【けものフレンズ】俺「アライさん・・・ゆるさねぇ・・・絶対に!!!」その2

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57 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/05(日) 18:32:34.27 ID:w5EZOK3I0
そういえばこのスレってまとめられてたっけ?
58 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/05(日) 22:46:31.48 ID:u8IqP1kt0
何番目のスレか忘れたけど、作者さんがまとめないで、って注意書きしてたね。
59 :araiaraiarai [sage saga]:2018/08/05(日) 22:47:13.87 ID:Tda3s7my0
飼アライさん1「研究者1なのだ」

研究者1「やあ、アライさん」

慣れた様子でアライさんは研究者1を迎える
食後で気分がいいのか襲い掛かってくる様子はない

飼アライさん1「げふー、おいしかったのだ」

研究者1「それはよかった」

マナーもへったくれもない。害獣はげっぷをして満足そうな顔をこちらに向ける

飼アライさん1「ちょっと運動したいのだ。 おそとにだしてほしいのだ」

研究者1「だめだよ、アライさん。 お外に出すことはできないんだ」

飼アライさん1「いやなのだ! アライさんはやせいであそびたいのだ!」

研究者1「前も言ったけどここから出たらアライさんは死んじゃうんだよ?」

飼アライさん「うぬぬー・・・・そんなのうそなのだ!」

研究者1「本当だよ、ここからでたら怖い怖いヒトや獣がいるからね。 私もアライさんも殺されちゃうんだよ」

研究者1(外に出たら殺処分しなきゃいけないからね・・・・)

飼アライさん「うぬぬー・・・・・・わかったのだ」

研究者1「ありがとうアライさん。」
60 :araiaraiarai [sage saga]:2018/08/05(日) 22:49:39.49 ID:Tda3s7my0
飼アライさん1「しかたないからいつものぐるぐるであそぶのだ」

アライさんの言うぐるぐるとは部屋の隅に設置してある巨大ハムスターボールのようなものだ
ハムスターボールの外側には発電設備と思われる装置が設置してある

研究者1「いい子だ、あとでお菓子をあげるね」

飼アライさん1「やったのだー」

慣れたようにアライさんを扱う研究者はさすがはフレンズのスペシャリストといったところだろう

俺「よくもまあアライさんと接することができるな」

研究者1「アライさんは嫌いじゃないからね」

そう、彼は特にアライさんを嫌っているということはない。普通のフレンズと接するようにアライさんに対応している

俺「嫌いじゃないのによくこんな実験を・・・・・ん?」

俺「なんか前会ったアライさんと違くないか?」

研究者1「違う個体だよ」

俺「前のはどこに?」

研究者1「前のは死んじゃったよ。 なんか実験中にね、耐えられなくて殺しちゃった」

俺「・・・」

研究者1「ああ、君が前にあったアライさんは正確には3代前のアライさんだね」

研究者1「君が見たアライさんは実験で死んだけど、次のアライさんは発電機のケーブルに触って死んじゃった」
61 :araiaraiarai [sage saga]:2018/08/05(日) 22:50:54.05 ID:Tda3s7my0
研究者1「その次はしっぽちぎったり色んなところを切断してったらしんじゃった」

研究者1「『アライさんの・・・アライさんのしっぽが・・・とれちゃったのだ』ってとっても残念そうだったよ」

俺「お前はアライさんが好きなんじゃないのか?」

研究者1「まあ研究対象としては興味を持ってるけど、保護したいとかそういうのはないかな」

研究者1「ああ、そうそう。 さっきの野生解放のレポートは本当に助かったよ」

研究者1「今やってる実験のヒントになりそうだ」

俺「実験?」

研究者1「お? 興味ある?」

俺「いや」

研究者1「実はこういうことを行っているんだ」

俺「・・・・」

俺の話など全く聞かずに研究者1は自分の実験を見せびらかす

研究者1「これは何か分かるかい?」

俺「・・・・」

研究者1が机の上に置かれている物体を指差す

俺「これは・・・・」

机の上には全身の体毛、皮が剥がされた状態の生物が固定されていた

??「かひゅー・・・・かひゅー・・・・」

弱々しく呼吸をする生物は腹部をメスで開かれ、内臓の動きがよく見えるようになっている

俺「これは害獣の幼体だ」
62 :araiaraiarai [sage saga]:2018/08/05(日) 22:51:21.23 ID:Tda3s7my0
今日はここまで
63 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2018/08/05(日) 22:54:35.82 ID:S0l32zzH0
続ききたー。
64 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/05(日) 23:12:14.86 ID:P4WlXgtUO

ボロボロのアライちゃんは今何を考えているんだろうか…
65 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/05(日) 23:32:27.33 ID:u8IqP1kt0
お、久しぶりの更新

66 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/10/23(火) 19:44:59.60 ID:BtVmP5RI0
もう帰ってこないのかな
67 :araiaraiarai [sage saga]:2018/12/02(日) 15:45:15.46 ID:RXJ9+rFl0
研究者1「そのとおり!」

研究者1「これはね、アライさんの子供でサンドスターを取り出す実験をしているんだよ」

俺「サンドスターを?」

研究者1「そうそう、成功すればフレンズについても、サンドスターについてももっとよく知ることができるかもしれない」

研究者1「フレンズの体内から取り出されたサンドスターは自然界で発生したものとどのように違うのかとか」

研究者1「フレンズはどのようにサンドスターを体内に蓄積しているかとかね」

俺「だが、サンドスターは物理的干渉では取り出せないのでは?」

研究者1「そうだね、だけどサンドスターを使用して起きる現象があるだろ? それがヒントになるかもしれないんだ」

俺「それが野生解放だと?」

研究者1「そのとおり!」

俺「ならばサンドスターの保有量が多そうな成体のアライさんをなぜ使わない?」

研究者1「成体だと管理が大変だし、スペースもだいぶ取るしね」

研究者1「幼体だと維持するコストとか調達とかが楽だし」

俺「なるほど」

研究者1「それに幼体のほうがやってて色んな反応があるし、楽しい」

俺「・・・・」
68 :araiaraiarai [sage saga]:2018/12/02(日) 15:52:02.83 ID:RXJ9+rFl0
飼アライちゃん1「はぁ・・・はぁ・・・・」キュー

研究者が楽しそうに話している間、害獣の幼体は弱々しく息を吐き続けた。

研究者1「面白いでしょう? こんなになってまで生きているんだよ?」

飼アライちゃん1「ノ・・・・ノダ」

研究者1「普通の生き物だったらもう生きていないよね、だけど細々と生きているんだ」

研究者1「治癒能力が高いんだろうね、やっぱりアライさんの特性なのかな?」

確かに普通の生物ならば、全身の皮を剥がされていれば死んでしまうだろう
しかし、この害獣共はその程度では死なないようだ

飼アライちゃん1「ノダァ・・・・ナ・・・・ノダ」

アライさんとはいえ、幼体ならば弱いので少しのダメージでも死んでしまうはずだ
だがそれは過度な出血や臓器の損傷が起きていればの話だ

重症ではあるが生命活動に支障がなければ、この害獣は生き続けるのだ

研究者1「でも以外に簡単だったね、皮を剥がすときの止血とか処置とか」

研究者1「アライさんという生物がしぶといからこそ皮を剥ぎながら死なないような処置ができたんだと思う」

俺「楽しそうだな」

研究者1「そうさ、でもこれからもっと楽しいよ」
69 :araiaraiarai [sage saga]:2018/12/02(日) 15:57:00.92 ID:RXJ9+rFl0
そう言うと研究者はメスを取り出し、アライちゃんの腕を切り落とした

飼アライちゃん1「!!」

ざくっざくっ

研究者1「さあ、お仕事しましょうねぇ」

飼アライちゃん1「のだっ! のだっ! なのだー!!!」バタバタ

腕を切り刻まれたアライちゃんは大きな声を上げてのたうち回る

研究者1「まだこんなに元気があったんだね! さすがアライちゃんだ」

飼アライちゃん1「なのだー! なのだー!! なのだー!!!!」バタバタバタ

心底愉快そうに研究者はアライちゃんを切り刻んでいく

研究者1「どこかなどこかなどこかなー?」

サンドスターという未知の物質を確認するには様々な方法を試す必要がある
研究者はフレンズの生命維持活動にそれを見出したのだ

飼アライちゃん1「ぴいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!」ビェェェェン

特に回復能力を保持しているアライさんは、フレンズとしての生命維持活動が観測しやすいと考えたのだ

俺「おい、そいつは死んでしまうぞ? いいのか?」

研究者1「そうだね、じゃあそろそろサンドスターを使ってもらおうかな?」

そう言うと研究者は次の段階の準備を始める
70 :araiaraiarai [sage saga]:2018/12/02(日) 16:01:08.90 ID:RXJ9+rFl0
とりあえずここまで
71 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/02(日) 17:37:55.37 ID:so71iKa1O
乙です!待ってました!
72 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/03(月) 03:09:23.63 ID:fE1ifbE30
乙でしたー
次の実験が楽しみ
73 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/03(月) 03:18:44.20 ID:3uPRdNi90
更新きてたー!やったー!実験の過程がすでに楽しいですね、結果が気になるところです
74 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/03(月) 08:30:57.47 ID:udnayUNPO
乙です!
誰がのりゃのりゃ言う風潮を作ったのか知らないけどたしかSSでアライちゃんの概念を作った作者ものだのだ言わせてたんだよね
今となっては珍しくて新鮮だ
75 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/08(土) 14:02:32.02 ID:oXl9/mMG0
乙です。更新来てうれしい
76 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2018/12/14(金) 19:53:21.22 ID:gwL449S/0
おつ。
77 :araiaraiarai [sage saga]:2019/06/09(日) 18:24:56.71 ID:NpBBj7tF0
飼アライちゃん1「ぴぎー! ぴぎー! ひぎいいいいい!!」

研究者1「はいはーい、アライちゃんこれをつけましょうねー」

苦しみ続ける害獣の叫びを無視し、研究者は電流を送る装置を取り出しアライちゃんの頭にパットを取り付け始めた

飼アライちゃん1「のあああああああああああ!! ぴぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!」

研究者は泣き叫ぶアライちゃんを楽しそうに見つめながらアライちゃんの頭にパットを取り付けていく

研究者1「じゃあスイッチを入れるねぇ」

飼アライちゃん1「ぴぃぃぃぃ!! ぴぎー!ぴぎー! ぴぃぃい・・・・い・・・・・」

電流を送るスイッチを押した途端、アライちゃんの反応が変わった

飼アライちゃん1「びっ!・・・ぴ・・・ぴ・・・の・・・」

飼アライちゃん1「あうぉえ・・・ああ・・・・えおうえええええ」

研究者1「アライちゃん?」
78 :araiaraiarai [sage saga]:2019/06/09(日) 18:26:15.20 ID:NpBBj7tF0
飼アライちゃん1「おぶっ!! おあぁぁ! のあっ! のあっ」ビクッビクビクンビクンビクン

アライちゃんは痙攣を始め、今まで発しなかった声を上げる

研究者1「アライちゃん! アライちゃん! しっかりしてね!!」

飼アライちゃん1「のののののののののあああああああああああああああああああ!!」ビックンビックンビックンバッタンバッタン

痙攣が強まり、いつも駆除する時によく見られるアライさんの死に際の動きになっていった

研究者1「アライちゃん! しっかりして!」

飼アライちゃん1「のっのあっ! べぶっ! げぶっ!!」ベシャッ

血を吐きながら害獣の幼体は地獄の苦しみの中、痙攣を続けていく

飼アライちゃん1「おぶっ!! のっ・・・・のああああああああ!」ビクンビクンビクンバタバタバタバタ

研究者1「アライちゃん! アライちゃん!」

飼アライちゃん1「のあっ!! のあっ! のああ!!」バタンバタンビクッビクビクビクビク

俺「気持ちが悪い・・・」

暫くの間苦しんだあと、害獣の幼体は息を引き取った

飼アライちゃん1「」

研究者1「アライちゃん・・・・・・」

俺「・・・・」
79 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage ]:2019/06/11(火) 09:51:06.46 ID:9WE70dIx0

ゴキガイジムーブたまらないねぇ!
80 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/06/13(木) 09:34:15.15 ID:gcebR4CRO
乙なのです
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