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意地悪なメイド3 - パー速VIP 過去ログ倉庫

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1 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/05/07(木) 11:10:02.60 ID:PCgLQAAO
男「おーいメイドー、お茶入れてー」
メイド「今何て言ったかしら?」
男「ヤバッ…いててて!」
メイド「お茶を入れてください、でしょ?ご主人様」
男「ごめんなさーい」
メイド(うふふふ、ご主人様ったら可愛い…)

・荒らし禁止、来てもスルー
・またーり仲良く
・できるだけsage進行で。
・次スレは>>950辺りから考慮。
・新作者も募集中。主様に感化されたら君もレッツ執筆!

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君が望む永遠〜Latest Edition〜 @ 2024/04/24(水) 00:17:25.03 ID:IOyaeVgN0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713885444/

笑えるな 君のせいだ @ 2024/04/23(火) 19:59:42.67 ID:pUs63Qd+0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713869982/

【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part10 @ 2024/04/23(火) 17:32:44.44 ID:ScfdjHEC0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713861164/

トーチャーさん「超A級スナイパーが魔王様を狙ってる?」〈ゴルゴ13inひめごう〉 @ 2024/04/23(火) 00:13:09.65 ID:NAWvVgn00
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713798788/

【安価】貴方は女子小学生に転生するようです @ 2024/04/22(月) 21:13:39.04 ID:ghfRO9bho
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713788018/

ハルヒ「綱島アンカー」梓「2号線」【コンマ判定新鉄・関東】 @ 2024/04/22(月) 06:56:06.00 ID:hV886QI5O
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713736565/

【安価】少女だらけのゾンビパニック @ 2024/04/20(土) 20:42:14.43 ID:wSnpVNpyo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713613334/

ぶらじる @ 2024/04/19(金) 19:24:04.53 ID:SNmmhSOho
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713522243/

2 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/05/07(木) 11:20:26.79 ID:PCgLQAAO
主様版テンプレは作者様本人が変更するという事なので、あえて初期案のほうは
載せておりません。

という訳で、遂にパー速も3スレ目。
楽しんでいきましょう!
3 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/05/07(木) 19:52:49.44 ID:/cPOw5.0
>>1
4 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/05/07(木) 21:19:55.47 ID:w5ut7sAO
あげ

誰だよあんなに埋めたの……
5 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2009/05/07(木) 21:47:04.90 ID:RXik.ms0
急に埋められててびっくらこいたw
あとで改訂した俺のとこのテンプレはろうかと思います!

そして>>1乙ですー
6 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/05/07(木) 21:53:56.49 ID:3KRCX2Uo
>>1

うちに来て中の人をファックしてもいいぞ
7 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2009/05/08(金) 08:50:13.76 ID:.3zwt/g0
前シリーズ:主様とメイド

●登場人物
男:主様。メイドの飼い主。何事もわりかし完璧にこなす。ランジェリーフェチで特撮オタ。実家はお屋敷。
メイド:飼われる側。そのくせ家事を始め一切仕事はしない。基本的にNEETそのものだが顔、スタイルは抜群。
委員長:男のクラスメート。妹とボディチェンジ可能。クールビューティー。若干ヤンデレの素養あり。
妹:委員長の妹。やさぐれ属性。お姉ちゃんっ子。姉と中身の入れ替えが可能らしい。
妹嬢:男の実妹。ブラコン。男以上の完璧超人。設定的にはないはずだがふたなり属性らしい。謎である。
メイド長:お屋敷に使えるメイドのトップ。クールビューティーで愛想はほとんどふりまかない。つまりツッコミ属性。実はスタイルがトップクラス。
姉:男の実姉。同じくブラコン。男にべったり。ただ愛し方が人と少し違う様子。スタイルが現状トップ。
女:男のクラスメート。普通の女の子だったがひょんなことから女装させる性癖に覚醒。現在では変人の仲間入りである。
女弟:女の実弟。シスコン。ガチムチ(らしい)。男をライバル視するもまず出番がないかわいそうな子。
友:男のクラスメート。サッカーに青春をかけており、女性関係もないもののモテるタイプ。……のはずが何故か毎度ホモ説が浮上。謎である。むしろショt(以下検閲削除)
父:無敵超人。ただし男(息子)との仲は最悪。
母:放任主義。ダメ人間。だが旦那さんとの仲はらぶらぶなようで。

●会話サンプル

男「おーい、メイド。お茶いれてくれ」
メ「何を言ってんですか、この人は」
男「お前が何を言ってんだと。給料分くらいは働けよ」
メ「主様、私思うんです……お金で動く人間って駄目だな、と」
男「だが働かずにお金をもらう人間ってどうよ」
メ「最低ですね」
男「お前のことだ」
メ「またまた御冗談を」
男「……こいつだけは」
8 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2009/05/08(金) 08:55:58.08 ID:.3zwt/g0
●派生シリーズ

いじメイ:マブラヴ(オルタ)のぱk……オマージュ。でも全然更新されない。いずれは! といきまくのは作者のみ。現在は衛士の訓練あたり。
中篇シリーズ:時々書かれる中途半端な厨二系ストーリー。一応、ここに出てくる人物は主様の世界観に沿った人たちばかりで無関係ではなかったりする。
       が、ぶっちゃけそうは見えないのが悲しいところ。おなぬーイクナイ!
短編シリーズ:いいんちょの退魔紀行(お家柄がそうなので)とかがあったりなかったり。そんな感じ。


●登場人物:いじメイ

主様:たけるちゃんポジション。
いいんちょ:めいやポジション。
友:みことポジション。
女:たまポジション。(なんか一瞬チ○ポジっぽい卑猥さを感じた人はダウト。俺とかですね)
妹:委員長ポジション。なんかややこしい。

その他に俺が昔書いた新ジャンルの人もでるかも。……かも。まずは書け。
9 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/05/08(金) 09:43:16.51 ID:3nVJ1wAO
●登場人物

シリーズ:中篇系


あや:語り部。何事も関わる度に損する人。
宮:あやのファン(自称)。腹黒系お嬢様。
妹嬢:二人が通う女学院に転入。とはいえ出席は時々のみ。本編と同一人物。
男:男子ちゃん(女装版主様)として一時期妹嬢と共に転入経験あり。その時あやと邂逅を果たす。
メイド:主様の付き添い(という名目でくっついてきただけ)で、転入経験あり。同じようにあやと邂逅。


とある姉妹:街を騒がせた狂気の殺人犯達。現在は警察病院にて壊れた心の療養中。



●あらすじ

シリーズ:主様とメイド(本編)

高校に入学と共に一人暮らしを始めた男こと主様。
その時、一人のメイドを雇うことに。それが運命の出会いになる。

働かない、穀潰し、その上毎日のように続く意地悪。
そんなとんでもないメイドと、個性的な家族や仲間と共に日々を過ごす。
最初こそもはや文句しか出ない主様だったものの、その寛容さと持ち前の天然女キラーっぷりによってメイドといい仲に。

そんな日々が終わりを告げたのは唐突だった。
攫われるメイド。そして始まる計画。
自分たちは父親という存在によって生み出された新たな器でしかなかったのだ。
連綿と続いてきたその禁忌の法。
それを実行できるだけの財とコネを持つ彼はメイドには自分の愛した女を、そして息子には自分を移そうとしたのだ。

だが彼はそれまでの誰かに支配されてきた因縁を全て断ち切り、いくつかの犠牲を払いながらその業から解き放たれた。

こうして愛すべき人を得て、一人の人間として生きることを選ぶ。
それが前スレまでの本編でした。
10 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/05/08(金) 10:08:32.78 ID:3nVJ1wAO
●新シリーズ&新章

あらすじ:新シリーズ

ひょんなことから捨てメイド(?)を拾ってしまったご主人。
そこから始まる新シリーズとは一体……。
新シリーズの割に全然出番のない彼らに一体どんな運命が待っているのか! つまり早く書け! ってことで。


あらすじ:新章(本編の続編)

あれから数年。
それぞれが新しい生活の営みを始め、平和な時間が続いていた。
そう、表面上は。

たった一通の動画から始まった悪夢は一体何を壊し、何を救うのか……
怒涛の新シリーズ!




●登場人物

新シリーズ

主:ご主人。幸か不幸かメイドを拾ったことから新生活。大学生のご様子。
めいど:シュール系担当。最低限の一般常識以外身につけてなかった様子。じゃあ給仕できないじゃん!


男:ご主人のバイト仲間(?)。本編のあの人。あれからどの程度経った頃かは不明。





シリーズ:新章

男:数年経っていい男っぷりに磨きがかかった様子。今もメイドと二人暮らし。
メイド:相変わらずの破天荒さん。変わったこては主様に対して素直になった事。そして……
妹嬢:父親の財とコネを引き継ぎ世界規模の財界の一角を担う存在に。実は寿命が人より短い。今は一人娘の母。
メイド長:今も妹嬢の傍にて公私に渡りサポート。優秀な侍女です。
姉:体は亡くなったものの魂だけはメイドの体に宿ってる。最近はおとなしいようだが……



?:動画にて彼ら兄妹にメッセージを送った謎の人物。男とその血縁者を欲する。男性らしいが見かけは女の子。



女:2話にて登場予定。現在は世界を股にかける。同時に妹嬢お抱えの専属スタイリスト。故に彼女らの家族とも親しい。
妹子:いもこ。2話にて略。妹嬢と、とある方のお子さん。この子の存在が色々な場所で関係に溝を作っている。
11 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/05/08(金) 10:14:39.04 ID:3nVJ1wAO
男「……長い」
メ「長かったっすね」
男「ふざけてるな」
メ「主様の顔みたいなもんすね」
男「……そんなひどいか、俺の顔」
メ「芋くさいです。芋けんぴです」
男「テカテカなのか」
メ「間違えました。粉ふき芋です」
男「パサパサなのか!」
メ「それは私の口からはとても……」
男「全部お前が言ったんじゃねぇか」
メ「さておき。色々長ったらしく書きましたが基本的にはこんな感じでゆるくやっていきます」
男「まとめようとすんなよ」
メ「新スレに入ったら書いてくれると仰った方や冥さんとこ、そして他にも書いてくださる方は募集中です」
男「めちゃくちゃ楽しみにしてます……ってえらく真面目だな、今回」
メ「主様がダメすぎなので私ががんばることでよらダメさをアピールできるかなと」
男「お前は人を貶めるためなら何でもするのな」
メ「主様、だけ。……ですよ」
男「頬を赤らめられても何ら嬉しくない会話の流れだな」
メ「ま、お題も随時募集してますので」
男「これからもよろしくお願いします」
12 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/05/08(金) 14:28:08.63 ID:R0q8/oDO
>>11乙ー


委員長といもうちょはもう亡き者ですね分かります
13 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [age]:2009/05/12(火) 00:59:24.54 ID:s85/T.SO
あらすじ長すぎワロタwwww
中の人の回収力に期待せざるを得ない

そんな更新待ちage
14 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/05/13(水) 12:07:45.15 ID:l43km6AO
「ねぇ、お姉ちゃん。まぁまはにぃにのところなの?」

お母さん譲りの綺麗な髪。仕上げの梳いてあげる段階で彼女はそう問う。
少し前まですぐにむずがっていた彼女が成長したのかと嬉しく思っていたのだけど。
なんのことはない。それ以上に気になることがあっただけのようだった。

「そうだよ〜。妹子ちゃんのマァマはパァパのところなんだよ」
「うぅ……なんでっ!」
「なんでときたかぁ」

いつもながらのはっきりした物言いに私は少し困り顔。
実はちょっと知りたい話だったりするから。
だって今の状況がそうなのだ。
あの人への負い目からか、彼女が彼の元を訪れるのはめったな事がなければ有り得ないはずだった。
子供だったあの頃とは違う。そう、違うから。



あの輝かしくもほんのちょっぴり苦い青春。……って言い方はかなり脚色が入ってるけど。
私や彼や彼女の物語は、彼が自身の従者を伴侶として選んだところで一応の決着をみせた。
けれど、私を含め何人かは気持ち自体を捨てた訳じゃなかった。
だからこそ、本来ならば生まれるはずのなかった命がここにある。
そして気がつけば、なかったはずの溝が生まれ、昔のように無邪気なままの関係ではいられなくな
15 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/05/13(水) 12:16:30.82 ID:l43km6AO
なくなっていた。
だからこそ、そんな状況の中で彼女が彼を訪ねたのかは私にもわからない。
けれどそこには、昔のようにただ楽しかったからなんて理由はない。
恐らく彼らにとってとても大事な話があるのだろう。
それが何であるかを教えてもらえないのは少し悲しいけれど、それも私の立場なのかもしれない。

「ねぇ、お姉ちゃんはわからないのっ」
「ごめんねぇ、わからないや」
「んもぅ! そんなだからお姉ちゃんはダメダメなんだよ」
「そっかぁ、ダメダメかぁ」
「そう、ダメダメなんだからね! にぃににもダメだって言われちゃうよっ」

「それは困っちゃうなぁ」
16 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/05/13(水) 12:25:34.06 ID:l43km6AO
それにしても、この子は彼を相変わらず“にぃに”と呼ぶ。
その意味合いは当然ながら『兄』という存在で捉えて間違いないだろう。
それはきっと妹子ちゃんの母親が未だに彼女の前でも彼を“父”と呼ばないからだろう。
妹子ちゃんという存在が彼女の支えでありながらも負い目であってしまう証拠。
いつか妹子ちゃんもちゃんと彼を父と呼べる日が来ればいいと思う。
生まれてきた命に罪はない。そう、妹子ちゃん自身に罪はないのだから。


「お姉ちゃん」
「ん? どうしたの、妹子ちゃん」
「あのね。まぁま、最近帰ってこないの」
「そうなの?」

珍しいと思う。
勿論、彼女がどのような立場の人かは知っている。
世界を股にかける人であり、多忙を極めるはずだ。
しかしそんな彼女でも欠かさず自身の娘には会うなり連れていくなりはしていたはず。
会えない時間が長く続くということは有り得ないのだけれど……。

「だからね、そのね。……お姉ちゃん、帰らないで」
「ふぇっ?! か、帰らないでときたかぁ」

あくまでこの子とは知り合いであるし、それ以上の関わりがあることは自負できる。
しかしだからと言ってこの子だけに全てを注げるような立場でもない。
17 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/05/13(水) 12:35:41.73 ID:l43km6AO
さて、一応私の立場も説明しておかなきゃいけない気がする。
あくまで一般人代表、みたいな私だけれどちょっと頑張ってみたりした。
妹嬢さんの紹介もあってファッション関係、特にデザイナーとして私は努力した。
勿論今も修行中の若輩者ではあるものの、最近は少し先生のお仕事を手伝えるくらいにはなった。
私の先生は世界を股にかける人なので、つまり私も世界に羽ばたく人材だったりします。えへん。
……まぁ、あくまで修行中なんだけど。


最近はスタイリストとしてのお勉強も一通り終わって自分だけの仕事もさせてもらえるようになった。
そんなとき、彼女から自分の専属の一人として雇われないかと話がきた。
私にとっては願ってもないことだったから二つ返事で承諾。
親子二代をお相手にさせてもらったりしてます。

とまぁそれが私の今の立ち位置の半分で、後は先生のお手伝いがあるからあんまりこっちばかりに留まる訳には……




『あらん、いいわよ。しっかりお守りしてあげなさぁい』
「で、でも先生! 来月の発表とか!」
『そんなのあんた抜きでなんとでもなるわよん! それよりお得意様なんだから、ちゃんとご奉仕なさいよっ』
「う、そんなぁ……」



いかないはずだったのになぁ。
こうして私はまだしばらくこの普通の人じゃ場所すら知りようのないお屋敷で妹子ちゃんの相手をすることが決まった。
……でも、奉仕かぁ。




『主様は……っスね』



何故か私には彼女のふてぶてしい笑顔が思い浮かぶのだった。
18 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/05/13(水) 12:45:11.17 ID:l43km6AO
それから数日はただひたすら妹子ちゃんのお相手。
可愛いけれど容赦ないあたりはやっぱりお母さん譲り。
でも背伸びしようとしてるところは可愛いかったりするのでからかっちゃう。
あと、素材がめちゃくちゃいいのでついつい……

「みてみて〜、すごいねこれ、お姫様みたいっ」
「はぅぅ……かぁいいよぉ、すっごいかぁいいよぉ」
「お姉ちゃん?」
「はっ! ま、また軽くイっちゃってた。恐るべし妹子ちゃん!」
「ぅ?」
「ああ! そんな無垢な瞳で汚れた私を見ないでぇ!」


いちいち自制がきかなくなるのはどうしたものかと思う訳で。
さて、そんな私たちの生活を支えてくれる本当の従者の皆さん。
着替えは私が選んでくるけどそれ以外の日用品は彼女達が用意してくれる。
だけどこの陸の孤島みたいなここでよくもまぁこんなに調達するなぁと感心しちゃう。
今日もそんな風に感心するんだろうと、来訪を告げるノックの音に扉を開ける。

「……え?」


そこにはまるで人形みたいな。そう、人形みたいな嘘のような美しい人が立っていた。
19 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/05/13(水) 13:00:19.76 ID:l43km6AO
決して快適とは言えない空の旅。
軍用機を改修したそれに乗るのは一人の令嬢と彼女の従者。
備え付けられたモニターからは何やら激しく声が聞こえるが彼女は涼しげなままだった。

「異常はない、と」
「はい。現状、妹子様の周りには彼女以外は誰も近づけさせておりません」
「そう……彼女ならばある程度安心ですものね」
「はい」

そこでモニターの声が一際大きくなる。

『んもぅ! そっちの都合で勝手にあの子を拘束していてよく言うわ!』
「あら、承諾してくれたのではなかったかしら?」
『あんたらが圧力かけてまで押し通したんでしょ! あの子にとって大事なイベントなのに……子守の為に全部パァ。本当、ちゃんと責任とりなさいよ?』
「ええ、このお礼は必ず」

先程から何度も繰り返したやりとり。
さすがに辟易したところですかさず従者の彼女からフォローが入る。

「お嬢様、そろそろ」
「そうね。では先生、また」
『あ、ちょっと! 必ずよ! 必ずなんだか……』

ぶつん

「ふぅ、全く。二時間も延々とイヤミを言われるなんてね」
「お疲れ様でした」
「ふふ、ありがとう」

思わず漏れる苦笑。しかし次の瞬間には表情は険しく変化する。
20 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/05/13(水) 13:07:30.19 ID:l43km6AO
「これより向かう敵の拠点というのは」
「十中八九ダミーでしょう。仮に奴らが利用していたとして痕跡を残しているかどうか」
「それを探すのが私の役目でしょう」
「はい。よろしくお願いします」
「……。さて、鬼が出るか蛇が……っ」

そう呟きかけた彼女は急に胸を押さえてうずくまる。

「お嬢様!?」
「だ、大丈夫よ……」

急な痛みを自分でも驚きが隠せない。

(一体……まるで体の一部を引きちぎられるような痛みは……)

そんな彼女を心配しようとする従者に、一報が届く。

『……! ……!!』
「なっ……、く」
「どう、したの?」

目敏くそれを見つける彼女に従者は告げる。

「妹子様が……攫われました」







「ふぁ……綺麗。じゃなくて! あのあなたは?」
「お迎え、ってところかな。そっちの彼女の」
「お迎え?」
「ああ。人類の革新の為の、ね」




事態は大きく動き出していた。
21 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/05/15(金) 15:44:39.61 ID:zcbVqgAO
遅くなったが乙!

続きが気になるNE!
22 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/05/15(金) 23:18:48.49 ID:sUja1ESO
妹子を見るたびギャグ漫画日和を思い出してしまう…

更新乙!マイペースで頼みますぜ
23 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [age]:2009/05/18(月) 23:51:23.76 ID:o4IS4sSO
更新待ちage
24 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2009/05/19(火) 01:48:01.19 ID:64emVDg0
さて、密かに俺以外の書き手さんに期待する日々だったりしますが……
前スレで次スレになったら書くって言っててくれた人とか冥の人とかまだかな!

といいながら今日は適当なのでお茶を濁そうかと。
25 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2009/05/19(火) 01:55:00.37 ID:64emVDg0
メ「新型インフルですって。怖いっすねー。若い人ばっかにかかるらしいじゃないっすか」
男「おお、怖いよなぁ。俺とか真っ只中だからな、年齢的に」
メ「ね、気をつけないとっすね。お互い。でも主様だけかかればいいのに」
男「わざわざ付け足してまで言うことなのか。……ん? でもお前ってさ、結局いくつなんだよ」
メ「え?」
男「え? じゃねぇよ。そういやまだ何歳だったか聞いてないなぁと」
メ「履歴書に書いてるはずっすよ。それくらい雇用者としてしっかり目を通してください」
男「……お前の履歴書とやらは本来履歴書を書いてる人間には何があっても見せられんレベルの落書き帳だったような気がするぞ」
メ「ひどい! 何て言い草! 自分の不手際をこっちに押し付けてさ! やってらんねぇよ!」
男「自分の目で確かめてみるか。ほれ」
メ「ん? なんすか、この落書き」
男「履歴書。お前が書いた」
メ「ははは、証拠の捏造とは。恐れ入りましたよ」
男「お前のその態度のほうが恐れ入るわ」
メ「もっとほめてくださって結構ですよ?」
男「絶対遠慮させてもらう。で、結局何歳なんだよ」
メ「見た目どおりですが」
男「む……ぅ。……20歳前後?」
メ「まぁひどい! 自分より年上だってんすか!」
男「いや、そう見えるから」
メ「ふんだ。私はまだぴちぴちの……あれ?」
男「ぴちぴちのなんだよ」
メ「……いくつなんでしょうね、私」
男「は?」
メ「や、そういや自分でもよくわからんなーと」
男「おいおい」
メ「ま、大丈夫ですって。案外知らなくても何とでもなりますもん」
男「……」
メ「さ、それより続きをやりましょう。掃除とか!」
男「してねぇだろ、お前は」
26 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2009/05/19(火) 02:01:08.92 ID:64emVDg0
妹嬢「で。私ですか」
男「だって知ってそうだし」
妹嬢「私だって知るはずないじゃありませんか。あくまで私はモルモット側でしたし」
男「おい。そういう言い方はやめろって」
妹嬢「事実ですから」
男「……。事実でも、だ」
妹嬢「それは自分もそうだからですか」
男「いや」
妹嬢「それとも、彼女もだからですか」
男「……」
妹嬢「……。はぁ。すみません、どうかしていましたね。わかりました、こちらでも調べてみましょう」
男「悪い。必ず礼はするから」
妹嬢「かまいませんよ。一番ほしいものはもう手に入りませんから」
男「え?」
妹嬢「何でもありません。用件はそれだけですか?」
男「ん、ああ。まぁ、そうだ」
妹嬢「ではこちらも何かと多忙ですので。失礼します」
男「本当、悪いな。時間とらせて。じゃ、また」
妹嬢「はい。また」





妹嬢「ふぅ……嫌になりますね。自己嫌悪なんていつ依頼かしら」
メイド長「お嬢様」
妹嬢「泣き言はこれくらいにしておくわ。では申し訳ないけれど」
メイド長「はい。資料のほうはこちらで洗いなおしておきます」
妹嬢「お願いね」
27 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/05/19(火) 02:01:12.37 ID:rWZ4V.6o
年上と聞いて飛んできました
28 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2009/05/19(火) 02:02:20.15 ID:64emVDg0
こんな時間に飛びついてくるとはw
ご期待に沿えるかはわかりませんがw
29 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2009/05/19(火) 02:31:47.02 ID:64emVDg0
男「たっだーま、と」
メ「おかえり!」

がばっ

男「のぉあ!? な、何だ。新手の奇襲か!」
メ「んもぅ、そんなんじゃないよぉ」
男「って、この感じ……姉さん?」
メ「正解〜。えへへ」

ぎゅむ

男「あ、ちょ、こら! 中の人は違っても外身は外身なんだからそういうのなしって!」
メ「いいのー、メイドちゃんだってこうしたいんだもん」
男「な、あ、いや。けどそれでもだな」
メ「それともおとちゃんは、こういうの嫌い?」
男「……。一、男としては、非常に……その。悪くないというか、なんだ。……って違う!」
メ「ちがわないの〜」
男「あー、もう。ったく。……あとで引っ掻かれるのは俺なんだってのに」






女「メイドさんの歳?」
男「そ。いくつに見える?」
女「んー。20歳前後、かなぁ」
男「だよな」
女「うん。お姉さんっぽい見た目だし、スタイルだっていいもん。けど……」
男「中身が中身なだけに幼くも見えるよな」
女「そうなんだよね。でもそれってお得な気がするけどな」
男「そりゃ自由にしてられるのは得だよ」
女「それもあるけど、そうじゃなくて……。まぁこれは女の子の考え方なのかもしれないけど」
男「なんだそりゃ?」
女「気にしない気にしない。しいていうなら、女の子がお化粧する理由の半分みたいなものだよ」
男「余計わからん」
女「あはは。あ、お化粧で思い出したんだけど、男くんに似合いそうなグロスが……」
男「謹んで断らせてもらう!」
30 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2009/05/19(火) 02:46:12.53 ID:64emVDg0
メ「全く、油断も隙もない」
男「くそ、いきなり中身チェンジはやめろっての。全力で引っかきやがって」
メ「当たり前です。そう簡単にこの純潔は渡してたまりますか」
男「いや、もうわたし……いたっ、痛い!」
メ「みぎゃあああ!!」



plll...

男「はい、男ですが……あ、いも、痛い! 痛いって!」
妹嬢『兄さん? あの、お取り込み中のようならあとでかけなおしますが』
男「ああ、気にすんな。で、何かな」
妹嬢『例の件、わかりましたよ』
男「例の……ああ、あれか」
妹嬢『はい。資料の中から製造……こほん。彼女の生まれ年がわかりました』
男「ん、ありがとな。で、いつだった?」
妹嬢『18年前になっていますね。他にも私たちの生まれも明らかになりました』
男「そっか。順番的には姉さん、俺、お前の順のはずだよな」
妹嬢『ですね。姉さんが初期タイプの中の成功例、そして私が後期量産の中から発見されたハイスペックタイプといったところでしょうか』
男「ん? じゃあ俺は?」
妹嬢『それについて驚くべき記述がありました。兄さんは……本当に自然に生まれた存在です』
男「へ?」
妹嬢『つまり、兄さんは母様とあの人の間に、普通に授かった命だということです』
男「で、でもあいつは……」
妹嬢『認めたくなかったのでしょうね。私たちという存在を造りながら、実際にはただ自然の営みに任せていればよかったのですから。こんな皮肉、ありませんよ』
男「……」
妹嬢『とにもかくにも。そういうわけですので、彼女は兄さんとほぼ同じ歳だといえます。ちなみに誕生日は――ですね』
男「意外と近いな」
妹嬢『はい。しっかりお祝いしてあげてくださいね』
男「おう」
妹嬢『では失礼しま……』
男「あ、それとよ。お前の誕生日もわかったんなら、ちゃんと祝うから、日を教えろよ」
妹嬢『あ……。はい!』
男「ん、じゃあな」


チンッ


妹嬢「……。兄さん……」
31 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2009/05/19(火) 02:51:44.91 ID:64emVDg0
男「ちゅーわけで、今度お前の誕生日やるから」
メ「マジすか。あ、プレゼントは現金でかまいませんので」
男「お前は本当に夢がないのな」
メ「ふふふ、現金なのです」
男「それ使い方あってるのか? ま、いいけど」
メ「でもいいんすか? 最近いろいろ記念とかやって祝ってもらってる気がするんすけど」
男「いいよ。記念日はいっぱい作ろう。そんでさ、最終的には毎日が記念日だ」
メ「面倒くさいっすねー」
男「いいだろ。夢だったんだよ。好きなやつとそうやって日々を幸せにしていくの」
メ「……」
男「な、なんだよ」
メ「くさ! くさすぎ! この人、何マジでこんなこといっちゃってんの! いや! はずかしい!」
男「っせぇ! な、くそ! 言うんじゃなかった!!」


わいわい ぎゃーぎゃー


メ(……。あーもう。やばいなぁ、どんどん好きになってる)
メ(毎日が記念日か。……今日は惚れ直した記念日ってことにしておこっと)







妹嬢「……」
メイド長「あの人のことは諦めたほうが、お嬢様のためです」
妹嬢「私は何も言っていません」
メイド長「ですが」
妹嬢「兄さんの心がどこにあるかなんてわかっています。私だってそこまで愚かではありません」
メイド長「……ですぎた発言でした。忘れてください」
妹嬢「ええ。では次の予定ですが」


メイド長(……。私には今のお嬢様がとても危うく思えます)
メイド長(何かひとつでもきっかけでもあれば想いがあふれてしまうのではないかと)
メイド長(お嬢様。それは誰も幸せにしません。どうか、どうかお間違いのなきよう……)
32 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2009/05/19(火) 02:52:32.95 ID:64emVDg0
そんな閑話でした。
さて、他の人たちのも期待しつつ今日はおやすみなさいませ
33 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv [sage]:2009/05/21(木) 09:27:25.78 ID:hwKl9gSO
>>32
18歳ってことはまだ本編?からはあまり経ってないのか
個人的には年上の童顔巨乳だと思ってたぜ
34 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv [sage]:2009/05/21(木) 23:29:16.80 ID:XeaYr2AO
冥「此処に来るのも久し振りですね」
男「色々と忙しかったからな、去年」
冥「今年も余り余裕は無いようですが」
男「お前の食費でバイトの稼ぎが吸われてんだよ!」
冥「それは大変ですね、節制を要求します」
男「真っ先に努めるべき奴が居ると思うんだがなぁ、俺」
冥「御自身を知る事は良い傾向かと」
男「お前の事だ馬鹿!!」
冥「責任転嫁は好ましくありません。改善を要求します」
男「……こいつ」
35 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv [sage]:2009/05/23(土) 00:35:51.64 ID:v6.vpISO
>>34
おかえり!待ってたんだぜ
36 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv [sage]:2009/05/23(土) 09:28:51.05 ID:b9cKD9Io
まさかの理不尽冥土復活

二人とも期待しているんだぜ
37 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv [sage]:2009/05/23(土) 18:10:59.84 ID:FuTFu.AO
男「巷ではインフルエンザで大騒ぎだが」
冥「外出しない私には関係の無い話ですね」
男「言いながらなんでマスクしてんだ」
冥「空気中の病原菌に触れては一大事ですので。
…わー逃げろー、男菌が移るー」
男「俺の怒りが有頂天な棒読みをどうもありがとう。ついでにそのまま出て行くなんて選択肢はどうよ?」
冥「ジョークセンスがありませんねぇ」
男「本気で言ってんだよ!!」
38 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv [sage]:2009/05/23(土) 18:12:10.57 ID:FuTFu.AO
男「…で、お前の後のそれはなんだ」
冥「…?マスクですが」
男「うん、それは解る。俺はな、
なんでマ ス ク の 山が出来てるのか聞きたいんだよな。100字以内で」
冥「買い占めました」
男「簡潔極まりねぇ!ついでにどこからどこまでだ!?」
冥「市内全域です」
男「そんだけ集めてどうすんだよ!今頃買いに来てる人達大弱りだよ!そんなにいらねぇだろうが!!」
冥「いえ、殆どがオークションに掛けている所です。
…あ、今30000円で落ちました。大人気ですよ?」
男「………」
39 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv [sage]:2009/05/29(金) 00:01:18.18 ID:K7JBSoSO
期待age
40 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv [sage]:2009/05/29(金) 09:26:54.96 ID:kvXTJgAO
お久しぶりです。
ここしばらくはインフルエンザにやられたか! ってくらい体調不良でした……
まぁ多分本当はお腹出したまま寝てたのから徐々に体調崩してほっといたのが原因ですね。
ザ☆自業自得!
関係ないけど最近本棚整理したらザ・ウルトラマンが1〜4巻出てきた。
台詞回しが神がかって整理が一時間はストップしたぜ!
よくある事故です。


冥土の人が戻ってきてくれましたね!
嬉しや嬉し! これでもっと活気づけば……!
の為には俺が書くのも必要ですよね。
というわけで久々の更新になりますが携帯からなのでのんびり更新になります。
切れてたりしたらごめんなさい
41 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv [sage]:2009/05/29(金) 09:39:27.35 ID:kvXTJgAO
その部屋は、屋敷の大きさや格式からすれば大いに沿ったものだった。
決して豪奢とはいえない造りではあるものの、センスを一目で感じられる品格がある。
だがところどころに見受けられるファンシーな人形やぬいぐるみが子供らしさを演出する。
そう、ここは子供部屋。主なくとも、部屋は当然のようにただ在るのみ。
そんな静寂を壊す、乱暴な音。

バタン、と。

部屋の格式にそぐわぬ暴力的な振る舞いで、もう一人の主が戻る。

「妹子! 妹子っっ!!」

わかってはいる。応えてくれる愛らしい声がないことは。
わかってはいる。応えてくれる愛らしい顔がないことは。
わかってはいる。応えてくれる愛らしい人は……

「お嬢様……」

「何故、何故なの! ちゃんとみんな居たんでしょう!? 守ってくれてたんでしょう!?」

「どうか。どうか心をお鎮め下さい。どうか」

臣下の言葉も悲痛な声には届かない。

「ねぇ!! なんでよ、ここの情報は何処にもわからないはずでしょう!? なら何故、何故妹子が……妹子がさらわれるのよぉ!」

もはや血すら吐きかねないほどに声を絞り出す彼女。
普段ならば考えられないそのみっともない振る舞い。
しかしそれは我が子を案じる一人の母であり、その愛しき存在を奪われた弱い者として当然の姿だった。

「ただ今捜索隊が必死に動いています、ですから……」

「当たり前でしょう! そんなことは!!」

手近にあったぬいぐるみに手を伸ばす。
そこにまだあの子の温もりが残っている気がして。
42 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv [sage]:2009/05/29(金) 10:08:16.45 ID:kvXTJgAO
当然のように抱き寄せたぬいぐるみに温度など感じない。
手触りの良い質感と、喪失感だけが伝わるのみだ。
愛娘の愛らしい笑顔が浮かぶ。
いつも構ってあげられない彼女への形ばかりの罪滅ぼし。
幼い心へは何ら救いにならないはずのこんな玩具。
それに彼女は、

『マァマ、大好き。ありがとう』

こんな自分を母と呼んでくれた。
あまつさえ赦し、好きだと言ってくれた。
その瞬間に決めたのだ。彼女だけは守ろうと。
望んだのが自分だけだとしても。全ての肉親に愛されなくとも。
自分だけは彼女の為だけに生きようと決めたのだ。
なのに……居ないのだ。彼女はここに。
絶対なんてなかったのに。安心して、慢心して。
一人残して自分は……。
押し寄せる後悔が彼女を飲み込む。
どんな苦難でも彼女を折ることは出来ないはずだった。
しかしそれは我が子を守ろうという支えがあってこそ。
ならばその支柱が消えた今、彼女のどこに強さが残ろうか。
数刻前までの強き輝きは今はなく。
ぬいぐるみを抱きしめ、ただ泣き叫ぶだけの女がそこにあるだけだった。




「お嬢様」

冷ややかな声が飛ぶ。先程までの気遣うような声ではない。
「もう十分でしょうか」

冷静に。冷酷に。残酷に。

「十分に後悔され、悲しまれ、弱られた。ならばもう十分ではないでしょうか」

決して甘やかさず、もたれかかりはさせない。

「では立ち上がり、成すべきことを成しましょう。それともここでおしまいにしますか? 本当に泣いてよいのはあなたではないのに」

きつく、強く、言葉を叩きつける。

「まだ全て間に合います。どうかご決断を」

それは彼女を信頼するから故。本当の輝かしい彼女を知るが故。
だから彼女は侍女として言う。

「行きましょう。妹子様を取り戻しに」
43 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv [sage]:2009/05/29(金) 10:21:50.03 ID:kvXTJgAO
僅かな震え。
そして静寂。

ゆらりと立ち上がり、振り向いた妹嬢の顔に涙はない。
ゆっくりとあるべき場所へぬいぐるみを置き、足取り確かにメイド長の元へ。

「現状は」

「連れ去られたのは妹子様と、女さんです。何故彼女まで巻き込まれたかは分かりませんが、この二人のみ消えています」

「他の屋敷の者は」

「……残念ですが」

「そう。家族の方には十分な謝罪を」

「手配済みです」

「では任せます。二人の足取りは?」

「現在調査を進めていますが、詳細な位置は不明。ただ欧州に焦臭い情報がいくつか」

「洗いなさい。徹底的に」

「情報は既に解析に回し……」

「違います。欧州“全土”を徹底的に。総ての人員を割いて構いません」

「……。ではそのように」

「追い詰めるのよ。地の果てまでも。どんな手を使おうとも」

先程までの弱いだけの女はもう居ない。
在るのは瞳に煉獄を宿す女が一人。

「我々は舐められすぎました。往々にしてそういった手合いには教育が必要です。ええ、教えてさしあげましょう、我々の怖さを」

ここに全世界を巻き込むであろう一つの戦いの幕が切って落とされようとしていた。
44 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv [sage]:2009/05/29(金) 11:03:05.47 ID:kvXTJgAO
世界の片隅で戦いへの鐘が打ち鳴らされる中、こちらは世界の片隅で平穏に浸っていた。


「じゃあ男先輩、お疲れ様で〜す」

「はい、お疲れ。帰り道は気をつけてな。最近物騒だから」

「だったら男先輩が家まで送ってくださいよ〜」

「誰のせいで帰れないんだ、俺は?」

「あぁん。カリカリしないでくださいよぉ。カルシウム足りてます〜?」

「お前のせいで不足しそうだ。いいから気をつけて帰れよ」

「はぁい。男先輩のお家で待ってますね!」

「お前が言うと冗談に聞こえないからやめろ」

一度、本気とは思わず好きにしろ、と言ったことがある。
その時、とんでもないことになっている為に釘を刺しておく。

「男先輩のいけずぅ」

私服に着替えたせいかやたらと胸の谷間が強調される。
一瞬目がいきかけるが、慣れか自制かさっさと切り返す。

「いつまでも残るなら遅番変わってもいいぞ」

「わわ、ではお先で〜す!」

慌てて出て行く後輩の背中を溜め息と共に見送る。





院生の傍ら、バイトを続ける日々。
大学に入ってからずっとお世話になっているこの店は昼は喫茶店、夜はバーへと姿を変える不思議な店だ。
不思議と言えば、店長夫妻が取り仕切っており、1日置きに休業するところか。
こんな時代である意味たくましいが、潰れないのだからいいのだろう。
バイトは自分を含めて三人しかいないのだから人件費はそこそこで済むのもプラスなのだろう。

「おいー、今のはよくないぞぉ」

そんなことを思い出していると、唐突に後ろから声をかけられる。

「……主さん」

そこには店員としては後輩。人生としては先輩にあたる人がいた。
45 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv [sage]:2009/05/29(金) 11:15:16.62 ID:kvXTJgAO
「いけないぞ! 今のあの娘はぶっちゃけ据え膳だった! 恥だぞ、食わないのは」

「じゃあ譲りますよ」

「マジか。いや嬉しいんだがね? ……俺あの娘には嫌われててさぁ」

よよよ、と泣き真似をする主さん。

「似合ってませんよ」

「うわ、君はオブラートに包まないのな!」

「無駄って知ってますから。あと俺が同棲してるって知ってるでしょ」

実際に見せたことはないが話は何度かしてる。
だから知ってはいるが、

「だからこそいいんだろ! ビバ、ドロドロな愛憎劇」

「ああ、そういう人でしたね」

呆れ半分、話半分で十分な人なのだ。






「でもなんで嫌われてるんでしょうね。連れてきたのは主さんでしょ?」

「あー、まぁな」

裏で二人して酒を運びこむ。
俺も見た目より力はあるほうだと思うが、主さんはあの細身で俺より運ぶから恐ろしい。

「もしかしなくてもセクハラしました?」

「君が俺をどんな目で見てるかよぉくわかった」

「否定しませんけど」

「ぐっ……君ってお客さんやらには愛想いいのに俺にだけひどいね! ……ツンデレか!?」

「デレないんでツンツンですかね」

「知りたくなかった今後の展開! で、何かあった?」

運んでいた荷を取り落としそうになる。
46 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv [sage]:2009/05/29(金) 11:23:47.70 ID:kvXTJgAO
「わ、話題が急に変わりすぎで……」

「女関係だろ」

この人はずるい。

「いや、だから」

「前よりあの娘への接し方がナイーブだからな」

人が悩みを抱える度にすぐ見抜いてくる。
無遠慮に、ズカズカと踏み込んでくる。

「相手は同棲してる娘と、他の誰かか。しかもかなりの関係とみた」

「……」

「けどそれは前もだったから……その関連で何か問題が起きたってとこだな」

本当にずるい。

「違います」

「ならそうしとこう。その上でアドバイスだ」

「……」

「お前は真面目すぎる。だから好かれる。もっと悪くなれよ。お前は本質は混沌であり悪だ」

「……ラノベの読みすぎです」

「だな。一回言ってみたかったんだわ、こういう台詞。くぅ、俺今かっこいい!」

「はいはい」

こうやって人の心を荒らして、ほったらかしだ。
だから俺はこの人が……。




「二人とも、サボってるとまーくんに言いつけるよー」

「げ?! すんません、女将さん! すぐいきます! ほら、急ぐぞ」

「……うす」




この日、俺は久々に洗い物の最中にグラスを割った。
47 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv [sage]:2009/05/29(金) 11:47:31.32 ID:kvXTJgAO
帰り道。一人で考えるのは二人のこと。
メイド。俺にとってはもはや半身と言える存在。
妹嬢。俺の大事な家族。



それだけなら何ら悩む事はない。
問題があるとするなら、その大事な家族との間に過ち……いや、過ちとは言えない。
だが家族として創るべきでない命が産まれてしまった。
彼女にとっては何よりの望み。
自分にとっては何よりの悩み。
悲しい気持ちのすれ違い。……いや。
本当にすれ違いなのだろうか。
あの時、あいつを抱いたのは自分自身の意志だった。
だからこそ、罪に感じる。
俺は誰を愛するのか。
俺は誰を愛すべきなのか。
俺は誰を愛していいのか。

わからない。わかりたくない。
だって俺にはメイドしかいない。あいつにも俺しかいない。
そう考えないと俺は……。





悩んでいようが体を動く。
自宅まで後少し。こんな面では戻れない。


落ち着こうと自販機に硬貨を投じる。
適当な銘柄の珈琲を選び、点滅するオマケの光を追う。
何周かしたあと、あたりと表示された箇所から一つ過ぎた位置で光は点滅し、消えた。

「……ついてないな」

溜め息をつき、熱い缶を握る。
ふと振り返ると、暗い道に何かが見える。

「……?」

ドレス? こんな時間、こんな場所に? 
自然と強張る体。頭の中で何故か警鐘が鳴り響く。

「ついてない」

改めて呟いた先、麗しいヒトガタがそこに居た。
48 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv [sage]:2009/06/02(火) 13:04:20.82 ID:.HFv4IAO
メ「最近出番がとんでもなく少ない」
男「どこ向いて喋ってんだ、突然」
メ「つうかですよ? タイトルは意地悪なメイドなわけです」
男「タイトル?」
メ「なのにまずスレの中で私の出番が数えるほどしかないとはこれいかに!」
男「す、スレ?」
メ「何より私意地悪してないんですけど! デレデレばっかじゃないすか! なんという詐欺!!」
男「よくわからんが落ち着け、な?」
メ「これが落ち着いてられますか! ただでさえ更新頻度が牛歩のごとしなのにこれじゃあ読む人居なくなるのは当たり前です!」
男「え、と。……ごめんなさい?」
メ「形ばかりの謝罪はもう飽きました! いいですか。これからは実行のみが誠意です!」
男「つ、つまり?」
メ「ひたすら書くorネタを初期に戻す」
男「なんか知らんがムチャクチャ言われてるのはわかった」
メ「ムチャクチャしてるのはどこのどいつだぁ!」
男「ふべ?! 殴られた!?」
メ「いいですか! とにかく働いてください! 頼みますよ!?」
男「……お前も働くのよな?」
メ「それはまた別の話ですね」
男「そこは譲れんところなのか」
メ「とにかく! 皆さんが望むものを書いてくださいね! しかもつまんなくないのを!」
男「なんか聞こえないはずの刺殺音が聞こえた気がするんだが」
メ「いいんですよ、これくらい言わなきゃわからないんですから。とりあえずそんな訳で再びお題募集してますので」
男「なんかひどく他力本願な匂いが……ふべ?!」
メ「主様は少し空気を読んでください。メイドからの大事なお知らせでした」
男「……そして最後までお前はどこを向いてたんだ」
49 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv [sage]:2009/06/02(火) 13:25:06.59 ID:OnPf9pco
よっしゃ、こいつでどうだ
【帰ってきたカネゴンブログ】
【5月病】
【なにそれこわい】
50 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/06/03(水) 17:14:52.51 ID:mHomjkAO
っ【カエル】
っ【豚フル】
51 :【帰ってきたカネゴンブログ】 [sage]:2009/06/03(水) 18:21:50.80 ID:GvUCRYAO
男「チェックしてないはずがなかった!」
メ「特撮フリークでしたもんね、そういや」
男「その冷めた目をやめろ」
メ「まぁエイプリルフールネタは嫌いではないワタクシ」
男「……必死に各エロゲメーカー回ってたもんなぁ」
メ「くそ! 主様の貧弱回線では重たくてなかなか見れなかったじゃないすか!」
男「俺のせいかよ」
メ「ま、後日にアクセス履歴を女さんやらに見せてみたんですが」
男「うぉぉおい!? とんでもないとばっちりじゃねぇか!!」
メ「ふふふ、隙を生じぬ二段構えですから」
男「こいつ……」
メ「ちなみに一番お気に入りだった記事は?」
男「ウルトラマンダイナだけど何か質問ある? はかなり好きだったな」
メ「レスが秀逸でしたからね。相変わらず円谷はやってくれる」
男「なんだよ、お前も好きなんじゃねぇか」
メ「主様と違ってエイプリルフールネタのみですが」
男「くっ、にわかめ……」
52 :【5月病】 [sage]:2009/06/03(水) 18:28:35.93 ID:GvUCRYAO
メ「……働きたくない」
男「もはや定型化してるな、お前のその台詞」
メ「やー、なんつーかですよ。最近暑いし、なんか年度変わって充実してたやる気が消耗しつくした感が」
男「いわゆる五月病か」
メ「なんか何につけてもやる気が出なくて……」
男「けどまぁ、今6月なんだけどな」
メ「……。五月病怖いわぁ」
男「こいつ……。じゃあ今週発売の新作ゲームとやらもやる気にならんだろうから予約断っとくぞ」
メ「それとこれとは話が別です!」
男「五月病でやる気出ないんだろ?」
メ「今は6月ですよ!」
男「……ヤバい。俺の寿命がストレスでマッハなんだが」
53 :【なにそれこわい】 [sage]:2009/06/03(水) 18:34:08.09 ID:GvUCRYAO
男「いい加減、何かしら働いてくれよ。勤労体験でもすればやる気でるか」
メ「金狼を体験できるんですか」
男「いや、多分だけど。知り合いのつてをあたれば紹介できるだろうし」
メ「金狼をですか」
男「ああ、勤労体験の話が来てたから」
メ「なにそれやばい」
男「ヤバいか? ま、とりあえず働いてくれるならなんでもいいか」
メ「えっ」
男「えっ」
メ「金狼の話ですよね?」
男「ああ、そうだけど。とりあえず海岸で勤労になるから」
メ「まぁ開眼はしなきゃいけなさそうですね」
男「いや海岸はするもんじゃないだろ」
メ「自然とならない?」
男「海岸は自然だろ」
メ「えっ」
男「えっ」
メ「つまり結局どうなるんですか?」
男「来週から働くんだよ」
メ「なにそれこわい」
54 :【カエル】 [sage]:2009/06/03(水) 18:39:47.38 ID:GvUCRYAO
メ「クロノトリガー世代としてはこの単語を聞いたら奴しか浮かびませんね!」
男「いや俺プレイしたことないんだけど」
メ「なっ……あの世界一かっこいいカエルを知らないんですか!」
男「お、おう」
メ「くっ……では魔王との因縁の対決なんかも知らないと」
男「カエルが魔王と戦うのか!?」
メ「ええ、そりゃもう。素晴らしい剣技とかで」
男「カエルが剣?!」
メ「だがちゃんと回復も使えます」
男「がま油とか?」
メ「舌です」
男「……俺クロノトリガーをプレイしたくない」
メ「なにゆえ!?」
55 :【豚フル】 [sage]:2009/06/03(水) 20:15:00.44 ID:GvUCRYAO
男「珍しいな。お前が飯の用意なんて」
メ「がっつりスタミナ食っすよ」
男「どうせ自分の分だけとかだろ」
メ「ちゃんと主様のを用意しましたよ」
男「じゃあ俺の金で勝手に高いのを……」
メ「確かに財布は借りました。でもブランドよりがっつり。質より量。安物です」
男「……」
メ「どうしたんすか」
男「猛烈に感動してるだけだ。お前が初めて家事らしい家事を自らやってることに」
メ「ヲホホ。ではバッチリ食べてください。豚しゃぶです」
男「……ん?」
メ「お値段激安の海外から極秘裏に取り寄せた危険度AAAの代物です」
男「つまり?」
メ「割と冗談では済まない品ですね」
男「うぉぉおい?! お、おま!!」
メ「さ、召し上がれ」
男「召し上がるか! すぐ処分だ、処分!」
メ「今回使用した食材はスタッフがおいしくいただきました」
男「スタッフが危ないから!」
56 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv [sage]:2009/06/03(水) 20:21:22.44 ID:Z8aG1Xgo
ひ、火を通せば大丈夫だよ、多分

ダイナって>>3で終わっちゃったあれかww
57 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv [sage]:2009/06/04(木) 09:52:29.48 ID:BCmOqsSO
では久し振りのお題投下でございます

つ〇〇不足
迷い猫
あたり
58 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/06/10(水) 16:00:18.32 ID:Xc.YCEk0
彼女の生まれた場所と比べてここは騒がしかった。
無論、故郷を思い返せば違った意味で日中、夜のどちらも落ち着ける場所ではない。
しかし、質が違いすぎる。ここは営みがうるさい。
平和なのだ。平和すぎてうるさい。だから彼女はこの街が、国が好きではなかった。
それが自分の中にある嫉みから来るものであるのがわかっていながらもここにいる。
すべてはそう任されていたから。

『レベッカ。そっちは?』

胸元の通信素子が音を振るわせる。
骨伝導によって伝えられる定期報告に応える。

「異常なし」

『了解』

十数分置きに行われるやりとり。
彼女は今、一人の青年を監視し続けている。
何ら変哲のない、ただの学生のはずだ。
それを一個小隊を丸々あてるなど、おかしな話だと思う。
が、そうあれと頼まれた。命じられたわけではなく。
昔ならば戸惑っていただろうその扱いも、今は慣れた。
59 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/06/10(水) 16:01:01.02 ID:Xc.YCEk0
普段の肩がこるような侍女服よりはいい。
音も立てず軍用双眼鏡を取り出し、彼を見る。
本来ならば赤外線などの補正を入れるべきなのだがこの国はそういうものがいらないほど明るい。
見れば彼は自動販売機の前で小銭を確認している。
考えるまでもなくジュースでも購入するのだろう。

(暢気なものだ)

ため息のひとつもつきたくなる。
こんなにも多数の目が自分を見ているなど知らないにしても危機感がない。
自分の国では考えられないようなその態度。
それに僅かにでも苛立ってしまう。

(悪い癖だ)

この国に来てからは何かと比べてしまう。
幼い子を見るたび。それを見守る親をみるたび。
これらが当たり前だと思わせる環境を感じるたび。
自分が味わってきたすべてがただの生まれによる不運にしか思えない。
だからいらつく。
60 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/06/10(水) 16:01:36.02 ID:Xc.YCEk0

(本当に、よくない)

落ち着こうと何度か呼吸を整え、再び彼のほうへ意識をやる。

「……?」

少し気を離している間に、彼は誰かとコンタクトを取っているらしい。
街灯の明かりから少し外れた位置。闇に向かって話しかけている。

「HQ。目標が何者かと接触。ミラに確認を」

胸元の通信素子に連絡し、異常かどうかを調べさせる。
自分をはじめ、10人以上の人間が様々な角度から彼を見ている。
だから、何者かが近づいていたならばもっと早い段階で連絡がこちらをはじめ現場に届くはずだ。

『こちらHQ。ミラの位置から今確認できたそうだ』

「見落としか?」

『分からない。だが気をつけろ。恐らく……』

「了解」

母国語で交わされる緊張感のある会話。
懐かしい感覚に、苛立ちは紛れる。

(そうさ。一皮向けば平和なんてあっさり崩れるんだ……私たちのほうが)

音もなく立ち上がり、移動を開始する。
胸に暗い喜びを宿して。
61 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/06/10(水) 16:01:58.98 ID:Xc.YCEk0

「こんばんわ」

流暢な日本語が飛んでくる。
日本人離れした容姿からは少々意外な印象。

「こんばんわ。……お嬢さんは夜のお散歩かな」

「ええ、そんなところかしら。探し人がいるの」

「それなら警察に頼って君は帰ったほうがいい。夜に君みたいな子が歩き回るのはよくない」

「あら、この国の治安がいいと思っているけれど」

「あくまで陽のあたる範囲さ。もし必要なら送るけど、どうする?」

「いえ、大丈夫」

ふわりとおじぎをする。
そのさまがあまりにも似合いすぎて見とれてしまう。
そのせいで次の一言に気づくまでに一瞬の隙ができてしまったのは仕方のないことかもしれない。

「ようやく見つけたから」

一足で距離が詰まる。
恐ろしいほどの速度。

「っ!」

思わず後ろへ逃げるが、

「惜しいですね」

右足を踏み抜かれる。
鋭い痛みと共に、後ろへの動きが止まる。

「こ、の!」

下がる動きをやめ、瞬時に前に出る運動に切り替える。
体格差はあるのだから押しはなしてしまえばいい。
そんな判断だったが、

「悪くないですが、それは相手の手のうちが見えてからなさることです」

ふわり、と香る甘い匂い。
場違いなことを感じながら、腹部に何かが押し当てられる感覚。

「ではおやすみなさい」

バチン、と音がする。
スタンガンの一種だろう、と気づいた時にはすでに意識が飛んでいた。
62 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/06/10(水) 16:02:38.49 ID:Xc.YCEk0

どさり、と腕の中に飛び込む彼の体。
少々勢いはついたままだったが、意識の飛んだ彼を受け止めるだけならば何とでもなる。
しっかりと地面を踏みしめ、十分勢いを殺し、

「……おやすみなさいませ。もう一人のご主人様」

彼の眠りを確認する。
あっけないものだった。とはいえ、いたし方のないことだろう。
十分に改造した武器はこの国に売られている護身用のものだ。
それを勝手にいじって殺傷能力を高めておいた。
武器の調達にはなかなか手の折れる国ではあるが、それゆえ相手の危機感も少ない。
これで十分だと踏んでいた。
だから、

『そいつを放しな』

向けられた武器に面食らう結果になる。



迷彩服を着込んだ姿は明らかに堅気ではない。
さらにいえばこの国の言葉ではない。
間違いなく何かしらのプロだろう。

日本語ではないが意味は理解できる。
もし理解できずともこの雰囲気で全て察することができる。

『それはとても困ります。彼を連れて帰ることが私の仕事なんです』

『ならそいつを連れていかれないようにするのが私らの仕事だ』

油断なく突きつけられる銃口はAK-47。人を[ピーーー]には十分な突撃銃だ。

『……困りましたね』

『何。痛い目にあうか……痛いと感じられなくなるかのどっちかだ。選ばせてやるよ』

辺りには気取らせるように数人、下手をすれば十数人の人間の気配。
自分ひとりならばどうとでも逃げおおせることができるが、彼を連れたままとなると……。

(困りました)

できればここで彼を連れていきたいと思っていたものの、うまく事は運ばなかったようだ。
63 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/06/10(水) 16:03:14.50 ID:Xc.YCEk0
『分かりました』

呟いて彼を地面に降ろす。
とはいえおいた途端に狙撃でもされてはたまったものではない。
油断なくあたりに気を配りつつ、相手の出方を伺う。

『OK、いい子だ。じゃ、次は手をあげてゆっくりこっちに来るんだ』

『あら、ひとつ言うことはきいたのですからこちらの言い分も聞いてくださってもいいのでは?』

『冗談。あんたはこれからじっくりうちでお話だ』

獰猛な笑み。まともな扱いなど期待できないだろう。
ため息をひとつ。

(なんて野蛮……)

吐き気さえ催すその態度に、決める。

『残念ですがこれ以上お話することはありませんので。失礼します』

言葉と同時、暗闇に向かって飛びこむ。

『逃がすな! 追え!』

さすがに市街でいきなり銃を撃ちだすほど間抜けではないようではある。
だからこそ、そこが付け込める隙。

(さて……目的は果たせませんでしたか)

夜闇を駆け抜け、呟く。

「結局、あの子の計画通りというわけですか」

どこか悔しそうなその声は誰にも届くことはなかった。




「ねえ、フェー姉ちゃん。イー姉ちゃん、動いたみたいだよ」

「そう。では私たちも動きましょうか。きっと彼女のこと、引っ掻き回してくれますわ」

二人の人影が悠々と往く。




「むぅ、主様おっそいなぁ」

もう一人の重要な人物のもとへ。
64 :○○不足 [sage]:2009/06/10(水) 21:34:25.88 ID:oiwXEMAO
メ「なんつーか……足りてないっすねぇ、主様は」
男「まずお前は言葉が足りない」
メ「そこを拾ってこその主様だってのに。ダメダメっすね」
男「俺か? 俺が悪いのか」
メ「ざっつらいと!」
男「英語を話すには習練が足りてないな」
メ「こんなのは適当でいいんすよ。駅前留学して10億人と仲良くなって残り30億と喧嘩する勇気はないんで」
男「エクセルサーガとはまた懐かしい」
メ「最近再注目受けてますよ」
妹嬢「何のお話ですか?」
メ「いや、妹さんも足りてないなぁって話を」
妹嬢「は?」
メ「カルシウムとか」
妹嬢「私はそんなに怒ったりしません」
メ「いやいや。発育的な意味で」
妹嬢「……その喧嘩は買いますよ?」
男「わざわざ煽るなよ……」
65 :【迷い猫】 [sage]:2009/06/10(水) 21:47:01.12 ID:oiwXEMAO
男「一個前に一番足りてないのは【】だったな」
メ「全くですね」










メ「ある……」
男「捨ててこい」

・・・・・にぃ〜。

メ「まだ私は何も」
男「飼わないぞ。うちは余裕がない。いろんな意味で」
メ「でも生活に潤いが!」
男「世話しないだろ」
メ「します! 主様が!」
男「……」
メ「や、私もたまには、するんで。そんなマジな顔しないでもらいたいなぁとか」
男「とにかくダメだ。捨ててこい」
メ「……う」
男「うちは既にお前っていうとんでもない猫がいるんだ。諦めろ」
メ「じゃあ私が出ていきます!」
男「は?」
メ「私と同じなんですよね! ならほっとけないっす」
男「いやいやいや、お前そんなキャラじゃな……」
メ「……」
男「……ったく。新しい飼い主が見つかるまでだからな」
メ「え?」
男「だから、それまで。俺は本当に面倒みないし、なんか壊したらお前の給料からさっ引く。いいな」
メ「は、はい! やったね、男〜」
男「おま、俺の名前……ああもう好きにしろ!」
メ「はぁい!」


バタバタ



男「……変わったな、本当。これでちゃんと働いてくれりゃ御の字なんだけど」

ガチャ

妹嬢「失礼します。あら? 兄さん、何かいいことでも?」
男「ん。まぁ少し。あ、そうだ。悪いけどお前の知り合いにさ……」
66 :【あたり】 [sage]:2009/06/10(水) 21:55:52.51 ID:oiwXEMAO
メ「最近気付いてしまいました」
男「とことんどうでもいいことだろうことは予想できるがあえて聞いてやろう」
メ「実はですね……駄菓子であたりを引き続ければ永久に働く必要がないんです!」
男「……さ、今晩は何作るかな」
メ「スルーとは御無体な。主様には一切分け前はあげませんからね」
男「仮にだぞ。よっちゃんイカが当たったとする」
メ「よっちゃんイカにあたりはありません」
男「うるさい。で、よっちゃんイカを新しく入手したとしてだな」
メ「だからよっちゃんイカにあたりはないです」
男「知るか。またよっちゃんイカを食べて次にあたりが出てよっちゃんイカが出て……飽きないか」
メ「別の商品に替えてもらいます」
男「……。わかった、仮にそれが可能だとしよう。食事は何とかなるとして他はどうする」
メ「他?」
男「電気代に住居、着るものに娯楽。これらはあたりだけじゃどうにもならんぞ」
メ「そこは主様が何とかしますから」
男「……。つまりお前は駄菓子があたるがあたるまいが永久に働かない訳じゃねぇか」
メ「てへへ」
男「誉めてねぇ!!」
67 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/06/11(木) 07:03:40.91 ID:rFcgd6AO
メイド「あるじさまー。あるじさまー。」
68 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/06/11(木) 10:05:23.30 ID:G3v5k/ko
お菓子ばっかりだと確実に栄養が偏るなww

というわけで
【ダンボール】
【ケチャップ】
【風邪薬】
【ハンカチ】
【煙草】
【双眼鏡】
69 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/06/13(土) 22:27:57.29 ID:eRN8UMAO
男子ちゃんにオトスキ見せたら何て言うんだろう…



フヒヒ
70 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/06/14(日) 22:08:14.15 ID:fFsQtgAO
メ「主様ー。この娘どう思います?」
男「いや、どうって言われてもだな……漫画か?」
メ「漫画です。簡単に感想でも」
男「可愛いんじゃないか? 俺はこういうのは好きだぞ」
メ「つまり着てくださると」
男「は?! なんでそうなる!」
メ「これ、男の子ですから」
男「ふざけんな! こういうのは漫画だから許されるのであって俺みたいなのが着たら社会的には犯罪レベルなんだよ!」
メ「ならば主様は既に前科持ちの常習犯ですね」
男「ぐ……少なくとも常習はしてねぇよ!」
メ「でもメイド服好きでしょ」
男「だから何だよ」
メ「『主スキ』みたいな略語でいけますよ」
男「何の略だ」
メ「主様はメイド服がお好き!?」
男「着るのがって意味じゃねぇよ!! とにかくやらん、もうそういうのとはおさらばしたんだ」
メ「じゃあ私が衣装を用意しますよ」
男「お前が? 無理だろ」
メ「出来たら着てくれます?」
男「ああ。お前がちゃんと用意できるわけな……あ、待て! 待ってくれ!」
メ「待ちません。ばっちり言質はとりましたよ」

ガラッ

女「任せて! すごい可愛いの用意するから!」
男「ぐ……卑怯だぞ! お前が用意すんじゃねぇのかよ!」
メ「私が“職人”を用意しちゃいけないとは言ってませんし」
男「そりゃそうだが……まず無理! 肩幅広いし袖無しとかは絶対無理だ!」
メ「長女ルックを御希望だそうで」
女「和服は久しぶりだからわくわくしてきたよっ。あ、ウィッグはあるから安心してね?」
男「寧ろガッカリするっつの!」
メ「ちなみにしばらくその格好でバイトにいっていただきます。バレるまで」
男「ふ、ふざけ……」
女「まぁまぁ、バレたらすぐやめていいから。ね?」
男「ぬ、ぐ」







男子ちゃん、一週間近くバイトに出勤するハメに
71 :【ダンボール】 [sage]:2009/06/14(日) 22:15:32.53 ID:fFsQtgAO
男「ただいま〜」
男「……。出かけてんのか? ったく、でかけるならちゃんと鍵しろってあれほど……」
箱「……」
男「……」
箱「……」
男「バレてんぞ」
箱「!?」

ガタッ

箱「……に、にゃ〜」
男「うちは猫はいないよな」
箱「チュ、チュウチュウ!」
男「この前ネズミ駆除はしたしなぁ。……フェレットかな」
箱「!? ……。……ワン! ワンワン!」
男「そっかぁ、フェレットかぁ〜……フェレットはなかねぇんだよ!!」

ガバッ

メ「何故だ!? カモフラージュ率は完璧なはず!!」
男「MSGのやりすぎだバカやろう」
72 :【ケチャップ】 [sage]:2009/06/14(日) 22:28:00.84 ID:fFsQtgAO
メ「これで死んだふりを……」
男「お題的にはそうだがMGSから離れろ」
メ「了解っすけどひとつ前で主様間違えてますね」
男「にんげんだもの」
メ「間違いぐらい見過ごせと」
男「すみませんでした」



ファンの方には本当にすみませんでした







メ「ケチャップっていいっすよね」
男「唐突になんだ」
メ「いやほら、ちょっと卵とライスと絡めればお手軽に一品になるし」
男「そうだな」
メ「ケチャップでメッセージ書いたりポテトにつけてみたり」
男「……そうだな」
メ「何かと必需品だと思うんすよ。はい」
男「そういやお前が被ってるダンボールもケチャップのだな。しかも真新しいな」
メ「何たる偶然でしょう! ……で、まぁ簡単に言うと高級なケチャップとかいくらあっても困りませんよね?」
男「市販のが一本あれば十分だ」
メ「いやいや、絶対たくさんあった方がいいです! ね? そう思いますよね!?」
男「……。何本買ったんだ?」
メ「これ、くらい」
男「十本? なんだ意外と少な……」
メ「十箱です」
男「……」
メ「十本じゃなくて十箱……てへ☆」
男「ざけんなバカやろおおぉぉおお?!」






1ヶ月間三食ケチャップ生活!
73 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/06/15(月) 08:35:03.06 ID:GX3mLgDO
>>72
鶏肉と玉ねぎだけでも入れればれっきとしたチキンライスに!




まあ毎日食ってたら胸焼けしそうですが
74 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/06/16(火) 02:19:26.52 ID:vcwi3AAO
二人の愛があればどんな困難だって乗り越えられるさ!
75 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/06/16(火) 02:21:43.11 ID:mSEMcXQo
ケチャップちゅっちゅですごすと思った
76 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/06/16(火) 20:50:25.14 ID:116wlEAO
メ「愛よりケチャップ以外が食べられる生活がいいです」
男「どの口が言うか、この元凶め」
メ「てへへ」
男「誉めてねえよ。ったく、毎日必死にレシピ考える俺の身になれっつの」
メ「しかし主様ってばチキンライスばっかかと思ってたら何気にレシピ色々ありますね」
男「まぁな。一人暮らしする内に覚えてくんだ」
メ「……一人暮らし?」
男「む? 俺そんなこと言ったか?」
メ「なんか中のほうから電波がきてるんでしょう」
男「だなぁ」





意外と料理はやる中の人流ケチャップ料理講座




男「毒は食らわば皿までってことでたまにはお料理講座だ」
メ「パチパチ」
男「まずはお手軽丼の紹介だ。用意するのはでかめの丼、もしくは底の深い容器だな」
メ「そこにご飯をよそいます。だいたい六分目でいいすね」男「次にケチャップをぶっかける」
メ「結構いきますね」

男「ご飯が見えなくなるまでやっていいぞ。その次はスライスチーズを用意する」
メ「市販のでよいかと。これをだいたいケチャップが隠れるように敷き詰めます」
男「で、これをレンジでチーズが溶けるまで温める。具体的な目安は袋のを見て決めてくれ」
メ「その間に卵を用意します。一人一個で十分ですね。これをフライパンで薄く焼きます」
男「好みで半熟であげてもいい。ただ注意してほしいのは丼からはみ出ないサイズがいいな」
メ「で、焼きあがる頃にはチンできてるだろう丼を取り出し、卵をかけてやります」
男「あとはお好みで更にケチャップをかけたりパセリ、きざみネギをまぶすのもいいな」
メ「これで簡単ケチャチーズ丼の完成です」
男「お昼とかにちょうどいいんで試してみてください」







男「……。俺は誰に喋ってるんだ」
メ「自分が怖いっす」





好評そうなら第二弾も!?
77 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/06/16(火) 20:55:00.74 ID:mSEMcXQo
これはうまそうだww
今度試してみよう
78 :【風邪薬】 [sage]:2009/06/16(火) 21:03:21.69 ID:116wlEAO
主「不覚だ。まさか風邪を引くことになるとは……」
め「馬鹿となんとかは高い場所が好きと聞きますが、今は関連性がないと判断します」
主「……うん、俺もそう思う」
め「つまり、ご主人は馬鹿ではないと」
主「まぁ風邪じゃないから一概にそうとは言い切れないんだけどな。くは、俺ってば自分で悪い方向に!」
め「なるほど。安心しました、ご主人は馬鹿です」
主「安心のポイントがおかしいよね! って、いつもの調子で騒いでたらかなりしんどいな」
め「馬鹿は休み休みと言うことわざが」
主「色々端折った結果ひどい悪口に?! さては君、休ませる気がないね?」
め「心外だと反論します。思考の数%は心配に回されています」
主「すごい少ないけどありがたい!」
め「自身の保身についてですが」
主「なけなしの数%が?!」
め「騒がしいのでまずは黙ることを推奨させていただきます」
主「殺される! いずれ俺は君に殺されるぅ!」

ボカっ

め「おやすみなさいませ、ご主人」
主「じょ、うだん……ぬきで、しぬ、かも」

バタッ

め「……」






カチャカチャ

主「ん……あれ、俺は」
め「おはようございます。ご主人」
主「あ、うん。あー、なんか楽になったわ。なんかしてくれた?」
め「一服盛りました」
主「……日本語って難しいと今ほど思ったのは久しぶりだわ。ま、ともかくありがとうな」
め「いえ。使用人ですから」
主(いやぁ、なんか悪くないねぇ、こういうのも。しかしうちに薬なんてあったっけか……)
め「ご主人」
主「ん?」
め「罌粟の花というのは病気にもきくのですね」
主「ぶふぅ?! 本当に盛ってやがったこいつぅ!!」
79 :【ハンカチ】 [sage]:2009/06/16(火) 21:14:20.44 ID:116wlEAO
メ「ハンカチに刺繍して一番うまい人が王様ゲーム!」
男「……は?」
メ「王様ゲームです」
男「いやいやいや、なんか頭にとんでもないのついてたぞ」
メ「気のせいです」
男「気のせいなのに自然にハンカチを渡すな」
メ「ハンカチ落としの鬼と呼ばれた私からすれば造作もありません」
男「もはやそのゲーム自体が懐かしいがお前、二人で王様ゲームかよ」
メ「主様に色々命令しますよ。ぐふふ」
男「新しいソフトが欲しくなったか、ったく」

ばたーん!

女「話は!」
委員長「聞かせて」
妹嬢「もらいました!」
男「……まぁ好きにしてくれ」
三人「「「反応がうすい!?」」」
男「もはやそんな気しかしなかった。で、俺は参加しないからどっちにせよ関係なしってことで」
メ「不戦敗ですね」
男「参加してないのにか!」
メ「主様……無茶しやがって」
男「何空に向かって敬礼してんだよ! わかったわかった! やるから!!」





果たして結果やいかに!!
決して面倒くさくなった訳じゃないけど続く! 続くったら続く!!



メ「更新は永遠に未定ですね」




ぐっ……。
80 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/06/17(水) 19:48:32.50 ID:oaYeBgDO
>>76
これは良い、自分好みに調整し易いのがまた良い



そう言うわけで第二段を
81 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2009/06/17(水) 23:56:16.99 ID:IhREIzk0
メ「では調子にのって第二弾に参ります」
男「意外と合うシリーズでいくか。ちょっとした付けあわせに使えるレシピだ」
メ「まず用意するのは香り野菜、大根、ケチャップです。うちは水菜、みょうがをよく使います」
男「後はお好みで大葉なんかもいいな。まず香り野菜を適当なサイズにカット。そんで水にはなってぱりっとさせる」
メ「次に大根をおろします。だいたい10cmもおろせば十分っすね。で、ここにケチャップを混ぜます」
男「個人的には酸味が強めのケチャップがお勧めかな。で、このあわせたみぞれをさっきの野菜とあえる」
メ「これでケチャみぞれの水野菜あえの出来上がりです。夏なんかにお勧めしたいですね」
男「意外と大根おろしとケチャップって合うってよくわかるはずだ。よかったら試してくれ」




メ「しかしぱっとしない一品が多いっすね」
男「もうだいたいやりつくしたからな」
メ「ケチャップ生活……おそるべし」
82 :【煙草】 [sage;saga]:2009/06/18(木) 02:16:23.52 ID:7D.UMJs0
男「かっこいい人のキーワードだよな」
メ「だがしかし、このいじメイ空間において喫煙者率は0%といえるわけですよ」
男「そうなんだよなぁ。本当誰も吸わないんだよな」
メ「ここはいっそ主様が喫煙者第一号に!」


妹「……。すはー」


男「……」
メ「……」
妹「あ? 何ガンくれてんの?」
男「い、いやいや、決してそんな」
メ「我々はもう何ら気にしてませんので! どうぞどうぞ!!」
妹「……? よくわかんねぇけど文句あるならいえよ」
男(そういや居たんだな)
メ(影薄くて忘れてたなんて絶対いえない)





※ここに登場する人物は18歳以下に見えても実は数の増え方が16進数だから法律的に問題ないよ!

メ「と、色々厳しくなる規制に対する対抗手段を講じるのでした」
83 :【双眼鏡】 [sage;saga]:2009/06/18(木) 02:19:42.59 ID:7D.UMJs0
男「……」

ごごごご……

男「ごくり」

ごごごご……

男「なぜだろうな。『覗くな』と張り紙のしてある双眼鏡を見るとつい覗きたくなるのは」
男「だがしかし、きっと何か理由があるはず。やめておこう、そうしよう」

ごごごご……

男「……。でもちょっとくらいなら」
男「案外お隣のマンションの、とかね。ほら、嬉し恥ずかしハプニング、みたいな」
男「でも、ずっと見るわけじゃないし、大丈夫だよな。うん、そうに違いない」
男「だからこれは悪いことじゃないというわけで……」











メ「主様パンダの完成です」
男「くっそ、油性かよこれ!! あーもおおおお! なんとなくわかってたのによおおおおお!!」
メ「覗くから悪いんです」
男「ああそうだよ! 俺が悪いんだよ、こんな古典的な悪戯にひっかかる俺がよぉ!!!」
84 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/06/18(木) 17:14:51.47 ID:lkA4osDO
中の人乙ー




しかし流石ケチャップ、食い過ぎて吐き気がするぜフゥハハァー
85 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/06/18(木) 22:07:40.17 ID:IjWOYWgo
大根おろしにケチャップって何か試すのが怖い組み合わせだなぁ


そういえばこれから人外とかに対する規制が厳しくなるらしいね
やっぱりふたなりとかも引っかかっちゃうのかなぁ・・・
【折り紙】
【黒子】
【寿司屋】
86 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/06/20(土) 18:46:59.73 ID:t3kKV.AO
メイド「だんn…あるじさまー。」
87 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/06/23(火) 09:59:03.21 ID:38KRIUAO
何故ケチャップ生活に挑戦してる人がww
栄養素的にあんまりオススメできないぜよ!



メ「規制、すか」
男「規制ねぇ」
妹嬢「何故私を見るんですか」


大丈夫!
いじメイは全て合意の上で歳の数え方が16進数のちょっぴり人外な時があるだけの健全な話だよ!



メ「なのでくれぐれも通報とかは……」




あと、メイド「だん〜のとこが、メイドたんに見えた俺は目が悪いんでしょうか。

め「頭が悪いと判断できます」

……正解!
88 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/06/23(火) 18:20:25.52 ID:DnNfl.DO
>>87
いやはや…三日でダウンしました


本当にケチャップは塩分が高いぜフゥハハァー…
89 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/06/24(水) 01:10:10.37 ID:MlNHvQAO
この規制って人外もアウトじゃなかったか?
90 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/06/28(日) 23:54:43.66 ID:N2y9qUAO
時が止まってやがるZE!
91 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2009/07/01(水) 00:19:18.51 ID:jjqkXuk0
色々申し訳ない!
お久しぶりでございます。
今日はがっつり更新day! 今日だけで20レスくらいできたらいいな!

あとケチャップ生活は個人的に三食までが限界ですw
そして規制については……まぁその、なんだ。
うちのスレっていっぱいひっかかってるけど生きてるから無問題!
年齢的には8進数だよ! みたいなね!
92 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2009/07/01(水) 00:33:44.49 ID:jjqkXuk0
……て……ま……

た…………さ……

たす……ある……ま……

助け……様……

助けて……

助けて、主様!


「メイ……がっ!!!」

目の前に火花が散る。がつんといい音が頭の中から鳴った。

『大丈夫ですか?』

「あ、いつつ……ん、えっと」

どうやら思い切り起きたはいいが、何かに頭をぶつけたらしい。
徐々にクリアになっていく思考。まず目に付いたのはごちゃごちゃした室内。
次に体に感じるわずかな振動。この感じは……

「ヘ、リ?」

『はい。少々乱暴にはなりましたが、お嬢様の言いつけによりあなたの身柄を確保しました』

「お嬢様……確保……、バカ妹か」

『訂正を。我々の雇い主に対しての侮辱は許されません』

「あー、はいはい。うちのお嬢様だな」

どうやらこの娘は俺とあいつの関係性がしっかり把握できていないらしい。
俺からすればあいつをこう呼ぶことは愛称みたいなものだし、向こうも受け入れている。
額面どおりに受け取っているやつは俺の回りには既にいないはずだ。

「で、そのお嬢様が……って英語のほうがいいか?」

『できましたら』

(その割にはバカ妹なんて単語、よくわかるな)

『何か?』

『何でもないよ。で、なんでこうなってる?』

あいつが無意味に俺をこんな扱いするはずはない。
おそらくは何かあって……そういえば。
93 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/07/01(水) 00:51:35.28 ID:HVnySlgo
ktk・・・r?
94 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2009/07/01(水) 00:56:31.40 ID:jjqkXuk0
『俺、襲われたの?』

『はい。それを我々が救出しました』

『そりゃどうも』

そういえば妹のやつは何人か俺たちにつけるとは言ってくれていたっけ。

『で、うまくいったんだろ? なのになんで移動させられてるんだ』

『……半分はうまくいきました。しかし』

半分? 半分たって俺は怪我一つない。それとも俺が襲撃されたこと自体が失敗だっていうのだろうか。
だがそうだとしても俺が移動させられる理由になるだろうか。それもヘリで。
万全を期したとも考えられるがそれならばもっとゆっくりしてもいいだろう。
そう感じさせるほどの緊迫感。これは“戦闘前”のものだ。

『半分、というと……どういうことなんだ』

あれこれ考えても仕方がない。百考より一聞だ。

『あなたの侍女殿が攫われました』

『……え?』

一瞬思考が止まる。
誰が攫われたって?

『お、おい』

『メイドと呼ばれる、あなたと親しい関係にある人間が、何者かに攫われました。理解できましたか?』

『あ……え』

言葉が素直に受け止められない。

『な、お前ら! ちゃんと守ってくれてたんじゃないのかよ!』

『万全の体制は敷いていました』

『万全なら攫われないだろうが!!』

思わず掴み掛かる襟元。しかし、

『それでも攫われました』

瞬間、世界が回転する。

『あなたに対しての護衛を万全にしていましたので』

気がつけば狭い室内だというのに、完全に押さえ込まれていた。
95 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2009/07/01(水) 00:59:10.15 ID:jjqkXuk0
『あなたに対しての護衛を万全にしていましたので』

気がつけば狭い室内だというのに、完全に押さえ込まれていた。

『俺……の?』

『はい。襲撃があったことはすぐに察知できました。いえ、寧ろあなたの件があったことで警戒は高まりました』

しかし、と続ける。

『相手は二人。それもかなりの手腕。ならばあなたの護衛に全力を割くこと、それがベストでした』

捻られた腕が痛む。だがそれでも、どんな正論でも。

『俺のことより、あいつを守ってやってくれよ……!』

そう思わずにはいられない。

『それがお嬢様の命令でしたので』

半ば予想していたその言葉が、痛いほどに胸に突き刺さった。
96 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2009/07/01(水) 05:18:59.79 ID:jjqkXuk0
移動時間がどれほどかかったかは知らない。だが、そんなことはどうでもよかった。
ただ沈鬱なだけの時間がいくらか流れた。そんな実感しかない。
俺を助けてくれた側の人間に当たっては仕方ない。そうわかっているからひらすら黙る。
彼女たちはあの場で最善の判断をしてくれた。そうだとわかっていても心が反発する。
だから口は開かない。彼女たちにこれ以上恨み言なんて吐きたくなかったから。

『着きました』

そう短く告げた彼女はこちらを見ることはない。
小さく頷き、ヘリから降りる。見たことのない場所だが見慣れた人影を見る蹴る。

「お久しぶりです」

どんなときでも優雅に。妹は一つお辞儀をする。
後ろに立つメイド長も彼女に倣い頭を下げる。

「……。すぅ……はぁ」

呼吸を整える。ともすれば彼女に当り散らしてしまいそうな弱い心を押し殺す。

「状況は」

「大部分が不明です。現在、メイドさん達の捜索を続けては居ますが、重要な情報はまだ」

「メイド“達”?」

「はい。うちの子と、たまたま居合わせたであろう女さんも連れ去られました」

「なっ……」

予想外の事態に驚きが隠せない。あいつだけじゃなく、妹子までが。
しかし、その二人までは予想、というより覚悟しなければならないとして何故女さんまで。

「でもお前の屋敷なら警備だって万全だったはずじゃ」

「……。衛兵や侍女の皆さんには申し訳ないと思っています」

「そんな」

気丈に振舞ってはいるが、彼女の心の重さは見て取れる。
どんなときも隙なくあろうとする彼女がこうもわかりやすく態度に出すんだ。
よっぽどこたえているんだろう。だけど。

「なら、探し出して、絶対救い出さなきゃな」

「はい」

二人してうじうじしていたところで仕方ない。
もう十分すぎるほど取り乱したし、悔しい思いもした。ならば後はやることをやるだけだ。
97 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2009/07/01(水) 05:19:21.47 ID:jjqkXuk0
「現在、我々の情報網を掻い潜れるだけの環境を持つ地域を絞り込んでいます」

こちらの心情が決まったとみるや、メイド長さんが報告をくれる。
相変わらずこの人は人を立てる鑑だと思う。

「ですので、それほど多くの地域、または土地があるとはいえませんので後はしらみ潰しの要領です」

「なるほど。で、俺をここに移動させた理由は?」

「本来ならば少しでも安全を確保するため、といいたいところですが……」

彼女は少し迷ってから。

「兄さんでないと、どうにもならない事態なんです。ですから、共に行動をしていただきたい」

「俺でないと?」

「はい。我々のような人口子宮で育った偽りの命ではなく、本来の誕生の過程を経た兄さんでなければならないのです」

「……」

「ある程度専門的な話になるのですが、……あの、兄さ……きゃっ」

ぐしぐしと艶のある髪の毛を乱暴にかきまわす。
周りの衛兵達が何事かと色めきだつが気にしない。

「あのな。説明の前に訂正しろ。お前は大事な妹で、偽りでも何でもなく、一個の命だ。自分を卑下すんな

もう何度も言ってきた言葉。それでも気にしてしまう悲しい性。
ならば何度だって俺はこいつの考えを否定してやる。そう遠い昔に決めたから。
どんな大事な言葉の前でも、遮って伝えてやらなきゃいけない。

「いいな?」

「……はい。ありがとうございます」

小さくはにかむ顔は、相変わらず小さい頃のままだ。
照れくさいのか少し顔を赤らめるが、こほん、と咳払いをし表情を切り替え彼女は続ける。

「我々のような誕生をした人間は、父よりある施しを受けました。そのコードは彼が居ない今、本来ならば無意味です」
98 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2009/07/01(水) 05:19:41.77 ID:jjqkXuk0
しかし、と言葉は続く。

「彼らはどういうわけかこのコードに干渉する術を手にしました。よって彼らと合間見える際にはこちらは圧倒的に不利です」

「でも、俺らの兄妹って言っても残ってるのはお前と件の相手だけじゃ」

「いいえ。兄さんを襲った人物ですが、彼女らの舞台が追撃の際に入手した彼女の生態データより、驚くべき事実が明らかになりました」

彼女らといわれたのは俺をここまで護ってくれたあの人達のことだ。
ただ彼女らは俺と目を合わせようとはしてくれなかったが。

「まさか」

「ええ、そのまさかです。相手は我々と同じような人種です。故に、彼女達の部隊だけでは不安が残ります」

一人相手に一個中隊をぶつけて防戦一方だったなんて聞かされれば無理にでも納得できる。

「だからって俺がいたところでほとんど意味はないんじゃないのか?」

「確かに兄さんを戦力と換算することはできません。しかし、我々が彼らの拠点で陽動を行う間に成していただきたいことがあります」

「それは?」

「父にしか操作できなかったはずの装置があります。それを操作し、我々のコードを解いていただきたいのです」

「親父の?」

「はい。我々ではコードによる規制があり、操作できず、また他の人間が行おうにも遺伝子によるロックが解除できないはずです」

「なるほど、わかった。けど、どこからそんな情報が……」

「向こうから、そう目的を告げられましたので」
99 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2009/07/01(水) 05:19:53.31 ID:jjqkXuk0
「は?」

「そのままの意です。首謀者からの指令なのか、それとも彼の独断なのか。どちらにせよそういった狙いを伝えられました」

「つまり、その……」

「ええ、どんな罠であってもおかしくはありません。しかし、あながち嘘ともいえません」

「そうなのか?」

「はい。コードのことや父の装置などの資料は残っており、そのあたりの詳しい情報も添えられていたことから信憑性はあります」

「だからって!」

「何があるか全く不明です、相手の狙いがそこかもしれませんから。けれど、手をこまねいてばかりはいられません」

「……」

「我々に残された手がそれしかないというのならば、それを成すだけです。例え危険であっても」

「……」

その瞳にあるのは、わが子を想う母の強い意志。
ならば、俺もこたえなきゃいけない。俺だって護りたいものがあると。

「わかった。協力する。俺にできることをさせてくれ」

「兄さんを危険にさらすこと。心苦しく思いますが、どうか」

「わかってる」

「ありがとうございます。では、4時間後には解析が完了するはずですので、その時点で移動を開始します」

「了解」

「それまではゆっくりと体を休めてください。では後ほど」

去っていく妹の後姿を見送り、改めて覚悟を決める。
俺が関わらなきゃいけない。

「メイド……」

呟いた名前に応えてくれるものは誰もいなかった。
100 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2009/07/01(水) 05:20:28.10 ID:jjqkXuk0
「つまんない」

開口一番がそれだった。

「つまんないっす。せめてアニソン流すとか、ドラマCDとか、アニラジとかあるっしょ!」

「ねぇフェー姉ちゃん、この人何言ってるの?」

「ふふ、カイトは知りたがりさんね。でも気にしないでおきなさい」

そう、ね。と近くで聞こえるキレイな声。

「こういうことを言う人は大概頭がかわいそうな人ですから」

「ひど!?」

だが声とは裏腹に思いっきり毒を吐かれた。

「ひどい! 頭も体も永遠の20台! つまり私はぴちぴちですので可哀想ではないですよ」

「ね?」

「本当だ!」

「ギャース! 何故か自ら墓穴をほったような!」

目隠しをされてあたりの様子がわからないものの、思い切り笑われてる気がする。
もといあざ笑われているような。
101 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2009/07/01(水) 05:20:34.43 ID:jjqkXuk0

「で、すみません」

「はい、なんでしょう」

お上品なお返事におサブいぼがお立ちになりそうにおなるわけで。
あ、おなるといってもエロい意味では。

「フェー姉ちゃん、この人、頭がかわいそうだね」

「読心術!? 怖い! 最近の子は怖い!」

なんとなく小さいだろう子のほうの声に思わずおののく。
恐るべし、スーパーキッズ(がきんちょ)。

「それで、何かお話があったのではないですか?」

「あ、そうそう。私、どうなってんすか?」

「そうですね。簡単に言いますと」

「拉致だね! 監禁だね!」

「なるほど。……ソフ論に引っかかるので早々におやめになることをお勧めします」

「かわいそうだね!」

「ふふ、かわいそうね」

「ぐぎゃあ! わが身よりもわが思考のほうが極めて危険な状態だと今悟ったわたくし!!」

なんて騒ぐのはいいものの、どうしたもんでしょうか。
ああ、早く主様が何とかしてくれないかなぁ。




僅かに揺れる壁にもたれ、音にもならない声で彼の名を呟くのだった。
102 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2009/07/01(水) 05:21:04.36 ID:jjqkXuk0
なんか途中で寝ちゃって申し訳。
お題なんかと後もろもろをのんびり今日中に更新予定っす。
103 :【折り紙】 [sage]:2009/07/01(水) 09:59:29.39 ID:Joj0zcAO
男「型月ネタみたいなオリガミは勘弁な」
メ「寧ろ出来るならやってみたいくらいっすけどね」
男「だよなぁ」
二人「「でもこの人ならなんか出来そう!」」
妹嬢「……はい?」





男「ペーパークラフトか」
メ「んや、普通に折り紙っすよ」
男「マジか。しかしえらく変な紙使ってんだな」
メ「珍しい配色でしょう」
男「だなぁ。まだらっうかなんつぅか……しかも造形細かいし」
メ「ね。最近のお札はすごいっす」
男「なるほどなぁ……って何ぃ?!」
メ「主様のヘソクリを可愛らしくアレンジしようかと」
男「おま、普通になんてことしやがんだバカやろう?!」
メ「失礼な。女郎です」
男「成金かボケぇ! ああああどうすんだよこれぇ! 諭吉さんがぁぁ……」
メ「知恵の輪も楽しめて二度ハッピー」
男「アンハッピーだよ馬鹿野郎?!」
メ「だから女郎ですってば」
男「ぬがぁぁぁああ!」
104 :【黒子】 [sage]:2009/07/01(水) 12:15:54.60 ID:Joj0zcAO
メ「くろ……こ?」
男「ホクロだホクロ」
メ「ま、マジレスとか勘弁してくださいよぉー! HAHAHA!」
男「それでいいのか日本人」




メ「でも主様って変わったとこに黒子ありますよね」
男「そうか?」
メ「ああ、自分では見えにくい位置でしたっけ」
男「背中とか?」
メ「内太ももの付け根あたり」
男「ぶふぅ?! な、ななな……」
メ「何真っ赤になってんですか。こういうのは女の子が照れるとこでしょ」
男「……くそぅ」
メ(ふ、ふふふ……内心こっちも恥ずかしさで死にそうですがね!!)
105 :【寿司屋】 [sage]:2009/07/01(水) 12:20:10.50 ID:Joj0zcAO
メ「まさか寿司にまでケチャップを……」
男「そろそろ忘れさせてくれ」





メ「せっかくの外食で回転寿司とは」
男「文句あるなら何も食うなよ」
メ「わぁお! 回るスーシー!」
男「微妙な外人演出はいらんっての」
メ「あれ? でもここお皿の種類が色々ですね。……え!? これ一皿八百円?!」
男「たまには贅沢もいいかなってさ」
メ「……。大将、ガリを」
男「気を遣うなよ?! こういうときくらいパーッといけ!」
メ「な、なんか急に貧乏性が」
男「なら普段から細かいとこで節制しろよ……」
106 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/07/01(水) 12:26:44.81 ID:Joj0zcAO
ちなみにうちの近くにマジで一皿三百円以上の皿ばっかな回転寿司があったり。
一度連れてってもらったことあるけど岩塩削ったり、魚のあらをあんなにうまく感じたのはあれ以来。
本気でガリだけ頼もうとしてた中の人だったりしますww






そして関係ないけど、fateっぽく……
メイド/ステイナイトみたいなのを妄想してみたり。
英霊はみんな日本由来の奴だけとかね!

「二度この諍いに巻き込まれるとは。……はて、此度はどのような華と巡るるか」

「あ、あんたは?」

「ふむ。佐々木小次郎……セイバーのサーヴァントだ」


みたいなね。……いいから今書いてるのの続き書けって話ですね、すいません。
107 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/07/01(水) 14:36:08.23 ID:caEU3IDO
>>106
中の人乙ー。メイドステイナイト…ゴクリ
かなり期待しそうになります、いやしています。



とりあえずzeroのバーサーカーは俺の嫁
108 :「ぬるいな。」 [sage]:2009/07/03(金) 21:44:07.11 ID:v/68S2Ao
こんなお題
【ATフィールド】
【逃げちゃ駄目だ】
【お前には失望した】
109 :「彼女とは、はるか彼方の女と書く。とうてい男には理解できない生き物なのさ・・」 [sage]:2009/07/03(金) 22:23:38.63 ID:v/68S2Ao
あ、名前欄
110 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/07/03(金) 23:19:47.83 ID:0eycUkAO
なんだこれ
111 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/07/03(金) 23:22:27.11 ID:v/68S2Ao
今日金曜ロードショーでエヴァやっていたかららしい

もう元にもどっちゃったっぽいな
112 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/07/05(日) 23:17:55.81 ID:bKw.lEAO
カーチャンとエヴァ見てたら
「萌えがない……っ!」って言われた

あと、カーチャン的には長門≧タバサ>綾波らしい
113 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/07/05(日) 23:22:22.59 ID:fxvr87.o
アニメ好きなんて素敵なカーチャンだな
大事にしろよ
114 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/07/07(火) 09:38:32.35 ID:BOQ87EAO
お久しぶりですどうも。
既に破を二回鑑賞した僕です。
多分あと一、二回は行きそうww
思った以上のクオリティに眠気を引きずったレイトショーのはずが目がギンギンに覚めますた。
いやもうギンギンってかギャン! って感じに。
ギャン! ……ZDX時代から格闘機好きだったけど結局ガンダムかシャゲルに処られた記憶しかない。
ああ……懐かしきあの時代。まさにエヴァといいこれといい懐古厨ですね!
SDKや振り向き納刀着キャンセルとか今の若い子知らないんだろうなぁ……
おっさんでサーセンww



メイドステイナイトについては映画の嘘予告みたいのだけ書いてきますww
じゃないと間違いなく今以上の遅れに……
これ以上現行のを捨て置く訳にはいかんですよ!
……ぶっちゃけ自業自得なんだけどねっ!!




しかしいいカーチャンやね。本当大事にしなよ?
これはおっさんなってから本当にわかることだからww
わかんないなら今まで通り普通に接してあげなよぅ。




メ「ちなみに私は綾波派です。他はほら、私とキャラ被るし」
男「全体的に聞き捨てならんな」
メ「きっとお母様はメガネ派ですね。とりわけメガネっ娘がメガネ外す系がツボかと」
男「お前と何ら重なる要素がないな」
メ「デュワ!」
男「……。っく、そ
115 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/07/07(火) 10:35:29.76 ID:BOQ87EAO
途切れてた!



男「騙されるな俺! こんな取ってつけたメガネっ娘属性!」
メ「ふふふ」





たったこれだけなのにww
116 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/07/07(火) 12:02:28.20 ID:r5i5OQDO
そうだ良いこと思いついた
中の人のケツに棒突っ込めば中の人の動きが早くなるかもしれない
117 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/07/07(火) 12:47:30.84 ID:BOQ87EAO
なりませんww


さて、お題を消化して嘘予告に参りたいと思います。
あくまで嘘予告なんですがww
118 :【ATフィールド】 [sage]:2009/07/07(火) 13:05:00.92 ID:BOQ87EAO
男「要はなんか不思議バリアなんだろ」
メ「設定に対する姿勢を改めていただきたくそうろう」
男「んな事言われたって心の壁の物理的存在版ってことだろ?」
メ「あながち間違いではないっす」
男「じゃあそれで十分じゃん」
メ「ふむ……実感わいてなさそうなんでせめて発生の条件みたいなもんくらいレクチャーしますか」
男「なんだこの上から目線」
メ「主様。えっちしましょう」
男「ぶふぅ?! な、お、おまっ!?」
メ「はい、ATフィールド出ますよ」
男「え……は? え?」
メ「んじゃ主様。死にたいっすか」
男「いや、恥ずかしい思いはしたが別に死にたくはな……あ」
メ「うす。つまりエロス。リビドー、生への衝動がATフィールドを構成する大事なファクターなんすよ」
男「……じゃあ」
メ「アンチATフィールドはタナトス。デストルドなんかの死への衝動っす」
男「死にたいって気持ち?」
メ「大味に言えば。ただこれは生物が根源に戻ろうとする衝動みたいなもんで、デストルドは分解欲求でもあったり」
男「原始レベルに、ってか」
メ「ういうい。そう考えるとアンチATフィールドが世界を覆ってくとなると」
男「……こえぇ」
メ「で、主様。なんすか、この手は」
男「いやリビドーが」
メ「ATフィールド!」
男「突破してやる」
メ「ふにゃっ」








仲がよろしいことで
119 :【逃げちゃ駄目だ】 [sage]:2009/07/07(火) 13:11:17.55 ID:BOQ87EAO
女「無理しないでいいんだよ?」
メ「今ならまぁ……土下座ですむかもっすよ」
委員長「一緒に頭下げるくらいはしていいわ」
メ「私はお断りっす」
委員長「あなたは黙ってて」
女「あ、あはは……で、どうする」
男「……はぁ。ここまで言われて逃げる訳にゃいかねぇよ」
女「じゃあ」
男「ああ、派手にかまさてやろうぜ!」
委員長「男らしい、とでも言えばいいのかしら」
メ「女装してるのに」
男「うるせぇ!?」
女「似合ってるよ! 可愛いよ!」
男「うぅ……」
女「あれ?」
委員長「完全にトドメね」
メ「いひひ。じゃ、いきますかっ」
四人「「「「おー!」」」」





学園祭にて舞台裏の一幕
120 :【お前には失望した】 [sage]:2009/07/07(火) 13:18:41.38 ID:BOQ87EAO
男「ロードショーも豪華だよなぁ」
メ「夏の映画ラッシュに向けた大掛かりな宣伝すね」
男「わかってて見ちゃう俺達はつくづく小市民な訳で」
メ「っかしゲンドウさん容赦なしっすね。こんな親父は嫌……ぁ」
男「……」
メ「……。綾波可愛い!」
男「気を遣うのは評価するが話題のそらし方が露骨だっての」
メ「うぅ、すみません」
男「いいよ。あんな親父、思い出すならムカつく方がいい」
メ「……」
男「あいつも結局自分勝手なだけだったんだ。それがどんなに真っ直ぐでもな」
メ「もし……もし私も同じようになったら主様は」
男「させねぇよ」
メ「……」
男「お前にゃ嫌ってほどの平凡な生き方をくれてやる」
メ「……はいっ」
男「あー……ちょっと綾波っぽい」
メ「う?」
男「笑うと可愛い」
メ「……。ぅ……」
男「な、なんか言いかえせよ!」
メ「主様のシンジ! ワカメ!」
男「それはシンジ違いだ!!」
121 :【お前には失望した】 [sage]:2009/07/07(火) 13:19:52.74 ID:BOQ87EAO
男「ロードショーも豪華だよなぁ」
メ「夏の映画ラッシュに向けた大掛かりな宣伝すね」
男「わかってて見ちゃう俺達はつくづく小市民な訳で」
メ「っかしゲンドウさん容赦なしっすね。こんな親父は嫌……ぁ」
男「……」
メ「……。綾波可愛い!」
男「気を遣うのは評価するが話題のそらし方が露骨だっての」
メ「うぅ、すみません」
男「いいよ。あんな親父、思い出すならムカつく方がいい」
メ「……」
男「あいつも結局自分勝手なだけだったんだ。それがどんなに真っ直ぐでもな」
メ「もし……もし私も同じようになったら主様は」
男「させねぇよ」
メ「……」
男「お前にゃ嫌ってほどの平凡な生き方をくれてやる」
メ「……はいっ」
男「あー……ちょっと綾波っぽい」
メ「う?」
男「笑うと可愛い」
メ「……。ぅ……」
男「な、なんか言いかえせよ!」
メ「主様のシンジ! ワカメ!」
男「それはシンジ違いだ!!」
122 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/07/07(火) 13:22:20.71 ID:BOQ87EAO
まさかの連投……
最近本当に調子悪いなぁ。携帯厨ですいません。
買い替えも考えなきゃなぁ。





あとなんかギャグなくて甘々な内容を書いた自分には失望した! みたいな。
いつからこうなったんだ俺は……
123 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/07/07(火) 13:36:58.32 ID:BOQ87EAO
【fate/stay maid】


メ「それは七人の侍女による旦那様への奉仕戦争」
男「戦争なのかよ」
メ「バーサーカーメイドとかヤバそっすね」
男「まず言語が通じるか怪しいからな」
メ「とかなんとか言ってる間に予告本編です」
男「自分で言い出しといて!」








聖杯戦争。
それは聖杯と呼ばれる願望機を手にする為の生存戦争。
七人のマスターにより使役される七つの役割(クラス)の使い魔(サーヴァント)達。
令呪と呼ばれる証を手に、それらを殺し合わせ最後の勝利者を決める。
単純に言い表すならばそんな個人間における戦争である。



ではそれはただの闘争ではないのか?



いや、戦争だろう。
大量の人間を一瞬にして消し去る兵器を突き合わせてすることが戦争以外の何だというのか。
勝利の為にあらゆる手を尽くす。そこに善悪はない。
これは戦争なのだ。

サーヴァントと呼ばれる存在は未来現在過去。
全ての時間軸より呼び出される英雄だ。
古代、神代まで遡り伝説を顕現させる。
それを従わせることができることが聖杯の存在を逆説的に証明した。



日常のすぐ裏で進んだこの大掛かりな戦争。
これは第五次を以て全てを終わらせた……







はずだった。
124 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/07/07(火) 13:42:50.32 ID:BOQ87EAO
ここに一つの町がある。たった数年で大きく発展した、とはいえどこにでもある規模のもの。
誰も留意する必要も意味もない町。
それがいつからか、ある噂をはらむ。


曰わく、模倣であると。


ある戦争跡地の戦前のものに瓜二つ。
そう誰かが噂を流した。それは瞬く間にその意味を知る者の間に流れる。
そして気がつけばそこは戦場になっていた。








「なんだか、肌がピリピリします」

「ちょっと外出ただけで焼けたんじゃないのか? これだから引きこもりは」

「うわ、ひどいっすよ、」






“主様!”








この町が。
125 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/07/07(火) 13:58:30.56 ID:BOQ87EAO
それは唐突に始まる狂奏曲。


『ちょうどいい。彼を使いましょう。初期は脚本になぞらえるのが吉です』

「な、なんだ? 映画の撮影か?」


裏返る日常。


「恨みこそねぇが、役割もこなさねばのぉ。悪い、[ピーーー]」


胸を貫く現実。


「はっ、はっ……! なんだよ、なんなんだよ!」


帰りつく日常。


「はぁ、はぁ……み、みず」

「ミミズ?」


しかし容赦なく襲い掛かる魔の手。


「逃がさねえ、よっと! お? あー、狙いが二人になっちまったじゃねぇか」

「へ?」


「メイド! 逃げろぉぉお!」


そして、覚醒。


ガキィン!!

「なっ?!」

「え……」

「二度この諍いに巻き込まれるか。……はて、此度はどのような華と巡るるか」
126 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/07/07(火) 14:05:50.45 ID:BOQ87EAO
かくして歯車は揃い空々と廻る物語。


「あ、あんたは?」
「ふむ。佐々木小次郎……セイバーのサーヴァントだ」






こうして始まる偽りの聖杯戦争。
脚本(シナリオ)はもう一度繰り返されるか。
あるいはまだ見ぬ未来がそこにあるのか。


fate/stay maid



この夏、伝説がもう一度……








「む? 期待させてすまぬが、どうやら我が主はお前ではないようだ」

「……は?」






乞うご期待!(大嘘)
127 :【七夕】 [sage]:2009/07/07(火) 14:32:52.71 ID:BOQ87EAO
メ「たなぼた?」
男「花より団子もここまでくると清々しいな」
メ「失礼な。食べ物がどうこうって意味じゃないですよ」
男「んな事は分かってんだよバカやろう」
メ「でも一年に一回会えるかわかんない嫁よりいつでも行ける風俗ですね」
男「お前俺が風俗通いだしたらどうする」
メ「主様をコロヌ。で私もしにます」
男「自分から言い出しといて鮮血の結末!」
128 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/07/10(金) 01:58:33.66 ID:ile3ZmYo
連投するなんて・・・主様の主様には失b(ry

私も死ぬあたりに一欠けらの良心が
129 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/07/14(火) 23:01:12.27 ID:aeLsQYAO
現実ツラいお……
z軸いらないお……
130 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/07/15(水) 00:59:45.19 ID:1iBy9jYo
知ってたか?

二次元でも結局イケメンしかもてないんだぜ?
131 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/07/15(水) 01:51:26.56 ID:npzNgwAO
じゃあy軸も消そうZE!
132 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2009/07/16(木) 16:09:45.12 ID:l3/vSEI0
おひさし……な、何だこの流れw


メ「つまり三次元中二次元が消えれば全部線ですからイケメンも関係ないと!」
男「……いや、別にイケメンだとかそうじゃないとか」
メ「うるせぇ、この人生勝ち組め! ばーかばーか!」
男「何故そこまでバカにされにゃならねぇんだよ」
メ「でも現実から逃げられるわけないんでちゃんと前見て生きてください」
男「急に態度変えたな、おい」
メ「実際そうですしね。中の人なんて毎晩天井が迫ってくる夢見るそうですし」
男「追い込まれてんなぁ」
メ「血尿ならまだしも血便が割と恒常的になってるあたり怖いって言ってました」
男「病院いけよ!?」
メ「でもほら……おいしいじゃないっすか?」
男「変なとこで芸人気質だな、面倒くさい!!」



ま、そんな風なみじんこもいるんだし、少しは元気出していこうw
勿論、ここではどんどん弱音とか吐いてくださいな。
その代わり何かしら持って帰ってもらえるならこれ幸い。
こいつらのバカな会話とか中の人の惨めな話とかから何かしら得てくれればなぁとは思いますw


メ「いつになくきめぇ!」
男「だな」


……げ、元気元気!!
今晩時間あったらシリーズ系のなんか書きますね!
133 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/07/16(木) 16:17:38.10 ID:g.3kLBco
線の長さでイケメンブサメンが決まる時代が来るんですね、分かります

よろしい、ならば0次元だ



てなわけで俺はめくるめく点の世界へ行ってきます^^

主様の主様もお大事に
134 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/07/19(日) 20:00:53.20 ID:54rFDhA0
ぬるぽ
135 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/07/19(日) 20:07:20.41 ID:EZbaT.6o
ガッ
136 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2009/07/21(火) 00:25:43.68 ID:wEoBiJE0
おおうわおう。数日前に書くとか書かないとか嘘ついたどうも中の人です。
……この体たらくなんとかしないと本当に見捨てられちゃうorz
というかそろそろみんなもマンネリで飽きつつあるんじゃないでせうか。
ある程度広げた風呂敷を畳んだら、綺麗に終わらせるとこまできたような気がします。
というわけでまずは広げたのを畳む作業からいきますか。

以下関係ないOPトーク。


メ「長さでイケメンかブサメンが決まる時代ですか」
男「もはや焦点はそこなんだろうか」
メ「主様は長さは普通だけど結構固いですよね」
男「ここは是が非でもスルーするからな」
メ「けどですね。思うにイケメンブサメンが関係あるのは若い間だけっす」
男「ほう?」
メ「もう少し年をとってくると本当の意味で恋愛がわかってきますよ、本当」
男「とはいえなかなか出来ないと不安になるんじゃ?」
メ「そうっすねぇ……彼氏彼女ってのは居ないとダメってのに理由は二つですね」
男「聞いてみてやるか」
メ「まず一つは現状が満たされてないから。これは本当に欲しいって人ですね。人間ですもの」
男「環境がしんどい、ってことか」
メ「いえすいえーす。で、もう一つはステータスですね。居ないとかっこ悪い、みたいなね」
男「うぅん」
メ「主様はわからんでしょうが、結構そういうの気にする人もいますよ。特にかわいい彼女とかかっこいい彼氏連れてるってのは憧れなんすよ、人の」
男「そういうもんか」
メ「ええ。でもま、そういうのとは違う次元で恋愛できる時期はいずれきますよ」
男「一生独身でいいとか言ってる中のやつはどうなるんだ?」
メ「あの人は人間関係が完結しちゃってますからねぇ。この年齢でそれもどうかと思うんすけど」
男「宗教家に追われるのは嫌だとかいいながらどっかいったぞ」
メ「あれはあれで面白い人生歩んでますから。リセットボタンのないホラーパニックゲームです」
男「シビアだなぁ、おい」
メ「難易度調整ミスってんすよ」
男「神様が?」
メ「親ですね、大抵」
男「悲しいくらい的確だっつうの」



そんなせちがらいOPトークなのでした。
ではでは本編へ。
137 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/07/21(火) 00:32:56.93 ID:hJjI5MAO
主様の主様キタ!これで勝つる!

マンネリって事は無いと思うけどな。
他愛ない会話が一番の売りだと思うし、シリアスもあるし。
俺は毎日三回は確認してるぜ

主様の主様も無理はしないでな。
ここに書く事は義務では無いのだし。

嗚呼、支援出来ぬこの身がもどかしい…
138 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2009/07/21(火) 01:15:23.03 ID:wEoBiJE0
目が覚める。一番最初に目に映るのは闇だ。
粘質のそれは瞼を上げた今も瞳にのしかかる。
それでもわずかに光源があるのだろう。じわじわと視界が確保されていく。
そうして得た世界に最初に見つけたのは……

「やぁ。目が覚めたようだね」

人形のような存在だった。




綺麗な人だった。何から何まで人並みの私からすると眩しいほどの。
完璧な容姿ってこういうのを言うんじゃないかと思う。

「あの、助けてくれたの?」
「ああ。あの子同様、君も居るべきじゃない場所にいたからね」
「あり、がとう」

話を聞けば、この人は私達二人が居るべきじゃない場所にいて、そこから連れ出してくれたそうだ。
よくわからないけど攫われたのは間違いないから、それを何とかしてくれたんだろう。
何だか私の周りはこういう規模のでかい人ばっかりで圧倒されてしまう。

「それで妹子ちゃんは?」
「今は別室で検査中だよ。彼女のためにね」
「検査?」

そういえば私達が救助されたのは聞いたけど、この人たちが何者かは聞いてない。

「研究者だよ、我々は。探求者でもあるけれどね」

苦笑気味に笑う顔も絵になる。
そんな彼女が言う言葉は私を見透かすような返答だった。
139 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2009/07/21(火) 01:17:42.27 ID:wEoBiJE0
「そうなんだ……えと、私達はどれくらい居れば帰れるの?」
「そうだね。安全を確保できればいつでも。といってもこれが一番難しいけれどね」
「安全?」
「君達を狙ってる人がいるんだよ」
「ええ!?」

妹子ちゃんはともかくとして、何故私もなんだろう?

「私もですか?」
「君は君が思ってる以上に交渉のカードになる存在なんだよ」
「そう、なんでしょうか」

いまいち納得がいかない。だって私なんてどこにでもいるような凡人だし。

「そうだよ。だから胸を張って。しばらくは我々が君の面倒も見る。多少不自由をしいるが、許してほし

い」
「う、うん。大丈夫。結構慣れてるから」
「君みたいな人にそういうことをお願いするのは心苦しいものさ。ああ、それといくつか雑務を手伝って

もらうかもしれないよ」
「それも大丈夫。普段はえと、お手伝いさんみたいなお仕事だから」
「そうかい。じゃあ、よろしくね」

でも彼や彼女みたいな特別な存在から言われるんだったら、信じてみよう。
私みたいなので何か役に立ったり邪魔にならないなら。

「それじゃあ」

手を振って出て行く彼女。
その綺麗な去り方に気づかなかったけれど。

「あ、名前……」

結局聞きそびれてしまっていた。
140 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2009/07/21(火) 01:19:44.25 ID:wEoBiJE0
暗く、部屋全体を照らすのは筐体から発行する僅かな光のみ。
そこら中を犇くマシンの山は絶えず稼動音を鳴らす。
それが彼の居場所だった。交渉用のカードと分かれてしばらく。
本来の彼の位置へと納まったところに報告が届く。

「マスター! こっちは連れてきたよ!」

飛び込んでくるのはゴシック調のドレスを着た少女。

「おかえり。ご苦労様だね」
「はい、ただいま戻りました。我らが主」

その後に続くのは同じように派手なドレスを纏った女性だ。
粛々とした態度を示す彼女とは対照的に少女は甘えた様子で彼の膝にほほを乗せる。

「マスター! ほめてほめて!」
「よしよし」

差し出された頭に手を載せる。
髪をまぜるように手を動かし、労う。

「……」
「君も来るかい?」
「あ、いえ。私は、そんな」

羞恥か自尊心か。彼女は甘えることなくそこに立つだけ。
それもまた可愛いとは思うが。
そこに響く場違いな声。

「あのー……百合ん百合んしてるとこ申し訳ないんすけど。一ついいっすか」
「なんだい? “メイド”さん」

連れられるのはもう一つの交渉のカード。そして今回の重要な客の一人。

「目、悪くなりません?」

どこまでも違う空気を纏う彼女が、それだった。
141 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/07/21(火) 21:25:46.55 ID:s.QR6GU0
中の人乙ー

中の人が早く書けるようにケツを差し出さねば!
142 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/07/21(火) 21:36:21.99 ID:A2pkrzso
じゃあ俺は中の人が頑張って書けるようにに精力注入してくる
143 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/07/24(金) 14:49:54.16 ID:IS.P8gAO
>>137
毎日三回だと……
その一言がどれほどの支援になってるか!
本当にありがたい。

>>141-142
だがお前たちはなんだwwww
何で俺に変な属性付けようとしてんだ!ww
俺は極めてノーマルだぞ!
でもありがとう。気持ちだけはありがたく。
……意味を取り違えるんじゃないぞ!ww



後で短いなんか書いてみるぜ!
144 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/07/24(金) 16:47:33.01 ID:IS.P8gAO
男「皆既日食がなんだって?」
メ「見たいです」
男「いやけどもう終わったじゃん」
メ「私見てないっす」
男「そう言われてもだな。曇ってたか?」
メ「寝過ごしました」
男「自業自得もいいとこじゃねーか」
メ「起こさない主様が悪い!」
男「えぇ……妙なとこで責任転嫁」
メ「だから何とかして見せてくださいよ、ほら」
男「お前は俺にどれほどの万能性を見いだしてんだ。無理に決まってんだろ」
メ「そこを何とか! ほら、お礼におっぱい皆既日食とかしますから!」
男「セクハラ発送な案を出されても無理だろ」
メ「ならこんな恥ずかしいこと言わせた責任を賠償してください」
男「もはや当たり屋のような言いがかり! ……うーん、映像じゃダメか?」
メ「テレビで散々見ました」
男「なら寧ろお腹いっぱいになれよ」
メ「生はまた別腹です。やっぱ生ですよ、生!」
男「避妊具を振り回しながら言うな! 意味合いが変わる!!」
メ「ねー、主様〜」
男「わかったわかった。皆既日食は無理でも部分日食とかなら生きてる内にもっかいくらいあるだろ。それで我慢しろ」
メ「えー」
男「その代わり、その為だけに休み作って前々から旅行にするから。な?」
メ「んー、もう一言!」
男「……来週旅行行くか」
メ「イエス!」
男「ったく。この調子だと年中旅行じゃねぇか」
145 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/07/24(金) 18:19:07.65 ID:IU5YFcAO
悪石島は散々だったみたいね
146 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/07/25(土) 10:48:49.67 ID:HQj0SYAO
正直、中の人が書く他愛もない会話が最高にツボだ。

マンネリ化なんか気にせず、これからも書いて頂けると嬉しいっす。
147 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/07/26(日) 13:04:04.52 ID:2AQBCjso
今日はいいてつを祭りだったな
来週も楽しみ
148 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/07/29(水) 12:12:24.21 ID:fzs7VEAO
>>145
世紀の一大イベントが曇りのせいでってのは確かに悲しい話
こういうことに情熱を傾けられる人が報われないってのはやりきれないよね

>>146
こんな遅延ペースで申し訳ないけど、そう言っていただける間は頑張らせていただきます

>>147
むー……
色々見る時間がない!
いずれDVDボックスで!!





どもどもお久しぶりです。最近出だしこればっか。
大丈夫なのかこいつ……と思われてるだろう事実が申し訳ない。

ちょっと前スレとか読み直すとキャラ定まってねぇなぁと恥ずかしくなりまくり。
けどやはり以前のような活気のなさは自己責任な訳で……むぅ。
少しでも盛り返しをはかるためご協力をお願いしたく!
主にお題的な意味で。
てな訳で随時募集中ですっ。
149 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/07/29(水) 12:22:21.16 ID:fzs7VEAO
男「あの娘は太陽のコマチ!」
メ「エーンジェー!」
男「やや乱れてYou say!」
メ「イェー! イェー!」
男「いざ今宵酔わんI love my」
メ「エーンジェー!」
男「理屈抜きでNow we can say!」
メ「イェー! イェー!」





男「つぅ訳であっづぃ」
メ「何故夏場の鍋うどん大会みたいな行為を」
男「夏はついこれを歌っちまう」
メ「年バレますね」
男「な。……ぁーっー」
メ「だらしないっすよ」
男「ガンガンに部屋に冷房つけてる奴がよく言うな」
メ「文明の利器の勝利!」
男「電気代さえ普通ならなぁ……」
メ「じゃ、簡単に涼をとる方法を用意しますか」
男「お前が?」
メ「ふふん。お任せっす」
男「……。何を企んでる」
メ「まぁま。泥船に乗ったつもりで待っててください」
男「より不安を煽ったな、おい」
150 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/07/29(水) 12:30:28.43 ID:fzs7VEAO
男「そんなこったろうとは思ったよ」
メ「どっすか、完璧でしょ」
男「ああ、まさかこの年でビニールプールにぶち込まれるとは思ってなかった」
メ「涼しいっすか」
男「わざわざ庭に設置しやがったせいで通りがかりの人の目が涼しいわ」
メ「よしよし」
男「くっ……満足そうな顔しやがって」
メ「意地悪こそ我が生き甲斐」
男「もう少しマシな生き甲斐を見つけ……ろっ!!」

バシャ

メ「ふぎゃ?! や、やりましたね!」
男「ふふん、いい気味だ」
メ「だがしかぁし! 第二形態!!」

ババッ

メ「ふはは! こんなこともあろうかと水着を仕込んでいたのでした!」
男「……」
メ「って無反応はひどいっす。ははぁん、さては自分の攻撃が無効化されてショックとか」
男「いや、その……だな」
メ「観念してもいいんすよ」
男(……エロいなぁ)
メ「ふはは! 正義は勝つ!!」
男「じゃあ祝勝だ。プール入れ」
メ「では遠慮なく」

ちゃぷちゃぷ

メ「ちょっと手狭でしたかね」
男「……。いや、ちょうどいい」
151 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/07/29(水) 15:32:14.21 ID:ur2NEfso
なんかうらやましいけど余計にじろじろ見られそうだからやっぱりうらやましくないww

というわけで
【スイカ】
【水族館】
【水筒】
152 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2009/08/02(日) 22:31:58.89 ID:zdK4KNg0
お題いただいといてこの体たらく!
どもども、中の人です。


さぁ勝負の夏がやってまいりました。
色々と負けないようにしたいと思います。
昨日スイカバーに負けてトイレ篭ってたけど!!


ではでは早速更新。
あと不連続シリーズということで今回の執筆BGMでも。
映像系サークル「loos」の「オモイヨシノ」より、『 恋詠桜 』です。
しっとりとしながらも疾走感のある和風テイストをお楽しみください。
どーやらニコニコで最近あがった? らしく友人も聞いてて少しうれしい僕でした。
153 :【スイカ】 [sage;saga]:2009/08/02(日) 22:38:47.18 ID:zdK4KNg0
メ「スイカバーって合法麻薬だと思うんです」
男「やめらんねぇよなぁ。でも腹下すから一日一個な」
メ「ご無体な!」
男「その代わりほれ、スイカを冷やしてあるからさ」
メ「んー。実はスイカはあんまり好きじゃなかったり」
男「そうなのか」
メ「ほら、種が面倒でしょ」
男「それもスイカの醍醐味じゃねぇか」
メ「種マシンガンとか?」
男「でっていぅアイランドか」
メ「そこが出てくるあたり年齢がばれますよ」
男「……いいんだよ、名作は名作だ」
メ「しかし、スイカってよく怪談になりやすいっすよね」
男「果肉と果汁が赤いからな。血を連想させる色合いはイマジネーションを働かせる要素として十分だろ」
メ「小難しいこと言ってごまかすの禁止」
男「寧ろ解説しただろ!?」
メ「で、主様」
男「なんだよ」
メ「種がいやなんで」
男「お前のためにとってやったりしないぞ」
メ「いや、フルーツポンチにしてほしいなぁって」
男「……。っく、そう言われると種の除去をしなければならなくなるのにしたくなる!!」
メ「もはや料理人としての魂が形成されている主様なのでした」
154 :【水族館】 [sage;saga]:2009/08/02(日) 22:48:15.94 ID:zdK4KNg0
男「水族館かぁ」
メ「どうしたんですか、昨日からわくわくが止まらず眠れなかった主様」
男「……悪いか」
メ「マジすか」
男「初めてなんだよ、いいじゃねぇか」
メ「そういや主様は筋金入りなんでしたね」
男「なんだか言い方に悪意があるな」
メ「悪意がない時があるとでも?」
男「そうだったな。……へぇ、でも本当魚がいっぱいだな」
メ「ぶっちゃけ、どれがおいしいのかくらいしか私興味が」
男「あ。あれなんだろ」
メ「こやつ、子供のような目で楽しんでやがる。ていうか無視っすか」
男「へぇ、珍しい魚だなぁ」
メ「ガチ無視とは……」
男「こいつらつがいかぁ」
メ「なんすか? つがいって」
男「俺とお前みたいなもんだよ」
メ「……?」
男「……嘘だぞ。帰ってググるなよ? 絶対ググるなよ!」
メ「わかりました。携帯で今ググります」
男「ぎゃあああああ嘘やめてええええええ!!」




後に二人で悶絶するハメに
155 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/08/02(日) 23:43:44.86 ID:ZgCEycAO
たまらんのうwwwwwwたまらんのうwwwwww
あ、かっぱえびせんも麻薬指定しなきゃNE!

そんな訳でお題
【真夏の祭典inビッグサイト】
【百物語】
【風鈴】
156 :【水筒】 [sage;saga]:2009/08/03(月) 00:45:11.76 ID:BY1wNrg0
メ「最近マイ水筒はやってるんすね」
男「環境にいいからな。自分の好きな飲み物いれて、かつゴミも出さない」
メ「しかも経済的」
男「なんて素敵なんだろう。ってことでほれ、お前の水筒」
メ「いや、自分缶ジュースかペットボトルでいいんで」
男「お前ここまでの流れ一切無視しやがったな」
157 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/08/04(火) 18:09:14.84 ID:ZakzuNoo
久々に見た気がする主様の世間知らず

158 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/08/05(水) 15:24:08.15 ID:unOJqcAO
主様のイチモツは世間知らずの大きさとな
159 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/08/05(水) 23:49:16.19 ID:ULHHyJ20
…ゴクリ
160 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/08/07(金) 08:54:48.46 ID:dQL6eIAO
メ「はっはっは。主様のは普通サイズですよ、普通」
男「ぶはっ?! とんでもない爆弾発言はやめてくれ」
メ「仕方ないですね」
男「分かればいいんだ」
メ「硬さと太さが自慢ですもんね」
男「ぶふっ?! お、おまっ!」
メ「大丈夫、両刃の剣は自分もダメージいきますし」
男「真っ赤になりながら何自爆テロかましてんだよ!」







メイドは床では世間知らず。
161 :【真夏の祭典inビッグサイト】 [sage]:2009/08/07(金) 09:08:03.13 ID:dQL6eIAO
メ「さて主様」
男「……」
メ「主様が担当するルートの再確認ですが」
男「なぁ」
メ「まずこちらから回ってみちなりに……」
男「おい聞けよ」
メ「嫌です」
男「なんでだよ」
メ「だいたいわかるからです」
男「……帰っていいか」
メ「ほらやっぱり。で、当然ダメだとして再びルート説明ですが」
男「暑いんだよここ! 色んな意味でさ!!」
メ「祭はこういうもんです」
男「でもなんか違っうっつーか祭は祭でも邪っつーか」
メ「ええい女々しい。女装させて売り子させられなかっただけマシと思え!」
男「なんで偉そうなんだよ……」
メ「だって今回は正当な報酬ですからね」
男「む、ぐ」
メ「さー、買い込むぞー!」
男「ちくしょう……なんか納得いかねぇ」
162 :【百物語】 [sage]:2009/08/07(金) 09:13:33.46 ID:dQL6eIAO
メ「主様、なんで蝋燭なんか買い込んできたんすか? ……まさかそういうプレイを?!」
男「誰とやんだよ。違う違う、みんなと委員長の知人の寺で百物語やるんだ」
メ「百物語ってあの?」
男「そ。俺も知識だけはあったけど実際のは見たことないから体験したくてさ」
メ「主様ってば基本試してガッテン型ですもんね」
男「とても枠組みが特殊に聞こえる属性分けをどうも。お前も来るか?」
メ「ん〜……行きたくはあるんですが」
男「怖いか?」
メ「怖いっつーか……なんか降りてきそうで」
男「そういや厄介な体質だったな」
メ「時々メタな電波受信しますし」
男「いやそれは俺もだから」
163 :【風鈴】 [sage]:2009/08/07(金) 09:19:24.97 ID:dQL6eIAO
鈴……

男「風流だな」
メ「でしょ」
男「お前にしちゃいい買い物だ。笑顔が魔法少女な以外は」
メ「絵柄に貴賎なしですよ」
男「いや良し悪しじゃなくてだな……」

鈴……

男「……。ま、いいか」
メ「ですね。んー、縁側だと案外涼しい。うちわ要らなかったですかね」
男「絵になるからいいじゃねぇか。それに浴衣も似合ってるし」
メ「でもカチューシャは外さないメイド属性の鑑」
男「仕事してりゃあ間違いないんだが」

鈴……

男「……なぁ」
メ「はい?」
男「なんでも言うこときくからさ。膝枕、いいかな」
メ「高いっすよ」
男「上等な買い物だ」
メ「では月末に一緒に買い物行ってくださいね」
男「そんなんでいいなら任せろ」
メ「約束ですからね」



鈴……


ぱたぱた




男「メイド」
メ「はい」
男「……。なんでもない」
メ「……はい」
164 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/08/07(金) 09:21:43.26 ID:dQL6eIAO
×笑顔
○絵柄


最近誤字多いから訂正追いつかないとこは皆さんの脳内IMEにお任せします。……すみません
165 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/08/08(土) 09:35:27.30 ID:7a4VBjI0
太さと硬さ…


まあ僕は掘る専門だから
中の人のイチモツよりケツに興味があr
うわなにをするやめ
166 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/08/10(月) 19:58:13.33 ID:S4f98sAO


>>165はスタッフがおいしくいただきました
167 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/08/11(火) 04:22:13.49 ID:Ym1JZMoo
ためしてガテン系 〜男は度胸!なんでもためしてみるのさ〜


・・・すまん、なんとなく
168 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/08/23(日) 17:23:36.87 ID:zUYQUAAO
かわいい女の子になって
池面ご主人様につかえたい
169 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2009/08/27(木) 04:18:28.20 ID:voeVep20
スーパーお久しぶりです!
生きてましたすいません!!

久々に帰ってきてはみたものの、もう人が居ないんじゃないかと戦々恐々……
このまま消えてしまいたいくらい申し訳ない!



とりあえず今宵はとめてたとこをちくちく書きつつ今後に向けて抱負を一つ。
「少なくていいから頻度多く」
小出しにしていきますね!


あと相変わらずガチムチ系の発言が多いなか、>>168の発言が俺の真理を捉えて離さない。
嗚呼、何故俺は女の子に生まれてこなかったんだろう……orz
170 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2009/08/27(木) 05:34:00.24 ID:voeVep20
とんでもない金持ちであることは前々から知ってはいた。
しかしそれを実感できることは精々バカンスを楽しんだ時や高級な料亭に行ったときくらいなものだ。
勿論、自分が住まう家を今提供してくれた相手なのだからある程度は知りえることはできる。
だが今日ほどこいつらの桁外れな財力やコネを垣間見ている時間は早々ないだろう。

「次は何だ。自家用ジェットか、ヘリか」
「兄さん、お疲れですか?」
「疲れてないって言えば嘘になるな」
「我慢ください。万が一、彼らに相対する場合、兄さんが切り札になりますので」

わかったわかったと返事を手で返す。
最初こそ、あいつを取り戻すという意気込みが強くこんなことはなかった。
だが既に情報を得た、という話を聞いては現地へ飛び、そしてハズレをひく。
この繰り返しが一週間も続いた今、俺の心の中に焦りと疲れが蓄積されているのが自分でもわかっていた。

「……この一週間で地球を何週したんだろうな」
「考えたくもありませんね」

隣り合う妹も余裕はない。わかってる。俺なんかよりこいつの方がよっぽど厳しい状態にあるのだと。
それでも気遣ってやれない。原因は思い当たるが節が多すぎる。それを考えるのもまた億劫だった。
171 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2009/08/27(木) 05:35:11.42 ID:voeVep20
「お嬢様。次の情報が入っていますが」
「つないで」

短く告げる声に力はなくとも、鋭さだけは変わらない。
俺の手元にもある程度の情報が送られ、確認が出来る。
一瞬敬遠したくなるが、胸に浮かぶメイドの顔を思えば、それでも手と頭は動いてくれた。

「南米へと飛び、翌日には地中海へ。そして今日はアラスカへ飛び……」
「次はオーストラリアか」

もはや何度行き来したか分からない。だが、行くしかない。

「行こう」
「はい、向かってください。兄さんは心地よくないでしょうが、休んでください」
「お前もだぞ」

一応釘はさすが、きっとこいつは聞かないだろう。
だがそれがわかっていてもこれ以上言う気にはなれなかった。





「……協力?」
「ええ。あなたが必要になるはず」
「……」

日本。その地を踏んだ彼女を迎えたのは、彼に縁のある人物だった。

「……」
「不思議そうな顔をしてるわね。私が出迎えで意外だったかしら」

こくり、と頷く小さな身体の持ち主。

「そう。素直ね。だから先に言っておくわ」
172 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/08/27(木) 09:23:30.69 ID:Rn6CmxQ0
中の人生きてた!

だからこそ掘る
173 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/08/27(木) 14:09:32.74 ID:lX7qlVQo
「掘る」と心の中で思ったときにはもうその行動は完了しているんだぜ!
「掘った」ならつかってもいいッ!
174 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/08/29(土) 00:10:30.25 ID:mQAjxkAO
主様の主様乙ー

最近主様のネタの合間がことごとくガチホモ化してるぞww

本編の緊張感が薄れるwwwwww
175 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2009/08/29(土) 21:49:35.00 ID:sEbnVpo0
前回書いてたやつね、実は途中で途切れてました。
何てこったい……

まぁそこ含めて続き書きます、はいw
そして本当に何だろうこの流れ。俺は一度たりともそういうネタを振った覚えはないってのに! 怖い!

じゃあ今日も書いていきますわん。
176 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2009/08/29(土) 22:50:13.82 ID:sEbnVpo0
空港。そこで告げられる一言。

「彼、いないわよ。でもその原因を取り除ける欠片になるわ」

そして呼ばれる名前。

「イド。期待してるわ」





「君、人質なんだけど」

「マジっすか」

ここについてから何度目かの移動。
最初こそ緊張感があったものの、部屋から出る以外は好きにしていいと言われているので不都合はそれほどなかった。
ネットゲームが出来ないものの、かなりの量のオフラインゲームが積まれていたので退屈する暇もなし。
生活水準も、部屋が多少暗い以外は高めなのでよし。唯一の問題があるとすれば、こいつだった。

「全く。面白ね、本当に。それで、君はその時何て言ったの」

「天才っすね、主様は。天才チンパンジーあいちゃんですね、と」

「……褒めてないんだろうね、それ」

「当然っす。あ、ポテチとってください」

「はいはい」

こうして毎日よくわからない少女の相手をさせられることくらいか。
頭をすっぽり覆うようなバイザーを被る姿はアニメの世界を彷彿とさせるが、実際にかなりのモニターを前に動く姿は様になっていた。
177 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2009/08/29(土) 22:52:30.58 ID:sEbnVpo0
空港。そこで告げられる一言。

「彼、いないわよ。でもその原因を取り除ける欠片になるわ」

そして呼ばれる名前。

「イド。期待してるわ」





「君、人質なんだけど」

「マジっすか」

ここについてから何度目かの移動。
最初こそ緊張感があったものの、部屋から出る以外は好きにしていいと言われているので不都合はそれほどなかった。
ネットゲームが出来ないものの、かなりの量のオフラインゲームが積まれていたので退屈する暇もなし。
生活水準も、部屋が多少暗い以外は高めなのでよし。唯一の問題があるとすれば、こいつだった。

「全く。面白ね、本当に。それで、君はその時何て言ったの」

「天才っすね、主様は。天才チンパンジーあいちゃんですね、と」

「……褒めてないんだろうね、それ」

「当然っす。あ、ポテチとってください」

「はいはい」

こうして毎日よくわからない少女の相手をさせられることくらいか。
頭をすっぽり覆うようなバイザーを被る姿はアニメの世界を彷彿とさせるが、実際にかなりのモニターを前に動く姿は様になっていた。
178 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2009/08/29(土) 22:54:14.60 ID:sEbnVpo0
「それにしても聞けば聞くほどに君達の関係は主従のそれとは違うんだね」

「勿論っす。あれは私の下僕みたいなもんすからね」

「恋という首輪で嗜めて、かな」

「何言ってるんだこの幼女。いや幼なくないけど」

「ふふ、羨ましいよ。……おっと、もうか。早いね、段々と追い詰められてきたかな」

「む。まぁた移動っすか」

「悪いけど、彼女を頼むよ」

「了解っす」

頼まれたのは女さんを連れてこい、というもの。
何故彼女がここにいるのかは知らないけれど、変に事態は教えるなといわれている。
その原因が、

「あっちはこちらで、ね」

あっちと呼ばれたのはこれまたアニメやゲームでしか見たことないような培養槽。
中でたゆたうのは一人の少女。彼女の命の保障を駆け引きに出されているのだ。
だけど……ふと全部台無しにしてしまいたくなる衝動に駆られる。
自分はまだ授からない命を、あの女が勝手に働いた不貞でこうして形を残されている。

軋む。

胸のそれを隠し、どろどろと渦巻く胸中のまま女さんの元へ向かう。
その後姿が薄く笑われていることに、気づいているだろうか。
179 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2009/08/29(土) 22:55:16.50 ID:sEbnVpo0
「また、なんだね」

「うす、またっすね」

「うぅん。救助隊と合流できずに敵の目を掻い潜ってるって説明だったけど、すごく長いんだね……」

「みたいっすね」

心から騙してる訳じゃない。でも自分よりもこういった事態に真摯に向き合っている彼女に対しては申し訳なさもある。

「そのうち何とかなりますよ」

「だね。ここの人たちも優しいし。あとは妹子ちゃんが早く良くなるだけだね」

ずきり。また軋む。

「……。そっすね」

「じゃ、どこへ行けばいいのかな」

「こっちっす」

足取りは重たい。どろどろと渦巻く瘧は、もはや自身に隠しようがなかった。
180 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2009/08/29(土) 22:56:48.76 ID:sEbnVpo0
「くそ、またかよ」

「申し訳ありません」

「謝るなよ、別にこっちは誰も悪くねぇんだから」

「しかし……」

「いいから!!」

「っ……」

兄さんはこんなことくらいで揺らぐ方ではない。そう信じていた。
けれどあの人が関わっているからか、その取り乱し方は父のときを思い出す。
あの時の激情、焦燥、怨嗟。その全てが、彼女のためのものだ。

軋む。

もし私が彼女のようになったとき、兄さんはこうして心を動かしてくれるだろうか。



考えてはいけない。
すぐに弱い自分を心から締め出し、意識を現実へ。
後悔はあとですればいい。今は前に進むしかない。

「メイド長、次の情報は」

「はい。その前にお嬢様、話があるというお方が」

「後にしてもらいなさい、今は1分1秒が……」

「『魔』の代表格の方です、今回の件について話があると」

「あの一派が? 『商』である我々にいったい何を。我々から何か毟れるとでも思ってですか」

「それですが……。委員長さんからです」

出された名前に動きが止まる。

「……。繋ぎなさい」

うねりの形が変わった。
181 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2009/08/29(土) 22:57:45.66 ID:sEbnVpo0
うあ、何か重たい時間帯に書き込んだせいで連投に……ごめんなさいorz
182 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/08/30(日) 00:22:35.68 ID:B08gaEAO
ああもうホントに主様の主様はかわいいなぁ!
183 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/09/05(土) 19:31:11.74 ID:bG93IOIo
お題
【おのれディケイド!】

うん、何も聞かないでくれ・・・
184 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/09/18(金) 00:06:50.10 ID:hY12I2g0
俺が時を止めた…!
185 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/09/20(日) 13:36:17.12 ID:oL3C12AO
そして時は↓
186 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/09/21(月) 00:06:30.72 ID:Pt9PBoAO
まだ動かない…
187 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/09/22(火) 11:49:47.85 ID:8okFvwAO
どうしたら動くんだよ
188 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/09/23(水) 15:32:12.52 ID:/DSSH2o0
中の人を掘れば動くんじゃない?
189 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/09/24(木) 18:36:50.66 ID:4N1n12AO
誰かケツマニア呼んできてー!
190 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/09/24(木) 18:54:26.88 ID:xwwi29c0
            _  -───-   _
            ,  '´           `ヽ
          /                 \
        /                    ヽ
      / __, ィ_,-ァ__,, ,,、  , 、,,__ -ァ-=彡ヘ  ヽ
       ' 「      ´ {ハi′          }  l
      |  |                    |  |
       |  !                        |  |
      | │                   〈   !
      | |/ノ二__‐──ァ   ヽニニ二二二ヾ } ,'⌒ヽ
     /⌒!|  =彳o。ト ̄ヽ     '´ !o_シ`ヾ | i/ ヽ !
     ! ハ!|  ー─ '  i  !    `'   '' "   ||ヽ l |
    | | /ヽ!        |            |ヽ i !
    ヽ {  |           !           |ノ  /
     ヽ  |        _   ,、            ! , ′
      \ !         '-゙ ‐ ゙        レ'
        `!                    /
        ヽ     ゙  ̄   ̄ `     / |
            |\      ー ─‐       , ′ !
           |  \             /   |
      _ -‐┤ ゙、 \           /  ! l  |`ーr─-  _
 _ -‐ '"   / |  ゙、   ヽ ____  '´   '│  !  |     ゙''‐- 、,_
191 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/09/26(土) 22:11:01.19 ID:5M0K4AAO
主様の主様に仕えて、女装させられて、毎日強引にエッチなことされたい
192 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/09/29(火) 09:07:22.05 ID:efYsu.AO
お久しぶりです!
ここしばらくの長期間、留守にしてすみませんでした!

代わりと言っては私事で申し訳ないですが、就職先がほぼ決まりました。
某府にあるJR関係かその湖国の総合職関係のどちらかになりそうです。
ご心配をおかけしました。

とはいえ大変長い間、活動してなくて本当にすみません。
今日からは卒論と卒業に向けて日々ギリギリのラインで頑張るだけなんでこちらも余裕出せる予定っす。
見捨てず掘らずにいてくれた皆様、これからもよろしくお願いします。
勿論新規さん(は居ないだろうけど)もよろしくです!
193 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/09/29(火) 09:12:29.61 ID:efYsu.AO
メ「主様。……うわ何これ久しぶりな感じがする」
男「あ? 何言って……うお、本当だ!」
メ「何でしょうね、この長期休暇明けみたいな空気」
男「しかも無駄のな」
メ「罪の意識がマキシマムトマトですね」
男「全回復か」
メ「体力マックスっすけどねー」
男「たまにはダメージをもらっとけバカやろう」
メ「ぐへへ、我にダメージなど与えられるものか」
男「プロバイダーと契約解除するぞ」
メ「マジすんませんでした」
男「弱いラスボスだな、おい」
メ「しかし第二、第三の私が!!」
男「HDのフォーマット」
メ「が現れることなくこの世は平和になり私は悲しみに包まれた!」
男「後半私情がだだ漏れてるぞ」
194 :【お知らせ】 [sage]:2009/09/29(火) 16:16:07.01 ID:efYsu.AO
メ「第1回! チキチキ人気投票猛レースー!」
男「……。何だって?」
メ「脳内で浜ちゃんの声で再生されかけた貴方。同じ世代の人ですね」
男「だからお前は何を言ってるんだ……」
メ「ま、簡単に言うと割と長い間やってきた我々、人気は誰が一番なのかを決めようかと」
男「何でよ」
メ「思い付いた人に言ってください」
男「おい、元凶」
メ「それにさりげなく現在のスレ住人の数も把握できそうとか何とか」
男「地味にそっちも関係ありそうだな」
メ「まぁ深くはつっこまない方向で。そんでまぁ一週間ほど投票期間を設けようかと」
男「一位には何かあるのか」
メ「その人を主役にしたSSがあがる可能性が」
男「……俺とかお前でも?」
メ「はい、恐らく」
男「ふぅん」
メ「あ、今の天の声が。やっぱり四位の奴が主役のにするだそうです」
男「なんて中途半端な……」
メ「という訳で、今日この瞬間から投票受付開始です。一位から三位までで好きなキャラの名前を書いて投下してください」
男「三人もなのか」
メ「一位から3point、2、1ってな具合だそうで」
男「なるほどな。少なくい投票数を見越しての対策か」
メ「……身も蓋もない」
男「ああ、あと一週間までは訂正ありでいくとかなんとかだそうだ」
メ「何ですか?」
男「何やら毎日キャラごとにアピールタイムがあるとかないとか」
メ「けど匿名掲示板ですし偽物が現れて情報操作の可能性も」
男「そこはまぁそんな物好きは居ない……いや、みんなの善意を信じるさ」
メ「ふむ。そんな感じでとりあえず今後しばらくそんな期間になりますがよろしくお願いします」
男「あと、お題も随時募集中ですんでお気軽にどうぞ」
メ「ナショ○ルから大切なお知らせでした」
男「大企業に喧嘩売るなよ」
195 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/09/29(火) 16:27:27.62 ID:IwChoxgo
3:男友
2:ショタ
1:妹嬢(ふたなり)

うん、困らせる気満々ですが何か?
196 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/09/29(火) 19:47:51.10 ID:QeMW5sAO
1位:主様
2位:メイド
3位:妹嬢

……うん、ヒネリが無いな
197 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/09/29(火) 20:51:56.33 ID:wqCS/AAO
1位 男子ちゃん
2位 メイド
3位 女


男子ちゃんかわいいようふふふ
198 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/09/30(水) 16:39:34.38 ID:f6AimzA0
1メイド
2女
3姉
え?いいんちょ?やだよあんなデビルガンダm


うわなにをするやめr
199 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/09/30(水) 18:35:20.84 ID:.RqTy2SO
1位:メイド
2位:男子ちゃん
3位:妹嬢

200 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/09/30(水) 23:00:19.92 ID:EYLnBTEo
一位メイド
二位男
三位委員長

この初期三人で。(いろんな意味でオチ担当だった)委員長は結構好き
201 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/10/01(木) 08:07:04.06 ID:B3SLAKI0
メ「途中経過発表ー」
男「正直こんなに投票あるとは思ってなかった」
メ「びっくりっすよね」
男「マジびっくりなんだが」
メ「ねー」
男「いくつか解せない投票もあったがまぁいいか」
メ「というわけで現在の順位ですが」

1位
メイド 13
2位
男 5
男子ちゃん 5
4位
友 3
女 3
6位
ショタ 2
妹嬢 2
8位
妹嬢(ふたなり) 1
姉 1
委員長 1

メ「という具合になっております。うへへ、貫禄ありすぎて困りますね、私ってば」
男「……いろんな意味で解せねぇぞ、このランキング」
メ「負け犬め、いくらでも吼えるがいい。あ、それと、なんかごちゃってきましたのでひとつルール訂正」
男「何だいきなり」
メ「自分の入れた票の訂正はなしにして、新たに追加はオッケーにします」
男「何。じゃあいくらでも入れられるだろうが」
メ「ただし同一IDからの投票の効果は24時間以内はカウントしません」
男「それにしたっていくらでも工作できるような……わざわざしねぇか」
メ「そゆことです」
男「んじゃあ引き続き投票お待ちしてます」
メ「ついでに今日からアッピル開始となります。まずは一番手、どーぞー!」
202 :【アッピル:メイド】 :2009/10/01(木) 08:09:48.07 ID:B3SLAKI0
メ「ふふふ、まぁアッピルするまでもないんすけどね。うへへ」
メ「でも、そっすね……実は不安だったんすよね、こういうの」
メ「いやだってメイド属性以外、私ってばあんまりこう、アピールポイントないですし」
メ「あ、乳はでかいっすよ。やっぱそれか、それなのか」
メ「というわけで私としましては主役SSなんてなくても主役ですのでこのまま1位を独走したいところ」
メ「皆様の応援よろしくお願いします」







メ「あー、肩凝った。媚びるのも疲れるっすね。え? まだ撮ってる? ちょ、これはオフレコ! 待って流さないでええええ!!」
203 :【アッピル:男】 :2009/10/01(木) 08:11:36.71 ID:B3SLAKI0
男「あー、その。何だ。入れてくれた人はありがたい」
男「でも俺なんか入れたところで何ら返せるものもないから申し訳ない気分だ」
男「それでも応援してもらえてるとわかった以上、今まで以上に気合を入れていくつもりだ」
男「これからもよろしくお願いしたい」
男「ん、何? 酒を? 何で飲まなきゃならないんだ、ちょ、おいまて! こら!!!」
204 :【アッピル:委員長】 :2009/10/01(木) 08:15:11.97 ID:B3SLAKI0
委員長「またくだらないことを……」
委員長「でも何だかこうして顔を出すのが久しぶりね」
委員長「初期からいるメンバーだけど、どうせ私は影みたいなものだから気にすることはないわ」
委員長「好きな人を入れてあげなさい。そうすればその子に活躍が……え?」
委員長「いいわよ、私は。何で私なのよ、バカじゃないの」
委員長「……嬉しくないといえば嘘になるけれど。別に無理してまで……無理してないなんて、そんな」
委員長「わ、私がいい? ……本当どうかしてるわ。全く」
委員長「でも、その……ありがとう」








委員長「そうそう。>>198は今夜、背後の気配には十分気をつけることね。……ふふ」
205 :【アッピル:女】 :2009/10/01(木) 08:17:14.43 ID:B3SLAKI0
女「ど、どうも。あはは、えーと……何言えばいいんだろ」
女「んと、私はその、あう。何ていっていいかわかんないけど」
女「多分他のみんなに比べて何にもない子だから、あはは」
女「え? そんなことない? ……ぅぅ、ありがと。すごい嬉しい」
女「その言葉だけでこれからもすごく頑張れそうだよ。えへへ」






女「で、その……実はあなた用に見繕った服があるんだけど、ってあれ!? 何で逃げようとしてるの! まってよぉ!」
206 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2009/10/01(木) 08:18:15.82 ID:B3SLAKI0
まだまだ今後も続きます。アッピルタイム。
そして外伝もそろそろ終わらせに入れるように動きますんで、はいw
207 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/10/01(木) 14:00:19.34 ID:GoCD56AO
1 男子ちゃん
2 姉
3 メイド

男子ちゃんと男装メイドの文化祭らぶらぶでぇとはまだですか><
208 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/10/01(木) 17:22:21.01 ID:H8h25jwo
あ、>>195は上から3位、2位、1位
ややこしくてすまん
209 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/10/02(金) 15:02:04.52 ID:tyu0N8w0
一位姉
二位メイド
三位メイド長
210 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/10/04(日) 11:45:12.17 ID:xROjlcAO
なんでこんなに過疎なんだ…
俺泣いちゃうぞ!
211 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/10/04(日) 18:48:29.51 ID:Y9S9TUAO
いやいや、いっぱい投票とかもらってるし過疎なんてとんでもない!
ありがたいことです。
という訳で間もなく決まる四位が一位人気投票の為にも参加者によるアッピルは続きます!
212 :【アッピル:妹】 [sage]:2009/10/04(日) 18:52:04.92 ID:Y9S9TUAO
妹「あー……うん。委員長の人の妹です」
妹「いや、多分誰も覚えてねぇからいいけど」
妹「アピールとかねぇよ。は? アッピルとアピールは違う? 知るか」
妹「とにかくこういうイベントごとは勝手にやってて……あ? じゃあなんでサービスショットだって?」
妹「は? いや、これはただのパジャマだろ……んだよ、クマのパジャマの何が悪いんだよ!」
妹「おい! 何笑ってんだこら! おい!」
213 :【アッピル:妹嬢】 [sage]:2009/10/04(日) 18:55:56.50 ID:Y9S9TUAO
妹嬢「……。投票をいただいた方にはありがたいとは思います」
妹嬢「が! 何度も言いますが私はれっきとした女性です! 両性具有ではありません!!」
妹嬢「いいですか? そもそも本編で私がそうだったという記述や記録はないというのに何故そんな憶測が……」








妹嬢「で、あるからして私にはそういった! ……はい?」
妹嬢「え? アピールタイム終……え? な、待ちなさい! 私はまだなn」
214 :【アッピル:メイド長】 [sage]:2009/10/04(日) 18:58:10.82 ID:Y9S9TUAO
メイド長「……」
メイド長「アピール、ですか?」
メイド長「……」
メイド長「まずあの方は気立ては良く、多少感情表現が不得手ですが……」
メイド長「はい? 私の、ですか?」
メイド長「……」
メイド長「ありません」
メイド長「私よりもお嬢様のことをよろしくお願いします」
215 :【アッピル:姉】 [sage]:2009/10/04(日) 19:09:00.48 ID:Y9S9TUAO
姉「はいはいはーい!」
姉「みんな大好きお姉ちゃんです!」
姉「あのねー、私が四位になったらね」
姉「いっぱいえちぃのするよ! でね、しかもメイドさんもだから二倍おいしい!」
姉「だからいっぱいすぎないくらいに投……え?」
姉「ひとりだけあざとくないかって? ……ふふ」
姉「いいじゃん。打算的でも、ね?」
姉「えへー、だからみんな! よろしくねっ!」
216 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/10/04(日) 23:34:21.50 ID:LSEZzEoo
就職(ほぼ)決定おめでとー>主様の主様

一人語りを見てみたい「主様の主様(1st)」
若かりし頃のらぶらぶっぷりも見てみたい「主様の両親(2nd)」
えちぃのは好物ですww「姉(3rd)」
217 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/10/06(火) 13:20:51.04 ID:9OSyEQAO
さて今晩が開票です。
一体誰が栄冠に輝くのか!
ギリギリまで投票受付てますww
218 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/10/06(火) 22:58:42.34 ID:0IIsF6AO
すべりこみ!

1 姉
2 男
3 中の人
219 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2009/10/07(水) 00:33:31.32 ID:rxtgxAI0
というわけで日付が変わりましたので結果発表ー!
どんどんぱふぱふ。
えー、はっきり言って(ポイント制とはいえ)これだけ投票数が集まるとは思ってませんでした。
感謝してもしきれない。
そしてみんなも結果が待ちきれない! と思いますので早速開票していきましょう!

堂々の1位は、
憎まれ愛され気楽なままに。
初代ヒロインは伊達じゃない!
スレタイは伊達じゃない!

メイドがぶっちぎりの1位だー!



メ「ま、私ほどに可愛くなると当然っすね。いやぁ、我ながら素晴らしい人気っぷり」



続く2位は、後半怒涛の追い上げを見せたこの人、
いつも天真爛漫に見せかけた恐ろしいほどのエロスパワー!
そして常識破りにして分かりやすい少年誌的ぱぅわーも合わさる超スペック!
みんな大好きな属性、お姉ちゃんだー!!!


姉「えへへー。やったー! 応援ありがとね〜!」



3位は男。さすがの貫禄ですね。
やつの暴走を止められる唯一の存在にして、永遠のツッコミ役。
そして時折見せる姿が何故か萌えアピールになるという不思議なお方。
みんなの主様がきっちりランクインだー!!


男「あー、その。何だ。ありがとな」
220 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2009/10/07(水) 00:42:33.88 ID:rxtgxAI0
そしてある意味真の1位!
今回、短いながらも主役が約束されたその人は……


ダララララララ……ジャン!


男子ちゃんでええええええええす!!!!


男「ぶふぅ!? な、なななな!!!?」


というわけで明日あたり何か投下されますのでお楽しみに!
こんな感じの結果となりましたが、みなさんたくさんの投票レス、ありがとうございました。

男「おい! 終わろうとするな! 待て、まってくれ!!」

ちなみに順位は以下のようになりました。

4位
男子ちゃん


5位
妹嬢(ふたなり)
中の人

7位


8位

両親's
ショタ

11位
妹嬢
メイド長
委員長


何故か中の人がランクインしてるのがびっくりですが気にしない。
では次回があれば、またよろしくお願いします!
それでは、またのちほどー!


男「納得いかああああああああああああああん!!!!」
221 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/10/07(水) 08:58:52.97 ID:JyAsccAO
姉2位は予想外だったなぁ

そして男子ちゃんwwwwwwテラ期待wwwwwwww
222 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/10/07(水) 10:42:38.64 ID:BuuBmQAO
男子ちゃん祭りだあああああああああああああああ
223 :【四位記念その1】 [sage]:2009/10/07(水) 22:47:37.15 ID:Y4bg6.AO
男「……」
メ「ほら、そんなにくっついたら恥ずかしいよ」
男「……っ!」
メ「はは、照れてる照れてる」
男「〜〜、っ」



女子A「誰かしらあのかっこいい人」
女子B「すごいイケメンじゃない?」
女子C「あのっ」
女子A「あ、抜けがけ!?」

メ「はい? 僕ですか?」

女子C「あのっ、良かったら私とも学園祭を回っていただけませんかっ」
メ「ありがとう、でもごめんね。お祭りはこの子と一緒って決めてるんだ」

ぐいっ

男「!!?」


「「「きゃー!!!」」」


メ「だから君みたいな可愛い子からのお誘いは嬉しいけど、ごめんね」

なでなで

女子C「ぁ……ぅ」
メ「さ、行こうか」
男「ぁゎ!?」



ズルズル……



男子A「なぁ、さっきの子って……」
男子B「ああ、確かステージにいたOTOKOちゃんだ」
男子C「くそぉ……彼氏がいんのかよぉ」

「「「……はぁ」」」
224 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/10/07(水) 22:58:03.42 ID:Y4bg6.AO
男「やっと人気のない場所だ」
メ「いやぁ、主様ったら右往左往でおかしいったらありゃしない」
男「誰のせいだよ。男装なんかしやがって」
メ「似合ってないっすか?」
男「……。似合ってなくはないけど」
メ「ふふん。けどサラシがきついのなんの。巨乳も楽じゃないっす」
男「いっそもげばいいだろ」
メ「あー。女の子がそんな言い方はダメっすよ」
男「お と こ だ !」
メ「そんなバカな」
男「マジに決まってんだろ」
メ「それよりお腹減りました」
男「知るか」
メ「へーりーまーしーたー。あの野郎どもの中から誰が主様を救ったか」
男「……ったく。ほらよ。なんかもらってた」
メ「わお、ミニリンゴ飴じゃないっすか」
男「好きなだけ食え」
メ「ん、んん。……おいひ」
男「ったく」
メ「あ、がに股はダメっすよ」
男「いいんだよ、男だから!」
メ「パンツ見えますよ」
男「ばっ……! ってロングだから見えねぇよ!」
メ「うはははは」
225 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/10/07(水) 22:58:03.39 ID:Y4bg6.AO
男「やっと人気のない場所だ」
メ「いやぁ、主様ったら右往左往でおかしいったらありゃしない」
男「誰のせいだよ。男装なんかしやがって」
メ「似合ってないっすか?」
男「……。似合ってなくはないけど」
メ「ふふん。けどサラシがきついのなんの。巨乳も楽じゃないっす」
男「いっそもげばいいだろ」
メ「あー。女の子がそんな言い方はダメっすよ」
男「お と こ だ !」
メ「そんなバカな」
男「マジに決まってんだろ」
メ「それよりお腹減りました」
男「知るか」
メ「へーりーまーしーたー。あの野郎どもの中から誰が主様を救ったか」
男「……ったく。ほらよ。なんかもらってた」
メ「わお、ミニリンゴ飴じゃないっすか」
男「好きなだけ食え」
メ「ん、んん。……おいひ」
男「ったく」
メ「あ、がに股はダメっすよ」
男「いいんだよ、男だから!」
メ「パンツ見えますよ」
男「ばっ……! ってロングだから見えねぇよ!」
メ「うはははは」
226 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/10/07(水) 22:58:57.94 ID:Y4bg6.AO
まさかの連投。
ごめんなさいorz
四位だからって張り切りすぎです、主様!!
227 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/10/07(水) 23:05:49.17 ID:Y4bg6.AO
メ「うまうま」
男「……」
メ「主様は食べないんすか?」
男「いいよ。遠慮なく食え」
メ「ではお言葉に甘えて」
男「……」
メ「……? なんかついてます?」
男「ああ。ほらここ」

ヒョイ、ぱく

男「全く。世話が焼けるな」
メ「……」
男「ん? なんだよ、どうし……」

ガバッ

男「なっ?! お、おい!」
メ「すみません、なんかわかんないけど今主様を取り囲む野郎の気持ちがわかったっていうか」
男「こ、こら離せ!」
メ「やです。可愛すぎでずるいっす」
男「な、何言ってんだよ! 俺は男だぞ! つぅかお前だって……!」

パシャ!

二人「「へ?」」

写真部員「す……スクープよぉぉ! OTOKOちゃんの正体は男くんだったわぁぁあああ!」
男「なぁ?!」
写真部員「更にすごいイケメンと抱き合ってたわぁぁああ! 号外、号外ー!!」
男「ぎゃぁぁああああ! 待て、待ってくれぇぇええ!!」
メ「……あーあ」
男「あーあじゃねぇよ! こら、離せ!」
メ「やっす〜。うりうり〜」
男「あぁぁあああもう、ちきしょぉぉおおお!!」
228 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/10/07(水) 23:10:37.06 ID:Y4bg6.AO
【翌日】

男「……」

ひそひそ……

男「……しにたい」
委員長「せっかく逃げておいても抱き合ってちゃ意味ないわよね」
男「俺は無実だ……」
男子B「なぁ、男」
男「なんだよ。バカにするなら好きにしやがれよ」
男子B「俺……お前でなら抜けるわ」
男「ぶふぅ! な、なななな」
女子C「男くん!」
男「はひっ?!」
女子C「これ、良かったら読んで!」
男「へ?」
委員長「ラブレター、にしては分厚いわね」
男「奉仕……快、楽?」
女「やおい本、だね」
男「げはぁ?!」
女「しかもモデルは男くんみたい」
男「……ぁ、あぁ」






男「誰か俺の平穏を返せぇぇぇえええ!」
友「ドンマイ」






しばらくこんな日々が続いたとか何とか
229 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/10/07(水) 23:36:56.46 ID:RTWH0WMo
奉仕快楽はどこのブースで買えますか?
230 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/10/08(木) 02:03:38.86 ID:hgtRJgAO
>>229
あなたの心の中です
231 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/10/08(木) 14:27:44.00 ID:3MF93WMo
何気に友は嬉しいのではないだろうか
主様がガチホモ担当を引き受けてくれて
232 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/10/08(木) 14:57:45.46 ID:tptVRsAO
>>231
「ガチホモ」と「やおい」は違う
ヤマジュンとBLは似て非なるモノ
わかるな?

つまりどういう事かと言うと男子ちゃん×友はまだかと(ry
233 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/10/08(木) 15:09:18.44 ID:3MF93WMo
友受けかよww
234 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/10/08(木) 17:21:05.72 ID:hgtRJgAO
男子ちゃんごめんなさい
正体がみんなにバレて男女問わずの性欲処理奴隷になる
男子ちゃんを妄想して何回も抜いてしまいました

ぐっ…収まれ我が邪気棒よ…!
235 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/10/08(木) 20:39:37.91 ID:SUI3Cigo
>>230
つまり妄想力ッ!
・・・具現化力もあれば良かったのにぃぃィィィッ!!

>>232-233
つまり旅行かなんかで男の寝込みを襲って友が自分の内に入れて腰振っちゃうわけですね
んで寝ぼけて姉(かメイド)だと勘違いした男が応じちゃうけどイク寸前に気がつくものの止められなくて中田氏しちゃうんですね
しかもその反動で友もイっちゃって男にBUKKAKEちゃう、と
・・・ところでこれって友受け?
236 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/10/09(金) 18:28:58.98 ID:WQXnIMAO
きわどい発言の前後でストップする事に定評のあるいじメイスレ

気付けばホモネタが飛び交うのはどういう事だww
呪いか?wwww
237 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/10/09(金) 19:47:58.19 ID:5Lb9xkAO
>>236
宿命
238 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/10/10(土) 15:10:31.04 ID:vt0IX2AO
男「そんな宿命はない」
友「はず」
男「はずとか付けるな」
友「う、うん」

パシャ!

写真部員「今度は友くんと! なるほど、浮気ですか!」
男「そのカメラを粉砕してやろうか」
239 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/10/10(土) 15:23:50.84 ID:vt0IX2AO
メ「主様〜。期限直してくださいよ」
男「ふんっ」
メ「ほれほれ。長手袋ですよ〜」
男「だからなんだ」
メ「主様の趣向からしてストライクど真ん中かと」
男「……。素直に言えばストライクだ」
メ「今回は凝った刺繍の蜘蛛の巣柄ですよ」
男「だがその程度で、」
メ「実は下もです」
男「……」
メ「ガータレスストッキングです」
男「……。まぁ、いつまでも怒ってたら大人気ないしな」
メ「見せませんが」
男「子供でいい」
メ「珍しく煩悩に素直な主様」
男「当たり前だろ。俺は男に興味はない」
メ「しかし体は正直なのだった」
男「変なナレーションを入れるな。つぅか嫌だろ、お前も自分の雇用主が同性愛って」
メ「私は偏見を持ちません」
男「こういう時だけは立派な」
メ「英雄、色を好むと言いますし」
男「偏見じゃねぇか」
メ「ははは、優柔不断な主様が悪いんすよ」
男「俺は一途だ」
メ「えー、どこが」
男「…………だよ」
メ「はい?」
男「お前だけだよ!」
メ「ぇ」
男「お前だけで、いい。他には男も女も、いらねぇってこと!」
メ「……」
男「恥ずかしいこと言わせんな」
メ「あー……主様が女の子でも男の娘でもホれます」
男「全体に発言のニュアンスおかしいだろ、おい」
240 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/10/10(土) 15:29:42.38 ID:drE.USco
ああ、次は妹嬢×男子ちゃんの擬似百合プレイだ

とそんなわけでお題を
【女子中学生】
【半分こ怪人】
【ババ抜き】
241 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/10/10(土) 21:09:12.11 ID:ElqGdIAO
>>240
それは百合じゃn


イモウトサマカワイイデス
242 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/10/11(日) 10:18:59.66 ID:vhX1teEo
騎乗位かと思ったら正常位だったんですね、わかりまs


アッー
243 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/10/11(日) 20:39:46.23 ID:QN5k6AAO
吹っ切れて女装がデフォになる主様を幻視した

と言うか、女学園とかあったよね
244 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/10/11(日) 22:02:21.29 ID:eAm9WIAO
男「ツッコミどころが多すぎてどうしていいかわからん」
メ「案外ツッコミどころなんてないかもですし一度挙げてみてくださいよ」
男「まず疑似百合プレイってなんだ。そんな単語があってたまるか」
メ「でも意味は通じますよ」
男「疑似でも百合でもねぇ! あと兄妹だ!」
メ「……結局手を出すくせに」
男「知るか! 次にそれは百合じゃねぇ! 俺は男だ! お と こ だ !」
メ「必死ですね」
男「あと媚びられる対象がおかしいだろ! 罪の意識感じるなら俺にだろ!!」
メ「わざわざふたなりな妹さんを煽ってると何故察しない」
男「そんな気配りしてたまるか! そんでなんだよその下ネタ!」
メ「主様が上で揺すられてると」
男「しかもなんでアーッなんだよ! ねぇよ!」
メ「またまたぁ」
男「絶対あってたまるかぁ! んでそんな趣味も恒常性もない!!」
メ「妹さんの学校いくときは毎回女装っすが」
男「うがぁぁぁあああ!」
メ「ははは。人が壊れる様は愉快愉快」
男「てめぇぇえええ!」
メ「おお、初めて血涙流してる人みた」
245 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/10/11(日) 22:29:20.59 ID:vhX1teEo
メイド!その指摘はおかしいぞ
この場合、手を出されて陵辱される方は主様のほうであって



ヒギィ!!
246 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/10/13(火) 13:36:28.57 ID:Bc8z/EAO
>>225
>男「やっと人気のない場所だ」

一瞬メイドと××する為に行ったのかとwktk早とちりした私をどうぞ叱って下され男子様
247 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2009/10/13(火) 15:19:09.58 ID:lLr93ZU0
メ「わーお。私まで飛び火しましたよ主様。訴訟も辞さない」
男「お前、自分がネタになるの嫌いな」
メ「ええ、そりゃもう」
男「あと最近みんな色々おかしい方向に走りすぎだ。落ち着け」
メ「さぁ主様からお叱りがでたわけですが」
男「いや、別にしかったとか言うわけでは……」
メ「ネックドレスにレギンスはいて、ニット帽にファーブーツな男子ちゃんに隙はなかった」
男「だあああああああ! 捏造すんじゃねぇ!!!」
メ「ちなみに××には訴訟という字が」
男「入ってたまるか」
248 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/10/13(火) 18:38:50.22 ID:es13CQAO
そういえば男子ちゃんって芸能関係の人にスカウトされてたよね
今や女装アイドルの座は某秋月涼くんに奪われちゃったけど
249 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/10/13(火) 19:11:06.43 ID:tum0PkAO
男「んなもん、いくらでも奪ってくれっての」

ざわ・・・

メ「何ですって?」
男「だからいくらでも奪ってくれって」

ざわ・・・ ざわ・・・

男「な、なんだよ」
メ「皆さーん、整理券はこちらになりまーす。押さないでくださーい」
男「だから何だよ!?」
250 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/10/14(水) 01:34:10.69 ID:63zqv2AO
 
   ざわ・・・



           ざわ・・・
251 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/10/14(水) 10:37:34.42 ID:pcYh4NAo
奪うも何も男子ちゃんは妹さんのおかげで非処女じゃなかったっけ
252 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/10/14(水) 13:25:07.00 ID:zDfHhoAO
>>251
「男子ちゃん」の時じゃないのでノーカンです
253 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/10/18(日) 00:12:18.19 ID:7HoAN6AO
まーた止まったZE
254 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/10/19(月) 05:45:44.51 ID:jGw0ZYAO
いや、すません。
週末にかけて何かとごたつきまして。
本当、申し訳ない。
というわけで何かと話題を独占中の男子ちゃんのちょっと小話でも。
255 :【四位記念その2】 [sage]:2009/10/19(月) 05:57:17.47 ID:jGw0ZYAO
男「何だって?」
メ「だから学校に行きたいんすよ」
男「なんでまた」
メ「ハイスクールララバイな青春を謳歌したいんです」
男「んな事言われてもだな……」
メ「実際、私は学生さんの身分を味わったことないんでちょっと羨ましかったり」
男「メイド……」
メ「いや、すみません。使用人風情が出過ぎた口をききました。忘れてください」
男「あー。ん……けどうちの学校はなぁ」
メ「それなら大丈夫です」
男「へ?」







男「……」
メ「〜♪」
妹嬢「珍しいですね。兄さんからこちらに通いたいなんて」
男「……成り行きだよ。ったく、殊勝な態度だと思ったらこういう魂胆か」
メ「可愛いですよ。男子ちゃん」
男「がぁー!」
妹嬢「そう邪険にしないでください。メイド長のとっておきの化粧なんですから」
メイド長「驚くほどコスメと相性のよい肌でした」
男「いや、そういうこっちゃなくてだな……はぁ」
妹嬢「それに私の生活圏の一部を兄さんに把握してもらえるのは大事だと思うんです」
男「まぁなかなか会えないしな」
メ「とかなんとかでよく会うくせに」
妹嬢「そうなんですか?」
メ「この前もお姉さんとイチャイチャしてました。胸焼け必至です」
男「あ、あれは姉さんが!!」
妹嬢「……姉さん、か」
メイド長「……。つきましたよ」
男「ああ、すみません。徒歩の案内させて。二人は車で良かったのに」
メ「もっと誠意を込めて!」
男「黙れ。お前が極度の乗り物酔いしやすさを発揮するからわざわざ俺は……」
妹嬢「気にしないでくださいな。それより、そろそろお淑やかにお願いしますね」
男「む……」
メ「は〜い」
256 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/10/19(月) 06:05:11.57 ID:jGw0ZYAO
男「しかし……」
メ「なんすか」
男「お前は大概なんでも着こなすな」
メ「元がよすぎますね」
男「言ってろ、ばか」
妹嬢「お二人とも。これから朝礼ですから」
男「っと、すまん」
メ「お淑やかお淑やか。ぷっ」
男「ぐ……」





会長『皆さん、おはよう御座います。今日も……』



男(ここは校長が挨拶って訳じゃないのな)
メ(……眠い)
妹嬢(はい。生徒の自主性を重んじますので)
男(ふぅん。しかしなんだこの来賓席みたいのは。さっきから視線が痛いんだが)
メ(……zzz)
妹嬢(それは……)

パチパチパチ


会長『では続いて学園長代理より朝のご挨拶です』


妹嬢「こういうことです」
男(なっ?!)




妹嬢『皆様、おはよう御座います』



「素敵……」
「突然転入されていきなりでしたけれど」
「あの方なら納得ですわ……」
「嗚呼、毎日来てくださればいいのに」



男(おいおい、すごい人気だな。確かお試し入学程度だったのに)
メ「……きんせいがに……zzz」
男「お前も大概だな」
257 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/10/19(月) 06:18:47.74 ID:jGw0ZYAO
妹嬢『……以上です。今日が皆様にとって幸多き日でありますように』

パチパチパチパチパチ



男(大人気だなぁ、おい)



妹嬢『続いての連絡事項に私から直接発表するものがありますので引き続き、マイクをお借りします』

男(連絡事項?)

妹嬢『皆様も先程からあちらの方々が気になっておられるかと思います』

男(げっ、なんか嫌な予感が……)

妹嬢『あちらは私の血縁者にあたる方々で、まだ学園という空間をほんの数度しか体験されていません』

男(……見事に嘘はついてないな)

妹嬢『ですが私はそれを勿体無いと考えます。私達の住まうこの学園を始め、学びやという素晴らしい空間を知らないままに社交界に出られましょうか』

男(いや社交界には出ないけど)

妹嬢『答えはこの学園の生徒の皆様ならお分かりだと信じ、今日からしばらく共に過ごしていただこうと考えます』

男(むぅ、単なる紹介……“しばらく”?)

妹嬢『では皆様にお聞きします。男子さんとメイドさんを私達と共に学ぶことを善しとされる方は拍手を』


パチ……パチパチ


男(まぁ、来て早々だからこんな反応だわなぁ。ん?)

ぐらぐら

男(おいおい! 誰もあのステージの建て付けの悪さに気がついてないのかよ! 会長さん、そこから離れて!)

会長「……?」

男(そう! あんた! 早く離れて! あ ぶ な い !)

会長「……?」

男(可哀想なものを見る目をしてる場合じゃ……あああぁ、もう!)

ガタン!
258 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/10/19(月) 06:27:18.85 ID:jGw0ZYAO
ガコン!!

「きゃー!」
「会長、危ない!」

会長「え?」





ドカン! ……バラバラ……


「嗚呼、なんてこと」
「会長が! 会長がぁ!」


パラパラ……


会長「けほ、けほ……え?」
男「怪我、ない?」
会長「あ、いえ。私は……」
男「なっ、額から血が!」
会長「え……ぁ、でもこれくらい……」
男「女の子が血出してんだ! でももヘチマもあるか! おい!」

妹嬢「はい、保健センターはここを出てすぐ左の建物です」
男「わかった! ごめん、会長さん」

ガバッ

会長「きゃっ」
男「っ、通して!! 怪我人が通るよ!」

ダッ!!







ザワザワ……


妹嬢『皆様、お静かに』
妹嬢『この度は皆様の前でこのような醜態。痛恨の極みに存じます。すぐに徹底的な全館への調査と修復を行います』
妹嬢『そして同時に、こんな形ではありますが……改めて皆様に問いたい事があります』
妹嬢『あれだけの勇気を持つ方と、皆様は共に歩みたいとは思いませんか?』
259 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/10/19(月) 06:35:33.74 ID:jGw0ZYAO
《わー!!》

パチパチパチパチパチパチ






男「なんか向こうがうるさいな」
会長「恐らくあなた方が皆さんに受け入れられたのかと」
男「さいですか」
会長「……。失礼ですがあなた……」
男「……!」
男(しまった! 普通に話しすぎた! さすがにバレたか……!)
会長「とても運動神経が良さそうですが何かスポーツを?」
男「へ?」
会長「だって私を抱き上げてここまであっという間。まるで殿方のようですから」
男「あ、あはは。まぁ、少し」
会長「なるほど。そういう訳ですか」
男「そういう訳です、あは、あはは」
会長「ところで学園長代理とはどのようなご関係で?」
男「血縁者、というのは本当です」
会長「ではあなたも学園の運営に携わることに?」
男「まさか。やめてください。あんなのと一緒なんて……」
会長「あんなの?」
男「あ、いや。あー、とりあえず! ちゃんと傷の手当てだけはしてもらってくださいよ! 傷、残さないように!」
会長「はい。……優しいんですね」
男「べ、別にそんなんじゃ! と、とにかくそれじゃ!」

バタン!

会長「男子さん、ね。学園長代理の味方という訳ではないなら利用する事もないのかしら」
260 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/10/19(月) 06:38:44.61 ID:jGw0ZYAO
男「ったく……嫌なイベントだったぜ」
妹嬢「申し訳ありません。こちらの事情で兄さんに迷惑をかけまして」
男「別にいいよ」
メ「ほら! しっかり謝る!」
男「終始寝こけてたお前は逆にすげーわ」
妹嬢「これよりクラスにて実際に授業を受けてもらいます。特別扱いはしませんから」
男「そのつもりだよ」
メ「まぁ寝ます」
男「お前は何しにきたんだ」
妹嬢「ではこちらです」

ガラ……

《きゃー!!》

二人「「?!」」
261 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/10/19(月) 06:44:44.52 ID:jGw0ZYAO
「あの方が会長を騎士のように助けた方よ!」
「素敵だわ!」
「学園長代理とお二人並ばれると騎士と姫のよう……」
「後ろの方も素敵な佇まい」
「ですがこう、お二人の引き立て役が似合いそうな」
「なんだか夢のような空間です!」





男(あーの、これは)
妹嬢(どうやら兄さんは株をあげすぎたようで)
メ(なんか聞き捨てならん台詞がチラッと)




女教師「静かになさーい。ほら、クール学園長はさておき二人が豆電球食らってるから」
妹嬢「先生。豆鉄砲では」
女教師「んなもん食らっても痛くないっしょ。いいとこ鳩くらいしか驚きゃしないって」
妹嬢「ですので本来は鳩がと付けて使いますね」
女教師「知らん!! それよりほれ、ちゃんと自己紹介しな」
男「……」(こくこく)
メ「うぃーす」
262 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/10/19(月) 06:50:33.38 ID:jGw0ZYAO
男「……男子です。よろしく……」
女教師「声が小さぁい」
男「ぅ……」
妹嬢「まぁまぁ、先生。最初ですから緊張もしますよ」
女教師「んじゃそっちがキッチリ笑いを取れな」
メ「まさかのハードル上げ! 正直飛びたくない!」
女教師「はい、今日の目標」
メ「政権奪取」
女教師「今月の目標」
メ「国家転覆」
女教師「今年の目標」
メ「天下り」



「「「……」」」


メ「みんなのアイドルメイドさんですよ。百合属性なしなんでよろしこ」
女教師「おう。まぁまぁだな。んじゃ出席取るぞー。お前ら席そこな」
メ「うぃす」
男「……え? あ、終わってた!?」
妹嬢「まさかとは思いましたがこうもウマが合うとは」
男「色んな意味で大丈夫かここ……」







続……く?
263 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/10/19(月) 08:00:07.02 ID:fMix9YAO
乙!
メイドwwww
そして主様は相変わらずおいしいとこ取りですNE!

お題
【トリックオアトリート】
【トリックアンドトリート】
【○○なんかくだらねぇぜ!俺の○○を○○!】
264 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/10/19(月) 11:08:05.42 ID:ChEiZaYo
もういっちょ
【トリックオアトリック】
265 :【女子中学生】 [sage]:2009/10/20(火) 09:58:24.48 ID:/GyTC.AO
男「ピンポイントだな、おい」
メ「スレ住人の皆様もお年頃ですから」
男「いやそういう意味でもなくて」
メ「ところで皆さんは中学生の頃はどんな感じで?」
委員長「相変わらずかしら。ずっと委員会なんかに入ってたわ」
メ「でも生徒会長とかまではやらないと」
委員長「よくわかったわね」
メ「名前の関係上色々問題ありますので」
委員長「……?」
男「気にするな。でも委員長は昔からお堅いかぁ」
委員長「悪い?」
男「いや、らしくていいさ」
委員長「……。そう」
男「ちなみに女さんは?」
女「ふぇ?! ぁー……ぅー」
女弟「姉ちゃんはモテたぞ」
女「はわ?!」
男「そうなのか」
女弟「そりゃ姉ちゃんだからな。お前みたいな余計な虫がわらわらと……」
男「虫かぁ」
女弟「おう。だからお前は姉ちゃんから即刻離れ……はぐぉ?!」
女「嘘だから! 嘘だからね! 信じちゃダメなんだからぁ!」

ズルズルズル

女弟「ぎゃぁああ! 姉ちゃん、髪、髪を引っ張んのはやめてくれぇぇえ!!」



メ「……。激しいすね」
男「激しかったな」
メ「ちなみに主様は?」
男「女子じゃねぇ」
メ「またまたぁ」
男「それ以前に俺は学校は高校からだよ」
メ「そいえばそうでしたか」
男「おう。お前と一緒だ」
メ「女子ですか」
男「違ぇよ!」
266 :【半分こ怪人】 [sage]:2009/10/20(火) 14:12:35.95 ID:/GyTC.AO
男「まだディケイドだって見てないんですってば!」
メ「あ、これ特撮お題だったんすか」
男「当たり前だろ。それ以外に何があるってんだ」
メ「……主様が性別的に半分こかなぁと」
男「俺がいつ怪人になったよ」
メ「割と日常的に」
男「多分お前のせいが大半だからな、それ」
267 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/10/20(火) 15:32:47.48 ID:DHw4UpEo
そういえばメイドがそんな状態なんだよね
268 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/10/21(水) 02:16:39.83 ID:UnGw7EAO
妹嬢も…
269 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/10/21(水) 15:25:20.40 ID:SVqmoQAO
メ「私ってば器のキャパ余りまくりなんで仕方ないっすね」
男「お前の場合は人としてじゃなくて本当に器だからな」
メ「高級マンションみたいなもんすね」
男「違う違う」
メ「ところであれはどうされたんすか」



妹嬢「私は違う私は違う私は違う」




男「聞いてやるな。もはやトラウマレベルにいじられて軽く泣きそうなだけだから」
メ「泣きそうってか壊れてません?」
270 :【ババ抜き】 [sage]:2009/10/21(水) 15:29:50.51 ID:SVqmoQAO
メ「ふふ。さぁどれにします?」
男(……まさに終盤。奴が持ってるババはどれだ)
メ「ほらほら。早く選んでください」
男(手元の一枚を何とかあがりにする為にもここは間違えられない)
メ「負けたら罰ゲームですよ〜」
男(絶対ろくなもんじゃないな。……さぁ、奴の持つ三枚の内正解は……)
男「ってなんでだぁぁぁああ!」
メ「はい?」
男「いやいやいや、俺、一枚、お前、三枚。……おかしくね?!」
メ「ははは。大丈夫ですよ」
男「何が!」
メ「某黒猫漫画でこうなってましたから」
男「有名なバカ話じゃねーか!!」
271 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/10/21(水) 20:31:30.41 ID:UnGw7EAO
男子ちゃんがお酒を飲んだらどうなるのっと
272 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/10/21(水) 22:08:18.67 ID:SVqmoQAO
男「くぴくぴ……ぷはぁ」
メ「ほら、飲みすぎっすよ。いくら打ち上げだからって」
男「いいらろ〜、べつに〜」
メ「もう呂律が怪しい。他の皆さんがいなくて良かった」
男「ん〜? おとこちゃんと二人っきりがよかったからかなぁ?」
メ「はいはい、そーですよ」
男「えへ〜。……ちゅーしてあげよっか」
メ「ぶふぅ! げほ、げほ! な、なななな?!」
男「あははは! 嘘だよ〜」
メ「……こ、こいつ」
男「ほら、お詫びにこっちの飲んでいいから」
メ「ったく」

くぴくぴ

男「……」
メ「なんすか。今更返せったってダメっすよ」
男「間接ちゅ〜だ」
メ「ぶは?!」
男「あはははは! あはははは!」
メ「笑いすぎでしょうが! あ〜もぉ……」
男「ポッキーゲームする? する?」
メ「しません!」
男「にゃ〜……ざんねん」
メ「何がにゃ〜、すか! 自分の格好がいくら女っぽくても中身は男なんすからシャキッとしてください!」
男「……わかった」
メ「わかってくれましたか」
男「脱ぐ」
メ「何で?!」
男「脱いだらいいんでしょ!」
メ「いや脱いだらダメですから!!」
男「なんらよ〜。めいろがわがままだよぉ」
メ「……これだから主様にお酒だけは」
273 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/10/23(金) 06:22:38.00 ID:PWb6MYAO
ちゅー如きでうろたえるメイドかわいい
もうやることやってるのに
274 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/10/27(火) 10:00:02.06 ID:9yZ/pYAO
どうも。
毎度週末だけは書き込みしなくてすいません。
平日のが移動手段の関係で書き込めるってどういうことかと。


さておき、今日もさくさくやってきます!
275 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/10/27(火) 10:08:08.92 ID:9yZ/pYAO
メ「ご、ごときだとぅ……」
男「なんだ。どしたよ」
メ「ごときで悪かったっすね! それにあの時はまだ貞操はATフィールド並にバリバリでしたさ!」
男「お、おい」
メ「それにいつまでたったってこんな、こんな……奴……」
男「大丈夫か? 熱でもあるんじゃ」
メ「うるせぇぇええ! 全ての元凶がぁぁあああ!」
男「いた、いたっ?! なんだよ一体!?」
276 :【トリックオアトリート】 [sage]:2009/10/27(火) 10:15:22.14 ID:9yZ/pYAO
メ「わるいごはいねぇがぁ!」
男「違う違う」
メ「え? 百鬼夜行みたいなもんすよね?」
男「百鬼夜行だとしたら余計に違う」
メ「凄みのあるエレクトリカルパレード」
男「ねぶた祭りか。いやだから違うって。つかなんでお前が仮装する必要があるんだ」
メ「妖怪に変装すれば町中で今日は物乞いが許されると聞いて」
男「お前の拡大解釈は自分の利益絡みばかりなのな」
メ「可愛いから許されるというね」
男「仮装すんのにか」
メ「……。怖可愛い?」
男「怖いわ。で、マジでいくのか」
メ「ふふふ。バッチリ楽しんできます」
男「はいはい」
メ「では!」

ばたん

男「……大丈夫かな」







メ「トリックオアトリート! トリックオアトリート!」
子供「「トリックオアトリート!」」


男「やってるやってる。つか馴染んでんなぁ。ま、子供には好かれそうではあるか」


メ「よーし、次は金目のモノをねだるぞー!」
子供「「おー!」」


男「!!?!? ま、待て待て待て待てぇー!!!」



結局主様の引率になるのでした
277 :【トリックアンドトリート】 [sage]:2009/10/27(火) 14:38:01.91 ID:9yZ/pYAO
メ「つまり我々の関係です」
男「は?」
メ「私はイタズラしますがお菓子も貰うという素晴らしい関係です」
男「それは俺の犠牲があっての素晴らしさだよな」
メ「こんな可愛い子が毎日メイド服!」
男「メイド喫茶通いの方がまだ安く済む気がするわ」
メ「これがキモヲタの思考……っ!」
男「はいはい、キモヲタですよ」
メ「でもそんなとこより家が一番! さぁ、お菓子ください。イタズラしますから」
男「それが俺を家から遠ざけてると気付いててやってるよな」
278 :【○○なんかくだらねぇぜ! 俺の○○を○○!】 [sage]:2009/10/27(火) 14:45:01.87 ID:9yZ/pYAO
メ「メイドなんてくだらねぇぜ! 俺の女装を見ろ! ですか?」
男「お前、自分の存在を否定してるぞ」
メ「実際くだらないしマンネリ気味ですから」
男「やめてやってくれ。確実に世界のどこかで誰かにトドメをさしてるから」
メ「しかし歌で戦争が止まればいいですよね」
男「まぁなぁ」
メ「いっそ私がアイドルデビューして中東に降り立つ、と」
男「妄想なんてくだらねぇことしてないで俺の仕事を手伝え」
メ「無理」
男「……だよなぁ」
279 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/10/28(水) 10:10:06.59 ID:5iZ9N.AO
同級生たちに無理矢理種付けされて感じてるのに強がって抵抗してるけど快楽に溺れそうな男子ちゃんの画像下さい!!!!!!!
280 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/10/28(水) 12:51:13.52 ID:Ch2NisAo
じゃあ俺は妹嬢に無理矢理種付けされてうつろな眼をしている男子ちゃんの画像を希望する
281 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/10/29(木) 12:48:18.30 ID:USgokkAO
落ち着けお前ら

スレが止まるぞww
282 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/10/30(金) 22:47:18.94 ID:NvpgYAAO
いや、止まりはしないですがww





男「言っておくが俺には子種が着床するような器官はない!」
メ「知ってますか、主様。男の子には妊娠する器官がこの辺にあるらしいですよ」
男「ねーよ! あ、こら、脇腹をつつくなっ」
メ「出典はヨクサル先生のエアマスターです」
男「いやまぁ好きな作品だけど」
メ「それに種付けは相手が孕むかどうかでやる訳じゃないですし」
男「だからと言って同性にも異性にも犯される俺じゃねぇよ!」
メ「……。あんなに良さそうに腰を振ってたのに」
男「さもあるようにエピソードを語るな!」
メ「三次元じゃなくても二次元でなら」
男「何の話……ぶふぉ?! な、なんだこれ!!」
メ「奉仕快楽最新刊です」
男「うがぁぁあああ! どこのどいつだぁぁあああ!!」






女「へくちっ」
新聞部員「風邪っすか?」
女「ずず……かなぁ」
283 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/10/31(土) 01:11:47.97 ID:q2mYrjIo
うおぉぉぉ!最新刊キタ━━(゚∀゚)━━
通販のページドコー(゚Д゚ = ゚Д゚) キョロキョロ
284 :【奉仕快楽 vol.7】 [sage]:2009/10/31(土) 08:08:34.30 ID:8l2N9QAO
前巻までのあらすじ


クラスメートの罠にはまり、やがては全校生徒の性欲処理係となった男子ちゃん。
エスカレートする調教にやがて身体は快楽を刻み込まれていく(vol1〜3)。


時がたち、彼の妹の介入により監禁がとかれることになる。
が、しかしこれも新たな地獄の始まりだった。
より堅固に監禁され、多くの人間に輪姦される日々。
男子の意識は徐々に壊れつつあった……(vol4〜5)。




だがここに、彼を救わんとする一人の従者の姿があった。
彼女は常人とはかけ離れた力を駆使し、とうとう彼の元へたどり着く。


「迎えに来ましたよ、主様」
「め……いど」
「はい、私です。それに」
「おとちゃん、こんなになって……」
「ね、ぇさん」
「うん、私も一緒だから。みんなで帰ろ?」



こうしてあらゆる魔の手から逃れえることが出来た男子(vol6)。
しかしその身体に刻み込まれた傷は決して浅くはなかったのだった……。
285 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/10/31(土) 08:18:34.45 ID:8l2N9QAO
「シャワー、浴びますか?」
「うん」


抱き上げられたまま、浴室へ向かう二人。
上質で可愛らしい服もボロボロになっている。
それをゆっくりと脱がしていくメイド。


「……っ」
「あ、いたかったですか? ……、こんな傷だらけになって……」
「……」
「お風呂、背中流しますから」
「うん」
「足、まだ痛みますか?」
「うぅん、痛くはない」



逃走防止に足の腱が切られた男子。
彼一人では入浴すらままならないのだった。



シャー……

「傷、痛みますか?」
「大丈夫。……あったかい」
「そうですか。ではボディソープを付けて洗いますよ」

こしゅこしゅ

「……優しいんだな」
「そうですか?」
「俺を洗った人たちは、もっと乱暴だったから」
「……っ。ここは、そんな場所じゃないですから」
「ありがとう」


やけに小さく見える主の背中に、誰にぶつけていいかわからない怒りが彼女と彼女のうちにあるものに渦巻く。



「では、前も洗いますので」
「あ、いや、それくらいは出来るから……」
「気にしないでください。それくらいは、」
「ぁ……」
「っ!」
286 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/10/31(土) 08:26:58.67 ID:8l2N9QAO
そこには雄々しくそびえる男根。
浴室ではすぐに情事に移るために身体が反応するようになっていた。
それでもこれほどに羞恥を感じるのは久方ぶりだった。


「……」
「……」

シャー……



流れる水の音だけが浴室に響く。



「汚い、だろ」

ぽつりと漏らす言葉。

「俺、何回も知らない野郎とか、女の子にさ、抱かれたり犯されたりしたんだ」
「主様……」
「見てくれよ。俺の身体、お前の優しさに反応したんじゃない。これからきっと快楽が来るって、奉仕するんだって準備してんだ」

本人だからこそ分かる、お湯でではない火照り。

「気持ち悪いだろ。汚いだろ。だから、後は自分でやるからメイドは出て行っ……ん!?」


塞がれる唇。感じるのは自分以上に熱い体温。

「何が汚いものですか!! 私の主様はいつだって新品同様まっさらさらっす!」
「でも」
「でももへちまもない! 私は、……私は主様が誰より綺麗だって知ってます!」
「メイ、ド」
「だからそんな風に言わないでください。お願い、します」


服が濡れることなんてお構いなしに強く抱いてくれる彼女。
その温もりに、男子は……
287 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/10/31(土) 08:29:53.22 ID:8l2N9QAO
メ「続きは本冊子で」
男「続かねぇよ!!」
メ「ですがvol.7は陵辱分が少ないとかで割と評価が低いとかなんとか」
男「知るか!!」
メ「やはり次巻以降の陵辱の嵐に対する溜めととればよいんでしょうかね?」
男「だから知るか!」
メ「……主様ってば食わず嫌いはいけませんよ」
男「食ってたまるかそんなもん!」
288 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/10/31(土) 13:04:40.26 ID:wtWYeIAO
乙ww

意地悪なメイドは全年齢対応の健全なスレだね!
289 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/10/31(土) 17:12:05.93 ID:fzJ7Eyoo
いたずらの後の甘ーいお菓子と聞いて


いや甘ーい犯しになるんだろうな
290 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/10/31(土) 22:28:40.90 ID:ZWHza42o
いとおかし

ひょっとして奉仕快楽は小説本?
・・・女ちゃんは肉体的な責めを好むタイプか
SMの本質は精神面だと思うんだがなぁ・・・
291 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/11/01(日) 05:16:52.48 ID:LVYolQAO
メ「説明しよう!」
男「またいらん誤解を生みそうな」
メ「奉仕快楽シリーズはれっきとした同人漫画です。ただ中の人が絵が描けないだけです」
男「画力のなさは筆力のなさよりヤバいからな」
メ「あと筆者は女さんではなく新聞部員兼漫画部員の方です」
男「あー、あのよく騒ぐ」
メ「女さんはアドバイザーとして設定の提供をしてるくらいですね」
男「そうなのか」
メ「つまりまぁ、女さんが描いたら女装させたまま学校練り歩いたり電車に乗せたり……」
男「……」
メ「……。どっちもやってましたね」
男「うぅ!」
292 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/11/01(日) 23:07:14.27 ID:aQ2qO66o
絵師様ー、このなかに絵師様はいらっしゃいませんかー(゚Д゚ = ゚Д゚) ?

ところで友人にリアル女装子がいて
「あれ?狙われてたりするのか?!」とか「あの時、流されていたらあるいは…」
な心当たりのある俺にひとこと
293 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2009/11/02(月) 01:48:04.05 ID:xzMTR0w0
メ「いけばわかるさ!」
男「どうか自分を見失わないで!」
294 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2009/11/02(月) 09:55:29.39 ID:xzMTR0w0
とは言ったものの、時にはまじめな中の人の意見。
個人的には同性でも、心からの感情なら本物ですよ。
手を繋ぐだけでも幸せだって思えるくらいなら、周りなんて気にしなくていいと思う!



メ「うわ、マジレスしてる人いますよ」
男「ネタをネタとわからないやつは……」




……。すみませんorz
295 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/11/02(月) 10:17:04.97 ID:sIqaUu2o
じゃあ俺も中の人への愛情は本物だ
というわけでお尻を貸してください
296 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/11/02(月) 11:38:35.32 ID:.td16wAO
あ、愛情にはプラトニックなものもありましてですね……
ていうか女装できるほど可愛くないし!


とにかくお尻は貸せません。
でも一緒に買い物いったりご飯作ってあげたりくらいならww
297 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/11/02(月) 18:26:57.05 ID:/gNWPDwo
マジレスまでしてもらってなんですが…行き着く先はセフレだとおもうww
俺がSだしM女と付き合ってたこともあるしでAFには抵抗ないし
彼(彼女?)がMぽいとこあるから楽しませてやれるだろうとは思うが
掘られるのと深入りは超えちゃいけない一線な気がするww
298 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/11/03(火) 12:10:14.15 ID:vUquocAO
メ「とてもアダルティな返答に真っ赤な中の人」
妹「中学生じゃあるまいし、これくらいさらっと返せよ、と」
メ「うぶですから」
妹「あの変態がか」
メ「実は好きになった人がだいたい夫がいたり彼氏がいたりする以外は恋愛観は純情派だそうで」
妹「純情派……」
メ「前の言葉を借りるなら手をつなぐだけでも幸せなんだとか」
妹「くさっ」
メ「オ○ニーも○俗もバッチリなくせにね」
妹「全くね」
メ「そんな訳で決してその関係を推奨こそしないですが互いに心が満たされるならいいんではないかとか」
妹「またマジレスか」
メ「曰わく身体から埋まる心の隙間もあるそうで」
妹「乙女か」
メ「乙女ですねぇ」




メ「ところで久々の登場ですね。委員長さんを差し置いて」
妹「うっ」
299 :【トリックオアトリック】 [sage]:2009/11/03(火) 12:13:57.04 ID:vUquocAO
メ「悪戯し放題的な?」
男「お題ってのは額縁通りに拾うばかりが脳じゃないんだぜ?」
メ「……じゃあまず自家製気球でも作って主様を飛ばしますか」
男「いろんな意味で洒落にならんっての」
メ「一躍有名に!」
男「悪名でな」
メ「という訳でガスやら何やら買ってきました」
男「うそぉ?!」
300 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/11/03(火) 21:49:50.64 ID:vUquocAO
300ですよー!





なのでたまには気持ち悪い話でも。
いや、だいたい気持ち悪いって言われたらそれまでですが。


基本的に東方ネタは知らない中の人ですが、最近少々趣向が変わりまして。
普通にゲーマーとしてSTGばかりですがやってたり。
そんな中三次創作? なネタはほぼ見向きしなかったしカプ厨なんてもってのほかだったんですが……
唯一、世界めーさく(美咲)劇場(咲美も可)にハマりました。
いや、もうあれは間違いなくここのスレタイにジャストミートしてるんじゃないかと思うんですよ。



つまりまぁ……
知らない人ばかりだろう中でいずれ実践するかもしれないというテロ予告みたいなもんでした。はい。




中の人が300をお知らせします。
ポ ポ ポ ポーン!
301 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/11/03(火) 22:45:24.24 ID:CV3kWiQo
STGといえば個人的には
【グラディウス】
のイメージだから困る

も一つ
【みんなで男子ちゃん改め主様にいたずらしようのコーナー】
302 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/11/03(火) 23:37:41.56 ID:LgEglV.o
またマジレスくれてる・・・d
つか俺の場合は当事者だけの問題だけど不倫・浮気はも一人増える分ある意味より難儀だね
あとマジレスしとくと中の人は「手をつなぐだけでも幸せ」でも相手はそうとは限らない
ヤるばかりじゃだめだけど女だって惚れてりゃしたくなるんだし「言葉」と「行動」両方で安心させてあげなきゃダメだぞっと

【トリックオアトリートメント】
いやなんとなくww
303 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/11/04(水) 07:55:38.44 ID:.1EnM6AO
次第に男色(おとこいろ)が濃くなっていくこのスレに不安を隠せないぜww

お題↓
【文化美】
【文化祭】
【リメイク】
304 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/11/04(水) 15:24:29.92 ID:pZjbnwAO
昔同じようなこと言われたなぁ、と寒空にしょっぱい味の中の人。


ちなみに中の人はのんけだよ!
どちらかと言われたら当然女の子がいいです!
個人的には女の子に生まれたくもありましたが。

ついでに不倫とか浮気もなし!
相手に好きな人がいたら全力で応援なのです。
だって好きな人には笑顔でいてほしいわけですからっ。





メ「……この人、自分のレス読み返さず投稿してますね」
男「あとで赤面必至なのにな」





ええ、マジレス(笑)ばかりですよ、はい。
くっ……こういうのを軽くこなせるようにならないと……orz




関係ないけど昔住んでた場所の近くに浮気(ふけ)町って場所がありました。
……だから何だろうww
305 :【グラディウス】 [sage]:2009/11/04(水) 15:37:11.16 ID:pZjbnwAO
メ「不朽の名作ですね」
男「間違いない。俺実は横スク派だし」
メ「スク水を横に着る派とは。男子ちゃん、大胆」
男「それ着衣できてねぇから」
メ「主様ってば痴男女ですね」
男「無駄な創作単語はいらねぇから。それよりグラディウスだよ」
メ「私STGは大往生とか雷電のあたりからなんで実はよく知らなかったり」
男「今は弾幕ゲーが基本だからなぁ」
メ「cave大好き」
男「とはいえ昔は昔で結構難しかったんだぜ?」
メ「そうなんすか」
男「何事もだけど極めだすと面倒だからなぁ。クリアだけならパワーアップも適当でいいんだけど」
メ「最近のはクリアするのがちょっと大変ですしね」
男「セクパロあたりは本当に稼ぎが大変だったなぁ」
メ「……。主様って基本ゲーマーとしては懐古厨ですね」
男「昔は外に出れないからまわってくるゲームがおふくろのおさがりだけだからな」
メ「にゃるぺそ。ちなみに私はパワーアップは分裂のあれがいいです」
男「そうなのか」
メ「ほら、私がいっぱいですよ」
男「玉だけどな」
メ「……セクハラですか?」
男「捉え方次第じゃねぇか」
306 :【みんなで男子ちゃん改めて主様にいたずらしようのコーナー】 [sage]:2009/11/04(水) 15:48:03.66 ID:pZjbnwAO
メ「私はいつもやってることをそのまま実践するだけですね」
委員長「例えば?」
メ「パンツの足をだす穴を縫います」
女「パ、パン……!」
委員長「それが何になるの?」
メ「足を入れようとした瞬間にオォウ?! ってな感じでパンツに引っ張られます」
委員長「地味な……」
メ「地味だから腹が立つんですよ、いたずらってのは」
妹嬢「あなたが言うと何故か説得力がありますね」
メ「ベテランっすから。ちなみにこれを全部のパンツにやります」
女「そんなに!?」
メ「で、朝方気づいててんやわんやです。成功すればその日は主様はノーパン投稿ですね」


一同「「「「…………」」」」


女「えっと、こんな感じ?」
委員長「案外難しいわね」
メ「皆さん、色々だだもれてますよ」

妹嬢「ちょっと皆さん!!」

三人「「「……?」」」

妹嬢「……。縫い込みが甘いですよ」

三人「「「(グッ!)」」」


男「お前らな」
307 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/11/04(水) 23:58:47.52 ID:/RlopvUo
どちらかと言われたら
女の子に生まれたかった
なのにのんけ?!
ムリするなよww

>メ「スク水を横に着る派とは。男子ちゃん、大胆」
横スクはスク水の股部分を横にずらして○○じゃないのか・・・
>メ「ほら、私がいっぱいですよ」
U以降は増えすぎると攫われるわけか
>メ「パンツの足をだす穴を縫います」
オドロキ度たけぇwwww
でもイラツキ度だと股部分を一度切ったあと、穿くと簡単に破れるように細糸でゆるく縫っておくほうが高そうだ
どっちにしろ丸出しで怒るハメになるわけだがww
そういや男って裁縫できたっけ?
出来ないなら、このほうがノーパン登校の可能性は高いな
縫った所を切ることは出来ても縫合はできまいww
308 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/11/07(土) 09:08:01.20 ID:oA7HCIAO
何で俺はかわいい女の子に生まれなかったんだよksg
100万歩譲って男だとしても、かわいい男の娘がよかった
309 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/11/08(日) 03:19:19.86 ID:UfP/wkAO
人間、どこかしら異性に憧れる瞬間ってあると思うんだよね!
あと初めて細かく内容に触れられててなんか内面分析されたというかスカートの中を見られたみたいな恥ずかしさ!



こんなん言ってるから疑惑をもたれるんだろうか……





中の人は健全なランフェチです!!
310 :【たまには四コマっぽく】 [sage]:2009/11/08(日) 03:29:58.39 ID:UfP/wkAO
『めいどinメイド』

男「珍しいな。お前が入れてくれるなんて」
メ「ありがたく飲みくさりやがってください」


男「たかがミルク。されどミルクだな。なかなかうまい」
メ「搾りたてっすから」


男「……」
メ「……」


メ「いや、違いますよ? ちゃんと牛からですよ?」
男「分かってるから乳を隠すな」







『いわゆる天丼』

メ「たまのピクニックとは洒落たデートプランですね」
男「もやしっ子にする訳にゃいかんからな」


男「弁当、作ってやったぞ」
メ「うひょうい! これこれ!」


男「代わりになんか飲み物を頼むわ」
メ「……」


メ「出ませんからね?」
男「分かってるよ、乳担当」
311 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/11/08(日) 21:39:43.58 ID:yAYa49ko
>中の人は健全なランフェチです!!
着るのが、ですね?ww
スカートの中・・・ノーパンの写真見たことあるなぁ、しかもおっ起ってるし
恥ずかしいですかそうですか
言葉責めは好物ですwwwwww

ところでageてたら絵師様こねぇかなぁ
312 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/11/09(月) 18:31:50.07 ID:W6DvYoAO
>>311
落ち着け、ここはパー速移行時からテキスト一本(ここには投下されてないが漫画を描いた人は居るらしいが)だ。
7xにこのスレの前身が保管されてるから見に行ったらどうだ?
313 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/11/09(月) 22:09:28.06 ID:rNdgyXQo
>>312
うん以前絵があったのは知ってる
ただ折角4コマネタ出たんだし奉仕快楽と併せてビジュアル化されないかなと
絵師様お断りだっけ?
314 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/11/09(月) 22:38:40.49 ID:v0e8o8wo
>>313
いや寂しがり屋の中の人のことだし、むしろ狂喜して乱舞して喜んで尻差し出すだろ
315 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/11/10(火) 14:51:02.62 ID:Z.Bz1MAO
差し出しません勝つまでは。


何にだよ!
ってのはさておきまして。


絵を描いてもらえるのは勿論嬉しいし歓迎です。
けどまぁパー速に新規は付きにくいし内容が内容だし。
更には今は既に4つ近くスレに達してますから期待はできないかなぁ、と。

そこはそこで仕方ないですし、俺に絵が描けたらまた違ったんでしょうけど……
これに嫌気をささずのんびりまったり進行を見守ってもらえたらなぁとは思います。






そして着ないよ!
着せたい側だよ! ちくしょう!
第一似合わないし……
316 :【トリックオアトリートメント】 [sage]:2009/11/10(火) 15:22:31.50 ID:Z.Bz1MAO
男「ただいまンドリル」
メ「おかえりンボーダンス」
男「何故だろう……帰り道すごい可哀想な目で近所の人に見られた」
メ「あー」
男「お前は何を納得した顔をしてやがる」
メ「そりゃ、主様レベルの顔に生まれた日にはみんなから同情されること請け合いですし」
男「よし。今晩は飯抜きな」
メ「従者にあたるとかどうかと思いますが! ごめんなさいませ!」
男「負けるケンカを売るなよ。しかし何だったのかね。お前何かした?」
メ「息とか」
男「小学生かお前は」
メ「心は子供! 体は錦のあきら!」
男「はいはい。正直に話せ」
メ「いや、特には何も。ただ衣装をクリーニング出す前に各家を訪問したくらいで」
男「……」
メ「トリックオアトリートメントって言いながらふれ歩いたら何故かみんな可哀想な顔でトリートメントを分けてくれまして」
男「……」
メ「それ以外は何も悪いことは多分してないです」
男「……今すぐ御近所さんに返してきなさい」
メ「えぇー。面倒くさいっす」
男「ああもう。いってくる!」
メ「いてらしー」
317 :【文化美】 [sage]:2009/11/10(火) 17:54:56.96 ID:Z.Bz1MAO
メ「メイド美!」
男「急にどうした」
メ「まさに私の美しさたるや文化美であるといえるわけで。巨乳美!」
男「ただの属性じゃねーか」
メ「属性美!」
男「うん。いや、うん、落ち着けな」
メ「落ち着き美!」
男「……」
メ「沈黙美!」
男「今日のお前強いな」
メ「余裕美です」
男「しかし一応まだ秋な今、確かに文化的な活動もしたいよな」
メ「冬コミ美!」
男「俺のとは方向性が違うから」
メ「音楽バンドの解散理由美!」
男「音楽の方向性の違い的なやつな。じゃなくて普通に絵画とかよ」
メ「奉仕快楽美!」
男「絶対関わらんっつの。むー、なら音楽か」
メ「男子ちゃん活躍のガールズバンド美!」
男「うん、もうなんか悲しくなってきた」
メ「料理美もありますよ」
男「腹減ったのな」
メ「空腹美!」
男「すぐ満腹美にしてやるよ。ったく」
318 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2009/11/12(木) 05:29:55.71 ID:CFcJmyg0
久々にvipでちょっと書き物したw
まさかの版権モノに自分でも何か驚きを隠せない。
319 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/11/12(木) 23:40:31.18 ID:9DW5NOgo
差し出すハメになるのは、むしろ負けた時・・・
そして挿すのは嫌気じゃなく別のものww

ところで>>318>>300のテロ実行宣言?
320 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/11/13(金) 00:41:03.62 ID:5jt3jus0
たまにはいいんちょをいじりたい
スパロボ的にお題
【メイドと合体したい】
【女とぶ】
【妹嬢ギガドリル】
【男子ちゃんブレード】
【走れ姉のように】
【真いいんちょドラゴン】
321 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/11/13(金) 00:59:41.65 ID:i2/FGEAo
じゃあ俺も
【メイドさん、いいんちょさん、頑張ってねぇん】
322 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2009/11/13(金) 04:51:23.93 ID:k58Ds/60
いや、バキ好きでかつ最近禁書系見てるってのがヒントっすかね……w

だんだん本当に自分のお尻が心配になってきちゃった!!
323 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/11/17(火) 08:38:17.35 ID:09saSUAO
どもども、お久しぶりでございます。
ちょっとばかり他所で頑張りすぎたるや主様のごとしと言わんばかりにこちらが疎かになってました。
本当に申し訳ない。

とりあえず形ばかりの謝罪では意味がないので早速お題消化させてもらいまする
324 :【文化祭】 [sage]:2009/11/17(火) 08:46:30.89 ID:09saSUAO
男「はい?」
妹嬢「ですから、兄さんが劇に出ることになったんですってば」
男「何の」
妹嬢「生徒会の主催する」
男「いつ」
妹嬢「今年の文化祭の二日目の」
男「何で」
妹嬢「最近兄さんが噂になりすぎて気がつけば投票で選ばれましたので」
男「……」
妹嬢「ちなみに女性が男装したって設定でごまかしますので」
男「納得いかぁぁあああん!」
妹嬢「そう言われましても……」
男「うるさい! ただでさえあの学園にいくたびにストレスで禿げそうだってのに劇なんて絶対無理だ!」
妹嬢「そこを何とか……全校生徒が楽しみにしているんです」
男「俺は楽しくない! 第一セリフはどうする!」
妹嬢「喋れない設定です」
男「着替えとかどうする!」
妹嬢「理事長室がありますので」
男「衣装は!」
妹嬢「女さんが……」
男「練習は!?」
妹嬢「私がフォローします」
男「……」
妹嬢「……」
メ「つまり男子ちゃんがまた活躍する、と」
妹嬢「はい」
男「いやぁぁぁああああ!!!」




次回文化祭ステージ編……は多分ないです
325 :【リメイク】 [sage]:2009/11/17(火) 08:50:53.36 ID:09saSUAO
メ「リメイクにはうるさい私」
男「急に何だよ」
メ「基本的にリメイクは失敗してなんぼですが奇跡的に成功作が生まれることも」
男「ほう」
メ「そのほとんどが思い出補正による色眼鏡がかからないよう、かつ設定を生かすタイプです」
男「例えば?」
メ「最近のでは鋼鉄神ジーグやらガイキングがいいですね。特に前者は手軽に見られますよ」
男「へぇ……なぁところでさ」
メ「はい?」
男「お前もリメイクされてこい。少なくとも働くメイドとかに」
メ「……これがゲーム脳か」
男「ちげぇよ! 皮肉だよ! 気づいてくれよ!!」
326 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/11/18(水) 21:13:44.17 ID:zmqevUA0
パー速復活!

そして中の人乙
327 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/11/19(木) 00:31:18.79 ID:qO4vSAAO
働かないメイドなんて女の子の主様ですもんね
328 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/11/21(土) 11:05:12.42 ID:XbBiqYAO
おお、復活してた!
気付くの遅いよ、自分!




男「そしてその例えはどういう意味だ」
メ「つまりどちらもヒロインでしょう」
男「うまくねぇよ」
329 :【メイドと合体したい】 [sage]:2009/11/21(土) 11:12:35.85 ID:XbBiqYAO
男「なぁメイド」
メ「うぃ?」
男「こうやって新居に移って既に半年近くたったよな」
メ「たちましたね」
男「きっかけは何つぅか、とりあえず……その、あれだ。カップルとしての、な。新スタートみたいなな」
メ「言いたい事ははっきりどうぞ」
男「お前を抱きたい」
メ「だが断る」
男「好きだ!」
メ「私もっす」
男「……。じゃあ、」
メ「だが断る」
男「何でだよ!」
メ「心の準備やら何やらが」
男「ぅ……」
メ「しかしあれですね。こうやって断ると主様ってば簡単に引き下がりますよね」
男「そりゃ、お前。嫌がってんのに無理矢理は嫌だぞ」
メ「なるほど。優しいっすね。甘すぎて虫歯になりそうっす」
男「なんかトゲあるな」
メ「……っす」
男「え?」
メ「……。何でもありゃしやせんよー、と。はい、この話題はおしまい」
男「ぐ、ぅぅ」
メ「さ、お風呂お風呂〜」
男「……はぁ。しゃあない、勉強すっか」





メ(……妹さんと関係持ったなんて間違いでも真実でも言わないでもらいたかったっすよ。主様のバカ)
330 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/11/21(土) 11:20:14.22 ID:XbBiqYAO
メ「という訳で実は公式(オフィシャル)になっちゃったよシリーズ」
男「……はい?」
メ「前スレにて夢オチっぽかった妹さんとのにゃんにゃんですが、あれ公式になりました」
男「マジで」
メ「ちなみに細かい設定というか一段落後の話ですが主様と私は賃貸マンション住まいです」
男「いつまでも妹に面倒みさせられんしなぁ」
メ「親御さんの遺産使いましたけどね」
男「いずれ返すよ」
メ「貧乏学生じゃねぇ。そんな主様はただいま医学部の院生でございます」
男「勉強中だな」
メ「目指せ街の開業医。ウハウハお医者さんライフが早く訪れてほしい」
男「目が金になってるぞ」
メ「でもって二人で暮らしてるんすけど空気は日々ギスギスしたまんま、と」
男「ぅ……」
メ「くっ付いたつもりが実は少しお互いの心に溝があったり」
男「……」
メ「後関係ないけど私と主様のえちぃシーンてないんすよね」
男「そういやそうか」
メ「血縁者はあるのに」
男「ぐっ……」
メ「そんな気まずい私どもでした」
男「……。うぅ」
331 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/11/21(土) 19:47:16.80 ID:/S7yIdw0
中の人乙ー


メイドと仲良くなれる日は来るのか…
332 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/11/22(日) 03:21:43.65 ID:GTMnRI6o
将来は医者か・・・リアルお医者さんごっこキタコレww
333 :【女とぶ】 [sage]:2009/11/22(日) 13:47:34.18 ID:RClneAAO
メ「割と頻繁に女さんてばオーラロード開いてますよね」
女「へぅ?」
メ「用はおクスリ、ダメ絶対」
女「し、してないよ!」
メ「脳内麻薬のみですもんね」
女「あくまでその方向なんだね……」
メ「だってほら」

ぺらっ

メ「主様の脱ぎたてショーツです」
女「はぅ! ……あぅあ」
メ「……。軽くいきましたか」
女「ほぼいきかけまひた」
メ(か、嗅いでる)
334 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/11/22(日) 22:34:52.52 ID:S3I.vz.0
>>333
女可愛いよ女


てか何でメイドが男の脱ぎたてショーツ持ってんだw
335 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/11/23(月) 08:09:38.72 ID:5Vdv8wAO
メ「実は私の脱ぎたてショーツでした」
女「げほっ?! が、おぇっ!」
メ「ちょ、な、なんつー反応してるんすか?!」
336 :【妹嬢ギガドリル】 [sage]:2009/11/23(月) 08:16:44.87 ID:5Vdv8wAO
メ「妹様ってば天元突破してるんすね」
妹嬢「もはや何の話か理解は出来ないのがザラになってきましたね」
メ「用は立派なモノをお持ちですねと」
妹嬢「何の話ですか。第一私が立派な女性である事は母親になった今証明されていますし」

カチン

メ「けっ。ふたなりなお母さんキャラなんて今時受けませんよ」
妹嬢「あらあら。公式(オフィシャル)設定ならまだしも非公式な二次創作ネタで押し切ろうなんて。魂胆が浅はかですね」
メ「く、この……言わせておけば」
妹嬢「悔しかったらメインヒロインらしくしてみたらいかがですか? もっとも、口を開けば喧嘩ばかりで意地悪しかしないアナタに魅力があるとは思えませんが」
メ「人気で私より下位のくせに刃向かう気ですか!」
妹嬢「あら、これはこれはすみません、兄さんとくっつかないメインヒロインさん」
メ「むきー!!」





委員長「……止めないの?」
男「出たくない」
337 :【男子ちゃんブレード】 [sage]:2009/11/23(月) 08:20:32.36 ID:5Vdv8wAO
メ「こんな可愛い子が、ねぇ?」
女「そんなまさか、だよねぇ」
委員長「有り得ないわね」
妹嬢「そんなバカなことが……」



男「付いてるよ! ちゃんとブレード付いてるから! つか男だから!」


四人「「「「…………」」」」
男「な、なんだよ」
四人「「「「それはそれで」」」」
男「なんで?!」
338 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/11/23(月) 10:13:04.42 ID:spRBi8ko
おっと更新乙なんだぜ

いやふたなりって両方付いてるってことだから妊娠してもふたなりの非証明には・・・
というか誰の子供だ!





まさか自分で自分に突っ込んで・・・
339 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/11/23(月) 10:51:29.37 ID:QWPnnI20
>>338
発想は悪くないがスレ読み直してこい

つーか女ww
340 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/11/23(月) 13:21:43.05 ID:5Vdv8wAO
妹嬢「どちらにせよ私の子であり、兄さんの子です!」
メ「間接的にふたなりであると認めてますね」
妹嬢「構いませんよ、私が母親である事実には変わりないですし」
メ「ぐっ……」





女「ちなみに想像してみてよ! 好きな子だと思って嗅いだ下着が見知った同性の人のだよ! ああなるのは仕方ないよぉ!」
男「……悪いけどまず嗅がないと思う」
女「ふぇ? そうなの?」
男「……」
341 :【走れ姉のように】 [sage]:2009/11/23(月) 13:28:07.31 ID:5Vdv8wAO
男「人間ではまず無理な難題を押し付けられた訳だが」
メ「行けるよぉ。コツはがんばる!」
男「中身が姉さんなだけにその身体で言われても反論できない」
メ「ふぁいと!」
男「うぅん……というかそもそもなんでそんな事を」
メ「かっこいいところがみたいな!」
男「だからって、さすがに姉さんみたいには」
メ「いいとこ見せてくれたら私とメイドさんからい〜っぱいイイことしたげる」
男「……。ちょっと本気出してみるか」
メ「ふぁいと!」







男「ぜぇ、ぜぇ」
メ「お疲れ様っす」
男「ぜぇ……中身、変わった、のか、はぁ、はぁ」
メ「うす。それと伝言が」
男「な、……ぜぇ、なん、て?」
メ「いまいちだからまた今度、だそうで」
男「ちきしょぉぉおおお!」
メ「うわ、久々に血涙流してる人見た」
342 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/11/23(月) 16:33:42.64 ID:9qjtCIAO
かわいい女の子に生まれたかったお……
まさに生き地獄だお……
343 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/11/23(月) 20:19:27.15 ID:5Vdv8wAO
可愛く、かっこよくなんてみんな思うよね。
けどみんなのナンバーワンより誰かのオンリーワンになれればいいじゃん?
少なくとも中の人はそうなりたいかな。
まぁなかなか誰の目にも止まらないわたくしですがww
344 :【真いいんちょドラゴン】 [sage]:2009/11/23(月) 20:29:16.74 ID:5Vdv8wAO
委員長「……」

ズゴゴゴ

妹「まさか生身でゲッター線出しまくりなんて……お姉ちゃん、どこまで」
委員長「……妹」
妹「は、はひ! 何かな、お姉ちゃん」
委員長「なんだかね、自分のポジションが分かってきたの。いっそ清々しいくらいに」
妹「う、うん」
委員長「だから……もはや後悔はないわ。全部の生命を……」
妹「なんか出来そうだけどそこは抑えて! ね、ね?」
委員長「……。そうね」
妹「ほっ」
委員長「ただお題を出したアナタ。アナタはダメ」
妹「?!」
委員長「そうね。とりあえず机の上くらい片付けておきなさい。そろそろお邪魔するから」
妹「あわ、あわわ」
委員長「……なんてね。なぁんて。ふふ」
妹(こ、こわひよぉ……)
345 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/11/24(火) 00:40:33.32 ID:q4wwe/oo
魅力あるオンリーワンになるのはナンバーワンになるより大変なんだぜ?
逃げた先にあるのはロンリーワンさ
346 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/11/24(火) 02:16:44.89 ID:9M8omwAO
>>345
誰が…誰がうまいこと言えと
(´;ω;`)ウッ
347 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/11/24(火) 02:29:05.55 ID:if9ouu.0
>>344
フフフ、こんなこともあろうかと
住所が変わったのだ!流石に俺の居場所は解るまい!



ん?こんな夜更けに誰だよ全kうわなにをするやめr
348 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2009/11/24(火) 07:23:51.70 ID:jMr/Q6s0
魅力なんてなくていいのさ! 実際中の人に魅力なんてとてもとてもw
心に誰かと一緒にいたいって気持ちがあるならいつかは見つかるよ、絶対。
オンリーなのは自分から判断することじゃなくて相手がいて成立するんだしねw
んだからそんなにあせらないのと、生まれついたそれは気にしない!
変わりに磨ける部分を磨けばいいし、ありのままだって受け入れてくれる人はいるはず!
変に今を意識しすぎたりしないでいようっ。みたいな感じでw

うあ、くさいなーorz
それにこんなに色々いってる中の人だって今ロンリーだしw
うぅむ、誰かいいご主人様はいないものかー!
349 :【メイドさん、いいんちょさん、頑張ってねぇん】 [sage;saga]:2009/11/24(火) 07:28:57.59 ID:jMr/Q6s0
母「みたいなね?」
男「……」
メ「……」
母「あによぉ。人を幽霊でもみたような目でさー」
男「ゆ、……」
メ「幽霊だあああああああああああ!!」
男「何が不満かしらんが成仏してくれ! なんまんだぶ! なんまんだぶ!!」
メ「ええとこういうときってにんにくでしたっけ? あ、いや十字架? けつに葱!?」
母「あんたら面白いなぁ」
二人「「面白くねーよ!!!!」」




閑話休題



男「で、何。いきなり現れて」
母「んー? お盆?」
メ「冬に突入しようかというこの時期に」
母「ああ、ハロウィン?」
男「乗り遅れもいいとこだろ」
母「そっかぁ。じゃあ何でだろねー」
二人「「知らないのかよ!!」」
男「はぁ、はぁ」
メ「主様……私がツッコミにまわるなんて相当だと思うんすけど」
男「知ってるだろ、この人がそういう人だって」
母「まぁでも暇だししばらく居座るか」
男「勝手に決めるなよ! 誰かに見られたら……」

ガチャ

妹嬢「兄さん、お久しぶ……」
母「やほー」
妹嬢「……。メイド長、清めの塩を。t単位で」
メ「一番えげつない!?」




多分夢でした。
350 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/11/24(火) 21:19:42.03 ID:kuq3xIAO
メ「すぅ、すぅ……」

ガチャ

男「ただいまー。って寝てらぁ」
メ「ふにゅ……」
男「あれほどソファで寝たら風邪引くぞって」
メ「……」
男「……」

そっ……

男「言いつけ守らないお前が悪いんだぞ」





むにっ

男「ふぐっ?!」
メ「今何しようとしてました? ちゅーしようとしてましたね? 寝込み襲いましたね?」
男「ひ、ひや、ほの……」
メ「このエロ主様め。卑猥な奴はお仕置きですよ」
男「ぐっ」
メ「ほら、そんな事よりご飯お願いしますね」
男「わふぁっははら、はらひれふれ」
メ「ぬ? 日本語でおk」

ばばっ

男「いいから離してくれっ。……ああ、悪かった、悪かったよ!」
メ「……。私、主様は」
男「飯、作ってくる」

パタパタ

メ「……あー。……なんだかなぁ」




ぎくしゃく
351 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/11/25(水) 00:01:21.98 ID:7M6VdyEo
意中の人のオンリーワンになるには魅力が必要だろJK
幸いなのは万人に向けた魅力でなくて良いこと
ターゲットは一人だ!(ライバルは何人だ?)
まぁ最初は気負わず軽めにジャブからスタートだ
とりあえず「ふとした瞬間にオスの匂いのする男」を目指そうぜ(体臭的な意味でなく)
352 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/11/26(木) 12:39:01.11 ID:1FKm7UAO
>>351
今ロンリー≠ターゲットがいる

最近テンション高い書き込みしてるのは多分同一人物だろうけどとりあえず落ち着けww
353 :【たまには四コマっぽく2】 [sage;saga]:2009/11/28(土) 05:04:34.90 ID:cWHwfew0
『料理の○人』

メ「さぁやってまいりました、クッキングスタジアム! 挑戦者は女さん!」
女「よ、よろしくお願いします!」

メ「対する鉄人、一人目は家庭料理の鉄人、男!」
男「いや、鉄人って訳じゃ……」

メ「二人目はパーフェクト鉄人こと、妹嬢!」
妹嬢「まぁ、料理なら大概はできますが」

メ「そして最後が自然料理のてつじ……」
姉「むしゃむしゃ。……う?」
メ「な、何か人間のパーツっぽいのが口から出てるー!!! 放送事故だああああ!!!!」

なし崩し的に挑戦者の勝利



『ついてる』

メ「主様ってばハーレム作りの才能だけはやばいっすよね」
男「いや、才能とかじゃないだろ……ってかそんなのねぇよ!」

メ「ですがさすがの主様も人外属性には中々手が出ないようで」
男「……そうでもないような」

メ「そっすか? でもさすがに幽霊とか妖怪とかはまだでてないわけですし」
男「さすがにそのラインは……」

委員長「いるわよ、その辺」
二人「「!?」」


どことなく母親に似てるとか何とか
354 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2009/11/28(土) 05:18:06.57 ID:cWHwfew0
男「ここってミサがちゃんとあるのな」
妹嬢「一応ミッション系の流れも汲んでますので。勿論、自主性ですから全員参加というわけでもありませんが」
男「そりゃそうか。よく国外の子も見かけるし、お金持ちっつったって宗教によっちゃ色々だわな」
妹嬢「ですが、一度見ておくのもいいですよ。うちのミサでの聖歌は特に素晴らしいですから」
男「ふぅん」

ギィィ……


『Our God is an awesome God』
『He reigns from heaven above』
『With wisdom, power, and love』
『Our God is an awesome God』


男「AwesomeGODか……。これ歌ってるのか」
妹嬢「ええ。どうです? うちの自慢の一つですよ」
男「……遅れてきたのがもったいないレベルだ。すごいよ、本当」
妹嬢「ふふ、そういっていただけてよかったです。ゆっくり楽しんでいってください」





男「どっこいしょ。隅っこでゆっくり聞かせてもらうか。あいつは……中心に行っちゃってら。さすがだね」
男「しかし……こうやって聞くとすごいな。でも宗教ってのは何で対立しちまうかね。最終的には言ってることは同じ気がするんだけど」
?「そういった話題はこの場にはふさわしくないのではないでしょうか」
男「!! あ、す、すみません」
会長「いえ。ほら、こんな素敵な時間ですから。それをただ堪能するという贅沢があってもよいのではと思いまして」
男「会長さんでしたか……はい。そうですね、少々無粋でした」
会長「いえいえ。どうですか? うちの聖歌隊は」
男「先ほど理事長代理も自慢だと仰ってましたけれど、本当に素敵ですね。歌はよいです」
会長「そうですね。どんな目的で、どんな意味で、どんな思惑であっても歌自体には罪はありません。そう思わせてくれます」
男「……はい」
355 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2009/11/28(土) 05:27:18.42 ID:cWHwfew0
会長「ところで男子さんはお歌いになられないのでしょうか」
男「あ、えぇと……あまり得意ではありませんので」
男(話す分には多少ごまかせるけどさすがに歌えばバレるだろ、正体)
会長「ふふ、恥ずかしがらずともよろしいのに。ですが、そうですね。無理強いはいけませんもの」
男「ありがとうございます」
会長「ですが皆さんの前でとは言いませんので、ここでこっそり歌ってみませんか?」
男「む。……会長さん、実は結構執念深いといか何というか」
会長「しつこいでしょう?」
男「いえ、そんなつもりでは」
会長「いいんですよ、そのつもりで言ってますもの。それだけあなたの歌声が聞きたんです」
男「うー。でも私、この歌の歌詞などをしっかりと覚えていませんよ?」
会長「ではわかる範囲で。私も歌いますので」
男「じゃあ、少しだけ」

『Our God is an awesome God』
『He reigns from heaven above』
『With wisdom, power, and love』
『Our God is an awesome God』

『Our God is an awesome God』
『He reigns from heaven above』
『With wisdom, power, and love』
『Our God is an awesome God』

男「……っと」
会長「得意ではないなんてご謙遜を。素敵でしたよ」
男「はは、会長さんがとてもお上手でしたからこちらも気持ちよく歌わさせていただけただけで……」

パチパチパチ!!!

男「!?」

「きゃー!」
「素敵です! お二人とも!」
「思わず聞き入ってしまいました!」

男「あ、あわわ」
会長「ほら、評価しているのは私だけではなかったみたいですよ?」
男「あは、あはは。ありがとうございます」


男(まっず、こんな人数に聞かれたらさすがにバレてもおかしくないぞ。次から気をつけないと)

会長「ふふ」




ちなみにその頃のメイドは勿論起きてません。日曜の朝ですし

メ「……すぴー」
356 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/11/28(土) 07:21:37.86 ID:e0DiNMAO
男子ちゃんのフェラテクは発展途上
でも目隠し+後ろ手拘束されてのイマラチオは大好き



ソースは俺
357 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/11/28(土) 20:35:41.74 ID:Vj1KgsAO
男「何のソースだ。というか怖いわ!」
メ「お多福ソースですね」
男「日用品かよ……一応健全なスレを目指してますから、はい」
メ「どの口と下半身が言ってんだか」
男「ぐっ……」
メ「つかきっと主様がエロいから悪い」
男「お、男がエロくて何が悪い!」
メ「珍しく開き直りましたね」
男「俺だって野郎だからな。そういった部分もあるって事だ」
メ「ほほう。でも主様の場合、主様がエロいってのは意味が違いますし」
男「……?」
メ「主様がエロくてズリネタにされちゃう的な」
男「……えぇ」
メ「なんで私で抜かないのかと小一時間問い詰めたい」
男「いや、女性としてどうなんだその発言」
メ「だって悔しいじゃないっすか! 人気投票一位を飾ったのに未だにエロいとか抜いたとかいう評価はなしっすよ!」
男「けど可愛いって言われるじゃねぇか」
メ「可愛い止まりはヒロインとしてまだまだな証。同人ネタで陵辱なり和姦なりさせられてこそですよ」
男「既にクオリティが同人以下な以上、あり得んだろ」
メ「バカな?!」
男「とりあえず今まで通り健全に楽しく気軽にだな」
メ「次回あたり妹さんとイチャイチャって書いてますよ」
男「け、健ぜ……」
メ「あ、ベッドシーンもあるかもね、だそうで」
男「……」
メ「これからも健全です」
男「健全、です」
358 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/11/28(土) 20:46:09.15 ID:Rxgw5eoo
前も後ろも奪った挙句子供までこさえるとか妹一人勝ち杉だろww
359 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/11/29(日) 03:12:46.28 ID:szdEVSMo
皆がメイドに手を出さないのは主様専用機だからだろJK
そのかわり主様が皆のものなのだww

>>356
( ゚Д゚)_σ異議あり!!
その状態なら男子ちゃんが受身のはず
見えず動けずの状態で襲い来る快楽から身をよじって必死で逃れようとするのだ
ソースは俺

ところで【草食系男子(おとこ)】【肉食系男子(おとこ)】
ついでに【装飾系男子(おとこ)】【僧職系男子(おとこ)】
というお題を思いついてしまったんだが・・・
360 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/11/29(日) 14:50:55.40 ID:7EdDNec0
いいんちょを弄るネタが最早尽きかけている…
めげずにお題
【おや?メイドの様子が…?】
【女「ねんがんの男ちゃん1日好き放題券をてにいれたぞ」】
【妹嬢のサイコガン】
【姉姉テクニック】
【男子ちゃんと禁じられた遊び】
【METAL GEAR IINCHO】
361 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2009/11/30(月) 16:18:03.62 ID:Bf1Zqkc0
男「どんどん女装スレ化してないか? してないよな?」
メ「してないと信じたいメインヒロインです、どうも」
男「健全にいこう、そう。健全な!」
メ「ええ、何かそうじゃないとヒロインの座を奪われるよう気がしてきますもん」
男「俺、ヒロインは遠慮するわ……」
メ「な、何ですって! 私は遠慮されるんですか!」
男「ああ、お前はヒロインじゃなくてギャグ要員だから大丈夫だろ」
メ「何気にひどい。というか時期が時期なだけに発言の裏を深読みしちゃいますよ」
男「あーもー。最近ネガティブだぞ。いつもどおりのお前でいろっての」
メ「都合のいい女っすね! いやぁ、遊ぶだけ遊んで捨てられるのかー」
男「お前なぁ……」
メ「うませてよ! あの日のようにうませてよ!」
男「懐かしいネタだな、おい」
メ「ごっつ世代っすからねぇ」
男「なー。ってどうでもいいわい」
メ「ふふ、こうして私のバカ話によって一生を無駄に過ごさせてやる!」
男「あいあい、お手柔らかに」
362 :【草食系男子(おとこ)】 [sage;saga]:2009/11/30(月) 17:06:04.62 ID:Bf1Zqkc0
男「ぶはー、くったくったー」
妹嬢「兄さん。曲がりなりにも淑女の住まう場所にてそのような振る舞いは……」
男「淑女じゃねーもーん。れっきとしたおとこのこだもーん」
妹嬢「全く」
男「それにな。れっきとした女でもああだぞ」
メ「ぶはー、くったくったー。でもたりねー! 草ばっかじゃたりねぇー!!」
男「俺よりひどくねぇか?」
妹嬢「あれは、その。淑女ではないので」
男「俺もだっつの。でも確かに草ばっかなんだよなぁ、ここの飯って」
メ「ねー。ていうかみんな食べなさすぎ。そのくせ発育いい娘はごろごろいるんだから世の中不条理に満ちてますよね。……ね!」
妹嬢「な、何ですか! 私はいずれ発育するからいいんです! それにこうやって日々の糧をいただけるだけでも十分じゃありませんか」
男「そうは言うけどさぁ、何だかんだでみんなこっそり肉とか食ってたりしないの?」
妹嬢「それは……その」
メ「この前、何人かの子が休みに下の町まで足伸ばしてるのを私は見てました」
男「だな。それに食堂じゃなくてリストランテとかもばっちり完備してるしなぁ」
妹嬢「仕方ないじゃないですか。全てを禁止してしまうのは誰にもプラスにはなりませんし」
メ「だったら食堂のご飯にももっと肉を増やしましょうよー。肉ー! 肉ー!」
男「まぁでも俺は嫌いじゃないけどな。ここの料理。なんつーか菜食家じゃなかったけどこういうのもいいなって思うわ」
メ「えー、草食系っすかー? もっとガツガツいこうぜ!」
男「いいじゃねぇか、草食で。健康にいいぞー」
メ「やだやだやだー!」
男「淑女以前に子供じゃねぇか。っと、さっきから黙ってるけどどうした?」
妹嬢「ああ、いえ。そうですね……もう少しメニューなどの見直しも検討してみようかと」
男「マジか?」
妹嬢「少なくとも宗教的に問題のない方や運動系のクラブに所属する方からは色々と要望がありましたし。何より生徒会からも……」
男「生徒会が?」
妹嬢「いえ、こちらの話でした。そういうわけですのですぐにとはいきませんが」
メ「うおっしゃああ! 肉じゃ肉ー!!」
男「こいつの肉食っぷりたるやもはや獣の域だな」
妹嬢「猫科の猛獣ですね」
メ「がおー!」
363 :【肉食系男子(おとこ)】 [sage;saga]:2009/11/30(月) 17:14:58.09 ID:Bf1Zqkc0
会長「……男性でしたのですね」
男「あー。いや、はい。ここまできて誤魔化すつもりはないです」
会長「そう、ですか。少し思い当たる節も多かったですが、まさか本当にそうだったなんて」
男「すみません。結果的には皆さんを欺いたことになります。けれどこれには深いわけがありまして」
会長「理事長代理、ですか?」
男「いえ、彼女は関係なく個人的な問題でして」
男(まずいな。俺をネタにあいつが強請られることになるわけには)
会長「……。まぁ、そのあたりはゆっくり教えていただくことにします」
男「はい。あ、それとこのことは……」
会長「ええ。私の胸の中だけに留めさせていただきます。これでも私を思って動いていただいた結果、正体を知ってしまったわけですし」
男「……」
会長「そうやって恩をいただいた以上、仇で返すつもりはありません」
男(ほっ。良かったかな。バカ妹が言うほど悪い人じゃなかったみたいだ)
会長「ですが」
男「え?」
会長「あなたには大事なものを奪われてしまいました」
男「あ、え?」
男(な、何? 信用とか?)
会長「私の心です」
男「ぶふぅ!?」
会長「私、前々からあなたに心奪われておりました。ですが同性という壁がある以上、諦めねばならぬ想いだとずっと悩んでいました」
男(おいおいおいおい)
会長「しかし、その壁もなくなった今、晴れて自身の気持ちに正直になれるわけです。ふふ、日ごろの行いの賜物でしょうか」
男「……それで、自分にどうしろと?」
会長「そうですね。私の“モノ”になってください」
男「モノ、ですか」
会長「ええ。私の側にいていただける。ただそれだけでよろしいのです。……勿論、見返りは十分に」

しゅる……

男「!!?」
会長「私もあなたの“モノ”になりますので。さぁ、存分に」
男(くそ、こいつ……断ったら断ったで何するかわかんねぇぞ。というかこの状況で人なんて呼ばれたら)
会長「さぁ。私を獣のように食べてくださいな」
男(……あー、くそ。万事休すかよ)
364 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2009/11/30(月) 17:18:15.39 ID:Bf1Zqkc0
メ「健全ねぇ?」
妹嬢「健全、ですか」
男「これ見よがしにため息とかやめろよ! つうか俺が悪いんじゃないだろ! 中のやつだろ!」
メ「中……?」
妹嬢「兄さん、いったいどなたの話を?」
男「うああああああああ! こういうときだけメタ思考から離れやがってぇぇ!!」
メ「というか学園編ってこんな手が込んでたんすね」
妹嬢「もっとさらっと終わるものだとばかり」
男「俺も予想外だけどどんどん妄想が膨らんだ結果、相当なアレになってるらしい。以前やった番外も混ざってやばいことに」
妹嬢「書きかけで止まっているのが山ほどありますのに」
メ「あ、血の雨だ」
男「お前ら、あんまりいじめてやるなって」





男「とにもかくにも地味に展開してる妹嬢学園編。今後お題を利用しつつ地味に消化予定です」
会長「ふふ、お楽しみに」
男「ぬぉあ!? でた!!?」
365 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/11/30(月) 21:23:00.15 ID:la.MNowo
あぁ会長までが主様の虜にwwww
妹嬢は主様を研究してモテ薬を開発・発売すべきだな
そうすりゃ皆モテモテハッピー
妹嬢は研究にかこつけて主様に色々できてハッピー
売上?既に金なら腐るほど持ってるだろう

普通は毎月1500万円くれるママンはいないんだよー
誰か日本をテケスター
366 :【装飾系男子(おとこ)】 [sage;saga]:2009/11/30(月) 22:53:00.55 ID:Bf1Zqkc0
男「冬休みにわざわざ俺は何しに来てるんだろうな」
メ「ここまで豪華なクリスマスパーティーって私始めてなんで超興奮。超エキサイティンッッ!」
男「毎年しょぼいパーティーですいませんね」
メ「あれはあれで味があるじゃないっすか。毎年恒例の野球拳とか」
男「してたっけ?」
メ「酔った主様ほどノリの軽い人もいないっすよ」
男「……不覚だ」
メ「しかしまぁ、見事にお嬢様ばっかっすね」
男「な。つぅか場違いだよな」
メ「そっすか? 今日のきらびやかな男子ちゃんってばみんなの視線を独り占め」
男「お前もだっつぅの。毎度まいど着こなしやがって」
メ「あら? 主様はこういう綺麗なメイドさんは嫌いですか?」

くるっ

男「……。あー、うん。ダイスキです」
メ「ククク、素直でよろしい」
男「しっかし、背中がスースーするわ」
メ「そりゃそれだけおっぴろげてりゃねぇ。ぴちぴちお肌がぷるるんですわい」
男「どうしてお前はそう親父くさいんだ。いちいちよ」
メ「頭脳はおっさん。身体はメイド。その名は変態というなの淑女!」
男「どうどう、落ち着いてくれ。これ以上視線を集めたくない。バレる」
メ「いっそバレちゃえばいいのに。肩幅広いー、とか言われて」
男「もはやそういう骨格だと押し通してきたからな、そこではバレねぇよ」
メ「露出しすぎて大事なとこまでぼろろーんみたいな」
男「ここじゃなくても犯罪だっつの」
会長「楽しそうですね」
男「っと、どうも。楽しませてもらってます」
メ「まーす」
会長「それはよろしいことです。ゆっくり楽しんでいってくださいな。あ、それとそのドレス。装飾が多いようですが」
男「う」
会長「それに負けない素材だとより栄えますね。ふふ、うらやましいです」
男「……どーも」
会長「では」
男(くそ、何でこういちいち緊張させられるんだろ)
メ「主様、主様」
男「ん?」
メ「逆説的に馬子にも衣装って言われましたね」
男「うっせぇ」
367 :【僧職系男子(おとこ)】 [sage;saga]:2009/11/30(月) 22:59:07.39 ID:Bf1Zqkc0
男「修道女のヴェールってこうなってんのな」
妹嬢「意外と構造まで把握されてる方は一般では少ないでしょうね」
男「ま、露出が少ない衣装は基本的には歓迎だ」
メ「もはや女装であることへは抵抗が薄れる男子ちゃんなのであった」
男「不可抗力だっつの。それに聖歌隊を見に行きたい気持ちのが上になったのもあるし」
妹嬢「そこまで気に入っていただけましたか」
男「ん。何でかすごく良くてさ。今まで音楽とかってほとんど興味なかったから少し新鮮なのかも」
メ「ばかな! 今まで一緒にアニソンやゲーソンを聴いてきたじゃないっすか!!」
男「あれもいいとは思うけど、歌い手が身近だからさ。何となく惹かれるんだ」
メ「けっ! どうせ聖歌隊の可愛いおにゃのこたちが目当てのくせに!」
男「……それもなきにしもあらずだ。お姉さまだとか慕われるのはぶっちゃけ悪い気はしない」
メ「あー! 聞きました!? こいつ最低ですよ! 即刻退学! 追い払わないと聖歌隊の貞操があぶなーい!!」
妹嬢「はいはい。でも兄さん、本当にそういった言動は謹んでくださいな」
男「あいあい、すまんすまん。っと、これでいいかな」

しゃらん

メ「……うあ」
妹嬢「これは……」
男「んだよ。俺の修道女姿がそんなに変かよ」
メ「自覚がないのは本人ばかりですね」
妹嬢「全くです。自分の性別に自信がなくなりますよ」
男「んあ?」
368 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/01(火) 00:04:22.34 ID:9gYxZTwo
おーお題が4本キレイに繋がってる
やるなぁ主様の主様
369 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/01(火) 12:18:09.70 ID:Zni3g2c0
中の人乙ー

留年しそうとか人生オワタ\(^o^)/
370 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/01(火) 21:48:37.87 ID:LA2sW2AO
大丈夫大丈夫。
中の人ね、昔退学一歩手前どころかちょっと越えながらも形だけでも卒業してるし、うん。
だからこんなバカみたいにならないようにみっともなくともあがくのよ!
頑張ったら何か主様からご褒美あるさ。多分
371 :【おや? メイドの様子が……?】 [sage]:2009/12/01(火) 21:57:25.47 ID:LA2sW2AO
メ「Bでキャンセル! 連打ですよ!」
男「何がよ」
メ「主様は今ですらこんな完璧なメイドさんがより上位に進化したら泣いて許しをこうでしょ?」
男「いや、全く」
メ「ははは。強がっちゃって」
男「すごい平常心もいいとこなんだけど」
メ「とはいえ進化してんのはマジっすよ?」
男「どこがだよ」
メ「おっぱい」
男「……。何だって?」
メ「おっぱいが最近進化してます」
男「いや、いやいやいや。十分でかいよな」
メ「自分でもそう思うんすけどねー。お姉さんが入ってからちょっとずつおっきくなってて」
男「……」
メ「最近ブラを新調しまくってるんすよ。いやー、お金がかかるかかる」
男「あー、ごほん。よし、確認しようか」
メ「お断りします」
男「ちくしょお!!」
372 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/02(水) 00:18:40.86 ID:nH5Lzk20
>>370
ありがとう中の人!
お礼といってはなんだけど僕のケツを使ってください!
373 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/02(水) 03:38:36.74 ID:zas0hMAO
んじゃそこに火付けでもするかなww
つまりまぁ、必死で頑張ってねって事で!
374 :【女「ねんがんの男ちゃん1日好き放題券をてにいれたぞ」】 [sage]:2009/12/02(水) 03:49:48.94 ID:zas0hMAO
女「えへ。えへへぇ」
男「女さん、すごい顔になってるよ」
女「だって今日は1日かけて遊ぶ約束だもん! 楽しみだったんだからっ」
男「そかそか。まぁ俺なんかで良けりゃいくらでも付き合うよ」
女「はぅ……嬉しいけど私には勿体なすぎるから1日でいいんだ」
男「そういうもんか」
女「そういうもんです。あ、早速お買い物なんだからね」
男「了解。……って、なんかえらい可愛らしい店だな」
女「えへへ。小物とか可愛いからよく来るんだ」
男「ふぅん。あ、ちなみに安いのなら俺が奢るから」
女「本当? えとね……じゃあこれ!」
男「って本当に安いな。もうちょっとくらい高いのでも大丈夫だけど」
女「ううん、いいの。そこまで私には踏み込めないや」
男「女さん……」
女「その代わり、これは二つに分けて使うのだから半分は持ってて」
男「それくらいはお安いご用だ」
女「ん、良かった」




女(これくらいなら……彼の中に私が残ってもいいよね?)


委員長「……もっと無茶な注文するかと思ってたけど」
メ「案外マジの時は奥ゆかしいっすね、女さん」
委員長「女装関係かと思ってたけど最近それで疲れてるところを見てきた訳だし自重もするという事ね」
メ「ちなみに委員長さんならどうしてました?」
委員長「……監禁?」
メ「でしょうね。なんか最近どんどんストレートになってきてません?」
委員長「奥ゆかしさより攻めの姿勢よ」
メ「先生、攻めすぎです」
375 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/04(金) 18:14:09.23 ID:giSgqpg0
俺が時を止めた…!
376 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/04(金) 22:28:49.85 ID:bClW10co
9秒の時点でな…
377 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/05(土) 00:01:19.12 ID:02RXvGU0
ところで中の人、お前はもう動けないはずだな?
378 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/06(日) 11:33:11.20 ID:THIRD6AO
も……もう、動いて、いいよ……




と処女めてみたいな女の子っぽく。
勿論ちんちんついてますが!



てな訳で止まってたのを動かしまするー
379 :【妹嬢のサイコガン】 [sage]:2009/12/06(日) 11:39:35.09 ID:THIRD6AO
メ「よくやりますよね。とんがりコーンの箱で」
男「らしいな。実はやったことないけど」
メ「け! このブルジョワジーが!」
男「実はあんま意味分からず使ってるだろ」
メ「ジャグジーみたいなもんでしょ。あれも高そうだし」
男「お前のイメージの貧困さに泣きそうだよ」
妹嬢「何のお話ですか?」
男「お前みたいなブルジョワには関係ない話だってさ」
メ「いやいや、妹様には関係あるじゃないっすか」
妹嬢「そうなのですか?」
男「とんがりコーンって知ってるか?」
妹嬢「いえ……」
男「ほれ、やっぱり関係ないじゃん」
メ「んな事ないっすよ。だってほら、こんな立派なサイコガ……」
妹嬢「なんだかわかりませんが非常に不愉快になってきましたので続き次第では私にも八つ当たりという行為をさせていただく場合が」
メ「……。こいつが言えって言いました」
男「おまっ?!」
380 :【姉妹テクニック】 [sage]:2009/12/06(日) 11:51:23.86 ID:THIRD6AO
男「珍しいな。音ゲー買ってくるなんて」
メ「流行の最先端をいく私は言わばおっぱいの最先端でつまりは乳首ですね」
妹嬢「メイドさん、お脳は健康ですか?」
男「どうせゲーセンでうまいの見て負けず嫌いが発動したから家で特訓てとこか」
メ「いえ〜す」
妹嬢「ところで“音げー”とは何ですか?」
男「ん。流れる譜面を音楽に合わせて演奏するようにボタンやらを押してくゲームだよ。音楽ゲームってことだ」
妹嬢「なるほど」
メ「まぁ見ててくださいな。ほぁ!」



男「なかなかやるなぁ」
メ「余裕っす」
妹嬢「私もいいですか?」
メ「ほいほい、どぞ」
妹嬢「では……」



男「……。まさかとは思ってたが」
メ「こうまで完璧だとは」
妹嬢「ふふ、曲そのものでなく判定に合わせていく方が簡単ですね。こうなると動体視力の問題でした」
メ「くっ、まさに妹嬢テクニック……なんか卑猥だ」
男「やっぱお前の脳はダメだわ」
妹嬢「ですが単純な動体視力ならば姉さんの方が上かと」
メ「ふむ、ではせっかくですし変わってみますか。……ん、と。やほほい!」
妹嬢「お久しぶりです、姉さん」
メ「えへ〜。話は聞いてたよ。任せててね!」
男「そこはかとなく不安だ」




この後、姉テクニックによってコントローラーが破壊されたのは言うまでもない
381 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/06(日) 12:50:53.75 ID:5TGrnpM0
>>378
中の人乙

じゃあ中の人の処女を貰うのはこの俺ということで
382 :【男子ちゃんと禁じられた遊び】 [sage;saga]:2009/12/08(火) 03:18:27.49 ID:IUg5glg0
メ「禁じられた遊び。そこはかとなく漂うエロス臭」
男「お前本来の作品知らないままに言ってるだろ」
メ「知っててたまるか。というか禁じられまくってるそんな格好の主様に言われたくないです」
男「ぐ……極めて正論なのが痛い」
メ「で、その男子ちゃんが今度は何するんすか」
男「別に何って訳じゃねぇよ。ただな、体育はジャージだからよかったんだけどプールがあるとか何とかでさー」
メ「恐ろしく禁じられた領域ですね。どーすんすか。“あの日”作戦っすか」
男「それでいこうとしたんだけどよ。俺、体育の授業でまくってたろ? そのせいでそれは無理でさ」
メ「じゃあ超モリマンと言い張るとか?」
男「……。いや、若干無理がある気がしないでもない。ただ一応それは最悪の場合だな」
メ「何か解決策が?」
男「病気を流行らせるとか」
メ「マジで言ってるなら逝ってよしですよ」
男「だよなぁ。あー、くそ。胸の詰め物だって水着じゃ無理だし」
メ「そこらへんは縫い付けのでいけません? 女さんとかうまそうですよ、そういう細工」
男「……いやな。それより問題なのは着替えなんだよ」
メ「あー」
男「こればっかりは色々とまずいからなぁ」
メ「いっそのこと根本的な解決策とかどうっすか」
男「十中八九解決しないだろうけど言ってみろ」
メ「モロッコで手術」
男「うん、それこそ禁じ手だからな」
メ「遊びじゃないのに」
男「余計にたちが悪いわ」
383 :【METAL GEAR IINCHO】 [sage;saga]:2009/12/08(火) 03:28:14.53 ID:IUg5glg0
妹「お、お姉ちゃん?」
委員長「何?」
妹「一応聞くけど、それ何?」
委員長「ベレッタM92Fよ。後は普通のサバイバルナイフ」
妹「う、うん。……うん?!」
委員長「それじゃあ少し行ってくるわ。ダンボール箱なんてなくったって十分に身を隠すことはできるってこと、教えてあげないと」
妹「誰に!?」
委員長「……聞きたい?」
妹「いえ、いいです」
委員長「そう? ふふ……CQC、ね。出来るかしらね」
妹(出来なくていいと思うけどなぁ。あ、でも最近きづいたけど結局誰も死人は出てないから問題な……)

ガタッ

委員長「あら、いけない」
妹(!!!!? な、何か赤い諸々が見えた気がするー!!!!?)
384 :【四コマ風その3】 [sage]:2009/12/08(火) 04:01:30.11 ID:UKEUFwAO
『授業参観』

ロリ「あ、妹子ちゃんのママだよ!」
妹子「わっ。今日は無理だって言ってたのに。えへへ」


妹嬢「ふふ、可愛いわね」
メイド長「素敵です」


女「はわ。可愛いよぉ」
メ「チビジャリ達がはしゃいでますねぇ。このロリショタどもが!」


ワイワイギャーギャー

ロリ「妹子ちゃん、ママがいっぱいだね」
妹子「……うぅ」




『中の人体験談シリーズ』

昔働いてたパブにて

おっさん「なぁ、兄ちゃんここ長いの?」
中「あー、四年目ですかね」
おっさん「へー、じゃあなんか作ってよ」
中「了解」


シャカシャカ

おっさん「ところで兄ちゃん、それ安くなんない?」
中「あ。じゃあ俺がいくつに見えます? 当たったらこれ半額でいいっすよ」


おっさん「んー……」
中(まぁいつも25とか言われるし当たらねぇだろ)
おっさん「せめてヒント!」
中「じゃあなんか一個ヒントになりそうなこと聞いてくれれば答えますよ」


おっさん「子供何人いる?」
中「……800円になります」
おっさん「あれ?! 値段高くなってない!?」



当時中の人は20でした。いくら老けて見えるからって妻子持ち扱いは泣いた
385 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/08(火) 12:17:46.92 ID:552yNNs0
>>384
主様の主様乙!

老け顔の辛さは良く解ります。
18だったのに28に間違われたあの日…
386 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/09(水) 00:26:03.08 ID:qGi1LsAO
大丈夫です主様。
俺も16の時に、短期バイトで一緒になったオッチャンに煙草薦められた挙句、
「就活どんな感じ?」って言われたから
387 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/11(金) 06:46:06.11 ID:6PAxT.AO
16歳で盗まれた自転車が見つかって取りに行った時の駐在所の兄ちゃんに
「ボク、ここだよ、わかる?」なんて書類の書く場所を指さされた屈辱は……

要は「どっちも嬉しかない」って事ですね、わかります
388 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/13(日) 05:04:26.36 ID:R9haLEAO
メ「みんな臑に傷があるわけですなぁ」
男「表現に気をつけてください。つぅかみんなあるのな」
メ「年相応に振る舞うってのもなかなか難しいってことですね」
男「何故だろう。お前が言うとすごい説得力な」
メ「永遠の15歳ですから」
男「二十歳越えてるだろ」
メ「正式な年齢は分かりませんから言ったもん勝ちです」
男「15発言は勝負捨ててるだろ」
メ「んじゃ私が中学生の制服着ても何も違和感がないところをですね」
男「やめろ。コスプレ通り越してイメクラだから」
メ「発想が中年ですね」
男「自分でもそう思ったよ、ちくしょう」






関係ないけど最後の方の言われたセリフ。
これ綺麗なお姉さんに初体験の時に言われたいよね。
……発想がゲスですいません。
389 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/13(日) 06:59:46.18 ID:eNLsNkAO
>>388
誘導してもらいながらとか更n


意地悪なメイドは全年齢対応の健全な流れでお送りしております!
390 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/13(日) 18:00:23.24 ID:U64uVas0
いいんちょ弄るの楽しいよいいんちょ
ということでお題
【メイドと一緒】
【ずっと女ターン!】
【妹嬢の1日】
【姉の世の春がきた】
【使徒いいんちょ】
391 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/17(木) 01:15:28.57 ID:txV8kYAO
男「メ・イド!働けッ!何故働かんッ!」



ごめん
392 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2009/12/18(金) 07:38:56.62 ID:.VxCBAA0
メ「主様がパプテマス様ほどカリスマあふれてれば勝手に周りで女は働きますよ」
男「俺にはないってか」
メ「あるとでも?」
男「ないなー。これっぽっちもないよなぁ」
メ「残念。というわけで働きません」
男「それとこれとは勿論別であってだな」



どうもすいませんでした。
今日卒論の提出日ってことで死ぬ思いしてこの一週間を過ごしてました。
もう少し早くから仕上げにかかってればとは思うんですがねぇ……ふひひ。
とにもかくにも今日提出だけしてきますので、帰り道あたりからまた更新始めますですわー。


あと最近メルマガっぽいのをこっそり知人相手に開始。
昔書いたジャンルとかのリメイクだったりします。
393 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/18(金) 21:59:28.47 ID:Skb1mcAo
乙彼
>あと最近メルマガっぽいのをこっそり知人相手に開始。
よし!magmagにでも登録するんだww
394 :【メイドと一緒】 [sage;saga]:2009/12/18(金) 23:06:25.28 ID:.VxCBAA0
メ「え? メイド服きたいですか? 従者になりたいんですか? 一生尽くしたんですか?」
男「お前、一番最初のやつ以外、どれ一つお前にはあてはまってないぞ」
メ「ははは、そんなバカな」
男「そんなバカがそこにいるわけだが」
メ「曲者!?」
男「……どこからつっこめばいいのか」
メ「そりゃ下の口から」
男「つっこむぞ、ゴルァ」
メ「いやー! ごーかんまー! おかされるー! おかあちゃーん!!」
男「待て! 本当に窓あけて叫ぼうとするな!! ただでさえご近所付き合いが微妙なのに!!」





お隣A「本当、あそこってば仲良しよね」
お隣B「全くだ。妬けてくるくらいに」
お隣A「胸焼け?」
お隣B「違いない。ま、それだけずっと一緒ってことなんだろうなぁ」
お隣A「ラブラブねー」
お隣B「ラブラブだな」
395 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/22(火) 00:41:19.09 ID:wMC90pg0
又時を止めるとかスタンド使い多すぎだろ…
396 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/22(火) 09:06:58.26 ID:wRqRuAAO
いや、すみません。
ぶっぱで温泉旅行に来ちゃいました。……てへり。


ここ数日、飲む→風呂→寝る→飲む……の永続ループ!
ひたすら泥のようにハメを外してました。本当すいません。

特殊浴場街を眺めつつ今日から現実に中の人は帰ります。
てな訳でお題に! 何がてな訳なのかは自分でもよくわからんままですが。
397 :【ずっと女のターン!】 [sage]:2009/12/22(火) 09:20:35.32 ID:wRqRuAAO
女「これとかどうかな?」
男「……いいんじゃないかな」
女「もう、ちゃんとこっち見てくれなきゃ。ほらほら、男くん、こういうの好きでしょ?」
男「大好きですが女性用下着売り場にてマジマジ眺めて感想言えるほど神経ず太くないんで」
女「嘘だー。愛用してるくせに」
男「頼むから店員さんの気配が不審者対策へ移行するような発言はやめてください」
女「あははは、大丈夫大丈夫」
男「何を根拠に……ったく、海外行ってから変わったね、女さん」
女「変かな?」
男「いいんじゃないかな。昔みたいにオドオドしてなくて。明るくなった」
女「ありがと。多分男くんのおかげでもあるんだよ?」
男「俺なんて全然だよ」
女「知らないのは本人ばかり、かな。うん、まぁそんな事より久しぶりの日本だからね。約束通り、今日一日はデートしてもらうよ」
男「なんなりと。お姫様」
女「ふふ、なんだかくすぐったいね」
男「だな」


男「でも、良いのかね。人妻がこうやってデートなんて」
女「いいんじゃないかな? 彼だって私以外にいくらでも女の子はいるだろうし」
男「……あー」
女「気にしないで。お互い納得してるから。それに向こうは世界的な俳優さんだよ? スキャンダルの一つや二つは日常茶飯事なんだから」
男「……。無理、してない?」
女「してなくはないよ。でも、だからこそ一年に一回はこうして男くんを独占して気分転換させてもらうんだ」
男「さいですか」
女「だからあんまり優しくしすぎないでね。気分転換にならなくなるから」
男「……ん」
女「それよりメイドさんは元気?」
男「ああ、元気すぎて困ってる。毎日がトラブルだらけだ」
女「相変わらずなんだね。妹子ちゃんは?」
男「来年から高校生。誰に似たんだか、どんどん完璧超人だよ」
女「……妹嬢さんも喜んでるかな」
男「ああ、自慢の娘だって言い張るに決まってるさ。あいつなら」
女「……。よし! 次はカフェにしよ、カフェ!」
男「了解。気分転換の相手ならいくらでもさせてもらうさ」
398 :【妹嬢の1日】 [sage]:2009/12/22(火) 09:32:50.85 ID:wRqRuAAO
メイド長「お嬢様、そろそろ」
妹嬢「ん……。ありがとう、時間ね?」
メイド長「はい。現在中東諸国の財団関係者がお待ちです」
妹嬢「そう。次世代に向けての繋ぎにしか成り得ない固形燃料に固執されても無意味だと……何度目の説明かしら」
メイド長「彼らにも守るべき国と人々がおられます」
妹嬢「だからこそ太陽光発電のプラント誘致を推奨してますのに。やはり目先しか見えない方々にはお分かりいただけませんか」
メイド長「……。それでも我々“商”に属する側として」
妹嬢「分かっています。貴女にだから愚痴を零したまでです」
メイド長「お嬢様。やはりここ数年、圧縮睡眠のみを繰り返されてきた以上、披露は確実に蓄積されています。一度しっかりとしたお休みを……」
妹嬢「大丈夫です」
メイド長「しかし」
妹嬢「大丈夫。一昨日に妹子(あの子)や兄さんに会えたのですから。まだまだ元気です」
メイド長「……。分かりました。ですが御自愛のほど、努々お忘れなきよう」
妹嬢「ええ、必ず」



メイド長(ですがこの会議に始まり、先進国での経済の調律。果ては各国における研究機関への関与……)
メイド長(お嬢様はもはやお休みというものを取られていない。1日という概念なく、ひたすらに世界を形作っておられる)
メイド長(お嬢様……何を生き急いでおられるのですか)
399 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/22(火) 23:55:50.26 ID:Kk6cCYAO
主様の主様乙!
女さんは既に人妻…だと…ゴクリ

お題
【クルシミマス】
【聖(性)夜】
【しっと】
【年二回のあの季節】
400 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/23(水) 07:59:39.64 ID:KKlHeHY0
妹子が高校生ってことは結構未来の話かな
401 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/25(金) 00:09:35.43 ID:JnjQ0oAO
メリークリスマス、いじメイ!
402 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2009/12/25(金) 01:12:30.51 ID:rmILS6A0
やほほーいw
お酒入って少しぬくぬくな中の人ですっ。
みんな、めりくり〜!
ぬふー、宅飲みがひと段落したのでこっちにも顔出ししてみたり。
いやぁ、なんかもうあっついから全部脱ぎたいw 脱げないけどww

この珍しいハイテンションでお届けするお題の品々ですっ。
うひょーい!
403 :【姉の世の春がきた】 [sage;saga]:2009/12/25(金) 01:31:06.11 ID:rmILS6A0
姉「はるだー!」
メ「はるだー!」
男「……何、急に。あと寒いから窓しめて」
姉「はるだー!」
メ「はるだー!」
男「いや、二人の頭が春はのはわかったけどこっちは寒いんだって」
姉「あのね、かんがえたの!」
メ「考えました」
男「君ら……いや、君らね? 人の話をね?」
姉「争うからダメなんだって!」
メ「ダメなんですよね」
男「言葉のドッジボールじゃねぇか」
姉「おとちゃんはみんなのものにしちゃうの! えろえろのしゅちにくりんだよ!」
メ「まぁ私はカメラ役に徹しますが」
男「なんの提案よ」
姉「……いやならいいよ?」
メ「せっかく下着も新調したんですが」
男「……みんな大好きだああああああ!!」





メ「朝からお盛んですね」
男「夢落ちかつ人の寝起きの生理現象を見ないでくれるかな」
メ「寝言がひどかったですよ」
男「……言うなよ」
メ「春がきたー、ですか。ぷーくす」
男「頼むから言ってくれるな!?」
404 :【使徒いいんちょ】 [sage;saga]:2009/12/25(金) 01:41:58.65 ID:rmILS6A0
委員長「もはや私は人類とすら敵対存在なのね」
妹「ち、違うよ! きっと天使様みたいな意味だよ!」
委員長「大丈夫よ、多分今回付いてる使途の意味は聖書偽典のほうだから」
妹「違う、違うよ! EVA的な意味じゃないって!」
委員長「妹。私ね、多分今ならA.T.フィールドが張れる気がするわ」
妹「怖い! 物理干渉できくなっちゃうよ!」
委員長「ふふ、通常兵器なんて相手にならないものね。ふふ、ふふふ」
妹「なのに刃物はやっぱり持参なんだね!? いや、えっとそういうことじゃなくて!」
委員長「嫌われ者なりのやり方で私は生きるのよ。ふふ」
妹「ある意味好かれてると思うよ! っていうか私たち、クリスマスなのに出番これだけなの!!?」
405 :【クルシミマス】 [sage;saga]:2009/12/25(金) 01:53:03.50 ID:rmILS6A0
友「……え?」
女弟「だから! お前も独り身だろって!」
友「あ、まぁ。うん」
女弟「だよな! そうだよな! くっそー、なんであいつの周りばっか女がいるんだよ!」
友「あはは」
女弟「あはは、じゃねぇよ! 悔しいだろ? せっかくのクリスマスがクリシミマスだぜ!?」
友「クルシミマスって」
女弟「そこで、だ。ここはひとつ、二人で町に繰り出して女の子をだな」
友「えーっと、その。……ごめん、部活のみんなで遊ぶ予定なんだよね」
女弟「そ、そうなのか。でも野郎ばっかとはかわいそうだなぁ。ははは、ざまぁみろだ!」
友「そうだね、あはは」
女弟「ったく、かわいそうなお前には俺からこれやるよ。ほら、カラオケの割引だ。どうせ使うだろ」
友「あ、ありがと。じゃあ、いってくるね」
女弟「おうおう、いってこい。俺は一人で彼女でも作っておくぜ。ははは」









後々、サッカー部と吹奏楽部による大型合コンみたいなものだと発覚して一人の男が修羅になったのはまた別の話。
406 :【聖(性)夜】 [sage;saga]:2009/12/25(金) 02:05:19.57 ID:rmILS6A0
男「乾杯」
メ「乾杯っす」
男「なんか気恥ずかしいな」
メ「君の瞳に乾杯、とかしてくれるか期待したんすけどね」
男「……。お前の瞳に、乾杯」
メ「うわ、マジでやりやがった。寒っ」
男「寒いかー」
メ「寒いっす。寒いんでこれ録音しておけばよかったなぁって」
男「何度でも言うぞ」
メ「寒いんでダメっす。言わないでください」
男「照れてるお前も可愛いぞ」
メ「さむっ! うわ! さむ!!!」
男「そうだな、寒いな。あっためてやろっか?」
メ「ぎゃああああ! 主様がなんか病気だ! 病気だああああああ!」
男「恋の病ってか」
メ「うああああああああああ!!! さぶいぼが! 鳥肌すぎて鳥になる!!!!!」
男「……正直、自分でも恥ずかしくて死にたいっつの」
メ「あー、びっくりした。頭でもうったのかと」
男「たまにゃ、お前に仕返ししてやろうかと思ってさ」
メ「とんだクリスマスプレゼントですよ、全く」
男「クリスマスプレゼントは別で用意してるって」
メ「どうせエロ下着シリーズでしょ」
男「……かもなぁ」
メ「うわ。開き直った。あーあ、出会った頃のようなドラマティックなプレゼントとかないかなぁ」
男「ま、それより食おうぜ。さめちまう」
メ「空気はすっかり冷め切ってますけどね」
男「うっせ。そんじゃ、改めてメリークリスマス」
メ「はい、メリークリスマス」
男「メイド」
メ「はい?」
男「……あー。いや、なんでもな……」
メ「好きっすよ、主様」
男「っ」
メ「む、この七面鳥がなかなか」
男「……〜〜っ」





メリークリスマス!
407 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/25(金) 09:58:49.01 ID:iidY72AO
主様乙


クリスマスだよ、まったく。

俺の好きな子だってどうせ他の男と……。
うわあああああああああ
408 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/25(金) 18:10:42.80 ID:msA5AUko
あぁ>>390の所為で委員長(巻き添えで妹も)が悲しいことに・・・
あと吹奏楽部には男も居るんだぞっと

ところで主様たちは未だ性夜無しなんだろーか
409 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2009/12/27(日) 06:03:20.16 ID:kXbdYac0
いじメイこぼれ話。

>>399-400
はい、未来のお話です。
妹子ちゃんは高校生になりそろそろお母さんの跡継ぎとしていろいろ学び始めたころ。
女さんは世界的なスターと結婚するも子供さんができてからは少し夫婦仲が覚めた感じに。
んで、委員長は音信不通。そのほかのかかわりある人がどんどん離れてく。
そんな中、唯一残ってるメイドとの日々は穏やかで幸せだったのだけど……。

という妄想があったりなかったり。
最後まで幸せになれるか怪しい二人なのです。


>>407
うわあああああああああああ

あ、ちなみに中の人は人妻(予定)の義姉と飲んでました。
この人も割と好きだっただけに、やっぱりそういう星の下に生まれたんだろうなぁと思わずにはいられないのでした。

>>408
正確には吹奏楽部女子陣とサッカー部イケメン陣による合コンみたいなものでした。
あと主様とメイドは数年単位でせっく○れすです。……なんだかなぁ、とも。
410 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/27(日) 08:16:40.99 ID:Kq8muwAO
>>409
うわぁぁぁああぁぁぁ
鬱には…鬱にだけはしないで欲しいぜ…

主様の主様もリアルでいいことは必ずある筈だからさ…
411 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/28(月) 03:30:13.14 ID:ZFPfUbQo
>主様とメイドは数年単位でせっく○れす
主様がゴミ箱妊娠させる前になんとかしてやれよ、もぅ・・・
412 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2009/12/29(火) 17:28:06.38 ID:mMLFn.c0
うーむ。今年は一人の正月になりそうな中の人です。
誰かと初詣とかいきたいなぁ。振袖とか見たいし!
割烹着とかもいいよね。お雑煮を作って食べさせてくれたり。
贅沢はいらないから誰かとくっちゃべってのんびりと正月を……う、何だろう。
上を向いてないとしょっぱい液が垂れてきそう。



さて、主様とメイド。
何故ずっと二人がくっつききらないのか。
そのわけについてのお話。
413 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2009/12/29(火) 18:03:37.41 ID:mMLFn.c0
男「子供、できないのか?」
妹嬢「はい。彼女の体は人間に非常によく似せて作られた異物です」
男「異、物?」
妹嬢「言い過ぎたとは思いませんよ。少なくとも人ではありませんもの。……姉さんと同じです」
男「そんな!」
妹嬢「事実です。それに彼女の体は非常に不安定なまま。我々“商”の持つ科学、“魔”の持つ呪術の両方を使っているらしいですし」
男「なんだよ、それ」
妹嬢「兄さんが知らないままでよいことの一つです。ただ、ひとつ言えることは彼女は人より……寿命は短いと思われます」
男「嘘、だろ」
妹嬢「嘘ではありません。我々も懸命に彼女の持つ遺伝子情報などから対策を練ってはいますが、成果は……」
男「……」
妹嬢「そもそもに、ただの器としか作られていませんでしたから」
男「くそっ!」

ガタッ

男「!?」
妹嬢「聞かれて、いたようですね」
男「あいつ……おい、待てよ!」
妹嬢「兄さん!」
男「何だ!」
妹嬢「このことを知ってなお、兄さんは彼女と共に歩むのですね?」
男「当たり前だろうが!」
妹嬢「……。ですよね。ええ、我々も協力しますから」
男「すまん! 頼む!! おい、メイド!!!」

バタン!

妹嬢「ふぅ。……兄さん。私なら兄さんの子供も、幸せも作ってさしあげられるんですよ」
414 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2009/12/29(火) 18:09:19.26 ID:mMLFn.c0
それ以来、メイドは主様から一歩距離を置き続けてます。
主様は何とかしたいと医学から人体についての研究に人生をかけることに。
ただせっかくそうして彼女のためを思ってたけど、いつまでも心を開いてくれないメイドに少しずつ主様も苦しくなって……。
トドメの事件が妹嬢の妊娠も相まって二人の溝は深まるばかり。
そうして妹嬢がいなくなった未来においてもぎくしゃくしたまま。
時々会う女さんとも一夜を過ごしちゃうようになり、どんどんと離れてく二人の心は。


ってのが最終章の内容だったり。まぁその前にいろいろたまってるの終わらせますね、はい。
415 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/29(火) 22:09:17.96 ID:Dri9M86o
しかしvipの頃はまさかこんなことになるなんて思わなかったなぁ・・・
416 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/30(水) 01:20:20.58 ID:APAiZP6o
姉の意識がメイドの中に残れたように
移れる肉体を作る技術は過去の時点で不完全ながら既にあるわけだし、新しい体作って移ればなんとかなるような・・・
新しい体にも意識持たせると3人分でえらいこっちゃかもしれんが(出番とか、主様の主様にとってもww)
妹嬢が作ってないってことは技術は失われてしまったってことなんかのぅ

なんにせよフィクションの中でさえ幸せになれないのは嫌いなもんで
きっちり幸せにならないなら主様の主様をキライになってしまうかもしれんww
いやマジで頼むよ?不幸はリアルだけで十分だって
417 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/30(水) 11:25:13.29 ID:fQZwFmI0
>>416
結末を決めるのは中の人だろ
お前が嫌いとか好きとかじゃない
418 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/30(水) 11:49:58.84 ID:SV82GkAO
何がどうなっても
俺は中の人を愛してる!
419 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/30(水) 19:26:32.29 ID:APAiZP6o
>>417
自分の思いを伝えてお願いしただけだが、それがどうかしたか?
誰がどう思い発言しようが決めるのは中の人だろ?
それとも、おまえの考えには合わないから黙ってろってか?ww
420 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/30(水) 22:20:28.08 ID:QHEzmYAO
>>419
あまり噛みつくなよ
例え正論言っててもそう聞こえなくなっちまうぞ

どういうことかと言うとつまり皆で仲良く主様のケツを狙おうぜって事だ
421 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/30(水) 23:20:33.04 ID:APAiZP6o
>>420
おk
ただ主様のケツはメイドのモンだろ?
主様の主様のケツなら狙ってよしww
422 :以下、2010年まであと14535秒。。。 [sage]:2009/12/31(木) 19:57:46.69 ID:r/oC9UAO
今年も残りわずか!
行く年来る年中の人。
なんとなく語呂で言ってみました、はい。


いやまぁ本当、vipで立てた頃はこんなに展開するなんて思ってませんでした。
一応主様の姉妹については考えてはいたんですけど、だからって言ってまさかこんなにまではww
あと流れが少し雲行き怪しかったけど元のけつ話題に……ってあるぇ?ww
何度も言うけど俺はキモメンの糞野郎なんだってば! 狙う必要ないってww
さておき、そうすね……なんだかんだでこいつらとも長い付き合い。
もはや自分の子供みたいなもんです。そして子供の幸せを願わない親はいない訳で。
俺はひねくれてるんで無償の幸せなんてやりませんがww


そんな訳でここまでので今年最後の挨拶と変えさせていただきます。
皆さん、良いお年を!
423 :以下、2010年まであと13775秒。。。 [sage]:2009/12/31(木) 20:10:26.86 ID:r/oC9UAO
メ「ずずず」
男「なかなかうまいな」
メ「うどんっすけどね」
男「お前がうどんがいいって言ったんじゃねぇか」
メ「うどん派なんで。あと太く長く生きるのもよくないっすか?」
男「お前ほど図太いやつも珍しいわ」
メ「てへへ」
男「誉めてねぇよ」
メ「あ、除夜の鐘」
男「もうそんな時間か」
メ「そうなんすよね。あーあ、今年も終わりかぁ」
男「いい年だったか?」
メ「主様の面倒見るのに疲れた一年でした」
男「お前が言うか」
メ「あと主様が私の面倒をきっちり見てくれた一年でした」
男「ん」
メ「主様。今年はお疲れ様でした。来年も一緒に居てくださいね」
男「……熱でもあんのか」
メ「割と。主様のせいで」
男「そっか。来年もよろしくな」
メ「うぃす」







中学生同士みたいに照れあう三十路近い二人がいたり
424 :以下、2010年まであと11106秒。。。 :2009/12/31(木) 20:54:55.52 ID:/ISeVcAO
みんな、俺に諸々の力をくれ…!
425 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 ! [sage]:2010/01/01(金) 00:09:18.76 ID:tJiQoF.0
あけおめいじメイ!
426 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 ! [sage]:2010/01/01(金) 00:20:13.34 ID:hH5TiHEo
あけおめ〜
今年は(も?)きっとスレの皆も主様の世界もハッピーイヤー

>>422
今年最初の挨拶 チン☆⌒ 凵\(\・∀・) まだぁ?
427 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 ! [sage]:2010/01/01(金) 00:38:37.69 ID:pzwzh2AO
あけおめー

いじメイシリーズも遂に今年で完結か…?
428 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 ! [sage;saga]:2010/01/05(火) 00:55:17.35 ID:Wy4pgrM0
あけましておめでとうございます!
三が日から昨日にかけておでかけしておりまして……
遅ればせながらのご挨拶となります。
今年も読んでくださる皆様に感謝しつつ、今日はお年玉選択権を皆様に!


ま、簡単に言うと、主様とメイドのシーンをかこうと思ったんだけど、
@例年通りのスタート
Aなんかリクエスト
B自分で考えろばかやろう! もといとめてるところを(ry



みたいな感じで適当に選んでくださいませませ。
ではでは今から帰宅準備して明日からかきはじめでございますー。








C姫始め
429 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 ! [sage;saga]:2010/01/05(火) 00:59:06.28 ID:Wy4pgrM0
と、時間が微妙にできそうなので先にお題をば!
ではさっそく。
430 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 ! [sage]:2010/01/05(火) 01:08:35.41 ID:m5cOqrco
【超時空シンデレラ】
【大人の事情】
【ジェノザウラー】
431 :【しっと】 [sage;saga]:2010/01/05(火) 01:17:19.48 ID:Wy4pgrM0
メ「主様、主様。どうすか、振袖」
男「ほー、馬子にも衣装とはよく言ったもんだ」
メ「素直な感想をどうぞ」
男「ちくしょう……可愛いなぁ、おい」
メ「素直でよろしい。いやー、でもカチューシャは外しちゃだめなんすか」
男「そしたらお前、誰かわかんねーじゃん。ただの可愛い着物のねーちゃんだぞ」
メ「でへへ」
男「ああ、うん。褒めてるよ? 褒めてるけど調子にのるんだ」
メ「ほーれほーれ。袖攻撃ー」
男「あ、くそ! なんかいい匂いがふわっと!!」
妹嬢「にーいさん」
男「のあ!?」
妹嬢「だーれだ?」
男「誰だも何も、俺を兄呼ばわりするのは一人しかいないっつーの」
妹嬢「くす。ですね」
男「ほれ、早く手を離し……」
妹嬢「……? どうかされました?」
男「あ。いや。何でもねぇよ」
妹嬢「変な兄さんですね」
男「うっせ」

メ「……」

男「で、振袖ってことは初詣だよな。一緒にいくか?」
妹嬢「ええ。よろしければ」
男「よし。んじゃメイド。でかけるぞ」
メ「いってらっしゃーい」
男「はーい、いってきまーす。って何でだよ! お前もいくんだろ?」
メ「いいえー。いきたきゃお二人でどーぞ。どうせ私の振袖は適当評価ですしねー」
男「何の話だよ。おい、いこうぜ」
メ「いきませんー」
男「む、ぅ」
妹嬢「……。兄さん、いきましょ」
男「え? あ、おい」
妹嬢「では行って来ます。ささ、にーいさん」
男「まて、まてって! ちょっとそんなひっぱ、お、おい! メイド、なぁ! 一緒にいこうぜ、な!」
メ「いってらっしゃーい」
男「あ、お」

バタン

メ「……。うぅ」
メ「何で、なんだろ。何でいっつもこうなんだろ」
432 :【年二回のあの季節】 [sage;saga]:2010/01/05(火) 01:31:51.57 ID:Wy4pgrM0
男「あのね。ツッコミたいところが多すぎて困ってるの」
女「あ、あはは」
男「とりあえず、早急に解決しなきゃいけない部分として言うならば、何で俺は女装させられてるのかな?」
女「売り子さんだから、かな」
男「そうか。まぁ俺は全く承諾してないし話を全く聞いてない点を除いては納得しよう。百歩譲ってね。でも何で俺はここにいるのかな?」
メ「昨日のうちに輸送しておきました。ああ、お薬は後に残らないやつなんで大丈夫ですよ」
男「何がどう大丈夫なのかは知らないし、そして」
新聞部員「どーもー。てへへ」
男「何でいっぱいうちの学校の人間いるんだろうね。ここ」
新聞部員「自分、漫研も兼任してますんで。今日は売り子、あざっす!」
男「うん、だからもっかい言うけど俺は承諾してないからね」
メ「しかし今日は売れるでしょうねー」
女「なんせ男子ちゃんが売り子するって、HPで書いちゃったもんね」
新聞部員「いやー、勢いで書いてみたものの本当に出来るかは全く考えてませんっした! たはは」
男「……ああ、なんかめまいしてきた」
メ「それは困りますね。主様がいないと彼女らのサークルの信用がつぶれちゃいます」
男「知ったこっちゃねぇよ」
女「あう」
新聞部員「そ、っすか」
メ「無理強いはできないっすもんね」
男「……。な、なんだよ。みんなしてそんな表情してもだめだからな。だめなんだからな!」
三人「「「……」」」
男「う……。ああああああもう! わぁったよ! わぁったけど座ってみてるだけだからな!?」
三人「「「やったー!」」」
男「あー、もう。何で俺はこう……」





奉仕快楽の最新刊は主様のサイン付だったそうです。

男「名前書いただけでこんな喜ばれても」
メ「最後の一冊につけた主様の長手袋、明日にはオークション出されてたりして」
男「泣くぞ。俺、泣くぞ?」
433 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 ! [sage]:2010/01/05(火) 01:46:42.79 ID:IEJaEE2o
ジャック「クロエ!俺だ!ターゲットの遺留品を確保した!」

>>428
Cが独立してるってことは選べってことなのか・・・選んで良いものか・・・
434 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 ! [sage]:2010/01/05(火) 18:25:38.77 ID:LZ1CEQAO
選択という行為そのものが愚かッ!
A:泥酔あるじさま
B:主様の主様伝

@ABC全てを所望するッ!
435 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 ! [sage;saga]:2010/01/06(水) 22:14:28.80 ID:JZNabAM0
なんかすごい要望きたw
とりあえずやれるだけやってみよう、うん。
というわけで早速笑う犬とか見ながら!
436 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 ! [sage;saga]:2010/01/06(水) 22:47:22.93 ID:JZNabAM0
男「みなさん、あけましておめでとうございます」
メ「みんなのオナペット、男子ちゃんとメイドさんですよ」
男「……。新年あけて一発目から下ネタかい」
メ「どうせ私に期待されてるポジションってのはそのあたりでしょ」
男「だとしても口に出さないようにしような。あと俺は関係ないよね?」
メ「主様。男の子でも濡れる穴はあるんですよ」
男「ああ、口ね」
メ「っち。あっさり正解を出された。なぞなぞにマジになるとか」
男「うん。ていうかこの話題が全然新年明けた感じしねぇっての」
メ「門松とか並べます? 必要なら業者に発注しますよ」
男「お前に発注されると面倒なことになるのが目に見えてるからな」
メ「なんかノリが悪いっすねー」
男「ノリで無駄な出費をしてたまるか。それより餅、食うよな」
メ「おいっす。もっちもちですね。餅肌ですわよ、のほほ」
男「じゃあ早速確認を」
メ「ほれ。セクハラしてる暇があったらさっさと飯用意してください」
男「毎年思うのが君ってば主従関係を無視するよね、しょっぱなから」
メ「ほら、最初にガツンとかますのって大事じゃないっすか」
男「俺らもう何年の付き合いだっつう話だよな」
メ「そろそろこの関係に終止符を……主様、覚悟ォ!!!」
男「その耳かきでどう終止符をうつかは興味あるけどそれ以上に飯の用意してくるか」
メ「ほっほほーい」



男「……関係の終止符、か。覚悟すっかね」
437 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 ! [sage;saga]:2010/01/06(水) 23:07:34.77 ID:JZNabAM0
男「ひっく。うぃ」
メ「面白半分で飲ませるとこれだから困る」
男「酔ってまひぇーん」
メ「まだ何も言ってないっすよ」
男「むふー。じゃあいえよー、いってくれよぉ」
メ「どう見ても酔ってやがる」
男「そーだよ!! わるいかよぉ!!」
メ「あれ!? まさかの肯定からの逆上?!」
男「おれがやったんだよぉぉ」
メ「恐ろしいほどに酔っぱらないとして仕上がってますね」
男「そうだねぇ、何とかしてほしいよねぇ、日本どうなってんだー!」
メ「あんだがどうなってんだ」
男「諸悪の根源はここにあった……覚悟ぉ!」
メ「ひゃうあ!? ちょ、スカートの中とかやめてくだ、マジで、本当やばいんで!!」
男「……桃源郷はここにあった」
メ「なんか違ってる、違ってるから! ぎゃああああああ!!」
男「くんかくんか」
メ「嗅ぐなぁぁああ!! やめて、やめてええええ!! お風呂はいってないのおお!!」
男「すっぱい」
メ「ぎゃあああああああああああ!?」
男「あ、ちょっとしょっぱ……」
メ「し、しねええええええええええええ!!!!」



ゴキャ
438 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 ! [sage;saga]:2010/01/06(水) 23:22:07.46 ID:JZNabAM0
中「義姉さんさー。マジで結婚すんすか」
義姉「自分でもびっくりだわ」
中「ええのうええのう。最近帰ってないと思ったら旦那さん家でしっぽりかよ」
義姉「あんたもいい加減、いい子の一人や二人はおらんの?」
中「いねぇなぁ。あとしっぽりのとこ否定しないのな」
義姉「しないねぇ。でも今日は久々に帰ってきてんじゃん」
中「そのくせ親父やらそっちのおふくろさん帰ってないし。今日はレイトショー見に行くとか言ってたっけか」
義姉「元気よね。あれくらい長い間、夫婦仲良くしたいもんだ」
中「正式に籍入れてない二人だけどな」
義姉「言ってやるなっての。妹たちとはどうなのよ」
中「……いまだに他人行儀。義姉さんみたいに呼び捨てなりしてくれるとこっちも気が軽いんだけど」
義姉「さん付けとか?」
中「名前、呼ばれねぇ。あの、とか、ちょっと、みたいなので呼んでもらえる時があるくらい。それも稀だけど」
義姉「仲良くしてやってよね。私、来年以降全然帰れないんだから」
中「わかってんよ。でも今日は唐突な帰宅だったな」
義姉「そのせいで入れ違いなわけだけど。ちょっとマリッジブルーみたいな感じでさ」
中「やっぱ不安?」
義姉「不安じゃないって言えばウソだけどさ。でもそう思いたくないって感じるのは不安だからなんだろうなって」
中「けけけ、義姉からそんな殊勝な台詞が聞ける日がくるとぁね」
義姉「うっせ。ばーか」
中「あいあい。馬鹿な義弟は酒盛りに付き合うくらいしかできませんよ、と」
義姉「……ありがとね」
中「いまさら女らしくされてもなぁ」
義姉「……。今だから聞くけどさ」
中「あんだよ」
義姉「中はさ、うちの事、好きだったっしょ?」
中「ぶ!? ち、んな訳あるかボケ!」
義姉「あははは! ははははは!」
中「笑うな! ニマニマすんな! あー、うぜぇ!!」
義姉「残念でした。あと数年は男磨いてきな。うちの旦那くらいにね。そしたら見直してやるくらいは考えたげる」
中「いらねーよ! あーもう!」



これが最近飲んだ中で一番うまかった酒の席。
ええ、はい。義姉さんのことはちょっと好きでした。
……書いて思ったけどこれ、必要?w
439 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 ! [sage]:2010/01/07(木) 08:11:21.06 ID:57kIE1Y0
>>438
必要ですとも、むしろそのまま中の人のプライベートを全て暴露しt


うわなにをするやめ
440 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 ! [sage]:2010/01/07(木) 20:50:25.85 ID:QlZc/UAO
>>438
中の人が時々する体験談がいじメイ本編とほぼ並ぶくらいかなり楽しみな俺がここにいる
441 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 ! [sage;saga]:2010/01/10(日) 16:24:43.80 ID:00dKl7s0
そんな楽しみにされてたとは……
俺とか言って別に普通の生活しかしてないのにw
まぁでもいずれ考えておきますw

というわけでお題と、今夜あたり姫初めてみようと思います。
……久々の18禁モード!
442 :【超時空シンデレラ】 [sage;saga]:2010/01/10(日) 16:29:03.15 ID:00dKl7s0
メ「イラッ☆」
男「……何?」
メ「可愛くいらっとしてみました」
男「あ、そう」
メ「それより主様。最近のCG技術やら音声技術はすごいですね」
男「ん、ああ。そうだなぁ、進化し続けてるもんな」
メ「その内、今のアーティストとかも全部機械に取って代わられちゃったりして」
男「人間味がねぇなぁ」
メ「じゃあ虐げられていたロボ娘ちゃんが、とあることをきっかけに成功していくようにプロデュース!」
男「シンデレラストーリーだな」
メ「やがては世界的歌手になり、電脳世界の歌姫に! そして謀反を起こすAIたちに唄で心を!!」
男「……。何のゲームやったよ」
メ「○クロス見たりバル○スカイやったり」
男「忙しいな、お前は」
443 :【大人の事情】 [sage;saga]:2010/01/10(日) 16:35:24.67 ID:00dKl7s0
メ「カス○ックとか千葉ネズミとか」
男「お前いきなりグレーゾーン真っ只中を行きやがったな」
メ「そりゃ私ほどの大物になると喧嘩うってなんぼですから」
男「お前の中の大物の定義が人とかけ離れてるのはわかった」
メ「うへへ。あ、そうだ!!」
男「ん?」
メ「大事なことを言い忘れてました」
男「なんだよ」
メ「このスレに出てくる登場人物は、全て18歳以上であり、それ以下の設定で出てくる年齢については2進法での表記になっています。あと、一部を除きフィクションです」
男「……そうだったん?」
メ「はい。最近取り締まりが厳しいんで一応」
444 :【ジェノザウラー】 [sage;saga]:2010/01/10(日) 16:38:38.62 ID:00dKl7s0
委員長「……え? 何で私が映ってるの?」
妹「き、気のせいだよ! ほら、こういうホビー話題はあのバカたち向けだし!」
委員長「そう。そうよね? 私に向かってのあてつけじゃないわよね?」
妹「勿論だよ! ……あれ、お姉ちゃんどこいくの?」
委員長「ええ。まぁ、そうね。……雑草でも摘みに」
妹「待って、お姉ちゃん。何でパイロットスーツなの? いや、えっとね?」
委員長「心配しないで。……跡も残さないから」
妹「ひぃ!? に、逃げて! 中の人逃げてー!!」






きっと今日俺の財布が紛失したのはこの人のせい。
445 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 ! [sage]:2010/01/10(日) 19:02:23.40 ID:BF8uOno0
>>443
せめて16進にしとこーぜw
8じゃ2進以前に(ry
446 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 ! [sage]:2010/01/10(日) 20:08:08.70 ID:RK36x/co
基数が10未満じゃむしろ減るwwww
447 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 ! [sage;saga]:2010/01/10(日) 22:31:55.60 ID:00dKl7s0
すいません、多分普通に間違えだけでs


メ「そうではなくてよ!」
男「う、うん?」
メ「私たちは所詮電子の存在、言うならば0か1の存在!」
男「で?」
メ「だからこう、間違いではなくてですね」
男「……」
メ「これは、だから意図的なものでありまして」
男「……」
メ「……。このダメ作者め!!!!」
男「いやだから冒頭で謝ってたじゃん」
メ「この人間クズめ!!!」
男「人間の、でもなくなんかそれ以外の存在にまで貶められてる。自業自得だけど」
メ「ばーかばーか!!」



いや、なんか……自虐なんでしょうか、こういうのも。
さておき、早速ちらちら書いていこうかと。なるだけえっちくなりますように。
448 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 ! [sage;saga]:2010/01/10(日) 23:28:10.11 ID:00dKl7s0
初詣の帰り、外が白み始めた頃に俺たちは家についた。
先に風呂をもらい、後から出てくるであろうそいつを待つ。

「ふぃー、さっぱりさっぱり」

しっぽりとした雰囲気で、メイドが出てくる。
白いパジャマの上着だけを羽織り、惜しげもなく脚線美を披露してくる。

「……エロいな」

「でしょ? 生足も捨てたもんじゃないと思うんすよねー」

過ぎた薬が毒だというなら、確実に俺の目は毒でやられてるだろうな、と思う。

「そうだな。けど、風邪ひくぞ」

「それもそっすね。じゃあ、これを履いて、と」

なんて言いながら、履いているのはガードルだ。ズボンじゃないのかよ。とは言わない。

「じゃん。どっすか? 自分でも下着にあってるなぁとか自画自賛だったり」

「ん。いいな、上着から三角地帯だけ見えてるのもポイント高い」

黒のガードルと、縁取りが同じ色のクリーム色の紐パン。
パジャマの上からでもわかる胸の大きさもたまらない。

「……なぁ、襲っていいか?」

ここまでされて察せられないほど、甲斐性なしのつもりはない。
昔みたいにしりごみも遠慮もない。それくらいには近づけたつもりだ。

「もうちょっと、ロマンチックなのがいいっす」

ゆっくりと俺をソファーに押し付け、その上に跨るメイド。

「姫始め、すっか。今年一番にお前を抱きたい」

「全然ロマンチックじゃないっすよ」

笑いながら、唇を押し付けられた。
449 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 ! [sage;saga]:2010/01/10(日) 23:50:55.92 ID:00dKl7s0
「ん、っふ……」

押し付けられるのは唇だけじゃない。生地越しに感じる暖かな身体。
さわさわと、互いの身体に手を這わせてそこに在るのを確認する。
やわらかな手。触れられているだけで幸せな気持ちになる。

「なぁ」

「はい?」

「腰、すりつけすぎ」

「そっちがでしょ。テント張っちゃってさ」

くすくすと笑いながら、少しでも二人の間にある距離を埋める。
密着しても足りない。もっと、もっと。一つに溶けるくらいに。

「じゅる……ちゅぶ、ん」

口の周りを二人とも、唾液でべたべたにしながら唇を合わせる。
舌を絡ませ、吸い、歯茎をなぞり、口内を犯し、犯される。
交じり合う唾液をどちらともなく飲み下し、やっと口を離したときには軽い息切れ。

「はふ……溺れた人みたいっすね」

「もっと溺れるか?」

「是非」

再び、二人の蜜の海へと溺れていく。
450 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 ! [sage;saga]:2010/01/11(月) 00:09:55.20 ID:jHCWJe20
「あっ」

夢中になっていた時間を割きに進めたのは主人側。
背中で遊ばせていた手が、パジャマ越しにブラのホックをはずす。

「何でそういうテクばっか磨いてくるかな」

「お前で磨いてんだよ」

「嘘ばっかり。人妻に血縁者と襲って培った経験値でしょうに」

「……そうだな。でも、もうお前だけのもんだ」

「当たり前っす。誰にもあげないっす」

器用にパジャマの内側からブラだけを引き抜いて、抱きしめる力を強める。
自分の胸板の上で形を変える感触を楽しみつつ、手はそのまま下へと下がっていく。

「でも、お前は本当いいな」

「何がっすか?」

「全部だよ」

形のいい尻を撫で、掴み、叩く。
どの反応も興奮を煽っていく。全部が、全部。自分のためにある。
そう思うだけで自分の下着も湿っていくのが分かる。

「主、様……耳、だめ」

「何がダメなんだ?」

耳を舐め、囁き、楽しむ。
素敵な楽器だ。演奏者は自分。
こいつを奏でられるのは自分だけなのだ。
451 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 ! [sage;saga]:2010/01/11(月) 00:36:18.61 ID:jHCWJe20
耳、首筋、鎖骨。キスの雨を降らせ、火照った身体をもっと熱くさせてやる。
風呂上りのいい匂いを食べるように吸いこむ。と、ふわりと彼女が身を離す。

「もう」

「ん? どした」

「主様とこういうことすると、前戯だけで良くなっちゃうからこれくらいにしとたいっす」

それはこちらも同じなので頷いておく。
こいつに求めるのは肉欲ではなく、心の欲求。愛しさだ。
こういった楽しみ方だけでも満足できてしまう。
だから、ここまでにしておく。メイドも心の充実は得たが、身体も欲しい。

「よ、いしょっと」

上着を脱ごうとしたから巻くっていき、顔が隠れる。
そこで悪戯心が働いた主が、その腕を上で止める。
自然と、顔だけが隠れ、胸が目の前に晒されることになる。

「ちょ、主様!?」

もごもごと聞こえる声ににやにやと笑う。

「ほんと、でけぇよな、これ」

片手でメイドの両手を止めながら、もう片方で胸を弄くる。
持ち上げれば重力にならい、ふよふよと心地よい重さを感じさせる。

「んっ、あ」

時折、指で胸の先を弾いてやれば可愛らしく鳴いてくれる。

「それ、やっ、だめ……」

「聞こえないな」

口に含み、手でいじり、甘く噛み、優しく揉む。
繰り返すうちに、静かになっていくメイドに、ふと不安になり服を脱がしきってやる。
そこにあったのは、メイドの涙を溜めた顔。
荒く息をつき、囁くように声を出す。

「……るじ、……ま。切ない、よぉ……」

その表情に、楽しもうなんて余裕がなくなった。
452 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 ! [sage;saga]:2010/01/11(月) 00:49:43.92 ID:jHCWJe20
「ふあ」

とろんと、蕩けた声をあげるメイド。そのショーツの紐を解き、目をやればぐっしょりと濡れている。

「すまん、するぞ」

本当はこのあと、久々に口でしてもらおう、とかじっくり焦らしてやろうなんて考えていた。
けれど、ダメだった。我慢弱い、と思う間もなく覆いかぶさる。
急いでズボンと下着を脱ぎ、モノをあてがう。そして確認することなく、腰を落とした。

「ふあああ、あ、くぁぁ……!」

一気に膣内を貫いた剛直は、最奥部へと到達し、叩くように触れる。

「ぐ、あ。す、……ご」

何度も味わったはずのその感触だが、やわらかさと蠢き、締め付ける感覚に一気にもっていかれそうになる。
それを歯を食いしばり、大きくグラインドをして腰を動かしていく。
閉じた口から精液が漏れるのではないかと思えるほどの快感が全身を駆け巡っていく。

「あ、や、あああ! ん、っく……きも、ちい……いよぉ」

この世で一番愛しい声をあげるメイドを見て、果ててしまえと本能が叫ぶ。
だが、まだ彼女は絶頂へ登りきる途中。ならば、耐えてやらずして何が男か。
呻きとも唸り声ともつかない、獣じみた音を口からもらしながら懸命に彼女の中をすりあげる。

「あっ、あっ……く、あぁあ」

彼女の口から漏れる熱がこれ以上ない、と思えた瞬間、最後とばかりに小刻みに腰を動かしていく。
一番擦られて彼女が感じる点をひたすらに責めきり、やがて、

「は、……〜〜〜っっ!!」

ぎゅっと締め付けた彼女の膣壁に、彼の意識もまた我慢することを手放した。
453 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 ! [sage;saga]:2010/01/11(月) 00:56:48.71 ID:jHCWJe20
どくん、どくんと脈動する自分のモノ。それを彼女の中で感じながら、今一度抱きしめる。
絶頂の余韻か、朦朧とした意識でメイドが力なく身をゆだねてくる。

「……すごい、よかった」

囁いた言葉は、偽りのない言葉。
自分がしたいと思ったように動いてしまったので当然だろう。
だから確認するようなニュアンスは、相手への気遣い。
荒い息をひとまず落ち着けた彼女は、焦点のあってきた瞳で見つめ返し返事をする。

「悪戯されて、乱暴されました」

「ん。そう、だな」

だけど謝ろうとは思わない。
全部こいつが悪いんだから。こいつが、可愛すぎて、愛しすぎて、そんな風に思わせるから、悪い。
そんな心の声が聞こえたのか、彼女は苦笑しつつ、

「だから、次は私が意地悪する番っすね」

ゆっくりと身体を持ち上げ、モノを抜くと、まだあわ立つ液体が残るそれをねっとりと舐めていく。

「っつ、待て。まだちょっと出したばっかりで」

そんな言葉は聞こえない、とでも言いたげにひたすら口での奉仕を続けていく。
時折、こちらの後ろにある穴にも触れ、指を動かされる。

「あ。堅くなった。ふふ、主様ってば変態さん」

そんな意地悪な彼女の言葉も、興奮の糧となる。
再び堅くなったモノに、彼女は白濁液の垂れるヒダを擦りつけ、

「私がしたくなるまでおあずけです」

彼女なりの仕返しをするのだった。
454 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 ! [sage;saga]:2010/01/11(月) 01:03:24.02 ID:jHCWJe20
結局、その日の昼、親族である人間が尋ねてくるまで彼女らの行為は続いた。
訪れてその匂いと熱気に何をしていたか見抜かれて気まずい思いをするものの、それはまた別の話。
ただ、そう遠くない未来に、結ばれた二人がいる。それだけは変わらない事実。





男「みたいなことになるそうだぞ」
メ「ない! 絶対ない!」
男「嫌なのか」
メ「当たり前じゃないっすか。だーれが主様なんかと」
委員長「なんていいながら、ずっと頬がにやけてるわよ」
メ「はぁ!? ありえません! 絶対ありえませんー!!」
男「言い切ったな、おい」
女「そりゃそうだよぉ」
メ「ふ、ふふ。理解者がいてくれてたすかりました」
女「男くんは、最終的に私を選んでくれるんだもんね〜?」
男「そうなんですか」
メ「違います!!!!」
女「あはは。素直じゃないなぁ」
メ「残念。私はツンデレ属性じゃないので」
委員長「ただ素直じゃないだけでしょ」
メ「私ほど自分に素直に生きてる人間はいないですよ」
妹嬢「……はぁ、全く。あなたがそんな態度だから周りの人間が迷惑するんです」
メ「な、何ですか」
妹嬢「可能性があるように思わせるなんて、本当……ずるいです」
メ「何のことやら」
男「とにかくさ。まぁ、その何だ」
メ「なんすか」
男「俺はお前がいいぞ」
メ「……〜〜っ!!!? ば、ばかじゃないっすか!? ばかじゃないんすかあぁああ!!?」


委員長「逃げたわね」
女「まったくもう」
妹嬢「兄さんのバカ」
男「はは、ははは」



そんな姫始めでした。
455 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 ! [sage]:2010/01/11(月) 01:14:10.49 ID:zONomr.o
       |
   \  __  /
   _ (m) _ピコーン
      |ミ|
    /  `´  \
     ('A`)    ソウダ、ネンレイニカンシテハ「ホントウハ10マンサイコエテルケドヒョウキジョウメンドウダカラ10マンサイハヒイテアル」コトニスレバイインダ
     ノヽノヽ
       くく
456 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 ! :2010/01/11(月) 09:25:41.50 ID:ylUb/AAO
ここはえっちなお話を書いている中の人をニヤニヤと眺めるインターネッツですね
457 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 ! [sage]:2010/01/12(火) 05:36:09.96 ID:6yntbcAO
基本的に中の人はそういういじられ方すると恥ずかしさから憤死するタイプなのでそっとしてあげるのが良策ですのよ。
自分でも才能ないのは分かってるからあんまり触れてやらないでね!
458 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 ! [sage]:2010/01/13(水) 00:13:23.06 ID:iZHtq56o
恥ずかしがってる主様の主様・・・
(*´д`*)ハァハァハァハァ
459 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 ! [sage]:2010/01/13(水) 05:48:24.97 ID:ZrG9AESO
恥ずかしがってる主様の主様・・・
(*´д`*)ハァハァハァハァ
460 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 ! [sage]:2010/01/13(水) 09:02:55.69 ID:cgR/BgAO
恥ずかしがってる主様の主様・・・
(*´д`*)ハァハァハァハァ
461 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 ! [sage;saga]:2010/01/14(木) 06:48:12.33 ID:u7gYkVE0
なんだこの流れww
ハァハァする相手を間違ってますよ!
せめて女の子にハァハァしてくださいっ。
というか俺のどこにハァハァ要素があるんだwww
しかるべき処置を受けに病院へいったほうがいいレベルですよ!!

てなわけで主様、病気になる。の巻。
462 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 ! [sage;saga]:2010/01/14(木) 06:56:25.56 ID:u7gYkVE0
男「あーぅー」
メ「くけけけ。日ごろの悪行が災いして病に伏してる主様。いい眺め」
男「ぐ。本当に酒の肴にしてやがる。げほっ、げほっ。つか匂いがきついからやめてくれ」
メ「やですよー。主様にここぞとばかりに仕返しを敢行すると決めてますし」
男「何で俺は買った覚えのない恨みでここまでされにゃならんのだ」
メ「いつもいつも人をメイドか何かと勘違いして命令ばっかしてるじゃないっすか」
男「勘違いだったのかよ。お前の立場」
メ「私はほら、えーと。……成田離婚?」
男「今の一瞬でどこまでの妄想ストーリーが進んだんだ」
メ「とにかく、今日は一日中はりついてやりますから覚悟してください」
男「……寂しくないのは助かるけど、風邪うつるぞ」
メ「はっはっは。バカは風邪ひかないって言うじゃないですか。……あにおぅ!?」
男「こ、こいつ真性だ」
メ「あ。ほら、ぬるくなってる」
男「む」

ちゃぽ。……じゃばじゃば。ぎゅ。

メ「はい、どうぞ」
男「さんきゅ。冷たくて気持ちいいわ」
メ「そんなにいいならこの氷水、ぶっかけましょうか?」
男「トドメ刺す気満々じゃねぇか」
メ「保険金……げふん! 不慮の事故って言葉がありましてね?」
男「思いっきり本音から入りやがった。って、お前、今の俺に酒を飲ます気か」
メ「玉子酒です。暖まりますよ」
男「む。そ、そっちか。じゃあもらう……あちゃ!」
メ「ははは。ばーかばーか」
男「うっせぇ」
メ「ちゃんとフーフーしないから。ふー、ふー」
男「遠くから息を吐かれても……くさ!? 酒臭い!?」
メ「弾けるレモンの香り!」
男「芳香剤にしたってひどいぞ」
メ「ったく、病人なんすからおとなしくしててください」
男「ダレのせいでこんな……」

ばふっ

男「のあ?!」
メ「添い寝くらいならしてあげますから。さ、ねーんねーこーころーりよー」
男「しゅ、羞恥プレイか!」
メ「くけけけ。絶対寝かさないでやる」

お約束どおり、この後メイドが風邪ひきました
463 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 ! :2010/01/15(金) 19:11:22.05 ID:fl7ryMAO
明日からセンター試験ですね主様
464 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 ! [sage]:2010/01/15(金) 21:44:27.83 ID:QUOvVUAO
やめて言わないで/(^o^)\
465 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 ! [sage]:2010/01/16(土) 00:13:08.62 ID:Heu9SK20
ところで前スレのdatを誰か教えておくれ
466 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 ! [sage]:2010/01/16(土) 00:35:50.94 ID:WCXuVRY0
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1217252495/
これだな。
467 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/01/16(土) 07:49:41.52 ID:S3W82YAO
センター行ってきます
死んできます
468 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/01/16(土) 14:26:26.43 ID:eak.KAAO
メ「センターで散っていく同胞達に敬礼っ」
男「頼むから不吉なこと言うな」
メ「二階級特進ですよ?」
男「[ピーーー]な[ピーーー]な。今頃大変なんだろうな、とは思うけど自分の未来を明るい方へ切り開いてほしいな」
メ「真っ逆様の転落かも」
男「頼むから黙っててくれ」
メ「やなこってす。言われて悔しかったら私の予想を裏切ってくださいの一言です」
男「……だな。こんなバカの戯れ言なんてぶっ飛ばす勢いで頑張ってくれな」
メ「ちなみに私は皆さんがうまくいくと予想してます」
男「最後の最後でそれか」
469 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/01/16(土) 22:51:08.41 ID:Heu9SK20
>>466
サンクス
470 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/01/16(土) 22:54:26.67 ID:D3O/qAco
まっさかさーまーに堕ちて desire
471 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/01/17(日) 21:41:30.32 ID:WIu85wAO
センター死んだ……
もうやだ……
男子ちゃんに慰めてもらうんだ……
472 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/01/19(火) 15:34:44.63 ID:ZU7Oxzs0
男子「俺は諦めたやつには何もしないぜ」
メ「とか言いつつちゃっかり着替えてるし」
男子「……けど頑張る人を応援くらいはするさ」
メ「だからってミニスカチアとか狙いすぎかと」
男子「着せたのお前じゃねぇか!!」
メ「断らなかったもん」
男子「そ、それは、リクエストだし」
メ「みなさーん。ここに女装癖のある変体がー」
男子「ぎゃああああああああああ」
メ「ま、頑張ったら知り合いの絵心ある人間に男子ちゃんを描いてもらえるかもですよ」
男子「おいこら! また出来もしない約束を……」
メ「理不尽言ったんだから、それくらい覚悟しましょうよ」
男子「う、……わかったよ」
メ「きゃっほう! 皆さん、何か頑張ったこと書いたら男子ちゃん降臨ですってよ!」
男子「勝手に話を広げんなあああああああ!?」
473 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/01/19(火) 18:30:49.09 ID:6An7YQSO
男子ちゃんのミニスカチア・・・
(*´д`*)ハァハァハァハァ
474 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/01/20(水) 17:51:28.51 ID:3rNpBjE0
ふと思ったんだが


三十路近いらしいけどメイドの中に居た姉はどうなったの?成仏したの?
475 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/01/22(金) 14:10:48.87 ID:/sYoegAO
姉「しつれいな! 人をおばけみたいに」
メ「似たようなもんじゃないすか」
姉「違うもーん」
メ「まぁ違うのは私が一番よくわかっちゃいますが」
姉「ふふん。……でも。成仏、か」
メ「そっすね。時間が経つにつれどんどん私たちの境目が消えてきました」
姉「おとちゃんとメイドさんが素直になる頃には私は薄くしか残ってないかな」
メ「そのぶん、私もそっちに近付くんでおあいこですが」
姉「おとちゃんに対して甘えるとことかね」
メ「違いますっ! 用は体のつくりとか」
姉「おっぱい?」
メ「それも若干ありますが身体能力とか!」
姉「ああ、えっちの時とか」
メ「だぁかぁらぁ! ……く、私がツッコミにまわるなんて。相変わらず苦手です」
姉「てへへ」
メ「ほめてねぇよ!!」
476 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/01/23(土) 21:02:57.06 ID:X8XZHQco
主様は時が進むと姉ではなくメイドに喰われる可能性が出てくるわけか・・・
477 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/01/24(日) 22:06:28.56 ID:tESpEIAO
合格の望み薄だけど、第一志望の大学を受ける事にしました。
人生最大のギャンブルになる予感……
478 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/01/26(火) 23:52:26.50 ID:iPcC.kM0
メ「大丈夫ですよ。愛欲と食欲の差くらいはつきますんで。ええはい」
男「そうあってくれなきゃ困るっつーの」


男「んで、まぁ何だ。月並みだけど応援はさせてもらうんで」
メ「ギャンブルは散ってこそ華」
男「やーめろっての。とにかく、ギャンブルってことは絶対にダメってことはないんだ」
メ「絶対大丈夫でもないですが」
男「こいつは……。けど、人生何だってそのはずだ」
メ「じゃあダメじゃん」
男「いいや。けどこれは確率に携われるギャンブルだろ。だったらダメじゃない」
メ「ほうほう」
男「要は成功に向けていくらだって確率をあげられるんだ。だったらやるべきことは一つだな」
メ「まーたはじまったよ、きれいごと」
男「そうだぞ。俺は当たり前で、できりゃ苦労できないことしか言わない。一番それが難しいんだからな」
メ「むぅ」
男「だから、頑張るんじゃない。やることをやってくれな。ってとこだ」
メ「じゃ、主様はやれることとしてチア姿の絵を……」
男「だからそれはやめろっての!?」
479 :パー速のローカルルールが変わりました [sage]:2010/02/02(火) 01:17:42.30 ID:vE8IlPY0
過疎ぬるぽ
480 :パー速のローカルルールが変わりました [sage;saga]:2010/02/02(火) 01:39:21.32 ID:Xxq1ykA0
何となく埋もれてしまうそうだったので書き込み。
最近は忙しくて死にそうではないものの何故か筆をとるモチベが沸かないという……

とはいえそんなの言ってたら見放されちゃいそうなので何となく短く書いていってみることに。
……まだ見放されてないと信じて!
481 :パー速のローカルルールが変わりました [sage;saga]:2010/02/02(火) 01:40:12.88 ID:Xxq1ykA0
>>479
ガッ
482 :パー速のローカルルールが変わりました [sage;saga]:2010/02/02(火) 01:43:34.68 ID:Xxq1ykA0
メ「主様、見てくだせぇ!」
男「おうおう、朝から珍しく外に出たと思ったらそれかい」
メ「イエス! 福袋!」
男「お前去年も買いに行って結局文句たれまくった挙句、全部俺に押し付けて金だけ要求したよな」
メ「もう過去にはとらわれないで!」
男「未来も結局は過去の積み重ねでしかないんだぞ、と。まぁいいや。またゲーム福袋か?」
メ「成長した私は一味違います。今回は何と服です」
男「何ぃ!? お、お前がそんなものに金をつぎ込むとは……」
メ「成長したでしょ?」
男「正直びっくりした。何だ、おしゃれに目覚めたか。女としては素晴らしいことだぞ」
メ「でしょー? というわけでコスプレ専門店にてかってきました」
男「あ。一瞬にしてお前の女ランクがいつも通りに」
メ「大丈夫。主様の寸法にはあうはずですよ」
男「ありがた迷惑というか被害はこっちだった!?」
483 :パー速のローカルルールが変わりました [sage;saga]:2010/02/02(火) 02:08:44.93 ID:Xxq1ykA0
男「節分かぁ」
メ「渡る世間は鬼ばかり。つまり我々は町行く人に豆投げテロリズムを行うですね」
男「そこに俺を勘定するな。あとやめとけよ。警察まで迎えにいくの面倒だから」
メ「こう見えて補導暦のない私にかかれば」
男「外出ないだけだよな」
メ「出たとしても捕まりませんよ。ほら、峰不二子みたいな役回りですし」
男「おい、エキストラA。何を言い出すんだこら」
メ「ぴちっとしたラバースーツ着たらそれなりの見栄えだと自負します」
男「……」
メ「想像してる想像してる。この助べえが」
男「うるせぇ」
メ「で、まぁ本題に戻しますが。今年も豆マシンガン作っていいですか?」
男「微妙に本題からずれてるぞ。あと去年それのせいで窓ガラスが全滅して翌日まで極寒の部屋を過ごすハメになったのもう忘れたか」
メ「今年はホテルを予約しますんで」
男「作るほうを断念しようぜ?」
484 :パー速のローカルルールが変わりました [sage]:2010/02/02(火) 06:51:56.32 ID:9438P.SO
毎朝チェックはしてるが、マイペースで良いんだぜ…今まで通りwwww
485 :パー速のローカルルールが変わりました :2010/02/02(火) 09:22:14.66 ID:NfX9FoAO
ラブホですね。わかってます。
486 :パー速のローカルルールが変わりました [sage;saga]:2010/02/02(火) 23:11:34.99 ID:Xxq1ykA0
メ「勿論私だけホテルで主様は庭で寝ててください」
男「わざわざ庭に出る意味がわからん」
メ「ほら、犬だって庭で飼われてますよね」
男「うん」
メ「だから、ね?」
男「お前も飼われてる側として放り出されたいんだな?」
メ「何言ってんだこいつ」
男「……く、まともに相手しちゃダメだってわかってるのに」
メ「学習能力のない人ですね」
男「お前に言われたらおしまいだよ」
メ「主様終了のお知らせ」
男「終わってたまるか」
メ「勿論遺産相続は私にくるんですよね」
男「莫大な借金でも残してやるよ」
メ「あと子種とか」
男「……。よし、頑張るか」
メ「ぎゃああああ! そこは照れるなり慌てふためくなりしてよー!!!」
男「ばっちり残してやるからな」
メ「いーーーやーーーー!!」
487 :パー速のローカルルールが変わりました :2010/02/02(火) 23:19:39.31 ID:Xxq1ykA0
女「お待たせー」
男「お。……って、すごいね、それ」
女「そうかな? ちゃんとしたお店にいくんだもん。これくらいは着ないと」
男「そういうもんかね。しかし、そういう格好がデフォってとこ見ると本当にハリウッドの人なんだなぁと思うわ」
女「別に私が出てるわけじゃないんだけどね。でも出るとこは出なきゃいけないから」
男「確かに。なんか昔より出るとこ出るようなったなぁ」
女「あ。やらしい目だー」
男「そりゃ世界的な俳優さんが選んだ女性の艶姿だし。意識するなってほうが無理だよ」
女「……それを10年前に聞けたらなぁ」
男「その頃はお互いただの学生だったしさ。もっとも、俺はいまだにうだつがあがらないけど」
女「学者さんも大変ですね。お医者さんにはもうならないの?」
男「そだな。俺の知りたいことは今ある知識じゃわからないから。自分で探さなきゃいけないみたいだ」
女「ふーん。……あーあ、私も好きな人に一生涯使って尽くしてもらいたいなぁ」
男「本当、あいつが尽くす側なのにな」
女「あ、そこはちょっと私に気を遣ってもいい場面だよー?」
男「優しくするな、だったっけ?」
女「むぅ、そうなだけに何もいえないのでした。あ、そろそろつくね」
男「んじゃ、俺も雰囲気くらいはびしっとしますか」
女「ふふ、かっこいいよ。男くん」
男「のあ……う、腕は組まなきゃダメっすか」
女「はい、ダメなのです」
男「あー……了解。エスコートさせてもらいますよ」
女「よろしくね」
488 :パー速のローカルルールが変わりました [sage]:2010/02/04(木) 05:02:04.48 ID:cetmFMAO
会長「男子さん。タイが曲がってますよ」
男子「ん。どうも」

スッ

「きゃー! きゃー!!」

男子「う……」
会長「人気ですね」
男子「そちらの人気かと」
会長「あらあら。知らぬは本人ばかりですか。あら?」
妹嬢「ごきげんよう。男子さん、ここに枝毛が」

スッ

「きゃー! きゃー!!」

男子「うう」
妹嬢「人気ですね」
男子「だからさぁ……」
メ「主様。靴の中に画鋲が」
男子「お前な」

スッ

「ひっこめー!」
「理事長代理や会長様近づくなー!」
「男子ちゃんから離れなさいよー!」


メ「あ、あれ?! なんでアウェイ!?」
男子「……どうやったらここまで敵を作れるんだよ、お前は」
489 :パー速のローカルルールが変わりました [sage]:2010/02/04(木) 05:20:04.95 ID:cetmFMAO
姉「忍者になりたい!」
男「……。そうなんだ」
姉「そうなの!」
男「……。頑張ってね」
姉「でもダメなの!」
男「ダメなんだ」
姉「だって私は女だからくの一になっちゃう!」
男「確かにくの一だ」
姉「でね、考えたんだ! おとちゃんが忍者になって私がお嫁さんで忍者の奥さんなの!」
男「今一気に話が二、三ほど大事な部分を飛び越えて収束したね」
姉「だから頑張ろう!」
男「うわ、なんかこの流れは確実に逆らわせないフラグ!?」
姉「……おとちゃんは私がお嫁さんじゃいや?」
男「いや、あの、決して嫌な訳ではなくて、けど倫理的にも社会的にもダメな訳でしかも忍者なんて無理だし」
姉「……いや?」
男「……っ。……じゃ、じゃあ姉さんが忍術の勉強できるように色々あたってみるから!」
姉「……」
男「……。嫌じゃ、ないよ。俺も、そうしたい」
姉「えへ。えへへ」

むぎゅ

男「のあ?!」
姉「えへへ、えへへへ。おとちゃん大好き!」
男「……。俺もだよ」
姉「じゃあまずは味見から」
男「そうそう味見から……って、え?」
姉「いただきま〜す」
男「は? いや、ちょ、うわああああああ!?」







男「は?! 夢、だよな」

バタン!

メ「主様! 実は相談がありまして! 私この度忍者に……」
男「却下」
メ「早っ?!」
490 :パー速のローカルルールが変わりました [sage]:2010/02/04(木) 05:24:42.53 ID:cetmFMAO
男「なんか感慨深いな」
委員長「急に何?」
男「いやさ、委員長と二人でってのが久しぶりな気がして」
委員長「毎日会ってるじゃない」
男「そうなんだけどさ」
委員長「そんな事より、ちゃんとクラスの買い出しなんだから。ちゃんと手伝い、頼むわよ」
男「オーライ。任せとけ」
委員長「ええ。それじゃ、まずガムテープとベニヤ板だけど……」





委員長「……」
妹「お姉ちゃん? このホームセンターがどうかしたの?」
委員長「……」
妹「お姉ちゃん?」
委員長「何でもないわ。行きましょう」
妹「う、うん」



委員長「……。何でもないことなのに。……ダメね、私」
491 :パー速のローカルルールが変わりました [sage]:2010/02/06(土) 02:49:18.10 ID:29zhBgQo
いいんちょベニヤ板持たせてうろちょろする気かww
嵩張るもの・重いものは後回しが基本
492 :パー速のローカルルールが変わりました [sage]:2010/02/06(土) 11:34:46.84 ID:Ns/78oAO
委員長「そんなセオリー知らないもの」
男「意外だな。こういう買い出しは慣れてそうなのに」
委員長「私はいつも指示するだけだから」
男「ふぅん。あれ、じゃあなんで今回は買い出しに?」
委員長「……はぁ」
男「え? なんでため息なんだよ」
委員長「さぁ。自分で考えなさいよ」
男「……??」
493 :パー速のローカルルールが変わりました [sage;saga]:2010/02/13(土) 04:31:04.57 ID:JkWyDAI0
明日になると14日。
女の子も男の子もドキドキな日ですね。





中の人はドキドキするイベントはないので一人でチョコ作ります。
ダレかほしい人は西日本までどうぞ^^
今年はトリュフにしとこうかな。
494 :パー速のローカルルールが変わりました [sage]:2010/02/13(土) 06:38:16.28 ID:yK2B5kSO
>>493
(・∀・)ノ オオサカ-
495 :パー速のローカルルールが変わりました [sage]:2010/02/13(土) 07:59:03.81 ID:dtTLVUAO
>>493
(・∀・)ノオレモオオサカー
496 :パー速のローカルルールが変わりました [sage]:2010/02/13(土) 09:37:47.08 ID:YlI4dUAO
あれ?!
ここはみんな関東とかで俺一人で寂しくチョコの画像をうpして糸冬な場面ではwwww


というか野郎の手作りチョコなんかより気になるあの娘からに期待するほうが!!
あと今日中になんか書きますww
497 :パー速のローカルルールが変わりました [sage]:2010/02/13(土) 16:08:21.94 ID:6hEkryUo
>>493
(・∀・)ノオレハオカヤマー
498 :パー速のローカルルールが変わりました [sage]:2010/02/13(土) 19:44:26.06 ID:cWrETBs0
>>493
(・∀・)ノオレカガワー
499 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/02/13(土) 23:31:29.77 ID:t.iXtAAO
主様のちょこばなながしゃぶ……食べれると聞いて

>>493
(・∀・)ノ オレミエー
500 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/02/14(日) 01:13:16.81 ID:n0EFC.I0
男「ふんふふ〜ん♪」
メ「ふぁ〜あ……むにゅ。おはようございますぅ」
男「寝すぎだ、ばかやろう」
メ「大丈夫です。中の人も今まで寝てました」
男「……お前何いってんの?」
メ「すみません。寝ぼけてたようで。それよりなんすか? 鼻歌なんて」
男「チョコだよ、チョコ」
メ「ち○こですか」
男「伏せるな伏せるな、バカやろう」
メ「でも何でチョコ?」
男「お前はもうちょっと意識しろよ、女の子」
メ「あー。バレンタインっすか。この外国かぶれめ」
男「うるせぇ」
メ「それに普通女の子側がやる行司でしょ」
男「別に親愛の情を表すだけなんだし、どっちだっていいんじゃないか?」
メ「そんなもんすかねぇ。ま、いいんですけど。それより私はトリュフがいいんでよろしく」
男「自分で作れよ……」
メ「一言で表すと。めんどい」
男「本当に一言だな。まぁ期待してねぇよ。それより味見するか?」
メ「うひょうい!」




翌日。何故か主様の枕元にリアルサイズチョコバットが一本おいてあったりなかったり。
501 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/02/14(日) 01:53:37.60 ID:jWO0ETgo
チ○コバナナじゃないんだ・・・あれ?伏字じゃなくしたとしてもやっぱりアレだ?!
502 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/02/17(水) 14:03:40.44 ID:JxE1D6AO
やっと繋げたww
どもども。中の人です。
言ってたように一応作ったチョコでもうpしてみます。
包装前なんで見栄え悪いけど……ww

http://m.pktv.tv/u2/index/h/8c9rd.com

今年は抹茶風味にしてみました。
ホワイトデーは何がいいかなぁ……
503 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/02/17(水) 14:09:41.26 ID:JxE1D6AO
メ「主様のドリルは天を衝くドリル!」
男「……何、急に」
メ「グレンラガン知らないとか! ……知らないとか!!」
男「いや、知らないのは悪かったけどだからってなんだよ」
メ「かーっ! 主様はそれでも雄っすか! 野郎っすか!」
男「一応ドリルはついてるぞ」
メ「うわ……下ネタっすか……」
男「すまん。今のは全面的に俺が悪かった。すまん」
メ「ていうかこの熱い魂が伝わらないもどかしさ!」
男「作品知らないからなぁ」
メ「そこはこう、感じて!」
男「すごいガイナ立ちなのは分かる」
メ「さすがトップ世代」
男「違うけどな。好きな作品だけど」
メ「んもぅ! 主様の懐古厨!」
男「解雇してやろうか」
メ「やれるもんならやってみやがれ!」
男「マジでか?」
メ「嘘ですごめんなさい調子乗ってすみませんでした」
男「よ、弱ぇ……」
504 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/02/17(水) 14:14:35.76 ID:JxE1D6AO
メ「まじかる☆アンカーたんはカワユスなぁ」
男「おい乙女。テレビにかじりついてとろけた表情はやめなさい」
メ「仕方ないじゃないっすか。魔法少女が可愛いのがいけないんす」
男「いや、お前の楽しみ方が良くないと思うんだが」
メ「でも主様。最近は魔法少女モノが映画になる時代ですよ?」
男「時代も寛容になったよなぁ」
メ「つまり主様も頑張れば魔法少女になれそうじゃないっすか」
男「お前じゃないのか」
メ「この年で魔法“少女”は……」
男「か、辛いな。って待て、それなら俺だって」
メ「主様は大丈夫でしょう」
男「完全に無根拠で言い切ったな」
メ「家系が家系じゃないすか」
男「……意外な説得力」
メ「という訳で女さんには打診しておきますので」
男「やめてください。あの人本気になるから」
505 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/02/17(水) 20:51:45.97 ID:5Hz2jAAo
>>502
ち○こってよりわらびもちに見えるww
んで何処にいけば貰えるの?
506 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/02/19(金) 23:27:25.08 ID:/rFEywAO
関西のド田舎に来ていただければww
しかし残念ながらそこまでする価値はないのでした。まる。


毎年この時期に見るジブリはええですのぅ。
世界観が好きやわぁ、昔のラインナップは。最近のをディスってる訳ではないけどもww
嗚呼、キツネリスとか一緒に居たいなぁ……絶対懐かれないだろうけど。
可愛いのほど気難しい。メイドと同じですね。
507 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/02/19(金) 23:34:27.14 ID:/rFEywAO
メ「ユパさまぁ〜!」
男「違うからな。で、なんだ急に」
メ「ナウシカ見たからついテンションが」
男「あー。わかるようなわからんような」
メ「短小な主様はオームを見ると萎縮しますもんね」
男「あんなサイズをぶっこまれたら爆発しちまうぞ」
メ「試してみなきゃわからんすよ」
男「試したいような試したくないような」
メ「ちなみにお姉さんならいける気がするんですが」
男「何故だろう。一瞬納得しかけたがそんな引き合いに出すな。そしてナチュラルに下ネタはやめよう」
メ「嬉しいくせに」
男「……遠まわしに誘われてる?」
メ「割と」
男「……。あー、ちょっと栄養ドリンクとか色々買ってくる」
メ「あ、今晩は安全日です」
男「栄養ドリンクだけ買い込んでくる」
メ「今夜はスタジオズブリで」
男「お前……いやいいけど」
508 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/02/20(土) 00:39:53.47 ID:rb5/U4k0
>>507
中の人乙ー


じゃあ俺は中の人にズブリする
509 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/02/20(土) 01:27:36.20 ID:BePJA6co
スタジオズブリが実在してるの知っててのネタなんだろうか・・・

>関西のド田舎に来ていただければwwww
このスレに関西及び周辺住人が居るのを知っ(ry
行っちゃうよ?ww
510 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/02/20(土) 13:12:29.15 ID:hvRUr6AO
来られても実物見てガッカリするだけになるので特定には至らない範囲でしか情報出ないし大丈夫です^^
そしてここに出てくるネタは基本的には実在のサークルや団体、地名とは無関係なフィクション作品でございます。



だ、だから通報とかしないでね?
511 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/03/01(月) 19:34:13.63 ID:pMrIEJM0
どうもー!
新緑芽吹く季節が近づいてきてまいりました、中の人です。
時節の挨拶も怪しく済んだところでいつも通り全然書かなくてすみません。
もうなんかここまでテンプレと化してしまってるような……。


さておき。先月、先々月と携帯アプリに課金とかしちゃって既に二桁万円飛びそうな昨今。
毎日の生活に余裕なくなりました。あふん。

そして三月といえばホワイトデー。
何作ろうかしら。






……そんなことより何か書けって話ですね、すみません。
よかったらお題募集とかしてますのでじゃんじゃんきてくださいなー!
512 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/03/01(月) 19:41:20.73 ID:pMrIEJM0
男「着物パワーってすげーよなぁ」
メ「ふふふ、見惚れてしまうほどの素材ですいません」
男「そうだなぁ。でもヘッドドレスはずさないんだから謝らなきゃだよな」
メ「そこを譲るとキャラ崩壊なんで」
男「キャラとか言わないように」
メ「主様もキャラでしょ?」
男「俺は俺です。キャラ作りなんてしてません」
メ「おーとこちゃーん」
男「はーい☆」
メ「……」
男「……」
メ「な、なんかすいません」
男「いや! すまん!! 今のは俺が全面的に悪かった、悪かったから!!!」


女「京都まで来て何してるんだろうね、あの二人」
妹嬢「あなたも兄さんをああした一端を担ってますからね?」
513 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/03/01(月) 19:50:48.03 ID:pMrIEJM0
男「で、何で京都なんだよ」
女「実は旅行編みたいなのってどうしても突拍子のないのばかりだったじゃない?」
男「割と普通にいろんなとこ行ったような」
メ「結局道中含めてトンデモ体験ですから。ダレのせいとは言いませんが」
妹嬢「何故私を見ておられるのですか」
メ「いえ、別に」
男「まぁさておき。せっかくの観光なんだ。楽しまなきゃだ」
友「そういうことだねー」
女弟「けど旅行だからって解放的になりすぎて姉ちゃんになんかしたらゆるs」
女「さて、まずはどこいこっか」
女弟「……姉ちゃん」
男「一人フライングしたやつがいたからなぁ」
メ「どうも。着物が似合う女ですいません」
男「何も謝る気ないよね、君」
妹嬢「とりあえずあそこにしません? 目立ってますし」
友「京都タワーだね」
メ「タワワちゃんに会いに行かねば」
男「そんなキャラがいたのな」
メ「ええ、いますとも。中の人が京都タワー書店いくときによくポスター見てるから間違いないです」
全員「「「…………」」」
メ「今変な電波来てましたね。気にしない方向で」
男「そ、そうだな」
妹嬢「では参りましょう」
514 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/03/01(月) 19:59:56.99 ID:pMrIEJM0
女「……うぅん」
男「その、なんだな」
妹嬢「です、ね」
友「あ、あはは」
女弟「思ったより低かったな」
男「い、言うなよ」
女「だね」
妹嬢「とはいえ十分にあたりを見られるほどはありますし十分かと」
友「けど、イメージしていたよりはって感じだね」
女弟「拍子抜けっつーかなんつーか」
男「で、そういうことを一番遠慮なく言いそうな馬鹿はどこにいったよ」
女「ああ、それならさっき」


メ『あ、どうせ思ったより低いと思うんで書店で色々見てますんでどうぞ。あとゲーセンとか』



男「あいつすごい自由人すぎるのな」
女「それより気のせいかメイドさん、京都のこと知りすぎなような」
友「一人だけ着物だしね」
女弟「着物で書店うろついてるのか」
全員「「「……・・・…」」」
男「急いで迎えにいこう。なんかすごいトラブルの予感しかしねぇ」
全員「「「こくり」」」
515 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/03/01(月) 20:17:24.77 ID:pMrIEJM0
男「いたか!?」
女「ううん、見当たらない」
友「おかしいなぁ。タワーにあるゲームセンターは全部みたはずなんだけど」
男「……と、なると」
女「心当たりあるの?」
男「あいつがこんな子供向けのゲームしかおいてない場所で満足するはずないからな」
妹嬢「ということは……」
男「この近くにゲーセンってあるか?」
女弟「たしかその先の七条通りってとこにあるらしいぞ」
男「よし、急いでいくぞ!!」





ざわざわ

メ「ふふん。京都のプレイヤー層もそれほどたいしたことないですね」
男「や、やっぱり普通にゲーセン荒らしてやがったか」


中「くそおおおおおおお! 何でレディースプレイヤーにかてないんだああああああああ!!!」
516 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/03/01(月) 22:37:02.26 ID:d.lSDHYo
なるほど中の人は京都(もしくは滋賀)の人か・・・襲撃可能だなww
517 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/03/02(火) 00:37:40.33 ID:mzuE77ko
じゃあお題
【そういえば最近ふたなりって言われなくなったよね?】
518 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/03/02(火) 01:50:22.95 ID:ik5L0zs0
……!!!?


し、ししししし滋賀なんて一言も出てきてないんだな!
ないんだな!!!
519 :【そういえば最近ふたなりって言われなくなったよね?】 [sage;saga]:2010/03/02(火) 05:21:52.22 ID:ik5L0zs0
妹嬢「苦節数ヶ月……シリアスに徹した甲斐があったということですね」
メ「単純に出番ないだけじゃ?」
妹嬢「ち、違います! それにほら、私はちゃんと出産まで経験したわけですから。つまり女性として扱われているということです」
メ「ふたなりっ娘もちゃんと子供産めますよ?」
妹嬢「そうだとしても私はそうではないんです!! だってこれでもちゃんと女の子なんですから……」
メ「そもそもふたなりは女の子の話ですよ?」
妹嬢「だから!」
メ「それにそのポイントが消えたら妹嬢さんのキャラ、すごく薄くなるような」
妹嬢「ばかな事を言わないでください。私はこれでも十分キャラだちしてます」
メ「え? 勃ってます?」
妹嬢「はい! ちゃんとたってます!」
メ「すごく勃ってるんすね」
妹嬢「ええ! それはもう!」
メ「いやぁ、さすがっす」
妹嬢「当然です」
メ「……」
妹嬢「……。あの、何やら言葉のニュアンスによる相互不理解が生まれているように感じますが」
メ「大丈夫ですよ。みんなのご期待に応えてますから」
妹嬢「それが不安なんです!?」
520 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/03/02(火) 19:59:06.35 ID:TuK7FrEo
>>518
中の人は滋賀の人だったか
京都に遊びに行くなら京都か滋賀(特に大津・近江といった南部)の人だろうとww
滋賀北部だと京都も遠いし、関西の他地域だと京都より大阪が近いし便利だからねぇ

お題
【ふたなりが進化してみつなりになったようです】
521 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/03/14(日) 08:18:13.30 ID:c0/gi.AO
ホワイトデー!
いぇーい!

という訳で行事があれば書かない訳にはいかない中の人です。
でも昨日一杯やっちゃったので何も用意してない……

とりあえずりんごが余ってたはずなので簡単にアップルパイでも作りますわ!
配る相手が愛情を込める関係でない人ばかりなのが悲しいですがww



という訳ですっぽかしたひな祭りとお題も合わせてサクッといってみよう。
522 :【ふたなりが進化してみつなりになったようです】 [sage]:2010/03/14(日) 08:26:40.45 ID:c0/gi.AO
妹嬢「ま、またこの流れですか」
メ「なんか戦国武将やらに居そうな名前になりましたね」
男「というか進化って……」
妹嬢「知っておられますか、兄さん。ゼロに何をかけてもゼロでしかないんですよ」
メ「私でも知ってる常識を何いきなり語ってんすか」
妹嬢「つまり生えてない人が進化も何もあったものではないってことです!!」
男「血の涙を……」
メ「ちなみに二本目は下着に収まらなくて仕方なく最近は下着を着けない生活なんですよね」
妹嬢「さも当たり前のように話を作らないでくださいますか!?」
男「でもさ」
妹嬢「何ですか!」
男「誰のふたなりが進化したとか書いてないのに真っ先にお前が反応したよな」
妹嬢「……」
メ「もう立派なふたなリストですね」
妹嬢「そんな暖かな視線はやめてください!?」
523 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/03/14(日) 08:33:20.81 ID:c0/gi.AO
メ「バリバリ、もっちゃもっちゃ」
男「……花より団子か」
メ「ひなあられうまし」
男「せっかく着飾ったのに台無しだよね」
メ「主様の思い通りになんて死んでもなりたくないんで」
男「俺の割烹着ドリームが……!!」
メ「ちゅーかなんで割烹着なんすか。普通お雛様と並ぶべき私は振り袖なりなんなりでしょ」
男「それだと属性的にまずいだろ。アイデンティティに関わるレベルで」
メ「私がいつ女中らしいことをしたってんですか!」
男「してないからせめて格好くらいはってことだろ! それもなきゃただの可愛いなんかだ!!」
メ「なんかってなんすか!」
男「なんかってのは……その、なんだ」
メ「……」
男「だー!! 知るか! ちらし寿司作ってくる!」
メ「あ! 逃げんすか、このチキン野郎!!」
男「なんとでも言いやがれ!」

バタン

メ「……ちぇ。ちゃんと言ってくれたっていいのに」
524 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/03/14(日) 08:54:36.02 ID:c0/gi.AO
メ「おらおらぁ! 出すもん出してもらおうかぁ!」
男「どこの地上げ屋だよ。しかも午前零時に」
メ「今日は14日! つまりひと月前に貸した物を利息付きで返す日でしょうが!」
男「あれ借り物だったの!?」
メ「ほらほら、ケチケチすると男が廃りますよー。粗チンのままですよー」
男「誰が粗末か。ったく、ほらよ」
メ「お? ……おお? 開けていいすか?」
男「いいぞ。って、開け方汚ねぇな」
メ「ふひひ、この高級な感じ。高いお菓子系と見た! いっただきー! って、あら?」
男「悪かったな、お菓子じゃなくて」
メ「何すか? このわっか」
男「アクセだよ、シルバーの。お前こういうの嫌いかもだけどたまには着飾ってほしいからさ」
メ「……」
男「とはいえ気に入らないなら捨てていいから」
メ「けっ! こんな趣味の悪いもん、みんなに見せつけて主様を笑い者にしてやるってんです!」
男「そっか。ありがとな」
メ「ははは! お礼とかバカじゃないんすか? 明日から地域一帯の笑い者なんですから!」
男「そうだな。でもありがと」
メ「だぁかぁらー! むきー!」
525 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/03/15(月) 00:58:36.16 ID:Iq.OYhk0
中の人乙

しかし相変わらずメタナイトは良いなw
526 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/03/15(月) 01:00:56.05 ID:Iq.OYhk0
予測変換をこんなに怨んだことは無い

メタナイト×→メイド○
527 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/03/15(月) 01:05:35.96 ID:0lbACD6o
そういやふたナイトってのもいたなぁ
528 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/03/15(月) 13:17:34.35 ID:KHgeP2AO
妹嬢「誰がふたナイトですか?!」
メ「そうやって反応するとこがでは?」
妹嬢「……」





でもメタ様が良いのには同意せざるをえまい……
多分宇宙……いや銀河一抱かれたい一頭身ですから!


メ「その発言が男色疑惑を呼ぶのでは?」


そんな疑惑ありましたっけ?
529 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/03/19(金) 19:34:24.11 ID:W/z0foAO
普段なかなか書かないくせにこうやって落ちてると不安になる訳で。
出来杉氏がこれから先、運営続けてくれるか分からない訳だし……。
それなりの区切りは前でついたつもりだけども、終わってないのも多いんですよね。
つまりお前がしっかりしろよ、って結論なんですが、それ以上に自分がここに依存してんだなぁと痛感。
まだしばらくここを離れられそうにないです。


というパー速復帰記念な一言でした。かしこ。
530 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/03/19(金) 19:43:58.28 ID:W/z0foAO
友「あ……」
男「お?」

ばったり

メ「ふむ、これはまた」
男「よぅ」
友「う、うん。その、こんにちは」
男「おいっす」
友「えと、二人は買い物?」
メ「うい。ラブラブらんでぶー。みたいな?」
男「うそつけ。リアル彼女用に予備マウスとバルドスカイ用に新規で変換コネクタ買うだけだろ」
メ「リアル彼女とラブラブって意味で」
男「俺の財布にも少しは愛情を分けてくれ」
友「あはは、二人は相変わらずだね」
男「まぁな。……で」
友「ぅ」
メ「そちらのお嬢さんはどちら様ですか?」
?「……」




これは馬に蹴られかねないしがない閑話。
531 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/03/19(金) 19:48:52.21 ID:21yKL6oo
あれ、友ってガチホモだったはずじゃ・・・
532 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/03/19(金) 19:52:36.06 ID:W/z0foAO
?「……」

ぺこり

友「あはは。その、二人とは初対面だったね。こちらはその」
男「みなまで言うな。わかってる」
メ「ラブプラスですね」
男「だとしたら本気出し過ぎだろ任○堂。立体映像か」
メ「もしくは主様並の妄想ぱぅわを持ってらっしゃった結果、現実の因果関係をねじ曲げ爆誕みたいな」
男「お前が爆発しちまえ」
友「あはは、はは……じゃあ僕たちはこの辺で」
男「おう、邪魔して悪かったな。彼女さん、こいつは色男だがウブなんで可愛がってやってくれ」
メ「さすがプレイボーイは貫禄の台詞ですね。よっ、○ロおとこ!」
男「てめ、嫌なとこ伏せやがって」
?「……」
友「ん。じゃあまたね」
男「おうよー」
メ「ではでは」





メ「では尾けますか」
男「趣味が悪いぞ」
メ「と言いつつ体は正直な主様なのでした」
533 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/03/19(金) 19:54:17.04 ID:W/z0foAO
その誤解を解く為の閑話で御座います。
というか本当、どうしてガチホモ疑惑が出てきたのか今では思い出せないww
534 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/03/19(金) 20:03:24.65 ID:W/z0foAO
メ「しかしまたえらく大人しい子でしたね」
男「だな。あいつの周りには居ないタイプだった」
メ「そういえば学生時代に浮いた話がないとか何とか」
男「あいつ、古風というか何というか。サッカーに打ち込みたいから他に余裕ないとか言って全くそういうのがなくてな」
メ「あんなにイケメンなのに。主様と比べるのが悲しいくらい」
男「お前俺に対しての評価は本当に辛辣な。で、まぁそんなあいつが女の子連れてるなんて」
メ「珍しいを通り越して怪しいと?」
男「そこまでは言わんけどやっぱ気になるわな。幸せになってほしいし」
メ「と、密かに想いを寄せていた主様……嗚呼、バラの香り!」
男「言ってろ腐女子見習い。でもあいつが選んだんだから悪い子じゃないと思うけど」
メ「案外騙されてたりして」
男「……否定出来ねぇんだよなぁ、あいつ奥手というか恋愛童貞みたいなもんだし」
メ「主様は恋愛やり○んですしね」
男「俺は純情派だぞ。って、どっか入った」
メ「喫茶店ですか。古風な」
男「よし、適当なタイミングで行くぞ」
メ「スネークですね! くっ、無音カメラ用意しとくんだった」
男「そこまで本格的である必要は皆無だからな」
535 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/03/19(金) 20:10:18.68 ID:W/z0foAO
からんからん

男「よし、うまいこと向こうを覗ける位置取りが出来たな」
メ「……実は何だかんだで楽しんでません?」
男「ちょっとな。人の幸せは見てていいもんだ」
メ「人の不幸は蜜の味」
男「決してそんな腹づもりだけでいる訳じゃないぞ。……数%くらいなだけで」
メ「静かにしてください。なんか話してますよ」
男「(話しかけたのお前のくせに……)」





友「いやぁ、ビックリしたよ。まさか知り合いに会うなんて」
友女「そう」
友「まだ心構えが出来てなかったからどう紹介したらいいか迷っちゃった」
友女「うん」
友「だからごめんね。もっとはっきり紹介すべきだった」
友女「いい」
友「ん、ありがとう」




メ「(やはり二人はそういう関係)」
男「(みたいだな)」
536 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/03/19(金) 20:16:00.00 ID:W/z0foAO
友「さて。それよりここ、ケーキが美味しいらしいんだ」
友女「ふぅん」
友「良かったら頼んでみて。あ、これなんかオススメだよ! セットでこれもいいし」
友女「お茶でいいよ」
友「そう? 今日は奢りなんだから好きなの食べてよ? 遠慮はいらないからね」
友女「ん。ありがとう……でもこの紅茶でいいから」
友「そ、っか。うん、まぁ好きなもの頼んでくれてるならいいよ」






メ「(なぁんか痛々しいっていうか)」
男「(そっけないなぁ、彼女さん)」
メ「(これは本当に騙されてたりして……むぐむぐ。白桃のタルトうめぇ)」
男「(あ! こら、てめぇ、どさくさに紛れてスイーツを山ほど頼みやがったな?!)」
メ「(む! 何やら向こうに展開が!)」
男「(だぁぁああ! 誤魔化すなぁぁああ!)」
537 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/03/19(金) 20:27:38.12 ID:W/z0foAO
友「……ねぇ」
友女「何?」
友「何か怒ってる?」
友女「どうして?」
友「いや、ほら。なんかずっと僕ばっかり喋ってるし。さっきちゃんと紹介も出来なかったじゃない?」
友女「うん」
友「だから怒ってるんじゃないかな、って。せっかくのデートなのに全然楽しんでもらえてない気がするし」
友女「楽しんでる」
友「本当? でも本屋から無理矢理連れ出してるみたいで」
友女「……」
友「だから君に悪い事してるんじゃないかって不安になっ……」

がたっ


二人「「(……!!!)」」
メ「(み、見ました主様!?)」
男「(お、おう。今確かに唇にキスしてた)」






友「へ? ぁ、はわわわ!?」
友女「……私、感情を出すの下手だから」
友「ぁ、うん」
友女「だから、誤解させてる。私は怒ってない。本当に楽しんでる」
友女「それは分かって。だからさっきのは私の気持ち」
友「そう、なんだ。あはは……あはは、嬉しいな」
友女「でも今日はもうしない。恥ずかしい」

ぷいっ

友「それは残念だな。でもいいや、うん。すごく嬉しいよ」
友女「……ん。あ、でも一つだけ」
友「何?」
友女「次からはちゃんと、友の彼女だって紹介してほしい」
友「分かった。約束する」
友女「……やった」
538 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/03/19(金) 20:31:12.90 ID:W/z0foAO
メ「(うっわー、べったべた! 見てるこっちが恥ずかしいですね。……って主様?)」
男「行くぞ」
メ「ええ?! これからがいいとこじゃないっすか!」
男「だからだよ。ほら、残りは包んでもらったから」
メ「やだやだ! つまんなーい!」
男「ったく、お前にゃデリカシーのかけらもないな」




友「えへへ」
友女「……ん」



男「(頑張れよ、友。幸せにな)」






男「で、だ」
メ「帰宅してから買い物するの忘れた我々なのでした」
539 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/03/19(金) 21:27:50.01 ID:Vn3fZ16o
友の連れてるのは男の娘じゃなかったか・・・
540 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/03/20(土) 15:47:32.11 ID:uFk/OoAO
友「さすがに女の子と男の子を間違ったりしないよ」
男「そりゃそうだよな」
友「男子ちゃん以外は」
男「……」




女装娘は今後増えたりしない予定ですww
ちなみにまだまだお題募集中!
キャラの指定もくだされば!
541 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/03/22(月) 19:45:55.20 ID:PP/5X6AO
>>540
主様の主様乙ー

お題
【いいんちょハザード(○○縛り)】
【いじメイアサルトサヴァイヴ】
【主様×男友2010(byメイド)】
542 :【いいんちょハザード(○○縛り)】 [sage;saga]:2010/03/24(水) 05:40:55.29 ID:MjZu9vw0
時は199×年夏。
場所は日本某所にある四方を山々に囲まれた小さな街。
その郊外に位置する山地では最近、孤立した民家が10人前後のグループに襲われ住民が殺されるという猟奇事件が多発していた。
その異常性にも関わらず犯人の特定は難航、事態を重く見た警察は特殊作戦部隊M.E.I.D.O.に出動を要請する。
7月23日の夜、同部隊のブラヴォーチームが現地へ向かうが、その後通信が途絶え、チームは消息不明となってしまう。
翌日の夜、残るアルファチームがブラヴォーチーム捜索のため現場へと向かったが、捜索を開始した途端、謎のいいんちょの群れに襲われ、隊員の1人は死亡、ヘリで待機していた隊員は恐れをなしてその場から飛び去ってしまう。
残された隊員たちは追われるままに古びた洋館に逃げ込むしかなかった。そして、悪夢のような戦いが始まる……。


メ「というわけで謎の洋館に突入したメイドを操作していいんちょゾンビを倒すゲームなんですよ」
男「……。カプ○ンさんから怒られないか?」
メ「なんとですね、公式で縛りプレイが搭載されているというヘビーユーザー向け仕様!」
男「さらっと流したね、君」
メ「最初から私ことメイドが亀甲縛りで登場という」
男「そっちの縛りか」
メ「ええ」
男「……」
メ「いや、ダメじゃん。動けないじゃん」
男「気づくの遅いしそこはかとなくエロいぞ」






委員長「それ以前にまず二人にはお話しないといけないことがたくさんあるわね」
二人「「ひぃ!?」」
543 :【いじメイアサルトサヴァイヴ】 [sage;saga]:2010/03/24(水) 05:51:24.28 ID:MjZu9vw0
メ「どうも。搭乗機フリーダムのメイドです」
男「じゃあ俺はジャスティスってことか」
メ「おお、これはこれは。61式戦車乗りの主様ではありませんか」
男「せめてMSに乗せてくれ」
メ「この流れでいくと、女さんがオペレーターとか」
男「まぁ戦場が似合う子じゃないし」
メ「いいんちょさんはキュベレイですね」
男「あー。ちょっと納得」
メ「そしてお姉さんがラフレシア」
男「なんだろう、すげぇしっくりくる」
メ「そして妹様はアルヴァトーレですね」
男「金ジムか。金持ちだからか。なるほど、素晴らしい配役だな」
メ「満を持しての登場です」
男「けどさ」
メ「はい」
男「これ、ガンダム知らない人さっぱりじゃねぇか?」
メ「……はい」
544 :【主様×男友2010(byメイド)】 [sage;saga]:2010/03/24(水) 05:56:52.00 ID:MjZu9vw0
メ「え? これ私がどうにかするんですか?」
男「ご氏名だろ。もしくは俺の知らん元ネタか」
メ「……。では頑張って演じます」
男「演じるのか?!」
メ「男くん、僕……実は」
メ「ばかやろう! それ以上は言うな。悲しくなる」
メ「なんで! 想いは同じはずじゃないか!」
メ「そうだな。けど、それでもどうしようもないだろ。俺達は男同士なんだから」
メ「それでもいい! それでも好きになったんだから!!」
メ「お前……」
メ「君なしじゃダメなんだ! 一緒にいたいんだ!!」
メ「友。……俺は!!」

ひしっ

メ「そして抱き合う二人。互いに高まった想いが鼓動を早くする」
メ「夕日が差し込む教室で二人の影は重なって……」

男「もういいだろ」
メ「ここからが大事なんじゃないっすか」
男「そこまで描写されると非常に困ったことになる」
メ「え? まさか前かがみになっちゃう?」
男「そっちじゃなくてお前をしばきそうで」
メ「な、なんだってー!」
男「ついでにお前が俺達をどういう目で見てるかよーくわかった。今度お前で百合モノでも妄想してやる」
メ「いやー! 堪忍してぇ!!」
545 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/03/24(水) 10:57:03.19 ID:IlEQXRA0
中の人乙ー
俺もお題だすかな
【男の伝説、時のふたなり】
【星のメイド】
【女アイランド】
【スーパー姉妹嬢シスターズ】
【いもうちょマンション】
【メトロイドいいんちょ】
【大乱闘いじメイブラザーズ】
546 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/03/24(水) 11:04:14.06 ID:IlEQXRA0
>>545
すまない、ル○ージが被ったから
【いもうちょマンション】→【ポケいもうちょモンスター】
で頼みます
547 :【男の伝説、時のふたなり】 [sage]:2010/03/25(木) 01:42:02.62 ID:LvMQY.AO
男「いざ世界を救う度へ」
メ「ナビすんのだりぃ」
男「おい妖精。頼むぜ」
メ「しゃーなしっすよ」
男「で、何やら時を渡らねばならないらしいんだが」
メ「そこな神殿へゴー」
男「把握した」




男「で、来たけど?」
メ「アイテム欄からシャブリナを」
男「……なんかすざましく卑猥な響きだな。出したぞ、ってなんだこりゃ」
妹嬢「に、兄さん」
男「なんでその、あれだ。下着姿の女の子(肉親)が出てきた」
メ「それは伝説にある時のふたなり。ある部分をしゃぶってあげて素敵な音色を奏でてください」
男「……マジで?」
メ「えらくマジです」
妹嬢「あ、あの。……あまり経験がないので優しくお願いします」
男「世界を救う前に俺がしょっぴかれそうなんだが」
548 :【星のメイド】 [sage]:2010/03/25(木) 01:46:15.89 ID:LvMQY.AO
メ「という訳で一頭身になってみました」
男「うわキモっ?!」
メ「失礼な。顔に手足が生えたくらいで」
男「十分決まり手だろうが」
メ「可愛いでしょ?」
男「デフォルメされてりゃな」
メ「こんな体だから出来る一発芸〜」
男「要求してないのに披露されそう」
メ「手足を隠して……」

『ゆっくりしていってね!』

メ「どうですか」
男「どや顔されてもキモいだけだって。生首にしか見えないって」
メ「その手があったか!」
男「ねぇよ」
メ「んもぅ、わがままさんめ。では戻してください」
男「どうやって」
メ「さぁ?」

二人「「…………」」
549 :【女アイランド】 [sage]:2010/03/25(木) 01:49:20.61 ID:LvMQY.AO
女「わ、私の島へようこそ!」
男「ばぶ」
女「いつの間にかやってきた可愛い赤ちゃんをお母さんに届ける為に頑張るよ」
男「ばぶばぶ」
女「それにしても可愛いなぁ」
男「ぅ?」
女「……はぁはぁ」
男「ぶぅ?!」
女「やっぱり返したくない! 私が育てる!」
男「ばぶばぶ!?」
女「これからずっと一緒だからね。ふふ」
男「ばーぶー?!」




開幕三十秒でエンディングへ
550 :【スーパー姉妹嬢シスターズ】 [sage]:2010/03/25(木) 01:59:54.19 ID:LvMQY.AO
姉「私たちがさらわれたおとちゃんを助けにいくお話だね!」
妹嬢「目指すはメイド城。待っていてください、兄さん」


二人の動きを忠実に再現したシステム!

姉「あ、敵さんだ。えいっ」

姉はあたり判定がないのか完全無敵。片っ端から敵を平らげる。

姉「む。これくらいなら……とぅ!」

何故か空中を走ったり万が一穴に落ちても自動復帰。

姉「あはは、簡単〜」

さらには何故か最初から残機がMAXと至れり尽くせり。
もはややられモーションがないあたり製作陣が手を抜いたとすら思える仕様!

妹嬢「考えるまでもないですね」

そして妹は状態こそ通常のそれと変わらないが……

妹嬢「話になりませんね」

プレイヤーの操作を離れ独自にTASと見紛う完璧さで攻略。

妹嬢「無駄な時間でした」

一時間もしない内にクリアされてしまうのでただの動画感覚!
唯一の自由度は縛りプレイの強要のみ!

姉「そんな私たちのゲームをよろしく!」
妹嬢「是非お買い求めくださいね」





結果:全く売れませんでした
551 :【ポケいもうちょモンスター】 [sage]:2010/03/25(木) 02:04:30.88 ID:LvMQY.AO
メ「世界初! ポケットサイズのいもうちょを自分好みに育てよう!」
妹「育ったいもうちょは自分好みに進化するとかなんとか」
メ「ただし最終的には何故かヤンデレ委員長になります」
妹「やさぐれボイスであなたを優しくなじります」
メ「姉、妹バージョンにてそれぞれ違ったいもうちょモンスターが!」
妹「君も友達と通信してたくさんのいもうちょを育てよう」
メ「ただですね」
妹「ん?」
メ「必ずトレーナーの名前は“男”になりますので。あしからず」
妹「……すぐにROMを叩き壊したくなったんだが」
552 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/03/25(木) 12:52:25.71 ID:i2DC7Hw0
主様の主様乙!

メトロイドってサムスのやつだったかな
553 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/01(木) 17:27:51.63 ID:Oo89pQAO
仕事がない









……中の人です^^
今日はエイプリルフール!
なんか嘘予告でもしようかな!
554 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/04/02(金) 00:00:49.73 ID:ArbLC.A0
「私はにぃにが好きだ」

これは昔から言い続けている言葉。
誰にも聞かれたわけじゃないし、誰にも言うつもりはなかった。
だってそれは言ってはいけない言葉。

「ずいぶんとあいつに似てきたな」

そういって頭をなでてくれる手が好き。声が好き。笑顔が好き。
でもそれは私に向けられていない。

「どんどん綺麗になってる。自慢だぞ」

そんな風に見ないで。あの人の影を重ねないで。

「な、妹子」

「にぃに……」

「あー。その呼び方そろそろやめような。一応、親子なんだから」

「一応、なんだ」

「んや、そういうつもりじゃ……」

「私はそんなつもりじゃないよ」

「へ?」

そう。私が好きなのは……実の父だった。






近未来・妹子編



はじまりません
555 :【メトロイドいいんちょ】 [sage;saga]:2010/04/02(金) 00:05:44.81 ID:ArbLC.A0
メ「メイドとロイドといいんちょ。みたいな?」
男「お前でたがりな。その格好はサムス役か」
メ「いえすいえす。そして宇宙海賊の本拠地を攻めつつ、そこで奪われたメトロイドを取り戻す、と」
男「ちなみにロイドってなんだよ」
メ「……多分宇宙海賊?」
男「ここまでいいんちょ要素なし」
メ「まぁまぁ。それより主様」
男「なんだ?」
メ「さっきからふよふよ漂ってるメトロイドっぽいのってもしかして」
男「まさか、な?」
メ「まさかねぇ?」


委員長「……ワタシヨ」


二人「「ぎゃあああああああ!?」」
556 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/02(金) 00:06:28.53 ID:3V0XzQAO
>>554
日付が変わってますぜ主様の主様

つまり
四月馬鹿では無い

まさかの新連載フラグ
ですね、わかります

そういえばいじメイオルタナティブも続きが気になる今日この頃。
557 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/02(金) 00:09:02.04 ID:5Ra1OLUo
ごめん円谷ッターにかじりついてたwwwwwwwwwwwwww「

とりあえずお題
【裸の付き合い】
【敵前逃亡】
【偽者】
【日本語でおk】
【メイドが腐ったようです】
【妹嬢が腐ったようです】
【女さんが腐ったようです】
【いいんちょが物理的な意味で腐ったようです】
558 :【大乱闘いじメイブラザーズ】 [sage;saga]:2010/04/02(金) 00:09:26.90 ID:ArbLC.A0
男「というわけでやってきました。公式どつき大会」
メ「ふふふ、トリッキーさのみで構成された私が優勝してみせます」
男「いやいや、バランス型の俺がだな」
委員長「堅実な立ち回りの私ね」
女「あ、アイテム使いの私が!」
女弟「パワー戦なら任せとけ」
友「スピード勝負に持込めれば僕だって」
妹「いや、出ないんで」
妹嬢「皆さんの上位互換の私が」


姉「でていーい?」

全員「「「ダメ」」」

姉「……うぅ」
559 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/04/02(金) 04:59:45.51 ID:ArbLC.A0
あああああ!
本当だ、日付変っちゃってる……w
予定では変るぎりぎりでやって、もちろんネタ予告でしたーの予定だったのに。
……まぁどっちにせよネタ予告ですが!

とりあえずせっかく気になると言ってもらったんだから、いじメイオルタはダイジェスト交えながら重要なとこだけ書いていく感じにします。
前は全部やろうとしすぎたw
何時間もかかるゲームのテキストを真似ようなんて無理な話だったってことですね。
そんなわけでじわじわまたやってきます。
妹子編はないのであしからずw やっぱり娘は娘とお父さんは思うわけですよ。
……いやまぁ全く構想がないわけではないんですがね。ええ、はい。



とにもかくにもまずはお題をば!
560 :【裸の付き合い】 [sage;saga]:2010/04/02(金) 05:12:23.76 ID:ArbLC.A0
メ「円谷ッターをはじめ、今年もエイプリルフールネタはたまらんのばかりでした」
男「……何それ」
メ「これがあるから4月1日はやめられん!」
男「ま、まぁいいけど」





ザバァ

女「はい、綺麗になったー」
妹子「きゃぅ。かみのけきれいきれいなった?」
女「うん。綺麗綺麗」
妹子「やたー」
女「じゃあ次は体洗おうね」
妹子「うん! えへへ。お姉ちゃんが洗ってくれるとすごく気持ちいいね」
女「お。嬉しいこと言っちゃってくれるね。よーし、お姉ちゃんいっぱいサービスしちゃうよー」
妹子「やたー」
女「でも私よりも妹子ちゃんのお母さんのほうがうまいんじゃない?」
妹子「う。……まぁまはね、あんまりうまくないの」
女「ありゃ。意外かも」
妹子「すごいきれいにしなきゃって、ごしごしーって!」
女「あー。完璧主義っぽいもんねぇ。徹底的な感じかぁ。子供の肌は敏感だからなぁ」
妹子「でもね」
女「でも?」
妹子「まぁまと一緒は、嬉しい」
女「……。そだね、やっぱり一緒がいいよね」
妹子「うん!」
女(全く。こんな可愛い子を、しかも男君の子をなかなか構ってあげられないなんて)
女(それが正当な理由で、仕方なくて、その中で精一杯やって……)
女(本当、ずるいなぁ)
妹子「お姉ちゃん?」
女「何でもないよ。ほら、身体も綺麗綺麗しようねー」
妹子「うん!」
561 :【敵前逃亡】 [sage;saga]:2010/04/02(金) 05:20:55.04 ID:ArbLC.A0
メ「ぎゃああああああ!! 奇襲、奇襲だあああああああ!!」
男「何事だよ」
メ「主様、やばいっす! 敵が! 敵が!!」
男「敵って何だ」
メ「そ、そこにほら! でた、でた!!」
男「そこってどこだよ。まさか霊的なもんじゃないだろうな。俺専門外だぞ」
メ「違うっちゅーの! これだからゲーム脳は……ほら、そこの棚のスキマ!!」
男「ああ。ゴキブリか」
メ「なんでそんな冷静なんすか! ひぃ! カサカサって!!」
男「お前こういうの無理だっけ?」
メ「……実は割かしそうでも。でもここはヒロインらしく!」
男「動機が不純すぎるよな。まぁいいや、ちょっとまってろ。確かここに……あれ? 切らしてるか」
メ「え? まさかゴキジェットないんすか?」
男「あー。お前が前に俺に噴射したときに全部なくなったくさい。っておい、今思い出したけど何てことしやがる」
メ「それはそれ。これはこれ。じゃあ新聞紙でがんばってくださいよ!」
男「やだよ、床が汚れるし。ちょっと待ってろ。買って来るから」
メ「に、逃げるんすか! か弱い乙女を残して!」
男「しゃあねぇだろ。お前いかないし」
メ「こんな格好で外歩けないっす」
男「……一応そこは同意してやる。だからこそ、俺がいってこなきゃだろ?」
メ「で、でも!」
男「じゃあ何か? 一緒に外いくか? 二人ならんで」
メ「……」
男「……」
メ「な、何照れてんすか。自分から言い出したくせに」
男「お、お前だって」
二人「「……」」



ゴキ(今のうちに逃げとくか)
562 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/02(金) 20:07:00.74 ID:zcuryig0
中の人乙ー、まともなゲームが一つもねえw
563 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/03(土) 06:12:17.93 ID:drnln2AO
まともなゲームになる場合、こいつらの出番は毛ほどもなくなるんでww
564 :【偽物】 [sage]:2010/04/03(土) 06:16:22.20 ID:drnln2AO
メ「主様!」

バタン

男「騒々しいな。なんだよ、朝っぱらから」
メ「今ここに、私みたいな顔をした奴が来ませんでしたか?!」
男「来てないな」
メ「ああ、はい」


・・・・。

メ「では」

バタン






ガチャ!

メ「主様! 今ここに、」
男「段取り間違えたなら一回諦めろ」
565 :【日本語でおk】 [sage]:2010/04/03(土) 06:27:31.60 ID:drnln2AO
妹嬢『〜〜〜』
アラブ系『〜〜〜』


メ「パーティーってもマジですごい規模っすね。あれ何語っすか」
男「英語圏とかなら多少分かるけどそれ以外なのは確かだな」
メ「うわ、なんか宝石やらジャラジャラしてますよ。趣味悪っ」
男「思ってもあんまり口に出すなって。下手こいてあいつに迷惑かけたらまずいだろ」
メ「知ったこっちゃないっすけどね。それよりこっち来ますよ」
男「お」


妹嬢「すみません、兄さん達まで出席してもらわなければならなくなりまして」
男「いいよ。それよりお疲れさん」
妹嬢「ふふ、ただの挨拶まわりですから。大したことではありませんよ」
メ「……ジュワ、ジュワジュワ?」
妹嬢「あの、どうされました? どこかの国の言語ではないようですが」
メ「ジュワ!!」
妹嬢「すみませんが日本語でお願いします」
メ「ちくしょう! 逆でしょ! それ私の台詞でしょう!?」
妹嬢「あの、えぇと……?」
男「気にするな。こいつが自分で仕掛けた罠で自爆しただけだ」
メ「ちくしょおおおお!」
妹嬢「は、はぁ……」
566 :【メイドが腐ったようです】 [sage]:2010/04/06(火) 02:46:23.69 ID:9FiNTAAO
メ「ははは。元々私は腐女子の気もありますから今更ですな!」
男「つまり知らぬ内に俺は妄想の種に使われていたか」
メ「何言ってんですか? 頭は大丈夫ですか?」
男「真剣に可哀想なモノを見る目はよせ」
メ「基本的に美男子と美男子が絡み合うからこそ耽美なんじゃないですか」
男「悪かったな、美男子じゃなくて」
メ「全くです。これに懲りたらちゃんと学習を……」


女「えぇ?! おじさんとかそういうのが絡むのがいいんじゃないの!?」


男「あの、まだ出番早いから」
メ「というかガチ勢ですか」
567 :【妹嬢が腐ったようです】 [sage]:2010/04/06(火) 02:52:45.46 ID:9FiNTAAO
妹嬢「なんですか。腐るだなんて。ひどい言い種です」
男「いや、でもお題だし」
妹嬢「ですがお題だからとやりたくないものはあります!」
男「お前は同性相手はダメなんか」
妹嬢「当たり前です。自然の摂理から懸け離れていますから」
メ「主様、大丈夫です」
男「激しく不安にしかならんがなんでか一応聞いてやる」
メ「だって考えても見てくださいよ。妹様は男性とエッチしたいってことでしょ?」
妹嬢「え、エッ……?!」
男「まぁそうなるわな」
メ「でも妹嬢さんは付いてますから、結果どっちの欲求も満たす為に相手の穴も蹂躙するでしょうし」
男「確かにSっ気あるからな」
メ「つまり問題なく腐る資質は備えてますよ、きっと」
妹嬢「……お二人が今とてつもない悪意を持っておられる事だけはよくわかりました」
568 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/07(水) 23:32:06.28 ID:TcOt1jgo
妹の扱いが相変わらず酷いww

だがそれでこそふたナイトだ
569 :【女さんが腐ったようです】 [sage]:2010/04/09(金) 23:10:49.66 ID:/FYDFQAO
女「あのね、私なんてはっきり言って初級者なの!」
男「開幕から意気込みがすごいね」
女「私だっておじさん同士が絡んだり、擬人化とか大好きだよ?」
男「その道って初級者ですらそれなのか」
女「ホモが嫌いな女の子は居ないもの!」
男「どこかで聞いたような」
女「でもね! 私が好きなのは可愛い子なの。それが男の子でも女の子でも」
男「う、うん」
女「そしてそれを愛でるのが同性だって構わないだけ。そう、それだけなの!」
男「……」
女「そしてそれが男の子で恥じらってる姿が一番好きなだけ! つまり私は腐ってるだけじゃないの!」
女「そんな訳で私のことが分かってもらえたところで……あれ?」
女「男君? ……男く〜ん?」
570 :【いいんちょが物理的な意味で腐ったようです】 [sage]:2010/04/09(金) 23:14:37.95 ID:/FYDFQAO
委員長「かゆ、うま。……これでいいんでしょ? ねぇ、どうなの?」
妹「誰と話してるの、お姉ちゃん?!」
委員長「妹。私に近付いてはダメよ。感染させちゃうわ」
妹「Tウィルス?!」
委員長「だんだんと思考能力がなくなり生命活動は停止。そして私はやがて腐っていく」
妹「そんなの嫌だよ!」
委員長「なんて。大丈夫よ」
妹「お姉ちゃん……良か」
委員長「一人では腐らないわ。ちゃんと道連れは用意するから」
妹「だ、ダメぇぇえ?!」
571 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/04/11(日) 10:11:15.34 ID:QbRxqsAO
オトスキといじメイのせいで
俺の性的嗜好がマックスハート
572 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/11(日) 11:59:11.07 ID:hqEZcvso
女さんが怖すぎる
573 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/11(日) 16:21:57.23 ID:XgPqFcAO
メ「オトスキ……乙女の隙間! つまり女性k」
男「発想が18禁な脳みそを何とかしろ」
女「そうだよ! オトコのコはメイド服がお好き!? だよ!」
男「……。急用を思い出したから帰る」
女「えへへ。男く〜ん」
メ「あの、ヒロインは私なんですが」





恐るべし! 女さんパワー!!
574 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/11(日) 16:28:33.03 ID:XgPqFcAO
姉「最近つまんない!」
メ「作品が?」
男「ナチュラルにトドメをさすのはやめてやってくれ」
姉「私も出番ほしい!」
メ「そう言われても公式的には出番は終わってますし」
姉「ぶー」
メ「ちゅーか居候なんですから三杯目はそっと出し的な遠慮があって然りなような」
姉「賃貸!」
男「何も払ってないような」
姉「おっぱいおっきくしたもん」
メ「元々基準値よりでかいっす」
姉「つよくなった!」
メ「そんなもんはなくて良かったっす」
姉「じゃあじゃあ……寝てる間におとちゃんにえtt」
男「姉さん、さもない事をあるように言うのはやめてくれない?」
メ「詳しく聞きましょうか」
男「お前も食いつくなよ!?」
575 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/11(日) 16:34:00.65 ID:XgPqFcAO
委員長「ふぅ……」
メ「ため息は幸せを逃しますよ」
委員長「いいのよ。だいたいの幸せは逃しちゃったもの」
メ「ね、ネガティブになりすぎでは」
委員長「あら。さすが勝ち組は違うわね。奪った側の余裕かしら」
メ「ひっ」
委員長「なんて。僻みも大概にしないとね」
メ「委員長さん……」
委員長「私はあなた達と違う場所で生きるって決めただけ。出番なんて望まないわ」
メ「……」
委員長「ただこれだけは言っておくわ」
メ「なんすか?」
委員長「私はギャグ要員じゃないわよ。絶対に違うから」
メ「……お題的な意味ですね。ただ何故かその台詞にダチョウ倶楽部臭を感じてしまう私はダメでしょうか」




違う意味で愛されてる気がしてならない!
576 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/12(月) 05:48:40.88 ID:xRnZmwAO
♪ててててんてんてんてんててててんてんてん♪

会長「寄せて寄せて」
姉「あげてあげて」
メ「そ〜れそ〜れそ〜れそ〜れ」
会長「寄せて寄せて」
姉「あげてあげて」
メ「そ〜れそ〜れそ〜れそ〜れ」

♪〜




委員長「何あれ」
女「さ、さぁ」
メ「説明しましょう」
女「ひゃぅ!?」
メ「我々は爆乳三国志パロのふっくら3!(E+)」
姉「おっぱいがおっきくないとダメなんだよ!(G+)」
会長「あまりこういった事には慣れていないのですが。他に適任者が居ないと仰るので(F−)」
女「な、何このプレッシャー。でも私だってそれなりにあるもん!(C)」
委員長「……(B−)」←何も言えない人
メ「普段、なかなか乳ネタに走らない純情なこの作品ですがたまにははっちゃけますよ」
女「割と頻繁に出るような」
メ「今宵は我々、ふっくら3がこの場を占拠させていただきます!」


『待てぃ!!』


メ「な、何奴!?」
577 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/12(月) 06:02:44.49 ID:xRnZmwAO
♪ててててんてんてんてんててててんてんてん♪

妹「寄せて寄せて」
妹嬢「あげてあげて」
男子「そ〜れそ〜れそ〜れそ〜れ」
妹「寄せて寄せて」
妹嬢「あげてあげて」
男子「そ〜れそ〜れそ〜れそ〜れ」

♪〜


妹「ふっくら3の活躍を防ぐべく!」
妹嬢「我々フラット3が!」
男子「お相手だ!!」


ドカーン!!




・・・・。

妹「って何だこの格好!? 何やらせてんだよ!(A−)」
妹嬢「わ、私はまたこんな役回り……(A)」
男子「つか俺は関係ないだろ?!(AA)」
メ「どこのどなたかと思えばフラット3の皆さんではないですか」
会長「お似合いですよ。ふふ」
妹嬢「く……笑いたければ笑いなさい! 私だって好きでこんな体なのでは!」
会長「ふふ、ふふふ」
男子「本当に笑ってる!? なんだこの黒いオーラは!」
女「男子ちゃん……」
男子「は?! ち、違うからね? 俺は女の子じゃないから、分かってるよね!?」
女「チャイナアレンジも素敵! 可愛いよ! 私がおっぱい大きくしてあげるからね!」
男子「全然ありがたくない申し出!?」
妹「……ったく。勝手にやってろっての」
委員長「妹」
妹「あ、お姉ちゃん! 良かった、ここはバカばっかで疲れてたんだよ」
委員長「ねぇ、妹」

ガシッ

妹「へ?」
委員長「何故私よりあなたが目立っているのかしら? ねぇ、何故?」
妹「あ、あの、お姉ちゃん? 目が怖いんだけど。どこ連れて行くのかな? あ、あはは」
委員長「ゆっくり、お話しましょう?」
妹「い、いやぁぁぁああああ!!」
578 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/12(月) 06:20:38.51 ID:2pbgPtco
いいんちょ見境ねえwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww


というかフラット3のうち二人がおちんちん付きって・・・
579 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/12(月) 06:41:19.97 ID:xRnZmwAO
メ「よく考えたら男の娘に胸の大きさ求めるのは酷でしたね」
男「全くだ。あってたまるかよ」
女「大丈夫! いっぱい刺激してあげるからね」
男「笑顔で何言ってんですか」
妹嬢「あの、それより私に付いてる前提でお話を進めるのをやめていただけません!?」
会長「あらあら。我らが理事長代理は何が付いていらっしゃるんでしょうね」
妹嬢「な、何って……」
会長「どうしました? お顔が真っ赤ですよ? ふふ」
妹嬢「ぅぅ……」
男「会長さんってうちの妹に対しては本当に容赦ないのな」
メ「こう、暗黒微笑(笑)みたいな」
妹嬢「とにかく付いてません! フラット3の過半数が女の子です!」
男「自分でフラットだと認めちゃったよ」
メ「悲しき業を背負われました」
妹嬢「はいはい、どうせ私は貧乳ですよ!」
委員長「いいじゃない。キャラ立ちしていて」
男「おかえり。あれ、妹ちゃんは?」
妹「……」

ガクガクブルブル

委員長「妹がどうかしたかしら?」
男「何でもありません」
580 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/12(月) 21:04:42.37 ID:2pbgPtco
でもさ、おちんちんが付いてるからいいんじゃないかな・・・
581 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/17(土) 05:04:52.48 ID:pTce1.AO
おあ。パー速復帰してたww
良かった良かった。ここが無くなると中の人の心を支える柱がまた消えることになるので……
もうこれ以上心の寄りどころ(オアシス)を消さないでぇ!



てな訳で就職もほぼ無事に決まりまして収入が得られそうな中の人です。
これからも生暖かい目で見てやってね!
582 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/17(土) 05:11:04.71 ID:pTce1.AO
妹嬢「付いている方がいいんですか?」
男「いや、そこは人それぞれだからいいも悪いも」
妹嬢「では兄さんはどうなんですか!」
男「お、俺!?」
妹嬢「そうです! 兄さんは私にそんなモノが付いていていいんですか!?」
男「あー、いやその……。まぁなんだ。俺はお前ならどっちだっていいよ」
妹嬢「え?」
男「お前が付いてようが付いてまいが、大事な奴って事はずっと変わらないからさ」
妹嬢「兄さん……」




メ「と、うまくごまかしたように見えて実は何ら解決していないんですが」
男「おまっ」
妹嬢「はっ、そうでした! どうなんですか、兄さん!」
男「あ、あはは」
妹嬢「あははではありません! だいたい兄さんはいつも優柔不断で……」

ガミガミくどくど






メ「ふ。こってりしぼられればいいんです」
女「メイドさんは男くんが他の子と仲良くするの邪魔するの本当好きだね」
メ「なっ、ちちち違います! あんな奴にいい目を見せる訳にはいけないという使命が!」
女「はいはい。もぅ、素直じゃないんだから」
メ「だぁぁああ!!」
583 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/17(土) 05:19:24.90 ID:pTce1.AO
メ「主様。お願いが」
男「藪から棒になんだ。ってハサミ装備って怖いな!」
メ「んもぅ、鮮血の結末は私じゃないヒロインの専売特許ですよ。という訳で髪切ってください」
男「ほいほい」



ショキショキ

男「しかしお前はあれだな。髪綺麗なのに伸ばさないのな。せいぜいセミロングまでだし」
メ「伸ばしてもいいんすけどこっちのが楽ですし動きやすいっす」
男「俺は長い方が好きだけどなぁ」
メ「だから切ってるのかもですよ?」
男「だったら残念だ。つかお前、美容院とか行かないよな」
メ「金かかるっしょ」
男「何の為の給金だよ」
メ「アニメとゲームとネットから派生する数多の産業に費やす為のお給料です」
男「聞いた俺がバカだった」
メ「それに」
男「それに?」
メ「主様に切ってもらうの、なんか好きなんすよね」
男「……。そか」
メ「うぃす」

ショキショキ



メ「ん。サッパリしました。あざっす」
男「おうおう。……まぁまたいつでも切るから」
メ「うぃす。私もやりますからいつでもどうぞ」
男「バリカン片手に言われてもなぁ」
584 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/17(土) 06:37:34.66 ID:W1yZCtQo
>てな訳で就職もほぼ無事に決まりまして収入が得られそうな中の人です。
オメ!
>これからも生暖かい目で見てやってね!
だが断る
生暖かい目だと?おまえは暖かい目で見守られるのがお似合いだ!
585 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/19(月) 14:21:14.74 ID:1UbGmTM0
おお、中の人就職決まったのか、これはめでたい


お祝いに滋賀辺りまで行って中の人を掘るかな
586 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/20(火) 23:08:23.32 ID:JDLuWgAO
おめありです〜。
いやぁお祝いはありがたいけど多分中の人が一番オサーンなのは確定的に明らか。
なんだか年齢を考えてしまうのでした。
あと滋賀来ても何もないから来ない方がいいよ! いや、掘らないでくださいマジで。



ちゅー訳でたまには幸せなご家族話!
587 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/20(火) 23:16:09.55 ID:JDLuWgAO
メ「すぅ……」

バタン

メ「主様! 朝ですよ、起きてください」
男「むにゃ……」
メ「ほら、もうすぐお昼ですし。一家の主としてその態度はいかがかと思いますよ」
命「……ぱぁぱ。おきて」
メ「ほら、命(めい)だってこう言ってますし。つか私が普通にメイドみたいだとかあり得んでしょう。だからさっさと起きてくだ、さいっ!」

ばさっ

男「うぅ」
メ「はい、布団さえなきゃすぐ起き出……なぬっ!?」
妹子「ん、まぶし……」
冥「あぅ」
メ「な、ななななな?! なんで二人が布団の中に!?」
男「ん、ふぁ。どうした……?」
メ「どうしたもこうしたも!」
冥「まぁま、こえおっきい」
妹子「ていうか、うるさい。あー、頭に響く」
メ「こ、こ……この浮気ものぉ!」

ごすっ

男「ふぼぁ?!」

だだだだ……

男「な、なんなんだよ。朝から」
妹子「さぁ?」
命「ぱぁぱ」
男「お。命もいたか。おはよ」
命「あい!」
冥「めいも!」
男「おぅ、おはよ」
妹子「じゃあ私にはお目覚めのキスでいいよ」
男「ばーか。っと、もうこんな時間か。ほら、みんな飯にするぞ」
二人「「あい!」」
妹子「にぃ君の意地悪……」
588 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/20(火) 23:35:26.43 ID:JDLuWgAO
メ「……ぶー」
男「何拗ねてんだよ」
メ「だって。女の子を二人も布団に入れてさ」
男「女の子は女の子だけど我が子だろが。何妬いてんだよ」
メ「妬いてませんー。自意識過剰なんすよ! けっ!」
男「はいはい」
冥「ぱぁぱ。お皿並べたよ」
男「ありがとな。冥はいい嫁さんになるぞ」
冥「やたぁ。冥ね、ぱぁぱのお嫁さんになる!」
メ「ダメダメ! この変態にして最悪の野獣なんかにうちの娘をやれますか!」
男「うちの娘でもあるんだけど」
命「まぁま。こげてる」
メ「はぅあ!? 料理の鉄人とさえいわれた私がなんたる失態!」
男「命もいいお婿さんになれそうだな」
命「うん」
妹子「じゃあ私はにぃ君の側室さんかな?」
男「真面目に学生してなさい。母さんみたいになれとは言わないから」
妹子「当たり前じゃん。あんなにすごくなんかなれる訳ないし」
男「……。お前はお前らしくしてればいいよ」
妹子「ん……」
メ「はいはい。出来ましたから並べてみんなで食べますよ」
男「おぅ。じゃ、お前らしっかり手を洗ってこいよ。妹子は二人の面倒頼むな」
妹子「んー、それはメイドさんに頼んで、寧ろ私の面倒をにぃ君が」
命「妹姉ちゃん、いこ」
冥「いこ」
妹子「あ、ちょっ、引っ張らないでよ! にぃ君! にぃ君〜!」
男「ったく、朝から騒がしいな」
メ「……」
男「あー、と。メイドさん?」
メ「ぷいっ」
男「はぁ。……そういや忘れてた。おはよ」
メ「んっ?! ……ん……ぷは。こ、こんなんじゃ騙されないんすからね! からね!!」
男「じゃ、運ぶぞ」
メ「ぅー。……えへへ」
589 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/21(水) 19:23:44.80 ID:EB92USE0
>>588
よし、ちょっと俺次元の壁越えて男を堀り殺してくる
590 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/27(火) 10:06:01.77 ID:ozkyqEAO
男「俺は無実だ」
メ「孕ませられました」
男「夫婦間なんだから罪ではないだろ!?」
メ「みんなのオナペッ……げふん。ヒロインを寝取った罪は大きいのです」
男「今サラッと嫌な単語を吐いたね君」
メ「どうせ皆さん私を夜のオカズにマスかいてたんでしょ! 私知ってますよ!」
男「んな訳ねぇだろ」
メ「ああ、そうか。男子ちゃんででしたか」
男「余計にないからな」
メ「さておきこんな幸せ家族計画な内容は誰も求めてませんね、きっと」
男「マジか。俺はこう、幸せなんだが」
メ「それが気に食わない訳で」
男「マジか」
メ「マジです」
男「うぅむ。どうしたもんか」
メ「ここは一つ伝家の宝刀、お題募集で」
男「……なんか不甲斐なくてすみません」
591 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/27(火) 11:42:24.37 ID:3f3/4sc0
ならお題ー
【メイドと買い物】
【女と買い物】
【妹嬢と買い物】
【姉と買い物】
【会長と買い物】
【いいんちょと怪物】
592 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/29(木) 15:19:19.19 ID:Yeh0scAO
メ「さぶっ。うぅ。もうすぐ5月っすよね?」
男「おう」
メ「だってのに何なんすかこの寒さ。バカじゃねーのと」
男「地球さんからの警告だろ。地球ヤバいみたいな」
メ「地球の前に我々がヤバいっす。帰りてぇ」
男「家から出て数分でそれかい」
メ「引きこもり属性を持つ人間としましてはこうしてお買い物に出かけるだけでも奇跡なんですよ? あ、なんかすごいありがたいイベントじゃん」
男「お前がねだるから新作ゲーム買いに行くんだろ。珍しく通販じゃないし」
メ「色々手違いがあったんすよ」
男「ふぅん。しっかし分厚いコートだな。ロングだし。そこまで寒いか?」
メ「いや、実はこの下はガーター以外着けてないので」
男「は?」
メ「主様を悶々とさせつつ警察のご厄介にならぬかハラハラさせる作戦でして」
男「……マジで?」
メ「ほら」
男「ぶ!? なんか今コートの隙間から肌色が?!」
メ「ちゅー訳であたふたしつつサービスしてほしいなら色々奢っていただき……主様? なんでコンビニへ?」
男「……。避妊具とウェットティッシュ買ってくる。あればタオルと」
メ「あおかん路線!?」
男「大丈夫だ。すぐ買ってくる」
メ「ちょ、待……ああ、行ってしまった。今更冗談だったとは言えない雰囲気」
メ「……って本当にする訳ないですよね。あの主様ですし。はは、ははは……」
メ「あわわ、なんか急に恥ずかしくなってきたんですが。どうしようどうしようどうしよう」


男「よっ」
メ「ひゃうあ?! ず、随分お早い! このソーローボゥイめ! そんなにしたいか発情鬼!!」
男「くくく。真っ赤になって。そんなに恥ずかしがるなら最初から嘘つくなよ」
メ「ぐっ。ば、バレてやがる」
男「全く。体張る相手を考えろっつの。ほら行くぞ」
メ「むぅ……主様だからやるのに」
593 :【メイドと買い物】 [sage]:2010/04/29(木) 15:20:17.71 ID:Yeh0scAO
ああ、タイトル付け忘れたww
のでこれに付けとこう。
594 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/29(木) 21:19:52.61 ID:7P7wwVAo
で、コンビニで買っては来たんだよね?ね?
・・・いや買わずともクリームパイでおkか
俺ならそうする、誰だってそうする
んで「垂れてきた・・・」とか言わせてやる
そうだ!そうに違いないんだ!
あははははははh
595 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/30(金) 15:28:12.98 ID:KK6H5UAO
メ「その時出来たのが今の双子なのでした」
男「ありもしない嘘をサラッとつかないように」
メ「認知していただけないんですか!」
男「いやいや確かにあれは俺の子だけどそんな勢いだけで出来た子でもないから」
メ「寒い中熱く燃え上がったというのに」
男「だからしなかっただろっつの。お巡りさんに声かけられた時はアウトかと思ったけど」
メ「まさか警官を交えて3Pになるなんて予想外でした」
男「もうツッコミいれるのもおっくうだわ」
メ「あんなに突っ込んだのに」
男「もうそれでいいわい」
メ「ふふふ、私の勝利ですね。そして視聴者側にも想像させるサービス展開です。素晴らしい」
男「もはや痴女の部類だぞ」
メ「まさか。清楚なヒロインに向かって何を仰るやら」
男「……数分前の発言さえ記憶から消えるのか」
メ「都合のいい女ですから」
男「都合のいい頭ではあるな」
596 :【女と買い物】 [sage]:2010/04/30(金) 15:39:29.92 ID:KK6H5UAO
男「この界隈で一番でかいショッピングモールらしいよ。ここなら気に入ってもらえるかな」
女「あはは。なんだか今日はお嬢様のエスコートみたいなラインナップだね」
男「そりゃハリウッドのトップメイキャッパーで旦那さんが俳優さん。セレブ扱いしない方がおかしいさ」
女「もぅ。普通でいいのに。あ、このお店」
男「お気に入りのとこ?」
女「あ、ううん。えっと、先生が昔ここのブランドと大喧嘩しちゃって全然見られなかったんだよね」
男「うへ。こんな有名どころに喧嘩売ったんだ」
女「うん……だからショーの時は出来るだけ使わないようにしてたんだ」
男「なるほど。せっかくだし見てく?」
女「だね。こんな時でもないと来られないから」



男「やっぱりここからここまで全部。みたいな買い方だったり?」
女「あはは。少し憧れかも。でも必要な分だけで十分。組み合わせで楽しめるもん」
男「そらそうか」
女「勿論その幅を増やせるって意味ではそういう買い方は一番の贅沢ではあるかも」
男「んだわな。よし。まとめては無理だけど何着かくらいはプレゼントしよう」
女「いいの?」
男「昔と違って少しは財布に余裕あるからな」
女「本当に? 値札見た?」
男「……そんなに高いの?」
女「一着で普通のお給料がひと月くらい飛んじゃうかも」
男「げ。本当だ」
女「そういう部分があって先生は嫌がってたから」
男「ぐぬぬ。けど俺も男だ。一着くらいはプレゼントするさ」
女「あはは。気持ちだけで十分だよ。プレゼントなら別のところでいいよ」
男「あー。不甲斐ねぇ。高校時代を思い出しちまった」
女「奇遇だね。私もだったり」
男「あん時もかっこつけきれなかったからなぁ」
女「……ずっとかっこいいよ」
男「ん? 何?」
女「なんでもないよ〜」
597 :【続・女と買い物】 [sage]:2010/05/03(月) 22:23:08.45 ID:ggFKk6AO
男「ごめんな。結局安い店での選ぶことになっちまって」
女「だからいいのに」
男「男ってのは見栄と虚勢を張って生きてく生き物なんだよ」
女「むむぅ」
男「やっぱ有名人相手だとさぁ」
女「普通に一般人なんだけどなぁ」
男「自覚なし、か。ともかく! ここならばばーんとどうぞ」
女「あはは。じゃあいっぱい買い込んじゃおうかな」
男「う……お手柔らかに」


『あ、あのっ!』

二人「「?」」
JK1「さ、サインください!」
JK2「女さんですよね!?」
女「え、あ、はい」
JK1「ファンなんです! メイクのやり方とかすごい参考にしてて!」
JK2「あとこの前のコーディネートとかすごい可愛くて最高でした!」
女「はわわ、あのあの」
男「な? 有名だろ? んじゃ俺は邪魔にならんように向こうで待ってるから」
女「ま、待っ……」
男「服、決まったら呼んでくれな。そいじゃ」
女「あぅ……」
JK1「女さん。あれ、彼氏ですか? かっこいいですね」
JK2「え? でも確か女さんは結婚してるから彼氏だと」
JK1「不倫!? うわ、ヤバい! すごい場面に出くわしちゃったかも!」
女「あぅ、ち、違うよ。あれはただの友達で……あぅあぅ」
女(助けてよ〜、男くん〜!)
598 :【妹嬢と買い物】 [sage]:2010/05/03(月) 22:36:39.07 ID:ggFKk6AO
男「お前と買い物行くと色々感覚狂うんだよなぁ」
妹嬢「そうなんですか?」
男「まさしく桁違いだからな。この前の旅行を忘れたとは言わせんぞ」
妹嬢「……? うちのプライベート島が何か?」
男「うん。いやそれなんだけどね? わかってないよね?」
妹嬢「何かおかしかったですか?」
男「全く。これだから……」




男「なんて会話してたのが懐かしいな」
妹嬢「もう。昔は昔です。今はちゃんとバーゲンだったりタイムサービスだって知ってます」
男「でも行ったことはないよな」
妹嬢「それは……まぁ」
男「だからせっかくだし一緒に行かないか?」
妹嬢「へぅ?」
男「なんつー声出してんだ。あ、でも忙しいか」
妹嬢「い、いえ! 少しならば時間を作れるかもしれませんし」
男「そかそか。じゃあメイドにも声かけ……」
妹嬢「今すぐじゃなきゃ忙しくて行けません」
男「いやでも声かけるくらいなら」
妹嬢「ダメです」
男「どうしても?」
妹嬢「どうしてもです」
男「ならまぁ……行くか」
妹嬢「はい♪」
599 :【姉と買い物】 [sage]:2010/05/03(月) 22:55:47.77 ID:ggFKk6AO
姉「んふふ〜。えへへ」
男「何? どうしたの、姉さん」
姉「買い物は楽しいなって」
男「まだ何も買ってないけど」
姉「でも欲しいものは手に入ってるもん。なんて」
男「……」
姉「ふふ、照れちゃってる?」
男「別にそんなんじゃ、ない」
姉「おとちゃんはやっぱり可愛いね」
男「姉さん! ひっつきすぎ!」
姉「えー。姉弟なんだしこれくらい普通だよー」
男「そう、だけど」
姉「それともおとちゃんは……私をお姉ちゃん扱いしてないのかな?」
男「そ、そんなこと!」
姉「じゃいいよね。んふ〜」
男「……うぅ」





メ「ああもぅ、デレデレしちゃって。見てらんないですね全く」
妹嬢「ならばお先に帰られても結構ですが」
委員長「そうね。私たちだけでいいもの」
メ「む。行かないとは言ってないじゃないですか」
妹嬢「だったら黙ってついてこられればいいんです」
女「あの〜……」
委員長「何?」
女「ただの買い物してるだけの二人を尾行するなんてあんまり良くないような」
三人「「「じゃあ帰ればいい(かと/ですね/わね)」」」
女「す、すみませんでした……」
600 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/05/03(月) 23:07:01.71 ID:ggFKk6AO
メ「しかし主様って超シスコンでしたよね」
男「急に人の触れられたくないとこを突くよね、君」
メ「だって事実じゃないですか」
男「そりゃまぁ……そうだけど」
メ「やっぱ乳ですか? それとも禁断の関係には燃えちゃうとか」
男「前者はともかく後者はまずいだろ」
メ「でも結局両方手出したじゃないすか」
男「さらっとトドメになる言葉を出したな、おい」
メ「事実確認っちゅー奴です。で、どうなんすか」
男「……。あの頃は家に味方なんていなかったからな。優しくしてくれるのは姉さんだけだったし」
メ「妹様だって気にかけてくれてたのに」
男「ガキすぎて比べられる対象があいつだったせいかいい印象なくて。みんな周りがやったことだけど」
メ「なるほど。で、甘〜く誘惑されるうちに結果的にああなった、と」
男「妹が止めてくれなきゃ骨すら残ってなかったな」
メ「今思い返してもいろんな意味で規格外な方でした」
男「全くだ。……で、さ」
メ「はい?」
男「そこで涎を垂らしてこっちを見つめてる我が子の片割れの血液型が確か」
メ「我々の間には有り得ないものでしたね、ええ」
男「姉さんが確かその血液型だった気もするんだよな」
メ「面影もどことなく……はい」
男「まさかな」
メ「まさかねぇ」







そのまさかでした
601 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/05/04(火) 11:56:58.32 ID:rkd/cAko
なんというホラー
602 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/05/07(金) 22:54:59.21 ID:3fzpj2AO
お久しぶりです。
皆さんお元気ですか〜?
社会の歯車に組み込まれました。中の人です。
……ボロ雑巾になるまで使われて捨てられないようにしたいなぁ。



最近はレス返してくれる人も少なくなりつつあるようで。
やはり潮時なのかなぁと感じちゃう。
だもんでここが埋まったら次スレはないかも、と思ってたり。
んだもんですが最後までお付き合いいただけると嬉しいな。
ではではお題とプラスアルファをば!
603 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/05/07(金) 23:01:45.82 ID:3fzpj2AO
メ「ホラーと言えばホラーですが実は理由もあったり」
男「こいつの中に居た姉さんがだんだん薄れて一つになってな」
メ「本来色々と問題があった私の体を人並みに……いやまぁ人並み以上にしてくれまして」
男「おかげで俺達の子供が出来たって訳だ」
メ「だからこそ、この子がお姉様に似ているのは必然というか何というか」
男「どちらにせよ、大事な子供って事だ」
メ「問題があるとすればとんでもない食欲と噛み癖くらいでしょうか」
男「そこは徐々にでも……」

がぶっ

男「い、っでぇ?!」
メ「割と早急のがいいような」
604 :【会長と買い物】 [sage]:2010/05/07(金) 23:10:43.39 ID:3fzpj2AO
会長「ふふ。楽しいお買い物ですね」
男子「どこがですか」
会長「あら? 男子さんは楽しくありませんか」
男子「ランジェリーショップで楽しそうに出来ませんよ」
会長「あらあら。女の子ならこういったオシャレも楽しまれませんと」
男子「……分かってて言ってますね」
会長「ええ、勿論」
男子「……。はぁ」
会長「それに男子さんには私の試着した姿なんかも見てもらいたいですし」
男子「お、お断りします!」
会長「あら。今更恥ずかしがられる事もありませんでしょう?」
男子「恥ずかしがります! っていうか問題あるでしょ!」
会長「ないです。仲のいい女の子同士なんですから」
男子「ぐ……」
会長「それにいつも共同浴場で男子さんを後ろに隠しているのは誰でしたか?」
男子「ああうぅ……自分がどんどんダメになってく気がする」
会長「くすくす。本当、可愛らしいお方です」
605 :【いいんちょと怪物】 [sage]:2010/05/07(金) 23:21:47.18 ID:3fzpj2AO
妹「ああぁ……またお姉ちゃんだけこんな扱い。きっと怒ってるんだろうなぁ」
委員長「あら、どうかしたの?」
妹「お、お姉ちゃん!? 別に何もないよ! お題が怪物とか書いてないよっ」
委員長「怪物……?」
妹「あわわわ?!」
委員長「……。いつもの事じゃない。怪物なんて」
妹(ま、まさかもう色物キャラで自分を定着させちゃった!?)
委員長「忘れたの? 私達の家が何か」
妹「ぁ……。それは、そうだけど」
委員長「因果なものよね。この情報社会で退魔の仕事なんて」
妹「基本的に忘れられてるけどそういう家系だもんね、うちは」
委員長「だから怪物や怪異、妖なんて珍しくもない。勿論出逢わないに越したことはないけれど」
妹「……うん」
委員長「……。湿っぽくなったわね。いつもみたいな流れに戻しましょうか」
妹「へ?」
委員長「お題を出してくれたあなた。いずれ怪物とやらと逢わせてあげるわ」
妹「ひぃ!? なんか怖いいつものお姉ちゃんに?!」
委員長「楽しみにしてなさい。ふふ」
妹「あわわわ、お題の人、逃げてぇぇえ!!」
606 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/05/07(金) 23:27:20.91 ID:tFwPRsYo
いいんちょの安定感がすごすぎるww

次スレについては俺らがとやかく言う権利はないよな、中の人に任せる
というわけでお題
【エクストリーム】
【プリズム】
【ザクとは違うのだよ】
607 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/05/07(金) 23:38:13.63 ID:3fzpj2AO
無論続けていけるならいきたいとは思うものの。
やはり人が居なくなりつつある今、どこまで行けるか不安だったりもしまする。
みんなが優しいんで中の人は甘えちゃってる状態な訳で。
うぅむ、我ながら情けなや。


ぶっちゃけると寂しがり屋なだけだったり!
608 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/05/07(金) 23:43:52.69 ID:ImwtpMIo
いいんちょが不憫だ・・・
姉も消えかけだし
中の人共々癒しが必用だな
609 :【エクストリーム】 [sage]:2010/05/07(金) 23:47:24.25 ID:3fzpj2AO
メ「来ましたね。ガンエク。ロケテで既にクロボンがやらかしたらしいですが」
男「君、お題的には分かるけどガノタ以外置いてきっぱなしだね、本当」
メ「お題の出し方的にこれが正解のような!」
男「まぁ確かに」





メ「エクストリーム起床ぉぉお!!」
男「……何」
メ「エクストリーム聖火的な起こし方です」
男「……はぁ」
メ「エクストリーム朝食をぉぉお!!」
男「作れと?」
メ「エクストリームはい」
男「言いたいだけだろ」
メ「エクストリームイエッッス!」
男「……段々お前の意地悪が極端になってきたような気がする」
610 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/05/07(金) 23:55:08.91 ID:3fzpj2AO
皆さんのレスが癒やしです。いや本当にww




姉「私は充分好きにさせてもらったから生きるのは満足しちゃった」
男「姉さん……」
姉「何悲しそうな顔してるの? 本当だよ」
男「……」
姉「勿論、生きていいなら色々してみたかったかな。でもね?」
姉「私が生きるって事は永遠に我慢を強いられる、そんな拷問。でなきゃ……おとちゃんが生きられない」
姉「最初から相容れなかった。それだけの事だよ」
男「それでも」
姉「ん?」
男「それでもッッ! ……嘘でも。勘違いでも。俺はあなたが好きでした」
姉「……ありがとう」





お姉ちゃんはずいぶん丸くなりました。だからこそこの結末だったりしまする。

委員長「じゃあ私は?」

……。

委員長「私は?」



……お題の続きに参ります。


委員長「私は?」
611 :【プリズム】 [sage]:2010/05/08(土) 00:49:32.07 ID:3nVJ1wAO
メ「プリズムをー通したー。世界のー色も褪せー」
男「またアニソンか」
メ「違います」
男「む、すまん」
メ「エロゲソングです」
男「うん、なんか謝った自分が損した気分だ」
メ「ところで主様。プリズムってなんすか」
男「知らんかったのか」
メ「なんとなくは分かるんすけど」
男「プリズムってのはそれを通して光を屈折させたり分散させる透明な媒質でできた多面体だ。周囲の空間と屈折率が違えばいい」
メ「なるほど。わからん」
男「あー。要は光がプリズムに入って光が散らばればいいってことだ。ガラスとか水晶とかもそうだ」
メ「クリスタルひとし君もですか」
男「……ああ、まぁそうだな」
メ「プリズムひとし君ですね!」
男「ひどい不思議発見だな」
612 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/05/08(土) 01:09:47.85 ID:.cOylcSO
続行もしくは…って話は中の人にまかせるしかないが、楽しみにしてる(ほぼ)ROM専もいるってことで

久しぶりだがいつも通り普通なお題をば

つ【〇物語】
【〇〇派】
【クリアー】
613 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/05/08(土) 12:54:43.58 ID:HCUGrUY0
このスレ無くなったら生きていけない…


そうだ中の人を掘ろう
614 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/05/08(土) 13:17:31.48 ID:hQjfB.A0
次俺な
615 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/05/09(日) 02:51:01.98 ID:sb3kdcSO
その次俺な
616 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/05/10(月) 03:52:28.84 ID:ahz02QAO
そんな事言ってみんな本当はそんな気ないくせに!
……ないよね? いやないと言ってください。


まさにここまでテンプレ。
いやはや、この定型の冗談も定着したなぁ……どうしてこんなことに。


さておき、実は重大発表があったりします!
真相はお題のあと!
617 :【ザクとは違うのだよ】 [sage]:2010/05/10(月) 04:00:40.40 ID:ahz02QAO
男「お前はグフでもないがな」
メ「百歩譲ってヅダですね」
男「誰が分かるんだそれ。というか急になんだ」
メ「最近扱いがないがしろな気がしますので改めて私がいかに貴重か思い返していただこうかと」
男「……貴重?」
メ「量産型とは違うワンオフな私はもはや天然記念物ってことです」
男「ワンオフ制作なのに天然とはこれいかに」
メ「細かいとこつっこむ男は嫌われますよ。それに突っ込まれる側ですし」
男「何をかは聞きたくないな。まぁでもお前は量産とは違うな」
メ「オンリーワン!」
男「お前みたいなのを量産するのはコスト的に意味がないからな。寧ろ金払って引き取ってもらう側だろ」
メ「つまり私は……ゲルググ?」
男「お前はハイスペックでもねぇし量産もされない」
メ「ばかな! では何だってんですか!」
男「空気?」
メ「MSですらなくなった!」
618 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/05/10(月) 10:14:11.99 ID:ahz02QAO
メ「重大発表……何でしょうか」
女「みんな集めてるんだしよっぽどだよ」
妹嬢「まさか懲りずに新しい何かを書くつもりでしょうか」
男「ないない。本人が一番ないって言ってた」
委員長「じゃあ今やっているところの再開かしら」
会長「私の出番が増えるのでしたら歓迎ですね」
メ「でもそれも可能性薄そうですね。既にこの場ですらダラダラとした空気になりつつあるし」
女「案外どうでもいいことだったりして」
委員長「有り得るわね」
メ「まさかのガッカリオチ!」
男「まぁ待て。それでもあいつも男だ。信じてみろって」
メ「ふむ……そですね」
妹嬢「きっと何かやってくれるでしょう」
女「そう思うとなんだか楽しみになってきたや」
委員長「そうね。早く発表しないかしら」
会長「ふふ、場が盛り上がってきましたね」








……。どうしよう。
ただ単純に誕生日なのでしたー、とか言えない雰囲気にorz
619 :【○物語】 [sage]:2010/05/10(月) 10:18:19.61 ID:ahz02QAO
メ「割物語」
男「なんだ。少年の心の繊細さを割れ物に見立てるとかか」
メ「いえ。ただのP2Pによる違法ダウンロードを行って捕まる話です」
男「それだれが得するんだよ」
メ「では飲物語」
男「どうせ飲料にまつわる適当な小話だろ」
メ「いえ。主様がアルコール摂取した際の痴態を赤裸々に暴露しようかと」
男「本当にやめてくださいお願いします」
メ「例えば二年前の冬に近所の幼稚園児に……」
男「俺そんなことしてたの?!」
620 :【○○派】 [sage]:2010/05/10(月) 10:25:58.84 ID:ahz02QAO
メ「主様はでかい方が好きですよね」
妹嬢「いいえ。形重視です。見た目が大事なんです」
会長「ですが殿方ですからボリュームがないと」
妹「ボリューム重視って感じでもねぇだろ」
姉「でっかいことはいいことだー」
男「俺は別に……」
メ「男らしくないですよ!」
妹嬢「はっきりなさってください!」
男「ぅ……だ、だって俺はどっちも好きだもん! つかみんな好きだし!」
姉「そうなの?」
会長「どちらも、ですか」
男「そうだよ! 男なんだから仕方ないだろ! こればっかりは」
メ「あの……なんか勘違いしてません?」
妹「うちら、料理は質か量のどっちが大事か話してたんだけど」
男「……へ? あ、ああ! うん、わかってた! わかってたぞ! は、ははは」
妹嬢「……。何と勘違いなさってたんでしょうね? あちらでゆっっっくりお話を伺いましょうか」
男「ま、待て! はやまるな! 謝る、謝るから!!」
621 :【クリアー】 [sage]:2010/05/10(月) 10:29:14.87 ID:ahz02QAO
男「お。目真っ赤だな、徹夜か」
メ「うぃ。積んでたゲームをクリアするのに必死で」
男「世の中もっと頑張ってクリア目指す事もあろうに」
メ「主様に拾われた時点で人生ある程度クリアしたも同然なんで」
男「サラッと働く気のなさをアピールしやがった。く、こいつの存在をクリアーしたい」
メ「このおっぱいを消すんですか」

たゆん

男「……。ま、まぁちょっとは働けよ」
メ「わかりやすいなぁ」
622 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/05/10(月) 18:53:40.48 ID:hHmp9.Eo
中の人誕生日なのか
お(・∀・)め(・∀・)で(・∀・)と(・∀・)う!
明後日は俺の番だわww
623 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/05/10(月) 19:57:52.94 ID:tVpNZ2SO
_|\○_オメ


ε=\_○ノ デトー!!
624 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/05/10(月) 21:44:11.45 ID:EDyP6zUo
おたんじょうびおめでとう
>>622もおめでとう
625 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/05/11(火) 09:03:53.22 ID:tMXeLgAO
祝い損ねたぁぁぁ!
主様の主様生誕に…圧倒的祝福ッ…!!
>>622もおめでとうッ!!

という訳で
【ハッピーバースデー主様】
【ハッピーバースデー女弟】
【ハッピーバースデー友】
【トリガーハッピーいいんちょ】
【ハッピーバースデーいいんちょ】
【ハッピーバースデー父】

え、偏ってる?気にしない気にしない
626 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/05/12(水) 22:08:00.71 ID:cL1QJkAO
ありがとー!
たくさんのお祝いの言葉に涙が出そうだ……
みんなの暖かさが嬉しいです!

そして>>622の方もおめでとうです!
いっぱい充電出来たのでまた頑張って書きますね!
627 :【ハッピーバースデー主様】 [sage]:2010/05/12(水) 23:05:18.66 ID:cL1QJkAO
冥「はっぴばーすでーとぅーゆー」
命「はっぴばーすでーとぅーゆー」
二人「「はっぴばーすでーでぃあぱーぱー」」
二人「「はっぴばーすでーとぅーゆー」」
男「ん、ありがとな」
命「見て見て。パパの絵描いたんだ」
男「お、うまいなぁ。すごいカッコ良くかいてくれたなぁ」
命「えへへ」
冥「パパ! 私はこれ!」
男「マッサージ券か。ありがと、せっかくだから今から一回お願いしちゃおうかな」
冥「うんっ。よいしょ、よいしょ」
男「お。いい感じだ。肩のこりが取れ……」

かぷっ

男「……その噛み癖は直そうな」
妹子「やっほー。来ちゃったよ〜」
男「なぬ。お前、学園は?」
妹子「ま、いいからいいから。兄君の記念日だもん。祝わないと」
男「お前な……」
妹子「で、急ぎだったからプレゼントは買ってないの。そういう訳でプレゼントはわ・た・し♪」
男「はいはい。ったく、後できっちり学園まで送るからな」
妹子「んもぅ、釣れないんだから……」
メ「主様ー、チキンなんですけど……げ、なんか来てる」
妹子「やほー、側室さん」
メ「本妻気取りのガキンチョですか。全く、うちには無駄飯食わせる余裕はないんですが」
男「ほら、喧嘩すんなっての。それよりチキンがなんだって?」
メ「んや、味付けはさっき聞いたのはあれでいいかなぁと」
男「おぅ、大丈夫なはずだぞ」
メ「ならよし。あ、二人とももうプレゼントしちゃってる」
二人「「えへへ」」
メ「ならば私からはこれですね」
妹子「ただのケーキじゃん。市販でしょ」
メ「作りました」
妹子「嘘っ?! だ、だって普通に綺麗だし美味しそう……ああ、偽物か」
メ「ちゃんとしたケーキだっつのに。ったく、余計な客が増えたせいで取り分が減りますね」
男「こいつ、お前が来ていいように多めに作ってたんだぞ」
妹子「む……と、当然よ! メイドなんだし!」
メ「はいはい、わたしゃメイドですよ、と」
男「ったく、お前ら……まぁいいや、ほら先にちょっと食べようぜ」
メ「うぃ。いただきます」

「「「いただきます」」」
628 :622 [sage]:2010/05/13(木) 00:18:47.20 ID:sa91PkEo
また歳とったぜぃ、おっさん進行中orz
お祝いしてくれたみんなありがとう
でもメインディッシュは中の人♪

>>627の「マッサージ券」であっちのマッサージオチを期待した俺はダメな子ですorz
あと「釣れない」のはいかがなものかとww
629 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/05/13(木) 00:40:53.41 ID:l43km6AO
妹子「二つの意味でつれないからね〜」
男「つられてどうする」
妹子「……どうしちゃうのかな? 兄くんにお仕置きされちゃう?」
男「お仕置きにしばらく外出を絶対に禁じてみる」
妹子「げ!? 嘘、それはさすがにひどくない?!」
男「ひどくない。全く、そういう冗談ばっか言ってると変な男に騙されるぞ」
妹子「冗談でもないし兄くんにしか言わないもん……」
男「はいはい」
妹子「ぅ〜」






男「で、これは?」
メ「私からもプレゼントに」
男「……これ回○って書いてんだけど」
メ「春ですから」
男「まずいからな?」
630 :【ハッピーバースデー女弟】 [sage]:2010/05/13(木) 01:00:09.96 ID:l43km6AO
女「ハッピーバースデートゥーユー♪ ハッピーバースデートゥーユー♪」
女弟「やめてくれよ、恥ずかしい」
女父「いいじゃないか。せっかくの誕生日なんだぞ」
女母「そうよ。お姉ちゃんったら張り切ってケーキまで作ったんだから」
女「お、お母さん! それは内緒って言ったじゃない!」
女母「いいじゃない。この子だって嬉しいに決まってるわよ。ねぇ?」
女弟「ふんっ。うまいとは限らないだろ。不味かったら嫌だしな」
女「あぅ」
女母「素直じゃないねぇ。ほら、食べてみな」
女弟「ん……。あ、うまい」
女「え? 本当に?」
女弟「ま、まぁまぁうまいってレベルだけどな」
女「そっかぁ。良かった。それからこれ、プレゼント」
女父「へぇ、セーターか」
女母「手作りなのよね。お姉ちゃん頑張ったんだから」
女弟「……あ、ありがとよ」
女「ううん、喜んでもらえたかな」
女弟「一応は、な」
女弟(ねえちゃんの手作り料理とケーキか……やべ、最高に嬉しいぞ、ちくしょう)
女(よし、この練習を土台に男くんへの作品を完璧にしないと)




女父「なんでだろうなぁ。仲がいいんだがズレてる気がするのは」
女母「さぁ……」
631 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/05/13(木) 19:43:38.14 ID:l43km6AO
男「誕生日祝いに旅行なんて。あいつもたまには気がきくな」
冥「ぱぁぱ、見て〜」

バシャバシャ

男「こら、冥。お風呂で泳ぐんじゃない。お前は地味に体力が姉さんじみてるから余計にな」
命「はふ〜。あふ〜」
男「そしてお前はその年で温泉を堪能しすぎだ。いやまぁいいけど」
冥「ぱぁぱ! だいぶしていい?」
男「おとなしくしてなさい。全く、我が子ながら両極端な」
命「ぱぁぱ。まぁまは?」
男「まぁまは女湯のはずだろ?」
冥「う? でもまぁまはかぞくのおふろだっていってたよ?」
男「家族風呂か? なんでだろ。そういや冥を預けてきたし」
命「はふ〜。ほふ〜」
男「……ま、いいか」
冥「ぱぁぱ! 潜っていい?」
男「やめなさい」





かぽーん

妹子「……なんでよ」
メ「ええ湯ですのぅ」
妹子「なんでにぃにじゃなくてあんたが入ってるのよ!」
メ「さぁて何故でしょう」
妹子「ちゃんと鍵は渡したはずなのにぃ! それで私の魅力にメロメロにして既成事実を……」
メ「誰の魅力がなんですって?」
妹子「私の魅力で兄、くん、を……」
メ「ん? なんすか?」

ばいーん きゅ ぷりん

妹子「……」

ぷるん きゅ ぽいん

妹子「こ、この洋モノめぇ!!」
メ「半泣きになりながら何言ってんすかこの娘は」
632 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/05/17(月) 23:30:46.91 ID:qb6IP6AO
うにゅ。
歓迎会という名のサバトに投じられた中の人です。
少しずつお仕事にも慣れてきました。働きたくないけど。
んだども食うためには働かざるを得ない訳で。……霞食べて生き長らえられれば!


まぁそんなテンションでお題となんか一本お送りします。うにゅー
633 :【バースデーバースデー友】 [sage]:2010/05/17(月) 23:37:10.53 ID:qb6IP6AO
ボボボ……

バースデー トゥユー
バースデー トゥユー
バースデー ディア ……友……
バースデー トゥ ……ユー



友「ま、真っ暗な中で蝋燭の灯りだけでしかもこの雰囲気だと黒魔術みたいだね」
友女「……一週間分くらい声出した」
友「歌、ありがとう。嬉しいよ」
友女「ん」
友「じゃあ消すね」

フゥー……




友「……」
友女「……」
友「真っ暗だね」
友女「灯りつけるね」

ボ……ボボボ……

友「……結局蝋燭なんだ」
友女「うん」
友「やっぱり黒魔術みたいだね」
友女「ダメ?」
友「ま、いっか。君が居てくれれば何だって」
友女「ん」







メ(段取りと違うんですが)
男(俺達、完全に出るタイミングを逸したな)
メ(このままことが始まったらどうすんですか。動けないっすよ)
男(……我慢出来なくなったらすまん)
メ(なんか固いのが下腹部あたりにあたってんですが)
634 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/05/18(火) 01:11:24.82 ID:GatPssAO
会長「ふふ、見てくださいな。校内新聞で私たち、カップル扱いですよ」
男子「……いいんすか? 校内新聞の内容でこんなの。風紀乱れてますよ」
会長「あら。古風なんですね。これくらいのゴシップ、楽しむくらいでないと」
男子「俺……げふん。自分はそんな楽しめないっすよ」
会長「余裕は人生を豊かにしますよ」
男子「油断は人生をダメにしますがね」
会長「ですがこういった疑惑がなければ男子さんは共同浴場にも参れませんよ」
男子「何でっすか。隠してもらうのはありがたいけどそれとこれとは……」
会長「男子さん、人気ですから。私のだって見せつけないとあっと言う間に囲まれますよ」
男子「……あなたのじゃないです」
会長「要点の否定はされませんのね」
男子「そういった空気に仕向けられてる事にくらい気付いてますから」
会長「くす。憎たらしいほど賢いお方。ますます惚れ込みます」
男子「人をモノみたいにしか考えてないくせに」
会長「あらあら、心外です。愛していますよ、男子さん」
男「はいはい、ありがとうございます。けど俺は妹嬢側ですからね」
会長「そこを含め、ね」
男子「……ふん」






「嗚呼! またお二人ったらイチャイチャされて!」
「素直ではない男子さん、それを大人の余裕であしらう会長! 嗚呼、素敵!」
メ「きゃー、抱いてー」
「本当にあのお二人は絵になりますわ!」




男子「……なんか外野が騒がしく」
会長「見せつけすぎましたかね」
男子「けっ。後、気のせいか途中雑音が混ざってたような」
会長「気のせいです」
635 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/05/18(火) 02:08:08.32 ID:2BK1fWYo
次はいよいよお待ちかねの・・・
636 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/05/18(火) 02:21:19.62 ID:0HOhyTgo
新歓やる余裕があるだけマシじゃなかろうか・・・
あーバブル起こんねぇかなーww
637 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/05/19(水) 20:03:49.90 ID:W1OuzEAO
バブル起きたら五十くらいでしんでもいい。
どうも、中の人です。定時ってなんだろうね。

関係ないけど最近ニーソを履きこなせてない女子が多い。
俺が一から全部教えこんでやる!
……とかそんな事を割と本気で考えるようになってきました。頭の中が世紀末です。



さておき、今回はあの方の御活躍。
もはやみんな期待しかしてない、いいんちょんランド、はっじっまっるっよー☆
638 :【ハッピートリガーいいんちょ】 [sage]:2010/05/19(水) 20:14:13.75 ID:W1OuzEAO
ドガガガガ

委員長「……」

ドガガガガ

妹「  !  っ!」

ドガガガガ

委員長「……」

ドガガ……ガガ……ぷしゅー

妹「  ぇちゃ ! 何や るの 」
委員長「何? 聞こえないわ」
妹「お姉ちゃんってば何やってんのって言ってるの!」
委員長「何って……掃除かしら」
妹「うっすら笑顔が怖いよ! 台詞だけなら家庭的なのに!」
委員長「だって楽しいもの」
妹「箒片手にならいい若奥様なのに、なんでその手にあるのが軽機(軽機関銃)なの!?」
委員長「弾切れと縁遠いし、何より着弾した時の破砕感がいいの」
妹「軽くうっとりしながら言われても! っていうかそんなキャラだっけ!?」
委員長「もはや原型なんてないわよ。みんな私を色物としてしか見てないもの」
妹「な、なんて悲しい台詞……過去一番ヒロインに近いサブキャラだったのに」
委員長「何か言った?」

ガシャ

妹「お姉ちゃん大好き!」
委員長「そう。ありがとう」
妹「(いつの間にリロード終わってたんだろ) ……ん? お姉ちゃん、その壁の数字は?」
委員長「ちょっとしたおまじないよ」
妹「そうなんだ」
妹「(なんとなく三桁の数字みたいな……>>625? っ!?)」
妹「に、逃げてぇぇえ!?」
委員長「fire」

ドガガガガ
639 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/05/19(水) 20:15:07.05 ID:W1OuzEAO
ちなみにタイトルの入れ替えは素の間違いです。
決して他の方との対比をより明確にしたとかそんな理y


ドガガガガ
640 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/05/20(木) 00:32:14.98 ID:AoIoB62o
ベルトリンクで連続給弾数は増やせても銃身交換しなきゃいけないから撃ちっぱなしってわけにはいかないとおもうお
641 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/05/20(木) 00:45:43.81 ID:AoIoB62o
バブルいいよね
反対するのは既に金もってるヤツか、それらに騙されてるバカだと思うの
普通の人には圧倒的にメリットの方が大きいのにね

>定時ってなんだろうね。
定時
 この時間外に仕事をしても給料に反映されない魔の時間
 ※法律で時間外就業に賃金を支払うことが決められているが実際に支払う会社は稀である

>俺が一から全部教えこんでやる!
実地(自分で穿きこなして見せる)でですね、わかります

いいんちょ・・・その積極さで男に迫ればいいのに
最近下半身直結だからきっと既成事実がががg
642 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/05/20(木) 01:37:49.59 ID:r/9EPkk0
何時からこのスレは蜂の巣スレになったのか…


それもこれも眼鏡のモブのsガガガガガ
643 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/05/20(木) 18:49:27.76 ID:5l0LNsAO
メ「常識にとらわれてはいけないのです。もはやただの弾丸ではなくきっと念とか飛ばしてるんすよ!」
委員長「……やる?」
メ「出来そうだからやめてください。つかもう実はラスボスな気がしてきました」
委員長「……やる?」
メ「本当すみません。間違いなく負けるんでやめてください」
委員長「全く。私だってヒロイン……よね?」
メ「もはや自身ですら揺らいでますね。でも大概ここのヒロインはあの鬼畜野郎に食われてるし」
委員長「私食べられてないわよ?」
メ「けど逆に考えればあんなくそやろーに手を出されず済んだってことで!」
委員長「私、シてないわよ?」
メ「……」
委員長「私、男とセッ」
メ「わぁかりましたから! すみませんでした! すみませんでしたからぁ!」


意外と二人きりなら、というか奴が絡まなければいいコンビだったかもしれない二人。


ちなみに中の人は今日は早く帰れそうでほくほくです。……ええ、多分ですが。
あとニーソは自分では履かない! 似合わないから!
……似合うならしたいけどさぁ。……いやダメか。
さておき、委員長に明日はくるのか! 勿論来n
644 :【ハッピーバースデーいいんちょ】 [sage]:2010/05/20(木) 19:15:14.36 ID:5l0LNsAO
ガチャ……バタン

委員長「寒っ」

パチッ
……ガサガサ



カチャカチャ……ふぁさ。


ジャー……キュッ


スタスタ

ガサガサ

とさっ

委員長「……はぁ。何買ってるんだろ。甘いもの苦手なのに」


委員長。一人暮らし歴10年目。ため息から始まるバースデーでした。








委員長「他と違いすぎない? ねぇ?」
ハッピー、バースデー。

委員長「……いいわよ、別に」

……と、見せかけて〜?

委員長「……!」









続かない
645 :【ハッピーバースデー父】 [sage]:2010/05/20(木) 19:24:09.20 ID:5l0LNsAO
父「……ん」
母「あ。目、覚めたんだ」
父「ここ、は?」
母「私の膝だよもん」
父「……なら天国か」
母「まさか。私達は地獄行きでしょ? 下を見なよ」
父「ああ、そうだな……」

カラン……

父「これだけ屍を積み上げてきたんだ。当然だろう」
母「だね」
父「……悪いな。多分、巻き込んだ」
母「いいよ。ダーリン相手ならなにされたって」
父「無理矢理生かした事もか」
母「当たり前じゃん」
父「失敗したこともか」
母「うんっ」
父「……なら」
母「なぁに?」
父「まだ、好きでいていいか」
母「……聞くまでもないのに。ずっと好きでいてね」
父「……ああ」
母「ね、ところでさ」
父「なんだ?」
母「ここが地獄なら先に国取りしてるようなすごい人がいると思うんだよねぇ。逢いたいな」
父「お前が望むなら」
母「うん、ありがと。ね?」
父「ん?」
母「私達は生きて消えて……また生まれた。いつも通り」
父「ああ」
母「バースデーだ」
父「それもハッピーな、か」
母「だね。ふふ」
父「ん?」
母「地獄巡りは“久しぶり”だから楽しみだな、って」
父「そうか。なら、楽しむか」
母「うんっ」
646 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/05/21(金) 08:21:15.86 ID:LWgTP.Y0
いいんちょが不憫だ…



だがそれがいい
647 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/05/24(月) 02:02:14.86 ID:4.EuSQAO
委員長「良くないわよ」
メ「しかし改善策も無ければ周りからそういう方向性のお題はなし」
委員長「むしろ余計にダメな方向性にされてるんだけど」
メ「唯一の誕生日祝ですらあれでしたし。幸せになれない呪いとか」
委員長「……笑えないわね」
メ「でもキャラ立ちしてますよ!」
委員長「何らありがたみを感じないあたり全てを物語ってる気がするわ」
メ「ドンマイ!」
委員長「何よりあなたに励まされるのが何よりの追い討ちだわ」
メ「いやぁ、ははは」
委員長「誉めてないわよ」




やっぱりいいコンビ。
こいつらが主従関係にあっても面白かったかもしれないと思うのでした。
その場合も結局主様の取り合いになりそうだけど。
648 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/05/25(火) 00:51:25.61 ID:MdduToAO
ふとしたキッカケで君に届けを読むことに。
……何故こうも少女マンガってのはじれったいんだ!
と思ってそら連載終わるもんなぁと奇妙な感慨にふける中の人です。
くっついちゃったヒロインと主人公なお話って後は浮気とか略奪愛しかないよね。






……多分やりませんよ?




となると焦点をあてるなら過去な訳ですが結果が見えてるので盛り上がりに欠けるか……
でも昔の偉い人は結果だけじゃない。家庭が大事なんだ! って言ってた。
俺も家庭って大事だと思う。つまりNTRとか不倫は良くないよね。好きだけど。









……でも多分やらないよ?
649 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/05/25(火) 01:17:55.78 ID:MdduToAO
妹子「にぃ〜くんっ、ご飯できたよ!」
男「……さっき朝飯食ったじゃん」
妹子「大丈夫、愛があれば食べれるよ。コーンフレークだし」
男「お前、うちのメイドが作った飯は食べずに既製品か。家庭崩壊の序曲だな。大問題だ」
妹子「修復不可能なくらいまで崩壊しないかなぁ」
男「サラッと大黒柱本人を目の前に言う台詞じゃないだろ。ったく、どこで育て方を間違えたか」
妹子「にぃくんがいけないんだからね。はい、にぃくんの分」
男「うわ、こいつマジでよそいやがった。こっちはお前の分まで食って腹一杯だっつの」
妹子「……実の娘の料理は食べれない?」
男「……。わぁったよ! 食うよ、作っちゃったんだし!」
妹子「やったっ」
男「こら、跳ねるな。ただでさえスカート短いのに。制服なんだからもっと下ろしなさい」
妹子「下着を?」
男「バカかお前は。お前はバカか」
妹子「ひどい言い種ー。言葉の暴力だ」
男「そんな破廉恥な台詞を出す子に容赦はしません。ってかマジで短いって」
妹子「ハァハァしちゃう?」
男「男ならだいたいするから気をつけろって言いたいんだよ」
妹子「きゃん、にぃくんが嫉妬してくれてる」
男「嫉妬じゃねぇよ。親心だよ」
妹子「いいじゃん、パンツくらい見られたって」
男「ダメだろ。ちゃんと大事な人にだけしかそういうのはいけないんだぞ」
妹子「だったら私は今ここでスカート脱いでも問題なさそうだね」
男「大ありだ!! あー、もう。親父をからかって何が楽しいんだよ、お前は」
妹子「だいたい全部」
男「……誰に似たんだ」
妹子「あの人じゃないならにぃくんじゃない?」
男「絶対違う。あとどっちの母親もあの人呼ばわりはやめなさい」
妹子「気が向いたらね。ねーねー、それより幼稚園の送り迎えであの人が居ない間にいけないことしようよー」
男「しません」
妹子「何よ、けちっ」
男「けちで結構。ほら、そろそろお前も送るから」
妹子「……一緒に逃げて! 誰にも見つからないくらい遠くまで!」
男「はいはい。また今度な。ほら、学園行くぞ」
妹子「いーやーだー! むきー!」
男「はぁ……ったく。なんかこいつが一番メイドの影響受けてるよなぁ」






メ「へぶしっ! ……ずるる。また誰かが私に劣情の感情を抱いてますね。こわいこわい」
650 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/05/25(火) 01:38:44.41 ID:wV.TCZIo
>くっついちゃったヒロインと主人公なお話って後は浮気とか略奪愛しかないよね。
死別→新たな出会い、とかも無くはないような・・・ヤだけどww
主様・メイドをサブにして次世代の話って手も
新・主様との出会いから書いていくことになるけど
651 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/05/25(火) 09:22:35.20 ID:9aYbHcAO
よく考えたら先輩とメイドのコンビがいなかったっけかwwwwww
652 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/05/25(火) 18:20:54.75 ID:uu4P9/I0
その後>>651の姿を見た者は居なかった

653 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/05/25(火) 18:56:53.07 ID:IRyBgWg0
主「こらこら。人を黒歴史扱いするなっての。ちゃんとテンプレにもいるぞ? ……いたよな?」
め「います。と、過去ログを確認したうえで報告します」
主「良かった良かった……よくねぇよ!! こいつより俺らだろ、俺ら! ちゃんと書けよ。なぁ?」
め「いえ。正直自分でもキャラを掴みかねてますので」
主「君、自分から墓穴ほってどうすんの。つかだぜ? 俺らだってこのスレの主人公なんだ! っつーわけでこれからしばらくは俺らが占領するからな! いいよね? いいですよね?」
め「最後の最後で地が出ましたね。ご主人。ああ、間違えました、ヘタレ」
主「間違ってなかったよ? 俺の名前間違えてなかったからね? それとも何だ。俺には隠された名前があってそれがヘタレだったと!」
め「永遠に隠しておきたい名前だと判断できます」
主「だよな……ま、そんなことはさておき、これからのいじメイは俺らの時代っつーことでひとつ頼むな!」
め「不束者ですが。精一杯のフリをしていきますので」
主「本当嘘つかないよね、君」
654 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/05/25(火) 18:59:18.98 ID:IRyBgWg0
あ、後実はちょっとしたことを考えてまして……
明日ね。定時退社日なのよね。中の人。

で、多分19時くらい。つまりは今くらいにはPCの前に座る予定です。
なのでまぁ、そのくらいの時間からしばらくPC前にかじりついてスレに張り付こうかと。

だからまぁリアルタイムでお題消化とかしてみたいな! とかね!


……誰も来ないに1票いれつつ、どこか頭の片隅に誰かが残してくれればいいな。みたいなね!
655 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/05/25(火) 20:30:32.52 ID:9aYbHcAO
そんな事言っていいのかい?俺はノンケだって構わずネタ振りしちゃうんだぜ?
656 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/05/26(水) 01:05:44.93 ID:1YWFGMAO
勿論ノンケですがお待ちしてます。
最近比較的新しいアニメやら話題を吸収してきた中の人。
今日初めて君の知らない物語をまるまる聞いた。
何故かいいんちょの顔が浮かびました。
織姫はいつだって彦星と一緒に居られる訳じゃない。切ないですね。
何より人は星ではないから。その短い時の中では巡り会いさえままならない。
だからこそ、恋するんでしょうね。





すみません、なんか自分が気持ち悪いっ!
怖いから全て流すようにご主人たちのお話へ。
657 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/05/26(水) 01:06:27.96 ID:SYeonCU0
よし、お題考えとくかな



勿論いいんちょがオチでw
658 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/05/26(水) 01:11:37.30 ID:1YWFGMAO
主「はよーっす。ぬおっ、今日はトーストとハムエッグか!」
め「既製品ですが味は保証出来かねます。アレンジという名のチャレンジャースピリットがこもってますので」
主「うわぁい! チャレンジすんの俺なんだけどね、ちくしょうっ」
め「嫌ならいいんですが。よよよ」
主「泣き真似するなら声だけじゃなくて大げさにいこうぜ? 俺ってばすぐ騙されるから」
め「自ら弱点をさらけ出す。自然界では降伏を意味する行為。深読みしてしまいます」
主「しなくていい読み合いが発生してんなぁ。ってそろそろ時間じゃん。行ってくる」
め「食べずにですか」
主「食いながら行くよ」
め「悔いながらですか」
主「何故か日本語のニュアンスって怖いと思ったわ。まぁいいや、いただきってきます」
め「いってらっしゃいませ」


バタン!
659 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/05/26(水) 18:42:06.32 ID:RA/j9k.0
わほーい!
というわけで昨日言ってたように帰ってこれました。

というわけでご飯だけ準備してまったり待機予定っ。
待機しつつなんかちまちまもやる予定。というわけで早速!
660 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/05/26(水) 19:05:20.98 ID:1YWFGMAO
てな訳で安かった手羽先を唐翌揚げにして少ない身をしゃぶりつつせっかくPCついてるのに携帯片手にゴロゴロ。
うぅむ、自分の意志の弱さが悲しい。
さておき、とりあえずのんびり書いてきまするー
661 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/05/26(水) 19:15:59.03 ID:1YWFGMAO
バタン!

?「あら」
主「おお? そっちもお出かけか」
?「はい。今から学校です」
主「奇遇だね。俺もなんだよ」
?「ナンパですか?」
主「うお、マジだ。知らぬ間にそれっぽい! ていうかその反応はもしやされまくってる?」
?「さぁ、どうでしょう」
主「その反応はモテモテ女子大生だな。さすがは“委員長”さん」
委員長「何がさすがなんですか」
主「さぁ? で、良かった本当に送るけど?」
委員長「ではお願いできますか?」
主「オーライ。すぐ車回してくるから下で待ってて」
委員長「よろしくお願いしますね」
主「おうよー」
662 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/05/26(水) 19:17:51.44 ID:l1XdQaUo
間に合った!
【曇り】
【竜巻】
【雨】
【雷】
【尻】
663 :【曇り】 [sage;saga]:2010/05/26(水) 19:22:41.73 ID:RA/j9k.0
主「曇ってんなぁ」
め「まるで世界の破滅を表すよう」
主「悲観的すぎないか!?」
め「では漏れそうで漏れない」
主「一気にシモいな!」
め「終始曇り顔な私のようですね。ああ、座布団は結構です」
主「何もかかってねぇし! うまくねぇよ!! あとお前のは表情氷ついてっからさ!!」
664 :【竜巻】 [sage;saga]:2010/05/26(水) 19:27:42.49 ID:RA/j9k.0
め「スカイラブハリケーン」
主「このお題から急角度でえぐりこむように曲がる魔球投げたな」
め「とはいえ実物は知りませんが」
主「君、全体的に知識足らずだもんね」
め「それほどでも」
主「ほめてねぇよ! もちろんさ!」
め「……え」
主「何で驚いてんだ。恐ろしいほどに感覚がずれてるなぁ、おい」
め「ところで竜巻とはどんなものなのですか」
主「んー、なんつったらいいかなぁ。周りを巻き込んでぐるぐる回る風だ」
め「扇風機というやつだと判断しました」
主「か、かすってんだけどなぁ」
665 :【雨】 [sage;saga]:2010/05/26(水) 19:33:51.82 ID:RA/j9k.0
主「ざんざかざんざん、っと」
め「雨、ですか」
主「おお。雨だ」
め「……。真っ暗。冷たい。ざーざー」
主「そうだな」
め「でも……」
主「ん?」
め「嫌い。ではないです」
主「そっか」








主「でもそのせいで俺らいつまで雨宿りしなきゃいけないんだろうな」
め「そろそろ一時間経過したと報告します。バス停で」
主「濡れて帰るか」
め「ご主人がそれを望むなら」
主「んじゃ、いくか」
め「はい」





結局そのあと着替えの問題で困ったり困らなかったり。
666 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/05/26(水) 19:34:44.18 ID:RA/j9k.0
とまぁ、さくさく消化させてもらいつつ!
お題ありがとうございますー。なんかこう、お題だけじゃなく何でもいっていってね!
今晩はしばらく常駐してるのでっ
667 :【雷】 [sage;saga]:2010/05/26(水) 19:40:42.19 ID:RA/j9k.0
め「ご主人」
主「おう、どうした」
め「真っ暗です」
主「そら停電してるからなぁ。バシャーンバリバリー!」
め「停電。……雷が原因なのでしたよね」
主「軽くスルーするのやめてくれない?」
め「最大限に拾った結果だと判断しますが」
主「それもそうだな。でも君の無表情っぷりがトドメになるんよね、毎回」
め「ろうそくの仄かな光がそれを強調するのでした」
主「完結したところでさっきの質問に答えるならイエスだな」
め「何の話でしたっけ」
主「……すねるぞ?」
め「いい歳した男性がすねても誰も得をしませんが」
主「それもそうだ」
め「それにしても電気というものは本質は雷だと思っていましたが、それが原因になるとは」
主「何事もほどほどにってことだな。ってお前、さっきの話覚えてるじゃねーか!」
め「……それが?」
主「何で俺が悪いみたいになるんだ、毎回! ちくしょおおお!」
668 :【尻】 [sage;saga]:2010/05/26(水) 20:03:33.19 ID:RA/j9k.0
男「えっと何々? いましがた一生懸命書いた、美尻NO.1決定戦の内容が改行の関係で全部消えた?」
女「そんなの書いてたんだ」
姉「ちなみに一位は紆余曲折あって『男子ちゃん』だよ!」
男「そうなの!?」
妹嬢「全員納得の一位でした」
委員長「異論が一切なかったものね」
男「そうなの?!」
姉「ちなみに一位の権利はおとちゃんにお尻をなでなでしてもらう権利でしたっ」
男「自分で自分のお尻を……なんて空しい」
メ「あ、じゃあこうしましょう」
男「ん?」
メ「一位の人はみんなにお尻を撫でられる、と」
男「え?」
委員長「いいわね、それ」
妹嬢「そうですねね」
姉「いっぱいするー!」
女「お、男子ちゃんのお尻……はふ、はうう」
男「ちょっとみなさん、あの、えっと……ひゃああああああ!!?」



男子ちゃん、お尻の皮がめくれるまで可愛がられました。
669 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/05/26(水) 20:37:42.46 ID:NC2U0wAO
【ぬれねずみ:男】
【ぬれねずみ:メイド】
【ぬれねずみ:主】
【ドラマCD】
【7時だよ!全員集合!】

ふう、とりあえず間に合ったぜ…
670 :【ぬれねずみ:男】 [sage;saga]:2010/05/26(水) 20:51:36.68 ID:RA/j9k.0
男「あー、くそ! びっしょびしょだな」
友「だねぇ」

キュピーン!

新聞委員「びしょびしょ!?」

男「濡れまくりだなぁ」
友「本当だ。すっごい濡れてるや」

新聞委員「濡れてる!?」

男「でも仕方ないよな。あんな(サッカーを途中で雨でやめるなんて)生殺しくらっちゃ」
友「いいとこまでいってたもんねぇ」

新聞委員「いいとこまでイってた!!?」

男「でも結構いれられちまったなぁ」
友「ふふん、鍛えてるからね。ガンガン(ゴールを)いれさせてもらったよ」

新聞委員「友くんが攻めっ!! いっぱい挿れたぁぁぁああ?!」


ぶしゃあああ


「新聞委員が鼻血出して倒れたぞおおお!」
「何かうわごとで「ごちそうさま」とか言ってるぞ!」
「なんて幸せそうな顔……」


男「なんなんだ?」
友「さぁ?」
671 :【ぬれねずみ:メイド】 [sage;saga]:2010/05/26(水) 20:57:06.11 ID:RA/j9k.0
メ「うひゃーい、びっしょびしょです」
男「なんで庭から入ってくるんだ、お前は。しかもびしょびしょじゃねぇか」
メ「庭で自然と一体化してきましたので。こう、地球(ホシ)の涙を全身で感じようと」
男「その恰好であがられたら俺の涙が溢れちまうっての」
メ「それが狙いなので」
男「そういう身体をはった悪戯はほどほどにしとこうな」
メ「ぶえっきし!! ……ずず。で、さらに主様に風邪をうつす作戦もあります。ザ・二段構え」
男「っっとに無駄な努力だな。おらこい」

ばさっ

メ「わぷっ」

ごしごしごし

男「うりゃ! 反省しろ、この馬鹿メイド!」
メ「ぎゃああ、主様がタオルごしにセクハラをおお!」
男「うるせぇ、これぐらい役得を感じさせい。って、お前こんなに身体冷やして」
メ「だっでぇ」
男「鼻声だし。ったく……ほら、シャワー浴びてこい。あったかいココアでも作っててやるから」
メ「砂糖いっぱいがいいっす」
男「はいはい。ほら、本当に風邪ひくまえにしっかりあったまれよ」
メ「うーい。……主様」
男「ん?」
メ「一緒に入ります?」
男「ぶ!?」
メ「やーい。純情少年ー。本当いのぞいたら通報っすからね」

ぴしゃっ

男「……あー、もう。人の気も知らないで」




メ「……ふぅ。あー、寒いのにあっつい。なれないこと言うもんじゃないなぁ」
672 :【ぬれねずみ:主】 [sage;saga]:2010/05/26(水) 21:01:53.54 ID:RA/j9k.0
主「ただいま、っと」
め「おかえりなさいませ。ご主人」
主「おうおう」
め「おっと。ストップです。これ以上は侵入させません」
主「数秒前にご主人と呼ばれたのに自分の家にあがれないとは何事!?」
め「濡れてしまいますので。そりゃもうしっとりと。じゅんじゅんしてしまいます」
主「絨毯がだよな。絨毯の話だよな? そうだと言ってくれないと少し興奮しちゃう!」
め「発情期を迎えた霊長類ことご主人。どうしてそんなにびしょびしょなのですか」
主「そんな意味合いのご主人は厭だ。で、まぁそりゃ雨にやられたからで」
め「雨具は持たれていたと記憶していますが」
主「さぁな。落とした」
め「……。そうですか。ではそういうことにしておきましょう」

ばさっ

主「のあ!」
め「タオルです。さっさと身体を拭いておいてください」
主「ういうい」


め(今日はどこの誰に雨具をさしあげたのやら……。人の善すぎるお方だと判断できます)
673 :【ドラマCD】 [sage;saga]:2010/05/26(水) 21:08:04.37 ID:RA/j9k.0
男「を作ってみたい?」
メ「イエスいえーす。ほら、私ってば超絶美声ちゃんじゃないですか? だから声優でひと儲けしようかと」
男「お前、そっこーで下衆の発想に至るよな。純粋さゼロ」
メ「交じりっけゼロ!」
男「欲望のみで構成されてるからドロドロだけどな」
メ「というわけでドラマが必要なのです」
男「ドラマなぁ」
メ「既製品にない、なんというかこう、胸躍る青春メロドラマ!」
男「ほう」
メ「さらに言うなら超常現象とか」
委員長「……」
メ「乙女なんだけど少し変だとか」
女「……」
メ「身内がすごい人だったりとか」
妹嬢「……」
メ「肉親によるサスペンスとか」
姉「……」
父「……」
母「……」
メ「とにかくいろいろ詰め込んだすごい作品をですね!」
男「あるわけねーだろ、そんなの。絶対失敗するって。詰め込みすぎで」
メ「それもそうっすね」
二人「「はははは」」









中の人「……うぅ」
674 :【7時だよ!全員集合!】 [sage;saga]:2010/05/26(水) 21:12:05.77 ID:RA/j9k.0
メ「しませんでしたね」
男「言ってやるなよ、あれで結構ナイーブなんだから」
メ「でもこうやってお題をいただけるだけでもありがたいわけで」
男「そこは心底思ってるらしい。正直ゼロだった時何やるか考えてばかりだったからな」
メ「何より忙しいお時間のうちの一部をいただいたんだから本望ですね」
男「まったくだ」
メ「で。我々のところには何故誰もこないのでしょうか」
男「お前、なんて名目で招待したんだよ」
メ「え? 私の単独ドミノ並べソロライブ24時! ってのを」
男「……誰が得するんだ、そのイベント」
675 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/05/26(水) 21:18:29.13 ID:NC2U0wAO
ふふふ、遅れた分今日は寝かさないZE☆

【数量限定】
【主様(男)を二次元女体化すると『服はチャイナ服で、つり目で金髪のセミロングのポニーテールで帯刀で寂しがりやな感じのキャラ』のようだ】
【主を二次元女体化すると『服はボンテージで、ジト目で赤髪のロングのサイドポニーでスレンダーでやかましい感じのキャラ』のようだ】
【妹嬢を二次元女体化すると『服はセーラー制服+スパッツで、ジト目+厨二病で黒髪のセミロングでスレンダーでおくゆかしい感じのキャラ』のようだ】
676 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/05/26(水) 21:30:04.48 ID:1YWFGMAO
寝かされないぜっ。にゅふふ。



って、二次元女体化メーカーじゃないか〜。
個人的に一度やったことがあるけど、……いや、皆までいうまいww


とにもかくにもお題ありがとうです〜
677 :【数量限定】 [sage]:2010/05/26(水) 21:37:47.90 ID:1YWFGMAO
メ「くそぉ、ミスったぁ」
男「なんだこのダンボールの山」
メ「あ、主様。いやあの……えぇと」
男「何々? ……なんだこの訳わからん食い物の数々は」
メ「ハハハ、いや決してテンバイヤーになろうとかそんなつもりで色々買い物した訳では」
男「したんだな?」
メ「……しました。しかも限定品ばっかだったんだもん!」
男「結局お前も典型的な日本人だよなぁ」
メ「こうなったら一蓮托生で!」
男「クーリングオフしてこいよ……」
678 :【主様をry】 [sage]:2010/05/26(水) 21:47:50.43 ID:1YWFGMAO
男「……何よ」
メ「い、いや」
男「ふんっ」
メ(か、可愛いけど色々要素が詰めこまれてるからどこからツッコミいれればいいか)
男「……」
メ「……」
男「……よ」
メ「へ?」
男「何か、しゃべってよ」
メ「あ、いや、あの」
男「……寂しいから」

キューン!!

メ「ああもう! 可愛いなぁちくしょー!」

ぎゅっ

男「ひぁ?!」
メ「くっ、刀ポニーなのに金髪とか! そのくせチャイナとか!」

すりすり

男「……」
メ「そのくせ寂しがり屋とかぁ! ああもう可愛いなぁ!」







残念ながら普通に男子ちゃんも可愛いのでいつも通り感が拭えないのでした
679 :【主をry】 [sage]:2010/05/26(水) 21:53:13.94 ID:1YWFGMAO
主「ふぁーはっはっは! どうだこの香りたつエロス!」
め「悲しいほどに痴女ですね。知り合いと思われたくありませんので目を合わせないでいただけますか」
主「しれっと言い切ったな、おい! でもなんか俺らしくていいな、うん!」
め「確かにやかましいですね。もはや鬱陶しいの域」
主「ふっ。なんとでも言うがいい! セルフで色々enjoyしちゃうもんね!」
め「そして途中で戻ってげんなりするといいかと」
主「ハハハ! そんなオチなどあるまいて!」








げんなりしました
680 :【妹嬢をry】 [sage]:2010/05/26(水) 21:56:39.80 ID:1YWFGMAO
妹嬢「女体化も何も私は元々女体です!?」
メ「あの、これ着てください」
妹嬢「え? あ、はい」




妹嬢「着ましたが」
メ「ちょっとジト目を……ああ、半目っぽく。そうそうそう」
妹嬢「こう、ですか」
メ「ふむ。後は多少髪の毛が短ければ完璧でしたね」
妹嬢「あ、あの?」
メ「つまりほぼそのままですね。グッジョブ!」
妹嬢「何かとてつもない屈辱を味わっている気がするのですが」
681 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/05/26(水) 22:52:29.77 ID:1YWFGMAO
ふにゅ。そろそろ瞼がとろんとして参りました。
お題をリアルタイムに消化できなくなるかもだけど許してね。

後はちまちま何か書きながら夢の国へ……で、起きたら現実なんだよな。あああ、考えたくなひ



とりあえずそんなこんなでお題くれた人ありがとうでした〜
682 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/05/26(水) 22:59:13.94 ID:1YWFGMAO
主「はい、到着」
委員長「ありがとうございます」
主「いやいや、こんなポンコツで良けりゃいつでも出すから」
委員長「ふふ、やはりナンパみたいですよ」
主「かな? ま、お隣のよしみって事で。後は目の保養とかな!」
委員長「保養になれれば良いんですが。では失礼します」
主「おう、講義頑張ってなー」





主「……っかし、他人への線引きがすごいね。今時の子はみんなそうなんかね」
主「まぁ俺にゃ関係ないか。さて仕事仕事、と」





教授「ん? 来たかね」
主「ああ、来たな。喜べ爺、土産だ」
教授「またガラクタか。懲りない奴だ」
主「誉められたと思っておくぜ。それより今日は普通に仕事でいいのか」
教授「そうだな。取り急ぎのものはない。いつも通り適当に偽善者まがいの清掃活動を頼むよ」
主「へいへい。んじゃ用務員さん出動〜、っと」
683 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/05/26(水) 23:08:33.76 ID:7RRTyFYo
やべぇ・・・やっとこ帰ったでよ
684 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/05/27(木) 12:54:20.78 ID:p9TEwMAO
あうあう。昨夜はあのまま寝てしまったのよ……来てくれてたみたいなのにごめんね。
また良かったらお題とか置いといてね!
685 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/05/30(日) 01:05:10.13 ID:Zc5BuyQ0
もうバイトはしたくない…


参加出来なかったがゲーム的に考えてあったお題を
【メダロット】
【カスタムメイド】
【男ゲッチュ】
【女M@STER 】
【風来の妹嬢】
【姉プラス】
【いもうちょ神姫】
【ウホッ!男だらけのクソミソ大会〜女弟vs阿部】
【スペランカーいいんちょ】
メダロットDS個人的には好き、ただ少し物足りないんで次回作とか出てほしいなあ
686 :【メダロット】 [sage;saga]:2010/05/30(日) 23:25:21.16 ID:ZxLPT9s0
メ「私、パーコレ2までしかやったことないんですが」
男「まずそれが何かわからん俺がいるんだが」
メ「実は私ってメダロットでは! だってロクショウは御主人様とかいってた気がするし!」
男「お前基本的に俺がわからんと知るや全力でとばすよな。わかってるけど。いやわかってるけど」
メ「で、つまり私のどっかにメダルがあるはず。何のメダルでしょうね」
男「『メイド』のメダルとか?」
メ「知ってんじゃねぇか!」
男「適当言っただけだよ!」
メ「じゃあパーツはメイド型のやつですね」
男「なんか居そうなんど、既に」
メ「ご安心ください。全部挌闘系でがむしゃらしか使わないです。応援とか直すとか絶対しないんで」
男「システムは知らんがそれってどうなんだ」
メ「大丈夫です。意外と何とでもなるゲームでした。あれって」
男「そうなんか」
メ「そうなんです」
男「……じゃあDS買えば?」
メ「私は持ってますよ?」
男「え、でもだってさっきやってない的なこと言ってなかった?」
メ「そうでしたっけ? あれ?」







……久々にやってみたいなぁ。
意地でクワガタバージョンだったけどどう考えてもカブトのが露骨に良かったとパーコレで思ったのでした。うぅ。
687 :【カスタムメイド】 [sage]:2010/05/31(月) 08:01:39.33 ID:Bm9yGoAO
メ「さぁ、やってまいりました。主様の性的趣向暴露タイム!」
男「もう大概バレてる気がするんだが」
メ「いくつか私が候補を作っておきました」
男「待ってる間、暇だったんだな」
メ「まずはママメイド! 少しふっくらした体系と○輪が大きめなのが特徴。包容力と醸し出すエロスがたまらんたまらん」
男「開幕から飛ばすなぁ」
メ「続いては妻メイド。先程と違い体系は多少すっきりさせますが家庭的なエプロンが最大の武器に! 初々しさの中に光る人妻属性の妖艶さか」
男「素人目に違いがわからん」
メ「ここで登場姉メイド。女性として熟れすぎず、その上でスタイルの絶頂期! 綺麗なお姉さんは好きですか?」
男「さっきからなんでか属性に偏りないか?」
メ「お待たせしましたロリメイド。まだ咲ききらない蕾は独特の甘い香り。膨らみかけたその花を散らすも咲かすもアナタ次第!」
男「だんだん力入ってきてんな」
メ「更にはこれでもかとペドメイド! ここまでくれば犯罪臭! しかしこの段階でだからこその純粋以前の無垢な少女臭! さぁ、存分に味わうがいいさぁ!!」
男「お前ちょっとセンスある気がしてきたわ」
メ「はぁ、はぁ……で、主様の作品は?」
男「あー、んー」
メ「ええい、見せてみい! ……? なんか全然普通というかいつもの私というか」
男「め、面倒だからそのままにしただけだ」
メ「なんすかそれー。つまんないつまんない〜」
男(自分好みにしてたらこうなってたんだよ。ったく、俺もハッキリしてんなぁ)
688 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/05/31(月) 20:44:02.62 ID:XnZ2TFE0
洋物レベルの胸で普通…だと…


わっふるわっふる
689 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/01(火) 00:56:38.46 ID:i.7p5kAO
男「あれ、つまり俺ってばそういう趣向なのか……」
メ「単に見慣れただけでしょ」
男「そう、かな」
メ「私がいきなりおっぱい小さくなっても気にしないでしょ?」
男「すごいショックを受けると思う」
メ「こいつただの乳スキーだっ!」






なんのかんので気にしないんでしょうが。
ただロリメイドがいける! となると娘も範囲内という事に……



男「なるかい」




……ちっ
690 :【男ゲッチュ】 [sage]:2010/06/01(火) 01:05:04.09 ID:i.7p5kAO
ガサガサ……ドサッ!

男「はぁ、はぁ……撒いたか」


委員長「そこにいるの!?」

ビクッ!

男「……っっ!」


女「うぅん、居なかった。やっぱり遠くまで行ったのかな」
妹嬢「いえ。私の見立てではそう遠くへは逃げていないはず」
委員長「そうね。見つけ次第必ず捕まえるわよ」
女「抜け駆けはなしだからね?」
妹嬢「確約は出来ませんが。何しろ捕まえれば調教も育成も自由な訳ですし」
委員長「調教……」
女「育成……」
妹嬢「そして例えば伴侶にする、などなど」
会長「でしたらお先に失礼しますね」
妹嬢「な、あ、あなたまでいつの間に!」
姉「えへへ〜、捕まえたらおどりぐい〜」
女「な、なんだか不穏な単語が」
委員長「じゃ、私も行くわ」
妹嬢「く、出遅れてはいられません! 出てきなさい、兄さん!」





男「はぁ……なんでこんな事に」
メ「全くですね」
男「うわぁ?!」
メ「しー」
男「むご?!」
メ「見つかりたいんですか?」
男「……。お前」
メ「何、私の生活源が誰かにもっていかれたら困るだけですよ」
男「ありがと、な」
メ「いえいえ」
男「けどお前が俺を捕まえたら好きに出来るってのにわざわざ味方してくれるなんて。なんか嬉しいな」
メ「あ、その手もありか」
男「え?」
メ「……」
男「……」
メ「ゲッチュ!」
男「ぎゃぁぁあああああ?!」
691 :【女M@STER】 [sage]:2010/06/02(水) 00:41:00.72 ID:.HFv4IAO
メ「それは07(おんな)プロという事務所のプロデューサーとなり、男の娘を立派なアイドルとして売り出していく新感覚育成ゲームなのです!」
男「ぶっちゃけパクリじゃん」
メ「インスパイアでありリスペクトでありオマージュであり」
男「否定しないのは分かったから。つか本物に既に男の娘はいるんだろ?」
メ「ではこっちは漢女(ヲトメ)を一人混ぜますか?」
男「微妙に原作に忠実だな、より訴えられるわ」
メ「絶対売れるって!」
男「まず需要が……」
女「あるよ!!」
男「……。いや、だか」
女「あるよっ!!!」
男「そ、そうですか」
女「頑張って一緒にアイドル目指そうね!!」
男「……って俺と?!」
692 :【風来の妹嬢】 [sage]:2010/06/02(水) 00:56:06.24 ID:.HFv4IAO
妹嬢「また変わってる……何度目かしら」

私は今、不思議な場所にいる。
訪れる度に地形が変わる不思議なダンジョンというべき場所。
本来ならばこんな場所、すぐにでも抜けて兄さんの元へ帰っているはず。
でも今の私は非力だ。
ダンジョンを攻略していく中、本来の力に近づいていくものの……
よくわからないトラップや空腹感、また私を攻撃してくる生き物に気絶させられてしまう。
そしてまた宿場に戻り最初から。この時、また非力さは極限に。
ああ、あと何度こんな事を繰り返せば。
そんな中、私は果てしない挑戦を経て、恐らく最下層にいた。

妹嬢「ようやくここまで来たわ。この武器も、盾も随分強くなった……何より不思議な腕輪のおかげでお腹がすかないのは助かるわね」

様々な幸運に恵まれ、ようやく私の旅は終わりを告げようとしていた。
だからだろうか。

かちっ

妹嬢「え?」

チュドーン!

妹嬢「きゃ!?」

大型地雷を踏みつけてしまう。
と、同時に少し先に見えるのは確か遠距離攻撃が出来る敵!
私は手持ちの道具の中に回復がないのを確認し、まずは距離をとるべく斜めに動いた。

かちっ

妹嬢「え?」

ひゅん! ぐさ!

妹嬢「嘘……」

普段なら何ともない矢の罠。しかし固定の痛みは今の私には耐えられず。

妹嬢「そん、な……」

私はまたふりだしに戻るのだった。



メ「というゲームがあるんですが風来ってどういう意味ですか?」
妹嬢「それを聞く為に必要なくだりでしたか、今の」
693 :【姉プラス】 [sage]:2010/06/02(水) 01:00:55.82 ID:.HFv4IAO
姉「えへへ〜」
男「何やってるの? 姉さん」
姉「お料理のゲーム!」
男「ああ、最近流行りの料理本が携帯ゲームで見れるようなやつか」
姉「むぅ、違うよー」
男「そうなの?」
姉「うん、美味しくなるようにいっぱい手間暇かけるんだもん!」
男「へー。どんなゲームか見せてよ」
姉「え〜、どうしよっかなぁ」
男「じゃあ俺もその料理作るの手伝うから!」
姉「本当に? じゃあいいよ!」
男「よっしゃ。ええとどれどれ……ん? これってただの育成ゲームじゃ?」
姉「うん。おとちゃんみたいな子と仲良くなるゲームだよ!」
男「……? え、だって料理ゲームって」
姉「じゃ、約束通りおとちゃんに手伝ってもらうね」
男「手伝うも何も食材すらないのに……」
姉「いただきますっ」
男「……え?」
694 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/02(水) 23:17:22.77 ID:7q6KH0g0
中の人乙ー

姉は物理的に食べたのか性的な意味で食べたのか…
695 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/04(金) 07:40:32.10 ID:c2cBeAAO
姉「ふふ、どっちでしょ〜かっ」
妹嬢「どちらでもありません! 私の目が黒い内はそんな事させません」
姉「いけずぅ〜」
妹嬢「なんとでも仰っていてください」




メ「物理的に性的な意味で食べられたとか!」
男「想像しがたい発想は止めてくれ」
姉「経験あるくせに〜」
男「ナンノコトヤラ」
696 :【いもうちょ神姫】 [sage]:2010/06/04(金) 07:49:33.01 ID:c2cBeAAO
妹「もういいって」
女「そんな事言わないでせっかくだから、ね?」
妹「別にジャージのが楽だし」
女「それも悪くないけどこういうのもいいと思うんだよね」
妹「あー、もう。お姉ちゃんからも何か言ってよ」
委員長「いいんじゃない? たまには」
妹「お姉ちゃん!?」
女「ほらほら、御墨付きってことで次はこっちの衣装ね」
妹「ぐ……またこんなヒラヒラしたのを」
委員長「あら、可愛いじゃない」
妹「そんな他人ごとみたいに!」
委員長「他人ごとじゃないわよ。あなたが着飾れば私も着飾るようなものだもの」
女「うんうん、姉妹だもん。自分のことみたいに嬉しいよね」
妹(私達の場合はそのままの意味よ)
委員長「でもこういう衣装はあまり良くないかもしれないわね」
女「え? ダメ?」
妹(……! お姉ちゃん、助け舟を!)
委員長「この子は武器なんかを持って走れる服がいいわ」
女「あ! そういうアニコス系がいいんだ! 任せて〜」
委員長「動きやすいならそれでいいわ」
妹「なんか事態が悪化してる?!」
697 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/04(金) 09:00:00.76 ID:vDkK8Os0
ああふたなり分が切れそう
698 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/04(金) 19:18:53.15 ID:c2cBeAAO
メ「ほら、呼ばれてますよ」
妹嬢「私なんですかっ!?」
メ「他に誰がいると」
妹嬢「新顔の誰かがそうかもしれないじゃないですか!」
メ「既に在る属性のキャラ出してどうすんですか」
妹嬢「私は違います!」
メ「ほら、いつもみたいに『兄さん、私のここ、こんなにかたく……ああっ、ダメ! そんなに優しくされたらミルク出ちゃうよぉ!』って」
妹嬢「そんなこと言いませんしミルクなんて出ません?!」
メ「びーちくの話ですよ」
妹嬢「ああなるほど……ってどちらにせよ卑猥じゃないですか?!」
メ「お、想像したのかテントが張ってますよ?」
妹嬢「張ってません! どこを見てるんですか!」
メ「びーちくですが。そっちこそなんでスカート抑えてるんですか」
妹嬢「不可抗力です?!」






この人完璧超人だったのにいつの間にか色物ですね

妹嬢「違います?!」
699 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/04(金) 20:59:12.29 ID:Sn/Rqzco
なんだかこれを思い出してしかたがないww
ttp://livedoor.2.blogimg.jp/saru_monkey1582/imgs/0/1/01aa151e.jpg
700 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/05(土) 13:15:11.15 ID:.SBnx8k0
むしろ完璧超人だから性別も完璧って言われてなかったっけww

あと可愛い女の子と中の人のちんぽならいくらでも舐められます、むしろ舐めたいです
701 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/06/05(土) 20:36:20.48 ID:/X5.3V.0
何てのを貼り付けてるのw
ぎりぎりセーフだよね? ……だよね?w

ていうか可愛い女の子のはいいとして俺のはダメだって!
俺のポークビッツなんてね! そしてち○ぽってまんま言っちゃらめぇw
そんなんで消されないとは思うけどもさw


今夜はもうちょっとしたらお題と主さんシリーズ書いちゃうよ! よ!
702 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/05(土) 21:10:19.41 ID:MvuSCgUo
ヤングアニマルで連載してたくらいなんだから消されないだろ
・・・だからあぶないとも言えるのか
703 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/05(土) 22:35:29.52 ID:caDfNY20
もう来ないのかな…
704 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/06/06(日) 03:54:12.88 ID:WnQ.U220
はうあ! すれ違い……とかいえるレベルの時間差じゃないけどorz
ごめんね。ちょっと処理しなきゃいけないことと友人からのお誘いとかでこんな時間になってました……

せめて明日目が覚めたときに、「今夜ってか朝じゃねーか!」ってつっこまえてもいいから何か書いて残しておかないと!
というわけで書きますね! そして昨今のヤングアニマルすげぇのねww
705 :【ウホッ!男だらけのクソミソ大会〜女弟vs阿部】 [sage;saga]:2010/06/06(日) 03:59:18.81 ID:WnQ.U220
阿部「さぁ、はじめようか」
女弟「待て! 違う! 男だらけっていうか俺ら二人だけじゃねぇか!」
阿部「初級者はまずはマンツーマンでいくもんさ。それとも多人数じゃなきゃイけないとかか?」
女弟「知るか!! っていうかなんだよ、クソミソ大会って!」
阿部「そりゃお前、俺の中とお前の中でしょん……」
女弟「わかった。それ以上何も言うな。聞きたくない」
阿部「お前が聞いてきたんじゃないのか? 全くわがままさんめ。だが、そういうやつは嫌いじゃないぜ?」
女弟「俺はあんたが大の苦手だ」
阿部「そこから始まる何かがあるかもしれないだろ?」
女弟「何もねぇよ!」
阿部「それじゃはじめるか。ウホッ! 男だらけのクソミソ大会 〜ポロリもあるよ〜をな」
女弟「何ら期待のわかねぇポロリだよ! やってられるかよ!」
阿部「男ならやってやれ、だ」
女弟「絶対に断る!!」
阿部「全く……強情なのはここだけにしておくべきだぞ」
女弟「ぎゃあああああああ!? つかむな!! つかむなあああああああ!!!」
706 :【スペランカーいいんちょ】 [sage;saga]:2010/06/06(日) 04:04:51.64 ID:WnQ.U220
委員長「……」
妹「どうしたの? お姉ちゃん」
委員長「まずいのよ」
妹「何が?」
委員長「これまでパワーがインフレし続けてきたから、デフレになるのに慣れてなかったの」
妹「……えぇと?」
委員長「今まで散々強い方向にはいってきたけれど弱いほうには初めて、ということよ」
妹「弱い?」
委員長「私は今、死に直面してるわ」
妹「えぇ!?」
委員長「たった少しのこの段差。これを超えるだけで……今の私は」
妹「何言ってるの!? っていうかこんなの段差でも何でもないじゃん!」
委員長「……それくらい弱いのよ、今の私は」
妹「そんな……」
妹(あ、でも散々怖い対象にされてきたお姉ちゃんがたまには弱い部分を見せればギャップで人気が出たりして)
妹「お姉ちゃん! 大丈夫だよ! これからはそういう女の子らしい、か弱いところ……お姉ちゃん?」
委員長「……」
妹「お姉ちゃん?! おねえちゃあああああああん!!」





死因:酸素切れ
707 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/06(日) 04:14:29.05 ID:B1J0GAAO
主「あー、疲れた疲れた。そろそろバイトにでも行きますか」
委員長「あら、主さん」
主「おいっす。と、そちらは新しい彼氏さん?」
モブA「どうも」
委員長「みたいなものです」
主「へぇ、前の人よりかっこいいかもね」
モブA「……」
委員長「あまり前の人の話をしてあげないでくださいね? この人、ナイーブですし」
主「ほいほい。了解。あ、良かったら飯とかはうちの店使ってね。前の奴はなかなか来なかっ」
モブA「行こうぜ」
委員長「あっ……もう。すみません、失礼します。待ちなさいよ、もう」
主「はいはい、ご達者でー」



主(彼氏をとっかえひっかえ。何をそんなに焦ってんだか。いや、誰かを忘れたいだけか?)
主「考えても仕方ない。息抜きに仕事仕事、と」
708 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/06(日) 04:21:56.24 ID:B1J0GAAO
主「おいーす」
店長「お。来たね。早速で悪いけど倉庫から色々取ってきてくれる?」
主「オッケー。BAR用ので?」
店長「そうそう。じゃ、お願いね」
主「うぃよー」



ガラガラ

主「む?」
男「あ、主さん。こんにちは」
主「おいーす。今日は朝から入ってたのか」
男「ええ。夜には外せない用事があったんで喫茶店の時に、って」
主「へぇ。あれか? 女か?」
男「主さんが想像してるような浮いた話じゃないですけど」
主「なんだ。つまんねー」
男「つまるつまらないではないでしょうに」
主「つまらねぇだろー。うちのお隣なんて毎週ぐらいで彼氏変えてんのに」
男「それは……どう返せば」
主「俺も負けじと頑張ります! とか」
男「ドン引きでしょ」
主「するぜ。でもま、お前ならやれそうな気がする訳で」
男「やな可能性の見いだし方だな……」
709 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/06(日) 09:19:18.48 ID:sAj0QiA0
>>704
口足らずな感じの「つっこまえても」に萌えた



今夜って朝じゃねーか!もう掘るしかない!
710 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/06(日) 22:54:49.98 ID:.ntHUGgo
既に口に突っ込まれててちゃんと言えなかったんですねわかりま(ry
711 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/07(月) 00:30:44.88 ID:rH6xccAO
狙って書いたに決まってるじゃないですか!
つまりは萌えに釣った訳ですね、ふふん。




……はい。打ち間違いですよ。キーボードの。
いいよ! じゃあ次からずっとわざと舌っ足らずにしちゃうもんね!
わざとらしくして萌えなんか一切なくしてやるんだからっ



あと掘るってきっとお庭で穴でもってことだよね。
頑張って精を出してくださいね!





……あ、あれ。なんで卑猥に見えるんだこの文章。
あと口になんも突っ込まれてないよ!
突っ込まれるのはアイスバーくらいです。




そしてみんなそろそろ目覚めるんだ……
俺、男。君、男。
俺、かわいくない。
むしろ、きっと不細工。
つまりなんら欲情する理由がなかったんだよ!!

な、なんだってー!



早く可愛い女の子に萌えてくださいww
712 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/07(月) 00:51:42.19 ID:rH6xccAO
主「……」
男「……」
主「……。なんつーかさ」
男「はい」
主「こうやって野郎二人で延々と料理の仕込みやってんのって虚しいよな」
男「すみませんね。華がなくて」
主「充分なくはないが野郎相手は悲しいかな、そそらねぇし」
男「そそられても困ります」
主「全くだ。にしたってお前も大概モテるよな」
男「モテませんよ。急になんですか」
主「だってお前、何人の女の子から口説かれてるよ」
男「口説かれてないでしょ。だいたいが酔っ払いに絡まれるだけです」
主「俺から見りゃ誘惑されてるようにしか見えねぇよ。何人かお持ち帰りとかしてんじゃねぇの?」
男「してません。というか言いませんでした? 俺、一応結婚するつもりの相手がいるんすけど」
主「知ってる。だからこそ独身の内にとかかとさ」
男「ないない」
主「一途だねぇ」
男「自分では気付かなかったけど惚れてから長い間、好きになってたみたいなんで」
主「ふぅん。爆発しろ」
男「なんでっすか」



店長「おら、お前ら。口より手を動かせよー。口も動かせるなんて余裕かますんならもっと仕事やるから」
主「おうふ、そりゃ困る。ちゃんと働きますかね」
男「ですね」
713 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/08(火) 00:46:23.79 ID:ellW3sAO
店長「お疲れ。また手あいてる時に来いよ」
男「明日は少し外せない用事がありますんで」
店長「だぁから。暇つぶしでいいよ。別に人手にめちゃくちゃ困ってる訳じゃないし」
主「じゃ、明日は俺も休むか」
店長「人手足んねぇからお前は来い」
主「あっれ、数秒前の発言がなかった事に?!」
男「すみません。じゃ、おやすみなさい」
店長「おう。気ぃつけて帰りな」
主「よし、万全の体勢で帰るか」
店長「お前は後片付けしてけ」
主「なんで!? この差は何?!」
店長「頑張る学生と本当に暇つぶしで来てる奴の違いだな」
主「おういえ。なら仕方ない」
店長「ちゃっちゃと片付けて帰るぞ」
主「そして二人きりの店内で夜の大掃除が始まるのだった。なんか『夜の』って付くとエロいよなぁ」
店長「お前とどうこうだけは絶対ないな」
主「店長。案外俺ってばいい男だぜ?」
店長「いい男はこんなとこ来ねぇよ」
主「確かに」
店長「あァ?! どういう意味だ!」
主「同意しただけなのに!」
714 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/08(火) 23:51:16.15 ID:ellW3sAO
やったー!
明日は定時退社日だよー☆








……つまり今日は地獄でした。
このまま布団でバタンキューするのはアレなので主さんの一日の続きと、主様のお子さんは大変な方向に育ってしまいました。の二本立てで参ります。
715 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/09(水) 00:05:17.26 ID:03TVUIAO
主「ふぃー。ただいま、っと」
め「おかえりなさいませ。ご主人」
主「……」
め「なんですか。人の顔を凝視して」
主「今日一日で初めて人に優しい言葉をかけられたような錯覚に陥ったんだ。ビバ! メイドさん!」
め「セクハラで訴えますが」
主「いぇーい! やっぱり最後までいつも通りだったぜー! ちきしょーっ!」
め「あ。勝手に上がらないでいただきたく」
主「うちなのに!? この部屋のご主人なのに?!」
め「忘れてます」
主「何を?」
め「……はっ」
主「露骨に鼻で笑われた!? くそ、躾がなってないな! 飼い主の顔が見てみたいぜ」
め「おお不細工不細工」
主「マジマジとこっち見ながら言ってくれるな」
め「いつまでこんな玄関先でくっちゃべらなければならないのでしょうか」
主「責任転嫁って知ってる?」
め「違います。悪いのはご主……」
主「ん、ごめんごめん」




「“ただいま”」





め「……」
主「……ん? どした?」
め「主にニヤニヤしてる顔が気持ち悪いです」
主「さらっとひどい!?」
め「……ご飯、冷めますよ」
主「お、悪いね〜。今日はなんだろなっと」


「あま……モノ……詰め……」

「あるぇ?! ……ってくれ……じゃ……」

「……」

「……! ……!」



キィ……バタン
716 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/09(水) 00:15:52.43 ID:03TVUIAO
「たっ、だいまー!」

バタン!

男「おう。おかえり」
メ「おかえりんりん」
冥「えへへ。ただいママン。ただいパパン!」
男「後者の語呂悪いな、おい」
冥「でも不公平なのは良くないしね!」
メ「あーあー。高校生にもなって今日も汗だらけとは。誰が洗濯してると思ってんですか」
冥「パパ?」
メ「私も時々やってるって! 時々!」
男「また近所の子供と遊んでたか?」
冥「そうなんだよー。ガキンチョ達が遊んで遊んで、って。仕方ないから今日はみんなまとめて遊んできたよ!」
男「そかそか。学校の友達ともうまくやってるんだっけか」
冥「うん! まこりんもミッチーも昨日一緒に買い物行ったりしたし!」
メ「なんつーか我々の間に生まれたにしちゃ本当に真っ直ぐ育ちましたね」
男「誰にでも優しいいい子だよ」
メ「……なのになんで片割れのあっちはああなのか」
男「誰にでも優しいっちゃ優しいけど……」
717 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/09(水) 00:24:33.03 ID:03TVUIAO
「ぶぇっきし!」


ずずず……

女子A「大丈夫? 命くん、風邪?」
命「あー大丈夫大丈夫。いや、やっぱ寒気する。あっためてくれ〜」
女子A「きゃんっ。あ、ちょっとダメだよ……んっ」
命「あー。やらけー。こうやってっと安心する」
女子A「そんなまさぐられて安心され……ひゃんっ」
命「そういや耳、弱いんだっけ。食べちゃおっかな」
女子A「だ、だめ、だよ。こんな場所、みんなに見つかっ、くぅん」
命「見せつけてやりゃいいじゃん。それとも、やめとく?」
女子A「ぁ……」
命「どうしたい?」
女子A「ほ、しい……命くんの、これ」
命「オッケ。めちゃくちゃにしてやる」






冥「今日も前と違う子と仲良くしてたよー」
男「あいつは……全く」
メ「誰に似たんだか」
冥「パパ?」
男「違うからな!?」






女子A「ハァ、ハァ……」
命「……」
女子A「命くん、大好き」

ぎゅっ

命(……なんかこいつも飽きたな。次は久々に初物狙いでいくか)







メ「どこで育て方を間違えたやら」
男「……本当にな」
718 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/09(水) 09:48:29.14 ID:3IkBXwAO
女たらし、だと…
主様も父も一途だったのに…
719 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/09(水) 22:07:34.31 ID:03TVUIAO
命「ただいまー、と」
メ「帰ったかー。ドラ息子」
命「ひでぇな。ちょっと遅くなっただけじゃんかよ。って、あれ? オヤジと冥は?」
メ「主様は学会発表に向けて最後の詰め。冥はもう寝ちゃってる」
命「ふぅん……」
メ「ん? 何ジロジロ見てんの」
命「別に」
メ「ほら。さっさと着替えてご飯食べちゃって。今日は私が当番だから片付けとかあるんだし」
命「ういうーい」




命(……んー。相変わらず見た目とスタイルは抜群なんだよなぁ。食いてぇ)
命(けど手ぇ出せば確実に半ごろし。下手すりゃ……くそ、ままならねぇー)



メ「うあ。なんか寒気した。こりゃ研究室に一人こもった主様が私で抜いてる証拠っすね。間違いない」





男「ぶぇっきし! ……ずずず。あいつまたなんか良からぬ事を」
720 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/09(水) 22:16:12.86 ID:03TVUIAO
ガチャ

命「んお?」
冥「むみゅー。はれ? 命ぉ?」
命「おっす。今帰ったわ」
冥「おかりー。……zzz」
命「寝るな寝るな。どうせトイレだろ」
冥「ん、正解〜。あ、出そう」
命「バカ言ってねぇで早くいけって」
冥「ふぁ〜い」





命「ちっ。こっちはこっちで女っぽくなりやがって。くそー、なんでうちの家系は女のが強ぇんだよ」
命「普通の女だったらさっさと食うのによぉ。あーあ」
命「一番うまそうなのが一番近い位置にあるとか拷問だっつの。くそ、ムラムラしてきた。誰か捕まえるか」






メ「やっときた。いつまで着替えて……ないじゃん!」
命「わり、出かけるわ」
メ「えぇ、今から!? ご飯は?」
命「いい。食ってくるから」
メ「でもあんたお金あんまり持ってないでしょ」
命「大丈夫大丈夫。んじゃな」

バタン!

メ「ぁ……。はぁ〜〜……本当にどうしてこうなるかな」
冥「いいにおい〜」
メ「あんたはあんたで獣みたいな生き方ね」
冥「けだもの〜」
メ「そりゃ命のこと……ってのもまずいんだけどなぁ」
721 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/09(水) 22:51:54.86 ID:03TVUIAO
という訳で中の人的にはウルトラ苦手な分類に育っていただきました。
天然装った腹黒とかタカビーとかただのバカや内面イケメンはすごい書きやすい。
が! 逆にマジ天然で変なとこのない、完全にいい人とか逆に人間腐ったような奴がとても書きづらい!


なのであえてそんな性格になりました。
……どん詰まりになりませんように。





ちなみに主様の家の物理的なパワーバランスは、
冥≧メ>>>>>妹子>男≧命
となってます。あ、そして真ん中にいる彼女ですが……
722 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/09(水) 22:58:04.14 ID:03TVUIAO
妹子「やっほ」
メ「む。今日は出てったり入ってきたり忙しい日だ」
妹子「何それ?」
冥「ふぁ、妹ねーちゃんだ。やほー……zzz」
妹子「あんたは寝るか挨拶するか食うかどれかにしなさい」
メ「しかし珍しいですね。うちに来れるなんて。しかもこんな時間に」
妹子「こんな時間だから寄れたのよ。で、兄君は!?」
メ「学校の研究室ですよ」
妹子「うあ、そんなぁ……」
メ「相変わらずすぎてもはやここまでテンプレっすね」
冥「てんぷら?」
メ「ネタ的には天丼じみてます」
冥「天丼〜。にゅふふ〜」
妹子「うっさいわね。好きなもんは好きだからしょうがないの!」
メ「こりゃ旦那さんもさぞかし不安でしょうに」
妹子「あ、あいつは関係ないわよ! ……ちゃ、ちゃんとあいつのが、その」
メ「おー暑い暑い。ご飯、食べてきます? この子に食べさせても半分寝てて張り合いないですから」
妹子「ん、いただくわ。……母さんの手料理、ボコボコに酷評してやるんだから」
メ「くすくす。はいはい」
723 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/09(水) 23:00:54.30 ID:03TVUIAO
とまぁ、そんな感じでこの二人については角が取れまして。
仲のいい女友達であり、ライバルであり、親子です。
そんな感じで一人目が自立したら二人目、三人目が問題を起こす……




そんな和気藹々(?)なハートフル(ボッコ?)な感じになってくかもかも。
ちなみにお題は随時募集してます!


次回はまだまだ底が見えない主さん編。
724 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/09(水) 23:30:50.06 ID:/Hkx6jAo
なにやら複雑な展開ktkr
とりあえず妹子の旦那が一番不憫なポジか・・・

最近の個人的ニヨニヨをお題に出してみる
つ「デジ眼買ったお」(中古だけど)
つ「レンズも二本買ったお」(やっぱり中古だけど)
725 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/10(木) 07:05:18.68 ID:tGpMl.SO
まさか世代交代してしまうのかwwwwww

…というわけで

つ【〇〇世代】
【ネクスト】
【ジェネレーションギャップ】
726 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/10(木) 09:35:43.21 ID:Gvp7wAAO
世代交代かぁ…
【ラストレイヴン】
【刻の涙】
【まさかのerg化決定】
727 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/11(金) 01:21:57.56 ID:D12KfcAO
世代交代しまして主人公は双子とメインサブに妹子。
更に同時平行で主さん達をって感じですね。

今までのスタイルが好き!
って方には申し訳ないけどやはり空気を変えるにはこれしか!
ってな訳で前回の予告通り、主さん達の予定でしたが今回はその前にも一人紹介。
妹子の旦那さんです。


何? 興味ないだって?
……確かに自分でもそうなると思います、はい。
728 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/11(金) 01:29:39.04 ID:D12KfcAO
?「やぁ」
妹子「あら。待っててくれたの?」
?「うん」
妹子「そっか。……兄さんに会いにくい?」
?「なかなかひどい質問だよね」
妹子「あんたがいいって言ったんだからね。私はずっと好きな人がいるって」
?「分かってても気持ちは納得しきらないものだから」
妹子「……。大丈夫よ。にぃ君は好きだけど、あんたの事は“愛してる”から」
?「ん……ありがと。あは、僕も現金だな。すごく嬉しい」
妹子「ほら。嫁にバカ言わせてないで。確か公務とかに出席しなきゃなんじゃないの?」
?「大丈夫だよ。所詮その家系に連なってるだけの厄介モノだから」
妹子「私に言わせればあんたが一番皇族らしいけど」
皇「重ねてありがとう。でもこればっかりは嬉しくないかな」
妹子「いいじゃん。その血筋があったから出逢えたんだし」
皇「そうだね。それだけは感謝すべきかも」
妹子「じゃあ今日は1日暇になっちゃうわね」
皇「お兄さんはいいの?」
妹子「空いてないって。せっかく三人で遊ぶつもりだったのに」
皇「二人じゃ、ダメ?」
妹子「勿論いいわよ。あんたとなんだし」
皇「良かった。それじゃ、目一杯楽しもう」
妹子「うんっ」
729 :【デジ眼買ったお】 [sage;saga]:2010/06/14(月) 00:26:17.74 ID:VBh7J2o0
主「じゃじゃーん! おい、見てくれ!」
め「はい。何ですか。この箱」
主「ふっふっふ。噂のデジ眼ってやつだよ」
め「デジタル眼帯?」
主「惜しい! 寧ろ違う! つーか何だそのサイバーパンクな装備品!」
め「さっそくそうびしていくかい?」
主「いきなりファンタジー世界にどっぷりだな! でも違うんだって!」
め「カメラ?」
主「そ。せっかく家族が増えたんだから記念にどうかって薦められてさ」
め「ぼったくられた、と」
主「んな事ねぇって! デジ眼って難しくないって店員が言ってたんだって! 寧ろ簡単でコンパクトデジカメよりいいって言われたし!」
め「値段のほうは」
主「……まぁ、3、4倍ほど」
め「いい買い物をなされましたね。ぷっ」
主「笑うなよ! 笑わないでくれよ!!」
め「はぁ」
主「露骨なため息はもっとごめんなさい?!」
730 :【レンズも二本買ったお】 [sage;saga]:2010/06/14(月) 00:29:43.89 ID:VBh7J2o0
め「で? この付属品らしきものは?」
主「は! あ、い、いやぁ……はは、あははは」
め「まさか何か他にも買わされているのではないですね?」
主「そんなわけないだろ!? これはその……あれだ。かまぼこだよ、かまぼこ!」
め「その割に形状は筒状のような」
主「間違えた! ちくわだ、ちくわ! 練り物つながりで間違えたんだよ。ははは」
め「じゃあ今晩はこのでかちくわで料理をしますので預かっておきますね」
主「あ、ちょ、待……」
め「では失礼します」

バタン


主「……。ま、まぁ後でちゃんと返してくれる……よな?」







その日の晩御飯はレンズ入りお味噌汁と主さんの涙コップ一杯分でした。
731 :【〇〇世代】 [sage;saga]:2010/06/14(月) 00:30:28.76 ID:VBh7J2o0
メ「あのですね。最近世代世代って自分達と他を区別したがりすぎなんですよ!」
男「話題の定期としては割とまともで安心した」
メ「ゲームもスーファミ世代だから、とかFFも6までだ世代だとかそんなんどうでもいいんすよ!」
男「おいおい、後者のは無理矢理世代ってつけてないか」
メ「ちゅーかです。何で世代ごとに分ける必要があるんですか。いいと思ったものはいい、それでいいじゃないですか」
男「うん。まぁ正論だわな」
メ「時代が合わないからって最新のモノにけちつけたり、その報復にと過去の作品を貶めたり。何だってんですか」
男「おーおー、吼える吼える」
メ「だから私はここに宣言します! 世代を超えた世代。ニュージェネレーションな人間として生きると!」
男「壮大なんだが話題の照準がゲームやマンガなのがなぁ」
メ「というわけで主様。私と一緒にニュージェネレーション世代として頑張りましょう」
男「お前さっそく世代分けに入ってるじゃねーか」
732 :【ネクスト】 [sage;saga]:2010/06/14(月) 00:44:54.38 ID:VBh7J2o0
男「俺のネクストがこれか……」
命「ん? なんだよ親父」
男「いや、なんつーか。親の前でそうイチャイチャされると、困るというか」
命「は? 何が?」
女子A「命くん……ん」
命「こら、くすぐったいだろ。もっとやれ」
女子A「あは、素直なんだから」
男「それです、それ。あ、思わず敬語に」
命「別に俺の勝手だろ」
女子A「おじさま。許してください。命くん、本当はおじさんのこと大好きなんけど、恥ずかしいからつい」
男「こっちのほうが恥ずかしいと思うのは俺が古い人間だからか」
命「そうそう。親父は親父。俺らは俺ら。違う人間ってことさ」
女子A「世代の違い、ですね。私たちは次世代の人間なので」
命「お、いいこと言うな。よしよし」
女子A「えへへ」
男(……メイド。なんか俺今お前がああも世代って言葉にキレてた理由がわかったわ)
733 :【ジェネレーションギャップ】 [sage;saga]:2010/06/14(月) 00:48:44.18 ID:VBh7J2o0
男「おい、このゲームってAボタンで決定じゃないのか」
冥「へ? Aぼたん?」
男「AボタンはAボタンだろ。ここだよ、ここ」
冥「そんなボタンあるの?」
男「あるも何もこれだろ?」
冥「○ボタンじゃないの?」
男「いや、Aボタンだろ」
冥「ええー。何それ」
男「……スーファミわからんのか」
冥「うん。なぁにそれ?」
男「……メイド。俺は今すごく悲しみに包まれてるんだが」
メ「大丈夫です。主様。私もですから」
冥「どうでもいいから早く続きやろうよー」
734 :【ラストレイヴン】 [sage;saga]:2010/06/14(月) 01:07:13.54 ID:VBh7J2o0
男「A.Cもやってたけど……ここまで進化したんだなぁ」
メ「もはや実写ですね。実写。完全に実写だこれ」
男「『誰もが、生きるために戦っている。』か、すごいキャッチコピーな」
メ「私も日々を生き残るために戦い続けてますし」
男「誰とだよ」
メ「……ふっ」
男「俺とかよ。流し目すんなよ。似合うな、おい」
メ「ちゅーわけで。古きよきPS2作品を楽しみますか」
男「俺はこれが現役ハードだけどな。お前と違って」
メ「私が主様の土俵で戦うんですから一回でも私が上だったらわかってますね?」
男「わかってたまるか! あ、こら、はじめんな!」
メ「ふはは。勝てばいいのだよ、勝てば!」




委員長「仲いいわね、本当」
女「うらやましいなぁ」
735 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/14(月) 22:26:02.69 ID:lSyaMtEo
ぎゃぁーーレンズがぁぁぁ
レンズってボディより高いのがごろごろしてるんだぞぉ修理費で万金飛ぶんだぞぉ(´;ω;`)
あぁいいレンズが欲しい・・・

難しくないってのはホント、最近の機種ならISO設定もAUTOがあるから大きさと重さ以外はコンデジと大差なし
コンデジより簡単とはいえないけど撮れる絵は古い機種でも圧倒的に綺麗
(まぁコンデジは最近のより昔のが綺麗だったりすることも多々あるけどww)
1こ前のモデルのkiss X3がボディだけで4.5k、Wズームで6.5kくらい
同じレンズを単品で買うとレンズだけで4.5k(2.2k+2.3k)だから差額3.5k
みんなも新品買うならセットを買ったほうがいいぞっと、え?いらねぇって?さいですかorz
つかボディだけじゃ使えないんだから主様もちくわだとか言わなくても堂々としてりゃいいような・・・

ところでデジタル眼帯つーとアーバイン(アニメ版)が浮かぶな
736 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/06/14(月) 23:35:56.05 ID:VBh7J2o0
男「アーバインかっこいいよな」
メ「ステルスバイパーはマジロマンゾイド」
男「え? 何でステルスバイパーが出てくるんだよ」
メ「そりゃアーバインといえばステルスバイパーですし」
男「いやいやいや、コマンドウルフだろ」
メ「違いますって。あ、さては主様はコロコロ派か!!」
男「どっち派でもなかったけど」
メ「謝れ! ボンボン派の好青年たちに謝れ!」
男「どことなくきのこたけのこ戦争に近い何かを感じる。つかアニメ版って言ってんじゃん!」
メ「私はその書き込みに反逆する!!」
男「引っ込みつかないだけじゃねぇか」



中の人はどっちも買ってますた!






男「で。レンズ、新しいの買ったんすか」
主「しゃーねぇだろ? なけりゃ撮れないんだし」
男「なんかもう、どっちもどっちな話ですよね。正直に言えばいいのに」
主「だって無駄な買い物と思われたくなかったんだもん」
男「可愛く言ってるつもりでしょうが可哀想なだけですよ。いろんな意味で」
主「君、年上に対してその敬いのなさはどうかと思うよ。正に失敬!」
男「俺だって尊敬する年上の人くらいしますよ、たくさん」
主「そのたくさんから俺は外れてるのか! くそ、でも逆に考えれば希少種!!」
男「すごいプラス思考なとこ悪いんですが、結局無駄な出費ですよね」
主「君、追い討ちかけるの好きな」


ご主人は悪い人ではないですが頭は悪いです。
737 :【刻の涙】 [sage;saga]:2010/06/14(月) 23:46:33.04 ID:VBh7J2o0
男「君は刻の涙を見る」
メ「ゼータの予告っすね。で、何なんでしょうね、これ」
男「まじめに語っていい?」
メ「どうせ中身ないんでしょ? 止められてふー危なかったとか思うんでしょ?」
男「俺が考えるに、ここにおける刻ってのはゼータで考えれば前作からの七年をあらわすと思うんだわ」
メ「あ。マジで語りだした」
男「つまり、その七年で人、特にアースノイドとスペースノイドがどれだけ変ったのか。あれだけの犠牲と悲しみを生み出しながらどう変ったのかを考えてると思うんだ」
メ「……合いの手いります?」
男「いると思ったら言ってくれ」
メ「あいあいさ」
男「で、同時にニュータイプ同士のかかわりあい方、人と人の繋がりがやがて世界や情勢によってちぢに切れていく様もまた重要なテーマだ」
メ「ララァしかり。フォウしかり。後作でのプルしかり、ハマーン様しかり」
男「素直にいられない中で関わっちゃいけない中での関わり。だからこそ刹那の刻での二人の心の通い合いになるわけだ」
メ「実際出会い、惹かれ、想い合うまでが早い早い。昨今のエロゲでもそうはない」
男「だからこそ、その結末の悲しみを描くこの作品。刻、時代という意味もこめればあまりにも悲しみしか生み出していない」
メ「時代背景。要は最初に言ってた七年のうちの変化があまりにも救われていない中での物語りという話に関係してくると」
男「だからこそ刻の涙。それは物語の中心に居る人間の、悲しみを表す言葉なんじゃないか。と俺は思うんだ」
メ「禿……げふん。御大将ってばすごい」
男「だからこそ、俺らの代で悲しみの連鎖を止められたのは、何となくだけど。良かったんじゃないかって思うんだ」
メ「……その代わり違う悲しみ背負いそうですが」
男「言うなよ。泣きそうになるから」
738 :【まさかのerg化決定】 :2010/06/14(月) 23:49:43.04 ID:VBh7J2o0
メ「いやぁ、濡れ場とかの出演初めてなんで! うひゃー、どうしよう、照れるー」
男「お前じゃねぇよ」
妹嬢「私がヒロインですか!」
姉「私だよね?」
女「あ、アフターでいいのでっ」
委員長「学園モノなら私でしょう」


男「久遠の絆のことじゃね?」


全員「「「「!?」」」」







誰かプログラマーとか原画してくれる人がいたら音楽とシナリオはやるんだけどなぁ……なんて無茶を言ってみる。
はい、久遠の絆はファンなんでザウスさんには期待してます。ええ、はいww
739 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/15(火) 00:21:45.68 ID:5pAMIi6o
メカボニカがリアルタイムな俺じじいorz

メイドにスネークスか・・・なんかえろいなww
漫画版だとデジタル義眼って感じだからなぁ

ゾイドは嵌ると部屋がすごいことになるww
色違いは避けてるのに場所とりまくりだわ
740 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/06/15(火) 00:45:56.96 ID:dnNEbwk0
「ねぇ」

目の前の女は、久々に見る極上のモノだった。
だが、いつものようにただ暇つぶしに遊び相手を探すような女とは違う雰囲気。
何とも言いがたい違和感がある。

「あ、えっと。何すか? 俺、終電逃しちゃって困ってるんすよ。たはは」

まずはいつも通りお決まりの言葉を出す。
気があるならば食いついてくるし、そうでもないならさっさとどこかへいくだろう。
けれどその女はしばらく黙り込む。

「大丈夫っすか? えっと、お姉さん、でいいのかな?」

柔和な笑みを浮かべ、少しでも打ち解けてもらえるよう努力をする。
そんな対応に、何かを考え、彼女は口を開く。

「名前。あなたの。何ていうの?」

「俺? 俺は命って言うんすよ。お姉さんは?」

「私……名前」

口の中で何かを呟き、また沈黙が続く。
何だろうか。この反応は。全く脈がないとは言わないが、何か違うような気がする。

「そうね。名前は……忘れたわ。でもそうね、呼ぶならこう呼んで」





「『委員長』ってね」




小雨の中。二人は出会った。
741 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/06/15(火) 00:47:07.82 ID:dnNEbwk0
時は少し遡る。

雨音が静々と耳元を掠める。
それを遮るように掲げた携帯電話からはコール音。
他人からのものではなく、自分から発信する音だ。
ワンコール。ツーコール。数コールの時を置いて切り替わるお決まりの留守番サービスの言葉。
苛立ちを隠そうともせずに舌打ちをひとつ。腰を上げる気にもなれずふと見上げる。

都心にほど近い、駅前の広場。正確にはその一角にある店舗の軒先。
夜の帳が下りてなお、ここは明るく道行く人、同じように雨宿りする人を照らす。
その誰もが携帯電話を片手に、誰かと会話や待ち合わせをしているのだろう。
この明るさの元が似合う、そんな雰囲気がありありと伝わってくる。

だからこそ、自分の孤独がひどく強いものに感じてしまう。
そのこと自体はいい。こうやって孤独な雰囲気は“釣れる”からだ。

都心に近いこの場所。より正確に言えば都心で働く人間の帰る街。
いわゆるベッドタウンと呼ばれる住宅がほど近い場所。
休日も過ごしやすいよう、開発の進んだこの場所は老若男女問わず人が集まる。
勿論、そうは言うが特に若者が多いのは確かだ。
だからよくここに来る。地元、自身が住む家の近くは閑静であるから気が付けばここにいる。
そう、ここは彼にとって釣堀だった。


いつもならばそろそろ声をかけられてもいい頃合だが、今日はまだらしい。
夜も遅い時間。そろそろ終電の時間である。それでもその場を動くつもりはなかった。

ここならば暇を持て余した女が釣れるからだ。

自分の容姿が他者よりも優れていることは把握している。
そしてその生かし方もまた。だからこそ、今まではさほど時間をかけずにうまくいっていた。
だが今日に限っては珍しく待たされている。どうにも良くない。
雨によって人通りが少なくなっていることもあるし、平日だということもまたネックだ。
それでも今までにない違和感はあった。
742 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/06/15(火) 00:48:27.90 ID:dnNEbwk0
今日はそういう日ではないのかもしれない。

いつもなら数コールと待たずに、彼のお気に入りの少女達の誰かが釣れてもいいはず。
それすら誰一人捕まらず、ただ悶々とした気分だけを持て余す。

だから今日はそういう日ではないのだ。と思わなければ苛々とした気持ちが収まらない。
いつからだろう。他人を。異性を。その温もりを求めるようになったのは。
それもただ傍にいればいいなどとは思わない。触れて、求め、互いに快楽を得る。
時には一方的に得ていることもあるし、相手に与えてやることもある。
とにかく肌を重ね合わせていなければ不安になるのだ。

家庭の環境に問題があったなどとは思わない。
多少特殊な家系であることは理解しているし、それで何か害を被ったことはない。


では何故こうなったのだろうか。……きっとそれは自分の力がそれしかないからだ。


父は男性として魅力的だった、と聞いている。だが、それ以上に何か人を惹きつけるモノがある。
それは自分が彼の子だから分かる。根本的に、求められる人材なのだ。
母は自由だった。女性として魅力的であるが、壊滅的に人に求められる人材ではない。
それでも父にとっては何者にも変えがたい存在だった。それだけで十分なのだ。
そして、何よりも分かりやすい形で力があった。
それは娘であり、同じ立場にあるはずの存在も引き継いでいた。
彼女もまた自由であったが、父の魅力と、母の強さを併せ持つ。そんな生き方をしている。
正直に言えば、うらやましい。
743 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/06/15(火) 00:48:55.28 ID:dnNEbwk0
何故なら、自分はそれらに比べてあまりにも凡夫だったから。
唯一持っていた武器が、父と母の器量を、そっくりそのまま受け継いだことだろう。
だから、思春期を迎えるころには異性に不自由しなかった。
その味を知り、とにかく食らった。相手を喜ばせる方法なんてそれしか知らなかった。
だからだろうか。今の自分にあるアイデンティティがそんなものなのは。

だが、いい。それでもいい。
父にも母にも出来なかった行き方をしてみよう。
いずれ自分は何か、取り返しの付かない破滅を迎えるであろうことは何となく感じる。
だが、いい。それで、いい。

静々と。控えめな音を受け入れ、彼は下げていた視線をそっとあげる。
そこに、女がいた。






久々の街は明るい場所だった。同じ日本でもこういった場所を訪れるのは久しぶりだろう。
職に就き、結局全てに疲れ家に戻り、子を産み、しかし家を出、やがて終わりを求めるように生きてきた。
空っぽな自分はただ言われたままに働いていた。欧州の片田舎から、中南米の秘境も訪れた。
日本に帰れば地図に載らないような場所を訪れ、仕事を終えればまたどこかへとでかける。
そんな終わりのない生活をただ機械的に過ごしていた彼女が、本当にすっぽりとスケジュールが空いてしまったのはただの偶然だった。
次の仕事が入るまで、動きのとりやすい場所を、と与えられた場所がこの駅にほど近いホテルの一室。
そこでただひたすら時間を潰すことだけでよかった。……はずだった。
744 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/06/15(火) 00:49:25.34 ID:dnNEbwk0

何の気まぐれか、食料を買出しに出かけてしまった。
いつも通り、口に含めるものなら、ホテルのルームサービスあたりで良かったはずなのに。
懐かしい人物の声を聞き、何となく、昔を思い出してしまったから。
だから自炊なんてしたくなった。

買い込んだパスタとホールトマト。そして少ない材料。
味なんてもうほとんどわからないはずなのに。

自嘲気味にそんなことを思いながら、ふと見る先。


「え……」

心臓が止まるかと思った。
いや、違う。止まっていた心臓が、動き出した気がした。
745 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/06/15(火) 00:54:30.81 ID:dnNEbwk0
「名前。あなたの。何ていうの?」

「俺? 俺は命って言うんすよ。お姉さんは?」

「そうね。名前は……忘れたわ。でもそうね、呼ぶならこう呼んで」

「『委員長』ってね」



「委員長? えっと、あー」

不思議なことを言う人もいたものだ、と思う。
なんだかこの女性には似合わないような気がする。
そういった俗世的な名称ではなく、もっと浮世離れした印象。
だからこそ、合わないと思う。

「委員長、って。何のっすか」

「そうね。掃除の係のかしら」

「はぁ……美化委員、みたいな?」

「そんなところよ」

艶やかに微笑む女性。
とりあえず、印象は悪くないのだろう。

「えっと、それ、食い物っすか? 俺、なんかめちゃくちゃ腹減っちゃってるんすよねー。とか言ってみたりして」

「いいわよ。ご馳走してあげる。付いてくる?」

「え? マジで!? いくいく! ラッキー、いや、お姉さんありがと!」

「いいわよ。それと、呼ぶときは」

「さんきゅ、“いいんちょ”!」

ぴたり、と刻が止まった気がした。
746 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/06/15(火) 00:59:23.58 ID:dnNEbwk0
本能的にヤバイ、と思う。もしかしてとんでもない地雷を踏み抜いたのではないか。
空気に敏感な命はそう思うほどの空気の変化を感じた。

だが、それに対して、

「……お安い御用よ」

何故だか、泣きそうな。
けれどどこか懐かしむような。
綺麗な。それは彼が今まで見てきた女性の中ではいない、強烈な印象を与える微笑だった。


「あ……いや、えっと」

「さ、付いてきなさい。すぐそこだから」

そう言って指された場所は、駅とほぼ一体の高級なホテルだ。
本当にあたりを引いた! と普段ならばガッツポーズなどとりそうな命だったが、今はそんな気分になれなかった。

心臓がどくん、と音を鳴らした。







それは彼女も同じだった。
ここ数年間。止まっていたと思っていた心臓が動き出した。
そんな印象さえあるこの時間。
どこか浮かれそうになる自分だったが、すぐに心は乾いていく。


結局、逃れられないのか、と。





こうして出会った二人。
そうして始まる、次の世代の物語。
747 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/06/15(火) 01:03:47.95 ID:dnNEbwk0
メ「マンガはマジ義眼っすからね。だからこそかっこいい」
男「アニメの話だっつってんのに」
メ「ところで主様」
男「どうしたメイドよ」
メ「……こいつ、性懲りもなくやりやがりましたよ」
男「やりやがったなぁ」
メ「どうせまた自分であっぷあっぷするんすよ」
男「するだろうなぁ」
メ「皆さんあきれてますよ」
男「あきれてるだろうなぁ」
メ「実はいろんなのを書きたいとか言ってますよ」
男「バカだよなぁ」
メ「それもこれも今年はいくつか作品を投稿するからとか言ってますよ」
男「現実見ろって話だよな。ここですら満足に書き上げてないのに」
メ「とりあえず皆さんの罵りの言葉でも期待しますか」
男「明日ここ見て心臓麻痺起こすんじゃないだろうか。今の記憶なくなってて」
メ「ありえそうっすね。ああ、バカはしななきゃ治らない」
男「合掌」





……な、なんかすみませんでした。
けどお子さんにも今後お題が回る可能性が出た! 程度に思っててください、ええはい。
その筈なんだ……うぅ。
748 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/15(火) 01:45:10.54 ID:FwtKdAgo
【来週も男子と地獄に付き合ってもらう】
【メイドだって平和を守れるんだ!】
【妹嬢のドリルで男子を突け!!】
【みんなに塩コーヒーを振舞う女さん】
【パターン青!いいんちょです!】
749 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/15(火) 08:45:05.41 ID:/t7G6AAO
最近主様の主様が出現頻度高くて嬉しいぜフヒヒ…
そしていいんちょがいつの間にやら大人の女になってるな
久しぶりに普通のいいんちょ見た気がするぜww
お題
【オウンゴール】
【いじメイワールドカップ】
【主様(大)は今年も東京国際展示場に拉致られるようです】
【子ども達も巻き添えを喰らったようです】
【新政権成立】

ふと考えてみたらこのスレ出来てもう二年半くらいなんだよな…
昔に比べれば勢いは落ちたけど一人の作者がずっと書き続けてるって凄いと思う。
応援してるからこれからも頑張ってくれ!
あ、あとオルタナティブの続きもwwktkしてるww
750 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/15(火) 19:16:20.19 ID:MOVShFQo
>「大丈夫っすか? えっと、お姉さん、でいいのかな?」
おにーさんと悩むような感じなのかとおもたww

時事ネタ
【おかえりなさい、はやぶさ】
751 :【来週も男子と地獄に付き合ってもらう】 [sage;saga]:2010/06/15(火) 23:53:50.75 ID:dnNEbwk0
メ「主様はキリコほどかっこよくない」
男「わかってることをわざわざ言うない」
メ「ていうか……」
男「うん。いや、女装してる理由はな。俺が悪いんじゃないと思うんだ」
メ「こんな格好であの硬派な作品に乗り込む気ですか」
男「のりこまねぇよ!」
メ「個人的にはフィアナさんとなら地獄までいけますが」
男「俺もだって」
メ「……女装した男の人に言われても」
男「だあああああ!? 俺のせいじゃねえよ!!」
女「私のせい?」
男「非常に近い原因ではあるけど」
女「私なら来週と言わずに毎日付き合うよ!」
男(それがある意味地獄への第一歩だと思うだ、女さん……)
752 :【メイドだって平和を守れるんだ!】 [sage;saga]:2010/06/15(火) 23:58:50.40 ID:dnNEbwk0
メ「サラリーマンでも平和を護れる次代ですから」
男「この日本という国を事実上守ってるのは間違いなくサラリーマンの皆さんだぞ」
メ「このごくつぶしめ! よくもぬけぬけと!!」
男「……っぐ、言っちゃだめなのかな。鏡見ろよとか」
メ「それにしても伏線回収綺麗で後半はすごい中身みっちりでしたね。ありゃいい作品だった」
男「いい作品だったと思うんだ。万人受けしやすい内容だし」
メ「問題は絵柄でどことなく逆転裁判思い出すくらいですね」
男「それはお前の脳内フィルタの問題だろ」
753 :【妹嬢のドリルで男子を突け!!】 [sage;saga]:2010/06/16(水) 00:01:25.68 ID:IzASBRg0
妹嬢「天元突破ぁぁぁあああ!」
男「アッー!」








妹嬢「え? これだけなんですか?!」
男「恐ろしく哀れかつ俺も被害受ける内容なんだが」
妹嬢「もうちょっと掘り下げましょうよ!」
男「えええ!?」
妹嬢「違います! 意味が違います!!!」
754 :【みんなに塩コーヒーを振舞う女さん】 [sage;saga]:2010/06/16(水) 00:10:17.53 ID:IzASBRg0
女「え? 塩コーヒーって普通じゃないの?」
全員「「「「え?」」」」
女「最近流行ってるんだよ? ダイエットにもいいし」

男(……女さんって味音痴だっけ?)
メ(いえ、そういった設定はついていませんでしたが)
妹嬢(“ついかぱっち”というやつでしょうか。つまり私の胸も!)
二人「「ないない」」
妹嬢(なっ!?)
委員長(それより大丈夫なの? 彼女、私たちに勧める気よ)
男(げ!?)

女「はい、みんな。せっかくだからどうぞ」

男(ああ、悪意ゼロの笑みだ)
メ(てんしのようなー。あくまのこえがー)
委員長(蘇る銀狼、ね)
男(まさかのとこが食いついたよ)
妹嬢(どうでもいいですが、誰がいくんですか。これ)
女「みんなどうしたの?」
メ(断ったら絶対傷つく流れですね)
妹嬢(兄さん。ここは代表として)
男(俺!?)
委員長(犠牲は少ないほうがいいわ)
男(犠牲っつったな!? 今、絶対犠牲っつったろ!!)


姉「あ。何なに? おいしそー。いただきまーす」

全員「「「「あ」」」」

姉「おいしー。いいね、これ」
女「でしょ? えへへ。気に入ってもらえてよかった」


男「大丈夫、なのかな」

ぐび







ブフゥ!

メ(くろいきり……まさか実在したとは)
妹嬢「兄さーん!!?」
755 :【パターン青!いいんちょです!】 [sage;saga]:2010/06/16(水) 00:13:20.67 ID:IzASBRg0
委員長「……何?」
妹「ひぃ!?」
委員長「私が来たら何かまずいことでもあるのかしら」
妹「え、えっと! きっと違うよ! ほら、青って言ってもいい意味かもしれないし!」
委員長「厳重なまでの警戒態勢に思えるけれど」
妹「おもてなしの心だよ!」
委員長「大量の火器を向けられて?」
妹「ほら! 今ってばセキュリティって大事だし!」
委員長「お客に銃を向けることもセキュリティなのかしら」
妹「国によっては!」
委員長「ここ日本よね」
妹「不思議な国だよねー、日本って」
委員長「……」
妹「……」
委員長「ひと暴れしようかしら」
妹「逃げてええええええええ! みんな逃げてえええええええええええ!!」
756 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/06/16(水) 00:18:27.48 ID:IzASBRg0
これはこれで普通の委員長! なのに何故か安心するのは中の人も同じです。
なんでだろうね。どうしよう、困ったね!

委員長は唯一、まっすぐ幸せな光の当たる道を行きませんでした。
それが善し悪しかはともかくとして、今の彼女はかつてとは似ても似つかないほど遠い人に……
そんな彼女が書きたくて昨日は思わず、というもあったり。

さておき、まだまだそんな感じで現役貫いていくつもりなので!
今日も出来る限り書いてみようかと思ってます。頑張るですよっ。
こうして少しずつレスが増えてきてくれるのが何よりの原動力。
みなさんの応援で中の人は生きています。いや、マジで。
これからもよろしくお願いしますねっ。

あとおにーさんっぽいんじゃなくて、おばさんとは言えないけどお姉さんってほど若くも見えなかったらしい。
ってのが答えのようですね! でもあの書き方では確かにそうとも取れる……精進せねば。

そして冨樫や貞元並にあれだったあの企画がついに動き出す! かも! ……だったらいいな!
今回は今までのダイジェスト。
757 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/06/16(水) 00:33:05.25 ID:IzASBRg0
200X年。10月某日。
その日、男にとって世界は変った。

何の前触れもなく飛ばされた『平行世界』。
そこは自分の居た世界に限りなく近く、そして絶望的なまでに遠い場所だった。

数十年に渡る地球外起源種「BETA」。その存在との戦いがこの世界における現実。
日々人類は追い詰められ、世界は終焉を迎えようとしている。

そんな中、成行きで国連軍に入隊した男は、その運命に翻弄されながら対BETAの切り札ともいえる人類救済計画「オルタネイティヴIV」に関る国連軍衛士として仲間と共に戦い続けた。
見知った顔、見知った場所。学園と呼ばれる場所は最前線を支える基地であり。
そこに集う学友達は一人一人が戦士だった。
過酷な運命の中、戦う力を手にし、運命に立ち向かう……そんなありふれた英雄譚にはならなかった。
その年の12月24日、人類は戦うことを諦め、地球放棄・人類脱出計画「オルタネイティヴV」を発動してしまう。

そう、人類は闘争ではなく逃走を選んだ。事実上の敗北である。
三年。それでも地球に残り最後まで戦い続けた彼。
男がこの世界を訪れてから培ってきた努力の全ては、結局は無に帰すことになる。
……はずだった。


三年。その月日が過ぎ、確かに死んだはずの自分。だが目覚めればいつもの部屋。
『元の世界』に戻れたと浮かれていた男だったが、家の外には3年前に見た光景が広がっていた。
カレンダーはあの日と同じ200X年10月某日。男はタイムスリップしただけだったことに落胆していた。
だが、彼が経験した世界では遂に完成しなかった鍵があることを覚えていた。
そう。未来を知っている唯一の人間として人類側の切り札となる「オルタネイティヴIV」を完遂させ人類を勝利へと導くべく、国連軍基地の門戸を叩く事を決意した。
再び元部隊に編入した男は、3年間の従軍経験と未来の記憶、人並みならぬ覚悟だけでたった一人、戦いに臨む。

残された時間はあと2ヶ月。果たして男は未来を変える事ができるのか。そして人類はBETAに勝利することができるのか―――。


『いじメイ オルタネイティブ』


近日再開!



―――それは、あいとゆうきのおとぎばなし
758 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/16(水) 01:03:28.83 ID:116wlEAO
なんかダイジェスト書いてたらこんな時間! ……ヤバい。仕事中寝たら首飛ぶ。
書ききれてないので続きは明日になるようなっ。




く……ただのダイジェストくらいスパッと書きゃいいのにいちいちなんかしたがる悪い癖が!
759 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/16(水) 23:55:45.48 ID:bIULSxoo
スレ全部まとめは後回しにして、シリーズ物毎にまとめたよ
http://nanabatu.web.fc2.com/new_genre/ijiwaru_maid.html


パー速の纏めづらさに断念して、前スレではAA支援に廻ってたけど
AA力が足りないのでやっぱりまとめで支援するぜ
760 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/17(木) 00:45:01.91 ID:ZHMDPAAO
>>759
ななばつがまとめてるなんて…すげぇや
自分の過去の過ちまで載っててこっぱずかしいなオイww

主様の主様ではないが超乙と言わざるを得ない
761 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/17(木) 00:53:53.46 ID:19EbBkAO
ふぉぉおお!!!
まとめありがとうございますっっ!
今日も帰ってシャワー浴びてコンビニ飯をかきこんで布団にダイブするだけの生活のはずがこんなご褒美がっ!
寝る前にお題やろうとスレ開いて良かった。

うぅ……というかもはや生きてて良かった……


本当にありがとうございます!
自分でも忘……げふん。
他の方からしたときに読み直しやすくなっててありがたいです。

つまりこれはシリーズ洗い出したんだから頑張って続きをってことですね。
とりあえず今日はお題ですがいじメイはじめ他んとこもガリガリやってきますね!





しかしこうして見ると自分の筆力のなさが恥ずかしい……
勢いで誤魔化すのはそろそろ限界かっ
762 :【オウンゴール】 [sage]:2010/06/17(木) 00:59:07.97 ID:19EbBkAO
男「もう許してやれよ」
メ「ジュラル星人め、絶対に許さないぞ!」
男「止めようとした結果なんだから」
メ「世界という大舞台でまさかの失点……許せる!」
男「どっちなんだよ」
メ「主様もよく自爆しますし」
男「何もしてねぇよ」
メ「わざわざ使えないメイドを雇うマゾなのに? 全然役立たずでも解雇しないのに?」
男「君今かなりオウンゴール決めてるよ」
763 :【いじメイワールドカップ】 [sage]:2010/06/17(木) 01:09:32.90 ID:19EbBkAO
メ「全国数人のいじメイファンの皆様お待たせしました。ワールドカップの季節です」
男「狭い世界杯だな」
メ「事実ですし。が、やるからには命がけ! ポロリもあるよ、でお馴染みです」
男「一切馴染みないんだが。球技なのか」
メ「球技ではないですが半球2つを合わせりゃ確かに球技です」
男「……何の話だ」
メ「世界規模なバストサイズを見せびらかして貧乳を嘲笑う大会なのです」
男「最低の趣旨だな?!」
メ「悔しければシリコン詰めるなり牛乳飲むなり孕むなりすればいいじゃない!」
男「最後のはまずいだろ。……よく考えたら最初のもか」
メ「と、いう訳で我々選手一同、正々堂々乳を晒すことを誓います!」
男「下手なAVの導入みたくなってんぞ」





こうして爆乳3とフラット3による確執の溝は更に深まったとか何とか。
764 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/20(日) 16:00:25.32 ID:d8jw.U60
>>763の様子を見てみたいwww
765 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/06/20(日) 23:55:25.09 ID:pyjRl6o0
メ「見たい見たいと思わせてる間が華なんですよ。チラリズム」
男「しょうもない内容だけどな」
メ「スカートの中一生懸命覗いたらばばくさいパンツだったとか」
男「パンストだったとかな」
メ「この変態!!!」
男「もはや理不尽を通り越して危ない人だぞ、お前」
メ「躁鬱激しいんですね」
男「欝ねぇじゃん」
メ「実は隠してました。うつだー。うつだー」
男「実際引きこもりだしな」
メ「私が元気に走り回ってる姿なんて想像できますか?」
男「無理無理」
メ「世界まる見えのナレーターですら言わないでしょうね。そこには元気に走り回るメイドの姿が!」
男「全国のお茶の間の人が頭おかしくなったんじゃないかと疑う一文だよな」
メ「ま。でもせっかくなんでワールドカップの一部をご紹介」
男「一部ってなんだ」
メ「実は総合競技なので一つだけを競うような内容ではないのでした。その中で熱かったものをピックアップ!」
男「なるほど。スポーツ番組だな」
メ「私、深夜のキャスターいけますね。エロいし」
男「基準そこなのか……今のテレビ」
766 :【いじメイワールドカップ:ほう○投げ】 [sage;saga]:2010/06/21(月) 00:06:38.64 ID:eqMcGnE0
男子「フィールドを見るに砲丸投げか」
メ「いやいや、違いますよ男子ちゃん。違うんですよ、男子ちゃん。違」
男子「わかったからそっちの名前を連呼するな。しゃあないだろ! なんか女人しか入れないって言われたんだから!」
メ「じゃあ入ってこなきゃいいのに」
男子「無理矢理連れ込んだのはどこのどいつだよ!!」
メ「私ドイツ人じゃないんで」
男子「こいつ……」
メ「で、ここでの競技は豊乳投げです。まずこの○丸を……」
男子「とんでもないとこ伏せてないか? そこに入る文字次第ではアウトなんだが」
メ「これを胸に挟んで、リフトアップ状態に。ここから胸と全身のバネを使い投げ、距離を競います」
男子「ここでスルーは余計にまずい胃がするんだけどもさ。いやいいけど」
メ「この競技の味噌はリフトアップ時の美しさも加点対象なのでしっかり持ち上げましょう」
男子(……悲しいほどに貧乳側に不利だよな。って俺もそっち側代表なんだっけ。……今更ながらにとんでもないことしてないか、俺)
メ「んではまず私から……ほっ。よっと」
男子「おお。しっかり持ち上がってる……って、何ぃ!?」
メ「事前にローションを塗りこみ、更にぎりぎりまで透ける素材の服を着用。このまま数秒の停止時間を置いて……そォい!!」


ぼてっ


男子「……そりゃローション塗ってりゃ1mもとばねぇわな」
アナウンス『ただいまの記録……12億点3860万2311点です」
男子「な、なんだその銀河系得点はああああああああ!?」
メ「今年はいまいちでしたね。ふむ」
男子(なんなんだこの大会……)
767 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/06/21(月) 00:13:21.88 ID:eqMcGnE0
メ「では次は主様の番ですよ」
男子「さっきので終わってなかったのか!?」
メ「さぁさぁ、貧乳側の皆さんが見ますよ」

妹嬢「兄さん! しっかり!」
妹「……帰りたい」

男子「なんかすごい温度差を感じる客席なんだが」
メ「それとも棄権しますか? ふふ」
男子「あーもう、やるよ、やる!」
メ「ではスタンバってください」
男子「どうなってもしらねぇからな……ったく」



男子(えーと。確かこの○丸……おい、なんで俺まで伏字になるんだ。この際どうでもいいけど)

ふに

男子(……寄せたところで乗っかるスペースなんてねぇんだけどなぁ。ええい、ままよ)

「「「おおおおぉ」」」」

男子(なんだ? なんかめちゃくちゃ会場がどよめいてるけど。つか、この体勢きつい……っせぇのぉ、で!)

ぼてっ

男子(だよなぁ。やっぱ。さっきのメイドより飛んでねぇんじゃねぇのかなぁ)
アナウンス『ただいまの得点は……』
男子(色々期待できねぇし、まぁここは素直に謝ってく……)

アナウンス『119億6201万2210点です』

男子「なにぃぃぃいいい!? どこにそんな高得点要素が!」
メ「主様、ご自分の胸を見てみてください」
男子「むね? ……げ!!! 透けてる?! しかもお前のよりぬっちゃぬちゃじゃねぇか!!」
メ「ほぼ素肌。かつ一生懸命な姿。更に体勢的にほぼ手ブラ……ふっ、完敗です」
男子「いや、ええと……ごめん。全然嬉しくねぇんだけど」
768 :【主様(大)は今年も東京国際展示場に拉致られるようです】 [sage;saga]:2010/06/21(月) 00:17:10.50 ID:eqMcGnE0
男「あれだよな? 車の展示とかだよな? それかコンサートとかだよな?」
メ「年末のこの季節に他の行司なんてないですよ。ほら、さっさと着がえてください」
男「なんで俺は静かに年越しができないんだ、この年になってまで……」
メ「この年だからこそ! 楽しみを見出さないとやってけないでしょ!」
男「全部お前の楽しみだと思うんだよなぁ」
メ「つべこべ言わず準備する!」
男「わぁったよ。……でも冥たちはどうすんだよ」
メ「女さんにお預けしてます。大丈夫です」
男「ああ。なら大丈夫か」
メ「では出発」
男「……はぁ。またあの暑苦しい空間に……」
769 :【子ども達も巻き添えを喰らったようです】 [sage;saga]:2010/06/21(月) 00:24:50.85 ID:eqMcGnE0
メ「ふふ、今年は壁際ですからね。気合入れて売って下さいよ」
男「……昔と違ってまだ男のキャラのコスプレだからいいけど」
メ「ああ。主様のキャラ、今回受け側なんで。いろんな子がすごい目で見てくると思いますけど頑張ってください」
男「どんな頑張りを見せればいいんだよ!?」
メ「あ、始まりますよ」
男「ああ……今年も地響きが」





男「はぁ、はぁ……おい。なんで俺がずっと売り子なんだよ」
メ「だってそういう約束でサクチケ分けてもらいましたし」
男「……いいけどさぁ。あー、さすがにそろそろ疲れてき……」

『パパぁ!』

男「!?」
冥「かっこいいー! すごいすごいー!」
命「かっこいいー!」
男「な、なななな……」
メ「おー、きましたね。マイサンズ」
男「どういうことだよ!? 預けてるんじゃなかったのかよ!」
女「あ、あはは。お預かりはしてます。なんて」
男「女さん!?」
女「えっと。実はだんな様が一度きてみたい、ってことだったのでうちの子と一緒に、みたいな」
メ「ま、誘ったのは私ですがね」
男「お、お前ら……」
冥「ぱぁぱー」
命「ぱぁぱー」
男「やめろ! 俺のこんな姿を子供に見せてやらんでくれ! つか、周りの客の反応みろよ! 明らかに……あ、あれ」
メ「和み空間になってますね」
女「それに、男くんのキャラは子供もちだから大丈夫だよ」
男「俺が社会的になんら大丈夫じゃねぇよ!!」
女「あ、それじゃあ今から二人のお着替えしてくるから」
メ「頼みました」
女「任せといて」
男「おおおおおい!? うちの子に何コスプレデビューさせようとしてんだあああああ?!」





親子そろってコスプレ写真。何故かすごい受けが良かったとかなんとか。
770 :【新政権成立】 [sage;saga]:2010/06/21(月) 00:32:28.11 ID:eqMcGnE0
メ「日本どうなるんすかねぇ」
男「お前がニュース見るなんて珍しいな」
メ「こんな時間に起きちゃったんだから仕方ないじゃないっすか」
男「でもま、選挙で俺らが選んだことになってる人たちのやることなんだから文句言えないはずなんだけどな」
メ「人間、上にいくとすぐダメになりますね」
男「ダメになるっていうよりは、難しいんだよな。積み上げてきたもんが全部重荷になるから」
メ「深い言葉のようで言い訳のようで」
男「違いねぇ」
メ「ところで主様」
男「ん?」
メ「実は我々の世界でも新しい勢力が樹立してたりするんですよ」
男「そうなん?」
メ「まず我々でしょ? で、外伝組」
男「って言うと……ああ、あの子らか」
メ「名前は忘れましたが彼女らが一つ。まぁでもこれは前からですが。そんでもって主さん一派」
男「今後少しずつベールが明らかに、か」
メ「そしてニュージェネレーションズ。とまぁ、結構色々あるわけですよ」
男「だなぁ」
メ「ただこれらに共通して一人の人物が関連してます」
男「ほへ? 俺とかメイド……は違うよな」
メ「はい。私たちは私たち。皆さんの物語では端役も端役です」
男「じゃあ、端役じゃない、重要なポジションを取ってる人がいるのか」
メ「はい。どの物語でも、です。その人の名は……」
男「名は?」
メ「……。メタ話はこれくらいにしときますか」
男「ここまできて!?」
メ「ここまで全部読んでらっしゃる方はだいたい予想がつきますけどね」
男「そうなんか」
メ「まだある場所には未登場ですがそのうちでるとか何とか」
男「……とにもかくにも書き手が頑張らないといけないのだけはわかった」
メ「いぐざくとりぃ」






……精進します。
771 :【おかえりなさい、はやぶさ】 [sage;saga]:2010/06/21(月) 00:41:43.92 ID:eqMcGnE0
男「……綺麗、だな」
メ「あの流れ星みたいのが?」
男「そのはずだ。頑張ったんだよな、はやぶさは」
メ「そっすね。何年も一人で、ってのも変ですけど……ずっと宇宙を旅してきたんですよね」
男「いろんなトラブルあったんだよな。一時は絶望的な状況が続いたりしてな」
メ「身体のあちこちを壊れて、それでもイトカワまでいって。でも確かサンプル採取は……」
男「俺はカプセルに何も入ってなくたっていいと思う。あいつは帰ってきたんだから」
メ「次の目標を持って帰ってきてくれたんですね」
男「おう。夢と希望を持って、な」
メ「くさいっすね」
男「くさいな。けど、こういうのってなんか俺感動しちゃうだよ」
メ「奇遇っすね。私もです」
男「……宇宙、か。ロマンだよな」
メ「夢やロマンを持たずして生きても。それはもったないないですよね」
男「ちょっとだけこういうときは現実から心が離れちゃうんだよな」
メ「ふふ。私はいつも夢とロマンだらけっすけど」
男「まったくだ」
メ「主様は?」
男「ロマンも夢もないけど、大事なもんは手に入れたかなぁ」
メ「……聞きませんからね?」
男「おう」
メ「……ばか」
男「かもな。……消えたな、光」
メ「燃え尽きたんすよね」
男「そうだな。んで、この地球の大気に混じってずっと舞い続けてるんだ」
メ「なるほど。じゃあ、聞こえてるはずですよね」
男「ああ」



「「おかえり、はやぶさ」」
772 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/21(月) 12:50:54.62 ID:4KDM2qQ0
ああ…男子ちゃんと突き合いたい…
773 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/21(月) 23:19:02.48 ID:oQhtBLUo
うぅ・・・自分でお題振っておきながらうるっときちまった・・・
ところで日本からじゃ再突入は見えなかったハズ
中継や報道ならどれかはわかるの、と言う事は二人で豪に行ってたということか・・・いいなぁ

>男「でもま、選挙で俺らが選んだことになってる人たちのやることなんだから文句言えないはずなんだけどな」
これは間違い
憲法十二条『基本権は国民の不断の努力によって保持しなければならない』(基本権の保持義務)
とあるので選挙したとはいえ権力が暴走を始めぬよう抵抗する権利(むしろ義務)はあるでよ
アメリカなんかはもっと過激に「政府が暴走してどうにもならんなら革命起こしてよし(意訳)」と独立宣言の前文に書かれてる
銃が無くせない(武力革命に武力が必要だから)理由の一つだそうな
774 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/06/22(火) 00:44:58.50 ID:QpGZtAU0
男子「何を突き合うんだろうな。槍か? 刀か? フェンシングか?」
メ「珍しく主様が狂気に飲まれている。恐ろしや恐ろしや。で、股間の槍でお突き合いですか?」
男子「絶対に!! 断固として!! 俺は男と関係なんか持たないからな!!!」
メ「半泣きになってまで言うことですか」
男子「マジ泣き寸前なんだよ!?」
メ「……器量よしのレズっ娘の登場でも期待するしかなさそうですね」
男子「お前がいるだろ! 助けろよ!!」
メ「ほら、人の恋路を邪魔すると馬に蹴られるんで」
男子「俺に蹴られるか馬に蹴られるかの二択になるぞ」
メ「暴力反対! ドメスティックバイオレンス反対!!」
男子「なら夫の浮気はいいのか! しかも相手が男でも!!」
メ「え。誰が誰の妻なんすか?」
男子「ぐ……う、ううぅ」
メ「ちょ、ま、何でマジ泣きなんすか。お、落ち着いてくださいよ!」
男子「うぅぅ……!」



どうやら一番傷つくポイントだったそうな。
775 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/06/22(火) 00:49:21.38 ID:QpGZtAU0
男「ちゃんと海外まで行ってきたな。妹に誘われて」
メ「なんか二人してみてたら『何でお二人がいい雰囲気になってるんですか!?』とか言われて困りましたね」
男「うむ。別に普通だったよな?」
メ「はい。普通でしたね」
妹嬢「もはやそのやり取りですら悔しいです」



男「うーん、そういう話とか持ち出すと非常にややこしいわけで」
メ「私ちんぷんかんぷんなんですが」
男「ま、要はお前みたいに政治に興味ないぞ、なんて頭っから否定してちゃダメだってことだ」
メ「えー。面倒くさい」
男「なんていってると、今の世の中に文句すら言えないわけで」
メ「私養ってもらってるんで別にいいっす」
男「こ、こいつぁ……マジで俺は何でこいつを雇ってるんだ」
メ「かわいすぎてゴメンネー」
男「ぐ、ぐぐぐ」
メ「たまにゃサービスで胸チラくらいしましょうか?」
男「バカやろう!! ……脚のほうでお願いします」
メ「この人も大概ですね」
776 :【alternative 前回までのあらすじ】 [sage;saga]:2010/06/23(水) 01:15:23.78 ID:odWb3V20
それは、終わりの始まり。

いいや。違う。砂漠の中の一粒の希望を探す。
そんな、人類の――いや、一人の男の戦い。


あいとゆうきのおとぎばなし。その始まりである。


その日、平行世界へと飛ばされた俺は荒廃した世界を目の当たりにする。
全てはBETAと呼ばれる人類に敵対的な地球外起源種が現れたことにより歪んでしまった。
俺の知る歴史はそこになく、人類はひたすらBETAと戦いを続けている。
そんな世界に降り立った俺は、ただただ自分の知る場所へと移動し気づけば学校まできていた。
しかしそこにあったのは前線基地と呼ばれるもの。不審な存在として扱われた俺は連行されてしまう。

そこで出会ったのが俺の妹。だがその立場は俺が知るものではない。
長官。そう呼ばれた彼女は俺の見知った存在とはかけ離れていた。
勿論、優秀なところはそのまま。ただ俺との関係が赤の他人になっていた。それだけだ。

記憶がない。そう判断された俺に対して彼女は言う。自分を利用する、と。
何もわからない俺はただそれに従うしかなかった。
777 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/06/23(水) 01:15:51.42 ID:odWb3V20
こうして始まった戦争? のための訓練。
そこで明らかになるこの世界の情勢。その事実に打ちのめされながら、俺は見知った顔に出会う。

委員長。
女さん。
友。
いいんちょの妹ちゃん。
そして、教官であるメイド長だ。

こんなに見知った顔ばかりなのに、彼女達は他人のようだった。
いや、実際この世界においてのつながりはない。だから他人なのだ。

そんな事実に暗鬱となる。だが自体はそれだけにとどまらない。


いざ始まった訓練。その中で俺はどういうわけかとんでもない成績をたたき出す。
全てにおいてトップクラスなのだ。
頻繁に頭痛にさいなまれる、という欠点を除けば俺はとんでもない生徒なのだろう。

だが、俺にとってそれは過ぎた産物。
結局は他人の世界。知らない世界の出来事と目をそらす俺。
そんな空気を感じ取ってか、やがてチームのみんなと衝突してしまう。


しかしぶつかり合う中で、徐々に芽生えるこの世界に対する熱い思い。
そして浮かび上がる過去の情景。
そうして俺はこの世界に対して本気になっていき、チームのみんなとの絆を育んでいく。
778 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/06/23(水) 01:16:20.31 ID:odWb3V20
同時にイドと呼ばれる不思議な少女とも知り合っていくことになる。
どこか憎めない悪戯をしかけてくる、口数の少ないかわいらしい少女。
そして何故か頭を離れない言葉……。


ゆっくりと侵食していく頭の痛みに、俺は過去からのメッセージを受け取る。
我が妹もうすうすとそれを察し、やがて一つの結論に至る。

俺は平行世界にただ飛んだのではない。時間も移動している。

この世界にきたのは初めてではない。俺はこの世界の終わり方を知っている。
それを止められるかもしれない可能性。それが俺の中に眠っている。
その記憶を目覚めさせた俺は今以上に訓練に励むようになり、チームもそんな俺についてきてくれた。



そうして迎えた運命の日。
そんな俺の状況を信じるか信じないか。またこの先における未来を切り開く可能性が試せるかどうか。
それを占うことになる『総合戦闘技術試験』。これに最速で合格すれば妹から、つまりは基地からの全面的な支援を期待できる。
そうすれば人類を救う手立てが導き出せるかもしれない。
そんな希望を胸に挑んだ結果、数々の困難、試練を乗り越え俺達は最速クリアの記録を樹立。
一気に次の段階へと進んでいった。
779 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/06/23(水) 01:17:25.05 ID:odWb3V20
こうして、俺達は衛士過程と呼ばれる戦術歩行戦闘機、いわゆるロボットの操縦がカリキュラムに組まれることになる。
そう、BETAと呼ばれる存在はとんでもない対空性能と、巨大さを有する存在がいる。
だから俺達はこの戦術機を完全にマスターしなければならない。
何より俺は前回の記憶でもこの過程が一番得意だった。
だから俺が何か力になれるとしたらこの部分が大きいとふんでいた。

実際、俺の訓練データを開示していくことでチームは大幅な技能習得時間短縮が可能になる。
その事実に胸を躍らせるさなか、イドとの関係に新たな謎が浮き上がる。



「なんで、イドが“あいつ”の……」


見知った顔を見かける中、いまだに見ない“あいつ”の姿。
そしていまだに進む気配のない人類の切り札“オルタネイティブW”。
様々な問題と見えない明日。

それでも俺は……俺達は進むしかない。
人類の勝利を信じて。
780 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/06/23(水) 01:18:05.36 ID:odWb3V20
人物紹介

○男
国連太平洋方面第11軍極東基地衛士訓練学校・衛士訓練部隊所属の訓練兵。
もともとはただ(とも言い切れない身分)の学生だったが、ある日目覚めると、そこは全く異なる世界だった。

BETAと呼ばれる敵と人類が数十年に渡って戦いを続けている世界……。
どうしてその世界に自分がいるのかもわからないまま、元の世界に帰る方法が見つかるその日まで生き残るため、妹嬢の計らいで訓練兵となった。
当初は、体力の低さや考え方の甘さのせいで仲間のお荷物でしかなかったが、戦術機と呼ばれる兵器の操縦で類い希な才能を発揮する。
元の世界のチャロンやVSシリーズのような機動を知識の糧にしている。
以来、兵士としても人間としても成長していった。

だがそれだけの力を有しながらも彼、そして人類は敗北し今一度この地へと戻ることになる。

基本的に何でもそつなくこなす上、それが強化されてるので意外と手が付けられない状態。
但し精神面が元きた世界より弱くなってしまった感は否めない。


○委員長
男の所属する部隊の実質的なリーダー役。ここでは学級委員長的な立場からの委員長。
どのような戦術も一定の水準以上でこなし、非常に冷静沈着。
但し周りの個性が強いせいかこの世界においても没個性気味。
外伝というか楽屋話でのはっちゃけっぷりはどうした! ……多分出ません。
ただそんな彼女の家系の問題で、今後少々きな臭い部分が出てくることになり……。

チームの空気を読み、仲を取り持つなくてはならない存在。
それを感じさせないほどのさりげなさが彼女が委員長と呼ばれる所以かもしれない。

○妹
委員長の妹にあたる存在。チームの中では一番のやさぐれ属性。だったはずが一番の直情家に。
気に食わないことはハッキリと言うし思ったことは隠さない。
当初、甘い心持の男のことを嫌っていたが、実力は疑っていない。
だからこそ悔しく思い、一時期は大きくぶつかりあったが今では冗談を言い合う一番の仲。
からかい、からかわれつつ、二人の間柄は悪友に近いものがある。

部隊の中では小手先が器用でナイフ戦やサブマシンガンを利用した小回りのきいた戦いが得意。
姉である委員長には身内である以上の何かしらの崇敬ぶりが時折見られるが……。

○女
連帯と協調性を重んじる、唯一女の子らしい女の子。性格的な意味で。
一見気弱で頼りないが、あがり性や人見知りを努力によって克服したという頑張り屋でもある。
狙撃特性に秀で、その実力は極東でトップクラス。本人曰く裁縫の延長とか。んな訳あるか。
何でもない一般家庭の出であるように見えて、その実……。
女装男の娘大好き。でもここではそんな趣味をひけらかすわけにもいかず。

現状、チームのメンバーに振り回されまくるのみな彼女。
どうにも頑張っていただきたい。頑張りすぎると男子ちゃんが泣くことになりますが。
781 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/06/23(水) 01:19:28.83 ID:odWb3V20
○友
生存技能特性に優れた、訓練小隊のムードメーカー。
原作である作品では女体化されてる親友がいるもののこっちは雄そのもの。
人なつこく誰とでも当たり障りなく接することのできる人物。
但し押しに弱いので基本的に流されまくる。
身体を動かすの大好き。スポーツ万歳。
時々昼食後に基地内でサッカーに興じる姿も目撃される。
男のよき理解者でもある。性別的な意味で。

○イド
局用基地地下19階にある部屋で、いつも脳髄の入ったシリンダーと共に過ごしている。
歩く機密と言っても過言ではない立場にいるらしい。
毎朝、男の部屋に起こしに来るが、何故かしら悪戯をしかけてくる。
徐々そのネタも笑えないレベルに進化しつつあり男を戦々恐々とさせている。
脳髄の入ったシリンダーに対して、異常なまでの執着心を持っている。
とにかく謎が多く行動も読めないながら、重要なキーを握っていることは間違いない。

そして過去の記憶で叫ばれた一言。
彼女が何故男を主と呼んだのか。そしてその名前から連想される人物は……。


○メイド長
国連太平洋方面第11軍・極東基地衛士訓練学校・衛士訓練部隊の教導官で、階級は軍曹。
元々は帝国陸軍大尉で、衛士訓練学校創設にあたり、妹嬢に招かれて帝国軍より赴任した。
国連軍に出向する際、教官職である軍曹に便宜上降格していた。
前回の記憶ではオルタネイティヴW解体後、帝国軍に復帰し、その後少佐に昇進している。
教導官としての任務に自らの夢や過去を重ね合わせ、誇りをもって臨んでいる。
教え子達には厳しく指導にあたるが、それはこれまで数多くの訓練兵を衛士として育て上げ多くの教え子を失ってきた彼女なりの教育であり、時には気を配り見守る一面も見せる。
勿論そうでなくても地で厳しくクールな性格からか鬼軍曹と陰口を飛ばされることも。
妹嬢とは古い付き合いで、その聡明さに心酔し忠誠に近い心持で接している。

○妹嬢
国連太平洋方面第11軍・極東基地司令官。但し基地司令とは別系統の肩書きにあたる。
対BETAにおける人類勝利の鍵、「オルタネイティヴW」の最高責任者にしてあらゆる分野における天才。
本計画の要所として建設された極東基地においては、かなりの権限を有しているとも言われる。
自らの推論と様々な出来事から突然現れた男に様々な便宜を図る。
彼を部隊へ編入させ、セキュリティの高いIDを与えたばかりでなく、この世界での武の戸籍情報まで改ざんした。
だがそれが単に持論の立証のためなのか、それ以外の目的があるのかはよくわからない。
天才の頭脳は、常に目的達成のための布石を打っている。
その緻密さゆえに、それらがどこでどのような形で表面化するのか、凡人にはその時にならなければわからないのだ。
しかし「天才」であるからと言って「全知全能」という訳ではない事を忘れてはならない。
あくまでも彼女は天才的頭脳を持って自らの道を往き、さらにはそのよく回る頭は謀略にすら役立てられている。
ただ時折見せる苦悩の表情が彼女が超人ではなく一人の悩める人間である事を示している。

○メイド
いまだ、その姿は誰も見ていない。……のか?
782 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/06/23(水) 01:21:56.46 ID:odWb3V20
はい、というわけで続きを書いていくにあたって現状の整理という感じで一度書かせていただきました。
でも正直7xさんのところでまとめていただいているのでいらなかったような気がしないでも……と思ったそこのあなた!




俺もそう思います。
まぁとにもかくにも続きは書いていきますが、今までみたく深くしっかりかいていくだけにせずにいきます。
大事な場面をチャプター再生っぽくやってく感じに。間は少し軽く埋めつつでw

というわけで今後もよろしくお願いします。
あと今回の人物紹介のとことかあるところを参考にしてますのであんまり探さないようにw
783 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/23(水) 01:45:45.13 ID:38KRIUAO
今見直したら誤字多いな……一部思いっきりたけるちゃんの名前出してるしww
次回より気をつけないと……

さておき目が冴えちゃったのでラストに。



メ「じゃん。夏らしくワンピースっすよ」
男「でもヘッドドレスを忘れないお前が好きだ」
メ「メイドですし。だがたまには素足! 見よ、この脚線美!」
男「お前にゃガッカリだ」
メ「ガーター穿かないだけでこの扱い!?」
男「最低限ニーソだろ。オーバーニーだろ」
メ「あ、一応ガーターリングはしてます」
男「マジ神。愛してる」
メ「この人時々最低なまでに自分に正直だ」
784 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/25(金) 08:07:35.31 ID:3QaNYEAO
お題
【更に闘う者達】
【決勝トーナメント進出】
【思春期を殺した委員長の翼】
785 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/26(土) 14:42:24.93 ID:f2qLsZA0
俺もお題を
【永遠のために君のために】
【Gの季節】
【麦茶ではなくめんつゆ】
【噂のラー油】
【それぞれがタイムスリップしたようです】
【ヤムいいんチャ】
786 :【意地悪なメイド オルタネイティブ】 [sage;saga]:2010/06/28(月) 00:27:34.71 ID:kiUNQQQ0
第20話 「自身/自死」

あいつは、イド。でも、まるで。
ふわふわと浮ついた考えだけが俺の頭を駆け巡る。
不思議な子だとは思っていた。
けれど、どこかで願っていたのかもしれない。
彼女が“彼女”であってほしいと。
違う。それはわかっている。でも。

そんな思考の迷路に閉ざされながら、足は自然と格納庫へ向かう。
今日は吹雪の搬入が予定されているからだ。
これは妹が手を廻してくれたおかげで、本来訓練機としては破格のもの。
本来前線で扱われ、練習機となるのは激震と呼ばれるもので、良くも悪くも大味だ。
その分汎用性もきき、誰もが最初に扱うであろう機体。
それを飛び越え最前線で活躍する吹雪がここにきたのだ。
起動を始め、その全てのスペックがハイレベルな分、繊細な操作が必要となる。
けれどこれは信頼の証。
そう、こんな扱いは恐らくあいつが本気で俺を信頼してくれたからだ。
787 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/06/28(月) 00:29:02.50 ID:kiUNQQQ0
そう、委員長は本来の家系から外れてしまっていた。
彼女が継ぐはずだった将軍家とのつながりは彼女の一つ上の代が台無しにしてしまう。
そのせいもあり、彼女の分家だったはずの家に全てを奪われ、ただの影武者として育てられ

てきた。
それでもこの扱いである、ということからその家系が将軍家以上の存在としてあることがわ

かってくる。

「怖い顔してるぜ」

そんな事情を知るからこそ、思わず彼女に声をかける。

「そうかしら。そんなつもりはなかったのだけれどね」

「武御雷、か」

「あなたもこれが何を意味するか薄々気づいてるでしょ。態度の変らなさから言えば怪しい

けれど」

「知ってるよ。大体はな。けど、別にいいだろ。俺は元々肩のこるような関係は嫌いだし

「……そうね」

それだけをいい、彼女は再びその機体を見上げる。
そこに込められた複雑な感情を、しかし俺は察しながらどうしてやることもできない。
788 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/06/28(月) 00:30:08.63 ID:kiUNQQQ0
貼り付ける順番間違ったのあぁぁ……

というわけで以下が本当の順番。読みづらくしてすいません。
789 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/06/28(月) 00:30:53.92 ID:kiUNQQQ0

そんなせっかくのイベントなのに、俺は結局それに集中することはできなかった。


と、同時に吹雪とは違う機体が搬入されてくる。
武御雷。タケミカヅチ、と銘打たれた機体だ。

「あれは……」

呟きは委員長と妹ちゃんのもの。

あの機体は、本来こんな場所にくるものではない。
俺たちの本来の世界とは違い、この世界では皇より軍を一任される存在がある。
それが征夷大将軍であり、この世界の実質的な軍事のトップ。
その近衛軍に配備される専用機。それが武御雷だ。
あれがここにある、ということは……。

俺の視線は自然と委員長に向かう。



前回の記憶が告げるのは、委員長の出自。
そしてこの世界でのもう一つの勢力の存在。

委員長は将軍から重用されるある一族に連なる存在だ。
それは正式な名称と持たないものの軍の裏側に常に存在する陰陽の家系だったという。
そしてこの戦術機の一部にはその技術(もとい魔術ともいえる類のもの)が使用されている。
だからこそ、彼女達は重用され、あがめられてきた。そう、実質的な裏からの支配を行ってきた存在なのだ。
故に彼女達は強い意志のもと、愛国心に従い戦い続けてきた。
それは彼女達の家系が戦術機に対する相性の良さを持っていたこともあり、誇りも持っていた。

でも……委員長は。

「あんなもの……わざわざあてつけのつもりかしらね」

誰にごちるでもなく呟く。
790 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/06/28(月) 00:31:45.67 ID:kiUNQQQ0
そう、委員長は本来の家系から外れてしまっていた。
彼女が継ぐはずだった将軍家とのつながりは彼女の一つ上の代が台無しにしてしまう。
そのせいもあり、彼女の分家だったはずの家に全てを奪われ、ただの影武者として育てられてきた。
それでもこの扱いである、ということからその家系が将軍家以上の存在としてあることがわかってくる。

「怖い顔してるぜ」

そんな事情を知るからこそ、思わず彼女に声をかける。

「そうかしら。そんなつもりはなかったのだけれどね」

「武御雷、か」

「あなたもこれが何を意味するか薄々気づいてるでしょ。態度の変らなさから言えば怪しいけれど」

「知ってるよ。大体はな。けど、別にいいだろ。俺は元々肩のこるような関係は嫌いだし

「……そうね」

それだけをいい、彼女は再びその機体を見上げる。
そこに込められた複雑な感情を、しかし俺は察しながらどうしてやることもできない。
791 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/06/28(月) 00:32:38.38 ID:kiUNQQQ0
「わ! 武御雷だ!」

と、そこへ女さんの声。
まずい。このままだと前回の記憶では委員長のお付の人に怒られて……。

「女さん、そこまでにしとこうか。触ったりはあんまり良くないだろうし」

「ふぇ!? あ、そ、そだね……あはは」

すごすごと引き下がる彼女の視線の先には侍従さんの姿。
あの人とも面識がないわけではないけれど……。

「……」

なんだか嫌われているみたいで。
その横には三人ほど、さらに彼女に従うメイドさんのような存在。
彼女らからはもっと露骨な嫌悪感のこもった視線を受ける。


俺が何をしたっていうんだ。


委員長は彼女らに気づいたのかひと悶着あったようだが、結局は折れる形でこの武御雷の搬入を認める。
いや、認めざるをえなかった。そこに、悪意だけでない、彼女を気遣う意志を見せる人の陰が見えるから。

そんな彼女達のやり取りを見終えた俺だが、やはり侍従さんたちが気になりその場に残ることにする。
そして会話をしてみれば……。


「死人が何をする気ですか。委員長様達に何の目的で近づいたのです」

そう切り出される。
あくまでも知らない俺はただそう応えただけのはずなのに。
しかし彼女たちからは死人の扱い。そして嫌疑の目。

何か致命的な食い違いを感じながら、やがて一つの結論にたどり着く。
792 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/06/28(月) 00:32:59.82 ID:kiUNQQQ0
「ええ、あなたは……いえ、この世界のあなたは既に亡くなられていますが?」

あの後結局、委員長の助け舟でその場を納めることができた。
しかし気になった俺が妹に話を聞きにいけばそんな答えが返ってくる。

「そん、な」

「何をショックを受けてらっしゃるかしりませんが、気に病むことではないでしょう」

「けど! 隠し事はなしにしてほしい!」

「隠し事? こんなことは隠すまでもない話かと思いましたので。何より、“だから何なの”です?」

「……く」

そうだ。俺は俺だ。関係ない。
所詮同姓同名の人間が死んだ。その程度だと割り切ればいい。
けれど、そうだとわかっていながらもどこかやりきれない思いが俺の中に渦巻いたのもまた、確かだった。




この世界にいた俺。
君は幸せでしたか。
隣に、彼女はいたのでしょうか。



勿論、確かめる術などなくて……。
793 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/06/28(月) 00:34:28.03 ID:kiUNQQQ0
というわけでおそおおおおおおおおおおおくなりましたが、早速やってきますよ! ええ!

そしてお題のほうでちゃっかりいいのが揃ってることもあるのでいいんちょルートもとい、委員長さんの本領発揮します。
具体的にはまとめにあったあれの続きですね!

というわけで寝る前にもそもそお題とかやりつつ今日はこのあたりで!
794 :【更に闘う者達】 [sage]:2010/06/28(月) 01:14:04.99 ID:UNtKi.AO
主「どぅどぅどぅぺーいどぅどぅどぅぺーい」
め「とうとう保っていた最後のラインを越えました、と客観的に判断します」
主「名曲を口ずさむくらいはいいだろ! ビバ自由!」
め「ジャスラックに連絡も辞さない覚悟ですか」
主「辞してください。あとこれジャスラックじゃなくてね?」
め「更に闘うならば相手が居なければ」
主「わざわざ不利な喧嘩ふっかけなくてもさ!?」
め「ご主人。男気が試されていますよ」
主「っしゃあ! かかってこいやカスラックぁ!!」
め「だそうですが、ジャスラックの方」
主「おられたんですねすみませんでしたぁぁあああ!」
め「儚い男気でした」
795 :【決勝トーナメント進出】 [sage]:2010/06/28(月) 01:18:06.90 ID:UNtKi.AO
友「えへへ〜」
男「えらくご機嫌だな」
友「わかる? でもやっぱり自分がやってるスポーツで自分の国が活躍すると嬉しいじゃん」
男「だな。多少お祭り感はあるけど……騒いだっていいか。せっかくの大会なんだし」
友「そうそう! あ、そういえば男も何か大会あるって言ってなかった?」
男「ない。断じてない」
友「そうだっけ? あれー」






男(言える訳がねぇだろ……あの謎の乳大会、もといWカップで決勝いったとか……)
796 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/29(火) 00:55:24.96 ID:1WYr0mM0
>>795
決勝…だと…

wktkwktk
797 :【いじメイオルタ】 [sage;saga]:2010/06/30(水) 00:33:43.80 ID:eWRt4is0
第21話 「進歩/変化」



俺はここにいる。
なのに自分はもう、ここにいない。
そう分かっていても割り切れない。

「気にすることないわよ」

結局、俺はその考えを委員長に救われた。

「ごめんな、俺だって自分のこと、全部言いたいけどさ」

「あなただって私に対して必要以上に肩肘張らないでいてくれるでしょ。お互い様よ」

「……ただ無礼なだけかもしれないぜ?」

「知ってるわよ、そんなこと。……ね、ありがと」

「お、おう」

そうだ。俺が何者かなんて気にしないでいてくれる。
信頼を持って接してくれる仲間がいる。
それだけで十分だ。だから、俺は……まだ頑張れる。




その日のシミュレーションによる模擬戦闘は絶好調だった。
市街地の跡地を想定した動作教習応用過程も後半。
本来ならもっとかかるスケジュールを飛ばしてきた俺だが、これくらいなら問題ない。

「残弾0、なら!」

跳躍を繰り返し、遮蔽物を盾にしての行動を繰り返した結果残弾が切れる。
だが既に敵機は残り一機。すばやくナイフを換装し、倒れこむ寸前まで機体を落とす。

「っしゃらぁ!」

薙いだ瞬間にわかる致命的な一撃。
模擬戦闘の終了を報せるコールと、メイド長による終了の合図が重なりその日の訓練は終わる。
798 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/06/30(水) 00:34:11.43 ID:eWRt4is0

「しかし相変わらず無茶苦茶な機動だな」

「ありがとうございます!」

「……半分は皮肉だ。まぁいい、あがってよし」

「はい!」

俺の評価は相変わらずそういうものだそうだ。
無茶苦茶、と評価されてはいるが俺からすれば当然のテク。
倒れこみをダッシュでキャンセル、小ジャンプからの最低空切り替えし。
このあたりはゲームから学んだ感覚。
さらにコンボへ繋ぐことで一定の間隔でダメージを稼ぐ。
当たり前の行動のつもりだが……。

「ん? ゲームの感覚で? ……これだ!」

唐突に閃いたアイデアを胸に、俺は妹のところへ駆け込んでいった。




「それは果てして戦術機に必要なのでしょうか?」

「ぐ……」

分かっていたことだがこいつの正論による反論は恐ろしいほど的確だ。
俺が提案したかったことはキャンセルとコンボ。
前者は本来CPUによって処理される行動補助に則ったシーケンスがある。
倒れこむときに受身を取る、それを抑制するといったものだ。
それを俺は無理矢理押さえ込むことで次の動作へ移っている。
このほうが次の行動へ移ることに支障がなく攻撃にも回避も行える。
そしてコンボは特定の動作の後に行う行動を変化させるというもの。
挌ゲーに例えるならパンチを三回入力したとして、それがそのままジャブ三回にならない。
ジャブジャブストレートと同じボタン、入力でありながら変化させるというもの。
これによって最適な行動を常に出せるのではないか。
799 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/06/30(水) 00:35:20.97 ID:eWRt4is0

……と説明したまではよかったのだが。

要はそれらは限られたルールだからこそ意味のあることだそうで。
例えばコンボに移ったとしてそれが特定のコースしかない以上、限定的な有効手にしかならない。
何故戦術機に人間を乗せ、CPUに任せきらないのかはこの微細な判断が人間には可能だからだ。
故に今回のようにハード面ではなくソフト面でいじったところでその意味があるかどうかと問われると……。

あー。いい案だと思ったんだが。
俺みたいな機動が評価されている以上、これが全員にできれば大きな戦力アップにつながると思ったんだが。

「まぁ、いいでしょう。やってみましょうか」

「わかった。また何か思いついたら……って何ぃ?!」

「だからやりましょう、と言ったのですが」

「いやいやいや、だってお前今さっき……」

「要は並列処理速度と操縦練度の問題ですよね?」

「並列処理?」

そういえばこいつの研究の最大の根幹が並列なんたらの半導体が150億のどうのこうのだったような。

「現在はコンピューターと人間が戦術機において判断と操縦を分担してやっている。ここまではよろしいですね?」

「お、おう」

「本来人間の判断力を超えるコンピューターは存在しない……のですが、戦術機程度でしたら十分すぎるものが存在しています」

「なぬ!? じゃあ何で今までそれを使わなかったんだよ!」

「だって誰にも言われませんでしたし。不満も言われたことはありませんが?」

「ぐ……」

時として天才は凡才の悩みに気づかないものである、とは思うが。

「とにかく。お粗末な代案ではありますが採用してみましょう。興味を惹かれる部分もありましたので」

「お粗末……」

「早速あなたの練習機を概念実証機としてテストします。今後常にデータ回収を行いますので、そのつもりで」

「おう。何でもいい、せっかく採用されたんだ! いくらでもとってくれ!」

こうして俺はテストパイロットとしての活動も始まった。
こうやってひとつずつ、人類を勝利へと導いてやる。
絶対、負けてやるもんか。
800 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/06/30(水) 00:36:10.57 ID:eWRt4is0

この世界で死んでたって関係あるもんか。
俺は……この世界を救うんだ。





むにむに

『ん、んん……』

『ほれ。おきてくださーい。時間ですよー』

『なんのだよ……休みだろ』

『今日は新作ゲームの発売日なんですよー。お一人様一個なのでテンバイヤーの私としては二個いるんですよー』

『最低すぎるだろ……ふぁぁ』

『いいから起きやがれってんだこんちくしょう!』

『だがことわる』

ふにゅん

『ふぇ!?』

『……む。この感触は……ああ、不可抗力だからな? 違うからな?』

『な、なななな』

『しかしやばいくらい育ってるな。うん、至福』

『こ、こんの……どすけべ変態やろおおおおおおおおおお!!!』

『ぐぼおおおおおおおお!? えるぼふおおおおおおおおおお?!』
801 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/06/30(水) 00:36:32.29 ID:eWRt4is0
……。

ゆさゆさ。

……う、うぐぐ。

ゆさゆさ。

「い、いてぇ」

「……このばかメイド……」

「ってイド?」

目の前にいるのはイド。
何だかそわそわしてるが。

「おわ、着替えまで。どうしたんだ?」

「ばいばい」

「あ……ちょっと」

「おはよう」

バタン

なんだったんだ?
って、うおおおおおおおおお!? 時間がああああああ?!

これは点呼に間に合うか!?
やべ、これはやべええええええええええ!!!
802 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/06/30(水) 00:36:56.62 ID:eWRt4is0

なんとかいつも通りの時間に間に合わせたものの、何ともふがいない。
こちらに来て、さらに二年を前線で過ごした俺。こんなことは久しぶりすぎる。
何となく気が緩んでるのかと思い、少々自己嫌悪に陥ってしまう。

「珍しいわね、あなたが腑抜けた顔なんて」

「ほっといてくれ。たまにゃそういう日もある」

しかしやはりあの夢が原因か?
最近夢らしくないほど臨場感溢れるリアルな夢を見ている気がする。
そのせいで寝不足にでもなっているんだろうか。

「と、いうわけだ。何か質問はあるか?」

いつも通りのメイド長さんの連絡を適当に流してそんなことを考える。

「では最後に連絡事項をひとつ。急な話ではあるが明日、国連事務次官が当基地を来訪される」

「――へ!?」

がたっ、と思わず立ち上がりそうになる。

「どうした、男」

「あ、明日ですか!?」

「そうだ」

何てこった。国連事務次官といえば……

「う?」

そう、女さんのオヤジさんなのだ。
国連はこの基地の直接の上位組織。
つまりそこにいる事務次官という立場である以上、直属のお偉いさんだ。
更にいえば厳格さと極度の親バカという二面性を持つ不思議なおっさんなのだがそれはさておく。
外交畑生え抜きの職務と信念に忠実なネゴシエーターで、評価も高い。
その人がくる、ということ自体はまぁそれほど大きな問題ではない。

一番の問題はそこではなく、そのイベントの後にとんでもないことが待っている。



HSST(再突入型駆逐艦)の落下だ。
803 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/06/30(水) 00:40:37.10 ID:eWRt4is0
男「何を期待してるかしらねぇけど乳杯だぞ?」
メ「健全な青少年には期待するなというほうが無理では?」
男「“俺の”だぞ!?」
メ「……不健全な青少年が期待に満ちた目を」
男「まじめに生きてくれ、頼むから」
メ「と言いながら着替えはバッチリな男子ちゃんなのでした」
男子「ちくしょおおおおおおお、なんだこの強制力はあああああああ?!」




決勝では男子ちゃん、へそだし肩だしふとももだしの三拍子です。
804 :【いじメイ オルタ】 [sage;saga]:2010/06/30(水) 23:53:55.62 ID:eWRt4is0
第22話 「進歩/変化2」

HSST。それは戦術機の汎用カーゴであり、シャトルでもあり、事務次官が来訪の際に利用する艦でもある。
要は何でも積める輸送機だ。ではそのシャトルに海上輸送が原則の爆薬を満載にすれば?
更にただの墜落ではなくこの基地めがけて再突入までプログラムされていれば?

明らかに仕組まれたその行為。
それが何を示すかはわからないまでも、その脅威だけは知っている。
前の記憶では女さんの超高空狙撃によって難を逃れたけど……。

とにかくいてもたってもいられなかった俺は朝のブリーフィングが終わるとすぐに妹のところへ駆け込んだ。



「なるほど。そういうことですか」

いくつかの質問をされたあと、こいつは何かをつかんだようだ。
事務次官がその時どんな様子だったか、とか予測される被害は、などなど。
そして女さんの狙撃の案を話せば具体的なプランまで立てだす始末。
それは俺が前の世界で体験したもの、そのものだった。

「全く。痺れをきらしたというところなのでしょうが。クリスマスプレゼントにしてはブラックユーモアに溢れすぎていますね」

一人で納得して勝手に話を進められているが、ひとつ分かることがある。
クリスマスプレゼント……つまりそれはオルタネイティブXのこと。
人類がこの星を捨てる結末だ。そのタイムリミットが12月24日。
なるほど、ブラックジョークがすぎるってもんだ。
805 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/06/30(水) 23:54:43.15 ID:eWRt4is0
「簡単な話です。彼らがカシュガルを攻める気になったのか、それとも臆したのか」

「え、えぇと?」

「国連も一枚岩ではない、という話です。本来カシュガルに存在するオリジナルハイヴ。やつらの最大級の巣への攻撃は絶望的なものとされています」

「それは、知ってる」

「本来玉砕覚悟になってしまうため、これは最後まで避けられるでしょうが……その可能性を生み出す作戦もある」

「オルタネイティブW」

「ええ。ですが、これも100%の勝率でない以上、少しでも戦力を温存したいと考える方々も居られる」

「その牽制や脅迫の一歩が、今回の」

「そういうこと、です」

「くそ!」

思わず悪態をついてしまう。
こんなところで人類同士が足を引っ張りあっていても仕方ないのに。

「私とて引くつもりは毛頭ありません。必ず阻止します」

「……頼む」

「彼らの考えが理解できないわけでもありません。種の保存。その大儀はまた一つの正義ですから」

「……」

「けれど、私はそれを認めることなんて出来ません。感情論と物事の正当性は別問題ではありますが」

わかっちゃいる。……わかっちゃいるんだ。
けど、俺はこんな人類同士のごたごたなんて……。
806 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/06/30(水) 23:55:22.36 ID:eWRt4is0

もやもやした気持ちのまま、ふらりとよったPXで皆が先に集まっている。
呼び止められて話を聞いてみれば、

「はうあう、どうしよう、どうしよう!」

そういえば女さん。父親に手紙でだいぶん嘘ついてたんだっけか。
それで引くに引けなくて、

「んじゃ、女さん一日分隊長計画ってことで」

「……はぁ」

「これ見よがしにため息なんてつくなよ。おい」

「そんなこと、普通認められないでしょ」

「あう、ごめんなさい」

しょぼんとうなだれる女さん。悪気がないのがわかっているだけに何とかフォローしてやらないと。
そんな風に考えているとき、友が袖を引っ張ってくる。

「ね、あっちで正規軍のやつらがこっち見てると思うだけど……」

「あ?」

見れば確かに明らかによくない視線がこちらに向いている。
いや、委員長に、か。恐らく武御雷の件だ。
前の世界でもそのことで委員長は難癖つけられて妹ちゃんが飛び出し、色々と問題になった。
全く、気にするなと全員に言いかけて、こっちはこっちで険悪な空気になっている。
なるほど、俺からすれば一度経験したたいしたことのないことでもこいつらには初めてのこと。
戸惑いや苛立ちに変ってしまうのかもしれない。仕方ない、か。
807 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/06/30(水) 23:56:34.22 ID:eWRt4is0
がらり、といすを引いてそいつらの元へ。

「何か御用でしょうか?」

「ほう、そちらから声をかけてくるか。訓練生」

「ええ、何やら言いたいことがありそうな顔でしたので」

「……おい、お前俺の階級わかってんのか?」

「ええ、中尉。それで? 話はなんですか? 手短に済ませていただ……がっ」

瞬間、右頬を殴られる。

「口の利き方も習わなかったのか、ええ? 訓練生」

「ええ、権力をかざして暴力を振るうような上官はおりませんでし……ぐっ」

「こいつ、ふざけやがって。それになんだあの武御雷。お前ら吹雪だけでなく何であんな機体まで搬入させてんだ」

「僻みもストレートだとかえってすっきりしま……あぐ!」

「んのやろう……!」

ああ。苛々する。
こんな奴ら……こんな奴らがいたから人類は負けたんだ。
何故そんな小さなプライドで目先のことばかりしか見ないんだ。
お前らがもっと頑張れば、BETAに対して戦ってくれてれば、きっと死なずにすんだ命だって!

「ずいぶん反抗的な目だな、こいつはみっちり教育を……」

「おい、大丈夫か、男! くそ、こいつら!」

「……あれは私へとあてられたもの。何か問題でもありますでしょうか」

「ばか、お前ら! でてくんな」

「あうあう、男くん……」

「ふん、貴様ら。ちょうどいい、まとめてこの基地での軍規ってもんを」

「騒がしいな。ここは」

「!?」

仲間達が駆けつけ、一触即発となりかけたその時、凛とした声が響く。

「侍従長、さん」

俺はまたこの人に助けられるのか。
前の世界でもそうだったように。
808 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/06/30(水) 23:58:01.27 ID:eWRt4is0
「かの機体はさるお方により齎された極秘の任を帯びている。それをたかだか一兵卒がかぎまわるか」

「い、いや」

「これは国連軍による帝国軍への諜報活動とも取れるぞ。しかるべき報告をそちらにいれねばならぬが……よいな?」

「そんなつもりは! し、失礼しました!!」

去っていく背中に軽蔑のまなざしを送る侍従さん達。

「……ありがとう」

「いえ、委員長様の為をと思いましたが。出すぎた真似だったかもしれません」

「そんなこと、……」

複雑な感情を見せる二人の関係。
一瞬表情を和らげた侍従長さんだったが、すぐにその場を後にした。

残された俺達だったが……。

「全く、無茶するぜ」

「はは、ごめん」

「もう! けんかはダメなんだからね!」

「そうだよ、無茶しないでよね。ひやひやしたんだから」

「すまんすまん。で、それより女さんの一日分隊長の件だけど」

「まだその話かよ! それはさすがにダメだってさっき姉さんが……」

「いいわよ、やりましょう」

「へ?」

「こんな頑固者。いくら言ってもムダだもの。さっさと協力したほうが身のためだわ」

「……へへ、ありががとな」

「あう、あ、ありがと!」
809 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/06/30(水) 23:58:28.50 ID:eWRt4is0

こうして怪我の功名ではあるが、女さんの一日分隊長の件もすんなり決まる。
あんな騒ぎを起こして営倉入りも覚悟していたが、メイド長さんから不問の判決をもらう。
曰く、いっせいに嘆願されるよりいちいち一人ずつ来られるほうがたちが悪い、だそうだ。

みんな、ありがとな。

最後に事情を分かってくれていたのか、軽い心配の言葉と妹のところへ出るようという命令を残してメイド長さんは出て行く。



妹のところへ向かう道中、俺はイドに会う。
少々考え事をしていたせいかぶつかりそうになりつつも、彼女と一緒にならんで歩く。
最初に二言三言話したあとは無言の時間が続き、何となく居辛い気分に。

(さっきぶつかりかけて怒ってたりしない、よな)

「怒ってません」

「ふお!? あ、ああ。声にでちゃってたか」

それにしても不思議な子だと思う。
こんな軍事基地の中で重要な作戦を担う女の子、か。まるでゲームの話だ。
ゲーム、か。この世界にそんな娯楽はない。
だからこそ、あいつの存在を希薄に感じてしまう。

「……メイド」

「イドです」

「いや、言ってみただけだ」

何となく期待を込めた言葉も、あっさりと受け流される。
やはりあいつこの世界にはいないのだろうか。
それが喜ばしいことなのだとわかりつつも俺は……。


呼び出された先。演習ルームまではあと少しの距離。
俺はもう少しだけ、イドと並んで歩いていたい。
何故かそんな気持ちになっていた。
810 :【思春期を殺した委員長の翼】 [sage;saga]:2010/07/01(木) 23:21:45.90 ID:MA1gFTM0
「は、っひ……は、ぐ」

とんでもないところへ来た、と思う。
なんでまた俺はこんなところにいるんだろう。
日本って国は平和なんだって思ってたし、辺境の地なんていっても高が知れてる。
今や衛星から全部丸見えの時代に、なんて場所があるんだと思う。
森林に囲まれ、あたりに人が生活している様子もなく。
さりとて都心からたいして移動していないはずなのに。
いや、そんなことよりも、だ。

「おい、待て! 待てよ!!」

途切れる呼吸の中、やと搾り出した声は自分のものとは思えない。
走り出す前に、やつは確かに追いつけなくてもいい、見失わなければなんていっていた。
それに俺は鼻で笑い、俺が先に捕まえるだのなんだのほざいていたっけか。
それがどうだ。ひたすら先を走るあのトレンチコートとポニーテールがかろうじての目印程度。
視界も足場も悪いこの場所を、初見だと言っておきながらこの速さ。冗談ではない。
恐らく声なんて届いていない。それでも何とか追いすがろうとするのはもはや意地からだ。

「……くそ!!」

悪態をつき、必死に足を動かす。
目の前を走るいいんちょを見失わないために。
811 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/07/01(木) 23:22:08.85 ID:MA1gFTM0
「はっ、はっ!」

唐突に視界が開けた、と思った瞬間にはその背中にぶつかる。

「ど、わ!」

どすん、とかなりの勢いがついたことをあらわす音をたてて俺はしりもちをつく。
のだが、何故突っ立ってるだけの女一人にこかされてるいるんだろう、俺は。

「……くそ!」

ここまでの道のりを含め、色々な意味の悪態をつきつつ起き上がる。
横に並び、いいんちょの視線の先を見る。

「げっ」

そこは切り立った崖。向こう岸まで十何メートルと離れている。
多少の高低差があり、こちらのほうが高所にあるとはいえ、そこの見えない谷が口をあける。
まさか、とは思うが隣を伺えばそこには向こう岸、そのさらに先に目を見据えるいいんちょの横顔。

「まさか、だろ?」

「そのまさかね。命、あなたはどうにかして向こう岸に渡りなさい。私は先にいくから」

「ちょ、ま……!」

冗談にしても笑えないし、マジならもっと笑えない。
それでも俺は引きつった笑みを浮かべるしかなかった。

ほぼ助走をつけることなく、いいんちょは跳ぶ。

俺はそのめちゃくちゃな女の背中に、翼でもあるんじゃないかと思うしかなかった。

えらく長い滞空時間のあと、いいんちょは向こう岸へと着地する。
決して格好のいい着地ではないし、ごろごろと無様に転がる姿にざまぁない、と思う。
だが次の瞬間にばねでも仕掛けられてるんじゃないかと思うような動作で、森の奥へと駆け出す。
ぽかん、と。その背中を見送ってしばらく。俺は我にかえる。

「って、待てよ! わたって来いって言ったって、橋なんてねぇだろ!」

ここまでの道のりにおいて一切人の手が加わった様子はない。
いいんちょからは色々なサバイバルグッズを預かってはいるが、その中で役立つものがあるかどうか。

つまりわたって来い、とは。

「……ああああああ、もう!! わぁったよ! いくよ、いってやる!!!」

命、人生初の命がけのダイブを敢行する。
派手な助走と跳躍、一瞬踏み外しかけた足を無理矢理前へ。
映画のワンシーンのようなその場面。
しかしながらその雄姿は誰にも観測されることなかった。
812 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/07/01(木) 23:24:15.52 ID:MA1gFTM0
メ「……え?」
委員長「え? とは何よ、え? とは」
メ「だってこれ……え?」
委員長「退魔シリーズよ。何か文句ある?」
メ「だってこの……え?」
委員長「いい加減にしないと撃つわよ?」
メ「ひっ?!」



というわけで、お題から勝手に膨らませようシリーズ。
いいんちょ退魔夜行 『獣面人編』の予告でもいってみます。

……ちゃ、ちゃんといじメイも更新しますからね?
813 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/07/01(木) 23:37:55.46 ID:MA1gFTM0
「タバコかよ。女のくせに」
「あら、偏見ね。それにタバコなんて吸わないわよ」
「は? だってそれ……」
「クスリよ。これから動くのにニコチンなんて必要ないでしょ。あなたも吸うかしら?」
「ば!? す、吸うか! つうか何てもんを!!!?」

ただ日常に飽きた。そんな子供みたいな言い分で俺は不思議な女についていくことになる。

「暑くねぇの? そのコート」
「便利よ。この国だと。いろいろ隠せるもの」
「……めっちゃくちゃガチャガチャいってるもんな。見せなくていいからな。共犯者は嫌だ」

出会いこそ普通の男女のそれ。しかし甘い一夜を吹き飛ばす一言。

「刺激がほしいならいくらでもあげるわよ。少なくとも日常が恋しくなるくらいには」
「……俺は既に自分の齢の倍以上の女を抱いたって時点で刺激がヤバすぎてどうにかなりそうだ。20代後半だと思ったのに」
「ありがと。けど、正真正銘、あなたの父親くらいの年齢だから」
「あああああ、マジかよおおおおおお!」

そして気づけば深い森の中。そして非日常への入り口。

「い、今のやつ、……顔が」
「追うわよ」
「は? あ、ちょ、まてよ!!」

邂逅。捕縛。解体。

「おい!」
「何かしら? 邪魔しないでくれる?」
「ころすな。……そいつ、人間なんだろ」
「なりそこないよ。私と同じで」

香るは麝香。汗と硝煙と血の匂いを覆う、彼女の匂い。

「抱いてみる? 今、すごく、そんな気分だわ」
「誰が……お前なんか!!」

そして、訪れる運命の時。

「あなた。銃を撃ったことは? 人外に出会ったことは? 誰かをころしたことは?」
「……ある、かよ」
「そう。おめでとう。童貞卒業よ、ボウヤ」

果たして! その結末は!
いいんちょ退魔夜行! ちょびちょびお題を利用して公開予定。それなりにご期待ください。

「お、おい。いいんちょの計算だと確か人型サイズの最大は2m前後なんだよな?」
「GURAAAAAAAAA!!!!」
「……ごめんなさい。計算違いなんて高校以来だわ。……数学は得意科目だったつもりだったけれど」
「命に関わる計算間違いしてんじゃねえええええええ!?」
814 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/07/02(金) 20:51:41.10 ID:7m1u/6AO
超乙っ!

ハードボイルドないいんちょか…
扱いが良くなったのかネタが極まった結果なのかww
オルタナティブも再開してるし、最近は実に俺特展開だなぁ
815 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/07/06(火) 03:24:03.36 ID:zdtV7kAO
どうもお久しぶりです。中の人です。
いやぁ、いいんちょの豹変っぷりにみんなドン引きみたいで何より。
……いやある意味いつも通りなのか。
ネタな訳ではなくマジになったあたり今後の行く末が心配ですね!


さておきコメントやらレスしづらい内容が続く昨今。
久しぶりにお題ということで!
816 :【永遠のために君のために】 [sage]:2010/07/06(火) 03:33:15.14 ID:zdtV7kAO
母「ね、ダーリン」
父「ん?」
母「私ってさ。たくさんの私の犠牲があって、また次の私の為の礎になるじゃない?」
父「……。そうだな」
母「あはは。そんな顔しないで。そういう意味じゃないから」
父「だが、俺のエゴがお前を縛るのもまた事実だ」
母「うん。そうだね」
父「人の営みから外れ、お前のためと永遠を求めた。その結果がこんな場所だ」
母「うん」
父「だから俺はお前に恨まれたって不思議じゃない」
母「そうかな」
父「だからこそ、お前は自分の在りようを確かめたんじゃないのか」
母「違うよ。ただ私は私の在り方を思い出しただけ」
父「……」
母「あなたが私に永遠を望んだように、私もあなたに永遠を望んだ。縛ったのはお互い様だから」
父「こんな場所に堕ちてもお前は笑っていられるんだな」
母「うん。ダーリンがいるから」
父「お前にはかなわんよ」
母「にひひ。ダーリンに勝っちゃった」
父「……。ありがとう」
母「ハウスハウス。いえいえ、なんてね〜」
817 :【Gの季節】 [sage]:2010/07/06(火) 03:39:24.09 ID:zdtV7kAO
め「カサカサ」
主「ぎゃー!? 出たか? 出たのか!?」
め「いえ。髪型をあれっぽくしただけです」
主「なるほど。く、触角ヘアーも可愛いな、おい」
め「なんなら動きも再現してみることを提案してみます」
主「そんな努力はいらねぇよ! つぅか見たくないし、思い出すから!」
め「しかし季節的には全盛期ですが」
主「バルサンしまくる」
め「結局死骸がそのあたりに残りますが」
主「じゃあどうしろと!?」
め「……共存?」
主「なるほど、いるならいるで仕方ないから諦める! っておい!」
め「ちなみに私はバルサンを炊かせていただきます」
主「俺の部屋にも頼むって!」
め「ホウ酸団子のホウ酸抜きを置いておきました。ホウ酸代を浮かせた私のファインプレーを誉めていただいて構いませんよ」
主「それ誘発してるから! 俺の部屋がマジデンジャーだから!?」
818 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/07/06(火) 03:57:13.09 ID:V/DgseEo
あれ、なんだこの懐かしいノリは
819 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/07/06(火) 12:29:13.66 ID:kWVsxks0
どうレスすれば良いかわからずにいたがお題が来て助かったw
全部いいんちょのせいだいいんちょのバーk
うわなにをするやめr
820 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/07/06(火) 23:34:44.98 ID:lHaxLAco
命が手も足も出ないエロさに豹変してたいいんちょ
さんざん仕込まれて命のエロ事スキルが更にパワーアップ
な妄想をしてみたww
821 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/07/07(水) 01:54:02.83 ID:BOQ87EAO
メ「完全に意地悪分が不足していた証! つまりは私が居なくなってみんな寂しかったんですね!」
男「そうか?」
メ「あんなポンコツ二代目ですら懐かしがられるんだから間違いないです」
め「機能不全で言えばそちらの方が著しいかと。つまりその発言は否定します」
メ「ええい小癪な。新キャラは大人しく旧キャラに淘汰されればいいのに!」
男「普通逆だろ」
メ「な、なんだってー!」




でもまぁメイドが出てなかったのは事実。
スレタイから離れてた最近なのでレスしづらくて本当すみません……ww



委員長「でも止めないわよ。何と呼ばれても」
妹「アサルトショットガン構えながら言うと怖すぎるよ……」



ちなみに命くんのテクニックは現状で既に父より上。
それが委員長にもまれるということは……
完全に18禁展開要員な気がするけど気にしない!



では今夜もお題〜
822 :【麦茶ではなくめんつゆ】 [sage]:2010/07/07(水) 02:00:43.07 ID:BOQ87EAO
主「あっぢぃ〜」
め「お帰りなさいませ、ご主人」
主「おう、ただいま。くそ、あのポンコツ車め。冷房が逝きやがった」
め「付いていたことに驚きを感じるレベルです」
主「まぁな。っと、お茶お茶〜」
め「あ……」

ごく。……ぶふぅ!!

主「げほっ、げほっ! ちょ、おま、これ!」
め「めんつゆですが何か」
主「塩分の過剰摂取でころす気か?!」
め「お隣に分けていただいた事を誉められこそすれ、まさかの罵倒ですか」
主「ならペットボトルに入れてこれみよがしにお茶ボトルに並べたのはなんでさ!?」
め「場所がありませんでしたので。と嘘で弁明します」
主「わかりやすい言い訳をありがとう。……ああ、余計喉乾いた。さっさとお茶飲むか」
め「あ……」

ごく。……ぶふぅ!!

め(……。そこにあるのが全てめんつゆですと報告するタイミングを逃しました。我ながら小悪魔)
主「こ、この悪魔め! 悪魔めー!」
823 :【噂のラー油】 [sage]:2010/07/07(水) 02:04:24.98 ID:BOQ87EAO
女「おかずに食べられるって噂のラー油だよ」
女弟「……だからってこれだけかよ」
女「う。だ、だって買い物いけなくておかずがこれしか」
女弟「まぁ朝飯だからいいけどよ」
女「ご、ご飯はあるからね?」
女弟「うまいっちゃうまいからいいけどさ。……いやマジでうまいなこれ」
女「でしょ? 良かった〜」
女弟「これなら毎日いけるな」
女「本当!? 良かった〜」
女弟「……良かった?」
女「はい、お昼はラー油おにぎりだよ!」
女弟(……姉ちゃんはもしかして俺を痔か何かにしたいんだろうか)
824 :【それぞれがタイムスリップしたようです】 [sage]:2010/07/07(水) 02:13:32.95 ID:BOQ87EAO
男「ここは……昔の俺ん家、か」
メ「私も、なんだか見覚えあるような」
男「他のみんなは?」
メ「見当たりません。はぐれたようです」
男「そう、か。しかしなんでまたここなんだ……」


『あはは』
『ふふふ』

男「あれは……」


男「姉さん! ほら、こっちこっち!」
姉「まってよ、おとちゃ〜ん!」




男「……」
メ「こうやって眺めてる分には仲睦まじい姉弟の関係ですね」
男「……違う」
メ「へ?」
男「俺はともかく、姉さんは外になんて出られなかった。だからあんな光景、あるはずが……」
メ「でもここは昔の主様のお屋敷で、あれは小さい頃の主様ですよね?」
男「なんなんだ、ここは」





委員長「……有り得ない。私達姉妹が、いえ。私達家族があんな幸せなんて」



妹嬢「違う。こんな穏やかな日常、私の知る限り有り得ない」


女「なんだろ、私なのに私じゃない……あんなにみんなと仲良くしてるなんて、私じゃ……」





男「なんなんだよ、これは!!」
825 :【ヤムいいんチャ】 [sage]:2010/07/07(水) 02:22:17.42 ID:BOQ87EAO
命「おい、追い詰められたぞ!」
委員長「みたいね」
命「みたいねって……危機感ないのか、あんた! 絶体絶命だろ、これ!」
委員長「そうかもしれないわね」
命「……っ、ああもう! 最悪だよ、どうすんだよ、これ!」
委員長「命」
命「なんだよ!?」
委員長「あなたは私が護るわ」
命「……は?」
委員長「下がってなさい」

ばっ

命「え、あ、おい?!」
委員長「……っ!」

ピン……カッ!!
ドゴン!!!


命「のぁ?!」

ゴロゴロ

命「い、っつつ……って、まさか委員長、さっきの手流弾を!? 何無茶してんだよ!」
命「そんなことされたって嬉しくねぇよ! つぅかどうすんだよ、これから!」
命「俺を護ってくれんだろ!? ひとりにすんなよ! 返事しろよ、いいんちょ! なぁ、いいんちょってば!」

……

命「……くそ! なんで、何やってんだよバカ……」
委員長「うるさい、子ね」
命「!!」
委員長「おちおち……寝かせても、くれないなんて。……っ。全く、世話が焼け……」
命「あ、ああ……そうだよ! まだあんたが居なきゃ俺はダメなんだよ! だから……」

ドサッ

命「いいんちょ?」
委員長「……」
命「いいんちょぉぉおおお!!」
826 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/07/07(水) 08:10:38.00 ID:mZrugQAO
お題
【七夕(男家の場合)】
【七夕(主家の場合)】
【七色の声】
【ガン・カタ】

いいんちょはあのポーズでぶっ倒れてる事になるのか?お題的にww
827 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/07/07(水) 12:36:21.21 ID:BOQ87EAO
シリアスなふりしたギャグシーン!
帰ったらヤムチャのAAを貼ろうと心に固く誓う中の人なのでした。


ちなみにさすがのいいんちょさんでもあんな自爆はもちろんしませんww
828 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/07/07(水) 12:41:39.02 ID:tcQ13Nk0
中の人乙ー
さて>>824の続きを期待しながら全裸になるか
829 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/07/07(水) 23:01:20.70 ID:gTPfi660
          トv'Z -‐z__ノ!_
        . ,.'ニ.V _,-─ ,==、、く`
      ,. /ァ'┴' ゞ !,.-`ニヽ、トl、:. ,
    rュ. .:{_ '' ヾ 、_カ-‐'¨ ̄フヽ`'|:::  ,.、
    、  ,ェr<`iァ'^´ 〃 lヽ   ミ ∧!::: .´
      ゞ'-''ス. ゛=、、、、 " _/ノf::::  ~
    r_;.   ::Y ''/_, ゝァナ=ニ、 メノ::: ` ;.
       _  ::\,!ィ'TV =ー-、_メ::::  r、
       ゙ ::,ィl l. レト,ミ _/L `ヽ:::  ._´
       ;.   :ゞLレ':: \ `ー’,ィァト.::  ,.
       ~ ,.  ,:ュ. `ヽニj/l |/::
          _  .. ,、 :l !レ'::: ,. "

いいんちょおおおおおお!


はい、やりたかったんです。
では今夜だからこそのお題、いってみましょう。
830 :【七夕(男家の場合)】 [sage;saga]:2010/07/07(水) 23:10:39.45 ID:gTPfi660
男「おい」
メ「なんすか」
男「これはなんだ」
メ「笹ですが」
男「そりゃわかる。何故家の中にこんなでかい笹があるのか聞いてるんだ」
メ「そりゃ短冊飾るからでしょ」
男「なるほどなるほど。じゃあこの床に散乱しまくってる笹の葉は誰が片付けるんだ?」
メ「家主の仕事ですね」
男「家政婦の出番じゃなくてか」
メ「そこまで出番とっちゃ悪いかなぁと」
男「頼む、主演料払うから頑張ってくれよ」
メ「いやです。自分を安売りしません。それにここまで引きずったせいか床に傷いってますし」
男「ぎゃあああああああ?!」
メ「さぁ。目一杯祝ってください」
男「呪ってやろうか!?」




男「ったく、本当に掃除させやがって」
メ「……」
男「おい、バカメイド。掃除手伝わずに何をやって……」
メ「おとちゃん」
男「!? ……姉、さん?」
メ(姉)「ん。みたい。……えへへ、久しぶり」
男「だ、ね。けど、姉さん、まだ出てこられるんだ」
メ(姉)「今日は織姫様と彦星様が出会う日だから、だって」
男「あのバカ……変なとこで気ぃ遣いやがって」
メ(姉)「すっごい拗ねてるよ? もっと暴れておけばよかったって」
男「その鬱憤を先に晴らすなっつの。……けどま、姉さん。あー、なんっつったらいいか」
メ(姉)「ただいま。おとちゃん」
男「……ん。おかえり、姉さん」
831 :【七夕(主家の場合)】 [sage;saga]:2010/07/07(水) 23:16:59.42 ID:gTPfi660
主「いえーい! 天の川いえーい!」
め「いえーい。みるきーうぇーい」
主「テンションの差がやーうぇーい!」
め「うぇーい」
主「よし。目一杯七夕を楽しんだな!」
め「これが日本の伝統行事。恐ろしく不愉快」
主「そうでもねぇって! なんかこう、笹もって騒ぐとか戦時中みたいじゃん!」
め「竹やりいぇーい」
主「な! 自分で言っといてなんだけどすっげー不謹慎な!」
め「そのまま天の川でおぼれしんでください」
主「ダメだ! 俺はまだしねない! お前を残してなんて!」
め「あ、そういうのいいんで」
主「拒否早!? さめるの早!?」
め「まじ無理だと判断します。引きます。……引きます」
主「ぐは!? 二回もか! 二回言うことなのか!!」
め「何なら二度あることは三度目の正直にしましょうか」
主「めでたい日なのにこの扱いだよ!」
め「別に誰がめでたいというわけでもないと思いますが。この行事」
主「それもそうなんだよなぁ。ここはひとつ、ロマンチックな台詞で締めるか」
め「偉大なるご主人の百発百中、絶対すべらない話です。どーぞー」
主「ハードルのあげ方が筋肉番付!! うおおおお! だが俺は跳ぶんじゃああああああ!!!」
め「あ。0時過ぎましたので。お疲れ様でした」
主「棄権んんんん!?」
832 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/07/07(水) 23:20:36.81 ID:gTPfi660
ちなみに>>824に関してはとある相手からのトラウマ穿り返し攻撃だったりします。
なので今後、色々なシリーズ復刻してく中で詳細を開示するかも!

ま、トラウマなんで要は誰がどんな過去歩んできたか。を語るだけになるでしょうが。
基本属性がダークネスな中の人なんでロクなもんじゃないとは思っててください。はい。

では久々のいじメイ!
833 :【いじメイ オルタ】 [sage;saga]:2010/07/08(木) 00:06:34.12 ID:.5gn7Qk0
第23話 「進歩/変化3」


教官。メイド長に言われた通り、指示された場所に向かう俺。
そこで出迎えたのは俺にその指示を出した人物ではあったが、


「イド。その人の隣から離れなさい。馬鹿が移りますよ」

「入ってきて一言目がそれかよ! なんだよ、こんな時間に呼び出しといて」

「シミュレーターデッキに呼ばれたのに強化服に着替えずやってくる馬鹿の傍なんていちゃダメですからね」

「ぐ……」

「やり直し」

当たり前のことを当たり前に指摘され、俺は泣く泣く引き返してくることになる。
そう、今夜から本格的に戦術機のOS開発が始まるのだ。

「しかし苦労しました。その分、現状地上に存在するどの戦術機のものよりも扱いやすいかと」

「はぁー……相変わらずすげぇな。仕事速すぎだろ」

「そうですね。イドにも手伝ってもらいましたし」

「へ? イドにも?」

「ええ。かなり重要な部分を」

こんなちびっ子があの馬鹿妹の手伝いを、しかも重要な部分をだなんて。
あれか、人工的に作られた超天才とかか。軍とかが関わった。
そう、前の記憶を辿ればイドはかたくなにあの脳髄の入ったシリンダーにこだわってたっけ。
つまりこういうことだ。あの脳髄は超天才脳で、こいつはそれに操られたロボッ娘だったのだ!!

……。あー、なんだ。まるでメイドみたいな考え方だったな、うん。

だいたいそんな高度な遠隔操作システムがありゃ、戦術機に人間が直接乗る必要もない。
ちょっと気が抜けすぎか。

「どうしました? 黙り込んで」

「いや、なんでもない」

「……ふむ。まぁいいでしょう。では早速動かしてもらいますが……」

こうして俺達による人類のための新しい力の開発が進められるのだった。
834 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/07/08(木) 00:07:41.19 ID:.5gn7Qk0
『なんで私が主様のために家事なんてしたと思います?』

『お前、なんかのためにとは何だ。なんかのとは』

『……答えてください』

『そりゃ、お前……新しいゲームとか』

『ぶぶー』

『じゃあ、新しいゲームとか』

『ぶぶー』

『新しい……』

『ぶぶー』

『あ』

『ぶぶー』

『言わせろよ! ほしいゲームの種類が違うんだよ!』

『ふざけてます? まぁどっちにせよ、違いますよ。……してあげられること、探してるんです』

『してあげられること?』

『なんだかんだいって、何をやるにしても主様はそつなく完璧にこなすでしょ』

『……』

『それにお姉さんや妹嬢さん、委員長さんに女さん。たくさんの人が主様の傍にいます』

『別に、だからって何かがあるわけじゃ』

『変らないで済むわけないですよね。これから先』

『どういうことだよ』

『……私にしかできないことが、あるんです』

『お前にしかできない?』

…………

………

……

835 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/07/08(木) 00:08:05.59 ID:.5gn7Qk0
なんか最近、『元の世界』の夢をよく見る気がする。
この場合、『前の記憶』と違って俺が本来いた世界のことになる。
つまりは学生やって、メイドと馬鹿やって姉さんや馬鹿妹、委員長や女さんとわいわいやってるあの世界だ。
そして『前の記憶』ってのはこのBETAのいる世界。その世界で俺は3年のときを過ごした記憶がある。
そのことをさしてる。自分でもややこしいとは思うけど……。

今更なんであの頃のこと……。

ぼーっとそんなことを考えていると、既に集合しているチームの面々からからかわれる。
PX。要は食堂みたいなもんだが、ここでこうしてみんなといると、ふと思う。
なんで“あいつ”だけここにいないのだろうかと。
勿論、ここに居ないことは幸せなことなんだとは思うけど。

「敬礼!」

鋭い声が委員長から飛ぶ。
何事かとみんなの視線を辿れば、

(げ!?)

そこには女さんのお父さん。つまりは事務次官殿の姿だ。

(嘘だろ! 予定じゃもっと遅いはずじゃ……)

前の記憶との違いに若干の混乱が混じるが、そんなことは言い訳にならない。
すばやく敬礼を行い、失礼のないよう対処する。

「事務次官、ここが極東基地衛士訓練学校の食堂となります」

あのメイド長さんですらかなり畏まった様子。
勿論相手の立場が立場なので当然ではあるが……。

「諸君の双肩に人類の未来がかかっている。よろしく頼むよ」

簡単な紹介をされ、事務次官は俺達に激励の言葉をかける。
836 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/07/08(木) 00:09:18.18 ID:.5gn7Qk0
「ではここから先は女訓練兵がご案内差し上げます。女訓練兵!」

「は、はひ!」

がちがちに緊張しながら女さんが進み出る。
なんのかんので一日分隊長の件、メイド長さんもわかってくれてるようだ。

しばらく無言で二人が視線を交し合った後、

「うんうん、我が娘ながら頼もしいなぁ。けれど父さんに甘えてくれないのは寂しいぞぉ」

「うぅ、お父さんってば……わ、私は訓練兵ですので!」

「そうかそうか。うんうん、父さん、嬉しいぞ」

ああ、相変わらずだった。この人。

「ででででは! こちらへ!」

噛んでる噛んでる。

「よし、今日は父さん、我が娘の小隊長っぷりを堪能させてもらおうかな。はっはっは」

お父さん、お父さん。分隊長ですよ。
勿論そんなツッコミを入れるわけにもいかない。

と、こんな調子で案内が進むのだが、途中から女さんの暴走が始まる。
手紙ではえらく自分を誇張してしまったため、他のメンバーに対して若干……
いやまぁかなりえらい内容を書いちゃってるのがここでバレるという寸法だ。
といってもこれは親父さんからのお茶目なイタズラ。
女さんが分隊長じゃないのを知っていてわざとこんな対応をするのだが、

「ああ、君が男くんかね。噂は届いているよ。いやー、素晴らしい好青年じゃないか」

「は、は! ありがとうございます!」

「いやぁ、そろそろ僕も年でね。そろそろ孫の顔が見たいなー。はっはっは!」

ああ。うん、そういやそうだね。
この一言で何故か隊の全員から俺が目の敵にされるんだよね。
さっきまで女さんへ向かってたけどそれを親の前でぶつけるわけにはいかないもんね。
はは、あははは……前の記憶ではこの罰ゲームじみたイベントもHSST落下事件でうやむやになるんだけど。

「お、降ろせえええええ! 俺は悪くないいいいいいいいいい!!」

体格でかなり差があるはずの妹ちゃんに背負われ、脇をいいんちょと友に固められた俺はトイレに捨てられるのだった。
うぅ……俺は悪くないのに……。
837 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/07/08(木) 00:11:21.98 ID:.5gn7Qk0
「顔。非常に愉快なことになっていますが」

「……知ってるよ」

取れないんだよ、タイル跡が!!

「トイレの床は快適でしたか?」

「くそぉ、俺は何も悪くないのに……」

「まぁ、良かったのではないですか。興味を引かれずにすんで」

「興味?」

「何故城内省があなたを調べまわったか分かりますか?」

「え、っと」

「委員長の傍にいたからです。あなたの隊は多少人には知られたくない関係の人間が多いのはわかっていますね?」

「ああ」

「もうあなたのパーソナルデータは改竄が済み、どこをどう叩いても埃はでなくしてありますが、油断は禁物ですので」

「おう」

だけど元からかなりいじられてたはずだ。
それを突破してくるあたり、委員長の血縁者ってのは相当の実力ってことか。

「それよりも今日は昨日に引き続きひたすらデータ取りです。データの蓄積なくして完成はありません。頑張ってください」

「了解!」
838 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/07/08(木) 00:12:04.00 ID:.5gn7Qk0

「……どうでした?」

数時間。みっちりと使い込んだ俺の感想は、

「信じられないくらい、賢くなってる」

「ではこのデータをトライアル用に使ってみましょうか」

「いよいよってことか」

「ええ。明日から模擬戦のはずですよね。それには間に合った形です」

「っしゃ!」

「とはいえ、結果を残してくださらなければただのゴミに成り下がりますが」

「う……」

「今から整備班には死ぬ気で作業してもらいます。そちらは早く眠って明日に備えてください」

「ああ、そうさせてもらうよ。ありがとな」

「礼は明日からをうまく乗り切ってからどうぞ」



模擬戦。データ取りを終え、自室へ向かう帰り道。思い出すのはこれからのこと。
俺は妹ちゃんと組まされることになり、かなりゴタゴタの大騒ぎを起こすはずだ。
ただでさえ2対3のハンデを負ってる中で、結局勝利を収められるからいいようなものの……。
いや、よくないな。
本来教官は俺達の不仲を知って、それを改善するために組ませてくれるんだろう。
けど、その改善も敗北に近い形から入るのではなく完璧な勝利から入ればもっとうまくいく。
そんな気がする。何より、勝利を手にすることでOSの開発は一気に加速するはずだから。
そうか、新OS! これを妹ちゃんの機体に乗せてもらえれば!
これで勝利を手にし、更に妹ちゃんとのところどころに残る不和を解消できれば一石二鳥。
俺は膳は急げと馬鹿妹のところへ戻るのだった。
839 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/07/08(木) 23:39:43.27 ID:lyTNMUAO
どうも中の人です。
うぅむ、需要があるのは嬉しいのにレスしづらい空気になりやすい……気がする。
読み物だし! と言われればまさにその通りなだけに。うぅむ。


べ、別にさみしくなんかないんだからね!
中の人はウサギ年生まれだけどウサギは寂しくてしんだりしないんだからっ





はい。すみません、なんか最近温もりある人との繋がりに飢えてるだけです!
とかなんとか言いつつ今夜はお題です。
840 :【七色の声】 [sage]:2010/07/08(木) 23:48:06.30 ID:lyTNMUAO
メ「あは〜ん。うふ〜ん」
男「……。末期か」
メ「病人扱いとはひどい話ですよ。せっかくの色仕掛けを」
男「お前の声質は可愛い系だからなぁ。どう足掻いてもセクシーには程遠い」
メ「むむ。ならば……『おとーさん』」
男「ぐふ!? あ、あぶねぇ! 意外とぐっときた!」
メ「くそ! このセクシーダイナマイツなバディが今だけは恨めしい! ロリならば主様を陥落させられたものを!」
男「ふふふ、詰めを誤ったな」
妹嬢「何をされてるんですか、二人とも」
メ「あ、妹嬢様。ひとつお願いが」
妹嬢「なんですか? あまり聞きたい願いではなさそうですが」
メ「めちゃくちゃ可愛い声とか出してみてください」
妹嬢「か、可愛い声、ですか?」
男「いやいや、こいつにはそういうのは……」
メ「主様に目一杯甘える感じで。おにーちゃん、って」
妹嬢「それは……そうですね。で、では……」

『おに〜ちゃん』





ギュッ

妹嬢「ちょ、な、何をされるんですか?!」
メ「結婚してください!」
妹嬢「は?!」
男(や、やべぇ。メイドが先に行かなきゃ俺が行ってたわ)




ちなみに妹嬢さんは主様の声も出来るので一人でことをいたす才には……ん? 誰か来たようd
841 :【ガン・カタ】 [sage]:2010/07/08(木) 23:54:20.36 ID:lyTNMUAO
委員長「……しっ! はっ!」
命「す、すげっ」
委員長「ふっ!」

シュバ!
ガン! ガン!


命(間合いの外には刀で。懐に入られたら銃で押し返す……何でこいつゲームみたいなことが出来るんだよ!)
委員長「せや!」

ズバッ!

委員長「これで……ラスト!」

ガン! ……キンッ、キン……

委員長「ふぅ」
命「いいんちょ、あんた本当に何者だよ」
委員長「ただの美化委員よ。それより疲れたわ。片付けて」

ポイッ

命「な、銃くらい自分……で?! 重たっ!?」
委員長「ああ、それ。ちょっといじってあるから重たいし脆いの。整備しっかりね」
命「なっ……んなもん出来るかぁ!?」




拝啓、くそオヤジとおふくろと姉ちゃんへ。
俺、無事帰れたらちょっとだけ真面目に生きようと思ってきたわ。
842 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/07/09(金) 09:00:17.24 ID:pPB5wZI0
>>839
中の人乙ー
温もりか…俺の熱い棒を中の人のケツにぶちこめば二人とも温かくなれるな
843 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/07/11(日) 09:59:11.39 ID:AUXGSSQo
うわぁ・・・中の人の中すごく暖かいナリ・・・
844 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/07/11(日) 11:54:43.43 ID:JmWV.IAO
どうして毎回気づけばこうなるww
違う、違うよ! おかしいですよ、カテジナさん!
書き方か。書き方が悪いのか。もっと(男同士なら)プラトニックな関係をですね?



それでも養ってくれるなら
どんな人のところでも
嫁ぐ気満々なのは何故だろう

配点(現実逃避)



川上稔先生風に言うとそんな思考の中の人でした。


あ、そんなのはいいから書け?
はい、失礼しました。
845 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/07/11(日) 11:59:16.94 ID:S.HqZsY0
中の人にぶちこみながら妹さんにぶちこまれたい
846 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/07/12(月) 23:18:59.33 ID:YURE0LE0
……つまりどういうことだってばよ!


メ「だから3Pですよね?」
男「そういうことだよな?」
妹嬢「さらっと私を巻き込まないでくださいます?」
メ「でもほら、それだけお気に入りだということじゃないですか」
男「そうだぞ。喜ばしいじゃないか」
妹嬢「人事だと思って!?」
二人「「いや、人事だし」」
妹嬢「……」


というか、なんで俺が受けなんですかww
俺はそういうポジションじゃないってばよ!!
……え? もしかしてそういうポジションなんですか?
847 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/07/12(月) 23:29:22.19 ID:Bygs2Do0
そういうポジションなんじゃね?
848 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/07/13(火) 00:05:18.23 ID:v8JR0lw0
「……。ふぁ」

目が覚めると高級感溢れるシーツ。
隣を見れば乱れたベッド。

「あー、そうか」

昨日、寝たのか。女と。
いつも通りのそんな寝起きの考え。耳を澄ませばシャワー音。

「いいんちょ、か」

久々に極上だと思えた。
けど。何というか。

「うへ。腰、これ抜けてるのか」

初体験すぎて戸惑う。
巧い、というか。若さでぶつかるくらいしか対抗できない。
快楽。その言葉にただ流されるような時間。
それなりに経験は豊富なつもりだったものの、一切通用しなかった。
なんか、悔しい。

「あら、起きたの?」

惜しげもなく裸体を晒しながらこちらに歩いてくる。
見事なプロポーションに、生理現象とは違う、明らかな欲情をしてしまう。

「素直ね」

見透かされる恥ずかしさ。けれどそれすらも納得するほどの経験の差。

「する?」

ああ。けどそれ以上に。
素直な自分が恨めしい。悔しいほどに。



数時間後。
相手の年齢を知って大きく後悔することになるが、それはまた別の話。
849 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/07/13(火) 00:22:10.10 ID:v8JR0lw0
命「よんじゅう!!?」
委員長「そうだけど? 何か問題でもあったのかしら」
命「……親父やお袋と同い年くらいじゃねぇかよ」
委員長「そうなの? それで、それが何が問題?」
命「いや、別に問題ってわけじゃねぇけど……」
委員長「いいじゃない。親を抱いたわけでもないんだから」
命「……」
委員長「あら? 近親はよくないわよ。……まぁ遊びでならいいかもしれないけど」
命「ああああああ、もう!!」
委員長「へぇ。あなた、割と日常に飽きてるのかしら」
命「日常? ……そりゃ、まぁ」
委員長「そう。そうなのね。……だったら、私と一緒に来てみる?」
命「一緒に、何するんだよ」
委員長「そうね。仕事、かしら」
命「……。あー」
委員長「退屈はさせないわよ?」
命「ううう」
委員長「刺激がほしいならいくらでもあげるわよ。少なくとも日常が恋しくなるくらいには」
命「……俺は既に自分の齢の倍以上の女を抱いたって時点で刺激がヤバすぎてどうにかなりそうだ。20代後半だと思ったのに」
委員長「ありがと。けど、正真正銘、あなたの父親くらいの年齢だから」
命「あああああ、マジかよおおおおおお!」


委員長「それで。答えはどうするのかしら」
命「行くよ。ああ、行くさ! その代わりだな」
委員長「何?」
命「その、まぁ。……もう一回、だな」
委員長「来なさいな。好きなだけ」
850 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/07/13(火) 00:24:03.54 ID:v8JR0lw0
そういうポジションだったのか……
あ、あれぇ。俺そんなこと言ってたり誘うような発言でもあったのだろうか。
……あったんだろうなぁ。

うあああ! 違うよ!?
俺、マジでノーマルだからね? 可愛い女の子のがいいんだからね!?



め「これは知っています。フリ、というやつですね」
主「お前も少しはゲイ風ってのが分かってきたな、うん」


いやあああああああああああああ!!
851 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/07/13(火) 00:51:48.43 ID:sYpI4oAO
色香にほだされて。
気がつけば日本の中のどこだここ。
先週までは高級ホテルでドブ生活が一転、いきなりのサバイバル生活の開始だった。

「どこまで、いくんだ、よ」

「バテたの? 若いのに早いわね。昼も夜も」

「若いから、早いんだよ、と」

皮肉に自嘲で返す。
同じかそれ以上に向こうの方が重たい荷物のはずなのに。
数時間、山歩きを続けた俺は既に限界が近かった。

「先週、みたく、ホテルに、泊まれる、なら! ……はぁ、はぁ。ヘリかなんか、チャーター、しろよ」

「ダメよ。あんな土地に空からなんて危ないわ」

「……さいで」

よく分からないが要は着陸出来ないんだろう。
とはいえこの悪路をひたすら歩くのはもう嫌だ。
この女の前でこれ以上弱みを見せたくなかったが、ついにギブ宣言をしかけた時、

「ついたわよ。今日、泊まる場所」

「マジか!?」

と、最後の体力を振り絞って見た先に、

「……ゴミ?」

そうとしか言えない微妙な固まりが。

「山小屋ね。使われていないけれど」

「嘘だよな?」

「ここから先を考えると最後のまともな人工物だけど。それが嫌なら進む?」

「喜んでこちらで寝かせてもらうよ。ちくしょう!」

さっさと進んでいく委員長の後ろに続く。ふと、視線を感じ振り返るが。

「……気のせい、か?」

今は疲れを癒やしたい俺は責任を気のせいに押し付けてさっさとゴミ小屋に進むのだった。



ガサッ
852 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/07/14(水) 19:23:07.06 ID:b9tXZOo0
おお。パー速の復帰早いww
先月定休日なかったから油断してたけど今月はばっちり落ちてましたね。
というわけで昨日はるつもりではれなかったのを早速。

今回やたら会話長いけど、ここを省略すると今後に響くので我慢をお願いします。
ではでは早速ー。
853 :【いじめい おるた】 [sage;saga]:2010/07/14(水) 19:26:28.40 ID:b9tXZOo0
第24話 「超人/凡人」

膳は急げと舞い戻った妹の部屋。
しかし、そこは無人なのか空いてやしない。

「せっかくの妙案だってのに」

一人ごちても仕方ない。と、ふと目に入るのはイドのいつもいる部屋。
――あの脳髄がある部屋だ。


カシュ。乾いたスライド音が響くほどの静寂。
一瞬無人かと思えばそこには案の定、小さな後姿が。

(とはいえ、きたはいいが何も考えてなかったな)

うぅむ、と唸り、もしかして邪魔してるのではないかと思い始める。
やっぱり引き返そう、そうしよう。

「まってください」

と、ちょうど出ようとした瞬間。
ドキッとするようなタイミングで声をかけられ結局居座ってしまう。
それから一分ほどたってイドが振り返る。

「終わったか?」

「お待たせしました」

「何やってたんだ? もしかしてその脳みそと喋ってたとかか?」

「……」

「なんてな。まぁいいや。それよりさ、お前、あの絵のことだけど」

「何ですか?」

「あれさ。どうやって描いた? あれだけど、なんていうか……えーと」

この世界には存在しないはずなんだ。
俺は昔から特撮なんかが好きで、それを“あいつ”は良く知ってる。
と、そんな俺の前でイドはまた描き始める。
854 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/07/14(水) 19:26:57.41 ID:b9tXZOo0

「ああ、そうじゃなくて。悪い、聞き方が良くなかったな。あれさ、お前が自分で考えたのか?」

「……」

「あれが何なのか知ってたり?」

「……」

ぐ、まさかの無反応か。
俺の中でくすぶる疑問。このまま持ち続けるぐらいならぶつけてみるか。
試すみたいですまん、イド。

「なぁ。イド」

「なんですか」

「……なぁ、メイドさ」

「誰ですか」

……。当たり前、か。
何度も違うって言われたのに。
それでも俺の中で未練がましく思えてしまう。

「イド、ちょっと真面目な話なんだ」

「……」

「あの絵に描いたもの、どこで本物を見た? 教えてくれ」

「……見ていません」

「じゃあ元ネタはなんだ? 本か何かで見たとかか?」

「……」

無視、か。
どういうことだ。
教えられないのなら最初から見せなくてもよかったんじゃないだろうか。
855 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/07/14(水) 19:28:08.61 ID:b9tXZOo0
「イド、頼むよ。教えてくれ」

「……」

「うんとかすんとか言ってくれよぉ」

「すん」

「いや、そうじゃなくてだな」

「うんとかすん」

「あれ。これ前にもやらなかったっけか」

「さっきから何をされているんです?」

と、後ろからかかる声。

「へ? のわあ!?」

「なんです。人の顔を見るなり。何かよからぬ企みを阻止してしまったようですね」

「ち、違うっての!」

「……まぁいいです。それで、何をなさっているんです?」

「親睦を深めていたというか、何というか」

「そうですか。十分深まりましたね。こっちの用件に移りますがかまいませんね」

有無を言わさぬ雰囲気。……いや、何だろう、この感じ。

「イド。明日も早く寝なさい」

こくりと頷くウサ耳娘。

「あなたも。部屋に戻らず何をされているんですか」

「いや、ちょっとお前に用がな。今までどこにいたんだよ」

「ハンガーですが? 直接指示しなければならないこともありますし」

どことなく倦怠感といえばいいのか。疲れた声に感じるのは気のせいか。
いや、気のせいだな。だってこいつは完璧超人だ。何を今更心配なんて。
856 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/07/14(水) 19:28:47.95 ID:b9tXZOo0

「それならちょうどいい。明日の……」

「面倒な指示を出さねばならなくなるのでしょう。却下します」

「早!? ちょ、待てよ!」

ツカツカと自室へ戻る妹の背中を追う。

「そんな難しい話じゃないんだって! 妹ちゃんの機体にも新OSを積んでほしいってだけで!」

「……何故?」

「そうすれば今後、訓練を5日短縮できるんだ。5日だぜ?」

「……だから、何故」

「それは話すと長くなるんだが」

「ではお断りします」

「おい! 話くらいちゃんと聞けって! おおい!」

結局部屋の中まで追いかけるはめになる。



「おい、カリカリしすぎだろ。ちょっとOSを載せたりするだけなんだし」

「あのですね。勘違いされているようですから言っておきますが、私にとってこれは気分転換に過ぎません」

振り返ることなく、苛々した声が返ってくる。

「とある理論を実践するために片手間に行った結果でしかないんです」

「ある理論?」

「ええ。あなたには理解できないレベルのです。それが滞っては困るのはあなたも同じでしょうに」

「オルタネイティヴW……OS、並列思考……あ、もしかして並列コンピューターのことか!」

それは前の記憶。
12月24日というタイムリミットにて、間に合わなかったと嘆く妹が断片的に語った話。
――半導体150億個分の並列処理がどうとかか!?
857 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/07/14(水) 19:29:09.09 ID:b9tXZOo0
「……中途半端に知っている相手というのはこうも御しがたいものですか」

「なぁ、頼むよ。そうなんだろ?」

「……はぁ。そうです、オルタネイティブWの鍵となる並列処理装置の実験でしかない。それだけのことです。遊びは遊び。これで終わりです」

「おい、待てよ。気分転換が終わってやらなきゃならないこと思い出した途端にソレかよ」

何となく、こいつらしくない態度、そして素っ気無さにこっちもカチンとくる。

「何ですか」

「いつも余裕あるお前らしくないぞ」

「……」

「もしかして、お前……焦ってるのか?」

「…………っ」

「俺が言ってること、信用してきてるから。オルタネイティブWの終わりが近いって知って、イラついてる」

「お前、前に言ってたよな。戦術機ごとき、と。けどその代わりをコンピューターができないってよ」

「……だから、何ですか」

「今まで聞かなかったけどよ……計画はどこまで進捗してるんだ」

「それは、……あなたが知るべきことではありません」

「俺からすれば戦術機の姿勢制御、それらをまとめる装置ができるってだけで十分高度だ」

それをこいつはその程度、と言い切ってる。
858 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/07/14(水) 19:29:51.15 ID:b9tXZOo0
「それなのに今こんなに焦ってるってことはよ。とんでもないことやってんだろ?」

「……出て行ってください」

「間に合うのか!? もう11月も終わりなんだぞ!!?」

「出て行きなさい」

「ごまかすなよ!!」

「出て行けといっているのがわからないのですか!!!」

「……俺、そういうお前を見るの、二回目なんだよ」

「……」

「俺の知ってるお前は、超然としてて、誰よりクールなんだ」

「……」

「でも前の記憶じゃ、半導体150億個の並列処理装置が手のひらサイズにならないって、 自暴自棄になって嘆いて。今みたいに」

「……っ」

「そんな風にいらつくなよ! お前は天才なんだろ! 完璧超人だろ!!」

「いい、加減にしてください」

「ああ、わかったよ! もういい。だからOSの換装だけしてくれ、後は俺が……」

「しつこい、ですよ」

「俺が何とかしてやる! お前が計画に失敗したって、戦術機で……!」

バサバサ……

「――!!!」

「うるさいんです! さっきから! さっさと出ていってください!!」

投げつけられる資料。資料。資料。
そこに書いてあることの10分の1だって俺は理会できないだろう紙の束。
859 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/07/14(水) 19:30:26.81 ID:b9tXZOo0
「……ってぇ」

それが痛みを伴うほどの量で投げつけられた。

「訳顔知りでゴチャゴチャと……ええ、あなたはいいでしょうね、未来からきた英雄さん?」

「なっ」

「あなたの存在のせいで、こちらは散々なんです!!」

感情的なこいつを、俺は初めて見たかもしれない。
それは怒りや憤りだけでない、深いもの。

「……」

「未来を知っている人間が出てくるなんて計算外です! 焦るばかりで何も出てきやしない!」

「お前……」

「大体、何故私がおべっかを使ってまで技術部を動かしてOSの改良なんてさせなければならないんです!」

「……」

「……」

「……」

嫌な、沈黙だ。
そうだよな。こいつだって、人間なんだ。
そう、思ってなかったのは前の世界が平和すぎて。
だから何でもそつなくこなせて、いや人の限界以上にこなせるこいつを、ただただ超人扱いして……。

「ああもうっ! ……ええ、そうです、私は天才なんです。人類の希望なんです! なのにこんな……愚痴をもらして……最悪」

「……」

こんな悪態。俺の世界でこいつがついたこと、あっただろうか。
そこまで追い詰められていたのか。……なのに、俺は。
くそ、無神経すぎだろ。こんないろんなもの背負ってるやつなのに。
本来あんな思いつき程度の案を拾ってもらって、OSという形にしてもらえるだけでも幸運なのに。

「……あの、よ」

「……」

「すまん、無神経すぎたよな、俺。……本当、ごめん。あの、書類……」
860 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/07/14(水) 19:32:02.45 ID:b9tXZOo0
これ、どう見たって大事な書類だよな。こんな大事そうなもん投げつけさせるなんて。
あの馬鹿妹から考えられない行動だ。相当怒らせたんだよな。
あーあー。もう、順番もバラバラなんだろうな。しっかし見たことも無いような単語やら図や、ら……?

「はぁ……。そのままで、かまいません」

……あれ?

「とりあえず、今日は早く出ていってください」

「あの、よ。これ、オルタネイティブWの資料……なんだよな?」

「あなたには関係ないです」

…………俺は、これを。どこかで……。

フラッシュバックする記憶。
違う、これは“前の記憶”じゃない。
もっと平和で、けれど騒がしく、どたばたとした……。

そうか、俺は、これを知ってる。

「ああもう、いい加減に……!」

「――知ってる、これ」

「は?」

「これ……この絵? いや図? 俺、見たことあるんだ!」

「そう、ですか。全く、前の記憶とやらの私はどんなセキリュティをしていたのやら」

「違う、違うんだ! これ、BETAとかいない元の世界で見たんだ! 俺たちと遊んでるときに、お前が急にこれを書き出して」

「え? ……『元の世界』……?」

「でも、お前は結局この式にバッテンつけてさ」

次々に思い浮かぶ過去の記憶。
いつものように俺と、こいつと、メイド。三人で過ごした日常。
その中の一ページ。いきなり暴走しだした馬鹿妹が訳のわからない講義を始めて……。

「うん、そうだ。確かお前はこの辺に新しい式を書き始めたんだ」

「な……なんですって!?」

「確か、メイドとゲームしてる最中、いきなり閃いたとか言って新しい理論がどうこう言って……」

そうだ。確か何かのクソゲーを三人で100本耐久クリアとか訳のわからん企画の最中に閃いたとか言ってたっけ。
娯楽、とりわけ娯楽関係がほとんど発達していないこの世界の馬鹿妹が思いつかなくて当然じゃないか!
861 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/07/14(水) 19:32:58.67 ID:b9tXZOo0

「教えてください! その式、今すぐに!!」

「あ……いや、それなんだが」

「これが否定されるということがどういうことか分かってらっしゃいます!? それは現在の研究の根本理論なんですよ!?」

「え? こんなくちゃくちゃな図が?」

「図はどうでもいいんです! とにかく、何故これが否定されるんですか!」

「うご!? ま、待てくるし……」

つかみかかった動きは相変わらず達人級。
とんでもない握力で締め上げられながらも、俺は必死に言い訳する。

「冗談ではすまないんですよ! 間違いではもっとすまないんです!! 早く! さぁ早く!!」

「ご、ごめん。覚えてないんだ」

「――なんですってぇえぇ!?」

一瞬の絶句のあと、何となく懐かしい気分にさせるような絶叫が部屋に響きわたる。
862 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/07/14(水) 19:33:51.36 ID:b9tXZOo0
一瞬の絶句のあと、何となく懐かしい気分にさせるような絶叫が部屋に響きわたる。

「げほ、ごほ! だ、だってゲーム中にいきなり全然わけわからんことばっかり言うもんだから」

「どんなことを言ってました!?」

何とか開放されてのど元をさする俺に、馬鹿妹が詰め寄る。

「私は天才かもしれません、とか」

「そんなことはわかってます! 次!」

いや、おい。大丈夫かお前。珍しくとんでもないこと口走ってるぞ。

「『こんなものはナンセンスです。考え方が古すぎます』だったっけか」

「なんですって!?」

「お、俺じゃない! お前が自分で言ったんだよ!」

「……次!」

「えっと、確か人間の脳みそなんて所詮1個だって」

「……何を仰ってるのですか?」

「知るわけないだろ! お前が勝手に言ってたんだから!」

「次は?」

「それでいきなり俺のレポート用紙を持って家に帰って論文にまとめるとか何とか」
863 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/07/14(水) 19:34:29.45 ID:b9tXZOo0
「たどり着いたのですね……」

「は?」

「私が兄さんの元を離れてまでなんて……あ、いえ。こほん。そこまで言い切るからにはその理論、完成させていたんです!」

「……ってことは」

「少なくとも今より現実的な理論が、実験の1歩手前まで完成している……」

「ってことは!?」

「何とかしてください!」

「はぁ!?」

「何とかして思い出してください! 一部でもいいですから! 何とかしてください!!」

「無理だって! 俺にとっては2年以上もたってて、その時ですら曖昧だったってのに……」

「わからなくてもいいから!!」

「ぐお!? だから、揺らすな!! ああもう、そんなに知りたきゃ元の世界の自分に聞いてくれよ!!」

「――え?」

「思い出せないもんは思い出せないんだって言って……」

「……そうか」

「……?」

「そう、ですね。そうですよね。私としたことが取り乱しました」
864 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/07/14(水) 19:35:14.82 ID:b9tXZOo0
ああ、そりゃもう大分前からな。
けど、結局俺は、

「すまん。力になれなくて」

「……」

「とりあえず部屋、戻るな。その、本当ごめんな……色々言うだけ言って、その」

「妹機に積めばいいのですね」

「は?」

「そちらにも新OSを回せばいいのですね」

「あ、ああ」

「わかりました。やっておきます」

「……へ?」

それだけ言うとデスクに戻る馬鹿妹。
けど、その口から確かに換装の話が……
どういうことだ?

……。わ、わからん。

「じゃ、邪魔したな」

……。はぁ、結局よくわからんままだ。
けどなんというか。

「頼りねぇな、俺」

オルタネイティブWの完遂を手助けしたい、なんていってるのに全然できてやしない。
逆に脚ひっぱってあんなに怒らせて。

「……くそ」

呟いた言葉は無人の廊下に空しく響いた。
865 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/07/15(木) 19:59:49.72 ID:RjTHSX60
メ「主様ー」
男「なんじゃい」
メ「もしかして皆さん、レスしづら空気になってません?」
男「……数日前からな」
メ「やっぱ原因はひとつですね」
男「そうだな」
メ「私の出番が少ないからですね! 全く、こんな可愛いヒロインが全然でないなんて皆さんがかわいそう!」
男「……」
メ「みなさん! 今晩はしっかりズリネタにしてくださいね!」
男「……これ、ヒロインなのか」



お題とかまたくださいねw
多分本当に最近レスしづらいんだろうなぁ……とか思ってますんでw
866 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/07/15(木) 21:11:37.64 ID:tiV2xtAo
レスし辛いというより鯖落ちしてたからなぁ

命がいいんちょに喰われて満足ですww
手も足も出ぬまま弄ばれるのを妄想してたけど若さでぶつかれる余地を残したいいんちょは余裕だなぁ
40とか熟れてていいよね、やっぱ30くらいからがエロさが増していいかんじ(コンディションが保たれてればだけど)

>妹嬢さんは主様の声も出来る
声真似が出来ても発してる本人には違って聞こえる・・・
・・・録音して使うとはマニアックだなww
いや・・・妹嬢なら乗り込み式のオナマシンとか作ってるかも・・・

>メ「みなさん! 今晩はしっかりズリネタにしてくださいね!」
ズリネタになるようなことしてくれよおうはやくしろよ
867 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/07/15(木) 21:40:12.43 ID:RjTHSX60
メ「ほら、中の人が催促するから気を遣ったレスが」
男「むせび泣いて喜びそうだよな」
メ「実際気持ち悪いやろうの泣き声がするわけで」
男「野郎が泣いてもなぁ」
メ「それより主様。ズリネタ募集されてますよ」
男「お前が言い出したんだろ。何とかしろよ」
メ「そこは主を立ててこその従者だと思うんです」
男「矢面に立たせてるだけじゃねーかよ!?」
メ「それ脱ーげ、脱ーげ!」
男「……お前本当にヒロインなのか」


委員長「あら。一人で善がっても仕方ないでしょ?」
命「け、結構張り合えたって!」
委員長「ふふ、そうね。頑張ってくれたものね」
命「くっそ、余裕ぶりやがって……いいんちょなんて顔とかプロポーション悪かったら見向きもしねぇんだからな!」
委員長「そうね。ありがと」
命「だぁかぁら!!」


妹嬢「声帯模写はあまり好きではありません」
メ「ただ単純に身体の動きを全部把握してるからそういうことが出来るってだけですよね」
妹嬢「本来違う形状なのですから無理をすると痛むんです」
メ「でも出来るでしょ?」
妹嬢「……できますが」
メ「普段どんなズリネタにしてるんですか?」
妹嬢「それはもちろ……あの、何を言わせるんですか」
メ「やっぱり付いてるんじゃないですか」
妹嬢「そっちなんですね! やはりまず食いつかれるのはそっちなんですね!!」



今日だけで俺何回ズリネタって言ってんだろ……
868 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/07/17(土) 15:31:26.02 ID:86wSisg0
そうか、分かったぞ!
合間に入ってくるホモネタは実は空気を戻す為のレスだったんだよ!



という訳で中の人と尻穴と肉棒で繋がってもいいよね
869 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/07/17(土) 16:10:25.86 ID:WybbyuY0
>>846を見る限り中の人的にはたまには掘る側に回りたいらしい
870 :中の人が違うよ [sage]:2010/07/17(土) 20:39:05.81 ID:YRDAPJAo
メ「あぅぅ・・・腰が」
男「どうした?」
メ「あー、妹嬢さんの部屋で体感筐体に乗ったんですけど激しすぎて腰がですね」
男「体感筐体?あいつアケやるんだっけか?」
メ「いえ、自作みたいでした」
男「自作?ゲーム事業でも始めたのか?!」
メ「ゲームというかおもちゃ?」
男「?」
メ「家に筐体ってロマンですよね、主様も体験してきたらどうです?」
男「そうだな行ってみるか」
メ「(( ̄ー ̄)ニヤリ)」


男「おーい居ないのかー?」
男「ん?これか」
男「んー、ガマンできん!了承は後で取ればよかろうフヒヒ」
ガチャ
男「ス…ゲェ・・・360°スクリーンかよ・・・」
男「んじゃ早速スイッチオーン!」
ブオォォンン
男「なになに?[ Genius Unlimited Niisann Device Abashment Machine ] か・・・、そういやレバーとかないけどどうやって動かすんだ?!」
pi
男「俺のホログラム?!」
オトコ「妹嬢・・・愛してるよ(はぁと」
男「うげっ声まで?!だが、こんなこと言った覚えはな・・・くはないけど・・・・、いや…微妙に違う」
男「これは・・・あいつの声帯模写か?!」
さわさわ
男「うひぃぃ全身まさぐられるぅぅ」
ガシッ!
男「うぉっ、動けねぇ、まさか・・・これって・・・」
オトコ「じゃ、入れるよ」
男「アッーーーーーー!」


男「うぅぅ・・・尻が」
メ「(・∀・)ニヤニヤ」
男「何が体感筐体だ何がおもちゃだよ」
メ「体感できたでしょ?おもちゃだったでしょ?大人の」
男「体感したくNEEE」
メ「それにしても良くできてました、アレの大きさも形も硬さも100%の再現度でした」
メ「違うのは本物はドッ速ェし回数も持たないってトコですかね」
男「・・・ちくしょおおお!!」ドドドド・・・
メ「あ、逃げた」
メ「それにしても激しくタフすぎる、妹嬢・・・恐ろしい子!」

妹嬢「ッー・・・ハァッ…ハァッ・・・最近物足りなくなってきました、そろそろバージョンアップが必要かもしれませんね」


セルフカバーしてみた
フヒヒサーセンww
871 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/07/18(日) 00:36:05.10 ID:kZXcsAw0
いらねえ…
872 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/07/18(日) 01:08:20.00 ID:LxqXzUQ0
いるかいらないかはさておき、その努力は続けていいのよ!
どんどん書いてね! 出来ればそのネタ以外だと俺ももっと素直に喜べるよ!
そうでなくても久々(ほぼ一年くらいぶり)の自分以外の文章に高まるものが……

でも何でこのスレ気づいたらこの流れなんだろw
俺はそんなつもりはな……いやまぁ女装とか書いたけどね?
そういう意味では俺が全ての発端か!
873 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/07/18(日) 01:14:46.45 ID:PbaAb.Eo
そういえばサッカー部でイケメンでガチホモな友もいたっけなぁ・・・

妹嬢ってことは・・・当然穴のほうもあるんだよな・・・
874 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/07/18(日) 02:04:16.43 ID:LxqXzUQ0
妹嬢「穴のほうしかありません!!」
メ「おお、レディが、はしたない」
妹嬢「ぐ……普段全くレディ扱いしにくせに……」

友「が、ガチじゃないし! ホモじゃないし!!」
友女「男の子のほうがいい?」
友「よくないよ!?」




個人的に今回すごい嬉しい傾向だと思うんです。
あ、この流れじゃなくてね? そこじゃないからね?
こうやって自分以外に書いてくれる。
そういうのっていいなぁ、ってやっぱり思うわけで。
ううむ、自分の知らない物語とか話はやっぱりわくわくしちゃう!
というわけでお題だけじゃなく寧ろ俺以外の人の文章もどしどし募集中です!
あと中の人は今日から2連休! ひゃっほうい!!
875 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/07/18(日) 02:11:17.82 ID:PbaAb.Eo
ごめん>>870が「妹嬢の自作なら」って意味だった

たまには気分で掘りたくなるのかなーと
876 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/07/18(日) 22:05:27.18 ID:fAgfWlUo
>>872
「そのネタ以外」てなんぞなもし?

>>875
マニピュレータがあるので手コキは可能だがその機能はぬるぽ
口に相当する機構があるのでべろちゅーや嘗め回すだけでなくフェラも可
脳内妹嬢が言うには完璧超人ゆえの嗜好か「兄さんには好き勝手弄ばれたい」とのこと
あとふたなりふたなり言われてるのが若干不憫だったので未実装
なおうちの妹嬢は付いててもしょたちんこですww
877 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/07/19(月) 05:37:58.83 ID:WzJSrCo0
>>876
単純に流れ的に掘った掘られた的なw


今後も色々書いていってくれると嬉しいな!
あ、中の人は久々に夜通し遊んだのでこれから就寝です。
悪い子でごめんね!
878 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/07/19(月) 10:28:22.56 ID:d7dGe6AO
>>877
悪い子にはおしおきしなk(ry
879 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/07/19(月) 19:59:22.17 ID:SfXovUAO
メ「おしおきと言えばこの人。どーぞー」
妹嬢「……えっ?! 私ですか!?」
委員長「非常に遺憾ね」
メ「最強タッグじゃないですか。ドSかつドMなお嬢様とやりすぎドエロ委員会の長ですもの」
妹嬢「私はそんな性癖ではありません!」
委員長「というか形容詞の前にだいたいドがつくのってどうなの。ああ、私は否定しないけど」
メ「おお、大胆不敵。ほら、妹様もはやく見習って!」
妹嬢「いやです! 私は色物から卒業するんです!! 最近シリアスシーンが続けてるんですから!」
委員長「無駄な抵抗ね」
妹嬢「いやぁぁああ!?」





メ「と言いながらも二人してバッチリかわいがり用の器具を用意するあたりどう考えても適任ですよね」
二人「「……」」





おしおきとかは優しくお願いします!
そんな今夜はいじメイとか適当にとりとめもなくいきます!
そしてたまには中の人からお題を置いてみようかと。
一週間くらい誰も拾ってくれなさそうならブーメランよろしく自分に返ってくるわけですが。
……だ、大丈夫だよね!
という訳で、

【いじわる】
【こだわりのメイド服】
【とりかご】
880 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/07/19(月) 20:14:10.57 ID:SfXovUAO
主「おでかけで女の子をはべらす。うぅむ、最高だ。……最高だ!」
め「言い直すほど重要ですか。よほど哀れな人生を送られたようで……哀れな」
主「君、応用力高いよね。しかもピンポイントに攻めで」
め「それだけ私の侍従スペックが高いという証明ですね。次回査定をお楽しみに」
主「あれ!? 給金出してたっけ?!」
め「……! 衝撃の事実。雇用されていないと申しますか」
主「身元不明の子を何を言わず養ってるくらいの認識だったんだけどさ。あとあわよくば手込めにとか」
め「さらっと下心を差し込んできましたね。通報しますか?」
主「そこは軽く流していいんだよ? ギャグって言ってね?」
め「なるほど、理解しました」
主「ありがとう。そんな訳で買い物にきた訳だけど今回は特別に君の為の買い物だったりする訳だ」
め「めいどの、ですか?」
主「ああ。なんだかんだでそろそろ生活パターン掴めたろうし、必要な物とかわかってきたろ? だから欲しいもんあればってね」
め「何故ですか? 身元不明の人間相手なのでは?」
主「でも、もう家族だからさ」
め「……。線引きが複雑なのですね」
主「そういう人間だからさ。ま、感謝して抱きつくなりしてもいい訳だな! うん!」
め「なるほど、ここで軽く流すというスキルが試されるのですね。めいど、覚えました」
主「くそ、妙に的確だな! 自分かかると!」
881 :【いじメイ おるた】 [sage;saga]:2010/07/20(火) 00:51:53.36 ID:eFWF7HU0
第25話 「夢路/錯綜する世界」


『ふっふっふ。このメイドとネズミの国で遊べるなんて至福のすぎて財布の紐も緩むってもんでしょう』

『堅く絞っとくな』

『な、何とぉー!? でもいいや。一日フリーパスはいただいたわけですし』

『お前何ごともなく行きそうだからな、払わずとも』

『理解のある主様って嫌いじゃないですよ?』

『そうかそうか。なら俺からもお前を嫌いじゃなくするために、もう少し遠慮とかおぼ』

『あ、ジェットコースター乗りますよ。悲鳴あげたほうが昼飯おごりで』

『お前人の話きけよ! あと今更だけど極度の乗り物酔いのくせしやがって?!』

『はっはっは! さぁかかってきんしゃーい!』

『待て! マジで待て! エアリアルリバースとかやめろ! 追い出されるから!?』





どこだ、ここ。

「……」

朝、か。
いつも通り、目の前には起こしにきてくれたのかイドの姿。
それがなければまだ目覚めには遠かっただろう。

「おはよ、イド。……はぁ」

「……」

がばり、と起き上がれば見慣れた部屋。
なのに、ここのところずっとメイドの夢ばかり。
なんだかなぁ。ここにきてホームシックって訳じゃないだろうけど。
この世界を救うという目標があるのに、大丈夫なんだろうか。
昨日あんなやりとりをしたせいで余計にまいってんのかな。
882 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/07/20(火) 00:52:32.58 ID:eFWF7HU0
「……」

む。なんかイドがいつもよりじーっと見てるような。

「……なんでもありません」

「そっか」

「ばいばい」

それだけ言うとお世話は終わりと出て行く。
……一応鏡を確認してイタズラの痕跡がないかをチェック。
よし、大丈夫だな。

しっかし本当にあいつの夢ばっかりだ。
あいつ、元の世界で元気にしてればいいけど。




少し早く目覚めた俺は、模擬戦に向けてハンガーへ向かう。
と、そこに見慣れた後姿。

「……馬鹿妹」

「あら。昨日のこと、思い出されました?」

俺のぱっとしない顔を見て第一声がこれだ。
ここだけ聞けば間違いなく誤解を招きそうだが。天然め。

「ふぁぁ……。いけませんね、私としたことが」

「寝てないのか? 昨日」

「最後に寝た日なんて覚えていませんよ。それよりイドが深刻な顔をしてましたが、何かありました?」

「へ? イドが?」

そういえばなんか見つめられてたけど。
深刻な顔って、いったい。
883 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/07/20(火) 00:53:02.27 ID:eFWF7HU0

「……疑いたくはありませんが、イド相手というのは……言いにくいですがほとんど犯罪ですよ?」

「違ぇよ! お、お前な……た、多分夢とか見たからで!」

「夢? ……まさか夢の中で慰みものに」

「そこから離れろっての! きっと最近『元の世界』の夢ばっか見るからで……」

不意に馬鹿妹の目が細まる。

「……いつぐらいから?」

「総戦技演習が終わってからぐらいだけど、正確には覚えてない、かな」

「……。そうですね。あなたは『世界』間を移動する特別な存在ですし。調べてみましょうか」

「そんなことできるのか?」

「ええ」

「うぅむ」
884 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/07/20(火) 00:53:33.77 ID:eFWF7HU0
なんかすごいなこいつ、やっぱ何でもありすぎるだろ。
それに何というか上機嫌っぽい。
徹夜明けでテンションが高いのか気持ちの切り替えが早いのか。
どっちにせよ、ギスギスしなくて良かった。

「お嬢さ……っ、男も一緒か」

と、そこに凛とした声。
メイド長さんだ。

「おはようございます」

敬礼を送り、返される。

「楽にしてください」

馬鹿妹の言葉に二人とも姿勢を崩す。

「――妹嬢司令がこんな油くさい場所に起こしになるなんて。何事です」

「ふふ、公私の使い分けも楽ではありませんね」

「……。ふぅ、最近私のあずかり知らぬ場所で何か行っておられるようですが」

「あ、それについては実は……」

「今日の模擬訓練の隊編成はどうなっているのですか?」

「は? な、何ですいきなり……」

「俺、聞かないほうがいいならはずしましょうか?」

「いいですよ。どうせすぐに分かることです。それで?」

「……編成については男、妹組と残りの三人で行う予定ですが」

「ふふ。なるほどなるほど」
885 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/07/20(火) 00:53:56.43 ID:eFWF7HU0
こちらを見て口の端を吊り上げる馬鹿妹。
いやこいつ、本当機嫌良すぎじゃないだろうか。

「では、私に指揮車両を一台回してもらえます?」

「な! 今から、ですか? 勝利条件も全滅に変更にされて、かなりごたついて……」

「別に口出しなどはしませんよ。モニターしたいことがあるだけですし」

「……ここ数日ハンガーが慌しかったのは……何かされましたね?」

「何も……ね、男さん?」

な、流し目でそんなこと言われても!
あああああ、ほら、教官が! メイド長さんがめちゃくちゃにらんでますってば!

「じょ、上位命令には逆らえないのであります!」

「……はぁ」

これ以上問い詰められると俺としては板ばさみ。
ストレスで俺の寿命がマッハなんだが。状態である。

「小隊集合!」

と、そこへ駆け寄る俺達の分隊。
た、助かった。

「では後はお任せします」

「あ、お嬢さ、……司令! 司令!! ……男」

「ひ!?」

「……ふぅ。では、これより模擬戦についての説明にはいる!」

今のやりとりにきょとんとなるメンバーの顔。
全く、何でこうなるんだ……。
886 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/07/20(火) 00:54:34.79 ID:eFWF7HU0
「と、いう訳です。お分かりになりました?」

「そんな、いきなり新OSなんていわれても……」

困惑気味の妹ちゃん。気持ちは分かる。
今まで習ってきたことが通じるかどうか分からないものをいきなりだなんて。
しかも初めての模擬戦。ただでさえデリケートなこんなときに。そんな心境だろう。

「あなたも男の才能は認めているでしょう?」

それでも馬鹿妹はこともなげに話を続ける。

「今は彼にしか実践できない特殊な機動が、このOSによって誰でも再現可能になる、といえばどうですか?」

「え?」

「ゆくゆくはこのデータが全ての戦術機に活かされる事になる。いわばあなたは全人類の代表として選ばれたのです」

「……」

「これを栄誉と思ってもらえないようでは軍人としては……いえ。何でもありません」

「っけ、嫌味な言い方しやがって。ああ、やってやる、やってやるさ!」

ああ。そういえばこの子、熱血系だった。
あっさり乗っかってくる。

「ふふ、その意気です。普通にやれば間違いなく勝てるはずですから楽しむくらいの余裕でどうぞ。では、全員搭乗!」

「はっ!」

更に煽って駆けていく後姿。
うぅむ、俺ではああも簡単に納得させられたかどうか。

「……覚えておいてくださいね。人を使う、というのは案外簡単なんですよ?」

「怖ぇな、お前」

自分の身内が怖いとはいかに。
けど、そうだな。普通にやれば勝てる。
そして……悪いが、俺は“勝ち方”まで知ってるんだ。
委員長、悪いけど勝たせてもらうからな。
887 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/07/20(火) 00:55:00.00 ID:eFWF7HU0
「っ! な、なんだこれ!? 操縦系に遊びがなさすぎる……!」

搭乗してすぐ。妹ちゃんが悲鳴をあげる。

「泣き言か! 即応性が上がった分、機動はお墨付きなんだぞ! 乗りこなせないなら降りろ!」

「……にゃろ、言いたい放題!」

「だったらいくぞ! レーダーに感、2時の方向!」

「04了解、合わせる!」

「よし。02、専攻して2機の頭を抑える!」

「了解!」


こうして始まった模擬戦。
前回の戦闘では先攻する委員長と友に気を取られ、俺達は後ろに構える女さんに……

「――狙撃がくる! 乱数回避!!」

「っ!?」

うまい具合に誘い込まれ、狙い撃たれた。
そして崩れた俺達を挟撃。完璧な流れでしとめられる。
けれど、俺はそれを知ってる。
そしてそれを潜り抜けられるだけの力が、新OSがある!

果たして、結果は……。
888 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/07/20(火) 00:55:28.07 ID:eFWF7HU0

「――以上、市街地模擬戦闘演習を終了する」

「――敬礼!」

「午後は、この演習データを使ってシミュレーター講習だ。解散!」

つい口元が緩む。
そう、俺達は勝った。それも想像以上の成果で、だ。
本来チームワークの悪さで足を引っ張りあうはずの俺達。
けれど妹ちゃんは新OSへの適応でいっぱいだったんだろう。
いがみあう暇もなかったからか、純粋に二人の能力が生かせた。

結果としての大勝。
こちらに損害なし。そして敵機の完全撃破。

これ以上の成果なんて望むべくもない。


「ねぇ、男」

「おう、委員長。おつかれ」

「説明してもらいましょうか」

「ん?」

「勝敗の結果はいいわ。あなた達の能力が高いのは知っているもの。けれど」

「あの機動は何さ!」

友もそこに噛んでくる。

「明らかに前までの機動と、その……あぅ」

女さんまで俺達の動きの変わりように困惑している。
889 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/07/20(火) 00:56:09.97 ID:eFWF7HU0
「ふふ、すごかったみたいですね」

「博士! ……今朝、こちらにこられた時から何か怪しいとは思っていましたけれど……」

委員長が犯人を見つけたといわんばかりの顔で、こちらに近寄るその姿を見る。
その視線に何ら動じることない涼しげな態度の馬鹿妹だ。

「この二人の機体には新OS。つまり全く新しい概念に基づく制御システムを搭載していました」

「新、OS?」

友が鸚鵡返しに聞き返す。

「彼がどうしても、ということで暇つぶしがてら製作に携わらせていただきました」

ひ、暇つぶし……いやそういってたけどさ。

「あの機動こそ、そこの男さんの目指していたモノなんですよ」

「「「なっ……!?」」」

三人。いや、よく見たら後ろにいる妹ちゃんも若干驚いてるか。

「あんな動きを目指してたなんて……」

「発想が違いすぎるよ。今のOSだって様々な戦術機のノウハウを蓄積してきたものなのに」

「そこまで驚いていただけたのならば結構。そうですね。せっかくですから貴方達の期待にも乗せましょう」

おお!? と皆の歓声があがる。

「今から貴方達5人は次世代OSの開発テストチームに抜擢されました。今後もデータ収集のために協力くださいね」

「「「「はい!!」」」」

後ろでメイド長さんがまた勝手に、なんてため息をついてるけど……。
でも、そうだ。これでまた一つ未来を変えられた。その実感を得られるのだった。
890 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/07/20(火) 00:56:34.60 ID:eFWF7HU0
「イド、聞いてくれよ! 模擬戦、うまくいったんだぜ!」

薄暗い部屋。脳髄だけがうくシリンダーが淡く発光するその場所。
いつも通り部屋の中央でたたずむ彼女の元へ、俺は報告に向かっていた。
一通りどれだけうまくいったかを説明して、彼女からも労いの言葉がくる。
と、そこで今朝、馬鹿妹から言われていたことを思い出す。深刻な顔がどうとか……

「あ、そういえばイド。今朝のことなんだけど」

ピク、と反応は見せる。が、特に応えてくれる様子はない。
また無視なのか? そう思った途端、どこかへと歩き出す。

「おい、待ってくれよ」

その後姿を追えば、司令室。つまりは馬鹿妹の部屋だ。

「おいおい、いったいどこまでいくっていうんだよ」

本人不在なのか、広い部屋はデスク以外が見通せない程度に暗い。
そんな中、暗闇のほうへと進むイド。

「うぅむ。珍しいな。あいつがいないなんて」

そんな独り言にも返って来る言葉なんて、

「博士なら司令所に行きましたよ」

「うわ!?」

「!?」

思わぬ方向からの返事に、二人して驚く。
891 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/07/20(火) 00:57:12.11 ID:eFWF7HU0
「はじめまして」

そういって暗闇から現れたのは、見知らぬ一人の男。
帽子を被りトレンチコートに背広を着た中年か。

「え、……あ。はじめまして」

混乱しているせいか、そんな当たり前の返事をしてしまう。
と、ここにきて一つの疑問にぶちあたる。
確かこの部屋、つまり馬鹿妹の部屋に入れるってのはとんでもない権限が必要だったような……。

「驚かせてすまなかった。いやはやしかし……まさか。本当に君が居るとは」

「え?」

「作り物、にしては精巧だ」

ぐい、と顔の皮膚を思いっきり引っ張られる。
思わず突き飛ばして間合いを計る。

「な、なんだよ、あんた!」

「ふむ……男。本物、か」

「な!?」

俺を知っている?
何故? 一兵卒の俺だぞ。
本来なら訓練兵ごときの名前をいちいち調べているやつなんてまずいない。
けど、まぁ俺のことくらい知っているならまだわかる。けど、

きゅ、っと。俺の軍服のすそを掴むイドに、

「警戒しなくても大丈夫だよ、イドちゃん」
892 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/07/20(火) 00:58:43.15 ID:eFWF7HU0
「……」

馬鹿な。こいつは、イドはオルタネイティブ計画の要だぞ。
それを知っているなんて、やっぱり只者じゃない。
さっきだって何気ない動作だったけど、俺の懐にあっさり入ってきた。
一応、妹ちゃんを始め武道の達人クラスの人間ともやりあえる程度には挌闘術をやってくてるのに、だ。

「……イド、下がってろ」

「どうせしがみつくなら、僕にしないか?」

「……ふむ。嫌われてしまったようだ」

「なんなんだ、あんた」

「ははは、無用な警戒心を与えてしまったようだね。男くん」

「そんな風に名前を連呼するやつを信頼なんて出来ないさ」

委員長の家系の話だってそうだが、正直きなくさい話ばっかりだった。
否が応でも警戒してしまう。

「そうか、私は名前も名乗っていなかったね。失礼した」

「……あ、いや。別に名前が知りたいとかそういうことじゃなくて」

「私は微妙に怪しい者だ」

……。
な、なんなんだ!? なんなんだよこいつ!!
俺の混乱がきわまっていく中、突如部屋の電灯に灯りがつく。

「騒がしいですね。人の部屋で何をされているのですか」

「おやおやこれは……今日もお美しいですな。妹嬢殿」

「おべっかはいりません。全く、帝国情報省というのは礼儀がなっていませんね」

帝国、情報省……!?

「入室の許可はおろか、面会の予約すらなかったと記憶していますが」

そ、それってもろに諜報機関の人間じゃないか!

「いやぁ、不思議なことに部屋の前に立った途端、扉が開きましてね」

「……白々しい」

「おお、私ほど清廉潔白な人間はいませんからね。白いのは当然ですよ」

「世間話をされにきたわけではないのでしょう?」
893 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/07/20(火) 00:59:06.93 ID:eFWF7HU0
「ええ、ちょっとした自己紹介をしていまして。そうだね、男くん」

「お、俺ですか?」

「ああ、私は帝国情報省外務二課の、友父だ」

「……え」

ま、まさか。こいつ、友の関係者!?
つか、親子か!!

「息子がいつも世話になっているね。男くん」

「え、あ、その……」

「そこまでにしていただけますか」

混乱が更に混乱を誘い、何を言っていいかわからない俺。
そんな空気を疲れのこもった声で馬鹿妹が制する。

「それで。もう一度だけ問いますが、本当の目的は?」

「XG-70の件ですよ。ご興味ないですかな」

「国連軍の名が泣きますね。加盟国軍部との取引を第三者に仲介してもらわないといけないなんて」

「米国は国連を煩わしく思っていますからね。顔を立ててやっている程度しか思っていないのでしょう」

「それで? 全機ここに回してもらえるのでしょうね」

「それがどうも雲行きが怪しくなりまして」

「どういうことですか? どうせ破棄された計画のはずですが」

「相手が欲していると知れば、必要のないガラクタでも足元を見る。彼の国はメンツに拘りますからな」

「……私がそのガラクタを上手に使うとまずいのでしょうか?」

「いやいや、その逆ですよ。博士の進行が順調ならば迷わず全機譲渡しますよ。あれは常に国益優先ですから」

「――何が言いたいのかしら」
894 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/07/20(火) 00:59:39.35 ID:eFWF7HU0
「おお、怖い怖い。そう睨まれても困りますな。私は従順な飼い犬ですので」

「まず礼儀から教わるべきですね。飼い主に噛み付く前に」

「いやはや、手厳しい。はっはっは」

「それで、これが最後通告になりますが。本題に入っていただけますか?」

あの馬鹿妹が苛々してる……なんかすごいマイペースだな、友父。

「ふむ、では本題の前にひとつ小粋なジョークでも」

「あのですね、私は」

「先日、私が家に帰ったところ、妻が隣人の家にて」

「……友父課長?」

「帝国軍の一部に不穏な動きがあるようでして」

は? あれ? 小粋なジョークは?

「…………」

って、マジで苛々してる。やばい、なんか巻き込まれそうなんで、俺も話を進めよう。

「その、不穏な動きってのは何なんですか?」

「部外者には話せない内容でね」

む。って、そりゃそうか……だったら席を外してたほうが、

「実は最近、戦略研究会なる勉強会が結束されましてね」

は、話してる!! あっさりと!! なんなんだこいつ、いやマジで!!!
895 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/07/20(火) 01:00:04.74 ID:eFWF7HU0
「――興味の対象にはならないですね」

「それではすまないことをわかっておいででしょう、博士。事が起こればこの国に軍事的・政治的な空白ができますよ」

事が起こる……?
その不穏な言葉に、何か嫌な予感がする。

「当然、この基地もその影響を免れることは出来ない。そうなればかの計画の進行もどうなるか」

彼の計画……オルタネイティブ計画のことか!

「国益に聡いかの国、反オルタネイティブ勢力、国連内部の別勢力など黙ってはいないでしょう」

「……」

「ましてオルタネイティブ計画を秘密裏に誘致した現政権が倒れて御覧なさい。……ああ、恐ろしい」

「そこまで掴んでいて、何もできないなんて……帝国情報省は張子のトラというわけですか」

こんな話……『前の世界』の記憶にはない。

「いや、お恥ずかしい限りですな。裏は取れていませんが帝国国防省、内務省、それに……」

「それに?」

「国益を優先する国家の諜報機関の影がチラホラと」

「……なるほど。そこに繋がるわけですか」

「さすがは博士。XG-70の件、無関係ではありませんよ?」
896 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/07/20(火) 01:00:42.14 ID:eFWF7HU0
なんだ……何が起こってるっていうんだ!
米国がオルタネイティブ計画に反対しているのか?
それに国連内部の別勢力って……。

「どうです? なかなか興味のわく話題でしたでしょう」

「それなりには。けれど私の邪魔にならなければ何だってかまいません」

「博士の計画はオルタネイティブ計画を完遂することのみ、ですか」

「……気に入らない?」

挑発的な物言い。しかしそれをあっさりと受け流す友父。

「いえいえ。僕もこの星の未来を案ずる一人ですよ、自分なりにね」

「国を案ずる……とはおっしゃらないのですね」

「様々な遺恨や対立があってこその人類でしょう。BETAに全てを破壊されれば人類の禍根など関係ありませんから」

そうだ。そう考えていかなきゃいけないんだ。
なのに……どうして……。
そういいながら、この人だって何かの利益を護ろうとしているんじゃないのか?

「……しかし。本当に何をなされにきたのです。どれもわざわざ脚を運んでまで知らせる問題ではないでしょう」

「そこまで期待されては仕方ない。では本題といきましょう」

何!? ここまでの話が本題じゃないのかよ!!
馬鹿妹もそれがわかってたのか……。

「実は最近、奇妙な命令が発令されていましてね」
897 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/07/20(火) 01:01:19.50 ID:eFWF7HU0
奇妙な命令……?

「正規のルートからではない最優先命令が帝国軍内と国連軍に1度ずつ発令されましてね」

「……」

「1度目は11月10日。帝国陸軍総司令部宛」

その日は佐渡からBETAが南下してきた日だ。
この事件を俺は言い当てたおかげでこいつの信頼の一部を得たんだ。

「2度目は昨日の朝。国連の宇宙総軍北米司令部宛でね」

HSSTの落下を阻止した件だ。
……なるほど、そういうことか。

「帝国軍内部のきな臭い動きと合わせて、皆ぴりぴりしているんですよ」

「へぇ……それで関係のない外務二課が刑事の真似事を」

「しがない飼い犬ですから……はっはっは」

「……」

「――で、妹嬢博士なら何かご存知かと思いましてね。報告ついでに伺った次第です」

「……」

俺はただ、黙るしかない。

「穏やかじゃないですな。自軍のHSSTを見張れ、とは」

「……」

同じように黙る馬鹿妹。
898 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/07/20(火) 01:01:58.61 ID:eFWF7HU0
「しかも座標まで的確に指示が出されていた。そのポイントで国連軍のHSSTを監視しろと」

「……」

「万が一、不穏な動きがあれば撃墜も厭わず……でしたかな。ああ、恐ろしい」

「ずいぶん物騒な命令を出した方もおられるのですね

「おかげでエドワーズは一時、大混乱。メンツが大事なお国柄、ガラクタも出し渋りたくなりますよ」

「……」

「昨日の件、何かの予防措置のように感じますがね。いったい何が起ころうとしていたんです」

「まるで、私が関係しているような物言いですね」

「妹嬢博士のほかにこのような真似ができる者は……そうはいますまい」

「よしてください。いくら私でも、何もかも予測できるわけではありません」

「ほう……では先日のBETA上陸の際、彼らの動きを正確に予測し、的確な部隊増強を指示したのは何故です」

「さあ? 指示をされた方にお聞きになられては?」

「……神の御業か悪魔の力か。いやはや、恐ろしいものを手にされたようだ」

「……」

「初めはイドという少女かと疑いましたが、死んだはずの男がここにいる」

「――っ!!」

「是非ともご説明いただきたいものですな」

この親父……どこまで、知っている?
それに、何でイドが出てくるんだ?
899 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/07/20(火) 01:02:19.30 ID:eFWF7HU0
「仕事熱心なのは結構ですが少し横道を逸れすぎでは? 本来の仲介と調停のお仕事はどうされました?」

「おっと、これは失礼。なにぶん、飼い主想いなもので」

「仕事なのでしたら人に尋ねる前に自分でお調べになられてはいかがですか」

「これは耳が痛い……ではご忠告に従って自力でひと調べしていきますか」

何、こっち見てるんだよ。

「……」

結局何を言うわけでもなく部屋を出て行こうとする友父。
と、デスクからどこかへ連絡を入れる馬鹿妹。

「――私です。友父課長がお帰りです。エントランスまで送ってさしあげなさい」

「やれやれ。嫌われたものですな。では失礼します」

淡々とした足取りに、ふと思い出したようにたずねる。

「あの、友には会わないんですか」

「……そうだ。忘れていた」

忘れてたのかよ。

「かの子供の動向を探る名目でやってきたのでした」

「どちらの?」

「さぁ。どちらが面白いと思いますかな」
900 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/07/20(火) 01:02:52.74 ID:eFWF7HU0
どっちの!?
友に兄弟とかいるってのか!

「い、いったい何の話を……」

「情報攪乱は的確に行うのがモットーでね」

「いや、それは聞いてないっていうか」

「目的が聞きたいのだろう? 勿論、いえないな」

「だから、そうじゃなくて……」

「では、さらばだ。男くん」

「あ……」

……行っちまった。
なんだったんだ、いったい。
けど、何となくわかる。
俺が知らなかっただけで、とんでもないくらい情報が渦巻いてる。
それもプラスのほうへではなく、だ。
くそ、なんなんだよ、いったい!


「なぁ、おい。あの人が言ってたことって……」

不安になり、ついこいつに聞いてしまう。

「――ストップ。お願いですから今はやめてください」

うんざりとした様子で応えが返る。

「……すまん」

そういやこいつ、休んでないんだよな。
今度にしよう。苛々してそうだし。

と、ふいにしゃがみこむイド。
どうやら何かを拾っているらしい。
こ、これは!
901 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/07/20(火) 01:03:23.00 ID:eFWF7HU0
「……モアイ像?」

「処分をしてください」

ズバッと言い切る馬鹿妹。
ああ。あの人の置き土産なのね。
……なんだこのセンス。

「これ、ほしいのか?」

「……はい」

「そ、そうか。よかったな」

「……」

そこで無言なのか!!

「そういえば、夢の話ですが」

「おう?」

不意に尋ねられる言葉。

「総戦技評価演習以降、元の世界の夢を見る……そうおっしゃっていましたね?」

「ああ、おう」

「では調べてしまいますね。そこに適当に寝てください」

はい!? 疲れてるんじゃないのかよ!

「し、調べるってそんなこと……」

「出来ます。出来るから言っているんです。いいから、早く寝てください」

「でも……」

「命令です。寝なさい」

……寝ろって命令されるのもなんだよなぁ。
902 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/07/20(火) 01:04:14.99 ID:eFWF7HU0
「了解しました、と」

とはいえ逆らっても仕方ない。
俺は言われた通り、示されたソファに寝転び目を瞑る。

「っかし、本当に分かるんですか?」

「ええ、イドがいれば」

「イド? なんでイドが……」

「いいからお気になさらず。それとも添い寝が必要ですか?」

「い、いるかよ!」

「イドにはイドにしかできないことがあります。そして、それがあれば問題ない」

「……わかったよ」

「ではおやすみなさいませ」

「ああ、おやすみ」


これで夢を見なかったらどうなるんだろうか。
そんな疑問をあげながら、目を瞑り続ける。
なんだかんだで疲れていたのか、だんだんと意識が拡散していき……。





『主様』

『どうした』

『ヤバイっす。緊張してお小水ぶちまけそうっす』

『お前、言葉上品にしてるつもりだろうけどめちゃくちゃ下品だからな』

『だ、だってウルトラ高級ディナークルーズでしょ!? 落ち着いてられますか!』

『俺もだっての』

『しかも軽く酔いそうなんですが』

『嘘だろ!? 動いてないのにか!!』

『酔い止め二箱くらい飲んだんですが』

『それは別の意味でやべぇっての!!』
903 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/07/20(火) 01:05:23.74 ID:eFWF7HU0
『失礼します。メニューでございます』

『はひ!? って、何じゃこりゃ!! よ、読めないっすよ、主様』

『……マジでよめねぇ』

『お飲み物はいかが致しましょう。ワインなどの銘柄のご指定などございましたら』

『……ぬ、ぬぐぐ』

『どうしたもんか。いいや、メイド、お前好きにしていいぞ』

『げ!? おのれ、売りおったな!!?』

『何なりとお申し付けください』

『い、いや、あのえっと』

『ふむ。ではこちらでお選びしましょうか』

『お、おねがいしま……』

『では前菜ですが』

『はひ!?』

『……あー。うん、あの、すみません』

『はい、ただいま』

『何頼んでもいいんだよな』

『はい、お申し付けください』

『じゃ、豚のしょうが焼き二人前ね』

『……は?』

『だから、豚のしょうが焼き二人前』

『ちょ、ちょっと主様!? 支配人さん固まってますってば! 笑えないっすよ!』

『あ、タレはひたひた。キャベツにドレッシングはなしで』

『あわわわわわ』

『おいメイド。逆に考えろ。こんなウルトラ高級ディナーだろ? なんか世界に数頭とかの豚とか出るぜ』

『それ絶命器具種っていうんですよ! つかボケは私の担当でしょ! ああもう何てことしてくれやがりますか!!』
904 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/07/20(火) 01:06:16.14 ID:eFWF7HU0
『なんだよ。馬鹿妹は馬鹿妹の楽しみ方があるかもしれねぇけど結局俺らはこうなんだって』

『で、でも……』

『あいつとは色々価値観の違いとかあるけどよ、結局なんだかんだでうまくやってきたろ?』

『……』

『この高級ディナークルーズイベントは俺達なりに楽しませてもらって、俺達のペースでのんびりいこうや。な?』

『ですが……』

『豚のしょうが焼き二人前。あと飯大盛り二杯、これ以上はまかり通らん。嫌なら帰ってくれ』

『帰ることになるのは我々だってのー!?』

『メイド様。ご心配なく、我々はお客様のご要望にお答えすることが至上の喜びでございます』

『……へ!?』

『ふふ、私どもも妹嬢様のお家柄の端くれでございます。不可能などございませんよ』

『お。さっすが俺ん家の系列。話せるね』

『恐れ入ります。それではお飲み物は“お茶”でよろしいでしょうか?』

『わかってんねぇ。んじゃ前菜は浅漬け適当、スープはトン汁だ』

『かしこまりました。少々お待ちください』

あーあ。やらかしたなぁ。
馬鹿妹がすごい顔して後から怒ってきそうだ。
ま、そん時はそん時だ。あ、でも支配人さんには謝ってもらっておこう。

『主様……』

『おう、飯くるまで夜景でも見に行こうぜ。酔いも吹き飛ぶような豪華な景色だろうしよ』

『あ。……は、はい……』



それは、遠い。けれどまだ見ぬ記憶……。
905 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/07/20(火) 19:35:15.98 ID:K02txUAO
め「ご主人は何故毎回階段やエスカレーターの度に私の後ろに立たれますか」
主「お前がバランス崩して倒れそうになった時に支えられるだろ?」
め「なるほど、盲点でした。さすがの気配り。では常々感じる臀部への視線は気のせいなのですね?」
主「勿論! ガン見してるぜ!」
め「清々しいサムズアップ。知っていますか、それは開き直りというものだそうです」
主「ああ、知ってるぜ! 当たり前の知識だしな!」
め「そうですか。あくまで居直ると仰るのならば、めいど、考えがあります」
主「ほほぅ、お前から提案たぁ、珍しい。聞いてやろう」
め「ええ。ではまず後ろをご覧ください」
主「む? 下には誰もいないけど?」
め「好都合です。いってらっしゃいませ、ご主人」

ドン

主「え? あ、お?」
め「良い旅路を」
主「い、逝ってき……のぉああぁぁああ?!」



ゴロゴロ……ドスン!

め「これがジャパニーズ大道芸、階段落ち。素晴らしい」
主「いや普通に事件だから! 死人出るからね?!」
め「生きておられますよ」
主「それもそうか。……ってなんか違くね!?」
906 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/07/20(火) 20:52:55.38 ID:rM/ahUIo
エスカレーターの速度と階段落ちの速度を同期できたら・・・ゴクリ
907 :「いじわる」 [sage]:2010/07/20(火) 21:44:02.25 ID:ixZcfsAO
冥「買い置きの食料を平らげる」
男「それは嫌がらせだ。っつうかまた全部食いやがったのか俺のとん兵衛…!」
冥「靴の中に画鋲」
男「それも嫌がらせだ。…こないだケース一個分詰めてたのはお前か」
冥「たわしコロッケ」
男「わざとならそれは"イジメ"だよ!もっとこう…なんかあるだろうが!」
冥「ハァ……注文の多い人ですね」
男「……その目線はむしろ俺がお前に注ぐべきもんだと思うんだが」


友「挿れるか挿れないかの瀬戸際で焦らす主人公に瞳を潤ませながらヒロインが一言呟く−『いじわる』って。…あぁ、勿論涙目上目遣いが基本だよ」キラキラ
男「脳内桃色春爛漫のお前に聞いた俺がバカだった」
友「…おぉ、ありがとう!」ニカッ
男「ほめてねえ!」
908 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/07/20(火) 22:15:43.66 ID:scKc/62o
冥土の人久しぶりだ

同じ友なのに全然違うな
909 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/07/20(火) 22:55:29.17 ID:KHaD0W.0
俺女さんが好きなキャラなんだけど
微妙に不幸で泣いた
910 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/07/20(火) 23:44:26.17 ID:rM/ahUIo
さあ>>909の手で幸せにしてやるんだ
911 :「こだわりのメイド服」 [sage]:2010/07/21(水) 02:52:32.83 ID:3H9EbQAO
男「おぅ、弟よ」
弟「どうしたの兄ちゃん」
男「なんでこの話題でお前が出て来るんだ」
弟「そりゃあ、ボクが着てるからじゃない?メイド服」きゅるーん
男「………」ダッ

男「兄貴ィィィィィ!!」
兄「なんだ騒がし…って男ではないか!!そうかようやくあれを着る気にnへぶち!」
男「何度あいつを女装させんなって言ったら分かんだてめぇはァ!!」
兄「美しいものをより美しく着飾るのは当然だろうがぁ!!」シャキーン
男「黙れ変態!!」ガッシ ボカ
兄「おうふ」

ガチャ
冥「おや、弟君ですか」
弟「あ、冥さん。どう?これ」
冥「なかなか似合っていると思いますよ。スカートの長さが絶妙ですね」
弟「でしょ?なーんで兄ちゃんも着ないかなぁ」
冥(…それはさすがに"ナイ"かと思われますが)

兄「怒るお前もなかなかかわいぐべほ」
男「気持ち悪いわっ!」
912 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/07/21(水) 03:00:26.24 ID:3H9EbQAO
あれだね、自分が書いた文章流すのってかなーり勇気要るよね。
一応初期に幾つかだけ投下してた者です。
7×さんとこがきちんとまとめてくれてて腰抜かした。

またなるべくスレ汚しにならない程度に落としていくかもしれないからよろしくね!阿部さん投げないでね!
913 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/07/21(水) 07:07:56.59 ID:1/bIvYAO
やっぱり自分以外の書いてくれる人がいるとこっちのモチベーションもガンガンあがっちゃうね!
これからも期待という名のお題投下とかするんで頑張っちゃってよね!
そして>>909さんの女さんが幸せになるストーリーにも期待ちう!
うぅむ、これは朝から気合い入るなぁ。
今日は定時退社日だから帰ったらいっぱい書くぞ〜!←全然書けないフラグ




め「ご主人はエスカレーターだろうがエレベーターだろうが落下ネタはお茶の子さいさいです。自慢の持ちネタですから」
主「前者は百歩譲って後者は確実にころしにかかってない?」
め「めいど、最近保険金なるものを知りまして」
主「うちのめいどがドンドン黒くなっていく!」
914 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/07/21(水) 18:33:37.91 ID:28HIf0s0
>>910>>913
だが断る
中の人のキャラは中の人が動かさないと「なんだかなあ…」ってなる俺ガイル

つまり俺が女さんを模して書いてもそれは女さんじゃないんだよー!
915 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/07/21(水) 19:57:04.73 ID:5Bry4AY0
ああ、なるほど。
つまり自分のキャラでなんか書いてくれるんですね!
よおし、中の人紳士スタイルで正座して待っちゃうからね!

……できれば脚がしびれて動いて動けなくなる前にお願いしますっ


そしてお題もばっちり消化されてるし、もちょっと置いてみようかな。

【中の人なんていない】
【告白】
【おすすめの一冊】

そして今夜はいじメイの続き書きながらのんびり投稿予定ですー。
916 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/07/21(水) 21:25:42.98 ID:tZKVE7wo
お題奪ってみる

【おすすめの一冊】
男「ふむ・・・なんかおすすめの本ある?」
メつ[ 鈍器ちっくなアレ ]
男「・・・荷物持ち?」
メ「Yes, My Load.」
男「(´・ω・`)」

メ「あ、印付けてるとこしっかりチェックしておいてくださいね」
917 :【告白】 [sage]:2010/07/21(水) 22:04:00.56 ID:i5DyAh2o
妹嬢(はぁ・・・どうしましょう)

妹嬢(確かに周りには薄々気づかれているようですが・・・)

妹嬢(自分の口から伝えるとなれば、やはり話は別です・・・)

妹嬢(実は本当に生えているっていえたらどんなに楽か・・・)

妹嬢(遺伝子操作におけるホルモン異常が原因で私が俗に言う『両性具有』であること、未だに兄さんにもいえないでいます)

妹嬢(あのメイドにしても兄さんにしても、あくまで私をからかってネタにしているつもりでおそらく本気ではないのでしょう)

妹嬢もしこれが本当だって知られたら・・・兄さんは私を受け入れてくれるのでしょうか?)

妹嬢(いえ、気味悪がれ、嫌われてしまうかもしれません)

妹嬢(兄さん、私はどうすれば・・・)

男「入るぞ馬鹿妹ー」

妹嬢「ひゃぁっ!!?い、いきなり入ってこないでください!!」

男「いや一応ノックはしたつもりだったんだが・・・それよりお前元気ないぞ?」

妹嬢「あ、いえなんでも・・・あ、ちょっと待ってください」

男「ん?」

妹嬢「あの・・・兄さんは、もし私が・・・その・・・醜悪な怪物か何かだとしたら・・・兄さんは受け入れてくれますか?」

男「え、何でだ?変なこと聞くなぁ、お前はお前じゃないか」

妹嬢「あのですよ?もし本当に、今兄さんと話してる私がそうかもしれないんですよ?おぞましくて、気持ち悪くて・・・」

男「そういうことを言うな!」

妹嬢「えっ・・・」

男「確かに俺たちの出自は普通じゃない、そのことで俺たちが異質な目で見られることもあるだろう」

妹嬢「・・・」

男「でもな、だからって自分を怪物とか卑下するのはやめてくれ。もしそんなことを言う奴がいたら、俺が絶対に許さない」

妹嬢「兄さん・・・」

男「お前が何であろうと、俺にとっちゃたった一人の馬鹿妹であることには変わりがないんだよ」

妹嬢(そうでした、兄さんはこういう人でしたね、疑ってしまった自分が恥ずかしいです)

妹嬢「ありがとうございます、大好きですよ、兄さん」(いまはまだちょっと無理ですけど、いつかちゃんと言いますね)
918 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/07/21(水) 22:05:04.56 ID:i5DyAh2o
うん、俺何書いてんだ・・・

というわけでお題おいときます
【出オチ】
【必殺】
【デカルチャー】
919 :【いじメイ オルタ】 [sage;saga]:2010/07/21(水) 22:52:44.12 ID:5Bry4AY0
第26話 「夢現」


目覚めに感じたのはダルさ。
普段堅いベッドで寝ているせいか、こんな柔らかなソファじゃ落ち着かなかったんだろう。
ソファにすら負けるベッドもどうかと思うが、慣れとは恐ろしいものだ。

しかし、今日の夢……いや、もはや夢なんていえないレベルのリアルさ。
そんな体験に近い感覚を得ていた。

と、目の前にはうつらうつらとするイドの姿。

「おはよ」

「……。おやすみなさい」

言うが早いかふらふらとした足取りで去っていく。
もしかして徹夜か?

「おはようございます」

「あ、お、おはよ」

「夢は見られましたか?」

「ああ、ばっちりな」

「……本当に夢ならばよかったのですが。結論から言えば、それは夢ではありません」

は? 何言ってんだ、こいつ。
じゃあ俺が見てたあれはなんだってんだ。

「あなたが夢を見ている瞬間、男さん……あなたは『元の世界』に存在しているのですよ」

「なんだそりゃ!?」

「いつかお話しましたよね、意志の力の」

そういえばそんな話があったか。
確か俺の意志が関係して、この世界にとどまってるとか何とか。

「その時、同時にお話したと思いますが、あなたという存在はきわめて不安定なんです」

「じゃあ何か? 俺が寝てる間、ここから消えてたってのかよ」

「そういうわけではありませんが……そうですね。あなたがここに留まる意志の根源は何ですか?」

「そりゃ勿論、この世界の人類の敗北を回避するためにやれることをやるっていう……」

「その意志。寝ている間も保てますか。極論を言えば、睡眠中にまで意識をコントロールしていられますか」
920 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/07/21(水) 22:53:10.47 ID:5Bry4AY0
「それは……」

「あなたの脳波。ある時点から観測できなくなっていました」

は? おいおいおい、そんなことあるかよ。だってそれってつまり……

「ですがあなたは生きています。勿論、生体反応もありました」

「俺よく目覚めてるな、毎朝」

「ええ。奇跡的に。……理論を話すと嫌な顔をされそうですので簡潔な説明と結論から言いますが」

「構わねぇよ。っていうか、そうしてくれ」

「あなたの『リアルな夢』が『元の世界』の現実で、眠っている間に、その精神が『この世界』から『向こうの世界』にシフトしていた。そういうことです」

「……。えぇと」

「ああもう。だから説明をさせてほしかったんです。脳の活動が高まって精神だけが元の世界へ戻った。はい、これでよろしいですか」

「おお! なるほどな、おう」

なんか俺が馬鹿みたいだが仕方ない。実際わからんし。
でもそんな話、信じられ……ああいや、俺がこいつにした並行世界を移動だとかのが変か。

「要は『タイムスリップ』という事実、『リアルな夢』、そして私の時空理論。その全てから出る答えが精神のみの世界移動です。以上」

しっかし、そうだとすると俺は『元の世界』に戻ってたことになる。
それは……今の俺にとっては信じがたいことだ。

「でも、どうして俺は『元の世界』へ戻ったりなんか……」

「先ほども申しましたが、意志が揺らいだ時点で世界を移動するという特質を鑑みると」

「だから余計に信じられないんだよ。俺は今、向こうに戻る理由なんかないからさ」

「本当に?」

「本当だ!」

今の俺は昔の俺じゃない。この世界を、誰よりも救いたいって思っているんだ!

「……本当に、ですか?」

何が言いたいんだよ。
……そりゃ、最近はイドの姿に“あいつ”を重ねてみてることだってあるけど。
ありえない。そんなにも……俺はそんなにもあいつを追っているのかよ。
921 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/07/21(水) 22:53:59.99 ID:5Bry4AY0

「まぁいいでしょう。恐らく世界が元に戻そうとする力を働かせている、という方向でしょうし」

「え?」

「あなたの意志が揺らいでいない。ならば後考えられる原因は世界の力によるものだといえます」

「世界の、力?」

「ええ。あなたの強固な意志がいくら存在していようが、睡眠時にはそれは保障されません」

その通りだ。

「これはあなたの周りの人間についてもいえます。あなたの意志だけで、ここに存在しているわけではないのですから」

要はこういうことだ。
俺が『この世界』に関われば関わるほど、他人から“観測”され“認識”される。
そして俺の意志の二つが合わさって俺はここにいることになっている。
しかしそれがもっとも薄くなるであろう、夜中という時間。
その時に『この世界』と俺を結んでいた力が緩まり、『元の世界』が俺を欲してシフトが起きる。
世界ってのは安定を望む。だから、本来なら『元の世界』に収まらなければならない。だから欲される。

「ってことはつまりだ。俺、帰れる、のか?」

「ええ、理論上は」

――!!

帰れる、のか。俺、あの世界に……。

「それ以上考えるのはやめてください。どうなっても知りませんよ」

「……あ、おう」

「あくまでここまでの話は推論です。そして今この状態であなたが向こうへ帰ることでどのような影響が双方に出るか」

見当も付きませんから、と。真剣な瞳がこちらを射抜く。
そこには二種類の心配がある。俺の身を案じるものが、ほんの少し。
そしてもう一つは……。

「……わかってるよ。俺にはまだ、やることがある」

俺という駒を、自身の計画の要に既に組み込んだという面からの心配が色濃い。
だが俺はそこに乗っかると決めたんだ。最後まで、そうこの世界を救うまでは、

「帰ろうなんて、思わねぇよ」
922 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/07/21(水) 22:54:20.58 ID:5Bry4AY0
「そうですか、よかったです」

「でも困ったな。眠ってる間は常に不安定なんだろ。こればっかりはなぁ」

「ああ、そこについても既に対策は考えてありますので」

「のあ!? すごいな、お前」

「ええ、今消えられると困りますから。必要な間は面倒を見ますよ」

「では話は以上です。いったん部屋に戻られるとよろしいかと。訓練、でしょう?」

「ん、……わかった」

「では精々、周りの認識を強めておくようにしてくださいね」




もしかしたら『元の世界』なんて存在しないんじゃないか。
そんな不安に囚われた時期もあった。ここで生きていくと、覚悟だって決めていた。
……はずだった。けれど、思い浮かぶのは『元の世界』。
俺はやっぱり……あそこへ帰りたい。そう思っているんだ。

でも同時に思うことがある。
それは俺が『この世界』を救いたいと強く思っていること。
曖昧なところが多い『前のこの世界』の記憶だけど、はっきり覚えてることもある。
人類の地球破棄・オルタネイティブXの発動だ。
そしてそれ以上に、大切なものを護れなかったという喪失感。
あんな気持ちは二度と味わいたくない。それを取り返せるチャンスが巡ってきたんだ。

俺はいずれ『元の世界』へ帰る。これは絶対に諦められない。
けど、それを本気で考えるのは『この世界』を救ってからだ。
そう、胸に堅く誓うのだった。
923 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/07/21(水) 22:56:05.54 ID:5Bry4AY0
午前の訓練を軽く終え、昼食の時間。
話題は勿論新OSだ。

「本当すごいよねぇ、あの姿勢制御システム。今までと違うけど、やっぱり使いやすいし」

興奮気味に語ってくれる友。何となく、昨日の親父さんの姿が思い浮かぶ。
けど、いつも通りな様子から見て……恐らくあの人、息子に会っていかなかったんだろうな。

「あのさ、友。親父さんなんだけど……」

「ん? うちのがどうかした? ってそういえば最近全然連絡よこさないけど。何やってるんだか」

ああ、やっぱ会ってないのな。
というかこいつ、自分の親父が何してるか知ってるんだろうか。

「でも本当にすごいと思うな。男くん、すごい!」

「いやぁ……って。みんなのにも乗ったんだ、OS」

「昨日からね。あなたはまたどこかへ抜けてたようだけど」

「う……まぁな」

そりゃ色々ありましたから、はい。

「でもよぉ、なんかこう、癖っつーの? 男のやつが出てるんだよなぁ、今」

「あ、わかるわかる。銃の構え方とか特にね」

「そうなのか?」

そういやデータの蓄積は俺がほとんど担当してたしな。
とはいえ、すぐこいつらが自身の癖をなじませていくだろう。

「案外、他人の癖も一緒に過ごすうちにうつったりするのかもしれないわね」

……行動が似てくる、か。
イドとメイドが時折重なるのはそういうことなんだろうか。
って待て待て。だとしてもこの世界に存在しない特撮ヒーローものについては説明できん。

「男。どうかしたの?」

「ん? ああ、別になんでもないよ、委員長」

「そうは見えないけれどね」

「夜な夜な出かけてるとこ見かけるもんね」

「そうなの?」

「それを言うなら、こいつ一日部屋に戻ってないこともあったんだぜ?」
924 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/07/21(水) 22:56:58.28 ID:5Bry4AY0
いつも通りのくだらない会話。
ここは俺が悪者になって終わり、そんな流れ。

「何、妹ちゃん。そんなこと知ってるんだ。あ、もしかして夜に男の部屋に……」

「ば!? っざけんなよ、友! 誰がこいつなんか!」

「あっはっは、最近仲いいもんね。二人とも。やけるよー」

「んにゃろ、表出るか? あぁ?」

冗談だ、と分かってる。
多少、険悪でもいつも通り、そう、いつも通り……

「なぁ、委員長。止めてくれよ」

「……あなたの役目でしょ。発端だし」

「このままだと連帯責任で走らされちゃうぞー。女さんからもほら」

「ああうあう。けんか、だめー!」

「ほら、いいだろ、お前ら」

これで終わり。なぁ、もういいだろ、お前ら。

「っち。あー……おい、友。模擬戦では背中に注意しとけよ」

「やられる前にやるから平気だよ」

ドン!!!!

自分でも一瞬わからなかった。
けれど、それは俺が発した音。思い切り、机を叩いていた。

「おい、いい加減にしろよ」
925 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/07/21(水) 22:58:32.97 ID:5Bry4AY0
さっきまでのことより、もっと険悪な空気。
でも、我慢できなかった。

「ったく、何考えてんだよ……妹ちゃんが俺に対してよく思ってないのは知ってる」

「……」

何となく、目をそらす妹ちゃん。

「けどそれを煽ったって何もないだろ」

「……」

習ってか、友もまた無言で目を伏せる。

「でも、もしもだぞ。もし、一瞬でもマジでそんなこと思ってたってんなら……絶対に許さねぇからな」

嫌な、沈黙だな。
けど一旦熱くなった俺の頭の中は、冷えてくれやしない。

「俺はそんなことさせるためにあのOSを用意したんじゃないんだ」

……くだらねぇことでいがみ合ってんじゃねぇよ。

「……悪い。委員長、あと頼むわ」

「あっ、男……」

俺達、仲間なんだろ……。




「待ちなさい、男」

「……なんだ?」

PXを出てすぐ。廊下にて呼び止められる。

「どうしたの。あなたらしくない物言いだったわよ。しかもあんな些細なこと」

「……悪い」

国連だ、帝国情報省だ、反オルタネイティブだ。
今地球が一丸になって戦わなきゃいけないこの時期に、足を引っ張り合って。
世界の裏でそんなことが起きてるのに、現場でまであんなくだらない言い争い。
……わがままかもしれないけど、見たくねぇんだよ。

「……とはいえ。あの二人にはいい薬になったわね。特にうちの子には」

「そういってもらえると、助かる」
926 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/07/21(水) 22:59:27.58 ID:5Bry4AY0
もはや個人の感情がどうこう言ってられる場合じゃないんだ。
そのことをぶちまけてしまいたい衝動に駆られる。

「みんなには私から言っておくから……あなたも機嫌、直しなさいよ」

「別に機嫌が悪いってわけじゃ」

「そういうことにしておいてあげる。ああ言った手前、あなたも訓練では冷静にね。食器の片付けは貸し一つよ」

……はは、まいったな。
ああ、そうだ。俺、イラついてた。
馬鹿妹と、同じだった。





戦術機シミュレータの中。
一人きりの世界で思うことは現状。
俺の知らない事象が増えてきている。
新OS、友父の登場、政治的な陰謀。
そして、俺を引き戻そうとする『元の世界』、イドの描いた特撮ヒーローの絵。
今までは知っている記憶を頼りにうまく立ち回れた。
けど、ここから先は答えを知らない。そう、ここからが本番なんだ。
今まで確かに未来を変えてきた。この変化がオルタネイティブWに結びつくのか。
そしてそれが間に合うのか。
考えてもわからない……けど、やれることをやるしか、ないんだ。


「男、いるなら降りて来い」

ふと、外からの声がする。
この声はメイド長さんのものだ。

「はい、今行きます」
927 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/07/21(水) 23:00:01.97 ID:5Bry4AY0
「捜したぞ。お迎えだ」

「迎え?」

と、そこにいたのはイドだ。
こんなところにまでくるなんて珍しい。

「妹嬢博士から呼び出しが掛かっている」

「了解しました。んじゃ、いくか、イド」

「……」

二人して歩き出す。と、そこへ、

「男。最近消灯時間になっても部屋に戻っていないそうだな」

「あ、いや、あの……誰からそれを」

「誰でも良い。誤解するな、責めているのではない。貴様の身を案じているのだ」

「……はい」

「博士に呼ばれているのだろう。あの方が絡むと軍規も何もないからな」

ため息姿なんて珍しい。
これはやさしいときのメイド長さんだ……はは、なんか懐かしいな、これ。

「お前が特別な任務についていることは知っている。けれど、他の者が心配しているのを忘れるな」

「はい!」

「以上だ……敬礼はいい」

ご心配、おかけします。
去り行く背中に頭を下げ、俺はこちらを待っていてくれるイドの隣へ。

「じゃ、いこうか」
928 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/07/21(水) 23:01:16.29 ID:5Bry4AY0
そうして二人しての移動。
なんとなく、こいつと最近よくいる気がする。
確かOSの開発くらいからか。ああ、そういえばあれの開発を手伝ってくれたんだっけ。

「……」

このちびっこウサギ娘が、ねぇ。

「今日は何すんだろうな。お前も手伝ってくれるのか?」

「……」

「つかこう、ずっと手伝いまくってるんだよな。なんかずっと一緒っつーか」

「いけませんか」

「え? あ、いやいけないってことはないけども」

「……」

「……」

なんか、機嫌悪い?

「……怒ってません」

「あ、ああうん。ならいいんだ。ささ、もうついたぞ」

言いつつ扉に手をかける。
って、イドが立ち止まった場所だからここでいいんだよな? ……よな?

「遅かったですね。こちらです」

と、そこは見たこともない部屋。
そしてその中央にはとんでもなくでかい装置。

「イド、用意して」

「はい」

いったい、何をしようってんだ。

「さて、男さん。あなたはいつ、あなたになったかわかりますか?」

「は?」

「学問は考え抜かれた大胆な仮説を実験により検証することで進歩していきます」

「ん、あ、おお」

この部屋のもつ雰囲気に圧されて急に始まった説明にとりあえず頷く。
929 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/07/21(水) 23:02:27.67 ID:5Bry4AY0
「確定された存在を『確率の霧』に戻します。ふふ、この実験が成功すれば世界も、あなたも救われますよ」

「……はぁ」

「わかりませんか」

「ああ、全く」

これだから、といわんばかりの態度で肩をすくめる馬鹿妹。
こいつ、時々性格悪いぞ。

「そうですね……では今朝の話、簡潔にまとめてみてくださいますか」

「えっと、俺は意志の力で世界を移動してしまうかもしれない存在で」

それが移動しないのは俺の意思がこの世界にいることを望むからだ。また周囲の人たちが俺とかかわりをもつこと。
つまり俺という存在を強く認識するからだ。ただこれはお互い眠っている間、認識が曖昧になっちまう。
その時、安定を望む世界は俺という存在を欠いて不安定になるから、安定、つまり俺を求める。
この引き戻そうとする力が俺の存在が薄くなる睡眠時に相対的に強さが逆転し、意識だけが『元の世界』へ戻る、と。

「ふふ、上出来です。ではそれをふまえて質問しますが、あなたが元の世界へ帰るために必要なものとは?」

「自分が帰りたいと強く願うこと、周囲の認識がゼロになること、あとは……『元の世界』の引き戻す力が大きくなることか」

「素晴らしいです。その三つのうち、世界の力はどうにもできません。逆に自身の意思はあなた次第です」

「そう、だな。じゃあ後は周囲の認識をどうにかすることくらいか」

「では答えはわかりましたね」

「……もしかして、俺の存在を、消す?」

うお、なんか怖ぇ!

「言い方が微妙に引っかかりますが。消すというのは似て非なる状態ですね」

いいですか、と俺を指し示し。

「存在を消すのではなく、認識される前の状態に戻すのです」

「戻す?」

「はい。存在を完全に消すなんてこと、あなたが亡くなったとしてもありえません」

「そうなのか?」

「ええ、誰かの記憶に残るでしょうし、あなたが亡くなったという記録が残ります」

「……ふむ。つまりドライブをフォーマットしちまう、みたいな?」

「多少語弊はありますが、ええ、それで正解にしておきましょう」
930 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/07/21(水) 23:03:13.12 ID:5Bry4AY0
やれやれ、話を進めるためには仕方ありませんね、とか呟いてやがる。
くそ、こいつこんなに可愛くなかったっけか。

「シュレディンガーの猫、というお話をご存知ですか」

「あれだろ。猫が入ってる箱に毒を流すボタンと流さないボタンを知らずに押して、生きてるかどうかみたいな」

「あら、ご存知だったんですね。ではこの装置はそれの再現だといえばわかりますか」

「俺、毒の訓練とかはさすがに受けてないんだけどな」

「……肝心な部分で理解されていませんでしたね。要は確率の存在にしてしまうんですよ」

「確率の存在?」

「ええ。箱の中の猫は生きているか、それともしんでいるか。それはスイッチを押した側にもわからない」

ああ、そうだった。その状態の箱の中ってのは、確か半分の確率で生きている存在なんだっけか。

「つまり確立されていない存在となるわけです。それを行うのがこの装置、というわけです」

さすがにここまでくれば段々とわかってきた。

「お前は俺を元の世界へ送ろうとしてるんだな」

「ええ、そうです。そしてあなたには手に入れていただきたいものがある」

「……元の世界のお前の、完成された理論、か」

「はい。これは00ユニットの完成には不可欠なのです」

「00ユニット?」

「その装置について詳しく知る必要はありません。但し、これがあればあなたはその不安定な状態から開放されます」

「な、本当か!」

「ええ、それ自体は目的ではありませんが結果的には。そして現状の計画の要でもあります」

なるほどな。
つまり『この世界』を救う役に立つと同時に、『元の世界』へ戻る実験にもなるわけか。
だったら協力するしかないよな。
931 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/07/21(水) 23:04:35.71 ID:5Bry4AY0
「理解したよ」

「では、早速はじめましょう。そちらへどうぞ」

促されるまま、俺は装置へと歩んでいく。
中央に立ち、着々と準備を進めていく馬鹿妹を見て、ふと思う。

「なぁ。この装置、大丈夫なんだろうな」

「理論は完璧です」

「理論は……じ、実績のほどは?」

「……。さぁはじめましょうか」

「おおおおおおい!? そこは大事だろうがよ!」

「それよりも、こちらから無理矢理向こうの世界へ世界を繋ぎますのであまり大胆に動かれませんよう」

「う、ぬ」

「更に一度こちらから干渉した場合、その時間を遡って再び世界を繋ぐことは難しいとされます」

ってことは、つまり。

「あの理論が完成した日を意識しろ、ってことか」

「ええ、間違ってもそれより未来に戻ってしまわぬよう、お願いします」

理論の回収ができなくなったら、全てはおしまいだからな。
……っておいおい、責任重大すぎるだろ。
とりあえず、あれは馬鹿妹が俺ん家にくるようになってからで、冬休みくらいのはずだ。
そんで長い連休だから遊ぶならってことでメイドがゲームを買い込んできて……うぅん。

「とにかくはじめます。イド、例のものを」

「はい」

ごそごそと何かを用意したかと思えば、スケッチブックと色鉛筆だ。

「……」

「……」

い、いや。そんなキリッとした顔でこちらを見られましても。
正直和むくらいでなんとなく頼りにならないような……。

カキカキ――

おお、なんか描き始めた。
なんかすっごい見られてるんですけど。
932 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/07/21(水) 23:07:01.90 ID:5Bry4AY0
「あ、あのよぉ、これって……」

「動かないでください」

「は、はひ」

思わぬ迫力にとりあえず頷く。

「……できました」

なんか知らんが完成したらしい。
と、なんだ。馬鹿妹もなんか持ってるけど。

「それ、なんだ?」

「これですか? ……趣味のようなものです」

「趣味?」

「見ますか?」

ってなんだこりゃ!?
俺の写真じゃねぇか! しかも隠し撮りっぽいし!
って、メモまでなんか書いてる……『モルモット実験中、忘れないよう』だと!?
ものすげぇ適当なんだけど!!

「な、なんだってんだこの……」

「でははじめます」

「ちょちょちょ、二人とも!」

「イド、準備はいいですか?」

こくり、と頷く小さい背。

「ではいきますよ」

ああ、もういいや。勝手にしてくれ。
置いてけぼりなんて今更だもんな、ちくしょう。

「これでいいんだろ! これで!」

「目、瞑ったほうがよろしいですよ。それと、『元の世界』のこと、強くイメージしてください」

「おう!」

正直、あんまよくないけどな!
『元の世界』……『元の世界』、の……冬休み前……くらい。

ゆっくりと、眠るように、意識が途絶えた。
933 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/07/21(水) 23:11:39.39 ID:5Bry4AY0
いいよいいよぉ、どんどん書いてってね!
俺も川上ファンなので鈍器ちっくなあれはばっちり揃えてます。
都市シリーズ揃えるのが大変だったけどw

そんなわけでまだ地味にお題残してもらってたりするので、一度書いてみるか。
とか、こんな駄文みてられねぇ! 俺がやってやるぜ!
な人は是非是非おねがいしますw
そうじゃなくても軽いノリで結構なんで。
あと俺の世界観が蔓延しちゃってますが、ぜひぜひオリジナルなメイドさんの登場とかにご期待してまするw


では俺ももらったお題をやらせていもらいつつ。
……最近オルタ書いてるけど長ったらしいから読んでもらえてるか心配になってる中の人でしたw
934 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/07/21(水) 23:34:29.12 ID:tZKVE7wo
川上が誰なのか都市シリーズが何なのかわからんかったりww
あんまりリファレンス系以外の本読まねぇからなぁ・・・
漫画だと最近(つっても数ヶ月前だが)買ったのは「ムダヅモ無き改革3」と「うちのトコでは」か
小説なんかTRICK1・2が最後だったきがww
なお鈍器なのは夏冬のアレですお
935 :【出オチ】 [sage]:2010/07/22(木) 00:04:13.42 ID:oFejdkAO
メ「ぶひゃひゃひゃ! ひぃー、ひぃー」
男「笑いすぎだ。俺はいいと思うぞ。夏だしな」
命「……」
メ「だ、だからって、ぷぷ、ぶひゃひゃひゃ!」
命「くそっ」
男「まぁまぁ。何があったか知らないけどさ。お前なりに何かあったんだよな」
メ「あひゃひゃひゃひゃ!」
男「お前は少し黙ってろ。……なんか覚悟でも決めたか?」
命「……知らねぇ」
男「そっか。まぁいいさ。急に消えて帰ってきたと思ったらまさか……」


ガチャ


冥「たらいまんとひひ〜……って、うあ! ぼーずだ!」
メ「丸坊主! 丸坊主! だひゃひゃひゃ!」
命「……〜〜っ」
男「はぁ、うちの女衆は……で、またでかけんのか」
命「そうだよ! ああもう!」
男「金は要るのか」
命「要る。十万」
男「それで足りるか」
命「後は……何とかする」
メ「法事とかで? ぶ、ぷぷふ」
冥「ぼーず! ぼーず!」
男「わかった。すぐ用意する……からまぁ、勝手に家出した罰として笑われとけ」
メ「いひゃひゃひゃ、いや、さすが我が子! 帰ってくるなり出オチとは! あひゃひゃひゃ」
冥「おぼーさーん!」
命「……ちっ」
936 :【必殺】 [sage]:2010/07/22(木) 00:10:46.04 ID:oFejdkAO
命「……嘘」
委員長「嘘なんて何もついてないわよ」
命「なんだよあんた……女のくせに何ハイキックなんて綺麗に決めてんだよ」
委員長「女かどうかは関係ないでしょ」
命「そりゃ、そうだけどよ。……明らかに自分の背より高いとこに決めてなかったか」
委員長「そこじゃなきゃ打撃する意味がないもの」
命「いや、そういうこっちゃなくてだな。しかしこんな必殺技持ってたとは」
委員長「何言ってるの? こんなの必殺でもなんでもないわよ」
命「通常技かよ! 小パンかよ!」
委員長「……? あのね、必殺っていうのは」

ザク……ブシュ!

委員長「こうして動きを征した相手の息の根をそれに適した兵装で攻撃して止める行動を取って初めて言えるものよ」
命「……ぁ、ぅ」
委員長「とはいえ、この程度ではこいつら相手には必殺足り得ないけれどね」
937 :【デカルチャー】 [sage]:2010/07/22(木) 00:19:01.89 ID:oFejdkAO
め「文明の違いは時として争いの種となる。そう学んでおります」
主「その通りだ。異文化コミュニケーションってのは実はすげぇ大変なんだぜ」
め「つまりご主人と毎日コミュニケーションもどきを取っている私はとんでもない負荷を背負っていると判断できます」
主「さらっと人を異文化扱いしたね」
め「ご主人はエロ国出身の変質者系ご主人ですから」
主「聞いたことない分類にカテゴライズされてる!?」
め「では問いますが何故よく物をめいどの前で落とした後、下腹部へ下から視線を固定しながらゆっくり動作で戻りますか」
主「え、だってエロいじゃん」
め「……それが当然のように許容される文化圏に私は放り込まれたのでしょうか」
主「郷にはいらば郷に従えと言うしな。今日からは君もエロ国住民だ!」
め「あの……警察ですか」
主「国家権力はダメ!? 治外法権きかないからぁ?!」
938 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/07/22(木) 00:24:11.86 ID:Dj0rfFQo
警官「あのー、プレイで110番するのやめてくれます?」
939 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/07/22(木) 07:46:15.20 ID:oFejdkAO
め「文化の違いが理解のすれ違いを生み出します」
主「いやいやいや、お互い理解の上、合意の上だよ! はっはっは。セーフ!!」
め「セクシャルハラスメントは感じた側がそうだと言えば成立すると忠言します」
主「ならセーフだな。良かった、我が家はまだまだ安泰だ」
め「……まさか言語まで通じないとは。恐るべし異文化」






中の人は本の虫なんでハードカバーからライトノベル、文春やら雑誌に漫画に同人誌まで一応幅広く取り扱っております。
だから何だって訳じゃないけどww
940 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/07/22(木) 20:10:31.07 ID:Dj0rfFQo
本の虫・・・紙魚の事ですねww

ラノベらしいラノベ読んだことないや
今で言うラノベに相当するものは持ってるけど当時はラノベって無かったもんよ
挿絵も殆どないしラノベとはちと違うわなぁ
一番読んだのは推理小説か、図書室のだけどww
941 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/07/22(木) 22:51:37.64 ID:xfEIu9k0
男「夢の一人暮らしがスタートした訳だ」
男「つまりゲームもやり放題、オ○ニーだって…まあ、うん」
男「隣人の挨拶も済ませたことだし」カチャン
男「早速マイドリームのスタートを噛みしめr」ガチャ
暝「ところがどっk」バタン
男「…嬉しさの余りついに幻覚が見え始めたか、メイド見えるとか末期だろ。」
暝「幻覚じゃないよ〜」ガチャ
男「…そうか、それは良かった、じゃあ消えて」ポイッ
暝「あぅ」ベシャ

調子に乗ってみた、死にたい。調子に乗ったんだから女さん書いてよね中の人!
942 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/07/22(木) 23:02:29.64 ID:xfEIu9k0
男「では、気を取り直して。」
男「いやはや、なんと言ってもこの三階の窓から見える景色!田舎らしく緑に溢れている!」ガラッ
暝「あ、ちょうど良かった今入r」ピシャッガチャン
暝「鍵掛けないでよ〜ベランダに一人は嫌だよ〜」コンコン
シャッ
男「うん、カーテンは青色で正解だったな。」
暝「開けて〜開けないと半裸になって、『犯された』って叫んじゃいそうだよ〜」コンコンコンコンコンコン
男「…入れ」ガチャ
暝「わぁ、やっぱり男くんは優しいね。」トコトコ
男「何でこんな所にお前が居るんだよ!」
暝「え?別にゲームも止めないし、自慰より気持ち良いように色々御奉仕するよ?」
男「そんなことは聞いてない、それに御奉仕と言いつつ出したカメラで何をするつもりだったんだ。」
暝「自慰をネットに流されて、恥ずかしさに悶えながら攻められる男くんが見たい。」ハァハァ
男「うん、出てけ」
943 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/07/22(木) 23:30:08.34 ID:oFejdkAO
公園に並んで座ればいつかのようで。思い返せば遠くにあって。決して届かぬその距離は。
触れ合いそうな肩と肩も。決して感じぬ温もりを。ただただ私に知らしめるだけ。

「ねぇ、男くん」

この人は優しい。けれど今はすごく弱い。そして私はそれ以上に弱くて。

「あのね、私」

ずるくて、ひどいやつだと思うの。

「私、ずっとね」

だからこれで最後。
今日が最後。この言葉が最後だから。お願い、言わせて。

「ずっと貴方が……好きでした」





いじメイ request
《part.女さん》





「……」

「……」

互いに降りかかる沈黙。そうだよね。昨日自分で言ったのに。
優しくしないで、か。そう、お互いあの頃のように自由じゃない。
あの頃みたいに……




まるで宝石箱のような日々だった。毎日が楽しくて、明日を考えたりなんかしなかった。
誰も彼もがその日を全力で。だから、先なんて見据えられなくて。
憧れた人がいた。ライバルと思えた人がいた。かなわないと嘆いた人がいた。ずるいくらい素敵な人がいた。
私みたいな何の取り柄もない子が、けれどあそこでは一人の役として輝いていたから。
944 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/07/22(木) 23:42:23.21 ID:oFejdkAO
元々、私の周りに人は居なかった。だって、誰もがみんなそうだから。
彼と……彼の周りの人と出会うまでの私。それは極々当たり前の、誰でも当てはまる人間。
付き合いは最低限、けれど人の顔色を伺って。嫌われないように、はぐれないようにしていた。
勿論、彼と関わるようになってからだって根本は変わらない。けれど、何故か自分に素直だった。
ただちょっと人と趣味が違う、なんてこともあったっけ。けれどそれも本当の意味で拒絶されたりしないから。



「……そ、っか」

ふと。記憶を辿る旅路は隣から聞こえる彼の声で今へと繋がる。
ああ、ごめんね。私、君にそんな顔させちゃってるんだ。

「なんて、言ったらいいかな。その……ありがとう? 違う、か。えっと」

「“そんなこと言われても困る”でしょ?」

「え!? あ、いや、そんなことは全然なくて!」

「……顔に書いてあるよ。正直さん」

彼はしばらく何か言おうとしては口を閉ざし、けれどこの空気を変えようとしてまた何か言おうとする。
そんなあたふたする姿が微笑ましくて、けれど胸はずきん、と痛む。

「あ〜あ。学生の頃にこれくらい素直に言えてたらなぁ」

「……。あー、いやでも一回告白されたけど」

「あれはノーカウント。委員長さんの策略に見事に引っかかった結果だもん」

委員長さん、か。今頃何してるんだろ。元気にしてるかな。
945 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/07/22(木) 23:52:38.79 ID:oFejdkAO
「それにね」

今は出逢わない人を思い浮かべながら、私は言葉を続ける。

「それに、あの頃はもうタイムオーバーだったから」

「タイムオーバー?」

「うん。男くん、もうあの時、メイドさんだけを見てたもん」

うん、そうだ。自由な時間は終わっていて、残されたのは前へと続く道。
その道は、未来を描くキラキラとした軌跡を描きながら、けれど隣にあの人の立つスペースはなかった。
だって彼の道が交わっていたのは彼の一番近くにいた人で、私じゃなかったから。


「ふふ。最初は単なる憧れで。段々自分が変われて、そのきっかけをくれた人を本気で好きになって」

でも、

「その距離感が心地よくて。だから一歩を詰められなかったんだ。いくじなしさんなのでした」

「俺だって、そうだよ。あいつに対して素直になんか全然なれなくてさ」

「無くしそうになって初めて本気になったよね」

「その節は女さんにもお世話になっちゃったからね」

「んー、今思うとそのまま手伝いしないでいれば私にもチャンスがも一度あったんだよねー」

「あはは、怖いこと言わないでよ」

「えへへ、ごめんごめん」

そう。怖いことだよね。君にとってあの人が居なくなることは“怖い”。もう無くすことなんて考えたくない。
きっとあの時私が手伝わなくて、全てがうまくいかなかったとして、君は私を見てくれるはずはないよね。
そのまま貴方という人が居なくなるだろうって。漠然とだけどあの時からわかってたよ。
946 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/07/23(金) 00:01:02.13 ID:r655jUAO
そしてまた。今も無くしそうになってる。メイドさんは特殊な体質だって。
人に近く、でも人ではないモノ。だから生きる早さが違う。
それを止める為に君は勉強して、研究して、ずっと闘ってきたんだよね。なのに……。

「本当、怖い……無くしたく、ないんだ」

彼がどれだけ頑張っても、届かない。メイドさんという人が少しずつ消えていく中で、彼もまた壊れてきている。
その心の隙間を、私は利用した。ずるく、そしてあの頃より賢く。




「私が……傍に居てあげる」

そんな言葉を悩める彼に投げたのはいつだったか。最初こそ互いの傷の舐め合い程度が、今では互いの温もりで心の穴を埋めるばかり。
私達は弱くなっていた。あの頃より、どこまでも。







「私ね!」

沈みかけた空気を膨らませるように、

「私、でも、やっぱり今のままじゃいられないの」

私は彼と目を合わせる。

「だってね。私……“お母さん”だから」
947 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/07/23(金) 00:12:09.91 ID:r655jUAO
彼が何かいいたげにこちらを見返す。けれど彼が罪悪感から言葉を言うその前に、私は続ける。

「昨日ね。電話があったの。あの子、もう一人で電話が使えるんだ、ってびっくりしたんだよ」

「……」

ん。ごめんね、こんな言い方。悪い母親にさせたみたいで。
そうなの。あの時……ベッドで二人でいた時にかかってきた電話はね、あの子からだったんだよ。

「あの子ね、泣きもしないし怒りもしなかったんだ。しばらく何も言わないで」

きっと嫌われてるな、って思ってた。だから何を言われても甘んじて受け入れようって思ってた。でも、違った。




――“ママ”


「たった一言だけ、そう言われたの」

そしてその一言が私を打ちのめした。


ママ、逢いたいよ。
ママ、どこにいるの。
ママ、寂しいよ。
ママ、一緒にいて。
ママ、帰ってきて。
ママ、大好きだよ。


「全部が全部、わかったの。あの子がたくさん言いたいことがあって。でも小さいあの子に全部は無理で」

だから、ママ、と。
ただ求めてくれたのだ。私の事を。
あの冷え切った家庭の中で、誰にも愛されなかったあの子が。
それでもまだ、私を愛してくれていた。愛してほしいと願っていた。


「あれから、すぐチケット手配してたんだ」

だから戻らなかったんだ、とは言ってくれない。ただ頷いて、謝らないでいてくれた。
948 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/07/23(金) 00:21:34.31 ID:r655jUAO
「帰るんだ。これから」

「うん」

もう一度、あの子の元でやり直そうと。そう決めたから。
一人の母親として、もう少し頑張ろうと思う。
うぅん、一人だけじゃない。あの人にも……旦那さんともやり直そう。もう一度、家族を。

「私から誘って、あんな風に言っておいて。身勝手だよね」

「最初から、そういう関係だったはず。だろ」

全く。そんな物わかりがいいような言い方して。君は正直さんなんだから。全部わかってるよ。

「男くんに必要なのは私じゃないよ。家族は、私じゃない」

だから癒えないように傷をただ慰めるのはおしまい。不安そうな顔なんてしなくていいの。

「でも……あいつは、もう」

「何弱気になってるの! 男くんが諦めたら全部おしまいなんだよ! メイドさんを助けられるのは君だけなんだから!」

だから、

「私が好きだった人でいて! そんな弱い男くんじゃダメだよ! だから、ね?」

お互いに。あの頃から続いた未練を終わりにしよう。
きっとここが、私の初恋の終着駅だから。

「……俺は、やれるのかな」

「やれるよ。きっと」

「そう、だよな。あのバカは放置しちゃ、寂しがるよな」

「うんうん」

だから傍にいてあげて。自分を本当に必要としてくれる人の傍に。
949 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/07/23(金) 00:30:47.66 ID:r655jUAO
「それじゃ、行くね」

頼んでいたタクシーが到着する。ギリギリまで話せて良かった、かな。
きっとこっちは勝手に吹っ切って、決着をつけちゃってる。悪い子だな、本当。
けれどこうしなきゃ、どちらかが離れなきゃ終わらないから。幸せから遠ざかる関係が。




「送るよ」

「うぅん、いい。私は私で行くから」

「……わかった」

親友以上恋人未満から、いつも通りの友達へ。
好きの気持ちを過去にして。大事にしまって次へ行く。

「じゃあ、またね。今度はみんなでご飯でもいこ」

「ああ……必ず」


そうして別れが訪れる。あっけないくらい。
見送りは最低限に。軽く手を振れば応じてくれる程度のもの。
流れる景色を見て思うのは彼も今頃タクシーを拾っているのだろうかということ。




ふと、窓が曇る。
ああ、そっか。私、泣いてるんだ。



色々吹っ切って、終わりだなんて言ってみても、結局こんなに気持ちが残ってた。
だったらここで全部洗い流そう。そしてゼロから始めよう。


車は進む。私を乗せて。気がつけば空港はもう近く。
運転手さんに少しだけ遠回りを頼み、私の初恋はこうして終わりを告げた。
950 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/07/23(金) 00:39:43.52 ID:r655jUAO
幸せってなんだっけなんだっけ
うまい醤油があることさ〜

なんてCMがキッコーマンさんでありましたね。
結局、思うに初恋は実らないなんて言いますが実るばかりが幸せでもない訳で。
甘酸っぱい青春は若い間は素敵なもんで。
けれど恋にだけ生きられるほど人間は単純ではないようでして。
しがらみとは絆であり鎖であり。女さんは見方を変えただけなのかもしれません。
ただ幸せの方も見方を変えれば見つかるもので。だからこそ彼女を不幸だなんて決して一概には言えない訳で。
ま、同時に幸せだとも言えない訳ですが。
ただ一言添えるなら、数年経って未だに友人として付き合いのある二人。そこにはちゃんと笑顔があるようで。









メ「うあ、読み返すと中学生のポエムじゃないっすか」



いやぁぁぁあああ!
言わないで! 言わないで!
もはや深夜テンションでしかも携帯からだから止めようがなかったんだってばよ!

メ「リクエストに応える気ゼロじゃないすか」
男「だよな。なんかこう……なんでこれチョイスしたみたいな」

いやね? なんか微妙なポジションに思われてると思って、だったら逆にそのポジションを真面目にやらせよかなとか。

メ「……言い訳?」
男「後のせサクサクだな」

……ぐはぁ。な、なんかリクエストしてくださった方、すみません。
明日くらいになんかまた別で短く可愛い話を書けたらいいなと思ってますんでご容赦をば……。とりあえず残り50!
951 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/07/23(金) 07:27:48.59 ID:uXdhit.0
>>950
中の人乙ー
女さんに幸あれ
952 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/07/23(金) 20:25:44.74 ID:oLGIVek0
暝「えー、今追い出すと扉にずっと張り付いてノックしつつ、ピンポン連打し続けるけど?」
男「嫌だなそれ…ってお前学校はどうしたんだよ、県内だったろ。」
暝「愛しい愛しい男くんが県外に行ったって聞いて、愛憎と憤怒と嘆きでここまでたどり着いたんだー。」ニコニコ
男「なにそれこわい」
953 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/07/23(金) 20:32:19.51 ID:oLGIVek0
ちょっと切れてた。
そして中の人乙
暝「えー、今追い出すと扉にずっと張り付いてノックしつつ、ピンポン連打し続けるけど?」
男「嫌だなそれ…ってお前学校はどうしたんだよ、県内だったろ。」
暝「愛しい愛しい男くんが県外に行ったって聞いて、愛憎と憤怒と嘆きでここまでたどり着いたんだー。」ニコニコ
男「なにそれこわい」
暝「という訳で不束者ですが宜しくお願いしますっ」
男「頭が痛くなってきた…」
954 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/07/24(土) 03:31:07.50 ID:IS.P8gAO
もきゅもきゅ

男「へー、量少ないんだね。お昼それだけ?」
女「……!?」

ささっ

男「あ、なんで隠すのさ。いいじゃん、減るもんじゃないし」
女「ぅ……あぅ。だって、恥ずかしい、し」
男「そうなの? ま、いいや。隣いいよね。どっこいしょ、と」
女「わ、わ……あぅ。なんで、私と? 友、くんとか、委員長さん、は?」
男「いいんちょはお昼は委員会の会議で野郎とは全員食った。まだ一緒に飯食ってない人探し中。これが答えってことで」
女「うにゅ……でも、他の子、とか……もっとかわいい、子とか……ごにょごにょ」
男「さって今日は塩鮭で飯をどこまでいくかな。いやまて、あえてきんぴらで攻めいくか?」
女「聞いて、ない……うぅ。あ、あのね。私、ダイエット中、だから……野菜、ばっかり、で、その……つまんないから」
男「え? ダイエット? 誰が?」
女「わた、し。……かわ、いく。なりたい」
男「今で十分可愛くない?」
女「え? 私……が?」
男「うん。可愛いと思うけど」

ガタッ

男「へ?」
女「あ、ぅあぅあぅ! うぅぅ!」
男「女さん?」

ダッ!

男「あ、ちょっと! ちょっと待ってってば! あ〜、行っちゃったか。むぅ、腹でも下したか?」





女(……ドキドキ。しちゃった)
女(……)
女「えへへ」





今に比べて出逢った頃はこんな感じでした。最初は淡い憧れのみだったりしましたが。
主様と深く付き合うまではとにかくおどおどビクビクしてるのが当たり前だったりしたそうな。
955 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/07/24(土) 17:39:02.28 ID:wMXle6M0
>>954
女さん可愛いなあ



中の人掘りたいなあ
956 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/07/24(土) 21:38:28.93 ID:onZRVMAo
>>954
これはひどいナチュラルボーン女たらし
間違いなく女難の相がでてる
957 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/07/24(土) 23:44:58.42 ID:IS.P8gAO
女さんはキワモノが多いメンツの中にて唯一の良心にして乙女な方ですから。
あと、もはやモーホー話題はこんにちはとかと同じ意味に取る事にします、はい。
多分みんなも言いたいだけなんだ! きっとそうなんだ! ……うぅ。




主様は入学当時から天然のジゴロでした。
ただまぁ同世代の子供とあまり接して来なかったので無邪気に興味の赴くままに男女関係なくいっちゃっただけで。
残念ながらその息子は天然を装った計画性と親譲りどころか親よりもずば抜けたルックスで悪い遊びばかりしてますが。
958 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/07/24(土) 23:57:25.40 ID:onZRVMAo
男女関係なく・・・アッーーーーーー

どうしてこうなったww
959 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/07/25(日) 00:02:04.09 ID:1IrpbwAO
解釈って怖い!
というかみんななんだかんだ言って同性より異性のが好きなんでしょ!
中の人は知ってます。ええ知ってますとも。
私がそうなんですから間違いない。きっと間違いない!



明日は早いので今もお布団でうとうとしてますが寝るまでになんか気ままに書いてみよう。
960 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/07/25(日) 00:12:34.82 ID:1IrpbwAO
メ「主様って雰囲気イケメンで実はよくよく見ると言うほどかっこよくないっすよね」
男「いきなり失礼な。とは言えないレベルだし、実際」
メ「なんかあれだ。良くも悪くも優しそうな程度というか。めちゃくちゃ不細工でもすげぇイケメンでもない」
男「……悪かったな。かく言うお前だって近くでよくよく見りゃ」
メ「なんすか?」
男「ぐ……ぬぬ。理不尽な差を感じる」
メ「ぐぬぬ、とか漫画以外で初めて聞いたっす」
男「うるせぇ! ばーかばーか!」
メ「ホホホ、こと容姿に関して言えば主様より私のが数段上ですからね! ああいい気分!」
男「くっそぉ……」



女「で、でも私は全然男くんはかっこいいと思うよっ」
委員長「男は顔より中身よ」
妹嬢「私は兄さんがどのような容姿でも関係ありません」
姉「美味しいならなんでもいいかなぁ」




男「唯一容姿について持ち上げてくれたのが一人なあたり、周りの評価を実感した」
メ「それでもモテてる方なんだから我慢なさい」
男「別にモテたくは……お前から見て不都合じゃなきゃ」
メ「私は別に。主様がどんなんでも気にしないですし」
男「ん、ありがとな」


約全員「「「あつ! あつっ!!」」」
961 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/07/25(日) 00:23:11.94 ID:1IrpbwAO
メ「主様って、ちゅー大好きですよね」
男「何いきなり人の密事晒してんの!?」
メ「えちーの時間よりちゅっちゅしとる方が好きなんすよね。ぺっちんぐ!」
男「何故今いきなりこのタイミングで発表しだすよ?!」
メ「あと主様、って手握られると急におとなしくなりますよね。恋人握りとか」
男「ぎゃぁぁあああ!? わぁぁあああ!!」
メ「で、なんかめちゃくちゃ安心した顔で私の胸枕で寝言呟きまくりで……」
男「お、おまっ! ちょ、お前!」
メ「ふふ、身悶えさせてやったぜ」
男「お前もどや顔するなら真っ赤になって照れてんじゃねーよ?!」
姉「ああ、だから昔はよく私の手とか握ったり甘えてくっついたりしてたんだ」
男「思わぬ不意打ち!?」
女「そう言われれば……えへへ、かわいかったなぁ」
男「な、女さんまでこんな話題!」
妹嬢「兄さんが唯一甘えてくれる瞬間でしたね」
男「お前もかぁー!?」








委員長「……何こっち見てるの? 私に恥でもかかせたいの?」


約全員「「「な、なんかすみませんでした」」」
962 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/07/25(日) 09:11:16.83 ID:pXiS5QAO
>>961
あーそうか、いいんちょ以外とは全員ちゅっちゅした事あるんだっけか…

…あれ、息子の女癖ってやっぱ遺伝じゃね?
963 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/07/25(日) 19:24:50.85 ID:1IrpbwAO
男「……」
メ「驚愕の事実に気付いてしまった顔してますね」
男「お、俺のせい……なの?」
命「オヤジのせいだな」
冥「パパのせー! パパのせー!」
メ「膝をついてまぁ、ガックリと。安心して下した、この鬼畜野郎」
男「実の嫁に鬼畜呼ばわりかよ。俺もうしにたい……」
命「あ、保険はしっかりな」
冥「ほけんきんっ! ほけんきんっ!」
メ「愛されてますね」
男「うぅ……」





妹子「こ、これの流れは兄くんゲットのチャンス!?」
皇「……出来れば貞淑な妻でいてほしいんだけどね」
964 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/07/25(日) 20:21:06.67 ID:1IrpbwAO
委員長と命シリーズ

【前回までのあらすじ】

偶然知り合った委員長と名乗る女性に付いていくことにした命。
初めの数日はホテルでドブ生活だったものの急に連れ出されることに。
気がつけば国内かと疑うような森の中を行くことに。
都会っ子が一日目にしてへばった頃、ゴミ小屋に泊まることになった訳で……





(むぅ……やっぱり何もない。入る時に感じた視線は気のせいだったかな)

「寝ないの?」

「腹減ってそれどころじゃねぇよ。なんかないか」

「無くは無いわよ。量はそんなに用意してないけれど」

言って渡されたのは缶詰め。中身はコンビーフか。

「……まさかこれだけじゃないよな?」

「クラッカーならあるわよ」

言って放り投げられるのを慌ててキャッチ。
この様子では他は当然ないんだろう。
仕方なくそれらを開封して安い味を堪能する。
ここまでの疲労もあってか意外とうまく感じるが、なんとなく口の中の水分がヤバい。
ただそれほど用意していない水を簡単に消費も出来ず、舐めるようにして水分を補給する。
ああくそ……ひもじいな、おい。

「そういや、いいんちょは食わないのか」

「要らないわね。仕事中は食べても胃が受け付けないし、何か入ってると有事の際に不利だから」

「さいで」

なんとなく深く突っ込んだら負けな気がする。というか知らない方が絶対良さそうだし。
それよりもっと建設的な話をしよう。具体的にはいつ帰れるかとか。

「じゃあ今回仕事ってのはどれくらいかかるんだ?」

「さぁ? 早ければ明日かもしれないし、遅ければ半年かもしれないわね」

……は? 半年!?
965 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/07/25(日) 20:35:03.75 ID:1IrpbwAO
「冗談じゃねぇぞ、こんな生活をそんなになんて! 第一食料とか着替えとかどうすんだよ!」

「食料なんてそこら中にあるでしょう。着替えなんて不要な事もする気はないわ」

「まさか……」

持たされたバックパックを確認すれば勿論衣類なんて皆無。
唯一用意されたロープやら何やらの中にタオルが見えるが……

「替えはないわよ。大事に使いなさい」

しばらく何か文句を言うつもりで口を開けては何も浮かばず閉じることの繰り返し。
やがては観念して、

「……完全に付いてく相手を間違えた」

うなだれるしかなかった。

「そうね。私もあなたの事は本当なら荷物でしかないわ」

「くそ、はっきり言いやがって」

「でもね。私はあなたを連れていきたかったの。これは私のわがまま」

つまり、

「あなたに対しての借りみたいなもの。だから代価として……」

しゅるり、と衣擦れの音。

「いつでもあなたには躰を開いてあげる」

妖艶に微笑む姿に体の芯が暑くなるのがわかる。

「要は体の言い空気人形扱いな訳だ。お互いさ」

「そうね。理解が早い子は好きよ」

嫌みに対してなんら動じない。逆によりその花に引き寄せられる感覚。
僅かに香る麝香に魅せられ、俺は眠るまでに今日と明日の体力をすべて使い切るハメになるのだった。
966 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/07/26(月) 19:38:48.36 ID:kAZGtYAO
メ「最近、携帯アプリが流行ってると思うんです!」
男「うん。で?」
メ「ここは商売のチャンスだと気付いちゃったわけですよ!」
男「おーおー。勢いだけくさいけど聞いてみるか」
メ「その名もメイドロワイアル!!」
男「……あれ。なんか聞いたことあるネーミングなんだが」
メ「ふふふ、そりゃ最近話題のロワイアルシリーズに乗っとってですね」
男「いやいや、そうじゃなくて昔スレであがっただろ」
メ「……まっさかぁ」
男「いや、絶対あったって」
メ「つまり私は時代を先取りしてたんですよ!」
男「でもその時は確かバトルロワイアル的なノリだったような……」
メ「過去にはこだわらない女!」
男「都合のいい頭だな」
メ「そしてメイドロワイアルはやがてCMになり世の中に空前のメイドブームが!!」
男「とっくに過ぎたブームだよなぁ」
メ「でも私人気ですし!」
男「井の中の蛙だから? お前とか」
メ「なんすか! 私より人気ないくせに!」
男「まぁないとは思うけどさ」
メ「せっかく商売に一枚噛ませてあげようと思ったのに! もう知らないっす! 主様なんて掘られてしまえっ」
男「待て。その捨て台詞は待て」
967 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/07/26(月) 23:30:46.46 ID:5OvIeH.0
め「ふと気づきました」
主「言うてみ、言うてみ。君、意外と言葉選ばないだけで結構真実を射てるから、うん」
め「お題が最近置かれないのはどこぞの誰かが勝手にお題を置いたせいではないかと」
主「はい、1Hit」
め「さらに残りのスレの量を鑑みていじメイの続きを期待されてコメントがされていない、という可能性が」
主「はい、2Hit」
め「更に言うならば、また最近更新されていないシリーズもの、といったところでしょうか」
主「はい、KO〜。というわけで息の根とめたね、君」
め「ヤりました、ご主人」
主「是非そのヤを漢字に変換したくないところだわ、マジで」


あ、明日はいじめいの日だよ!
みんな期待しないで待っててね! あとお題待ってます!

ってこの流れのあとだと全部いいわけとかにしか聞こえない不思議!!
968 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/07/26(月) 23:49:47.84 ID:mdBGwOwo
携帯アプリが儲かってたのはDOCOMOの504くらいまでで後はジリ貧だお(´・ω・`)
iphoneだって勝ち組は極一握りで殆どが赤字撤退
ipadも同じ道を辿るだろうな確実に
969 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/07/27(火) 00:27:44.23 ID:bCtb46AO
あれから4日。
日に日にサバイバル味が増していき、初日のように色香に雄の本能が反応しなくなった頃、事態は少し動いた。

「止まねぇな」

雨。決して土砂降りという訳じゃない。
けどあたりに光源もなく、鬱蒼とした森の中では動きようがない。
ちょうどいい窪みを見つけ、休んではいるがいつまでこうすればいいのか。
更に言えばここで待て、と言ったサバイバルの先達が未だ帰ってこないせいで俺はとにかく暇を持て余していた。


「今何時くらいか……」

俺が持っていた腕時計は既に壊れていたし、昼頃だろうとは予想がつけば十分だ。
仮に時間がわかったところでいつまでという区切りがない以上、この退屈が紛れる訳でもない。

「……はぁ」

何度目かになるため息をつきながら森を見やる。
なんら変わらないままのその姿にまるで時間が止まっているかのような錯覚を……

ガサッ

「……!」

草の擦れる音。
いいんちょが帰ってきたのか、と思い軽く腰を浮かす。
だが、一向に姿が現れる様子はない。

「動物か何かか?」

再び座り込み、そう結論付ける。
こちらの気配に気付いて遠ざかったのだろう。きっと草食か何かだ。
と、待てよ。つまり肉食の獣なんかと鉢合わえば……

「ま、まさか、な」

嫌な考えを頭の隅に押しやり無理矢理笑う。……笑えるか、ちくしょう。
970 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/07/27(火) 00:36:39.60 ID:bCtb46AO
しかしふと思うことがある。これだけの自然が残る地で、今まで動物を見ただろうか。
そう考えだせば違和感はすぐに湧き出す。……今まで一匹だって見ていやしない。
それも生息している気配すらなく、小鳥一羽すら鳴きやしない。
何か先までとは違う嫌な感じを覚え、改めて音がした草場に目をやる。

「……何か、いるのか」

ガサッ

「……!」

やはり、居る。
何かはわからない。けれど確実に、何かが。

普段ならば君子危うきに近寄らず、がモットーだがこの時は好奇心が疼いた。
先程までの退屈と、音の大きさが対したことのないものだったこと。
それらが勝手な安全と興味を生み出し、気付けば雨具を羽織り俺は音の方へと向かっていた。




「何かいるのかー?」

見つけたい。だが大声をだしたくない。
矛盾するその行動はどこか恐れを忘れきってはいないからか。
適当に草を踏み分け、固めながら(やり方はいいんちょのを真似つつ)少しずつ進んでいく。
だが十分もした頃には好奇心もナリを潜め段々と危険を思う方に心が傾く。

「やっぱり勘違い、か」

誰に言う訳でもなく見つけていないことをアピールしながら元きた道を引き返そうとする。
その時、視界の端に何かを捉える。

「え……?」

それはこの場所に有り得ないであろう姿。

「女、の子……?」

その後ろ姿。
971 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/07/27(火) 22:23:12.79 ID:r1fjVqgo
命はいいんちょからサバイバルスキル教えられてないのか・・・
972 :【いじメイ オルタ】 [sage;saga]:2010/07/27(火) 22:25:50.27 ID:1OZzGEg0
ぐにゃり、と世界が歪む。
目の前にはいくつもの情景が浮かび、そのどれもがいつかどこかで見たもの。
そして気が付けばいつもの部屋で……。

『そろり、そろり。抜き足、差し足、脚線美』

それを言うなら忍び足だろうが。つうかバレてるぞ。
この馬鹿メイドが! と飛び起きて脅かしてやろう。
そんな風に思い、しかし……。

ぐにゃり、と世界が再び歪んだ。


第27話 「帰還/未完」

……。

「あ、れ」

ここ、は。えっと。
思考が始まるその前。
どさり、という音に気づいてみればイドが倒れていた。

「な!?」

な、なんで急に倒れるんだ!

「おい、馬鹿妹!」

「え? ……あ。男さん、ですね」

「何ぼーっとしてんだよ! 見てみろ、イドが!」

「ああ……そうですね。無理をさせすぎましたか。しかし、理論的にはわかっていますが、こうも気分が悪いものとは」

「何ぶつぶつ言ってんだよ! それより!」

「ええ、大丈夫です。それより突っ立っていないでイドをそこに寝かせてあげてください」

「あ、おう」

馬鹿妹が支えていたその身体を抱き上げる。
と、驚くほどの軽さだ。これ、本当に人ひとりの重さか?!
そんな彼女の手からするり、と落ちるものがある。
そういえば実験の前に何か描いていたような……。
何やらぐちゃぐちゃだが人物らしきものが。
973 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/07/27(火) 22:26:22.75 ID:1OZzGEg0

「部屋で休ませてあげてくださいな」

「あ、ああ」

こいつ、無理をしてたっていったい何をやってたんだ。
疑問はつきないが、とにかくそこにあったソファーに寝かせる。
今はまず報告だ。


結論から言えば、俺の世界渡航は半分成功であり、半分失敗だった。
一応、俺は向こうにはいけた。けど、それはいつも見ている『夢』のほうが現実味があった。
これについては馬鹿妹から理由と今後の対策が話された。
この渡航装置は恐ろしいことに、とんでもない電力を消費するらしい。
そのため制限時間を設けて今回の実験を行った結果が、曖昧なものだったといえる。
今後はその制限をなくすために装置の改良と電力消費の際限の向上を図るとか何とか。
しかし問題はもっと別の部分で発生することとなる。

「それで、なんですが。これからイドと一緒に暮らしていただきます」

「ああ、イドと一緒に暮らせばいいんだな。……って何でだよ!?」

ここまでの真面目な会話の流れのせいで思わず頷いたが何言ってんだよこいつ!
俺もイドも年頃の男女な訳で、まかり間違う可能性がないわけでもなきにしもあらずんば!?

「しかし00ユニットの根幹の回収が終了するまではあなたをこの世界に留める楔が必要ですから」

「それがイドなのか!?」

「ええ。それにイド相手なら欲情されることはありませんよね? そうですよね?」

あ、なんか笑顔がすっげー怖い。

「当然だろ!? それにこれは実験のため、世界のためなんだ! 意味のあることなんだ!」

「そうですそうです。だから勿論、最悪の場合は責任さえ取っていただければかまいませんよ、ええ」

「最悪の場合ってなんだよ! 責任取るってなんなんだ!?」

「言いましょうか?」

「結構です」

なんか人の口から言われたら絶対的な終わりになりそうなので勘弁していただきたい。
はっ! だが待てよ、何も俺から断る必要はない!
相手の了承だってきっと得てないはずだ。馬鹿妹の勝手な暴走に決まってる。
だからイドの意見を聞けば問題なく解決……
974 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/07/27(火) 22:26:57.47 ID:1OZzGEg0
「イドは二つ返事で了承しましたよ」

包囲網完成である。
うああああああ! って、それはあれか。俺が男と認識されてないんじゃないのか!?

「荷物は運び込んでありますので。ちゃんと連れて帰って休ませてやってくださいね」

「もう手配済みかよ! くっそおおおおおお!!?」

「ではおやすみなさい。……ちゃんと休んでくださいよ? これ以上疲れることは」

「しねぇよ! ああもう! おやすみ!!!」

ひっじょおおお、に不安だが……うん。……えぇー。
こうして二人の同棲生活がスタートしてしまったわけで。……えぇー……。


帰り道、誰にも気づかれないようにいつも以上の気配遮断能力を発揮しつつ。部屋に到着。
が、ベッドが運ばれているわけでもなく、仕方ないのでいつもの場所をイドに譲る。
のだが何故か掴まれた裾を離してくれず。

「煩悩よ静まれ煩悩よ静まれ。相手は子供相手は子供」

なんかもはやお経のように呟きながら添い寝をするハメになるのだった。
975 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/07/27(火) 22:27:22.41 ID:1OZzGEg0
『おかしい』

『いやー、いい天気ですな。快晴快晴。ふはは』

『納得いかん』

『ほれ主様、見てください。犬もはしゃいでますよ。ああ、畜生ですら可愛く思える日和っぷり』

『なんでじゃあああ!? なんで俺があてたはずの温泉旅行がファーストフードに化けてんだ!!』

『いやー。だって困ってる人がいたら渡さなきゃでしょ。ええ、そうでしょう』

『嘘をつけテンバイヤー! 貴様、新作ゲームを買い揃えている事実を俺が知らんとでも思ったか!?』

『ば、馬鹿な……何故ばれたし』

『俺んとこ宛てに届く荷物ばっかなんだから分かるに決まってんだろ!?』

『……ほれ、畜生。うまいですよ、このバーガー』

『話を聞けえええええええええ?!』

『おお、よく食うよく食う。うまいかー男ー』

『勝手に犬に人の名前をつけるな! あとそれ俺の分だろが!』

『男が食ってんだから同じでしょう。うまいかー男ー』

『ばうわう!』

『く、返せ犬っころ!』

『ぐるるる!』

『がっ!? 馬鹿な、本来の役割的にこいつが天誅食らうとこだろ!?』

『主様。動物は、大切に』

『てんめえええええええ!?』

『……はぁ、はい。どうぞ』

『え?』

『半分くらい食わせてやりますよ。哀れすぎるんで』

『あ、おう……。って、なんで感謝の情が生まれるだこれ! 悪いのこいつじゃねーか!』

『はむはむ』

『って、俺にも食わせろおおおおおおおおお!!?』
976 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/07/27(火) 22:27:49.49 ID:1OZzGEg0
……。

ゆさゆさ。

……。

ああ、この感じ。
いつものようにイドが起こしてく、

「のああああああああ?!」

全面アップでイドの顔がそこにあった。

「あああぁ……ぁ? あ、お……おはよう、イド」

「おはようございます」

「って、あの、これな! 違うからな! お前が袖離さなくて、だから仕方なく添い寝しただけで」

「……」

なんか喋ってくれぇぇええ!?

「あ、そうだ! 元の世界の夢みたぞ! そうだそうだ。犬っころとか出てさ。よく懐いてたな、うん」

って、そういやこいつ、俺が向こうの世界から帰ってこれるように一緒にいるんだっけ。
ちょっと無神経すぎたか?

「……」

ぽん。と肩を叩かれる。
そして僅かなため息と哀れみの瞳。

「……がんばってください」

「……お、おう?」

なんとなーく、これ。同情されてない?

「もうすぐ、起床ラッパです」

「そ、そうだな。昨日はよく眠れたか?」

「……はい」

「そ、そっか。うん。じゃあなんだ……これからもよろしく頼むわ」

「はい」

というわけでマジで同棲生活が始まったわけで。
977 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/07/27(火) 22:28:59.36 ID:1OZzGEg0
PXでの朝食。
早速いじられにいじられる。
勘の鋭い友なんかは早速妙なかんぐりをして結果として飯をたかられそうになるし。
そんな中、わざわざ俺の分まで飯をもらってきてくれるイド。
この時点で何か嫌な予感はしていたが……。

「あ〜ん」

「「「「!!!!?」」」」

やってくれやがりましたよ、このウサギ娘。
ええ、ええ。全員が見てますよ、こっち。ズギャーン! とか効果音してそうな顔でこっち見てるし。
すっごい青筋浮かんでません? ええ、あの、俺のせいじゃないですよね?

「あ〜ん」

けど、そのイタズラとも、気遣いとも取れる行動が。
何故かあいつの姿とダブって……。

「食べて……あげたら?」

あのー、いいんちょさん?
何故声が震えてらっしゃるのでしょう?

「あは、あはは……あ〜ん。……あ〜ん、って」

女さん?
何故今日に限ってフォークを持っていらっしゃるので?

「……うっわ。うーわー」

妹ちゃん?
そのゴミを見るような目と逆手に構えたお箸の握り方はお行儀よくないですよ?

「なるほど、さっき色々あったって言い訳してたっけ。そっかそっかぁ」

友さん?
何を油にニトログリセリンを投下してくれやがりますか?

「……違いますか?」

「い、いや違うも何も。それは自分で食べていいんだから? 俺に気遣いはいいんだぞ、イド?」

「……違ったのかな」

「違った、って何だ?」

「……しなくていいですか?」
978 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/07/27(火) 22:30:03.53 ID:1OZzGEg0
「え、えっと……」

いや決して嬉しくないとか、嫌でもなくて。
というか男としてちょっぴり嬉しいわけで?

「……あ〜ん」

や、やりやがったああああああああ!?

「「「「…………」」」」

見てる見てる見てる。すっごい見てるよ!? みんながさ!

「……どうぞ」

「あああああああもう! ええええい、ままよおおおおおおお!!」

ぱくっ。

ズギャーン!!!

あ、みんなの背後に炎やら雷やら見える。
何だろーなー。あははー、うふふー。

「まだあります」

「え?」

「どうぞ」

「……毒をくらわばあああああ!!」

ぱくっ。

ズギャーン!!

「まだあります」

ぱくっ。

ズギャーン!!

ぱくっ。

ズギャーン!!

ぱくっ。

ズギャーン!!
979 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/07/27(火) 22:31:54.63 ID:1OZzGEg0
…………
………
……


昼の整備訓練でやたらとトルクレンチやらソケットレンチやらが飛んでくる。
そりゃーもう、飛んで来ましたとも、ええ。若干の死を覚悟した時、不意に教官の声がかかる。

「男。博士から命令が出ているはずだが、何故ここにいる?」

「え? 命令ですか?」

聞いてないぞ、俺。

「ああ、直接連絡がいくようにすると博士は仰っていたが……」

直接? ということはつまりイドからか。
でもそんなことあいつ、一言も言ってなかったような。
まさか、忘れてた……とか?

「まあいい。直ちに博士のもとに向かえ。と、その額はどうした?」

「それは男が工具の扱いをミスしただけです」

「何ぃぃぃいい!?」

「概ね間違いないです」

「大違いだろおおおおおお!?」

「ふむ。トラブルの原因はお前にあるようだな」

「そ、そんな!? メイド長さん、そりゃないっすよ!」

「メイド長……だと?」

「あ」

しまった。向こうでは親しくそう呼ばせてもらっていたから、つい。
そうなのだ。こっちではあくまで教官なのでこんな親しげな呼び方許されるはずもなく。

「男、何度も言わせるな。私はお前のお友達でもなければ仲良しお姉さんでもない。上官への侮辱行為は……」

「し、失礼します!」

「……全く。本来ならば一喝いれるところだが。……早く行け」

「りょ、了解!」

脱兎。うん、そんな言葉が浮かぶような姿で俺はその場を後にするのだった。
980 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/07/27(火) 22:32:22.42 ID:1OZzGEg0
で、そんな逃げ兎の俺を廊下にて発見するウサギ娘。
向こうから珍しく早歩き……あ、あれ走ってるのか。
とにもかくにも急いで目の前に来たかと思えばいきなり袖を引っ張る。

「ああ、わかった、わかってるよ。馬鹿妹のとこへいくんだろ? さっき聞いたよ」

「……!」

おお、びっくりしてるびっくりしてる。

「ははは、にしても珍しいな。お前が連絡を忘れるなんてさ」

「……」

「ん? あ、このデコか? ……気にすんな」

わしわし、とウサギ娘の頭をなで、俺はその身体を抱きかかえる。

「うっし、飛ばすぞ。つかまれよー」

「……!」

じたばたもがく荷物を連れて、俺は一直線に馬鹿妹のいるであろう、あの実験室へ向かうのだった。




「遅い! 全く、恐れをなして逃げ出したのかと思いましたよ?」

「恐れをなして逃げ出すような何かがあるのか?」

「……。さぁ、今日も実験を始めましょうか」

「うおおおおおおおおい!? ごまかすの下手すぎだろおおおお?!」

「大丈夫ですよ。……ええ、大丈夫です」

こ、こいつ。俺の目を見て喋りやがれっての……。

「しんだりしませんよ。昨日のことで分かっておられるでしょう?」

「信じるからな?」

「ええ。多少まだ問題が残っていますが、それは今回の実験から解決策を導き出します」
981 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/07/27(火) 22:33:50.30 ID:1OZzGEg0
そう言われたなら信じるしかない。
俺は昨日と同じように装置の真ん中へ。

「電力、足りないですね。イド、4番を」

「はい」

「……これでもまだ安定しないですって? 仕方ないですね。5番を」

「はい」

「ん……これ以上はまずいですね。今回はこれでいきましょう。イド、お願い」

「はい」

「では男さん。気を楽にして。そして元の世界を思い浮かべてください。いきます」

そして、世界が、歪んだ。
982 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/07/27(火) 22:34:31.75 ID:1OZzGEg0

ガチャ。

「……へ?」

「え?」

扉を開ければトイレ。ええ、イッツ・ア・トイレ。
あ、あれ?
……あー。おー。メイド?

「……な、な」

おお? メイド、だよな?
……メイドだ!!

「よ、よぉ」

「あ、あうぁうう」

本物のメイドだよ! はは、何涙目なってんだよ、おい!
俺だよ、俺! 男だ!
マジもんのメイドが今目の前で喋って、動いて……はは!

「は、ははは」

メイド……メイド、メイド!
ああ、お前がそんな面してどーすんだよ。
困った顔すんのは俺の役目だろ? 何固まって、涙目なってさ。
しょっちゅう夢では会ってんのにさ。くそ、ああ、そうだよ、嬉しいんだよ!

『メイド、あのさ、俺……!』
「……あのー、メイド、さん? これは、事故でして。ほら、鍵ね? 鍵。しないと、ほら」

――!?

え? あ。え?

『お、おい! メイ』
「そうしないと、ほら……こう、出会いがしらというか、おなか痛くて確認しないようなやつが急に、その」

――?!

『うおあ!?』
「入ってきちゃ……ヴ!?」

「あ、ああああ、主様のへんたあああああああああああい!!!」


……そして世界が、歪んだ。
983 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/07/27(火) 22:38:04.17 ID:1OZzGEg0
はい、命は何も教えられてません。
じゃあ何でこんな素人連れてきたの? といわれると……

委員長「性欲解消のためよ」
命「……だそうで」

本当にそうなのかどうかは今後にご期待くださいませw

さて、もうすぐスレが埋まりそうなのでアンケート。
テンプレはいつものを使いつつ、今回の反省を生かして出来るだけコンパクトにまとめる予定。
なのですが、問題はタイトル。
久々に『新ジャンル』を冠するかどうかを迷ってまして。ええ、はい。
……2年もやって新もくそもないと思いますが、でもやっぱり新たな書き手の人が着てくれたらなぁと思うので、はいw
そこらへんの意見を伺いつつ、次スレに向かいたいと思います。そんな感じでw
984 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/07/27(火) 23:10:12.23 ID:r1fjVqgo
最低限くらいおしえとけよいいんちょ・・・
水の確保もできなさそうだし
死んだら使えないし死ぬまでは足手まといじゃないか
日本でヤバイ動物といえば野犬、蛇、毒虫、猪、熊くらいか

スレ名として「新ジャンル 意地悪なメイド」にしておけば良かったのにねww
8年たっても「ケンちゃんラーメン新発売」が正式名称であるように
ま、「新ジャンル」付けても次スレは4になるわけで
人を呼ぶならage進行のがいいんじゃないかと
985 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/07/28(水) 01:19:12.31 ID:ehXWSAAO
個人的には「新ジャンル」は付けない方がいいと思うなぁ
これまで付けてこなかったからというのが一つ、変な連中が流れ込まないようにというのが一つ。
7×さんからの流れで訪問してくるのは構わないんだけどね、以前好きだったスレが変な連中が大量流入して潰れた事があるからなぁ…

俺も今の用事乗り切ったら頑張って書くよ!書くよ!
986 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/07/28(水) 23:52:31.67 ID:FJ3O7QAO
ふむ……
あんまり新ジャンルつけない方がいい流れかもしれない。
個人的にage進行は全然いいけど自分ではあまり付けないのでww
自分なりのキョウジとしてつまらないなら埋まってくし面白いなら上げが入るはず、みたいなのがありまして。
ぶっちゃけ自分で上げて見てもらいたい! という程に自分に自信持てないのが原因ですかね。
ここら辺は俺が不甲斐ないメンタルなせいなだけなんでほんとすみません。
そのくせ新しい人が、とか言い出すし。どっちやねん!
とか怒られても仕方ないっすね、はいww
ただ今後もあんまりage進行してかないかもなのですがそこら辺はご了承ください。
みんなで盛り上げてもらえれば俺としては一番最高だったりしますがww
すみません、他力本願で……。

さておき、今度立てるとき7xさんのとこもまとめ置き場として貼らせてもらいたいとか思ってるけどいいのかなともww
事後承諾はまずいかしら。当分そのスレでやってくだろうしww

あ、それとシリーズものの進捗具合(特にいじメイオルタ)がよくわからんのだけど。
って人はいたりしますか? 文章があれなせいでもしかしたら状況把握されてないか気になってまして。はい。
原作知ってる人は多少の無理は脳内補完でいけるとは思うんですが……。


とまぁ終わり際になって心配事ばかりなこのスレですが、まだまだ中の人のやる気だけは健在です。
今後も続けてくし予告なく失踪とか絶対しないつもりなんで、良かったらこれからもお付き合いください。


ではでは残りを少し使っていいんちょサイド。
987 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/07/29(木) 00:04:04.77 ID:fzs7VEAO
「おい! 待って、待ってくれ!」

森の中。濡れた足場は最悪で、靴の中は数歩でぐしゅぐしゅと嫌な感触を返す。
いいんちょは自分だけやたら年季の入ったブーツっぽいの履いてたっけか。
ずるいとか思う以前に俺にも用意させろよ。なんて考えながら。
微かに司会の端に捉え続ける人の姿を追ってよろけながら、転げながら先に進む。
体のラインと仕草で勝手に女の子だと決めつけて追ってるがこれがただの野郎だったら……。

「はぁ、ぐ……くっそ!」

途端に足から力が抜けかけるがそこは思い直して踏ん張りをきかせる。
こと、女に関しては自信を持とう。見間違いではない。絶対だ。
よくわからない理論から結論にいたり、なりふり構わず後を追う。
バクバクとオーケストラな心臓ともはや役目を果たしていない雨具が煩わしい。

「くっ、そ……! おい、君! 俺は怪しいもん……じゃないとは言い切れないけど、だからってそう邪険にしなくてもだな!」

いかん。頭が回ってない。湯だってはいるけど。
何だかやってることが先日つるし上げたストーカー野郎と同じような気がしてどんどんやる気メーターが下がってく。
というかなんで俺はこんなに必死に追いかけてんだろう。
色々と考えた末に至った結論は諦めの一言だったが。

ガサッ!

いきなり司会が開けた先、轟々と濁流が押し寄せる川と……

「……!」

フードらしきものを被った少女がいた。
988 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/07/29(木) 00:15:30.38 ID:fzs7VEAO
「お、あ。えぇと」

相対してやはり目的が無かったことに気付く。追ってきたはいいがどうしたいかなんて一切考えてなかった。
ただ、雨具にも見える服装はフードが邪魔で顔を隠す。けれど体のラインは女の子のそれだ。

(む……ちっこいけどミッチリか。あー、疲れマラも相まってヤバいな)

状況を鑑みない自身の体の正直さに呆れつつ。
この状況で唯一目標が出来たので実行に移す。

「あの、さ。君、この辺の人かな? 俺、命って言うんだ」

とにもかくにも相手が女の子ならやることは一つ。ナンパだ。

数mの距離を置いて二人は対峙する。かたやどうでも良い話題を持ちかけ、かたや警戒してか堅い空気。
平行線を間に敷く二人は、やがて片方が折れることで動き出す。

「あー……。オール無視ですか、そうですか。わかった、了解、把握しましたよ。帰るわ」

連れないならば諦める。それも立派なナンパの選択肢だ。
更に言うならば雨脚はよりひどくなり視界も音も相手に届いているか怪しい。
こんな状況で続ける意味もなし。そう結論付けて背中を向けることを決める。
と、不意に川の上流。相対する彼女の背後側から何か音を感じる。
この雨脚の中、聞こえる音の大きさ……その規模に視覚的にも気付いた瞬間、命は飛び出していた。
989 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/07/29(木) 00:25:53.22 ID:fzs7VEAO
突然駆け出した命に一気に警戒心を露わにした少女は素早く身を伏せる。
前方へ四つん這いと態勢を移行し、その後ろ足に力を込めた瞬間、彼女も気付く。
それは流木。それもかなりのサイズが自分の背後に迫っていることに。
振り返った瞬間、驚きで固まった体はそれが直撃することを本能的に悟らせた。
もはや残された手が目を瞑りその瞬間の痛みに耐える覚悟を作るくらいだったが……。

「の、おお……!」

横合いからの突然の力に体が範囲外へと動くのが分かる。
そして見開いた瞳が見たものは自分の代わりに大木に弾かれその体を濁流へと吸い込まれていく命の姿だった。



「っっ、が!」

背中に感じた熱と全身を駆け巡る痛みと衝撃。次いで大きな水音とめまぐるしく変わる景色。
まず息を、と酸素を求めた口内に水、水、水。
同時に鼻、耳を一瞬にして水が満ちていき、何が起こったか理解が追いつかぬまま、ただ漠然と危機を悟る。

(やべ……しねる……)

もはや五感のほとんどが利かなくなり、ただただ成り行きに身を任せるしかない状況。
そんな中、こちらの体を強い力が引いたような気がする。

「――ごぼっ!」

その真偽を確認するまでに至らず、意識が散っていく。
闇の中へと落ち行く視界が最後に捉えたのはフードの中。少女の愛らしい猫耳だった。
990 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage;saga]:2010/07/29(木) 23:18:02.86 ID:8AFVb420
次スレ建てたますた。
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1280412800/


そして何故か土日が消えまして東京出張が急に決定しました中の人です。
……えええええええええ!?

自分でも今ずっとあたふたしてます。新幹線の予約なんてしたことないよw
とにもかくにも明日から関東入りしてしばらく向こうで仕事してきます。
うわぁ……不安すぎてしにそうw

なのに次スレは立ててるという不思議!
とりあえずシリーズテンプレートとかはいずれ貼る予定ですんでよろしこですたい。
では寝るまでいいんちょ出てないけどいいんちょサイド。
991 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/07/29(木) 23:28:43.46 ID:KxPlPYAO
http://ex14.vip2ch.com/test/mread.cgi/part4vip/1280329882/l20

あれ?もう一個立ってたけど…
992 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/07/29(木) 23:33:01.00 ID:fzs7VEAO
なんだってー!
と思ったけどじゃあせっかくだしそっちを使おうと思います。
万が一それを消費しきった時にあれが残ってたら利用して残ってなかったらつまりそういう事で。




よく確認せずに立ててごめんね……
ああもう色々テンパっててミスばっかりですわorz
という訳であっちは放置でこの>>991にある方メインでいきましょう!


立ててくれてた人、ありがとうございますです。
993 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/07/29(木) 23:47:52.71 ID:fzs7VEAO
「ん……っ、ぁ」

目覚めは痛みから始まった。鈍く重たいそれはジワリと全身に広がる。
嫌な目覚め方。ここ最近の中でもワースト3を堂々飾るレベルだ。
ちなみに他の2つは寝た女が倍近い年齢だったり親と姉の夢で夢精したというものだったりする。
フィジカルもメンタルも痛々しすぎてマジで笑えない。


痛みから未だに開くことの叶わない瞼を歯を食いしばって開けようとする。
基本的に根性はない方だがそれくらいは男の子。やらねばならぬ何事も。

「……っ!」

と、心配そうな、けれどこちらが気付いたと分かるや否や警戒態勢の表情を作る少女がいた。

「ああ、……えーと」

うん。誰だ?
というよりここはどこだ。なんとなく洞窟っぽいような、こんな場所は見たことがない。
それに背中に当たる感触は柔らかな草か。どうにも野生味溢れ過ぎだろうと思う。

「……」

時間にして十秒ほどが経過して、互いの沈黙も飽きてくる。

「君さ」

ビクッ!

おお、分かりやすい反応。あわあわして辺りを見回すその子がなんとなく可愛くて。

「可愛いな」

思ったまんまを口に出しその手を取ろうとした。

「――っっ!!?」

スルリと避けられた手にクロスカウンターよろしく拳打が見舞われ、命はこの日二度目の昏睡に陥った。
994 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/07/29(木) 23:57:00.22 ID:fzs7VEAO
「ぬ……」

再びの目覚め。
今度はジンジンと鼻の頭あたりが痛む。
体全体も未だ鉛が入ったように重たいが致し方ない。
なんとか動かせる視界で、目の保養をと人影を探せば。

「起きたか」

爺と目が合う。

「……」

「ふむ、だいぶ良くなったか。その傷でよく……っておい、寝るな! 話を聞け!」

いやだって起き抜けに爺はなぁ。せっかく元気なムスコがみるみるしおれてくじゃねぇか。
ほら、あの娘を出せ。あの娘を。

「こ、こやつ……無言のくせになんとなく言うとるが分かるし最低じゃな、おい」

「お・ん・な! お・ん・な!」

「……何故あの娘はこんなのを拾ってきたかの」

「そりゃお前、女が俺を放っておくかよ」

「なんか知らんがやっぱ捨ててこようかの」

「待て待て爺。それはあの娘が悲しむからやめろ」

「ああもう! マジで腹立つなお前さん!」

よくわからんが爺がヒス起こし始めた。嫌だねぇ、見てらんない。
と、ふと気になるパーツを発見。これはまさか……

「ね……猫耳爺だと」

最悪の目覚めワースト四天王が出揃っちまったじゃねぇか。

「あ、お前さんまた何か失恋なこと考え……おぉい?! 人の顔見てえづくなよ!?」
995 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/07/30(金) 00:12:02.19 ID:m1/oOUAO
失恋なこと……
勿論失礼なことでした。
時々起こる予測変換病が悲しい!


残り少し。明日には埋まるかなぁ……
なんとなく全部自分で埋めちゃいそうですが!
996 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/07/30(金) 12:35:49.75 ID:wkOGF7g0
パー速はss 駄目になったんだが…
次スレは製作に建てろよ
997 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/07/30(金) 12:48:07.35 ID:m1/oOUAO
なんかそのようですね。移民の時期か……

こっちのは削除依頼出して製作に移動かしら。
998 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/07/30(金) 16:19:40.74 ID:m1/oOUAO
今晩0時くらいまで様子見して製作に誰か気を遣って立ててもらってないか待ちつつ、なさそうなら向こうに立ててみます。
それが完了次第こちらにURL貼って残りのはしばらくしてから削除依頼しようかと思います。

そんな感じで!

もしなんかしらでここ埋まったら申し訳ないけど誘導用に今あるスレを少しだけ借りたりはするかもな予定で。
はい、出張先から中の人でした。
999 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/07/30(金) 21:43:14.16 ID:3Su9LYAO
http://ex14.vip2ch.com/test/mread.cgi/news4gep/1280493546/l20
これでいいのかな…
とりあえず立ててみた。
パー速本体側4にも宣伝置いときます。

このスレの締めは主様に任せたっ!
1000 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/07/30(金) 23:12:28.69 ID:oJrWKFko
すまんが俺がいただく
>>999はモバイル用だからPCからだと
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1280493546/
1001 :1001 :Over 1000 Thread

 ,.――――-、
 ヽ / ̄ ̄ ̄`ヽ、   【呪いのパーマン Ver2.0】
  | |  (・)。(・);    このスレッドは1000を超えました。|
  | |@_,.--、_,>    このレスを見たら10秒以内に次スレを建てないと死にます。
  ヽヽ___ノ    次スレを10秒以内に建てても死にます。

パー速@VIPService
http://ex14.vip2ch.com/part4vip/

ローカルルール変更に伴い、1000到達の報告が不要になりました。

1002 :最近建ったスレッドのご案内★ :Powered By VIP Service
【A雑】けいおん!キャラで雑談 4時間目【けいおん!】 @ 2010/07/30(金) 22:48:21.29 ID:T1d/YAso
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1280497701/

意地悪なメイド4 @ 2010/07/30(金) 21:39:06.40 ID:pBVAq120
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1280493546/

社長が大喝采!ワハハハハするスレ @ 2010/07/30(金) 21:31:44.82 ID:wgdDH8c0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1280493104/

惚れた女は6つ下 @ 2010/07/30(金) 21:14:10.87
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4vip/1280492050/

ここだけバイオ状態の街 @ 2010/07/30(金) 21:08:11.94 ID:/09IQWg0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1280491691/


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