ゴブリンスレイヤー先輩

Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

1 : ◆KZnt6dxe9U :2018/02/12(月) 10:30:47.13 ID:1/1w/fsw0
注意
ゴブリンスレイヤーの二次創作です
この作品はフィクションであり、実在する人物、団体は関係ありません。
オリジナル展開がほとんどです。
Z級映画展開でやりますので、細かいツッコミは不要です。
2 : ◆KZnt6dxe9U :2018/02/12(月) 10:31:59.43 ID:1/1w/fsw0
この世界では二種類の生き物がいる。
プレイヤー(祈るのもの)とノンプレイヤー(祈らないもの)。
概ね、この二種類だ。しかし。
何事にも例外はある。
そう。
ノンプレイヤーにも祈る事しかできないシュチュエーションものが、ある。
例えばノンプレイヤーの代表例な彼、ゴブリンAが現在見ているこの状況とか。
状況――ゴブリンAの前で仲間のゴブリンBの尻と裸人間男の腰が打ちつけあい、激しくピストン運動している。ゴブリンBは虚ろな目で力なく男のなすがままになっている。
ゴブリンAは、助けを求めるように周りを見渡す。
仲間のゴブリンCは洞窟の壁の側でうつ伏せに死んでいる。洞窟の壁には脳漿と血。
仲間のゴブリンDとゴブリンEは刃を欠けた剣でお互いの喉元を刺しあっている。
仲間のジャーマンゴブリンは毒を飲んで、泡を吹いて死んでいる。幸せそうに。
死因は様々なれど、共通するものがある。それは男の体液にまみれている事だ。
ゴブリンAはこの状況が終わるように祈ろうとしたが、洞窟の中で響くピストン音が響くたびに現実に引き戻された。
ゴブリンAは本能的に舌を思い切って出し、噛み切ろうした。
が、男の手がゴブリンAの口の中に突っ込まれる。男の手はしっかりとゴブリンAの舌掴んで。
「ごめんね。この子の相手ばっかりやって、寂しかったでしょう。今から貴方を愛してあげる」
男は笑顔でそう言った。
数時間後、ゴブリンAは投身自殺した。

男は周りからゴブリンスレイヤーと呼ばれていた。
しかし、彼は自らの名前をこう言った。田所、と。
3 : ◆KZnt6dxe9U :2018/02/12(月) 10:32:34.52 ID:1/1w/fsw0
田所は歩く。
ゴブリンの血に塗れた洞窟の中を。
不自然に静まり、啼き声ひとつしない森の中を。
彼の姿を見ると一目散に逃げる野盗たちがいる広野を。
田所は独り歩く。彼がホームにしている街中を。血に塗れた錆び銀の小板のネックレスを首からぶらさげながら。
勿論、街中は彼独り歩いている訳ではない。エルフ、レーア、ドワーフなどなど多種多様な歩く街中。
しかし。
「寂しいなあ」
自分にしか聞こえないように、田所は呟く。
このホームにしている街の名前は【下沢北】。
ここには彼には一晩中酒を飲んで騒げる友人も、背を預けうる戦友もいた。
しかし、寂しい夜にとも寝る恋人はいなかった。
彼が愛した者は平等にいなくなった。
田所は静かに心の中で涙を流した。
彼は彼なりにいなくなった理由は冷静に分析していた。
それは明確であった。足りないのだ、圧倒的に。
愛が。
彼らに対する愛が、である。
田所は無意識に膨張してきた股間部を意識しながら、内股気味に歩く。
次はもっと濃厚に、激烈にしなければ。
そう、思っていると、彼は街の目的地に着いた事に気づく。
田所の目の前に南国風の瓦と木造の平屋。入り口の看板には「冒険者組合」と書かれている。
彼はゆっくりとその敷居を跨いだ。
4 : ◆KZnt6dxe9U :2018/02/12(月) 18:51:34.10 ID:1/1w/fsw0
街によって特色がわかる場所は3つある。
1つは市場。経済の流れ。
2つは教会。文化の発展、信仰具合。
そして、3つ目は冒険者組合。治安の需要と供給。
では、この【下沢北】の冒険組合はどうか。

田所はその冒険者組合のドアを開ける。静かに、何事もマナーは重要だ。例え昼間の冒険者組合でも。
と、同時に少年4人がすれ違いで出て行く。剣士、武闘家、魔法使い、ケガなどの理由でドラフト指名されなかった不運の野球選手。
田所が彼らの装備を見る限り、そうではないかと予測。と同時に心配していた、彼らの装備は主武器と安い金属で作られた鎧で貧弱だったから。
新人の冒険者――よほどのスペシャルでもなければ、コンプレックスと根拠のない自信だけが武器の若者たち。
「あんな可愛い子たちがキズつくのは心が痛むな」
しかし、あの歳では素直に人の言葉に首肯するものは少ない。
田所は首をわずかにふると、冒険者組合のカウンターにむかう。
カウンターにはカウンターの上に足をのせ、タバコを吹かす男、谷岡。
「ゴブリン退治は終わったわ。次のゴブリン退治の依頼をお願い」
ちっ、と吐き捨てる谷岡。
「悪いな、ゴブリンスレイヤー。今日の抽選会は終わったぜ」
「ホント」
「本当」
「誰」
「さっき出て行ったガキどもだ。まったく運が良いのか、悪いのか」
「……」
「おっと、そんなに怖い顔すんなよ。ルールだろ、人気ある依頼は公正に抽選、と」
「……わかった」
田所はそう言い残すと、カウンターに背をむけ、離れようした。
と、谷岡。
「新人は経験が必要だ。時間はくれてやれ」
田所は正面を向いたまま、言う。
「じゃけん、夜行きましょうね」
5 : ◆KZnt6dxe9U :2018/02/12(月) 21:43:16.84 ID:1/1w/fsw0
来週末にまた次は書きます
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/02/13(火) 14:31:54.63 ID:NufxS/WSO
おいこらァ
7 : ◆KZnt6dxe9U :2018/02/18(日) 12:20:29.15 ID:CqxgDxlX0
ゴブリン退治――。
それは報酬が低く、敷居の低い任務。
しかし、決して難度は低くない。だが、決して高くはない。
成功はすぐに手に届きそうだが、その手をゴブリンどもに掴まれたら、悲惨な末路。特に女性は。
彼らには、異性、番(つがい)という概念がないのだろう。というか、欠けている。
これは彼らが男だけの種族の影響のせいだろう。彼らはいかなる種族の女性を自分たち、ゴブリンの子どもを増やす道具にしか見てないのだから。
冒険者たちは、普通はゴブリン退治を敬遠する。
普通の冒険者たちは、崇高な死に様は許容できても、無残な死に様は許容できない。
これは当たり前の話だ。貴方たちだって嫌だろう?
しかし、ここ【下沢北】の男たちは違った。
彼らは、ゴブリン退治の任務が大好きだった。任務受注には抽選会ができるほど。
これには理由がある。【下沢北】という街ができた理由と同じ理由が。
それはある男の一言から始まった。
「ゴブリンは男しかいないのだから、その対応はホモに任せては」
男の名前はガッフェ伯爵。
ガッフェ伯爵はゴブリン被害にあう辺境の村の嘆願書の束を見て悩む王の前に立って言った。
彼は何故か、性病によく効くポーション、ホモ人材のリスト、そしてゴブリンの尻の穴はホモたちにとって具合が良い事を知っていた。
王の苦悩は瞬間のうちに溶けた。教会で厄介とされているホモと辺境の厄介者、ゴブリンが潰しあうのだから。
許可。ひとつの街を作れる程の予算をつけての圧倒的な許可を出した。
念の為、その街の管理者には一つの任務を遂行せずに白銀級になった素晴らしい冒険者の紹介の男を据えた。
これで安心だ。王は安心し、呟いた。誰に聞こえるはずのない独り言を。
ホモやゴブリンたちはどうなっても、構わない。
俺は嫌な思いはしないのだから、と。
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/02/20(火) 02:11:45.41 ID:bwJFkRWho
なんだこのスレたまげたなぁ……
6.42 KB Speed:0.7   VIP Service SS速報R 更新 専用ブラウザ 検索 全部 前100 次100 最新50 新着レスを表示
名前: E-mail(省略可)

256ビットSSL暗号化送信っぽいです 最大6000バイト 最大85行
画像アップロードに対応中!(http://fsmから始まるひらめアップローダからの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)


スポンサードリンク


Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)