モノクマ「深夜枠に移動になっちゃった」白銀「えっ?」【安価コンマスレ】

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133 : ◆l29qlKqfi. [saga]:2018/02/11(日) 22:05:09.24 ID:rSV8+s8D0
>>127の続きです

東条「っ……!!」

何かに突き動かされるように振り返ってしまった。そうして目にしたのは予想通り、幼児のような二人が並んだ光景。瞬間、明らかに東条の身体がこわばった。

アンジー「隙ありっ!」

その隙を逃すスペアボディではない。だが、突進してきた顔面にテニスボールが飛んでいく。大の男を吹き飛ばす波動球。

星「拾うな最原!東条が腕を折るぞ!」

最原「それ以上動かないでよ東条さん。動いたら星君を攻撃するからね」

アンジー「……邪魔しないでくれるかな、竜馬ー」

東条の前に飛び出した星の声には焦りがあった。高速で飛んできたボールを平然と掴んだアンジーの身体能力への戦慄。皮膚が剥げ落ち、機械部品が露になった掌を痛がるように歯を食い縛る仕草がなまじ人間そっくりなせいで恐怖を煽る。そして、今の隙に最原が拾おうとした謎のライトへの恐れ。この状況だ。只の懐中電灯である筈が無い。最原はしゃがんだ状態。指先を後ほんの少し伸ばせば届いてしまう。反射速度からして最原の方が早い。インサイトで見極め、動こうとした瞬間に撃ち落す必要がある。だが、その隙にアンジーに襲われる。天海は完全に意識を無くしたようだが、それも何時まで保つか判らない。最原も自身の優位を判っているのは間違いない。ゆっくりではあるが、指先がライトに触れようとし、

夢野「んんんあぁぁーーー!!」

奇声と共に飛び出した鳩の群れと紙吹雪が、辺り一面を覆い尽くす。

最原「しまっ……」

アンジー「なっ……」

最原がライトを振りかざすよりも早くアンジーの顔面にボールがめり込み、殆ど同時に最原の胴体にもボールが炸裂した。

星「「……クールじゃねえな」」

分身。残像によって増えていた星が一人に戻った時、二体は沈黙していた。嫌そうに星が眉を顰めたのは、かつて虐殺したマフィアの死体を思い出してしまったからか。ロボットとはいえ、顔面に風穴が空いた女の死体も胴が上下で二つに分かれた身体も見ていて気分が良いものではない。ましてや、友人たちに似過ぎている。

ともあれ、決着は付いた。後は天海の身柄を保護し、情報を聞き出すだけ。
否、それよりも。まずは裸のままとなっている仲間の介護が先だろう。

星「……夢野。あっちに行って東条に服を着せてやれ。俺は天海を縛っておく」

この時、裸である東条を気遣わず、振り向いていれば未来は変わっていたかもしれない。
自分自身の身体をかき抱く東条の濡れた視線が自分の背中に向いていることに気付けただろうから。完璧なメイドとは思えぬ蕩けた表情の彼女の口元からは何かを期待するように涎が垂れていた。

更に、その背後で眼鏡をかけたゴン太が冷たく二人を見下ろしていた。鍵の開いた扉から入室してきた彼の右手には顔面を鷲掴みにされた夢野がプラプラと揺れていた。


続きを見たいとか何処を見たいとか誰と誰の絡みが見たいとかエロだろうが何だろうが自由にどうぞ。
↓1〜3で一番コンマの大きい奴を基本的に採用。その安価が無理な場合は違うのにします。(連取りでなければ同じ内容も有り)
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