ゴブリンスレイヤー先輩

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8 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/02/20(火) 02:11:45.41 ID:bwJFkRWho
なんだこのスレたまげたなぁ……
9 : ◆KZnt6dxe9U :2018/03/18(日) 22:04:26.67 ID:zrsKG01b0
ォン
オォン!オォォン!!

血、糞、体液の臭いが充満し、闇が広がる洞窟の中。
冒険者たち男4人は裸で輪になって、四つん這いになりながら犬の鳴き声を模して叫んでいた。
それを愉しそうに見つめるゴブリンG。その手には血のついた棍棒、股間は膨張。
血と体液が混じる淀んだ空気の中で、冒険者の一人、TDNは洞窟に来る前の時を思い返していた。
どうしてこうなったのだろう、と呟きながら。

人間にしては昼間。この洞窟の住人にしては真夜中。
カビ臭い洞窟の中に異なる臭いを広がり、乱入者を存在を知らせていた。
ゴブリン01は耳を地面に当てて、その乱入者を通り過ぎるのを待ち受けていた。
足音は8つの音、つまり4人。
あとはこの音が遠く過ぎるのを待って、横穴から飛び出し、背後から奇襲。
真夜中の夜食を妄想し、唾液が出る。
と、足音が遠くなった。
ゴブリン01とその仲間は横穴から飛び出す。
しかし、そこで見たのは冒険者たちの姿を見て、固まった。
そこには、全裸で尻に魔法使いの杖を刺して四つん這いで歩くDB。DBの首に首輪チェーンをして、ひきずって歩くキチョーリ。DBの尻を時折タイキックするHTN。
しかし、固まったの一瞬。すぐに襲いかかるゴブリン01たち。
そして、その一瞬のうちにDBに詠唱が終わった。
「雌豚は芥に。資本主義の豚は天上に。〈ライトニング〉」
HTNは優れた体術でDBの尻から回避し、DBの尻から雷撃の魔法が放たれた。
目の前で閃光。ゴブリン01思わず伏せた。頭上で死が通り過ぎ、背後で肉が焼ける臭いがした。
そして、目の前を見ると挟みうちを狙った前方からゴブリンたちがキチョーリにやられている。ゴブリンたちの断末魔。
ゴブリン01は逃げると決心した。前方のゴブリンたちを囮に自分だけ逃亡することを。
すぐ実行しようと、立ち上がり、洞窟の出口の方を振り返る。
と、そこにはぎこちない投球ファームで振りかぶる男が1人。
そして、衝撃。150キロ近い直球がゴブリン01を襲った。
10 : ◆KZnt6dxe9U :2018/03/21(水) 21:37:30.04 ID:t/0fqCu30
ふぅ、とTDNを吐く。汗と鼓動は止まらない。
入口近くで待機し、洞窟内と外の明暗差と逆光効果を活かして、スナイプする役割。
遠距離で安全性は非常に高いが、初の実戦は距離など関係ないと、冷たくなった服が教えてくれる。
前方を見ると、キチョーリたちがゴブリンたちを追撃を始めている。慎重に大胆に。
TDNはその様子見て、安心する。もう一度、目を閉じて、大きく呼吸した。
そして、背後にゴブリンGに襲われた。


時刻はTDNたちが洞窟内に突入する前に少し遡る。
森の中。ゴブリンGは攫ってきた孕み袋の前で困惑していた。
自身の股間が全然反応しないのだ。
成長しきってない肉づきが薄い身体。殴って、顔を腫れた泣き顔。光を失った目。
いつもなら、興奮するはずなのだが。
ゴブリンGは自身の経験則とそれと相反する自身の体の反応のギャップ困惑していた。
自身のこの変化。心当たりはある。
昨日、襲撃してきた。人間の男だ。思い出すだけで尻の痛みがひどくなる。
しかし、尻の穴の痛みとともに股間が膨張してくるのがわかる。
ゴブリンGはその悪夢ような現実を振り払うように、孕み袋を殴り、蹴り、殴り続けた。
そして、拳の痛みで我に返った時には孕み袋は死んでいた。
次を。次を探さなければ。
脆弱な孕み袋に、最後に蹴りをくれてやると、ゴブリンGは歩き始めた。
森の出口らへんになると、洞窟の臭いした。
茂みを隠れて、様子を見る。臭いを嗅ぐ。
同族の血と焼けた臭いが混じる。敗色濃厚。
見捨てて、さっさ逃げた方がいい。頭はそう思っているが、体は、視線は入口に待機している人間の男の尻に釘づけになる。股間はギンギンになるのを感じる。
もう、手に棍棒を強く握っている。頭の中の逃げろの言葉を置き去りにして、ゴブリンGは走りだしていた。
最高の笑顔をしながら。
11 : ◆KZnt6dxe9U :2018/05/05(土) 18:06:59.73 ID:CoUGG+sT0
その後、ゴブリンGとキチョーリたちはもう糞まみれや。
ゴブリンGの股間を凝視したキチョーリたちは一瞬で状況察し、受け入れた。何故なら。
彼らはSでもあり、Mであった。言葉や祈りは必要ではなく、肉体の高鳴りだけが彼らの全てだった。

どうしてこうなったのか、と。TDNは呟く。
ゴブリンに殴られて気を失った彼がしばらくして気がついて見たのは、終わりなき狂宴だった。闇に蠢き、肌色の残光が跡残る饗宴。
彼らに混ぜるべきはずだ––体は熱く、しかし、頭はどこか冷めていた。ダブルバインド。
TDNには秘密があった。それは彼は男だけじゃなく、女も抱けた。
それは本意ではなかった。しかし、抱けた。白無垢に垂れた一筋の紅。
汚染されたと、思った。汚された。純粋なホモではない。それこそが彼のコンプレックス。ストレンジャーの苦悩。そして、ストレンジャーらしく誰も知らない遠い辺境の街まで、逃げて来た。目を背け、全てを捨てて、立ち向かう事もなく。
やさぐれていたある日。出会う。
どんな世界の端でも太陽は昇るように、太陽のように光る頭をもったキチョーリは彼に手を差し伸べて、言った。
「やらないか」

今現在、ゴブリンGの尻を向けられ、呆然としているTDNを庇おうと前に出るキチョーリ。糞をひねり出そうとしている収束するゴブリンの尻の穴。その後の結果が見えるように想像できる。
TDNだけの太陽が汚される。いつまでも逃げていいのか。自問自答より、早く体は動き、キチョーリの跳ね飛ばした。目を瞑るTDN。
暗闇。そして。
誰かに頬を舐められる感じがした。そして耳うちされた。
「とても綺麗な味。純粋で、ひたむきで」
TDNはゆっくりと目を開ける。そこにはゴブリンGの尻から上半身だけ出た田所がいた。
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