胡蝶しのぶ「できました!他人の夢に侵入する薬です!」

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1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/08/24(日) 22:46:21.54 ID:6IgVG1ccO
しのぶ「炭治郎君から聞いた下弦の鬼の情報と、珠世さんから貰った血鬼術の解析結果。」

しのぶ「これらを基に自分なりに作ってみましたが、我ながら上手くできました!」

しのぶ「早速誰かに試してみましょう!カナヲ〜!カナヲ〜!」

カナヲ「お呼びでしょうか。」

しのぶ「カナヲ、この睡眠薬を飲みなさい。」

カナヲ「え?え?」

しのぶ「安心しなさい。何も問題は無いわ。」

カナヲ「でも、稽古はありますし。任務が入ったら向かわないと・・・。」

しのぶ「・・・・・・。」ニコッ

カナヲ(あ、飲まないとマズいかも。)

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1756043181
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/08/24(日) 22:47:23.69 ID:6IgVG1ccO
カナヲ「では、銅貨を投げて決めます。表が出たら飲む。裏なら飲まない。」

しのぶ「いいでしょう。ただし私が投げます。」

カナヲ「あ、はい。」

しのぶ「いきます・・・はいっ!」

カナヲ(どっち・・・どっちなの・・・。)

しのぶ「取った!」

カナヲ「・・・どちらですか?」

しのぶ「ふふふ、表です!」

カナヲ(嘘じゃない・・・小細工はしてなかった・・・。)
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/08/24(日) 22:48:18.32 ID:6IgVG1ccO
カナヲ「どうして表が出せたのですか?」

しのぶ「まぐれですよ。それに・・・。」

カナヲ「?」

しのぶ「裏が出ても、表が出るまで投げ続けるつもりでした。」ニコッ

カナヲ「ひえっ。」

しのぶ「さあ、これを飲んで。ぐいっと。」

カナヲ「はい・・・分かりました・・・。」ゴクゴク

しのぶ(睡眠薬と夢に侵入できる薬・・・まずは同時に飲ませる。)

カナヲ「んん・・・。」zzz

しのぶ「次に縄で互いを結ぶ・・・できた。」

しのぶ「これでカナヲの夢に入れるわ!どんな夢を見るのかしら?」
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/08/24(日) 22:48:48.68 ID:6IgVG1ccO
〜カナヲの夢〜

しのぶ「これは、蝶屋敷ね。あれは・・・?」

カナヲ「姉さん、姉さん!」

カナエ「あらカナヲ、どうしたの?」

しのぶ(姉さん!!)

カナヲ「私、姉さんに、紹介したい人がいるの!」

カナエ「あらあら、カナヲにも遂に好きな人ができたのね。どんな人かしら、楽しみだわ〜!」

カナエ「カナヲが選んだ人なら、きっと素敵な人でしょうね。」

カナヲ「屋敷に来てもらってるから、ちょっと待ってて!」

しのぶ(カナヲに好きな人が・・・誰だろう・・・。)

キヨチャン! スミチャン! ナホチャン! クッツカレルトアルキヅライヨ!

しのぶ(この声は・・・。)
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/08/24(日) 22:49:25.44 ID:6IgVG1ccO
炭治郎「どうも、お邪魔しています!」

カナエ「あら、炭治郎君!」

カナヲ「姉さん、私、炭治郎と・・・その・・・。」

炭治郎「カナエさん!カナヲを、妹さんを、俺にください!」

カナエ「・・・いつか、こんな日が来ると思っていました。」

しのぶ(炭治郎君・・・カナヲとそんな仲に・・・。)ホッコリ

カナヲ「姉さん、認めてくれますか?」

カナエ「勿論、認めます・・・と、言いたいところだけれど。しのぶの意見も聞かないとね。」

しのぶ(私!そういえば何故私は登場しないの!こんな大事な場面で!)
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/08/24(日) 22:49:56.56 ID:6IgVG1ccO
きよ「しのぶ様なら、ただいま買い出し中です!」

すみ「少々量が多いため、時間がかかっています!」

なほ「でも旦那様が一緒なので、すぐに済むと思います!」

しのぶ(なるほど、私は外出中・・・旦那様?)

炭治郎「買い出しですか!では俺も運ぶの手伝ってきます!」

カナエ「炭治郎君はいいの、今日はお客さんなんだから。」

炭治郎「いいえ!任せてください!行ってきます!」

カナエ「行っちゃった・・・。」

カナヲ「炭治郎ったら///」

しのぶ(追いかけてカナヲ!あなたの夢だから、あなたが行かないと旦那が誰なのか確認できない!)
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/08/24(日) 22:50:27.64 ID:6IgVG1ccO
カナヲ「何だか今、しのぶ姉さんから追いかけるように言われた気がする・・・。」

カナエ「ふふふ、いいわよ、いってらっしゃい。」

カナヲ「はい、行ってきます!」タッタッタ

しのぶ(私も追いかけないと・・・。)

カナエ「しのぶ。」

しのぶ(!?)

カナエ「いるんでしょ、そこに。」

しのぶ「・・・よく分かったわね。」

カナエ「一応、柱だもの。」

しのぶ「そうね、そうだったわ。」
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/08/24(日) 22:50:58.08 ID:6IgVG1ccO
カナエ「その羽織・・・、しのぶも柱になったのね。」

しのぶ「はい。」

カナエ「やっぱり、あなたは鬼殺の道を進むのね。」

しのぶ「はい。」

カナエ「普通の女の子として生きて欲しかったんだけどなあ。」

しのぶ「できません。姉さんの仇を討つまで、私は止まりません。」

カナエ「仇・・・やっぱり、この世界は現実じゃないのね。」

しのぶ「姉さん・・・。」

カナエ「しのぶ・・・。」ボヤッ

しのぶ(姉さんの姿が歪む!?そうか、夢の境い目!カナヲが移動してるから!)

カナエ「姉さんはいつでも見てるから。」

しのぶ「・・・・・・。」グスッ

カナエ「頑張ってね。」

しのぶ「・・・・・・はい!」
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/08/24(日) 22:51:30.89 ID:6IgVG1ccO
〜一方、カナヲの方では〜

カナヲ「はあ、はあ・・・。」

炭治郎「あ、カナヲ、待っててくれて良かったのに!」

カナヲ「何だか、しのぶ姉さんが追いかけるように言ってる気がして・・・。」

炭治郎「しのぶさんが?何か嫌な予感がするな・・・。」

カナヲ「え?不吉なこと言わないでよ・・・。」

炭治郎「とりあえず、急ごう!」

しのぶ(夢)「カナヲ〜!炭治郎く〜ん!」

炭治郎「しのぶさん!あれ、手ぶらですか?」

しのぶ(夢)「そうよ!全部あの人に押し付けてやったわ!」

カナヲ「もしかして、また喧嘩?」

しのぶ(夢)「あの人が悪いのよ!贈ってくれた耳飾りを付けたのに、今日一日何も言わないの!」

炭治郎「いやほら、そういう性格じゃないですか・・・。」
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/08/24(日) 22:52:01.45 ID:6IgVG1ccO
しのぶ(追いついた!誰!誰が旦那なの!)

しのぶ(夢)「戦いでは機転が利いて頼もしいけど、一緒に生活してるとダメね!」

カナヲ「それでも、結婚しようと言ったのは姉さんからなんでしょ?」

炭治郎「同じ柱として死線を潜り抜けて、いつしか恋心を抱いたって、言ってましたよ。」

しのぶ(柱!?柱の誰かと結婚したの!?)

炭治郎「あ、噂をすれば・・・ほら、来ましたよ!」

しのぶ(誰なの!)

コチョウ コチョウ

しのぶ(誰かに呼ばれてる!?一体・・・あっ!夢から覚めてしまう!)
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/08/24(日) 22:52:37.47 ID:6IgVG1ccO
〜現実〜

カナヲ「んん・・・。」

しのぶ「起きちゃった・・・薬の実験をし過ぎて耐性が付いてるのね・・・。」

冨岡「何を言っているんだ、胡蝶。」

しのぶ「冨岡さん、いいところで邪魔をしてくれましたね。」

冨岡「何のことだ。二人とも寝てただけだろ。」

しのぶ「良い夢を見てたんですよ。」

カナヲ「あの、冨岡様はどうしていらしたのですか?」

冨岡「以前同じ任務でケガをした者がいてな、差し入れを持ってきた。」

冨岡「そしたら二人が縁側で寝ているものだから、起こしに来たんだ。風邪を引くといけない。」

カナヲ「それは、ご心配ありがとうございます。」

しのぶ「まあ、私も今は機嫌が良いので、許しましょう。」

冨岡(よく分からない・・・。)
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/08/24(日) 22:53:07.52 ID:6IgVG1ccO
しのぶ「そうだ冨岡さん、今日は空いていますか?」

冨岡「ん?ああ、空いているが・・・。」

しのぶ「ではこの後、ご一緒しませんか?」

カナヲ(!?姉さん・・・大胆!)

冨岡「構わん。」

しのぶ「では早速、私の寝室へ。」

冨岡「・・・胡蝶、流石の俺でもそれは・・・。」

しのぶ「あ、冨岡さんの家でもいいですよ。寝られれば十分です。」

カナヲ(今日の姉さん、すごく積極的!)

冨岡「胡蝶、女性が軽い気持ちでそんなことを言うものじゃない。」

しのぶ「へ・・・あ、違います!単に新薬の実験をしたいだけなんです!」

冨岡「それもそれでどうかと思うが・・・まあ、胡蝶のことだ、問題無いだろう。」
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/08/24(日) 22:53:37.32 ID:6IgVG1ccO
〜義勇の家〜

冨岡「結局俺の家に来てしまったな。」

しのぶ「寝るなら普段から住んでいる家が一番落ち着くでしょうから。」

冨岡「そういえば、女性を家に招くのは初めてだ。」

しのぶ「そうなんですか!冨岡さんの初めて、いただきました!」

冨岡(今日の胡蝶は一体どうしたんだ・・・。)

しのぶ「では早速、この薬を飲んでください!」

冨岡「飲むとどうなる?」

しのぶ「寝てしまいます!」

冨岡「それだけか?」

しのぶ「はい!」

冨岡「分かった。」ゴクゴク
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/08/24(日) 22:54:07.87 ID:6IgVG1ccO
〜義勇の夢〜

しのぶ(ここは、冨岡さんの家の縁側でしょうか。)

冨岡「胡蝶。」

しのぶ(気付かれた!)

冨岡「何をそんなところに立っている。こっちに座れ。」

しのぶ「は、はい。」

冨岡「これを食べてくれ。」

しのぶ「これは、生姜の佃煮ですね!好物です!」

冨岡「蝶屋敷に行った時に教えてもらってな。作ってみたんだ。」

しのぶ「あ、でもこれ一人分しかないですね。」

冨岡「俺にはこれがある。」つ鮭大根

しのぶ「まあ!」
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/08/24(日) 22:54:42.08 ID:6IgVG1ccO
しのぶ「・・・・・・。」モグモグ

冨岡「・・・・・・味はどうだ。」モグモグ

しのぶ「はい、とても美味しいです。」モグモグ

冨岡「それは良かった。」モグモグ

しのぶ(これは夢だから、味は私の記憶をベースにしたもの。)

しのぶ(だから冨岡さんの料理の味は分からない・・・。)

冨岡「・・・・・・。」

しのぶ「・・・・・・。」

冨岡「・・・・・・。」

しのぶ(気まずい!)
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/08/24(日) 22:55:14.07 ID:6IgVG1ccO
しのぶ(ここで炭治郎君が来てくれないかな・・・。)

ギユウサーン!

冨岡「この声は、炭治郎か。」

しのぶ(本当に来てくれた!炭治郎君偉い!)

ギユウサーン!

しのぶ「呼んできますね。」

冨岡「必要無い。」

しのぶ「せっかく来てくれたんですから。」

ギユウサーン!

しのぶ「すごい呼んでますよ。」

冨岡「無視すればいい。」

しのぶ「でも・・・。」

冨岡「胡蝶との時間を邪魔されたくない。」

しのぶ「へ・・・?」
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/08/24(日) 22:55:43.51 ID:6IgVG1ccO
しのぶ「それってどういう意味・・・。」

ハイリマース!

冨岡「入ります?いや、帰りますだな。」

しのぶ「ねえ、冨岡さん、さっきのは・・・。」

炭治郎「お邪魔します!」

冨岡「許可してないぞ。」

炭治郎「握り飯作ったので、持ってきました!」

冨岡「いただこう。」

しのぶ(何この展開。)

冨岡「炭治郎の作る握り飯は美味いな。」モグモグ

炭治郎「炭焼き小屋の息子なんで!米炊きなら任せてください!」ドヤサ!

しのぶ(そうなの!?食べたことないから味が分からない!今度作ってもらおう!)
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/08/24(日) 22:56:14.28 ID:6IgVG1ccO
炭治郎「ところで、しのぶさんは何故義勇さんの家に?」

しのぶ「あ、えっと、それは・・・。」

しのぶ(夢だから理由は無いんだけど、どう説明しようかしら・・・。)

冨岡「俺の料理を食べに来たんだ。生姜の佃煮。」

炭治郎「義勇さんの!俺も食べてみたい!」

冨岡「いいぞ、ほら。」

炭治郎「いただきます!」

しのぶ(さっき一人分しか無かったじゃない。)

炭治郎「美味い!美味い!こんな美味しい佃煮食べたことない!」

冨岡「そうだろう。胡蝶からも大好評だ。」

しのぶ(冨岡さんの夢だからこの感想は本物じゃないのよね。私が変に嘘ついたから誤解してるんだわ。)
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/08/24(日) 22:56:43.87 ID:6IgVG1ccO
冨岡「む・・・。」

炭治郎「どうしたんですか?」

冨岡「何だか、視界がぼやける・・・。」

しのぶ(夢から覚めてしまう!)

しのぶ「冨岡さん!さっきの言葉、どういう意味か教えてください!」

冨岡「さっきの?」

しのぶ「胡蝶との時間を邪魔されたくない、って言ったでしょ!」

冨岡「それは、つまり・・・。」

しのぶ「つまり・・・?」
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/08/24(日) 22:57:12.29 ID:6IgVG1ccO
〜現実〜

しのぶ「はっ!後ちょっとだったのに!」

冨岡「ん・・・寝ていたのか?」

しのぶ「冨岡さん、どんな夢を見ていたんですか?」

冨岡「ああ、すまない、全く覚えていないんだ。」

しのぶ「そうですか・・・。」

冨岡「だが、良い夢だったと思う。とても良い気分だ。」

しのぶ「私はとてももどかしい気分です。」

冨岡「そうか、残念だったな。」

しのぶ「ふんっ!」

冨岡(何故怒っているんだ?)
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/08/24(日) 22:57:41.15 ID:6IgVG1ccO
しのぶ「次は誰にしようかしら?」

冨岡「実験の続きか?なら適任がいる。」

しのぶ「どなたですか?」

冨岡「多少の害があっても何とかなる耐性を持っているやつだ。」

しのぶ「そんな人いましたっけ?」

冨岡「ついてこい。」
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/08/24(日) 22:58:12.05 ID:6IgVG1ccO
〜宇随の家〜

宇随「・・・で、俺のところに来たってか。」

冨岡「ああ、協力してやってくれ。」

宇随「まあ、多少の毒なら問題無いが、それ大丈夫なのか?」

しのぶ「大丈夫です!ただの睡眠薬です!」

宇随「怪しいな・・・普段鬼の毒を作ってる胡蝶が新薬の実験って言ったら、それ絶対に人間用じゃねえだろ。」

しのぶ「二人試してますけど、無害ですよ。」

宇随「・・・・・・。」

しのぶ「まあ、仕方ないですね。諦めましょう。無理にとは言いません。」

義勇「ああ、地味クソ野郎の宇随には無理な相談だった。」

宇随「ちょっと待て、今何て言った!」

しのぶ「失礼ですよ冨岡さん。クソ野郎だなんて。」

宇随「誰が地味だとお!?」

しのぶ(そっち!?)

宇随「この程度の薬、宇随様には朝飯前よ!」ゴクゴク
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/08/24(日) 22:58:41.22 ID:6IgVG1ccO
〜宇随の夢〜

しのぶ(ここは・・・遊郭かしら。でも人がいない・・・。)

ドガーン!

しのぶ(爆発音!?何が起きたの!?)

宇随「今度こそ決着付けてやるぜ!上弦の鬼が!」

妓夫太郎「お前一人で俺たちに勝とうなんて、無理な話なんだよなああ!」

しのぶ(あれは、報告で上がってきた上弦の鬼!?夢の中で戦っているの!?)

堕姫「勝てるわけないじゃない!無様に死になさい!」

しのぶ(一人で二人を相手に!無茶よ!)

宇随「俺一人でお前らに勝てないと!御館様が安心できないんだよ!!」

堕姫「隙だらけよ!ほら!」

宇随(やべえ!)
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/08/24(日) 22:59:10.76 ID:6IgVG1ccO
しのぶ「蟲の呼吸 蜂牙ノ舞 真靡き」

堕姫「うぐっ!?」

宇随「胡蝶!?どうしてここに!?」

しのぶ「水臭いではありませんか、宇随さん。一人は私が引き受けます。」

妓夫太郎「何だお前、柱かあ?」

堕姫「やってくれたじゃない。っていうか凄い美人。どっかの学園の三大美女みたいだわ。食べてあげる。」

しのぶ「咄嗟に動いたので単なる突きになりましたが。次は毒で殺してあげますね。」

宇随「おい胡蝶!これは俺の戦いだ!出しゃばるな!」

しのぶ「例え夢でも、仲間を助けないわけにはいきません。」
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/08/24(日) 22:59:40.90 ID:6IgVG1ccO
しのぶ「そう考えているのは、私だけではありませんよ。」

炭治郎「宇随さん!助太刀に来ました!」

宇随「お前まで!」

しのぶ(炭治郎君、今日何度も出てくる・・・。)

堕姫「お兄ちゃん!そっち任せたわよ!私はこの女をやる!」

しのぶ「侮ってはいけませんよ。夢とはいえ手加減しません。」

堕姫「さっきから意味分からないこと言ってんじゃないわよ!」

しのぶ(数の上では不利、それに私は相手の戦術を把握していない。どう動きましょうか・・・。)

妓夫太郎「関係無え、関係無え、俺が全部終わらせてやるからなああ!!」

しのぶ(まずい!広範囲の攻撃が来る!)
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/08/24(日) 23:00:09.95 ID:6IgVG1ccO
冨岡「水の呼吸 拾壱ノ型 凪」

妓夫太郎「なあ!?」

堕姫「そんな!?頚が!?」

しのぶ「冨岡さん!?」

炭治郎「冨岡さん、流石です!」

宇随「良い技持ってんじゃねえか。」

冨岡「大事な人を守るためだ。もっと強くなる。」

しのぶ(大事な人?炭治郎君のこと?それとも・・・。)

冨岡「胡蝶、遅くなったな。ケガは無いか?」

しのぶ「だ、大丈夫です。」

冨岡「良かった。胡蝶が傷を負ったらどうしようかと思っていた。」

しのぶ(夢の中の出来事だから、傷が出来ても大丈夫なんだけど。)

冨岡「夢の中でも、傷付いてほしくない。」

しのぶ「!?」
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/08/24(日) 23:00:38.90 ID:6IgVG1ccO
〜現実〜

しのぶ(あ、目覚めちゃった。)

宇随「あれ、寝てたのか。」

しのぶ(さっきの発言からして、冨岡さんも夢の中に侵入していたみたいですね。)

冨岡「起きたか。」

しのぶ「あら冨岡さん、先ほどはどうもありがとうございます。」

冨岡「なんのことだ?」

しのぶ「はあ、分かってますよ。宇随さんの前で言ってほしくないんですよね?」

宇随「ん?」

冨岡「お前は何を言っているんだ。」

しのぶ「はいはい。」
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/08/24(日) 23:01:08.12 ID:6IgVG1ccO
しのぶ「次は、そうですね。甘露寺さんのところに行ってみましょう。」

冨岡「じゃあ俺はこれで失礼する。」

しのぶ「失礼するんじゃありません。着いて来てください。」

冨岡「何故だ?」

しのぶ(おそらく最初のカナヲの夢から、冨岡さんは夢に入ってきていた・・・。)

しのぶ(夢の中で言っていたことも、本物の冨岡さんが言ったこと。)

しのぶ(その真意を問いたださないと!)

冨岡「俺がいなくても実験はできるだろう?」

しのぶ「関係ありません。着いて来てください。来たら今度鮭大根を振る舞います。」

冨岡「仕方がない。行こう。」
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/08/24(日) 23:01:37.12 ID:6IgVG1ccO
〜甘露寺の家〜

甘露寺「あら!しのぶちゃん!いらっしゃい!」

しのぶ「お邪魔します。」

甘露寺「今日はどうしたの?冨岡さんも連れて!もしかしてデート!?

しのぶ「実験です。」

甘露寺「実験?なんの?」

しのぶ「新しく薬を作ったので、甘露寺さんにも試してみようと思いまして。」

伊黒「ちょっと待て。そんな危ないものを甘露寺に飲ませるな。」

冨岡「伊黒、いたのか。」

伊黒「お前らは邪魔だ。俺たちの時間を邪魔するな。帰れ。」

甘露寺「伊黒さん、せっかく来てくれたんだから!」

伊黒「ちっ、甘露寺に感謝しろ。」
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/08/24(日) 23:02:08.40 ID:6IgVG1ccO
しのぶ「この薬を飲むことで、飲んだ人の夢に侵入できるんです。」

甘露寺「・・・え?それってどういう?」

しのぶ「今から甘露寺さんを眠らせて、その夢に入ります。」

甘露寺「嘘!そんな!恥ずかしいわ!」

冨岡「そんなことをしていたのか。」

しのぶ「白々しい・・・。」

甘露寺「もしかして、伊黒さんも見るの?」

しのぶ「複数人が入れることは確認済みです。前例もありますし・・・ね?」

冨岡「何故俺を見る。」

甘露寺「分かったわ!これで鬼の打倒に繋がるのよね!頑張る!」

しのぶ「あ、いや、別にそういうわけでは。」

甘露寺「いきます!」ゴクゴク

甘露寺「おやすみ!」zzz

伊黒「すごいな、もう寝てしまった。」

しのぶ「次に、この縄を腕に巻いてください。そしたら夢に入れます。」

伊黒「こうか?」

しのぶ「では、行きます!」
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/08/24(日) 23:02:37.78 ID:6IgVG1ccO
〜甘露寺の夢〜

しのぶ(何かの会場かしら?凄く賑わってる。)

実況「さあ始まりました!桜餅早食い選手権!舞台をご覧ください!出場者を紹介していきます!」

しのぶ(早食い選手権?甘露寺さんらしい。)

実況「壱番!無敵の女王、甘露寺蜜璃!」

甘露寺「頑張ります!応援ありがとう!」

しのぶ(女王・・・。)

実況「弐番!鋭い眼光!伊黒小芭内!」

伊黒「食事とは腕力ではない。」

しのぶ(何言ってるんだろう・・・。)

実況「参番!冷静沈着!冨岡義勇!」

冨岡「なぜ俺はここにいるんだ。」

しのぶ(冨岡さん!?)

実況「そして最後!大正の世に咲く一輪の花!絶世の美女!胡蝶しのぶ!」

しのぶ(ええ!私!?いつの間にか舞台に上がってる!)
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/08/24(日) 23:03:06.56 ID:6IgVG1ccO
実況「さあ全員の前に桜餅が積まれています。時間内に多く食べた人の勝利です!」

しのぶ(無理だわ、3つぐらいでお腹いっぱいになりそう・・・。)

実況「それでは・・・開始!」

甘露寺「ひゃあああ!!!!美味しいいいい!!!!!!!」モグモグ

実況「何と甘露寺さん!美しい食べっぷり!」

伊黒「鏑丸、頑張ろう。」モグモグ

実況「おっと、ペットに食べさせるのはルール違反です!」

伊黒「ペットではない!俺と鏑丸は一心同体!戦うときはいつも一緒だ!」

実況「ひいいいい!!!ごめんなさい!!!」
33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/08/24(日) 23:03:34.58 ID:6IgVG1ccO
冨岡「俺は帰る。」

しのぶ「冨岡さん、一口も食べてないじゃないですか。」

冨岡「遠慮しよう。」

しのぶ「そう言わずに。」

冨岡「毒が入っているんだろう?」

しのぶ「・・・気付いていましたか。」

冨岡「恐ろしく速い毒の混入、俺でなければ見逃しているだろう。」

しのぶ「よく見ていますね。」

冨岡「胡蝶のことはずっと見ている。」

しのぶ「・・・ふふふ。」
34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/08/24(日) 23:04:03.39 ID:6IgVG1ccO
甘露寺「むぐっ!」

伊黒「甘露寺どうした・・・ぐう!?」

しのぶ「甘露寺さんを倒すのに、甘露寺さんより大食いになる必要は無い。相手を弱めればいいだけ。」

甘露寺「しのぶちゃん・・・?」

しのぶ「この勝負、勝たせてもらいます!」

勝負の結果

甘露寺3個、伊黒1個、冨岡0個、しのぶ2個

実況「甘露寺さんの優勝だああ!!!」

しのぶ(ズルしたのに、負けた・・・。)
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/08/24(日) 23:04:32.54 ID:6IgVG1ccO
〜現実〜

甘露寺「うえええええええん!!!!」

しのぶ「ひっ!」ビクッ

伊黒「どうした甘露寺!」

甘露寺「桜餅が3個しか食べられなかったああ!!!!」

伊黒「何の話だ。」

しのぶ「夢の話です。見てたでしょう?」

伊黒「いや、俺が見ていた夢とは違うな。」

しのぶ(あれ?)

しのぶ「冨岡さんは?」

冨岡「俺は眠っていない。」

しのぶ「今回は別に隠さなくていいのに・・・。」

冨岡「?」
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/08/24(日) 23:05:09.37 ID:6IgVG1ccO
しのぶ「次は悲鳴嶼さんのところに行きましょう。」

冨岡「胡蝶、俺はもう帰っていいか。」

しのぶ「ダメです。最後まで来てくれないと鮭大根あげませんよ。」

冨岡「むむむ。」
37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/08/24(日) 23:05:38.00 ID:6IgVG1ccO
〜悲鳴嶼の家〜

しのぶ「あら、時透君。」

時透「胡蝶さん、冨岡さん、どうしてここに?」

しのぶ「ちょっと協力してほしいことがあって、そのお願いに。時透君は?」

時透「僕は稽古しに来てるんです。悲鳴嶼さんみたいに強い身体になりたくて。」

しのぶ「それはそれは、立派ですね。」

悲鳴嶼「南無。」

しのぶ「おっと、びっくりしました!」

悲鳴嶼「私に何の用だ?」

しのぶ「実はですね・・・。」
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/08/24(日) 23:06:06.65 ID:6IgVG1ccO
悲鳴嶼「なるほど、夢に入ることができるのか。」

しのぶ「そうです。すごいでしょ!」

時透「すごいけど、何の役に立つんですか?」

しのぶ「・・・・・・。」

時透「あ、ごめんなさい・・・。」

銀子「人の夢に入るなんて失礼じゃない?何それ?何で作ったの?」

しのぶ「何ですかこの鎹鴉は。」

時透「僕のです。すみません、ちょっと言葉が悪くて。」

しのぶ「いいんですよ。言葉が足りないよりはマシですから。」

冨岡「・・・・・・。」
39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/08/24(日) 23:06:35.87 ID:6IgVG1ccO
悲鳴嶼「役に立つかどうかは、試してみないと分からない。実験は大切だ。」

しのぶ「ご理解いただけたようで、助かります。」

時透「じゃあ、悲鳴嶼さんの夢に入りませんか?強さの秘訣が掴めるかも!」

しのぶ「名案ですね!そうしましょう!」

悲鳴嶼「私の夢を見て強くなれるのなら、いくらでも協力しよう。」

しのぶ「冨岡さんも、強くなりたいですよね?」

冨岡「・・・・・・。」

しのぶ「じゃあこの薬を飲んでください。」

悲鳴嶼「うむ。」ゴクゴク
40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/08/24(日) 23:07:06.12 ID:6IgVG1ccO
〜悲鳴嶼の夢〜

しのぶ(あら、風景があまり変わりませんね・・・。)

悲鳴嶼「・・・・・・。」

時透「・・・・・・。」

銀子「・・・・・・。」

冨岡「・・・・・・。」

しのぶ(みんな黙ってる、どうしたんだろう?)

悲鳴嶼「寝て早々に申し訳ない。厠に行かせてもらえないだろうか。」

しのぶ「はい、どうぞ・・・。」

悲鳴嶼「おや・・・動けない・・・。」

しのぶ「え?」
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/08/24(日) 23:07:37.00 ID:6IgVG1ccO
悲鳴嶼「理由は分からないが、この場から動けないんだ。空の彼方から、ここで出せと言われているようで。」

しのぶ「そ、そんなこと無いでしょう。」

悲鳴嶼「岩の呼吸を使っても対処できない。岩が出そうだ。」

しのぶ「変なこと言わないでください!」

時透「あの、こんな時に言うべきことじゃないかもしれないんですが・・・。」

しのぶ「何ですか?」

時透「何だか視界が悪くなってきて、視力が落ちたみたいなんです。」

しのぶ「え?」

時透「悲鳴嶼さんの強さの秘訣は盲目にあったのか・・・じゃあ僕には無理だな・・・。」

時透「とりあえず、眼鏡ありませんか?」

悲鳴嶼「残念だが、持っていない。」

時透「そうですか・・・。」
42 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/08/24(日) 23:08:08.91 ID:6IgVG1ccO
しのぶ(何なのこれ・・・。)

銀子「はあ・・・まったく・・・。」

しのぶ(良かったまともな人、じゃなくてまともな鎹鴉がいた。)

銀子「私、この星とは別の星で生まれた気がする・・・。」

しのぶ(ああ、ダメだこの子は・・・。)

冨岡「・・・・・・。」

しのぶ「冨岡さん、冨岡さん。」

冨岡「どうした?」

しのぶ「良かった、何も変わってなさそうですね・・・はうっ!」ギュルルルル!
43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/08/24(日) 23:08:37.32 ID:6IgVG1ccO
しのぶ(急にお腹が!そして動けない!)

冨岡「どうした胡蝶、いつにも増して顔色が悪いな。」

しのぶ「大丈夫・・・です・・・。」

冨岡「横になった方がいいんじゃないか?」

しのぶ「動かさないで・・・ください・・・ああ!!」

冨岡「ん?」

しのぶ「ああ・・・あああ・・・。」

時透「あれ、何か変な匂いがするな。よく見えなくて分からないけど。」

悲鳴嶼「私はまだ耐えている・・・。」

銀子「臭い!臭いわ!」
44 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/08/24(日) 23:09:06.63 ID:6IgVG1ccO
しのぶ「ぐすっ・・・えっぐ・・・。」

冨岡「胡蝶。」

しのぶ「見ないでください・・・。」

冨岡「大丈夫だ。そんなことで軽蔑したりしない。」

しのぶ「え?」

冨岡「俺は胡蝶のすべてを受け入れる。だから泣くな。笑っていろ。」

しのぶ「冨岡さん・・・。」
45 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/08/24(日) 23:09:35.24 ID:6IgVG1ccO
〜現実〜

しのぶ「ぐすっ・・・ぐすっ・・・。」

悲鳴嶼「戻ってきた・・・のか?」

時透「何の夢を見てたんだろう・・・思い出せないや・・・。」

しのぶ「思い出さないでください・・・。」

悲鳴嶼「正直自分のことで精一杯で、何が起きていたのか気にする余裕が無かった。冨岡はどうだ?」

冨岡「俺は何も知らない。」

しのぶ「冨岡さん・・・ありがとうございます・・・。」グスッ

冨岡(何故泣いているんだ?)
46 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/08/24(日) 23:10:04.82 ID:6IgVG1ccO
しのぶ「最後は、不死川さんです。」

冨岡「分かった。行こう。」

しのぶ「あの、冨岡さん。さっきの夢の話ですけど・・・。」

冨岡「言ったはずだ。俺は何も知らない。」

しのぶ「・・・はい、そうですね。」

冨岡「ところで胡蝶、実験は上手くいっているのか?俺にはよく分からないんだが。」

しのぶ「ええ、絶好調ですよ?冨岡さんも分かってるでしょう?」

冨岡「よく分からないな。俺はその手の分野はさっぱりだ。」

しのぶ「まあ、いずれ報告しますから、その時に詳細を説明します。」

冨岡「よろしく頼む。」
47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/08/24(日) 23:10:34.59 ID:6IgVG1ccO
〜不死川の家〜

不死川「実験だと!?ふざけてんのか!そんな暇無えよ!」

しのぶ(やはり不死川さんは一筋縄ではいきませんね。でも柱は全員実験しておきたいですし。)

しのぶ「そこを何とかお願いします。」

不死川「聞こえなかったのか!帰れ!」

冨岡「胡蝶、ここは俺に任せろ。」

しのぶ「冨岡さん?どうやって?」

冨岡「不死川、これをやろう。」つおはぎ

不死川「・・・・・・。」

冨岡「おはぎが好物だと聞いている。」

不死川「帰れ!」
48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/08/24(日) 23:11:07.27 ID:6IgVG1ccO
しのぶ「追い返されましたね。」

冨岡(何故だろうか。)

しのぶ「おはぎ、いつも懐に忍ばせてあるんですか?」

冨岡「ああ、不死川に会ったときに渡せるようにな。」

しのぶ「それ絶対に間違ってますよ。やめましょう?」

冨岡「炭治郎からは好評だったんだがな。」

しのぶ(炭治郎君、天然なところがあるからなあ・・・。)

しのぶ「私に名案があります。」

冨岡「聞かせてもらおう。」
49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/08/24(日) 23:11:35.83 ID:6IgVG1ccO
しのぶ「不死川さ〜ん!」

不死川「帰れって言ったろうが!」

冨岡「不死川、勝負しろ。」

不死川「ああ!?」

冨岡「勝ったら薬を飲んでもらう。稽古になるし問題ないだろう。」

不死川「・・・分かったよ!仕方ねえな!」

しのぶ「木刀どうぞ!」

冨岡「助かる。」

不死川「悪いな。」

しのぶ「それでは構えて・・・始め!」

冨岡「水の呼吸 壱ノ型 水面斬り」

不死川「風の呼吸 壱ノ型 塵旋風・削ぎ」

しのぶ「蟲の呼吸 蜈蚣ノ舞 百足蛇腹」

不死川「おい待て!なんで胡蝶が参戦してんだ!」

冨岡「一対一だなんて言っていない。」

不死川「卑怯者がああああ!!!!」
50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/08/24(日) 23:12:04.63 ID:6IgVG1ccO
〜十分後〜

不死川「くそ・・・。」

冨岡「俺たちの勝ちだな。」

不死川「黙れ!あんなもので俺が負けを認めるか!」

冨岡「何が不満なんだ。」

不死川「当然だろうが!」

しのぶ「まあまあ落ち着いてください。はい、お水です。一息入れましょう。」

不死川「・・・ああ、すまねえな。」ゴクゴク

不死川「うっ!急に眠気が!」

しのぶ「計算通り・・・。」

不死川「お前ら、最初からこれが狙いで!」

しのぶ「勿論です。勝負とは刀を抜く前から決しているのです。」

不死川「ちく・・・しょう・・・。」zzz
51 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/08/24(日) 23:12:32.97 ID:6IgVG1ccO
〜不死川の夢〜

しのぶ(不死川さんの家・・・。)

不死川「おい、胡蝶!」

しのぶ「あ、不死川さん。さっきはどうも。」

不死川「ここは夢の中なんだよな?じゃあ何をしたって隊律違反にはならねえわけだ!」

しのぶ「いや、それは・・・。」

不死川「覚悟しやがれ!!」

カナエ「実弥君、そこまでよ?」

不死川「・・・・・・は?」

しのぶ「・・・・・・え?」

カナエ「妹が何か失礼なことをしたのなら謝るわ。でも暴力はダメよ。」

不死川「お前、何でここに・・・。」

カナエ「何で?妻なんだから当然でしょ?」

しのぶ「・・・妻?」
52 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/08/24(日) 23:13:02.24 ID:6IgVG1ccO
不死川「妻?お前が?」

カナエ「お前だなんて言わないで。いつもみたいに名前で呼んで。」

不死川「カ、カナエ・・・。」

しのぶ「姉さん!どうして!こんな奴と!」

カナエ「しのぶも賛成してくれてたじゃない。柱同士お似合いだって。」

しのぶ「私がそんなことを・・・。」

不死川「俺と・・・カナエが・・・。」

しのぶ「何て夢を見るんですか!ちょっと!聞いてますか!不死川さん!」

カナエ「何かしら?」

しのぶ「姉さんじゃなくて!」
53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/08/24(日) 23:13:30.80 ID:6IgVG1ccO
カナエ「結婚して苗字が変わったのよ。だから不死川で合ってるわ。」

しのぶ「うう〜!」

カナエ「ところで、しのぶはどうなの?良い人見つかった?」

しのぶ「わ、私!?」

カナエ「もしかして、さっきからそこにいる人、恋人かしら?」

冨岡「・・・・・・。」

しのぶ「ち、違う!」

不死川「そうなのか、二人はそんな関係だったのか。」

しのぶ「違います!」

冨岡「俺は、恋人ではない。だが・・・。」

カナエ「だが?」

冨岡「胡蝶のことは大事に思っている。この世で一番・・・。」

しのぶ「なっ///」
54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/08/24(日) 23:13:59.27 ID:6IgVG1ccO
カナエ「なるほどね。しのぶはどうなの?」

しのぶ「私は・・・。」

不死川「・・・・・・。」

しのぶ(何で、言葉が出てこないの?)

不死川「ウジウジしてんじゃねえ!」

しのぶ「!?」

不死川「答えを先延ばしにするんじゃねえぞ!気持ちを伝える前にいなくなるかもしれねえんだ!」

しのぶ「不死川さん・・・。」

不死川「俺みたいにな・・・。」
55 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/08/24(日) 23:14:27.69 ID:6IgVG1ccO
しのぶ「冨岡さん・・・。」

冨岡「・・・・・・。」

しのぶ「返事は、夢の中じゃなくて、現実で。」

冨岡「分かった。」

しのぶ「不死川さん、私は先に起きます。」

不死川「死に別れた姉と久々の会話だろ?いいのか?」

しのぶ「いいんです。これは不死川さんの夢ですから。」

不死川「・・・そうか。」

しのぶ「では、お先に。」
56 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/08/24(日) 23:14:56.09 ID:6IgVG1ccO
〜現実〜

しのぶ「・・・・・・。」

不死川「・・・・・・。」zzz

冨岡「起きたか。」

しのぶ「冨岡さん、先ほどの話ですけど。」

冨岡「さっきの?」

しのぶ「返事は明日でいいですか?」

冨岡「よく分からないが、構わない。」

しのぶ「ありがとうございます。一先ず蝶屋敷に戻りましょう。」

冨岡「不死川はどうする?」

しのぶ「そのままにしておきましょう。幸せな夢を見てるんです。」

冨岡「分かった。」
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/08/24(日) 23:15:28.43 ID:6IgVG1ccO
〜蝶屋敷〜

しのぶ「今日は色々と連れ回されて、疲れたでしょう。泊っていってください。」

冨岡「大したことではない。」

しのぶ「そうですか・・・。」

冨岡「・・・・・・。」

しのぶ(何でこんなに平然としてるんだろう。女性に告白しているのに。)

冨岡「そうだ、鮭大根をいただく日は・・・。」

しのぶ「材料を揃えてないので、後日お呼びします。」

冨岡「そうか、仕方ないな。」

しのぶ(今そんな話する?)
58 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/08/24(日) 23:15:56.79 ID:6IgVG1ccO
アオイ「すみません、今日は客室が一杯で・・・。」

しのぶ「そうですか・・・。」

アオイ「柱に来ていただいたのに、申し訳ありません。」

冨岡「構わない、元々泊まる予定は無かったんだ。」

アオイ「どうしましょう。」

冨岡「胡蝶の部屋で寝させてくれないか?」

アオイ「えええ!?」

しのぶ「冨岡さん、何を言ってるんですか!」

冨岡「寝るだけだったらいいんだろう?」

しのぶ「その時とは状況が違うでしょう!」
59 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/08/24(日) 23:16:25.55 ID:6IgVG1ccO
〜しのぶの部屋〜

しのぶ(結局入れてしまった。)

冨岡「良い風呂だったな。」サッパリ

しのぶ「そうでしょう。屋敷自慢の浴場ですから。」

冨岡「今日は疲れたからな。よく眠れそうだ。」

しのぶ「ずっと寝ていたでしょう。」

冨岡「?」

しのぶ「はあ、じゃあ、電気消しますね。」

冨岡「ああ。」

しのぶ「変なことしないでくださいよ?」

冨岡「心配するな、絶対に手出しはしない。」
60 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/08/24(日) 23:16:54.07 ID:6IgVG1ccO
〜しのぶの夢〜

しのぶ「ん・・・。」

冨岡「胡蝶、胡蝶。」

しのぶ「冨岡さん!?な、何で抱き着いて!?手出しはしないって!」

冨岡「ここは夢の中だ。」

しのぶ「そうですけども!」

冨岡「もう日を跨いだ。返事を聞かせてくれ。」

しのぶ「あの・・・えっと・・・。」

冨岡「俺は胡蝶が好きだ。」

しのぶ「わ、私は・・・。」
61 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/08/24(日) 23:17:22.71 ID:6IgVG1ccO
しのぶ「私も・・・好きです・・・冨岡さん・・・。」

冨岡「胡蝶・・・本当か・・・。」

しのぶ「冨岡さんと話していると楽しくて、本心から笑えるようで、落ち着くんです。」

冨岡「俺も胡蝶と話していると楽しい。」

しのぶ「鬼殺の道を進むため、姉の仇を討つため、疲れを感じるときもありますが、冨岡さんが支えてくれると心強いです。」

冨岡「いつまでも支えよう。君が俺で良いと言ってくれるなら。」

しのぶ「ありがとうございます。」

冨岡「胡蝶、俺はもう、我慢ができない・・・。」

しのぶ「え!?冨岡さん!何故裸なんですか!?」

冨岡「胡蝶もだぞ?」

しのぶ「ええ!?どうなってるの!?」
62 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/08/24(日) 23:17:50.75 ID:6IgVG1ccO
冨岡「子供を作ろう。たくさん。」

しのぶ「待ってください!私、そういう経験が無くて!」

冨岡「安心しろ。優しくする。」

しのぶ「待って・・・ああ・・・んっ!」

冨岡「胡蝶・・・痛むか?」

しのぶ「・・・いいえ。」

冨岡「俺の子供を、産んでくれ。」

しのぶ「・・・はい。」
63 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/08/24(日) 23:18:19.83 ID:6IgVG1ccO
〜現実〜

しのぶ「・・・はっ!」

冨岡「・・・・・・。」zzz

しのぶ「夢・・・良かった・・・。」

冨岡「・・・・・・。」zzz

しのぶ「起きてください!起きて!冨岡さん!」ペチペチ

冨岡「んん・・・どうした?」

しのぶ「何てことをしてるんですか?人の夢に入り込んできて。」

冨岡「何のことだ?」

しのぶ「とぼけないでください。夢とはいえ貞操を・・・相手が私でなければ牢獄行きですよ!」

冨岡「貞操?誰の?」

しのぶ「私のです!」

冨岡「俺は知らん。そもそも、夢に入るって何なんだ。」

しのぶ「今日散々やったじゃないですか!」

冨岡「俺は他人の夢に入れはしない。」
64 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/08/24(日) 23:18:48.83 ID:6IgVG1ccO
しのぶ「・・・・・・え?」

冨岡「胡蝶が夢に入るとかいって眠ってしまったのは見たが、それだけだ。」

しのぶ「宇随さんの夢で、上弦の鬼から助けてくれて、私に傷付いてほしくないって。」

冨岡「知らん。」

しのぶ「甘露寺さんの夢で、私のことをずっと見ているって。」

冨岡「知らん。」

しのぶ「悲鳴嶼さんの夢で、漏らしてもすべて受け入れるって。」

冨岡「知らん。何だ漏らしたって。」

しのぶ「不死川さんの夢で、私のことがこの世で一番大事だって。」

冨岡「知らん。」
65 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/08/24(日) 23:19:17.42 ID:6IgVG1ccO
しのぶ「私の夢で、私のことが好きだって。」

冨岡「知らん。」

しのぶ「私のことを支えてくれるって。」

冨岡「知らん。」

しのぶ「私に、冨岡さんの子供を産んでほしいって。」

冨岡「知らん。」

しのぶ「そこから何時間も愛し合って・・・。。」

冨岡「大概にしろ!」

しのぶ「いえ、一滴残さず全部体内で受け止めました。」

冨岡「そういう意味じゃない!」
66 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/08/24(日) 23:19:46.64 ID:6IgVG1ccO
しのぶ(どういうこと?入ってきたのではないなら、みんな冨岡さんのことを意識したから登場したの?)

しのぶ(いや、あり得ない!みんなから嫌われてる冨岡さんが!)

しのぶ(はっ!!)



カナヲ「何だか今、しのぶ姉さんから追いかけるように言われた気がする・・・。」→追いかけるよう願っていた

しのぶ(ここで炭治郎君が来てくれないかな・・・。)→本当に来た

しのぶ(炭治郎君、今日何度も出てくる・・・。)→それ以降登場しなかった



しのぶ(まさか、私の意識が他人の夢に影響を!?)

しのぶ(じゃあ夢に出てきた冨岡さんは、私の意識から出てきたってこと!?)
67 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/08/24(日) 23:20:15.45 ID:6IgVG1ccO
冨岡「胡蝶、どうした?」

しのぶ「ああ、あの、あのですね////」

冨岡「顔が赤いぞ?」

しのぶ「さっき私が言ったこと、忘れてくれませんか////」

冨岡「そうそう忘れられる言葉ではないな。」

しのぶ「お願いします!」

冨岡「・・・とりあえず寝よう。寝たら忘れる。」

しのぶ「はい・・・。」
68 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/08/24(日) 23:20:45.41 ID:6IgVG1ccO
〜数日後〜

炭治郎「お邪魔します!」

禰豆子「ムー!」

カナヲ「いらっしゃい!炭治郎!禰豆子!」

炭治郎「急にどうしたの?俺の作る握り飯が食べたいって。」

カナヲ「師範がどうしても食べたいって・・・。よく分からないの・・・。」

炭治郎「そうなんだ!でも任せて!美味しいの作るよ!」

カナヲ「楽しみ!」
69 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/08/24(日) 23:21:19.91 ID:6IgVG1ccO
炭治郎「えっと、調理場はここかな?」

アオイ「違います!そこは繊維に沿って切るんです!」

冨岡「こ、こうか?」

アオイ「そこは繊維じゃありません!」

炭治郎「あの、どうして義勇さんがここに?」

冨岡「炭治郎か。どういうわけか胡蝶が、俺の作る生姜の佃煮を食べたいと言うんだ。」

炭治郎「しのぶさんが?」

アオイ「私が作るって言っても、冨岡様の作る味が食べたいって聞かないんです。」

炭治郎「どういうことだろう?」
70 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/08/24(日) 23:21:48.72 ID:6IgVG1ccO
〜料理が出揃った頃〜

しのぶ「では皆さん、いただきましょう!」

みんな「いただきます!」

アオイ「この握り飯、美味しい!」

カナヲ「本当、炊くの上手だね!」

炭治郎「料理は火加減!」

冨岡「俺の佃煮はどうだ?」

アオイ「あ・・・。」

カナヲ「うん・・・。」
71 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/08/24(日) 23:22:18.32 ID:6IgVG1ccO
しのぶ(これが炭治郎君の握り飯、本当に美味しい。)

しのぶ(そしてこれが冨岡さんの作った生姜の佃煮・・・。)

しのぶ(味はイマイチだけど・・・何だか優しい味がする・・・。)

炭治郎「優しい味がしますね!」

アオイ「う、うん。」

カナヲ「そうね、優しい!」

しのぶ「私はこの味好きですよ?冨岡さん?」

冨岡「喜んでもらえて何よりだ。」
72 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/08/24(日) 23:22:46.55 ID:6IgVG1ccO
しのぶ「そうそう、私も料理を作ったんです!鮭大根!」

冨岡「ほう。」

カナヲ「食べてみたい!」

アオイ「初めてです!しのぶ様の鮭大根!」

炭治郎「そういえば、義勇さんの好物ですよね?」

冨岡「まあな。」

カナヲ(え?もしかして、え?そういうこと?)
73 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/08/24(日) 23:23:18.62 ID:6IgVG1ccO
炭治郎「いただきます!」

アオイ「美味しい!」

カナヲ「本当、美味しい!」

しのぶ「冨岡さんはどうですか?」

冨岡「ふふふ。」パアアアア!!

炭治郎「ぶっ!!」

カナヲ「」

アオイ「」

しのぶ「ふふふ。」ニコッ
74 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/08/24(日) 23:23:48.55 ID:6IgVG1ccO
アオイ「すみません冨岡様。こっち向かないでもらえますか。」

カナヲ「こっちも向かないでください。」

炭治郎「あの、その・・・。」

冨岡「・・・・・・。」

しのぶ「冨岡さん、私の方を向いて食べてください。」

冨岡「え?」

しのぶ「その笑顔、私には向けていいんですよ?」

冨岡「では、遠慮なく・・・。」パアアアア!!
75 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/08/24(日) 23:24:18.99 ID:6IgVG1ccO
しのぶ(以前この顔を見た時は、みんなと同じ反応だったけど。)

しのぶ(今見たら、全然違う気持ちだなあ。)

冨岡「胡蝶。」

しのぶ「何ですか?」

冨岡「今後、また鮭大根を作ってくれないか?」

しのぶ「はい、いくらでも作ります。」

冨岡「それは良かった。毎日食べたいぐらい美味い。」

しのぶ「毎日作ってあげますよ?」

冨岡「・・・・・・。」

しのぶ「この前の返事、楽しみにしていますね?」ニコッ

冨岡「ああ、待っていてくれ。」



おしまい
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