姉「私の妹が可愛すぎる」

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75 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/09/02(金) 21:39:55.24 ID:uB8eKRTz0
姉「寝てた?」

妹「ううん……」




……よく見ると、妹ちゃんの目が赤くなっている。
泣いてたのかな……。




姉「……さっきのお返事だけどね」

妹「……うん」

姉「すごく……嬉しかったよ。 妹の気持ち」

妹「……」

姉「……でもね、ごめんなさい」




声が震えてしまう。
これまで、妹ちゃんのどんなワガママにもできるかぎり私は応えてきた。
ダメだって突っぱねるのは、初めてだった。




妹「やっぱり……姉妹だから?」

姉「……うん」

妹「……わかってた。 きっとそんな答えが返ってくるんだろうなって」

姉「ごめんね」

妹「ううん、いいの。 今回のだってわたしのワガママだし、こうなるのわかってたし……でも……」

姉「でも?」

妹「どこか、納得できなくて。 姉妹だから付き合えないっていうのはわかってるんだけど、じゃあお姉ちゃんの気持ちはどうなのかなって」




妹ちゃんが起き上がって、私の隣に座った。




妹「わたしは、お姉ちゃんのことが好き。 お姉ちゃんは? わたしのこと、どう思う?」

姉「……私は、姉妹だから……」

妹「うん、わかってるよ。 だからね、お姉ちゃんの本当の気持ちが聞きたいの」

姉「私は……あの……」




妹ちゃんが、ぐい、と顔を近づけてくる。
76 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/09/02(金) 21:40:50.46 ID:uB8eKRTz0
妹「好きなの、嫌いなの?」

姉「あ、う……う……」




……好きだけど。
好きだけど、言ってはいけない気がして。
でも、嫌いなんて言えなくて。
結局、何も言えなくて……。




妹「……」




私の目の前にある妹ちゃんの瞳が、揺れている。
それを直視できなくて、顔を逸らしてしまう。




妹「……お姉ちゃん」




妹ちゃんが私の頬に手を当てて、無理やり顔を妹ちゃんの方に向けさせてくる。




姉「あ……」




妹ちゃんが目を閉じた瞬間、私の唇に柔らかいものが触れた。
77 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/09/02(金) 21:41:43.90 ID:uB8eKRTz0
妹「……ん」




その柔らかい感触はすぐに離れてしまう。
妹ちゃんにキスされたんだってことに気がつくまでに、少し時間がかかった。




姉「……え」




唇に手を当てる。
すぐに蘇ってくる、柔らかい唇の感触。
顔を真っ赤にして、妹ちゃんは私を見つめている。




妹「……そ、その、ごめんなさい。 キスくらいは、許してほしいなって……」




……かわいい。




妹「っ……!? お、お姉ちゃっ……んっ……」




妹ちゃんの身体を抱き寄せて、強引にキスをする。
妹ちゃんは最初少し抵抗したけど、すぐにそれもなくなって、私に身を任せるように寄りかかってくる。
それからしばらく、唇を触れ合わせていた。
78 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/09/02(金) 21:42:26.74 ID:uB8eKRTz0
姉「……ん、はぁ……」

妹「ふぁ……はぁ……」




唇を離す。
妹ちゃんは名残惜しそうな顔をして、私を見た。
その顔を見て、やってしまった、という気持ちが溢れてくる。




妹「……ありがとう、お姉ちゃん。 迷惑かけちゃってごめんなさい」

姉「ううん……ごめんね、妹ちゃん。 ごめんなさい……」

妹「ぁ……お姉ちゃん……」




妹ちゃんを抱きしめる。
妹ちゃんみたいに勇気がないから、好きだって言えない。
でも、きっと今のキスで伝わってしまった。




妹「……ぐすっ」




妹ちゃんが泣いてる。
せっかく好き合ってるのに。
両想いなんて、素敵なことのはずなのに。
それが……姉妹だからって、ダメなんだって。




姉「妹ちゃんっ……!」




胸が熱くなって、涙が溢れてくる。
お母さんに夕飯に呼ばれるまで、私たちはずっと抱き合って泣いていた。
79 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/09/02(金) 21:45:33.49 ID:uB8eKRTz0
―――――――――――――――――――――――




夕飯を食べ終わって、部屋に戻って。




妹「……」

姉「……妹ちゃん」




今日もまた、妹ちゃんと一緒にベッドに入っている。
まあ、今日は色々あったし、これくらいならいいよね……。




妹「……お姉ちゃん」

姉「ん?」

妹「お願いが……あるんだけど」

姉「うん」

妹「わたし……お姉ちゃんと、えっちしたい」




……ん?
80 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/09/02(金) 21:46:20.62 ID:uB8eKRTz0
姉「……ん??」

妹「ね、お姉ちゃん……お願い……」

姉「いっ、いやいやっ、それはさすがにだめなんじゃないかなあって」

妹「どうして?」

姉「だ、だって、私たちは姉妹だし……」




……また、妹ちゃんが距離を詰めてくる。
私は壁側に寝ているから、逃げられなかった。




妹「……それはもう、わかってるってば。 お姉ちゃんの気持ちはどうなの?」

姉「う……」

妹「嫌だったら……もちろん、我慢するから……」



妹ちゃんが、手を握ってくる。
胸のドキドキが止まらない。




姉「……嫌、じゃ、ないよ……でも……」

妹「そっか……なら……」

姉「わ」




妹ちゃんが、私に跨がった。
81 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/09/02(金) 21:46:54.76 ID:uB8eKRTz0
妹「無理やり、襲っちゃうね……?」

姉「い、妹ちゃ……んっ!」




私に覆い被さって、妹ちゃんが私の首筋にキスをした。




姉「だっ、だめだよっ」

妹「うん、わかってるよ。 でも、一回だけだから……」




じっ、と、妹ちゃんが見つめてくる。
妹ちゃんの目は、どこかとろんとしていて……。




妹「無理やり、しちゃうから……お姉ちゃんは何も悪くないから……」

姉「だ、だめだよ……妹ちゃん……」




両腕を掴まれて、キスをされる。
振り払おうと思えば、振り払える。
拒もうと思えば、それもできる。
でも。
私の心と身体が、私の全部が、妹ちゃんを求めてしまっている。
82 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/09/02(金) 21:48:30.68 ID:uB8eKRTz0
姉「ん……んちゅ……」

妹「んぅ……」




キスが気持ちいい。
さっきしたキスと、全然違う。




妹「んっ、は……はぁっ……」




唇を離して、妹ちゃんは私の上着を捲った。




姉「あ……」




ブラもずらされ、私の胸が露になる。
妹ちゃんが私の胸に手を伸ばす。




妹「……っ」




躊躇って手が止まったのも、一瞬だけ。
私の胸をふわりと妹ちゃんの手が覆い、押しつぶす。
83 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/09/02(金) 21:49:47.15 ID:uB8eKRTz0
妹「わ……」




乳房の部分をふわふわと弄び、妹ちゃんが感嘆の声をあげた。




妹「やわらかいね……」

姉「んっ、ぅっ……」




時たま乳首を指で弄りながら、妹ちゃんは私の胸全体を揉み込む。
くすぐったくて、気持ちよくて。
ぞくぞくする。




妹「……はむ」

姉「っ!?」




妹ちゃんが身体をずらして屈み、私の乳首を口に含んだ。
そのまま口内で舌で転がされ、唇で挟まれる。




姉「ふっ……あっ、ぁっ……!」

妹「ちゅる……れろ……」

姉「あっ……!」




妹ちゃんの手が、擦り合わされている私の両太ももの間に滑り込む。
84 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/09/02(金) 21:50:32.16 ID:uB8eKRTz0
姉「っ……んっ、んっ、やっ……!」




乳首を口の中で転がされながら、秘部をパジャマの上から刺激される。




姉「あ、ンっ……妹ちゃんっ……!」

妹「声、抑えてね……聞こえちゃうかもしれないから……」

姉「ん、んぅ……っ!」




一度乳首から口を離して、キスをしてくる。
唇を離したときの妹ちゃんの表情は、なんというか……今までに見たことがない微笑みだった。




妹「はむっ……ちゅる……」

姉「あっ……! んっ、んぅぅっ……!」




再び愛撫が再開される。
大きな声が出そうになって、慌てて自分の指を噛んだ。
85 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/09/02(金) 21:51:30.12 ID:uB8eKRTz0
妹「ちゅぷ……ん、お姉ちゃん、わたしの指使って……」

姉「んぷぁ……んむっ」




私の指を口から抜き取って、空いていた方の指を差し込んできた。
思わずそれに舌を絡める。




妹「あ……それ、きもちいい……」




ぶるる、と妹ちゃんが身震いをする。




姉「んっ、んちゅるっ……んぷっ」

妹「はあっ……ちゅるっ、れろれろっ……」

姉「はぷ……あむっ、んむっ……!」

妹「んっは……お姉ちゃん、ごめんなさいっ……!」

姉「んぷぁっ……? ひゃっ!?」




妹ちゃんが愛撫を止め、私のパジャマのズボンを下着ごとひっぺがした。
86 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/09/02(金) 21:53:37.63 ID:uB8eKRTz0
姉「やっ、いっ、妹ちゃっ……!?」

妹「……」




無言で、妹ちゃんもパジャマのズボンを脱いだ。




姉「あ、あの……?」

妹「足、開いて……」

姉「え」

妹「ほら、こうやって……」




妹ちゃんに両足を開かれる。
妹ちゃんは私の足に足を絡めて、そのまま……。




姉「ひゃんっ!」

妹「んぅっ!」




ぬるっとした感触が、秘部から伝わってくる。




姉「あっ、やっ……なにこれっ……!」

妹「んっ……!」




私の秘部と妹ちゃんの秘部が、触れ合ってる。
粘っこい、えっちな水音を立てて、擦れ合ってる。
87 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/09/02(金) 21:55:37.90 ID:uB8eKRTz0
姉「んっ、あっ、はぁぁっ……こんなの、どこで……」

妹「んっんっ……インターネットで、動画とか……」

姉「っ……!」




妹ちゃんが、えっちな動画を見てたってこと……?
私とこんなことがしたいなって、考えながら……?




妹「き、気持ち悪いよね……姉妹で、こんな……んあっ!」

姉「ふあぁっ! はっ……そんなことないっ、気持ちいいよっ……」

妹「お姉ちゃん……んっ、ふ、んんんっ!」




妹ちゃんが、腰の動きを早める。
擦れ合う音が大きくなって、腰と腰がぶつかる音が部屋に響く。




姉「だっ、だめっ、妹ちゃんっ……声でちゃうっ……」

妹「だめっ、我慢してっ……はっ、あっ……!」

姉「んっ、んっ……!」




ぞくぞくって、身体が震える。
頭の中がだんだん真っ白になってきて、妹ちゃんのことしか考えられなくなっていく。




妹「お姉ちゃんっ、好きっ、好きぃっ……!」

姉「妹ちゃんっ……!」




妹ちゃんの気持ちが、全身で伝わってくる。
あったかくて、嬉しくて……。
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/09/02(金) 22:00:35.71 ID:uB8eKRTz0
姉「私も……私も、好きっ……!」

妹「……!」

姉「妹ちゃんが、好きっ……!」

妹「お姉ちゃんっ!」

姉「んああぁっ!」




より激しく、妹ちゃんが腰を動かす。




姉「はあっ、はあっ、妹ちゃんっ! 私、イッちゃうよぉっ……!」

妹「わたしもっ、んあっ! イくぅぅっ……!」




ぎゅっと抱きしめ合って、キスを交わす。
その瞬間に、頭が真っ白になった。




姉妹「「んっ……んんん〜〜〜〜っっ!!」」




身体が勝手にがくがくと震える。
89 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/09/02(金) 22:01:50.72 ID:uB8eKRTz0
姉「ん、んん……んあ……っ」

妹「ふぁっ……はっ、ふ……っ」




抱きしめ合ったまま、ぞくぞくと余韻に浸りながら息を整える。




姉「はあっ、はあっ、はあっ……」

妹「はあっ、はあっ……お姉ちゃん……」




とろんとした瞳の妹ちゃんと、見つめ合う。
そのまま吸い寄せられるように、キスをする。




姉「ん、ふ……好き……んちゅ……」

妹「ちゅ……お姉ちゃん、好き……んむ……」




そのまま外が明るくなるまで、想いを伝え合いながらずっとキスをしていた。
90 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/09/02(金) 22:04:51.27 ID:uB8eKRTz0
―――――――――――――――――――――――




姉「幼ちゃんおはよー!!」




翌日。
朝起きて、妹ちゃんを起こして、身支度を整えて。
ご飯を食べて、外に出て、待っているであろう幼ちゃんに元気に挨拶をする。




幼「……おはよう。 朝から元気ね」




いつものように門に寄りかかっていた幼ちゃんは、一瞬だけ驚いたような顔をした。




姉「いつも通りだよ! ねー」

妹「う、うん……」

幼「……」




探りを入れるような目で、幼ちゃんが私たちを見つめる。
すぐに安心したように溜め息を吐き出した。




幼「……アンタたちの距離感は、それが一番良いのかもね」

姉「ん。 何か言った?」

幼「何でもないわ。 行きましょ」
91 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/09/02(金) 22:07:10.04 ID:uB8eKRTz0
―――――――――――――――――――――――




その日の夜のこと。




妹「んっ……ちゅるっ、んむっ……」

姉「んぷ、んんっ……」




妹ちゃんと私は、私の部屋のベッドに一緒に潜り込んでいた。
最初はただお喋りをしてただけなんだけど、だんだん変な空気になってきちゃって、それで……。




姉「んっは……だめだよ、妹ちゃん……」

妹「ちゅはっ……これで、最後にするから……」

姉「んっ……!」




断らなきゃってわかってるんだけど、断れなくて。
流されちゃって。
結局、最後までしてしまった。
それもこれも、私を求めてくれる妹ちゃんがすっごくえっちで、可愛くて。
そんな妹ちゃんにお願いされたら、断れないよ……。
92 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/09/02(金) 22:08:22.77 ID:uB8eKRTz0
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それからしばらくして。
タガが外れてしまったのか、妹ちゃんは色んな場所で私を求めるようになった。
最初は家の中だけだった。
リビングとか、お風呂とか。
でも、今日は……。




妹「んっ……お姉ちゃん……」

姉「んはっ……だめだよ妹ちゃん、ここは……誰か来ちゃう……」




お昼の生徒会室。
幼ちゃんは用事で来れなくて、私と妹ちゃんでお弁当を食べていた。
妹ちゃんが生徒会室に来ることも日常的になったけど……。




妹「大丈夫だよ、この時間に誰かが来てるとこ見たことないもん……」

姉「わ、私も、あんまりないけど……」




あんまりない。
でも、100%無いわけじゃない。
それに、幼ちゃんが来ることもあるかもしれない。




妹「お姉ちゃん……」




なんてことはわかってるんだけど。
妹ちゃんの姿で、声で、瞳でお願いされてしまうと、断れない。
結局妹ちゃんのなすがまま、制服をするすると脱がされて……。




幼「……ふう。 用事が早く終わったんだけ……ど……」




突然生徒会室のドアが開いて、幼ちゃんが顔を出した。
生徒会室には、私の制服を脱がしている妹ちゃんと、妹ちゃんに半裸にされた私。
93 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/09/02(金) 22:09:49.23 ID:uB8eKRTz0
妹「……あ、あぁの、違うの! お姉ちゃんが制服にソースをこぼしちゃって、拭かなきゃって、それで……!」




あたふたと、苦し紛れに言い訳をする妹ちゃん。
幼ちゃんは何も言わずに後ろ手にドアを閉めて、そのドアに寄りかかった。




幼「……いつから?」

姉「……妹ちゃんに、告白された日から」




制服を着ながら、答える。




幼「気付かなかったわ……」




額に手を当てて、幼ちゃんが言った。




妹「……付き合ってるわけじゃないの」

幼「……ええ、なんとなくわかるわ。 割り切ったカンケイだから、あなたたちはあんなに早く仲直りできたのね」

姉「……ごめんなさい、幼ちゃん」

幼「謝るのは私にじゃないでしょ。 拒むべきだったのよ、あなたは。 そんな中途半端なカンケイ続けて、妹が辛くないとでも思ったの?」

姉「あ……」

妹「ち、違うの幼お姉ちゃん。 わたしから、だから……」

幼「わかってるわよ。 妹がお願いして、姉はそれを断れなかったんでしょ? 妹も、それがわかっててしてたことなんでしょ」

妹「う……」




……さすがだな、幼ちゃんは。
そんなことまでわかっちゃうんだ。
94 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/09/02(金) 22:11:32.52 ID:uB8eKRTz0
幼「私はあなたたちを責めるつもりはないの。 私は当事者じゃないし、あれこれ言える立場でもないから。 でも……今みたいな中途半端なカンケイは、絶対にダメだって言い切れるわ」

姉「……うん」

幼「ケジメをつけなきゃダメよ。 立場ははっきりさせないと」

姉「わかってたよ、こんなのダメなんだって。 それでも拒めなかったのは、妹ちゃんのお願いは断れないからっていうのももちろんあったけど、一番は……やっぱり、妹ちゃんが好きだから」

妹「お姉ちゃん……」

姉「ごめんなさい、妹ちゃん。 私も、妹ちゃんに甘えてた。 辛かったよね」

妹「……いいの。 いつかはこうなるって、わかってたもん」

姉「妹ちゃん……」




弱々しく、妹ちゃんが微笑む。
妹ちゃんのそんなカオ、見たくなくて、すっごく辛くて……。




姉「っ……ごめん、ちょっとお手洗い行ってくる」

幼「姉……」




涙が溢れてきそうになって、慌てて生徒会室を出る。
ダッシュでトイレに向かって、個室に駆け込んだ。
95 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/09/02(金) 22:16:40.91 ID:uB8eKRTz0
姉「ぐすっ……だめだなあ、私……」




最近、妹ちゃんに辛い思いをさせてばっかりで。
本当に良いお姉ちゃんなら……本当に、妹を大切にするお姉ちゃんなら、きっとうまく立ち回れるのかな。




姉「ごめんね妹ちゃん……ごめんなさいっ……」




ダメなお姉ちゃんで、ごめんなさい。
自分勝手で、妹ちゃんのことも考えてあげられなくて。
……サイテーだ、私。




姉「……これから、どうすればいいんだろう」




こんなことがあっても、私は妹ちゃんを拒める自信が無い。
私は、妹ちゃんを突き放すことができない。




姉「はぁ……そろそろ、戻らなきゃ」




腕時計を見ると、そろそろ昼休みが終わってしまう時間。
女子トイレを出て、生徒会室に向かう。
これからどうすべきか考えながら歩いていたら、ふと廊下の壁に貼り出されているポスターが目に入った。




姉「……留学生、募集……」
96 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/09/02(金) 22:17:23.05 ID:uB8eKRTz0
―――――――――――――――――――――――




……お姉ちゃんは、逃げるように生徒会室から出ていった。
頬に涙が伝っていたのを、わたしは見逃さなかった。




幼「……」




幼お姉ちゃんも、お姉ちゃんが出ていったドアを辛そうに見つめている。




幼「……もう少し、場所を弁えるべきだったわね。 そうしたら私にはバレなかったのに」




自嘲気味に笑って、幼お姉ちゃんが言った。




妹「うん……でも、誰かに止めてほしかったのかもって、ちょっと思う。 わたしも、お姉ちゃんも……止まらなかったから。 いけないことなんだって、わかってたのに」

幼「……そう」




幼お姉ちゃんが俯く。
97 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/09/02(金) 22:25:45.53 ID:uB8eKRTz0
幼「……どうするつもりなのかしらね、姉は」

妹「わかんない。 でも……お姉ちゃんだけに背負い込ませるつもりはないよ」

幼「……ふふ。 どうして、アンタたちは姉妹なのかしら」

妹「え?」

幼「アンタたちが姉妹じゃなかったら、こんなに思い悩む必要なんてなかったわ」

妹「……そうかもね。 でもきっと、姉妹だからお姉ちゃんを好きになったんだよ」

幼「ああ、はいはい。 アンタの気持ちはよくわかったわ。 ……そういえば、こないだあなたが吹奏楽部の部長と歩いてるところを見かけたけど?」

妹「部長と? ……ああ、あれはね、合宿のときに使う雑貨の買い出しに行ってたんだよ」

幼「なるほどね。 あの時、姉が勘違いして大変だったのよ」

妹「お、お姉ちゃんも見てたんだ……」

幼「……本当に、姉はあなたのことが好きみたいね」

妹「……ごめんなさい」

幼「謝るのは私にじゃないでしょ?」

妹「ううん……幼お姉ちゃんにも謝らないと。 辛いのは、わたしたちだけじゃないもん。 わたしたちに忠告するのだって、きっと辛かったんでしょ?」

幼「……そうしなきゃって思ったから、やっただけよ」

妹「ありがとう、幼お姉ちゃん。 幼お姉ちゃんのおかげで、わたしたちは正しい道に進めるから……」




語尾が震える。
自分で言って、気がついた。
お姉ちゃんを好きになることは、間違った道だったんだ……。
98 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/09/02(金) 22:26:43.38 ID:uB8eKRTz0
幼「間違いなんかじゃないわ」

妹「……え」




わたしの考えていたことを見透かしたように、幼お姉ちゃんが言った。




幼「私はそう思う。 相手が誰であれ、誰かを好きになることは間違いなんかじゃない。 ただ世間がそれを許してくれないだけなのよ」

妹「幼お姉ちゃん……」

幼「私はあなたたちを正しい道に進ませようとしてたわけじゃないわ。 だって、そもそもあなたたちは間違っていないんだもの。 私はただ、あなたたちには幸せになってほしいって思っただけ。 今は辛くても、今それを乗り越えれば後にきっと報われる。 だから……私は、反対しなくちゃいけない」

妹「……うん、反対してくれてありがとう。 幼お姉ちゃんが反対してくれなかったら、本当に大変だったと思うし」

幼「……」

妹「そんなカオしないで。 わかってるんだよ、わたしもお姉ちゃんも。 だから、大丈夫」

幼「妹……」

姉「ただいまー!」




生徒会室のドアが勢いよく開いて、元気よくお姉ちゃんが現れた。




幼「……ずいぶん元気ね?」

姉「ん、まあね。 うだうだ悩んでても仕方ないし、お昼休みももうすぐで終わっちゃうし」

妹「え……あっ、ほんとだ! わたし戻るね! 次移動教室なの!」

姉「ありゃ。 それじゃ、解散だね」

幼「そうね」
99 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/09/02(金) 22:28:39.58 ID:uB8eKRTz0
―――――――――――――――――――――――




幼「姉、帰りましょ」




授業が終わって、放課後になった。
帰る準備を終えた幼ちゃんが、私の席までやってきた。




姉「ん、おっけい」




カバンを持って、学校を出る。




幼「これからどうするつもりなの?」




校門をくぐったところで、幼ちゃんが私に訊いた。
100 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/09/02(金) 22:29:34.17 ID:uB8eKRTz0
姉「……考えてることがあるんだよね」

幼「どんなこと?」

姉「私ね、こんなことがあっても、妹ちゃんを拒むことなんて、突き放すことなんて絶対にできないと思うの」

幼「……私もそう思うわ」

姉「うん。 だから、留学しようと思って」

幼「へえ………………は?」

姉「だから、留学。 突き放せないなら、私から離れればいい。 ね?」

幼「確かにそれはあるかもしれないけど……一人暮らしを始めるとか、そういうところからでもいいんじゃないの?」

姉「ううん、それじゃダメだと思う。 国内だと頑張れば会いに来れちゃうだろうし。 でも、国外だったら、きっとそんな暇無いから。 向こうでそのまま就職でもすれば、さらに会う機会が少なくなるだろうし」

幼「……決めたのね」

姉「あとはお母さんたちと話し合いかな」

幼「妹には?」

姉「……直前まで、隠しておこうかなって。 協力してくれる?」

幼「……あなたは、それでいいの? 妹と会えなくなるかもしれないのよ?」

姉「……良いわけないよ。 妹ちゃんに会えなくなるなんて嫌だし、できるならずっと一緒にいたい。 でも、それができないから……」

幼「姉……」

姉「ごめんね、幼ちゃん。 隠しておいてくれるかな」

幼「どうして隠すの?」

姉「今話して、何かアクションを起こされたら……また、流されちゃうから」

幼「……わかったわ」

姉「ありがとう、幼ちゃん」
101 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/09/02(金) 22:30:46.02 ID:uB8eKRTz0
―――――――――――――――――――――――




それから。
両親に話して、許可をもらって。
受験勉強を進めながら、バイトを始めて。
生徒会の引き継ぎが行われて、私と幼ちゃんは生徒会を引退したりとかして。
そうやって、目まぐるしく時間は過ぎて。




姉「〜♪」




見事受験を突破した私は今、荷造りの真っ最中だった。



姉「……よしよし」




受験した学校はイギリスにあり、明日の朝早くに発つことになっている。
妹ちゃんには、いまだに言えてないけど……。




姉「……いい加減、言わなきゃね」




ちょうど荷造りも終わった。
晩ごはんまで、まだ少し時間がある。
私は自分の部屋を出て、妹ちゃんの部屋に向かった。
102 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/09/02(金) 22:31:24.09 ID:uB8eKRTz0
妹『はーい?』




部屋のドアをノックすると、妹ちゃんが応えた。
ちょっとだけドアを開けて、中を覗き込む。




姉「ちょっと話があるんだけど、いいかな?」

妹「あ、お姉ちゃん。 別にいいけど、どうかしたの?」




中に入って、ベッドの縁に腰掛ける。




姉「うん。 そろそろ話しておかなきゃって思って」

妹「?」

姉「私が大学を受験したこと、知ってるでしょ?」

妹「うん」

姉「でも、どこ受けたかは言ってなかったよね」

妹「うん。 教えてくれなかったもん」

姉「あのね……私さ、妹ちゃんの近くにいたら、きっと我慢できなくなる時が来ちゃうと思うの」

妹「……」

姉「だからね……距離を取った方がいいのかなって、思って。 留学することにしたんだ。 明日行くの」

妹「……そうなんだ」




机に肘をついて、妹ちゃんは応えた。
103 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/09/02(金) 22:32:19.41 ID:uB8eKRTz0
姉「あんまりびっくりしない?」

妹「なんとなく……遠くに行っちゃうんだろうなって、思ってたから」




寂しそうに、妹ちゃんが呟く。




姉「そっか……」

妹「いつ、帰ってくるの?」

姉「……わかんない」

妹「というか、帰ってくるの?」

姉「それも……わかんない」

妹「……ん、そっか。 どうしてすぐに教えてくれなかったのか、訊いてもいい?」

姉「引きとめられちゃったら断れる自信がなかったから……」

妹「今は?」

姉「今はもう、行くしか道がないから」




妹ちゃんが座っている回転イスを回転させて、こっちに向けた。




妹「……うん、わかった。 応援してる」

姉「……うん。 じゃあ」

妹「うん」




妹ちゃんの部屋を出る。
……ずっと、妹ちゃんの顔を直視できなかった。
直視できなかったけど……辛そうな顔を、寂しそうな顔をしていたのはわかった。




姉「妹ちゃん……」




ドアに寄りかかって、呟く。
部屋の中から……微かに、嗚咽が聞こえた。
104 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/09/02(金) 22:33:03.65 ID:uB8eKRTz0
―――――――――――――――――――――――




母「気を付けるのよ。 向こうは何があるかわからないんだから」

姉「うん」

母「こまめに連絡を寄越してね。 心配になっちゃうから」

姉「うん、するよ」




翌日。
私たちは、朝早くに空港に向かった。




母「……お母さん、ちょっとお手洗いに行ってくるわね」

姉「うん」




お母さんが、背を向けて立ち去っていく。




妹「……」




ずっと俯いて何も言わなかった妹ちゃんが、ようやく顔を上げた。
105 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/09/02(金) 22:36:45.19 ID:uB8eKRTz0
妹「……本当に、行っちゃうんだね」

姉「……ごめんね」

妹「ううん、謝らないで。 こうなるって、どこかでわかってたことだから」




飛行機の搭乗を促すアナウンスが流れる。
私が乗る、飛行機の。




姉「……行かないと。 お父さんとお母さんによろしくね」

妹「うん」

姉「じゃあ……」




言いよどむ。
別れの言葉を。




姉「……さよなら、妹ちゃん」




それでも、言った。
自分の気持ちに、決別するために。




妹「……わたしは、絶対にサヨナラなんて言わないよ」

姉「妹ちゃん……」

妹「行ってらっしゃい、お姉ちゃん。 あっちでも頑張ってね」




笑って、妹ちゃんは言った。
106 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/09/02(金) 22:38:42.22 ID:uB8eKRTz0
姉「……うん、行ってきます」




手を振り合って、背を向けて搭乗口に向かう。
不意に、後ろから抱きしめられた。




姉「……妹ちゃん?」

妹「……ごめんなさい、お姉ちゃん。 今だけ、ちょっとだけ……許して……」

姉「……」




嗚咽交じりに、妹ちゃんが懇願した。
けれどその嗚咽もすぐに止んで、妹ちゃんの体は私から離れた。




妹「ぐすっ……うん、ありがとう。 これで、わたしも頑張れるよ」

姉「……妹ちゃん」




振り向いて、妹ちゃんの目を見つめる。




姉「大好き……だったよ、妹ちゃん」

妹「……わたしも、大好きだったよ、お姉ちゃん」
107 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/09/02(金) 22:42:12.86 ID:uB8eKRTz0
続きはまたのちほど
108 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/09/02(金) 23:51:16.77 ID:LEZtTDx6O
続きあるんか
ハッピーエンドキボンヌ
109 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/09/03(土) 00:03:34.16 ID:Bwl1+0IB0
せやな、幸せになってほしい
110 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/09/03(土) 00:35:40.05 ID:QQ76Yolo0
―――――――――――――――――――――――

――――――――――

――




姉「彼は言った、愛している、と……あー、終わったー!!」




パソコンのキーを打ち、マウスを操作してファイルを保存する。
イギリスに来て、もう数年が経った。
その間に私は卒業して、そのままイギリスで翻訳家として英語の本や論文を日本語に翻訳したりその逆だったりするお仕事に就いた。




姉「ん〜〜っっ……コーヒーでも飲も……」




キッチンに向かう前に、郵便物のチェック。
メールボックスを見たら、チラシと……白い封筒が入っていた。




姉「?」




差出人、無し。
宛名、無し。
切手も貼られていないから、おそらく直接投函したのだろう。
111 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/09/03(土) 00:36:39.58 ID:QQ76Yolo0
姉「なんだろ……」




のり付けされた封を開いて、中身を確認する。
紙切れが一枚だけ、入っていた。




姉「これは……チケット?」




入っていたのは、日時と、場所と、座席だけが書かれたチケットだった。
この場所……コンサートホールは何度か行ったことがあるけど、何のチケットなのか書かれていない。
112 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/09/03(土) 00:37:33.72 ID:QQ76Yolo0
姉「なんじゃこりゃ……ん?」




チケットの裏を確認してみると、黒のボールペンでこう書かれていた。




『To dear my sister』




『大好きなお姉ちゃんへ』。
どきりと、胸が高鳴った。
忘れかけていた……いや、心の奥底にしまっておいた感情が、蘇ってくる。




姉「妹ちゃん……?」




思わず、外に出て周囲を見回す。
日が暮れかかった街並みが在るだけ。




姉「……」




この日は空けておこう。
そう、思った。
113 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/09/03(土) 00:38:32.82 ID:QQ76Yolo0
―――――――――――――――――――――――




チケットに記載されている日当日。
国内ではそこそこ大きなコンサートホールに、私はやって来た。
受付の人にチケットを見せると、控室に行くように言われた。




姉「控室……ここかな」




控室であろうドアの前に立つ。
ネームプレートには……妹ちゃんの名前がある。
深呼吸をして、ドアをノック。




『はい?』




英語で、応えられる。
この声……やっぱり……。
114 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/09/03(土) 00:39:57.00 ID:QQ76Yolo0
姉『……チケットを見せたら、ここに来るように言われた者です』




英語で返す。
ドアの向こうでばたばたと音が鳴ってから、勢いよくドアが開いた。
綺麗なドレスに身を包んだ女性が……妹ちゃんが、立っていた。




妹「……っっ!!」

姉「わっ」




勢いよく抱きついてくる。




妹「おねえちゃんっ……」

姉「妹ちゃん……」




抱きしめ合ったまま、控室に入る。
115 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/09/03(土) 00:41:46.36 ID:QQ76Yolo0
妹「やっと……やっと会えた……」

姉「……どうして、ここに?」

妹「ぐすんっ……わたしね、ピアニストになったんだよ」




しゃくりあげながら、妹ちゃんは答えた。




姉「えっ、ピアニスト!?」

妹「うん……ピアニストになれたら、海外に行けるかもって……お姉ちゃんのところに行けるかもって、思って……」

姉「えっ……」

妹「言ったもん……さよならは言わないって、わたしも頑張るからって……」




あのときから……妹ちゃんは、決めてたんだ。
ここで、イギリスで再会してみせるって。
それを……本当に叶えたんだ……。




妹「今日のコンサートが終わったら、お誘いを受けてるイギリスの楽団に入ろうと思うの。 ……お姉ちゃんには、もう大切な人とかできちゃった?」

姉「……ううん、もう、ずっと前にできたっきりだよ」

妹「……そっか」




涙を流したまま、妹ちゃんが微笑む。
116 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/09/03(土) 00:42:18.69 ID:QQ76Yolo0
妹「ここなら、疎まれることなんかないよね……?」

姉「うん、私たちを知ってる人はいないから、きっと……」

妹「じゃあ、じゃあ……一緒に、いてもいいよね……?」




上目づかいで、妹ちゃんが私に尋ねる。
本当に、予想外の展開だった。
まさかここで、妹ちゃんに会えるなんて。
ここ数年間、ただ私と一緒になるためだけに頑張ってきてたなんて。
すっごく嬉しくて、泣きそうで。




姉「当たり前だよ、妹ちゃん……こんなところまで追いかけられちゃったら、もう逃げられないじゃん……」

妹「えへへ……」




空白の時間を埋めあうように、私たちは抱きしめ合って。
それから指を絡めて、キスを交わした。
もう絶対に離れないって、想いを込めて。
117 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/09/03(土) 00:42:57.29 ID:QQ76Yolo0
おわりです、ありがとうございました。
118 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/09/03(土) 00:48:06.54 ID:vj+236R6O
おつ
119 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/09/03(土) 01:04:08.81 ID:tXgV4fGQ0
120 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/09/03(土) 01:31:06.62 ID:77n60XPgO
乙乙〜
久しぶりに良い百合だった
121 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/09/03(土) 02:07:13.36 ID:6YDspnlqO
幼馴染が息してない
122 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/09/03(土) 12:50:15.77 ID:lDxLk4h3O
おつ
幼なじみは祝福して送り出したと脳内保管してる
123 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/09/07(水) 16:29:10.10 ID:shNooaYKO

すばらしい
124 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/09/08(木) 23:51:05.26 ID:BzrI7vyn0
toとdearは一緒に使わないんじゃないかと空気を読まずに
すごくよかった乙
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