【安価】愛玩奴隷を買うことにした

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1 : ◆eXipHdytqM [saga]:2017/12/23(土) 22:15:25.19 ID:EbIRlnaw0
 奴隷市場、と聞いて君たちは何を想像するだろうか。
 鎖で一繋ぎにされた、逞しい異邦人? 檻の中で涙を流す、全裸の女騎士?
 それらは、一部正しい。ただ、同時に最低な存在と言わざるをえない。奴隷たちが? いや、それを扱う商人どもが、だ。

 奴隷とて、大事な商品である。客の手に渡されるその時まで、大切に扱わねばならない。

 この辺りの事情に疎い私であるが、人伝に聞いた『良い』市場に足を踏み入れてみて、おおよそ理解することができた。柵の向こうで筋肉を披露する人足、通りに出て愛想を振りまく執事、給仕。彼らの体に不必要な傷は無く、疲弊した様子も見られない。
 あちこちで交わされる商談をすり抜け、私は一番奥にある大きなテントに向かった。紫色の分厚い布をめくると、中は間仕切りで区切られた小さな部屋になっていた。
 隅にある、商談用と思しき机に向かって書き物をしていた初老の男が、来客に気付いて立ち上がった。天井からぶら下がったランプに照らされた私の姿を見て、彼は少し意外そうな顔をした。



↓1 『私』について(職業、年齢など)
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/12/23(土) 22:16:32.67 ID:ajb3/KcD0
交渉人
30歳
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/23(土) 22:16:37.27 ID:FF+BBXWt0
運び屋、31
4 : ◆eXipHdytqM [saga]:2017/12/23(土) 22:30:44.29 ID:EbIRlnaw0
「いらっしゃいませ。貴方は…」

「ああ、どうも」

 私はおずおずと頭を下げた。なにしろ、この場にそぐわない人間だという自覚があるのだ。
 お辞儀姿勢のまま、そっと男の方を伺う。にこにこと愛想のいい、白髪交じりの男だ。目元、口元の皺が深い。普段からこの表情に慣れているのだろう。本当に人柄が良いか、或いはとんだ食わせ者か。
 ……おっと、悪い癖だ。

「去年の和平交渉、お見事でしたよ。お陰でウチも潤った」

「よくご存知で。いやはやお恥ずかしい…」

「何をおっしゃいます。貴方様のお陰で、戦争も予想以上に早く終わりました。それに何より、戦いや略奪の中で命を落とすはずだった方々が、こうして未来を得た」

「私は、陛下の御心を偽り無くお伝えしたまで…」

 言いながら、私は内心苦笑した。相手が相手なら、己も己だ。美辞麗句、虚言、慇懃。それと多少の真実。全て、私の商売道具だ。
 私は、交渉人。衝突が煮詰まった時、最前線に出て言葉で最後の戦いを行う。

「そうですか。……いやしかし、命懸けのお仕事でしょう。ここにいらしたのは、やはり…『癒やし』を求めて?」

「ええ…」



↓1 愛玩奴隷を買う理由

@癒やし

A秘書、助手

B弟子

Cその他、要記述
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/23(土) 22:31:38.07 ID:FF+BBXWt0
4 養子
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/23(土) 22:31:38.92 ID:GNfk7KDu0
2
7 : ◆eXipHdytqM [saga]:2017/12/23(土) 22:35:50.20 ID:EbIRlnaw0
 私は頭を掻いた。

「…その。恥ずかしながら、子供が欲しくて」

 子供、という言葉に、男がすっと目を細めた。

「失礼ですが……奥様は」



↓1

@独身

Aいるが子無し

Bいて子供もいる
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/23(土) 22:36:06.29 ID:GNfk7KDu0
2
9 : ◆eXipHdytqM [saga]:2017/12/23(土) 22:45:58.76 ID:EbIRlnaw0
「いるのですが、どういうわけか子供ができず…ええ、このままでは寂しいと思い、相談して、後腐れの無いようこちらで1人、頂けたらと」

「なるほど。奥様はご一緒で?」

「いえ、あまり体が強くないので、家で待ってます。選択に関しては、私に一任してくれました」

「そうですか」

 男はようやく頷いた。そうして、机の上から分厚い書類を取り上げた。

「子供も扱っておりますよ。『そういう』嗜好の方もおられますからね。ですが、それよりも良い門出となるでしょう。選ばれた子は、幸運な子です」

 それから、私の方を見た。

「では、好みについてお聞きして、それに当てはまりそうな子を数人…そうですね、3人ほど連れてまいりましょう」

「はい。では…」



↓ 0:00まで、求める要素(性別、年齢、髪の色など)を一人一つ

 出てきた安価を元にキャラクターを作成します
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/23(土) 22:47:20.24 ID:ajb3/KcD0
性格はおとなしい
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/23(土) 22:47:34.05 ID:GNfk7KDu0
女の子
12 : ◆eXipHdytqM [saga]:2017/12/23(土) 22:47:47.44 ID:EbIRlnaw0
そして今夜はここまで





……奴隷ちゃんとイチャイチャしたり酷いことしたり好き放題するスレの筈だったのに
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/23(土) 22:49:39.80 ID:FF+BBXWt0
品行方正
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/23(土) 22:50:04.68 ID:ajb3/KcD0
>>4で4を選択肢に入れた>>1のミスだ
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/23(土) 22:50:37.46 ID:Iw63EMNNO
この板の奴隷スレいつもこの展開になるな
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/23(土) 22:54:42.91 ID:IHD25mlg0
冗談半分で言ってるのかもしれないけどただでさえ奴隷安価スレは奴隷の扱い巡って荒れるんだから、>>1自身がこんなはずじゃ的な事をいうのはやめた方がいい。
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/23(土) 22:59:55.90 ID:4K7f3OeZO
どうせすぐエタる
書きたくない展開長々と書くわけない
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/23(土) 23:20:38.26 ID:SOGBAlgeo
引っ込み思案で人見知りが強い
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/23(土) 23:23:17.84 ID:9QLDV9yVO
黒髪ロング
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/23(土) 23:40:20.35 ID:WXCyO89DO
ワンコ属性
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/23(土) 23:59:48.51 ID:JHjC8xYWO
ロリ巨乳
22 : ◆eXipHdytqM [saga]:2017/12/24(日) 00:02:51.59 ID:b/wUHFzt0
締め切り
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/24(日) 01:14:03.47 ID:9dckqZqGo
がんばれ
平和な世の中を応援してるぞ
24 : ◆eXipHdytqM [saga]:2017/12/24(日) 20:49:32.74 ID:b/wUHFzt0
 私は求める要素を片っ端から挙げていった。特に重要なのは、女の子であること、それと髪が黒いことだ。
 女の子は妻の希望、髪の色は、妻と同じが良い。私たちの子となるのだから、多少は似ていたほうが愛着も湧くというものである。

 さて、要望を聞いた男は一度間仕切りの向こうに引っ込むと、やがて3人の少女たちを連れてきた。その内、一番左端の少女を指して、男は説明した。



「この娘は、元はさる血筋の生まれでしてね。12歳と、養子にするには少し年長ではありますが、物腰は大人しく、礼儀は十分に弁えております。
 美しい髪でしょう。こういうのを東洋では、烏の濡羽色、と言うそうな。貴方のお仕事に同行させても少しも恥ずかしくない、品行方正、容姿端麗な娘です」



 促されるまま、少女は軽く頭を下げた。
 12歳の少女らしい、子供と大人の間くらいの、すらりとした体をしている。浅黒い肌に切れ長の目からして、東洋人の血が入っているのだろうか。何れにせよ、品のある顔をしていた。
25 : ◆eXipHdytqM [saga]:2017/12/24(日) 20:50:01.49 ID:b/wUHFzt0
 次に、真ん中の少女を紹介する。



「先程とはうって変わって、農民の子です。生憎、髪の色はご期待に添えませんでしたが…
 ですが、犬のように人懐っこい性格でして。彼女を通して、ご夫婦の仲も深まるでしょう。
 何と言っても、齢10にしてこの体。大きな声では言えませんが…」



 本人に聞こえないよう、私の耳元で囁く。

「…奥様に隠れて、『楽しむ』ことも」

「結構です」

「おっと、これは失礼」

 件の少女は、興味津々に私の方を見ている。身長は前の娘より低いが、確かに胸が大きい。幼い顔にはそばかすがあって、いかにも人懐こい田舎娘といった風情だ。残念ながら、髪は茶色で緩く波打っている。
26 : ◆eXipHdytqM [saga]:2017/12/24(日) 20:50:30.75 ID:b/wUHFzt0
「そして、最後が……ほら、隠れてないで出てきなさい」

 足元に隠れていたのを引っ張り出された少女は、いやいやと体を揺すった。



「ああ、すみません。ご覧の通り、人見知りなもので…
 まだ3歳なんですよ。養子になさるには一番良いかもしれませんね。
 今はこの通り、礼儀も何も無い幼子ですが、きっと成長する頃には実の子のように懐いてくれるでしょう」



 観念したのかその少女は、男の脚にしがみついたままじっと私を睨んでいる。幼子らしく膨らんだ頬に、ぱっちりと開いた目をしている。きっと、歳を取れば美しい娘に成長するのだろう。
27 : ◆eXipHdytqM [saga]:2017/12/24(日) 20:54:26.72 ID:b/wUHFzt0
「私どもの方からご提案できるのは、こちらになります。質問がございましたら、なんなりとどうぞ。できる範囲でお答えいたします」

「皆、魅力的な娘たちです。そうですね。私からは…」



↓ 10:00まで、奴隷商人への質問(娘達の素性、好きなものなど。相手を指定してください)
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/24(日) 20:58:02.57 ID:ELwMZpaW0
左端の少女に。どの国生まれかとどういう家の生まれかを。深く突っ込むことができるなら奴隷になった経緯
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/24(日) 21:00:27.14 ID:IcNfItc7O
三人の奴隷歴
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/24(日) 21:01:42.18 ID:eQtKkSgYo
右端の少女
好きなものや逆に嫌いなもの
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/12/24(日) 21:17:53.15 ID:ELwMZpaW0
真ん中に何ができるか聞いてみる
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/24(日) 21:21:37.66 ID:vpuKMjZko
養子になることについてそれぞれどう思っているのか
奴隷商人にこっそり尋ねてみる
33 : ◆eXipHdytqM [saga]:2017/12/24(日) 22:21:59.14 ID:b/wUHFzt0
 私は言いよどむふりをしながら、ゆっくりと3人を見回し、目を細めた。
 男は頷くと、3人を奥へ引っ込めた。
 改めて2人きりになると、私は口を開いた。

「率直にお聞きしますが……どうして、あの娘らは奴隷になったのです?」

「全てはお答えしかねますが…

 一人目は、さる貴族の長男が使用人との間に作った子でしてね。ええ、珍しい顔立ちでしょう。お察しの通り、母親は極東の生まれだそうです。妾腹の子だし、女子だし、世継ぎにするわけにもいかず、母親共々、私どもの元へ売却と相成りました。ああ、ご心配無く。母親はもう随分前に、使用人として他の方が購入されました。

 二人目は、よくいる農家の娘でした。ほら、3年前、戦争に悪天候が重なって、国中で飢饉が起きたでしょう。都市部も散々でしたが、農村部はもっと酷い有様でした。餓死する者はもちろんですが、食い扶持を確保するための『口減らし』が横行しておりまして。これはいかんと私どもが急行し、養えない子供たちを買い取りました。ええ、終戦してから彼らは、良い人足として飛ぶように売れましたとも。ただ、彼女は人足や給仕にするには勿体無いと思い、今日まで確保しておりました。

 三人目は……実は、あの娘を救ったのは、貴方なのですよ」

「私が?」

「ええ。あの娘は、前の戦争で敵対していた領主の娘です。家族全員が捕らえられ、抵抗を続ける勢力に対して、見せしめに年長から順に一人ずつ首を刎ねられておりました。父が殺され、母が殺され、兄や姉たちが殺され、いよいよ彼女の番となったその日、貴方の交渉が実を結び、これ以上の侵攻はしないという約束になったのです。まあ命拾いしたとは言え、領地は没収され、そもそも彼女に管理能力は無いということで、捕虜の身から巡り巡ってこちらに来たというわけでございます」

「なるほど…」
34 : ◆eXipHdytqM [saga]:2017/12/24(日) 22:38:52.71 ID:b/wUHFzt0
 私は少し考えて、次の質問に移った。

「ちょっと直接は聞きづらいので、分かる範囲で良いのですが…実際、養子になることについて、彼女らはどう思っているのでしょうか?」

「ふむ。…これは、私から訊いたほうが良さそうですね。少々お待ちを」

 そう言うと彼は間仕切りの向こうに消えた。

 十数分後、戻ってきた彼は、ゆっくりと答えた。

「まず一人目。単刀直入に言って、貴方がたの子となることに抵抗は無いそうです。母親に未練は無いか一応訊いてみましたが、全く無いと。寧ろ、あれを母親と認めたくないような雰囲気でした。

 二人目ですが、まあ大丈夫でしょう。ここを離れることは少し寂しいと言っていましたが、同時期に引き取った子供たちは殆ど皆捌けてしまいましたから。ただ、ひもじい思いはもうしたくないとのことでした。

 三人目は……ええ、もうお分かりでしょう。何を訊いても『いや』の一点張りです。幼子のわがままと言ってしまえばそれまでですが、なにぶん、あの娘は親の死を理解しているようでしたから。……利発な子です」

 最後の一言は、とても寂しげに聞こえた。もしかすると、彼もまた彼女に親心めいたものを感じているのかもしれない。
35 : ◆eXipHdytqM [saga]:2017/12/24(日) 23:05:12.52 ID:b/wUHFzt0
「ありがとうございます。最後に、一人ひとりにそれぞれ訊いておきたいのですが」

「ええ、構いませんよ」

 男は頷くと、また間仕切りの向こうに引っ込み、すぐに一人目の少女を連れてきた。

「…こんにちは」

「ごきげんよう」

 質素なワンピースの裾をつまみ、優美に挨拶する。そうして向き直った彼女の目には、その年頃の少女らしからぬ光が燃えていた。

「こうして直接話すのは初めてだね。一つ、訊いても良いかい」

「はい。何でも答えます」

「答えられたらで良いんだけど。君は、どこの国の生まれかな」

「シァンガンです」

「!?」

 あまりに躊躇いなく答えるものだから、私の方が面食らってしまった。

「ま、まさか、君のお父さんは」

「植民地総督の長男に当たるそうです。ですが、父親とは思っていません。母親も。使用人として雇った現地人だそうですが、わたしに対しては『何故女に生まれたんだ』の一点張りです。男だったら、家督を継がせて自分も成り上がることができると思ったんでしょう」

 ここで、美しい顔を歪め、吐き捨てる。

「…馬鹿馬鹿しい。お陰でわたしは慰み者です」

「…そ、そうか。分かったよ」

 目配せすると、男は彼女を引っ込め、二人目の少女を連れてきた。

「こ、こんにちは。あなたがあたしのパパになるかもしれない人ね」

「まだ決まってないがね」

 言っておいて、私は尋ねた。

「君は、農村の生まれだそうだね」

「ええ。だから、ここから畑仕事か、針仕事にでも就けたらって思ってたんだけど」

「得意なのかい?」

「少し、ね。ちっちゃい頃からお裁縫はママから教わってたから」

「他に、得意なことはあるかい?」

「うーん……あ、ここに来てから、スコーンの焼き方は覚えたわ」

「料理が好きなようですよ」

 横から、男が口を挟んだ。

「なるほど。ありがとう」

 二人目が帰ると、三人目がやって来た。
 奴隷になった経緯から、彼女の身の上はおおよそ察してしまった。ならば聞くことは、一つしか無い。

「…君、好きなものは?」

「…」

 相変わらずだんまりである。私は苦笑した。

「嫌いなものは?」

「…」

「大丈夫、取って食ったりはしないよ。君とお話がしたいんだ」

「や」

「や?」

「いや!」

 一言叫ぶと、彼女は大声で泣き出してしまった。
 私は肩をすくめた。男は申し訳なさそうに微笑むと、彼女を抱き上げて間仕切りの向こうに消えていってしまった。
36 : ◆eXipHdytqM [saga]:2017/12/24(日) 23:08:35.80 ID:b/wUHFzt0


「いやぁ申し訳ない。参考になりましたか」

「ええ、十分です」

「…では、お決まりに?」

 私は頷いた。応答を通して、大体のことは分かった。それから先は、より親密になってからでも良いだろう。

「引き取るのは…」



↓ 0:00まで 誰を養子にするか 一人一票で多数決
37 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/24(日) 23:09:28.57 ID:g7LOZhbW0
一人目の少女
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/24(日) 23:10:39.83 ID:SNSV7wUDO
三人目
39 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/24(日) 23:10:42.15 ID:7aXKPDR9O
二人目
40 : ◆eXipHdytqM [saga]:2017/12/24(日) 23:10:42.80 ID:b/wUHFzt0
そして今夜はここまで。

一応舞台としては、WW1前のイギリス帝国のような何かといった感じです
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/24(日) 23:11:08.57 ID:eQtKkSgYo
三人目
42 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/24(日) 23:17:03.06 ID:vpuKMjZko
一人目
43 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/24(日) 23:22:08.55 ID:IcNfItc7O
二人目
44 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/24(日) 23:25:43.75 ID:JUn0ivWzO
一人目
45 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/24(日) 23:27:52.29 ID:jLZHksE00
ふたりめ
46 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/24(日) 23:28:07.63 ID:xAxY6gj40
3
47 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/24(日) 23:28:30.80 ID:9P5bz7hcO
2人目
48 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/24(日) 23:31:00.12 ID:DkEb2WKYO
1人目
49 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/24(日) 23:34:45.37 ID:rL9zL+400
3人目
50 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/24(日) 23:50:56.39 ID:O+qYVyW+o
3人目
51 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/24(日) 23:51:14.18 ID:dJm7AKOoO
2人目
52 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/24(日) 23:52:31.30 ID:0g0JcypFO
一人目
53 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/25(月) 00:00:01.94 ID:kX7qZunb0
3
54 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/25(月) 00:00:38.59 ID:kX7qZunb0
間に合わなかったか
55 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/25(月) 00:01:09.34 ID:wt5s5g+5O
全部同じ得票
これはもう全員養子にするしかないな
56 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/25(月) 00:04:00.42 ID:vzQ4opNj0
まあ全員引き取るのが丸く収まりそうではある
57 : ◆eXipHdytqM [saga]:2017/12/25(月) 00:13:31.56 ID:00gCKmsD0
義娘ロリハーレムルート決定ですね(白目)
58 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/25(月) 00:16:02.97 ID:vzQ4opNj0
>>1がんばれ
応援してる
59 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/25(月) 00:42:07.57 ID:lEYmES0X0
どの子も魅力的だったからまあ、よかった気がする
60 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/25(月) 02:34:08.59 ID:SjmLel4bo
3人まとめてか、これはこれで面白そう
61 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/25(月) 19:01:43.39 ID:EIJtCWBAO
全員同数とかw


どんどん凌辱から離れてイク
62 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/25(月) 19:39:45.14 ID:UDEdcuT/O
Rの奴隷スレは絶対こうなるってわかってるだろ
陵辱展開にしたいなら>>1に救済禁止って書くか奴隷♀が主人公じゃないと絶対ならないぞ
63 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/25(月) 19:43:05.80 ID:LmPyaL2Co
他の安価スレは>>62みたいな奴が毎回凌辱展開にするからほのぼの展開期待
64 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/25(月) 19:47:29.98 ID:DshnSKG0o
ここにほのぼのじゃない奴隷スレあるか?見たことない
65 : ◆eXipHdytqM [saga]:2017/12/25(月) 20:46:25.52 ID:00gCKmsD0


 数時間後。私たち4人を乗せた馬車は、市街をゆっくりと自宅へ向かっていた。
 そう、『4人』である。

「ねえお父様、お家には後どのくらいで着くのかしら?」

 隣に座った一人目の娘が、期待に満ちた顔で私に尋ねる。向かいには二人目の少女がぐったりと疲れた様子で座り、更にその隣には一番幼い三人目の娘がもたれかかるようにして眠っていた。

 そう。結局、三人とも引き取ることにしたのだ。何も一人に決める必要は無い。大仕事の直後で懐は暖かかったし、身の上を聞いてしまった以上、このまま彼女らが誰かの慰み者になるのが忍びなかったのもある。妻の驚く顔が目に浮かぶようだ。

 一人目の彼女は、選ばれたことがよほど嬉しかったようだ。商談がまとまるやすぐに私を『お父様』と呼んで抱きついてきた。二人目の娘も、奴隷の身を脱することを喜んでいた。それでも、人足や給仕として売られた友達のことを思い出して複雑な顔をしていた。三人目は……もう大騒ぎだ。奴隷商人のもとを離れるのが嫌でたまらないらしく、わんわん泣いて離れなかった。どうにか馬車に乗せた後も、一人目の娘に何度窘められても泣き止まず、結局泣き疲れて眠ってしまった。

「…」

 それにしても、見知って間もない娘たちとの沈黙は、何と重苦しいものか。私は、話題を探った。



↓1〜3 何か話題を
66 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/25(月) 20:48:05.08 ID:u+ZchT8lo
食事の好みや苦手なものを聞く
67 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/25(月) 20:50:04.87 ID:lEYmES0X0
こうしてほしいとかそういう要望はないか聞く。先にできる限りのことはすると言って置いて
68 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/25(月) 20:50:23.78 ID:vzQ4opNj0
そういえば名前を聞いていない
あるならそう呼ぶし無いなら今からつける
69 : ◆eXipHdytqM [saga]:2017/12/25(月) 21:28:58.25 ID:00gCKmsD0
「……そう言えば、名前をまだ聞いていなかったね」

「奴隷として売り物になった時点で、わたしたちに名前はありません」

「それはそうだが、その前は何と呼ばれていたんだい」

 すると、彼女は美しい顔を曇らせた。

「…ナー、と。ですが名前ではありません。向こうの言葉で、『それ』という意味です」

「ああ、なるほど…」

「あたしは、ステファニーで通ってたわ。あそこでもそう呼ばれてたし、そのままにしてくれると嬉しいかも」

「分かった。で、この娘は…」

 眠りこけている幼女に視線を移すと、残りの二人が困ったように首を傾げた。

「あんまりこの娘と話したこと、無いのよね」

「いつも旦那様にべったりでしたから。何と呼んでいたのやら」

「…イーフェ」

「えっ?」

 ぎょっとして私の方を見る二人。私は、細く溜め息を吐いた。

「スカアの処刑には、間に合わなかったようだ」

「では、この娘は」

 言いかけた少女を制止して、私は強く言った。

「君たちの、妹だ。それ以上でも、それ以下でもない」
70 : ◆eXipHdytqM [saga]:2017/12/25(月) 22:40:28.08 ID:00gCKmsD0
 静まり返る車内。私は、努めて明るく言った。

「……さて、これから私は君たちの親父になるわけだが。何か、言っておきたいことはあるかね? 出来る限りのことはしよう。特に、食べ物の好みとか」

「多くは求めません」

 ナー…一人目の少女が即答した。

「誰かの愛妾にでもなれれば良かったはずが、こうして人の子としての暮らしを取り戻せた。これだけで、わたしには十分な幸せです」

「そうか…」

 過去と決別したいという意志は伝わってくる。ただしそのために、彼女は自分を抑えているように思える。もう少し仲良くなってからなら、砕けた話もできるだろうか。
 そこで、私はふと思いついた。彼女が特に疎んでいるのは、東洋人の母らしい。なら、そこから引き離してはどうだろうか。具体的には…

「…そうだ。君をヴィクトリアと名付けよう。大英帝国を創った女王様だ」

「! …そんな、勿体無い」

「勿体無いものか。君はもう、堂々たる英国民だ。胸を張って生きることだよ」

「! あ、ありがとうございます…」

 彼女は…ヴィクトリアは、おずおずと頭を下げた。

「……水を差してごめんなさいね。あたしも特に言うことは無いけど。お料理とかお裁縫とかさせてもらえれば、頑張るわ。ご飯も、食べられるだけありがたいし」

 と、ここで顔をしかめて一言。

「あ、でもお勉強とかは勘弁ね。読み書きとか、別に要らないし」

「分かった、良い家庭教師を付けよう」

「うへぇー。 …あら」

 いつの間にか、イーフェが目を覚ましていた。相変わらず不機嫌そうな顔だが、もう泣いたりはせずに黙り込んでいる。

「…イーフェ」

「!!」

 私が名前を呼ぶのに驚いて、彼女はこちらを向いた。

「何か、言いたいことはあるかい?」

「…」

 彼女はしばし、膨れっ面で私の顔を見ていたが、やがてぼそっと呟いた。

「…おっぱい」

「えっ?」

 きょとんとする私とヴィクトリア。ステファニーだけが「ああ」と頷いた。

「家が貧しかったのね。この歳でも乳離れしてない子、ざらにいたもの」

「だが、妻は無理だし、ばあやもそんな歳じゃないし…」

「普通にご飯があるなら、そっちで良いでしょ。もう歯も生えてるし」

「そう、だな」

 そうこうしているうちに、馬車は我が家に辿り着いた。
71 : ◆eXipHdytqM [saga]:2017/12/25(月) 22:42:29.46 ID:00gCKmsD0
↓1

@「おかえりなさい」

A「だ、旦那様!!」
72 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/25(月) 22:43:06.70 ID:lEYmES0X0
1
73 : ◆eXipHdytqM [saga]:2017/12/25(月) 22:45:02.29 ID:00gCKmsD0
今夜はここまで
74 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/25(月) 22:46:06.98 ID:vzQ4opNj0
75 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/25(月) 22:46:35.69 ID:helQa6kL0
乙ー
76 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/25(月) 22:54:14.22 ID:E9NG1+AOo
77 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/25(月) 23:02:11.39 ID:zLtlNJP9o
乙でしたー
奥さんが出迎えに来てくれたっぽい?
78 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/26(火) 20:39:06.54 ID:2T4DN9En0
楽しみにしています
79 : ◆eXipHdytqM [saga]:2017/12/26(火) 23:24:23.67 ID:2CElxSK10
 馬車から降りると、ばあやに付き添われて妻が玄関先で待っていた。

「おかえりなさい」

「ステラ! 体は大丈夫なのかい?」

 頬にキスをすると、彼女は笑顔で頷いた。

「何だか今日は、とても調子が良いの」

「わたくしは止めたのですが…」

「そうかそうか。…」

 いつの間にかヴィクトリアが、馬車から降りて私の隣に立っていた。彼女は妻を認めると、丁寧にお辞儀した。

「初めまして、お母様。今日からお世話になります、ヴィクトリアと申します」

「その娘が、貰ってきた子なのね」

 妻がヴィクトリアに向かって何か言いかけたその時、彼女の視線が馬車の方に釘付けになった。ちょうど、ステファニーがイーフェを抱っこして、よたよたと降りてくるところであった。

「…あ、あの娘たちは」

「ああ、それなんだが」

 私は済まなそうに笑った。それから、ばあやに向かって言った。

「ちょっと悪いが、この子達と一緒に着替えとかを買ってきてくれないか。迎える準備をすっかり忘れていてね。帰ってくる頃には夕食もできているだろう」



「まさか、3人も買ってくるなんて」

「驚いたかい」

 笑いながら言うと、妻は顔をしかめた。

「そんな余裕はあるの? うちにはばあやと、料理人が一人しかいないのに」

「大丈夫さ。それに…」



↓1

@この家には活気が必要だ

Aこの子達には愛が必要だ

Bこの子達には親が必要だ

Cその他、要記述
80 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/26(火) 23:26:12.53 ID:jbgnNJ93o
81 : ◆eXipHdytqM [saga]:2017/12/26(火) 23:50:48.37 ID:2CElxSK10
 私は妻を真っ直ぐに見て、続けた。

「商人からあの子達の経歴を聞いて、思ったんだ。あの子達には、愛が必要だって」

「!」

 私の言葉に、妻は一瞬、目を見開いた。が、すぐにふっと息を吐くと、静かに目を瞑った。

「…そう」

「ステラ?」

 彼女の物言いに、言い様のない不安に駆られて、私は思わず身を乗り出した。

「どうした? やっぱり、具合が悪いんじゃ」

「いいえ。私は大丈夫よ」

 彼女はティーカップを置くと、立ち上がった。そうして去り際、静かに言った。

「…愛してあげてね」
82 : ◆eXipHdytqM [saga]:2017/12/26(火) 23:51:16.10 ID:2CElxSK10





 ___翌朝、妻はベッドの上で冷たくなっていた。



83 : ◆eXipHdytqM [saga]:2017/12/26(火) 23:51:44.23 ID:2CElxSK10
今夜はここまで
84 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/26(火) 23:54:22.67 ID:2T4DN9En0
>>72で1にしたのが間違えだったのか?
85 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/26(火) 23:55:53.94 ID:jbgnNJ93o

選択肢間違えたかな・・・すまん
86 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/26(火) 23:56:34.09 ID:GCA+hrzw0
乙ー
いきなりシングルファザーになってしまった
87 : ◆eXipHdytqM [sage saga]:2017/12/26(火) 23:59:36.12 ID:2CElxSK10
次でバラすけど、妻の自殺を止めるのは結構難しかった
仕方ない
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/27(水) 00:00:19.29 ID:JUb/K75f0
>>79で4で君が必要だとか言うべきだったのかな?
89 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/27(水) 00:25:34.16 ID:upwloAeK0

自殺だったのですかい。てっきり寿命がきたのかと
自殺がなかったとしても死は免れなかった感はありそう
90 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/27(水) 01:43:14.12 ID:hDRJI9sko
超展開
まあ奥さん生きてたらエロに持っていきづらいからね
あれでもこれ奥さん自殺してもエロ厳しくね?
91 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/27(水) 03:38:05.26 ID:KtwIK34VO
元々ダークなシナリオしか用意してなかった感じか
やっぱり強引に和み展開に持っていくの誰も得しない結果なるだけじゃないかなあ
92 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/27(水) 08:24:31.01 ID:78Yn9rJDo
奴隷が慰めックスでもするのか
93 : ◆eXipHdytqM [saga]:2017/12/27(水) 17:34:39.76 ID:kKbj5k4l0
『突然このようなことをしてしまい、申し訳ありません。ですが、私は神に背くこの行為が、貴方と、貴方が選んだ子供たちにとって最も良い選択であると信じています。

 貴方と結婚して7年の間、私は貴方の妻としての役目を、何一つ果たせませんでした。交渉に出向く貴方に付き添うことも、留守の家を守ることも、___貴方の子供を産むことも。

 貴方が選んだ子供たち…まさか、3人も連れてくるとは思いませんでしたが…それぞれに、貴方や私と似ている部分を見つけました。きっと貴方は、夫婦の実の子のように彼女らを愛せるよう、意識して選んだのですね。妻として完全に失格であった私を、最後まで疎まず妻として愛してくれたことに感謝します。

 本当は、貴方が選んだ娘を、貴方の次の妻にするつもりでいました。だからこそ、女の子にこだわったのです。
 思っていたのとは少し違いましたが……彼女らに、愛が必要であるのなら。愛してあげてください。そして、彼女らに注ぐための愛が減らないよう、非力な私はこの世を去ります。

 最期まで、敬愛する貴方へ。 ステラ』
94 : ◆eXipHdytqM [saga]:2017/12/27(水) 17:48:01.50 ID:kKbj5k4l0
………

……



 真新しい墓石の前に花束を置くと、私はそのままがっくりと膝を突いた。

「何が…何が、いけなかったんだい…ステラ…」

 震える声で呟いた。
 一人で考え込んでも、夜通し泣いても、ナイトテーブルに遺された手紙を読んでも。
 どうして、彼女が死を選んだのか。これから、家族として暮らすはずだった、3人の子供たちを置いて…

「お父様…」

 ヴィクトリアが隣に佇んでいる。少し後ろには、ステファニーとイーフェも。3人とも、どういう顔をすべきか困っているだろう。何しろ、自分たちに母親だったとは言え、たった一日しか暮らしていないのだ。彼女らにとっては、ほとんど赤の他人に等しい。

「お母様のことは、とても残念に思います…」

「…」

 横目に彼女の方を見ると、彼女は不安げな顔で私を見ていた。

「…どうかしたかい」

「その…こんな時に、言うべきでないというのは分かっているのですが」

「言ってご覧」

 私が促すと、彼女はちらりと後ろの二人を覗き見、それから言った。

「わたしたち…このまま、ここにいても良いのでしょうか?」

「!」

 はっとなった。二親で育てるつもりが、片親になってしまった。だから最初の約束が消えて、自分たちはまた奴隷に逆戻りするのではないか。そう、彼女は言っているのだ。

「心配ない」

「!!」

「もう、君たちは私の娘だ。手放したりはしないよ」

「良かった…」

 安堵する彼女に、初めて12歳相応の少女らしい表情を見た。

「ステフ、イーフェ。おいで」

「あ、うん。…ほら、あんたも」

「…」

 末っ子の手を引いて、ステファニーが近寄ってくる。イーフェは、いつものように嫌がるでもなく、ただ黙って俯いていた。

「不安かも知れないが、私はもう、君たちを棄てはしないよ」

「…うん。ありがと」

「…」

 黙り込んでいたイーフェの唇が、小さく動いた。

「何だい?」

「…しな、ないで」

 消え入りそうな声で、呟く少女。

「おとさまも、おかさまも、ねえさまも、にいさまも…もう、ひとりぼっちに、しないで…」

「…約束するよ」

 私は、彼女を抱き締めた。他人だった男の腕の中で、彼女は泣いていた。
95 : ◆eXipHdytqM [saga]:2017/12/27(水) 17:50:19.58 ID:kKbj5k4l0


 葬儀を終え、部屋に帰ってきた。3人とも、今は着替えている頃だろう。まさか、初めての晴れ着が喪服になるなんて。
 私は書斎で一人、ふさぎ込んでいた。考える気力が起きない。確かに、妻は病弱だった。いつ死んでもおかしくないといつも言っていた。だが、それは私も同じだ。いつ殺されたっておかしくない自生を歩んできたし、これからも歩んでいくのだ。彼女はそんな生活に、安らぎを与えてくれる存在だと、私は思っていた。

「…ああ」

 ふと、思う。
 そう言えば、遺書の内容を娘たちには伝えていない。まさか、彼女らに期待された役割が、養子ではなく妻だったなんて。本当なら、伝えるべきではないのだろう。だが…



↓1 遺書の内容を

@一人だけに伝える(相手を指定)

A全員に伝える

B黙っておく
96 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/27(水) 17:54:07.38 ID:JUb/K75f0
3かな?2は論外だとしても1だとしてもヴィクトリアでも苦しいだろう
重要そうだから安価↓で
97 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/27(水) 18:04:49.12 ID:myaaP2HB0
判断が難しいな…1ならヴィクトリアなんだろうけど…3が無難か?
安価下
98 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/27(水) 18:14:19.32 ID:gCrtoR4DO
重要そうだし多数決でもいい気がする
個人的には3だけど
99 : ◆eXipHdytqM [saga]:2017/12/27(水) 18:16:59.63 ID:kKbj5k4l0
じゃあこうしよう

↓ 20:00まで多数決
100 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/27(水) 18:24:16.05 ID:myaaP2HB0
3
101 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/27(水) 18:30:44.44 ID:JUb/K75f0
3
102 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/27(水) 18:32:16.94 ID:qV89WtR7o
103 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/27(水) 18:51:54.13 ID:hDRJI9sko
104 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/27(水) 18:52:48.84 ID:SssNgLiWO

妻がどうたら〜の部分がのちのち面倒になりそう
105 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/27(水) 18:58:42.75 ID:JUb/K75f0
今後は重要過ぎる奴は多数決でいいかもね
106 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/27(水) 19:19:08.52 ID:Z5GnrOhSO
1ステファニー
107 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/27(水) 19:44:40.46 ID:gCrtoR4DO
108 : ◆eXipHdytqM [saga]:2017/12/27(水) 20:05:52.53 ID:kKbj5k4l0
「…いや、私は何を考えているんだ…」

 首を横に振り、遺書を引き出しに仕舞って鍵を掛けた。
 あの子達は、私の娘だ。それは今でも変わらない。亡き妻がどう考えていたとしても…父親として、彼女らを愛すると決めたのだ。だから、このことは私一人の胸に仕舞っておこう。
109 : ◆eXipHdytqM [saga]:2017/12/27(水) 20:07:43.96 ID:kKbj5k4l0


「君の奥さんのことを聞いたよ。気の毒だった」

「…はい、閣下」

 私は今、外務大臣に呼び出されて外務省に来ている。

「こんな時期に、非常に心苦しいことではあるのだが」

「新たな仕事ですか」

 大臣は頷いた。私は寧ろ、ほっとしたように応えた。

「いえ、大丈夫です。今は逆に、仕事に没頭したい」

「そうか。何、この間のような大きなものではないから安心したまえ。…時に」

「はい?」

「君は最近、養子を貰ったそうだね」

「お聞きになりましたか。いやはや」

「連れて行ってはどうだね」

「…はい?」

「こう言っては何だが、君の奥さんは体が弱く、ロンドンから出せなかったろう。だが、子供はそうではないのだろう?」

「はあ、そうですが」

「何、社会勉強だよ。色々見せてやると良い」

 そう言って大臣は、下手くそなウインクをしてみせた。



「ポーツマス、か…」

 日露戦争が終結しつつある。何と、ロシアが降参するのだそうだ。そこでアメリカが仲介役を引き受け、近々ポーツマスで講和会議を行うらしい。
 私の役目は、同盟国である日本の国益を確保するとともに、アメリカが余計なことをしないよう目を光らせるという、何とも具体性に欠けるものであった。

「まあ、命の危険は少ないか」

 これなら、娘を連れて行っても良さそうだ。ただ、アメリカまでは長旅だ。全員は厳しいだろう。連れて行って一人、といったところか…



↓5まで多数決 誰を連れて行くかor一人で行くか
110 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/27(水) 20:11:26.27 ID:Da3mxTguO
ヴィクトリア
111 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/27(水) 20:12:09.49 ID:qV89WtR7o
イーフェ
112 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/27(水) 20:16:12.81 ID:4Z/5jfbfo
一人
113 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/27(水) 20:20:07.99 ID:gCrtoR4DO
イーフェ
114 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/27(水) 20:20:08.97 ID:USUqtfbG0
ステファニー
115 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/27(水) 20:30:38.67 ID:HplqH3o/O
でもこれって選ばれなかった二人は一か月ぐらい留守番する事になるんだよな
史実からだと8月10日から9月4日まで交渉してたっぽいし
116 : ◆eXipHdytqM [saga]:2017/12/27(水) 20:56:54.63 ID:kKbj5k4l0


「酔ってないかい」

「…ん」

 蒸気船の客室はお世辞にも快適とは言い難い。ベッドに腰掛けて足をぶらぶらさせるイーフェに声をかけると、彼女は小さく頷いた。
 彼女は、未だに私を親と認めていない。ヴィクトリアはあの通りだし、ステファニーも数日の間どうにかパパと呼ぼうと意識している様子であったが、イーフェだけは私と会話すらままならなかった。だから、こうして連れてきた。私としては、できるだけ早めに仲良くなりたかったのだ。
 ポーツマスまでは船で一週間強。それまでに、どうにか会話ができると良いのだが。

↓3まで 船内での会話や行動
117 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/27(水) 20:57:55.86 ID:JUb/K75f0
船の旅はどうか
118 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/27(水) 21:06:37.95 ID:HplqH3o/O
船旅がつまらなそうなら
トランプとか(船の中で出来るもので)好きな遊びはないか聞く
119 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/27(水) 21:22:53.49 ID:K67Y3P4xo
ヴィクトリアとステファニーについて
120 : ◆eXipHdytqM [saga]:2017/12/27(水) 21:55:37.24 ID:kKbj5k4l0
「イーフェ」

「…」

 名前を呼ぶと、彼女は黙ってこちらを向いた。

「初めての船旅はどうだい? こんな大きな船、見たことないだろう」

「こわい」

「はは、怖いか」

 思い返すと、自分も幼い頃は、大きいものは何でも怖かったものだ。それが、唸りを上げて大西洋を突き進む巨大な鉄の船ならば、尚更だろう。

「…じゃあ、気分転換に一緒に遊ぼうか。何をするのが好きだった?」

「…」

 少し考えて、彼女はおもむろに立ち上がった。

「みんな、こうして」

 その場で、足踏みしてみせる。

「がたがたって、おどってた」

「! シャン・ノースか…あんまり人前でやっちゃ駄目だよ」

「なんで?」

「その…まだ、パパたちの国では流行ってないんだ」

 去年までの戦争は、ある種こういった文化への弾圧に対する反抗がきっかけであったと言える。誇り高きアイルランドの民は…未だ、魔術の類を実用として扱っていた。少し前まではイングランドでも広く行われていたそうだが、今となってはおまじないか、呪い程度しか使われない。
 境界近くにあった領地の主を捕らえて、見せしめに処刑するなどという前時代的な行為が行われたのは、彼らに対する恐怖心の裏返しに他ならない。
 最も、だからと言って許されるものではない。言葉、ダンスの禁止は、既に解かれた。しかし、それでも殆どのイングランド人はそれを受け入れようとしない。

「…じゃ、いい」

 幸い、彼女はあっさり引き下がった。
121 : ◆eXipHdytqM [saga]:2017/12/27(水) 22:18:17.86 ID:kKbj5k4l0
 私は、話題を変えることにした。

「…お姉ちゃんたちは好きかい?」

「?」

 彼女は、きょとんとした顔で私を見返した。

「その…トリアと、ステフとは、仲良くできてるかい?」

 するとイーフェは、一瞬顔をしかめて、それからぱっと明るい顔になって言った。

「ステフがいい」

「ステフは好きなのかい。トリアは?」

 と、しかめっ面に逆戻り。

「すぐおこる」

 思わず私は吹き出した。確かに、駄々をこねるイーフェを叱るのは、いつもヴィクトリアだ。それに対して、「まあまあ」と間に入るのがステファニーの役目だった。

「まあ、トリアもお前のことを思って言ってるんだ…」

「あと、おっぱい」

「…ん?」

「ステフ、おっぱいくれる」

「!? 出るのか、おっぱいが?」

「でないけど」

「あ、ああ…」

 ヒヤッとした。なるほど、最初の時以来、イーフェが食事についてわがままを言うことは殆どなくなったのだが、こういうことだったのか。ステファニーは歳の割に膨らんだ乳房を、イーフェに吸わせてやっていたらしい。

「だが、いつまでもそうしてるわけにはいかないよ。ご飯はちゃんと食べてるだろう」

「…」

 また、だんまり。私は彼女の頭を撫でると、鞄の中からトランプの箱を出した。

「時間はたっぷりある。どれ、神経衰弱でも教えてあげようか」

122 : ◆eXipHdytqM [saga]:2017/12/27(水) 22:22:01.08 ID:kKbj5k4l0
今夜はここまで

殆ど史実っぽいですが、平行世界です
この世界では、まだ魔法がちょっと残ってます
あと、アイルランドがやったら強くて北部を巡ってちょいちょいイングランドと衝突してます
主人公が終結させたのはその一つで、同時期にイギリスは南アでも戦ってたので相当疲弊してます
同時に倒れられると困るので、同盟国の日本には結構気を遣ってます
123 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/27(水) 22:33:40.13 ID:cPgp55Azo
乙ー
124 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/27(水) 22:55:09.17 ID:K67Y3P4xo
125 : ◆eXipHdytqM [saga]:2017/12/28(木) 20:15:29.65 ID:dv+mhB040


 7月のポーツマスは暖かく、しとしとと雨が降っていた。秘書官の案内で、私たちはホテルに入った。両国の代表者は、まだ来ていないらしい。取り敢えず日本の代表者とは話しておく必要があるが、その前に会場でも見ておこうか。

「イーフェ、一緒に来るかい」

「…ん」

 意外にも、彼女はコクンと頷いた。

「よし分かった。…君、一応目を離さないようにしてくれるかい」

「かしこまりました」

 荷物を置くと、連れ立ってホテルを出た。
 道中、偶然通った店の軒先で新聞を売っているのに気付いた。一部買って、歩きながら読んでみた。

「先生、何か気になることが?」

「ああ、ちょうど今度の講話について書かれているよ。どうやら、双方の代表者はワシントンにいるらしい…」

 言いながら、ふと私は足を止めた。

「先生?」

「…これはマズい。すぐにワシントンへ行くぞ!」



 私が危惧したのは、日本人の新聞記者への対応だ。日本人は誠実だが、とかく口下手だ。新聞を読んで、すぐに記者連中がロシア贔屓になっていることに気付いた。間違いなく、記者対応がまずかったのだ。加えて、ロシア側はその辺りを心得ている。
 どうやら日本は、予想以上に戦ったらしい。だが、最後の最後で世論を敵に回しては、お終いだ。

「クソッ、鉄道でも半日はかかる…」

「ワシントンまで行きたいのかい?」

「!」

 駅前で、突然声を掛けられた。
 見ると、一人の青年がにこにことこちらを見ていた。

「何だね、君は?」

「もっと速い乗り物があるよ。今なら、実験も兼ねて乗せてあげてもいい」

「…?」

「君。先生は急いでおられるんだ。邪魔をしないでくれ」

 割り込んできた秘書官に、青年は慌てて手を振った。

「待って待って、僕は真剣だ。…ほら、こないだライト兄弟がニュースになったろう。あれ、実は僕も、同じことを考えてたんだ」

「何を言ってるのか…」

「…そら」

 突然、退屈そうに私の手を握っていたイーフェが、口を開いた。

「おそら、びゅーんって」

「そうそう、それ! 飛行機だ! 計算が合ってれば、ワシントンまで2時間だよ」

「…それは本当か?」

「せ、先生?」

「もちろんだ! 約束するよ。生憎、僕以外には一人しか乗れないけど」

 私は秘書官に向き直ると、言った。

「電話か電報で、アポイントを頼む。私は…」

 イーフェの前にかがみ込み、私は尋ねた。

「飛んでみたいかい、鳥さんみたいに?」

「うん!」
126 : ◆eXipHdytqM [saga]:2017/12/28(木) 20:16:34.79 ID:dv+mhB040


 この未知の体験は、予想以上の結果をもたらした。
 まず、本題の仕事としては、少ない額ではあるものの日本が賠償金を勝ち取ることに成功した。これは、私の助言で世論を半分ほど取り戻せたことと、こちらの要求を呑まなければ戦争を継続すると脅しをかけさせたのが理由だ。
 無論、継戦能力で言えばロシアに軍配が上がるのは明白だ。最初、ロシアが降参したと聞いたが、どうやらそれは内紛の激化を懸念してのことだったらしい。ならば、こちらにも付け入る隙があるというものだ。
 まあ、それはそれとして。私にとって最も大きかったのは…

「おそら! おそら、びゅーんっ! もういっかい!」

「また今度な。ほら、もう帰るぞ」

 イーフェは飛行機をいたく気に入って、青年に何度も乗せるようねだった。青年も、スポンサー集めに役に立つからと、快く私たちを乗せて飛んでくれた。正直、地面を離れている間は気が気でなかったのだが、膝の上に抱えた彼女はご機嫌で、それ以来彼女は、絶えて久しい笑顔を見せてくれるようになった。

「先生、どうもありがとうございました」

「いやいや、それはこっちの台詞だ。娘も大いに気に入ってくれたようだし」

「おにいちゃん、またのりたい!」

「ああ、また会った時にね。……僕は、ケイン・マクフライと言います。お帰りになってからも、覚えていてくれると嬉しいです」

「ああ。また会おう」

「ばいばーい!」

127 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/28(木) 20:33:47.53 ID:PS9+UBezO
マクフライって名前だとバックトゥザフューチャーしか思いつかないがまさか未来人だったり?
ライト兄弟がフライヤー号での初飛行は1903年
ポーツマス条約は1905年
ポーツマスからワシントンまで飛べる飛行機があるかは微妙
と思ったが並行世界だし問題ないな
128 : ◆eXipHdytqM [saga]:2017/12/28(木) 21:08:56.54 ID:dv+mhB040


 さて、実に一ヶ月ぶりの我が家だ。イーフェと一緒にドアをくぐると、ヴィクトリアが待っていた。

「おかえりなさい、お父様」

「ああ、ただいま」

「イーフェ、ちゃんといい子にしてた?」

「うん」

「ああ、してたとも」

 笑顔で頷くイーフェに、ヴィクトリアは少し驚いた様子だった。
 そこへ、ばあやがやって来た。

「あらっ、旦那様。おかえりなさいませ。旦那様へお手紙が届いてましたので、書斎の机に置いておきましたよ」

「分かった。後で読んでおくよ」



 結局、私がその手紙に目を通したのは夜になってからだった。上の二人に、アメリカでの土産話をせがまれたからだ。
 ほっと一息ついた私は、ウイスキーで唇を湿しながら、薄く埃の載った封筒を取り上げた。

「…誰だ、この宛名?」

 ペーパーナイフで、封を切った。便箋を取り出したその時、書斎のドアが鳴った。



↓ 22:00まで多数決 誰が来た?
129 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/28(木) 21:10:55.56 ID:IdRh5PMz0
ヴィクトリア
130 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/28(木) 21:11:32.29 ID:OlPhsESQ0
漠然的な質問だけど、ここまで出てきたキャラじゃなくていいの?
例えば「長年付き合いがある友人」とか
131 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/28(木) 21:12:34.36 ID:OlPhsESQ0
>>130は忘れてください。安価ならステファニー
132 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/28(木) 21:15:24.61 ID:reIV/i6Go
ヴィクトリア
133 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/28(木) 21:22:53.55 ID:KB5TgbFRo
ステフ
134 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/28(木) 21:24:30.46 ID:SWd5/k7DO
ヴィクトリア
135 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/28(木) 21:40:29.51 ID:o4L24Gboo
ヴィクトリア
136 : ◆eXipHdytqM [saga]:2017/12/28(木) 22:07:37.91 ID:dv+mhB040
「どうぞ?」

「…こんばんは」

 恐る恐る入ってきたのは、ヴィクトリア。

「どうしたんだい? こんな夜に」

「あの、いえ、特に用事は無いんですけど…」

「…まあ、ベッドにでも座りなさい」

 言われた通りベッドに腰掛ける彼女を尻目に、便箋に目を通した。

「ちょっと待っててくれ、今手紙を読んでるから…」



『お客様へ

 いつも商会をご贔屓にしていただき、誠にありがとうございます。
 このお手紙は、初めて私どもの商会から愛玩奴隷を購入された全ての方にお送りしております。
 お気に入りの奴隷で、お楽しみの頃と思われます。しかし、快楽とは慣れるもの。新たな刺激がほしいと思われる方も多いのでは?

 そこで、私どもからの提案です。
 現在、愛玩奴隷所有者様による互助会を開催いたしております。
 他のお客様が、どのような楽しみ方をされているのか。また、どのような奴隷がいるのか。そういった、表立って言えないような事情を互いに共有する場となっております。
 つきましては、同封の招待券に詳細を___』
137 : ◆eXipHdytqM [saga]:2017/12/28(木) 22:09:27.32 ID:dv+mhB040
 ここまで読んで、私は手紙を握り潰した。

「…ふざけるな…!」

 唸るように言った私の声に、びくりとヴィクトリアが竦み上がった。

「お…お父様…?」

「あっ、ああ…済まない。こっちの話だ」

 繕うように笑いながら、私はその手紙を…



↓1

@抽斗に仕舞った

Aゴミ箱に捨てた

B火を付けて燃やした
138 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/28(木) 22:09:55.68 ID:KB5TgbFRo
1
139 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/28(木) 22:15:03.03 ID:Qz6ydbOSO
ありがちなパターン
140 : ◆eXipHdytqM [saga]:2017/12/28(木) 22:50:13.03 ID:dv+mhB040
 繕うように笑いながら、私はその手紙を抽斗に突っ込んだ。彼女らには、絶対に見られるわけにはいかない…
 私は溜め息を吐いた。それから、ヴィクトリアに言った。

「…何か飲むかい?」

「いえ、結構です」

「そうか…」

 沈黙が流れる。私は困ったように頭を掻いた。
 取り敢えず何か喋ろう。そう思い、口を開こうとしたその時、ヴィクトリアが小さく呟いた。

「…わたしじゃ、駄目だったんですか」

「えっ?」

「お仕事に…わたしでは、不足でしたか」

 思わず、椅子から立ち上がった。

「そんなことはないよ。君はとても良い子だ。だから、留守も任せられると思って」

「イーフェが、お仕事に役立ちましたか」

 私は、ぎょっとした。

「ま、待ってくれ。別に、仕事を手伝わせようとして連れて行ったんじゃない。ただ、仲良くなる良い機会だと思ったんだ」

「…」

 ヴィクトリアは黙り込んだまま、じっと私の方を見つめている。その頬を、一筋の涙が伝った。

「…わたし…もう、棄てられたくない…」

「トリア…」

「生まれた時から要らない子って言われて…頑張って、この国の作法や礼儀を覚えたのに、結局は奴隷として売られて…折角、ここに来れたのに、また置いてけぼりなんて、もう…」

 私は、彼女を抱き締めた。

「棄てはしない。何度でも言うよ。3人とも、愛しているから。もちろん、お前も」

「お父様…」

「さあ、トリア…」
141 : ◆eXipHdytqM [saga]:2017/12/28(木) 22:51:06.75 ID:dv+mhB040
↓5まで多数決

@「もう、部屋に戻りなさい」

A「今夜は、一緒に寝てあげよう」
142 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/28(木) 22:51:34.29 ID:OlPhsESQ0
2
143 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/28(木) 22:52:13.84 ID:IdRh5PMz0
2
144 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/28(木) 22:52:37.47 ID:IwzEa2Gd0
145 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/28(木) 22:56:38.39 ID:o4L24Gboo
2
146 : ◆eXipHdytqM [saga]:2017/12/28(木) 23:00:33.81 ID:dv+mhB040
今夜はここまで
147 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/28(木) 23:07:18.61 ID:o4L24Gboo
乙ー
ヴィクトリアは思ったよりも昔の事引きずってそう
148 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/28(木) 23:08:56.69 ID:KB5TgbFRo
おつ
149 :覚悟決めろ(ヒゲクマ)  ◆eXipHdytqM [saga]:2017/12/29(金) 20:34:13.70 ID:Z10KACAd0
 私はデスクの灯りを消すと、ベッドに歩み寄った。

「おいで。今夜は、一緒に寝てあげよう」

「! …はい、お父様」

 シーツの隙間に体を入れると、ヴィクトリアも一緒に入ってきた。

「おやすみ、トリア」

「おやすみなさい」

 娘にキスをして、私は目を閉じた。







「…」

 眠れない。
 すっかり油断していた。12歳の少女が、これほどまでに『女』であったなんて。細い両腕を私の体に絡めて寝息を立てるこの少女が、これほどまでに妻に似ていたなんて。腕に纏わる柔らかい熱と、寄せられた首筋から漂う芳香が、眠りを妨げる。

「…はぁっ」

 思わず、息が漏れた。思えば、妻との営みは数えるほどしか無かった。元から体が弱かったのが、結婚してすぐに悪くなったからだ。加えて私は仕事があれば、月単位で家を空ける。神に誓って私は妻以外と関係を持ったことは無かったし、それを苦に感じたことも無かったから、私の『男』はとうに枯れたと思い込んでいた。いたのだが…

「…」

 私は、唾を呑んだ。性欲というものは、錆び付くということが無いのか。パジャマのズボンの中の『それ』が、熱く張っているのが分かる。微かに痛いくらいだ。それ以上に、心臓が痛い。

 ___もう、耐えきれない。私は



↓1〜5まで多数決

@ベッドを抜け出した

Aヴィクトリアの体に手を伸ばした
150 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage ]:2017/12/29(金) 20:37:41.44 ID:LaLkrzJs0
1
151 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/29(金) 20:38:24.94 ID:7LasSJVR0
1
152 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/29(金) 20:38:35.72 ID:EAL21ANSo
153 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/29(金) 20:39:10.07 ID:cllCCx6DO
154 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage ]:2017/12/29(金) 20:42:40.51 ID:LaLkrzJs0
ここで2を選んだら今までの心理描写はなんだったんだとかいろいろ問題になるな
安価↓
155 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/29(金) 20:46:58.65 ID:Fc72EeuS0
156 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/29(金) 20:53:56.93 ID:4pF9etaeO
R-18板のエロスレなのにこの父親と養女達には普通の幸せな生活を送って欲しいと思ってしまう…
157 :覚悟決めろ(ヒゲクマ)  ◆eXipHdytqM [saga]:2017/12/29(金) 21:12:54.17 ID:Z10KACAd0
この先ぶっ続けで安価取ることになるので小休止

日付が変わる頃に再開します
158 : ◆eXipHdytqM [saga]:2017/12/29(金) 22:27:43.26 ID:Z10KACAd0
今の内に無駄話をば

女冒険者メイカーはごめんなさい、エタりました
展開は思いつくんだけど、どうあがいても面白くなる未来が見えなかった
文章力とテンポは永遠の課題ですね

このスレ、本当は完全にファンタジーの世界にする予定だったのですが、元々主人公はある程度の社会的地位のある人物と決めていた(医者、騎士団長など)ので、交渉人と来た時に国の全権大使が思い浮かんで、そこから広げていった結果、そういう案件が多そうな近代のイギリス帝国となりました。無教養な人間がウィキとにらめっこしながら書いてます、はい

それにしても次女の名前をステファニーにしたのは失敗でしたね。ステフと書く度にフルハウスのテーマが脳内再生されます
159 : ◆eXipHdytqM [saga]:2017/12/29(金) 22:57:55.30 ID:Z10KACAd0
ちょっと早いけど23:00から再開します
160 : ◆eXipHdytqM [saga]:2017/12/29(金) 23:00:30.49 ID:Z10KACAd0
私は、そっと彼女の手を掴んで、自分の身体から引き剥がした。それから、慎重にベッドから体を抜き取ると、部屋を出た。



「…ふぅ」

 テムズ川のように重たい煙を吐き出すと、私はまたパイプを一口吸った。
 これは、実に良くない。親として、娘と添い寝をするのは、何もおかしなことではない。しかし、その度に今のような気分になるのであれば話は別だ。年相応の体をしたヴィクトリアでさえこうなのだから、早熟なステファニーを相手にした日には…

「っ、いかん…」

 頭を振ると、深く煙を吸った。
 私は、彼女らの父親だ。彼女らを愛するのが私の務めなのだ。傷付けるなど、以ての外だ。
 ……ああ、それにしてもヴィクトリア。愛玩奴隷として目をつけられただけのことはある。12歳にして、何という色気だろう。あの甘い香りは、どこから漂ってくるのだろう。あの、浅黒くも柔らかな肌は…
161 : ◆eXipHdytqM [saga]:2017/12/29(金) 23:02:14.98 ID:Z10KACAd0
「…くそっ!」

 思わず、手にしたパイプを床に叩きつけた。そうして飛び散った煙草から絨毯に火が点きそうになって、慌てて踏み消した。
 もう、戻ろう。少なくとも体の疼きは収まった。床に転がったパイプを拾い上げ、首が折れていないことに安堵しながら、部屋に戻った。
 また速くなる心臓を抑え、ヴィクトリアの隣に横たわる。そうして深呼吸すると、私は目を閉じ

「…お父様」

「っ!!?」

 突然、眠っていると思っていたヴィクトリアが、口を開いた。

「どこに行かれてたのですか?」

「ああ…ちょっと、一服しに」

「眠れないのですか? ……わたしが隣りにいると、眠れませんか」

「っ、そ、そういうわけじゃ」

「…」

 言葉を濁していると…ヴィクトリアは、不意に私の胸に手を触れた。

「とっ、トリア、何を」

「お父様…愛してくださるのなら…わたしは、『娘』でなくても構いません」

「!!」

 はっと、彼女の方を見た。
 カーテンの隙間から、月明かりが差している。しかし、彼女の顔は影になっていて見えない。

「お父様の…『貴方』の、思うままに…」



↓ 今から20分以内の書き込みで最もコンマが高かったもの
  ヴィクトリアにかける言葉もしくは行動
  書き込みがない場合は無言かつ無抵抗とみなします
162 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/29(金) 23:04:40.52 ID:Fc72EeuS0
君は自分の娘だとはっきりと告げて、娘として愛させてくれと伝える
163 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage ]:2017/12/29(金) 23:05:07.45 ID:LaLkrzJs0
優しく抱きしめて、「私はそんなために君をこの家の娘として引き入れたわけじゃない。一人の少女として私の娘として幸せに育ってほしいんだ」と言う
164 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/29(金) 23:07:09.38 ID:6tvYjXRbo
>>163
165 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/29(金) 23:10:10.40 ID:l7IsQ0wh0
>>163
166 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/12/29(金) 23:18:49.62 ID:c/8CdxcLO
>>163
167 : ◆eXipHdytqM [saga]:2017/12/29(金) 23:31:02.99 ID:Z10KACAd0
 私は、その手を掴んだ。そしてそのまま引き寄せて、彼女の体を優しく抱き締めた。

「お父様…」

「トリア。私は、そんなことのためにお前をこの家に迎えたんじゃない。一人の少女として、お前には幸せになる権利がある。私の娘として、お前には幸せに育ってほしいんだ」

「…」

 肩越しに、ヴィクトリアはどんな顔をしているのだろう。貼り付いた肌からは、木綿の布地さえ素通りするかのように、生々しい熱が伝わってくる。理性に靄がかかりそうになるのを必死に抑えながら、私は彼女の返答を待った。
 そして、待った末に彼女が返したのは

「…そうして、また我慢するんですか」

 押し隠した本能を抉らんとする、言葉の刃であった。

「ばあやから聞きました。お母様…奥さんとは、ほとんど関係を持てなかったと。それでも貴方は、貞節を守り続けたと」

「そんなこと、当然だろう…」

「でも、貴方は今、我慢しています。我慢して、我慢しきれなくなって、部屋を出て、煙草を吸って…」

 耳元で、囁く。

「…我慢、しないで良いんですよ。貴方に買われた瞬間から、この身体は、貴方だけのものだから」



↓ 今から15分以内の書き込みで最もコンマが高かったもの
  ヴィクトリアにかける言葉もしくは行動
  書き込みがない場合は無言かつ無抵抗とみなします
168 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/29(金) 23:35:33.75 ID:c/8CdxcLO
彼女の肩に手をおいて真正面で顔を合わせて「君は物なんかじゃない。私の娘だ。娘として愛したい」とはっきり言う
169 : ◆eXipHdytqM [saga]:2017/12/29(金) 23:48:33.92 ID:Z10KACAd0
「トリア。ああ、トリア」

 私は彼女の体を離し、代わりにその肩に両手を置いた。その時初めて、彼女の顔が見えた。

「そんなことを言うんじゃない。お前はモノなんかじゃないんだ」

 月明かりに照らされた彼女の表情は……今までに見たことが無いくらい、追い詰められたものだった。
 そうだ。この顔を見ろ。向こう100年分の戦時負債を押し付けられそうになったって、こんな顔はできまい。___私は、間違っていない!

「お前は、私の娘だ。娘として愛したいんだ。……愛させて、くれないか」

「分かりません」

 即答。

「わたしには、生みの親がいます。短い間でしたが、一緒に暮らしたこともあります。だから、人の娘としての経験があります」

 硬い声。唇を震わすように、彼女は言う。

「……娘は、親のためなら何でもするものです。そう、教わりました」



↓ 今から10分以内の書き込みで最もコンマが高かったもの
  ヴィクトリアにかける言葉もしくは行動
  書き込みがない場合は無言かつ無抵抗とみなします
170 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/29(金) 23:54:02.38 ID:c/8CdxcLO
他所ではそうだったかもしれない。
だが、今の君は私の娘だ。
私は親のために何でもしろとは言わない。
トリアが私にやろうとしていることは少なくとも私の家では間違っていることだ

安価下
171 : ◆eXipHdytqM [saga]:2017/12/29(金) 23:54:09.41 ID:Z10KACAd0
人少ないんで連投有りにします
安価下
172 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/29(金) 23:54:22.75 ID:Fc72EeuS0
それも一つの答えかもしれない、だけど私は家族はお互い助け合っていくものだと思う。
そして私は君と本当の家族になりたい。
173 : ◆eXipHdytqM [saga]:2017/12/30(土) 00:16:18.92 ID:1k5j90wa0
「それも、一つの答えかもしれない」

 私は、静かに言った。

「えっ」

「お前の過去を、否定することはできない。そう考える人だって、この世界にはいるんだろう。だが…私は、家族というのは、お互い助け合って行きていくものだと思ってるし、今までも妻と助け合って生きてきたつもりだ」

 静かに、それでいて強く、言い聞かせる。
 何も言わず聞いているヴィクトリアの、目元が震えてきた。

「そして……君と、本当の家族になりたいんだ」

「…っ」

 ___10秒。20秒。沈黙が流れる。静まり返ったベッドの中に、時計のチクタクだけが無遠慮に割り込んでくる。
 やがて…ヴィクトリアの目から、涙が零れた。

「…ごめんなさい」

「良いんだよ、トリア」

 私は、もう一度彼女を抱き締めた。既に欲情など、どこかに吹き飛んでいた。

「ごめんなさい。…わたしは、棄てられるのが嫌で…嫌われたくなくて…ずっと、貴方に媚びていました」

「…」

 私は何も言わず、その背中をさすった。

「気に入られるように…離さずにいてくれるように…何でもしようって。身体だって捧げようって」

「もう、良いんだ」

「わたしには! ……貴方を、『お父様』と呼ぶ資格が無い…だって、これまで一度だって、貴方を父親だと思ったことなんて無かったから」

「トリア」

「自分の保身のために、わたしは貴方を利用しようとした! わたしは…っ!?」

 最後まで言わせず、私は息が詰まるほどに、抱く腕に力を込めた。

「っ、トリア…もう、いいじゃないか。大事なのは、これからだ。これからゆっくりでも、本当の家族になろうじゃないか」

「……はい。…」

「いつか…君が心から、私を父親と認めてくれるのを待ってるよ」
174 : ◆eXipHdytqM [saga]:2017/12/30(土) 00:18:07.82 ID:1k5j90wa0
ヴィクトリア

(購入時)
親愛度
服従度☆☆☆☆☆



(現在)
親愛度☆☆
服従度☆☆☆
175 : ◆eXipHdytqM [saga]:2017/12/30(土) 00:19:18.39 ID:1k5j90wa0
そして今夜はここまで
176 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/30(土) 00:20:22.51 ID:ujN7UKn00
乙ー
こんなステータスがあったのか
177 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/30(土) 00:22:15.44 ID:m2nUWUU+o
おつー
早く購入時と逆転させたいね>親愛度と服従度
178 : ◆eXipHdytqM [saga]:2017/12/30(土) 21:56:08.35 ID:1k5j90wa0


 妻の遺書を読み返そうとして、抽斗に入れた手が別の紙に触れた。引っ張り出してみると、前に届いた奴隷商人からの手紙だった。
 思えば、彼は私の目的を理解していた筈だ。きっとこの手紙は、何かの手違いで届いたのだろう。
 ヴィクトリアに見られるわけにはいかず咄嗟に抽斗に突っ込んだが、このまま取っておいても良いことはない。私はくしゃくしゃになったその手紙を



↓1

@ゴミ箱に捨てた

A火を付けて燃やした
179 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/30(土) 21:58:33.53 ID:Y5wp9+XFo
180 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/30(土) 22:03:06.93 ID:HMfLJdH7o
>>179
グッジョブ
181 :ゴミ箱→ステファニー→(省略)→乱交パーティ強制参加  ◆eXipHdytqM [saga]:2017/12/30(土) 22:05:36.36 ID:1k5j90wa0
私はくしゃくしゃになったその手紙をゴミ箱に放り捨てようとして、ふと手を止めた。
 もしかすると、書斎に誰か入ってこないとも限らない……
 私はマッチを一本擦ると、手紙の端に火を付けた。乾いた紙はたちまちに燃え上がり、書かれた文字をも舐め取ってしまった。炎が指に辿り着く直前、私は燃え上がるその紙くずを窓から放り投げた。丁度吹いた弱い風のなかで、小さな炎は灰になって消えていった。

「これで良し、と」

 誰にともなく、私は呟いた。
182 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/30(土) 22:07:08.34 ID:3cHQJqlYO
>>180
誰だってそーするし、俺だってそーする
安価↓
183 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/30(土) 22:13:48.29 ID:w4xwqtITo
やべぇフラグが建つとこだった
184 : ◆eXipHdytqM [saga]:2017/12/30(土) 22:18:26.76 ID:1k5j90wa0


 先日の仕事の報酬が入ったので、ステファニーの服を買いに行くことにした。一緒に暮らして分かったが、彼女は今がまさに成長真っ盛りの時期で、この間買った服がもう小さくなってしまったのだ。

「ステフだけ、ずるい!」

「イーフェが大きくなったら、今までのはあげるから」

「お下がり、やだ!」

「わがままを言うんじゃない。…ステフ、行こうか」

「いってらっしゃい。ステフと…お、父様」

 はにかんだように言うヴィクトリアに手を振って、二人で馬車に乗り込んだ。彼女とイーフェアは、ばあやと家でお留守番だ。



「イーフェに、お土産を買ってあげないとね」

「ああ、そうだな」

 馬車に揺られながら、取り留めのない話をした。思えば、ステファニーと一対一で向き合ったのは初めてな気がする。



↓1〜3 話題や行動
185 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/30(土) 22:20:35.80 ID:3cHQJqlYO
留守中はどうだったか
186 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/30(土) 22:20:40.61 ID:w4xwqtITo
ヴィクトリアとイーフェとについて
187 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/30(土) 22:24:21.32 ID:odhSQGYDO
どういう服が好きか
188 : ◆eXipHdytqM [saga]:2017/12/30(土) 22:50:05.24 ID:1k5j90wa0
「…今まで、こうして話したことは無かったかな」

「確かにそうね。会ってから今まで、半分くらい出張だったし」

「それは悪かった。……留守の間、どうだった?」

「んー…」

 考えながら、人差し指で頬を掻く。それから、へらっと笑った。

「別に、普通。……あ、でも家のことしようとしたら、ばあやが『お嬢様がそんなことするんじゃありません』って言ってくるんだもの。おちおちパイも焼けないわ」

「ははは、それは困ったな。まあ余所行きの時は仕方ないが、家にいる時ぐらいは大目に見るよう言っておくよ。…今度、お前の焼いたパイが食べたいな」

「ええ、任せて!」

 豊満な胸を張るステファニー。私はほっと息をつくと、話題を切り替えた。

「…トリアや、イーフェとは仲良くしてるかい」

 すると、彼女はわざとらしく顔をしかめた。

「イーフェ! あの娘はほんっと甘えん坊よね。どっかで機嫌悪くしたら、すーぐあたしの所に来て、『おっぱい』って。ちょっと人より大きいからってさぁ…」

 両手で、自分の乳房を持ち上げて見せる。それから、不意にいたずらっぽく言った。

「…パパも、吸ってみる?」

「え、遠慮しておくよ。…で、トリアは?」

「あー、トリア。まあ頑張ってるんじゃない?」

 素っ気なく言ってから、ふと私の方をじっと見た。

「…パパ、最近彼女と何かあった?」

「! …何か、とは?」

「だって今までトリア、お父様お父様ーってパパにべったりだったじゃない。それが、最近自重したのか、あんまりくっつかなくなったし、お父様って呼ぶのもいちいちつっかえるし」

「ああ、それか…」

 私は、少し考えて…

「…認識を改めたんだよ。大丈夫、良い方向に働くさ」
189 : ◆eXipHdytqM [saga]:2017/12/30(土) 22:58:59.72 ID:1k5j90wa0
「そうだ。服の好みについて聞いておかないとな。どんなのが好きかい?」

「ウエスト締めないやつ」

 即答するステファニー。

「ははは…最近はもう、あんまりきついコルセットは流行らないよ。それよりも、色とか、模様とかの好みが聞きたいな」

「うーん、そう言われると迷うわね…」

 また、人差し指で頬を引っ掻いている。どうやら彼女には、考える時にそばかすをなぞる癖があるようだ。

「正直、服なんて実用品だし、丈夫ならそれで良かったし…あ、そうだ」

 ここで、向かいに座る私の膝を軽く叩いた。

「パパにお任せするわ。似合うのを選んでね」
190 : ◆eXipHdytqM [saga]:2017/12/30(土) 23:08:10.13 ID:1k5j90wa0


 衝立の向こうで、ステファニーは採寸を受けている。
 まさか、布地の指定からデザインまで、一切合切任されるとは思わなかった。まあデザインと言っても、この頃の少女らしい可愛らしいドレスにしかならないのだが、彼女が気に入ってくれるかどうか…
 数分後。仮合わせが終わったようだ。衝立の向こうからステファニーが出てきた。彼女を包む、新たな装いは…



↓ 0:00まででコンマが最大のもの
  ステファニーの服について、色、柄、デザインの特徴など
191 : ◆eXipHdytqM [saga]:2017/12/30(土) 23:09:33.12 ID:1k5j90wa0
そして今夜はここまで
192 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/30(土) 23:17:34.59 ID:w4xwqtITo

リクエスト通り動きやすそうなやつで、外行きでも中でも着られるような服
193 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/12/30(土) 23:18:53.40 ID:3cHQJqlYO
いろはなんでか緑のイメージがある
194 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/30(土) 23:22:44.69 ID:u9PYfFzN0
白いカットソーに緑色のジャケット、下半身は緑色のフレアスカート、靴は茶色
195 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/30(土) 23:33:53.40 ID:HMfLJdH7o
パンツスタイルで上はへそ出し色は緑基調
196 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/31(日) 10:32:23.40 ID:CSyJVpBSO
お前のパイ(意味深)
197 : ◆eXipHdytqM [saga]:2017/12/31(日) 16:57:36.55 ID:oaUL1YsY0
流石に今日は休みます

質問なんですけど、どうなるまでこの話続けます?
このままある程度山越したらそれこそフルハウスルートですぜ
198 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/31(日) 17:00:42.28 ID:zFIANOTY0
いい所まで行ったら数年後飛ばしたりしていくのもありだよ?
199 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/31(日) 17:29:26.62 ID:/uhV7fFr0
他の子はまた違うステータスかもしれないけど親愛度とかどれかのステータスが上がりきるまでとか?
200 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/31(日) 18:35:37.40 ID:LxQuMrt9o
娘がみんな17を迎えて結婚するor父親と事実婚するかとか?
201 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/01(月) 21:46:45.53 ID:OjXhqs6L0
「これ、面白い格好ね」

 上は白い綿織物から切り出したシャツに、上から深緑色の上着を。下はそれより少し明るい緑のスカートだ。僅かに浮いた裾からは、ついでに取り寄せた茶色い革の靴が覗いている。

「ホウレン草の妖精にでもなった気分」

「緑は嫌いだったかな?」

「いいえ、好きよ。家はジャガイモ農家だったけど」

「そうか…」

 何となく、彼女には緑が合う気がしていた。そして実際に合わせてみると、その直感は当たっていた。デザインはあまり豪奢過ぎない、上品過ぎないように意識してみたが、どうだろうか。スカートの裾が浮いているのは、やはりマズいだろうか…

「…ありがとね、パパ」

 ……いや、これで良かったようだ。
 店に仕立てをお願いして、私たちは服屋を出た。



↓1〜3でコンマ最大 この後どうする

@真っ直ぐ帰る

A寄り道する(場所明記)
202 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/01(月) 21:48:57.89 ID:vH4tLKvA0
今って時間的にいつぐらいなんだろう?
夕方なら「夕日が良く見える場所」で昼なら@
203 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/01(月) 21:50:04.60 ID:OjXhqs6L0
今はまだ午前中です

安価下
204 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/01(月) 21:51:16.37 ID:vH4tLKvA0
なら、スイマセンが>>202はなしで。Aで「2人で一緒に食事に」で
205 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/01(月) 21:55:53.17 ID:GcrRJN8Ro
>>204
206 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/01(月) 21:55:59.58 ID:NWVexBq90
2.出店で軽食を買って広場で一休み
207 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/01(月) 21:56:03.85 ID:rQoY8/O0o
2 喫茶店とかに寄って二人で食事してお土産を買う
208 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/01(月) 22:19:51.88 ID:OjXhqs6L0


 丁度いい時間なので、昼食がてら喫茶店に寄ることにした。
 それにしても、仕事柄外国を飛び回るので思うのだが、この国は食に対して関心が無さすぎる。外で食事できる店が少なすぎるのもそうだし、やっと見つけて入っても、紅茶以外にはパサパサのビスケットか、ニシンの酢漬けのサンドくらいしか無いのだ。
 で、私とステファニーはそのサンドを齧っていた。

「今度海外に行くときは、お前やトリアも連れて行きたいな。何しろ食べ物が美味いんだ」

「へえ。それは楽しみね。田舎も対して変わりは無かったけど、ロンドンの食事ってほんっとに甘いか辛いか味がしないかだもの。舌がなめし革でできてるのかしら」

「違いない」

 大真面目に頷いて、紅茶を一口。これだって、本場インドの人々は牛乳や砂糖だけでなく貴重なスパイスまで上手く使って、美味しく飲んでいるというのに。

「そう言えば、イーフェにお土産買っていかないと」

「そうだった。だが、良いのはあるかな…」

 その時、別の客が入ってきた。彼はここから離れた席に腰掛けると、大声で注文した。

「ホットチョコ、チリペッパー入りのやつ頼むよ。ああ、午後からもまた仕事だ」
209 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/01(月) 23:08:41.61 ID:OjXhqs6L0


 相変わらず煙る空に太陽が傾きかけてきた頃、ココアパウダーのぎっしり詰まった缶を抱えて家に帰ると、玄関で待っていたのかヴィクトリアが飛びついてきた。

「おかえりなさい! ちょっと、大変なんです!」

「ど、どうしたんだ」

「イーフェがぐずっていて…」

 その言葉を聞いて、ステファニーがすぐに駆けていった。

「ばあやは?」

「抱き上げてあやそうとしたら、蹴られて、腰を痛めてしまい…」

「分かった…」

 私はステファニーの後を追おうとして、ふと立ち止まった。

「…そうだ、トリア」

「はい?」

 ステファニーが放り投げてしまった缶を拾い上げ、ヴィクトリアに渡す。

「昼食は作ってもらったかな? 料理人がまだいるだろう。こいつを渡して、人数分用意させてくれ」

 階段を上ると、イーフェの部屋から声が聞こえてきた。何度かノックをしたが、気付いてくれない。
 思い切ってドアを開けると、やっと気付いてステファニーがこっちを向いた。

「あっ、パパ! この子おかしいのよ」

「ちょっ、ステフ!?」

 床に座り込むイーフェを指すステファニー。何と、ドレスの胸元をはだけて豊かな乳房が露わだ。

「胸、胸が」

「そう、おっぱい! ぐずってるのに、全然おっぱい欲しがらないのよ」

「そうかもしれないが、その、君の、おっぱいを隠すんだ」

「へっ?」

 ここでようやく自分の格好に気付いたのか、顔を真赤にして胸を両腕で押さえた。
 私は、イーフェのもとへ歩み寄った。

「イーフェ、どうしたんだい」

「…」

「イーフェ」

 彼女はそっぽを向いたまま、何も言わない。

「やっぱり、半日空けたのはまずかったんじゃないかしら」

 ステファニーがこっそり囁いた。私は黙ってふっと息を吐いた。

「ここは…」



↓1

@私に任せてくれ

Aお前に任せていいか?
210 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/01(月) 23:09:55.66 ID:o5Fp5Vt0o
211 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/01(月) 23:22:19.92 ID:OjXhqs6L0
「ここは、私に任せてくれ。お前は下に降りて待ってなさい。早速、ココアを淹れてもらってるから」

「うん、分かった」

 服を直しながら部屋から出ていくステファニーを見送ると、私はイーフェを抱き上げた。

「うぅ、やっ!」

 じたばたするイーフェに、言葉をかける。

「イーフェ、留守にして悪かったよ。…だから、機嫌を直しておくれよ」

「…ない」

「イーフェ?」

「いない…おとさま、いない! おかさま、いない!」

「…」



↓ 今から20分以内の書き込みで最もコンマが高かったもの
  イーフェにかける言葉もしくは行動
  書き込みがない場合は無言とみなします
212 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/01/01(月) 23:26:53.24 ID:vH4tLKvA0
ここはキチンと親が死んだことを言うべきかな?悪いけれどさ
安価↓
213 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/01(月) 23:29:43.85 ID:6APBjoCBO
ごめんなイーフェ、君の本当のお父様やお母様はもういないんだ…。私が、間に合わなかったばっかりに。
…本当に、ごめん。
214 :『だから何だ。それくらい、自分にも分かっている』  ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/01(月) 23:46:13.91 ID:OjXhqs6L0
「…ごめんな、イーフェ」

 私は小さな体を抱き締めると、呟くように言った。

「君の、本当のお父様やお母様は、もういないんだ…。私が、間に合わなかったばかりに」

 フランスのある離島で続いた交渉。毎朝読んだ新聞の一面に載った、一つずつ増えていく生首の写真。

「…本当に、ごめん」

 その言葉を理解してか否か……イーフェは、いよいよ声を上げて泣き出した。



↓ 今から15分以内の書き込みで最もコンマが高かったもの
  イーフェにかける言葉もしくは行動
  書き込みがない場合は無言とみなします
215 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/01(月) 23:49:28.40 ID:o5Fp5Vt0o
私はイーフェの父親にはなれないかのか
ヴィクトリアはステファニーはイーフェの姉になれないのか
216 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/01(月) 23:49:29.89 ID:vH4tLKvA0
「君の両親はもういないけれど、私が新しい親としてずっと一緒にいる。
私だけじゃない。ヴィクトリアやステファニーもこれからも一緒にいるから安心してくれ」とか
安価↓
217 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/02(火) 00:06:23.81 ID:8nkW4j3Io
>>216
これ
218 :『…ぱぱ?』  ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/02(火) 00:10:24.16 ID:TJkap7zH0
「イーフェ…ああ、イーフェ…!」

 訴えるように、言葉を紡ぐ。

「私は…お前のパパには、なれないのかい…トリアやステフは、お前のお姉ちゃんにはなれないのかい…!!」

 いつの間にか、声が大きくなっていたらしい。泣いていたイーフェが、喘ぎながらこちらを見つめている。




↓ 今から10分以内の書き込みで最もコンマが高かったもの
  イーフェにかける言葉もしくは行動
  書き込みがない場合は無言とみなします
219 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/02(火) 00:11:37.64 ID:8ELnCdnP0
優しく抱きしめるとか?
安価↓
220 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/02(火) 00:14:04.07 ID:R6+8pgx2o
優しく抱きしめる
221 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/02(火) 00:14:13.09 ID:/RMqNql0o
泣きやむまで抱きしめる
222 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/02(火) 00:35:35.85 ID:TJkap7zH0
「…」

 私は何も言わず、ただ彼女を抱き締めた。
 やがて、泣き声が止んで…細い息が聞こえて…やがて、小さな声が耳に届いた。

「……ぱぱ?」

「!!」

 今、何と言った?

「…パパ」

「あ、あぁ…」

 今度は、私が泣く番だった。パパ、パパと呼ぶ娘を抱いたまま、私は何度も頷いた。そうして、少し前の彼女と同じくらい、涙を流した。



「…あっ、お父様」

 一時間強経って、ようやく私たちは台所まで降りてきた。イーフェは私の腕に抱えられたままだ。

「パパ、もうココアが冷めちゃったわ」

「済まなかったね。まあ、吹いて冷ます手間が省けたと考えよう。…ほら、もう降りて」

「お父様、目が…」

 イーフェを床に降ろしていると、ヴィクトリアが目敏く指摘した。

「何、目にゴミが入っただけさ。……さあ、イーフェ」

 椅子に座る前に、私はイーフェの肩に手を置いた。

「二人に、言うことがあるだろう」

 促されて、イーフェは……細く、呟いた。

「…トリア、おねえちゃん」

「えっ」

「ステフ、おねえちゃん」

「!! …イーフェ、あんた…」

 ああ、二人ともなんて顔だ。そんな有様では、敵国にとって付け入り放題じゃないか。ほら、お姉ちゃんなんだろう? もっと、しっかりした…

「…パパ」

「…あぁぁ」

 ___済まない。きっと私が一番、今ひどい顔をしているに違いない。
223 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/02(火) 00:37:40.43 ID:TJkap7zH0
ステファニー
(購入時)
親愛度☆
服従度☆☆

(現在)
親愛度☆☆
服従度☆☆



イーフェ
(購入時)
親愛度
服従度

(現在)
親愛度☆☆☆
服従度☆
224 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/02(火) 00:38:11.96 ID:TJkap7zH0
今夜はここまで
225 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/02(火) 01:15:18.24 ID:LYpsf7Tvo
おつー
226 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/02(火) 08:46:09.77 ID:G15jBvBIo

本当幸せになって欲しい
227 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/02(火) 09:24:46.74 ID:83t5Nye40
乙ー
228 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/02(火) 23:46:38.89 ID:TJkap7zH0
今日は休ませて(泥酔)
229 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/02(火) 23:52:52.09 ID:ONDVNjcGo
了解
230 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/02(火) 23:55:07.04 ID:83t5Nye40
お休みなさい
231 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/04(木) 00:06:55.88 ID:Hz2GmQmx0


 この2年間は比較的平和で、本国絡みで大きな戦争もなく、私の出番も少なかった。
 個人的な出来事としては、今年の春に、以前アメリカで出会った飛行機パイロットのケインがこの国にやって来たこと、国防省に話を通して、軍用の飛行機開発が始まったこと。それと、私と娘たちが2歳ずつ年を取ったことだ。
 ヴィクトリアは身長も伸びて随分頼もしくなった。見た目以上に大人びた雰囲気で、表舞台に出る時に幾度となく同行してもらっている。
 ステファニーが一番変わらない。どうやら成長の山場は越してしまったようだ。ただ、少しずつ都会の暮らしに慣れつつある様子だ。
 イーフェはこの2年でとても大きくなった。体も、そして精神も。抱っこするには重たくなったし、彼女も自分の足で歩くのを好んだ。

 そんなある日、私は急に外務大臣に呼び出された。そこはかとない不安を抱えながら出向くと、彼は私を大臣室に呼び、秘書さえも退出させた上で切り出した。

「バルカン半島の情勢は聞いているかね」

 私は頷いた。ロシア帝国、オスマン・トルコ帝国、東欧の国々……あの地域は、様々な勢力が静かに火花を散らす、今最もきな臭い地域だ。

「そこで仕事ですか」

「いや、そうならないように今頑張っているところだ。本題はそこじゃない。まぁ、まだ前置きの段階なのだが…」

 妙に焦らすように言っておいて、不意に彼は机越しに身を乗り出してきた。

「……最近、ボリシェヴィキの動きが活発化している」

「共産主義者ですか」

「そうだ。日露戦争で賠償金を取られたのがよほど堪えたらしく、皇帝が乱心だそうで、その隙に、と言ったところだろう」

「革命が起きるやも」

「ああ。だが、問題はそこではない。奴ら、一端の諜報機関めいたことをしておってな。この間は日本で新聞社を使って民衆を扇動し、危うく総理大臣が嬲り殺しにされるところだった。フランスでもだ。…そしてこれは、他人事ではない」

「まさか、アイリッシュを扇動して…?」

 肯定も否定もせず、彼は言った。

「奴らの最終目標が、自国の革命だというのは分かっている。一連の行為が、他国の邪魔を防ぐためだということも。しかし、それまでに何が起きるか分からない。……で、本題だ」

 と、ここで彼は表情を崩した。

「なに、肩の力を抜いて聞いてくれ。…しばらく、田舎に引っ込んでくれないか」

「えっ?」

 私はぎょっとした。それは、左遷ということなのか…?
 そんな様子を見て、大臣が笑った。

「だから、肩の力を抜けと言ったろう。ただ、しばらくロンドンから避難してくれと言っているのだ」

「はあ…?」

「だって君、ロシア人からは殺されても仕方ないほどの恨みを買ってるだろう」

「…ああ」

 言われてみればそうである。ロシア優位に運んでいたポーツマスでの会議に密かに介入し、日本側に利をもたらしたのは他ならぬ私だ。

「少しの間…と言っても、1年はかかろうが…まあ、田舎の空気でも吸ってくると良い」
232 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/04(木) 00:08:01.97 ID:Hz2GmQmx0


「荷物はこれで全部かな?」

「飛行機、持っていく!」

「イーフェ、模型は1つまでにしなさいね」

 数台分の馬車に、荷物を積み込んでいく。家の前は、殆ど引っ越しの様相を呈している。
 と言うのも、大臣から家族はもちろん、使用人から何から全て連れて行くように厳命されたからだ。

「ステフ、忘れ物は無いかい?」

「…」

「ステフ?」

「…! あ、うん」

「どうしたんだい、今日はうわの空だね」

「ううん、何でもない」

「そうか…?」



 馬車の中で居眠りから覚めると、窓の外の風景は大きく様変わりしていた。高い建物や石畳の道路は消え、木や畑や、小さな家がぽつぽつと建っている。

「…ああ、遠くまで来たなあ」

「そうですね。…」

 隣りに座るヴィクトリアが相槌を打つ。その後に何か言いたげにしていたが、結局言葉は続かなかった。最近、どうも彼女はそういったことが多い。それに、『お父様』と呼んでくれることが減った気がする。難しい年頃なのだろうか…
233 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/04(木) 00:08:59.29 ID:Hz2GmQmx0
 向かいのステファニーに話を振ろうとして、私は首をひねった。
 彼女は、窓に貼り付いてじっと外の風景を見ていた。見ているなどという段ではない。殆ど睨みつけるようにして、外の様子を伺っていた。

「ステフ? どうしたんだ」

「! あ、えっと、その」

 彼女はしばし、しどろもどろに唸っていたが、やがて気恥ずかしそうに言った。

「…ごめん、馬車止めてもらっていい? おしっこしたくなっちゃった」

「それなら、ばあやを呼ぼうか…?」

「いいのいいの、その辺で済ましちゃうから」

 そう言うと彼女は、止まった馬車から逃げるように降りて、草陰へと行ってしまった。



 パイプを吹かしながら待っていると、ステファニーが戻ってきた。

「ごめんごめん、遅くなっちゃった」

 そう言うと彼女の顔は、安堵したような、どこか寂しそうな表情をしていた。
234 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/04(木) 00:09:26.79 ID:Hz2GmQmx0
安価無かったけど今夜はここまで
235 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/04(木) 00:09:44.08 ID:SvYeJEj20
236 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/04(木) 04:28:58.19 ID:ojWW+cVzo
乙ー
237 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/04(木) 07:42:39.54 ID:Z7OMUr3So
238 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/04(木) 09:28:40.00 ID:uSoSGXuN0
239 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/05(金) 23:23:56.78 ID:q0n3KvL30


「…」

 ロンドンを離れて数ヶ月経つ。季節は秋で、ここでの住処の近くに広がる麦畑も、黄金色に染まっていた。
 滞在先はノーフォークという農村地帯で、人と煙と鉄に塗れたロンドンとは打って変わって、見渡す限りの畑と、忘れた頃に見つかる小さな家々しかない静かなところであった。

「いつまで、私は…」

「お父様」

 ベランダで黄昏れていると、ヴィクトリアがやって来た。何だかいつにも増して、表情が硬い。

「お茶にしませんか」

「ああ…今日の勉強は終わったのかな?」

「もちろんです」

「そうか。…じゃあ、行こうか」

「…っ、はい」
240 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/05(金) 23:24:32.91 ID:q0n3KvL30
 台所では、既にステファニーとイーフェが座って待っていた。皿の上には、熱々のスコーン。ステファニーが焼いたのだろう。
 雑談しながら紅茶を飲んでいると、ヴィクトリアがふと訊いてきた。

「ここには、いつまでいれば良いんでしょうか?」

「分からない」

 私は溜め息を吐いた。

「世の中が、もう少し静かになったら、かな」

「ここ、とっても静か」

 イーフェの言葉に、私は苦笑した。

「確かに、そうだな。…ステフは? この村にはもう慣れたかい」

「慣れるも何も…」

 そこまで言って、彼女ははっと両手で口を覆った。それから、小さく言った。

「…ええ、慣れたわ。元々田舎の出身だし」

「そうか、それは良かった」

 私は、気付いている。実はここが、彼女の生まれ故郷であると。そして、かつての家に、彼女の実の両親は、既に住んでいないことを。ただ、わざわざをそれを掘り返そうとは思わなかった。
 どんな経緯があろうと、ステファニーはもう、私の娘だ。



「…さて、と。散歩にでも行こうかしら。イーフェも」

「え? あたし、お人形と飛行機で遊ぶ」

「外でね! …」

 イーフェの手を引いて、彼女はずんずんと台所を去ってしまった。
 去り際、彼女はヴィクトリアをちらりと見た。

「…」

 彼女は、僅かに顔を赤らめて頷いた。
241 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/05(金) 23:25:08.28 ID:q0n3KvL30


「二人とも、元気だなぁ。…トリア、一緒に行かなくて良かったのかい」

「はい」

 短く答えるヴィクトリア。
 私は、密かに目を細めた。やはり、どこかよそよそしい。

「…なあ、トリア」

 何気なく話しかけてみると、彼女の肩がビクリと跳ねた。しまった、声に不快感が現れていたか。

「や、その、別に怒ってるわけじゃないんだ。その…」

 言い訳しておいて、私は溜め息を吐いた。もう、率直に言ってしまおう。

「…そういう年頃なのかもしれないが」

「…はい?」

「最近、お前との間に距離を感じるんだ。…何か、お前の気に障るようなことでもしてしまっただろうか…?」

「!! ちがっ」

 弾かれたように、ヴィクトリアは椅子から立ち上がった。

「違います! そんなこと、あ…貴方に、そんなことは、決して」

 涙まで浮かべて必死に否定する彼女に、私は面食らった。こんなに必死な顔は今まで…
 …いや、一度だけ。ベッドの中で私に迫った、あの時以来だ。

「わ、分かった分かった。疑ったりして済まなかったよ。ただ、最近私を父と呼んでくれることが減ったように思えて」

 すると、にわかに彼女が口をつぐんだ。じっと俯くその顔が、じわりと朱く染まるのが見えた。
 やがて…ヴィクトリアは、潤んだ瞳を私に向けた。

「…あの夜、貴方はわたしに、いつか心から父親と思ってほしいとおっしゃいましたね。おかげでわたしは、服従するでも、身を売るでもなく、家族として愛することを覚えました」

 黒い瞳が揺れている。震える唇から、か細い言葉が零れ落ちるように紡がれる。

「ええ…貴方を、本当の父親だと認めたかった。それなのに」

「なのに? 私に、何か足りないことが…?」

 すると彼女は、首を横に振った。そうして、ふっと息を吐くと…穏やかな微笑みを浮かべた。

「いいえ。貴方は素晴らしい人。ステフやイーフェにとって、理想の父親。わたしは、そんな貴方を……」

「…まさか」

 ___にっこりと笑うその頬を、一筋の涙が伝った。
242 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/05(金) 23:25:37.32 ID:q0n3KvL30




「……『女』として、愛したい」



243 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/05(金) 23:26:13.24 ID:q0n3KvL30
今夜はここまで

次回は安価あります
244 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/05(金) 23:26:56.95 ID:Zjh6LbAB0
245 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/06(土) 00:26:04.44 ID:EXtHGEwDo
乙乙
さあてどうなるか・・・
246 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2018/01/06(土) 01:11:36.56 ID:Q0dfIrDg0
わくわく
247 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/06(土) 10:17:24.63 ID:0KJqrPtC0
乙ー
奥さんの遺書見られてそう
248 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/06(土) 13:37:59.10 ID:Y80TYJFY0

ヤベェよ?でもわくわくする
249 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/06(土) 19:54:01.72 ID:1VWDrwKH0
22:00くらいから再開します

それまでに、ヴィクトリアに訊きたいことを一人一つまで書いてください。できるだけ拾います。



質問への回答を踏まえた上で、彼女の意志に応えるか決めてください。
250 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/06(土) 19:59:55.42 ID:oYvmEwxOo
奥さんの遺書を見たのか
251 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/06(土) 20:00:19.11 ID:vWGm2WQs0
いつからそう考えるようになったんだい?
252 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/06(土) 20:00:58.85 ID:p5H7CYKV0
なぜそういう考えにいたってしまうか聞く


最初から悪人はいない(と思う)し、最初から淫乱な子供はいないだろう
どういう敬意でこうなったかが気になる。家柄はよかったはずなのに
253 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/06(土) 20:56:33.14 ID:Sj5ek8bmo
私を愛しようと思ったきっかけはなんなのだ
254 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/06(土) 21:14:31.44 ID:rVozY+NQo
ステフは今回の告白を知っている様だったが
ステフはこの事をどう思っているのか知っているか
255 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/06(土) 21:27:23.65 ID:aCXPbkEh0
仮に成立したとするならステフとイーフェとはどう付き合っていくつもりだ
今まで通りに家族団欒?で過ごせるとは思いにくいというか思えない
256 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2018/01/06(土) 21:34:31.84 ID:guN3jPUqO
親子ではダメなのか
257 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/06(土) 21:58:55.74 ID:1VWDrwKH0
「一つ…」

 どうしても、訊いておかねばならない。

「お前は…『見た』のかい」

「見た? 何を」

「ステラの、遺書を」

「ステラさんの……っ!?」

 ヴィクトリアの顔色が変わった。

「自殺だったのですか!?」

「! それは…」

 しまった。妻の死因については、子供らには伏せていたのだった。元々病弱であったことは周知の事実だし、彼女もまた、継母は病死したと思っていたはずだ。
 こうなっては仕方ない。私は頷いた。

「お前たちに、不必要に気を揉ませるわけにはいかなかった。…隠していて、済まなかった」

「…」
258 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/06(土) 21:59:44.45 ID:1VWDrwKH0
 じっとこちらを見つめるヴィクトリアに、私は言った。

「…座りなさい」

「…はい」

 隣の椅子に腰掛けるヴィクトリア。私は彼女と向かい合わせに座りなおすと、目を合わせた。

「…いつから、そう思うようになったんだい」

「分かりません。でも、最初はきっと、あの夜…」

「一緒に寝た、あの?」

 頷くヴィクトリア。

「今でこそ正直に話せますが…あの頃は、貴方に対する情なんて無かった。ただ、自分の居場所を守りたかっただけでした。ですがあの日を境に、わたしは自分に正直に、貴方に向き合うと決めました」

 目を閉じる。深呼吸して、続ける。

「貴方に近づこうと、わたしは心から努力して、貴方はそれに応えてくださった。妾腹の子に生まれ、親からさえも疎まれてきたわたしが、初めて親の愛に触れました。…ですが」

 ここで、ふっと笑った。

「思ったんです。『何か違う』って。ステフやイーフェへの愛情とは、また別のものが欲しいと、思ってしまったんです」

「だが…君はまだ、子供だ」

「子供じゃありません」

「子供だよ。…どうして、そんなに…その、早まるんだ。まだ14歳なのに、どうして」

 すると彼女は、きっと私を睨んだ。

「シャンガンで9年、奴隷市場で3年。これが貴方と出会うまでの、わたしの人生です。シャンガンでは母親に礼儀作法を叩き込まれました。植民地総督…わたしにとって、祖父に当たる人に取り入るために。実の父親とは、話したこともありません。そして貴方はお忘れかもしれませんが、わたしたちは元は愛玩奴隷です。『そういった』知識くらい、イーフェでも知っている」

「そうかもしれないが…」

 返答に詰まっていると、にわかに彼女の顔が曇った。

「…わたしだって。血の繋がりは無いとは言え、自分の父親に恋するなんて、おかしいとは分かっています。どうしようか決め兼ねて、ステフには打ち明けてしまいました」
259 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/06(土) 21:59:58.76 ID:p5H7CYKV0
あー…>>250のバカ
260 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/06(土) 22:05:57.04 ID:oYvmEwxOo
これは>>250チョンボっすねぇ
261 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/06(土) 22:18:03.48 ID:1VWDrwKH0
「! じゃあ、さっきのは」

 彼女は頷いた。

「…ステフは何と」

「あの娘は、市場にいた頃からの知り合いですから、わたしの想いは理解してくれました。その上で、『貴女の人生だから、貴女の思うようにしなさい』と」

「だが…仮に君の思うとおりになったとして…その後、どうなる? ステフやイーフェとは、どう接すればいい?」

「それは…」

 彼女は口を開けたまま、しばし考え込んだ。考えて、やがて首を横に振った。

「…ごめんなさい。その時にならないと、分かりません」

「…ああ、そうだろうな」

 私は溜め息を吐いた。

「最後に一つ、聞かせてくれ。…もう今までのように、親子のままではいられないのかい」

 するとヴィクトリアは、意外にも首を横に振った。

「貴女が望まないなら、このままでも構いません。どんな形であれ、愛してくださるのなら…私は、幸せです」
262 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/06(土) 22:37:12.43 ID:1VWDrwKH0
 そこまで言って、彼女はふと、私の目を見た。

「…遺書」

「…」

 やはり、来たか。私はうなだれた。

「何と書いてあったのですか。このことと、どんな関係が」

 黒い瞳が、射抜くように私を見ている。私は、観念して立ち上がった。

「…ついてきなさい」



 書斎にて。大切に保管していた妻の遺書を読んだヴィクトリアは、硬い表情のままその場に立ち尽くしていた。

「…妻が生前どう思っていたのか…私としても思うところがある。だが、私はお前たちを、自分の娘として引き取った。それは変わらない」

「…お母様が亡くなったのは、わたしたちのせいなんですね」

「!! 違う、断じてそんなことはない!!」

 私は駆け寄り、彼女の肩を掴んだ。

「こうなると分かっていたら、ステラを引き留めていた! 私たち夫婦の子だ、二人で一緒に愛していこう、お前が必要なんだと…それなのに、私は何も気付いてやれず…目を覚ました時には」

「どうして一人で抱え込んでいたんですか!? お母様は、貴方を託すためにわたしたちを引き取らせた。それなら貴方は、わたしたちに…少なくとも一人には、この遺書の内容を伝えるべきだった。隠し立てなんてしないで…」

「トリア…」

「…いいえ、隠すなら…最後まで隠していて欲しかった。そうしたら、まだ、親子でいられたのに」

「! もう、駄目なのか」

「だって…『全部』読んだから…お母様が死を選んだ理由まで、知ってしまったから…」

 彼女は、肩に置かれた私の手に、自らの手を重ねた。

「…今からでも遅くありません。お母様の遺志を果たしましょう」

 その手を、そっと私の首筋に滑らせる。

「……わたしが、貴方の妻になります」
263 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/06(土) 22:38:02.03 ID:1VWDrwKH0
 ___最後の投票の前に、何か言い残したことは? やり残したことはありませんか?



↓ 23:00まで
264 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/01/06(土) 22:44:51.43 ID:p5H7CYKV0
とりあえず>>250は謝ったほうがいいよ。ホント
俺は思い浮かばないから他の人に託すは
265 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/06(土) 22:49:44.55 ID:Sj5ek8bmo
しかも>>260で自演失敗してるみたいだし本当救いようがない
266 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/06(土) 22:50:22.76 ID:1VWDrwKH0
>>1が妻の死因伏せてたって明記しなかったんだから>>250を叩くのはやめないか
267 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/06(土) 22:51:07.02 ID:p5H7CYKV0
いや、普通に伏せていたと考えるのが普通だろう
流れ的に。少なくても軽率な行動だと俺は思う
268 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/06(土) 22:53:08.17 ID:Sj5ek8bmo
ごめん
269 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/06(土) 22:59:43.72 ID:bdNEpLIkO
自演は良くないね……
270 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/06(土) 23:03:01.59 ID:1VWDrwKH0
 では、いきます

↓ 0:00まで
  ヴィクトリアの告白を

@受ける

A受けない
271 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/06(土) 23:04:27.44 ID:rVozY+NQo
272 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/06(土) 23:04:47.03 ID:p5H7CYKV0
2
273 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/06(土) 23:08:06.03 ID:RGmtmPcUo
274 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/06(土) 23:29:17.76 ID:RnSUE23G0
1
一旦こうなったらこのままの関係を続けようとしてもいつか破綻しそうで怖いんだよな
妻と同じ末路を辿ったりしないか心配
275 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/06(土) 23:38:06.27 ID:vWGm2WQs0
1
276 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/06(土) 23:41:46.09 ID:9ZzRr86Co
2
277 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/06(土) 23:49:25.66 ID:aCXPbkEh0
278 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/06(土) 23:50:13.79 ID:dmTUSiN7O
1
同数だったらどうなるかな?
279 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/06(土) 23:52:08.94 ID:EXtHGEwDo
280 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/06(土) 23:53:25.43 ID:Nbz3CmFDO
281 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/07(日) 00:01:05.57 ID:N1K3V78z0
同数につき0:10まで延長
282 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/07(日) 00:03:05.57 ID:0qk/2XNg0
1ダー
283 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/07(日) 00:04:08.96 ID:0qk/2XNg0
ミスった2でお願いします
284 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/07(日) 00:06:21.55 ID:/9CzHLJ50
1
285 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/07(日) 00:06:50.80 ID:0qk/2XNg0
286 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/07(日) 00:07:59.84 ID:0V4ADdoRo
287 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/07(日) 00:08:24.67 ID:FJxDrgPgo
288 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/07(日) 00:08:41.60 ID:WL5kGjqDO
289 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/07(日) 00:09:09.33 ID:Z3mH4bbUO
1
290 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/07(日) 00:09:16.34 ID:goWaxZVw0
2
291 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/07(日) 00:09:34.69 ID:0V4ADdoRo
また自演してる人がいる・・・
292 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/07(日) 00:13:37.63 ID:N1K3V78z0
じゃあこうしよう

0:00〜0:10に投票した人は次回までに適当にレスしてください
IDが確認できた人の票のみ有効とします
293 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/07(日) 00:14:07.40 ID:N1K3V78z0
今夜はここまで
延長してなお同数とは恐れ入った
294 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/07(日) 00:15:25.41 ID:goWaxZVw0

どう考えても今後響く問題だから難しいわー
とんでもないミス犯したからそれに挽回するのが難しい
295 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/07(日) 00:16:54.24 ID:Z3mH4bbUO
296 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/07(日) 00:17:11.75 ID:0V4ADdoRo
297 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/07(日) 00:17:45.22 ID:0qk/2XNg0
>>285に関してはごめん。
298 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/07(日) 00:18:08.38 ID:WL5kGjqDO
乙です
正直かなり迷った
299 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/07(日) 00:18:42.56 ID:N1K3V78z0
あ、これ終わったらこの話は閉じて次の主人公に移ります
300 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/07(日) 00:18:45.67 ID:/9CzHLJ50

さてさてこれからどうなるか
301 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/07(日) 00:27:10.45 ID:/pxm0Jwlo
302 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/07(日) 13:08:56.24 ID:5uFIWlVZO
暴走安価や自演封じのため、何か必ず書かせるようにすべきだったかもね……
303 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/07(日) 19:49:30.92 ID:N1K3V78z0
締め切り

間もなく再開します
304 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/07(日) 19:59:36.70 ID:goWaxZVw0
ほい
305 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/07(日) 20:06:06.53 ID:N1K3V78z0
………

……



「…それで? いえ、特に何も。彼は父親としての役割を全うしましたとも。3人の娘たちがそれぞれの道に進むのを見届け、そうして交通事故で命を落とすまでね。

 長女は、父の仕事を間近に見ていたことを活かし、当時としては珍しい女性の議員になりました。生涯独身を貫いて仕事に打ち込み……父親が死んだ翌日、ゼンマイの切れた人形のように、ふっと息を引き取りました。

 次女は、3人の中で一番早くに結婚しました。相手は何と、例の飛行機パイロットの青年です。つくづく空に縁のある一家ですね。英国で得た資産を持って一緒にアメリカに移り住んで、それなりに豊かな暮らしを送ったそうです。

 三女は…アイルランド独立派に旗印として担ぎ上げられそうになって、日本に逃げました。大戦直後の時期で、あそこは戦場になることを免れましたからね。その後は、一体どうしたことやら」
306 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/07(日) 20:14:18.30 ID:N1K3V78z0
「…これは、極端な例です。奴隷が自由を手にし、逆に飼い主が彼女らの奴隷となった、稀な出来事。最も、たまにこういったことがあるからこそ、ここの『商品』たちも、希望を持って日々を過ごせるというものです。

 何、『黙って聞いていれば、英国だのアメリカだの、訳の分からない言葉がたくさん出てきたぞ』? これは失礼。私ども、こちらにきて日が浅いもので。

 ともかく。私どものモットーは、買う方も売る方も、買われる方も幸福な取引です。とは言え一番は、何と言ってもお客様です。お客様の望むものを買い、望むように扱ってくださることが、私どもの本望でございます。

 そのために…お客様が、私どもとの取引に相応しいか、失礼ながら判断させていただきたく。まずは、ご職業をお聞かせ願います」



↓1 主人公の職業
307 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/07(日) 20:14:50.18 ID:goWaxZVw0
偽装屋
308 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/07(日) 20:17:43.52 ID:N1K3V78z0
ごめん、偽装屋って何
309 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/07(日) 20:19:10.72 ID:goWaxZVw0
アリバイ工作の手伝いしたり事件があったことを作ったり、逆になかったように作ったりなど工作人みたいな仕事。
裏家業みたいなイメージで
無理なら安価↓
310 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/07(日) 20:19:46.91 ID:irWIN/u10
調教師
311 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/07(日) 20:34:42.19 ID:N1K3V78z0
「私立探偵、みたいなもんかね」

 俺は面倒くさそうに答えた。

「ほう、私立探偵。具体的には」

「何でもやるぜ。身辺調査、浮気の証拠取り、ハッキング」

 本当は他にもあるのだが、全部答えてやる義理はない。

「なるほど。失礼ですが、それでは暮らしも中々安定しないのでは? 私どものところへ来られた目的は」



↓1〜3でコンマ最大 愛玩奴隷を買う目的

@愛妾

A助手

Bその他、要記述(家族は無し)
312 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/07(日) 20:35:01.07 ID:refEcj2eo
愛妾
313 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/07(日) 20:35:07.59 ID:DGAYOSAZO
2
314 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/07(日) 20:35:10.55 ID:VW4ZoQ5C0
3 ペット
315 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/07(日) 20:44:19.55 ID:N1K3V78z0
「マジで失礼な奴だな。……助手が欲しいんだよ。役目柄、人と話す機会は多いんだが、俺はこのツラだろ? カタギへの聞き込みには不利だ。その点、あんたの所の奴隷ちゃんなら、容姿は担保されてるからな」

「なるほど、心得ました」

 そう言って男は頷くと、机の上のノートを手に取り、開いた。掛けた眼鏡のレンズに、うっすらと中身が反射している。どうやらただの名簿表のようだ。

「では、ご希望の条件を一つずつ願います。それを踏まえて、できるだけ条件に合うものを3人程連れてまいりましょう」



↓ 22:00まで 奴隷に求める要素(人間以外の可能性もあります)
316 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/07(日) 20:45:54.06 ID:goWaxZVw0
演技力が高い


表向きが探偵なのかそれともよくわかんないから私立探偵に変更になった?
317 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/07(日) 20:46:23.31 ID:VW4ZoQ5C0
男か女かわからない中世的な容姿
318 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/07(日) 20:46:24.02 ID:/9CzHLJ50
10代後半〜20代前半の女
319 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/07(日) 20:47:29.01 ID:refEcj2eo
物静かな性格
320 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/07(日) 20:47:52.69 ID:VW4ZoQ5C0
>>317 訂正
男か女か判らない中性的な容姿
321 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/07(日) 20:50:08.89 ID:DGAYOSAZO
秘密は守る
322 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/07(日) 20:52:57.52 ID:WL5kGjqDO
従順
323 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/07(日) 20:53:13.46 ID:+EJlHHV1o
事務能力が凄いある
324 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/07(日) 20:53:16.94 ID:RXXjxHzxO
変装しやすいよう胸は大きすぎないのが望ましい
325 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/07(日) 21:09:44.58 ID:Z5zDBlIWo
際立った一芸
326 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/07(日) 21:14:09.87 ID:axEqxmc1o
犬耳がついている
327 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/07(日) 21:47:24.88 ID:ju1+r5dEO
隠密能力に優れている
変装が上手い
人間じゃないならスライムとかがいいかも
今回はファンタジーな世界かな?
328 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/07(日) 22:25:13.18 ID:N1K3V78z0


 数分後、男は3人の女を連れて衝立の裏から出てきた。向かって左端の女を指すと、男は説明を始めた。

「この娘は見ての通り、ワーウルフの亜種です。とにかく鼻が良い。言うことは良く聞くし、口も固い。貴方のお仕事にはぴったりでしょう。やや幼い見た目ですが、ワーウルフですからね。これでも20は越えています」

 頭を下げる女。こめかみに垂れた茶色い癖っ毛の向こうに耳は無く、代わりに頭の天辺から尖った耳が伸びている。濡れた大きな黒い目は、見つめるとあっという間に絆されてしまいそうになる。胸は中くらいか。耳もあるし、変装には向かなそうだ。
329 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/07(日) 22:25:42.39 ID:N1K3V78z0
 次に、真ん中の女…

「…女?」

 思わず、声が漏れた。真ん中に立っていたのは、全身青い肌をした、奇っ怪な生き物だったのだ。体のシルエットから、どうやら全裸の女らしいというのが分かる。

「驚いたでしょう。これは国も存在を確認できていない、珍しい種族なのです」

「だが、こんなのが街を歩いたら目立ってしょうがねえ」

「ええ、その通り。しかし、彼女らが人の目に触れる時は…」

 青肌に向かって合図すると、そいつは頷いて…

「!?」

 次の瞬間、そこには一人目のワーウルフが立っていた。いや、本物は元の場所から動いていない。そいつの体が、その女のものに変化したのだ。

「このように、自在に見た目を変化させることができます。かつては誰かに仕えていたらしく、細かい仕事もやってのけます」

 一通り説明し終えると、女の体がまた元の青肌に戻った。もしこいつを買うなら、事務所では別の女の格好をさせよう。
330 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/07(日) 22:26:12.19 ID:N1K3V78z0
 最後に、右端の女…

「…女? って、それはもうやったよ」

 今度は普通の人間だ。しかし、白い質素なワンピースに女らしい起伏は少ないし、髪も短い。目は細く唇は薄い、のっぺりした顔をしている。ぱっと見、男か女か分からない。

「初めに断っておきますが、これはちょっと訳ありです。人格等内面については、まだ私どもも把握しきれておりません。その上で…この娘は、変装が得意です」

「それなら2人目の方が向いてるだろ」

「残念ながら、外見だけです。この娘は、内面までも完璧に模写します。故に、誰も彼女の本性を知りません」

「ふうん…」

 のっぺらぼうみたいなその女は、何を考えているのか分からない顔でこちらを見ている。どうにも気味が悪いな…
331 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/07(日) 22:28:02.14 ID:N1K3V78z0
「こちらからは以上です。お客様からご質問がありましたら、出来る限りお答えしましょう」



↓ 23:00まで、奴隷商人への質問
332 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/07(日) 22:30:48.78 ID:DGAYOSAZO
意思疎通はできるのか
あと知能がどれだけあるかも知りたい
333 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/07(日) 22:32:32.62 ID:VW4ZoQ5C0
それぞれがここに来た経緯
334 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/07(日) 22:33:21.00 ID:EF/l05DeO
とりあえず名前
335 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/07(日) 22:33:35.41 ID:RXXjxHzxO
三人にそれぞれ立方体パズルを渡して1面揃えられる速さで知能レベルを測る
336 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/07(日) 22:35:34.83 ID:ifXIA4xAO
生まれ、育ちは?なぜここに?

俺は助手として信頼できる奴を雇いたい。正直に話せない、隠し事があるなら済まないがお断りだ。

それと、メンタルに自信はあるか?キレイな仕事ばかりじゃない。強い意思があるのも条件だな。

ハードルが高くて済まないが、俺はお前らを対等なパートナーとして迎えたい。奴隷的な扱いはしないと約束しよう。さて、どうだ?
337 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/07(日) 22:36:52.95 ID:DGAYOSAZO
>>336
長すぎるのは悪いと思う
前回と違った間違いを起こすかもしれないぞ
338 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/07(日) 22:39:09.71 ID:ifXIA4xAO
>>337
まあ序盤だし、この程度なら。指定安価でこれはまずいかもだが、拾うかどうかは筆者さんに委ねます。
339 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/07(日) 22:39:11.58 ID:N1K3V78z0
一人一つな
340 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/07(日) 22:39:45.39 ID:N1K3V78z0
あと、奴隷の扱いについてはここで決めることじゃないです
341 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/07(日) 22:48:48.45 ID:ifXIA4xAO
>>339
了解です。失礼をば。

なら隠し事はないか?で。
342 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/07(日) 22:52:28.17 ID:Z5zDBlIWo
俺の為に何処まで出来る?
343 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/07(日) 23:20:14.89 ID:N1K3V78z0
 俺は3人(?)を見回すと、おもむろに口を開いた。

「…よし、じゃあ個人面接といこう。一人目、来い。後の二人は向こう行ってろ」

 男が促すと、二人は衝立の向こうに消えた。

「…よう」

 軽く片手を上げると、ワーウルフの女はビクリと肩を震わせた。黒い目が不安げにこちらをみつめている。

「こ…こんにちは」

「名前は?」

「えっ? あっ…テスト、で通ってます」

「そうか」

 どうやら、会話はできそうだ。緊張しているようだが、慣れれば問題ないだろう。

「…何でここに来た?」

「っ!」

 はっと息を呑むテスト。その目に、じわりと涙が浮かんでくる。

「ここから出たいなら、隠し立てはナシだ」

「…はい」

 彼女は鼻をすすると、ぽつりぽつりと話し始めた。

「生まれは、山岳の小さな村です。ワーウルフだけの…そこでは、男たちは『狩り』に出て、私たちは家を守っていました。が…」

「…ああ」

 少し前に話題になったか。人里に降りてきては略奪を繰り返すということで、王国軍が掃討に向かったとか。その時に捕まったのだろう。

「大体分かった。じゃあ、一番大事な話だ。俺の手伝いは、ノータリンにはできねえ。試しに…」

 俺は懐から立方体のパズルを取り出すと、9面揃った絵柄をぐちゃぐちゃに回してテストに渡した。

「1面でも揃えてみろ」

「! …」

 おずおずと、ピースを回し始める。
 実際のところ、これで知能は測れない。こんなものはパターンだ。パターンを覚えてやり込めばどんな馬鹿でも9面揃うし、逆に頭が切れる奴でも、初見では1面も揃わない。要は、こいつに取り組む姿勢を評価しようというわけだ。
 テストは、それなりに知っていたらしい。あっという間に2面揃えてみせた。

「上出来だ。…最後に。見ず知らずの俺のために、どこまでできる?」

「…もう、身寄りはいません。それに、私がどんな役回りを期待されているのか、知っています。…出来る限り、期待には応えます」

「良いだろう、下がれ」

 深く頭を下げると、テストは引っ込んでいった。
344 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/07(日) 23:34:55.48 ID:N1K3V78z0
 と思ったら、また出てきた。いや、こいつは…

「正体を見せろ」

「…」

 テストの輪郭が歪み、代わりに青肌の全裸の女が現れた。

「名前は」

「…ミラ」

 衣擦れのようなか細い声で、女は答えた。

「ミラ、か。お前、どこで捕まった」

「…」

 無言のミラ。薄暗いテントの中で、青い輪郭は溶けてしまっているようだ。その中にぽっかりと浮かんだ黄色い双眸が、じっと俺を向いている。

「おい、隠し立てするなら、候補から外すぜ」

「…さる御方にお仕えしていました。しかしその方は捕らえられ、処刑された。私は処刑を免れた代わりに、人権を剥奪され、ここに売られた」

「…あ、そう」

 会話はできるが、見るからにヤバそうなやつだ。何がヤバいって、俺がそれらしい話を聞いたことが無いってのが何よりヤバい。

「じゃあ…」

 先程のパズルを、ミラに渡す。

「一面でも、揃えてみろ」

「…」

 ミラは渡されたそれをじっと見ていたが、やがてかちゃかちゃと回し始めた。

「…もういい」

 正解パターンからは程遠い。おまけに、それに気付いてすらいない。頭のキレは期待しないほうが良さそうか。

「最後に。俺のためにどのくらい働ける?」

「私の心は、あの方に」

「…下がれ」

 衝立の向こうに消えるミラの背中を見て、俺は溜め息を吐いた。
345 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/07(日) 23:48:31.89 ID:N1K3V78z0
 最後にやって来たのは、俺だった。

「…面白い冗談だな」

「気に入ってもらえて何よりだ」

 平然と言い放つ。声色まで、俺とそっくりだ。

「名前は」

「名前? 名前…ああ、まだお前の名前を聞いてなかったな」

「ふざけるな、お前の名前だよ」

 くっくっ、とそいつは喉を鳴らした。

「…クラリスだ。だが、好きに呼んでくれて構わんよ」

「クラリス。大した変装だな。何でこんなところに来た」

 すると、クラリスは俺の顔でにたっと嗤った。

「俺は、元々けちな劇団員だった。だが退屈でね。周りは大根ばっかだし、どいつもこいつも俺の才能に嫉妬してた。だから『抜けた』」

「自分でここに来たってのか」

「ああ、そうさ。ごろつきから金貨を2000枚ほど借りてね。奴らの目の前で川に投げ棄ててやった。貧乏劇団で稼げる額じゃないからな。あっという間に俺は借金のカタ、奴隷の出来上がりさ」

「なるほどな。面白い」

「そう言ってもらえて何よりだ」

 俺は、例のパズルを差し出した。

「じゃあ、ちょいと頭の体操だ。そいつを揃えてみろ。一面でもいい」

 するとクラリスは、迷うこと無くパズルを回し始めた。
 そうして出来上がったのは、テストが作った2面揃え。

「悪いな、俺が『見て』たのは、ここまでだ」

「…! じゃあ」

 つまりこいつは、ミラが適当に回した軌跡を、そっくり逆に辿ってみせたということだ。

「ああ、察しが良くて助かるぜ」

「…お前、俺のために働けるか」

 思わず、重い口調で問うた。
 クラリスは、俺と同じ目を見開いた。

「…退屈させるなよ」
346 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/07(日) 23:53:30.95 ID:bUdWYWaTo
なかなか愛玩奴隷に辿り着かないスレ
好き
347 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/07(日) 23:59:55.70 ID:Z5zDBlIWo
毎度(二回目)一人選ぶのが拷問級にツカミ魅力的なキャラたち
348 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/08(月) 00:00:13.96 ID:eJuk6OtA0


「お決まりですか?」

「ああ」

 俺は頷いた。3人の中から、俺が選んだのは…



↓ 0:30まで 一人一票
  誰を選ぶか 同数の場合は決選投票
349 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/08(月) 00:00:50.42 ID:7CEqMMuA0
テスト
350 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/08(月) 00:01:30.77 ID:arxVv9AOo
ミラ
351 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/08(月) 00:01:37.30 ID:MGFfquTd0
そもそも本当に私立探偵なのか実は偽装屋なのかが気になる
どっちかにょって変わりそう
352 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/08(月) 00:01:39.08 ID:eJuk6OtA0
そして今夜はここまで

(3人いっぺんは)ないです
353 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/08(月) 00:02:29.20 ID:siP2pZ/Xo
テスト
354 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/08(月) 00:02:29.23 ID:HXhg216/o
クラリス
355 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/08(月) 00:02:56.86 ID:QkqjHahLo
ミラ
356 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/08(月) 00:03:04.75 ID:lCzgL4IDO
ミラ
357 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/08(月) 00:03:20.05 ID:LcJxZ7x90
テスト
358 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/08(月) 00:05:29.35 ID:1gpu/EA3o
テスト
359 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/08(月) 00:11:29.24 ID:lg6vbFf0o
テスト
360 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/08(月) 00:15:13.25 ID:fxjTe8WF0
クラリス
361 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/08(月) 00:15:33.07 ID:MGFfquTd0
テスト
362 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/08(月) 00:15:52.68 ID:jULU9qIM0
ミラ
363 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/08(月) 00:23:43.40 ID:KDKBtmGdO
テスト
364 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/08(月) 00:24:02.39 ID:v33xuAnyo
ミラ
365 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/08(月) 00:24:26.19 ID:Jdun6gFrO
テストで。
366 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/08(月) 00:28:07.69 ID:rZHYH+kB0
ミラ
367 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/08(月) 00:28:34.22 ID:mwmomXPpO
テスト
368 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/08(月) 00:29:01.79 ID:6NRWDgwfo
テスト
369 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/08(月) 00:41:08.45 ID:ObkF3FpVO
クラリス
370 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/08(月) 02:48:55.65 ID:EIN09rQoo
まあ魅力的なのはテストかクラリス
誰選んでも結局エロにはほど遠そうだ笑
371 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/08(月) 05:37:03.62 ID:lCzgL4IDO
ミラの方が魅力的だと思ったから選んだし、選ばれなかったのもまあしょうがないと思ったけど、>>370はムカつく
372 : ◆eXipHdytqM [sage saga]:2018/01/08(月) 11:39:19.62 ID:eJuk6OtA0
ミラが人気だったのは意外。まんまX-MENのミスティークなのに

これ選んでたらあの方ことマグニートーまで出てきてたかも
373 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/08(月) 13:55:45.28 ID:+NBFfo/no
ぶっちゃけID変えて多重投票してる奴いるだろうなぁ
どうせ1人だけしか選べないし、最初から奴隷紹介1人だけとかできないの?

374 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/08(月) 14:08:30.95 ID:rVI0s39a0
クラリス人気ないなぁ。
投票はクラリス
375 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/08(月) 18:56:18.64 ID:nyDllTpX0
クラリスで
376 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/08(月) 20:03:41.65 ID:eJuk6OtA0


「お邪魔します…」

 俺の後に続いて、事務所兼住宅に入ってきたのは、ワーウルフの女、テスト。
 まあ、普通に考えてこうなるだろう。後の二人は役には立つだろうが、いかんせん尖り過ぎた。こいつなら忠実に働いてくれるだろうし、一番求めていたカタギへの聞き込みもこなしてくれる筈だ。

「その辺に適当に座れ」

「は、はい…」

 恐る恐る、来客用の椅子に腰掛けるテスト。俺はデスクに腰を下ろすと、引き出しから一冊のノートを取り出した。

「俺のところは、それこそ何でもやってる。当然、汚い仕事もだ」

 ノートをぱらぱらと捲り、適当なページで止める。

「このノートはもう済んだ案件だ。暇な時に読んどけ。参考になる」

 閉じて、テストに向かって放り投げる。あのノートは、比較的平和な案件でもある。本当にヤバいのは、引き出しの二重底の中にある。これはまだ彼女に見せるべきではないだろう。
377 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/08(月) 20:05:50.20 ID:eJuk6OtA0
テスト

親愛度
服従度☆☆

※服従度☆☆☆☆以上で『裏案件』に協力させることができます
378 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/08(月) 20:22:12.36 ID:eJuk6OtA0
「気が乗らねえ時は外を歩け。愛想良くして、近所の連中に顔を売っておくことだ。そうすりゃ、いざって時に助けになる。俺もやったことだ」

「分かりました」

「俺のことは『所長』と呼べ。…今まで一人でやってきたが、一応この事務所のトップだからな」

「はい、所長」

 素直に呼ぶテスト。思わず頬が緩みそうになるのを抑え、俺はデスクから立ち上がった。

「細かい仕事はおいおい教えていくとしよう。住む部屋を案内する前に、言っておくことがある」

 つかつかと歩み寄ると、テストが弾かれたように立ち上がった。怯えた目でこちらを見る。俺は顔を近付けると、唸るように言った。

「…俺たちは、言ってみればヒトの秘密を捌いて食ってるんだ。場合によっちゃ、命に関わる秘密も手に入れなきゃならねえ。そのためには、やっぱり『対価』ってのが要るんだよ」

「!」

「口先や金で済めば良いが、当然血を見ることもあるし」

 おもむろに手を差し上げると、地味な服の上から彼女の胸を鷲掴みにした。

「ひっ…!?」

「身体を使うこともある。…お前、男に抱かれたことはあるかよ」

「な、無いです…」

「じゃあ、ここで『済ま』しとくか」

「! …」

 テストは黙って俯いた。尖った耳がぺたんと寝ている。
 そんな彼女を、俺は…



↓2

@優しく犯す

A激しく犯す

B止めておく
379 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/08(月) 20:23:24.49 ID:K3UZ7zjEo
380 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/08(月) 20:23:27.37 ID:kDQ1rynmo
381 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/08(月) 20:23:35.52 ID:LcJxZ7x90
1
382 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/08(月) 20:24:03.98 ID:mN5eotf6o
383 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/08(月) 20:27:32.39 ID:MGFfquTd0
さて、これからどうなるか……
384 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/08(月) 20:34:06.15 ID:siP2pZ/Xo
(あえてぶっつけ本番とかいいよね)
385 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/08(月) 21:05:53.00 ID:eJuk6OtA0


 さて、我が探偵事務所が助手を迎えて2週間になる。その間の案件と言えば、迷子の子供探しだとか、嫁の不倫現場を押さえるとか、地味だが世知辛いやつが多かった。
 そんな中、俺たちは一件の仕事を引き受けた。

「失踪人探しですか」

 依頼書を読みながら、テストが呟く。
 今の彼女はと言うと、白いブラウスに茶色のズボンをサスペンダーで吊り、目立つ犬の耳を茶色いキャスケットで隠している。もう一端の探偵助手気取りだ。

「嫁とガキ置いて消えた旦那、ねえ」

 腕組みして考える。こういうのは、簡単そうで案外根が深かったりする。どうしてそいつが姿を消したのかが分からないからだ。もしかしたら、背後に何かが隠れているのかも知れない。

「酔っ払って寝てるところを保護された、とかなら良いんだが」

「いつもどのルートを通っているんでしょうか?」

「どれどれ…」

 本棚から街の地図を引っ張り出すと、ローテーブルの上に広げた。

「勤め先が王立銀行だから、ここか。で、家がここで…」

「中央橋を通るルートなら、広い道を通っていけますね」

「だが、距離的にはこの南橋を通ったほうが早いぜ」

「どちらを通ったのでしょうか…?」

「ま、今は二人いるからな。手分けして聞き込みと行くか。お前は…」



↓2 テストに任せる方

@中央橋ルート

A南橋ルート

Bやっぱり二人で一緒に
386 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/08(月) 21:07:13.01 ID:HXhg216/o
1
387 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/08(月) 21:07:27.23 ID:MGFfquTd0
1
388 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/08(月) 21:07:28.57 ID:tSjbz572o
3
389 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/08(月) 21:08:06.45 ID:MGFfquTd0
もしできたら3で。無理なら1のままで
390 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/08(月) 21:08:52.47 ID:eJuk6OtA0
明日から早いので今夜はここまで
391 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/08(月) 21:24:06.76 ID:HXhg216/o
おつの
392 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/08(月) 21:27:03.72 ID:kDQ1rynmo
乙乙
393 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/08(月) 21:27:22.56 ID:MGFfquTd0
394 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/08(月) 21:31:07.57 ID:mN5eotf6o

なかなかRシーンが来ない
395 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/11(木) 19:53:52.45 ID:bONuIL2d0


 中央橋を通る道沿いに聞き込みを進めたところ、面白いことが分かった。

「あの人かい? いつもはこの店の前を通ってくんだけどねえ。会う度に挨拶してくれる、今時珍しい、出来た殿方さね」

「その日は通らなかったんですか?」

 テストの問いかけに、花屋の老婆は首を振った。

「うんにゃ、見かけるには見かけたけどね、何だか急いだ感じであっちに行っちゃったよ」

 そう言って指差したのは、南橋に向かう道。

「ありがとうございました」

 ぺこりと頭を下げるテストに、老婆はにっこり笑って

「良いのさ。お仕事頑張ってね。これ、余り物だから持ってきなさいな」

 と、マフィンケーキを包んで持たせてくれた。
 テストが戻ってくるのを認めて、俺は立木の陰から出てきた。

「…大漁らしいな」

「はい、その人はいなくなった日、急いだ様子で南に向かったそうです。それと、こんなのを頂いて…」

「お前が食えよ」

「えっ、良いんですか?」

「俺が行ったら、塩か冷水でもせしめただろうな。顔によ」

 鼻を鳴らすと、南橋の方へ歩き出した。

「あっ、ちょっと所長! …ひょっとして、悔しいんですか」

 などとほざきながら、テストは俺の後をひょこひょことついてきた。
396 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/11(木) 19:54:31.45 ID:bONuIL2d0


「…あーあ」

 やっぱりな。俺は溜め息を吐いた。
 目の前には、鼻や額からスパイクを生やしたアフロ、モヒカン、リーゼント。革の妙ちきりんな服を着て、ナイフやら棍棒を引っさげている。

「何の用かな、青少年。俺たちゃ、河原を散歩したかっただけなんだけどよ」

「オレたちの許可なく、南橋の下を通るんじゃねえ」

 真ん中のモヒカンが凄む。

「ここはワシらの縄張りじゃ」

「やぁだなあ、俺たちゃただの犬コロよ。ほれこの通り」

「やっ!?」

 テストの帽子を剥ぎ取ると、ピンとたった犬耳が露わになる。

「だからよ、猿の縄張りになんざ興味ねえんだよ」

「誰が猿じゃボケェっ!!」

「止めとけ」

 喚くアフロを、モヒカンが窘める。今まで黙っていたリーゼントも、口を開いた。

「そうだよ、それでこないだ面倒くさいことに」

「おい馬鹿、黙っとけって」

「…こないだ?」

 思わず、テストが呟いた。俺はニヤッと嗤うと、つかつかと3人組に歩み寄った。

「な…何だよ」

「実際のところな」

 リーダー格と思しきモヒカンの顔に、顔を近付ける。

「俺たちは、4日前にここを通ったある男の行方が知りたいだけなんだよ。な、この辺詳しいんだろ? 教えてくれたら、礼は弾むぜ?」

 『礼』という単語に、モヒカンの眉がピクリと動いた。すぐに手下の二人を呼び寄せて、何やら談合を始めた。
 やがて…モヒカンが、問うた。

「そいつって、ひょっとして銀行の?」

 頷くと、不意にそいつはへらっと顔を崩した。

「ああ…そいつな…可哀想に」

「何だよ」

「うんうん。ワシらの前に、金貨の詰まった財布を落としたんが運の尽きじゃ」

「ま、まさか…」

 青褪めるテストを無視して、俺は肩をすくめた。

「道理で新しい血の臭いがすると思ったぜ。で? どこに沈めたよ。くたばったんなら、その証拠を依頼人に出さなきゃ給料が入んねえんだよ」

「しょ、所長!?」

「黙ってろ。…ほら、言えよ。俺は警察兵でも何でもねえんだ」

「そいつは言えねえ」

「何で」

「お前がチクらねえって根拠がどこにある。初めて会ったお前を信用するくらいなら…」

 ずい、と3人が武器を構えた。
397 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/11(木) 19:55:04.59 ID:bONuIL2d0
 俺は、また溜め息を吐いた。おい、どうしてくれる。溜め息と一緒に幸せって奴が逃げてくんだぞ。

「ここで、ぶちのめすのが良いに決まってる!」

 モヒカンが、棍棒を振り回しながら襲い掛かってきた。テストが悲鳴を上げる。
 俺は黙って、その向う脛をつま先で蹴り上げた。

「あ゛っ!?」

 うずくまるそのうなじに肘。モヒカンは何も言えず、砂利の上に倒れ伏した。
 落ちた棍棒を拾い上げ、二人を見る。

「だから、言うこと聞いてとけって」

「こ、この野郎〜〜〜!!」

 ナイフを構えて、リーゼントが突進してくる。斬らずに刺そうとするだけマシ。だが姿勢が高い。
 軽く棍棒で手首を打ち下ろすと、前かがみに姿勢を崩した。そのまま、返す刀で顎を打ち上げる。今度は仰向けにひっくり返った。

「…おい、話し合う気になったかよ?」

 空いた手にナイフも拾い、アフロを見る。そいつはわなわなと震えながら俺を睨んでいたが、やがて

「親分に言いつけてやる!!」

 と、その場から走り去ってしまった。
398 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/11(木) 19:56:00.77 ID:bONuIL2d0


「所長、逃げましょうよ! このままじゃ…」

「まあ、待ってみようぜ」

 涙目で袖を引っ張るテストをあしらいつつ、俺は川面を見ていた。そこまで深くない川だ。4日も死体を隠し通せるような淵でもあるのだろうか。
 事務所を出たのが昼過ぎで、少し空が暮れかかってきたころ、ようやくアフロが戻ってきた。後ろには、やたらガタイの良い男がついてきている。

「…ん? あいつ、肉屋のおっちゃんじゃねえか? ……ああ、そういうことか」

「あんたが、ウチの馬鹿共に喧嘩売った奴かい」

 男が俺を睨んだ。俺は落ち着き払って返答した。

「喧嘩だなんてとんでもない。俺は探しものをしに来ただけさ」

「…」

 男は俺たちを交互に見ながら、手に奇妙な鉄の筒をもてあそんでいる。にしてもデカい。身長は俺の1.5倍はあるし、剥き出しの二の腕なんてテストの尻くらいありそうだ。オーガか、オークとの混血だろうか。

「…どういうことだ」

「簡単な話さ。こいつらに追い剥ぎに遭った、哀れな父親の亡骸を、家族に返してやるのさ」

「どっ、どういうことだ!?」

 すると今度は、アフロに向かって怒鳴りつけた。

「ばっ、バカなこと言うんじゃ」

「うるせえ!」

 男は一喝すると、手にした筒でアフロ頭を殴りつけた。鈍い音がして、アフロが昏倒する。
 俺は懇切丁寧に、事情を説明した。話が終わると、男は青い顔になって念を押した。

「ほ…本当なんだな」

「ああ。依頼人に会わせてやっても良い」

「いや、良い…」

 男は首を振ると、まだノビていたモヒカンとリーゼントを蹴り起こした。

「いっ…あっ、親分!?」

「たっ、助け」

「死体を揚げろ」

「…えっ?」

 阿呆な顔で聞き返したリーゼント。次の瞬間
399 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/11(木) 19:56:47.75 ID:bONuIL2d0
 ___ガアン!!

 轟音。何かが爆ぜる音とともに、リーゼントの頭の上半分が粉々に吹き飛んだ。

「…えっ」

 呆然と、鼻から上を無くしたリーゼントを見る、モヒカンとテスト。その顔に、脳味噌の破片が降り注いだ。

「ふん」

 男は鼻を鳴らすと、煙を吹く筒をモヒカンに向けた。

「日が暮れる前に死体を引き揚げろ! さもなきゃ、てめえも同じ目に遭わすぞ」



 相方を叩き起こして、深い淵から腐りかかった男の死体を引き上げたモヒカンの頭を、男は容赦なく例の筒で吹き飛ばした。それから逃げようとするアフロを捕まえると、赤熱した筒で文字通り死ぬまで殴り続けた。この間、テストは5回嘔吐した。
 アフロが息絶えたのを確認すると、男は何と、俺の前に手を突いて謝罪した。

「申し訳ねえ、旦那! ウチのボケカス共が、とんだ迷惑を…」

 俺たちなんて纏めて一捻りにできそうなこの大男が、冷や汗に涙まで浮かべている。

「あんたほどの男が、何だってこんな奴らとつるんでる」

「酔っ払いの集団に絡まれてるところを、一度だけ助けてやったんだ。こいつら、それで調子に乗りやがって…しょうもない悪行ばかりしやがるから無視してたんだが、とうとうこんなことになっちまった」

「そうかい」

 俺は男の前に屈み込むと、肩に手を置いた。

「ま、こういうこともあるわな。あんたみたいな良い男に頭を下げさせちゃ、こっちが申し訳ねえ。俺だって綺麗な身とは言えねえしな。お互い助け合っていこうぜ」

 言いながら懐から名前と連絡先を書いた紙切れを取り出し、男の手に握らせた。

「ここで知り合ったのも何かの縁。困った時はいつでも頼ってくれよ」

「旦那…かたじけねえ!」

「よし、クズどものことは忘れちまおう。…テスト、警察兵呼んでこい。その間に俺がこの辺を片付けとく」

「…う゛っ、お゛えっ」

「馬鹿野郎、いつまでゲロってやがる。さっさと行け!」

「うぅ…はい…」

 よろよろと駆けていくテストを見送ると、俺は河原を見回した。頭の欠けた3つの死体。ズルズルに腐って異臭を放つ死体。飛び散った血と脳味噌。それから、胃袋を経て生地まで先祖返りしたマフィンケーキ。
 俺は、また溜め息を吐いた。多分、明日を迎える幸運まで吐いてしまっただろう。
400 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/11(木) 20:16:55.81 ID:bONuIL2d0
>>399 訂正
×ズルズルに腐って
○カチコチに固まって
401 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/11(木) 21:21:35.11 ID:bONuIL2d0


「…」

「ほら、飲めよ。俺の奢りだぞ」

 酒場にて。厚切りの塩漬け肉を肴に、特大マグのビールを啜る。そんな俺を、テストは真っ青な顔で見つめている。手元に置かれたビールは、まだ手付かずだ。

「…よく、飲み食いできますね」

「あん?」

「あんなことがあったのに…人が、4人も死んで」

「おい」

 身を乗り出した彼女の口を、片手で塞いだ。

「声がデカい。周りに聞かれたらどうする」

「! っ…」

 落ち着いたのを確認して、手を離す。テストは黙ったまま、椅子に座り直した。

「…慣れたよ。お前もじきに慣れる」

 フォークで肉を一切れ、突き刺して差し出す。

「ほら食え、飲め。折角報酬が入ったんだ。使おうぜ」

「…はい」

 フォークを受け取って、肉を齧る。そのまま、毛虫でも噛み潰したみたいな顔で咀嚼する。何度もえづいた末、ようやくテストは塩漬け肉を飲み込んだ。と思ったら吐き気が襲ってきたのか、慌ててビールを流し込んだ。

「んっ、んぐっ……っぷぁ! はぁ、はぁ…」

「忙しい奴だな」

「誰のせいだと…思って、るんですか…」

「諦めろ。俺がお前を買った時点で運の尽きだったのさ」

「…」

 まだ何か言いたげなテストに、俺は低い声で言った。

「文句があるなら事務所で聞くぜ」

「もう文句は無いです」

「質問もだ」

「…はい」

 硬い顔で頷くと、肉を一口齧った。それから咀嚼している最中に吐き気がぶり返したのか、いきなり立ち上がって便所に駆けていった。
402 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/11(木) 21:22:00.95 ID:bONuIL2d0


 事務所兼住宅にて。専用デスクの肘掛け椅子にへばりついて、濁った息を吐いている俺の前に、テストは案山子か何かのように突っ立っていた。

「…じゃあ、質問です」

「おう」

「『汚い仕事』って、今日のみたいなやつのことですか?」

 俺は、鼻を鳴らした。

「アレは、たまたまそうなっただけだ。本当ならやましいところのない、クリーンな案件になるはずだった」

「あんなに簡単に人が…そんな仕事も、受けるんですか」

 テストは、目に涙を浮かべている。尖った耳も萎びてしまった。

「流石に殺しはやらねえかな」

 その言葉に、彼女は僅かに安堵の色を見せた。しかし

「だが、手伝いはするかもな」

「っ…」

 ほら、逆戻り。

「どうして、こんなこと」

「奴隷商人の手に渡ったんなら、お前も分かるだろ。…世間には、表と裏がある。お天道様の届かねえ、湿り腐った世界が確かにあるんだ。そこに棲む奴らは、大体は手前の立場を弁えてる。だからこそ、普段は目立つことはしねえし、何ならあのオヤジみたいに表でも暮らしていける」

「でも、あの3人は」

「アレはゴミ屑だ。裏の世界を垣間見ただけでそこの住民気取り、挙句手前の位置を弁えずに表の人間に手を出す。あの哀れな銀行員みたいな奴にな」

 変わり果てた旦那の前で、依頼人の女は泣き崩れた。そうやって死を悼む人間がいるということが、どれほど幸福なことか。

「何事も、中途半端が一番救えねえってこった。分かったなら、さっさと腹括るか、さもなきゃ出てけ」

「…」

 無言。テストは、穴のあくほど俺の顔を見つめている。握り締めた拳が、わなわなと震えている。
 ……出てけは言い過ぎたかな?

「…もう一つ、質問です」

「ほう」

 何だ、意外と肝が据わってるじゃないか。

「あの人、お肉屋さんですよね。何で、あんな力を持ってるんですか?」

「…いい質問だ」

 俺はニヤリと嗤った。
 3人組の死体は、引き揚げた銀行員に代わって淵に沈められた。それだけだ。河原は相変わらず血みどろだし、肉屋のエプロンにまで血飛沫が付いているというのに、彼の顔を見た警察兵は、何も言わず彼の言うことを聞いた。つまり、それだけ奴には力があるということだ。

「だが、そう簡単には言えねえな」

「どうしてですか」

「言ったろ。命に関わる秘密もあるって。これは確かに、あの肉屋の命に関わることだ」

「……つまり、『対価』?」

「察しが良いじゃねえか」

 くっくっ、と喉を鳴らし、両腕を広げてみせる。

「……さあ、『割って』みろ。俺の口を」
403 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/11(木) 21:23:54.82 ID:bONuIL2d0
今夜はここまで

しばらく安価はナシでいこうかな
404 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/11(木) 21:33:46.24 ID:HZXNIUZS0

ありだと思います。
405 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/11(木) 21:39:17.90 ID:TVSR5Oev0
どうなるかがになる
406 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/11(木) 23:59:49.35 ID:Kp9qI8epo
乙ー
続きが気になる
407 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/12(金) 00:06:44.56 ID:4bDf9BEno

スレ初Rはグロだったという
408 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2018/01/12(金) 07:17:28.54 ID:c+diwMn/o
犬耳ナデナデしたい
しっぽもあるならモフモフしたい
409 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/13(土) 00:00:25.84 ID:jVWlFSm10
「所長…前に、『流されるな』って言いましたよね」

「今は何も言ってねえだろ。お前が知りたいなら、好きにしろってだけだ。何なら、力づくで吐かせてもいいんだぜ」

「そんなの絶対無理でしょ! …」

 テストは数分の間、あっちを見たりこっちを見たり、もじもじと足踏みしたりしていたが、やがて肚を括ったのか、椅子に座る俺の脚の間に膝を突いた。

「わ、分かりましたよ、やれば良いんでしょ…」

 ぶつぶつ呟きながら、震える手でズボンのホックを外す。それから、ごくりと唾を呑むと…ぐいと引きずり下ろした。

「ひっ…!?」

「優しくしてくれよ。大事な『商売道具』だからな」

 ニヤニヤしながら声をかける。テストはおそらく初めて目にする『ソレ』を呆然と見ていたが、やがて恐る恐る両手で握った。

「わっ…うわ…」

 思いの外物怖じしないのは、酒が回っているからか。臨戦態勢にないソレを、握っては緩めたり、引っ張ったり振ったりした。集中しているのか、頭の上の耳も真っ直ぐに俺の股間を向いている。

「そうじゃないだろ。片手で根本を押さえて、もう片方の手で輪っかを作って…」

「む…」

「そうそう。力加減に気をつけろよ。それから上下に、最初はゆっくりと……お前、マジで何にも知らねえのな」

「悪かったですね! …ワーウルフは、身体の大きな雌がモテるんですよ。子供を沢山産めるから」

「ハハッ、じゃあお前は余り物ってわけだだだっっ!?」

 玉袋を抓られて悲鳴を上げた俺を、テストはジトッと睨んでいた。が、不意に大きく口を開けると

「…んむっ」

 勃ちかけていたソレを、口に咥えた。

「んーっ! んーっ!?」
410 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/13(土) 00:13:46.59 ID:jVWlFSm10
「ったく……度胸は買ってやろう。言う通りにしろよ」

「ん…」

 タコみたく口を窄めたまま、鼻から深呼吸。ようやく落ち着くと、彼女は俺のチンコを咥えたまま頷いた。

「まずは一旦吐き出せ。人によるが、大体先の方が一番感じやすい。そこを舌で軽〜く……そう…お前、舌ザラザラしてんな」

「ん…え…」

「そうやって、ペロペロ舐めてみろよ。得意だろ?」

「…」

 ざらついた舌で、亀頭や雁首を舐め回す。中々悪くない感触だ。手管が揃えば、化けるかもしれない。
 ようやく、俺のムスコは臨戦態勢になった。

「…じゃあ咥えろ。歯ぁ立てたらぶっ殺すからな」

「ふぁ…む」

「舌だけ動かして、竿の辺りを舐めてみろ。巻きつけるようにな……」

 囁くようにアドバイスしながら、見下ろすテストの頭に片手を置いた。そのまま、耳の付け根を撫でる。

「……権力が勝手に集まってくる職種、ってのがある」

「!」

「休むな。手と口を動かしながら、耳だけ傾けろ」

「…」

 上目遣いに俺を見ながら、ちゅぱちゅぱと肉棒をしゃぶるテスト。

「酒屋、金貸し、奴隷商人……人や金が集まる仕事か、国から専売権を得てるのがそれだな」

 静かな事務所内に、粘ついた水音が響く。教えてもいないのに、テストは肉棒を唇で扱くように、優しく吸いながら頭を前後に動かしている。
411 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/13(土) 00:55:08.47 ID:jVWlFSm10
「…おい、フェラはもう良いぞ。口離せ」

「…っぷぁ」

 すっかり硬くなったイチモツを吐き出すと、テストは俺の前に立った。そうして、ゆっくりとブラウスのボタンを外し始めた。

「一個一個、見せつけるようにな。その色気もクソもないシャツを脱がすために、男は何だって喋っちまうんだぜ」

「…」

 一つ。二つ。三つ。小麦色の肌が露わになっていく。サスペンダーを外すと、ズボンがずるりと落ちた。

「この辺りで、相手を脱がせろ」

「…はい」

 半裸のまま、俺の服に手をかける。既に下半身は裸なので、上着を脱がし、下のシャツに指を這わせた。

「焦るな。焦らせ。ゆっくりだ。そう…」

 焦れったいほどの時間をかけて、俺は丸裸にされた。お世辞にも綺麗とは言い難い身体に、テストが息を呑む。

「二階に上る前に、お前も脱げ。そこが一番肝心だ。乳輪が見え始めたら、さっさと乳首まで出せ。その間は焦らしたってしょうがない」

 ブラウスをはだけようとする手を、掴んで止める。

「待て。何のためにおっぱい2個も付いてると思ってやがる。片方を自分から見せて、もう片方を相手に脱がせるためだろうが」

「はあ…?」

「だから」

 俺は手を伸ばして、ブラウスの片方を捲くった。

「っ!」

 身を竦ませるテスト。露わになった乳房に、指を滑らせた。

「…はぁっ」

 ほんのり顔を上気させながら、彼女はもう片方の乳房を曝け出した。

「…まあ、初めてにしては良いだろう。上に行こうか」
412 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/13(土) 00:55:57.08 ID:jVWlFSm10
今夜はここまで
413 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/14(日) 21:54:15.82 ID:FUFALpQU0


「…ふぅーっ…ふぅーっ」

 自室のベッドの上にて。仰向けに寝転がった俺の腰に跨って、テストは深呼吸している。

「お前、毛深いな」

「よ、余計なお世話ですよっ!」

「股の毛は薄い方が受けるぜ。人によるがな」

「…剃っておきます」

 ペースを乱されて逆に緊張が緩んだのか、テストはふっと息を吐くと、上を向いた肉棒にもっさりと茂った自分の股ぐらをあてがった。

「挿れる穴間違えんなよ」

「分かってますよ。じゃあ、いきますよ…」

 くちゅり。亀頭が、ぬるりと濡れたものに触れた。と、いきなり彼女は腰をすとんと落とした。

「い゛っ!?」

「ばっ、急に挿れる奴があるかっ!?」

 処女だった穴に、チンコを突っ込んだまま悶絶するテスト。動揺そのまま中がめちゃめちゃにうねっているのが、地味に気持ちいい。

「ひぐっ…痛ぁい…」

 よろよろと俺の胸に両手を置いて、腰を持ち上げようとする。

「いだっ! おまんこ、裂けちゃいましたぁ…」

 繋がったところを指でなぞり、その指を俺の前に突き出す。

「ほら、血が」

「膜ぶち抜いただけだよ。落ち着いたなら動け」

「はあっ…」
414 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/14(日) 21:55:05.88 ID:FUFALpQU0
 ゆっくりと腰を上げ…下ろす。肉棒が穴を擦るたび、テストは色気もクソもない呻き声を上げる。

「くうっ…うっ…ふっ…」

「…じゃあ続きだ。腰振りながら聞けよ」

「…んっ、んぅっ…」

「お前、鳥肉は食ったことあるか?」

「へっ? …あ、あんまり」

「休むな、腰を振れ。…牛や豚と違って、鳥は囲っても飼えねえ。かと言って屋根付きの小屋で飛べなくなった鳥の肉は、ふにゃふにゃで食えたもんじゃねえ。だから鳥の肉は貴重だ。あの肉屋は、それを大量に扱ってる」

「…んっ、あんっ」

「良い声が出てきたな。で、どこまで話したか…そう。飛ぶ鳥を捕まえるのは至難の業だ。今までは魔術師の弟子どもが、魔法の訓練で撃ち落としたのを食う、一種の特権になってた。異国ではよくしなる木で空飛ぶ槍が作れるらしいんだが、この辺の木は曲げたってへし折れるのばかりだ。…おい、相槌くらいは打てよ」

「はぁっ、んっ…そ、それでぇ…っ?」

「ところが、最近事情が変わってきた。あのオヤジが持ってた筒。俺も実際に見たのは初めてだが…あれは爆発の力を使って鉄のつぶてを物凄い速さで飛ばす道具だ。はるか空を飛ぶ鳥だって撃ち殺せるぜ」

「! …」

「奴はそれを買うか作るかしたんだろう。そうして、貴重な鳥肉の専売権にも等しい力を手に入れたってわけだ」
415 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/14(日) 21:56:44.04 ID:FUFALpQU0
 そこまで言うと、俺は相変わらずぎこちなく腰を動かすテストの腕を掴んで引き寄せた。

「わっ」

「いいか、他の奴とする時は、チンコしゃぶった後はすぐ口を洗えよ」

「えっ、まさか所長、私のこと」

「馬鹿か。チンコ咥えた口でキスするなってことだよ」

 そう言うと俺は、首を引き寄せて唇を奪った。そのまま無遠慮に舌を突っ込み、口の中を掻き回す。

「んっ…んんん…ぐ、んっ…♡」

 口を離すころには、すっかり蕩けた顔になっていた。

「情報を聞き出すためにヤッてるのに、手前が感じてちゃ世話ねえ。お前には我慢を覚えてもらおうか」

 彼女の身体を抱え、ぐるりと寝返ると、たちまち上下が入れ替わった。

「…えっ、何を」

 怯えた目のテストに、俺は意地悪い笑みを向けた。

「具体的には、俺以外では感じなくしてやる」

 そう言うと、俺は思い切り肉棒を突き入れた。



「や゛ら゛っ♡ や゛らっ♡ もうイ゛ぎたくないっ♡♡」

「おらっ、もう少しだ、出すぞっ」

「らしてっ♡ はやくっ! もうあたし、しぬ、あっ、あっ…あああっっ♡♡♡」

「出るっ」

 キツく締まった膣内に、精液をぶちまけた。
416 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/14(日) 21:57:39.79 ID:FUFALpQU0


「…ぐすっ」

「…」

 夜更けの自室にて。行為のままベッドに二人で横たわる。テストが俺に背を向けて、ベッドの縁ギリギリまで遠ざかるので、こちらは遠慮なく真ん中で大の字にシーツを占領した。

「もう、お嫁に行けません…」

「はっ、奴隷が何ほざいてやがる」

 俺は鼻を鳴らした。

「……ええ。私…奴隷、なんですよね」

「ああそうさ。それも社会の裏表で死線を潜る、とんだ貧乏くじさ。どっかの金持ちの家でセックス人形でもやってたほうが、よっぽど幸せだろうよ」

 するとテストは少しの間黙り込み…やがて、ぽつりと言った。

「…いえ、こっちの方が良いです」

「ほざけ。絶対に後悔するぜ」

「本当です。だって…生きてるって、実感できるから」

「…ふん」

 俺は黙って鼻を鳴らすと、こちらを向いた尻に手を伸ばした。毛布に隠れた尻たぶを掴むと、彼女は大袈裟に身じろぎした。まだ火照ったその肉を揉みながら、問う。

「お前、尻尾はどうした」

「…兵士に捕まった時に切り落とされました。『戦利品』の数を数えるためだとか」

「ふぅん…」

 気の抜けた相槌と共に指で腰のラインをなぞると、確かに尻の上に、骨が剥き出しになったところがある。

「ちょっと、そこまだ痛いんですけど」

「変装の手間が省けて便利じゃねえか」

 テストはわざとらしく溜め息を吐いた。

「同情して欲しいのかよ、え?」

「いいえ、ちっとも」
417 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/14(日) 22:01:13.99 ID:FUFALpQU0
テスト

親愛度☆
服従度☆☆☆

※服従度☆☆☆☆以上で『裏案件』に協力させることができます



今夜はここまで
418 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/14(日) 22:02:56.41 ID:1/pWl6too
乙ー
尻尾は切られてたのか
419 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/14(日) 22:03:19.44 ID:m43+1/fNO

なんか楽しくなってきた
420 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2018/01/14(日) 23:53:39.30 ID:wRGCPHcjo
骨むき出しって…そこから感染症起こさないんか…
421 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/16(火) 23:49:31.64 ID:IS6b1a4SO
ラップでも貼ってたんじゃね
422 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/19(金) 21:04:01.12 ID:4XPyX7VG0


 俺は、裏案件ノートのあるページを眺めていた。テストは、別の仕事で外に出ている。1ヶ月も経つと、もう一人で軽い案件ならこなせるようになっていた。
 もう、いっそ表の仕事は彼女に任せて、俺はヤバい案件に専念するか…?

 さて、話をノートに戻そう。
 これは、元々表の仕事として請けたものだ。内容は簡単、王国兵団のとある分隊長に引き合わせて欲しいというものだ。団長とか将軍ならともかく、分隊長レベルならそこまで畏れ多い存在でも無いだろうから、直接行ったらどうだと思ったし、実際そう提案したのだが、依頼人はどうしても大っぴらに会いに行くわけにはいかないという。その時点では大した仕事ではないと思い、まあ報酬が貰えるならと引き受けたのだが、何となく依頼人の身元を探ってみた結果、この案件は裏案件ノート行きとなった。
 と言うのもその依頼人、駆け出しの奴隷商人だったのだ。
 この国の奴隷市場は、主にテストのいた所が覇権を握っている。王国兵団から払い下げられた『戦利品』の専売権を持っているからだ。だが当然、その権利を狙うものは多い。そいつはその中の一人というわけだ。つまり、現場の指揮官に顔を売り、『戦利品』を横流ししてもらおうという魂胆なのだ。

 とりあえず前金と報酬金にゼロを1個ずつ足したところで、俺は頭を抱えた。何しろその分隊長、分隊長の癖にやたらガードが堅い。出陣以外で殆ど王城の外に出ないし、会おうとしても毎回変わる秘書で止まってしまう。とりあえずカタギでないことを確信したところで進捗はストップ。以来、既に半年が経とうとしている。
423 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/19(金) 21:04:28.30 ID:4XPyX7VG0
「ただいま戻りましたー」

 丁度そこへ、テストが帰ってきた。

「よう。何か面白いもんでもあったか」

「それほどでも。親御さんは心配されてましたが、娘さんはお友達と、本当に勉強会を開いていただけでしたよ」

「行きと帰りで、本の厚さは変わらなかったか?」

「えっ?」

 首を傾げるテストに、俺はとんとんと鼻を叩いた。

「窓に近寄って匂いは嗅いだか? お前、鼻が利くんだろ?」

「や、その、勉強道具を持って友達の家に入ったところまでしか…」

「奴隷商人に返品するぞ」

「すぐに確かめてきますっ!」

 テストは慌てて事務所を飛び出した。
 やれやれ、あいつもまだまだだな。そう思っていると、また事務所の扉が勢い良く開き、たった今出ていったはずのテストが駆け込んできた。

「郵便受けにお手紙が入ってたので、置いておきますね! では行ってきます!」

 応対用のテーブルに白い封筒を置くと、すぐに飛び出していった。
424 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/19(金) 21:05:25.24 ID:4XPyX7VG0
 彼女が今やっているのは、さる娘の素行調査である。定期的に家に帰ってこない娘の様子に不審を抱いた母親が、俺たちの事務所に調査を依頼したのだ。本人曰く友達と勉強会をしているとこのとだが、その割に勉学が実になった感じがしない。おまけに、面接をした本人の目が虚ろなのが気にかかる。おそらく勉強会というのは嘘で、どこかで隠れてハッパでも吸ってるというのが俺の見立てだ。
 と言うのも、麻薬を練り込んだ紙というのが最近流行っていて……いや、それよりも。

 俺は、テストが置いていった封筒を手に取った。宛名は書いてあるが、差出人が書いてない。匂いを嗅いで毒の類が無さそうなことを確認すると、封を切った。



『お客様へ 

 いつも商会をご贔屓にしていただき、誠にありがとうございます。 
 このお手紙は、初めて私どもの商会から愛玩奴隷を購入された全ての方にお送りしております。 
 お気に入りの奴隷で、お楽しみの頃と思われます。しかし、快楽とは慣れるもの。新たな刺激がほしいと思われる方も多いのでは? 

 そこで、私どもからの提案です。 
 現在、愛玩奴隷所有者様による互助会を開催いたしております。 
 他のお客様が、どのような楽しみ方をされているのか。また、どのような奴隷がいるのか。そういった、表立って言えないような事情を互いに共有する場となっております。 
 つきましては、同封の招待券に詳細を___』 



「…なるほど」

 つまりは乱交パーティか。あの勤勉そうな男がこんな会を主催しているというのは意外だが、確かにビジネスとしては理に適っている。隣の芝生は青い理論で客の射幸心を煽り、更なる購買に繋げようということだろう。寧ろ今まで思いつかなかったのが不思議なくらいだ。
 このところ、件のを除いて面倒な依頼も無いし、気分転換に覗いてみるか…?



↓1〜3で多数決

@行く

A行かない
425 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/19(金) 21:07:11.59 ID:NyhukRKM0
前回と色々違うし1
426 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/19(金) 21:12:34.81 ID:nC7tRJpf0
1
427 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/19(金) 21:17:22.23 ID:/Ohk5dCQ0
1
428 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/19(金) 21:40:01.92 ID:4XPyX7VG0


「…はぁ」

 来客用のソファにへばりついて、テストは溜め息を吐いている。
 見立ては当たっていた。娘は教科書に偽装した紙状の麻薬を友人宅に持ち込んで、窓を閉めた部屋で危ない遊びに耽っていた。友人の中には男もいたから、内容はお察しというものだ。
 当然、結果は親に伝えた。手心を加えられると困るので、この時は俺が行った。帰りがけに娘が橋から投げ棄てた、焼け焦げた紙を見せた時の母親の顔と言ったら。きっと、娘は明日の日を拝むことはできまい。

「何で全部言っちゃったんですか…?」

「何を」

「あの娘さんのこと。お母さんには秘密にした上で、あんなこと止めるように、こちらから言えば良かったと思うんですけど」

「俺たちがやってるのは、慈善事業じゃねえんだよ」

 肘掛け椅子に腰掛け、デスクに足を放り出す。

「依頼人が知りたいのは真実だ。だったら、それに応えるのが仕事だろうが」

「それは、そうですけど…」

「それに」

 顎の無精髭を指で引っ張りながら、続けた。

「お前がそう考えるのは、お前だけが秘密を握っていたからだ。そしてそれは、俺たち探偵にとって一番厄介な宿命だ」

「…?」

 ぷち。抜けた髭を吹き飛ばす。テストは俺の方を見ながら、眉をひそめている。

「…お前はあの母親に先んじて、娘の知られたくない秘密を握った。そしてお前はそいつを使って、娘を更生させようとした。だが、逆に強請ることもできるんだぜ。『母親に黙っている代わりに、自分に代わってあのクソ所長の夜の相手を務めろ』とでもな」

「っ!!? そっ、そんなことしませんよ!」

 顔を真っ赤にして反論するテスト。

「誰だってそう言うし、そう思うんだよ。だが、実際にその立場になったら…例えば、小遣い稼ぎにもならねえマセガキなんかじゃなく、地位も名誉もある金持ちの、それこそ命に関わる秘密を握った時…」

 ジロリ。真顔で見返す。

「……我慢できると、誰が言える?」

「…」

 テストは黙って、俯いてしまった。
429 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/19(金) 22:03:50.96 ID:4XPyX7VG0
「そうシケた面すんな」

 言いながら俺は、抽斗から件の手紙を取り出すと、彼女に向かって投げつけた。

「わっ。…あ、これ、今朝の」

「読んでみろ」

 言われるまま中身を読み始めたテスト。その顔が、にわかに険しくなった。

「奴隷商人…」

「楽しそうだろ」

「…行くんですか」

 俺は、頷いた。
 テストは、静かに目を閉じた。

「…嫌、とは言えないんですよね」

「当然だ。お前は奴隷だからな。……何か知ってるのか?」

「いいえ」

 首を横に振る。

「月に一度、私たちのいたテントで何か催し物をやっていたのは知ってます。ですが、その日だけは愛玩奴隷も別のテントに移されて、何をやっているのかは見られませんでした」

 ただ、と彼女は付け加える。

「テントに入っていく人たちは皆、綺麗な服を着ていました。召使いの代わりに、奴隷を連れて」

「なるほど」

 どうやら、思ったより格調高い集まりなのか。下手な格好で行くと、悪目立ちするどころか追い返されそうだ。身なりには気をつけよう。
 それから、こいつも。

「…」

 硬い顔で手紙と俺を交互に見る、俺の愛玩奴隷。こいつには、どんな格好をさせたものか…



↓ 23:00まででコンマ最大 テストに着せる服について
430 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/19(金) 22:09:17.04 ID:+AsaNFMFo
思いっきりおめかしさせてやろう
431 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/19(金) 22:10:04.67 ID:nC7tRJpf0
紺色のワンピースドレスにシンプルなシルバーネックレス
432 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/19(金) 22:14:49.41 ID:3KgA8RPXO
派手で露出の多いエロい踊り子みたいな服
433 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/19(金) 22:18:30.07 ID:9Yaq1p4R0
グレーのレディーススーツ
434 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/19(金) 22:48:15.06 ID:sG4c+jq10
赤を基調としたドレス
435 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/19(金) 22:50:35.44 ID:JRjaiNxxO
男装させて最後まで演じきれたらおうちでごほうびとか面白そう
436 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/01/19(金) 22:53:45.93 ID:zxMiCohWO
>>435
437 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/19(金) 22:57:28.58 ID:zxMiCohWO
>>436はなしでお願いします
438 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/19(金) 22:59:04.99 ID:/xItufPSo
セクシーな感じのドレス
439 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/20(土) 00:00:30.13 ID:eW5cmO/w0


 じょり

「ひんっ」

 じょり、じょり、じょり

「んっ……ふっ…」

「動くなよ。股の裂け目が一個増えるぞ」

 椅子に座り、大股を広げるテスト。その脚の間にしゃがみこんで、俺は剃刀を動かしていた。

「はっ…早くしてください…恥ずかしい…」

「うるせえ」

 手で油を擦り込み、細く茶色い毛を剃っていく。既に大方剃り終わっていて、白い陰部が殆ど露わになっている。
 テストとはもう何度かセックスしたが、こうして挿れる所をじっくり見るのは初めてだ。

「…こんなもんだな」

「! ではこの辺で」

 椅子から立ち上がろうとするテストの脚を、掴んだ。そのままぐいと持ち上げると、膣だけでなく肛門までおっ広げになった。

「きゃああっ!?」

「まだだよ。お前、ケツの穴まで毛むくじゃらなんだから」

 そう言うと、反論する前に剃刀を尻に当てた。途端にテストが大人しくなる。
 そのまま、肛門の周りを剃毛し始めた。

「毛がはみ出たら嫌だからな。綺麗にしとかないと」

「…」

 テストが涙目を向けたのは、壁に掛かった一着のドレス。『互助会』のために俺が用意した衣装だ。
 色は深い紅色。身体の線が出る細い仕立てで、胸元は開いているし、両太腿のかなり上の方からスリットが入っている。蠱惑的で、あちこちに銀のビーズが縫い付けられた華やかなデザインだ。まさか、これを着ているのが奴隷だとは誰も思うまい。

「よし、これで終わりだ」

 剃刀を置くと、つるつるになった彼女の肛門からクリトリスにかけてをぺろりと舌で舐め上げた。

「んんんんっ…♡」

「エロい声出しやがって。向こうに着いたら、思う存分ヤろうぜ」

「べっ、別に…」
440 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/20(土) 00:01:38.50 ID:eW5cmO/w0
今夜はここまで
441 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/20(土) 00:08:26.58 ID:tg7ATfvs0
乙ー
442 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/20(土) 00:34:10.42 ID:ajmTO3XJ0
前回と違って主人公が畜生だから色々できるな
3回目あったらどんな職業がいいかな?
443 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/20(土) 09:54:19.16 ID:MTQv5bsSO
>>438
滑り込みセーフ草
444 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/20(土) 23:08:36.11 ID:eW5cmO/w0


「招待券を拝見」

「どうぞ」

 差し出された券に、受付の男が頷く。

「ごゆっくり、お楽しみくださいませ」

「どうも」

 軽く頭を下げ、テントの中に足を踏み入れた。

 緊張した顔で俺の半歩後ろを歩くのは、例のドレスを着たテスト。今日は化粧もしている。俺も髭を剃り、髪を撫で付けて余所行きの礼服を着ている。

 薄暗いテントの中は、前に見た衝立が取り払われて一つの大広間になっていた。広間の中にはグラスの並べられた小さなテーブルや、簡素だがデカい寝台、薄い布に囲まれたあずまやが点々と用意されていた。真ん中には何と、タイル張りのプールまで設置されている。
 既に10人弱の客が来ていて、広間を歩き回ったり談笑したりしていた。主人と思しき男の方は概ね俺と同じような正装をしているが、その隣に控える愛玩奴隷たちは…もう、色々だ。テストのようなドレスもいれば給仕服もいるし、逆に下着姿や、素っ裸までいる。
 俺は、ヒュッと小さく口笛を吹いた。

「凄えな」

「うわ…うわぁ…」

 テストは目を丸くして驚いている。

「あの中に知り合いはいるか?」

「な、何人か」

「他人の振りしてろ」

 そう言うと俺は、会話する集団に向かって歩き始めた。

「あっ、しょ…ご、ご主人様っ」
445 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/20(土) 23:09:06.63 ID:eW5cmO/w0
 慌てて追ってくるテストを無視して、俺は一人の男に話しかけた。連れている女は黒いドレス姿の、おそらく人間。歳は二十前後か。

「恐れながら、初めましてどうも」

 へりくだって挨拶する。この男を選んだのは、奴隷に着せる服からして俺と考えが近く、会話しやすいと踏んだからだ。

「おお、これはどうも」

 男は笑顔で応えた。恰幅の良い、老年の紳士だ。人畜無害そうなシルエットとは裏腹に、目は若々しくぎらついている。

「見かけぬ顔ですな」

「ええ、恥ずかしながら初めてお邪魔しました。何でも、奴隷を買った方々との交流だとか」

「その通り」

 彼は親しげに俺の肩に腕を回した。上等な葉巻の匂いに混じって、古い紙の匂いがした。

「折角の高い買い物だ。自分で愛でるのも良いが、他人と共有する歓びもまた、何者にも代えがたいものだよ。手始めに、私の奴隷を見てくれないか」

 そう言って、黒ドレスの女を指差す。女は黙って頭を下げた。

「本当に、高い買い物だった。だが、その価値はあったよ。この指を見たまえ。美しいだろう」

「ええ、まさに絹のような肌で…」

 適当に相槌を打ちながら、男の奴隷自慢に耳を傾ける。話が一段落したところで、俺は一つ尋ねてみた。

「ご主人、ここには何度も?」

「ああ、年甲斐もなくね。こんなところに来ているとバレたら、私は頭取から引きずり降ろされてしまうだろうな」

 ……おい、この男、今何と言った?

「だが、それはここにいる歴々にも言えることだ。人は皆、誰にも言えない顔を持っている、ということだよ」

「し、失礼ながら、お仕事は…」

 背中に冷や汗が伝うのを感じながら、質問する。
 男は、事も無げに言った。

「王立銀行の、ね」

 それから、少し離れたところにいる一団を示しながら

「向こうにいる、背が高いのは警察兵団長だな。彼と話しているのは…おや珍しい。何年か前に引退した舞台俳優じゃないか」

 俺は、卒倒しかかった。
 なんてこった。このパーティ…ただの色ボケの集まりじゃない。コネクションの宝庫…いや、巨大なダイヤモンド鉱脈じゃないか!
446 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/20(土) 23:46:18.86 ID:eW5cmO/w0
「い、いやはや…驚きました。それに引き換え、私などはしがない自営業で」

「何、誰も気にするまい。ここでは誰もが、美しいものを愛でる一人の人間だ」

 それから不意に、小声で囁く。

「…だが、あまり仕事の話を聞くのは好まれんよ」

「き、肝に銘じます」

 男から離れると、俺はふらふらと一つのテーブルの近くに寄った。天板にもたれるように立つと、深呼吸する。

「…所長、大丈夫ですか?」

「ご主人様と呼べっつったろ。……死ぬかと思ったぜ。この会場、やべえぞ」

「偉い人がいっぱいいるんですよね」

「ああ。本当なら、今すぐあちこち回ってコネを作っておくんだが…」

 男の忠告を思い起こす。
 ここにいる、その事実自体が、表の人間にとっては恥ずべきことだ。ならば、むやみやたらに表の話をするべきではない。相手の不興を買えば、あっという間にこちらの命が消える。

「…程々に、だな」

 そこへ、給仕服の男がテーブルのグラスに飲み物を注いで回った。見ると、真ん中のプールの前に、この前の奴隷商人が立っていた。
447 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/20(土) 23:48:18.37 ID:eW5cmO/w0
「本日は、当商会の互助会にお越しくださいまして、誠にありがとうございます。私どものところから購入された奴隷について語り合うもよし、愛で合うもよし。お客様がたにとって、素晴らしい時間となりますことを、私ども一同、心から願っております」

 一通りの挨拶を述べると、酒の入ったグラスを掲げる。
 俺も、近くにあったグラスを掲げた。

「では、乾杯」

 あちこちで、乾いた音が響いた。

「かんぱ〜い」

 とりあえずテストと乾杯して、グラスに口をつける。中身は桃の果実酒のようだ。
 遠巻きに眺めていると、一人の男が奴隷を連れてベッドに上った。それから他の客が見ている前で服を脱ぎ、おっ始めた。

「ひえぇ…」

「ま、こうなるわな」

 だが、思ったほど派手な会では無さそうだ。ちらほらまぐわっている奴もいるが、殆どは会話したり、飲み物や菓子を味わったりしている。
 さて、俺たちはどうしたものか。



↓1〜3でコンマ最大 どこに行く?

@中央のプール周辺

A散在するあずまや

Bとりあえずテストを抱く

Cその他、要記述
448 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/20(土) 23:51:13.98 ID:ZwC7foFzO
3かなー。いちゃラブ派なんで。
449 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/20(土) 23:53:32.96 ID:yv4nBnlS0
3
450 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/20(土) 23:54:18.32 ID:ajmTO3XJ0
3
451 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/20(土) 23:58:42.08 ID:eW5cmO/w0
じゃあ今夜はここまで

がっこ忙しくて平日は無理そうです…
452 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/21(日) 01:38:33.60 ID:DMot61YeO
し、失礼ながら、お仕事は…
453 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/21(日) 02:47:04.36 ID:v1kP1g3r0
あまり仕事の話を聞くのは好まれんよ
454 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/21(日) 06:48:14.00 ID:yjs7SqVq0
「何、誰も気にするまい。ここでは誰もが、美しいものを愛でる一人の人間だ」
455 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/21(日) 13:12:32.69 ID:bjItqnLZ0
うわ、>>378の後が抜けてるのに今気付いた。
これが入ります


 テストは黙って俯いた。尖った耳がぺたんと寝ている。
 俺は、胸から手を離すと……彼女の頭を軽くチョップした。

「あ痛っ」

「…こういう時に流されるなってことだよ」

 そのまま彼女に背を向け、階段を登った。

「えっ…えっ、あっ」

 そんな俺の後を、彼女は慌ててついてきた。
456 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/21(日) 14:31:49.24 ID:sFfeQ2FbO
24歳の学生だっているんですよ
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