藤原少女の事件簿 料理合宿殺人事件

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1 : ◆P4gW9oKees [saga]:2018/03/20(火) 00:09:39.61 ID:ycuHP+NB0
諸注意
・このssは某名探偵の孫が主役の作品を、アイマスのキャラでパロったものになります。
・アイドル達が出演するドラマという設定ですが、名前は基本的にアイドルの名前そのままです。
 口調や性格が違っていても、ドラマの演技ということでお許しください。
・越境要素アリです。主人公はデレマスの「はじめちゃん」にお願いしましたが、ヒロイン枠は見た目重視でミリオンのアイドルにしました。
 その他765AS、sideM、シャニマスのアイドルが出演する場合もあります。
・パロディ元の雰囲気を重視したため、シリアス気味です。アイドルが死んだり、アイドルが犯罪を犯します。
 また、場合によってはグロ展開もあります。ご注意ください。
・基本的にはパロディ元の話を再現していくことになりますが、このssのみオリジナルの事件です。
・一応元ネタはss速報vipの方で>>1が書いたオムニバスssの一つになります。
 そのためそちらを読んだことがある方には犯人やトリックが丸わかりになると思いますが、初見の方も想定し、ネタバレはご遠慮ください。
 推理や感想のコメントは大歓迎です。


では投下します。
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2018/03/20(火) 00:16:14.55 ID:JM+2xJbk0
はじめちゃんがR18な事態に陥ることはありますか?
3 : ◆P4gW9oKees [saga]:2018/03/20(火) 00:16:55.33 ID:ycuHP+NB0
登場人物

藤原肇
 本作の主人公。名探偵の孫であり高いIQを持つ。

田中琴葉
 本作のヒロイン。肇の幼馴染。


川島瑞樹
 肇たちが通う高校の料理部顧問。

如月千早
中野有香
水本ゆかり
 肇たちが通う高校の料理部員。


三船美優
 実城高校料理部顧問。

五十嵐響子
緒方智絵里
佐久間まゆ
三村かな子
佐竹美奈子
 実城高校料理部員。

最場真守
 1年前まで実城高校料理部員だった生徒。すでに故人。

赤種美能
 80年ほど前にいたといわれる美食家兼料理人
4 : ◆P4gW9oKees [saga]:2018/03/20(火) 00:18:01.38 ID:ycuHP+NB0
藤原少女の事件簿 料理合宿殺人事件


教室の中で、2人の女子生徒たちが話している。

「ま、まさかこんなことになるなんて……」

「私だって、ここまでなるなんて思ってませんでした」

「わたしたちがあんなことしなきゃ、良かったのかな……。あの人の自信をなくさせるために、わざとお薬を飲んで腹痛になる、なんて……」

「ちょ、ちょっと、その話はもうしないって約束だったじゃないですかぁ」

「で、でも…わたしはここまでするつもりなんて…」

「でもじゃありません。私が持ちかけた時も、協力してくれるって言いましたよねぇ?」

「ご、ごめんなさい…。だけど、いくらお料理の腕がすごくて嫉妬しちゃったからって、お薬を使うのはやりすぎだったかなぁって」

「人聞きの悪いこと言わないでください。私たちは自分で薬を飲んだだけ。あの人は自分で勝手に亡くなっただけ。そこに直接の関係はないんですから」

教室の外から、この話を立ち聴きしている人物がいたが、彼女たちがそれに気づくことはなかった。

やがて、その人物は音を立てぬようにその場を立ち去った。

復讐の炎をその心に宿しながら……。
5 : ◆P4gW9oKees [saga]:2018/03/20(火) 00:18:36.57 ID:ycuHP+NB0
1.

琴葉「肇ちゃん、家庭科の川島先生が呼んでるよ」

肇「え?わかりました」

藤原肇は教室のドアのところで待っている川島瑞樹の元に向かう。
田中琴葉も自然と肇の後についていく。

肇「川島先生…お話ってなんでしょうか?」

瑞樹「実は、藤原さんと田中さんに折り入ってお願いがあるの。私が受け持ってる料理部が、今度の連休に他校の料理部と合同合宿をするのだけれど、それに同行してくれないかしら?うちの料理部の一員として」

琴葉「私は構いませんけど…。何か事情でもあるんですか?」

瑞樹「それが、その合宿で1人ずつ料理を作っていって、食べ比べをすることになってるのよ。勝負ってほどでもないんだけれど、向こうの学校には5人で行きますって言っちゃったあとで、部員の子が家の用事と体調不良で合宿を欠席することが決まってね、2人ほど足りなかったのよ」

肇「でも、なんで私たちなんですか?」

欠員を埋めるだけならば、わざわざ肇と琴葉を指名する必要はない。

そう肇が瑞樹に尋ねると、瑞樹は肇だけに聞こえるように小声で言った。

瑞樹「藤原さん、家庭科の成績があまり良くないでしょう?このままだと貴女、家庭科が赤点よ?この合宿について来てくれたら、成績をオマケしてあげるから」

この学校では家庭科、技術科、美術などの選択科目があるのだが、肇は幼馴染の琴葉と同じ家庭科を選んでいた。
その結果、あまり料理が得意ではない肇は家庭科で赤点ギリギリの成績を収めてしまっている。

肇「わ、わかりました、川島先生。私もその合宿に参加させていただきます」

瑞樹「それじゃあよろしくね」

と言って、瑞樹は職員室へ戻っていった。

琴葉「肇ちゃん、川島先生に何を言われてたの?」

肇「こ、琴葉には関係のないことですよ…」

琴葉「ま、おおかた家庭科の成績をオマケしてあげるとか、その辺でしょう?肇ちゃん、無理して私と一緒の科目取ってたものね」

琴葉には全てバレている肇であった。
6 : ◆P4gW9oKees [saga]:2018/03/20(火) 00:19:07.75 ID:ycuHP+NB0
AM8:50

合宿の当日、肇たちはあらかじめ指定された通り、学校の正門前まで来ていた。

瑞樹「おはようございます。藤原さん。田中さん」

肇・琴葉「おはようございます」

瑞樹「早速だけど、料理部のメンバーを紹介するわね。まずは部長の中野さん」

有香「中野有香です。3年で、料理部の部長をしています!あたしはもうすぐ引退ですけど、今年度の料理部最後の合宿になるということで参加しています。じゃあ次はゆかりちゃん、どうぞ」

ゆかり「水本ゆかりといいます。よろしくお願いしますね。では、次は如月先輩」

その次に指名されたのは、肇と琴葉もよく知っていた人物だった。

肇「千早ちゃん…あなたも料理部だったんですね」

千早「ええ。一応自己紹介しておくわ。如月千早です。合宿でもよろしくね。肇、琴葉」

如月千早は肇や琴葉とは小学生の頃からの付き合いで、現在もクラスメイトである。

瑞樹「じゃあ、藤原さんと田中さんのほうからも自己紹介よろしくね」

肇「はい。藤原肇、2年です。その…料理は不得手なのでよろしくお願いします」

琴葉「田中琴葉、同じく2年です。私は基本的な料理ならできるので、肇ちゃんのフォローも含めて頑張ります」

肇「も、もう琴葉……」

琴葉のその言葉で、一同に笑いがこぼれた。

瑞樹「さて、お喋りはこれくらいにして、みんな車に乗ってちょうだい!そろそろ出発するわよ」

瑞樹に促され、料理部のメンバー及び肇と琴葉が順番に荷物を積み、車に乗り込んでいく。

瑞樹はこの日のために6人乗りのミニバンを借りており、全員分の荷物に加え、調理器具などの荷物も積み込まれていった。
7 : ◆P4gW9oKees [saga]:2018/03/20(火) 00:19:41.75 ID:ycuHP+NB0
AM:10:30

肇「そういえば、千早ちゃんはなぜ料理部に入ったんですか?」

車での移動中、肇は千早にそのような質問をした。
なお、車内での座席は、運転席にはもちろん瑞樹、助手席は有香、2列目左からゆかりと千早、3列目左から肇と琴葉という配置になっている。

千早「意外かしら?」

肇「意外…というほどではありませんけど、今まで料理部の話を聞いたことがなかったので…」

千早「料理部に入った理由は、そうね…。ほら、私一人暮らしをしてるじゃない?」

琴葉「ええ。それは話したことがあったわね」

千早は、家庭の事情で高校に入ると同時にマンションの部屋を借りて一人暮らしをしている。

千早「それで、自炊も頑張っているのだけれど、やっぱり上手くいかないこともあるから、料理部に入って腕を磨いていこうと思ったの」

肇「なるほど…」

瑞樹「如月さんは結構すごいんだから。最初はほとんど素人だったけど、飲み込みが早いからみるみるうちに成長していったのよ」

千早「そ、それは言いすぎです、先生」

ゆかり「でも、如月先輩のお料理、私は好きですよ。とても優しい味がします」

有香「はい。あたしも好きです!如月さんの料理。あたしよりも綺麗にできますし、次期の部長に推薦したいくらいです!」

千早「水本さんと中野先輩まで…。そ、そうだ、川島先生、今回一緒に合宿をする学校はどういうところなんでしたっけ?肇や琴葉には伝えました?」

このままでは自分の料理が褒められ続け、いざ肇や琴葉に披露する時のハードルが上がりきってしまうことを察した千早は、話題を逸らすために瑞樹に尋ねた。
もちろん千早たち料理部のメンバーには、あらかじめ伝えられていたことではあったが。

瑞樹「そういえば、貴方たちには言っていたけれど、藤原さんと田中さんにはまだ言っていなかったわね。私たちが今回、一緒に合宿させていただく学校は、あの実城(じつじょう)高校よ!」

肇「えっと…?有名な学校なんですか?」

琴葉「肇ちゃん知らないの?実城高校の料理部って言えば一昨年の高校生料理コンテストで優勝した有名なところなのよ?」

肇「そうだったんですね…」

有香「でも、よくそのような高校と合同合宿をさせてもらえましたね」

瑞樹「ああ、それはね、大学のころから付き合いのある子が、今その実城高校料理部の顧問をやってるらしいのよ。この前、その子と久しぶりに会って食事をしてたら、お互いに高校の料理部の顧問をしていることがわかって、今度合同合宿をしましょうっていうことになったのよ。まさか向こうがあの実城高校だとは思わなかったけれど」

ゆかり「不思議な縁もあるものなんですね」
8 : ◆P4gW9oKees [saga]:2018/03/20(火) 00:28:02.13 ID:ycuHP+NB0
PM12:15

その後も車内は賑やかな会話で盛り上がり、気がつけば、車は山道を走っていた。

瑞樹「さあ、そろそろ目的地よ」

肇たちが前を見ると、そこにはいかにも合宿所というような建物が建っていた。
しかし、その規模は12人ほどが泊まるには大きく、地味なホテルと言われれば通ってしまいそうな大きさであった。

瑞樹「さて、着いたわ。ここが、私たちが合宿をする『実城セミナーハウス』よ」

瑞樹はそう言うと同時に車を停めた。
隣には、先に来ていた実城高校のものであろう大型のバンも停まっていた。

琴葉「『実城』っていうことは…」

瑞樹「ええ、ここは実城高校の持ち物らしいわね。私も彼女からは『自分の高校のセミナーハウスを使う』としか聞いていなかったから、ここまで大きいとは思わなかったけれど」

肇たちはそれぞれ自分の荷物と、調理器具一式を手分けして降ろし、玄関の側まで運んだ。

瑞樹「ごめんください。不動高校の料理部です!」

瑞樹が挨拶をすると中から女性の声が聞こえた。

美優「あ、お待ちしてました。不動高校の皆さんですね。私は実城高校で料理部の顧問をしています、三船美優といいます。よろしくお願いしますね」

肇たち不動高校の生徒は、「よろしくお願いします!」と返した。

美優「では、これから顔合わせをしますので、まずは、お部屋に荷物を置いてきてください。30分後、顔合わせ会を始めますので、食堂にお集まりください」

有香「顔合わせ会、ですか?」

美優「ええ。ささやかですが、私たちの料理部が腕によりをかけて皆さんにおもてなしをいたします。あ、こちらが部屋の鍵と合宿のしおりです。皆さんは3階の部屋を使ってください。部屋割りはしおりの中に書いてありますから」

そう言って、美優は有香に5本の鍵と5冊のしおりを渡した。

肇「5本…ということは、私たち全員に個室があてがわれている、ということですか?」

美優「ええ。ここは一般の方々に貸し出すこともあるので部屋数が豊富なんです…。私たち教師2人は1階、実城高校のメンバーは2階、そして不動高校の皆さんは3階になります」

有香「な、なるほど」

およそ合宿とは思えない待遇にやや困惑気味の肇たち。

瑞樹「はい、じゃあ聞いた通り、みんなは荷物を部屋に置いたら食堂に集合ね」

瑞樹はそう指示を出し、自分も美優から部屋の鍵を受け取ると1階の部屋に向かっていった。

有香「で、では私たちも3階に行きましょう」

有香に続いて肇たちも3階へ向かった。

有香「では鍵を1本ずつどうぞ」

有香が、しおりに描かれた部屋割りに従って鍵としおりを配付していく。

301号室から順番に、有香、ゆかり、肇、琴葉、千早という部屋順になった。

https://i.imgur.com/5gstHfx.jpg
9 : ◆P4gW9oKees [saga]:2018/03/20(火) 00:30:13.97 ID:ycuHP+NB0

有香「では、各々身支度を整えたら食堂に向かいましょう!」

そして肇は自分の303号室に入った。
部屋の中は普通のホテルの1人部屋とさして変わらず、入ってすぐ左側がクローゼット、右側はトイレとバス、部屋の奥左側に化粧台、右側にはベッドがある。
部屋の突き当たりには窓があるが、転落防止のためにはめ殺しになっているらしい。

https://i.imgur.com/LhAeD1m.jpg

準備を終えた肇は、部屋を出て隣の琴葉の部屋をノックした。

肇「琴葉、準備はできてますか?」

琴葉「肇ちゃん?ちょっと待ってて」

しばらく待っていると、部屋の扉が開いた。

琴葉「お待たせ。じゃあ行こっか」
10 : ◆P4gW9oKees [saga]:2018/03/20(火) 00:31:07.18 ID:ycuHP+NB0
PM13:00

肇たちが食堂に着いたころには、実城高校のメンバーはもちろん、不動高校のメンバーもほとんど揃っていた。
ここの食堂は、普段実城高校の合宿所として使われているためか、学校の家庭科室のようにもなっており、奥には厨房ではなく「調理室」と書かれている。

有香「すみません、お待たせしました!」

肇と琴葉の少し後から、有香とゆかりが一緒に食堂に入ってきた。
これでお互いの高校のメンバー全員が揃ったことになる。

美優「では、今回の実城高校と不動高校の合同合宿のメンバー全員が揃ったということで、まずはお互いに自己紹介でもしましょうか。まずはうちの高校から…。実城高校の料理部顧問をしています、三船美優です。よろしくお願いしますね…。じゃあこっちから、順番に…」

かな子「私からですね。三村かな子です。えっと…今回の実城高校のメンバーの中ではまとめ役になる…のかな?よ、よろしくお願いします!」

まゆ「佐久間まゆです…。皆さんと合宿できる日を楽しみにしてました。よろしくお願いします」

響子「五十嵐響子です。お料理は得意なので、任せてください!よろしくお願いします」

智絵里「お、緒方智絵里、です。その…よ、よろしくお願い、しますっ」

美奈子「佐竹美奈子です!中華料理なら任せてください!よろしくお願いします!」

実城高校全員の挨拶が終わると、不動高校の全員が拍手をした。

瑞樹「じゃあ次はうちの高校の番ね。不動高校料理部顧問の川島瑞樹です。よろしくお願いします。じゃあ私たちも順番に」

有香「はい。不動高校料理部でしゅしょ…ではなく、部長をしています、中野有香です。よろしくお願いします!」

ゆかり「水本ゆかりです。私も合宿を楽しみにしていました。よろしくお願いします」

千早「如月千早です。自分の料理の腕を磨くために料理部に入っています。よろしくお願いします」

肇「藤原肇です。その…料理は得意ではないので、ご迷惑をかけるかも知れませんが…よろしくお願いします」

琴葉「田中琴葉です。今回は、肇ちゃんのサポートを中心に頑張ります。よろしくお願いします」

琴葉の一言により、今朝と同じく一同に笑いがこぼれた。
笑いとともに実城高校のメンバーも拍手をする。

美優「さて、自己紹介はこれくらいにして、まずはお昼にしましょうか。せっかく作った料理が冷めないうちに…」

美優がそういうと、実城高校のメンバーが食堂の隣の調理室へ入っていき、次々と大皿を持ってきた。

琴葉「あ、私たちも手伝いますよ」

美優「いえ…これはあなたたちへの歓迎会でもあるので、ぜひ座っててください」

琴葉「そうですか。じゃあお言葉に甘えさせていただきます」

次は美奈子とかな子が2人で寸胴鍋を運んできた。
匂いから察すると中身はカレーのようだ。

美奈子「ありきたりですけど、初日のお昼のメインはカレーです。おかわりも用意してありますから、たくさん食べてくださいね」

そしてその後ろからは他の3人が、それぞれ炊飯器を1つずつ抱えて持ってきた。

響子「ご飯もいっぱいありますからね」

肇たちが見ている中、着々とカレーが盛り付けられ全員に配られた。

美優「ではみなさん、いただきます」

「「「「いただきます!」」」」

美優の号令で、全員が一斉に食べ始めた。
お互いの学校関係なく楽しげな会話も混じり、特に不動高校のメンバーは、料理の腕前を褒める声も多かった。
11 : ◆P4gW9oKees [saga]:2018/03/20(火) 00:31:34.61 ID:ycuHP+NB0
肇「そういえば…実城高校は一昨年の高校生料理コンテストで優勝したと聞きましたけど、料理部にはとても力を入れているんですね」

美優「ええ…。私は去年赴任してきたばかりなので、私の力ではないんですけれど。それでもここにいるメンバーはみなさん優秀な子ばかりですよ」

琴葉「去年、といえば、去年は料理コンテストに出場されなかったんですか?」

「……っ!」

琴葉のその何気ない一言で、実城高校のメンバーが一斉に黙った。

琴葉「あっ、えっともしかして私何か言っちゃいましたか…?」

美優「いえ、その…大丈夫ですよ。去年はちょっとトラブルがあって出場しなかっただけだと聞いてますから…」

まゆ「そうですねぇ。あれはただのトラブル…。ちょっとした『事故』だったんですから……」

かな子「ま、まゆちゃん!」

まゆの発言をかな子が叱責したことにより、その場はさらに静まり返ってしまった。

瑞樹「あー…。そうだわ!せっかくこれだけの料理を用意してくれたんだもの。片付けはうちのメンバーでやりましょうか」

琴葉「は、はい」

琴葉を始め、不動高校のメンバーはそれに了承した。

結局、妙な雰囲気の中、顔合わせ会は終了した。
12 : ◆P4gW9oKees [saga]:2018/03/20(火) 00:34:40.96 ID:ycuHP+NB0
PM2:00

調理室で瑞樹を含む不動高校のメンバーが手分けをして、皿洗いなどの片付けをしている。

琴葉「私のせい、かな……」

肇「えっ?」

琴葉「ほら、昼食のとき、ちょっと空気悪くなっちゃったじゃない?あの時、私がもっと気を使ってれば良かったのかな、って」

肇「そんなこと…ありませんよ。私たちは去年のことを知らなかったんですから、誰も琴葉を責めたりしませんよ」

琴葉「うん…。そうだね、肇ちゃん」


PM3:00

その後、美優と瑞樹により今後のスケジュールが発表された。

合宿は3泊4日行われ、初日の夕食から3日目の夕食までの昼食と夕食計5回の時に、お互いの高校から1人を選出して料理を一品ずつ披露する。
それぞれの食事後、感想を交換し合いレポートなどに纏める、ということになった。

各日の朝食は交代で数名が行い、夕食時もさすがに二品では足りないため、サラダなどの副菜や場合によっては主食のご飯などの用意も、選出された人以外が交代で行うことに決まった。

美優「最後に、料理を作る順番ですが…これは各学校ごとに話し合って決めてください。それと同時に、朝食と夕食の手伝いをする順番も決めて、この用紙に書いて提出するように」

瑞樹「今日は話し合いが終わったら夕食までは自由時間よ。ただし、夕食を作るメンバーは17時にこの食堂に集合してちょうだい。同じように、朝食を手伝うメンバーは6時に、昼食を作るメンバーは11時に集合ね」

美優「それ以外の人たちは、それぞれ7時半、12時半、18時半に集合です。質問はありますか?」

有香「あの、自由時間は外へ行ってもいいですか?」

瑞樹「近くなら構わないけれど、あまり遠くへは行かないようにすることね」

美優「あ、特に合宿所の裏は林になってますし、車で来た山道もこの時期は霧が発生しやすくて危ないので、気をつけてくださいね」

有香「わかりました!」

美優「では、他に質問もないようなので、用紙が書けたら自由時間にします」

その後、それぞれの学校ごとに話し合い、料理を作るメンバーが決まった。
13 : ◆P4gW9oKees [saga]:2018/03/20(火) 00:35:20.48 ID:ycuHP+NB0
不動高校
1日目夜 田中琴葉
手伝い 如月千早

2日目朝
手伝い 水本ゆかり

2日目昼 藤原肇
手伝い 田中琴葉

2日目夜 如月千早
手伝い 中野有香

3日目朝
手伝い 田中琴葉

3日目昼 水本ゆかり
手伝い 如月千早

3日目夜 中野有香
手伝い 藤原肇

4日目朝
手伝い 水本ゆかり

4日目昼
手伝い 藤原肇、中野有香


実城高校
1日目夜 佐竹美奈子
手伝い 五十嵐響子

2日目朝
手伝い 緒方智絵里

2日目昼 佐久間まゆ
手伝い 佐竹美奈子

2日目夜 五十嵐響子
手伝い 三村かな子

3日目朝
手伝い 佐久間まゆ

3日目昼 緒方智絵里
手伝い 佐竹美奈子

3日目夜 三村かな子
手伝い 五十嵐響子

4日目朝
手伝い 三村かな子

4日目昼
手伝い 緒方智絵里、佐久間まゆ


という予定で行なっていくことになった。


瑞樹「2グループとも提出したわね。それじゃあ、合宿中はこの順番で料理の披露と手伝いをしてもらうことになるわ」

美優「ご飯を作る際には私と川島先生がしっかりサポートしますから、安心してくださいね」

瑞樹「では、これから夕食の時間まで自由時間にします!」
14 : ◆P4gW9oKees [saga]:2018/03/20(火) 00:35:55.98 ID:ycuHP+NB0
PM4:00

各々が自分の部屋や友達の部屋に行って休んだり、あるいは合宿所の中を見て回っている中、肇と琴葉はロビー横の談話スペースにいた。

肇「なんだか、妙な雰囲気でしたね……」

琴葉「やっぱり私のせい…?」

肇「いえ…お昼ご飯の時の出来事は関係なく、実城高校のメンバーの間には何かを感じるんです。それに、この合宿所にも…」

琴葉「そういえば、この建物…ホテルとも合宿所とも言えないような作りをしてるわね」

美奈子「ふっふっふっ…それについては私から話しましょうか?」

肇と琴葉が話していると、そこへ佐竹美奈子が話しかけてきた。

琴葉「あなたは、確か佐竹さん?」

美奈子「はい!佐竹美奈子です!美奈子でいいですよ!」

肇「それで…美奈子さんは何か知っているんですか?」

美奈子「はい!私、今年の初めに実城高校に転入してきたんですけど、私も料理部のメンバーには『何か』を感じてたんですよ!そうしたら、合宿所の場所に聞き覚えがあるじゃないですか!」

琴葉「えっと…この場所って何か有名だったりするんですか?」

美奈子「実は私、こう見えてウワサとかを調べるのが好きで、このお屋敷についても調べたことがあるんです!」

肇「お屋敷…?ここはお屋敷だったんですか?」

美奈子「ええ!約80年ほど前、美食家であり凄腕の料理人とも言われていた『赤種(あかたね) 美能(みの)』という人がいまして、とても注目されていたそうです。ところがある時を境に、山奥に屋敷を建ててそこに引きこもるようになってしまったそうです」

琴葉「もしかして、そのお屋敷がここ…?」

美奈子「ええ。それで、さっき三船先生も言ってましたけど、この山は道が複雑で、濃霧も発生しやすいんですよね。それは昔も同じで、この辺りに登山に来た人がよく道に迷っていたそうです。それで、ここからがウワサ話なんですけど…」
15 : ◆P4gW9oKees [saga]:2018/03/20(火) 00:36:26.42 ID:ycuHP+NB0
美奈子はそこから声を低めて続けた。

美奈子「ある日、このお屋敷に2人の遭難者がたどり着きました。赤種氏は2人を快く迎えてくれ、丁重におもてなしをしていました。赤種氏は霧が晴れて安全になるまで屋敷で過ごすように言いましたが、なぜかなかなか帰してくれそうにありません。さすがに不審に思った遭難者の1人が、赤種氏と話をしてくると言って部屋から出て行きましたが、いつまで経ってもその人は戻ってきません…」

美奈子「もう1人が相方を探しに屋敷を歩いていると、食堂に赤種氏がいました。赤種氏に事情を聞こうと食堂に入った彼が見たものは!切り刻まれた相方の身体と、『何かの肉』を美味しそうに頬張る赤種氏の姿だったそうです…」

琴葉「ひっ……」

肇「うっ……」

美奈子「それを見たもう1人の遭難者は急いで屋敷から逃げ、なんとか山道を降りて町まで帰ってきたそうです。そしていつしか赤種氏は『死の料理人』と呼ばれ恐れられるようになったそうです……」

肇「ここには…そんな曰くがあったんですね……」

美奈子「ええ。その数年後、赤種氏は突如姿を消し、このお屋敷は空き家になって持ち主を転々としていたそうで、10年ほど前に実城高校が買い取って合宿所に改装したそうです」

琴葉「それで、建物の作りがなんだかお屋敷っぽいんですね」

美奈子「まあ正直に言っちゃうと、ほとんどウワサ話なんですけど、でもここが以前お屋敷だったのは本当みたいですよ」

肇「でも、そのような曰くがあるところで合宿なんて…どうりで実城高校のみなさんの雰囲気が妙なわけです」

美奈子「実はですね、それにはもうひとつ理由がありまして…」

智絵里「さ、佐竹さん!」

美奈子が何かを言いかけたが、それを遮るようにして、緒方智絵里が美奈子を呼んだ。

美奈子「智絵里ちゃん、どうしたの?」

智絵里「あの、これからみんなでミーティングをするから、佐竹さんも呼んできて、って言われて…」

美奈子「うん、わかった!ごめんね、2人とも!話の続きはまた今度!」

琴葉「え、ええ。ありがとう美奈子さん」

そして、美奈子と智絵里は去っていった。

琴葉「もう、美奈子さん、何も夕食前にあんな話をしなくてもいいのに…」

肇「……」

琴葉「肇ちゃん?どうかした?」

肇「いえ…美奈子さんの話の続きが気になっていて…。やっぱり、実城高校メンバーの妙な雰囲気には何かしらの事情があるのか、と……」

肇の疑問が晴れることはなかったが、夕食の準備の時間が近づいていたため、琴葉は調理室へ行き、肇は1人部屋に戻ることになった。
16 : ◆P4gW9oKees [saga]:2018/03/20(火) 00:37:00.49 ID:ycuHP+NB0
PM6:25

肇「いい匂いがしますね」

食堂についた肇の第一声はそれだった。

瑞樹「あ、藤原さん、もう少しでできるから席に着いて待っててね。お水はセルフだから各自、ウォーターサーバーから取ってちょうだい」

肇「もしかして、私が最後ですか?」

瑞樹「そうなるわね。ふふっ、みんな夕食が待ちきれなかったみたいよ?」

肇が席を見ると、確かに今料理を作ったり準備をしている人以外は、全員が揃っていた。

琴葉「できた!」

美奈子「私もできましたよ!」

今日の夕食を披露する2人の料理ができたようだ。

響子「じゃあ私は他のお料理を並べていきますね」

千早「食後のデザートも用意してますから、楽しみにしていてください」

料理を作っていたメンバーが調理室から出てくる。
4人ともエプロンをつけていて、腕まくりまでして気合いが入っているようだった。

瑞樹「じゃあ、2人は料理を持ってきて配膳してちょうだい」

美優「私たちも手伝いますよ」

瑞樹「まずは田中さん、お願い」

琴葉「私の作った料理はこれです!」

そう言って琴葉が持ってきた料理は、お椀に入った味噌汁のようなものだった。

まゆ「これは…お味噌汁ですか?」

琴葉「はい。しじみ汁です」

ゆかり「しじみ…ですか」

琴葉か作った料理は、あまりにも地味なものだった。
しかし、琴葉がしじみ汁を作った理由は後で判明することになる。

美優「じゃあ、次は佐竹さん、お願いします」

美奈子「わっほーい!私が作ったのはこれです!」

そう言って美奈子が持ってきたのは、とても美味しそうなピーマンと牛肉の細切り炒め、いわゆるチンジャオロースであった……のだが。

かな子「とても美味しそう……ですけど」

智絵里「その…これは…」

有香「量、多すぎませんか?」

そう、あまりにも量が多いのだ。
昼食の時に、大皿料理に使っていたお皿いっぱいに盛られたチンジャオロースであるが、それが1人一皿ある。
どう見ても女子高生の1人分にしては量が多い。

美奈子「えっ?そうですか?本当は満漢全席にしたかったんですけど、先生に一品じゃないとダメって言われたので、絞ったんですけど…」

まゆ「いつも言ってるじゃないですか。美奈子さんの作るお料理はいつも量が多いんですよ」

美奈子「でも、美味しい料理はたくさん食べれたほうが幸せじゃないですか!」

かな子「あ、あの2人とも、ちょっと落ち着いて…」

瑞樹「はい!佐竹さんも佐久間さんも少し落ち着いてね?佐竹さん、私たちの分はまだ盛り付けてないわよね?」

美奈子「は、はい…」

瑞樹「じゃあ、食べきれないと思った量は先にこっちのお皿に分けてね。先生たちはそっちを食べるから。お鍋に残っている方は、冷蔵庫に入れて明日のお昼にでも食べましょう。佐竹さん、それでいいわね?」

美奈子「はい……」

こうして、生徒の分のチンジャオロースはちゃんと1人分になり、瑞樹と美優の分はやや多い量になった。

他にはご飯とひじきの煮物が配膳され、食後のデザートにフルーツ杏仁豆腐があると言われた。

瑞樹「じゃあ、改めて…いただきます!」

「「「「いただきます!」」」」
17 : ◆P4gW9oKees [saga]:2018/03/20(火) 00:37:27.95 ID:ycuHP+NB0
PM7:00

美優「その、助かりました、瑞樹先生」

瑞樹「本当はあなたの仕事なのよ?美優ちゃん」

美優「そうですね…。私もちゃんとしないと…」

食事中に、ふと肇が気づいた。

肇「もしかして、琴葉はこれを見越してしじみ汁に?」

琴葉「ええ。なんの料理を作ろうか迷っていたら、隣で美奈子さんがものすごい量の料理を作ってることがわかって、私はこれくらいにした方がいいかなって」

肇「そうだったんですね…。この味噌汁からはそういう琴葉の思いが伝わったきます…」

琴葉「も、もう…肇ちゃん。そんな恥ずかしいこと言わないで…」

最初は少しゴタゴタがあったものの、全員が無事完食した。
瑞樹と美優の教師2人は、少々食べすぎたようだが、甘いものは別腹と、食後のデザートはしっかりと食べていた。

瑞樹「ふぅ……では、この後それぞれの学校ごとに集まって、料理の感想と、改善点をまとめるように」

美優「明日の朝食後、お互いにまとめたものを発表して、意見を交換してもらいます」

瑞樹「まとめたら、それぞれの先生のところに9時半までに提出してちょうだい。提出できたら自由時間だけれど、遅くても11時には就寝するように。わかったわね?」

「「「「はい」」」」

美優「それでは、ごちそうさまでした」

「「「「ごちそうさまでした」」」」

18 : ◆P4gW9oKees [saga]:2018/03/20(火) 00:37:53.97 ID:ycuHP+NB0
PM8:00

肇たち不動高校のメンバーは、3階にある千早の部屋から階段を挟んで向こう側の空き部屋に集まっていた。
306号室から奥は個室ではなく2,3人用の大部屋となっており、瑞樹からその部屋を使ってもいいと言われていた。
見取り図を見る限り、2階も似た作りになっているようだ。

千早「それで…味噌汁はやっぱり出汁をもう少し工夫した方が……」

ゆかり「そういえば、食後の杏仁豆腐、美味しかったですよ」

千早「えっ?ええ、ありがとう。私はほとんど盛り付けただけだけれど…」

有香「そういえば、普通のお味噌汁ではなくしじみ汁にした理由はあるんですか?」

琴葉「えっと、それは私が好きだから……」

肇「……」

夕食の料理について意見が交わされる中、ここでも肇は1人考えていた。

琴葉「ねぇ、肇ちゃんはどう思う?」

肇「えっ?ええ、私もいいと思いますよ」

琴葉「もう…そうじゃなくて、私のしじみ汁の改善点を挙げるなら、って話よ」

肇「あ、えっと…私は琴葉の味噌汁は飲み慣れてますから特には……」

ゆかり「えっと…お二人はそういう関係なんですか?」

琴葉「た、ただの幼なじみってだけよ!」

有香「では、こんな感じでいいでしょうか?みんなで提出しにいきましょう!」

その後、肇たちは瑞樹にまとめたレポートを提出し、それぞれの部屋に戻った。


PM10:00

部屋に戻った肇は入浴後、寝巻きに着替え、ベッドに横になりながら考えていた。

肇(しかし…あの実城高校の妙な雰囲気はなんなのでしょう…?)

肇(何も……起こらなければ…いいん…です、けど……)

強烈な眠気に襲われた肇は、薄れゆく意識の中、そのようなことを思っていた。
19 : ◆P4gW9oKees [saga]:2018/03/20(火) 00:38:52.66 ID:ycuHP+NB0
─────────────


AM7:00

翌朝、目を覚ました肇は妙なだるさを感じていた。

元々、目覚めは良くない肇だったが、いつも以上に目覚めが悪かった。

なんとか身体を起こし、洗面所で顔を見て洗って着替える。

ちょうどそのタイミングで、部屋のドアがノックされた。

琴葉「肇ちゃん、起きてる?そろそろ朝食の時間よ?」

肇「起きてますよ、琴葉。今行きます」

肇は部屋を出て、鍵を閉めると琴葉と共に食堂へ向かった。


AM7:20

少し早めに食堂に着いた肇と琴葉だったが、食堂や調理室では、今朝の朝食を作るメンバーが慌ただしく準備をしていた。

琴葉「おはようございます」
肇「おはようございます」

瑞樹「あ、藤原さんと田中さん、もし手が空いていたら、お箸やお皿を並べるの手伝ってくれないかしら?」

琴葉「ええ、いいですよ」

肇「何かあったんですか?」

あまりにも慌ただしく準備をしている瑞樹たちを見て、肇が尋ねた。

瑞樹「それが、今日の朝食を作るメンバー全員が揃いも揃って寝坊しちゃってね。私も昨日は疲れてたのか倒れるように寝ちゃって、アラームもかけ忘れちゃったのよ」

琴葉「先生もだったんですか?私も昨日はお風呂入ったらすぐ寝ちゃって…」

肇「2人とも…ですか?」

自分を含め、多くの人が昨夜謎の眠気に襲われていたことを知った肇は疑念を抱いた。

その後、他のメンバーも着々と集まっていた時、美優が慌てて食堂に入ってきた。

美優「た、大変です!」

瑞樹「どうしたの?確か車に荷物を取りに行くって言ってたけど…」

美優「それが、私たちの車が誰かにいたずらをされたみたいで…」

瑞樹「何ですって?ちょっと、こっちはお願いね!」

肇「私も見てきます!」

瑞樹は琴葉と、朝食の準備をしているメンバーにそう告げると美優と共に外に停めてある車を見に向かった。
20 : ◆P4gW9oKees [saga]:2018/03/20(火) 00:39:21.46 ID:ycuHP+NB0
美優「これです!」

美優が示した先にあったのは、タイヤがズタズタになっている車だった。

瑞樹「2台とも4つのタイヤがまとめてズタズタね…。とにかく、合宿所の電話でJAFを呼んでみるわ」

美優「お願いします…」

そう言って瑞樹は合宿所に戻っていった。

肇「これは…斧か鉈のようなもので傷つけられていますね」

美優「わかるんですか?」

肇「ええ。切り口を見ればなんとなくは…。三船先生、この合宿所内に斧や鉈はありますか?」

美優「確か、この合宿所は料理部以外にもいろんな部活が使うので、外の倉庫にそういった道具が入ってると聞きましたけど…取ってきましょうか?」

肇「あの建物ですよね?」

美優「ええ。今鍵を開けますね」

そう言って、美優はダイヤル錠の番号を合わせ、鍵を開けた。

そして倉庫の扉を横に引いた。

美優「っ!きゃぁぁぁぁ!!!」

肇「っ!?」

肇たちが倉庫内で見たモノ。
それは血に染まった倉庫の床。
それにバラバラになった肉片。
そしてその真ん中にポツンと置かれた、佐久間まゆの頭だった。
21 : ◆P4gW9oKees [saga]:2018/03/20(火) 00:40:31.43 ID:ycuHP+NB0
本日はここまでになります。

次回は近日更新予定です。
22 : ◆P4gW9oKees [saga]:2018/03/20(火) 00:42:22.27 ID:ycuHP+NB0
>>2
主人公補正はありますが、本家のはじめちゃんくらいまではひどい目に逢うかもしれません。
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/03/20(火) 02:27:50.68 ID:zUphX7dWo
四天王が揃ってるなと思ったら第1犠牲者か
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/03/20(火) 12:49:47.81 ID:JM+2xJbk0
本家のはじめちゃんくらいひどい目……

着替え覗かれたり殺人容疑でブチ込まれたり夜這いかけてフラれるのをビデオに撮られ幼なじみに顔が腫れるほどタコ殴りにされるくらいひどい目に会う可能性があるのか
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/03/22(木) 02:26:37.12 ID:hZIDgyCsO
男にぱんつ脱いでるところモロ見されたりするんだな
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2018/04/15(日) 16:20:11.33 ID:EnQkaAaB0
わほーい!待ってたんやで旦那!
続きが気になるでおます
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