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新ジャンル「強がりな寂しがり屋」 - パー速VIP 過去ログ倉庫

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1 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/12(木) 22:27:45.01 ID:MAql8oM0
(朝 教室前)
男「教室開いてない……職員室行かないと……」

女「あ、男……」

男「あ、おはよう、女さん。職員室に鍵取りに行ってくるから、少し待ってて」

女「そう……早くね」

男「……うん」


男「『早くね』って……『ありがとう』くらい言える素直さがあればかわいいのにな。
  失礼しまーす」


女「……早く、帰ってきて……」


新ジャンル「強がりな寂しがり屋」 1(前々スレ)
ttp://sea-mew.jp/nox/modules/webarc/2ch/ss/1234102559-0.html
新ジャンル「強がりな寂しがり屋」 2(前スレ)
ttp://sea-mew.jp/nox/modules/webarc/2ch/genre/1234275437-0.html
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佐久間まゆ「犬系彼女を目指しますよぉ」 @ 2024/04/24(水) 22:44:08.58 ID:gulbWFtS0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713966248/

全レスする(´;ω;`)part56 ばばあ化気味 @ 2024/04/24(水) 20:10:08.44 ID:eOA82Cc3o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1713957007/

君が望む永遠〜Latest Edition〜 @ 2024/04/24(水) 00:17:25.03 ID:IOyaeVgN0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713885444/

笑えるな 君のせいだ @ 2024/04/23(火) 19:59:42.67 ID:pUs63Qd+0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713869982/

【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part10 @ 2024/04/23(火) 17:32:44.44 ID:ScfdjHEC0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713861164/

トーチャーさん「超A級スナイパーが魔王様を狙ってる?」〈ゴルゴ13inひめごう〉 @ 2024/04/23(火) 00:13:09.65 ID:NAWvVgn00
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713798788/

【安価】貴方は女子小学生に転生するようです @ 2024/04/22(月) 21:13:39.04 ID:ghfRO9bho
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713788018/

ハルヒ「綱島アンカー」梓「2号線」【コンマ判定新鉄・関東】 @ 2024/04/22(月) 06:56:06.00 ID:hV886QI5O
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713736565/

2 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/12(木) 22:32:29.97 ID:MAql8oM0
3つ進行中なわけだが……。
どうする?

・元祖(?)
・逆パターン
・@大学
3 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/12(木) 22:34:21.48 ID:PXgZdJIo

     |┃      ∧____へ_ 
     |┃      〈:::::::::::::::::::::::::::::| 
     |┃      ∨ ̄ ̄ ̄フ::::/ 
     |┃           /::/
     |┃三        /::/  |\
     |┃        /:::∠__/:::::|  
     |┃       〈:::::::::::::::::::::::::::::|
 ガラッ. |┃          ̄ ̄| ̄ ̄ ̄
     |┃  ノ//   ./ ̄ ̄ ̄ \    
     |┃三    / _ノ ::::::::ヽ、 \
     |┃     /  <●>::::::<●>  \  こ、これは>>1乙じゃなくてエナジーボンボンなんだから
     |┃    | //// (__人__) ////  |  変な勘違いしないでお!
     |┃三   \    ` ⌒´    / 
     |┃三   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \
4 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/12(木) 22:36:40.93 ID:.T1pHHgo
   _,,....,,_  _人人人人人人人人人人人人人人人人人_
-''":::::::::::::`''>くさってやがる!ゆっくりしすぎたんだ!!<
ヽ::::::::::::::::::::: ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^YY^Y^Y^Y^ ̄
 |::::::;ノ´ ̄\:::::::::::\_,. -‐ァ
 |::::ノ   ヽ、ヽr-r'"´  (.__
_,.!イ_  _,.ヘーァ'二ハ二ヽ、へ,_7         r' ̄i __   _____   ______
::::::rー''7コ-‐'"´    ;  ', `ヽ/`7    , - 、 ゙‐- ',´ _,, '-´ ̄ ̄`-ゝ 、_ イ、
r-'ァ'"´/  /! ハ  ハ  !  iヾ_ノ   {   }   'r ´          ヽ、ン、  r'⌒',
!イ´ ,' | /__,.!/ V 、!__ハ  ,' ,ゝ   `‐-‐'   ,'==─-      -─==', i  !、_丿
`!  !/レi' (ヒ_]     ヒ_ン レ'i ノ    ◯     i イ iゝ、イ人レソ     i |
,'  ノ   !'"    ,___,  "' i .レ'          ,レリイi (ヒ_]     / _ルヽイ、i .|| ○
 (  ,ハ    ヽ _ン   人!           ,,/!Y!"" ,___,  ヒ_ン ) 「 !ノ i  |-‐、,,
,.ヘ,)、  )>,、 _____, ,.イ  ハ    ,,r-─(_)      ヽ _ン   "".ノ !.; ヽ ヽ `,
                    (                        ,r‐″
                      ̄つ                 ,r─‐‐''
                      (´              ,r──'
                       ̄ ゙̄'───--------‐'
5 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/12(木) 22:51:37.28 ID:ADEiamQo
元祖希望支援
6 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/12(木) 23:17:29.66 ID:.iQn0Qoo
期待
7 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/12(木) 23:29:46.88 ID:OOMSvIAO
wktk
8 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/12(木) 23:30:27.63 ID:zGy46020
あっち>>317以降落ちて読めなかった・・
9 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/12(木) 23:40:15.85 ID:75LVGUAO
>>8
時間ギリまで保守ageして、>>1がメッセージ残してた。
10 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/12(木) 23:41:39.34 ID:zGy46020
>>9
どんなの?
11 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/12(木) 23:44:15.77 ID:75LVGUAO
初めてスレたてたけど、皆応援ありがとう的な。
12 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/12(木) 23:45:42.45 ID:zGy46020
thx
13 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/12(木) 23:51:56.68 ID:CTnMaxU0
とりあえず元祖が来ないことには始まんないな
14 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/13(金) 00:00:20.94 ID:SXKXaeI0
(男宅・近所)
男「ひどい目に会った……」

女「あ、男……おかえりなさい……」

男「うん、ただいま……って素直に返事すると思った?」

女「……き、き……その女友ちゃんが唆すから、挑戦しようと思ったんだけど……
  恥ずかしくて……逃げ出したのよ……」

男(無理にしようとしなくてもいいじゃないか……)
15 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/13(金) 00:03:54.06 ID:SXKXaeI0
(男宅)
男「女さん、他意があるわけじゃないんだけど……
  泊まっていく? ささやかなお祝いがしたいというか、うん……」

女「え?」

男「……いや、なんでもない、遅いし今日はこれで――」

女「と、泊まっていこう、かしら……」

男「……ぉぅ……」


男「……女さん」

女「何?」

男「ごめん、俺……恋人同士って、どうしたらいいのか分からないんだ……」

女「……私も分からないけど
  ……相手を思いやれば、いいんじゃないかしら」

男「……かな」
16 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/13(金) 00:06:43.99 ID:qKUZxKAo
キタキタキタキタキタキタ
17 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/02/13(金) 00:08:41.63 ID:yf2D5gSO
今北
3種類同時進行してるなら、
書いてる奴は全員固定&酉付けろ。

読み手に混乱して欲しいわけでもないなら。
18 :元祖 ◆o6.hSxpXNU :2009/02/13(金) 00:19:13.47 ID:SXKXaeI0
固定と酉か、忘れてた; d。


男「紅茶と、あとは……お、買い貯めたサブレがある。
  これでお祝いしようか」

女「……お祝いなんて……照れるわね……」

男「……俺も、よく分からないんだ。彼女なんて、居たことなかったから」

女「……あのね、男……」

男「ん――」

女「やっぱり何でもない、忘れて!」

男「……はい?」

女「……は、恥ずかしいわね……」

男「……言うとますます……」

女「……男……」

男「え?」

女「……よ、よろしくおねがいします……」

男「こ、こちらこそ……」
19 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/02/13(金) 01:09:04.97 ID:pOAeucAO
こんな時間なのにニヤニヤが止まらないww
20 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/13(金) 01:19:36.64 ID:QFvi4sSO
パート3はここでいいのかな?

私怨
21 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/13(金) 01:52:50.37 ID:jt60mYI0
追いついたぜ……
紫煙及び捕手
というかパー速の保守の間隔がわからない
22 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/02/13(金) 02:18:45.28 ID:JVF1tbM0
>>21
パー速は一か月放置してても落ちないよ
23 :元祖 ◆o6.hSxpXNU :2009/02/13(金) 02:54:44.75 ID:SXKXaeI0
男「……夜更かししようか」

女「……そうね、たまには良いかもしれないわ」

男「……何か、映画でも見る?
  と言っても、テレビでやってたのを録画したのがほとんどだけどね」

女「そうね……何、これ?」

男「ああ、ランローラランっていう、ドイツの映画。DVDで買っちゃったんだ」

女「おもしろいかしら?」

男「うん、俺は割と好き。ちょっと待ってて、セットするから」

……

男「……」

女「……あ……」

……

男「……どうだった?」

女「時間を戻せるなんて、都合がよすぎると思ったわ」

男「クールなんだね」

女「ううん、でもね……誰かのために一生懸命に……真剣になれるのは素敵だと思うわ」

男「……そうだね」
24 :元祖 ◆o6.hSxpXNU :2009/02/13(金) 02:55:47.88 ID:SXKXaeI0
男「80分の映画だったから、早く終わっちゃったね。他に何か見る?」

女「アクション映画ってあるかしら? 見たことないのよ」

男「えっと……あ、バイオハザードくらいかな……」

女「科学的な名前ね、面白そう」

男「でもこれは……(まあ、ホラーだけど大丈夫だよね)」

……

女「……っ……」

男「……(怖いのかな……)」

……

女「……! ……」

男「お、女さん……?」

女「……っ……! ほ、ホラーなの?」

男「あ、駄目だった? アクションホラーなんだけど……止める?」

女「いい、見るわ……続きが気になっ!?」

男(怖いんだ……それよりも、肌……すべすべだ……)
25 :元祖 ◆o6.hSxpXNU :2009/02/13(金) 02:57:15.28 ID:SXKXaeI0
女「最後が嫌ね……BGM、本当は怖い家庭の医学で使われてたのと同じね」

男「どうだった? 内容は?」

女「えっと……まあ、あまりよく、見てなかったというか……
  怖くて、ほとんど覚えてないわ……」

男「ホラーはなしで行こうか……」

女「ちょっと、お手洗い借りるわよ」

男「うん、場所は分かるよね?」

女「ええ……居ないわよね、その……」

男「うちにゾンビはいないから安心してほしい」

女「その……分かってるわよ、笑わないでくれる?」

男「ごめんね、紅茶入れて何か用意しておくから」

女「……ええ」
26 :元祖 ◆o6.hSxpXNU :2009/02/13(金) 02:57:54.04 ID:SXKXaeI0
女「あ、これ、多分知ってるわ」

男「見たことあるってこと?」

女「ううん……ニュースの芸能で、ちょっと見たことがあるわ……」

男「まあ、見てみようよ」

……

男「……ん? 女さん?」

女「スー……スー……」

男「……寝ちゃったのか……これから面白くなるのに……
  タオルケット、どこにしまったっけ……」
27 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/13(金) 02:58:11.78 ID:qKUZxKAo
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
28 :元祖 ◆o6.hSxpXNU :2009/02/13(金) 02:59:18.84 ID:SXKXaeI0
男「風邪引かせないようにしないとね……髪、きれいだな……
  サラサラしてて、真砂みたい……あ……」

男「バレッタ、とれちゃった……どうしよう……
  こんな風につけるのかな……違うな……」

女「んむ……」

男「あ、起こしちゃう……」

女「……スー……スー……」

男「……遊ばれてるのも知らないで……無防備な」

男「……ふぁ……俺も眠いな……もう、3時になるのか……」

男「……俺たち、恋人同士なんだよね……ありがとう――」

――。



お待たせしました。そろそろ寝ます。
>>20 合ってるぜ!
29 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/02/13(金) 03:00:40.78 ID:hgS9qoDO
待ってた!
ずっと陰ながら応援していきます
30 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/13(金) 03:04:11.36 ID:qKUZxKAo
明日を楽しみに…待ってます
31 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/13(金) 06:45:47.60 ID:OQcGA4g0
期待
32 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/13(金) 10:34:39.65 ID:egPxjIA0
期待
33 :@大 ◆R5D.53zDuI :2009/02/13(金) 12:35:31.27 ID:GzQufcAO
大学編は続けた方が良い?
1乙
34 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/02/13(金) 14:49:29.48 ID:/dazoADO
続けるべき!コテハンでもつけてやってくれると分かりやすくていいです
35 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/13(金) 17:41:33.97 ID:MxsOI.DO
いつもみてるよ?
36 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/13(金) 19:39:37.72 ID:OQcGA4g0
まだー?
37 :元祖 ◆o6.hSxpXNU :2009/02/13(金) 21:02:55.96 ID:SXKXaeI0
wordで少しトラブったけど、ただいま!
続き投下、おまたせしました;


(翌朝)
男「もう10時前か……寝ちゃったのか……女さんは……?
  あ、メールが届いてる」

女『お風呂と着替えをしてないので、一度帰るね(-.-zzZZ
  女友ちゃんから連絡もらったんだけど、昼からボーリングへ行かない?
  13:30にR○UND1集合です(^^*』

男「あー、帰っちゃったんだ。……って、5時53分、3時間しか寝てないんだ……」

男『行こうかな。体動かすの久しぶりだから、ピン倒せないかもね』

男「ふぁ……俺もシャワーだけ浴びてこよう……」
38 :元祖 ◆o6.hSxpXNU :2009/02/13(金) 21:03:28.26 ID:SXKXaeI0
男「あ、妹」

妹「お兄ちゃんおはよう。今で寝たら風邪引いちゃうよ?」

男「ごめん。昨日は何食べたの?」

妹「ドリアもどき」

男「あ、冷やご飯余ってたからね……遅くなる時は気をつけるよ、ごめんね」

妹「ううん、大丈夫。
  お兄ちゃん、夏休みだし一週間くらい友達の家に遊びに行ってもいい?」

男「……良いけど、おうちの人に迷惑かけない?」

妹「んとねー、去年うちに来た友達のお母さんがね、気を使わないでいいよって」

男「そう……じゃあ、棚のビスケット、持って行ったらいいよ」

妹「えへへ、ありがとう」

男「迷惑かけたり、ケンカしたりしたら駄目だよ」

妹「はぁい」

男「俺も、これから遊びに行くからね」

妹「デート? うん、気をつけてね」

男「違うよ(違わなくもないかもしれないけど)、ありがとう」
39 :元祖 ◆o6.hSxpXNU :2009/02/13(金) 21:04:00.74 ID:SXKXaeI0
(R○UND1)
男「……男友」

男友「むふふふ、おはよう男」

女友「んもう、すぐからかうんだから……で、昨日はあの後どうしたの?」

男「女友さんも同罪ね」

久女「え? え? 男君何かあったの?」

鞍井「なんとなくわかるけど」

久女「え? あれ私だけ? そんなぁ……」

男(誰でもいい、助けて……)

久女「あ、女さんだ。女さん、こっち!」

鞍井「泣きっ面に蜂、弱り目に祟り目、踏んだり蹴ったり……どれ」

男「どれでも正解……」
40 :元祖 ◆o6.hSxpXNU :2009/02/13(金) 21:04:58.79 ID:SXKXaeI0
久女「名前は何にする?」

男友「何だっていいじゃねーか」

女友「名前もじっちゃえ」

男:のうしんとう

女:ずつき

男友:おとことも

女友:ざしきわらし

久女:もぶ1

鞍井:もぶ2

久女「脳震盪と頭突きって何?」

女「さ、さあ……」

鞍井(くーちゃん、他にも突っ込むところあるよ? 私らの扱い何よあれ)

男友「てか、俺のは? 何もないの? そのまんま?」



矛盾ないかちょっと調べるんで、もうちょっとお待ちください;
待たせてばかりでスマソ・・・。
41 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/02/13(金) 21:08:53.02 ID:hgS9qoDO
期待
42 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/13(金) 21:27:13.91 ID:qPNCs9A0
ゆっくり調べていってね!!!
43 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/14(土) 01:17:40.70 ID:1ue.VsAO
もぶ1、もぶ2
にクソワロタwww
44 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/14(土) 01:46:05.96 ID:iNT4OwAO
脳震盪w
45 :元祖 ◆o6.hSxpXNU :2009/02/14(土) 02:06:50.19 ID:GaQz8NY0
お待たせしました;投下


男友1回目
男友「普通の名前を付けたことを後悔させてやる」

女友「頑張れー、男友くん」

男友「……女友、お前のために、ストライク取ってやるぜ!!」

女友「うわっ……」

男友「って、おい!」


久女「おー、スプリット……7番と10番の」

鞍井「あれはない」

男友「だって、『うわっ』だぜ? 手元も狂うよ」

女友「だって『お前のために、ストライク』だよ、引くって……」

男友「……黒歴史ってこうやってできて行くんだな」


男友2回目
男友「ぜってーとってやるっ!」

――。

久女「9本か、上々だね」

鞍井「序盤でこれはいい感じじゃない?」

女友「私のためが9本かぁ」
46 :元祖 ◆o6.hSxpXNU :2009/02/14(土) 02:07:33.59 ID:GaQz8NY0
久女「ねーねー、提案なんだけどね、今日皆で晩御飯食べようよ。
   おいしいとんかつのお店があるんだー」

鞍井「おー、いいねー」

男友「俺は行くよ」

女友「あ、私も行く! 女ちゃんも行こうよ」

女「あ……私は、男と一緒なら……」

男「行こうかな」

男友「妬けますな」

男「うるさいぞ、バカップル夫の方」

久女「そこで! チーム対抗戦をしようと思います! 判定はチームごとの点数の合計!!
   罰ゲームはちゃんと用意してあるよ、レストランで発動するための」

男友「俺、もう投げちゃったけど?」

久女「だって、男友君と女友ちゃん、私と鞍井ちゃん、男君と女さんは決まりでしょ?」

女「え……?」

久女「男友君と女友ちゃんは強いから、ハンデ、ハンデ!」

女友「男友くんが失敗さえしなければ、ね」

男友「掘り返さないでください」

鞍井「男君、いいの?」

男「……たぶん、なんとかなるよ」

女「……」

久女「じゃあ、スタート!」
47 :元祖 ◆o6.hSxpXNU :2009/02/14(土) 02:08:13.69 ID:GaQz8NY0
久女1回目
久女「それっ!」

――ストライク。

鞍井「くーちゃんナイス!」

男友「き、きったねーコイツ!!」

久女「ふふん、勝者は常に勝てる勝負しかしないよー」

女友「んもう! 男友くん、次から挽回するよ!」

男友「おうよ!」

鞍井1回目
鞍井「さんとしゃぺるっ!!」

――ストライク。

男友「あーっ、このチームズルすぎる!!」

女友「男友くん、挽回だよっ!?」

男友「もち!!」

男「……突っ込みどころ、ノータッチなんだ……」
48 :元祖 ◆o6.hSxpXNU :2009/02/14(土) 02:08:36.84 ID:GaQz8NY0
女友1回目
女友「せーのっ――」

男友「猫又、ストライクだっ!!」

――ガター

女友「んもう、男友くんのバカぁっ!!!」

男友「俺のせいかよっ!?」

男「……あれ、男友のせいだよね?」

女「……そうね……」

女友2回目
女友「んもう、男友くんは黙っててね!?」

男友「はい……」

一同(へこんでるよ)

女友「そー、れっ!」

――スペア

久女「おー、女友ちゃんナイス」

鞍井「まあ、あなたの策略で点差がすごいんだけどね」
49 :元祖 ◆o6.hSxpXNU :2009/02/14(土) 02:09:00.08 ID:GaQz8NY0
男1回目
男「それっ」

――。

久女「6、9、10番が残ったね、まあ難しくはないか」

男2回目
男「こんなもんでしょ……」

――。

久女「9点、やるー」

鞍井「次は……女さんか。がんばって、女さん」

女「ええ」
50 :元祖 ◆o6.hSxpXNU :2009/02/14(土) 02:09:24.17 ID:GaQz8NY0
女1回目
男「頑張ってね、女さん」

女「頑張るわ」

女「ふっ!」

――。

久女「……意外だね、5、6、8、9、10が残った……」

男「頑張れー」

女(男が、見てる……)

――。

久女「……ガター」

鞍井「女さん、ボーリング……」

女「……みたことがあるだけで、初めてやったわ……」

男「……(どーん……)」
51 :元祖 ◆o6.hSxpXNU :2009/02/14(土) 02:09:53.77 ID:GaQz8NY0
男友「せめて女友様の邪魔にならないように致します……」

女友「拗ねてるの?」

――。

久女「……」

鞍井「……わお」

女友「な、7本倒せたよー! ラッキー!」

男友「拗ねてねーからなっ! 次はスペアだっ!!」

男「拗ねてるね」

女「拗ねてるわね」


男友「そーれっ!」

――スペア

女友「わー、すごーい、男友くん格好いいよー!」

男友「当り前だー! 名誉返上だ、いくぞ!」

男(名誉を返上しちゃったよ……汚名でも挽回するのかな……)
52 :元祖 ◆o6.hSxpXNU :2009/02/14(土) 02:10:08.80 ID:GaQz8NY0
久女「しゃー、ストライク!!」

男友「お前はーっ!! ハンデいらなくないか!?」

久女「え? 圧倒的点差で男友をいじめたくて」

鞍井「わー、さどー(棒読み)」


鞍井「とんがりろっ!!」

――。

男友「ストライクかよっ!! お前ら何かトリック使ってるな!?」

鞍井「Wiiで遊んでるだけよ」

男「ゲームだけであんなにうまくなるのかな」

女「なるのかもしれないわね」


女友「さーて、高得点目指して頑張ろう」

――。
――。

久女「スペアか……最後の一本を倒したのはすごいね」

鞍井「……すごい説明口調……」

久女「説明口調?」
53 :元祖 ◆o6.hSxpXNU :2009/02/14(土) 02:10:30.89 ID:GaQz8NY0
男「女さんをフォローするためにも、俺が頑張らないと……」

――。

久女「2本と3本か……」

男「次は大丈夫……(だと良いな)」

久女「次は女さん……ハンデいる?」

女「絶対いらないわ」

男「……ああ、チャンスが……」


女「テレビで見た時は、こんな、感じっ!」

――。

鞍井「ガターね」

久女「ちょっと力入りすぎだよ、女さん」

女「力が入りすぎなのね……こう、かしらっ?」

――スペア。

久女「極端すぎっ!!」

男「男友、俺たちってさ――」

男友「みなまで言うな」
54 :元祖 ◆o6.hSxpXNU :2009/02/14(土) 02:10:47.26 ID:GaQz8NY0
男「ちょっと飲み物買ってくるよ」

女友「はいはーい。女ちゃんも言ってきたら?」

女「女友ちゃん……」

男「はははは……(何か、慣れてきた……)」


男「ほら、紅茶」

女「あ、ありがとう……」

男「ボウリングって、難しいね……3、4年くらいやってないや」

女「男、ごめんなさい」

男「え?」

女「私が、足を引っ張ってるから……」

男「……遊びなんだからさ、もうちょっと気を抜こうよ、みんな楽しみに来てるんだから」

女「でも、勝ちたい……」

男「女さん?」

女「……」
55 :元祖 ◆o6.hSxpXNU :2009/02/14(土) 02:11:14.43 ID:GaQz8NY0
男(ああ、そうだった。
  女は、勝って見てもらいたいんだよね……今まで誰も、見てくれなかったから。
  だけど――)

女「ごめんなさい、変よね……楽しんでみるわ」

男「女さん、俺はちゃんと見てるよ……いろんな女さんの良いところ、知ってる。
  だから、勝ち負けなんて気にしなくてもいいんじゃない?」

女「……行きましょうか」

男(……あ、ちがう)

女「……」

男「女さん、ボウリングの投げ方……見てみない?」

女「え?」

男「こういうところには、うまく投げるコツとか、アドバイスが書いてあるんだ。
  ほら。こうして、こう」

女「こ、こう……かしら?」

男「こう、じゃないかな?」
56 :元祖 ◆o6.hSxpXNU :2009/02/14(土) 02:11:34.65 ID:GaQz8NY0
……
男友「おせーよ、どこまで飲みに行ってたんだよ」

男「ゴメン、ちょっとどれを買おうか迷ってたんだ」

鞍井「早く投げちゃえ」

男「うん」


男「こうして、こう、だよね……」

男友「イメトレか、男?」

男「うん、そんなところ。……それっ」

――。

久女「おーっ……9、10番が残ったけど、すごくうまくなった……ような?」

鞍井「そうだね、形から入った感じ」

男「まぐれだよ。次行くよ……それっ!」

――スペア。

男友「おーっ、やるな、男! 俺も負けてられないぜ! 見てろよ――」

女友「次、女ちゃんだね」

男友「……この行き場を失って迷子になったやる気はどうしよう?」

女友「迷子センターにでも連れて行けばいいよ」
57 :元祖 ◆o6.hSxpXNU :2009/02/14(土) 02:11:54.12 ID:GaQz8NY0
女「スパ……下の楔形の印を見て……ふっ!」

――ストライク。

久女「おーっ、すごい! 女さんストライクだよ!?」

女「まぐれよ」

男「まぐれでも一瞬で会得したのが怖いね……」

女「スパ……なんだったかしら、あの目印……スプラッタ? 何か違うわね……」
58 :元祖 ◆o6.hSxpXNU :2009/02/14(土) 02:12:11.42 ID:GaQz8NY0
男友「さっきは……4本、5本で9本か……次はストライクを取る!」

久女「頑張れー!」

男友「おりゃっ!」

――。
――。

久女「すごい、さっきと同じピンを、同じタイミングで倒してる……」

鞍井「スプリットの位置までしっかりと再現している……!」

男友「そんな慰めいらねえよっ!」


久女「次は私ー。そーれっ!」

――ストライク。

久女「ターキー取り損ねたから、次こそは取るよー!」

男友「現時点ですごいけどな」


鞍井「あるだぶらっ!」

――ストライク。

男「4つストライク並んだの、初めて見た気がする……」
59 :元祖 ◆o6.hSxpXNU :2009/02/14(土) 02:12:39.87 ID:GaQz8NY0
女友「私だって目立ちたいよ! えいっ!」

――。――スペア。

男「スペアも4つ並んでるよ……」


男「何か、いい感じだな……それっ!」

――。

久女「男君、あと一本だよ、頑張れーっ」

男「やるだけやってみるよ……えいっ」

――ミス。

女「9本でも高得点じゃない」

男「まあ、ね……」
60 :元祖 ◆o6.hSxpXNU :2009/02/14(土) 02:13:05.41 ID:GaQz8NY0
女「スパッ……出かかってるのよね……スパッ……もういいわ……
  ふっ!」

――ストライク。

久女「女さんすごーい! 格好良い!」

鞍井「さすが、男君が惚れるだけのことはあるよ」

女「鞍井さんまで……」

男「女さん、本当にすごいよ!」

女「男……まだまだ、これからが良いところよ!」

男「頼もしいよ、俺も負けてられないね」
61 :元祖 ◆o6.hSxpXNU :2009/02/14(土) 02:14:07.87 ID:GaQz8NY0
(最終)
男友「さ、さすがに……疲れたな……」

女友「頑張ってね、男友くん」

男友「お、おう……ふぉりゃっ!」

――、――。

久女「8点か、残念、3投目はないね」

男友「もうだめだ……」

久女「なんだかんだ言って、私たちも疲れたよ……ねー、鞍井ちゃん」

鞍井「私のチームの点数、ほとんど私のおかげじゃない、前半特に!」

久女「……これで名誉挽回します……」

――、――。

久女「うそっ、9点……残念……」
62 :元祖 ◆o6.hSxpXNU :2009/02/14(土) 02:15:06.92 ID:GaQz8NY0
鞍井「私だって、目立ちたい……くーちゃんと背景キャラのままはイヤだーっ!」

久女「何言ってるの、鞍井ちゃん!?」

――、――。

久女「煩悩に支配された報いだね、1点って……」

女友「さっきストライクだったから、この調子でいくよっ!」

――、――スペア。

女友「やったっ、男友くん、私頑張るよっ!」

男友「え? おう……」

女友「……男友くん、ストライク取ったら……夏休み中に、海に連れて行って」

男友「はぁ、何言って――」

女友「約束、指きったよ!」

男友「お前勝手に――」

――ストライク。

男友「ぎゃー!?」
63 :元祖 ◆o6.hSxpXNU :2009/02/14(土) 02:15:29.04 ID:GaQz8NY0
男友「累計、353対290。男たちは230点だ、どういうことか分かるよな?」

男「いや、無茶でしょ……そんな……」

久女「私たち、飲み物飲んでくるから、イメトレしながらゆっくりしててね」

鞍井「意地悪ー」


男「女さん、ちょっと投げ方教えて」

女「え? ええ、どうしたの?」

男「ううん……楽しいから、せめて全部ストライク取ってみたいんだ」

女「……(コクン)」


女「下の楔形の印見える?」

男「うん……」

女「スパッツ? とか言うんだけど、それを見てラインを頭に思い浮かべるの」

男「スパッツ? まあいいや……うん、浮かべた」

女「そのラインに、ボールを載せて転がすのを想像するの」

男「もはやプロの思考じゃないか、むりだよ……」

女「男、無理じゃないわ……ちゃんと向き合って。何でもできるから」

男「……」

女「数学のテスト、一緒に頑張ったでしょう? 良い点数、とれそうだったんでしょう?」

男「うん」

女「……一緒なら、できるわ。きっとできる、私が叶えるから……」

――。
64 :元祖 ◆o6.hSxpXNU :2009/02/14(土) 02:15:47.38 ID:GaQz8NY0
男友「ウソだろ!?」

女友「んもう、なんで居ない時に限ってこんなことになるのよ」

久女「あはははははは……ありえない」

鞍井「まあ、勝ったからどうでもいいんだけどね」

男「最後の最後で、全部ストライク取っちゃった……」

女「ボーリング、おもしろいわね」
65 :元祖 ◆o6.hSxpXNU :2009/02/14(土) 02:17:21.50 ID:GaQz8NY0
久女「最終結果報告ー。男友チーム290、久米チーム353、男チーム290。
   引き分けなので、罰ゲームは4人!」

男友「しゃーない……罰ゲームって何?」

久女「ふふふふー……この封筒にお題が書いてあるから、レストランで実行ね」

男友「手の込んだことを……俺引くぞー……」

女友「私はー……ん?」

男「……できるかな……」

女「……え?」

久女「全員実行だからね」



罰ゲームレストラン編は、明日あげておきます。
読みづらいことないですか……?
そろそろお休みなさい(-.- zzZZ
66 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/14(土) 02:19:12.15 ID:yu.4cgDO
乙!
67 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/14(土) 02:23:32.33 ID:HQTKGADO
乙鰈
68 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/14(土) 02:25:08.85 ID:dk1IKTw0
乙!
テスト前だが明日も張り付くぜ
69 :元祖 ◆o6.hSxpXNU :2009/02/14(土) 02:32:48.69 ID:GaQz8NY0
>>68
うれしいけどほどほどにな! テストと単位はめっちゃ大事なんだぜ!
70 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/02/14(土) 03:16:44.44 ID:1ue.VsAO

実は一番真剣になってる女に萌えた
71 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/02/14(土) 03:31:00.31 ID:5zVGGUSO


うすた京介画で、脳内アニメが上映されたことは秘密
72 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/14(土) 03:52:27.24 ID:KIxFz2A0
乙だぜ
恐怖画像踏んで凹んでたが少し和んだぜ
73 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/02/14(土) 04:20:44.71 ID:LP5OewDO
乙!
久女と鞍井のチームがいい味だしてる
74 :元祖 ◆o6.hSxpXNU :2009/02/14(土) 18:03:03.07 ID:GaQz8NY0
何か、色々変だったので直してたらとんでもなく遅くなりました; スマソ・・・。
なごんでもらえてうれしいんだぜ!
投下。



(レストラン)
ウェイトレス「ご注文は何になさいますか?」

久女「女ちゃん、罰ゲーム開始ー」

女「分かってるわ……コホン……えっと……」

女「わ……わたくしはこのレディース定食と、
  この下々の物に、おろしヒレカツ定食2つと、おろしロースカツ定食1つ、
  厚切りヒレカツ定食1つと、梅シソ巻きヒレカツ定食をお願いしますわ!
  あと、ドリンクバーも用意してちょうだい!」

ウェイトレス「え、えっと……」

男「あ、これ罰ゲームなんです、すいません……」

ウェイトレス「あ、そうじゃなくて……もう一度お伺いしてもよろしいですか?」

久女「あははははは、女さんもう一回! 残念!」

女「レディース定食と、おろしヒレカツ定食2つ、おろしロースカツ定食、
  厚切りヒレカツ定食、梅シソ巻きヒレカツ定食、ドリンクバーをお願いしますわ!!」

ウェイトレス「は、はい……確認させていただきます、
       レディース定食と、おろしヒレカツ定食2つ、おろしロースカツ定食、
       厚切りヒレカツ定食、梅シソ巻きヒレカツ定食、ドリンクバー、
       以上でよろしいですか?」

女「よ、よろしくってよ!」

(女:罰ゲーム 全員の注文を、お嬢様口調で)
75 :元祖 ◆o6.hSxpXNU :2009/02/14(土) 18:03:17.64 ID:GaQz8NY0
久女「女さんグッジョブ! あははははは、でも、ごめんね、ちょっと厳しかった!」

鞍井「女さん、今日だけですごくおいしい活躍してるよ」

女「まだ顔が熱いわ……罰ゲームなんて、生まれて初めて味わったわよ……」

男「ドリンクバーだけ持ってきちゃおうよ」

久女「その前に……男友君、罰ゲームなんだったかな?」

男友「……ドリンクバーを自分でいれてくること禁止。
   ……もとい……地獄のミックスジュース」

久女「皆で1/5ずつ入れよう」


男友「……なんか、ケミカルな色とクレイジーなにおいと、あとオカルトなオーラが出てるぞ」

(男友:罰ゲーム ファミレスでおなじみミックスジュース)

男友「というか……ありきたりすぎていまいちオイシイ役じゃない気がするんだが……?」
76 :元祖 ◆o6.hSxpXNU :2009/02/14(土) 18:03:32.34 ID:GaQz8NY0
(注文待ち)
久女「でも女さんすごいよね。急にうまくなっちゃうんだもん、びっくりしたよー」

鞍井「二人で秘密の特訓でもしてた?」

男友「ヒワイだな」

鞍井「男友君の思考がピンクなんでしょー?」

男友「……今日俺への風当たり悪くない?」

久女「どうなの? 女さん?」

女「販売機のところに、ストライクを取るコツって言うのがあって、
  本当にそれの通りにやってみただけよ」

久女「えー、本当にそれだけ?」

鞍井「天才肌なんだ」

女友「初めて投げてここまでできるのは器用だよ、女ちゃん」

女「……照れるわね」
77 :元祖 ◆o6.hSxpXNU :2009/02/14(土) 18:03:49.31 ID:GaQz8NY0
久女「いただきまーす」

鞍井「男友君、大丈夫?」

男友「いやいや、罰ゲームってのは分かるんだ、分かるんだけども……
   コップにソースと柚子胡椒は入れちゃダメだろ……」


久女「さあ、男君罰ゲーム忘れないでね」

男「うん……難しいね、これ……」

(罰ゲーム:男 利き手使用禁止)

男「……できないことはないんだな……」

久女「男君器用ー」

……

男「この罰ゲーム、周りへの影響の方がひどくない?」

女「ゆっくりでもいいわ、まだ時間はあるのよ」

久女「聞き手が使えないのは大変だねー」

鞍井「ゆっくり話でもして時間をつぶそう。男友君、おかわりはいるかな?」

男友「お手柔らかにお願いします……」


男友「醤油ー!」
78 :元祖 ◆o6.hSxpXNU :2009/02/14(土) 18:04:02.68 ID:GaQz8NY0
男「残りもう少し!」

久女「じゃあ、そろそろ帰る支度しておこうよ。あ、その前にお花つんでこよー」

男「……花? ……はどうでもいいや、急ごう――」

男「おー、指つった……なれないことをしすぎた……」

鞍井「くーちゃん居ないから、利き手使ったえば?」

女「だめよ、私もやったんだから、行使してもらうわ」

男友「ルールは絶対だぞ……だからソースはダメって何度言えばいいのかと」

男「やりぬくよ(ここでやる気になっちゃうの?)」


男「うぉー……」

鞍井「大変だよね、『利き手が使えない』と」

男「うん……え? 何を言いたいの?」

鞍井「さあねー」

女友「……あー、なるほど。女ちゃん」

女「え? ――!? 無理無理無理、絶対無理よ!」

女友「この間のキスの挽回――」

女「や、やるから……蒸し返さないでくれるかしら?」
79 :元祖 ◆o6.hSxpXNU :2009/02/14(土) 18:04:19.32 ID:GaQz8NY0
女「男」

男「え?」

女「早く食べないと、久女さん、戻ってくるわよ」

男「利き手使えないんだから、ゆるく見てほしいよ」

女「『利き手を使わなければ』いいのよね? ――はい」

男「え? えぇ!? 何やってるの女さん!?」

女「……私が、食べさせれば、利き手を使わないでしょう」

男「そうだけど、これはちょっと――」

女「食べるか食べないか、それが問題だ」

男(誰だこのシェイクスピアは!?)

男「……いただきます」


男友「……良い」

女友(誰だこのルイは)

女友「今度やってあげようか?」

男友「ぜひ――」

女友「やーだねっ」

男友「……」
80 :元祖 ◆o6.hSxpXNU :2009/02/14(土) 18:04:31.74 ID:GaQz8NY0
久女「よーし、帰ろうか!」

男友「って、会計は?」

久女「済ませちゃったよ?」

鞍井「今日は急に入ったバイトの臨時収入があったからって、
   みんなと遊びたかったんだって」

久女「それだけじゃないよー、今日の占い12位で、
   みんなと過ごせばラッキーな日だったんだもん」

一同(要するに、ただ振りまわされてただけなのね……)


男友「ところで、鞍井の投げる前の掛け声、何だったんだ?」

鞍井「主に世界遺産。詳しくはググって」

男友「ググる? って、そうじゃなくて、言う意味あったのか?」

鞍井「10本倒せるおまじない。ストライクは4回、スペアは3回、
   後々ガタ落ちだったけどね」

男「十分スゲーよ」

女友(何気に私はスペア8連続だったけどね)
81 :元祖 ◆o6.hSxpXNU :2009/02/14(土) 18:04:44.08 ID:GaQz8NY0
(解散後 男・女)
男「後でちゃんと返したけど、端数払ってくれるなんてな」

女「今度、何か持って行ってお礼でもしないと」

男「お弁当かな、やっぱり」

女「喜んでくれるかしら?」

男「もちろんだよ」


男「女さん……」

女「何?」

男「……やっぱり、恥ずかしいからいいや」

女「……ちょっと、恋人っぽいこと、してみたかったのよ……悪い?」

男「全然」

女「……夫婦が、こんな風だったらな、って思っただけなのよ……」
82 :元祖 ◆o6.hSxpXNU :2009/02/14(土) 18:05:00.06 ID:GaQz8NY0
――寸劇2 〜背景のぼやき〜

(帰路 久女・鞍井)
久女「……スコアが良すぎて、しかも後半意気消沈したから……目立てなかったね」

鞍井「大丈夫、目立てないのはいつものことだから」

久女「そうだねー」

鞍井(くーちゃん、せめて何か論破してほしかったよ)


鞍井「ところで、女友さんの罰ゲーム、何だったの?」

久女「回避くじ……」

鞍井「……何でそんなもの作ったの」

久女「自分の遊び心が憎いです……」


久女「……もしかして、罰ゲームもできなかった私たちって、自分で首絞めてない?」

鞍井「そんなことないわよ(ああ、だめだ……くーちゃん、筋金入りのおバカな子だ)」



ここまであげておきます。
そろそろ夏期講習編へ移るあたり; 時間軸は夏休みです、念のため。
83 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/14(土) 18:06:39.76 ID:6uN62Ok0
きた!
84 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/14(土) 18:19:32.95 ID:dk1IKTw0
待ってました
読んでるだけで酷使した脳が蘇るのが手に取るようにわかる……
ゆっくりでいいからこれからも頑張ってくれ
85 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/14(土) 19:09:18.16 ID:HQTKGADO
待ってました
夏休みといえば海か山かに行く予定はあんのかな〜
楽しみだ
86 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/14(土) 19:46:13.18 ID:zxIE93w0
続き待ってるぜ
87 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/14(土) 21:24:27.40 ID:yu.4cgDO
いつまでもまつぜ!
88 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/02/14(土) 22:32:39.50 ID:LP5OewDO
女に友達がたくさんできて良かった……
89 :@大 ◆R5D.53zDuI :2009/02/15(日) 01:53:24.91 ID:pR43E6AO
話作るのムズいわ。
大学編つづけます。

男「結局来てしまった……別に、女が気になった訳じゃないから、良いよな」
男「……えっと……向こうの棚だな」
男「よしあった、この本だ」
男「にしても、女さんはどこだろう……」
男「……俺には関係ないか」

トントン
男「あ、女さん」
女「勉強?課題?手伝おうか?」
男「いや、ちょうど今終わったところ」
女「私も休憩。4限、休講って知ってた?」
男「あ、知らなかった……」

女「今日はもう帰らうかと思ってるんだけど、一緒に帰る?」
男「そうしようかな……」
90 :@大 ◆R5D.53zDuI :2009/02/15(日) 01:53:57.74 ID:pR43E6AO
続けて。

女「今日は歩こうよ」
男「そうすっか……スーパーとかあるの?」
女「うん、酒店も近いから、晩酌も悩まないよ」
男「お酒って……一浪?」
女「ううん、まだ19。たまにだし、大丈夫かな、って」
男「へー……あ、でも春に19って早いよね」
女「うん。誕生日、知ってたら祝ってくれた?」
男「かもね」
女「つれないなぁ……」
91 :@大 ◆R5D.53zDuI :2009/02/15(日) 01:54:29.43 ID:pR43E6AO
男「ここかー、バスで見るけど、きたことないなー」
女「筑前煮だよね?」
男「うん」
女「じゃあ、タケノコとコンニャク、ゴボウと……」
男「お、わらびもちだ。88円か、2つ買って行こう」
女「あ、卵が92円だ、男、買っておこうよ」
男「ほいさ」
92 :@大 ◆R5D.53zDuI :2009/02/15(日) 01:55:17.41 ID:pR43E6AO
男「女、俺の家きてみない?」
女「近かったら寄ろうかな」
男「道2つ挟んだ隣のアパートだよ」
女「あ、近いんだ」
男「どうする?」
女「じゃあ寄ろうかな」
男「ついでっつーか……晩飯もどう?」
女「良いよ、筑前煮の作り方教えてあげる」
男「ありがたい!」

一応ここまで。
需要あれば続けます
93 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/02/15(日) 02:16:43.63 ID:2Z1jp2Qo
需要ありまくるんだぜ!
94 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/15(日) 09:36:09.33 ID:Q4KC0TUo
わっふるわっふる
95 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/15(日) 14:40:59.00 ID:Ykvv3oAO
期待
96 :元祖 ◆o6.hSxpXNU :2009/02/15(日) 17:04:54.30 ID:.0xphBA0
大学編乙。女の口調が違ってて面白い。
逆パターンの続きwktkなんだぜ! 見てくれてるかな……?


(帰路 男・女)
男「楽しかった?」

女「ええ、とても……」

男「……」

女「……」


女「ねえ、男……これから、私の家で二次会やらない?」

男「え?」

女「……今、すごく楽しいから、もっと昂っていたいの」

男「……うん。何か借りて行こうか? その後スーパーで何か買って帰ろう」

女「ええ」
97 :@大 ◆R5D.53zDuI :2009/02/15(日) 17:04:56.41 ID:pR43E6AO
続けます

男「料理上手いなー」
女「じゃなきゃ生活できなかったから……」
男「へー……」
男(過去形?言い間違いだよな)
女「ん……どう、男?」
男「え?」
女「味見」
男「あ、そういうこと」
男「おー、美味にございます」
女「間接キス」
男「なっ……たまたまだよ、いいじゃねーかよっ!!」
女「照れてる?」
男「むあーっ!?」
女「照れなくても良いのに……キス、してみる?」
男「いやいやいや……」
女「じょーだん」
98 :元祖 ◆o6.hSxpXNU :2009/02/15(日) 17:07:01.47 ID:.0xphBA0
スマン、ちょっとかぶった;
多分先に投下していいんだよね……?


女「レンタルなんてしたことないんだけど、分かる?」

男「うん、会員証も持ってるから、すぐ借りられるよ」


女「あ、これ知ってる……すごく怖い映画ね」

男「まあ(この棚はホラー映画だからね……あ、この間見てた映画だ)」


男「おー、懐かしい」

女「何これ? ロボット?」

男「昔すごく好きでさ……ライオンとかゴリラの形をしたロボットが戦うんだ。
  一時期、プラモデルも買っててね……今は棚にしまってあるけど」

女「そうなの。男の子ね……」

男「ガキンチョだったなぁ……」


男「なかなか決まらないね……」

女「そうね、どれも面白そうだから……」

……

男「同じスタジオが作った映画を3本も借りちゃったよ……見きれるかな?」

女「期間までの間にまた見れば良いわ」

男「まあね。
  あ、そういえばこの映画、日本で初めて音響にデジタル方式を採用した映画なんだよ」

女「そうなの?」

男「うん。あ、早くしないと、スーパー閉まるね」

女「あら、そうね」
99 :元祖 ◆o6.hSxpXNU :2009/02/15(日) 17:07:16.97 ID:.0xphBA0
男「炭酸って飲める?」

女「割と好きよ。あ、新しい味出たのね、買ってみましょうか?」

男「あ、紙パック紅茶も安い。これも買って行こう」

女「あ、ケーキフェアやってるのね……」

男「……」

女「……何よ?」

男「いや、女の子だなー、って」

女「甘党よ。男も食べる?」

男「そうだね、めったに食べないから、たまには良いかもね」

女「私も、長いこと食べてないわね……10年くらいかしら……?」
100 :元祖 ◆o6.hSxpXNU :2009/02/15(日) 17:07:56.54 ID:.0xphBA0
(買い物終了後 女宅)
男「お邪魔します(おー、クチナシの香りだ)」

女「たまには、居間の方で見ましょうか」

男「あ、もう好きなように……」

女「DVDのセットの仕方分かるかしら?」

男「大丈夫だと思うよ、操作はほとんど一緒でしょ」

女「じゃあ、私はいろいろ用意しておくわね」


男「よし、セット完了。女さん、準備良いよ」

女「そう、手が空いてたら、お皿持っていくの手伝ってくれるかしら?」

男「うん。あ、飲み物の方は俺が持つよ」

女「ありがとう」
101 :元祖 ◆o6.hSxpXNU :2009/02/15(日) 17:08:15.97 ID:.0xphBA0
男「この作品、イギリスのエンパイア誌で、史上最高の映画500選に入ってるらしいよ」

女「そうなの?」

男「収入も、このスタジオで歴代2位の記録なんだって」

女「それは期待できるわね……」

(鑑賞中)
『私にかけられた呪いを解けるの?』

『ようやく守らなければならないものができたんだ……きみだ』


男「どうだった?」

女「深いわね……良いわ……」

男(なんか柔らかくなってる……)

男「続けて、これ見よう」

女「私、途中をちょっとだけしか見てないの。
  飛行機に乗って、銃を撃ち合うやつでしょう?」

男「まあね……中身はとってもいい話だよ」

女「見たことあるんだったら、もう一つの方でもいいわよ?」

男「良いんだ、これは好きな作品だから、何回見ても面白いよ」

女「そう……?」
102 :元祖 ◆o6.hSxpXNU :2009/02/15(日) 17:08:47.70 ID:.0xphBA0
(鑑賞中)
『仲間外れを作っちゃ かわいそうだ』

『あなた、もう一人女の子を不幸にする気なの?』

女「うん……うん……」


男「どうだった? 面白いでしょ?」

女「男の人って、何だか野蛮ね」

男「すごく見入ってた気がするけど……?」

女「……あ、そうだ、少し休憩を入れましょう」

男「話を反らし――まあ、そうだね、少し休憩しよう」

女「お手洗い行ってくるわ」

男「うん」


男「あ、しまった……もうこんな時間だ……帰らないと」

女「あら、男……帰るの?」

男「うん、もう遅いしね」

女「……泊めるわよ?」

男「いいよ、恥ずかしい……」

女「……恋人同士なんだから、いいんじゃない? 気にしなくても……」

男「……そう? じゃあ、一番お世話になろうかな……」

女「そうすると良いわ……ふふっ……」
103 :元祖 ◆o6.hSxpXNU :2009/02/15(日) 17:09:06.76 ID:.0xphBA0
男「あー、女さん」

女「何?」

男「夏期講習、何とった?」

女「私は、理科2教科と英語、国語よ」

男「俺は生物と英語、国語、数学だ……英語と国語は男友と女友さんもとってたよ」

女「そうなの?」

男「……いつも一緒に居る必要はないかもしれないけどさ、図書館使おうかと思うんだ」

女「私も、そうしようかしら……」

男「……あ、その……俺の、少し食べてみる?」

女「いただこうかしら……」

男「はい」

女「……私のもいる?」

男「じゃあ、ちょっとだけ……」

両者「……食べさせて」

男(俺、何言ってるんだろう……)

女「はい……」

男「……いただきます……女さんも」

女「……(コクン)」
104 :元祖 ◆o6.hSxpXNU :2009/02/15(日) 17:09:23.35 ID:.0xphBA0
男「……」カーーーッ

女「……」カーーーッ

男「水曜から英語だけど、一緒に学校行こうか」

女「そうしましょうか」

男「……もう、寝ようか、その……生活リズム、最近悪いし……」

女「ええ……和室、布団敷いておいたから」

男「ありがとう……」


女「電気、消すわね」

男「ちょ、ちょっと待って……」

女「何?」

男「同じ部屋なの?」

女「駄目かしら?」カーーーッ

男「……いや、うん……まあ、いいか……(何もしない何もない何もやましくない……)」


男(……これって、誘ってるのかな……)
105 :元祖 ◆o6.hSxpXNU :2009/02/15(日) 17:09:58.08 ID:.0xphBA0
(深夜)
女「スー……スー……」

男「寝るタイミング失くした……寝息が気になって眠れない……」


男「女さん、ケーキ食べるの、10年ぶりみたいなこと言ってたな……」

男「……ということは、つまり……そういうことなんだろうな……」

男「……携帯のプロフィールって、誕生日書いてあるんだよね?」

男「……」

男「……バイト、してみようかな……」

男「……指輪とか、ペンダントとかって、あまり好きじゃないかな……」

女「んんっ……スー……スー……」

男「……居間、かりますよ……」


男「……俺の理性、大丈夫だよね……」



ここまで。大学編とちょっとかぶった、スマソ・・・。
また今夜か明日に続き投下できれば良いと思ってる。
106 :@大 ◆R5D.53zDuI :2009/02/15(日) 17:12:06.29 ID:pR43E6AO
元祖の方、被ったスマン

男「筑前煮うめぇ」
女「たまには料理した方が良いよ、もてるかもよ」
男「料理できた方が良いか?」
女「うん、カッコいい」
男「ふーん……あ、女」
女「何?」
男「ゲームとかってやるの?」
女「持ってなかったけど、得意だよ」
男「後でちょっとやらない?」
女「あ、やるやるー」
107 :@大 ◆R5D.53zDuI :2009/02/15(日) 17:12:44.60 ID:pR43E6AO
男「……おっと」
女「……えいっ」
男「……あー、ゲームオーバーだ……」
女「残念だねー」
男「ホラー、大丈夫なんだな」
女「うん、大好き。ホラー映画もよく見るよ」
男「へえ」
女「あ、そろそろ九時だ……帰るね、また明日」
男「おう、またな」

また書くぜ
108 :逆パターン ◆ISaXKy8FoU [sage]:2009/02/15(日) 18:43:32.89 ID:5XxdO2SO
便乗で再開
なんとなくあらすじ
女宅で勉強、本棚公開後

男「あ、勉強」
女「そうだね。やろっか」
男「どこまでやったっけ」
女「えーと、確かここ」パラ

女さん、笑ってる

男「なんか、嬉しそう」
女「え?」
男「あ、いや、何言ってるんだろ俺」
女「……うん、凄く嬉しい」
男「………」
女「もう勉強しようよ。なんか恥ずかしいから」
男「う、うん。ごめん」
109 :逆パターン ◆ISaXKy8FoU [sage]:2009/02/15(日) 18:46:07.85 ID:5XxdO2SO
女「う〜〜〜ん……」
男「頑張って」
女「こうして……こう?」
男「うん、正解」
女「ふうううう」パタン
男「大丈夫?」
女「知恵熱出そう……」
男「まあ、こればかりは何度も計算して慣れるしかないから」
女「………」
男「女さん寝ないでよ」
女「目瞑ってるだけ」
男「そう……」
女「あ、でもなんかいい感じに寝れそう……」
男「………」
110 :逆パターン ◆ISaXKy8FoU [sage]:2009/02/15(日) 18:50:29.39 ID:5XxdO2SO
男「そんなんで寝たら風邪ひくよ」
女「冗談冗談」
男「休憩しようか」
女「うん」
男「………」チラ
女「本見る?」
男「あ、うん」
女「男君って意外と素直だよね。教室ではツンツンしてるのに」
男「女さんも、もっと大人しい人かと思ってた」
女「それ、大人げないって事?」
男「いや、行動的だなって。これもいい意味で」
女「まあ……よく一人でふらふら出かけたりはするけど」
男「ファミレスとか」
女「というより、街をあちこちね。CDとか服とか雑貨とか見たり、本もそうだし」
男「友達とはいかないんだ」
女「うん。いかない事はないけど、あんまり。」
111 :逆パターン ◆ISaXKy8FoU [sage]:2009/02/15(日) 18:56:29.71 ID:5XxdO2SO
男「……話逸れたね、えーと」
女「あ、本棚ね。うん」

女「はい、どうぞ」
男「………」
女「?」
男「いや、やけにあっさりしてるなと。最初に比べて」
女「気にしないの。」
男「そう。じゃ、遠慮なく。あ、これ読みたかったんだ」
女「借りてく?」
男「いいの?」
女「この中のは全部読んだやつだしね」
男「そっか、じゃあ借りるよ」
女「うん」
男「あと……こっちのははどんな本?」
女「えーっと、それはね……」

ひとまずここまで。
112 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/15(日) 19:01:55.83 ID:tAfNZFIo
          .∧∧_______   
        オツ(゚Д゚ )          |
            ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| .|
                    / ./
                  / ./
                / ./
              / ./
            / ./
            / /
            | .|           ∧∧
            ヽ .丶──────( ゚Д゚)カレ
             ヽ────────┘
113 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/02/15(日) 19:08:20.90 ID:Z65U/EDO
オールスターや!
114 :逆パターン ◆ISaXKy8FoU [sage]:2009/02/15(日) 19:20:38.07 ID:5XxdO2SO
あ、ごめん。一話抜けてた
110→111の間に入る予定でした
……下書きフォルダ整理せんとな

女「今度はさ、映画だけじゃなくて、もっと色んな所行こうよ。」
男「そうだね」
女「で、その服もなんとかしよう」ビシ
男「ああ、うん」
女「それって何かの真似?」
男「いや、なんか……人目に付きたくないから、かな」
女「んー、ならかえってもっと明るい方がいいよ」
男「まあ、言われてみればそうだね」
女「私はなんだっていいけどさ」
男「うん、二人の時くらいはもう少し」
女「一人だって同じだよ」
男「はい……」
115 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/15(日) 23:49:46.94 ID:94QwiGM0
書き手が三人とも寝ちまったっていうのか・・・!?
116 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/16(月) 02:04:42.89 ID:5aK7QQDO
三人とも!ペースがおそいよ?なにやってんの!!






ゆっくりでいいのでがんばってください
117 :@大 ◆R5D.53zDuI :2009/02/16(月) 02:20:03.82 ID:HgGC/gAO
翌日の出来事から。

男「早起きしたから、たまには早く出るか……」

男「おー、川を鴨の家族が泳いでる」
女「あれ?男だよね?」
男「よう」
女「何してんの?」
男「早く起きたから、たまには歩こうかと。んで、川の鴨を見てたんだ」
女「ふーん……」
男「一緒に学校行こうか?」
女「うん、良いよ」
118 :@大 ◆R5D.53zDuI :2009/02/16(月) 02:21:07.03 ID:HgGC/gAO
女「今日はねー、麺類が安いんだよ」
男「そうなのか」
女「ラーメンよりもうどんがオススメかな」
男「そうか。あ、昼飯一緒にどう?」
女「構わないよ」
男「ああ、そうだ……昨日は筑前煮ありがとう、美味かった」
女「ううん、料理好きだから」
男「……友達呼ばないの?」
女「うん?うん、一人が気が楽で良いよ」
男「……あ、俺、余計なことしすぎかな?」
女「ううん、気にしないで」
119 :@大 ◆R5D.53zDuI :2009/02/16(月) 02:21:50.77 ID:HgGC/gAO
男「ぼー」
友「あからさまにぼーっとしてるな、男よ」
男「まあね」
友「最近コンビニのおにぎりとか、スーパーのコロッケを食うのを見ないな」
男「学食が安くてな」
友「ときに男よ、最近気高き令嬢と一緒にいるのをよくみられるらしいが?」
男「俺が?いつ?そんなチャンス身近にはねーよ」
友「そうか、勘違いならすまない、忘れてくれ」
男「令嬢ってどういうこと?」
友「よくは知らないが、このキャンパスには芸術家のサラブレッドが通っているらしいぞ」
男「芸術家?だったらこのキャンパスでなくても」
友「おっと、時間がない、ゼミに遅れてしまう……またな、男」
男「おい、友……わけ分からん……」

寝る寝る練ーるね。
120 :@大 ◆R5D.53zDuI :2009/02/16(月) 02:33:50.28 ID:HgGC/gAO
ミスった……すげーミスった……>>119はまだ先の話
話の流れからして、友の「最近おにぎりやコロッケ」の下りが変だ……
スマン、書き込むはずだった続き。>>119あたりになったらまた知らせます

男「おー、美味しい」
女「でしょう?」
男「女は天ぷらうどんなんだ」
女「うん。おばちゃんにサービスしてもらって、かきあげの小さいのもらっちゃった」
男「常連なのか?」
女「そうだねー」
男「ふう、美味かった、ごちそうさまー」
女「……今晩は何にするの?」
男「魚あたり食べたいなぁ……」
女「よし、鰤の煮付けにしよう」
男「……レベル高くない?」
女「大丈夫、勘とセンスだよ」
男「マトモに料理したのがこの間のカレーからなんだけど」
121 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/16(月) 15:34:38.30 ID:6cQTsQAO
ワクワクテカテカ
122 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/16(月) 19:59:51.39 ID:iCkk6o.o
               +   + +     +   +
                ∧_∧  ∧_∧ ∧_∧  +
                  (0゚・∀・) (0゚・∀・) (0゚・∀・) ワクワクテカテカ  +
               oノ∧つ⊂) ∧つ⊂) ∧つ⊂)    +            +
.       ∧_∧   ( (0゚・∀・) (0゚・∀・) (0゚・∀・)       +    +
       ( ;´Д`)  oノ∧つ⊂)∧つ⊂) ∧つ⊂)  +            ∧_∧     +
  -=≡  /    ヽ   ( (0゚・∀・)(0゚・∀・)(0゚・∀・)   ワクワクテカテカ    (0゚・∀・) ワクワク
.      /| |   |. |  oノ∧つ⊂) ∧つ⊂) ∧つ⊂)             oノ∧つ⊂)
 -=≡ /. \ヽ/\\_( (0゚・∀・) (0゚・∀・) (0゚・∀・)   +         ( (0゚・∀・) テカテカ
    /    ヽ⌒)==ヽ_)=∧つ⊂) ∧つ⊂) ∧つ⊂)        ∧_∧ oノ∧つ⊂)  +
-=   / /⌒\.\ ||  ||(0゚・∀・)(0゚・∀・)(0゚・∀・)ワクワクテカテカ( ´・ω・)  (0゚・∀・) ワクワクテカテカ
  / /    > )| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|     /ヽ○==○ (0゚∪ ∪    +
 / /     / / .|______________| -=≡ /  ||_ ||_ と__)__)
 し'     (_つ  ̄(_)) ̄ (.)) ̄ ̄ ̄ ̄ (_)) ̄(.)) ̄    し' ̄(_)) ̄ ̄ ̄ ̄(_)) ̄(_))
123 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/16(月) 21:00:10.89 ID:M9xgOcSO
最初から見てるぞ私怨
124 :元祖 ◆o6.hSxpXNU :2009/02/16(月) 23:02:04.26 ID:QpJYNME0
大変ながらくお待たせしました。
データ紛失してしまって、書きなおしたのをあげておきます;
ペースダウンするかもしれない; スマソ・・・。



(翌朝)
女「朝ごはん、食パンでいいかしら?」

男「気を使ってもらわなくてもいいよ」

女「じゃあ、食パンでいいわね。男ってあんな時間に寝たのに、早起きなのね」

男「いや、そうでもないよ(寝てないだけだよ)」

……

女「気をつけて帰ってね」

男「今日は用事とか予定はある?」

女「ないわよ、どうして?」

男「いや、俺は午後からちょっとだけ用事があるから、気になっただけだよ」

女「そう、気をつけてね」

男「うん。次に会えるのは講習の水曜日かな?」

女「そうね。お弁当、用意するわね」

男「いいの? あ、俺も準備してくるよ。交換しようよ」

女「それもいいわね。じゃあ、また」

男「うん」

……

(午後)
男「ふう……木曜日から早寝早起きしないといけないね」

男「……今日はもう寝ておこうかな……」

男「あ、そうだ……薬局で栄養剤だけ買って行こう……」
125 :元祖 ◆o6.hSxpXNU :2009/02/16(月) 23:06:35.97 ID:QpJYNME0
回線が悪いのか、ちょっとつながりが悪い……。
自分だけ……?



(夕方)
男「ふぁ……もう5時半か……寝る時間には気を遣おう……」

男「……晩ご飯作ろうか……」

……

男「タマネギ、ジャガイモ、もやし……コンソメスープにしておこうか。
  あ、固形スープの賞味期限が近いや……早く使い切らないと……」

……

男「タマネギ目にしみる……」

……

男「ジャガイモ、眼が出てき始めてるよ……」

……

男「できるまでテレビでも見ていよう……」

……

男「醤油とみりんで……」

男「……独り言、増えたような気がする……」

男「長くいすぎると、会話無くなるし、相手に負担書けそうで怖いんだよね……
  ごめんね、女さん。充電タイムだ……」
126 :元祖 ◆o6.hSxpXNU :2009/02/16(月) 23:07:11.26 ID:QpJYNME0
(ブーブーブー)
男「女さんからかな? あ、違うや……」

妹『ご飯食べてる?』

男『食べてるよ。宿題もちゃんと済ませるんだよ?』

男「……父さんも母さんも居るのって、正月くらいだったからなぁ……」

男「……女さんは、いつからなんだろう」

男「……一人で大丈夫かな……」

男「……」

男「……親バカな父親みたいじゃないか……」
127 :元祖 ◆o6.hSxpXNU :2009/02/16(月) 23:07:45.54 ID:QpJYNME0
『犯人は、あなたです!』

男「……ふぁー……」

男「疲れてるのかな……まあ、土曜に丘陵、日曜にボーリングだもんね……」

男「たまには一階で寝ようかな……」

……

男「布団、良いにおい……和室は良いねー……畳良いねー……」

男「……もしかして、俺……寂しい?」

男「……」

男「……まだ9時だけど、早く寝よう。生活バランス最近悪すぎる……」

男「……明日、何しよう……」

……
128 :元祖 ◆o6.hSxpXNU :2009/02/16(月) 23:08:10.78 ID:QpJYNME0
(翌日)
――。

男「ふぁ……この調子なら、大丈夫そうだ……木曜からのバイト、頑張ろう……」

男「あと一カ月くらいで女さんの誕生日だからね……」

男「朝ごはん食べたら、久々に掃除でもしようかな……」

……

男「時間を大切にするのって、難しいな……朝早すぎて、掃除機をかけられない……」

男「……洗濯物を片付けてしまえ」

……

男「……暇じゃけぇのぉ!!」

男「今までこんなに一人になったことなかったから……暇でつらい……」

男「……女さん起きてるかなー……一応8時前だけど……」

男「……ははは、俺の都合通りにしようなんて考えたら駄目だよね」

男「……ひまー……」
129 :元祖 ◆o6.hSxpXNU :2009/02/16(月) 23:08:45.68 ID:QpJYNME0
(ブーブーブー)
男「メールだ……あ、女さんからだ」

女『今から暇?(^_^
  よかったら、この間借りたDVD見ない?(^^*
  用事があったら、またの機会にしようと思うんだけど……』

男「行きますとも」

男『上がらせていただきます』

男「決して、寂しいからおいでとは言わないんだよね」

男「……そのあとで買い物に行こうかな……」

男「布団だけ干していこうかな」

……

男「今気づいたけど、布団、この間女さんが使ってたやつだ……。
  ……いや、いいにおいだな、とは思ったけどさ……下心はないんだ、うん……。
  ……落ち着いてから行こう」
130 :元祖 ◆o6.hSxpXNU :2009/02/16(月) 23:12:25.57 ID:QpJYNME0
女「紅茶でいいかしら?」

男「うん。こっちも準備しておくよ?」

女「ええ、お願いするわ」

男「……あのさ」

女「何?」

男「……昨日あのあと、ずっと一人だったんだけど」

女「ええ」

男「……家ってずいぶん静かなんだなって思った」

女「……私も、久し振りに自分の家が静かで、少しだけ……本当に少しだけ、怖かったわ」

男「……まあ、寂しいってわけじゃないけどさ」

女「私だってそうよ……男が居てくれても、よかったとは思うわ」

男「……ありがとう」

女「てれてる?」

男「のぞきこまないでよ」

女「……ふふっ、美味しいクッキーあけましょうか♪」

男(……不覚にもかわいいと思ってしまった……いや、かわいいんだけどね)

(鑑賞中)
『この瞬間が1番きれいに見えるんだよ』

『何度も心の中で呼んだんだ』

……

女「甘酸っぱいわね……」

男「レモンクッキー?」

女「……馬鹿ね……」



とりあえずここまで;
どこまで再現できるか分からんが、なるたけ早め意識してあげるつもりです;
131 :元祖 ◆o6.hSxpXNU :2009/02/16(月) 23:15:05.70 ID:QpJYNME0
↑なんか偉そうだったんで補足;
『なるたけ早め意識してあげるつもりです』→『なるたけ早め意識して載せるつもりです』
132 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/02/16(月) 23:38:42.72 ID:q0VZwQDO
133 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/16(月) 23:38:45.79 ID:ygmq3zs0
@大学、元祖ともに乙です
無理せず自分のペースで頑張ってくだされ
134 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/02/16(月) 23:40:17.80 ID:N.oi5oYo
元祖乙。wwktkさせてもらってます

パー速は22時くらいから重くなり始めて、23〜翌1時の間くらいはつながり悪くなると思う
専ブラ入れた方が楽かもしれん

そんなに気にしなくても、意味は通じてるぜww
或いはツンデr…ゲフンゲフン
135 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/17(火) 00:20:34.59 ID:xj6gCwQo

     |┃      ∧____へ_ 
     |┃      〈:::::::::::::::::::::::::::::| 
     |┃      ∨ ̄ ̄ ̄フ::::/ 
     |┃           /::/
     |┃三        /::/  |\
     |┃        /:::∠__/:::::|  
     |┃       〈:::::::::::::::::::::::::::::|
 ガラッ. |┃          ̄ ̄| ̄ ̄ ̄
     |┃  ノ//   ./ ̄ ̄ ̄ \    
     |┃三    / _ノ ::::::::ヽ、 \
     |┃     /  <●>::::::<●>  \  こ、これは>>1乙じゃなくてエナジーボンボンなんだから
     |┃    | //// (__人__) ////  |  変な勘違いしないでお!
     |┃三   \    ` ⌒´    / 
     |┃三   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \
136 : ◆oLledMj9g2 [sage]:2009/02/17(火) 00:47:37.49 ID:ZFz4dQwo
137 :@大 ◆R5D.53zDuI :2009/02/17(火) 00:52:03.81 ID:pkKmkkAO
元祖の方、乙。
>>134、そんなこと言っても元祖の方はきっとツンデれないぜ。きっときっとツンデれないぜ。
フラグはたてた、あとはお楽しみだwwwwww

男「鰤と生姜か」
女「醤油とか味醂は家にあるよね?」
男「……あったかなー……?」
女「ちゃんと見ないと」
男「あ、それか今夜もぜひ来てくれ」
女「え?良いなら、醤油も味醂も持って行くよ」
男(女子大生が醤油と味醂を提げて道端を……何かシュールだな)
女「あ、砂糖買っておこう」
138 :@大 ◆R5D.53zDuI :2009/02/17(火) 00:53:03.54 ID:pkKmkkAO
女「持ってもらってごめんね」
男「俺荷物持ち、女料理作る。ギブアンドテイクだ」
女「あはは。男ってどうしてあっちのアパートにしたの?」
男「安いし、一人暮らしなら十分広いから、かな」
女「私もあのアパートの物件見たよ」
男「選ばなかったんだ」
女「うん……何か、今のアパートの方がね、ちょっとだけ安かったの」
男「月二千円位だっけ?」
女「うん、まあ代わりにちょっとだけ狭いんだけどね」
男「俺ももう少し狭い方が良かったかな……」
女「引っ越しちゃえ」
男「金貯まったらな」
139 :@大 ◆R5D.53zDuI :2009/02/17(火) 00:53:43.57 ID:pkKmkkAO
男「じゃあ、昨日と同じ部屋、覚えてるよな?」
女「もちろん」
男「鍵は開けとくから、着いたら勝手に入ってくれ」
女「はいはーい、じゃまたね」
男「おう……洗い物だけ片付けよう」
男「……いけねっ、昨日、夜のオカズ出しっぱなしだ、片付けないと……」女「お邪魔しまーす」
男「おう、鍋は適当に使ってくれ」
女「醤油と味醂、あった?」
男「あったよ、ごめん」
女「じゃあ、今日は持ってきた分だけ使おう」
男「悪いな」
女「ううん」
男「包丁とまな板も置いとくな」
女「うん」
男「その間、俺は部屋片付けとくな」
女「うん」
140 :@大 ◆R5D.53zDuI :2009/02/17(火) 00:54:27.30 ID:pkKmkkAO
男「おー、美味そう」
女「どうぞ召し上がれ」
男「いただきます」
女「えへへ、どう?美味しいでしょ?」
男「うめぇ!!煮付けうめぇ!!さっきの作り方真似して、俺も作ってみる」
女「勘とセンスだよー」
男「ねーよ」
女「何か作ったら、私も食べたいな」
男「努力する……」
女「期待して待ってるよ」
男「プレッシャーだな」
女「えへへ」
141 :@大 ◆R5D.53zDuI :2009/02/17(火) 00:55:50.58 ID:pkKmkkAO
男「美味かった、ごちそうさま」
女「デザート買っておけば良かったね」
男「あ、そう言えば」
女「うん?」
男「この間わらびもち買ってたの忘れてた、デザートにどう?」
女「わ、催促したみたいでごめん」
男「いや、どのみち料理教えてくれる女にやるつもりだったし」
女「えー。じゃあ遠慮なく」
男「おう、どんどん食ってくれ」
女「わらびもち初めて食べるよ」
男「じいちゃんが好きでさ、よく食ってたんだ」
女「おー」
男「美味いだろ」
女「うん、今までにない食感」
男「きな粉なくても美味いぜ」
女「あ、ない方が好き」
男「俺もない方が好きだから、実家きな粉だらけ」
女「きな粉餅作れるね」
男「そうだな」
142 :@大 ◆R5D.53zDuI :2009/02/17(火) 01:07:12.44 ID:pkKmkkAO
男「あ、そっち危ない!」
女「おっと、ありがとう」
男「あ、こいつセコい!」
女「任せて」
男「あ、サンキュ」
女「ギブアンドテイクだよ」
男「おう……あ、やべっ……あ、ゲームオーバーだ」
女「昨日より進めたね」
男「だな」
女「まだ時間あるねー」
男「そうだな」
女「何か話そうよ」
男「良いね」

女「マウス持ってる右手ごと触ってくるんだよー」
男「セクハラだな」
女「あの先生、しかも高圧的だから尚嫌だよ」
男「だな」
女「男って、苦手な先生いる?」
男「まだいないなぁ……女ってさ」
女「うん?」
男「意外と話すんだな」
女「……そんなこと、ないよ」
男「何か、凄く硬い子かと思ってた」
女「……あ、時間だ、そろそろ帰るね」
男「え?あ、おう、またな」

ここで切るんだぜ。
143 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/02/17(火) 02:35:21.83 ID:3bsCw5Eo
追いついた…
何時間かかったことやら…

…寝よ
144 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/17(火) 10:02:12.74 ID:hfJw1cAO
wktk
145 :@大 ◆R5D.53zDuI :2009/02/17(火) 13:17:59.93 ID:pkKmkkAO
寝不足なんだぜ。こんな時間だけど

@大学、演習室
男「今朝は女に会わなかったな……」
友「どうした、人探しか男よ」
男「よう友、いや気にしないでくれ」
友「そうか」
男「友、お前の学科も次ここなのか?」
友「いや、暇潰しだ」
男「余裕だな」
友「はははっ、今日は五限まで講義がないのさ」
男「……休講とか?」
友「その通り、先週教授がそんなことを言っていた」
男「……お前がただのバカってことで良いな?」
友「はははっ、では暇潰しが忙しいので失礼しよう」
146 :@大 ◆R5D.53zDuI :2009/02/17(火) 13:18:48.35 ID:pkKmkkAO
@大学、食堂
男「今日は……パスタメニューが安いのか」
男「麺類とどう違うんだろうな」
男「ミートソースで」

男「……」
男「うまい……のか……?」
男「女、どうしたんだ」
男「……帰り、寄ってみるか」
男「あ、明日定食メニューにデザートつくのか」


@女アパート
男「あ、そういや俺、女とよく話すけど、メアド知らねーや」
男「今度教えてもらおう」
男「女って成績良いしな」

男「さて女の部屋は、と……」
男「って、知らなかった……」
男「……バカらしい、スーパーで買い物して行こ」
147 :@大 ◆R5D.53zDuI :2009/02/17(火) 13:19:52.94 ID:pkKmkkAO
@スーパーさいや
男「鰹節と昆布、笹身、水菜……玉葱と卵があったから……まあ何かできるだろ」
男「お?女だ」
女(糸こんにゃく、人参、牛肉もしくは豚肉……これだけかな?)
男「肉じゃがとみた」
女「わっ……男か、びっくりした……何か用?」
男「いや、女に言われて、ちょっとは料理してみようかなと思って」
女「そうなんだ……」
男「あ、今日はどうした?風邪でもひいた?」
女「そんなところ」
男「今日はうちに――」
女「ごめん、ちょっと用事あるから……先に帰る」
男「お、おう……」

キャラクターの材料は良い
調理がムズい……
148 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/02/17(火) 13:24:55.78 ID:94jRYLco
やっとおいついた
これはいいシェアード・ワールド・ノベルズ
149 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/17(火) 17:17:38.93 ID:GJ8X3oDO
続きがきになるじゃない!
150 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/17(火) 19:39:09.04 ID:xj6gCwQo
マダァ-? (・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン
151 :元祖 ◆o6.hSxpXNU :2009/02/17(火) 19:56:08.18 ID:qzIKT.20
>>134 つ、ツンデレなんかじゃないんだからぁ!
>>137 ふんっ、これでいいんでしょっ!?

実は夏休みは書かない方針だったところ、急に書きたいアイデア出てきたので足しています。
鈍足と前置き長くてスマソ・・・。投下〜。



男「見終わったけど、どうする?」

女「そうね……ひとまず返しに行かない?」

男「そうだね……また何か借りようか?」

女「良いのがあれば、そうしようかしら」

男「じゃあ、準備しようか」

女「あ、その前に……お昼食べてから行きましょう。男の分も用意してあるわよ」

男「あ、こんな時間か……そうだね、いただこうかな」

女「ふふふっ、来てくれると思って、朝の間に少し張り切ってつくったのよ」

男「へー……『少し』張り切ったの?」

女「……あともう一息くらいかしら」

男「あともう一息と少しだけ……ってレベルじゃないって、豪華すぎる……」

ささみの青シソ揚げ
中華そば
プチトマトのだし煮
マグロのカルパッチョ
     …etc

女「遠慮しなくてもいいわよ」

男「遠慮以前にどれから箸をつけたらいいのか分からないんだけど……」
152 :元祖 ◆o6.hSxpXNU :2009/02/17(火) 19:57:47.83 ID:qzIKT.20
男「お腹いっぱいだよ……」

女「晩ご飯の分も一緒に作ったから、相当な量よね」

男「どれもおいしかったよ、ごちそうさま」

女「ええ、お粗末さまでした」

男「ちょっとだけ、休憩してもいい? しばらく動けそうにない……」

女「もちろん、くつろいでくれていいのよ」

男「そうさせていただきます」

……

男(……んむ……寝てたんだ……)

女「あら、起きた?」

男「うん、ごめん、お腹がいっぱいになったら――!?」

女「もう少しこうしている?」

男「……うん(膝枕……俺すごく幸せ……)」

女「……木漏れ日、温かいわね」

男「俺はそよ風が頬を撫でてゆくのが心地いい」

女「……男……今、幸せ?」

男「……かもね」
153 :元祖 ◆o6.hSxpXNU :2009/02/17(火) 19:58:52.41 ID:qzIKT.20
男「本、読んでるんだ」

女「ええ……The Snow Gooseって知ってるかしら?」

男「スノーグース? えっと……中学の時に読んだかな」

女「原文で読んでみたくて」

男「買ったんだ?」

女「ええ、昨日、待ち合わせの前に本屋へ寄って行ったのよ」

男「ふぅん……ねぇ、女さん……」

女「何?」

男「ミルクティー飲んだでしょ?」

女「ええ、どうして?」

男「紅茶の落ち着くにおいと、ミルクの優しいにおいがするんだ……」

女「……もう、臭いかがないの」

男「……クチナシのにおいも、好きだな……」

女「気づいてたのね……私、あの香り、好きなのよ……」

男「……でも、女さんの香りはもっと好きかもしれない」

女「……」ペチ

男「いたっ……何で叩かれたのかな……」

女「知らない……」ペチペチペチ

男「いたい、いたい……」
154 :元祖 ◆o6.hSxpXNU :2009/02/17(火) 20:00:53.21 ID:qzIKT.20
……

男「今日は返却だけで、講習終わってからまた来ようか?」

女「そうね、しばらく予習復習で見れないかもね」

男「じゃあ、帰ろうか?」

女「そうね」

男「……(避けられてる)?」

……

女「……」

男「怒ってるの?」

女「怒ってないわよ」

男「……そう?」

女「……」

男「……あのさ、明日のお昼に持っていくおかずの材料買いに行かない?」

女「ええ、いいわよ」

男(怒ってはない……のかな?)
155 :元祖 ◆o6.hSxpXNU :2009/02/17(火) 20:01:56.45 ID:qzIKT.20
……

男「カニかまぼこが安かったから、カニカマチャーハンにしよう」

女「私は……ピーマンが安いから、ひき肉も買って、ピーマンの肉詰めでも作ろうかしら。
  あ、ミートソースも作れるわね……」

男(うわぁ。きっと明日も豪華なお昼になるね。
  ……授業、受けられるかな……)

……

男「荷物持とうか?」

女「いいわよ……」

男「そう? ……やっぱり怒ってるの……?」

女「怒ってないわよ」



ちょっと風呂行ってきます;
寒すぎる……。
156 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/17(火) 20:12:30.51 ID:xj6gCwQo
   _,,....,,_  _人人人人人人人人人人人人人人人_
-''":::::::::::::`''>   ゆっくりしていってね!!!   <
ヽ::::::::::::::::::::: ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄
 |::::::;ノ´ ̄\:::::::::::\_,. -‐ァ     __   _____   ______
 |::::ノ   ヽ、ヽr-r'"´  (.__    ,´ _,, '-´ ̄ ̄`-ゝ 、_ イ、
_,.!イ_  _,.ヘーァ'二ハ二ヽ、へ,_7   'r ´          ヽ、ン、
::::::rー''7コ-‐'"´    ;  ', `ヽ/`7 ,'==─-      -─==', i
r-'ァ'"´/  /! ハ  ハ  !  iヾ_ノ i イ iゝ、イ人レ/_ルヽイ i |
!イ´ ,' | /__,.!/ V 、!__ハ  ,' ,ゝ レリイi (ヒ_]     ヒ_ン ).| .|、i .||
`!  !/レi' (ヒ_]     ヒ_ン レ'i ノ   !Y!""  ,___,   "" 「 !ノ i |
,'  ノ   !'"    ,___,  "' i .レ'    L.',.   ヽ _ン    L」 ノ| .|
 (  ,ハ    ヽ _ン   人!      | ||ヽ、       ,イ| ||イ| /
,.ヘ,)、  )>,、 _____, ,.イ  ハ    レ ル` ー--─ ´ルレ レ´
157 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/17(火) 20:38:00.66 ID:3PMYC5M0
ニヤニヤが止まんねー!!!!!!!11
158 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/02/17(火) 22:01:39.31 ID:uJwEVfI0
>>137フラグ建築士様が居るwwww
>>151これはいいツンだwwww
159 :元祖 ◆o6.hSxpXNU :2009/02/17(火) 22:22:28.41 ID:qzIKT.20
>>158 つ、ツンじゃないわよ、変なこと言わないでよねっ!
続き投下ー。夏期講習編、いちゃつけないぜ! しまった<(^o^)>



店「また今日もケンカ中かい、おふたりさん」

男「ケンカとかそんなんじゃなくて……って、おじさん?」

店「見る度いつもケンカしてるじゃねーの。犬も食わないぞ?」

男「犬?」

女「そんなんじゃないです、その……」

店「おー、女の子の方とは初めて話したけど、かわいいな!」

男「おじさん……」

店「髪さらっさらなんだな、んー……? あー、シャンプーの綺麗なにおいだ」

女「……え?」

男「おじさん」

店「おっと、これは失礼! 二人分サービスするから、堪忍してくれ!」
160 :元祖 ◆o6.hSxpXNU :2009/02/17(火) 22:22:52.96 ID:qzIKT.20
男「調子いいなぁ、もう……」

女「男」

男「え? あ、ちょっ――」

女「んー、チョコレートもおいしいわね」

男「あー、こんなに……」

女「私のもあげるから、ほら」

男「……いただきまーす……」


久女「おー、仲が良いですなー、お二人さん」

男「おふっ、こふっ、こふっ、こふっ……く、久女さん!?」

女「あ……いたのね……」

久女「むふふふ、ごちそうさま、いいもの見ちゃったー」

男「……帰り?」

久女「うん、ブラスバンドの練習」
161 :元祖 ◆o6.hSxpXNU :2009/02/17(火) 22:23:14.18 ID:qzIKT.20
男「あー、男友と言い、久女さんと言い……タイミングの悪い……」

久女「おー、男友君とも何かあったのか……聞いてみよー、じゃあね!」

男「あ、しまったー……女さん?」

女「ふふふふっ……何?」

男「……俺、何かしちゃったかな?」

女「……ううん、私のにおいって、汗かいてたらと思ったら、恥ずかしかっただけ」

男「そんなつもりじゃなくて――」

女「分かってるわよ。ほら、早く帰りましょう」

男「え? うん……荷物、持とうか?」

女「お願いしようかしら?」
162 :元祖 ◆o6.hSxpXNU :2009/02/17(火) 22:23:42.40 ID:qzIKT.20
男「……女さんがよかったらでいいんだけど」

女「何?」

男「……晩ご飯、ご馳走になってもいいかな?
  妹がしばらく友達の家にお泊まりで、一人なんだ」

女「……良いわよ、布団も用意できるけど、どうする?」

男「いや、荷物とか着替えもあるし、泊まりはまた今度」

女「そう。なら、早く帰りましょう?」

男「うん」
163 :元祖 ◆o6.hSxpXNU :2009/02/17(火) 22:24:06.49 ID:qzIKT.20
(夕食後)
男「ごちそうさま。たまには、俺の家へもご飯食べにくると良いよ」

女「そうね、講習終わって、映画を観る予定でも立てておくわ」

男「うん。じゃあ、また明日――」

女「男」

男「え?」

女「……」

男「何? 女さん?」

女「……『女さん』じゃなくて……『女』でいいわよ。他人行儀みたいで、何か嫌」

男「え?」

女「……ほら」

男「え? えっと……女、また明日」

女「……変なの」

男「……怒るよ」

女「ふふふふっ、ごめんなさい、またね、男」

男「うん」
164 :元祖 ◆o6.hSxpXNU :2009/02/17(火) 22:24:34.50 ID:qzIKT.20
(男宅)
男「『女』、か……なれないな……」

(ブーブーブー)
男「ん?」

女『お休み(_- zzZZ
  お弁当、この間みたいに忘れないでね(^0^*』

男『お休み。忘れないよ。
  またあした』

男「……」

男「『お休み』かぁ……ずっと言ってないなぁ……」

To 父さん、母さん
男『お仕事お疲れ様。明日から夏期講習なので早めに寝ます。
  お休みなさい。』

To 妹
男『夏休みの勉強進んでる?
  お友達と仲良くするんだよ。
  明日から夏期講習なので寝ます、お休み』

男「……女さんは、もっと話がしたかったのかな……」

(ブーブーブー)
母『お休み。体には気をつけて』

父『メール慣れてないごめん彼女できたか学校頑張れよお休み』

男「父さん、相変わらずメール下手だなぁ……」

男「……今日も、もう一階で寝ようかな……」



キリが良いのでここで切りますね。
お休みなさい、って言ってくれる嫁、どこかに落ちてないかなー;
みんな、おやすみなんだぜ。
165 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/02/17(火) 23:14:24.58 ID:fGtMWak0
おやすみ
166 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/17(火) 23:15:38.19 ID:ULyKuh60
乙です
個人的に親父の不器用さがすごい可愛かったww
そんな嫁がいるならぜひとも欲しいが全く心当たりがないから俺も言っちゃうぜ
お休みなさいでs
167 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/02/18(水) 01:21:45.76 ID:NPNlYgEo
このジャンル昔からあるんでない?
168 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/02/18(水) 01:21:53.20 ID:JrzbjsDO
>>164
おやすみ
169 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/18(水) 02:00:44.44 ID:EpeeRMAO
>>167
最初のスレでも突っ込まれてた希ガス

お休みなさい
170 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/02/18(水) 22:49:53.32 ID:bAN4NQDO
期待
171 :@大 ◆R5D.53zDuI :2009/02/19(木) 00:20:02.87 ID:wZCtGQAO
元祖の方が書いてないけど続ける

@翌朝
男「あ、あれは女だな」
男「よう、女、おはよう」
女「あ、おはよう……」
男「……どうしたんだ?」
女「何でもないよ」
男「……?あ、女……急ぎ?」
女「……」
男「俺、邪魔、かな……?」
女「!ち、違う、そんなつもりじゃ……」
男「何か気に障ったならごめん……謝る」
女「……ううん、ちょっと、イライラしてて……ごめんね」
男「いや、うん……何か、嫌われたかとずっと思ってた」
女「そんなことないよ」
女「……ただ、ちょっと……おしゃべりな子は嫌いかな、って思ったんだ」
男「そんなことねーよ、むしろ俺は話すの……悪いと思ってない」
女「……早く学校行こっ♪」
172 :@大 ◆R5D.53zDuI :2009/02/19(木) 00:20:56.91 ID:wZCtGQAO
@教室
男「今日は昼飯、どうする?」
女「食堂、かな」
男「今日は定食メニューがお得だってな」
女「そうだよ、定食のサービスが一番嬉しいよ」
男「俺も一緒に良い?」
女「うん、もちろん」
男「俺の分のデザートやるよ」
女「今日はデザートがつくの?ラッキーだね」
男「だな」
男(女の子っぽいところもあるんだな)
男「あ、いけね……課題出してねぇ……あと、こないだの演習のデータも、ついでに提出してくる」
女「気をつけて」
173 :@大 ◆R5D.53zDuI :2009/02/19(木) 00:21:52.85 ID:wZCtGQAO
@廊下
男「大学ってレポートのイメージはあったけど、テンプレすぎるくらい課題あるな」
??「××先生のお部屋はここであってますか?」
男「え?ああ……ここであってる」
??「ありがとうございます」
男(同じ学科の人だな、廊下側に一人でいるのを見たことがあるな)
??「あの、何か?」
男「いや、何でもないよ」
??「……男さんですよね?」
男「え?おう」
??「先日の演出ではお世話になりました」
男「先日?悪い、覚えてねぇや」
??「そうですか」
男「あ、時間少ないな……悪い、また今度な」
??「はい」
男(社交事例だけどな)
男(……キレイな人だったな、胸でっけーし……)
男(……アホらし)
174 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/02/19(木) 00:25:07.00 ID:RClUgdko
ktkr
175 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/19(木) 00:50:30.77 ID:tUQ1DISO
>>173
俺なら2秒でそっちに走る
176 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/19(木) 15:25:42.86 ID:jICaLp2o
マダガスカル
177 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/19(木) 23:20:10.00 ID:jKwhrMDO
もう・・・だれも書き込まないのか・・・・?
そんな・・・
178 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/02/19(木) 23:21:47.48 ID:RClUgdko
>>177
パー速なんだ
気長に待とうや
179 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/20(金) 15:58:20.97 ID:z1xvYtQ0
みんなじっくりネタを練ってるんだろ


そう自分に言い聞かせてここまで来た
180 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/02/20(金) 20:45:50.13 ID:.S4KJgDO
そしてこれからも
181 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/20(金) 22:34:35.74 ID:aeR1AoDO
俺が焦りすぎたんだな。
これからは気長に待つよ!
182 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/02/21(土) 19:46:11.71 ID:zymiTF20
>>181
とりあえずパンツは穿いとけよ
183 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/02/21(土) 23:40:32.62 ID:b7yKYADO
とうとう恐れていたことが現実に

まぁ待つか
184 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/02/21(土) 23:54:15.61 ID:Ml7.mMDO
もうダメだね……
185 :@大 ◆R5D.53zDuI :2009/02/22(日) 01:01:00.77 ID:us0WBIAO
元祖の方が上がる前に少し進める

@食堂
女「わー、ムースだー」
男「ほい、やる」
女「本当に良いの?」
男「おう」
女「えへへ、このお礼は期待してね」
男(今までの晩飯は換算してねぇのかよ)
女「鶏肉で何か作ってみようか」
男「おう、頼む、また教えてくれ」
女「うん、男に晩ごはん作るようになってから、食費軽くなってるんだ」
男(あ、あくまでも俺は食費を共有してるオマケなんだ)
女「今日は葱とあげが安いから、手軽さ考えると――」
186 :@大 ◆R5D.53zDuI :2009/02/22(日) 01:01:37.68 ID:us0WBIAO
@中庭
男「次の講義、女は履修してるからぶらつこう」
男「お?今朝のキレイな人」
男「弁当持ってきてるんだな」
男「……まあ、俺には関係ないな」
??「あ、男さん」
男「よう」
??「次の講義、履修されてないのですか?」
男「まあな」
男(敬語苦手……)
??「あの、よかったらお一ついかがですか?」
男「あ、クッキーだ」
??「手作りなんです」
男「一ついただくよ」
??「どうぞ……どうですか?」
男「美味いよ……あ、ところで」
??「はい」
男「……名前なんての?」
??「言ってませんでしたね、乙女、乙で構いません」
男「乙は、いつも敬語なのか?」
乙「父と母から、その様にしつけられましたので」
男「へー」
男(まあ、しゃーないわな)

ごめん、キレイな人の名前思い付かなかった。
187 :@大 ◆R5D.53zDuI :2009/02/22(日) 01:02:09.82 ID:us0WBIAO
@放課後
男「よう、女」
女「あ、男だ」
男「帰り、スーパー行く前に文房具店行くつもりなんだけど、行かないか?」
女「私もルーズリーフ買い足さないといけないから、行こうかな」
男「帰り道の途中に、一件あるの知ってるか?」
女「知らない、かな?」
男「すぐ分かるよ」
188 :@大 ◆R5D.53zDuI :2009/02/22(日) 01:06:02.07 ID:us0WBIAO
@文房具店
男「ほら、ここ」
女「文房具店だったんだね」
男「ルーズリーフも多分いくらか安いはずだぜ」

女「あ、メモ帳かわいい」
男「お、面白いシャーペン」
女「消しゴムに香りついてる……」
男「スクリーントーン?何に使うんだ?」

女「えへへ、たくさん買っちゃったよ」
男「CD-ROMって何に使うんだ?」
女「ライトノベルの新人賞に応募しようかなって」
男「へー……色々やってるんだな」
女「面白いよ」
男「今度読ませてくれよ」
女「だーめ、男も書いたら考えるよ」
男「そりゃ残念だ」
女「早く材料買って帰って、ご飯食べよう、お腹空いたよ」
男「そうだな」
189 :@大 ◆R5D.53zDuI :2009/02/22(日) 01:06:57.00 ID:us0WBIAO
@スーパーさいや
女「毎日買いに行く手間を省くために、今日は買いためようか」
男「そうだな、何が良い?」
女「まずは今日のぶんのうどんとあげと葱だね」
男「うどんか、作ったことないな」
女「まあ、冷蔵うどんだけどね」
男「練るとは思ってねぇよ……」

女「他は中華そば、あとは玉葱とか……あ、おこめも買った方が良いかも」
男「あ、そういやなくなりかけてたな」
女「生物はもたないから、買いためないでも良いよ」
男「うい」
190 :@大 ◆R5D.53zDuI :2009/02/22(日) 01:07:57.93 ID:us0WBIAO
@男アパート
女「先に出汁だけとろうか」
男「うどん、すぐ使わないなら冷凍庫にしまうぞ」
女「うん」
男「すぐにできるのか?」
女「材料もあるもので簡単にできるよ」
男「レタスとかキュウリ、カボチャでもできる?」
女「うーん……レタスとキュウリはともかく、カボチャは違う料理になると思うよ」
男「そうかー」

半端だが一回切る。
ちょっと変だった。
191 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/22(日) 01:32:27.88 ID:J/pbFuc0
乙!乙!!乙!!!
待ったかいがあった……

192 :@大 ◆R5D.53zDuI :2009/02/22(日) 01:41:02.48 ID:us0WBIAO
俺が言うのもなんだけど待たせてスマンかった
193 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/02/22(日) 01:41:03.62 ID:/8IQWsDO
待ってたわぁ
194 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/22(日) 02:16:19.26 ID:W1ClkkDO
ま・・・待った甲斐があった
これからも待ち続けよう。みな乙!
195 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/02/22(日) 04:02:36.42 ID:mc9MZMQ0
ひっそり更新。すごく長い間放っておいてスマソ・・・右手の指化膿しちまった;
練ってた分と書いた分あげておきます。夏期講習編でペース落とすかもしれません;
マジでスマソ・・・。


(翌日)
男「カニカマチャーハンできあがり。
  カニチャーハンなんて、貧乏人にはぜいたくなのさっ!」

男「これを弁当箱に詰めて、熱が逃げるのを待つだけだ」

男「うん、まだ時間あるね、ゆっくり朝ごはん食べられる」


男「お、妹からメール来てたんだ」

妹『おやすみ、金曜日に帰るよ』

男「金曜日に帰ってくるんだ、了解っと……。
  あ、占いだ……」

男「……」

男「12位か、占いを見るたびにこの順位だ……カウントダウンなんか嫌いだよ」


(ブーブーブー)
男「あ、女さんからだ」

女『お弁当持った?
  これから家でるところよ(^^*』

男『持ったよ。
  今から出るなら、一緒に行こうか?』

(ブーブーブー)
女『そうする(^^
  今から向かってもいい?』

男『大丈夫だよ(^^)』
196 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/02/22(日) 04:02:53.55 ID:mc9MZMQ0
女「男、迎えに来たわよ」

男「いらっしゃい、どうする、もう行こうか?」

女「10時からなら、まだあるわよね……お邪魔しても差し支えないかしら?」

男「もちろん」

女「上がらせてもらうわ」

男「紅茶淹れてあるんだ、飲んで行ってよ」

女「そうなの? ありがとう」

男「……俺の昼ごはん、心配だった?」

女「……前に忘れたから、お節介よ」

男「ふーん……」

女「心配してほしかったかしら?」

男「そういうわけじゃないけど」

女「まあ、朝からお邪魔できて……嬉しくないこともないけどね」ボソ

男「あ、ごめん、何だって?」

女「何も言ってないわよ」

男「そう?」
197 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/02/22(日) 04:03:10.66 ID:mc9MZMQ0
女「英語、予習はした?」

男「まあね……分詞構文が微妙だけど……」

女「見るわよ?」

男「頼もうかな」


女「大体あってるじゃない、どうして微妙なの?」

男(シャンプーのにおいが……芳しい)

女「ねえ、男?」

男「あい? あ、はい、何でしょうか?」

女「何、その気の抜ける返事は……」

男「いや、特に何でもないけどさ……」

女「?」

男「……ちょっとだけ、離れてくれると、
  シャンプーのにおいが気にならなくていいかな、なんて」

女「……もう、エッチ……」

男「この距離であなたがそれを言いますか」
198 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/02/22(日) 04:03:26.18 ID:mc9MZMQ0
女「続けるわよ」

男「さっきより距離詰めてない?」

女「……。……嫌かしら?」

男「そうじゃないけどさ……」

女「ふふふっ……」

男「……勉強に集中できないと意味ないんじゃないのかな……?」

女「あ、ここ変よ」

男「どれ?」

女「ほら、分詞構文のルールで書いたら、これは省けないでしょう?」

男「……あー、本当だ。あ、そういうことね、なるほど……」

女「そうそう、それで行くと、ここもおかしいでしょう?」

男「本当だ」

男(なんだかんだで、教えるのは上手いんだよね)
199 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/02/22(日) 04:03:39.45 ID:mc9MZMQ0
男「あ、女さん、時間」

女「もー……『女』でいいわよ」

男「ごめん……そろそろでようか?」

女「そうね、初日から遅刻なんて、幸先悪いものね」

男「弁当も持った、テキストも持った、よし」

女「……お昼、忘れても私が作るのにね」

男「いや、何度もそれは申し訳なくて……」

女「……出勤する夫に、お弁当を作ってあげるの、夢なんだけどね……」モゴモゴ

男「ん?」

女「いいから、早く行きましょう。遅れるわよ」

男「……向こうについても、30分は時間あるのにね。
  というか、何か言ってた?」
200 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/02/22(日) 04:04:21.77 ID:mc9MZMQ0
(駐輪場)
男「あ、男友」

男友「夫婦で登校とは」

男「男友もじゃないか」

男友「え? 見えるんですか!?」

女友「んもう、ひどいよ男友くん!!」

男友「あれ、どこかで声が聞こえているのに姿が見えないぞ!?」ナデナデ

女友「撫でてごまかさないの!」

男(朝からこのバカップルは……)

女「……ほぅ……」

男(女さんも羨ましそうに見てるんじゃないの!)

男「早く行こう、女さん」

女「ぁ……分かってるわよ……」
201 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/02/22(日) 04:04:36.66 ID:mc9MZMQ0
(視聴覚室)
男友「ここで授業できるのって、何か新鮮だな」

女友「ねー」

男「英文流すのも、他の部屋よりはいいと思ったんじゃない?」

女「まあ、体育館でバスケ部がボール投げてる中で、
  放送室から英文流す光景もシュールよね」

男「うーん……想像つかないけどね」

女「本気にしないで、冗談だから」

男「あ、そう……」

男(普段から冗談なんてめったにしゃべらないくせに)

……

男友「お、始まるな、またあとでな」

男「うん」

英語教師「はい、講習はじめますよー。黙ってねー、ほらそこ、だーまーるー!」
202 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/02/22(日) 04:05:02.98 ID:mc9MZMQ0
(昼休み)
男友「あー、昼休みだー……」

女友「んもう、みっともないよ、男友くん」

男友「はん、俺だけじゃないぜ、ほら、男だって――」

男「(1)の答えはこれで合ってる?」

女「そうね。じゃあ、この条件が入るとどうなるかしら?」

男「えっと……こう、かな?」

女「そうね、こうすると文の情報を捕捉できるわね? これが――」

男友「はいはいはいはいはい、ご飯にしようぜ二人とも。
   夏休み、しかも大事な大事なお昼の時間までローマ字並べてたら脳みそとろとろになるぞ」

男「もうちょっとだから待っててよ」

男友「……女友、俺、みっともなかったわ」

女友「分かればよろしい。
   女ちゃん、お昼の準備しておくね」

女「ええ」
203 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/02/22(日) 04:05:21.10 ID:mc9MZMQ0
男「よっしゃー、終わった。女さん、ご飯にしようよ」

女「『女さん』?」

男「う……ごめん……お、女、ご飯に……しようか?」

女「ふふふふっ、ええ、そうしましょう」


男「肉詰めピーマン、手間かからなかった?」

女「まあ……でも、食べたい物を食べるのに、苦労は惜しむことはないわ。
  冷凍ものやインスタントばかりなのも、体調に障りそうだし」

男「立派立派」

女「それに……男と交換できるから、ちょっと見栄張ってるのかもしれないわ」

男「……ありがとう」

女友「……ねえ、男友くん……お弁当作ってきてあげよっか?」

男友「ん……おう、頼んでみてやるか……」

女友「『お願いします』は?」

男友「……おねがいします」

女友「良いよー」

男(バカップルだけど、バカップルだけど! 何か人のこと言えない気がする……)

……
204 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/02/22(日) 04:05:37.12 ID:mc9MZMQ0
(夏期講習 英語一日目終了)
女「お疲れ様」

男「お疲れ様ー」

女友「男友くんの魂が抜けてるよ」

男友「やべーなー、女友に食われちまうー」

女友「んもう、帰っちゃうよ」

男友「待ってー、すぐ用意すっからー」


女「男、今日、寄って行ってもいいかしら?」

男「え? うん……あ、ごめん、しばらく予定があって、無理なんだ……」

女「そうなの……」

男「いや、本当にごめんね?」

女「良いのよ、都合がつかなくなるのは仕方のないことだもの。
  私のわがままって言うのもあったから、気にしないで」
205 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/02/22(日) 04:05:57.82 ID:mc9MZMQ0
(男宅)
男「ふぅ……明日からバイトだ、今日は早く寝よう。
  女さんにメールしておいた方が良いかな……一応、しておくか」

男『しばらく用事があって、学校帰りに時間ないけど、講習終わったら大丈夫だから』

男「……ちょっとだけ、運転の練習しておこう」

――。

男「うん、大丈夫そうだね」

男「……新聞屋ってことは、やっぱりカブなんだろうね」

……

男「そろそろ寝ようか……女さんからメールは来てないか……。
  怒ってるのかな? 違うよね……?」

男「……お休み」
206 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/02/22(日) 04:06:35.67 ID:mc9MZMQ0
(翌朝 バイト終了後 新聞屋)
店長「お疲れ様、ありがとう助かったよ」

男「いえ、先輩が丁寧に教えてくださったので、分かりやすかったですよ」

先輩「いやいや、それでも君は物覚えが良かったよ、
   しばらくは私が着くけど、すぐに一人でできるんじゃないかな?」

男「早く慣れるように頑張ります」

店長「うん、頼もしいよ、じゃあまた明日も頼むね」

男「はい」


男(あー……緊張した……)

男(……まだ少し時間あるや、早く帰って仮眠取ろう)
207 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/02/22(日) 04:06:50.67 ID:mc9MZMQ0
(男宅)
男「女さんからメール来てたんだよね……今返しても、寝てるよね……」

女『気にしてないよ(^^
  何が忙しいのか知らないけど、体を壊さないようにしてね(^^;
  明日も頑張ろうね(^0^/』

男「……なんて送ったらいいのかな……」

男『ごめん、ちょっとメール見れなかったm( - -;)m
  今日もよかったらうちにおいで(^^)』

男「……ご飯だけ作って、ちょっと寝よう……」

……

男「スパゲッティか……ツナ缶……あ、そうだ、和風スパゲッティにしよう……」

男「……今日は女さん、何を作ってくるだろう……」

男「……期待してるな、俺……」

……

男「おー、エスカ○プは飲みやすい……グ□ンサンは合わなかったからな……」

男「さて……7時くらいに起きるとしようか……」

男「……グー……」
208 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/02/22(日) 04:07:04.73 ID:mc9MZMQ0
――。
女「男ー、起きてるの?」

男「あ、寝過ごした……ちょっと待ってて、女さん」

女「さんはいらない」

男「7時45分……寝過ごした……いらっしゃい」

女「寝てたの?」

男「いや、ちょっと仮眠。
  寝過ごしちゃったけど……」

女「私が居てよかったわね、メールも帰ってこないから、少し心配したわ」

男「え?」パカッ

女『今から家出ます(^^
  もう寄っても大丈夫?
  準備はできてる?』

男「あ、ごめん……」

女「……大丈夫?」

男「全然問題ないよ、上がって」

女「……9時頃起こすから、もう少し寝たらどう?」

男「……そうしようかな……」
209 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/02/22(日) 04:07:22.65 ID:mc9MZMQ0
――。
女「男、そろそろ時間よ、出ましょうか?」

男「あ、うん、ありがとう――!?」

女「な、何?」

男「いや、うん……起こしてくれてありがとう」

男(膝枕して寝ちゃったんだっけ、俺? 嬉しいけど、恥ずかしいな……)

女「……行きましょう」

男「うん」
210 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/02/22(日) 04:07:38.44 ID:mc9MZMQ0
(学校 視聴覚室)
男「あ、今日のところ理解できてる」

女「そう、よかったじゃない」

男「まあね……女さん……女に教えてもらってばかりなのも、ちょっと悪い気がして。
  ちょっと頑張ってるんだ」

女「そう……学力が着いたのなら、いいんじゃないの?」

男「うん」


男友「おー、二人とも早いな」

女友「おはよう」

女「おはよう」

女友「ん? 喧嘩でもした?」

女「え?」

男「俺と女さ……がってこと?」

女友「違うの? 違うんだったら、それに越したことはないんだけど……」

男友「男が調子悪いのかもな」

男「あ、うん、それはちょっとあるかも」

女「……」

……

英語教師「授業でもやったけどー、『If』は省略できるからね。
     省略した後は、倒置が起こることに注意してね」

男「……倒置、っと……」

男「……」カクッ・・・カクッ・・・

男(いかん、少し寝てたっ!?)
211 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/02/22(日) 04:08:21.35 ID:mc9MZMQ0
(夏期講習 英語二日目終了)
女「ほら、男……今日は早く帰って寝るのよ」

男「ごめん、今日くらいはどっか寄れればよかったのにな」

女「いいのよ、体調崩すよりはましでしょう?」

男「うん……」

男(いや、看病してもらえればうれしいけど……こんなの不謹慎だよね……)


男友「俺もあんな風に心配されてぇ」

女友「んもう、男友くんは夜更かしでしょ?」

男友「うぇーい……せめて、モーニングコールお願いできねーかな」

女友「あー、うちに捨てる予定のフライパンがあったようななかったような」

男友「全力で夏期講習に臨むであります少佐!」

女友「うむ、よろしい」



ひとまずここまでなんだ、すまない;
本当に待たせてごめんよみんな;
212 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/22(日) 04:22:21.21 ID:J/pbFuc0
乙です
ゆるりと待ってるから自分のペースでガンバってくらはい
213 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/02/22(日) 04:37:25.84 ID:y6Z8aADO
乙!
214 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/02/22(日) 09:52:19.41 ID:tHrMHZY0
スレタイを見てまっさきに銀様を思い出したわ
215 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/22(日) 11:59:23.05 ID:Rnr7jcAO
乙だぜ
ゆっくり待ってるぜ
216 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/22(日) 13:18:02.97 ID:w9mySok0
二人とも乙
いつまでも待つ
217 :@大 ◆R5D.53zDuI :2009/02/23(月) 01:19:20.79 ID:nJqvdwAO
200越えたぜ
元祖の方乙、こっちも続けるさね

@食卓
男「うまそうだな」
女「鶏肉入れると美味しいんだよ」
男「どれどれ……ああ、うん、美味い」
女「でしょ?」
男「出汁もすげー良い具合だ」
女「今度、出汁使って茶碗蒸し作ろうか」
男「良いな、銀杏も三葉入れて……あ、美味そう」
女「えへへ」
218 :@大 ◆R5D.53zDuI :2009/02/23(月) 01:20:08.93 ID:nJqvdwAO
@食後、ゲーム中
女「男、そこの角、何かいるんじゃない?」
男「多分いるな……って、あれ!?」
女「わっ、フェイント!?」
男「せこいぜ、うらうらうらっ!!」
女「あ、もうまずいよ!!」
男「まだ大丈夫――あっ、しまった!?」
女「あーあ……負けちゃったね」
男「今日はいつもよりも怖かったな……心臓がまだびくついてるぜ……」
女「そうかな、まだもう少しだけ余裕あるよ」
男「とか言って、帰り道怖くて一緒に帰ってとか言うなよ?」
女「い、言わないもん……ゾンビなんて非科学的なもの……ねぇ……?」
男「あ、怖いんだな……」
女「まあ、一応」
男「あ、そろそろ時間じゃねえの?」
女「まだもう少し」
男「……怖いんじゃねえか」
女「えへへ……」
男「おくろうか?」
女「……お願いします」
219 :@大 ◆R5D.53zDuI :2009/02/23(月) 01:20:55.55 ID:nJqvdwAO
@女アパート
女「ここが私の部屋だよ、何かあったらおいでー」
男「いや、女子の部屋に簡単に入っちゃ駄目だろ」
女「また女の子、男の子って」
男「……や、関係なくね?」
女「差別良くないよー」
男「差別じゃねーよ、女が無頓着なんだ」
女「そんなことないもん」
男「あのな、男子は全員オオカミだと思え」
女「じゃあ私は狩人になろう」
男「なら安心――じゃねーよ、あほ」
女「心配してくれてるの?」
男「まあな」
女「……えへへ……少し上がる?」
男「いいってば」
220 :@大 ◆R5D.53zDuI :2009/02/23(月) 01:21:24.78 ID:nJqvdwAO
@部屋前
男「じゃ帰るぞ」
女「あ」
男「あ?」
女「えっと……アドレス交換しようよ」
男「ああ……おう」
女「赤外線ついてる?」
男「ここだな」

女「じゃね」
男「おう、またな」
221 :@大 ◆R5D.53zDuI :2009/02/23(月) 01:22:47.82 ID:nJqvdwAO
@男部屋
男「電話?……女だ……」
女“起きてるー?”
男「寝てるー」
女“それは残念”
男「アドレス交換したその日に電話って、こどもか」
女“違うよー、明日課題提出だよ、って連絡”
男「あ、持って行くの忘れるところだった……サンキュー」
女“いえいえ、そんだけだよ”
男「……かわいいやつめ」

ふぃー
222 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/23(月) 02:20:40.92 ID:1jsK8I20
乙です
なんかもう癒しのレベルに入ってきた
223 :@大 ◆R5D.53zDuI :2009/02/23(月) 02:35:32.28 ID:nJqvdwAO
寝れないから続き書く

@男アパート、翌朝
〜♪ 〜♪ 〜♪
男「ん……電話?はい」
女“おはよー”
男「おう」
女“……”
男「朝五時というこんな時間から何か?」
女“……えー?”
男「えー?って言われてもね」
女“……ヴぇー?”
男「……女、ねぼけてる?」
女“えー?あれ電話?もしもしー?”
男「おう」
女“どうしたの?”
男「どうしたのかなー、俺は知らんのだけど」
女“イタ電?”
男「……一回切るから、通話の発信履歴見ような」
224 :@大 ◆R5D.53zDuI :2009/02/23(月) 02:36:08.05 ID:nJqvdwAO
@男アパート、七時くらい
男「あー、寝れたような寝れなかったような……」
男「ひとまず飯だな」
男「出でよ買いだめパン、お買い得チョコクロワッサン!」
男「……」もくもく

男「腹にたまんない……米炊き忘れた……」
〜♪ 〜♪ 〜♪
男「電話だ……はいハンサムボーイですが」
女“あ、じゃあ間違えました”
男「まあまあ待て待て、何のようだ?」
女“今朝のお詫びに、朝ごはん持って行きたいんだけど、良い?”
男「十光年でも待つぜ」
225 :@大 ◆R5D.53zDuI :2009/02/23(月) 02:36:47.65 ID:nJqvdwAO
@男アパート、八時前
男「ごちそうさま」
女「今朝はごめんなさい、何かねぼけてて……」
男「だろうなー、今まであんな経験ねーもん」
女「えへへ……すみません」

女「今日は午後からの講義でよかったね」
男「教授が出張で休講なんだってな」
女「お昼どうする?作ろうか?」
男「百光年でも待つぜ」
女「光年は距離だよー、某ゲームのトレーナーじゃないんだから……」
男「短パン小僧か」
226 :@大 ◆R5D.53zDuI :2009/02/23(月) 02:37:16.13 ID:nJqvdwAO
@男アパート、パソコン
男「レシピまで教えてもらって、わりーな」
女「作るのも教えるのも楽しいよ」
男「こんな嫁ほしいなー」
女「えぇ!?」
男「あ、わりー、今の変だな」
女「嫁、嫁、嫁……」
男「すまん、続き教えて」
女「う、うん……弱火にしてね、――」
227 :@大 ◆R5D.53zDuI :2009/02/23(月) 02:38:11.24 ID:nJqvdwAO
@男アパート、十一時くらい
女「簡単にパスタで作っちゃうね」
男「よろしく頼む」
女「〜♪」
男「ご機嫌だな」
女「えへへ……」

男「おー……一人暮らしで作れるレベルこえた……」
女「えへへ、張り切っちゃった」
男「イタリア料理なんじゃないのか……?」
女「食べて食べてー♪」
男「おう……あー、うまいわ」
女「本当?」
男「おう、イタリア料理で今のところ一位だ」
女「えへへー」
男(まあイタリアンなんてそうそう食わないからおおまかなんだが)

ペース早い?
228 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/23(月) 09:33:27.79 ID:l/jlAQ.0
自分のペースでやれって体育教師が言ってた

>>223
俺も寝ぼけて電話したことあるぜ
229 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/23(月) 14:39:39.62 ID:D8j8fYDO
こんな大学生活がうらやましい
230 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/24(火) 01:14:48.43 ID:7EK7SADO
うぉぉぉぉ
激しく乙!!
ゆっくりでいいよ!
231 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/24(火) 08:44:06.18 ID:sQ/rjgAO
逆パターンが気になる。
wktkしてるぜ。

お三方、頑張れっ!!
232 :@大 ◆R5D.53zDuI :2009/02/25(水) 03:37:52.02 ID:riAxCsAO
寝れないからのぞきにきた

@午後、講堂
男「あ、ここ真剣ゼミでやったところだ、んなわけあるかっ!」
他女1「男って面白いねー」
他女2「芸人みたいで笑えるー」
男「え?あ、そう、ありがとう」
男(んなつもりねーよ)
他女1「男ってさ、いつも一人なの?」
男「ちげーよ、友達は学科違ったり、学部違ったり、キャンパス離れてたりなんだよ」
男(女は女の子だし、誤解招きたくないからな)
他女2「ここには?」
男「んや、まあ……演習で話はするけど、何か俺浮いてるっぽいしな」
他女1「えー、んなことないって、あの子じゃあるまいし」
男「あの子?」
他女2「ちょっと他女1、陰で言うのはまずいって」
男「?」
他女1「まあ大したことないよ、またね」
他女2「あ、男、トッポ残りあげる」
男「お、さんきゅ」
男(あの子?浮いてる人他にいるか?)
233 :@大 ◆R5D.53zDuI :2009/02/25(水) 03:39:26.57 ID:riAxCsAO
@放課後
男「あ、女だ……一人で帰りか」
男「……世話にはなってるけど、一緒に帰るほど居たら邪魔だよな」
男「……図書館いこう、プレゼンの資料集めだな」

男「学生証忘れた……今日は借りずに利用か、くそっ」
男「……友〜、一人は寂しいぞー」
男「あ、卒論見させてもらおう……」
234 :@大 ◆R5D.53zDuI :2009/02/25(水) 03:40:40.51 ID:riAxCsAO
@図書館、保管庫
男「しゃー、やるぞー……って言うも、何だこれ……」
男「〜!〜!!棚にびっしり詰まって卒論取り出せねー……」
乙「コツがあるんですよ、こうしてとれば……はい、どうぞ」
男「おー、ありがとうございました……ふむ、さすが先輩方だ、すばらしい!!」
乙「プレゼンテーションの資料ですか?」
男「ええ……って、乙もいたんだ」
乙「ええ、図書館の本が借りられてしまって、卒業論文をお借りしようと思いまして」
男「真面目なのな」
乙「いえ、男さんほどではありませんよ」
男「はははっ、お世話も良いところだ」
男(そんな判断ができる材料はどこから……)
乙「あちらに机もありますから、移動しませんか?」
男「おう」
235 :@大 ◆R5D.53zDuI :2009/02/25(水) 03:43:40.79 ID:riAxCsAO
@保管庫
男「おー、このグラフいただき」
男「……もう少しいるか」
男「……あれ、この棚動かない……?」
乙「あ、それはここのボタンを押すと動きますよ」

ピッ、ゴウーンンッ

男「ボタンで変形とは……ロマンだな」
乙「はい?」
男「いや、何でも」
乙「あ、男さん、お願い聞いてもらっても良いですか?」
男「ん?」
236 :@大 ◆R5D.53zDuI :2009/02/25(水) 03:44:40.82 ID:riAxCsAO
@保管庫、続き
男「高いところは脚立なのな」
乙「すいません、脚立が揺れて怖いので、上のほうは探せなかったんです」
男「ご苦労なことで」
乙「えっと……」じー
男(揺れる、てほどぐらつかないと思うがな)
乙「男さん、降りますね」
男「おう、踏み外すなよ」
乙「気をつけまっ、きゃっ!!」
男「おいっ!!」

ガン!!!

男「っあー……」
乙「痛た……男さん、大丈夫ですか?」
男「多分……」
男(やーらけー)
乙「あ」
男「お?」
乙「……す、すいません……」
男「お、おう……」
男(胸か!テンプレなハプニングだな、おい)
男(……はははっ、息子よ元気だな、遊ぶ時間じゃないぜ、部屋でおとなしく待っとけ)
237 :@大 ◆R5D.53zDuI :2009/02/25(水) 03:45:45.80 ID:riAxCsAO
@保管庫、ハプニング中
乙「怪我されてませんか?」
男「大丈夫、大丈夫……あ、いや、一応医務室で見てくる……」
男(愚息がご迷惑おかけします)
乙「すいませんでした」
男「いやいや、痛いところはねーからさ」
男(胸じゃねぇ、匂いがよかったんだよ……どっちもどっちだな)
乙「あ、私も医務室行きます」
男「いや大丈夫だって!!」
男(息子を寝かしつけたいんたよ!!)
乙「男さんが心配ですし、口も切ったみたいですし……ほら、手に血が……」
男「あ、そう……」
男(あ、何か萎えた)
238 :@大 ◆R5D.53zDuI :2009/02/25(水) 03:47:05.60 ID:riAxCsAO
@男アパート
男「何か疲れたー……」
男「……焼きそば作るか、料理の仕方が簡単だ、女に感謝だな」
男「この間の人参と玉葱片付けるか」

男「女に感謝しつつ、いただきまーす」
男「熱っ、うまうま」
男「あ、俺も口切ってた、ソース染みる……」

男「うまいけど、久しぶりに一人か……女何してっかな」
男「……乙良い匂いだったな」
男「……はははっ、落ち着け、俺!!まだゴールデンタイムだ」
男「……でも疲れたから寝よう」

ちょっとだけ鬱展開大丈夫?
239 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/25(水) 12:47:21.58 ID:B8miDJ20
>>238
任せる
240 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/25(水) 13:47:32.54 ID:W4szOnk0
>>238
どっからでもかかってこい
241 :逆ぱた ◆ISaXKy8FoU [sage]:2009/02/26(木) 00:14:31.72 ID:0XErw2SO
本を見た後

男「そろそろ再開するしようか」
女「うん、英語も教えてよ」
男「どこらへん?」
女「この英語の歌詞の所」
男「My heart is like a sattelite of yours…えーと、僕の心は君の衛星、みたいな」
女「ふんふん」
男「次のは、君の周りを回ってる、でいいんじゃないかな」
女「脱線するけど発音がそれっぽいね」
男「英語の歌よく聴くから」
女「へえー…今度カラオケも行こうか」
男「いいけど、あんまし行った事ないからなぁ」
女「じゃあ尚更行こうよ」
男「うん」
242 :逆ぱた ◆ISaXKy8FoU [sage]:2009/02/26(木) 00:16:01.20 ID:0XErw2SO
男「……あ、もうこんな時間」
女「帰る?」
男「うん」
女「そっか、そうだね」
男「なんか半分くらいしか勉強しなかったね」
女「私も何か出来たら良かったんだけど、国語とかあんまり教える所ないからね」
男「いいよ、楽しかったし」
女「そう、よかった」
男「じゃあ」
女「あ、玄関まで送る」

女「今日はありがとうね」
男「いいよ、……あのさ」
女「?」
男「女さんがよかったら、今度うちにも来てよ。本棚もあるし」
女「行くよーもちろん」
男「うん、それじゃ、また」
女「またねー」

ガチャン
243 :逆ぱた ◆ISaXKy8FoU [sage]:2009/02/26(木) 00:17:11.26 ID:0XErw2SO
男宅

男「ただいま」
母「おかえりなさい、夕飯出来てるからね」
男「ん」

母「今日は本屋でも行ってたの?」
男「いや、友達の家」モグモグ
母「あら、珍しい」
男「悪かったな」
母「入学してからそういうの初めてじゃない?」
男「そうかもね」
母「まあ安心したわ。なんて名前?」
男「女さんって言うんだけど」
母「ふうん。……友達にさん付け?」
男「女子だから」
母「あ、そう。」

母「って何ィ!?友達すっとばして彼女!?」
男「いや友達だよ」
母「あーあーこれだから若いモンは!!」
男「聞けよ……」
244 :逆ぱた ◆ISaXKy8FoU [sage]:2009/02/26(木) 00:22:39.97 ID:0XErw2SO
自室

男「はぁ……ったく」ボフッ

彼女か……。
もし、女さんがそうだったら、
デートしたりとか……って、今日のもそんなもんか?
女さんといるのは楽しい、けど
これはそういう感情なんだろうか
……なにせ母がいる時には呼ばない方がいいな
めんどくさそうだし
明日もきっと、教室では話せないんだろう
まあ、しょうがない事だよな

男「…………」
男「あ、風呂入ろう」ムク
245 :逆ぱた ◆ISaXKy8FoU [sage]:2009/02/26(木) 00:27:27.58 ID:0XErw2SO
翌日、教室

男「………」
女「男くん、おはよう」
男「!……おはよう」
女1「?」
女2「女優しいねwwwwww男に挨拶するなんてwwwwww」
女「別に優しくないよ、友達だから」
女2「え?」
女1「それってどういう……」
女「男くん、昨日の本読んだ?」
男「え?あ、うん。面白かったよ(な、なんだ?)」
女2「……え、ちょっと待って。意味わかんない」
男1「おーい、女1ー」ズカズカ
女1「なに?」
男1「これ、お前にも読んで欲しいんだわ」
女1「え、これ……漫画……?」
女2「(これはひどい表紙)」
男「あ、俺が貸したやつ……買ったんだ」
女1「!!」
男1「マジぱねぇからこれ、読んでみろよ」
女2「お、女1?」
女1「……趣味は……」

女1「人、それ、ぞれ………」
女「(血涙………)」
男「(でも笑顔なのは何故だ……?)」
246 :逆ぱた ◆ISaXKy8FoU [sage]:2009/02/26(木) 00:33:32.98 ID:0XErw2SO
今日はここまで

最近ちょっと忙しく、中々筆が進まないのだぜ
少ないかもだが待っててくれてた人はありがとう
そしてごめんちゃい
247 :逆ぱた ◆ISaXKy8FoU [sage]:2009/02/26(木) 00:45:57.78 ID:0XErw2SO
ああ、補足を忘れた
>>243の会話の中で、母が女の性別に気付かなかったのは
男が女を名字で呼んでいる為です
(あと男に女友達が出来ると思っていなかった為でもある。蛇足)

だらだらと申し訳ない
また投下しにきます。では
248 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/02/26(木) 00:54:38.78 ID:Gx/pgMo0
>>241-247
乙です。
楽しみにしてましたぜwwwwww
続きもwwktkして待ってます。

元祖もちょっと変な所あったから直してます;
明日、というか今日上げられればいいなぁ……。

一応、放置はしてませんよという報告だけ;
249 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/26(木) 17:35:33.52 ID:gYkxZ2.0
>>247

>>248
安心した
250 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/02/26(木) 23:13:08.13 ID:Gx/pgMo0
一応、あげられるとことまで上げます。


(翌朝)
男「よし、あとこの団地17件配って終わりだ」

先輩「うん、その調子その調子。男君は覚えるのが早くて、こっちもだいぶ楽だよ」

男「いえいえ、先輩のご指導があってこそです、ありがとうございます」

先輩「しかし、夏休みにアルバイトとは、働き者だね。
   学校とか、問題ないの?」

男「内緒です、というか、生活費も稼がないといけませんから」

先輩「そうか、大変――
   生活費『も』、ってどういうこと?」

男「祝ってあげたい人が居るんですよ、同級生に」

先輩「そりゃ何だい、女の子?」

男「ええ、まあ……ちょっと、そばに居てあげたいというか」

先輩「若いねー、はははははっ」

男「寂しがりなんですよ、その人」

先輩「へぇ……休み中は講義とかあるの?」

男「ありますね」

先輩「……へぇ……ま、何も起こらなきゃいいな」

男「……はい?」

先輩「ほれ、3号棟のおじいさんは朝早いんだから早く行かないと」

男「あ、はい……」

……

(男宅)
男「お、終わった……7時まで寝てよう……」

男「あ、メール確認してないや……来てるかな……グー……」
251 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/02/26(木) 23:13:24.19 ID:Gx/pgMo0
(男宅)
女「男、そろそろ時間よ」

男「え?」

女「悪いわね、勝手に上がらせてもらったわよ」

男「あ、ごめん……ありがとう」

女「身支度、早く済ませたほうが良いわよ」

男「うん……あ、しまった、弁当!」

女「あの、勝手に台所借りて作ってみたんだけど」

男「あ、そうなの……ありがとう……」

女「……ええ、早く支度した方が良いわ」

男「うん」
252 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/02/26(木) 23:13:38.68 ID:Gx/pgMo0
(学校 視聴覚室)
男「……」

女「……」

英語教師「良いですかー、ここの『that』の用法に注意してくださいねー」

男(おー、女さん……女に教えてもらった通りだ)

女「……」

男友「……えっと……女友、今何行目?」

女友「……その2ページ前……」

男友「うおっ!? さんきゅ!」

英語教師「そこー、静かにしてくださいー!」

男友「す、すみません!」
253 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/02/26(木) 23:13:55.53 ID:Gx/pgMo0
(昼休み)
男「ごめんね、女さ、女……おいしそう」

女「ええ、もっと慣れ親しんでくれればうれしいのだけど」

男「セーフってことにしてほしいなー……お昼、ありがとう」

女「ええ」

男友「良いな……女友、一つ提案なんだけどな――」

女友「男友くんは雛鳥ですか、とことん可愛がってあげようか? うん?」

男友「いやー、昼に食べるミ☆ドーナツは格別ですな! 中佐もいかがですか!?」

女友「んもう、しょうがないなー……はい、即席で作ったピラフだけど、つついていいよ」

男友「中佐に敬礼っ!」

女友(んもうっ、みんな見てる〜……この席嫌だなぁ〜……)
254 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/02/26(木) 23:14:15.75 ID:Gx/pgMo0
(夏期講習三日目終了 放課後)
男「女さん、スーパーによっていかない? 食糧買い足したいんだ」

女「もー……ええ、いいわよ……私も丁度買おうと思っていたところよ」

男「あと、今日妹が帰ってくるんだ、何か作ってあげないと」

女「……そうね……」

男「どうしたの?」

女「何でもないわよ、行きましょう」

男「うん……」
255 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/02/26(木) 23:14:30.67 ID:Gx/pgMo0
(男宅)
男「今日、少しご飯食べて行ったら? 妹も喜ぶよ」

女「……今日は大丈夫なの?」

男「うん、昨日よりかはだいぶ楽だよ、ありがとう」

女「それじゃあ、おじゃまするわ……」

男「うん」


男「適当にくつろいでくれてもいいよ」

女「……妹ちゃんが居ないからって、すこし家事サボったわね?」

男「いや……面目ない……」

女「手伝うわ、何か言ってくれてもいいわよ」

男「えっと……洗い物、頼んでもいい? スポンジと洗剤はそこにあるやつ使って」

女「ええ」
256 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/02/26(木) 23:14:47.24 ID:Gx/pgMo0
妹「ただいまー」

男「おかえり、ちゃんと手を洗っておいで」

妹「はぁーい……あ、女お姉さんだ」

女「お帰り、妹ちゃん」

妹「今日もお泊まり? お部屋貸そうか?」

女「今日はご飯食べに来ただけよ」

男(今日『も』って……そんなに泊まってないよ、妹)


男「鍋で作ったけど、親子丼出来上がり」

妹「わー……♪」

女「お玉ですくって取ればいいのかしら?」

男「うん……親子鍋は作業中に冷めちゃうからね、家ではこんな感じなんだ」

女「こんな作り方があるのね……参考にするわ」

男「女さんに言われると照れるね」

女「もー……」

男「あ……」
257 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/02/26(木) 23:15:07.18 ID:Gx/pgMo0
女「それじゃあ、男、今日も早く寝て体調整えるのよ」

男「うん、心配かけてごめんね」

女「……早く治ったら、もっと気兼ねなく遊べるじゃない?」

男「すまんです……送ろうか?」

女「大丈夫よ、すぐ着くわ」

男「そう?」

女「それよりも、早く寝て、早く体治す! そうしたら送り迎えも許可するわ」

男「はい……」

妹「……恐妻家?」

男・女「違う」


一回切ります。
できたらもう少し載せたいところ……;
258 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/02/26(木) 23:15:21.36 ID:sumLd4ko
wwktk
259 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/02/27(金) 00:37:05.49 ID:s/E7HHo0
ちょっとだけ進めます。


(翌日)
妹「あ、女お姉さん! おはようございます」

女「おはよう、妹ちゃん。男、寝てるかしら?」

妹「和室で寝てるよー。今日も学校?」

女「そうよ、夏期講習。妹ちゃんも来る?」

妹「うーん……まだいい、かなー……」

女「その方が良いわ。上がってもいいかしら?」

妹「うん」
260 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/02/27(金) 00:37:22.22 ID:s/E7HHo0
男「……グー……グー……」

女「アルバイトでも始めたのかしら……今日もお弁当は作ってないみたいね……」

女「……よし!」

……

女「卵焼きは調理過程で鰹節を入れるとおいしくなるのよ……」

女「……誰にしゃべったのかしら、私……」

……

女「あとは……冷やご飯があるから、チャーハンにしようかしら……。
  あ、卵が被るわね……」

……

男「うん……8時半か……今日はパン屋で昼ごはん買おうかな……」

女「私のお弁当、食べたくないかしら?」

男「え? あ、女――、うん、いただくよ」

女「ぎりぎりセーフね。もうお弁当箱に入れたから、覚めるのを待つだけね」

男「うん、ありがとう……毎朝ごめんね」

女「何が大変なのかは知らないけど、体は壊さないでね?」

男「……うん」
261 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/02/27(金) 00:37:54.57 ID:s/E7HHo0
(学校 視聴覚室)
英語教師「じゃあ今日は最後なのでー……抜き打ち確認テストなんてしちゃおっかなー」

一同 どよどよっ

英語教師「静かにっ! はいはい、静かにねー」

男友「きったねー!」

女「狡いわね……」

……

英語教師「はい、終了ー。一番後ろの人は回答用紙を集めて前に持ってきてくださいねー」

女「男、できたかしら?」

男「うん、調子はよかったみたい。
  女、のおかげだね」

女「……セーフ」

男「気をつけます……」

女「……別に、『女』という呼び方にこだわってるわけじゃないのよ?」

男「え?」

女「……何でもないわ」
262 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/02/27(金) 00:38:12.14 ID:s/E7HHo0
(夏期講習最終日 放課後)
男「終わったー……来週から数学と理科科目だけど……」

女「次は……火曜日からね。午前中は数学で、午後から生物」

男「パン屋で買い食いでもしていこうか?」

女「今日は大丈夫なの?」

男「うん、昨日はよく寝たからね」

女「……そうみたいね、舟漕いでなかったみたいだもの」

男「……見てたんだ」

女「隣だもの」

男「……パン屋、行こうか?」

女「ええ」
263 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/02/27(金) 00:39:08.91 ID:s/E7HHo0
女「あ、美味しい……男も食べてみる?」

男「うん」

男「あー、チョコチップメロンパンはよく見るけど、これは当たりだね」

女「男のはどうなの?」

男「昔懐かしきな粉揚げパン。これも当たりだね」

女「んー……ええ、美味しいわね、給食で食べたことがある味だわ」

男「戦後間もないころ、カロリーを取れるように考えられてできたらしいよ」

女「そうなの……あ、面白い話、久し振りに聞いた気がするわ」

男「そうかな……あれ、それだといつも俺の話、つまらない?」

女「そういう意味じゃないわよ、もう……」
264 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/02/27(金) 00:39:48.42 ID:s/E7HHo0
(男宅)
男「ただいま」

女「お邪魔します」

男「妹ー? あれ、居ないのかな? あ、居た……寝てるや……」

女「あら本当……」

男「……部屋で寝かせるか――」

女「タオルケット持ってきてあげたら? 起こしたら、可哀そうじゃない?」

男「……風邪、ひかない?」

女「大丈夫よ、今日はとても暑かったから……プールで泳ぎすぎたのかしらね?」

男「そうかな……?」

女「……子どもみたいで、いいわね……?」

男「……妹は確かに子どもだと思うけど……?」

女「……はぁ……」

男「え!? 俺、何か変なこと言った?」

女「……知らないわ、もう……ご飯作りましょうか?」

男「……怒ってる?」

女「怒ってないわよ」
265 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/02/27(金) 00:41:40.73 ID:s/E7HHo0
妹「じゃあね、女お姉さん!」

女「ええ、またね、妹ちゃん」

男「ちょっと送ってくるよ」

女「良いわよ、最近疲れてるんでしょう?」

男「毎日そういうわけにもいかないよ」

女「寝なさい」

男「断る」

女「ねーなーさーいー!」

男「だーんーこーこーとーわーるー!」

女「……はぁ……じゃあ、お願いするわ」

男「うん」

妹「……夫婦喧嘩?」

男・女「違うって」
266 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/02/27(金) 00:42:16.17 ID:s/E7HHo0
女「……最近、どうして忙しいの?」

男「え? ……気になる?」

女「……無理には聞かないわ」

男「ちょっと、今はまだ言いづらい、かな」

女「そう」

男「……来週の火曜日、講習の終わりに、スーパー寄ろうか?」

女「あ、クレープの日ね」

男「最近、ずっと忙しくて迷惑かけちゃってるから、ご馳走するよ?」

女「……そうさせてもらおうかしら?」

男「うん」
267 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/02/27(金) 00:42:46.24 ID:s/E7HHo0
女「送ってくれて、ありがとう」

男「ううん、きにしないで。久しぶりに来た気がするよ」

女「そういえば、そうね」

男「……また時間があったら、よってもいいかな?」

女「ええ」

男「……じゃあ、またね」

女「ねえ、男……月曜日、遊びに行ってもいいかしら?」

男「……もちろん、紅茶とお菓子用意して待ってるよ」

女「ふふっ、ありがとう」


今回はここまでです、そろそろ寝ます、お休みなさい。
268 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/02/27(金) 00:43:38.23 ID:OHWuwaU0
おつかれさまー
269 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/02/27(金) 00:48:35.03 ID:gPQTI/Uo
乙ー
毎度楽しませてもらってるよー
270 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/02/27(金) 00:59:46.89 ID:P2wB1ADO
元祖は料理得意なの?
271 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/02/27(金) 08:51:32.57 ID:s/E7HHo0
>>270
得意ではない。
料理のサイト見て、家庭科のバランスを考えた料理をなんとなく組み合わせてるだけで、
同じ料理はほぼ作ったことがないもの……;

いくつか自己流あるけど
272 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/02/27(金) 18:08:33.15 ID:nEQBIuE0
ちょっととか言ってガッツリ投下するのが元祖クオリティか 
273 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/28(土) 18:32:11.84 ID:Ivo1EEAO
wktk
274 :@大 ◆R5D.53zDuI [sage]:2009/03/02(月) 03:43:06.20 ID:5LYrBIAO
まずい、遅れをとった

@翌朝、スーパーさいや
男「玉葱はまだあったな……人参、笹身、あと適当に冷凍食品買っておくか」
男「よし、今晩はカレーだ……お?あれは女か……?」

女「焼酎……日本酒……ワイン……どれにしよう」
男「よう」
女「!!お、男……」
男「女のおかげで、何か料理が楽しいぜ」
女「そうなんだ」
男「晩酌、お供しようか?」
女「え?飲んだことあるの?」
男「いや、まだ……まあ、少しなら大丈夫だろ」
女「うーん……まあ、構わないけど」
男「今日も何か教えてくれよ、そしたら夜は酒だぜ?」
女「え?良いの?」
男「おう」
女「えへへ、そうしようかな」
275 :@大 ◆R5D.53zDuI [sage]:2009/03/02(月) 03:43:53.89 ID:5LYrBIAO
@男アパート
女「お邪魔しまーす」
男「おう、ゆっくりしてくれ」
男「……」
男(あれ?俺、この間、オカズどこにしまったっけ?)
女「天気良いのに布団干さないの?」
男「あ、そうだな――」
男(ロフトの上に開きっぱなしじゃねーか!!)
女「私、やろうか?」
男「まあまあ待て待て、物事には順番があってだな」
女「?」
男「うん、女には昼飯作ってもらおうか」
女「……そう?」
男「おう、無茶苦茶うまいの頼む」
女「何か隠してる?」
男「いや、何も」
男(やっべー……よし、どこに隠す……?)

意表をついて本棚に堂々と……? オーソドックスに収納ボックス……? 絨毯の下ならばれないんじゃね?

男(……よし)
276 :@大 ◆R5D.53zDuI [sage]:2009/03/02(月) 03:44:54.87 ID:5LYrBIAO
@昼食
女「はい、できたよ」
男「おう……」
女「もう掛け布団はいらないと思うよ」
男「だな……片付けるか、ちょうど掃除機かけるとこだったしな」
女「……布団干すのに、少し変なことしてた気がするんだけど」
男「そうか?」
女「……気のせいかな?」
男「これは炒飯か、うまそうだな!」
女「え?あ、うん……お米はあしが早いからね、すぐに食べないと」
男「へー……」
女「卵もサル……ほら、菌が怖いよ?」
男「……サルモネラ菌?」
女「そう、それ」
男(シビア……)
女「さあ、食べて食べて」
男「おう」
男(バレてないぜ……)
277 :@大 ◆R5D.53zDuI [sage]:2009/03/02(月) 03:47:12.00 ID:5LYrBIAO
@昼食後
女「あ、男、バトレボあるの?」
男「まあな、実家と友……他学科なんだけどな、よくやるんだ」
女「私も持ってるよ、やらない?」
男「え?てか今まさにここにあるんだ」

女「えいっ」
男「あ、なんだこれ……って、まずい、同じ技しか出せねぇ!」
女「ふふん」

女「わっ、ついてない……」
男「まだまだだぜ」

男「あー、完敗だわ、うん」
女「えへへ……」
278 :@大 ◆R5D.53zDuI [sage]:2009/03/02(月) 03:48:21.10 ID:5LYrBIAO
@晩飯
女「肉じゃができたよ」
男「良いにおいだな」
女「今日の肉じゃがは上出来だよ」
男「いつも失敗するのか?」
女「張り切っちゃった」
男「ふーん……まあ、良いけど」
女「いただきまーす」

男「おお、うまいな」

晩酌編直前でいったん切るぜ
279 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/03/02(月) 11:08:31.85 ID:F7VhYvko
          .∧∧_______   
        オツ(゚Д゚ )          |
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             ヽ────────┘
280 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/03(火) 00:38:43.35 ID:uoU6.1M0
毎回待たせてしまってすまんです;
続けますね。


(月曜日)
女「お邪魔するわ」

男「うん」

女「妹ちゃんはお友達の家かしら?」

男「そうだよ、宿題今日中に終わらせて、夏休みは遊ぶんだって」

女「計画的なのね」

男「俺も時間があったら遊びたいよ」

女「……あの――」

男「あ、そうだ、明日からの数学、ちょっと教えてもらってもいい?」

女「ええ、いいけど……」

男「代わりに、化学全範囲、俺が考えるよ」

女「……ええ……」

男「どうかした?」

女「……何でもないわ、はじめましょう?」

男「……?」
281 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/03(火) 00:39:01.98 ID:uoU6.1M0
男「――気体1molは、体積22.4l=22.4×10の3乗、
  分子数は6.0×10の23乗、分子量をMとすると、Mgとして考えると良いよ」

女「……こうかしら?」

男「そうそう、だから分子量はこれを解いたら出てくるよ」

女「なるほど」

男「休憩しようか?」

女「そうね……」

女「……ねえ、男」

男「うん?」

女「夏期講習終わってから、時間は取れるの?」

男「そうするつもり」

女「そう……よかったら、どこかへ遊びに行かない?」

男「うん……行けたら行こうか?」

女「……ええ……」

男(……あれ? おこらせちゃったかな?)
282 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/03(火) 00:39:17.11 ID:uoU6.1M0
(居間)
男「ちょっと待っててね、紅茶淹れてくるよ」

女「手伝うわよ」

男「大丈夫、簡単なことばかりだから、適当にくつろいでてよ」

女「そう?」


女「あ、新聞……広告も……畳んでおきましょうか」

女「あ、洗剤……この間よりも5円高いわね、得したわ」

女「プラズマテレビ……一、十、百、千、万……特価じゃないわね」

女「あら、これは……」


男「お待たせ……あ、ごめん、散らかってたね。何見てたの?」

女「何も見てないわよ?」

男「そう? あ、貴金属……」

女「あら、本当」

男「女さんはそういうの好きなの?
  妹も、よくダイヤモンドとかルビーの指輪見てるけど」

女「……結婚した後くらいにしか、興味ないと思うわ」

男「……そう?」
283 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/03(火) 00:39:31.75 ID:uoU6.1M0
(夕方)
女「そろそろ帰るわ」

男「今日はありがとう、予習終わらせることができたよ」

女「……日頃、しっかり起きていてくれれば、休み時間にも教えてあげられるわよ」

男「う……すいません」

女「休み時間に教えてもらうこともできるわね」

男「……善処します」

女「冗談よ……」

女「……ねえ、男」

男「ん?」

女「講習明けの話、考えておいてね」

男「え? あ、うん」

女「じゃあね、また明日」
284 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/03(火) 00:39:47.81 ID:uoU6.1M0
(翌日)
女「お邪魔するわよ」

男「おはよう」

女「あら、今日は起きてるのね」

男「起こしてもらってばかりだと、悪いからね」

女「ちょっと残念だわ」

男「え?」

女「何でもないわよ、もう……」

男「時間、ちょっとあるから、ゲームでもする?」

女「やったことないわよ」

男「そう……えっと、何かあったかな……」
285 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/03(火) 00:40:04.50 ID:uoU6.1M0
男「……ダウト」

女「残念、はい全部どうぞ」

男「えー……一気に20枚近く増えた……」

女「そういうこともあるわよ」

男「……結局、トランプしか思いつかなかった……」

女「バッティングセンターの方が良かったかしら?」

男「朝から汗を流したくないなぁ……」

女「じゃあ、つぎは豚のしっぽでもやりましょうか?」

男「手持ちが増えるゲームばっかじゃないか……」

女「そうかしら?」

男「しかも何気なく強い」

女「一人でトランプやってたら、何となくカンが着くのよ」

男「……しばらくトランプ付き合うよ」

女「どうしたの?」

男「いや」

男(なんか憐れんでしまう……一人でトランプって……)
286 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/03(火) 00:40:26.05 ID:uoU6.1M0
(夏期講習数学・化学一日目)
担任「こういう解き方で解けば解けるなー。
   ほれそこ、ガム噛んでただろ、ペナルティーだ、(23)解けー」

男「先生、あれで教えるの上手だよね」

担任「はい正解ー。そうだな、境界は塗ったらダメだぞ。
   キリが良いから5分休憩しようか」


女「分からないところ、あった?」

男「いや、女さんのおかげで随分と簡単にできるようになったよ」

女「それはよかったわ」

男「対策ノートそのままだったからね」

女「そう、それはよかっ――わたし、見せた覚えはないんだけど?」

男「あ、いや、俺の、ね。女さんに見せてもらったのをまとめたんだ」

女「そう……」

男(よかった、免れた)

女「……あと、『さん』じゃなくていいわよ……もっと、フランクになれないの?」

男「あ、ごめん……結構フランクだと思うけどね」
287 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/03(火) 00:40:40.83 ID:uoU6.1M0
(放課後)
男「今日はスーパー寄るんだよね? 大丈夫?」

女「ええ、おごりだって言うことも忘れないでね」

男「もちろんだよ」

……

男「あれ?」

女「臨時休業? ついてないわね」

男「……買い物して帰ろうか?」

女「そうね」

男「デザートコーナーもあるし、プリンでもアイスでもいいよ」

女「……今度の機会にクレープを取っておくわ」

男「あ、さいですか……」

女「クレープの方が、豪華だしね」

男「まあね」

女「……本当に、体調は崩さないでよ」

男「うん……」
288 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/03(火) 00:41:00.33 ID:uoU6.1M0
――結局、2日目も寝坊して、また女さんに弁当を作ってもらった。
 その日の終わりも、すぐに帰らされて、予習をしてすぐに寝て、今日になった。
 今日は配達する件数が30件ほど増えたため、いつにもまして疲れていて、
 休み時間に入るとすぐに机に突っ伏していた。

(夏期講習三日目 休み時間)
女「男――あら……」

男「……クー……クー……」

女友「よっぽど疲れてるのかな? 男君が寝ちゃうなんて」

女「そうね……」

女友「女さんが教えたところはしっかりと覚えてくるんだもん、驚いちゃった」

女「ええ、そうね……」

女友「……あれ、寂しい?」

女「……そうね……って、違うわよ、ここのところずっとこんな調子だから……
  なんとなく、心配してるだけよ」

女友「ふふふふ、んもう、照れちゃってー」

女「もう、女友ちゃんは……お手洗い行ってくるわ」

女友「照れ隠し、照れ隠し。行ってらっしゃい」

女「……もー……」
289 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/03(火) 00:41:15.77 ID:uoU6.1M0
男友「そういや、今日男を見かけたな」

女友「どこで?」

男友「俺の家の前で。
   こっそり――あ、いや……男によく似た別人だったんだけどな」

女友「……はぁ?」

男友「うん、何でもない、忘れてくれ、どろたぼう」

女友「どろ……た、何て?」

男友「お、女も帰ってきたな。
   てか、もうそろそろ授業始まるな」

女友「ねー、何てー?」

女「男、授業始まるわよ」

男「むー……本当だ……ごめん、ありがとう」

女「大丈夫なの? 体調悪かったら、病院行くわよ?」

男「大丈夫、本当に最近、ただ疲れてるだけだから」

女「なら良いけど……」

男友「……」

女友「んもう、男友くんなんか知らない」
290 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/03(火) 00:41:30.49 ID:uoU6.1M0
(昼休み)
女「今日はササミとチーズでカツを作ってみたわ」

男「おー……充電完了」

女「ふふっ、なぁに、それ」

男「あれ、そんなに面白かった?」

女「ずっと疲れてばかりだったから、コミカルさが面白かっただけよ……」

男「そうかな……」

……

男「……スー……スー……」

女「男、起きなさい」

男「……え?」

化学教師「男、難問解いてもらおうか」

男「え? あれ!?」

化学教師「解けたら免罪、解けなかったら……この教室、掃除してもらおうかな、一人で」

男「え? そんな……」


男「……と、思ったけど」

化学教師「……よく解けたな、正解だ」チッ

男「……先生……舌打ち」
291 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/03(火) 00:41:48.05 ID:uoU6.1M0
(夏期講習 数学・化学三日目 放課後)
女「今日も早く寝るのよ」

男「そうしよう……」

女「もう、授業中に寝るほどの用事って……それってそんなに大事なの?」

男「うん……」

女「……私が用事を任せたとしたら、どっちの方が大事?」

男「え? ……うーん……比べることなんてできないよ……」

女「……そう、困らせて悪かったわ……」

男「いや、困ってはないけど」

男(女さんのためのバイトなんだから、女さんの用事と比べるなんて無理じゃないか……)

女「……解けないで居残りしてればよかったのに」

男「……怒ってる?」

女「違うわよ、バカね……一緒に居られると思ったのに……」ボソボソ

男「?」
292 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/03(火) 00:42:05.14 ID:uoU6.1M0
(男宅)
男「メール来てたんだ……男友からだ」

男友『バイトもほどほどにな』

男「あの時間でよく気づかれたな……」

男『知ってたんだ……女さんには内緒でお願いします』

(ブーブーブー)
男友『女にだけか?』

男『いや、他の人にも。バイト禁止だから;』

(ブーブーブー)
男友『何のためにバイト始めたのかは、なんとなく想像がつくけどな
   でもおまえは心配かけすぎだと思うぞ』

男『うん……きをつけるよ、ありがとう』


男「男友、寝ちゃったのかな?
  まあ、いいか……俺も寝よう」
293 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/03(火) 00:42:19.23 ID:uoU6.1M0
(翌週 火曜日 夏期講習生物/物理一日目)
女友「男友くんは物理、私は自習、二人は生物だよね?」

女「ええ」

男「男友は新棟の方にもう行ってるんじゃないかな?」

女友「んもう、通い妻じゃないんだからっ」

男「あ、そう……」

女友「休みはまた二人で勉強でもしてたのかな?」

男「あ、その……俺の方が忙しくて、勉強できなかったんだ……」

女友「ふーん……ほどほどにね、嫁さん心配してるぞ」

女「女友ちゃん……」

男「き、気をつけるよ……」
294 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/03(火) 00:42:57.26 ID:uoU6.1M0
(生物実習室)
生物教師「このように、目の構造は実際にモノを反転させて情報化しているのが分かる」

男「……」うつらうつら

生物教師「男ー、眠いだろうが、ちょうど目の話だ、しっかり見とけよ」

男「は、はい」

女「もう……」

……

(放課後)
男「さあ、帰ろうか」

女「お手洗い行ってくるわ」

男「うん、どうする――」

生物教師「ああ、男……荷物職員室に持っていくの手伝ってくれないか?」

男「あ、はい……」チラッ

女「あとでメールでもするわ……」

男「そう? ありがとう」

女「仕方がないことだわ」
295 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/03(火) 00:43:22.35 ID:uoU6.1M0
(ちょうどそのころ 渡り廊下)
男友「おーす、久女ー。笛持ってサボタージュかー?」

久女「フルート! 男友君と女友さんか、仲の良いことで」

女友「久米ちゃんも、早くいい人見つけなよー」

久女「会社の同僚ですか……今、恋愛中だけど叶わないんだよー」

女友「そうなんだ……見せつけちゃおうかなー」

久女「グルルルルルルル、なんてね」

女友「冗談、冗談……理想の人とか居るの?」

久女「クリスマスとかバレンタインは一緒に過ごしたいよねー。
   あとあと、一緒に旅行に行ったり、某黒ネズミの遊園地に行ったりしたいねー」

男友「夢見すぎだな……」

久女「あとさ……誕生日は、絶対に祝ってほしいよね。
   誕生日忘れられちゃうのは、ちょっと辛いかなー」
296 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/03(火) 00:43:39.26 ID:uoU6.1M0
男友「そこまで仲が良いのは俺らか男らか、どっちかの組だな」

女友「んもう、男友くんは……」

久女「……そうかな」

男友「は?」

久女「何か、男君ってさ――
   最近女さんほったらかしだし、それでいながら、一緒に居るし……」

男友「本当に付き合ってるのか、ってか?」

久女「そんなところかもね」

女友「悪い関係ではないと思うんだけどな……」

久女「……男君ってさ、女さんをどう思ってるんだろうね……。
   意外と一人でいて大人しそうだから狙ったとかだったりして」

女友「く、久女ちゃん……」

久女「何考えてるのか、よく分からないよ……ひどいと思わないの?」

男友「男はそんなにひどい奴じゃない、俺が保証してやる。
   だからさっさと笛持って練習しやがれ、笛部部長」

久女「ブラスバンド! 言われなくてももう部屋に帰るよー!」


女「……」

女「……『どう、思ってる』……かしら……?」
297 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/03(火) 00:43:52.77 ID:uoU6.1M0
(駐輪場)
女友「女ちゃん、お疲れ様」

女「ええ」

女友「あの、女ちゃん……」

女「何?」

女友「……あの、男くん待ち?」

女「……ええ」

女友「……」

男友「おーい、ぬらりひょん、早く支度しろー」

女友「あ……」

女「呼んでるわよ? ちょうど男も来たみたいね」

女友「……うん、またね」

女「ええ」


男「待っててくれたんだ、ごめん……先に行っててもらってもよかったのに」

女「ちょっとだけ、帰る時間が延びただけよ、大したことじゃないわ」

男「そう?」
298 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/03(火) 00:44:23.60 ID:uoU6.1M0
女「夏期講習、どんな感じかしら?」

男「良い感じだと思うよ、教え方もうまいし、予習もはかどってるし……。
  ……ありがとう」

女「それは、よかったわ……今日も忙しいのかしら?」

男「うん、もうすぐで時間取れるようになるけどね」

女「……ねえ、男」

男「ん?」

女「私のこと、どう思ってる?」

男「え?」

女「……答えて」

男「……女さんはやっぱり、すごい人だと思うよ……あ、ごめん……『女』は……」

女「無理に言わなくてもいいわ……」

男「そう……? ごめんね?」

女「……」
299 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/03(火) 00:44:35.68 ID:uoU6.1M0
女「男……」

男「うん?」

女「……しばらく、独りにしてほしいの……」

男「……え?」

女「……」

男「……そう、か……」

女「悪いわね、夏休み明けに向けて、勉強も資格も取っておきたいの……。
  何もすることがないなら、有意義に過ごしたいじゃない?」

男「……そうだね」

女「……また、夏休み明けに会いましょう」

男「……うん……」
300 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/03(火) 00:44:51.58 ID:uoU6.1M0
(男宅)
男「……」

男「……だよね……女さんのために頑張ってはいたけど、ずっと相手してなかったもんね」

男「なのに、朝は起こしてくれて、ご飯も作ってくれて……」

男「……謝ったほうが良いのかな……そっとしておいた方が良いのかな……」

男「勉強も資格も、きっと建て前なんだよね……」

男「……」

男「…………」

男「あ、給料日だ……給金、何に使おう……
  いっそ、妹とちょっといいレストランへ食べに行こうかな」

男「……」

男「……誕生日、きっと独りだよね……」

男「……目が、熱いや……」
301 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/03(火) 00:45:07.35 ID:uoU6.1M0
(女宅)
女「……これで、リセットね……やり直せるのかしら……
  いつもこうしてきたから、苦しくはないわね」

女「むしろ、他人に気を使わなくてもいいから……気が楽だわ……」

女「……すごい人、って……私のことをしっかりと考えて行ってくれていたのかしら?
  きっと、誰でも言えたことなのよね……だれでもよかったのかしら?」

(♪♪♪〜)
女「!? ……メール……女友ちゃんからだ」

女友『先週の化学、教えてもらってもいい?』

女『どこの問題?』

(♪♪♪〜)
女友『5ページの例題すぐ後の問題
   電気分解のところ』

女『ちょっと分からない、ごめん』

(♪♪♪〜)
女友『そっか、ありがとう
   生物どこまで進んだ?』

女『分からない問題を飛ばしながら、一応最後まで』

(♪♪♪〜)
女友『早いですな(笑
   もしかして勉強中だった?ごめんね』

女『大丈夫、ちょうど休憩してたところだから』

女「……女友ちゃん、もしかして私が居たことに気付いてたのかな……?」
302 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/03(火) 00:45:24.70 ID:uoU6.1M0
(女友宅)
女友「今日の、もしかして聞いてたのかな……。
   そうだとしても、気にしてなければいいけど……これでいいかな? 送信、と……」

女友『突然だけど、今日、何かあったでしょ?』

(♪♪〜♪〜♪〜〜)
女『どうして?』

女友『文章短いし、顔文字使ってないから、ちょっと気になった』

(♪♪〜♪〜♪〜〜)
女『大丈夫だよ(^^*
  それに、いつもそんなに長い文章は撃ってないと思うんだけど(^^;』

女友『ほんとにー?
   嘘だったら駅前の喫茶店で、トロピカルサンデーおごりね(笑』

(♪♪〜♪〜♪〜〜)
女『別に、おごっても良いよ(-_-;
  そろそろ糖分摂りたいよね(^O^
  講習、疲れるもんね……(>o<』

女友『今度喫茶店に行ってみようか?
   気分転換も必要だよね(笑』

(♪♪〜♪〜♪〜〜)
女『そうしよう(^^//
  またね(^O^ノシ』

女友「今週の金曜で講習の前半が終わるから、その帰りかな……。
   ……あ、男友くんも協力させちゃお。送信、と」

女友母「女友ちゃん、ご飯できたわよ」

女友「すぐ行きまーす」



ここまでです、修正兼ねて、ちょっと遅れるかもしれないです;
それではお休みなさい。
303 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/03/03(火) 00:57:37.49 ID:fEh8CHwo
乙です
304 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/03/03(火) 14:44:14.36 ID:Jz1BgoAO
読み終った 乙
携帯からだけど楽しみに待ってる
しかし皆ROMってるな
305 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/03/03(火) 15:20:15.01 ID:JWj3KPwo
ぶたのしっぽがすごい懐かしかった
乙です
306 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/03/03(火) 18:19:52.41 ID:E48.8G20
乙だぜ
307 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/03/03(火) 18:47:40.04 ID:hogJEOo0
男がへたれ化してきたな・・・
308 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/03/03(火) 22:44:59.82 ID:7YFBi2DO
女かわいそう……
309 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/03/04(水) 13:18:24.26 ID:1U7gdcDO
いつまでもまつさ。
310 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/03/04(水) 14:14:27.09 ID:0ZT0a3M0
期待
311 :@大 ◆R5D.53zDuI [sage]:2009/03/05(木) 02:46:16.42 ID:Raclh6AO
元祖の方乙
書くぜ

@酒盛り開始
女「んー、美味しいー」
男「こっちは……あ、フルーティーなんだな」
女「そういうお酒だもん」
男「あ、何かアルコールっぽいな」
女「男も飲んでみる?」
男「ちょっとだけ」

男「――けふっ!? に、匂いきっつ!?」
女「あはは、男弱いー」
男「女は強いのか?」
女「うん、中学生からワインくらいなら飲んでたよ」
男「中学生か……正月に日本酒で吐いた記憶しかねーな」
女「日本酒大好きー」
男「慣れそうにない」
女「男も大好きー」
男「は!?」
女「にゃははははは」
男「……本当に酒、強いんだろうか……?」
312 :@大 ◆R5D.53zDuI [sage]:2009/03/05(木) 02:46:58.00 ID:Raclh6AO
@酒盛り後
女「ZZZ……」
男「……これはないわ……」
女「うーん……」
男「正直な、俺は膝枕に憧れはあるが、膝枕をするのは夢にも思わなかった……」
女「ZZZ……」
男「……おー、髪さらっさらじゃねーか」
女「えへへー……」
男「やべっ、起こしたか!?」
女「んー……ZZZ……」
男「……セーフ……って、セーフじゃねーよ」
男「起きてもらわないと俺が困るっつーの」
女「ZZZ……」
男「……駄目だ、ぜってー起きねーよ……」
男「……」
男「ほっぺたぷにー」
女「んむぅ……」
男「……鼻を押したらコピーロボットに戻ったりして」
女「んー……ZZZ……」
男「……いかん、足が痺れてきた……」
313 :@大 ◆R5D.53zDuI [sage]:2009/03/05(木) 02:47:46.72 ID:Raclh6AO
@続・酒盛り後
男「クッション……よ、っと、あともうちょい……」
女「ZZZ……」
男「カモーン、クッション!!痛い痛い、筋肉つりそ――つった!!」
女「んー……」
男「女、文句あるかもしれんがしばしまたれい!!痛ぇ……」
女「……」ぎゅっ
男「ちょっ、おい……」
女「……弟ぉ……母さん……」
男「……」
女「……ZZZ……」
男「動きにくいわ」
女「……お父……さま……ZZZ……」
男「はっ!?片足だけ伸ばせばいけるんじゃね!?」
男「ははっ、俺策士!」
男「せーのっ!!」ぴきっ
男「……そうなりますよね……いてぇ……」 ←わき腹+股関節辺りがつった

一応ここまで
鈍足ですまない
314 :@大 ◆R5D.53zDuI [sage]:2009/03/05(木) 04:44:24.76 ID:Raclh6AO
やっぱりもうちょい

@深夜
女「うーん……」
女「……寝ちゃったんだ……」
女「男は……ロフトか……」
女「……くしっ!!風邪ひいたかな……」
男「……くしんっ、へくしっ!!」
女「……布団かけてないんだ……」
女「……はい、ありがとう、これは男がかけてて」
女「……絨毯ずれてるね、直しておこう……」
女「……絨毯の下、色々入ってるよ……レシートとか、広告とか……」
女「もう……えへへー、こんなに誰かの世話やいたの、弟以来だな……」
女「……元気かな……」
女「……ぐすっ……」
女「……男、やかん借りるよ……」
男「……へくしっ!!」

女「んっ、んっ……くぁー……」
女「……うぇっ……ぐしっ……」
女「泣かないって決めたんだからっ……!!」
女「んっ……んっ……くふぅ……」こてん
女「……すー……すー……」
315 :@大 ◆R5D.53zDuI [sage]:2009/03/05(木) 04:45:20.11 ID:Raclh6AO
@朝
男「ぅあー……頭痛い……あれか、これが二日酔いだな……あー、いてぇ……」
女「すー……すー……」
男「って、一回起きたな?風邪ひくぞ……ほら、かけとけ」
女「むぅ……すー……」
男「さて、何食べよう……って、用意されてる……」
男「女様々だぜ」
男「いただきまーす」
女「すー……すー……えへへー……」
男「……どんな夢見てるんだ……」
男「休みで良かったな」
男「……ハピで止めないPT作ろう……」
男「……その前に何か飲み物……気持ち悪い……」
316 :@大 ◆R5D.53zDuI [sage]:2009/03/05(木) 04:45:53.77 ID:Raclh6AO
@朝食後
男「うまかった……久々にスレ立ててみるか」
男「隣で同級生が酔い潰れてるんだが……いや、安価の方が良いか……?」
男「……リア充って叩かれそうだな、止めとこう」
女「……すー……すー……」
男「寝息って……意外といろっぽいよな……」
男「……はっ!?何を考えてるんだか……」
女「うぅん……」
男「……いや、今のはセーフ、息子よ、部屋でおとなしくしてなさい」
女「んんっ……けふっ、けふっ……」
男「……口に……無理矢理……!?」
女「んふっ……すー……すー……」
男「……さ、誘ってる……!?」
男「……賢者にクラスチェンジだぜ……」
ガチャ……バタン
317 :@大 ◆R5D.53zDuI [sage]:2009/03/05(木) 04:47:30.55 ID:Raclh6AO
@クラスチェンジ、大学生→賢者
男「ふぅ……」
女「男、おはよう」
男「おおお、女、おおおはよう!!」
女「ごめんね、寝ちゃった」
男「いや、寝心地悪いところで悪いな」
女「ううん、なんか安心しちゃった」
男「そ、そうか……」
男(ばれてはないな)
女「朝ごはん、残りもらうね」
男「あ、飯まで悪いな」
女「一宿一飯のお礼だよ」
男「そうか」
男(一飯は女が作ってないか?しかも三食だし)
女「食べたら一回帰るね」
男「まだ居ても良いぞ?」
女「……お風呂入りたいの」
男「お、おう……そうだな、すまん」
男(ほのかな汗の香り……いかん、クラスチェンジ失敗だったか)

眠れないぜ
318 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/03/05(木) 22:56:45.08 ID:x1oY25wo
319 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/03/07(土) 18:01:46.55 ID:8QHFv.AO
そして誰も居なくなった
320 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/07(土) 18:27:51.73 ID:ZxYQAV60
大丈夫、今書いてます。
今日中にあげないと、しばらく戻ってこれないんで;
321 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/03/07(土) 18:36:27.29 ID:Hc1Oegg0
何があったのかkwsk
言える範囲で良いから
322 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/07(土) 19:15:36.15 ID:ZxYQAV60
>>321
季節の変わり目で、行事が多くてやることが増えてしまったことと、
今夜から県外なのでPC使えない=データ持ち越せない;

大分開くかもしれない、スマソ;


(翌日 昇降口)
男「あ……」

女「……おはよう……」

男「うん……おはよう……」

女「……」

男「……」

男友「おーす、オシドリ夫――」

――。

男友「つぉー……アルミ製弁当箱の角は反則だろ……」

女友「ごめん、大丈夫だった?」

男友「いや、すげぇ痛い――」

女友「お弁当箱」

男友「お約束だな、おい!?」

男「ははは、仲良いね」

男友「お前らに言われるようなことじゃない――」

――。

男友「痛いって! 目覚めるって! まだ越えたくないぞ、ギリギリの線は!!」

女友「はいはい。図書館行ってるからね」

男友「おー……」


女「仲、いいね……か……」
323 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/07(土) 19:15:52.49 ID:ZxYQAV60
(休み時間)
男「……」

女「……」

男(起きてたら、何か気まずいよね……寝たふりしてよう……)


女友「むー……」

男友「んー……ふむ……男友、寝てばっかじゃ疲れるだろ、ちょっとは俺の相手も――」

――。

男友「……さーて、ちょっとトイレにでも行ってこようかなー……。
   シャーペン喉仏かすったよ!? あぶなっ!!」

女友「……」じーっ

男友(はっ!? これはアイコンタクト……)

女友(ちょっと二人とも気まずいみたいだから、そっとしておいてあげて。ね?)

男友(なるほど。わかった、3人で俺を除け者にしようって魂胆だな?
   ははっ、サード、サード! 女王様って呼んでやるよ)←もちろん語釈です


女(……独り、かぁ……)
324 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/07(土) 19:16:04.44 ID:ZxYQAV60
(午後 生物終了後)
女「……あ……お、おと――」

女友「女ちゃん、たまには一緒に帰ろうよ」

女「え?」

女友「男友くん先に帰っちゃって……
   拗ねちゃったみたいで、ちょっと帰りつき合ってほしいな」

女「……え、ええ……もちろん」

女友「ありがとう。男くんは……あ、先生と話しこんじゃってるね……
   帰る約束してる?」

女「……して、ないわ……」

女友「あとで連絡入れておこうっと……
   いこう、女ちゃん」

女「ええ……」


男「……ありがとうございました」

生物教師「ちゃんと睡眠はとれよ、最近たるんでるぞ」

男「はい……」

男(女さん……帰っちゃったよな……)


男「どうしようかな……早く帰って、妹と遊んであげよう」
325 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/07(土) 19:17:11.48 ID:ZxYQAV60
男友「よう、男」

男「あ、男友……帰り?」

男友「いや、掃除サボってきた」

男「……いいの?」

男友「ああ、クラスの奴に貸したかりを押し付けて返してもらった」

男「あ、そうなんだ……」


男「女友さんは?」

男友「なんか、図書館に居なくて、
   司書さんに聞いたら用事があるから先に帰るって伝えられた」

男「そうなんだ」


男友「新聞配達始めたんだな」

男「うん……」

男友「……渡せると良いな」

男「うん……」

男(ひとの気も知らないで……自業自得なんだけどね)


短くて済まん、尻切れになるんでいっかい切ります;
なるべく急ぐ、ちょっとだけ待っていてもらえるとうれしい;
326 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/03/07(土) 19:59:56.02 ID:unum9iUo
327 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/03/07(土) 20:18:03.41 ID:XMP9HXo0
乙です
間隔が開いてしまうのは仕方ないですね
お茶でも飲みながら何日でも張り付いて待ってますww
328 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/03/07(土) 22:11:07.68 ID:u5hszQDO
329 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/03/07(土) 22:42:57.15 ID:RRIOHgI0
乙なんだぜ
330 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/03/09(月) 01:08:11.23 ID:I9Pp8YDO
ずっとまってるんだから!
331 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/03/11(水) 01:06:35.46 ID:LSMTn6AO
元祖の方が忙しい合間に

@午後
女「男、今夜も遊びに行っても大丈夫?」
男「おう」
女「今日は何食べたい?」
男「うーん……女――」
女「え?」
男「……が食べたいやつで何かおすすめ頼むわ」
女「な、何だなるほど……うん、分かった」
男「?」
女「さ、さーて、何を作ろうかなぁ!?」
男「……何なんだ……?」
332 :@大 ◆R5D.53zDuI [sage]:2009/03/11(水) 01:07:58.76 ID:LSMTn6AO
すまん、酉忘れた

@夕方、男アパート
男「肉じゃがか」
女「嫌いだった?」
男「いや、好きだよ」
女「よかったぁ」
男「……」
女「……どうかした?」
男「いや……何でここまでしてくれるんだろうって」
女「……え?」
男「口も感じもわりーし……俺、あまり女子からの評判よくねーんだ」
女「そ、そかな……?」
男「人付き合いもあまりうまくねーし、飯は大抵一人で食ってたから、にぎやかなのは珍しい」
女「……寂しかったってこと?」
男「……わり、何か不思議だったんだ、気にしないでくれ」
女「うん……でもね」
男「?」
女「本当に寂しくなっちゃうと、感情がどんどん錆び付いて、冷たい人間になっちゃうんだよ」
男「え?」
女「……なんてね……ご飯、たべよう」
男「そうだな」
333 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/03/11(水) 01:08:21.67 ID:LSMTn6AO
@夜
男「じゃあ、また明日」
女「うん、またね」
男「おう」

男「……感情が錆び付く……」
男「……女は何を言いたかったんだろう」
男「……あ、焼酎忘れてる……」
男「まあ、良いか……どうせまた来るんだろ……」
男「……小腹空いたな……スーパーまだ閉店まで時間あるな」
男「……何か買うか」
334 :@大 ◆R5D.53zDuI [sage]:2009/03/11(水) 01:11:31.62 ID:LSMTn6AO
@スーパーさいや
男「カップラーメンか、最近食ってないな」
男「ベーグルなんてあるんだ……」
男「パンもこの時間だとあまりないな」

男「悶絶北海道海の幸風味期間限定インスタント春雨にするか」
男「あからさまにネタ食品だがな」
乙「あ、男さん」
男「え?」
乙「こんばんは」
男「おう、乙か……買い物か?」
乙「ええ、アルバイトが終わりましたので」
男「何やってるんだ?」
乙「ホテルの清掃スタッフですよ」
男「へー……あまり聞かないな」
乙「そうですか?」
男「布団とかシーツ変えるんだろ?」
乙「ええ、体力使いますよ」
男「女子だと大変だな」
乙「まあ、そうですね」
男(シーツに色々着いてたら嫌だろうな)
335 :@大 ◆R5D.53zDuI [sage]:2009/03/11(水) 01:12:11.35 ID:LSMTn6AO
@スーパー屋外
乙「また今度、色々お話しましょうね」
男「おう、またな」
乙「ええ……あら?」
男「どした?」
乙「いえ……ホテルにキーケース忘れたみたいです……」
男「電話してみたらどうだ?」
乙「夜間は連絡できないんですよ……」
男「そうなのか……」
乙「……」
男「……あのさ、変なことは全然考えてないけどな」
男「……泊めようか?」
乙「え?」
男「いや、知り合いいるし、なんなら俺はそっちで寝るし……」
乙「……お世話になっても良いですか?」
男「ああ」
乙「すいません、お言葉に甘えさせていただきます」
336 :@大 ◆R5D.53zDuI [sage]:2009/03/11(水) 01:12:47.53 ID:LSMTn6AO
@男アパート
男「ここだ」
乙「素敵なお住まいですね」
男「格安物件だがな……嫌味か」
乙「いえ、そんなことは……」
男「まあ良いや、入ってくれ」

男「あ、何か飲む?」
乙「そんな、お構い無く……」
男「まあまあ……ハニーラテ……あ、コーヒー大丈夫?」
乙「ええ……いただきます」
男「遠慮すんなって」
乙「いえ……」
男「じゃ、知り合いに電話するから、布団なり毛布なり、適当に使ってくれ」
乙「あ、いえ……気にしませんから」
男「でもな……」
乙「女性は苦手ですか?」
男「え?いやそんなことは……」
乙「私の不手際ですし、男さんがおくつろぎください」
男「お、おう……」
男(女子、苦手なのに、気ぃつかっちまった……)
337 :@大 ◆R5D.53zDuI [sage]:2009/03/11(水) 01:15:34.01 ID:LSMTn6AO
@男部屋
男「あ、風呂つかうか?」
乙「はい?」
男「ほら、体力使うって言ってたから……」
男「ち、違う、別に他意はないんだぞ……!?」
乙「あの……」
男「え?」
乙「においますか?」
男「いや、そんなんじゃないんだ、きにしないでくれ」
男(あ、ちょっとスポーティーな良いにおい……)
乙「そうですか?でも、気持ち悪いですし、お借りします」
男「おう、タオルも貸すから、使ってくれ」
乙「はい」
338 :@大 ◆R5D.53zDuI [sage]:2009/03/11(水) 01:15:58.48 ID:LSMTn6AO
@乙入浴中
男「……迂濶だった……生々しい……」
男「おいおい、息子よ、もうよるじゃないか、寝静まりたまえ」
男「……下着とか起きっぱなしなんだよな……」
男「ははっ、下着に欲情はしねーよ」
男「……まあ、においには反応しちまったけどな」
男「いや、くさいのが良いんじゃない、女性てきな、ちょっと香るくらいがだな」
男「……誰に言い訳してんだ」
男「……乙って胸どれくらいあるんだろうな」
男「……こう、息子がマシュマロにサンドされてだな」
男「〜〜〜〜〜!!!!!!バカか俺はっ!?」
乙「男さん、どうかしましたか?」
男「いや、レポートで色々ミスったんだ」
乙「はぁ……」
339 :@大 ◆R5D.53zDuI [sage]:2009/03/11(水) 01:16:22.69 ID:LSMTn6AO
@自家発電中
男「……」

男「……ふぅ……」

ガチャ
乙「男さん、ありがとうございました」
男「おう大丈夫なんだぜっ!?」
男(やっばい!!)
乙「男さん?」
男「いや、服畳んでるんだ、気にしないでくれ」
乙「手伝いますか?」
男「いやいや……乙は異性に下着を畳まれたいか?」
乙「ちょっと……遠慮したい、ですね……」
男「だろ?何か棚にあるから、つまんでてくれ」
乙「そうします……」
男(俺、策士)
340 :@大 ◆R5D.53zDuI [sage]:2009/03/11(水) 01:16:41.80 ID:LSMTn6AO
@乙、風呂あがり
男「じゃあ、俺も風呂入るわ」
乙「え?まだだったんですか?」
男「おう……まあ、俺と違って、働いてんだ、一番風呂くらいバチは当たらん」
乙「何だか、悪いですよ」
男「気にすんな」

男「……あれ?風呂が何か……良いにおい……」
男「……ヤバい、早くあったまって上がろ……」

乙「……やることがありませんね……」
341 :@大 ◆R5D.53zDuI [sage]:2009/03/11(水) 01:18:33.11 ID:LSMTn6AO
@男、風呂あがり
男「風呂あがり、何か飲むか?牛乳とか水しかねーけどな」
乙「あ、いえ、お構い無く」
男「入浴後は汗かいて水分なくすからカラカラになりやすいんだぞ」
乙「……大袈裟ですよ」
男「あははは、そうだな、さすがに干からびたがさがさお肌はないよな」
乙「……牛乳、いただけますか」
男「おう」

男「あれ?」
乙「どうかしましたか?」
男「……いや……」
男(本棚がきれいになってる……?)
男(……)
男(うおぉぉぉぉぉぉい!!オカズいくらか本棚に隠したよな!?)
男(見つかったか!?)
乙「……?」
男「カルシウムって大事だよな」
乙「ええ、ストレスがたまりにくくなるそうですね」
男(……ばれてなさげ……?)
乙「本棚、少しいじりましたけど、駄目でしたか?」
男「いや全然、むしろありがたい」
男(大丈夫そう、だな……?)
342 :@大 ◆R5D.53zDuI [sage]:2009/03/11(水) 01:18:55.35 ID:LSMTn6AO
@就寝
男「じゃあそろそろ寝るな」
乙「はい……あの、私はどこで寝れば良いですか?」
男「ロフトの布団使えよ」
乙「男さんは」
男「俺はこたつで良いよ」
乙「駄目です、この時期でも、風邪ひきますよ」
男「気にすんなって」
乙「それに……」
男「お?」
乙「男性の方のお布団にはいるのは、ちょっと……」
男「ああ、なるほど」
男「じゃあ、毛布貸すから、適切に場所占領してくれ」
乙「ありがとうございます」
343 :@大 ◆R5D.53zDuI [sage]:2009/03/11(水) 01:29:29.42 ID:LSMTn6AO
@男、ロフト
男(……)
男(昨日は女で、今日は乙……駄目だ、今やると確実にバレる……)
男(……素数を数えよう、1、2、3、4……って、もう駄目じゃん……)

乙「男さん、お手洗い借りますね」
男「おう」

男(はっ!?何か音が生々しい……)
男(……耐えろ、俺っ!!)

乙「ありがとうございました」
乙「男さん?」
乙「……寝ましたか……」

男(寝たふりだ……)


方針は決まった、あとは書ききるのみ
344 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/03/11(水) 01:31:45.57 ID:BDPKK0Uo
がんばってくれ
345 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/03/11(水) 01:44:46.22 ID:s5V9rfMo
乙です
346 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/03/11(水) 15:34:22.50 ID:B8r0jwDO
・・・ぅ・・・・・・あんまり焦って書かなくてもいいからな
347 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/03/13(金) 18:59:38.37 ID:ekU2a.DO
でもあんまり放置されるのも
348 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/03/13(金) 21:16:15.18 ID:6XXY0Qc0
信じる者のは救われると言う言葉があってだな
349 :@大 ◆R5D.53zDuI [sage]:2009/03/13(金) 23:50:28.74 ID:L4WXcIAO
書けるか……?

@翌朝
乙「お世話になりました」
男「いやいや、そんなにかしこまらないで……」
男(かたっ苦しいの嫌いなんだよな)
乙「近いうちにお礼に伺いますね」
男「お、おう……」
男(ここで断る→説得:長時間→その間敬語だらけ……耐えられないな……)
乙「……どうかしましたか?」
男「いや、なんも」
乙「そうですか?では、また学校で」
男「おう」

男「……良いにおいだったな……だけど苦手なタイプ……」
350 :@大 ◆R5D.53zDuI [sage]:2009/03/13(金) 23:51:24.89 ID:L4WXcIAO
書けた!
電波悪かったのかね?
続けます

@翌週、ある日
男「あ、メールだ」
女〔風邪ひいたみたい。レジュメよろしくお願いします〕
男「はいよー」
乙「あ、男さん」
男「よう、乙」
乙「彼女さんですか?」
男「俺に彼女はいねーよ」
乙「あ、そうなんですか……意外でした」
男「意外か?」
乙「ええ……隣、良いですか?」
男「ん?おう、構わんよ」
乙「失礼します」
男(メール、返信しとくか)
男〔分かった。帰り寄ろうか?飯作るぞ〕
女〔頼むよ。教えた料理のおさらいだね〕
男〔プレッシャーだな〕
女〔昨日ね、面白い番組やってたんだよ、料理番組なんだけどね〕
男〔分かった分かった、帰りに聞いてやるから、おとなしく寝てろ〕
乙「男さん?」
男「ん?」
乙「やっぱり彼女さんでは?」
男「え?違うって」
乙「嬉しそうだったので、さう思ったのですが」
351 :@大 ◆R5D.53zDuI [sage]:2009/03/13(金) 23:51:54.68 ID:L4WXcIAO
@女アパート
女「……」
女「後で聞くってさ」
女「……相手、してほしかったなぁ……」
女「……迷惑なのかな……」

女「……風邪薬、買って来ないと……」
女「……午後にしよう」
女「……最近、ご飯食べられなかったから、栄養が足りなかったのかな」
女「……ちょっとは食べないと……」
女「……料理、できないな……」
女「……ゼリー、確か買ってたよね、朝と昼は、これで済ませよう……」
女「……早く治さないと……」
女「……心配、かけたくない」
女「……――」
どさ
352 :@大 ◆R5D.53zDuI [sage]:2009/03/13(金) 23:52:30.70 ID:L4WXcIAO
@スーパーさいや
男「えっと……筍、人参、あと何だ?」
男「……バカらしいな、うん」
男「出でよ、携帯っ」
男「さすが文明の利器、インターネットで調べてやるさ」
男「……えっと……何で検索したら良いんだ……?」

男「カルパッチョ……ジェノヴェーゼ……ミネストローネ……」
男「……何語だ」

男「……スーパーは後だ、本屋行こう」
353 :@大 ◆R5D.53zDuI [sage]:2009/03/13(金) 23:55:42.13 ID:L4WXcIAO
@本屋
男「なるほど、弱火よりも弱い火力をとろ火というのか」
乙「料理ですか?」
男「おふっ!?いつの間に!!」
乙「いえ、ここに先にいたのは私ですが……」
男「は?」
乙「ここ最近、同じ料理ばかりなので、少し腕を磨こうかと」
男「それはすまんな」
乙「いえ……和食ですか?」
男「ん?ああ、まあ……」
乙「どんなものを作るつもりですか?」
男「とりあえず、まあ……何て言うか……」
男「手軽にできて、栄養があって、安くて、初心者向きの」
乙「エゴイズムですね……」
男「うっせー……料理は最近教えてもらってるばかりなんだよ」
乙「そうなんですか?」
男「おう……あ、これ良いな」
乙「私も今度、お教えしましょうか?」
男「おう、頼むわ」
男「じゃあ、また明日な」
乙「ええ」
354 :@大 ◆R5D.53zDuI [sage]:2009/03/13(金) 23:56:26.71 ID:L4WXcIAO
@女アパート
男「電話出ないしな……寝てるのか」
男「確かこの部屋だよな、表札も合ってる……開いてるか……?」
男「って、鍵かけてねーじゃねーか……邪魔するぞ……」

男「女は……ロフトか」
男「……あ……しまった、買い物忘れた……」
男「……しゃーない、冷蔵庫借りよう……」

男「よし、一応揃ってるな」
男「でも、ほとんど賞味期限ギリギリじゃねーか……何してたんだ……」
男「台所借りるぞ」
355 :@大 ◆R5D.53zDuI [sage]:2009/03/13(金) 23:56:49.81 ID:L4WXcIAO
@台所
男「冷やご飯は一応解凍しとくか」
男「卵に椎茸、水菜、葱、etc、etc……」
男「まず……出汁とるんだったっけ……?」
男「……スーパーより自宅の方が早いよな」
男「……開けっ放しはちっとな……鍵ないのか?」
男「……あ、これか?」

――ガチャン
男「ビンゴ」
男「さっさと鰹節と昆布とって来よう」
男「女は俺のために色々してくれたんだ、これくらいはしないとな」
356 :@大 ◆R5D.53zDuI [sage]:2009/03/13(金) 23:57:12.67 ID:L4WXcIAO
@女アパート
女「――」
男「おい、女、大丈夫か?」
女「ん……あ、男……」
男「ほら、ご飯」
女「わぁ、すごい、卵雑炊?」
男「ああ」
女「でも、これ教えてないよ?」
男「ああ、驚かせようと思ってな、あらかじめ本屋で調べてきたんだ」
女「そんな……手間のかかることしなくても……」
男「いや、俺に色々してくれたんだ、これくらいできないと」
女「……ありがとう」
男「洗い物もしといたから、ゆっくり休め」
女「うん」
357 :@大 ◆R5D.53zDuI [sage]:2009/03/13(金) 23:59:43.54 ID:L4WXcIAO
@ロフト
男「食えるか?」
女「!!だっ、駄目ぇ……」
男「は!?」
女「あまり、寄らないで……」
男「……あれ?俺、嫌われてる?」
女「そうじゃなくて……あの、汗かいてるから……」
男「ああ……悪いな」
女「……ごめんね、気分悪くしたよね……」
男「いや、全然」
男(むしろその仕草とにおいに意識しちまってムラムラしてるよ……ごちそうさま……)
女「……本当?」
男「ああ、汗のにおいっつーか、シャンプーの良いにおいだぞ」
男(洗剤とかと違って、シャンプーのにおいって女の子のにおいみたいで……うはっ、これはヤバい……)
女「男って、変態……」
男「うっせーよ、自覚はある」
女「……へーんたーい……ムラムラとか……しないでよ」
男「……ああ」
男(確信犯だろ、ごちそうさま)
358 :@大 ◆R5D.53zDuI [sage]:2009/03/14(土) 00:00:08.00 ID:G5jbQ2AO
@食後
男「じゃあ、洗い物して帰るな」
女「うん……」
男「ああ、そうだ……女、鍵だけはしっかりかけろ、物騒だろ」
女「大丈夫だよ、この辺安全だから」
男「俺みたいに入ってきてたらどうすんだ」
女「襲わないもん」
男「襲うかもしれねーだろ?」
女「襲われちゃうの?」
男「……襲いません……」
女「ねー、えへへ」
男「でも、かけとけ」
女「心配?」
男「……まあ」
女「えへへ、ありがとう、かけるよ」
359 :@大 ◆R5D.53zDuI [sage]:2009/03/14(土) 00:03:11.13 ID:G5jbQ2AO
@翌日
男「今日も女はいないのか……」
乙「男さん、お隣よろしいですか?」
男「え……お、おう……」
乙「今日は午後の講義、二つとも休講になったのご存知ですか?」
男「そうなのか」
乙「ええ、掲示板に先ほど掲示されていました」
男「そうなのか」
男(ヤバいな、疲れて気が回らなかった……)

他女1「あれ、乙じゃん」
他女2「男も」
乙「おはようございます」
男「おう」
他女1「あたしらも後ろ良い?」
他女2「この辺、以外と陰になるから色々バレないんだよねー」
男「へー」
他女1「そういやあんたら、最近よくいるけど、デキてんの?」
乙「!?」
男「ちげーよ、たまたまだよ」
他女2「前は違う子だったのにね」
男「ん?ああ、まあ」
他女1「え?あのネクラ?ありえないって!」
男「?」
他女2「ちょ、ちょっと……」
男(ネクラ?……まさか女か?)

すいません、ここで>>119 に繋がります。
順番ミスってまじでスンマセン
360 :@大 ◆R5D.53zDuI [sage]:2009/03/14(土) 00:05:04.48 ID:G5jbQ2AO
@昼休み
男「塩ラーメンお願いします」
男「食堂にも慣れたな……」

男「今日も寄った方が良いか」
男「……今日は何を作るか」
男「今日も本屋に寄ってから行くか……」

男「お」
乙「あ、男さん、こんにちは」
男「おう」
他女1「男は食堂?」
男「まーな」
他女2「料理した方が良いよー」
男「む、俺だって料理くらいするぞ」
他女1「例えば?」
男「……パックンチョとか、ジャムベーコンとか、ミネストロとかな」
他女2「すごい、ヨーロッパ的なんだ」
男「まあな」
乙(ぷふっ)
男(やっべー、あれ絶対見栄張ってるのバレてんじゃん……)
他女1「今度教えてよ」
男「え!?」
他女2「私もー」
男「こ、今度、機会があって、時間とれて、俺の右腕の調子がよくて、晴れてたらな」
乙「天気、関係ないですよ、ふふふふふっ……」

一回切ります
361 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/03/14(土) 00:10:15.56 ID:BDhbQpoo
362 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/03/14(土) 00:22:44.10 ID:y96NcCgo
おつ
363 :@大 ◆R5D.53zDuI [sage]:2009/03/15(日) 01:18:55.47 ID:BZmIOQAO
そういや、逆パターンの方は無事なのか……?

@放課後
男「さて、夕方まで時間はあるが……どうすごそう」
乙「男さん、これから何か予定ありますか?」
男「いや、夕方まで何も」
乙「アルバイト先で、映画の格安券をいただいたので、見に行きませんか?」
男「……何で俺なん?」
乙「え?……あ、その……他女1さんも、他女2さんも、都合が悪くて……男さんを見かけたものですから」
男「ああ、そう言う……じゃあ、行こうかな」
乙「はい」
364 :@大 ◆R5D.53zDuI :2009/03/15(日) 01:19:52.63 ID:BZmIOQAO
@女アパート
女「男、出ない、な……」
女「昨日より……悪くなっちゃった、から……うつしたら、悪い、から……」
女「来なくて、良いって……言いたい、のに……」
女「……ご飯、食べられない、かな……」

はぁ、はぁ……

女「……何か、食べないと……」
女「……ゼリーは、あと三袋か……」
女「……駄目だ、だるい……」
女「明後日から連休だから、授業に支障はあまりないけど……」
女「……早く、治して……男に会いたいな……」
女「……えへへ……何、言ってるん、だろっ――」

――
365 :@大 ◆R5D.53zDuI [sage]:2009/03/15(日) 01:20:49.24 ID:BZmIOQAO
sage忘れた……

@映画館
男「恋愛モノか」
乙「ええ、面白いと知り合いから聞いております」
男「へぇー」
乙「苦手ですか?」
男「さあ……多分大丈夫」
乙「そうですか……」
男「いや、俺は結構守備範囲広いぜ、安心しろ」
乙「……はい」

乙「ヒロインが病気になる話ですよ」
男「よくある設定だな」
男(そういや、女は大丈夫なのか……?)
男(……遊んでても、大丈夫なのか……?)
乙「男さん?」
男「ああ、うん……メロンソーダで良いか?」
乙「そんな、私が出しますよ」
男「まあ、チケットのお礼だ、とっとけ」
乙「そう、ですか……?」
366 :@大 ◆R5D.53zDuI [sage]:2009/03/15(日) 01:21:21.77 ID:BZmIOQAO
@上映中
男(……何で女を気にしてるんだ……?)
男(多分、まともに学校で話したの、女くらいだからだよな)
男(……本当にそうか?建前じゃないのか?)
男(……)
男(そういや、この前、しばらく避けられてたよな……何でだ……?)※大学編>>142>>171辺り
男(……確か、パソコンの講師がどうとかで……)
男(意外と話す、とか言ったら、何か変わったんだよな……)
男(……今思えば、あれ……気にしてたのか……?)
男(……)
男(あ、女のご飯、最近食べてないな……)
男(んー……どうして、大学になってから知り合った俺に、わざわざ飯を……?)
男(世話好きだな……)
男(……やっぱり、すぐ女の家行こう)
367 :@大 ◆R5D.53zDuI [sage]:2009/03/15(日) 01:23:56.66 ID:BZmIOQAO
@エントランス
乙「いかがでしたか?」
男「何かよく分からなかった」
乙「そうですか……これから、他の映画見てから、夕食でもどうですか?」
男「あ、悪い……何か風邪っぽいから、家で休むよ……」
乙「大丈夫ですか?」
男「ああ、ひきはじめだと思う」
乙「……お大事に」
男「本当に悪いな」
乙「連休中に、またいかがですか?」
男「……時間、とれたらな」
368 :@大 ◆R5D.53zDuI [sage]:2009/03/15(日) 01:24:28.29 ID:BZmIOQAO
@買い物帰り
男「今日はすき焼きうどんとやらに挑戦だ」
男「あ、しまった、昨日鍵かけろって言ったから、あいてないかもな……」
男「……電話しとくか」

男「……出ないな、とかやってるうちに、もう目の前だけどな」

男「――っと、空いてるな」
男「お邪魔するぞー……」
男「……あれ?何か様子変だな……」
男「女ー?」
女「ふー……ふー……」
男「!?女、おい!?」
女「ふー……あ、男……駄目、うつしちゃう……」
男「バカか、こんなになるまで……」
女「……ただの、風邪、心配、しすぎ……」
男「……風邪でこんなにはならない」
男「持病とか、あるのか?」
女「……昔から、たまに」
男「どうしてた?」
女「……放っておいたら、治る、から……」
男「頼む、無茶すんな……」
女「してない……」
男「あのなぁ……」
369 :@大 ◆R5D.53zDuI [sage]:2009/03/15(日) 01:25:15.02 ID:BZmIOQAO
@女部屋
男「水分摂るか?」
女「うん……」

がつっ←階段踏み外した

女「あっ――」
男「ほら……病院、行こう……な?」
女「……うん……保険証、財布の中……」
男「財布……学食で見た、グレーのやつだな」
女「うん……机の上……」
男「おう……」

女「……着替え、覗かないでよ」
男「分かってるって」
女「……えへへ、心配してきてくれて、ありがとうね」
男「……おう」
370 :@大 ◆R5D.53zDuI [sage]:2009/03/15(日) 01:27:00.74 ID:BZmIOQAO
@病院
医「ストレスですね」
男「はぁ……」
医「学生さんには多いんですよ、外因性ストレスでやられちゃうのが……」
医:ホルモンバランス云々、白血球云々、内部環境云々、etc、etc……
医「一応お薬出しておきますから、一週間様子を見ましょう」
男「はい」
医「来週また来てもらいます」
男「はい……」

男「大丈夫か?」
女「うん」
男「とりあえずだ、一回帰るぞ」
女「うん……診察料、いくらだった……?」
男「今度一括でもらう」
女「ごめんなさい……」
男「ゆっくり休もうな」
女「うん……」
男「……晩飯、材料買ってきたから、食おうな」
女「えへへ、ありがとう」

スレタイから脱線してるのは自覚してる
だけどやりたいことはこの後なんだ
しばらく付き合ってください
371 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/03/15(日) 01:59:47.29 ID:g9uXypAo
一旦乙か?
372 :@大 ◆R5D.53zDuI [sage]:2009/03/15(日) 02:57:20.25 ID:BZmIOQAO
>>371
そう、一回切るっす
ややこしくてすまん
373 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/03/15(日) 14:38:09.67 ID:gY1DCQAO
すごく・・・・わくてかです・・・
374 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/15(日) 17:01:11.32 ID:Khldc2c0
ただいまです。
今夜投下します、待たせてしまってすいませんでした。
375 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/03/15(日) 17:02:26.05 ID:c/potfA0
wwktk
376 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/03/15(日) 19:06:33.79 ID:zHR/Zt.0
気にするな
377 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/03/15(日) 23:18:50.87 ID:gY1DCQAO
マダー?
378 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/15(日) 23:50:32.56 ID:Khldc2c0
すまん、電源イカれたっぽかった。
付け替えて急ピッチ、投下


(翌日 昼休み 学食)
男「久しぶりだよね、昼が一緒なんて……」

男友「学食が今週までだから、プリペイドカード使い切りたくてな。
   男のも払っておいてやるよ」

男「ありがとう。500円、先払いしとくよ」

男友「別に今度おごってもらえればそれでよかったんだぞ?」

男「あ……」

男友「まあ、いいか……」

男「要領の悪い人ですまない」

男友「いいんじゃね?」


男友「……女とは食わなくても大丈夫なのか?」

男「え? ……」

男友「まー……俺も人のこと言えねーか」

男「……いつもお弁当作らせているのも、何だか悪いからね」

男(……嘘です、本当は自分が悪いのを隠しているだけです……
  男友、ごめん……俺、嘘吐きだ)

男友「……まー、たまには良いんじゃねーか? 居すぎると冷めることもあるぜ?
   一緒に居るということは、相手の嫌なところも見るし、自分の嫌なところも見せなきゃならねーよ?」

男「……うん……」

男友「……あー!!?」

男「え?」

男友「丼もの、隣の列じゃねーか!!?」

おばちゃん「鉄火丼終わりでーす」

男友「ホァ゚ー!!?」

男(……何か、ごめん……男友……まるで声になってないよ……)
379 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/15(日) 23:51:10.68 ID:Khldc2c0
(中庭)
女友「わー、とんかつだ」

女「つまむ?」

女友「いえいえ、めっそうもない……このコロッケと交換しようよ」

女「ええ」

女友(さーて……なにか男くんと話題の被らない話で盛り上げておかないと)

女友「たまには中庭で食べるのもいいよねー」

女「そうね」

女友「今度DVD借りて映画でも見ない?」

女「え、ええ……そうね」

女友「スタジオジ○リはどう?」

女「好きよ……」

女友「最近何か見た?」

女「隣の――とか、紅の――、耳を――くらいかな、本当についこの間見たわ」

女友「へー……私もおと――(彼氏の話題はタブーだよね……?)うさんと、
   魔女の――とか、天空の――みたよ」

女「魔女の――は久しぶりに見てみたいわね」

女友「そうしようよ」
380 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/15(日) 23:51:27.53 ID:Khldc2c0
女友「女ちゃんって、DVD借りるの?」

女「借りないわよ」

女友「あれ……再放送やってたっけ……?」

女「やってないわね」

女友「……?」

女「この間、男とみたのよ、借りたのも男」

女友「ああ、なるほど」

女友(地雷原フルアクセルノーブレーキ……あはははは、私ってばおばかさーん……)

女「……ごちそうさま」

女「……先に、教室に行ってるわね」

女友「うん、じゃあ、放課後また会おうねー……」


女友「…………」


女「……本当は、あんなこと言うつもりじゃなかったのかしらね……。
  ……夏休み明けには、仲直りしたいわ……できる、かしら……?」
381 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/15(日) 23:51:47.71 ID:Khldc2c0
(午後の講習)
男(あー……何か、罪悪感に押しつぶされそうだ……)

男(一応隣同士なのは構わないんだけど……気を使ってるのかな……)

男(俺が悪いのは分かってるんだ……)

男(……明日で終わるから、明日にでもどこかへ誘ってみるか)


生物教師「キリが良いから一回休憩挟もうか、10分後にここな」

男「女さん、明日で講習終わりだから……よかったら、どこかへ行かない?」

女「え……あ、その……ごめんなさい、先約があって……」

男「そう、なんだ……」

男友「男ー、遊びに来たぞー」

男「あ……じゃあ、また今度誘うよ」

女「ええ、ありがとう」


男(避けるよね……一度、俺は痛い目を見たほうが良い)


女「……避けたと思ったわよおね……タイミングが悪かったわ……」
382 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/15(日) 23:52:03.58 ID:Khldc2c0
(放課後)
生物教師「男、片付け頼めるか」

男「はい。準備室ですか?」

生物教師「そうだな。顕微鏡棚に空いてるところあるから頼んだ」

男「はい……」チラッ

女友「女ちゃん、今日も一緒に帰れる?」

女「え……あ、もちろん……」

男「……」

生物教師「……男、最近お前、変だぞ?」

男「あ、すいません、すぐ片付けます」

生物教師「あー……やっぱいいや、帰って休め」

男「あ、でも――」

男友「おーす、よってみたぜ」

生物教師「男友、男連行していいぞ」

男「は!?」

男友「了解です、警部! って、のってしまった……」
383 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/15(日) 23:52:19.45 ID:Khldc2c0
(帰路 女、女友)
女友「女ちゃん、明日の午後、空けてるよね?」

女「ええ……」

女友「……久々に、女ちゃんの家によってもいい?」

女「ええ、もちろん」


久女「あ、女ちゃんと女友ちゃん発見」

鞍井「ポテト食べる?」

女「今帰り?」

久女「そう、しばらく工事するから教室使えないかもね」

女「そう……二人とも、今から時間空いてるかしら?」

久女「恋バナかな? もちろん空いてるよ」

鞍井「スーパーで差し入れ買って行こうか」

女友「それはいいね」

女「あ、そうね……洗剤なくなりかけてたから、ついでに買って行こうかしら」
384 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/15(日) 23:52:56.38 ID:Khldc2c0
(帰路 男、男友)
男友「男ー、明日の午後、暇なら一緒に帰らねーか?」

男「そうしようかな」

男友「なんか最近、孤独なんだ」

男「……まあ、居すぎるとダメって、男友も行ってたから、いい機会なんじゃない?」

男友「まあ、な……」


男友「……なあ、何かあったろ?」

男「……まあ」

男友「ふーん……イジメか?」

男「ちがうよ」

男友「成績か? あ、そりゃ俺か、気にしてねーけどな」

男「男友も悪いことないと思うけどね、俺と同じくらいじゃない?」

男友「はん、そりゃねーよ。
   言いたくねーなら詮索もやめるけど、お前、ここ最近プレッシャー受けすぎじゃね?」

男友「ツンデレとかそんなんじゃねーけどさ、それでお前が倒れたらどうすんだ。
   それで女にも心配かけるんだぜ、分かってるか?」

男「あ」

男友「は? 意識してねーのかよ……」

男「いや、うん……」
385 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/15(日) 23:53:36.61 ID:Khldc2c0
(女宅)
女「私の部屋に行ってて、何か用意するわ」

鞍井「私、手伝う」

女「ありがとう」

女友「じゃあ、私らは先にお邪魔してようか?」

久女「さんせーい」


久女「メールで読んだ通りだと、ヤバいよね?」

女友「そうだね」

久女「あーあ……ちょっと、マズったなー……」

女友「……うん、何か、あの後何かあったらしくて、まともに話もしてなかったみたい」

久女「〜〜〜。軽率だったのは認めるけど……」

女友「まあ、男くんに非がないといえばそうではないんだけどね」

久女「……あのさ、女友ちゃん」

女友「んう?」

久女「あのさ――」
386 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/15(日) 23:53:53.38 ID:Khldc2c0
(台所)
鞍井「明日で前半終わるけど、女ちゃんは何か夏休みにするの?」

女「まだ考えてないわね……」

鞍井「ふーん……まあ、高校って自由なのか拘束されてるのかよく分からないもんね」

女「ええ」

鞍井「……近々、近くに遊びに行こうよ」

女「え?」

鞍井「といっても、ウィンドウショッピングとか、ケーキバイキングとか、
   本当に遊びきっちゃう気持ちでさ」

女「ケーキバイキング……って何?」

鞍井「……それはマジ聞き?」
387 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/15(日) 23:54:09.73 ID:Khldc2c0
(女の部屋)
女友「はー、なるほど」

久女「軽蔑した? 見そこなった?
   当然といえば当然、それは分かってるんだけど、でも……」

女友「見下したり見そこなったりなんてしてないよ」

久女「……」

女友「でも、だからと言って、今の問題が解決できるわけじゃないんだよね」

久女「んー……」

女友「……会わせてみるか」
388 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/15(日) 23:54:26.63 ID:Khldc2c0
(台所)
女「それは興味深いわね」

鞍井「今日びケーキバイキングを知らない人間がまさかの女子高生だとは」


女「お湯沸いたわ」

鞍井「……ときにさ、女ちゃん」

女「何?」

鞍井「男君とはどうなの?」

女「え? あ! 台拭き……」

鞍井「手伝うよ……で、どうなの?」

女「……男は好きよ」

鞍井「そうじゃなくて……最近、遊んでる?」

女「どうして、急にそんなこと?」

鞍井「そりゃ、きになるもん。
   女ちゃんって、男君の前だと活き活きしてるように見えるよ?」

女「……ちょっと、ケンカした、かしら」

鞍井「ふーん……ケンカするほど仲が良いって?
   僻むよ? 妬むよ? そろそろ彼氏のほしい独り身の女が呪っちゃうよ?」

女「……何かごめんなさい……」
389 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/15(日) 23:54:55.12 ID:Khldc2c0
鞍井「まあ、悪ふざけはなしにして……
   ケンカ、って、どういうこと?」

女「……男を本当に好きなのか、とか、男が本当に私を好きなのか……
  ちょっと分からなくなって、この前、距離を置きたいって言ったのよ……」

女「……何、こんなこと話してるのかしら……」

鞍井「ふーん……で、今は会いたいとか思わないの?」

女「……別に、大丈夫よ、これくらい……」

鞍井「……ふだん家に居るときって、男君とはメールで話ししてるでしょ?」

女「え?」

鞍井「最近てっきりメール来ないなー、あーあ、私寂しい、と思っている、マルかバツか」

女「え? え?」

鞍井「マル?」

女「え、ええ、まあ……55:35でマルかしら……本当に僅差よ?」

鞍井「(あれ、10足りなくない?)さっきからしきりにメール気にしてるもんねー」

女「!?」

鞍井「なんちゃって探偵、鞍井がお送りしました。
   会いたいなら、仲直りしちゃえばいいと思うよ?」

女「……ええ、それは、分かってはいるのよ……」
390 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/15(日) 23:55:16.98 ID:Khldc2c0
女「……もし、あなたが久女さんとケンカしたら……すぐに仲直りできるかしら?」

鞍井「んー……どうだろう」

女「難しいものなのかしら?」

鞍井「そりゃね、互いに気まずいと思うよ。
   だけど私らはケンカなんてしないよ」

女「どうして?」

鞍井「だって、友達っていうかは弱いからフォローし合って生きてる感じだし」

女「……ドライ……」

鞍井「……ただの、照れ隠し……気付いてほしいな……。
   でも、ケンカしたのは、納得できないからケンカしたんだよね?
   だったら、理由とか経緯くらいは知る権利、あるんじゃない?」

女「……どうして、そんなに他人に気をかけれるの?」

鞍井「ん? んー……身近に手間のかかる方想いが一人いるから、かなぁ……」

女「そうなの?」

鞍井「まあ……あ、そろそろ部屋行かないと、遅くなりすぎじゃない?」

女「あ! そうね、早く持っていかないと……バスケットお願いできるかしら?」

鞍井「良いよー」
391 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/15(日) 23:55:35.55 ID:Khldc2c0
金曜日(翌日)
生物教師「男、ずっと片付け頼んでわりーな」

男「いえ、優先してすることないんで」

生物教師「男友もなー」

男友「いえ、部下がお世話になっているもので」

男「ぶつぞ」

男友「すまんって」

生物教師「ほれ、二人で自販機の飲みモン買って帰れ、さんきゅーな」

男「あ、ありがとうございます」

男友「物理の成績になればいいのに」

生物教師「はっはっは、学生がんなこというもんじゃねー」

男友「いてっ」
392 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/15(日) 23:55:51.08 ID:Khldc2c0
男「男友と帰るのって、めったになかったよね」

男友「まあな」

男「すぐに彼女作っちゃうんだもん」

男友「いやー、もててもてて仕方ねーな」

男「……」

男友「すまんって、他人のふりすんなって」

男「……なんで牛歩なの?」

男友「そうか? これがマイペースだが」

男「ふーん? まあ、いいけど」

男友「お、千円みっけ」

男「紙幣が落ちてるの初めて見たよ……届ける?」

男友「無論、懐に――いや、悪い冗談はよさないとな。近くに交番あるし、行くか」

男「……駅寄りになるよ?」

男友「まー、いいじゃねーか、用事でもあるのか?」

男「いや、ないよ(バイト疲れで休みたいだけだよ)」

男友「よし、じゃあ行くか」
393 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/15(日) 23:56:05.92 ID:Khldc2c0
(交番)
婦警「一年間落とし主が現われなかったら君の物になるけど――」

男友「いや、良いっす」

婦警「良いですか? たいてい現れないから遠慮しなくてもいいですよ?」

男友「権利は破棄できるんですよね? お金欲しさじゃないですから構いませんよ」

婦警「あら、そう? あなた、その制服、新分野高校のですよね?
   校長先生に連絡入れておきますね」

男友「いやいや、いいっすよ」

男(男友も、芯はしっかりしてるんだよね……女友さんが惚れるのも分かるよ)

……

男友「男、飴もらった、一個やるよ」

男「じゃあ、もらおうかな」

男友「今の雄姿、女友にも見せてやりたいぜ」

男「うん、格好良いと思うよ」
394 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/15(日) 23:56:20.64 ID:Khldc2c0
男友「お、メールだ」

男「今日は多いね。メルマガ?」

男友「んー、ちょっと違うな。
   そういや、随分と駅の方まで来ちまったな」カチカチカチ

男「そうだね」

男友「……男、たまには喫茶店行ってみないか?」カチカチカチ

男「喫茶店?」

男友「ああ、日頃世話になってるし、何かおごるぜ」パタン

男「……何かたくらんでる?」

男友「いや?」

男「……小腹もすいたし、行ってみてもいいか」

男友「さすが男、話の分かるやつだ」

男「……本当に何もないよね……?」

男友「あっはは、騙されたと思ってついてこいよ、こんな機会二度とないかもしれないぜ?」

男「……騙される気がする……男友、待てって……」
395 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/15(日) 23:56:36.32 ID:Khldc2c0
(喫茶店)
ウェイトレス「いらっしゃいませ、何名様ですか?」

男友「知り合いが待ってるんですよ」

男「え?」

ウェイトレス「あちらの方ですか?」

男友「あ、はい。女友!」

男「あ、ちょ……聞いてない――」

女友「あ、男友くん。男くんも。こっちだよー」

久女「仲のよろしいことで」

女友「んもう、余計な御世話!」

男「女友さんたちと一緒なら大丈夫か……」

男(……あれ? まさか、ね……)
396 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/15(日) 23:56:55.74 ID:Khldc2c0
久女「いらっしゃーい、男君」

鞍井「旦那も一緒か」

男友「悪い悪い、信号が全部赤で、踏み切にも引っかかって、向かい風がひどくて、
   落ちてた1000円札交番に届けて、クロスワード解いてたら遅くなっちまったよ」

男(どうしてガラス張りで嘘吐くかな、1000円札は本当だったけど)

鞍井「ほらほら、旦那も早く座りなさいって」

男「は――?」

男友「じゃあ、俺は廊下側な」


男「……」

女「……」

男「おはよう」

女「ええ」

男「……」

女「……」

男友『何か、じれったいな』

女友『待て (犬の絵文字)』

男友『……ひくわー……』
397 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/15(日) 23:57:39.65 ID:Khldc2c0
※席順 たのむ、ズレないでくれ;

女友 久女 女 │
┌─────┐ │
│   机 │ │窓
└─────┘ │
男友 男 鞍井 │
398 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/15(日) 23:58:32.18 ID:Khldc2c0
ズレたー!? わからんかったらレスください;
イメぴたつかいます。


久女「皆に星占いをやってあげよう」

男友「星占い? いつもカウントダウンで見てるよ」

久女「男友くんは何座?」

男友「モナリ――」

女友「××座だよ」

男友「……」

久女「えっと……うん、まあ……ふふふっ、がんばれー」

男友「いえよ!?」

久女「だって、ねぇ……
   ダ・ヴィンチのボケかましちゃうほど占いには興味ないみたいだもんね?」

男友「ははっ、言いかえせねー……」


男「……」

女「……」
399 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/15(日) 23:58:51.30 ID:Khldc2c0
久女「男君はいつ生まれ?」

男「……9月生まれのおとめ座だよ」

女「!」

久女「へー……えー、おとめ座なんだ」

男「良いじゃないか、おとめ座を選んで生まれたわけじゃないんだから」

久女「はいはい、照れない照れない。えっと……うわ、えー……」

男「……」

久女「ふう、さて、女さんは?」

男「あ、俺のは?」

久女「後回し後回し。女さんは何月生まれ?」

女「……9月生まれ、おとめ座よ」

久女「おとめ座おとめ座、っと……って、同じ月なんだ!?」

女「……久女さん、前にも同じこと聞いて、同じ答えを――」

久女「同じおとめ座がそろったところで、結果発表ー!」
400 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/15(日) 23:59:04.21 ID:Khldc2c0
久女「『夏休みはとてもいい日が過ごせそう』だってさ」

男「そうなんだ」

女「充実してて、いいんじゃない?」

久女「んじゃ、引き続き、相性占いをしてみたいと思います!」

女「く、久女さん……」

男「相性占いはいいよ……」

久女「良いって良いって、当たるもホッケ、当たらぬもホッケって言うでしょ?」

一同(何で魚だ)

久女「えっと、『お互いに言いたいことを言えず、すれ違いでケンカしてしまうかも。
   お互いに相手のためだと思って、逆に失敗してないですか?』」

男・女「な!?」

久女「それで、『それでも二人は互いに相手をよく見て思い遣れるので、すぐに仲直り。
   二人とも、手をつないで帰っちゃえ☆』だって」

男・女「!?」

男友「おー、スゲーな、最近の占いは」

女友(相性占いのくだりから全部アドリブなのにね)
401 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/15(日) 23:59:22.55 ID:Khldc2c0
女「占いなんて、組み合わせと確率でしょう? そんなの早々当たるわけないわ」

男友「の割には目を明々後日の方向へ反らすんだな」

――ゴッ!!

男友「おふっ!?」

女友「どうしたの男友くん、脛を抱えて!?」

男友「ちょ、お、お前、視覚からよく脛が見えるな、おい――」

――ゴッゴッゴッ!!!

男友(静かにしてます……)

女友(よろしい、あとで褒美を進ぜよう)

男友(このサド……サード、サード!!)

女友(あ゛ぁ゛ん!?)

男友「あはははー、このコーヒー、スゲーまろやかー」
402 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/15(日) 23:59:35.10 ID:Khldc2c0
女友「あ、何となく思ったんだけど、男くん、最近アルバイトでも始めた?」

男「え? あ、いや……」

男友「先週、カブに乗ってるの見たけど、あれって新聞配達だろ?
   隠すことねーよ」

女「え?」

男「男友、それは内緒だって……」

男友「ん? どうして、新聞――あ、すまん、バイト禁止だわ」

久女「良いんじゃない? バイトの一つや二つ。
   夏休みだし、もともとうちの学校、隠れて結構やってる人いるよ」

女友「へー……ほしいものでもあるの?」

男「いや……ほしいものって言うか……」

女「……」
403 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/15(日) 23:59:48.26 ID:Khldc2c0
男「……買おうと思ってたものはあったんだけど……」

女友「けど?」

女「……」

男「……いや……えっと、生活費に充てようかなって」

男友「本当かー? どうせ女に誕生日のお祝い買おうとしてたんだろ?」

女「あ……」

男「……」

女友「んー……二人とも、仲直りしちゃったら?」

男「え?」

女「……」

女友「さっきから、目が合うと反らすし、それでもずっとみようとしてるし、
   でも全然話さないし……ケンカでもしちゃったんでしょ?」

男「ケンカは、してない……」

男友「嘘つけ、ばればれだっつーの――」

男「本当にケンカなんてしてない、ただ……」

男「こっそりケーキとかプレゼント用意して、驚かせようと思って、バイト始めたら、
  意外とハードになって……」

男「学校でもほとんど寝てたから、女にちょっと悪いことしたなって思って、
  ばつが悪くて話せなかっただけなんだ」

女友「ふーん……」
404 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/16(月) 00:00:05.53 ID:EkYFtJ.0
女友「ね、女ちゃん、分かったでしょ?」

男「え?」

女「……ええ、朝起こしに行くのも、お昼作るのも、学校で話しするのも、
  全部飽きられたのかと思ったの……」

女「妹ちゃんが帰ってきた時も、妹ちゃんみたいに、私も見てほしいな、って思って……
  すごく利己主義なわがままだわ……」

男「そんなことないよ……」

久女「何も話してくれない男君に、不安を覚えたんだよね……?」

久女「それで、そんな不安な時に、私の文句が聞こえちゃったらしくて……。
   ごめんね、二人とも……」

男友「男、これも二人を心配してのことだ、許してやってはくれないか?
   本人も深く反省してるらしい」

久女「男君が、すごくひどいことしてるんじゃないかって思っちゃったから……
   ごめんなさい……」

男「いや、俺は怒ってないよ……
  それでも、女に寂しい思いをさせたことに変わりはないから……」

女「その、それで……何か、振りまわしてごめんなさい……
  嫌がらせとか、男を占有したかったとかというわけじゃないの……」

女「また独りになったのかと思ったら、ちょっと怖かっただけなの、ごめんなさい……」

男「あ、うん……俺も、ちょっと……不安にさせすぎて、悪かったと思う……」
405 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/16(月) 00:00:36.04 ID:EkYFtJ.0
鞍井「……何か、ムカつく」

男友「!?」

女友「ちょ、鞍井さん……」

久女「雰囲気ぶち壊しだよ……」

鞍井「そうじゃなくて、どうしてほら、こう……あーーー!!
   じれったいの、どうせこのままじゃ居づらいでしょ!?」

男・女「は、はぁ……」

鞍井「よし、ゲームセンター行こう!
  講習前半も終わって、ちょうどいい息抜きの機会だ! 異論は認めない!」

一同(エゴイスト……ゲームしたいだけじゃないの!?)

鞍井「男君」

男「え?」

鞍井「ホッケーで負けたらシメる……」

男「いや、無茶苦茶な!?」

鞍井「うふふふふ」キラキラ

男(逆らったら色々抹殺されそう……)



ホッケー編で男懲らしめてきます。多分。
今回はここできるです、ながらくお待たせしましたすいませんでした。
406 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/03/16(月) 00:27:01.35 ID:cKNh99o0
乙でした
いやー、なんというか待ったかいがあったというか
とにかく良かった
407 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/03/16(月) 00:41:43.16 ID:wYCWuggo
乙でしたー
408 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/03/16(月) 02:48:19.41 ID:wdhQa2AO
おつ
409 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/03/16(月) 05:51:22.58 ID:VfHZ5QDO
410 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/03/16(月) 19:00:24.05 ID:5LHuFvo0
乙だぜ
411 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/03/16(月) 20:23:10.79 ID:Filu1h.0
あ゛ぁ゛ん!?
声出してワロタ
412 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/03/17(火) 01:40:50.29 ID:u3GX2.AO
マダー?
413 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/03/17(火) 12:47:29.75 ID:u3GX2.AO
マダー??
414 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/03/17(火) 14:56:40.44 ID:DCyEqoDO
マダー???
415 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/03/17(火) 20:55:05.65 ID:O2fe52AO
焦っちゃやーよ



まあ、待ち遠しいけど
416 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/03/17(火) 23:00:08.05 ID:u3GX2.AO
ダークマダー?
417 :@大 ◆R5D.53zDuI [sage]:2009/03/18(水) 04:30:41.89 ID:34GgKgAO
元祖の方、乙

@翌日
乙「男さん、具合はいかがですか?」
男「は?」
乙「昨日、途中で帰られたので」
男「あ、ああ……まあ、寝たらよくなったさ」
乙「そうですか」
男「悪いな、心配かけて」
乙「いえ……健康が第一ですよ」
男「だよな」
男(よし、今日も晩飯作りに行くか)
乙「男さん、連休お暇ですか?」
男「予定はないぞ」
乙「もしよかったら、明日、×××まで行きませんか?」
男「×××?何で?」
乙「カラオケとか、ボーリングが、男女ペアだと割引なんです」
男「はぁ、なるほど」
男(おとりかよ)
乙「駄目ですか?」
男(断るのも悪いし、夕方頃に戻れれば大丈夫だよな)
男「よし、行くか」
乙「本当ですか?ありがとうございます」
418 :@大 ◆R5D.53zDuI [sage]:2009/03/18(水) 04:31:06.86 ID:34GgKgAO
@放課後、女部屋
女「あ、美味しい」
男「お世話どうも」
女「お世話じゃないよ、本当に美味しい」
男「なら良いんだけどな」
女「熱っ」
男「でも、同じ料理ばっかで悪いな」
女「でも三色ゼリーよりはるかに良いよ」
男「ゼリー?」
女「あ、料理できなかったからね」
男「ああ、二時間チャージ、十秒キープってやつね」
女「うん」
419 :@大 ◆R5D.53zDuI [sage]:2009/03/18(水) 04:31:33.83 ID:34GgKgAO
@食後
女「ごちそうさま」
男「洗っとく」
女「悪いよ……」
男「明日作りにきたとき、洗ってあると楽だからな」
女「明日も来てくれるんだ」
男「ああ」

男「なあ、女」
女「うん?」
男「明日、ちょっと出かけるから、夕方くらいからになるけど、良いか?」
女「……うん、大丈夫」
男「寂しくないか?」
女「平気、平気」
男「そか……何か買ってくるからさ」
女「どこか行くの?」
男「ああ、×××まで」
女「良いなぁ……一人?」
男「いや、乙と」
女「乙、さん……」
男「知り合い?」
女「演習で少し話したけど……」
男「まあ、俺はただのダシだけどな」
女「……」
420 :@大 ◆R5D.53zDuI [sage]:2009/03/18(水) 04:34:16.90 ID:34GgKgAO
@女部屋
女「ごめん、今日はもう……帰って……」
男「え?」
女「……具合、悪いの」
男「大丈夫か?病院行くか?」
女「大丈夫だから」
男「……じゃあ、せめて薬でも――」
女「本当に大丈夫だから、はやく!!」
男「な、おい……」

ガチャン

男「……具合、大丈夫なのか?」
男「それとも、俺、何かしたのか?」
男「……まあ……どっちにしろ、今日は退いたほうが良いか……」

女「……本当はもう少しだけ居たかったなぁ……」

男「……やっぱり身に覚えはないんだがな……」
421 :@大 ◆R5D.53zDuI [sage]:2009/03/18(水) 04:34:37.77 ID:34GgKgAO
@翌日、駅前
男「おーす」
乙「お待たせしました……待ちましたか?」
男「ん、そんなでもない」
乙「そうですか?」
男「×××までは……270円か」
乙「270円……」
男「良いよ、払っとく」
乙「え?でも」
男「帰りに払えばチャラだろ?」
乙「ええ……ありがとうございます」
男「気にすんな」

男(……乙の律儀さ、最近カワイイな……)
乙「……?」
男(……まあ、それ以上はない……かな)
422 :@大 ◆R5D.53zDuI [sage]:2009/03/18(水) 04:35:10.30 ID:34GgKgAO
@女アパート
女「……うん……」
女「……男は、乙さんとデート、か……」
女「……嫉妬?」
女「……駄目だな、私……」
女「ダシってことは……付き合ってるわけじゃないんだ……」
女「……治ったら、私ともデートしてくれる、かな……」

女「……えへへ、こんなに好きになってたんだね……」
女「……ぐすん……」
423 :@大 ◆R5D.53zDuI [sage]:2009/03/18(水) 04:35:30.89 ID:34GgKgAO
@電車
男「まずは昼飯だな」
乙「そうですね」
男「美味い店とかは知ってるのか?」
乙「ええ、まあ……八件ほど」
男「そんなに!?」
乙「向こうは人が多いですからね」
男「ああ……」
424 :@大 ◆R5D.53zDuI [sage]:2009/03/18(水) 04:35:55.38 ID:34GgKgAO
@×××駅前
男「よし、飯だ飯」
乙「まだ早いかもしれませんね」
男「早めにすませば混む時間避けれるぞ」
乙「そうですね……何を食べたいですか?」
男「……和食かなぁ」
乙「好きですね」
男「変か?」
乙「いいえ、私も好きですよ」
男「……」
男(何か、今日……堕ちる予感)
425 :@大 ◆R5D.53zDuI [sage]:2009/03/18(水) 04:38:13.60 ID:34GgKgAO
@和食レストラン
男「すき焼き丼なんてあるんだな」
乙「私も初めて見たのがここでした……」
男(これなら栄養も摂れるし、すき焼きの容量で作れそうだ)
乙「先にお箸つけてくださいね」
男「いや、待つよ」
乙「冷めますよ」
男「月並みだが、ニャンコ舌だ」
乙「意外ですね」
男「そうか?」
426 :@大 ◆R5D.53zDuI [sage]:2009/03/18(水) 04:38:36.09 ID:34GgKgAO
@昼食中
男「乙の天丼も美味そうだな」
乙「え……いりますか?」
男「あ、すまん、本当に美味そうだったから、つい……」
乙「そうですか?」
男「いや、気にせず食ってくれ」
乙「……エビ天、分けます」
男「……いただこうかな、すき焼きの方はどうだ?」
乙「私はお肉と生卵が苦手なんです……」
男「そうなのか……すまん」
乙「いえ、平気ですよ」
427 :@大 ◆R5D.53zDuI [sage]:2009/03/18(水) 04:38:55.97 ID:34GgKgAO
@昼食後
男「まずはどこ行くんだ?」
乙「えっと……」

男「買い物か、女の子っぽいな」
乙「駄目でしたか?」
男「いや」
乙「……」
男「……」
乙「♪」
428 :@大 ◆R5D.53zDuI [sage]:2009/03/18(水) 04:39:19.48 ID:34GgKgAO
@洋服店
乙「男さん」
男「お?」
乙「こっちとこっち、どっちが似合いますか?」
男「……」
乙「……あの?」
男「意外と大胆なの選ぶのな」
乙「……!?違います!!」
男「あ、すまん……どっちも合うと思うけどな」
乙「なら、どっちも買いましょう」
男「お金は……まあ、バイト料良さそうだしな」
429 :@大 ◆R5D.53zDuI [sage]:2009/03/18(水) 04:39:39.71 ID:34GgKgAO
@雑貨店
乙「この椅子、可愛いですね」
男「買って帰れないな……」
乙「そうなんですよ、残念です」
男「お、収納ケースだ……片付けもしたいし、今度ほしいな」
乙「良いですね」
430 :@大 ◆R5D.53zDuI [sage]:2009/03/18(水) 04:41:49.37 ID:34GgKgAO
@ベンチ
男「歩き疲れたな」
乙「カラオケ行きましょうか」
男「そだな、たまには良いな」
乙「もう少し休んでから行きましょう」
男「んー……カラオケ、部屋で休んだら――」がし
男「……え?」
乙「少しだけ、ですから」
男「お、おう……」
男(腕にしがみつくな……てか胸が……や、やーらけー……)
男(……上目遣いで見るなぁ……)


書けてるのここまで&電池まずいんで切る
携帯からすまんよ
431 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/03/18(水) 04:48:13.19 ID:ATMK8YDO
乙!
432 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/03/18(水) 07:23:51.97 ID:algGf5oo
乙です
433 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/18(水) 12:48:36.90 ID:etkHse20
致命的なミスを見つけて修正……
エアホッケーって、負けた方から攻撃なのに、まったく逆で書いてました……

とにかく遅れてすいませんです……
続き投下〜



(ゲームセンター)
鞍井「先客もいるし、先に違うので遊ぼうか」

久女「賛成ー」

男友「女友、格ゲーしようぜ」

女友「え!? 彼女相手にストレート、それも躊躇なしですかっ!?」

男友「いや、強そうだし」

女友「……そんなキャラ確立されてるのか私は」

鞍井「ほら、男君も女ちゃんも」

女「え、ええ……」

男(ゲームはやるけど、牧場○語とか、アクションゲームばっかりだからなぁ……)

鞍井「あ、そうだ」

男(わー、何か思い着いちゃったよこの人)

鞍井「ガンシューティングで勝負しようよ」

男(ほらきた)

鞍井「ふふん、『ゲームが苦手』で、『よからぬことを思いついてるな』と考えてて、
   しかもたった今『ほらロクでもないことを』と思ったね?」

男「……勝負しようか」

鞍井「図星か」
434 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/18(水) 12:48:52.22 ID:etkHse20
(ガンシューティングゲーム台)
久女「あ、その角危ない!」

鞍井「くーちゃん、上! 撃たれてるって!!」

男(鞍井さん、ノーダメージ……)

鞍井「あーあ、くーちゃんゲームオーバー」

久女「少ししかやったことないもん、できないって」

鞍井「私初めてこの手のゲームやったけど」

久女「はぁ!?」

男「……器用だよね」

女「え?」

男「あ……鞍井さん、うまいなー、って」

女「……そうね」
435 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/18(水) 12:49:08.84 ID:etkHse20
鞍井「いやー、参った参った、コンビじゃないと難易度急上昇とは」

男「それでもボス手前って……」

久女「ほらほら、次は二人の番だよ」

男「あ――」

女「えっと、どうすればいいの?」

久女「画面の敵を、このコントローラーで撃っていくんだよ」

女「えっと――」

久女「ほら、画面上に――」

鞍井「くーちゃん、男君に説明させたほうが良いんじゃない?」ニマニマ

久女「なるほど、こりゃ失礼」ニマニマ

男「は!?」

女「えっ!?」

鞍井「さーて、太鼓の○人でもやって傍観してますか、くーさんや」

久女「そうですねー、鞍井さんや」

男「……えっと……銃を向けると、ほら」

女「あ、なるほど……」
436 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/18(水) 12:49:27.41 ID:etkHse20
(太鼓の○人台)
鞍井「くーちゃん、今日晩ごはん一緒に食べない?」

久女「んー? 良いよー」

鞍井「……元気なさげー、ミス多いよー」

久女「あはははは、ちょっと難しいの選んじゃったかな?」

鞍井「ふーん……」


久女「私さ――」

鞍井「あ、くーちゃんマズイ!」

久女「え? おっ、あ、わっ!?」

鞍井「上出来、上出来」

久女「間一髪ー、ありがとー」

鞍井「……帰り際、聞いてあげるから」

久女「……うん」
437 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/18(水) 12:49:44.79 ID:etkHse20
(ガンシューティングゲーム台)
男「あ、弾切れ」

女「えっと……」

男「横に傾けて」

女「え?」

男「こんな感じ」そっ……

女「あ……」

男「え? あ、ごめん……」

女「……こう?」

男「うん……」

女「……男」

男「え?」

女「……もっと、寄っても良いかしら?」

男「……うん」
438 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/18(水) 12:50:01.74 ID:etkHse20
女「男、その角、逃げたわよ」

男「女も、上、罠あるから気をつけ――あっ!」バン

女「――危なかったわ、ありがとう」

男「俺も、助けられたからさ……」

女「……フォロー、難しいわね」

男「だね」

女「……あ」

男「まずいっ!」

――ゲームオーバー

久女「終わりー」

鞍井「あらあらそんなに寄り添っちゃって」

男「!?」

女「!?」

鞍井「ははん、仲のよろしいことで」

久女「慣れるのに3ゲームって……男君って意外と不器用だねぇー」

男「……まあ、ね……」
439 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/18(水) 12:50:19.46 ID:etkHse20
(一方の、男友・女友)
女友「男友くん、もう良いでしょ……?」

男友「いや、まだ」

女友「えー……これで何回目? そろそろ限界だよー……」

男友「限界って言うわりには、まだまだ元気そうじゃねーか」

女友「そりゃ……まだ、頑張れなくもないけど……」

男友「じゃあ、いいだろ?」

女友「私、もう疲れたよー……」

男友「俺が満足してねーんだ、もうちょっといいだろ?」

女友「私だって満足してないよー……むしろやりすぎて頭がぼーっとするよー……」

男友「ほら、早く座れ」

女友「んもう、しょうがないなー……あと一回だよ?」

男友「頑張る」

――K.O. Winner, Player 2 !!

男友「はー……疲れた……」

女友「9ゲーム18ラウンドストレート勝ち、男友くん弱ーい」

男友「やっぱつえーじゃん……完敗と認めざるを得ない……」

鞍井(こっちはこっちでバカやってるわ……良いなぁ、私も彼氏ほしいなぁ)

鞍井「彼氏いるとめんどくさそうね」

女友「い、いつからそこに!?」
440 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/18(水) 12:50:35.40 ID:etkHse20
(ホッケー台)
鞍井「はぁーい、おまたせー」

男友「雪辱を晴らしてやる時が来たな!」

鞍井「え? 何の話?」

男友「ボウリングの話だよっ!」

鞍井「……あぁ、弱い人の試合なんて覚えてないよ」

男友「……ぐすん……」

女友「お、男友くん……」

鞍井「チーム割は……いいか、わざわざ言わなくても」

久女「てことで、一回戦はカップル戦だー」

男「え? いきなり!?」

鞍井「ああ、そうか、男には肩慣らししてもらわないとね」

男「え? え!?」

鞍井「負けたらマジでシめるからね、うふふふ」

男(目が笑ってない……)
441 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/18(水) 12:50:51.87 ID:etkHse20
(一回戦 男・女VS男友・女友)
男友「男、この勝負は俺たちがもらった」

男「……根拠は?」

男友「こっちにはこのゲームにふさわしく、雪ん子がいるからな!」

女友「ひ、ひっどーい! んもう、私のこと!?」

男友「ははははっ、お前意外に誰が居る?」

男友(最近立場が逆転してるからな、取り戻さないとヤバいヤバい)

男友「先攻でいくからな、くらえ――」

男「男友、これ、『アイス』ホッケーじゃなくて、『エアー』ホッケー……
  氷は無関係……」

男友「は!?」

――。1-0

久女「男友、オウンゴール」

鞍井「……」

男友「……鞍井さま、許しておくんなまし――」

鞍井「……ハン! 弱っ!!」

男友(――!!!)

女友「……痛恨の一撃……」

男「……続けて、いいのかな……?」
442 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/18(水) 12:51:07.69 ID:etkHse20
男「それっ!」

男友「はん、甘いわ小僧!」

男「このっ!」

男友「うぉりゃっ!」

男「くっ!」

男友「ほれほれ」

男「っ!」

男友「隙ありっ!」

男「しまったっ!?」

すかっ

男友「あっ」

――。2-0

久女「ないわー」

鞍井「ないね」

男友「なんでだよっ、これからだろっ!?」

鞍井「双方、嫁置きっぱなしだもん」

男・男友「あ」

女友「んもう」

女「……私も、頼ってほしい……かな」

男「ご、ごめん……」
443 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/18(水) 12:51:26.46 ID:etkHse20
鞍井「さーて、仕切り直し」

女友「行くよっ!」

男「女さん、そっち!」

女「ええ……ふっ!」

――、――、――、――!

男「は、早い!?」

女友「それっ!」

――、――、――、――!

女「! 男、お願い!」

男「え!? それ――」

――。2-1

女「あ」

女友「やったよー、男友くん」

男友「やるなー」

鞍井「……男友君、居ない方が強かったりしてね」

男友「そんなっ!?」
444 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/18(水) 12:51:40.73 ID:etkHse20
(最終結果 7-5)
久女「男君チーム決勝戦進出!」

男「女友さん、反射神経鋭すぎる……」

女「追いつけなかったわ……」

女友「いやー、単に女ちゃんの神速パックを跳ね返してただけなんだけどね」

女「……へこんでるけど、いいのかしら?」

女友「ほらほら、元気出してって」

男友「俺、マレットは持つけど、空気としてそばにいるね」

女友「そんなー……」

鞍井「さーて、弱ってるところ悪いけど……男友くん潰そ!」

男友「はん、コイや、返り討ちにしてやる」

男友を除く一同(扱いやすいなぁ)
445 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/18(水) 12:51:54.25 ID:etkHse20
(二回戦 男友・女友VSモブ――久女・鞍井)
久女「さーて、男友君、覚悟はいいかなっ!?」

男友「……みんな俺狙いやがって、俺は女友のものだぞ」

女友「ちょっ――」

久女「はいはい隙あり隙あり」

――。0-1

男友「……」

鞍井「やっぱりやっぱり男友ね」

男友「二回言うな」


男「ボウリングの時もそうだったけど、男友って最初調子に乗って出鼻をくじかれるよね」

女「ええ……でも、ちょっとうらやましいわ」

男「……俺も、女の――なんでもない」

女「……続き、聞いてみたかったわ」
446 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/18(水) 12:52:20.10 ID:etkHse20
鞍井「でも、『空回りじゃない』のは分かってよかったよね」

男「空回りって……」

男(空回り……あれ、俺って、女のためにって思って……
  見栄張ってるけど、それって女の存在だけしか見てないんじゃないのか……?)

男(……俺は自分を見てないから、プレッシャーを感じてたんだ、たぶん……
  俺と女か……独りじゃないもんな!)

男「女」

女「え?」

男「……もっとそばで、フォロー頼んでも……良い?」

女「……」コクン
447 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/18(水) 12:57:33.15 ID:etkHse20
ちょっとミスったかもしれない;
順番がずれてるっぽいかもしれないんで、一回切ります;

すぐもどる
448 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/18(水) 13:21:45.27 ID:etkHse20
順番がずれてたんではなく、途中課程消してたみたい;
>>445の続きから始めます;
gdgdで申し訳ない……



(5-2 モ――久女・鞍井攻撃側)
男友「口ほどにもねーんじゃねーの? 鞍井様よぉ!」

鞍井「……男君、ちょっといい?」

男「え?」

鞍井「……こっから、一点も取られないで勝ってみせるよ」

男「……? 男友に言えばいいのに」

鞍井「……あのね、相手のことだけを見てればいいわけじゃないの。
   10あるうち、10を全部、他人だけにあげてるから駄目なの」

男「……?」

鞍井「……まあ、いいか。続きは後で話すよ」


鞍井「くーちゃん、タガはずそうか」

久女「うん? うん、いいよ」
449 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/18(水) 13:22:04.19 ID:etkHse20
(試合続行)
男友「ほれほれ、早く来いよ」

鞍井「男友君、暑苦しい」
――。

男友「女友、頼んだ」

女友「うん」
――。

鞍井「……」

男友「間に合わないぞ、鞍井様」

男(さっきから鞍井さんにたいしてへりくだりすぎ……ビビリめ)

鞍井「ばーか」

久女「表裏一体だもんね♪」

――。5-3

女友「や、やるぅ……」

――。5-4

――。5-5

男「追いついた……」
450 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/18(水) 13:22:21.88 ID:etkHse20
(5-6 男友・女友からの攻撃)
――、――、――、――、――、――、!

鞍井「とどめー」
――。

男友「むっ!」

久女「ほいさ」

女友「えいっ」

鞍井「あ――」

久女「任せて」

男友「やるじゃねーか!
   ……女友、フォロー頼む」

女友「え?」

鞍井「油断大敵――」

男友「あ、はずしちゃったー」

鞍井「勝っ――」

女友「んもう、わざと外したでしょ!?」

――。6-6

鞍井「……」

男「取られてるよ?」

鞍井「……まあ、うん……特例、かな」

男「?」
451 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/18(水) 13:22:46.70 ID:etkHse20
(最終結果 6-7)
男友「悪いって……」

女友「フォロー大変なんだよっ!!」

男友「まあまあ……なんかするから許してくれ」

女友「……この間のボウリングの時の、海に連れてくってやつ、ランクアップね」

男友「……まじですか」

女友「まじです、わりに合わないもんっ!」


鞍井「女ちゃん、ちょっと旦那借りるね」

男「え?」

女「え?」


鞍井「ふふん、あぶない恋に挑戦って? 違うから安心して」

男「思ってないって……なんなの?」
452 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/18(水) 13:23:01.78 ID:etkHse20
鞍井「あなたに勝たせてあげる」

男「……八百長?」

鞍井「違う! アドバイス!」

男「ああ……壁の使い方とか?」

鞍井「……ハウス」

男「?」

鞍井「そうじゃなくて……そうだな、うん、私らが3点取るまで女ちゃんだけを考えてて」

男「? ……うん」

鞍井「そのあとは、自分を信じて、5:5くらいで自分も思いやって」

男「……どういうこと?」

鞍井「さあね。
   あ、分からなかったらマジでシめるよ? 勝たせないし」

男「……何なんだ」
453 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/18(水) 13:23:17.27 ID:etkHse20
(三回戦 男・女VS久女・鞍井)
久女「先行の――えいっ!」

女「!?」

男「それっ!」

鞍井「……」

女「ふっ!」

久女「……エンヴィーシュート!」

――。0-1

女友「久女ちゃん強い」

男「大丈夫、女?」

女「ええ……フォロー、ありがとう」

男「うん、きにしないで」

男(どういう意味なんだろう)

鞍井「さーて、気づくかね」

久女「……」
454 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/18(水) 13:23:39.94 ID:etkHse20
男「……それっ!」

久女「いただきっ」

女「ふ――」

男「それっ」

鞍井「ほれほれ、いまのでそっちが隙だらけだぞ」

女「!?」

――。0-2

鞍井「さーて、くーちゃん、いきますか」

久女「……うん」
――。

男「……」

女「……」
455 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/18(水) 13:23:56.61 ID:etkHse20
(0-3 男・女攻撃側)
鞍井「作戦タイムに15秒待ってやろう、男君」ニマニマ

久女「某大佐みたい……ゴミのようだ! って」

男(女だけを考える……女を守るってこと?)

男「女、大丈夫?」

女「平気よ、二人とも、強いわね」

男「うん」

男(俺がフォローしきれてないってこと? 俺、邪魔なのかな……)

男(俺と女は、釣り合わないって意味があるのかな……)

男(……そんなの、嫌だな……
  バッティングセンターでの、キラキラした女も……
  ボウリングの時の、俺に必死についてこようとした女も……)

男(こんなにいとおしいのに……)

鞍井「……あと5秒ね、男君、空回りしすぎなんじゃないのー」ニマニマ

久女「いじめすぎだよ、鞍井ちゃん」

男「……」

男(空回りか……)

鞍井「はいスタート!」
――。
456 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/18(水) 13:24:13.24 ID:etkHse20
女「くっ!」

久女「男君にピンポイント!」

鞍井「やるね、くーちゃん」

男「あ、しまった!?」

女「ふっ!」
――。

男「女、ナイ――」

女「あ……」

――。

男友「おー……マレット顔面直撃……」

――。1-3

久女「あ、せっこーい! そっちで油断させて、こっちのすきを突くなんて!!」

女「ごめんなさい……男、大丈夫?」

男「うん……あ、初得点、すごいよ、女!」

女「え? え、ええ……」

男「鞍井さん、絶対負けないよ!」

鞍井「ハン、生意気な……3枚におろしてあげるよ」

一同(やりかねない……)
457 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/18(水) 13:24:32.54 ID:etkHse20
鞍井「でも、『空回りじゃない』のは分かってよかったよね」

男「空回りって……」

男(空回り……あれ、俺って、女のためにって思って……
  見栄張ってるけど、それって女の存在だけしか見てないんじゃないのか……?)

男(……俺は自分を見てないから、プレッシャーを感じてたんだ、たぶん……
  俺と女か……独りじゃないもんな!)

男「女」

女「え?」

男「……もっとそばで、フォロー頼んでも……良い?」

女「……」コクン
458 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/18(水) 13:25:51.77 ID:etkHse20
>>457
重複したけど、見づらい、か……?
見づらかったらスマソ;



久女「えいっ! 男君、とれるかなー?」

男「!?」

久女「ふふん、どうだ――」

女「ふっ!!」
――。

鞍井「くーちゃん、ごめん、無理っ!」

――。2-3

久女「……まだまだだもんっ! 負けないからぁっ!」


男友「……久女、何か変じゃね?」

女友「……鈍感」

男友「は?」

女友「あーあー、やだねー、デリカシーもないのかね」

男友「……?」

女友「……海行った時に話してあげる」

男友「お、おう……って、海は確定事項なのか……」


――。5-5

男「つ、つばぜり合い……」

鞍井「や、やる、じゃない……」

女「……ギャラリーも増えてるみたいでやりづらいわね」
459 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/18(水) 13:26:08.12 ID:etkHse20
男「それっ!」

――。

男友「お!?」

女友「あ」

「……。」

男「……あれ?」

鞍井「時間切れみたい……」

男「……5-5で、同点?」

鞍井「残念だけど、お預け、今日のところはシめないで置いてあげる」

男「……」


※男友「分からない方へ説明しよう、ゲームセンターやボウリング場にあるエアーホッケーの台は、
    一定時間遊んでいると空気が止まって試合が終了するんだぜ!」
460 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/18(水) 13:26:24.74 ID:etkHse20
男友「しゃー、遊び疲れ足りねーぞ! 女友、カラオケ行くか?」

女友「行こうかな」

久女「鞍井ちゃん、どこへ食べに行こうか?」

鞍井「そうだねー、うん、どこ行きたいか決めてよ」

久女「えっと……」

男「ごめん、俺はもう帰るよ、明日もバイトだから」

鞍井「ハン、つれないねー」

男「事前に誘ってもらえれば対処できたんだけどね……」

鞍井「ういうい、またの機会には開けとけよー」

男「そうします……」

女「あ、じゃあ、私も帰るわ」

鞍井「そうしたらいいよ、気をつけてね。その前に、旦那借りるよ」

男「は? あれ――」

女「ま、また……」

鞍井「だいじょーぶだって、とって食いはしないって」

男友「……骨まで齧りそうなのにな」

鞍井「男友くんは後でシめる」

男友「じ、地獄耳っ!」
461 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/18(水) 13:26:37.60 ID:etkHse20
鞍井「男君、一つ言っておきたいのはね、寂しがり屋って言うのは繊細なの」

男「はい」

鞍井「四六時中ずっといられるのは、それは困るけど」

男「はい」

鞍井「でもね、そういうことを言いたいわけじゃないの。
   男君は今回、心も独りぼっちにしちゃったら、それが本当に辛かったと思うよ?」

男「今回すごく凝りました」

鞍井「分かればいいんだけどね」

男「はい……」

鞍井「それだけ。女さんをしっかり送るようにね」

男「はい」

鞍井「かしこまらなくてもいいよ……あと、送り狼にならないようにね」

男「送り……?」

鞍井「あ、大丈夫だ、男君にそんな根性ないわ、うん、何でもないよ」

男「はぁ……」

男(なんか、バカにされてる……? 送り狼ってなんだ?)
462 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/18(水) 13:26:52.67 ID:etkHse20
(男宅・玄関)
男「夕飯作ろうと思うんだけど、一緒に食べていく?」

女「お邪魔しようかしら……」

男「何が良い?」

女「……そうね、スパゲッティはどうかしら?」

男「あ、買い置きあるからそうしようか」

女「ええ」


(ブーブーブー)
男「メール? 誰だろう、このアドレス」

男「あ、鞍井さんか……って、何だこれは……」

男「……」

女「男?」

男「!? は、早く上がろうか」

女「さっきから鞍井さんとこそこそ……浮気、じゃないわよね……?」

男「違うって……俺は女のことしか考えてない」

女「……そ、そう……」

男(無茶なこと書いてあったけど……フォローの一言もありがとう……)
463 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/18(水) 13:27:08.57 ID:etkHse20
(男宅)
妹「お兄ちゃんはね、お魚料理が好きなんだよ」

女「そうなの」

妹「でもね、お魚の料理は苦手なんだよ、
  この間グリルが真っ黒になるまで悪戦苦闘してた」

女「ふーん」

男「……」

女「嫌いなものってあるのかしら?」

妹「えっとね、カボチャとか、スイカとか、メロンが嫌いって言ってた」

女「甘くておいしいのにね」

男「あの甘さが苦手なんだ」

女「今度カボチャの煮物作りましょうか?」

男「勘弁」

妹「好き嫌いはダメだよ」

女「そうだそっ」

男「(か、かわいい)……努力します」

妹「ごちそうさま、お風呂入ってくるー」

男「バスタオル、二階にあるから」

妹「はぁーい」


女「好き嫌い多いのね」

男「知られたくなかったけどね」
464 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/18(水) 13:27:21.17 ID:etkHse20
(和室)
男「……」

女「……」

男「……何か、ごめん」

女「……ええ……その、何も知らずに、ごめんなさい」

男「……本当は、驚かしたかったんだけどね」

女「……ごめんなさい」

男「ううん……誕生日はさ、うちにおいでよ……たくさん用意するからさ」

女「……ええ」


男「……あのさ」

女「何かしら?」

男「……寂しかった?」

女「……そんなことないわよ」

男「そう? じゃあさ……もっとそばに居たかった?」

女「……そうかもしれないわね」
465 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/18(水) 13:27:38.31 ID:etkHse20
男「あ、あのさっ!」

――。

女「え……? か、顔、近いわよ……」

男「……(き、キス……って、こんな、感じ……なのかな……)」

――

鞍井『男友からアド聞いたよvv
   アドバイス料として、キスもしたことないウブな君にリクエストvvvvv
   彼女にキスでもしてやれvvv

   あ、夏休み明けにしてないとか言ったら。。。


   それと、フォローしてあげよう、
   疑われたら、女ちゃんだけ見てるって言えばいいと思うよvvv』

――

女「……」

男「……」

女「……」キュッ←目を閉じた

男「……」ゴクッ

5cm

4cm

3cm……
466 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/18(水) 13:27:56.85 ID:etkHse20
妹「お兄ちゃん、お風呂空いたよっ!」

男「おふっ!?」

女「え!?」

――。

妹「おー……ラブラブー」

女「お、男!? ち、近いわよ! 胸、苦しっ……」

男「ご、ごめっ、すぐどくからっ!」

妹「……何か、ごめんなさい」

女「な、何も悪くないわよ、妹ちゃん……」

男「女、先に風呂入りなよ……」

女「そうしようかしら……」

妹「……明日の準備しよー……水着、しまってくるね」

男「うん……」
467 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/18(水) 13:28:10.24 ID:etkHse20
男「おあずけか……」

男「気まずいなぁ……」


男「というか……この流れは泊まっていくのかなぁ……」

男「布団は困らないけど、着替えはどうするんだろう……」

男「まあ、着てたもの着るしかないよね……」

男「……この前の時の、下着……思い出しちゃった……」

男「いや、うん……俺、疲れてるんだよね、きっと……」
468 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/18(水) 13:28:24.44 ID:etkHse20
(浴室)
女「……あれ、キスしようとしたのよね……」

女「……ちょっと、残念ね……」

女「……気まずいけど……」

女「……背景が、夜景とか……夕日の沈む海とか……」

女「……ううん……もっと平凡でもいいから、大事にしたいわね……」

女「その……ファースト、キス……」

女「……男は……私を女として……どういう風に見てるのかしら……」

女「……将来、結婚して、二人でいるとしたら……」

女「!? な、何考えてるのかしら……のぼせてるのね、きっと……」
469 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/18(水) 13:28:40.28 ID:etkHse20
ここから、ちょっとだけサイドストーリー的な話を……
5レスほど飛ばしてもらっても大丈夫です


(レストラン)
久女「……」もぐもぐもぐ

鞍井「すいません、追加お願いします」

ウェイトレス「はい」

鞍井「えっと……サラミピザ――」

久女「あ、マルゲリータピザもお願いします」

ウェイトレス「はい、かしこまりました……あの……」

鞍井「はい?」

ウェイトレス「……食べきれますか?」

鞍井「ええ、大会の後で、おなかすいてるんですよ私たち」

ウェイトレス「そうですか。
       店長たちと心配してたんですよ、注文があまりにも多かったので……」

鞍井「打ち上げで、予算も大目に持ってきてありますから、お金も大丈夫ですし」
470 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/18(水) 13:28:52.28 ID:etkHse20
店長「会計5,056円……端数はおまけしておきます、5,000頂戴します」

鞍井「本当ですか? ありがとうございます」

店長「……割引券、つけてあげるよ、二人とも、よく来てくれるし」

鞍井「かさねがさね、すいません、嬉しいです」

店長「……こんなこと言うのもなんだけど、次の大会は負けないように……
   しっかり練習して、勝てばいいよ」

久女「……!」

鞍井「分かってらっしゃったんですね」

店長「……まあね、自分も昔、水泳の大会で負けたら、友達連れてやけ食いさ。
   見てすぐ分かったよ」


鞍井「ご馳走様でした。ほら、くーちゃん」

久女「……ご馳走様でした」
471 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/18(水) 13:29:05.06 ID:etkHse20
(公園)
久女「……鞍井ちゃん」

鞍井「んー?」

久女「……振られちゃった」

鞍井「……嘘吐き」

久女「……えへへへ」

鞍井「振られる前に、試合もしてなかったよ」

久女「……」

鞍井「まあ、彼も彼女も、なんとなくチャンス作ってたみたいだから……」

久女「うん、お似合いだよね」

鞍井「うん……」

久女「……良いなぁ」
472 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/18(水) 13:29:17.60 ID:etkHse20
鞍井「昨日、女ちゃんの家に行った時、女友ちゃんにも話したんじゃない?」

久女「うん」

鞍井「……本当は、なんとなくわかってたんだよね……」

久女「え?」

――パシン

久女「――」

鞍井「嫉妬するくらいなら、もっと自分を魅せなきゃ」

久女「……」

鞍井「悔いるくらいなら、恥ずかしくなるくらいさらけ出さなきゃ……」

久女「……」

鞍井「……きょうで、すっぱり切れるよね」

久女「うん……」
473 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/18(水) 13:29:39.54 ID:etkHse20
鞍井「くーちゃん」

久女「え?」

鞍井「おいで……」

久女「うん……」

ギュ

久女「え……?」

鞍井「……強がってないで、泣いてもいいと思うよ……」

久女「……や、やだな……強がって、なん……」

鞍井「……」

久女「……」

鞍井「本当に?」

久女「……ごめん、嘘……」

鞍井「……」

久女「う……グスッ……本当は、もっと恋人を見てほしかった……
   だけど、私の眼には、女ちゃんを置いていく男君にしか見えなくて……」

鞍井「うん」

久女「自分の理想を、押し付けて……
   だけど、それでも男君を信じてる女さんが……羨ましかったの……」

鞍井「うん、うん……」


久女「グスッ、グスッ……ヒン……エグッ……」

鞍井「よしよし、たくさん泣いて、心のモヤモヤ、流しちゃえ」

――。



↓から本編続行です
474 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/18(水) 13:30:20.76 ID:etkHse20
>>468からの続き
あのタイミングでないと書けなかったもので;


(男・女 入浴後)
男「……雪○大福、半分いる?」

女「……いただこうかしら……」

男「はい、スプーンよりもフォークの方が良いよね」

女「ありがとう……」

ちょん

女「!?」

――。

男「あ、ごめん……」

女「その……大丈夫だから……」

男「……」

女「……」
475 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/18(水) 13:30:33.76 ID:etkHse20
男「……」

女「……」

男「……くっ……あはははははははは!」

女「……ふふっ……うふふふふっ……」

男「何か、順番めちゃくちゃで……女、本当にごめん」

女「大丈夫よ、でも……いま、すごくうれしい」

男「俺も」

女「……本当は、吐息が聞こえるくらい、そばに居たかったわ」

男「そう?」

女「……仲直り、したことなかったから……やり方、分からないの」

男「……」

男、そっと肩を抱く

女「……男、近いわ……」

男「吐息、聞こえるでしょ?」

女「……そうね」
476 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/18(水) 13:31:09.13 ID:etkHse20
男「あのさ、女……」

女「あ、そういえば、呼び方が『女』よね」

男「え? あ、そう言われれば……」

女「どう? 一歩、近づけた気がしない?」

男「……まあ、なんて言うか……うん」

女「ふふっ」

男「あのさ、女」

女「なに?」

男「あのさ……」

女「……」

男「……」

女「言いづらいかしら?」

男「……」

女「……」
477 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/18(水) 13:33:01.54 ID:etkHse20
男「……」

女「……?」

男「……グー」

女「……」

女「……もー……毛布、勝手に出すわよ」

女「押し入れにあるのよね?」

――。

女「……勝手に帰ってもいいものなのかしら?」

男「……グー……グー……」

女「……デリカシーなんてないのかしらね……」

女「……膝枕、久し振りにやったわね……」


妹「女お姉さん」

女「!? な、何かしら、妹ちゃん」

……



一息つけました
gdgdでも読んでくれてありがとうございます
とりあえず今回はここで切ります

次回あたりから、夏休みで遊ばせたいと思います
……ネタも練りつつ、あと、大学編も乙なんだぜ!
478 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/18(水) 13:42:32.82 ID:etkHse20
すいません、ほそくです

>>446は読み飛ばしてもらえるとありがたいです;
見せ場が変なところで来てしまった……

今後気をつける、マジすんません;
479 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/03/18(水) 14:36:00.13 ID:kWBT/vQo


>>459
空気が止まっても、強引に次の点が入るまで続行するのはデフォじゃなかったのか……
480 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/03/18(水) 14:45:56.26 ID:/X.tmIDO
481 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/03/18(水) 17:46:46.24 ID:MxWFY32o
482 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/03/18(水) 18:45:13.80 ID:PdU0Fpw0
>>474がよくわからんのだが誰か教えてくれ
それと乙
483 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/03/18(水) 19:02:34.25 ID:/X.tmIDO
>>482
マウス・トゥ・マウス
みたいな
484 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/03/18(水) 20:30:00.14 ID:algGf5oo
おつん。
485 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/18(水) 20:45:53.42 ID:etkHse20
>>482>>483

>>474
すまんです、セリフだけだとわからないですね;
フォーク渡したときに手が触れ合ったというのを想定してました;
指摘d

今日ミス多いな……;

変な所あったらまたカキコよろ
486 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/03/18(水) 22:55:49.91 ID:PdU0Fpw0
>>485
サンクス
しかしその後に順番がどうとか書いてあるからなんか卑猥なことしたのかと思ったwww
487 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/03/18(水) 23:42:52.08 ID:Rb3DfIAO
おつ
488 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/03/20(金) 18:58:25.96 ID:yoyP8IAO
マダー?
489 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/20(金) 23:43:17.42 ID:S1Nywgo0
>>486
卑猥なシーンをお望みかwww
現状、この路線だとたぶん書くことはないんだぜ、スマソ

続き投下ー
今日書いておきたいあたりまで書きますよ


(翌朝)
男「今日も配達頑張ろう……」

男「帰ったら、今日は掃除でもしようかな……女と映画を見るのも悪くないよね」

……

男「今日から旅行に出かけるから新聞の配達をしないところが多くて、早く終われた……
  明日は給料日か……なんだか、楽しみだな……」

男「7時くらいに起きて、女にメールしよう。
  昨日寝ちゃったこと謝らないとね」

男「和室ー……畳ー……しょうじー……グー……」

……

妹「お兄ちゃん、朝だよー」

男「おー、さんきゅ……あ、8時か……寝過ごした……」

妹「何か用事?」

男「メールして謝っておきたいんだ、寝ちゃったからね」

女「朝から大変ね」

男「いや、大変というか……また独りにさせちゃったから――
  って、なんで本人が居ますか」

女「妹ちゃんが布団用意してくれたから、泊まっていったのよ」

男「着替えは?」

女「……エッチ……」

男「そんなんじゃなくて!」

女「朝ちゃんと着替えてきたわよ、服も昨日とは違うでしょ?」

男「あ、さいですか、かわいいワンピースだことで」

女「……そう? ふふっ……♪」
490 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/20(金) 23:43:32.88 ID:S1Nywgo0
(午後)

チチチチチチ(自転車を押している)

女「家事があるから、一回帰ることにしたけど、
  夕方にまた行こうかしら……」

チチチチチチ

女「……一人でいるのが嫌なわけじゃなくて、
  男に会いに……そうよ、妹ちゃんに会いに行きたいから、いいわよね……」

チチチチチチ

女「……いつから、こんなに嘘をつくようになっちゃったのかしらね……」

チチチ・・・ピタッ

女「……ウソツキなのは……もともと、か……」

……

男「妹、布団取り込んでおいて」

妹「はぁーい」

男「……あ」

男『夕飯、食べにおいでよ。
  妹も待ってるよ』
491 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/20(金) 23:43:48.32 ID:S1Nywgo0
店員「ありがとうございましたー」

男「買い物も済んだし、早く帰ろうかな……」

(ブーブーブー)
母『仕事一区切りついたので、明後日には帰れます』

男「了解、っと……そうなんだ、お疲れ様」

男「あ、このお店……指輪とか売ってるんだ」

男「……女さん、どういうの喜ぶかな」

男「……」

男「ペアだとお揃いになるよね……」

男「……ペアは恥ずかしいな……」

……
492 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/20(金) 23:44:01.82 ID:S1Nywgo0
女生徒「あ、男」

男「え? あ、女生徒さん――」

男生徒「男じゃん」

男「男生徒君と一緒なんだ……」

男(中学から一緒だけど……何が気にくわないのか、矢鱈と絡んでくるんだよな……)

男生徒「男ってヒッキーかと思ったけど、頭良いんだな」

男「ヒッキー……?」

男生徒「あ、やっぱバカだわ、ヴァーカ、語彙力もねーのな」

男(……早くどっか行ってくれよ……)

女生徒「男がこんなところに居るなんてねー。
    彼女にでもプレゼントぉ? だったりしてぇ」

男「……」

男生徒「あっははははっ、居るわけねーじゃん、ヒッキーバカだぜ?」

女生徒「えー、居るの知らないのぉ?」

男生徒「っは、何の冗談? それか腐女子なんじゃねーの?
    あ、ちげーや。画面から出てこない恥ずかしがり屋さんだわな」

男「……二人は、付き合ってるんだ」

女生徒「まーねぇ。バイトで稼いでたくさんお金持ってるしぃ」

男生徒「へへへへへっ、そゆこと、ヒッキーはパソコンの前でマスかいてろよ」

女生徒「もー、からかいすぎぃ」
493 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/20(金) 23:44:18.58 ID:S1Nywgo0
女生徒「ちょっとトイレ行ってくる」

男生徒「おー」


男「……じゃあ」

男生徒「まあ待てよ……お前彼女なんていたんだ、教えろよ」

男「……関係ないでしょ」

男生徒「いやー、気になるね。もうセ×クスしたか?」

男「……」

男生徒「したことねーに決まってっか、
    ヒッキーだもんな、コミュニケーションもとれねーだろ?」

男「……」

男生徒「週3でデートしてっけどさ、その毎晩いつもヤってるぜ?」

男「……そういうの、あまり外で言わない方が良いと思うよ」

男生徒「……」
494 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/20(金) 23:44:37.85 ID:S1Nywgo0
男生徒「本当はオメーもヤりてーんだろ?」

男「そんなことないよ」

男生徒「正直に言えよ、どーせおめーもオスなんだからよー」

男「……もう、用事があるからいいかな?」

男生徒「教えてくれれば、その彼女をメイドみたいにご主人様って呼んでくれる、
    おめーに従順になるように壊してやるぜー?」

男「!! お前……!」

男生徒「な……なんだよ……そうやっていい子ちゃんぶってるのかよ……」

男「……」

男生徒「お前、ちょっと来いや――」

女生徒「お待たせー」

男生徒「……ちっ、まあいいや、コイツにあとできくとするか」

男「!?」

女生徒「何の話ー?」

男生徒「何でもねーよ、いこーぜ」
495 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/20(金) 23:44:57.77 ID:S1Nywgo0
女生徒「……男ぉ、マジでプレゼントなの?」

男「……いや、男友が女友さんにプレゼントしてたのが、
  こんな感じのだったなって思っただけだよ」

女生徒「ふーん……」

男「……何?」

女生徒「あのさぁ――」

男生徒「おいてめー、俺のツレにあんま近づいてんじゃねーよ」

男「……(その『ツレ』が近づいてきたんだろうが)」

男生徒「なんだよ、睨んでんじゃねーよ、ヘタレヒッキー」

男「……睨んでないよ」

男生徒「あぁ!? ボコすぞ――」

店員「お客様、店舗の前ですので……」

男生徒「あ? あ――」

警備員「場合によっては学校に連絡を取らせてもらうけど、いいかな?」

男生徒「……ちっ……いこーぜ」

女生徒「いちいち問題起こさないでよね……洒落に難ないんだから……」

男生徒「わりーわりー。早く帰ってヤろーぜ」

女生徒「……サイテー、外で言い回らないでよ」


警備員「……君、大丈夫?」

男「……」ダッ

店員「あ、お客様――」

男(……何がいけないんだよっ……)
496 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/20(金) 23:45:16.14 ID:S1Nywgo0
(男宅)
妹「おかえりなさーい」

男「……。……ただいま」

妹「何かあった――」

男「晩ご飯、作ろうか……」

妹「……もう、できてるよ」

男「あ、そうなんだ……そんなに帰り、遅かったかな?
  いつも6時にはできてないよね……?」

妹「そうじゃなくてね――」

女「男、お帰りなさい」

男「え? あ!」パカ

女『そうする(^^
  まだ晩ご飯作ってなかったら、一緒に作ろう(^^*
  早めに行っても大丈夫?』

女「……もしかして、忘れてたのかしら?」

男「……ゴメンナサイ……」
497 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/20(金) 23:45:32.52 ID:S1Nywgo0
TV『皆さん、夢でお会いして以来ですね。
   大分寝汗かいたと思うんですけどね』

妹「あはははははははは」

男「……」

女「……」

男(メールどころか、俺が誘ったのに忘れてるなんて……怒ってるよね……)

女(いつもと様子が変ね……何かあったのかしら……)

妹「あはははははは、ウィーンって、あははははははは」

男(……しかも買い物の最中、あんなこと言われて……)

男生徒(壊してやんぜー)

男(……)

女「……」ピタッ←おでこに手をやった

男「……え?」

女「……熱があるわけじゃないみたいだけど……具合でも悪いの?」

男「え? いや、全然……いたって健康だけど……?」

女「そう? 疲れてるなら、休む?」

男「……そう、しようかな……」


妹「女お姉さんベストタイミングだね」

男・女「え?」   ※ヒント:妹が見ていたもの
498 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/20(金) 23:45:48.04 ID:S1Nywgo0
女「机、寝にくくないかしら?」

男「……ベッドに入る前に風呂くらいはいらないと……」

女「……膝枕、してあげるわよ……?」

男「……」

女「……いらっしゃい」

男(断れなかった……)


女「……膝枕、久しぶりね」

男「……そうだね……」

女「……何かあったの? しゃべるのが嫌なら、聞かないけど……」

男「……メール、ごめん……」

女「ああ……良いわよ、妹ちゃんがいたし、
  それに……買い物先で何かあったから、手が回らなかったんでしょう?」

男「……何もないよ……」

女「そう?」
499 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/20(金) 23:46:04.94 ID:S1Nywgo0
男生徒(壊してやんぜー)
男生徒(壊してやんぜー)
男生徒(壊してやんぜー)

男「……」

女「……」ナデナデ

男「……どうしたの?」

女「……どうしてあげたらいいか、分からなくて……
  もし私があなたの立場なら、どうしてくれたら安らぐか、考えてみたの」ナデナデ

男「……そう……ありがとう……」

女「どういたしまして」ナデナデ

男「……なんで、撫でようと思ったの?」

女「……ごめんなさい、迷惑だったかしら?」ピタッ

男「全然……ちょっと、恥ずかしいかな、って」

女「そう……撫でると、温かさだ感じられるから……お互いに……」ナデナデ

男「……安心できる、ってこと?」

女「……そういうこと、なのかしらね……
  私は、撫でてもらったことがないから、よく分からないけど」ナデナデ

男「……」ナデナデグリグリ

女「ちょ――男? 髪、ぐしゃぐしゃになるわ……」

男「……ごめん」ナデナデ

女「……もー……」
500 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/20(金) 23:46:21.78 ID:S1Nywgo0
男「……女、明後日、母さん帰ってくるんだけど……」

女「そうなの……なら、遊びに来るの、控えるわね」ナデナデ

男「……おいでよ……せっかくだから、紹介するよ」

女「……それは……私が恥ずかしいわ」ナデナデ

男「……そう……」

女「……男が良いなら、いいわよ……」

男「うん……」

女「男……」

男「うん?」

女「……目、つむって……」

男「え?」

女「……早く……」

男「……うん……」

女「……」
501 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/20(金) 23:46:42.48 ID:S1Nywgo0
(ブーブーブー、ブーブーブー)

女「……」

男「……」

女「……携帯、鳴ってるわよ……」

男「……ごめん……」

母『お酒もらったから、保管できる場所作っておいてください』

男「……母さんからだった」

女「そう……」

男「……」

女「……」

男「……マナーの悪いマナーモードだったね……」

女「……そうね……」

妹「……お風呂空いたよ」コソッ

女「……タイミング見計らわなくてもいいわよ、妹ちゃん……」



今回はここまでです
またしばらく県外なので、ちょっと空きます;
タイミング悪くてスイマセン;いいわけにもなりませんが、この時期はやたらと忙しくて;
どうかご容赦を

しばしお待ちを;
502 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/03/20(金) 23:51:45.34 ID:ZI1ikAEo
乙です
503 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/21(土) 00:36:42.48 ID:ba0Cf2M0
>>479
亀レススマソ・・・聞くのをうっかり忘れてしまった……。
デフォ……? kwsk。もしかしてルール間違えてるっぽい?
504 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/03/21(土) 03:23:14.53 ID:IDrLsQAO
ちょっと男生徒ボコボコにしてくる
505 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/03/21(土) 07:45:11.04 ID:EXEujQDO
506 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/03/21(土) 09:51:23.37 ID:pbnxSK.o


>>503
いや、たぶん間違ってないww
滑らない状態で続行しても、gdgdになって終わるだけだけどなww
ゲーム終了後って、ホッケー台のゴールに入れて終わるよね?
507 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/03/21(土) 10:41:22.24 ID:drE5KiQ0
>>504
俺も混ぜろ
508 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/03/21(土) 12:29:49.73 ID:yv91lAA0
509 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/03/23(月) 02:34:09.30 ID:emhwGsAO
マダー?
510 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/03/24(火) 00:59:36.31 ID:G.c3.IAO
マダー??
511 :@大 ◆R5D.53zDuI [sage]:2009/03/24(火) 03:15:43.24 ID:ZBmwk6AO
元祖の方乙
続けます

@カラオケBOX
乙「ドリンクは何を飲みますか?」
男「烏龍茶で良いか……」
乙「私もそうしますね」

男「乙、先に入れろよ」
乙「そうですか?では……」

――

男「おー」
乙「どうでしたか?」
男「上手いよ、歌の芸術だな」
男(……芸術、か)
乙「そんな……照れますよ……」
男「いやいや、なかなかのものだった」
男(……カマかけるか……)
512 :@大 ◆R5D.53zDuI [sage]:2009/03/24(火) 03:16:13.63 ID:ZBmwk6AO
@カラオケBOX
男「乙って、高校の成績どうだったんだ?」
乙「成績、ですか」
男「得意科目とかさ」
男(美術か?)
乙「数学と国語、英語……あと、音楽が得意でしたね」
男「……美術は?」
乙「選択科目だったので、美術は履修してませんね」
男「へー……」
乙「というか、美術は中学生までやっていましたが、苦手科目でしたね」
男「まあ、やっぱり歌は上手いんだな」
乙「そう言ってもらえると嬉しいですね」
男(友、やっぱり違うんじゃないか?それとも、女の方か……?)
513 :@大 ◆R5D.53zDuI [sage]:2009/03/24(火) 03:16:38.77 ID:ZBmwk6AO
@女アパート
女「……うー……」
女「寝すぎたから……寝れない……」
女「……暇だなぁ……」
女「……ゲームでもしてよう」

女「……100連勝か……」
女「やっぱり男となら楽しいんだけどな……」
女「……頭、辛いかも……」
女「……ゼリー飲んで寝よう……」
女「……」

女「……男は私のこと、どう思ってるのかな……」
514 :@大 ◆R5D.53zDuI [sage]:2009/03/24(火) 03:17:01.68 ID:ZBmwk6AO
@カラオケBOX
男「上手い上手い」
乙「ありがとうございます、男さんですよ」
男「おう」

――

男「い、息が……」
乙「ゲームソングですか?」
男「いや、似て非なる、かな……何回やってもボスを倒せないって歌」
乙「そうなんですか」
男「乙のは……ラブソングが多いな」
乙「ま、まあ……」
男「……乙って、彼氏いないの?」
乙「まだいませんね」
男「……恋愛なんて、あまり触れるもんじゃねーな、悪い」
男(乙はかわいいけどさ……恋愛にはならないよな)
男(あれ……女は……?)
男(……)
男(……女は……女は、――)
515 :@大 ◆R5D.53zDuI [sage]:2009/03/24(火) 03:20:28.63 ID:ZBmwk6AO
@カラオケBOX
乙「……隣、良いですか?」
男「ああ……悪い、ちょっとメール」
乙「……はい……その間、歌っておきますね」
男「おう」

男「……女に大丈夫かどうか聞かないと……」
男「……」
男「駄目だ……何か、昨日の女が出てくる……」
男「……そっとしとく方が……良いのか?」
男「……」
男「何で、女に構うんだ……俺?」
516 :@大 ◆R5D.53zDuI [sage]:2009/03/24(火) 03:20:54.62 ID:ZBmwk6AO
@カラオケBOX
乙「お帰りなさい」
男「おう」
乙「そろそろ時間ですね」
男「もうこんな時間か……」
乙「出ましょうか」
男「だな」

乙「男さんの行きたいところはありますか?」
男「うーん……特にないな……」
乙「……良かったら、買い物に付き合っていただけませんか?」
男「……好きだな」
乙「……まあ」
517 :@大 ◆R5D.53zDuI [sage]:2009/03/24(火) 03:21:37.77 ID:ZBmwk6AO
@雑貨店
乙「このカップ、かわいいですね」
男「そうかぁ?」
乙「ペアだから、片方ずつ持てたらなぁ……」
男(乙女思考だな)
男「お、低反発枕だ……おー、スゲー」
乙「枕も二つ並んでると、素敵ですね……」
男(……寝る気かよ、意外と積極的なのな)
乙「……」
518 :@大 ◆R5D.53zDuI [sage]:2009/03/24(火) 03:22:00.94 ID:ZBmwk6AO
@駅前
男「そろそろ帰るか?」
乙「少し休みませんか?」
男「ん?まあ、良いか……」
乙「……すぐそこですから……」
男(……乙?様子がおかしいきが……気のせいか?)
乙「……」

乙「ここですよ」
男「へー」
男(うわー……ラブホテルみてえ……こんな施設もあるんだな)
乙「……お城みたいで素敵ですよね」
男「え?あ、ああ、まあ」
男(正直悪趣味だと思った……)
519 :@大 ◆R5D.53zDuI [sage]:2009/03/24(火) 03:22:21.90 ID:ZBmwk6AO
@お城
乙「しばらく待っててくださいね」
男「おう」

乙「こっちです」
男「へー……まるでホテルだな」
ガチャン
男「え?」
乙「ええ、ホテルですよ……ラブホテルって言うんですけど」
男「……乙――」
ぐいっ
男「うわっ!?」
乙「……」
男「乙、落ち着けよ……俺らの関係じゃ……無理だ……」
乙「……」
520 :@大 ◆R5D.53zDuI [sage]:2009/03/24(火) 03:24:48.00 ID:ZBmwk6AO
@お城
乙「……男さんが悪いんですよ……」
男「え?」
乙「全然、気づいてくれないから……」
男「……?」
乙「こんなに好きなのに、あやふやでいるから……」
乙「好きでもなく、嫌いでもなく……曖昧だから……」
乙「だから、実力行使しました……」
男「乙……」
乙「今日が終われば私たちは恋人同士ですよね……?」
男「乙、止めろ――」
521 :@大 ◆R5D.53zDuI [sage]:2009/03/24(火) 03:25:21.88 ID:ZBmwk6AO
@お城、ベッド
乙「離さない……」
男(胸がっ……苦しい……!)
乙「男さん、私だけを見て……」
男(……乙……)
乙「さあ、私のことを、壊れるくらい愛して……!」

男「……乙、無理だ……こんな無理矢理で、愛せるわけねーよ……」
乙「……」
乙「……そう、ですか……」
男「あやふやで曖昧で……優柔不断だったのは謝る、すまない……」
乙「……私こそ、すいません……」

男「……落ち着いたか?」
乙「……ええ」
男「……じゃあ、はだけた服、直そうな」
乙「はい……」
男(……息子よ、寝てなさい……)
乙「……」
522 :@大 ◆R5D.53zDuI [sage]:2009/03/24(火) 03:27:00.10 ID:ZBmwk6AO
@お城、ベッド
乙「嫌いに……なりましたか?」
男「え?いや……今日、ここに居たことは、なかったことにするよ」
男「また、普段の乙になれば良いよ」
乙「……はい……」

乙「……興奮、しましたか?」
男「……全然」
乙「……こっち向いてください」
男「やだ」
乙「……こんなにカタいからですか?」
男「ばっ、ばかかお前!?止めろ!!」
乙「ふふっ……じゃあ、今度来るときまでに、もっと進歩しておきますね」

また今日の夜か深夜に書く……はず
523 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/03/24(火) 07:08:34.69 ID:W4zISuQ0
今まで大学編とばしていたが






なんだこの展最初から読み直す
524 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/03/24(火) 07:56:42.04 ID:9fSyQ2DO
525 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/03/24(火) 08:31:42.08 ID:YbYYys6o
>>523
よう俺

526 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/03/24(火) 22:16:58.59 ID:E9yCfxM0

wktkが止まらなかった
527 :@大 ◆R5D.53zDuI [sage]:2009/03/25(水) 01:45:03.55 ID:VE2lWkAO
続けます、見てくれて嬉しいぜ

@その後、女アパート
男「……入り辛いな」
男「……」
男「今日は、帰ろう……」

ガチャ

男「え――」
女「あ」
男「……よう」
女「……階段、上る音したのに、入ってこないんだもん」
男「……いや、帰ろうかと思ってな」
女「上がっていけば良いのに」
男「いや、何か……悪いから……」
女「……そう?変なの」
男「……いや、やっぱり飯だけ作るよ……まだだろ?」
女「……うん……」
528 :@大 ◆R5D.53zDuI [sage]:2009/03/25(水) 01:45:28.58 ID:VE2lWkAO
@女アパート
女「……何かあったでしょ?」
男「……何も」
女「ふーん……手、繋いだ?」
男「いや」
女「じゃあ、キス、とか……?」
男「勘違いすんな、俺と乙はそんな関係じゃない」
女「そう……」

女「〜♪ごちそうさま」
男「機嫌良いな?」
女「気のせい♪」
男「……?」
529 :@大 ◆R5D.53zDuI [sage]:2009/03/25(水) 01:45:49.82 ID:VE2lWkAO
@食後
女「ねえ、男?」
男「んー?」
女「……ぎゅー、って……して?」
男「……はぁ?」
女「……ぎゅー、って」
男「……」
女「駄目?」
男「ダメだろ」
女「どうして?」
男「……」
女「まあ、良いけど」

男(無理だ、あんな後で……申し訳ねーだろ……)

女(……ずっと一人だったから、甘えさせて欲しかったんだけどね……)
530 :@大 ◆R5D.53zDuI [sage]:2009/03/25(水) 01:46:16.80 ID:VE2lWkAO
@深夜
女「ふーん……本当に何もなかったんだ?」
男「ああ……」
女「……ねえ、男」
男「今日はやけになつくな……何だよ?」
女「あのさ、よかったら……泊まっていってよ……」
男「はぁ!?何で!?」
女「……だってさ、ずっと寝てると、暇なんだもん」
男「……とか言って、本当は寂しいんじゃねーの?」
女「!!寂しいわけないよ、もう……子供扱いして……」
男「機嫌悪くしたなら謝る……悪い」
女「……じゃあ、話し相手して……これでチャラにしてあげるから……」
男「……分かったよ」

女「あ、毛布とか適当に使ってね」
男「おう……どこだ?」
女「クローゼット」
男「……開けても良いのかよ」
女「良いよ、パンツもブラも上だから」
男(そうじゃなくてだな……)
531 :@大 ◆R5D.53zDuI [sage]:2009/03/25(水) 01:48:48.05 ID:VE2lWkAO
@クローゼット
男「お、あったあった……ん?」
男「……これは……新品の下着……」
男「乙にはかなわないけど、女も意外に胸あるんだな……」
男「こっちは……フリフリなレースが……黒とか、意外すぎる……」
男「!!これは噂に聞く……し、シースル――」

男「女ぁ〜……」
女「何〜」
男「ティッシュくれ〜……」
女「どうしたの――うわっ!?」
男「鼻血が……すまない……」

女「どうしたの?鼻炎?」
男「……えっとな、何か鼻の粘膜弱くてな、たまになるんだ、気にすんな」
女「大丈夫?」
男「まあ……」
男(鼻炎な知り合いいて助かったわ……まあ高卒で故郷の会社で働いてるやつだがな)
532 :@大 ◆R5D.53zDuI [sage]:2009/03/25(水) 01:49:09.04 ID:VE2lWkAO
@女部屋
女「止まった?」
男「多分……」
男(てか下着で鼻血とか……まじであるんだな……)
女「……今日はもう寝ようか?」
男「だなー……」

男(……ヤバい、ムラムラする……)
女「……男……起きてる?」
男「……寝た」
女「ウソつき」
男「何だよ?」
女「えへへ……何か、嬉しくて」
男「はぁ?」
女「何かね……弟がいるみたいで」
男「弟なのかよ……」
女「ううん、どっちかというと、お兄ちゃん、なんだけどね」
533 :@大 ◆R5D.53zDuI [sage]:2009/03/25(水) 01:49:31.96 ID:VE2lWkAO
@よなかのおはなし
男「……?」
女「私ね、弟がいるの」
男「へぇ」
女「随分と話してないけどね」
男「……そんだけ?」
女「ううん……勝手なんだけどね、男が弟だったらな、って思ってね……」
男「……」
女「昔はよく遊んでたのに、小学校に入ってからは全然話さなくなっちゃって……」
女「ずっと一人でお稽古や宿題、読者してた」
女「その頃からかな、同じ症状で、よく倒れる様になったのは」
女「……私は弟がいないと駄目な子だった」
女「弟がいたからお姉ちゃんとして生きていれた」
女「弟がいなくなってからは何もできなくなって、迷惑ばかりかけてきた」
女「……」
534 :@大 ◆R5D.53zDuI [sage]:2009/03/25(水) 01:51:38.13 ID:VE2lWkAO
@よなかのおはなし
女「……変、かな?」
男「……俺は俺だ」←ロフト上ってきた
女「わっ……男……」
男「……お前、良いにおいだな」
女「!!……ちょっと、寒気がしたよ……」
男「……お前の、良いにおいなんだ」
女「……?」
男「お前はお前だ」
女「何なの?」
男「弟がいないと駄目な女がお前なのか?」
女「……?」
男「弟がいなくても、女は女だ、俺は駄目な女を知らない」
男「それに、いくら代わりでも……俺を理由にして、女のいる意味になりたくない」
男「……一人が嫌なら、俺がいるだろ……?な?」
女「……下手」
男「は?」
女「説得、下手」
男「悪かったな……俺もテンパってるんだよ……」
女「……でも、ありがとう」
男「……おう……」
535 :@大 ◆R5D.53zDuI [sage]:2009/03/25(水) 01:52:00.74 ID:VE2lWkAO
@真夜中
女「……」
男「……寝たか……」
女「……」
男「悪いな、女……お前ほど立派な人間にできるほどの弟の代わりには、なれない」
男「荷が重すぎる……」

男「……早く出ていきたいが、女の子の一人暮らしは物騒だからな……朝までいるか」
女「んむ……」
男「……」……zZZ
536 :@大 ◆R5D.53zDuI [sage]:2009/03/25(水) 01:55:15.05 ID:VE2lWkAO
@真夜中の葛藤
男「ここはどこだ……」
女「男ー」
男「おう、女――って、なんだその格好は!?」
女「シースルーショーツだよ、男のために買ったんだよ」
男「俺の、ため……?」
女「この部分がね、透けてるでしょ?」
男「み、見せなくても良いから!!」
女「ほらほらー、スマ<ズキューン>してあげようか?」
男「や、やめっ――」
乙「男さん」
男「お、乙、これには訳が――って、なんだその格好は!?その2」
乙「ガーターベルトにフリルのブラジャーです、似合ってますか?」
男「腕で胸を強調しなくても良いから!!」
乙「これで足<ワンワン>キとか、パイ<パオーン>リしてあげますよ?」
男「や、やめ、二人ともタイム――」

男「!?って、夢かよっ!!惜しいな、続きが気になる……」
男「……俺、世間から見たら、最悪なのかもな……」
男「ラブホテルに入って、夜は違う女の子とお泊まり……」
男「……距離、とろう……」

ひとまずここまで
多分、元祖の方より早めにクライマックスできる……はず
537 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/03/25(水) 02:01:55.73 ID:sUKkICUo
ふぅ

538 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/03/25(水) 07:49:42.32 ID:4Vj7JMAO
おつおつ

ガンガレ
539 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/03/25(水) 10:25:52.67 ID:2JoVhN2o
ほらほらー、スマブラしてあげようか?


540 :@大 ◆R5D.53zDuI [sage]:2009/03/27(金) 01:21:17.54 ID:oFAX.wAO
@早朝
男「じゃな、しばらく一人でいるよ」

ガチャ

男「……朝飯も作ったんだ、早く治せよ」
女「……」

男「……」
男「何かな……長旅に出るみたいだな」

男「……スマ……スマブラやりたいな、うん」
男「……俺、ダメすぎる……」マジ凹み
541 :@大 ◆R5D.53zDuI [sage]:2009/03/27(金) 01:22:02.55 ID:oFAX.wAO
@男部屋
男「……そうだ、バイトしよう……」
男「家にいて電気使うよりも、外で労働だ」
男「節約しながら、収入!一挙両得だな」
男「……まあ、本当は会わないための、理由がほしいんだけどな」

〜♪ 〜♪ 〜♪
男「!!女か……」
〜♪ 〜♪ 〜♪
男「……はい」
女“何で帰っちゃうの!?”
男「――わ、悪いって……」
女“もう、信じられない!!”
男「あのな、女の子があんまり異性呼び込むなって……勘違いされるぞ」
女“どっちの意味で?”
男「どっち?」
女“え?あ、いや――”
男「それに、バイト探すから早め帰ったんだよ」
女“あ、そうだったんだ”
男「……また後で話しような」
女“え?あ――”

男「……無難にコンビニとかかなぁ……時給870円!!あ、遠い……」
男「時給800円、すぐそこだ……あ、車の免許がいるのか……」
542 :@大 ◆R5D.53zDuI [sage]:2009/03/27(金) 01:22:39.98 ID:oFAX.wAO
@女アパート
女「どっちの、って……」
女「私と男が付き合ってるように、周りに見られること」
女「私が、男を好きなんじゃないかと思うこと」
女「……男は私と付き合うのは嫌……?」
女「……弟と重ねてはいた」
女「男は……手間もかかるし、何も出来ないし……弟とは違うの」
女「だけど、男は……私を私としての人間を見てくれた」
女「……これが恋なんだろうな」
女「初めてかな、何か、傍にいてくれる様な……」

女「……でも、私……男を頼ってる……?傍にいてほしいって、縛ってる?」
女「駄目なのに……」
女「……久々に、弾いてみよう」
〜♪〜♪〜♪

女部屋、隣人
「お?今日も練習かな……」
「どこかのお嬢様かもしれないわね」
「かもね」
543 :@大 ◆R5D.53zDuI [sage]:2009/03/27(金) 01:23:02.88 ID:oFAX.wAO
@乙アパート
他女1「他女2は彼氏とどうなの?」
他女2「明日、ディステニーランドに行くんだー」
乙「良いですね」
他女1「私も彼氏とどっか行きたいなー」
他女2「乙はどうなの?」
乙「はい?」
他女2「好きな人とか」
乙「……いますねー」
他女1「やっぱり男?」
乙「え?……ええ」
他女2「乙、頑張れー」
乙「今、すごく頑張ってます」
他女1「ネクラさんも男、好きみたいだよ」
他女2「ちょっと……」
乙「ネクラさん?」
他女1「女だよ、よく一緒にいるの見るし」
他女2「……」
乙「……そうですか」
他女1「手伝おうか?」
乙「大丈夫ですよ」
他女2「よけいなことはしない方が良いよ……」
544 :@大 ◆R5D.53zDuI [sage]:2009/03/27(金) 01:25:05.56 ID:oFAX.wAO
@男部屋
男「……面接も終わった、来週からスポーツジムだ……」
男「女から電話きたらめんどいから、ねるか」
男「お休み……」

ピンポーン

男「……無視、無視……居留守決行だ――」

〜♪〜♪(メール)
女(今、家?)
男「……そうきたか……」

ガチャ
男「……よう」
女「あ、男、今から良い?」
男「え?」
女「……お腹、空いちゃった……」
男「……あ、いや――」
女「あ、まずかった……かな?」
男「……ちょうど、今から作りに行こうかと……思ってたんだ……」
男(潤んだ目と上目遣いってレッドカードだろ……しかも仮にも患者だし……)
男(……弱いなぁ……俺)
545 :@大 ◆R5D.53zDuI [sage]:2009/03/27(金) 01:25:26.45 ID:oFAX.wAO
@男部屋
女「美味しかったー、ありがとう、男」
男「おう」
女「どうしたの?具合悪いの?」
男「あ、いや……あ、女」
女「うん?」
男「女って高校のとき、美術得意だったか?」
女「え?良くはなかったけど、悪くもなかったよ……?」
男「そうか……」
男(あと他に思い当たる女の子はいないな……やっぱり勘違いだろ)
女「何なの?」
男「いや……心理テスト」
女「え?そうなんだ、どんな結果なの?」
男「えぇ?えっと……あなたは今日一日健康です」
女「今日も残り少ないし、一応患者……」
546 :@大 ◆R5D.53zDuI [sage]:2009/03/27(金) 01:26:33.28 ID:oFAX.wAO
@男部屋
男「おいおい……一応患者だろ?」
女「だって……我慢できないんだもん……ご無沙汰だったし……」
男「駄目だ、今よりも具合悪くしたらどうするんだ……」
女「一人よりも良いんだもん」
男「はぁ!?」
女「あ、二人よりも、もっと多くても私は大歓迎だよ」
男「むりだって、俺ら未成年だぜ!?万が一のことがあったらどうするんだ……」
女「ちゃんと病院で診てもらうもん」
男「あのな……手間増やしてどうすんだよ」
女「むー……」

男「とにかくだ、酒は一切認めないからな」
女「……むぅ」
男「治ったら酒盛りしてやっから我慢しろ」
女「……そうするー……」

※卑猥なシーンだと思ったら、IDの最大数×108回腕立て伏せして、
健全な心と肉体を養おうぜ

……大学編需要あるかい?
ビミョーに不安
547 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/03/27(金) 02:02:43.01 ID:nUnNFoDO
ちっくしょおおおだまされた!
やったるよ!腹筋でもなんでもやったるよ
大学も毎日みてるぞ!
548 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/03/27(金) 02:05:18.48 ID:DRSA2FMo
需要あるぞー
がんばれー
549 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/03/27(金) 02:34:10.22 ID:vxeF.HUo
だって>>543とかさそんなのかな〜って思うじゃん。てs
550 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/03/27(金) 13:41:04.94 ID:VH9ukkDO
需要ありすぎる
はやく続きかいてくれ
551 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/27(金) 17:05:26.03 ID:OqUBil60
移動先で携帯から様子見よ言うとしたけど電波悪杉;
スマソ、ただいま;
大学編乙だぜ^^ 続き投下〜


(二日後 昼前)
男「母さん、おかえり」

母「ただいま、元気でやってた?」

男「うん。荷物持つよ……タバコ、止めた方が良いよ?」

母「居間までお願いしようかな……タバコくらい見逃して」

男「……お昼まだだよね、すぐ食べる?」

母「そうしようかなー……わー、スパゲッティーだ」

男「お母さんが好きなものを作ってみたんだ」

母「そーなんだー。うんうん、いい息子を持って私は幸せだよ」

妹「私もー」

母「うんうん、妹ちゃんもよく頑張ったー」


男「ねえ、母さん、晩ご飯食べるよね?」

母「外食してもいいんじゃない? ホテルの展望レストラン、予約とろうか?」

男「いや、いいよ……もう材料用意してあるから、うちで食べようよ」

母「あら、そうなの? じゃあ、そうしようかな」

男「あのさ、知り合いも誘っても大丈夫?」

母「いいよー、10人でも20人でもよんじゃになさい♪」

男「……クラス全員呼ぼうか?」

母「床抜けるから駄目―」
552 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/27(金) 17:05:41.36 ID:OqUBil60
(夕方)
女「お、お邪魔します……」

母「……」

女「あ、あの……?」

男「母さん、女っていって、一緒のクラスなんだ」

母「はぁ……」

男「……えと……あげてもいいんだよね?」

母「……スリッパとってくるね」ポロ ←タバコ落とした

男「わっ!? !! あつぅ!? せっかく掃除したのに!?」


母「……彼女なの?」

男「まあ……」

母「……いつから?」

男「本当に最近だよ……知り合ったのはもう少し前からだけど」

母「ふーん……うふふふふふ……男がねー、うふふふふふふ」

女「よ、よろしくおねがいします……」

母「愚息はふつつか者ですがよろしくー」

男「……なんか悔しいな……」

女(このひとが『お母さん』か……良いわね)
553 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/27(金) 17:05:55.40 ID:OqUBil60
母「ねえ、男」

男「ん?」

母「女ちゃんとはどこか行ったの?」

男「……いや、どこへも……」

母「ふーん……へーぇ……」

男「……何?」

母「私らは高校の時、北海道まで行ったけどねー」

男「……高校違うんじゃなかったっけ?」

母「まぁねー……女ちゃんは行きたいと思うよね?」

女「え? あ、その……私は……」

女(すごく行きたい……)

母「あ、でも一応親御さんに連絡はしないとね」

女「……はい」

母「……あれ? どうしたの?」

男「まあ、ちょっと……」

母「あ、夜が怖い?」

女「!!!?」

男「か、母さん何を――」

母「大丈夫、男はそんな度胸ないって、今どきエロ本もエロDVDも持ってないんだから」

男「何の関係があるの!?」

女「そうなの?」

男「ないけど……その憐れむような視線は凶器だね……」

妹「ないんだー」

男(……生活費が心配で余裕ないんだよね……ははは……)
554 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/27(金) 17:06:08.90 ID:OqUBil60
(食卓)
男「お待たせー、ゴルゴンゾーラとトマトのリゾット(もどき)でーす」

母「おー……なんか、ヨーロピアンな」

女「こっちも(なんちゃって)ミネストローネできました……重いわね」

男「手伝うよ」

母「あらあら、オシドリ夫婦」

男「か、母さん……」

妹「お兄ちゃん、トマトサラダもって行っても良ーい?」

男「うん、気をつけてね」

妹「はぁーい――」

母「ちょっとストップ、ねえ男」

男「え?」

母「なに、このトマトの大群は……」

男「今日は店長の気まぐれセールとかで、夏野菜が格安だったから、
  女と妹と一緒にお一人様5個まで買って、大量に買ってきたんだ、お得でしょ?」

母「なるほどー(トマト好きじゃないんだよね)」
555 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/27(金) 17:06:23.22 ID:OqUBil60
母「でも二人とも仲良いよね」

男「なんで?」

母「だって、料理してる時後ろから眺めてて、何だか新婚みたいだったんだもん。
  昔を思い出しちゃった」

女「し、新婚……」

男「女が困ってるじゃないか……」

女(ふふふふ……新婚、いいわね……お父さんもお母さんも、こんな風だったのかな……)

母「あはははは、ごめんごめん」

男「もう……食べたならお皿下げちゃうよ」

女「あ、私も手伝うわ」

母「……本当に仲良いね、結婚しちゃえー」

男「母さん!」

母「あはははははは」

女(これは、義母さんの公認を得たということでいいのかしら……)
556 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/27(金) 17:06:39.59 ID:OqUBil60
男「母さんも夏休み?」

母「そうだねー」

男「父さんの所へはいつ行くの?」

母「お盆ころかなー……切符格安で手配してもらったから、ゆっくりできるしねー」

男「そうなんだ、じゃあ準備とかしておかないとね」

女「あの、お母さん……あ!?」

母「へ? 私?」

女「あ、その、おばさん……」カーッ

母「あはははは、もうお母さんって読んじゃえー」

男「母さん……どうしたの、女?」

女「え? あ、リンゴ剥けました……」

母「おー、気がきくねー……じゃあ、代償として男について何か情報を提供しよう」

男「なっ、何言ってんの!?」

女「むー……」

男「女も迷わないで……」

女「あ、ごめんなさい……」

女(お母さんと随分と会ってないから、つい『お母さん』なんて……恥ずかしいわね……)
557 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/27(金) 17:06:52.09 ID:OqUBil60
(男部屋)
男「講習も終わって、一段落だね」

女「ええ、そうね。
  ……ねえ、どこかへ行ってみない?」

男「……旅行ってこと? 女、どこか行きたいところある?」

女「どうかしら」

男「外国とか、飛行機使うところは無理だけど……
  海でも山でも、行ってみたいところ、ない?」

女「……どこへでも行きたいわ。
  私は、県境を越えたことがあるのは、修学旅行くらいだから……」

女「……だけど、どこが楽しいのか、よく知らない……。
  男が行きたいところへ行きたいわ」

男「探してみようか?」

女「できるの?」

男「旅行代理店もあるし、インターネットでも見られるよ」

女「お願いしようかしら」

男「うん」
558 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/27(金) 17:07:05.53 ID:OqUBil60
(翌朝)
母「クー……クー……」

男「ブランデー半分飲んでつぶれちゃってる……」

男「二日酔いするかもしれないから、何か用意しておくか」

男「……じゃこ唐辛子かな」

男「二日酔いの原因はアルコールを分解した後のアルデヒドらしくて、
  唐辛子とかハバネロで血行を良くしてやれば安らぐらしい、
  昔みの○んたさんが言ってた」

男「あとで旅行先調べてみよう」


男「……」カチ

男「一泊32,500円か……バス代往復21,000も厳しいね……やっぱり遠出は無理かな……」

男「……女も美味しいもの食べたいよね」

男「……」

……

男「……こういうところの料理って、美味しそうだな……」

……

男「足攣った……」

……

(女宅)
女「……一緒に旅行……♪」

女『女友ちゃんは、夏休みどこかへ行くの?(^^』
559 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/27(金) 17:07:18.95 ID:OqUBil60
男「買い忘れたもの買うついでに、旅行会社のパンフレットも見てみるか……」

男「……まだスーパーは開いてないか……先にご飯食べよう……」

……

男「キャンプとか、釣りは興味ないんだよね……。
  この辺りかな……」

男「ついでだから、何か食材買って行こう……あ、今日は一人卵98円だ……。
  妹連れてくれば良かったかな……」

女「あら、男……」

男「あ、おはよう。朝から買い物なんだ」

女「ええ……講習の間、忙しくてほとんど買い物に言ってなかったから、
  冷蔵庫の中がすかすかよ」

男「そうだったんだ。
  あ、そうだ……お昼食べるついでに、うちで旅行先探そうよ」

女「いいわね、そうするわ」

男「じゃあ、買い物だけ先に済ませようよ」

女「ええ」
560 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/27(金) 17:07:31.86 ID:OqUBil60
男「素麺も買っておこう」

女「お昼、何か食べたいものあるかしら? 私が作るわよ」

男「そう? 頼んじゃおうかな」

女「ええ。何が良い?」

男「うーん……あっさりめで何かできないかな?」

女「そうね……春雨サラダはどうかしら?」

男「じゃあ、春雨買って行こうよ」

女「ええ」

男「……女って、変わったよね?」

女「そうかしら?」

男「だって、初め教室の前であったときは、あまり笑ってなくて、
  俺は女に嫌われてると思ったもん」

女「そんなことないわよ……今笑ってるのは……たぶん、嬉しいからよ」

男「……かわいい」

女「え?」

男「さ、さーて、フルーツゼリーがあれば妹喜ぶかなー!?」
561 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/27(金) 17:07:45.45 ID:OqUBil60
(男宅 昼食後)
女「あ、男、これは?」

男「おー、安いし、風景がきれいだ、ご飯もおいしそう」

男(……山と麓を一望できる温泉郷、って……女って渋いな……)

女「夕方に温泉に行くとして、昼までに途中の観光スポットがあれば時間が潰せるわね」

男「そうだね」

男(渋い、渋すぎる……もっとほら、遊園地とか、ショッピングモールとか、ないの?)

男「あのさ――」

女「この時期の遊園地は混んでて楽しめそうにないものね。
  一緒に居るなら、ゆったりと過ごしたいわ」

男「ははは……さいですか」

女「?」

男「いや、何でもないよ、気にしないで。
  値段も――」

女「一泊8,500円、なんとかできそうね」

男「だね」
562 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/27(金) 17:07:56.67 ID:OqUBil60
男「……じゃなくて」

女「え?」

男「ごめん、何だって?」

女「え? なんとかできそうってこと? 内職と節約で浮いたお金でなんとかって――」

男「じゃなくてじゃなくて、『一泊』?」

女「……? ……!? あ、違う、他意はないのよ!?」

男「いやいやいや、ないのは分かるけども、一応ほら、まだ学生だしね……」

……。

女「……あ、この部屋暑いわね、窓あけるわよ」

男「うん……」

男(日帰りを想定してたんだけどな……)
563 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/27(金) 17:08:17.84 ID:OqUBil60
男(泊まりかー……悪くはないんだけどね。
  男友とか、他の人はどうなんだろう……気にしてないのかな)

男『男友は夏休みどこか行った?
  それとも、これから行くの?』

(ブーブーブー)
男友『俺は今海に居るぞ、嫁と』

男『いやいや、海って……日帰り?』

(ブーブーブー)
男友『いや、2泊目で明日帰る予定だぞ』

男(あ、そう……仲のよろしいことで……
  てことは、泊まりを前提に話したのも、女友さんから事情聞いてたな……)

男(泊まりかー……まあ、やましい気持ちがあるわけでもないんだ……。
  恋人同士、思い出作りってことでいいのかな……)

カチ・・・カチ・・・カチ・・・

男「あー、なんか、日帰りのコースはないみたいなんだけど、どう、女?」

女「まあ、いいんじゃない……?
  旅行は楽しそうだし、ご飯もおいしそうだし……」

女「男と居られるならそれはそれで嬉しいわけだから」ボソボソ

男「なんて?」

女「何でもないわ……早く申し込みましょう」

男「うん」

男(……母さんにはなんて説明しよう……)
564 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/27(金) 17:08:32.32 ID:OqUBil60
男「……え?」

母『切符の手配間違えたみたいで……
  二人分しかなかったの、妹ちゃんを独りにはできないでしょ?』

男「じゃあ、帰省ラッシュ終わるころに俺も切符買って父さんの所へ行くよ……」

母『それがね、お父さんは夏休み明けたらドイツへ出張なんだって』

男「さいですか」

母『だから、今回はお父さんの所へ行くのはやめて、
  冬休みに会おうってことになったんだけど――』

男「……母さん、相談なんだけどさ――」


母『ああ、なるほど……
  そういうことなら許可するけど、女ちゃんの方の親御さんには連絡入れるようにね?』

男「うん」

男「計画通り……いや、運が良かっただけだけど……」

男「父さんも母さんも、会ってないのは苦痛だよね……
  最近女を見てて思ったんだけど」

男「女はどうかな?」

男『親の許可は得たよ、女は大丈夫?』

(ブーブーブー)
女『忙しくて連絡とれないみたい(ToT
  いつものことだから、たぶん大丈夫だと思う
  せっかくだから、思いっきり楽しもう(^o^*』

男「……いいのかな……」
565 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/27(金) 17:08:48.62 ID:OqUBil60
(旅行当日)
母「じゃあ、行ってくるね」

妹「ばいばい、お兄ちゃん」

男「うん」

母「あ、そうだ……男、信用はしてるけど……くれぐれも変なことはしないように」

男「うん(むしろ母さんの信用しすぎなところが問題なんじゃないかな、と……)」

(バス停)
男「高速バスなんて初めてだけど……」

女「特急とか、新幹線と変わりはないでしょう?」

男「乗ったことある?」

女「……新幹線に一度だけ……」

男「まあ、なんとかなるよ、きっと……ほら、あれだ」


男「窓側座ってよ」

女「ええ、ありがとう」

男「……」

女「……」

男「近いね?」

女「嫌?」

男「いや、全然……」

女「ふふふ……」
566 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/27(金) 17:10:08.50 ID:OqUBil60
男「女、もう着くよ」ユサユサ

女「――。あ、寝てたみたい……ごめんなさい」

男「ううん、ほら、準備しよう?」

男(寝言で呼ばれた時は焦ったよ……後ろから笑われてるし……)

男(……まあ、寝顔は……うん、眼福、眼福……)


女「ここからはどう行くの?」

男「ローカルでバスを乗り継ぐみたいだけど……」

女「時間はあるの?」

男「まあね」

女「……じゃあ、旅館まで歩きましょう」

男「そうだろうと思ったよ、うん、そうしよう」


さて、どういうところを歩かせようか……
注文ありますか?
イメージは静かな温泉旅館なので、でかい観光名所とかは無理だけど、
そういう場所でイメージ合えば参考にしたいと思う;
567 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/03/27(金) 17:55:01.74 ID:gdHXTgDO
険しい山でお願いします
568 :@大 ◆R5D.53zDuI [sage]:2009/03/27(金) 18:51:13.87 ID:oFAX.wAO
乙だぜ

和みがあればよし

てか俺のID、FAXだった
569 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/03/27(金) 19:27:15.68 ID:7p.YOUc0







ゲーセンとかは?
570 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/03/27(金) 20:29:03.73 ID:nUnNFoDO
公園がいいな

もしくわ風景のいい寺でお参りとか
571 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/03/28(土) 00:14:18.15 ID:kvqACoDO
>>570
夏の公園はホームレスのたまり場だぞ
572 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/03/28(土) 00:25:27.34 ID:C2Z3cQDO
ならお寺で恋愛成就のお参りだな
573 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/03/28(土) 00:37:53.73 ID:WPkgRgAO
>>571
恋愛成就なら神社でも良いね

温泉郷なら普通に店あると思うぜ

雰囲気が田舎?なんでひまわり畑とかあるとロマンチックかなとか



まあ>>1に従うさ
エロなしで!!
574 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/03/28(土) 00:38:29.52 ID:kvqACoDO
夏休みなら花火やんなきゃ
575 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/03/28(土) 00:39:42.64 ID:WPkgRgAO
ごめん、安価ミスった
>>572

逆パターンキボン
576 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/03/28(土) 01:02:20.94 ID:ZpU6xQAO
>>572に全面的に合意
577 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/29(日) 00:41:20.75 ID:i39RmS20
続き投下〜
鈍足ですまんよ;
ただVIPだと早すぎてモチベーション保てないんだ、スマソ;


男「さすが温泉郷だな……」

女「家族連れが多いみたいね」

男「夏休みってのもあるんだろうなー……」

女「とりあえず、コインロッカー借りて、荷物を置いてから行かない?」

男「そうだね」


男「俺は92番、女は91番だね?」

女「ええ」

男「人が多いから、はぐれないようにしないとね」

女「そうね」


男「……言ったそばからはぐれてしまった……」
578 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/29(日) 00:41:34.64 ID:i39RmS20
女「男、待ってよ――」

他人「はい?」

女「え?」

他人「……どうも」

女「す、すいません、まちがえました……」


女「男ー、どこー?」

女「……いい年して迷子とは……」

女「……」

幼「ママー、どこー?」

女「!」

幼「ママー……グスッ」

女「どうしたの? お母さんとはぐれちゃったの?」

幼「……うん……」
579 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/29(日) 00:41:47.28 ID:i39RmS20
男「いい年して迷子とは……まいったな……」


男「あ、女……おーい、女」

女「あ、男」

幼「だぁれ?」

女「私の……か、彼氏……」

幼「かれし?」

男「どうしたの、その子?」

女「迷子みたいで……」

男「ふーん……一緒に探そうか?」

女「そうね」
580 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/29(日) 00:42:02.63 ID:i39RmS20
(無事、親を見つけることができました)
男「見つかってよかったねー」

女「そうね、見知らぬ場所で独りぼっちなのは辛いのよ?」

男「……今は辛いの?」

女「……全然」

男「よかった」

女「……だけど――」

男「ん?」

女「……」

女(さっきは、心細かったわね……)

男「……?」


女「男、クレープ食べましょう」

男「ん? うん、買ってくるよ、何が良い?」

女「……バカ」

男「……???」

女(何で一緒に行こうって言ってくれないのよ……バカ、バカ、バカ!)

男「……クレープ半分あげるから、怒ってるなら許してくれると……嬉しい」

女「……そうね」

女(……半分こ……ふふふっ……)
581 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/29(日) 00:42:14.33 ID:i39RmS20
女「後でこの先の公園に行ってみない?」

男「公園なんてあるんだ?」

女「ええ、さっきの子のお母さんが教えてくれたわ。
  一面ひまわり畑で、綺麗らしいわよ」

男「そうなんだ、うん、行こうか」

女「ええ」


男「家族連れ、本当に多いよね」

女「そうね……良いわね――」

男「……」

男「将来、また家族と来れたらいいよね――」

女「あのリンゴ飴、一度食べてみたかったのよねー……何か言ったかしら?」

男「いやー、リンゴ飴だよねー、よーし買ってこよう! 女は待っててね!!」

女「……バカ……」
582 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/29(日) 00:42:32.06 ID:i39RmS20
男「本当に一面ひまわりだらけだね……」

女「ええ」

男「ひまわりで迷路なんて作ってるんだ」

女「面白そうね」

男「やってみる?」

女「そうね」


男「どっちが早くゴールできるか競争しようよ」

女「え?」

男「よーいドン」

女「……男ー……」
583 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/29(日) 00:42:50.47 ID:i39RmS20
男「調子に乗りすぎた……」

男「本当は家族連れが羨ましくて、ついうっかり女と家族のことを考えて……」

男「その照れかくしだったんだよね……」

男「絶対怒ってるよね……」

男「迷ってないで、捜しに行かないと……」


女「……鞍井ちゃんに、男をシめてもらうように頼もうかしら……」

女「……肩車、羨ましいわね」

女「肩車したら、ひまわり畑を泳いでるように見えるのかもしれないわね」

女「……フフフッ、まあ相手がいなければ肩車どころか、
  おんぶに抱っこもあったもんじゃないですけどねー……」

子「おかーさん、あの人――」

子母「しっ、早く行くわよ……」


男「……早くしないとマズい気がする……」
584 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/29(日) 00:43:03.17 ID:i39RmS20
女「……」

男「本当にゴメンナサイ……」

女「別に怒ってないわよー、放置なんてよくあったものねー?」

男「返す言葉もございません……」

女「あー、周りのカップルが羨ましいこと……」

男「……ブラック……」

〜かれこれ15分ほど〜

女「まあ、いいわ、どうせ嫌がらせでやったわけじゃないんでしょう?」

男「まあ……(照れかくしです、ゴメンナサイ)」

女「……ねえ、男」

男「うん?」

女「肩車して」

男「……え?」

女「!? そんなに重くはないわよ!! ××kg、普通よ!!(プライバシー保護のため、伏字にしております)」

男「あの、声大きいよ……?」

女「!?」
585 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/29(日) 00:43:16.85 ID:i39RmS20
女「……は、早く旅館に行きましょうか?」

男「……ほら」

女「え? あ、ちょ、ちょっと待っ――」

男「いい? せーの――」

女「だ、駄目――」


男「……どう?」

女「……すごく、綺麗な景色」

男「そうなんだ」

男(たぶん……5分ともたない……)

女「……重くはないかしら?」

男「全然、重労働には慣れてるから」

女「……重労働で悪かったわね……」

男「そういう意味じゃなくて――」

女「ありがとう」

男「え?」

女「……お父さんに肩車してもらうの、憧れてたのよ……」

男「そうなんだ」

女「……」
586 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/29(日) 00:43:28.46 ID:i39RmS20
女「あと30分くらいこうしていようかしら」

男「鬼ですか」

女「駄目よ、罰ゲーム」

男「……了解」

男(そうじゃなくて、周りの目がそろそろ恥ずかしいんだよね……)

男(女って意外と子どもだな……)

女「♪〜♪♪〜♪〜(美女と野獣のテーマとか、そのあたりの曲を鼻歌)」

男「……」


子「おとーさん、僕も肩車やってー」

子父「こら、あまり見るんじゃない」

子母「うふふふ、昔を思い出すわね?」

男(助けてください……)
587 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/29(日) 00:43:45.17 ID:i39RmS20
――寸劇その3。
男「そろそろいいでしょ?」

女「そうね」サスサス

男「……怒ってる?」

女「むしろ、私は謝る方よね、ごめんなさい」サスサス

男「……」


カップル女「さっきの二人、すごく転んでたでしょー?」

カップル男「はははっ、残念だなー、ワロスワロス」

カップル女「できないから僻んじゃってー」

カップル男「う、うるせーよ」
588 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/29(日) 00:44:01.79 ID:i39RmS20
男「他にどこかみたい?」

女「そうね、特にはないわね……あ」ジー ←看板を見ている

男「じゃあ、チェックインしようか?」

女「そうね、神社に寄ってから行きましょうか」

男「そうだね――って、神社?」

女「ええ、途中にあるみたい」

男「……まあ、ちょっとだけなら時間はあるし……」
589 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/29(日) 00:44:21.81 ID:i39RmS20
女「さっきのひまわり畑、よく見えるわね」

男「そうだね」グビッ ←水を飲んでる

女「柄杓、次貸してね」

男「うん、はい」

女「ありがとう……」コク、コクン

男「あ」

女「え?」

男「……間接キス」

女「!!?」

男「気にしないでもいいのに……」

女「……えいっ」

男「わっ、冷たっ!!」

女「ほーら、ほーら」

男「長寿の水をそんなにかけたら、将来[ピーーー]なくなるって!!」

女「……私より先に[ピーーー]ないようにしてあげるわ、寂しいもの」

男「大人げないって! 一応ちらほらと人いるから抑えようよ? ね?」


女(キスなら、直接の方が――ゴニョゴニョ)
590 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/29(日) 00:44:38.61 ID:i39RmS20
巫女「おみくじはいかがですか?」

男「女、一回引いてみようか?」

女「そうね」

男「すいません、一回ずつお願いします」

巫女「どうぞー」


男「中吉だ……失物、すぐにはでない、争事、相手が女なら不利、
  待人、――」

女「吉……恋愛、愛情を信じなさい、出産、安産、産後も順育、縁談――」

男「ちょっとちょっと、ストップ……」

女「何よ?」

男「……恥ずかしい……」

女「……!! あ、それはほら、その――」

巫女「仲が良いんですね、ふふっ」

男「……ま、まあ」カーッ

女「……」カーッ
591 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/29(日) 00:44:50.86 ID:i39RmS20
女「あ」

男「どうしたの?」

女「病気、心悪くし身を滅ぼす、用心せよ……不吉ね……」

男「俺も、あんまりよくないな……」

巫女「ご神木に、利き手とは反対の手で結ぶと厄払いできますよ」

男「あ、そうですか」

女「行きましょう、男、不安で仕方ないわ……」

男「そうだね」


女「利き手と反対……こ、う……かしら?」

男(……俺のおみくじのすぐ真横に付けてる……かわいいなぁ……)

女「〜〜〜!! 難しい……」
592 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/29(日) 00:45:12.88 ID:i39RmS20
男「あ、神社も色々売ってるんだ……」

男「……『やまい』が駄目だったんだっけ……?」

男「……すいません、これとこれください」

巫女「はい、500円になります」

男「あ、袋はいらないです」


女「やっと結べたけど、肩が攣りそうね……」

男「お疲れ様」

女「あ、男……」

男「はい、これ」

女「え? なに、これ?」

男「病気にならないように、お守り、というか……」

女「かわいい、ウサギがモチーフなのね……」

男「動物、好きだったでしょ?」

女「ええ……いくらだったの?」

男「いいよ、俺からの贈り物、うけとって」

女「……じゃあ、明日……私も何か買うわ」

男「うん」


巫女「……私も早くあんな彼氏ができたらなぁ」

巫女2「……仕事しなさい」ギロッ

巫女「は、はいっ!?」
593 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/29(日) 00:45:30.27 ID:i39RmS20
男「じゃあ、そろそろ旅館へ行こうか」

女「そうね」

男「帰りは下りだから、少し楽だよね」

女「ええ」


男「……女が嫌じゃなかったらでいいんだけどさ」

女「え?」

男「……手、繋ごうよ」

女「……」

男「駄目かな――」

女「……」ギュッ

男「……女?」

女「は、早く……行くわよ……」

男「……うん」
594 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/29(日) 00:45:48.87 ID:i39RmS20
(旅館)
管理人(以下『管』)「若いのに旅行かい、いいことだね」

男「夏休みですしね」

管「私も昔は妻とよく旅行に行ったものだよ」

男「そうなんですか」

管「少女、君は可愛いね」

女「え? あ、ありがとうございます」

管「大事にしてやりなさいよ」

男「はい」

〜時間間隔が分からないくらい、妻ののろけを聞かされた〜

管「温泉は23時半以降と、翌朝の5時半までは利用できないのでご了承ください」

男「はい……」

管「では、ごゆっくり」

男(なんか、疲れた……)
595 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/29(日) 00:46:11.04 ID:i39RmS20
男「7時半から食事だって、それまで温泉に行ってようよ」

女「ええ」

男「216号室だって」

女「何階かしら?」

男「……100の位が階数だよ」

女「へー、そうなの、面白いわね」

男(知らないの、って聞いたら……
  きっと旅行にはあまり言ってないとか返されちゃうんだよね……)


女「……男、聞きたいんだけど……」

男「ん?」

女「ここって混浴かしら?」

男「いや、別々……安心してよ」

女「安心できないわよ、知らない人となんて……不安要素よ」

男(申し込み前に気づこうよ……てか、混浴だったら俺のそばでもよかったわけ?)
596 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/29(日) 00:46:29.69 ID:i39RmS20
(女湯)
女「……男性が居ないとは言え、服を脱ぐのは恥ずかしいわね……」

女「それよりも、一人の方が不安だわ……」

女「……ラビちゃん、一緒にお風呂入ろうね」←ブレスレットのウサギに話しかけてる

女「……」←……虚しくなった


女「……なれると不安でもないわね……」ザバー

女客「隣良いですかー?」

女「ええ」

女客「ふー……ここ、景色ええですねー」

女「そうですね」

女客「私、関西から来たんですけど、長旅で疲れて……」

女「大変でしたね」

……

女「そうなんですか」

女客「旦那のクジ運、悪すぎなんですよー、大凶なんて初めて見ましたよー」

……

女客「あははははは」

女「ふふふふっ」 ←なんだかんだ言って見知らぬ人との会話を楽しんでいる


男「……」 ←そして、むしろこっちが寂しかったり
597 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/29(日) 00:47:06.71 ID:i39RmS20
男「はい、牛乳」

女「あら、ありがとう……」

男「……女」

女「何?」

男「……帯、結び方間違ってるよ」

女「嘘!?」

男「あとでやってあげる」

女「……ありがとう」


女客「こんばんはー」

女「あ、こんばんは」

女客「部屋となりやったんですねー」

女「ですね」

女客「よかったら、あしたも朝風呂行きませんかー?」

女「ええ」

男「知り合いなの?」

女「ええ、まあ」
598 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/29(日) 00:47:35.77 ID:i39RmS20
女「ちょっと、横になるわ」

男「歩き疲れたんでしょ?」

女「そうかもしれないわね」

男「膝枕してあげようか?」

女「……膝が、固そう……」

男「……さいですか……」


女「クー……クー……」

男「……」

女「んふっ……クー……」

男「……夜風に当たってこよう……」
599 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/29(日) 00:47:48.12 ID:i39RmS20
(外)
男「缶コーヒーなんて、めったに買ったことないや……」

男「……ふーっ……」

管「おや、少年、夜に出歩くなんて不良だな」

男「管理人さん」

男(またのろけられるのかな……)

管「少女はどうした?」

男「寝てますよ、たくさん歩いたから、疲れたんだと思います」

管「そうか、かわいい子じゃないか」


管「少年、あの子を幸せにできてるか?」

男「……え?」

管「はははっ、難しい質問だったな」

男「……?」

管「ちょっと、私と話でもしないかな?」

男「……ええ、いいですよ」

男(一人でいても何もやることないからね……)
600 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/29(日) 00:47:59.23 ID:i39RmS20
管「この宿も、この夏で閉めようと思ってる……」

男「どうしてですか、こんなにいいところなのに……」

管「……妻が、一人きりになってしまうからね」

男「?」

管「7年前に、妻を亡くしてね」

男「そうなんですか」

管「宿の管理がずっとずっと忙しくてね、
  年が増すごとに、妻のことを考える時間が少なくなっていったんだ」

管「妻は、今でも家に一人なんだ、私がそばに居てやらなければならないのに」

男「……」

管「もう世間では定年で、職を引退した老いぼれと言われている年齢にもなるのに、
  妻の笑顔よりも、君たちみたいな若い男女の笑顔に惚れてしまっていた」

管「妻を、おいてけぼりにしてしまっていたんだ……」

男「……」
601 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/29(日) 00:48:24.41 ID:i39RmS20
管「隠居しようかと思ってる」

管「小金もため込んだし、娘も息子も結婚して、息子はしっかりと働いている。
  もう何もいらない」

管「残った命を、妻と長くいられる時間に充てたいんだ」

管「……少年」

男「はい」

管「……傷ついても、それは治る。
  失くしてもな、見つかれば戻る」

管「だけどな、忘れたものは、思い出さなければ塵に埋もれて行くだけだ。
  思い出を煤けさせたくなかったら、すぐそばに居てやれ。
  人は忘れられるたびに、ずっと独りになっていく生きモンだ」

男「……ええ」

管「もし、くじけそうになったらな、一瞬でも私を思い出してくれたらとても幸いだ」

男「……ええ」

管「……私とあの少女は、私たちの過去とそっくりなんだ……
  私と同じ道を歩んだらいけないよ」

男「……はい」


女「……スン……」


ここで区切りいれますね
とりあえず下がった気温のおかげで指がうまく動かないくらい震えてんだぜ;
公園、ひまわり畑を使って、恋愛成就と神社、
ゲーセンは使えたら使うつもりだぜ

花火は次回書くんだぜ
602 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/29(日) 00:51:41.97 ID:i39RmS20
追伸

ひまわり畑で、ぺたん座りして涙目でにらみを利かせる女も書いてみたかったんだけど、
そっちの方が良かったっぽい?

あと、当初VIPでやろうとしていたわ数よりはるかに練りこんでしまって長くなってます;
申し訳ないです;

場所としてはそろそろ起承転結でいう転へはいる手前くらいです

初心者を言い訳にしたくはないけど、こんなおれでスマソ;
応援dd、嬉しいんだぜ
603 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/03/29(日) 00:52:59.98 ID:DlXH2CAo
乙っしたー
途中の巫女さんに萌えたのは俺だけでいい
604 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/03/29(日) 01:13:10.76 ID:GlDxUIAO
俺も巫女さんには萌えたぞww
>>602せっかくパー速来てるんだから好きなだけ書くといいと思うよ
乙でした
605 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/03/29(日) 01:43:29.96 ID:7ypk2wDO
606 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/03/29(日) 01:59:27.73 ID:HmSXPEDO
神社が想像と違ったけどよかったぞい!
乙!
607 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/03/29(日) 03:48:15.64 ID:V8x7fUAO
おつおつ

がんばれ
608 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/03/29(日) 03:49:22.66 ID:nR2W3AAO
乙なんだぜ

これ読んで寝ようと思ってたのに悶え死んで寝れねぇww
609 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/03/30(月) 03:27:10.97 ID:vX5mMPko
全く[禁則事項です]
610 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/03/31(火) 00:16:21.94 ID:tyFLj6AO
ネタ練ってるっぽい?
てか新ジャンルなら他の人も書けるよね?
611 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/03/31(火) 01:30:53.92 ID:jwsllQDO
なにかあるなら書いてみたら?支援するよ?
612 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/03/31(火) 02:13:36.76 ID:VsphObk0
このペースで1000までに終わるだろうか・・・?
613 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/03/31(火) 09:53:33.03 ID:p/Sf7YAO
1000までに終わらなくたって、また、建てればいいさ。
ここはパー速だ
614 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/31(火) 21:57:36.83 ID:Lb8eGJs0
>>601からの続き

(部屋)
男「起きてたんだ」

女「ええ」

男「女、ごめん……ちょっと、すぐに戻れなかったんだ」

女「……男がくれたお守り見てたら、時間を忘れてたわ……」

男「……あのさ、管理人さんが、花火やらないか、って」

女「……ええ、ぜひ」

……

管「おお、少女……浴衣もかわいらしいねえ、妻によく似ている」

女「そんな……」

男「照れてる?」

女「……ばかね」

男「照れかくし?」

女「……もー……」

管「はっはっは、さあ夫婦喧嘩は犬も食わないってね、さあさあ外へ行こう」

男「え? 犬も食わない?」

女「早く行くわよ」

男「あ、うん」
615 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/31(火) 21:57:50.86 ID:Lb8eGJs0
管「少年よ、これ知ってるか?」

男「あ、ナイアガラ……有名ですね」

管「よく知ってるな、いくぞ、ほい点火!」

――。

男「きれいですね」

管「最近のはよう手が込んでる」

女「トンボ花火? どういうの、これ?」

男「えっと……なんですか、これ?」

管「知らんのか、ほれ、やってみ」

――。

女「わー……」

男「あ、これがトンボ花火なんですね」

管「蛇花火とか、かんしゃく玉ってのもあったな」

男「夏は飽きませんね」

管「ははははっ、まあね」
616 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/31(火) 21:58:20.28 ID:Lb8eGJs0
子「おかーさん、はなびやってるー」

子母「あら、ほんとう……あら、管理人さん、こんばんは」

管「こんばんは、どうです?」

子母「お邪魔しようか?」

子「わーい!」


女客「あ、あれ花火やない?」

男客「ほんまや、管理人さんもいてはるわ」

管「どうです、やっていきませんか?」

男客「ええんですか?」

女客「花び久しぶりやわ、今日花火大会なんですか?」

管「いえ、思い出に浸ってるだけですよ、お二人も楽しんでください」


女「管理人さん、嬉しそうね」

男「そうだね……とか言いながら、女もすごくうれしそうじゃないか」

女「わっ……私は……そうね、嬉しいわね、男と居るんだから……」

男「……俺も」

……
617 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/31(火) 21:58:41.45 ID:Lb8eGJs0
(一方)
女生徒「今日はもう帰る」

男生徒「飯食ってかねぇ? 近くにイタ飯のレストランできたんだぜ?」

女生徒「疲れたから帰るって言ってるのぉ」

男生徒「ツれねーな……おごってやんぜ?」

女生徒「……お金で解決できるとか思ってなぁい?」

男生徒「思ってねーよ、彼女に飯くらいおごるだろ?
    それくらいおれは紳士なんだよ」

女生徒「……じゃあ、もう少しだけね」

男生徒「やっりー」

女生徒「その代わりー、今日はその後なしだからねー」

男生徒「……はぁ?」

女生徒「重くてそういう気分じゃないのー」

男生徒「……そうか、じゃあ今日は帰って休んだらどうだ?」

女生徒「ご飯食べて帰るよー」

男生徒「いやいや、身体の方が心配だろ、な? 今日は休もうぜ?」

女生徒「……変なの……じゃあ、今日は休むけど、見え見えな下心、なんとかしてよねー」

男生徒「うっせーよ」


男生徒「ヤれねーのに飯おごるとか、俺損じゃん、つまんねーな……よし」

男生徒「……おーす、○○かー? 今から遊びに行ってもいいか? おう、すぐ行くぜ。
    駅前のショートケーキ買ってくわ」

男生徒「マジでー? やりー! いや、俺が持ってるからいい、すぐ行く」
618 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/31(火) 21:59:03.48 ID:Lb8eGJs0
女生徒「……絶対体目当て……マジムカつくわ……信じられない。
    代替、周期知ってたらさっきのもうそって分かるでしょー!?」

女生徒「……ほしいもの搾り取って、後悔させてやる……
    カラダしか見てない、ただのオス……」

女生徒「……だから、男の態度が気にくわないのかもねぇ」

女生徒「……」

女生徒「……男も女さんのカラダ目当てだったりしてぇ」

女生徒「ないか……」

女生徒「……」

女生徒「馬鹿らしい……早く帰ろう」


女生徒「……妬いてる? あたし……」
619 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/31(火) 22:00:26.34 ID:Lb8eGJs0
(翌朝)
女「男、朝よ?」ユサユサ

男「んー……?」

女「早く起きて」

男「今何時ー?」

女「5時よ」

男「……お休み」

女「もー……あ」


女「起きて、ア・ナ――」

女「ムリ!! 絶対ムリ!!!」

男(いや、目、めっちゃ覚めた……)

女「男は寝てるわよね……」

男「……んー……」

女「……よかった……」

男(黒歴史は極力作らせないようにしないと……)

男(……さっきの、破壊力抜群……)

男(嫁にほしいな……って、寝ボケすぎでしょ、俺……)
620 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/31(火) 22:01:12.16 ID:Lb8eGJs0
(数分後)
女「えっとね、家族ぶろって言うのがあって、個室借りれるみたいよ」

男「知らなかった……管理人さんから聞いたの?」

女「昨日の隣の人から聞いたのよ」

男「そうなんだ」

女「行ってみない?」

男「……」

女「駄目かしら?」ウルウル

男(女って、見た目は冷静なんだけど、あまり後先考えてないんだね……意外)
621 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/31(火) 22:01:29.83 ID:Lb8eGJs0
(家族風呂 脱衣所)
女「……先に入ってて」

男「ほら言わんこっちゃない……」

女「いーいーかーらー、先に入ってて」

男「……はぁ……」


女「どうして気付かなかったのかしら……は、恥ずかしいわね……」

女「私、鈍感……?」

女「……タオルで隠せば大丈夫よ……」

女「いや、でも、浴槽は……どうしようかしら……」


男「……そろそろ頭洗いたいんだけど、女、早く来ないかな……」
622 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/31(火) 22:01:56.30 ID:Lb8eGJs0
女「お待たせ……」

男「待ちました」

女「……のぼせるわよ?」

男「……もう体洗ってもいいですか」

女「……ええ、ごめんなさい……」


男「女って髪長めだから洗うの大変そうだね?」

女「慣れてるから……」ワサワサ

男(髪まとめると印象変わるなー……あ、意外と胸あるんだ……着痩せしてるのかな)

女「……あまり、こっち見ないでほしいわ……」

男「あ、ごめん……」


男「……背中洗ってあげようか?」

女「うえっ!?」

男「……ごめん、わすれて」

男(素っ頓狂……)
623 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/31(火) 22:02:17.87 ID:Lb8eGJs0
女「……お願いしようかしら……」

男「え? あ、うん……」


男「昔父さんとお風呂入ってて、よく背中流し合いしてたんだ」

女「そうなの」

男「……あ、ここ蚊に刺されてる」

女「んふっ!? 急に触らないでくれるかしら……」

男「ごめん……」


女「今度は男の番よ」

男「うん、お願い」

女「……痛い?」

男「もうちょっと強くてもいいよ」

女「……こう?」

男「……いや、もっともっと」

女「……これ以上やったら、背中痛くなるわよ?」

男「え? 俺の時もしかして痛かった!?」

女「こっち見ないで」ベシ

男「ごめん……」

女「……ちょっと痛かったけど……止めてほしくなかった、から……」
624 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/31(火) 22:02:40.09 ID:Lb8eGJs0
……
男「じゃあ、先に入ってるよ?」

女「ええ……」

男「はい、後ろ向いてるから」

女「……良いわよ、こっち向いて」

男「うん……」

女「……」

男「……今度はさ――」

女「え?」

男「今度は、海に行こうよ……」

女「……そうね、私、行ったことないから……」

男「……今度は、男友と女友さんも連れて行こうか?」

女「楽しそうね」
625 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/31(火) 22:03:53.22 ID:Lb8eGJs0
女(……キスよりも先に……裸を見せるなんて……)

女(……今がチャンスなのかしらね……)

男「そろそろ上がろうか? のぼせちゃいそうで……」

女「……ねえ、男……」

男「え?」

女「……キス、してもいい……かしら?」

男「……え? 今?」

女「……目、閉じて」

男「あ、でも――」

女「早く」

男「はい……」

女「スー……ハー……」

男(女? 顔のすぐそばで……女の、優しい香りがする……)

男(これが……キスなんだ……)

男(こんなに、息苦しいんだ……首に、手を回して――)

……
626 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/31(火) 22:04:15.99 ID:Lb8eGJs0
男「のぼせて溺れてました」

管「命にかかわらなくてよかったよかった、はははははは」

女「もー、心配かけて……」

男(誰のせいですか、誰の……)

女「……ごめんなさい」

男「……いいよ、気にしてない」

女「……牛乳、おごるわよ?」

男「いただこうかな」


双方(また失敗した……何回目だろう……3回目か……情けない……)
627 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/31(火) 22:04:41.98 ID:Lb8eGJs0
(受付)
管「ありがとうございました」

男「いえ、お世話になりました」

女「花火、楽しかったですよ」

管「そうかい、よかったよ」

男「では」

管「……少年、忘れるなよ」

男「え? あ、はい」
628 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/31(火) 22:05:36.47 ID:Lb8eGJs0
(数日後 新学期)
女生徒「男ー、明日からもよろしくねー」

男「あ、うん、よろしく」

女生徒「……夏休み、エッチしたー?」

男「なっ!?」

女生徒「あはははは、バーカ、まじになっちゃってー。
    かーわいいー」

男(やっぱり……何か苦手だな……)


男生徒「新学期だりぃなー」

グルA「男生徒は夏休み中、女生徒とウハウハだったもんなー」

グルB「へへへへっ、俺も彼女ほしーなー」

男生徒「ばーか、テメーはセフレほしいだけだろ」

グルB「あ、サーセン」

グルA「夏休み、遊びまくったっしょ?」

男生徒「まーなー」

グルA「つれねーな、何かあったか?」

男生徒「いや、なんも」

男生徒(ったく、だりー……せっかくの夏休みも、2回しかやってねーし……
    去年は生でもやらせてくれたのに、今回に至っては後半会ってもくれねーし……)

男生徒(潮時だな)

男生徒(そーいや……男の彼女まだみてねーな……
    顔よかったらかっさらうか)

男生徒(女生徒はそれまでの間、ヤれるだけヤって、最後に捨てるか……)

男生徒(まー、もし男の彼女が不細工でも、
    ○○とか□□がいるから、溜まることはねーわな)

男生徒(放課後あたりから探りいれるか)


女(明日から、またお弁当作りましょうか……ふふふっ)
629 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/03/31(火) 22:06:16.54 ID:Lb8eGJs0
それと、また忘れててごめん;
>>506、みんな忘れてたってことで脳内補完お願い;

>>610ちょっとつじつま合わせしてた;スマソ
どんどん書いてもいいぜ
何かあったらみんなも頼む

>>612 次スレ使うかも……?
長引かせてスマソ……;

次回は4月中旬ころになるかもしれないんだけど、大丈夫?
なるべく急ぐから、たぶん半月も空けないと思うけど……
630 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/03/31(火) 22:31:31.07 ID:s4M9veMo
乙!
自分のペースで書いてくれ
631 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/03/31(火) 22:47:09.61 ID:TblRshko
おや、更新してたのか
632 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/04/01(水) 08:13:27.86 ID:cWjnzoDO
633 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/04/01(水) 08:41:45.85 ID:Duw7hADO
乙!
も、もちろん最後はハッピーエンドだよな?・・・・な?
634 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/04/03(金) 01:38:10.60 ID:AELOHQAO
大学の人wktk
635 :@大 ◆R5D.53zDuI :2009/04/04(土) 00:36:59.79 ID:QSFjGEAO
しばらく放置してごめんなさい

自分の作品が上手いわけじゃないけど、今ちょっとスランプっぽいから時間をください
終わり方は大体めどがついたけど、そこにいたるまでが……
636 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/04/04(土) 01:32:34.61 ID:a2beJcDO
俺はいつまでもまってるんだから///
637 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/04/05(日) 02:21:22.48 ID:QyyPLsAO
二度目の男生徒ボコボコ祭
638 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/04/06(月) 00:40:55.55 ID:NpvS.Pgo
男子生徒?フルボッコにしてやんよ
 ∧_∧
 ( ・ω・)=つ≡つ
 (っ ≡つ=つ
 /   ) ババババ
 ( / ̄∪
639 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/04/08(水) 02:00:50.37 ID:p4mpBUAO
マダー(AA略
640 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/04/12(日) 01:27:37.40 ID:qhr9uIAO
マダー?
641 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/04/12(日) 02:44:43.09 ID:DTTJwHs0
ただいま……。めっちゃしんどい;
近いうちに投下するです、一応ただいまとだけ伝えたかった
642 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/04/12(日) 10:42:09.65 ID:wrTtosDO
おかえり〜
続きwktk
643 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/04/12(日) 23:14:40.65 ID:DTTJwHs0
さっきからずっと書き込みエラーする……なんでだろ?
今頑張って書いてる、遅れて本当にごめんよ、みんな……マジスマソ;
大学の人も無茶はするなよ!

参考までに聞きたいんだけど、鬱目展開苦手な人っている?
ヒロインが包丁持ちだしたりって言うほどの鬱ではないんだけど、まあしばらくはハッピーとはいえない……
いたらちょっと軽めにしようかと思ってるんだけど……?

あ、でも最終的に鬱にするかってことを聞いてるんじゃないから、そこだけは理解してほしい
一応終りの方のネタバレになっちゃったら怖いんで、詳細は書かないが

……ネタあったらみんなも書いてくれて構わないからな?
644 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/04/12(日) 23:25:24.56 ID:4qmmTO.o
鬱はあまり好きじゃないんだけど好きなように書いてくれてかまわない
645 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/04/13(月) 02:39:17.32 ID:mTt5AgDO
最後がハッピーならがまんするぞ!
646 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/04/13(月) 17:33:24.66 ID:eKJqGIA0
終わりよければ全てよし
647 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/04/13(月) 20:59:10.90 ID:Z4JqbRUo
浮き沈みがあったほうが楽しい
648 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/04/14(火) 02:10:34.63 ID:8baYf6A0
鬱は俺の好物です
649 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/04/16(木) 01:32:57.94 ID:XQK7aks0
本当はもう少し投下する予定だったけど、中途半端なところができてないんで少しだけでも
一応半月と言っていたので……それでも数時間約束破ってるけど、スマソ……


(夏休み明け 某日)
女「男、お邪魔するわよ」

男「うん、あがって」

女「……あら、妹ちゃん寝てるのね」

男「妹はまだ夏休みだから……」

男(誕生日プレゼント、何を買おう……)

女「何かすることあれば手伝うわよ?」

男「え? あ、じゃあ……洗い物お願いしてもいいかな?」

女「ええ」


男「……女は、何かほし――好きなものとかってあるかな?」

女「……何?」

男「いや、女のこともっと知りたいなーって」

女「……そうね、まあ……男は好きね、そばに居てくれるから」

男「さいですか」

男(そうじゃねええぇぇぇ!!!)
650 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/04/16(木) 01:33:55.45 ID:XQK7aks0
(洗い物終了後)
男「あ、女、ちょっと手出して」

女「何?」

男「……○○mmか」

女「……なんなの?」

男「いや、俺の指はー、と……○○mmか、うん、やっぱり女性の指は細いなー、って」

女「……明日から学校よ? しっかりしてよね……」

男「ごめん、なんかさ……」

女「指輪でも作る気かしら?」

男「!?」

女「……あら、もしかして当たり――」

男「うぉっ!? もうこんな時間か、布団取り込まないと!!」

女「あ、私も手伝うわよ――」

男「いやいや、うん、せっかく来たんだから紅茶でも……
  あ、じゃあ、布団取り込んだ後の一杯を女に淹れてもらおうかな!?」

女「……別にいいけど」

男(バレてる……一応セーフでいいのか……?)
651 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/04/16(木) 01:34:36.10 ID:XQK7aks0
(翌日 若者向けアクセサリー店)
男「すいません」

店員「はい」

男「お尋ねしたいのですが、この指輪って――」


男「じゃあ、これをください」

店員「お買い上げありがとうございます」

男「……あ、包装頼んでもいいですか?」

店員「はい……プレゼントですか?」

男「ええ、まあ……」

店員「彼女さんへ、ですか?」

男「……ええ」

店員「そうですか……あの、余計な御世話でしたらすいませんけれど……」

男「?」
652 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/04/16(木) 01:35:09.35 ID:XQK7aks0
店員「こちらのペアリングや、ペアペンダントはいかがですか?」

男「……いや、どうせなら、あっちのちょっと高いほうが良いです」

店員「そうですか?」

男「ええ……あ、でも、一応説明だけは聞いてもいいですか?」

店員「はい……こちらはメーカーで新しく発売されたもので、
   ペアをコンセプトにしていまして、
   シルバー925という、ほとんど純銀の製品なんです」

男「はあ」

店員「こちらのメーカーのものは、本日までサービス期間でして、
   中には半額以下の物もあるんですよ」

男(おれは、やっぱりいいものを送ってあげたいな……せっかくだけど、断ろう)

男「あの――」

店員「ペアルック、おそろいが好きな恋人さんも多いので、
   私どもは若い人に向けてはひと押しふた押ししているんですよ」

男「おそろい……」
653 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/04/16(木) 01:35:59.26 ID:XQK7aks0
男「……結局、店員さんのお勧めのほうで買っちゃったけど……いいよね?」

男「諭吉さん一人だけなんて、親切な店だな」

男「……結婚指輪は給料三ヶ月分なんだよね……バイトで×××円もらってるから
  三ヵ月だと……うわっ、十万円近く……しかも社会での給料だと……うわっ……」

男「喜んでくれるかな……」

男生徒「あれー、男じゃん」

男「……やあ」

男生徒「お前、ヒッキーじゃないんだな、意外意外!」

男「女生徒さんはいないんだね?」

男生徒「最近青い日がな」

男「……?」

男生徒「あれ、彼女いるのに分からねーんだ?」

男「……帰ってもいいかな」

男生徒「かってにどーぞ」


男生徒「……ノリが悪いから全然分からねーな、こないだも放課後は一人で帰っちまうし」

男生徒「女生徒の行ったことが嘘なのか……? まあ、いいか、じきに分かるだろ」

男生徒「よう、□□か? いまから何かかって遊びに行くわ
    駅前と街の方のと、どっちのケーキが良い?」
654 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/04/16(木) 01:36:15.44 ID:uiFcaago
再開ktkr
待ってたよーwwwwww
655 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/04/16(木) 01:36:40.38 ID:XQK7aks0
(夕方 男宅)
男「あ、男友ー、明日空いてる?」

男友『空けれないこともない』

男「あした、女の誕生日なんだ、うちに来ないか?」

男友『……二人きりでなくてもいいのか?』

男「いや、それもいいかなとか考えたんだけど……
  女はにぎやかなのは苦手だけど、誰かと居るのは好きみたいだからさ」

男友『……よく理屈は分からんが……まあ、いいか……
   分かった、予定は空けるから安心しろ』

男「ありがとう」
656 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/04/16(木) 01:37:25.11 ID:XQK7aks0
男「それと、女友さんも誘っても大丈夫かな?」

男友『それなら大丈夫だ、ほれ』

男「え?」

女友『もしもーし?』

男「あ、そっちに居たんだね……」

女友『明日、何かあるの? 女ちゃんの誕生日だけど』

男「実はね、――」カクカクシカジカシカクイキューヴ


女友『なるほど、うん、いいよ、私も行くよ』

男「ありがとう、よかったら午前中、女をどこかへ誘っててくれないかな?」

女友『あー、小細工するんだ』

男「難しいかな?」

女友『良いんじゃない? 女ちゃんは喜ぶと思うし』

男「ありがとう、よろしく」

男友『女友、早く来いよ?』

女友『え?』

男友『早く続きしようぜ、我慢できねーよ』

女友『ちょっ、男友くん――』ピッ

男「……。……バカップルどもが……」
657 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/04/16(木) 01:37:59.09 ID:XQK7aks0
――寸劇
女友「んもう、男友くんひどい! わざと誤解される言い回ししたでしょっ!?」

男友「だって、もう23戦0勝22敗1引き分けだぜ?
   そろそろ我慢できないから勝ちたいじゃねーか」(女友と格ゲー中)

女友「んもー!! 明日男くんに会い辛いでしょ!?」

Player 1, Win!!

男友「あ、勝てた」

女友「聞いてるのー!?」

男友「分かったって、フォローしておくから……」

女友「絶対だよ」

男友「はいはい……『男、聞いてくれ、今俺はものすごく気持ちいいぞ』――」

女友「ばかぁーっ!!」デュクシ!!

男友「うぉあっ!?」

女友, Win!!

男友「……グーで……マイサンを……反則負けだろ、常識的に考えて……」
658 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/04/16(木) 01:38:47.24 ID:XQK7aks0
スンマセン、やっぱり微妙なんで、手直ししてから投下します
鞭打ってでも頑張って完成させるんで;


>>637
男生徒「あ? 何で俺がそんな目に会わなきゃなんねーんだよ?」

>>638
男生徒「ってーな、なにすん――」
ボコボコボコボコ……

あ、意外と男生徒人気、悪い意味で
659 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/04/16(木) 01:40:44.03 ID:uiFcaago
乙です
がんばれよーノシ
660 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/04/16(木) 06:40:09.69 ID:nxPIV2DO
661 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/04/16(木) 20:41:21.47 ID:fYY7fPE0
男生徒ワロタ
662 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/04/19(日) 18:57:45.83 ID:PzUmLG20
>>657からの続き

(男宅)
男友「お前もよくこんな手の込んだことしようと思ったな……」

男「変かな……?」

男友「いやさ、考えてみろよ、寂しがりならな、
   普通は今日一日そばに居てやろうとか考えそうなものだけどな」

男「……呼び戻した方が良いかな?」

男友「やめとけ、手おくれだ」

男「……どうしよう……」

男友「すげーウマい料理でも頑張って作って、拗ねれないようにでもするんだな」

男「うぅ……」
663 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/04/19(日) 18:58:24.54 ID:PzUmLG20
(翌日 女宅)
女友「今日は男くんが午前中用事なんだってねー」

女「ええ……忘れてないと良いけどね……」

女友「うん?」

女「なんでもないわ」

女友「そろそろ秋モノに目をつけておきたいから、一緒に行こうよ」

女「ええ」

女友「まずは街に出てみようか」

女「そうね」

女友(あーあー、今日もこんなに強がっちゃって……
   まあ、お楽しみは後に取っておかないとね)
664 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/04/19(日) 18:58:49.05 ID:PzUmLG20
(男宅)
男友「とりあえず部屋の片づけはこんな感じか……」

男「悪いね、せっかくの休みなのに……」

男友「昼飯一回分な」

男「容易いよ」

男友「ローラー借りるぞ」

男「うん、廊下に掃除機と一緒に置いてあるよ」

男友「うーす」


男友「うわー」

男「何?」

男友「縮れ毛発見」

男「いちいち言わないでもいいよ……」

男友「女ものだ」

男「は!?」

男友「冗談だ……キレイ過ぎてやることねーんだよ!!」

男「……」
665 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/04/19(日) 18:59:13.51 ID:PzUmLG20
(女サイド 街)
鞍井「こんなところで会うなんてね」

女友「え?」

久女「やっほー」

女「あ、二人とも」

鞍井「休みだし、ちょっと街までね」

久女「よかったら、一緒に買い物しようよ」

女「ええ、いいわよ」


女友「……男くんからのはからい?」

鞍井「その通り、ぬかりはないよ」

女友「男くんも抜け目がないなぁ……」
666 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/04/19(日) 18:59:33.29 ID:PzUmLG20
女「そろそろお昼にしようかしら?」

久女「まだ早いと思うけど……」

女「やけ食いしたいだけよ」

女友「(う……)せめて晩ご飯でやろうよ、ね?」

鞍井「じゃあさ、今から○△の服見に行こうよ?
   今日って秋モノ入荷セールしてたはずだよ?」

女「……じゃあ、そのあとで」

一同(男君、早くなんとかして……)


鞍井「女友ちゃん、女ちゃん、どうしたの?」

女友「寂しいのかもしれない……」

鞍井「ふーん……」


女「……」
667 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/04/19(日) 19:00:05.71 ID:PzUmLG20
(男サイド)
男友「お、メールか……おー」

男「どうしたの?」

男友「いやー、何というか、客観的に見てだ……面白いなー」

男「ん?」

男友「女がやけ食いしたいらしいぜ? 珍しい」

男「そんな他人事みたいに」

男友「他人事だろうが」

男「うぅ……」
668 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/04/19(日) 19:00:37.30 ID:PzUmLG20
(女サイド)
女「あ、電話……」

女「はい」

男『あ、俺だけど……今から、会えないかな……?』

女「……今、女友ちゃんたちと一緒なんだけど……?」

男『いや、みんな誘ってくれて構わないよ』

女「……でも――」

女友「誰?」

女「え? あ、男、から……」

女友「なんて?」

女「……」

女友「ちょっと借りるよ」

女「あ……」

女友「もしもし、男くん? (ボソボソ)助け舟出してあげようか?」

男『よ、よろしく……』

女友「……えー? 男くんの家に行けるの? うん、行く行くー!」

女「あ!?」

女友「久女ちゃん、鞍井ちゃんもどう?」

久女「賛成ー」

鞍井「良いね、いかがわしい本でも探してやろうか」

女友「女ちゃん、いいよね?」

女「……ええ、まあ……」
669 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/04/19(日) 19:01:15.65 ID:PzUmLG20
女友「……どうしたの? 私たちと居るのが、つまらなかった?」

女「そうじゃなくて……」

女友「……?」

女友「男くんに、怒ってる?」

女「違う……そうじゃないの……何て言うか……」

女「……私、プレゼント用意したのに、全然会ってくれなくて……」

女「だから、何か……ヤだな、って……」


鞍井「女友ちゃん、これって……」

女友「うん……寂しいんじゃなくて、拗ねてるだけみたいだ……」

久女「カワイイ」
670 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/04/19(日) 19:01:50.44 ID:PzUmLG20
(男サイド)
男「男友、留守を頼むよ」

男友「おう……エロ本探しててもいいか?」

男「……良いけど(ねーよ)」

男友「走ってケーキ潰すなよ?」

男「うん」


男「さて、行きますか!」

男「とりあえず……昼までには戻れるよね」

男「よし!」

――ブルン! ←(男はバイク持ってます)
671 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/04/19(日) 19:01:56.97 ID:y.FZnz2o
再開ktkr
672 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/04/19(日) 19:02:15.06 ID:PzUmLG20
ひとまずここまで投下しておきます
今晩また続き投下する予定
673 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/04/19(日) 22:30:56.81 ID:NLJGxlw0
乙!
俺はいつまでも待ち続けるぜ
674 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/04/20(月) 00:54:14.58 ID:snpzOEs0
>>670からの続き


(洋菓子店)
男「男友、内緒にしておいてくれるだろうな……」

男「帰ってきて、ケーキ見て驚かそうと思ってたのに、バレてたら意味ないもんなー」

男「んー……どれが良いだろう……」

―かれこれ15分―

男「タイムリミットあるんだった……さっさと決めないと……」

男「……ん?」

『うさぎのケーキ』

男「……こんな子供っぽいの嫌いかなー……?」

男「……ええい、ままよ! すいません、これください!」

店員「はいかしこまりました」

男「給金あるからまだまだ余裕だな……」

店員「プレートはお付けしますか?」

男「はい、『Happy Birthday deer O n na』でお願いします」

店員(鹿?)


男「よし、潰さないように急ぐぜ……」

――ブルン!!
675 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/04/20(月) 00:54:45.13 ID:snpzOEs0
(数分後、女サイド 洋菓子店前)

女友「女ちゃん、早く行こう」

女「あ、ちょっとだけ待って……」

女「……女友ちゃん、聞いてもいいかしら?」

女友「ん?」

女「……ケーキって、いくらくらいするのかしら?」

女友「え?」

女「……ほら、男の誕生日……近いから」

女友「ああ」

女「男が忘れてても、私は覚えてるから……お父さんのもお母さんのも、女友ちゃんのも」

女友「……ありがとう」

女友「じゃあ、選ぶの手伝うよ」
676 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/04/20(月) 00:55:23.92 ID:snpzOEs0
女「結構種類があるのね……」

女友「おー、これなんていいかもね」

久女「どれ?」

女「あ、ウサギ……これ、良い――」

鞍井「えー、子供っぽいよ……」

久女「ちょうど売り切れみたいだし」

女「……そうね、私のケーキじゃなくて男のケーキだから……
  男のケーキなら、チョコレートケーキとか、切ってあるやつの方が良いかもしれないわ」

女友「でも、女ちゃんって動物好きだったよね? とくにウサギとか――」

女「あ、この切り株みたいなケーキなんていいかもしれないわ!!」

鞍井(……ウサギ好きは、寂しがり屋だからか……?)
677 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/04/20(月) 00:55:56.35 ID:snpzOEs0
女「すいません、このケーキいただけますか?」

店員「はい」

女友「男くん、喜ぶと良いね?」

女「ええ」

店員「プレートにお名前入れましょうか?」

女「はい?」

店員「こちらの写真のように、名前を入れることができるんですよ?」

女「あ、そうですか……
  じゃあ、『Happy Birthday dear OTOKO !!』でお願いします」

店員「はい、しばらくお待ちくださいませ」


『Happy Birthday dear OTOKO !!』

鞍井「プロすげー!」

女「ありがとうございます」

店員「いえいえ、お会計、××円になります」

女「はい」

店員(今日は誕生日が今日の高校生のお客さん多いなぁ……)
678 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/04/20(月) 00:56:12.05 ID:oJD3BZUo
ktkr支援
679 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/04/20(月) 00:56:31.83 ID:snpzOEs0
(男サイド)
男「余裕だな、すぐ家につける――」

……。

男「……あれ? エンスト? 嘘だろ!? あ、ガソリン忘れてた!!」


男「……間に合うよな……」

男「……男友、任せたぞー……」


男友「……名探偵コ○ン、全巻読んじまったぜ」

男友「DVDは何があるかな、っと……なんもねーな……」

男友「……あれ? 何で俺一人でいるんだ? 何か空しくなってきた……」
680 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/04/20(月) 00:58:24.17 ID:snpzOEs0
スマソ、何か知らんがPCの調子悪そうなんで、今日はここまでで切る
続きも近々投下する予定
マジスマソ……;

女「おやすみなさい、みんなも明日もがんばるのよ」
681 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/04/20(月) 00:59:42.49 ID:oJD3BZUo
乙っした
682 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/04/20(月) 01:25:34.39 ID:Q0.eCUDO
683 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/04/20(月) 12:37:25.01 ID:1jl.dTco
520 彼は立ち去り,イエスが彼のためにどのように大きな事柄を行なったかをデカポ

そのまま舌を絡ませ、吸い上げていく。

妹の苦痛の声を可哀想に思いながらも、それを与えているのが自分であるとい

腰を強く叩きつける。

真奈美その、ちょっといいか?

にしてくれ。



かを見ようと言った。

あっ、あっ、ああんっやぅっ、やっ、やぁんっおにぃ、あっおに

えよう。 623 彼女に誓った,お前がわたしに求めるものは何でも,わたしの王
                 
684 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/04/20(月) 16:35:06.24 ID:bu10fRAo
子供の手を取って,タリタ,クムと言った。これは訳せば,少女よ,あなたに

いうのは,ファリサイ人たち,つまりすべてのユダヤ人たちは,年長者たちの伝統を



653 彼らは海を渡り,ゲネサレトの地に着き,岸に舟をつないだ。 654 彼らが舟か

が地を離れた。数瞬で、高空にまで浮翌遊する。

一旦射精し冷静になると、実の妹をおかずにしている事が悲しくてたまらない。

1469 その女中は彼を見て,そばに立っている者たちに再びこう言い始めた。この

全になる感覚、無になる感覚、すべてを知覚する感覚

い。

ねない超丈夫な不死の体。――究極の生命体。
             
685 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/04/20(月) 17:01:59.91 ID:fwwNQi2o
686 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/04/20(月) 19:52:25.62 ID:tsYmUfAo

頭の中で妹が甘えた声を上げ悶える様を想像しながら、押さえつけたティッシュに精を放つ。

                  
687 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/04/20(月) 20:38:39.00 ID:UcsOyyw0
            ∩_
           〈〈〈 ヽ
          〈⊃  }
   ∩___∩  |   |
   | ノ      ヽ !   !
  /  ●   ● |  /
  |    ( _●_)  ミ/ <こいつ最高にアホ
 彡、   |∪|  /
/ __  ヽノ /
(___)   /
688 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/04/20(月) 20:40:36.68 ID:RzLedqoo
            ∩_
           〈〈〈 ヽ
          〈⊃  }
   ∩___∩  |   |
   | ノ      ヽ !   !
  /  ●   ● |  /
  |    ( _●_)  ミ/ <こいつ最高にアホ
 彡、   |∪|  /
/ __  ヽノ /
(___)   /




パー速内のスレに無差別でエロ小説サイトから切り取った分を組み合わせて張りまくるスクリプトらしい
689 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/04/20(月) 22:21:46.65 ID:4vhMbXco
>>662
やっイっちゃう、はぅっイっちゃうの
真奈美本当にすまなかった俺が悪かった許してくれ
くなさをとがめた。生き返った彼を見た者たちの言うことを,彼らが信じなかったか
1529 通りかかった者たちは,頭を振りながら彼を冒とくして言った,へえ!神
狂乱射精!大量射乳!!!死ぬううううう!!!!!
た膣口に再突入する。熱汁を溢れさせた灼熱の牝の鍾
た。
妹の苦痛の声を可哀想に思いながらも、それを与えているのが自分であるという事に、
630 使徒たちはイエスのもとに集まり合った。そして彼に,自分たちが行ない,また
               
690 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/04/21(火) 00:06:40.30 ID:bv5hlVo0
今日はPCご機嫌っぽい
何かスクリプトが色々やっちゃってるみたいだけど投下するぜ
待たせてスマソ、>>679からの続き


(女サイド)
女友「遊びに来たよー」

女「お邪魔するわね」

男友「おーす、男は今でかけてるぞー」

女友「そうなんだ」

女「何しに行ってるの?」

男友「ケーキ買いに――」

一同(除、男友+女)(バカかお前はー!!!)

男友「……ほら、電車通学だろ、男のお母さん! 定期買いに言ってるんだ!!」

一同(そのごまかしには無理がある!!)

女「そうだったの……大変ね」

一同(あなたも引っかかりますか)
691 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/04/21(火) 00:07:26.70 ID:bv5hlVo0
(男宅)
男「お、女たち……もう、来てるんだ……」ゼェゼェ

男「ただいまー……」

女友「男くんお帰りー」

鞍井「男君もなかなか手の込んだことをするね」

男「え?」

男友「すまん、男……口が滑った……」

男「……想定してました……」

男友「すまん」

男「いいよ、午前中の貸し返したことにしてくれれば……」
692 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/04/21(火) 00:08:06.23 ID:bv5hlVo0
男「改めまして、女、おめでとう」

女「ありがとう……」

男「……買ってきたばかりだけど、ケーキ食べようよ」

女「……ええ、紅茶、用意するわね」

女友「主役は座ってて! 男くんティーバッグとか、カップってどこにあるの?」

男「ん? 食器棚の――」

鞍井「ほら、座ってて」

男「……食器棚のところ」

久女「カップは?」

男「食器棚――」

男友「はいはいはいはい、膝かっくん!!」

――。

男「〜〜〜!!! イス! イスが直撃したよ!?」

男友「わりぃ……」
693 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/04/21(火) 00:08:33.27 ID:bv5hlVo0
男「はい、これが誕生日ケーキです!」

一同「おー……えー……」

鞍井「ないわ」

久女「ないね」

男友「ガキか……」

男「え? なに? このいかにも『やっちゃいました』って空気は……」

女友「……いや、正解なんじゃないかな?」

男「え?」

女「……」ジー

男「……女?」

女「はっ!?」ジュル・・・


鞍井(狙ってたんだ……意外とカワイイかも……)ポッ

鞍井(はっ!? ちがう、私は未体験エリアには踏み入れない!!!)
694 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/04/21(火) 00:08:52.44 ID:bv5hlVo0
女「あ、ありがとう、男……」グシュッ

男「え? あれ、なんで泣いてるの?」

女「誕生日にケーキ食べられるの、今日で六回目だから……」

男「……えー……」ブワッ

女「ふぇぇ……男、本当にありがとう……」だきっ

男「……」ナデナデ

男友「……あ、ちょっとトイレ借りるぞ」

女友「わ、私は……玄関借りようかな」

男(玄関で何をするんだろう……?)

久女「あ、電話だ、ちょっとごめんね」

男(着信音なってない……)

鞍井「じゃあ、私は男君の部屋で、いかがわしいDVD探そうかな」

男(ねーよ)
695 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/04/21(火) 00:09:22.73 ID:bv5hlVo0
男「ほら、蝋燭消して」

女「こんなにあるんだ1、2、3、……」

男「誕生日おめでとう、女」

女「え? あ……」フーッ

男「……あ、しまった、男友とか居ないと、祝ったことにならないか」

男友「いや、しっかり居るから安心しろ」

男「あ、そうか――って、トーテムポールかよっ!!」
↑空いたドアから、上から順に、男友、女友、久女、鞍井と頭が並んでのぞいている

男友「いやー、仲のよろしいことで」

一同「おめでとう、女(さん)(ちゃん)」
696 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/04/21(火) 00:09:50.09 ID:bv5hlVo0
トーテムポール

┃ (・ω・)←男友
┃ (゜ω゜)←女友
┃ (´ω`)←久女
┃ (-ω-)←鞍井
697 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/04/21(火) 00:10:33.70 ID:bv5hlVo0
男「さて、ケーキとり分けますか――」

女友「ちょーっと待った」

男友「誰の誕生パーティーだと思ってんだ、男友」

男「え? 女の誕生日パーティーだろ?」

男友「『今日の分は』な」

男「?」

女友「女ちゃん、持ってきて」

女「ええ」


男「……まさか」

男友「そう、そのまさか! これは男の誕生ケーキだ――」コッ

――べしゃ、音を立てて落ちる、ケーキが入っているであろう箱

一同「……」

男友「……あ、俺これからバイトが……いや、何でもないです……」

久女「裁判官、判決を」

鞍井「私刑」

女友「リンチ!?」

男友「ドラ○もん、助けて……」
698 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/04/21(火) 00:12:28.96 ID:bv5hlVo0
女「あ、でも……中身はほとんどつぶれてない」

男友「本当か? よかった――」

女友「男友くん、あとでよーくお話ししようかぁ?」

男友「……男、妖怪二口女に食われそうなんだ、助けてくれ……」


鞍井「二人とも、おめでとう」

久女「お幸せにー」

男「……結婚式みたいじゃないか」

女「もー……はやく、食べましょう」

女友「色気よりも食気?」

女「女友ちゃん、ひどい」
699 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/04/21(火) 00:13:39.13 ID:bv5hlVo0
女友「女ちゃん、プレートは女ちゃんのだよ」

女「え? わけないの?」

久女「これは誕生日の人の特権だよ」

女「……いいの?」

鞍井「というか食べたほうが良いと思う」

女「なんでかしら……?」

一同(こんなかわいそうな誕生日、見てるのが辛いんだよ……)
700 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/04/21(火) 00:14:15.55 ID:bv5hlVo0
男友「男ももらっとけ」

男「え? あ、うん……女、いる?」

女「誕生日の人の特権だから……男が食べたほうが良いわ」

男「そう?」

女友「お熱いですな」

鞍井「半分こすればいいのに」

男・女「はっ!?」

一同(以外と抜けてるんだよね、この二人……そんなところがよく似てる)

女友「紅茶に使うお湯沸かすねー
   やかん借りるよ」
701 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/04/21(火) 00:14:50.29 ID:bv5hlVo0
男「んじゃ、はい……女……」

女「ええ……は、はい、男も――」

鞍井「……えー、手渡し? そこはほら、ねぇ……?」

男「え?」

女友「ムリだと思うなぁ……『わんわん○語』みたいにさ――」

女「む、ムリムリムリ!! あ、いや、その、男が嫌ってわけじゃなくて!!」

男「そう、そうだよ、なんで衆人環視の中で――」

鞍井「ハッ、浅っ」

男・女「む……」

女友(煽るのうまいなぁ)
702 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/04/21(火) 00:15:18.02 ID:bv5hlVo0
(プレートでわんわん○語 第一ラウンド)
男「お、女……はい」ムイッ・・・

女「え、ええ……」ソー・・・

5cm

4cm

3cm

2cm

一同(おー)ワクワク

ピタッ・・・

一同(あれ?)

女「ふぇ……」

女「くちゅん!」パキッ

鞍井「……はぁ!!?」

女友「ま、まあまあ、まだもう一枚分あるし、落ち着いて……」

女(せっかくのチャンスが……台無しね……助かったには助かったけど……)
703 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/04/21(火) 00:15:54.96 ID:bv5hlVo0
(プレートでわんわん○語 第二ラウンド)
男「じゃあ、今度は俺から……」

女「え、ええ」

男「……」

3cm

1.5cm

7mm

5mm……

一同(今度は失敗はナシだからな!)

――ピーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ

鞍井「な、なに? 火災報知機?」

男友「おうっ!? 俺は何をすれば!?」

女友「役立たずは座ってなさい!」

男友「あい……」

女友「や、やかん!?」トトトト・・・

男(い、今がチャンス!)

――ちゅっ

女(ん……や、柔らかい……?)
704 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/04/21(火) 00:16:54.01 ID:bv5hlVo0
女友「の、ノーカウント! もう一回!」

女「女友ちゃん、鞍井さんみたいよ……」

鞍井「わ、私みたいって……」

男「それよりも、男が恥ずかしさのあまり部屋飛び出してったぞ……」


女(……ファーストキス、レモンの味じゃなかったわね……
  ホワイトチョコのような、柔らかくて、優しい……温かい味……)


男「あーーーーー! 戻りたくない! 穴があったら潜りたい!!
  絶対もっと夕焼けの上る丘とか、星空の下の砂浜とかの方が良かったよ……」


女友「……何か悪いことしたかなー……」
705 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/04/21(火) 00:18:40.73 ID:bv5hlVo0
 そのあと、俺たちは色々なことをして楽しんだ。
 映画鑑賞、ゲーム、雑談、恋愛話……。
 何か、いつも話している人たちなのに、すごく楽しかった。
 だけど、不安なことが大きすぎて……正直なところ、喜ぶことができなかった。
 なんだか最近、やけに男生徒が女の事を探っているようで。
 馬が合わないのか、本当に相性は悪い。
 だけど、俺……負けたくない、がんばりたい。

 よくは分からないけど、女生徒さんの言っていたことも、すごく気になる
 鞍井さんと約束した
 管理人さん(夏の旅行より)にも悪い
 男友に叱られる気がする
 女友さんにだって嫌な思いをさせたくない

 いや……多分、俺はそんなことばかり言って言い訳して、
 本当は、俺が女のそばに居たいんだ
 女を慰めてやりたいとか、そばに居て安心させてやりたいとか……
 きっとそんなのじゃない、俺が、女に居てほしいってだけなんじゃないのかな……

 ……まだ分からないことの方がが多いけど……
706 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/04/21(火) 00:19:22.97 ID:bv5hlVo0
――寸劇
(数分後)
男「……く、食えん……」

女友「ホール2個もあれば、そりゃね……」

女「胸焼けがするわね……」

男友「まあ、あれだ、誕生日を祝うだけでも意義が――」

女友「あ゛ぁ゛? 何か言った?」

男友「……ごめんなさい、マジで反省してます……」
707 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/04/21(火) 00:19:47.97 ID:bv5hlVo0
(一同帰宅後、男宅 男と女)
男「あ、そのお皿はいつもと違う場所なんだ」

女「えっと……こっちの戸棚でいいかしら?」

男「そう、ありがとう」

女「男、あとで……ちょっといいかしら?」

男「……俺も、そのつもりだったんだ」

女「……さ、先に居間に居るわよ」

男「うん」


男「お待たせ」

女「あのね、話というか、その……」

女「……はい、誕生日プレゼント」

男「ありがとう、嬉しいな……まあ、俺はまだ誕生日じゃないけど」

男「俺からも、はい、おめでとう」

女「ありがとう……」
708 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/04/21(火) 00:20:26.25 ID:bv5hlVo0
男「空けてもいいかな?」

女「ええ、もちろん……わたしもいいかしら?」

男「せーの、で開けようか?」

女「……ええ」

男「せーの」


男「ペンダントだ」

女「指輪……」

男「俺のプレゼントさ、おそろいなんだ」

女「私も、おそろいのが良いな、って思って……」

男「これ、学校につけていくと、没収されちゃうね」

女「私は、チェーンに指輪を通して……こっそり持っていくわ」

男「じゃあ、俺も……そうしようかな」
709 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/04/21(火) 00:21:54.08 ID:bv5hlVo0
女「……今日は、何だか恥ずかしいから、もう帰るわね」

男「もうちょっと、話したいんだ……駄目かな?」

女「……たくさん、甘えてもいいなら、いいわよ……」

男「良いよ」

女「……ふふふ……」ベタ

男「……来年も、俺が祝うからさ……安心してほしい」

女「ええ……約束」

男「うん……」

……
710 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/04/21(火) 00:22:55.21 ID:bv5hlVo0
今日はここまでで切る
しばらく忙しくなるけど、頑張って書く
遅れ気味なんで早くしないと読者の皆様に申し訳ないし;

それでも見てくれてるおまいらが大好きだ!

女生徒「私も好きかもぉー! 今度駅前のパスタ屋さん行こうよぉ」
711 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/04/21(火) 00:27:51.05 ID:fAof0EEo
乙っした!

がんばれよーノシ
712 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/04/21(火) 01:12:19.89 ID:XMSAPUso
>>679
時刻も遅くなった時,弟子たちが彼のもとに来て,こう言った。ここは寂しい場所
あっ、あっ、ああんっやぅっ、やっ、やぁんっおにぃ、あっおにぃちゃ、ああっおにぃちゃぁんっ
だが司郎はかまわず背後から手を回すと乳房をキツク揉んでいった。
それに驚いて思わず手を放してしまうが、すぐにまた手を添えて今度は優しく掴んでみる。
も酵素も情報伝達物質もみんなわたしなの!!聖に
ふん!と、軽く意志すると、近くの惑星が爆発した。
彼らは彼に告げた,七つです。
あっ!はぅっ、あっ、ああああっ!

かせはばらばらに壊されてしまったからである。だれも彼を従わせる力を持っていな
              
713 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/04/21(火) 01:14:44.86 ID:eAUeGADO
714 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/04/21(火) 02:45:31.75 ID:vDhyo02o
顔を左右に動かし、妹の頭を抱える様にしながらしばらくそうして唇を擦り合

魂は千となり万となった。それがひとつに融合し、発狂した。一気に、千々に分
             
715 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/04/21(火) 04:16:09.72 ID:X9bHHX.o
>>664
あっ!ああっ、あっ、あああんっ
首筋に舌を這わす。
ゆっくりと起き上がる。
静謐せいひつなる肉の矛だ。巫女は手を延ばし、巨大な袋を掴み揉み揉みす
神の来訪と接近とともに、巫女の装束しょうぞくがビリビリ張り裂けた。神
初めて見た女の絶頂の様子に、司郎は驚きながらも感動を覚えていた。
だがそうは思っても、妹の白く柔らかそうな体を想像してしまうとすぐに肉棒
だが司郎はかまわず背後から手を回すと乳房をキツク揉んでいった。
魂舐めたまなめ、魂揉みたまもみに、もう死んでいるのに、更に追い討
まあ、いいさ嫌がる真奈美は可愛いからな
られて、それも舌と唇にしゃぶられる。嬲られる。責めは、肉も魂も、両方だ。
              
716 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/04/21(火) 05:40:31.72 ID:7zXnbTQo
>>628



ために墓の入り口から石を転がしてくれるでしょうと互いに言い合っていた。 164
そうなったらこのまま家にいるのに耐えられるとは思えない。
いいセックスの溶鉱炉だ。どろどろの熱い攪拌器か
力に触れて生地が、燃え溶け、千切れてゆく。雪のよ
              
717 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/04/21(火) 07:05:11.36 ID:R.z3lwEo

うぁっ、出るっ、出るっ、出るぅっ!
は行って,彼と共にいた者たちに告げたが,彼らは泣き悲しんでいるところであった

うおっこんなのっ止められるかぁっ出すぞっ俺は出すっ
あっ

。 514 飼っていた者たちは逃げて行き,その町とその地方でそのことを知らせた。
いや、終わりだよ
              
718 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/04/21(火) 08:36:35.98 ID:EdSlvU.o
とどまりなさい。 611 だれかがあなた方を受け入れず,あなた方の言うことに耳を
たは三度わたしを否認するだろうとイエスが自分に言った言葉を思い出した。それ
服の上から乳房をギュッと掴む。
小遣いは全て取られ、部屋の掃除から今まで妹がしていた家の手伝いまでをさせられているのだ。
                  
719 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/04/24(金) 10:58:50.53 ID:2o078wAO
wktkgngr
720 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/04/25(土) 00:10:25.01 ID:wFpcXXo0
もうちょっとしたら時間空くから、しばらく時間ください;
マジスマソ;
721 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/04/25(土) 00:25:30.57 ID:ShWOe7Eo
待つぜ
722 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/04/25(土) 00:41:14.74 ID:6zvsBsAO
大学の人もスランプ脱出を祈ってます
723 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/04/26(日) 04:52:29.99 ID:zNl8x/co
 ___
/ || ̄ ̄|| ∧_∧
|.....||__|| (     )  どうしてこうなった・・・
| ̄ ̄\三⊂/ ̄ ̄ ̄/
|    | ( ./     /
 ___
/ || ̄ ̄|| ∧_∧
|.....||__|| ( ^ω^ )  どうしてこうなった!?
| ̄ ̄\三⊂/ ̄ ̄ ̄/
|    | ( ./     /

 ___ ♪ ∧__,∧.∩
/ || ̄ ̄|| r( ^ω^ )ノ  どうしてこうなった!
|.....||__|| └‐、   レ´`ヽ   どうしてこうなった!
| ̄ ̄\三  / ̄ ̄ ̄/ノ´` ♪
|    | ( ./     /

 ___        ♪  ∩∧__,∧
/ || ̄ ̄||         _ ヽ( ^ω^ )7  どうしてこうなった!
|.....||__||         /`ヽJ   ,‐┘   どうしてこうなった! 
| ̄ ̄\三  / ̄ ̄ ̄/  ´`ヽ、_  ノ    
|    | ( ./     /      `) ) ♪
724 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/04/27(月) 09:30:28.75 ID:NFA7TW.o
 ___
/ || ̄ ̄||∋*ノノノノノヽ*∈
|.....||__||  川川川川  どうしてこうなった・・・
| ̄ ̄\三⊂/ ̄ ̄ ̄/
|    | ( ./     /

 ___∋*ノノノノノヽ*∈
/ || ̄ ̄|| 川´・  ・`川
|.....||__|| 川  ω 川  どうしてこうなった!?
| ̄ ̄\三⊂/ ̄ ̄ ̄/
|    | ( ./     /

       ∋*ノノノノノヽ*∈
        川´・  ・`川    ♪
 ___ ♪ 川   > 川∩
/ || ̄ ̄|| r川  ω 川 _ノ  どうしてこうなった!
|.....||__|| └‐、   レ´`ヽ   どうしてこうなった!
| ̄ ̄\三  / ̄ ̄ ̄/ノ´` ♪
|    | ( ./     /

                 ∋*ノノノ ヽ*∈
                  川    川
                  川´(゚) (゚)`川    ♪
                  川   > 川
                  川    川
 ___        ♪  ∩川  ω 川
/ || ̄ ̄||         _ ヽ川    川7  どうしてこうなった!
|.....||__||         /`ヽJ   ,‐‐‐┘   どうしてこうなった! 
| ̄ ̄\三  / ̄ ̄ ̄/  ´`ヽ、_  ノ    
|    | ( ./     /      `) ) ♪
725 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/05/03(日) 16:17:32.19 ID:1HOrvuA0
ども……今日続き投下できます、ちょっと待っててください
GWなのに続きもろくにかけてなくてごめん;
726 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/05/03(日) 16:22:22.68 ID:NMwRnLko
続きwwktk!!
727 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/05/03(日) 16:55:12.12 ID:1HOrvuA0
ちっと色々ありすぎた……遅れてごめんよ
>>709からの続き


(翌朝)
男友「男、マジで悪かった」

男「いや、気にしてないから……」

男友「いや、昼飯くらいおごらせてくれ」

男「いや、あの……お弁当作ってもらっちゃったから……」

男友「……女友ー、許してくれ……」

女友「んもう……男くんが良いなら、いっか……今後、気をつけてよ?」

男友「はい……」

女友「にしても……男くん、暑くないの?」

男「平気」

女友「ふーん……真夏に、女ちゃんにべったりとくっつかれて……」

女「……」ベタベタ、ギュー///
728 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/05/03(日) 16:55:36.35 ID:1HOrvuA0
(昼休み 教室)
女生徒「お弁当なんて、男も幸せだねー」

男「まあ……」

女「今朝、台所を借りて作ったのよ」

女生徒「ふーん……朝から?」

女「!?」

男「いや、ほら……そう、女の家って両親が居ないことが多いから、
  うちに来るのは割と自由なんだ!!」

女生徒「男ぉ、こんなに健気な通い妻なんだから、大事にしなよぉ?」

女「かよい……」ボンッ!

男「女生徒さんだって、彼氏が居るじゃないか」

女生徒「まー、私はこんな綺麗なお弁当なんて作れないしー」

男「練習したらいいじゃない」

女生徒「んー、まあ、そのうちね」

男「……?」
729 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/05/03(日) 16:56:11.41 ID:1HOrvuA0
女生徒「……そういえば、二人ってさー」

男・女「え?」

女生徒「キスはもうしたの?」

女「んなっ!?」

男「いや、なんてことを――」

女生徒「あれ? もしかしてまだ?」

男「え? あ、まあ……」

女生徒「……ふーん……本当に、女さんの恋人なんだよねぇ?」キッ

男「え……?」

女生徒「……まあ、二人は幸せそうで良いんだけどねぇー……」

男「……そう?」

男(なんか、すごく……睨まれた……?)
730 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/05/03(日) 16:56:51.57 ID:1HOrvuA0
(放課後)
男生徒「おい、男」

男「……何か用?」

男生徒「まあそんなカリカリすんなや、ちっと話でもしようぜ?」

……

男「――そうだよ」

男生徒「じゃあ、料理とか大変だろ?」

男「そうでもないよ」

男生徒「(いちいち反論がウザってー!!)……そうだ、ガムやるよ」

男「いや、いいよ」

男生徒「遠慮すんなって」

男「本当にいらないから……」

男生徒「……まあ、食いたくなったら噛んどけよ」

男「あっ」

男生徒「……ん? なんだこれ? ペンダント? 指輪?」

男「……関係ないだろ!!」バッ

男生徒「……チッ、なんか馬があわねーな、どっか行っちまえよ」
731 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/05/03(日) 16:57:21.86 ID:1HOrvuA0
(数時間後)
女生徒「男生徒ぉ、今日ご飯食べに行こうよ」

男生徒「んな気分じゃねーんだよな、マジだりぃ……」

女生徒「……頭に血ぃ上らせちゃって」

男生徒「うっせーよ、黙ってろ」

女生徒「……なんか最近冷たいよねー?」

男生徒「……わりーな……なあ、男の彼女って誰なんだよ?」

女生徒「私もよく知らない」

男生徒「……本当か?」

女生徒「彼女を疑わないでよねー」

男生徒「……チッ」
732 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/05/03(日) 16:57:55.12 ID:1HOrvuA0
(翌日 放課後)
男生徒「女生徒は俺に嘘を吐いてたのか? くっそ、いちいちウザってー!!」

男生徒「ちっと本気だすか、そろそろ男を殴りたくなってきたからな……ちっ!!」


女友「男くん、ちょっといーい?」

男「何?」

女友「今日ね、女ちゃんと買い物に行きたいんだけど、いいかな?」

男「別にかまわないよ(俺が女を占有してるみたいじゃないか……)」


男生徒(お、男と……知らないやつだな……あいつが彼女か?
    見た目は十分イケるな、かっさらうか?)


女友「ありがとう! 放課後から行く予定だから、代わりに男友くんを貸すよ!」

男「……まあ、女の代わりにはならないけど、良いか……」


男生徒(なかなか親しい仲だな……彼女、でいいのか……?)


女友「んもう! 私の彼氏!!」

男「ごめんごめん……(言う割には扱いぞんざいじゃない?)」


男生徒(……彼氏持ちか、いずれ獲物として目ぇつけとくか……
    おっとやべぇ、こっち来やがった、ずらかるか……)
733 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/05/03(日) 16:58:32.84 ID:1HOrvuA0
男生徒(あれは……久女と鞍井か……久女は吹奏楽? の部長だっけな?
    純情派おしとやかって感じか? 程よくふくよかで柔らかそうだな
    鞍井は……若干女王気質だな……ああいうのをしつけるのも楽しそうだな)

男生徒(さて、あの二人は男と同じクラスだが……どっちかは付き合ってるのか……?)


久女「彼氏ほしいなぁー」

鞍井「は……よく言うわ、この間色々あったのに」

久女「えへへへ、面目ない」

鞍井「本当にないなアンタは……」

久女「鞍井ちゃんは? そーいう話聞かないけど」

鞍井「まあ……私は他校に居るし」

久女「うっそ!? 聞いたことないよ!!?」

鞍井「まあ、この間……ちょっとあってね」

久女「え? 教えて教えて!! ジュースおごっちゃうから」

鞍井「ちょ……くーちゃん……」


男生徒(……これもはずれか……)

男生徒(……お? 男、今日はもう帰るのか……続行はできないな、また今度にすっか)
734 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/05/03(日) 16:59:05.25 ID:1HOrvuA0
(翌日)
男生徒(……)コソコソ

男(今日も着けられてる……? 何かされたらかなわないな……)

男(……学校ではちょっと女と距離おこうか……巻き込みたくないしね)

男(……送信、っと)

男生徒(……何か、だんだんバカらしくなってきたな……)

男生徒(ちっ……この間の、えっと……女友だっけ?
    嘘だったらあっちの方のツレ潰してかっさらうか……)
735 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/05/03(日) 16:59:40.29 ID:1HOrvuA0
男『ごめんね、何か変なのにからまれてて……』

女『ううん、大丈夫(^^
  男は大丈夫なの?(-_-』

男『今のところは、ね』

女『そう……無理はしないでね』

男『うん』

女生徒(……あれは女さんにメールか……)

女生徒(……昔は私も授業中にメール打ってたな)

女生徒(あの頃は楽しかったな……)
736 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/05/03(日) 17:00:24.50 ID:1HOrvuA0
男生徒「ちっ……全然分からねーな……男もそういう素振り見せねーからな」

男生徒「……近いうちに校舎裏に連れてってボコすか……
    どこのクラスのだれか吐かせるか」

男生徒「……そういや、女生徒も知ってるんだよな……?」

男生徒「……そうだ、あいつはSM嫌いっつってたが……
    縄とかロウソク使って、適当に調教するか……ついでに吐かせりゃ言い」

男生徒「どっちもネットで手に入れられるんだよな?
    グルAがクスコ仕入れたっつってたような気がするな」

男生徒「今のうちにリストあげてグルAに任せとくか」

グルA『了解っす!』

男生徒「さて、俺はそんなに気が長いわけじゃない……
    残り5日くらいでけり付けないと、女生徒をしつけに――」
737 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/05/03(日) 17:00:57.22 ID:1HOrvuA0
――ドンッ!

男生徒「いってーな!!」

女「よそ見をしていたのはあなたでしょう?」

男生徒「……チッ……」

女「……」

男生徒「……おい」

女「何かしら?」

男生徒「ペンダント、おとしてんぞ」

女「あ……そう、ありがとう」

男生徒「男のペンダントなんて持って、アイツのおとしものか?」

女「これは私のよ」

男生徒「ふーん……おっと、電話、グルBからか……
    ――おう、すぐ行くから待っとけ」
738 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/05/03(日) 17:01:35.49 ID:1HOrvuA0
男生徒「……」ピッ

男生徒「……あいつが男の彼女、か?」

男生徒「かわいい顔してんじゃねーか、これはいただきだな」

男生徒「胸は……まあ、控え目だな……
    いや、着痩せしてると考えると、もうちょいでかいな」

男生徒「男、お前覚悟しとけよ……
    男みてーなヘタレヒッキーに釣りあわねーのをしっかり味わわせてやるよ」


男生徒「グルAか? おう、ちっと聞きたいことあるんだけどな」

男生徒「おう、そうか、なるほど……女生徒に使うのかって? ちげーよ……
    上等な獲物を見つけたんでね、おう……ああ、女生徒は飽きたらくれてやる」

男生徒「あ? 最近避けられてるみてーだし、いーだろ」

男生徒「実験のマウスみたい?
    ちげーよ、これから俺は豹を飼いならすんだ、反抗期の猫よりかはマシだろ?」
739 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/05/03(日) 17:02:41.61 ID:1HOrvuA0
パソコン調子悪いっぽい……?
キリもいいのでいったん区切りいれます
夕方か晩に、また投下したいところです
740 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/05/03(日) 17:06:24.51 ID:NMwRnLko
なんつーか…
絶望巨乳委員長の例があるからこういう展開は非常に怖い
741 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/05/03(日) 17:39:37.95 ID:NZw/csAO
>>1
742 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/05/03(日) 20:25:27.37 ID:iTtfMuAo
>>740
俺は途中でスレを閉じたんだが鬱エンドだったのか?
743 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/05/03(日) 20:27:36.27 ID:NMwRnLko
>>742
まだ未完
GW中には完結させたいとのこと

正直、見ないことをお勧めしたい…
744 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/05/03(日) 20:34:52.25 ID:iTtfMuAo
>>743
たぶん絶対見ない
あの人の作品鬱展開がひどすぎるんだよな……
745 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/05/04(月) 01:20:07.35 ID:ifCnPrg0
まあまあ、他の作家さんもお話を作るあたり大変でしょうし……
鬱展開というか、鬼畜展開は苦手だから、強姦とかは書きません
と言うか書けません……えちぃ描写は単語が精一杯……
前置きはこれくらいにして、>>738からの続き


(翌日)
男生徒「さーて、目標が絞れたら後は簡単だ……」

男生徒「校門から入ってくる昨日の獲物を、誰と登校してくるか、
    もしくはだれと下校するかを見れば、彼女かどうかわかるだろ」


男生徒「……ん? 一応同時には来たが、なんだ?
    距離を取ってるのか? 女友と一緒に居やがる……?」


女「ええ、起きてくれるわよ」

女友「良いなぁ、男友くん今日は起きてくれないんだもん……
   挙句の果てには、先に行っておいてくれー、だって」

女「大変ね……」
746 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/05/04(月) 01:20:44.36 ID:ifCnPrg0
(休み時間)
男「……昨日までと違って、今日は全然ついてこないんだ……
  何を考えてるんだ……?」

男「一応、警戒した方が良いのかな……?」

男友「よう、男!」

男「男友……」

男友「どうしたんだよ、最近嫁を放っておいて」

男「いや、ちょっとね……」

男友「……?」
747 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/05/04(月) 01:21:14.52 ID:ifCnPrg0
(放課後)
男生徒「いままであいつが接触した女は……
    女友、久女、鞍井、名前の知らないやつら数人……」

男生徒「中でも一番妖しいのがおそろのペンダント持ちのあの女……
    接触はしてないが、誰よりも可能性は高い……」

男生徒「……いや、待てよ、おそろじゃないと仮定して、
    あのペンダントがあの女のだとしたら、男が持っていた時のは……
    男があの女のペンダントを拾っていた?」

男生徒「……そうかもしれないな、あの女は一人で駐輪場から出て行ったし、
    男は見た限りまだ教室に居る……検討はずれか」


男『ごめんね、きょうもちょっと都合が悪いんだ……』

女『明日は帰れる?』

男「え……」

男「……」

男『明日は帰ろうか^^』

女『うん(^^*』

男「……見た限り、みはってるってわけでもなさそうなんだよね……大丈夫かな?」
748 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/05/04(月) 01:21:43.69 ID:ifCnPrg0
(翌日)
女「さ、行きましょう」

男「うん。はい、これ女の分のお弁当」

女「ありがとう……私に任せてくれてもいいのに」

男「一人ぼっちにしてるお詫びとでも思ってくれれば良いよ」

女「……じゃあ、今週の日曜日に……買い物付き合ってよ」

男「もちろん」


女「最近、数学が難しいわね」

男「俺は女が説明してくれるからだいぶ楽だけどね」

女「その私がダメってことは?」

男「……!! 俺もヤバいのか!!」


グルB「朝から一緒に登校か……一緒に登校する彼女、俺もほしいなぁ」
749 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/05/04(月) 01:22:04.45 ID:zaZRAEwo
いや…おま…
書かないって宣言するんかい…

そして続きキターww
750 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/05/04(月) 01:22:08.50 ID:ifCnPrg0
(放課後)
男生徒「ペンダントがおそろってことは、と踏んだが、見当違いか……
    仕方ねぇ、もう女生徒を吐かせるしかねぇな」

グルA「吐かせる? 彼女、浮気でもしてるのか?」

グルB「お仕置きが必要だな」

男生徒「浮気じゃねーよ、最近ちっと反抗期なんだよ」

グルA「男生徒でも女に裏切られるんだな」

男生徒「ああ、今回はちっとな……プライドもボロボロだ」

グルA「あんな風に仲良かったら良いのにな?」

男生徒「はぁ? あんな風?」

グルA「ほら、駐輪場の2階」

男生徒「んー?」
751 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/05/04(月) 01:22:32.47 ID:ifCnPrg0
男生徒「ほーぉ、一緒に帰ってるんだな……
    やっと尻尾見せやがったか」

グルB「あいつら、今朝一緒に家から出てきてたな……」

男生徒「へぇ……ますます奪ってやりたくなっちまったぜ……」

グルA「……?」

男生徒「いや、こっちの話だ、気にすんなよ」

グルA「そうか? あ、それよりも、男生徒……ほらよ!
    センコーに見つからねーようにすんの面倒だったんだ、感謝しろよ?」

男生徒「あ? あ、ああ、分かってるよ……縄にロウソク、ボールギャグ……
    他にも色々足してくれてるんだな、サンキュ、ほら、釣りは取っとけ」

グルA「稼いでるね……って、釣りがこんなにあるじゃねーか、いいのか?」

男生徒「ああ、俺は別のことで楽しめるからな、その金で服でも買え」

グルA「男生徒、分かってるぅ! また何かあれば力貸すからな」

グルB「……俺、仲間はずれか?」
752 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/05/04(月) 01:22:58.76 ID:ifCnPrg0
女生徒「あ、男生徒」

男生徒「よぉ、機嫌良さそーだな」

女生徒「そうだねー……久しぶりに一緒に帰る? それとも友達と帰る?」

男生徒「……たまにはお前と帰るよ」

男生徒(どうせそろそろ最後なんだ、たくさん使ってやるよ)

男生徒(もう必要なくなっちまったけど、色々買いそろえたしな、
    ちっと試させてもらうぞ、マウス女生徒め)

女生徒(カラダ目当てなのは分かってる……だけど、それよりも私があなたを苦しませる)


グルA「グルB、服買いにいこーぜ!」

グルB「金ねーよ」

グルA「あ、そっか、わりぃわりぃ!」

グルB「俺もなんかできたらな……ネットって簡単なの?」

グルA「情報の成績学年5位だろ? 最下位から
    お前じゃ無理だな」

グルB「くそぅ……」
753 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/05/04(月) 01:23:20.52 ID:ifCnPrg0
(日曜日 買い物)
女「男、白とピンクとなら、どっちが良いかしら?」

男「んー……白、かなぁ……?」

女「そう? じゃあ、こっちを買おうかしら」

男「こっちの服は?」

女「……何か、ふりふりきらきらは……あまり着ないのだけど」

男(だから見たいんじゃん、着せたいんじゃん、愛でたいんじゃん)

女「……ちょっとだけよ」


女「どうかしら」シャッ

男「ほー……」

男(うん、眼福眼福……ふりふりでおとなしげ、きらきらで華やかに……)

女「……目が怖いわよ?」
754 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/05/04(月) 01:23:43.55 ID:ifCnPrg0
男「ワンピース好きだね」

女「小さいころから着慣れてるからかしらね」

男「ふーん……」

女「幼稚園のころはスカートと上、ズボンと上なんてなくて、
  ワンピースばかり着てたわね」

男(もう良い、もう良いよ女……女の悲しい過去は聞きたくないよ……)

女「? どうしたの?」

男「スカートとかシャツ見に行こう」

女「私、そんなにお金持ってない――」

男「俺が出す」

女「だーめー! このあいだ誕生日でももらって、色々おごってもらってるからだーめー!」
755 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/05/04(月) 01:24:05.39 ID:ifCnPrg0
女「ちょっとだけ、本を見てもいいかしら?」

男「ん? うん、いいよ」


男(大型バイクいいなぁ……
  H○NDAのC○R600RRとか、Y MAHAのFZ1 FA○ERとか、かっこいいな……)

男(ツーリングしてみたいよねー……)

男(女さんを後ろに乗せて、こう、ぎゅっと――)

女「こう?」ぎゅっ

男「!!? いつからいたの!?」

女「ついさっき……バイクの二人乗りなんて、あぶないわよ?」

男「はははは……てか、別にそんなこと考えてないよ」

女「ふーん……残念」

男「あははは……」

男(さっきの、よかったなー、もっかいぎゅってしてくれないかな)

男(……ん? 『残念』?)
756 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/05/04(月) 01:24:41.48 ID:ifCnPrg0
男「そういえばさ、女は何を見てたの?」

女「料理の本」

男「へー」

女「レパートリー増えてた方が、男もうれしいでしょ?」

男「優しさがとても美味しいです」

女「……? それよりも、魚料理と鶏肉料理、どっちが良いかしら?」

男「こんな彼女が居るだけでお腹いっぱいです」

女「もー……」
757 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/05/04(月) 01:24:43.52 ID:ifCnPrg0
男「そういえばさ、女は何を見てたの?」

女「料理の本」

男「へー」

女「レパートリー増えてた方が、男もうれしいでしょ?」

男「優しさがとても美味しいです」

女「……? それよりも、魚料理と鶏肉料理、どっちが良いかしら?」

男「こんな彼女が居るだけでお腹いっぱいです」

女「もー……」
758 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/05/04(月) 01:25:10.20 ID:ifCnPrg0
男「ただいまー」

妹「おかえりなさーい」

女「台所借りるわよ」

男「うん」

妹「お兄ちゃん」

男「うん?」

妹「妻に料理作らせてばかりだと、
  妻にストレスがたまってよくないってテレビで言ってたよ」

男・女「!!?」

男「ば、ばか、何を言うんだ……」

女「そうよ、妹ちゃん……」

女「男もちゃんと料理してくれてるわよ」

男(そこか? 妻は認めるんだな、おい?)カーッ
759 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/05/04(月) 01:25:41.22 ID:ifCnPrg0
女「じゃあ、私は帰るわね」

男「途中まで送るよ」

女「頼もうかしら?」

妹「私も行くー」

男「じゃあ、鍵かけとこうか」

男(そうさ、どうってことないんだ……何も悪いことなんて起こらないんだ……)
760 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/05/04(月) 01:26:17.07 ID:ifCnPrg0
(翌日)
男(どうってことないな、大丈夫、大丈夫、大丈夫……)

女「男? 大丈夫?」

男「まあね」

女「それよりも、英単語テストどうだった?」

男「ん? 20点満点」

女「あら、すごいわね、私は一文間違えたわ、19点よ」

男「俺が女に勝ったのって、これが初めてかな?」

女「そんなことないと思うけど……」

男「この先ずっと連勝しようかな」

女「じゃあ、そうさせないように記録を壊してあげるわ」

男「――!!」

男生徒『壊してやんぜー?』

男「……」

男生徒『コワシテヤンゼー? コワシテヤンゼー? コワシテヤンゼー?』

男(……やっぱり、油断できない……!)
761 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/05/04(月) 01:26:52.92 ID:ifCnPrg0
(放課後)
女生徒「――最近女さん機嫌よくてねー」

男「ん? 女生徒さん……まだ帰ってなかったんだ」

女「えーそうなんだー。へー納得ー。うん、うん……」

男「立ち聞きしてるみたいじゃないか……早く行こう」

女生徒「あはははは、言えてる言えてるー。うん、おかげで気兼ねなく宿題聞けるもん。
    男さまさまだねぇー」

男「え? 俺……?」

女生徒「えー友達? 何それ冗談きっついよぉー。
    女さんには宿題教えてもらってるけどぉ、あんなネクラ、友達なわけないじゃん」

男「……」

女生徒「あはははは、分かったぁ。うん、行く行くー。
    はぁ? ゴムくらい自分で用意してよねー」

男(影でこんなことを言う人だったんだ、女が友達と思ってた人間は……。
  許せない……許せないけど……女はどう思う……?)
762 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/05/04(月) 01:27:31.18 ID:ifCnPrg0
女生徒「ふぅ……って、あれぇ、男じゃない。どうしたのぉ、こんな時間までぇ?」

男「……鞄を取りに来ただけだけど」

女生徒「こんな時間まで残ってるなんてぇ……男も大変だよねぇ」

男「ううん、大したことはないよ」

女生徒「女さんと付き合ってるんでしょー?
    いつまでたっても付き合わないから、ちょっと心配してたんだよねー」

男「まあ、夏休みはじまるくらいにね」

女生徒「恋人らしいことの一つでもしないと、
    女の子はすぐ傷ついちゃうから気をつけてねー」

男「気をつけるよ」

女生徒「男の人って恋すると女の子を信用する生き物だけどぉ、
    女の子は恋しても男の人を疑うからぁ、浮気とかしてもすぐばれちゃうよー」

男「浮気なんてそんな……」

女生徒「女さんスタイルいいもんねー。
    体育の着替えの時、女さんって贅肉がない綺麗な体してるの見ちゃったー。
    顔もいいもんねー」

男「そうだね……(あまり、長いこと話していたくないな……)」

女生徒「夏の体育の授業の写真を見たら、芸能界からスカウトされるかもねー。
    あ、知ってるー? 女さんの肩甲骨の下に、ホクロがあるんだよー」

男「知ってるよ」

女生徒「……ふーん?」

男(……しまった……温泉で見たやつ、うっかり……)

……
763 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/05/04(月) 01:28:00.28 ID:ifCnPrg0
……
女生徒「先生に頼まれごとされたんでしょー?」

男「うん、すぐにすむ用事だったけどね」

女生徒「ふぅん、先生ぇに頼まれたら何でもやっちゃうもんねぇ、男は優しいねぇ。
    あたしが頼み事しても、聞いてくれちゃったりしてぇ」

男「どうだろう、俺は雑用係じゃないから」

女生徒「えー、私と付き合って、って言ったら付き合うかなぁ?」

男「悪いんだけど、それはできない、ごめんね」

女生徒「えー、ちょっと残念だなぁ。
    それじゃあ『さっきのこと女さんに言わないで』って言ったら、聞いてくれる?」

男「!? ……さっきって、何?」

女生徒「とぼけるんだぁ、別にいいけどぉ。
    あ、男ー、私のロッカーに女さんの着替えの盗撮写真があるの知ってるー?」

男「な……(ホクロ……まさか! 女生徒さんの出席番号は――)」

――ガチャ

男「な、何も入ってない――」

――シャララーン☆

女生徒「はい現行犯ー。奴隷ゲットぉ」

男「じょ、女生徒さん……(何なんだよ、この女……)」

女生徒「あははははは、男って命令に従順な、イヌそのものよねぇ、あっははははははは!!
    どう躾けてあげようかー?」

女生徒「男って正直タイプなんだよね。今の彼も飽きてきたしー、どうしよっかなぁ」

男(骨の芯から、ぞくっとした……。女生徒さんは咄嗟にこんなことを思いつける……
  怖い……)
764 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/05/04(月) 01:28:29.63 ID:ifCnPrg0
(男宅)
男「……最悪だ……」


女生徒『明日から女さんと会っていいのは休み時間だけ、昼休みは駄目よー』

男『ふざけないでくれっ、なんでそんなこと――』

女生徒『あんた、頭悪いんだぁ、今すぐにでもさっきの写真、回しちゃうよ?』

男『……』

女生徒『男があまり女さんと話さないで機嫌損ねられたら色々できなくなっちゃうし、
    話ができるだけありがたいと思ってねー、あははははは』


妹「お兄ちゃん、ご飯食べないの?」

男「……ああ、全部食べていいよ。好きでしょ、カニカマチャーハン」

妹「……女お姉ちゃんが居ないから、寂しい」

男「仕方ないよ、女だっていつも暇じゃないんだ」

妹「いつも来てたもん」

男「たまたまだよ」

妹「……お兄ちゃん、今日、何だか変だよ……」

男「……え……?」

男「……そう……少し、休もうかな……」
765 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/05/04(月) 01:29:06.07 ID:ifCnPrg0
今日はここまでです
今回は趣味と言うか、知ったかぶったのが浮き彫り(バイクのあたり)
カウル? ついてるバイクの方が好きで、エンジンとかマフラーの種類も知らない素人でスマソ;

DELLで安くていいやつ買おうかね
766 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/05/04(月) 01:32:12.77 ID:zaZRAEwo
乙っした
767 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/05/04(月) 01:37:45.21 ID:ifCnPrg0
>>749
女生徒「なぁに? 私が犯される描写、読んでみたいってわけぇ?
    返事しだいじゃ書くかもよぉ? 作者、結構単純みたいだしぃー?」
768 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/05/04(月) 01:40:41.83 ID:zaZRAEwo
>>767
あ、まぁお前じゃなくて…

いやむしろお前は犯さr(ry
769 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/05/04(月) 01:46:19.34 ID:ifCnPrg0
女生徒「ひっどぉーい、ここ、こんなにしちゃってるくせにぃ♪
    お前じゃなくて、ってことは、女さんとか女友ちゃんが好みなんだぁ?
    それとも、ふくよかな久女ちゃん? 女王型の鞍井ちゃん?」

女生徒「でもぉ、そんなえっちな人はちょっとイヤかも、とか言ってー☆」
770 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/05/04(月) 01:48:33.53 ID:zaZRAEwo

  <⌒/ヽ-、___
/<_/____/
771 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/05/04(月) 03:30:35.51 ID:oRptYG2o
   / ̄ ̄\
 /ノ( _ノ 男\
 |,'⌒ (( ●)(●) 
 |     (__人__)
 |     ` ⌒´ノ ,rっっ                    ,
/"⌒ヽ   ソ,ノ .i゙)' 'ィ´                `    ,. ____
      ゙ヾ ,,/ { ) 丿             ,  ゜;,/⌒ 男生徒u:::\ 。
 ィ≒    `\ /'ニ7´     スパァァ────/(◯.;); :::::、;(;.◯));:'::::ヽ‐─────‐‐ ン
/^ヾ      \ ./              ゚ ;i`、 ⌒:(__人__) ⌒:::::;;,´:::|   .
   }      __\___ ___   ____´_;;{   ;` j|r┬-|:;〉::,,゚, 。;;:;;|
   )ンィ⌒ ̄" ̄ ̄ ̄  ̄ ̄  ̄ ̄ ̄  ̄ ̄  ̄ ̄ニ≡┴‐ー-,==ー--ァ人て゜ ゚;:,::|: ゜ .
   ノ/             ≡''        ;;;;(( 三iiii_iiiiiii)))))て,,;;/  。  ;
   ヾ         _____=≒=ー────;‐‐ ̄/i'只 ̄/ ̄|Y‐-<` `
    \、   ー ィ⌒ ̄            //   > |≡| / <〃  ヽ
772 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/05/04(月) 09:41:47.50 ID:mKTQjwDO
女生徒調教でお願いします
773 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/05/04(月) 13:48:33.45 ID:ifCnPrg0
>>763
ごめん、補足。
シャララーン☆は携帯のカメラです

また近々投下します

>>771
男生徒「う……うわあああぁぁぁぁぁぁぁん!!!」
あ、ぜってー言わない……

>>772
女生徒「えー、むしろ>>772を調教してあげるぅ♪」
774 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/05/05(火) 05:45:42.09 ID:cJlQ7wDO
>>773
ダメーーー!!!
女生徒が調教されるのは最早決定事項です!
定説です!
775 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/05/07(木) 10:32:29.14 ID:ylY986DO
[らめぇぇっ!]
776 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/05/07(木) 11:17:01.39 ID:ylY986DO
[禁則事項です]
777 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/05/07(木) 11:18:01.35 ID:ylY986DO
777
778 :@大ダイサギシラサギ :2009/05/11(月) 02:34:26.35 ID:xMkSaMAO
ご無沙汰です
>>546の続きから書きます
邪魔だったら失せます

@乙サイド
キレイめ男「最近ずっと合ってないな」
乙「ええ、あなたが女たらしと気付きましたから」
キレイめ男「……バレてたか」
乙「もう嫌なんです、さようなら」
キレイめ男「じゃあさ、最後にやらせてくれよ?」
乙「……寄らないでください」
キレイめ男「……ちっ、じゃあな」

乙「……また、次があります」
乙「……これで、7人目」
乙「……初めては……もっと良い片でないと……」
乙「それにしても、あんなことをしたのに、まだやってないなんて……」
乙「男さんはどう思うでしょうか?」
779 :@大 ◆R5D.53zDuI :2009/05/11(月) 02:35:49.94 ID:xMkSaMAO
@男アパート
男「じゃあ、しっかり休めよ」
女「うん」
男「じゃ、俺も寝るわ」
女「あの――」
男「ん?」
女(明日のこと、覚えてないのかな……)
女「……ごちそうさま」
男「おう、女にはかなわないけどな」
女「ううん、すごく美味しかった……あ、じゃあね」
男「おう」

男「そういや明日、何かあったよな、何だっけか」
男「まあ、思い出すだろ」
780 : ◆R5D.53zDuI [sage]:2009/05/11(月) 02:35:57.01 ID:9Qiw17Uo
てすと
781 :@大 ◆UujxJWe7Fc :2009/05/11(月) 02:38:04.93 ID:xMkSaMAO
あ、酉……
一応変えますね。初っぱなから何やってんだ……

@男部屋
男「腹へったな……何かないか?」
男「……ないな……」
男「コンビニ行くか……あ、しまった、金ないや……」
男「……ATMも閉まってるな」
男「……明日まで待とう……幸い飴がある」

男「課題やるか……えっと、ホスピタルイズうんたらかんたら」

男「語法は仮定法だろ……」

男「……zzZZZ」
782 :@大 ◆UujxJWe7Fc :2009/05/11(月) 02:39:09.59 ID:xMkSaMAO
@女アパート前
女「あ」
男「……おう」
女「これからお出かけ?」
男「……いや、今日って再検査だろ」
女「! 覚えてたんだ」
男「当たり前だ、今から行くんだろ? ほれ、行くぞ」
女「うん」
男(英語の課題が病院ネタで良かった……)
女(……? 男、疲れてる? フラフラしてるよ……?)
783 :@大 ◆UujxJWe7Fc :2009/05/11(月) 02:41:02.14 ID:xMkSaMAO
@病院
医「うん、どの値も正常だね」
男「……はい」
女「じゃあ、もう健康ってことですか?」
医「ええ、検査結果も正常でしたし、妊娠の可能性も細菌の可能性もありませんでしたから」
女「よかったー……」

女「支払いも済んだよ、ご飯食べに行こうか?」
男「……」
女「……男?」
男「……」
――ぱたっ
784 :@大 ◆UujxJWe7Fc [sage]:2009/05/11(月) 02:42:20.91 ID:xMkSaMAO
@どこか
男「きっとバチがあたったんだろーな……」
男「頭がピリピリする……」
男「……このままずっと寝てようかな……」
男「……」

乙「男さん、お粥食べますか?」
男「乙……おう、食べようかな……」
乙「はい、あーん」
男「やっぱり寝るわ」
乙「そんなワガママ言う子にはおしおきです」
男「おしおきって――んむ」

男「口移しでお粥食わすなよ……」
乙「食べないと元気になれませんよ」
乙「身体も、ココも」
男「わっ、触るな淫乱お嬢め!!」
乙「こういうの、お嫌いでしたか……? うふふふふ」
男「……疲れてるのかなぁ……」
785 :@大 ◆UujxJWe7Fc [sage]:2009/05/11(月) 02:43:02.04 ID:xMkSaMAO
@どこか
男「……俺は乙をどう見てるんだ……」
男「……何だか、乙は……可愛いし、尽くしてくれるし……」
男「正直嬉しいけど……」
男「……こんな夢にまでもあんな役でしかみてないんだよな……」
男「……あれ? 乙の他にも、誰か女の子いたな……」
男「他1とか、他2か……」
男「学校の医務室の人? 先輩……?」
男「……思い出さないくらい、もうどうでも良い人に違いないな」
786 :@大 ◆UujxJWe7Fc :2009/05/11(月) 02:46:44.90 ID:xMkSaMAO
@診察室
医「あ、起きましたね」
男「……病院、か……」
医「ええ、多分疲れだと思うのですが……心当たりありますか?」
男「……飯」
医「……は?」
男「飯、食ってないっす……」
女「びっくりしたぁ……」
男「……すまん」
医「とにかく、大事に至らずに済んで何よりだよ……」
787 :@大 ◆UujxJWe7Fc :2009/05/11(月) 02:47:38.99 ID:xMkSaMAO
@中華料理店
女「ごめん、お金返すの忘れてたから……」
男「しゃーないって……」
女「お詫びに何か奢るね」
男「……無理すんなって……」
女「お礼くらいさせて? ね?」
男「……おう……じゃあ、えっと……ラーメ――」
女「一番安いのは禁止ね」
女「贅沢しても良いのに」
男「……チャーシューメン」
女「えへへへ」


一度様子見
放置すいません
788 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/05/11(月) 17:21:33.40 ID:kqEaJYAO
キタ―――( ゜∀ ゜)――
待ってたよ〜
789 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/05/11(月) 17:27:01.51 ID:GtZ6dQUo
朝起きたら更新されてるのを見つけ
学校から帰ってようやく読めた

待ってたぞー
790 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/05/17(日) 00:14:54.06 ID:U8datOo0
しばらく忙しくて書き込みもできなかった、スマソ;
また詳細を話すつもりだけど、近々更新するつもりだから、
本当に申し訳ないけどもうちょっと待っていただけると嬉しい;

>>778-787
大学の方、乙です
また続きを読めてうれしいですwwwwww
791 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/05/17(日) 00:16:47.70 ID:krx6ofYo
おk
待ってるぜ
792 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/05/17(日) 00:48:40.58 ID:giArh7so
wwktkして待ってるよ
793 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/05/17(日) 00:49:14.18 ID:giArh7so
wwktkして待ってるよ
794 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/05/17(日) 00:54:06.88 ID:giArh7so
wwktkして待ってるよ
795 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/05/17(日) 01:40:45.42 ID:B5TszcAO
どんだけwktkしてんだよww
796 :元祖 ◆o6.hSxpXNU :2009/05/17(日) 02:06:43.88 ID:U8datOoo
きりのいいところだけ投下しておきます
>>764からの続き

(翌日 学校)
女「男、移動教室変更だって」

男「そうなんだ」

女「第1理科室の空調が壊れたみたいで、今日は第2理科室らしいわ」

男「そう、じゃあいっしょに――」

男「……」

女「どうかしたの?」

男「いや、何でもないよ……ごめん、先に行ってて、トイレに寄ってから行くよ」

女「そう?」


女生徒「覚えててくれたんだー、私ぃ、嬉しいかも」

男「……」

女生徒「誰もいない教室って、何か……イイよね?」

男「俺はあまり好きじゃないな……やっぱり、久女さんや鞍井さん、男友や……
  ……女が居ないと、俺はつまらないと思う」

女生徒「……たとえば、女の子がエッチしようって誘ってきた時、
    男は誰かいる教室で、他人に見られながらしたいのぉ?」

男「……そういうことしか考えてないの?」

女生徒「……ばぁーか、純情な女の子ほど、好きな男の子と身体を重ねることに、
    特別な感情や欲望があるんだよ? 馬鹿にしちゃってもいいのぉ?」

男(……よく、分からない……)
797 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/05/17(日) 02:07:41.79 ID:U8datOo0
(放課後)
男「ごめん、ちょっと今日は一緒に帰れないんだ……先に帰ってて」

女「そうなの……先生の用事?」

男「いや……ちょっと、言いづらいんだ」

女「そう……じゃあ、気をつけて帰ってね、また明日」

男(どこで見てるか分からないから、迂闊に動かない方が良いのかもしれない……)


(ブーブーブー)
男「メールだ……!!」

女生徒『今、大丈夫?vvv』

男「……電話して、って意味だよね……?」

(プルルルル・・・プルル――)
女生徒『はぁーい、こんばんはー。夕方、駅前まで来れるかなぁー?』
798 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/05/17(日) 02:08:07.68 ID:U8datOo0
女生徒「男ぉ、こっちこっち」

男「……待たせたね」

女生徒「女の子を待たせちゃいけないぞぉ。
    まあ、急に頼んじゃったから、別に怒ってはないんだけどぉ」

男「……何の用?」

女生徒「ううん、用じゃないよぉ、ただ一緒に晩ご飯食べたいと思っただけぇ」

男「……は?」

女生徒「どうせまともに女さんとデートもしたことないんでしょー?
    あたしが付き合ってあげるぅ」

男「……おれは――」

女生徒「ほら、はーやくぅ!」

男「ちょっ」
799 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/05/17(日) 02:09:08.57 ID:U8datOo0
(某レストラン)
女生徒「ほぉらぁ、男も頼まないとぉ」

男「え……あ、うん……じゃあ、ツナオムライスお願いします」

ウェイター「かしこまりました」


女生徒「これねぇ、コラーゲンたっぷりなんだってぇ。
    見た目もマジ可愛いよねぇ」

男「……いや、よく分からない……」

女生徒「ツナもDHAとかEPAいっぱいで健康にいいんだってねぇ。
    体に気をつかってるんだぁ?」

男「そういうわけじゃないよ(安かっただけだよ)」

女生徒「ねえ男ぉ、女さんのどこが良かったの?」

男「……女は俺をちゃんと理解しようとしてくれる。
  まだ、なにもしてないよ」

女生徒「ふぅん……もう寝たの?」

男「……はぁ?」

女生徒「とぼけちゃってぇ……もうエッチしたの?」

男「!? 怒るぞ――」

女生徒「何怒ってんの? 恋人同士なら別におかしいことじゃないじゃん。
    それとも形だけの恋愛で付き合ってるわけ? そんなのサイテーじゃない」

男「……?」
800 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/05/17(日) 02:16:12.23 ID:U8datOo0
女生徒「はぁ、美味しかったぁ。また時間があったら来ようね、男ぉ?」

男「……お前は俺に何をしたいの?」

女生徒「さぁね、躾けてあたしのいいなりにしたいのかもねぇ」

男「……お願いだ、女を傷つけるようなことだけは絶対にしないでくれ……」

女生徒「態度と頼み方次第じゃなぁい?」

男「……」

女生徒「あははははは、そんなに不安な顔しないでよ、惚れさせたいのぉ?
    ……はぁ……男ぉ、また明日学校でね。楽しみにしてるからねぇ」

男「……」

女生徒「……あ、そうだ、男ぉ……
    誤解してるみたいだけど、エッチ、イコール最低じゃないからね?」

男「……」

女生徒「まあ、女性イコール、性処理って考えてる人間もいるけどねー」
801 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/05/17(日) 02:16:54.00 ID:GglDBrso
女生徒[ピーーー]ばいいのに
802 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/05/17(日) 02:17:45.77 ID:U8datOo0
(帰宅)
妹「あ、お兄ちゃん。ご飯も作らないでどこに……」

男「……ごめんね、ほら、お詫びに商店街のコロッケ買ってきたから……」

妹「……」

男「……妹、ゲーム、しようか。最近あまり遊んでやれなかったから……」

妹「ううん、私今日は疲れちゃった。お兄ちゃんも今日は早く寝よう?」

男「……そう? そうだね、ちょっと俺も……疲れたかな……」トントントン・・・


妹「……やっぱり、お兄ちゃん……変だよ……」
803 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/05/17(日) 02:19:36.97 ID:U8datOo0
男生徒「女生徒」

女生徒「ん?」

男生徒「ほら、これやるよ」

女生徒「何? 香水?」

男生徒「そう、お前に何か買ってやるの、久々だしな、良いやつ買ってきたんだ」

女生徒「ふーん……まあ、ありがとう
    このあと泊まってけ、とかないよねぇ?」

男生徒「ねーよ、単純にプレゼントしてやったんだから、喜べよ」

女生徒「なら良いけどー」

男生徒「そういや、男の彼女って同じクラスの鞍井だったんだな」

女生徒「はぁ? 違うよ、別の子」
804 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/05/17(日) 02:20:04.50 ID:U8datOo0
男生徒「……やっぱりお前、しらばくれてたな?」

女生徒「……! な、何のこと?
    私は、別のクラスの男と付き合ってるから、鞍井さんは違うって言っただけで」

男生徒「あれ、知らねーんだ? 鞍井は別のクラスの男子と付き合ってるんじゃねぇ……
    別の学校の奴と付き合ってんだよ」

女生徒「……!」

男生徒「お前、やっぱり俺を避けてるな……?
    どういう了見か聞かせてもらおうじゃねーか……」

女生徒「……」
805 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/05/17(日) 02:23:36.79 ID:krx6ofYo
何故かwwktkしてる俺がいる
806 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/05/17(日) 02:24:04.36 ID:U8datOo0
今日はここまでです
今後はいろんな意味でどん底へ陥れたいと考えてます

また投下します、では

>>801
女生徒「……」gkbrgkbr
807 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/05/17(日) 02:25:22.77 ID:krx6ofYo
おつん
808 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/05/17(日) 02:25:55.87 ID:GglDBrso
809 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/05/17(日) 07:18:16.05 ID:Ku3AlEDO
乙!
女生徒の調教はあるのでしょうか?
810 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/05/17(日) 23:59:19.50 ID:F5CR5Ao0
一緒に居るとこ見られたらどーすんのさ
811 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv [sage]:2009/05/20(水) 17:26:24.31 ID:9RaHOjEo
鬱だ…
812 :元祖 ◆o6.hSxpXNU :2009/05/21(木) 13:47:24.32 ID:m9AsjIco
>>804の続きから

(翌日)
男「……今日は女生徒さん来てないんだな……」

女「男、今大丈夫かしら?」

男「まあ……どうしたの?」

女「ううん……今日はその――」

男「ん?」

女「い、一緒に帰ろうかしら、とか思ったわけで……」

男(女さんの監視もないから、大丈夫だろ)

男「うん、いいよ、かえろうか」


男(でも二日一緒に帰ってないだけで不安になるなんて……ちょっと可愛いかも……)
813 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/05/21(木) 13:48:02.56 ID:m9AsjIco
(男生徒 教室)
グルA「男生徒、今日は遅刻ギリじゃねーか、寝坊かー?」

男生徒「ちげーよ、実験だよ」

グルA「実験?」

男生徒「ああ、縛るのって結構難しいんだな」

グルA「ああ……そういうことか」

男生徒「ロウソクもなかなかだったけど、片手しか使えなくなるのが厳しいな」

グルA「は、はぁ……以外とやるんだな、お前……」

男生徒「まあ、たまってた分吐き出したら、一晩でそうとうヤったな……」

グルB「そういや、彼女来てねーな」

男生徒「まーな……家でダウンしてんじゃねーの?」
814 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/05/21(木) 13:48:16.44 ID:m9AsjIco
(放課後)
男「じゃあ、帰ろうか」

女「ええ……帰り、本屋に寄ってもらってもいいかしら?」

男「良いよ、何か買うの?」

女「ええ、ちょっと……服がほしいなー、なんて……」

男「……本屋には売ってないんじゃないかなぁ……」

女「ふぁ、ファッション誌!! 分かってるわよ、もー……」

男「あ、ああ、そういうことか……」
815 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/05/21(木) 13:48:39.26 ID:m9AsjIco
(放課後 久女、鞍井サイド)
鞍井「今度の冬はは可愛いコート買うんだー」

久女「今年来てたやつは? チェック柄可愛かったよ?」

鞍井「あれはお姉のお下がり」

久女「えー、嘘だー」

鞍井「本当だって――あれ?」

久女「ん? どうしたの? あ、女生徒ちゃん」

鞍井「今日学校に来てたっけ?」

久女「え? あ、来てないよね?」

鞍井「……何か、具合悪そう?」

久女「うーん……女生徒ちゃん!」


鞍井「え? あれ、なんで走って行っちゃったの?」

久女「さ、さあ……?」
816 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/05/21(木) 13:48:50.13 ID:m9AsjIco
(本屋)
男「こっちの本屋はあまり来ないけど……品揃えはいいんだよね」

女「……」じー

男「……」

男(邪魔しないようにどっか行ってようかな)


男「『よく当たる深層心理テスト』……目の前に湖があります、その深さはどのくらい?」

男「目の前にスパゲッティーがあります
  どのくらいの時間かけて平らげたら満足しますか?」

男「お皿にリンゴが乗っています
  何個お皿の上に乗っていますか?」

……
817 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/05/21(木) 13:49:00.43 ID:m9AsjIco
男「湖は、と……30m……結果は……
  『あなたのH度、深いほどHです』……深いのかな……?」

男「スパゲッティーは……30分くらいだけど……
  『満足するキスの長さ』……いや、うん……」カーッ

男「リンゴは……一個とウサギに切った一個って考えたけど……
  『結婚するまでに付き合う異性の人数』……一人と数人ってことかな?」

女「男?」

男「おうっ!? もう良いの!?」

女「え、ま、まあ……何焦ってるの?」

男「いや、うん……早くしないと、今日は魚が安い日だったような、なんて――」

女「!? 急ぎましょう!!」

男「あ、うん……」
818 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/05/21(木) 13:49:09.79 ID:m9AsjIco
男生徒「いやー、そんな男とは別れちまえって、学生生活短いぜ?」

男生徒「はははっ、まあ経験はないわけじゃねーけどな」

男生徒「今度の金曜日、飯食いに行こうか? 大丈夫、バイトしてて俺金持ちなんだぜ?」

男生徒「遠慮すんなって、おごってやるよ」

男生徒「そうか? まあ割り勘にするけど……ああ、相談位いつでも」

男生徒「良いよ良いよ、そんなに気にすんなって……いいよ、喫茶店でも」

男生徒「じゃあね、『女友ちゃん』?」


グルA「獲物って女友だったのか?」

男生徒「いや、ただの前置きにすぎねーよ……急がば回れってやつさ」

グルA「ふーん……あ、そうだ、男生徒にもらった金でいい服買えたぜ、サンキュー」

男生徒「よかったな、3組の奴だっけ? タゲ」

グルA「おう、いい感じなんだよ、マジサンキューな」

男生徒「おう……」
819 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/05/21(木) 13:49:20.28 ID:m9AsjIco
(男宅 男部屋)
男「メールだ」カチカチカチ

女『今日はありがとう(^^*
  また今度どこかへ行こうね(^^//
  最近どうしたの? 忙しい?』

男『用事が多くて、女と会えなかったんだ。
  本当にごめん』

(ブーブーブー)
男「……返信来た」

女『仕方ないと思う。怒ってないから安心して(^^
  明日は大丈夫?』

男「……でも、何か……カツアゲとか、犯罪をしろって言われてるわけじゃない……
  もしかしたら、女生徒さんは軽い冗談を言ってるのかもしれない……」

男「……大丈夫なのかな……?」

男『もちろん。ウチに来たらいいよ^^』

男「写真撮ったのに、あまり脅してこないんだよね……どういうつもりなんだろう
  休んでるからかけてきてないだけかもしれないけど……」
820 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/05/21(木) 13:49:30.31 ID:m9AsjIco
(金曜日)
男(あ、女生徒さんだ……変な立場だけど、ちょっと心配してたんだ)

男「おはよう」

女生徒「……なぁに? 私に気でもあるのぉ?」

男「そういうわけじゃない、けど……心配したんだ、それだけ」

女生徒「ふぅん……」

女「あ、女生徒さん、おはよう」

女生徒「おはよう、女さんは傷一つなくて良いよねぇ」

男・女「……?」

女生徒「……ああ、男ぉ、忘れてないよねぇ? 私、本気だよ?」

男「……」

女「え? 何のこと?」

女生徒「何でもないよぉ、女さん……それよりも、今日提出の課題とか、あるかなぁ?」

男「……」ガタン!!

女「え?」
821 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/05/21(木) 13:49:39.12 ID:m9AsjIco
鞍井「駅前の喫茶店、季節限定の――」ドンッ

久女「痛っ!? あれ、男君?」

男「ごめん……」

鞍井「あ、ちょっ……くーちゃん、大丈夫?」

久女「あ、まあ……」


女「男、どうしたのかしら?」

女生徒「……オトコノコってそんなもんだよぉ
    乱暴で野蛮で、ガサツで……」

女「そうなのかしら(男の乱暴なんて想像できないけど)……?」

女生徒「……(あ、今男のことを草食動物とか思ってるな)」
822 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/05/21(木) 13:49:47.61 ID:m9AsjIco
男「……なんでこんなことになってるんだ……」

男友「よお、こんなところでどうした?」

男「男友……何か用?」

男友「……おー、こえー……つめてーな、どうしたんだよ?」

男「……いや、何でもないよ」

男友「……んまー、いいけどさ……なー、男ー……」

男「何?」

男友「……別にさ、寂しいとかそんなんじゃねーでどさ……
   最近さ、女友が冷たいんだ……俺何かしたかね……?」

男「……いや、他人の俺ですら思い当たる節でいっぱいなんだけど?」

男友「……まあ、そうだよなー……潮時かな……」

男「……男友らしくないね」

男友「んにゃ、俺だってそういうときはあるさ」
823 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/05/21(木) 13:50:05.24 ID:m9AsjIco
女「先に図書館の用事を済ませてくるわ」

男「うん、じゃあ終わったらすぐ行くよ」

女「ええ」

女生徒「……」

男「! ……女、先に行ってて」

女「ええ」


女生徒「男ぉ、約束破るんだねー……?」

男「……女を傷つけたくない……」

女生徒「……じゃあ、条件付きで許してあげるぅ。今日、男の家で遊ぶんでしょぉ?
    その時に――」

男「!? 何を言ってるんだ……」

女生徒「できないのぉ? 臆病者の男じゃ、仕方ないよねぇー?」

男「……」

女生徒「ふふん、まあ……恋愛と勘違いしているケースも、よくあることだからさぁ……
    すこし考えてもいいと思うんだけどなぁー? ね、男?」

男「……」
824 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/05/21(木) 13:50:19.68 ID:m9AsjIco
(帰り道)
男「……」

女「男、具合でも悪いの?」

男「いや、そうじゃないよ、大丈夫」

女「そう……?」


女生徒『もしかして男ってED? それとも本当はその気ないのぉ?』

男『そんなわけ――』

女生徒『あたしが言うのもなんだけどぉ、女さんがこの前相談しに来たよぉ
    男がエッチしてくれないって悩んでたよぉー?』

男『!?』

女生徒『それとも、ゴム買うのも恥ずかしいとか?
    ならこれあげるから、うやむやにしない方が良いよぉ?』

男『な……』

女生徒『ああ、そうだ、あたしの家、アドレス帳に入ってるから、困ったらおいでぇ。
    じゃあ、まったねー』

男「……」
825 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/05/21(木) 13:50:27.40 ID:m9AsjIco
男「……女、さ……」

女「何?」

男「最近、何か悩んでるんだって? 女生徒さんから聞いたけど」

女「悩み……? ……ええ、悩みとかじゃないけど、でも……男には話せないわ」

男「……。……そう……(女生徒さんが言っていたことは……本当……?)」

女(男性が喜びそうなプレゼント聞いてただけだけど……旅行のお返しに)
826 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/05/21(木) 13:50:38.68 ID:m9AsjIco
(男宅)
妹「あ、お帰り……あ、女お姉さん」

女「久しぶり、妹ちゃん」

男「これから出かけるの?」

妹「お泊り会だよ、お兄ちゃん疲れてたみたいだから言い損ねちゃったけど。
  女お姉さん来るんだったら、日にち考えればよかったー……」

女「また来るからその時でもいいじゃない、妹ちゃん」

妹「本当?」

女「ええ、本当よ」

妹「女お姉さん大好き! じゃあ、行ってくるねお兄ちゃん」

男「ああ、うん。気をつけてね」


女「それでね、男――」

女「化学の小テストなんだけど――」

女「来週から、課題テスト再開ね――」

……
827 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/05/21(木) 13:50:47.00 ID:m9AsjIco
(男生徒サイド)
男生徒「そりゃひでぇな、考えられない」

女生徒「あ、でも――」

男生徒「女友ちゃんはかわいそうだな、一方的じゃん」

女友「そうでもないと思う、けど……」

男生徒「俺は女生徒にそんな風なことさせないけどなー」

女友「……」

男生徒「早めに踏ん切りつけておかねーと、女友ちゃんが損するんだぜ?」

女友「今は研渦中と言うか、仲が悪いだけで……別れるとかは……」

女友「……ない、よ……」

男生徒(結構手ごわいが……落とせるか?)
828 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/05/21(木) 13:50:57.56 ID:m9AsjIco
男生徒「そういえばさ、男とその彼女? っているじゃん?
    あれもそろそろダメだな」

女友「!?」

男生徒「男が彼女を考えなさすぎだな、何だか女友ちゃんと男友みたいだな」

女友「そんなことない!
   二人は不器用なだけで、ちゃんと男くんも女さんをフォローしてるよ!!」

男生徒「おっと(触れたらまずいことだったか?)」

女友「……ごめんなさい、今日はもう、帰ります」

男生徒「悪いね、気に障ったかな……」

女友「ううん……女ちゃんは寂しがりだけど、
   男くんはちゃんとそれをフォローできる器があると思う」

女友「いま、男くんは頑張って伸ばしてるってことは、誤解しないで」

男生徒「……分かった、覚えておこう」


男生徒「ふーん、『寂しがり屋』か……女生徒みたいなタイプか
    あいつは中学から知ってるが、あいつも寂しがり屋で、すぐ落とせたからな」

男生徒「……ふっ、余裕だな、こりゃ!」
829 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/05/21(木) 13:51:06.79 ID:m9AsjIco
(男宅)

……
女「――男、聞いてるの?」

男「え? うん……」

女「……男、やっぱり変よ……病院、一緒に行った方が良いかしら?」

男「……本当に、大丈夫、だから……」

女「……」

男「……」

女「……私にも、言えないことなの?」

男「いや、ちがう……ちょっと、気持ちが悪いだけだよ……何、しようか――」

女生徒『臆病者』

男「……ごめん、やっぱり、きょうは……寝るよ」

女「……そう……一人の方が良い? だったら、明日のご飯作りに、明日は行くわよ?」

男「……いや、いいよ……すぐに治して、俺が会いに行くよ」

女「……そう?」


男(今のおれじゃ……迷惑しかかけられないから、ちゃんともやもや晴らしてからね……)
830 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/05/21(木) 13:51:16.00 ID:m9AsjIco
『……ガキねぇ……』
『臆病なんだぁ』
『女の子はすぐ傷ついちゃう』
『困ったらおいでぇ』

『本当に、女さんの恋人なんだよねぇ?』

男「……しばらく……本気で考えるよ……ごめん、女……」
831 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/05/21(木) 13:51:26.04 ID:m9AsjIco
今日はここまでです
険悪コンボで最悪ですが、話の流れとしては良い感じで進んでいます
多分、胸糞悪いとはお思いでしょうけれども……

それと、しばらくパソコンに触れなかった理由(言い訳?)を
じつは先日、健康診断で検尿に引っ掛かってしまいまして;
検査と言いますか、いろいろありまして……
幸い健康に障りはなかったので安心ですが;

前日に自家発電してたんじゃねーの? と言う方へ
 それは絶対ないです、ごかいです;


では、また後日。
832 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv [sage]:2009/05/21(木) 15:16:37.24 ID:bZe1LQ6o







なんだ自家発電じゃないのか
833 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/21(木) 18:01:42.91 ID:WCuAh.20
834 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv [sage]:2009/05/21(木) 19:11:14.61 ID:BxKYEQDO
835 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv [sage]:2009/05/21(木) 23:27:49.32 ID:OrvW58Uo

                              .. /⌒i       /`l _   ,、
                            _,,..、 .|  / ,..-、 ,、.   l  |/ 〉 .〈 .|  ,.-、
                             l   l | /´ l,、_ノ ,l |  l  |レ' _,,」 .`'´   〉
                            |  i' '´_,,、   ,! L.-ヾ=,'  l、_,.. 、 「Zノ
                             .|  し''´ 」 _,.-'´  _, - '_´     ゙l_,〉
                            .|  ,,.-''´ (_,.- '´| L-'´ _)
                             | .|     ,.-'´  ,.-'" 
                            ..l、_ノ    {,.- '´| | 
                                      |,i 
                 __               
              ,r'´´    \           
            / 男子生徒 \          
       ニ― ,.γ ̄ ̄ヽーノ    ゝ ヽ 
    :,三ー三:,三  _ γ´`ヽ;;   (○) `i        
 ̄ ̄ ̄´   ´    ,  ゙̄i-γ!、 ;;;;;ゝ__)   |        
  俺の手     /"i |...  l   )ilil|・ ・,‘ ;ζ。∴
          _ _lゝ'J‐ー ,.{  ゞ__) ;;;;:;;∵;∴+〜+
 ------ーー;    {`'‐‐-rj   ー  人         
      ==゛'‐rー'‐--ッ        ヽ        
836 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv [sage]:2009/05/22(金) 02:12:11.37 ID:O78KlMAO
wktk
wktk
wktk
837 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/23(土) 03:00:49.35 ID:EgUVmwAO
そうか、元祖のお腹にはもう一つの命が・・・
838 :味醂 ◆MIRIN5qsMs [sage]:2009/05/27(水) 18:44:07.85 ID:lDotPYIo
  、  ∩
( ゚∀゚)彡
  ⊂彡 期待
839 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv [sage]:2009/05/28(木) 00:44:10.41 ID:k4sIUS.0
wwktk
840 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv [sage]:2009/06/02(火) 22:57:18.85 ID:AuylLfMo
何気に女生徒って早くからでてたのな
841 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv [sage]:2009/06/03(水) 23:01:32.67 ID:hkLe/5Io
 | _∧    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | ω・) < 誰もいない
 |  /    \ぬるぽするなら今のうち
 |  ̄ゝ      ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


    (V)∧_∧(V)
    ヽ(・ω・)ノ  ぬるぽぬるぽ
     /  /
 ...........ノ ̄ゝ


           (V)∧_∧(V)
             ヽ(   )ノ  ぬるぽぬるぽ
            /  /
        ..............ノ ̄ゝ
842 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv [sage]:2009/06/03(水) 23:03:25.01 ID:gkEaJeEo
がっ
843 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv [sage]:2009/06/03(水) 23:03:53.07 ID:5r1kdlQo
  /       l___l   \         ||i
  |      ●  |    |  ●  |         |||i
  |         ヽ  /     |          ||||i
  \         ヽ/     /           ||||i    ガッ
 /               \            |||||i
/                  |            ||||||i
|   /\ /       _    |           |||||||i
ヽ_/   Y      / /   /      ∧   ||||||||i
        ヽ    /__//  ノ       / 丶  ||||||||||i
        ヽ  .(_______ノ ヽ      /  丶||||||||||i
       /   / /    ノ     ノ    丶||||||ii
      /    / /    /    ノ      ヽ
     /    / /    /    <        >       /\        /"""ヾ
   /   / / /    ノ      \      /::.::.____/:::::::ヽ、      /;:;;:::''' |
 /   / / / |    |    |||||||||iヽ    /::.   ______.:::::::::::::  __ヽ_    |    .|
⊂__/  / /  |   ./  ||||||||||||||||||i\  ./ ::::::::/ __。\_ヽv // 。\   .|     |
       / /   ヽ_/  ||||||||||||||||||||||i ヽ // ̄ ̄√  ___丶  ̄ ̄\|   |     .|
      / /      ||||||||||||||||||||||||||||iヽ  ∨| ::::::::: / /   tーーー|ヽ  .::::: ::|  |     .|
 / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 三三||||||||||||||||||||||||||||i  ヽ  | .:::::.  ..:   |    |ヽ  ..::::::| /     .|
/          三三|||||||||||||||||||||||i    \ .| :::      | |ヽニ⊃| |   ..::::::|ノ      /
ヽ         三三||||||||||||ii \        | :      | | |:::::T:: | !.  ..::::/      /
 ヽ_____三三||||||iii     \       \:      ト--^^^^^┤   /      /
844 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/06/04(木) 03:39:30.36 ID:Lla11Kco
放置気味で申し訳ありません;
もうしばらくしたら時間できるので、しばらくお待ちいただけたら幸いです;

深夜に書きおき
845 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv [sage]:2009/06/04(木) 06:46:54.00 ID:Q28DAxIo
wktk
846 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/06/07(日) 18:37:42.70 ID:EeZu.IAO
wktk
847 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/06/07(日) 20:45:03.99 ID:HAdpbuk0
無理はするなよノシ
848 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/06/08(月) 00:30:04.32 ID:KT4aMYEo
ぬるぽ!

wwktkなのねん
849 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/06/08(月) 08:15:23.70 ID:7mAFHN.o
ガッ
850 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/06/08(月) 22:03:35.24 ID:ULTDa3co
まだなのか…
851 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/06/10(水) 23:51:57.45 ID:gMKl3MAO
wktkしながら待ってるぜ
852 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/06/12(金) 00:53:38.81 ID:Pf5mAX2o
 | _∧    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | ω・) < 誰もいない
 |  /    \ぬるぽするなら今のうち
 |  ̄ゝ      ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


    (V)∧_∧(V)
    ヽ(・ω・)ノ  ぬるぽぬるぽ
     /  /
 ...........ノ ̄ゝ


           (V)∧_∧(V)
             ヽ(   )ノ  ぬるぽぬるぽ
            /  /
        ..............ノ ̄ゝ
853 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/06/12(金) 00:54:27.51 ID:xlbAxWYo
  /       l___l   \         ||i
  |      ●  |    |  ●  |         |||i
  |         ヽ  /     |          ||||i
  \         ヽ/     /           ||||i    ガッ
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|   /\ /       _    |           |||||||i
ヽ_/   Y      / /   /      ∧   ||||||||i
        ヽ    /__//  ノ       / 丶  ||||||||||i
        ヽ  .(_______ノ ヽ      /  丶||||||||||i
       /   / /    ノ     ノ    丶||||||ii
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     /    / /    /    <        >       /\        /"""ヾ
   /   / / /    ノ      \      /::.::.____/:::::::ヽ、      /;:;;:::''' |
 /   / / / |    |    |||||||||iヽ    /::.   ______.:::::::::::::  __ヽ_    |    .|
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      / /      ||||||||||||||||||||||||||||iヽ  ∨| ::::::::: / /   tーーー|ヽ  .::::: ::|  |     .|
 / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 三三||||||||||||||||||||||||||||i  ヽ  | .:::::.  ..:   |    |ヽ  ..::::::| /     .|
/          三三|||||||||||||||||||||||i    \ .| :::      | |ヽニ⊃| |   ..::::::|ノ      /
ヽ         三三||||||||||||ii \        | :      | | |:::::T:: | !.  ..::::/      /
 ヽ_____三三||||||iii     \       \:      ト--^^^^^┤   /      /
854 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/06/14(日) 20:04:48.61 ID:vxj1O/.0
まだか
855 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/06/20(土) 07:17:36.03 ID:Iy3.RkAO
ぬーるーぽっ!!
856 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/06/20(土) 12:35:18.39 ID:hiIF8E2o
857 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/06/21(日) 23:22:27.48 ID:F3XlFBI0
忙しいんだろ。もったり待とうぜ
858 :元祖 ◆rrjzaNGF3g :2009/06/23(火) 01:05:35.83 ID:KwKYw5Qo
ごめん、全然手がつけれない……
話の続きじゃなくて、生存確認のメールでほんとにすまん;
859 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/06/23(火) 01:08:16.15 ID:KwKYw5Qo
ごめん、トリップこっちだ;
ついでにsage進行忘れた;

一応今、男と女生徒の対決(?)書いてる;

見限ってくれても構わん、ただROMってVIPではじめて建てたスレなんだ、
絶対終わらせるから
860 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/06/23(火) 01:10:54.37 ID:sg6Q65Yo
待ってるんでゆっくりでも構わないですよ
でもできれば鬱部分は一気に投下してくれるとうれしいです
861 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/06/23(火) 01:11:02.09 ID:CnnqKvUo
これくらいの焦らし何でもない
862 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/06/23(火) 01:11:57.47 ID:hzxSfLYo
見限るだなんてとんでもない
863 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/06/23(火) 01:22:06.68 ID:mBAcaADO
ちゃんと女生徒の調教のシーンも書けよ
エロは苦手なんて言い訳にならない
時間はいくらでもあるんだから資料を見て研究して書きなさい
864 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/06/23(火) 01:53:38.15 ID:KwKYw5Qo
>>832
ちげーよwwwでも健康診断の結果まだ帰ってこない……もう2ヵ月は経ってるのに

>>835
男生徒「――ってーな、(ドギャ)おふっ……」
男生徒はこらしめます、はい

>>837
寄生虫が見つかったのは内緒

>>840
1スレ目の2レス目に出てたりします

>>850
すまん……;

>>860
把握した、かきためる

>>861
スマソ、でも早め意識する;

>>862
大好きだーwwwdクス

>>863
まさか初めて書く濡れ場が調教とは思わなんだね;


今更気づいたんだが、>>858はメールじゃねぇ、カキコだ、そしてそろそろ作業に戻る;
865 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/06/23(火) 05:05:00.61 ID:mBAcaADO
>>864
電話だから画像が小さくて申し訳ないけど

http://imepita.jp/20090623/172050

参考にしてくれ
期待してる
866 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/06/25(木) 04:39:33.90 ID:W7goTq2o
まったくヌルポヌルポ…
867 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/06/25(木) 04:46:05.95 ID:GUcMnIQo
ガッガッ
868 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/06/25(木) 06:59:40.66 ID:Zv6u496o
こんなぬるっぽっぽしたスレは初めてでつ…
869 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/06/28(日) 21:29:34.36 ID:EA7xb0o0
ガッ
870 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/06/28(日) 21:33:15.09 ID:4c1/7XQo
ガッされるまでなげぇwwwwwwww

あとsageような
871 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/06/29(月) 04:33:23.19 ID:9qUjqk6o
  ∧_∧   ∧_∧    age
 (・∀・∩)(∩・∀・)    age
 (つ  丿 (   ⊂) age
  ( ヽノ   ヽ/  )   age
  し(_)   (_)J
872 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/07/07(火) 19:16:43.69 ID:0mVG4gDO
へへへ
873 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/07/10(金) 13:28:46.86 ID:.jydpADO
ひひひ
874 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/07/13(月) 00:12:47.79 ID:Js1UapE0
ふひひ
875 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/07/13(月) 08:36:18.58 ID:zab8iYDO
ククク……
876 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/07/17(金) 20:07:59.50 ID:KlECudAo
ぬるぽ
877 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/07/17(金) 20:48:43.00 ID:wcRGxVQo
ガッ!
878 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/07/17(金) 20:49:37.05 ID:mSkELdMo
ぬるぽ
879 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/07/17(金) 20:59:46.82 ID:wcRGxVQo
がっ!
880 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/07/18(土) 06:03:27.33 ID:B5rH82DO
ぬ〜べ〜知ってる?
るみちゃん可愛いよね?
ぽよんぽよんで
881 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/07/19(日) 18:03:03.78 ID:FnIBc2AO
がっ!
882 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/07/19(日) 20:34:22.47 ID:izT7YsDO
>>881
ちきしょー!
883 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/07/29(水) 20:11:48.13 ID:Qt.8yhk0
私は一向に構わんっ!
884 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/07/31(金) 18:30:36.36 ID:GSufQGU0
更新をパンツぬいで待ってる
俺はいつまでもるんるんしてる
おちんちんがぽっぽー

885 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/07/31(金) 19:33:57.97 ID:aC7fU3Uo

 ッ
  !
886 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/08/01(土) 06:01:25.17 ID:r5tJd6DO
女生徒のマダー?
887 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/08/01(土) 13:22:00.01 ID:FYb/6qA0
捨てられたと見た
888 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/08/01(土) 17:45:49.30 ID:r5tJd6DO
(´・ω・`)
889 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/08/01(土) 20:56:33.74 ID:VqNmsoAO
俺の予言
8月19日、4時43分に>>1あらわる

って書いたらこの時間に来るかな
890 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/08/02(日) 16:34:02.80 ID:hgMIxgAO
まだかなまだかな
891 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/08/03(月) 00:50:35.39 ID:EQg8.UQ0
学研のおばちゃんまだかなー
892 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/08/03(月) 15:14:04.17 ID:YiAUWgDO
他の書き手はどうしたのか…
893 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/08/03(月) 15:19:23.33 ID:kkHMG7.o
>>830からの続きです


(夕方 女生徒宅・マンション)
ピンポーン
男「女生徒さん、来たよ」

女生徒『今開けたから、上がってきて良いよぉ。
    エレベーターおりて右に歩いて行ったらあたしの部屋ー』

男「分かった……」


男(……ここまで来たか)

男(俺、引き返せない)

男(……いまさら、何を……)

男(……俺、自分を正当化しているだけなんじゃないのかな)

男(だとしたら、俺……最悪なのかな)
894 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/08/03(月) 15:21:51.02 ID:kkHMG7.o
女生徒「いらっしゃぁい。やっぱり来てくれたんだぁ」

男「……これ、よかったら食べて」

女生徒「……あははははは、気を遣わなくてもいいのにぃ」

男「……あのさ、女生徒さん……俺、女を好きなのか分からない……」

女生徒「……ふぅん……」

――ぎゅっ

男「!? 女生徒さん、止め……」

女生徒「あれあれぇ、もしかして、女さんの胸も触ったことないのぉ?
    抱きついただけであわてるなんてぇー、男可愛い♪」

男「や、止めてよっ……」

女生徒「……そうやって、女さんも見捨てたんだ、男って冷たいんだねぇ」

男「……!?」

女生徒「あはははははは、困っっちゃってー、純粋ー、あはあははははははは」
895 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/08/03(月) 15:23:56.07 ID:kkHMG7.o

(一方)
男生徒「ちっ……バカじゃねーの、×××のやつ……」

男生徒「てめーとはセフレとしてしか付き合うやついねーよ、ばーか」

男生徒「やっべーな、女生徒とも付き合いかなりきわどいし……いねーも同然だが」

――

男友「おっと、すいません」

男生徒「気をつけろ……(ん? 女友の――ちょっとからかってやるか)」


男生徒「……あ、女友ちゃん? そう、この間の話なんだけどさ、うん」

男友「!?」

男生徒「そうそう、元彼がどうこうってやつ――」

男友「……」

――
896 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/08/03(月) 15:25:19.26 ID:kkHMG7.o
(女生徒マンション)
男「……シャワー浴びるって、どんな神経してるんだ、女生徒さんは」

ブーブーブー
男「メールだ……ん?」

女友『男友くん怒ってるみたいなんだけど、何か知らない?』

男「それどころじゃないんだけどな……」

男『ごめん、ちょっと分からない。最近会ってなかったから』

ブーブーブー
男友『男、ちょっといいか』

男「……ややこしくなりそうだな……」
897 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/08/03(月) 15:26:14.07 ID:kkHMG7.o
男友『女友が浮気してるかもしれないんだ』

男『そんなことはないと思うけどな……男友と女友さん、仲良いよね?』

男友『そうなんだけど……ちょっと嫌なこと聞いたものでね』

男『どんな?』

男友『ちょっとまとめるから待っててくれ』


女友『知らないならいいんだけど、なんか浮気してるのか! って、感じで……』

男『浮気なんてしてないんでしょ?』

女友『してないよ! んもう!!』

男『ごめん、気に障ったらあやまるけど……
  こっちも今、ちょっとたてこんでるんだ、ごめんね』

女友『そうなの? ごめんね、またあとで話すよ』

男『そうしてくれると助かるよ』
898 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/08/03(月) 15:27:08.91 ID:kkHMG7.o
女生徒「はあ、さっぱりした」

男「なんて格好なんだ……」

女生徒「ん? スポーツブラにボクサーパンツ、こんな格好いや?」

男「せめて何か着てくれないと、めのやりどころに困る……」

女生徒「何も履かなくてもいいんだ、男のエッチぃー」

男「……話、聞いてもらってもいいかな?」

女生徒「スルー? まあ、いいけど。何? 話って」
899 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/08/03(月) 15:28:05.09 ID:kkHMG7.o
女生徒「ふーん、良い雰囲気だったのに、エッチもできないなんてねー」

男「……別に、そういうわけじゃ――」

女生徒「本当は、臆病なんじゃなくて、女さんを好きじゃないんだったりしてねぇ」

男「そんなことはないよ……」

女生徒「じゃあさっ! 女性の体に興味持ててないだけじゃないの?」

男「……?」

女生徒「今時、エッチに興味ない学生なんていないよー?」

男「……」

女生徒「……女さん、放っておいていいのかな?」

男「……ちょっと、考えたいんだ……だから、女生徒さんに聞きに来たんだ」

女生徒「……しょせん、そんなものか」

男「え?」

女生徒「何でもない……」
900 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/08/03(月) 15:29:00.20 ID:kkHMG7.o
女生徒「それよりもさ、ココア飲んじゃいなよ?」

男「……」

女生徒「大丈夫、睡眠薬混ぜて襲っちゃおうなんて考えてないからぁ」

男「……入ってそうな気がしてならないんだけど」

女生徒「……失礼な」


女生徒「あのさ、男……愚痴に付き合ってよ」

男「え?」

女生徒「付き合ってくれたら、ちょっとだけアドバイスしたげるよ?」

男「……まあ、聞くだけでいいなら」

女生徒「ふふふふ」
901 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/08/03(月) 15:29:54.17 ID:kkHMG7.o
――
女生徒「あははははっ、バカだよねーっ!
    転校先で好きになった男に振られて、でもまだ諦められないとか、ありえないって!!」

男「……」

女生徒「……どう? バカっぽいよね?」

男「あ……」

女生徒「何か言ってよ……」

男「……ごめん、俺は、そんな女生徒さん、バカじゃないと思ってるから……」

女生徒「そう……そうなんだ、へーぇ……まだ私、バカじゃないんだ……ふふっ」

男「……?」

女生徒「……ごめん、相談はまた今度でいいかな……」

男「……どうしても、かな」

女生徒「うん、どうしても……何か、そんな気分じゃなくなっちゃった」

男「……また明日、来てもいいかな」

女生徒「……前向きに考えとくよ」
902 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/08/03(月) 15:30:49.31 ID:kkHMG7.o
男「……またね」

女生徒「うん……男、今度は手ぶらでおいでぇ」

男「……」


男「女生徒さん、何か様子が変だったな……」

男「何か、気に障るようなことでも言っちゃったのかな」

男「……今の俺、一人ぼっちだ」
903 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/08/03(月) 15:31:45.02 ID:kkHMG7.o
(男宅)
男友『今日、他クラスのやつが、俺を元彼みたいなかんじで女友と話してたみたいだったんだ
   それと、この前とか言ってたから、ちょっと前から会ってたみたいだ』

男『女友さんには確認したの?』

男友『まだできてない……』

男『もしかしたら、その他クラスのやつってひとが、男友をからかっただけかもしれないでしょ?』

男友『そうかもしれない』

男『女友さんが傷ついちゃうよ』

男友『すまんかった、きをつける』

男『それは女友さんにね』

男友『ああ、またな』


男「まあ、たぶん誤解してるだけだろうけど」
904 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/08/03(月) 15:33:01.52 ID:kkHMG7.o
男『さっきの話だけど、どうしたの?』

女友『何か、他クラスの奴と付き合ってるのか、とか最近会えてなかったとか』

男『たぶん男友の誤解でしょ?』

女友『誤解と言えばそうだけど、誤解を招いたって言えばあながち間違いじゃないかも』

男『どういうこと?』

女友『ちょっと前に、男友くんのことで、他クラスの人と遊びに行ったことがあったから』

男『浮気じゃないんだよね?』

女友『うん、そんなつもりは一切ないから、誤解されてるだけだと思う』

男『その他クラスの奴って方も誤解してるってことは?』

女友『ないと思うけどなぁ……』

男『少し様子を見てみたらどうかな?』

女友『そうする、まだ男友くん好きだもん』


男「……なんかムカついてきたな、バカップルどもが」
905 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/08/03(月) 15:33:53.98 ID:kkHMG7.o
男「……」

男『明日、家に行っても大丈夫かな?』

女生徒『早くなければね』

男『いつくらいが良いかな?』

女生徒『お昼には起きてるよ』

男『分かった』

女生徒『ヤらせてあげようか?』

男『いい』


男「こっちも面倒なんだよね……こういう関係、好きじゃないしね」
906 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [sage]:2009/08/03(月) 15:35:48.91 ID:kkHMG7.o
長らく放置して本当に申し訳なかったです
女生徒の話とか書いてる時にちょっと色々ありまして、すぐには来れませんでした
一応無事です、また来ます

今後は2ヵ月も空かないです
907 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/08/03(月) 19:02:53.83 ID:foqqNgDO
いきなりきてびっくりしたぜ
908 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/08/04(火) 03:53:16.41 ID:eEZ1hS20
909 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/08/04(火) 06:29:12.99 ID:HJu/NsDO

女生徒かわいいな
910 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/08/05(水) 00:12:44.67 ID:1EkYA3g0
乙!
諦めずに待っててホントに良かった
911 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/08/06(木) 12:51:52.07 ID:UWOe9F.0

なにがあったんだ
912 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/08/12(水) 03:49:29.86 ID:RWmLGQAO
キテター
913 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/08/13(木) 05:28:38.28 ID:35hxN.o0
取りあえず乙。
914 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/08/27(木) 17:04:24.25 ID:PrYHnpoo
ぬるぽ
915 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/08/27(木) 20:54:56.61 ID:cf96B.DO
ぬるぽ
916 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/08/27(木) 20:57:37.95 ID:QIDWhTUo
ぬるぽ
917 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/08/27(木) 21:01:23.09 ID:Swl/pRMo
がっがっがっ
918 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/08/27(木) 22:43:01.44 ID:PrYHnpoo
919 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/08/27(木) 23:06:01.19 ID:QIDWhTUo
920 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/08/28(金) 14:55:02.28 ID:kvpWNgDO
921 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/09/04(金) 01:04:22.05 ID:vq9M9EAO
何かあったっぽいな?
922 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/09/04(金) 03:56:09.79 ID:YhCO/kDO
あと1ヶ月……
923 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/09/06(日) 01:13:08.50 ID:UiM9c3oo
こえーよww
924 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/09/09(水) 18:20:47.78 ID:qOVO7.DO
続きまだ?
925 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/09/09(水) 21:37:16.60 ID:m9Cw02DO
あと23日ってところかな……
926 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/09/13(日) 23:04:48.17 ID:elrHAQDO
>>925
何年でも待つぜ
927 :元祖 ◆o6.hSxpXNU :2009/09/22(火) 01:00:43.77 ID:0ADs2OMo
>>905続き

(翌日 午前 女マンション)
女生徒「あら……ふふふっ、いらっしゃい」

男「……今、大丈夫かな」

女生徒「ふふっ、せっかちー……何? 私に恋でもしたのー? あははっ」

男「……」

女生徒「うん、いいよ、上がって」

男「うん……女生徒さん、コンビニで買ってきたから、あとで飲んでね」

女生徒「何も要らないって言ったのに……まあ、いいか、ありがとー」

男「……あのさ、女生徒さん……何か、悩んでる?」

女生徒「……は?」

男「悩んでる、よね?」

女生徒「……」
928 :元祖 ◆o6.hSxpXNU :2009/09/22(火) 01:02:42.93 ID:0ADs2OMo
(男宅)
女「あ、妹ちゃん……男はいる?」

妹「朝出かけたけど、まだ戻ってきてないよ」

女「そう……具合が悪いみたいだったから、病院かしら」

妹「ううん、保険証は持っていってないみたい」

女「……どうしたのかしら」

妹「女お姉さん、あがって待つ?」

女「……そうね、お邪魔しようかしら」

妹「はい、どーぞ」

女「ありがとう」
929 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/09/22(火) 01:18:07.96 ID:Y5hoFsMo
来てるとわ…
930 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/09/23(水) 04:49:16.05 ID:RZuo/UDO
続きはまだか
931 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/09/29(火) 13:00:25.85 ID:v3p7FADO
まとめで見つけて飛んできた


楽しみに待ってる
932 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/09/29(火) 22:08:26.71 ID:xsi1lIDO
今追い付いた


ハラハラする
933 :元祖 ◆o6.hSxpXNU :2009/09/30(水) 02:01:15.38 ID:vLOQaUco
>>927-928続き

妹「荷物と上着、こっち使っていいからねっ、女お姉さん♪」

女「あ、ありがとう……」

妹「えへへ、女お姉さんだー」

女「勉強、見てあげようか?」

妹「いいの?」

女「ええ」

妹「ありがとう♪」

女「……スン」

妹「……風邪?」

女「え? あ、風邪、気味、なのかな……?」

妹「温かい物入れるよー?」

女「……ありがとう」
934 :元祖 ◆o6.hSxpXNU :2009/09/30(水) 02:02:19.10 ID:vLOQaUco
(女生徒マンション)
女生徒「男さぁ、私の悩みの心配より、自分の彼女のほうの心配したほうがいいよぉ?」

男「?」

女生徒「しっかり掴んどかないと、簡単に盗られちゃうよ?」

男「おれは……女を極力信じてるし、拘束するつもりはないんだ」

女生徒「……ばーか」

男「え?」

女生徒「……そんなこと言って、私の嫌いな奴に女盗られても、知らないからね」

男「どういうこと? 嫌いな……?」

女生徒「まあ、その時は、男は私が頂いちゃうけどねぇ、童貞ももらってあげるよ」

男「またそんなことを……」


女生徒「……結構本気なんだけどねぇ」
935 :元祖 ◆o6.hSxpXNU :2009/09/30(水) 02:04:01.93 ID:vLOQaUco
女生徒「あとさぁ、男友とどういう関係なのか知らないけどさぁ、
    仲直りしたらいいでしょ?」

男「けんかなんてしてないけど」

女生徒「バレバレだっつーの、なんか距離置いてるよね」

男「そうなのかな……」

女生徒「知ったこっちゃないんだけどさぁ、ウザいんだよね」

男「ごめん、なさい」

女生徒「そうやってすぐ謝るところとかさ」

男「ごめ、あ、いや、うん……」

女生徒「あのさぁ、自分で距離置いてるのに気付けてないんじゃないの?」

男「……そんなことないと思うけど……」

女生徒「ふーん……一年の時って、もっと仲良かったんじゃなかったっけ、二人って」

男「そんな気がしなくもないけどさ……って、女さんとの関係と何か――」

女生徒「関係あるって私は思ってるけどねー
    私はあなたに対して破壊者であるけど、多分、男が知っておいたほうがいいものを知ってるのも私だよ」

女生徒「……って、なんか中二みたいじゃん」
936 :元祖 ◆o6.hSxpXNU :2009/09/30(水) 02:05:08.15 ID:vLOQaUco
(公園 物陰)
男生徒「おいおい、呼び出しなんてせこい真似してんじゃんーぞ!」

グルA「おまえ、彼女のことで男生徒にからかわれて熱くなりすぎでキモいよ」

グルB「もう立たねー方がいいぜ、アバラ少し砕くぜ!?」

男生徒「ケンカふっかけてきたのはテメーだからよ、
    センコーにチクってもお前が悪いってことは主張するからな」

グルA「賞金頂きっ」

  「あっ……」

グルB「お? 何だこれ? 展望台のチケットか?
    夏休みに海でデートってか、うらやましいね!!」

男生徒「写真まで入れてやがるな、やっぱりかわいい顔してるよ
    かっさらってもいいんじゃねーの?」

グルA「大して金持ってねーじゃん、貧乏学生風情が」

グルB「チケットはもういらないよね」

  「やめろっ……!! 返せ、よ……」

男生徒「じゃあな、俺らに勝てるようになってから格好付けろよ
    じゃないと悲しむぜ、『女友ちゃん』がさ」

男友「返せよ、写真、と……チケッ……」
937 :元祖 ◆o6.hSxpXNU :2009/09/30(水) 02:07:59.33 ID:vLOQaUco
グルA 「いつまでもしがみついてんじゃんーよ、下ろしたてだぞ!!」

グルB「落としとく?」

男生徒「[ピーーー]んじゃねーぞ」

グルB「わぁってるよ」グッ

男友「むぐ――(やべ、意識、薄れる……)」


グルA「おまえも役に立つんだな、能なしかと思ってた」

グルB「プロレス、K-1、相撲、なんでも――
    能なしだと!? 俺だって漢検準2級とエコ検もってんだぞ!!」

男生徒「……柄じゃねー……それよりも、どっかで食ってくか、金手に入ったしな」

グル「賛成」
938 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [saga]:2009/09/30(水) 02:09:48.85 ID:vLOQaUco
そういやそうだった……
>>937 男生徒「[ピーーー]んじゃねーぞ」 => 男生徒「殺すんじゃねーぞ」


男生徒「そうだ、A」

グルA「は?」

男生徒「今度お前の彼女とデートさせてくれってやつ、どうなった?」

グルA「は!? あれまじで!?」

男生徒「あ? 俺も協力してやったろ?」

グルA「そりゃ……そうだけどよ……」

男生徒「大丈夫だよ、遊ぶだけだからよ、取ったりしねーよ」

グルB「おい、男生徒、ちょっとそれは――」

男生徒「あ、悪い、5組のおまえのタゲ、なんか俺の言い方マズって変な勘違いされたわ
    別のタゲにしたほうがいいわ、悪ぃ」

グルB「は? どういう……」

男生徒「いやさ、なんか知らないけどさ、
    俺と一緒にいるとシンナーでもやってるんじゃないかと思うらしくてよ」

グルB「……」
939 :元祖 ◆o6.hSxpXNU [saga]:2009/09/30(水) 02:11:05.71 ID:vLOQaUco
グルA「……男生徒、悪い……今日の飯はパスするわ、お前で使ってくれよ」

男生徒「いいのか? 遠慮しないぜ」

グルA「ああ、じゃあな」

男生徒「おう、またな!」

グルA「……男生徒」

男生徒「あ?」

グルA「あ、いや……『じゃあな』」

男生徒「あ、ああ……まずったか?」

グルB「俺も、帰るわ」

男生徒「愚痴聞いてやるぜ?」

グルB「いや、帰って一人泣きするよ」

男生徒「次のタゲ、教えろよ! 助けてやるからよ!」

グルB「……ああ、頼る機会が『あれば』な……じゃ」


男生徒「……つまんねーな」

男生徒「……へっ、まあ、俺なりに楽しむか」
940 :元祖 ◆o6.hSxpXNU :2009/09/30(水) 02:12:42.01 ID:vLOQaUco
警官「おい、こんなところで寝てたら体を壊すぞ」

男友「……」

警官「救急車呼ぶか?」

男友「……いらないっす」

警官「声、変じゃないか? 何かあったのか?」

男友「こんな、声なんす……」

警官「そうか……あ、待ちなさい!!」

男友「ありがとうございました!!」


男友「……」

男生徒『お前の彼女と何回かデートしたことあるぜ、まあちょっと無理やりだったけどな』

男生徒『あとな、なんかしらねーけど、女生徒が男を狙ってるみてーだし、
    じゃあ俺は隙だらけの女をいただこうかって寸法だ』

男生徒『男だけが全部手に入れられるわけねーだろ、その分を貰うんだよ』

男生徒『男とは正当な”交換”、おまえからは”略奪”だよ、黙って見てろよ』

男生徒『男と女生徒、女、それとお前の状況、全部知ってんぜ?
    そうだな、なにから話してやろうか?』
941 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/09/30(水) 02:13:03.58 ID:Fj1Fb4Mo
寝ようとしたときに…
942 :元祖 ◆o6.hSxpXNU :2009/09/30(水) 02:14:18.61 ID:vLOQaUco
男友「女友がいない日常を、俺は知ってたさ……今が楽しいのは、女友のおかげでもあるからな」

男友「いなくなった世界を、俺は今日、はじめて想像してみた……」

男友「いやだ……なくしたくねぇよ……」

男友「女友に、ひどいこと結構、してきたなぁ……」


男友「男生徒、お前は絶対にゆるさねぇからな……」

男友「このチケットと写真……ぜってー後悔させてやる……」

男友「女友……もっと良いところに行って、もっと良い笑顔の写真撮ろうぜ……」


男友「男……負けてんじゃねーよ……」

男友「おまえが負けてんじゃねーよ……バカ野郎……」

男友「……いや……バカはおれか……女友に夢中で、お前一人だったもんな……」

男友「……でも、許せないことだってあるんだぜ……」
943 :元祖 ◆o6.hSxpXNU :2009/09/30(水) 02:15:51.35 ID:vLOQaUco
(男宅)
女「男、結局帰ってこなかったな……」

女「……電話かけたら、迷惑かしら」

女「あまりプライベートに踏み込むのはよくないわよね」

女「寂しいとか、男がいないと死んじゃうとか、そんなわけじゃないから別にいいけど」

女「安否の確認だけとっても、いいわよね」

女「……」


女「なんか、かけづらいわね」

女「……どうして……?」
944 :元祖 ◆o6.hSxpXNU :2009/09/30(水) 02:17:24.74 ID:vLOQaUco
>>941 ごめん、いそぐわ;


(女生徒マンション)
男「あ。女生徒さん、ベランダ、いいかな? 電話かかってきたんだ」

女生徒「いいよぉ、そこ、鍵分かるよね?」

男「うん」


男「……はい」

女『あ、男、今大丈夫?』

男「……ごめん、ちょっとたてこんじゃってて……ちょっとしか時間取れないんだ」

女『そう……やっぱり、具合でも悪いのかしら?』

男「……そんなところ、かな」

女『昼に家に行ってみたけど、居ないって聞いたから……』

男「そうだったんだ……ごめんね」

女『まあ、家に帰っても一人なんだから、大したことはなかったけどね』

男(……俺、もう要らない、ってこと……?)
945 :元祖 ◆o6.hSxpXNU :2009/09/30(水) 02:18:16.80 ID:vLOQaUco
女『また学校でね』

男「うん」

女『……ねえ、男』

男「うん?」

女『……あの、さ……私たちって、付き合ってる、よね……?』

男「……うん」

女『変なこと聞いて、ごめんね……
  なんか、男が最近、様子が変だったから、何かできないかなって思って……』

男「……疲れてるみたいなんだ、ごめん……」

女『……あ……そう、じゃあ……お大事にね』

男「うん、ごめ――……切れてる……」
946 :元祖 ◆o6.hSxpXNU :2009/09/30(水) 02:19:07.80 ID:vLOQaUco
女生徒「あーあー、男、やっちゃったぁ」

男「!? 聞いてたの?」

女生徒「ううん、鎌かけてみただけ……
    その様子だと、愛しい女さんと何かしちゃった?」

男「……いや、今更な話だよ」

女生徒「ふーん……ねえ、男」ギュッ

男「女生徒さん……」

女生徒「男のエッチぃ、私の胸、そんなにいいのぉー? なんてねー、あはははっ」

男「……止めてくれるかな」

女生徒「……もっと冷たくしてくれてもいいのに」

男「?」

女生徒「時には突き放すことも、誰かには必要だって言ってるの」

男「……どこまで、何を考えてるの、女生徒さんは……?」

女生徒「さあねぇー」
947 :元祖 ◆o6.hSxpXNU :2009/09/30(水) 02:19:59.75 ID:vLOQaUco
男(俺、何やってるんだろ……
  仕方がないのを理由にして、女を傷つけてるんじゃないのかな)

男(あ、ちがう、仕方がないことを言い訳にして、逃げてるんだ
  きっと、まともに相手にされてなくて、怒ってるだろうな……女生徒さん、そこまでわかってたの?)

男「女生徒さん」

女生徒「うん? なーに?」

男「あの、さ……」

男(もう、やめよう)

女生徒「うふふふふ、男も、やっぱりオトコなんだ」

男(考えるために距離を置いたけど、傷つけるくらいなら……)

女生徒「悩ましい顔、カワイイよぉ」

男(俺が女との関係をズタズタにしてるなら……)

女生徒「耳たぶいただきー、あむっ♪」

男(女と、別れたほうが、傷つけないんじゃないのか……?)
948 :元祖 ◆o6.hSxpXNU :2009/09/30(水) 02:21:38.20 ID:vLOQaUco
女生徒「男ぉー、あたしにキスして……ファーストキスでしょー?
    キスの練習、着き合ってあげるよー?」

男「……」

女生徒「ほーらぁ」

男「……でき、ない……」

女生徒「……ばらまくよ?」

男「……もう、そうしてよ……。
  俺は、どうしても女を裏切ることだけは……できそうにない……」

女生徒「……」

女生徒「……あたしの方が、話もできるし、お洒落だし……。
    男のためなら、抱かれてもいいんだよぉ? 何で女な――」

男「人よりどうとか、俺のためとか……そういうことを、女は言わなかった!」

男「俺は女が好きなんだ! 女生徒さんじゃない!!」

男「俺は――純粋な、心に恋したんだ!
  こんな裏切りで、女を突き放すことは、もうやめにしたいんだ!!」

女生徒「……そう」
949 :元祖 ◆o6.hSxpXNU :2009/09/30(水) 02:22:40.80 ID:vLOQaUco
女生徒「……つまんないね、男って……もう、今日は帰って……。
    気が変わったら、いつでもおいで、男ぉ」

男「……ごめん……それと、キスだけは……したことはあるから」

女生徒「……もうどーでも良いよー……」


男「もう、こんな時間か……家に、帰りたくないな……」

男「……『こんな裏切り』か……今更、なのにな……」

――ごめん、女。
950 :元祖 ◆o6.hSxpXNU :2009/09/30(水) 02:23:57.08 ID:vLOQaUco
なんかすまんです
体調崩してました
具体的に言うなら胃を
体調だけじゃないんですけど、遅れてるのは本当すまないです

>>927-913
とんくす、ごめん

>>915-916
ガッ

>>930
申し訳なさすぎる;

>>931-932
とんくす、そろそろ複線拾わないといけない段階っす;

レスいらねーよって感じですけど、進めれなかったしこれくらいはさせてください
ボロボロでもがんがるっす;
951 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/09/30(水) 02:24:19.21 ID:Fj1Fb4Mo
あとは朝読むんで先に乙と言っておく
952 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/09/30(水) 07:22:39.57 ID:A.QpCXg0
953 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/09/30(水) 18:31:06.47 ID:KTSiBkDO
954 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/09/30(水) 22:20:52.77 ID:TicX0Q60
久しぶりに開いたらグッドタイミングすぎて泣いた
いくらでも待つから無理はしないでくれな…
955 :元祖 ◆o6.hSxpXNU :2009/10/04(日) 22:57:09.73 ID:cjsDVnUo
(放課後の教室)
男(今日、女は休んじゃったか……当然の報い、なのかな……胸が、痛いや……)

男友「男」

男「え――」

――ボクッ!!!!!

男「……」ポタポタッ

久女「男君、大丈夫? 鼻血出てるよ……?」

クラスメイトA「男友君? どうしたの、急に……?」

クラスメイトB「おい男友、どうした。さすがに教室でこれはまずいって、落ち着け、な?」

クラスメイトC「男、大丈夫か? 保健室行こう?」

男友「男、お前……何してたんだよ? あ? おい?」

男「何って、何だよ」

男友「お前は何もしなかったんだろ、最低だよ、ロクデナシ。
   全部お前が捨てたんだよ、バカ」

クラスメイトB「おいおい落ち着けって男友、マジでヤバいって……」

男「……」
956 :元祖 ◆o6.hSxpXNU :2009/10/04(日) 22:58:01.27 ID:cjsDVnUo
クラスメイトA「何かあるんだったら、せめて話し合いしよう、ね? 二人とも座って――」

男「お前に――」

――ボカッ!!

男友「づぁ……」

男「お前にそんなことを言われなきゃならない理由が分からない」

男友「……わからないのは、わかろうとしてないからだろ!!」

――ボカッ!!!

久女「お、男友君!!」

クラスメイトB「おい、マジでやめろって、センコーくるぜ!?」

男友「全部女生徒の元彼から聞いたんだよ!! お前最低最悪だ!!
   女はどうでもいいってのに、女生徒とは仲が良いんだな!?」

男「!?」
957 :元祖 ◆o6.hSxpXNU :2009/10/04(日) 22:59:03.76 ID:cjsDVnUo
――。

男友「ぅあ!」

男「最低最悪だって!? お前だって何も見えてないじゃないか!!」

男友「はぁ!?」

男「お前は彼女ができたとたんに周りから離れて行って、彼女とばかりいて、
  その上、女友さんが悲しくなるまでお前が放っておいたじゃないか!!」

男友「!? ……って、お前女友まで手を出したのか!?
   女生徒に良い様にされてるだけじゃないんだな、奴隷かバカがっ!!」

男「俺は女生徒さんのために何かしたわけじゃない!! 女だって裏切りたくはなかった!!」

――。

久女「ちょ、ちょっと男君、傷口ひどくなっちゃう……」

男友「裏切ってんだよ、バカ野郎! お前に弁解の余地なんてねーんだよ!!」

――。

クラスメイトC「ちょ、ちょっと先生呼んでくる!」

――。
――。
――。
958 :元祖 ◆o6.hSxpXNU :2009/10/04(日) 22:59:59.54 ID:cjsDVnUo
(廊下)
男生徒「男友がキレたか」

男生徒「今日はあいつの女が欠席か……」

男生徒「……そろそろ仕掛けないとやばいな、俺もぼっちだしな
    まあ、いざとなったら久女をいただき、鞍井はかっさらってやるか」

男生徒「……どーすっかなー……」

男生徒「……」

男生徒「ちっ、AもBも電話に出やがらねぇな……」

男生徒「あれくらいで怒るかっての、ばかか」

女生徒「あ」

男生徒「ん? おう……」

女生徒「……はーいはい」

男生徒「……じゃあな」

女生徒「……私以外を傷つけたら、私……――よ?」

男生徒「ああ?」

女生徒「……」プイッ
959 :元祖 ◆o6.hSxpXNU :2009/10/04(日) 23:00:54.46 ID:cjsDVnUo
(職員室)
担任「んで、お前らなんでこんなことになってんの?」

男「……」

男友「……」

担任「……あー、久女ちゃん、先に男を保健室連れて行って……。
   職員室が何か事件現場みたくなっちゃうからさ……」

久女「え? あ、は、はい!
   行こう、男君」

男「……」コクッ

久女「……肩、貸そうか?」

男「……良い、歩けるから」

久女「そう?」

男「あれっ――」フラッ

久女(ひ、貧血起こしてる……)

男(……お、女の膝枕……何か、思い出した……あの頃に戻れるのなら、戻りたいな……)
960 :元祖 ◆o6.hSxpXNU :2009/10/04(日) 23:01:48.95 ID:cjsDVnUo
担任「男友ー、あのな、気にくわないことがあったかもしれないけどさ、
   鼻とか口とか、怪我しやすいところは殴っちゃ駄目だぞ、痛そーじゃねーか」

男友「……はい」

担任「あーあーあー……ティッシュ箱空っぽじゃん……ゴミ箱も……」

男友「すいません……」

担任「……まー、うん……冷静に、な?」

男友「……はい」

担任「ふーむ……ほらさ、教頭とか、生徒指導とか睨んでんだろー?
   ……受験、響くぞ、成績悪くないんだからさ……」

男友「……すいません、ちょっと、頭冷やします……」

担任「そうしてくれ(監督不行き届きとかなったら後が怖いの俺だもん)」
961 :元祖 ◆o6.hSxpXNU :2009/10/04(日) 23:02:43.88 ID:cjsDVnUo
(女宅)
女「……」

女「さぼっちゃった……」

女「……ふふふっ」

女「……」

女「家は静かで、部屋はせまい、ご飯も独り」

女「無くして初めて気づくものなのね」

女「……」

女「私、一人ぼっちに戻っちゃった」

女「……ご飯作らないと」

女「……ほ●かほ●か亭って、どうやって買うのかしら」
962 :元祖 ◆o6.hSxpXNU :2009/10/04(日) 23:03:38.11 ID:cjsDVnUo
(女友教室)
女友「……ずっと男友くんとは帰ってないなぁ……」

女友「今日、久しぶりに帰ろうかな」

女友「うん、そうして、仲直りしないと」

女友「だって、誤解されっぱなしは、いやだもん……」

鞍井「そこの少女よ」

女友「わっ!? んもう、なに、急に……」

鞍井「恋愛で悩んでおるな?」

女友「!?」
963 :元祖 ◆o6.hSxpXNU :2009/10/04(日) 23:04:33.09 ID:cjsDVnUo
鞍井「まあ、わかりやすい」

女友「う、うるさいなー……放っておいてよ……」

鞍井「男友君と、あまりうまくいってない?」

女友「そんなことないよ!!」

鞍井「……」じー

女友「……ちょっとだけ……」

鞍井「素直でよろしい」

女友「んもー……」
964 :元祖 ◆o6.hSxpXNU :2009/10/04(日) 23:05:28.13 ID:cjsDVnUo
(購買部付近 廊下)
鞍井「それで、ずっと一緒に帰ってないんだ」

女友「うん……」

鞍井「思い切って手つないで仲直りしちゃいなよ」

女友「……」

鞍井「……だめ?」

女友「うーん……仲直りっていうかね……なんか、夏休みはそばに居られたけど……
   なんか最近、ずっと放っておかれてる気がしてね」

鞍井「ふーん……男はそういうのあまり気づかないからね」

女友「そうなんだ……って、彼氏いたっけ?」

鞍井「あー……いや、うん……話してないっけ?」

女友「うん」

鞍井「それはまたの機会にね」

女友「ふーん」

鞍井(くーちゃんといい、女友ちゃんといい……やりづらいな)
965 :元祖 ◆o6.hSxpXNU :2009/10/04(日) 23:06:23.26 ID:cjsDVnUo
鞍井「まあ、下校くらい一緒でもいいんじゃない?」

女友「んー……くらい、って問題じゃないんだよね」

鞍井「……私はいつも彼氏と帰れないんだけど」

女友「!! あー、ほら、うん……ご、ごめん」

鞍井「……仲直りって、難しくないと思うけどな」

女友「うん、そうは思うんだけどさ、男友くんはあれでも優しいからさ……」

鞍井「相手を信じてやれるんだもん、すぐに解決するよ
   (あれ、メールだ……くーちゃん?)」

女友「うん……」

鞍井「さあさあ、早く男友君と――
   あ、そうだ、今日駅前の喫茶店で秋の新作デザート限定発売!!
   一緒に帰ろうよ、うん、決定ね!!」

女友「え? あ、ちょ、私、男友くんと――」

鞍井「恋愛よりも友情のほうが後々役に立つと思わないかね!?」

女友「んもう……無茶苦茶だよ……」

鞍井(男友め……貸し一つね、今月のお小遣いやばいってのに……)
966 :元祖 ◆o6.hSxpXNU :2009/10/04(日) 23:07:18.02 ID:cjsDVnUo
(廊下 保健室前)
久女「……男君、あのね、あまり触れない方が良いかもしれないんだけど、
   女生徒さん絡みなの?」

男「……言えない……」

久女「……あのね、女生徒さんも今苦しんでるんだと思うの。
   だから、あまり女生徒さんを悪く思わないであげてほしい、の」

男「……じゅうぶん、分かってるよ。
  久女さんは、優しいんだね」

久女「え? いや、そんなんじゃなくてその……」

男「俺さ……女を、裏切っちゃった……どう、しよう……」

久女「お、男君……」
967 :元祖 ◆o6.hSxpXNU :2009/10/04(日) 23:08:16.53 ID:cjsDVnUo
久女「あのね、余計な御世話かもしれないけど……独り言だけど……。
   あの……女の子は、ぎゅって抱きしめてあげたら、いいんじゃないかな?」

男「……」

女『もし私があなたの立場なら、どうしてくれたら安らぐか、考えてみたの』

久女「な、なんて言うかその、ほら、こう、
   抱擁力があれば、女の子は安心できるって言うかその……」

久女「私がそうなってほしいなとか全然そういうのじゃなくてね!?」

保険医「久女ちゃん、少し落ち着きましょうか、ここ保健室」

久女「うあ、すいません……」
968 :元祖 ◆o6.hSxpXNU :2009/10/04(日) 23:09:08.63 ID:cjsDVnUo
久女「あ、あとね、ケンカはやっぱり良くないと思うよ」

国語教師「まあ、いいんじゃないのか?
     若いうちにしかできないことだってあるわけだし」

久女「せ、先生……いらしてたんですか?」

国語教師「ん? ああ、まあ……なんか保健室が定位置になってな……
     放課後はずっとここに居たんだ」

男「先生は学生時代にケンカしたことあるんですか」

国語教師「んー? まあな。
     女のケンカは鉄パイ――はたきあいの可愛いものだったけどな」

一同(『鉄パイ――』プ!? かわいくない、かわいくないよ、姐御さん!?)
969 :元祖 ◆o6.hSxpXNU :2009/10/04(日) 23:10:09.54 ID:cjsDVnUo
国語教師「ケンカってのはな、納得できないからするんであって、
     納得できないなら暴言吐きながら、殴り合いながらでも解決できた方がいいんじゃないか?」

男「……俺は一方的に殴られたんですけど」

国語教師「ばぁか。それこそお前が男友と分かり合おうとしなかっただけじゃないか。
     臆病者は何十回殴られてでも、言いたいこと言えるようにならなきゃ駄目だ」

保険医(教師として大丈夫なのかなぁ、このひと……)

久女「……あれ、先生男友君とケンカしてるの知ってらしたんですか?」

国語教師「……あ、いや、職員室で聞いた話な――」

保険医「そういえば放課後ずっといらっしゃいましたよね」

国語教師「……おーし、陸上部に顔出してみるかぁ」

一同(ケンカの大きさ察知して面倒になって知らないふりしてたな)
970 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/10/04(日) 23:10:38.09 ID:BOz.zE2o
きーてーたー
971 :元祖 ◆o6.hSxpXNU :2009/10/04(日) 23:11:20.76 ID:cjsDVnUo

国語教師『臆病者は何十回殴られてでも』

男「……」

久女「じゃあ、私、そろそろ部活に顔出すね……一応、部長だし」

男「うん、ごめんね……ありがとう」

久女「ううん……じゃあ、またね」

男「うん……」


男「臆病者、か……」
972 :元祖 ◆o6.hSxpXNU :2009/10/04(日) 23:12:49.35 ID:cjsDVnUo
ごめん、ちょっと書き損じの手直しとかで一応ここまでです
男友らが色々いろんな意味で痛くてすいません;


>>950
明らかに誤解されるような書き方スマソです……;
>レスいらねーよって感じですけど、
これ、みなさんに対する自分の米です、今見たら「お前らレスいらないから」みたいに見えた;
マジですまんです;

>>954
無理はしてないんですが……体が、ね……
若干通院生活してました
医療費ってすごいね、健康は大切に!
973 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/10/04(日) 23:16:19.74 ID:7HcoG6DO


体調崩したり大変だと思うが頑張れ


続き楽しみにしてるよ
974 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/10/04(日) 23:16:58.72 ID:BOz.zE2o
オツカレー(_´Д`)ノ~~
975 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/10/04(日) 23:20:19.81 ID:p64XTP2o
何よりもまず体調優先なのをお忘れなく
976 :元祖 ◆o6.hSxpXNU :2009/10/04(日) 23:29:18.24 ID:cjsDVnUo
みんなありがとー
ネタばれじゃないけどさ、そろそろ終われる
けど25スレくらいでは確実に無理なので、またスレたてます
それか誰かに任せたほうがいい?

それと、長引かせてるお詫びってわけじゃないですが、
>>1000とった人にサイドストーリー的なの書こうと思ってます
スレタイのジャンルに合わせてキャラれるから、誰でもいけます

男父 男母 男妹
女生徒 男生徒 グルA  グルB
久女 鞍井 鞍井彼
etc...

あと、女生徒の拷問は初挑戦ながらも進行中です(>>863あたりのね;)
ロウソクって火傷しないよね……?
977 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/10/04(日) 23:48:18.80 ID:BOz.zE2o
>けど25スレくらいでは確実に無理なので

なん…だと?
978 :元祖 ◆o6.hSxpXNU :2009/10/04(日) 23:52:43.66 ID:cjsDVnUo
>>977
れ、レスだった……25スレって……
今の馬鹿生徒会長抜いたな……

もう寝る
起きてたら何かまた失敗しそうで怖い;
979 :なすーん [なすーん]:なすーん
                     __        、]l./⌒ヽ、 `ヽ、     ,r'7'"´Z__
                      `ヽ `ヽ、-v‐'`ヾミ| |/三ミヽ   `iーr=<    ─フ
                     <   /´  r'´   `   ` \  `| ノ     ∠_
                     `ヽ、__//  /   |/| ヽ __\ \ヽ  |く   ___彡'′
                      ``ー//   |_i,|-‐| l ゙、ヽ `ヽ-、|!  | `ヽ=='´
                        l/| | '| |!|,==| ヽヽr'⌒ヽ|ヽ|   |   |
  ┏┓  ┏━━━┓              | || `Y ,r‐、  ヽl,_)ヽ ゙、_ |   |   |.         ┏━┓
┏┛┗┓┗━━┓┃              ...ヽリ゙! | l::ー':|   |:::::::} |. | / l|`! |i |.        ┃  ┃
┗┓┏┛     ┃┃┏━━━━━━━.j | l|.! l::::::ノ ,  ヽ-' '´ i/|  !|/ | |リ ━━━━┓┃  ┃
  ┃┃    ┏━┛┃┃       ┌┐   | l| { //` iー‐‐ 'i    〃/ j|| ||. |ノ        ┃┃  ┃
  ┃┃   ┃┏┓┃┗━━━.んvヘvヘゝ | l| ヽ  ヽ   /   _,.ィ ノ/川l/.━━━━━┛┗━┛
  ┃┃  ┏┛┃┃┗┓     i     .i  ゙i\ゝ`` ‐゙='=''"´|二レ'l/″           ┏━┓
  ┗┛  ┗━┛┗━┛    ノ      ! --─‐''''"メ」_,、-‐''´ ̄ヽ、              ┗━┛
                   r|__     ト、,-<"´´          /ト、
                  |  {    r'´  `l l         /|| ヽ
                  ゙、   }   }    | _|___,,、-─‐'´ |   ゙、
                    `‐r'.,_,.ノヽ、__ノ/  |  |      |、__r'`゙′
                            |   |/     i |
                             |          | |
980 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/10/05(月) 01:28:52.49 ID:6mL0sYDO
981 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/10/05(月) 02:46:23.43 ID:.6CqbYAO
久々だな乙

>>979に何があった
982 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/10/12(月) 22:42:27.69 ID:lKlNMoDO
乙!
983 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/10/17(土) 13:31:28.15 ID:hy4xRUDO
乙!
984 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/10/21(水) 21:08:25.18 ID:tjqDiUDO
乙!
985 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/10/21(水) 21:10:44.42 ID:tjqDiUDO
雷ドーン
全員「痛い!!」
全員 死亡
終わりだ!
986 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/10/21(水) 21:41:10.11 ID:xOrcJk2o
次スレが楽しみだね
987 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/10/23(金) 17:07:11.19 ID:4zKwLIDO
>>986
確かに
988 :なすーん [なすーん]:なすーん
                     __        、]l./⌒ヽ、 `ヽ、     ,r'7'"´Z__
                      `ヽ `ヽ、-v‐'`ヾミ| |/三ミヽ   `iーr=<    ─フ
                     <   /´  r'´   `   ` \  `| ノ     ∠_
                     `ヽ、__//  /   |/| ヽ __\ \ヽ  |く   ___彡'′
                      ``ー//   |_i,|-‐| l ゙、ヽ `ヽ-、|!  | `ヽ=='´
                        l/| | '| |!|,==| ヽヽr'⌒ヽ|ヽ|   |   |
  ┏┓  ┏━━━┓              | || `Y ,r‐、  ヽl,_)ヽ ゙、_ |   |   |.         ┏━┓
┏┛┗┓┗━━┓┃              ...ヽリ゙! | l::ー':|   |:::::::} |. | / l|`! |i |.        ┃  ┃
┗┓┏┛     ┃┃┏━━━━━━━.j | l|.! l::::::ノ ,  ヽ-' '´ i/|  !|/ | |リ ━━━━┓┃  ┃
  ┃┃    ┏━┛┃┃       ┌┐   | l| { //` iー‐‐ 'i    〃/ j|| ||. |ノ        ┃┃  ┃
  ┃┃   ┃┏┓┃┗━━━.んvヘvヘゝ | l| ヽ  ヽ   /   _,.ィ ノ/川l/.━━━━━┛┗━┛
  ┃┃  ┏┛┃┃┗┓     i     .i  ゙i\ゝ`` ‐゙='=''"´|二レ'l/″           ┏━┓
  ┗┛  ┗━┛┗━┛    ノ      ! --─‐''''"メ」_,、-‐''´ ̄ヽ、              ┗━┛
                   r|__     ト、,-<"´´          /ト、
                  |  {    r'´  `l l         /|| ヽ
                  ゙、   }   }    | _|___,,、-─‐'´ |   ゙、
                    `‐r'.,_,.ノヽ、__ノ/  |  |      |、__r'`゙′
                            |   |/     i |
                             |          | |
989 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/10/23(金) 17:09:16.60 ID:4zKwLIDO
おびーん
990 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/10/23(金) 18:31:20.82 ID:4zKwLIDO
>>988
意味不明
991 :なすーん [なすーん]:なすーん
                     __        、]l./⌒ヽ、 `ヽ、     ,r'7'"´Z__
                      `ヽ `ヽ、-v‐'`ヾミ| |/三ミヽ   `iーr=<    ─フ
                     <   /´  r'´   `   ` \  `| ノ     ∠_
                     `ヽ、__//  /   |/| ヽ __\ \ヽ  |く   ___彡'′
                      ``ー//   |_i,|-‐| l ゙、ヽ `ヽ-、|!  | `ヽ=='´
                        l/| | '| |!|,==| ヽヽr'⌒ヽ|ヽ|   |   |
  ┏┓  ┏━━━┓              | || `Y ,r‐、  ヽl,_)ヽ ゙、_ |   |   |.         ┏━┓
┏┛┗┓┗━━┓┃              ...ヽリ゙! | l::ー':|   |:::::::} |. | / l|`! |i |.        ┃  ┃
┗┓┏┛     ┃┃┏━━━━━━━.j | l|.! l::::::ノ ,  ヽ-' '´ i/|  !|/ | |リ ━━━━┓┃  ┃
  ┃┃    ┏━┛┃┃       ┌┐   | l| { //` iー‐‐ 'i    〃/ j|| ||. |ノ        ┃┃  ┃
  ┃┃   ┃┏┓┃┗━━━.んvヘvヘゝ | l| ヽ  ヽ   /   _,.ィ ノ/川l/.━━━━━┛┗━┛
  ┃┃  ┏┛┃┃┗┓     i     .i  ゙i\ゝ`` ‐゙='=''"´|二レ'l/″           ┏━┓
  ┗┛  ┗━┛┗━┛    ノ      ! --─‐''''"メ」_,、-‐''´ ̄ヽ、              ┗━┛
                   r|__     ト、,-<"´´          /ト、
                  |  {    r'´  `l l         /|| ヽ
                  ゙、   }   }    | _|___,,、-─‐'´ |   ゙、
                    `‐r'.,_,.ノヽ、__ノ/  |  |      |、__r'`゙′
                            |   |/     i |
                             |          | |
992 :おびーん [sage]:2009/10/23(金) 22:45:26.86 ID:4zKwLIDO
荒ぶる鷹のポーズ!
993 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/10/23(金) 22:47:12.00 ID:4zKwLIDO
乙!
994 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/10/23(金) 22:50:14.10 ID:4zKwLIDO
>>991
意味不明
995 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/10/23(金) 22:52:36.06 ID:4zKwLIDO
>>988
意味不明
996 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/10/23(金) 22:55:48.70 ID:4zKwLIDO
乙!
997 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/10/23(金) 22:58:09.19 ID:4zKwLIDO
荒ぶる鷹のポーズ!
998 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/10/23(金) 22:59:36.47 ID:4zKwLIDO
さらば
999 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/10/23(金) 23:01:33.67 ID:4zKwLIDO
女「>>985っていう夢を見た。」
男「[ピーーー][ピーーー][ピーーー][ピーーー][ピーーー][ピーーー][ピーーー][ピーーー][ピーーー][ピーーー][ピーーー][ピーーー][ピーーー][ピーーー][ピーーー][ピーーー][ピーーー][ピーーー][ピーーー][ピーーー][ピーーー][ピーーー][ピーーー][ピーーー][ピーーー][ピーーー][ピーーー][ピーーー][ピーーー][ピーーー]」
全員「うわあ」
全員 死亡
本当に終わりだ!
1000 :なすーん [なすーん]:なすーん
                     __        、]l./⌒ヽ、 `ヽ、     ,r'7'"´Z__
                      `ヽ `ヽ、-v‐'`ヾミ| |/三ミヽ   `iーr=<    ─フ
                     <   /´  r'´   `   ` \  `| ノ     ∠_
                     `ヽ、__//  /   |/| ヽ __\ \ヽ  |く   ___彡'′
                      ``ー//   |_i,|-‐| l ゙、ヽ `ヽ-、|!  | `ヽ=='´
                        l/| | '| |!|,==| ヽヽr'⌒ヽ|ヽ|   |   |
  ┏┓  ┏━━━┓              | || `Y ,r‐、  ヽl,_)ヽ ゙、_ |   |   |.         ┏━┓
┏┛┗┓┗━━┓┃              ...ヽリ゙! | l::ー':|   |:::::::} |. | / l|`! |i |.        ┃  ┃
┗┓┏┛     ┃┃┏━━━━━━━.j | l|.! l::::::ノ ,  ヽ-' '´ i/|  !|/ | |リ ━━━━┓┃  ┃
  ┃┃    ┏━┛┃┃       ┌┐   | l| { //` iー‐‐ 'i    〃/ j|| ||. |ノ        ┃┃  ┃
  ┃┃   ┃┏┓┃┗━━━.んvヘvヘゝ | l| ヽ  ヽ   /   _,.ィ ノ/川l/.━━━━━┛┗━┛
  ┃┃  ┏┛┃┃┗┓     i     .i  ゙i\ゝ`` ‐゙='=''"´|二レ'l/″           ┏━┓
  ┗┛  ┗━┛┗━┛    ノ      ! --─‐''''"メ」_,、-‐''´ ̄ヽ、              ┗━┛
                   r|__     ト、,-<"´´          /ト、
                  |  {    r'´  `l l         /|| ヽ
                  ゙、   }   }    | _|___,,、-─‐'´ |   ゙、
                    `‐r'.,_,.ノヽ、__ノ/  |  |      |、__r'`゙′
                            |   |/     i |
                             |          | |
1001 :1001 :Over 1000 Thread

 ,.――――-、
 ヽ / ̄ ̄ ̄`ヽ、   【呪いのパーマン Ver2.0】
  | |  (・)。(・);    このスレッドは1000を超えました。|
  | |@_,.--、_,>    このレスを見たら10秒以内に次スレを建てないと死にます。
  ヽヽ___ノ    次スレを10秒以内に建てても死にます。

パー速@VIPService
http://ex14.vip2ch.com/part4vip/

1000超えたのでHTML化の依頼をするでござるの巻
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1195554932/

1002 :最近建ったスレッドのご案内★ :Powered By VIP Service
【最初から最後まで】やる夫はいつか時の引鉄でした【クライマックスだぜ!】 @ 2009/10/23(金) 22:51:11.49 ID:wRYoVCco
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1256305871/

【新規・復帰】ここだけMS戦 MS以外もおk 第211回戦【大歓迎】 @ 2009/10/23(金) 22:49:50.26 ID:AFOqwCo0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1256305790/

【振られて】塩田スレZその90【寝とられて】 @ 2009/10/23(金) 22:29:13.05 ID:wig6cB.o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1256304553/

【誰か】架空の戦争をやる世界作らないか?【やらないか】 @ 2009/10/23(金) 22:23:46.78 ID:nBWpx3Uo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1256304226/

悩み聞くふりするよ! @ 2009/10/23(金) 22:23:17.77 ID:8Lxw4vwo
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