安価ダンガンロンパSSを復興させたい

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1 :1さん ◆5qHEn/nV7BAc :2025/07/05(土) 12:27:48.99 ID:p5pl6xro0
最近めっきり見んくなったんやけどなんで居らんくなったんや…
めっちゃ書きたいんやがもう流行り遅れか?

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1751686068
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/05(土) 13:20:41.98 ID:WwFD/TURo
書いてみよう話はそれから
3 :1さん ◆5qHEn/nV7BAc :2025/07/05(土) 14:15:06.35 ID:p5pl6xro0
せやな。とりあえず全部安価でやりたかったんやが今そんな人はおらんやろうし
キャラだけは決めといたんや
一応ツールとか駆使して立ち絵も作ったからちょっと見てクレメンス
4 :1さん ◆5qHEn/nV7BAc :2025/07/05(土) 14:17:12.48 ID:p5pl6xro0
https://imgur.com/YetkKd9
5 :1さん ◆5qHEn/nV7BAc :2025/07/05(土) 15:08:19.07 ID:p5pl6xro0
とりあえず全員まとめたやつ投下するから少し待ってほしいンゴ
6 :1さん ◆5qHEn/nV7BAc :2025/07/05(土) 15:26:26.60 ID:p5pl6xro0
https://imgur.com/a/Uh3nRGR
7 :1さん ◆5qHEn/nV7BAc :2025/07/05(土) 15:27:57.27 ID:p5pl6xro0
とりあえずちゃんと貼れてるかわからんけどキャラはこんな感じや
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/07/05(土) 16:49:31.68 ID:p5pl6xro0
スマホからすまんな
ちなみにワイが安価論破書くでってなったらどれくらい人おるんや??
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/05(土) 17:48:50.37 ID:LhVcNDFvo
>>3
気持ちは分かるけどこういうのってむしろキャラ作りがメインの印象あるわ
逆にキャラ作りからやったほうが人集まりやすい気がする
あくまで個人の感想だけど
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/07/05(土) 18:19:57.49 ID:p5pl6xro0
なるほどなぁ。ほんならキャラ作りからやって見るか??
まあこんな立ち絵できるやでーってことで

しつこくてすまんがそうやったらどれくらいおる??
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/05(土) 19:03:26.83 ID:WwFD/TURo
12 :1さん ◆5qHEn/nV7BAc :2025/07/05(土) 19:08:27.90 ID:p5pl6xro0
予想してた通りめっちゃ人おらんな。
今回だけはしゃーないもう作ったキャラクターと作った舞台でやらせてくれメンス。
死ぬ順番とか生き残りは全部安価で決めるから、なんならもうコミュニケーション撮る相手も全部決めてくれてええで

今回は復興の足掛かりってことで完結させてある程度人が集まった暁には全安価でやるから
それでも参加してくれるか?
13 :1さん ◆5qHEn/nV7BAc :2025/07/05(土) 19:30:03.34 ID:p5pl6xro0
とりあえずエタ対策として
14 :1さん ◆5qHEn/nV7BAc :2025/07/05(土) 19:32:03.98 ID:p5pl6xro0
・安価はしばらく↓1
・安価が10分以上ない時は自動的に一番上の安価で進行

その他は
・とりあえず本編の別世界線っていう設定
・本編のネタバレはできる限り抑えてクレメンス(もうだいぶ前のゲームやからみんな知ってるかもしれんが)
・あとは順次追加

でゆるっとやっていくやで
15 :1さん ◆5qHEn/nV7BAc :2025/07/05(土) 19:33:27.72 ID:p5pl6xro0
目を開けると、目の前は一面の緑だった
青い空白い雲なんて言葉を聞いたことはあるけれど、それとは全然違う。

葉っぱがざわざわと音を立てて私のぼやけた視界を、意識をゆっくりと鮮明にしてくれる。

「…倒れてたんだ、私。」

まったく知らない場所で目が覚めて、まったく心当たりのない状況で、まったくもって意味不明で
普通の女の子ならきっと泣いちゃったりして大慌てしてたんだろうなって。

けど今は違った、だってそれ以上におかしなことがあったから。

「…何してたんだっけ......」

何にも分からない、どうしてこんな状況になってるのか、どうしてここに来ようと思ったのか
私はいったい誰なのか、家族は?年齢は?好きな物とか嫌いな物とかは?恋人はいたっけ?
訳の分かんない状況でずっと考え事をしてたからかズキンと頭が痛くなった。

「四葉…四葉。代。私は四葉代、超高校級の…超高校級の幸運だ...」

頭の痛みが消え去った瞬間、カチッと何かのピースが一つはまった気がした。

「なんでこんな大事なこと…忘れちゃってたんだろう」

思い出した、自分の名前と、自分の才能を
けど、思い出したのはそれだけ、なんでここにいるのか、いったいどんな状況なのか、それに心当たりは全くなかった。

「…びぇぇぇぇぇぇんっ!!!」

だから…だからめちゃくちゃ怖くなった、だって高校一年生の女の子がこんな森の中で…しかも一人で
きっと誘拐されたに決まってる、しかも私は超高校級の幸運だ、普通の女子高生じゃない、超高校級
超高校級っていえば...超高校級っていえば...えっと…超高校級っていえば…何????

でもきっとなんだかレアな響き、きっと香港とか中東とかに売られてストリップショーに出るダンサーとか大金持ちの第4夫人とかにされちゃうに決まってる
…ん?なんでそんな風に思っちゃうんだろう?あれ???

「…どこなんだろ…ここ…グスッ」

なんだかもう色々頭の中をぐるぐるしてて涙も止まっちゃった
とにかく家に帰んないと、家がどこにあるかなんか全然思い出せないけど。
16 :1さん ◆5qHEn/nV7BAc :2025/07/05(土) 19:34:51.90 ID:p5pl6xro0
とりあえず、とりあえずは地面でばたばたもがいてないで立って周りをぐるっと見渡してみることにした。

「すっごい森、というより山…なのかな?」

左右上下見渡す限り木か草か花、一面が全部緑か緑を一部に取り入れた自然由来の物で埋め尽くされている
分かることっていえばここは山か森なんだろうなってことくらい。

「でも誘拐犯はいなくて…」

誘拐犯はいない、スマホもない、食料も水も何もない
嬉しい事1個、嬉しく無い事2個、多分考えれば考えるほどうれしくないことは積もっていきそうな気がする。

「…空気がおいしいから…爽快」

よし、これで今の所嬉しいことと嬉しくないことが半々の比率になった、大丈夫きっと未来は明るいはず。

「あ。見たことない花、なんかいい匂いとかしそう」

これで嬉しいことは3つ、今この状況はとにかくポジティブな状況ってことになる
よくよく考えると凄いじめじめしてるけど、それは加湿されてるってことだから喉にもいいはず
嬉しい事を4つに増やした、決して無理やりじゃない、どんな状況でも空気が潤ってれば嬉しい…はず

全然思い出せないけど。

「…これでいいんだよね?」

ちょっと不安になったから呟いてみちゃったけどもちろん誰からも応答はなくて
小鳥が答えてくれるとか、不思議な小動物が目の前に現れるとかもない
しかもよくよく考えると全然記憶喪失だから、今まで積み上げてきた些細な嬉しい事が全部崩れてしまう

自分がものすごい大犯罪者で記憶喪失になったことで新しい第二の真っ白な人生が歩めるのかもしれないなんて想像も頑張ってしてみたけど
そんな空論より記憶喪失っていう大きすぎる事実が全部を打ち壊してくる。

「…お先真っ暗だよぉ…グズッ」

なんだか一気に疲れてその場に座り込んでしまった
私は本当にこれからどうなっちゃうんだろう...。

■<四葉と遭遇する人物を安価>■
面倒やと思うが>>6のURLから番号で指定
↓1
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/05(土) 19:45:20.03 ID:i5KgHxmd0
久しぶりの安価ダンガンロンパスレだ
14
18 :1さん ◆5qHEn/nV7BAc :2025/07/05(土) 20:21:49.62 ID:p5pl6xro0
「…私より。ですか?」

地面に座り込んでこれからの暗い未来について想像していたときに声が聞こえた
細くて儚くて小さな声で。

「すいませんっ!!いまっ!今…」

きっと助けに来てくれた人だと思った、だから急いでその声の方向を向いて助けを求めようとしたけど。

「えっ…」

「大丈夫ですよ。森の幽霊とかではないです、精霊でもなければ魔女でもないですから、安心してください人外の類ではないです」

「あの…お怪我を?」

「生まれつきです、光に弱いので…日光をケアするために、足のことを問われているのであれば、これも生まれつきです」

私の視線に先にいるのは車いすに座っている天使みたいな女の人、幻想的な見た目で…もしかするとこれは極限時の幻なのかもしれない…
その人は私を安心させるようにお母さんみたいな優しい口調でゆっくり私に話しかけてくれている。

「現地の人とかですか?」

「申し訳ありませんが違います、恐らく貴方と同じ状況かと…」

「安心しましたっ!これで臓器ブローカーによる臓器密売のための誘拐の線とストリップダンサーとして中東辺りに拉致される心配はなくなりました!!」

「うふふ…意外と失礼ですね?内臓は元気ですし、やろうと思えば座ったまま脱げるんですよ?」

「あっ…ごめんなさい!!!つい…安心しちゃって…」

「大丈夫です。さっきなんて「なーにクララにあこがれてんのよ!アルプスの山脈から下り落ちてヤギの餌にでもなってなさい!!病弱ブス!!」って言われましたから」

「ひっどい!!!……ん?もしかして他にも人がいるんですか?」

「気になさらないで?貴方も同じようなものですよ?…ええ、皆さん。恐らく、匂いと声の感じから私を含めて15人ほどかしら」

「怖い人とかいましたか?ほら。誘拐犯みたいな…」

「大丈夫です、皆さん聞いた感じですと同じ状況ですから」

「じゃあみんな記憶喪失で森か山かわからないところに拉致されてるってことですか!?」

「…?」

首を傾げられるとともにキィッと車いすが軋む音がした。

「記憶喪失…ですか?」

「え…。名前と超高校級ってことしかわからなくて…それで途方に暮れてるって状態じゃ…」

「えっと…そう…ですね?どう申し上げたらよろしいでしょうか」

「そこで気を使わないでくださいよっ!大丈夫です…!どんな現実でも受け入れますから!逆にそこで言い淀まれると不安になっちゃいます」

「…してますね。いま」

「え!?なにしてるんですか!?」

「パーティーしてます。今。新入生歓迎ドッキリオリエンテーションだって言って」

「ぱぁてぃ?…えっ。こんなボロッボロに不安な状況なのって...」

「貴方だけです。騒がしいのが苦手で外に出た人は私みたいに何人かいましたけれど…」

なんで人がこんなに不安に押しつぶされそうになってる中でパーティーなんかしてるんだろう
いや本当に、記憶喪失を自覚してから初めて怒りが沸き上がってきた。

「えっと…はい?」

「わかりますよ。今もう飲めや歌えやのどんちゃん騒ぎですから、危機感とかそういう面とかの」

「いや…記憶喪失ですよ?!記憶喪失!!!誘拐!!!」

「弱視に選定性の歩行困難です。そのカードの切り方は私の前では悪手かrと思われます」

「知らないですよ!!!自分が何者かもわからない思春期の危機なんです!!!!!」

「大学生くらいになるとインドに行きそうですね。自分探しに」

「行きませんよ!!!!というよりインドってどこですか!!!」

「そのレベルの記憶喪失なんですか?それは…」

「スフィンクスあるところですか!?ピラミッドあるところですか!?」

「あ。もともとの学力の問題ですか…」
19 :1さん ◆5qHEn/nV7BAc :2025/07/05(土) 20:28:52.81 ID:p5pl6xro0
少し離席。九時〜九時過ぎから再開します
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/05(土) 21:03:50.43 ID:WwFD/TURo
おつ
きたい
21 :1さん ◆5qHEn/nV7BAc [sage]:2025/07/05(土) 21:26:22.66 ID:p5pl6xroo
再開
まじで書き溜めてない勢いやから遅筆なんは許してくれメンス
22 :1さん ◆5qHEn/nV7BAc :2025/07/05(土) 21:45:12.64 ID:p5pl6xro0
「ん?じゃあここからパーティー会場は近いんですか?」

「いえ。少し離れていますね」

「そんなにうるさいんですか?そこ…?」

「あ。そういうわけではなくてですね、とある方が入学者が全員集められているのであれば一人足りないという話になりまして、パーティー離脱したメンバーで捜索しようということになりまして…」

「それで私を見つけてくれたんですねっ」

なんとなく状況がつかめてきたようなそんな気がする
今は皆誘拐?をされてしまって、このよく分からない場所に集められている
それにここに集められているのはみんな超高校級の人たちばかりで、皆が新入生ってことらしい

つまり私も記憶はないけれど、新入生の一人で、きっと入学式か何かに行こうとしていたところを拉致されたんだと思う。

「とりあえず自己紹介をしておきましょう、私も貴方のお名前を知っておきたいですし」

「あっ!そっか…えっと。超高校級の幸運の四葉 代(ヨツバ カワリ)って言います!」

「四葉さんですね。改めましてよろしくお願いいたします、私は超高校級の天文学者【星島 キララ】(ホシジマ キララ)と申します」

「…天文学者?」

「あ。今星見えないだろって思いましたね?」

…悲しいけど図星だった。

「うふふ、それが星が見えなくても星空を学問することはできるんですよ?それに夜だとまだ灯りが少ないですから少しの時間なら目隠しを取れるんです」

「そうなんですか…だからなんだかとっても神秘的な雰囲気なのかな。さっきからなんだか落ち着くというか…安心するっていうか…」

「それは気のせいですよ、私も皆さんと同じ高校生なんですから。人より落ち着いているっていう所は自覚していますけれど」

「ちなみに天文学者って何するんですか?隕石と戦って加勢を侵略するんですか?」

「全然違います、星空を研究して未知の惑星を見つけたりして名前を付けたり…といっても一般の人や興味のない方には馴染みがないかもしれないですね」

「じゃあきらら星があるってことですかっ!?宇宙人はレーザー銃もってるんですかっ!?」

「侵略も未知との遭遇もしていませんよ?さっきからやんわり失礼ですよ?」

「…ごめんなさい、なんだか人にあえた嬉しさと未知との遭遇ともうわけわかんない状況でなんだかおかしくなっちゃってるのかもしれないです…」

「いえいえ…私はそこまで厳しい人間ではないですが。お集りの皆さんの中には気難しい方もいらっしゃるようですので…」

「「なーにクララにあこがれてんのよ!アルプスの山脈から下り落ちてヤギの餌にでもなってなさい!!よくよく見たらおいしそうなのチーズのっけてるトーストだけじゃない!あとあのブランコ誰が吊るしてんのよ!!病弱ブス!!」って言われたんでしたっけ?怖いなぁ…」

「あ。増えてますね。なんだか地味に二言葉くらい増えてますね。本当に記憶喪失なんですか?」

「自分自身が分からない!!思春期の危機!!きっと私の名前は四葉代!!超高校級の幸運!!な気がする女の子です」

「誇らないでくださいね。思春期どころか色々危機ですから。その状況」

23 :1さん ◆5qHEn/nV7BAc :2025/07/05(土) 22:02:00.42 ID:p5pl6xro0

そこから私は星島さんといろんなことをしゃべりながらみんながいる場所に連れて行ってもらうことにした。

道中は少し長かったけど、その間にもいろんなことを教えてもらった
例えばここは山の奥にあるキャンプ場見たなところだってこと、近くには川が有ったりちょっとした商業施設のようなものが有ったりするってこと
皆は大きなコテージのようなところに集まっていて人数分の個室も用意されてるってこと。

「超高校級tってなんなんですか?ごめんなさい、あんまり…そこらへん覚えてなくて」

「一般的には世界的な功績を残した人や常人離れしている人、その分野のプロだったり世界的な著名人だったり。様々ですね」

「じゃあ私はスーパーラッキーガールってことなんですか…?誘拐されちゃってますけど...」

「死んでないってことはきっとラッキー…なのかもしれませんね?」

「じゃあみんなラッキーじゃないですか!ここから出たら山ほど宝くじ買いあさりますからっ!」

「それは個人の自由だと思いますけれど…えらく庶民的というか…こうもっと温泉掘り当てたりなど大きな夢をかなえようとして法がよろしいのではないですか?」

「3億!!!3億は!!!おっきい夢ですよ!!!!家買えますから!!!」

「それはそうなんですけれど…んー。なんと申し上げればよろしいのでしょうか」

「もういいです。3億当たってもご飯ご馳走してあげません!牛王角も牛宮亭も叙々々苑も連れてってあげません」

「全部焼肉なんですね?レパートリーをもう少し増やされた方がよろしいかと」

「キャビアとか!トリュフとか!あとは記憶喪失なんで忘れちゃいましたけど」

「記憶喪失でごまかさないでください。多分そこまで出てきているのであれば単に学力的な問題かと…」

「ちーがいまーす!記憶喪失なんです!」

「そうですか…そう言う事に致しましょう。それが一番平和な気もしてきました」

そんなことを話していると道中はあっという間で目の前には大きなコテージが見えてきた
まるで童話とかに出てきそうな大きくておしゃれで、こんな状況じゃなければ一度は泊ってみたいような
とにかく素敵でキラキラしててゴルバニアファミリーみたいなおうちの前で


なんでか知らないけどみんなでBBQをしていた――――――――――――


■<四葉達に話しかけてくる人物を安価>■
面倒やと思うが>>6のURLから番号で指定(14以外)
↓1
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/05(土) 22:23:32.69 ID:9DgJNVAlO
7
25 :1さん ◆5qHEn/nV7BAc :2025/07/05(土) 22:51:02.83 ID:p5pl6xro0
「…初めて見る顔」

唖然としていると身長の高い星島さんとはまた違った意味で神秘的な女の人が近寄ってきた
この人も超高校級…なのかな?いや、話を聞いている限りだとここにいるのは全員超高校級のはずだからきっとこの人も何か凄い人なんだろうなあ

「あ、初めましてっ!記憶喪失!思春期の危機!自分探しにエジプトへ!超高校級のスフィンクス!四葉代です!」

「混ざっています混ざっています。もう今までの会話全部混ざっています」

「…そう、スフィンクスなの。握手をしましょう」

「森守さん。違います、人です列記とした人ですよ」

「…そうなの、残念ね」

「彼女は四葉代さん。超高校級の幸運らしいのだけれど、どうやら記憶喪失のようで…皆さんより少し混乱していらっしゃるみたいなんです」

「…そうなのね、私は【森守樹(もりもり いつき)】超高校級のレンジャーよ。握手をしましょう」

そういって森守さんは私にぬっと手を伸ばしてきてくれた
枝みたいに長くて、しなやかで、とっても色が白くて
握り返してみるとほんのりひんやりしていて心地よかった。

「森守さんもみんなと一緒にバーべーキューをしていたんですか?」

「いいえ、先ほど帰ってきたところ」

「森守さんも四葉さんを一緒に探しに出てくれていたんですよ」

「ええ、そう。帰ってきたら夾竹桃の枝を使って串焼きをしようとしていたから目が離せない」

「そうなんです…ね?」

「…危うく会場が死屍累々としてしまう所だった」

「何を焼こうとしてたんですかっ!?」

「夾竹桃だけど?」

「恐らく毒のある植物か何かなんじゃないでしょうか?」
26 :1さん ◆s5LHgg7FgY :2025/07/05(土) 23:11:00.32 ID:p5pl6xro0
「…夾竹桃と言うのは…簡単に言うと毒性の強い植物」

「えっ……」
「…枝を燃やした煙を吸うだけでも中毒症状が出て立てなくなる」

「まあ……でもそれだと私には関係ありませんね」

「元々立てないからとかそう言うことじゃないと思うんだけどなぁ」

森守さんはそこから色々なことを教えてくれた
例えば散策していた時に見つけた動物や植物のこと、さっきのように毒のある植物のこと、それに食べれる野草のこと
静かな人だけど人とお話するのは嫌いじゃないみたいで、記憶喪失の私にとって色々と勉強になることを教えてくれた。

「でもなんだか記憶喪失直後だからか頭の中空っぽですんなり覚えれちゃいました」

「そう……良かった」

「けど色んなところに毒のあるものが潜んでるんですね、さっき教えてくれた水仙なんて綺麗なお花にしか見えてなかったです」

「…鑑賞する分には美しい、口にしなければいいだけ」

「そう考えると最初から歩けない私はなんだかお得ですね、うふふ。」

「…死ぬほどお腹を壊すこともあるから気をつけた方がいい」

星島さんの時折挟まれるブラックジョークと森守さんの植物トークでなんだかすっかり馴染めてしまった
最初ここで目が覚めた時はもっともっと不安で仕方なかったのに
今はこのふたりに感謝しないといけないな、なんて思いながら私はその場にいる15人のことを見回した
みんな誘拐されたなんて思わせないような楽しそうな雰囲気でお肉やお魚を食べてお話して。

「なんだか楽しくなってきちゃった。二人ともありがとうっ!私みんなにもご挨拶してくるね!」

「あ……」

「…追いかける??押すよ。車椅子」

「気難しい人もいらっしゃるから少し心配ですけれど…そこまで干渉するのもよろしくないでしょうからやめておきます。どうもありがとう」

「…いえ、大丈夫。」

次は誰にお話してみようかな?
ちょっと怖い見た目の人たちもいるけど…でもみんな同じ境遇だし大丈夫だよね!

■<次に四葉が話しかけに行った人を安価>■面倒やと思うが>>6のURLから番号で指定(14と7以外)↓1
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/07/05(土) 23:21:51.01 ID:p5pl6xro0
次は1で執筆します
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/07/05(土) 23:37:09.09 ID:p5pl6xro0
私は奥で焼き鳥を食べながら缶コーラをゆっくり飲んでいるスラッとした女の人に話しかけてみることにした
なんだか明らかに年上って感じの雰囲気で、ちょっと近寄り難いような…。

「んぁ?なーに見てんの?」

「あっ…あっ…えっとぉ…」

「なーによ?取って食おうって訳じゃないんだからさぁ」

「ごめんなさいっ!ちょっと緊張しちゃって!」

「なはは!こりゃまたビビりが増えたね」

目の前の女の人はすくみあがってる私を見てケラケラと笑ってる
ビビりって…そりゃこんな状況…というよりみんなの方がおかしいんだよっ!
……なんて言いたいのはグッと飲み込んでおいた。

「いや!その!お姉さんが怖いって訳じゃなくてっ!」

「この状況が…って感じっしょ?大丈夫大丈夫。そりゃあみんな一緒だから」

「お姉さんも?」

「そりゃそーよ、見てみ?焼き鳥しか食べれてない」

「焼き鳥食べれてる時点で結構順応してるのでは?」

「で?何しに来たの?なんか用あるんっしょ?」

「あ…私が最後のひとりみたいだったから…その…自己紹介を」

「あー…はいはい。あたしゃ【超高校級の射撃部】【下 平子】」

あたまをぽりぽりとかきながら頭をポリポリとかきながら下さんは面倒くさそうに自己紹介をしてくれた
射撃部…ってことは銃を撃ったりするのかな?
ってことはスナイパー?ゴルゴみたいなヒットマンってこと??

「あー…競技射撃のほうね?暗殺者とかじゃないから」

「なんでわかったんですか!?」

「いや…そりゃそんなシリアスな顔されたら察するでしょうが」

「そんな顔してました?」

「めちゃくちゃにしてた、血の気引いてたもん」

「…競技射撃ってなんですか?白人狩ったら5ポイント!みたいなやつですか?」

頭に手を当てて深く溜息をつきながらも下さんはそこから競技射撃のことを教えてくれた
人は撃たないし、実銃も使わない、要するに難しい射的ってことらしい。

「アンタ。天然って言われない?」

「記憶喪失なんで分かりませんっ!」

「ハハハ…こりゃまた癖のある人間が増えたわ」

■<次に四葉が話しかけに行った人を安価>■面倒やと思うが>>6のURLから番号で指定(14と7と1以外)↓1
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/05(土) 23:41:29.60 ID:i5KgHxmd0
13
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/07/06(日) 00:01:57.32 ID:DoX+pG4l0
「ねえねえっ!アナタ!そこのパーカーの!!」

私も喉が渇いたから飲み物を探していたら後ろから呼び止められた
明るくハキハキしてる声でなんだか仲良くなれそうな気がして振り向いてみるとーーー

「アナタ!記憶喪失なのよね!?すごい!すごいっ!!キャトルミューティレーションでもされたのっ!?」

赤いセーラー服に……頭にロウソク?手には数珠と十字架??
えっと……前言撤回、きっと仲良くなるのが難しそうな…独特な子で…
と言うより頭火傷しないのかな?

「私??私はね!【超高校級のオカルト部】【丑島とら】好きな物はオカルト!で。こっちはみょんみょん!あ。こっちはペソペソ!」

「え…何もいないよ?」

「うん!見えないと思う!だってこれは私が作り出したタルパ。未知不可視の使い魔たちだからっ!」

「へ…へぇ……」

「それで記憶喪失の話!詳しく聞かせて??上空に不思議な光を見たの?それとも黒いスーツの2人組に光る棒でーー」

「あ。えっとぉ…思い出せなくて…」

「どこまでの記憶が無いの!?生まれた時から?それともある一定を境に!?もし後者ならその前後に不思議な体験をしなかった!?」

「してない…かな?目が覚めたらここで…」

「集められた16人の超高校級…みんな口を揃えて目が覚めたらここにいたって言う…そして記憶喪失のアナタ…」

「きっと事件とか誘拐とかだよ…」

「違うわっ!これは選別よ!始まってしまったの!!新人類による!世界最上化計画が!」

「へ…へぇ…そ…そうなの??」

「そうよ!きっと外の世界は既に滅んでいて!ここは山奥を模した方舟!令和のノアの方舟よっ!」

そこから丑島さんは熱く熱く自分の考えを聞かせてくれた
毒のある植物の次に頭に入ってきたのは記憶喪失の私でも分かる突拍子のないオカルトの知識
なんだかすごい複雑な気分だけど…これも何かの役に立つ時が来るの…かな?

「はいっ!お近付きの印にこれをあげるわ!お守りよ」

そう言って手渡された白くてツヤツヤした真珠みたいな小さな球
…真珠より光沢が無いけど…普通の石でも無さそうな……

「これはね、私の小さい頃に抜けた乳歯を粉にして丸く固めた物なの!ビンバビンバ族では強力な魔除けとして扱われているのよっ」

キラキラした目でそんなこと言われたら捨てるに捨てれないし…捨てたら捨てたでなんだか良くないことが起こりそうな気がするよ…。
ポケットの奥にその白い球をしまい込んで私は逃げるように飲み物を取りに行った。
■<次に四葉が話しかけに行った人を安価>■面倒やと思うが>>6のURLから番号で指定(14と7と1と13以外)
↓1
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/07/06(日) 00:16:56.10 ID:DoX+pG4l0
次は2
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/07/06(日) 00:33:34.68 ID:DoX+pG4l0
なんとか丑島さんから逃げ切って、飲みもののありそうな日陰のクーラーボックスのところまでたどり着いた
とりあえず冷たい飲み物でも飲んで一息ついてからもう一回だけ状況を整理してみよう。

「…チッ」

クーラーボックスに手を伸ばした瞬間舌打ちが聞こえてきた
そっと木陰の方をみると男の子が1人座り込んでいる。

「お前。うるさいやつじゃねえよな?」

「あっ…うん。休憩というか…ちょっと状況整理したくて…」

「別に何しに来たかとか聞いてないけど」

「ごめん…」

目線も一切合わせず、あさっての方向を向きながらその子は吐き捨てるようにそういった
なんだか今まで会ってきた人達の中で1番冷たいというか…敵意を感じるというか…
なんだろうこのとっととどっかにいけオーラ。

「もしかして…邪魔とか…?」

「別に。」

「怒らせるようなこととかしちゃったとか?」

「別に」

「あー…じゃ…じゃあ!」

「あのさぁ。話しかけないでくれるかな?うるさいの嫌いなんだよね」

「…ごめん…なさい」

「飲み物とか取りに来たんでしょ?飲み物そこあるから取ってサッサとどっか行きなよ」

「う…うん」

すごく冷たくあしらわれて心がキュッとなってしまった
けど今までがちょっと特殊だったというか…
こういう人も1人はいるよねって思わないといけないと言うか…。

「何?なんか聞きたいことでもあんの?」

「じゃあ名前とか…」

「【超高校級のeスポーツ選手】【電脳寺アトム】」

「あ…ありがと!私はねーーー」

「良い、興味無い、仲良くなる気もない」

「グズッ…」

「ちょ!泣かないでよ!俺が泣かせたみたいじゃん!!!」

「名前聞いてくれる???」

「わかった!聞く!聞くからダルいことやめろってば!!」

そこから電脳寺くんは渋々私の自己紹介を聞いてくれた
何もあそこまで言うことないのに…そんなに嫌われるなんて…
だからちょっとした仕返しのつもりでさっきの乳歯球をそれなりの宝石って言って渡しておいた。

「それなりの宝石って…なんだよ?まじ変なやつしか居ねーよな…ここ」

後々ちょっと微妙な気分になればいい…
そう思いながら飲み物を飲んだ後すぐに邪魔にならないようにその場を離れた。

■<次に四葉が話しかけに行った人を安価>■面倒やと思うが>>6のURLから番号で指定(14と7と1と13と2以外)
↓1


33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/06(日) 00:37:37.66 ID:A/94xLzC0
12
34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/07/06(日) 00:52:04.77 ID:DoX+pG4l0
「あ…あの。あのっ!あー…こんにちは」

次はどこに行こうかなぁと思っていると後ろから蚊の鳴くような声で呼び止められた
呼び止められてるんだよね?

「…もしかして私?」

「あ…うん。うん。そう…ごっ…ごめんね急に呼び止めて…キモいよね?」

「えっ?そんなことないよっ!むしろ声掛けてくれてうれしい…かな?」

「あのね…その…あの…さっきから色んな人に挨拶してるみたいだからさ…僕も挨拶しておこうかなって…」

さっきの電脳寺くんと違って彼も全然目を合わせてくれない
けど電脳寺くんと違うのはずっと下を向いたりキョロキョロ左右に視線を動かして挙動不審なところ
緊張…してるのかな?

「【超高校級の衛生兵】【後田長介】って言います…怪我とかしたら…いやすることないと思うけど…」

衛生兵って事は…お医者さんみたいなお仕事なのかな?
でもお医者さんってことは相当頭がいいってことだよね?

「あ…ご…ごめんね??興味ないよね?そうだよね…それに僕血とか見ると卒倒しちゃうし…役に立てないかもしれないよね…」

「ううん!いや!そんなことないよ!!お医者さんみたいな人なのかなって考えてただけっ」

「は…ははっ…良かったぁ、でも僕はお医者さんみたいなことは出来ない…んだ。病気とか薬の知識はないから…外的損傷を即座に治すことが専門だからさ…ごめんね?期待外れで…」

血が苦手なのに外的損傷を治すってどうやるんだろう…もしかして相当無理してるのかな?

「でもっ…あれだよ…普通の人よりかは薬とか病気の知識はあるから…さ」

「ありがとう…もし風邪とか引いたらお願いするね?」

「た…頼りになれるか分からないけど…頑張るねっ」

私と同じような雰囲気の子も居るんだ…
あのことは本当に仲良くなれそうな気がする
いや…仲良くなれるといいなぁ。

■<次に四葉が話しかけに行った人を安価>■面倒やと思うが>>6のURLから番号で指定(14と7と1と13と2と12以外)↓1
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/06(日) 00:56:36.06 ID:80Z0N6y3O
3
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/07/06(日) 01:13:02.24 ID:DoX+pG4l0
後田くんと別れたあたりから…かな?
さっきから無駄に視界の端に映り込んでくる人がいる
最初はこんなに人が多いからと思ってたけど…あの人は違う
明らかに意図して私の視界の端に移動している… 。

「あっ…あの!」

何か用があるのかな?後田くんみたいにシャイな人なのかな?と思って声をかけてみたらーーーー

「おやぁ!おやおやおや。やはり私のゴージャスでファービュラスなオーラにレディは寄ってきてしまうようだねっ!」

前髪をさっとかきあげながらその人は続けた

「美しい私、本来ならばこのような場所でこのようなことをしている暇は無いんだが。
そこまで熱い視線を送られてしまうと答えざるを得ない
そう!私こそが!【超高校級の指揮者】いや…ウルトラビッグスペシャリティヒューマン!【遠音シド】さっ!」

遠音くんはクルッと一回転してポーズを決めながら私に向かってウインクをした

「レディたちを恋に落とす罪な男。メス猫は私と目が合うだけで発情期に陥り、メスのカブトムシは私が手を差し伸べるだけでクワガタになってしまう!」

「…あ。はい」

「逆アナタハン島の様にになってしまうかもしれない危険性を秘めた男…それが!!私だ!!!」

「あの。いちいちポーズ取らないといけないんですか?」

「ゴホンッ…美の象徴である私は。常に自分を美しく見せているだけさっ!」

「へぇ…そ…そうなんですね…」

「先程レディから送られたこの百合よりも美しく」

「それ水仙です。毒あります」

「この真珠よりも輝いている」

「それ乳歯砕いて固めたやつです」

「それが!!遠音シドと言う男…なのさ…」

指で鉄砲の形を作って私を撃つフリをする遠音くん
人差し指にフッと息をふきかけて
「以後お見知り置きを」
なんて言ってどこかに行ってしまった

みんなにアレやってるのかな?
……疲れそうだなぁ。暑そうだし…。

■<次に四葉が話しかけに行った人を安価>■面倒やと思うが>>6のURLから番号で指定(14と7と1と13と2と12と3以外)
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37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/07/06(日) 01:14:34.34 ID:DoX+pG4l0
次の安価から更新は明日に回すやで
もう1時やし寝てクレメンス…
今日は付き合ってくれてありがとやで

明日も起きたら細々更新するから付き合ってクレメンス
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/07/06(日) 13:00:03.46 ID:DoX+pG4l0
再開するやで
諸事情でスマホから更新で酉無いけど許してクレメンス
■<次に四葉が話しかけに行った人を安価>■面倒やと思うが>>6のURLから番号で指定(14と7と1と13と2と12と3以外)
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39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/06(日) 13:20:31.61 ID:h1Db1Sslo
4
40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/07/06(日) 13:38:41.48 ID:DoX+pG4l0
「まったく。頭がおかしいんじゃないのっ」

目の前の女の人は不機嫌そうな顔でサラダを食べながら誰と話すでもなく見るからにイラついている
確かにこの状況でこんなことしてるのは私も変だなって思うけど。

「なによ?じーっとこっち見て!何か用でもあるの??」

私の視線に気づいたのか、その人はお皿を机に置いて、イライラした様子で私に声をかけてきた
なんだか何を言っても怒られそうな雰囲気で、正直何を話そうか迷ってると。

「なに?何見てるのって聞いてるんだけど??もしかしてわたくしが見えていないの??それとも耳が聞こえないのっ?!」

沈黙が正解って訳では無いらしくて…
女の人はさらに声を荒らげて私に詰め寄ってきた
とにかくなんでもいいから話さないと。

「あ…素敵なお着物だなぁって……」

「あら?分かるの?良いじゃない。貴方」

「え…えへへ…嬉しいです…」

セーフ…着物を褒められたことで気を良くしてくれたのか、さっきまでのピリピリしたオーラはだいぶマシになったみたいで
表情もなんとなく柔らかくなったような気がする

「この着物はねわたくしに合わせて特注で京都の職人が仕上げた特級品なのよ」

「へぇ……凄いです。」

「そうでしょう?特注の品物を纏うのは特別なわたくし【超高校級の養蜂家】【蜜井 姫子】」

「よ…養蜂家」

「そう。世界各国の王室ですら数年待ちが決定している極上の蜜、そしてわたくしが全て育てあげた特別な蜂達、まさしく現代に存在している女王蜂の頂点」

なんだかさっきの男の人といい、超高校級の人って尊大な人が多いのかな??

「それこそがわたくし!蜜井姫子なのよぉっ!おーっほっほっほ!!」

まだ名乗り口上は続いてたみたいで蜜井さんは扇子を口に当てて高らかに笑い始めた
とりあえず拍手でもしておこう……
何をしている日とかよく分からなかったけど多分すごい人なのには違い無いし……

「仲良く…してくれると嬉しいです」

「ふんっ!まあ。よろしくてよ?まだ話の分かる人間みたいだし」

機嫌を損ねない限りは気のいい人……無のかな?
とにかくこの人は怒らせないようにしておかないと
ぼろが出てしまう前に私はゆっくりと蜜井さんから離れてほかの人たちの場所に行くことにした。

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41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/07/06(日) 13:49:20.59 ID:DoX+pG4l0
次は5で行きます
42 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/07/06(日) 14:05:19.11 ID:DoX+pG4l0
「うぃす〜、なんかさっきからキョロキョロしてちょ〜忙しそうじゃん」

蜜井さんから離れて少し休憩してると見るからにギャルって感じの人が声をかけてきてくれた
でもなんだか私が知ってるギャルと少し違うような気が…
どうなんだろう…記憶喪失だからすごくおぼろげな認識だけど…。

「あ〜、ごめ。自己紹介すんね?【超高校級の図書委員】【本多 恵梨香】こんなナリだからマジで意外って感じっしょ?」

「図書委員…図書室とかの??」

「そそ。なんか最初は楽そうだからさやってたんだけど〜、暇つぶしに本読んでたら超ハマっちゃって。なんか気が付いたら超高校級って感じでまぢで爆笑案件」

「へ…へぇ…」

「あ。ちな、このパーティー企画したのもエリね、やっぱ同クラなんだから仲良くしたいじゃんね」

「誘拐されてるのに…?」

「草、まあ誘拐っちゃあ誘拐なんだけど、こういうのってさ物語だと決まりがあんだって」

「決まり?」

「うん。本だとだいたいこっから激重サスペンスになったりグロやばデスゲームになったり、最悪すぎる展開になんだけどさぁ、なんも無いうちにみんなと親交深めてた方がいいじゃんね?」

サスペンスとかデスゲームとか…正直ありえないな、なんて思う
けど本多さんはそんな私を見透かしたかのように

「事実は小説よりも奇なりって言うじゃんね?何が起こるかわかんないよ〜?」

イタズラっぽく笑ってそう言ってきた。

「変なこと言わないでくださいよおっ…」

「あ。ごめ。ビビった??ま〜大丈夫っしょ?さすがに空想と現実の区別くらいはつくし、エリもガチでそうなるとは思ってないって」

「もしそうなっちゃったらどうするんですか」

「ん〜、定石なら主人公が犯行を暴いたり運営ぶん殴ったりだけど…主人公っぽいの居ねぇし詰んだね」

「えっ……えぇ…」

「キャハハ!まあとりあえず今楽しんどこ?コーラ飲む??炭酸苦手ならりんごジュースとかもあるけど」

さっきからなんだかすごい振り回されてる気がする…
けど私は完全にこのペースに飲み込まれちゃってて
勧められるがままにりんごジュースを片手に本多さんとしばらくお話をしていた。

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43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/07/06(日) 14:39:01.78 ID:DoX+pG4l0
「ふむぅ…いやはや困った困った」

本多さんはどっかに行っちゃって、また戻ってくるのかな?と思いつつ私は隅でチビチビとりんごジュースを飲んでいると
すぐ近くから溜息のような音と悩んでいるような声が聞こえてきて
気になってその方向を見てみると

「どれもこれも洋食で…ふむぅ」

小さな外国人の男の子は顎に手を当てながらそう言って悩みこんでいた。

「洋食…嫌いなんですか?」

「ん?いやはや…失敬失敬、声に出してしまっていたみたいだね」

「なんだかすごく困っているような気がして声かけちゃいました…」

「ふむぅ…いやそこまで急を要しているという訳では無いんだけれどもね。僕はどうにも味の濃いものが苦手で」

「意外…ですね?」

「僕を初めて見た人はみんなそう言うよ」

いかにもアメリカンというか洋食大好きって感じなのに
ステーキチェーン店のイメージキャラクターみたいな雰囲気なのにそんなこともあるんだなぁって
けどきっとこれはすごい偏見だから言葉にはしないでおこう。

「焼き魚やお味噌汁があれば助かるんだけれども」

「すごい和食ですね、なんだか正直すごい意外というか…」

「こう見えても僕は【超高校級の和菓子職人】だからね。名前は【小豆泉ジャック】小豆泉のお饅頭って聞いたことないかな?あれは僕が作っているんだけれども」

「ごめんなさい」

「ふむぅ…いやはや、そうだったそうだった…君は記憶喪失なんだったね、確かさっき誰かから聞いたよ」

「食べたことがあるのかないのかも分からなくて…」

「デリカシーのない質問をしていたみたいだね、謝る必要は無いさ」

「記憶が完全に戻ればきっと…」

「ふむふむ…なら今度僕が出来たてを作ってあげよう、味覚から思い出せるものもあるかもしれない」

「嬉しいですけど、まずそのお饅頭を食べたことがあるかどうかすら分からないんですよね…」

「ふむ…失敬。ただ僕としては食べてくれるだけでも嬉しいからぜひ味わってくれたまえよ」

超高校級の職人が作る和菓子…きっとすごく美味しいに違いない
考えただけでもお腹が空いてくるような気がしてしまう。

「じゃあ楽しみにしていますね!」

「そのためにはまずあんこを作るための極上の湧水から探す必要があるんだけれどもね」

「こだわりの逸品ってことですね…」

「ふんふん…逸品と言うよりかは我が子と言った方がふさわしいかもしれないね」

なんだかすごくプロフェッショナルな感じがして、いつ食べれるかも分からないそのお饅頭がとてもとても楽しみになった
でもここから出る前にそのお饅頭は食べれるんだろうか…?

ふとそんなささやかな疑問がシュンっと頭の中を過ぎていった。

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44 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/06(日) 14:59:04.14 ID:A/94xLzC0
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45 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/06(日) 14:59:14.52 ID:h1Db1Sslo
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46 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/07/06(日) 15:19:39.58 ID:DoX+pG4l0
「御機嫌よう。庶民のお方」

ふんわりとしたいい匂いにふんわりとした喋り方
けれどなんだかとんでもない呼ばれかたをしたような気が…。

「えっ…私?」

「はい、そうです。そこの合成繊維とポリエステルで作られた貧相なお召し物の貴方です」

ものすごい悪口言われてない…かな?
貧相な庶民って呼ばれてるよね?気のせいじゃないよね?

「どうか…しましたか?もしかして何か怒ってたり??」

「怒っている??うふふ。どうしてそうお思いになるの?私はただ仲良くなりたくてお話をしに来ただけですのに」

「仲良く?」

「はい!私がこの学校に来たのもお父様から言いつけられて世間を知るため、見聞を広めるため
様々な世界観の人と触れ合いお友達を増やすためですもの」

お友達を増やしたいのにあんなド級の悪口を言われたの???
なんなのこの人…すごく不思議だよ。

「こういう時は…同じ目線にたってまずは自己紹介をしないといけないのですわよね?
私は【超高校級の石油王】【入光乙女】と申します。遥々ドバイという国から貧乏小国民主制とは名ばかりの資本主義国家日本へと留学しに参りましたの」

「あっ…入光さん?そのさっきからすごい言葉が強いと言うか…そのぉ…」

「言葉が…強い?それはどう言った意味なんでしょう…?気品が溢れていて後光が差しているということですか?」

「いえ。あの…そうじゃなくて…」

「申し訳ありません。使用人やお父様以外の凡愚な有象無象たちとお話をするのが初めてですので…なにかご無礼を働いているかもしれません…
その時は仰ってくださいね?お友達を作るなんて初めてですし対等な関係でありたいですから…」

「あー…うん。わかった…うん。」

「うふふっ!嬉しい。これでお友達ですわね!困ったことがあったらなんでも仰ってくださいましね?きっと助けになれると思いますし…それにいいヤギだって知っているから恋バナというものもできますわっ」

「恋バナで…どうしてヤギが?」

「最近日本ではヤギと色恋をするのが流行っているってお父様が教えてくれましたのっ」

「そう…なの?」

ヤギと恋をする日本人女性…ってなんなんだろう…
なんだかすごく間違った世界観を持っているような…そんな気がする…

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47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/07/06(日) 15:47:23.42 ID:DoX+pG4l0
「よお!女!!さっきから色んなとこにヘコヘコ頭下げてる見てぇだけどよぉ?
この俺様へのご挨拶が遅くねぇかぁ?」

入光さんとひとしきりお話してちょっと疲れていた私に間髪入れずに飛び込んできた1人の男の子
いかにもヤンキーと言うか怖い人と言うか…
なんだかまた疲れちゃいそうな気がする。

「あ…ごめんなさい」

「謝罪は要らねーんだよ、なんで俺様にご挨拶が遅れたんだって聞いてんだっつーの」

「えっと…色んな癖の強い人達とお話してたらあっという間で…」

「強いぃ?俺様よりもかぁ?おもしれぇ」

「癖が…すごい人達で」

「癖ってなんだよ喧嘩の強さじゃねぇのかよ?」

「入光さんとか丑島さんとか…」

「…オカルトぶっ飛び女と金持ちぶっ飛び女の事だな?
ありゃあ…まあ…たしかになんか…イっちまってるよな…」

2人の名前を出すと遠い目線で目の前の男の人はそう呟いた
分かる。その目線の先で何を思い出してるのか…
どんな経験をしてきたのか想像もできてしまう…

「んまぁ!アレだ俺は【超高校級の喧嘩屋】【苦暴拳太】だ頭に刻み込んどけ」

なんかまともじゃない才能なのに今まででまだマシな会話ができていることにちょっと感激している私が居ちゃったりする
直近が入光さんだからって言うのもあるかもしれないけど……

「よろしく…お願いします」

「おぅ!よろしくな!お前はまだマトモそうだし仲良くしてくれや!
強そうな男がいたら教えろ?勝って勝って勝ちまくってやっからよ!」

苦暴くんはそう言って豪快に笑いながら食べ物を取りに行ってしまった
その後ろを何故か丑島さんがついていっているのはきっと黙っておいた方がいいだろう…
巻き込まれないためにも…。

■<次に四葉が話しかけに行った人を安価>■面倒やと思うが>>6のURLから番号で指定(14と7と1と13と2と12と3と4と5と6と9と8以外)↓1
48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/07/06(日) 16:05:46.84 ID:DoX+pG4l0
一通り色んな人と話したけど…あとお話出来てないのは誰だろう?
あそこの赤毛の人…あっちの派手な人…あとはすごい勢いで食べてる大きな男の人
残ってるのは3人だけだけど…なんだかみんな怖そうな人だな。

「おーい!嬢ちゃん!食ってっか??」

ぼんやりとそんなことを考えていたらすごい勢いで食べている男の人が私に話しかけてきてくれた。

「あ。はい!」

「そうかそうか!さっきから見てたが飲みもんしか飲んでねえように見えたからよ!
どーしても気になっちまってな!」

脊髄反射で「はい」なんて言っちゃったけれどたしかに飲み物以外は飲んでない…
もしかしてずっと見られてたのかな?

「悪ぃな!急に声掛けちまって!こんなでけぇ男から急に来られるとビビっちまうよな?」

「そんなこと…ないです!あ…ありがとうございましたっ」

「お?そうか?んなら嬢ちゃんもこっち来て一緒に食わねえか??
どうせこんな状況だ!ビビっちまってるのはわかるが食わねえと元気も出ねえぞ?
それに俺の近くにいたらなんかあった時には盾くらいには使えんだろ?」

意外と面倒見がいいのか見た目よりもすごく接しやすくて、誘われるがままにその人のそばに行くことにしてみた
……近くで見ると本当に大きいな。

「俺は【超高校級の海賊】【海原 鮪】ってんだ!あー。けど安心しろ?略奪も侵略もしねえただ勝手に航海してるだけの人間だからよ!」

「ただの船長さんってことですか?」

「だな!無許可でやってっから海賊なんて言われちまってるけどな!」

そんなことを豪快に言って笑った海原くんは信じられない量の食べ物を私のお皿に盛ってくれた
……さすがにこの量は食べきれないよ。

「ほら?食え!とりあえず食って食って食いまくって元気出しちまえ!な?」

「この量のお肉は…無理かもです…」

「野菜の方が良かったか?」

そういうことじゃないです…という前に私のお皿には小さな森が作られた。
…お肉よりはマシだし何とか頑張ってみよう。

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49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/06(日) 16:10:56.26 ID:A/94xLzC0
11
50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/06(日) 16:11:07.02 ID:h1Db1Sslo
11
51 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/07/06(日) 16:26:35.83 ID:DoX+pG4l0
張り裂けそうなお腹
息をするだけで上がってくるドレッシングの匂い
もう次何か口に入れたら全部が爆発しそう…けど喉が渇いたなぁ。

「…おいお前、そこの記憶喪失の」

「は…はひ。四葉です」

「超高校級の幸運。四葉代…唯一の記憶喪失者、言わずとも既に知っている」

「そうれふか…何か御用でしょうか…」

赤髪の男の人は声の抑揚を一切変えずにそのまま言葉を続ける
今にも私は死んじゃいそうなのに
ちょっとはいたわってくれても………。

「それで?俺たちを拉致した目的はなんだ?」

……へ?
えー…拉致した目的?拉致をしたの?私?
いや。違う違う拉致されたのは私で。
何言ってるの??この人。

「…なるほどもう良い、よく理解した」

「へっ!ちょっ!ちょっと!!待ってください!私も拉致をされて!!
この状況1番訳わかってない自信しかなくて!」

「嘘は付いていない。確認はできたから、もう良いと言っている」

「じゃあなんでそんな質問をしたんですか!!ゲポッ」

「汚いぞ。休んでいろ
カマをかけただけだ、めぼしい奴ら全員にやっている、気にするな」

「気にしますよっ!それにあなたこそなんなんですかっ!」

「…俺、俺か…?そうだな。俺は【超高校級の…】」

男の人は一瞬だけ考え込んで、私の目を真っ直ぐ見つめて言った。

「【超高校級の花屋】【鬼灯 太郎】」

「花屋…お花屋さん??」

「そういうことだ、花を育てたり売ったりしている」

この見た目で?自然を愛する感じなんて全然ないのに?
しかもこんな冷たくて無愛想な人にお花が育てられるの?!
むりむりむり!私がお花だったら枯れちゃうもん!

「…ふんっ。そういう事か」

「どういうことですか!」

「その頭で少し考えるということをしてみろ、話はそれからだ」

なんだか電脳寺くんと同じくらい冷たい気がする!
あんまりお近付きにはなりたくないかなっ!もうっ!
52 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/07/06(日) 16:41:00.61 ID:DoX+pG4l0
「あー!もう嫌だ!ブスばっか!そう思うでしょ?ブ・ス」

はぁぁぁぁ??なに??さっきに続いて何??ブスって言われた!!
直球でこんな悪口言われるなんてっ!

「だっさいパーカー!最悪のスタイル!高校生の自覚すらない出で立ち…ロリコンにはモテそうだけど…
マイナス5億点ブスね。お・ぶ・す」

「へっ…へぇっ?」

「まずメイクすらしてない、ブスポイント。それに正式な入学式にチョイスする服装がパーカー?ブスポイント2。
挙句さっきからキョロキョロキョロキョロと落ち着きのない動き、ブスポイント3
あとは女という性別、ブスポイント4〜5億」

なんだかもうマシンガンのように好き勝手言われてるんだけど!?
いつもだったら泣いちゃうところだけど…今はもう泣く前に言葉を飲み込むのに時間がかかって…

「バカみたいにサラダを食べて動けなくなるのもマイナス点。頭から爪先までブス
ブスのお手本、ブスのモンドセレクション受賞、ブスのボジョレー!千年に一度のブスね!」

「えっ…えっ…えっ?」

「クララに憧れるブス、金持ちブス、乳歯粉砕ブスにブスギャル。んもうっ!最悪!」

ブスがゲシュタルト崩壊起こしちゃいそうなくらいブスって言ってる…

「あの…えっと…私は四葉…」

「いやっ!ブスの名前なんて聞きたくないわ!名前を言ってはいけないあの人!
あんたは今日からブスデモートよっ!」

ブスデモートって…なに?
なんかもう何言われてもいい気がしてきた…。
語尾がブスとかの人なのかもしれない…多分。

「美しいアタシの名前を聞いて少しはブス鼓膜を浄化しなさい!
アタシは【超高校級のファッションデザイナー】【孔雀坂 煌輔】煌めくアフロディーテの化身よ!」

「あ…はい。」

「はぁ…全ブスにブスって言うことを伝えれてスッキリしたわ。
それじゃあ御機嫌よう!次会う時までにはブス!治しときなさぁい!」

なんなのあの人…嵐?
本当に人?なんかそういう類のもののけとかじゃなくて??

え。違う意味で怖くなってきちゃった…
53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/07/06(日) 16:42:24.83 ID:DoX+pG4l0
キャラ紹介は終わったので続きは夜にするやで
お昼から付き合ってくれてありがとな
54 :1さん ◆5qHEn/nV7BAc :2025/07/06(日) 16:55:47.32 ID:DoX+pG4l0
【名簿:女子】

【才能】超高校級の幸運
【名前】四葉 代 (よつば かわり)
【性別】女
【身長】165
【好き】平和 暖かい食べ物
【嫌い】玉ねぎ 納豆

【才能】超高校級の図書委員
【名前】本多 恵梨香 (ほんだ えりか)
【性別】女
【身長】171
【好き】読書 ネイル 文字の多い本
【嫌い】紙魚 誤字脱字 ネタバレ

【才能】超高校級のレンジャー
【名前】森守 樹 (もりもり いつき)
【性別】女
【身長】175
【好き】生きとし生けるもの 森林浴 風を肌で感じること
【嫌い】密猟者 コンクリートジャングル 山火事

【才能】超高校級のオカルト部
【名前】丑島 とら (うしじま とら)
【性別】女
【身長】160
【好き】こっくりさん 1人かくれんぼ イマジナリーフレンド作り
【嫌い】 オカルトを全否定する人 幽霊 祟り

【才能】超高校級の天文学者
【名前】星島 キララ (ほしじま きらら)
【性別】女
【身長】170
【好き】星空の想像 夜風 球体
【嫌い】 直射日光 大気汚染 副作用

【才能】超高校級の射撃部
【名前】下 平子 (しも ひらこ)
【性別】女
【身長】173
【好き】実弾入りの銃 取り回しの良い銃 とにかくでかい銃
【嫌い】 ジャムること 視界不良 脅しの道具に銃を使う人間

【才能】超高校級の石油王
【名前】入光 乙女 (いりみつ おとめ)
【性別】女
【身長】165
【好き】イチゴ チョコ ふかふかのベッド
【嫌い】 乱暴 大きな音 税務署

【才能】超高校級の養蜂家
【名前】蜜井 姫子 (みつい ひめこ)
【性別】女
【身長】175
【好き】自分に従うものたち スイーツ 蜂蜜
【嫌い】 寄生虫 言うことを聞かない人間 辛いもの
55 :1さん ◆5qHEn/nV7BAc :2025/07/06(日) 17:00:31.60 ID:DoX+pG4l0
【名簿:男子】

【才能】超高校級の花屋
【名前】鬼灯 太郎 (ほおずき たろう)
【性別】男
【身長】181
【好き】花とか
【嫌い】虫とか

【才能】超高校級の海賊
【名前】海原 鮪 (うなばら まぐろ)
【性別】男
【身長】185
【好き】航海 どんちゃん騒ぎ 旅(特に船旅)
【嫌い】じっとしている事 雨と曇りの日 海上警備隊

【才能】超高校級の和菓子職人
【名前】小豆泉 ジャック (あずきいずみ じゃっく)
【性別】男
【身長】135
【好き】和菓子 抹茶 刺身
【嫌い】こってりした味付けのもの ピザ コーヒー

【才能】超高校級のファッションデザイナー
【名前】孔雀坂 煌輔 (くじゃくざか こうすけ)
【性別】男
【身長】180
【好き】艶やかな物 私 周囲の視線
【嫌い】色の無い物 センスの無い物 女

【才能】超高校級の喧嘩屋
【名前】苦暴 拳太 (くぼ けんた)
【性別】男
【身長】170
【好き】勝利 喧嘩 食べること
【嫌い】敗北 口喧嘩 努力

【才能】超高校級の衛生兵
【名前】後田 長介 (うしろだ ちょうすけ)
【性別】男
【身長】165
【好き】整理整頓 薬品の匂い ワクチン
【嫌い】血液 グロいもの ホラー

【才能】超高校級のeスポーツ選手
【名前】電脳寺 アトム (でんのうじ あとむ)
【性別】男
【身長】155
【好き】ギラギラ光るもの ゲーム パソコン
【嫌い】クソゲー 勉強 陽キャ

【才能】超高校級の指揮者
【名前】遠音 シド (とおん しど)
【性別】男
【身長】182
【好き】美しい音 コンサートホール 心音
【嫌い】汚い音 汚れること 無音
56 :1さん ◆5qHEn/nV7BAc :2025/07/06(日) 17:01:12.76 ID:DoX+pG4l0
とりあえず簡易的な名簿だけ作っといたから見といてくれな
推しとか作ってくれてもええやで
ほなまた
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/06(日) 17:56:14.27 ID:h1Db1Sslo
おつの
58 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/07/06(日) 21:39:50.79 ID:DoX+pG4l0
更新再開
59 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/07/06(日) 21:40:37.18 ID:DoX+pG4l0
賑やかな空間で、みんな各々楽しそうにしていて
ちょっと怒ってる人、期限の悪そうな人もいるけど、けどどれもこれも今の状況を考えると軽すぎる状態で。

「なんか…どうでもよくなっちゃったかも」

隅っこの方でジュースを飲みながらボソッと呟いた
完全に色々諦めちゃってる発言だけど、実際本当にそうだ
色んな人とお話して、色んなことを聞いて、完全に吹っ切れた感じがした
いい意味での諦め、なんというか前を向けたというかそんな感じの。

「…空気が変わった」

森守さんがそんな私を見てポツっと話しかけてきてくれた

「そう…ですね、なんだかもうどうでもいいかなぁなんて」

「…どうでもいい?」

「はい。なんかいい意味で吹っ切れちゃいました。
記憶喪失なのもこの状況のことも、ぜーんぶひっくるめてどうにかなりそうって感じで」

「…そう」

吹っ切れた、前を向けた、どうにでもなりそう
そうは言ったけど一抹の不安はあった。
けど心配していても多分前には進まなくて
だったらもう今この状況を全力で楽しむしかないのかも
さっき本多さんが言っていたこと、少しだけ理解できたようなそんな気がする。

「…お気楽」

「森守さんはどう思ってるんですか…?」

前を向いた私に対して森守さんはフッと小さく息を漏らした
呆れたような安心したような、安心しようとしているような
なんだかそんな複雑な何かが隠れているようなそんな気がした。

「…怖がらせるつもりは無い。
ただ、この山は少しだけ…おかしい。」

「おかしい…?」

「…多すぎる、あまりにも」

「何が…ですか?」

「毒、植物動物。誰かがまるでここに寄せ集めたような。
…それらを何者かが管理している」

背中に冷感スプレーを振ったように後ろが急に冷えた気がした
森守さんの言っている意味、実際の状況、私には分からなかったけど
けど、そんなこと分からなくても、森守さんの言葉はすごく重たく聞こえた。


60 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/07/06(日) 21:42:38.19 ID:DoX+pG4l0
「…気にしないで、考えすぎ、きっと」

青くなった私に気がついたのか、森守さんはそう言って私の肩に手を置いた
少し暖かくて草の匂いがする柔らかい手を。

「そうですよ…ね」

大丈夫、大丈夫だよ。私
根拠は無いけど、前を向かないとって、そんな気がするから私は私に言い聞かせる
きっとこのまま数日くらいみんなで楽しく過ごして、迎えが来て、超高校級とかの学校で楽しく過ごせる。


「なんか…オマエラ、楽しそうじゃなぁい??」


そんな時だった、17人目の声が各所のスピーカーから響いたのは
ちょっと機械っぽいけど抑揚は人間のそれで。

「おっとおっと、スピーカーから失礼!ボクの声は問題なく聞こえてるかな?
ボクの声が聞こえてたら…そうだなあ…四葉さん!手を挙げてください!」

名指しされてゆっくりと手を挙げる
カメラとかはどこにもないはずなのに…わかるのかな?

「うぷぷ…ありがとう四葉サン、ボクの声はちゃんと聞こえているみたいだね。
それじゃあ早速ボクの自己紹介をしたいんだけど、オマエラ1回注目してもらえるかな?」

どうやら見えていたみたいで、私は手を挙げたまま固まっていた
なんだかこれからとんでもなく悪いことが起こりそうな予感がして……

「よいしょっ!それじゃあ改めまして!ボクの名前はモノクマ、この学園の学園長を務めるキュートでスウィートでマーベラスな一番偉いクマなのです!!」

学園長の…クマ?
なに?マスコットキャラクターみたいなこと?

「本当は姿を見せてお喋りしたかったんだけど、オマエラ勝手に盛りあがっちゃってるし煙もすごいし
だから今回はスピーカーから説明させてもらうよ! 本当にボクは可愛いクマなんだからね!!この姿を見れないのはオマエラが勝手におっぱじめちゃうからだよ!プンプンっ!!」

スピーカーからはモノクマって言う人がずっとひとりで騒いでる様子が垂れ流しになっていた
けど不思議と誰も動き出すことはなくて
ただただスピーカーに釘付けになってしまっていた。

「あー。それじゃあオマエラのこの状況について!気になってると思うから説明するね!」

61 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/07/06(日) 21:45:09.55 ID:DoX+pG4l0
「まずオマエラに聞きたいんだけど!希望ヶ峰学園生徒会惨殺事件、これを知ってる人は居るかな?」

聞き馴染みのない物騒な事件名
私は記憶喪失だからもちろん何も分かんなかったけど
けど、その事件名が出てから周りの空気感が一気に冷えきって重たくなったのが嫌になるほど伝わってきた。

「もちろん知らない人達もいるかもしれないから、ボクは確認をとるよ!それじゃあ…下さん!」

指名された下さんは気だるそうな雰囲気で、さっきまでならきっとみんなの喧騒にかき消されてたであろう声量で
その事件のことをゆっくりと話し始めた。

「2年前か3年前、当時の希望ヶ峰学園の生徒会が原因不明の殺人事件に巻き込まれたって…話だっけ?」

「それじゃあ65点だね!もっと詳しく!もっと詳細に!もっとエクセレントに!」

「あー…現場に残された証拠からは…無理心中のようなものと断定されたけど、後日詳しい捜査で一人分の死体が見つからないことが判明
警察とかは…どうだっけ、とにかく残ったひとりの生徒を世界中が探しても見つからず…
んで、ネットとかではこれは世界的損失だ、また繰り返されるとか大騒ぎになって世間では【超高校級の絶望的事件】って呼ばれるようになったってやつね」

「カンカンカーン!!大正解!百億万点上げちゃう!」

「でもそれとこれ。なんの関係があるってのさ?」

「んー?そうだな…勘のいいオマエラなら気づいてる人も居るんじゃないかな?」

下さんとモノクマさんの短いやり取りの後
スピーカーから聞こえてきたのは信じられないような言葉だった。

「今回新入生のオマエラをここに拉致したのは!コロシアイ林間学校を開催するためなーのーでーす!」

コロシアイ…林間学校…?
全然訳がわかんなくて…状況も飲み込めなくて…
けど地面がぐにゃっとなるような…空が落ちてくるような…そんな不安感に押しつぶされそうになって…
62 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/07/06(日) 21:48:45.39 ID:DoX+pG4l0
「ちょっと!何言ってんのさ??コロシアイなんて!バカ言うんじゃないっての!」

重たい沈黙を切り裂いたのは下さんだった
スピーカーに向かって冷えきった空気を切り裂くような怒号を飛ばした。

「ん?本気だよ、15…あ。16人の生徒でコロシアイをしてもらいます!」

「ん?なに?だったらアンタがあの生徒会の生き残りってこと?」

「ボク?ボクは違うよ?ボクは超高校級の集まる希望ヶ峰学園の学園長だよ?」

次に言葉を発したのは電脳寺くんだった
平然とした様子でモノクマに疑問を投げかけたけど、モノクマは当たり前のことのようにその疑問に答えた。

「けれど…希望ヶ峰学園の学園長は内ゲバ出来レース日本社会には珍しい実力のあるお方だとお父様は…」

「あー。うん代替わり!それよりも才能があるボクが!学園長になったのです!」

次は入光さん
きっとお父さんが学園長とかと知り合いだったのかな
けどモノクマはまたあっけらかんとそれに答えた

「おっけー!んならさ!この展開ルールとかあんでしょ?なんかこれしないと首輪が爆発ーとか
顔面逆トラで顔パカみたいなさ?」

「ん?無いよ?コロシアイが起きない限りはオマエラはここから出れないってだけ!
まあオマエラが楽しめるように定期的にボクもお手伝いはするけどさ?」

さっきと変わらない様子の本多さんの質問にモノクマはそう答えた
ずっとここに閉じ込められるってだけ?だったらここで平和に暮らしていけばいいの?

「なーんか全部の質問がブス!アタシ達がまとまっていなくなってるのは世界的な損失なはずでしょ?!
警察が動くんじゃないの?」

「動かないけど?北斗の拳とかフォールアウトとかウォーキングデッドで司法が機能してたら面白くないじゃん!」

「外はゾンビまみれということですかっ!?それとも核の炎…。
どちらにせよやっぱりここは方舟なんですねぇっ!!?」

「んー。すっごい極端に言うと。極端に言うとそうだよ?外に出たいならコロシアイ頑張ってねってコト
あ。けどコロシアイが初めてって人も多いだろうから背中を押すお手伝いはボクがするよってコトだね」

「つまり…みんなで協力して脱出出来るかもしれないってことですか?」

私は不安を打ち消すようにそう聞いた。

「それもできるかもしれないね?ウププ…
あ、そうだそうだもうオマエラは知ってるかもだけど生活はこのコテージの個室でお願いね!
各個室にここでのルールとか地図とかまとめておいた電子生徒手帳があるから!各自確認するように!」

「それじゃあ!素敵なコロシアイライフを!ピンポンパンポーン」

ブツっと放送が切れて、皆はゾロゾロと動き始める
片付けを始める人、青い顔でコテージに入っていく人、私と同じで固まってる人。

さっきまでの賑やかな空気は…もう完全気冷えきっていた。

■<安価>■
1:何とかひとりで立ち上がって自分の個室で休むことにした
2:誰かが声をかけてきた(人物指定)
下1
63 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/06(日) 21:55:11.09 ID:A/94xLzC0
2
アトム
64 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/07/06(日) 22:07:35.78 ID:DoX+pG4l0
「お前さ…いつまでそこに居んの?」

どうしよう?大丈夫だよね?助けが来るよね?
自分の声が頭の中をぐるぐる回って涙が出てきて
立ち上がろうにも立ち上がれなくて
そんな時に声をかけてくれたのは電脳寺くんだった。

「あ…ウグッ…ごめん…大丈夫でっ…ヒグッ…」

「うわ…止めろよ、大丈夫ないじゃんそれ…。もう無理な顔してるし」

「でもほら…みんな一緒だし…」

「いや…少なくともここで泣いてるのはお前だけだけど…」

「気にしないでいいよぉっ…グズッ」

「いや…気になるけど」

一人にして欲しいって気持ちと誰かに助けて欲しいって気持ちが心の中でぐるぐるしてて…
もう何がなんだか分からなくて
けど電脳寺くんは最初会った時と変わらない口調でそう言って、手を伸ばしてくれた。

「俺、部屋隣だから」

「一人で立てるってば…ヒグッ」

「面倒くさ、早くして」

手を握ってそのまま立ち上がろうとしたら……

《ドタンッ》

電脳寺くんは尻もちをついてしまった
私より小さいし……うん。何となく予想はできてたけど。

「クスッ」

「え?違うけど?このヘッドセット5キロあるから。バランス崩しただけだけど??
てか笑えるんだったらひとりで立ってさっさと中入れよな
あー。いやマジで!ヘッドセットが5キロなかったらなー!!!!!」

そうとだけ言うと電脳寺くんはそそくさとコテージの中に戻っていってしまった。

あとでちゃんとありがとうって言わないと…。

私は膝の土埃をパンパンと払って目の前のコテージに向かうことにした
多分きっとここにずっと居たところで劇的になにかが変わるはずないって思えたから。

「…電脳寺くんの隣の部屋…だったよね?」
65 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/07/06(日) 22:21:57.69 ID:DoX+pG4l0
コテージの中は想像していた通りのすごく綺麗な内装だった
新鮮な木の香りに豪華な飾りは無いのに高級感の溢れるエントランス。

「色々あるんだ…」

エントランスの前に大きな階段があって、2階から人の声が聞こえてくるから、個室は2階なのかな?
1階も広いけど、食堂だったり大浴場だったり…見た感じは公共のスペースって感じみたい

「とりあえず…電子生徒手帳…だっけ?」

今いるここがどこで、何があって、どう生活していけばいいのか…
多分それが書いてある電子生徒手帳を取りに行くために私は2階の階段を挙がっていく。

2階に上がると左右に廊下が伸びていてそこを進むとそれぞれの個室があるみたいだった
試しに右に進んでみると、突き当たりに廊下があった、またすすむと廊下があって
そのままそこを進んでいくとまた階段の方に戻ってきたから、多分2階は四角い通路に沿ってみんなの部屋が用意されてるみたい。

「えっと。私の部屋は…。」

もう1回来た道をもどりながら自分の部屋を探す
各部屋にはネームプレートと簡易的な似顔絵が書いてあるから誰がどの部屋かっていうのはすぐに分かる。
私の部屋は左の通路側にあるみたいだった。
右隣は電脳寺くん、左隣はネームプレートが外されてるけど似顔絵的に鬼灯くん…かな?

このまま部屋で一休みした方がいいかな、色々確認しとかないと行けないこともあるし。
それとももうちょっとコテージを回ったほうがいいかな?
どこに何があるかは把握しておきたいし…。

■<安価>■
1:とりあえず個室で一休み
2:誰かが声をかけてきた(人物指定)
3:1人でコテージ散策
下1
66 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/07/06(日) 22:21:57.82 ID:DoX+pG4l0
コテージの中は想像していた通りのすごく綺麗な内装だった
新鮮な木の香りに豪華な飾りは無いのに高級感の溢れるエントランス。

「色々あるんだ…」

エントランスの前に大きな階段があって、2階から人の声が聞こえてくるから、個室は2階なのかな?
1階も広いけど、食堂だったり大浴場だったり…見た感じは公共のスペースって感じみたい

「とりあえず…電子生徒手帳…だっけ?」

今いるここがどこで、何があって、どう生活していけばいいのか…
多分それが書いてある電子生徒手帳を取りに行くために私は2階の階段を挙がっていく。

2階に上がると左右に廊下が伸びていてそこを進むとそれぞれの個室があるみたいだった
試しに右に進んでみると、突き当たりに廊下があった、またすすむと廊下があって
そのままそこを進んでいくとまた階段の方に戻ってきたから、多分2階は四角い通路に沿ってみんなの部屋が用意されてるみたい。

「えっと。私の部屋は…。」

もう1回来た道をもどりながら自分の部屋を探す
各部屋にはネームプレートと簡易的な似顔絵が書いてあるから誰がどの部屋かっていうのはすぐに分かる。
私の部屋は左の通路側にあるみたいだった。
右隣は電脳寺くん、左隣はネームプレートが外されてるけど似顔絵的に鬼灯くん…かな?

このまま部屋で一休みした方がいいかな、色々確認しとかないと行けないこともあるし。
それとももうちょっとコテージを回ったほうがいいかな?
どこに何があるかは把握しておきたいし…。

■<安価>■
1:とりあえず個室で一休み
2:誰かが声をかけてきた(人物指定)
3:1人でコテージ散策
下1
67 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/06(日) 22:24:56.56 ID:rOKBB1L9O
1
68 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/07/06(日) 22:40:27.21 ID:DoX+pG4l0
個室の中に入ると、シャワールームとベッドに机があって
すごく簡素なワンルームって感じのお部屋だった。

机の上に四角いスマートフォンみたいなものがあって、多分これが電子生徒手帳…なのかな?

とりあえず私はそれを手に取って横についているスイッチを軽く押してみる。

- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
【超高校級の幸運】

〇四葉 代〇
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

起動画面に自分の名前と才能が表示されてその後すぐに別の画面に切り替わった
選択できるのは【校則】【MAP】【生徒名簿】の3種類だけみたい

とりあえずこの生活のルールを把握しておきたいから私は【校則】の項目をタッチすると、間の抜けた電子音と共に画面が切り替わった。

﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏
1 生徒達はこの合宿所内だけで共同生活を行いましょう。
共同生活の期限はありません。
2 夜10時から朝7時までを”夜時間”とします。夜時間は立ち入り禁止区域があるので、注意しましょう。
3 就寝は寄宿舎に設けられた個室でのみ可能です。
他の部屋での故意の就寝は居眠りと見なし罰します。
4 希望ヶ峰林間合宿所について調べるのは自由です。特に行動に制限は課せられません。
5 学園長ことモノクマへの暴力を禁じます。
監視カメラの破壊を禁じます。
6 仲間の誰かを殺したクロは”卒業”となりますが、自分がクロだと他の生徒に知られてはいけません。
7 生徒内で殺人が起きた場合は、その一定時間後に、生徒全員参加が義務付けられる学級裁判が行われます。
﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏

6番と7番以外を除いたら至って普通のことが書いてあった
けど…やっぱりコロシアイ…
これは本当にやるつもりなんだ…

「はぁ…」

なんだか一気に気分が重たくなっちゃって、ベッドに思いっきり倒れ込んだ
すごくふかふかでいい匂いがするのに…私の気分は一向に晴れない…

こんな生活じゃなかったら…きっとここは天国なのにな。
69 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/07/06(日) 22:51:10.49 ID:DoX+pG4l0




【1日目:開始】
〇行動回数:3回





70 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/07/06(日) 23:05:58.14 ID:DoX+pG4l0
しばらく部屋の中でゴロゴロしていた
これからどうしようかなとか
本当に殺し合いが起きちゃうのかなとか
本当に色んなことを考えては忘れようとしての繰り返しだった。

「どうしようかな…どうにもできないよね…」

わざとらしく独り言を言ってみたりもしたけど、独り言の内容までドヨンと沈んだ内容で…。

多分部屋に一人でこもりっきりなのは良くないのかもしれない
こういう時こそ色んなところ動き回ってなにか外に出るためのヒントを探した方がいいのかもしれない。

「けど…ヒントなんてあるのかな…」

またこんなくらい独り言が口から出てきてしまった…
このままだと自分の独り言で何もかもダメになっちゃう気がするから
私は重たい腰を上げて部屋の外に出てみることにした

誰かとお話すればきっと気分も晴れるかもしれない…から。


■<自由行動時間:交流を取りたい人を安価>■
下1
※2人まで指定可能
※1人指定の時の好感度上限は8
2人指定の時の好感度上限は5
(ここに関しては適宜意見を聞いて変更します)




71 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/07/06(日) 23:27:43.48 ID:DoX+pG4l0
さすがにコミュ相手勝手に決めるのもあれやから1回だけ上げとくで
72 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/06(日) 23:28:53.87 ID:A/94xLzC0
キララ
73 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/07/06(日) 23:42:01.80 ID:DoX+pG4l0
外に出てみるとばったり星島さんとでくわした
部屋のドアが閉まる音がしたから星島さんも部屋から出てきたばかりみたい

「あ…星島さん」

「あら四葉さん、先程は酷く狼狽えていたようですけど落ち着きましたか?」

「う…うん。ありがとう…」

「なら良かったです。私もお部屋で休憩していたんですけど、少し喉が渇いてしまったので」

「…そういえば星島さんはどうやって2回に来たの?」

「あぁ…私もどうやって上がろうか少し悩んでいたんですけど、1回のエントランスの受付の奥にエレベーターがあるみたいで」

「でも2階にエレベーターの扉なんてないよね?」

「いえ。1番奥の壁際にありますよ?」

「そうなんだ……気づかなかった…」

「階数表示のランプもないですし大きなボタンもないですからね」

「てっきり階段を車椅子で登ってきたのかと思ったよ…」

「うふふ、さすがにそんなに胆力はありませんよ、海原さんが運ぼうかって言ってくれましたけど…さすがに申し訳ないので断りました。」

軽い世間話をしたりして星島さんと過ごしていたけど、会話が途切れた瞬間に重たい空気が私たちを包んだ
だってコロシアイをしろなんて言われているんだもん…
いやでも思い出しちゃうよ。

「そうだ…この生活で何か不安なこととかはございませんか?」

「不安しかないけど…」

「本多さんと先程お話していたんですけど、こういう時って大抵は首謀者か首謀者に近い人が紛れ込んでいるらしいですよ?」

この15人の中に?
そう考えるとサッと血の気が引いていく。

「あ…ごめんなさい。つい雑談のつもりで…
私も眉唾ものだと思っていますし…皆さんのことはこの状況を過ごす仲間だと思っていますよ?」

怪しい人…首謀者…私血をこんな状況にした人…
そうだよ、きっとそんなの星島さんが言う通り眉唾もので…そんな人いなくて…
みんなで協力して帰るんだから

⬛︎<安価>⬛︎
1:怪しい人なんていないよ
2:そういえば…怪しい人が…【人物指定】
3:自由

下1
74 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/07/07(月) 00:02:10.57 ID:JhTSQYkg0
「そんなことない、怪しい人なんていないよ」

「そうですよね、いたずらに疑心暗鬼を煽るような発言をしてしまってごめんなさい」

「悪気があった訳じゃないし…それに気を使ってくれたんだもんね、仕方ないよ」

怪しい人…と言うより気難しそうな人は沢山いるけど
けどみんな悪い人たちには見えないし、きっとみんなも私と同じで不安に違いない
星島さんだって不安だからこそわざわざ沈黙を無くすようにしてくれたんだと思う。

「お優しいんですね」

「だってこんなふうになっちゃってるのはみんな一緒だから…」

「早く出れるといいですね、外に出て皆さんと早く普通の学園生活を送ってみたいです」

「そうだね、私ももっとみんなのこと色々知って仲良くなって、みんなと一緒に学校に行きたい」

星島さんと話したことで少しだけ前向きな気持ちになれた気がする
みんなともっと仲良くなって、記憶もとりもどして、普通の学校生活を送るんだって目標もできた

「では。私は少し喉を潤すものを飲んできますね」

「行ってらっしゃい、私はちょっとコテージを散策してみるよ」

「そうですか、お気をつけて」

エレベーターの方へ向かう星島さんを見送りながら次はどこへ行こうかななんて考えていた。

〇星島きららの好感度が5上がった
〇自由行動回数:残り2回

■<自由行動時間:交流を取りたい人を安価>■
下1
※2人まで指定可能
※1人指定の時の好感度上限は8
2人指定の時の好感度上限は5(ここに関しては適宜意見を聞いて変更します)


75 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/07(月) 00:10:03.91 ID:c5QlPAzX0
樹 長介
76 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/07/07(月) 00:21:57.34 ID:JhTSQYkg0
1階のエントランスに向かうと後田くんと森守さんが向かい合ってソファに座って何かを話していた
…なんだか真剣そうだけど何話しているんだろう?

「…そう、この花は根が毒になる」

「匂いとか…味とか…分かり…ますか?」

「…無味無臭。死ぬほどの毒ではないけれど」

森守さんが何かを話す度に後田くんが熱心にメモをとっている
内容的には…毒の話なのかな?
私も初めて森守さんと会った時に聞いた話のもっと詳しいバージョンみたい

「じゃ…じゃあ…現状は人が死んでしまうような危険な毒は…」

「…ある、ここは異常なまでに毒草が多い、毒性生物も…」

「た…た…大変だぁ…みんなに注意喚起しないと…」

「ただどれも少し道を逸れた所にある
故意に取りに行ったり、触れに行かなければ問題は…ない」

「解毒方法とかは…あ…あるんですか…?」

「…ある。と言いたいところだけれど、毒性が強かったり毒が全身に回ると難しい」

「どうしよう…」

「…そこは衛生兵の方が知識があるのでは?」

なんだか真面目にここでの生活のことを考えてくれてるんだな
私もなにか力になれる意見を出せるといいけど…
急に割り込んじゃったら迷惑じゃないかな?

⬛︎<安価>⬛︎
1:毒のある物を隔離してみる。とか?
2:邪魔になると行けないからそっと離れよう
3:自由(行動でも発言でも自由)

下1
77 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/07(月) 00:29:09.06 ID://X2xRdYO
1
78 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/07/07(月) 00:32:09.64 ID:JhTSQYkg0
時間も時間やから中途半端やけど今日はここまでにするやで
今日も付き合ってくれてありがとな
79 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/07(月) 01:43:28.42 ID:c5QlPAzX0
80 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/07(月) 08:01:21.49 ID:+pFEVjrXo
おつ
81 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/07/07(月) 11:41:01.21 ID:JhTSQYkg0
今から更新しようと思うが人はおるか?
在宅が暇すぎるんや
もちろんペースは落ちるがそれでもええか?

暇すぎるから最悪人居らんかったら一人でやるかもしれんがなるべく人が居るときにしたいから悩み中や

キャラ指定の際は
直近の自分のコンマが奇数なら1人偶数なら2人
キャラは適当なダイスロールで指定するやで
82 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/07/07(月) 11:41:01.04 ID:JhTSQYkg0
今から更新しようと思うが人はおるか?
在宅が暇すぎるんや
もちろんペースは落ちるがそれでもええか?

暇すぎるから最悪人居らんかったら一人でやるかもしれんがなるべく人が居るときにしたいから悩み中や

キャラ指定の際は
直近の自分のコンマが奇数なら1人偶数なら2人
キャラは適当なダイスロールで指定するやで
83 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/07(月) 12:12:05.67 ID:7bPN7ICpo
見れるけど参加は厳しいすまんな
84 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/07/07(月) 12:21:39.58 ID:JhTSQYkg0
どないしよか
意見くれると嬉しいやで
85 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/07/07(月) 14:27:13.18 ID:JhTSQYkg0
暇やしポツポツ更新するやで
86 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/07/07(月) 14:28:00.09 ID:JhTSQYkg0
「あ…あの!いきなりごめん。割り込んじゃって」

悩んでいるふたりに私は思いきって声をかけてみた
迷惑じゃないといいんだけど…

「あの…さ。毒のあるものとか危険なものはみんなで協力して隔離する…
って言うのはどうかな??」

後田くんはハッとした顔をしてくれたけど、森守さんは相変わらず渋い表情をしている気がする
表情は全然変わっていないけど…。

「…現実的では無い
触れるだけでも危険な植物や凶暴な生き物だって観測は出来ている
それらを専門的な知識を持たずして隔離しようとするのは危険かと…」

ピシャリと森守さんは静かにそう言った
たしかに触るだけで危険なものがあるなら…何も分からない私たちで行動するのは危険だよね…

「で…でも…でも…そうなると…」

食事などに毒を入れられるかもしれない…。多分後田くんはそう言いたいんだと思う
だって私だってそう思っちゃったから。

「…お…おしまいだぁ…きっと夕食に毒を盛られて
僕の消化器官はズタズタに破壊された上で血反吐を吐きながら苦しんで死んでいくんだ……」

『考えすぎだよ…後田くん…』

「…用心に越したことはないけれど」

「今日から僕は氷しか食べれなくなって栄養失調に陥って…
飢えて餓死するのが運命なんだぁ…」

後田くんが酷く怯えちゃったけど…余計なこと言わない方が良かったのかな…?
とりあえずそっとしておこう…

〇森守の好感度が3上がった
〇後田の好感度は上がらなかった
〇自由行動回数:残り1回

⬛︎<自由行動時間:交流撮りたい人を安価>⬛︎
下1
※2人まで指定可能
※1人指定の時の好感度上限は8
2人指定の時の好感度上限は5(ここに関しては適宜意見を聞いて変更します
87 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/07(月) 14:39:16.22 ID:7bPN7ICpo
恵梨香
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/07/07(月) 15:21:34.87 ID:JhTSQYkg0
⬛︎<コテージエリア:倉庫>⬛︎

外に出てみるとコテージから少し離れたところにボロボロの小屋が建っていることに気づいた
BBQの道具とかはここから調達してきたのかな?
と言うより何があるんだろう?気になるから見に行ってみよう

「お!よつぴぢゃん!何しに来たのー?」

倉庫のドアを開けてみると本多さんがBBQ道具の片付けをしていた

「本多さんこそ…なにしてるの?」

「いやさぁ、あんな事あってさぁ皆動揺してるっぽいし、チャチャッと片付けとこーとおもってさ
なんかあのまんま放置して虫とか湧いたらゲロキツだし」

本多さんはあっけらかんとしていた、コロシアイなんて全く気にもとめてないような様子で
と言うよりあの放送を聞いてなかったようにも思えてきて…

「あの…本多さん?なんでそんな平気そうなの?」

「ふぇ?何が??あ!片付け?ほらエリ図書委員だからさ、意外と力仕事得意系っていうか」

「そうじゃなくて…その……コロシアイ」

「え?んまぁ、実際問題そんなん悩んでてもしゃーないっしょ
ぶっちゃけエリ1人の力で何とかなる話でもなさそーだし?」

「で…でも…もしかすると…本当にコロシアイが起こって…」

「そんときゃそん時じゃね??エリ的には大丈夫って思えるし」

「……大丈夫?」

「こーいうのってさエリとかよつぴみたいなのは最初に死なないんだよね
だいたい意外性のある人物が死んだりするわけよ」

「何その変な確信…」

「だってさ小説とかってさ?エリらより色んなもの見て色んな経験してる人がさ書いてる事じゃん?
だから大体こういうのってあるてーどは予想できるようにできてるって訳」

本多さんは目をキラキラ輝かせてそう言うけど…
現実は小説とは全然違うよ…

「エリ的には…あの赤毛くんとか危険だなって思うよね
なんか強そうだし、クールだし、超意外性あるじゃん?
んま、本当にコロシアイが起こるかどうかも分かんないし?とりま今できることやって楽しんどこーよ」

赤毛くんってことは…鬼灯くんのこと?
なんだかすごい楽観的って言うか…なんというか…

⬛︎<安価>⬛︎
下1
1:現実は小説とは違うんだよ?そんな明るくできないよ…
2:鬼灯くんが危ないとしても…そんな強硬手段に出る人が想像できないよ…
3:自由(行動でも発言でも)

89 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/07/07(月) 16:12:00.67 ID:JhTSQYkg0
1で行くやで
90 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/07/07(月) 16:51:22.73 ID:JhTSQYkg0
「現実は小説とは全然違うよ……そんな明るくできないよ…」

本多さんは本多さんなりの根拠があって大丈夫だって言ってくれてるのはわかる
けど私はそれだけじゃ全く納得できなくて…

「えー…超BAD入ってんのまぢでもったいないんだけど
なんかもっと明るく元気にしてた方が絶対よつぴ可愛いしさぁ」

さっきと変わらない様子で本多さんは言葉を続ける

「それにさこういう状況こそ笑ってなきゃいけないってなんかどっかで読んだし……
自己啓発的なアレで
けどこれ本とか関係なくまぢでそっちの方がエリもいいと思う」

「…どうして?」

「え?だって可愛いは正義じゃんね?男ひっかけて守ってもらお!
うちらまぢ非力ギャルズだし!」

「えっ…本多さん私ギャルじゃない…それに誰かに守ってもらうなんて…
その人に悪いから…」

「いけるっしょ?だってエリ達みんなで16人もいるんだよ?
誰かが誰かを守ってくれるって!多分」

なんだかここまで明るいと別の世界の人みたい…
だけど何となく私も元気が出てきたって言うか、何とかなるかもって思えてきたって言うか…
なんだか明るさというか気楽さが移っちゃったのかな?

「はいはい!とりま笑ってー?」

「えっ…えぇっ……そ…そんな急に!?」

「表情硬いってばぁ!もっと!はい!ピースとかも付け足して??
はい!ギャルピース!もちょっと俯いて!」

結局そこから私は本多さんにギャルの訓練?をみっちり叩き込まれた
指ハート…ギャルピース…まだまだ知らない世界があるんだなぁって…

〇本多の好感度が5上がった
〇自由行動:残り0
91 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/07/07(月) 16:53:43.55 ID:JhTSQYkg0
【1日目:Result】
〇好感度
星島:5
森守:3
後田:0
本多:5
92 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/07/07(月) 16:54:38.25 ID:JhTSQYkg0
キリのいいところやし夕方の部門はここまでにしとくで
付き合ってくれたり読んでくれたりありがとやで
ほなまた…
93 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/07/07(月) 20:58:17.09 ID:JhTSQYkg0
9時過ぎくらいに再開する予定やけど
早すぎるか??
94 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/07(月) 21:27:23.75 ID:+pFEVjrXo
OK
95 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/07(月) 21:47:15.88 ID:c5QlPAzX0
遅れたけど待機
96 :1さん ◆5qHEn/nV7BAc :2025/07/07(月) 22:03:47.44 ID:JhTSQYkg0
ほな人も集まってきたみたいやしそろそろやっていくで
97 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/07/07(月) 22:14:41.85 ID:JhTSQYkg0
ちな今行ける場所。
MAP作る技能はないから超簡易的やけどこんな感じや

〇希望ヶ峰林間合宿所〇
【コテージエリア】
食堂
エントランス
救護室
倉庫
コテージ前広場
大浴場(未開放)
中庭(未開放)

【第1エリア】
スーパーマーケット
コインランドリー
野外炊飯場

98 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/07/07(月) 22:15:51.66 ID:JhTSQYkg0
【コロシアイ生活:2日目】

朝の目覚めは本当に本当に最高だった
ことりたちのさえずりと窓から揺らめく木漏れ日
記憶があったとしてもなかったとしても
きっとこんな目覚めはここでしか体験できないんだろうなって思えた。

《それじゃあ2日目でーす!オマエラ今日も張り切っていきましょー》

けどそんな爽やかな気持ちもダミダミのアナウンスで全て崩された
そう…今は【コロシアイ林間合宿】って言う不安の真っ只中だった
あーあ…それすらも忘れちゃえれば楽なのに…

軽くシャワーを浴びて、歯を磨いて、服を着替えてから何をしようか考える。

「まだコテージ周りしか見れてないしなぁ…」

今日はこの山を散策してみるのもいいかもしれない
森守さんが言うには道をそれない限りは危ないものは無いらしいし

「…うん。今日も頑張ろ」

自分にそう言い聞かせながら私はベッドから立ち上がって外へ向かった。

〇自由行動回数:残り5回

⬛︎<自由行動時間:交流とりたい人を安価>⬛︎
下1
※2人まで指定可能
※1人指定の時の好感度上限は8
2人指定の時の好感度上限は5(ここに関しては適宜意見を聞いて変更します
99 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/07(月) 22:26:30.60 ID:c5QlPAzX0
アトム
100 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/07/07(月) 22:38:45.65 ID:JhTSQYkg0
【コテージエリア:食堂】

とりあえずお腹も減っちゃったし…1階に降りてすぐ向かったのは食堂
毒の件とかは怖いけど…密封されてるものなら大丈夫だよね?
レトルトカレーとか…。

「それじゃあ…いただきます」

私が用意したのは卵焼きとお魚とお米
大きな冷蔵庫を開けてみると食材が沢山入ってたけど、下のチルド?っていう所には真空パックに密閉されてる食べ物が沢山入っていた
これならお湯を沸かしたりチンするだけでも食べれるし…未開封だから安心だよね?

「わぁ…美味しそう」

「……」

「甘い卵焼きかな?甘くない卵焼きかな?」

「…」

「ねね、卵焼きはさーーー」

「いや!どうでもいいけど?なに?なんで?わざわざ前に座るわけ?
こんな広い食堂でさぁ!」

「え…だって…ご飯って誰かと一緒に食べた方が美味しいし…」

「待って?僕の意見は?僕は一言もそんなこと言ってないよね?!」

「え…でも、何も食べてないみたいだし…」

「食べてるけど?!」

よく見るとエナジードリンクの横に豆腐バーって書かれたお菓子?みたいなのが置いてある

「お菓子だよ?」

「プロテインバーっていうんだけど?知らないかなぁ??そこまで記憶喪失?」

「ボディビルダーとかが飲んでるやつ?」

「そういうのじゃなくて…。はぁ…なんていえばいいんだろ
これ一本で一日分の栄養採れるって言う食品で」

「えっ…漫画みたい!美味しいの?」

「んー…美味しいとか関係ないから」

「……」

「なに?じっと見ると食べにくいんだけど!?
そんなに食いたいんならやるけど??」

⬛︎<安価>⬛︎
1:1口貰う
2:全部貰う
3:自由(行動でも発言でも自由)
下1
101 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/07(月) 22:50:54.76 ID:FJTJLTm4O
1
102 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/07/07(月) 23:03:42.62 ID:JhTSQYkg0
「じゃあ一口だけいただきます!」

「…はいはい」

初めて食べるプロテインバーはとってもとってもパサパサしていた
甘いけど、パサパサが勝ってあんまり美味しくない…
喉も乾くし…こんなのが朝ごはんなの?

「美味しくないよこれ
なんだかかわいた土みたいな…フワフワでもとろとろでもないし…」

「だから美味しいとかどうでもいいって…」

「栄養の無い味がしたよっ!」

「いや!あるんだって!!」

「こんなのばっかり食べてるの?」

「そだけど?ゲームしながら食えるし…」

「だから大きくなれないんだよ??」

「はぁぁ?!別にそれ関係ねえから??
て言うか人よりちょっと成長が遅いだけで!
高二くらいからでかくなる予定だから!」

「もしかして身長が小さいの気にしてた?
……ごめんね?大丈夫!可愛いと思う」

「かぁわぁいぃ???は??かわいくないけど?
むしろ小さい時は男前だねぇって!言われてたんだけど!?」

何を話しても電脳寺くんは怒ってるみたいで
別に私は悪口を言ったつもりは無いんだけど……
うっすらとした記憶だけど、栄養が足りてないと怒りやすくなるって聞いたことがあるような気がする…

きっとこんなお菓子みたいなのばっか食べてるからカルシウム?的なのが足りてないのかもしれない。

「お…落ち着いて?ヒッヒッフーだよ?」

「産まないが???何も!!産まれてくるのは怒りだけなんだけど?!」

「フッフッヒーだっけ?」

「だから!何も!産まないんだってば!」

ますます怒っちゃってる…
どうしようどうしよう……

⬛︎<安価>⬛︎
1:謝り倒す
2:卵焼きを口に突っ込んでみる
3:自由(行動でも発言でも自由)
下1
103 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/07(月) 23:11:29.92 ID:+pFEVjrXo
2
104 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/07/07(月) 23:24:19.19 ID:JhTSQYkg0
「そんなおこんないでっ!」

「ンゴっ…ンッ…」

烈火のごとく怒っている電脳寺くんの口に私は目の前の卵焼きを突っ込んだ
こんなの良くないことだけど

「……うま」

「でしょ?朝はね玉子焼きが一番ってきがするもん」

「うん…まあこれよかマシ」

「美味しくて栄養満点だよ」

いつの間にか私の玉子焼きを平らげて電脳寺くんは落ち着いていた
さっきまで怒っていたのが嘘みたい

「…てかゲームしてないんだし…こういうご飯もいいか」

「そうだよ!こういう生活なんだからいっぱいもりもり食べて
いっぱい栄養つけて怒りっぽいの治して大きくなんないと!」

「…は?誰が怒りっぽくて小さいって??」

「あ…。えっと…」

また怒られそうな雰囲気になってしまったから、私は急いで目を逸らした。

「玉子焼きなくなっちゃったなぁ…取りに行かないと…
あ。飲み物も欲しいなぁ…」

「え?そんな馬鹿な誤魔化し方ある???」

「んー…焼き魚とかも食べたいなぁ…
あ。牛乳取ってきてあげるよ!」

「いやだから!一言余計なんだけど!!マジで!」

また怒ってしまった電脳寺くんから逃げるように私は玉子焼きを取りに行くという名目で厨房の奥へ行った
何とか上手いこと抜けれた…かな?

「あ!四葉!僕の分の玉子焼きも取ってきてよね!」

なんだ…意外と気に入ってくれたんだ。


〇電脳寺の好感度が8上がった
〇自由行動回数:残り4回

⬛︎<自由行動時間:交流撮りたい人を安価>⬛︎
下1
※2人まで指定可能
※1人指定の時の好感度上限は8
2人指定の時の好感度上限は5(ここに関しては適宜意見を聞いて変更します

105 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/07/07(月) 23:46:56.31 ID:JhTSQYkg0
1回だけ上げ
106 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/07(月) 23:57:47.65 ID:FZmLdNKMO
丑島 ジャック
107 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/07/08(火) 00:10:51.72 ID:42zSXBBb0
【第1エリア:スーパーマーケット】

「ここの小豆は…ふむぅ…及第点ではあるかなぁ…」

「エンチャントして高位の小豆にしましょう!」

散策がてらコテージから5分ほど歩いて行くと、開けた街みたいなところに着いた
スーパーがあったりコインランドリーがあったり…野性味溢れる野外炊飯場まであった。

「エンチャント?いやはや…それはどういうものだろうか?
和菓子以外の調理はまだ知らないことが多くて」

「まず!処女の生き血に対象物を浸します!そこから3時間経文を唱え続けて…
更に聖油をかけて火をつけると完成です!」

とりあえずスーパーマーケットには何があるのかなと思って入ってみたけど……
なんだか奥の方からとんでもない会話が聞こえてくる。

「食材に血を使うのは…」

「最終的に火をつけるので熱で殺菌できますよっ!
それに神の加護が着いて神聖な小豆になるそうです!」

「なるほど…けれど人の血液を使うんだよねえ…ふむぅ……」

「まっかせてください!超処女ですし!
しかも毎晩幽体離脱ができる音を聞いて眠ってましたから!」

「こらこら、そんなことを大きな声で言ってはいけないよお…」

「はっ…幽体離脱ができることがバレると火炙りにされちゃいますねっ」

「ふむぅ…そっちではないんだけども…」

小豆泉くん…困ってるなぁ…
いや、私でもあんなこと言われるとフリーズしちゃう自信しかない
むしろああいう風に会話を続行できる自信が無い…

「エンチャントサバト…やってみましょうよっ!」

「いやぁ…まずはプレーンな大福を作ろうと思うよお」

「…うぐぅ……ここにはオカルトが足りてません!」

⬛︎<安価>⬛︎
1:とりあえず小豆泉を助けに入る
2:それとなく合流してオカルトが足りないって何?と聞いてみる
3:自由(行動でも発言でも自由)
下1

108 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/07/08(火) 00:40:17.62 ID:42zSXBBb0
今日はここら辺にしとこか
夕方も夜も付き合ってくれてありがとやで!
ほなまた…
109 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/08(火) 06:38:44.71 ID:bbU6Q07GO
2
110 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/07/08(火) 09:24:32.45 ID:42zSXBBb0
今日も午前中からポツポツ更新したいんやが
お前らはそれでも大丈夫か?
111 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/08(火) 12:19:07.00 ID:Yxflbhs/O
見れる時は見るで
112 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/07/08(火) 14:31:15.67 ID:42zSXBBb0
3時くらいからポツポツやっていくやで
113 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/07/08(火) 15:24:59.00 ID:42zSXBBb0
「……オカルトが足りないって…なに?」

気になりすぎちゃってつい割って入ってしまった
オカルトってそんな気軽に体感できる要素だっけ?

「あっ!!四葉さんだ!!四葉さんも思うよね??」

「四葉さんもそういう話がわかる人なのかい?」

「えぇっ……私は全然わかんないよっ?!
むしろ気になっちゃってつい声かけたんだもんっ!」

「ふむぅ…そうだよねぇ?」

「んもうっ!オカルトが足りないって言うのはね!
例えばこんな非日常!隔離された私たち!これは十分オカルトだよね?」

「ただの誘拐だと思うんだけどもねえ」

「モノクマだっけ?私達って誘拐されたんだよね?
それでコロシアイなんて言われてて……」

「そう!そこ!実はモノクマが新しい人類の使いだったら?
この状況が超次元に隔離して作られたホログラム空間だとしたら?」

すごい飛躍してる気もするけど丑島さんは至って真剣みたい
もう少しだけ話を聞いてみようかな……?

「それなのに!一切オカルティックな要素がないのっておかしいよ!
朝は小鳥の囀りで目が覚めて!窓を開けると爽やかな緑の香り!夜は月明かりとフクロウの鳴き声で眠る?!
山じゃん!!!長閑な山じゃんこれ!!」

「山だけども」

「山ですよ?ここ?」

「オカルティックな要素は!?人が消える林!時空の歪み!謎の洞窟!
こんなありえない状況なのにあと全部普通って何?!
避暑地だよ!こんなのただの軽井沢だよ!!」

「軽井沢では…コロシアイはしないよお?」

「確かに…それにこの極限状態というか異常な状態での唯一の癒しというか……
むしろ幽霊とか出ちゃったらそれこそやだよ……」

「幽霊は!私も嫌だけど!もっと心躍らせるオカルティック現象かアイテムが欲しいの!」

「幽霊は嫌なんだ…」

「やだよ!怖いし!」

なんだか丑島さんのオカルトの線引きがよく理解できないまま話はずっと続いた
…割って入るんじゃなかったなぁ。

〇小豆泉の好感度が5上がった
〇丑島の好感度が3上がった
〇自由行動回数:残り3回

⬛︎<自由行動時間:交流撮りたい人を安価>⬛︎
下1




114 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/08(火) 17:05:02.39 ID:1srYqsZmo
平子
115 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/07/08(火) 18:00:04.54 ID:42zSXBBb0
続きは21時過ぎから22時に書かせてもらうやで
また付き合ってくれると嬉しいンゴ
ほなまた…
116 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/07/08(火) 21:11:40.90 ID:42zSXBBb0
人おるかの確認だけしとくやで
117 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/08(火) 21:38:08.81 ID:6Q2YBv5E0
参加
118 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/07/08(火) 21:48:24.12 ID:42zSXBBb0
1人はおるみたいやな
ほな22時丁度に投稿するやで
119 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/07/08(火) 22:00:11.19 ID:42zSXBBb0
【第1エリア:コインランドリー】

そういえば洗濯とかはどうすればいいんだろう
コテージには洗濯機とかはなかったし…
もしかして洗濯はここでしかできないのかな?と思ってスーパーマーケットの横のコインランドリーへ来てみた

「はぁ…なーんだこれ」

「あ。下さん…どうしたんですか?」

「いやぁさぁ…洗濯しに来たのはいいんだけど、どーも使い方がわけわかんなくてね」

目の前にあるのはちょっと大きめだけどどこにでもありそうなドラム式の洗濯機
私もいまいちよく思い出せないけど…
そんなに困るものでもないような気もする…。

「銃器以外はあんまり得意じゃないんだよねぇ…はぁ……」

「なんだか勝手に器用なイメージ持っちゃってました」

「銃以外はてーんでダメ、嫌んなっちゃうね」

なんだか意外な一面というか…期待を裏切られたというか
初めて会った時の飄々としたイメージが強かったから、こんなことで困ることもあるんだなぁって

「これ洗剤はどこにいれるんだろね」

「このなんか蓋みたいになってるところじゃないですか?」

「というよりさ、さっきからちょくちょくきになってんだけど、アンタなんで敬語なの?」

「なんかこう…年上感というか威厳があるというか……」

「だーれが老け顔だっての、いいさこんな生活なんだし変な気張らなくても」

「けど……改めてタメ口を意識するってのも緊張しませんか?」

「あー…一理あるね」

そんな他愛もないことを話しながらも二人で初めての洗濯機を操作していく
変なボタンを押して変な音が鳴ったりもしちゃったけど

「ふぅ…あとはこれでスイッチ押すだけかな?」

「ですね。何とかお洋服綺麗になりそうでよかったです」

「いやぁ…助かったわ、多分私だけだともっとかかってたろうね」

「何もしてないですよ…一緒になってポチポチ触ってただけですよ」

「ま。ここまで来たら終わるまで付き合いなよ」

「1時間くらいかかりません?何話すんですか…」

「んー?なんでまいいよ?アンタが決めなよ」

ほぼ初対面の人と1時間も会話をできるほどのレパートリーなんてもちあわせてないよ…
どうしよう、何か1時間持たせれそうな話題ってなんだろう……

⬛︎<安価>⬛︎
1:コロシアイ生活について
2:射撃部について
3:自由(行動でも発言でも自由)
下1

120 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/07/08(火) 22:06:25.85 ID:42zSXBBb0
すまん。今日ちょっと眠すぎるからもしかすると寝落ちするかもしれんで。
そうなったら許してクレメンス
121 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/08(火) 22:10:13.94 ID:6Q2YBv5E0
2
122 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/07/08(火) 22:26:10.72 ID:42zSXBBb0
「そう言えば射撃部って何するんですか?」

「あー…馴染みないか、と言うよりアンタ記憶喪失だもんね
どこまでだったらわかる?弓道部とかは?」

「それなら何となく分かります」

「んなら話早いわ、それの弓を銃に変えたバージョン」

「的を撃ったりってことですか?」

「そそ。ざっくり言うとそんな感じ」

「なんかもっと本物の銃をバンバン撃つんだと思ってました…」

「実銃も扱ったことはあるけどね、なんせ日本だし、そんなバンバン実銃撃てないね」

「やっぱり超高校級ってことは…すごいんですか?スナイパーなんですか?」

「んー?まあ単純に的に当てるだけならアタシの右に出るものはそうそういないだろうね」

実際どんなものなのかは分からないけど、飄々とそう言った下さんには確かな自信があるように思えた
機会があったら是非見せて欲しいな…

「てかアンタこそ幸運ってなんなのさ?」

「それが自分が超高校級の幸運ってことしか思い出せないんですよね…」

「それって幸運なわけ?しかもこんな生活にまで巻き込まれちゃってるわけだし」

「そう…なんですよね」

「この生活でなんかいい事あった?」

「玉子焼きが美味しかった…くらいかなぁ…」

「ぷふっ。なにそれ?凄いささやかだね?」

「実際まだみんなとそこまで仲良くなれたーって感じもしないですし…
むしろ皆さんがどんな人なのかわかんない事の方が多いですし…」

「あー…アタシはある程度全員と話してるけど、結構な曲者揃いだね。
もちろんアタシも含めてだけど、やっぱ良くも悪くも超高校級よ」

「曲者揃い…ですか」

「アンタ、そんな性格で人にグイグイも行けないだろうし、話題提供がてら気になる人の話でもしてやろうか?」

気になる人……。正直みんな気になるけど
一人一人のこと聞いてたら日が暮れちゃいそうだし…

とりあえず気になるあの人の事でも聞いてみよう

⬛︎<安価>⬛︎
気になる人物を1人指定
下1

123 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/08(火) 22:58:27.89 ID:c93RyfK1O
アトム
124 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/07/08(火) 23:19:31.20 ID:42zSXBBb0
「電脳寺くん。電脳寺くんのこと教えて欲しいです!」

パッと名前が出てきたのは、朝ごはんを一緒に食べた電脳寺くんだった
丑島さんとか小豆泉くんとも一緒に過ごしたけど
やっぱり1日の1番最初に会った人が1番記憶に残ってたみたい

「ん?あー。あのチビッコねぇ。ありゃ小さいけど頭はかなり回るよ
記憶喪失だから知らないかもしれないけど、ネットじゃ相当な有名人。
ゲームしてるヤツらで名前を知らない奴はまず居ないだろうね」

「すっごいゲームが上手ってこと?」

「RORって言うネットゲームの大会でアイツが参加してるチームは必ず優勝、個人技だけじゃなくてチームに指揮する能力も最上級
チームゲームで右に出るやつは見たことないね」

「詳しいんですね」

「そりゃオリンピックの正式種目にeスポーツを登場させた立役者だよ?
同じオリンピック候補としちゃあある程度リサーチはしてるさ」

なんだか朝のイメージだとすごく怒りっぽくて、ぶっきらぼうな人だと思ってたけど…
話だけ聞いてるともの凄い人なんだなって……
全然実感はわかないけど。

「この生活始まってからもなーんか色々動いてる人間のひとりではあるね」

「え?動いてるって…もしかして…」

すごい嫌な予感がした、すっと背筋が寒くなるような

「んあ?どうだろうね?アタシも正直なとこエスパーじゃないからさ、何考えてるかまではわからないけど」

「この生活始まってから…動いてる…
他にもいるんですか?そういう人…」

「そりゃあ居るよ、死ぬかもってんだからさ、むしろ動いてない人間の方が少ないんじゃないかい?
アタシも。こういうのは持ってるし」

そう言って下さんがポケットから取り出したのは短い筒状の鉄の棒

「なんですかそれ?」

「超簡易的な銃だよ、殺傷能力はないけどね
空き缶くらいは貫通するんじゃないの?」

「みんな普通に生活してるようにしか見えてなかったです…」

「ま。最低限自分の身は自分で守れるように準備はしといた方が安心だしね
アタシも含めてこんな状況じゃ多少なりとも不安はあるってことだよ」

すっかり薄まってきていたこの生活の意味が下さんの言葉で一気に鮮やかになった
私も何か自分で自分を守れる方法…考えた方がいいの…かな……?

〇下の好感度が5上がった
〇自由行動回数:残り2回

⬛︎<自由行動時間:交流撮りたい人を安価>⬛︎
下1
※2人まで指定可能
※1人指定の時の好感度上限は8
2人指定の時の好感度上限は5(ここに関しては適宜意見を聞いて変更します
125 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/08(火) 23:40:23.08 ID:6Q2YBv5E0
乙女 姫子
126 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/07/08(火) 23:42:41.75 ID:42zSXBBb0
日も変わりそうやし今日はここら辺にしとくで
短くてすまんな…
ほなまた明日やで
127 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/07/09(水) 20:36:20.22 ID:1sh7xn2H0
これ一応今日も更新しようとは思うやけど
もうちょっと人集まる日に更新まとめた方がええか?
毎週金土日とか
すまんななんもわかってないから教えてくれると助かるやで
128 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/09(水) 20:38:11.54 ID:CzRFrJlMo
土日のほうが人はいるかな
129 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/07/09(水) 21:05:33.64 ID:1sh7xn2H0
なるほどなぁ…平日はみんな忙しいし控えといた方がええんやろか?
知らん間に話進んどるやんけ!になりそうやし
130 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/07/10(木) 20:44:30.92 ID:5IsI3lBh0
今日は9時過ぎ10時くらいからやろかなとは思うけど
金土の方がええかもしれんで悩み中や
131 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/10(木) 22:52:59.90 ID:sfRruPW0o
土日方がいいかな(遅)
132 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/07/11(金) 09:23:09.32 ID:RtT0Va8E0
ほな暫くは人集まるまで毎週金土日更新や!
どうせ今3人から4人くらいしかおらんやろ
133 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/07/11(金) 22:59:45.70 ID:TlChl2jE0
国民の多くが不満を抱えるNHK。
そんなNHKが放映するドラマを取り上げるオールドメディア。
こんな記事しか上梓できないのかと笑われてますよ、昔からですが。
こんな記事にも受信料が流れてくるのですから止められませんね。

どんな格好をしても「北村拓海」が抜け切れてなくて、どの作品もとても最後まで観られませんでした。
ここまで目が死んでいるというか何も語らない人って相当珍しいとは思いますが、今のドラマにはこういう人が求められるのですね。テレビ離れが起きるのもわかる気がします。

今田さんは最近疲れているのか、だんだん笑顔が引きつるようになってきましたね。心配になります。
あまり心に無理をされませんよう。
134 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/07/12(土) 17:26:39.78 ID:IrJMiP770
ほな今日は21時か22時には更新していくやでー
昨日はバリバリ寝とった。すまんな
135 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/07/12(土) 21:40:47.28 ID:IrJMiP770
ちょっと今日まだ帰れてないけど時間オーバーしそうやし更新しようと思うが。
めっっっちゃ遅筆になるでスマンな

というわけで人おるか確認や
136 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/12(土) 22:09:15.80 ID:9H41v3+P0
参加
137 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/07/12(土) 22:13:09.80 ID:IrJMiP770
【コテージエリア:エントランス】

「あらぁ…まぁまぁ……大変ですわぁ」

「ほんっと!嫌になるわよ!」

一通り散策も終わったからコテージに戻ってきてみると
エントランスで入光さんと蜜井さんがいてなんだか少し蜜井さんは怒って居るようだった

「あのねぇ!!もっと言葉を覚えなさいって言ってんの!!」

「日本語のお勉強はたくさぁんして参りましたわ?」

「じゃあわかったわ。あの記憶喪失の女も見てるところで私の事紹介してみなさいよ!
ほら!早く!」

「あら!四葉様ではありませんか。では恐縮ながら…
今から蜜井様の紹介をさせていただきますから。おかしな所があったら教えてくださいませ」

「…え…あ。うん」

「コホン…彼女は蜂土方の蜜井姫子さんと言います、虫畜生にせこせこせこ蜜を集めさせる事を生業として毎日頑張って生きていますの
言葉遣いは荒々しいズベタのような口調ですけれどお話をしてみるととーっても愉快なお方で、とっても親しみやすい庶民ですの」

あー…うん。これは誰でも怒る
だってこれもうほとんど悪口だし…
けど入光さんは全く悪気が無さそうだし…

「うふっ…どうでしたか?なにかおかしな所はありましたか?」

「おかしいでしょうがよ!!なーにがズベタよ!虫畜生よ!蜂土方よ!!」

「富裕層ごっこを楽しむ銀座の年増たちの様な出で立ちがとっても素敵で」

「しれっと続けてんじゃないわよ!!」

「けれどお父様に教えていただいたのは…このような日本語で、皆さんに通じていましたから……
問題は無いものかと…」

「大アリよ!なーんでそんなニコニコニコニコ人の心を鋭角からエグろうとしてんのよ!?」

「鋭角からエグる?そんな野蛮ではしたない…」

「もっとこうふわふわ優しい単語を意識してみたらどうかな?」

「ふわふわ優しい単語…たちんーー」

「ダメよ??ひらがな四文字だからって可愛い単語って訳じゃないのよ???」

「でも日本のアニメなどはこういった四文字の言葉はよく使われていて…ふわふわした可愛いだけの男に媚びるだけの女の子たちがよく出ていますのに…」

「やめなさいよっ!なんでいちいち毒が混ざるのよ?」

「もしかして…根本的に使っちゃいけない言葉をわかってないのかな?」

「[ピーーー]や[ピーーー]などでしょうか?」

「あー…待ちなさいよ、もしかして日本ではその二言以外はセーフだと思ってるの?」

「はい!基本的にFワードを使ってはいけないというふうに学んでいますわ」

ようやく理解できた気がする…。そもそもの教えられ方が全部間違ってたんだ…
しかも入光さんはそれに全然気づけてない…
「正しい日本語ってのを叩き込んでやるわ!手伝いなさい記憶喪失!」

「えっ…えぇっ……?」

なんだかとんでもなく時間がかかりそうなことに巻き込まれたような…

⬛︎<安価>⬛︎
1:とりあえず思う限りの綺麗な言葉を教え込む
2:逆に何が悪口かを説明する
3:自由(行動でも発言でも自由)
下1

138 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/12(土) 22:30:35.38 ID:9H41v3+P0
1
139 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/07/12(土) 22:51:02.55 ID:IrJMiP770
すまん。予想以上に帰るの遅れそうやから最悪明日更新になりそうや!
140 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/07/15(火) 16:41:25.31 ID:tKwFkgaN0
ちょっとすまん事情は伏すけど
次回更新は07月26日からにするで
141 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/15(火) 20:11:30.52 ID:4ZJiToWyo
あいよ
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