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響の革命戦争
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166 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2017/10/11(水) 07:41:22.43 ID:gFhyzZdZ0
ここまで
167 :
◆xd4ixhv0TA
[saga]:2017/11/03(金) 15:03:48.27 ID:W7W5wUCo0
再開します
168 :
◆xd4ixhv0TA
[saga]:2017/11/03(金) 16:08:03.66 ID:W7W5wUCo0
「迎えに来てくれて礼を言うよ。それにしても、君には港確保を任せてた筈だけど」
「本島の方からこの報告書が来たのよ。ほら、読みなさい」
「どれどれ…」
最近、本島の中で義勇軍の数が増えつつあり。それと並列して貯蔵武器の数が減っていると書かれていた。
「うーん、義勇軍か…」
「親族を殺されたりひどい仕打ちを受けたりした人たちが、やり返したいって最近入隊志願する人が増えてたでしょ」
「あぁ、確かほとんど落とした気がするが」
「その人たちが集まって義勇軍を結成してるの、義勇軍1つあたり2000人程だって。流石に増え続けられると新しい国を作りかねないわよ」
「それは困る。ようやく解放の足掛かりが出来たのに」
数分走って森を出ると、後方に数台のお供がついてきていた。何て面倒くさい。
「02、運転任せる」
「はいはい、頭に1発ぶちこんで来なさい。あなたが好きな得物1つ載せてるから」
「…ふふ、流石だ」
後ろの荷台に移動すると新人があたふたして銃を構えていた。
「た、隊長!敵が追ってきてます!ど、どうしましょう!」
「落ち着け、おそらくこの辺りに…」
木箱を開け、巻かれている布を取り払う。中身はSV-98、私の大好きな狙撃銃だ。
「新人、その子と一緒に奥の方に避難しろ」
「はい!」
169 :
◆xd4ixhv0TA
[saga]:2017/11/03(金) 16:39:52.25 ID:W7W5wUCo0
ゆっくりと構えて、狙いを定める。流石にバカでは無かったのだろう、ジグザグに動いて狙いを定めさせないようにしている。
「チッ、やれやれ」
1発、先頭を走っている車のタイヤを撃ち抜く。するとどうだろう、後ろの2台を巻き込んで停止してしまった。
「02!スピードを上げろ!」
トラックが騒音を立てて速度を上げていく。相手も速度を上げてついてくるが、これほど速度を出せばジグザグには動けない。
機銃の弾がトラックに襲い掛かる。2発腹部と右肩に命中し、だらんと垂れる。
「た、隊長!?」
「いつつ…大丈夫だ。さてと、次はお前だ」
バイポットを立てて、運転手に狙いを定める。
170 :
◆xd4ixhv0TA
[saga]:2017/11/03(金) 16:40:27.96 ID:W7W5wUCo0
ここまで
171 :
◆xd4ixhv0TA
[saga]:2017/12/05(火) 19:16:31.68 ID:Ob5jtUwn0
再開します
172 :
◆xd4ixhv0TA
[saga]:2017/12/05(火) 20:32:04.41 ID:Ob5jtUwn0
被弾した箇所からは止めどなく血が溢れ出す。が、不思議と痛みは感じない。トラックに揺られながらも再びバイポットを立て、呼吸を止める。スコープ越しでハッキリと見えた。相手の顔が、死を悟り諦めたような顔が。引き金を引くとガラスはグチャグチャにひび割れ相手の顔は見えなくなった。
「よし…新入り、これ直しててくれないか?」
「は、はい。そ、それとその傷…」
「ん…」
血はまだ止まらない。少し頭がフラフラしてきた、よろつく体を無理やり動かし前の補助席へ戻る。02が、こちらをギョッと見るとすぐにハンカチを出してくる。
「ほら、さっさとこれでちょっと止血してなさい!」
「恩に着るよ。あぁ…ちょっと寝てて良いかい?」
「ダメよ、あんたのことだしいつの間にか死んでそうで怖いのよ」
「死んでももう大丈夫さ。あれだけ町を安定させればやっていける」
「まだ後継者も何も決まってないのに死んでどうするのよ」
「あぁ〜そうか。なら革命が終わったら後継者探しでもするか」
「そうしなさい」
窓を開け新鮮な空気を車内に入れる。懐からタバコを取り出し、火を着けようとしたとき横から手で止められる。
「今怪我してるのにタバコなんて吸わせないわよ」
「やれやれ、手厳しいね」
173 :
◆xd4ixhv0TA
[saga]:2017/12/05(火) 21:01:22.19 ID:Ob5jtUwn0
数十分かけて前線基地へと帰ってくる。
「ほら着いたわよ」
「ん…そうか…」
ドアを開け外へ出ようとすると、バランスを崩し地面に倒れる。すぐに側に近くにいた隊員が駆け寄ってきてくれるが、まともに体が動かなかった。今、どれほど今の私はひどい顔色をしているのだろうか。あぁ…疲れた…少し休もう…
「衛生兵!衛生兵!」
「担架急いで!!」
倒れている01を担架に乗せると、担架が血が汚れる。これほどまでの出血、何故死なないのかと不思議になるほどだ。
「そこの台空けて!」
物を退かし、横にさせる。
「輸血パック持ってこれるだけ持ってきて!それに念のための除細動器もお願い!」
必死に傷口を圧迫して止血する。包帯でキツく縛り腕に持ってきた輸血パックを繋ぐ。
「ガーゼと消毒液持ってきて!こんなところで死なせないわよ…!」
174 :
◆xd4ixhv0TA
[saga]:2017/12/05(火) 21:01:49.67 ID:Ob5jtUwn0
ここまで
175 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/12/05(火) 22:52:42.56 ID:vctqoFJVO
乙
176 :
◆xd4ixhv0TA
[saga]:2018/01/05(金) 09:57:41.52 ID:OTVxtEhY0
遅いですが新年あけましておめでとうございます。
年末年始はいろいろと用事があったので遅れました。
これからも更新は遅いですがよろしくします。
それでは再開します
177 :
◆xd4ixhv0TA
[saga]:2018/01/05(金) 10:49:48.33 ID:OTVxtEhY0
一通りの治療を終わらせると、いつの間にか01の容態は安定していた。流石の生命力と言ったところだろうか。それでも目を覚ますのはかなり先になりそうだ。
「ったく、驚かせるんだから…」
ため息をつくと目が濡れているのに気付いた。バレないように服で拭ったが、周りの皆は面白そうに笑っていた。
「な、何よ!」
「いえ、喧嘩してる割りには隊長の事が好きなんだと思いまして」
「あれだよあれ、喧嘩するほど仲が良いって奴」
「うっさい!別に喧嘩なんてしてないわよ!あいつがだらしないから言ってやってるだけで別に私は――」
「分かりました分かりました、隊長の容態は私たちが見ておきます。あなたはやることがあるんでしょう?」
「うぐぅ…それじゃ任せたわよ…」
医療テントから出る前、再び振り返ると皆がニヤニヤと笑っている。手でシッシッと促され、再びため息をついて出ていく。
「あの部下たちは上に対する敬意の払い方ってのが分かってないんだから…」
トラックから血塗れの書類を手に取り、義勇兵達との交渉をどうするか自分のテントで考えていると、呼び鈴が鳴り響いた。
「どうぞ、入って良いわよ」
「失礼します、次のヘリ部隊出撃の予定はどうしますか?」
「2時間ごとに哨戒程度の出撃に控えて」
「了解しました」
「あ、それとテントの入り口にこれかけといて。ちょっと寝る」
「はいはい」
靴を脱ぎベッドで横になる。
178 :
◆xd4ixhv0TA
[saga]:2018/01/05(金) 11:25:57.05 ID:OTVxtEhY0
「起きなさい――」
誰からだろう、頭の中に直接聞き覚えのある声が聞こえてくる。
「こっちよ――」
声に誘われるままに起き上がり、テントの出口へと覚束無足取りで向かっていく。
「早く行かないと――。ほら、行きましょ?」
「待って、私も――」
急いで外に出るとあまりにも眩しい光に思わず目を閉じる。次に目を開いたとき、真っ先に目には行ったのは蛍光灯だった。
「夢…」
いつの間にか意識を失っていたようだ。体は汗で濡れ、、呼吸は荒くなっていた。
「02、とある方が話がしたいと言ってきていますがどうしますか?」
「シャワー浴びてから行くわ。少し待っててもらえるように言ってくれない?」
「分かりました」
179 :
◆xd4ixhv0TA
[saga]:2018/01/05(金) 11:26:29.33 ID:OTVxtEhY0
ここまで。
180 :
◆xd4ixhv0TA
[saga]:2018/03/06(火) 20:24:58.34 ID:NfPoNAwL0
2か月ぶりに再開です
181 :
◆xd4ixhv0TA
[saga]:2018/03/06(火) 21:24:55.69 ID:NfPoNAwL0
着ている服を脱ぎ木箱に投げ捨て結んでいる髪を解き、見えないよう遮光用の布をかける。金網の上に乗って蛇口を捻り用意されているお湯をシャワーを通して体に当て、今まで溜まっていた汚れを洗い流す。久しぶりのように感じる温水は肌から体の中に染み渡り、私の体を下って地面に染みていった。
ある程度洗い流すと温水を止め別にかけておいたタオルで体を拭くと、流しきれなかった汚れが黒ずみとなってタオルに着いた。
「うわ汚な…そんなに入ってなかったっけ…会う前に洗っといて良かった」
新しい服を取り出し、後ろ髪を1つに纏める。用意ができるとテントの外に出て、話がしたいと言う者に会いに行く。丁度さっき教えてくれた者も案内のために戻ってきていた。
「02、丁度良かったです」
「それで私と話がしたいってのは?」
「こっちです」
後をついていくと基地の入り口に一人の男性が立っている。白い軍服を着てだらけることなく背筋を伸ばしている。
「客人、お待たせしました」
彼は帽子を外し一度礼をすると、脇で抱えるようにして持った。
「貴方が私と話をしたいって?」
「はい、私はあなた方に降伏するために来ました」
「罠にかけるための方便?」
「いえ、本当です」
彼の目は揺らぐことはなくまっすぐこちらを見つめていた。嘘をついているようすは無いが、警戒心は無くなることはない。もう少し話して腹の底を探ることにしよう。
182 :
◆xd4ixhv0TA
[saga]:2018/03/06(火) 22:29:36.81 ID:NfPoNAwL0
「口ではなんとでも言えるわ。それで何か手土産とかはないの?」
「そう言うと思いましてこのような手土産をご用意致しました」
彼は懐から信号弾を取り出すと空に向かって放り投げた。空で光を放つと、すぐに消え残骸が落ちてくる。お互いが睨み合いながら数分が経った。森の方がざわめき、エンジンのけたたましい音が段々と大きくなってくる。
「02、下がって」
「いえ、大丈夫よ」
数百台の戦車と装甲車が木の影から出てくる。砲身は上に向き、歩兵は全員武装解除されており車体の上に乗ってやって来る。
「随分な団体客ね」
「総勢約42,000名、元近衛機甲師団はこれよりあなたの指揮下に入らせていただけるようお願い申し上げます」
彼は跪いて頭を下げた。後ろの兵士達も彼と同じように跪いての下げる。これだけの人数が同じ行動をしていると壮観だ。
「02、どうするんですか?」
「と言っても今兵士の人数が増えると補給が追い付かないし…とは言えこの装甲車と戦車の数は見逃せないし…」
少し考える、補給用のトラックや補給するための船もまだ数が足りているとは言えない。下手に兵士を増やせば補給が足りずに退却することになる。せっかくの橋頭堡を手放したくはない。
183 :
◆xd4ixhv0TA
[saga]:2018/03/06(火) 22:30:27.75 ID:NfPoNAwL0
ここまで
184 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/06/06(水) 18:47:58.49 ID:CAGVz1YDo
おーい
185 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/10/18(木) 00:12:25.28 ID:tQpOji4WO
お茶
186 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/06/12(水) 23:08:13.06 ID:sKsBUE5Mo
おぉい
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[ Aramaki★
クオリティの高いサービスを貴方に
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