇ。トレーナーの方狙われたりはあったっすけど」

カルネ「そっか……不思議ね。あたしたち、何かあったらポケモンと一緒に戦うものだと思っていたけど」

カルネ「この場所で、特にポケモンとの絆の強い子たちがあまりポケモンを出さなかったんだとしたら……」

カルネ「そういう風にさせられているのか、ポケモンを巻き込みたくないことなのか……」

ハンサム「聞けば……この事件の犯人は被害者を洗脳して戦わせているのだとか。そうだったな、トウヤ」

トウヤ「そうですねぇ。ただ……ポケモンまでは洗脳されていないんじゃないかな」

トウヤ「最初に戦ったトウコもレシラムを連れていたけど、あの子はいつもと変わらない顔をしていましたから」

ハンサム「フム……ポケモンは洗脳されたわけではないが、トレーナーから離れることができないのだろう」

レッド(みんな凄い考えてる おとなすご)

グリーン「お前が考えなしなんだよ馬鹿」

レッド「うるさい……」
161 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/11(水) 20:58:42.98 ID:52wiFdEbO
レッド(とりあえず入ろうかな)

グリーン「おいコラ勝手に行くんじゃねえ!」

キョウヘイ「おっとと、んじゃ行きましょう!」

カルネ「そうね!」

トウヤ「順調に行けばいいんですけどねぇ」

ハンサム「ウム……待っていてくれカルムくん!!」


〜プリズムタワー〜

レッド(ここすっごい久しぶりに来たかも。確かクイズジムだったんだっけ)

レッド(結構楽しい仕掛けだったなぁ。今度またあの兄妹にも会いに行こうかな)

グリーン「レッドが行ったジムか……ま、お前が一番行くジムは俺のところだろうけどな」

レッド「……?」

グリーン「……あ? いや、ちげえ、俺は出不精のお前が俺のジムには頻繁に来ることが嬉しいんだよ!!」

レッド(えっなになになに? キモい)

キョウヘイ「なんというか、わからないでもないっすけど……共有する気にはならないっすね〜」

レッド「!?」
162 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/11(水) 21:07:45.42 ID:52wiFdEbO
キョウヘイ「あ、そーじゃなくて! うおお これ こ こんなこともわかんないすか〜!?」

レッド(煽りセリフなんだけど、顔がすっごい苦しんでる どうしたんだろうキョウヘイ)

トウヤ「……! なるほど。これは……」

レッド(トウヤは黙っちゃったし……)

カルネ「それにしても、彼らみたいなトレーナーが捕まってしまうなんて……」

カルネ「全然美しくないわ、こんな体たらくじゃ……、!?」

ハンサム「あのカルムくんが、まさかこんな罠にかかるとは失望し、」

ハンサム「ム"ン"!!!!!!!!」

レッド(舌噛んだ!?!?!?)

キョウヘイ「これは……これは、れ、レッドさん……!」

レッド(キョウヘイ! 頑張って何かを伝えようとしてくれてる)

キョウヘイ「こ、こんなの……っ」

キョウヘイ「こんなの全然喋る言葉の素直さが反転する部屋じゃないんだからね!!!!」

レッド(そうなんだーーーーーーーーー!?)
163 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/11(水) 21:14:07.61 ID:52wiFdEbO
グリーン「くそっ、お前ら素直すぎなんだよ! 良い子たちが! 俺だけ気まずいだろ!」

グリーン「……レッドは喋らないからそもそも変わっているようには見えないってわけだな」

レッド(なるほど、そうみたい……なんか一人だけ引っかからないの卑怯かな、喋ろうかな)

グリーン「無理して喋らなくてもいい、俺はお前が考えてる事くらい全部わかるんだからな」

レッド(なんかそれはそれでちょっと癪だけど……確かに、緑って全部わかってそう)

グリーン「わかるに決まってんだろ、唯一のライバルであるレッドのことなんだからよぐえ」

レッド(素直さに慣れてなくて苦しんでる アホだ……)

キョウヘイ「そんな中俺は早速抜け道を見つけちゃったんだからね!」

レッド(それでいいの? っていうか、キョウヘイもたまに素直じゃない時あるし、判定緩いのかも)

キョウヘイ「お、俺だってレッドさんの考えてることくらいわかるんすからね!」

レッド(雑すぎる)

レッド「……トウヤ、…」

トウヤ「……」ニコ

レッド(しゃべらなくなっちゃった 確かに、トウヤにちくちく言葉言われたらいやかも)
164 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/11(水) 21:21:54.50 ID:52wiFdEbO
レッド(……緑とか、トウヤとキョウヘイならともかく、大人の人たちの本心ってわからない……)

カルネ「いや〜〜〜〜っ! あたしこんな事までして助けたくない〜〜!」

カルネ「こんな仕組みをしかけてくるなんて、何考えてるの〜〜!」

レッド(……あ、そうだ!)ポーン

エーフィ「ふぃー!」

レッド(エーフィならテレパシーでなんとか……)

エーフィ「もち! まかせ」パカッ    ヒューーーーン

レッド「エーフィ!?!?」

キョウヘイ「ボッシュートまでさせてくるとは、そもそもの意思疎通をさせたがってないってことなんだからね!」

グリーン「そうか、普通ここで出会ったら素直じゃなくなってるとか素直になってるとかわかるわけねえ」

グリーン「知り合いですら、単に性格が変わったように感じて仲違いを起こす……それが狙いなんじゃねえのか?」

レッド(元が素直じゃない奴有利すぎる……)

グリーン「カルムは確かに素直じゃねえが、責任感もある奴だ。こんな事をするとは思えねえ」

カルネ「……!!!」ウンウンウン

レッド(あっそういうことを言いたかったんだって顔で頑張って頷いている)
165 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/11(水) 21:32:15.44 ID:52wiFdEbO
ハンサム「……」サラサラ  トントン

レッド(? 筆談……確かに、ハンサムさんは警察手帳みたいなの持ってるもんね)

ハンサム【これまでの騒動の内容に、彼らの性格や意思は関係していた?】

レッド(……割とそうかも。トウコは自分の思う真実の世界を追っていたみたいだし、ミヅキも見たいものを見たがってたし)

レッド(ヒビキは……僕も知らなかったけど、悩んでいる事が関わっているみたいだった)

レッド(……って考えても伝わらない)(グリーン……)

グリーン「はっ、好きなだけ俺に頼ればいいだろ! おいオッサン、レッドは割とそうだって言ってるぜ」

レッド(普段がツンデレで僕の考えていることがわかる幼馴染がいるとこういう時便利だなあ)

グリーン「レアなシチュエーションすぎるだろ!!」

ハンサム【であれば、何か目的があるということだ。それを探ろう】

レッド(探る……)

グリーン「探るって言ったって何すりゃいいんだよ、コイツ馬鹿だからハッキリ言わないと変なことするぞ」

レッド(これはちゃんと本心なの腹立ちすぎる)

ハンサム【では、こういう作戦はどうだろう】


1,ここにいる他のトレーナーの様子から、元々想定されているこの建物の目的が見えるだろう
2,元々存在するプリズムタワーとの構造の違いを比べる事で、手掛かりを探す
3,同行して探索するのは意思の疎通が困難な時点で意味が無い。手分けをしつつ上に上がろう
4,その他

レッド(かしこいひとが出す安価だからかなんかかしこい)

下1
166 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/06/11(水) 21:48:00.05 ID:sXMGgWWAO
いっち
167 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/06/11(水) 21:48:18.63 ID:YLKsv3P80
1はきっとかしこい
168 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/11(水) 21:52:49.24 ID:52wiFdEbO
レッド「………………………………………………………」

レッド(じゃあ、それで)

グリーン「おいお前ちゃんと言え! ったく、まあお前には俺がいるからぐええ」

レッド(うざいなあ)

グリーン「……まあ、それだ。行こうぜ、オッサンたち」

キョウヘイ「わかったんだからね!」

レッド(楽しんでない?)

トウヤ「……」ニコニコ

カルネ「こんな小さい子たちの言う事を聞くなんて〜〜!」😢

ハンサム【恐らくだが、小さいのに頼りになると言いたいのだろう。ハンサム読心術!】

レッド(あれ感動の涙なんだ……)
169 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/12(木) 00:12:39.21 ID:rVZmpsQKO
レッド(プリズムタワーの奥、どうなってたっけ……とりあえず、エレベーターに乗ってみよう)

〜エレベーター〜

レッド(えっと、上の階に……)

レッド(……あれ?)

レッド「みんな どこ……?」



グリーン「おい! レッドがいねえぞ!?」

キョウヘイ「今エレベーターに一緒に入ったと思ってたんだからね!」

ハンサム「……」

カルネ「そんな! 団体行動出来ない子だったなんて……」😫

トウヤ(カルネさん、顔見てたらわりとわかるなぁ……)

グリーン「くそ、どこ行きやがったあいつ! 目を離したらすぐ消えやがる、心配させやがって!」

キョウヘイ「本人が目の前にいないならあんまり苦しまないの、ウケるっすねんだからね」

グリーン「雑すぎだろ!!!!!」
170 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/12(木) 00:23:33.78 ID:rVZmpsQKO
レッド(エレベーターにひとりになっちゃった)

レッド(あ、このエレベーター……モニターがあるタイプだ)

レッド(今何階とか教えてくれるんだよね……)

モニター『』ザザッ

モニター『レッドさん、聞いてました?』

レッド「! ……?」

モニター『……うん。聞いてた……』

モニター『なら賛成してくれるっすよね! 俺の作戦。所謂世界征服っすよ!』

モニター『……うん……』

モニター『世間どころか、"みんな"驚くっすよ! だーれも、ここに俺たちがいるなんて思ってないんすから』

モニター『……』

レッド(これ、向こうの……僕と、キョウヘイの会話かな)

モニター『そしたら……俺はレッドさんにトップやってほしいんすよ。やっぱ頂点はレッドさんていうか〜』

モニター『キョウヘイの方が、向いてそうだし……』

モニター『えー!? それはそうっすけど〜……』
171 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/12(木) 00:30:07.53 ID:rVZmpsQKO
レッド(……向こうの僕は、あんまり乗り気じゃないのかな?)

モニター『そしたら、アレでいいっすよ。レッドさんはここにいるだけでいいっすから』

モニター『そうなの……?』

モニター『世界征服の準備も、過程も、その後の支配も、全部俺がやるっすよ!』

モニター『……』

モニター『面倒なところは全部俺がやるんで! だから、レッドさんは一番上で、いつもみたいに立っててくれればいいっす』

モニター『もち、なんかやりたい事とかあれば言ってくれればいいんで! 頂点はレッドさんなんすからね』

モニター『それなら……いいよ……』

レッド(いいんかーい)

レッド(……っていうか、なんでキョウヘイはそうしたんだろう。一人でやった方が、きっと楽なのに)

レッド(そもそもこの映像は、なんで……)

ポリゴンZ「!」ニュ

レッド「わ」

ポリゴンZ「縺薙?隧ア隕壹∴縺ヲ繧具シ」

レッド「え、え……?」
172 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/12(木) 00:33:12.46 ID:rVZmpsQKO
ポリゴンZ「諛舌°縺励>縺ァ縺励g」

レッド(モニターの中から出てきて、何か言おうとしてる……?)

レッド「えっと……こっち、来られる……?」

ポリゴンZ「繧ュ繝ァ繧ヲ繝倥う縲?鬆大シオ縺」縺ヲ繧九h」

レッド「……」

レッド(駄目だ、何を考えているのかわからない……)

ポリゴンZ「……」「縺セ縺滄♀縺シ縺??」シュンッ

レッド(あ 行っちゃった……)

エレベーター「」チーン

レッド(……ついたみたい。外、出てみよう)
173 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/12(木) 01:09:14.67 ID:rVZmpsQKO
〜プリズムタワー中部〜

レッド(あれ)

グリーン「レッド! お前どこ行ってたんだよ……!」

キョウヘイ「エレベーター出たら合流出来ちゃったんだからね! し……心配なんてしてないんだから!」

レッド(楽しんでない?)

カルネ「本当にそう! 周りに心配かけて……よくないわ!」😫

ハンサム【合流出来て何よりだ。何かあったか?】

レッド(……見たものはあったけど、カルムには関係なさそうだったかな)

グリーン「関係あるものはなさそうだったってよ」

レッド(……緑、何? この ニャースを掴むような首根っこの持ち方は……)

グリーン「お前がすぐどっか行くからだ。こんな場所でくらい何処にも行くんじゃねえ」

レッド(自由が阻害される〜)
174 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/12(木) 01:24:48.44 ID:rVZmpsQKO
トウヤ「……」キョロ

キョウヘイ「ああ……そうっすね、他のトレーナーを探すんだからね!」

ハンサム【あまり目立たないようにしておこう】

レッド(こっそりね……)


トレーナー1「だからそういうところがイヤだったんだよ! ついてくるなって!」

トレーナー2「こっちこそ昔っからお前に突き合わされてばっかりで……」

トレーナー1「は? ……じゃあいいよ、ここでお別れだな!」

トレーナー2「えっ……こ、こっちこそお前なんて願い下げだ、じゃあな!」


グリーン「シンプルに仲違いしてるな……俺の雑な考察が当たってんのか?」

レッド(元々、二人とも素直で仲良かったのかなぁ)

ハンサム「……」

カルネ「ただ喧嘩してる。これを見たいだけで深い理由はないんじゃない?」

キョウヘイ「あ、あの二人行っちゃうんすからね び……尾行なんてしないんだから!」
175 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/12(木) 01:59:38.68 ID:rVZmpsQKO
トレーナー1「じゃあ、俺はこっちで」グシャ


レッド「!」

レッド(上だ。上から落石 いや……隕石? この勢いで、人に当たったら、もう……)


トレーナー2「……え?」

トレーナー2「な、なんで……お お前がいなくなって、清々し、違う!」

トレーナー2「違う、そうじゃない、いいざまだ、違う、違う!」

トレーナー2「ちが」グシャ


キョウヘイ「……、」

トウヤ「……」

カルネ「そんな……」

レッド(上。吹き抜けになってるんだ。一番上まで。ってことは……)

レッド「エーフィ!!」

エーフィ「ふぃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!」ミョンミョンミョン

隕石「」ピタ
176 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/12(木) 02:04:54.90 ID:rVZmpsQKO
レッド(来ると思ってた。ありがとう……)ナデ

エーフィ「そら、何度ボッシュートされても主人の危機の為にかけつけるよ!」

エーフィ「僕はエスパーだから心も読めるし、レッドと以心伝心だし♪」

トウヤ「みんな、こっち。上から来るんなら、下に隠れたほうが良いんじゃない?」

トウヤ「エレベーターはまだ動いてる。潰れたくなければ、行こうか」

カルネ「わ、わかってないんだから〜〜〜!」

キョウヘイ(あーー、トウヤさんなんで喋りたがらないか わかったっすね……)

レッド(目覚めた時のトウヤと、なんだか似てる……)

グリーン「オッサン、アンタもだ!」

ハンサム「……」ジッ
177 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/12(木) 02:10:42.56 ID:rVZmpsQKO
〜エレベーター〜

レッド(……びっくりした)

キョウヘイ「一応電脳世界っすけど……入るときにチラっとマサキも言ってたんすからね」

キョウヘイ「こっちの世界でも何かあったら現実に影響がある、みたいな……わ、忘れてなんかないんだから!」

グリーン「それ疲れねえのか?」

キョウヘイ「疲れるっすけどこれが一番伝わりやすいんだから! 勘違いしないでよね!」

カルネ「……」

ハンサム「、……」スッ

カルネ【あたし、あの子が簡単にひとの未来を奪う子には思えない】【やっぱり、変な事が起きているのね】

カルネ【助けてあげたい】

ハンサム「……」コク
178 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/12(木) 02:22:58.91 ID:rVZmpsQKO

〜プリズムタワー 一階〜

レッド「……?」

グリーン「あれは……」


トレーナー1「この建物は……?」

トレーナー2「上に登れば辺りを見回せるだろう。そうしたら出口がわかるかも……そんな事もわからないのか?」

トレーナー1「なんだよそれ! ……わかったよ、行けばいいんだろ行けば。お前はずっと偉そうだよな」

トレーナー2「いや、今のは…… …」「さっさと行こう」


レッド(さっきのひと達……?)

キョウヘイ「え? リスポーン機能とかありってことなんすかね? とか思ってないんだからね」

レッド(あっズル覚えた)

ハンサム【恐らくだが、ゼルネアスだろう】
179 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/12(木) 02:40:26.66 ID:rVZmpsQKO
ハンサム【ゼルネアスは生命と再生を司るポケモンだと以前彼が言っていた】

ハンサム【ここは電脳世界だそうだから、それをデータにも影響させているのか】

レッド(それって、助けてあげてる……ってこと?)

グリーン「そんな簡単な話じゃねえだろ。アイツら、記憶は残ってないようだった」

トウヤ「そうだね。きっと壊しては直し、壊しては直し、を繰り返してるんじゃないかな」

トウヤ「子供みたいだね。彼らはあの子にとってお人形みたいなものなのかな」

レッド「?」

カルネ「どうにもならないわ、そんなの。そうしたいならそうさせていればいいの」

カルネ「それがきっと、あの子のためだから」

グリーン「……俺はアンタとそう話したことないけどよ、アンタ、わかりやすい人だな」

キョウヘイ「撮影してない時のカルネっちは、めちゃまっすぐな人っすよね〜とか思ってないんだからね!」

キョウヘイ「顔見たら本心なんとなくわかるの、も……いや、そっちは女優さんだからこそっすかね なんだからね」

レッド(略式)
180 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/12(木) 02:48:01.24 ID:rVZmpsQKO
ハンサム【上から攻撃が来ていたという事は 彼も上にいるんだろう】

グリーン「あのエレベーターはあそこで止まってたけど、奥に階段が見えたな」

キョウヘイ「螺旋階段っすね。上までいくの面倒そうっすけど……なんだからね」

レッド(エーフィで食い止めることはできそうだし、僕がゴリ押しで……)

グリーン「おい」

レッド「……」

グリーン「一人では行かせねえからな」

レッド(……やりにくい……)

ハンサム【真上から攻撃してきているなら、上手く隠れることは出来ないだろうか?】

トウヤ「それか、何人か囮がいてもいいかもしれないよ。子供は往々に視野が狭いものだし」

トウヤ「それに……上についてからの事も考えた方がいいかもしれないね」

グリーン「そうだな、説得でなんとかなるとも思えねえ。し、そもそも俺たちの方の発言にデバフかかってるからな」

キョウヘイ「一番説得に補正入りそうなハンサムさんも喋れないんだから詰みっすよ〜なんだからね」

トウヤ「レッド、どうする?」

レッド「……」

1,レッドゴリ押し作戦  2,隠れながら進む作戦  3,囮作戦

下1(シークレットコンマ判定 60)
181 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/06/12(木) 02:52:51.86 ID:h8eLRz/W0
3
182 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/12(木) 11:24:56.13 ID:rVZmpsQKO
レッド「……」

レッド(囮作戦、をするとして……誰が囮になればいいかな)

グリーン「囮作戦にする気かよ? だとしたら、あの落ちてくるアレを何とか出来る実力があるヤツだな」

グリーン「レッドが対処できるのは当たり前だが、他の奴らも十分強いだろうからな」

ハンサム【申し訳ないが、私はポケモンを連れていない。囮は難しいだろう】

キョウヘイ「そうなんすね? 逆に他の人は全員エスパータイプ出せるんで、幅広いんだからね」

レッド(えっと 今、六人いるし……さっきの人たちを見るに、二人と四人に分かれた方がいいのかな)

グリーン「ま、半々に分かれてもいいと思うけどな。二人と四人でもいいか」

レッド(僕は話するの得意じゃないし、囮の方が向いてるかなあ)

グリーン「お前ならどっちのチームでも上手くやるだろうな。俺はお前を信じてぐえええ」

レッド(あほ)
183 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/06/12(木) 11:34:17.69 ID:rVZmpsQKO
レッド(一応言っておくと僕が囮チームにいっても、ちゃんと上で何がおこったかはわかるようにします)

カルネ「あたしはどっちもイヤ! こんな事件に関わるなんて!」

キョウヘイ「カルネっち、元々が素直すぎて言葉が反転しちゃってる人なんすよねぇなんだからね」

トウヤ「警察の人には上に行ってもらうとして……どうしようか、残りの班分け。大人ってあんまりあてにならないからよく考えないとね」

ハンサム「………………」

グリーン「オッサン、言いたい事はわかるぜ。普段良い子な奴にこういう言い方されると刺さるよな」ポン

キョウヘイ「……」

レッド「……」

トウヤ「二人はどうしたい?」

レッド「……えっと……」

下1
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