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シャア「私の母になってくれるかもしれなかった女性だ!」 - パー速VIP 過去ログ倉庫

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1 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [age saga]:2009/06/06(土) 23:48:39.06 ID:yu.35ooo
   _,,,,,,,,,,_
   {{{{/_)`ヽ、`ヽ、                                 _,,,r-‐==-、
   ゙i{{メ)`ナ‐-、`ヽ\                            _,,r‐'^='"二ゝノ}}}}
   ゙i{{{ト,`ヘ┬-\,,\\                        ,,r'"彳メ‐''^{{ii/(/}}i″
    ゙i{{{┼-├=--ヽiiレ、\                    /彳-ゝ‐二〈/iii(/}}}i″
    ゙i{{{レ'_ii)二)iiiiノノiiiii>\   、         ,     /イ、\て二7ii/ii(/}}}i″
     ゙i{{{}_)゙iiiii)二ヾ、レ‐'_ノヘ\  `i,.        ノ  /^、,,\iii〉〉---7i/7/}}}}i″
     ゙i{{{,ヽiiiiii广─-、\iiiirメ^`\ ゙ヘ     /  /^ヘ-、iiii/ム=┤/iiiソ}}i″
      ゙i{{レ'‐-iiiiトニ二-、\ヘ\ベヽ、`、   /  /´/冫''/ム=-、ノ/iiii(/}i″
      ゙i{{} ゙}iiiiiiiレ-‐iiiiiiiiiiヘ\\ヘミ、゙i;, ゙、,,,,/゙ //ノ/レ'"/ムii‐-、,,_,},ノiiii/}}}i″
       ゙i{{ト、iiiiiiii厂`'''二-、,_゙ヽ、iベi,゙ヘi, .di!ib .///^レ'゙/"_,二‐─''/,/iiiiソ}}i″
        ゙i{{_)iiiiiノ-‐ニiiiiiiiiiiiii゙ヽ、,゙ヽ、ミ∨.八∨/∠-'″-'iiiii‐--、,,,,ヽ,{iiii/(ii″
         ゙''  http://www.geocities.jp/syaamurosure/index.html
          ,ィく^{i{i{i〉,,,,r---、;;;;;;--ト、ハiii/ノ彳-、,,,__;;;;;;;;;;;;;_ 〈i}`ト,、,_
          ノ){ノノ/ ̄:.:.....,,-''^  ,,r‐''ノ}}!!!{{ヘ,\   \   `'''ヘ}、(}}ト、
         /''ヘ{{i;;;)l>‐'''''"/ _;;;ィiiii!!/ .{{-}} \!i!ヽ、_::::`i!'''‐-、ノ(;;(ii)ヽi,
        iヘ{{レ'll(;;)ii,,r‐'クフ/:7iiノ/  .{iニi}  ゙i,ヘiiiヽ、=ノ゙ヽ、:ノi‐ヽ,(/}/|
        ル、,_゙i;{i{i'{i{i、/::,ii'^/ii//   .{{iii}}   ゙i,iiiiii,::゙ii,::\,,}i}ヽ;;'i/'^))i
        ゙i,.)i{ノ{(;;;)ハ,,/'::::/iiii/    `''''″   ゙i,iiトii,::::゙、;;;{ヽ(;;;)i}、(iii'/
         ゙i,i‐、::)/(;;;ソハ,//:{i″          ゙i,i|:\r‐'iiir;;;\;/:;,,)}}i
         ゙i,ヘレ/{i{i゙'/、;;;ソ,ニi!            ゙iレニi(;;;)、'''i}i}ヽ(ii/
         ノ'/二)/iiiiiii/‐、iiノ            ゙i,ii=‐、iiiiiiヘi‐''''\i,
        ./i‐'"^ヽ=、,,,))-‐'^             ゙''‐-ソii/,,,r=‐'''゙ヽ,\
       //     `'''´                  `''‐'     ゙'、;;i,
       ~                                   `^
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佐久間まゆ「犬系彼女を目指しますよぉ」 @ 2024/04/24(水) 22:44:08.58 ID:gulbWFtS0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713966248/

全レスする(´;ω;`)part56 ばばあ化気味 @ 2024/04/24(水) 20:10:08.44 ID:eOA82Cc3o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1713957007/

君が望む永遠〜Latest Edition〜 @ 2024/04/24(水) 00:17:25.03 ID:IOyaeVgN0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713885444/

笑えるな 君のせいだ @ 2024/04/23(火) 19:59:42.67 ID:pUs63Qd+0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713869982/

【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part10 @ 2024/04/23(火) 17:32:44.44 ID:ScfdjHEC0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713861164/

トーチャーさん「超A級スナイパーが魔王様を狙ってる?」〈ゴルゴ13inひめごう〉 @ 2024/04/23(火) 00:13:09.65 ID:NAWvVgn00
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713798788/

【安価】貴方は女子小学生に転生するようです @ 2024/04/22(月) 21:13:39.04 ID:ghfRO9bho
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713788018/

ハルヒ「綱島アンカー」梓「2号線」【コンマ判定新鉄・関東】 @ 2024/04/22(月) 06:56:06.00 ID:hV886QI5O
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713736565/

2 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/06/07(日) 00:04:01.12 ID:jdRB8Joo
>>1
3 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/06/07(日) 02:00:59.40 ID:MqKTJn2o
くそう、ジュドーはいつも良い娘っこが付くな
羨ましすぎる
4 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/06/07(日) 06:29:57.00 ID:1idmLKk0
原作からしてジュドーはモテモテだからな
5 : ◆HWJz9aY/3Q [age saga]:2009/06/08(月) 22:00:02.99 ID:rtIpF9Mo
                 /                ヽノ
                ノ                  `'ヽ,
               彡'                         i
               /. /                       l
                ! (    , ,r'' ,,..      ハ        |
                 `ゝi  ,,(/' /´  ,  ,,. r'´i   r     ゝ
                    r'‐、-,_、ミ;;;、 iλィ'´    ヽ. 'i、  /´
                ヾt' !  、r'_) ''`リ レ ,;二ニ_ミ ヽ〉ヽ丿
       やるぞ!     `i.l  `      '´ _r'_}ヾ ./r '~
.                     l        i   " ´ /./´
                  ,, -ヽ    ,_ ` "      /'´
                /.  ,,l \   ,, ~´  _/ノ_
                 /  l !,  \    ,.. ィ'´/  `ヽ 、
               _」´   l ヽ、   ̄,;   <=,,、     ヽ 、
       _,,, --‐ '' ",, -‐L、   l   ` 'ヽ,r -'"´ ,ヘ `ヽ     `ゝ
6 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [age saga]:2009/06/08(月) 22:01:44.18 ID:rtIpF9Mo
         \べ",ノ         ``' ⌒`丶、ィ=-
     ,、==ッ/Z/     !  、       \ ̄``丶、
    ´  /  /´  /  / !  ! ヽ  \   ヽ ヽ' -, 、_\
     /,/  / /   / ∧ |  ヽ  ヽ   ',  ', ヽ  `
    /ィ/  | イ     !_,,..l_ ヽ.|    |\  ヽ   l\!'、 l
     / / l   |八/ | /__\_\   !∠\ ヽ  l l ', l
     l ,' |  l  ! /!V‐''てラ"  \ !'ヾフ"\|'、 ! | ',.!
     |,|  |   l lハ|        ‥     lレハノ  |  ! 本当は今日
     ヘ|  |   | {ヘ'、               ,'シ冫   |  ! 
      |  |   | ヽ'_,.、     _ .....,,..  / イ |   | l  グラナダの予定だったのに
       ! |   |  / /,>、 '"l´::∵::l./ | | |   |l
        ! |   |  / / |,、>!_;、 -‐ 'lヘ | ||   |.l  またジュドーの回をやってしまったわ
          l|   |, イ__/,,.../  `| -‐_ '_.」 '; ̄:|⌒ヽ |l
         |   /  |;:;:;|    ヽ‐'|,」 、_  ';:;:;:;|   ヽ|
        / / /     !;:;:;|   // _..ヽ ';:;:;| i   ヽ
7 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [age saga]:2009/06/08(月) 22:02:59.27 ID:rtIpF9Mo
         ノ            _,, i r ' ~ヾ,'ヾ   )
        ,/             ノ      (  \ ヽ
       (            ,ノ      ゝ  i/
        ヽ,           ノリ          i
         !         /      !  ,   ゝ
          \      /       ゝi  ,-==,
            i     i_    ,==-ヘ!;ー く`ミ~ .) ) ええいジュドーはいい
           ゙ヽ. r"~`ゞ二 i~ ~ミ' /   i ゝ _iノ
            ヽ| i゙`i   ヽ、  /ノ '  i   !
            ,.ゝ 从 ゙'ゝ、 ~'"      ,ゝ  .!   アムロを書け!
           /  \.  フ ' ゙i    ( 、,,ィ   !
          ,ノ、 Y  ~ヽ !     ,  _, - ー'、 !   アムロの戦いぶりをッ!
        _,r/ i  i    ゝ、   '  {,- ─ 、/./
       _ ノ /  !   !    ノ ヽ、   `'-ー ' /、
   _ ,r ‐' ノ !  !  ヽ  (    ヽ、      ! ヾ 、
8 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [age saga]:2009/06/08(月) 22:05:41.96 ID:rtIpF9Mo
        、ノ/              ` 'ー 、
        _ゝ                      \
       ,r ´                       ニ='
     /                         、   `i
     /                             ノ ヽ   ヽ
.    i         r'"  r (  「 ミィ'   / / ̄ ミ   i }
.   /          {   {  ヽ i、'^ {  i {ヽヾ' ⌒ |  ノ'
   l          ヽ_ゝ,. -‐''ヽ `ヾ ゝ  ,ニ、_ i r-'
.   i     ,.-_、 <'´      l´ui       ' !u゙ ,lr' 俺はアクティブに動くから
    ヽ,   i' f -i, |     ヽヾ''      丶ヾ-' l
     ヽ、 ヽヾ-l | |    ''"   ̄        〉   !  話を作りやすいってのもあるけど
        )  ヽ-ヾ'                   |
        ヽ、__  `ー'                   ,'   やっぱりキャラの力ってのはスゴい!
          ヽ `i             o  /
          r'ー┤    `丶 、       /    みんな俺の活躍 見ててよね!
9 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [age saga]:2009/06/08(月) 22:06:26.58 ID:rtIpF9Mo
.

.         /´ ̄`二ニゝ- 、,ヽ 、
        {:.:.:.:.:.:.:..   .:.:.:.:ル'ハ
.         ヽ::.:.:.:.:...  .:.:.:.:.))ノ.ノ
         <::::::::::.. __...:::___:.:.:.'ノ
      _. -‐くヽ、._( _,))|r””!|:::::彡
     〈:::.......::::::`::::‐- ニ⊆ニニ0:::彡
.      `7''ri┬rz_ー;ヾソテッ:ラ^|.ハミ   
.         ヽ{ |i| ''"「 :|.|゙ヾ-、 :|.|i.}ミ
            .)!   ヽ,l_l、'  ! :j_K〈    続きだぜ
.    ___小.   _.゙ニ ._  i´r 、ヾ__
    |=    {.|i ヽ  ‐- r‐┴'─|. |‐1
    |=.   _`|.! \.__.|:::::::::r',Zノ、|
  ─''"´ ̄/‐ !   ┌─┘-‐:| .!::::j }
10 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [age saga]:2009/06/08(月) 22:07:03.01 ID:rtIpF9Mo
難民E.    「もうやめましょう
         貴方は十分戦ったじゃない」

残党!Z.   「私は、ルナ・ i の目指す場所に
         宇宙圏の幸福は無いと考えている
         彼らは敵対していた帝国軍さえも
         戦力になればそれを良しとして
         武力を吸い取り 無意味な暴力だけ 育んだ
         それを許し続ければ シャアの横暴を見逃してしまう」

難民E.    「貴方一人が背負い込んで 何が大儀ですか
         彼らにも正義はあるでしょう
         それに背を向けて 武器を取るうちは
         彼らと何も変わらないわ」

残党!Z.   「理屈だけで 戦争は出来ん
         これは私の戦争だ」


難民E.    「私を 貴方の大義には出来ないのですか」

残党!Z.   「何を言う」

難民E.    「貴方が望むなら 私は便利な女になります
         身も心もを捧げる 覚悟があります」

残党!Z.   「生娘が口にする事かッ!
         未来の捨て場所を探すような真似はやめろ!」

難民E.    「私を叱るなら 己を見つめなさい!
         真に平和を願う 英雄は
         貴方のように猪突猛進をする方ではなかったのです!」

残党!Z.   「どのように言われようと
         戦う他 やり方を知らんのが軍人というものだ」
11 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [age saga]:2009/06/08(月) 22:08:35.99 ID:rtIpF9Mo
アムロ    「正座は 崩さないのが原則だぞ」

カミーユ   「クワトロ大尉には 許可を貰っています」

アムロ    「そこまでして 何を書き込んでいる」


カミーユ   「アップルその物の質量が増えた原因が分かれば
         ルナ・ i での量産化を検討出来ると思って
         ブライトさんを納得させる為のレポートをやってんですよ」

アムロ    「Ζに搭載したアップルの質量が変化しているのか」

カミーユ   「戦闘毎に増加しているって話 信じます?」

アムロ    「意思を吸い込んで アップルは増大するのか
         しかし そんなものに頼ってどうする」

カミーユ   「うまく使いこなせば
         搭載機一つで 艦隊クラスの力になる
         これをルナ・ i が量産すれば
         地球圏統括も夢じゃないんだ」

アムロ    「武力を持ったものは必ず憎しみを生むぞ
         特に 強い力は…」
12 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [age saga]:2009/06/08(月) 22:10:10.08 ID:rtIpF9Mo
カミーユ   「だからって 戦争を面白くする必要は無いはずだ
         僕はシャア・アズナブルが
         デュプリケーターの謎を解いてくれると信じているから
         それを頼って アップルを扱うんです」

アムロ    「その結果、心を惹かれ悲惨な結末に…
         君だけじゃなく エミーまで巻き込んだモノだぞ」

カミーユ   「エミーと僕との間に アップルは関係ないでしょう」

アムロ    「それを確かめに来た」


カミーユ   「アムロ・レイが!
         何故そんなことにこだわるんです!」

アムロ    「お前まで失いたくない
         シャアは本気で デュプリケーターを扱うつもりだ
         それはいい
         だが、お前がその力に惹かれ 己を見失えば
         誰がシャアを導く力になる?」

カミーユ   「アップルに惹かれるなんてありませんよ
         その証拠に 今まで散々扱って来たんだ」

アムロ    「シャアの呪縛に惹かれるのは寄せ
         何でそれが分からん カミーユ!」
13 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [age saga]:2009/06/08(月) 22:11:33.01 ID:rtIpF9Mo
シャア.    「……」

シナプス.   「盗み聞きとは 趣味の悪い」

シャア.    「しかし 聞いておく必要のある会話です」


アムロ    『シャアの呪縛に惹かれるのは寄せ
         何でそれが分からん カミーユ!』


シャア.    「アムロめ 随分と素直に言ってくれる」

シナプス.   「私もアムロ大尉の言葉に賛同する
         ビダン君の心は
         シャア・アズナブルに固執しすぎている」

シャア.    「私もそう思います」

シナプス.   「では何故 彼に一言
         気の聞いた言葉をかけてやらん?
         あのままでは本当に 魂を惹かれるぞ」

シャア.    「いや、彼には アップルを乗り越える力がある
         それが 新しい時代の開花を知らせてくれるはずです」

シナプス.   「人間の再建というのは 難しいだろうに」

シャア.    ( 私は人類の革新を信じる
         人は地球の重力から解き放たれ
         デュプリケーターという 新たな生命の目覚めを生んだ
         それを否定するだけでは 人類は救えんのだ アムロ )
14 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [age saga]:2009/06/08(月) 22:13:13.52 ID:rtIpF9Mo
露伴     「康一君が居るって 本当なのか」

ルナ兵B.   「誰から聞いたんだそんな…」

由花子    「どうして! 会う権利はあるはずだわ」

ルナ兵C.   「そういうのは 今は駄目だ」

億泰     「何でだよォ!
         生きてるかどうか心配だったんだぜ!?」

ルナ兵B.   「ちゃんと生きてるし
         白馬に置いてある A・I・R・Sだって見たろう!」

由花子    「MSだけじゃ信用できない!」


芳乃     「やめなよ」

由花子    「アンタには分かんないでしょう
         アタシ達の気持ちが」

芳乃     「この人たちが言ってる事はわかるよ」

露伴     「……」

億泰     「分かるわけねぇだろうがよォ
         何で会わせちゃくれねぇんだ!」

ルナ兵B.   「い、今は… そんな必要ないだろう
         早く 部屋に戻ってろよ」
15 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [age saga]:2009/06/08(月) 22:14:50.26 ID:rtIpF9Mo
ルナ兵B.   「ちょっと!」

露伴     「なんだ」

ルナ兵C.   「岸辺露伴って 言ったよな」

露伴     「何故 僕だけ残す」

ルナ兵B.   「アンタ、一番年長者だし
         落ち着いているようだから」

露伴     「康一君はやっぱり 駄目なのか」


ルナ兵C.   「戦争で心をおかしくして…
         延命のための手術を受けたみたいだけど
         まだ、起きないらしい
         君の仲間には それとなく伝えてくれないか?
         俺達からじゃ どう言っていいか…」

露伴     「まぁ、そんな事だろうと思ったよ
         僕を彼に会わせてくれないか」

ルナ兵B.   「会ってなんになる
         体だってボロボロなんだぜ」


露伴     「スタンドと呼ばれる 超能力を僕達は持ってる
         それで康一君を救えるかもしれない」

ルナ兵C.   「スタンド…?」
16 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [age saga]:2009/06/08(月) 22:16:05.30 ID:rtIpF9Mo
シャア.    「補給を済ませた艦隊は
         帝国艦隊と合流を急がせろ」

ブライト    「しかし ルナ・Wi艦隊の補給が間に合いそうに無い」

シャア.    「連中に余暇を与えるのも 気が済まんな
         偵察部隊を3度確認している」

帝国22A.   「艦隊の戦力が整えば
         グラナダの!(アイターン)勢力など
         気にする事も無かろう 何を心配している」

シャア.    「マヒロー部隊のMSは
         破壊された残骸を回収して調査中だが
         これまでの どのMSとも違う機体だ 気になって当然さ」

ブライト    「ハリー中尉がこの件に関して詳しい
         彼に調査を任せる間は
         艦隊の突入を遅らせたほうがいいんじゃないか」

シャア.    「しかしな…」


帝国22A.   「怪我人の傷もよくないんだろう?
         私も月面でやり残した事が沢山あるからな
         攻略を遅らせて欲しいと 切に願うよ」

アムロ    「そういう店の出入りは 遠慮してもらいたいな」

帝国22A.   「なぁに 隠密にやるさ」
17 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [age saga]:2009/06/08(月) 22:17:33.49 ID:rtIpF9Mo
ジュドー   「まだ待機なの?」

アストナージ 『月面装甲の換装にも
         時間が掛かってて 助かるんだけどな』

ジュドー   「パッキンつけるだけじゃないか
         俺も手伝ったほうがいいだろう」

アストナージ 『馬鹿言ってんじゃねぇよ!
         お前は 安静にしてろってッ!』

ジュドー   「ありがとう アストナージさん
         なんかあったら 連絡頼むよ」


ユリエ.    「もう少し こっちに居られる?」

ジュドー   「そうらしい だけど妙なんだ
         !(アイターン)だって遊んでるわけじゃないのに
         攻略を急がないで アムロさん達は何考えてんだ…?」

ユリエ.    「そんなのいいよ!
         もっとジュドーと一緒なら」

ジュドー   「このまま戦争が無けりゃ
         平和な宇宙で助かるのにな」
18 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [age saga]:2009/06/08(月) 22:19:08.04 ID:rtIpF9Mo
ハリー    「この地下坑道は
         グラナダの都市内部と現在も往復可能です
         ですが だからこそ 進入は難しい」

アムロ    「艦隊戦が始まれば
         この場所からの攻撃が考えられる」

ハリー    「フォン・ブラウン市の防御は我々
         護衛大隊が担当しますが
         イレギュラー部隊のみで可能ですか?」

ヤザン.    「都市上空と陸の陽動が完全なら
         内部から連中を叩いてみせる
         ルナ・ i は地上の火器攻撃に集中すればいい」

コウ      「イレギュラー部隊だけの単独行動なら
         自分にも自信があります 大尉」

アムロ    「君達には それを任せるしかないな
         ベイオネットだって アップルとの相性は悪いし」


ハリー    「都市に戻りましょう ここは空気が薄い」
19 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [age saga]:2009/06/08(月) 22:20:45.11 ID:rtIpF9Mo
アムロ    「なんだあれは」

ハリー    「30年近く保管されている 軍用のMSです
         ほとんどはルナ・ i で回収したと聞いていますが
         モノアイ機はレストアの対象外で破棄されたようです」

アムロ    「昔のまま残してあるなんて
         流石、恒久都市だな」

コウ      「アムロ大尉は 初の実戦で
         このザクを三機撃墜したと士官学校で習いました」

アムロ    「まぐれさ 必死だったからな」


コウ      「自分は、大尉を尊敬し…」

ヤザン.    「何やってる ほら、行くぞ」

コウ      「あ、隊長…!」


ハリー    「私も 噂は耳にしていますよ
         なんでも 白い悪魔と恐れられた
         ニュータイプだそうですね」

アムロ    「戦果というのは 誰かの死で出来上がる
         そんな風に 言うもんじゃない」

ハリー    「失礼」
20 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [age saga]:2009/06/08(月) 22:22:16.21 ID:rtIpF9Mo
ユリエ.    「映画館だってまだやってるよ
         遊びに行こうよ ジュドー!」

ジュドー   「見てわかんない?
         お腹にパックリ メス入れて痛いんだ
         町の中歩けるわけ無いだろう」

ユリエ.    「傷の痛みなんて 楽しさですぐに忘れるよ!」

ジュドー   「そりゃ俺だって フォン・ブラウンの街を見たいさ
         だけど 俺が軍人だから
         また絡まれるかもしれないんだぜ」

ユリエ.    「じゃあ 家の中でいいから遊ぼうよ
         アタシを寂しくすると 軍艦に戻してあげないよ」

ジュドー   「この傷で、どうやって遊ぶんだよ」


ユリエ.    「くすぐりあいこしたら 面白いよきっと
         ジュドーの体大きいから」

ジュドー   「あ! バカ、どこ触って…!」
21 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [age saga]:2009/06/08(月) 22:23:40.27 ID:rtIpF9Mo
ユリエ.    「こうやって無理にでも楽しくしないと
         アタシ、ジュドーが 戦争で
         お兄ちゃんみたいになりそうで怖いんだ」

ジュドー   「何言ってんの! これから出会いも沢山あるし
         そしたら俺の居た事なんて 忘れるって

ユリエ.    「アタシ、ブランチだから 友達なんて出来ない
         ジュドーはアタシの初めての友達なんだ!」

ジュドー   ( もう独立戦争から10年以上も経ってるのに
         まだそんな事をいう連中が居るのか )

ユリエ.    「こんなに気持ちがいいのジュドーが初めてなのに
         私に優しくしてくれないの…?」

ジュドー   「優しさだけで 生きていけると思うな」

ユリエ.    「そんな事を言う アタシ、好きなんだよ!」


ジュドー   「だけど 友達が居ないのとは関係ない
         お前だってもっと強く生きれば ブランチだなんだって
         そんな垣根すぐに乗り越えられるはずだろう」

ユリエ.    「アタシ、そんな便利じゃないもんッ!
         ブランチだって告白するのも怖いし
         どんな顔すればいいか わかんないよ!」
22 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [age saga]:2009/06/08(月) 22:25:02.77 ID:rtIpF9Mo
ジュドー   「じゃあずっとイジけて
         学校だって行かないつもりか!」

ユリエ.    「何で優しくしてくれないのよ
         ジュドーの バカ! 愚か者!」

  バァ―ンッ!!


ジュドー   「あ! 何も出て行くことは無いだろう!」

ジュドー   ( でもあれだけ強く言って聞かせなきゃ
         あの子はこれから
         耐え続けなきゃならないんだもんな
         生きてる限り ずっと デュプリケーターの呪縛から )


ハザマ.    「ずいぶん元気よく 飛び出して行ったな」

ジュドー   「あ、アンタ!
         俺の傷治したハザマって闇医者… 何しに来た!」

ハザマ.    「主治医が自主的に診察へ来てやったんだ
         そういう言い草は無いんじゃないのか」

ジュドー   「そうなのか…? 信用できないな」


ハザマ.    「どうした ケンカでもしたかい」

ジュドー   「べ、別に…」
23 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [age saga]:2009/06/08(月) 22:26:36.83 ID:rtIpF9Mo
ハザマ.    「彼女が傷心だというのも忘れて
         酷い事でも言ったんだろう」

ジュドー   「アンタに何が分かるんだ」

ハザマ.    「まぁいいが、包帯は替えたほうがいいな
         脱ぎなさい やってやるさ」


ジュドー   「…」

ハザマ.    「大分よくなったじゃないか
         若さと健康な体に感謝するんだな」

ジュドー   「俺…」

ハザマ.    「ん」

ジュドー   「俺、彼女にブランチって事
         気にせず暮らしてもらいたいから
         それを強く言って そしたら」

ハザマ.    「飛び出して行ったか…
         まぁ、年頃の子供に今は無理だろう」

ジュドー   「じゃあ 他に言い方があったのか」

ハザマ.    「私は医者でね 専門外だよ」

ジュドー   「俺に説教したいのか カッコつけたいのか!
         どっちなんだよアンタは 迷惑だなッ!」
24 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [age saga]:2009/06/08(月) 22:28:03.63 ID:rtIpF9Mo
ハザマ.    「迷惑 ついでに 伝える事がある」

ジュドー   「なにさ 改まって」

ハザマ.    「私の知る患者の中で
         まだ大儀を捨てない怪我人が居る
         彼は その命燃え尽きるまで
         ルナ・ i を潰したいと言っていた」

ジュドー   「それって、!(アイターン)の残存兵…?
         アンタはそれを知ってて
         その患者の手当てをしたのか!?」

ハザマ.    「命に善悪は無い たとえ私を狙う殺し屋が
         生死の境を彷徨っても
         精一杯、生きる力を 私は助けたい」

ジュドー   「俺には、格好をつけているだけにしか見えないぞ
         そんな事してアンタは
         戦争を面白くしているだけじゃないのか!」

ハザマ.    「君も戦争屋なら 人のことは言えないハズだ
         戦争を盛り上げて 命を粗末にする」

ジュドー   「理屈はいい! そいつが何処に居るか教えろ!」

ハザマ.    「フフ、医者は傷を治す事は出来ても
         魂まで開放する事はできんのさ
         もしも彼にあったら 君が救ってやってくれ」

ジュドー   「お、おい!」


ハザマ.    「失礼するよ まだ仕事があるのでね」
25 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [age saga]:2009/06/08(月) 22:29:36.45 ID:rtIpF9Mo
アストナージ 「ハァ! なんで非番なのに
         MSが必要になるんだよ」

ジュドー   『ハッキリしないけど
         ヤバそうな人探し しなきゃならないんだ』

アストナージ 「使用許可が降りる訳ねぇだろう」

ジュドー   「頼むよアストナージさん
         何か起きてからじゃ遅いの分かるだろう!」


ルナ兵S.   「ジュドーのヤツですか」

アストナージ 「MS出せって 聞かないんだよ」

ルナ兵S.   「月面用の換装 終わりましたし
         出せますよ」

アストナージ 「街の中で使いたいって言うんだぜ」

ルナ兵S.   「上のブロックは広いし
         ホビーだって飛んでるから バレませんって」


アストナージ 「ああ、ジュドーか? 出してやってもいいが
         2時間で戻るんだぞ 2時間
         それから 体の調子が悪くなったらすぐに戻れ」

ジュドー   『流石アストナージさんッ!
         ありがとう 気が利くんだから』
26 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [age saga]:2009/06/08(月) 22:31:04.04 ID:rtIpF9Mo
ジュドー   「なんだよこれ コレ
         レイUじゃないか A・I・R・Sはどうしたんだ」

アストナージ 「人探しって言うから これで十分でしょう
         帝国のMSに乗る機会も滅多に無いんだ
         ありがたく 使いな」

ジュドー   「まったく! 大人って言葉を巧みに扱うから嫌いだ」

アストナージ 「2時間でもどれよ 分かってんな!」

ジュドー   「約束はするって」

      バシュ――――――ッ!!


アストナージ ( とは言っても… アイツは戻りそうにねぇモンな
         ちょいと小細工はしたが 許せよジュドー )

アストナージ 「監視のほう大丈夫か」

伊吹     『センサー感度良好
         でも、彼に秘密のままでいいんですか?
         推進剤、半分も入れてないんでしょう』

アストナージ 「あいつ 絶対戻らんつもりだからな」
27 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [age saga]:2009/06/08(月) 22:32:43.69 ID:rtIpF9Mo
残党!Z.   ( 彼女が素直に シェルターへ非難していれば
         私も遠慮なく戦えるのだが
         そういう性格の娘でないのが残念だ… )

残党!Z.   「しかし 儀は果たすもの… この旧式一つで
         どれだけの艦隊を落とせるか疑問に思うが
         しかし… やってみせる」

   グポ――――ンッ!


伊吹     「あれ… アストナージ少尉
         坑道方面に熱源を確認!」

アストナージ 『まさか…! MSか!?』

伊吹     「距離が離れすぎていて特定できませんが
         民間用のビークルでない事は確かです」

アストナージ 『え、エラいこっちゃ…
         ジュドーと連絡はつくか!?』

伊吹     「駄目です! 回線がロックされていて…!」
28 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [age saga]:2009/06/08(月) 22:34:11.29 ID:rtIpF9Mo
ジュドー   「どうせ通信回線開いても
         戻れ戻れって催促がうるさいだけだモンな
         しっかし、上のブロックだけでこんな広いのかよ
         こんなんで大丈夫なのか…?」

ジュドー   ( あの医者は嘘を言いそうに無いヤツだ
         本当に事が起こるとすれば
         補給中のWi艦隊が全滅する事もありうる
         絶対に見逃がしはしないぞ )

.

アストナージ 「ルナ・ i の各部署にも通達急げ!
         対応が遅れたら 収拾がつかなくなる!」

伊吹     『でも、確証が無いままで
         艦隊を混乱させるというのも…』

アストナージ 「それを判断するにも
         ブライトキャプテンに教えなきゃならないだろうが!」

伊吹     『り、了解!』


アストナージ ( どうすんだよ…
         ジュドーのMSは持たないぞ! )
29 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [age saga]:2009/06/08(月) 22:35:32.38 ID:rtIpF9Mo
ブライト    「ジュドーのヤツが?」

アストナージ 『ツバルでも熱源は確認できると思います!』


ブライト    「どうだ?」

トーレス   「民間用のとごっちゃになってて
         こっちのレーダーじゃ特定するのは難しいですね
         帝国軍のレーダーを
         当てにしたほうがいいと思いますけど」

ブライト    「そうだな、ドラグーンの回答を待とう」


アストナージ 『でもジュドーのMSには
         推進剤が半分しかなくて…
         本当に敵なら アイツ死にますよ!』

ブライト    「現状だけでは 見えない敵を相手に
         警戒態勢を敷くのは難しい
         日を延ばしてまで 補給作業を急がせているんだ」

アストナージ 『そ、そりゃ分かりますけど…!』


ブライト    ( しかし、気になる… )
30 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [age saga]:2009/06/08(月) 22:37:07.76 ID:rtIpF9Mo
ジュドー   ( 使い慣れてないし 体の傷も痛むから
         レイUの扱いは最悪だな…
         こんなんで白兵戦をやったら… )

    ピピピッ!

ジュドー   「なんだろうこの表示
         三時のおやつじゃあないよな」

    ピピピッ!!

ジュドー   「ひょっとして…!」

  ドギャ―――――――ッ!!


残党!Z.   「外した!?」

ジュドー   「やっぱり撃って来た!
         街の中で銃を使うのか!!」

残党!Z.   「武力を持つ者が何を言う!」

ジュドー   「好きで乗ってんじゃないんだよ!」


残党!Z.   「会話などと 鬱陶しい子供だ
         貴様も大儀があるのなら 敵とじゃれるな!」

ジュドー   「出来れば話し合いで済ませたいでしょう
         体の傷も痛むし アンタだって!」
31 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [age saga]:2009/06/08(月) 22:38:56.87 ID:rtIpF9Mo
ジュドー   「これ、ジオンのザクじゃないのか…
         30年も前のMSで戦う気なの?」

残党!Z.   「剣を抜け ルナ・ i の兵よ
         街を壊すことなく決着をつけたい」


ジュドー   「戦う事しか頭にないのか…!
         分かり合う道だってあるだろう!
         俺達は同じルナ・ i だったはずだ」

残党!Z.   「共感など… 無い!」

ジュドー   「自分の頭だけで考えるな!」

残党!Z.   「覚悟!」

    ガギィィィィィイイッ!!


ジュドー   「体が突っ張る…!」

残党!Z.   「未熟者が!」

ジュドー   「旧式相手に 本気を出せない気持ちも知らないで!
         ザクは動力源の破壊が怖いんだよ!」

残党!Z.   「ならば私の身を狙えばよかろう
         座席なら胸にあるぞ少年
         覚悟があるのなら 切り裂くがいい」

ジュドー   「殺せって言ってんの…? 正気!?」

残党!Z.   「甘いな!」
32 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [age saga]:2009/06/08(月) 22:41:07.67 ID:rtIpF9Mo
ブライト    「本当か… 間違いないんだな」

帝国22A.   『ザクとレイUが交戦中だ
         発砲も確認している』

ブライト    「ならば 港区全域に警戒態勢を発令
         補給中の艦隊は全て 港から撤退させろ!」

帝国22A.   『まだその判断は早い
         相手は一機、それにMSが
         フォン・ブラウン市内に潜入した事実もない
         坑道に残された旧式のみの出撃なら
         処理は護衛大隊に任せ
         Wi艦隊の補給は続けさせるんだ』

ブライト    「しかし、ジュドーの安全が…」

帝国22A.   『レイUで出撃したのなら
         死ぬものかよ』


トーレス   「どうします 艦長」

ブライト    「仕方ない… 発令は無しだ
         ツバルは引き続き 索敵続け!
         護衛大隊に民間人の非難と
         応援急がせろ」

トーレス   「了解!」
33 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [age saga]:2009/06/08(月) 22:42:04.35 ID:rtIpF9Mo
ハリー    「ルナ・ i も無理難題を仰る」


ポゥ      「スモー三機 到着!」

ハリー    「モノアイ相手にIフィールドは利かん
         接近して コックピットだけを狙うぞ
         前方のレイUは後退させたほうがいい」

ポゥ      「しかし 敵が旧式で出撃したのは妙です
         陽動かもしれません」

ハリー    ( はじめからやられる事を目的としたような覚悟
         それもありうるな… )

ハリー    「うむ、護衛大隊は民間人の保護を優先する
         周囲の警戒は怠るな」

ポゥ      「了解!」


ジュドー   「ちょっと! 味方してくれないのかよ!」

ハリー    「MSが多く動けば それだけ被害が出る
         処理は君に任せるぞ」


ジュドー   「俺一人見殺しかよ」

残党!Z.   「囲まれた… しかしまだッ!」
34 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [age saga]:2009/06/08(月) 22:43:33.02 ID:rtIpF9Mo
ジュドー   「もうあきらめろ
         そこまで戦ってなんになる!」

残党!Z.   「貴様には分かるまい
         ルナ・ i が我々に仕向けた数々の侮辱を!」

ジュドー   「アンタ達も 戦っている内は同じなんだよ!」

残党!Z.   「また生意気に無礼を口にする
         貴様は確実に仕留めてやる!」

ジュドー   「アンタには失うものはないのか!」

残党!Z.   「それを奪ったのルナ・ i だ」

ジュドー   「俺にはあるんだよ!」

    ガジィィィィィィッ!!


難民E.    『やめなさい! おやめなさい!』

ジュドー   「え! 民間人が 何でこんなところに」


残党!Z.   「覚悟!」

ジュドー   「待て! 人がいるんだよ!」

残党!Z.   「まやかしなど利くモノか!」
35 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [age saga]:2009/06/08(月) 22:45:04.09 ID:rtIpF9Mo
難民E.    『貴方は怒りの矛先を間違えています
         その感情をぶつける場所が欲しくて軍人を始めたのなら
         今すぐMSを降りなさい! 憎しみを生むだけです!』

ジュドー   「あの女、ザクにはそんな小さな声
         傍受出来ないってわかってんのか!?」

難民E.    『私は貴方の優しさを知っている女です
         貴方の優しさが このお腹の――――』



残党!Z.   「何故戦わん! ルナ・ i の戦士!
         死に急ぐなら 私が冥府への引導を渡してやる」

ジュドー   「待てよ! 民間人が何か言って…」

残党!Z.   「いつまでも たぶらかすな!」

ジュドー   「事情も知らないで 怒りだけ振り回して…!
         なんでもっと便利に生きられないんだよ
         小さな我慢一つで いくらでも乗り越えられるのに」

      ガシィ――――――――ッ!
36 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [age saga]:2009/06/08(月) 22:46:32.80 ID:rtIpF9Mo
ジュドー   「こんな時に推進剤が切れるのか!?
         クソ、一撃で仕留めなきゃヤバイ!」

残党!Z.   「これで決まったな!」

ジュドー   「まだ腕は動くよッ!」

残党!Z.   「なんと―――――ッ!」

     ドギャ――――――――ッ!!


残党!Z.   「!」

―――――‐貴方の優しさは 荒んだ争い事に似合わないと
        まだお認めにならないのですか

残党!Z.   ( やめてくれ 私を惑わせないでし欲しい )

―――――‐人同士が分かり合う道を広げる事が
        貴方達の大儀なのなら
        この少年とも分かり合って見せなさい

残党!Z.   ( 不器用な私に それが出来るとは思えん
         教えてくれ 私はどうすればいい )


ジュドー   「早くコックピットを降りろ!
         今の直撃は不味い 爆発するぞ!」

残党!Z.   「民間人は 今の女は?」

ジュドー   「死ぬぞッ! 早く!」

残党!Z.   「私でも 分かり合えるかな」
37 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [age saga]:2009/06/08(月) 22:48:17.19 ID:rtIpF9Mo
シャア.    「爆発!? 居住区内でMS戦を仕掛けたのか」

ブライト    「核の汚染が心配だ
         スモーのエネルギーで拡散を防止する事はできたが
         ルナ・ i は難民数百万人を
         別のブロックに退避させる作業に追われている」

シャア.    「当たり前だ 帝国艦隊も回せ
         補給作業も中断させろ」

ブライト    「シャア… 申し訳ない
         私が関知していながら」

シャア.    「それはいい ルナ・Biの指揮を頼む
         一人でも汚染の被害を防ぐ必要がある」

ブライト    「あ、ああ 分かっている」


アムロ    「本当なのか! ジュドーの出撃させたのは」

シャア.    「今は追及するな
         民間人の非難が先だ」

アムロ    「しかし アイツは怪我をしているんだぞ」

シャア.    「彼なら安心しろ 既に保護しているよ」
38 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [age saga]:2009/06/08(月) 22:49:06.31 ID:rtIpF9Mo
難民E.    「彼は 彼は無事なのですか」

ジュドー   「スモーが保護してくれなかったら
         アンタも死んでたんだ 何であんなところに」

難民E.    「彼が憎しみで溺れるのを
         少しでも止める力になりたかったから…!」

ジュドー   「だからって あいつは死んだよ」

難民E.    「嘘でしょう MSには
         パイロット保護の装置だってあると聞きました」

ジュドー   「あんな旧式にそんなの付いてると思うの!?
         それにアンタだってあの振動は知ってるだろう!」

難民E.    「あなた… 貴方が殺したんですね
         人殺し! 何故軍人は破壊と憎しみしか生まないの!」

ジュドー   「俺だってまだ死にたくない!」


ハリー    「彼女に罪はない 言っている事も正しい」

ジュドー   「でも…!」

ハリー    「私が避難所まで彼女をご案内しよう
         君はよく休め いいね」
39 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [age saga]:2009/06/08(月) 22:50:03.22 ID:rtIpF9Mo
ジュドー   ( 俺が人殺しか… だけど
         そうでもしなきゃ もっと死んでたんだ )


アストナージ 「ジ、ジュドー その…」

ジュドー   「あのMSには 推進剤が半分しかなかった
         大事な場面でそれが無くなったから
         決着を急いで 爆発させてしまった」

アストナージ 「ああでもしないと
         お前、何するかわかんねぇだろう」

ジュドー   「分かるよ アンタは悪くない
         俺がもっと冷静に行動できれば
         爆発させずに 終わらせる事もできた
         コックピットだけを狙えばよかった」

アストナージ 「お前…」

ジュドー   「大丈夫だよ 分かったんだ
         俺の我侭は 人を不幸にする」

ジュドー   ( そうだ もっと我慢すれば みんなが救われるはずだ
         俺一人が我慢して… やってやるさ )
40 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [age saga]:2009/06/08(月) 22:55:41.85 ID:rtIpF9Mo
         /:::::///:::://:::::/)/7\   虚しさだけが悲しく広がる
        /:::::::::/::::::::::::::/|::::::ト''''イ:::::::|.  フォン・ブラウンの白い街
        /:::::::::/::::/_Nヽ|__\| _∠イハ   核がばら撒かれた街の隅で
        |::::::l::::\|ャ'´ヒリ`´   /ヒlj:/:::|   ジュドーは悲しい決意を固めた
        |::l:::r‐l/          7 }/l./  
        |::|:|ヽ。,       (´_7 /.     いよいよ艦隊戦が始まろうとしているが
         |::|:|:::l::∧       /.      康一の心は決戦へ間に合うのだろうか
        ノ::|:|::::|::\      _∧       露伴が放ったスタンドの意味とは…?
       /::::|::::::厂勹-―‐┤::|:::リ___  
        /::::::|::::/  | ト、:.:.:.:.:.〔 ̄ ̄ ̄l了   
      /:::::/:::::) コ | |::::):.:.:.:.ユ_    | |   
    // ̄ヽ(__〉〉(__;:.:.:.:.‐:.:ヽ</   
    //⌒\\)  ̄|| ̄|\:.:.:.:.:.:|:| ̄〈\  
    /::|    \|/   ||  |:.:.:.\rn|:.\ 〉ノ\
   {:::|     〉イl7 \ \:.:└l_r'.:.:.:.`ヽ|/〈| この次も サービス サービスゥ♪
41 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [age saga]:2009/06/08(月) 23:00:02.92 ID:rtIpF9Mo
                    /〜^ー一'´ ,二. ‐-、 \
                  iヽ /゙`" ̄`⌒~ ̄    `丶 .二.ヽ
                  | }/      /∧          ',
                _」 レ┐    /|/ | ト、ト、        i 次回!
              /ヽ.`┤/  〃/ l!  ヾ、ヽ \ ヽ     |
             i   ! `y' |  /ァ=ミ |    〒 く_\ |    |  
             / ー┴ ′j  | ' {ィ i     ヒソ  }!   /   『花はどこへ行った』
          .. '      /∨,ハ  ̄  、     ̄  /    /
        . '´      ,. '´   `i i    rー‐¬    /   //.    『  奇跡の地球  .』
      ,. ´     ,. '´     │ ヽ.  \__ノ    /  〃
   /      ,. ´        │ /,, 丶、    _,. /  ./
 /      ー‐- rー┬----ァァ| ∧ "^| `¨¨´ / , /               をお楽しみに!
く          │ |   / / .| l| 厶ーァ′    イ /j/
  ` ‐  ..     │ | i´     ,レ仏 /\_    _」/!′
       ` ‐--┤ | |     ヽ-┴一’ ̄ ゙̄`ー`ー- 、
42 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/06/09(火) 01:00:34.19 ID:.T4ay2s0
乙だぜ
しかしハザマと聞くとメガテンのほうを思い出してしまうな
43 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/06/11(木) 10:50:59.70 ID:UBpbeTEo

久々に見に来た
44 : ◆HWJz9aY/3Q [age saga]:2009/06/15(月) 19:13:07.07 ID:I5XZJ6Uo
    / /  /            `\ヾi、
   l  /  /  / i リ   i、      ヽ、l
  i  ノ /  /  l ∧   l\ ヽ  i, \
  ノ / / /// i ヽ i;  |i ' ,i  l  |i、 l、
  ヽ// / /iノ| !_|ヽ!i; i;  l!  'i |i  |li i;
  ノ レヽ! | |l|_;;:コ|ニl| i; i; l|_∠| /!;i  /!|ハl
ヽ、ヾ|〈シヽ ト|!ゞ'='゙-ツト;i; トi lャラく;l! /! / |!/ !
 ,ゞ、_ゝヽ!ヽ|   "´  \|ヽ!`"゛/ ノリ' /
´_> > `;┐         :i ',   ク゛/    よし やろうか
´ //// ',        ィメ>'  / ,.、,_ ,..._
/イ /_/  ゝ,   一 ==r‐ァ‐''"/ _/ >-‐ 、
,/ '/ /    \  ゛ ̄ (゙\`マ -‐ト-.r '`';ーく__\
, '/  '、      ^'x ; ,, ,、ィヽ \\ ,)/ ノ /  ノ
/    `' ーァ、  ;;:/  / ̄iヽ `々゛   、   /
       | ヽ  ;ノ 〈  ',ヽ `、  :i  ノ    |
45 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [age saga]:2009/06/15(月) 19:13:22.04 ID:I5XZJ6Uo
                   _,,.. _,r'r―‐;;,ヽ、
               , ,,::,,;;'',,;;ir,-=ニ二~``ヾ,ヽ
               ( /,;i/"/'      ミミ、 ヾヽ、
              ,-ゞ,|;,ゝミミ彡~`      ミミ ヾ`;
           _,.."-ミ;;;;; ミミ丶        ミミヾi !、  何でまた 滞っちゃうの!
        ,...<'"r'" //;;`   ,.、,'ヾヾヾ )、、、  _,.....ミi.iヽ
       / r'、ヽ, !/r'/ /,//   ),),)-、)、))r'"/   _ヽ i  ちゃんとすりゃ出来る事でしょう
    _,.r‐''" ゝヽヾ i'/ i'  i、!  .、r'~rt‐; 、ノノ、r//,  / ノ、 )
_,...r ''"     ゝヾ;;ソイ'!i、 |'',゙ニ、 、  ゝ‐'''"  `!,!,!.' i/Y |/
         , r''"~ | i i`゙'iヽ`"ノ        '! !i  | ノ /
       ,r '"    'i ヾ ゙i  `_ __     ///-! V ノ
     ,r'"       ヽ ヾ-ゝ  ヽ _ノ    //  ヽ/`'/
     ,r"         ゝ_λ--\     //    /、
   ,i'    ,.---、、  _/ヾヽ、,--ヽ-― ',r''"  ) /  ヽ
--''"/ヽ、 く、-ヾ  `>'"  ヾー====イ'"   ノ/    ), ,,...::-――- 、
  /    `ヾヽ     ヽ、ヽ`ー―'"_,,,,r'''"    //
/       ヾヽ     ヽ `ー―''''"      //
46 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [age saga]:2009/06/15(月) 19:15:21.95 ID:I5XZJ6Uo
           /          ヾ
           _/  /_,ィ    /     ヽ__
       /´   フ´/´,  /     /,イ/`l
        彳'´   ,ィレ/ / ィ ,イ /  / /,/-<〈 話の骨組みは完璧なのに
       /ィ'′  | ハ レ'ゝハ,A_ル! /!/! / ,  リ
       "ヘ ,イ ヽ_'   `Iijー゙ヽ{ __/ ィ/, ノ  肉付けをすると詰まっちゃうのよね
       ',"-ヘ/〈〉           /タ´//レ'
     __/`ゝ  ';:ヽ       ._j/l ´
  /     '.、 ';::ヽヽ   `"ィ´ノリ         _
 / __     i   ';::::Y::i> イ  ´      「 ̄ ̄ ̄:l,ヽ
/''´    、   |   ';:;イ ヽ \_     |ERV  :| _`)
      \ └- 、 !^!:ヽ   ヽ   ヽ    |      |´__ 〉
:   、.    ヽ _ノ`トJ ..:〉_/   ,ハ____ |      |´ _ }
:    ヽ::..   /:ハ  i:i! ::::i  ヽ  /  '_, } `ー--┬'に. ,!
     \:::/:/:::|  |:i! ::::| ,/ ,'丿_/_ -']    |    イ
47 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [age saga]:2009/06/15(月) 19:15:34.42 ID:I5XZJ6Uo
       ,:'乂爻フ :ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::r'⌒\\i::`::.、     
     /lノV乂<ァ: l::::ト、:::::::::::::::::::::::::l 「-、V:::::l二¨    
.    /ノレ爻乂∠: :!::::i___\:::::::___::/l ト、i } ̄¨ヽ:\       戦いっつーか
.   ハ)X乂爻乂: : }:::l:::r'",ニ 、 u     〈oノ-、   i:::::_:丶.   
.   ,仗乂爻爻父ヽj::::i::::', i rtil  _      ヽ  \ i::l r ヽ:::\   戦争を書く事が
.   iハ/爻爻爻メ: :,':::::i l::::i !`フ /  `丶 u \. /::::! し' レl:::::\
    レl父X爻乂: :/::::;' ≧' -‐'     u     !/::::::::`ニ^ヽ/::::::::  出来なくなってるぜ
.   弋乂i爻爻`ソ::::;'r‐,ハ     r‐-、    .:/:::::::::「 ,、ニィ:::::::::::
     V爻乂メノ:::ノ^`\',  _1 i / /)    .:::`ヽ::::::'::::::/::::::::::::
      ヽニ二::_;/   /::::`< くノ.//,.   .:::  l \:::/:::::::::::::::  やっぱり
             l__/ヽ/> `¨ '   /`ヽ  //⌒ヽ、_;.-、
            ,./ / 〈⌒ヽ-、l> .,__/、:::::::::>-/!´  `¨゙ヽ  頭だけで考えるから
           // /  /     ̄ヽ    ̄/ / i     ノ ノ
            l /   /   /  レ 〉  /  ./   ヽ ,.ィ´_,.イi
           l  __   /   l._/  /   ./     └ニ´::::
48 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [age saga]:2009/06/15(月) 19:15:51.98 ID:I5XZJ6Uo
     /                       !      !
    /     /  /                 、l , -     ',
   l     l   !,ィ               ノ'       ',
   ヽ     !  !l!             , , ノ        /
    ヽ    ト、 ヽ  ! /, _,.-_ ,ノノ ,ィノl'ヽ/,       ,'
   ,...ノ'   | ヘーヽヽl(/ l'´ ≧ミ、_ ,ノ' ! リ! l       ト!_
 r'´イノ    ヽ リ   r'`    ヽヾ歹、=、ヽ ,_リ=、  l  ノ l ` 考えただけの戦争に
 !( ゞ,.     ´r、 r'       ̄` ヽ  /ゞクイノ /ノ ノノ
 }ヽ、`` ー- _i´, ノ'.lヘゝ          /  /ー '´_, '´    何か意味があるのか
 l   ̄` ー- 、`ヽ、l,_        _   l  / ,(´
 !        ` ー-、ヽ       ヾ=-' ,.', ィ、丶、
_,ゝ          _レ'-―- ..,'' ―=- ,イ(   `ヽ\
           `iーrヘ ̄`ヽ、` ー, - '一ー- 、   ヽ.ヽ
                l lー-ヽ _, -`´ , --‐_レ‐- `)  /∠、
                | | ヽ./ r=ー'―‐'´-、  ̄ `ヽ///ニ,
49 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [age saga]:2009/06/15(月) 19:16:06.95 ID:I5XZJ6Uo
               _ ------ 、
            ,  '´        ``ヽ、
         r‐‐'´               \
        /                    ヽ
        /                        ヽ
       {                          i 書き続けると誓っただろう
       〉  i   {{   ,ィノレ┴=¬、        |
       {   トニ`、jノ ,r一イテTゝ  }  r─ 、   | 迷う事はないハズだ
          \ ヽ r'fj〒i    `ニ´   (  {{ ソ }    j
         {  i 一/    ""    ヘ  ノン/    /
         ヽ」   ヽ、          ̄r‐'    /  戦争の意味は
           |   -─‐         }     /
            ',    -        ⊥ __リ/    終わってから考えればいい
            ヽ        _..  /    ``丶,
             ` ー┬‐ ''"´_ --/        |
50 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [age saga]:2009/06/15(月) 19:16:19.08 ID:I5XZJ6Uo
            ,. r−<、/ ̄`ヽ、   `\_
             ||/         ̄ ヽ  ヽ`\
          , -〉′'     l       \  \ ! ,ハ
        / / , ,′/ ,ィ|', ヽ,  i \  , V ∠ _
        // 1 ,' l  | 」_|∧ '、 i  |ヽ. _, 、 i , 仏ヽ、  でもこれはナンセンスだわ!
        ! / j , |j |´/ ,ゝ、| 、 |ヽ,、<\| |∨ i
   , - 、   j/ 〈 / ∧/ / ! ヒメヽヾT´ヒソ ノ レハ|' i  l    アタシ達
   {  }     { /  八)     r  `     _少′!  |
    l |      !  ,′, \  t- −1   /′i  U |    全然出てこないシィ〜
  , ┤ !、    | ,' / _」ヘ、|  / ,.ィ' l   l  U |
 (      \,、 -‐v'ニ、 ̄ \ くl`ー '´ |\l   l  U |
 |ヽ  い'   _ 、イ \ ヽ   \ \  ´冫 > 、!   !  |
 l\辷 イー ´  | h ) !     >ヘ./∠、   \!  |
  ` ー ' \._   ! ゝ  ト、  〈_i_/ハ\_〉    > |
        |    ̄7    i ヽ   ! /  !|  ,' ,ハ |
51 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [age saga]:2009/06/15(月) 19:16:32.92 ID:I5XZJ6Uo
                    _,,--‐''"´     `'ヽ、,,
 だいたいこういうスレなんて /              `'、ヽ
                 /                ヽノ
 所詮キャラありきでしょうノ                  `'ヽ,
               彡'                         i
               /. /                       l
 なのに 戦争メインの ! (    , ,r'' ,,..      ハ        |
                 `ゝi  ,,(/' /´  ,  ,,. r'´i   r     ゝ
 意味のあるモノに     r'‐、-,_、ミ;;;、 iλィ'´    ヽ. 'i、  /´
                ヾt' !  、r'_) ''`リ レ ,;二ニ_ミ ヽ〉ヽ丿
 しようとするから       `i.l  `      '´ _r'_}ヾ ./r '~
.                     l        i   " ´ /./´
                  ,, -ヽ    ,_ ` "      /'´
 考える一方なんじゃないか.  ,,l \   ,, ~´  _/ノ_
                 /  l !,  \    ,.. ィ'´/  `ヽ 、
52 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [age saga]:2009/06/15(月) 19:16:50.43 ID:I5XZJ6Uo
          , -'"             ゙ヽ| )
       ,r ´                 ー 、    賢しい事を捨てて
        /                     ヽ
    /´                           i  分かりやすいモノに
.    l /       /                l
    Y /   ,-' l                     i. しようとは思わないのかよ
      | !   /l'´   ヽ、                   }
     ヾl {{  ニ二ニ=`ー 、   ,. -、        / 
.      ` ー〉   「゚j 丶   ゝ  }ヘi l       {  それが一番
       /    ‐ '     } iノfノ /       )
        ヽ,          i ノヾ-'イ        /  みんなの喜ぶことだって
       ヽ、_        ´    `)  、  <
         ヽ. `            ー 'ノ 丿 ノヾ   アンタも分かるだろう!
.          l              /´  ´
         `ー ' "´`ヽ     /
53 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [age saga]:2009/06/15(月) 19:17:02.45 ID:I5XZJ6Uo
            / / / / //,イ /!|、 |   l i \ヽ  ヽ,ヽ,  ゙i
            ,'/  /./   // / l / l !゙i l!゙'iヽヽ 、. \゙i  ゙i ゙i   ゙i
          l i / // 〃 l l .!|  i! ゙i!、l、ヽ ヾi,、 ヽ,  | |  i | 他の人だって
            !il i l l i/i7‐-!|、,_l!  !   ヽ,ヽ>ゝl-´iゝ| l ヽ、.| !. みんなそれ考えてるよ
           i!| l ! | ! i| l! ,,. --.、ゞ、   =,".--゙、`l i!. l/人ゝ<!l
          !.l | l ゙i゙、 l _,r'にi::::。l゙      "l:ニ)::。ヽi!l| |'´i゙i i| i i/. だからって 同じ事しちゃうと
          ゙i.|、゙、ヾヽ ゙ ゙、::::::::l      l::::::::::ノヾ.l/|〉'ノ,'.l l/!  このスレの意味も無くなるじゃない!
           ゙i!゙i, ハヽ ゙、 `''"´       `゙'ー' ' //|‐'l//〃
        ,、 ,-,   ゙i.l、 l | i゙i. """   __'__   """イ,'! l/,/    ,、 ∩ ,.,
     /ノr' ノ____  ゙、゙i | ゙i .゙、     l´ ̄`i    // ト、゙/  ,..__ ゙i,゙、l ゙i | .l
     | l / レ',.--'  /´| l |. ヽ、   ゙、___,ノ   // i レ`''ー`-、 ゙iノ l l/ /
   r-、|    'ー'^゙っ    | l |゙、i、_゙i'' ‐ .,,_ ,. -'"l/゙i i  |     ゙、   ' ' /
    ヽ、l    ゙'i'´     | i |,、.,∠L,. ---──┴、!|  |      .l     ゙‐-っ
     `i      |     | i |ヽ,      ......:::::::::::ノ!l  !      l      ,.‐'"
     rl    /_  ,.. --゙、 i |'Tヽ、 .......:::::::::::::::/:::|i .ト、    〉、   /
54 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [age saga]:2009/06/15(月) 19:17:15.31 ID:I5XZJ6Uo
                 i,     ヽ 、,_   {       ヾ l
              }   /ー- 、_   } i  ノヽ   )   }ノ
         !    人  ヽ、    }. / ノ/,,ニ } /   〈
       i 人   (  ` ー 、 i_, /   !、ニ'"_,=、_┐    j
       | { ,. -‐ ――-- '"/    イ;::じ;:}   |    r
       , ヘ y  ̄,. ̄-‐、-<´       ヽ;゚_;;ノ /  |  /
.        'i   _/ !;:::じ;:}        ! ヽ - '    !  r このやり方が
       ヽ    ヽ゚::_ ' /       \       ! j
  __ ヽ,     }   ー-- ' ´        '゙ ヽ     | ヽ  スレのカタチを作るんだ
.'"   `i   i{                     j      | ノ
|   r ヽ   ヽ                    ,.'"       l
ヽ  { i、,\   ヽ                         ,'   だったら!
 \ \  ヾ` ソ             _ ,,.. -ァ     /
>、 ヽ `~ 、            < -‐ "´        /
   |`ー' -  ゝ、             ´       /  
55 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [age saga]:2009/06/15(月) 19:17:27.38 ID:I5XZJ6Uo
        /                    \
.      , '                       丶
.    /                       ヽ
.    i       ,ィ ,ヘ                  l
    |       / !.{ ヽ \  ヽ          |  でも… そんな一本調子じゃ
   l      ,イl| ヾ;、 \  ` ー-ゝ、_ 、      |
    i  l. i / ヾゝ  `''ー   ̄_ニ;三=ーヽ . |    |   あなたは死にます!
.    ヽ ヽ!T'==-_、 `‐ `〒‐'fr;ゥj´ _j j リヽ  し1!
     \` l `'´ hタヽ    --゚‐'_  `T!´r) }   ,リ
        }. l   ̄ /j          `   リ r 'ノ    ラ
     ._.ノ  l.   ヾ:-            、_ニ1    ノ
      `ー;ァ. ヽ    -ー‐一       ゞー-  ,∠ _
        ` ー ゝ、   `     r‐;-‐`''"~ ̄   |
           _,.> 、__, -‐',コ |        |
        「f´ ̄   ∠-‐''´ | |      ,. =‐ |
56 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [age saga]:2009/06/15(月) 19:17:45.08 ID:I5XZJ6Uo
              .,,.、-ーーー-、,,_
          . r '          `ヽ,
        、ノ' "´              `\
        ソ      ニ-=、         ヽ,
       /       =,.''ーヽ、 ,_  ヽ、 ヽ,. i
       /       , .i    ヽ.、ミ 、  )  ) ノ´ いつまでも
      .l          -ヽ     リ γヘ__,ノハ、
        ヽ      フi';´"二    ,, イi´'' i 「´  間を詰めていられないって言うんなら
          〉   ,    ノ'´i.j      _^ "、.i/
         ヽ   ヽ、 ` "ノ ミ         ノ   i    ギャグ回でもやったらどうです!?
        `<、 〃''=ィ´       ,,.. -     i
           ヽ.,ヽぃ>,.      ´  -   /
            >ーi ゝ:、,,___,,. イ
           /   ヽ、ニ--、,,_   |ヽ,` ̄`"'┐
          /      \  `ヽ < 丶     ||\
57 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [age saga]:2009/06/15(月) 19:17:58.93 ID:I5XZJ6Uo
            /           ヘ
             ノ  r‐-⊥   L⊥ヽ_
            {イ l l:::| |:::::VN':::::::::| ト、}
           Nト、ゝ」_l_:_」 l_::_::::/リレ  うん
                ∨ 〉  ヽ'  ム!イ
      _ i⌒L_  _./  ハ、 ´ ̄ /      たまにはいいかもしれん
    /:::::::::|  |::::Y:/  /二ァ'う┬L_
.  /:::::::::,ィ ┤ し '  厶/ ,イ| | 「::::::::l    ___
  i:::::::::::L- ^          /:::l l リ:::::::::::ト<::::::::::::\  検討してみよう
. |::こ ̄ _,ィ  ー-、    仁 Tヽ l:::r‐ヵ}  |::::::::::::::::::ヽ
  i::::::: ̄::::F     |    イこ⊥_V:::| [. 7  l:::::::::::::::::::::|
.  \::::::::/i    ノ  ¬ `     ノ | r/  /::::::::::::::::::::::|
.     ヽ〈 \ _     ,ィ丁.「::::l /  ∧::::::::::::::::::::::!
.      ヽ_∧ `ー-<::::::::l ゝィ/  /  ト-、::::::::::/
        l:::ヽ___」:::::::::ゝ-ァ'  ∧ ,イ<i^i:::::/
58 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [age saga]:2009/06/15(月) 19:18:17.42 ID:I5XZJ6Uo
             _/ ̄ ̄ ̄`ー-、                   /
          / , ─‐-、_、_v_ノ人 ギャグ回を糸口にして    /
            / く \>--ヽ, iL`Y,ヘ                 厶、
           ノ   `7´   ,ィ= 、 `リ ハ 百合スレになればいい/,イ !
        / {,ィ廴_フ   `ニヽ ,ハト!                 ///| |
        }ハ  ヽニヘ、     / リ      ____  /// l i
         ヽ、_  _」`ニ_⌒厶ィ′    /:::::::::::::::::>' /
    __     ,r-、r-、::::::::::├┤:::::\   /:::::::::::::::::∠/          //
  /::::::\,-、 /  /|  ト、:::::::| |::::::::::├‐く:::::::::::::::::::::::|           //
  ::::::::::::r'  ノi  / 〉 i} |:::::l l::::::::::::|   }:::::::::::::::::::::i         //
  ::::::::::::| ィ/   し′〃 「ヽ:V::r _‐ァ'   /:::::::::::::::::::::::ヽ __ ∠ _ニ- ´
  ::::::::::::|  |′    /  / ,イ:::::::| レ′  ,′::::::::::::::::::::::::::::::::::::::「
  ::::::::::::| /           / |::::::::レ   /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
  /⌒ヽ          凵@l::::::/    /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
  - 、 \}         , く_コ  `7    ∧::::::::::::::r-_- 、::::::/
59 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [age saga]:2009/06/15(月) 19:18:45.93 ID:I5XZJ6Uo
.

.         /´ ̄`二ニゝ- 、,ヽ 、
        {:.:.:.:.:.:.:..   .:.:.:.:ル'ハ
.         ヽ::.:.:.:.:...  .:.:.:.:.))ノ.ノ
         <::::::::::.. __...:::___:.:.:.'ノ
      _. -‐くヽ、._( _,))|r””!|:::::彡
     〈:::.......::::::`::::‐- ニ⊆ニニ0:::彡
.      `7''ri┬rz_ー;ヾソテッ:ラ^|.ハミ   
.         ヽ{ |i| ''"「 :|.|゙ヾ-、 :|.|i.}ミ
            .)!   ヽ,l_l、'  ! :j_K〈    続きだぜ
.    ___小.   _.゙ニ ._  i´r 、ヾ__
    |=    {.|i ヽ  ‐- r‐┴'─|. |‐1
    |=.   _`|.! \.__.|:::::::::r',Zノ、|
  ─''"´ ̄/‐ !   ┌─┘-‐:| .!::::j }
60 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [age saga]:2009/06/15(月) 19:19:03.42 ID:I5XZJ6Uo
アムロ    「なんだ」

シャア.    「ロシナンテは分かるな」

アムロ    「ソロモンの偵察艇だろう」

シャア.    「その艦艇から連絡が入った
         ルナ・Fiが運ぶ積荷の航行コースに
         割り込んだ連中が居る
         その処理を 引き受けることにした」

アムロ    「グラナダの開戦は30時間後だぜ?
         今更ルナ・Ciだけ 別行動をとるのは難しいだろう」

シャア.    「だから ブライトに指揮を任せたい
         MS部隊も アムロが全軍引率すれば
         安心して 艦隊を任せられる」


アムロ    「そりゃいいが… 何で急に」

シャア.    「通常の通信では 傍受の危険があるとして
         積荷の中身は言わなかったが
         私はルナ・Fiから 焦りらしきものを感じた」

アムロ    「それで シャアが直接出向くってワケか」

シャア.    「気になるからな」
61 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/06/15(月) 19:19:11.60 ID:WCrJg9ko
流石ハリーさん
62 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [age saga]:2009/06/15(月) 19:19:32.62 ID:I5XZJ6Uo
シャア.    「入るぞ」

  プシュ―――――――ッ!


カミーユ   「何を聞いても 話しませんよ」

シャア.    「その必要はない 仕度をしろ
         サラミスに移るぞ」

カミーユ   「え…?」

シャア.    「謹慎は解いた これより我々は
         ルナ・Fiの応援に向かう」

カミーユ   「ドラゴーネは グラナダの指揮をとるんでしょう?」

シャア.    「ルナ・Aiにドラゴーネを任せ
         我々は サラミスでロシナンテに合流する
         君の支えが必要だ」


カミーユ   「この時期にいったい…」

シャア.    「急げよ」
63 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [age saga]:2009/06/15(月) 19:20:05.12 ID:I5XZJ6Uo
アムロ    「確かなのか?」

帝国22A.   「電波かく乱の為 鮮明ではないが
         グラナダから艦隊の機影を確認している」

ブライト    「数は分かるか」

帝国22A.   「この距離からでは無理だ
         しかし この進路はソロモンを目指しているように見える」

アムロ    「ルナ・Fiとの通信は傍受されていたか…
         しかし 積荷の中身は まだ分かっていないんだろう?
         なのに!(アイターン)が動くのはおかしいじゃないか」


ジュドー   「相手だって必死だ
         利用できそうなものはなんだって利用するんだよ」

ブライト    「ジュドー 待機室で待っているように伝えたはずだ」

ジュドー   「康一が目覚めたってニュース
         知らせに来たんだぜ」

アムロ    「起きたのか? 彼が」

ジュドー   「でも 喜んでる場合じゃないみたい」
64 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [age saga]:2009/06/15(月) 19:20:21.81 ID:I5XZJ6Uo
ブライト    「とにかく シャアをルナ・Fiと合流させるために
         !(アイターン)の動きを止めるべきだ」

帝国22A.   「しかし これ以上グラナダを野放しにするのも
         あまり賢いとは言えんぞ」

アムロ    「ルナ・Aiが先行して
         グラナダの防衛エリアを乱す
         帝国軍の艦隊はルナ・Ciをガードしてやってくれ
         十分に距離が稼げたのなら 艦隊は合流させて
         今度は坑道からイレギュラー部隊を投入
         陸と地下から グラナダを落とす」

ブライト    「しかし 地上部隊が手薄になるのも不味い」


シャア.    「護衛は無くても ソロモンまでは行って見せるさ」

アムロ    「シャア」

帝国22A.   「そういう訳にもいかんだろう」

シャア.    「なら彼と ルナ・Biの一個部隊を借りたい
         それで十分なはずだ」

ジュドー   「俺を?」

シャア.    「A・I・R・Sでアップルを操る君なら
         私の力になる…」
65 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [age saga]:2009/06/15(月) 19:20:49.24 ID:I5XZJ6Uo
ジュドー   「作戦なら命令は聞くけどさ
         アンタは怖いんだよ」

シャア.    「酷い言い様だな
         ジュドー・アーシタ」

ジュドー   「アンタが俺の事、子供扱いしたのはもう気にしてない
         でも アップルを便利な道具のように思っているのは
         康一の事も含めて 許せないんだよ」

アムロ    「よさないか ジュドー」

ジュドー   「分かってる!」


ブライト    「なら、ジュドーとツバルを
         シャアのガードに回そう
         ルナ・Aiが隊列を乱し 第二波の帝国艦隊及び
         イレギュラー部隊が地上、地下からの攻略を行う
         それでいいな」
http://syaamuro2.web.fc2.com/01.jpg

アムロ    「ああ」

シャア.    「ソロモンは任せるぞ」
66 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [age saga]:2009/06/15(月) 19:21:25.55 ID:I5XZJ6Uo
カミーユ   「大尉」

シャア.    「すぐに行く」


アムロ    「カミーユの謹慎は解いたのか?」

シャア.    「念のためさ」


カミーユ   「ブライトキャプテン これを」

ブライト    「なんだ、レポートか」

カミーユ   「これを読めば
         アップルの量産も 出来るはずだ」

ブライト    「今はいい シャアに読ませろ
         これから艦隊戦が始まる」

カミーユ   ( ブライトさんもアップルの量産には否定的なのか… )


アムロ    「シャアを頼んだぞ」

カミーユ   「僕が居れば大丈夫です」
67 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [age saga]:2009/06/15(月) 19:21:55.97 ID:I5XZJ6Uo
康一     「……」

ハザマ.    「心配ない 意識はある」

由花子    「こ、康一君…」

露伴     「スタンドで心を戻してやったが
         体の方までは 彼の生命力に任せるしかない」

ハザマ.    「パロディ因子の手術で
         肉体の健康は保たれそうだが
         会話が出来るまで まだ時間がかかる」

億泰     「足だってポッキリ折れちまいそうなほど
         こんなやせ細りやがって…
         戦争が、戦争が人をこんなモンに変えちまうのかよ…」

露伴     「受け止めてやれよ
         僕達がしっかりしないでどうする」

由花子    「アタシ… アタシ…」

露伴     ( 口だって動かせないみたいだが
         康一君は確かに目覚めた
         だったら まだ希望がある
         俺達の帰る場所は ここじゃないはずだ )


億泰     「こ… 康一?」

康一     「……」

由花子    「握ったわ 今、確かにアタシの手…
         康一君が握り返してくれた」

露伴     「生きてりゃ何とかなる」
68 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [age saga]:2009/06/15(月) 19:24:01.69 ID:I5XZJ6Uo
カミーユ   「隠しているんでしょう」

シャア.    「何が言いたい」

カミーユ   「今のクワトロ大尉は
         積荷の中身をアムロさんに秘密にしているんでしょう」

シャア.    ( 分かるのか… カミーユ )

シャア.    「貴様は 私を
         許せない男だと感じているか」

カミーユ   「いえ」

シャア.    「なら、積荷の中身を教える必要があるな」

カミーユ   「隠すほど 大切なものなんですか」


シャア.    「デュプリケーターが存在したのさ」

カミーユ   「!」

シャア.    「月面で転写実験を数度繰り返し
         その際発生したMSが グラナダに流れた
         それが !(アイターン)の保有するマヒローの正体だ」

カミーユ   「それがなんでソロモンに!」

シャア.    「地球圏から打ち上げられたデュプリケーターは
         帝国軍経由でルナ・ i に譲渡されたものだ
         私の支持者が 地球及び宇宙圏統治の為
         用意したらしい… それも今になって」
69 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [age saga]:2009/06/15(月) 19:24:58.88 ID:I5XZJ6Uo
アムロ    「シャアとはもう連絡は無理か?」

ブライト    『ミノフスキー粒子は散布されている
         電波かく乱の為 通信は出来ない
         そんなに心配か? シャアが』

アムロ    「いや、ジュドーが出るのなら…
         大丈夫だと思いたい」

アムロ    ( しかし、なんだこの違和感は
         カミーユの様子も 普段とは違うように見えた )


アストナージ 『カタパルト車軸固定!発進できます!』

アムロ    「よし、ビガン出るぞ」

  バシュ―――――――――――ッ!!


アムロ    ( 本当の敵は
         !(アイターン)ではないのか…? )
70 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [age saga]:2009/06/15(月) 19:25:55.82 ID:I5XZJ6Uo
帝国22A.   「流石に 警戒を強化しているな」

帝国22T.   「ダミー隕石と思われる 影をキャッチしています
         すごい数です…」

帝国22A.   「ルナ・Aiの様子はどうだ?」

帝国22T.   「グラナダより50Km手前
         エリア7に降下開始です」

帝国22A.   「よし、主砲はダミー隕石を一掃しろ
         これより ルナ・Ciの援護と
         グラナダの地上部隊への支援攻撃を開始する
         ルナ・Biと連絡は取れるな?」

ブライト    『いいだろう 始めてくれ』


帝国22A.   「トーチカの破壊を確認するまで
         レイ部隊の連中には待たせろ」

帝国22T.   「士気が高まりすぎて
         抑えられない部隊もあります」

帝国22A.   ( 無理もない これだけ大規模な艦隊戦は
         独立戦争以来だからな… )
71 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [age saga]:2009/06/15(月) 19:28:36.99 ID:I5XZJ6Uo
残党!K.   「サラミスの機影は 間違いなくソロモンに向かう
         こちらが傍受した情報に間違いがなければ
         あれはソロモンの増援に違いない」

残党!N.   「MS部隊、出撃させます!」

残党!K.   「うん、推進剤は全て使わせて構わん
         ドダイで急速接近させろ!」


残党!M   『マヒロー部隊 発進するぜ!』

残党!O   『こちらも出るぞ!』

   バシュ―――――――――ッ!!


残党!K.   ( 月の連中からMSを買い取ったおかけで
         我々の資金情勢は 不安定なものとなった
         もしこの作戦が失敗に終われば
         サイド3の兵達も 降伏させざるを得ないな )

残党!K.   「ダミー隕石の展開が薄くないか?」

残党!N.   「はい!」
72 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [age saga]:2009/06/15(月) 19:29:16.63 ID:I5XZJ6Uo
残党!M   「俺達が攻撃に向かう分
         グラナダの防御は薄くなっているんだ
         なんとしてもソロモンへ!」

残党!O   「な、なんだあれは…!」


残党!M   「下から!? 敵の増援か
         クソ、数に物を言わせて 暴力を仕掛けるつもりか!」


残党!O   「敵のMSは確認できているのか!」

残党!L.   「一機来ます 金色です!」


   バシュ――――――――ッ!!

ジュドー   「…」

残党!O   「あの金色 一機だけでこの部隊を落とす気なのか!」

      ドギャ―――――――ッ!

ジュドー   「ひとつ」

残党!M   「味方がやられた…
         気をつけろ エース機に間違いない!」

      ドギャ―――――――ッ!!

ジュドー   「ふたつ」
73 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [age saga]:2009/06/15(月) 19:30:04.34 ID:I5XZJ6Uo
シャア.    「我々の出る幕はなさそうだな」

カミーユ   『すごい… あのMS一機で
         艦隊の足を止めるなんて』

シャア.    ( ジュドー・アーシタ… アップルの力は
         やはり侮れんという事だな )


カミーユ   『ソロモン到着後は 大尉』

シャア.    「なんだ」

カミーユ   『やはり デュプリケーターを使うんですか』

シャア.    「当たり前だ ルナ・Aiが気付く前に
         デュプリケーターで ブランチを量産する」

カミーユ   『でも、そんな事じゃ
         ルナ・ i 全体が黙っていませんよ』

シャア.    「大丈夫さ 地球件に住む 全ての人類に
         英知を授けてみせる
         君が言っていた アップルの生産方法があれば出来るさ」


カミーユ   ( 人間がもっと賢くなるために
         大尉はどうやってデュプリケーターを扱うんだ… )
74 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [age saga]:2009/06/15(月) 19:30:44.95 ID:I5XZJ6Uo
残党!P.   「ええい! この戦列を超える兵力は脅威だ!
         なんとしても 艦隊の足を止めぬか!」

残党!Q   「姫様! お下がりください
         サイド3への船が準備できております!」

残党!P.   「ならん! 父上に基地を任されたこのアタシに
         下がる場所などあるものか
         ならば 敵の艦艇諸共 この身焼き尽くしてくれる!」

残党!Q   「あの者共と心中なさって
         それで誰が喜びましょう!」

残党!P.   「70の艦艇を道連れに死ぬのなら
         その名は宇宙に轟くだろう
         それは 名誉に他ならんではないか!
         すぐに ファントマを出せ」


残党!Q   「あれはまだ 機体の全てを
         分かっていないMAなのですよ!
         おやめなさい 生きていれば 幸福は必ず…」

残党!P.   「私がいつまでも父上の腰巾着では
         この魂 死に切れぬわ!」
75 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [age saga]:2009/06/15(月) 19:31:43.04 ID:I5XZJ6Uo
ブライト    「続いて第二波 陸戦用意
         月面に降下後は ルナ・Aiの隊列に続け」

トーレス   「ルナ・Diの進行が遅れています」

ブライト    「なにやってんの! 急がせろ」


サエグサ   「なんだ… 艦長、グラナダから大型の機影を観測!
         艦隊に直進してきます」

ブライト    「モニターに回せ」


トーレス   「戦艦じゃないな… これ」

ブライト    「大型MAか!」

サエグサ   「かなりの速度です どうします?」

ブライト    「ルナ・Aiと35番艦隊に処理させろ!
         本艦隊には近づけさせるな!」

トーレス   「了解!」
76 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [age saga]:2009/06/15(月) 19:32:32.12 ID:I5XZJ6Uo
残党!P.   「ちょっと重いが 手足のように扱えるのか…」


アムロ    「全機、敵を足止めするぞ
         MAの破壊を優先させる」

残党!P.   「あの顔のMSは
         宇宙難民を虐めた 白い悪魔だ」


アムロ    「なんだ… 敵意が無邪気すぎる」

ルナ兵P.   「大尉だけ前に出すぎです!」

アムロ    「俺が先行する間に
         打ち損じたミサイルの処理は任せる」

ルナ兵S.   「一人でMAを落とすのは無理だ!」


アムロ    「方法はあるはずだ…」

残党!P.   「来るがいい 忌まわしいルナ・ i の戦士達!」

アムロ    「子供… 子供が乗っているのか
         !(アイターン)め 分別のない子供に武器を」
77 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [age saga]:2009/06/15(月) 19:33:09.41 ID:I5XZJ6Uo
残党!Q   「30のMSと 2隻の戦艦が全滅!?
         き、金色一機相手に全滅だと!」

残党!R.   「金色が… こっちに向けて加速しています!」

残党!Q   「ええい、主砲で狙い打て
         高速先回ッ!!」


ジュドー   「こんな所に まだ隠れている…!」

残党!Q   「何で打ち落とせん!
         直撃を受けているはずだ」

残党!R.   「あの光… バリアーなのか!」

  ドギャ―――――――ッ!!


ジュドー   「戦場に出てこなきゃ
         死ぬ事なんてなかったのに」

ブライト    『ジュドー! 月面が膠着状態だ
         至急援護に向かえ』
78 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [age saga]:2009/06/15(月) 19:34:07.93 ID:I5XZJ6Uo
http://syaamuro2.web.fc2.com/02.jpg
帝国35D.   「あんなデカブツ 直撃をあたえりゃ!」

   ドギャ―――――ッ!!


帝国36C   「なんて装甲だ 普通のアーマーじゃないのか!」

残党!P.   「気安いな 俗物
         このファントマ なめて貰っては困る!」

アムロ    ( 帝国の連中は MAの扱いも知らないで… まったく! )

   ドガァ――――――――ッ!
                     ドギャ―――――――ッ!!


アムロ    「なんと力のあるマシーンだ」

ジュドー   「アムロさん なにやってんの!
         味方がやられてるでしょう」

アムロ    「こいつは俺達の武器では無理だ
         艦隊の支援を受けてから落とす!」

ジュドー   「コックピットだけ狙えばいいでしょう!」
79 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [age saga]:2009/06/15(月) 19:36:38.98 ID:I5XZJ6Uo
残党!P.   「まだ楯突くと言うのか 小賢しいルナ・ i の兵!」

ジュドー   『お前が戦場に出てこなければ
         人を殺す事なんてなかったのに』


アムロ    「なんだ… 通常通信ではないのか」

残党!P.   「ミノフスキー粒子下で声が聞こえる!?
         誘導兵器か 洗脳電波なのか」


ジュドー   『そんなものに乗って
         命を粗末にして何が楽しいんだよ!』

残党!P.   「戦場で会話など 気でも狂っているのか!
         父はアタシにこういう生き方しか教えなんだ
         だからこれが正しいと思うのは当然だろう」

ジュドー   『みんながそんな我侭ばかり言うから
         地球だって月だって 住みにくい場所になる!
         一人ひとりが ちょっと我慢するだけで
         戦争なんか超えられるはずだろう』

残党!P.   「なら潔く武器を捨てて
         あの世でアタシを呪うがいい」

ジュドー   『命を粗末にする悪いヤツだ お前も…!』
80 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [age saga]:2009/06/15(月) 19:38:34.28 ID:I5XZJ6Uo
―――――‐駄目よジュドー! この子は生き方を知らないだけ
        不器用なだけじゃない!

ジュドー   「そんなヤツばかり増えるから
         いっぱい人が死ぬんだろう!」

残党!P.   「あのマシーンだけ異常だ…
         レーザーの直撃も利かないッ!」

ジュドー   「我慢する事を覚えれば 死ぬ事もなかったのに」

残党!P.   「ルナ・ i だけが正しいとでも言うのか!」

ジュドー   「理屈だけで考えるな!」


残党!P.   「直撃… 死ぬのアタシ
         お父ちゃん 助けてよ…」
   ドギャ―――――――――――――ッ!!


アムロ    「ジュドー!」

ジュドー   「ハァ… ハァ…」

アムロ    「聞こえるか 俺が分かるか?」

ジュドー   「大丈夫だよアムロさん アップルは正常に動いた」

アムロ    ( しかし、こんなことを繰り返していたのでは
         いずれ 彼の心も… )
81 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [age saga]:2009/06/15(月) 19:40:49.23 ID:I5XZJ6Uo
シャア.    「ルナ・Biより先に 知ることが出来た…
         非常に感動している」

ルナ・Fi.   「私も 大佐の言う
         デュプリケーターの革新を信じております」

シャア.    「ああ… しかし 転写装置で世界を救うには
         今の人の心は疲れきっている」


ルナ・Fi.   「本当によろしいのですか
         大尉にこの事実を知らせなくても」

シャア.    ( アムロ… ああ、もう一度君に )

シャア.    「構わん 私は正しい事をしているつもりだ
         カミーユも居てくれるしな」


カミーユ   「大尉はこれを使って
         何をしようって言うんです」

シャア.    「疲れた人の心に 少し休んでもらうのさ…」

カミーユ   「憎しみ合いを捨てるには
         人が賢いだけじゃイケナイってのは分かります
         だけど… それいう風にしてもいいんですか」

シャア.    「今は 信じられる道を歩んで居たい
         ブランチがコピーだけの存在なら
         あんなにも 力のある光を見せる事はない…
         ひょっとしたら 新しい人類のカタチかもしれん」
82 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [age saga]:2009/06/15(月) 19:46:19.37 ID:I5XZJ6Uo
         /:::::///:::://:::::/)/7\   決定的な一つの違いが
        /:::::::::/::::::::::::::/|::::::ト''''イ:::::::|.  今 二人の英雄を引き裂こうとしている
        /:::::::::/::::/_Nヽ|__\| _∠イハ  
        |::::::l::::\|ャ'´ヒリ`´   /ヒlj:/:::|   アムロはジュドーの心の疲れを危惧する
        |::l:::r‐l/          7 }/l./.  アップルの存在が これほどまでに
        |::|:|ヽ。,       (´_7 /.     彼の心を汚しているからだ
         |::|:|:::l::∧       /.      
        ノ::|:|::::|::\      _∧       シャアはそれを知って
       /::::|::::::厂勹-―‐┤::|:::リ___   デュプリケーターで人類の革新を目指す
        /::::::|::::/  | ト、:.:.:.:.:.〔 ̄ ̄ ̄l了   そこにはあのカミーユの姿もあった
      /:::::/:::::) コ | |::::):.:.:.:.ユ_    | |   
    // ̄ヽ(__〉〉(__;:.:.:.:.‐:.:ヽ</   宇宙を乱す 一筋の光は
    //⌒\\)  ̄|| ̄|\:.:.:.:.:.:|:| ̄〈\  果たして 何処へ向かうのか
    /::|    \|/   ||  |:.:.:.\rn|:.\ 〉ノ\
   {:::|     〉イl7 \ \:.:└l_r'.:.:.:.`ヽ|/〈| この次も サービス サービスゥ♪
83 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [age saga]:2009/06/15(月) 19:47:56.03 ID:I5XZJ6Uo
      /                  ,リ
   /                   ,.ゝ
    !                  // 〈 あんまり定期的にやるのも難しいな
    |         /⌒>yヽ  fr'"'、 }
   |          , '   ´ ('´ `ー'´  l ノ
   │      /      `      レ'  見てくれる人には
    |      (._               |
    |       / -─- 、._      __,..ヘ!   本当にすまない
   |    r‐、 {  ーヮニニ`ー'  〈ゥニ'‐.|
   ヽ   | ,ゝ| !         ヽ、 |
     }    ヽ(、Ll           r:ン' l
    { ! { { /`ーi      _,. -─‐ァ  l  ̄ ̄`!  要望があったら
    ,ゝト、ヽ{  {        `ー-- '   ,'    |
   i(  ヽミ`ヽ  ヽ、       ー   l      |  遠慮しなくていいんだぜ
.   | `'''┴-- 、.._  `''‐、       ,!、    亅
84 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/06/15(月) 19:48:04.11 ID:WCrJg9ko
クレーターまで書いておくとはww

残党!Pはロザミィ?
85 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [age saga]:2009/06/15(月) 19:49:40.56 ID:I5XZJ6Uo
        、ノ' "´              `\
        ソ      ニ-=、         ヽ,
       /       =,.''ーヽ、 ,_  ヽ、 ヽ,. i
       /       , .i    ヽ.、ミ 、  )  ) ノ´  ローマ字がついているキャラは
      .l          -ヽ     リ γヘ__,ノハ、
        ヽ      フi';´"二    ,, イi´'' i 「´   特に名前のないオリジナルです!
          〉   ,    ノ'´i.j      _^ "、.i/
         ヽ   ヽ、 ` "ノ ミ         ノ   i
        `<、 〃''=ィ´       ,,.. -     i
           ヽ.,ヽぃ>,.      ´  -   /     脇役に名前なんて贅沢ですから!
            >ーi ゝ:、,,___,,. イ
           /   ヽ、ニ--、,,_   |ヽ,` ̄`"'┐
          /      \  `ヽ < 丶     ||\
          /`ヽ、 ,ィ'=ー.、\. / ~`ヽ.>   /ハ,ヽ,
       / ´    ソ=^~"`'ヾ.ぃ`'">^`\i  彳   ス
86 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/06/15(月) 19:52:56.01 ID:WCrJg9ko
.       /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ト、::::::::::ヽ
       |::::::::::::::::::::::::::::::::::ハ:::::::::i \::::::::ヘ  了解だ
       ',::::::::::::::::::::::::::::::/ l::::::i::|  ヽ::::::::',  そこら辺は見てるこっちが勝手に脳内補完できるという楽しみにしよう
        V:::::i:::::::::::::::|:::/  :l::::l i|_ -‐|::::::::ハ
        \::i:::::::::::::|i::i___ i:/ ik.tチ/:::::::i`ー―- 、  しかし、一体どんな革新なのか興味深いな…
          Vヘ:::::::::|]:|tzァ i/   /イ::::|::::::::::::::// `ヽ  
         /::ゞ、:::::N |!   /  i  /:!:::|:::::::::::::i /
        /::::ゝ::\:ヘ、    _ ィ ,イ::|:::!:::::::::::::i i     ',
      / ヽ、:::::\::\',`  _   ./ |::::|/:::::::::::::| |
    /  `ヽ ヽ:::::::\::ヘ    T´ |/:|::::::::::::::::i !      i
    {      \' ,::::::::::\ゝ   ` ./|i:::::::::::::::::::::i|
    ',       ' , V:::::::::::::`\- _  |::::::::::::::::::::::::{      ',
87 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [age saga]:2009/06/15(月) 19:56:55.09 ID:I5XZJ6Uo
        _、-''"´ ̄ ̄¨''ー、
      、-'"          `ヽ.
    /              ゙ヽ
    /                ゙i
    |                  |  次回!
   /         ,         |
   !、 i  ,       i     __ ,!
     〉、∠  __   }!   ,ィ二, レ′   『シャアカウンターアタック』
   〈`_ヲ ≡≦≡=-  '"   メ-ュ リ
    ∨/  ` 二゙- ""    ,>ノ イ
    l!'_,,≧:    ,、-''   ィ゙_,、イ「゙i     『 超弩級空中戦艦ミカサ 』
    「「ミ`ニーミ、  |     「   /l! ゙i
    | !``ー ヽヾ ノ    ノ ,/ィリ |
     j ヒヘ、_,..} ゙Y  _、-" 、イ f./  ト、              をお楽しみに!
    !タ_,N"lii;, _ノ-''"_、-''" ノ/   |. \
88 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/06/15(月) 20:06:01.59 ID:WCrJg9ko

補完といえばシンジはどうなったんだろうww
89 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/06/15(月) 21:49:59.62 ID:vQgpK6E0
乙!
シンジといえば今月末に劇場版が公開されるな
90 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/07/18(土) 17:47:13.36 ID:XkkMB1A0
te
91 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/07/22(水) 19:43:40.16 ID:SIu9yfco
ふぅ…一ヶ月ほど迷子になってたぜ
これでまた>>1のスレをみられる
92 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/07/22(水) 19:44:42.42 ID:SIu9yfco
いや、一ヶ月というか二ヶ月かww
93 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/08/05(水) 08:13:16.98 ID:AAuHpJco
また投下されなくなったなあ
94 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/08/30(日) 16:53:47.50 ID:4rQjvFIo
また1が落ち着いたら書いてくれるだろうと信じて待つ
95 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2009/09/01(火) 23:29:25.45 ID:S0zYGLso
          , -'"             ゙ヽ| )
       ,r ´                 ー 、    !(アイターン)の拠点基地グラナダで
        /                     ヽ   大艦隊戦が始まった
    /´                           i  
.    l /       /                l:  ルナ・ i は帝国艦隊を抱き込み
    Y /   ,-' l                     i  かなりの物量で都市周辺を包囲する
      | !   /l'´   ヽ、                   }
     ヾl {{  ニ二ニ=`ー 、   ,. -、        /.  だけど一筋縄じゃ いかないのが
.      ` ー〉   「゚j 丶   ゝ  }ヘi l       {  アイターンのみなさん!
       /    ‐ '     } iノfノ /       ).  特殊なMS部隊や大型MAを駆使して
        ヽ,          i ノヾ-'イ        /   グラナダ都市内部を防御する
       ヽ、_        ´    `)  、  <
         ヽ. `            ー 'ノ 丿 ノヾ   
.          l              /´  ´
         `ー ' "´`ヽ     /
96 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2009/09/01(火) 23:30:29.56 ID:S0zYGLso
                    _,,--‐''"´     `'ヽ、,,
 サイド3を叩く為にも     /              `'、ヽ
 ルナ・ i はここを      /                ヽノ
 押さえなきゃならない!ノ                  `'ヽ,
               彡'                         i
 だからって町全部を /. /                       l
 破壊してもいいの? ! (    , ,r'' ,,..      ハ        |
               `ゝi  ,,(/' /´  ,  ,,. r'´i   r     ゝ
                r'‐、-,_、ミ;;;、 iλィ'´    ヽ. 'i、  /´
                ヾt' !  、r'_) ''`リ レ ,;二ニ_ミ ヽ〉ヽ丿
 戦争は終わらせたいけど  i.l  `      '´ _r'_}ヾ ./r '~
 町を滅茶苦茶にするのは  l        i   " ´ /./´
 許せないよ!アムロさん ,, -ヽ    ,_ ` "      /'´
                /.  ,,l \   ,, ~´  _/ノ_
                 /  l !,  \    ,.. ィ'´/  `ヽ 、
97 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2009/09/01(火) 23:31:33.99 ID:S0zYGLso
                 ,.. -‐ 、
           ,. -‐ '"´      ` ' -、         戦禍渦巻く
        、ノ/              ` 'ー 、     月面の大地
        _ゝ                      \
       ,r ´                       ニ='
     /                         、   `i  グラナダ攻防の影で動く
     /                             ノ ヽ   ヽ  シャアの思惑とはいかに!?
.    i         r'"  r (  「 ミィ'   / / ̄ ミ   i }
.   /          {   {  ヽ i、'^ {  i {ヽヾ' ⌒ |  ノ'
   l          ヽ_ゝ,. -‐''ヽ `ヾ ゝ  ,ニ、_ i r-'
.   i     ,.-_、 <'´      l´ui       ' !u゙ ,lr'
    ヽ,   i' f -i, |     ヽヾ''      丶ヾ-' l     俺達の活躍
     ヽ、 ヽヾ-l | |    ''"   ̄        〉   !    見ててよねッ!
        )  ヽ-ヾ'                   |    
        ヽ、__  `ー'                   ,'
98 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2009/09/01(火) 23:33:20.59 ID:S0zYGLso
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.         /´ ̄`二ニゝ- 、,ヽ 、
        {:.:.:.:.:.:.:..   .:.:.:.:ル'ハ
.         ヽ::.:.:.:.:...  .:.:.:.:.))ノ.ノ
         <::::::::::.. __...:::___:.:.:.'ノ
      _. -‐くヽ、._( _,))|r””!|:::::彡
     〈:::.......::::::`::::‐- ニ⊆ニニ0:::彡
.      `7''ri┬rz_ー;ヾソテッ:ラ^|.ハミ   
.         ヽ{ |i| ''"「 :|.|゙ヾ-、 :|.|i.}ミ
            .)!   ヽ,l_l、'  ! :j_K〈    続きだぜ
.    ___小.   _.゙ニ ._  i´r 、ヾ__
    |=    {.|i ヽ  ‐- r‐┴'─|. |‐1
    |=.   _`|.! \.__.|:::::::::r',Zノ、|
  ─''"´ ̄/‐ !   ┌─┘-‐:| .!::::j }
99 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2009/09/01(火) 23:34:16.10 ID:S0zYGLso
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.         /´ ̄`二ニゝ- 、,ヽ 、
        {:.:.:.:.:.:.:..   .:.:.:.:ル'ハ
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      _. -‐くヽ、._( _,))|r””!|:::::彡
     〈:::.......::::::`::::‐- ニ⊆ニニ0:::彡
.      `7''ri┬rz_ー;ヾソテッ:ラ^|.ハミ   
.         ヽ{ |i| ''"「 :|.|゙ヾ-、 :|.|i.}ミ
            .)!   ヽ,l_l、'  ! :j_K〈    続きだぜ
.    ___小.   _.゙ニ ._  i´r 、ヾ__
    |=    {.|i ヽ  ‐- r‐┴'─|. |‐1
    |=.   _`|.! \.__.|:::::::::r',Zノ、|
  ─''"´ ̄/‐ !   ┌─┘-‐:| .!::::j }
100 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2009/09/01(火) 23:35:33.19 ID:S0zYGLso
ブライト    「艦隊の終結は
         グラナダの!(アイターン)管制局を 投降させた後だ」

アムロ    「まずは隊列を整えたほうがいい
         次の目標だってある」

ブライト    「サイド3からの増援も考えれば
         敵部隊の掃討を急がせるべきだろう」

アムロ    「そりゃ分かるさ しかし
         こんな状態のままでは シャアに笑われる」


トーレス   「艦長! 都市内部に潜行中の
         35番艦隊が 後退のサインを出してます」

ブライト    「応援を回すまで待機させろ」

アムロ    「俺が援護に回って 敵部隊の足を止める」

ブライト    「お前はこっちのガードに専念すればいい」

アムロ    「ジュドーを待機させるさ」


トーレス   「アムロ大尉!」

ブライト    「構わん、行かせろ  地上の部隊も
         管制艦隊を狙う余力はないだろう」
101 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2009/09/01(火) 23:36:45.84 ID:S0zYGLso
アストナージ 「ジュドー」

ジュドー   「心配するなよ
         俺だって、まだ死んじゃいない」

アストナージ 「そんな冷たい顔して
         放って置ける訳ねぇだろ…!」

ジュドー   「グラナダの討伐には まだ戦力がいる
         アップルとA・I・R・Sの性能があれば
         俺一人だけで 艦隊クラスの力になるんだ」

アストナージ 「戦果なんてのはどうだっていいんだよ!」


ジュドー   「アストナージ…」

アストナージ 「畜生!お前が苦しんでるってのに
         俺にはお前を止める資格もねぇ
         それが情けなくて 俺は、俺は…!」


ルナ兵B.   「A・I・R・S、スタンバイ OK」

ジュドー   「下がりなよ 発進させる」

アストナージ 「…ジュドー」

ジュドー   「平気さ 俺の我侭ひとつで
         みんなが迷惑する事を知ったんだ
         だから 最後まで生き残って
         不幸を生む源を何とかしてみせる」

ルナ兵B.   『いいぞ ジュドー、出ろ!』

   バシュ―――――――――――――ッ!!


アストナージ ( 俺の見えない所 知らない所で
         ジュドーはいっぱい人の死を見て傷ついてるのに
         耐えられる訳ねぇだろ…!何もできないなんて )
102 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2009/09/01(火) 23:38:37.17 ID:S0zYGLso
アムロ    「ジュドーを出撃させたのか」

サエグサ   「掃討作戦がまだなんでしょう」

アムロ    「ここの管制艦隊を護衛させる
         すぐに呼び戻せ」

サエグサ   「ミノフスキー粒子が濃くて 今からでは…」

アムロ    「35番艦隊の護衛ついでに
         僕が呼び戻すしかないな」

アストナージ 「行ってやってください 俺、心配で…」

アムロ    「なるべく早く合流して 下がらせる
         νをカタパルトへ移動させとけ」


ルナ兵B.   「待ってください! ビガンの整備は…!」

アムロ    「動けばいい」

ルナ兵B.   「10分で 6番のバーニアが治りますから!」

アムロ    「要らん、νガンダム 出るぞ」

   バシュ―――――――――――――ッ!!

ルナ兵B.   「あぁ! 忠告も聞かずに行っちゃうんだからッ!」

アストナージ 「大尉に出てもらうしかないだろう」

ルナ兵B.   「まだ完全に動かないのに危険ですよ!
         早く連れ戻さないと」

アストナージ 「あの人が行かなきゃ ジュドーも危ないんだよ
         俺たちに出来ることは 帰る場所を守ることだけだ」

ルナ兵B.   「そんな理屈が 通りますか!
         壊れたマシーンで出撃させるなんて!」
103 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2009/09/01(火) 23:40:58.91 ID:S0zYGLso
ジュドー   ( 都市の空気漏れが続いているのに
         !(アイターン)の軍隊は気にも留めないのか )


残党!S.   「敵は何機いるんだ!」

残党!T.   「この防衛線だけでも死守しないと…!」


ジュドー   「残党がいた!」

残党!S.   「おのれルナ・ i !」

ジュドー   「聞こえるか 接触回線で聞こえるだろう !
         投降すりゃ助かる 仲間を連れて武器を捨てろ!」

残党!S.   「いまさら 投降などするものか
         この拠点を最後まで守り抜くと誓った!」

ジュドー   「見てわかんない?
         俺たちは帝国軍を含めた大艦隊なんだぞ
         サイド3の兵を集めても アンタらに勝ち目はないだろ
         ここで戦って無駄死にして なんになるんだ!」

残党!T.   「ルナが口にする言葉か!」

ジュドー   「死んでからじゃ 遅いって!!」


  ドギャ―――――――――――ッ!!

残党!S.   「ガキにやられた 俺が!」

残党!T.   「少尉ッ!!」


ジュドー   「やっぱりだ 抵抗するから!」
104 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2009/09/01(火) 23:42:42.85 ID:S0zYGLso
ジュドー   ( みんな 自分勝手でさ…
         こんな変な戦争で死ぬのが 名誉だって言うのかよ )


残党!T.   「この防衛線も 突破されるとは…」

ジュドー   「待てよ 逃げるな! アンタから
         ここの部隊を投降させろよ」

残党!T.   「それが出来ればとっくにやっているさ」

ジュドー   「何?」


残党!T.   「ルナ・ i から離別したのが!(アイターン)だろ?
         どんなに言い繕っても みんながみんな軍人さ
         軍人だから 今更、負けを受け容れることも
         非を認めることも出来ないんだよ」

ジュドー   「それじゃ意地張って 死ぬだけだぞ」

残党!T.   「そうさ! 俺も軍人だから意地は貫く
         この防衛線も突破されたのなら…」

ジュドー   「やめろ!」

残党!T.   「よく見ていろよ ルナの少年
         帝国に裏切られたら 貴様もこうなる」

   ドギャ――――――――――ッ!!


ジュドー   「馬鹿野郎――ッ!」
105 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2009/09/01(火) 23:44:15.63 ID:S0zYGLso
ジュドー   「死ぬことは… 死ぬ事はなかっただろう!」


アムロ    「ジュドー!」

ジュドー   「アムロさん、死んだよ!
         俺の目の前で 軍人が死んだよ!」

アムロ    「お前は後退しろ! ここの掃討は僕がやる」

ジュドー   「こんなのってあるの?
         戦争で意地の張り場所を失った兵隊が
         自分の命を捨てるなんて!俺の目の前で!」

アムロ    「これが戦争だ だからお前は下がれ」


ジュドー   「アムロさんは ここの空気が漏れているの
         知らないでしょ」

アムロ    「ああ、気付かなかったが
         それは艦隊が終結してから考えることだ」

ジュドー   「都市の中にだってまだ人は残っているんだ
         それなのに戦うことばかり考えている
         アムロさんの指示は聞けないな!
         アンタだって 自害したあいつらと同じなんだろう」

アムロ    「何でそんな風に考える」
106 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2009/09/01(火) 23:45:38.13 ID:S0zYGLso
ジュドー   「止めても 俺は行くよ」

アムロ    「A・I・R・Sは待機させる
         管制艦隊の援護も重要な任務だ」

ジュドー   「地下ブロックだって 残存兵はいっぱい いるんだ
         俺一人でも 小隊ぐらいの戦力には…」

アムロ    「下がれ 命令だ」

ジュドー   「隊列を待ってたんじゃ 町全部が潰れるだろう!
         空気が全部なくなってからじゃ遅すぎるんだよ!」

     バシュ―――――――――――――ッ!!


アムロ    ( 逃げ遅れた市民の心配をしているのか…
         しかし ジュドーの優しさは危険だ
         あんな心を持った人間だって いずれは絶望を抱いて
         地球だって破壊してしまうんだ そうだろう シャア )

.


シャア.    ( なんだ この感覚… この息遣い )

カミーユ   「聞こえる」

シャア.    「カミーユも感じたか」

カミーユ   「アムロ大尉じゃない
         もっと強い力を感じます」

シャア.    「グラナダの戦線も終局に向かっているな」
107 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2009/09/01(火) 23:47:22.56 ID:S0zYGLso
ルナ・Fi.   「急いでください 白馬と帝国艦隊が気付く前に
         議員と 幕僚を味方につけたい」

シャア.    「意外に欲張りだな」

ルナ・Fi.   「デュプリケーターの存在が 公( おおやけ )になれば
         ルナ全体が敵に回ることも考えられる
         その前に 賛同する者を集めて 組織の基盤を固める」

カミーユ   「ルナ・Biには 協力を要請できないんですか」

ルナ・Fi.   「非転写装置派の連中に
         取り入るのは難しいだろう」

シャア.    「分かった 演説は急がせる
         しかし味方となる兵力が非転写装置派にも居るはずだ
         ルナ・Biに放送を中継させて
         帝国艦隊にも 私と 我々の意思を伝える」

ルナ・Fi.   「危険です! 艦隊はまだフォン・ブラウンに近い!」

シャア.    「サイド3からの増援を警戒しているルナ・Biは
         フォン・ブラウンに帰還することはしないだろう
         なにより 戦中の混乱が
         味方となる兵力を集める いい材料になる…」
108 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2009/09/01(火) 23:49:11.02 ID:S0zYGLso
トーレス   「艦長! フォン・ブラウンの基地から 光通信です」

ブライト    「今は作戦中だぞ 後にしろ!」

トースレ   「ルナ・ i の議会からですよ」

サエグサ   「連中はソロモンの兵力を管轄していますから
         シャア大佐からの 伝令かも」

ブライト    「こんな時になんだ…
         サブモニターに回せ 索敵、怠るな」


シャア.    『――――宇宙世紀が二世紀を経た今日
         連邦軍政府はブランチら
         難民の抵抗勢力によって解体された しかし…』

トーレス   「なんだこれ、一方的な信号じゃないか
        それに映っているのは…」


ブライト    「グラナダのケーブル放送局じゃないのか」

サエグサ   「こりゃ恐らく、リアルタイムの映像ですね」
109 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2009/09/01(火) 23:50:35.55 ID:S0zYGLso
シャア.    『保全機関設立後も 難民に対する差別や
         ブランチらを含む 元独立軍兵士の社会的孤立が続き
         帝国軍が 政治の実権を握った今日でも
         デュプリケーターが生んだ彼ら難民の不満が
         癒される事はなかった
          それは 差別の源であるデュプリケーター
         だけの責任なのか? むしろ
         ブランチらを政治の片隅へ追いやった保守派の
         危機感、差別意識が 社会的孤立を招いたはずだ
         デュプリケーターが悲しみを生むのではない
         我々の滑稽な人としてのサガが 悲しみを生むのだ』

ブライト    「なんだ、どうなってる!この放送は!」

サエグサ   「知りませんよ!」

シャア.    『ならば デュプリケーターによって、人が
         人と人を分け隔てる 心の境界を開放する。
         ブランチとこの時代に生きる人とが
         本当に分かり合う道を模索する
         それが 我々、ルナ・Ciの目的である』


ブライト    「シャアはデュプリケーターと言ったのか…
         !(アイターン)の情報工作じゃないのか?」

トーレス   「いえ、ルナ・ i の本部基地から
         直接送られてくる映像です」

ブライト    「分からん ソロモンに向かったはずのルナ・Ciは
         何をやっているんだ… この映像は」
110 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2009/09/01(火) 23:53:19.35 ID:S0zYGLso
シャア.    『現状では具体案を この放送で語ることは出来ない
         それは我々の母体となる組織が
         非転写装置派である 帝国軍の反抗勢力だからだ
         しかし、この放送を聴いて 我々の意図を理解し
         賛同できる者が居るのなら その心は買いたい
         デュプリケーターには戦乱を沈め
         人類一人ひとりの差別意識を取り除き
         あの水の星さえも浄化する力を持つと確信している
         ならば目の前の敵ばかりに 力を消耗するのではなく
         地球と宇宙 お互いが歩み寄り結束しなければならない』


ブライト    「理想だけを振りかざして何を言うか
         武力を扱うものが 何を!」

トーレス   「35、36番艦隊も 放送をキャッチしたようです!」

サエグサ   「帝国軍艦隊が回線をまわしてきています
         艦隊と連絡網が パンク寸前です!」

ブライト    「すべてキャンセルだ! こっちも事情が分からん
         都市内部に潜入した攻撃部隊を後退させろ!」

トーレス   「艦隊が混乱しますよ!」

ブライト    「文句ならシャアに言え!」
111 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2009/09/01(火) 23:55:36.65 ID:S0zYGLso
アムロ    「なんだ、部隊の足が止まるぞ」

ジュドー   「味方だけじゃないよ 敵部隊も…」


残党!U.   「今流れた映像はなんなんだ」

残党!V.   「デュプリケーターをルナ・ i が扱うと言ったんだ
         廃絶を訴えていたはずのルナ・ i が!」

アムロ    「何を言っている!」

残党!V.   「今の放送を聞かなかったのか!」


帝国35E.   「大尉!管制艦隊へ合流してください」

アムロ    「放送が流れたと言ったが
         帝国軍も傍受したのか」

帝国35E.   「そのせいで艦隊が まとまりません!」

アムロ    「了解した ジュドー、戻るぞ」

ジュドー   「まだ都市の復旧は…!」

アムロ    「この地区の処理は後回しだ」
112 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2009/09/01(火) 23:57:29.57 ID:S0zYGLso
ブライト    「アムロ達のMSを収容したのか」

サエグサ   「いまブリッジに向かっています」


帝国22A.   「今の放送を聞いてしまえば
         我々はルナ・Biに協力できんな」

ブライト    「そりゃ分かるが Bi艦隊も
         ルナ・Ciの行動が分からなかったんだ」

帝国22A.   「シャアにあれだけ味方をしていた
         艦長の言葉は信用できない」


アムロ    「俺もそう思うよ」

ブライト    「すまんな 急に呼び戻して」

アムロ    「デッキで放送の内容は確認したが なんだあれは
         これじゃ タカ派のやり方と
         まるで変わらないじゃないか」

ブライト    「私にも見当がつかん
         しかし今考えなければならないのは
         ルナ・Ciとシャアの本当の意図だ」
113 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2009/09/01(火) 23:59:00.18 ID:S0zYGLso
アムロ    「味方を騙してでも 戦争を終わらせたいのかも」

ブライト    「帝国軍や!(アイターン)に対するフェイクだとは思えん
         恐らく、本当にデュプリケーターが
         シャアの元へ渡ったんだろう」

アムロ    「信じたくないな」

ブライト    「私だってそうだ」

帝国22A.   「!(アイターン)もあの放送を聴いて
         動きを止めている… 当然かな
         我々の出方を伺っているのだろう」

ブライト    「俺達はシャアに味方をする訳にはいかないが
         敵対すれば その混乱を利用して
         !(アイターン)のグラナダとサイド3の戦力を
         フォン・ブラウンに向ける…」

アムロ    「シャアがあえてこの放送をグラナダに流したのも
         俺達の艦隊を硬直させる狙いがあったんだろう
         その上で 味方となる部隊への勧誘をする」

帝国22A.   「22番艦隊はシャアに味方をするつもりはない
         しかし 35、36番艦隊は私の指揮下とは言っても
         元タカ派艦隊の指揮していた艦隊だ
         兵達がどう動くかは 見当もつかん」


ブライト    「シャアめ… 奴はまた
         歴史を繰り返すつもりか」

アムロ    「まだ戦争が続くと決まったわけじゃない!」
114 : ◆HWJz9aY/3Q [saga]:2009/09/02(水) 00:00:01.26 ID:CD.FuVwo
アムロ    「奴がここに放送を流したのも
         帝国とルナが分断する危険性、そして!(アイターン)の
         サイド3戦力があったからだ
         その前提を崩して ルナ・Ciを投降させる」

ブライト    「どうやって」

アムロ    「!(アイターン)と協定を結び
         サイド3の戦力を抱えてフォン・ブラウンを占拠する
         その上でソロモンに向かう
         デュプリケーターがあるとすれば
         ルナ・Fiが積荷の護衛を任せたあそこしかない」

帝国22A.   「冗談じゃない!
         !(アイターン)の目的はアースノイドへの粛清だぞ!
         そんな連中と協定が結べるものか!」

アムロ    「協定の材料は !(アイターン)全兵士への
         地球居住権、そしてサイド3独立の認可だ
         その手筈を あなた方帝国軍に頼みたい
         シャアの思惑通りに事が進めば
         帝国軍にも メリットにはならないはずだ」

帝国22A.   「コロニー落しを敢行した!(アイターン)を
         無償で独立させるなどと…!」

アムロ    「デュプリケーターが動き出してからでは遅すぎる」
115 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2009/09/02(水) 00:01:59.58 ID:CD.FuVwo
ジュドー   ( あのシャアってオッサン…
         やっぱり俺たちを裏切ったんだ )


アストナージ 「早めに停戦指示が出て良かったな」

ジュドー   「窒素ガスと 酸素の供給には時間がかかるんだろ?
         都市の空気があれほど抜けて 良い分けないさ」

アストナージ 「市民なら とっくに坑道を通って
         フォン・ブラウンに向かってるよ
         イレギュラー部隊が 先導してくれたんだ」

ジュドー   「そうだったの?」

アストナージ 「それよりお前も手伝えよ
         機体の整備が待ってんだぜ」

ジュドー   「補給が終わってからでいいだろう」

アストナージ 「新しいマシンが補給されたんだ」

ジュドー   「今更遅いよ」

アストナージ 「フォン・ブラウンで戦闘があるかもしれないだろう?
         今度こそ 戦争を終わらせてもらわなきゃな」
116 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2009/09/02(水) 00:03:02.26 ID:CD.FuVwo
ジュドー   「なんだよこれ MSなの?」

アストナージ 「俺もこんな機体は触ったことがねぇんだ
         こいつも転写装置とらやで出てきた奴かもな」

ジュドー   「L-Gって書いてる」

アストナージ 「アナハイムの連中がメモったんだろう
         しかし 関節がこんな露出してちゃ
         直ぐにバラバラにされちまうぞ」

ジュドー   「どうせ ライフルを効率よく防ぐ手段なんてないんだ
         これくらいのほうが 動きやすくて良いよ」


アムロ    「遊んでんじゃない 白馬はグラナダに入るぞ
         備品を片付けておけ」

アストナージ 「!(アイターン)の掃討はまだ終わってないんでしょう?」

アムロ    「連中と協定を結んで 艦隊を強化する
         あるいは停戦を申し込んでみる」

ジュドー   「そんな!あいつらは敵でしょう!?
         今だけの都合で協力したり殺しあったり
         コロコロ体制が変わるなんて おかしいでしょう」

アムロ    「ジュドー、シャアは恐い男だ
         奴を野放しには出来ない
         どんな手段でも、今はシャアを捕まえることが先だ」

ジュドー   「分からないな! 命のやりとりを
         そんなゲームのように考える人の言葉は!」
117 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2009/09/02(水) 00:04:29.27 ID:CD.FuVwo
アストナージ 「お前も こんな戦いは直ぐに終わらせたいだろう」

ジュドー   「分かるよ 大局的に考えろって言うんだろう
         だけど 子供の俺には納得できないね
         アムロさんの都合ばかりで動かされてるみたいでさ!」

アストナージ 「そんな風に言うんじゃない!」

ジュドー   「アムロさんはシャアと因縁があって
         それで 奴を懲らしめたいだけなんだ」

アストナージ 「ジュドー!」

アムロ    「いい、離してやれ」

アストナージ 「でも、大尉…」


アムロ    「奴を捕まえるまでは 死に切れるもんじゃない」

ジュドー   ( なんだ… アムロさん普通じゃないみたいに… )

アムロ    「俺は、奴に固執しすぎているのかもな
         だけど 決してやっちゃいけないことがあるんだよ
         転写装置は それを実現できるマシーンだ」

ジュドー   「やっちゃいけないこと?」

アムロ    「死人に口を持たせると 恐いぞ」
118 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2009/09/02(水) 00:06:01.21 ID:CD.FuVwo
シャア.    「放送はうまく流れたのか」

ルナ・Fi.   「グラナダ全域に流れているはずです」

シャア.    「ルナ・Ciが ルナ全体から孤立した今
         各企業がどう出るか…」

カミーユ   「ラムダからの支援はあるんでしょう?
         ドラゴーネだって あの会社から譲渡されたものだし
         アナハイムだって」

シャア.    「現行の帝国は 地球圏の保安維持のため
         ルナ・ i と連携して
         打倒!(アイターン)の姿勢を保ってはいるが
         相手がルナ同士の小競り合いとなると
         無駄な戦力は 投入しないはずだ
         帝国から武器の製造を請け負う企業側からすれば
         転写装置へ出資は 旨みの無いビジネスだ」

ルナ・Fi.   「だから大佐は 帝国軍艦隊を味方につけるか
         !(アイターン)を抱き込みたいが為に
         放送をグラナダへ流したのでしょう?」

シャア.    「ああ、今は何でも金が絡む御時勢だ」


シャア.    ( 人類を保全するにも 人類を抹殺するにもだ )
119 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2009/09/02(水) 00:13:49.17 ID:CD.FuVwo
         /:::::///:::://:::::/)/7\  
        /:::::::::/::::::::::::::/|::::::ト''''イ:::::::|.  シャアの陰謀が明らかとなり
        /:::::::::/::::/_Nヽ|__\| _∠イハ   グラナダの情勢が一変する
        |::::::l::::\|ャ'´ヒリ`´   /ヒlj:/:::|   !(アイターン)排除を急ぎたいBi艦隊だが
        |::l:::r‐l/          7 }/l./.  デュプリケーターを放置できない
        |::|:|ヽ。,       (´_7 /.     
         |::|:|:::l::∧       /.      Ci艦隊も ルナを離別した事で
        ノ::|:|::::|::\      _∧       戦力の強化を急がなければならない
       /::::|::::::厂勹-―‐┤::|:::リ      体制を素早く整えるためにも
        /::::::|::::/  | ト、:.:.:.:.:.〔 ̄ ̄ ̄l了   帝国艦隊への接触は急務だ
      /:::::/:::::) コ | |::::):.:.:.:.ユ_    | |   
    // ̄ヽ(__〉〉(__;:.:.:.:.‐:.:ヽ</   果たして!(アイターン)はどう出るのだろうか?
    //⌒\\)  ̄|| ̄|\:.:.:.:.:.:|:| ̄〈\  
    /::|    \|/   ||  |:.:.:.\rn|:.\ 〉ノ\
   {:::|     〉イl7 \ \:.:└l_r'.:.:.:.`ヽ|/〈| この次も サービス サービスゥ♪
120 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/09/02(水) 10:28:52.12 ID:9lJIitQo
きてたー!?

「死人に口を持たせると 恐いぞ」
ララァのコトだなww
121 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/09/06(日) 08:09:46.72 ID:tbbbUMc0
続ききてたwwwwwwww乙です
122 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/09/15(火) 20:07:16.58 ID:n7dCzB.0
まとめのカウンターが1000超えてたオメ
123 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2009/09/16(水) 00:02:19.69 ID:UQHvrcEo
    ,.r‐'"         ヽ.
  /              ~\
 /                  ヽ
、ノ                   )
j                   ( 
l           トi (ヽ_ n ,j_,,i ノ
ヽ.  __   ,-'!_ヽ-ゞー゙ '-',>'',/ (   正確な数値じゃないんだ
 i  /r:j  く _,.>ir't='" i'(Tアjレ'~  
 !._ !i ,ィ!  .ノ ゙ー`‐'‐'   ヽ ̄ i'    すまない
  'ヽ\ヽ ゙i、"      r_.)  !  
   ,入 ~>て     __,r  / 
_,..-i  ヽヽ       =:' /゙\_   恐らく まだ900くらいかな
   i.   \~ヽ、>-、__,..ィ'   `ト--、_
    i    ヽ    ゙̄ー‐' ∧    ヽ    ゙ー、
   i.    \     ! ヽ    i      \
124 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2009/09/16(水) 00:05:12.17 ID:UQHvrcEo
.

.         /´ ̄`二ニゝ- 、,ヽ 、
        {:.:.:.:.:.:.:..   .:.:.:.:ル'ハ
.         ヽ::.:.:.:.:...  .:.:.:.:.))ノ.ノ
         <::::::::::.. __...:::___:.:.:.'ノ
      _. -‐くヽ、._( _,))|r””!|:::::彡
     〈:::.......::::::`::::‐- ニ⊆ニニ0:::彡   それじゃ
.      `7''ri┬rz_ー;ヾソテッ:ラ^|.ハミ   
.         ヽ{ |i| ''"「 :|.|゙ヾ-、 :|.|i.}ミ
            .)!   ヽ,l_l、'  ! :j_K〈    続きだ
.    ___小.   _.゙ニ ._  i´r 、ヾ__
    |=    {.|i ヽ  ‐- r‐┴'─|. |‐1
    |=.   _`|.! \.__.|:::::::::r',Zノ、|
  ─''"´ ̄/‐ !   ┌─┘-‐:| .!::::j }
125 : ◆HWJz9aY/3Q [saga]:2009/09/16(水) 00:06:39.17 ID:UQHvrcEo
ttp://download1.getuploader.com/g/4%7Chanten/8/hanten_8.png
残党!D   『艦隊の武装解除を確認できるまでは
         入港を許すわけにはいかんな』

ブライト    『ですから 会談はグラナダの外で…』

残党!D   『話し合いの場所が何処であろうと
         こちらが停戦を容認するには
         貴官の艦隊を担保にするしかない』


ブライト    「!(アイターン)め…
         自分たちが不利だと分かっているから無茶を言う」

帝国22A.   「向こうの要求を受け入れるのか」

アムロ    「艦隊まで武装解除させることは無い
         交渉なら有線回線で十分だ」

ブライト    「恐らく 拒否するだろうな
         奴らの狙いは サイド3戦力の合流だ
         なんとしても交渉を長引かせるつもりだ」

帝国22A.   「構う事は無い !(アイターン)の残存戦力など
         たかが知れてるじゃないか このフィールドを抜けて
         このままフォン・ブラウンに向かうのが得策だろう」

アムロ    「そうしたいが サイド3の規模も分からないし
         シャアの艦隊だって侮れないんだぜ?
         いくらこちらの戦力が強化されているとは言え
         三つ巴の決戦となると 持たないぞ」

ブライト    「そりゃ分かるが…」
126 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2009/09/16(水) 00:07:43.63 ID:UQHvrcEo
アムロ    「デュプリケーターを用意したのだって
         ヤツだけの力だとは思えないんだ
         裏切りのタイミングも急すぎるし
         恐らく デュプリケーターを準備した別の艦隊が
         シャアと手を組んでいるんだろう
         そうなってくると
         ますます !(アイターン)と協定を結んで
         こちらの戦力をさらに強化する必要が出てくる」

帝国22A.   「ルナ・Fiの連中が用意したんじゃないのか」

ブライト    「いや、Fi艦隊だけの戦力で
         帝国軍が再建したデュプリケーターを
         シャアの手に渡せたとは思えん」

帝国22A.   「帝国の中にも シャアに味方をする部隊が…
         確かに考えられるな」

アムロ    「だから、多少強引でも
         !(アイターン)との協定が欲しい」

帝国22A.   「しかし強引が過ぎるぞ
         !(アイターン)全兵に 居住権を与えるほど
         我々の軍に権限はない」

アムロ    「独立自治権の認可だけでも 何とかならないのか」

帝国22A.   「無理だよ シャアが地球圏攻撃の意図を見せない限り
         帝国軍の狙いは!(アイターン)だけだ
         それ以外の作戦には
         ルナ・ i に手を貸すことも出来ない」
127 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2009/09/16(水) 00:08:37.12 ID:UQHvrcEo
ジュドー   「艦隊は何で動かないの!
         シャアってヤツを野放しには出来ないでしょう」

ルナ兵B.   「無闇に動いたら !(アイターン)にやられるだろ?
         だから作戦練って どうするか決めんだよ」

ジュドー   「関係ないね
         デュプリケーターを動かすには
         アップルとその量産が必要なんだ
         シャアがそれをしてからじゃあ遅すぎる
         どっちみち 叩くなら今しかないんだよ!」

ルナ兵B.   「シャアだって そんな急には部隊を動かせないよ」

ジュドー   「なんでさ」

ルナ兵B.   「考えても見ろよ ルナ・Ciだって元はルナ・ i の艦隊だぜ
         それが昨日の今日で まったく逆の作戦を始めて
         まとまった行動なんて取れるわけないだろ
         各企業から支援を受けるにも
         うまく 機能させるのは難しいんだ」

ジュドー   「デュプリケーターをあのオッサンだけが
         用意したものならそうだろうけど
         そう簡単に手に入る品物じゃないのは分かる
         アレをシャアに手渡した
         デュプリケーターに根深い組織がほかにあるはずだ
         だったら… 急がなきゃまずいでしょう!」
128 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2009/09/16(水) 00:09:41.01 ID:UQHvrcEo
アムロ    「シャアやその周りに取り巻く組織の狡猾さを
         ジュドーも感じているんだな」

ジュドー   「アムロさん!」

ルナ兵B.   「艦隊は動くんですか?」

アムロ    「ああ、交渉には応じるみたいなんだ」


ジュドー   「デュプリケーターは叩くんでしょう」

アムロ    「もちろんやるさ しかし 今すぐってのも難しいだろう」

ジュドー   「前にアンタが言った
         シャアの恐さっての分かるんだ
         アムロさんの必死さを感じたら ジッとなんて出来ない
         だから 順序だ何だって言わずに
         ルナ・Aiだけ別行動をとるくらい…!」

アムロ    「…そうだな 艦隊を分けてみるか」

ルナ兵B.   「アムロ大尉! 子供の言う事を聞くんですか」

アムロ    「いや、ジュドーの言っている事は面白いかもしれない」
129 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2009/09/16(水) 00:10:49.27 ID:UQHvrcEo
ブライト    「なぜ、今になって艦隊を?」

アムロ    「サイド6経由で F艦隊戦力を引き出せば
         !(アイターン)戦力をアテにしなくて済むかもしれない
         彼らは 地球圏の指揮下から離れて行動できるはずだ」

帝国22A.   「我々が!(アイターン)を叩いて
         ルナ・AiがF艦隊と組み シャアを叩くのか?」

アムロ    「あくまで!(アイターン)とは 協定を前提にして欲しいが
         連中の出方を見ると難しいだろうな
         22番艦隊及び 35、36番艦隊は
         現状でヤツを攻撃できる公の効力を持っていない以上
         俺達だけで 攻めるしかない
         F艦隊の終結後は ソロモンが合流地点となる」

ブライト    「そうなると厳しくなるぞ
         遅れて来るF艦隊は
         既にサイド7を出ているだろうが
         合流には最低3日かかる
         Ci艦隊が先行して接触していれば 敵にもなる艦隊だ」

アムロ    「シャアには感付かれるだろうが
         ルナ・Aiだけで耐えて見せるさ」

帝国22A.   「サイド3の戦力は 任せてくれ」

アムロ    「ああ、ドラグーンを一隻借りるぞ」
130 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2009/09/16(水) 00:12:46.69 ID:UQHvrcEo
ジュドー   「決まったの?」

アムロ    「ゼラ(ドラゴリー級)と白馬の二隻で
         サイド6を目指す」

アストナージ 「まだ待ってください!
         アナハイムからL-Gの資料が届くまでは…」

アムロ    「ダメだ」

アストナージ 「システムがまるで違う機体だから
         取説の納入は急がせたいんです!」

ジュドー   「俺が乗るんだから 多少不便でも
         何とかしてみせるぜアストナージ」

アストナージ 「よくわからねぇモンを置いておけるかよ!
         ガラクタかもしれないんだぜ!」


アムロ    「L-Gの事はνの整備が終ってからだ」

アストナージ 「ありゃダメですよ フレームの代えも無いし
         バーニアだって互換性の利くパーツが無いんですから」

アムロ    「レイUのに合わせろ アストナージなら出来るさ」
131 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2009/09/16(水) 00:14:32.69 ID:UQHvrcEo
ブライト    「二隻での移動は ソロモンのCi艦隊を警戒しての事だと
         納得していただきたいな」

ニー.     「難しい注文だ 第一、こちらの戦艦だって
         戦力の余分は無いんだ」

ブライト    「そりゃ分かっているが 逃げ回る分には
         ドラゴリークラスのパワーが必要なのさ」

アムロ    「ゼラの性能が頼りになります
         F艦隊と合流さえすれば
         Ci艦隊を叩くのも容易いはずだ」


ニー.     「本気でシャアを倒そうって言うのか」

アムロ    「どうして今更」

ニー.     「たとえ離反した独裁者気取りの男だろうと
         あなた方の仲間だった人のハスだ
         それをこうも簡単に 潰す気になれるものなのか?
         戦争の最中にこんな事を言うのも可笑しな気もするが
         私だって同じブランチだから
         仲間同士を憎みあう心が辛いんだ」

ブライト    「…」
132 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2009/09/16(水) 00:16:06.23 ID:UQHvrcEo
アムロ    ( 確かに シャアにはこの組織を背負って
         地球圏の政治を正して欲しかったが )

アムロ    「デュプリケーターで実現出来ることは
         我々が想像している以上に残酷かもしれない
         そう分かった時に シャアを叩いて見せても遅すぎる」

ニー.     「そんなにひどい物なんですか
         転写装置とやらが」

ブライト    「我々も独立戦争以後のブランチだから
         その実態を肌で感じた訳ではない しかし
         歴史を知った以上 無視できないのは確かです」


トーレス   「艦長! 補給作業完了しました」

ブライト    「よし、このままサイド6を目指す
         進路固定後全速発進」

ニー.     「私もゼラで指揮に戻る
         今度、デュプリケーターの歴史と言うものを
         じっくりと聞かせてほしいものだ」

アムロ    「頼みます」
133 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2009/09/16(水) 00:17:47.85 ID:UQHvrcEo
ジュドー   「ゼラってドラグーンだろ?
         ドラゴーネより小さいように見えるけど」

アストナージ 「ダウンサイジングってヤツだよ
         ドラゴリー級を何隻も運用してたんじゃ
         コストがバカ高くなるだけだろ?」

ジュドー   「へぇ 役に立つのかな」

アストナージ 「推力とか 強化してるって話だぜ」


ニー.     「母艦に戻る 竿の準備を」

ルナ兵B.   「はい!」


ジュドー   「あれ、あの戦艦の艦長さんだろ」

アストナージ 「作戦会議とかで こっちに来てたらしいな」

ジュドー   「あの人、キャプテンって器には見えないな」

アストナージ 「そんな事言ったら
         お前だってパイロットには見えねぇさ」
134 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2009/09/16(水) 00:20:42.33 ID:UQHvrcEo
    ドギャ―――――――――ッ!!

ジュドー   「なんだ!? デブリ…」

アストナージ 「いや、レーザーの直撃だった!」

トーレス   『総員!艦隊戦用意!』


ジュドー   「どうなってんの!
         !(アイターン)の動きは止まってるはずでしょう!」

アムロ    「ジュドーはL-Gで出るんだ
         A・I・R・Sには僕が乗る」

アストナージ 「敵襲なんですか? 何が始まってんです!」

アムロ    「ルナ・Wiが攻撃を仕掛けた
         グラナダに流した放送の効果が 今になって…
         あの艦隊もシャアの考えに賛同したようだ」

ジュドー   「ルナ・Wiは味方の艦隊でしょう!」

アムロ    「それが裏切ったんだよ、ジュドー
         これがシャアの恐ろしいところだ
         他人を惹きつける魅力がある」

ジュドー   ( 人って そんなに信用しちゃいけないのか )
135 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2009/09/16(水) 00:23:38.50 ID:UQHvrcEo
ブライト    「今なら軍法会議で済む
         馬鹿な真似はやめて 武装解除しろ」

ルナ・WiA  『デュプリケーターの艦隊へ合流させてもらう』

ブライト    「こちらには帝国艦隊の戦力も
         動かすことが出来るんだぞ」

ルナ・WiA  『それがうまくいかないから 貴官らは
         !(アイターン)勢力と交渉を進めているのだろう?』

ブライト    ( このタイミングで内乱を起こせば
         帝国も!(アイターン)も
         ルナ・iの有利には動けない…
         容易くCi艦隊と合流できると言うわけか
         これもシャアの思惑の内か! )


トーレス   「後方サラミス、MS射出を確認!」

ブライト    「180度回頭しつつ 弾幕を張れ
         MS隊もすべて出す」

トーレス   「これからAi艦隊が出航だって言うのに
         なんてタイミングで裏切ってくれるんだ!」


アムロ    『帝国艦隊は動かないのか!』

ブライト    「要請は出すが アテにしないほうがいい」
136 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2009/09/16(水) 00:25:28.94 ID:UQHvrcEo
アストナージ 「サイド6の航行準備でやきもきしてるって言うのに…
         おい、MSは全部出せよ!」

ルナ兵B.   「どうした L-G射出急いでッ!」

アストナージ 「待てよ!ジュドーはジェガンで出ろ!」

ジュドー   「俺の為に持ってきたMSなら
         実戦で使わないでどうすんのさ」

アストナージ 「まだシステムの全部を
         分かっちゃいない機体なんだ!」


アムロ    「動けばいい」

アストナージ 「アムロ大尉までそんなことを言う!
         機体重量だって異常なくらい軽いし
         絶対、危険ですって!」

アムロ    「出させろ、今はWi艦隊の動向が先だ」

アストナージ 「知りませんよ!」


ジュドー   「了解、ジュドー行きます!!」

  バシュ―――――――――――――ッ!!
137 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/09/16(水) 00:26:25.29 ID:VS8/eEAO
久々にリアル遭遇
138 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2009/09/16(水) 00:26:52.74 ID:UQHvrcEo
ルナ・WiB  「Ai艦隊は主要艦と別行動をとるのか…
         Ci艦隊にプレッシャーをかける算段なのか
         どちらにせよ こちらの航行コースに割り込むようなら
         潰すしかないな」

ルナ・WiC  「サラミスがグラナダの宙域を抜けるまでは
         Bi艦隊の動きに注意しろ」

ルナ・WiD  「了解!」


アムロ    「ジェガンが4機に レイが2機か
         ジュドーは 管制艦隊の防御に回れ」

ジュドー   「ダメだアムロさん! 来る!」

    ドギャ――――――――――ッ!!


アムロ    「早いな… しかし!」

ルナ・WiB  「この金色がッ!」

アムロ    「まだだッ!」

    ガジィ―――――――ッ!!

ルナ・WiB  「チィ!ここを突破されるわけには…!」
139 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2009/09/16(水) 00:28:24.65 ID:UQHvrcEo
ジュドー   「ルナ・ i がそんな信じられないのか!」

ルナ・WiC  「絡み付いてくるヤツがいる!」


ジュドー   「同じ志を持ったから
         俺たちと共に戦って来られたんだろう!」

ルナ・WiC  「戦闘中に回線を開く? 正気かよコイツ!」


ジュドー   「こんな事をして 何の徳が!」

ルナ・WiC  「同じ組織でも 志まで同じだと思うな!」

ジュドー   「なにが!」

ルナ・WiC  「お前が考えているより
         大儀なんてものは安っぽいものさ!
         今はCi艦隊に理があるのならルナ・ i に用は無い!」

ジュドー   「貴様!」

       ドギャ―――――――――ッ!!


ルナ・WiC  「なんて機体だ! 直撃のハズなのに…
         ビームコーティングなのか!?」

ジュドー   「当たれ―――ッ!」

       ドギュ――――――――ッ!!
140 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2009/09/16(水) 00:30:09.31 ID:UQHvrcEo
アムロ    「そんなに数は無いはずだ」

ルナ・WiD  「あの金色の動き方は普通じゃないぞ
         ルナ・Aiから発進した機体なら
         アムロ大尉が乗ってんじゃないのか」

ルナ・WiE.  「今の俺達では あの機体は落とせん!」

アムロ    「そこか!」

        ドギャ――――――――!

   ドギャ―――――!!  ドギャ――――ッ!!


ルナ・WiB  「デブリを利用して左右から追い込め!」

アムロ    「まだ帝国の援護が上がらないのか」


ルナ・WiG  「いくらエース機でも
         たった一機で突破できるものか!」

ルナ・WiB  「十字砲火だ 後方に回れ!」

ルナ・WiG  「了解!」

アムロ    「左からも来る… 後ろ!」


    ドギャ―――――――ッ!

ルナ・WiG  「何で俺が直撃を!? なんで!!」

   ドガァァ――――――――ッ!!
141 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2009/09/16(水) 00:31:47.79 ID:UQHvrcEo
アムロ    「時間を稼がれた… ブライトはまだ動けないのか」

トーレス   『帝国は!(アイターン)が目の前に居る以上
         Wi艦隊を追撃できないと言って来ています』

アムロ    「Ai艦隊はこのままサイド6を目指すが
         Wi艦隊の処理は任せる… ジュドー!」


ジュドー   「アムロさん! 敵が逃げるよ!」

アムロ    「追わなくていい この距離からでは無理だ」

ジュドー   「でも… 行かなきゃ!」

アムロ    「ジュドー!」


   バシュ―――――――――――――――ッ!!

ジュドー   「あいつらは許させないな…」

ジュドー   ( 確かにこの距離じゃ難しい… だからって
         簡単に他人を裏切る連中は見過ごせないんだよ!)
142 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2009/09/16(水) 00:33:58.44 ID:UQHvrcEo
ルナ・WiA  『なんだ、後方をもっとよく観測しろ!』

ルナ・WiH  『データに無いMSです!』

ルナ・WiA  『応戦しろ!何をやっている!』

  ドギャ―――!       ドギャ――――!!

      ドギャ―――――――――ッ!!


ジュドー   「クソ、艦隊の機銃相手じゃ持たないか」

ルナ・WiA  『何で推進剤があんな持つんだ
         早く撃ち落とさんか!』

ジュドー   「この機体… 持つぞ!
         レーザー砲の直撃なのに」

ルナ・WiH  『ダメです 接近されます!!』

ルナ・WiA  『ほれみろ、撃ち落とさんから…!』

ジュドー   「アンタらを生かしちゃいけないんだよッ!」


ルナ・WiA  『こいつ、子供か!?』

ジュドー   「ひとりひとりが我慢すれば
         良くなることなんて沢山あるだろ」

ルナ・WiA  『今生きることに囚われて何が悪い
         人類全てが便利には生きられんよ!』

ジュドー   「しゃべるなッ!」

    ドギュ―――――――――――――ッ!!
143 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2009/09/16(水) 00:35:18.66 ID:UQHvrcEo
ブライト    「サラミスをやったのか!」

サエグサ   「はい、L-Gが接近戦を仕掛けて…」

ブライト    「超長距離の飛行を単独でやってのけるとは
         どういう機体なんだ あのマシンは」


アムロ    『白馬はジュドーを回収後
         予定通り サイド6へ向かうぞ』

ブライト    「そりゃ分かってるが アムロも気にならんのか」

アムロ    『L-Gの行動は 確かに妙だな』

ブライト    「アレだけの性能を支えている裏には
         アップルの力があるとしか思えん…」

アムロ    『アップルの力というものは感じなかったが
         デュプリケーターで転写された
         特別なマシーンなのかもな』

ブライト    「どちらにしても よく調べる必要がある」

アムロ    「F艦隊との接触を急がなきゃならんから
         本艦隊と合流した後って事になるな」
144 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2009/09/16(水) 00:36:42.05 ID:UQHvrcEo
ニー.     『こちらの戦艦も帝国の艦隊に属している以上は
         22番艦隊に合わせるしか出来なかった
         その事情は分かってくれるな』

アムロ    「サラミスは撃墜できた
         あなた方が心配することじゃない」

ニー.     『そう言ってくれると助かる』


青葉     「いいんですか
         サイド6まで同道する戦艦でしょう?」

アムロ    「今は味方をしてくれるだけでも 喜ぶべきだ
         帝国がシャアに味方をしなかっただけでもな」

日向     「保証は無いんでしょう?
         連中がCi艦隊にいつ寝返っても
         おかしくは無い情勢なんだから
         F艦隊と合流を急ぐのだって…」

アムロ    「その前にシャアを叩くためにも
         サイド6までの進路確定は急いでくれ」

日向     「了解」
145 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2009/09/16(水) 00:38:35.86 ID:UQHvrcEo
アムロ    「各部位のストレスチャック急げ」

ジュドー   「アムロさん」

アムロ    「よくやったじゃないか
         初めて扱う機体で サラミスを落としたんだからな」


ジュドー   「ルナ・Wiは味方の艦隊だったし
         !(アイターン)だって元は同じルナ・ i だろ…
         故在れば そんな簡単に人を裏切れるの?」

アムロ    「戦争だからな」

ジュドー   「これじゃあ本当に
         誰の為に戦ってるのか分からないじゃないか
         誰を救わなくちゃならないのか…」

アムロ    「たとえ救うべき大衆が 油断ならない裏切り者でも
         デュプリケーターは潰さなきゃならないんだ
         シャアが本気で アレを扱うというのなら」

ジュドー   ( シャア・アズナブルって男だけが
         本当の敵だとは思えないな )
146 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2009/09/16(水) 00:43:00.73 ID:UQHvrcEo
         /:::::///:::://:::::/)/7\  
        /:::::::::/::::::::::::::/|::::::ト''''イ:::::::|.  グラナダ宙域を抜けて
        /:::::::::/::::/_Nヽ|__\| _∠イハ   ルナ・Aiは帝国軍戦艦ゼラと共に
        |::::::l::::\|ャ'´ヒリ`´   /ヒlj:/:::|   サイド6に集結するF艦隊との合流を急ぐ
        |::l:::r‐l/          7 }/l./.  
        |::|:|ヽ。,       (´_7 /.     シャアがF艦隊を引き込めば
         |::|:|:::l::∧       /.      帝国と手を組んだルナ・ i と
        ノ::|:|::::|::\      _∧       同等の戦力になるかもしれない
       /::::|::::::厂勹-―‐┤::|:::リ      アムロ率いるルナ・Aiは
        /::::::|::::/  | ト、:.:.:.:.:.〔 ̄ ̄ ̄l了   これを阻止できるだろうか?
      /:::::/:::::) コ | |::::):.:.:.:.ユ_    | |   
    // ̄ヽ(__〉〉(__;:.:.:.:.‐:.:ヽ</   月面の混乱は続く…
    //⌒\\)  ̄|| ̄|\:.:.:.:.:.:|:| ̄〈\  
    /::|    \|/   ||  |:.:.:.\rn|:.\ 〉ノ\
   {:::|     〉イl7 \ \:.:└l_r'.:.:.:.`ヽ|/〈| この次も サービス サービスゥ♪
147 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2009/09/16(水) 00:48:46.79 ID:UQHvrcEo
          ,  ´             `  、
        /                    \
.      , '                       丶   次回!
.    /                       ヽ
.    i       ,ィ ,ヘ                  l
    |       / !.{ ヽ \  ヽ          |.  『  ルナリアン 殲滅  』
   l      ,イl| ヾ;、 \  ` ー-ゝ、_ 、      |
    i  l. i / ヾゝ  `''ー   ̄_ニ;三=ーヽ . |    |   『 ビヨンド・ザ・カミーユ 』
.    ヽ ヽ!T'==-_、 `‐ `〒‐'fr;ゥj´ _j j リヽ  し1!
     \` l `'´ hタヽ    --゚‐'_  `T!´r) }   ,リ
        }. l   ̄ /j          `   リ r 'ノ    ラ        をお楽しみに!
     ._.ノ  l.   ヾ:-            、_ニ1    ノ
      `ー;ァ. ヽ    -ー‐一       ゞー-  ,∠ _
        ` ー ゝ、   `     r‐;-‐`''"~ ̄   |
           _,.> 、__, -‐',コ |        |
148 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/09/16(水) 01:54:30.13 ID:VS8/eEAO
おおおおおおおお乙
149 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/09/16(水) 02:37:35.29 ID:kPGGj/6o
うおおおっつ
150 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/09/16(水) 10:21:27.95 ID:ZH7BGNwo

物語もいよいよ佳境って感じだな
151 : ◆HWJz9aY/3Q [saga]:2009/09/24(木) 21:55:48.31 ID:Um3DvNEo
              .,,.、-ーーー-、,,_
          . r '          `ヽ,
        、ノ' "´              `\
        ソ      ニ-=、         ヽ,
       /       =,.''ーヽ、 ,_  ヽ、 ヽ,. i
       /       , .i    ヽ.、ミ 、  )  ) ノ´
      .l          -ヽ     リ γヘ__,ノハ、
        ヽ      フi';´"二    ,, イi´'' i 「´
          〉   ,    ノ'´i.j      _^ "、.i/  やりますよ
         ヽ   ヽ、 ` "ノ ミ         ノ   i
        `<、 〃''=ィ´       ,,.. -     i
           ヽ.,ヽぃ>,.      ´  -   /
            >ーi ゝ:、,,___,,. イ
           /   ヽ、ニ--、,,_   |ヽ,` ̄`"'┐
          /      \  `ヽ < 丶     ||\
152 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2009/09/24(木) 21:58:18.92 ID:Um3DvNEo
   /    ,  , '    、  `  ;,
  /    / /  ,   /  i \ヽ丶
. /    / イ    イ   イ   |   ヽヽ 丶
    i / //   〃  / |   |    ', ヽ l
.   レ / i    /!   i |   |    |  l |
  ! Y  {    i |   | |  ノ     _亅ノ l
  |亅',  |  ┼t- 」_ し   ‐ニ、 卞 _ノ
  了,| L_ト、 _ノ,ィ'f jヽ     , イj リ { |  今日から定期的に
 ! {1|    l   弋ソ,     l  ー'  l |
 |代_|   i ',     ̄       ヽ   l |  やれるかもしれません
. i   |  | ',          '     |
  | i |  |  l        r‐‐ァ   /i |
  | | !  l  ト、      ー‐   イ | |
. │| l   ├1   ‐ _     /| |  | │
.乂 川    ト、 _     ニ…└、 |│从 ノ
153 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2009/09/24(木) 22:00:43.30 ID:Um3DvNEo
       ,r"                    ゙、
     _,/                       ゙、
.   ,r'"                       ゙、
   {     {                      ヽ
    {     {     ..,,_              ヽ  しかし
.   ノ     ,'゙'、ヾ、レ‐---、ヾ゙)ノ)   -、         ゙,
  /     {  ,、-:::::..  :. :::ツ ノ     ゙、゙'、       } 頻繁に というのは
  ,"      _!,,ソ:::::::::::::::.. :. :::::ノ{     } }      ノ
  {     r'':::::::::r-、;_::::::::  :. :/ ゙'‐-、,   }.ノ      {  やはり難しいな
  ゙、    { ::::::::;'   `''ー-‐'"     ノ  リ       ゙ヽ
.  ゙'‐-、 ゙'、 ::::/           、,クノハ         }
     ゙'‐`'{'゙iヽ、'   __,,,.、    ,.,.,.,,,_/_ハ       {
        `'ヽ  r,"-''"     | ┌ー-゙-ニっ     ヽ、
         {ヽ  r"      | .|      } ト)    ヒ`ゝ
         `~}ヽ      /.| |      -‐"  ヽ、 マ
154 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2009/09/24(木) 22:03:27.81 ID:Um3DvNEo
                 i,     ヽ 、,_   {       ヾ l
              }   /ー- 、_   } i  ノヽ   )   }ノ
         !    人  ヽ、    }. / ノ/,,ニ } /   〈
       i 人   (  ` ー 、 i_, /   !、ニ'"_,=、_┐    j
       | { ,. -‐ ――-- '"/    イ;::じ;:}   |    r
       , ヘ y  ̄,. ̄-‐、-<´       ヽ;゚_;;ノ /  |  /
.        'i   _/ !;:::じ;:}        ! ヽ - '    !  r
       ヽ    ヽ゚::_ ' /       \       ! j  年末までに
  __ ヽ,     }   ー-- ' ´        '゙ ヽ     | ヽ
.'"   `i   i{                     j      | ノ  全部が終わったら
|   r ヽ   ヽ                    ,.'"       l
ヽ  { i、,\   ヽ                         ,'   良いな
 \ \  ヾ` ソ             _ ,,.. -ァ     /
>、 ヽ `~ 、            < -‐ "´        /
   |`ー' -  ゝ、             ´       /
155 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2009/09/24(木) 22:05:34.02 ID:Um3DvNEo
          , -'"             ゙ヽ| )
       ,r ´                 ー 、
        /                     ヽ
    /´                           i
.    l /       /                l
    Y /   ,-' l                     i
      | !   /l'´   ヽ、                   }
     ヾl {{  ニ二ニ=`ー 、   ,. -、        /  HPも見やすくしたいし
.      ` ー〉   「゚j 丶   ゝ  }ヘi l       {
       /    ‐ '     } iノfノ /       )  やれることはまだ
        ヽ,          i ノヾ-'イ        /
       ヽ、_        ´    `)  、  <     沢山あるからね
         ヽ. `            ー 'ノ 丿 ノ
.          l              /´  ´       また年を越しちゃうかも…
         `ー ' "´`ヽ     /
156 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2009/09/24(木) 22:09:04.78 ID:Um3DvNEo
      :.      ::, ‐'´         `'‐、:..: .   . .
       .:  :/                  \::  :
   . : : .  . :, '         ,.ィ、、        ヽ:..:   
  ::    :./          ,/ / { ヽ. 、     ヽ!:.   
  :.    : i        ,イ/ ./  ヽ ヽ\  ヽ.l::.   どうなっても
    : .  ::i       ,ノノ     `  ) \ヽ !|: :
     . ::|         l|二ニ=ーッ'' ゝ-=ニ/ヽ}リ:.   必ずスレは
     : :!     |  || 、ヽノ    、 ソ ,/|シ'´ : .  
    . : ::ヽ!   l  l.ゝ  ̄     ゝ ̄ { |'´  . :.  終わらせるからね!
  .. .:    ::\ヽ. l   |      r==、    ノ !:. . :.
. :        ::`‐ゝ.l   !、   `ー_'  ./|l |:     
 .:       :: , ィ'"´ ̄ ̄`~`''‐、-‐ '´. :: | |::. : .     アタシ一人でもさ
 : :    : / /            \: .   :|.|:   :.    
  ::   :: , '   !              ヽ:  :|!|: .   : .   
  :  : /    |              ヽ: : !|:    : .
157 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2009/09/24(木) 22:10:35.34 ID:Um3DvNEo
.

.         /´ ̄`二ニゝ- 、,ヽ 、
        {:.:.:.:.:.:.:..   .:.:.:.:ル'ハ
.         ヽ::.:.:.:.:...  .:.:.:.:.))ノ.ノ
         <::::::::::.. __...:::___:.:.:.'ノ
      _. -‐くヽ、._( _,))|r””!|:::::彡
     〈:::.......::::::`::::‐- ニ⊆ニニ0:::彡   それじゃ
.      `7''ri┬rz_ー;ヾソテッ:ラ^|.ハミ   
.         ヽ{ |i| ''"「 :|.|゙ヾ-、 :|.|i.}ミ
            .)!   ヽ,l_l、'  ! :j_K〈    続きだ
.    ___小.   _.゙ニ ._  i´r 、ヾ__
    |=    {.|i ヽ  ‐- r‐┴'─|. |‐1
    |=.   _`|.! \.__.|:::::::::r',Zノ、|
  ─''"´ ̄/‐ !   ┌─┘-‐:| .!::::j }
158 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2009/09/24(木) 22:11:32.77 ID:Um3DvNEo
http://download1.getuploader.com/g/4%7Chanten/11/hanten_11.png
シャア.    ( 絶対支配だった帝国の軍事力が
         今、ルナ・ i と対等なまでに縮小しつつある
         これが 投資家や資本化の耳に届けば
         各コロニー企業、軍事産業、独立艦隊が
         活気付いて 地球侵略を始めかねん
         勿論、ルナ・ i の戦力が爆発的に増大したのも悪い…
         宇宙にまで膨れ上がった人類は
         その個体数を拡大させすぎた
         今はその業を背負う時だと 感じないか、アムロ )

ルナ・Fi.   「大佐、グラナダの」

シャア.    「…」

ルナ・Fi.   「大佐?」

シャア.    「ああ どうした」


ルナ・Fi.   「ルナ・Aiが動くようです
         進行状態から見て 目標はサイド6で間違いありません」

シャア.    「F艦隊との接触で 戦力を増強させるつもりだな
         いや、接触したと見せて
         艦隊を引きずり出すか
         ルナ・Aiへ迂闊に手を出せば
         後方のBi艦隊が攻めて来るな」

ルナ・Fi.   「現状では戦力も艦隊の規模も
         こちらが劣っている訳ですからね」

カミーユ   「Bi艦隊が この距離から攻める事なんて無理ですよ」

ルナ・Fi.   「パイロットは待機してろと言っただろう」

カミーユ   「いいでしょ 僕が居たって」
159 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2009/09/24(木) 22:13:16.25 ID:Um3DvNEo
カミーユ   「グラナダは月の向こうなんですから
         今更心配する事なんてないんです
         それにアムロさんの艦隊は無視できない」

ルナ・Fi.   「ブリーフィングルームにもどれカミーユ君」

シャア.    「確かに Ci艦隊がルナ・Aiと接触する予想地点は
         Bi艦隊からでは追いつけない距離だ
         しかし どちらにしても
         ソロモンを留守にするのは面白くない」

カミーユ   「だからってAi艦隊を見逃せば
         F艦隊の戦力も取り込んで
         いずれデュプリケーターを叩かれるじゃないですか」


ルナ・Fi.   「子供が作戦に口を出すんじゃない」

カミーユ   「子供じゃありません 僕だって
         シャア・アズナブルと同じように戦ってきたんだ」

シャア.    「そうだ、カミーユの言うように
         ルナ・Aiを野放しにする事は無い」

ルナ・Fi.   「大佐!」

シャア.    「彼の言うことも分かる
         ソロモンを守りながら Ai艦隊を引き戻す」

カミーユ   「でも、どう具体的にやるんです」

シャア.    「…フォン・ブラウンを叩くのさ」
160 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2009/09/24(木) 22:14:30.69 ID:Um3DvNEo
康一     『ハァハァ…ッ!!』

億泰     「今ムキになって 無茶すんじゃねぇよ!
         時間ならまだあるだろうがよォ!」

康一     『早くこの機体に… 慣れなくちゃ!
         同じA・I・R・Sでも、細かいところは まるで違う』

   バシュ――――――――――ッ!!


露伴     「ダメだ やめさせよう」

億泰     「あいつ無茶苦茶なんだよォ!」

アーク    「彼だってずっと 入院している間に
         ルナ・Biが戦い続けていることを知ったら
         ジッとなんて出来ないさ」


露伴     「だからって 飛行訓練で死なす事は無いだろう」

ハザマ.    「そうだな、内臓器系の筋力レベルもまだ正常ではない
         過剰なGで 骨にもダメージを与え兼ねん」

アーク    「何かあった時のために
         医者の貴方に来てもらってるんだろう?」

ハザマ.    「何かあってからじゃ遅すぎるかもしれないぞ」
161 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2009/09/24(木) 22:15:29.25 ID:Um3DvNEo
露伴     「MS牽引! 何やってる!」

億泰     「康一、大丈夫か! ハッチ空けろ!!」


康一     「ハァハァ」

ハザマ.    「顔色がおかしいな
         エアブロックまで移動できるか?」

康一     「うぅッ なんとか…」

億泰     「お前が無茶やっても 何が変わるわけでもねぇだろう」

康一     「でも… みんなが帰る場所は ここじゃないんだ」

ハザマ.    「掴まって ほら」

露伴     ( アップルの影響で 生死の境を彷徨ったって言うのに
         まだ帰る場所の事を考えているのか
         デュプリケーターは確かに見つかったけど… )


露伴     「最悪だよな」

アーク    「何が」

露伴     「転写装置だよ」
162 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2009/09/24(木) 22:16:42.17 ID:Um3DvNEo
露伴     「そりゃ ラムダ、アナハイムの工場から
         新造艦とMSの提供があったのは予想外だったけど
         その戦力をもってしても
         Ci艦隊を突破するのは難しいんだぜ?」

アーク    「いくらなんでも 本艦隊と合流しないうちに
         デュプリケーターと接触を表明した
         シャアを追う事なんてしないさ」

露伴     「今やらなきゃ 逃げられてしまう
         デュプリケーターは使わせてはならない道具なんだ」

アーク    「そんなに危険なのか」

露伴     「僕たちは あの道具のせいで
         こんな所まで飛ばされたんだぜ?
         恐ろしい力があるのは確かだ」

アーク    ( 量産したエアーズが 本艦隊全体に行き渡れば
         あのシャア・アズナブルの艦隊を討てると思いたい…
         彼の放送を聞いて ルナ・Ciに
         味方をする艦隊が まだ出てくるはずだ )
163 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2009/09/24(木) 22:18:34.49 ID:Um3DvNEo
エミー.    「艦長」

アーク    「どうした」

エミー.    「7番塔、エリア7の防衛管区から
         ミノフスキー粒子を感知したと連絡が入りました
         赤外線のセンサーにも異常が認められます」

アーク    「Ci艦隊だな… やはり来たか
         本艦隊なら ルナ・Biから事前連絡があるはずだ」


エミー.    「戦うの?」

アーク    「当たり前だろ 月面の護衛大隊にも通達しろ」

エミー.    「今動けるパイロットは 康一君 一人なのよ」

アーク    「だからって ここを占拠される訳にはいかない
         ルナ・ i の捕虜になってから
         この組織が目指すことの意味が分かったんだ
         彼らルナ・ i の役に立ちたい」


エミー.    ( 貴方の体だって もう持たないのに )
164 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2009/09/24(木) 22:19:40.24 ID:Um3DvNEo
ルナ・Fi.   「これより作戦に入る 全艦艇に通達」

シャア.    『エリア1と エリア9のルナ・ i 施設ブロックを破壊する
         市民には余計な被害を出したくはないが
         護衛大隊の存在も脅威だ
         今回はルナ・Aiの陽動が目的の作戦だが
         諸君らには慎重に行動してもらいたい 以上』


シャア.    「よし、サラミスを前に出せ
         Ai艦隊の監視は怠るなよ
         ダミーも展開させろ」

カミーユ   「僕たちも出撃しないと!」

シャア.    「ハリー大尉の部隊が出るまでは待機だ
         まずは 護衛大隊を炙り出す」

カミーユ   「ビアレスが出れば早く終わるんです だったら…」

シャア.    「ルナ・ i の残存部隊も気になる
         心配しなくても お前もすぐに出すさ 仕度を急げ」
165 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2009/09/24(木) 22:21:47.85 ID:Um3DvNEo
ハリー    「確認できるだけで どのくらいの戦力が出ている」

護衛大隊A. 「ダミーかもしれませんが 前方には戦艦29です」

ハリー    「実体は7、8隻と言った所か…
         ここの戦力では 持たんかもな」

ポゥ      「隊長がそんな事を言ってどうする!」

ハリー    「降伏も視野に入れるべきだな
         いや、あのアムロ大尉に笑われるのも癪だな
         セントール隊には 迎撃に応じると伝えてくれ」

護衛大隊A. 「了解!」


ポゥ      「あのセントールの部隊は
         役に立つんですか?」

ハリー    「彼らは水族館の生き残りだそうだ」

ポゥ      「水族館って… コロニー落とし阻止作戦を実行して
         地球まで降りて その後宇宙に帰ってきた あの」

ハリー    「ああ、地球帰りの兵士達だ
         その実力を 見せてもらおうじゃないか」
166 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2009/09/24(木) 22:24:20.21 ID:Um3DvNEo
シャア.    「敵部隊は上空から殲滅する
         都市内部には被害を出すなよ」

ルナWi1   『了解!』

シャア.    「トーチカの破壊後は第二波に応戦させる
         カミーユも出せ 私も出るぞ」

ルナ・Ci1   「は」


シャア.    ( 月の護衛大隊が動き出したか…
         デュプリケーターを運用するにも
         フォン・ブラウンは押さえなくてはならない
         しかし、あの部隊は惜しい戦力だ )

カミーユ   「大尉も出るんですか」

シャア.    「そのつもりだ アップルの運用は任せる」

カミーユ   「いいんですね」

シャア.    「いずれアムロとは決着をつける
         その時に まともに動かないでは困る」
167 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2009/09/24(木) 22:26:50.82 ID:Um3DvNEo
ハリー    「ルナ・ i 全体が離反したという訳ではないはずだ
         しかし、ルナ・Biからの連絡も無いのはどういう事だ」

護衛大隊C 「電波かく乱です ミノフスキー粒子が濃くて…」

ポゥ      「上空、機影!MS四機!!」

ハリー    「第一波が来たか 部隊を月面へ誘導しろ!」


護衛大隊B. 「覚悟!」

カミーユ   「どけよ!」

  ドギャ――――――――ッ!!


アーク    『なんなんだあの機体は
         一機でこのブロックを押さえる魂胆なのか』

ハリー    「Biブロックを破壊される前に応戦する」

カミーユ   「スモーってMSも、大した性能じゃないけど…」

ハリー    「この肌触りは アップル搭載機のものか
         だとしたら カミーユ・ビダンという少年が操っているな」

カミーユ   「ハリー大尉か!」

ハリー    「来る!」
168 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2009/09/24(木) 22:28:36.69 ID:Um3DvNEo
シャア.    「エリア8の制圧を急がせろ」

ルナ・Ci2   「エリア4の戦局が硬直状態です
         トーチカの破壊にも手間取るようです」

シャア.    「カミーユは なにをやっている
         私が援護に出るがエリア7の掃討は出来るな」

ルナ・Ci3   「やってみます!」


シャア.    ( カミーユがアップルを扱いきれているのなら
         あの地区はビアレスで制圧できるはずだ
         しかしそれが出来ん所を見ると
         やはり まだ早すぎる力なのか… )

シャア.    「あるいは 護衛大隊に
         予想以上の戦力があるということか」


ルナ・Ci4   「大佐、くれぐれも」

シャア.    「おう」
169 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2009/09/24(木) 22:30:37.46 ID:Um3DvNEo
ハリー    「下がれ! この敵は危険すぎる」

護衛大隊C 「クッ!」


カミーユ   「抵抗しても無駄死にするだけだぞ」

  ドギャ―――――――――――――ッ!!


護衛大隊C 「何だ、何の力!?」

カミーユ   「それみろ 言ったじゃないか!」

ハリー    「やるな!」

ポゥ      「隊長、後退します!」

ハリー    「どこに退くと言うのだ
         フォン・ブラウンは我々が守ると誓ったはずだ」

ポゥ      「しかし!味方は半分も残っていないし
         トーチカは破壊されるし
         このまま戦っても護衛大隊は…!」

ハリー    「儀に死してこそ華だと思わんか」

ポゥ      「隊長―――ッ!!」

ハリー    「あの一機でも落とさん事には
         護衛大隊 名乗る資格無し!」
170 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2009/09/24(木) 22:33:40.46 ID:Um3DvNEo
カミーユ   「今のルナ・Biが生き残っても
         力を取り込む事を繰り返すだけで
         難民の事なんか考えちゃくれないんだ!」


護衛大隊D. 「何だ声が聞こえる… 少年の声だ」

ハリー    「電波ではないらしい 光音声でもない…
         何で受信できる? 直接耳に届く音なのか」


カミーユ   「デュプリケーターがそんなに信じられないのか
         人の生み出した道具を そんなに!」

ハリー    「武器を扱っておいて 難民の心配とは贅沢だな!」

カミーユ   「悪いか!」


ポゥ      「隊長、後退命令を!」

ハリー    「せめて あの一機でも打ち落とすぞ」

カミーユ   「分らず屋ッ!!」


    ドギャ――――――――ッ!!

カミーユ   「援護のMS部隊か!」

ハリー    「まだ部隊が残っていたのか?」

ポゥ      「そんな… だって、余力の機体なんて…」

ハリー    「あのMSは支援をしてくれているぞ」
171 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2009/09/24(木) 22:36:18.73 ID:Um3DvNEo
康一     「護衛大隊の戦力は後退してください!
         フォン・ブラウンの防御はセントールが引き受けます!」

ハリー    「セントールに戦える兵がいるのか!」

ポゥ      「そんな戦力の増援なぞ聞いちゃいないぞ!」


シャア.    「新手か」

カミーユ   「大尉!!」

シャア.    「カミーユはスモーを叩け」

カミーユ   「了解!」


康一     「この機体… 赤い色を使うのは
         シャア・アズナブル!」

シャア.    「戦争を終わらせるだけでは人類は救えん
         地球圏の腐敗を見た君には分かるはずだ」

康一     「人の生き死ににだけ 囚われるから…ッ!」
172 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2009/09/24(木) 22:37:42.29 ID:Um3DvNEo
億泰     『康一が出過ぎてるぜ! このままじゃやられる!』

アーク    「彼の実力を信用するしかないな
         護衛大隊のMS隊は収容できるか」

エミー.    「ダメよ 数が多くて 一度には処理できない」


露伴     「彼を戻すことは出来ないのか」

アーク    「戦局を見たら分かるだろう
         MS部隊に突破されてエリア1管区を制圧されれば
         フォン・ブラウンは
         無条件停戦を申し出なくちゃならなくなる
         そうなれば この町は
         デュプリケーター斡旋の拠点になるぞ」

露伴     「僕にはデュプリケーターなどどうでも良い
         仲間が生きて帰って来さえすればな」

アーク    「アンタだって 元の居場所に帰る目的があるだろう」

露伴     「従えば 戻れるのかよ!」
173 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2009/09/24(木) 22:40:40.35 ID:Um3DvNEo
億泰     『ブリッジで言い争ってんなら
         俺が出て 連れ戻してやる!』

アーク    「量産型のエアーズで出るのか!?
         操縦経験はないんだろう」

億泰     『康一を死なしちゃいけねぇだろうがよォ!
         俺だって操縦くらいは出来る』

    ドギャ―――――――――――――ッ!!


億泰     『うおッ!』

アーク    「やめろ 無駄死にするぞ!」

億泰     『じゃあどうしろって!』

アーク    「カタパルトに座って砲台になればいい
         これよりセントールは 近接戦闘をやる」

露伴     「あの戦闘区域のド真ん中へか! 正気か!?」

エミー.    「MS相手に 戦艦で特攻なんて!」

アーク    「このセントールなら耐えられるはずだ
         耐えなくちゃならない!」
174 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2009/09/24(木) 22:44:49.47 ID:Um3DvNEo
ハリー    「ええい!羽付きの機体を好きには動かすな!
         下からも十字砲火で挟み込め」

ポゥ      「了解!」

カミーユ   「みんな我慢して戦ったって 何にもならないんだぞ!」


康一     「前に味わった感覚だ アップルを使うMS!
         ハリー大尉!!」

シャア.    「カミーユを追うか させるか!」


カミーユ   「エアーズか!」

康一     「そんなものに頼って情けないな!」

カミーユ   「他人の反感を育てて 誰が喜ぶものかよ!」

シャア.    「構うな!」


アーク    『コウイチが押さえてくれているぞ!』

エミー.    『これ以上接近できません!』

アーク    『ぶつけてもいい!』


カミーユ   「戦艦の特攻!なんで!?」

康一     「みんな!」
175 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2009/09/24(木) 22:46:34.18 ID:Um3DvNEo
アーク    『もっと機銃で 応戦しろ!』

エミー.    『あんな小さな敵を 便利に狙えるわけないでしょう!』


カミーユ   「なんで出てくるんだ!」

ハリー    「いかん! 戦艦を打たせるな!」

カミーユ   「死んでから後悔しても遅いのに」

    ドギャ―――――――――ッ!!


ハリー    「なんと!」

カミーユ   「戦場に出てくるから!」

康一     「みんな 逃げて!」

      ドギャ―――――――――!

  ドギャ―――ッ!   ドギャ――――――――――ッ!!


アーク    『う…! 総員退艦ッ!!』

エミー.    『アーク!』

アーク    『かっこ悪すぎるかな… うああッ!』

 ドギャ――――――――ッ!   ドギャ――――ッ!!

康一     「せ、セントールが…」
176 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2009/09/24(木) 22:49:53.51 ID:Um3DvNEo
ルナ・Fi   『大佐!陽動成功 衛星軌道のレーダーから
         ルナ・Ai及びBi艦隊、進路変更を確認』

シャア.    「よし、総員引き上げのサインを出せ
         恒久都市に引き付けてから ソロモンに帰還する!」


カミーユ   「大尉」

シャア.    「ドラゴーネに戻れ」

カミーユ   「でも… まだBiブロックが!」

シャア.    「陽動は成功した」


ハリー    「MS部隊も引き上げていくな…
         撃墜されたセントールの生存者は
         確認できているのか?」

ポゥ      「ゼロ」


康一     「みんな燃えちゃった… みんなが」

ポゥ      「あ いえ、エアーズが一機」

ハリー    「彼も護衛大隊と共に 月面都市へ収容する」

ハリー    ( アーク少尉も死んだか
         これで、セントール隊の生き残りは彼一人になったな )
177 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2009/09/24(木) 22:52:00.24 ID:Um3DvNEo
ハザマ.    「康一君の様態を診察させてもらう」

護衛大隊E. 「関係者以外の立ち入りは困る」

ハザマ.    「セントール隊直属の外科医なら 通してくれるのか」


ハリー    「構わん その方をお通ししろ」

護衛大隊E. 「は!」


ハザマ.    「彼は」

ハリー    「よくない 歩くのも困難だそうだ」

ハザマ.    「退院後間もないのに
         いきなり実戦させるからこうなる」

ハリー    「あなたなら、治せるのでしょう」


ハザマ.    「それで、戦艦セントールのクルーは」

ハリー    「全滅です」

ハザマ.    「そうか」
178 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2009/09/24(木) 22:53:01.06 ID:Um3DvNEo
ブライト    「ルナ・Ciは移動を始めたのか
         もっとよく観測は出来ないのか!」

帝国22A.   『ミノフスキーテリトリーだ
         こちらからのレーダーでも無理だな』

ブライト    ( スペースノイドへの侵略を
         シャアが開始したは意外だ
         デュプリケーターを支援する艦隊は
         ヤツをただ反旗の象徴として 担ぎ出したのではなく
         もっと別の何かを 完遂させるために… )


アムロ    『ルナ・Aiも艦隊をそちらにまわしている』

ブライト    「その必要は無い
         この攻撃は明らかにルナ艦隊に対する陽動だ
         アムロ達の予定を変える必要は無い」

アムロ    「しかし 少数でも艦隊を別行動にさせたままで
         襲われたフォン・ブラウンに向かうというのも
         市民へ不安を与えかねん
         現在の我々の拠点である以上
         支援を惜しんではダメだろう」
179 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2009/09/24(木) 22:55:04.52 ID:Um3DvNEo
康一     「……」

ハザマ.    「想像より症状は軽い すぐに治る」

護衛大隊F. 「安心ですね」


康一     「うう」

ハザマ.    「目が覚めたかい」

康一     「病院…」

ハザマ.    「心配ない 体のほうは直によくなる」


康一     「戦艦は… セントールは」

ハザマ.    「沈んだ」

康一     「みんなは?」

ハザマ.    「死んださ」

康一     「そう そうなんですか」

康一     ( 死んだ… 死んだか
         そうだよな、戦艦は打たれたんだもんな
         何でこんな悲しいのに
         簡単に受け入れられるんだろう )
180 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2009/09/24(木) 22:57:01.22 ID:Um3DvNEo
アムロ    「フォン・ブラウンの街全体は無事なんだろうな」

ブライト    『大した被害はないらしい しかし
         シャアがこんな直接的な方法で
         我々を脅してくるという事は』

アムロ    「ヤツも必死なんだ もう形振りを構うシャアじゃない
         この先、どんな悪行だってやる」

ブライト    『そうなる前に 叩きたい』


ジュドー   「嘘だろう、みんな助かったはずだろう!」

アストナージ 「セントールの船が
         撃墜されたった連絡はお前も聞いてるだろう!!」

ジュドー   「新造艦が 初出撃で落ちるもんか
         きっと何かの間違いなんだろう!」

アストナージ 「馬鹿! 戦争なんだよッ!
         つまんねぇことだって 死ぬときゃ死ぬんだよ!!」


アムロ    「ああ、セントールは全滅した」

ジュドー   「そんな… それじゃ
         傷ついた奴らの分まで頑張って戦ってきた俺たちが
         みんな 馬鹿みたいじゃないか
         ええ、アムロさん! いっぱい死んだよ いっぱい!
         俺達は 何で戦ってきたんだよ!!」

アムロ    「それを 俺たちで変えていかなくちゃな
         誰も死なない 戦場に変えていく為に」
181 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2009/09/24(木) 23:03:54.51 ID:Um3DvNEo
         /:::::///:::://:::::/)/7\  
        /:::::::::/::::::::::::::/|::::::ト''''イ:::::::|.  ルナ・Ciは F艦隊と接触を計る
        /:::::::::/::::/_Nヽ|__\| _∠イハ   Ai艦隊を引き戻す為
        |::::::l::::\|ャ'´ヒリ`´   /ヒlj:/:::|   フォン・ブラウンへ奇襲を仕掛けた
        |::l:::r‐l/          7 }/l./.  
        |::|:|ヽ。,       (´_7 /.     護衛大隊と セントール隊は
         |::|:|:::l::∧       /.      この陽動作戦を阻止する為に
        ノ::|:|::::|::\      _∧       迎撃に打って出るものの
       /::::|::::::厂勹-―‐┤::|:::リ      ルナ・Ciの圧倒的戦力を前に
        /::::::|::::/  | ト、:.:.:.:.:.〔 ̄ ̄ ̄l了   戦艦セントールは撃墜されてしまった
      /:::::/:::::) コ | |::::):.:.:.:.ユ_    | |   
    // ̄ヽ(__〉〉(__;:.:.:.:.‐:.:ヽ</   命の灯火がまたひとつ またひとつ…
    //⌒\\)  ̄|| ̄|\:.:.:.:.:.:|:| ̄〈\  
    /::|    \|/   ||  |:.:.:.\rn|:.\ 〉ノ\
   {:::|     〉イl7 \ \:.:└l_r'.:.:.:.`ヽ|/〈| この次も サービス サービスゥ♪
182 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2009/09/24(木) 23:19:42.03 ID:Um3DvNEo
 次回!           ノ                  `'ヽ,
               彡'                         i
               /. /                       l
               ! (    , ,r'' ,,..      ハ        |
 『  月面の少女  』 `ゝi  ,,(/' /´  ,  ,,. r'´i   r     ゝ
                    r'‐、-,_、ミ;;;、 iλィ'´    ヽ. 'i、  /´
                ヾt' !  、r'_) ''`リ レ ,;二ニ_ミ ヽ〉ヽ丿
 『 デュプリケーター 』    `i.l  `      '´ _r'_}ヾ ./r '~
.                     l        i   " ´ /./´
                  ,, -ヽ    ,_ ` "      /'´
       をお楽しみに!/.  ,,l \   ,, ~´  _/ノ_
                 /  l !,  \    ,.. ィ'´/  `ヽ 、
               _」´   l ヽ、   ̄,;   <=,,、     ヽ 、
       _,,, --‐ '' ",, -‐L、   l   ` 'ヽ,r -'"´ ,ヘ `ヽ     `ゝ
   /~ ̄,,.. --‐ '' ~´   ! \  l、 ' -、,,_ || _,, -'´ .ヽ     /
183 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/09/25(金) 00:39:12.77 ID:fvUqvTIo
おぉ、大漁じゃぁ

てか年内に終わるかどうかって、まだまだたっぷり有ったのかww
184 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/09/25(金) 11:59:58.58 ID:Fi.rNGco
新約版とかいうメニューがww
185 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/09/25(金) 14:43:12.28 ID:VOVYADo0
乙!
もう一年以上あなたのSSが楽しみで過ごしてますww
186 : ◆HWJz9aY/3Q [saga]:2009/10/01(木) 23:50:03.50 ID:LQsfx6co
               ,ィ//'´ '´    ー´--- 、
              i !           `ヽ_ヽl
             , -'              ヽ`ヽ
            /'´    _   i イ l      \)
            /   /、i   jノー 、(ヽ      ヽij
           _l   ! ノi i'´  l7:oヽ_ヽノ_,.イ   i ヽ.
, -―- 、_      / ` ー- l_V) ノ ー -` '´  _,、ノク  |ヽ}
     ヽ` ー- _l       `, 7    _  .r' i;゚ハン  jノ
      ヽ` ー- ヽ    / /  ./ーヽ、'´ ` i´ rー'´
-- ニー_、 l    l  /  /ヽ  !ヽ  >'  /‐ '
   、_ ``ヽ    l/ヽ  i、  \` ー ´ /    やるぞ!
     ` ー-ヽ、      { 丶、,ィ ー‐ ' ヽ-、
           ヽ       /  ヽク   / l\
          ヽ    l  r,l´  , く   lヽ |
           \   | ‐ '´ l  ヽ ヽ、 ト ,:'
187 : ◆HWJz9aY/3Q [saga]:2009/10/01(木) 23:53:05.00 ID:LQsfx6co
                   _
           _,r-'"二⌒イ二_ ヽ、
          r'  ,r二ニY´ー-  、  ヽ
         /     /⌒イニト、、  ヽ  ヽ、
         /     ノ ,イ  ||`、  ヽ  ト、,  メニューの新約版は
        /   /ノ ノノ   !、ヽ      |
        | , / 仏ニ,,_  、 _ー_ト、_、  ヽ Y  気になさらないでください
        |  |// | -戈フ' ヽ  心ノス r、、 ヽ'
        ト、、 ト、    `|      Yヲ   |
        | `, 、||,i     ヽ     レノ   イl  あとで消しておきます
       r'  ',  ヽl、   、=-    イ'   / |
       i´| !ヽ,  ヽ、   "   , イ   /  !
       ! ! ヽヽ、  |ヽ、    /,イ  /  イ、
       ヽ、、 ヽ、  !   ー -  ,i  / , '  |
        !      }       {  /   イ
188 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2009/10/01(木) 23:55:14.50 ID:LQsfx6co
   /       ,_,              ',
   /       ( l 、            ',
   l      ,i、/ 〉ヽ!ヽ、ヽヾ   `ヽi   l
   l    i , ノ ハ( 、 ,-‐..'´`ソ'`ヽ i リ   /  何か新しい事を始めたくても
  │  i、l=‐':´`"゙:::::::::::::.  : ノノ/、  /
   | i i |/::` :: ::::::::,i ヽ ;::::::..  .:: l l  l   ヽ  それをする余力がないのが問題だ
   l ヽゝ l::: ::: :::/ |  `' 、::: -'´j l' /   )
   ヽ、ヽ ` 、、:::/  !、-     ゝ,l '   /
    ゙''- 、ミ ',   _, - ‐-   /r, 、 `( _  現状で手一杯とは
       _ノヽ\    -    , '// \   )
       `ヲ.  \      / //    `''‐'-, なんと情けない
    , ==l ,  l ` - ‐ '  //   ,---、 /
  , , ' '´   !li  lL.   , - ' 7/   |=000| )
//      `゙゙゙_)| `' '´   l(    ゙ー ' ´く
ヽ.ヽ、        l      ヽ >      l
189 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2009/10/02(金) 00:00:52.99 ID:Q7E8D1.o
   .,;´               'ヽ
   ,i                  l
  ./        i           ( .
 ,i /    ノ,ノノi i i         ) はやり人間
 ! ,ヽ, ∧ニ'レ'ー' !、j、 、       i
 ヽ\ソ,ノ''ミェf、  ,__二ミ      j  いつまでも
  "Yヽ.ト   )  ''ミェァ,;゙) '"   ) 
   リゞ.l _ /      ~i //,\   器用には動けん
.   ゙ヽ!トl ,\ヽ      j !, (/i゙`' \
   __,j,ハL!ヽ.゙y‐'" ゙̄ヽ'"j j. ,r┴‐‐'゙7i!
  (~r' ! ヽ./__,r=~ヽイ「「`^~  ((  !
  !.l  ) ,f~  _,,ィ、\,i !j! ,.へ    )/
  | | ( /      ヽ./,// /゙^ヽ.__/
   \V    !i~_/   トー゙  //‐-r'" ̄~ヽ、
   /     ,j~__ _,.ノ!.   //        \_
190 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2009/10/02(金) 00:04:08.07 ID:Q7E8D1.o
    /     /  /                 、l , -     ',
   l     l   !,ィ               ノ'       ',
   ヽ     !  !l!             , , ノ        /
    ヽ    ト、 ヽ  ! /, _,.-_ ,ノノ ,ィノl'ヽ/,       ,'
   ,...ノ'   | ヘーヽヽl(/ l'´ ≧ミ、_ ,ノ' ! リ! l       ト!_
 r'´イノ    ヽ リ   r'`    ヽヾ歹、=、ヽ ,_リ=、  l  ノ l `
 !( ゞ,.     ´r、 r'       ̄` ヽ  /ゞクイノ /ノ ノノ
 }ヽ、`` ー- _i´, ノ'.lヘゝ          /  /ー '´_, '´  しかし
 l   ̄` ー- 、`ヽ、l,_        _   l  / ,(´
 !        ` ー-、ヽ       ヾ=-' ,.', ィ、丶、    スレに書き込むのは楽しい
_,ゝ          _レ'-―- ..,'' ―=- ,イ(   `ヽ\
           `iーrヘ ̄`ヽ、` ー, - '一ー- 、   ヽ.ヽ もう少し 続けてみるさ
                l lー-ヽ _, -`´ , --‐_レ‐- `)  /∠、
                | | ヽ./ r=ー'―‐'´-、  ̄ `ヽ///ニ,
              ! ト.ノ   , ―---=、_ヽ l / \ ヽ
191 : ◆HWJz9aY/3Q [saga]:2009/10/02(金) 00:06:09.51 ID:Q7E8D1.o
.

.         /´ ̄`二ニゝ- 、,ヽ 、
        {:.:.:.:.:.:.:..   .:.:.:.:ル'ハ
.         ヽ::.:.:.:.:...  .:.:.:.:.))ノ.ノ
         <::::::::::.. __...:::___:.:.:.'ノ
      _. -‐くヽ、._( _,))|r””!|:::::彡
     〈:::.......::::::`::::‐- ニ⊆ニニ0:::彡
.      `7''ri┬rz_ー;ヾソテッ:ラ^|.ハミ   
.         ヽ{ |i| ''"「 :|.|゙ヾ-、 :|.|i.}ミ
            .)!   ヽ,l_l、'  ! :j_K〈    続きだぜ
.    ___小.   _.゙ニ ._  i´r 、ヾ__
    |=    {.|i ヽ  ‐- r‐┴'─|. |‐1
    |=.   _`|.! \.__.|:::::::::r',Zノ、|
  ─''"´ ̄/‐ !   ┌─┘-‐:| .!::::j }
192 : ◆HWJz9aY/3Q [saga]:2009/10/02(金) 00:07:48.29 ID:Q7E8D1.o
http://download1.getuploader.com/g/4%7Chanten/13/hanten_13.png
ブライト    「補給が遅れているから
         エリア7の修復にも手が出せない状況なんです」

市長F.    『空気漏れが収まるまで
         こっちのトラックも 動けんじゃないか
         アンタらは我々の職員を窒息死させたいのか!』

ブライト    「ノーマルスーツと 宇宙用コンテナの準備は
         護衛大隊経由で任せてあるでしょう」

市長F.    『それだって雇用契約外勤務だ何だと
         保障を盾に 職員から告訴され 困るのは我々なんだぞ
         軍は無茶な注文ばかりつけるが
         そんなに艦隊の補給を終わらせたければ
         こちらの兵隊を
         こっちのブロックに回せばいいじゃないか!』

ブライト    「出来ればやっています MSだって10や20じゃない
         Ci艦隊の攻撃から
         街を守るために整備している人員を
         道路網工事に回すワケにはいかんのです!!」


トーレス   「随分長引いてるけど
         本当に 大丈夫なのかな」

サエグサ   「7番港がダメなら 遠回りになるけど
         3番の港に 入れてもらうしかないな」
193 : ◆HWJz9aY/3Q [saga]:2009/10/02(金) 00:09:32.34 ID:Q7E8D1.o
 ピピピッ! ピピピッ!!

トーレス   「はいこちらツバル
         バイパス工事の文句なら他の…」

市民G    『いや、復旧の催促じゃなくて
         エリア5の地下ブロックに
         妙なものが置いてある格納施設を見つけたんだ
         カタチから見て MSとか そういう兵器に間違いない
         こういうのを発見したら
         軍に報告しなきゃならないんだろう?』

トーレス   「本当、なんて格納庫?」

市民G    『BO-20N 北の昇降口から
         まっすぐ西に向かったところにあるヤツさ』

トーレス   「弾薬製造業の所有管区だね
         発見した経緯とか いろいろ聞き…」

    ブッ!


トーレス   「あれ」

サエグサ   「どうした」

トーレス   「向こうからかけて来たのに
         どうして切っちゃうんだろう」

サエグサ   「とりあえず報告書にまとめて
         アムロ大尉にでも 知らせておいたほうがいい」
194 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2009/10/02(金) 00:11:27.25 ID:Q7E8D1.o
市民H    「通達は出来た 作戦開始だな」

市民E.    「ルナ・BiはCi艦隊の動向を気にして
         フォン・ブラウンからはしばらく動くことは無い
         だから、焦らなくっても じっくり作戦に集中すればいい」

市民F.    「本当にこんな間抜けな方法で
         ルナの軍隊を騙せるのか」

市民G    「あいつらも同じ人間だ うまくいくよ
         そうでなくちゃ この街は守れない」

市民E.    「そうだな 軍人はいつも破壊だけを生むが
         我々の故郷はひとつしかない
         長生きするためにも
         戦争を長引かせないためにも
         もうルナ・ i なんてものに縋ってはいけない
         作戦が終われば きっと理解してくれるだろう」


???    ( アタシこれでよかったのかな )
195 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2009/10/02(金) 00:12:28.81 ID:Q7E8D1.o
ブライト    「ク… 街の連中は
         今どういう状況か何も分かっちゃいない」

アムロ    「被害が予想より広がったからな
         街を建て直すだけでも 手一杯なのさ」

ブライト    「グラナダを 帝国の戦力に任せて
         フォン・ブラウン護衛に回ったが
         もう少し早ければこんな事には…」

ニー.     「都市全てが破壊されたわけじゃない
         それなりの収穫もあったんだろう」

ブライト    「ああ、今回の艦隊、部隊配置で
         ルナ・Ci艦隊の動きが大体分かった
         新型のMSも投入している所を見ると
         かなり 動いているようだな」


アムロ    「これか?ヤケに小さい機体だ」

ニー.     「知っている ビアレスという機械だ
         私の居た世界で使われていた兵器に間違いない」

アムロ    「だとすると デュプリケーターを運用した証拠だな
         シャアは転写装置を既に動かせる段階まで来ている」

ブライト    「だが、この一機以外は識別できているし
         本格的に軍備されている訳ではないだろう
         土台を整えたに過ぎんから
         まだヤツを叩く機会はある」

アムロ    「ああ シャアの戦力が
         デュプリケーターによって強化される前に
         ソロモンを抑えなくっちゃな」
196 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2009/10/02(金) 00:14:35.84 ID:Q7E8D1.o
ジュドー   「体のほうは 大丈夫?」

康一     「うん、ルナ・Aiには すぐにでも戻れそうなんだ
         エアーズも 白馬へ輸送する予定らしい」

ジュドー   「戦争が辛いようなら
         もう休んでたっていいんだぜ
         デュプリケーターは俺達が必ず見つけてやるから」

康一     「僕は、ルナ・ i で関わった全ての人に
         償いをしなくちゃならない
         アップルのせいもあったけど
         サイド6でみんなに迷惑をかけたのは事実だから
         その分をキッチリしないと 杜王町へは帰れないんだ
         死んだみんなの分も 目的はゼッタイに果たす」

ジュドー   「凄いな あんなひどい目にあっても
         そんな風に考えられるなんて」

康一     「もう 逃げ出したくないからね」


ハリー    「ジュドー・アーシタ」

ジュドー   「なにさ」

ハリー    「来てくれ」
197 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2009/10/02(金) 00:15:40.57 ID:Q7E8D1.o
康一     「アムロさんから? どうして」

ハリー    「急ぎの用件らしい」

ジュドー   「有線で連絡くれなくても
         こっちの端末で呼べばいいのに」

ハリー    「警戒待機中なのを忘れたのか」

ジュドー   「ソロモンのルナ・Ciは 離れて行っちゃったんだろ?
         今更用心しなくても…」

ハリー    「ブライト艦長は フォン・ブラウンの都市内部に
         スパイが潜入している事を警戒しているのさ」

ジュドー   「この街全体が俺達のアジトだってのに
         街の人も信用できないなんて」

ハリー    「軍隊とは そういう組織だ
         いい加減に慣れたほうがいい」


アムロ    『何をやってる
         呼び出したらすぐに応答するよう言っておいたはずだ』

ジュドー   「いきなり説教タレなくてもいいじゃない
         なんか あったの」
198 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2009/10/02(金) 00:17:45.71 ID:Q7E8D1.o
アムロ    『エリア5の地下ブロックで MSが発見されたらしい
         こっちは補給に手間取っていて
         出られそうにないんだ
         護衛大隊と共同で調査に向かってくれ
         MSに関して言えば
         お前もそれなりの判断が出来るだろう
         使えそうな機体は 全て回収しろ』

ジュドー   「何で今になって そんなものが出てきたの
         !(アイターン)が離反する前に保有してたヤツかな」

アムロ    『それが分からないから
         ついでに調べてくれると助かる 出来るか?』

ジュドー   「ハリー大尉って変わった眼鏡の隊長さんもいるし
         調べるだけなら 任せてよ」

アムロ    『頼む』


ジュドー   「ああ! アムロさん」

アムロ    『どうした』

ジュドー   「コウイチは 本当にルナ・Aiに戻すつもりなの」

アムロ    『本人が希望しているんだから
         僕は 拒むつもりはない』

ジュドー   「よくわかんないけど…
         冷たい顔をしているのが気になってさ
         アイツ 死にそうな目をしてたんだ」

アムロ    ( お前だって 同じ顔をしているだろうに )
199 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2009/10/02(金) 00:19:04.70 ID:Q7E8D1.o
ジュドー   「護衛大隊の人、なんでもっと呼ばなかったの」

ハリー    「格納施設に一人先回りさせている」

康一     「じゃあ 四人で調査するんですか?」

ハリー    「こっちも先の戦闘で
         皆、補給と修復作業に追われているからな
         暇なのは 私と副隊長だけなのだよ」

康一     「隊長はハリー大尉なんでしょう
         本当なら 整備を監督しなきゃならないのに どうして」

ハリー    「MSの整備が似合わんからさ
         お、あれが 格納施設らしい」


ポゥ      「隊長、遅い!」

ハリー    「気にするな MSは」

ポゥ      「こっちですよ」
200 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2009/10/02(金) 00:20:04.74 ID:Q7E8D1.o
ジュドー   「なんだよこれ… MSなの」

ポゥ      「私に聞くな!」

康一     「この間の戦いで会ったヤツと似てるなァ」

ジュドー   「あの、青くて ちっこいヤツ?」

ハリー    「ビアレスとか言う 新型か
         確かに 似たような風情だが
         武装や装甲が異なる所を見ると 別の機種らしい」


ポゥ      「こんなモノが 実際の戦闘で使えるとは思えない
         ルナ・Biの連中に破棄させよう」

ジュドー   「まだよく分かってモンなんだぜ
         勝手に決めちゃうのは軽率だろ 中尉さん」

ポゥ      「アタシは上官だぞ! その言い方はやめろ」
201 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2009/10/02(金) 00:21:34.24 ID:Q7E8D1.o
ジュドー   「とりあえず 立体の写真だけ撮って
         ブライトさん達の判断を待…」

    グォォォォオオオオッ!!


ポゥ      「何だ 動くぞ!」

ハリー    「人が乗っている?
         どういう連中だ 聞いていないぞ!」

ジュドー   ( 何だよこいつら まさかルナ・Ciのスパイなんじゃ… )


市民E.    『よくもまぁノコノコと来たものだ
         この機体は小回りも利くし 格納庫の中は広い!
         大人しく我々の指示に従ってもらおう』

ハリー    「でなければどうなる」

市民G    『素直にさせてやる』

    ガシィィイイッ!!


康一     「つ、捕まった…!」

ハリー    「5体の虫人形で ルナ・ i に仕掛けるつもりか
         そんな戦力で何が出来る」

市民G    『その為に アンタらには人質になってもらうんだろう?
         人質なら人質らしく 口の利き方には気をつけろ』
202 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2009/10/02(金) 00:22:57.90 ID:Q7E8D1.o
アムロ    「何を騒いでるんだ」

ブライト    「エリア5で味方が人質にとられた」

アムロ    「ジュドーの居るところだな」

ニー.     「そのジュドー君御一行が 捕まったらしい
         MS発見の報告をくれた連中は
         我々に罠を仕掛けてきたんだ」

アムロ    「どういうんだ ルナ・Ciの連中なのか」

ブライト    「違うな それにしてはお粗末過ぎる」

アムロ    「分かるのか」


ブライト    「勿論、!(アイターン)やルナ・Ciが
         我々から離反したことで 市民の間に軍に対する
         不信感が大きくなったのは事実だろう
         しかし、少数の人質とMSで
         艦隊相手に交渉を図るやり方は
         まるっきり素人だ
         やっているのは フォン・ブラウンの市民達だな」

アムロ    「しかし妙じゃないか そんな素人達があんな兵器を
         何処から入手したんだ」

ニー.     「ルナ・Ciが転写した兵器を武器製造屋が買い取り
         それを市民に転売したんだろう
         あのマシンはボゾンと言って 私の知る世界の兵器だ」

アムロ    ( シャアの因縁が 俺達に付きまとうのか… )
203 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2009/10/02(金) 00:24:35.97 ID:Q7E8D1.o
ポゥ      「ええい どこを掴んでいる!
         そんなに強く握るな!」

市民G    『文句の多い女だな』

市民F    『ルナ・Biからの返答が遅い…
         まだ我々は 要求すら言えてないぞ』

ハリー    「軍隊がたかが兵士4人を惜しんで
         交渉に応じるわけがなかろう」

市民H    『黙れ 握りつぶすぞ!』

ジュドー   「あんたらこんな事して 
         ただで済むと思ってんの?
         つまらない事で意地を張って
         つまらない殺し合いを またやらせる気かよ!」

市民H    『お前達軍隊が街に居なけりゃ
         こんな事にはならなかったんだ
         全部が出て行くまで 諦めはしない!』

康一     ( フォン・ブラウンの市民は
         この月面都市を 軍を排除した
         中立都市として 再建させたいのかな…
         だけど そんなにうまく
         軍隊ってのは居なくならないものだよ
         ルナが消えても またほかの軍隊が来るだけなのに )
204 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2009/10/02(金) 00:25:49.52 ID:Q7E8D1.o
ブライト    『よし、要求を聞く準備が出来た
         そちらの条件は何だ』

市民E.    「補給した物資全てを
         フォン・ブラウン市民全体に明け渡し
         MSを含めた武装を 全て放棄しろ
         軍艦を月重力圏外へ移動させたら
         人質をコンテナに乗せて 解放する」

ブライト    『我々が拒否した場合は?』

市民E.    「人質が肉団子になるだけだ」



サエグサ   「ニクダンゴって何?」

トーレス   「料理か何かじゃない?」


アムロ    「無茶苦茶だな」

ブライト    「今はこんな所で遊んでいる暇は無い
         MS隊を出撃させ 処理させる」

ニー.     「人質はどうする」

アムロ    「大丈夫、僕が部隊を指揮して
         ジュドー達を助けて見せるさ」
205 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2009/10/02(金) 00:27:57.00 ID:Q7E8D1.o
ブライト    『条件は分かった
         艦隊全てと連帯が取れるまで時間をくれ』

市民E.    「30分だけだ それ以上待たせるようなら
         この女の腕を引き千切る」


市民G    「あいつら 時間をくれとか言いながら
         本当はだまし討ちの準備をしてんじゃないのか」

市民H    「そんなに大胆な行動に出るとは思えんが…」

ジュドー   「分からないぜ
         真上からレーザー砲で撃ち抜かれるかも
         そうならない内に 降伏しなよ!」

市民F.    「今更引けるか!」


市民E.    「とにかく 用心してかからなきゃならん相手だ
         軍人は 汚いことをするのが得意だからな」

市民F.    「まったくだ ボゾン5機で うまく立ち回らにゃ
         奴らのペースにはハマっちまう」


ジュドー   ( そういや 一機だけ 離れて待機してるけど
         あの中にも
         フォン・ブラウンの市民が乗っているのかな )
206 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2009/10/02(金) 00:29:51.10 ID:Q7E8D1.o
アムロ    「各隊、射撃位置についたな」

ルナ兵S.   『山の手からは 人質の表情までよく見えます』

アムロ    「目標の全方位からミノフスキー粒子を散布して
         連中が気付くと同時に ボゾンの腕だけを狙え
         あのパイロット達も デュプリケーターに関する
         情報を持っているかもしれない 生け捕りにするぞ」

ルナ兵P.   「了解」


市民H    「後ろに待機させている4号機に
         奴らの艦隊を偵察させたほうがいいんじゃないか」

市民E.    「連中の動きは確かに気になるな
         四号機! 偵察には出れるな?」

???    『了解…』


市民G    「ん、ちょっと待ってくれ」

市民F    「どうした」

市民G    「レーダーの反応がおかしい
         通信にもノイズが混じり始めた」

市民H    「どういうんだ まさか…」

市民E.    「ミノフスキー粒子か!」
207 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2009/10/02(金) 00:31:25.38 ID:Q7E8D1.o
    ドギャ―――――――――――――ッ!!

 ドギャ―――ッ!!          ドギャ――――――ッ!!
        ドギャ―――――――ッ!!


市民E.    「うおおッ! ひ、人質が…
         奴ら掴んでいた腕を打ち落としてでも
         交渉はさせないつもりか!」

康一     「何、味方の攻撃なの!?」

ハリー    「我々を逃がしてくれるらしい
         また捕まる前に逃げろ 走れ!」

ジュドー   「中尉さんがまだ…!」


ポゥ      「なんで折れた腕が離れない!
         クソ、外れろ どうして私だけが!」

ジュドー   「手伝うから 暴れないでよ!」

ポゥ      「私に構うんじゃない! 自分だけで逃げろ!」
208 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2009/10/02(金) 00:33:14.57 ID:Q7E8D1.o
市民G    「まだ逃げ遅れた人質はいる!
         コイツらだけでも捕らえるぞ」

ポゥ      「何やってる 逃げろ!
         アタシの言うことが聞けないのか!」

ジュドー   「アンタを一人には出来るかよ!」


市民G    「二人も人質が居れば まだチャンスはあるんだ」

ルナ兵P.   「チィ! 逃げ遅れた人質が居る」

アムロ    「ジュドーに離れるように伝えろ
         ボゾンの足を狙え!」


市民E.    「人質一人を殺して見せれば
         連中は大人しくなるはずだ
         そこの女を踏みつけろ!」

市民G    「ガキも巻き添えになるぞ」

市民E.    「殺さん程度なら巻き込んで構わん」


ジュドー   「アンタら正気かよ!」

市民G    「正気でこんなことが出来るかッ!」
209 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2009/10/02(金) 00:34:54.48 ID:Q7E8D1.o
    ガギィィィィイイイイイッ!!

市民G    「な… なんだ、四号機か!
         何で邪魔をしやがる 味方じゃなかったのか!」

市民E.    「なにやってる!離れないか!」


ジュドー   「あいつ、助けてくれるのか」

ポゥ      「戦況はいい!
         手伝うなら 真面目にやれ!」

ジュドー   「分かってる!」


アムロ    「どういうんだ、味方をするヤツがいるのか…
         あの機体も含めて ボゾンの鹵獲は急ぐんだ」

ルナ兵S.   「動きが早くて 簡単じゃありません!」

アムロ    「エアーズの扱いはジュドーのほうが上だ
         ヤツに MSを渡してやれ」
210 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2009/10/02(金) 00:36:07.78 ID:Q7E8D1.o
ルナ兵S.   『ジュドー・アーシタ! 女の処理は俺に任せて
         ボゾンを鹵獲しろ、エアーズを渡す!』

ポゥ      「私を女呼ばわりするな!」


ジュドー   「ありがとう アムロさんは?」

ルナ兵S.   「逃げた二機の追跡に回った
         お前は 内輪揉めをしている二機を捕らえろ!」


ジュドー   ( 四号機は後ろからずっと待機してたヤツだよな
         あの機体、ボゾンって言うらしいけど
         味方をしてくれた機体には
         どんなヤツが乗っていたんだ… )

ジュドー   「ジュドー・アーシタ 行きます!」

   バシュ――――――――――ッ!!


ポゥ      「私にもMSはないのか!
         これでも護衛大隊の副隊長だぞ!」

ルナ兵S.   「贅沢言うんじゃねぇ!」
211 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2009/10/02(金) 00:37:38.27 ID:Q7E8D1.o
市民E.    「人質全てに逃げられ
         ルナ・Biからは攻撃を受け…
         クソ、何もかも 作戦は水の泡と化したか
         貴様が邪魔しなければうまく行ったものを!」

???    「人殺しはしないって約束したじゃない!」

市民E.    「身寄りのない貴様を可愛がってやった恩を忘れて
         そんな口を利くのか 小生意気な小娘が!」


ジュドー   「やめろ!」

市民E.    「チィ!」

ジュドー   「もう俺達に降伏するしかないこの状況で
         まだ戦う気でいるのか!」

市民E.    「決め付けるのが早いな
         作戦に失敗した この感情を…
         この怒りをオーラに変えてみせれば
         ルナ・Biの艦隊と 私は同等に戦えるかも知れんぞ
         ボゾンとはそういうマシーンだ」

ジュドー   「なんだ… パワーをあげている!?」

市民E.    「反軍派組織の中で このマシーンを扱えたのは
         我々 5人だけだった
         しかし 先に逃げた二人と そこの四号機に乗っている
         生意気なガキとは違って 私には才能があるらしい
         今死ぬことも怖くないと思っているのがその証拠だ
         貴様のMSも潰して… ルナ・ i を根絶やしにしてくれる」
212 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/10/02(金) 00:38:22.78 ID:drHpNEDO
しえん
213 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2009/10/02(金) 00:41:59.02 ID:Q7E8D1.o
ジュドー   「なんなんだよ そこまでして何の得が…」

市民E.    「反感を育てておいて憎らしいガキだ」

    ドギャ――――――――――ッ!!


ジュドー   ( この力、普通じゃない オーラって言ったな…
         このままプレッシャーに押されたら
         本当に艦隊だって潰されるかもしれない! )

市民E.    「これがオーラのなせる力だ
         それが分かっていながら 抵抗しようとは
         つくづく軍人というものは 御し難いな」

ジュドー   「アンタも人殺しを始めたら
         軍人と何も変わらないだろ
         街をどうにかしたいって気持ちがあるなら
         もっと血を見ないやり方でやりなよ!」

市民E.    「ならば気付かせてやる 本当に正しいとは何か」


???    「ジュドー、逃げて!」

市民E.    「また邪魔をする! エラーブランチの分際で
         器用に敵味方を使い分ける権利はない!」

ジュドー   「なんだ、ひょっとして四号機に乗っているのって…」

市民E.    「私に 今だけの感傷で楯突くと言うのなら
         その考えを正してやる」

       ドギュ―――――――――ッ!!
214 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2009/10/02(金) 00:44:15.01 ID:Q7E8D1.o
ジュドー   「直撃… ユリエ!」

???    「あああ!!」

市民E.    「私に抗ったことを後悔しろ!」

      ガガガガガガガッ!!


ジュドー   「今の直撃はまずい!」

???    「こんな事で 持たないなんて…」

ジュドー   「ユリエ… ユリエだろう!? それに乗ってるの!」


???    「アタシ、馬鹿だったけど…
         ジュドーが叱ってくれたのは本当は嬉しかったんだ」

ジュドー   「爆発する前に そのマシンから早く降りろ!」

―――――‐だけど、私達ブランチはさ
        やっぱり普通には生きていけないんだ
        ジュドーが傷だらけで出て行った時に分かったよ
        やっぱり 普通の人間じゃない…
        転写された人達みんな 兵器のように扱われるしか
        生きる術がないんだ それって………

市民E.    「馬鹿な事をしなければ 生きて 向き合えたものを
         やはり 子供とは言えど ブランチ風情に
         兵器を与えるべきではなかった」

     ドギャ――――――――――――ッ!!


ジュドー   「ユリエ―――ッ!!」

市民E.    「次は貴様だ」


ジュドー   「なんでそっとして置けないんだ…
         なんでみんなそっとして置けないんだ!」
215 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2009/10/02(金) 00:47:41.02 ID:Q7E8D1.o
アムロ    「ボゾン一機をまだ処理できないのか」


ジュドー   「戦える人間が戦いたい人間じゃない
         それなのに なんでそっとして置けない!」

市民E.    「ブランチの業を背負った者なら
         少女だろうと老人だろうと駆り出される
         それを始めたのは 貴様ら軍人だ
         その怒りの源も 貴様達軍人が!」

ジュドー   「俺達はデュプリケーターを叩く為に
         戦ってきたんだ! その組織が
         ルナ・ i である事も分からず
         憎しみだけを育てて!」

市民E.    「嘘を口にしたな!ブランチだろうが
         兵器になるものは利用してきたじゃないか!」

アムロ    「ジュドー、下がれ! この敵は僕がやる」

ジュドー   「アムロさんには任せたくない
         アイツだけは あの憎しみを生む心は!」

市民E.    「なんだ、あのMSから感じるオーラは…
         この私が 気落されている!」

ジュドー   「でぇい!!」

     ピキィ――――――――――――ンッ!!


市民E.    「パワーが上がらん
         私のオーラを上回る力か!」
216 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2009/10/02(金) 00:49:04.68 ID:Q7E8D1.o
ジュドー   「みんなもっと我慢すれば
         よくなる事なんていっぱいあるだろう!」

市民E.    「ボゾンのオーラちからがこんなものでは
         ルナ・Biの艦隊を始末する私の計画が…!」

ジュドー   「それを何度も何度も 俺に言わせて
         アンタも 我侭な軍隊と同じだ」

市民E.    「ええい たかが一機に舐められてたまるものか
         この力が増大した暁には ルナ・ i の軍隊なぞ…」

ジュドー   「憎しみを生む血を吐き出せッ!!」

市民E.    「根絶やしにしてくれるッ!」

   ドギャ―――――――――――――――ッ!!


アムロ    「ジュドー!」

ジュドー   「ハァ… ハァ…」

アムロ    「何で直撃させた
         殺す必要は無かったはずだ」

ジュドー   「ユリエはブランチでも 普通の子供だったんだぜ
         ちょっと生意気な お転婆だったけどさ… それを
         アイツが殺したから 俺は!」

アムロ    「事情は後で聞く お前は戻ったほうがいい」
217 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2009/10/02(金) 00:52:05.53 ID:Q7E8D1.o
康一     「ジュドーは どうしちゃったんですか
         部屋から出た様子もないし」

アムロ    「今は会わないほうがいい
         一人になりたい事って あるだろう」


ハリー    「我々がMS隊によって 解放された後
         彼だけはエアーズで出撃したようだが
         アムロ大尉は彼の傷心の理由を ご存知なのですか」

アムロ    「この街で以前、ジュドーが世話になった少女が
         内輪揉めで破壊されたボゾンに乗っていて
         目の前で殺される所を見たらしい
         僕が知っているのはそのくらいなんだ」

康一     「また…」

アムロ    「アイツには 時間が必要かもしれない」

ハリー    「このまま戦いを続けさせては
         彼の精神状態は持たない
         我々、護衛大隊で ジュドー・アーシタを預かりましょう
         ルナ・Aiより 戦う機会は少なくてすむはずです」

アムロ    「ハリー大尉」
218 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2009/10/02(金) 00:53:44.63 ID:Q7E8D1.o
ジュドー   ( 誰も 死ぬことなんて無いじゃないか…
         殺しあって 憎しみあっても
         幸せになんかならないだろう
         なんでちょっとだけの我慢ができないんだ
         なんでそっとしておけないんだ… )

―――――‐ジュドーはどうするの

ジュドー   ( 決まってる もう分かったんだ
          憤りの源を止める… その源の
         デュプリケーターだけはなんとしても止める! )


アムロ    「いい加減 部屋から出たらどうだ」

ジュドー   「アムロさん 俺、分かったよ
         デュプリケーターはこういう事を生むから
         早く無くさなきゃいけないって」

アムロ    「そうだな」

ジュドー   「それを扱おうとしている
         シャアって あのオッサンは本当に許せないな
         今日は それが分かったんだ
         今なら デュプリケーターを本気で憎いと思える」

アムロ    ( こんな方法でしか 人は覚悟を決められないが
         ジュドーはそれを一身に背負っている
         それを見習って 貴方も考える時だ シャア )
219 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2009/10/02(金) 01:00:03.41 ID:Q7E8D1.o
         /:::::///:::://:::::/)/7\   ルナ・ i という組織をよく思わない
        /:::::::::/::::::::::::::/|::::::ト''''イ:::::::|.  市民達による暴動によって
        /:::::::::/::::/_Nヽ|__\| _∠イハ  一人の少女が命を絶った
        |::::::l::::\|ャ'´ヒリ`´   /ヒlj:/:::|   
        |::l:::r‐l/          7 }/l./.  デュプリケーターが生む悲劇を
        |::|:|ヽ。,       (´_7 /.     真に体感したジュドーは
         |::|:|:::l::∧       /.      その源を断つ為 転写装置破壊への
        ノ::|:|::::|::\      _∧       決意を固める
       /::::|::::::厂勹-―‐┤::|:::リ___  
        /::::::|::::/  | ト、:.:.:.:.:.〔 ̄ ̄ ̄l了   しかし、そんな悲しい決意の裏で
      /:::::/:::::) コ | |::::):.:.:.:.ユ_    | |   シャアの艦隊も動き出す
    // ̄ヽ(__〉〉(__;:.:.:.:.‐:.:ヽ</   転写装置なりの正義を振りかざすCi艦隊を
    //⌒\\)  ̄|| ̄|\:.:.:.:.:.:|:| ̄〈\  果たしてルナ・ i は阻止できるのだろうか
    /::|    \|/   ||  |:.:.:.\rn|:.\ 〉ノ\
   {:::|     〉イl7 \ \:.:└l_r'.:.:.:.`ヽ|/〈| この次も サービス サービスゥ♪
220 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/10/02(金) 01:08:47.60 ID:Em1QYRMo
おつ!
221 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2009/10/02(金) 01:11:43.84 ID:Q7E8D1.o
       /::::::::::::::::::::::::::/::::::::/::::_::::::::::::_::ソ'ノイ:::::::::::::::`ヽ=、
      ./::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::/  ___\  ∠:ノィ:::::::::::::::::::::\
     /::::::::::::::::::_::::::::::::::::::::l    ` _/::\\  ィ" ヘ::::::::::::::::::::::::ヽ
      |::::::::::::::::/ ┐):::::::::::::::::`ァ   ヽ、 `<_l! ` ´   \::::::::::l:::\:l
 、_ ノ: ::::::::::: :| r.〈::::::::::::::::/      ` 、       ∠、 |::::::::::|::::、:::|
  \´::::::::::::::::::::l ヽ \::___チ             `〈_:ノl!ノ::::::::ノ:::::|:::|
   Y::::::::::::::::::::\_  `ー          __  、 ノ .|:::::::::::::::|::| ||
    |:::::::::::::::::::::::: ̄フ´         /::ー-、_ヽ ´  |::::::::_ノイ /          次回!
    \::::::::::::::::::::::::チ´          /::::::::::::::::|;;;/   |::::/
   ,,r-、`、:::::::::::::::::ノ            l!_::::::: :::: :レ'    /::::L_,  『 ブランチ戦士達 』
  /;;;;;;;;;;`ー、< ̄ ̄  l \         `ー-、:ノ   /::::::チ
_ノ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;フー、   |  \      ー    /::::、::/
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/   \」_   `ヽ、       /::::::::::チ     『 カミーユ・ビダン 』
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; /      `ヽ、_   .〉`ー― '"'" ̄ ̄
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ノ        // `ヽ.」         お楽しみに!
222 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/10/03(土) 20:25:41.91 ID:UEXV/6Yo
>>192で解説図みていきなり吹いた
>>1め、かなり腕が上がっているなww
223 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/10/04(日) 18:51:00.25 ID:YtzjUbco
224 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/22(火) 22:19:29.83 ID:rqXfmOk0
寒くなってまいりましたが>>1は元気かな
年末年始でのゴタゴタが落ち着いたらでいいので続きを求む
225 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/24(木) 03:33:03.33 ID:3Qx.F3Ao
°  .☆  ゚   °   ゚     ゚
 ° ,个、           °         。
  ノ ♪ミ   ゚   。 このスレの住人も楽しいクリスマスが過ごせますように…
 イ 彡※ヽ    °                   °
.ノ,● ※☆ミゝ゚       ゚    ゚ 。       。
彡 ※,, †,, ヘ
ν※ ,,★,,※ ∧_∧∧_∧ ゚    ゚    ゚        。   °
⌒⌒i⌒i⌒ ( ・∀・) ´∀`)
┬┬┬┬┬--つ☆⊂-つ†O┬             ☆ ▲ °
‐┼┼┼┼┼‐┼┼┼┼┼┼            ゚ ヽ(・・)(・・)/ ゚
┼┼┼┼┼┼‐┼┼┼┼┼┼    ゚         (  )  )
226 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 ! :2010/01/16(土) 01:34:59.77 ID:Z.NElwc0
遅くなったがあけおめ!
227 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/01/16(土) 13:09:30.36 ID:wODAuM2o
うん、あけおめ
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